名護市議会 2019-12-05
12月13日-06号
令和元年第197回名護市定例会 第197回
名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月
日│ 令和元年12月5日 木曜日 午前10時 │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場
所│ 名 護 市 議 会 議 場 │├─────────┼───────────────────────────────┤│開
議│ 令和元年12月13日 金曜日 午前10時0分 │├─────────┼───────────────────────────────┤│散
会│ 令和元年12月13日 金曜日 午後3時25分 │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出 席 25名 欠 席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───
┐│議席番号│ 氏 名 │出
欠│議席番号│ 氏 名 │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 1 │ 島 袋
力 │ 出 │ 15 │ 翁 長 久美子 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 2 │ 長 山 正 邦 │ 出 │ 16 │ 仲 村 善 幸 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 3 │ 大 浜 幸 秀 │ 出 │ 17 │ 比 嘉 拓
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 4 │ 吉 居 俊 平 │ 出 │ 18 │ 宮 城 安 秀 │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 5 │ 川 野 純 治 │ 出 │ 19 │ 比 嘉
忍 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 6 │ 石 嶺 康 政 │ 出 │ 20 │ 岸 本 直
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 7 │ 仲 尾 ちあき │ 出 │ 21 │ 金 城 善 英 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 8 │ 金 城 隆 │ 出 │ 22 │ 大 城 秀 樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 9 │ 宮 城 さゆり │ 出 │ 23 │ 岸 本 洋 平 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 10 │ 宮 里 尚 │ 出 │ 24 │ 神 山 正 樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 11 │ 大 城 敬 人 │ 出 │ 25 │ 小 濱 守 男 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 12 │ 東恩納 琢 磨 │ 出 │ 26 │ 比 嘉 祐 一 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 13 │ 比 嘉 勝
彦 │ 出 │ │ │ │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 14 │ 平 光
男 │ 出 │ │ │ │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員 19番 比嘉 忍 20番 岸本 直也 議事日程 別紙のとおり 会議に付した事件 別紙のとおり 会議の結果 別紙のとおり法第121条第1項による出席者 市 長 渡具知 武 豊 副市長 金 城 秀 郎 総務部長 祖 慶 実 季 地域政策部長 松 田 健 司 商工観光局長 小 野 雅 春 こども家庭部長 比 嘉 ひとみ 市民福祉部長 比 嘉 一 文 農林水産部長 比 嘉 克 宏 建設部長 玉 城 勝 環境水道部長 長 山 儀 和 消防長 照 屋 秀 裕 地域政策部参事 平 得 薫 教育長 岸 本 敏 孝 教育次長 石 川 達 義議会事務局出席者 事務局長 上 地 健 次長 新 垣 和 吉 議事係長 上 地 宏 樹 庶務係長 神 谷 智 子 議事係 宮 城 建 庶務係 津波古 利恵子 議事係 岸 本 健 伸 臨時職員 比 嘉 幹 祝
○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 石嶺康政議員、一般質問を許します。休憩いたします。 休 憩(午前10時0分) (字句の訂正あり) 再 開(午前10時0分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 改めまして皆さん、おはようございます。議長より許しをいただきましたので、議席番号6番、市民ネット、石嶺康政、一般質問をさせていただきます。一般質問に入る前に、所感を述べたいと思います。10月31日、首里城で火災が発生し、正殿、北殿、南殿など、主要7棟が焼失してしまいました。テレビで実況されているのを見て、大変ショックを受けた一人であります。首里城の赤瓦は名護市の古我知粘土でつくられたものだと聞いています。沖縄県民がワンチームになって、一日も早い首里城の再建、復興を後押ししていきましょう。また、去る11月24日日曜日に羽地地区郷友会大運動会がありました。羽地にアイデンティティーを持つ郷友会の運動会に羽地振興会会長や羽地支所長、羽地区長会とともに参加させていただき、ありがとうございました。羽地郷友会がますます発展することを願っています。またこれから忘年会や新年会で酒を飲む機会が増える時期でありますが、飲酒運転は絶対にしないよう、皆さん一緒に気を引き締めていきましょう。それでは通告に従って、一般質問をさせていただきます。質問の事項1 農業行政について。要旨(1)パインについて。ア パイン生産農家数、パイン生産量及び耕作面積について伺います。資料提供ありがとうございました。イ パイン耕作地拡大、パイン苗等の補助制度について伺います。ウ パインを拠点産地認定することについて伺います。要旨(2)豚コレラの感染予防対策について。要旨(3)沖縄の在来豚「アグー」の生産拡大について。質問の事項2 環境行政について。要旨(1)
一般廃棄物処理施設整備事業について。ア
一般廃棄物処理施設整備事業の進捗状況について伺います。イ 補助メニューについて伺います。名護市長から防衛大臣へ要請した「名護市
一般廃棄物処理施設整備への協力に関する要請」の提出をお願いします。これについては、提出ありがとうございました。要旨(2)名護市衛生センターについて。ア 同センターを利用している世帯数について伺います。イ 施設の老朽化による施設再整備計画について伺います。質問の事項3 医療行政について。要旨(1)インフルエンザについて。ア 今年のインフルエンザ罹患(りかん)状況について伺います。イ
インフルエンザ予防接種周知と接種状況等予防対策について伺います。ウ 子育て家族でインフルエンザに罹患した場合の支援について伺います。質問の事項4 観光行政について。要旨(1)第2次名護市観光振興基本計画の進捗状況について伺います。要旨(2)自転車による観光について。ア 名護市内の自転車道整備について伺います。イ 北部圏域の自転車道整備について伺います。質問の事項5 タイワンハブについて。要旨(1)タイワンハブの直近5年間の捕獲状況と今後の対策について伺います。資料提供ありがとうございました。質問の事項6 河川の維持管理について。要旨(1)奈佐田川のしゅんせつについて伺います。以上一次質問とし、二次質問は自席より行います。ご答弁のほうよろしくお願いします。
○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 おはようございます。私のほうから事項1についてお答え申し上げます。まず資料を参照しながらお願いいたします。パインの生産農家数、生産量、耕作面積でございます。直近の3年ということで、平成28年度が戸数42戸、約27ヘクタール、出荷量として345トン。平成29年度、戸数42戸、面積29ヘクタール、出荷量368トン。平成30年度、戸数が36戸で、面積が約28ヘクタール、出荷量260トンということになってございます。平成30年度の出荷量260トンのうち111トンが加工用、それから149トンが生食用として出荷されてございます。パイン農家数、耕作面積ともに減少傾向にあるというような状況になってございます。平成21年度から平成30年度の10年間を比較しますと、作付面積が最も大きいのが平成22年度の62ヘクタールあったと。平成30年度で28ヘクタールとなって、半分以下に減少しているということでございます。出荷量が最も多いのは平成21年度の616トンで、平成30年度は260トンということで、42%程度になっているということでございます。平成30年度については近年続く集中収穫の影響による作業おくれ、それから干ばつの影響による生育不十分からくる株の結実減少、それから台風24号・25号による倒状、パインが倒れるというような状況の収穫被害などが重なり、前年より大幅に減少したというような状況でございます。イのパイン耕作地拡大、パイン苗等の補助制度でございますが、優良種苗の確保について農家からの要望もございまして、平成30年度に
パインアップル産地協議会が設立されてございます。産地協議会が設立されたことにより、優良品種の安定供給を目的とした「いっぺーまーさん
パインアップル強化事業」という事業を平成30年度から開始してございます。この事業につきましては、高品質のパインアップルの普及を目的としまして、母茎等の増殖に係る費用に対して県から補助をいただいてございます。名護市がサザンプラントという企業に苗の増殖を委託して、平成30年度には沖農P17号という優良品種ですが、その品種を2,010本、ゴールドバレルを1,528本、ジェリオスターという品種を1,462本増殖してございます。増殖された苗は産地協議会の構成員である4農家へ500本から2,000本の配布をしていくと。この4農家が500本から2,000本ずつ増殖した苗をまた産地協議会へ戻して、その苗を産地協議会よりほかの農家へも供給していくという計画を進めてございます。いっぺーまーさん
パインアップル強化事業につきましては令和元年度も実施しておりまして、先ほども申し上げました沖農P17号というのを4,000本増殖をしていくということでございます。それから、ウのパインを拠点産地に認定することにつきましては、名護市のパインアップルの現状は、高齢化が進んで平成21年度と平成30年度を比較すると、生産者数、面積、出荷量ともに減少傾向であると。しかし、今後は事業等を活用しながら、昨年度設立した産地協議会の中で農家、JA、県等と協議を進めながら、定時・定量・定品質出荷を目指して拠点産地認定に向けて検討していきたいと考えてございます。続きまして、要旨(2)でございます。豚コレラの感染ですが、これはマスコミ等でご存じのようにかなり本土のほうでは蔓延(まんえん)している状況がございます。県畜産課主催による豚コレラ侵入防止に係る農家説明会により生産者や養豚関係業者への注意喚起をはじめ、それから家畜保健衛生所からの文書等で周知を図っているという状況でございます。今後についても飼養衛生管理基準の遵守、異常豚の早期発見、早期通報等の実施について啓発を行っていくということでございます。名護市として対策及び支援ということですが、担当者はできるだけ養豚場内への立ち入りを自粛し、必要な際にも複数の畜舎は回らないということで1日1件の立ち入りにとどめ、複数の施設を回らないよう注意している。それから、従来から行っております市の単独事業の消毒・衛生事業において、生産者が飼養する家畜への消毒や防疫に関する薬剤の購入について一部補助を実施してございます。それから畜舎やその周辺に関する消毒等の実施についても一部補助を実施しているという状況でございます。県外で発生している豚コレラの要因としまして、多くが野生のイノシシと考えられている状況があります。我々園芸畜産課で実施している鳥獣害被害防止対策によって、このイノシシの捕獲や環境対策課とも連携し、野生イノシシ対策を強化していきたいと考えてございます。豚コレラがもし発生した場合は、県の指示と連携のもと、防疫措置及び蔓延防止の作業に従事するということで考えております。それから要旨(3)のアグーについてですが、このアグーは約600年前に中国から導入されて、沖縄で飼い続けられた小型の島豚という説がございます。明治後期に西洋種の黒豚・バークシャーという種類とかけ合わせたものを「アグー」というふうに言っております。アグーについてですが、飼養頭数は平成30年度で、名護市で217頭、農家として6件が生産をしているということです。その中には、北部農林高等学校も含まれているという状況です。このアグーの生産拡大における課題ということで、豚コレラやアフリカ豚コレラの防疫対策。それから、臭気や汚水等の環境問題とそれにかかわる地域との合意形成。それから、アグーの血統保存と一般の豚と比較した場合の経済性の兼ね合いということで、重量が小さいということでなかなか農家のほうから厳しい状況もあると伺ってございます。これらの課題はあるものの、名護市の財産として国や県等の関係機関や地域と協議しながら、持続的な畜産経営とともにアグーの生産拡大が行えるように我々としても努めていきたいと考えてございます。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 おはようございます。私のほうからは質問の事項2、要旨(1)ア、イ、要旨(2)ア、イ、そして質問の事項5、要旨(1)について答弁いたします。まず質問の事項2の要旨(1)アについてお答えいたします。
新設廃棄物処理施設整備事業の進捗状況につきましては、新たな廃棄物処理施設整備に向けて、平成21年度に建設適地選定調査、平成22年度に
システム選定基礎調査、平成23年度に環境審議会における処理システム選定、平成24年度から平成25年度にかけて整備基本計画の策定並びに建設候補地選定などの作業を行ってまいりました。特に建設候補地の選定につきましては、複数の候補地への説明会や視察研修を重ねて、平成27年5月に建設候補地を安和区に選定しております。それ以降、安和区に対しましては改めて説明会を重ねて、平成28年4月に建設同意をいただき、平成30年1月に基本合意書を締結しております。安和区の建設同意を得た後、平成28年度から基本設計業務、環境影響評価業務等を段階的に実施してきております。特に環境影響評価業務は、沖縄県環境影響評価条例に基づき行われる事業で、4段階の手続きを約4年かけて実施することとなります。今年度は、3段階目となる準備書作成のための現地調査の実施を行っているところであります。現地調査は、建設予定地を含む周辺状況の確認を、四季を通して行う計画となっております。現地調査の進捗状況としましては、平成31年2月から3月冬季調査が完了し、平成31年4月から令和元年5月に春季調査、令和元年7月から8月に夏季調査、令和元年10月から11月に秋季調査を完了し、全て完了したところでございます。その後、第3段階となる準備書・第4段階となる評価書の作成を行い、環境影響評価業務を終了後、令和3年度より実施設計及び建設工事に着手し、令和5年度内の完成を目標に整備計画を進めているところでございます。次に、要旨(1)イについてお答えいたします。補助メニューにつきましては、平成28年度から環境省の
循環型社会形成推進交付金事業で、基本設計業務、環境影響評価業務等を段階的に実施してきており、令和2年度まで環境影響評価業務を行う予定です。一方、令和2年度からの用地購入及び物件補償、令和3年度から実施設計及び建設工事につきましては、防衛省の民生安定事業で実施できるよう、令和元年8月に概算要求を行うために補助事業等計画書を提出し、12月は予算要求を行うために実施計画資料を提出する準備・調整を行っているところであります。次に、要旨(2)アについてお答えいたします。名護市源河にあります名護市衛生センターは、現在、名護市及び国頭村、大宜味村、東村の北部3村が利用しております。利用している世帯数としましては、平成31年4月1日時点で、名護市が1万2,271世帯、国頭村が2,322世帯、大宜味村が1,576世帯、東村が880世帯となっており、合計で1万7,049世帯となっております。次に、要旨(2)イについてお答えいたします。同施設につきましては、今後名護市下水処理場にし尿受け入れ施設を整備し、統合する計画となっております。現在下水道課において、し尿受け入れ施設の基本設計業務を進めております。下水処理場のし尿受け入れ施設の完成後はそちらへし尿等の搬入を行い、現施設については閉鎖する計画となっております。最後に、質問事項5、要旨の(1)についてお答えいたします。直近5年間のタイワンハブの捕獲状況につきましては、さきに提出しました資料のとおりでございます。平成26年度が131匹、平成27年度が421匹、平成28年度が240匹、平成29年度が540匹、平成30年度が931匹、今年度が11月末現在でございますが752匹となっております。今後の対策といたしましては、これまでと同様に捕獲器による捕獲を実施しながら、市民に対してハブが寄りにくい環境づくりを周知するなど、咬傷被害防止に向け、尽力してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長
比嘉一文市民福祉部長。
◎
比嘉一文市民福祉部長 おはようございます。私のほうから事項3、要旨(1)ア、イ、ウについてお答えいたします。まずアにつきまして、沖縄県で情報提供をしています感染症発生動向調査によりますと、沖縄県内では夏ごろからインフルエンザが流行しており、県全体や他の保健所管内などで警報が発令されておりました。北部保健所管内においては、1月からの第37週の9月9日から第40週の10月6日までの間、名護市において175件の定点報告があり、注意報が発令されましたが、現在は解除されております。沖縄県全体では、第42週の10月14日から10月20日まで警報が発令されておりましたが、43週の10月21日から10月27日では警報は解除され、流行は終息している状況でございます。しかし、例年冬場の1月から3月にかけてインフルエンザの流行が見られますので、手洗いやうがい、マスクの着用など基本的な予防対策は今後も周知していきたいと考えております。続きまして、イについてお答えいたします。名護市では毎年10月に市内の65歳以上の高齢者に
インフルエンザ予防接種の案内通知を行っております。今年度は1万3,332人の方に10月から2月にかけて65歳到達者や転入者にも随時通知をしてまいります。また、対象者への周知として市民のひろばへの掲載や介護保険通所事業所ヘの
ポスター掲示、居宅介護事業所の介護支援専門員の方に利用者への声かけなども依頼しているところでございます。10月における接種状況を見てみますと、既に3,614人の方が接種しており、去年の同じ時期に比べて1,000人以上増加が見られることから、最終的な接種者は昨年度の7,368人より増えることが予想されております。次に、ウについてお答えいたします。健康増進課においては、市民からの電話や市役所に来られる方に対しましては、保健師による健康相談を実施しており、インフルエンザに関する相談に対応しているところでございます。お子さんが体調不良で保育園等へ預けることができず、保護者が仕事を休めない場合などにつきましては、病児保育事業の活用があります。ただし、病児保育事業につきましてはインフルエンザやノロウイルスなどの感染を広げる可能性がある時期につきましては、利用できないこととなっております。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 おはようございます。私のほうから事項4、要旨(1)及び(2)イについてお答えいたします。まず要旨(1)についてですが、昨年度は第2次
観光振興基本計画策定に向けた調査・分析を実施しております。具体的には、1つ目に、第1次名護市観光振興基本計画の達成状況の評価・検証。2つ目に、今後の取り組み課題の明確化に向けた基礎調査。3つ目に、成果指標の設定とデータ収集分析手法の検討を実施しております。同計画の評価・検証の検討に当たり、名桜大学、
沖縄観光コンベンションビューロー、名護市観光協会及び商工会、観光関連事業者など観光に見識を有する方々で懇話会を2回開催しております。また、沖縄県の
観光アドバイザー制度を活用し、4回助言をいただいております。特に、今後の取り組み課題の明確化に向けた基礎調査におきしては、観光客動向調査、
レンタカーGPS調査、名護市内や北部圏域でのヒアリング調査、住民意向調査として各区長へのヒアリング調査などを実施しております。また、第2次
観光振興基本計画策定に当たりましては、地域住民及び関係者等のコンセンサスが必要なことから、部長会や区長会、観光協会等、関係団体にも説明を行ってまいりました。今年度は同計画の策定の年でありまして、去る11月に今年度2回目の懇話会を、観光の先進地であります三重県伊勢市において開催し、特に伊勢市の担当部署や地元の観光関連団体との情報交換では、伊勢市の観光振興基本計画のチェック体制の運営等について学ぶことが多く、大変示唆に富んだ内容でありました。また、沖縄県の
観光アドバイザー制度を活用し、観光まちづくりの勉強会を名護市で開催し、アドバイザーからは国内の先進自治体の取り組み等の事例紹介や、区長さんや市内の関連事業であるワーキング・グループによるディスカッションを取りまとめていただいたことから、参加者の意見を同基本計画に反映させることとしております。来年2月の策定に向けて
市民向けアンケート調査に加え、地域住民の意見交換、
パブリックコメント等の一連の手続きを経て、1月の懇話会で活発な議論を踏まえ、今後5年間の名護市の観光振興に向けた計画を取りまとめる予定となっております。次に、要旨(2)についてお答えいたします。北部圏域の自転車道の整備につきましては、昨年度、北部国道事務所が主導する本部半島・
羽地内海サイクルツーリズム協議会の発足により、産官学の幅広い連携と協働により、サイクルツーリズムの推進上の課題等が総合的に検討されるものとなっております。具体的には、北部国道事務所におきまして、現在国道58号、北向けは伊差川名護東道路入り口付近、南向けは城の名護漁港付近まで自転車道の整備が進んでおります。来年5月までには真喜屋交差点までさらに約5キロメートルを延伸するとのことであります。また沖縄県北部土木事務所におきましては、名護市の自転車ネットワーク計画に位置づけられている国道505号呉我工区、これは呉我付近から仲尾付近まで約1.3キロメートルが新たに自転車道として整備を推進するところであり、令和2年の早期の供用開始を目指しております。さらには、県道91号線名護市役所前から新球場向けの国道58号までの約1キロメートルの区間を今年度中に整備する予定となっており、自転車のネットワークが広がっているところであります。国、県との連携により、安心、安全に利用できる自転車の走行空間のハード整備に加えまして、名護市としましては、ソフトの面でも市民の自転車利用促進、交通安全教育の推進を図ることにより、自転車を活用したまちづくりを推進してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 私のほうから事項の4、要旨(2)ア、それから事項6の要旨(1)についてお答えいたします。まず事項4、要旨(2)アについてお答えします。名護市内では国道で行っている自転車道整備と県道や市で行っている車両混在型の自転車指導レーン整備があります。市においては自転車利用の普及と通行ルールの周知等を目的とし、まちなかの日常利用を推進するため、市街地を中心に平成24年度より路肩の改良やペイントにより、自転車指導レーンの整備を行っているところでございます。整備状況としましては、今年度末までに市道部分の自転車ネットワーク計画、約20キロメートルに対し約14キロメートル、これは率で言いますと約70%の整備が完了しております。令和3年度までに整備を完了する計画となっております。また、市内の国道や県道においても、市の自転車ネットワーク計画に基づき、今後も整備を行う計画となっております。続きまして事項6、要旨(1)についてお答えします。普通河川、奈佐田川のしゅんせつにつきましては、現場を確認したところ、特にビィークチ橋付近から河口付近までの約900メートルの区間において河川敷内に草が繁茂している状況が確認できました。当該河川のしゅんせつにつきましては、直近で平成29年度に実施してはおりますが、河川敷内の草が繁茂していることから、今後作業スケジュールについて区と調整を行い、実施してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 ご答弁ありがとうございます。それでは順次、二次質問をさせていただきます。まずパインについてですけれども、パインについては加工用パインと生食用のパインがあるわけですけれども、それの価格を教えていただけますか。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 生食用パインにつきましては、1キログラム当たり平均で約200円、それから加工用については糖度の等級もありますが、平均しまして1キログラム当たり30円から100円ということで取引をされてございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 これからすると、生食用の値段のほうがかなり高いということでわかりますけれども、今後パインの耕作地拡大、それから苗の補助制度等いろいろありますけれども、その中でいっぺーまーさん
パインアップル強化事業というのがやられているみたいなのですけれども、平成30年から実施したということで聞いています。これはいつまでの予定でしょうか。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 これにつきましては、平成30年から行っておりまして、令和5年度までを今のところ予定してございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 それと
パインアップル産地協議会というのも設立されているようでございますけれども、それの構成員と、設立した目的というのですか、そこら辺をお願いします。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 先ほどから申し上げていますいっぺーまーさん
パインアップル強化事業については、この産地協議会が設立されていないと補助の対象にならないということで平成30年に協議会が設立されてございます。メンバーですが、協議会の会長としまして市の農林水産部園芸畜産課長、それから生産者の代表を2名等、それから北部農林水産振興センターの農業改良普及課園芸技術普及班長、それから民間として名護パイン園グループ、それからJAおきなわ北部地区営農振興センター等で構成されてございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 それと優良品種を今現在増やそうということでやられているわけですけれども、これのパイン農家への全員に、行き渡らせ方というのですか、それはどのようにやっていくわけでしょうか。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 これは平成30年度に5,000株を先ほど申し上げました株式会社サザンプラントに増殖を依頼しています。パインが生育するまで、収穫するまで2年かかります。ですから2年後にこのパインは本人が扱うパインと、この協議会へ戻すパインと2株ずつ増殖をしないといけないということになっています。そういったことで平成30年度、それから令和元年度で5,000株、4,000株を増殖したものについては、令和4年度をめどに各農家への配布が完了するのかと考えてございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 パインについて、あと少し質問をしたいと思います。苗の増殖に費用もかかると思いますけれども、それについて何か補助はありますか。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 増殖に係るこの費用ですが、これは県からの補助がございまして、平成30年度は114万円で5,000株を委託してございます。それから今年度ですが、今年度は93万3,000円で4,000株の増殖を委託しているという状況でございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次、パインの産地の認定についてですけれども、現在名護市では拠点産地の認定ということで8品目やられています。パインはこの産地認定をするような条件はもう満たされているということで、よろしいのでしょうか。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 拠点産地に認定されるためには、その作物が定量、定時、安定的に供給されないといけないということと、耕作面積が10ヘクタール以上必要であると。それからもう一つは、産地協議会が設立されないといけないというもろもろの条件がございます。先ほど申し上げましたように、産地協議会が昨年度設立した関係もありまして、これまでは拠点産地に認定されていなかったということです。ですから、この産地協議会もできましたし、耕地面積も10ヘクタール以上あります。その中で最後に残るのは、安定供給は定量供給というところですから、これが増産体制を整えました暁には拠点産地に認定される可能性は十分あると考えてございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 条件は整っているみたいですので、できるだけ早くこのパインの拠点産地の認定をよろしくお願いしたいと思います。次に豚コレラの感染予防についてですけれども、沖縄県内では養豚出荷数が年間約33万頭とのことで、名護市においても2万2,000頭余りですか、それだけいるわけであります。ですから、この豚コレラが入ってくると大変な損害をこうむりますので今回一般質問をさせていただきました。その中で1点だけ、消毒、防疫のための薬剤の購入についての一部補助があるとのことですけれども、それの中身を紹介していただけますか。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 消毒衛生奨励事業ということで、家畜疾病の伝染予防を目的に消毒薬等の購入に関する高率補助として、補助率80%以内ということで平成30年度の実績としまして56万円、それから平成31年度、令和元年度の予算として110万4,000円を計上してございます。その内訳として平成30年度の実績ベースですが、養豚で38万1,666円、それから養鶏で16万9,301円、肉用牛で9,033円ということで実績としてございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次、在来豚のアグーの件ですけれども、名護市内には6戸、217頭がいるようでございますけれども、県はことし9月、アグーの生産と流通、販売促進の強化を目指し、沖縄県アグーブランド豚推進協議会の下部組織として生産部会と流通販売部会を新設しているとの新聞報道がありましたけれども、これは名護市もかかわっているのでしょうか。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 これはアグーブランド豚推進協議会という組織でございます。それは、沖縄県の畜産課が事務局を務めておりまして、そこで指定生産農場というのが指定されてございます。これは県内で11の農場が指定されておりまして、そのうち4つが名護市内の農場でございます。我那覇畜産、島袋養豚場、それから沖縄県立北部農林高等学校、農業生産法人株式会社又吉農園、この4つが指定されておりまして、その協議会のメンバーは、この農場に指定された皆さんがメンバーとなるということで、特に行政がこの中にメンバーとして入っているということではございません。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 それに関しても、もうかるシステムというのですか、そういうのを構築して、若い農家にアグー生産に興味を持たせて、ぜひ後継者を育成していただきたいと思っております。次、環境行政についてです。新設廃棄物処理施設の完成は令和5年度内とのことで聞いていますけれども、このビニール類というのですか、そういうのはこの新設廃棄物処理施設が完成するまでは、現在の嘉陽へ持っていく予定でしょうか。それと以前にあったこのビニール類は全部処理したのでしょうか。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 いま計画しています新たなごみ処理施設につきましては、令和5年度の完成を目指しております。その間、いま嘉陽区にあります最終処分場はまだ少し余剰がありますので、そこにまだリサイクル、それからビニール等、ばいじん等を搬入して使用しながら、その間利用していきます。そして今の嘉陽区の最終処分場のビニール等のごみについては、本日で全て県外のほうに搬出して完了しております。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 それから、この新設の廃棄物処理施設の補助メニューの件ですけれども、名護市長から防衛大臣へ要請されていますけれども、事業を実施するに当たってどのようなメニューを検討してきたのでしょうか。それを伺います。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 当初環境省補助で事業を進めてまいりましたが、事業費が大分大きいということから、補助メニューの再検討を行った結果、より高率である防衛省補助へ切り替えたほうが名護市の財政負担が少なくなるということで変更することになりました。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 補助率の高いものに決めたということですけれども、この補助率について少しお聞かせください。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 環境省では2分の1となっております。そして、防衛省では3分の2となっております。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 補助の件ですが、名護市長が防衛大臣へこの要請をされている中で高補助率の適用の要請をされているわけですけれども、防衛事業におかれてもいろんな事業があって、今回は民生安定事業ですか、それで計画されているみたいですけれども、もうそれで決定ということでよろしいのでしょうか。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 一次答弁でもしましたように、いま防衛省の民生安定事業で実施できるように事業計画書の提出をしております。それから12月には概算要求のための実施計画書の資料を提出している段階でございますので、それから最終的な決定という形になりますから、今は資料の提出段階でございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 それについてはもう一点だけ伺いたいと思います。防衛省の予算でもこの民生安定事業、その他いろいろありますけれども、もっと高い補助率のものがあるはずですけれども、何でこれになったのでしょうか。よろしくお願いします。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 現在の民生安定事業、その中にごみ処理施設等が条件として入っておりますので、今回は3分の2と。我々としては、環境省の2分の1よりも3分の2が高率補助だと考えております。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 市長にお尋ねしますけれども、民生安定事業の3分の2ということでありましたけれども、市長のほうからもっと高補助率の要請はされたわけなのでしょうか。
○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
◎渡具知武豊市長 私の名前で要請をしたのは、先ほどペーパーをお配りしております。そのとおりの要請でございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 どうもよくわかりませんでしたけれども、もう次に行きます。次、医療行政についてですけれども、インフルエンザについてですが、子育て家族で子どもがインフルエンザに罹患(りかん)した場合の支援について伺いますけれども、この病児保育事業活用をする場合の申し込み先、それから利用状況、料金等について伺います。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 病児保育事業については、こども家庭部で担当をしておりますのでこちらのほうで答弁をさせていただきます。病児保育事業とは、保護者が就労している場合等において、子どもが病気の際に家庭保育や集団保育が困難な場合に、医療機関等に付設された専用スペースにおいて一時的に預かる事業です。社会福祉法人みつわ会、名護療育医療センターが名護市の委託を受け、小児デイケア「ばんび」、これは宇茂佐にあります。育ちのクリニック「ばんび2」、この施設は大東区です。そこで事業を実施しています。利用の流れとしましては、まず名護市役所こども家庭部保育幼稚園課窓口にて事前に登録申請を行います。これは年度ごとの登録が必要です。登録手続き完了後、名護療育医療センターで利用の受け付けを済ませた上でのお預かりとなります。受け付けについては、電話による前日予約が可能となっております。初回利用時には、外来にて受診することが必要となります。対象児は、本市に住所を有するゼロ歳児から、おおむね小学校3年生までの乳幼児、児童となっております。対象疾患の範囲ですけれども、風邪、消化不良症、下痢等の疾患、水ぼうそう、おたふく風邪等の伝染性疾患、ぜんそく等の慢性疾患、やけど等の外傷性疾患、その他診察医が入室可能と認める疾患感冒など、入院治療の必要がないものとなっております。ただし、一次答弁でもありましたようにインフルエンザ、はしかのように感染力が強いと診察医が認める疾患については対象外としておりますのでご了承ください。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次、自転車による観光についてですけれども、ここ最近、自転車道が大分整備されてきましたけれども、この名護市道において、市街地は現在やっていますけれども、羽地、屋部、屋我地、久志方面のこの市道を自転車道で整備する計画はあるか。それから、羽地中学校の中学生は自転車で通学していますけれども、通学路の自転車道の整備というのは何か計画がありますか。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 今現在、名護市の自転車ネットワーク計画につきましては、主に市街地を計画路線として取り組んでおります。それから、連携しまして県道、あるいは国道58号の整備を今現在進めているところでございます。ちなみに、国道のほうは今後また真喜屋のほうまで矢羽根式で続けていくということがございまして、羽地地域の集落内の市道とかは、今のところは計画の中にはない状況ではございます。ですから、国道58号の沿線沿いについて利用していただきたいと考えております。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 次、タイワンハブについてですけれども、これに関しては今議会でも私を含め4人の議員が一般質問で取り上げています。多分、市民がこのタイワンハブにとても不安を感じているからだと思います。それで、次年度の予算編成時期でもありますし、タイワンハブの捕獲に係る予算を大幅に増加して、本格的に駆除することはできないでしょうか。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 これまでの議会でも、私たちは捕獲器400基をめどに、現在は2人で1組体制、1パーティーを設置しながら対応してきています。いま400基近くになってきておりますので、次年度に向けては、もう1パーティー増やしてやっていけたらということもありますので、今後努力して対応してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 市長、部長もそう言っていますので、次年度ぜひこのタイワンハブに係る予算は大幅にアップしていただきますよう、よろしくお願いいたします。それから、最後ですけれども奈佐田川のしゅんせつですが、現場も確認なされたようでございますので、ぜひ早目に繁茂した草の除去をやっていただきたいと思います。そこで一点だけ質問をさせてください。この繁茂した草の捨て場所の件ですけれども、捨て場所の件は区の区長へもよく、捨て場所がないかということでの問い合わせが来るみたいですけれども、名護市としてこの捨て場所の確保をすることはできないでしょうか。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 草が繁茂しているということで、草の除去を行う予定はスケジュールを組みながら早目に対応をしていきたいと考えております。それと、また我々も非常に頭を悩ませているこの捨て場所については、できる限り区の区長にお願いしながら確保していただく方法で今のところやっているところではございますが、今後それがない場合についてはいろんな方法を考えながらやっていきます。一応私どもとしては、その捨て場候補地をいろいろと考えて調査を進めていきたいと考えているところでございます。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員。
◆石嶺康政議員 これにて私の一般質問を終わらせていただきます。ご答弁ありがとうございました。
○大城秀樹議長 石嶺康政議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午前11時0分) 再 開(午前11時10分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮里尚議員、一般質問を許します。
◆宮里尚議員 皆さん、こんにちは。ただいま大城議長の許可を得ましたので、議席番号10番、礎之会、宮里尚、一般質問をさせていただきます。質問の事項1 公園整備について。要旨(1)21世紀の森千眼寺周辺公園整備計画について。同公園整備計画については、数回定例会で取り上げてきた問題でありますが、地域が荒廃して景観や治安の悪化につながり、深刻な問題となっております。現在まで何ら進展がありません。地域住民や市外の方々から、市役所の入り口なのにみっともないとの声が出ております。したがいまして、進捗状況と現状課題についてお伺いいたします。質問の事項2 花の里づくりの会について。要旨(1)花の里づくりの会のこれまでの活動状況について。花の里づくりは平成10年10月13日に設立され、これまで市営花壇の維持管理、土づくりセンターの運営及び花いっぱい普及事業等を行ってきたと思いますが、これまでの活動状況についてお伺いいたします。要旨(2)事務局体制について。市営花壇の維持管理、中心市街地プランターボックスの管理、土づくりセンターの運営等、いろいろ業務をこなしていると思われますが、事務局の人員など体制についてお伺いいたします。要旨(3)今後の花の里づくりの会の方向性について。令和3年1月23日土曜日開催の全日本花いっぱい名護大会の素案についても、花の里づくりの会と連携し実施するとなっておりましたが、どうなっているのか。また、そういった計画づくりも現状の花の里づくりの会にて行えるのでしょうか。さらに、花いっぱい運動は市民が一体となって行える市民運動です。そのようなことが実際に行っていけるのでしょうか、お伺いいたします。質問の事項3 磁気探査業務について。要旨(1)現在、名護市発注の工事において、磁気探査業務が行われる工事と行われない工事があります。これまで名護市でも不発弾が多く発見されていることから、安心、安全に工事を行うために全工事で磁気探査を行うべきであることについて、お伺いをいたします。ア 名護市での不発弾の発見件数は。イ 爆発した場合、市民に危険が及ぶような場所での発見事例はあるのか。ウ 磁気探査を行う工事、行わない工事の区分分けについて、お伺いをいたします。質問の事項4 農作物の病害虫について。要旨(1)病害虫(ツマジロクサヨトウ)に対する名護市の防疫体制について、お伺いをいたします。質問の事項5 市民農園について。許田長浜原市民農園の現状と課題について、お伺いをいたします。以上を一次質問とし、二次質問は自席から行いますので、よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 私のほうからは質問の事項1、要旨(1)ア、それから事項3、要旨(1)のウについてお答えいたします。まず要旨(1)のアについてお答えいたします。21世紀の森は名護市街地に隣接し、市民のスポーツ・レクリエーション活動を通し、健全な心身を育む場とし、昭和38年に都市計画決定され、昭和51年に事業認可された総合公園であります。昭和52年には名護市営球場、55年にはサッカー・ラグビー場、59年にはテニスコートなど様々な運動施設が整備されるとともに、広大な芝生広場や様々な樹木など多くの緑を創設し、長い間市民に親しまれております。しかし、供用開始から約40年の歳月が過ぎ、運動施設の老朽化が著しく、市民の安心・安全なスポーツ活動を支える場としての機能が低下し、利用にも支障を来してきたことから、平成26年度よりテニスコート、それから平成28年度より野球場の再整備を進めているところでございます。議員ご質問の21世紀の森公園千眼寺周辺の公園整備につきましては、予算の状況や地権者との交渉状況に応じて用地取得、物件補償を行っている状況であります。現在の進捗としましては、用地が全体の39筆35件中、17筆13件を取得済みで、補償につきましては主に墳墓の補償となっております。全体の40件中、13件の補償が完了している状況であります。ここ数年は、21世紀の森公園全体の整備の状況として名護市営球場の再整備に多くの予算を充てておりますが、球場関連の整備にある程度めどがついた次年度以降から、千眼寺周辺の用地補償の一部を進めていきたいと考えております。今後の整備計画といたしましては、施設整備のための事業用地確保に向け、用地取得及び物件補償を進め、ある程度事業地を確保した時期に、施設整備の実施設計を地域の声を聞きながら検討していきたいと考えております。続きまして質問事項3、要旨(1)ウについてお答えします。磁気探査を行う工事、行わない工事の区分けということでございますが、本市発注の工事に合わせて実施する磁気探査は、沖縄県土木建築部が制定し、平成25年4月から運用されている「磁気探査実施要領」に基づき実施しております。磁気探査実施要領では、沖縄総合事務局が管理している沖縄不発弾等事前調査データベースシステムを利用し、工事を実施する箇所周辺での不発弾等の発見状況、磁気探査の実施状況、戦後の地形変化及び改変状況等を確認。また、システムで確認できない情報については、地域住民などへの聞き取り調査を実施するなど、データベースシステムと聞き取りなどの事前調査を実施し、不発弾等が埋没している可能性を否定できない地域において、磁気探査を実施することとされております。近年山林が掘削され平地となっているなど、大きく地形の改変があった箇所で行う工事などでは、ケースごとに検討し、磁気探査を実施してない場合もございます。しかしながら、探査区域が戦後の埋立地や盛土箇所、以前磁気探査を実施した箇所においても、土中から不発弾などが発見された事例がある。そのことから、不発弾等が埋没している可能性を否定できない地域での掘削工事を行う場合は、周辺住民などの安全確保の観点から実施していきたいと考えております。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 私のほうからは事項2、要旨(1)、(2)、(3)について、関連しますので一括してお答えいたします。名護市では、2000年に市制施行30年周年記念事業として花いっぱい大会を開催し、それを契機に花の里づくりの会が結成されました。四季を通したフラワーシティーを目指し、花の里づくりの会を中心に市民による地域づくり活動としてこれまで取り組んでおり、現在、主な活動といたしましては、名護市の土づくりメーンセンターの維持管理を行い、年間約24万本の苗を生産し、地域や職場の花壇等に植栽し、花の里づくりの活動の輪を広げております。また、市内の全小中学校にプラグ苗・培養土・化学肥料を配布し、教育現場での育苗を支援し、花いっぱい運動の一端を担っております。また、フラワーシティー名護を県内外に広く知ってもらうため、ツール・ド・おきなわ大会、名護・やんばるツーデーマーチ、日本ハムファイターズキャンプなどのイベント時への花による歓迎装飾を施し、積極的な取り組みを行っております。花の里づくりの会の独自イベントも行っており、去る11月16日には市制50周年記念事業として花の里づくりの会・テッポウユリ普及推進植えつけ作業を実施し、約200人のボランティアが1万5,000個のテッポウユリを宮里交差点大型花壇に植えつけを行い、来年1月に20回目を迎える花の里ガーデンフェスタや8月1日の名護市制50周年記念の会場でもテッポウユリをお披露目できるよう、開花調整を行っていると伺っております。花の里づくりの会の事務局体制についてですが、事務局は事務局長含め常時雇用が3人で、適宜臨時雇用を行って対応しております。現在、庶務兼現場担当に欠員が生じており、募集はしておりますが申し込みがないとのことです。名護市としましても、次年度に開催する市制50周年記念第60回全日本花いっぱい名護大会に向け事務局の強化が必要であることから、庁内のシステムを活用して人員募集の呼びかけを行っているところですが、現段階では申し込みや問い合わせはない状況であります。最後に、今後の花の里づくりの会の方向性についてですが、次年度、令和3年1月23日に市制50周年記念全日本花いっぱい名護大会の開催が決まっております。それに伴って、令和2年1月24日から26日に開催する第20回花の里ガーデンフェスタ2020を本大会のプレイベントとして位置づけ、横断幕やのぼりを作成するなど、県内外の方々に全国花いっぱい名護大会の開催に向けての周知活動の強化に取り組むこととなっております。なお、後継者の育成が課題として上げられており、本大会を契機に花の里づくりの会の人員体制の強化を図り、今まで培ってきた市民参加型の緑化活動を地域の活性化につなげることができればと考えております。つきましては、議員の皆様におかれましても花の里づくりの会が実施する市民活動や第60回全日本花いっぱい名護大会の取り組みについてご協力のほど、よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。
◎祖慶実季総務部長 事項の3、要旨(1)アについてお答えします。さきの大戦で沖縄県に向け使用された爆弾、艦砲弾等は約20万トンに及ぶと言われており、そのうちの5%に当たる1万トンが不発弾として残されたと推定されております。その後、復帰前には住民、米軍などにより、復帰後には自衛隊により処理作業が行われていますが、戦後70年余りを経た現在でも約2,000トンの不発弾が埋没していると推定されています。市内での不発弾の発見件数につきましては、沖縄県がまとめている資料によりますと、昭和54年度から平成30年度までに277件の発見がありました。今年度については10月末現在で5件の発見があり、内訳としまして、6月に瀬嵩区で手りゅう弾1個、8月に安部区で砲弾1個、9月に安部区(後に答弁の訂正あり)で砲弾1個、大中区で手りゅう弾1個、喜瀬区で銃弾3個・弾頭2個となっております。次に、イについてお答えします。不発弾の発見につきましては、住宅や工場などの新築及び建てかえや工事現場などでの発見がほとんどのため、その意味ではほぼ全ての不発弾について、爆発すると市民に危険が及ぶ場所での発見事例と言えますが、参考までに、移動が危険であることなどを理由に立入禁止区域を設定し、現場処理を行った事例としまして、平成7年3月、港区における爆弾1個の海中爆破。平成10年11月、振慶名区における爆弾1個の弾頭信管除去。平成11年4月、山入端区における弾頭、砲弾16個の海中爆破。平成12年7月、喜瀬区における砲弾2個の海中爆破。平成19年3月、幸喜区における砲弾14個の海中爆破。平成19年10月、安和区における手りゅう弾9個の海中爆破。平成20年11月、喜瀬区における砲弾2個の海中爆破。平成29年3月、幸喜区における砲弾32個(後に答弁の訂正あり)の海中爆破が挙げられます。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 それでは私のほうからは事項4、事項5についてお答え申し上げます。ツマジロクサヨトウについてでございますが、令和元年、ことしになっていろんなところで発生しているという状況でございます。令和元年7月8日付けで、沖縄県農林水産部長から鹿児島県においてツマジロクサヨトウの発生。早期防除の徹底をという文書が届いてございます。ツマジロクサヨトウに対しての登録農薬は特にないのですが、ハスモンヨトウやメイチュウ類に適応のある農薬を使用して防除を行うことが可能であるということでございます。それから令和元年7月11日には、恩納村で発生が確認。それから令和元年7月16日に、沖縄県農林水産部長よりトウモロコシにおける発生に注意喚起、それから早期発見の重要性について文書が届いてございます。7月25日には、恩納村、多良間村で発生を確認されてございます。8月6日には、沖縄県農林水産部主催で対策会議が開催されてございます。9月11日には、県のほうから緑肥用ソルガムが栽培されている圃場(ほじょう)にて発生が確認されてございます。9月11日、石垣市にて発生確認。10月下旬で、宮古島、伊良部島、池間島にて発生が確認されてございます。名護市における対策ですが、8月8日に北部地区さとうきび生産振興対策協議会及び名護市管内JA各支店において、注意喚起の通知を発送してございます。それから9月24日に、北部地区さとうきび生産振興対策協議会及び名護市内JA各支店に注意喚起の再通知をしてございます。市民のひろばにて、1月号に注意喚起の記事を掲載する予定するになってございます。それからさとうきびの防除対策としましては、例年ガイダーと野ネズミの一斉防除実施の中で、名護市の農作物生産奨励事業により農薬への一部補助をしていこうということで考えてございます。名護市において発生の確認は現状としてはされていないということで、この発生が確認された場合には、早期に農薬の散布を実施し、防除を実施していきたいと。それから春植えの今期の収穫分については、早期の刈り取りを実施していくということで、現状考えてございます。今後においてもさとうきび協議会、JA、国、県と連携しながら、農家への周知徹底、それから早期発見、早期防除に努めて、被害の発生を防止していきたいと考えてございます。それから、事項5でございます。市民農園についてですが、名護市の許田にございます名護市の市民農園につきましては、農業者以外の市民がオクラ、トマト、ニンジンやメロンといった野菜や果物の栽培を通して、自然に触れ合う場所を提供することで、農業に対する理解を深めてもらうための目的で、平成20年6月より設置をしてございます。平成20年から平成23年まで平均94%程度の利用がございました。しかしながら、今年度は30区画中、10区画の契約で、かなり利用者が少なくなってございます。市民農園の契約更新は2年ということでございまして、令和2年、来年度の2月末日で現在の利用者の期間が満了すると。それから新たに、令和2年4月から令和4年2月末日までの利用について、来年の1月から募集をしていくという予定でございます。市民のひろば等に掲載をし、周知を図っていくと。なかなかこの利用率が伸びないという原因ですが、許田の市民農園につきましては、場所が市街地から遠い状況等で、アクセスがなかなか厳しいのかということで、それが要因かと考えてございます。ですから来年募集をしまして、その状況を見ながら今後検討したいと考えております。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございます。これから二次質問をさせていただきます。公園整備について。同公園整備予定地は、道路周辺は雑草もあるのですが、非常に手入れをされておりますが、この中に入ると地域住民から雑草、あるいはまた雑木等が茂って、夏場には蚊やハエの発生で、生活環境に苦言がありますが、当局の考えをお伺いいたします。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 千眼寺周辺の公園予定地につきましては、墓地所有者等がございます。本来なら個人でしっかりと管理をしていただく必要があると思われます。しかしながら、整備を進める上で名護市が取得した土地等がございます。その周辺に当たりまして、大きな大木等はなかなか難しいのですが、下枝を落としたり、草とか、市が所有している場所については徐々に清掃していけば、また周りにも広がっていくのかと考えておりますので、とりあえず市の所有地を清掃したいと考えております。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 それから、このエリアに名護博物館が1994年5月に現地調査をやっているわけです。当時には、墓が49基確認されております。その後、そこには所有者不明墓地があると思います。この取り扱いについて、当局としてどう考えているのか、お伺いします。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 千眼寺周辺の所有者不明墓地等につきましては、これまでにも看板の設置等により所有者に関する情報提供を求めてきたところではございます。今後は市民のひろばなどを活用しての情報提供の呼びかけを行うとともに、地元の宮里議員にもぜひ協力をしていただいて、対応してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 現在、空き墓もあるのですが、中には市が移転先を確保できれば移転してもいいという所有者もおります。そういう場合に市のほうで対応可能なのか、お伺いします。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 墳墓の移転等に関しましては、個人がまずは第一義的に考えて移転をしていただくのが一番いいのかと思われますが、ただ市としましては、数は限りがありますが名座喜原墓園等の場所があいておりますので、そういう所を案内しながら、より進捗が進められるような交渉を進めてまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 同公園計画の中で大きな問題は、今現在ある千眼寺との交渉結果はどうなっているのか、お伺いします。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 千眼寺につきましては、用地交渉を進めているところでございます。その中で契約について、おおむね方向性等については同意を得られております。先方の希望としましては移転だと。廃業をすることではなくて、移転をするということでございますので、その移転先もいろいろと考えておられるようですので、ただそういう施設ですので、移転先の地域の皆さんと合意形成を図っていただく時間はやはり要するだろうということもありまして、そこについて先方のほうにしっかりと移転先との調整をしていただきたいと伝えているところでございます。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 花の里づくりの会について、二次質問を行います。事務局体制で募集を行っても、局長の答弁では職員の応募がないとのことでありますが、その原因はどこにあるものと認識しているのか、お伺いします。また、応募がないのならシルバー人材センター、あるいは福祉施設等への声かけも必要だと思いますが、いかがですか。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 花の里づくりの会の事務局に話を伺ったところ、単年度契約になっていることや、また給与面などが原因ではないかとのことでございました。またシルバー人材センターにつきましては、花壇の手入れ等で作業時の業務依頼は行っているようでございますが、職員募集につきましては、話はなされていないようでございます。今後名護市としては、シルバー人材センター、あるいは福祉施設等へも人材募集の周知を図ってまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 ありがとうございます。それから後継者の育成が課題とのことでありますが、市として今後どうするのか。考えをお伺いします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 市民参加型の緑化活動を主体とした持続可能な体制を構築したいと考えております。市としましては、名護市商工会青年部や名護青年会議所、市内の若手経営者へも協力を呼びかけ、次の世代の後継者育成も視野に入れて取り組みを進めるとともに、名護市役所のOBなどへも協力を呼びかけていきたいと思います。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 それでは、第20回花の里ガーデンフェスタ2020を花いっぱい名護大会のプレイベント大会として位置づけるとのことですが、大会自体の形態、あるいは収客規模等、相当違うと思いますが、どういうシミュレーションを考えているのか、お伺いします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 第20回花の里ガーデンフェスタ2020にて、全日本花いっぱい名護大会PRブースを設置しまして、横断幕やのぼり作成するなど、市内外の方々に全国花いっぱい名護大会の開催についての周知活動に取り組む予定です。また、市民のひろばや沖縄県の事業で
沖縄観光コンベンションビューローが事務局をしている、沖縄花のカーニバルの冊子にも本大会のことを掲載し、PRを図ってまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 それから、第60回全日本花いっぱい大会に向けた体制について、現在どのように考えているのか、お伺いいたします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 第60回全日本花いっぱい大会は、実行委員会、運営委員会、事務局の体制となっております。市民活動を主体とした緑化活動が持続可能な体制を構築するため、花の里づくりの会と商工観光局を事務局としております。また庁内でも横の連携を図り、各部署へ協力を仰ぎ、大会を運営できる体制を構築してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 最後に、フラワーシティー名護を実現するために今後どのようなPRを行うのか。具体的な方策について、お伺いします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 花の里づくりの会の目標は、調査、研究、展覧会、コンクール等の開催、種苗配布、それから花いっぱいに関する広報活動等によって、花に包まれたまち、フラワーシティー名護を実現することにございます。平成10年に花の里づくりの会が設立されて、今まで培ってきた市民参加型の緑化活動を継続することが一番重要だと思っております。全日本花いっぱい名護大会は、市民が名護市の花いっぱい運動にかかわり、市民活動を主体とした緑化活動をPRする絶好の機会だと考えておりますので、次年度より市民のひろばなどを活用してPRに努めてまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 ありがとうございました。次、質問事項3 磁気探査業務について。不発弾については、戦前から現在に至る今日でも岩盤や盛土地盤、あるいは既存の建物の下など、あらゆる場所から発見されております。一次答弁で当局より説明があったとおり、磁気探査をする箇所は不発弾等が埋没している可能性が否定できない地域、箇所において実施するとの答弁でしたので、確実に実施していただきたい。それから、私が記憶しているだけでも、例えば2009年糸満市の老人ホーム裏の水道工事で起きた爆発事故は、岩盤の中の不発弾が爆発して、大きな被害を与えております。それから本市においては、平成7年3月、名護漁港の東側泊地しゅんせつから爆弾1個が発見されまして、海中爆破を行っております。それから平成10年11月には、振慶名公民館新設造成現場から爆弾1個が発見されまして、弾頭信管除去が行われております。それから最近、去る9月ですが、名護市安和で民家建築の際に、民家建築物の解体時に建築物基礎付近を重機で掘削中に不発弾が発見されまして、その後磁気探査を行った結果、さらに不発弾が発見されております。様々な箇所で誰も想定できない状況のもと、発見されているのが実例であります。私が述べたいのは、現実に不発弾がないことが証明できる箇所以外については、市民の安全安心、公共工事の安全な執行のため、磁気探査を漏れなく実施してもらいたいということですので、当局もしっかり対応していただきたいと思います。それから、質問事項4 農作物の病害虫についてですが、それは先ほど部長から答弁がありましたように、関係団体、あるいは農家の皆さんと連携を密にしながら、防疫体制を図ってもらいたいと思います。希望します。それから市民農園ですが、これも去る先々週ですか、現場を見に行きました。そうしたら、いま部長は答弁の中で30区画あると言うのですが、1区画が利用されておりまして、あとの29区画は耕作放棄されているのです。ですから、令和2年末日で貸し付けが満了ということですので、今後募集をかけても利用者が増えない現状があるならば、見直しを含めて、テッポウユリや桜などの苗圃(びょうほ)として利用できないか、お伺いします。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 来年2月に募集を一度やりまして、この利用を現在希望している方もおられます。そういったことを踏まえて、この市民農園の形態、それから区画の整理をしまして、市民農園と圃場、先ほど言われましたテッポウユリであったり、桜であったりを育てる圃場にも利用する方法など、いろんな案を調整しながら検討をしていきたいと考えてございます。
○大城秀樹議長 宮里尚議員。
◆宮里尚議員 ご答弁ありがとうございました。これをもちまして、宮里尚、一般質問を終わります。ありがとうございました。
○大城秀樹議長 総務部長から答弁の修正がありますので、答弁をさせます。祖慶実季総務部長。
◎祖慶実季総務部長 お時間とらせてすみません。事項3、要旨(1)のアの中で、9月に「安部区」で砲弾1個と申し上げましたが、9月に「安和区」が正しく、それとイの中で、幸喜区における砲弾「32個」と申しましたが、「23個」が正しいので、おわびして訂正をお願いいたします。
○大城秀樹議長 よろしいですか。宮里尚議員の一般質問をこれで終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午前11時52分) 再 開(午後1時30分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。仲尾ちあき議員、一般質問を許します。休憩いたします。 休 憩(午後1時30分) (字句の訂正あり) 再 開(午後1時30分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 皆さん、改めましてこんにちは。ただいま大城議長よりお許しが出ましたので、議席番号7番、礎之会、仲尾ちあき、通告書に従い一般質問を行います。質問の事項1 子育て環境について。質問の要旨(1)第196回定例会での待機児童報告人数は89人、また、第195回定例会の保育士不足は15人とのことでした。保育士不足の解消、待機児童減少に向けて、保育士試験対策講座の開催や保育体制強化事業、正規雇用化促進事業を行っているとお伺いしております。ア 令和2年度、保育士合格は何人かお伺いいたします。イ 保育士試験対策講座は何年から開催し、これまでの受講者人数と採用実績をお伺いいたします。質問の事項2 教育環境について。質問の要旨(1)第196回定例会に校内LANについてお伺いいたしましたところ、耐震化事業で改築に合わせてLAN整備を行い、詳細な調査、設計業務、工事費の予算化等の検討をし、整備には2年から3年はかかるとお伺いいたしました。検討していく中で当局の見解をお伺いいたします。ア 北部広域市町村圏事務組合が実施主体となり、沖縄北部連携促進特別振興事業の中に、「教育環境の向上」事業がございますが、この事業について当局としての見解をお伺いいたします。要旨(2)北部地域の教育力の強化、教育環境の高度化に向けた当局の見解を伺います。質問の事項3 花の里づくりの会について。質問の要旨(1)2000年サミット開催時に『花の里づくりの会』が結成されました。その作業所である長浜原では、多くの市民の方々が花、花木の植えつけを行っております。桜の木、ユリの普及活動、これから迎える「第60回全日本花いっぱい名護大会」開催に向けての取り組みが多い中で、環境整備についてお伺いいたします。ア 休憩所やトイレ整備についてお伺いいたします。イ ハウスの老朽化、施設内活用の見解を伺います。質問の事項4 国民文化祭について。質問の要旨(1)文化庁は、沖縄本土復帰50年を迎える2022年に『国民文化祭』の沖縄開催を決定しております。10月30日に、沖縄タイムス・琉球新報に掲載がありました。国民文化祭は、全国植樹祭・国民体育大会・全国豊かな海づくり大会と並ぶ「四大行幸啓」の一つと位置づけられております。沖縄開催に当たり名護市としての見解をお伺いいたします。質問の事項5 AI、人工知能導入について。質問の要旨(1)働き方改革との中で、AI導入の自治体が増加する中で、沖縄県内では、豊見城市が実証実験を行っております。これから新年度に向けて保育所入所関連の業務が多く、残業による職員の身体的・精神的な負担も多くなる中でのAI導入へ取り組んでおります。名護市として働き方改革に向けてのAI導入の見解をお伺いいたします。質問の事項6 印刷物請負契約について。質問の要旨(1)沖縄県では、平成23年1月より、最低制限価格制度が施行されております。名護市の印刷物請負契約の最低制限価格制度についてお伺いいたします。以上を一次質問とし、二次質問は自席より行いたいと思います。当局の答弁をよろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 さきの通告により、一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。比嘉ひとみこども家庭部長。休憩いたします。 休 憩(午後1時36分) (質問内容の確認あり) 再 開(午後1時36分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 それでは質問事項1、要旨(1)ア、イについてお答えします。アの令和2年度の市内法人保育所等における保育士採用につきましては、令和元年10月に市内認可保育施設を運営する法人向けに保育行政に関するアンケートを行いました。その設問の中で今後保育士を増員する予定があるかを聞いたところ、増員予定があると回答した21法人の
うち令和2年度に採用を予定している法人は11法人で46人となっております。次に、イの保育士試験対策講座につきましては、保育士試験を受けて保育士になろうとする者に対して、保育士試験の筆記試験及び実技試験の試験科目に係る講座を実施し、保育士の確保を図ることを目的に平成27年度から実施しており、令和元年度前期までの実績として延べ188人が講座を受講し、24人の方が保育士試験に合格しております。なお、今年度後期の講座を11月9日から令和2年3月7日までの期間で現在実施しており、28人が受講しております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 ありがとうございました。二次質問で何点か質問をさせていただきます。24人の合格者がいらっしゃるということですが、保育士として勤務されているのかどうか、お伺いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 合格者の勤務先ですけれども、これまでの合格者24人のうち、17人が保育士として勤務したことを確認しております。そのほか、学童施設や福祉施設に勤務した方もいらっしゃいます。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 保育士試験対策講座の周知の方法を教えていただけますでしょうか。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 試験対策講座の周知方法ですが、講座の受講生募集に関しましては、市民のひろばへの掲載、名護市ホームページへの掲載、これは生活学科保育コースのある北部農林高校も含めておりますが、名護市内の保育施設等へのポスター掲示依頼、名護市内の小児科医療機関等へのポスター掲示のお願い。以上を行いまして、周知を図っているところです。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 第195回の定例会におきまして、保育士が15人不足と答弁をいただきました。次年度に関しましては、また46人の保育士を採用予定ということでお伺いしておりますが、この保育士不足が解消をされるということでしょうか。お伺いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 次年度の46人はあくまでも法人保育所等が令和2年度採用したい人数となっておりまして、必ずしも採用できるわけではありませんので、保育士不足が解消できるかは未定となっています。しかし名護市としましても、各法人の保育士確保の取り組みを強く支援し、保育士不足の解消につなげたいと考えております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 取り組みのほうを継続して保育士不足解消、そしてまたこれにつながる待機児童解消にも力を入れていただきたいと思います。名護市として保育士確保を支援するために、具体的にどのような取り組み、支援を行っていくのか。内容を教えていただきますでしょうか。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 保育士確保のための名護市としての支援策についてですが、これまでも先ほど答弁しました保育士試験対策講座の開催や正規雇用化促進事業等を実施してきましたが、今年度においては令和元年11月6日、19日に、市内保育施設を見学する市内保育施設見学ツアーを開催しました。このツアーは、沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し、保育士養成施設の学生及び潜在保育士等に対し、市内保育施設を直接PRできる機会を設けることで、本市での就職に結びつけ、保育士確保につなげることを目的にしています。2日間で延べ17人が参加しており、直接園で子どもたちの様子を見たり、先生のお話を聞いたりなど、とても充実したいいツアーとなりました。ツアー後のアンケートでも、「とても参考になった」が16人、「参考になった」が1人と好評でしたので、次年度以降も実施を検討していきたいと考えております。また、子育て支援員研修事業を今月、令和元年12月から令和2年2月までの日程で実施しております。当該事業は、保育の担い手確保のため、国が定める研修科目や保育施設等における実習、約16時間を行い、保育士の担い手の裾野を広げるとともに、保育士の勤務環境の改善につなげるための子育て支援員育成に係る事業で、市内保育施設等から23人の方が研修を受講しているところです。さらに新規事業としまして、名護市保育士等緊急確保助成金を今定例会に予算計上させていただいております。当該事業の内容としましては、待機児童の解消を目的とし、不足する保育士の確保ため緊急的な措置として、令和元年度から令和4年度までの間、潜在保育士等が名護市内の保育施設等に就職した場合、並びに1年間継続して勤務した場合に助成金を交付することで、新たな保育士の確保及び保育士の定着を目指すものとなっております。今後もこれらの事業等を実施することで、各法人の保育士確保を支援していきたいと考えております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 新規事業も行うということで、いろんな取り組みを本当にありがとうございます。保育士確保とかの支援ですけれども、園として増設の予定はございますか。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 待機児童の増加によるものですが、園の増設に関してはただいま子ども・子育て会議で検討中でございます。よろしくお願いします。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 すみません、急な質問で申しわけございませんでした。前回、潜在保育士の確保ということも行っていくということでしたが、名護市では、この潜在保育士の把握はどのようにされていますか。お願いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。
◎比嘉ひとみこども家庭部長 潜在保育士についてお答えします。保育士として働くには、都道府県が備える保育士登録簿に登録し、都道府県知事が発行する保育士証の交付を受ける必要があります。平成31年4月1日時点の沖縄県に登録された保育士登録名簿の中で、名簿登録時に名護市に住所を有していた保育士数1,086人から、現在、市内保育所等の勤務者及び平成31年4月1日現在で60歳以上の方、転出者等を除いた数を潜在保育士として捉えており、現在の名護市の潜在保育士数は約340人と推計しているところです。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 保育士確保に向けて、さらなる事業の取り組み、計画、ありがとうございます。そして、この新規事業の中ででも待機児童の課題や保育士不足の早期解決に向けて、また親御さんが安心して預けられる。そして安心して働けるような体制づくりを、また引き続きよろしくお願いいたします。議長、それでは次、お願いいたします。
○大城秀樹議長 石川達義教育次長。
◎石川達義教育次長 それでは私のほうからは質問事項の2、要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず初めに、要旨(1)のアについて。ご質問の教育環境の向上事業につきましては、北部広域市町村圏事務組合において、北部教育研修センター事業の実証実験を目的とし、北部地域が連携して教育力の強化と教育環境の高度化を目指し、児童生徒の学力向上を図るために、小中学校の教職員等に対し、北部地域全体で一貫した研修した行う事業で、主に授業力向上研修、教職員養成講座、管理職養成講座、教職員の校種間交流の事業となっております。学校施設のLAN整備について、現在教育委員会では事業化に向け市の実施計画に提案しているところでございます。事業予定としましては、令和2年度、調査設計。令和3年度から令和4年度の2カ年間で学校施設のLAN整備を実施していく計画となっております。学校施設のLAN整備については、早急に実施していかなければならない課題となっているため、教育委員会としましても引き続き補助事業の活用も視野に入れながら、早急な学校施設のLAN整備に努めてまいりたいと考えております。続きまして、要旨(2)について。先ほどの答弁とも若干重複する内容でございますけれども、北部地域の教育力の強化等につきましては、北部広域市町村圏事務組合において平成30年度から3カ年間、北部教育研修センター実証実験事業を実施しております。内容としましては、北部地域が連携して教育力の強化と教育環境の高度化を目指し、児童生徒の学力向上を図るために小中学校の教職員等に対する授業力向上研修、教職員を目指している方を対象に教職員養成講座や管理職養成講座等を行っております。授業力向上研修や管理職養成講座につきましては、県内外の大学等からスーパーティーチャー等を招聘(しょうへい)した講演会や模擬授業等の実施、教職員養成講座につきましては、採用試験対策講座を開催し、市町村単位では実施が非常に厳しいと思われる大変充実した研修の内容となっております。名護市としましては、当該事業で行われている授業力向上研修や管理職対象の研修等の実施について、市内小中学校へ校長研修会や文書等で周知を図り、積極的な参加を促している状況でございます。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 ありがとうございました。要旨(1)に関しまして先日、会派研修、内閣府の事業の説明では、校内LAN整備も行えると聞いたものですから、今回質問をいたしました。もう少し情報を収集していきたいと思います。校内LANに関しましては、第196回定例会でもご答弁いただきました。整備には2年から3年、今の1年生が卒業するまでにできるか、できないかという回答なのですけれども、早急に取り組んでいただきたいのですが、再度お尋ねします。
○大城秀樹議長 石川達義教育次長。
◎石川達義教育次長 金城隆議員の一般質問でも答弁をしましたけれども、いま政府のほうで経済対策の一環として、小中学校にパソコン1人1台を打ち出しております。その中で、学校での高速かつ大容量のネットワーク整備もするという内容になっておりますので、その中においてどうにか事業を実施できないかと考えております。現在のところ、国や県からまだ具体的な実施に関する通知は届いておりませんけれども、通知があり次第内容を精査して、この流れを追い風と捉えて、ネットワーク環境の整備に努めていきたいと考えております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 検討もしているということですので、計画をさらに進めるようにお願いいたします。要旨(2)につきましても、北部地域の教育強化、教育環境の高度化を目指し、小中学校の教職員を対象とした授業力向上に資する研修等を実施という事業ですので、学力向上のためにも多くの教職員のスキルアップができるように学校と、また教育委員会と連携し、一体となって未来の子どもたちのためにも頑張っていただきたいと思いますが、教育長、よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 私のほうからは事項3、要旨(1)ア、イについてお答えいたします。宮里議員の答弁と一部重複するところもございますが、ご了承ください。名護市では、平成12年に市制施行30年周年記念事業として花いっぱい大会が開催され、平成10年10月に花の里づくりの会が設立されております。現在は会員であります各区や民間のボランティアに支えられ、許田土づくりメーンセンターを中心に年間約24万本の苗を生産し、地域や職場の花壇等に植栽し、花の里づくりの活動の輪を広げております。平成14年に花の里づくり事業の一環として整備されました許田土づくりメーンセンターにつきましては、本市の花いっぱい活動の拠点として花の里づくりの会が運営を行っておりますが、育苗等の施設が老朽化により、屋根や側面箇所が破損している状態になっております。トタン屋根の一部補修など軽微な雨漏りに関しましては、花の里づくりの会の維持管理の中で対応しているところでございますが、現地を確認しましたところ育苗施設の開閉式の天窓の破損、トタン屋根の剥離、育苗棚の腐食が見られております。商工観光局といたしましては、令和3年1月に本市で開催される全国花いっぱい大会に向けて、市内緑化市民活動の活動拠点となることから、次年度の修繕に向けて予算化に努めているところでございます。また、休憩所の確保、それからトイレの改善につきましては、花の里づくりの会と調整を行い、対応してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 ありがとうございました。私も、この花の植えつけ作業に名護市議会として参加した際に感じたことが、真夏の作業でビニールハウス内の作業がとても暑くて、炎天下の際には熱中症にかかるおそれがあるのではないかと思われます。休憩時には、腰をおろす所が休憩場所にない状態、作業協力で各区、いろんな各種団体、市民の協力を得ながら、いろいろと花の植えつけ作業とかを行っているかと思いますが、そこにはまた手洗いも飲めない水で、飲料水は隣の施設のほうからキーパーに補給している状態です。お手洗いもいい状態ではありません。職員の中には女性がおります。その取り計らいもお願いしたいのですが、今までに担当課の職員はこの状況をご存じでしたか。お伺いいたします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 昨日、花の里づくりの会の会長、事務局長とも意見交換をしまして、状況については把握していたのですが、休憩所の確保とか、先ほどご指摘がありましたトイレの水、それをため池から給水しているということで、そういった詳細については把握されなかったようでございます。したがいまして、職場環境の改善という点で人員の確保もございますから、商工観光局としましては速やかに対応をして、改善してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 休憩場所の確保ですけれども、それはいま計画している場所というのは、この施設内に置く予定ですか。お伺いいたします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 先日意見交換をしたときには、機械等の保管場所があると。そこを整理して休憩所としたいということでございますから、商工観光局としてもそういったところを支援したいと考えております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 この堆肥の保管場所ですけれども、大きな堆肥用の機械が大分老朽化もして、耐用年数もたっており使用できない状態です。だから、これを早急に移動してもらって、そこへ休憩場所はできるということで職員の方もおっしゃっていましたので、ぜひ再来年を迎える全国花いっぱい名護大会、作業のほうも多くなると思います。テッポウユリの植えつけ作業も行われています。これから迎えるさくら祭りに向けても、いろんな取り組みがなされる中で、環境整備をぜひ早急に、迅速に整えるようにお願いしたいのですが、もう一度お伺いいたします。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 花の里づくりの会の拠点でございますから、速やかに対応をして改善してまいりたいと思います。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 最後に一点だけですけれども、この花の里の施設へ行くまでの道路ですけれども、大雨が降ったり、台風後、道路がすごく悪い状況にあると言っています。私も行ったときには、もう悪くて、乗用車ではちょっと危ないのではないかというぐらいの道路状況だったのですけれども、その道路のほうも改善することは可能でしょうか。
○大城秀樹議長
小野雅春商工観光局長。
◎
小野雅春商工観光局長 アクセス道につきましては、関係部署と調整して対応してまいりたいと思います。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 名護市内が花いっぱい、きれいなまちづくりには欠かせない施設です。環境整備をすることで、先ほどの宮里尚議員が上げておられました事務局体制もよくなるかと思いますので、商工観光局長、早急にお願いいたします。それでは議長、次、お願いいたします。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 それでは私のほうからは質問事項4、要旨(1)についてお答えします。国内最大の文化の祭典「国民文化祭」は、各種文化活動を全国的な規模で発表する場を提供するなどにより、文化活動への参加の意欲を喚起し、地方文化の発展に寄与することなどを目的に開催するもので、令和4年度「第37回国民文化祭」の開催地に沖縄県が内定いたしました。開催に当たり沖縄県としましては、令和2年度に実行委員会を立ち上げ基本構想を定め、令和3年度に事業構成などを定める実施計画などを策定し、県内41の全市町村にも参画を呼びかけるとしております。本市におきましても、沖縄県、関係機関などと連携を図りながら、事業開催に向けて取り組んでまいりたいと思います。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 ありがとうございました。この国民文化祭ですが、これまでに名護市はそこに出席、もしくは参加された実績はございますか。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 これまでには名護市は3団体、県外派遣して出演しております。平成15年度、第18回国民文化祭山形、児童演劇祭の部で名護市児童劇団。平成16年度に、第19回国民文化祭福岡、民俗芸能祭で、これに関しましては振慶名青年団をエイサーで派遣しております。平成20年度に、第23回国民文化祭茨城、合唱の祭典で名護市少年少女合唱団が参加しております。今回いずれにしましても派遣する側ではなくて、今回は受ける側ですので、ジャンルが舞台部門とかを含めまして、オペラ、合唱、吹奏楽、あと多岐にわたって、伝統芸能とか、かなり多くの事業があります。それを含めましても、既に沖縄県文化振興課に情報提供をお願いして、いま進めているところであります。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 沖縄県復帰50周年の記念になる沖縄開催予定です。先日、12月4日には沖縄県議会の代表質問でも取り上げられております。沖縄県の計画としても、令和2年に実行委員会、令和3年には事業構成という計画がありますので、名護市も協力していただきたいと思います。大規模な祭典で、情報によりますと観客数は毎年100万人から200万人、開催地域や会場によっては70万人にとどまりますが、数字の大きさから規模のイメージができるかと思います。開催には事業費が膨大ですので、経済的にも大きな影響があると思われます。参加観客数が多数見込まれる中で、名護市としてはほかの市町村よりも先駆けて取り組んでいただきたいと思います。平得参事の専門、得意分野だと思います。名護市民が文化アピールできる絶好のチャンスです。平得参事、よろしくお願いします。いかがでしょうか。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 先ほど県外の3団体にも私、過去にもかかわっていますので、しっかり受け入れ態勢はやっていきたいと思っております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 よろしくお願いいたします。国民文化祭に関しましては、2022年開催まで随時、一般質問で取り上げていきたいと思いますので、ともに頑張ってまいりましょう。議長、次、お願いいたします。
○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。
◎祖慶実季総務部長 それでは質問の事項5、要旨(1)についてお答えします。AIなど先端技術の導入につきましては、働き方改革を推進するための長時間労働の是正などにつながるものとして、官公庁のみならず民間企業においても注目されています。また、働き方改革を推進するための先端技術につきましては、AI以外にも「RPA」、ロボティック・プロセス・オートメーションというものもございまして、パソコン上の定型的な業務を自動的に処理できるソフトウェアも全国的に注目されているところでございます。本市におきましても、今後これらの先端技術を活用した行政事務の効率化によって、働き方改革の推進や市民サービスの向上を図っていくことが重要であると認識しております。豊見城市のほか、那覇市でも行われている実証実験の動向や先進自治体の活用事例など、AI等の先端技術を活用した働き方改革の推進に向け、情報収集を行ってまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 ありがとうございました。今回AI導入に目を向けたのは、厚労省が働き方改革に取り組む中で、またこれから迎える年度末、年始に向けて、職務の過重労働や残業等による疲労など、負担になるのではないかという職員の心配があったものですから取り上げたのですけれども、でもいま部長がおっしゃっていますRPAもいい取り組みだと思います。そのほかにも、行政事務の効率化、働き方改革の推進に向けて検討は行っているのか、お尋ねいたします。
○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。
◎祖慶実季総務部長 事項がAIの導入ということでございましたので、この分野でいま検討はさせていただいたところなのですが、せんだって組織機構の改正の条例等もございました。これは今の時代に沿った形の事務のあり方ということで、機構の改革をさせていただいております。また職員定数につきましても、この間少ないというような状況もあって40人増やして、何とかそういったものに対応していこうと考えているところでございます。ただご存じのように、例えば福祉部門ですと毎年のように法の改正等がございまして、なかなか制度的にも移り変わりが大きいというようなところもございます。できれば議員のおっしゃるような、例えばAI、市民課の窓口ですとか、そういった定例的に行えるような業務については、そういったロボットの普及を活用して、人のほうはそういったじっくり人とかかわるセクションに回せたらと考えているところでございます。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 いろいろと取り組みがなされるかと思いますので、まずは窓口のスムーズな市民サービス、長時間待たされているという、この業務の効率化をしていただきたいと思います。これからも職員の労働環境の改善とかいろいろと出てくるかと思いますけれども、ともに頑張ってまいりましょう。それでは議長、次、お願いいたします。
○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。
◎祖慶実季総務部長 質問の事項6、要旨(1)についてお答えします。最低制限価格制度は、地方自治法に基づき最低落札の原則の例外として認められているもので、工事または製造その他についての請負契約に限って設けることが認められております。名護市におきましては、印刷製本に係る業務に関し最低制限価格を設定しておりません。具体的な基準はありませんので個別に検討する必要があると考えております。なお、リーフレット・パンフレットなどのように、その内容がページ物でなく定型的内容で、しかも大量に印刷する場合を想定しますと、経費の積算においても用紙代の比重が著しく高い場合は、売買契約に類似した契約と考えられるとされておりますことから、名護市で発注する刊行物のほとんどがそれに該当するのではと考えられます。したがいまして、地方自治法で定められている請負契約に限って設けられるという定義からしますと、名護市が発注します市民のひろばなど、定期刊行物については該当しない可能性が高いと考えているところでございます。なお、名護市において最低制限価格を設けることが具体的に定められておりますのは、競争入札を行う全ての建設工事並びに調査、測量、設計及び工事監理の業務委託が「名護市入札における最低制限価格に関する要綱」で定められているところでございます。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 ありがとうございました。答弁の内容の中に、売買契約と請負契約とございますけれども、この売買契約とは私の中では物品や商品の売買のことと認識しております。請負契約は仕事を完成させるということだと思っておりますが、ここでのこの印刷物に関しては製造していくことではないかと思いますが、その2つの語句について、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。
◎祖慶実季総務部長 例えば、市民のひろばを例に挙げて検討します。内容まで相手方が作り込んで、製本として仕上げてくる場合は、これは請負契約に当たるだろうと考えます。しかしながら、内容についてはこちらのほうで準備しまして、おおむねレイアウト等もほぼお互いで調整をしてということで、あとは印刷をして納めるだけという場合は、その製品の購入に関する売買契約といったような考え方になってくるということになります。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員。
◆仲尾ちあき議員 ありがとうございます。現在では基準がないようですが、最低制限価格制度を設けている市町村もあるようですので、名護市としても見直しをしていただいて、名護市内の印刷業者に多く発注していただくよう、切にお願い申し上げます。各担当部署の皆様、ありがとうございます。これで仲尾ちあき、一般質問を終わらせていただきます。
○大城秀樹議長 仲尾ちあき議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午後2時15分) 再 開(午後2時25分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉勝彦議員、一般質問を許します。
◆比嘉勝彦議員 ハイサイ、グスーヨ、こんにちは。聞こえていますか。ただいま議長よりお許しが出ましたので、議席番号13番、にぬふぁぶし名護、比嘉勝彦、第197回名護市定例会での一般質問を行いたいと思います。一般質問の前に、当局の方へ御礼を申し上げたいと思います。第196回定例会の一般質問で市民からの要望として、市役所庁舎、西側駐車場入り口付近及び障がい者等用駐車場の改修、もう既に始まっております。ありがたいです。あわせて、東屋部川上流域に繁茂する雑木の除去作業について取り上げた件について、早速着手していただいて、年内には完工するということになっております。大変ありがたいことで、うれしく思っています。市民サービスの根幹である即応態勢に感謝を申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。それでは一般質問を行います。質問の事項1 定住人口施策について。要旨(1)平成28年3月に策定した「名護市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略」に掲げる地区別状況の中に、深刻な屋我地地区の人口減に係る推移が述べられています。行政当局としてもいろいろな施策を展開し、減少防止に努力しているものと思いますが、以下について伺います。ア 当該地区は国の基準からすると超高齢化地区と言われています。現在、当該地区においての高齢者等に係る助成について、施策項目ごとの実績、年度、対象人数、助成金額を伺います。これは資料をお願いしておりましたが、資料については当該地区に特化した施策がなく、全体的なものであり、当部署の皆さんには難儀をさせましたが、議場へ配付させていただきました。大変ありがとうございます。続きまして、イ 当該地域生産年齢人口を増やす手だてとして展開する施策を伺います。ウ 当該地域は島全体がほぼ自然環境保全に係る縛りや土地改良区域に係る規制等々がかけられている状況です。地域の活性化の向上を図るには、ある程度の規制緩和が必要だと思われます。それに対する当局側の見解を伺います。エ 屋我地地域の課題解決に向けた協議会的な会議等とその内容について伺います。次に、要旨(2)市長の施政方針に「公共交通が不便な地域において交通弱者の移動の確保を行うため、デマンド交通等の実証実験を行い実施に取り組んでいるところです」とありますが、以下について伺います。ア 屋我地地区は、コミュニティーバスの運行が展開されていますが、詳細を伺います。イ アを展開する中での課題等を伺います。ウ 今年度実施予定の久志地域、二見以北10区での実証実験ついて、詳細を伺いたいと思います。続きまして、質問の事項2 市長への提言から。質問の要旨(1)平成31年4月26日付け名議768-2号にて、名護市議会が提出した提言書に対しての回答がこのほどありました。以下について伺います。ア 市民憲章・名護市民の歌を市内小中学校への普及・浸透を求める。の提言に対して、市制50周年を機に普及・浸透を、各学校と連携して推進してまいります。とありますが、具体的な内容を伺いたいと思います。イ 「名護市清掃の日」または「名護市清掃の時間」の条例制定を求める。の提言については、市内各地での清掃作業の実施調査を行い、確認の上、要望内容を検討していくと回答されておりますが、その調査について伺いたいと思います。次に、質問の事項3 道路行政について。質問の要旨(1)近年、名護市における幹線道路網の整備は加速度的に進んで、市民へのサービス向上等へ大いに反映しているものと思います。しかし、一部の地域においては未整備な道路、歩道等が見受けられます。中でも、九年又ダム放流堰下流、九年又導水ポンプ場側にかかる橋梁(きょうりょう)付近の歩道は、市街地中心へ向かう車両からはドライバーの死角となり、非常に危険な状況です。以下について伺います。ア 当該箇所における県道76号線(後に訂正の発言あり)と歩道整備の詳細を教えてください。イ 当該箇所にかかる橋梁の管理者は、どこですか。ウ 安全策を講じていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。質問の要旨(2)市内各道路、国道を含む県道、市道の道路標示や自転車指導レーン等の塗料が剥離して不鮮明な箇所が多く見受けられます。この際、市制50周年とオリンピック・パラリンピックの開催を機に、本格的な整備を求めますが、いかがでしょうか。最後に、質問の事項4 健康づくりと環境保全。質問の要旨(1)地球をクリーンにするランニング「プロギング」を推進していくことを、推奨したいと思いますが、いかがでしょうか。以上を一次質問として、二次質問は自席にて行いたいと思います。当局の真摯なるご答弁を願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。 休 憩(午後2時33分) (通告書の発言漏れの指摘あり) 再 開(午後2時33分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 すみません、一部抜けていましたので、戻します。質問の事項1の要旨(2)のエのほうです。大変申しわけございません。エ 平成29年度に出された「名護市地域公共交通基礎調査業務報告書」には幾多かの課題が取り上げられています。その解決策に「名護市における新たな公共交通システムの提案」として「中心部への循環バスの導入」とありますが、その詳細内容を伺います。よろしくお願いします。
○大城秀樹議長 さきの通告により、一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。
比嘉一文市民福祉部長。
◎
比嘉一文市民福祉部長 私のほうから質問の事項1、要旨(1)のアについて答弁いたします。なお、本質問につきましては提出をしておりますのでごらんください。全国において少子高齢化が進展しており、様々な課題が浮き彫りになってきております。本市においても、高齢化率は上昇傾向にあり、昨年度、平成30年度には高齢化率が21%を超え、超高齢社会に分類される団体となりました。中でもご指摘の屋我地地区においては、資料の表1に示しておりますとおり、令和元年9月の数値で高齢化率が43.1%となっており、本市の中でも最も高齢化が進展している地域と言えます。介護長寿課におきましては、介護保険サービスの運用をはじめ、高齢者向けの様々な事業を展開しておりますが、質問にございますような屋我地地区のみに提供しているような事業というものはございませんので、本市が提供を行っている介護保険外の主要な事業についてご説明申し上げたいと思います。介護長寿課において実施している介護保険外の事業で比較的規模の大きなものといたしまして、食の自立支援事業と訪問介護等利用者負担助成金の支給を挙げさせていただております。資料の表2をお願いします。食の自立支援事業は、在宅生活において食事の確保が困難な高齢者に対し、配食及び安否確認のサービスを提供することで在宅生活の継続を図ることを目的として実施しているものでございます。平成30年度においては市全体での利用者が114人、屋我地地区での利用者が6人、比率にいたしますと屋我地地区の利用者がおおむね5.2%ほど、事業費は決算額で1,029万1,000円となっております。次に、訪問介護等利用者負担助成金の支給についてでございます。資料の表3をごらんください。当該助成制度は、介護保険の訪問介護サービスを利用する低所得の高齢者に対し、本人が負担するサービス利用料の3割を助成することで居宅サービスの利用促進を図るものとなっており、平成30年度においては市全体での申請利用者が672人、屋我地地区での利用者が23人、比率にいたしますと屋我地地区の利用者がおおむね3.4%ほど、事業費は決算額で359万5,000円となっております。資料の表の1のほうで、令和元年9月の人口統計では65歳以上の高齢者数は市全体で1万3,829人、屋我地地域で618人となっておりますので、高齢者人口の屋我地地域における構成比率は4.4%ほどとなっております。高齢者人口の比率から考察いたしますと、先ほどご紹介しました本市実施の事業は地域による偏りは少なく一定程度浸透し、サービスを必要とされておられる皆様にお届けできているものであると考えております。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 それでは私のほうからは質問事項1、要旨(1)イ、エ、要旨(2)ア、イについてお答えします。初めに質問事項1、要旨(1)イについてお答えします。屋我地地区の人口は減少し続け、2040年には643人になることが予測されており、年齢3区分別人口においても全ての年齢区分で減少となり、中でも生産年齢人口が急激に減少するとされ、2020年までには老齢人口が生産年齢人口を上回るとされております。その一方で、古宇利大橋やワルミ大橋の開通により北部地域の観光は本部半島と古宇利島の観光ルートが定着し、名護市以北の3村への観光導線の効率化が図られ、各地域の観光プラン及びメニューの多様化を創出させています。屋我地地域においても民間事業者による観光関連産業の参入があり、地域住民から地域資源を活用した体験メニューをあわせた民泊事業への提案が寄せられております。そのようなことから、平成26年から平成30年にかけ夢の懸け橋プランを策定し、その計画に基づき進めているところでございます。具体的には、「住んでよし 訪れてよし 屋我地島」を目標に、観光、農業、地域の3つをテーマに民泊をはじめとした魅力ある体験型観光の推進と交流人口の拡大、農業をはじめとする地場産業の付加価値の向上、地域資源の適切な活用とコミュニティー環境の充実の方針を掲げ、民泊受け入れ家庭の負担軽減とリスク管理、屋我地ならではの魅力的な体験プログラムの充実、住民ガイドの育成、民泊を介した地域全体の収益性の確保、農業を支える担い手の確保と人材育成、第1次産業が生きる体験プログラムの開発とアクター間の連携強化、6次産業化の推進と生産・販売体制の強化、地域資源や歴史文化、屋我地のいいところの保全・継承・活用、地域ルールの明確化と地域資源の適切な観光利用、子育て環境の充実と移住・定住の促進、空き家活用の促進など様々な施策を打ち上げております。各施策を踏まえ、現在進めている事業が屋我地地域観光拠点整備事業となっておりまして、その一つが去る9月の定例会で上程させていただきましたやがじ農業体験施設の整備であります。続きまして、要旨(1)のエについてお答えします。屋我地地域において発生した課題や緊急的事項につきましては、区長会の中で内容を確認し協議し、区長会として市や議会、関係団体へ要請及び陳情等を行い解決に取り組んでいるほか、課題の内容によりましては屋我地地域振興会の役員会で内容を協議し諮った上で、屋我地振興会として市または関係団体等へ要請、または陳情という形で課題解決に取り組んでいるところでございます。続きまして、要旨(2)のアとイについてお答えします。要旨(1)ア、イにつきましては、さきの翁長久美子議員の答弁と重複しますが、ご了承ください。屋我地支所で実施していますコミュニティーバスは、屋我地地域の高齢者をはじめとする交通弱者と言われる方々の買い物支援及び小規模特認校制度を利用して、地域外から屋我地ひるぎ学園に通学されている児童生徒の通学支援として運行をしております。コミュニティーバスの利用料金は、買い物支援及び通学支援ともに無料となっており、買い物支援の利用者数は、平成29年度で延べ655人、平成30年度は延べ682人で、その多くが60歳代から80歳代の方々となっております。買い物支援は、各区からJAおきなわAコープモーレまでのルートを往復しており、運行時間やルートにつきましては、月曜日から金曜日の午前9時から12時までの運行とし、月曜日は運天原区と済井出区。火曜日は屋我区と我部区というように5つの区を曜日ごとに割振りし、公民館を起点に区内を回り、利用者を乗降させ、伊差川のJAおきなわAコープモーレまでお連れし、買い物をしていただいています。ひるぎ学園の通学支援につきましては、運転手を含む定員26人乗りのマイクロバス1台と運転手を含む定員10人乗りのワゴン車を使用し、登校時は各車2往復させて1日最大68人、年間7,612人の児童生徒を学校までお送りしています。下校時につきましては、学年、生徒、曜日により下校時間が異なることから、3便から4便運行して対応しており、延べ6,125人の児童生徒が利用されております。コミュニティーバスによる買い物支援及び通学支援を実施する中で課題につきましては、買い物支援が午前中のみの運行となっていることに加え、行き先が伊差川のJAおきなわAコープモーレまでとなっていることに対する利用者からの意見があります。また、ひるぎ学園の登校時の通学支援で小規模特認校制度にて通学する屋我地地域外からの児童生徒が島内から通う児童生徒数を上回っており、コミュニティーバスの支援可能なキャパシティーを超えている状況であります。今後も地域外から通う児童生徒の数は増えることが見込まれていることから、現在コミュニティーバスを利用されている保護者と意見交換会などを介して、課題解決に向けた取り組みを行っているところでございます。
○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。
◎松田健司地域政策部長 私からは質問の事項1、要旨(1)のウ、それから要旨(2)のウとエについてお答えいたします。まず要旨(1)のウについて、屋我地地域の土地利用規制の状況でございますが、平成29年度に策定されましたやがじ夢の懸け橋プランによりますと、全島域が都市計画区域に指定されていることに加え、島の大半が農業振興地域及び農用地区域に指定され、海岸地域を中心に森林地域や保安林も多い地域であります。またワルミ海峡から羽地内海にかけての海岸沿いは、昭和40年10月に自然公園法に基づく特別地域に指定されているほか、羽地内海については、平成8年11月に鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律に基づく鳥獣特別保護地区にも指定されております。さらに海岸保全区域にも指定されており、屋我地島の規制の数といたしましては8件の規制がかかっている状況でございます。やがじ夢の懸け橋プランでは、地域の振興に向けて、観光、農業、地域を地域のテーマとしております。規制の緩和については、具体的な取り組みに応じて関係部署と調整してまいりたいと考えております。次に、要旨(2)のウとエについてお答えいたします。これまでの答弁との重複がございますけれども、ご了承いただければと思います。まず、ウの名護市地域公共交通実証実験事業につきましては、11月8日にプロポーザルを実施し、現在久志地区区長会や交通事業者等、関係者に事業の概要説明を行っているところでございます。事業の概要といたしましては、二見以北地域内でのデマンドタクシーと、二見以北地域と市街地を結ぶコミュニティーバスの運行を計画しております。今後のスケジュールといたしましては、地域公共交通会議の開催を今月下旬に予定しております。会議のメンバーは、久志地区区長会の代表、交通事業者、国及び県等となっておりまして、また会議の内容としては、運行形態や運行ルートの決定等を予定しております。会議の出席者の合意を得た上で、地域住民を対象とした利用方法の説明会を実施し、2月に実証運行の開始を予定しております。次に、エの中心部への循環バスの導入につきまして、市街地周辺における交通不便地域の解消などに対応するため、報告書において提案がなされているものでございます。具体的には、名護バスターミナルを結節点として、市内中心部においてバスのアクセスの利便性が低い、高校、病院、商業施設、公共施設及び観光地等を循環するバスを導入する趣旨となっております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 3部長、大変ありがとうございました。質問の事項1に関しては、持ち分の約半分は経過しております。それだけ屋我地地域では深刻な問題が多いということで取り上げていきたいと思いますので、これより二次質問に移らせていただきたいと思います。まず市民福祉部長のほうにお伺いしますが、当局ではほどよいサービスを提供しているということではあるのですが、これに対して利用者の満足度調査とか、そういうのをなさったことがあるのかどうか。お伺いしたいと思います。
○大城秀樹議長
比嘉一文市民福祉部長。
◎
比嘉一文市民福祉部長 市民のそれの結果の評価といいますか、その辺につきましてはあけみお福祉プランを策定する際に、アンケート調査等でその状況については把握しているところでございます。詳細については、いま持っておりません。次期あけみお福祉プランの策定のヒアリングということで、現在のサービスへのアンケート調査などを行う予定としております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 随時、計画が整うと同時にそういうアンケートを、後追いというのですか、そういう調査もしっかりとやっていただきたいと思っております。それから部長、当該地区の高齢化はあと何年ぐらい続く予定なのか。それに対して、また今後考えられる施策がありましたら教えていただきたいと思います。
○大城秀樹議長
比嘉一文市民福祉部長。
◎
比嘉一文市民福祉部長 本市の老齢人口が約30年後まで増加していくという推計が出ておりますので、先ほどご紹介させていただいたような現行の高齢者向けサービスは、老齢人口の増加に合わせて増えていくことが想定されます。しかし、30年という長い期間での話になりますことから、世の中の技術革新等により、市民のニーズは大きく変化することもあるかもしれません。いずれにいたしましても、時代に即した市民が必要とする福祉サービスを提供できるよう努めていかなければならないと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 しっかりと、その市民のニーズに合わせた施策をどんどん展開していただきたいと思っております。よろしくお願いします。それから数段飛びますが、当該地域が、島全体がほぼ自然環境保全に係る縛りとかそういうのがあるということで、先ほど8つの縛りがありましたけれども、その中で今現在地域の住民から海岸保全区域に面する土地を侵食されているということで、それをどうにか防ぐために防波堤を設置することを求める要請とかそういうのが出ておりますが、その辺に対してはどういう対処をなさっていくのか、お願いしたいと思います。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 饒平名区の海岸については、羽地内海に面しております。その中で、沖縄海岸国定公園の第2種特別地域及び一部分は港湾局所管の海岸保全区域に指定されており、沖縄県が管理者となっております。国定公園の区分としては、自然環境や利用状況を考慮した地域区分が指定されており、また海岸保全区域は海岸を防護し、国土を保全する必要がある区域として指定されております。他方で、自然環境の中、優良な海岸線は保全の必要もあり、防波堤や護岸等の整備は慎重に考慮することも大事だと考えております。ただ、護岸と防波堤等は全体的に計画しないといけないところがございますので、海岸線の地権者の皆さんの合意形成が大切だと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 ありがとうございました。それでこれは平成17年3月に出された名護市農村振興基本計画ですが、そこの113ページのほうに、実は饒平名地先のほうに農地保全のための護岸整備とうたわれているのです。それから数えて大分年月がたっておりますが、その辺はなぜ進行していかなかったのか。おわかりでしたら、概要的な説明だけいただきたいと思います。
○大城秀樹議長
比嘉克宏農林水産部長。
◎
比嘉克宏農林水産部長 農地を守るための計画ということでございますが、先ほど建設部長が答弁しましたように、海岸線は港湾区域になっていて、その事業を実施するに当たり、調整がなかなかうまくいっていないというのが現状だと思います。この辺は関係部署で詰めて、どういった方法がとれるかというのを今後検討していきたいと考えています。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 横つながりでしっかりとその旨確認して進めていただきたいと思います。素人的な考えでは海岸保全地域でありますので、やはりその海岸を保全するためには防波堤は必要ではないかと考えておりますので、その辺どうにかできるかと思います。知恵を出していって、そのニーズに合うようなサービスを求めていきたいと思います。よろしくお願いします。それから地域政策部にお伺いします。先ほど屋我地地区区長会、それから振興会のお話が一部ありましたが、課題の内容によっては屋我地地域振興会の役員会で協議をするとあるが、区長会との違いは、どういう違いなのでしょうか。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 地域振興会におきましては、区長会と人数も、あと役職も異なる方々が参加しておりまして、問題提議は振興会からまた区長会に上げて協議をするという形になっております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 ということは、行ったり来たりしているということで確認してよろしいでしょうか。例えば、一つの問題が区長会から上がったら振興会に来て、振興会でもんで、また戻すというようなことで受けたのですが、そういうことでしょうか。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 問題提議によりますけれども、内容によっては区長会で決めていったり、あと振興会でまた決議したりという形になります。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 どういう形で審査をしているのか、協議をしているのか、はっきり見えないのですが、では別の件からまたに二次質問をしたいと思います。コミュニティーバスの件です。アとイに関連して、買い物支援について利用者から意見があると間接的に聞いているということもおっしゃっておりましたが、わかる範囲で結構です。どういうようなご意見が出たのか、お伺いしたいと思います。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 買い物支援に関しましては、Aコープモーレまでの基点になっているということがやはり気になっているところでありまして、あと学校支援に関しましては、いま屋我地地域以外から生徒が多いということで、キャパシティーを超えているということが、今、一番問題になっているところであります。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 ではそれを受けまして、今後スクールバスの増車とか、あるいはコミュニティーバスの結節点、今現在はモーレまでなのですが、これはどこか延長していくとかそういうような考え等はございませんか。
○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。
◎平得薫地域政策部参事 先ほども答弁いたしましたが、どうしても通学支援で午後に生徒が多く、曜日的にも、あと下校の部分で学年生徒、曜日という形でかなり変わってきますので、関係機関と調整の上で今後検討していきたいと思っております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 関係機関としっかりと調整をしていただきたいと思います。続いて、エのほうです。交通不便地域の解消に当たるということで、観光地を巡回するバス導入とありますけれども、それは今どのような形でそういうものを同時にするのか。そして先ほど申し上げた各地域、屋我地地域、それから今度始まる、次の事項でありますけれども久志地域のコミュニティーバスの結節点を、この循環バスの地域まで導くことができるかどうか。その辺をお伺いしたいと思います。
○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。
◎松田健司地域政策部長 まず、二見以北の実証実験についてでございます。二見以北の実証実験において、交通結節点もどこで設けるのかということについては、今月下旬に地域公共交通会議を開催して、そこで地元の区長会の代表であるとか、事業者であるとかというところは入っていますので、そこで話をして決めていきたいと思っております。あと、中心部の循環バスをどう導入していくのかというところでございます。これについては、昨年3月の調査報告書において提言がなされているわけでございます。この報告書では、地域におけるデマンド交通の必要性と中心部における循環バスの必要性、この2点の提言がなされておりまして、実際のところいま我々のところでは、まずデマンド交通のほうから先に手をつけているという状況でございます。中心部への循環バスについては、これは今ある路線バスの再編という側面が出てきますので、デマンド交通よりも事業者との調整が必要になってくるものということで、実現のハードルというのはその分高いのかと思っております。今回のデマンド交通の導入に当たって、地域公共交通会議という枠組みもできますので、そこで交通事業者も入っていただくことになりますので、そこで具体的な話し合いというのがスタートできるのかと、そのように思っています。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 ありがとうございました。そこで、実は地域公共交通会議がこれから開催されるということですが、その会議のメンバーには、これは久志地区です。すみません。久志地区の区長会代表、それから交通事業者、国及び県などとなっておりとあるのですが、一番大事なものが抜けていませんか。地域の皆さんです。市民、それが抜けているのではないかと思うのです。そういうことなので、やはり結節点とかそういう市民のニーズが聞きとれない、余り取り上げられないということになっていくのではないかと思っていますが、どうでしょう。まだ間に合うと思うのですが、その久志地域の実証実験では、そういう住民の代表も入れていただけると助かるのですが、いかがなものでしょうか。
○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。
◎松田健司地域政策部長 メンバーとしても、区長会も入っているところですけれども、あと答弁で「等」というところで、いま地域振興会であるとか老人会とか、議員がご指摘のような地域の方に入っていただけるような形でいま検討しているところでございます。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 「等」ではなくて、しっかりと住民というお言葉を入れていただきたいと思います。よろしくお願いします。議長、次のものに行きます。よろしくお願いします。
○大城秀樹議長 石川達義教育次長。
◎石川達義教育次長 それでは、私のほうからは質問の事項2、質問の要旨(1)のアについてお答えいたします。現在、名護市民憲章につきましては、小学校3年、4年生の社会科副読本「わたしたちの名護市」に掲載していますが、名護市民の歌につきましては、普及・浸透の面で十分な指導がなされていない状況にあります。そこで、市制50周年を契機に名護市民憲章及び名護市民の歌の普及・浸透を図るために、市民憲章については、小学校3年、4年生の社会科副読本「わたしたちの名護市」を活用して各学校に確実に学習ができるよう、校長会を通して依頼したいと考えております。また名護市民の歌につきましては、各学校に音楽の授業で「名護市民の歌」を指導することや各学校にCDを配布し、校内放送や学校行事の際に活用することもあせて依頼したいと考えております。そのほかには、担当課と連携し、市民憲章のポスター等の配布など、児童生徒に普及浸透させる取り組みを検討してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 それでは私のほうからは質問事項2、要旨(1)イについてお答えいたします。名護市清掃の日、または名護市清掃の時間の条例制定に関連して、名護市内55字の区を対象に、現在の地域での清掃活動の回数について調査を行いました。49の区から回答があり、定期的な清掃活動は最も少ない区で2回、多い区では30回との回答がございました。この清掃活動は区全体で行うもの以外に婦人会や老人会で行う活動も含まれております。各区での清掃活動につきましては、行事やイベントの時期に実施したり、旧暦の行事の時期に実施するなど、それぞれの地域の事情に合わせて行われております。また、県内の名護市を除く10市に聞き取り調査を行っております。10市のうち、清掃の日や月間を条例の条文として定めているのが3市、規則の条文として定めているのが1市、要綱で定めているのは2市となっております。市全域での一斉清掃を実施しているのは3市で、1市は市が主催、1市は関係団体が主催となっており、沖縄県教育委員会が主催するCGG運動、クリーン・グリーン・グレイシャス運動に参加して一斉清掃を行っている市が、前述のうち1市が重複して、2市となっております。清掃の内容としましては各地域や区に任されておりますが、主に空き缶やたばこの吸い殻などの散乱ごみのごみ拾いとなっているようでございます。清掃の日や時間に関する条例について、今後は各区長会にて意見交換を行うなどをして、現在の清掃活動に加えて市内全域で一斉に実施することが可能なのか、可能であれば、どの時期に実施したほうがよいのかなど、各地域の実情や意見を調査した上で検討を進めてまいりたいと考えております。また区長会との意見交換に加えて、関係部署とも調整を図りながら対応したいと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 教育次長、それから環境水道部長、大変ありがとうございました。では、まず名護市民の歌のほうからです。これは先ほど、社会科副読本とか憲章もしっかりやっていきたいということですが、CDを渡すのも確かなのですが、学校の登校時間とか下校時間、あるいは昼食時間とかそういう空き時間というのでしょうか、そういうオーバーラップの時間帯に流すとか、そういう手はいかがなものかと思うのですが、意外とCDを渡していても、聞く人は聞くのですが、聞かない人はわからないのです。だからそういうことで空き時間にちょっと、そんなに長い時間ではなく4分程度の歌ですので、それを流していただけると推進するためには非常にいい効果が出るのではないかと思っています。それとあわせて清掃の時間、これはなぜその時間とか日を限定するかと言ったら、この目的が定時、定日に一斉に行うことです。まちまちでいろんな地区が清掃をやっています。先ほど言ったみたいに多い少ないも結構ありますが、これは一斉にやるということによって、やはり名護市のほうに訪問されたビジターが見ると、非常に効果があるかと思っています。それを年4回程度とかそういうことでやると、常にきれいな環境が整っている市に見えると思うのですが、以上の意見に対してどう思われているか。よろしくお願いします。
○大城秀樹議長 石川達義教育次長。
◎石川達義教育次長 議員ご指摘のとおり、市民の歌については登校時、それからまた給食、清掃の時間に流してほしいということですけれども、これについては我々のほうでも検討しておりますので、各校長会でお知らせをしてそのように実施できるように取り組んでまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 一次答弁でもお答えしましたけれども、やはり各区長会ともう一度意見交換をしながら、先ほど比嘉勝彦議員からありましたように一斉にしたらどうなのかとか、またそれによって弊害とかいろいろ出てくるのかどうか、そういう面の可能性も確認をしながら、実施したほうがいいということであれば、前向きに進めていけたらと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 しっかりと前向きに取り計らっていただきたいと思っております。議長、次の事項、お願いします。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 それでは事項3、要旨(1)ア、イ、ウについて関連いたしますので、一括してお答えいたします。当該箇所については、沖縄県が管理する県道71号となっており、区間の事業内容としては、安全で快適な歩行空間を確保するため歩道設置を行う事業と伺っております。議員ご指摘の橋梁(きょうりょう)部については、ボックスカルバートの形状で水路が横断しており、歩道部の整備が未着手となっている箇所でございます。ボックスカルバートを延伸し、歩道整備を行う計画と伺っております。現在、樹木や雑草などで歩行者及び車両からの視認性が悪いことから、暫定対策として伐採等を行い、今後、早急に安全対策を検討するとの回答を得ております。続きまして、要旨(2)についてお答えします。道路標示については、道路管理者と交通管理者が設置するものの2通りがあります。白の中央線や外側線、右折帯等の区画線、自転車指導レーンなどの規制のかからない路面標示については、各道路管理者が設置や管理をするものとなっております。また、黄色の中央線や横断歩道などの規制標示や指示標示については、県公安委員会により設置・管理するものとなっております。私どもが管理している市内の市道において、経年劣化や磨耗により著しく薄くなっている路線や右折帯等が不明瞭になっている路線は、年次計画を立てて補修を行っている状況であり、自転車指導レーンについても、全体的に摩耗により不鮮明な路線については補修などでの対応をしていきたいと考えているところでございます。同じく他の道路標示については、交通管理者及び国道・県道の各管理者により補修を行っているところであり、不鮮明な箇所については、今後とも各管理者へ情報提供し、補修等の要請をしていきたいと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 部長、ありがとうございました。すみません、私、県道「76号線」と思っていましたが、「71号線」でよろしいですね。県道71号線、そこの歩道未整備地区ということであります。それで、その橋梁が元の橋梁というのでしょうか、そういう形で残っていて道路に引っかかっているような状況ですが、実はこの問題は私も直接県の土木事務所に問い合わせをしてみたのですが、やはり一向に動かない。話は受けていますということは聞いているのですがなかなか動かないもので、その橋の所有からということでいろいろ当たってみたところ、やはり双方でその旨を協議しなくてはいけないのではないかと思っております。まずは県がその道路工事、歩道工事をするにしても、これから先ということになります。ということは、やはりそこを通行するのは名護市民です。ですから、名護市のほうにちょっとお力をかりたい。特に安全策をしっかりと講じていただきたい。特に木が繁茂しているので伐採、それからあわせてそこにポストコーンを立てることが可能なのかどうか。それをお伺いしたいと思います。どうぞよろしく。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 いま議員から、県のほうとちょっと話をされたようですが、その水路については市のほうの管理になろうかと思いますが、今現在、事業用地となっておりますので、やはり私どもとしては県のほうでやっていただくのが、今後工事もしますのでお願いしていきたいと思っています。それについてはまた、お話し合いをさせていただきたいと考えております。それと議員おっしゃるように、私も現場を見ております。ポストコーン等が必要なのかと感じておりますので、しかしながら、道路の管理者は県になっております。したがいまして、そこら辺の考え方も県のほうに提案していきたいと考えておりますので、今後また調整をさせていただきたいと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 急いでその策を協議していただきたいと思っております。私も向こうをたまに通るのですが、非常に怖いです。相手が見えないです。そういうこともありますので、早目に措置をお願いしたいと思います。それから道路標示の件ですが、先ほど部長がおっしゃったとおり各道路等、経年劣化等でかなり剥離する部分があります。その中で、やはり公安委員会の兼ね合いも結構出てくると思いますので、しっかりと公安委員会と協議をした中で進められるべきはさっさと進めていくと。そして私が先ほどから言っているとおり、この市制50周年、そして東京オリンピック・パラリンピック、そういうのにかけて予算は必要になってくるとは思うのですが、それを機にしっかりとその整備をやっていただければ、名護市は交通アクセス、環境等のいい、すばらしいまちとして皆さんが評価していただけるものだと思っております。そういうこともありまして、実はちょっとだけお伺いしたいと思います。これは道路交通法に関係するかと思うのですが、最近横断歩道、それから自転車横断道に対する事前指示というのでしょうか、あのダイヤマークがありますよね。そういうのが施工されていない道路が多いのですが、これは何か理由がございますか。
○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。
◎玉城勝建設部長 先ほど来、申し述べているとおり、指示標示とかについては公安委員会、これはむやみに市道であっても市道の管理者が標示するようなことができませんので、交通安全の観点から、また総務部と連携しながら、警察を通して要請してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 公安にかかわると思うのですが、実は少しばかりこれの内容を言うと、やはり横断歩道とか自転車横断道がありますと事前に周知をすることではあるのですが、一時停止線のある道路で信号機が設置されている道路には、これはないです。ないですよね、実際。しかし一時停止とかそういう限られたところにないところが、それが標示されていない部分があります。そういったのをしっかりチェックしていただいて公安と協議をしていただきたい。道路が新設されたところはいいのですが、特に旧道路、これから補修がかかるとか、意外と抜けているところが多いと思います。その辺はしっかりとチェックして県のほうに進言していただいて、それから公安委員会とセットして、しっかりとその道路交通安全に寄与していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。議長、最後の質問。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 それでは私のほうからは質問事項4、要旨(1)についてお答えいたします。プロギングとはスウェーデンが発祥の活動で、スウェーデン語で拾うという意味の「plocka(プロッカ)」と英語の「jogging(ジョギング)」を合わせた造語であり、2016年にアスリートであるエリック・アルストロム氏がごみを拾いながらランニングをすることを提案したのが始まりとされております。アルストロム氏は、個人でプロギングをするほか、友人たちと路上やビーチで行う様子などをインスタグラム等のSNSで紹介することにより、プロギングは世界中で注目を集めるようになってきました。プロギングは通常のジョギングに、軍手やごみ袋を持参することで簡単に行うことができ、ごみを拾うためにしゃがむ、体を伸ばすなどの全身運動を行うため、カロリー消費や筋肉を鍛えることにつながり、トレーニングとしても有効であると言われております。また、ごみを拾って環境をきれいにすることにより、感情的によい見返りもあり、心身ともに効果があるとのことであります。プロギングは世界各地で行われており、日本においても、個人やサークルでプロギングを行うようになってきております。東京や静岡、大阪、滋賀など各地でイベントが行われているようでございます。ここ名護市において、同様の活動を行う個人や団体等がある場合には、当該環境水道部としてできる範囲で支援してまいりたいと思います。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 ありがとうございました。このプロギング、私も今回初めて知人からご紹介いただきまして、なかなかいいものだと思っております。軽スポーツ、ジョギングをしながら、楽しみながらごみ拾い、環境浄化に資するということですけれども、それと同時にただ走るだけではなくて、屈伸、スクワット等を入れる中で別の筋肉も鍛えられると。非常にいい効果が出るということで確認しております。そこで先ほど部長のほうから、いろいろとそのものに対して支援ができる範囲内でやっていきたいということなのですが、その辺に関して聞きたいと思います。まず、ここにボランティア袋か何かぶら下げて走っていきます。そこでごみを拾ってきて、回収をしておきます。そういったのが至るところに置くと大変なので、こういったのをどの辺に集結していただけたらいいか、収集できるか。それからあわせて、このプロギングをしながら、今、名護市で盛んに言われている不法投棄、それの監視役もいけるのではないかと思っておりますが、その辺に対しての進め方というのでしょうか。どういう形で設置したらいいのか、お考えがありましたらよろしくお願いします。
○大城秀樹議長
長山儀和環境水道部長。
◎
長山儀和環境水道部長 集めたごみなど収集した物については、一次答弁でも言いましたように日程とかそういったものもありますけれども、まずは公民館とかそういったところの場所とか、それからスタート地点、終点などのこういった部分を我々のほうとも調整をしながらしていけば、収集できるのかと思っています。それから不法投棄を見つけた場合のことですけれども、不法投棄に関する通報については通報者が個人であっても当然に対応いたしますので、まずは一報を入れていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。
◆比嘉勝彦議員 ありがとうございました。そのようにできるところからということで始めていきますので、やはり行政としてもできるところからしっかりとそのサポートをしていただきたいと思っております。今般は197回一般質問、特に先日行われた名護市議会開催の市民意見交換会の中から、屋我地地区から非常に切迫した状況を意見として受けたものですから、また個人的にも受けました。そういうことをしっかりと上げて、先ほど来言っているとおりできるところからしっかりと即座にやっていくと。先ほど冒頭にもお礼を申し上げた西側駐車場の入り口付近、その辺もしっかりとかかっていける状況ですから、行政の皆さん、今後もますます頑張っていただいて、実りある、そして輝きのあるまちづくりを推奨し、進めていきたいと思います。比嘉勝彦、1分30秒残しました。これにて終了したいと思います。大変ありがとうございました。
○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。 散 会(午後3時25分)...