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  1. 名護市議会 2018-06-14
    07月13日-12号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成30年第191回名護市定例会第191回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       平成30年6月14日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      平成30年7月13日 金曜日 午後2時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│閉       会│      平成30年7月13日 金曜日 午後7時57分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 27名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  大 城 松 健  │ 出 │  15  │  吉 元 義 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  16  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  屋比久  稔   │ 出 │  17  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  金 城  隆   │ 出 │  19  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  20  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  宮 里  尚   │ 出 │  21  │  大 城 敬 人  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  翁 長 久美子  │ 出 │  22  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  岸 本 洋 平  │ 出 │  23  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  仲 里 克 次  │ 出 │  24  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  仲 村 善 幸  │ 出 │  26  │  宮 城 弘 子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  神 山 敏 雄  │ 出 │  27  │  長 山  隆   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       3番 屋比久 稔   4番 川野 純治 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者             市 長  渡具知 武 豊 政 策 調 整 官   祖 慶 実 季    総 務 部 長   金 城 秀 郎 地域政策部長    松 田 健 司    こども家庭部長   大 兼 康 弘 財 政 課 長   比 嘉 一 文             教育長  岸 本 敏 孝 教 育 次 長   中 本 正 泰議会事務局出席者 事 務 局 長   岸 本 健 伸    次     長   宮 里 幹 成 議 事 係 長   奥 間  肇     庶 務 係 長   神 谷 智 子 議  事  係   宮 城  建     臨 時 職 員   名 嘉 洸 大 庶  務  係   上 地 利恵子 ○宮城弘子議長 こんにちは。ただいまより本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。7月2日付け、学校法人沖縄大学理事長及び学長より、「管理栄養士養成学部創設に係る支援(補助金)のお願い」についての文書がありました。 7月3日付け、沖縄国際人権法研究会代表2名より、「集会の適切な管理に関する国連勧告」の贈呈が文書とともにありました。冊子につきましては、議会事務局に備えておりますので、閲覧希望の方は事務局職員に申し出てください。 7月6日付け、名護市青少年育成協議会会長より、「第3回沖縄の青少年を健やかに育てる県民大会」の開催について案内の文書がありました。 7月10日付け、公益社団法人沖縄工業連合会会長ほか4関連団体会長より、「県産品の優先使用について」要請の文書がありました。その際にいただいた資料等につきましては、議会事務局で保管しておりますので、閲覧等希望の方は議会事務局へお願いします。 以上で諸般の報告を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時2分) (西日本豪雨による被災者及び被災地の早期の生活再建・復興を祈念し、全員で黙とう) (議会運営委員会を開き議案第52号の進行等について検討) (7月2日提出の再議の時間的要素に対し、議会運営委員会にて協議)再 開(午後3時20分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りします。定刻の1時間半前ですが、本日の日程が終了するまで時間を延長することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定されました。 先ほど行われました議会運営委員会で検討を行いましたが、ただいま修正案1件が提案されておりますので、その審議を進めていくことが決定されました。大城敬人議員から発言がありました再議の時間的要素に対する疑義につきましては、参考文献をもって説明し理解を賜りましたので、議会運営委員長にかわり報告します。 △議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)につきましては、議席に配付してありますように、比嘉勝彦議員ほか2名から修正案が提出されております。所定の賛成者がありますので、審議を行っていきたいと思います。修正案についての説明を求めます。比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 皆さん、こんにちは。ただいま議長からお許しが出ましたので、私のほうから修正動議を提案させていただきたいと思います。読み上げて提案します。     議案第52号平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する修正動議 上記の動議を、地方自治法第115条の3及び名護市議会会議規則第17条の規定により別紙の修正案を添えて提出します。平成30年7月13日提出名護市議会議長 宮城弘子  殿発議者            名護市議会議員   比嘉勝彦 岸本洋平 川野純治提案理由歳入の19款繰入金、2項一般繰入金、1目一般繰入金、1節基金一般繰入金の136,015千円を認可外保育園への助成額35,980千円を財政調整基金から取り崩し、171,995千円へ増額する。歳出については3款民生費、2項児童福祉費71,730千円を認可外保育園の助成金等を含めた107,710千円へと増額するものです。修正の主な理由として、保育料助成金に係る補正予算処置に関しては平成29年12月8日に閣議決定された「新しい経済政策パッケージ」の中で、幼児教育の無償化について「幼稚園、保育所、認定こども園以外の無償化措置について、公平性の観点から、来年夏までに結論を出す」とあり、平成30年5月の同無償化措置の対象範囲等に関する検討会報告書によると「段階的な実施ではなく、消費税率引き上げ時期との関係で増収額にあわせて、認可、認可外を問わず、3歳から5歳までの全ての子ども及びゼロ歳から2歳までの住民税非課税世帯の子どもについて、2019年10月から全面的に無償化実施することを検討すべきである」と政府を挙げて取り組んでいる状況からも法の平等の観点から認可保育園のみならず認可外保育園への補助及び交付金として等しく計上すべきである。我々、議会は市民の財産を守ることと市民へのサービス向上からも、当該事業へは公平公正な立場として今定例会へ財政調整基金の一部を取り崩し、宛てがう補正予算の修正案を提出します。   議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する修正案 議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)の一部を次のように修正する。 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,578,183千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ40,150,618千円とする。第1表 歳入歳出予算補正の一部を次のように改める。(歳 入)                                  (単位:千円)┌───────────┬───────────┬──────┬──────┬──────┐│     款     │     項     │  補正前  │  補正額  │  金 額  │├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│19 繰入金      │           │  1,138,870│   608,862│  1,747,732││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 指定繰入金    │   323,435│   436,867│   760,302││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 一般繰入金    │   815,435│   171,995│   987,430│└───────────┴───────────┴──────┴──────┴──────┘(歳 出)                                  (単位:千円)┌───────────┬───────────┬──────┬──────┬──────┐│     款     │     項     │  補正前  │  補正額  │  金 額  │├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│3 民生費      │           │ 12,633,909│   113,073│ 12,746,982││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 社会福祉費    │  3,563,450│    3,743│  3,567,193││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 児童福祉費    │  6,523,186│   107,710│  6,630,896││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │3 生活保護費    │  2,546,653│    1,620│  2,548,273│└───────────┴───────────┴──────┴──────┴──────┘ 以上、私のほうから修正動議として提案させていただきます。 ○宮城弘子議長 これより修正案の質疑に入ります。質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって修正案に対する質疑を終わります。 これより修正案に対する反対討論を許します。比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 反対討論です。当初予算から大きく変わっている部分と申しますと、認可外の部分、それ以外の部分は給食費の無償化とかは当初予算と変わらない提案になっております。しかしながら、この助成額3,598万円、財政調整基金から取り崩しという部分に関しまして、やはり財政調整基金の目的としましては、緊急時や必要やむを得ない場合に取り崩しを行う、財政調整のための基金であるということから、やはり毎年支出が必要となる事業の財源とすべきではないという点が1点でございます。それから3,500万円余りの根拠の1人当たりの算出が2万5,700円、これは幼稚園保育料の無償化の上限額に相当する部分であると。例えば国で閣議決定した部分での認可外保育の無償化の上限額は3万7,000円ということになっておりますので、この差異で予算が不足する事態が想定されるという点から、反対討論とさせていただきます。 ○宮城弘子議長 賛成討論を許します。岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 発議者の1人にもなっておりますけれども、今回、当初補正案には認可外保育園が入っていないということから、財調でもって同時にスタートさせる。比嘉勝彦議員の説明の中にもありましたけれども、認可外保育園もやはり同時に補助をしていくことが必要であると考えてのものであります。金額につきましても、今、名護市でひとり親世帯の支援が2万6,000円、それから検討会で検討されている幼稚園の無償化に係る補助が2万5,700円というところでありますので、2万5,700円が妥当なラインではないかというところでの提案になっています。そうしたことからも、しっかり認可外も補助していくということから賛成とさせていただきます。 ○宮城弘子議長 ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、これをもって討論を終わります。 比嘉勝彦議員ほか2名から提出された修正案について、起立により採決を行います。本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数) 起立多数であります。よって比嘉勝彦議員ほか2名から提出された修正案は可決されました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。修正部分を除く部分について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時44分) (諮り方について確認あり)再 開(午後3時44分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時44分) (休憩の申し出あり)再 開(午後3時59分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 比嘉勝彦議員ほか2名から提出された修正案は可決されました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。修正部分を除く部分について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって修正議決した部分を除く部分は、原案のとおり可決されました。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時59分) 再 開(午後4時14分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長より再議書が届いております。議席に配付しておりますのでお目通しください。 △日程第11 議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する再議について議題といたします。先ほど、本会議において議決しました議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する修正案につきまして、市長から地方自治法第176条第1項の規定により、再議に付する旨の文書が提出されました。再議に付した理由の説明を求めます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 名 財 政 第162号 平成30年7月13日名護市議会議長 宮城 弘子 殿名護市長 渡具知 武豊再議書 平成30年第191回(6月)名護市議会定例会において、平成30年7月13日に修正議決された議案第52号「平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)」については、次の理由により異議があるため、地方自治法第176条第1項の規定に基づき、再議に付する。理由 本市は、将来における財政の健全な運営に資するため、「名護市財政調整積立基金条例」の定めるところにより財政調整基金を設置し、年度間の財源調整及び制度改正、災害など必要やむを得ない理由による財源不足が生じた年度において当該基金を活用することで、計画的な財政運営を行っております。 しかしながら、修正議決における認可外保育施設保育料無償化に必要な予算については、その財源を財政調整基金によるものとしています。当該基金の取り崩しは、今年度のみならず次年度以降の予算編成をも拘束することにつながります。 また、認可外保育施設保育料無償化再編交付金を活用することについては、既に沖縄防衛局から問題ないとの回答を得ていますので、財政調整基金を使用しなければならない特段の理由もありません。 以上のことから、今回の修正議決につきまして異議を申し立てます。
    宮城弘子議長 再議に付した理由の説明が終わりましたので、これより再議理由に対する質疑に入ります。再議理由についての質疑を許します。川野純治議員。 ◆川野純治議員 2回目の再議書提出であります。市当局におかれましては、名護市議会の意思決定に関して二度も再議を行っているという異常な事態について、まずは遺憾の意を表明したいと思います。そこで、ただいまの市長からの再議書につきまして、まず1点確認をしておきたいと思います。認可外保育施設保育料無償化、このことに関しましては私たちが今回の修正案で出させていただいた大きなポイントであります。これにつきましては、前回の修正案、そして再議の質疑、討論でも明らかになったと思いますけれども、名護市として、前回の答弁では認可外も考えていますが、今は調査が不十分なので実際の財源の根拠がないとかという形で言われたと思います。そこで私たちは、やはり保育料の無償化をするなら、公平公正に認可外、認可を含めてしっかりとやるべきだということで、これは一般財源を、補正予算でしたので、私たちはとりあえず一般財源の中の具体的には財調からの取り崩しということで提案したわけです。それについては、重々ご理解いただけると思いますけれども、それでは本日の再議書の中で、やはり再編交付金を使うことについて、防衛局から問題ないとの回答を得ているということがございます。であるならば、なぜ当初から調査不足とか、データが足りないとか、今アンケートを実施中だということでありましたけれども、そういうことであれば、なぜ当初から具体的に予算措置をして、確保した上で提案しなかったのか、まずそこをはっきりとしてほしいと思います。 ○宮城弘子議長 答弁を求めます。松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 どのような事業に再編交付金を充当することができるかどうかという確認については、地域政策部が窓口として主に防衛局と調整をやっております。今回、6月15日に国のほうで、いわゆる骨太の方針2018と言われるものの中において、国の無償化に係る方針が閣議決定されまして、その中で、認可外保育施設についても対象とするという方針が示されたところでございます。これを受けまして、認可外についても対象とするという選択をとる蓋然性が高くなったと私で判断いたしまして、地域政策部としまして、防衛局に対して認可外保育施設に無償化の助成をすることが法令上可能かどうかという照会をしていたというところでございます。それについては、防衛局から施設に対する助成という形であれば、個人給付には当たらなくて問題ありませんという回答を得たということでございます。ですので、防衛局からの問題ないという回答というのは、法令上充てることができるかどうかという意味においての回答と理解していただければと思います。 ○宮城弘子議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 閣議決定が6月15日、私たちが最初の修正案を提出したのは7月2日、あのとき何もそういう話はなかったです。方針はあるけれども、今はデータがないとか調整中だということで。私たちは、そうではなくて、せっかく無償化するなら公平公正にやるべきだということで、私たちは一般財源として財調から充てて、緊急的な措置として、しかも私たちは7カ月分でしたよね。要するに本予算には、しっかりと予算を確保してもらうための方策を別途考えてもらうということで、今回、私たちはそういう修正案を出したつもりでありますが、今の答弁ですと、法令上は可能だと回答を得たとのことでありますが、そもそもこういう再議自体が、やはりもともとやる気がなかったからこそ、むしろ私たちが修正案を出したからこそ慌ててやったのではないかと思います。 (「そうだ」との声あり) ところで、いつ防衛局とこういう法的な問題についてやられたのかということと、そして私たちが議会で、賛成多数で認可外もしっかりと無償化しようということでありますが、市当局としてはどう考えているのか。要するに再議だから、僕たちの修正可決で通ったのを否決するということで再議をかけられたわけですから、認可外保育園に対する方針は一体どうするのかをはっきりしていただきたいと思います。 ○宮城弘子議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 まず防衛局から回答を得たタイミングということでございますが、6月15日に国の方針が閣議決定されて以降、事前協議の中においては確認をしておりました。ですので、一般質問の期間中も法令上問題ないという認識は持っておりましたし、その旨の答弁というのは何度もしていると思いますけれども、今回改めて、それについて防衛局に確認もしておりまして、7月10日の時点で問題はないという回答も、これは改めて得ているところでございます。 ○宮城弘子議長 祖慶実季政策調整官。 ◎祖慶実季政策調整官 認可外保育園について、市当局としてはどのように考えていたか。この間、議案質疑、一般質問等でもお答えしましたとおり、認可外保育園についてもやる方向でございますという答弁をさせていただいております。国の説明も8月ごろ予定されているということもございました。そのころには、数字も含めて確認ができるものと考えておりましたので、改めて補正をするという考えでございます。 ○宮城弘子議長 翁長久美子議員。 ◆翁長久美子議員 私たち野党がこの認可外をやってほしいということで今回で2回目の修正動議を出したわけですけれども、それで慌てて当局が、認可外も今度からやりますみたいなことが書かれているのですが、それだったら最初からやるべきです。ここで慌ててやったのは、私たちは納得いかないのですが、市長にお伺いしたいのですが、平成29年3月定例会で市長はその当時、一般質問で、財源を子育て世代の親の負担軽減に活用すべきだと思うと質問されています。議員時代は財調を使うべきだとおっしゃっていました。市長になってなぜ変わったのですか。まずそのことから聞いて、この認可外保育園の施設の保育料の無償化について、これも同日、認可と同じようにやるということですよね。9月から始めるということを皆さんは言っていますので、9月からやるということですよね。これも確認したいです。 ○宮城弘子議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 この前の新聞に掲載されていた話だと思いますが、平成29年3月定例会で、当時、私が議員の際に財調の積み立てが三十数億円、たしかあったと思います。そういう中において、常に財調をそのぐらい持つべきなのかという疑問を呈したのも事実でございます。それで、財調からという話もしたわけでございますが、今回は、再編交付金という一つの予算が使えるわけです。そういう予算が使えるのに、あえて貯金を崩して、一般の家庭で言いますとためた貯金を崩して充てる。予算はほかにあるのにそれに充てるということはまず考えにくいということでございます。今回、再編交付金がそのぐらい使えるということでございますので、その予算を使って、あらゆる予算を使って、子育て支援をしていくということも、選挙中から公約として掲げておりましたので、今回はそのようにさせていただくということでございます。それと、9月から認可外をやるのかと、いわゆる確約するのかという話でございますが、そのことにつきましては、これまで何度も答弁をさせていただいておりますが、認可外については今、調査をしている段階であります。しかし、9月から実施していくように検討しますということで答弁をしておりますので、確実に9月からできるという話にはならない。いわゆる無認可保育園につきましては、いろいろな規模の無認可保育園がございます。そういったこともございますので、そこは整理をさせていただいて、9月から同時実施に向けて取り組んでいけるようにしていきたいということでございます。 ○宮城弘子議長 翁長久美子議員。 ◆翁長久美子議員 市長、スピード感を持ってやりますと公約でうたわれていますよね。皆さんが9月からやるのに、この12カ所の認可外の調査をするのにそんなに時間がかかるのですか。9月まで2カ月足らずですけど、まだあるではないですか。もう調査が既に始まっていると思いますけれども、それはやはり認可外も同時にやってもらわないと私たちは賛成できないです。認可外の保育料の無償化も同時にやりますとしないと、この再議に対して私たちは賛成できないです。賛成できないというのが3分の2以内ですから、賛成も反対もないのですが、無償化を同時にやりますということで、皆さんがこれを出したという形で私たちは受け取りたいのです。もう一度聞きます。11園プラス1しかないので、9月から始めるということを確約してほしいです、市長。 ○宮城弘子議長 祖慶実季政策調整官。 ◎祖慶実季政策調整官 これまでも何度もお答えをしているとおりでございます。国においても一定の基準を設けてこれを実施していくということでございます。市においても、やはりそういった基準を踏まえて調査をして、実施してまいりたいと考えております。 ○宮城弘子議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 市長にお伺いします。先ほど、市長自らおっしゃったのですが、昨年の3月14日の一般質問で、市長は当時の質問の事項1の「市長の政治姿勢について」という中の要旨(4)で、「稲嶺市長就任後、再編交付金の未交付金が100億円余になっているものと試算されます。」、そういう経過もあったのですが、その一般質問の中でどのようにうたわれていたか。質問の事項2、要旨の(2)「学校給食費の完全無料化を実施する自治体が全国で55市町村あります。県内においても、嘉手納町が学校給食費の完全無料化に取り組んでいます。市の預金といわれる財政調整基金に平均30億円近く確保されている中、その財源を子育て世代の親の負担軽減に活用すべきだと思いますが、市の見解を伺います。」という質問をされているわけです。これは先ほど、市長もお認めになったのですが、問題は、今修正案によって可決されました、いわゆる無認可保育園の子どもたちに該当させてこなかったという経過の中に、今いろいろ言っておられるようですけれども、保育・幼稚園課の答弁としては「なぜできなかったのか。」という一般質問に対して「認可外保育園の保育料がばらばらだから。」という答弁がありました。ここにおいてお聞きしたいのは、まず1つ、皆さんは「既に沖縄防衛局から問題ないとの回答を得ています。」と、「問題ないという解釈」だと松田地域政策部長もおっしゃったと思います。これは再編交付金交付要綱第4条第2号の、いわゆる個人補償をしてはいけないということを、名護市だけについてあくまでも再編交付金を使わせたい、そしてそれに対して呼応してもらいたい、そういうことから解釈上の問題でやっているので、これは繰り返し解釈だと言ってきたのです。ここでも解釈なのです。「問題ないと回答を得ています。」いわゆる改正されて、個人補償ができるということは何もないのです。法の根拠として。それをあくまでも再編交付金を名護市に支給したい、それに呼応してもらいたい、どうしてか。渡具知市長が新基地建設を促進する、容認する。なぜならば、再編交付金をもらいたいから。もらえばいいと繰り返し言ってきた。そういったことからしても、現実には新基地建設を進めたい政府、防衛局と、渡具知市長の間で約束されていると思います。それはどういうことかと言いますと、ここに、去る2月13日の菅官房長官とのインタビューがあります。それによりますと。 ○宮城弘子議長 大城敬人議員、再議理由についての質疑をしてください。 ◆大城敬人議員 再議のところでやっているのです。きょうの再議書に書いてあるから言っているのです。何と言っていると思いますか。いいですか。先ほどから指摘がありますように「また、認可外保育施設の保育料無料化に再編交付金を活用することについては、既に沖縄防衛局から問題ないとの回答を得ている。」と言っているのです。法律が変わったということを言っているのではないです。これまでどおりの、いわゆる議案提案をした段階ではまだ曖昧だった。調整が整わなかったので、認可外保育園はできませんでしたというのが、今まで地域政策部長が言っていることなのです。ところが、今できるようになりましたというのは、解釈の問題なのです。それはどういうことかと言ったら、結局、あくまでも再編交付金を支給し、再編交付金と引きかえの基地を推進するためのものなのです。それについて市長は、今までの議会で容認ではないと。だからといって反対でもない。いわゆるニュートラルというような発言をされてきたけれども、事ここに至ってどういうことかというと、向こうから支給しますではないです。市当局から進んで、私たちが財政調整基金で認可外も含む修正動議を提案し、可決されたにもかかわらずそれを否定したところに問題があると言っているのです。どうして問題があるか。財政調整基金を使ってもいいのではないかと言われた本人が、今ここで再編交付金で問題ないと言っている、だから再編交付金にしますということは、新基地建設と引きかえの再編交付金をもらいますということにほかならないのです。市長が言うように、財政調整基金でもいいというなら、そのとおり我々の修正動議を認めればいいのです。ところがそこに矛盾が出てきた。そうすると、完全に再編交付金ではならないのではないかという市民の間からの、いわゆる市長の政策としてここに落ち度があったということが出てきます。それは既に聞いているように、与党から修正案が出されようとしているという話を聞いたのですが、それからしても、まさにそのとおりなのです。要するに市長は、自らの主張も変えて、事ここに至って再編交付金でなければだめだと言っているのです。我々の修正可決を否定しているということは、積極的に再編交付金を取ると。取るということは、新基地建設と引きかえなのです。これが。 (「予算があるのに」との声あり) はい、そう書いています。だから、…。 (「議長、議長」との声あり) ○宮城弘子議長 静粛にしてください。質疑は簡潔にお願いします。 ◆大城敬人議員 宮城安秀議員、あなたが答弁しますか。 ○宮城弘子議長 質疑は簡潔にお願いします。 ◆大城敬人議員 長いも短いもないですよ。 ○宮城弘子議長 簡潔にお願いします。 (議場内騒然とする) ◆大城敬人議員 議長、止めなさいよ。発言者は私ですよ。 ○宮城弘子議長 敬人議員も質疑を簡潔にお願いします。 ◆大城敬人議員 いや、今議長が質疑を本題に戻しなさいと言うから、関連してやっておりますと、説明するためにやっているのです。 ○宮城弘子議長 簡潔にお願いします。 ◆大城敬人議員 だから議長も、言っているときはあまり止めないほうがいい。長くなってしまう。かえって長くなる。説明しないといけないから。そういったことで市長、今回の再議は、まさに新基地建設の引きかえである再編交付金を否定してまでも、ポーズを見せなければいけない。政府との約束を果たさなければいけない。そういうことになるのではないかというごく自然な疑問が湧くのですが、お答えいただきたいと思います。 ○宮城弘子議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今、どれが質疑なのかよく理解できなかったのですが、最後、政府との約束を果たしたことになるという話がございますが、そういうことは全くございません。 ○宮城弘子議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 武豊市長、市民はどう見るかという問題ですよ。いくら百遍ありませんと言っても事実が物を言うのです。いいですか。今あなたがやっていることは、ここにあるように、防衛局は問題ないと言ったら、その後にも、防衛局は全部オーケーしますからやりなさい、だから修正案も否決してやりなさい、そういうことにほかならないのです。そこでお聞きしたいと思います。財政調整基金を使うことについて云々(うんぬん)がありました。この財政調整基金を使うことによって、いわゆる今回の予算が今後組めなくなるということで言われているようですが、これまで財政調整基金は、あらゆる面において必要な場合に活用できるものです。それを、認可外の無料化に対して財政調整基金を使うこと、このことが具体的に今後の財政運営が困難になるという根拠について説明していただきたいと思います。 ○宮城弘子議長 暫時休憩いたします。祖慶実季政策調整官。休 憩(午後4時43分) (質問の内容確認あり)再 開(午後4時43分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。祖慶実季政策調整官。 ◎祖慶実季政策調整官 財政調整基金、確かに今年度使うことについては可能であるかと思います。しかしながら、一般財源を充ててしまいますと、次年度以降、これについても常に一般財源の中から捻出していかないといけない、他の補助メニューが充てられないということもございますので負担になるとこれまでも申し上げてきたところでございます。 ○宮城弘子議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 政策調整官たるものが矛盾したことを言ってはいけない。あたかも、これが引き続くような発言をされていますが、既に皆さんが説明している。政府の方針等があって、1年や2年以内の予算措置をするということを説明してきている。我々の財政調整基金を使うことだけを、今後永久に、あたかもこれから財源が減っていくようなことでのこじつけをすることでは、これは余りにもためにする答弁であって、これはならないと思います。再び、聞きたいと思うのですが、これまで渡具知市長は、あらゆる財源を使って政策実行していくということを繰り返し答弁しています。あらゆる財源の中には、財政調整基金は全く入らないのかどうか。ということは、今回の認可外保育園については、あらゆる財源という表現からすれば、当然のこととして財政調整基金も範疇(はんちゅう)に入ると理解するのです。自分のおっしゃっていることとやっていることが非常に矛盾しているように聞こえます。市政運営に対して、これらについていろいろ疑問が出てくるのです。こう言えばああする、ああ言えばこうするということになったら、市民の信頼を得られないのです。市長があらゆる財源を駆使して政策実行すると言ったことと、この修正案を否決する理由、根拠、矛盾すると思うのですが、矛盾しないのか。あらゆる財源の中に入っていると思うのですが、いかがですか。 ○宮城弘子議長 祖慶実季政策調整官。 ◎祖慶実季政策調整官 おっしゃるとおり、あらゆる財源の中に財政調整基金も含まれるものと考えてはおります。しかしながら、今回のケースにつきましては、補助をする側から法律上問題ないという回答を得ておりますので、これを活用したいという提案でございます。 (休憩の申し出あり) ○宮城弘子議長 大城敬人議員、もう3回終わりましたので。 (「市長に聞いている、議長はこういうことをやってはいけない」との声あり) (「いいんだよ、いいんだよ」との声あり) (議場内騒然とする) ○宮城弘子議長 敬人議員、市長のかわりに政策調整官が答弁をしておりますので、そのように。 (議場内騒然とする) ○宮城弘子議長 静粛に願います。 (議場内騒然とする) ○宮城弘子議長 静粛にしてください。静粛に願います。 (議場内騒然とする) ○宮城弘子議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 あらゆる財源というのは、財政調整基金も含まれます。しかし、今回の措置につきましては、再議書にあることにつきまして、先ほど政策調整官が述べたとおりでございます。 ○宮城弘子議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 市長は、議員時代には確かに財政調整基金を使うと。市長になってからは使えるものに再編交付金がある、もらえるものがあるということでそれを使うとおっしゃっていますけれども、普通、補助金というのは必ず目的があるわけです。しかし、再編交付金というのは、目的は定まらずいろいろなものに使える、使い勝手がいいわけです。しかし、その使い勝手がいい再編交付金というのは、きちんとした理由があるわけです。それは、基地を造ることに資する交付金です。ですからそれを使うということは基地を造るということです。市長は一言も言っていないですけれども、でも使うということは、基地を造る手助けをするということになるわけです。要するに共謀するということになるのです。市長は、そういう認識はあるのでしょうか。それともう一つ、財政調整基金は財政不足が生じた年度にしか使えないみたいな、何事にも使えないみたいな書き方をしていますけれども、稲嶺進前市長時代には、その基金を使って保育料の2人目から半額とか3人目から無償化と使ってきたわけです。それは、何事にも使えないわけではなくて工夫を凝らせば使えるわけですから、そういう意味では、やはりひもつきの予算ではなくて、きちんとした、市民が税金として出してきた財源をもって、子どもたちのために使っていくということはあっていいと思うのですが、その辺の認識はどう思っているのでしょうか。市長にお伺いします。 ○宮城弘子議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 再編交付金についての私の認識ということだと理解をしております。私の普天間代替移設の立場については、これまで何度も説明しているとおりでございます。現在、県が国を相手に控訴をしている、裁判が続いているということがございます。これは、一審の判決が出る前から、私はそういうことを申し上げ、判決が出たときのコメントも今後裁判が続いていく、それを注視していくということで立場は全く変わっていないわけでございます。それと今、無認可保育園の件になっているのですが、認可保育園の無償化については再編交付金で提案をしています。それは皆さん、今回再議書を見るとご理解を得ているということになるかと思うわけです。ですから、認可外を取り上げて、今のような質疑があることについては矛盾しているかと思っております。 ○宮城弘子議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ちょっと話が…。最初のときに、私たちの修正予算はそうなっていなかったから、再議で切ったわけです。その中で今また、私たちは修正案を出したのですが、その中で話をしているわけです。そして先ほども、県と国の動向を見守るということで、ニュートラルな立場だとおっしゃっていました。でありながら再編交付金を使うということは、やはりある意味決断をしたわけです。だから国はその交付金があるという。もし交付金がなければ、その財源を基金で使うことだって可能ではないですか。 ○宮城弘子議長 東恩納琢磨議員、再議理由についての質疑をしてください。 ◆東恩納琢磨議員 ですから再議理由です。財政調整基金を使わない理由が何なのかということを言っているわけです。基金で使える話ではないですか。それを、何でも使える再編交付金を使うというから、その再編交付金はひもつき、市長は認めるということになっているのです。そこは認識があるのかと聞いているのです。 ○宮城弘子議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 ですから私の立場というのは、先ほど来申し上げているではないですか。基地を認める、認めないではないという説明を何度もしておりますので、それ以上のお答えのしようがございません。 ○宮城弘子議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 再議について質疑をします。二度も修正案が、市当局によって拒否権発動されているということは、名護市始まって以来のことではないかと思います。それだけ大きい、深刻な問題だということです。市議会が議決したことを市当局の拒否権、再議でやるということは、市長権限ということになるかとは思いますけれども、名護市議会の議決が否定されたということであるのは間違いないわけです。否定する理由があるから拒否すると言うかもしれませんけれども、これだけの混乱を持ち込む、今回の議案であったと思います。その上で質疑しますけれども、先ほどから防衛局の再編交付金の活用は、防衛局からは何ら問題はないという話があったということで、再編交付金を使うという根拠にしていますけれども、それとの関係でちょっと聞きたいです。稲嶺進前市長のときには、防衛省、防衛局は再編交付金をストップしました。この理由は何だったかということと、それから今回、基地建設に賛成でもない、反対でもないという渡具知市長に対しては、問題はないみたいなことを言っているようですけれども、この2つの理由について、まずは説明をお願いします。 ○宮城弘子議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 再編交付金が前市長時代に交付が停止されていた理由と、そして今、交付されている理由ということについてのご質疑かと思います。まず交付が停止されていた理由でございますけれども、これについては平成30年、ことしの2月7日の衆議院の予算委員会において、小野寺防衛大臣が答弁されていますので、それを引用させていただきます。「再編交付金については、交付開始後、駐留軍等の再編の円滑な実施に向けた措置の進捗に支障が生じた場合において、再編交付金の額を定めることが適当でないと認める特段の事情があるときは、再編特措法施行規則第9条第3項に基づき、年度の交付限度額を減じ、またはゼロとすることができるとされています。名護市への再編交付金については、この規定に基づき平成22年度以降、年度の交付限度額をゼロとしております」と答弁されておりますので、理由についてはそのとおりであろうと思います。一方で、交付が再開された、今交付されている根拠でございますけれども、これについては平成30年3月27日の防衛大臣の記者会見において、大臣が発言されておりますので、これはホームページにも載っておりますので、これを引用させていただきます。「現市長は賛成でも反対でもなく、法令に従って適切に判断するという考え方を示されていることから、防衛省としては、再編の実施に向けた措置の進捗に支障が生じていないものと考えております。この考えのもと、名護市へ再編交付金の交付について、現在、所要の手続きを進めているということであります。」と述べておりますので、交付が再開された理由は以上のとおりであると認識しております。 ○宮城弘子議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 要するに、稲嶺前市長は基地建設に反対したから交付しない、そして渡具知市長については賛成でも反対でもないけれども、支障がないから…。 ○宮城弘子議長 仲村善幸議員、再議理由についての質疑をしてください。 ◆仲村善幸議員 再議理由です。何で再議理由ではないのですか。どこが理由ではないのですか。言ってください。どこが間違っていますか。 ○宮城弘子議長 再編交付金のこととかをお話ししていますよね。なぜ前市政の再編交付金のこととかの。再議の理由について質疑をしてください。 ◆仲村善幸議員 下から4行目に再編交付金を活用することについて問題ないと言っているではないですか。なぜこれを質疑したらだめなのですか。 ○宮城弘子議長 暫時休憩いたします。休 憩(午後5時1分) (議長より再議についての質疑をしてくださいとの注意あり)再 開(午後5時1分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 議長、そういう指揮はだめですよ。下から4行目に、保育料無償化再編交付金を活用することについては問題ないと言っているから、再編交付金について僕は質疑をしているのです。 (「そうだよ」との声あり) それの何がまずいのですか。 ○宮城弘子議長 質疑をしてください。 ◆仲村善幸議員 もう1回確認しますと、今の答弁からすると、稲嶺前市長は反対したから交付対象にならないということを、小野寺防衛大臣が言っていたと答弁がありました。そのとおりだと思います。今回の渡具知市長に対しては、特段問題ないみたいなことで、賛成でも反対でもないけれども、国としては支障を来さないからやるという、こういう説明は、全く理由が通らないと僕は思います。賛成でも反対でもないという、前市長に対しては反対だから交付しません。現市長は反対でも賛成でもないけど交付しますと、要するに国の都合に支障を来さないからというだけの話ではないですか。まずそういう問題があるということと、このようなさじかげんでやるという手法は、民主主義にのっとったものではない。地方自治を国の圧力で抑えつけていくことにしかならないということを、今の答弁で確認したいと思います。それからもう1点、先ほど、再編交付金との関係で米軍再編が行われるときには、この地域に負担があるので、この負担を軽減するということだから再編交付金を出しますということでした。前回の答弁でも。僕が聞きたかったのは、前の議会でも、要するにこの新基地が米軍再編の一環として造られることによって、国が認めているように新たな負担が生じるということ、これは前回も地域政策部長は認めたと思います。市長に聞きますけれども、こういう負担がある、我々から言えば事件、事故が増える、半永久的に基地の負担が押しつけられるということが前提になっている。市長は、賛成も反対もしないと言っていますけれども、実際は基地が建設されることによって負担が増えるわけです。それに対して何も言わない。市長は賛成でも反対でもない、私とは関係ありませんと言わんばかりの言い方ではないですか。そういうことで、市長、市民に対してどのように説明しますか。 ○宮城弘子議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今の質疑を総括すると、再編交付金を受け取るのであれば基地を認めるのでしょうという、私の認識を聞いていると理解しておりますが…、休憩お願いします。 ○宮城弘子議長 暫時休憩いたします。休 憩(午後5時4分) (休憩中に質問内容について説明あり)再 開(午後5時6分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 住民の基地負担が増加するということは、決して望ましいものではなくて、政府に対して、私は今後一貫して負担軽減を求めていくというお話もしているところでございます。基地建設が進んでいくという話がございますが、私は法にのっとって対応していくということを何度も申し述べているところでございまして、それ以上のことは、行政として、やはり法に従って物事を進めていくということが一番肝要であろうと思っております。 ○宮城弘子議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 法にのっとってと言いますけれども、国の権限もあるかもしれないけれども、県の権限もあるし、名護市の権限もあるのです。名護市は無視して通れないですよ。美謝川の切りかえをどうしますかというときに、市長は判断しないといけないですよ。これは、私は知りませんとやりますか。だから判断するということです。無視しないというのであれば、対応するということです。これこそ賛成でも反対でもない人が言うべきことではないですよ。だから今のことに対する反論です。 ○宮城弘子議長 質疑をしてください。 ◆仲村善幸議員 3点目、最後になりますけれども、私は賛成でも反対でもないということで、言葉は悪いけれどもいいつらをして、実際は国の基地建設を認めてしまっている、実質的に認めている。何も言わないということは、認めたことになるのです。これで、市民に対して、名護市の責任者の市長として全く無責任であるだけではなく、国のいいなりになっているということだと思います。そういうことを前提にした再編交付金で、子どもたちの成長に必要なものを使うということは、僕は不謹慎だと思います。だから我々は、問題含みの再編交付金ではなくて、基金を取り崩してもいいのではないか、もし先立つものが絶対必要であるというのであれば、基金を取り崩して、もっと悪く言えば、そうではなければ、借金してでもやるべきだと僕は思います。そこまで言うのであれば。借金しないように再編交付金とかではなくて、税収を上げるとかいろいろな事業をするということで黒字を増やして、子育てはきれいな金でやるべきだと思います。それで市長、我々は2回修正案を出して拒否されましたけれども、もう一度白紙に戻して、再編交付金でやるべきなのか、あるいは別の予算でやるべきなのか。市民には、無料化してほしいという人がほとんどだと思います。だからわざわざ対立するようなことを持ち込んで、子育ての場に政治の混乱を持ち込むようなことではなくて、もう一度考え直して、予算を再提案するということは考えていませんか。 (「そうだ」との声あり) ○宮城弘子議長 暫時休憩いたします。休 憩(午後5時10分) (質問内容について確認あり)再 開(午後5時11分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 もう1回考え直してほしいということで再議を提案しておりますので、よろしくお願いいたします。 (「答弁漏れ」との指摘あり) 失礼いたしました。再議書の中にも書いてありますとおり、無認可保育園の無償化については、再編交付金を活用することについて云々と書いております。その趣旨でやっていきたいということでございます。 ○宮城弘子議長 宮城安秀議員。 ◆宮城安秀議員 再議に対しての質疑をさせていただきます。これまで、稲嶺前市政8年間、ずっと基地を明確に反対してきているにもかかわらず、緑風学園のスクールバス、あれも再編交付金が使われて今日までいろいろ来ております。そういうことで、本来は再編交付金を使ってはいけないということであれば緑風学園のスクールバス、稲嶺前市政で8年間ずっと使われてきております。そういうことからして、今回の再編交付金を使用していることに関して、矛盾はないという認識ですが、これはいかがですか。 ○宮城弘子議長 暫時休憩いたします。休 憩(午後5時13分) (質問内容について確認あり)再 開(午後5時14分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。祖慶実季政策調整官。 ◎祖慶実季政策調整官 まず補助事業でございます。補助する側が特段問題ないと申している以上、矛盾はないものと考えております。 ○宮城弘子議長 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これで質疑を終わります。暫時休憩いたします。市当局は退席を願います。休 憩(午後5時14分) (当局退席)再 開(午後5時15分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 討論に入ります。反対討論を許します。仲里克次議員。 ◆仲里克次議員 今回出されました再議について、反対の立場で討論させていただきます。私たち野党14名の議員は、市長の言葉をかりますと、全ての財源を駆使して保育園の無料化をいかにできるかを考えてまいりました。そもそも、保育園の無料化ということを市長は述べておりましたが、ふたをあければ、認可園と認可外園との差別があったからこそ、今ここまで修正議案を二度も出さざるを得ない結果になっております。私たちは、当局の皆さんに野党議員全てが、様々な意見を出し合って、いかに市民が平等に暮らしていけるか、そのような思いで職務について、この議案第52号についても考えていただきたかった、そのように思っております。そしてきょう出されました再議書には、当該基金の取り崩しは今年度のみならず、次年度以降の予算編成をも拘束することにつながりますと、はっきりと断言しています。先ほどの祖慶政策調整官も断言して答弁を行っておりました。なぜこの時点で来年以降の予算のことを既に断言する必要があるのでしょうか。これから先のことを、当局はもっともっと考えて、市民を豊かに、平等に暮らしていけるように考える立場で仕事をやっていかないといけないと思っております。それができないのは、当局の怠慢でしかないと私は考えております。 (「そうだ」との声あり) であって、今回出された再議について反対の討論とさせていただきます。 ○宮城弘子議長 賛成討論を許します。比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 いろいろあるかと思いますけれども、まず今回、動議に対して再議が提出されているわけですけれども、その動議の内容が、先ほどからあるように一部再編交付金、無認可保育園のものに対しては、財調を切り崩すと。これは賢い財政運営ではないと思います。それで再議が提出されているということになっているわけです。私たち議員は、財政について勉強しているわけですから、これは賢い財政運営なのかどうかというのはご存じのはずです。そういう面からしますと、賢い財政運営ではないと私は思っているものですから、これについてはやはり、どうしても当局は認めるわけにはいかないということで再議が出ているわけでございます。そういうことからして、私は賛成の立場からの討論とさせていただきたいと思っております。 ○宮城弘子議長 ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」と呼ぶ者あり) 討論がありませんので、これで討論を終わります。 これより本件についての採決を行います。なお、この採決は起立により行います。 この際申し上げます。本件について、さきの議決のとおり決することについては、地方自治法第176条第3項の規定により、出席議員の3分の2以上の者の同意を必要とします。 お諮りします。議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する再議の件について、さきの議決のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) ただいまの出席議員は27人で、その3分の2は18人であります。ただいまの起立者は14人であり、所定数に達しておりません。よって、議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する再議の件は、さきの議決のとおり決することは、否決されました。暫時休憩いたします。休 憩(午後5時20分) 再 開(午後6時2分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する再議の件は、さきの議決とおり決することが否決されましたので、改めて修正前の原案について審議することになりますが、議席に配付してありますように、比嘉拓也議員ほか2名から修正案が提出されております。所定の賛成者がありますので、審議を行っていきます。修正案について説明を求めます。比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 それでは私のほうから第191回名護市議会定例会、議案第52号 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する修正動議について、読み上げて説明させていただきます。   第191回名護市議会定例会議案第52号平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)   に対する修正の動議 平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に対する修正の動議について、地方自治法第115条の3及び名護市議会会議規則第17条の規定に基づき、別紙の案を添えて提出します。  平成30年7月13日名護市議会議長 宮 城 弘 子 殿発議者             
    名護市議会議員  比 嘉 拓 也 大 城 秀 樹 比 嘉  忍 提案理由 国は、認可保育園等及び認可外保育施設の保育料を平成31年10月から段階的ではあるが無償化する方針であることが確認されています。これに先行して、市当局は、平成30年9月から認可保育園等の保育料無償化を実施するために必要な予算を平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号)に計上し、議案上程しているところです。 しかしながら、認可外保育施設保育料無償化に必要となる予算については、議案上程後の平成30年6月15日に「経済財政運営と改革の基本方針2018」において認可外保育施設保育料無償化方針が閣議決定されたことから、所要額の積算が間に合わず、当該補正予算に計上できなかったものと思料しています。 ついては、一人当たりの無償化上限額を37,000円とし、市当局が現在実施している認可外保育施設に関する調査が完了した後、認可外保育施設保育料無償化を速やかに実施できるよう、また、次年度も安定的に継続できるよう、 平成30年度分 37,000円/人×200人×7カ月 = 51,800,000円 平成31年度分 37,000円/人×200人×12カ月 = 88,800,000円                      計 140,600,000円を再編交付金基金に積み上げた上で、助成金に充当する補正予算の修正案を提出します。 △議案第52号    平成30年度名護市一般会計補正予算(第1号) 平成30年度名護市の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。 (歳入歳出予算の補正)                      2,734,603第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,542,203千円を追加し、歳入歳出予算の総額          40,307,038 を歳入歳出それぞれ40,114,638千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表歳入歳出予算補正」による。 (債務負担行為の補正)第2条 債務負担行為の追加は、「第2表債務負担行為補正」による。 (地方債の補正)第3条 地方債の変更は、「第3表地方債補正」による。  平成30年6月14日提出名護市長 渡具知 武豊第1表  歳 入 歳 出 予 算 補 正(歳 入)                                  (単位:千円)┌───────────┬───────────┬──────┬──────┬──────┐│     款     │     項     │  補正前  │  補正額  │  金 額  │├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│13 分担金及び負担金 │           │   396,266│  △217,368│   178,898││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 負担金      │   395,066│  △217,368│   177,698│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│14 使用料及び手数料 │           │   602,883│   △7,977│   594,906││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 使用料      │   506,072│   △7,977│   498,095│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│15 国庫支出金    │           │  7,903,782│  2,203,653│ 10,107,435││           │           │      │  2,063,053│  9,966,835││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 国庫補助金    │  2,051,858│  2,203,553│  4,255,411││           │           │      │  2,062,953│  4,114,811││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │3 国庫委託金    │   21,324│     100│   21,424│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│16 県支出金     │           │  6,170,543│   113,480│  6,284,023││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 県補助金     │  4,225,075│   112,816│  4,337,891││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │3 県委託金     │   109,359│     664│   110,023│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│19 繰入金      │           │  1,138,870│   624,682│  1,763,552││           │           │      │   572,882│  1,711,752││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 指定繰入金    │   323,435│   488,667│   812,102││           │           │      │   436,867│   760,302││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 一般繰入金    │   815,435│   136,015│   951,450│└───────────┴───────────┴──────┴──────┴──────┘┌───────────┬───────────┬──────┬──────┬──────┐│     款     │     項     │  補正前  │  補正額  │  金 額  │├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│21 諸収入      │           │   239,577│    3,433│   243,010││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │3 雑入       │   174,709│    3,433│   178,142│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│22 市債       │           │  3,075,250│   14,700│  3,089,950││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 市債       │  3,075,250│   14,700│  3,089,950│├───────────┴───────────┼──────┼──────┼──────┤│        歳 入 合 計        │ 37,572,435│  2,734,603│ 40,307,038││                       │      │  2,542,203│ 40,114,638│└───────────────────────┴──────┴──────┴──────┘(歳 出)                                  (単位:千円)┌───────────┬───────────┬──────┬──────┬──────┐│     款     │     項     │  補正前  │  補正額  │  金 額  │├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│2 総務費      │           │  6,155,799│  2,175,529│  8,331,328││           │           │      │  2,034,929│  8,190,728││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 総務管理費    │  5,647,401│  2,175,525│  7,822,926││           │           │      │  2,034,925│  7,682,326││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │5 統計調査費    │   12,491│      4│   12,495│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│3 民生費      │           │ 12,633,909│   128,893│ 12,762,802││           │           │      │   77,093│ 12,711,002││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 社会福祉費    │  3,563,450│    3,743│  3,567,193││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 児童福祉費    │  6,523,186│   123,530│  6,646,716││           │           │      │   71,730│  6,594,916││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │3 生活保護費    │  2,546,653│    1,620│  2,548,273│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│4 衛生費      │           │  2,981,264│   61,309│  3,042,573││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 保健衛生費    │  2,248,338│    2,725│  2,251,063││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 清掃費      │   727,336│   58,584│   785,920│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│6 農林水産業費   │           │  3,547,387│   47,009│  3,594,396││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 農業費      │  3,242,430│   47,009│  3,289,439│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│7 商工費      │           │   436,260│   21,981│   458,241││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 商工費      │   436,260│   21,981│   458,241│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│8 土木費      │           │  4,523,080│   79,881│  4,602,961││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │2 道路橋梁費    │  1,080,745│   39,151│  1,119,896││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │4 都市計画費    │  2,783,929│   40,730│  2,824,659│├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│9 消防費      │           │   602,213│    3,813│   606,026││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 消防費      │   602,213│    3,813│   606,026│└───────────┴───────────┴──────┴──────┴──────┘┌───────────┬───────────┬──────┬──────┬──────┐│     款     │     項     │  補正前  │  補正額  │  金 額  │├───────────┼───────────┼──────┼──────┼──────┤│10 教育費      │           │  4,003,437│   216,188│  4,219,625││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │1 教育総務費    │   623,922│     664│   624,586││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │4 幼稚園費     │   200,938│      0│   200,938││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │5 社会教育費    │   505,634│   72,775│   578,409││           ├───────────┼──────┼──────┼──────┤│           │6 保健体育費    │   949,155│   142,749│  1,091,904│├───────────┴───────────┼──────┼──────┼──────┤│        歳 出 合 計        │ 37,572,435│  2,734,603│ 40,307,038││                       │      │  2,542,203│ 40,114,638│└───────────────────────┴──────┴──────┴──────┘ ○宮城弘子議長 これより修正案の質疑に入ります。屋比久稔議員。 ◆屋比久稔議員 それでは修正動議につきまして質疑をさせていただきたいのですが、大変なことだと思いましてびっくりしているわけでございますが、私も議長時代は議長不信任案を2回も突きつけられたのですが、そしてまた今回は、この修正動議が野党から二度、そして今度は与党からまた出されているということで、この動議に対しまして少しばかり質疑をさせていただきたいと思います。この修正動議というのは、やはり市長提案の議案を修正するものであって、これが与党から出されたということになりますと、市長の信任を問うような状態に値するものではないかということで、その修正動議を出されたことに対しましては、野党が指摘した認可外保育園というのが問題になっているということでありますけれども、認可外保育園が適用除外になるということは、再編交付金による不平等、不公正を認めたことになるというようなことにも値するのではないかと私は思っております。そこで、一番下の「再編交付金基金に積み上げた上で」ということでありますが、再編交付金を使って、いわば子育て、認可外保育園の保育料とか、あるいはそういった給食費をこれで賄うということにつきましては、そこに再編交付金を積み上げたということでありますので、まず1点目、再編交付金は今までいろいろ議論されてきましたけれども、再編交付金の趣旨からいたしまして、これは基地を認めた上での再編交付金を使うということだと私は思っておりますが、再編交付金を積み上げてやることに対し、提案者は基地を認めても、それを使ってやっていくということを考えているのかどうか質疑します。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 それでは屋比久稔議員の質疑にお答えしたいと思います。渡具知市長は、これまで屋比久議員が質疑されていた「基地を認めたことになるのではないか」ということについて、繰り返し当議会でも答弁してきております。強調されておりますのが、ニュートラルということで市長はおっしゃっております。私もそのとおりに解釈したいと思っているところでございます。この再編交付金につきましては、名護市ばかりではなく他の自治体でも活用されているという状況もございます。そういうことからいたしまして、現在の名護市におきましては、今回提案しております子育て支援、3つの無償化につきましては、保護者の皆さんが大変期待をしているところだと感じております。そういうことで、再度私どもから提案させていただいていることでございますけれども、この内容につきましては、基本となる金額が3万7,000円、上限額を定めての計算をしております。そこが、先ほど皆さんから出された案とは金額的に異なるところでございます。それから予算の出どころが、皆さんのほうは一部再編交付金、そして認可外については財政調整基金を取り崩してということでございましたけれども、先ほど私も申し上げました財政調整基金をこのような形で取り崩すというのは、賢い財政運営にはならないと考えているところでございます。そして皆さん、先ほど否決されたものと違うのは、財調を使わないという点と、金額に若干の違いがあるということでございますので、必ずしも基地を認めたからということは、先ほども申し上げましたように、そのような考えはございませんのでご理解を賜りたいと思います。 ○宮城弘子議長 屋比久稔議員。 ◆屋比久稔議員 先ほどの再議書の中でもありましたけれども、防衛局から再編交付金を活用するのは問題ないということでありますけれども、しかしながら、全部再編交付金で補うということを、今提案しているわけでございますけれども、沖縄国際大学の前泊教授が、再編交付金の基地受け入れの問題につきまして、いろいろと言われております。防衛省の再編交付金は「ノー」と言えば交付しない。しかし「イエス」と言えば市民が受け入れたことになりますけれども、「ニュートラル」は受け入れもしない、容認でもない、賛成でもないという「ニュートラル」ということでありますけれども、そういうことに対して防衛省が再編交付金を交付したということになれば、これは国の法律違反であり、国の問題で違法だということをおっしゃっておりました。しかしこれは「ノー」なのに、いわば「私はニュートラルである」ということを言いながら、名護市がまた受け取るということであれば、これは名護市の問題であって詐欺行為だということまで、前泊先生はおっしゃっておりましたけれども、そういうことをはっきりと区別もつかないようなやり方で、防衛省がくれるからもらうとか、そういう金で子育てを支援することは、今の修正動議もそうですけれども、この問題を修正して、こういうことで新たにまた子育て支援に向けるようなことに対しましては、本当にこれが正しいのかそうでないのか。そしてまた受け入れをする例えば我々名護市の問題としても、これは非常に問題点が多過ぎるということも言われておりますけれども、その問題に対しては、今市長は、市民に対して交付金を受け入れする説明責任もまだ果たせていないと我々は思っているわけです。そういうことに対して、提案者は、再編交付金以外には考えられないということで、再編交付金があるからそれをやるということを、あくまでもそのまま主張する考えなのかどうか、お伺いいたします。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 今の屋比久議員からの質疑でございますけれども、沖国大の前泊教授が違法とか詐欺行為であるという見解を述べたということでございますけれども、この件につきましては、前泊教授の考え方かと思います。先ほども申し上げましたけれども、渡具知市長はニュートラルだということでございます。それに対してのやりとりの質疑でございますけれども、これは名護市が決定したものではなくて、国で決定したものでございます。ですから、ニュートラルで決定されたものである。入ってきたお金は、やはり今回市民のために使おうということで、これまで今議会でもお互いいろいろと議論を尽くしているところでございます。私といたしましては、これは合法的なものであって、だからこそ私は提案しているつもりでございます。そのような認識でございますので、合法的であると思っておりますので、これは市民のために使うべきであると考えております。 ○宮城弘子議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 再編交付金基金に積み上げて、補正予算の修正案を提出するということになっていまして、市当局と同じような考えだと思いますけれども、そこで質疑をします。再編交付金を受け取って、無料化に使うということですが、私は再編交付金を受け取るということは、基地建設を受け入れることが前提だと思っているのですが、提案者はそれをどう思いますか。どういう考えですか。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 ただいまの仲村善幸議員の質疑に対してでございますけれども、私は必ずしもそのようには捉えていないところがございます。先ほどの議論の中でも、前市長の名前を挙げてのやりとりがございました。稲嶺前市長は反対の立場を貫いてきたものだということでございますけれども、そういう中におきましても、国は手続きを踏まえまして、事を進めてきたという経緯もございます。ですから、反対しても進んでいるものは進んでいる。そういうことでございますので、必ずしも私が個人的にここで賛成であるとか、反対であるということではなくて、市の立場としては、私は市長の答弁を支持しているところでございます。 ○宮城弘子議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 提案者の何名かは、私たちがこれまで、名護市議会で新基地建設反対の決議を上げたときに、この反対決議に賛成しなかった。それは新基地建設を容認したと私は受け止めていますけれども、今になって賛成でも反対でもないというのは、とても矛盾した言い方で、その場しのぎで、これまで自分がしてきた言動を押し隠す詭弁(きべん)だと思います。ですから、賛成でも容認でもないとか、あるいは基地受け入れとは関係ないというのは、全く非現実的なことであって、先ほどもありましたように、再編交付金を受け取ることは、基地建設を容認することが大前提であると。市当局の答弁からすると、それで反対しなければいい、反対しなければ出す、基地建設を推進していく国に支障がなければ、再編交付金の対象になりますということは、反対しないから出しますということと同義語なのです。その上で、受け取る再編交付金で無料化を進めるということは、基地建設問題をどう考えるかということと密接不可分であるわけです。それを関係ないかのように、賛成でも反対でもないというのは、関係がないと言っていることですか。どうですか。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 仲村善幸議員のおっしゃっていることについては、やはり思いとしてはわかります。ただ、今おっしゃられたことは、仲村善幸議員の立場で、善幸議員の思いを述べられたものだということであります。それと基地を直接結びつけて、あなたは賛成ですか、反対ですかということについては、私は、先ほどと同じ答弁になりますけれども市長の立場を支持している、名護市の子育て支援に使える財源を充てていくという考え方でありますので、必ずしもそういったものに対して「イエス」か「ノー」かと必ず同義語であるという考えではございません。 ○宮城弘子議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 僕は同義語だと思っていて、現実に目を向けないで、あるいは現実の再編交付金の目的や、そういうことを一切はぐらかして、金が来るから受け取るのだと。再編交付金を受け取ることは、基地建設を認めたものではないということをどんなに言っても、僕は説明にならないと思いますし、これは仲村善幸議員の意見だということで言い逃れをしていて、この問題についてコメントをしないことが、僕は名護市議会議員としてだめだと思います。賛成なら賛成だと言えばいいではないですか。国がやっていることだから国に任せばいいではないですか。国の専権事項だという人もいたではないですか。市長だって、法に従うとかコメントする立場ではないと言いながら、言い逃れをするというのは、市民の理解を得られないということと、基地問題から逃げて、市民への負担を、名護市への負担を実質的に容認してしまう、将来にわたって認めてしまうことにつながるという意味では、名護市の将来にとても禍根を残すことであるし、しかも子どもたちの未来にかかわる事業を、こういう基地問題で振り回していくことになるのではないかと思いますが、再編交付金を使うことが、基地問題で子どもたちを、あるいは教育を振り回していくものになる危険性はないですか。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 法に従うということでは、そのとおり従うべきであろうと考えております。だからと言って、言い逃れをするのかということについては、言い逃れという考えは持っておりません。先ほど、皆さんから提出された、比嘉勝彦議員ほか2名の名前で発議されました修正案の内容につきましても、再編交付金が使われているのです。違うのは、財調を一部取り崩しているというところです。ですから、私どもが提案しているものは全部再編交付金でありますけれども、皆さんが出した修正案も再編交付金が使われているのです。 (「聞いていない」との声あり) 聞いているか、聞いていないかではない。そういう違いはそこの部分だけなのです。そういうことでありまして。 (「それを聞いているのではない」との声あり) いや、今私が答弁しているところでございます。 (「もう一回質疑します」との声あり) いや、それは説明しないと市民の方がわからない部分があるので、私はそこを説明する必要があって答弁をしているところでございますので、そういうことで、一部違うということでございます。子育て支援に充てようというのは、これは必ずしも全員が反対ということではないと思います。そういうことからして、善幸議員がおっしゃることもわかります。しかしながら、そういった懸念も、先ほど善幸議員の思いとしては重々わかります。しかし、現在の名護市の財政状況からして、私は入ってきたお金、使えるお金を使って子育て支援、必要としている子育て支援に充てるべきだと考えておりますので、今回提案しているところでございます。 ○宮城弘子議長 屋比久稔議員。 ◆屋比久稔議員 下から5行目に「次年度も安定的に継続できるよう」ということであります。市長は、政策実現のためには再編交付金で子育て支援も全部やるということでありますけれども、再編交付金も期限がありまして、これは本当に継続的にできるのかという疑問もあります。ただし、これは与党の修正動議、あるいはまた非常に、これは先ほども言いましたけれども、もし市長が与党の修正動議に対して再議書を提出するのかどうかも注目されるわけでございますが、与党から修正動議が出されても、市長から再議書が提出されなければ、これは本当に与党、野党両方から修正動議が提出されたことになりまして、まずい市政運営になっているのではないかということは、これは間違いないと思います。不信任が突きつけられたのも同然であります。不平等、不公平の差別を生もうとした市長の責任は、本当に、市民に対しても明らかにすることが求められてくると思います。今後の行政運営とか、あるいは政策実現のためにも、市民から多大な疑問を持たれるのではないかと思っているのですが、そこで、先ほど言いましたが再編交付金は期限がありまして、次年度も安定的に継続できるということがありますが、これがここで確約できるのでしょうか。そこら辺を説明願いたいと思います。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 次年度以降もということでございます。少なからず、先ほど勝彦議員ほか2名から出されたものよりは、継続的に使えるものだと思っております。それと野党側から出て、さらに与党側から出して、不信任案が出されたのと同じではないかとおっしゃっているのですが、これにつきましては、当初予算案に対しまして野党側から動議が出されたわけです。その動議に対して再議が出た。それが二度行われた。それに対して私ども与党側から、再度動議を提出したわけですが、これにつきましては、先ほどから申し上げているように、中身について、予算の出どころについて違うわけです。しかも、皆さんから質疑でありましたように、認可外も同時に進めるべきではないかということでありました。それにつきましては、当局側から準備が十分整っていない、認可保育園認可外保育園の違いというものも、これまで何度も説明がございました。そういう準備が整っていない中で、渡具知市長はスピード感を持って行政を進めていくということで、私どもから調整の申し入れをしたところ、頑張ってみようということでございましたので、我々与党側から提案したところでございますので、不信任案とかそういったものに関しては、全くそれに当たらないと考えております。 ○宮城弘子議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 質疑は控えておこうかと思ったのですが、今の答弁の中で聞き捨てならない発言がありました。というのは、先ほど提出された修正動議と、私たちが最初に出した修正動議とあわせて考えてもらわなければいけない。拓也議員も議員をしているから、一事不再議という原則があることを知っているでしょう。私たちが当初出したのは、いわゆる一旦これが終わって臨時議会ということであれば修正動議をきちんと出せる。今、ずっと続いている。そうすると、同様な議案が出せないのです、一事不再議で。出せるものだけ出しているのです。それを捉えて、あたかも、我々が当初示したことを、今回そうでないかのようにご都合主義で言われるのは困る。2つあわせて我々の修正の意思なのです。出せるものと出せないものがある。あえてそうしなければならないものがある。一事不再議って知っていますよね。そういうことなのです。そこで、整理した形で伺ってみたい。一事不再議ということで、今回の我々の修正動議にあったことについて理解をしているのかをまず聞きたい。それから、こういうことです。市長は、法律にのっとって今回の再議書を提出したと言っています。そして再編交付金が使えると言っています。要綱の第4条第2号で個人補償を否定している問題が変わったのか。法律上どこが変わったのか説明していただきたい。再編交付金は新基地建設と引きかえに交付されるものなのです。その経緯は、ご承知のように岸本建男元市長のころに7つの条件を出した。そして1,000億円の公共、非公共の振興財源であった。ところが、これに対して途中から守屋元事務次官が、このままでは名護市はケツをまくるのではないか、金だけをもらって。出来高払いにする、いいですか、それが再編交付金です。再編交付金はそういうものだと知っているのかという問題です。いわゆるニュートラルとかそういう問題ではない。事実、全国的に再編交付金というのは出来高払いなのです。これは明確になっている。与党が再編交付金で修正案を提出したことは、ここであなた方が再編交付金をどう言おうと、どう思おうとも、今、拓也議員が言うように、私はそう思っている、どう思おうとも、与党議員全員が、あなた方が賛成して出した修正動議は、基地建設を促進するために支給される再編交付金を満額でやろうとしているということにほかならない。あえて皆さんが修正動議を出したのは、当初該当しなかった認可外保育園の子どもたち118人、これを我々が提案したから、それでは困ると言って選挙目当てに出してきた修正動議であって、それ以外の何物でもない。与党全員が新基地建設を推進することを市民にアピールしたことになる。そのことについて伺いたい。与党全員に、このことは新基地建設との引きかえですという認識を問うたのかどうか。そうではないと思っている人たちもいますよ。あなたが言うように思っている人もいますよ。しかし事実はそうではない。事実は、新基地建設と引きかえにもらったとしか市民は見ません。私は21年間、辺野古で新基地建設のために座り込みをしてきた問題とし、このような曖昧なことで市民をごまかすことは許されない。真実を市民に述べなければいけない。したがって、その中には「ノー」という人もいるでしょう。そういう思いではなかったと。しかし事実はそうなのです。例え、ああだこうだと言ったってこれは変えられない事実。それであなた方は出しているのですから、そのことを問いたい。全与党の皆さんの確認のもとに、修正予算を再編交付金でやろうとしたのかどうか。それを伺いたい。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 全与党議員に確認して出したのかということでございますけれども、これは確認しております。そういうことで、これは皆さんも事あるたびに集まって協議をしているかと思いますけれども、私どももいろいろなことで集まって協議をして、調整をしております。それから、個人補償でありますけれども、これは個人補償に当たらないという説明を何度もやってきておりますけれども、食材費についてどうもご理解いただけないということですけれども、当たらないというものを当たると言ったら平行線だと思います。それから、満額を再編交付金で充てている、そのとおりでございます。私は、これを否定した覚えはございませんし、ましてや選挙目当てであるという言葉が出てくるのは予想もしていませんでした。それは敬人議員がそう思っているのかどうかは、私はわかりませんけれども、あくまでも現在の子育て世代の皆さんの支援をしていこうというのが、お互い、与野党、同じ思いではないかと思っているところであります。ですから、市民をごまかそうなんていう気持ちは、私は持っておりません。 ○宮城弘子議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 今の質疑に対してしっかりとした答えがない。今、確認したというのですが、私が聞いたのは何を確認したかと聞いたのです。要するに再編交付金を使うことは、基地との引きかえでそれで全部出して提案することは、皆さんが再編交付金、基地を容認する。要するに、促進するためにこれを出しましたと言われるようなことを一人一人聞いたかということを聞いているのに、これに対しては答えていない。それだけではない、まだあります。先ほど来、そもそも浦添市長は、市長選挙で保育料の無料化を政策に掲げて当選したのです。市長選後の今日まで政策は実現していません。したがって、法律の改正もしないままに、防衛局は名護市だけ再編交付金による無料化ができるとした根拠は、先ほども言ったように防衛局がいいと言った。解釈していると言った。法律の改正ではないのです。再編交付金は、個人補償はだめだと言っているのです。だから保育・幼稚園課は、認可外保育園は保育料が違うからできませんと言った。個人補償だから。ところが、一般財源ならこれができる。私が一般質問でも言ったように稲嶺前市長は、一般財源で、沖縄で初めて保育料を無認可保育園認可保育園も、2人目まで半分、3人目以降で無料というのは沖縄で初めてやった。一般財源だからできたのです。再編交付金ではできないのです。だからこれに矛盾が出てくる。だから当局はこう言っているけど実際はできなかったからそうなっている。そういうことなのです。そういうこともあって、法律上どう改正されたのかを聞いているのに、このことについては答えていない。この2つ、個人補償ができるという法律はいつ改正されたのか。そして確認をしたということは、再編交付金は基地との引きかえだ、そのようにこれからみんなに言われます、そのことを確認したのですねと。答えてください。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 基地との引きかえを確認したかということでありますけれども、基地との引きかえを確認しておりません。そもそもそういう考えは、私は持っておりません。先ほども申し上げましたけれども、個人補償については、個人補償に当たらないという説明を何度もやってきているけれども、それが理解されていないということについては、解釈に違いどころか、全く理解いただけないものに関しては平行線だろうと思います。できるものをできないと言われたのでは、話にならないです。 ○宮城弘子議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 3回で終わりますけれども、余りにも貧弱な答弁なので困るのですが、要するに、個人補償をするのが今回の市の、渡具知市政の提案なのです。いわゆる個人的な負担を軽減すると言っているのです。これは個人補償なのです。子育て世代の皆さんの個人的負担を軽減すると言っている。これは個人補償なのです。ところが、認可保育園については出てきたけれども、露骨な医療費補償がなぜ今度は出てこないか。全く、医療費補償と個人補償と、どうやっても逃げ場がない。そういったこともあって、今回の類いの認可外ができなかったという矛盾があるのです。あなたがどう思おうと、全て今回の提案は個人補償なのです。いいですか。子育て世代の個人補償と政策でも言っているのです。それをあなたが個人補償ではないみたいなことを言うのは、物事を全く理解していない。根拠を言いなさい。個人補償ではない根拠。これは個人補償なのです。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 ただいまの質疑については、非常に答弁に困るような質疑のあり方だと感じております。当局は、食材費について手当てをすると。これは個人補償には当たりませんという解釈のもとに、交付する側が認めたという説明であったかと思っております。では、補助事業というのはどういったものなのか。最終的には、個人の負担を軽減するものだと思います。その他の補助事業についても、農業トラクターを補助するとか、農業機械を補助するとか、いろいろなものを役所は支援しています。最終的には個人負担の軽減につながっていると思います。しかしそれをおっしゃるのであれば「でない」というものを「である」というその議論は永遠に終わらないかと思います。そういうことで、ただいまの質疑に対しては、これ以上答弁は非常にやりにくい状況かと思っております。 ○宮城弘子議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 今回の与党の皆さんの修正案、先ほど屋比久稔議員からもありましたとおり、前代未聞の事態だと思っております。皆さんから出た今回の修正案、そもそも私たちが2回、市当局からの再議によって否決された修正案の柱であります。今回2回目のものは特に、今回出ている認可外保育園の無償化をやるために修正されているわけですけれども、市当局のそもそもの提案自体に矛盾があって、公平・公正性さに欠けているのではないかという私たちの指摘、それは皆さんも認めたということでありますよね。そのことの確認を1点。それから、2年分、12カ月とことしは7カ月ですけれども、1億4,060万円の補正ですけれども、再編交付金基金に積み上げた上でということで書かれていますけれども、書き方は非常に簡単に積み上げられているようですけれども、そんなに簡単に積み上げられるのか。例えば、第1表の中で見ると、やはり補正額は15款 国庫支出金、2項 国庫補助金を1億4,060万円増額しているわけです。つまり再編交付金だと、先ほどからの説明でもわかりますが、今まで当局は、総務部長からでしたか、再編交付金ありきだから無償化をしましたという答弁があったと思いますけれども、そういう意味で、名護市から要求したわけではなくて、再編交付金として国があげるから、それをもとに財源として使ったという市長の答弁とも符合しますけれども、今回は逆に言えば、この1億4,060万円、これも再編交付金、今度は逆に言えばこの補正によると、与党の皆さん、先ほど拓也議員は当局とも調整済みだという答弁もありましたので、当局が逆に言えば防衛局にあと1億4,060万円ちょうだいという形になるのではないか。非常にそういう意味では、今までの答弁とも矛盾しているし、逆に言えばたまたま私たちの修正案に対して認可外保育園の公平性の担保がなかったということがあって、今回修正が出たのですが、逆に言えば手っ取り早く修正案を出したがゆえに、逆に言えば実効性が本当に担保されているのかどうかと非常に疑問になってくるのではないかと思うのですが、それについてお答え願いたいと思います。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 ただいまの川野議員の質疑ですけれども、私どもも今回の動議につきましては、簡単に出したわけではないです。皆さんから出された動議を、これは先ほども申し上げましたけれども、財調を取り崩すことに関しては、財政運営上好ましくないだろう、賢いやり方ではないでしょうと、どうして必ず一部分だけ財調の取り崩しを入れてくるのか。むしろ逆にそこが疑問に思うぐらいで、先ほど敬人議員が選挙目当てではないかということですけれども、むしろ逆ではないかと感じているところでございますけれども、今矛盾を認めたとか、公平・公正さを欠くと言いますが、では認可保育園と認可外と全く一緒なのかというと、一緒に扱うのが公平・公正なのかというと、私はむしろそうは思いません。そうではないからこそ調整が必要なので時間が欲しいというのが当局の考え方であると認識しております。それに対して、皆さんからそこも一緒に進めるべきだろうという意見に対して、それを受けての提案でありまして、何もそこは違わないのです。そこのところはご理解いただいたものと思いますけれども、ですから、予算の出どころが違うのだと、それと積算の根拠も、先ほど申し上げましたけれども、国が定めたものを見れば、私どもの出している基準が正しいだろうと思っているところであります。それと、国があげるからもらう、それは当然、地方自治体は、特に私ども名護市は、自己財源が約3割ぐらいです。あとは国や県から交付されるお金で運営している状況にあります。当然国からいただける、あるいは県からいただけるものはいただいて運営していくというのが、これまであったことだと思います。そういうことですので、今回、このような提案をさせていただいているところでございます。実効性につきましては、先ほど調整したと言っておりましたが、私たちは細かいことをいちいち調整したわけではなくて、野党からそういう案がありました、皆さんできますか、スピード感を持って市長がやるというのであれば、できるならやるべきでしょうということで頑張りますという話がありましたので、それはできるものだと踏んでおりますから、実効性はあるものだと思っております。 ○宮城弘子議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 2番目の基金の積み上げ、1億4,060万円、結局これも国庫補助金、再編交付金を今回、要するに追加を要求するわけですよね。防衛省が、去年の分とことしの分をあげますと言った額にさらに上乗せしてこの財源を確保するという意味ですよねという確認です。そうすると、今まで当局は、国があげると言うからそれを使ってやりますということで、今回は、逆に言えばそうではなくて、認可外の追加分をもっとちょうだいという形になるのではないですか。そうすると、今までの当局の答弁とも違うし、申しますと再編交付金の性格からすると、ずぶずぶの関係になっていくのではないかということで、実効性も問われるというのはそういうことであるし、今までの松田地域政策部長の答弁でも、国の事業はあくまでも私たちが計画を立てないと執行しませんと言っているわけです。ですから本当に担保を持って、アバウトな調整という形になっていますけれども、しっかりとした認可外保育園の中身、3万7,000円と具体的に提案しているわけですから、その辺をしっかりと事業計画を立てないと、やはり担保が見えないということでありますから、もともとの今までの提案のあり方と全然違う修正のあり方ではないかということで、再度確認の意味で2回目の質疑をいたします。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 積み上げたものは、当然手当てをしなくてはならないということでありますけれども、平成29年度分と平成30年度分ということがあります。私は、細かいところまで当局側と調整したわけではないということを先ほど申し上げましたけれども、そこのところの手当ては積み上げて予算化していけるものだということで、そこまでの確認はしておりますけれども、細かいところまでは、私のほうではやっておりません。その辺は一緒に頑張っていただいた発議者の皆さんから補足説明があればお願いしたいと思いますけれども、私のほうではそこまで細かい調整は、現時点では行っていないところでございます。 ○宮城弘子議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 再編交付金基金が、今年度分と繰り越し分で約30億円近くございました。その中の2ページにあります国庫補助金で、当初案では20億円余りの積み立てをしていると。それに1億4,060万円プラスして22億355万3,000円ということで、繰り越し分と今年度分の予算の範囲内だと認識しております。 ○宮城弘子議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 つまり、ここにあるのは国庫補助金として、今年度分として、当初20億6,295万円余りの今回の補正額が1億4,060万円をプラスして22億355万円余りの補正があるのですが、基金が30億円ぐらいあったからではないでしょう。これは基本的に、再編交付金で今年度追加して、要するに防衛省が。 (「範囲内です」との声あり) 範囲内ということですか。それは確認ですか。本当に確認されているのですか。 ○宮城弘子議長 比嘉忍議員。 ◆比嘉忍議員 先ほども申し上げました繰り越し分と今年度分で、29億円のうちの範囲内でそれを充てているということであります。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 答えから申し上げますと知っております。それについては皆さんの案の発議者でありました比嘉勝彦議員ほか2名の議員、それから私どもの発議者のメンバーで議論もして、調整もしてきたつもりでありますので、知っているということで答弁させていただきます。 ○宮城弘子議長 仲里克次議員。 ◆仲里克次議員 1点だけ確認させていただきたいと思うのですが、先ほど、川野議員の質疑に対しての答弁の中で、認可保育園認可外保育園は必ずしも同じではないという認識という答弁がございました。比嘉拓也議員、これは施設への補助ではないわけですよね。あくまでも認可保育園、あと認可外保育園へ通う児童、そしてその保護者への問題でありますよね。先ほどの答弁は、その保護者と児童を差別するような答弁に聞こえるのですが、それはどのようにお思いですか。 ○宮城弘子議長 比嘉拓也議員。 ◆比嘉拓也議員 ただいまの仲里克次議員の質疑に対して、先ほど、私の説明が舌足らずであったかと思います。運営の状況について違いがあるということが言えるかと思います。 ○宮城弘子議長 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって修正案に対する質疑を終わります。岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 今回の修正案について、認可外保育施設に対しての保育料の修正動議について、本日は議論が行われておりますけれども、保育料の無償化については、本来、国が責任を持って、来年10月から行うべきところだと思っておりますけれども、それまでの間、先行して本市で行うということであれば、それについての異論はないところであります。しかし、新基地建設の見返りという性質を持つ再編交付金であり、工事が終われば打ち切られるという期限つきのものであることから、継続的に子育て支援に充てることには、大きな懸念があります。今回私たちは、他の財源、財調で認可外においても無償化を提案してきたわけですけれども、二度にわたり、再議によって否決されたことには、納得できるものではありません。当初、今議会において一般質問等で当局の答弁を聞いておりますと、再編交付金の額について通知はあったものの、事業内容、それから計画については、調整はこれからだということの答弁がありました。それは給食費についても、私会計であり、そこに充当できるのかということについて、本当に最後まで説明がされてこなかったと思っております。今回の修正動議につきましても、再編交付金ありきで計画や基準、先ほどもあった実効性について、本当に明確ではない、準備不足の中、このような提案がなされていることがここまで延会になってきた原因ではないかと思っております。本当にまだまだ議論が不十分であると感じているところですし、基地ありきでの再編交付金であって、本来あるべき市財政の継続性や長期的な財源確保については、本当に議論が不十分なままだと思っております。よって、今回の修正動議の採決に当たっては、退席をさせていただきたいと思っております。 ○宮城弘子議長 暫時休憩いたします。休 憩(午後6時59分) (野党議員退席) (議長より、議員27名全員に出席催告の通知を出す)再 開(午後7時51分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま出席議員数の定足数を確認いたしております。 休憩中に午後7時45分より会議を開くので、開議時刻までに必ず出席されるよう催告いたしましたが、出席議員数が定足数に達していませんので、地方自治法第113条の規定により、ただいまから会議を開きます。 先ほど、議長から出席催告を行った後に、繰り返し出席要請を行いましたが、現在の出席議員は定足数に達しておりませんので、地方自治法第113条の規定により会議を開きます。 比嘉拓也議員ほか2人より提案のあります修正案について、これから討論、採決に入りますが、地方自治法第113条及び会議規則第13条の規定により、議長名で全議員に対し、出席催告書により出席を呼びかけましたが、催告に応じておりません。したがって、地方自治法第113条の規定に基づき、会議を再開し、修正案に対する審議を再開します。 比嘉拓也議員ほか2人から提案のあった修正案は、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。 お諮りします。議案第52号に対する修正案につきましては、提案のとおり決定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって比嘉拓也議員ほか2人から提案されました議案第52号に対する修正案は、可決されました。 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。 お諮りします。議案第52号に対する修正部分を除く部分については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって議案第52号につきましては、修正議決した部分を除き原案のとおり可決されました。暫時休憩いたします。休 憩(午後7時55分) (野党議員再出席)再 開(午後7時57分) ○宮城弘子議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りします。本定例会の会議に付された事件は全て終了しました。したがいまして、会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって本定例会は、本日で閉会することに決定しました。 これで本日の会議を閉じます。 平成30年6月第191回名護市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。閉 会(午後7時57分)名 護 市 議 会   議  長 宮 城 弘 子副 議 長 長 山  隆 署名議員 屋比久  稔 署名議員 川 野 純 治...