• 62(/)
ツイート シェア
  1. 名護市議会 2022-03-02
    03月16日-10号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第206回名護市定例会              第206回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年3月2日 水曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年3月16日 水曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年3月16日 水曜日 午後2時32分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 25名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │    │    欠 員    │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       14番 平 光男  15番 翁長 久美子 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長   比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長 平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長   荻 堂 盛 邦    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長 玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長 佐久川 博 光    消防長      安 里  順  総務部参事  祖 慶 実 季              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長   岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長   屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長   宮 城  建     庶務係調査法制  金 城  浩                    担当主査 議事係    島 袋 ちえり    庶務係      久 高 志 津 議事係    岸 本 健 伸    会計年度任用職員 玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。仲村善幸議員、一般質問を許します。 ◆仲村善幸議員 おはようございます。これより一般質問を行います。一般質問の前に、現在のロシアによるウクライナ侵略に対して名護市議会以外も抗議決議をしましたが、プーチン政権による時代錯誤的な侵略行為は絶対に許してはならないということを改めて確認したいものであります。プーチンは自分をロシア皇帝だと思っているのでしょう。そういうところからウクライナを攻撃して併合をする。さらに戦火はどんどん広がっていくと思われます。私からすると、プーチン政権の終わりの始まりであるということは明確だと思います。さらに残念なことは、このプーチンに対して、アメリカを中心とする諸国は手も足も出ない状態である。これも実に悲しい話であります。なぜそういうことになってしまうのかを考えなければいけない。プーチンが悪いというのは当然であります。プーチンのせいにして何もできなかったことを、できていないことを正当化する理由は全く何もありません。外交努力ということが言われていますけれども、外交努力は何の意味も持たない、持っていない。外交努力を全くしていないということがその根拠ではないでしょうか。相手に対して手を差し伸べながら、片方の手には背中にピストルを隠し持っている。これが今の世界の外交の真実でしかない。何の役にも立っていないということが、今の世界の外交のゆがんだところではないか。だから、外交というのはどういうものであるべきなのかということを真剣に考えていかないと、プーチンのような暴挙がどんどんあちこちで起こる。弱い者は潰される。強い者だけが生き延びる。こういう世界になっているのではないですか。それを、国際社会と言われる世界中の国が、もう一度平和とは何か、あるいは外交とは何か、人間が生きていくということはどういうことなのかというところに立ち返っていかないと、同じことを何度も繰り返しているような、浅ましい人間社会の現実が繰り返されるのではないかと私は思います。軍備による平和はあり得ない。今、名護で進められている新基地建設はまさにそのものであり、そのものでしかない。将来は自衛隊がそこに来るとも言われていますが、安倍元総理は核を持つべきだということを言っていますね。安倍元総理だし本音だと思います。力には力、目には目、歯には歯、このような人が日本の指導者の中に今いるということを、危機感を持って私たちは考えないといけないし、プーチンを潰すためには核兵器でもいいのかということを考えないといけないし、沖縄がその戦争の拠点に今なってきているということを、改めて危機意識を持って考えないといけないと思いますし、ロシアによるウクライナ侵攻は他人事ではない、自分事だと考えるべきだと思います。それでは一般質問を行います。質問事項1 新基地建設について。要旨(1)辺野古弾薬庫付近の木の伐採の目的及び経過と市の見解を求めます。要旨(2)N-2護岸での土砂搬入方式の変更についての説明と市の見解を求めます。要旨(3)N-2護岸で開始する予定のスパッド式台船設置のための海底生物の移動には環境への負荷はないとの根拠についての説明と市の見解を求めます。要旨(4)K-8護岸の延長工事に当たって、サンゴを移植せず工事をしても問題はないとした防衛局の方針変更についての説明と、市の見解及びサンゴ移植事業全体の進捗状況について説明を求めます。資料の提出ありがとうございます。要旨(5)市長は新基地建設問題に対して国と県との法的争訟を注視すると言い続け、今回の施政方針でも同じスタンスで臨むと表明していますが、市民の生命・財産を守る立場にある市長として、そのスタンスのどこが正しいと考えているのか説明を求めます。質問事項2 再編交付金事業について。要旨(1)令和4年度の再編交付金事業は再編交付金ありきで計上したのか。通常はどのようなメニューがあるのか説明を求めます。要旨(2)現在進められている天仁屋地区かんがい用水施設整備事業の進捗状況について説明を求めます。質問事項3 施政方針について。要旨(1)待機児童の現状と解消について説明を求めます。資料の提供ありがとうございます。要旨(2)保育士確保の現状について説明を求めます。要旨(3)基地問題のスタンスについて、キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯の撤去や海兵隊の海外移転を求めていくとありますが、市長一期目の実績について説明を求めます。要旨(4)コミュニティバス運行の現状と現在までの実績について説明を求めます。資料の提供ありがとうございます。要旨(5)結びで、市長は「市民の尊い信託に応えるためにも、何事にもくじけない強い決意をもってゆたかな暮らしを次の世代へつなぐまちづくり、「もっと輝く名護市」の実現に情熱を傾けたい」と述べていますが、「市民の尊い信託」とは何か、「何事にもくじけない」とはどういうことか、「次の世代へつなぐまちづくり」とはどのようなまちづくりか説明を求めます。以上、一般質問といたします。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問事項1の要旨(1)から(4)までについてお答えします。まず、要旨(1)についてお答えします。辺野古弾薬庫付近の木の伐採の目的につきまして、沖縄防衛局から、第4ゲート付近においてキャンプ・シュワーブの再編成工事の一環として、商用車両用ゲート整備のための工事と伺っております。経過としましては、沖縄防衛局から商用車両用ゲート整備のための工事を実施することについて、令和3年6月15日に口頭での説明を受けているほか、令和2年1月23日及び令和4年2月2日に市へ伐採届が提出され、また令和4年2月24日に土地建物等形質変更通知書が提出されております。さらに、沖縄防衛局が商用車両用ゲートを整備するに当たり米軍提供施設及び区域を国が共同使用することについて、沖縄県を通じて防衛省から通知がございました。こうしたことから、沖縄防衛局が工事を実施することについては手続上、問題はないと認識しております。先日の東恩納議員の一般質問の際に、手続等について一覧表にまとめた資料をタブレットにアップロードしておりますので、そちらもご参照をお願いいたします。次に、要旨(2)についてお答えします。沖縄防衛局に確認をしましたところ、「今般、N-2護岸において、これまでK-8護岸やK-9護岸で運用してきたスパッド式台船を用いた埋立土砂の搬入を行うこととしました。なお、このことを本年2月22日の環境監視等委員会において説明したところ、特に指導・助言はありませんでした。」とのことでございました。次に、要旨(3)についてお答えします。沖縄防衛局に確認をしましたところ、「底生動物の移動先については、移動対象種の生息が確認されている地域や生息環境・生物相が類似している地域とし、移動後においても、移動先及びその周辺における生物相の調査を行い、移動後の生息・生育環境に大きな変化が生じていないか等を確認することとしており、これまでに大きな変化は生じていません。」とのことでございました。次に要旨(4)についてお答えします。沖縄防衛局に確認をしましたところ、「従前より環境保全図書の内容を踏まえ、移植対象となるサンゴ類に影響を与える可能性がある工事に着手する前に移植を実施することとしています。今般、K-8護岸の延伸工事に伴う水の濁りの拡散等をシミュレーションした結果、周辺の移植対象サンゴ類の生息環境には影響を及ぼすことなく護岸工事を行うことができると考えており、このことを本年2月22日に開催した環境監視等委員会に報告したところ、特段の指導・助言はありませんでした。また、サンゴ類の移植作業の進捗については、昨年12月に開催した環境監視等委員会において、I地区の移植完了及びJ、P、K地区で昨年10月末までに約1万4,000群体の移植を実施したことを報告しております。」とのことでございました。昨年12月に開催された環境監視等委員会の資料をタブレットにアップロードしておりますので、お目通しをお願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 それでは質問事項1要旨(5)についてお答えいたします。普天間飛行場代替施設建設事業につきましては、国と県の見解に相違があり、争訟等が続いておりますので、慎重に推移を見守る必要があるという考えを選挙のときから繰り返し述べており、その上で市民の負託を受けているものと考えております。評価については、市民が判断することだと理解をしているところでございます。続きまして質問事項3要旨(3)についてお答えいたします。キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯の撤去につきましては、私が関係閣僚と面談する際に直接要請を行ってまいりました。また、海兵隊の海外移転を求めることにつきましては、沖縄県軍用地転用促進基地問題協議会において政府に要請を行ってまいりました。しかしながら、離着陸帯の撤去や海兵隊の海外移転につきましては、日米両政府による調整が必要なこともあり、なかなか進展しない状況ではございますが、機会があるごとに粘り強く求めてまいりたいと考えております。質問事項3の要旨(5)についてお答えいたします。私は、令和4年1月に実施された名護市長選挙で再選を果たすことができました。市民の尊い信託とは、市民の皆様からいただきました信頼や期待だと考え、しっかりと応えられるよう、名護市長二期目の4年間も、私の公約の実現を軸に一生懸命頑張ってまいる所存であります。また、私は名護市長二期目に当たり、施政方針でも申し上げましたとおり5つの柱を掲げ、多くの公約を市民の皆様とお約束いたしました。公約の実現に向けて誠心誠意取り組んでまいる所存でありますが、中には実現までに様々な理由や課題等から大きな困難を伴うものもあるかと思います。課題等の具体例としては、財源の確保をはじめとする各種事業等の実施に当たっての課題や、台風などの自然災害への対応、そして近年における新型コロナウイルス感染症への対応など予測のできない事態もございます。そのような様々な課題等に直面した際にも、名護市の業務を軌道に乗せることが私の大きな責務であり、何事にも屈しない強い決意で取り組んでまいりたいと考えております。また、名護市長一期目の4年間は厳しい社会情勢下にありましたが、子育て支援の無償化3点セットに代表される多くの事業などについて順調に進展を続けることができました。名護市長二期目に当たっては、新型コロナウイルス感染症への対応も含め、これまでの取組を継続しつつ新たな公約の達成を通してもっと輝く名護市を実現し、名護市の未来を担う次の世代へ名護市発展の歩みを止めることなくまちづくりをつないでいけるよう取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうから、まず質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。どのようなプロセスを経ることが再編交付金ありきに該当することになるのかは分かりませんが、担当部署においては、通常の補助メニューがないか国や県の担当者に相談し、国や県の通常メニューが活用できるものにつきましては基本的にそのメニューを活用することを検討いたします。一方で、補助の対象内容やスケジュール、予算規模の関係などから通常のメニューでは実施できない事業も出てまいりますので、そのような場合においては企画部に相談し再編交付金や一括交付金、調整交付金などの活用を検討いたします。しかしながら、これら交付金を活用できない事業の場合につきましては、総務部に一般財源が使えないか相談し財源を探す作業を行っております。企画部においては、担当している各種交付金の配分額を有効に活用するため、どの事業にどの財源を活用することが妥当であるかを検討し調整した上で予算を計上しております。なお、通常はどのようなメニューがあるのかという点でございますが、基本的に再編交付金で行っている事業につきましては通常メニューが活用できない等の理由がございますけれども、例えば本市で実施しておりますこども医療費助成事業につきましては、沖縄県こども医療費助成事業を活用した上でその対象外となっている部分について再編交付金を活用したり、幼保助成事業につきましては、国の子どものための教育・保育給付費や子育てのための施設等利用給付交付金を活用しました上で対象外となっている部分について再編交付金を活用している状況でございます。次に、質問事項3の要旨(4)についてお答えいたします。さきの翁長久美子議員石嶺康政議員への答弁とも重複いたしますがご了承ください。今年度実施しました名護市街地周辺を対象エリアとしたコミュニティバスの実証実験につきましては、令和3年9月15日から令和4年2月28日までの167日間実施いたしました。その利用実績につきましては、速報値ではございますが循環線、東西線、南北線の3路線合計で延べ2万8,971人、1日平均173.5人となっており、最終的な取りまとめにつきましては令和4年3月末を予定しております。今後につきましては今年度の実証実験の結果を踏まえ、令和4年度に名護市街地周辺と二見以北地域を対象とした運賃有料の実証実験を実施しながら本格運行で導入する小型ノンステップバス車両を購入する予定です。本格運行につきましては、令和4年度の実証実験を経て結果の分析等を行い、令和5年度に名護市地域公共交通協議会での本格運行についての同意、運行管理者の選定、沖縄総合事務局への許認可手続を経て運行開始を予定しております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 質問の事項2要旨(2)についてお答えいたします。なお、宮里尚議員への答弁と一部重複しますがご了承願います。天仁屋地区かんがい用水水源調査検討業務は、将来的にかんがい用水施設の整備を行うことにより高収益作物への転換や現在栽培している作物の増収、就農人口増や担い手の確保等につなげ、「魅力ある農業」を目指すため、複合的に農業用水を確保するための調査検討業務であり、令和3年11月30日に本業務を完了してございます。本業務の調査結果、整備構想について、令和4年2月4日に地域の農業従事者の方々に報告をさせていただいております。用水として安定利用できる大きな水源は確認できず、厳しい結果の報告となりましたが、地域の農業従事者との意見交換を継続し、事業化へ向け課題を共有し検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項3要旨(1)、(2)について一括してお答えします。令和4年4月につきましては、現在でも選考が続いており、最新の待機児童数の集計については2月1日時点の1次選考終了後のものとなります。2月1日時点での4月の待機児童数は76名となっており、昨年度の同時期と比較すると16名の減少となっています。1名でも多くの待機児童を減らすことができるよう引き続き4月選考に取り組んでまいります。保育士の確保については、名護市独自の取組である潜在保育士や保育士養成校新卒者などを対象に採用1年目に15万円、2年目継続でフルタイムの場合は15万円、パートタイムの場合は半額の7万5,000円を助成する「名護市保育士等緊急確保事業」や、今年度、令和3年11月7日に北部地域で初めて沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し開催した「沖縄県保育士合同就職説明会」、市内保育施設への就職を希望する潜在保育士や保育士養成校の生徒などを対象とした「名護市保育施設等見学ツアー」を次年度も継続して実施してまいります。また、次年度から新たに取り組む事業として、県の補助金を活用し県外在住の保育士等が市内認可保育施設に就職する際にかかる渡航費、引っ越し費用等について助成を行う「県外保育士誘致支援事業」を実施してまいります。さらに、国・県の補助金を活用し保育士試験に合格し市内保育施設で保育士として就職することを目指す方々を対象とした保育士試験対策講座の実施や、保育士の正規雇用化に取り組んだ保育施設に対して補助金を支給する保育士正規雇用化促進事業、保育施設が保育士の宿舎の賃借料を補助する保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士の負担軽減のため補助者を雇用するための保育体制強化事業などについても継続して取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 二次質問は事項3、2、1の順序でやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。事項3 施政方針については、たくさんの方々からの質問もありましたので、1点だけ、要旨(5)の市長の施政方針の結びのところについて。先ほど市長に答弁してもらいましたけれども、施政方針を見れば分かるでしょうということだと思います。僕が思ったのは、この言葉一つ一つが、僕にとっては現実にそぐわないものが多いと思いました。言葉が作文で、躍っているというようなことで、例えば、現実の基地問題との関連でどういう名護市をつくっていくのかと。尊い信託とは何かとか、何事にもくじけないということはどういうことを意味するのかとか、こういうことを聞きたかったのですが、それらについては直接には答えていただけなかったと思います。これは、市長の一期目から僕がずっとこだわっているもので、どういう名護市をつくるのかと、つくっていくのかというところが、僕と違うということもあるのでしょうが、将来を見据えることができないという意味でこの質問をさせていただきました。それから再編交付金のことについてですけれども、令和4年度の再編交付金事業は、再編交付金ありきかどうかは分からないと。通常のメニューは検討しましたとおっしゃいましたね。どのように検討したのかということは、細かく、今日はもうこの場で聞くことはできませんけれども、再編交付金、先ほど最後のところでも言っていましたね。通常の交付金ではなかなか確保できない事業が主な対象であると。また、対象外のものを、対象になっていない事業をやると。子育ての問題、医療問題であるとか、そういうふうにおっしゃっていますけれども、僕が聞きたいのは、再編交付金に頼ってしかいないじゃないかということです。前の稲嶺市政のときには再編交付金が打ち切られましたよ。そのときに、ほとんどの事業は別の交付金でできたのです。そういう努力を本当にやったのかどうかです。僕はしていないと思います。職員の皆さんは一生懸命頑張ったと思います。これは市長の姿勢が出ているもので、いわば手っ取り早くやるようなことでしかないということが一つと、再編交付金に頼り過ぎてそこから抜けきれなくなってしまっていると。自分たちの事業をやるときに、こういう基地の見返りである金で実施するというのは簡単ですよ。努力することもないと言ってもいいぐらいなものですよ。そういう努力がまず見られないということが一つ。それから、再編交付金は基地から派生する問題との関連で、再編交付金の事業が対象になると思いますが、そうですよね。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 再編交付金の交付の目的ということで、法の規定に基づきましてご説明させていただきますけれども、再編特措法の第1条におきまして、「再編による住民の生活の安定に及ぼす影響の増加に配慮することが必要と認められる防衛施設の周辺地域における住民の生活の利便性の向上及び産業の振興並びに当該周辺地域を含む地域の一体的な発展に寄与するための特別の措置等を講じ、もって駐留軍等の再編の円滑な実施に資すること」、これが目的とされております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 基地から派生する問題などがあって、それを補うものとして補償みたいな形で対象にされるということですが、子育てはどうですか。今、部長がおっしゃったことと合致していますか。子育て無償化3点セットは。こういう問題ですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長
    棚橋邦晃企画部長 再編特措法上、再編交付金につきましては、公共用の施設の整備その他の住民の生活の利便性の向上及び産業の振興に寄与する事業であって、政令で定めるもの、これを実施するために交付することとされておりまして、その具体的な内容については、再編特措法の施行令、政令でございますね。こちらの第2条において14事業が定められております。子育て無償化3事業につきましても、これに該当するものとして実施をさせていただいているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 そういう解釈でやっているということですけれども、普通であれば、騒音であるとか、環境破壊であるとか、基地から派生する問題、そういうことが補助の対象になるはずですけれども、先ほどの子育てというのは、全くそれは関係ないですよ。子育ては基地が造られている、再編されている地域だけの問題ではないですよ。全国的な問題ですよ。再編交付金が交付されるところにだけ子育てやそういうものに特別に金を使うということは、通常ではないと思いますよ。子育ては、基地建設の見返りで子育てをやるのですか。どうですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 一部、先ほどの答弁と繰り返しになりますが、再編交付金、制度上、公共用の施設の整備その他の住民の生活の利便性の向上及び産業の振興に寄与する事業であって、政令で列挙されておりますけれども、政令で定めるものを実施するために交付されることとされており、これに基づいて我々としても対象事業を判断しているところでございます。いずれにいたしましても、あらゆる財源を活用してまちづくりに取り組んでいくという市長方針の下で、これらの交付金を有効に活用していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 答弁になっていません。僕が聞きたかったのは、子育てというのは全国共通、どこの地域でも全く同じです。基地負担を強いられているところにのみ子育ての恩恵が得られるというのは、おかしいんじゃないかと僕は言っているのです。時間がないですが、この質問に対しての直接の回答はありますか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 他市町村がどういう財源を使ってどういう事業をやっていくのかについて、名護市当局としてお答えする立場にはないと思っておりますけれども、本市といたしましては、本市のまちづくりについてあらゆる財源を活用して取り組んでいくという方針の下で、今後も引き続きこれらの交付金を有効に活用していきたいという考えでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 市長、そうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 再編交付金の使途につきましては、先ほど部長のほうから答弁をさせていただいて、住民の生活の利便性の向上という話もございました。その中で、他市においても子育て支援といいましょうか、学校給食費の無償化において再編交付金を活用している事例があるというふうにも聞いているところでございます。ですから、いろいろな考え方があろうかと思いますが、私は選挙のときからあらゆる財源を確保して諸事業を進めていくというようなお話もしているところでございます。それに沿って、今後も対応していきたいと思っているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 相変わらずあらゆる財源ということを隠れみのとして再編交付金を受け取るというような手法、全く変わっていません。隠れみのですよ。米軍再編に協力させられる代わりにもらう金だとは言えない市長の隠れみの。隠れるためにあらゆる財源という言葉を使わざるを得ないということが明確になっていると思います。再編交付金は、先ほど部長からもありましたように、米軍再編で負担が増える自治体に交付される交付金であるということから考えると、政府に対して、政府の方針に異議を唱える自治体には交付しないですよね。前の稲嶺市長は反対したから、再編交付金はあげませんと。今の市長は何も言わないから大丈夫だと思って、再編交付金を出しますというようなことが、再編交付金の目的は、そもそも米軍再編によって負担が強いられることの一つの見返りというか補助ですよ。そういうものとして考えると、特に子育てなどはこういう金でやるべきではないということは明確だと思いますし、政府に賛成する者は、あるいは異議を唱えない者は対象で、異議を唱える者は対象外というのは、これは民主主義ではないと思いますが、どうですか、市長。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 制度をご説明させていただきますけれども、再編交付金の交付につきましては、再編特措法の施行規則第9条第3項の規定によりまして、交付開始後、駐留軍等の再編実施に向けた措置の進捗に支障が生じた場合において、再編交付金の額を定めることが適当ではないと認める特段の事情があるときは、年度交付限度額を減額し、またはゼロとすることができるとされておりまして、過去の名護市への再編交付金につきましては、この規定に基づいて平成22年度以降は交付がなされなかったものと承知をしております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 僕にとってみたら訳が分からない答弁でありますが、先ほど市長も、ほかの自治体も再編交付金をもらっていますよということでしたよね。最近の新聞の中に、元岩国市長の井原さんという方が再編交付金について書いているのです。山口県も10年にわたり再編交付金を使って、子どもの医療費や給食費の無料化が行われてきた。一部の人たちは恩恵を受けた。しかし、これによってまちが発展したわけでもないし、人口は急激に減少してしまっている。再編交付金は基地負担の見返りであり、岩国でも基地の機能は強化されている。騒音などの被害も格段に増加している。そして、行政は国に対して物が言えない状態になっていると言っているのです。それに対して、市長、僕はこれは、名護の将来の姿に合致するのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今の話は、前の岩国市長の話だと思っているわけでございまして、いろいろな考え方があるのだと思っているところではございますが、今の仲村善幸議員の指摘には当たらないかと思っているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 いや、だから答えになっていないということですよ。岩国のことは岩国であってと言って、善幸議員が言っていることには当たらないと結論だけを言って、何が当たらないのですか。なぜ当たらないのかを言わないと答えになりませんよ。なぜ当たらないか言ってください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 当たらないから当たらないわけでありまして、先ほど指摘した事項がそうではないと。だから仲村善幸議員が言っているのは当たらないという話でございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 一層分からなくなってきましたけれども。先ほど僕が何を言ったから、それは当たらないのですか。時間稼ぎはしないでくださいよ。もう1回言ってください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 再編交付金をいただいているから政府に物が言えないという発言もございましたでしょう。政府に物が言えないという発言であったら、私が、基地から派生する諸問題に関して要請していますよね。そういったことはきちんと述べているじゃないですか。だから、何をもってそういうことを言っているのか、趣旨がよく分からない。ですから、当たらないと言っているわけでございまして、考え方はいろいろあるわけです。私は、基地問題に対するスタンスについては、これまでも何回も申し上げております。再編交付金に関しましても、その財源を活用して、あらゆる財源を活用して、市民生活の向上を図っていく。その結果、私は当選させていただいたわけです。ですから、そのことを真っ当にやっていくだけの話なのです。いろいろなご指摘は受けますけれども、その指摘が当たっているのか、当たっていないのかという話ですが、やはり私の考え方と違うところは、指摘は当たっていないと答えざるを得ないわけです。ですから、質問のやり方をもう少し変えていただければ、しっかりと答弁もできるとは思いますけれども、通告に従ってよろしくお願いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 通告とは何ですか。通告に従ってと。先ほどの、行政は国に対して物が言えないというのは、僕が言ったんじゃないですよ。元岩国市長が言ったのです。それに対して、市長は、先ほどはほかの地域のことは関係ないみたいなことを言いながら、あるいは僕が言ったかのように言って、当たらないという。僕が言った言葉ではないですよ。井原元岩国市長がそう言っているけどどう思うかと聞いたら、他の人のことだからとしか言っていませんよ。だから、あらゆる財源を使うと言い、さらに基地には賛成でも反対でもないと言い、全く人ごとのように考えて、基地建設をどんどん推し進めさせる役割を果たされていることが根本にあるわけですよ。それを意見の違いと言えばそれで終わりですよ。それに対して、現実に起きていることに対して何も言わないということが問題だということですよ。これは市長として、市民の生命・財産を守る市長としてやってはならないことですよ。賛成なら賛成でいいですよ。それをきちんと論じ立ててやってくださいよ。だから再編交付金も受け取るんだと言いなさいと僕は言っているのです。それも何も言わないで、未来の名護市を放置するようなやり方ですよ。国や、政府や米軍に名護市の未来を預けるのですか。時間がありませんが、同じことを過去4年間、この議場で繰り返してきていますけれども、市長の最後の言葉も僕は、言葉は悪いですが躍っているだけ。言葉が躍っているだけで、もっと正直に本音を語ってほしいと思います。その上で、市民に対して審判を求めるべきではないかと思います。それで次は事項1 新基地建設についてですが、この伐採の件、東恩納琢磨議員や川野議員にも答弁がありましたけれども、契約に反するものではないという認識を示したとありますね。これはどういうことが根拠で契約に反しないとなったのですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 沖縄防衛局からは、商用車両用ゲート、コマーシャルゲートと言うようですけれども、整備のための工事を実施することについて、令和3年6月15日に口頭で説明を受けているほか、令和2年1月23日及び令和4年2月2日に市へ伐採届が提出され、また令和4年2月24日に土地建物等形質変更通知書が提出されております。こうしたことから、沖縄防衛局が工事を実施することについて問題はないと認識しているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 着工届を出す義務はないと書いているけれども、木などの伐採のときには届出が求められるということ。伐採の目的は、先ほど言っていましたね。伐採の目的は何ですか。もう一度、お答えをお願いします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 先ほどからお答えしているとおり、商用車両用ゲート、コマーシャルゲートの整備工事のためと伺っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 米軍の新基地建設を行うためということでいいでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 既に提供している施設の中でのお話ではあるわけですけれども、今回の商用車両用ゲートというのは、いわゆる食料、生活物資、あるいは宿舎のリネンですとか、そういったものを大型トレーラーで運ぶ際に既存のゲートでは支障があることから新たにゲートを設けると伺っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 これも、東恩納琢磨議員や川野議員がずっと追及していましたけれども、何でもありきではないかという指摘もありましたけれども、そのとおりで、新基地建設を推進するために様々な工事の準備をする、そういうことでしかなくて、市長は国、防衛局と県の争いの推移を見守るということで、人ごとみたいに言っていて、実際はこういう基地建設の作業には協力をしていくというものになっているということを、それは何度も確認をしてきたことであると思います。それから要旨(4)のサンゴ移植の件ですが、K-8護岸に生息するサンゴ類を別の場所に移植せず延長工事を始める方針も防衛局は示した。県がサンゴの移植を不許可にしたことを受けて、独自のシミュレーションを用い、移植せず工事をしても問題はないと防衛局は言っていますが、これはどういうふうに考えますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 このことにつきましては、沖縄防衛局からさらに環境監視等委員会に報告をし、特段の意見等がなかったというお話でございますので、そのように理解をしているところです。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 これは、文書か何かあるのですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 先ほどの答弁につきましては、沖縄防衛局に確認をしての答弁ではございます。資料については手元にはございません。しかしながら、これは2月23日付、琉球新報でございますが、今のお話は記事の最後のところに、委員からも特段の指導・助言はなかったと新聞報道もなされているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 委員から指導・助言は出なかったと言っていますけれども、その前にもう一つ、このK-8護岸の近くに散乱したサンゴがあって、人為的に放置されていると専門家が指摘していますね。3月4日付の新聞でありますが、放置しているのではないかと思われるとありますが、どうですか、これについては。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 移植サンゴが散乱していたとの報道は把握しております。本件につきまして沖縄防衛局に確認をしましたところ、「ご指摘の報道については承知しております。移植に当たっては専門家の意見を踏まえ、作業当日の現地の状況を確認の上、サンゴへの影響に配慮して適切に行っています。現在、事実関係の確認を行っています。」と伺っております。市としましては、引き続き情報収集を行ってまいります。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 この沖縄防衛局の報告は、確認が出来次第、議員にも資料として提出してもらえますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 沖縄防衛局からは、現在事実確認をしているところですということがございます。何か分かりましたら、資料として提供したいと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 この大久保さんという東京経済大学の准教授、生物学、この方はずっと名護に来て、潜ったりして、現場を確認したりしていますが、この散乱したサンゴは人為的に放置されたものではないかと言っている一人であります。これが、新基地建設に伴う移植作業中のものであれば、防衛局が資料で提示した運搬と固定の短縮の移植手順も遵守されていない、物として放置されているだけだと指摘していますけれども、それについてコメントはありますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 先ほども申しましたとおり、現在事実確認中ということでございますので、それを待ちたいと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 これはぜひ提出していただきたいと思います。時間が全くなくなってきましたけれども、昨年度も大久保准教授を招いて現状について報告してもらったところ、この環境等監視委員会の2人はサンゴの移植に関する論文の実績もなく、その分野の有識者とは言えないと明確に言っているのです。お墨つきを与えているだけじゃないかということもおっしゃっています。大規模なサンゴの移植は、世界的にも成功例がないそうです。サンゴの生態系は移植によって回復することはないとも言っています。移植を埋立工事の環境保全措置とするべきではないとくぎを刺したと新聞では報道されているわけです。時間がありませんけれども、この新基地建設問題は、様々な面で大きい障害にぶつかっていると。最大の障害は軟弱地盤問題。決して解決されるようなものではなくて、これによって新基地建設は頓挫するとまで言われているのです。このようなものに多大な金をかけて、国民の税金を注いでどうするのか。しかもこれは、新基地建設のためであるということからすれば、今、世界的に戦争が起きている中で、戦争を引き起こすような国と国との対立が、戦争が起きるような時代を止めていくためには、この沖縄から新たな基地建設はやめるべきだ。それこそ外交でやる努力を、人間の英知で実施すべきだということを、今さらながらそう思うのです。市長、ぜひ国頼みにしないで、市民の生命・財産を守る立場の市長として、正直なことを市民にも述べていただきたいということを申し上げて一般質問を終わります。ありがとうございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午前11時0分)                              再 開(午前11時10分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。島袋力議員、一般質問を許します。休憩します。                              休 憩(午前11時10分) (字句の訂正あり)                              再 開(午前11時11分) ○大城秀樹議長 再開します。島袋力議員。 ◆島袋力議員 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しが出ましたので、議席番号1番、島袋力、一般質問を始めます。その前に所見を述べたいと思います。渡具知名護市長、二期目当選おめでとうございます。輝く名護市に向け、共に一生懸命頑張りましょう。また昨日、名護市内、沖縄県内におかれまして、合格された受験生の皆様おめでとうございます。将来の夢に向かって頑張ってください。また、市役所職員におかれましても、今月末をもって定年退職をされる皆様、長い間、お仕事お疲れさまでした。これからも名護市のため、助言、アドバイス等をよろしくお願いいたします。また今日は、傍聴席には質問の事項3が武道場建設についてということで、長年にわたって武道場建設に携わってきた元市議の宮里繁大先生をはじめ、名護市剣道連盟元会長の屋比久先生、またその関係者が傍聴に来ています。これについては、平得部長が誠意を持って今まで一生懸命取り組んでいますので、その回答も含めながら進めていきたいと思います。それでは一次質問を始めます。質問の事項1 通学路の状況について。質問の要旨(1)以前から度々取り上げています数久田区・世冨慶区・東江区の子どもたちの通学路等についてお伺いします。これは、3会期にわたって一般質問を上げていますが、なかなか進んでいない現状に腹立たしく思っています。よって、ア 市道数久田15号線の横断歩道2か所について。これはもう完全に消えている横断歩道です。イ 東江小学校裏門前の横断歩道及び博物館前の横断歩道2か所について。これも、東江小学校の裏門前の横断歩道が消えかけています。ウ 市道名護58号線東江中学校校門前の横断歩道について。エ 子どもたちの通学路に対する市の今後の対応について。質問の事項2 福祉行政について。質問の要旨(1)本市の現在の待機児童等についてお伺いします。ア 現在の待機児童数について。資料提供ありがとうございます。イ 市で把握している保育士登録者数について。ウ 保育士の処遇改善について。エ 待機児童をなくすための市の対応等についてお伺いします。質問の事項3 名護市武道場建設について。質問の要旨(1)現在の進捗状況及び今後の対応についてお伺いします。質問の事項4 21世紀の森公園について。質問の要旨(1)21世紀の森公園で整備を行う車両等についてお伺いします。ア 整備車両数について。イ 車両の老朽化が進む中、整備車両の購入について。ウ プロ野球から小・中・高・大学生・社会人などの市民まで幅広く利用されています。市でもスポーツ合宿等に力を入れていますが、今後の対策・対応についてお伺いします。質問の事項5 市民の声より。質問の要旨(1)市役所職員駐車場についてお伺いします。質問の要旨(2)名護市は固定資産税が高いと市民に言われています。そこで、県内市町村の計算方法は同じかどうかお伺いします。質問の要旨(3)農業従事者に対して支援し様々な補助金を出していますが、その種類、件数及び金額についてお伺いします。また、農業を継ごうと考えている後継者に対しての支援はありますか。お伺いします。以上を一次質問とし二次質問につきましては自席より行います。当局の皆様ご回答をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項1要旨(1)アからエについて、関連しますので併せてお答えいたします。去る9月、12月議会でも議員からご質問がありました数久田区・世冨慶区・東江区の横断歩道の補修につきましては、市の対応といたしまして、2月に当該箇所へ看板を設置したところでございます。また、改めて進捗状況を名護警察署へ確認しましたところ、県警察本部へ上申をしておりますが、補修には県内全体の予算の範囲で優先順位を基に実施されることから時間を要していること、実施時期についても未定との回答がございました。しかしながら、現在においても補修がなされていないことから、引き続き、名護警察署へ粘り強く要望してまいります。なお、前回も確認いたしました名護市で横断歩道を補修してよいかとの問合せについても、前回同様、認められないとの回答をいただいております。エについてお答えします。名護市内には、市立の幼稚園、小学校、中学校が全部で33校ございますが、どの地域におかれましても子どもたちが安全に登下校できる通学路の安全確保に万全を期すことは重要な課題であることを認識しております。通学路の危険箇所等につきましては、教育委員会、道路管理者、警察署が連携し市内通学路を点検確認するほか、学校、保護者、地域の見守り活動者、地域住民等からの情報提供がございます。内容といたしましては、横断歩道、標識、カーブミラー等の修繕から、速度が出やすい道路、狭い道路、見通しが悪い箇所、人通りが少ないなど様々な課題がございますので、市といたしましては、このような課題に対し、各担当部局、各関係機関連携の下、情報共有を図りながら児童生徒の登下校中の安全確保に努めてまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 今おっしゃっているように優先順位があるということは承知していますが、一番遠い数久田区区長、世冨慶区区長、東江区区長、3区の区長とも調整をして、通学路には、横断歩道が消えている状態で信号機もない場所もあります。横断歩道が消えている状態で、そこを子どもたちに歩かせる。数久田区であれば、小学校1年生、2年生がグループを組んで登下校しています。その場所さえ横断歩道が見えないのが現状です。確かにカーブミラーは、ほかの幼小中の場所もたくさんあると思いますが、ここの横断歩道は完全に消えているのです。そこを、前に提案したように、外側線は市のほうですぐに対応することができて、とても早かったです。外側線はきれいに引かれているのに、数久田区内の場合は完全に横断歩道が見えない状態にある、今、現状としてあります。それで本当に、名護市の対応、いま言う看板の設置は、東江小学校の前にも、裏門の前にも看板を設置していましたが、あれでは見えないですよ。子どもを車で送るんだったら全然いいですよ。歩いている子どもがたくさんいるんです。東江小学校校区内であったら、5分の2は数久田、東江、世冨慶、ほぼ半分以上はその通学路を通っているという現状があるのです。その辺を名護市のほうでどうにかできないか。以前にも、教育委員会にも投げましたが、看板設置、また登下校のときに横断歩道に誘導員がいると思いますが、いないときもあるんですよね。その状況のときに、本当にこれで横断歩道補修の優先順位を待って、あと何年かかるか分からない状態でそれを待つのですか。もう一度お伺いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 横断歩道の摩耗、そういった見えにくい状況、その中でやはり児童生徒の皆さん、それからご父兄の皆さんも心配されている状況、そういうところも分かる状況でございます。こういった状況も含めまして、やはり横断歩道の、先ほども述べましたけれども、市のほうでそれをやるというのはできないというところもありまして、さらに県警のほうには、引き続き、早めにできるようにということで要望等をしっかりやっていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 今、ちょうど部長が言っている看板設置というのが、「通学路 子どもの横断歩道があります。道を譲ってください。」という看板です。こんなのは絶対に見えないです。なので、それがいくつかあるなら話は分かるけど、横断歩道の前にこれが一つだけぽつんとあって、それが見えない状態で車は走ってきます。また、これは裏門の前にあるのです。だから今おっしゃっているのは、本当に重々、また市の管轄ではないのも分かるのですが、やはり名護市の子どもたち、東江校区内の子どもたちが安全ではない状態になっているのです。横断歩道がない。信号機があればまだ救いはありますけれども、信号機もない、横断歩道しかない状態で、横断歩道が摩耗して消えているというのも分かっていて、約1年になります。その辺の優先順位は確かにありますが、今、建設土木課のほうとは調整をして、警察がオーケーだったら、市での対応も考えていいのではないかという話もありましたので、その辺、警察ができないなら名護市ができますので、その辺を再度調整をしていただきたいと思います。あと一つ、先ほど名護市と警察で調整したということで、これは令和3年度において何度行っていますか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 名護警察署のほうに要請ということで3回行っています。11月と12月、それから3月ということで3回となっております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 部長、3回なのですが、前向きといいますか、早めに対応できるように、部長のほうから再度働きかけて、ぜひ早急な対応をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項2要旨(1)ア、イ、ウ、エについてお答えします。まずアについて。令和4年4月の待機児童数について、現在選考を行っている途中ですが、2月1日時点の1次選考後の待機児童数は、ゼロ歳児13名、1歳児41名、2歳児7名、3歳児14名、4歳児ゼロ名、5歳児1名の計76名となっています。前年度の同時期の待機児童数が92名であったため16名の減となっています。次にイについて。市で把握している保育士登録者数ですが、沖縄県から提供いただいた保育士登録者名簿に記載のある有資格者については、1,186名となっております。名護市で把握している市内認可保育施設に勤めている保育士・保育教諭の数は、園長や副園長を除くと682名です。続いてウについて。保育士の処遇改善については先日、先議にて議決いただきました「保育士等処遇改善臨時特例事業」において、まずは、各保育施設においてどういった形で対象職員に対して、その改善額が支給されるのかをきちんと確認することが大切であると考えております。一方、これまで度々議会で答弁させていただいているように市が保育施設に対し従来の処遇改善に係る指導を行う中で、その施設での適切な支出について、市と施設の双方で考えていくことも大変重要であると考えております。最後にエについて。待機児童解消に向けた取組については、これまでのほかの議員への答弁と重複しますがご理解をお願いします。名護市独自の取組である潜在保育士や保育士養成校新卒者などを対象に採用1年目に15万円、2年目継続でフルタイムの場合は15万円、パートタイムの場合は半額の7万5,000円を助成する「名護市保育士等緊急確保事業」や、今年度、令和3年11月7日に北部地域で初めて沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し開催した「沖縄県保育士合同就職説明会」、さらに市内保育施設への就職を希望する潜在保育士や保育士養成校の生徒などを対象とした「名護市保育施設等見学ツアー」を次年度も継続して実施してまいります。また、国・県の補助金を活用し、保育士試験に合格し市内保育施設で保育士として就職することを目指す方々を対象とした保育士試験対策講座の実施や、保育士の正規雇用化に取り組んだ保育施設に対して補助金を支給する保育士正規雇用化促進事業、保育施設が保育士の宿舎の賃借料を補助する保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士の負担軽減のため補助者を雇用するための保育体制強化事業などについても、継続して取り組んでまいります。さらに、次年度から新たに取り組む事業として、県の補助金を活用し県外在住の保育士等が市内認可保育施設に就職する際にかかる渡航費、引っ越し費用等について助成を行う「県外保育士誘致支援事業」を実施することにより、さらなる保育士の確保に努めてまいります。以上の保育士確保事業のほか、ハード面につきましても、既存の認可保育施設等の受入枠の拡大を目的とした改修等に関する補助や、新規の小規模保育事業所の整備支援に取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 これは待機児童、また処遇改善を私が議員になった当初から、ずっと4年間かけてやってきています。待機児童が減らない理由として、いろいろなものがあって、市としての取組、また助成、補助を含めていろいろと手を打ってきているが、なかなか待機児童がゼロにならないというのが現状だと思います。これは、今日、一般質問最終日でありますが、名護市議会においてもたくさんの議員が同じ質問等を重ねてきていますので、私のほうでは少し視点を変えて二次質問をしたいと思います。では一つ、保育士の確保のため、名護市における保育士試験対策講座がありますが、これは合格の実績としては何名なのか。また合格して保育施設で働いている数は何名なのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 保育士試験対策講座については、平成27年度から実施しておりますが令和3年度の前期までの合格実績は41名となっております。続きまして保育士試験合格者41名中26名の方が保育施設で就職されております。残りの14名の保育施設に勤務されていない方については7名の方の就職先が不明となっておりますが、不明の方以外の方については学童保育や障害児施設関係など、子どもに関わる仕事に就かれている方もいらっしゃいます。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 分かりました。今、話をされていた保育士試験対策講座について、とてもいい講座だと聞いています。その中で、合格者の1人でも多く、市のそういう施設に勤めていただきたいという思いがあって進めている事業だと思いますので、そういう方々を1人でも多く名護にとどめるためにというか、勤めていただくために、条件というか、例えば市外に流れた場合のペナルティーとかそういった、受講したけど、名護市に勤めるのが条件という、名目といいますか、そういうのはつくっておられますか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 保育士試験対策講座募集要項の中で、講座の対象者として、保育士資格取得後、名護市内の保育所等で就労を希望する者としております。しかしながら、試験合格後に市内保育所等に勤務するような強制力はないため、保育所以外で勤務する方が一定数いるのが現状です。どこまで条件を付けることができるかにつきましては、県内でも同様の取組を行っている市町村もありますので、同様の状況にあるのかも含めてご意見などを伺いながら調整していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 分かりました。これは他市のこともありますので調整していただいて、どういう形のほうがいいのかも含めて再度検討していただきたいと思います。あと、一次答弁のほうで小規模保育事業所が令和2年度からスタートしたとありますが、令和2年度は何園、令和3年度は何園、令和4年度は何園という形で計画はあるのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 小規模保育事業所の整備ですが、令和3年度は3園、令和4年度は1園の予定で進めております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 令和4年度は1園です。これは、小規模保育事業所の先生方とも勉強会をすることができました。名護市において待機児童をゼロにするということで、市長の政策にもあるように、やはりまだたくさん、新聞報道では毎年3桁の待機児童がいるということで、名護市も頑張っているけど減らないというのが現状だと思います。この小規模保育事業所が認定こども園とかの認定を受ける際に、名護市のほうでは1園という形で募集していますが、この募集として、例えば待機児童を減らすために、小規模保育事業所の募集の数をもう少し増やすことで、先ほど一次答弁にもありましたように500名以上の保育士免許を持っている方が名護市内にはいるということ。これは年齢の高い方から低い方まで含めてそうだと思いますが、まだ働けるメンバー、免許を持っている方々がまだたくさんいると思います。逆にこれを名護市のほうで音頭を取って、小規模保育事業所をもう少し増やすことで、ゼロ歳児であれば保育士1人当たり3.3人の子どもたちということでありますが、実際は3人預かるのもきついということも、生の声として聞いています。その辺の改善も含めながら、これは国のものではあるのですが、名護市として待機児童を減らすために小規模保育事業所を増やすことで、それは改善できるのではないかと僕は思っているのですが、その辺はどうですか。例えば、名護市のほうで募集を2園、3園ということではなくて、五、六園とか7園とかにして募集をかけてやるというのも、それも一つの手なのかなと思うのですが、その辺はどうですか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 例年、4月1日の待機児童についてはゼロ歳児から2歳児までの待機児童が多いことから、これまでゼロ歳から2歳児を対象とした小規模保育事業所の整備を行っておりました。小規模保育事業所を整備することが、ゼロ歳から2歳児までの待機児童を解消するための方策の一つでありますが、整備を進めることで3歳児へ進級する際の連携園の設定などが課題の一つとして挙げられます。現在、既存の小規模保育事業所や今年度整備完了予定の小規模保育事業所などについては、連携園の設定がなされていることや連携園以外の保育施設での受入れ調整が可能なことから、小規模保育事業所からほかの保育所等への3歳児の進級については、現在は可能な状況となっております。しかしながら、小規模保育事業所の整備を複数一気に推し進めていった場合、小規模保育事業所から3歳児クラスに進級できず、待機児童が発生してしまうおそれもあることから、小規模保育事業所の整備については待機児童の状況や保育施設全体の確保枠の状況も見ながら検討を進めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 ではもう一つ、今、部長がおっしゃっているように、一気にやると3歳児に待機児童が出てしまうということで、名護市の保育園の状況としては、私が聞いている範囲では保育園のキャパ、預かる大きさはあるけど先生がいないということで、名護市においても認可外を認可にするということはいま考えていないということを担当からも聞きましたが、その辺、いま言う、保育園のキャパはあるが、先生がいない。その先生確保を、いま名護市のほうで力を入れて講座から、支援からということでいろいろやっている。また、以前にも僕は取り上げましたが、国・県が、先生方に対する賃金の補助ということで、市のほうで申請をして市から園に支給する。支給された園は、先生方に支給するということを聞いていますが、私と調整した先生方の中にはそれをもらっていない先生もいました。なのでこれを、逆に名護市のほうで申請をして、名護市のほうで受けて、名護市のほうで先生方に支給するということはどうですか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長
    比嘉ひとみこども家庭部長 名護市独自の補助ということで答弁させていただきます。今回の処遇改善について、新たな処遇改善の件ですけれども、施設側は補助される額以上の賃金改善を実施することが要件となっておりますが、その配分方法については、その施設が独自に加配している職員も含めて一定の賃金改善が可能となるよう、実際の賃金改善に当たっては施設側の判断で柔軟な配分が可能となっております。まずは各保育施設において、どういった形で対象職員に対してその改善額が支給されるのかをきちんと把握することが必要であると考えております。一方で、これまで度々議会で答弁させていただいているように、従来の処遇改善に係る指導を行う中で、その施設での適正な支出について市と施設の双方で考えていくことも大変重要であると考えておりますので、市独自での補助につきましては、今後そういった内容も踏まえながら総合的に判断していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 分かりました。市も前向きにどんどん進めていくということもあります。あと、比嘉ひとみ部長におかれましては、今回退職ということでいろいろとキャッチボールをしたかったので、すみません。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項3質問要旨(1)についてお答えします。武道場整備については、武道関係団体より過去数回にわたる要請があり、平成13年度及び平成26年度に名護市議会民生教育委員会にて、陳情が採択された経緯がございます。長年市民からの要望でありました武道場の整備については、今年度より基本計画に着手したところでございます。武道場の整備に当たっては、これまで、島袋力議員を中心に剣道関係者、武道関係団体等との調整や会議等を設け進めていただき感謝申し上げます。名護市武道場整備事業の今年度の取組といたしましては、市内の武道活動を取り巻く現状の調査、施設の機能・規模・方針、整備位置等の基本的な考え方を定める「名護市武道場基本計画」の策定を進めているところです。基本計画の策定に当たっては、名護市内で活動を行う各武道関係団体の代表者や本市のスポーツ推進計画の有識者から構成される懇話会を設置し、各武道における意見を聴取したところでございます。現在、その懇話会にていただいた提言や市内における武道活動状況等の調査を基に策定内容を取りまとめ、精査しているところでございます。なお、令和4年度においては基本設計業務に着手する予定となっております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 これは本当に平得部長の意気込みが、やっと基本計画、また今後どんどん進んでいく流れになっているのかなと思っております。先ほど一次でも答弁がありましたが、平成13年度ということで、今日傍聴に来ていただいている宮里繁元議員が、青少年を対象とした武道場の建設ということで、当時、第122回平成13年3月定例会からスタートして第131回、第139回、第141回、第142回、第143回と、計6回の一般質問をされたということで、この当時の沖縄県柔道連盟会長は、今帰仁村の故玉城盛源さん、またその当時、沖縄県剣道連盟の会長が名護市屋我地饒平名の故佐久川憲勇先生の2名が、ちょうど沖縄県の会長をしていたときが平成13年になっています。それから大分月日がたって、市長の政策にもある武道場建設ということで、一期目に着手、二期目からは実際に動いていく。この4年間で大体場所とか規模だとか、大きさも含めて協議もあると思いますので、この辺を再度確認したいと思います。武道場は、名護市として今どのように検討されていますか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 市民が、生涯名護市で武道に取り組める環境を創出し武道に関わる子どもたちの健全育成、また多様な武道を知り、取り組み、交流するなど、日頃の個人練習、団体練習や地域の大会、合宿などでの利用を検討しております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 部長、想定されている種目ということで、先ほど答弁のあった懇話会で空手、柔道、剣道、なぎなた、相撲ということでお聞きしているのですが、それ以外の種目とかそういったものも検討されているのか確認します。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 名護市においても、今、武道場の建設に当たりまして相撲、空手、柔道、剣道、なぎなた、多様な武道の皆さんと協議しておりますので、また今後、どういう形で進めていくかというのは検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 これはもう、今日傍聴に来られている方々も、武道場建設に向けて、市長の政策、また平得部長の意気込み、課長等の意気込み、職員の意気込みが今回の基本計画になってきていると思います。これから先、また次年度に向けてどんどん進んでいくということもあると思いますけれども、その確認をもう一度お願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 先ほども答弁いたしましたが、今後のスケジュールにおきましては、令和4年度に基本設計に着手します。令和5年度に実施設計、令和6年度に整備工事という形で進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 本当にうれしい限りです。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問事項4要旨(1)ア、イ、ウについてお答えします。まず要旨(1)アについて。タピックスタジアム名護を含む21世紀の森公園を整備する車両につきましては、球場やサッカー・ラグビー場等の芝を刈る乗用リールモアが2台、広場の芝を刈る乗用ロータリーモアが2台、刈り終えた芝を収集する乗用スイーパー1台、薬剤を散布する液体散布機1台、内野グラウンドを整備するサンドレーキ1台、牽引用のトラクター1台、2トントラック1台、また4トンユニック車1台に、高所作業車1台の計11台の車両で整備を行っております。次に要旨(1)イについてお答えいたします。整備車両の購入につきましては、令和2年度に乗用芝刈機、液体散布機、乗用スイーパーをそれぞれ1台ずつ購入しております。また、令和3年度におきましては、トラクター1台と牽引(けんいん)式の整備作業機器、またホイルローダー1台を購入いたします。次に要旨(1)ウについてお答えいたします。合宿等の対応につきましては、球場利用者でレーキを使用してのグラウンド整備やベンチの軽微な清掃をお願いしているところであります。合宿による長期の使用等でグラウンドが荒れた場合には、当市の球場管理担当者が整備車両等を用いて整備を行っております。車両を使用しての整備につきましては、合宿等では多くの部員がいる中での使用となることから、安全性を考慮し車両操作に慣れた専属の整備担当者が行っております。今後におきましても、大会や合宿等が円滑に行えるよう関係者と調整しタイムスケジュール等を確認しながら協力していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 これは、大会・合宿等において、県外の高校ではありましたが、いま部長がおっしゃっているように、選手が多いのでレーキで整備するということで、選手の一部がレーキで整備をして清掃もしてはいますが、先生の手が空いているということで、乗用の整備機械に乗ってやると能率がいい、効果があるということもありました。今回、名護市においては整備車両の老朽化、古いということもあって、新しい物を買わないといけないのかなという担当者からの話もありましたので、今、タピックスタジアムも新しくなっているし、その周辺にも芝の公園、また関係する場所場所があると思います。次年度以降も購入に向けて進めていく中で、やはり古い機械ではどうしても作業の効率が悪くなるのかなと思うし、市民へのサービス提供の質も少し落ちるのかなと思いますので、購入されるということですので、今後、よりよい公園施設整備に向けて、どんどん機械の購入をしていただいて、いま造っている、サッカー・ラグビー場は2面もできますので、それも含めてどんどん機械の購入をして、市民にいいサービスができるような状況をつくっていただきたいと思いますので、部長、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。現在、市役所職員専用の駐車場につきましては整備されておりません。通勤に伴う車両の駐車につきましては、自転車及び二輪車については、庁舎敷地内の駐輪場に駐車しております。自動車の駐車につきましては、民間駐車場と契約を交わしている者や、イベントのないに日に限って一般開放されている市民会館駐車場に駐車している者がおります。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは事項5要旨(2)についてお答えいたします。本市の固定資産税が高いとの声が市民からあるとのことですが、固定資産税の基礎となる評価額の算定に当たっては、地方税法第388条の規定により、総務大臣が定める固定資産の評価の基準並びに評価の実施の方法及び手続によることとなっております。したがいまして、議員のご質問にあります県内市町村の計算方法は同一であるほか、全国一律の評価手法によるものであり、本市が別で特別な評価手法を加えてはおりませんので、本市の固定資産税が他の市町村と比べて高いというようなことはないと考えております。固定資産税のうち土地に関しては、平成9年度の評価替え以降、課税の公平の観点から、負担水準、これは今年度の評価額に対する前年度課税標準額の割合、その負担水準を均衡化させることを重視した税負担の調整措置が全国一律に講じられ、宅地については負担水準の高い土地は税負担を引下げ、または据置き、負担水準の低い土地は毎年評価額の5%ずつ課税標準額を上昇させる仕組みが導入されております。本市においても、負担水準の低い一部の土地では毎年の課税標準額の上昇に伴う税額の上昇があったため、その土地の所有者は固定資産税が高い印象を持たれたのかもしません。また、沖縄県は台風などの災害に備えるため、他県と比べて鉄筋コンクリート造の家屋が多く、当該家屋の評価は木造家屋よりは高くなることや、鉄筋コンクリート造の場合は耐用年数も長いため、築年数が進んでも評価額が木造に比べて下がらない傾向にあります。そういったことから、木造家屋が多い県外よりは固定資産税が高いように感じられる方もいらっしゃるかと思います。なお、固定資産税の税率に関しては条例で定めることとなっており、本市をはじめ沖縄県の全市町村は標準税率である1.4%となっていますが、全国では、1,719団体中152団体が標準税率を超える税率を課しております。そういった超過課税している自治体は他の自治体よりも固定資産税が高くなります。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは質問の事項5要旨(3)についてお答えいたします。農業従事者への補助に関しまして、主な事業として、まず、農業生産力の増進を図るため、堆肥や農薬の購入に対する補助として「名護市農畜産物生産奨励事業」がございます。生産者が、JAおきなわや花卉(かき)園芸農業協同組合で購入する際に、堆肥で50%、農薬で10%の割合で補助しているところでございます。令和2年度に限っては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う農家支援の取組として堆肥を60%、農薬を20%とし、補助率を上げる取組も行っております。令和2年度は、堆肥に約800万円、農薬に約2,000万円の補助実績がございます。さらに、機械に対する補助も行っており、令和2年度には、サトウキビ生産の効率化を図る目的で「さとうきび安定生産確立対策事業」として、令和2年度にはハーベスター1台のリースに対し376万円、トラクター1台のリースに対し142万円を補助した実績がございます。また、同じく令和2年度に気象災害、強風や高温等の影響を防ぎ、生産環境の整備を図る目的でマンゴーのハウスを9棟整備するため、「災害に強い高機能型栽培施設の導入推進事業」として3,240万円を補助した事業実績がございます。続きまして、農業を継承することを希望する後継者に対しての支援についてのご質問ですが、農業を担う後継者、すなわち農業の担い手となる新規就農者への支援の枠組みの中において、経営継承も含み支援を講じているところでございます。新規就農者への具体的な支援といたしまして、本年度では、経営確立に向けて技術指導や資金交付などを行いながら、関係者と共に伴走的に支援を講じる「農業次世代人材投資事業」、また農機具や農業用施設導入の初期費用を支援する「新規就農一貫支援事業」を新規就農者への支援施策として実施しております。これらの事業は国や県などの補助事業を活用して実施しているものでありますので、制度改正により事業内容が変遷することもあるかと思いますが、本市としましては引き続き、地域農業の担い手育成に取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 島袋力議員。 ◆島袋力議員 これは、市民の方から大分お叱りを受けながら話合いをしました。私のほうで答えられる分については答えましたが、やはりそれでも一般質問で市当局の回答を聞きたいということもありましたので、今回取り上げています。要旨(1)の駐車場について二、三点確認したいと思います。職員の駐車場については、市民会館駐車場開放時に利用しているということでした。また、21世紀の森体育館駐車場については、近隣の企業社員。この方が言っていたのは、市役所駐車場にとめられないということで、その方はどこの誰なのかということを突き止めたみたいです。その中で、近隣の方々が駐車をしている。また、沖縄振興開発金融公庫の職員がとめてあっちに出勤しているという報告まで市民のほうから受けました。市役所利用者の駐車場ですので、その辺は総務のほうでしっかりと管理していただいて、以前、津波康信さんのほうでしっかり管理していましたが、そのような形で管理することで、利用者がとめやすい駐車場になるのかなと思いますので、今後ともよろしくお願いします。次に要旨(2)の固定資産税の件につきましては、先ほど言った令和9年度から5%の課税標準額の上昇ということで、これが100%になるとそれからは上がることがないということは、市民に説明をしましたが、それでも名護市は高いということでお叱りを受けました。でもそれは、今回上げたように標準税率は一緒ですということは説明したのですが、それを議会で、一般質問での部長の答弁を聞くということでしたので、今回、細かく説明していただきました。本当にありがとうございます。多分、言った方も理解されたと思いますので、今後ともまたよろしくお願いします。最後の、農業後継者についての支援についてもないという話を彼はしていましたが、今日の部長の答弁ではあるということですので、これも担い手を増やす意味でどんどん進めていっていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。以上をもちまして、島袋力、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 島袋力議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後0時7分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。金城隆議員、一般質問を許します。 ◆金城隆議員 皆様、こんにちは。大城秀樹議長よりお許しをいただきましたので、議席番号8番、礎之会、金城隆、第206回名護市議会定例会の一般質問の最終を務めさせていただきます。その前に少しばかり所感を述べさせていただきます。去る1月23日に行われました名護市長選挙において、多くの市民の皆様の信任を得て、見事二期目の当選を勝ち取りました渡具知武豊市長、誠におめでとうございます。見事、二期目の勝利を収めました。二期目においても一期目同様、掲げた多くの公約を実現し名護市の発展、そして市民の暮らし向上のため、また北部、やんばる発展のためにご尽力いただきますようよろしくお願いいたします。頑張ってください。もう1点、このたび、令和3年度屋我地ひるぎ学園グラウンド整備工事が工期どおりに終わりました。あと、21日の竣工(しゅんこう)検査のみということになっているということを聞いております。開校7年目、全ての設備が整備され、これからの屋我地ひるぎ学園のますますの発展、屋我地地域の発展に資するものと期待をしているところでございます。これまでご協力いただきました名護市当局、教育施設課、特に教育委員会のスタッフの皆様、そして市内施工業者の皆様、また屋我地ひるぎ学園の渡具知久浩校長先生をはじめPTAの皆様、地域区長会、屋我地支所のスタッフの皆様のご協力に改めて感謝を申し上げます。ありがとうございました。これからも屋我地ひるぎ学園のさらなる発展と屋我地地域発展のためにご協力いただきますことをよろしくお願い申し上げます。それでは通告に従い一般質問を行わせていただきます。質問事項1 施政方針について。要旨(1)(子育て・教育、女性の働く環境支援)より、以下について伺います。ア 待機児童解消のため、小規模保育施設の整備の支援に取り組むことが示されておりますが、整備計画の状況について伺います。イ 子どもの育ちと子育てを地域で支えるため、子どもの安全・安心な居場所、子どもから高齢者までが集い多世代交流を可能にする複合施設の整備に向けて取り組むことが示されておりますが、具体的な取組について伺います。ウ 児童虐待防止等に対する支援の強化について示されておりますが、本市の児童虐待の現状と取組について伺います。要旨(2)(誰もが安心して暮らせるまちづくり)より、以下について伺います。ア 市内コンビニエンスストアへのAEDの設置を進めることが示されておりますが、コンビニエンスストアだけではなく市内55区の公民館への設置もできないものか、その対応について伺います。要旨(3)(名護ににぎわいを取り戻すまちづくり)より、以下について伺います。ア レクリエーションゾーンでの大型遊具の導入に向けた取組を進めることが示されておりますが、その計画について伺います。イ 中心市街地の再開発の中で、若者が集える映画館やゲームセンターなどの計画はないのか伺います。質問事項2 農業行政について。要旨(1)本市の直近3年間の農業生産高(サトウキビ・小菊・シークヮーサー・ウコン)について伺います。資料の提供ありがとうございました。要旨(2)本市の農業生産高全体の直近3年間の状況について伺います。質問事項3 地域からの要望について。要旨(1)市道屋我地25号線及び運天原425番地前のアスファルトの補修工事について周辺住民から要望が出ておりますが、市当局の対応について伺います。要旨(2)済井出公民館敷地内公園の野球バックネットの補修について要望が出ていますが、市当局の対応について伺います。要旨(3)済井出・屋我区の海岸沿いの不法投棄について、対策をしていただきたいとの要望が出ておりますが、市当局の対応について伺います。以上を一次質問とし二次質問は自席より行いたいと思いますので、答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項1要旨(1)アについてお答えします。待機児童の解消のため、名護市においては待機児童の多いゼロ歳から2歳児の児童を対象とした小規模保育事業所の整備について、令和2年度から取り組んでまいりました。令和2年度には公募にて小規模保育事業者2園を選定し、令和3年4月1日に開所しております。令和3年度、今年度については、同じく公募にて小規模保育事業運営事業者3園を選定し、令和4年4月1日には2園が開所予定となっております。残り1園については、令和4年5月頃に開所予定となっております。また、次年度については、令和4年4月の待機児童数の状況を踏まえながら、小規模保育事業所1園の整備を予定しております。次に質問事項1要旨(1)イについてお答えします。なお、さきの吉居俊平議員への答弁と重複いたしますがご了承ください。名護市では、令和2年3月に児童センターの老朽化、子育てや家庭の相談窓口の体制強化を図るために、本市の子育て支援を推進していくための拠点となる「名護市(仮称)子育て支援交流施設整備基本構想」の策定を行いました。令和3年度に事業名を「多世代交流施設整備事業」に変更し、相談機能や子どもの居場所等の基本構想の内容を踏襲しつつ、加えて、高齢者までの幅広い世代の方々が利用できる施設を想定し、今年度基本計画の策定を進めています。高齢者が経験や知識を活用し活躍できる場の形成や生きがいづくり、子どもの健やかな育ちを地域で見守り、地域の多世代が運営に参画できる仕組みと、多世代にとっての拠点となり、世代間交流のできる機能を備えた施設整備に取り組んでおります。今後のスケジュールとしましては、令和4年度に用地取得、建築及び造成・外構の基本設計に取り組み、令和5年度にそれぞれの実施設計等を行い、令和6年度に造成・外構工事、令和7年度には建築工事等に着手し、令和8年度の供用開始を目標に取組を進めているところでございます。続いて、質問事項1要旨(1)ウについてお答えします。子育て支援課家庭支援係において、令和3年度2月末時点での児童虐待相談件数の実数は64件です。内訳として、身体的虐待14件、ネグレクト1件、性的虐待6件、心理的虐待が43件あります。近年増加しているのは心理的虐待です。夫婦げんかなどが警察に通報されて、そのときに子どもがいた場合は心理的虐待として警察は児童相談所に通報することになっています。それを受けた児童相談所は在住している市町村に連絡して支援依頼をするという流れがあり、これが最も多くなっております。次に、名護市における児童虐待防止の取組につきましては、児童福祉法第10条の2に基づき、令和4年度に「子ども家庭総合支援拠点」を設置いたします。これまでの「名護市家庭児童相談室」の機能を強化した業務になっており、相談室の整備や新たに心理職を採用して、より専門的な支援を行うための体制になっております。また、子どもたち自身からもSOSを発信できるようにするために、昨年度の小学生向けに続き、今年度は中学生・高校生向けに「ひとりでなやまないで」という家庭支援係で作成した児童虐待防止啓発のパンフレットを配布しております。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 質問事項1要旨(2)についてお答えいたします。AEDとは、自動体外式除細動器のことでありまして、心室細動を起こした人に対し電気ショックを与えることで、正常なリズムに戻すための医療機器であります。心肺停止の傷病者を発見した場合、早期認識と通報、停止した心臓の働きを補助する胸骨圧迫が重要になります。特に心臓がけいれん状態の心室細動を起こした場合、処置が1分遅れるごとに救命率が10%低下すると言われており、胸骨圧迫を継続しながらAEDを使用するかによって人命救助に大きな影響を与えることになります。そこで、誰もが分かりやすい場所にあり、いつでもアクセスできる24時間常時営業しているコンビニエンスストアに設置することで、救急車が到着するまでの間、AEDを使用した救命処置を行える体制をつくり、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりにすることを目的としております。現在、市内の公共施設や民間事業所において独自にAEDを設置しておりますが、そのほとんどが夜間や休日には施設が施錠され、いつ、どこで起こるか分からない傷病者発生時にAEDを使用できない状況も想定されます。消防本部としましては、沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)を活用しまして、救命処置普及強化支援事業の取組の一環として、市民のみならず観光客も含めた皆様が安全安心に過ごせるまちづくりを進めるために24時間営業のコンビニエンスストアにAEDの設置を進めることとしております。議員ご質問の市内55区の公民館への設置につきましては当該事業には該当しないため非常に厳しい状況となっております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは質問事項1要旨(3)についてお答えいたします。まず、要旨(3)のアについてお答えいたします。21世紀の森公園におけるPark-PFI制度の導入による公園の魅力向上に資する取組として令和3年度に実施しました市民アンケート等で、大型遊具のニーズが高いことが把握できました。隣接する旧児童センターが老朽化に伴い取壊しが行われますことから、この用地を活用し、公園のさらなる魅力創出のため大型遊具の導入検討を具体的に進めてまいりたいと考えております。次に、要旨(3)のイについてお答えいたします。建物の老朽化が進む中心市街地の再開発につきましては、将来的に国、県が導入を検討している那覇及び名護を起終点とする鉄軌道駅の誘致を見据えた交通結節機能の創出として、バスやタクシーなどの公共交通の総合交通ターミナルの整備や名護漁港の機能集約化などを含め、エリア一体となった人でにぎわうまちづくりとして行うものであります。具体的な整備手法や内容につきましては、今後行われる基礎調査や住民及び地権者との合意形成を図りながら検討していくこととなりますが、映画館やゲームセンターにつきましては、今後、計画を進めていく中で民間事業者に対してサウンディング調査を行い、その可能性を検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 それでは事項1要旨(1)から二次質問をしていきたいと思います。小規模保育施設は19名の定員で、先ほどの答弁からいくと今年の5月まで様子を見てからということでありましたけれども、合計6園がここ2年で設置されているわけですが、名護市は待機児童が147名という新聞報道がありました。それからいくと、待機児童の数がなかなか減っていかないという状況があるとは思うのですが、この待機児童を解消するために、もちろん小規模保育施設を増やしていくわけですが、その職員の確保については、今、全国的に非常に保育士の処遇改善というのが言われておりますが、その小規模保育施設での職員の、保育士の数は何人いればいいのですか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 小規模保育施設の児童定員数は19人となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 今、特に保育を取り巻く環境というのは、保育士の確保からいろいろ大変だとは思うのですが、どうか、渡具知市長の目玉政策である子育て政策ということが一番の、名護市の、渡具知市長の売りでありますので、どうかそれを解消していくためにも、担当課として十分な取組をしていただきたいと思います。私は昨年の9月定例会でも申しましたけれども、私に連絡があって、本部町から3世帯が名護市に移り住んでいます。3世帯で9名、子どもは市内の保育園に通っている状況であります。ということで、渡具知市長が掲げた子育て政策のおかげで、恐らく他市町村より名護市において子育てをしたいという若い世代がかなりいると思われますので、どうかその対応について、先ほどから申しますように、十分な対策を、受入態勢として、担当課として、十分考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。そしてイについてでございますが、子どもから高齢者までの多世代交流を可能にする複合施設ということでございますが、これは、児童センターの建設は分かるのですが、地域での取組というのは、各地域、5地域ありますよね。屋部から久志、屋我地、羽地、名護まで。名護は恐らく、児童センターは新博物館の所に造る予定だということでありますので、地域での取組というのは考えていないのかどうか伺います。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 現在、施設整備については市街地を予定しておりますが、市街地から遠く平日の利用が困難な地域へも、児童センター機能の出前など、サービスの支援が行えるよう検討を進めていきたいと考えています。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 地域でのそういうものも十分に考えていただいて、これからの政策の中に入れていただきたいと思います。また私も、これも前回、昨年の9月定例会の一般質問でもやりましたけれども、多世代の交流というのが、今、社会的に核家族化が進んで、なかなかお年寄りと子ども、孫をはじめ、子どもたちとの交流ができない世の中になっておりまして、それが実際に児童虐待にもつながっているのではないかと私は思っておりますので、その辺の対策として、これは児童虐待とも絡めて、ぜひともその対策をやっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それではウについて伺います。先ほどの答弁にありましたけれども、64件の事例があるということで、これはあくまでも当局に相談があった件数ですか。それについてはどうですか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 議員がおっしゃるとおり、名護市子育て支援課家庭支援係に相談があった件数だけです。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 64件ということではありますけれども、私は、実数としてはもっと、1.5倍ぐらいあるのではないかと思っております。そういうことから、今回、その子ども家庭総合支援拠点というのが新しく設置されるということでございますが、職員の配置の数、これは次年度、4月から開始されるのですか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 子ども家庭総合支援拠点の人員体制ですが、専門心理士1人を置き、ほかに相談員5人、この体制でやっていくことになります。また、専用スペースを設けて、より現在の家庭児童相談室より強化していく予定となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 専門職を配置するとのことでありますので、今般、全国の報道でもございますが、毎日子ども虐待の件が報道でもやられておりますので、それだけ件数もかなりある、全国的にもかなりあるということでございますので、子育て環境日本一を目指す名護市だからこそ、ぜひともこういう虐待の事件・事故が起こらないように、十分な相談員の体制と、そして、子どもからこういう情報が、SOSが必ず何か発信されていると思います。これまでの全国の例を見ても、子どもがSOSを発信しても学校現場が分からないとか、両親はもちろんそうですが、おじいちゃん、おばあちゃんもそういうことが分からないという状況がかなりあります。それによって大切な命が奪われたということが何回もございますので、どうかこういうことがないように。これは学校との連携はどうなっているのか。そういう相談員、支援員というのも置かれているのかどうか、それについて伺います。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 学校との連携ということでありますが、名護市要保護児童対策地域協議会という組織がありまして、幼稚園、小学校、中学校、高校とも連携して対応しているところです。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 先ほどから申しますように、子育て日本一のまち名護市を目指すと言うからには、特に児童虐待については市を挙げて対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは要旨(2)の(誰もが安心して暮らせるまちづくり)についてでございますが、市内コンビニエンスストアへのAEDの設置を進めるとのことでありますが、例えば我々屋我地地域にはコンビニがありません。そして私が調べたところでは二見以北もありません。そういうところに対しての対応は考えないのかどうか。全地域とは言いませんが、例えば屋我地にもう1台。今、屋我地支所にはあるんです。そして二見以北もかなり範囲が広いですので、そういう地域に、例えば天仁屋区に1台とか設置できないのかどうか、それについて伺います。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 コンビニエンスストアがない地域につきましては、例えば支所には今あるということで議員からもお話がありましたけれども、休日は日直、夜間は守衛が常駐していることから、万が一その近隣で傷病者が発生した場合には、そこからAEDを持ち出して使用していただきたいと思っております。また、消防としましては各分団には消防団車両にAEDを搭載しておりますので、これを活用できないかどうか、今後検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 コンビニのない所に対応して、これから検討をなされるということでございますので、どうか我々の地域、特に高齢者が多くて、いつこういうことがあるか分かりませんので、どうか今後の対応についてよろしくお願いしたいと思います。それでは要旨(3)についてでございますが、(名護ににぎわいを取り戻すまちづくり)についてでございますが、レクリエーションゾーンで大型遊具を導入する計画とのことでありますが、これについては昨日、金城善英議員からも提案がありました。大型の話がありましたけれども、これは他市町村、宜野座村、大宜味村でも大型遊具を設置して、ちょっとした公園で、休日にはかなりの子どもたちがここで遊具を使った遊びをしているということがございます。我々名護市はサイクリストのまちでもございますので、どうかほかの地域にあるようなものだけではなくて、我々名護市に特化したサイクリストの大型遊具というのは考えられないのかどうか、それについて伺います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 大型遊具の規模とか仕様につきましては、令和4年度以降に具体的に検討してまいりたいというところでございます。その検討に当たりましては、他の事例も参考にしながらではありますけれども、市内外から人が集まり、にぎわいを生み出すような魅力あるものを検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 ぜひとも、宜野座村の大型遊具もそうですが、大宜味村もそうであります。大体似たようなものが設置されておりまして、やはり名護市独自のものを今後考えていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。イのほうです。中心市街地の再開発の中で、これは市長の公約にもございますので、若者の居場所づくりというのをうたっておりますが、映画館やゲームセンターというと、やはり一般の企業への、先ほど部長が言われたように、サウンディング調査をするとかそういう対策を取っていくということでございますけれども、どうか、今、名護十字路にかつてのにぎわいを取り戻すということで、市長が名護湾沿岸基本計画というのも出しているわけですから、ぜひともその中で映画館やゲームセンターなどの誘致を考えていただきたいなと思っておりますのでよろしくお願いいたします。それでは議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは質問の事項2要旨(1)についてお答えいたします。名護市における、サトウキビ・小菊・シークヮーサー・ウコンの直近3年間における出荷量等につきましては、タブレットにアップロードしております資料をご参照いただきたいと思います。サトウキビの出荷量については、年ごとによる若干の増減はあるものの1万3,000トン前後で推移しております。小菊については、令和2年度の出荷量が減少している要因としましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により様々なイベント等が中止となり花卉(かき)の需要が落ち込んだことが大きく影響しているものと考えられます。シークヮーサーについては、農家数、出荷量ともに年度によって増減が見られますが、令和2年度の出荷量は表年であったことに加え台風の影響も少なかったため、令和元年度と比較して2倍以上の出荷量の増加となっております。ウコンについては、わずかな増減はあるものの、出荷量については平成30年度498.6トン、令和元年度526.6トン、令和2年度488トンと480トンから530トンの間を推移しております。次に質問の事項2要旨(2)についてお答えいたします。本市における農業産出額の直近3か年の状況につきましては、農林水産省による統計データ「市町村別農業産出額(推計)」によりますと、平成29年が72億1,000万円、平成30年が70億5,000万円、令和元年が62億4,000万円となっております。本市農業産出額の状況といたしましては、平成3年に95億4,400万円としてピークを迎え、その後、平成14年に55億3,000万円まで落ち込んでおりましたが、そこから徐々に回復し、近年における本市の農業産出額は70億円前後で推移しているところでございます。令和元年における農業産出額が前年比で約8億円減少しておりますが、これは県内他市町村でも同様に減少している状況が見られることから、令和元年度におきましては一定の時期に降雨が多かったことに起因する管理作業の遅れや、梅雨時期の日照不足、夏季の台風襲来による被害、10月から12月にかけての干ばつなどの気象災害の影響を受けたことが原因となり、農業産出額が減少したものと推察しております。現在、内閣府沖縄総合事務局が公表する令和2年の沖縄県農業産出額におきましては、前年に比べ67億円減の910億円となっており、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受けている状況が見受けられます。そのことから、今後発表される令和2年の市町村別農業産出額におきましても同様に、本市農業産出額は減少した推計値で上がってくるものと予想されるところでございます。本市といたしましては、引き続き農業者への各種支援を講じながら、農業関係団体と協力・連携を図り、農業産出額の増加に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 第一次産業の農業については、生産が伸びないというのは、後継者不足というのが私は一番大きな要因ではないかと思っております。特にサトウキビ農家の後継者が、我々屋我地地区でも、もう本当に限られた農家しかおりません。お年寄りが今、機械化で、ハーベスターでやってはいるのですが、その刈取りまでの間、やはり肥培管理はきちんとやらないとそれなりの成果は得られないわけです。そういうことから、今後のサトウキビづくりについても、私は行政が音頭を取って、何とか水やり農業、私は宜野座村の単収北部1位の方のところに視察に行ったのですが、やはり向こうでは肥培管理はもちろんやりながら、この水やり農業というのが非常にうまくいっている方がおりまして、それこそほかの人の畑と全然物が違うのです。ですから今後、羽地土地改良区、かんがい用水、名護市は全部整備されている割にはこの使用率は30%しかありません。そういうことから、農業政策課のほうでJAなり、また農家の方々とこういう連携を取りながら、この水やり農業の促進というのを考えることはできないのか、それについて伺います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 沖縄本島中南部や離島などで行われた過去の実証事例においては、かん水を行ったサトウキビとかん水を行わないサトウキビの生育の違いを比較すると、かん水を行った場合に収量が1.5から1.8倍に増えるということが分かっております。一方で、水やりのためにスプリンクラーなどの資材の設置や撤去に多くの労力と時間を要することが課題と考えられ、その点がサトウキビでかん水を行わない農家がいる要因ではないかと考えております。市としましては、JAおきなわなどの関係機関とも協力し、生産部会等の農家が集まる機会を活用して、かん水の効果を周知してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 スプリンクラーとか水まきのための設備が必要だと言うのですが、羽地大川土地改良区ではそれの貸出しも無料でやっているわけですから、その羽地大川土地改良区と連携して、こういうこともぜひとも農家の方々に周知を徹底していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それとウコンの栽培が、いま我々屋我地地域においても、サトウキビの農家ではやはり収入が、本当にサトウキビでは厳しい状況にある農家の方々がウコン栽培を多くやっております。ウコンについても連作障害もありますし、根腐れ病というのもあることから、全てそれがいい結果につながるとは思わないのですが、どうかこのウコン栽培の方々の生産性を高めるためにもビニールハウスの強化、ある農家の方がこのビニールハウスでやった場合、生育が全然違うということで、もちろん1期目は成功したのですが、やはり連作障害というのもありますし、またコロナ禍で堆肥の値段と見合わないと。大規模にやった場合は見合わないということで、それは現実的な対応かというとそうでもないのですが、ぜひとも、このビニールハウスがあることによって、いつでもこれがつくれる状況がありますので、このビニールハウスの、今後のウコン農家に対してビニールハウスを広げていくということは考えていないのかどうか伺います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 ウコン栽培については、そのほとんどは露地栽培によるもので、ビニールハウスでの栽培については現在のところ主流ではないと認識しております。ビニールハウスでウコンを栽培する場合には台風などによる影響は少なくなることも考えられますが、一方で大規模な生産ができないことや機械による収穫の効率が悪くなる。それからまた収穫が手掘りになることで労力と時間が必要になることが想定されます。また、費用対効果の面からもビニールハウスの導入による効果が見込めないことも大きな課題ではないかと考えているところでございます。以上の理由により、現在のところビニールハウスによるウコンの栽培については、露地栽培のように確立された生産方法とは言い難いものと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 名護市の農業生産高も今は62億円ということで、かつては95億円もあったということもございますし、そういうことから、ぜひとも今後の農業については、もうかる農業を、もちろん農家もそうですがJAを含めて、市当局の方々もぜひとも真剣に考えていただいて、後継者づくりのためにも、やはり今の現代社会では若い人たちが農業に就くというのがなかなか少ない。第一次産業として全ての産業につながるわけですから、どうしても基本的な農業政策というのはしっかりしていかないと、もうかる農業をぜひとも、皆さん本当に真剣に考えていただきたい。水もあるわけですから、ぜひとも今後この検討を、農家の方々、そしてJAの方々とも意見交換をしながら、ぜひとも実現していただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。それでは議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。市道屋我地25号線につきましては、道路総延長540メートル、道路幅員約3メートルの道路となっております。当該路線につきましては、経年劣化によるアスファルトのクラックやわだち、ポットホールが点在し、一部側溝の破損も確認しております。なお、当該路線につきましては今年度、令和3年度に実施した補修要望アンケートにおいて区から補修優先順位1位として挙げられている路線箇所であることから、今後、抜本的な補修を実施していきたいと考えております。しかしながら、議員ご質問の箇所である運天原425番地付近におきましては道路交差部分となっており、特にアスファルト舗装や側溝の損傷が見られる箇所となっていることから、安全に通行できるよう、早期に舗装の穴埋め補修など応急対策を実施したいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項3要旨(2)についてお答えいたします。議員ご質問の済井出区公民館敷地内公園のバックネットについては、私も現在確認しているところでございます。区の設備になっておりますので、再度調査した上で済井出区長と調整を行い、対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 質問事項3要旨(3)についてお答えいたします。屋我区海岸沿いの不法投棄につきましては、地域住民からの通報を受け、平成29年度に不法投棄抑止看板を設置しております。また令和3年5月に屋我海岸入り口にも看板を設置しております。当該地域に不法投棄されていますごみの種類としましては、ペットボトルやビニール類、空き缶、空き瓶といった生活ごみから、業務用冷凍庫やテレビなどの家電類、タイヤなど多種にわたっております。また、済井出区海岸の不法投棄につきましては、令和4年1月に区民の方から通報があり、当時の区長と現場確認を行っております。現場は草が繁茂しており全体の確認は困難ですが、家電類や生活ごみが投棄されていることを確認しております。不法投棄されている箇所については、道路沿いに車を止めることができるスペースがある箇所が特に多い状況にあります。屋我地地域の海岸につきましては、地域住民やボランティアによる清掃がされておりますが、なかなか片づかないのが現状であると認識しております。不法投棄の対策としましては、不法投棄が多い箇所やそこに通じる入り口など、より効果的であると思われる場所に不法投棄抑止看板を設置し、注意喚起を行いたいと考えております。併せて、不法投棄パトロールについても強化していくよう努めてまいります。令和4年2月には、屋我区の海岸沿いの不法投棄について沖縄県北部保健所と同行し、改めて現場確認を行っております。その中で県北部保健所より監視カメラの貸出しについて助言がありました。監視カメラの貸出しについては現在、県北部保健所と調整し設置に向けて取り組んでいるところであります。また、海岸管理者である沖縄県とも情報共有を図り、対策について検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 運天原漁港につながる屋我地25号線の市道については、いまウランダー墓の工事のために重量車両が通って、アスファルトがかなり割れているところがございますので、どうかその工事があと2期工事残っているということでありますので、工事が終了した後から、何とかその間は補修工事をしていただいて、部落からこの道路整備工事の要望も出ているわけですから、何とかお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。それと、済井出区の公園内の野球バックネットの補修については、実際毎日使っているわけではないのですが、日曜日に子どもたちがここで野球などをやっております。その中で、やはり支柱が腐りかけて、ネットとしてていをなしていないものですから、緊急に区長と相談していただいて、何とか対応をお願いしたいと思っております。よろしくお願いします。不法投棄についてでございますが、この不法投棄については、先月も我々屋我区は、2月に区民総出で海岸の清掃作業を行いました。ところが、一般ごみから家財道具、冷蔵庫、廃タイヤまで全部捨てられている状況があります。それでも、生活ごみ、空き缶とかペットボトルについてはまだまだ手がつけられない状況でありますので、我々地域で、区として、ボランティアで何とか片づけて、パッカー車が来られる所まで、我々は持って行きますので、その後の対応についてはぜひとも協力いただきたい。そして以前に、去年ですか、饒平名区にも不法投棄抑止看板を設置してもらいましたけれども、表面的にはいいのですが、草の繁茂している所にわざわざ不法投棄をしていく方が相当数いるんです。ですから、そういう意味では、もちろんこれについても屋我地区長会と連携を取りながら、我々はこれを各部落でやっていこうと思っていますので、この部落でやったものを、ぜひとも回収は名護市のほうで何とかお願いしたいと思いますが、どうですか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 各区の不法投棄の処理につきまして、区長からいろいろ情報がありましたら、市としても一緒になって連携しながら回収をしていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 不法投棄は、屋我地のせっかくの自然が台無しになってしまいますので、どうか当局の皆様のご協力をいただいて、美しい屋我地を取り戻したいと思っていますので、よろしくお願いします。これで、私、金城隆の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 金城隆議員の一般質問を終わります。休憩いたします。                              休 憩(午後2時31分) (農業集落排水事業経営戦略概要説明会及び陸特委員会の開催の連絡あり)                              再 開(午後2時32分) ○大城秀樹議長 再開します。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後2時32分)...