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  1. 名護市議会 2017-03-02
    03月09日-05号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成29年第186回名護市定例会第186回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       平成29年3月2日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      平成29年3月9日 木曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      平成29年3月9日 木曜日 午後4時42分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  大 城 松 健  │ 出 │  15  │  吉 元 義 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  16  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  屋比久  稔   │ 出 │  17  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  金 城  隆   │ 出 │  19  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  20  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  宮 里  尚   │ 出 │  21  │  大 城 敬 人  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  翁 長 久美子  │ 出 │  22  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  岸 本 洋 平  │ 出 │  23  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  仲 里 克 次  │ 出 │  24  │  岸 本 直 也  │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  渡具知 武 豊  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  仲 村 善 幸  │ 出 │  26  │  宮 城 弘 子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  神 山 敏 雄  │ 出 │  27  │  長 山  隆   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       23番 大城 秀樹  24番 岸本 直也 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  稲 嶺  進               副市長  山 里 将 雄 総 務 部長    石 川 達 義   企 画 部 長    金 城  進  こども家庭部長   山 城 実千代   市民福祉部長     野 原 健 伸 産 業 部 長   祖 慶 実 季   建 設 部 長    仲 村 善 文 水 道 部 長   伊 佐 嘉 巳   消  防  長    照 屋 秀 裕 企 画 部 参 事   小 野 雅 春   企 画 部 参 事    仲宗根  勤  産 業 部 参 事   比 嘉 克 宏   農政畜産課長     大 城 博 和              教育長  座間味 法 子 教 育 次 長   中 本 正 泰議会事務局出席者 事 務 局 長    岸 本 健 伸   次     長    荻 堂 盛 行 議 事 係 長    上 地 宏 樹   庶 務 係 長    神 谷 智 子 議  事  係    宮 城  瞬    庶  務  係    宮 城 敬 吾 臨 時 職 員    名 嘉 洸 大   臨 時 職 員    渡久地 政 音 ○屋比久稔(議長) おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。6番 宮城さゆり議員、一般質問を許します。 ◆6番(宮城さゆり議員) 皆様、おはようございます。ただいま議長のお許しを得ましたので、6番、礎之会、宮城さゆり、一般質問をさせていただきます。質問に入る前に所感を述べさせていただきます。去る3月5日、那覇署管内において中学3年生女子が飲酒運転にて逮捕。また2月12日に恩納村で、飲酒した小学生がバイク事故を起こし、同乗していた中学生が死亡する衝撃的な事故が発生している。2016年発生した飲酒絡みの交通事故、死亡事故は、13件のうち未成年による事故が半数近くの6件と、過去10年間で最も多く、全てバイクによる事故である。いずれも、発生時間は午後10時から午前6時半までの間で深夜徘回も改めて浮き彫りになった。飲酒運転摘発人数も2年連続で全国ワーストになる見込みと新聞報道で掲載がありました。名護署管内においても小中高生による集団飲酒絡みの補導が多々あると言われております。私たち大人が子どもたちを守るため、学校、家庭、地域が連携して子どもたちが安心、安全に過ごせる環境の整備が求められます。質問事項の1 市民の声より。市長は「本市で春季キャンプを実施した北海道日本ハムファイターズが市民の期待に応え、10年ぶりの日本一に輝きました。市民に夢と感動を与えてくれました」と施政方針にてつづられております。そこでお伺いいたします。質問の要旨(1)名護市営球場日本ハムファイターズについて。市長はリーグ優勝の際の挨拶の中で、市民に向けて優勝パレードを行うことを発言したとお聞きしました。市民は、パレードを楽しみに期待を持っていた方も大勢いらっしゃいました。そこでお伺いいたします。ア 優勝パレードが行われなかったことについてお伺いいたします。イ 新名護市営球場の命名権(ネーミングライツ)の応募方法と時期についてお伺いいたします。ウ 現管理体制についてお伺いいたします。質問事項の2 教育・子育てについて。質問の要旨(1)教育・子育て支援について。昭和56年以前に建設された旧耐震基準の建物となっていることから、園舎の建築、建設工事が実施される。ア 東江幼稚園園舎改築事業における進捗状況。イ 東江幼稚園の平成29年度の入園児数をお伺いいたします。ウ 東江幼稚園の預かり保育の実施予定についてお伺いいたします。エ 大宮幼稚園において、複数年教育、保育の施行を今年度実施しますが、入園児童数についてお伺いいたします。オ 今年度、4歳児・5歳児の混合保育を行う幼稚園は何園ありますか、お伺いいたします。カ 子どもの貧困対策支援員の取り組みと成果についてお伺いいたします。質問事項の3 市民の健康づくりについて。質問の要旨(1)保健・医療・福祉の充実について。平成27年度からの事業で、生活保護に至る前に自立に向けた支援である生活困窮者自立支援事業について。ア 生活困窮者の相談件数、内容、対策についてお伺いします。全ての市民が心も体も元気で過ごせることを目指して、計画した生活習慣病の発症と重症化予防に力を入れることで、働き盛りの死亡率減少や健康長寿の延伸、生活の質の向上を目指す目的で制定された、イ 第2次健康なご21プランの成果と課題についてお伺いいたします。「平成29年3月分(4月納付分)から協会けんぽ沖縄支部の保険料率が変わります」と市民のひろばに記載がありましたが、平成29年度の税改正により、国民健康保険税の改正があるのか。ウ 国民健康保険料の変更についてお伺いいたします。質問事項の4 くらし・環境について。空き家を改修し利活用することにより、地域振興並びに市内経済の活性化につながることを目的とした事業。質問の要旨(1)名護市空き屋住宅改修支援事業においての補助金についてお伺いいたします。クリーン推進員は市と連携して地域におけるごみの減量化対策を推進し、廃棄物の散乱の防止に努め、生活環境の保全を図る目的である。質問の要旨(2)クリーン推進員の成果についてお伺いいたします。質問の要旨(3)名護市一般廃棄物最終処分場管理業務委託についてお伺いいたします。質問の要旨(4)指定ごみ袋料金の軽減、料金の見直しについてお伺いします。質問事項の5 地域力の再生について。質問の要旨(1)市長は、目に見えて本来の「地域力」を取り戻しつつあると手応えを感じています。まさに「地域力」が再生されているあかしと施政方針の中にありますが、以下についてお伺いいたします。ア 各区への加入者の減少や各種団体(青年会・婦人会・成人会・老人会)等への加入者の減少について、見解をお伺いいたします。イ 地域おこし支援員社会教育主事を各支所に配置し、それぞれの支所の特色を出し、いろいろな活動、取り組みが行われているが、市の中央にある旧名護町15区は、「地域力」の衰退の声が多く聞かれる。近年の少子高齢化が進む中独居老人の増加、市民間の日常的なコミュニケーションが活発でない地域には犯罪率も高いなどの問題も指摘されている。さらに核家族世帯が増加し、子育てに苦悩する若い夫婦がいることも指摘されている。様々な課題に対して、地域力の向上が期待されるようになってきた。そこで、各支所があるように旧名護町も名護支所をつくり、多様な対応ができ地域活性化、地域力をつなぐ窓口になると思うのですが、当局の見解をよろしくお願いいたします。質問事項の6 安心・安全なまちについて。質問の要旨(1)市民が安心、安全に暮らせるまちづくりについてお伺いいたします。国道329号、旧国道58号世冨慶地内の交通事情について、交通渋滞、スピード運転等により歩行者の安全が脅かされている。区として、危険回避、運転者へ交通安全を促すために回転灯の要請書を提出した。その際の回答に「赤色回転灯」の設置について、名護地区交通安全協会のほうで設置を行っているが、予算事情により、設置は見込めないとの回答が来た。そこで名護市の安心・安全なまちの推進に対して、市の取り組みについてお伺いいたします。以上をもちまして、一次質問とし、二次質問は自席にて行いたいと思います。答弁のほうよろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) おはようございます。それでは私のほうから質問事項の1、質問の要旨(1)のアについて答弁させていただきます。ご存じのように日本ハムファイターズが、昨年は11.5ゲーム差をひっくり返しまして、10年ぶりに日本一になって、市民も大喜びをした状況がございます。応援としまして、クライマックスシリーズ、それからシーズン中、日本シリーズと、名護市から3回応援ツアーも組んで応援をしております。そういう状況も踏まえまして、優勝時に市長のほうからぜひパレードもしたいという話もございました。そこで我々としましても、ぜひ市民と優勝をみんなで喜びたいということで、パレードについて球団側とも調整をしてまいりました。昨日、宮城弘子議員にも答弁をしましたが、公式な文書によって社長、それから選手会、監督等へも要請をしました。残念ながらキャンプの後半になりまして、紅白戦、それから対外試合、オープン戦等々、今シーズンのV2に向けての機運を醸成するということで、なかなかパレードの日程がとれないという状況がございまして、そういう中で2月25日に、阪神タイガースとのオープン戦終了時に「ありがとう・名護市営球場」という形で、何らかのセレモニーをしたいということで、球団と話し合いをしましてセレモニーが実現した状況にございます。できる限り、我々も選手の今シーズンに向けての意気込み等々も鑑みまして、そういう状況になった次第でございます。私個人としてもぜひパレードはしていただきたいということで、最後の最後まで調整はしたのですが実現できなかったと、ちょっと残念でしたけれども、そういう状況でございます。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) おはようございます。それでは質問事項の1、質問の要旨(1)のイと、質問事項の4、質問の要旨(1)について答弁をいたします。まず、質問事項の1、質問の要旨(1)、イの新名護市営球場の命名権(ネーイングライツ)についてでございます。ネーミングライツについては、スポーツ施設などに、企業に命名権を有償許可することで、施設の建設や運営維持の資金を得ることができる制度とされており、国内では1997年に東伏見アイスアリーナを皮切りに、約500件余りの施設で導入されていると認識しております。県内の野球場では、沖縄セルラースタジアム那覇コザしんきんスタジアム、最近では、かいぎんスタジアム国頭、これはくにがみ球場でございます。3カ所がネーミングライツを導入しています。本市のスポーツ施設ネーミングライツ導入については、まだ実績がない状況でありますが、2020年供用開始の新球場につきましては、国道58号に近接する優位性、これは観光客へのPR効果、それからキャンプ期間中のマスコミ報道による全国へのPR効果があると思われますので、導入を検討していきたいと考えております。導入の方法については、県内他市の事例の収集の後に、具体的な方法を決定し、その後、平成31年度新球場の供用開始までには、ネーミングライツパートナーを決定していきたいと考えております。続きまして、質問事項の4、質問の要旨(1)について答弁をいたします。空き家対策につきましては、全国の空き家率が2033年、平成45年には約30%、3戸に1戸。沖縄県の空き家率が2035年には19.7%、5戸に1戸になるとの試算があり、空き家対策は本市にとっても住みよい住環境の創出や、定住を促進する上でも重要なテーマになるのではないかと思料しております。議員ご質問の「空き家住宅改修支援事業補助金」につきましては、平成28年4月から、沖縄県住宅リフォーム市町村助成支援事業補助金交付要綱の対象事業として、「空き家」が新たに創設され、県及び国の補助が受けられる制度となり、これを受けて市の実施計画に位置づけ、平成29年度において予算を計上したところでございます。対象工事につきましては、一戸建ての住宅の居住の用に供する建築物のうち、居住する者のないことが常態であって、その期間がおおむね1年以上であるもので、既存住戸内の間取りを変更する工事、台所、浴室、洗面所またはトイレの改修、給排水、電気またはガス設備の改修、屋根、外壁等の外装の改修などが対象となっております。補助金につきましては、空き家の改修工事を行う者に対し、予算の範囲内において交付するものとし、対象工事費の40%、各40万円を限度額として、国が20%、県が10%、市が10%とし、例としましては100万円の空き家住宅改修を実施した場合は、国が20万円、県・市が10万円で合わせて40万円の補助が受けられることとなっております。なお、市の当該予算につきましては、限度額40万円として10件分、裏負担も合わせて4,000万円とし、期間は現在のところ平成29年度と平成30年度の2カ年間として考えているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) おはようございます。それでは私のほうからは質問事項の1、質問の要旨(1)のウと、質問事項の5、質問の要旨(1)のイ、それから質問事項の6、質問の要旨(1)について答弁をいたします。まず初めに、質問事項の1、質問の要旨(1)のウについて。現名護市営球場につきましては、21世紀の森公園の敷地内に位置をしており、名護市が直営管理を行っております。職員の配置につきましては、名護市営球場を含めた21世紀の森公園全体の維持管理業務を実施するため、公園施設の維持管理を行う公園班として嘱託職員7名を配置しております。名護市営球場における管理体制につきましては、主に2人の嘱託職員を配置して、サブ球場を含め内野グラウンドの整備、外野芝生の刈り込みや更新作業、そのほか球場設備の修繕、維持管理を行っております。また、例年、春季に開催されます日本ハムファイターズキャンプ開催時には、球団職員と連携を図りながら、グラウンドの良好な維持管理に努めております。次に質問事項の5、質問の要旨(1)のイについて。議員ご指摘のとおり、本市においては4支所に社会教育主事地域おこし支援員を配置して、それぞれの地域の特色を生かした地域力再生の取り組みが行われているところでございます。旧名護町地域においては、4支所のようにその地域を主たる活動拠点としている社会教育主事地域おこし支援員は、これまで配置はしておりませんでした。そのような状況を踏まえ、平成29年4月1日から、新たな部である地域政策部の地域力推進課に属する中央公民館に、旧名護町地域を主たる活動拠点とする社会教育主事を配置いたします。また、旧名護町地域を主たる活動拠点とする地域おこし支援員の配置につきましても、今後配置を予定しております。旧名護町地域は、本庁の管轄下であるために、支所は置いておりませんけれども、中央公民館を地域力再生の拠点とし、旧名護町地域における地域力再生の取り組みを推進していきたいと考えております。このことについては、議員の提案の趣旨に沿えるものと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。次に質問事項の6、質問の要旨(1)について。本市の施策にも掲げております「安全・安心なまちづくりの推進」の具体的な取り組みについては、主に交通安全対策及び防犯対策が中心となっております。交通安全につきましては、警察、名護地区交通安全協会と連携を図りながら、市内の交通安全啓発活動に努めており、防犯対策につきましても警察機関や名護地区防犯協会と連携を図りながら、活動支援と地域ぐるみで防犯体制を構築しております。赤色回転灯の設置につきましては、世冨慶区長より、本年1月12日に世冨慶区の集落内の旧国道58号の一角に、赤色回転灯の設置について要請書が提出されているところでございます。名護地区交通安全協会は、1市3村を管轄し、これまでに15カ所に赤色回転灯の設置に取り組んできております。現在、当協会の予算の事情等もありまして、正常に稼働している回転灯は7基であり、維持管理が中心で新規の設置は見込めないという状況であると話を伺っております。本市においては、交通安全対策費として、名護市交通安全推進協議会へ補助金を交付しており、赤色回転灯及び交通安全の看板等の設置につきましては、交通安全協会各支部において、協議を一任しているところでございます。各支部の運営形態としては、名護市交通安全推進協議会及び交通安全協会から、助成金並びに各区より分担金を徴収し、総会、各期の交通安全啓発活動など、また地区の交通事故多発帯や危険箇所への交通安全の看板設置等についても協議し、実施しているという状況でございます。しかしながら、名護支部につきましては、現在、組織運営が正常化されていないということから、市としては今後名護支部の組織の運営の支援を行うとともに、平成29年度名護地区交通安全協会運営費補助金の増額が予定されていることから、赤色回転灯の設置に向け、当協会及び本市の交通安全推進協議会で世冨慶区と協議を行っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) では、質問事項の2、質問の要旨(1)と、質問事項の5、質問の要旨(1)のアについて答弁をいたします。まず、質問事項の2、質問の要旨(1)のアについてであります。第185回12月定例会後の経過といたしましては、ことしの1月に耐力度調査結果について、沖縄県教育庁の内容聴取が完了し、改築する園舎の面積を増やせることになりましたので、設計業務の発注を行い、2月に着手をしております。改築する園舎の設計内容につきましては、整備面積が307平方メートル、主な諸室に保育室、職員室、遊戯室などを計画しております。去る3月3日に、学校側やPTA、地域の代表者で構成される園舎建築検討委員会を開催し、現在、園舎の配置について検討をしているところであります。次にイについてであります。東江幼稚園の平成29年度の入園児数については、平成29年3月1日現在で24人となっております。次にウについてであります。東江幼稚園の預かり保育の実施予定についてお答えをいたします。預かり保育の実施につきましては、平成28年3月に策定した「名護市立幼稚園今後のあり方について(方針)」において、「保育を必要とする子の受け皿が不足している地域において、受け皿が整うまでの間は、公立幼稚園での預かり保育を一時的に拡充していくものとする」とあり、現在、屋部幼稚園、名護幼稚園及び大北幼稚園の3園で実施をしているところであります。認可保育所の整備状況等、市全体の動向を踏まえ、現在行っている3園以外において預かり保育を実施する予定は、現在のところございません。次にエについてであります。大宮幼稚園における入園児童数についてであります。平成29年3月1日現在で、4歳児は10人、5歳児は77人となっております。オについてであります。混合保育を実施する幼稚園については、瀬喜田幼稚園、安和幼稚園及び久志幼稚園の3園になります。それぞれ平成29年3月1日現在で、瀬喜田幼稚園が4歳児2人、5歳児3人の計5人。安和幼稚園が4歳児2人、5歳児10人の計12人。久志幼稚園が4歳児6人、5歳児18人の計24人になっております。次に質問事項の5、質問の要旨(1)のアについてであります。各区への加入者の減少につきましては、核家族化、少子高齢化、アパート居住世帯の増加などによる家族形態、家庭環境の変化や市街地における地縁的つながりの希薄化、市街地以外での人口減少、地域経済の縮小など、地域社会の変化が影響していると感じております。また、働き方の変化により、共働き世帯や土・日曜日に仕事をされる方、夜間に仕事をされる方など就労状況も変化し、区へ加入し活動することが難しい状況となっている方々が増えてきているのではないかと考えております。各種団体への加入の減少につきましては、区への加入減少と同じ理由に加え、スポーツ、趣味、特定の関心事など、目的のはっきりした活動のための集団を志向する人が増加していることやインターネットのSNS等で人とつながることができるようになり、選択肢が増え、人々の価値観やライフスタイルに多様性が生じていることも加入減少の一因となっていると考えております。また、社会教育団体に加入することで、団体の役員を担わされることや各種行事での動員の負担なども加入を敬遠する要因と考えられます。名護市子ども会育成連絡協議会、名護市婦人会、名護市青年ネットワーク連合会などの統括団体は、会員の減少等がある中でも積極的な活動を行っております。名護市子ども会育成連絡協議会では、教育委員会と連携し、ジュニアリーダーの育成研修の実施、市子連に加入していない区の子ども会や子ども育成団体に参加を呼びかけ、子ども芸能祭りを実施するなど、つながり作りや団体加入の促進に向けて、工夫を凝らした取り組みを行っております。名護市青年ネットワーク連合会と名護市青年エイサー祭り実行委員会は、これまでの個々の活動を強化及び合理化するため、平成28年度総会にて団体の統合を行っております。また、名護市青年エイサー祭りは、これまでの実行委員会で青年個人会員のかかわりから、加入団体との協力での開催、女性会員の意識向上を目的に、女性会員研修や各区青年会の交流と団体加入の促進を目的に、スポーツ交流大会を開催するなどの活動を行っております。名護市婦人会は、教育委員会と連携し、婦人会研修を実施しております。今年度は、7月に「楽しく学ぶ」をテーマに会員のための研修、11月に紅型講座、2月に「お金にまつわる講話」を実施し、女性が楽しく学び、生きがいづくりの婦人会として活動充実を図っております。また、市民のひろばを活用し、市婦人会活動の紹介を行うなど、会員増につなげる工夫を行っています。今後も各団体と連携し、現在の社会状況に合わせた団体のあり方や活動内容を研究しつつ、会員の資質向上と加入促進に向け、継続的に支援していけるよう取り組んでまいりたいと考えているところであります。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) おはようございます。私のほうから質問事項の2、質問の要旨(1)についてお答えいたします。名護市では、平成28年4月、こども家庭部内に主幹1名、職員1名、嘱託職員として子ども貧困対策支援員6名を配置し、子どもの貧困対策プロジェクトチームを立ち上げ、子どもの貧困対策を実施しております。子どもの貧困対策支援員の業務や支援の方法としましては、様々な支援を要する世帯に対し、市が実施する既存の制度、例えば生活保護や就学援助、児童扶養手当、特別児童扶養手当、児童手当等の制度につなげるよう、支援員が世帯から情報を聞き取りするなどして、要件の確認や申請手続の援助を行う業務があります。また、子どもの居場所としての「こどもいちば食堂」や「学習支援教室」を運営する団体と委託契約を行い、運営費の支援を行うとともに、居場所を必要とする子どもたちを居場所につなぐ業務等を実施しております。貧困といいましても、人からはなかなか見えづらいところもありますので、支援対象者を把握する方法としましては、子どもに身近に接している学校や地域の民生委員、それから子どもの居場所で子どもと接するボランティアの皆さんなどからの相談や情報をいただき、支援を要する世帯にアプローチするなどしております。支援員が支援を行った世帯は82世帯、人数としましては382人となっております。支援をした人をつないだ場所としましては、こどもの居場所事業の場所に69人、市役所に62人、学校に28人、ハローワーク3人、児童相談所1人、そのほか、保健所や医療機関など15人となっております。行政による支援を開始したものとしましては、生活保護が3世帯の16人、就学援助が15世帯の27人、児童手当・児童扶養手当が2世帯の10人、その他の手当、臨時給付金がありますけれども1世帯8人、生活困窮自立支援制度につないだ世帯が6世帯で7人、そのほか登校支援や生活支援などが4世帯の5人となっております。また、子どもの居場所としての学習教室ぴゅあ第二教室では、小学生を対象に火曜日と土曜日の週2回、2時間程度の学習支援をボランティアの大学生が実施しており、現在45名の子どもが申し込みをし、常時20名程度の子どもが参加している状況であります。そのほかに、こどもいちば食堂委員会が実施するこどもいちば食堂は、毎週土曜日に実施されており、10名から20名程度の子どもたちがボランティアの皆さんと調理を行い、食事をしている状況であります。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは私のほうからは質問事項の3、質問の要旨(1)のア、イ、ウについてお答えしたいと思います。まず、質問の要旨(1)、アについてでございますが、これまでの相談実績といたしましては、平成27年度が346件、平成28年度が、これは2月末ということでございますが276件となっております。相談内容につきましては、低所得による生活困窮の相談が一番多く、次いで傷病・障害などの相談、家賃・光熱費・税などの滞納に関する相談が多くなっており、以下、就労相談、借金、家族間の問題に関すること、生活資金借り入れに関すること、住居に関することとなっております。平成27年度における相談実績ですが、重複した支援を行う場合もございますが、就労支援利用者が40件、住居確保給付金の利用者が28件、家計相談支援利用者が18件、就労準備支援利用者が9件、学習支援利用者が14人となっており、また新たな就労につながったケースは44人、増収となったものが48人となっております。平成28年度2月末時点での相談実績としましては、就労支援利用者が20件、住居確保給付金の利用者が15件、家計相談支援利用者が10件、就労準備支援利用者が10件、学習支援利用者が23人となっております。それから新たに就労につながったケースは33人となっております。事業の趣旨といたしましては、生活困窮者に対して生活保護受給に至る前の段階で自立に向けた支援を行うこと。課題がより複雑化、深刻化する前に自立の促進を図ること、最後のセーフティーネットである生活保護制度とは、両輪として機能することなどが挙げられます。実施体制といたしましては、社会福祉課内に窓口を設置し、委託職員を含めまして9人体制で事業に取り組んでいるところであります。事業内容、対策といたしましては、生活困窮者の相談に応じ、課題のアセスメントを行い、プランを作成し、必要なサービス提供へとつなげる自立相談支援事業、本人の能力に応じた就労に向け、資格や講座等の支援を行う就労準備支援事業、家計の中身の見直しや生活を立て直すために必要な制度の活用を支援する家計相談支援事業、子どもの学習を支援する学習支援事業、家賃の給付を支援する住居確保給付金事業等があります。また、今年度からは一時生活支援事業として、住居がなく緊急に衣食住の確保を必要とする場合に、住居や生活が整うまでの一定期間、宿泊場所や食事の提供なども行っているところであります。次にイについてお答えいたします。名護市では、平成20年3月に「健康日本21」の取り組みを法的に位置づけられた健康増進法に基づき、ライフステージ各段階の健康課題を明らかにした上で、生活習慣病予防を視点に置いた「健康なご21プラン」を策定し、取り組みを推進しております。第2次計画では、平成25年度から平成34年度までの10年間とし、平成29年度に中間評価を行うということとなっております。毎年、目標設定した項目の経過を確認しておりますが、平成27年度時点では、関係課や関係団体との取り組み成果として、次の項目に改善が見られております。子宮頸がん受診率において、計画時が16.4%、平成27年度で25.8%。それから特定保健指導実施率、これは計画時で41.8%、平成27年度で49.6%。それから運動習慣者の割合の増加ということで20歳から64歳までの男性の方が計画時で24.2%が平成27年度で37.6%、女性の方で19.5%が29.2%。それから65歳以上ということでありますが、男性で計画時においては37.8%、平成27年度では50%、それから女性につきましては37.5%から53.2%という改善も図られております。それから成人の喫煙率ということで、男女ともに改善が図られております。それから3歳児で齲歯(うし)がない者の増加ということで、こちらのほうも改善が図られているといった状況となっております。課題ということでございますが、健診受診率の向上でありますとか、メタボリックシンドローム等の減少、改善と、必要な項目がまだございますので、引き続き各課や関係団体と課題を共有しつつ、市民の健康づくりを進めてまいりたいと考えております。それから、ウについてでありますが、平成28年12月22日に、平成29年度税制改正の大綱が閣議決定をされました。国民健康保険税につきましては、減額の対象となる所得の基準について見直しがあり、軽減対象が拡充されることとなっております。内容といたしましては、1つ目に5割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずるべき金額を現行26万5,000円から27万円に引き上げること。2つ目に2割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずるべき金額を現行48万円から49万円に引き上げることとなっております。国においては、現在「地方税法の一部を改正する法律案」が国会に提出され、審議されているところであります。名護市といたしましても、地方税法の一部改正などについて、情報を引き続き収集し適切に対応していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) おはようございます。私のほうから質問事項の4、質問の要旨(2)(3)、(4)についてお答えいたします。初めに質問の要旨(2)についてですが、名護市環境クリーン推進員につきましては、名護市と連携して地域における一般廃棄物の適正排出及び減量化対策を推進し、廃棄物の散乱の防止に努めて、生活環境の保全を図るということを目的として、平成22年11月22日に要綱を定めております。推進員の委嘱の任期は2年で再任もできるようになっております。平成23年度に第1期がスタートして今年度で3期目となっております。第1期では男性75名、女性34名、合計109名となっております。第2期につきましては男性42名、女性14名、合計56名となっております。2期までの成果としましては、意見交換会を通じた情報共有を図り、不法投棄やごみ分別や出し方に困った市民に関する情報提供など、日常的な協力をいただいており、このようなクリーン推進員から情報提供をいただくことにより、不法投棄場所の早期の確認、看板設置による抑制、ごみの分別や出し方に困っている市民への特別収集による支援などが成果として挙げられると考えております。第3期につきましては個人が56名と合わせて、3つの団体から77名の応募があります。合計133名の登録となっております。今期のクリーン推進員の特徴につきましては、名桜大学のサークルなどの団体での登録もあることから、推進員の意見を取り入れながら、新たな企画を立案し、活動計画を検討していきたいと考えております。現状としましては、不法投棄に関する情報提供やごみの分別に関する報告があり、市のほうでの早期対応、対策が図られていると考えております。次に質問の要旨(3)についてお答えいたします。名護市一般廃棄物最終処分場の管理につきましては、平成29年4月1日から業務委託をするため、名護市広報誌の「市民のひろば」に平成28年11月号と平成29年1月号及び市のホームページにて、入札参加に必要な事項を掲載して告知を行っております。3月2日に名護市入札指名人名簿の廃棄物処理の項目に登録されている市内業者に、管理上必要な資格として「最終処分場管理技術者」及び「破砕・リサイクル技術管理」等の資格所有者の有無等を確認する文書を通知しております。業者より提出された書類を確認した上で、指名競争入札の手続を行い、委託業務の入札を執行する予定となっております。業者決定後につきましては、引き継ぎ期間を経て4月1日から業者委託による管理運営を予定しております。次に質問の要旨(4)につきましてお答えいたします。平成21年2月から始まった16分別とごみの有料化につきましては、市民の皆様にご理解とご協力をいただいてまいりました。ごみ分別を16に細分化することで資源化量を増やすことにより、焼却処理及び埋め立て処理を減らすとともに、有料化することでごみの排出抑制を図ることを目的として実施してまいりました。その成果もありまして、資源化量が増え、埋め立て処分量も減らすことができております。一方で、指定ごみ袋の価格が他市に比較して高すぎるとの市民の意見もございます。そのようなことから、市民の負担を軽減するため、平成29年度施政方針にも掲げておりますように、料金の見直しを進めてまいります。指定ごみ袋料金改定に当たりましては、条例改正が必要となりますので、今後議会への上程に当たりましては、議員各位のご理解を得まして取り組んでまいります。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 答弁ありがとうございました。質問事項の1ですけれども、球団側の意向等も聞きました。でも沖縄市においては、本拠地である広島東洋カープは商工会議所に協力会があり、そこを沖縄市観光振興課と商工会議所、協力会等により、実行委員会を立ち上げ臨んだとのことでした。短い準備期間ではあったけれども、球団側、市民、実行委員会の思いがパレードの成功につながった、地域経済への波及効果にもなったとお聞きしました。本当に市民は日本ハムファイターズのパレードを希望し、野球少年は身近にプロ野球選手を見ることを楽しみにしていました。今回の受入れ態勢づくりが欠けていたのではないかと思っております。また、市長の熱意、思いで、リーダーシップをとっていただいて、パレードを実行していただきたかったです。私も野球ファンの1人として、新名護市営球場へ夢と希望を託し、3年後の完成を楽しみにしておきたいと思っております。続きまして、ネーミングライツについてですが、市内の企業のみの応募になるのか。この辺の検討はなされていますか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。
    ◎仲村善文(建設部長) ネーミングライツパートナーについてでございますけれども、やはり市のほうがネーミングライツをしたいといっても、応募する企業がないとそれは成立しませんので、市内だけではなくて、県内全域から募集をしたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) ありがとうございました。ウについてですけれども、名護球場の芝生管理は球団側にも大分好評というのをお聞きしました。私もそのままの体制で管理をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。続きまして、質問事項の2、質問の要旨(1)教育・子育て支援について、ア 東江幼稚園園舎改築においては、工程どおり進捗していることで、学校側、PTA、地域との話し合いも重ねて、子どもたちが安心、安全に園生活が送れるようにしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。イについてですけれども、平成29年度も1クラスのようですが、認定こども園や保育園に在園する子、少子化に伴い園児数も減少している状態ですが、東江幼稚園に限らず公立の幼保連携型認定こども園の移行への検討はなされているのかお伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 先ほど申しました公立幼稚園の今後のあり方についての方針の中でも、民間の就学前施設がない地域での公立の認定こども園への移行を検討するとともに、公立幼稚園施設を活用した民間による認定こども園の移行についても検討を行うということがうたわれておりまして、他の方面から検討を行っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 続きまして、ウの東江幼稚園の預かり保育についてですけれども、保護者や先生からの声ですが、現幼稚園では2時までの保育であり、経済的な理由で園児は6時頃まで1人で過ごす等の子がいて、先生方も安全性を思慮しているとのことでした。例えば、子ども居場所づくりですが、幼稚園のほうで検討をなさっていただける方法として、ありますか。お尋ねします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 先ほどの方針の中でも幼稚園の施設の活用ということでは、子どもの居場所が学童施設としての活用とか、そういうこともうたわれておりまして、現段階ではまだそういうお話はありませんけれども、今後そういうことも視野に入れながら検討する必要があると考えております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 質問事項の4、クリーン推進員の役割ですけれども、クリーン推進員の意見交換会や勉強会を行う予定がありますか。お伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 現在、環境クリーン推進活動の手引きを作成中でございますので、それがまとまり次第、意見交換会や勉強会を実施していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 平成23年度より、この推進員のほうは結成されていると思うのですが、その推進員活動報告等をインターネットのほうからいただいたのですが、この活動報告は随時出されているのですか。お伺いいたします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 活動報告の新しいものにつきましては、新年度に入ってから公表する予定でございます。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 平成23年度よりこのクリーン推進員は発足されているのですが、その中で、平成23年から今までの間に、市のほうから、クリーン推進員に対して何も、連絡、情報ともないようですが、この辺の、先ほどおっしゃったクリーン推進員は任期3年で再任は可能とおっしゃっていたのですが、その再任可能の通知とかは出されていますか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 要綱で任期は2年となっていて、再任を妨げないということを出しております。推進員に対しても再任についてはお知らせしております。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 今、クリーン推進員の一覧があります。この全員に通知はなされているのですか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 個別の通知はしておりませんが、今公募しているということをお知らせしていますので、その委嘱状交付のときにそういった情報についてはお知らせしております。 ○屋比久稔(議長) 質問事項の4、質問の要旨(1)について建設部長より答弁の訂正がありますので、発言をさせます。仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 先ほど、質問事項の4、質問の要旨(1)について、裏負担も合わせて市の予算は4,000万円と答弁をいたしましたけれども、正しくは400万円の間違いでございますので、おわびと訂正をしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員。 ◆6番(宮城さゆり議員) 以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきますけれども、まだまだ質問したかったものが残っていますので、6月によろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 6番 宮城さゆり議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時0分) 再 開(午前11時10分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。20番 比嘉祐一議員、一般質問を許します。 ◆20番(比嘉祐一議員) 議長のお許しがでましたので、市民の響、20番、比嘉祐一、一般質問に入ります。その前に、ウチナーヌことわざに、「トゥシヌハイヤ、ウマヌハイ」ということわざがございます。ことしも3月議会、予算議会が始まりました。あっという間の1年でございます。この1年を振り返ってみましても、やはり名護市は普天間飛行場の移設の問題で、今も揺れ動いております。当分、この問題は時間がかかりそうでございまして、私ども沖縄県民、名護市民の民意が本当に反映されるかどうかという、そういった目で見た場合、いら立ちとか怒りを覚えるものがございます。そういった中で、今後、断固たるそういった反対に向けて、我が稲嶺市長、そしてまた翁長県知事に、諦めず最後の最後までやはり反対を訴えてほしいと思います。頑張ってください。バックには名護市民、沖縄県民がついていますので、どうぞ思い切り自分の決断を通していただきますようお願いをいたします。ということで、本題に移りたいと思います。屋部支所管内で前々から望んでおりました屋部支所庁舎建設についてでございますけれども、今議会で、稲嶺市長は施政方針の中で屋部支所庁舎建設計画の策定に取り組んでまいりたいと明らかになりました。ようやく屋部支所管内の住民が望んでいた建設工事です。本格的に動き出したという感を受けます。そういった意味におきましては、誠にありがとうございます。今回の質問の事項、4つ準備していまいりました。質問の事項1 屋部支所庁舎建設について、質問の事項2 大西四丁目位置指定道路について、質問の事項3 宮里大南線街路整備事業について、質問の事項4 名護市の民泊事業についてでございますけれども、質問の事項1 屋部支所庁舎建設については、要旨の(1)市長は平成29年度施政方針の中で屋部地域においては、地域の拠点施設として新たな児童館機能の併設を踏まえた屋部支所庁舎建設計画の策定に取り組んでまいりますとありますけれども、新たな児童館機能の併設とはどのような施設か、具体的に説明をお願いしたいと思っております。次に要旨の(2)今後、屋部支所庁舎建設に向けた工程表はどのようになっているのか伺っていきたいと思っております。そして要旨の(3)市としては、現在地を考えているのか。ほかに移転先を考えているのか、この辺も伺っていきたいと思います。次に質問の事項2 大西四丁目位置指定道路についてでございますけれども、これは当時の荻堂盛光元市議会議員が一生懸命取り組んでまいりました。その前にも、大体四、五名の議員が要請してまいりました。現在、この夢が丘保育所の周辺は立派にされております。本当にすばらしく整備されております。でも、肝心かなめの県道84号線から上がった坂のほう、いまだに整備されていない状況でございます。これは地域住民の長年の要望でございまして、このほうから伺っていきたいと思います。要旨の(1)夢が丘保育園周辺の北側は、道路が立派に整備されておりますが、県道84号線から上った宅地区間の坂道がいまだ整備されておらず、前々から周辺住民から要望が出されていると思いますが、この辺、市の見解はどのように考えているか、伺っていきたいと思います。そして要旨の(2)地権者の同意は得られていると思いますけれども、早目に整備して地域住民の要望に応えるべきと思いますが、この辺もどう考えているか、伺っていきたいと思います。質問の事項3 宮里大南線街路整備事業についてでございます。これは、建設部都市計画課とも一応話し合ってつくったのですが、ことしの2月、先月15日までは、歩道整備はやりますという建設部建設土木課のそういった話がございました。でも、いまだにこれは整備されておりません。といいますのは、歩道のほう、スパン的にぱっぱっとやっていくという話があったのですが、歩道の施設というのは、インターロッキングブロックですか、これはいまだかつてなされていないのが現状でございます。このままずっと放置しておきますと大分道路の状況が変わるわけです。でこぼこです。雨が降った場合は本当にびしょぬれです、でこぼこしてぬかぬかして。そういったことも考えますと、早目に道路整備はやっていただきたい。これは、稲嶺市長がこういった事業計画に入りまして、地域住民の人は非常に喜んでいるわけでございます。そういった面からいたしましても、早目にそういったことをやっていただきたいと思います。要旨の(1)、(2)第一工区、現在遅れていますよね。第二工区の今後の工程と周辺地域の住民との話し合いはどうなっているか。これは地域住民が私の知り合いですので、これはどのようになっているのですかと。早目に話し合いを持ったらどうですかと、全体の内容がいまだに伝えられておりません。そういった意味におきましては、どうしても早目に地域住民との話し合いを持つべきだと思いますけれども、この辺を伺っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。質問の事項4 名護市の民泊事業についてでございます。これは年々、こういった民泊事業というのは非常に盛り上がりを見せておりまして、伊江島とか本部町もだんだんとそういった事業に力を入れております。しかし、我が名護市は現在どうなっているのか。要旨の(1)現在、名護市で羽地民泊協議会はよく耳にいたしますけれども、名護市においての民泊事業の現況はどうなっているのか。この辺を伺っていきたいと思います。要旨の(2)民泊業に登録されている会員は、つまり簡易宿泊施設の許可証です。名護市全体で何名か。会員は全員営業許可証を取得しているのか、この辺も教えていただきたいと思っております。以上一般質問といたしまして、二次質問は自席よりさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは、私のほうからは質問の事項1、要旨の(1)、(2)、(3)について答弁をいたします。まず初めに(1)について。屋部支所庁舎建設については「1.地域活性化の拠点になること」、「2.防災発信の拠点となること」、「3.児童・生徒の学習スペース、居場所確保」が挙げられております。この3つ目の子どもの居場所については、宇茂佐の森住宅地の急激な人口増が屋部小学校の児童や就学前幼児の増加に関連づけられております。現在、屋部小学校では、一、二年生がそれぞれ4学級となり、新1年生も4学級になると予想されております。このような状況は、屋部川周辺の保育園の増築でもうかがい知ることができます。また昨年4月に供用開始した屋部川にじ公園のロケーションの良さは、公園の児童・生徒の利用と、新しい屋部支所での児童館機能を持たせることによって、児童・生徒だけではなく保護者の交流の場として相乗効果が生まれると想定をされております。このように、屋部地域における児童生徒増の予測を踏まえ、子どもたちが安心、安全な空間で遊び、健康を増進させ、情操を豊かにする子どもの居場所づくりの拠点として、屋部地域において新たな児童館機能を併設した施設の整備を考えております。次に(2)、(3)につきましては、関連しますので一括で答弁をいたします。平成29年度、市において屋部支所整備計画事業が開始されます。その中で、まず1点目に地域振興及び整備の基本方針、2点目に施設の基本計画、3点目に概算事業費整備スケジュール等、4点目に報告書のまとめなどが行われます。このように今後は市が実施する屋部支所整備計画の策定事業の中で、新屋部支所庁舎建設に向けた工程表、場所選定についても議論され、決定されていくものと考えております。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは、質問の事項2、要旨の(1)、(2)について、それから質問の事項3、要旨の(1)、(2)について答弁をいたします。まずは質問の事項2 大西四丁目位置指定道路についてでございます。当該道路につきましては、建築基準法第43条に規定された接道義務を果たすため、同法第42条1項5号により許可された位置指定道路となっております。位置指定道路については、民有地であり私道の取り扱いとなることから、維持管理の補修及び整備は申請時に定められた管理者または土地所有者が行うこととなっております。当該道路においては、ご指摘のとおり過去に要請があり、夢が丘保育園周辺については、家屋が建ち並んでいる状況もあり、道路側溝は設置されてはいたが、砂利舗装のため土砂が側溝へ流入し、排水機能が失われ、生活環境の悪化が見られたことから、地域の代表が地権者などの施工同意を取りまとめた上で、アスファルト舗装をした経緯がございます。ご指摘の箇所については、位置指定道路部分の分筆登記がなされておらず、また側溝も設置されていないことから、道路形態が不明確であること及び地形上の問題もあることから、市が側溝を含めた道路整備を行うことは厳しいと考えております。それから要旨の(2)についてお答えいたします。一般的に位置指定道路については、建築基準法の規定により、管理者が定められており、市の管理管轄ではないため、要請により仮に市が路面の整備をする場合は、土地利用の状況や道路網など総合的な判断に基づき行うこともあり得ると考えております。当該道路については、地権者や地域の協力があった場合には、道路を路面の機能回復を図るため、調整の上、アスファルト舗装をしてまいりたいと考えております。それから、質問の事項3、要旨の(1)宮里大南街路整備事業は、一工区の起点を市道外廓線と市道グラウンド西線との交点とし、宮里中線との交差点付近を終点とする延長280メートルの区間でございます。二工区は、一工区の終点から国道58号カメラのキタムラ付近の交差点を終点とする延長300メートルの区間で、総延長が580メートルの街路事業となっております。一工区の進捗状況については、平成24年度に沖縄県の事業認可を得て実施設計を行い、平成25年度より用地買収、物件補償を行っております。用地の取得状況といたしましては、全体で33筆中、19筆が契約済みであり、残り14筆となっております。物件補償につきましては、全体で49件ありますが、33件が契約済みであり残り16件となっております。工事については、今年度ある程度まとまった事業用地が確保できたことから、延長60メートルの歩道部分の工事を発注しておりますが、道路を横断するボックスカルバートの基礎地盤が軟弱であることが判明したため、その基礎工法の検討を次年度に行う必要が生じ、一部繰り越しとなっております。二工区については、平成28年度に沖縄県の事業認可を得て、今年度実施設計を行っております。実施設計に伴い、擁壁の追加箇所や交差点部の隅切変更などによる区域変更が生じるため、平成29年度には都市計画決定の変更を行う計画であります。その際には住民説明会もあわせて行う予定としております。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 私のほうから質問の事項4 名護市の民泊事業について答弁いたします。まず民泊事業ですが、民泊事業を行うためには、北部保健所の許可が必要になります。先ほど議員がおっしゃいました簡易宿泊所という許可が必要です。これが客室が33平米以上あることということで規定されております。しかしながら、昨今、農家の皆さんの民泊事業ということで規制緩和がありまして、その33平米に満たない面積でも農家民泊として許可が得られるということであります。これは沖縄県北部保健所のほうで全部許可を出すということで、市のほうへの許可の報告義務はございません。市のほうでなかなか件数について把握ができていないという現状がございます。ただ沖縄県北部保健所のほうに問い合わせましたところ、名護市内で111件の許可があります。それが簡易宿泊所としての登録で、そのうちに農業漁業体験民宿に限るということで登録されている件数が32件ございます。これが名護市全体の簡易宿泊所の件数でございます。その中で、先ほどお話のありました羽地民泊推進協議会というのがございます。これは平成24年10月に発足しております。会員数が23件ございます。そのうち簡易宿泊所という免許を取っているのが13件、それから農家民泊が10件でございます。受け入れ実績としましては、本年2月末で受入客数が2,205名、延べ宿泊客数が3,128名。内訳としまして、修学旅行で45校受け入れてございます。そこの協議会に加盟するためには、先ほどの簡易宿泊所、それから農家民泊の許可を取った民泊業者が協議会に加盟できるとなっておりまして、この協議会の宿泊所は、皆さん許可を取っているという状況にございます。それからもう一つ、久志地域交流推進協議会という組織がございます。それが平成25年1月に発足しております。これは登録は14件、この14件全て簡易宿泊所の許可を得ているという状況でございます。実績としましては、本年2月末現在で817名、延べ宿泊数として1,217泊でございます。ここは修学旅行が21校、一般のお客さんで79名が実績として上がっているということでございます。この2つの協議会につきましては、組織がありまして事務局がございます。そういったことで、組織としてしっかり運営をされているものだと思います。それ以外の民泊については、現在そういう組織がないという状況でございます。そういったことを踏まえて、我々市としても観光協会等を通じて、民泊の全体像を集約しながら、今後推進してまいりたいと考えてございまして、今、観光協会等を含めて調整をしてございます。そういったことを、募集をかけてやっていければと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) どうもありがとうございました。では、順を追って二次質問に入りたいと思います。まず質問の事項1 屋部支所庁舎建設についてでございますけれども、これは私、この屋部の児童館というそういったものと、現在名護市民会館の隣に児童センターがございます。児童センターと児童館の違い、子どもたちの知能、年齢等もございます。これはどう違うのか、まだ自分ではっきりつかめていないわけです。これはどう違うのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) 児童館と児童センターの違いということでのご質問ですので、私のほうでお答えをさせていただきます。児童館とは、児童福祉法第40条に定める児童厚生施設の一つであります。児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、または情操を豊かにすることを目的にする施設でございます。児童館の種別には、その設置運営基準により大きく3つに種別されており、「1.小型児童館」、「2.児童センター」、それに「県または広域利用を前提とする大型児童館」となります。ここでは小型児童館と児童センターについて説明いたします。小型児童館は、小地域を対象として、建物には集会所、遊戯室、図書室が設けられ、個別や集団の遊びを通して、児童の自主性、社会性及び創造性を高めるとともに、母親クラブや子ども会等、地域における健全育成活動の助長を図る機能が求められます。利用対象は全ての児童ですが、主たる利用、指導の対象となる児童は、おおむね3歳以上の幼児や小学生が想定されます。職員は2人以上の児童厚生員が配置されます。具体的な活動例としては、自由遊びや読書、子どものためのレクリエーション、親子交流、地区組織活動等が挙げられます。一方、児童センターは小型児童館の機能に加えて、運動を主とする遊びを通して、体力増進を図る機能を有するものであることから、運動活動ができる屋内空間、体育館のような空間の設備や機材が必要となります。児童厚生施設についは、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準により設置運営を行うものとなっております。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) 今説明を受けたのですが、その対象というのは、児童センターでも児童館でも、例えば屋部支所に設置した場合、屋部支所の前に公園がございますよね。図書室とか。全く同じような感じを受けるわけです、説明を受けても。私個人のイメージです。また部長のイメージですよね。これはどのようなイメージの機能が想定できるか。この辺は専門職員の配置を含めて、年齢的にも、具体的にはどのようになっているのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) 児童館に関連する質問ですので、私のほうでお答えいたします。先ほど総務部長の一次答弁にもありましたとおり、平成29年度に屋部支所庁舎建設計画の基本的な構想に取り組むことから、施設の具体的建設内容等はこれからの議論によるものと認識しております。屋部地域は市内でも人口増にあって、子育て世帯が増加し、集合住宅の増加により核家族の進展から、育児支援を必要とする子育て家庭が急増しております。こども家庭部では平成28年6月より、名護市児童センターの出前型として、こどもひろば「まある」を宇茂佐区の協力により毎週宇茂佐地区会館で開催し、就学前の親子を対象に手遊びや絵本の読み聞かせ、工作、レクリエーションなどの子育て支援事業を行っています。また、この事業には地域の方々が支援者としてボランティア活動にも加わり、実施していることから、参加している若いお母さんからは、地域の方々と触れ合いながら子育てをする楽しさについての声が聞かれております。将来の屋部支所庁舎に有する児童館の持つ機能として、このような事業や学齢期の子どもたちへ、遊びの場の提供をイメージするものと考えております。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) 現在、屋部支所管内というのは人口が1万1,120名。羽地地区のほうでも9,663名いますよね。各字に対しては屋部支所管内ははるかに上回っております。そういった中で、やはりそれに見合った、こういった屋部支所庁舎の建設は必要かと思います。先ほど説明がございましたけれども、この児童館、もしくはモデルケースですよね、今回。屋部支所は初めてです。今後、これを見て、まず青少年問題とか、こういった待機児童の問題がございます。これがもしいいケースの場合、各地区ごとにこれは今後とも検討される考えとかはございますか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) ほかの地域の支所でもそういうことをしていくかということですけれども、現在ほかの支所はもう全て建てかえられておりますので、屋部支所が今そういうことになって、そういう話になっておりますけれども、建物ということではなくてやはり児童館の機能を持った、今ある施設を利用しながら、いろんなそういった児童館的な機能も持たせた施設を今後考えていくというところで考えております。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) 平成30年ですか、やがて市制50周年を迎えます。屋部区民が非常にそういった期待をしております屋部支所建設について、ひとつ市制50周年に向けて予定どおり進めてほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に質問の事項2 大西四丁目位置指定道路についてでございますけれども、建設部長、先ほどの答弁で整備は難しいという答弁がございました。でその後、前々から地域住民が何遍か要望して、要請もしております。そういった中で、完全な整備ではなくてもいいです。やはり車の出入り口ですから、これはある程度の補修とか、修理とか、ある程度そういったことはできないかということはどうでしょうか。この辺お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 先ほども要旨の(2)でお答えしたところではありますけれども、まず方向としましては、道路、路面の機能の回復を図るためにアスファルト舗装をしたいと考えてはおりますけれども、その前段として、この道路については、道路区域は分筆がされていないわけです。1筆の個人の土地となっておりますので、まず個人が道路をしっかりと区分をするために分筆をしていただく必要があると思っております。それから、この道路はあくまでも個人の土地でありますので、道路として使用をしてもいいという承諾が必要です。そういった課題をクリアすれば、市としては議員がおっしゃるとおり、この生活の道路として機能しているわけでありますので、そういった条件が整えば、アスファルト舗装をしたいという考えを持っているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) 分筆はされていないと言いましたね。今から一、二年前、地域住民から整備していいという同意を得ているわけです。だから、この地域住民の方々が一生懸命地権者を回って同意を得ました。私は整備事業となれば、そういった弊害があると思います。私が言いたいことは、地域住民の同意を得ている部分ですから、これまでやはり整備とまではいかなくても、ある程度の修繕とかアスファルト、そういったものが必要だと思います。これは今後、仲村建設部長、今回で退職するかもしれません。お土産といたしまして、ぜひ新部長に、引き続きこういったことをお願いして、地域住民と話し合いを持ちながら進めていってほしいと思いますので、よろしくお願いします。次に質問の事項3 宮里大南線街路整備事業について。要旨の(1)、(2)第二工区の住民説明会と今後の事業の進め方について伺いますけれども、第一工区の工事における現在の対応について、また現在いまだかつて電柱も移転していないわけです。そういった状況が起こっている中で、答弁では道路を横断するボックスカルバートの地盤が軟弱であることが判明したため、基礎工法の検討を次年度に行う必要があると言っておられました。これは工事を行うことはいいとして、やはりできる所からやってほしいと。そういったこと全部言っているわけですよね。この辺はどう考えていますか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 現在工事としては、延長60メートルを発注しているところでございますけれども、新年度になりまして現在入り口の所の物件補償の契約が整いつつあります。そこを道路用地として空くことになれば、ある程度まとまった道路用地が確保できますので、できるだけ早く議員がおっしゃるとおり、一括して工事を発注したいと考えております。なお、現在電柱が道路の真ん中に建っているような形態になって、交通安全上も懸念がありますので、そこら辺は早目に電柱を、現在この電柱の移動について沖縄電力、NTTと調整はしておりますので、できるだけ早目に電柱の移動ができるように努力をしてまいりたいというのと同時に、先ほどご質問のありました、できるだけ早く工事も進めたいという考えを持っております。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) この第一工区は、やはり通勤あるいは登校の需要があり、子どもたちが非常に心配でもあるわけです。そういった意味でも、地域住民は大分期待しておりますので、早目に工事を進めてほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に質問の事項4 名護市の民泊事業についてでございますけれども、比嘉産業部参事、今沖縄県下で、例えば南城市とか読谷村とか糸満市とか、行政も一緒になって民泊事業を進めているわけでございます。現在、先ほども広島東洋カープのキャンプは沖縄県でしています。その広島東洋カープの応援団が沖縄に来て、非常に民泊を利用したということも聞いております。このことで私は思うのですが、今、組織的には羽地民泊事業推進協議会がございます。それと久志地域交流推進協議会があります。今非常に盛んなのは、屋我地が一生懸命盛り上がってきています。屋我地は推進協議会はないわけですか。それと、行政側が観光協会とか産業部を合わせて、本当に今後前向きにそういった民泊事業、一応だんだんと上がってきております。そういった中で日本ハムファイターズもここでキャンプを張っています。応援団もたくさん来ます。これをうまく利用して、また東京オリンピックが開催されますよね。それと沖縄県の観光客は多いと思います。将来を見据えた、そういった宿泊施設、そういったことは行政が中心となり検討すべきだと思いますけれども、この辺はそういった観光協会とか、民泊の協議会とか、そういった方と一応話し合い、情報交換会は持たれたことはあるのですか。お願いします。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 屋我地については、今屋我地支所を中心に農業体験の事業であるとか、古宇利島も含めていろんな事業を展開し、組織づくりを今進めております。先ほどのお話ですが、我々としても今後、スポーツ合宿であるとか、それからオリンピック・パラリンピックの事前合宿であるとか、そういったことを考えますと、通常のビジネスホテル、リゾートホテルではとても足りないという状況がございます。そういったことを含めて、早急に観光協会を中心としてその協議会のない民泊の皆さんを集めた連絡網ができないのか。それから問い合わせについてはワンストップ窓口として設置をし、そこから各民泊への宿泊客の案内、それからコマーシャル、それからパンフレット等の作成等について我々と一緒になって早急に進めようということで、常日ごろから情報交換をしてございます。そういったことを含めて、早急にその状況は作っていきたいと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) 現在、やんばるでのこういった民泊事業は民間が行っていますので、行政側も余り積極的に出ていないと思うのですが比嘉参事、でも、修学旅行生を中心に今やっていますよね。北部のほうではタマレンタ企画ですか、こういった会社が請け負って配分していると、各民泊業者に。これは将来に向けて沖縄の民泊も含めて、修学旅行ではなくて、こういったことも本格的に行政が一緒になって検討すべきだと思います。それと現在、沖縄県でも農林水産課が中心となりまして、またコンベンションビューローが中心となって、規約策定をしたということも聞いております。県も立ち上がって動き出しておりますので、この辺はどうしても、もっともっと行政が業者と一体となって、もっと話し合いを持って進めてもらいたいと思います。それと現在、羽地民泊はちょうど金城進部長が産業部長時代に、源河小学校の空き教室を利用しました。これは非常に民泊業者は喜ばれております。そういった意味におきましても、もっともっと積極的に行政もバックアップすべきだと思いますけれども、再度そこのところを教えてください。お願いします。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 我々としても積極的に進めてまいりたいと考えてございますので、次年度、いろんな団体、それから民泊を実施している個人の皆さんともいろいろ調整をして、早急にそういうことをやっていきたいと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員。 ◆20番(比嘉祐一議員) ひとつ大いに頑張っていただきたいと思います。これをもちまして、一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 20番 比嘉祐一議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時57分) 再 開(午後1時30分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。2番 比嘉勝彦議員、一般質問を許します。 ◆2番(比嘉勝彦議員) ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ただいま議長よりお許しが出ましたので、議席番号2番、市民の響、比嘉勝彦、第186回名護市議会定例会の一般質問を行わせていただきたいと思います。本定例会も、また現在世界中で動画再生数約1億回を超える勢いで大ブレイクしているPPAP、ピコ太郎に負けじと、このひこちゃんイラストを掲げて頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。それでは、質問の前に少し気になる案件を述べさせていただきたいと思います。政府は7日、共謀罪の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案の修正案を、自民・公明両党の関係部会にそれぞれ示した。修正案前文によると、処罰対象となる組織的犯罪集団の例として「テロリズム集団その他の」の文言を加えた。政府はテロ対策のために同法案が必要だと主張し、共謀罪の呼称も「テロ等準備罪」に変えたのに、法案にはテロの文言が全くなかったことに批判が出ていた。修正は処罰対象などを定めた条文3カ所と表題1カ所の計4カ所で、「組織的犯罪集団の前」に「テロリズム集団その他」の文言を加えた。法定の法案の目的にテロは追加されず、特定秘密保護法にはあるテロリズムの定義も条文に入らなかった。修正にしても「その他の」と範囲が曖昧で、捜査機関の裁量によって解釈が拡大され、内心の処罰につながるおそれや一般市民が対象になる可能性があることは変わらない。しかし、翌8日の午前、自民党法務部会が共謀罪の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案に「テロリズム集団その他の」の文言を追加し、修正案を了承した。公明党も関係部会で調査後、審査を行う予定で、来週以降に与党政策責任者会議が開かれ閣議決定する予定である。修正案に177の対象犯罪には、組織的威力業務妨害や背任など、一般市民が処罰の対象となる余地がある罪や文化財保護法や会社法など、必要性が明確でない罪も含まれているとされている。それでは一般質問に移らせていただきたいと思います。それでは初めに、質問の事項1 施政方針から。本質問の事項については、例にもれず多くの議員より質問がありますが、私は今回5点について触れたいと思います。よろしくお願いします。質問の要旨(1)(市政運営の基本方針)の中で、「愛媛県今治市と自転車のまちづくりに関する連携協定を締結します。」とありますが、以下について伺います。ア 締結の目的と求める相乗効果とはどのようなものか。イ 自転車のまち名護市ブランドを確立するための具体的な施策は何か。質問の要旨(2)(地域経済の再生と雇用・観光振興)の中で、「名護市特産品認証制度につきましては、引き続き名護市商工会と連携を図り、実施に向けて取り組んでまいります。」とありますが、以下について伺います。ア 地域の認証制度について、関係機関と調整を進める。とありますが、その内容と進捗について。質問の要旨(3)(市民と協働する市役所)の中で、「昨年に制定された「世界のウチナーンチュの日」につきまして、関連イベント等、記念事業を実施してまいります。」とありますが、以下について伺います。ア 実施予定している関連イベント等、記念事業について。イ 広報拡充策について。ウ 記念モニュメント等を設置する考えはないでしょうか。これは後ほど私のほうからも提案させていただきたいと思います。質問の要旨(4)(地域力の再生)から、「屋我地在住高齢者の買い物等を支援し、生活の利便性向上を図ってまいります。」とありますが、以下について伺います。ア 具体的な買物支援策について。イ コミュニティータクシーもしくはグループタクシー導入についての検討について。よろしくお願いします。続きまして、質問の要旨(5)(むすびに)の中で、「我々は当然守られるべき基本的人権の下でこそ、真の復帰を果たすのであり、いまだに国内における構造的差別の中に置き去りにされている間は、本当の意味での復帰を成しているとは言い難いものです。」とありますが、以下について市長の思いや考え方を伺います。ア 構造的差別とは何を指すのか。イ 本当の意味とは何を指すのか。次に、質問の事項2 道路行政について。質問の要旨(1)待望のまちなか域と郊外を結ぶ放射線道路、市道大西大北線が開通する運びとなりました。以下について伺います。ア 当該道路に交差する各交差点(市道大北4号線・柳原中線・宇座線)との付随する歩道、信号機、横断歩道、道路灯の位置や構造及び道路設定速度について伺いたいと思います。イ 旧道路の取り扱いについて。これはオキジムの裏手にある道路の件であります。よろしくお願いします。続きまして、質問の要旨(2)本市域あるいは北部地域において、主要幹線道路等を利用して地域振興やスポーツに関する各種イベント(ツール・ド・おきなわ、NAGOハーフマラソン等々)が盛んに行われています。開催時における道路のあり方について伺います。ア 道路規制等に係る付近住民への周知方法や安全対策について。イ 開催当日の道路規制運用法について。ウ 迂回路設置に関する基本的な考え方について伺いたいと思います。最後に、質問の事項3 文化財について。質問の要旨(1)第182回定例会の一般質問にて、キャンプ・シュワーブ内での遺構及び文化財の調査について伺いましたが、その後の状況について伺います。本質問は昨日、大城敬人議員のほうにも答弁をいただきましたが、重複するようでございますがよろしくお願いします。以上一般質問とし、二次質問は自席にて行いたいと思います。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) さきの通告により一問一答事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。小野雅春 企画部参事。 ◎小野雅春(企画部参事) それでは質問事項の1、質問の要旨(1)のア及びイについてお答えいたします。まず、アの愛媛県今治市との自転車まちづくりに関する連携協定の目的についてですが、今治市はサイクリストの聖地とも称されている瀬戸内しまなみ海道の玄関口として、国内外から多くのサイクリストが訪れ、活況を呈しております。その先進地の今治市との自転車のまちづくりで連携を図ることで、環境、健康、経済、観光、教育、競技など、自転車がもたらす複合的な効果はもとより、今治市が「自転車新文化」と呼んでおります「生きがい」や「友情」など、自転車というツールを通して、新たな価値観を創出することで、市民相互の交流や観光客の増加が図られ、地域の活性化や観光振興に資することを目的としております。次に、「求める相乗効果」についてですが、今治市とサイクルツーリズムに係る旅行商品の造成並びにプロモーション活動、特にインバウンド誘客向けの連携・協力や、今治市と名護市の相互で開催されるイベント等、例えばツール・ド・おきなわでのブース出展によるPR活動等に加えて、当該協定を通した地場産品の販路拡大を図るビジネスの交流、あるいは昨年末に設置しました自転車活用推進法に基づく、市町村自転車活用推進計画の策定に係る相互協力などの相乗効果が期待できるものだと考えております。続いて、質問の要旨(1)のイ 自転車のまち名護市ブランドを確立するための具体的な施策についてですが、昨年、沖縄県文化観光スポーツ部と連携し、県の「健康長寿沖縄プラットフォーム形成事業」のモデル事業として、羽地内海周遊と本部半島一周の2つのコースの認定を受け、JTBガイアレック社の自転車旅行商品「日本を走ろう」として昨年12月から北部・羽地内海サイクリングコースを全国で売り出しており、既に瀬戸内しまなみ海道に次ぐ人気のある旅行商品になっていると聞いております。そのような中で、自転車のまち名護市ブランドを確立するための具体的な施策としましては、まず自転車が安心、安全かつ快適に走れる北部地域の走行空間の整備を国、県、関係自治体と連携して、ハード・ソフト面で推進するほか、北部広域の自転車旅行商品の拡充及び広報活動の強化、自転車競技の合宿誘致、レンタサイクル等の自転車関連事業者の誘致、自転車まちづくりの全国的なシンポジウム開催等により、自転車のまち名護ブランドを確立したいと考えております。さらに将来的には今治市との連携による西日本におけるサイクルツーリズムのゴールデンルートの形成を図ってまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) それでは私のほうから質問事項の1、質問の要旨(2)のア 認証制度について答弁いたします。名護市特産品認証制度につきましては、地域の優れた商品をお墨つきを押して認証し、地域の中小企業、小規模事業者のやる気を後押しする。それから行政や商工会等の信用力及びPR力を活用した仕組みを提供することで、さらなる販路の拡大を後押しする側面的な支援としてこれまで検討してまいりました。その中で、市がどこまで責任をとるのか。それから魅力ある認証制度とするための方策であるとかということを検討し、去る2月22日には、名護市中小企業・小規模企業振興基本条例に基づく振興会議においても、意見交換をいたしております。その中で、名護市商工会においても伴走型小規模事業者支援推進事業において、特産品の認証制度の取り組みが実施されております。この中で、名護市の商工会の観光特産品委員会の中で、「ククルストーリー」と銘打って特産品認証制度を早急に実施していきたいという状況がございます。そういったことで、この特産品認証制度につきましては、独自性、主体性、それから信頼性、市場性、創造性等々で認証していくということで、今議論してございます。我々としましても、この2月22日の振興会議におきましても、商工会と連携して、市としても早急に認証制度の立ち上げについてやっていく必要があるということで意見をいただきまして、そういったことを踏まえまして、平成29年度中には実施をしていきたいということで、明けて4月から商工会と制度について詰めていきながら、早急に認証制度をスタートさせたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは質問事項の1、質問の要旨(3)のア、イ、ウと、質問の要旨(4)のアとイについてお答えいたします。まず初めに、質問の要旨(3)のア、イ、ウです。アについて。「世界のウチナーンチュの日」制定記念事業といたしましては、名護市国際交流協会が実施をしている既存のイベントと連携した形で開催できないかということで考えております。開催日については10月30日を中心に検討しております。具体的にはこれから詰めていきたいと思っております。続きまして、イ 広報拡充策につきましては、市民のひろばや市のホームページを初め、ポスターの作成等で制定の日及びイベントを広く内外に広報していきたいと考えております。次にウにつきまして、世界のウチナーンチュの日の制定の際に作製をしたパネルがございます。このパネルはペルー出身の、平成28年度の名護市海外子弟等研修生がデザインをしたものであります。沖縄の紅型をあしらった大変すばらしいデザインでありますので、そのデザインを生かした形で宣言文を記載した記念プレート等の作製を考えております。設置場所につきましては、各方面からの意見を取り入れ、これから選定していきたいと考えております。次に質問の要旨(4)のアとイについて。屋我地地域の具体的な買い物支援につきましては、高齢者率の高い屋我地地域では、移動手段を持たない高齢者にとっては、買い物ができず生活がしづらい状況がありました。高齢者の買い物支援として「やがじ交通移送支援モデル」を事業化しております。本事業では乗り合いバスとの競合を避けるために、目的地を限定し、無償での運行を実施しております。平成28年度の実績としましては、昨年4月から先月までの11カ月で、運行日数221日、利用者が延べ人数634人となっております。一日平均2.8人の利用者があります。最大で9名の利用者がいる日もあります。ルートといたしましては、屋我地島の5つの各区を回り、羽地の伊差川にあるJAモーレで買い物をしてもらい、その後戻ってくるルートとなっております。一日に回る区は2つの区として、各区を回る曜日を区ごとに決めて、それぞれ週2回、回るようにしております。利用者の方はほとんどが公民館でユンタクをしながらバスを待っており、羽地のJAモーレで買い物後は、折り返し屋我地に戻りまして、自宅の前や近くの駐車場で降車をしております。また、昨年5月の支所移転に伴いまして、屋我地簡易郵便局も支所のほうに移転しましたこともあって、買い物前に郵便局での金の出し入れのために、昨年8月からは支所を経由するルートに変更しております。次にイにつきましては、屋我地地域においてはコミュニティタクシーもしくはグループタクシーの導入については、現在のところは検討しておりません。名護市としましてということですが、担当の部署に確認したところ、現段階で市のほうでコミュニティータクシー、グループタクシーの導入について、検討されているということはないということでございました。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) それでは質問の要旨(5)のア、イについてお答えをいたします。構造的差別とは何を指すのかというお話でございます。構造的差別というのは、いつから誰がどのようなところで使ってきたのかというのは、よくわからないのですけれども、元沖縄総合事務局の職員で、沖縄が復帰のころに、いろんな計画に携わってきた宮田裕さんの日本政府の沖縄差別という論文の中に、沖縄がいかに差別という状況の中に置かれてきたか。いろんな例を示しながら、事案を示しながら説明を加えておりますし、それから元沖縄大学学長の新崎先生は、具体的に構造的な沖縄差別ということでお話をされております。その新崎先生の話の中でも、すぐいきなりといいましょうか、最初にこういうふうに出てきます。「戦後の日米関係は沖縄差別の上に成り立っている」と、言い切って先生はお話をされています。たくさん、いろいろなことを話をされておりますけれども、私もすぐに納得といいましょうか、すぐに理解を得られるものの中の一つに、まずそのサンフランシスコ条約で、日本は主権を回復したけれども、沖縄は米軍の統治下に、いわゆる米軍の支配下に置かれたということから、具体的にいろんな形での県民の差別とも言われる、あるいは人権をも顧みない、認められないという状況がいくつも起こってきたということ等、27年間も米軍の支配下の中に置かれて、その間、日本人でもないアメリカ人でもないという中で、当時のある弁務官は、沖縄の自治は神話だとか、ネズミは猫の許す範囲でしか遊べないだとか、こういう中で、沖縄の人々は暮らしてきたのです。まさしくそれをまた許したのは、いわゆる日本国であるわけです。憲法の適用も、それから様々な法律の適用も受けない。こんな状況が続く中で、日本という国は、世界に冠たる経済大国にまで成長するような繁栄を手にする。ところが沖縄は、今なお国土面積の0.6%に74%近く、今は北部訓練場が返還されたということで70%以上が今でもなお米国基地を沖縄に押し込められているという状況が続いているということがあります。27年間、米軍のもとで沖縄の人々が暮らしている間に、日本本土では非常に大きな動きもいっぱいあります。これまで海兵隊は茨城県に駐留していたものが沖縄にやってくる。本土では関東計画だとかということで、非常に大きな米軍基地の縮小というのがあり、約4分の1に縮小されたと。ところが、その縮小された分が今度は沖縄にそれが移転されて、沖縄は逆にその2倍に増えた。今の70%というのはそういう結果が今なお続いているということです。そういう中で、我々は今、辺野古の問題も抱えているわけですけれども、その辺野古の問題の中でも、私たちが一番問題にしなくてはいけないのが、施政方針でも三権分立の話もいたしました。司法も沖縄を救ってはくれないということ、国防、あるいはその米軍関連についてはほとんど審議の対象にもしないという中で、地方も…これは例えば飛行停止というのは沖縄だけではなくてほかの所でもあるわけですけれども、しかしほとんどの裁判というのは、沖縄にかなりの例がある中で、そういうことを認めてくれない、いわゆる沖縄県民の人権も認められないという状況があって、やはり司法も救ってくれない。それから立法という、いわゆる国会というところでは、いろんな法律が決められていくわけですけれども、今なお、我々が間近に控えているといいますか、直近にあるものとして、駐留軍用地特措法というのがあります。これは1952年に制定されたものですけれども、それは改定、改定の中で1982年には、このときには、沖縄特措法といわれる、いわゆるそれは沖縄にだけ適用されるような法律が約90%、9割の国会議員の賛成を経て可決されたということがございました。そのときに…皆さんもある記憶にあると思いますけれども、野中広務委員長です。この本会議での委員会報告の最後に、こんなことを話しています。「この法律がこれからの沖縄県民の上に、軍靴で踏みにじるような結果にならないことを、そして私たちのような古い苦しい時代を生きてきた人間は、再び国会の審議が、どうぞ、大政翼賛会のような形にならないように若い皆さんにお願いをして、私の報告を終わります」と言っています。いわゆる大政翼賛会というのが、実は今の安倍一強と言われる中でも、それに近いようなことが行われているのではないか。あるいはあらわれているのではないかということが引き継がれてきている。あるいは行政、三権分立の内の行政、これはもう内閣が代表するわけですけれども、沖縄の軍用地問題については、県民の声を聞いてとか、あるいは寄り添いとか、丁寧に説明とかこんな話をよく口にするわけですけれども、しかし実際は聞く耳も持たない、あるいは無視されて、今では地方自治をも脅かされるような状況。いわゆる三権と言われる全てが、私たち沖縄では非常に重たいといいましょうか、沖縄を救ってくれないという状況にある。そういう意味では、もう本当に構造的という意味では、本当にもう全ての面で私たちは大変厳しい状況にあると思います。またそれを許しているという日本国民といいましょうか、その姿もあるのではないかと思います。いわゆるニンビーという言葉もありますけれども、できるだけ関わりたくない。あるいは遠いよその出来事だとか、そういう意味での無関心というのが今の現状を助長するといいますか、そういうこともいわゆる「構造的」という中に入ってくるのではないかと思います。例を挙げればもっといろいろあるわけですけれども、これらのことを先ほども申し上げたことでも、構造的ということについてはしっかりと説明がつくのではないかと思います。それから、イの本当の意味とは、ということがありますけれども、今お話したようなことが全部改善をされて、沖縄の人たちも他県の人たちと同じように同じ扱いをされて、そして同等の権利といいましょうか、生活を享受できる社会を築いていく、あるいはそういうことが約束された状況が本当の意味で、我々はその動きをしたということで、喜ぶことができるのではないかと思います。施政方針に表現をした構造的差別とか、本当の意味とはとかというのは、今お話ししたようなことで、ご理解をいただければありがたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) 大変ありがとうございました。特に市長、思いを語っていただきましてありがとうございました。質問事項の1の中のほうから、特に市長に述べていただいた件から二次質問をさせていただきたいと思います。質問というのは、私の思いを一緒に聞いていただきたいと思います。やはり市長がおっしゃっていたとおり、27年間の米軍支配下に置かれた沖縄県の状況、やはりそういうものをしっかり今後国は保障していただきたい。そういう思いであります。今までその27年間で沖縄県が相当に強いられてきたこと、それを逆に本土はその分助かってきたのです。ですから今度は沖縄県のこの27年間を早く取り戻していただくために、そういう本当の意味を示していただきたいと思っておりますので、一緒に頑張ってまいりましょう。よろしくお願いします。それではまず、小野企画部参事。先ほどいろいろ瀬戸内しまなみ海道のお話も含めて答弁いただき、ありがとうございました。そこでお伺いしたいのですが、なぜ今治市を選定されたのか。その論拠、根拠がございましたら教えていただけませんか。 ○屋比久稔(議長) 小野雅春 企画部参事。 ◎小野雅春(企画部参事) 冒頭申し上げましたように、サイクリストの聖地と、もう既に言われていたものですから、そちらを視察調査するのがまず先だろうということで、台湾という所もございましたが、今治市を優先して昨年7月に市長を先頭に視察を行って、その結果、9月に視察報告会がございまして、その後に先ほど申し上げましたように、沖縄県のほうから、健康長寿プラットフォーム形成事業の認定を受けるということで、そういう追い風があったものですから、今治市のほうからもぜひ連携しないかという申し出があって、連携締結の運びとなった次第でございます。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) ありがとうございました。まさにサイクリストの聖地ということですね。日本本土、沖縄を含めて各県にはたくさんのサイクル自転車ロードとかそういうのを施策として抱えている自治体があります。しっかり今後、その連携のもとに広めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。それからブランド品、特産品ですが、平成29年度中には計画策定したいということでありますけれども、先ほど、名護市商工会との連携を密にしているようですが、名護市観光協会との連携というのは考えられておりませんでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 先ほど名護市商工会がこういう事業の中で取り組んでいるということでしたけれども、もちろん名護市観光協会を含めてこの事業については実施しています。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) やはり物だけではなくて風景とか、先ほど話した中にありました。そういったものもブランドの一つであります特産品ですから、それもしっかり観光協会ともタイアップさせていただきたいと思っております。よろしくお願いします。それから質問の要旨(3)世界のウチナーンチュの日の制定に関してですが、これはモニュメント、その当時ペルー出身の方が紅型をアレンジしたものを作っているということで、それを利用していきたいというのですが、大体、形、大きさによってそのモニュメントは変わってくると思うのですが、そのモニュメントをもし、オブジェであろうが何であろうが、それを設置するとかそういうことはあるかと思うのですが、どの辺あたりに設置したいとお考えになっているか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) モニュメントということではないのですが、記念プレートみたいなものですけれども、それについてはまだ正式に決まっておりませんけれども、まず市役所であったり、国際交流会館の一角であったりということは、今考えています。そして、外という話もありますので、その辺についてはどの辺がいいかということを含めて、21世紀の森公園のほうということもありますけれども、それについてはまた今後話を詰めて、検討していきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) できれば像を造っていただきたいと思います。それができましたら、やはりそこから世界へ発信したいということもありますし、名護市の交流会館あたりはどうかということで進めていただきたいと思います。もしそれができない場合は名護市民会館前ということで、やはりたくさんの方が訪れる所、ここから発信していくという意味を込めて、しっかりとそこのほうに建立できたらと思っておりますのでよろしくお願いします。要旨の(4)につきまして、これは金城隆議員からいろいろあるかとは思いますので割愛させていただきます。議長、次の事項お願いします。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは質問事項の2、質問の要旨(1)について答弁をいたします。アでございます。都市計画道路大北大西線街路は、平成18年度に北部振興事業により事業採択され、一工区については、九年又線との交差点から宇座線との交差点までの区間、延長約440メートルを平成21年度に完成し、その後北部活性化事業として平成22年度から平成23年度にかけて、大北4号線との交差点から国道58号高架橋下までの区間、延長240メートルを完成しております。また、平成23年度に社会資本整備総合交付金事業。平成24年度から平成28年度の沖縄振興公共投資交付金事業にて、宇座線との交差点から大北4号線の交差点までの区間、延長380メートルが今回完成をし、おととい3月6日に開通式を行ったところでございます。議員ご質問の大北大西線の交差する道路で、歩道や横断歩道、道路灯を設置する交差点は、大北4号線との交差点、宇座線との交差点がございます。どちらの交差点も歩道、横断歩道については設置されております。道路灯については、一部繰り越しをし、4月に完成、設置が完了する予定となっております。また、信号機と速度標識の設置については、公安委員会の判断になりますが、今回の開通に当たっての安全対策として、名護警察署と協議をした結果、優先道路を明確にするための区画線の設置と、「交差点あり」の看板設置、交差点付近の車線区分の白線上にポストコーンの設置を行っております。信号機の設置については、開通後、ピーク時の交通量を調査して名護警察署へ報告し、できるだけ早く設置できるようにデータを提供することとなっております。イについてお答えいたします。大北大西線の整備に伴い、市道宇座線との交差点に取りつく、市道知真嘉線は、5差路の形態となり危険であることから、住宅が張りつかない一部の区間については、通行どめとなり、新たに大北大西線に取りつけした箇所からの通行となっております。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 私のほうから質問事項2、質問の要旨(2)のア、イ、ウについてお答えいたします。一般道路を使ったスポーツイベントにおいては、道路通行規制が必要であり、地域住民や関係機関、事業者などのご理解とご協力のもとに開催をさせていただいております。その中で、ツール・ド・おきなわ大会開催に当たりましては、大会運営の事務局を行っているNPO法人ツール・ド・おきなわ協会において、道路規制に伴う安全対策や周知活動が実施されております。アについてですが、道路規制等に係る付近住民への周知方法や安全対策につきましては、大会ホームページ、新聞の折り込みチラシ、ラジオ、地域広報誌などを活用するとともに、道路表示板や告知看板などの設置、バス、タクシー、トラック、レンタカー協会等への交通規制チラシの配布を行い、市内外への周知を図っております。また安全対策として、レース部門の全てのコースに消防団員や地域ボランティアによる立哨員を配置して、道路規制に係る安全対策を徹底するようにしているとのことでございます。次イについてですが、開催当日の道路規制の運用につきましては、事前に各道路管理者との協議を経て、許可を受けた後に交通規制を行っております。その中で、交通量が多い箇所については立哨員に加えて警察官や警備員の配置が行われております。ウについてですが、イベント開催に伴う迂回路設置の基本的な考えにつきましては、地域住民の生活に支障がないよう十分配慮して迂回路が確保されなければなりませんが、イベントの実施に当たっては、道路管理者と協議して、迂回路案内板を設置するとともに、交通誘導員を配置して、特に国道58号の横断においては、交差点付近に迂回路までのチラシ配布を行い、車両を適切に迂回路に案内するよう大会事務局で対応しているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。
    ◆2番(比嘉勝彦議員) 両部長、大変ありがとうございました。まず大北大西線のほうから。先ほどポストコーンを立てて、優先道路、道路の主従関係を確認させていただくということがありましたけれども、どうも現地を確認した中で、余りにもたくさんポストコーンが立ちすぎて、逆にわかりづらいということがありました。それできのうも前を走っている車の後をついていくと、すんなり交差点の中に入っていってしまうのです。なかなか止まらない。そういうこともありまして、これは法的に可能であればお願いしたいと思いますが、主道路のほうはグリーンにしていただきたい。それから従道路、要するに停止、ストップする側、そこのほうは赤で。現在のポストコーンをやるとか、そういう形で設置するということはどうでしょうか。いかがなものでしょう。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) ポストコーンにも、確かに赤とかグリーンの色のポストコーンがあります。それを分けて主従関係をはっきりさせるというのも一つの手かもしれませんけれども、それが一般社会で認知されているかどうかもよくわからないところがありますので、現在置かれているポストコーンについては、警察と協議をして、警察の指示のもとに、この場所でこういった数だと協議をしてから設置したものであります。しかし、車の運転手のほうから見ればわかりづらいということも多少あると思いますので、その辺は、提案も含めて、再度、中で検討してみたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) そうですね。ぜひとも、大事故に至らない前にその辺の改善策を立てていただきたいと思っております。よろしくお願いします。それから質問の要旨(2)の件です。特に、ツール・ド・おきなわ開催時に、国道58号バイパスのほうがかなりの渋滞、そして、実は先ほど金城進部長がおっしゃっていましたけれども、地域の住民の合意のもとで事前に市内外の方には、大会ホームページ、それから新聞等々でお知らせしますということですが、実際現場に行きますと、その当日は観光客がいらっしゃいます。それで観光客が、バイパス、国道58号から外へ出られない。しょっちゅう街中をぐるぐる回って、相当非難を受けた状態でありました。そのためにも、これもまた建設土木課のほうにもかかるかと思うのですが、国道58号のほうに、もう1カ所当たり、アンダーパスかオーバーパス、今現在伊差川の交差点付近にアンダーパスが1本あるのみですから、なかなかそれでは用が足りないのではないかということで、将来的には都市計画の中、道路計画の中にもアンダーパスはちょっと厳しいと思いますので、オーバーパス、橋梁、跨線橋(こせんきょう)という格好で造っていただければ、その辺もしのげるかと思いますので、よろしくご検討をお願いいたします。これに対しては答弁よろしいです。ご検討をお願いしたいと思います。議長、次の質疑をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは質問事項の3、質問の要旨(1)について答弁をいたします。キャンプ・シュワーブの文化財調査は、平成28年度も前年度同様に文化庁の補助事業で、仮設道路、作業ヤード、水路切りかえの計画予定地を調査いたしました。平成29年2月28日に、平成28年度の調査を終えております。平成28年度は約90地点の試掘調査と10地区の踏査を行いました。現在調査報告をまとめているところでございますので、詳細について述べることはできませんけれども、本調査を実施しなければならない遺跡があると考えております。平成29年度も文化庁の補助事業で陸域の未調査地区や海域の文化財調査の実施を予定しておりますが、実施に当たっては、沖縄防衛局及び米軍との調整が必要となります。現在、沖縄防衛局と今後の計画について協議を行っているところであります。名護市教育委員会といたしましては、未調査地区や海域の文化財調査を行う必要がある旨を沖縄防衛局へ伝えているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) 中本次長、大変ありがとうございました。この質問は、先日大城敬人議員のほうにもご答弁なさった件でございますが、実は、この辺野古地先においては、7カ所以上指定されている遺跡群があるということは皆さんご承知だと思うのですが、確かまだまだ、海底、海浜にはさぞかしたくさんの遺構、遺跡が眠っているのではないかと思っております。それで先ほど中本次長のお話の中に、平成29年度も国庫補助を受けてその旨の調査を始めていきたいとのことですが、今、わかる範囲で結構です。大体いつごろから取りかかれそうかということでして、今、まずその辺の進捗をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 今調整中でございますので、準備ができ次第調査に入りたいということで考えております。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) 調整をして、早目に取りかかっていただきたいと思います。そこでお願いもありますが、実はこの調査に入るときに、名護市議会としての立ち入りとかそういったものは交渉できませんでしょうか。ひとつお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 米軍基地内への立ち入りにつきましては、事前に立ち入りの申請を行わないといけないというのがございまして、今回の調査員についても事前に立ち入りの申請を行っているところであります。ですから、議会として立ち入りを求めたいということでありましたら、また議会のほうから申請のほうをよろしくお願いしたいと考えているところです。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員。 ◆2番(比嘉勝彦議員) これは議会のほうから申請すれば可能だということで理解してよろしいわけですね。では我々も、しっかりと、やはり現場へ行ってそのものを確認するというのが議員の本望でありますので、我々名護市議会もしっかりとそのような計画をして、その現場に立ち入って見ていきたいと思っております。やはり先人が築いたこの遺物、文化、歴史を後世に引き継ぐためにも、我々はやはり市民の生命、安全、そして財産を守るためにも、しっかりとそういう立場の上からやっていきたいと思っておりますので、今後一緒に頑張ってまいりましょう。少しばかり時間を残しました。これをもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 2番 比嘉勝彦議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時24分) 再 開(午後2時35分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。5番 金城隆議員、一般質問を許します。 ◆5番(金城隆議員) 皆様、こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきましたので、議席番号5番、あけみおの会、金城隆、第186回定例会の一般質問をさせていただきます。質問事項の1 名護市新球場建設について。要旨の(1)キャンプ打ち上げの懇親会の席で、日本ハムファイターズ球団側からの要望で、屋外ブルペンの整備の件が提案されたとのことですが、当局の対応についてお伺いいたします。要旨の(2)これまでの事業説明や会派の勉強会などにおいても、ナイター照明設備に関しては、検討中とのことでありましたが、今回の工事で実施するのか、当局のお考えをお伺いいたします。要旨の(3)今回の建設工事の総予算についても、明確な提示がありませんでしたが、総工事の予算額について、また、その財源はどのように確保されるのか、お伺いいたします。質問事項の2 市内の公共施設の耐震化についてであります。要旨の(1)2月11日付けの沖縄タイムスの新聞報道によると、災害時における「指定避難所」としている県内の各市町村の施設784カ所の中で8%の62施設が、耐震化されていないとのことですが、その中で、我が名護市においては、まだ調査中との報道がありました。その調査状況についてお伺いいたします。質問事項の3 名護市新堆肥センターについて。要旨の(1)市長の施政方針の中で、2月より堆肥製造をしているとのことでありましたが、その前にプラントメーカー立ち会いのもと、試運転を行って、供用開始にもっていきたいとのことでありましたがが、試運転による試作品の結果についてお伺いいたします。またデータがあれば提出していただくように、お願いいたします。質問事項の4 名護市の市民所得についてであります。要旨の(1)昨年度の県民所得は210万円で前年比4.1%増となっておりますが、その中で名護市においては県内41市町村のうち29位で194万3,000円、11市の中では7位ということであります。北部やんばるの中核都市としては大変厳しい状況でありますが、今後の名護市民の所得向上に向けた対策に取り組む必要があると思われますが、当局の考え方についてお伺いいたします。質問事項の5 市民からの要望についてでございます。要旨の(1)昨年11月30日の屋我地地域で行われた市民意見交換会の中で、饒平名区の上原区長より、旧屋我地中学校グラウンド西側にある饒平名・我部地域の排水門の修繕をしていただきたいとの要望がありましたが、市当局の対応についてお伺いいたします。要旨の(2)ナングスクの桜は老木がかなり多くなっていて、植えかえができないものかということで市民からの要望がありますが、市当局の対応についてお伺いいたします。以上、一次質問とし、二次質問については自席より行いたいと思いますので、答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 通告者より一問一答の事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 質問事項の1、要旨の(1)から(3)について答弁をいたします。ご質問の屋外ブルペンの整備の件についてお答えいたします。屋外ブルペンにつきましては、平成11年9月より供用開始をしているイベントドーム21を使用し、5レーンで投球練習を行ってきております。約17年余り経過する中で、天気が悪くなると暗い、レーン数が少ないなどの改善要求があり、市では平成26年度には照明の増設、膜構造屋根の清掃などを行ってきましたが、いまだに同様の意見が出されております。また、近年、他市の状況を見ると、一般的にピッチャーマウンド側とキャッチャー側で建物が独立し、自然光を取り入れる工夫がされるとともに、レーン数についても県内キャンプ受け入れ自治体の過半数は6レーン以上を有するものが整備されております。本市の対応といたしましては、再整備ができないか検討をしているところであり、既に沖縄県と協議を行っているところであります。しかし課題もありますことから、引き続き協議を行い、整備に向けて取り組んでいきたいと考えております。次に要旨の(2)についてお答えいたします。ナイターの設備につきましては、経済建設常任委員会による所管事務調査として、議論していただいているところではありますが、過去のナイターの利用状況の面からかなり厳しい結果になっていると説明させていただいており、新球場のナイター設備については、未設置も視野に検討しているところであると報告させていただいておりました。しかしながら、照明のタイプを水銀灯からLEDに変えることで、約2割の消費電力の抑制につながることや基本使用料についても、ネーミングライツなどでの収入、さらに本市スポーツ合宿等支援助成事業などによる利用者の伸びなどを考慮すると、現状よりは費用対効果の改善が図れるものと考えられますことから、設置する方向で設計に取り組んでおります。今後は、ナイターの稼働率をさらに上げる方法や市民利用の促進、方策を検討していきたいと考えております。次に要旨の(3)についてお答えいたします。本年度につきましては、工事を発注するために必要となる実施設計を行っており、今回、建築工事の総予算についても同業務で算出することになっております。しかし、同業務の工期が3月末日であり、設計書の精査中であり、総工事費についてははっきりと申し上げることはできませんけれども、おおむね35億円以上になると考えております。財源の確保については、平成28年度は社会資本整備総合交付金・都市公園事業費補助事業により実施設計を行っております。建築工事については、複数年にまたがることから、全体設計の承認を受けて契約することになります。単年度の財源につきましては、それぞれ単年度の4月に出される内示で財源確保が確認できるとなっております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ブルペンの件では、私も日本ハムファイターズの方から聞き取り調査もいたしましたけれども、今のブルペンでは、テントで覆われているために、非常にキャッチャー側からもピッチャー側からも見えづらいということで、これを何とかくにがみ球場並みのブルペンにしてほしいという要望がありました。またその中でも、ブルペンの中に附帯施設としてトイレ、それと簡単な手洗い場、それとマウンドを補修する土の保管庫など、何点か要望もありました。それについては、日本ハムファイターズのほうからも市長のほうに申し上げているということも聞きましたけれども、それは情報として入っていますか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 日本ハムファイターズと市との設計の協議については、窓口を一本化しようということで、日本ハムファイターズとも調整をしているところでありますけれども、先ほどおっしゃいましたブルペンに付随するトイレ、それから手洗い場、土の保管庫については、今のところ日本ハムファイターズからの要望といいますか、そういった要請はございません。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) これについては、くにがみ球場のブルペンの中にはトイレもあるということを聞いておりますので、検討事項としてぜひ考慮していただきたい。それと投球レーンの数ですが、日本ハムファイターズさんは最低6レーン欲しいということで言っておりました。またできれば8レーンをやっていただければということでもありました。そのブルペンで、皆さんが考えられているのは、今のテントドームをそのまま取り壊してその場所で建設をやる予定でしょうか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) ブルペンの位置については、最終的な決定ではありませんけれども、今の方向としましては、現在ございます21世紀の森イベント広場、あそこの位置でブルペンを造ったらどうかという話になっておりまして、現在、このブルペンのレーン数が5レーンだったと思うのですが、6レーンについてはなんとか少し改良をすればできるという報告も受けておりますので、できるだけ日本ハムファイターズの要望に応えていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) このブルペンの色についても、ボールが見やすいように、これはくにがみ球場のブルペンですが、今のブルペンは非常に後ろが全部解放されているものですから、なかなかピッチャーのほうからボールが見づらいと。キャッチャーからもピッチャーの手の出所が非常にわかりにくいということで要望がありましたので、塗装についても考えていただきたいということでありましたので、これも検討事項の中に入れてもらいますようによろしくお願いします。それではナイター設備の件です。これは、コザしんきんスタジアムのほうに我々も調査に行きましたけれども、その中で、コザしんきんスタジアムはもちろんLEDでやられているわけですが、問題は、平日の貸し出しする方法が全照明の50%を貸しているそうです。そして料金もその分安くなるということで、稼働率が今90%になっているわけです。今、名護市の稼働率としては何パーセントですか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 名護球場のナイターの稼働率でありますけれども、これは平成24年度から平成27年度の4年間の使用状況で言いますと、利用回数が36回となっておりまして、月にしますと0.8回、それから年9回の稼働率となっておりまして、利用率が非常に低いと。原因はいろいろとあろうかと思いますけれども、今回新球場でナイターを設置する場合については、先ほども申し上げたとおり、水銀灯からLEDに変えてナイターの使用料金を下げられる工夫をするとか、それからフルで電気を点灯するのではなくて、段階的にできるような仕掛けも当然考えながら進めていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) コザしんきんスタジアムの利用率が高いというのは、料金が非常に安いと。平日のグラウンドの使用料が1,500円、それとナイター設備の4基ある中で、民間に貸している中では2基を使って、それも50%落としているということで1時間7,200円だそうです。名護球場は今いくらで貸しているか私もわからないのですが、名護球場は、ナイターは全照明をつけているのですか。全照明でやった場合いくらになっているのですか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) コザしんきんスタジアムが1時間7,200円というお話でございましたけれども、名護球場の現在のナイターの使用料金は1時間5,500円となっております。それから球場の使用料は500円、合わせて6,000円になります。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 使用料が高いのにコザしんきんスタジアムのほうが稼働率がいいというのもちょっとおかしいと思いますが、職域とか一般の方々に周知徹底していただいて、なるべく稼働率を高めていくようにお願いしたいと思います。それでは要旨の(3)、今回の予算は35億円ということであるのですが、これは全工事、外構も、もちろん芝も含めてということですよね。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 球場建設にかかわる外構も含めて、おおむね35億円以上ということでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 先ほど言いましたナイター設備も入れてのことですよね。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) ナイター設備も含んでおります。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 新球場については、全市民が非常に期待をしているところでございますので、また日本ハムファイターズは昨年度日本一ということで、非常に選手の皆さんも頑張っていらっしゃいますので、その期待に応えられるように市当局も頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは質問事項の2、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは質問事項の2、要旨の(1)市内の公共施設の耐震化についてお答えいたします。従来の災害対策基本法においては、切迫した災害の危険から逃れるための「避難場所」と避難生活を送るための「避難所」が必ずしも明確に区別されておりませんでした。東日本大震災を経て改正された同法において、切迫した災害の危険から逃れるための「緊急避難場所」と、一定期間滞在し避難者の生活の場を確保するための「避難所」が明確に区別されております。本市では、まず切迫した災害の危険から逃れられる「緊急避難場所」の指定を行い、ハザードマップへ掲載し、市民への周知に努めております。議員からご質問の「指定避難所」については、市内公共施設の各災害に対するポテンシャルの調査、立地場所とか、耐震性、収容人数、保有設備、電源の供給方法等を実施後、指定の予定をしております。災害に対する他市の状況を見ましても、「指定避難所」は小中学校を中心に指定されておりまして、幸い、名護市につきましては小中学校の建てかえが今年度でほぼ完了することから、耐震性については問題ないと考えており、その他の条件を勘案し、次年度以降指定に向け調整を進めていきたいと考えております。なお、指定を完了した施設につきましては、次年度に修正を予定している名護市地域防災計画へ登載する予定となっております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) この指定をも名護市はやっていないということで、きょうの新聞報道にもあります。またきょうの朝のラジオニュースでもこれが大きく言われております。この13市の中で「指定避難所」をやっていないのは名護市を含む何カ所だけなのです。そういう意味では防災、今の我が国の、日本の状況において、いろいろ自然災害が起きている中で、なぜこんなに名護市が遅れているのか。その理由についてお答えください。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 「避難場所」と「避難所」というのは違うのです。「避難場所」というのは、災害が起こった場合にすぐ逃げて一時避難をするという、その場所については名護市は全部指定をしております。そしてハザードマップにも掲載をして、市民にも知らせております。「避難所」というのは、そこに一定期間避難をして生活をするということがありますので、どうしてもトイレや水、そういった生活をする場所のいろんなインフラがそろっていないとなかなかできないので、そういう等がそろっているのはやはり学校であったり、公共施設であったりというところですので、その辺がまた今、名護市は耐震化の問題もありまして、そういうことで遅れておりますけれども、いずれにしても学校は耐震化になりますので、平成29年度から随時「避難所」として生活ができるような、「避難所」として指定をしていくということで今検討しているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) この避難指定ということでは、これは各自治体全部同じ条件ですので、そういう意味では、早く指定していただいて、これを市民に周知徹底するということでやっていただきたいと思いますがいかがですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 先ほど一次答弁でも答弁したとおり、平成29年度から早急に指定をして、市民に知らせる、あるいはまた防災計画の中にも掲載をしていきたいと、そのように考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 先ほどの答弁の中で、各小中学校をその場所に充てるということでありましたけれども、小中学校はいいのですが名護市の公共施設、市民会館とかそういうところは全然入らないのですか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 市民会館、21世紀の森体育館を含めて、そういう大きな公共施設、まずトイレとか水があったり、そういういろんな調査がありますので、それにかなうところであれば指定をしていくということでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 議長、次の質問事項3、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) それでは質問事項の3 新堆肥センターについて、要旨の(1)試運転による試作品の結果について答弁いたします。まず試運転としましては、施設引き渡し前にプラント設備工事の施工者である共和化工株式会社・有限会社丸正工業特定建設工事共同企業体がプラントのテスト運転を行ったところ、機械類も順調に稼働し、発酵温度の条件である65度以上となっていたことから特に問題はありませんでした。平成29年2月から指定管理者となりました農業協同組合が堆肥製造を開始しております。現地踏査の際に説明があったかと思いますが、現在戻し堆肥の製造ができたところで、でき上がり堆肥の成分分析、肥料登録等は4月から5月にかけて行う予定とのことですので、そのデータがわかり次第、市に提供するよう求めたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) この堆肥センターについては、昨年の12月定例会でも議員の方から言われておりましたけれども、試運転について試作品もできないうちに、検査合格はしているのですが、当然試運転等をした場合は、試作品ができて、皆さんが言ったこの業者を選定するときに何パーセントのこれができますということであったと思います。いろいろチェック項目がありましたが、それをクリアしたのかどうか、それをお答えください。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) 確かにその試験的につくった堆肥はございましたし、それについての分析はされております。しかしながら先ほど申しましたように、共和化工株式会社さんの別の会社が別の様式でつくった試作品ということもありまして、今回JAさんが、作成方法というのでしょうか、異なるものですから、議員がおっしゃる成分分析という意味では、JAさんのものができ次第、それをもって提供したいとお答えしたところであります。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) このプラントについては共和化工株式会社さんのプラントでありますよね。共和化工株式会社さんのプラントのやり方で、共和化工株式会社さんの堆肥ができると僕は思っていたのですがこれは違うのですか。そうなると、JAさんの方式とはまた違うと思うのですが。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) プラントの条件としましては、特殊な菌を用いなくてもできるようなシステムにしてくれというオーダーをかけてあります。しかしながら共和化工株式会社さんについては、特殊な菌を用いる工法を使っております。したがいまして、設備としてはその菌を用いなくても使える施設にはなっておりますが、試作という段階で作成されたものが引き渡し前ですので、共和化工株式会社さんの独自の手法で作成されておりましたので、今回、JAさんの成分分析が終わりましたら、JAさんの仕様に基づいた結果ということでお伝えしていこうということでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) せんだって現地踏査、議員の方々もやりましたけれども、この中で換気設備が一つもない。そして工場の上の、プラントの上のほうも、屋根の両サイドに窓みたいなものがあるのですが、あれも全部閉めきられたままで、アンモニアがこもった中で作業員が作業をされているということで、私も議会の始まる前に一度行きました。現場に行った中で、ふだん、日中は入り口はあいていますから空気は入ってきますけれども、夜は閉めきりになるわけですから、その中であの発酵している状態と、またアンモニアも発生している状況の中で、朝、従業員が入ってくるときは大変な臭さで入れないと言っていました。そういう意味では強制排気をつけないと、あれは大変なことになると思うのですが、そのプラント、共和化工株式会社さんから何もなかったですか。設計の中にも入っていないですか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) 私も現場に行きました際にそのことにつきましては、現在運営しているJAさんから伺っております。1番奥になりますか、最初の原料を搬入する部分、そこの高窓の部分がはめ殺しになっているということがあって、せめてそこの窓の部分をどうにかできないかという話はいただいております。新年度になりますが、そこの部分を網戸にするか、あるいはルーバー式にするかという検討も、今、あわせて進めているところですので、その部分は改善してまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 今度退職される大城博和課長においては、新たな堆肥センターが一番最後の大きな仕事となったわけですが、この堆肥センターの設置目的について、改めて伺いたいと思いますが、お答えください。 ○屋比久稔(議長) 大城博和 農政畜産課長。 ◎大城博和(農政畜産課長) 設置に関しましては、皆さん、ご協力いただきまして本当にどうもありがとうございました。堆肥センターの設置目的、畜産のふん尿処理などの環境保全による畜産業と地域の調和を保ちつつ、また本施設でつくられた堆肥による田畑の土づくりによって、生産性の向上に寄与する。そして環境にも配慮した循環型農業による農畜産業の活性化を図ることを目的としております。機能高度化によって良質な堆肥を供給する施設として、これからも整備された結果がぜひ生産振興に生かされるように期待しております。よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 大城農政畜産課長については、農業委員会事務局長、農政畜産課長を歴任して、また私も委員となって細かい点までいろいろ教えていただきました。本当に長い間ご苦労さまでした。ありがとうございました。それでは質問事項の4、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) それでは私のほうから質問事項の4、要旨の(1)についてお答えいたします。平成28年6月に沖縄県が公表しました平成25年度の沖縄県市町村民所得において、1人当たりの市町村民所得につきましては、沖縄県平均が210万2,000円で、本市の状況を見ますと、議員ご指摘のとおり1人当たりの取得は沖縄県平均を下回る194万3,000円となっております。県民所得の構成内訳は3つございまして、雇用者の報酬、それから財産所得、企業所得となっております。名護市は対前年比で見ますと5.1%増加となっておりまして、その要因としては企業の所得の増加が大きくて、対前年比で15.8%増加しているということになっております。そういったことから企業の収益を増加させることが市町村民所得に大きく関係する部分がございますので、名護市の中では民間事業者の90%以上を占めている中小企業、小規模企業の支援をする各種施策を推進するとともに、市の主要な産業でございます農林水産業、それから観光産業などの分野についてもさらなる所得向上に向けて取り組んでいく必要があると考えております。具体的な取り組みでございますが、これまで各種基盤整備に取り組んできました北部振興事業において、定住条件の整備と所得向上というのが大きなテーマとなっております。そういったことから名護市の中では所得向上の機会となる企業誘致によって雇用確保を積極的に取り組んできたところでございます。また、平成29年度の取り組みとしましては、施政方針の中にありますが、「地域経済の再生と雇用・観光振興」という柱と「強い元気な地場産業」という柱がございまして、それぞれの施策の柱の中に主要な事業を予算化しております。もう一つ、地域力の再生の中でも屋我地地域、羽地地域においては、コミュニティービジネスというものを視野において地域づくりが取り組まれております。これにつきましては、今後進展する過疎化や高齢化の中で、地域の新たな所得、収入源となるコミュニティービジネスを興すことも名護市にとっては大きな力になっていくのではないかと期待しております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 市民所得については、11市の中では那覇市がトップで、その次が浦添市、あと石垣市ということになっておりますが、那覇市、浦添市は、それぞれ第3次産業、サービス産業など、非常に発展しているわけですが、我々北部、やんばるは、どうしても第1次産業が今衰退しておりまして、その中でどのようにしてこの第1次産業を活性化していくかというのが大きな課題だとは思うのですが、その手法として、現状としてなかなか結果が出ていないのが今の農業、6次産業化したものがなかなか結果を出しきれていないというのが現状だと思うのですが、今後について、もっと具体的な第1次産業の活性化のためにどうすればいいのかというのを、皆さんで、市当局も考えていただかないと。これではいつまでたってもやんばるは、那覇市、中南部に取り残されてしまうということになりますので、今回は食鳥処理施設の大きな工事もありますし、またこれから企業誘致をして大きな企業を持って来ないことには、なかなか根本的な解決にはならないのではないかと私は思っておりますが、今後の企業誘致について、どのように考えておられるのか。お答えください。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 企業誘致ということなので私のほうから。先ほど議員がおっしゃったように、本年度、平成29年度から食鳥処理施設、約50億円余りの事業費ということで、屋部地区の工場適地に整備をします。幸いなことに、この屋部地区工場適地に現在3つほどの企業からいろいろ相談がありまして、我々とすればそこにできるだけ進出していただきたいということで、今説明をしている状況です。さらに企業誘致という観点では、豊原地区の金融関係の企業誘致等々含めまして、我々としても4月以降、商工観光課と金融・情報特区推進室が1つになって企業誘致を一元化して進めてまいりたいと考えてございますので、できるだけ努力をして雇用の確保に努めたいと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 企業誘致というと、私たち礎之会とあけみおの会の2会派で、平成29年2月6日に愛知県の日本一豊かな村、財政指数2.07、名護市はちなみに0.4ですが、この豊かな飛島村に行政視察に行ってまいりましたけれども、ここには三菱重工株式会社の大きな工場があって、工場だけではないです、まず農業も相当活発にやられているということで、工業地帯と農業が一緒にマッチングした非常にいい例だと、その結果が日本一の豊かな村ということになるのでしょうけれども、村ですから人口は少ないのですが4,600名。そこの中で子ども貧困1件もありません。そして、生活保護世帯2世帯です。そういう意味では、比べること自体がおかしいのですが、目標としては掲げていいと思います。この企業誘致を、この大きな1社を連れて来ることでこんなに違ってしまうということがありますので、今後のこの企業誘致に向けて、ぜひ比嘉産業部参事にも頑張っていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。それでは質問事項の5、お願いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) それでは質問事項の5、要旨の(1)についてお答えします。ご質問のあります排水門は、屋我地小学校の西側から流れる用水路の流末箇所となっておりまして、排水門を通り、旧屋我地中学校グラウンドの下をボックスカルバートで海へと放流しております。饒平名区長からの聞き取りを行いましたところ、台風ですとか大雨時と満潮が重なった際などに海水が逆流し、畑への浸水被害が起こっているとのことでありました。また排水門については、長年使用されている形跡はなく、常時開きっぱなしの状況であります。門の開閉の操作ハンドルも劣化が激しく操作ができない状況となっておりました。排水門の必要性、それから農作物の被害状況等をさらに調査を行った上で、地域と今後の対応について協議してまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 私のほうから質問事項の5、要旨の(2)について、ナングスクの桜の老木についてお答えします。平成25年度に市の農林水産課において、ナングスク中央公園一帯の桜の木を対象に、樹木医による健康度調査を実施してございます。その調査を踏まえて、平成26年から平成27年の2年間にかけまして土壌改良、剪定、堆肥による育成環境の改善、苗木の植栽等の事業を樹木医の指導によって実施してございます。その結果ですが、我々市としてもこの樹木医の桜の健康調査によって、老木を含めて枯死、壊死寸前の桜の木が全体の2%ぐらいあったということで、施肥などによる土壌改良で老木でも樹木が回復するという見解も示されております。桜以外の樹木は連鎖を嫌う性質があるということで、同じ場所に植えかえをしてもなかなか育たないという状況もありまして、その枯死寸前の木は伐採したほうが一番いいだろうという状況がございます。ナングスクの一番上の部分については、かなり密植された状況にあり、土壌に空気が入らないといういろんな原因があると思います。ただ、昔から桜は切るなと言われていまして、そういったことも含めて現状に至っているという状況でございます。そういったことを含めて、市では市民も巻き込みながら平成25年度から年に2回、ナングスク周辺、それから国道沿い等の桜の施肥、それから小さな枝打ちとかそういう事業をやっております。しかしながら昨今の異常気象によってなかなかうまく咲かないような状態が続いているという状況にございます。そういったことを踏まえまして、名護中央公園を管理しています沖縄県とも調整を図りながら、ナングスク周辺の桜については管理をどうするのかということを今後とも調整して、できるだけさくら祭の時期に桜が咲くような状況に持っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 最初の要旨の(1)についてでありますが、この饒平名の水門については、私が議員になってからはそういうことはありませんので、その前の経済建設委員会の中で現地踏査もされて、饒平名区の前区長のときにこれが要望されたということも聞いておりますが、その後から全然何も進んでいないという状況で、今回そういうことが出ております。この件は区長さんともちゃんと調整していただいて、もちろん区民の方からもこの被害が出ているということでありましたので、その調査をしていただいて、早目に修繕できないかと思っていますが、どうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。
    ◎祖慶実季(産業部長) この水門自体が昭和32年に設置されたようでございまして、はっきり申し上げましてこの所有関係というのでしょうか、その辺もちょっと不明確なところがございまして、なかなか難しいものであります。しかしながら地域と再度協議をさせていただいて、対応ができるものかどうか検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 住民の方からはそういう被害の届け出、公民館のほうに陳情があったということは何度も聞いておりますので、よろしくお願いしたいと思います。それでは要旨の(2)ナングスクの桜、老木だけではなくて枯れ木が相当あって、いくつも並んでいる中で、何本かが連続して枯れているという状況があるそうです。そういう意味では、今回の予算で112万円ですか、その事業費がついておりますが、これは桜の会のメンバーにも聞きましたけれども、これは余りにも本数が多過ぎて年次的にやっていかないとできないのではないかという言い方もされているのですが、当局ではこれを年次的にやっていくという計画はあるのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 昨年まで桜の会が国の補助事業を受けて、森林組合を通しまして、このナングスクの頂上の所の管理を実施してございます。あれはたしか一昨年から2年間を通してやった事業でございますけれども、今年度はその状況が、まだ補助金がおりる、おりないというのがはっきりしないという状況があります。それが決まりましたら、先ほど議員がおっしゃったように、枯死した木については伐採をしなくてはいけないと思いますので、ある意味では3年をめどに一昨年、昨年、今年度、3年をめどにこの事業を展開できればと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ぜひとも、日本一桜の花見場所とうたっているからには頂上のほうまで、非常に枯れ木が多いということで聞いておりますので、どうかこれについては、せっかくの名護市の一大観光資源でありますのでどうか計画をし、しっかり調査していただいて、やっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時30分) 再 開(午後3時42分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。9番 岸本洋平議員、一般質問を許します。 ◆9番(岸本洋平議員) 皆さん、こんにちは。本日5番目の一般質問となります。9番、市民の響、岸本洋平、これより一般質問をさせていただきます。その前に、県立高校の入学試験がきのう、きょうと行われておりますけれども、本当に中学3年生にとっては、家族も、きのう、きょうと緊張した日を過ごしたことだと思います。きのうもPTAの皆さんとお話をしたときに、きょうは急いで帰らないといけないということで、会合の後も受験生のいるご家族は急いで帰っていらっしゃいました。ぜひ来週には本当に満面の笑顔が見られることを期待しております。その子どもたちの教育、名護市においては教育委員会のほうが統括をして学校の現場と地域のPTAとも連携をして、これまでもいろんな成果も出ておりますし、また学力向上に向けても、それから子どもたちの生きる力を育むという意味でも、先生方、教育委員会、一緒になってこれまでも頑張ってきていることだと思います。今、学力テストも、学力調査も再開されて、何年かたって、そのあたりの見直しの件などもいろいろと話題にはなっていますけれども、ぜひこれからも教育委員会、また委員会の中でもやはり教育長、教育次長がリーダーシップを発揮して、職員の皆さんと一緒になって、名護市の教育を引っ張っていただきたいと思っておりますし、ぜひこれからも現場の先生方とも本当にコミュニケーション、意見交換を密にして、真剣になればなるほどいろんな議論が白熱するかと思うのですが、それもまた子どもたちのためということで、大いに議論していただいて、その後にはしっかりと協力をして、ぜひとも子どもたちのためにも頑張っていただきたいと思っております。では、所感を述べさせていただきました。それでは通告に従って一般質問を始めさせていただきます。質問の事項1 オスプレイ墜落事故について。質問の要旨(1)去る12月13日に名護市安部区の海岸浅瀬に墜落したMV-22オスプレイの墜落原因の詳細が不明なまま、事故当時行われていた空中給油訓練までもが再開され、しかも残骸回収も不完全なままという異常な状況になっており看過できません。本議会としても市民の生命、財産を守るという立場から考えても抗議を続けなければならないと思っておりますが、市の対応を伺います。質問の事項2 交通事故対策、交通安全策について(市内、大土線(宇茂佐区)、旧国道449号)。質問の要旨(1)この問題は喫緊の対策が必要であり、沖縄県においては、観光客の増加や人口の増、また名護市では鉱山砕石場へと大型ダンプ車両が集中し、旧屋部村地域は厳しさを増しております。県関与の産業廃棄物処分場が安和地区で運用開始されれば、さらに大型車両が増加します。宇茂佐地区においては、長い直線道路の市道大土線で事故がたびたび起きており、早急な対策を講じる必要があり次のとおり質問いたします。ア 名護市における過去5年間の交通事故件数を市全体と区ごとに集計した表をご提出ください。イ 今後の安全対策と特に市道大土線における対策について伺います。ウ 旧国道449号は、屋部地区の住宅地を通り、通学する子どもたちも多いことから、大型のダンプ車両へ国道449号バイパスの利用を屋部地区交通安全協会からもお願いをし、住民からも多数の要望があります。過去5年間の大型車両の交通量と対策、県との連携について伺います。質問の事項3 渇水対策と水再利用について。質問の要旨(1)観光客1,000万人を目指す県の取り組みや、増加するリゾートホテルにより今後の水利用量はますます増えると考えられ、現存するダムの保存管理や公共施設、学校等トイレ等の水再利用を図る必要があると考えますが、今後の計画等について伺います。質問の事項4 稲嶺市長施政方針より。質問の要旨(1)「名護市及び北部地域における自転車を活用したまちづくりをさらに推進する」とありますが、台湾の環島(ファンダオ)のような北部一周自転車ルートの設置予定はありますか。質問の要旨(2)自転車でもBMXフリースタイルなど、スケートボード、ローラースケート等と同時にスケートパークを整備することが、関係者からは長年求められていますが、どのようにお考えですか。質問の要旨(3)「フーカキサバニ名護湾クルージング事業」は昨年度から予算計上されていますが進捗状況を伺います。以上、一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。当局の皆さん、ご答弁をよろしくお願いいたします。また、資料を議長にお許しを得まして、宇茂佐地域での交通事故の写真等々の資料を関係部局、市長を初め、関係部局の皆さんには配付させていただいておりますが、ところどころ白黒になっておりまして、途中までカラーコピーで刷っていたのですが、カラーコピーのインクが切れてしまいまして、途中から白黒の方もいらっしゃるかと思います。あと地図のほうも二次質問で、こちらも使いながら質問していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 私のほうからは質問の事項1、質問の要旨(1)についてお答えします。本件の墜落に関しましては、事故に対する抗議を昨年12月14日に沖縄防衛局長宛てに、昨年12月16日に防衛大臣宛てに行っております。また、事故の原因究明を求める照会について、昨年12月16日とことしの2月21日に沖縄防衛局長宛てに行っており、さらに昨年12月26日には、残骸回収の徹底を求める要求を沖縄防衛局長宛てに行っております。これらの抗議、照会、要求の内容については、市ホームページにおいて確認することができます。なお、残骸の回収については安部区とも連携し、沖縄防衛局に要請等を行っております。また、本件事故の原因照会については、沖縄防衛局からその詳細がいまだ示されておりません。そもそもオスプレイについては県民の反対を一顧だにせず、強行配備されたものであり、事故原因の詳細確認とともに、引き続きその配備撤回について訴えてまいります。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは質問の事項2、質問の要旨(1)のアとイとウについてお答えいたします。まずアについてですが、市内における過去5年間の交通事故件数については資料を配付しておりますので、お目通しをお願いしたいと思います。まずそれによると平成23年度は交通事故発生件数が210件、交通事故の死亡者は2名。平成24年度は事故発生202件で死亡者は3名。平成25年度は232件の事故発生で死亡者は6名。平成26年度は事故発生件数217件で死亡者は1名。平成27年度は事故発生219件、死亡者は3名ということで、事故発生件数は5カ年間の平均で216件、死亡者の平均は3名ということになっております。なお、名護警察署に伺ったところ各区ごとの集計は行っていないということでございました。続きましてイについて、当該路線で事故が発生しているという報告は市のほうも受けております。安全対策としましては、信号機の設置及び規制標識の設置が考えられますけれども、まず現場を確認し、道路管理者及び警察機関と調整の上、どのような対策で事故を未然に防ぐ方法があるのか協議をしていきたいと考えております。続きましてウについて。旧国道449号の大型車両の往来により、宇茂佐、屋部区民の安全や環境、騒音問題などに対する強い懸念とご心労をおかけしていることについては、市としましても把握はしております。ご承知のとおり、これまで市としても看板の設置や沖縄砕石協会、沖縄砕石事業協同組合及び沖縄県トラック協会へ国道449号バイパス通行の協力の要請を再三行ってきました。そのほかにも市の職員が街頭に立ち、大型車両はバイパスを通行するよう指導も行っております。多くの運転手の皆様にバイパス通行の協力をいただいております。しかし、いまだ一部の運転手の方の理解やご協力を得られない状況があるため、今後もより効果的な方法の検討を引き続き続けていきたいと考えております。また、対策の一つとして看板の設置につきましてもかねてより議員や住民の皆様から要請があり、一昨年度と昨年度、設置をしております。旧国道449号の屋部区の入り口と、21世紀の森公園の国道58号沿いに看板を設置しております。大型車両の通行規制につきましては、名護警察署及び道路を管理している沖縄県北部土木事務所へ上申を行っているところでございますけれども、いまだ実現には至っておりません。どのような解決策があるかなど今後も要請や協議を継続してまいりたいと考えております。なお、過去5カ年間の当路線の交通量につきましては、道路管理者の北部土木事務所へ確認をしたところ、平成22年のデータとして、旧国道449号の24時間当たりの交通量は1万551台で、そのうち大型バスとか貨物車ですけれども、これが1,878台、小型車・乗用車・小型貨物が8,673台となっております。当該調査は5年に一度行っておりまして、平成27年度については現在取りまとめ中ということで、公表はされていないということでございます。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 水道部長。 ◎伊佐嘉巳(水道部長) 私のほうからは質問の事項3 渇水対策と水再利用について。質問の要旨(1)についてお答えします。本市の上水の計画配水量は中央浄水場系で日2万5,000立方メートル、辺野古浄水場系で日4,500立方メートル、合計で2万9,500立方メートルとなっています。平成27年度の配水実績は全体で2万1,200立方メートル、これは日量です。差し引きますと、計画配水量に対しまして実績のほうが8,300立方メートル、配水の余力が残っております。世帯数にしますとあと1万1,000世帯の配水が可能となります。現段階では、給水量は十分確保可能な水量があります。将来、観光客等の増加に伴い、自己水量に不足が生じたことを想定した場合は、沖縄県企業局の名護浄水場からの給水により補うことは可能であり、水量不足に陥ることはないと考えております。自己水源はスンジャガー、羽地大川、九年又ダム、辺野古ダムの4カ所となっています。今後も、貴重な水源であることから適切な維持管理を行い、水量、水質の保全に努めていきたいと考えております。しかし、辺野古ダムに関しては水質の悪化に加え昭和34年の建設ということで、浄水場の老朽化が進んでおります。改修について検討してまいりましたが、建設費が45億円、維持費が9,100万円と試算され、また将来給水見込み量に満たないことから、平成16年度に辺野古浄水場の廃止を決定し、沖縄県企業局から受水することが議会で決議されております。現在、沖縄県企業局からの受水に向けて、久志地区新設配水管敷設工事を進めているところでございます。続きまして再生水の利用についてですが、現在名護市下水処理場ではアピール下水道の事業として、一般家庭等から流入した汚水を処理し、処理水をポンプ圧送で、名護中央公園の滝、せせらぎ水路、さくら公園、21世紀の森公園の池に放流を行っているところです。下水処理場の再生水を公共施設や学校等で利用するには、上水と再生水の2系統の配管設備が必要なことや、処理水の水質管理の維持費などがかかることから、現在のところ普及の計画はございません。本市の公共施設や学校等においては、雨水等の利用による施設単独の個別循環処理方式が適しているものと考えております。導入については各施設の管理の考え方の方針によるものだと思います。続きまして渇水対策につきましては、毎年6月1日から水道週間や、9月10日の下水道の日の関連事業を通して、上水道、下水道についての市民の理解を深め、日々の節水、雨水利用を促進して取り組んでいきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 小野雅春 企画部参事。 ◎小野雅春(企画部参事) 私のほうからは質問の事項4、質問の要旨(1)についてお答えいたします。先ほどの比嘉勝彦議員のご質問の自転車のまち、名護市ブランドを確立するための施策の中でも少し触れさせていただきましたが、「北部・羽地内海サイクリングコース」につきましては、沖縄県文化観光スポーツ部の「健康長寿おきなわプラットフォーム形成事業」のモデル事業の認定を受け、JTBガイアレック社の自転車旅行商品として、昨年12月から全国で発売しておりますが、当該コースの設定に当たりまして、名護市としては、これまで沖縄県を初め本部町、今帰仁村などの関係機関との連携により、コースづくりに取り組んでまいりました。北部広域でのサイクリングコースの拡大におきましては、既に大宜味村の担当部署から塩屋湾の遊歩道整備計画とあわせて、沖縄県に要望がありまして、県としては「健康長寿おきなわプラットフォーム形成事業」の中で、あらかじめ本島北部の公共施設や飲食店、ショップ、宿泊施設等の約50カ所に、バイクラックやフロアポンプ、タイヤレバー等を今月末までに設置する計画となっております。名護市としては、自転車の走行空間の整備を含めまして、国、県、関係自治体と連携を図りながら北部広域のモデルコースの拡充に取り組んでまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは質問の事項4、質問の要旨(2)について答弁をいたします。議員ご指摘の自転車のBMXフリースタイル、スケートボード、ローラースケートなどについてでありますけれども、最近ではスケートボードをしている若者が増えてきている状態があると受け止めております。スケートボード上の整備につきましては、青少年の居場所づくりや健全育成の面からも必要であるものと認識をしております。しかしながら、安全面や騒音による課題があることから、整備場所が重要になるものと考えています。また、整備に係る予算の確保等も必要になることから、引き続き関係部局とも調整を行っていきたいと考えているところであります。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 私のほうで質問の事項4、質問の要旨(3)についてお答えします。「フーカキサバニ名護湾クルージング事業」についてですが、これは名護市の観光振興基本計画においても「観光資源の発掘と魅力づくり」として地域資源の魅力発掘とこれを活用した観光体験メニュー開発を重点施策の一つとして掲げてございます。名護湾は、年間を通して波が穏やかであり、ダイナミックな眺望、それから美しいサンセットなど、観光資源としてかなりポテンシャルが高いものだと考えてございます。そのようなことから、名護湾を活用したクルージング等の中でフーカキサバニも一つの方法としてクルージング、将来的に観光メニュー化できないかということで検討してございます。少しフーカキサバニの話をしますと、先ほど言いましたように名護湾はかなり優位性がある。それから年間を通じて波が安定している。それから海域が景観の財産にもなっているということで、フーカキサバニ名護湾クルージング、その他マリンスポーツが名護の風物詩となるものではないかと考えてございます。それからこのフーカキサバニというのは、これまでのサバニと違ってサバニに帆がついているということで、新しい沖縄型のマリンプログラムの取り組みになるのではないかということも考えてございます。それからフーカキサバニの魅力として、搬送性がかなりいいということで近年改めて見直されているということと、素材が木や竹の自然素材でできているということでエコロジーな観点からも自然に優しい船であるということで考えています。帆に風を受けて走るサバニということで、ハワイでもなく、グアムでもなく、沖縄の新たな風物詩にもなるのではないかと考えてございます。実際にこのフーカキサバニの会という組織がありまして、そこが活動しておりまして、フーカキサバニの体験会の開催であるとか、フーカキサバニレースインやんばるの主催であるとか、活動を展開してございます。それから現在このフーカキサバニの会が15艇保有をしてございます。これは2名乗りから10名乗りまでの15艇を保有しておりまして、2名乗りですと長さが大体5メートルぐらい。それから10名乗りですと、大体9メートルぐらい、普通のサバニよりちょっと小ぶりな船だということでございます。現在、ナングスクの入り口の公園にて公開による造船をしてございます。誰でも自由に見られるということでその会のほうからは、名護市とこれからもタイアップして事業展開できればという話がございます。そういった意味で、平成28年度実証実験として予定をしておりました。これはもともと観光協会のサバニの体験学習ということで、観光協会を予定しておりましたけれども、少しフーカキサバニとの質が違うということで、我々としましてもこのフーカキサバニの会と直接調整をしてございます。それから、このフーカキサバニからも体験学習である操舵体験であったり、そういったことでアンケートをしていただいて、そのアンケートの結果も我々はいただいております。そういったことを踏まえまして、平成29年度においてもこのフーカキサバニの会とタイアップをしまして、実際に体験ツアーの運営、それからいろんなリスク、例えば予約をしたときに天候が悪い場合に、どういったメニューを次に展開するかということも含めまして、その会とこれからも調整をしていって、最終的には名護湾のクルージングが実施できるような体制まで持っていきたいと考えてございます。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ご答弁ありがとうございました。では二次質問、質問の事項1から進めていきたいのですが、本当にこの問題、このまま放っておくわけにはとてもいかない。新聞報道でもありますように、今の沖縄の四軍調整官ニコルソン中将は夜間訓練もどんどん行っていくと言っており、協定や住民のことも本当に何も考えていないということがはっきりとわかる、そういう状況であります。それで、去る2月に頼和太郎(らいわたろう)さんという方のオスプレイについての講演会がありまして、本当に全国でもオスプレイの訓練等々が実施されているということで、関東の自治体等々も、いくつかの自治体は防衛省に問い合わせているようです。例えば、フライトプラン、やはり日本の領空を飛ぶわけですから、もちろんどの飛行機でもフライトプランがあり、それにのっとっているかどうか。そういうことも、例えば一つの自治体が確認を申し入れてもどうも防衛省のほうは「いやいや、これは相手がいることなので」という感じでなかなか答えてくれないらしいのですが、全国で連携して、やはりこういうものは提出してもらわないと困る。もちろんのことなのですが、そもそも飛行を認めていないという大城敬人議員の答弁のほうにもありましたけれども、もちろん認めないのですが、しかしこのまま放っておくわけにもいかないということで、そして全国との連携もしっかり図りながら、やはりオスプレイを飛行させてはならないという日本国民の思いがあると思います。ぜひみんなで連携して行っていかないといけないと思います。これを他の自治体と、例えば県外の自治体であったり、連携をしていっていただきたいのですが、それについて現在どのような取り組みになっていますか。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) オスプレイの配備については、せんだって建白書で示したとおり、沖縄県内の全市町村がそういった対応をやってきたわけですが、その後においても今言う市町村間連携でということであれば、一応県内においては沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会、そういう団体がありますので、そこを通してそういったことが可能なのかどうかを検討させていただきたいと思っています。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ぜひそうしていただきたいと思います。本当に詳細な原因が不明なまま、きっと詳細な原因が明らかになったら飛べなくなるということだと思うのですが、そういうことでぜひ飛べなくなるようにしなければならないと思っています。これはもう国民の生命、それから財産を守るという意味でも、人の生命ということになるとは、人の命ということになるとは思うのですが、ぜひそのように取り組んでいただきたいと思います。質問の事項2ですけれども、こちらのほうは、まず資料、写真を担当部局には配っていますけれども、大土線の地図と一緒に見ていただきたいのですが、まずA4の①と書いてある写真が4枚ありますけれども、これはA3の図面の①と落とし込んでいる3差路のほうです。確認ができますでしょうか。2012年3月19日の夕方でした。私の近所の交差点で大きな音がして慌てて出て行くと、車がひっくり返っていたという状況で、私も交通整理などに当たったのですが、これは非常に大きな事故で、乗っていた方は意識もなかった状態だったと思います。それから次のページA4の②のほうですけれども、これは左側の上と下ですが、これは去る2月28日に小学生低学年の男の子が道路横断をしようとした際に、写真に写っている軽自動車と衝突して、幸い意識はあったということで、入院もせずに済んだということではあったのですが、本当に一歩間違えれば大事故だったという状態であります。特にここは夕方の時間帯はもう右から、左からひっきりなしに車が来て、本当にそれこそ切れ目なく車が来て、大人の判断でも渡れないような本当に厳しい状況です。そういうところがいくつもあるという状況です。それから③の場所ですけれども、バスターミナルの近くです。これは少し前になりますが2014年8月12日ですが、通り抜けしようとしたダンプカーと軽乗用車がぶつかって、軽自動車は大破している。幸い、奇跡的にも軽自動車の運転手の方は大きなけがはなく、駆けつけた警察官と対話していましたので、本当に奇跡的という感じでしたが、本当に事故としては大きな事故だと思います。次のページ、A4の1コマだけありますけれども、これも同じA3の③の場所で、本当にこの③のバスターミナルの所の交差点は非常に事故が多いです。小さな事故がいくつもあります。そういう状況になっています。そこで二次質問ですが、先ほどもご答弁にもあったのですが、いろんな対策をしてくれてはいます。けれども、要望があった箇所だけポストコーンであったり、対策しているのかなと思います。それ以外にも、例えばこのA3の図面の⑥の場所とか、ここも低学年の子が車と衝突した場所で、本当に私も駆けつけたのですが、大きなけがはしていなくて、たまたま大きなけがはなくよかったという状況ですけれども、こういう事故が多数起こってしまっています。ぜひこれらの交差点の場所に、ポストコーン、先ほど比嘉勝彦議員のほうからもありましたけれども、適切なポストコーンでスピードが減速されるような工夫と、それから交差点の中によく滑りどめでペインティングしますよね、茶色い色だったり、黄色とかオレンジとか。ぜひそれもいくつかの重要な所には行っていただきたい。特にここで言えば、1、2、3、5あたりは、ぜひこれはやっていただきたいと思います。担当部の皆さんにだけ渡していますけれども、ぜひそこは対応していただきたいと思います。まずそこの対応についていかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 当該地は、最近区画整理もされて、直線コースであります。さらにまた道幅も広くてスピードが出るような状況です。また、朝夕は迂回路となっているのでしょうか、国道が混むということで、そういうことで車も大分増えている状況であります。一次答弁でもやりましたけれども、信号機の設置というのは、警察とも相談していますけれどもなかなか難しい部分があります。県内のいろんなところから要請があって、優先順位をつけてやっているということがありますので、議員おっしゃるとおり、要望のあるポストコーンとか、ペインティングも含めて、これについてはまた建設部とも相談をしながら、警察とも相談しながら、どのような方法があるかも含めて、これから検討していきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ぜひよろしくお願いします。それからA3の図面Aと記してある宇茂佐の郵便局の所の交差点、ここも白線標示も今見えない状況で、危険な状況です。ここも昨年の一般質問のときにも対応してほしいということで何名かの議員の方からもあったと思います。そこの対応について、今、どのような状況でしょうか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 宇茂佐郵便局の近くの交差点でございますけれども、その大土原線に当たります。それについては、白線が消えかかっている所については白線をして、また新たに区分がはっきりしない所につきましては、車線を引いたり右折だまりを設けたりとか、円滑な交通ができるように対応を考えていきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ぜひよろしくお願いします。これはいつごろ工事のほうは実施できそうでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 宇茂佐郵便局前の白線引きについては、今月で実施をしたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ぜひよろしくお願いいたします。それから、今回資料を提出いただいているのですが、この資料からはなかなか、どういうデータを読み取ればいいのかなという感じなのですが、これはきっと人身事故の件数ということになるかと思うのですが、特段増えていないようにも見えますが、年間平均で、過去5年間216件。私もいろいろ調べたのですが、物損のほうを合わせると多分10倍ぐらいになります。それらを合わせると、すごい数の、宇茂佐地域で1日1件事故が起きているのではないかというような数字だと思います。それらを考えても、本当に早急な対応が必要であります。実は、ちょっと別件になるのですが、以前国道事務所に、名護市の建設土木課にも話に行きましたが、自転車道の整備で、縁石があって、この縁石は必ず誰かぶつかって夜間は転びますよということで、この縁石の長さは2メートルぐらいなのですが、ここは取っ払ったほうがいいですよという話とか、白線表示をもうちょっとしっかり引いてくださいという話をしに行ったことがありました。そうしたら、1週間以内ぐらいでは対応していました。これは早いと思って、私も縁石をさくっと取り除くのにこんなに早く調整できるのかと思って、びっくりしたのですが、それぐらいのスピードでできるものなのかと思いました。皆さん、上申であったり、進達ということで行っているのですが、進達はどういう方法でなさっているのですか。直接向こうに行って会って、図面見ながら調整をしたりしているのか。文書だけのやりとりなのか。ぜひ直接行って、もうここはすぐにでもということで警察とも調整して、予算もあるのであればすぐやるという意気込みでやっていただきたいのですが、どういう調整方法をとっているのかお伺いしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 交通安全のことについては総務課が担当ですけれども、いろんな標識等、それについてはまず警察と担当と現場を確認して、いろんな要望、要請がありますのでその要望どおりなのかを含めて確認をして、どうしても必要ということであれば、名護市長名で警察署長宛てに文書を出すということになります。それから県道などであれば、国道も含めて、北部土木事務所長、あるいはまた国道事務所長に名護市長名で調整をして、そういうふうに要請をしてほしいということがあれば、文書でお願いをするという形で取り扱っております。ただ、工事に係る部分については、また建設部がかかわりますので、そこについてはまた建設部のほうで答えていただくということになります。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ぜひ直接顔を突き合わせて、要請をして、できるだけ早くということで対応していただきたいと思います。それから消防本部のほうでも事故の場所というのはもちろん把握していると思いますので、そのあたりは白線もそうですが、指摘がないとなされないのか、定期的に市内をチェックしているのか。そういう消防本部からであったり、意見が来て、それに伴ってこういうふうに改良しようとか、対策をしようとかそういうのがあるのかどうかを伺いたいのですが。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 道路の白線については、道路関係については、名護市の市道の延長が約350キロ余あります。これは大まかに言って本島1周ぐらいの距離でございまして、全て市のほうでも外勤班も含めて、道路管理も含めて巡回をしながら必要な箇所は適宜修理をしているということでありますけれども、そういった350キロもありますので、なかなか気がつかないところがございます。そういったことに関しては、窓口相談、これは道路だけではないのですが、建設土木課の窓口に、大まかに言って年間350件ほどの相談があって、それを全部メモにして、表にしてから保管をしております。その中で約70%、210件ぐらいは対応したということで、せんだっての部長会にも報告したところであります。そういったことで、指摘してから、指摘しないとやらないのかということではなくて、相談があったものに対してもやっているし、自ら必要だという所もやっているということであります。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ありがとうございます。ちょっと私も語気が強かったかもしれませんけれども、もちろん本当に建設部の皆さんの対応がすばらしく早いという意見も市民のほうからいただいているのも確かで、仲村建設部長のほうも長い間、建設関係の市の仕事に携わっていただきまして、本当にいろんな空間的にもすてきな名護市、すばらしい道路もできて、私も今回警察のほうにも直接出向いてお話したのですが、やはり那覇市とか南部のほうに比べると、子どもたちの事故とかは相当少ないと。名護市の環境はなかなか考えられていますというお話もありましたので、しっかり仕事をしていただいているなと思いました。本当にありがとうございます。ウのほうですけれども、これも先ほども答弁がありました。毎朝、山本屋部支所長がサインを送っています。大型車両は向こうに行きなさいという形で。本当に一台一台にサインを送っているのですが、おっしゃるとおり、本当に一部の方々が非協力的だということで、多くの方々には協力していただいているとは思うのですが、しかし西屋部川の橋ができて、ちょっと交通量が増えていると。支所のほうで交通安全週間にカウントしているのですが、近年増えているということで、看板等も設置していただいていますが、ぜひこれからも予算措置等も含めて交通安全協会、また支所、協力して交通安全対策を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。では、質問の事項3ですけれども、こちらは先ほどありましたけれども、まさに辺野古のダムですが、久志の企業局から配水管がつながると、その後どう管理されるのか。やはりある程度循環していかないと、全く、次何かがあったとき使えなくなるのではないかと思います。名護市では1万人の余裕ということでしたけれども、私は全県的な、北部も、ダムも含めた水事情は、全体を把握しているわけではないのですが、やはりある環境学者さんは、そのうちこの異常気象でお風呂もためて入れなくなる、泡のお風呂につかるような、それぐらい水がなくなる時代がくるのではないかと心配しているということは書籍で読んだことがあるのですが、これは本当に、これからのことというのはなかなか予測できないのですが、しかし今あるせっかくの財産、辺野古のダムをやはり維持管理をしながら残していったほうがいいと思います。特に今、北谷のほうでは海水を真水に変える施設とかありますけれども、それに比べたら先ほどおっしゃっていた事業費は、県のほうがぜひ辺野古ダムを再開してくださいという話も出てくるのではないか、私たちのほうで予算措置しますのでという時代も来るのかなと思ったりします。だから、まず県企業局のほうから受水するということですが、その後の管理はどのように考えていますか。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 水道部長。 ◎伊佐嘉巳(水道部長) 管理の件の前に、これまでの辺野古ダムの経緯ということでお話ししたいと思います。平成16年度、名護市が辺野古ダムを廃止するということを決定したときに、沖縄県の公営企業局のほうが、権利を譲渡してもらいたいということで承諾をしております。その後、平成21年度の県の事業再評価によると、県全体で日2万2,600立方メートル水が余るということで、平成21年度には奥間ダム、辺野古ダムは沖縄の水源計画から外されております。その後、平成23年度には譲渡を受けないということで県のほうからは通知を受けております。その後、現在廃止の作業を進めていますけれども、全く跡地利用はないような状況になります。今後としましては、ダムは現状のままで施設は撤去して地権者の方へお返しするという、現在のところそのような流れになっています。特に名護市がこれから管理していくという計画は現在のところありません。あと、県内の水事情ですけれども、石川浄水場、西原浄水場、北谷浄水場、名護浄水場と県は4カ所の浄水場を持っています。現在の稼働率が70%にまで達していません。あと30%余力がありますので、沖縄県としてもこれまで国管理のダムが9カ所、県管理のダムが11カ所できたことによって、水事情が好転しているという判断をしております。それと工業用水のほうが平成16年度に沖縄石油精製が撤収しましたので、日7万立方メートル、上水道に返還されています。今回南西石油も撤収しますので、かなり工業用水が上水のほうに転換され、水事情については特に問題はないかと考えております。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) 現在のところは問題なさそうということですけれども、例えば本当に1年、2年と雨が降らなかったりしたら、こればっかりはわからないというところがあるのではないかと。だから私は大事にしたほういいと思っているわけです。議長が常日ごろから「水を制する者は世界を制する」と言っていますので、ぜひこの水を制するように取り組んでいただきたいと思います。では、質問の事項4の自転車道整備のほうはぜひ進めていっていただけるということでしたので、よろしくお願いしたいと思います。この台湾の環島(ファンダオ)のおもしろいところを一つだけ紹介すると、ご存じかもしれないですけれども、休憩したりする場所が警察署とかがそういう所に使われていて、警察の方がタイヤの空気を入れてあげたり、お茶まで準備されていたり、そういうことで台湾国民みんなで協力してサポートしようというすばらしい雰囲気です。この警察署の隣の広場で安全にキャンプができるとか、本当にそういう官民一体となって協力してやっているということになりますので、ぜひそのあたりも本当に官民一体となって取り組んでいただければと思います。それから、スケートパークですけれども、こちらは本当にまさに県営で複合的な施設としてできるのではないかと思います。私もなぜ武道館は豊見城市なのかという理由がいまひとつ腑には落ちないのですが、本当に国際規模のスケートパークは北部でいいじゃないかという、特に音だったり広い敷地が必要になりますから、音が出ますので、住宅地には向かないということがあると思います。そのあたりぜひ、本当に県営でという規模で、県と協力して進めていけないものか伺いたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) 今のスケートパークという方で、今までスケートボード場というお話はいろいろと伺っていましたけれども、パークという大がかりな、県営というお話もありましたので、それは私たちのほうでも少し調べてみて、県と調整できるものでしたら調整をしていきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) ぜひお願いします。それから最後フーカキサバニのほうは、今どの程度進んでいるのか。先ほどイメージはつかめましたけれども、どういった段階なのか少しわかりませんでした。今どのあたりまで進捗していますか。 ○屋比久稔(議長) 比嘉克宏 産業部参事。 ◎比嘉克宏(産業部参事) 今年度、平成29年度においては、フーカキサバニの会が実施する体験学習等のアンケートをちょうだいいたします。それからこの会が体験メニューをすることによって、運営が成り立つのかどうかという検証もいたします。それが十分仕事として成り立つかどうかを見極めて、行政としてどういった支援をすればその会がきちんとした運営ができるかというのを今年度調整をいたしまして、それを踏まえて次年度に向け検討したいと考えています。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員。 ◆9番(岸本洋平議員) そろそろ時間となりますので、これで岸本洋平、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 9番 岸本洋平議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後4時42分) 再 開(午後4時42分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。本日は、これにて散会します。お疲れさまでした。散 会(午後4時42分)...