平成26年第175回名護市定例会第175回
名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────┐│招 集 年 月
日│ 平成26年6月9日 月曜日 午前10時 │├─────────┼───────────────────────────┤│招 集 の 場
所│ 名 護 市 議 会 議 場 │├─────────┼───────────────────────────┤│開
議│ 平成26年6月18日 水曜日 午前10時00分 │├─────────┼───────────────────────────┤│散
会│ 平成26年6月18日 水曜日 午後3時42分 │└─────────┴───────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出 席 27名 欠 席 0名┌────┬─────────┬───┬────┬─────────┬───
┐│議席番号│ 氏 名 │出
欠│議席番号│ 氏 名 │出 欠│├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 1 │翁 長 久美子 君
│ 出 │ 15 │渡具知 武 豊 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 2 │比 嘉 勝 彦 君
│ 出 │ 16 │大 城 勝 章 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 3 │川 野 純 治 君
│ 出 │ 17 │長 山 隆 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 4 │東恩納 琢 磨 君
│ 出 │ 18 │神 山 正 樹 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 5 │新 垣 直 樹 君
│ 出 │ 19 │小 濱 守 男 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 6 │宮 城 安 秀 君
│ 出 │ 20 │具志堅 徹 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 7 │比 嘉 忍 君
│ 出 │ 21 │大 城 敬 人 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 8 │岸 本 洋 平 君
│ 出 │ 22 │屋比久 稔 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 9 │金 城 一 隆 君
│ 出 │ 23 │荻 堂 盛 光 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 10 │仲 村 善 幸 君
│ 出 │ 24 │金 城 善 英 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 11 │神 山 敏 雄 君
│ 出 │ 25 │大 城 秀 樹 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 12 │比 嘉 祐 一 君
│ 出 │ 26 │宮 城 弘 子 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 13 │岸 本 直 也 君
│ 出 │ 27 │宮 城 義 房 君
│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│ 14 │志良堂 清 則 君
│ 出 │ │ │ │└────┴─────────┴───┴────┴─────────┴───┘ 署名議員 23番 荻堂 盛光君 24番 金城 善英君 議事日程 別紙のとおり 会議に付した事件 別紙のとおり 会議の結果 別紙のとおり法第121条第1項による出席者 市 長 稲 嶺 進 君 副市長 親 川 敬 君 総 務 部 長 山 里 將 雄 君 企 画 部 長 中 本 正 泰 君
こども家庭部長 山 城 実千代 君 市民福祉部長 野 原 健 伸 君 産 業 部 長 金 城 進 君 建 設 部 長 仲 村 善 文 君 水 道 部 長 岸 本 健 君 消 防 長 照 屋 秀 裕 君 企 画 部 参 事 仲宗根 勤 君 教育長 座間味 法 子 君 教 育 次 長 石 川 達 義 君
議会事務局出席者 事 務 局 長 岸 本 健 伸 君 次 長 荻 堂 盛 行 君 議 事 係 長 宮 城 佳 織 君 庶 務 係 長 上 地 宏 樹 君 議 事 係 比 嘉 陽 平 君 庶 務 係 宮 城 瞬 君 臨 時 職 員 大 城 浩 君 臨 時 職 員 仲宗根 みなみ 君
○議長(比嘉祐一君) おはようございます。本日が一般質問の最終日となっておりますが、お手元の陳情第113号につきまして、誤字・脱字等の修正及び趣旨がしっかりと伝わるように下線が施された文書を配付しておりますので、差しかえをお願いいたします。 それでは、ただいまより本日の会議を開きます。日程によりまして一般質問を行います。7番 比嘉忍君、一般質問を許します。
◆7番(比嘉忍君) 皆さん、おはようございます。議席番号7番、礎之会、比嘉忍、今期最後の議会、平成22年の補欠選挙以来18回目の議会になりました。17回目の一般質問ができますことを改めて名護市民の皆様に感謝申し上げながら、6月定例会の一般質問を始めさせていただきたいと思います。その前に、先日も川野議員からありましたが、
地域提案型事業の大西区での取り組みを少しばかり紹介させていただきたいと思います。大西区の
地域提案型事業は、大西区の「にし」、公民館の「こう」、それから羅針盤を意味する「カラハーイ」ということで、「にしこう・
カラハーイ事業」ということで昨年も実施させていただきまして、先週の金曜日が提出期限で、山里部長の話では14件の申請があったということで、今回も大西区は提案させていただいております。このように、しっかりと区民で実行委員会を立ち上げまして区長以下、
新垣実行委員長のもと、多くの区民がかかわりまして、昨年度は事業を実施させていただきました。今年も提案させていただいております。昨年の実績という形で紹介させていただきたいと思いますが、大西区の
カラハーイ事業は、人づくり・居場所づくり、大西区モデルの構築ということで、大西区のまず課題を挙げまして、多様な住民との円滑なコミュニケーションの維持と居場所づくり、大西区地域における教育文化の向上と人材育成、高齢化する大西区の保健、医療、福祉環境の向上という課題をクリアするために5つの事業を提案型事業でさせていただきました。まず1つ目が、
国立沖縄工業高等専門学校及び名桜大学と連携した出前講座、これには人材育成、健康体操、体の仕組み及び科学に主眼を置いて地域住民、児童生徒を対象とした
国立沖縄工業高等専門学校の出前授業、
名桜大学健康体操の出前授業ということで、2回開催させていただきまして40名、30名、合計70名の多くの区民が参加させていただきました。5つの事業があるものですから、区民を実行委員会で5部会に分けまして、私は
豆記者養成部会に所属させていただきまして、地域への情報発信という形で、
こども新聞づくりを通して地域への興味を持たせ、住民との交流を行い地域情報の発信を行う中から学び、表現する力を育成するという目的で、新聞を発行するまでに子どもたちにテーマを決めさせて、そのテーマに沿って、じゃあ、どなたに取材を行うかという形で、その取材の対象者も決めて、その決まった時点で我々大人がその対象者に趣旨説明をして、日程のアポをとって、それから3回ぐらいの取材を経て1枚の新聞ができる。第1号、第2号と前回は2号を発刊しております。延べ134名、子どもたちが取材しながら行わせていただきました。このような形で今回、西区は事業も無事に終えて、また今回も提案させていただいたんですけれども、先日もありましたように、採択に至らなかった地域もありますけれども、しっかりとまた行政におかれましては、このようなそれぞれの地域がそれぞれの異なった地域の課題を解決するために提案してきて、地域住民の力を発揮しようという提案でございますので、今回はぜひ14件全件が採択できますように祈っております。それでは私の今議会の一般質問に移らせていただきます。質問事項の1 産業行政について。要旨(1)中小企業・
小規模企業振興基本条例の取り組みについてお尋ね申し上げます。質問事項の2 選挙公約について。要旨(1)去った市長選挙の公約について、現状と公約の実現(4カ年間)までの
タイムスケジュールの資料提出と説明を求めます。ア 保育所の待機児童をゼロにします。イ 各地区に児童館を設置します。ウ 「生きる力」と「確かな学力」をつけるため教育環境を整備し「学力沖縄一」を目指します。エ 総合運動公園と武道館の建設で健康と競技力の向上を推進します。オ 若者の
技術習得助成制度の創設と
起業支援ワンストップ窓口の設置。カ 介護保険料を割り引くための
福祉ポイント制度導入を目指します。キ 高齢者・障がい者の買い物支援を行います。ク 高機能焼却炉と最終処分場を建設し、ごみ分別を簡素化します。ケ 分別収集の改善と、ごみ袋の値下げを実施します。コ 月1回収集のごみはいつでも出せるよう拠点回収を実施します。サ 小中学校に
太陽光発電システムを導入します。今回は12項目、先日のチラシ等によりますと59ぐらいありましました。そのうちの59のうちの11の公約について質問させていただきたく存じます。議長に取り計らいをお願いいたします。要旨別なんですが、事項2につきましては、ア、イ、ウ、エ、オ別の答弁、一問一答方式でよろしくお願いいたします。二次質問は自席より行います。
○議長(比嘉祐一君) ただいま質問者より一問一答、要旨別の申し出がありますので、市当局は要旨別についての答弁を求めたいと思います。市当局の答弁を求めます。産業部長 金城進君。
◎産業部長(金城進君) おはようございます。私のほうからは質問の事項1、要旨(1)についてお答えいたします。本市の事業所のほとんどを占める中小企業・小規模企業の振興におきましては、昨年12月議会におきまして名護市中小企業・
小規模企業振興基本条例を制定しております。その条例の基本的施策として、第4条の中にある「
小規模企業者の経営の革新及び創業の促進」とか「経営基盤の強化」、「資金調達の円滑化」といった中小企業にとっての役割と、あと名護市として「地域資源の利活用による産業の発展及び創出を図る」といったことが書かれております。それを具体化するために名護市の責務として、「社会経済情勢の変化に対応した中小企業・小規模企業の振興に関する施策の策定、その他の適切な措置を講ずるよう努める」という項目があります。さらに
中小企業団体の役割として「経営の向上及び改善に積極的に取り組むとともに、市が行う中小企業・小規模企業の振興に関する施策の実施について協力するよう努める」ということが書かれていまして、今回の条例制定によって双方の共通目標ができたと考えております。今後の取り組みとしましては、去る3月定例会におきまして、比嘉忍議員の一般質問がございまして、それにお答えしましたように、引き続き
中小企業関係団体との意見交換を交えながら、中小企業・
小規模企業振興に関する実効性のある
ビジョンづくりを進めていきたいということを考えております。これにつきましては、今年度予算で名護市中小企業・
小規模企業振興事業の予算を承認いただいておりますので、その予算を有効活用して
ビジョンづくりに努めていきたいと思っております。また、中小企業・小規模企業の取り組みを進めていく上で、多くの市民、地元企業に施策内容を周知するために、これは仮称ですが「中小企業・
小規模企業振興フェア」といったものを開催したいと考えております。そのフェアの中におきましては、振興のあり方について関係者で話し合いをするシンポジウム、それから
地元中小企業の紹介や地元産特産品の紹介、推奨などを計画しております。条例制定に当たっては、先進地として参考としました北海道の帯広市、東京都の墨田区、それから沖縄市などがございましたが、それぞれの先進地の中で条例制定後に取り組まれている情報も集めながら、名護市としても有効な取り組みを進めていきたいと考えております。
中小企業家同友会北部支部では、去った5月に名護市に墨田区から講師をお招きして、名護市民、それから起業者向けの講座も開設しておりまして、現在、地元の企業団体においても、その取り組みが具体化していると、非常にありがたく思っております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) ありがとうございます。3月にも質問させていただきまして、仮称なんですが「中小企業・
小規模企業振興ビジョン」を策定するための策定委員会を設けるという答弁だったんですが、それの委員会は設置したんでしょうか。
○議長(比嘉祐一君) 産業部長 金城進君。
◎産業部長(金城進君) 委員会の設置につきましては、今回この事業は委託業務として公募によって事業を進めていくことを考えております。現在、その委託発注のための準備をしておりまして、その業務の中で策定委員会を立ち上げていきたいと思っております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 今年度の取り組みということでありますので、先ほどありました、具体的にいつごろまでの設置ということで考えているのか。この
ビジョン策定委員会と先ほどの振興フェアも3月の答弁でも開催したいということで、先ほども予算を活用して今年度していきたいということで、この
ビジョン策定委員会の設置時期とフェアの開催時期について、今、部内で調整されているのか。ある程度の案がありましたら答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 産業部長 金城進君。
◎産業部長(金城進君) 今回の事業の委託は、7月中に発注・契約を進めまして、その中で策定委員会を設置していきますので、8月ごろを目標に委員会を立ち上げたいと思っております。それから、フェアにつきましては10月とか11月、名護市の産業まつりとか、沖縄県の産業まつりもいろいろ開かれている時期ですので、その時期を目標に進めていきたいと思っています。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) これはまた市と中小企業の皆さん、それから市民へのPRということで、去った12月議会の条例を制定する際の私の質疑では、チラシや
パンフレットを配布したいという話の答弁がありました。そして、去った3月の議会では、まだ作成していないという答弁がございましたけれども、今の時点では
パンフレットは作成されましたでしょうか。されているのでしたら、どのように配布されたのか。されていないのでしたら、
パンフレットを作成する予定時期等について答弁をお願いします。
○議長(比嘉祐一君) 産業部長 金城進君。
◎産業部長(金城進君) 市民や企業への広報につきましては
パンフレット、いわゆる詳細な広報宣伝が必要と考えていますので、また、
パンフレットにつきましては先ほどの事業の中で制作して配布を進めていきたいと思っています。たしか2月だったと思うんですが、市民のひろばの中では中小企業・
小規模企業振興基本条例が策定されたというお知らせを市民向けにやったところでございます。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) これは条例制定のときから質疑、それから一般質問をさせていただきました。答弁の中にもありますように、本市の99.9%がその条例でカバーできるような中小企業・小規模企業であるということで、元気をつけていただく中小企業・小規模企業の皆さんが、先ほども部長から答弁がありましたが、4条のほうには「経営基盤の強化を図る」、「資金調達の円滑化を図る」、「人材の確保と育成を図る」、「商店街の振興を図る」ということで、この条例でそのように定められておりますので、しっかりと名護市にこのような企業、小規模・中小企業が根付いております。99.9%がカバーできるような名護市に籍を置く企業の皆さんが、しっかりとこの条例をもとに元気になっていただきたいという思いで、これは3月にもさせていただきました。そのためには、単に条例の制定をしたからということではなくて、部長なんか積極的に、課長もしっかりこの条例をもとに、この名護市の企業の皆さんが元気の出る、この墨田区の事例、先進地という先ほど答弁がありましたが、率先して役所にはいらっしゃらないんです。地域のこの企業の皆さん、この条例の根拠をもとに、逆に市長が「役所にいる必要はないよ」というぐらい指令を出して、地域の中小企業・小規模企業の皆さんに「何か困ったことはないですか」というような形で展開されている。それが本当にあるべき姿だなと思うんですが、名護市としては昨年の12月に条例が制定された時期でありますので、こういった段階を踏まえながら
振興ビジョン策定委員会もしっかりと設置されて、それぞれの団体や中小企業の皆さんからの声を吸い上げて、ボトムアップして、この中小企業の皆さん、名護市に籍を置く企業の皆さんたちが元気の出るような政策が展開できるように、心から祈っておりますので、しっかりとまた取り組み、よろしくお願い申し上げます。続きまして事項2は大変恐縮ですが、理解を深めるためにア、イ、ウ、エ、オ別の答弁で一問一答でいきたいと思いますので、まず、アについて答弁よろしくお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨アについての市当局の答弁を求めます。
こども家庭部長 山城実千代君。
◎
こども家庭部長(山城実千代君) おはようございます。質問事項2、要旨(1)のアについてお答えいたします。平成26年4月1日現在において、本市の認可保育所には2,643名の児童が入園しており、
保育所入園待機児童数は21名となっており、前年度の同時点の49名より28名減少している状況であります。保育所の待機児童をゼロにしますという
タイムスケジュールは、皆様にお配りしております資料の別紙1の「沖縄県
待機児童対策行動指針」に基づく「名護市
待機児童解消計画」の概要で示しておりますが、当該計画は国の
待機児童解消加速化プランに参加し、平成29年度には
保育所入園待機児童をゼロにするという計画であります。その計画では、平成24年4月1日において
潜在的ニーズを含む待機児童数867名に対し、平成29年4月1日までに保育量を876名分を拡大し、
待機児童解消を図るという計画内容であります。また、国の
待機児童解消加速化プランは、平成27年度からスタートします「子ども・子育て支援新制度」の取り組みに向けての
先取りプロジェクトとして位置づけられていることから、暫定的な計画の要素を含んでおり、本格計画は子ども・子育て支援新制度に基づく子ども・
子育て支援事業計画において、保育の多様な潜在的な利用ニーズを取り入れた新たな計画にする必要が求められております。したがいまして、平成26年度中に子ども・
子育て支援事業計画、計画期間は平成27年度から平成31年度にかけてでございますが、それを策定してまいりますので、
市民アンケート結果等を踏まえた量の見込み、需要予測です。そして、これに対する確保の対策について、名護市子ども・子育て会議を通して議論を重ね、より実効性のある計画を策定していく予定であります。今後は、その計画策定の作業も進めながら、研究課題である
待機児童解消に向け認可保育園の創設、増改築等による定員増を図るとともに、
認可外保育施設の新制度への移行促進などを図ってまいりたいと考えております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 資料をいただきました。子ども・子育て会議を通して
待機児童解消の計画を策定するという話でありました。市の取り組みとしましては、認可保育園の増開設、それから認可外への支援ということになっております。しっかり分園等も昨年度等は実施していただきまして、解消という形でですね。しかし、今年度の4月1日現在で21名、潜在的なニーズを含めますと、旧定義430名いらっしゃるということで、この資料によりますと、平成28年4月1日の時点での
潜在的ニーズを含む数字がマイナス9ということで、この時点でゼロという認識でよろしいのでしょうか。
○議長(比嘉祐一君)
こども家庭部長 山城実千代君。
◎
こども家庭部長(山城実千代君) 昨年度作成しました計画では、そのような計画を持っております。しかし、先ほどお話ししましたように、
潜在的ニーズなども今後もう少し詳細に検討していきますので、その数字はもう少しまた違った数字が出てくるかもしれませんけれども、これについても平成26年度に作成します計画のもとに
待機児童解消に向けた数字をあらわしていこうと考えております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) これは平成25年度に作成された資料ということで、今から3年後の平成28年4月1日にはマイナス9という形で、また今年度の子育て会議においても作成されるということでありますが、しっかりとそのような待機児童が発生しないような取り組みというのを、再三質問させていただきまして、しっかりとまた子育て世代、若者世代を支援する、先ほども申し上げましたが、子育て世代、若者にも住みやすい名護市、それから企業を起こすにしても、名護市でよかったというような形で、住みよい名護市づくりができることを願っております。それでは、イについての答弁をお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨イについての答弁を求めます。
こども家庭部長 山城実千代君。
◎
こども家庭部長(山城実千代君) では、要旨イの児童館についてお答えいたします。比嘉忍議員の一般質問の通告にありました、児童館設置の
タイムスケジュールについては、現在、児童館のあり方や整備方法等について、その課題を含めて研究している段階にあることから、
タイムスケジュール作成はこれからでありますので、ご理解いただきたいと思います。児童館は、児童福祉法では
児童厚生施設であって、児童に健全な遊びを提供し、その心身の健康を増進し、情操を豊かにすることを目的にする施設であると言われています。したがいまして、その整備の方法については、屋内体育施設や講堂を備えるセンター型ではなくて、
小規模児童館を念頭に置いて検討しており、地域の子どもの居場所、地域の子どもの育成の場所として、地域の子ども・子育て支援や地域の子どもとその保護者との交流の拠点としての役割を持てる施設として、単独施設の児童館のみならず、既存の施設や、今後新規に整備する施設に遊戯施設とか交流相談室、図書室などを備えるなど、児童館機能を盛り込んだ、児童館としての同様な役割を持った施設整備や事業を行うことを目指しておりまして、その整備方法についても今後、検討していきたいと思います。また、児童館の目的が地域の子どもたちの居場所、地域活動の育成ということを踏まえますと、児童の
放課後健全育成事業との併用・兼用というのも、児童館としてのあり方として考えられるので、児童館機能の持つ多様な施設整備や運営方法等を研究しながら取り組んでいきたいと考えております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 児童館については、役所としては今、いろいろ考えている段階ということでありますので、それではこのチラシ、稲嶺市長は公約に掲げておりましたので、その時点で公約に掲げた稲嶺市長にお尋ねしますが、児童館として、どのような役割、どういった思いでこの児童館を設置しますという公約を掲げられたのか、稲嶺市長に答弁を求めます。
○議長(比嘉祐一君) 副市長 親川敬君。
◎副市長(親川敬君) 公約、政策については私も担当していますので、私のほうから答えさせてください。児童館の機能については、今、担当部長から説明がありました。この公約については、これから庁内で議論をして、
タイムスケジュールあるいは実施計画に載せるという作業をしてまいります。その段階にはまだ来ていませんので、実施計画にのせるんだとか、財政計画にのせるんだとか、そういう時点が来れば、また皆さんにお知らせができる時期が来ると思いますので、もうしばらく時間をいただきたいと思います。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 実施計画にのせるとか、その時点が来ればという、その時点はいつ来ますか。いつまでにその
タイムスケジュールというのを市民にお知らせできるのか、明確にお答えください。
○議長(比嘉祐一君) 副市長 親川敬君。
◎副市長(親川敬君) この公約についての考え方ですけど、それは4年間のうちに完結できるもの、あるいは着手ができるもの、あるいは計画ができるものということで、パターンを今、分けて考えています。ですから、全ての公約が完結ということではなくて、手が付けられるのも我々からすれば公約実現に向けた一歩だと考えていますので、そういう理解をいただきたいと思います。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 明確に建設しますとうたわれているんですよ。公約に。では、市長にお尋ねしますが、これは計画で考えていたのか、完成を考えていたのか、着手を考えていたんですか、この公約を掲げる時点で。
○議長(比嘉祐一君) 副市長 親川敬君。
◎副市長(親川敬君) 直近で言えば、今、屋我地小学校の建設を計画しています。その中に児童館機能を持った整備をするということで、これは地域からの要望もありますし、また近々、日程に上ると思いますけれども、屋部支所の建設についても日程に上っていきます。その中でも屋部の振興会の皆さんからは、児童館機能施設を持った、子どもが放課後いやすい場所をつくってくれということを今、言われています。要望が上がっています。そういう時期に、地域のニーズに応える形で織り込んでいきたいと思っています。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) この児童館の役割とか必要性は私も十分感じておりまして、公約とのかかわりで、今、話をしましたのは、先ほども冒頭に申し上げました11のア、イ、ウ、エ、オ…、と質問させていただいて、資料が出てきていないという状態があったものですから、その辺はしっかりとまた次期なる機会には、この工程表とか、あるいは計画とか、今ありました市内の支所に併設するとか、そのような計画性も持ってしっかりと資料が提出できるように進めていただきたいと思っております。続きましてウ、答弁よろしくお願いします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨ウについての答弁を求めます。教育次長 石川達義君。
◎教育次長(石川達義君) それでは、私のほからは要旨(1)のウについてお答えいたします。この答弁については、先日の長山隆議員と志良堂清則議員への答弁とも重複しますので、ご了承をお願いしたいと思います。名護市の学力状況については、平成25年度4月実施の全国学力学習状況調査では、平成24年度と比較して、小中学校全教科において全国平均との差を縮めております。また、平成25年11月実施された県到達度調査におきましても、5教科全てでこれまでの県平均からの落ち込みを改善し、理科においては県平均を上回る結果となりました。これまでの学力向上の取り組みの成果が徐々にあらわれつつあるのではないかと考えております。平成26年3月に策定されました第2次名護市教育振興基本計画におきまして、平成26年度から平成30年度までの向こう5カ年間で学力を沖縄一位まで引き上げることを目標に、取り組みを進めております。目標達成の具体的な施策として、学力向上推進施策パッケージ事業を順次実施しております。その中で、小中一貫教育校の推進では、緑風学園の9年生において、全国学力学習状況調査の全科目で県平均を上回るなどの成果を上げております。現在、平成28年度の開校を目指して、屋我地小中一貫教育校の開校準備を進めているところでございます。また、学習指導支援員の増員事業では、平成25年度は5名配置だった学習指導支援員を、平成26年には18名の大幅増員を予定しております。理解不足の子をフォローすることで、授業のレベルを上げていく効果が期待されております。学力向上の目標は、幼児・児童生徒一人一人の生きる力を育むため、確かな学力を向上させることにあります。学力向上推進委員会においては、学校・家庭・地域の共通実践事項として、挨拶、清掃、学び合い、文武両道をキーワードに、知・徳・体のバランスをとりながら、学力向上を推進していくことを確認しております。これらの取り組みを家庭・地域へ啓発するための資料として、リーフレットを作成し、全児童生徒の家庭へ配布しております。今後も関係機関との連携を深めながら、学力向上の取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) これにつきましては資料も、それから事前調整等もしっかりいただきまして、平成30年度の目標という形で、沖縄県第一位という形で教育委員会、学校現場等も取り組みされていくということで、細かくまたパッケージ等も出ております。そういった形でしっかり、これは我々、私もそうなんですが、民生教育常任委員会に所属させていただきまして、先日も武雄市のほうへ研修をさせていただきまして、1人1台タブレット導入事業という形で、いろいろな先進地、民生では牛久市とかでも学びの共同体とかに行かせていただきました。学校現場はもちろんなんですけれども、特にこのタブレット等も家庭での反転授業という形で、ハード面という形でタブレットだけではないんです。家庭でもしっかりそれを見届けているという環境があって、沖縄も、特に北部、やんばるでも当たると思うんですが、家庭環境、家庭での子どもたちへの目配りというのが、本当に重要じゃないかと思います。私もPTA時代には、そのような新入生の保護者を前にPTA会長として挨拶させていただいたときには、小学校1、2年が大切ですので、しっかりと家庭学習とか頑張りノートとか、名護小学校ではあったんですが、忙しい時間、お父さん、お母さんはほとんどが働いていて、夕方帰ってきて、そして夕ご飯をつくらなければいけないという時間に子どもが来て、カシマシがるんじゃなくて、5分でもいいから目を向けてくれということを話させていただきました。家庭での目配りというのが非常に大切だなと。例えば武雄市のタブレット導入であっても、家庭での反転授業が欠かせないということがあります。それで、武雄市では私が質問させていただいたんですが、家庭環境による学習の差はないんですかということで話ししますと、放課後にまず学校で先生方のOBを活用して家庭の役割をしているとか、あるいは土日には寺子屋的な居場所をつくって、JCの現役あるいは大学生OBの皆さんが、家庭では見れないような子どもたちを拾い上げているという形がありましたので、これも先ほどありましたが、家庭と地域も一緒になって子どもたちの学力を上げていて、こういった環境をしっかりしていただきたいと思っております。先ほども申し上げましたが、1、2年でつまずくというのは算数、小学校2年の分数、小数、かけ算、割り算でつまずくと言われて、あちらで足踏みした子どもは、中学へ行っても大体、あの状態の足踏みという部分がありますので、そういった部分で、小学校2年までの学習のほうが大切ということを自覚している保護者の皆さんもたくさんいらっしゃいますが、日々の生活、それから仕事に追われて時間がつくれないような家庭もあるということで、感じておりますので、その部分のフォロー、ケアもしっかりまたよろしくお願いしていきたいと思っております。続きましてエ、よろしくお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨エについての答弁を求めます。建設部長 仲村善文君。
◎建設部長(仲村善文君) おはようございます。エの総合運動公園の建設について、お答えいたします。近年、余暇時間の増大やライフスタイルの多様化をはじめ高齢化社会の進行など、社会環境が変化する中、市民の健康づくりや生きがいづくりに対する意識は高まりを見せており、スポーツの果たす役割・意義はますます重要になってきております。本市においても、第4次名護市総合計画後期基本計画において、スポーツ・レクリエーション活動の充実を施策に掲げており、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことのできる生涯スポーツの充実として、スポーツに親しめる環境づくりに向けて取り組むと明記されております。総合運動公園の建設に関しましては、平成21年度に策定をした名護市総合運動公園基本計画で、新たな施設として野球場、屋内運動場、それから陸上競技場とアップ場などが計画対象となりました。現在、その基本計画の一環として、屋内運動場を21世紀の森西ゾーンに建設し、あけみおSKYドームとしてフットサルなど、市民が利用しているところでございます。また、もう一つの施設である野球場の建設については、現在、事業化に向けた制度の調査・研究に着手したところであり、日本ハムがキャンプで使用することも踏まえ、あけみおSKYドームと一体利用ができる現野球場の位置で建設することを検討しているところであります。陸上競技場及び周辺施設については、現陸上競技場を改修して機能拡充を行うのか、新たな場所を選定して整備を行うかについては、整備内容や整備規模など関係機関や利用者の意見を踏まえ、今年度実施する名護市スポーツ推進計画の中で議論し検討することになっております。陸上競技場の建設時期につきましても、既存施設の老朽化の程度や新名護博物館や(仮称)第一学校給食センターなど、大型公共施設の建設計画の進捗を見きわめながら議論していくことになると考えております。
○議長(比嘉祐一君) 教育次長 石川達義君。
◎教育次長(石川達義君) それでは、私のほうからはエの武道館建設についてお答えいたします。武道館の建設につきましては、以前に名護市武道館建設推進協議会から要請を受け、教育委員会内において検討された経緯があります。具体的な取り組みとして、沖縄北部特別振興対策事業(非公共)を活用し武道場の設備や各種文化団体のレッスン施設などをあわせ持つ青少年センター(仮称)の整備計画を進めておりましたが、事業採択に至らず断念した経緯がございます。その後も建設に向けて関係部局との連携を図りながら取り組んでまいりましたが、実現には至っておりません。武道館建設につきましては、教育委員会としましても喫緊の課題として議論を重ねているところでありますが、具体的な整備場所や規模などの計画までには至ってない状況があります。議員ご指摘の
タイムスケジュールということでございますが、今年度、名護市スポーツ推進計画の策定に向けて取り組みを現在進めております。その中で、社会体育施設の整備に関し議論をすることになりますので、当計画の策定を踏まえ、先ほどの総合運動公園も含めて関係部局とも連携を図りながら、具体化できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 運動公園等については、先ほどありました屋内運動場、それから陸上競技場とか野球場、全てプールした形で答弁いただきまして、ありがとうございました。野球場に関しましては3月議会でも質問させていただいんたんですが、いろいろ老朽化も激しいということで、今回、私はちょっと見落としたんですが、この資料のア、イ、ウ、エ、オ、サにもないんですけど、実は引用した
パンフレットには完成の写真入りで、「野球場を建設します」とありますので、先ほどの計画にも盛り込まれているということで、しっかりと。今、
タイムスケジュールが出ていないのが残念なんですが、先ほどの副市長の答弁では、計画・完成・着手という、この3段階のいずれかという部分がありますので、いずれかのめどが出た時点で、ぜひ
タイムスケジュール表を提示していただきたいと思っております。それから、武道館に関しましては、本当にこれは民生教育常任委員会でも陳情が上がってきておりまして、先ほど次長に答弁していただきましたような感じで、非常に課題があるということで、そういう中でしっかり市長の公約に出てきておりますので、その辺の課題解決のために取り組むという姿勢があると私たちは理解しますので、それでこの4年間で計画・完成・着手に至るような工程表が、皆の前に笑顔で提案できるように見届けたいと思っております。それがいずれも工程表が出ていないものですから、その後にあります私からしたら公約の「総合運動公園と武道館の建設で」ということで、これが結論ではないんです。これが過程で、建設して「健康と競技力の向上を推進します」ということで、具体的なこの取り組み。これを建設して健康と競技力の向上を推進するための具体的な政策はということで、二次質問を予定していたんですが、この
タイムスケジュールが出ておりませんので、出てきた時点で、それもあわせてお示しできるように期待を申し上げます。続きましてオについて答弁をお願いします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨オについての答弁を求めます。産業部長 金城進君。
◎産業部長(金城進君) 私のほうから質問の要旨オについてお答えいたします。お配りしている資料につきましては、名護市のほうで今、現在進めている就労、創業支援についての取り組みの状況と今後の目標の資料となっております。取りまとめにちょっと時間がかかりまして、配付が遅れたことをおわびいたします。先ほどのご質問にありました、中小企業・
小規模企業振興基本条例の基本的施策の中にも創業の促進、人材の確保と育成が掲げられておりますので、今後の政策や実施計画の中で位置づけをする必要があると考えております。現在の取り組みの状況としましては、若者の就労支援としまして、平成21年度から平成23年度までは産業部において、名護市地域雇用創造推進事業を実施しており、金融情報特区に対応した人材育成を行っておりました。さらに平成24年度より企画部におきまして、名護市実践型地域雇用創造事業を開始し、金融情報業務及び観光分野での人材育成としまして、業務に必要な基礎知識や技能、資格などを身につけるための講座の開設を無料で行い、セミナーの開催をしながら就労につなげる取り組みをしてきております。その実績が先ほどの配付資料にございます。また、厚生労働省の委託を受けまして、就労支援を実施しております「地域若者サポートステーションなご」というのがございますが、そこではパソコンのスキル、ビジネスマナー、面接対策、農業体験などを実施しており、名護市の産業部商工観光課と連携をとりながら事業を進めて、毎月1回市役所内での就労無料相談会を開催しているところでございます。それから、商工分野におきましての企業支援のワンストップサービスにつきましては、商工会のほうに創業と起業支援を行うインキュベーションマネージャーを配置しておりまして、そのワンストップサービスの窓口を行っております。今回、4月10日に名護市が地域指定をされました、新たな特区の中におきましては、名護市の地域特性を生かした多様な産業の集積を促進し、雇用機会を創出することによる産業振興が目的となっておりまして、その対象業種として本日の琉球新報のほうの報道によりますと、情報通信、観光関連、新たに農業、水産養殖、それと製造業が追加される見込みとなっているようでございます。今後、これらの新たに産業集積として参入してくる企業や業種に合わせまして、人材育成プログラムの検討や若者層の就業率向上のための資格、技能習得、または企業支援に向けての施策展開や支援制度のあり方について、先ほどの答弁でも申し上げましたように、今回、設置する中小企業・
小規模企業振興ビジョンの策定委員会の中でも、その支援のスキームや体制づくりについて、検討して具体化してまいりたいと思っています。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 部長、確認です。企業支援ワンストップ窓口というのは、商工会に設置されているということなんでしょうか。それと、名護市役所には設置されていないんでしょうか、お尋ねします。
○議長(比嘉祐一君) 産業部長 金城進君。
◎産業部長(金城進君) 創業、起業支援のワンストップサービスにつきましては、商工会のほうで、名護市のほうの委託事業としてインキュベーションマネージャーを配置しております。そこで商工関連の起業につきましては、ワンストップサービスをやっています。市のほうでは商工観光課の商工係がございますので、そこが窓口になって、先ほどの商工会とか、関係機関と連携をとりながら創業の支援をしているところでございます。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 商工観光課に窓口があって、例えば起業をしたいという若者が来た場合の流れ。商工会との連携というのを明らかにしていただきたいと思います。
○議長(比嘉祐一君) 産業部長 金城進君。
◎産業部長(金城進君) 相談があったときの流れとしましては、名護市のほうに相談がありましたら、商工会のインキュベーションマネージャーをご紹介して、そこでその創業に向けたいろいろな資金調達とか、事業計画の策定、そういったものについて商工会のほうで支援をするという形をとっております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 役所に来て、ワン・ツーステップ、ツーストップ窓口になるんじゃないかと思うんですが、これをしっかりまた受け入れて、どこに行っていいかわからない、どういった支援が受けられるのかというのがわからないという部分もありますので、またしっかりとしていただきたいと思っております。カからサまでは一括で答弁を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨カからサまでの答弁をまとめてお願いしたいと思います。市民福祉部長 野原健伸君。
◎市民福祉部長(野原健伸君) それでは、私のほうからは質問の要旨(1)のカとキについてお答えいたします。まず、カの介護保険料を割り引くための
福祉ポイント制度導入についてでございますけれども、制度の目的としてある高齢者がボランティア活動を通じて社会参加、地域貢献を行うことで、みずからの健康増進、介護予防を図ることの支援を行うということの重要性に鑑みて、この事業のメリット、デメリット等を検討してきたところであります。また保険料の負担について、特に低所得者層の高齢者の皆様から、介護保険料の負担が重いというような声が寄せられていることなどに対応する施策ということで検討した結果、介護保険ボランティアポイント制度の導入については「第7次あけみお福祉プラン」、これは今年度策定して、平成27年度から29年度の期間ということになりますけれども、そこで位置づけて、その期間において実施をしていきたいと考えているところであります。現在、年度別のスケジュール等の作成については行っておりませんけれども、年々増加する傾向にある保険給付費や介護認定者数、高齢化率の増による65歳以上の第1号被保険者の増加というようなことで、給付と財源のバランス等の研究ということで、さらに導入に向けて研究を進めていきたいと考えております。続きましてキの高齢者・障がい者の買い物支援についてでございますが、この事業の実施については、さきの第174回定例会において、宮城弘子議員の質問にも答弁をしているところでございますけれども、今年度4月より、支援者側となる名護市シルバー人材センターとの契約を終え、店舗までの距離が遠いなどの理由により、住み慣れた地域で自立した生活を送ることが困難な65歳以上の高齢者や障がい者の方々を対象に、事業をスタートさせております。地域の共同売店との調整をはじめ、対象者への事業周知のための説明会や個別訪問などによって、利用者の集約を実施しました。それで、利用者については現在35名の利用登録があるということであります。現在、並行事業として買い物ツアーということで調整をしており、閉じこもりの防止を含め雑貨や衣類など、時には自分の目で見て買い物をしてみたいという方々を対象に、一同に大型店舗へ案内するといった事業の取り組みを進めているところでございます。
○議長(比嘉祐一君) 企画部長 中本正泰君。
◎企画部長(中本正泰君) それでは質問の事項2、要旨(1)のクについてお答えいたします。本市が進めます一般廃棄物処理施設整備事業につきましては、平成25年5月に名護市環境審議会から答申を受けました、名護市一般廃棄物処理施設整備基本計画及び建設候補地選定に基づき、当事業に取り組むこととなっております。当該整備基本計画では、焼却施設をはじめリサイクルセンター、最終処分場の3施設を1カ所に整備する計画となっております。焼却施設は、安全性・安定性が確保された従来型のストーカ方式を採用し、リサイクルセンターにおいては、施設内に環境学習施設やリサイクル工房などを設置し、環境及び3Rに関する情報発信の場として市民が利活用できる仕組みといたします。また、最終処分場につきましては、廃棄物の場外飛散防止及び雨水の浸水防止のために屋根を設置する予定となっております。現在の取り組み状況といたしましては、建設候補地であります3候補地のうち、為又区、二見区の役員会に対し事業説明を開催しているところであります。また、新しい施設を整備することで、これまで分別して他自治体に委託処理をしていました、その他のプラスチック・ビニールやゴム製品は燃やしていいごみとして集めることが可能となり、これまでの分別がより簡素化されます。また、家庭用金属類と小型家電製品の分別についても、引き取り条件を踏まえながら分別の簡素化が図れるよう検討してまいります。そのことにより、16種分別から13種分別へ簡素化が図れるものと考えております。なお、
タイムスケジュールにつきましては、お手元のほうに配付をしてございますので、お目通しをいただきたいと思います。次に、ケについてお答えいたします。分別収集の改善及びごみ袋の価格の値下げにつきましては、平成21年2月から始まりました16分別とごみの有料化について、市民の皆様にご理解とご協力をいただいてまいりました。その趣旨は、分別を細分化することで資源化量を増やし、焼却処理及び埋立処理を減らすとともに有料化することで、ごみの排出抑制を図ることを目的として実施してまいりました。その成果もありまして、資源化量が増え、埋立処分量を減らすこともできました。そのことから市民の中にも3Rが定着してきていると考えております。ただし一方では、ごみ分別が複雑で、ごみ出しに困っている市民がいるということや、ごみ指定袋の価格が高過ぎるという市民のご意見もございます。現在、分別収集の改善といたしましては、ごみ分別や出し方で困っている市民の皆様へは、特別収集による支援を実施しております。ごみ指定袋の値下げにつきましては、値下げに向けた価格設定の積算等々、情報を収集し、資料を作成しながら検討しているところであります。ごみ指定袋の価格の変更は、平成27年4月に施行できればと考えております。コについてお答えいたします。名護市にごみ収集品目の中には、月に1度しか出せないごみがございます。小型家電製品の拠点回収は、昨年の12月より市内スーパー5店舗、本庁、各支所等公共施設7カ所で既に実施をしてございます。その他、55区の公民館を拠点といたしまして、小型家電製品、蛍光管や乾電池などの有害ごみ、使い捨てライター、押しピンなど、小物の金属類を対象品目として拠点回収を実施していきたいと考えているところでございます。
○議長(比嘉祐一君) 教育次長 石川達義君。
◎教育次長(石川達義君) それでは、私のほうからはサについてお答えいたします。学校施設への
太陽光発電システムの導入につきましては、地球温暖化対策への貢献、経済的効率性、環境教育への活用、防災上の効果が期待され、他の公共施設へ導入することに比べ、多くのメリットがあると考えられます。名護市の学校施設では、平成23年度に環境教育の一環として、緑風学園に
太陽光発電システムを導入しておりますが、その後の導入実績はございません。現在、教育委員会では学校施設の耐震化事業を優先的に取り組んでおり、業務が集中していることから、
太陽光発電システムの導入につきましては、耐震化事業の完了後、平成28年度より事業化を検討していきたいと考えております。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) 1点だけです。買い物支援について、先日、民生教育委員会でも佐賀県小城市のほうに行ってきて、見守り・買い物支援というのを研修させていただきました。いろいろ背景があったんですが、あちらとしては国の厚生労働省の地域福祉推進市町村に選定されて、3カ年間は国の100%補助事業で実施したということなんですが、ちなみに名護市は、この地域福祉推進市町村には選定されましたでしょうか。
○議長(比嘉祐一君) 市民福祉部長 野原健伸君。
◎市民福祉部長(野原健伸君) 選定はされておりません。
○議長(比嘉祐一君) 7番 比嘉忍君。
◆7番(比嘉忍君) こういった国の100%補助事業で活用できるという補助メニューもありますので、しっかりこの部分を拾い取って、全ての政策が実施できるように期待申し上げまして、一般質問を閉じます。
○議長(比嘉祐一君) これをもって7番 比嘉忍君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時1分)
再 開(午前11時11分)
○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。18番 神山正樹君、一般質問を許します。
◆18番(神山正樹君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長の許しがありましたので、議席番号18番、神山正樹、一般質問をさせていただきます。その前に、今期最後の一般質問となりました。これまで多くの市民の皆様の叱咤(しった)激励を受けながら議員活動ができたのも、大変うれしく思っております。大変ありがとうございました。そして、この4年間、総務財政委員長として委員の皆さんのご協力、そして議員の皆様のご協力、さらには部長、課長、そして市職員、それから教育委員会の職員の皆さんの適切な意見をいただきながら、しっかりと活動できたことに対して、心より感謝申し上げます。しかしながら、まだ多くの課題を残したままになっておりますので、残す期間、一生懸命また頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。それでは通告に従い、一般質問をさせていただきます。質問の事項1 名護市営野球場の建てかえ及び利用状況について。質問の要旨(1)北海道日本ハムファイターズのキャンプ地としても、全国的に知られるようになった名護市ですが、名護市営野球場のコンクリートの剥離等老朽化が進んでいるように思います。さらに、応援スタンドの座り心地の悪さから、多くの市民が野球場の建てかえを望んでいます。以下についてお聞かせください。ア 名護市営野球場の築年数をお聞かせください。イ 同球場の建てかえについてのお考えをお聞かせください。ウ 月曜日から金曜日までの同球場の利用状況はどのようになっているのか、資料でご説明ください。この件につきましては、先ほど比嘉忍議員の答弁の中にもありましたので、二次質問はほとんどないかと思っておりますけれども、アからウまでのご説明をお願いしたいと思います。質問の事項2 宮里大南線街路整備事業について。質問の要旨(1)宮里大南線街路整備事業は、平成24年度から平成28年度まで2工区に分けての事業となっていますが。現在の進捗状況についてお聞かせください。この件に関しまして、質問の要旨の私の質問のやり方が間違っていると思います。これは施政方針の中から確認をとりましたら、平成24年度から平成28年度まで、用地取得の関係になっているようでございます。その進捗状況についてお聞かせいただきたいと思います。質問の事項3 最低制限価格変更について。質問の要旨(1)名護市において、建設工事等は最低制限価格を設定し入札を行っていますが、最低制限価格の引き上げの考えはないか伺います。以上、一般質問とし、二次質問は自席から行いたいと思います。なお、議長におかれましては、事項ごとの答弁のお取り計らいをよろしくお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 質問者より一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局へ事項別の答弁を求めたいと思います。建設部長 仲村善文君。
◎建設部長(仲村善文君) それでは質問の事項1、質問の要旨(1)のアとイについて答弁をいたします。まず質問のアでございますけれども、名護市営球場の築年数につきましては、内野スタンドが昭和57年度に、スコアボードが昭和61年度に建築されましたので、築年数はそれぞれ33年と29年になります。同球場の現状につきましては、議員ご指摘のとおり老朽化が進んでおり、平成24年度に策定した公園施設長寿命化計画では、危険度判定AからDの四段階のCに位置づけられ、全体的に劣化が進行した施設とされております。また、現在の施設を補修しながら長寿命化を図るより、新たに建てかえをしたほうが、ライフサイクルコストの縮減効果が得られるとの結果が出ております。質問のイでございますけれども、建てかえ計画につきましては、制度の調査・研究をしている段階でございますが、補助事業で対応する必要があります。内野スタンドを例にしますと、鉄筋コンクリート造で耐用年数が45年、処分年限まであと13年必要となりますが、既存施設の取り壊しによる補助金返還をしないための手続をする必要があります。現在、その手続、財産処分承認基準の特例、いわゆる包括承認と言いますが、現在、県と包括承認が認められるような調整をしているところでございます。そのためには今後、公園長寿命化計画で診断をした老朽化診断を、さらに詳細に調査する必要があると考えております。財産処分承認基準の特例が認められた場合は、国土交通省都市局の補助事業で野球場の整備が可能になると見込んでいるところでございます。
○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。
◎総務部長(山里將雄君) それではウについてでございます。資料もということでございましたので、資料をお配りしておりますので、資料を開いていただきたいと思います。委員からは月曜日から金曜日までの平日の分ということでございましたけれども、平日と休日、祝祭日も含めてつくっておりますので、ごらんいただきたいと思います。平日につきましては、4月から10月までで34件の利用がございます。それから11月から12月、1月につきましては日本ハムファイターズのキャンプに向けての準備がございますので、この間は貸し出しを行っておりません。それから、2月は当然、日本ハムファイターズのキャンプでございますので、一般への貸し出しはしていないということでございます。3月は2つの大学の合宿が入っております。これは平成25年度の資料でございますけれども、以上のような形での利用状況となっております。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) ご答弁ありがとうございました。建てかえにつきましては、先ほど比嘉忍議員の答弁の中にもありましたので、ぜひ財産処分特例と言うんですか、それが認められるよう、また県との調整も進めていただきたいと思います。質問の要旨のウのほうなんですけれども、なぜそれを質問したかと言いますと、社会人の硬式野球チームが名護市につくられたというのか、この会社が名護市に来たということで、名護市営球場を使わせていただきたいという話があって、交渉したらしいんですけど、なかなかいい返事がいただけなかったという話を聞いております。平日の中で、利用度がちょっと低いということもありまして、できたら、その社会人野球チームにどんどん貸し出ししたほうがいいのかと。逆に、その会社のほうにも整備について、整備というか維持についても一緒にやっていただければ、非常に助かると思っております。特に社会人野球が名護市にあるということは、名護市の名前を背負って社会人野球大会に出るわけです。しかも全国に行くとなると、必ず都市名が出ます。名護市という都市名が出ます。それも1つのPR効果になるのではないかと考えていますけれども、平日にその社会人野球チームへの貸し出しについて、どのようにお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。
◎総務部長(山里將雄君) 当然に、使っていただくことは大いに結構かと思いますので、ぜひ使っていただきたいと思っています。ただ、先ほど言った「いい返事じゃなかった」というのは、やっぱり芝の養生とかの問題がありますので、使い方が平日ずっとということになりますと、そういう問題が生じてくるので、使わせないということではなくて、その調整が必要なんだろうということでの話をしたようでございますので、その辺はよろしくお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) 今、平日一日中ということでありましたけれども、その社会人硬式野球チームが言ったのは、「午前中だけだ」という話をしたらしいんですけれども、その理解がされていないということで、例えば前は糸満の西崎球場を使っていたらしいんです。そうすると、維持管理も自分たちも手伝ってやったと。その維持管理費用もいくらかは出したんだと。名護市も使わせていただければ、その程度の分はやると言っているわけです。それがうまく話が伝わってないので、いきなり私のほうに来て、いろいろ言われたんですけれども、今後、きょうの回答、答弁を持ち帰って、この方々に話をするんですけれども、それはまた皆さん、ちゃんと相談に乗ってくれるのかどうか。
○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。
◎総務部長(山里將雄君) 先ほども答弁しましたとおり、もちろん相談といいますか、調整をしていきたいと思っております。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) もう20年前になるんですか、はっきり覚えていないんですけれども、一個人の方が、名護市でも硬式野球チームをつくろうと一生懸命動いていたこともあるんです。ただそれがどこまで進んで、どうなったのかというのは全然わかっていないんですけれども、とにかく今、社会人野球チームが1つできているわけですから、その中からまた名護市から、プロ野球選手が育つという期待も含めて頑張っていただきたいと思います。それでは質問の事項2についてお願いします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の事項2 宮里大南線街路整備事業についての答弁を求めます。建設部長 仲村善文君。
◎建設部長(仲村善文君) それでは、質問の事項の2の要旨の(1)宮里大南線について答弁をします。宮里大南線街路整備事業については、グラウンド西線と外廓線の交差点から、宮里中線との交差点付近、アパートの「ドリーム名護」付近でございますけれども、その間、約280メートルを1工区。1工区の終点から国道58号「カメラのキタムラ」付近までの間の約300メートルを2工区として全長580メートルの街路整備計画となっております。1工区については、平成24年度に事業認可を取得し、現在、用地取得、物件補償を進めております。現在の用地補償の進捗状況については、事業全体で34件中、契約済みが2件、交渉中が3件。物件補償につきましては、1工区全体で16件中、契約済みが2件、交渉中が3件という状況でございます。今後の計画につきましては、引き続き用地取得と物件補償を行い、ある程度まとまった事業用地が確保できる平成27年度から工事を行っていく予定でございます。1工区の完成は、平成28年度を予定しております。また2工区については、1工区の進捗を見ながら、今後事業認可を取得し整備をしていく予定でございます。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) 1工区についてなんですけれども、物件補償が16件、現在成立しているのが2件、交渉中が3件、かなり程遠いような感じがするんですけれども、28年度までということではあるんですけれども、かなり進捗が遅れているのではないかと感じます。これについては何か問題となるものがあるのか、教えていただきたいと思います。
○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。
◎建設部長(仲村善文君) 特に問題があるということではなくて、平成25年から事業を進めておりまして、予算が事業の当初は少なく予算が配分されるという状況になっておりまして、平成25年度、昨年度は3件でございますけれども、今年度は9件を予定しております。今年度は9件を契約すれば、残り4件ということになりまして、進捗が予定より遅れているということではなくて、予定どおりの進捗になっているということでございます。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) この件につきましても、近隣の方々から今現在、どこまで進んでいるのかというお話をよく聞かれるものですから、この質問をさせていただいております。ぜひ、残り4件も物件補償になると思うんですけれども進めていただいて、しっかり予定どおり工事が進むことをまず期待しております。次に、質問の事項3についてお願いします。
○議長(比嘉祐一君) 質問の事項3 最低制限価格変更についての答弁を求めます。総務部長 山里將雄君。
◎総務部長(山里將雄君) それでは答弁を申し上げます。最低制限価格の設定につきましては、公共工事に関する契約制度の運用の合理化を図ることを目的に、各省庁より構成された中央公共工事に関する契約制度の運用連絡協議会において定められたモデル、いわゆる公契連モデルの設定範囲、予定価格70%から90%を県内及び全国のほとんどの地方公共団体が準拠した運用が行われております。本市の最低制限価格の設定範囲につきましても、公契連モデルに準拠した運用をしており、当モデルの改定等にあわせ本市最低制限価格の設定範囲を変更し、運用しております。最低制限価格にかかわりますこれまでも変更内容を一部紹介させていただきますと、平成20年9月及び平成23年7月に公契連モデルの改定等に伴い、最低制限価格設定範囲の変更を行っております。また、同年10月に落札率低下傾向への改善対策としまして、これまで1,000万円以上の工事のみ最低制限価格を設定していたものを、競争入札を行う全ての工事で設定をしております。さらに平成24年度からは、これまでの決裁権者が設定範囲の中で任意で設定していた最低制限価格を、公契連モデル及び沖縄県等を参考に、建設工事について算定式を用いて設定をしております。このような対応を行ってきた結果、平成22年度と平成25年度の落札率を比較しますと、約89.8%から約92.2%と2.4ポイントの上昇しており、最低制限価格設定範囲上限値の90%を超える落札率となっております。したがいまして、入札結果や公契連モデルに準じ設定していること等からしましても、即、引き上げということは考えておりませんが、これまで同様、公契連モデル等の改定があれば、対応を検討していきたいと思っております。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) この件につきましては、総務財政常任委員会におきまして千葉県野田市に視察研修に行ってきました。千葉県野田市と言いますと、公契約条例を最初に制定した市でもあります。その野田市が最低制限価格の引き上げを行ったということではありませんけれども、賃金を引き上げたということで、その中身で、「それでは最低制限価格とかはどうなっているのか」ということで質問したところ、大分引き上げて、今、部長がおっしゃっていました89.8%から92.2%と言っていましたけれども、野田市のほうは93%から95%のほうまで行っているということで、かなり元請はもちろんのこと、下請、孫請、そして1人親方のほうまで、かなりいい賃金になっていると。そのことによって、何に変化が出たのかと言うと、経済効果が出たということがあるものですから、その辺を質問させていただいているわけですけれども、ぜひ名護市においても、その辺のことをしっかり考えていっていただきたい。そして、前に入札関係において、事業者の皆さんにいろいろアンケートをとったことがあります。再度、また事業者の皆さんにアンケートをとることは考えていないかどうか。
○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。
◎総務部長(山里將雄君) 今の段階で、新たなアンケート調査をするという予定はございません。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) 事業所によっては、予定価格を公表しないでくれという事業所もいると思います。逆に予定価格は公表してくれということもあるんですけれども、我々もいろいろ話を聞いてみますと、これは私なりの考えですけれども、逆に予定価格を公表しないで、予定価格に近づけるぐらいのものにしていったらどうかということも思っているわけです。そうすると、さらにその事業者間、元請と下請間の工事契約の額もかなり増えてくるだろうし、下請と孫請のほうも工事の契約でかなり賃金が上がってくるんじゃないかと考えられるんですけれども、この予定価格の公表のあり方については、どのように考えていますでしょうか。
○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。
◎総務部長(山里將雄君) 予定価格を公表した時期については今、ちょっと記憶はしていないんですが、予定価格、もともとは公表していなかったものを公表すると変えたわけです。そのときはやはり変えるなりの、公表すると決めたなりの理由があるわけです。その理由に基づいて行っているわけで、今すぐにそれを公表をやめるということはなかなか、検討がかなり必要だろうと考えております。それから、議員が今おっしゃったとおり、公表することについて、公表しないほうがいいとおっしゃる業者の方もいらっしゃいますし、そうじゃないという方もいらっしゃる。要するに、業界の中でもその意見が分かれているという状況の中で、我々のほうで即、公表をやめるということの決定はできないと思っております。かなりの検討が必要だろうと思っております。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) この最低制限価格の変更についてという質問事項を出しているんですけれども、これは特に私からすれば、公契約条例の制定に向けて、やはり市当局のほうで調査・研究も行いながら実際にその事業者の元請、そして下請、孫請、1人親方の関係について、しっかりその賃金はどうなっているのかということも調査していただきたいんですけれども、かなり下請や孫請のほうからは、結構、いろいろな苦情が出ています。なかなか仕事をしてもすぐにはお金が回ってこないとか、そういった状況の中で、どうして生活ができるんだというような苦情も入ってきております。その辺の調査をぜひ進めながら、今後の入札制度の関係を改善していただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。
◎総務部長(山里將雄君) 我々は今、契約制度のいわゆる改善につきましては、今の経済状況とか、あるいは市内の状況、それから業界の皆さん、業者の皆さんの意見等々を酌みながら、日夜その改善に努めているつもりでございます。ですから、今のようなことも同じで、今回の問題につきましても必要であると。業者の皆様からのご意見があれば、当然ながら我々は検討をしていくということになると思います。
○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。
◆18番(神山正樹君) 特に、随時やりなさいということではないんですけれども、やっぱり建設関連5団体ということもありますけれども、それ以外にもそこに入っていない業界もあるはずですから、ぜひ、いろいろなところからの情報を入れた中で調査を進めて、その入札制度、そして最低制限価格の見直しとか、入札制度の抜本的な見直しとかもやっていただきたいと思います。これはまた次期議員の皆さんで構成する経済建設委員会の中、そして総務財政常任委員会の中でも、恐らくまた出てくるだろうと思いますので、それもまた調査・研究も進むのではないかと思います。これで私、神山正樹、一般質問を終わります。 議長(比嘉祐一君) これをもって18番 神山正樹君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時39分)
再 開(午後1時30分)
○議長(比嘉祐一君) 10番 仲村善幸君。
◆10番(仲村善幸君) そのとおりだと思います。それからもう1点、今回の訪米をコーディネートしていただいた新外交イニシアティブ猿田事務局長が新聞で報告をされていますが、その中でスティーブ・クレモンズ氏という、ザ・アトランティック編集者が、「もう沖縄からの訪問者には会いたくない。どれだけアドバイスしても、いかに米国社会に訴えるかではなく、沖縄でどう報道されるかを考えての訪米ばかりだ」というように直言されたとありますが、これは今回の稲嶺市長の訪米に対する見解であるのか、あるいは猿田さんが話をされている趣旨というのはどういうものであるのか、知っている範囲でご答弁をお願いします。
○議長(比嘉祐一君) 市長 稲嶺進君。
◎市長(稲嶺進君) この記事では、私が訪米したというそのことの1つを指して言っているとは私は思わないです。これまで県知事も、あるいは県の職員も、あるいは国会議員も含めて何度も訪米をして、実情を訴えるということをやっておりますので、それはトータルと言いましょうか、全体を指して、そのようなことを言っているのではないかと思います。
○議長(比嘉祐一君) 10番 仲村善幸君。
◆10番(仲村善幸君) 新聞の報道を見ますと、こういう発言を猿田さんにしたのは3年前だそうであります。今現在、そういうふうに言ったわけでもなくて、市長に言った言葉でもないということがはっきりしているのではないかと思います。ですけど、この方の提言はとても重要で、私たち沖縄県民、賛成する人もいるし、反対する人もいますけれども、沖縄の現実をどのように伝えていくのか、真実をどう伝えていくのかをきちんとしなければいけないという積極的な提言だと私は受け止めました。それから、要旨の(2)ですけれども、刑特法を発動して反対者を排除すると。あるいは逮捕するなどのことを、水域を拡大してやろうということはとんでもない暴挙であるし、法律をも自ら勝手に解釈をして、国の意思に従わない者、あるいは国の意思に反対する者は全部潰していくと。そういう圧政。反対する者をならず者扱いする国の本音が見え隠れします。刑特法というのは、安保条約や地位協定に基づくアメリカ軍を守るための刑事特別法です。アメリカ基地にしか適用されない。日本の自衛隊基地に適用されるのは刑法です。例えば、自衛隊基地に侵入しただけであれば住居侵入罪です。だけど、米軍基地に入るだけでも1年以下の懲役になるんです。日本国憲法の上にあるわけです。自衛隊基地に入ってもこれだけだったのに、米軍基地に入れば重罪を科すというのは、これは全く逆転していて、安保条約というのは憲法違反の条約であるということは明白だと思います。それを利用して反対運動を潰そうというようなことはとんでもないことだということを申し上げたいと思います。部長どうでしょうか。
○議長(比嘉祐一君) 企画部参事 仲宗根勤君。
◎企画部参事(仲宗根勤君) 今、沖縄の置かれている現状というのは、日米安保条約と地位協定が要するに1つの鍵になっていると思います。その中で、そういった仕組みの中に、新たにまた制限区域を設けるということについては、そこに住まわれている漁民、あるいはまた日常的に生活をされている海岸に住まわれている方々のいろいろな行為に影響を及ぼすということから、このことについては市としては憤りを感じているというところであります。
○議長(比嘉祐一君) 10番 仲村善幸君。
◆10番(仲村善幸君) 刑特法発動を絶対に許してはならないと私は思います。それから、要旨の(3)の漁協による同意の話ですけれども、部長がおっしゃったように、これは日本政府に私は責任があると思いますし、金に糸目をつけないで、金で人を釣る手法が一般化していることは、これも私は民主主義の社会ではないと。国の政策を押しつけるためには、何でもやるということでしかないと思います。さらに、海は一部のものではないということも、そのとおりであります。私が懸念しているのは、1974年ごろでしたか、海洋博のときに本部町は大変荒れました。ウミンチュは海の漁に出ないで海洋博工事に行きました。だけど、何年も工事をしている間に、終わったら海には戻ってこなかったです。そのこともあって、追い込み漁はなくなりました。それからもう1つ、大地主がいて、この土地をみんな海洋博のために売りました。そして大金持ちになりました。ところが数年も続かなかったです。あとは日雇い労務に出るということもやらざるを得なくなったと。生産の場所を失ったわけです。生産の場所があれば、生産をして生活をしていけたんですけれども、生産の場所をなくすということは、このような悲劇を生むということでありますし、海も同じだと思います。ですから、日本政府にだまされるのではなくて、やっぱり私たちウミンチュはウミンチュとして誇りを持って生きていくということが今、大切だし、これはまた金だけの話ではなくて、自然を守るということと同時に平和を守るという崇高なことも、そこには問われているということではないかということを感じまして、これは私の意見であります。それから、「美ら海体験ツアー」とか「写真展」とか、ずっと名護市は頑張っておられますけれども、部長からもありましたように、ぜひ名護市のよさを伝えると。自然、大浦湾とか羽地内海とか辺野古とか、名護湾とかのよさを伝えると同時にまた、基地建設をさせてはいけないんだよというようなことを改めて訴えていくことも大事ではないかと。市としてできることは、さらにないかということも検討をしていただきたいと思います。それから、知事選挙についてですけれども、やっぱり辺野古移設には「ノー」と、県外移設を求めるという建白書も、オール沖縄の立場に立った知事を誕生させるべきだと私は思いますが、市長、その件についてもし答弁できるのでしたらよろしくお願いいたします。
○議長(比嘉祐一君) 市長 稲嶺進君。
◎市長(稲嶺進君) 昨年行われました建白書の提示というのは、非常に歴史的で、そして画期的なものだったと思うんです。その体制といいましょうか、そういうその環境は、やっぱり沖縄でつくっておかないと、いつまでも基地の重圧を受けながら生活をしていかなければならないということになると思うのです。そういう意味では、建白書の意思というのは、すごく大きいものだと思います。
○議長(比嘉祐一君) 10番 仲村善幸君。
◆10番(仲村善幸君) まだ候補者はどなたも決まっていませんけれども、やはりオール沖縄、ウチナーンチュのアイデンティティーを守り、そして日本政府に対してそれを主張できる沖縄というものを私たちは再度、皆で議論をしながら、沖縄はどう歩むべきなのかということを知事選の争点の中で、皆が考えていく時期に今直面していると私は思いますし、新知事誕生は辺野古移設ノー、オール沖縄ということができる知事を当選させるために頑張りたいと思いますし、大きくそこを私も期待をしています。それから、質問の事項3ですが、「障がい者」支援事業についてですけれども、福祉事務所の概要でしょうか、それを見ますと県や国とも連携した多くの事業を行って、障がい者の自立のために頑張っておられることに対して、感謝申し上げますし、この文章の最初に「障がい者用語の使用について」ということがあります。ちょっと読み上げたいと思いますが、「障害の「害」という漢字における負のイメージから、障がいのある人の人権を尊重するとともに、ノーマライゼーションに対する取り組みの1つとして、平仮名表記を心がけました。なお、法令や事業名、医療用語としての専門用語などにおいて、従来の表記といたします」名護市がいち早く…、8年前でしたか、この質問をしたことがありますけれども、「障害」という言葉自体をなくしてほしいと思います。「障害」という言葉でしか表現できないということはないと思います。体が不自由であったり、あるいは知恵が不自由であったりということは「障害」と言ってしまうと、それは差別用語になるんです。差別につながります。だから、新しい用語を、新しい言葉を、新しい言葉と言いますか、障がいを持っている人も持っていない人たちも同じ言葉で表現されるようなものを、あみ出していくことは大切ではないかと思いますし、名護市はこれをいち早く取り入れていただいているということと、それから、先ほど部長からの報告にもありましたように、様々な身近な支援策も展開しているということは、とても大事で、これからもさらに続けていただきたいと思います。また、障がい者団体補助金も交付しておられますけれども、この団体の育成にも力を入れてほしい。さらに力を入れてほしいと思います。名護市手をつなぐ育成会や北部心身障害児者親の会には家族自らが中心になって、先頭になって頑張っているんです。やっぱりそこを私たちは皆で支えて、支援していくことが大切でありますので、これからもこの障がい者の団体の皆さんとの日常的な連携を行い、訪ねて行ったり、訪ねて来たりして、心を割って話をして、希望をする者、あるいは何かやってもらいたいものとか、話し合いをできるように、これからもまた行政として頑張っていただきたいということを希望いたします。それから質問の事項4の滞在型観光についてですが、ありがとうございました。名護もだんだん活発になってきています。先日は羽地地域の民泊が出発をして、一部は実施をされているところもありますし、活気に満ちていると思います。会長は屋比久稔議員でしたか。それから、弘子議員も地域で一緒に頑張っておられると思いますが、これは皆で支えていくべきことだと思います。滞在型というわけですから人間がおり、それから、そこに来たいという人がいるためには、自然環境がいい、そして人間がいい、人がいい、地域がいい、そういうまちをどうつくっていくかによって滞在型観光というものを本当に発展させることができるのではないかと、私も頑張って支援していくというか、一緒にやっていきたいと思っています。それから、幸地川の件は整備はもう終わったということですが、上流あたりがまだ整備が行き届いていないと思います。せっかくの名護の一番有名な川でありますし、そこをぜひもっと整備をしていく必要があるのではないか、蘇生させる会の方々の努力に続いていかなければならないと思います。今、オリオンビールの前の川は、オリオンビールの会社が率先して草刈りとかをして、きれいに整備されてきています。私たち地域としても、それは蘇生する会を受け継いで、やっぱり地域としても相談もしながら、どういう取り組みができるかということも努力していきたいと思います。これは地域の人たちの声でもありますので、今後、市のご協力もお願いをしたいと思います。部長、よろしくお願いします。それから、市民スポーツについてですが、これもずっと皆から言われておりますが、これから高齢化社会を迎え、さらに人々の絆が求められている時代ですから、マッチしたスポーツではないか、レクリエーションではないかと思います。名護市は土地は大きいんですが、こういう土地は少ないと思いますが、たくさんの方々が言っておられますけれども、やっぱり本格的なものを念頭に置いて、さらに検討していくということも大事だと思います。久米島も行きましたし、すばらしい広大なパークゴルフ場ですけど、国頭もいいです。名護にそういう場所がつくれないかどうかの検討もしつつ、当面どういうことができるかということも検討して、ニーズがとても高いと。「名護はどうしているの」と。「私たちは皆、国頭に行ったり、あそこに行ってやっているんだよ」と。「名護市がこれでいいの」という、やっぱり一般市民の率直な気持だと思いますので、とても望まれていますから頑張っていただきたい。積極的な対応を頑張っていただきたいと思います。時間が2分前でありますけれども、これで一般質問を終わります。またこれからも一緒に頑張っていきましょう。
○議長(比嘉祐一君) これをもって10番 仲村善幸君の一般質問を終わります。 散会する前に、昨日の大城敬人議員の一般質問、事項7の件で、消防の消火活動関係で、状況を確認してお答えすることで終えておりましたので、一般質問の日程は本日が最終日ですので、ここで消防長に答弁をさせたいと思います。消防長 照屋秀裕君。
◎消防長(照屋秀裕君) 昨日の大城敬人議員の一般質問の中で、宇茂佐の火災について、事実確認の質問がありましたので、それについて答弁をしたいと思います。お手元に資料を、1枚紙ですけれども配付しております。平成25年3月12日、15時20分火災通報を受け、名護市宇茂佐1700番地の1、島袋宅へポンプ隊10号車、6号車、8号車にて出場をしております。8号車は消火栓部署し、待機を手前のほうでやっておりますけれども、現場手前の道路に車両があったということで、ポンプ隊6号車、これが10トンのタンク車ということで、通過ができない状況がございました。それで、ホースを延長してポンプ隊の10号車の1栓で消火活動を実施しております。16時13分に鎮火をしたという事案でありました。
○議長(比嘉祐一君) 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。散 会(午後3時42分)...