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  1. 名護市議会 2020-12-03
    12月15日-08号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和2年第201回名護市定例会              第201回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和2年12月3日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和2年12月15日 火曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和2年12月15日 火曜日 午後3時24分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 25名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 欠 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       15番 翁長 久美子  16番 仲村 善幸 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長   祖 慶 実 季    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長 平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長   比 嘉 一 文    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長 玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長 長 山 儀 和    消防長      安 里  順               教育長  岸 本 敏 孝 教育次長   荻 堂 盛 邦議会事務局出席者 事務局長   上 地  健     次長       新 垣 和 吉 議事係長   宮 城  建     庶務係主査    大 城 和香子 議事係    島 袋 ちえり    会計年度任用職員 玉 城 直 喜 議事係    岸 本 健 伸 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。金城善英議員、一般質問を許します。 ◆金城善英議員 皆さん、おはようございます。議席番号21番、公明党の金城善英です。ただいま議長の許可がありましたので、令和2年12月15日、第201回12月定例会一般質問をさせていただきます。質問に入ります前に、今年は未知の新型コロナウイルス感染症が世界中を震撼(しんかん)させた年でありました。一日も早い終息を願うばかりであります。ここのところワクチン接種を開始した国も出てきましたが、日本でも今後、ワクチン接種が早期かつ安全で円滑に実施されることを期待いたします。一方で、地球規模で感染拡大防止をするためには、先進国も発展途上国もワクチンを必要とします。そこで新型コロナウイルス感染症ワクチンを複数の国で共同購入する国際的枠組みであるCOVAXファシリティーに、日本はいち早く参加を決めたことを高く評価したいと思います。各国が連帯してこそ、未曽有の感染症に打ち勝つことができると強く信じて一般質問に入りたいと思います。質問の事項1 新型コロナウイルス感染症について。質問の要旨(1)本市における新型コロナウイルス感染症陽性者数と重症者数の推移について。質問の要旨(2)医療体制の現状はどうか。質問の要旨(3)生活困窮者やひとり親世帯、休業や失業などの生活・就労支援相談数の状況と対応についてお伺いします。資料の提供ありがとうございました。次に質問の事項2 社会のデジタル化について。質問の要旨(1)デジタル化の恩恵が全ての人に行き渡るような環境整備のために高齢者や障がい者を支援するデジタル活用支援員について。質問の要旨(2)マイナンバーカードの普及と今後、健康保険証として活用することについての本市の対応について。質問の要旨(3)スポーツ施設や公共施設の予約状況や利用申請、決済システムの構築についてお伺いします。次に質問の事項3 地域経済振興について。質問の要旨(1)ワーケーション拠点施設整備事業について。ア 経済波及効果、将来展望について。イ 働き方の多様化など新たなニーズへの対応について。ウ 名護湾沿岸基本構想での位置付けで、玄関口として名護市や北部地域やんばるの魅力を発信できる大型モニターの設置について。エ 電気自動車(EV)用充電設備の設置について。オ テレワークやオンラインなどに必要な電気・通信設備などの環境整備について。カ 喜瀬区の見解についてお伺いします。質問の要旨(2)新型コロナウイルス感染防止対策と経済対策の両立への本市の取組について。質問の要旨(3)超高速通信サービス整備事業で屋部地域の一部、屋我地地域、久志地域(二見以北)の進捗状況についてお伺いします。次に質問の事項4 子育て・教育行政について。質問の要旨(1)ブックスタート事業の実施状況について。質問の要旨(2)GIGAスクール構想について。ア GIGAスクールネットワーク整備事業GIGAスクール情報機器整備事業GIGAスクール構想推進事業Wi-Fiルーター・サポーター配置)の進捗状況について。イ 不登校や長期入院中の児童生徒の対応についてお伺いします。次に質問の事項5 地域問題について。質問の要旨(1)済井出区内の集合住宅建設問題についてお伺いします。質問の事項6 道路行政について。質問の要旨(1)道路照明灯の維持管理について(外廓線3基、宮里大北線2基、大北大西線3基、九年又線2基)。質問の要旨(2)市道名護59号線(護佐喜宮横)横断歩道の移動について。質問の要旨(3)市道大北3号線(かねひで大北店横)の修繕について。質問の要旨(4)SNSを活用した道路維持管理通報システムの構築についてお伺いします。以上、一般質問といたします。よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 おはようございます。私のほうからは質問の事項1、要旨(1)と要旨(2)、質問の事項2、要旨(2)についてお答えいたします。まず質問の事項1、要旨(1)についてお答えいたします。さきに答弁いたしました比嘉勝彦議員、比嘉拓也議員の答弁と重複する部分がございますが、ご了承願います。新型コロナウイルス感染症陽性者数と重症者数につきましては、沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部から毎日報告を受けているところでございますが、重症者数につきましては、市町村ごとの公表はなされていないため、把握が難しい状況にありますことをご了承願います。名護市におきましては、令和2年4月12日に初めて陽性者が報告されてから、新規感染者数は、4月に2人、7月に2人、県の緊急事態宣言が発令された8月には25人と増加し、緊急事態宣言解除後は9月に6人となっています。その後、10月には16人と再び増加し、11月に22人、12月にはクラスターの発生もあり、12月14日現在34人の陽性者が報告されております。感染拡大に歯止めがかかっていない状況にあります。続きまして、要旨(2)についてお答えいたします。沖縄県の医療体制については、県コロナ対策本部総括情報部において、医師であるコーディネーターを中心に沖縄県全域の入院情報を収集し、入院病床調整、宿泊療養調整等がなされており、県全体での病床コントロールの体制がとられているとのことでございます。北部管内につきましては、感染症指定医療機関である県立北部病院及び協力医療機関である北部地区医師会病院において、現在、病床数36床が確保されております。今後とも沖縄県において流行状況、フェーズに応じた医療提供体制がなされるものと理解しております。しかしながら、冬場はほかの疾患の増加により新型コロナウイルス感染症の病床数の変動も予測されることから、医療機関の逼迫(ひっぱく)状況を防ぐためにも、引き続き、それぞれの立場において、感染拡大防止に取り組んでいく必要があります。続きまして質問の事項2、要旨(2)ついてお答えいたします。特別定額給付金を契機に、マイナンバーカードに対する関心が高まってきておりまして、前年度1年間のマイナンバーカード交付枚数が1,328枚であったのに対して、今年度は、11月末現在で2,565枚と、対前年比約2倍に伸びておりますが、カードの取得率としては、13.5%に過ぎず、いまだ低い水準となっております。議員お尋ねのマイナンバーカードの普及に向けた取組につきましては、まず、カード未取得者、令和2年以降に生まれた方と75歳以上の方などを除いた者、に対して、1月から3月にかけて地方公共団体情報システム機構通称J-LISより全国一斉に申請書が郵送される予定となっておりまして、これによりカード取得を促していくこととなっております。次に、来る12月26日土曜日、来週の土曜日ですが、午前10時から午後3時までの日程で、イオン名護店におきまして、名護市と沖縄県との共催でマイナンバーカード出張申請受付を実施いたします。また、来年3月の国民健康保険の更新保険証発送の際に、カード取得促進に関するチラシを同封することにより、取得を促進いたします。これらのほかにも、マイナンバーカードを活用したサービスを拡充することによって、カード取得促進への呼び水になると考えております。現時点では、住民票等のコンビニ交付が主なものとなっておりますが、それ以外のサービスにつきましても今後検討してまいりたいと思っております。続きまして、健康保険証として活用することにつきましては、来年3月からマイナンバーカードを健康保険証として活用できることとなっておりまして、医療機関受診時の資格確認が簡潔かつ正確に行えることで、医療事務従事者及び被保険者の事務処理や手続の負担軽減につながることが期待されます。例えば、就職や転職等の際、保険証の発行を待たずにカードで受診ができたり、高額療養費の限度額認定証について発行申請手続が不要となったり、70歳以上の方について、世帯所得の変更による一部負担金割合の変更がオンラインで確認できるようになり、保険証の未受領や誤って使用した場合の医療費の返還手続がなくなるなどのメリットがございます。本市では、健康保険証として活用することを促進するため、国民健康保険の加入者に対し、健康保険証として利用する場合のメリットや利用申込方法等を記載したチラシを、先ほども申し上げました来年3月の更新保険証発送時に同封して送付し、活用促進に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 おはようございます。私のほうからは質問の事項1、要旨(3)についてお答えいたします。新型コロナウイルスの影響による相談・支援状況についてですが、お配りしております資料のほうも併せてお願いいたします。生活困窮者自立相談窓口「さぽんちゅ」への生活困窮の相談状況につきまして、今年度は11月末現在で820件の新規相談がありました。そのうち、新型コロナウイルスの影響に係る生活相談は557件となっており、住宅確保給付金の相談件数は396件と最も多くなっています。新規相談820件のうち、本人を特定している653件の生活困窮の主な理由としては、休職が214件、約33%、収入減が143件、約22%、離職が81件、約12%となっています。相談者の世帯構成といたしましては、単身世帯が286世帯、約44%と最も多く、次いで夫婦と18歳以下の未婚の子の世帯が112世帯、約17%、ひとり親世帯が88世帯、約13%、その他の世帯が167世帯約26%となっております。今年度11月末現在の全ての生活困窮者自立支援事業支援サービス利用状況につきましては、家賃の給付を支援する住居確保給付金事業が181件、家計の中身の見直しや生活を立て直すために必要な制度の活用を支援する家計改善支援事業が5件、直ちに一般就労への移行が困難な者に対して、一般就労に従事する準備としての基礎能力の形成を支援する就労準備支援事業が6件、ハローワーク等と連携し、求職活動の支援を行う就労支援事業が190件、住居を持たない方等に、一定期間、宿泊場所や衣食を提供し、今後の自立を支援する一時生活支援事業がゼロ件となっています。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 おはようございます。まず質問の事項2、要旨(1)についてお答えいたします。デジタル活用支援員については、2019年4月の総務・厚労両省の大臣政務官共催の「デジタル活用共生社会実現会議」において提言されております。デジタル活用支援員については、利用者からの求めに応じ、スマートフォンAIスピーカー・AI家電等の使い方から、自治体への電子申請、テレワーク、遠隔診療、遠隔学習等へのアクセス方法に至るまで、デジタル技術の活用を助言、支援を役割として担うモデル構築が進められております。また、支援員が活動を行うためには、支援員の確保・人材育成、活動の進捗管理、活動の周知広報、必要な費用負担といった活動をサポートする仕組みも重要になってまいります。政府においては、コロナ禍において対面によらない新たな生活様式が国民各層に普及・浸透するよう、機器の使い方から、電子申請テレワーク、遠隔診療、遠隔学習等へのアクセス方法に至るまで、デジタル技術の活用支援の取組に着手しており、2020年度は全国11か所で実証を行い、デジタル活用支援員の担い手、デジタル活用支援の実施体制等の構築に取り組んでおります。今後につきましては、今年度実施されている国の実施事業を注視しながら、名護市としてのデジタル活用支援員の取組方を検討してまいりたいと考えております。続きまして質問の事項2、要旨(3)についてお答えいたします。現在の検討状況を報告させていただきます。文化・スポーツ施設を所管する3課に聞き取り調査を行っております。維持課、地域力推進課、文化・スポーツ振興課が所管・管理する施設の95設備のうち、現時点でウェブでの予約状況を提供しておりますのが、23設備となってございます。利用申請、決済システムについては提供施設・設備はございません。現在、名護市ではいくつかのシステム事業者へ提案依頼を行っておりまして、今後検討を深めてまいりたいと考えておりますけれども、「文化・スポーツ施設等の利用予約」につきましては、政府の「地方公共団体における利用促進指針」においても、地方公共団体が優先的にオンライン化を推進すべき手続にも掲げられておりまして、施設を所管する関係課とも協議しながら、情報政策部門として積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。続きまして質問の事項3、要旨(1)について、アからカについてお答えいたします。まず、アの経済波及効果について、お答えいたします。ワーケーションを活用し、来訪者の滞在日数の増加による観光収入の増加を見込んでございます。本施設想定利用者、年間5万1,932人がワーケーションを活用することにより、1泊延長するとすれば県内消費額は1人当たり約2万円増加することを想定しており、年間に直しますと、滞在日数延長による波及効果額は約10億円の波及効果となるものと考えております。次に将来展望についてでございますが、新型コロナウイルス感染症収束後の観光客誘客においても、ワーケーション需要は高まるものと予測しておりまして、さらなる来訪者数の増加と観光収入の増加が期待できると考えてございます。また、企業誘致に資する機能も導入いたしますことで、本市が推進する金融及び情報通信産業等の企業誘致を加速させ、雇用拡大につなげてまいりたいと考えております。次にイについて、お答えいたします。新型コロナウイルス感染症拡大の影響でテレワークが推進され、新しい働き方として認知されているものと承知しておりまして、国内外のリゾート地や帰省先など、休暇中の旅先で仕事をする「ワーケーション」が注目されているものと存じております。名護市においてもワーケーションを推進することで、新たなニーズへの対応を図っていきたいと考えております。続いて、ウについてお答えいたします。ワーケーション拠点施設整備のサイン看板の設置は必要と考えておりまして、施設内に総合案内機能の設置を予定しておりまして、その中に観光発信の機能も有することとしておりますことから、名護市の魅力を発信するモニターの設置等の手段についても実施設計の中で検討してまいりたいと考えております。次にエについて、お答えいたします。本施設の近くには空港リムジンバスリゾートライナーなど、アクセスのよいバス停もありますことから、例えばバスで訪れ北部地域を周遊するための手段として、名護市役所にも設置されておりますカーシェア電気自動車の設置についても検討しているところです。ご提案のとおり、電気自動車用充電設備の設置についても電気自動車の普及や本施設利用者の意向を踏まえて、検討してまいりたいと思っております。続きまして、オについてお答えいたします。本施設において、利用者が快適に仕事ができる環境として、Wi-Fi環境や各デスクで利用できる電気コンセントなど、類似施設等も参考にしつつ必要な設備を確認し、実施設計においてしっかり反映させていきたいと考えております。最後にカについてお答えいたします。喜瀬区からは部瀬名岬地域海浜リゾートマスタープランにある計画に沿った開発、本県の観光振興及び地域振興につなげるためにも、当該地区に立地する沖縄総合事務局研修所「群星荘」跡地を購入し、地域振興施設の整備とともに、後背地の活用促進につなげるよう要請がありまして、本市といたしましても、「名護湾沿岸基本構想」において、当該国有地をワーケーション拠点施設としての利活用をするという方針としておりますことから、当該国有地の利活用として、ワーケーション施設整備事業を進めているところとなってございます。続きまして質問の事項3、質問の要旨(2)についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策としては、小まめな手洗い、咳エチケット、3つの密を避けること、不要不急の外出を控えるなどの対策を実践し、感染予防に努めていただくよう琉球若草様からご提供いただいたピクトグラムも活用し、市のホームページや防災無線等を活用して市民への周知に努めております。また、これまで感染防止対策や経済対策に関する事業については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金をはじめとして、各省庁が実施しております補助事業等を活用し、各事業を展開してきたところでございます。その中で、感染拡大を防止する事業といたしましては、学校におけるマスクやアルコール消毒液等の購入、新型コロナウイルス感染症に感染疑いの患者を搬送する感染者等移送車両の購入、市立図書館感染対策事業等を実施しております。市民生活支援や事業者支援となる経済対策といたしましては、雇用調整助成金や融資等に関する相談窓口の強化、経済活性化応援事業としてプレミアム付商品券の配布・販売や、売上げが減少した市内事業者を緊急支援するため、事業者緊急支援金給付事業等を実施してまいりました。今後も、国や県の動向も注視しながら、現在実施している新型コロナウイルス感染対策及び経済対策等の期間延長等があれば柔軟に対応いたしますとともに、本市の状況を踏まえて、収束後の対策を実施していきたいと考えております。続きまして質問の事項3、要旨(3)についてお答えいたします。超高速通信サービス整備事業の進捗についてお答えいたします。令和2年8月28日に当該事業のプロポーザル公告を行いました。この公告に、2社の参加意思表明がありまして、9月28日にプロポーザル審査を行い、西日本電信電話株式会社沖縄支店を選定業者に決定いたしました。通常の補助事業であればこれで事業着手となるところでございますが、今回の令和2年度高度無線環境整備推進事業で名護市は民設民営方式での整備を予定しており、そのため、国から補助事業者を介して電気通信事業者に対し間接的に補助を行う間接補助事業となってございます。そのため名護市が事業実施予定者として選定いたしました西日本電信電話株式会社沖縄支店が10月28日に国の補助事業者へ補助金の申請を行っており、現在補助金の交付決定待ちとなっているものと承知しております。交付決定の後、速やかに事業着手し、地域のブロードバンド環境が改善されるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 私のほうからは質問の事項4、要旨の(1)についてお答えします。本市のブックスタート事業の実施状況でございますが、毎月第3水曜日の午前11時から中央図書館の会議室にて、3人のボランティアにご協力をいただいて実施しております。対象となる皆様には、健康増進課の前期乳児健診の通知に絵本引換券を同封し、お知らせしております。そのほかにも市広報、図書館のホームページ、図書館だよりにおきましてもお知らせをしているところでございます。第1回目は10月21日に実施し、参加者は8組、第2回目は11月18日に実施し、参加者は29組でございました。また、会場が中央図書館の会議室でございますので、ブックスタート参加後に開架室に足を運び、図書館利用カードを作成したり、赤ちゃん絵本コーナーで絵本を探したりする方もいらっしゃいます。ブックスタートでは絵本と一緒に布製のバッグもプレゼントしておりますが、そのバッグを手に継続的に来館されるご家族も見受けられます。なお、本事業は、職員及びボランティア、参加される方のマスク着用、読み聞かせのための簡易小型パーテーションの設置、手指消毒液の設置、室内の換気などの新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を行った上で実施しているところでございます。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時25分) (ブックスタート事業の様子を写真等で議会廊下に設置しているとの案内あり)                              再 開(午前10時26分) ○大城秀樹議長 再開します。 ◎荻堂盛邦教育次長 続きまして質問の事項4、要旨(2)アについてお答えします。GIGAスクールネットワーク整備事業については、令和2年9月11日に契約締結後、設計を行い、順次、資材調達を進め、現在20校のうち7校で着手している状況です。各学校においては行事などが異なることから、整備スケジュールを学校と密に連携し、進めております。全ての学校の作業は2月28日までに終える予定としており、その後、端末やネットワークの接続確認を3月内で終える予定としております。続いて、GIGAスクール情報機器整備事業についてですが、ネットワーク整備に含まれる各学校において、端末を保管する充電保管庫の整備と併せて作業を進める必要があります。現在、納入予定の6,884台の端末の設定作業を行っておりますが、先行して12月15日から12月19日にかけて1,000台が納入されます。こちらのほうは受験を控えている主に中学3年生を対象にして先行導入となります。順次、ネットワーク整備と並行して、3月に予定しております接続確認に合わせて、納入される見込みとなっております。続いて、サポーター配置についてですが、現在、会計年度任用職員として3人、民間から1人が配置されております。現在は、学校がICTを活用した活動を行う際に学校へ訪問し、教員から内容を聞き取り、把握した上で支援をする形で行っております。これまで、Googleの教育クラウドサービスを活用した授業支援やデジタル教科書の対応、Zoomなどの遠隔対面ソフトの活用支援など、多岐にわたり支援をしているところでございます。次年度からは端末が導入され、本格的にGIGAスクールがスタートするため、ICTサポーターを5人に増員する計画をしてございます。サポーターは学校に固定的に配置するのではなく、必要なときに手厚くサポートできるように柔軟に対応していく予定でございます。Wi-Fiルーターについてですが、文部科学省の補助事業で実施する計画となっております。これまで、年度内での機器調達の可否の確認について時間がかかっておりましたが、年度内の調達のめどが確認できたことから、1月中の納品を予定しております。続きまして質問の要旨(2)のイについてですが、名護市に在籍する全ての児童生徒に1人1台端末が整備されることから、不登校や長期入院中の児童生徒についても、端末を持ち帰り、遠隔による面談で使用するなど、ICTの活用が期待されます。長期入院中の児童生徒については、長期入院の個々の事案を鑑みつつ、入院施設の場合は医療機器などの電波の使用により影響を及ぼすおそれのある精密機器があることから、電波の使用についての制限も考えられますが、可能な限り対応できるよう学校と連携していくとともに、自宅療養についても同様に対応してまいりたいと考えております。不登校の児童生徒には自宅における学習環境が充実することにより、学校とのつながりが強化されるとともに学習の遅れが軽減されることで社会的自立につながることが期待されます。また、遠隔技術を用いた対話の実施により児童生徒や保護者へ不安感の軽減が図られるものと考えております。不登校児童生徒や家庭への個々の事情を考慮しつつ、学校に行きたくなる居心地のよい学級、それから楽しい授業づくりに取り組むこととICTの活用のベストミックスで対応する必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 おはようございます。私のほうからは事項の5及び事項の6、要旨(1)、(3)、(4)についてお答えいたします。まず事項5、質問の要旨(1)済井出区内の集合住宅建設問題についてお答えいたします。名護市では、「景観まちづくり条例」を平成25年に制定し、これまで運用してきたところであります。平成21年度から地域住民と協働で景観に係る基準について協議を幾度となく重ね、つくり上げてきたものであります。ワークショップを49回、説明会を19回、市民のひろばへの掲載を24回行い、建物の高さ、外壁の色、緑化率をルールとして定めてきております。これにより、地域ごとに独自のルールが定められており、特に特徴的なものといたしましては建物の高さの制限が地域ごとに定められているものとなっております。ご質問の済井出区内の集合住宅につきましては、平成30年11月28日に景観に関する事前相談書が事業者から提出され、地域で定めた高さの限度13メートルに対し、集合住宅の建設予定高さが15.4メートルであることから、景観まちづくり条例に基づく手続を進めてきたところであります。手続の一環といたしまして、令和2年10月10日に済井出区において、事業者による地域説明会が開催されております。また、令和2年11月15日に名護市による地域からの意見を聴取しており、建設予定地の利用に係る地域の合意形成等、多くの意見がございました。なお、事業者から令和2年12月8日に景観事前相談書の取下届が提出されたことにより、景観まちづくり条例に基づく手続を終了したところであります。続きまして事項6、要旨(1)についてお答えいたします。市が管理する道路照明は約390基あり、パトロールにて発見した照明不良箇所並びに市民や各区長から情報提供を受けた不具合箇所について現場の確認を行い、補修を行っている状況であります。本年度におきましては、議員ご指摘の路線を含む15路線にて33基の道路照明の補修を計画しており、現在、損傷原因の調査を行っているところであります。今後の予定といたしましては、損傷原因箇所の確認を行い、速やかに補修をしてまいります。続きまして質問の事項6、要旨(3)についてお答えいたします。市道大北3号線はタウンプラザかねひで大北店前を起点とし、さくら薬局側を終点とする延長320メートル、幅員約4.5メートルの側溝が整備された市道であります。当該市道の現状につきましては側溝の損傷、アスファルトのわだちや陥没が多数見られ、以前より大北区長や区民からの補修要望がある路線でありますが、しかしながら市道用地を自己の所有と主張する2人の方がおり、何度か道路の修繕を計画いたしましたが、実施に至っていない状況にあります。当該路線の補修には交通規制が伴うなど、地域の協力が不可欠であることから、区長と調整を行い、周辺住民の施工承諾が取れた上で補修を実施することとなっておりますが、いまだに承諾が得られていない状況であります。しかし、道路パトロールや地域住民の情報提供によるポットホール等の小規模な補修につきましてはその都度、実施している状況であります。最後に質問の事項6、要旨(4)についてお答えいたします。名護市の道路維持管理に関する相談対応につきましては、主に電話や窓口での対応となっております。また、相談件数としましては、直近3か年において約1,200件の相談があり、約90%の900件を対応している状況であります。議員ご質問の「SNSを活用した道路維持管理情報」につきましては、道路損傷等の情報を効率よく集められ、市民が気軽に通報でき、状況の確認や場所の特定がしやすいなどメリットがある反面、私道や国道、県道、民有地など管理外の施設に関する様々な案件が多くよせられるおそれや、来庁者の窓口対応や電話対応に加え、新たにSNSの情報確認を現状の規模で対応可能かなど、想定される課題があることから、市の関係部署と調査研究を行ってまいりたいと考えております。また、県内の他の市町村の活用状況など情報収集を行ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 質問事項6、要旨(2)について答弁いたします。護佐喜宮横の横断歩道につきまして、改めて名護警察署へ移設に関する進捗状況について確認をいたしましたところ、県警本部へ上申をしておりますが調整に時間を要しているとの回答でございました。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 ご答弁ありがとうございました。それでは時間短縮に挑戦しながら、絞って再質問あるいは要望をさせていただきます。質問事項1、新型コロナウイルス感染症について、質問の要旨(1)本市における新型コロナウイルス感染症陽性者数と重症者数の推移についてと要旨(2)医療体制についてでありますが、まず未曽有の困難の中で医療の最前線で闘っておられる医師はじめ医療従事者の皆様には心から敬意と感謝を申し上げます。医療機関の逼迫(ひっぱく)を防ぐために私たち自身が賢明になり、感染防止に努めていきたいと思います。要旨(3)新型コロナの影響による相談が際立って多くなっていることが、資料から伺えます。今後も相談と支援体制を充実させて、安心を与えていただきたいと思います。質問の事項2の社会のデジタル化について、質問の要旨(1)デジタル活用支援員については、高齢者や障がい者等が取り残されないような環境整備へ向けてのご検討をお願いいたします。要旨(2)のマイナンバーカードの普及については、前年度と比べて約2倍の伸び、11月末現在でありますが、その報告でしたが、今後も安心感を与える取組をお願いいたします。要旨(3)の予約状況や利用申請、決済システムの構築については、積極的に取り組むとのことでありました。ぜひ利用者の利便性と手続の効率化のためによろしくお願いいたします。質問事項3、地域経済振興について、要旨(1)ワーケーション拠点施設整備事業についてであります。去る11月25日の全員協議会で現地踏査においてつぶさに検分させていただきました。これまで沖縄総合事務局研修所「群星荘」として運営されてきましたが、10年以上も閉鎖状態でありました。当時の研修所周辺の面影もなくなり、防犯上も問題がある場所と思っておりました。さて当該事業が計画されている場所は、位置的には2000年沖縄サミットが開催された万国津梁館があり、周辺は大型観光リゾートホテル、その他宿泊施設やゴルフ場、観光施設が立ち並び、白浜のビーチを目の前にしてサンゴ礁で彩られたエメラルドグリーンの海を眺望できる海抜約12メートルほどの小高い丘にあります。これまで国際的なリゾート地として発展してきた場所であります。ぜひ成功させるために全力を傾注していただきたい、強く期待しております。質問の要旨(2)新型コロナウイルス感染防止対策と経済対策の両立の取組についてであります。未曽有の世界中でのパンデミックであり、未知のウイルス感染症で少しずつ知見が重ねられ、慣れてしまっているのか不明ですが、第三の波が拡大している状況で、本市も収束の見通しがつかない状況であります。本市としても防災無線で一日に複数回の放送で感染防止を呼びかけております。市民が連帯してこの難局を乗り越えるため、いま一度警戒しながら新しい生活様式を取り入れなければならないと考えます。十二分に健康管理、体調管理をしていきたいものです。要旨(3)超高速通信サービス整備事業で屋部地域の一部、屋我地地域、久志地域、二見以北の進捗状況についてであります。本市が選定した事業実施予定者である西日本電信電話株式会社沖縄支店が補助金の申請を行っていて、現在補助金の交付決定待ちということでありましたが、今回行う間接補助事業についてもう少しご説明をお願いいたします。
    大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 間接補助についての補足説明ということでございますけれども、本事業につきましては都道府県、市町村及び第三セクター法人に対して直接的に補助を行います直接補助事業と、補助事業者、執行団体を介して電気通信事業者に対して間接的に補助を行う間接補助事業に分けて事業が実施されております。総務省ではなく補助事業者が、電気通信事業者からの補助金の申請対応等や交付決定に係る事務を代わりに行うスキームとなってございまして、今回の事業においてはその補助事業者、執行団体は一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会がそのような交付決定の事務を行っているということになってございます。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 ご説明ありがとうございました。なかなか、にわかに理解しがたいところがありますが、また調査研究、ご協力お願いします。成功を祈っておりますので、よろしくお願いします。質問の事項4、子育て・教育行政についてであります。先ほど教育次長から、休憩中に案内がありました。現在議会棟の廊下のほうにブックスタートの資料、絵本、またバッグ、それらが展示されております。議員の皆様もぜひ見られて、周知広報のほうをみんなで頑張っていければと思っております。すばらしい展示でありますので、ご覧になっていただきたいと思います。私も推進してまいりたいと思います。質問のこのブックスタート事業の実施状況についてでありますけれども、実は平成14年第126回3月本市定例会において、私の前任で議員を3期務められた宮城里子さんがブックスタートの導入を提言して、引き続き私も提案をしてきた一人であります。提言から18年7か月になりました。名護市長をはじめ岸本敏孝教育長、教育委員会の皆様、そして照屋利伊名護市立中央図書館長及び関係者に敬意を表したいと思います。そこでこれから充実発展をさせてほしいと思いますが、年間何人分を見積もっているのか。また財源、予算額についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 年間400組の参加を想定しておりまして、絵本、布製バッグ、それからアドバイスブック、これはパンフレットになってございますが、そういったものを用意してございます。そして令和2年度にはそれぞれの絵本とか布製バッグ等の購入費57万円を計上しておりまして、既に購入済みでございます。それからボランティアへの報償費が9万円となってございます。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 ありがとうございました。展示されている中に、目の不自由な方のために点字の絵本も用意されているようでありますので、ご案内させていただきます。教育長ありがとうございました。ぜひ全てのお子さんにこの絵本が行き渡るような取組を、またぜひお願いいたします。コロナ感染防止のこともありますけれども、周知も広報もやらないといけないということでありますので、しっかりまたよろしくお願いいたします。質問の要旨(2)GIGAスクール構想であります。現在のところネットワーク整備、情報機器整備、構想を推進するWi-Fiルーター、サポーター配置などが順調に進捗している様子がうかがえました。学校のICT活用の新年度からの本格実施が、円滑に実施されることを願っております。そこで先ほどのご答弁で12月15日、本日から19日にかけて先行して端末1,000台の納入とありました。中学3年生からの運用開始とありましたが、スケジュールをお伺いします。併せてネットワーク整備やサポーターの配置、タブレット端末を活用した事業の実施体制についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 先行される1,000台のスケジュール、実施体制についてお答えしたいと思います。15日から実施している端末の先行納入は、ほとんどが受験を控える中学3年生を対象としております。納入スケジュールは15日に久辺中学校と緑風学園、18日に屋我地ひるぎ学園、19日に屋部中学校、羽地中学校、名護中学校、大宮中学校、それから東江中学校となっております。授業終了後や休校日に納入をいたします。納入に当たっては、学校に過度の負担にならないように学校教育課職員や、それからGIGAスクールサポーターで納品対応をいたします。今後は12月21日に納入された10基を使い、職員向けの研修会を実施し、高校入試の過去問などのデジタル教材を受験対策として、冬休みに活用できるようにしたいと考えております。また通信に関しましては、学校のネットワーク整備が完了していないため、校内での通信ができない状態となっておりますので、モバイルWi-Fiルーターを貸与し、中学3年生が使用する端末の通信を確保したいと考えているところでございます。端末やモバイルWi-Fiルーターを持ち帰ることも可能ですので、ご家庭でも受験対策に活用していただきたいと考えております。サポート体制としましては、学校教育課職員やGIGAスクールサポーターをはじめネットワーク整備、デジタル教材、通信の各事業者とも連携し電話やメール、音声、ビデオテキスト、それから画面共有でやり取りできる遠隔オンラインツールなど、様々なツールを活用して各種問合せに対応できるように支援してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 ありがとうございました。軌道に乗るまで大変だと思いますけれども、ぜひ円滑に実施されることを願っております。次に質問の事項5、地域問題についてであります。要旨(1)済井出区内集合住宅建設問題については、去る12月8日に事業者から景観事前相談書の取下げがあったということでありました。景観まちづくり条例に基づく手続を終了したとありました。これは再質問はありません。白紙に戻ったということでありますので、以上です。質問の事項6、要旨(1)の道路照明灯の維持管理について再質問させていただきます。やがて12月21日の昼の時間が最も短くなる冬至を迎えようとしておりますが、特に11月、12月、1月は日の出が遅く日の入りが早い時期で、朝や夜のウオーキングやランニングをする人たちが結構いらっしゃいます。車両運転者が早く、自転車を含めて通行者や道路横断者に気づくためにも、早期の道路照明灯の補修をお願いしたいと思います。昨日も回らせてもらいましたけれども、一部補修をされている部分もありました。ありがとうございました。そこで本市管理の道路照明灯の今後の維持管理として、今後脱炭素とかあります。また低コストのLEDの照明灯に切り替えていく計画はあるのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在、名護市には約390基の道路灯があります。1回で取り替えるというのは厳しいものがあるものですから、計画予算の範囲内で計画的にLEDのほうに取替えをしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 ありがとうございます。要旨(3)市道大北3号線(かねひで大北店横)の修繕についてであります。できる範囲内での安全のための補修をしていただきたいと思います。これも確認させてもらいましたけれども、ポットホールと言うんですか、そういったところも修繕されているのを見受けましたので、ありがとうございました。要旨(4)について、SNSを活用した道路維持管理通報システムの構築につきましては、ぜひまた情報収集をして調査研究をしていただきたいと思っております。今日はありがとうございました。以上で一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 金城善英議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時54分)                              再 開(午前11時04分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。金城隆議員、一般質問を許します。休憩します。                              休 憩(午前11時05分) (字句の削除あり)                              再 開(午前11時05分) ○大城秀樹議長 再開します。 ◆金城隆議員 皆さん、こんにちは。ただいま大城秀樹議長よりお許しをいただきましたので議席番号8番、礎之会、金城隆、名護市議会令和2年12月定例会の一般質問を務めさせていただきます。その前に少しばかり所見を述べさせていただきます。本日は、本定例会の一般質問最終日となっておりますが、くしくも最終日の最後から3人は高齢者、じじい軍団の3人が務めるということになりました。大城敬人先輩については、くしくも今日の日に合わせたかのように、月曜日から、今週から復帰をされておりますが、大変な状況だったと思います。ご苦労さまでした。じじいパワーでもって一般質問をやっていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。それでは通告に従いまして一般質問を行います。よろしくお願いします。質問の事項1 福祉行政について。要旨の(1)本年度開設予定であった地域包括支援センターの屋部圏域、久志圏域、また市直営の基幹センターの開設状況の次の点について伺います。ア 各地区の利用状況、年齢、各区別の利用状況について。イ 本年度開設された各センターの人員配置状況と資格者の状況について伺います。ウ 課題として何があるのか伺います。エ 基幹センターの職員数とその活動状況について伺います。質問の事項2 教育行政について。要旨の(1)令和3年度において実施される屋我地ひるぎ学園のグラウンド整備計画について。これまで市教育委員会と学校現場・PTA・屋我地地域の区長会・屋我地振興会との会議の中で多くの要望、課題などが検討されていますが、市教育委員会との考え方に多くの相違があることから、次の点について伺います。ア 屋外倉庫の新設について伺います。イ 屋外の男女・身障者用トイレの設置について伺います。ウ 避難所の設置(急な豪雨、落雷及び熱中症対策用)について伺います。エ 遊具の設置について伺います。質問の事項3 本年度市発注公共工事について。要旨の(1)環境水道部工務課の本年度発注工事状況について伺います。(2)建設関連の発注工事状況について伺います。質問の事項4 名護市食鳥処理施設について。要旨の(1)昨年度に供用開始となった名護市食鳥処理施設の稼働状況について伺います。質問の事項5 地域からの声について。要旨の(1)屋我地地域の子どもたちの通学支援の要望がありますが、当局の対応について伺います。以上を一次質問とし、二次質問については自席より行いますので、当局の皆さんの答弁をよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 質問の事項1、要旨(1)、ア~エについてお答えいたします。まずアの各地区の包括支援センターの利用状況についてお答えします。今年4月に開設後から直近の報告で主な利用項目で説明しますと、1点目として、事業対象者・要支援者に対するケアプランの作成につきまして、屋部地区地域型包括支援センター、以下屋部地区センターとさせていただきます。令和2年4月時点の圏域高齢者人口2,017人で317件の作成となっております。久志地区地域型包括支援センター、以下久志地区センターとさせていただきます。令和2年4月時点の圏域高齢人口1,589人で288件となっています。2点目として、高齢者とその家族からの日常生活の困りごとに係る支援や介護に係る相談、また認知症の進行や虐待などに伴う権利擁護に係る相談等の延べ件数が屋部地区センターで828人、久志地区センターで1,686人となっています。いずれの場合も利用者の年齢では、年齢が高くなるにつれ相談数が多くなる傾向があります。各区ごとの利用状況につきましては、各圏域ともに全区での相談支援が行われているところとなっています。次にイについてお答えします。地域包括支援センターでは専門職によるチームアプローチで相談業務・各事業を実施することとなっており、配置する人員については、名護市地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に関する条例により規定されております。本年度新規に開設した屋部地区センターでは社会福祉士2人、保健師に準ずる看護師1人、介護支援専門員2人の計5人、久志地区センターでは社会福祉士2人、主任介護支援専門員1人、介護支援専門員2人の計5人が配置されております。いずれも条例の基準を満たしております。ウについてお答えします。4月からの委託の開始により、地域におけるきめ細やかな相談対応が可能となり、地域からも喜びの声が聞かれているところです。また、個別の相談の中から地域の問題として日頃の買物に際して高齢者支援が必要との声があり、その改善策の一つとなります移動販売の開催支援など地域づくりにも積極的に関わっております。今後の課題としましては、包括支援センターの運営においては常に課題として上げられますが、専門職の確保に対する不安が上げられております。包括支援センターの運営には専門職の配置基準があることから、現在の職員の離職や産休等が出た場合の代替についての不安があるとのことです。このような中、次年度以降、新たに委託を調整していた3圏域のうち1圏域羽地・屋我地地区については、専門職の確保が困難なことから調整が難航しており、委託の時期が令和4年にずれ込むなど影響も出ております。また、段階的に地域型包括支援センターが複数設置され、運営されていく中にあっては、その圏域ごとの地域性を大切にしつつも、一定基準のサービスが担保されることが必要と考えますので、情報交換会や研修等を通じてサービス提供を充実させていきたいと考えています。エについてお答えします。地域型包括支援センターの段階的設置を進めている中で、直営の包括支援センターでは今年度より名護地区、羽地・屋我地地区の地域型包括支援センターを運営しながら基幹型包括支援センターとして運営を開始しております。配置数は19人と一般介護予防事業実施の5人となっています。基幹型包括支援センターといたしましては、先ほどの要旨(1)ウにおきましてお答えしました情報交換会や研修等に関わる業務を通じて、地域型包括支援センター間の総合調整や介護予防に関するケアマネジメント及び地域ケア会議等の後方支援を実施しております。具体的には地域支援センター運営会議や各種業務連絡会、支援困難ケースや虐待ケースの対応についての相談等となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 答弁ありがとうございました。それでは二次質問に移っていきたいと思います。今回、久志圏域、屋部圏域の地域型包括支援センターがスタートしたわけでございますが、現在、スタートして約1年近く、4月から10か月ぐらいになるわけですが、実際皆さんが予想していた、目標としていた数値と言いましょうか、その利用者の数というのは皆さんが予想したとおりなのかどうなのか。またその企業に委託しているわけですよね。そういうことでいま実際、その件数として足りているのかどうかということについてはどうですか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 屋部圏域、久志圏域ということで、地域の包括センターがスタートしておりますが、人員につきましては計画どおりの配置となっております。現在の地域型包括支援センターの人員の体制が、包括機能強化体制整備後ということで、今後ですけれども42人から50人になる予定になります。現在27人の体制になりますので、15人からまた23人ぐらい、全体では増えていくような見込みとなっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 イについて、先ほどの答弁の中で人員配置の状況というのがありましたが、これはウの課題の中にも挙げられておりましたけれども、資格者の基準を満たすことにもつながると思うんですが、資格者がその予備として考えられているのかどうか。いつもぎりぎりの状態でいま進んでいるのかどうか、それについて伺います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 今、職員の配置につきましては、現状はその定数内ということであります。議員がおっしゃっております今後そういう形で、産休とかそういう形で不足するとかということにつきましては、法人内のほうでいろいろ検討をしていくということに現状なっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 今、コロナ禍の中、こういう専門職、また資格者を確保するということは、いま一番の課題ではあると思うんですが、後方支援として基幹型センターがあるわけですよね。基幹型センターと情報交換もしながら進めていかないといけないと思うんですが、その連絡会とか、会議についてはどのような頻度で行われるのか、それを計画されているのか。それについて伺います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 基幹型センターのほうで、その地域型のセンターとの連絡会議等につきましては、2か月に1回程度の回数で会議を持っております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 来年度開設予定であった羽地・屋我地の開設が、先ほど部長からの答弁によりますと1年遅れになる可能性があるということであります。屋我地地域、区長会でもこの事業説明というのは受けましたけれども、1年延期になる可能性が大きいということは、屋我地地域としては非常に期待をしていたところでありまして、できれば体制を整えて早めの開設をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。それでは質問の事項2についてお願いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 それでは質問の事項2、質問の要旨(1)についてお答えします。屋我地ひるぎ学園のグラウンド整備に係る要望につきましては、屋我地振興会及び屋我地支部区長会より同様の要望書が上がっており、当該内容について現在実施している測量設計業務において学校側と調整をしているところでございます。要望事項の対応としまして、アの屋外倉庫の新設につきましては、費用が高額となるため補助金を活用して整備する必要があることから、関係部署と調整を行い、補助事業で実施できるよう事業化に向けて取り組んでいきたいと考えております。それまでの間、小学校敷地内に平成14年に建設された既設の屋外倉庫がございまして、運動会用テントや高跳びマットなどを収納するスペースが十分確保されていることから、学校側には既設倉庫を使用していただくようお願いしております。続きましてイの屋外トイレの設置についても同様の回答になりますが、費用が高額となるため補助事業で実施できるよう事業化に向けて取り組んでいきたいと考えております。また、グラウンドに隣接する体育館や校舎、それから今年度建設する特別教室棟に十分な数のトイレを備えていることから、運動会等の学校行事の際には既存施設の活用をお願いしております。続きましてウの避難所の設置ですが、これは急な豪雨、それから落雷及び熱中症対策のための施設ということでございますが、市内にそのような施設を設けている学校は今のところない状況となっております。気象災害への対応につきましては、気象情報や避難に関する情報も参考にしながら、授業の打切りや部活動などの屋外活動を中断し、グラウンドに隣接する安全な体育館や校舎へ避難する対応など、文部科学省が作成した「学校の危機管理マニュアル作成の手引」に基づき学校側による事前の危機管理対策をお願いしているところであります。施設整備につきましては、多額の費用を要することから、安全性や重要性、それから緊急性などを勘案し、市内全学校における対応を踏まえて、施設整備の必要性について教育委員会、それから学校側で検討していきたいと考えております。続きましてエの遊具の設置につきましてですが、敷地内にブランコや鉄棒など合計7種類の既設遊具がございます。児童が休み時間や放課後などに利用しているところでございます。遊具の設置につきましては、グラウンド整備事業の補助上限額が6,000万円となっていることから、グラウンドの環境改善を優先し、学校側とも検討しながら補助事業の範囲内で設置していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 この件については、私も9月の定例会でも要望いたしましたが、同じコミュニティ・スクールである緑風学園の状況も見てまいりましたけれども、緑風学園は倉庫とトイレが一体となった大きな施設があるわけですから、あれを参考に屋我地でも、いま個別に上げておりますが、倉庫とトイレが一体となるような施設をぜひお願いしたいと思うんですが、それについては検討していただけるでしょうか。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 緑風学園の施設整備については、二見以北の4小学校、こちら久志小学校、それから三原小学校、嘉陽小学校、天仁屋小学校が統合したことに伴って必要となった校舎の新築に係る補助事業、これは統合事業を活用して整備してきたものとなっており、当該事業の範囲内で認められた面積の校舎を建設しているところでございます。なお屋我地ひるぎ学園については当該事業を活用することができないため、老朽化した建物の改築に係る補助事業を活用して整備していることから、限られた面積内での施設整備しかできない状況となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 補助メニューが非常に限られているということは分かるのですが、ぜひとも先ほどから言うように、できないということを考えるより、できる方向で何とか考えていただきたいと、検討していただきたいと。先ほども申し上げましたけれども、これを一つ一つ個別にやらなくてですね、緑風学園の例をさっき言いましたけれども、緑風学園のような形態にしていただきたいと。全部まとまった、一つにまとまった建物で対応できないか、検討をお願いしたいと思うのですがどうですか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 一つの施設として整備するということでございますが、この件につきましては他の補助メニューですね、それから関係部署について説明を行っていき、事業採択の可能性について調査をしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 ぜひ検討していただいて、ひるぎ学園の工事が、今回のグラウンド整備が終れば、いま進行中であります特別教室等の完成と一緒に全整備事業が完成しますので、ぜひとも実現していただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは事項の3についてお願いします。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 それでは私のほうからは質問事項3、要旨(1)についてお答えいたします。環境水道部工務課の本年度発注工事状況については、水道工事で発注予定件数が12件となっております。現在の発注状況は、8件が発注済で、4件が未発注となっております。その未発注の4件のうち2件は設計審査中で、年明けに発注を予定しております。残り2件の未発注につきましては、沖縄県北部土木事務所等が行う橋梁(きょうりょう)改修工事に併せて行う管渠(かんきょ)工事で、橋梁改修工事の進捗が遅れていることから、本年度での工事発注を見送ることになっております。次に下水道工事で発注予定件数が7件となっております。現在の発注状況は、4件が発注済で3件が未発注となっております。未発注3件のうち1件は実施設計中であり、実施設計完了後に工事を発注する予定となっております。残り2件の未発注につきましては、現在、発注準備を進めているところでございます。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 事項3、要旨(2)について答弁いたします。先ほどの環境水道部工務課発注を除いた建設業関連の発注状況としまして、今年度当初の発注予定件数として66件でありましたが、4半期ごとに見直しを行った結果、最新の発注予定件数は65件となっており、12月7日現在までに50件の契約を行っております。執行率としましては76.9%となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 それでは要旨の(1)について伺います。上水工事で2件の繰越しが予想されるということではあるのですが、この2件についても土木工事に係るものですよね。土木工事の着工が遅れているということでありますが、あとの2件についてはこれから発注して今年度で終了できる見込みはあるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 残りの2件につきましては、これからとなりますので繰越しを予定しております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 今、コロナ禍の中で現場にもその影響が出ておりまして、非常に技術員の確保とか、資材の確保についてもかなり厳しい状況があると思われますので、どうか早めの発注をしていただいて、繰越しということにはなっているのですが、関係機関とも十分調整していただいて、早めの着工をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。それでは(2)のほうの建設業関連の発注状況でありますが、名護市においても今年度は建設関連の予算が12%多くなって、非常に活発であると私は思ったのですが、いわゆる箱物工事については非常に活発ではあるのですけれども、その反面、建設業でも土木工事のほうが非常に少ないということで業者の方からも言われているのですが、その土木工事の現状についてはどうですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 土木工事につきましては、前年度発注、これは先ほどの工務課分を除いた形になりますが、実績として34件となっており、今年度発注件数が28件でございますので、6件ほど減った形となっております。金額で言いますと前年度の金額が12億449万2,684円、今年度、これは12月7日までの分でございますが、25件で10億1,395万7,500円となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 先ほども申しましたけれども、建築工事のほうは非常に博物館とか市営住宅の建設で仕事はあるのですが、土木に関する工事は、もちろんその土木工事に関わる土木設計コンサルから、実際に仕事をする建設業者ですね、非常に仕事が少ないということが言われております。例えば大きな予算で土木工事されるものについては、細分化できないかという案も聞いております。大きな工事をどんとAクラスに出すんじゃなくて、B・Cランクにも仕事が行き渡るように細分化できないかという話も聞いておりますが、その点については検討なされる余地はあるのかどうか。お伺いします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 これは工事の内容ごとのやはり責任の明確化とか、そういった分けることが可能かどうか、性質を判断していかざるを得ないものかと思います。一概に分けることが適当であるとも言えない部分もございますので、この件につきましては担当課も交えて可能な限りということで検討はさせていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 市内業者に満遍なく仕事が行き渡るように、そういう細分化も検討していただいて、次年度、市では市道改良工事とか、昨年度は台風がそんなになかったということで、災害復旧工事がほとんどないということを聞いております。そういうことから市道の改良工事とか、それを十分検討していただいて、大型工事をどんと出すのではなくて、先ほどから申しますように細分化も考えていただきたいなと、検討していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは質問事項の4をお願いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは事項の4、要旨(1)についてお答えいたします。名護市食鳥処理施設は施設面積5,684.15平方メートルあり、1日当たりの最大処理能力は2万羽となっており、令和元年7月16日より供用開始を行っております。供用開始後の計画及び実績として、令和元年度の雇用予定人数131人に対しまして実績は113人、処理羽数は1日当たり1万5,000羽の計画に対して実績は1万3,503羽で、約9割の稼働率となりました。5年後の令和5年度においては1日当たり1万7,000羽の処理を目標としております。令和元年度は、稼働に必要な初期投資や操業開始と並行して、実際に生きた鶏を処理しながら機器の調整を行う必要がございました。また、作業員も最新機器の取扱い等に慣れるまで時間を要したことで、その期間は処理羽数が少なく、製品も予定歩留りに満たなかったため、収支は赤字となっております。令和2年度は順調に稼働しておりまして、10月末の収支では黒字となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 ありがとうございます。稼働1年目ですから、最初から100%でできるわけはないわけでございまして、90%ですから、非常にいい結果だとは思うのですが。私が実際に聞いたところによると、そこまでは行っていないんじゃないかということも、この原料を排出する養鶏農家からそういう情報がありましたので、ぜひともせっかくあれだけの大型施設ですから十分活用していただいて、名護市発展のためにも、雇用問題もそうであります。十分技術者を入れて、職員を増強して、できるだけ当初の目標であった数字に近づけていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。もう1点、1年経過して、工場での汚水処理が非常に僕は気になっているんですが、あれは屋部川に放流ということでしたよね。その件について、浄化槽の管理状況について、専門業者にやらせているのか、自社では私はできないと思っているのですが、その状況について伺います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 食鳥処理施設の排水処理施設は、1日当たり最大で840立方メートルの汚水処理が可能な施設となっております。管理については、指定管理者である協業組合の専属職員が水質チェックなどの日常管理を行っております。また専門の業者が随時不具合に対して対応できる体制をとっており、最低でも3か月に1回程度は点検を行っております。さらに年に1度は法定検査を実施しており、水質管理を徹底しているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 この浄化槽の管理というのは、非常に、これまで許田にありました工場からも、許田の川に汚水が流れていたということの情報も入っていますので、ぜひともその管理としては、屋部川の水質を汚さないためにも、ぜひともこの指定機関からの検査が年に1度必ずあるんですよ、浄化槽は。そういうことからデータを全部ちゃんと管理していただいて、先ほどの答弁によると自社の社員ということでありますが、常日頃からやはりこの業者にしていくことが今後の管理についてちゃんとできるんじゃないかと思っていますので、それもぜひ検討して、協業組合に言うことも大切じゃないかと思っておりますので、よろしくお願いします。それでは事項5の地域からの声についてお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 質問事項5、要旨(1)についてお答えいたします。高校生の通学についてのお尋ねということでお答えをさせていただきます。屋我地地域の高校生が通学する手段としまして、車での送迎が主でありますが、路線バスで通学する学生もいらっしゃると伺っております。市内3校の高校へ屋我地地域から路線バスで通学しますと、北部農林高校であれば運天原から名護バスターミナルまでが運賃740円、名護高校、名護商工高校であれば運天原から各学校前までで運賃が650円となっております。往復しますと1日1,300円から1,480円が通学にかかる費用として各家庭でご負担いただいていることとなります。路線バスの通学費支援につきましては、現在、沖縄県が実施しております沖縄県バス通学費支援事業がございます。本事業は、沖縄県とバス事業者及び沖縄ⅠCカード株式会社が連携いたしまして、低所得世帯の高校生等に対して、バス通学費の支援を行うことにより家庭の経済環境にかかわらず、安心して学業に励むことができる環境の整備を図ることを目的としております。名護市独自での支援は検討しておりませんが、沖縄県へ県バス通学費支援事業の利用状況をまずは確認しながら、市内の高校3校へも通学に関する状況を確認したいと考えております。また、本市といたしましても、対象となる方々へ情報提供ができますよう、周知を行ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 答弁ありがとうございます。この件については、今回、屋我地から声が上がったので上げましたけれども、名護市は非常に面積が広いということもあって、屋我地だけじゃないと思うんですね、私は。例えば久志地区、また三共地区も非常にそれを望まれる方は多いのではないかと思っておりますので、全地域で、高校生が遠距離を通うというのも非常に、家庭については特にひとり親世帯では非常に負担になっているわけですね。そういうことで特に遠い地域、先ほど申しましたけれども久志地域とか三共地区、また屋我地もそうでありますが、ぜひとも調査していただいて、この路線バスの活用を、何とかもっと多く使ってもらいたい。いまテレビ番組でもバス路線の、内地のほうではバス路線の活用が非常にやられております。いま屋我地路線の例について言いますと、ほとんど人が乗っておりません。空バスが動いているだけですね。それはなぜかというと利用時間の、僕はこの時間のずれもあるんじゃないかと思っております。実際、屋我地線で来たら、僕はバス会社にも言ったんですけれども、古宇利まで回ってきてこうやったらどうかという話も、屋我地で2時間置きですから、向こうで30分ぐらい待っているわけですね。待っても人は乗ってこないですよ、コミュニティバスもありますし、屋我地はですね。そういうことで路線バスの活用の仕方、時間設定の仕方をぜひバス会社当局とも話合いをされて、利活用の仕方をもう一度考えるべきじゃないかと思っているのですが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ご指摘いただきました件につきましては、県の取組なども確認しつつ、県等の関係機関ですとかバス会社とよく調整をしながら、市としても対応を検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 ぜひともこの通学支援として、県知事の公約の中にもこれが入っておりますし、県とも調整していただいて、この実現に向けて取り組んでいただきたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。これでもって私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 金城隆議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午前11時55分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。大城敬人議員、一般質問を許します。休憩いたします。                              休 憩(午後1時30分) (字句の訂正あり)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 再開します。 ◆大城敬人議員 議長の許可が出ましたので議席番号11番、大城敬人、一般質問を始めていきたいと思います。金城隆議員から始まって、じじい軍団だと言われましたが、午後は私、最年長でございまして。当局にお願いしますが、年のせいか耳が遠くなりまして補聴器を準備しておりますけれども、できるだけ声を大きくして簡潔明瞭に短い答弁でまとめていただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは一般質問に入ります。事項1 新基地建設問題について。要旨(1)美謝川河口変更について、沖縄防衛局から美謝川河口変更に係る協議申請はあったのか伺います。要旨(2)沖縄防衛局は8月から河口変更のため、予定水路のボーリングを行っています。防衛局は「名護市との協議不要」と答えています。名護市は市条例との関係でどのように認識しておられるのか伺います。要旨(3)新基地建設の設計変更に係る市長意見を県知事に提出することについて、新基地建設に係る県民投票で名護市では投票者の73%が反対に投票し、賛成が18%、どちらでもないが9%でした。市民の意見は反対が多数です。賛否両論の市民意見を聴取してこそ市長意見は提出できるものと考えます。市民の意見を真摯に受け止めてこそ、市民の代表である市長です。再考を求めます。お考えを伺います。この一般質問を出しましてから、市長のほうでは議案提案がされていますけれども、あくまでもこれは議案に関係するものではなく、市民の意見を市長がどのように聞くかということでの一般質問でありますから、昨日のように議案を出していますので答弁できませんなどという答えでは、これは納得できませんから、真摯に受け止めてやっていただきたいと思います。事項2 キャンプ・シュワーブ米軍基地による被害について。要旨(1)キャンプ・シュワーブ内のフェニックス、ガンダー2つの離着陸帯及び廃弾処理場等の撤去を求めます。市長は離着陸帯の撤去は公約であると議会で表明されています。市民との約束である公約を実現しなければ、市民にうそをついたことになります。市民に見えるような具体的な取組を求めます。具体策を伺います。事項3 ちばる地域提案事業について。要旨(1)9月定例会で事実と違う答弁がありました。三原65-3番地はカヌチャグリーンのマッコウ栽培畑でした。農業生産法人有限会社カヌチャグリーン代表者と2回話合いを行い確認しました。市は会社側に確認をしたか伺います。これについては、会社の名誉があるということで、会社代表に文書をお願いしまして、二度、常務取締役とカヌチャホテルでお会いして、この問題についての話合いをいたしました。最初の話合いに応じて1週間、この問題に対する経理と事業地とされるカヌチャグリーンの土地の問題についてお調べなさって、1週間後にカヌチャホテルにおきまして話合いをした結果、会社側から答弁がありました。今回のこの問題について、確認をしたのかどうか。要旨(2)、これはですね、ちょっと説明させていただきたいと思います。これがカヌチャグリーンから出された領収書なんですが、ここに事業地として65-3があります。しかし1週間にわたって経理を遡って調査したところ、この金額はそのとおり間違いなかったと。会社としては名誉に関わることなので、調べさせてもらいましたというので、そのときの経理のコピーを全部持ってきて説明された。それほど真剣に考えていただいているんです。そしてその結果、ここは違います、事業地ではありませんと。しかもこの作業をした本人も、これについてはここではありませんということを当初から言っておられた。これについて、かなり市にもそうではないと抗議をしたようですが、それがまた後で述べますように、要旨(2)平成27年10月19日付領収金額19万8,990円について、当該会社代表は架空の領収書であると書面で証言しています。市は領収書を発行したと言われる会社代表と確認したか伺います。実は、これは重大な問題なんだ。名護市は告発したら警察が取り下げたと。だから事件としてなかったし、問題はありませんと言ったが、しかし中身はそうじゃなかったんだ。警察は、偽造された領収書、それを請求した、この請求の中身、これにも事業地は65-3、カヌチャグリーンになっている。それでこの中身が、名護市はあぜ道を造ったと、そのためだと言ったら、皆さん、この左側のほうが名護市に提出されたあぜ道を造ったときの写真です。これは私が自粛解除された日曜日に撮った写真です。ちょっと見てください。まさに65-3なんです。いわゆるちばる事業でやったところではなくて、カヌチャグリーンがマッコウを植えてきた畑なんです、そのものなんです。したがってこの領収書に対して、9月にも申し上げましたが、平成27年9月27日付で三原区事務所に提出された請求金額19万8,990円、平成27年10月19日に支払いされている金額19万8,990円は受け取っておらず、請求書、領収書は架空の書類であるということで、市長にも実物をお見せして、このようにマーカーしていますが、実は警察はこれを偽造した人物を特定して、この代表にどうするかと、「あんた告訴しますか」と電話で確認が来た。これに対して事情があるものだから、「いや告訴はしません」と。しかしながらこの領収書は偽造であり、また金も取っていないと、代表はしっかりとこのことをおっしゃっているわけです。このとおり、しかもですよ、この請求書の名は、代表の名前を直筆で書いて、市販の印鑑を押してあるのです。この領収書は公印がないのです、会社の。印紙を貼って、私印が押されている。これもこの代表の方は、つくった本人にも会って確認したと、書きましたと。こういう事実があります。要するに65-3、カヌチャグリーンの畑で仕事をして、19万8,990円のお金を払いました。事実ではない、違うところで払ったお金を名護市が払ったとしたら、これは返戻させないといけないよ。こういうものであるにもかかわらず、名護市は問題ありませんとなどと言って不問に付すと。そういう事態が起こっているということは、これはもう市長、しっかりと考えていただかなければいけないと、そのように思います。要旨(3)放置水田の開墾地三原165-1番地は当該土地管理人がマッコウ栽培に使用させたことはないと証言しました。作業を行った本人(当時カヌチャグリーン職員)も三原165-1番地は放置水田開墾地ではなく、名護市の記載誤りとしたメモも間違いであると証言しました。実は前回答弁のあった名護市が記載したメモですけれども、記載誤りとして160-1となっているのは、この報告書が提出された後、作業した人の抗議によって名護市がメモをしたと。だから、ここが名護市はやった所だと言っているんだが、全く事実は違うということもはっきりしてきたんですね。したがってこれについて確かめたかどうかというのを確認しなければいけません。しかも前回示したように、要旨(4)事業報告写真「耕運後の整地作業」は三原160-1番地でした。当該土地管理人はマッコウ栽培に使用されたことを証言しました。これも確認したのかどうかですね。確認したところ、このマッコウが十分に植えられていなかったという事実が分かりました。したがって今度のこの報告書の160-1は一切ないのです。なぜないのか、皆さんびっくりしたと思うのです。この報告書にスナップが8枚あるんですが、何とこのスナップの報告書1から4、5から6、これを市長、見てほしいと思います。これは皆さん、下のほうはカラーになっていますけれども、市長には白黒になっている。まさにどこの畑かと、現場にない写真ですこれは。実は嘉陽区でマッコウ栽培をされている地域の写真でした。やっておられる方にも確認しました。マッコウ栽培の当初、協力するということであったけれども、この写真を撮るということについては、一切聞いていませんと。これがまことしやかに報告書に出ているんですよ。日にちも全部違って、会計年度も違う日にちが書かれてそのまま載っている。現場に行ったら、案の定このように、カラーで分かるようにマッコウが植えられています、きれいに。これが実態なんですよ。市長、いいですか。この報告書は虚偽の報告書なんだよ。あなたに言っているんです。そういうことでありますから、これについて名護市としては責任ある調査をしてほしいと、そのように思います。次に事項4 一般社団法人辺野古CSSについて。これは平成28年8月1日に仲里利信元衆議院議員が質問主意書を出されたと。これが「沖縄から伝えたいこと」という仲里さんが辞めた後に出版された本です。この中にこれから申し上げるようなことが書かれているわけです。要旨(1)一般社団法人キャンプ・シュワーブ・サポート事業協会から一般社団法人辺野古CSSになったと元衆議院議員仲里利信氏が著書「沖縄から伝えたいこと」の中で14項目の質問主意書で述べています。名護市はCSS事業協会のオブザーバーでありましたが、現在も同じなのか伺います。漁業組合も現在一般社団法人辺野古CSSに加盟しているのか伺います。さらに北部地域振興協議会も同様にCSSに加盟しているのか伺います。と言いますのは、これは前者のCSSのときに私が議会でも取り上げて、市から頂いた組織図です。これが今回正式に一般社団法人辺野古CSSになったと、この中で触れられて、一般質問がやられている。明確にお答えいただきたい。要旨(2)CSS事業協会では新基地建設に関連して地元企業が受注した場合、契約額に応じて手数料の支払いが行われ、辺野古CSSに収められることになっている。下請受注業社・材料・資材納入者には別途会計としている。さらに直接受注業者に関しては寄附としている。かつて名護市が中心になって新基地の下水道事業をCSSと一緒になって取り組んでいました。今回の久志地域下水道は新基地と直結する可能性はあるのか、伺います。これは組織図で明らかになりましたが、さらに登記簿謄本を取って、この本にあるように新たな一般社団法人辺野古CSSのことについても事業内容がほぼ同じなんですね。そういったことから、これはいわゆる手数料をもらう、事業を紹介して手数料をもらう、そういったことが言われているわけです。この質問主意書で仲里元衆議院議員は強く政府に対して追及をしてきたんですね。このことについては、現在、安和からトラックで砂利が運搬される、塩川から船舶で砂利が運搬される、これらについて資材として埋立用にやると。この砂利から、これに対して手数料がどれだけ払われていくのか。これがこのCSSの財源になって、この中で触れているのは、新基地建設に対する地域での懐柔策に使われているがどうなんだということで、政府を追及しているのです。当然、政府はそんなことはありませんと言っていますが、これからこの問題については、しっかりとやっていかなければならない問題だと思います。お答えをいただきたい。事項5 農業振興のために。要旨(1)久志地域で活用している肥料散布機の使用について、地域農家の方々から多くの農家が使用できるようにしてもらいたいとの要望が、担当課に要請があったようですが、伺います。これはかつて再編交付金で7台久志地域に買って、全部配備されていますけれども、農協がこれを指定管理しているようですが、そういう状況下で、いま二見、三原、そういう地域一帯はウコンが非常に盛んになってきました。肥料散布はもう大変なことです、大きな畑で。ところがこれを使わせてくれと言っても、使わせないと。農家の方が市役所に行って訴えたけれども改善されない、そういう訴えがありました。したがってそのことについては、事後いろいろと動いていただいたようですので、お答えをいただきたいと思います。次に事項6 ワーケーション事業に関連して。要旨(1)名護湾沿岸基本構想の話は、いつ沖縄総合事務局に行ったのか伺います。なぜならば、この湾岸構想の中ではっきりとワーケーションの拠点地域が現在の提案されてきた、9月に提案された地点だということになっております。そういったことも含めて、当初から総務省では1年間調査をした結果、これらについて群星荘は廃止すべきだという提言がされているわけです。これを名護市が求めるということの結果において、現在いろいろな問題が出てきている。特に買取りの8億円の予算というのが、妥当かどうかと、これが一つの焦点ですよね。そういったことが言われると思います。そのことについてお伺いします。要旨(2)総務省行政評価局が公表している当該評価額は、名護市が議会に提示した価格の3分の1程度と伺っています。名護市は総務省行政評価局が公表している評価額を把握しているのか伺います。時点修正と鑑定評価とどのように評価額が違うと予想されるのか、具体的な説明を求めます。ちょっと休憩してください。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後1時49分) (字句の訂正あり)                              再 開(午後1時49分) ○大城秀樹議長 再開します。 ◆大城敬人議員 事項7 名護市が売却した土地について。要旨(1)名護市が売却した消防署跡地の利用が進んでいません。当初ボーリング作業が進められていましたが、現在作業は中断しています。当該売却地を購入した側から別の地主に変わったという話が流布されていますが、事実を伺います。しかもこの流布されている話が、名護市から購入した土地を県内の企業に渡したような話があるのですね。もしそうだとするとゆゆしきことです。我々議会で追及したように隣の、県の土地を購入したときに10億5,000万円。それが今回この手放した額がほぼ同じ土地の面積で4億円、問題じゃないかと。これは一旦議案が上程されたけれども取り下げられて、再び出されてやりました。議決に際しては、私一人がこれは反対だと。これは市長の政策、若者たちを集める場所をつくるということについても、できなくなったんじゃないかということもあって反対しましたが、こういうことが聞こえるという事実について、市はしっかりと調べていただきたい。もしもそれが事実であるとすると、今後重大な問題になってくるはずと、このように思うのです。したがってこれらについても真摯に調査をする。今の三原の問題じゃないですけれども、こんなことはありませんというだけでは済まない問題ですね。ひとつそういった点でしっかりと答弁をしていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 それでは質問事項1についてお答えをします。まず要旨(1)につきまして、美謝川河口変更について、現時点で沖縄防衛局から協議の申請はございません。次に要旨(2)について、ボーリング調査を実施している場所につきましては、辺野古ダムの一部土地でありますが、市が所有権を有する土地や工作物ではございません。したがいまして、ボーリング調査に関しましては、名護市法定外公共物管理条例の適用はございません。次に事項2、要旨(1)についてお答えします。キャンプ・シュワーブ内の離着陸帯撤去につきましては、市長がこれまでに内閣官房長官や防衛大臣と面会するごとに文書で要請しております。特に、沖縄工業高等専門学校に隣接する箇所につきましては、優先的に実施するよう要請をしております。今後も、機会を捉えて、粘り強く要請してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項の1、要旨(3)についてお答えいたします。変更承認申請に関する市長意見を作成するに当たり、法令上、市民の意見を聴取する規定はなく、また沖縄県において埋立変更承認申請に係る利害関係者からの意見聴取が行われたことから、市としましては、改めて市民の意見を聴取する必要はないと認識をしております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項3、要旨(1)から(4)までお答えいたします。平成27年度ちばる地域提案事業で三原区において実施された「三原区マッコウの里復活プロジェクト」についてですが、この事業は平成27年度で完了しております。三原区民から疑義があったことで、当時の担当職員が再三の確認を行ったほか、平成28年に三原区民から市議会宛て陳情がなされ、総務財政常任委員会に付託され調査等を行った末、陳情が取り下げられております。また、同年三原区民から名護警察署へ刑事告発があり、市職員を含む関係者が聴取を受けた結果、告発不受理となっております。平成30年に三原区民から市監査委員へ住民監査請求がされましたが、却下されております。複数の確認を経て、完了としている事業であることをご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まず質問事項4、要旨(1)についてお答えをいたします。名護市は現在も一般社団法人辺野古CSSのオブザーバーかというご質問につきましては、現在はオブザーバーではございません。漁業組合は現在も一般社団法人辺野古CSSに加盟しているのかというご質問につきましては、漁業組合は平成30年12月に退社をしており現在は加盟してございません。北部地域振興協議会は現在も一般社団法人辺野古CSSに加盟しているのかというご質問につきましては、現在も社員として加盟しております。続きまして質問事項6、要旨(1)、(2)について、お答えをいたします。まず、要旨(1)でございますが、内閣府沖縄総合事務局から令和元年7月9日付「未利用国有地等の処分等における地域の整備計画等に関する意見照会について(照会)」がございました。その回答として、令和元年10月3日付の文書で「当該用地について、名護湾沿岸基本構想において活用計画があります。」と沖縄総合事務局へ回答しております。次に要旨(2)について、お答えをいたします。まず議員のおっしゃる評価額とは国有財産台帳における価格と認識しておりますが、当該価格については財務省ホームページに掲載がありますので、確認しております。続きまして、時点修正と鑑定評価とどのように評価額が違うと予想されるのかということですが、前年度に不動産鑑定士に依頼した鑑定額は令和2年2月1日を価格時点としております。一方で沖縄総合事務局からの前提条件において、当該土地売却のための不動産鑑定の価格時点が令和3年1月1日と示されておりますことから、名護市は前年度に発注した不動産鑑定評価を基に、価格時点が令和3年1月1日の時点修正の意見書を発注したところでございます。その成果物をもって評価額が示されますことから、現時点においては予想というものは差し控えたいと考えてございます。続きまして質問事項7、要旨(1)についてお答えをいたします。旧名護市消防庁舎等跡地につきましては、平成31年4月に公募型プロポーザルを実施した時点で、大和ハウス工業株式会社沖縄支店・株式会社アベストコーポレーション共同企業体が優先交渉権者となっております。令和元年6月に同共同企業体と土地売買仮契約書を締結しております。企業側から提出された事業スキーム説明書は、全体コンセプト、まちづくりとの関係性、地域への貢献、周辺の生活環境への配慮という趣旨でありました。その中で地域貢献の1つに、名護市を所在とする法人を、土地・建物の所有者とする提案がありました。事業スキーム説明書等につきましては、令和元年第195回定例会、第289回臨時会で土地の処分についての説明資料として提出し、審議いただき議決され、本契約となってございます。令和元年9月に、大和ハウス工業株式会社沖縄支店、株式会社アベストコーポレーション、有限会社サーバントと本市を含めた4者において本契約に基づいた協議を行い、土地売買契約書の内容をそのまま引き継ぐことを条件に、大和ハウス工業株式会社沖縄支店・株式会社アベストコーポレーション共同企業体から、名護市を所在とする法人の有限会社サーバントへ、土地について継承することを承認いたしました。現在は、事業スキーム説明書のとおり、大和ハウス工業株式会社が企画・テナント誘致や建物の設計・建築等を担い、事業全体のサポートを行っております。施設の完成後は、有限会社サーバントが建物を所有し、テナントとしてホテルの運営等を株式会社アベストコーポレーションが行いますほか、コンビニやスポーツ施設、コインランドリーがテナントとして入居することとなっております。現在の進捗状況でございますが、令和2年1月から3月に土質ボーリング調査、6月に確認申請済証を受理、7月に磁気探査を行ったところではありますが、工事の着工につきましては遅れている状況でございます。着工が遅れている原因としましては、新型コロナウイルス感染症の影響により観光客等が減り、ホテル業も大きな影響を受けておりますことから、金融機関の助言により着工のタイミングを計っているところと伺っております。金融機関との調整が整い次第すぐに着工し、令和4年7月頃の開業を目指していると伺っております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 私からは事項4、要旨(2)と事項5、要旨(1)についてお答えいたします。まず事項4、要旨(2)についてでございます。今回名護市が実施する農業集落排水整備事業は、農村部における生活排水やし尿を小規模に集めて処理を行う事業となっており、これにより川や海などの公共用水域の水質を保全し、農村の生活環境改善が図られます。事業内容は、各家庭から汚水を集める管路施設と、汚水を浄化するための処理施設の設置を行います。対象となる地域は、農業振興地域の整備に関する法律に基づく農業振興地域内の農業集落となっております。したがいまして今回整備される汚水処理施設は、新基地と直結することはございません。次に事項5、要旨(1)についてお答えいたします。久志地域には令和元年度にハーベスター1台、トラクター1台、堆肥散布機7台を導入し、管理運営をJAに委託しております。機械を運営する上で必要な機材等に係る経費については、JAの部会に加入する農家が納める会費から負担しているものもあるため、当初はJAの部会加入者に限定した利用となっておりました。しかしながら、久志地域にはウコン農家など、JAの部会員以外の農家も多数おり、その中で機械利用を希望する農家もいることから、名護市としても多くの農家に利用できるよう依頼してきたところでございます。先日JAに確認したところ、JAの部会内で年内に話合いを持ち、ウコン植付時期となる年明け2月頃までには、JAの部会員以外の農家も利用できるよう調整を行っていると伺っております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。
    ◆大城敬人議員 事項7については今るる説明がありましたけれども、こういう話はいつでもどこでもそうですけれども、表に出てきてすぐ、はい分かりましたという問題じゃないんですが、火のないところに煙は立たないと言われるような、私が発言したような風評がまちにあるということは、気をつけなければいけない問題だろうと。したがって今お答えがあったように、これらについては厳粛に売却条件、これらについて遵守していくということを再度確認したいと思います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ご指摘のとおりと思いますので、今後も対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 ワーケーションについてですけれども、湾岸構想を見ましても、この湾岸構想は先ほどもどなたかが言ったように、入り口、玄関エリアということであるんですが、この計画の中では、許田区の湖辺底の漁港、あるいは道の駅のことについては何かやるということはあるんですけれども。このエリアは昨日も一般質問がありました。喜瀬区から世冨慶までの海岸べりの山側には、いろいろと土地があるわけですよ。そういう関係でこの浜との関係、海との関係というのはいろいろあるんですが、これらについては一切触れられておりません。したがってこれらについては、今後これらの問題についてはしっかりと検討していただきたいと要望だけ申し上げます。ところで、この価格の問題ですけれども、職員研修施設に関する調査、結果報告書というのが平成22年12月にありまして、総務省行政評価局というのがやっております。これに基づきますと、沖縄総合事務局は研修所を廃止することが必要であるという提言がなされました。この一年間にわたる調査の結果、総合事務局研修所の主な試算ということで、この面積等についていろいろと後で、今お答えすることはできないと思いますので、後日お調べになってお答えいただきたいと、いま聞けるわけではないと思いますので。この中には面積が土地6,168平方メートルに対して、資産価格が2億1,761万3,000円、主な建物が1,439平方メートルに対して1億6,263万5,000円、合計3億8,024万8,000円となっています。これが年代順に総合事務局管轄の台帳価格というのがあるんですよ、これはどういう意味かというのもお調べになって、後日また議会で機会がありましたらお答えいただきたい。これは面積が、同面積ですね、今さっきから言っている6,168.45平方メートルに対して8,246万2,000円、これが平成30年。平成29年が8,164万5,000円、平成28年が8,164万5,000円となっているんですね。この台帳価格というのが何なのかとよく分からないんですが。いずれにせよ高物買いをしないと、税金のこともありましてですね、これらについて先ほど答弁があったように鑑定評価が、時点修正をするということだったんですが、できるだけ負担は軽くすると。19億円もの予算を使って、本当にこれでいいのかということについては、後日またこの場で議論をしていきたいと思います。その辺でこれは要望だけにとどめておきたいと思います。次に、一般社団法人ですけれども、資材運搬ですね、現在やられています。市長、これはゆゆしきことだと思うんですね。要するにダンプは砂利を運んだら、この運んだダンプの砂利の量に対して、辺野古CSSがあっせん料として別途もらうということになっているんですね。しかも今日お配りした新聞の中には1%から3%程度だと書いていますよね。全体としてもCSSに30億円の金が入るんじゃないかと言われていますよね。これは昨日届きました。2015年10月の記事ですけれども、昨日東京新聞から郵送されてきた記事です。机の上に置いておきましたけれども。そういうこともあって、このCSSについて先ほど来ありますが、本当に地域の懐柔のために、このようなマージン、紹介料に対する、入って来る金を地域の懐柔に使うとなると、これは本当に許せない問題なんですよ。これらについて市当局は調査する考えがあるかどうか、伺いたいと思います。市長どうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今るるいろいろご説明がございました。新聞も何年か前の新聞ではあるんですが、先ほど名護市はこのCSSのオブザーバーかという質問については、オブザーバーで入っているわけではないということでございます。いろいろな指摘がございますが、市としてこの件について調査するということは検討しておりません。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 確かにオブザーバーに入っているとしたら、私の言っている調査をしてほしいということについて即答もできると思います。しかしながらこの登記簿謄本、あるいはかつてのCSSの事業内容等々から見まして、しっかりと書いているわけですよ。これがもしそういう形で行われているとすると、現在の一般社団法人辺野古CSSが紹介料として、あっせん料として砂利などの中間的なものを、それから利を得るということは許されませんので、今後ですね、市長においてもしっかりと調査をしてほしいと思いますので、再度その決意についてお伺いします。やるのかやらないのか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど答弁したとおりでございます。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 やる意思はないということで理解をしておきたいと思います。キャンプ・シュワーブの問題ですけれども、総務部長、同じことだけを何回も答弁しているんですよ。これはパフォーマンスとしか思えないんですね、市長。私は公約ですとこうたんかを切ったんだ。東恩納琢磨議員の質問に対して、公約ですと。まずキャンプ・シュワーブのお話をさせてください。それでこれについて、市長のテーブルの上に、総務部長のテーブルの上にも、過去3回の名護市で行ったデモフライト、その資料を全部置いております。皆さん、過去に行ったデモフライトの辺野古の海の現場の写真です。デモフライト、これがCH-53ですね。このようにしてホバリングしている。こういう数値について、名護市も全部調査しました。この差し上げた資料の中には、これを全部入れてあります。第1回目が1997年の比嘉鉄也市長のときですね、平成9年。第2回目が2007年岸本建男市長のとき、第3回目が平成21年島袋吉和市長のとき。このように各市長とも検証のためにデモフライトを要請してやっているんですよ。ところがはっきり言いますと、オスプレイが2012年に飛んできてから一度もこれらについてデモフライトをやったことがありません。CH-53だけやってきているんです。したがって渡具知市長が掲げている国立高専のフェニックスを撤去しようと、文書を出しましたと。具体的に今まで何回も私は提案しています。地域の署名運動をして、区長を代表に訴えに行ったらどうかとかいろいろ提案してきましたけれども、今日初めて渡具知市長にデモフライトの要請をしたらどうかと、いいですか。デモフライトとはどうするのかと言ったら、当時は測定器の設置も大変だったんですが、いま名護市は7局あって、辺野古には防衛局の測定器があります。デモフライトというのは国立高専の屋上に測定器を置いて、しっかりと時間を決めて、公開して、デモフライトでどのように国立高専に影響があるのかということを検証しない限り、市長が言うように撤去します、撤去させてくださいと言って文書を出しましただけでは、同じような、繰り返しをやっては無責任だと思うのです。あと任期も少ないんですよ。それまでに実現するための具体的な行動というのが大事じゃないかと。デモフライトの要求は、いま申し上げたように3人の市長がやっているんですよ。デモフライトなんてすぐ要請できることですよ、これをやってもらえるのかどうか。最低でもこれぐらいはやって、デモフライトをして明らかにすること、検証すること、これがいま一番大事なんですよ、正式に。いま防衛局はずっとやっていない。ところが日常の騒音の数値というのは、市が示しているようにはるかに環境基準を超えているわけですから、そういった点でいかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 今年度からキャンプ・シュワーブなどの住宅地域に隣接するヘリコプター離着陸帯の使用を中止すること、軍転協全体の要請書に取り入れるなどして、日米両政府、米軍に要請を行っているところでございます。今ご提案のありますデモフライトにつきましては、当時の目的と今回の話とでは若干目的が変わってくるのかということもございますので、改めて検討はさせていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 総務部長が言うように、もちろん違うんですよ。今やりなさいというのは陸の部分なんですよ。あの当時は海なんですよ、写真で見せているように。陸のほうでいま大変なんですよ、この地域が。しかも環境アセスでは、喜瀬、幸喜、許田の3か所については定点予測値を出していない、外れている。そういったことも入れないといけない。だから実態をちゃんと調査して、どこからどこまでやるかというのを調査した上でやるということで、いま検討されているということだから、ぜひこれは軍転協というよりも名護市独自の要請はいかがですか。これまで名護市独自でやっているんですよ、3人の市長が。軍転協といって、逃げていませんよ。市長は責任があるわけでしょう、市民の健康を守るために、どうですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 一次の答弁で、市長が内閣官房長官とか、防衛大臣に要請をしておりますということの続きとして、さらに軍転協を通じても要請をしていますというようなお話をさせていただいたところでございます。今のデモフライトにつきましては、改めて今後検討させていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 祖慶部長、いいかげんにしてくださいよ。どれほど現地の皆さんが大変かという、そういうことも理解できないで、検討させてもらいます。市長の意思一つじゃないか。やるならすぐやるとか、いつやるかというのは後の問題であって、やるかやらんかの話を聞いているんですよ。デモフライトぐらい要請してできるでしょう。市長の意思なんですよ、あんたじゃないよ、市長の意思を聞いているんだよ。どうなんですか、市長。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 デモフライトについては、これまで検討したこともございません。今後いま大城敬人議員がいろいろと指摘をしております。これまで3人の市長がやられてきた、それは何に基づいてやられてきたかも検証しながら、今後検討する余地があるのかどうかも含めて検討をしていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 防衛局が出している環境アセスメントの方法書や、これに含まれた名護市のデモフライトのデータ、これが載っているんですよ、いいですか。いま見たら、一番前に書いてありますよ。あんたの資料、ちゃんと置いてある。いずれにしろ初めて聞くんじゃない、本当に久辺三区をはじめ二見以北、三共地域の皆さんの騒音による、いいですか市長、現在時間別の騒音測定の中で、夜間の最大値の一番高いのはどこだと思いますか。許田の98.4デシベルなんだ。辺野古では98.2デシベルなんです。これは防衛局がやっている、許田なんですよ、深夜も全部許田。いいですか、この1年間の調査を見ても、市長の地元が大変なんですよ。そういったことをすぐにやるとかということを考えていただかないと、これ以上答弁を求めても……。検討して具体的に示してください、やるかどうかというのは、ここで答えられないと思うので。さっきの事項3のちばる事業ですけれども、はなはだ残念なことには、名護市は誠意を持って……。このちばる事業については9月と同じ回答をしている。私は確認をしていますかと、確認しましたかだけなんだよ、全くやっていないでしょう。いいですか。今回の一般質問に対して確認していない。しかも代表に対して速達の配達証明でもって疑問点を全部出したのです。回答は来ていませんよ、返事も来ていませんよ。これほどの事実が明らかになった以上、名護市としてもいま言ったように領収書、部長ね、いいですか、あの65-3であぜ道をやったというのは全く違うということ。それの請求書が出てまことしやかに、あぜ道と書いていませんよ、あぶしと書いているんですよ、あぶし、あぜ道のことですよね。これをやったと、19万8,990円だと。これが捏造(ねつぞう)だったと。いいですか、代表が言っている、金も取っていない。しかもそのやった人は分かっている。だから警察は本人に聞いて、どうするのかと言ったら取り下げた。事情があるから告訴はしませんと、全然調べてもいないじゃないか。これは重大な問題です。名護市は、市長もね、これに対して9月に答弁していますよ、これは部長しっかりとやったと思いますなんて、いま示したように事実が全く違う。嘉陽区のマッコウの写真を入れているんですよ。これほど事実を示されても、これに対してやっぱり答えきれない。いま聞いたって調べてもいないから答えられないと思うので、次の議会までにしっかりと調べてしかるべき、この19万8,990円は事実無根、お金の返還を考える、このことを申し上げておきたいと思います。次に事項1の基地問題です。美謝川の問題ですけれども、市長にお伺いします。市長、美謝川の河口の変更によって、どのようなことが起こると考えておられるのですか、お答えください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 すみません、いま答えを持ち合わせておりません。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 美謝川の河口については、3月議会から私は一般質問で、これで4回目ですが、市長は答えられないというのはそのとおりだと思うんです。美謝川の河口の変更というのは、大浦湾の埋立てのためですよね。大浦湾の埋立てというのは、大浦湾の自然を破壊することです。そして美謝川の河口変更は、これまで大浦湾が世界的にも有名になったこの豊かな、5,800種、ジュゴンやカメ、あるいは世界一のアオサンゴ、こういう豊かな海を、いま美謝川の河口変更を認めることによって、市長、あなたがたは大浦湾を破壊させることに手を貸すことになるんですよ。これはこれからの名護市の発展にとって、観光の発展にとってもまさに大切な宝物を潰す役割をあんたがします。(「指をささないでください」との声あり)失礼しました。したがってこういうことについて答えられないというのは、真剣に考えておられないと。ましてや美謝川の状況については、防衛局からの発表の中でも、宿道が一部壊されることになっています。琉球王府が造った宿道、そして50世帯の生活跡がある美謝川の集落、ヤードゥイですね、これが全部なくなっていくのです。なぜか、この河口変更と同時に辺野古ダムの周辺の山30ヘクタールから、土地を全部、赤土を取る、これによって全部破壊される。文化財を破壊し、そして自然を破壊する。この旗振りを市長がやろうとしているんですよ。どうお考えですかという、そのぐらいのことを考えて、もう3月から何か月になりますか、夜も眠れないぐらい心配するのが当たり前ですよ。これで名護市民の大切な命を預かる、財産を預かる、役割を果たす。市長なんですよ、自覚がないじゃないですか。もう一度聞きます。美謝川の河口変更によって何がもたらされると考えているんですか、お伺いします。いま言っただけでも考えているでしょう、少しは。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 美謝川の件について盛んに大城敬人議員が申し上げているわけですが、そのことについて防衛局のほうから申請等が出されているわけではないわけです。ですから答弁として、今どう思いますかと言われても、その申請が出されていない状況においてはお答えすることはできないということでございます。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 もう本当にあきれてですね、名護市の市長がこのぐらいのものの考え方かと思うと残念でなりません。6万人余の名護市民の皆さんがせっかく選んだ市長がですよ、こんなことでは大変だろうと思います。ところで総務部長、関係ないとおっしゃったんですが、ベルトコンベアについて考えたことがありますか、触りますけれども。名護市条例に抵触する部分がありますけれども、ベルトコンベア、計画の中で。これも申請書が出てこないと分からないんですか。何も見ていないのか。これだけ大きな問題を見てないのかね。答えきれないんだな、じゃあ次に進みます。要旨(3)の市長意見、いいですか、辺野古新基地に反対は、1万8,077人ですよ、賛成が4,455人もいるんですよ、どちらでもないが2,216人いるんです。いいですか、このような経過の中で市長は誕生している。まさにこの意見を聞くのかどうかというのを、いま私は問うているわけです。それで今日机の上に置いておきました。今回県知事に出した意見書を机の上に置いてありますけれども、大きな5項目を資料として添えて県に出しましたので、これも1件としか数えられていない。そういう状況の中で市長、579件名護在住の方の意見がありましたと、昨日配付された資料の中にあります。総務部長もこのことについては検討するとかという話が少しあったと思いますが、これだけの意見があるのに賛否両論を聞くのかどうかということを私は問うているわけです。聞くのか聞かないのか。聞かなければいけないという法律の話をしているんじゃないです。市民の代表として、市長独断じゃない、独裁でもない、民主主義の国家。したがって市長は、意見というのはこれだけあるんですよと、1万8,000人の反対と4,400人という賛成の意見があるはずなんですよ。これを聞かずにどのようにして判断するのかと私は問うているわけです。意見を聞く必要があるのか、ないのかというのをもう1回お尋ねしたい。意見を聞く必要があるのかないのか、どっちなんですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 知事の側でも利害関係人の意見というのを集約してございます。市長の側では、市長の意見として提出をする予定はしております。ただこれにつきましては、改めて市民の意見を問うというような考えではございません。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 昨日、菅総理大臣がGoToを中止しました、発表しました。世論です。市長、世論ですよ。これだけの世論を無視するようなことは許されないと思います。終わります。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時31分)                              再 開(午後2時42分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮里尚議員、一般質問を許します。 ◆宮里尚議員 こんにちは。第201回定例会最終の一般質問でありますが、よろしくお願いします。ただいま大城議長の許可を得ましたので、議席番号10番、宮里尚、通告に従いまして一般質問を行いますのでよろしくお願いいたします。質問の事項1 なぐうら桜街道について。なぐうら桜街道沿いの雑木伐採について。質問の要旨(1)「さくら並木をのんびり歩こうよ」をテーマに、平成19年に名護さくらの会20周年記念イベントとして、なぐうら桜街道整備実行委員会により、「さくら並木」の実現と桜を通じて市内外の親善と観光振興に資することを目的として、約200本の桜苗木を植栽し、なぐうら桜街道と宣言され、今日まで約10年の歳月が経過し、部分的に桜が開花するようになりましたが、「さくら並木」周辺の雑木伐採について伺います。質問の事項2 市道名護1号線の樹木剪定(せんてい)と歩道整備について。要旨の(1)今から約30年前に、市道名護1号線沿いの街路樹として植栽されたモモタマナ(方言名:クワディーサー)が高く伸びすぎており、樹先の剪定と根上りした歩道の凸凹について伺います。質問の事項3 白い煙・黒い煙の碑設置敷地について。要旨の(1)白い煙・黒い煙の碑設置敷地の取扱いについて伺います。本件設置は、昭和34年名護町文化財保護委員会より、土地所有者宮城ハル様(名護市城一丁目13番10号)に現在地への設置について、所有地の一部(30坪)賃貸要請があり、検討の結果承諾したとのことですが、敷地の賃貸契約書が作成されておらず、現在に至っています。そこで本件用地は、平成14年4月26日をもって、所有者宮城ハル様より城区への財産移転登記が終了し、現在城区の所有地となっています。よって、財産台帳等の整理取扱いで大変支障を来しており、市当局の見解を伺います。質問の事項4 港公民館前の信号機について。要旨の(1)国道58号、本部町方向への青信号時間帯の短縮についてお伺いします。以上、一次質問とし、二次質問は自席から行いますのでよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項1、要旨(1)についてお答えいたします。平成19年11月23日に名護さくらの会20周年記念プレ・イベントとして、「さくら並木」の実現と「桜を通じて市内外の親善と観光振興に資することを目的」に、本市主催の植樹祭式典が、盛大に開催されました。植樹祭では、北部国道事務所をはじめ東江区、港区、城区など、多くの団体やボランティアの皆様により、国道58号沿いの港区から東江区までの緑地帯に約200本近くの桜の木が植樹されました。植樹されました桜の管理につきましては、平成19年11月23日に締結された管理協定書に基づき、北部国道事務所、名護さくらの会、東江区、港区、城区、名護市が管理を行っているところでございます。また、年2回、名護市及び「名護さくらの会」主催のさくら開花促進プロジェクトとして、施肥作業や剪定(せんてい)作業を各区民の協力を得ながら実施しております。「さくら並木」周辺の雑木につきましては、国道管理の植栽帯については国道管理者側と、また、港緑地帯については、所管課との現場確認を踏まえ、時期などの調整を図りながら、雑木の伐採、朽ち木の撤去などを実施していきたいと考えております。今後とも、本市の観光資源である桜の保全及び開花促進プロジェクト等を通して、桜の育樹活動の推進に努めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ただいまの件から二次質問を行います。確認のために、平得地域経済部長は先ほどの答弁で、今後とも本市の観光資源である桜の保全及び開花促進プロジェクトにも触れておりましたが、その事業内容等についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 名護さくら開花促進プロジェクトについてお答えいたします。市では毎年、「日本の春は、ここから始まる」をキャッチフレーズにさくら祭りが開催され、名護城公園を中心に植栽された桜を見物に、市民をはじめ市外、県外からも大勢の観光客が訪れます。しかし近年はさくら祭り実施時期に桜が開花しておらず、平成25年3月に実施した桜健康度調査においてもさくら祭りのメイン会場とその周辺の花見区間のカンヒザクラは生育状態が悪化していると確認されました。同調査報告書における開花促進の提言に基づき、市では市民と各種団体、関係機関の協力の下、名護さくら開花促進プロジェクトとして市内の桜育樹活動を市全体で桜木の周辺の除草作業や剪定作業を年2回、春・秋実施しております。去る10月17日にも、今年度最初の開花促進プロジェクトを開催し、多くの市民、企業の参加をいただき、育樹活動に協力していただいたところでございます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 平得部長、ご答弁ありがとうございます。なぐうら桜街道の育樹活動について、いま施肥や剪定作業だけではいかがなものかと思います。一番大事なことは、植樹場所の地力の問題等もございますが、病害虫防除体制の弱さが指摘されておりまして、今後はこれを参考に頑張っていただきたいと思います。と申しますのは、今まで元津波冷凍の前にすばらしい桜の大木がございました。これは桜については施肥、剪定以上に大切なのは病害虫防除が非常に効き目があるわけです。そういうことも含めて、今後は参考にしていただきたい、また頑張っていただきたい。そして今後、なぐうら桜街道の桜が満開になるように城区、あるいは港区、関係機関、団体及び周辺住民と連携して、継続的な育樹活動に努めていきましょう。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 私のほうからは事項の2、要旨(1)についてお答えいたします。市道名護1号線の街路樹モモタマナの並木は、周辺住民の美化活動による協力の下、景観の維持が保たれ、平成27年度に「花と緑の名所100選」に登録された並木となっております。当該樹木につきましては、寒くなる12月頃から1月頃にかけて落葉し、維持管理が困難であると区より相談がありましたことから剪定時期に配慮し、落葉前の12月頃、枝の剪定を実施してきているところであります。今年度におきましても、本日、12月15日より市役所公用車駐車場側より剪定を実施しております。なお、議員ご指摘の樹芯の剪定を含め実施する予定であります。また、根上がりした歩道につきましては、今年度発注しております修繕業務の補修路線に含まれており、現在、補修に向けて施工計画などの準備を行っているところであります。今後も地域と協力し、良好な道路環境の維持管理に努めてまいります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 當山部長、ご答弁ありがとうございます。この問題につきまして、先ほど部長の答弁にありましたように、今日から名護1号線の作業が始まっております。大変ありがとうございます。そこで今回、約10点ほど質問事項を準備しておりましたが、これを割愛しまして、二、三点、確認のためにお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。1点目は、この樹木の剪定高さをどのぐらいでやるのかと。それから剪定区域、どこまでやるのか。これについてお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 当該樹木の剪定高さとしましては、樹幹を考慮し7メートルの高さで考えております。また剪定区域としましては市役所公用車駐車場前から、城公民館付近までを実施いたします。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それから當山部長、根上がりした歩道の補修方法、もう最近は非常に凸凹が多いんですよね。どのように実施していくのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 今回の補修方法につきましては、名護市、港区区長、受注業者の3者にて補修箇所の現場確認を行い、元津波冷凍付近から港駐車場、県道71号線に接する道までの間ですね、根切りをしながら歩道部の舗装を年度内に完了する予定であります。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ありがとうございます。10項目ほどあったんですが、それぐらいにとどめておきましょう。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 私のほうからは質問の事項3、質問の要旨(1)についてお答えいたします。「白い煙と黒い煙」は、大正7年に稲垣國三郎、こちらは茨城県水戸出身の方なんですが、その方が書いた文芸作品で、戦前・戦後の教科書の教材として採用されております。大正7年に沖縄県男子師範学校附属小学校主事をしていた稲垣國三郎が、国頭郡教育部会の招きで名護を訪れた際に、名護城で、本土に旅立つ娘を見送るために松の葉をたいている老父母の姿を見て心を打たれて作品にしたと言われています。その作品の一節を読み上げたいと思います。「合図の煙、親子の別れ、汽船のデッキの上からは彼の乙女が涙で曇った目で、古里の山を慕い父母を恋いて、この白煙を見つめていることであろう。白い煙と黒い煙、こうして若い乙女と老いたる親とが、山と海とで互いに切ない思慕恩愛の情を交わしているのである。春の日は静かに夕靄の中に薄れて行く。やがて汽船は本部半島にその影を隠した。」これが、その一節でございますが、その教材にも採用され、舞台となった名護城を名護の観光に役立てようと、「白い煙と黒い煙の碑建設委員会」が結成されました。当時、稲垣國三郎と沖縄師範学校で主事と訓導の間柄にあり親交の厚かった比嘉永元氏を会長とし、名護小学校長と国頭地区教職員会長を兼務していた牧志朝三郎氏が副会長となり、名護町長大城亀助氏、名護小学校PTA会長の宮城秀男氏などが役員として名を連ね活動し、昭和34年に石碑が建立されました。石碑が設置されている土地、字名護城原2152-3番地は、かつては宮城ハル様の所有でしたが、平成14年に城区へ所有権移転がなされ、現在は城区所有の土地となっております。その石碑が設置されている土地の取扱いにつきましては、所有者である城区より過去3度の要請がございました。平成15年5月、平成20年6月、平成22年7月に、明確にしてほしい旨の要請がございました。「本件用地については、名護市と城区の賃貸借契約または用地買上げについて検討会を開催していただきたい」との要請でございました。この件につきましては、平成13年と平成15年に話合いを持った経緯がございますが、要請に対する正式な文書での回答を行っていなかったために、教育委員会は平成23年6月30日付にて文書での回答を行い、同年7月21日に城区公民館において、意見交換会を行っております。その内容につきましては、土地に係る名護市、旧名護町と宮城ハル様との賃貸借契約に関する事実関係が確認できないこと。石碑の建立に建設委員として携わった比嘉宇太郎氏の資料によりますと、「白い煙黒い煙の碑建設委員会」と「名護町字城名護城土地管理委員」と宮城ハル様との3者における取扱いと推察され、約60年前の名護町との関わりが明らかではないことなどを確認いたしました。また、石碑が指定文化財でないことから、文化課といたしましては、城区が要請する土地の賃貸借契約または土地の買上げについては、対処できない状況であるとお伝えし、今日に至っている状況でございます。しかし、城区としても、石碑周辺の環境整備に困っているということでもございますので、文化課としましては、引き続き城区と話し合いながら、よい対処方法を検討していきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございます。これまでの経緯については理解しましたが、平成23年6月議会の岸本直也議員への答弁の中で「現在、教育委員会におきましては当時のいくつかの状況が分かるような資料も出てまいりましたので」と答弁しておりますが、どういう内容の資料だったのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 その資料は、名護博物館が「比嘉宇太郎展」開催の際に収集した比嘉宇太郎資料の中にあった白い煙と黒い煙建碑に関する書類の一部で、以下の内容になります。読み上げます。「白い煙と黒い煙碑建設敷地無償借地の件。今般、稲垣國三郎氏名作、白い煙と黒い煙発生の地、名護城に碑建設し、1959年12月22日除幕式を終え、事務整理完了次第、名護町に移管し、建設委員会は解散するよう委員会の決議を経て決定されています。白い煙と黒い煙の碑は、名護町民古来の美俗を永久に伝う不朽の無形文化財で、社会教育に資すること、誠に甚大なるのみならず観光地としての名護町の反映を招来するものと思いますので、特別なるご詮議をもって貴字城管理の別紙、地番2152-3、原野、碑建設敷地34坪、永久に町に無償借地方お取り計らいくださるようお願い申し上げます。1960年3月23日。白い煙と黒い煙碑建設委員会委員長 比嘉永元。名護町字城名護城土地管理委員長殿。右願書のとおり字民の協議を経て承認する。1960年、あと月日が未記入でございます。名護町字城名護城土地管理委員委員長 比嘉宇太郎 署名 押印。白い煙と黒い煙碑建設委員会委員長 比嘉永元殿」以上となっております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ありがとうございます。いま教育次長の答弁ですが、資料文の最後に、特別なるご詮議をもって貴字城管理の別紙、地番2152-3、原野、碑建設敷地34坪、永久に町に無償借地方お取り計らいくださるようお願い申し上げます。そして1960年3月23日となっておりまして、白い煙と黒い煙碑建設委員会委員長 比嘉永元。そして名護町字城名護城土地管理委員長殿、右願書のとおり字民の協議をもって承諾する。そして1960年、これは日付は空白となっております。そして名護町字城名護城土地管理委員会委員長 比嘉宇太郎、これが押印されております。白い煙と黒い煙碑建設委員会委員長 比嘉永元殿とありますが、市当局の見解についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 碑建立後の1960年3月23日に、白い煙と黒い煙碑建設委員会から名護町字城名護城土地管理委員会に碑を建立した土地34坪の永久無償借地を願い出て、それを名護町字城名護城土地管理委員会が字民の協議を経て承認したものと理解できるものでございます。しかし土地管理委員長の署名と押印はあるものの、承認した日付が空白となっており、一部疑問が残されておりますが、しかし永久無償借地で話合いがなされていたことを示す資料だと認識しております。なお当資料については、平成23年7月に行いました城区との話合いの際に、城区に提示をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ありがとうございます。それから平成23年6月議会、これも岸本議員への答弁で「白い煙・黒い煙の碑につきましては、1959年に白い煙と黒い煙碑建設委員会によって建立されておりまして、名護市の観光名所の一つとして知られている場所でありますけれども、現時点で指定文化財ではない」と答弁しておりますが、名護市文化財保存調査委員会で話題になったことはないのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 白い煙と黒い煙の碑を文化財に指定するということが、議題に上ったということはございません。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 同碑について、名護市文化財保護条例施行規則第2条に基づいて、指定申請すれば市の文化財指定の可否についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 条例施行規則第2条により指定申請書が提出されても、教育委員会は文化財保存調査委員会の意見を聞くということになっておりますので、申請すれば即指定できるというものではございません。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 それで同碑は名護城をひもとく随一の歴史文化碑ではないかと思います。そして名護市の誇りある歴史を未来へつないでいく文化碑ではないですか。市の指定文化財にならない主な理由についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 白い煙と黒い煙の碑は、かつてはその場所で沖行く船に乗った者を松の葉などをたいて見送ったという行為を、後世に伝えるために建てられた記念碑であり、碑そのものが文化財には値しないということで認識しております。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 分かりました。ありがとうございます。これまで市教育委員会において、同碑敷地の取扱いについて再々検討されたようですが、城評議委員会で丁重に説明して、納得してもらえるようにする姿勢がより重要ではないかと思いますが、市教育委員会の見解についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 一次答弁でも申し上げたとおり、文化課において引き続き城区と話合いながら、よい対処方法を検討していきたいと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ありがとうございました。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 質問事項4、要旨(1)について答弁いたします。当該箇所の時間短縮につきましては、交通管理者である名護警察署交通課へ確認をしたところ、主要幹線である国道58号のスムーズな車両通行を確保するため、当該箇所を含め前後の信号機とも連動しており、現時点において時間調整を行うことは難しいとの見解であり、今後の交通量の状況を判断し検討していきたいとの回答がございました。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 いま総務部長から大変厳しい答弁をいただきましたが、この前、港区公民館前で本部町方向への直進の信号時間帯、それから横断歩道の時間帯を現場計測しました。本部方向へは青信号が2分20秒、そして公民館から横断歩道の青信号が22秒ですよ。これの大きな問題は距離が、最近自転車道整備が両面されております。これで4メートル増えました、長くなりました。実際18メートルちょっとあるのですが、いま港区で毎週木曜日、老人のミニデイがあるんですよ。そして80歳を超える方々がこの22秒でこの18メートルの横断ができるかということなんですよ。できません。これは昼間はいいんですよ。夜間、ちょっと議長休憩してください。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後3時22分) (休憩中に説明あり)                              再 開(午後3時22分) ○大城秀樹議長 再開します。 ◆宮里尚議員 そしてこれまでに信号機が青でありながら横断歩道での事故が数件あるんですよ、真昼でも、接触事故ですね。夜間であればなおさら大変ですよ。そういうことを踏まえまして、市民の生命、財産を守るのは区行政じゃなくして市行政じゃないですか。そういう面からして、区とも調整して横断歩道の青信号、22秒を25秒以上にさせるように関係機関へ要請していこうじゃありませんか。部長の見解、答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 おっしゃるとおりうちの担当職員の側でも確認をしまして、横断歩道の秒数が22秒であるというのは実測で確認をしております。この時間について、再度関係機関と強く調整をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員。 ◆宮里尚議員 ありがとうございます。部長、僅か五、六秒で人の命を……。大変ですよ。だからそういう事件・事故がないように、お互い頑張っていきましょう。これをもちまして議席番号10番、宮里尚の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 宮里尚議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時24分)...