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  1. 名護市議会 2021-09-02
    09月10日-06号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和3年第204回名護市定例会              第204回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和3年9月2日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和3年9月10日 金曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和3年9月10日 金曜日 午後3時39分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       4番 吉居 俊平  5番 川野 純治 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長     比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長   平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長     荻 堂 盛 邦    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長   玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長   佐久川 博 光    消防長      安 里  順  総務部参事    祖 慶 実 季              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長     岸 本 尚 志    学校教育課長   比 嘉  悟 議会事務局出席者 事務局長     屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長     宮 城  建     庶務係主査    金 城  浩  議事係      島 袋 ちえり    庶務係      久 高 志 津 議事係      岸 本 健 伸    議事係      上 地  健  会計年度任用職員 玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。東恩納琢磨議員、一般質問を許します。 ◆東恩納琢磨議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ただいま議長のお許しを得、東恩納琢磨、一般質問を行いたいと思います。その前に皆さんに報告があります。見えますか。辺野古・大浦湾シンポジウム2021。サブタイトルが「~世界に認められた沖縄の宝の海「ホープスポット」を未来へ~」ということであります。皆さんご承知のとおりだと思うのですが、辺野古・大浦湾は生物の多様性に富んだ豊かな海だということが知られています。そして、今回のシンポジウムの主な内容は、この海の持つ意味を知り、そしていかに未来に引き継ぐか、県民の皆さんと共に考えたいというシンポジウムです。これは沖縄県主催のシンポジウムです。本来でしたら、多くの方々に参加いただいてシンポジウムを開催する予定だったのですが、コロナの中だということもありまして、今回、オンライン開催ということになります。逆にオンラインだからどこからでもこのシンポジウムを見ることができますので、皆さんもぜひ参加していただきたいと思います。あしたの9月11日土曜日、午後1時からです。ぜひよろしくお願いします。それではそのシンポジウムに期待を込めて、私の一般質問を行いたいと思います。事項1 基地問題について。要旨(1)沖縄防衛局は公有水面埋立変更承認申請を沖縄県に提出しています。それに対して玉城知事は不承認を決定するとの報道がありますが、地元の名護市長としてどのように受け止めていますか。要旨(2)美謝川の下流で大浦湾の埋立作業が行われていますが、その川の流末処理に関して防衛局と協議を行ったのですか。要旨(3)美謝川を切り替えるために新たに洪水吐を東側に設置し大浦湾に流水する計画がされていますが、そのルートには名護市所有の土地があります。その土地については、現行の賃貸借契約書に基づき双方で確認したと6月議会での答弁がありました。いつ、どこで協議を行って確認したのか。(資料の提供をお願いします。)事項2 教育行政について。要旨(1)名護市の中学校において生徒の学習評価を行う際、定期テストを廃止し新しい試みを行っている学校があると伺っています。ア どのような取組でしょうか。イ 教育委員会としてどのように評価していますか。ウ 生徒の学習評価基準を変えた学校は市内では何校ですか。県内、県外では何校ですか。エ 今、職場改革を行うことで教師の負担を減らし、授業改革や子どもたちと接する時間を増やす取組が必要と言われていますが、教育委員会としてどのようにお考えでしょうか。要旨(2)休業中の小学生の居場所について。名護市では、学童に対して休業中に午前中から受入れを行うようお願いしていると思いますが、急遽(きゅうきょ)対応を迫られた学童の負担は、相当大きいと思います。那覇市では午後2時まで小学校が預かり、学童は午後の預かりを担っているそうです。家庭で過ごすことのできない子どもたちの居場所の確保を学童任せにせず、学校でもできることはありませんか。伺います。事項3 インターネット通信環境について。要旨(1)市としてインターネット通信環境の改善に向けて努力されていると思いますが、二見以北としてはいまだに改善されたとの実感がありません。情報の格差の解消も含めて、市としてどのような取組を行っているか、伺います。事項4 農林業振興について。要旨(1)名護林業生産加工販売事業協同組合が再スタートして1年近くになりますが、その稼働状況についてご説明ください。要旨(2)名護林業生産加工販売事業協同組合は名護市と賃貸借契約を結んでいますが、その支払い状況をご説明ください。事項5 瀬嵩保育所の跡地について。要旨(1)現在の進捗状況についてご説明ください。以上を一次質問とし、二次質問は自席で行います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 基地問題についての質問の事項1、要旨(1)についてお答えいたします。沖縄防衛局が沖縄県に提出した公有水面埋立変更承認申請につきましては、沖縄県において法に基づいて審査が行われるものと認識しております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 おはようございます。質問の事項1、要旨の(2)について答弁いたします。議員ご質問の川の流末処理に関して、協議は行っておりません。公有水面埋立承認願書の雨水排水計画において、辺野古浄水場周辺からの排水は、新たに整備する基地内の雨水排水管を経て、海域へ放流する計画があると承知をしております。なお、市が所有する法定外公共物である辺野古浄水場東側水路が有する機能は、現状のまま変わりなく引き続き維持されることから、名護市法定外公共物管理条例第4条第1項第5号の適用はなく、協議の必要はないものと判断をしております。次に要旨(3)につきましては、国と土地所有者が締結している土地建物等賃貸借契約は、日米地位協定に基づき、日本国に駐留する米軍の用に供する目的で締結されており、同契約書第9条賃貸物件の形質の変更は、駐留する米軍の必要性に基づき、日本政府が米軍に提供するために形質の変更を行う場合も含まれると沖縄防衛局から口頭で説明を受けたものとなっております。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 おはようございます。質問の事項2、要旨(1)アからエについてお答えします。まずアの取組とイの教育委員会としての評価ですが、今年度から名護市において2つの中学校が中間テストや期末テストなどの定期テストを廃止し、単元ごとのテストや授業中の見取りなどで学習状況を評価する方法に切り替えております。その主な目的としては、日常の学習評価を丁寧に行うことで子どもの学習への取組やつまずきを早期に把握し、迅速かつ適切な学習指導を行うことにあります。実際、今年度の子どもたちの学習状況について、学習意欲の高まりや学力定着の効果があるとの報告を受けております。また、授業者である教職員による生徒へのフォローアップを短期的・継続的に行うことにより、生徒との信頼関係や学習活動の定着とともに教職員の授業力向上にも寄与することが期待されます。なお、定期テストの廃止などの決定は、学校長の裁量で判断していただくこととなっております。教育委員会といたしましては、2つの中学校の新たな挑戦に注目しているところであります。次にウですが、現在、名護市では2校となっております。県教育委員会に確認したところ、県内の状況について調査はされておらず、県外の状況についても把握できていないということです。ただし、全国的な状況を見ますと、新学習指導要領が学習のプロセスを評価することを重視していることから、先進校における定期テスト廃止に伴う単元ごとの学習評価の試みが行われており、今後、中学校における同様の取組が積極的に検討されることが予想され、教育委員会としても注視してまいります。次にエですが、教職員の負担軽減は全国的な課題であります。教職員が子どもと向き合える時間を確保し、教職員一人一人の持っている力を高め発揮できる環境を整えていくことは、とても大切なことだと認識しております。教育委員会としましては、現在、校務支援システム導入に向けて取組を進めており、前年度から本年度にかけて段階的に試用で導入を行っているところでございます。システムの導入に伴い、校務の効率化や出退勤時間記録の電子化を行い、長時間勤務の解消及び子どもと向き合う時間の確保に努めていきたいと考えています。また、部活動時間の適正化、諸研修会の見直し、学習指導支援者や特別支援教育支援者、生徒指導支援者などの配置、「ノー残業デー」や夏休み中の「学校閉庁日」など学校現場の多忙化の軽減、また「チーム学校」の取組を各学校で充実させ、「同僚制の構築」による多忙感解消をさらに進めてまいります。次に質問の要旨(2)についてお答えします。教育委員会では、令和3年8月24日から31日までの学校臨時休業中、各学校に、小学校低学年において、保護者の仕事の都合上等により家庭での待機が難しい児童につきましては、学童利用の有無にかかわらず、午前中、学校で受け入れる配慮をお願いしております。また、その他の特別な事由において、児童生徒を受け入れることについては各学校で判断するようお願いしており、各小学校において受入れを行っているところでございます。また、9月1日以降、分散登校及びオンライン学習を実施しているところですが、分散登校の日でない児童についても、家庭での待機が難しい児童については、同様に受入れを行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは、まず質問の事項3、要旨(1)についてお答えいたします。大浜議員への答弁と一部重複する部分もございますが、ご了承をお願い申し上げます。現在名護市では、超高速通信サービス整備事業として、光ファイバー網による超高速ブロードバンド環境未整備地域の解消のため、国の高度無線環境整備推進事業を活用し、光ファイバーを整備する民間通信事業者に対して市が整備費用を補助し、市内全域への光ファイバーを整備する事業を行っております。本事業のこれまでの経緯といたしましては、令和2年8月の臨時議会において予算をご承認いただき、令和2年9月にプロポーザルにて整備事業者を西日本電信電話株式会社沖縄支店に決定しております。令和3年3月には国から同社への補助金の交付決定があり、同年3月31日には本市からも名護市超高速通信サービス整備事業費補助金の交付決定を通知しております。国補助金の交付決定のタイミングから予算を令和3年度に繰り越しておりますが、本市からの補助金交付決定以降、整備事業者において詳細設計等を進めており、令和3年9月以降、光ファイバー敷設等の工事を開始していくこととしております。それぞれの地域におかれましては、工事の本格化に伴いご迷惑をおかけすることもあろうかと存じますが、ご協力賜りますようお願い申し上げます。また、今後の予定でございますが、工事を進めながら令和4年1月頃に屋部地域、屋我地地域、二見以北地域において、住民の皆様を対象とした説明会を開催し、同年3月には工事完了の予定となっております。これによりまして令和4年4月頃には屋部地域、屋我地地域、二見以北地域の整備対象地域はもとより、名護市全域において超高速ブロードバンドサービスが利用できるようになり、地域間の情報格差の是正につながるものと考えております。続きまして質問の事項5、要旨(1)についてお答えいたします。瀬嵩保育所の跡地利用につきましては、こども家庭部内において今後活用する計画がないとされたことから、企画部企画政策課において、全庁的に跡地利用についての意思確認を行ったところでございます。庁内からは、久志支所より跡地利用の希望がございまして、内容としては、二見以北交流拠点施設、わんさか大浦パーク機能強化事業の改修工事に伴い、改修工事が終了するまでの約2年間、わんさか大浦パークの職員事務室、加工・調理室、書類等の保管場所として利用するものでございます。現在の進捗状況でございますが、8月まで保育所が使用しておりましたので、9月3日にわんさか大浦パークを運営する二見以北地域振興会も含め、瀬嵩保育所の建物や敷地の確認を行ったところです。また、緑風認定こども園に移設されずに一部残っている備品や遊具につきまして、跡利用後の利用可否についてこども家庭部と調整を行っているところでございます。現状では、久志支所以外に跡地利用の希望がございませんことから、10月末までに部長会で諮り、瀬嵩保育所の跡地利用の方針について決定したいと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは私のほうから質問の事項4、要旨(1)についてお答えいたします。名護林業生産加工販売事業協同組合について、令和2年3月25日の臨時総会による新役員決定後、令和2年11月30日に那覇地方法務局に登記申請が行われ、同日付で登記が完了していることから、令和3年5月からの営業を目指し、施設等の修繕を行っていると第202回名護市議会定例会における東恩納議員の一般質問に答弁したところでございます。本市としましても、林野庁の補助金が活用され整備された施設となっていることから、随時、現地確認や関係者への聞き取りを行っているところでございまして、施設内の管理や資材の搬入、修繕等の稼働確認はしておりますが、まだ販売事業が再開されてない状況を確認しております。販売事業の開始時期について関係者に聞き取りを行ったところ、現在までに前体制時の資料が整っていないことから決算処理が進まず、会計上、不明瞭な状態で販売事業を開始するのは現体制では好ましくないとして、当時の関係者に早急に資料を提出するよう強く求めているということでございました。資料が整い次第、決算処理を行い、販売事業等を開始したいという回答がございました。続きまして事項4、要旨(2)についてお答えいたします。本市と名護林業生産加工販売事業協同組合で賃貸借契約を締結している土地について、林業振興の観点から、今年度より農林水産部で契約事務を行っており、令和3年4月1日に貸付期間を令和3年4月1日から令和5年9月30日までとする土地賃貸借契約を締結したところでございます。土地賃貸借契約書では、賃貸料の支払いは年度分を毎年9月30日までに支払うよう定めておりますので、今年度分の賃貸料については、今月中に支払われるものと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは質問の事項4、要旨(2)についてお答えします。名護林業生産加工販売事業協同組合については、平成29年度及び平成30年度分の土地賃貸料が未納となっており、未納金額は合わせて60万1,512円となっております。これまでに現体制の名護林業生産加工販売事業協同組合と面談等において土地賃貸料の未納金の支払いについての協議を行ってきており、納付期限を令和3年12月28日として土地賃貸料の請求を通知しているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それでは基地問題から順次二次質問をさせていただきます。市長、確かに今、沖縄県に埋立変更承認申請が出されているということですけれども、私が聞いているのは、地元の市長として、今の状況をどのようにお考えなのかということでありまして、国と県の手続の話を聞いているわけではなくて、市長として、地元の、現場の市長として、先ほど私はシンポジウムの話もしました。世界から見ても豊かな海だと言われている場所についてシンポジウムが行われる。それは世界が認めた辺野古・大浦湾なのです。そこの海についての工事が進められようとしていることについて、手続が進められていることについてどうお考えでしょうかと聞いているのです。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時22分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午前10時22分)
    ○大城秀樹議長 再開します。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 まだ不承認か承認か、それは分からないわけでございますけれども、これはあくまでも知事の権限に係る話でございます。その件につきましては答弁を差し控えさせていただきます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 分かりました。そうしたらまた近々、多分、その不承認が出ると思いますので、そのときにまた伺います。ぜひそれまでに、地元の市長として意見をまとめていただきたいと思います。それでは要旨(2)のほうですけれども、上流のほうに名護市が管理している水道施設があります。ダムもあります。その下流で、いま埋立てが始まっているわけです。それは、防衛局が上流側の排水については、末端の雨水排水で処理できるということをおっしゃっていましたけれども、それについて協議はしていないけど、そうなるという予測を、参事は予測のことをお話ししているのでしょうか。協議もしていないのにそういうことを言っているから聞いているのですけど。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 当初の埋立承認願書、この中に雨水排水計画は当然ございまして、名護市の権限に属する美謝川がそれに接続される形となっているというような確認をした上での答弁でございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 当初のというのは、何年の話をなさっているのか。そのときの図面をお持ちでしたら、資料を提供できませんか。口径とかというのが分かっているのでしたら、今、知っておかなければいけないわけです。それを踏まえて、皆さんは上流から流れてくる排水に対して、下流でそれを処理できる能力があるということを判断したのですよね。どこで誰が判断したのか。総務課では判断できないと思います。建設部でそういうことを判断したのか、伺います。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 当初、平成25年の計画の中でそれが見て取れるということでございまして、その中では線形しか示されていないわけですが、その後、沖縄防衛局から話を伺う中で、現在の美謝川の水流については、十分に流れる量の計画であるという説明を受けたところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 平成25年というと、たしか協議の対象になっていた頃ですよね。先ほど、防衛局が排水に支障はないと言っていたと。皆さんは、それをうのみにしたということですか。防衛局が言えばそのとおりだと。それを検証したということはないのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 現時点で検証はしておりません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 防衛局が言っているのをうのみにして検証はしていないということですね。自らは検証していないと。もう一度はっきり言ってください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 防衛局による詳細設計等々がこれからでございますので、現時点では確認していませんが、十分な排水を確保できる計画になっているという説明を受けたということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 そういう意味で受け身にならずに、ぜひ積極的に、詳細な図面がなくても現段階の中で排水がきちんと流れるかどうか検証すべきだと思います。そこで伺いますけれども、今の排水量はどれぐらいですか。それを基に概算でも出しているなら、防衛局がそれを基に概算を出しているかどうか、確認しましたか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 申し訳ございません。現時点での排水量等の数字の持ち合わせがございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 全く怠慢じゃないですか。名護市が管理している水道、そしてダムからの排水量が分からないのに末端で処理ができるわけがないでしょう。常識で考えて分からないですか。あなた方はどれだけの水が流れているか分からない。でも、末端で処理してくれるだろうと。防衛局が言っているからそのとおりに信じるみたいな。おかしくありませんか。参事。あなたは行政マンですよね。これだけの水が流れている。だからこれをきちんと処理できますよねと確認を取るべきではないですか。それをいまだにやっていないということは、あなたは名護市民を……、水を扱っている環境水道部と……、名護市の水道をどのように考えているのですか。直接は確かに環境水道部かもしれませんが、あなたが全てその判断をしているのでしょう。怠慢ですよ。早急に確認するぐらいのことは言ってくださいよ。謝ってください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 詳細な設計等々は今からと先ほどお答えしたところでございます。現在の排水量、それから表面排水等々も含めて計画されるとは考えております。そのことについては、なるべく早く確認をしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 詳細な設計ができてからでは遅いわけです。だから今のうちに……、詳細な設計は防衛省がやることです。あなた方がいま言うことは、どれだけの水量が流れているのでそれに対応しなさいと言うことを、きちんと言うべきことを、それをやっていないと言っているのです。それは認めてもらえますか。そういう認識に立っていますか。自分たちの流している、管理している水の量も分からないのに、防衛局に向けて、防衛局がやりますからって、他人事みたいに言わないでください。まずどれだけの水量が流れているかという。それがまず真っ先にやることではないですか。まず自分たちがやることを認めてください。もう一度お伺いします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 環境水道部から情報を提供いただいて、早めに沖縄防衛局にもその情報を提供してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 水量は早めに調べて、本来、ふだんからそういうことを知っているべきですよ。だから、どれぐらいの量が流れているということをきちんと防衛局に言って交渉すべきですけれども、それをとにかく早めに調べていただいて、防衛局と交渉して、それをもつかもたないかの担保もきちんと取ってきていただきたいと思います。これは次の12月定例会でやりますので。これはそんなに長くかけることではないと思いますので、早急にやっていただきたいと思います。いかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 可能な限り対応していきたいと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 では要旨(3)のほうですが、洪水吐の件で、流末までに行く間の水路に関しては、名護市の土地も絡んでいるということで、賃貸借契約の中で日本政府が行う場合でもそれに当てはまるという答弁でしたけれども、第9条にそんなことは書いていませんよね。何をもって日本政府が行うことも当てはまるのだということをおっしゃっているのですか。もっと詳しく説明してください。第9条のどこに書いてあるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 おっしゃるとおり、第9条にはそういう書きぶりはございません。そこで、先ほど一次で答弁しましたように、その解釈についての確認を双方でしたということでございます。沖縄防衛局だけではなく本省にまで確認をいただいた上で、先ほど答弁しましたように、日本国政府が米軍に提供するために行う場合も含まれるということの確認をしたということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 一応、本省まで確認したということであれば、それは、口頭ではできないはずです。文書のやり取りがなければそういう確認はできないし、しかもその確認は、やはり文書をもって確認できたということになると思います。先ほど口頭だと言っているのですが、それで通じるのでしょうか。文書でその確認の要求をすべきではないでしょうか。いつ口頭で聞いたのですか。しょっちゅう言わないから2つ答えてくださいよ。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 名護市から本省に対して文書の発送はしておりませんので、名護市として文書の保有はしておりません。沖縄防衛局から本省に対して文書が発せられたのかは承知しておりません。この確認につきましては、去る5月31日に口頭で行ったという……。(「聞こえない」との声あり)今年の5月31日に確認をしております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 参事、あなたは私に本省でもそれは確認していると言って、納得させる言葉を使ったわけです。防衛省内で、本省まで行ってこのことは確認されていると。だから大丈夫だというようなことを言って、思わせぶりに言われたら困るのです。本省まで行っているというなら、その文書はありますかと聞くべきではないですか。それを一般質問で答えているのですよ、あなたは。そうしているだろうと。想像で言っているのです。文書もないものを。多分、沖縄防衛局から本省まで行っていますと。ああ、そうですかと。確認もしないで想像で言っている。そんなことが行政で通じるのですか。本省まで行っているなら、その確認をしたと言うなら、その文書を見せてくださいと、公開してくださいと言うべきではないですか。それを言ってください。もちろん言えますよね。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 先ほど、沖縄防衛局から本省に対し文書で確認したという……。(「聞こえない」との声あり)本省に確認したということではございませんで、確認したかどうかは承知しておりませんが、ということでございます。したがって名護市として保有していないということであります。名護市と沖縄防衛局の間は口頭で行っております。沖縄防衛局は本省にも確認して、この解釈だということの説明を受けました。名護市と防衛局はあくまで口頭でございます。沖縄防衛局と本省の間のやり取りについては、どういった、文書でやられたのかというのは分からないということで、先ほど答弁したつもりでございます。 (「休憩」との声あり) ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時36分) (答弁内容の確認あり)                              再 開(午前10時38分) ○大城秀樹議長 再開します。東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 本省に確認したという話は、やはりそれは本省でも認識を共有しているということは、そういうことで間違いないんだということです。だからその担保に対しては、参事、きちんと本省と文書でやり取りしたのかということを確認して、文書があれば名護市に提出してくださいということを言っていただきたいのですが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 この件につきましては、沖縄防衛局に改めて確認をさせていただいて、本省との間の文書があるのであれば提供いただきたいと思います。(「あるんだよ」との声あり)(「あるのであれば」との声あり) ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 文書があるのであればではなくて、なければそれは信用できないということですよ。本当に。あるのであればではなく、ある文書です。文書がなければその履行は確認されなかったということになるわけです。だからそこはきちんとはっきりさせて文書を下さいと言っていただきたいと思うのですか、いかがですか。あるのであればという表現は通用しないですよ。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事祖慶実季総務部参事 含めて、沖縄防衛局に確認をさせていただきます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 本省で確認をしたから、それはそのとおりだと言わんばかりの言い方をなさっていますけれども、実はここに、外務省の見解があるのです。外務省は何と言っているかというと、米軍施設の区域は日本の領土であり、日本政府が米国に対して使用を許可したものですと言っているわけです。アメリカの領土ではありません。したがって、米軍の施設区域内にも日本の法例は適用されています。その結果、例えば米軍施設区域内で日本の業者が建設工事を行う場合には、国内法に基づいて執り行うと書いてあるのです。(「そうよ」との声あり)だから防衛局の本省が言っているからって信用できるわけないでしょう。あなた方は、外務省にもそのことについてきちんと問合せすべきだと思うのですが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 改めまして、外務省あるいは沖縄防衛局双方に確認をしてまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それでは外務省が言っているとおり国内法が適用されるわけです。国内法が適用されるということはどういうことか。建設部長にお伺いしたいのですが、名護市内で道路を拡張したり、あるいは道路改良工事をする場合に当たって、土地を購入しないで借地のまま工事はできるのでしょうか。伺います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 道路工事等におきましては、相続等に遅れが生じる場合には、施工承諾書を頂いて工事を進めているところであります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 工事が遅れる場合は承諾書でも、ということですが、基本的には土地を購入しないと工事はできないということでよろしいでしょうか。もう一度明確にお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 基本的には、工事の場合は用地を取得して、工事を進めていくことになります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それが国内法です。名護市としても、これから美謝川の洪水吐が流れる水路の建設、予算を防衛省は出しているわけですよね。そうすると名護市の土地に係るのです。その土地に係ることについて、きちんとそのことを伝えて、どうするのかといったことを聞くべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 建設工事と言いましても、必ずしもその権原を購入しなければできないという話ではないというふうに理解をしております。今、道路の例では全て購入しているということでございますけれども、公共事業全般が必ずしも借賃上ではできないということではないというふうな理解をしております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 参事、そこまで踏み込んで言うのでしたら、公共工事全般がそういうことではないとおっしゃるのでしたら、事例を出してください。そうしたら信用します。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 名護市のなごアグリパークにつきましては、その底地部分は北農後援会から借り入れて、名護市の公共施設であるなごアグリパークを建設しております。 (議長から大城敬人議員へやじの注意あり) ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 なごアグリパークの場合は民間に指定管理をさせて、名護市の発展に寄与する目的もあると思います。それと全く同等ではないはずですよ。だからこれが一緒だという、本当に詭弁(きべん)ではないでしょうか。あの水路を造ることによって、名護市に何か利便というか、公共工事というのは地域の人たちが豊かになるとか、地域の人に還元されるということがあるのですが、あの洪水吐はそういう目的で造られるのですか。そうじゃないから、きちんと売買契約を結ぶべきではないかと言っているのです。もう一度答えてください。あなたの詭弁ですよ。それが根拠ですか。そんなことを根拠にして買わなくていいなんて、あなたそれでも行政マンですか。恥ずかしくないですか。はっきり答えてください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 購入しなければ事業ができないといった根拠になるものがないかというふうに理解をしております。ただ、今おっしゃるようなこともございますので、将来的には沖縄防衛局がどういう形を取りたいのかは伺ってみたいと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 今、耳を疑ったのですが、将来的にですか。いま始まっていることですよ。早急に確認すべきではないですか。将来的にと言われたら、私はそのときはいませんよと、自ら認めているようなものですよ。あなたの在籍中にやりますと言ってくださいよ。それが行政マンではないですか。誇りをかけてやってくださいよ、あなた。よろしくお願いします。答弁してください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 土地の購入の意思があるかどうかは確認してみたいと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 本当に万事休す。言われてからしかやらないという。これはもう行政マンの怠慢である以上の何物でもないと。辺野古の問題が、名護市民を二分するような大きな問題を、こんな言われて「はい、そうですか。」と。本当にこういう問題、そういう認識もあるのか、ないのか。本当に何と言ったらいいのか。市民にとっては切実な問題ですよ。基地の問題について。それを詭弁的なことしか言えない。言われたらそうしますと。そんな態度で本当に行政を任せられるのか不安でなりません。それだけ言ってもしょうがありません。これから、名護市の未来に役立つ教育問題に移らせていただきたいと思います。先ほど、新しい取組だということもあって、定期テストをなくしたと。そして、それに対して教育委員会としては注目していくということでありますが、やはりこれは、学校の裁量で行ったということもおっしゃっていましたけれども、聞こえますか。学校の中で、校長を経験された教育長もいますけれども、学校の中でこういう取組を変えていくというのは、相当なエネルギーが必要だったと思います。それでもなおかつやっていこうといった学校に対して、やはり評価もしていただきたいし、そういう取組を、ここまでやってきた、期末テストをなくすという、ただそれだけではないのです。その中でいろいろなプロセスを踏んできたはずです。それを、学校側がどういうことをやってきたのか、お聞かせください。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 プロセスということで、一次答弁で少し話をしたのですが、新学習指導要領が学習のプロセスを評価することを重視しているということで、この辺も含めて学校の校長先生、父兄、それと教職員も含めて、皆さんで今、このようにやっていこうということで、2つの学校がまず先進的にやってきてはいるのですが、2つの評価が、学習評価の変更については今年度から新たに取り組まれているということもありまして、我々のほうもまだ結果もあまり見えていませんけれども、1年を通して経過を見て、成果や課題について、ほかの学校にも共有していきたいということで、今回のプロセスも今後また再度確認して、各学校に広めていきたいと思っていますので、もうちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 教育次長、それはそのとおりだと。始まったばかりですから、今すぐ評価という話ができないということは私も分かっています。ですので、私が聞いた質問は、評価ではなくて、おっしゃったとおり文科省の新学習指導要領の中でそういうことが定められている、書いてあると。それに基づいて学校の裁量として取り組んできたということですが、でも、名護市内で、これは昨日、今日と、学習指導要領が変わったわけではないですよね。文科省が指導要領と言っているけど、なかなか学校では取り入れられない実情があるわけです。もしそうであればみんなが変わっているはずです。ところが、名護市内でも2つの学校が先進的にやっているというか、全国でもそんなにあるのかないのか事例がないということですけれども、何が言いたいかというと、だから学校でそう言われても、指導要領がこうあると言われても、学校内で変えていくことは難しいことだと思っています。簡単であればみんな変えていたはずです。でも、この学校がなぜ変えていくことをやってきたのか、そこまでのプロセスを聞いているのです。どんなことをやってきたからこういうことにつながってきたのかと。そういうことが分からないと、ほかの学校にも伝えられないじゃないですか。そのことを聞いているのです。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉悟学校教育課長。 ◎比嘉悟学校教育課長 2校ございますけれども、1校の例を挙げれば、昨年度、学級の学習状況の中で課題がある学級や学年があったと。いわゆる授業中の学習意欲に対して、いかにこの子たちの学習意欲を向上させるかということを去年1年間、職員同士での議論を踏まえて、校長のリーダーシップの下、定期テストを廃止し細かい学習評価をすることで、それをフォローアップする形で子どもたちの学習意欲を上げていこうという課題意識の下に進んだということが一つ。もう一つは、小中一貫校の中で、小学校はふだんからどの学校も単元テストごとの細かい評価をしてきています。中学校は定期テスト。そういう小中一貫校ならではの小学校の成果みたいなものが学校の中で共有されていて、これなら中学校でもできるだろうということで、そういう実情を踏まえて、今年度、2校の学校がそういうチャレンジをしていると理解しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 確かにそのとおりだと思います。そのとおりというのは、文科省が学習指導要領を変えたら学校がそれにすぐ従うかといったら、そうはならないわけです。やはり学校がそういうふうに認識を持って変えていくという立場に立った場合、子どもの状況がこうだから、それをどう改善するかから物事が学校側で始まっていって、変えていくプロセスにまでつながっていくのかと思っているのです。だからそれは、校長、学校が子どもたちにいかに目を向けているか。そこから問題点が浮かび上がってきて変えていこうということになると思うのですが、僕はこのプロセスが大切だと思います。上から言われたからやりなさいという、書類だけを書いて出しているとかそういうことをやっていると、子どもたちもそうなってしまう。何と言ったらいいのか、とにかく型にはまってしまう、そういう子どもたちが増えてくるのではないかと思いますので、ぜひ模範として先生方もそうやっていただきたいと思います。一つだけ不安がありまして、例えば校長によって変わったわけですけれども、学校というのはまた新たに校長が来ます。そうするとまた変わっていくのかという懸念もあります。そういうことはあり得るのか。あるいはそこで、先ほどおっしゃった屋我地ひるぎ学園は、たしか学校運営協議会というのがあるかと思います。そういう中でも、そういう取組が話し合われてこういう結果に、期末テストを廃止するということになったのか。そこもお聞かせください。校長が変わるとまた変わるのか。その辺はどうなるのかも含めてお聞かせください。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 議員おっしゃるとおり、コミュニティ・スクールが設立されておりますので、その辺で校長、教職員、さらに保護者、地域の方などが議論していきますので、この辺はいい成果が出ているということですので、継続はされていくのではないかと思っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 校長先生が変わっても、学校の取組がきちんと続けられるシステムがある、それがコミュニティ・スクールだとおっしゃっていますので、ぜひまたそういう形でコミュニティ・スクールを市内に広めていただけたらと思います。ぜひよろしくお願いします。子どもは地域の宝です。教育委員会、教育に携わる皆さん、本当に大変な時期であります。コロナ禍の中でも、毎日状況が変わる中でも、子どもたちのために、授業を確保するために本当に努力していると思いますけれども、未来につながるということで頑張っていただきたいと思います。これからもよろしくお願いします。続きまして、時間もないので最後のところだけ最初に言わせてください。瀬嵩保育所の跡地ですが、9月に方針が決定することになっていますけれども、今、久志支所が手を挙げて、わんさか大浦パークの改良工事のために向こうを一時的に使うということがあるわけですよね。その中で、やはり瀬嵩区もいろいろ提案をして、瀬嵩区からも提案が出ています。例えば遊具についても要望を出していると思いますし、あそこに瀬嵩の海岸に打ち上げられた貝の展示場があります。それは瀬嵩区のいくつかの区民が採集している、それを展示したいという、そういうことも含めて、それは久志支所と、あるいはわんさか大浦パークと協議をして、そういう可能性を探っていけるものだということでよろしいのでしょうか。2年間の暫定期間ですね。どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 公共地や跡地利用、一定のプロセスに従って実施しておりまして、わんさか大浦パークが暫定的に利用した後、利用終了後、久志支所を所管する地域経済部において土地利用の計画がない場合は、再度、当該公共地の跡地利用計画プロセスに基づき、庁内関係団体等へ照会を行ってまいります。その照会の結果で希望がない場合は、また他公共団体、民間事業者への売却、貸付けを検討する流れとなっておりまして、そういった中で検討させていただくことになろうと思っています。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
    ◆東恩納琢磨議員 部長、私が聞いているのは暫定期間の話です。2年後、そのときはまたおっしゃった手続を踏まなければいけないというのは理解しています。この2年間、わんさか大浦パークだけが使うと。例えば敷地の面積が余っていたりするのを彼らが占有権を持ってやるのではなくて、地域とお互いに使い勝手のいいようなことは、久志支所内の話合いをした中でできるものなのか。2年間の暫定の話をしているのです。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 いま言ったようなご要望を、久志支所からの利用要望があるということでプロセスを進めておりますけれども、その中の具体的な利用の在り方については、いろいろ協議をしながら決めていければと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 瀬嵩保育所はこれまで瀬嵩区民も親しんできた場所なので、有効利用したいということで、もちろんわんさか大浦パークに差し支えのないような形で有効利用させていただきたいということで、ご協力をよろしくお願いします。事項4です。まだ賃貸料が残っているということで、今年の12月28日までの支払いということでしたけれども、この賃貸契約の中で、新たに賃貸契約書を結んでいますよね。今年でしたか。その賃貸契約の中で金額が違うのですが、当初の賃貸契約と今回の賃貸契約が変わっていると思うのですが、それはどういった理由でしょうか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 前回の契約と、今回契約を締結しておりますが、単価が違うということでございまして、それについてお答えします。前年度までは、総務部において貸付けをしておりました。当該土地に整備された施設は、林野庁所管の補助事業が入っている施設であることや林業振興の観点から、令和3年度、本年度から農林水産部にて貸付けを行っております。なお、貸し付ける際は他の事案などと同様の考え方で土地貸付単価を算定し契約を締結しておりまして、農林水産部では林業事業者に対し土地貸付単価を設定する場合、契約時点の固定資産評価証明書による評価額を基に沖縄県普通財産貸付規程を準用し、貸付単価を算出した上で面積に応じた土地賃貸借契約を行っていることから、林業振興を目的とした取扱いにより土地賃貸借料に違いが生じているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 分かりました。林野庁の件で賃貸料が変わるということであるのですが、あまりにも額が全然違うものですから、その評価の基準を比較できるように、普通財産と、いま言った財産に変わった場合、こうなるんですということを資料として提出していただきたいと思います。すみません、もう1件。これは最初から補助事業でやってきたところですよね。なぜ途中から……、今おっしゃったように、最初から補助事業でやってきたことで、農林、林業に寄与するものだということで土地代がこうなると。であるなら、最初からの設定は、その当時設定してもよかったのにそれができていなかったというのは、何か矛盾しませんか。その辺はどのように解釈していますか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは、以前の土地貸借契約の単価設定の根拠について説明したいと思います。名護林業生産加工販売協同組合につきましては、林業資源の有効利用を図り、農林産物と複合経営を推進するという契約の下に、昭和59年10月に設立されております。名護市及び4農協で組織する名護市堆肥生産組合への堆肥の原料チップの供給を目的として、そのとき設立されております。沖縄県の普通財産貸付規程を準用しまして、農業委員会が情報を提供する標準小作料を基にその単価を設定しております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 当初、その単価を設定したときと、いま状況が変わったから単価の見直しをするということで理解してよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 当事の契約の根拠ではそういうことになっておりまして、また改めて今回、先ほど農林水産部長がお話しした内容での契約となっておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 これをもちまして、東恩納琢磨、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時6分)                              再 開(午前11時15分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。平光男議員、一般質問を許します。 ◆平光男議員 皆さん、こんにちは。ただいま大城議長の許しを得ましたので、議席番号14番、にぬふぁぶし名護、平光男、一般質問をしていきたいと思います。早速入っていきたいと思います。事項の1 新型コロナについて。要旨(1)緊急事態宣言の中、名護市でも感染者が増加しております。以下についてお伺いいたします。ア 現在の新型コロナ感染者数についてお伺いいたします。イ ワクチン接種の年代別接種状況についてお伺いいたします。ウ 教職員の接種状況についてお伺いいたします。エ 介護施設入所者及び職員の接種状況についてお伺いいたします。オ 自宅療養者数についてお伺いいたします。事項の2 河川について。要旨(1)久場又川の管理はどこが行っているか、お伺いいたします。事項の3 羽地ダムについて。要旨(1)台風等により大雨の予測が出たときに、事前放流は可能か、お伺いいたします。事項の4 道路行政について。要旨(1)羽地中央線(ライスセンター横)において、さきの大雨でのり面が崩れた場所から山田向けへののり面の対策はできないのか、お伺いいたします。要旨(2)当該道路は朝晩の交通量も多いため、道路拡幅工事はできないものか、お伺いいたします。事項の5 タイワンハブについて。要旨(1)現在の捕獲数についてお伺いいたします。要旨(2)対策についてお伺いいたします。事項6 羽地ダム要望事項について。要旨(1)田井等パークゴルフ場の進捗状況についてお伺いいたします。要旨(2)田井等パークゴルフ場は何年度の完成を予定しておりますか、お伺いいたします。以上を一次質問とし、二次質問は自席より行います。答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは事項の1、要旨(1)のア、イ、エ、オについてお答えいたします。まず要旨(1)のア、オにつきましては、関連いたしますので一括してお答えいたします。令和3年8月のコロナ感染者につきましては、沖縄県によりますと、県が1万7,914名、市においては657名となっており、7月の181名の3.6倍となっております。自宅療養者数につきましては、北部保健所管内の数字となりますが、9月9日現在で210名となっております。続きまして要旨(1)のイ、エについてお答えいたします。先にイについてお答えします。ワクチン接種の年代別接種状況につきましては、先にお配りしている資料「名護市の年代別コロナワクチン接種率」をご覧いただきたいと思います。これまでの答弁と重複いたしますが、9月1日現在で高齢者の2回目接種率は83.5%となっております。65歳未満の接種につきましても、若者世代が円滑に接種を受けられるよう夜間接種を実施し、また、個別接種の実施回数を増やしていただくことで、市全人口の7割の接種を令和3年11月末までに完了させたいと考えております。次にエの介護施設入所者及び職員の接種状況についてお答えいたします。まず、これから答弁する介護施設は有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅等を含む高齢者施設等であることをご了承いただきたいと思います。市内介護施設は令和3年7月末時点で35か所ございます。うち9か所は嘱託医等による接種を行っており、17か所が北部地区医師会病院及び県立北部病院による巡回接種を行っております。9か所の施設につきましては、集団及び個別接種での接種となっております。入所者の接種人数につきましては、9月9日時点で、嘱託医等による接種で302名、巡回接種で342名、集団及び個別接種で91名、合計735名となっております。職員の接種状況につきましては、名護市に提出された優先接種の希望者数が787名となっており、そのうち北部地区医師会病院において446名の方が接種し、79名の方は巡回接種により接種しております。それ以外の方につきましては、現在把握しておりません。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それでは質問事項1、要旨(1)ウについてお答えします。先日の仲尾ちあき議員、神山正樹議員と同様の答弁となりますがご了承ください。名護市では、優先的に接種できる対象者として、名護市立小中学校に係る業務に従事する者が指定されており、令和3年8月31日時点で536人の学校関係者に優先的に接種券を配布しております。その割合は、7割を超えているものと考えており、同程度の割合で接種しているものと考えております。さらに、優先接種を希望しなかった方々にも配布が完了しておりますので、その割合はさらに高くなっているものと考えております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 私のほうからは事項2 河川について、事項4 道路行政について、事項5 羽地ダム要望事項について答弁いたします。まず事項2、要旨(1)についてお答えいたします。議員ご指摘の久場又川は、川上区内の山間部から農道を横断し、流末が二級河川、羽地大川へ合流する市が管理する水路であります。当該水路の台風や大雨時の緊急パトロールにつきましては、集落内の道路や市道羽地大川線と併せて氾濫等がないか確認しておりますが、集落内は三面張り水路となっており、水路敷き内の土砂堆積や草木の繁茂箇所は見受けられませんでした。しかしながら、当該水路の流末となる二級河川、羽地大川につきましては、当該水路と合流する箇所において経年堆積したと思われる土砂を確認していることから、以前より平議員からの一般質問に対する答弁のとおり、管理者である沖縄県北部土木事務所にしゅんせつの要請を行っているところであります。なお、令和3年度におきましても、沖縄県土木建築部との行政懇談会の要望事項として、羽地大川を含む名護市内の二級河川のしゅんせつを要望しており、書面にて、沖縄県より「二級河川の維持管理につきましては、氾濫等の危険性及び緊急性の高い箇所から順次、除草やしゅんせつ等を行っているところであり、汀間川につきましては、令和3年度より「緊急浚渫推進事業」を活用し、しゅんせつ等を行う予定であります。なお、源河川につきましては、令和3年度より除草等を行う予定でおります。また、その他の二級河川については、氾濫等の危険性を勘案しながら対応を検討していきたいと考えております。」との回答がございました。名護市といたしましては、今後も引き続き台風や大雨時のパトロールを実施し、当該水路及び二級河川である羽地大川の水位や土砂の流出状況などを確認し、沖縄県に対し、早期しゅんせつに向けて要望してまいりたいと考えております。続きまして事項4、要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず要旨(1)について、議員ご質問箇所の市道羽地中央線につきましては、「支線18号農道」との取付箇所から、名護市ライスセンター付近までの約180メートル区間ののり面において、去る令和3年6月29日の大雨により名護市ライスセンター側の一部が崩落したと平光男議員より通報がございました。通報後、直ちに現場確認を行い、応急対策として路肩にカラーコーンを設置し、のり面にブルーシートを張るのり面保護を行いました。抜本的な補修対策を講じるため、平議員や隣接土地所有者と重機の乗り入れや作業方法、作業時期などについて調整を重ね、令和3年9月3日にトンブロックによる土留めやアスファルト舗装を行い、修繕を完了したところでございます。当該区間ののり面保護対策といたしましては、のり面に道路表面水が流れ込まないようアスカーブを設置していきたいと考えております。次に要旨(2)の道路拡幅整備についてでございますが、当該路線の一部区間において、道路幅員が狭い場所での車両の交互通行が必要となり、地域住民や道路利用者の皆様にはご不便をおかけしております。現在、名護市の道路整備事業は、平成27年度から令和6年度までの計画期間で運用しております「名護市道路整備プログラム」において決定され、優先的に整備すべき路線のうち地域の同意が得られた路線から補助事業を活用し、順次、道路整備を進めているところであります。現在の計画では、当該路線は整備の対象路線となっていないことから、道路拡幅工事を早期に実施することは難しいものと考えております。しかしながら、現場を確認いたしましたところ、一部区間で草木が繁茂し車両通行時に見通しが悪い場所もございますので、地域住民の皆様が安全に通行できるように維持管理の範囲内において、路肩部の除草や路面の補修作業を実施してまいります。次に質問事項6、要旨(1)、(2)についてお答えいたします。議員ご質問のパークゴルフ場につきましては、田井等公園にて整備を計画しております。田井等公園は全体面積4.5ヘクタール中1.6ヘクタールを1工区とし、平成14年度から平成28年度の期間で整備を行いました。その後2.5ヘクタールを平成27年度に2工区として事業認可区域に取り入れ、パークゴルフ場整備等に向け平成28年度より事業を進めております。また、旧国道58号から2工区へのアクセス道路として0.4ヘクタールの区域を新たに取り込むため、令和元年12月に都市計画決定変更の手続を完了させ、令和2年6月に事業認可を取得したところでございます。現在は、用地取得のため、随時地権者と交渉を進めている状況であります。また、事業の進捗といたしましては、2工区の用地全28筆中(後で訂正あり)9筆を契約済みで、物件補償は4件中2件が契約済みとなっております。今後の計画につきましては、事業用地確保に向け、残る16筆の用地取得及び2件の物件補償を継続的に進めており、事業地区内の地権者からは一定の同意を得られている状況でありますので、今後、契約に向けて計画的に取り組んでまいりたいと考えております。次に要旨(2)のパークゴルフ場の完成時期につきましては、引き続き用地取得、物件補償を進めながら、今年度よりパークゴルフ場の配置や管理方法等について地元の皆様と協議を行いながら、令和4年度に予定している実施設計に向け準備を進めてまいりたいと考えております。その後、令和5年度から令和7年度に工事を実施し、令和8年度の供用開始に向け事業を進めているところでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは事項の3、要旨(1)についてお答えいたします。羽地ダムを管理している北部ダム統合管理事務所羽地ダム管理支所に確認しましたところ、令和2年8月31日付で河川管理者、ダム管理者及び利水者との間で「羽地大川水系治水協定」が締結され、事前放流は、その治水協定に定められている事前放流の実施方針に基づき実施可能であると伺っています。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは質問事項の5、要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず要旨(1)タイワンハブの捕獲数につきましては、今年度8月末時点で、名護地域では、字名護47匹、幸喜区1匹、許田区1匹、数久田区22匹、世冨慶区8匹、東江区10匹、大東区7匹、大中区3匹、大西区1匹、大北区33匹、為又区71匹の計204匹です。羽地地域では、真喜屋区2匹、仲尾次区22匹、仲尾区17匹、呉我区28匹、我部祖河区29匹、古我知区3匹、山田区5匹、川上区11匹、振慶名区5匹、田井等区7匹、親川区10匹、内原区6匹、伊差川区61匹の計206匹です。久志地域では、豊原区の2匹のみです。屋部地域では、屋部区51匹、宇茂佐区59匹、旭川区34匹、中山区53匹、勝山区12匹、山入端区12匹、安和区20匹の計241匹です。市全体では合計653匹となっております。なお、屋我地地域につきましては、8月末時点で捕獲はございません。昨年度の8月末時点と比べると、今年度は245匹多く捕獲されております。なお、捕獲器自体の設置数も増えているため、捕獲数から生息数が増えているとは断定できませんが、捕獲器の設置数を増やすことにより捕獲数も増えてきている状況にあります。そのような状況から、市内にはまだ多くのタイワンハブが生息していることが予想されます。次に要旨(2)のタイワンハブへの対策についてですが、市としましては、より多くの捕獲器を設置することで、咬傷被害の防止が図られると考えており、2名2組の合計4名の人員で、市内に設置してある捕獲器を2週間に一度のペースで見回り、捕獲されたハブの回収及びおとりとなるネズミの状態確認を行っております。加えて、新たに購入した180基の捕獲器をネズミの繁殖状況などを考慮しつつ、順次、捕獲の多い場所に追加投入しており、現在、681基の捕獲器を稼働させ咬傷被害の防止に努めております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 答弁大変ありがとうございました。事項1についてはまとめて質問していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。小中学生等の若年層への感染が広がっております。一方で、保育園や学童については、就労支援のためにも預かり保育を行っていると思っております。預かる側の不安は大きいのではないか。親が子どもを預けざるを得ないことの原因の一つに、親の休業補償的なものがないことが挙げられるのではないか。市として、各企業等への休業補償を行うような依頼をかけることは可能なのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現時点で検討はしておりませんが、国や県の支援策を活用していただきたいと考えております。現在、雇用調整助成金も延長が決定しておりますので、雇用主と調整を図り活用できると思います。また、本市におきまして、コロナでお困りの方へではありますが、支援を行うため、こういう名護市のコロナパンフレットを発行しておりますので、その中にいろいろな支援策も書かれておりますので、これを参考にしていただければと思います。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 これで困っている方も結構おりますので、相談がありましたら乗ってあげるようにお願いしたいと思います。次に、各医療機関の病床は逼迫(ひっぱく)している。その影響で医療を受けられず自宅療養をする方も多数いるのではないかと思います。こういう皆様に、市としての支援策はないのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 さきの宮城さゆり議員へも答弁いたしましたが、自宅療養中の支援として、配食のサービスですね。これにつきましては、県のほうで配食サービスを行っておりますが、それが結構、日にちがかかる場合があると。それにつきましては、そのつなぎとして、市としてもそういう、例えばスポーツドリンクとか栄養補助食品とか、あるいはちょっとした食料等の助成に向けて、いま調整をしております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 近くには、濃厚接触者ということで約2週間ほど仕事にも行けず困っている方もおります。こういう人たちにも支援策があれば、ひとつよろしくお願いしたいと思います。次に介護施設でのクラスターの発生状況についてお伺いしたいのですが、お願いいたします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 介護施設におけるクラスターの発生状況についてですが、市内でのクラスターの発生で介護施設に関するものといたしましては、7月下旬までに2つの施設での発生があったと認識しております。ただ、クラスターの発生の認定というのは、沖縄県のほうで行っております。どこの施設がクラスター認定されたという情報は、直接名護市のほうに来ているわけではございませんが、ただ、介護施設側から、陽性者数とか、それから施設の休業等の報告がございまして、それらを勘案しますと陽性者数5名以上の報告がありました介護施設をクラスターと捉え、2施設ということでございます。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 いま言われた2施設への名護市の支援の状況とかがあればお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 介護施設への支援ということでございますが、まず1点目としましては、施設利用者、高齢者へのPCR検査事業についてですが、施設利用の際の感染拡大リスクをさらに低減するため、令和3年度では通所系事業に加え入所系事業者の利用、高齢者も対象といたしまして、実施に向けて関係機関との調整を行っております。また、併せまして介護従事者へのPCR検査、こちらのほうは県が実施主体となっておりますが、その検査容器の事業所への提供であったりとか、それから検査検体の受け取り、それは市のほうで役割を受け持っているところでございます。それから2点目としましては、昨年の感染症拡大期に生じた全国的なマスク供給不足の状況においても、介護サービスを継続する必要がある施設系、それから訪問系サービス事業所へ、国が確保したマスクを県を通じて本市に提供いただいて、それを事業所に提供しております。同じく昨年当初、供給不足を生じておりました消毒薬品につきまして、庁内で確保した次亜塩素酸水を包括支援センターを窓口といたしまして、希望する市内の介護事業者へ提供し、感染防止等に活用していただきました。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ひとつ名護市も減少傾向に持っていけるように、みんなで頑張って、市としても頑張っていただければと思っています。次に河川についてですけれども、これは毎回質問しておりますけれども、一向に前進が見られず、前に言われた保安林指定とかはかなり厳しいものがありまして、管理者である市と、地元とも協議しながら、いい解決策がないか話合いを持ちたいとは思うのですが、この辺についてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 今のご質問については、多分保安林の件だと思っております。保安林については、沖縄県が所管していることや、それから保安林指定を行う土地について指定した後、本市は将来にわたり一切の権限を有することができないことから、本来は要望する側で同意を取ってもらう必要があると考えております。治山ダムを造る場合には、やはり保安林指定は必須ということでございますので、要望する側でしっかりと同意を取り付けるというのが大前提でございますが、地域の皆さんからのお声があれば市も県と話をしながら、同意が得られるのかというのは所有者の判断になると思いますので、そういうことをやっていきたいとは考えています。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 部長、これはかなり、保安林指定というのは厳しいものがありまして、これに代わるいい策というのが、何回も写真を見せてはいるのですが、こういうのは久場又川が原因で羽地大川に流れてきているものですから、これを解決しないと、毎回毎回、毎年1回しゅんせつのお願いだけをして、今、本土でも河川の氾濫とかいっぱいありますので、この辺、地元の方も大変心配しておりますので、治山ダムに代わる策がないのか、地元と一緒になって考えていってほしいと思うのですが、再度この辺はどんなものでしょうか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 今まで、平議員のほうから、幾度となく羽地大川のしゅんせつ等の対応を求められているところではありますけれども、県のほうに確認しましたら、現在、源河川、市内では汀間川等のしゅんせつのほうも依頼がありまして、実際に、久志地域の汀間区から三原区にあります国道331号に並行している場所の、久志出張所の前とか実際に大雨等により越水等、道路冠水の状況があるということで、そちらのほうから優先的に進めていきたいということで、県からの報告であります。そこを含めまして、順次、源河川の除草、そして今後また検討していくという話がありますので、名護市としましては、粘り強く沖縄県のほうへ、早めのしゅんせつに向けて要望していきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 部長、ひとつよろしくお願いしたいと思います。次に羽地ダムについてですけれども、誰の判断で事前放流を行うのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 河川管理者であります沖縄県土木建築部北部土木事務所及び羽地ダムを管理しております北部ダム統合管理事務所羽地ダム管理支所に確認をしましたところ、羽地大川水系治水協定のほうでは、河川管理者は、事前に放流を実施する体制に入るようダム管理者へ伝えることになっております。ダム管理者は、当協定に定められている事前放流の実施方針に基づいて、事前放流を実施すると伺っております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 いま言う放流に当たっては、事前放流はどのように行われるのかもお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 羽地ダムを管理している北部ダム統合管理事務所羽地ダム管理支所に確認をしましたところ、事前放流の実施判断は3日前から行うことを基本として、気象の予報に基づく上流域の予報の降雨量が、ダム下流の河川で洪水による氾濫等の被害を生じさせるおそれのある規模の降雨として定められております基準降雨量以上である場合に、事前の放流を開始すると伺っております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 分かりました。そういう事前放流を実施する場合の下流の区への連絡体制とかはどうなっているのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 羽地ダムを管理しております先ほどの管理事務所等に確認をしましたところ、事前放流を実施する際には洪水警報体制の発令の通知に準じて、名護市、川上区、仲尾次区に事前放流を実施する前に連絡を行うと伺っております。また、実施前には河川の巡視を行い、安全に努めていると伺っております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 今、川上区、仲尾次区とありますが、これに田井等区と親川区を加えることは可能なのか。できれば田井等区と親川区は入れてほしいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 先ほど答弁しました区の中には入っておりませんけれども、議員のおっしゃいました田井等区、親川区につきまして、こちらのほうからも要望したいと思っています。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 こういう場合の市の対策はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 大雨などにより、洪水による氾濫などの被害が発生する可能性が高い場合には、市のほうでは高齢者等避難や避難指示の発令を判断し、防災無線や緊急速報メール等にて広報するとともに必要に応じて避難場所を開設するなど、洪水、浸水等が発生するおそれがある危険な場所から速やかに避難するよう促して、被害の防止に努めております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ひとつよろしくお願いいたします。次に道路行政ですけれども、この間ののり面のときの対応ですけれども、ブロックを積んで水を反対側に行かすということでしたけれども、この時期についてはいつ頃を予定しているのか。水田の方たちも早めの対策をお願いしていたものですから、いつ頃の予定かをお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 のり面対策として、アスカーブにより対処するということで先ほど答弁させていただいたところですけれども、現在、ほかの修繕も進めているところでありまして、その箇所の優先順位等を含めて検討しているところであります。しかしながら、今、台風シーズンを迎えていることから、まずは応急対策として、その延長、畑に土のうを積んで、のり面に水が入らない対策を講じていこうかと思っています。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 ひとつ台風シーズン前に、早めの対応をよろしくお願いしたいと思います。続いてタイワンハブですけれども、年々増えていっているというお話ですけれども、部長、あれはハブノックですか。ハブノックというのは、各字に配布することはできないのか、お伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 ハブノックを各公民館に配布できないかということですが、そこはまた区長と調整した上で検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 実は部長、川上区で、おうちの中に入ってきて、一人住まいのお年寄りでしたけれども、こういうことで隣のおじさんを呼びに行く間に逃げていなくて、こういうときにハブノックがあれば、お年寄りでも二、三メートル離れてシュっとすればできると思います。検討ではなく早めの対応をお願いしたいと思うのですが、再度のご答弁をできますということでよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私は検討と先ほど答弁したのですが、今の平光男議員のお話のとおり、例えば公民館にこのハブノックがあったとして、今お話しの、おうちでタイワンハブを目撃したと。それを公民館に電話して、区長さんがハブノックを持ってくるまでに……、要するにハブノックを噴射してやらないといけないという、それだけの時間的なことがありますので、そういった対応の仕方もいろいろあるので、この辺も含めて、区長さんと調整をさせていただきたいということでございます。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 そうですね、来るまでにという……、出てくる場所は大概決まっているわけですよね。ということで、区長さんに預ければ、区長からこういう家庭に、こういう場合はこれを使ってくださいという配布ができるわけです。取りに行くのではなくて、出そうな、出たという家庭には早めにやっていただければ、検討ではなく、ひとつ話合いをしながら解決していけるようにお願いしたいと思います。次に羽地ダム要望事項ですけれども、田井等区長さんから聞いてみると、令和5年度の完成予定でしたけれども、令和7年度になって、今度はまた令和8年度ということになっておりますので、これはもう地元の方も大分待っているわけです。ワッターシジカラルナインテーという話も出ているものですから、早めの……、早めと言ってもできないはずですけれども、令和8年度には完成予定なのか、間違いないのか。この辺をお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在までいろいろ用地交渉等が難航していたのですが、ほとんどめどがついている状況でありますので、今後はまたスピーディーに事業を推進していきたいと考えております。そして、先ほどの答弁の中で、2工区のうち全28筆中9筆を契約しているという答弁をしたのですが、それの訂正をお願いいたします。25筆中9筆が、現在契約を済ませているということであります。失礼しました。 ○大城秀樹議長 平光男議員。 ◆平光男議員 部長、ひとつよろしくお願いいたします。以上をもって、平光男、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 平光男議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時59分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。石嶺康政議員、一般質問を許します。 ◆石嶺康政議員 議長、休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後1時30分) (字句の訂正あり)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 再開します。石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 皆さん、こんにちは。大城議長より許しをいただきましたので、議席番号6番、市民ネット、石嶺康政、一般質問をさせていただきます。一般質問に入る前に所感を述べたいと思います。地球温暖化に伴い、世界規模で異常気象が発生しています。異常な高温や干ばつ、大規模山火事、永久凍土の融解、大型台風、線状降水帯による豪雨等が頻発しています。人間の活動に伴う二酸化炭素排出が原因と言われています。全ての人が自分ごととして真剣に考え行動し、次の世代へよい環境を引き継いでいきましょう。国政では、沖縄県民の民意を無視し、辺野古新基地建設を強引に粛々と推し進めた菅総理大臣が退任することになったようです。新型コロナ対策を全うするとのことなので、野党が憲法第53条に基づいて求めた臨時国会召集を直ちに開始し、新型コロナ対策を講じていただきたいものです。新型コロナが猛威を振るう中始まったオリンピック・パラリンピックが終わりました。日本選手の活躍に感動し、勇気をもらいました。しかし、福島復興や新型コロナに打ち勝ったあかしとは言えないものでした。ほとんどが無観客試合で、オリパラにかかった莫大な費用は、私たち沖縄県民も負担するのでしょうか。7月31日に名護東道路全線6.8キロメートルが開通し、羽地方面から中南部へのアクセスが大変よくなりました。また、中南部からのアクセスも向上し、北部地域の活性化や市街地の渋滞緩和が期待されています。新型コロナによる緊急事態宣言が今月末まで延長されました。自粛が続き苦しいのはみんな一緒です。収束するまで支え合って頑張っていきましょう。それでは通告に従って一般質問をさせていただきます。質問の事項1 新型コロナについて。要旨(1)新型コロナ対策について伺います。ア 名護市における新型コロナ医療体制について伺います。イ 年代別のワクチン接種状況について伺います。資料提供ありがとうございました。ウ 受験を控えている中学3年生、高校3年生に対して、新型コロナワクチンを優先接種する予定はないか伺います。質問の事項2 教育行政について。要旨(1)新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンライン授業が行われていますが、児童生徒の家庭のネット環境について伺います。要旨(2)休園となっている稲田幼稚園の有効利用について伺います。要旨(3)電子図書の導入について伺います。質問の事項3 農業行政について。要旨(1)拠点産地認定8品目に係る農家戸数と出荷量について伺います。資料ありがとうございました。要旨(2)松くい虫被害状況と防除対策について伺います。質問の事項4 福祉行政について。要旨(1)厚生労働省より「団塊の世代が全員75歳以上になる2025年度に介護職員が推計で32万人不足する」との発表がありました。名護市内の介護施設における介護職員数、必要数について伺います。資料ありがとうございました。質問の事項5 羽地振興について。要旨(1)嵐山展望台周辺整備事業の進捗状況について伺います。質問の事項6 米軍基地等について。要旨(1)辺野古新基地建設について、沖縄防衛局は県知事から埋立変更承認を得られていないにもかかわらず、軟弱地盤のある大浦湾側のN2護岸工事に着手しました。市長の見解を伺います。要旨(2)沖縄工業高等専門学校の最寄りにあるキャンプ・シュワーブ内ヘリパッドの撤去について伺います。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは事項の1、要旨(1)のア、イ、ウについてお答えします。まず要旨(1)アについてお答えいたします。医療体制につきましては、さきの議員への答弁と重複いたしますがご了承願います。北部地域における状況になりますが、令和2年11月の時点では36床が確保されておりました。その後の急速な感染拡大に伴い、一般病床をコロナ病床として確保し、9月においては、北部の2医療機関で100名前後の陽性者を受け入れていると聞いております。約1か月で2倍近くの受入数となっており、コロナ患者以外の入院病床や検査・手術への影響が出るなど、逼迫(ひっぱく)した状況にあります。また、9月9日時点で、宿泊療養所入所者25名、自宅療養者は210名となっております。県内の病床コントロールにつきましては、沖縄県コロナ対策本部総括情報部においては、医師である医療コーディネーターを中心に行われているとのことです。北部地区におきましては、県立北部病院、北部地区医師会病院、北部保健所での調整会議が定期的に行われ、2医療機関に陽性者外来を設け、陽性者の状態や既往歴、家族背景等を総合的に判断し、入院医療機関先の調整や自宅療養者をトリアージする体制構築がなされており、重症化を防ぐ重要な仕組みとなっているとのことでございます。そのことから、現在入院治療が必要な方が自宅待機になるなどの状況は生じておらず、自宅においての療養が可能な方が自宅療養となっております。自宅療養の場合でも県立北部病院、北部地区医師会の看護師による健康状態の確認において、症状の変化が認められた場合は、また入院の態勢が取れる仕組みと聞いております。続きまして要旨(1)のイ、ウについてお答えいたします。イについてお答えします。ワクチン接種の年代別接種状況につきましては、さきにお配りしている資料「名護市の年代別コロナワクチン接種率」をご覧いただきたいと思います。これまでの答弁と重複いたしますが、9月1日現在で高齢者の2回目接種率は83.5%となっております。65歳未満の接種につきましても、若者世代が円滑に接種を受けられるよう夜間接種を実施し、また、個別接種の実施回数を増やしていただくことで、市全人口の7割の接種を令和3年11月末までに完了させたいと考えております。次にウの受験を控えている中学校3年生、高校3年生に対しての新型コロナワクチン優先接種につきましても、これまでの答弁と重複いたしますことをご了承ください。受験や就職活動を控えて早期のワクチン接種を希望する生徒に対し、現在優先接種を実施しております。高校3年生には令和3年8月13日に接種券を発送し、8月中旬から接種が始まっております。9月1日現在の接種予約人数及び予約された方の割合は283名、率にして38.6%となっており、そのうち139名、率にして13.9%の方が1回目接種を終えております。中学校3年生につきましては、県立高校の受験が年明けということもあり接種券の一斉発送は行っておりませんが、希望する方には接種券を発行しており、これも9月1日現在の発行件数は64件となっております。
    ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それでは質問事項2の要旨(1)と(3)についてお答えします。質問の要旨(1)について。児童生徒の家庭のネット環境につきましては、各学校において、アンケートの実施や持ち帰り実施を通して、現状の把握に努めているところでございます。ネット環境がない家庭やネットを使用した学習が困難な児童生徒については、住居地区の通信環境、家庭におけるネット構成、接続形態、児童生徒の端末操作に関する不安など、様々な要件によって対応が異なります。個々の事案となっているところです。まずは、学校が児童生徒の状況を把握するために所属する学校を通してご相談いただき、教育委員会として対応してまいります。続きまして要旨(3)電子図書とは、お手持ちのパソコン、スマートフォン、タブレット等から電子化された書籍を借りて読むことができるサービスでございます。インターネットが使用できる環境なら365日24時間いつでもどこでも利用できることであります。なお、通信費、パケット通信料等は利用者の自己負担となります。県内の状況につきましては、現在、沖縄県立図書館をはじめ、豊見城市、沖縄市、うるま市、南城市、久米島町、南風原町、読谷村の8つの自治体にて電子図書が導入され、電子図書館が設置されております。名護市立図書館におきましても、現在、新型コロナウイルス感染症の拡大による図書館の休館や、住民が図書館への来館が困難な状況でも図書館サービスを受けられる一つとして、電子図書館サービスの導入について検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問の事項2、要旨(2)について答弁いたします。名護市には公立の幼稚園が13園ありましたが、先日9月1日に瀬嵩保育所と久志幼稚園を統合した緑風こども園が開園しましたので、現在12園となっており、令和3年度においては屋我地幼稚園、真喜屋幼稚園、稲田幼稚園、久辺幼稚園の4園が休園となっております。幼稚園の一時的余裕教室や休園となった園舎については、放課後児童クラブや子どもの家といった「午後の子どもの居場所」として活用されております。稲田幼稚園につきましても、現在「子どもの家」として活用しており、小学生の午後の居場所となっております。休園しております園舎の有効利用につきましては、今後も関係部署と情報を共有しながら取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは私からは事項3、要旨(1)と(2)についてお答えいたします。まず初めに要旨(1)についてお答えいたします。名護市において、拠点産地認定されている8品目の直近3年間における状況としましては、事前に配付しております資料をご参照ください。まずゴーヤー、カボチャ、小菊、ドラセナの4品目については、農家数、出荷量とも年々減少傾向にあります。アレカヤシについては、農家数はほぼ横ばいですが、出荷量については減少傾向となっております。令和2年度の小菊、ドラセナ、アレカヤシの花卉(かき)類の出荷量が令和元年度と比較して減少している要因は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により様々なイベントなどが中止となり、花卉の需要が落ち込んだことが大きく影響しているものと考えられます。シークヮーサー、タンカンについては、農家数、出荷量ともに年度によって増減が見られますが、令和2年度の出荷量は、表年であったことに加え台風の影響も少なかったため、令和元年度と比較して2倍以上の出荷量の増加となっております。ウコンについては、農家数にわずかな増減はあるものの、出荷量については平成30年度499.6トン、令和元年度526.6トン、令和2年度576.7トンと年々増加しております。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。本市の松くい虫被害状況についてでございますが、毎年、沖縄県からの依頼により、松くい虫被害が出始める9月から10月にかけて、本市で市内全域の被害木調査を実施し、10月中に沖縄県へ被害状況を報告しております。本市における過去3年間の松くい虫被害は、平成30年度704本、令和元年度341本、令和2年度220本となっております。防除対策につきましては、国や県からの補助金内示額の範囲内で防除対策を行っており、その年に新たに被害を受けた松について、松くい虫が樹内に残っていると思われるリュウキュウマツを伐倒し焼却する「全木焼却」を基本に実施しておりますが、道路から離れているためクレーンなどで被害木の搬出ができない場合は、現地で伐倒・細断・集積し、薬品散布後にシートで覆う「薫蒸処理」を実施しております。また、学校や公園などの公共施設にある文化的、景観的に重要な松について、松くい虫被害の病原体である「マツノザイセンチュウ」が松の樹木内に入り込んできた場合、殺虫するために、予防策として薬剤を樹幹に注入する「樹幹注入」を実施しており、リュウキュウマツにおける薬剤の効果は4年とされていることから、4年ごとに注入を行っているところでございます。本市における過去3年間の松くい虫防除対策事業の実績につきましては、平成30年度は全木焼却81本、薫蒸が2本、樹幹注入が383本、令和元年度は全木焼却54本、樹幹注入389本、令和2年度は全木焼却52本、樹幹注入が80本となっております。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 質問事項の4、要旨(1)についてお答えします。本市内の入所を伴う介護施設の施設数と、それから市及び県に届出がされている職員数につきましては、資料として提供しておりますのでご確認いただきたいと思います。さて、今後の高齢者及び要介護者等の増については、令和3年3月に作成しております「第9次あけみお福祉プラン」におきまして、将来人口の推計や認定者数の伸びなどを考慮して、市内の施設、それから居住系サービスの見込量を算出してございます。その見込量から、第9次あけみお福祉プランにおきましては、新規開設分として認知症対応型グループホームを1か所、それから地域密着型特定施設入居者生活介護施設2か所の公募による整備を計画しております。現在、公募のために必要な条件の確認作業などを行っており、適切な時期に公募を行っていきます。なお、第9次あけみお福祉プラン作成時には介護事業所へのアンケート調査を行っております。その結果、介護職員の不足により事業継続が難しいと感じている事業所は一定数あるものの、数としては少ないという結果となってございます。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項5、要旨(1)についてお答えいたします。嵐山展望台周辺整備事業につきましては、平成28年度に近隣区長及び地域関係者を交え基本計画を策定しておりますが、それ以降、整備に向けた課題などもあり、現在もなお継続的に近隣区長や地域関係者との意見交換を行っているところでございます。直近では、今年2月と6月に地域との調整会議を実施しておりますが、今後また地域との会議を進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項の6、要旨(1)についてお答えいたします。沖縄防衛局が8月27日にN2護岸の工事に着手しておりますが、当該工事は、知事から承認を得て行われている工事であると認識しております。次に要旨(2)についてお答えいたします。これまで、関係閣僚と面会する機会において、キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯の撤去、特に沖縄工業高等専門学校に近いフェニックスにつきましては、優先的に実施するよう求めてまいりました。また、沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会の要請においても、キャンプ・シュワーブ内のフェニックス及びガンダーの使用中止など、住宅地上空の飛行を回避する対策について求めております。離着陸帯の撤去につきましては、日米両政府よる調整が必要であり、なかなか進展しない状況ではございますが、機会があるごとに求めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 それでは順次二次質問をさせていただきます。まず質問の事項1ですけれども、宿泊療養施設の件について伺いますけれども、医療従事者の体制はどうなっていますか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 軽症者療養施設宿泊療養ホテルの人員体制につきましては、北部保健所を中心に運営しており、事務職は日中3名、夜間2名、看護師は日中3名、夜間2名となっております。医師は常勤しておりませんが、朝夕の2回、療養所において看護師からの報告を受け、療養の指示がなされているとのことでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 コロナにかかる方が最近増えていますけれども、北部の宿泊療養施設については、受入可能人数を増やす計画はありますか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 北部における療養施設につきましては、公表されているのは60室となっております。実際の受入人数は、感染の状況により日々変化しており、ちなみに先週の8月末から9月初旬が40から50部屋で推移しております。今週につきましては30部屋前後となっております。ちなみに本日は25名の療養者と聞いております。部屋を増やすかにつきましては、今のところ確認はされておりません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に自宅療養者も100名単位でいますけれども、その自宅療養者の健康把握はどのように行っていますか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 自宅療養者の健康観察ですが、北部地域においては県立北部病院、北部地区医師会病院において陽性者外来を経て療養先を決定します。自宅療養となった場合は、それぞれの病院の看護師により電話で日々の健康観察が行われ、体調の変化があった場合は受診、入院の態勢が取られる仕組みとなっております。また、健康管理の上で必要なパルスオキシメーターは、県のほうで確保しており、医療機関により療養者へ配布されております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 自宅療養者を支援する上で対象者の情報が必要なわけですけれども、現在は県のほうが一括してこの情報を持っていると思いますけれども、その情報共有はどのようになさっていますか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 自宅療養者の県からの情報提供につきましてですが、陽性者の氏名等については個人情報保護の観点から現時点では提供されておりません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 県のほうから情報提供はないみたいですけれども、自宅療養になった場合の支援は情報がないので市からはコンタクトできないですよね。そうしたら、この支援の仕方といいますか、これはどのように支援しているのですか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 自宅療養者の支援につきましては、これからということになりますけれども、現時点では保健所からの情報提供については個人情報保護の観点から提供はないということですが、名護市のほうから、逆に保健所のほうに、これから名護市が行う自宅療養対象者へのサービス支援についてパンフレット等を作成して提供して、保健所のほうから療養者にそういう情報を知らしめて名護市のサービスを受けるということになっております。あと報道ベースでありますけれども、国のほうからは自宅療養者の個人情報保護について、市町村と共有するようなそういう通知の動きもありますので、その辺を踏まえて今後いろいろ連携を取っていきたいと思います。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 ワクチンを2回接種しても、半年後には抗体の量が半減すると言われています。それで、県内の医療施設でもクラスターが発生しているのがあります。今後、3回目のワクチンの接種計画はありますか。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 ワクチンの3回目接種、ブースター接種についてですが、国からの正式な通知はまだ出されておりません。これも新聞報道等、メディアのベースですけれども、3回目の接種は医療従事者に11月以降、高齢者は来年2月からという見通しであるという報道がされておりますが、現時点で市としての3回目の接種は検討しておりません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 新型コロナについてあと1点です。消防の救急搬送の件ですけれども、名護市では30分以上待機が14件、これは5月10日から8月25日の間ですけれども、そういう報道がありました。これは、全て新型コロナによる緊急搬送ということでよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 8月30日の新聞記事では、新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)して医療体制が逼迫する中、各消防本部の救急搬送業務に大きな支障が出ているということで、5月10日から8月25日までの県内各消防の搬送状況一覧表が載っておりましたけれども、これにつきましてはコロナ関連のみではなく、それ以外の全ての救急搬送件数が含まれております。本市の救急隊による医療機関への受入照会が4回以上となった事案が1件となっているのは、コロナ関連ではなく別の傷病者の案件でありました。また、30分以上の現場待機が14件となっていることにつきましては、コロナ関連が2件で、それ以外の傷病者搬送の案件が12件でありました。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に教育行政についてです。このオンライン授業に関しては、通信障害が結構発生しているみたいですけれども、この障害の発生の状況とその対策、それからWi-Fiのルーターを貸出ししているとも聞いていますけれども、どれだけ貸出ししていますか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 通信の遅延があるということで、学校においては同時間帯に多数のパソコンを使用した場合、イントラネットに過剰な負荷がかかり、一部回線の遅延が生じる現象が起きております。学校のインターネットは、北部広域イントラネットを通じて回線を使用しております。北部イントラネットは、学校のみならず公民館、公共施設なども共有して使用していることから、使用状況によっては通信渋滞を起こし、速度遅延が起きているものと推察しております。GIGAスクールサポーターが状況を把握し、接続端末数の分散や通信内容を確認し、アドバイスをして障害の対応に当たっております。また、通信遅延につきましては、学校内の接続構成を調査し、構成を切り替える作業を現在行っているところでございます。ルーターの貸出し状況ですが、現在215台を貸し出しているところです。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に休園になっている稲田幼稚園の件ですけれども、稲田小校区に住みながら放課後児童クラブとか、それから学童保育がないために校区外の学校へ通学させている方もいるようです。そこで今、休園となっている稲田幼稚園を、もっと有効に、例えば認定こども園ですか、そういったものに移行することは可能でしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 現在のところ稲田幼稚園を認定こども園に移行する計画はありませんが、地域のニーズがあるようでしたらまずは学校や関係各課と調整していきたいと考えております。先ほど答弁しましたように、現在は子どもの家で活用されているところであります。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 稲田幼稚園に関してあと1件だけ伺います。放課後児童クラブとして活用する場合の要件は何かありますか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 稲田幼稚園園舎における放課後児童クラブの要件についてお話しします。放課後児童クラブの運営費補助である放課後児童健全育成事業補助金において、年間平均10名以上の利用児童がいることが交付の条件となっております。そのため、稲田幼稚園園舎を放課後児童クラブとして活用する場合、稲田小学校在籍児において、年間平均10名以上の利用児童が見込めることが要件となります。現在、令和元年度に策定しました子ども・子育て支援事業計画にのっとって放課後児童クラブの整備を行っておりますが、この計画において羽地地区の放課後児童クラブ設置数は2か所となっており、既に2か所に設置されているところです。今後、稲田幼稚園園舎において放課後児童クラブを実施する場合は、補助金の交付条件や安定した事業実施のため、稲田小校区における放課後児童クラブのニーズを把握した上で判断する必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 電子図書の導入については相手次第ですので、乗り遅れないように実現を目指して、ぜひ頑張っていただきたいと思います。次に農業行政ですけれども、現在、拠点産地の認定が8品目ですけれども、今後、これを増やす予定はありますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 拠点産地認定品目が増えるということについては、現在のところ具体化している品目はございません。しかしながら、拠点産地認定のための要件として、要件が3つほどあります。1つ目に、特定品目について生産出荷組織が設置されていること。2つ目が、特定品目を対象に安定生産、安定出荷体制の確立方策を協議する産地協議会が設置されていること。3つ目として、安定生産、安定出荷体制を確立するための具体的な協同の取組方針が明確にされていることという、以上の3つが求められます。これらの要件を満たすためには、市のみならず生産農家やJA等による自主的な取組や意見の集約も必要になるものと認識しておりますので、これからも沖縄県を含めた関係機関、関係者と情報共有を図っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 松くい虫被害についてお伺いします。この松くい虫被害というのは、広範囲にわたって点在しています。補助制度の駆除範囲というのは、例えば道路からいくらというような範囲があるのでしょうか。それからもう1点は、山中や基地内にも松くい虫の被害に遭っている木があります。それについてはどのように対策をしていますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 本市で実施している松くい虫の採択事業は、主に一括交付金を活用した沖縄型森林環境保全事業、これは補助率90%となっております。それにより実施しており、市町村における当該事業の補助対象範囲が、国道、県道の幹線道路沿い、およそ200メートル以内で道路敷地は除く範囲の被害木が対象とされていることから、被害調査結果の中から国道、県道沿いの補助事業要件に該当するものを抽出し、補助金内示額の範囲内で対処している状況となっております。続いて山中や基地内にある松くい虫被害についてでございますが、沖縄県によりますと、市町村が補助事業で対応できない範囲は沖縄県において事業費の範囲内で松くい虫対策を実施していると伺っております。県内に存する、例えば基地内における松くい虫対策については、沖縄県から基地を所管する沖縄防衛局に対し、毎年文書で対処するよう求めていると伺っているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次、福祉行政についてです。新規に認知症対応型グループホーム1か所、それから地域密着型特定施設入居者生活介護施設2か所を開設する計画があるようですけれども、この開設時期と入所定員数はいくらになりますか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 まず、認知症対応型グループホームにつきましては、認知症の方が共同生活をする住宅でスタッフの介護を受けながら食事や入浴などの介護及び機能訓練を受けられるサービスとなっております。定員は9名以内となっておりまして、令和5年度開設を計画してございます。続きまして地域密着型特定施設入居者生活介護施設につきましては、小規模な介護専用の有料老人ホームなどで食事や入浴などの介護及び機能訓練を受けられるサービスとなっております。定員は29名以内となっておりまして、令和4年度と令和5年度に1か所ずつ開設を計画してございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 介護職員の人材の件ですけれども、不足すると言われていますので、その確保の対策はなされていますか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 名護市としての介護職員不足を解消するための取組についてですが、名護市独自での介護人材の確保のための取組は行えていない状況でございますが、国や県が実施する介護人材確保対策への協力を行っているところでございます。例えば、他産業と遜色ない賃金水準を目指して介護職員の処遇改善事業が実施されておりますが、その事業報告の受付やチェック等を担当課で行っているところでございます。また、国におきまして、介護ロボットの活用推進や外国人材の受入環境の整備などを行っており、沖縄県におきましても介護職の魅力を伝えるための動画の配信など、様々な事業を行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次、羽地振興についてです。嵐山展望台周辺整備事業の件ですけれども、これまでも何度か取り上げてきました。なかなか進展しないところがありますけれども、今後も名護市と定期的に情報交換会などを持ちたいのですが、そこら辺はいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員がおっしゃるとおり、やはり地域の合意形成が先に必要だと思いますので、区長会や振興会の事務局を担っております羽地支所も一緒になりまして、観光課と連携を図りまして進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 最後に米軍基地等についてです。県はサンゴの生存率を上げるため、高水温期である夏場のサンゴ移植を避けるように条件をつけていましたけれども、市長はその件を知っていましたか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 サンゴ類の移植については、公有水面埋立承認願書の環境保全に関し、講じる措置に示されているものと認識しております。この環境保全に関し、講じる措置についても沖縄県において審査され、承認されているものと認識しております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 承認と言うのですが、承認する前にそういう夏場の移植を避けるような条件を付して了解しているといいますか、そういうのがあるわけです。地元の名護市長として、貴重な海洋生物を守る義務があると思います。そういったことを無視して、今回工事を急いで発注しているわけですけれども、こういった場合には、名護市長として傍観するのではなく異議申立てをすべきだとは思いませんか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 夏場のサンゴの移植の件につきましては、報道で知ったわけでございますが、このことにつきましては県が許可をしておりますので、県のほうで適切に判断いただくものと認識をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次、ヘリパッドの件について伺います。キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯については、市長は就任してから何度撤去を要請しておりますか。また、要請した機関といいますか、どなたに要請をされていますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 離着陸帯の撤去の要請につきましては、内閣官房長官と面会する際に一度、防衛大臣と面会する際に三度、要請をしているところでございます。まず1回目は平成30年11月9日に文書で、これは当時の岩屋防衛大臣についてでございます。続きまして、平成30年11月29日に文書でもって内閣官房長官へ、令和元年9月29日、これは当時の河野防衛大臣に要請をしているところでございます。直近で言いますと令和2年10月22日、これは岸防衛大臣に要請をしているということでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 新型コロナ感染防止のために、現在、緊急事態宣言が発出されていますけれども、市長はつい最近東京へ行っておりますよね。河野沖縄担当大臣とは、東京へ行ったにもかかわらずリモート会議をしたとの報道もありました。その際にヘリパッド撤去も要請したのでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今回上京したのは、北部広域で、北部振興予算についての増額とその内容について要請をしたところでございまして、河野さんは沖縄担当大臣でございます。今回は、ヘリパッドについては文書で提出するということはございませんで、広域の件で要請に行ったところでございまして、おっしゃるように最後まで面会ということで調整をしていたわけでございますけれども、リモート会議になったということでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 市長の任期がもうやがて切れますけれども、このヘリパッド撤去の見通しといいますか、それはもう立っていますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほども答弁いたしましたが、これは日米間でいろいろ協議しなければならない事項だとも思っております。お会いするたびに要請を重ねていくということも申し上げたところでございます。しかしながら、あと半年足らずの任期でございますけれども、その間に撤去ができるかどうかということでございますが、今後も機会あるごとに要請を重ねていきたいと思っているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 渡具知市長の政治力を発揮して、ぜひ任期内に離着陸帯のフェニックス、ガンダーを撤去していただきたいと思います。ちょっと早いですけれども、以上をもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時28分)                              再 開(午後2時38分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。川野純治議員、一般質問を許します。 ◆川野純治議員 皆さん、こんにちは。ただいま大城秀樹議長より発言の許可を受けましたので、ただいまより、議席番号5番、会派市民ネット、社会民主党の川野純治、一般質問を行わせていただきます。コロナ禍ですので、早速通告に従って質問に入りたいと思います。質問の事項1 なごむん商品券について。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で落ち込んだ地域経済回復の一助として、昨年に続く第二弾の「なごむん商品券」が全市民対象に配布されました。消費拡大と生活支援に効果が実感できるよう大いに期待したいと思っております。そこで質問の要旨(1)「なごむん商品券」加盟店について、「商品券」対象店舗の偏りが指摘されています。加盟店募集の期間、募集方法及び追加募集についてお伺いいたします。質問の要旨(2)対象店舗の中には酒類等の提供を伴う店舗が含まれています。5月23日からの緊急事態宣言の繰り返しの延長で休業や廃業した店舗など、現状と合わない事例も出ております。こうした事例に対する対応についてお伺いしたいと思います。質問の要旨(3)出口の見えないコロナ禍で第三弾の実施も視野(準備)に入れるべきだと思いますが、見解をお伺いしたいと思っております。質問の事項2 コロナ禍での学習権保障と環境整備について。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の相次ぐ延長で、名護市内の小中学校は8月24日から31日までの間は臨時休業となり、オンライン授業等で対応することになりました。これは通告時点の状況です。児童生徒の学習権保障のため日々ご奮闘いただいている市教育委員会並びに学校現場の先生方に心から敬意を表したいと思います。そこで質問の要旨(1)オンライン学習の現状を伺います。小学校低・中・高学年、中学校についてそれぞれ概略で構いませんので、よろしくお願いいたします。質問の要旨(2)オンライン学習での課題はなかったのか、その対策も含めてお伺いいたします。質問の要旨(3)インターネット環境の有無で学習保障に格差が出るのは不本意だと言えます。コロナ禍の終息が見えない状況下で、今後も臨時休業となる可能性もあります。教育委員会として、児童生徒のみならず保護者へのサポート、Wi-Fi接続支援、通信料補助などを検討すべきだと考えますが、見解をお伺いいたします。続きまして質問の事項3 辺野古新基地建設・美謝川付替工事について。質問の要旨(1)第203回(6月)定例会での一般質問の続きでありますが、「辺野古ダムにおける洪水吐の付替え工事及びそれに接続する水路整備工事の実施に伴う手続き」関連の添付資料について、公開している部分まで含めて黒塗り状態で議会に提出した名護市当局の「防衛局忖度姿勢」問題で、再答弁した環境水道部長は、「もう一度、防衛局とも調整させていただいてお答えしたいと思います。」と答えられましたが、その後何の回答も得ておりません。経緯と結論についてお伺いいたします。質問の要旨(2)美謝川付替工事(当局の言い分では「水路整備事業」)は、軟弱地盤の大浦湾埋立てを前提とした辺野古新基地建設計画によることは前回の一般質問で市当局も認めております。昨年12月、今年6月と名護市議会における2度にわたる中止要求決議・意見書を全く無視し、工事入札が行われました。強く抗議したいと思います。工事は「東亜建設工業・大寛組・富島建設」建設共同企業体が16億7,530万円(税込)で落札しております。落札率は91.33%、工期は今年6月29日から2023(令和5)年3月31日までとなっています。これとは別に、仮設道路工やフェンス設置工は2015年度に行われた北勝建設(株)に発注されていた「シュワブ(H27)仮設道路工事(4区)」の一部が使われております。そこで、新たな水路に係る名護市有地「地番630-17」に関して、私は6月議会の一般質問では、形質の永久的・固定的変更を伴うものであるから、国による底地買収が必要だと指摘しましたが、市当局は必要ないとの立場でした。そこで一歩譲って、軍用地賃貸借契約書第9条において、「乙(国)は、・・・その他その形質の変更及び立木等の伐採をする場合においては、あらかじめ甲(名護市)に通知する。」とあります。通知はあったのか、まだないとしたら市民財産に関わる重大事項なので直ちに要求すべきです。状況をお伺いいたします。質問の要旨(3)新設する洪水吐設置工事で、辺野古ダム水質汚濁の懸念があります。その対応をお伺いしたいと思います。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項1、要旨(1)、(2)、(3)についてお答えいたします。さきの比嘉祐一議員の答弁と一部重複しますがご了承ください。初めに要旨(1)についてお答えいたします。商品券取扱い加盟店舗につきましては、6月14日より募集を開始し、9月1日現在、496店舗となっております。業種別に小売業が217店舗、飲食業が197店舗、サービス業が82店舗となっております。募集の方法につきましては、昨年度実施した商品券事業で加盟登録いただいた店舗へ募集を案内し、さらに名護市商工会、観光協会の会報誌を通して、広く募集を行っているところでございます。なお、追加募集につきましては11月30日まで、土曜、日曜、祝日を除き、随時名護市商工会のほうで加盟店登録の申請を受け付けております。続きまして要旨(2)についてお答えします。緊急事態宣言の延長により、新型コロナウイルス感染症拡大を食い止めるための措置として様々な要請が行われており、市民、事業者は厳しい状況が続いております。このような状況の中、「なごむん商品券」や国の「月次支援金」や県の「感染拡大防止対策協力金」などの支援策が実施されておりますので、それを活用していただき、融資や給付金などの相談等についても商工会などの関係機関と連携を図りながら対応していきたいと考えております。続きまして要旨(3)についてお答えいたします。なごむん商品券事業は、新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた市民への生活支援並びに地域消費喚起による市内事業者への支援として実施しております。今年度は前回の課題を受け、利用期間を12月31日までとしまして利用しやすい期間設定としております。緊急事態宣言が再度延長となっている中で、状況を確認しながら利用していただけるものと考えておりますので、現在は、第三弾につきましては検討はしておりませんが、国や県の支援策を活用していただき、融資や給付金などの相談などについても商工会など、関係機関と連携しながら対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
    ◎岸本尚志教育次長 それでは質問事項2、まず要旨(1)についてお答えします。オンライン学習の現状についてですが、教育委員会が児童生徒用に発行した教育用ID、パスワードを使い、クラウド上で利用できるGoogle Classroomと呼ばれる仮想教室を利用した課題やAIドリルの配布、また、Google Meetと呼ばれる対面式のウェブ会議アプリを利用した双方向型のオンライン授業などが実施されています。小学校低学年では、Google Meetで教師がカメラで板書を投影する授業、中学年では、タイピングソフトを活用した課題の提出、高学年では、Googleスライドというプレゼンテーションソフトで調べ学習、中学校では、グループ協議でジャムボードと呼ばれるホワイトボードソフトで共同編集を行うなど、各学校において様々なオンライン学習が実践されていております。続きまして要旨(2)についてです。教師の活用については、これまでパソコンを活用した指導を実施しており、基礎的な活用はできるものの、新たなICTのクラウドアプリやインターネットを活用した授業展開に関しては、コロナ禍における学校現場の対応なども重なり、教師によってICTスキルの差があることが課題に挙げられます。また、学校において、同時間帯に多数のパソコンがイントラネットに接続されるため、一部回線の遅延が生じる現象が確認されております。学校のインターネットは北部広域イントラネットを通じて回線を使用しております。北部広域イントラネットは学校のみならず公民館や公共施設なども共有して使用していることから、使用状況によっては通信渋滞を起こし、速度遅延が生じていることが確認されています。児童生徒については、まだオンライン授業が始まったばかりで操作に不慣れな児童生徒も見受けられますが、デジタルネイティブ世代の児童生徒は操作への理解度が高く、使用頻度が増すたびに飛躍的にスキルの向上が見受けられます。対策につきましては、教員のスキルについては校内研修や自主研修、個人研修、eラーニング、ウェブ会議アプリを使い様々な求めに応じて研修を行うなど、スキルの向上に努めてまいります。学校における回線の遅延については、現在、学校回線の構成、教員の使用方法などの確認を行い、民間のインターネット回線も活用するなど、回線の遅延解消に対処しております。次に要旨(3)について。保護者へのサポートについては、家庭の使用方法やWi-Fiへの接続方法などのお知らせを配布しております。また、お困りごとがあった場合に、学校を通してサポートができるように学校専用のコールセンターの設置をしております。Wi-Fi接続支援として、接続する際に必要な機器として、申出のあった家庭に対し、インターネットを開通するために購入する必要がある機器のモバイルWi-Fiルーターを学校を通じて貸出しを行っております。通信料の補助につきましては、民間サービスを活用することから回線の通信量や開通期間、学習用に用意した通信が学習として使用したかどうかの確認方法、開通に係る事務費などの課題がありますので、調整を重ねてまいります。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは質問事項の3、要旨(1)、(3)についてお答えいたします。まず要旨(1)についてお答えいたします。第203回6月定例会において、川野議員から防衛省のホームページで公開されている環境監視等委員会の資料に記載されている情報まで黒塗りされているとのご指摘がありましたが、沖縄防衛局からは、既にホームページで公開されている情報については提出した資料でも公開しており、これまでに公開されていない情報のみが非公開とのことであります。なお、非公開の理由につきましては、国が行う事業に関する情報であって、公にすることにより入札・契約に係る事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれ及び公にすることにより公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあるため非公開とのことであります。次に要旨(3)についてお答えいたします。現在、辺野古ダムにおける洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備工事に伴う水質汚濁防止対策について、沖縄防衛局と調整を行っております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問事項3、要旨(2)について答弁いたします。現時点において沖縄防衛局からの通知はございませんが、沖縄防衛局に確認をいたしましたところ、形質変更がなされる場合は事前に通知を行うと伺っております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ありがとうございました。それでは順を追って二次質問に移らせていただきます。まず、なごむん商品券についてでございますが、意義についてはもう皆さん分かっているとおり、先ほども答弁があったとおり、コロナ禍における市民生活への支援と、それから地域経済の回復という大きな課題を持って、今回第二弾ということで、非常に好評だと思います。ぜひ成功していただきたいと思いますが、その中で、先ほどの加盟店舗の募集期間ですが、11月30日までということになっていますが、当初は6月30日までということでホームページ等にはあったと思いますが、いつ、どのようにして変更になったのか。そこをまず確認したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 9月7日火曜日に、なごむん商品券ホームページを管理する名護市観光協会のほうで更新されております。理由といたしましては、昨年度実施しました商品券事業において、配送物の内容として商品券の案内文、2種類の商品券、購入引換券の3種を発送しました。その中で市民より「商品券がどこで使えるのか分からない」などの意見が寄せられました。そこで今回は、商品券がどこで使用可能か市民へ案内するため、チラシとして商品券と一緒に同封したところでございます。このことから、チラシなどの印刷の関係上、加盟店舗の募集期間を、一定期間設けております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 9月7日、ちょうど私の二次質問の調整のときですね。ホームページは、その前日までは6月30日と案内されていまして、9月7日以降にホームページを見たら、いつの間にか11月30日に変更されておりました。やはりこれは、名護市役所のホームページ全体の話にもなるのですが、ホームページが一つの大きな広報の窓口ですので、ぜひこの辺は慎重に、しかもきちんと注意深くやっていただかないと、せっかくの事業の効果が半減するのではないかと思っています。特に加盟店舗募集につきましては、先ほど部長からありましたように、この案内が商品券と一緒に来ました。私たちはどうしても、ホームページとか、デジタル社会の中でもまだまだアナログで、この一覧表がないとなかなかよく分からないというのがあります。やはりこれも、私がぱっと見たときに、あまりにも、紙の限界もありますけれども、あいうえお順に並べてくれればよかったかなと思ったりしたり、いろいろ思うのですが、そこは今回いいとして、先ほど言いました還元、この商品券は今年いっぱいですよね。12月末まで。ですので、商品券配布はもう終わったということでありますが、やはり事業自体はまだ続いていますので、ぜひ今後も、利用促進のためにPRをしてほしいのですが、もっと市民のひろばとか折り込みとかを含めて、PRがもっとできないかどうか、それについてもお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員ご指摘のとおりだと思います。市のホームページ等をさらに更新しまして、あとQABのデータ放送を活用したりとか、あとチラシに関しましてはどうしても枚数に限りがありますので、その辺り、市民のひろばを中心にして掲載していきたいと思います。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ぜひ最後までPRに努めていただきたいと思います。同じく、商品券の加盟店舗の拡大についてもですが、やはり今あったように、緊急事態宣言がまた延長されまして、この一覧表の中の対象店舗でも廃業している事業者もあったりして、非常に困惑する状況もありますけれども、加盟店舗の募集も引き続き拡大してほしいと思うのですが、各字におけるマチヤグヮーを含めて、もっと地域経済にきちんと還元できるような形でやっていただきたいと思いますが、やはりそのためには、各区の区長さんたちのお力もぜひお借りして周知徹底を、加盟店舗募集についても、商品券の利用についても同じことですけれども、ぜひそこもやってほしいと思いますがいかがでしょうか。併せまして、追加された加盟店舗の周知についてはどのようにされるのか。そこもお伺いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 先ほど議員がおっしゃるとおり、区長会を回りまして、事業の趣旨を再度、いろいろな中身を精査して、区長さんに報告していきたいと考えております。また、追加した店舗に関しましては、さらにチラシを作りまして、広報に努めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 実施のために、ぜひ最後まで部長の努力をお願いしたいと思います。そこで、第三弾の準備というのは、いま実施中ということなので、当然、第三弾を今すぐ準備するというのはあり得ないのは分かっておりますが、やはり今回は、前回と違って、去年と違って全市民対象ということと、前回は世帯が対象でしたけれども、今回は全市民ということで、個人にということと、それから加盟店舗も増えているということで、しかも利用期間も長くなったということで、1回目より2回目が非常に有効に活用されているというのがよく分かります。今回は、2億2,000万円余りの臨時交付金を使って、そして1億2,000万円もの一般財源も加えて投入されておりますので、地域経済の意気込みというのは還元できるのではないかと期待しておりますが、ここで私が提案しているのは、1回目のノウハウ、2回目のノウハウ、そういうことを踏まえて、地域経済のための回復策として、商品券事業はさらに有効性があるものだと、有効に使える事業だということを理解した上で、このノウハウを蓄積していくことが必要ではないかという提案ですが、それについてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 第一弾が終わりまして、第二弾が12月31日までですので、この辺りの検証をして、今後進めていく形を取りたいと思います。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 もちろん商品券の利用が12月いっぱいで、それから換金事業が2月までということで、経済効果の検証を含めてやるというのは、さきの比嘉祐一議員への答弁でも出ていますので、ぜひその機会を活用していただいて、いつでも第三弾ができるように準備を含めてやっていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。それでは学習権保障に移りたいと思いますが、今回、12日まででしたけど、それがまたさらに9月12日から今月末まで、9月末までというのが昨日正式に発表されました。5月23日から100日を過ぎるという、私たちも驚くべき、5月23日前はまん延防止等重点措置でしたので、非常に想定外の事態ですが、その中で今度、緊急事態宣言が延長されて、教育委員会としては今後どのようにするのかという対応を検討されたのか、その辺もお聞きしたいと思うし、それから、今回実施した臨時休業に当たって、今後もあり得るかもしれませんし、1学期においても若干休業をしたこともありますから、年間標準授業日数に影響がないのかどうか。特に高校受験を含めて中学3年生について非常に懸念しておりますが、いかがでしょうか。その辺についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 教育委員会の対応ということで、教育委員会では9月10日までとしていた分散登校及びオンライン授業等で実施してきておりましたが、昨日の午前中、9月17日までの延長を各学校に通知しております。その後、30日までの政府の見解が出たということで、18日以降の取扱いにつきましては、政府が9月30日まで緊急事態宣言の延長を決定したことを受けて、県の方針を踏まえた上で、9月30日までの延長について現在検討しているところで、決定次第各学校に通知するというところです。続きまして年間標準授業日数と中学校3年生についてですが、現在、各学校において分散登校及びオンライン授業等を実施し、授業日数の確保に努めているところでございます。8月24日から31日までは臨時休業のため授業としてのカウントはできませんでしたが、9月1日からの学校再開からは、オンラインにおいても授業として成立することが認められる場合は、授業日数としてカウントしてもよいということになっております。各学校の状況から、オンラインにおいて授業として成立しているケースを教育委員会としても確認しているところでございます。また、比較的少人数の学校については、通常登校に近い状況での授業を実施している状況にもあります。これに加え、学習内容の精選や行事の精選など、各学校の創意工夫により、現時点においては各学校において授業日数の確保は可能だと考えているところでございます。特に小学校6年生、中学校3年生につきましては、定められた教育課程を履修することが重要であり、進学に不利になることがないよう、各学校とも工夫を凝らしながらしっかりと学びの保障を行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ありがとうございます。9月17日まで延長ということで、本当に心配される対応ですけれども、先ほど私は中学3年生としか聞きませんでしたけれども、小学校6年生まで答えていただきましてありがとうございます。子どもたちの進路、進学を含めて、影響のないようにぜひ配慮していただきたいと思います。そこでオンライン授業についてですが、実は私も、8月23日、2学期の始業式の日からオンライン授業、孫がおりまして、孫の自宅のインターネット回線に不具合がありまして、我が家でずっと、議会が始まる前まで、1週間余り一緒に体験をさせていただきました。それを基に、もう既に答弁があったし、今後も答弁があるし、石嶺議員のときもあったのですが、初日二、三日はひどかったです。私も見て、実は私の孫の担任の先生は、2日目は回線が遅くて声が途切れて、自宅に持っていって、自宅でオンライン授業をやったということもありまして、本当に大変でした。うちの孫はご存じのとおり、中山分校で1年生は4名おりますが、子どもたちは答弁のとおり、1年生ですけど本当に早いです。今の子どもたちはテレビゲームとか普通のゲームもやっていますから、もう本当に、自分たちで勝手にさっさとやってお互いにユンタクしています。非常にいいです。逆に言えば、やはり先生たちの負担が大きいのではないかと本当に実感いたしまして、そこはもう先ほどの答弁で教育委員会も既にきちんと認識されているので、ぜひその認識どおりしっかりと確認していいただいて、先生たちは、日頃でもコロナ禍の中で忙しいと答弁がありましたけれども、新しいスキルの問題とか、本当に先ほど、東恩納琢磨議員でしたか、午前中、学校教育の先生の負担の問題も言っていましたけれども、やはりそこはしっかりと、ぜひ一丸となってこの解決に向けてやっていただきたいと思います。そこで、先ほどのオンライン回線の問題で、困りごとがあったら学校に相談してくれというのが石嶺議員のときにもありましたけれども、これは多分インターネット回線に関することで、困りごとがあったら学校に相談してくれということから始まっていると思いますが、今回はやはり、オンライン授業を含めて、分散登校を含めて、父兄、保護者の負担というのは、やはりかなり大きくて、給食がないというのも非常にみんな困っていることだし、共働き世帯においては誰が見るのか、子どもだけでやるのかということで、先ほど言ったように、結局祖父母とかがいる家庭はそこに預けたりして子どもを見るというのはあると思いますが、そういうことで、放課後児童クラブを利用できない子どもたちとかもいると思いますけれども、そういうところについての実態は把握されているのか。学校できちんと把握して対応を取られているのかどうか、その辺についても確認したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 分散登校及びオンライン授業を実施するに当たりまして、各家庭のご負担が増えていることは承知しております。各学校において放課後児童クラブ等の利用など、各家庭の状況の把握に努めながら保護者の求めに応じて午前中の預かりを実施しております。9月1日からは学校給食時の感染対策が可能な学校から順次、学校給食を提供している状況にあります。今週、6日の週ですけれども、小学校13校中7校、中学校8校中5校、来週につきましては13日の週ですけれども、小学校13校中8校、中学校は8校中6校に給食を提供する予定となっております。提供できない学校につきましては、全てオンライン授業となっている学校や大規模校などで、学校給食時において身体的な距離の確保などの課題があるため、提供できない状況となっております。教育委員会としましては、各学校から給食提供の申出が出てきましたら、速やかに対応できるように体制は整えているところでございます。また、オンライン授業への負担につきましても、一次答弁しましたが、コールセンターを設置し、学校を通してサポートできるようにしております。学校を通すことにより、各家庭の困りごとが機器の操作によるものなのか、授業の内容によるものなのかを学校が把握できるようになり、適切に支援につなげていけるように努めているところでございます。現在、学校生徒に陽性者が発生している中、学校内で感染の拡大が見られない状況にあるのは、分散登校の実施が大きな要因の一つと考えております。一たび学校でクラスターが発生した場合、結果、保護者の皆さんへさらなる負担と不安を抱かせてしまうとともに、北部地域の医療体制の逼迫(ひっぱく)にもつながります。教育委員会といたしましては、今後とも学校内での感染拡大を防ぐ観点から、学校規模に応じた分散登校の実施は必要だと考えておりますので、今後とも続けていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 そうですね、本当に、一部給食の提供も再開されているということであります。一番の課題は、先ほど教育次長が答弁されたとおり、分散登校によるクラスターの発生抑制です。これも防がないといけないところで、いろいろな課題がありますが、ぜひ一つ一つ克服していただいて、子どもたちの学力向上、学習権保障をやっていただきたいと思います。その中で最後ですけれども、Wi-Fi接続とか通信による補助については、私は一応お願いしていますが、それについての答弁は調整を重ねますということでありました。先ほどの石嶺康政議員の答弁で、ルーターの貸出しが212台あるということですが、先ほどあったように名護市のイントラネットを使っている関係で、本当に回線がパンクして遅延して、声が途切れるとか固まってしまうとかありまして、ほかの議員の皆さんも今回随分光ファイバーの件で要望、一般質問もありましたけど、これは同じような、関連だと思います。今、民間通信業者においても様々なWi-Fiの無料接続サービスのキャンペーンが始まって、コンセントに差し込めばすぐ使えますというキャンペーンがありますが、実際上は、例えば屋部地区でしたらソフトバンクは約1か月ぐらいかかるということで、これはNTTの回線を使っているということもあっていいのですが、auはもうちょっとかかるということが言われていまして、通信料もそれなりにありますが、無料サービスもやっているということであります。そういう情報も含めてGIGAスクール構想もやっているわけですから、今後の家庭におけるインターネット回線の接続、そしてそれの順調な運用というのはやはり今後の課題でもありますからぜひそこはやってほしいと思いますが、しかしながら、そうは言っても、無料とか民間があっても、非課税世帯とかひとり親世帯とかコロナ禍における支援対象の世帯については、やはりしっかりと何らかの補助をある程度検討する必要があるのではないかということでありますが、それについてどうなのかということと、それから通信料については、私たち議員でも電話料とかネット回線の使用料とかでいろいろ出ていましたけれども、案分という考えもあるわけです。確かに通信料は分けられます。これが学校用、これは仕事用、これは個人用と分けられませんので、案分という発想もありますが、そういうことも含めまして、家庭の負担をなくすという意味でどうなのかということで、教育委員会の検討も、再度調整の中身をお聞きしたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 要保護・準要保護世帯に対する支援でございますが、現在、名護市教育委員会では、要保護・準要保護世帯ということでいろいろ検討しているところですけれども、要保護・準要保護世帯等に光回線の必要がないポケットWi-Fiルーターを貸し出しております。ただし、新たにポケットWi-Fiルーターで通信するにはSIMカードというカードを購入し、発行、設定するための事務手数料がかかってきます。ランニングコストとして通信費用が必要になりますので、教育委員会としましては、要保護・準要保護世帯に対し今後支援が必要ではないかと考えているところでございます。次に通信補助ということで検討しているということを申し上げましたけれども、今、貸し出した機器を利用して接続する場合には、通信事業者に対して名護市の状況に応じた適切なオプションとして、具体的な通信容量や料金プラン、通信契約の途中の解約制限に対する違約金なしのプラン、通信の開通・閉鎖などが途中で可能なのかとか、その辺の調整をしているところでありまして、また、要保護・準要保護世帯に対して通信に係る支援としての案分という補助率的な話も考えているところで、この辺で調整をしているということでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ありがとうございます。コロナ禍における新たな学校教育の在り方ということで、本当にちょうどGIGAスクール構想の、先ほど言ったものと符合しますのでやっていただいております。個人的な要望ですけれども、1週間ぐらい孫と一緒に見ながらやったのですが、どうしても、タブレットですので、クイック、全部答えも、いろいろな学習も、やはり書き取りとかが今後非常に弱いという気がしましたので、そこはもう分かっておられると思います。教育の部分まで私が立ち入ることはありませんけれども、ぜひそういうことも含めて、教育委員会の皆さん、学校現場の皆さんと一緒に頑張っていただいて、子どもたちや保護者の意見も吸い上げて、子どもたちの学習環境の保障に努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは続きまして辺野古の美謝川の問題に行きたいと思います。これは黒塗り資料が6月議会の資料に、議員の皆さんのタブレットに入っている、例の黒塗りの、防衛局が出した美謝川の寸法の記事です。環境水道部の皆さんには、議会答弁、6月議会以降、しっかりと防衛局に改めて確認していただいて、大きな地図で見ると、確かにインターネットで公表されている環境監視等委員会の資料の数字は出ておりました。しかし、別に環境水道部の皆さんに文句を言うわけではありませんが、これはあくまでも防衛局の態度ですけれども、入札契約の適切な執行に支障を及ぼすおそれ、あるいは公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれ、こんな暗渠(あんきょ)の数字、細かなところ、我々に黒塗りを出されて、私がこんな、公共の安全に、秩序に支障が及ぶのかどうなのか、本当にあまりにもひどい理由です。防衛局の不遜な態度というのは、これは今までの辺野古新基地建設に関する強行な姿勢、県民世論や環境団体、様々な自然豊かな、大浦湾の豊かな海を埋め立てていく強引な防衛局のやり方、これはもう辞めると言っている……、歴代自公政権の表れだと思いますが、こういう言い分で、私は絶対これを認めないということを改めて表明しておきたいと思います。そこで、具体的に入りますが、まず、辺野古ダムの汚濁防止についてでございますが、現在、辺野古ダムにおける洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備工事に伴う水質汚濁防止対策について、沖縄防衛局と調整を行っているというご答弁でございました。そこで、この調整とは一体、法的な根拠があるのか。そしてその調整は一体何のことをやっているのか。その中身を明らかにしていただければと思います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 法的根拠についてですが、現在、辺野古ダムは名護市が水道事業における貯水池として使用していることから、水道法第2条及び第43条に基づき、沖縄防衛局へ水源の水質の汚濁の防止に関し措置を講ずることを求めており、その内容につきましては、水質汚濁防止対策の工法や水質監視の工法について、沖縄防衛局と調整を行っているところであります。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 紛れもなく、辺野古ダムは貯水池であります。東海岸地域の市民に給水するダムでありますから、しっかりと水道法に基づいて、汚濁防止対策については全力を挙げてやっていただきたいと思いますが、その調整の中で、防止の手順について、さきのボーリング調査の際も、名護市は実施作業の細目について、詳細について沖縄防衛局に照会文書を出したり、それから専門家と目される国立大学法人筑波大学の名誉教授宛てに意見聴取の依頼をするということを含めて、水質汚濁防止への具体的な対策を取っていただいたと思っております。議会にも決議に基づいて汚濁防止の水質のデータを上げていただきました。結果的に、目立った汚濁はなかったということで理解しておりますが、今回はボーリング調査の範囲にとどまらず、洪水吐の新設ということでかなり大がかりな工事になります。期間も長くなると思います。その意味で、先ほど水道法に基づく調整の内容としてありました手順について、今回の工事についてはどのような手順になるのか。大まかにお知らせ願いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 まずどのような手続かということですけれども、いま現在は、水質汚濁防止対策については、前回のボーリング調査のときと同様の手順を踏まえて行っていこうと考えております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 大まかな手順は前回のボーリング調査と一緒だということでありますが、特に今回、先ほど言いましたボーリング調査と違って、規模も期間も長いということが想定される洪水吐新設の工事におきまして、現在、沖縄県に沖縄防衛局が提出している沖縄県林地開発行為実施要綱に基づく協議書があります。これについては、まだ県としても対応をどうするのかというのはやっているみたいですが、これについては、辺野古ダム周辺のキャンプ・シュワーブ内での美謝川付替工事のための仮設道路を造るためにこの協議が必要なわけです。つまり、樹木の伐採が伴ってくるわけです。当然、ダム上の汚濁防止の影響が、水質汚濁が懸念されます。そういう意味で、この沖縄県への協議がなされている……、協議自体がなされているかどうか情報はありませんが、非常にこの工事、特に洪水吐の新設工事と、それからそれに係る仮設道路工事については、かなり影響が出るものと想定されております。今議会で、大城敬人議員の一般質問の資料で、美謝川の遺跡等の土砂採取予定地の資料が今回出されております。それも見ていただいて、美謝川の問題については大城敬人議員がやられるのでいいと思いますが、そういう中で、やはり汚濁防止に関しては非常に、森林伐採を含めて影響がもたらされると思いますが、それについて、詳細について、しっかりと防衛局にもボーリングと違って大規模な工事ですので、少し情報を、手順の協議の中で、調整の中で確認していく必要があるのではないかと思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 まず辺野古ダム水質保全策について、詳細を求めるべきではないかということですけれども、現在、沖縄防衛局と洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備工事において、辺野古ダムの水質汚濁防止に関わる調整を行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 県に出されている行政手続もありますので、しっかりと環境水道部としても情報を把握しながら、必要な情報を、防衛局からの言い分だけではなくて、しっかりと点検していただきたいと思っております。そこで、美謝川付替工事についてでございますが、当局は水路整備事業と言われているみたいですが、これについては、やはり辺野古新基地建設における計画の重要な、一つの大きな工事であります。もちろん、先ほどからの市長の答弁を含めて、仲井眞元知事による埋立承認願書に基づく工事だから、N2護岸をやっても、これはそのとおりの計画だからやるんだみたいなことを言っていますけれども、私は、それは実質容認の姿勢ではないかと理解をしている次第であります。そこで、大浦湾につきましては、生物多様性で、しかも軟弱地盤ということで、現在の技術ではとても改良不可能だということが指摘されているにもかかわらず、防衛局は改良申請のための設計変更申請を出しました。これについて、玉城知事は不承認の公算が強いと。これはもう県民投票を含めて、県民世論を踏まえた客観的な判断だと思いますが、不承認の公算が強まっております。まだ決定ではありませんが、実際上、決定に至るだろうと私たちは大きく期待をしております。そのときに、去る7月にサンゴ特別採捕許可をめぐって、いわゆる関与取消訴訟の最高裁判決がございました。これについては、新聞報道で大きく取り上げられましたので市長もご存じだと思いますが、その中で、最高裁判事5名のうち2人が初めて反対意見を付してきたわけです。その反対意見の主な理由は、設計変更の申請が拒否されるとなれば、サンゴ類の移植が無駄になるばかりか、移植されたサンゴ類の生存率は高くないことなどから、水産資源の保護培養という水産資源保護法の目的に反するとした上で、護岸工事という特定の工事のみに着手して、本件各申請書の是非を判断するとなれば、「木を見て森を見ずの幣に陥り、特別採捕許可の制度が設けられた趣旨に反する」として、反対意見が述べられたわけです。これは、沖縄県が主張してきた内容でもあります。そういう意味では、サンゴ移植を美謝川付替と言い換えれば、全く同じようなことになると思います。つまり、知事が設計変更申請を不承認にしたら、美謝川工事も大浦湾の埋立てを前提としますから、全く無駄な工事、そして無駄な税金の支出ということになってくるわけです。そこで私は市長にお伺いしたいと思いますが、こうした状況の中でまだ県知事の最終判断は出ませんが、やはりこういうおそれがある無駄な工事、無駄な税金支出のおそれがある美謝川の付替え、あるいは市当局で言えば水道整備工事、市長もしっかりと、ちょっと待ってくれよと。1回知事の判断を見てから、市長は常に言っているわけでしょう。国と県の対応を見るということですから、知事の判断を待ってから、この水路整備工事、美謝川付替工事をやりましょうと防衛局に申し入れるつもりはございませんか。いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 川野議員のご質問の沖縄防衛局が実施する水路整備工事につきましては、国の事業を県が承認して実施されるものでございますので、私のほうから申し入れることは考えておりません。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ちょっと残念ですね。では市長、今回、新しく付け替えられる美謝川、私は新美謝川と言ってもいいと思いますけれども、新しい水路は名護市有地を通るというのはもうご存じですよね。前回は図面だけに落としましたが、今回は航空写真の下にもう1回新しい水路をやってみました。ちょうどここの船がある所がK9護岸の所です。このK9護岸から海側を全部埋め立てる予定です。多分できませんけど。名護市有地は国道329号、海側はほとんどが名護市有地です。これはもう既に提供された資料を基にやっておりますが、そういう意味では、名護市有地のど真ん中を通って新しい水路を造るわけです。名護市民の土地が、先ほどの石嶺議員や東恩納琢磨議員の質問においても、国の事業だから防衛局、土地賃貸借契約の第9条によって、これはもう国が認めているからいいんだみたいなことがありましたけれども、やはり市有地の改変、大きな問題です。名護市民の土地を永久に水路にするわけですから、土地利用についても、今後の返還後の土地利用についても大きく制限を受けます。ですから、これについてはしっかりと、市民の代表として、市長がこのことについてもっときちんと、事前に防衛局から通知がないから、先ほど参事が、一次答弁では通知は今後形状変更があったら通知しますみたいなことを言っていましたけれども、東恩納琢磨議員が先ほど追及していますけれども、やはり名護市が問われるわけです。ぜひ市長、市民の代表として、この問題についてもうちょっと具体的に防衛局に詳細を明らかにさせて、市民の立場から、市民の財産を使うわけですから、いくら軍用地等地主会と契約されていると言っても、前回私は6月に、恩納村の都市型戦闘訓練施設の話をしました。比嘉茂政元村長が、米軍基地ですけれども、新たな基地機能強化は許さない。都市型戦闘訓練施設を許さないということで、村民挙げて先頭に立ってやりました。その例を、私は6月定例会でも言ったつもりですが、そこをしっかりと酌み取っていただいて、市民の財産ですので、防衛局からの通知を待つのではなくて、市長のほうからもしっかりと担当部の参事を通してでもいいですが、しっかりと要望して詳細を明らかにしようというのは必要ではないかと思いますから、そのくらいはできるでしょう、市長。お願いします。どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ただいまの件でございますけれども、一次質問で参事が答弁しておりますけれども、沖縄防衛局に確認しましたところ、形質変更がなされる場合においては事前に通知を行うと伺っておりまして、適切に対応されるものと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 形質変更がなされる場合はではなくて、なされるのです。これはもうはっきりしていますから、そこは認識を改めていただきたいと思います。ですので、先ほどから言いました市長は市民の代表ですので、ぜひ担当の部課長を通してでもいいです。僕は本当は、市長自らがきちんと要求すべきだと思っていますが、ぜひそこは市民の代表として、市民の利益を代表する市長として、ぜひ市有地を勝手に改変させないということをやっていただきたいと思っています。時間になりましたので、今回はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 川野純治議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時39分)...