• "受入れ児童"(/)
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  1. 名護市議会 2012-06-07
    06月12日-03号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成24年第167回名護市定例会第167回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────┐│招 集 年 月 日│     平成24年6月7日 木曜日 午前10時     │├─────────┼───────────────────────────┤│招 集 の 場 所│       名 護 市 議 会 議 場       │├─────────┼───────────────────────────┤│開       議│    平成24年6月12日 火曜日 午前10時00分    │├─────────┼───────────────────────────┤│散       会│    平成24年6月12日 火曜日 午後4時53分    │└─────────┴───────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬─────────┬───┬────┬─────────┬───┐│議席番号│   氏  名   │出 欠│議席番号│   氏  名   │出 欠│├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  1  │翁 長 久美子 君│ 出 │  15  │渡具知 武 豊 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  2  │比 嘉 勝 彦 君│ 出 │  16  │大 城 勝 章 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  3  │川 野 純 治 君│ 出 │  17  │長 山  隆  君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  4  │東恩納 琢 磨 君│ 出 │  18  │神 山 正 樹 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  5  │岸 本 直 也 君│ 出 │  19  │小 濱 守 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  6  │宮 城 安 秀 君│ 出 │  20  │具志堅  徹  君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  7  │比 嘉  忍  君│ 出 │  21  │大 城 敬 人 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  8  │岸 本 洋 平 君│ 出 │  22  │屋比久  稔  君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  9  │金 城 一 隆 君│ 出 │  23  │荻 堂 盛 光 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  10  │仲 村 善 幸 君│ 出 │  24  │金 城 善 英 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  11  │神 山 敏 雄 君│ 出 │  25  │大 城 秀 樹 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  12  │         │   │  26  │宮 城 弘 子 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  13  │比 嘉 祐 一 君│ 出 │  27  │宮 城 義 房 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  14  │志良堂 清 則 君│ 出 │    │         │   │└────┴─────────┴───┴────┴─────────┴───┘ 署名議員       5番 岸本直也君  6番 宮城安秀君 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条による出席者              市 長  稲 嶺   進 君              副市長  親 川   敬 君 総 務 部 長   山 里 將 雄 君   企 画 部 長   仲宗根  勤  君 こども家庭部長   中 村 彦 次 君   市民福祉部長    平   三 男 君 産 業 部 長   玉 城 政 光 君   建 設 部 長   仲 村 善 文 君 水 道 部 長   岸 本  健  君   消  防  長   比 嘉 實 三 君              教育長  座間味 法 子 君 教 育 次 長   渡具知 武 美 君議会事務局出席者 事 務 局 長   中 本 正 泰 君   次     長   岸 本 健 伸 君 議 事 係 長   宮 城 佳 織 君   議  事  係   渡久地  樹  君 議  事  係   金 城 友 明 君 ○議長(比嘉祐一君) おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。 △日程により一般質問を行います。5番 岸本直也君、一般質問を許します。 ◆5番(岸本直也君) 皆様、おはようございます。5番 岸本直也でございます。議長のお許しをいただきましたので、第167回6月定例会一般質問、今回一番くじを引きまして出足のよい議会になるのかと思っております。よろしくお願いいたします。その前に一言申し上げまして、始めさせていただきたいと思います。おとといは第11回沖縄県議会議員選挙が行われまして、名護市区におきましては定数2において4人の皆さんが臨み、挑戦されました。23年間の行政経験を持ち、経験豊富で3人の市長を裏方で支えた。雇用の確保、定住の促進、経済が循環する名護市の構築に努力されたいと新人の末松文信さんが1万1,741票でトップ当選されました。2位には北部振興を推進し、豊富な経験を持つ前県議会副議長の玉城義和さんが8,279票で当選されました。これから4年間、沖縄県議会で北部、名護市のために頑張っていただきたいと、そう思います。また、名護市議2期6年間、この議場でともに地域のために頑張られました玉城健一さんが新人ながら勢いのある頑張りで追い上げる闘いを見せてくださいました。残念な結果でありましたが、今後の活躍に期待したいと思います。議会開会中ではありましたが、暑い中、先頭に立って支援された議員諸公の皆さん、ほんとにお疲れさまでございました。職員の皆様も大変遅い時間までご苦労さまでございました。きょうは、傍聴席には東江区長をはじめ役員の皆さん、そして民生委員、多くの区民の方々がお忙しい中、傍聴においでくださいました。ありがとうございます。稲嶺市長をはじめ職員の皆さん、きょうは東江区民の課題、問題解決に向けて期待の持てる前向きな答弁をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは通告に従いまして始めさせていただきます。質問の事項1 安全・安心な環境都市の形成について。質問の要旨(1)東江区の課題・問題解決について。ア これまで東江区からの要請・要望などが市当局へありました。定例会でも一般質問しましたが、その後の取り組みや調査などについてお伺いします。①ジンガムイ土砂災害警戒箇所の対策について。②東江区の「防災計画」について。③ジンガムイ「緑の基本計画」の実行について。④市道東江原線ジンガムイ線)の整備について。⑤県道18号線、市道東江原線ジンガムイ線)から起こる東江区内の排水溝のしゅんせつと排水計画の見直しの件について。⑥東江海岸高潮対策事業の完了後の高波・越波の被害状況と周辺(市道名護96・97号線、東江原第三公園、東江海岸)の管理体制とこれまで工事を阻害されてきた理由のハマサンゴ周辺サンゴの生育状況等などについて、お伺いいたします。⑦東江小学校の防災計画について。質問の事項2 ごみ行政について。質問の要旨(1)名護市の未来に向けて、ごみ減量作戦。ア ごみ有料化の実施後の減量状況はどのようになっているのか。また、家庭ごみ・事業系ごみ減量計画があるのかお伺いします。イ ごみ減量の提案として、エコ家庭の認証や表彰状の贈呈、各事業所に「ごみ計画書」の作成と「ごみ管理者・管理人」の設置義務条例の制定について当局の意見をお伺いいたします。ウ ごみ搬入処理量(一般ごみと事業系ごみ)、ごみ減量計画書、その他関連資料の提出をお願いいたします。これは皆様のお手元のほうに届いているかと思います。質問の事項3 商業活性化と市営市場の活性化について。質問の要旨(1)名護市営市場の活性化とまちのにぎわいの創出。ア 市営市場の活性化と周辺商店街の活性化についてどのような計画があるのか、考えがあるのか、地域からの要望があるのかお伺いいたします。イ 電光掲示板・モニター(屋外用情報表示装置)設置について当局の意見をお伺いいたします。ウ 市民会館に設置されている電光掲示板・モニターに関する資料、市営市場に関する活性化計画書イベント実績、市場から市場周辺の市場に関するアンケートもしくは意見書などの資料提出をお願いいたします。以上、質問の事項3点でございます。当局の皆さん、きょうは意義ある答弁をよろしくお願いいたします。議員諸公の皆様も選挙でお疲れだと思いますが、おつき合いのほど、よろしくお願いいたします。それと議長へ申入れいたしますが、質問事項別に一問一答方式でお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問者より一問一答、事項別の申出がありますので、市当局はそのように取り計らいをお願いいたします。市当局の答弁を求めます。総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) おはようございます。それでは、私のほうからは質問の事項1の①、②について、お答えを申し上げます。まずジンガムイ土砂災害警戒箇所の対策について、それから東江区の「防災計画」についてということでございます。この①、②につきましては、関連するものでございますので一括して答弁をさせていただきたいと思います。ジンガムイ土砂災害警戒箇所についてでございますけれども、ジンガムイの急傾斜地は平成21年2月3日に土砂災害警戒区域に指定をされております。土砂災害警戒区域に指定された場合は、崩壊等が発生した場合に住民等の生命、又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。土砂災害警戒区域に指定された場合には、そのような対策がとられるということですが、3つほど挙げられておりまして、市町村地域防災計画への掲載、それから災害時要援護者関連施設利用者のための警戒避難体制、それから3番目に土砂災害ハザードマップによる周知の徹底ということが行われるということになります。こちらにつきましても、その指定がされているわけでございますので、防災計画への掲載、それからハザードマップの作成が今、行われているということでございます。特に東江区、いわゆる東江区に限っての防災計画、対策ということではございませんが、全体の計画の中で区域ごとの計画も定めてまいりますので、東江区につきましても、その中で避難経路等々の指定等々も行っていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) それでは、私のほうからは質問の事項1のアの③、④、⑤、⑥について、お答えを申し上げます。まず③ジンガムイ「緑の基本計画」でございますけれども、ジンガムイは平成13年3月に策定した「名護市緑の基本計画」の中でヒカンザクラの植栽量の拡大など市民の憩いの場及び観光の拠点づくりを行う緑化重点地区に設定をされていましたが、補助事業の採択要件などから整備ができない状態が続いております。ジンガムイの今後につきましては、平成24年度策定予定の新たな「緑の基本計画」の中で大幅な地形改変を伴わない遊歩道整備などを念頭に景観計画やその他の施策と整合性をとりながら必要性や重要性を検討し、位置づけをしてまいりたいと考えております。それから④市道東江原線についてでございます。市道東江原線の整備につきましては、地形が急峻(きゅうしん)のため道路構造令で定められている道路勾配及び曲線半径の確保が厳しく、また県道18号線の整備など代替機能が整備されたことなどにより、名護市の道路整備プログラムの将来都市内幹線道路ネットワーク及びプログラム対象路線に位置づけされなかった経緯がございます。したがいまして大幅な改築を伴う整備につきましては厳しい状況でございます。なお、当該道路を管理する立場としましては生活道路としての利用に支障を来さないよう、区とも連携をとりながら維持管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。それから⑤でございます。東江区内の排水につきましては、これまでに東江区からの要請・要望により東江原線の集水ますの改善や横断溝の設置などを行ってまいりましたが、まだ改善を必要とする箇所があると伺っておりますので、これからも東江区とも連携をとりながら取り組んでまいりたいと考えております。⑥でございます。東江海岸整備工事の完了後の高波・越波の被害状況につきましては、沖縄県北部土木事務所の担当者に確認をしたところ、工事着手前と比較すると工事完了後は養浜や植栽などを施したことにより格段と高波及び越波が軽減されているとの説明を受けております。また、東江区の区長にも同様の内容について聞き取りを行ったところ、平成23年度の台風時においても施工前に比べると高波及び越波の被害はとても軽減されていると伺っており、事業効果が発揮されていると捉えております。次に東江海岸周辺の施設の管理についてでございますけれども、市道96号線・97号線は名護市で管理を行っており、東江原第三公園につきましては東江区と委託管理契約を締結し、通常の維持管理は東江区で行うことになっております。東江海岸につきましては、沖縄県北部土木事務所において管理を行っているということでございます。それからハマサンゴ周辺サンゴの生育状況でございますけれども、沖縄県北部土木事務所モニタリング調査を実施し、調査結果は、大型ハマサンゴは工事着手時には3分の2が砂に埋まり、群体の白い箇所が既に死亡して状態はよくなかったということでございますけれども、その後、大型土のうなどにより保護をしたことにより、生存が確認されていると報告されております。サンゴ類につきましては、大型の個体が成長していることと人工リーフへの着床サンゴの群体数が年々増加しているとの報告がされております。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 私のほうからは質問の要旨1、アの⑦についてお答えいたします。平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、これまでの想定をはるかに越えた巨大地震・津波の発生で甚大な被害を及ぼし、その結果、これまでの地震・津波対策のあり方についての諸課題が明らかになりました。学校における防災教育、防災管理等の諸課題として3つの課題が挙げられております。県教育委員会では国や県が示した諸課題や動向等を踏まえ、既存の危機管理マニュアルの地震・津波対策を見直し、児童生徒等の安全確保を図るため、危険回避能力の育成と、これまでの学校の地震・津波対策の危険管理マニュアル見直しの基盤となる「学校における地震・津波災害等対策危機管理マニュアル」の作成をしております。名護市内各小中学校においては、その危機管理マニュアルに基づいて学校における防災教育、防災管理等の3つの課題について見直し、児童生徒の避難訓練も全ての学校で実施されております。東江小学校の例で見ますと、小学校の海抜が4.1メートルであります。そして避難場所は海抜70メートルのナングスクの駐車場となっております。これまで避難訓練も実施し、全児童が避難場所までの移動所要時間は21分45秒となっております。平成23年5月当初は、銭ケ森への避難場所となっておりましたけれども、学校で検討した避難経路を消防などと確認しますと、銭ケ森までの経路は地震の際にがけ崩れのおそれがあり、少し遠いけれどもナングスクのほうが安全であるとのアドバイスを受けて現在の避難場所となっております。今後は災害対策本部等との連携を図り、関係機関との緊急連絡態勢を構築する必要があると考えております。また、学校においては児童生徒等の安全確保を図るために自らの命を守り抜くため、主体的に行動する態度を育成するための防災教育は大変重要であります。そのためには防災に関する基礎知識、地震や津波に関する基礎知識などを身につけさせ、習得した知識に基づいて的確に判断し、迅速な行動をとることや児童生徒等の発達段階等を踏まえた授業等の創意工夫が必要であります。さらに、防災教育の一環として学校独自の地震・津波対策等危険管理マニュアルを効果的に活用した避難訓練の充実により児童生徒の危険回避能力が身につくものと考えているところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 第166回定例議会の会議録も参考にしながら、答弁者のほうも答弁していただきたいと思っております。きょうは東江区の問題・課題解決などについて重点的にやっていきたいと思いますので、答弁者、関係課の皆さん、よろしくお願いしたいと思います。①から⑦までの質問事項がございますが、まず⑤の県道18号線、市道東江原線ジンガムイ線)から起こる東江区内の排水溝のしゅんせつと排水計画の見直しについての件から進めさせていただきますが、これまで東江区内においては、数カ所の冠水とか被害があったということを区長のほうからも、建設部のほうからも聞いておりますが、まず東江三丁目21番16号付近、これは當間さん、それから大城さんのうちの近くなんですが、大雨が降るたびに消防署の皆さんは大変ご苦労なさっているわけですが、これまでどれぐらいの出動件数があったのか、ちょっとお聞きしたいのですが。 ○議長(比嘉祐一君) 消防長 比嘉實三君。 ◎消防長(比嘉實三君) 大雨による警戒出動等でありますけれども、先ほどの東江三丁目21番16号、當間宅、それから大城宅付近でありますけれども、平成22年度に4回、平成23年度に4回、平成24年、今年度でありますけれども2回の出動をしております。しかしこれについては、実質道路冠水と警戒も含まれておりまして、それから実質道路冠水に至らなかったんですけれども、消防側が自主的な地域等のパトロール等を行っているものもありますので、若干増えるものと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 消防職員の皆さん、どうもご苦労さまでございます。この付近は、国道58号が上がる、それから山手線が上がることによって起きた状況でございまして、當間さん、大城さん宅の前が逆勾配になりまして、そして山手線が上がることによって排水の末端部分が封鎖されまして水が流れないという中で起きた問題だと思うのですが、これも議会でも何度も何度もやられているわけですが、建設部のほうとして今現在の進捗状況、どのようになっているのかお伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) この三丁目の一帯が先ほども消防長のほうから何回か、年に4回ほど出動されているということがありました。これにつきましては昨年度行われましたガチンコ市長塾の中で消防本部の女子職員のほうから話がありまして、何回も消防としては出動していると、改善できないのかという話がございました。そういったものも今、議会、それから地域の要望もありまして、現在調査を進めているところでございます。状況といたしましては山手線の整備をする中で、この一帯の排水を処理するために横断のパイプを既に敷設をしております。浸水地域というのは、1つの大きな土地、民有地でありますので、この民有地から山手線の横断溝につながる排水が整備をされていないという状況で浸水が起こっております。民有地の排水につきましては、基本的には市が処置をするというものではありませんので、区長とも相談をして地主とか、そこに住んでいる方々に設置の依頼をしているところでございます。市としましては、この設置に関しての技術的なアドバイスとか、そういったものに対して指導をしていきたいと考えているところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) はい、わかりました。この件も長々と議会でも質疑させていただきましたが、やっと何か解決に向かっているのかと思っております。中に民有地があるということで市のほうも、そして区長もご苦労なさったのかと思いますが、前向きに早目にしていただきまして、これは区のほうでやられるということでありますか。それからジンガムイの山から流れてくる雨水が大変区内に弊害をもたらされて、大変困っている状況でございます。その区内でも東江公民館前付近ですか、東江三丁目3番13号付近の佐渡山さんの住宅なんですが、この辺も山手線ができる、それから県道18号線ができる弊害がありまして、このパーマ屋さんの前が30センチメートル、40センチメートルも水がたまる一方で流れないという状況でございます。その辺も市当局としては確認されたのかどうか、区のほうとも話をされたのかどうか、ちょっとお聞きしたいのですが。
    ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) この公民館の東側のことだと思いますけれども、現場につきましては4月だったと思うんですけれども区長を伴って踏査をしております。その中で、もともとは東江公民館の下のほうをボックスカルバートが通っていたという話がありました。公民館建設のときに、このボックスカルバートを閉めて迂回をさせるという方法をとったようであります。それが現在、うまく機能していないのかという課題が出てきておりますので、それについては話としては伺っておりますけれども、改めて迂回した排水路が機能しているのか、していないのかを調査して適切な対応をしてまいりたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございます。ぜひ区長も区の住民の皆さんとも相談しながらスムーズに流れるように検討して、現場のほうを調査していただきたいと思っております。この道路はスクールゾーンにもなっておりまして、豪雨の際にはすごい向こうのほうも30センチメートルぐらいたまりますか、そういう状況でございますので、ひとつよろしくお願いいたします。それから県道18号線から流れる雨水が下のほうのジンガムイ線に流れると。そのジンガムイ線から、また川のごとく水が流れるのですが、せんだって金城主幹のほうから集水ますの設置、それから横断溝の設置をしていただいたのですが、いまだに東江二丁目3番1号付近のますはオーバーフローするような状況でございます。そしてそこでオーバーフローして流れた水が東江小学校の裏のほうに行くのですが、そのほうでまた詰まりがありまして、詰まった水がまた東江公民館の裏に流れるような状況でございます。なぜかわからないのですが、東江小学校の体育館の下から排水が流れているとちょっとお伺いしたこともありまして、これは教育委員会のほうに質問させていただきますが、この断面の大きさはどのぐらいの大きさで、排水溝なのか、ボックスカルバートなのか、それからどういう理由で体育館の下から排水が流れているのか、それもちょっとわからないのですが、答弁できればお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) この排水につきましては、方向としては山手のほうから東江小学校の正門向け、その中で体育館の地下を通っているということでございます。高さが90センチメートル、幅が130センチメートルということでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 教育委員会のほうにちょっと質問いたしますが、このボックスカルバートは現在生きているのか、それから詰まっているのか、確認されたのかどうかお伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) この排水につきましては現時点で、これがしっかりと機能しているのかどうか、まだ見えない状況、これを確認しようと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) はい、わかりました。このボックスカルバートの入り口付近から山手線の流水が入るわけですが、この辺が原因の箇所かと。ここで詰まることによって公民館裏のほうに水が流れ、冠水しているような状況もございましたので、ぜひ早目に確認していただきたいと思っております。また、今年度は東江小学校の配置計画、見直し計画もやられるということでございますが、その辺の排水計画のほうも検討されているのかどうか、お伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 学校施設の全体配置計画の際に、この排水の件についてもしっかりと見直しをしていきたいと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) オリオンビール工場周辺からも排水が流れ、両サイドから今、排水が流れている状況であると思うんですが、ぜひ排水計画のほうも見直しをしていただいて学校の中で災害が起きないような計画もしてほしいと思っております。東江区内の冠水箇所、3カ所ほど今、話をさせていただいたのですが、建設部、それから総務部のほうとしても早目に区長と相談しながら進めていただきたいと思いますが、総務部長、いかがでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 総務部としましても、いわゆる防災の観点から建設部と協働して対策に当たっていきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) よろしくお願いいたします。それから山手線の工事に関してちょっとお話をさせていただきたいと思いますが、今現在、ジンガムイ、それからヤマガマタから流れる水の受けが山手線となっているかと思います。山手線の縦断勾配、そして分水嶺のほうがいくつかありまして、この計画として山から降った水が山手線で受けて、それを分散していくような方法もとれないのか、それからやはり東江区から流れる水がほとんど幸地川に向かっているかと思いますが、この辺の計画的な見直しも今の話とドッキングして山手線担当者、いかがでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) 山手線からの東側、ジンガムイ、そういった所から流れる水を山手線で受けているというような状況でございますけれども、この山手線の縦断勾配につきましては設計が既にできていまして、施工もしているというような状況の中で縦断勾配の変更というのはできないと考えております。なお、この排水の処理につきましては通常、道路部分だけの排水の処理の計算だけをするというのが基本ではございますけれども、既存の山手側から入ってくる水については排水計算の中で当然考慮しておりますので、そのあたりは山手線の設計で排水処理ができるのではないかと考えております。しかし、東江原線から入ってくる水につきましては、その箇所につきましては、まだ山手線が完成をしていないわけでございますので、山手線の設計の概要、設計の内容も検討してみながら東江原線の排水が山手線でとれるのか、それとも山手線を横断して既存の集落内のボックスカルバートに入っていくことがいいのか、そういったものについて調査をしてまいりたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) はい、わかりました。この区内の冠水の原因なども山手線の延長を利用しながら解決に結びつければいいのかと思いますので、ひとつ工事をしながら検討していただきたいと思っております。続きまして④の市道東江原線ジンガムイ線)について、ちょっと質問させていただきますが、この道路はこれまで平成元年ぐらいからでしょうか、東江土地改良区、それから県道18号線トンネル工事の資材などの運搬に使われた道路でございます。この道路を使うことによって現在完了しているわけですが、使うことによって今現在土砂崩れ、それからガードレールが浮足になったり、いろんな症状が起きていると。やはり台風のときなどには区長も事前に回ったり、台風後にも回ったりしながらずっと注視している場所でございます。この辺も、県もどう考えているのかわからないのですが、使いっぱなしではなくて土砂崩れ、それからガードレール、アスファルトの手直しとか、そういうことができないのか、建設部長、もう一度答弁お願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) この東江原線でございますけれども、県道18号線は平成13年度に工事が完了をしております。その間、資材運搬として東江原線が使用されてきたわけでございますけれども、この工事が完了した時点で、市道を使っていたわけでございますので、市道の傷みぐあいというものについては市道の管理者であります名護市、それから利用した県のほうもそれぞれ現場を確認しながら業務を終えたと認識はしております。ただ、その後、10年ぐらいたちますので当然道路の傷みとか、のり面の崩壊とかが出てきております。それにつきまして、ガードレールの設置も含めて必要なものにつきましては管理の範疇(はんちゅう)の中で適切な対応をしていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 部長、ありがとうございます。この道路は現在も区民の皆さんが畑への道路として使っている状況でございます。それから久志に抜ける方々も使っている道路でございますので、しっかりと管理をしながら区民に使わせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それで①のジンガムイの土砂災害についてなんですが、これも第166回の定例会でも述べさせていただきましたが、どうしてジンガムイ土砂災害警戒区域を理由に避難場所として設置できないのかということでの悩みでございますが、ぜひ対策できるものであれば、このジンガムイを東江区民の避難場所として指定していただきたいと思っておりますが、あす6月13日、水曜日の19時半から東江公民館のほうで地震防災図上訓練、DIGの説明会及び地震についてという通達が区のほうにも来ているのですが、この説明及び図面上訓練の実施ということであるんですけれども、どのような内容で実施していくのか、説明をお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 消防長 比嘉實三君。 ◎消防長(比嘉實三君) あした、6月13日19時半から東江区公民館において区の皆さんを対象にDIG(ディグ)、これは「D」は「Disaster」、「I」は「Imagination」、それから「G」は「Game」ということでDIGの図上での災害の机上訓練をやりたいということを東江区の区長に申入れて消防本部の職員と東江区からは10名程度を今、予定しているんですけれども、これについては地域を知る、それから人を知る、その災害のイメージのトレーニングを、勉強会をやろうということで区長に申入れて、消防本部が勉強会をやろうということで進めているものであります。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) はい、わかりました。これは消防本部からの通達ですが、これは総務課のほうは参加できるのかどうか、総務部。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 総務課としても参加する予定でございます。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) ぜひ関係課、関係部署も協力しながら参加していただきたいと思っております。そしてこの防災計画などは、市のほうでも今、進めているかと思うんですが、やはり地域は地域での防災計画が必要だと思います。これを参考にしながら東江区の防災計画も立てないといけないかと思うのですが、これから東江区だけではなくて全体的な各区の防災計画も必要だと思いますが、担当課としてどのようにお考えか、お伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 防災計画は今、名護市で当然に策定しなければならないということで進めているわけなんですけれども、ハザードマップ等々の整備も行っております。いわゆる全体的な計画は行います。それから地域ごとは、どういう区切りにするかいろいろ考え方があるんですけれども地域ごとの計画も、いわゆる避難経路等々もハザードマップも作成します。あと、細かな1区ごとのということとなりますと、そこまで細かいものを全体の中でつくっていくのは難しいと思いますので、そこはぜひ、いわゆる自主防災組織、その結成を各区で行っていただいて、その中で各区ごとのハザードマップ、あるいは避難経路の確定、あるいは防災訓練等々を実施していただきたいと考えています。もちろんそれには市も最大限協力しながらということでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) ハザードマップとか地域の自主防災組織という話がございましたが、それを結成するに当たってのノウハウとか、市として指導していくというようなことができるのかどうか。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) それはぜひ行っていきたいと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 時間も残り少ないので進めさせていただきます。東江小学校の防災計画について質問させていただきますが、前回、津波のおそれのある場合についてジンガムイであると指定しておりましたが、なぜか半年後にはナングスクへと避難場所を変えたということでございます。せんだっての議会でも具志堅徹議員からも質問があって、こんなに近いのであればジンガムイがいいのではないかと。集落内を通って遠回りにジンガムイに行く、それからナングスクに行くのではなくて、やはり近くて、運動場を突き抜ければ近い場所がジンガムイではないかと。徹議員もせんだって運動会のときには現場のほうを確認しまして、やはりここがベターだということをおっしゃっておりましたので、教育委員会のほうも再度検討していただけないかと思っております。東江区のジンガムイ土砂災害警戒区域では一番ネックになっているわけですが、全体的に考えますと、ここの部分だけ土砂災害のレッドゾーンであって、そこを外れるとまた緩やかな傾斜地もありますので、そういう場所に遊歩道を造るとか、3,200名の住民が短時間で避難できるような遊歩道の設置とか、その辺も緑の基本計画の中、そして今できるようなことができないのか、お願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) ジンガムイの遊歩道の設置につきましては、津波などの防災避難の対応というものには関係なくして、ジンガムイというのが市街地を一望できる景観のいい場所であるという観点から緑の基本計画の中に位置づけをしていって、この整備も今、決定しているわけではないんですけれども、整備の方向性を決めていきたいということでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) はい、わかりました。名護市の緑の基本計画というのがございまして、第2の改正版ということでございます。それもさることながら、東江区の憩いの場としてのジンガムイですので、遊歩道的なものは早目にどうにかできるのではないかと思っておりますので、ぜひそれも考えながら区の意見も取り入れながら検討して、実行していただきたいと思っております。それでは議長、質問の事項2、3についてお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の事項2、3について市当局の答弁を求めます。企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 私のほうからは質問の事項2について、お答えします。質問の事項2、質問の要旨(1)のアについてお答えします。ごみ有料化の実施後の減量状況については、対前年比の数値で平成21年度は約4,653トンの減量で、21.2%の減少となっております。平成22年度については約1,023トンの増で5.9%の増加と。平成23年度は約475トンの増で2.6%の増加となっております。増加分については可燃ごみが増加傾向にあることから、可燃ごみの減量、リサイクルの推進に努めてまいりたいと考えております。それから家庭系ごみ・事業系ごみ減量計画については、平成20年度に「名護市ごみ減量・リサイクル推進基本計画」を策定しております。計画書では5つの基本方針で42項目の施策を掲げ、うち24項目について既に実施しており、その中に家庭系・事業系ごみの減量についても本計画書に盛り込まれておりますので、今年度も着実に実行していきたいと考えております。それから質問の要旨(1)のイについてお答えします。提案がありますエコ家庭の認証や表彰状の贈呈、事業所のごみ処理計画書の作成、それからごみ管理者・管理人の設置義務条例の制定などについては、先ほどのごみ減量・リサイクル推進基本計画に掲げる42項目の中に関連する事項があることから、条例の制定ではなく本計画に基づく施策として取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。次に質問の要旨(1)のウのついてお答えします。提出してあります資料でご説明申し上げますと、ごみの搬入処理量は平成23年度実績でごみ総量として1万8,752トン、一般(家庭系)ごみが7,576トン、事業系ごみが8,886トンになっております。また、ごみ減量・リサイクル推進基本計画の計画体系の資料を提出してありますので、ごらんいただきたいと思います。資料にあります黄色の部分がごみ減量・リサイクル推進事業として今までに実施している事項となっております。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) それでは、私のほうから質問の事項3の質問の要旨(1)のア、イ、ウについて、お答えいたします。名護市として市営市場の活性化と周辺商店街の活性化、いわゆる中心市街地の活性化についてどのような計画があるかということでありますが、この中心市街地の活性化につきましては名護市のみならず全国的な課題であると考えております。本市は平成15年度に沖縄北部特別振興事業、いわゆる北部振興事業を活用して「名護市中心市街地活性化基本計画」と、こういう冊子をまとめております。そういう中で、これまでこの基本計画に基づき産業支援センターや、それからまちなか市営住宅などの周辺地域の整備に取り組んでまいりました。昨年度リニューアルオープンした名護市営市場も、その中に示された活性化プロジェクトの1つであり、食文化発信拠点として整備されたものであります。市場を活用した活性化への取り組みとして現在、市場テナント会と指定管理者、それから名護まち活性化実行委員会、そして一般市民の有志で活動が現在活発に行われており、イベント開催時には多くの市民でにぎわっております。市場に対する地域からの要望としても定期的なイベントの開催が多く寄せられておりますので、市としても活性化につながるイベントの開催について引き続き支援をしていく考えであります。なお、来る16日、土曜日にはこの市場のグランドオープン1周年ということでイベントを計画しております。ぜひ多くの皆さんが参加されるよう、こちらからお願いを申し上げたいと思います。次に質問の要旨(1)のイの市場での電光掲示板・モニターの設置につきましては、例えばイベント情報や生活関連情報の発信、又は設置による集客などに大変有効であると考えておりますので、費用対効果等も検討しながら今後、一括交付金事業等の補助メニューも模索していきたいと考えております。次にウの市営市場のイベント実績、それからアンケート集計結果については、お手元に資料を配付しておりますのでご参照いただければと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 私のほうからは質問の事項3、質問の要旨(1)のウについてお答えいたします。現在、市民会館に設置しております屋外用発色LED情報装置の特徴は、情報編集用パソコンにて文字や画像データを作成し、静止、流動などの多数の演出表示が可能な機器であります。表示画面寸法は縦3.2メートル、横4メートル。超高輝度発光ダイオードの寿命は、連続使用したとして約5万時間、およそ5カ年と8カ月程度でございます。周辺機器を含む総事業費は3,879万7,500円でございます。電光掲示板の概要と活用内容につきましては、資料を配付してございますので、ごらんいただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 残り少ない時間でございますが、きょうは東江区の安全・安心な環境都市の形成についてということで東江区の問題・課題について話をさせていただきましたが、最後に市長、30秒ほど時間がありますので、市長からも3,267名の人口の東江区でございます、ひとつこんないろんな問題点を解決していただけるよう、市長のほうからもぜひお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) きょうは直也議員が地域の問題・課題というのを中心に一般質問として取上げていただきました。そのことについて、きょうはまた区民の皆さんも大部傍聴席にご参加のようでございますが、これは日ごろから直也議員が地域に密着した活動というものを中心にやっているということがよく感じさせられます。いろいろ提言もございましたけれども、これからも情報の提供だとか、あるいはその問題意識の共有だとかというようなことを、これからも一緒に共有、共感することによって、それらの問題解決がさらに進んでいくと思いますので、どうぞこれからもともに頑張っていきましょう。どうもご苦労さまでした。 ○議長(比嘉祐一君) 5番 岸本直也君。 ◆5番(岸本直也君) 市長、どうもありがとうございました。そして各課にまたがった答弁もありがとうございました、当局の皆さん。そして議員諸公の皆さん、そして東江区民の皆さん、ご清聴いただきましてありがとうございます。 ○議長(比嘉祐一君) これをもって5番 岸本直也君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時3分) 再 開(午前11時14分) ○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。18番 神山正樹君、一般質問を許します。 ◆18番(神山正樹君) おはようございます。ただいま議長のお許しが出ましたので、仁の響、18番 神山正樹、一般質問を行っていきたいと思います。前置きはなしに、すぐ質問に入っていきたいと思います。質問の事項1 第9次名護市交通安全計画について。第9次名護市交通安全計画(平成23年度から平成27年度まで)が策定されました。計画の基本的な考え方で、「人命尊重の理念に基づき、究極的目標として交通事故ゼロを目指すべきであり、交通事故の実態に対応した安全対策を講じ、交通弱者である歩行者、とりわけ高齢者、障害者、子ども等の安全確保が必要である。『人優先』の交通安全思想を基本とし、あらゆる施策を推進する」としています。その第9次名護市交通安全計画から質問させていただきます。質問の要旨(1)計画の基本的な考え方から「交通事故の実態に対応した安全対策を講じ」とありますが、交通事故の実態がなければ安全対策は講じないのか。質問の要旨(2)道路交通の安全から。ア 第2章第1節4の道路交通の安全についての対策の中で、(1)の高齢者及び子どもの安全確保がうたわれております。その中でも「子どもを交通事故から守る観点からの交通安全対策が一層求められる。通学路等において歩道等の歩行空間の整備を積極的に推進する必要がある」としているが、歩行空間以外の交通安全対策をどのように行うのか伺います。イ 第2節 講じようとする施策から。①本市においては、市道等の整備が進み外廓線も開通し、車両通行量の増加傾向にあります。道路整備において歩道等の交通安全施設等の整備も進められていることは十分に理解しているものの、横断歩道及び車両停止線等その他の交通安全施設はどうなっているのか伺います。②「イ、通学路等の歩道整備等の推進」から。「小学校、幼稚園、保育所、児童館等に通う児童や幼児の通行の安全を確保するため、通学路等の歩道整備等を積極的に推進する。歩道等の整備が困難な地域においては、路肩のカラー舗装や防護柵設置等の簡易的な対策を行う。既設横断歩道の劣化については、関係機関と連携し、積極的に補修する」となっていますが、これまで講じてきた対策では、どのようなものがあるのか伺います。③交通安全施設等整備事業の推進から。「歩行空間のバリアフリー化及び通学路における安全・安心な歩行空間の確保を図る」とありますが、具体的にどのように確保していくのか伺います。質問の要旨(3)昨年度、第165回12月定例会の中で、教育委員会、区長会、議員諸公からの交通安全に対する情報については、全体を網羅したファイリングの必要性を訴えてきましたが、現在の取り組み状況をお聞かせください。質問事項2 第2次名護市障がい者プランについて。名護市障がい者プランは平成18年度を初年度とし、平成23年度を目標とする6カ年計画として策定され、平成20年度に第1期障害福祉計画の必要な見直しと、障がい者の社会参加や就労支援のニーズの高まりに伴う改訂が行われてきました。さらに平成24年3月には、これまでの名護市障がい者プランの評価と問題点及び課題を踏まえ策定されたものと思います。第2次名護市障がい者プランから質問をさせていただきます。質問の要旨(1)名護市障がい者プラン第1期・第2期を通じて実績を確認させていただいていますが、評価のレベルが見えてこないことと、問題点・課題が見えません。集約している部においては、評価レベル、問題点及び課題等の整理ができているのか伺います。質問の要旨(2)9ページ、計画の目標から。施設入所者から地域生活への移行で、平成17年10月1日時点の全施設入所者数138人となっていますが、平成23年度末には施設入所者実数に変化があると考えるが、基礎となる数値の考え方を伺います。質問の要旨(3)15ページ、サービスの利用計画の作成支援から。施策内容で、「全ての障がい者に対し、ケアマネジメントの手法を活用し、計画的なプログラム等といった必要な支援を提供します」とあります。名護市障がい者プラン改訂版も同様になっておりますが、計画数値が極端に増えているのは、「障害者総合福祉支援法」(仮称)を見据えてのものなのでしょうか、伺います。質問の要旨(4)33ページ、障がい児保育の推進から。保育所訪問支援となっていますが、平成23年度までは、障がい児保育事業実施保育所(園)数の実績数値となっています。その保育所(園)の資料を提供していただくとともに、保育所訪問支援となっている理由をお聞かせください。質問の要旨(5)36ページ、就労に向けた訓練等の実施・充実から。平成24年度から平成26年度まで、それぞれの目標数値を掲載していますが、目標数値に対する基礎数値はそれぞれどのようになっているのか伺います。以上、一般質問とし、二次質問は自席から行いたいと思います。なお、事項の要旨ごとに行いたいと思いますので、議長のお取り計らいをよろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問者より要旨別、一問一答の申出がありましたので、市当局はそのように取り計らいをお願いいたします。市当局の答弁を求めます。総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) それでは質問の事項1の質問の要旨(1)について、お答えをいたします。交通手段を車に頼る本市におきましては、交通安全対策は常に取り組むべきものと考えております。4月6日から15日まで実施した春の全国交通安全運動を皮切りに夏、秋、年末年始の交通安全運動に取り組むこととしており、また地域住民の皆様等から寄せられる交通安全対策に関する要望等へも随時対応しております。本計画に掲載しておりますが、平成18年度から平成22年度までの間、本市内において年平均約210件余りの交通事故が発生しております。これは小さな事故も含めてですけれども、210件余りの事故が発生しています。この事実を踏まえ、交通事故を1件でも少なくするために「交通事故の実態に対応した安全対策を講じ」という表現にしております。実態がなければ対策をしないのかということでございますけれども、そういった意味ではございませんので、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) この質問事項1の質問の要旨(1)については、これはちょっと皮肉たっぷりに私は載せたものでございます。というのは、これまで小学校周辺の交通安全対策について、いろいろお願いもしてきました。ところが全然それが進んでないという状況の中で1カ月前、幼稚園児が事故に遭う直前だったというのを学校の校長先生、それからPTAの方々からお聞きしているわけです。ということは、これを読んでみると、実態がないと整備をやっていかないのかということなんです。その件については、恐らくその計画をつくった場合には、後ろを見てみると、もちろん総務部長をはじめ関係部、教育委員会のほうも入っているわけですから、教育長のほうにお尋ねします。こういった実態というのは各学校から来ているのかどうか、安全対策についてその要望とか、来ているのかどうか。そしてこの交通安全計画策定のときに、その実態をちゃんとお伝えしているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 学校周辺のこういう交通安全に関することにつきましては、折々学校から教育委員会に報告であったり、それから要望等を通してきているところでございます。特に登下校時の子どもたちのやっぱり安全確保につきましては、例えば信号であったり、横断歩道であったり、それから横断歩道でも例えばでこぼこがあったりとか、様々な子どもたちの目線からの危険箇所については、学校からお話が来ます。また、学校長との校長面談というのも年間3回ほどありますけれども、その中でも学校の状況が出てまいります。その中で私どもも登下校中の、特に登下校中の子どもたちの安全管理はやっぱり徹底する必要があるだろうと。やっぱり一番心配するところでもございます。ですから今回、本土のほうでも、登下校中の本当に痛ましい事故が起きております。これをまさしく自分たちの問題・課題として、より一層関係部局との連携を図りながら、しっかりと取り組んでいく必要があると考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 事実こういった状況は、各学校あるかと思うんです。その辺は先ほど教育次長がおっしゃっていました関係部局、実際に連携をとって共通した認識のもと、これを出しているのか、情報提供されているのか、その辺はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 関係部局の集まり、会議の中、先ほど申し上げましたような学校からの様々な状況報告なり、それから要望等につきましては報告もして、全体の取り組みの課題、あるいはその改善策としてしっかりと議論をしているところでございます。例えば先ほど申し上げました信号機の件でありますとか、横断歩道とか、特に子どもたちの目線から見て危険な箇所について報告し、議論をしているところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 例えば横断歩道の問題、信号機の問題等々にしろ、これは総務部長にも総務課長にもいろいろ話をしているわけです、我々としても。ただ、これが総務部、総務課においては、それをまとめて警察署へ提出すると。警察署のほうから公安委員会のほうへ行くのでしょうか、そういった後でのどうなっているのかという返事が全然返ってこないということで、常に我々は地域の住民、それからPTAの皆さん、学校側からどうなっているのと聞かれるわけです。まだ回答が入ってきていないという答えしかできないのですけれども、この辺の流れとしてどうなっているのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 確かにご指摘のとおりでございます。いわゆる陳情や要請、市長への手紙とかという形で直接市民からいただいたことにつきましては、これは今、確実に回答するということで1カ月に1度、部長会の中で回答の状況を確認するということも行っておりまして、その回答には努めているところでございますけれども、今、ご指摘のとおり、この議会で皆さんからいただいた、一般質問でいただいたことにつきましては、その後、議員の皆さんにそれをお返ししているということは正直言ってございませんでした。これは、我々は反省すべきところだと今、思っております。今後そのような回答、状況の報告、それにつきましては努力していきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 次に、非常に答えにくいことを質問させていただきます。例えば小学校あたりで園児、幼稚園児とか小学校の児童が、その交通安全対策を訴えてきたにもかかわらず事故に遭ったと。そのときの責任はどこにあるのでしょうか。聞いた総務部なのでしょうか、教育委員会なのでしょうか、警察なのでしょうか、公安なのでしょうか、その辺、お答えいただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 事前にそのような状況を把握していたということであれば、やはりそれは警察、我々もそうです、全てにやはり責任はあるのかと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) これは本当に学校側からしても、保護者からしても耐えられない状況です。例えば役所に責任がある、警察に責任があるとは言っても、どのような形で責任を取るかです。人の命ですから、子どもたちの命ですから、それはしっかり警察にしろ役所、それから公安にしろ、しっかりした対策をとっていただきたいというのが私の今回の質問の全体だと私も思っています。それでは質問の要旨(2)道路交通の安全からの答弁をお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨(2)について、市当局の答弁を求めます。総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) それでは質問の要旨(2)について、お答えを申し上げます。まずアでございます。第9次名護市交通安全計画の第2章第1節は、道路交通事故の趨勢(すうせい)と交通安全対策の今後の方向としての方向性を述べております。これを踏まえ、第2節 講じようとする施策において、1 道路交通環境の整備、2 交通安全思想の普及徹底、3 安全運転の確保、4 道路交通秩序の維持、5 救助・救急活動の充実、6 損害賠償の適正化をはじめとした被害者支援の推進の6つの項目に分類し、それぞれの項目に沿って交通安全対策を行ってまいりますとしております。次に質問の要旨(2)についてお答えいたします。まずイの①でございます。横断歩道及び車両停止線については、それぞれの道路管理者と沖縄県公安委員会と協議し、設置しているものですが、地域住民から新たな設置、又は補修の要望がありましたら、必要に応じて国・県・市の各道路管理者や公安委員会へ対応をお願いしているところでございます。これにつきましては、今も議員からございましたが、なかなか進まないということがございます。新たな設置、新たな規制につきましては、これは市としてはできるものではございません。これはお願いするという立場でございますが、ただ、補修につきましては、これも一義的にはやはり県や道路管理者、あるいは横断歩道等々であればやはりそれは公安委員会等々になりますが、ただ補修につきましては、それを待っていてもなかなかというのがございますので、公安委員会、警察のほうに相談しますと、市のほうでやるのであればオーケーですということが時々ございます。その補修につきましては、我々としましても対応をできるだけしたいと思いまして、実は今年度においてはある程度の予算を確保してございます。その中で、もちろん勝手にはできないですが、警察と相談しまして、これにつきましては市のほうでやっていいですということであれば、市の予算で対応することも検討したいと考えております。②でございます。通学路等の歩道整備等の推進について、地域からの要望等に応じ現場を調査し、道路管理者や名護警察署へ対応をお願いしております。必要に応じて注意喚起のための看板等の設置も行っているところでございます。それから③です。歩行空間の確保は、道路幅員の拡幅によるものが望ましいと考えますが、用地を確保することが困難な場所については逆に車道幅員の狭小化、狭さく、それから歩行者優先・専用道路化等の道路形状の変更、流入規制、一方通行化等の規制を検討していきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 今の答えの中で、新たな横断歩道等とか、新たな設置は市ではできないということでしたけれども、実際、市のほうから警察、それから警察から公安委員会にお願いしてもできてない所がたくさんあるわけです。特に沖縄県は観光立県としてうたっているわけですけれども、その観光客が多い所にも横断歩道はないわけです。例えばパイナップルパークを見ても、向かいにコンビニがあるわけですけれども、そこをどんどん観光客が横断していくわけです。横断歩道はないんです。まさに今回、陳情にも出ておりましたオリオンビールの工場見学の場所もそうです。100メートル離れていない、100メートルより近いと言っていたのではないでしょうか、かなり交差点の横断歩道と近い距離にあるから無理だという、この根拠がまずわからないとか、そういったものがあって、やはり人通りが多い所には横断歩道はついて当たり前だろうと思います。そして、特に我々がというか、私のほうでこれまで申し上げてきた大宮小学校の裏のほうです。信号機と全然違った所に裏門があるわけです。そこには停止線というのは、その裏門を越して停止線があるわけです。そして信号機があるという状況の中で、子どもたちにとって非常に危ないような状況であります。こういった所から、ほんとに対策が講じられているのか、そしてほんとに切実な思いで訴えられているのに、どう対策をとっていこうかというのが全く見えないという状況にあります。この辺は、今後どのように対策をとっていくという考え方なのか。もう1つ、例えば名護中学校、名護小学校の裏とかもどういった対策を今後とっていくのか、先ほど言っていました一方通行化するのか、もしくは今は時間帯によって制限を加えているのでしょうか、そういったこともしっかりと市民に、地域の方々にお知らせしないと対策は打てないのではないのかと思うんですけれども、その辺の対策とかはどうしているのでしょうか。そして、この辺のそういった事柄を教育委員会のほうとしても、ほんとにこれはPTAの保護者のほうからすれば、ほんとに切実な思いなんです。これは学校、教職員の現場からしてもそうです。預かっている子どもたちにけがをさせたらどうなるのかという、ほんとに心配されている方が多いんです。その辺のことも教育委員会としての考え方もお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) ご指摘については非常に重く受け止めております。なかなか対策が進まない、それで実際に事故も発生しているという状況があるということも把握をしております。今後の対策についてということでございますけれども、ここら辺は我々としてはできる限りの努力をさせていただくとしか今の段階ではお答えできないのでございますけれども、そこは今、議員からの指摘もございましたとおり役所内の教育委員会、あるいは建設部、我々総務部等の連携を、もう少しきちっとした形をつくった上での連携を模索していければいいのかと考えております。いずれにしても交通安全につきましては、一生懸命取り組んでいきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 教育長 座間味法子君。 ◎教育長(座間味法子君) 神山議員のご指摘のとおりでございます。やはり関係機関の連携をもっととっていかなければいけないと思っております。まず交通安全指導に関しては学校の安全・安心の確保から、これは本当に教育委員会としても大きな関心を持っている事項でございます。毎年、警察の交通安全課と連携をとりながら交通安全指導は全学年実施しております。そしてまた毎朝の交通安全指導にはPTAのご協力を仰ぎながら子どもたちの安全確保に当たっております。私もかつて屋部小学校、名護小学校に勤務いたしまして、交通安全指導に関しては大変注意を払ってきたつもりであります。残念ながら名護小学校におきましても、屋部小学校、中学校の周辺におきましても交通事故が頻繁に起こっております。私も校長時代には信号機の設置等について要請をしたこともありますが、なかなか実現に至らないというのが現状でございます。今後、通学路の安全点検の実施、危険箇所の把握をこれから十分行っていきながら関係機関と連携をとって安全確保に努めてまいりたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 総務部長、それから教育長に教育次長を含めてこれまでお答えいただいたんですけれども、建設部長、例えば外廓線等、新しい道路を造るという所で、どうして横断歩道を一緒にセットしないんですかという所があるんです。相談したら、これだけでわかるかと思うんですけれども、新しい道路を造って横断歩道がない。しかも、その歩道部分の舗装が剥がれているわけです。そういった所は、どうしてセットで横断歩道を設置しないのかどうか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) 道路を新設する場合、設計の段階で交差点協議をします。それは交差点であれば、相手が国道であれば国道事務所との交差点協議です。県道では県の土木事務所との交差点協議をしますけれども、それとは別に公安委員会と信号機の設置及び横断歩道の設置についての協議をします。そういった中で、この事業を着手しているところでございます。一般的にはそうなっております。ただ、交差点以外の部分については、そういった横断歩道の設置については公安委員会の判断ということがありますので、道路の設計の段階でそういった部分についての協議はしていないというような状況でございます。それから交差点部分の、ある部分で歩道の舗装がされていないという所が確かに宮里のほうであります。これにつきましては、同じ建設部内の工事で、それも街路事業でございますけれども、整備をした年度が違うということと路線が違うということで、それぞれどうしてこういうことになったかというものを今、調査をしている状況でございます。なお、歩道が整備されてないと、砂利敷きであるというものについては舗装を早急にしようとは考えているところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 新設道路、両方とも新設道路であって、接続部分ではあるわけです。接続部分であれば、それは当然ながら、国・県と協議するというのもわかるわけですけれども、私が指摘しているのは、あれは市道なんです、両方とも。両方とも市の道路ですから、別に市の内部で図面等を照らし合わせ、それから公安との協議をしていただければいいのかと思うんですけれども、特に小学校周辺ということもあって、やはりそういった所は一番大事なところではないかと思うんです。それはやはりそういった面は、新設道路を造る場合でも旧道路との接続点であっても、しっかりした安全対策をとっていただきたいと思います。それでは質問の要旨(3)をお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨(3)、市当局の答弁を求めます。総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 質問の要旨(3)についてお答えします。議会で議員の皆様から一般質問、あるいは市民から寄せられた陳情要請につきまして、これは議員から前回の議会でご提案があった、一覧にしてまとめて、いわゆる進捗の管理をするべきではないかということでございましたので、平成21年度から平成22年度分につきましては、まとめをしております。平成23年度も間もなくまとめが完了します。平成21年度から平成23年度につきましては、一覧表としてのまとめが間もなく完了いたします。
    ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) このことについては昨年の12月定例議会の中でお話ししたことではあるんですが、やはりまとめたらまとめただけで、それは総務部、総務課だけで認識しておくことではなくて、例えば教育委員会なり、建設部なり一緒に共通認識のもと、それをしっかり管理していただければいいのかと考えています。そして、できるだけこちらにいる議員諸公の皆さんも各地域の小学校、それから市民の皆さんから交通安全対策についてはいろいろ言われてきている状況にあるものですから、その情報も全て網羅した形でまとめていただきたい。できるだけ警察、それから公安委員会のほうにも積極的に働きかけていけないものか。もう1点、先ほど部長のほうから補修については市が公安とか、警察とかと相談して対応していくと。それも予算確保はしているということなんですけれども、学校周辺においては新設であろうと、できるだけ警察、公安と相談して市のほうでもできないものか、その辺について検討いただけないかと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) いわゆる規制のかかる、規制が伴う道路標示、横断歩道がそうです。ここは横断歩道ですということで、ちゃんと規制がかかるわけです。そういうことにつきましては、やはりこれは公安委員会でないとできないと。我々が勝手に引いたとしても、そういった効力が発しないということになってしまいますので、我々が引いたとしてもなかなかそれは効力がないものですから、できないということでございまして難しいと思います。ただ、事例としまして緊急ということで効力を持たないという前提でもって、しかも公安委員会の指示でもってということではなくて、形だけで引いたということは実はございます。そういったことは、今、議員のご指摘のあったような実際の市道とか、あるいは県道とかには非常に難しいのですが、いわゆる路地とか小さい所ではそういう対応も可能な部分はあるのかと思います。補修につきましては先ほど言いましたとおり我々総務課のほうで少しばかり予算を計上しておりますので、消えかかっているもの等々につきましては、この1年間の皆さんの要望等々も勘案しまして対応していきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 部長も知っているかどうか知りませんけれども、小学校、それから保育所周辺で、自前で引いている部分もあるわけです、実際に。これは恐らく事故が起こったとき効力が発しないということだろうと思うんですけれども、ぜひ各保育所、小学校、中学校、学校周辺をもう一度、我々も調査しますけれども、市のほうとしても調査していただいて、それを取りまとめていただきたいなと思っております。それは教育委員会のほうにもお願いしておきたいなと思います。それでは質問の事項2について、お願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の事項2、質問の要旨(1)についての市当局の答弁を求めます。市民福祉部長 平三男君。 ◎市民福祉部長(平三男君) 私のほうで質問の事項2、質問の要旨(1)について、お答えします。第2次名護市障がい者プランを作成するに当たり、第2期名護市障害者計画及び第3期障害福祉計画策定部会で議論をしていただきました。第1回の部会では関係各課に各事業の進捗状況、目標の達成等の評価をしてもらい、部会に報告・検討をしていただきました。各施策は現状と課題をもとに、よい順に1から6段階評価をしていただきました。平成23年度までの事業評価として整理しました。例を挙げさせていただきますと、名護市障がい者プランの39ページの中に民間賃貸住宅への入居支援では評価2、評価2というと計画どおりに進んでいるということでございます。評価2とし、前計画どおり居住サポート事業を開始できたことを評価しております。今回の計画では当該事業の周知が十分でないことや、貸主の障がい者への理解の必要性などの課題が挙げられ、新計画には事業の周知について追加をしております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) ここに名護市障がい者プラン、それから改訂版、今回の第2次名護市障がい者プラン、これの中身をずっと検討してきたら残念ながら改訂版と、この中身、文言がほとんど変わってないという状況なんです。どのように立てられてきたのかということで、実際にその評価、そして課題等々が見えないという状況があるものですから、この中身を見てもです。さらに名護市障がい者プランの実績、平成23年度改訂版の部分の実績を確認させていただいたんですけれども、これは私から見てなんですけれども、かなりいい実績なんです。このいい実績があるのに評価点とか、それから課題・問題点とか、これでは見えない状況にあったものですから、その質問をさせていただきました。また、そういったせっかくいい状況をつくってきているにもかかわらず市民の方はわかってないです。例えば皆さんのほうは、それをまとめたら、その冊子にまとめているんですか、冊子にまとめて、それは関係部課、それから関係団体のほうにしか渡してないと思うんです。できたらいい部分は市民のひろばとかのページを少しいただいて、名護市はこう取り組んでいるんだというのを載せていただけないかと思っております。大変いい実績も残っているというのは、私も認識しております。その辺は今後の広報のあり方としてどう考えているのか。 ○議長(比嘉祐一君) 市民福祉部長 平三男君。 ◎市民福祉部長(平三男君) 議員ご指摘のとおり、せっかくそういう実績があるのになかなか市民のほうに広報されていないということについては我々も感じております。毎年、今年も、平成24年も名護市福祉事務所で福祉の概要ということで発行している冊子があります。その中にはそういう実績についても掲載しているわけでございますけれども、今後、市の広報誌、それからホームページ等を活用しながら市民の皆さんへの周知をしていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) いいものはいいということで、どんどん広報はしていただきたいものだと思います。それでは、質問の要旨(2)のほうをお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨(2)についての答弁を求めます。市民福祉部長 平三男君。 ◎市民福祉部長(平三男君) 質問の要旨(2)についてお答えします。第3期障害福祉計画の策定に当たっては、国より数値目標の設定における基本的考え方が示されております。ご質問の福祉施設の地域生活への移行については平成17年10月1日時点の入所者数を基準とし、平成26年度の目標値を策定することとされております。平成18年に障害者自立支援法が施行されましたが、全国の障害者福祉計画の基準法を施行前の入所者数に統一することにより、地域移行の進捗状況が比較できるものとなっております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) その部分で、質問の要旨(2)のほうで1点だけお聞かせください。平成17年10月1日時点の全施設入所者数138とあるんですけれども、そこには平成23年度までには数値の変化があると思うんです。それまでは例えばケアホームとか、グループホームとか出られている方もいるわけです。そうすると全入所者数というのは枠自体が減っているわけです。それがずっと平成17年のこの数値を引っ張ってきているという状況にあるというのは、何か理解しにくいと思うんですけど、それはこれまでの数値も加味してのことなのか。例えば増減があったら、その増減分をしっかり見据えた上での平成26、27年までの計画なのかということを教えていただきたいと。 ○議長(比嘉祐一君) 市民福祉部長 平三男君。 ◎市民福祉部長(平三男君) 平成17年の10月1日を基準時点とするというのは国、厚生労働省です、そこの指針で示されているものであります。これは第1期の計画の基準日ということになっておりまして、これの終了時点というのが平成26年度の末、第3期の計画終了日となっておりまして、それで基準日は平成17年10月1日、それをもとに今回の計画を策定したということであります。平成17年度の時点から3割の方の地域移行を設定しております。それからこれにあわせて入所者数の数は1割減らすということになっております。この目標は障がい者の増加も加味して設定されているものであります。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) これは国の指針ということであるんですけれども、ずっと平成17年10月1日時点ということではあるんですけれども、できましたらやっぱり障がい者プラン、これは策定する場合においては各年度ごとの数値がわかれば、ほとんどどういった動きなのかというのが見えやすいのではないかと思っております。ぜひ、その辺も検討していただきたいと思います。次に質問の要旨(3)をお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨(3)について答弁を求めます。市民福祉部長 平三男君。 ◎市民福祉部長(平三男君) それでは質問の要旨(3)について、お答えします。議員の質問のとおり、障害者総合支援法、これは仮称でございますけれども、これを見据えて「障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律」これによりまして平成24年度よりサービス利用計画作成の対象者の大幅な拡大がなされております。平成26年度までの3年間で段階的に全ての福祉サービスを利用する障がい者にサービスの利用計画書を策定することとされております。相談支援事業所の相談支援専門員の整備についても協力を得ながら、3年後には全ての対象者のサービス計画を策定することを目指しております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 恐らくサービス利用者が増えている状況の中で、担当部課は大変苦労されるかと思います。というのも、当初、障害者自立支援法から見直しをかけて障害者総合支援法にまず名前を変えられた。仮称ではあるんですけれども、今年2月ですか、障害者総合支援法に今度は変わってきていると。国の障害者総合福祉関係については名前がどんどん変わってくるし、中身がどのように変化してくるかわからないということで市のほうも恐らく第2次障がい者プランを立てられているかもしれませんけれども、どんどん中身が変わってくるかもしれませんので、その辺はまた大変ご苦労なさるかもしれませんけれども、順次対応していただきたいと思います。それでは質問の要旨(4)、(5)をまとめてお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨(4)、(5)についての答弁を求めます。こども家庭部長 中村彦次君。 ◎こども家庭部長(中村彦次君) 私のほうから質問の事項2の質問の要旨(4)についてお答えします。平成23年度において障がい児保育を実施した保育園、これは13園ございます。公立で2園、法人で11園となっております。受入れ児童の総数は23名でございます。公立で3名、法人で20名となっております。また、障がい児保育の推進につきまして第2次名護市障がい者プランにおいて初めて今回、保育所訪問支援という指標を設けさせていただきました。ご存じのとおり障がい児保育を実施するためには専門的な知識、ノウハウを必要としております。実施園への専門的な側面のサポートが必要不可欠と考えております。よって障がい児保育の推進に欠かせない指標として保育所訪問支援とさせていただいたということでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 市民福祉部長 平三男君。 ◎市民福祉部長(平三男君) 質問の要旨(5)について、お答えします。現在、障がい者の自立支援に向け就労移行支援、就労継続支援のサービスを提供しております。就労移行支援では原則2年間の利用期限が設けられており、訓練修了者と新規利用者の入れかわりを勘案して数値目標を定めております。就労継続支援A型、これは雇用型と言っておりますけれども、この中では実績、伸び率を勘案して平成23年度実績の2倍強を目標値としました。それから就労継続支援B型、これは非雇用型ですけれども、これについては平成21年度からの利用者数の伸び率に加え、平成24年には市内の授産施設が新体系移行によりB型を実施することとなっております。32名の増加、それから施設からの地域移行による4名と、特別支援学校の卒業生のサービス利用開始6名等を勘案し、計画の目標値としております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) まず障がい児保育の推進のほうからなんですけれども、これについては各保育所にそういった専門的な職員がいないということでの理解でいいんでしょうか。それともいるけれども、市の支援担当と連携をとるために訪問をしていくのかということなんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) こども家庭部長 中村彦次君。 ◎こども家庭部長(中村彦次君) 保育所のほうで行っている保育、保育所では当然保育士が中心になって行っています。その中に障害を持った子どもを預かる際には、やっぱりその障害に関連する専門的な知識が必要ということで、やっぱり保育士の先生方も勉強を重ねながら保育内容を充実させていくということであります。その中で名護市としては、嘱託の音楽療法士の資格を持つ人とか、あるいはまた特別支援教育の支援ヘルパーの経験を持つ人ということで障がい児にかかわった専門的なノウハウを持った方を保育所で、この障がい児保育をさらに充実させるために協力・支援という形をとっております。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 次に質問の要旨(5)のほうなんですけれども、実際に就労継続支援A型と言われる雇用型についてなんですけれども、市内の事業者で、すぐ答えられなければ、また後で資料でもいただきたいと思うんですけれども、結構、沖縄県では障害を持っておられる方の雇用率は高いんです、全国的に見ても。名護市においては、大体その雇用率としてはどの程度いっているのか、最後の質問になりますけれども教えていただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 市民福祉部長 平三男君。 ◎市民福祉部長(平三男君) 資料のほうを準備して、後で配付したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 18番 神山正樹君。 ◆18番(神山正樹君) 後で資料としていただきたいと思います。これで神山正樹、一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(比嘉祐一君) これをもって18番 神山正樹君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後0時9分) 再 開(午後1時30分) ○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。24番 金城善英君、一般質問を許します。 ◆24番(金城善英君) 皆さん、こんにちは。24番、公明党の金城善英です。ただいま議長の許可がございましたので、第167回、平成24年6月定例会、一般質問をさせていただきます。その前に一昨日行われた第11回沖縄県議会議員選挙では大変にお疲れさまでした。今年は本土復帰40周年の節目であり、新たな沖縄振興計画のスタートの年の非常に重要な選挙であったと思います。当選された皆様におかれましては、県民目線で県民の生活向上と沖縄県のさらなる発展のために頑張ってほしいと思います。さて、今年、平成24年5月15日に沖縄県は復帰40年を迎えました。これまで米国施政権下、27年間でおくれた格差の是正から自立型経済の構築を目指してきた四次の沖縄振興開発計画と沖縄振興計画が40年間にわたり実施されてきました。その間、道路、港湾、空港、学校などの社会資本の整備は大きく前進しました。しかし、県民の所得の低さや失業率の高さはいまだに大きな課題として残されており、さらに離島を含む本島北部は道路や住宅、産業、雇用、医療・福祉、教育環境など中南部に比べて非常におくれていると感じております。去った3月30日、沖縄振興2法と言われる改正沖縄振興特別措置法(沖振法)と改正駐留軍用地返還特別措置法(軍転法)が成立しました。改正沖振法では今年度から沖縄県が主体となって計画し、予算も県が主体となって使える自由度の高い一括交付金の創設が柱となっております。今年5月15日に決定された平成24年度からの10年間の計画である、この新たな沖縄振興計画については沖縄の将来像を描いた沖縄21世紀ビジョンの実現へ向けて今後の沖縄県の自立経済の構築と県民福祉の向上に大きな期待があります。そこで質問の事項1 「新たな沖縄振興計画」について。質問の要旨(1)「新たな沖縄振興計画」の柱となっている一括交付金の活用について、本市の取り組み状況についてお伺いします。質問の要旨(2)去った6月1日に行われた北部圏域市町村長と県知事との意見交換会での内容についてお伺いします。次に質問の事項2 子育て支援について。質問の要旨(1)学校給食費の段階的な無料化について。平成23年9月から実施の3人目以降の児童生徒の学校給食費補助については大変に評価しております。子育て世帯の経済的な負担軽減をさらに進めるために、2人目以降の無料化についてお伺いします。次に質問の事項3 通学路の安全対策について。質問の要旨(1)学校や幼稚園、保育園などの通学路の安全対策について。道路標示や区画線、ハンプの設置、歩道のカラー化、狭さく、防護柵、スクールゾーンの速度制限を30キロにする「ゾーン30」の取り組みなど、あらゆる対策を講じる必要があると思いますが、名護市交通安全計画を踏まえ、調査をして安全対策を講じることについてお伺いします。また、名護小学校裏門側道路のカラー舗装や狭さくなどの安全対策についてお伺いします。質問の要旨(2)通学路への防犯灯の設置について。子どもたちが安心して登下校できる通学路の環境整備については切実な思いがあります。その中で防犯灯の役割は犯罪抑止などにつながる非常に大きな役割があります。市としての街灯設置補助事業が前進したとはいえ、区長の中には区の財政負担を考えると設置については、まだまだ負担感が大きいようで、ちゅうちょする方もおられます。市としての考え方をお伺いします。次に質問の事項4 学校施設の耐震化について。質問の要旨(1)市内小・中学校施設の耐震化率が平成23年12月時点で小学校が56.9%、中学校が83.0%とのことでありますが、昭和56年以前の旧耐震基準により建設された建物が39棟あり、児童生徒と教職員そのほか関係者の生命を守るために、今後加速度的に新増改築を推進する必要があります。また、災害時の避難施設としての機能もあわせ持つ施設として整備が急がれます。その39棟の施設名と建築年度についてお伺いします。資料の提出を求めます。また、名護小学校の校舎の整備計画についてお伺いします。次に質問の事項5 学校施設の環境整備について。質問の要旨(1)名護小学校校門横と大西緑地の境界の排水溝が一部傾いていて、崩壊の危険性がありますが、未然の防止策についてお伺いします。質問の要旨(2)名護幼稚園の枯れ木の撤去についてお伺いします。質問の要旨(3)名護中学校の北側から西側にかけてのフェンスの整備についてお伺いします。次に質問の事項6 道路行政について。質問の要旨(1)うみのほし幼稚園入り口前の安全対策についてお伺いします。質問の要旨(2)海青保育園前道路の安全対策についてお伺いします。以上、一般質問とし、再質問は自席より行います。よろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 市当局の答弁を求めます。企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 私のほうからは質問の事項1、質問の要旨(1)、(2)についてお答えします。質問の要旨(1)でありますが、これまでの本市の取り組み状況ですが、3月に沖縄県へ30事業、10パッケージで事業計画書を提出しております。その後、4月19日に国の交付要綱、そして5月7日に県の交付要綱が制定されております。これに基づいて県との調整を行っているところでありますが、市町村全体で約1,600件を超える事業があり、全ての事業に対し一括で交付決定するには時間がかかるとのことで早期に実現したい事業から優先的に事業内容を確認し、交付決定を行うとのことであります。そこで県側からは各自治体において、さらに事業を絞ってほしいとのことでありました。名護市においては30事業のうちから5事業に絞り、最終的には6月中に着手したい事業1件に絞ることとなりました。現在、その1件について内示を待っているところであります。そのほかの事業に関しても今後、内閣府において一つ一つ内容を確認し、一括交付金に該当するか否かの判断がなされた上で、6月、7月、8月と段階的に県に対して内示、交付決定される見込みとなっております。市といたしましては4月10日の県との意見交換会、それから5月8日の内閣府説明会、それから5月10日及び5月22日の県との意見交換会、それから5月24日の内閣府による2度目の説明会、6月1日の県知事との意見交換会等において一括交付金の早急な交付決定手続及び事務手続の簡素化について強く要望しているところでありますが、まだまだ全体的な内示や交付決定に至っていない状況となっております。次に質問の要旨(2)についてお答えします。6月1日の県知事との意見交換会については、沖縄県企画部が主催しており、沖縄21世紀ビジョン基本計画の概要説明の後、意見交換が行われております。意見交換の中で名護市長から北部地域の医療の充実と、これまで北部振興事業等で整備されてきた農業施設の弾力的な運用を要望しております。これに対し医療の充実については、県内の各圏域の均衡ある発展ということが沖縄振興の基軸であり、県としてもしっかりとやっていくとのことでありました。農業施設については、担当の農林水産部に要望を伝えて可能かどうか検討していくということでありました。また、沖縄振興計画と関連して沖縄振興特別推進交付金、いわゆる一括交付金について県と国との調整に時間がかかっており、進捗が遅れている状況にあることから、早期着手が図られるよう、強く求めているところであります。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 私のほうからは質問の事項2、質問の事項4、質問の事項5についてお答えいたします。まず質問の事項2、質問の要旨(1)でございます。学校給食費の段階的な無料化について、お答えいたします。まず3人目以降の児童生徒の給食費補助につきましては、保護者の経済的負担を軽減することにより子育て支援を推進することを目的に平成23年9月から開始をしたところであります。今年度も昨年度に引き続き3人目以降の児童生徒の学校給食費補助につきましては、鋭意取り組んでいるところであります。その定着に向けて今後とも実施をしていきたいと考えております。なお、2人目以降の無料化の件につきましては、現在のところ実施の予定はしておりませんけれども、今後、2人目以降の無料化を実施した場合の保護者のメリット、それから市財政負担、さらに他市町村の動向などについて調査研究をしてまいりたいと考えております。次に質問の事項4、質問の要旨(1)についてでございます。本市における公立学校施設は、平成24年6月1日現在、全部で118棟ございます。そのうち耐震化が必要な施設が37棟となっており、昨年の12月時点から2棟減になっております。昨年度は緑風学園、屋部小学校等の施設整備の結果、小中学校の耐震化率が68.6%となっておりまして、その内訳としましては小学校が59.2%、中学校が83.0%となっております。耐震化が必要な37棟につきましては、古いもので築40年が経過しておりまして経年劣化等による老朽化が著しいものもあり、児童生徒の安全と良好な教育環境を構築するために早急な建てかえを必要とするものでありますが、学校施設の改築には多くの時間と費用を要するものであり、優先度の高いものから年次的に事業を実施していくこととなります。ご提案のあります新増改築事業のさらなる推進につきましても、限られた財源の中で少しでも前倒しで事業を行っていけるよう検討してまいります。また、名護小学校に関しましては施設全体で8棟の建物があり、屋内運動場と北側に位置する特別教室棟を除く6棟が旧耐震基準に基づいて建築された建物であります。これらについて耐震化を図る必要があり、現在の予定では平成28年度ごろより事業化の検討を行っていければと考えているところであります。次に質問の事項5、質問の要旨(1)について、お答えいたします。名護小学校の校門横など、現場を確認しましたところ、議員ご指摘のとおり排水溝が傾いておりました。未然防止策につきましては工法などを検討し、対処をしていきたいと考えております。次に質問の要旨(2)についてお答えいたします。枯れ木の撤去につきましては、早急に対応したいと考えております。次に質問の要旨(3)についてお答えいたします。名護中学校北側からのフェンス整備につきましては、中学校からも同様の要請を受けておりますけれども、現時点では限られた予算の範囲内でございますので、今年度の対応につきましては学校にもこれは回答したところでありますけれども、非常に厳しいという状況でございます。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 私のほうからは質問の事項3の質問の要旨(1)、(2)、質問の事項6の質問の要旨(1)、(2)についてお答え申し上げます。質問の事項3、質問の要旨(1)でございますけれども、本市では平成24年2月に平成27年度までに講ずべき交通安全に関する施策の大綱として第9次名護市交通安全計画を作成いたしました。この計画に基づき市の交通状況や地域の実態に即して県及び関係機関・団体と連携し、市民の皆さんのご理解と積極的な協力を得て本計画の諸施策を実施することとしております。ご質問の学校や幼稚園、保育園などの通学路の安全対策につきましては、学校や保護者、地域の要望に応じて交通量、危険性、必要性などを検討し、対応してきているところです。今後も関係課と連携して通学路の安全性を確保していきたいと考えております。また名護小学校裏門側道路につきましては、名護小学校及び名護中学校、両校の保護者の協力のもと、現在7時30分から8時15分までの登校時に一方通行の自主規制と児童生徒に対する交通指導が実施されており、一定の効果が見られております。幼稚園も隣接していることから、その他の時間帯も含めた道路周辺の安全対策について学校や名護警察署と協議してまいりたいと考えております。続きまして質問の要旨(2)でございます。本市において街灯は各区で設置していただいております。名護市街灯設置交付要綱に基づき各区に対しまして1基当たり6万4,000円、LED照明器具は5,000円の上増しをしております。これを上限として今、補助となっています。昨年度は各区の設置希望82基について全て補助を行っております。今年度の街灯設置希望調査を行ったところ、6月5日現在、41区から71基の設置要望がございます。各区の要望には、全て応えてまいりたいと考えております。また電気料金につきましても、40ワットの定額料金100%の補助を行っています。昨年度は各区から合計2,620基の電気使用料の申請があり、それは全て補助を行っております。平成24年度も同様に補助を行う予定としております。各区の負担を最小限にとどめようという配慮をしているつもりでございますので、各区のほうでまた必要な街灯につきまして、その負担の面でちゅうちょするということがもしございましたら、その辺につきましては我々のほうとしても状況も報告しながら、ぜひ設置を促していきたいと考えております。続きまして質問の事項6の質問の要旨(1)でございますけれども、うみのほし幼稚園入り口前の安全対策につきましては、先ほどの質問事項3、質問の要旨(1)でお答えした名護小学校裏門側道路の安全対策とも関連するものと考えております。今後、3差路における優先順位、歩行空間の整備等、道路周辺の安全対策について、学校や幼稚園、名護警察署と調整してまいりたいと考えております。質問の要旨(2)でございます。海青保育園前道路の安全対策につきましては、海青保育園を訪問し、園長と大西区長から状況をお聞きしております。また現地を確認いたしました。海青保育園前道路の交通量は多く、また速度を出して通過するため、安全確保のために警戒標識を設置してほしいということでございましたので、「学校、幼稚園、保育所等あり」といったような標識設置も含め、注意喚起の対策を行ってまいります。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) 私のほうからは質問の事項3の質問の要旨(1)の名護小学校裏門の道路のカラー舗装と狭さくなどの安全対策についてにお答えいたします。道路のカラー舗装につきましては、自動車と歩行者の通行区分を促す目的として有効な手段であると考えております。しかし、歩道の有効幅員の確保や費用の面から今すぐの対応につきましては厳しい状況にあります。第9次名護市交通安全計画での位置づけも踏まえ、交通安全を担当する総務部、それから教育委員会などの関係部署と連携する中で今後の対応をしてまいりたいと考えております。それから道路の狭さく、具体的にはポストコーンの設置でございますけれども、ポストコーンの設置につきましては違法駐車の防止をし、円滑な通過交通の確保とともに交通安全にも寄与するものであると考えられますので、今後、工法等を含め実現に向けて取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) ご答弁、ありがとうございました。それでは、順序よく再質問をさせていただきます。まず質問の事項1の要旨(1)、一括交付金の活用で進捗状況についてであります。遅々としていまだに全体的な内示、交付決定には至っていないということであります。ところで、さきの3月定例会、本市定例会での一括交付金の活用については多くの議員の皆さんが質問をされておりました。その答弁では教育分野、子育てに係る福祉分野、スポーツ・文化分野、6次産業化関連分野、観光関連分野、災害対策等のまちづくり分野、定住・環境整備分野、金融・情報特区関連分野で事業提案しているとのことでありました。本市への配分も12億1,000万円と決定され、どのように活用していこうとしているのか非常に関心の高いところであります。あらかじめいただいております資料を見ますと、沖縄振興一括交付金は経常的経費である沖縄振興特別推進交付金と投資的経費である沖縄振興公共投資交付金に区分され、そのうちの沖縄振興特別推進交付金は沖縄振興に資するソフト事業などを対象に各省に移しかえせずに原則内閣府で執行する沖縄独自の制度として創設され、執行手続を可能な限り簡素・合理化されているとのことであります。そこで、その沖縄振興に資するソフト事業などとはどのようなものなのか、また本市のその事業計画について、さきの3月定例会では36事業、10パッケージで提案されているとのことでありました。先ほどのご答弁では30事業、10パッケージとなっております。整合性がとれないですけれども、そのご説明と現時点での、3月からこれまで経過しておりますので、現時点での可能な限りの事業の具体的内容について、お伺いをしたいと思います。以上、3点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) まず今回、事業として可能な限り簡素化をし、内閣府のほうでやっていくと。その中でソフト事業についてどういうものがあるかということであります。これは去った交付要綱の決定のときにいただいた資料で、交付要綱の最後のページ、別表に交付対象事業というのがございます。それがイロハニホヘトでいいますと、イからソまでありまして、今言う観光の振興に資する事業とか、あるいは情報通信産業の振興に資する事業とかということで明記されておりまして、今回、宮城義房議員の資料提供にもありまして交付要綱が皆さんの手元に届いていると思います。その交付要綱の最後のページに、今の事業一覧が載っておりますのでごらんください。それから36事業と3月に答弁しております。その後、県との調整の中で36事業が30事業になっていったという経緯があります。その中で可能な限りということでありますが、現在は10パッケージということで先ほども8つほど善英議員から説明がありました。まず1つ目に特色ある教育環境整備事業ということで8つの事業があります。その中には特色ある環境事業の中に8つのものとして学習支援者配置事業、それから生徒指導支援者配置事業、ALT配置事業、特別支援教育支援配置事業、中学生海外短期留学派遣事業、適応指導教室支援員配置事業、名護市児童生徒の県外派遣に関する補助金等交付事業、学校給食に係る放射能測定事業というものがありまして、これは現在、まだまだ県との調整事項ということがありまして、金額とそれぞれの10パッケージの内訳等については、まだまだ動く可能性が高いということから、全ての資料については現在提示しておりません。それで10パッケージのタイトルだけ再度申し上げて、説明にかえさせていただきます。2つ目には安全・安心な子育て家庭支援事業、3つ目にはスポーツ・文化環境整備事業、4つ目には地場産業の活性化及び6次産業化推進事業、5つ目に地域資源と地域特性を生かした観光基盤整備事業、6つ目には安全・安心のまちづくり事業、7つ目にはコミュニティー活性化推進事業、8つ目には低炭素のまちづくり事業、9つ目に名護市金融・情報特区推進事業、10番目には沖縄関係戸籍の電算化事業となっております。今後、今言う一括交付金の事業等の査定についても、まだまだ県と内閣府との調整がありまして、今後、予算を計上するにおいても随時その交付の内容が整い次第、皆様の議会においてもぜひ審議していただけるよう、準備したいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 今、ご説明がございました。かなりの数のソフト事業が該当するように思います。私もかねがね教育分野でのいろんな一般質問等で当局へのお願いとか、そういうことをやるときにALTの増員ですとか、あるいは例えば特別支援のヘルパーとか、また各種検定試験の検定料の補助とか、いろいろと質問させていただく中で、やはり財政的にいろんな意味でなかなかいい回答が得られていないという事柄がありまして、なかなか実現されていないところがあります。また、子育てにかかわる福祉分野については、例えば待機児童の問題があります。そういった待機児童解消事業とか、また認可外保育園です。細々とした支援とか、また例えば放課後児童クラブ支援事業なども、今、部長のご答弁では何か該当もするのかという感じであります。それは県とのかかわりもあると思いますけれども、そういったソフト事業は何か可能性を見るような思いがするのですが、それで理解してよろしいでしょうか、一括交付金を活用できるというような。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 今回の30事業については既に各課において精査され、提出されております。そのことについては今年度いっぱい調整をしながら、図っていくと。さらに次年度以降もそういった一括交付金というのは向こう5年間使われるということになりますので、当然その中で必要とある事業については精査をし、提案していくと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 人材育成の観点からこういった質問になりましたけれども、ぜひ力強く人材育成について、子育て支援もあわせてですけれども取り組んでいけたらいいと思っております。一括交付金に関してですけれども、活用していってもらいたいと思います。そしてお聞きしたいのは、どの分野に重点的に配分されているのか、事業費の大きいもの、これまで5つに絞られて6月中に1件、交付決定をしていただきたいというご答弁でありました。その1件について、できる範囲でのご答弁をいただければ。それを、情熱を持って県に訴える気持ちで言ってみたらどうですか。私たちも議員として同じ気持ちでやっていきたいと思っていますので、どうでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 今回の1件については相当緊急ということから、名護市においても精査をし、1件取決めをしております。これについてはまだ交付決定がおりていない状況から、この緊急性のあるものについては随時こういった調整をし、利便性が図られるよう対応していきたいと考えています。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) すみません、何かすっきりしないご答弁で理解できないのですが、3月定例会時点で荻堂議員の質問の中で目玉事業は何ですかというご質問があったんです。それに対して6次産業化関連分野として農業拠点整備事業、(仮称)なごアグリパークを提案されていると。それでいいのかと私は解釈しているんです。そのときに全体図というのもいただいているんです、3月の時点で。いかがですか。将来の名護市の発展に資する、沖縄振興に資するという意味で捉えておりますので、自信を持って聞かせて、私たち議員に聞かせていただきたいと思っております。お願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) どこがメーンかということになりますと、先ほど3月にお話しした6次産業化というのは当然筆頭に上げた事業であります。そういうことからすると、優先順位というのが最終的に名護市として考慮すべき考え方という理解をしていただければと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) ちょっとまだ理解できないですが、いずれにしてもいろんな調整があると思いますので、私たち名護市としてしっかりと取り組んでいっていただきたいと思っております。認識も重要だと思うんです、そういう意味で述べさせていただきましたけれども。ほかの議員の方の質問の中で答えていただけてもいいかと思っております。話をちょっと変えますけれども、先ほど5年間という答えがありましたけれども、5年間続けられるというお話が答弁の中でありましたけど、それは来年度も同じく今年度と同じ額の交付金が期待されるんですか。例えば今年度は12億1,000万円の交付があります。来年度も引き続きその額を期待していいのか、お伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 今回、今年度の予算については非公共で803億円、それから公共で770億円余りです。ということで、それぞれの年度において交付金額が変わってきます。これについては将来、来年度以降の話でありますので、その年度の手前にならないと確定しないということであります。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 予算は単年度で随時決まっていくことだと思うんですが、このままだと何か県との調整、また県と国との調整で遅れていくのかと危惧はするんです。そういった心配もあるんですが、例えば子育て支援など複数年度かけないと成果が、あるいは効果があらわれないという事業があったりします。そういったものに対して取り組みが必要になる事業に限って一括交付金を基金として積立てられるようになっていると私は聞いているんですが、その点についてご説明をお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 複数年度にまたがってすべき事業については、当然その初年度で、例えば複数年度の初年度が認められた事業については、やはり後年度においても優先順位を上げて対応しなければいけない。とりあえず5年という守備範囲で国のほうが設定しているんですが、なかなかその5年も確実に保証されているものではありません。金額もまた不確定ということもありますので、将来その5年間、どう担保していくかというのは、これからの事業獲得の手法だと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) ぜひ頑張ってください。質問の要旨(2)の県知事との意見交換会での内容につきましては、北部地域の医療の充実と農業振興等、今、問題にしています一括交付金の早期の決定を今後も強く要望していくべきと考えております。1つの理念として北部は1つであると。北部は一つで発展させていかなければならない、北部と言っても離島もあり、僻地(へきち)もあり、高齢化、そして過疎化、いろいろあります。その中において本市は拠点都市として北部全体を考えながら、考慮しながら進めていかなければいけないだろうと思っているんです。ほかの町村の発展があって名護市の発展もあると思っております。名護市だけの発展というのはまた、これは一つ問題ではなかろうかと。全体で発展させていくべきだ、北部が一つになって声を大きくして北部振興を図っていくという理念で頑張っていただきたいと思っております。それについて一言お願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 北部地区の連携ということであろうかと思います。先日、北部広域の事務組合の中で各市町村、北部地域の市町村の担当課長の集まりがありまして、その中での取り組みで一括交付金についても北部が連携してやらなければいけないいろんな事業があるということから北部は名護市だけではなくて、北部地域の市町村があってはじめて北部圏域というのが成り立つということがお互い確認されております。そういう意味で各市町村連携をとりながら北部の活性化に努めてまいりたいと考えています。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) ぜひそうしてまいりましょう。あと、質問の事項2にいきたいと思います。子育て支援について、給食費の補助金交付の問題であります。ぜひ前向きに調査研究をしていただきたいと思います。そこで平成23年度の実績と平成24年度の給食費補助金交付対象の児童生徒数、そして年間交付額、予定でありますけれども、それをお伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) まず平成23年度の実績でございます。小学校が交付決定416名です。交付金額は873万3,600円でございます。中学校が2名、3万8,220円でございます。次に平成24年度でございます。小学校が443名、交付額が1,754万2,800円。中学校が9名、交付額が41万5,800円でございます。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 2人目以降へ交付対象を拡大するとすれば、例えば2人目の補助金としていくらになるのか、教えてください。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 2人目に補助金を交付した場合でございますが、おおよそでございますけれども、小学校で1,238名、交付額にして4,900万5,000円でございます。それから中学校は516名、交付額にしまして2,383万9,200円でございます。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 調整の中で増加分を含めて3人目以降の補助金も含めて例えばいくらぐらいの試算になるのだろうかということが気になりまして、私なりに調査研究をしたいと思って試算をしてみると、合わせて2人目以降になった場合に9,080万円の市の財政負担があるとなっております。なかなか可能性が広がるのではないかと、他市町村でもやっている所がございますのでぜひ頑張って、そういった意味でも先ほどからお話し申し上げている一括交付金の活用というものも考えていけるのかと。それについて何かお考えをお持ちですか、一括交付金の活用について該当できるのかです。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 交付対象の件でありますが、先ほども申し上げました別表のほうについていた事業として、個人に給付するものについては対象外になると思います。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 個人に給付ということは対象外という答弁でありました。いろいろと給付の仕方もあると思うんです。現金給付であるのか、あるいは現物支給、給食費の場合は現物支給になるのか、そこら辺はちょっと私、今、理解できないのですが、いずれにしても活用できるのであれば、また前向きに検討していただけたらという思いで質問をさせていただきました。これについては、また研究して頑張っていけたらと、よろしくお願いします。それにつきましては、沖縄県は日本一の出生率でありますし、だからこそ名護市も子育て支援をさらに充実させていただきたいという意味でありました。再質問を進めていきたいと思っております。質問の事項3、質問の要旨(1)、学校や幼稚園、保育園などの通学路の安全対策については、道路のカラー舗装については費用がかかるという回答でございました。それについても前向きなご検討をお願いしたいと思っております。道路の狭さくについて、ポストコーンを利用した狭さくについては実施に向けて検討されるという前向きなご答弁でありました。ぜひとも学校長、あるいはPTA関係者のご意見を伺いながら、何よりも子どもの目線が大事だと思っておりますので、対応をよろしくお願いいたします。午前中は神山正樹議員も交通安全について触れられておりました。第9次名護市交通安全計画の中では、第1に人間に対する安全対策について、第2に交通機関に関わる安全対策について、第3に交通環境に関わる安全対策について、計画の基本的な考え方として述べられております。ぜひ積極的に推進してほしいと考えております。そこで私は、常々まず子どもたちの安全確保のために通学路を優先的に整備していくべきとの観点から市当局へ一般質問などで要望させていただいているところでありますが、通学路とは何ぞや、そもそも通学路とは誰が指定するのか、通学路の定義と法的根拠をお伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 通学路、通学路と使うわけなんですが、ほんとに定義といいますか、なかなかそこは理解していない部分が我々としてもございます。調べてみましたら、通学路の定義につきましては「交通安全施設等整備事業の推進に関する法律施行令」というものがございまして、その第4条に次のように規定をされております。「第4条 法第6条第3項の政令で定める通学路は、次に掲げるものとする」ということでありまして、「(1)児童又は幼児が小学校(特別支援学校の小学部を含む。)もしくは幼稚園又は保育所(以下これらを「小学校等」という。)に通うため一日につきおおむね40人以上通行する道路の区間。(2)前号に掲げるもののほか、児童又は幼児が小学校等に通うため通行する道路の区間で、小学校等の敷地の出入口から1キロメートル以内の区域に存し、かつ、児童又は幼児の通行の安全を特に確保する必要があるもの」と規定をされております。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 法的根拠で聞いても、ちょっと難しいお話になりましたけれども、いずれにしても要は子どもたちの安全をどのように確保していくのかということが大事だと思いますので、これまで通学路とはいっても漠然とした形でやっておりました。しかしながらいろんな対策を、ほんとにこれまで教育委員会をはじめ関係当局の皆さんが少しずつであります。また、しっかりと交通安全対策を推進してきていることには、心から感謝を申し上げるものでございます。4月23日にですけれども、京都で無免許、居眠り運転の軽自動車が妊婦の保護者と集団登校中の小学生9名に突っ込み、死傷者が出る痛ましい事故がありました。また千葉県、愛知県での事故を受けて4月27日に学校の通学路の安全に関する文部科学大臣緊急メッセージが発表されております。そして都道府県知事や教育長、関係各課等へ学校の通学路の安全確保について、そういった依頼文書が本市の教育委員会に届いているのか、あるいは把握されているのかお伺いさせていただきます。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) その文書につきましては、沖縄県を通して名護市にも届いております。
    ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) この交通安全、通学路の安全対策に関する依頼文書については、いろんな意味で各地域で調査、あるいは安全対策を講じていくということがうたわれております。そのように実行していかれるものと私は理解しておりますが、いかがですか。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) 何よりも子どもたちの安心・安全という観点から今回この通知、依頼も来ております。早速といいましょうか、速やかに学校、それから保護者と協力しながら、まずはその実情を、状況をしっかりと調査をまず始めていければと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) しっかりとまた対応していただきたいと思っております。いずれにしましても財政にかかわることでありますが、しっかりと優先的に通学路の環境、安全対策の整備を推進していただきたいと思っております。私も一生懸命協力してまいりますので、よろしくお願いします。質問の要旨(2)通学路への防犯灯の設置については、区長の財政の負担感を払拭するために、あらゆる機会を通して説明とか周知広報、そして推進をしてほしいと。負担感を払拭していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。質問の事項4の学校施設の耐震化について、資料のご提供ありがとうございました。37棟の昭和56年以前の耐震基準のものがありますが、この分だと今のペースでありますと耐震化率100%となるのはどのぐらいの期間が必要か、お伺いしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 教育次長 渡具知武美君。 ◎教育次長(渡具知武美君) この37棟ございますけれども、現在のペースでいきますと、おおよそ10年を超えるのではないのかと見ております。 ○議長(比嘉祐一君) 24番 金城善英君。 ◆24番(金城善英君) 10年を超えるということでありますが、もっともっと倍加させるような加速度をつけてやっていただきたいと思っております。あと、質問の事項5 学校施設の環境整備について、質問の要旨(1)、(2)、(3)とあります。質問の要旨(3)の名護中学校のフェンスについては、今年度は厳しいというお答えでありましたが、早目に前倒ししてでもやっていただきたいというお願いです。一般質問に取上げているわけですから、ぜひ対応を、よろしくお願いします。議員の要望というよりも、市民の要望を受けて私は声を上げているわけですから、よろしくお願いします。それと質問の事項6 道路行政について、質問の要旨(1)、(2)について、よろしくお願いします。質問の要旨(1)のうみのほし幼稚園入り口前についてはご答弁にもありましたけれども、どちらが優先なのか迷っているケースがあって、区画線にしても停止線にしても、まだ未整備でありますので、何とか安全対策をやってほしいと思っております。そして質問の要旨(2)については、海青保育園に警戒標識を設置していただけるものと思っております。以上で一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(比嘉祐一君) これをもって24番 金城善英君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時27分) 再 開(午後2時38分) ○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。19番 小濱守男君、一般質問を許します。 ◆19番(小濱守男君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しが出ましたので、仁の響、19番 小濱守男、一般質問を行います。質問事項が毎回多いので、早速本題に入っていきたいと思います。質問の事項1 畜産振興について。質問の要旨(1)名護市食肉センターの目的に、北部地域が目指すべき将来方向で雇用機会の創出に向けた産業振興、畜産業における生産、加工、流通基盤の拡充、付加価値を高め競争力強化や需要喚起を推進し、畜産の拠点産地の形成を図り均衡ある経済発展に資することを目的に設置されましたが、平成21年度をピークに屠畜(とちく)実績が下がりはじめていますが、市当局の考え方を伺います。ア 既存養豚農家の保護育成について。イ 施設処理能力に達するための対応について。ウ 食肉価格安定基金の活用について。質問の要旨(2)市内各地域に旧態依然の養鶏農家が点在し、環境問題が発生しておりますが、市当局の考えを伺います。ア 地域とともに対策協議を行う考えはないのか伺います。イ スケジュールについて伺います。ウ 予算措置について伺います。質問の事項2 農業振興について。質問の要旨(1)昨年の台風9号の災害以降、真喜屋農業用ダム流域より雨天時において赤土(水)流入が発生する。また赤水が沈殿しても水質悪化(悪臭、汚水)等が目立ち、日ごろより農家から苦情が出ております。対応策について市当局の考えを伺います。ア 16カ所以上に及ぶ土砂崩壊の処置。イ 農道崩落箇所の緊急処置。ウ かんがい配水管及び排泥弁の土砂崩落による露出箇所の緊急処置について。エ ダム湖の水質改善について。オ 羽地ダム既得用水の緊急使用について。質問の要旨(2)耕作放棄地対策事業について。ア 対策面積、対策人員、対策内容それぞれの対策金額を書面でもって説明をお願いします。イ 今後の取り組み及び対象者について。ウ 市民への周知について、どのような方法で行っているのか伺います。質問の要旨(3)平成24 「沖縄県新規就農・就業相談会」について伺います。ア 相談会への参加者数及び職種等を伺います。イ 名護市のかかわり方(取り組み)について伺います。ウ 市民への周知方法について伺います。質問の事項3 新たに生じた土地について。質問の要旨(1)真喜屋運動広場整備について、平成23年3月に基本設計が完了し、次のステップに向けて県と協議中と聞いておりますが、進捗状況を伺います。ア 事業の担当部・課は決定されたか。イ 県の資材ヤードの代替地について準備はできましたか。ウ 予算措置についてはどう対応できますか。質問の事項4 地域振興について。質問の要旨(1)平成24年5月11日付け沖縄タイムス社の新聞報道に、「ラムサール条約湿地 宮古の与那覇湾 登録へ」との見出し。「7月6日から13日にルーマニアの首都ブカレストで開催される『ラムサール条約第11回締約国会議』で正式登録、現地で地元自治体への登録認定授与が行われる。」とある。我が名護市においても新聞紙上で候補地が取り沙汰されておりますが、取り組み状況を伺います。ア 市当局で候補地の選定を行っているのか。イ ラムサール条約登録認定に向けてのプロセスについて伺います。(書面にて説明をお願いします)質問の事項5 河川法について。質問の要旨(1)名護市が管轄する普通河川の維持管理について伺います。普通河川が民有地を浸食した場合、災害復旧ができない根拠を書面でもって説明ください。以上をもって一般質問とし、二次質問は自席から行います。議長へお願いいたします。理解を深めるために要旨ごとの一問一答方式でお取り計らい、よろしくお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) ただいま質問者より要旨別、一問一答の申出がありますので、市当局はそのように答弁をお願いいたします。市当局の答弁を求めます。産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) それでは、小濱守男議員の一般質問についてお答えいたします。まず質問事項1 畜産振興についての質問の要旨(1)でありますけれども、これはアからウということでありますが、一括してこの要旨についてはお答えしたいと思います。今、名護市の現在の農産物産出額は約65億円ということでありまして、そのうち鶏卵とか豚、ブロイラー、肉用牛などの畜産部門が、そのうちの上位を占めているのが現状であります。かつて名護市の農産物出荷額ピーク時は約90億円あったということで、その90億円に少しでも近づけるためには畜産業のさらなる生産向上、発展が必要不可欠であると考えております。しかし畜産業を振興するに当たっては、畜舎からの悪臭やハエ、排水などの環境対策も大きな課題であり、これまで畜産農家も様々な対策、改善に努めてもらっております。しかし、農家の労働時間の増加や薬剤等のコスト高など畜産農家の努力だけでは対応が厳しいというのが現状であります。そのような状況を踏まえ、畜産環境の改善に向けて地域の方々のご理解、ご協力を得ながら関係機関等と連携し、畜産農家の保護・育成を図り、名護市食肉センター施設の今、目標頭数が年間、豚10万頭というその処理能力を十分に発揮できるだけの頭数確保に努めていきたいと考えております。また、この養豚においては沖縄食肉価格安定等特別対策事業、一般に食肉安定基金と言われるものですけれども、その活用が可能であるということから、そのようなメニューも活用しながら、その対策を図っていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 順次、二次質問していきますけど、平成24年度の通常総会の資料もいただいて、ちょっとチェックをしてみましたので、その辺も含めて二次質問をしていきたいと思います。損益計算書からチェックしましたところ、改善すべき点が多々あると見受けられます。といいますのも事業利益が213万円程度で、利益率が1.5%ということで、かなり低い数値です。原因としましては、2,695万3,000円余りの借地料がその原因の1つと思われております。それから水道光熱費3,700万円余り、そういったものがあり、大きなものはその辺と感じておりますが、その中でまた製造原価報告書の中で、それも中で豚検査手数料というのが、そこで3,600万円というところが出てきております。先ほど話した借地料とか、そういったものは当局も県食、その他関係機関と今、調整しているということでありますので、その辺はその結果を待ちたいと思いますが、製造価格の中の養豚検査手数料というのは県の検査官、職員が来て、そこで検査していくものであり、私もその辺を食肉センターに指摘したところ、同様な考えであると、県のほうにも、そういう指摘をしているということであるんですが、名護市としてもその辺を一緒にかかわって県と調整していくという考えはないでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 今、食肉センターの経営の状況でありますけれども、それに占める賃料、土地の賃料というのが大変大きなウエートを占めているということもありますけれども、この検査料ということについて、この検査料は県のちゃんとした検査する検査官がやっている、それに対する手数料でありますので、それについて改善が図られるのかどうかということについては引き続き協議をしていきたいと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) アからウまで、ちょっと関連しますので前後するかもわかりませんけれども、ご容赦をお願いいたします。私、食肉センターのほうとも意見交換をしてみました。先ほど産業部長のほうから養豚、畜産業に関しての経緯を話していただきましたけれども、今、沖縄県における生産農家の減少と高齢化及び後継者不足ということで、先ほどありましたけれども県内の、重複しますけれども県内の養豚農家の戸数は本土復帰の昭和47年1万5,693戸から平成10年550戸、さらに平成20年には365戸というのが食肉センターの調べであります。そして、これ以上の農家の減少は食肉センターの存続にかかわる重大な問題であり、他産業並みの所得確保が急務である、一括交付金を活用した新たな畜産団地構想を展開する必要があるということで、とても危機感を持っているんですが、既存の養豚農家の保護・育成について、食肉センターのデータから言っても平成15年から操業を始めて平成21年屠畜頭数がピークで、それ以降は下がる傾向にあるんです。そういった意味から、今、アの既存農家の保護・育成がとても大事な時期だと思っております。既存農家は、皆さんご承知のとおり汚水、それとにおい、ハエ等々の問題が今、相当出て、存続そのものが危うくなっているんですが、その辺を市当局がどのようなバックアップ体制がとれるのか、そして今現在そういう調整を進めているのか、そういうのがありましたら、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 既存の畜産農家の保護・育成ということにつきましては、確かに農家数は減少の一途をたどっているわけですけれども、それの1つの大きな原因としてはやっぱり大きく環境問題があると。集落の近くではそういう養豚農家というのはやっていけないと、それに既存農家でさえも立ち退きを要求されている。そして畜産の増頭といいますか、頭数を増やすにもその周囲の同意が得られないというような状況がありまして、住民とのトラブルというのが大きな問題となっております。そういう中で市としては住民と既存の畜産農家との調整に今、一生懸命努力をして、何とか現在地での養豚の継続と、あわせて畜産の施設の改善には一定の住民地域から離れた場所への移転というか、そういうことも含めて今、調整をしているところであります。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 住民と生産者との間で、役所も入ってですけれども協議を進めていきたいとあるんですが、実際それはスタートしているんですか。これからなのか、地域によっては名護市内の各地域に点在しているんですが、ある地域においてはそこを一緒にやっても構わないという地域もあると聞いているんですが、その辺の取り組みがまずどの段階なのか、その話を地域に出してあるのか、今から出す予定なのか、そして予算措置です。今、ウの食肉価格安定基金が平成27年度まで使い切らないと返さないといけないんです。県の状況を聞きますと、105億円あるんですが、当初は勢いよく申込みもあったんですが、今、大分トーンダウンして、かなりその活用者が少なくなっているということも聞いておりますが、その辺も含めてどうお考えですか。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) まず1点目の畜産農家の調整のお話がありましたけれども、移転とか、そういうものについてどの程度進んでいるかという話でしたけれども、一番大きな畜産農家の移転問題については現在、豊原地区にある全沖ブロイラー生産組合の畜舎が、これは養鶏ですけれども、名護市の金融・情報特区の重点整備地区にあり、集落のすぐそばにあるということから、それについては沖縄県も推進しているということで、その金融・情報特区を推進しているということから、そこのものについては県のほうの事業として一括交付金を活用して移転をするということで今、話を進めて、調整をしているところであります。また一方、そのほかの真喜屋、稲嶺、仲尾次区にある畜舎、豚舎、鶏舎等の移転の問題については、そこについても住民から大きな苦情が寄せられていることから、その場所のことについては市としてはこれまで何回か地元の皆さんと話し合いを重ねてきたところですけれども、その環境対策協議会といいますか、そういうような協議会を今、立ち上げる予定をしています。地元住民を交えて何名かの組織をつくって、組織の中でその問題解決に当たっていこうということで対策協議会といいますか、そういう仮称ですが、そういうような環境問題の、畜産に限る環境対策協議会というのを立ち上げていこうということで今、準備をしているところであります。もう1つ、基金の件についてですけれども、これについてはまだといいますか、既に沖縄県のほうでメニューが、沖縄県といいますか、その基金の活用については公社のほうで決められているということで、新たな取り組みについてはまだ協議が進められていないということであります。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 部長、その食肉安定基金は平成27年度がタイムリミットというのはわかっております。皆さん、全部わかっていることでありますから、地域との協議会も立ち上げたいと、立ち上げていかなければ生産者と役所だけではどうしようもないということも聞いております。そうやってもいいという地域の声も上がっております。それはわかっているわけですから、逆算していつまでに協議会を設置して、同意をもらって用地取得から建築うんぬんという逆算すればわかるわけですから、そういうスケジュール表を早目につくって当該地域に流して、そのスケジュールでいかなければ養豚に対しての対応は厳しくなりますというのを流してあげないと、情報が不足しているわけです。できるのかできないのか、予算措置ができるのかできないのかも含めて、皆無な状態で地域はわからないので、その辺はどんどん情報を流していただきたいと思います。それから今のような形でいくと時間が足りないのですが、ちょっと飛ばしまして、質問の要旨(2)をお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨(2)、産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 質問の要旨(2)の件につきましては、先ほどの二次質問の中で答弁したことと重なるわけなんですけれども、現在この畜産施設が住宅近くにある稲嶺、真喜屋、仲尾次区においては、地域の代表者とともに畜産関係の改善に向けた協議を行うということで今、調整をしているということであります。そういうことで、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) これもスケジュール表を作って、十分情報を流していただきたい。養鶏については、食肉価格安定基金を使えないと皆さんは確認されているわけですから、それはどういう予算で対応するのかと、それは事前にお互い協議されているから、その辺の答弁まであっていいと思うんですが、どうなんですか。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 基金の活用については、先ほど申しましたように既にいくつか決められているということと、また先ほど議員がおっしゃるように鶏は、この基金が使えないということになっていまして、したがって豊原の養鶏場の移転についても、この基金を活用してできないのかと長い間調整したんですけれども、だめだということで最終的には沖縄県が一括交付金を活用した県の事業としてやるということになったということでありまして、真喜屋、稲嶺、仲尾次区にある養鶏場等の移転・整備についても、この基金は使えないということになっていますので、新たな補助制度、補助メニューを模索していくと。そういうのが見つかればまた市としても、それを活用して整備をしていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 休憩お願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時2分) 再 開(午後3時3分) ○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 休憩中に少し申し述べたんですが、そのようなことがありますので、市当局の努力をもう少しお願いしたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 情報不足ということについては、また市としても反省をしながら今現在、地元の、要するに既存の農家をどう保護するのかということと、住民からの苦情をどのように解消するかという、この板挟みの中で先ほど言ったような協議会を立ち上げて、その住民も、そして農家もともに納得いくような形で整備をすると。もちろん市にたくさんのお金があれば、そういうふうな市単独の補助事業というのをつくって、そこで補助事業として実施できるかもしれませんけれども、市としても施設の整備に膨大な単費を今、つぎ込むというのはなかなか厳しい状況の中で、補助メニューを模索するのが今一番の方法だと考えていますので、そういう中で取り組みを進めていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) ぜひ早目に対応できるように努力をお願いいたします。議長、質問の事項2の質問の要旨(1)をお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問事項2、質問の要旨(1)についての市当局の答弁を求めます。産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) それでは質問事項2の農業振興についての質問の要旨(1)、台風9号被害による真喜屋農業用ダムの件でありますけれども、まずご質問の箇所の管理について、真喜屋ダム周辺の土砂崩壊ののり面については真喜屋土地改良区、それからかんがい配水管については、まだ管理の移管が行われていないと、その土地改良組合にしていないということで沖縄県ということになっております。また、農道については名護市が管理を行っているということでありますので、それぞれに管理者が異なることから各関係機関と調整を図りながら今、対応したいと考えているところであります。その中でまずアとエの件については、昨年の台風9号の大雨によって真喜屋ダムに隣接する土地改良区内ののり面崩壊に伴い農道の路肩崩壊が発生しているということであります。現在、この件について沖縄県北部農林水産振興センター農業水産整備課と、それから羽地大川土地改良区を交えて土砂崩壊防止事業の事業化に向けて調整をしているところであります。イとウ、それからオについてお答えします。イとウについては、ご指摘を受けているこれらの箇所については補助事業で採択までの間、交通の安全性及びかんがい配水の利用に支障を来すおそれがありますので、沖縄県北部農林水産振興センター農業水産整備課と羽地大川土地改良区と今、調整を図り、そして地主がおりますので、地主の了解を得ながら応急処置を行っていきたいと考えております。それからオの既得用水の緊急使用についてということですが、農家の方々から汚水等による苦情が羽地大川土地改良区に寄せられているということであります。原因といたしましては、真喜屋ダム上流からの赤土の流入によるものが原因の1つになっております。ダムの水質が回復するまでに日数を要することから、真喜屋ダムからの取水ができない場合は羽地大川ダムからの取水ができるようにということで、今、羽地大川土地改良区と連携を図り、国や県に要請をしていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 管轄するところが違うということです。私も少しこんがらがっているんですが、これは昨年9月、台風9号ですから1カ年近くなるので、調整がとても長過ぎると思うんです、どうしてもっと迅速にできないのかと。イとウは名護市でよかったのでしょうか。農道の崩落箇所がありまして、耕作地、畑まであと1メートルです。それも落差が30メートル、40メートルありますので、そこでもう農作業ができないような状況。そこがどういう形で土砂崩れするかという、わからない状況なので、ほんとに人命が、畑の仕事もそうだけれども、人命が危ういというところがあります。配水管とか排泥弁、それが露出して配水管そのものが垂れ下がって浮いているわけです。いつ切れるかわかりません、あれは。だから、そういう状態なんです。なぜ、そんなに時間がかかるのか、私は全然理解ができないんですけど、これはどうにか説明してください、こんなに時間がかかる理由です。部長、課長の皆さん、これを持っていますでしょう、羽地大川土地改良区から。平面にあらわして、事細かに位置図を、その箇所箇所の写真全て。これは最近出したわけではなくて、これも何度か出しております。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 16カ所の崩落場所については、確かに図面も来ていますし、その写真もあります。しかし先ほど申し上げたように、その管理者がまだ沖縄県から移管されていないから県のほうがやるべきではないのかと。あるいはダムの管理については、羽地大川土地改良区が、組合が委託を受けているわけなので、羽地大川土地改良区の管理下にあると、農道は市の管理であると、その農道が崩れた場所、崩れる原因はのり面の崩壊であると、そういう要因がいろいろあって、これまで調整をしてきたということであります。私も現場を確認しました。そうすると今、議員がおっしゃるように確かに物すごい落差の崩落があって放置できないということから、早急に応急処置をしておくと。しかしそこを、どこが今お金を入れてやるにしても相当の費用がかかるわけです。ですからその費用についても、これは管理者が申請をしてやらないといけないということから、今、名護市で災害事業としては対応できないので、沖縄県とそれから先ほど言いました羽地大川土地改良組合と調整をしながら、今、沖縄県のほうにそういう調整をしているところだということでありますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 部長、調整しているのは前々からよく聞いているんですが、なぜこんなに時間がかかるのかと。1カ年たっているわけですから、そこが緊急性というものが優先されないのか、そういうのがよくわかりません、ちょっと疑問なんですが。その中でウにかかわる部分ですが、やはり羽地ダムの既得用水、これはどういうことかというと、今この16カ所以外にあるんです。この報告した16カ所以外にあって、その他もかなりの大がかりといいますか、大きな土砂崩壊があって、真喜屋ダムに土砂そのものが流入して入ってきて、私は前から話しているんですが、真喜屋農業用ダムではなくて真喜屋砂防ダムにするのか、そして農業用ダムをほかでも造るのかという話をしていますけれども、大げさではないんです。できたら市長、副市長も行ってみてください、上流側のダム湖そのものが埋まっているんですから。あれは今からどんどん来ますよ。そういうことで真喜屋ダムに一度に40ミリ以上雨が降るたびに、1時間にですか、40ミリ程度降ると赤水がどんどん流れるわけです。これ年間かなり回数がありまして、そのたびにダム湖面が赤水、汚染されるわけです。そうすると農家の皆さんは、これで消毒できませんよと、どうするのと、おうちへ持ち帰って消毒もできないし、水洗いしてファーマーズ、その他、出荷したいのだけれども、またおうちへ持ち帰って水洗いして出すんですと、二度手間ですと、水道料金どうするのということ等があるので、ほんとに急がないと真喜屋、仲尾次、屋我地、それから古宇利、そういった所が真喜屋ダム系でありますので、その地域の皆さんは日ごろから負担を強いられていくと。ほかの農家の皆さんより経費負担がかなりかかるので、これは大変なことです。この一部、真喜屋ダム、そのダムだけの話ではないんです。土砂崩壊した箇所だけの話ではなくて、これだけの地域の皆さんに被害を与えているということでありますので、その辺も踏まえてどうにか、もうちょっと急いでできないんですか。来年の今時分、またそう話をするのかと思ったらぞっとしますけど、どうなんでしょうか。ちょっと急げる手はずはないですか。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) この件については、先ほど申し上げましたように莫大な費用をかけないと対策は難しいということから、どの事業でやるかと、要するに事業の調整を今しているところであります。ですから、すぐあす、あさってでできるというような回答をすることは難しいということです。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 部長、部長が言っているのはよくわかります。それはすぐにはできないです、あれだけのものをやるとしたら、魔法使いがしかできませんので。それでオに関連して、真喜屋ダム及び羽地ダムの容量配分というのがあるんですが、真喜屋ダムの農業専用ダムがどれぐらいあって、羽地ダムから配分がどれぐらいあるかはご承知ですか。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 真喜屋ダムと羽地ダムの容量の配分でありますけれども、真喜屋ダムは農業用ダムとして有効貯水容量が126万トン、それから羽地ダム、これについては特定多目的ダムということになっていますので、有効貯水容量が1,920万トンということになっております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) これは配分量そのものであります。そして羽地ダムの場合の1,920万トンは、これは総水量であります。かんがい用水、要するに真喜屋ダムと農業用水を含めた、使えるのは710万トンあるんです。それでこの710万トンのうち、真喜屋ダムでもかなりの水量は使えるんですが、僕が先ほど言った赤水の濁り等々だけでなく、今、使える状態にないんです。何年か前、屋比久稔議員が理事長をしていたころ、平成20年7月ごろなんですが、そのころには異臭の関係でどうにか救急処置ということで、その当時の市長にお願いして持ち回りでダム事務所、その他、沖縄県あっちこっち一緒に回って緊急的に対応してもらって、1カ月以内では羽地ダムの水が使えるように対応してくれました。今回も、どうにかそういうことを市当局の皆さんも含めて対応していただけないかということで昨年の台風9号以降いろいろお願いをしているんですが、あれからかれこれ1カ年ぐらいたっておりますが、まだこの対応ができてないんです。だからできるものから、どうにか対応していただいて、それさえすれば大雨でダム湖が濁っても緊急処置で、あのカランを1つぐるっと回せば真喜屋ダム系の農家には水は行くようにできているわけですから、これは何も費用も時間もかかるものではありません。その辺、今、調整もしていると思うんですが、その進捗状況をお伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 要するに水利権につきましては、確かに前回、異臭問題が起こったときに、そういうことですぐできたということもありますけれども、今回そういうことでできないのかということを調整したところ、水質の汚濁が頻繁に発生する可能性があると。その都度、真喜屋の補給幹線を使用する場合は水利使用規則の変更が必要になるということから、これは沖縄総合事務局のほうからそういうような指摘を受けておりまして、その水利使用規則の変更の場合には水利権者が農林水産大臣でありますので、沖縄総合事務局との調整が必要であるということで、要するに沖縄総合事務局の判断としては汚濁の原因がダム上流ののり面等の崩壊によるものであるので、その原因の解消が先である。水質汚濁によるその都度の水利使用権規則の変更というのは、今現在のところ考えられないということで言われております。羽地大川土地改良区からは、平成20年5月24日付けで真喜屋ダム湖の汚濁に伴う羽地ダム真喜屋補給幹線緊急使用についての要請というのは5月24日に出されております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 今現在も異臭はしているんです。臭くて使えないんです。農家からその苦情も来ております。だからその実態を、皆さんはもうちょっと現場に足を運んで、この実態がどうなのかというのを調べていただきたい。それから先ほど頻繁に使うことはというお話ですが、水使用協定の規則の中ではこうなっているんです。羽地ダムの受水口から使えるのは、1月1日から2月28日までの2カ月間、使えますよと、どうぞ使ってください。3月1日から6月30日まで、どうぞ使ってください。7月1日から10月31日まで、11月1日から12月31日まで、そういう形で使用期間も定められているわけです。その間、使えるわけです。1日どれぐらい取りなさいという数量まで、ここに書かれているんです。さっき言った頻繁にというのが、全然私は理解できないんですが、確かに水使用協定は、できれば早目に改定してもらいたい。皆さんは第20条の中に水利使用規則の改正というのはできるということで書いてありますので、私が言いたいのは何でこんなに時間をかけてもたもたするかなんです。できると書いているわけです。言っていることが、私は全然納得できない。使えますよと言っているのに、頻繁に使うことはできない。そういったものが理解できないのですが、もうちょっと親身に農家の方の立場になって物事を判断していってもらいたいと思うんですが、どうなんですかその辺、市長、副市長、これは死活問題です、市民としては、農家としては。 ○議長(比嘉祐一君) 副市長 親川敬君。 ◎副市長(親川敬君) 今、いろいろご指摘いただきました。1つは大きな問題だと思っておりますのは、こういう状況が担当課で一生懸命やっているんだと思いますけれども、なかなか最後のところまで上がってきてないという状況があるのかと思います。そういう意味では先ほど小濱議員が三役についても現地へ行ったらどうなのかというお話もありました。現地へ行って、確かに事務的にはいろいろあるのかもしれませんけれども、まずは私のほうでも把握をして、早急にできる対策がないものか検討の指示をしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) トップセールス、いいことでセールスという言葉を使いたいのですが、ほんとにトップから調整しに行くという心構えで、その辺はどうにか対応していただきたい。質問の要旨(2)、お願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の要旨(2)についての当局の答弁を求めます。産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) それでは質問の事項2の質問の要旨(2)耕作放棄地対策事業について、答弁いたします。まず、本事業は担当職員1名と専属の臨時職員2名の計3名で今、対応しております。これまでの実績といたしましては、平成20年度にモデル事業として取り組んだ2件、4.3ヘクタール、これは金額にして交付金が847万3,000円、それから平成21年度が18件で8.69ヘクタール、交付金が686万3,000円、それから平成22年度が20件で7.82ヘクタール、交付金が554万2,000円、そして平成23年度が15件で5.59ヘクタール、交付金が658万1,000円となっております。トータルの実績で55件、26.4ヘクタールの耕作放棄地が解消されております。交付金額といたしましては、総額で2,745万9,000円ということであります。その事業内容ということでありますけれども、事業内容といたしましては障害物除去、それから深耕、整地等を行う再生利用活動ということと、肥料・有機物資材の投入を行う土壌改良、それから作物の作付けを行う営農定着事業、また用排水施設、農業用施設等の整備を行う施設等補完整備事業の4つの事業があります。主な実施条件といたしましては、農振農用地域内の農地であり、耕作放棄地と認定された農地であること。そして地域協議会が耕作放棄地再生利用実施計画に定めていること。また、土地所有者にかわり耕作する者が確保されていること。これは見込みでもいいということであります。ただし、5年以上の耕作が見込まれることが認められること、それから使用貸借、賃貸借がしっかりとなされていることが条件となっております。そして今後の取り組みにつきましては、平成24年度耕作放棄地再生利用緊急対策事業計画として今現在39件で13ヘクタールの耕作放棄地の解消を予定しており、現在、沖縄県耕作放棄地協議会と事業実施に向けた調整をしているところであります。同計画が予定どおり実施できるように農地の貸し手と借り手の皆さんの意向を踏まえながら利用権の設定など、スムーズに行えるよう調整をしていきたいと考えております。この事業は平成25年度までの時限事業ということになっておりますので、農家の皆さんや農業委員、関係機関等と連絡を図りながら実現可能性の高い農地から耕作ができるように取り組んでいきたいと考えております。それから市民への周知といたしましては、農業委員会などの関係機関と連携し、お互いに情報の共有、そして提供しながら優良農地の確保と、その有効利用の促進に努めております。平成22年度から名護市農業委員会においては、農地の利用状況調査を行っております。本調査において遊休地と判断された農地については、その地主の方へ農業上の利用の推進を図るために必要な指導を行うため、利用調査結果を通知し、遊休農地の今後の活用方向についての意向調査を行っております。その中で今後の農地活用についての意思表示をしてもらい、遊休農地の活用について意識の啓発に努めているところであります。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) 部長、ありがとうございました。この事業は、今、部長がおっしゃるとおり平成25年までの時限措置ではあるんですが、その事業の中で農業機械の購入費という補助もあると思うんですが、それから時間もないので農業用の施設、ハウス、果樹棚、その他というのもあると思うんですが、その辺は補助している農家はないですか。それとも私が聞くところによりますと、そういうことが受けられるということが法人農家、又は農業委員の皆さん何名かに聞いたんですけど、そういう内容では聞いていませんと。僕が言いたいのは、そういう情報提供が、あまりにも周知されてないのではないかと、そこが一番気になるんです。私は今帰仁村にも行ってきたのですが、今帰仁村はかなり周知されて、その事業をエントリーする人が多くて、かなり喜ばれているんですが、私が聞く範囲ではそういう状況がわからないと。農業委員の皆さん方にも何名か聞いたんですが、そこまで聞いてないよと言うんですが、その辺、私は思うんですが、こういう情報は関係機関はもちろんですが、各公民館に情報を流して、各公民館から各区の組織がありますので、総務部、代議委員会とか、呼び方はいろいろあろうかと思うんですが、いろんな青年会、向上会がありますので、そういったところに情報を流すというのも大事ではないかと思うんですが、その1点だけ、時間がないので、よろしくお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 先ほどの事業内容の説明の中でも申し上げたように農業用施設等の整備を行う施設等補完整備という事業がありますので、その施設整備もできるということにはなっております。名護市でも1件は、そういう事例もあります。ただし、これは耕作放棄地の解消が前提ということが一応の目的でありますので、耕作放棄をした土地を人に貸すときにハウスを建てて、そしてハウスの中に例えば永年木であるマンゴーとか、そういう果樹類を植えるということについて地主との同意がなかなかとりにくいということから施設の整備、要するに耕作放棄地解消事業の中で施設整備をするという事例は大変条件が厳しいということをご理解いただきたいと思います。公民館等への周知方については、今後また方法等を検討して、農家の方に周知徹底していきたいと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) ぜひ、せっかく各字に組織があるわけですから、そこを大いに活用していただきたい。議長、時間がないので残り全部お願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の事項2、質問の要旨(3)、質問の事項3、4、5について、まとめて市当局の答弁を求めます。産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) それでは、質問事項2の質問の要旨(3)です。それから質問事項3の質問の要旨(1)について、答弁をしたいと思います。まず質問事項2の質問の要旨(3)平成24年「沖縄県新規就農・就業相談会」についてでありますけれども、これの主催は沖縄県農業会議というところで、これは南風原町の土地改良会館内に事務所がありますけれども、その中に沖縄県新規就農相談センターというのがあります。そのセンターと沖縄県が共催で6月の上旬に行われた相談会が開催されたということであります。主催者側からまだその人数の公表はされておりませんけれども、情報によりますと相談会へ参加した方は総勢で89名ということであります。また、参加した方々の職種等については無職の方からサラリーマン、学卒、あるいは農大在学中の方、それから転職を希望する方など多岐にわたっていたということであります。そして名護市のかかわり方についてでありますけれども、農業委員会事務局が名護市の窓口となっておりますので、当日は午前10時から午後5時まで農業委員会職員が3名、休日出勤をして相談に対応したということであります。そのほか相談会の開催地として会場となる市民会館中ホールの確保やホールスタッフとの調整、関係者との打合せなど積極的に農業委員会の職員が加わっております。市民への周知方法については、市民のひろばに掲載をしております。そのほかにもハローワークでチラシを配布したり、関係団体が独自に、あるいは相談会を主催する側の全体的な呼びかけとしてはラジオ県民室で1週間ほど前から開催のお知らせをしていたということであります。それから質問事項3 新たに生じた土地についてでありますけれども、この件についてはアからウについてお答えします。名護市における担当事業部、課ということについては当面の間は産業部産業振興課が行うということになっております。これは、この事業が社会教育施設である、要するに体育施設なのか、公園施設なのかといういろんなことがありまして、当初設置したときは農村運動公園として整備をされたということから、現在、産業振興課で窓口となっておりますが、新たな設計ができるまでの間ということで今やっております。イの資材ヤードの代替地については、県からはヤード利用に対しての利便性、安全性を兼ね備えた環境の土地を要求されております。市としては、屋我地にある市有地と、また振興会から提案のあった羽地内海に面した仲尾次地先を提示し、調整した結果、屋我地案について県のほうでは検討したいという回答を得ております。それから予算措置については、これは基本設計がまだできておりません。前にできたというのは、現在の敷地内での基本設計でありまして、それを拡張するということについてはまだ基本設計はできておりませんので、この基本設計については一括交付金の中で今、要求をしているところであります。 ○議長(比嘉祐一君) 企画部長 仲宗根勤君。 ◎企画部長(仲宗根勤君) 私のほうからは質問の事項4についてお答えします。環境省によりますと、今年度、候補地の選定については本国においては1カ所ということで宮古島市、与那覇湾をラムサール条約の候補地に予定しております。本市においては、こういった選定作業について今年度は行っておりません。それからイについてですが、過去の提案国協議会の資料等については既に議員にお配りしているとおりでございますので、ごらんになっていただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) 普通河川が民有地を浸食した場合、災害復旧ができない根拠を書面でもって説明くださいということでございますけれども、災害復旧事業は公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法により行うことが経費の軽減の観点からも一般的であり、同法第3条に掲げる施設が対象となっております。同法第3条には民有地というものが入っていませんので、対象ではないということでございます。なお、国庫負担法の条件に該当しない小規模な災害につきましては、市の単独で対応をしているところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 19番 小濱守男君。 ◆19番(小濱守男君) どうもありがとうございました。小濱守男、一般質問を終わります。 ○議長(比嘉祐一君) これをもちまして19番 小濱守男君の一般質問を終わります。 お諮りいたします。定刻4時に18分前でございますが、比嘉勝彦君の一般質問並びにお手元に配付してあります日程追加第1号の処理が終了するまで時間を延長したいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって、このように決定されました。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時42分) 再 開(午後3時51分) ○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。2番 比嘉勝彦君、一般質問を許します。 ◆2番(比嘉勝彦君) 議場の皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しが出ましたので、仁の響、議席番号2番 比嘉勝彦、さきの通告に倣い第167回6月定例会の一般質問をさせていただきます。初日、最終質問者の5番目となり長丁場となりましたが、午前中に正樹議員、そして先ほどは守男議員と仁の響3人トリオがそろいましたので、どうぞ最後までおつき合いください。第160回初陣から掲げてまいりました彦ちゃんイラストも数えるところ、今回で8回目の掲揚となりました。月日の、推移の早さを感じております。市民の思いを行政へつなげる役目と市勢発展のため、ますます努力を重ね頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。まず一般質問に入る前に一言所感を述べさせていただきたいと思います。今年は夏季オリンピックの開催の年です。古代ギリシャのオリンピアの祭典をもとに開催することを、19世紀末のかの有名なフランスのクーベルタン男爵の提唱により決議された世界的なスポーツ大会です。オリンピックは夏季大会と冬季に大会があり、夏季オリンピック第1回は1896年、ギリシャのアテネで開催され、世界大戦による中断を挟みながら継続され、冬季オリンピックの第1回はフランスのシャモニー・モンブランで開催されました。1994年以降は西暦が4で割り切れる年に夏季大会、4で割って2が余る年に冬季大会の開催といったようにノルウェーのリレハンメル大会以後、夏季大会と冬季大会が2年置きに交互に開催されるようになりました。今年の夏季、ロンドン大会は第30回目の節目となり、開会式を7月27日とし、8月12日の閉会式までの15日間、ちなみにサッカーは2日前に開始されるようです。26競技、302種目において世界中のトップアスリートたちが熱き戦いを演じる大きな大会となるようです。皆さんはどの競技者を、また、どのチームを応援しますか。この期に長い歴史のある世界的なスポーツ祭典のオリンピック大会ではありますが、2度の世界大戦による流会を経験しました。安全で平和な世界であってこそオリンピックの精神は継投され、長らく持続できるものと信じております。今大会も感動の連続で終われることを願いたいと思います。それでは、一般質問に移らせていただきます。今定例会は、私は道路行政、産業・観光行政、防災行政の3つの事項について一般質問をさせていただきたいと思います。まず初めに質問の事項1 道路行政について。質問の要旨(1)市道大北3号線補修工事について。ア 当該道路につきましては、幾度か地域からの補修陳情要請があり第163回定例会においても質問させていただきましたが、その対応についてお伺いします。イ 近年、当該道路に付随する側溝への土砂堆積が多く、雨天時には道路冠水で歩行できず地域住民は迂回を余儀なくされております。早急なる対応を求めます。次に質問の要旨(2)市道等の維持管理を、土木建設業界の閑期(4月~6月)に請け負わせる施策はどうでしょうか。お伺いします。質問の要旨(3)地域道路(生活供用道等々)の市道への認定をするための要件をお伺いします。続いて質問の事項2 産業・観光行政について。質問の要旨(1)名護市営市場(中心市街地商業基盤施設)について。ア 昨年6月にグランドオープンした市営市場ですが、まだ空き店舗があり、当初からの状況が続いています。何が要因と思いますか、お伺いします。イ 「若者や学生等へ働きかけていき、活性化を促進したい」旨の方針を打ち出しておりますが、具体的な策をお伺いします。ウ イベント開催等による収入形態をお伺いします。エ 名護市観光振興計画(仮称)を策定し、まちなか観光ゾーンを構築していくとありますが、いつごろ、どのように始めていくのかお伺いします。最後に質問の事項3 防災行政についてです。質問の要旨(1)名護市地域防災計画について。ア 3月中に沖縄県が「沖縄県地域防災計画(修正版)」を提示しました。それを受け、名護市も県と協議した新しい地域防災計画が策定されますが、旧地域防災計画との相違点等を、お伺いします。イ 昨年度において、市防災行政無線の補修や整備が行われましたが、事業内容及び結果をお伺いします。ウ 社会資本整備総合交付金事業の導入で、新名護市ハザードマップの作成整備が進められていますが、進捗をお伺いします。以上、一般質問とし、二次質問は自席より行います。なお、ご答弁の形を事項別としていただきますよう議長より取り計らいのほど、お願いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) ただいま質問者より事項別、一問一答の申出がありますので、市当局において事項別の答弁をお願いいたします。当局の答弁を求めます。建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) それでは質問の事項1、質問の要旨(1)、(2)、(3)についてお答えをいたします。まず質問の事項1のアでございますけれども、当該道路の整備につきましては、地域からの陳情要請や議員による一般質問を受け、現場調査を行い整備の必要性については承知しているところで、平成23年度において整備を検討したところでありますが、緊急に整備を必要とする事案が昨年は多々あったことから、整備に着手することができず、今日に至っている状況でございます。当該道路の整備につきましては、問題点を整理しながら着手できるよう取り組んでまいりたいと考えております。それからイでございますけれども、側溝への土砂堆積による道路冠水につきましては、当該道路の整備とあわせて対応を検討してまいりたいと考えております。質問の要旨(2)でございます。現在の道路などの維持管理予算につきましては、急を要する道路や水路などの維持管理、維持修繕費用に重点的に充当し、計画的な維持修繕費用に充当できる予算が少ないため、一部土木業者への発注の実績はございますけれども、土木業界の閑期に合わせて定期的に発注することは、今の段階では厳しいと考えているところでございます。それから質問の要旨(3)でございます。市道認定の要件といたしましては、道路法においては第8条により、まず1番として市の区域に存する道路であること。それから2番目に手続の要件としまして市長はあらかじめ議会の議決を得ることが要件となります。また、市の条例といたしましては、道路の幅員が6メートル以上、縦断勾配が8メートル以下、道路境界が明確であること、排水に必要な施設があることなどが要件となっております。なお、市道認定につきましては、道路区域においての私権の制限や道路管理者による道路の管理義務や管理瑕疵(かし)による損害賠償の責務が発生することから認定に当たっては道路の整備状況や権原の状況などを含め、慎重に検討をしているところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 部長、どうも答弁ありがとうございました。これからじっくりとまた二次質問へ移らせてもらいたいと思います。まずアのほうでありますけど、質問事項1の質問の要旨(1)のアのほうです。平成23年度には多々案件があったもので、当該道路については着手ができなかったということがありました。しかしその当該道路は、実はこの陳情が上がったのはつい近々ではございません。10年来前からずっとそのような、たびたびそういう要請等が上がっている中で、なぜ平成23年度においてそこへ回されたのか。実は、平成23年度は部長の答弁をいただきました中には、アスファルトの打ちかえをやっていくと、そういう補修をやっていきたいというようなことは述べられておりましたけど、さっき言ったとおり、また平成23年度において、なぜそのような、失礼ですが後回しにされたような状況になっています。そういったところをちょっとお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) 確かに平成23年度でアスファルトの全面打ちかえ、もしくはできる所からやるということで答弁をさせていただきました。平成23年度、後回しということでは、そうは思ってはいません。平成23年度につきましては、台風9号による道路の封鎖が相当ございました。そのために重機の使用料などが相当かさんできたと。それから道路の決壊もございました。そういった日常管理で必要なものに優先をして、維持管理費を使ったということで、結果的に大北3号線のアスファルトに回す予算が少なくなったということでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 確かに昨年度の台風9号は大々的な打撃を受けた、災害を受けた年でございますので、その辺はよくわかると思うんですが、しかし先ほど来言っているように、これはこの近年、2年、3年のうちの陳情ではございませんので、10年来前、もう少し前からそういう話が出ていたかと思います。その辺を含めてしっかりとまた今後、優先的にと言ったら失礼ですけど、そういう形で捉えていただきたいと思います。それから先ほどの答弁の中に問題点がいろいろあると。そういうものを精査していって、今後対応していきたいと言うんですが、特に問題として挙げられる点を1つか2ついただけますか。 ○議長(比嘉祐一君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後4時6分) 再 開(午後4時7分)
    ○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) 大北3号線のアスファルトの整備に対して問題といいますのは、やはり地域住民の合意が必要だと考えております。これにつきましては、区の地域とも一緒になって解決ができればいいと考えておりますので、協力方もよろしくお願いいたします。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 先ほど休憩中に答弁もいただきましたので、その辺は十分承知しております。私のほうも、当区の区長をはじめ、そういうことで一応悩んでいるところなんですけど、平成24年度はもっとしっかりとその辺まで解決できるような糸口をちょっと見つけ出していこうかと思っておりますので、お互いよろしくお願いしたいと思います。続きましてイのほうについてですけど、そこのほうに側溝がありまして、それに水がたまって、最近その水が近隣の公園まで流れ込んでいるような状態になっております。詰まっている場所を調べていくと、やはり道路がカーブした所というんでしょうか、そういった所に堆積しているようで、それをグレーチング、上から写真を撮ったものがありますけど、どうも最近詰まったような跡ではないんです、これも。ですからこういう感じでありまして、ずっと草が生えている状態なんです。そこに相当堆積したような状態ですので、これをやはり次の要旨(3)にかかわるような格好になると思うんですけど、その土木業者、建設業者とか、その地域の皆さんに閑期、特に今、仕事の少ないときとか、そういったときにもそういった手伝いとかができないかと、そういうものを含めてお伺いしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) 市道の維持管理につきましては、今年度、道路維持管理整備計画を策定する予定でございます。この策定をする中で、道路の現状なども把握をしながら、どこを優先に整備をしていくかというものを、計画をしていきたいと考えております。そういった中で、計画的に業者に発注できるものがあるのかないのかというのは見えてくるのかと考えておりますけれども、あくまでも現段階では嘱託職員もいますし、それからシルバー人材センターにもお世話になっております。そういったこともありますので、今の段階では業者の端境期を埋めることを目的に発注するという考え方については厳しいのかと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 私の安易な考えでそういうことを提言しているんですけど、逆に作業の提供をしていただいて、それから予算措置は後追いという形の方策とか、そういうものを考えることはできませんでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) これにつきましては、基本的に契約の前に役務をさせるというのは自治法に抵触すると考えております。ただ、この管理というものの性質上、年度初めに年間分を契約して精算というものは、県のほうでそういった手法はとっているということはあります。ただ、それについては設計の委託とか、そういった予算措置に対する見積りとか、図面の作成とか、そういったものが現在考えているところでありまして、現場の修理については、今のところは検討されていないのが現状でございます。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) はい、わかりました。そういうことでありますけど、でも先ほど市のシルバー人材センターとか、そういったことがありますということでありますので、この4月から5月、沖縄も物すごい梅雨でして、その当時にちゃんとしっかりしたそういう整備をしておかないと、いろんな所で大きな災害に結びついていくということの可能性も十分大でございますので、どうしてもこの4月から6月には何らかの策を講じて、小さなうちにそういう道路整備、道路維持管理を施工していただきたいと思っております。よろしくお願いします。それから質問の要旨(3)の中に市道の認定をするための要件をお伺いしましたけど、その要件の第3条の中に「申請により市道路線に認定する場合は、第2条の規定に該当するほか、道路敷地及び道路に附属した施設等は、市に無償譲渡できるものでなければならない」とあります。ちょっとこれは勉強する意味合いで、これの無償譲渡の根拠ということは、どういうことでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 建設部長 仲村善文君。 ◎建設部長(仲村善文君) この条例の第3条の無償譲渡、これは事例としましては主に宅地開発が事例になると思います。宅地開発で道路を造った場合、まず初めは宅地開発業者の所有になっております。それを開発が終了した時点で市道に移管する場合に無償の譲渡となりますので、そういったものが想定されているものでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) わかりました。次、質問事項2のほうへお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問事項2、質問の要旨(1)についての答弁を求めます。産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) それでは、比嘉勝彦議員の質問の事項2 産業・観光行政について答弁をいたします。まずこの件のアの件につきましては、昨年12月議会、第165回議会でも勝彦議員から同様なご質問を受けておりまして、そのときに私のほうから入居を希望する方との要望がマッチしていないと、要するに今現在の施設よりも小さいほうがいいという方と、それからもっと大きければ借りられるのにとかというような必ずしも要望が一致してなくて、借り手がなかなか見つからないというようなことを申し上げましたけれども、この市場については朝の一般質問の中で岸本直也議員のときにもご説明いたしましたが、平成15年に策定した名護市中心市街地活性化基本計画というものに基づいて、その中に示された活性化プロジェクトの1つとして食文化発信拠点という位置づけをして、その市営市場は整備の方向が示されたと。市営市場を造るに当たっても、実は平成18年度に中心商業地振興計画策定調査ということで調査を入れております。その調査に基づいて、その施設の整備については市場利用者や新規出店者、関係団体から入居店舗の業種や規模等の様々な調査を行った上で、その調査結果を参考に施設の整備がされてきたということであります。その策定に当たっては有識者を交えた懇話会というものがありまして、その懇話会の中で様々な意見を交わして、その施設の規模、そして店舗当たりの面積等も、それから配置についても決定されてきたという経緯があります。これまで窓口に寄せられる相談は、施設の造りに関することから、施設の設置目的と異なる業種の方からの相談など、出店を検討している方からの要望はおのおの異なるものであり、この要因を特定するということはなかなか難しいものでありますけれども、その都度、出店希望者の要望を聞き、可能な限り応えられるようにすることで今現在は入居を促しているという状況であります。それからイの若者や学生等へ働きかけて活性化を促進する具体策ということについては、現在の市営市場の空き店舗を活用することで若者のアイデアにより若者をまちに呼び込むことを狙いとしたもので、現在は名桜大学のほうと調整をして、その名桜大学から今、いくつかの提案がなされておりますので、具体的な取り組みについて現在協議を進めているところであります。それからウの市営市場の広場におけるイベント収入の件でありますけれども、イベント開催による収入形態は市場の買物広場、にぎわいを創出する広場として誰でも無料で利用できるようになっており、広場使用に係る料金というのは設定されておりません。あくまでも、このイベントをするのは集客するための1つの仕掛けであるということであります。したがってイベントと、それから屋台村等のようなものを同時に開催することで経済効果も見込めるものと考えているところであります。エの名護市観光振興基本計画の件についてでありますけれども、現在、名護市観光振興基本計画というのは平成24年度事業として取り組みを進めているところであります。当計画は、まず基本的事項の整理として本市の観光の現状分析、それから地域特性の把握、アンケートによる旅行者ニーズ、そして旅行業者への実態調査、観光事業者や有識者並びに市民からの意見を聴取することから始めていきたいと考えております。それを踏まえて観光需要の予測や目標数値の設定、重点的な施策など観光振興に係る方向性、目標を、有識者を交えた検討委員会で検討し、本市の観光を推進するための指針、柱となります基本計画を策定してまいります。その中で、まちなか観光ゾーンの構築ということにつきましては、名護市中心市街地活性化基本構想、先ほど言いました平成15年に策定した計画を踏まえて市営市場を含めた展開についての方向性、目標などを検討してまいります。計画策定は、公募型のプロポーザル方式ということで今後業者を選定し、事業を進めていきたいと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 玉城部長は連続で答弁に立っているもので、もう1つ、今の最後のほう、少し答弁が抜けております。名護市観光振興計画(仮称)の策定の中に、いつごろ始めていくかということが出ていませんので、それを先に答弁いただきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 観光振興基本計画は先ほど答弁したつもりだったんですけれども、平成24年度事業ということでありますので今年度、既に今、要綱を策定し、公募をかけているところです。プロポーザル方式によって業者を選定していくということで、今、公告といいますか告示をして、募集をかけているところでありまして、今月中にプロポーザルの選定委員会を開催したいと。議会終了後に業者選定の選定委員会を開催し、業者を決定していきたいと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) すみません、二次質問そのまま続けて聞けばよかったです。一番気になっている名護市営市場なんですけど、実は6月1日から15日までということで、また新たに今年度空き店舗の募集をかけているみたいです。その中でずっと見ていると、その空き店舗が、前回第163回、今回、質問したときにも出しましたけれども、そこは同じ空き店舗の状態になっております。それはどうしてなのかということで少しお考えになったことはございませんか。先ほどはいろいろなことで、すぐにはそういう要望等に応えることができないとおっしゃっていましたけど、同じ形態がまた1年続いているということなので、私が懸念するのは、もしかしたらまた今回そういう募集をしても、またそういう状況に陥らないかということを懸念しておりますけど、どうでしょうか、その点。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 去年から1つは解消されたと思っておりますけれども、今現在は3店舗の空きがあります。入居したいという希望者が一応何件かこの間にあることはあるんですけれども、トイレが遠いとか、また面積が広いとか、いろいろ先ほど言いましたように入居を希望する方との要望となかなかマッチしていないということで、その空いている場所については、やはり場所がトイレから遠い場所であるということで、利用者といいますか入居希望者が敬遠をしているのではないかということも感じておりますし、またもう1つは市場が午後11時までとなっているということから、飲食店舗として11時閉店では採算がとれないということも言われております。したがって、その条例等を改正するなり、その利用者の要望に沿った形で再度見直しをしていく必要があるのではないかということも考えているところであります。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 去年から1店舗は解消したということで、残り3店舗ということなんですが、やはり飲食にかかわる店舗がまだあいているということになっております。ただいま部長から答弁がありましたとおり、やはり営業時間の問題だと思うんです。その辺、やはりにぎわいを出すためには24時間とは言わず、まちの中が活性化するためにはやはり電気はついているほうを見ると思いますので、どうにか条例の改正に形まで持っていって、しっかりとそういったことで若干あと2時間程度でも営業時間が延長できましたら、店舗的ににぎわいが出るのではないか、また、そういうことを利用していきたいとおっしゃる新しい店舗を希望される方が出るのではないかと思っております。ですから私はそういったことが1つの要因ではないかということを思っていましたけど、ただいまの答弁で大体一致しておりますので、そういうことでしっかりとその市場のほうの活性化につなげていけたらと思っております。それから名桜大学等との取り組みということで先ほどおっしゃっていましたけど、もうちょっと細かく何か話せることがありましたら、お聞きしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 市営市場のほうで名桜大学の若者による店舗を活用して、若者の就業チャレンジといいますか、そういうことをやりたいということは、実は名桜大学の前理事長のほうからお話がありまして、市としてもそのことについて一緒になって取り組んでいこうという約束をしてやってまいりました。しかしそういう中で、今現在、理事長も交代された中で大学側としては再度、要するに取り組みについて、内容について検討したいということで、今、やる方向ではありますけれども、その中身については再度協議をしたいということで協議を続けているという状況であります。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) ぜひとも継続して協議を続けていただきたいと思います。名桜大学生は、4月、5月と入学した新入学生はちょうど今が大分落ちついてきたころで、それで高学年になっていくと、しっかりと落ちついて、どういう将来に飛び立っていこうかというような、その時期でありますので、また公立化された学校でありますし、そういうことで注目度の高いところでありますし、そういう学生が頻繁に市街地へ出て、闊歩(かっぽ)して歩いているということさえもすごいまちなかの活気につながるのではないかと思いますので、どうぞ今後ともしっかりと名桜大学との交渉は継続させていってほしいと思います。よろしくお願いします。それから名護市観光振興計画(仮称)の策定、平成24年度からの件がありましたけど、そこのほうに有識者を集めて今月中に選定委員会等々を開いていきたいということであるんですが、もし、その有識者というものについて述べることができる範囲でありましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 有識者検討委員会のメンバーについても、請負をする業者のプロポーザルの中身を見て、我々はその業者を選定するわけでありますけれども、その中身で、プロポーザルの内容に検討委員会はこういうメンバーでやりたいとか、そういうのが出てくると思いますので、どういうメンバーを今、検討委員会のメンバーとして考えているかというようなことは、事務局としては今、持ち合わせておりません。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) まだ始まったばかりで、これからの策定にいろいろなると思うんですが、その辺はじっくりとやっていただきたいと思っております。名護市営市場、活性化を目的とした中心市街地活性化を目的とした市場でありますけど、どうもその名護市営市場だけが何かぽこっと目立っているような気がします、個人的に見てです。その辺を、しっかりと地域と合意がとれるんでしたら、地域との協働という意味合いで、よく皆さん観光などに行くとわかると思うんですけど、そのゾーニングができている所は特別目立った店舗がたくさんあるわけではないのですけど、何かしらそこに一つ一つ店舗が重なって1つの形態をつくって、1つの市場、1つの会場というんでしょうか、そういうことの形態ができていると思います。そういうことで名護市十字路近辺、市街地において、もしもその地域住民の皆さんの合意がとれるんでしたら、少し提案したいと思うんですが、壁の塗料を一色にしてもらうとか、4つ角を。例えば市場の色に合わせた黄色い色、また例えば名護市のカラー、グリーン、青とか、そういうような形に1色、建物全部塗ってしまうと相当の高額になります。前面、その道に沿った部分だけ、面した部分だけやっていただくと、そこを通過する観光客、そういったものがやはり「あれっ、ここは何ていう所だろう」ということでぐるっと見回すと思うんです。そうして見回すと同時に、やっぱりそこに足がとまってしまうと。とまると、そこに駐車場がある。駐車場があると、市場がある。市場があると、そこで食べられる、遊べる、イベントが見れる。そういうような方策でもって、とにかく視覚的な形もしっかりと取り入れていけるような全体構想、これを名護市の観光振興計画の中に少しばかり織り込んでいけるような方策がとれたらと提案しますけど、どうでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 産業部長 玉城政光君。 ◎産業部長(玉城政光君) 今の議員のご提案は、これは提案としてまた業者が選定された段階でいろんな意見交換があると思いますので、その中で検討していきたいと思っております。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) ぜひとも期待しております。名護市中心市街地市場を活性できるよう、そしてまたその近辺、名護市市街地がしっかりと観光産業もどっぷりと、そこで名護市の観光を全部担っていると言えるぐらい活性化できることを期待しております。今後ともよろしくお願いします。次の事項、よろしくお願いします。 ○議長(比嘉祐一君) 質問の事項3 防災行政について答弁を求めます。総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) それでは、答弁申し上げます。まずアについてでございますけれども、新旧地域防災計画の相違点等についてということでございます。平成24年3月27日、沖縄県防災会議は沖縄県地域防災計画の見直しについて承認をしております。沖縄県地域防災計画の修正は、東日本大震災を踏まえた地震・津波対策の強化と、沖縄県の特殊性を勘案した地震・津波対策の強化、この2点がございます。東日本大震災を踏まえた地震・津波対策の強化の修正ポイントとしましては、減災の考え方、基本方針の明示や津波到達時間を考慮した高台への津波避難体制の充実・強化などがございます。沖縄県の特殊性を勘案した地震・津波対策の強化の修正ポイントとしましては、沿岸部低地の津波避難対策の強化や観光客等の津波避難誘導体制の強化などがございます。名護市は3月27日に修正された沖縄県地域防災計画も踏まえた形で名護市地域防災計画の修正をしているところです。それからイでございますけれども、昨年度において地域防災無線の補修や整備が行われましたが、事業内容及び結果ということでございますが、現在、名護市では市役所本庁舎に親機、それから消防本部に遠隔操作機、多野岳へ中継局を有し、市内各所に99局の子局を配して防災行政無線を運用しております。平成23年度名護市防災行政無線の補修につきましては、子局の停電時用蓄電池が経年劣化で動作不良になっていたことから、全て取替えをしております。取替えたことにより、5分放送、55分待ち受けにて連続24時間使用できるように今現在なっております。また台風9号で損傷した多野岳中継局のアンテナや子局のケーブルを補修し、正常に放送できるようにしております。その他には、動作不良になっていたスピーカー7カ所の補修を行うなどをしております。ウでございます。名護市ハザードマップの作成についてでございますけれども、名護市ハザードマップの作成につきましては社会資本整備総合交付金の事業で取り組むということを、これまで説明を申し上げてきましたが、この件につきましては沖縄県と調整してきたところでございますけれども、結果としまして国との調整で予算が確保できなかったということでございます。しかし、これは当然ながら進めていかなければならない部分でございますので、補助メニュー、補助金は結局確保できなかったということですけれども、名護市の単独事業等でもって対応していきたいと考えています。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 総務部長、ご答弁ありがとうございました。平成24年3月27日、沖縄県の防災課のほうから修正案が出ました。私の手元に今、抜粋して持ってきていますけど、やはり先ほど部長が言ったとおり修正案の中には津波・大地震に関することの修正点が多く出ております。特に沖縄県でも今まで想定していなかったマグニチュード7.8とか、そういうものを想定した形でしっかりと修正がとられているようであります。本市においても、全く沖縄県は小さな島嶼(とうしょ)でございますので、首都と言わず全県下一斉に大きな地震が起こることを想定しておりますので、その中で内陸部における直下型ということも言われているんです。実は、伊祖断層とか、石川・具志川の断層系、それから沖縄本島直下型プレートというんでしょうか、そういうことに基づいた中で直下型の地震まで想定されたようなことが出ておりますが、本市において、そのような活断層とか、そういったものがまた新たに出てくる可能性とか、そういう調査とか、そういうのを始めているのかどうか、あわせてお伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) あらゆる災害の可能性というのは、いわゆる調査といいますか、その基礎資料の収集は必要かとは認識しております。ただ、名護市において、そういった活断層の存在とかという調査ということは今現在行っておりません。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) もし必要性が出るとしたら、早速その辺も非常に気になるところでありますので、予算の範囲内でしっかりと調査していただきたいと思っております。それから次にかかわることなんですけど防災行政無線なんですが、実は災害が起こると防災行政無線が一番能力を発揮すると言われているんですが、それを期待して、去年度、これだけの修理、補修等々なさっております、99局余りです。バッテリーの交換とか、スピーカーも7個かえられたとか、そういうことで多額な予算を行使してやっているわけですけど、これの防災行政無線に対しての今後の維持費というんですか、今回これだけかかったんですけど、今後はある程度は安く済んでいくかと思うんですけど、やはり先ほどの災害、いつ発生するかわからない災害において常にこれは維持管理をするべきだと思いますので、その維持管理の方策、方法というんでしょうか、そういったものはどのようにお考えになっているか、お伺いします。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 災害につきましては、ほんとにいわゆるのど元過ぎればという形が、これまでにも実際あったと思います。これまで大きな災害が発生しなかったということで去年行った蓄電池の交換につきましても、それ以前からも使用不能となっているという状況を把握しながら、実はその修理をしていなかったということがございます。災害はいつ起こるかわかりませんので、費用は確かにかかります。この電池も数年で劣化して、また使えなくなります。また同じような、いわゆる金額がかかるということがございます。しかし、これは費用等々ということではございませんで、災害につきましてはいかなる費用がかかろうと、それに対する対策というのは常にとっておかなければならないと考えておりますので、防災行政無線に限らずですけれども、備蓄等々もございます。食料品等の備蓄につきましては数年しますと、使っていないものにつきましても廃棄して、また次の備蓄をしなければならないということです。そういう対応もしなければなりません。費用対効果ということは、防災については言えないと思いますので、費用がいくらかかろうと、そういう対策は常にとっていきたいと、今後はとっていくべきだと考えております。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) そうです、まさにいつ起こるかわからないものにお金をかけるというのは大変に厳しい、行政の中ではやりづらいセクションではございますけど、やはりこれは常にそういうものはしっかりとちゃんと守っていただいて、維持とか、そういったものをしっかりできていけるようにお願いしたいと思うんですが、その中で先ほど社会資本整備総合交付金事業が国との交渉でできなくなったということで、名護市の単費を使ってハザードマップの作成を図っていますということをおっしゃっていますが、実際このハザードマップ、現況でどの辺までの進捗なんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) 先ほども言いましたように今、いわゆる特財でもって対応するという考えでございましたが、実はそれがだめになったといいますか、これは一括交付金化されたということです、沖縄県関連の予算がです。その事業そのものが今回できなくなったということでございまして、一括交付金等々での対応についても検討はしているところでございます。ただ、先ほどから一括交付金につきましては、企画部長からの答弁もございますが、まだ、その詳細についてなかなか決まらない状況がございますので、防災につきましては待てないといいますか、そういう状況がございますので、そこはいわゆる単独事業であっても、単費であっても取り組んでいくべきだと今、判断しているところでございます。そういうことでございますので、まだ、その進捗につきましては、なかなか進んでいないというのが現状でございます。ただ、地域ごとの防災、いわゆるハザードマップの作成を今、予定しておりまして、それにつきましては着手をしている、案のといいますか、資料収集等々につきましては着手をしているというところでございます。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) ぜひとも頑張って、早目にできることを期待しております。ハザードマップではあるんですけど、このハザードマップは当初、最初に策定されたハザードマップをちょっと確認したところ、色分けとか、そういうのでいろいろ工夫をされてやっているみたいなんですが、ちょっと予算がかかる問題だと思うんですけど、このマップはそういう用紙ではなくて災害でも対応できる、例えば災害時にマップを持っていって、それがぼろぼろになっていたら結局使えない。簡単に言えばラミネートとか、そういうようないろんな工夫をされて、そこまで取り入れていただけたらと思います。それから前回、第164回定例会でも話したんですけど、地震・災害が起こった場合、やはり電力、電灯等が非常に欠落します。そのために非常用のバッテリーがどこにあるか、どこから引き出して、それをすぐ使えるかです。例えばいくら投光機を持っていっても、そのバッテリーがなければ使えないということになりますので、そういったものまでも、そのときは2台ほど電源を確保するとおっしゃっておりましたけど、これをもう少しちょっと拡散して広げていって、各要所要所にもそういう配備が多少できましたらと思いますけど、その辺についてはどうでしょうか。 ○議長(比嘉祐一君) 総務部長 山里將雄君。 ◎総務部長(山里將雄君) ハザードマップのいわゆる素材といいますか、災害の現場とか、あるいは防災本部、災害対策本部を別の所に移したときでも使えるようにということで、いわゆる強い材質といいますか、そういう材質で作るということは、これは必要かと思います。実際今つくられているハザードマップも普通の紙質ではなくて、少し強めな材質になっていると思っているんですけれども、これは今後作るものにつきましては、どういった素材、実は素材まではまだなかなかその検討はしておりませんでして、今ご指摘がございましたので、そのように対応できるような素材で作れるかどうか今後考えていきたいと思います。もし、それができるのであれば、ぜひそういったものに取り組んでいきたいと思います。それから、おっしゃるとおり電源は非常に重要でございまして、災害が起こったときには電源の確保というのは非常に重要なことだと思います。前回の議会でも報告しましたが、今回のこの新年度予算で、平成24年度の予算では5台の発電機の購入費を計上しておりまして、それを今、購入の準備をしているところでございますけれども、その5台ではちょっと心もとないというものはございます。今後計画的に小型の発電機、あるいはもしかしたら大型のもっときちっとした設備等々も検討する必要があるかと思いますが、今後、もう少し時間をかけて検討していきたいと思います。 ○議長(比嘉祐一君) 2番 比嘉勝彦君。 ◆2番(比嘉勝彦君) 当局、行政側の非常な努力によりまして災害は未然に防いでいく思いがひしひしと伝わってまいりました。その中でも、やはり我々は自主防衛対策というんでしょうか、災害に対する今回の指針の中にもありますとおり、基本計画の中にもありますとおり、やはり災害は自分たちで防ぐものだということがあります。災害に強い市民ということで捉えておりますので、お互い我々市民も一致団結して災害に備えていきたいと思います。今回は3本について質問いたしましたけど、どうもありがとうございました。これをもって私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(比嘉祐一君) これをもって2番 比嘉勝彦君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後4時50分) (議会運営委員長報告)再 開(午後4時52分) ○議長(比嘉祐一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。休憩中に議会運営委員長より報告のありましたとおり、環境審議会委員の推薦につきましては神山正樹君を推進することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ございませんので、このように決定されました。お手元に配付してありますように日程追加第1号、第1 陳情第61号 駐留軍関係離職者等臨時措置法の有効期限延長についての件を日程に追加したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、このように決定されました。陳情第61号についてを議題といたします。陳情第61号につきましては経済建設委員会に付託し、今会期中に審査させることにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんので、このように決定されました。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後4時53分)...