• "危険管理マニュアル"(/)
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  1. 名護市議会 2005-03-01
    03月10日-06号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成17年第138回名護市定例会第138回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────┐│招 集 年 月 日│      平成17年 3月 1日木曜日 午前10時      │├─────────┼───────────────────────────┤│招 集 の 場 所│       名 護 市 議 会 議 場       │├─────────┼───────────────────────────┤│開       議│     平成17年 3月10日木曜日 午前10時00分     │├─────────┼───────────────────────────┤│散       会│     平成17年 3月10日木曜日 午後 3時45分     │└─────────┴───────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席30名 欠  席 0名┌────┬─────────┬───┬────┬─────────┬───┐│議席番号│   氏 名   │出 欠│議席番号│   氏 名   │出 欠│├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  1  │吉 元 義 彦 君│ 出 │  16  │金 城 一 隆 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  2  │宮 城 弘 子 君│ 出 │  17  │具志堅 興 作 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  3  │大 城 勝 章 君│ 出 │  18  │平 敷 幸 仁 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  4  │照 屋 全 哲 君│ 出 │  19  │山 城 義 雄 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  5  │神 山 正 樹 君│ 出 │  20  │屋比久   稔 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  6  │宮 城 義 房 君│ 出 │  21  │島 袋 吉 和 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  7  │金 城 善 英 君│ 出 │  22  │島 袋 権 勇 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  8  │大 城 秀 樹 君│ 出 │  23  │比 嘉 祐 一 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  9  │神 山 敏 雄 君│ 出 │  24  │渡具知 武 宏 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  10  │宮 里   繁 君│ 出 │  25  │小 濱 守 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  11  │長 山   隆 君│ 出 │  26  │我喜屋 宗 弘 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  12  │渡具知 武 豊 君│ 出 │  27  │屋 部 幹 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  13  │日 高 清 文 君│ 出 │  28  │宮 城 康 博 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  14  │宮 城 慶 三 君│ 出 │  29  │我喜屋 宗 重 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  15  │我那覇 隆 樹 君│ 出 │  30  │大 城 敬 人 君│ 出 │└────┴─────────┴───┴────┴─────────┴───┘ 署名議員      2番 宮城弘子君  3番 大城勝章君 議事日程      別紙のとおり 会議に付した事件  別紙のとおり 会議の結果     別紙のとおり法第121条による出席者              市 長   岸 本 建 男 君              助 役   末 松 文 信 君              収入役   宮 里 武 尚 君 企画総務部長    徳 本 哲 保 君   政策推進部長    玉 城 政 光 君 市民環境部長    宮 里 勝 子 君   福 祉 部 長   宮 城 幸 夫 君 産 業 部 長   吉 元 博 昌 君   建 設 部 長   宮 里   尚 君 水 道 部 長   仲井間 宗 徳 君   消  防  長   屋嘉比 康 弘 君 総 務 課 長   我那覇 宗 克 君   農政畜産課長    仲宗根   勤 君 建設計画課長    仲 村 善 文 君              教育長   稲 嶺   進 君 教 育 次 長   具志堅 満 昭 君議会事務局出席者 事 務 局 長   仲宗根   洋 君   次     長   幸 地 春 枝 君 庶 務 係 長   岸 本 健 伸 君   議 事 係 長   名 嘉   康 君 議  事  係   宮 城   健 君 ○議長(宮城義房君) おはようございます。ただいまの出席議員は27名でございます。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。前日に引き続き一般質問を行います。11番 長山隆君、一般質問を許します。 ◆11番(長山隆君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しが出ましたので、新風21会派11番 長山隆、一般質問の三日目も昨日同様さわやかに質問をしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 今回取り上げました質問事項は施政方針より中心市街地活性化事業についてと、名護市地域防災計画の中から特に津波の問題についてであります。それから福祉行政についてはミニデイサービスの状況等についてお尋ねしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 質問事項の1、施政方針より質問の要旨1といたしまして、中心市街地活性化事業についてでありますが、今年度の施政方針の中で最も重要課題として上げているのが、名護十字路を中心とした市街地活性化事業であります。「小さな世界都市」の顔として総合的に取り組んでいくという意気込みが感じられ非常にうれしく思っているところであります。昔から十字路を中心として発展した所ですし、十字路の発展がない限り名護の中心街はないと思います。北部の中核都市名護としての新たな魅力を持った市街地を再成するとありますが、その具体的な内容についてお伺いいたします。 イといたしまして意向調査の件であります。中心市街地の良好な住環境整備を進めるために、中心市街地において密集した老朽住宅を除去し、安全で快適な住環境整備に向けて十字路周辺において昨年11月に意向調査が行われており、その集計結果に基づいて居住者及び商業者の皆さんに報告説明会が行われています。この住環境整備に関する意向調査の結果及び地域報告説明会の状況等についてお伺いいたします。 ウといたしまして、県立農業大学校の移転についてであります。昭和54年に農業、農村を担う社会情勢の変化に対応する能力を有し、地域農業の発展を担う国際性豊かな人材を育成するためにと設立され多くの卒業生を輩出し社会に貢献しているところでありますが、設立当時は山の中であったと思いますが、市の発展、都市化により周辺に住宅が張り付き、都市開発の点からも県立農業大学校を移転し、さらなる充実を図った方が良いかと思いますが、県立農業大学校の移転計画があるのかどうかお伺いいたします。 質問の要旨2、地域防災計画の中からイといたしまして、津波対策についてであります。昨年は世界的に地震、台風、大雨等と自然災害が多発した年はないと思います。特に昨年暮れに発生したスマトラ沖での地震による大津波によって数十万人の方々が被害を受け世界中が震撼(しんかん)したところだと思います。テレビ等で繰り返し画面を見ていると映画のワンシーンを見るようで非常にショックを受けたところであります。そこで、我が名護市においても45年ほど前に地球の裏側で起きたチリの津波によって真喜屋小学校が被害を受け、移転するということが起きています。東西両地域に長い海岸を有し、集落が形成されていることから海抜も低く津波に対する危険度が非常に高い市だと思いますので、その津波対策についてお伺いいたします。 ロといたしまして、今帰仁村古宇利島と名護市屋我地島を結ぶ古宇利大橋が開通し、架橋要請を初めて決議した1979年の古宇利島区民大会から実に26年を経て、夢の架け橋が実現し、島は祭り一色に染まり、一方では大橋の開通に伴いこれまで長年にわたり、島民の足を支えてきた第八古宇利丸の運航を終え、さよならセレモニーが行われ終始にぎわったところであります。県内離島架橋として最長の1,960メートルの大橋を見ようと、見物客が増えているところであります。万一、事故や災害等が起きた時の警察、消防の体制について今帰仁村との話し合いがあったのかどうかお伺いいたします。 質問の事項2といたしまして、福祉行政についてであります。ミニデイサービスの一環として、各地域において福祉推進委員によるボランティア活動により、すりてぃあしばな会むらあしび会等が行われ、日ごろ話し相手の少ないひとり暮らしのお年寄りや地域の皆さんがともに語り合い、親睦を深め楽しい一日を過ごせるという非常に喜ばれているところであります。青少年を取り巻く環境が非常に厳しい中で世代を超えて親しく交流することにより青少年育成地域づくりに大きく役立つことだと思いますのですりてぃあしばな会むらあしび会青少年育成会等の事業内容及び参加人数等についてお伺いいたします。 以上一般質問として、二次質問は自席より行いますので答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) おはようございます。長山隆議員の一般質問にお答えします。 質問の事項1、施政方針について、質問の要旨(1)の中心市街地活性化事業のアとイについて答弁させていただきます。 はじめにアについてお答えいたします。社会環境が成熟期を迎え、地域においても少子高齢化や国際化が進展し、住民ニーズが多様化している現在、まちの役割もまたそれに対応し、新たなサービスを提供できるような多様な機能が求められてきております。名護市の中心市街地においても、これまでの商業機能を核としたまちから観光交流、文化、業務、居住及び福祉といった多様な機能を整備し、次の世代を担う市民にとってもアイデンティティーを形成し、市民や来訪者の交流によるにぎわいの拠点となる新たなまちの魅力を形成していかなければならないものと考えております。このようなことから、まちのシンボルとなり新しいランドマーク広場となるクロスロードパーク、ニュービジネスが展開できる産業支援センター、地域資源を生かしたまちなか観光の拠点とネットワーク整備市営住宅等の整備に取り組んでいきたいと考えております。 次、イについてお答えいたします。中心市街地活性化基本計画において、重点事業として位置づけた住環境整備に向け、住宅局補助により住宅地区改良事業等計画基礎調査を行いまして、その一環として、城、大東区、大中区及び港区の中で事業採択要件に合うと見込まれる区域の475ヵ所を対象に住民意向調査を行い、65.7%の回収が得られました。その結果としまして、1点目に現在の住環境に対して5割以上の方々が生活道路の狭さ、路上駐車、住宅の密集、憩いの場がないといった不満を抱えております。2点目に商業者においては4割の方が現在の商業環境に不満足であると言っております。3点目には将来のまちづくりでは6割以上が共同店舗や、商業施設が集積し、公共施設や福祉施設が整備された都市型のまちを望んでおります、といった結果となっております。今回の調査は事業導入の可能性調査となっておりまして、今後、事業採択要件との照合及び関係住民の事業導入への積極的な熱意による推進組織の発足と、合意形成などの熟度を総合的に勘案しまして、事業導入に向けた検討を行っていきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) それでは質問事項の1の1、県立農業大学校の移転計画についてお答えしたいと思います。 農業大学校、林業試験場北部農業改良普及センター北部家畜保健衛生所の4施設の老朽化、狭隘(きょうあい)化等により試験研究及び業務、研修指導に極めて支障が生じているという状況の中で、沖縄県では庁内に移転先検討ワーキングチームが設置されたようであります。平成14年12月に移転先の具体的な内容が提案されたと聞いておりますけれども、県のその後の財政状況等、あるいは新規事業の凍結、さらに沖縄科学技術大学院大学との県研究機関との連携を図るための組織機構の再編が予定されているということで、この移転計画は当面先送りをするとこういう決定をなされたようであります。農業大学校の移設後の跡地利用につきましては、移設計画が具体的に県の方から話が持ち上がった段階で私ども名護市のまちづくり計画も含めて県と十分に協議を図ってまいりたいと考えております。 次に1の2の津波対策についてでございます。本市の地域防災計画は平成15年度には再修正を行ってまいりました。災害予防計画には地震編を設け、災害応急対策計画では津波予報の解説、震度の解説、津波警報等の伝達、地震津波に対する自衛措置等を示してございます。特に地震及び津波災害対策計画を設けて、大規模の地震及び津波の発生を想定し、地震、津波の応急対策の方針を定めてまいりました。昨年12月に発生した、議員ご案内のスマトラ沖地震による大津波の悲惨な状況は、津波の知識、情報の伝達方法がなかったことが最大の要因ではないかと言われております。本市でも防災無線通信消防機関等による車両広報体制等は整備が進められていることでありますけれども、平時から地震津波に対応できるようにさらに組織等の体制強化を図り、市民が迅速に安全な場所に避難する自衛措置の意識の普及等を今後とも図ってまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) 長山隆議員の質問に対してお答えいたします。 質問の事項1、施政方針について、要旨2、名護市地域防災計画についてのイでございます。古宇利大橋の開通による警察、消防の出動態勢について今帰仁村と話し合いがあったかどうかというご質問でございます。この件につきましては、当然、古宇利区を管轄する本部町今帰仁村消防組合消防本部の消防長と話し合いを持ってございます。話し合いと言いましても確認事項ということでございます。その内容でございますが、まず原則としまして、古宇利架橋上での交通事故、及びその他の災害については原則として、名護市消防本部からまず出動しましょうと。それで、状況によってはまたお互い連絡を取り合い、今帰仁分遣署からも出動していただくというようなことで確認をしてございます。ただ、いまのどういうことでそういう形になったのかと申し上げますと、先ほど長山議員もおっしゃっておりましたが、橋の全長の約78%が名護市の管轄ということございます。それで、現在の通報状況が携帯電話ということになってきますので、なかなか通報する方が場所まで分からないでしょうと、管轄、この名護であるのか古宇利であるのか。そういうことで、原則としては橋の上での事故等については名護の消防本部が、まず、第一出動するということでの申し合わせ事項になっております。古宇利区内の火災、救急等の場合は、原則として本部町今帰仁村消防組合が出動し、災害の状況によっては沖縄県消防相互応援協定に基づき、応援隊としまして直近であります屋我地分団、それから当然、署からも同時出動ということでの応援態勢でもっていきたいと考えております。申し添えておきますが、この件につきましては昨年の早い時期に消防の管理者であります市長の方から、供用開始された時点においては極力協力して対応するようにということでの指示も受けてございます。以上でございます。 ○議長(宮城義房君) 福祉部長 宮城幸夫君。 ◎福祉部長(宮城幸夫君) 福祉行政について、すりてぃあしばな会むらあしび会青少年育成会等の事業の内容、参加人員等についてお答えさせていただきます。これらの事業は各区の福祉推進委員会が中心になって行政区単位で実施されております。この事業については名護市社会福祉協議会から一定の助成金が支給されてございます。まず、すりてぃあしばな会でありますが、これは日ごろ話し相手の少ないひとり暮らし老人や老夫婦を激励し、地域ぐるみで支え合う機会を持つとともに高齢者の仲間同士の交流を図ることを目的に行われております。各区ではレクリエーションやカラオケ大会、社会見学などが行われております。これらについては一行政区当たり2万5,000円を上限として助成がなされております。現在22の行政区で実施されておりまして、参加人数は延べで966名となっております。それからむらあしび会でありますが、これは地域住民が世代間交流を通して相互の理解を深め、思いやりといたわり、敬愛の心を育て優しさのある地域づくりを目的に実施されております。これはレク交流会、あるいは石うすを使っての豆腐作り、それから高齢者と児童生徒の混合チームによるグラウンドゴルフ大会などが行われております。これについても助成額は上限で2万5,000円ということになっておりまして、平成16年度、21の行政区で実施されております。参加人数は延べで1,403名となっております。青少年育成会は地域において青少年の育成を図るための体験学習、交流会、ボランティア活動などを実施し、青少年の健やかな成長を地域ぐるみで支援をする事業であります。各区では竹細工作りや、自然観察会田植え体験海岸清掃作業などが実施されております。助成額は上限で2万円、これについても21の行政区で実施されまして参加人数は延べで1,645名となっております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君。 ◆11番(長山隆君) どうもありがとうございました。それでは随時二次質問に入らせていただきたいと思います。 一番目の中心市街地の件は私はずっと取り上げて来ましたし、また今回8名の議員の皆さんも質問するという非常に注目を浴びている項目であると思います。その中で、今度初めてイメージ的に大きな道路を造り、真ん中にロータリーを造ってやるという大きなイメージがわいてきたところであります。私は今までもこの中心市街地については、いろいろな方面から考えて、大都会的なビジネス街をつくるんじゃなくして、田舎町としてのゆったりとした商店街をつくっていくことが非常に重要じゃないかなと思っております。その意味では常に名護城の山に登ったらこの中心市街地のまちと、そして前の名護湾が見えるというのが非常に理想的であるんじゃないかなと思っております。今回のクロスロードの件にいたしましても、それをメインとして大きく真ん中にロータリーを造り、道路を広くした時の配置の在り方ですね。ビジネスビルをどこに造り、市営住宅をどこに造る。そして観光客の利用する商店街はどこに配置するということが非常に重要になってきますし、そこへまた出入りする人の流れ、観光客の車の流れ、人の流れ、あるいは住宅も張り付くわけですから子供たちが通学、小中学校は近くにあるわけですので、小中学校へ近くに歩いて行くような人の流れと、いろいろの面で中心市街地は重要な拠点と思っております。この計画が段々進められて5年後には素晴らしい道路ができるんじゃないかと非常に期待しております。そういう意味で、まず一番大事になってくるのは、現在住んでいる皆さんがもしこの事業に賛同して工事を進めていく場合に支障となる店舗の移転先とかそういうものの確保等が考えられているのかどうか、この辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。クロスロードパークにつきましては、事業取得する土地を除いた残地、また隣接する背後地を含めまして民間による共同建て替えを、町並みの景観やクロスロードの機能等、相乗効果が図れるように促進していきたいと考えております。また市営住宅建設計画に伴いまして、市営市場につきましては市街地における現在の市場の役割から移転先についても市街地の中で検討していきたいと考えております。例えば名護漁港の利活用の観点から、漁港管理者漁業関係者の合意形成を図りながら、生産物も含めた生鮮食材を集積した市場機能を漁港内で展開することにより相乗効果が図られ、なおかつ、観光市場としての可能性も期待できるのではないかと考えておりまして、これらの波及効果も視野に入れて移転先を検討していきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君。 ◆11番(長山隆君) 大分現実味を帯びてきてますので、その辺から進めていきたいと思いますが、そういう形で移転先を見つけ、出て行って工事するようなことになるとこの市街地の中に入ってくる車の流れ、あるいは人の流れというものが非常に重要になってきますし、沖縄ではどこへ行っても駐車場の問題が取りざたされております。駐車場の確保あるいは、まちの中に入ってみたいなと思ってみてもなかなか入り口がないとか、そういういろいろの問題があると思います。ですからまちの中へ入ってくるイメージ作りも大変重要なポイントになってくるんじゃないかなと思うわけです。現在国道58号は非常に立派な道路ができて素通りはしやすいですけれど、いざ名護の街の中に入ろうとすると、いまの状態ではちょっと厳しいんじゃないかなというふうに見ております。そういうことから考えますと、まちの雰囲気として、入ってみたい雰囲気、あるいは見てみたいというようなイメージ作りが非常に大事になってくると思いますので、国道58号から中心市街地へ入っていく道路の形態と、この辺の状況ですね。十字路はロータリー造ってメインとして客を待つ態勢を作るけれど、じゃあどこから入るか、入りやすい入り口の作り方をどういうふうに考えているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。現在の国道58号は道路の通行機能としては優れている事が逆に来訪者を引き止め、中心市街地へ誘導することを困難にしている面がございます。今後58号沿いにある名護漁港の利活用を図って、観光客等を集客し、市街地活性化に結び付けたいと考えておりますが、国道58号に取り付く県道名護宜野座線の交差点につきましては、中心市街地への玄関口にふさわしい機能を持った交差点として整備が必要ではないかと考えておりまして、今後、国、県へ働きかけていきたいと考えております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君。
    ◆11番(長山隆君) 非常に大事な事業でありますので、虫食い状態にならないように計画的に進めていっていただきたいと思います。まちの形態というのはビジネス街であり、それからベッドタウンでもあるし、そして学校も張り付いてくる。そして商店街もあって、その中に観光客も誘致してその中でいろいろと展開してもらうという非常に複合的な土地計画じゃないかなと思うんですよね。普通の土地計画は、住宅は住宅とか商店街は商店街とかというこのやり方ですけど、今回の名護市の場合は人間が生活する上での居住環境すべて整ったようなまちづくりという形になってきていますので、この辺は間違えないようにちゃんとした市営住宅は市営住宅、オフィスビルはオフィスビルとしての配置を十分検討し、そしてさらに重要になってくるのは駐車場、そして駐車場からの人の流れです。これが車止めにくく、歩きにくいとかそういうことになると、だんだん人は遠のいていきますので、この辺をぜひ念頭に入れて素晴らしいまちづくりをしていただきたいと思います。 それでは関連しますけれど、2番目に移っていきたいと思います。この前2月7日に城の公民館で調査したこの結果を地域の住民の皆さんに説明するということで、私も商業者の一人であるものですから参加してきたんですけれど、この中で非常に雰囲気がいいんです。逆に雰囲気がいいということは現在非常に困っていると、早く何とかしてほしいという現われじゃないかなというふうに感じたところであります。皆さんが調査した内容を見ても早くやってほしいとか、あるいは現在自分たちはその場にそのまま住みたいと、だからそのまま住めるようにしてほしいとか、代替地の問題等いろいろ指摘がされております。その中でニ、三ちょっと紹介しておきたいのがあるんです。名護市の中心市街地はやはりあくまでも十字路であるという方の意見があるんです。昔からこのまちは名護十字路を中心として発展してきた。この発展がない限り名護のまちはないと思います。だから名護十字路を中心として、まちをもっとゆとりのある町としてそして再生してもらいたいという人と、それからここに非常に期待して、住みよい生活環境はお互いを認め、努力しあう精神が必要ですと。よい建物が造られても住む私たちの人間性の質の向上も努力しなければならないというような素晴らしい意見も出ているわけですよ。そしてこの中で私も参加して話を聞くと、年寄りの方が昔の比嘉宇太郎さんがいまの城十字路を造った時にこんな大きい道路を計画してばかじゃないかなというふうに言われてきたと、ですけれどもこれが30年、40年たった現在ではあの当時ばかでっかい道路と言われた道路でさえ今では狭くなっているよと。ですから市としても50年あるいは60年先を見越してやってほしいという非常に前向きな意見が聞かれて、これは実現可能かなと私は非常に喜んだものであります。そういうことでいまも話しましたとおり、これを移転していって、建物を超高層ビルとかそういうものにするんじゃないかなという非常に心配しているような方もいましたけれども、ある程度ビルの高さとか、そういうデザイン的なものをどう考えているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) 住宅地区改良事業等が実施される場合、事業の整備手法としましては地区内の物件を除去しまして、用地買収により事業用地を確保しまして、改良住宅と店舗を整備します。地区内の方々は新しくできた住宅や店舗に賃貸で入居することになります。工事期間中は仮設住宅及び仮設店舗を事業により設置しまして、一時的に入居、又は営業することになります。また事業実施により新たに整備する住宅等の施設については、デザインや高さなどを十分に考慮し、周辺の町並みの景観形成をリードする建築物となるように配慮する必要があると考えております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君。 ◆11番(長山隆君) そういうことで回答率としては65%ですか、約3分の2ですね。この3分の2の中の3分の1の方々が非常に望んでいると、そうすると全体的に見ると約3分の1の皆さんかなというふうに感じるんですけれども。この中で回答した方、あるいはこの前出席した方々の分類と言いますか、地主が多く参加していたのか、あるいは家主なのか、そして商業者などが参加していたのか、その辺についてお聞きしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。2月7日に行われました城公民館での説明会の参加内容なんですが、いま、地権者なのか商業者なのかという区別についてはちょっと把握しておりませんが、全体で64名の皆さんが出席しております。その内訳としまして城区が46名、それから大東区が8名、大中区が10名、計64名の皆さんが2月7日の城公民館での説明会に参加しております。地権者と商業者の区別については後ほど調べてから報告したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 建設計画課長 仲村善文君。 ◎建設計画課長(仲村善文君) お答えいたします。2月7日に行われました地元の説明会、前回にアンケート調査をしまして、そのアンケートの報告会ということで説明会をしました。アンケートの対象がこの地区ですが、城、東区の一部、それから大中の一部、港区と、そういった現にこの地区に住んでいる方々を対象にアンケートを取りましたので、当然、商業者も含まれるし、現在住んでいる方も入っております。それから地権者につきましては商業者の中にも地権者がいますし、住んでいる方にも地権者がいると、そうでない人もいますので割合については後日報告したいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君。 ◆11番(長山隆君) 雰囲気非常に良すぎたものですから、この中で例えば地主、あるいは家主等であれば非常に開発していくには進めやすいなと感じておりますので、ぜひこういうことは回数を重ねて、一応5ヵ年くらいで完成するというような話もありますので、ぜひその点については慎重かつまた大胆に、ある程度は市としての考え方も地権者の方に示して理解をもらうということも非常に大事じゃないかなと思いますので、期待しておりますのでひとつよろしくお願いしたいと思います。 それからウの農業大学校の移転の件についてであります。私はちょっと構想が大きすぎて中心市街地を活性化するには農業大学校付近まで一つのエリアとして考えたものですから、早いうちに農業大学校も移転してもらわないといけないのかなというふうに思って質問したのと、もう一つは屋部地区の活性化基本計画の中で農業大学校を私たちが誘致してもよろしいですよということで、活性化事業の中に盛り込んであるものですから、ニ、三年前から農業大学校の移転の話が出ていたものですから、その中で地域としてその受け入れを全面的に協力していくというふうに活性化事業の中で盛り込まれているんです。実現後には隣接する名桜大学、農業試験場等の連帯を図ることによって農業に関する情報発信の場、創出、有望作物の開発、農業後継者の育成を進めるということでいち早く屋部地区では手を挙げておきたいと思いますので、部長、頭の中にひとつ入れておいてもらいたいと思います。その件はもうこれで終わりたいと思います。 それで2番目の防災計画の中の津波についてであります。今回起きたスマトラの津波というのは2種類あるみたいですね。本来の津波というのは海底の底が陥没するとそこに波が集まって、集まった波が跳ね返っていくということで、従来の津波の起こり方というのは引き潮が先に来て、ずっと潮が引いて大波が来るのが本来の津波であったようですけども、この反対側においてはいきなり大津波が先に行ったということですね。波が引いた所は引いた引き潮を見に行ったということで観光客とか皆殺到して被害に遭ったと。そしていきなり大波が来た所は準備も何もできてなくてそのままやられたというような悪条件が重なって今回の大きな被害になったように思われます。そういうことで津波というのは、起きてすぐ来る場所と、それから発生して一、二時間、あるいは30分ぐらいでも余裕があって来る津波もあるわけですよね。現在の技術では地震の予知はできないですけれど、津波の予知はできるわけですよ。ですから、そういうことで名護市においても、防災計画の中では避難ビル等あるいは避難場所等を設置するとうたわれているんですけども、この中で避難ビルの表示とか避難ビル何ヵ所あるのか、もし分かりましたらひとつお願いしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) ビル等、高所の点については、まだ特に指定はしておらないようでありますが、従来の学校、公民館等々が避難場所ということでやられているようであります。ご案内のように大変大きな津波と言うんでしょうか、災害が世界的にもかなり起き出していると、この状況も一定見据えた上で、これから対応策、あるいは市民が安心して生活できるような状況をぜひ作り上げていきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君。 ◆11番(長山隆君) そういう災害はいつ来るか分からないものでありますけれど、日ごろから十分気を付けておく必要があるんじゃないかなと思います。今回みたいな大津波になると、学校とか広場とかああいう所に逃げては間に合わないわけです。今度の教訓としては、遠くの山に逃げるより、近くの建物に逃げるというのが今回の教訓だったような気もしますので、ぜひ防災計画の中でも津波の避難用ビル等の整備に努めるとありますので、もし家主の理解が得られますと津波避難口とか何とか、この家の方にお願いして設置等もできれば、日ごろ見ていればいざという時に、頭に浮かぶこともあるんじゃないかなと思いますので、ぜひその辺は日ごろから気をつけてやっていただきたいと思います。それと、伝達網についても十分防災無線等、あるいはいろいろ駆使してこういうことが起きないようにひとつやっていただきたいと思います。 それから、古宇利大橋の件についてであります。一番気になったのは古宇利大橋の上でもし事故等が起きたときにはどうなるかなと一つの心配があったわけですよね。境界線の問題、よく昔から漫才で死体があるとこの死体をあっちに寄せたりこっちに寄せたりとするという昔からの漫才がありますけれど、こういう笑い話にならないように。先ほど消防長もおっしゃっていましたけれども、いま携帯で電話するものですから、名護に連絡していいのか本部なのかと、この辺の境目のこともありますが、こういう人命救助についてはあっちだこっちだということなく、ぜひ積極的に要請のあった時にはやっていただきたいと思います。消防署の距離からすると大体古宇利まで同じ距離じゃないかなという話ではありますけれども、この道路のすき具合とかいろいろそういう関係もあると思いますので、この辺は隣近所の市町村としてぜひ協力しあって、こういう災害等事故等がないようにしていただきたいと思います。 その件について終わりまして、最後に福祉行政の点について二次質問させていただきたいと思います。先ほど部長からも説明のあったとおり、55字のうち大体半数の21、22ぐらいの各字でそういう素晴らしい取り組みがなされているということであります。私が一番この中で注目しているのは、子ども育成会の行事というのは教育委員会が中心になっていろいろのメニューをやっております。ですけれども、この中で非常に福祉行政の面からお年寄りが子供たちを集めて催し物をするという行事が非常に有効的じゃないかなと。一方では子供が中心になっていろいろやって、お年寄りを呼んで楽しませるという事業が展開されている。そして皆さんの方では、年寄りの方から子供たちを集めて昔はこうしたああした、あるいは一緒に空き缶拾いとか、いろいろ各地域では催されております。ですからこの参加の人数を見ると、恐らく年1回の事業じゃないかなというふうに思うんです。ですからこれをもう少し、せめて2回くらいできるぐらいの予算確保とか、あるいは地域の皆さん、福祉推進委員の皆さんとか協議して、もう少し回数を増やせるというような形をとれないものかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 福祉部長 宮城幸夫君。 ◎福祉部長(宮城幸夫君) 長山議員が先ほどおっしゃっておりましたけれども、この事業はミニデイの事業の中で実施をされておりまして、ミニデイが現在40前後の行政区でミニデイが実施をされております。ミニデイについては、高齢者の方々を地域の民生委員さん、あるいは福祉推進委員、それから区長さん、それからボランティアの皆さんで毎週やっている所とか、あるいは2週間に1回とかそういうふうに定期的に実施されておりまして、いわゆる地域の皆さんが本当に少ない予算の中で福祉の一つの推進役となってやっている、そういうことで大変感謝をしているところであります。その事業の中で、年に1回とか、そういうふうなすりてぃあしばなとか青少年育成とかやっているということもございまして、地域の方々の大変な努力の中で年1回とかということでプログラムを組んでいるということがございまして、そういう意味で、地域の方々に大変お世話になっているところであります。ただ、いまおっしゃるように、ではこれもっと増やせるのかということになりましたら、そういうボランティアの方々がさらに負担が増えることもあるかと思いますけれども、大変重要な事業でこれは名護市の福祉を支える大きな母体になっていることであります。そういうことで、私どもとしてはぜひ55の行政区にミニデイを立ち上げたいということで、現在社協の方とも調整しておりまして、現在二、三のまだ設置されてない行政区の方から、設置をしたいというそういうふうな動きもございまして、まずは全行政区でミニデイの事業を立ち上げたいということで考えておりまして、いまおっしゃるいわゆる世代間交流とかあるいはひとり暮らしとか青少年育成のことについては、もう一度社協と調整をさせていただきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君。 ◆11番(長山隆君) どうもありがとうございます。青少年を取り巻く状況も非常に厳しいですし、また年寄りを取り巻く状況も大変厳しいものもあります。こういう催し物の中にお年寄りも子供たちも輪の中に入れていって、不登校やあるいは極端に言ったら寝たきりもいなくなるぐらいの年寄りとしては非常に張り切って出て行きますんで、ぜひこの事業については強力に推進して、各55の地域全体でこういう事業ができて、あるいは地域交流ができるぐらいの、地域交流とか各区ごとの交流もできるぐらいの規模にしていけば非常にいいんじゃないかなと。病院でしか会えないと言うんですよ、隣の部落の人たちは。ですから、そういうことじゃなくして、こういう会合の中で会える機会も作るということも非常に重要じゃないかと思いますので、ひとつこれからも頑張ってやっていただきたいと思います。それでは、11番 長山隆、一般質問を終わります。 ○議長(宮城義房君) 答弁の補足をさせたいと思います。建設計画課長 仲村善文君。 ◎建設計画課長(仲村善文君) 先ほどの長山隆議員からの質問にお答えいたします。この住宅改良事業調査ですが、事業導入の可能性調査について、2月7日に説明をした方の内訳でありますけれども、地権者が20名、居住者が34名、商業者が21名と合計75名となっておりまして、64名とは合計が一致をしませんけれども、一部重複しているところがあるということで、そのような数字になっております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山隆君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。休 憩(午前10時55分) 再 開(午前11時 6分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。1番 吉元義彦君、一般質問を許します。 ◆1番(吉元義彦君) 少し風邪引いてお聞き苦しいと思いますがよろしくお願いします。皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきましたので、1番 吉元義彦、通告に従いまして一般質問を行います。本定例会冒頭に市長の平成17年度の市政運営に臨む所信をお聞きし、特に「小さな世界都市・名護」の実現に向け私は一段と力強く感じました。それは岸本建男市長が3期目を目指す、一部マニフェストともとらえられる内容であり、北部振興事業後期5年の重要施策として取り組みする市街地の再成や、バイリンガル教育特区構想の策定に引き続き取り組んでいくことなど、近い将来、市民が誇れる「小さな世界都市」が実現できるものと、大きく期待をいたしております。そのためにも市長以下職員の皆様には健康には十分留意されまして、ご尽力いただきますようお願いをし、一般質問に入ります。 市長、僭越(せんえつ)でございますが勇往邁進(ゆうおうまいしん)でございます。 それでは質問の事項1、施政方針について、質問の要旨1、「ホッとするまち」 「市街地郊外へのスプロール化といった土地利用上の問題点に対応すべく、課題を整理し、適正な土地利用の規制と誘導を図るための方策を検討するとともに、将来の都市像を「都市マスタープラン」として取りまとめます。都市生活の快適さを実現するためには、ゆとりある生活空間を確保していく必要があります。」と記述しておりますが、宇茂佐、志味屋原一帯も計画に包含されているか伺います。当地区について早急に良好な住環境を整備すべきと思いますが、市当局のお考えをお伺いいたします。 2、大量に発生するごみの問題は本市においても深刻さを増しております。「名護市廃棄物処理基本計画」に基づき排出抑制や分別回収の徹底により資源化を進めるとなっておりますが、排出抑制の効果を図るためにどのように取り組んでいくか伺います。また不法投棄に対する監視・防止対策の強化についてどのように取り組みされるか伺います。これについては前日、大城秀樹議員や屋比久稔議員からも質疑されて、理解しておりますので重複する件については答弁はよろしいかと思います。 それから3、循環器医療センターの開設推進に向けた調査が実施されていますが、環線道路新波山線の改良や名護本部線と接続している志味屋1号線からの進入道路の整備も必要と思いますが、市当局の考えを伺います。 4、「ワクワクするまち」 「散策ネットワークを整備することにより、まちなか観光の振興を図る。」となっておりますが、観光客に優しいまちづくりとして、管内の文化財や史跡等の見取り図や案内看板の設置が必要と思いますが、市当局の考えを伺います。例えば屋部久護家や屋部寺などがありますが、そういった所への環線道路の案内板です。また、「名護城や21世紀の森公園など市街地外廓との連携により、歩いて、あるいは自転車で楽しめるまちづくりを推進します。」となっておりますが、宇茂佐海岸の自転車道や屋部海岸の自転車道を整備する計画はないか伺います。 次に質問の要旨5、「ペルー県人入植100周年記念式典に参加し、ペルー名護市郷友会との交流を図ります。」となっておりますが、どのように予定されているか具体的内容が分かれば説明をしていただきたいと思います。 質問の事項2、公園整備について 質問の要旨1、宇茂佐多目的広場整備について、宇茂佐区から陳情が市に上っていると思いますが、地域住民のコミュニティ活動や健康増進の上から早急に整備すべきだと思います。市当局の今後の計画について伺います。 以上一般質問とし、二次質問は自席より行いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) 吉元議員の一般質問にお答えします。 質問の事項1、施政方針について、質問の要旨(1)についてお答えいたします。ご質問の件につきましては平成17年度において、適正な土地利用の規制と誘導を図るための方策を検討する土地利用調整基本計画の策定とともに、将来の都市像を都市マスタープランとして策定を計画することと関係すると考えております。その中で、当該地区は土地利用の混在化が進み、土地利用の混乱が生じている所の一つであります。これらの土地利用の混在を解決し、あるいはまちづくりを進めるために、これまでは都市開発の手法といたしまして民間の宅地開発や土地区画整理事業が主流でありました。当地区も組合を設立して土地区画整理事業を行う動きがかつてはありましたが、地域の合意形成が右肩上がりの地価上昇等社会状況の変化により土地区画整理事業の導入ができなく、現在の状況に至っていると認識しております。現在、都市計画用途地域指定のない為又、宇茂佐地区の一部、いわゆる都市計画上の白地地区については、良好な居住環境整備を図る手法といたしまして、土地利用や都市計画の観点から考えた場合、地区計画や用途地域指定、ミニ区画整理事業などが考えられます。その中で地区計画は地域住民自らが敷地のセットバックや建物の建て方を決め、地域に住む人々が住みよいまちづくりをする手法で、地域住民が主体となってまちづくりに参加する制度であります。実現のためには住民のまちづくりに関する意識の高まりや合意形成が重要なポイントであります。用途地域指定については、道路、排水、下水道等の都市基盤整備が前提でありますが、三位一体改革の厳しい財政状況の中、公共事業の縮減、他の優先すべき社会基盤整備など様々な観点から事業の導入の可能性を見据えていく必要がございまして、本市の持つ公共事業のスタミナを十分考慮する必要があります。実現に向けては、かなりの時間がかかると考えております。地域の住環境を早急に整備する必要がある場合は地域計画制度やその他に湖辺底地域で行った地権者主導のミニ区画整理が成功の実例としてあり、十分参考になるのではないかと考えております。 次に質問要旨の3についてお答えいたします。北部地区医師会病院へのアクセス道路といたしまして、市道新波山線、市道志味屋原1号線及び市道宮里茶園線がございまして、ご指摘のある市道新波山線については、一部縦断勾配(こうばい)がきつく、緊急車両の安全な通行に注意を払う箇所がございまして、現在のところ滑り止め舗装を敷設し対応しているところでございます。今後、当該道路の整備につきましては、拠点連絡道路などの都市構造上の位置づけや防災機能、走行時間短縮、走行費用減少、交通事故減少に対する費用負担などの、費用便益を考慮し、さらに道路ネットワークの連続性や本市の事業スタミナなど整備優先を含め総合的な評価を検討し判断していきたいと考えております。 次に質問要旨の4の「ワクワクするまち」の中の、宇茂佐海岸についてお答えいたします。ご質問のある名護城や21世紀の森公園など市街地との連携により、歩いて、あるいは自転車で楽しめるまちづくりの推進とは本市が構想している緑のネットワーク構想であります。緑のネットワーク構想では21世紀の森から国道58号の緑道や幸地川を通り、名護城へ結び、さらに第三地区区画整理事業や宇茂佐第二土地区画整理事業で生み出した緑道を利用し、宇茂佐海岸を経由して21世紀の森へつながる全長12.9キロメートルの自然を満喫できる遊歩道の構想であります。当該構想の実現の手法は既存の道路や公園、区画整理事業など様々な事業の成果として実現を図ろうとするものであります。したがいまして、宇茂佐海岸の自転車道の整備については既存の施設利用や各種事業又は地域住民が主体となった取り組みの中で位置づけていくことが実現の方策と考えております。なお、屋部海岸については緑のネットワーク構想に位置づけられていないことから既存施設での有効活用ができないか検討を図っていきたいと考えております。 次に質問事項の2、公園整備についてお答えいたします。当該広場は日常的に老人クラブのゲートボールが行われ、健康づくりや体力増進を図る場として、また地域住民の憩いの場として、活用されているところでありますが、トイレの老朽化や家庭排水のたまり場など、環境悪化を招き住民活動に支障を来していると承知しているところであります。しかし、三位一体改革に伴う公共事業の縮減や国の次年度以降の公共事業の削減継続の方針、市の財政事業、公共事業のスタミナなど厳しい状況の中で、いかに効率よく有効に社会基盤の整備を進めていくかは緊急の課題であります。したがいまして道路や公園、広場など活性化につながる社会基盤の整備や地域環境の整備につきましては、事業の効率性や有効性を定性的、定量的に判断しまして、また地域事情や取り組みなど総合的に判断して進める必要があると考えております。当該広場の計画につきましては本市が進めている既存の公共事業の進捗状況やその他の計画、その地域の要望も勘案しながら検討していきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 市民環境部長 宮里勝子君。 ◎市民環境部長(宮里勝子君) 吉元義彦議員の一般質問にお答えいたします。質問事項の1、施政方針について、質問の要旨(2)についてお答えいたします。現在名護市のごみ量は大体前年度と横ばい状態という状況でございますけれども、今後は人口の増加や消費生活の拡大に伴うごみの増加は年々深刻になっていくものと予想されております。また最終処分場の逼迫(ひっぱく)など大変厳しい状況にありますが、これらの問題に対処していくためには、排出者への分別指導の徹底を行い、古紙のリサイクルをもっと増やしていきたいと思っております。花の里づくり事業が今年度で終了しますので、花の里づくりが進めておりますその施設を利用いたしまして、屋部地域の生ゴミの堆肥作り等をモデルにして、老人会、婦人会に生ごみ持参運動など行いまして、その育苗棟で花の苗と一緒に野菜の苗、例えばゴーヤーとかヘチマとかトウガとかそういう苗も作って、生ゴミを持って来た時にその苗を分けてあげると、そして堆肥を分けてあげると、そういうふうにして老人会を参加させる方法も一つの方法だというふうに考えておりますので、早目にそういうことをしていきたい。そして先ほど長山議員が、隣の老人に会うのに病院でしか会えないと言っておりましたけれども、その育苗棟に生ごみを持って行けばそこで隣のおじい、おばあに会えると、そうすることによって名護市の医療費も減らせるというようなことをぜひやっていきたいというふうに考えております。また、事業所の生ごみを花の里づくりに、その施設に持ち込んで利用できないかというふうにいま事業所の生ごみを取っている方と調整をしているところでございます。例えば大型店舗やホテルの生ごみを焼却炉に入れないでリサイクルをする方法を検討しております。また、他市町村でごみの有料化を実施しておりますけれども、その状況調査を行いましたところ、ごみの有料化をした市町村では導入前と比較して、導入後はごみの減量に効果が見られると言われております。本市につきましても、以前吉元議員からごみの減量化についての質問がございました。本市でもごみ減量推進委員会、仮称ですけれども、そういうものを立ち上げしまして名護市に一番適した方法でごみの有料化を検討していきたいと思っております。また不法投棄の監視につきましては、先日、大城秀樹議員と屋比久稔議員にお答えいたしましたように北部保健所やそれから名護警察署と連携をしながら行っていきたいと思っております。それから引き続き郵便局等の市内郵便物の配達途上での不法投棄確認についての協力依頼をやっていきたいと思っております。それからタクシー事業所へのステッカーの張り付けも早目に情報提供の協力依頼をしていきたいと、検討をしているところでございます。以上です。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 具志堅満昭君。 ◎教育次長(具志堅満昭君) 文化財の見取り図や案内板の設置に関する考え方についてお答えいたします。文化財や史跡などの見取り図や案内板を設置することは、発掘、保存、整理した文化財を公開、教育普及していく上で、また観光振興を図っていく上で非常に有効であると考えています。実際に現在教育委員会が文化財を広報するために取り組んでいることは、名護市文化財散策マップの作成です。こういうふうに各名護湾地区、羽地内海地区、そして東海岸地区というふうに三地区に分けてこういう散策マップを作成しております。それから文化財めぐり、そして文化財の現場での文化財案内標柱及び説明板の設置などを行って、文化財についての周知、理解を図っております。また平成17年度から案内人養成講座を再スタートさせて、文化財案内人を養成して地域の文化財散策コースなど設定して人材活用を図っていきたいと考えております。文化財のように人の営みとその所産として残されてきたもの全般を、まず文化資産、文化資源としてとらえて、学問的に研究したり、文化行政や地域の活性化の方策を探っていくのもワクワクした楽しいまちづくりができるのではないかと考えておりまして、この文化そのものを資産、資源という観点からとらえながら、まちづくりを進めていきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) 質問事項の1の要旨の5についてお答えをしたいと思います。沖縄県人ペルー移住100周年記念式典に関してでございますけれども、この式典は2006年の1月27日から29日の3日間、ペルー共和国リマ市で開催されます。29日のメイン式典を中心に、ペルー・インターナショナル芸能大会、ミス・ウチナーンチュ・インターナショナル・ペルー大会、インターナショナルゴルフ大会、ゲートボール大会、グラウンドゴルフ大会、県人会長会議など多彩な催しが予定されております。こういう式典に参加していこうとこういうことでございます。さらにまた入植100周年の年を迎えるに当たりまして、現地での交流会等を通して今日の日系人社会の繁栄を築いてこられたペルー社会の各分野でご活躍されている名護市郷友会の皆さんに心から敬意を表しつつ、今後とも名護市とペルー名護市郷友会との友好関係を深めていきたいということでこの式典への参加を予定してございます。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) 分かりました。それでは二次質問させていただきます。まず、「ホッとするまち」の1番、質問の要旨の1です。当該地域の住環境整備については区長はじめあるいは地権者からも市当局へ何度か要請されていると思います。それで適正な土地利用、あるいは土地利用の規制や誘導を図るためにも区長や地権者への説明会を早急に開催をして、市当局として指導をしていく考えはないのかどうか。既に住宅も屋部川沿いから建てられてきております。そういうことが区長さんあたりの相談もあって、道路事情の問題、排水の問題等含めて困っているというふうな話が出ております。またその地域においては、いま市道志味屋線の整備やあるいは雨水、排水幹線の整備計画も進められております。国道449号の開通やあるいは屋部川の整備等ということで一段と整備が進んでいっておりますので、土地利用が促進されてくるんじゃないかということでありますので、早急に市当局としての取り組みを再度お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。まちづくりは地域と行政が、親密な連携のもとに実現されるものでありますから、地域を代表する区長さんなどとも十分に話し合いながらともに地権者の合意形成に向けて取り組んでいきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) ぜひ、いまで手を打ってやらなければ、いろいろな建物が混在化してきた場合大変な問題も出てくる可能性もあると思いますので、早急にそういうふうにして、区長さんを中心として説明会を開いて、早目に手を打っていただけるようにお願いしたいと思います。それから質問の要旨2ですね。先ほど宮里勝子部長の方から、本当に女性の立場の感覚から素晴らしい答弁だったんじゃないかなというふうに大変力強く感じました。屋部管内においても昨年、花いっぱい運動で素晴らしい堆肥センターが整備されました。あるいは育苗施設についてもハウスが着工されているし、近々素晴らしい屋部区内においても花いっぱい運動が展開されていくものだと思っております。先ほどもありましたように、生ごみを家から公民館まで届けるというのは各区民に浸透するのが一番難しいんじゃないかなということがいま課題として取り上げられております。特に屋部の場合は産業部の中で、作業については輪番を組んで、ローテーションを組んで、一生懸命堆肥化に向けて頑張っておりますし、今後ますます先ほども部長がおっしゃったように、屋部区においてはモデル的な取り組みになるんじゃないかなということで、私どもも期待しているし、またそうあるべきだと思っています。それから事業所の生ごみもこういうふうにしていい施設ができているわけですからここへ搬入できて、焼却炉、環境センターに搬入がなくなればまたいいんじゃないかなと思っておりますので、ぜひこのように取り組んでいただきたいなと思います。それから処理の有料化については検討委員会等を立ち上げて検討を進めていくということでありますので、やはり市民の認識の問題が大きく影響してくると思いますので、できたら有料化しないで減っていけばこしたことはないんですが、そういうものを含めて今後検討されるということでありますので、ぜひ頑張って排出抑制に向けて頑張っていただくようにお願いしたいと思います。 それから要旨の3について、二次質問をさせていただきたいと思いますが、先ほどの答弁で整備優先による総合的な評価を検討して判断していきたいということでありますが、私はこの優先順位、要するに緊急性についてはもう既に満たしているんじゃないかなと思っております。いわゆる整備優先による総合的な評価を検討し、判断していくと答弁しておりますが、私は緊急性については十分満たしていると考えます。なぜかと申し上げますと、救急医療としての機能や北部広域医療としての位置づけ、また今後循環器医療センターとしての開設等が既に現在進行してきているわけです。そういうことで、ぜひこれは早急に整備すべきことではないかなというふうに建設部長にもう一度お考えをお聞きしたいと思います。議長、少し休憩お願いします。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午前11時35分) 再 開(午前11時37分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) 先ほど休憩中にお話しましたが、患者の立場からもこれは早急に整備すべき問題じゃないかなと考えておりますので、建設部長のお考えを再度お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。北部医師会病院への進入路の整備については、循環器医療センターの開設を考慮しながら、また現地踏査などを含めて総合的に判断していきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) やはり、北部地域拠点医療としての位置づけもありますのでそういうこともお願いしたいなと思います。 次に要旨の4番、看板等の設置なんですが、先ほど具志堅次長の方から散策マップの作成をしているとか、案内人の育成をやっていくというふうな答弁ですが、看板の件については答弁されておりません。私どもの名護市庁舎の西側の入り口、あるいは体育館への進入入り口の方にも素晴らしいポールの看板があります。そういうのを、きちっとした観光としての文化財や史跡等の位置づけをされている所には、あのぐらいの看板をやって、観光客、あるいは分かりやすいような表示をすべきじゃないかなというふうに考えているんですが、再度、予算等の問題もいろいろあるかと思うんですが、今後の課題なのかこれも含めてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 具志堅満昭君。 ◎教育次長(具志堅満昭君) 肝心の看板の件に関して答弁が漏れた事についておわびしたいと思います。看板の設置ですが、市街地に関してはまちなか散策道をいま市街地活性化の一環として整備を進めていく計画はありますけれども、その中でいわゆる文化財とか文化施設とかそういった案内板などを設置していく計画があります。それ以外の市街地以外の場所については、例えば県道とか国道とか道路からの出入りとか、そういうものも必要になってくるだろうと思いますけれども、そういった所は道路管理者と相談しながら案内板等を設置していけたらというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) 分かりました。そのように検討されて早目に設置できればいいと思います。よろしくお願いいたします。 次に4番の自転車道の件なんですが、先ほど宇茂佐海岸の自転車道の整備については既存の施設利用や、各種事業又は地域住民が主体となった取り組みの中で位置づけていくことが実現の方策と考えているという答弁されておるんですが、ちょっとまだ具体的に理解できませんので、この件について再度お聞かせ願いたいと思います。それから現在、名護城北口線が整備されておりまして、平成18年度には開通ができるというお話もお伺いしているので、これと歩調を合わせて、こういう整備に向けての取り組みもやるべきだと思うんですが、これについて部長、お願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。平成18年度開通に合わせた整備は厳しい状況にありますが、一部区間につきましては、屋部川河口整備計画の管理道路等を活用できる可能性がありますので、沖縄県と調整を図りながら検討をしていきたいと考えております。なお、その他の部分については、護岸エプロンの利用やご指摘のあった公園整備を検討する中で考えていくことも方法の一つであると認識しております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) 分かりました。ぜひ屋部川の河口整備もスタートしておりますので、それと連動してできるようにご努力をお願いしたいと思います。 次に要旨の5ですね、2006年1月27日から29日の3日間、リマ市で開催されるということで、芸能大会とかゲートボール等の交流も進めていくということでありますので、ぜひ成功裏に取り組みされていただきたいというふうにお願いしたいと思います。今までもいろいろブラジルとかの、あれは90周年だったですか、ああいう問題も含めて積極的に取り組みされてきたと思うんですが、今回も「市民のひろば」等への掲載をして、市民に広く参加を呼びかけするのか。あるいはまたそういうことを予定されているのであれば何名ぐらい市民からも募っていくのか。経費としてはどのくらいかかるのかという面も含めて分かるのであれば、お聞かせ願いたいと思います。特にペルーには私もおじが3名ほどおりまして、昔、屋部は、現在も踊りが盛んですが、現在は大変経済的にも厳しいという状況で以前はやはりモウキーガイクということで頑張ってきた先人の皆さんもたくさんいるわけであります。それで、ちょうど終戦直後、踊りの衣装などが準備されないころ、ペルーや外国へ出稼ぎに行っている方々が郷里のためにということで、衣装代を仕送りするとか、そういう大変な思いもあります。ぜひ時間が取れるのであれば行ってみたいと思っておりますので、先ほどお伺いした件について、どのように考えているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) 市民の訪問団を組織するのかと、こういう趣旨だろうと思うんですが、いまの段階ではいま協議会と私どもの市長室、国際交流担当でその案内等々の連絡をどうするのかとこういうことでの調整をいまやっている段階でありまして、まだ時間がございますので、この間、先方とも詰めをさせていただきたいということで、現時点で具体的にどういう規模で、どうしようということについてはまだ具体的な案は持ち得ておりませんけれども、この移住100周年に当たっては沖縄県の各市町村等ともかなり参加を予想されますので、そことの状況も見据えながら名護の訪問団をどの規模でどういう内容で結成をしていくのかと、このことについてはもう少し時間をかけて検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) 分かりました。まだ、検討の段階ということでありますので、これは決定されるのであれば、ぜひ「市民のひろば」等の掲載も含めて呼びかけをお願いしたいと思います。 最後に公園整備事業の件ですが、当該地域では以前から使用しているトイレとかあるいはゲートボール場などがあります。先ほども部長が答弁しているように老朽化、あるいは家庭排水等の入り込んでくる問題等も含めていろいろ頭を悩ましているという状況がございます。あるいはまた、環境整備や海浜の清掃等については区民網羅した形で頑張っていることも評価できるのではないかと思います。したがいまして、事業の効率性や有効性については満たしていると認識しておりますので、ぜひ前向きに取り組みできるようにお願いしたいと思います。先ほども申し上げたとおり、屋部川の河口整備もスタートしておりますので、これとも連動して整備ができるように部長の力強いご答弁を最後にお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。地域が必要を感じて自ら努力していることは大切なことと認識しております。行政の立場としましては、地域で解決できないことについても今後とも支援していきたいと考えております。また多目的公園整備につきましては前向きに検討していきたいと考えております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君。 ◆1番(吉元義彦君) ありがとうございました。このように前向きに取り組んでいただいて、地域のニーズにこたえていただけるようによろしくお願いいたします。 以上をもちまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮城義房君) 1番 吉元義彦君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。休 憩(午前11時50分) 再 開(午後 1時31分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。7番 金城善英君、一般質問を許します。 ◆7番(金城善英君) 皆さん、こんにちは。お昼の一時、私と少しばかりお付き合いください。皆様の一時間程度、私にいただきたいと思っております。 ただいま議長のお許しがございましたので、7番 公明党 金城善英、一般質問をさせていただきます。 昨年、国内では相次ぐ台風の襲来や集中豪雨、新潟県中越地震、国外では史上最悪の犠牲者を出したインドネシア、スマトラ沖の大地震、12月26日にマグニチュード9.0の大地震により大津波が発生し、インド洋沿岸のインドネシア、スリランカ、タイ、インドなど12ヵ国が被災し、2月16日現在ですけれども、死者28万6,095人にも及ぶかつてない大被害をもたらしました。最大の被災地となったインドネシア、アチェ州では2月26日の新聞報道ではいまも毎日200から300の遺体が収容されているとのことであります。大津波は時速800キロメートルというジェット機並みの速さで、その波の高さは35メートル以上とも言われ、10階建てのビルに匹敵すると言われております。犠牲になられた方々とご遺族の皆様に心から哀悼の意を表するとともに、被災者の方々に謹んでお見舞いを申しあげます。また一日も早い復興を心より祈念いたします。公明党は大地震直後、スマトラ沖大規模地震津波被害対策本部を立ち上げ年末年始にかけて、いち早く現地に当調査団を派遣しております。調査団は高野博師参議院議員を団長にほか国会議員2人で大みそかの12月31日に日本を出発、タイのプーケット島の被災現場などを視察するとともに、タイ政府関係者らと意見交換を行い、1月3日に帰国、調査団によると現地は言葉にならないほど悲惨な状況であり、リゾート地一帯は大地がえぐられ、瓦(が)れきの山が広がるなどマスコミ報道で伝えられるよりもはるかに生々しかったとのことでした。帰国後すぐに調査報告をまとめ、公明党として1月5日小泉首相に直接報告するとともに、日本が行う支援について要望を出しております。また公明党沖縄県本部では今年1月10日から14日にかけて県内各地でインドネシアスマトラ沖大規模地震被災者救援募金活動を行ってまいりました。多くの方々の真心こもるご協力により集まった募金は現地で支援活動をしている日本赤十字社及びタイ赤十字社などに届け、被災者救援のために役立てられていることと思います。さて我が名護市では昭和35年5月23日の南米チリ沖で発生したマグニチュード9.5の地震による津波の被害に見舞われた経験を有しております。地球を半周し約23時間かけて本島北部や中部を襲い、真喜屋小学校や屋我地大橋を破壊し、高波により3人の方が命を失いました。南米チリ沖での地震による津波が地球上の反対側にある日本本土や沖縄まで約23時間で到達し、被害を及ぼす自然の力は計り知れないものがあります。被害は起こるものだと平時から備えることの大事さを教えられた気がいたします。 そこで質問の事項1、防災行政について 質問の要旨(1)、昨年は国内国外で大きな自然災害が起こりましたが、名護市は、西は名護湾をはじめ、東は大浦湾、北には羽地内海と三方の豊かな海に囲まれ、多くの住民が海岸沿いや中心市街地に集中しております。そしてその豊かな海岸線は市民をはじめ多くの観光客や名護市を訪れる人々に潤いや憩いの場を提供しております。しかし自然災害はいつどこで起こるのか分かりません。「災害は忘れたころにやってくる」と言われます。未然の被害防止や軽減策があると考えますが、これまでの各地の自然災害の教訓を踏まえて、ア、本市の地震津波に対する防災対策についてお伺いいたします。 次に本市は名護湾沿岸域を中心に発展を遂げてきておりますが、市役所本庁舎をはじめ多くの公共施設が海岸に近い所に存在しております。国道58号から名護湾に向けて埋め立てによる拡張で整備されてきてはいるものと認識しておりますが、名護警察署庁舎、名護市消防署庁舎、名護市民会館、屋部支所、公民館など、とりわけ名護市消防署庁舎については緊急災害時の重要な防災拠点であるが、老朽化も進んでいるのではないかと思いますが、質問の要旨イ、名護市消防署庁舎の移転や新増改築が望まれるが、計画はあるのかお伺いをします。 質問の事項2、教育行政について 2月、3月の受験と卒業、そして4月の新入学の季節でありますが、昨日と一昨日は県立高校の入学試験がございましたが、志望校への合格を目指し勉強に頑張っている受験生には心からの激励の言葉を贈りたいと思います。また新しく小学校、中学校に進学する児童生徒にとっては期待と喜びと不安が入り混じっているものと推察いたします。いじめ、不登校、校内での凶悪犯罪など教育現場での事件が後を絶たない昨今ですが、本来安心して教育を受ける場所であるべき学校が脅かされている状況の中で、学力の向上や、豊かな人間性を直接児童生徒と触れ合う中ではぐくんでいらっしゃる教育関係者におきましては心から敬服いたしますとともに、学校だけでなく家庭や地域での教育力の向上がますます重要になっていることを痛感いたします。児童生徒と教職員そして親が信頼しあう中でお互いに学ぶ喜びを享受していける社会であってほしいと念願いたします。さて、人々に信頼され開拓精神あふれる技術者の育成により、社会の発展に寄与するという教育理念の下、豊かな人間性及び確固たる基礎能力と専門技術を身に付け、経済産業界の要請に的確に対応しつつ、国際的にも活躍できる創造的実践技術者を育成するとの目的で、平成14年10月1日に開学した国立沖縄工業高等専門学校についてお伺いします。 質問の要旨(1)、国立沖縄工業高等専門学校は昨年の平成16年4月10日に175名の第1期生を迎え、第1回入学式が挙行されました。そして2期生を迎える今年度も推薦による選抜試験と学力検査による選抜試験が行われましたが、ア、名護市出身の受験者数、合格者数、平成16年度との比較をお伺いします。イ、その結果の分析と見解をお伺いします。ウ、5年間の一貫教育を行う高専の学生寮は1、2年生は全寮制、3年生以上は入寮希望者の中から選考による入寮となっておりますが、将来学生寮から出なくてはならない学生の受け皿について検討されているのかお伺いします。エ、高専の存在は辺野古区や周辺地域の活性化や、魅力あるまちづくりの大事な要素の一つになると思いますが、高専の学生と地域住民との交流はあるのかお伺いします。 質問の事項3、農業行政について、先般2月15日の名護市臨時議会補正予算において採択された北部振興策事業を活用した北部地域園芸農業活性化整備事業で平成16年から平成18年度にわたり、防風、防虫、防鳥等、農産物への被害を防止する施設が導入されることになりました。自然とともに頑張っている農業生産者の皆さんにとっては、度重なる台風の襲来や、病害虫、害鳥等による被害は頭痛の種であったと思います。このたびの施設の導入により、生産意欲の増進や生産性の向上、所得の向上、作業の省力化、農業の活性化に大きく寄与するものと心から期待しております。そこで、質問の要旨(1)、北部地域園芸農業活性化整備事業で導入される施設の種類、地域、作目、規模、件数をお伺いいたします。(2)施設導入の条件をお伺いします。(3)屋我地農業公園構想のこれまでの経緯と今後の取り組みについてお伺いします。 今回は事項ごとの一問一答でお願いいたします。議長、お取り計らいのほど、よろしくお願いいたします。以上一般質問とし、再質問は自席よりさせていただきます。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) それでは、質問事項の1、防災行政についてと、それから要旨の(1)についてお答えをいたします。 議員ご指摘のとおり、自然災害は忘れたころにやってくる、あるいはいつどこで起こるか分からないと、これはこれまでの先輩、あるいは多くの皆さんの口癖のように言われてきたことだというふうに思っております。私どもも災害発生の情報のキャッチがいち早くできる体制と、これが極めて重要なことだろうというふうに考えております。現在、地震発生時には無線放送や広報車両などを使って、市民などに情報を伝達する体制を取っておりますけれども、今後とも地震津波の情報の収集、その伝達体制の整備強化を図ってまいりたいと考えております。また、地震津波被害から身を守るにはそれぞれが地震を感じた時、あるいは津波情報を得た時、いち早く安全な場所に避難することが最も重要なことであり、災害から被害の軽減・防止を図るには、まず地震津波に対する防災知識を事前に知ることが大切と考えております。これまでも、地震津波の防災知識の普及を図ってきたところでありますけれども、これからもなお、関係機関の協力を得ながら、市民に防災知識の普及と、防災対策の意識高揚を強力に図っていきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) 金城議員の質問に対しお答えします。 質問事項1、消防行政について、要旨(1)、イでございます。名護市消防署庁舎の移転や新増改築が望まれるが、計画はあるのかというご質問でございます。昨年の12月定例会で名護市消防団副団長も務めております吉元義彦議員の一般質問の中で市長も答弁されていたとおりでございます。確かに老朽化も若干進んでおり、修理箇所も多少出てきております。ですが、今すぐどうのこうのという状況ではございません。よって現時点では、新増改築の予定はございませんが、昨今の市街地の形態及び街区の動向をよく見据えながら、今後あらゆる観点から検討し、関係部課と調整を図っていく必要があるものと認識しております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) ご答弁大変ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 アの防災対策についてであります。昨年末のスマトラ沖大地震大津波では多くの尊い命が失われましたけれども、現実に今でも津波による被災者の方々は肉親を失った深い悲しみと、被災に遭遇した恐怖にさいなまれ、不安な日々を送っていることを思うと本当に胸が痛む思いであります。現地の方々はもちろん、多くの観光客の中には日本人の方々も犠牲になっており、いつどこで自分の身に振りかかるか分からないのが自然災害であります。日常ではテレビ映像など記録映像でしか見ることができませんが、改めて一瞬にして甚大な被害をもたらす自然災害の恐ろしさを見た思いであります。と同時に私たちの住む名護市ではどのような緊急時の対応ができるのかちょっとだけ考えてみたいと思いますが、名護市でも防災会議がありまして、そこでまとめられた名護市の地域防災計画がしっかりとありますし、その中で計画されております。そこで私まだ見たことはないんですが、市民レベルで目に見える形で分かりやすい避難マニュアルとかハザードマップ、災害予測地図と言うんですか。それがあるのかお伺いいたします。 ○議長(宮城義房君) 総務課長 我那覇宗克君。 ◎総務課長(我那覇宗克君) 金城善英議員の一般質問にお答えします。防災計画はできておりますけれども、それに対してハザードマップであるとか、避難路の誘導に関する地図ですか、そういう分野に関してはご指摘のとおり、いまの状況では準備していません。私も防災計画を見た時に地図が一番最初に必要ではないかと思っておりましたので、その件につきましては、至急作成するよう準備をしていきたいと思っています。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) ありがとうございます。できるだけ多くの市民に周知徹底していくことが非常に大事だと思います。早急に作成して配布などされるというご答弁いただきまして本当にありがとうございます。またあらゆる機会をとらえて周知徹底を図ると、また地震津波に対する危機管理意識の向上、そして知識の普及・啓発の拡充が重要であります。また消防署の皆さんにおきましては、日ごろの防災訓練等あちらこちらでされていると思います。本当に日ごろの訓練が大事だと思っていますので、また今後ともよろしくお願いいたします。それから、これ予算のかかることになると思いますけれども、海抜を示す表示板とか、避難誘導案内板とか自分一つも見ていないんですけども、海岸沿いには砂をとってはいけないとか、そういった看板はございました。それで設置についてはどういうようにお考えなのか、必要性はあるとは思うんですが、ご答弁お願いします。 ○議長(宮城義房君) 総務課長 我那覇宗克君。 ◎総務課長(我那覇宗克君) お答えさせていただきます。海抜表示板あるいは避難場所等の案内板ですが、それにつきましては、昨年12月にも吉元議員から同じようなご質問がございました。その中で、設置板についてはまだ検討を必要とするところでございますけれども、その前に周知を図っていきたいということで、「市民のひろば」等の広報を活用させていただきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) ありがとうございます。今月の「市民のひろば」にもしっかりとインド洋津波の教訓ということでございました。もっと努力していただいて、分かりやすいように。やはりいろんな立場の方がいらっしゃいます。子供からおじいちゃんおばあちゃん、身障者の皆さんとかいらっしゃいますので、きめ細かな対応が必要ではないかと思っております。それで、映像でインド洋スマトラ沖の地震を見ましたけれども、本当にもう近づいていく人がいたりとか、いろんな状況の人がいて、逃げる人もいない、慌てて逃げるという状況がありました。いろんな社会的な通報システムが国際的にインド洋沿岸はされていないという話でありましたけれども、日本はそこら辺はしっかりされているということをおっしゃっていました。ものすごく発達していると。過去の教訓があってそういうふうになっていると言われております。しかし一般市民に置き換えてみますと、先ほども徳本部長もおっしゃいましたけれども、いつ来るか分からないと、本当に平和であります、現在は。だけれどもいつ来るか分からない。そのために災害に対する人づくりですね、災害に強い人づくりというのが重要になってくると思うんですね。防災危機管理アドバイザー山村武彦氏がおっしゃるには、まずグラッと来たら津波警報、2、波が引いてから津波が来るとは限らない。3、高台にまで避難できそうもなければ、鉄筋コンクリート造りの2階以上に避難せよという三ヵ条があります。確かに意識として津波が来たらすぐに避難するんだ。高い所に避難するんだというのは大体分かると思うんです。しかし、ずっと遠くに、真喜屋の場合でも山手の方が海と離れているという状況もあって、避難とかそういうのができないと。そういう時は、近くのビルの2階か3階に避難するんだというように言われております。静岡県伊東市には海岸線にあるビルの協力を得て緊急津波避難ビルを準備し、表示している。それこそ実践的防災対策といえるとおっしゃっているわけです。それで観光客の多い海岸線にはそうした津波シェルターが100メートルごとに必要であるともおっしゃっています。こちらは観光客が大勢来るという所ではないんですけれども、ホテル関係の場所ではそういった対応が必要ではないかと思っております。それで、避難場所ですが学校や公共施設、公民館、避難場所として設定されております。しかし自分もちょっと調べてみると、名護湾では屋部地域、屋部川河口、そこに学校があります。本当に海がすぐそばであります。またやまびこ保育園ですか、保育園がございます。宇茂佐地域、北部農林、東江海岸沿い、許田、幸喜、喜瀬は瀬喜田小学校、大浦湾では嘉陽、三原、汀間、瀬嵩、辺野古、久志地域にも学校があるんです。羽地、屋我地には源河、真喜屋、済井出、部落ですね、饒平名地域にはまた小中学校がございます。地震はいいとして津波の場合はやっぱり沿岸地域ということもあります。そこら辺がやはり小さい子たちもグラッと来たらすぐ逃げると、津波だと言われれば2階、3階に上がるというような意識が徹底されていれば本当に軽減されるんじゃないかと思っております。本当に、先ほども申し上げましたけれども、災害に強い人づくり、もちろん災害に強いまちづくりはもちろん大事ですけれども、中・長期、短期的な対応策も考えたいと思います。今回の地震については本当に思い知らされた思いであります。先ほど、吉元義彦議員の一般質問の答弁の中で、土地区画整備の関係で屋部河口沿いの整備がお話されていましたけれど、例えばいま屋部中、やまびこ保育園とか、そういった所は本当に危険箇所じゃないかと思うんですよ。それで経営者の考え方にもよると思うんですけれど、安全な場所へ移転するとか、そういったことも考えられるのか、ご答弁お願いできませんでしょうか。 ○議長(宮城義房君) 企画総務部長 徳本哲保君。 ◎企画総務部長(徳本哲保君) 吉元議員の答弁の中でうちの部長の方から答弁があったのかと思いますけれども、いずれにせよ今議会、多くの議員の皆さんから防災行政についての対策の強化ということで、多くのご助言をいただきました。私たちはこの事を胸に秘め、そして昨年あれだけ災害の起こった、全国的にあるいは世界的な規模で起こった自然災害への教訓をどうしても名護がただ黙っておくということではなくして、その教訓を生かしていく体制を作り上げていきたいというふうに考えております。先ほどの質問にありました移転ということにつきましては、この場で即答はしかねますけれども、こういうことがもし仮に来るとした場合にはこういう状況になるのではないのかということ等については相談をしてみると、あるいは助言をするなり、それぞれの部署で対応方をしていただきたいと思っております。いずれにせよ大変多くのご意見を拝聴したことを大事につなげていきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) 大変ありがとうございます。次にイの消防署庁舎についてであります。これについては12月定例議会での、先ほどの答弁にもございました吉元議員が取り上げておられて、市長の答弁もいただいております。また日ごろ議員の代表として、島袋権勇議員と吉元議員も一生懸命、消防関係に尽くしておられることに心から敬意を表したいと思っております。それから昼夜の別なく、緊急出動や日ごろの防災訓練の実施など消防行政にかかわっていらっしゃる屋嘉比消防長はじめ消防職員、消防団員の皆様には敬意を表しますとともに心から感謝申し上げます。実際の緊急出動ができるだけ少ないように、社会の平穏無事を祈っております。これについてはもうよろしいです。今後ともどうかよろしくお願いいたします。次に質問事項2の教育行政についてご答弁をよろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 具志堅満昭君。 ◎教育次長(具志堅満昭君) 国立沖縄工業高等専門学校の平成17年度選抜試験に関することについてお答えいたします。まずアの名護市出身の受験者数、合格者数及び平成16年度との比較であります。名護市内の公立学校8校ありますけれども、公立学校におきまして推薦による選抜試験では、受験者数が13名、合格者数が7名となっております。また学力検査による選抜試験では、受験者数25名、合格者数3名となっております。平成16年度に比べて受験者数は17名減少しております。合格率を見ますと、推薦では35%増、学力検査では17%減となっております。次にイの、結果の分析と見解であります。生徒の高専への意識として調査した結果によると、レベルの高い魅力のある学校、将来の就職に有利な学校などの声が上げられております。しかし、分析についてはまだ十分に行っているわけではありませんが、市内の校長先生に聞いてみますと今年度に限って考えますと、おおむね次のようなことが言えるのではないかということであります。まず一つは成績の良い生徒が開邦高校や球陽高校などの進学校に進んでいったということと、それから成績の良い生徒全員にとって、必ずしも希望するコースでないということもあったということと、それから高専の持つ、編入学、全寮制などの新しい制度がまだ子供たちに十分浸透していないのではないか、そのことが定着していけば受験者数も増えていくのではないかということであります。それから生徒の中には単に力試しで受けた生徒もいるということであります。以上のようなことが挙げられるのではないかということであります。次にウの3年生以上の宿泊施設についてであります。これは、将来、3年生から学生寮から出なくてはならない学生については、自宅からの通学、アパートを借りての通学が予想されます。名護市としての受け皿作りに関してはいまのところ検討されておりません。このことについては、一義的には国の責任で行うべき事業であると考えておりますけれども、名護市で学ぶ子供たちの教育環境を整備するという観点に立ちますと、民間も含めて地元としても考慮していく必要があるのではないかというふうに考えております。次にエの地域との交流についてであります。このことについては、平成17年度に住民と来訪者及び高専の学生などが交流できる空間の創出を目的として、辺野古交流プラザという施設の建築が予定されております。その交流プラザの活動の中で、いろいろな交流事業が展開される計画となっております。なお、現在でも辺野古区の地域の運動施設の利用とか、ハーリーや綱引きなどの地域行事、年中行事、それから総合展示会等の行事にもこういったものにも積極的に参加しております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) 大変ありがとうございます。アの合格者についてであります。合格者につきましては減少しているというご答弁でありました。いろいろな分析もお伺いしました。子供たちも自由でありますので、それはそれとして、やはり名護市として地元から希望する方がいればどんどん入学してもらいたいという個人的な気持ちでありますけども、将来、こちらまたいずれ戻ってくるんじゃないか、母校として、自分の地元にある学校を誇りに思って、また成長してものすごい人材に育つのではないかと期待しております。それで人材育成を本当に、教育というのは時間がかかると思いますし、難しい分野であると思うんです。根気よく粘り強くやっていくことが大事じゃないかなと、また地元の辺野古区の島袋権勇議員もおっしゃっていましたけれども、地元に久辺中学校があります。私、思っているんですけれど、教師こそ最高の環境であるというふうに思っているんです。いい教師を連れてきてもらえないかというような話をおっしゃっていたものですから、私もこの席で代弁させてもらいますが、そういったスタッフを育てるとかできるんでしょうか、お伺いします。地元の中学ですよ。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 具志堅満昭君。 ◎教育次長(具志堅満昭君) 地元中学校の教職員のレベルアップが図れないものかということなんですが、実際、久志地域の中学校、学力達成テストなどを見ますと、ものすごくレベルが高いです。残念ながら国頭地区は県内で一番悪い状況になっておりますけれども、その中においても久志地域の2つの中学校は県平均レベルより上の方の成績をいっておりまして、そういった意味では久志地域の中学校の先生方大変頑張っているところであります。実際今年度の高専への合格者を見ていましても久辺中学校からも久志中学校も合格者がおります。市街地の大きい学校がゼロという学校もある中において、その中で久辺中も久志中もちゃんと合格者を出しているというところはその結果としても出ているのではないかと思います。そういった意味でいまのところ小規模校の良さを生かした教育は現場において十分行われていて、その結果として子供たちが証明してくれていると思っております。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) ただいまのご答弁大変喜んでおります。大変うれしいです。また今後ともよろしくお願いいたします。ウの学生の受け皿、宿舎についてですが、一義的には国の責任において、また民間も含めて地元としても考慮していく必要があるのではないかとのご答弁でありました。学生のお母さんが、同級生でありまして、将来、これから二、三年後、名護市街地から通うには大変だなというふうにおっしゃってたんです。できれば近くに安心して住める宿舎があったらいいということでした。今後平成20年度には学生の総定員が800名になり、教職員の定員112名を含めると912名、専攻科ができると約1,000名になるんですね。受け皿が近くにあった方が良いというのは親の心情なんです。交通費も高くなりますし、通学時間も長くなりますし、そういう意味で私この質問に取り上げさせていただきました。もし地元の意向、高専の皆さん、校長とか、名護市としても協議会なり持てるんでしたら、そういったものにどんどん参画して意見を聞いてほしい。もちろん生徒さん、学生さんと父兄のご意見、ニーズです。意見を聞いたりするのが大事だと思っておりますので、ぜひ強く要望いたします。それとエの学校周辺地域住民と高専の学生たちの交流についてでありますが、先ほどるるいろんな行事に参加されているということがありました。ハーリー、綱引き、将来できるであろう辺野古交流プラザ、大変環境が整っていく、これまでクシ、後ろと言われていた所が大変素晴らしい環境に恵まれてくると、本当にすごいものだなと思っております。それで、久辺中、久志中の生徒さん、非常に優秀であるとおっしゃっていましたけれど、とっても感心しております。やはり教育は時間がかかりますし、この高専の皆さん、学生さん、優秀な生徒が多いと思うんですね、学力的にも。そういった子供たちとの交流の中で学習のできる環境が考えられれば、お兄さん、弟というような兄弟関係が生まれてくることも望めますね、この交流プラザがあると。非常にいいなあと思っております。この生徒たちが今後、大事な人的資源になっていくと思っております。教育行政についてはこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。次に質問の事項3の農業行政についてお伺いいたします。ご答弁お願いします。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) それでは私の方からは質問の事項3、農業行政について、質問の要旨1と2についてお答えいたします。まず質問の要旨1でございますけれど北部地域園芸農業活性化整備事業として、名護市が整備計画をしている施設は平張型施設、背丈の低い品目を対象にしておりまして、整備面積が652アール、それからアーチ型施設、背丈の高い品目を対象としておりまして、整備面積が1,972アール、平張網掛け施設、これはミカン類、かんきつ類を対象といたしまして、整備面積が1,190アール、それから花ロボ11台を平成16年度から平成18年度の3ヵ年間、単年度ごとの採択要件で整備をしていきたいと考えております。地域といたしましては、名護、久志、羽地、屋我地、屋部の5地域を予定しております。それから平成16年度につきましては昨年12月に2次配分で事業採択を受け、導入する施設は花卉(かき)類で平張型施設2ヵ所、整備面積が342アール、葉物、これはアレカヤシなどを対象といたしましたアーチ型施設でございますけれど、これは1ヵ所、206アール、野菜類ゴーヤー等を想定したアーチ型施設でございますけれど、これが2ヵ所、整備面積301アール、果樹で平張網掛け施設3ヵ所、508アールを整備していきたいというふうにいま調整をしているところでございます。地区といたしましては屋部地域を全域といたしまして、羽地の一部の地域、我部祖河、古我知、呉我を予定しております。それから質問の要旨の2、施設導入の条件でございますけれど、北部地域園芸農業活性化導入事業実施基準といたしましては、次の条件に該当することとして、生産性の向上、産地育成等により高い事業効果を上げることが導入要件となっておりまして、まず1点目といたしまして、導入対象施設は園芸作物の被害防止施設等で平張型施設、アーチ型施設、平張網掛け施設の導入となっております。2番目に農家負担といたしましてはソフト事業、これは農家営農支援といたしまして事業導入費の10%相当分を負担すること。それから3点目に事業導入生産農家の年齢についてでございますけれど、65歳未満を対象といたしまして考えておりますけれど、ただし後継者に引継ぎ可能な生産農家につきましては65歳以上でも導入可能ということになっております。4点目に導入施設面積については、それぞれ次のような上限下限値があります。平張型施設及びアーチ型施設でございますけれど、下限面積がおおむね300坪約10アール、上限面積がおおむね1,000坪約33アールとなっております。それから平張網掛け施設についてでございますけれど、下限値の面積がおおむね300坪約10アール、上限面積は事業主体の判断にゆだねるという形になっております。5点目に導入施設については、平張型施設、アーチ型施設、平張網掛け施設のいずれか一つを選択するということになっておりまして、重複導入はできないということになっております。6点目に施設の設置場所について、借地等の場合は関係機関からの利用権設定証明書が必要となっておりまして、8年以上の利用権設定を義務付けております。それから7点目に事業導入農家は施設等整備事業、ハード事業と関連いたしまして、実施される営農指導支援事業、ソフト事業を受け入れることを約束することが条件ということになっております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 私の方からは質問の要旨3、屋我地農業公園構想のこれまでの経過と今後の取り組みについてお答えいたします。屋我地農業公園構想につきましては、平成12年に屋我地地域の振興策の一つとして提案がなされ、同年10月に北部振興事業として屋我地アイランド構想策定業務が事業採択をされ、同構想の中で屋我地農業公園が拠点施設としての位置づけをされてきております。その後、屋我地農業公園の実現のために地元屋我地振興会や関係地権者ともご理解をいただき、事業予定地の選定を行うと同時に事業化に向けて関係機関との調整等を鋭意進めてまいりました。その結果、昨年の11月に開催されました北部振興協議会において計画策定費が採択され、現在、屋我地農業公園施設整備基本計画策定業務ということで業務を進めているところであります。その中においては屋我地農業公園構想をより具体化するために拠点施設の内容、それから施設の規模、事業費及び採算性等について十分に検討、検証を行っていかなければならないと考えております。今回の基本計画策定業務を進めるに当たっては、有識者や地元屋我地振興会の代表者等を含む10名で構成する懇話会を設置し、様々な意見を聞くとともに、農業者や漁業者を含む、地元地域住民の方々との意見交換会等を行いながら、まとめていくつもりであります。今後の取り組みといたしましては、今回の基本計画策定業務の調査内容を踏まえてこれから実施計画、基本計画へと進めていきたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) ありがとうございました。農業を取り巻く環境が厳しい中で、今回の北部振興事業が活用されることに大変期待しております。施設導入の条件についてでありますけれども、名護市内に生活基盤を置きながら、近隣の町村で農業を営んでいる生産者についてこの事業の導入はできるのかどうか、ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 農政畜産課長 仲宗根勤君。
    農政畜産課長(仲宗根勤君) お答えします。今回の事業導入については、属地主義と属人主義と両方が重なることになりまして、市内に住所を有し、なおかつ市内に土地がある者について導入をさせていただきます。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) 最近ですね、農業の形態も変わって、一般のサラリーマンが通勤するような形で通って農業をする方も多々おります。その方たちもぜひこの導入を図りたいということを聞いたものですから、そういう質問をさせていただきました。それで属地主義、属人主義、名護市に住所を有しながら、土地も名護市になければできない、導入できないということでありました。しかし私もさっき言いましたけれども、通って、名護市に住みながら、今帰仁、あるいは本部町に土地があるんです。そこでは導入できないのかということがありましたので、こういった北部12市町村の協議会で議論があったというふうに伺っております。今後、平成16年度から平成18年度まであります。その件で、また議論に上げていただけないかと。というのは北部地域の振興を図るための事業でありますので、境目、はざまと言うんですかね、そういった規制の中にいる方たちもいらっしゃるものですから、その壁を取り除けないのか、もう一度私としては議論に上らせてもらいたいなという気持ちがございます。やんばるは一つであります。農業振興の発展のためでありますので、ご答弁よろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 農政畜産課長 仲宗根勤君。 ◎農政畜産課長(仲宗根勤君) 今回の事業導入について、特に借地等あるいはまた遠地から通われている農家についてどう扱うかということが相当議論になりました。これは、今回は北部広域が一応北部園芸活性化事業、全体事業を取り入れるということでありましたけれども、実際に導入する際は、実施市町村が主体になってやっていくということがありまして、その土地、それから施設の導入についてはそれぞれの市町村が責任を持ってやっていくということになっています。そういうことからして、土地の権利関係、施設の権利関係、そういったもろもろの要素がありまして、どうしても他市町村にその施設を導入するということは厳しいという意見がありまして、今回そういうふうな対応になっております。また、今回産業研究会という12市町村の経済課長の集まりなんですけども、その中でもこの件については相当議論になりました。しかしながら、残念なことにこういう対応はできませんという結論がありましてそういう結果になっております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) ありがとうございます。今回はこういう対応になっているということであります。一縷(いちる)の望みはまだあります。消えてないと私は思っておりますので、ぜひ前向きな討議をお願いしたいと思います。これから発注の方に入ると思うんですけれども、地元業者なのか、それともし施工業者のご理解のもと、農家の皆さんの要望があれば、施工管理者のもとで工事に加われないか、要するに農家の皆さんの雇用機会が生まれるわけですよ、自分の働くエリアでです。その中で鉄骨ハウスとかそういうのは施工は単純なんですよ、建築とは違いまして、簡単な部類に入るものですから、そういった雇用機会をつくれないのかなということで、よろしくお願いいたします。もちろん施工管理者の下でです。 ○議長(宮城義房君) 農政畜産課長 仲宗根勤君。 ◎農政畜産課長(仲宗根勤君) 今回の施工についてなんですが、当然地元業者を対象に入札等をやっていきたいということです。それから施工に際して農家を作業労働力ですか、それとして使えないかということなんですが、これについては、今回の施設については、責任施工ということが義務付けられておりますので、どうしても施工自体がきちっと行われてないとまずいこともあります。ただ、施設等については、農家の意向を聞いて直接、委託を受けた業者が、意向を聞きながらきちっとこの土地に、形状にあったその施設を設置していくということでありますので、その中では共同作業は当然出てくるかと思います。ただ責任施工でありますので、当然強度の問題、風速50メートルに耐えられる強度を保証してくださいということが、要因であります。したがってそこの中で、融和できる部分があれば当然農家の方にも協力していただきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) はい、ありがとうございます。農家は昔から百姓と言われていましていろんなことができるんですよ。免許はなくても大工はできるし、大変すごいんですよ百姓というのは、農家の皆さん。そういった配慮をお願いいたします。ありがとうございました。それでは屋我地農業公園構想についてであります。平成12年度の調査、策定事業の計画はもういまなくなって、今回予定地を変えて農業に観光を取り入れた、参加体験型の農業公園整備事業になっております。それで今年度の施政方針でも実施計画及び基本計画に取り組まれるとのことで大変期待をしております。それで、着工の目標年度、もしご存じでしたらお願いします。 ○議長(宮城義房君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 着工の目標年度というのは、具体的に何年からやりますということは申し上げられませんけれども、今回の調査報告を受けまして、できるだけ早目に次の段階であります実施計画、そして基本設計と進めていければ、17年度にそういうような手続きが踏めれば、その次の段階に、要するに実施設計、工事施工という段階に段階的に踏んでいけるものと思います。ですから、いま具体的にいつからやりますということは、これは北部振興事業の中で策定されるものですから申し上げられませんけれども、そういう手続きを踏んで行っていきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) すみません、私、全体計画の中で、先ほど花ロボ11台ということで答弁いたしましたけれど、これについては現在、最終年度で導入できないかという検討中でございまして、まだ決定したということではございませんので、訂正をよろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) 吉元産業部長の答弁に対して、花ロボの件ですね。これは3名以上で1台を取り入れるということですか。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) ただいま、金城善英議員がご指摘されたとおり、3名以上が採択基準ということでございます。 ○議長(宮城義房君) 7番 金城善英君。 ◆7番(金城善英君) 分かりました。屋我地農業公園のことで、今年度の施政方針にも載せていただいております。年度目標を持って取り組む方が、力が入ると思うんですよ、ぜひまたご尽力のほどお願いします。最後に、宮里勝子市民環境部長、長い間大変ご苦労さまでした。大変お世話になりました。それで来年は名護市の女性議員になってまた来るのかなと期待して、私の一般質問といたします。ありがとうございました。 ○議長(宮城義房君) 金城善英君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。休 憩(午後2時32分) 再 開(午後2時43分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。10番 宮里繁君、一般質問を許します。 ◆10番(宮里繁君) 皆さん、こんにちは。今日の最後の質問者でありますが、できるだけ早目に終わりたいと思います。そのためには、再質問のないようにひとつ皆さんよろしくお願いします。 その前に実は去った1月20日に沖縄愛楽園におきまして青木恵哉氏の銅像の建立がございまして、その式場に行きましたので簡単に説明したいと思います。まず、写真の方からでございますが、これが当時の会合の模様でございます。当時は市長は別の会合で、助役と議長も参加しておりますけれども、その件についてちょっと写真を見ながら紹介したいと思います。私が説明するまでもないと思うんですけれども、青木恵哉氏は明治26年徳島県で生まれておりまして、明治42年の16歳のころにハンセン病を患っております。そして大正5年大島療養所、そして次に熊本ということで療養生活をし、昭和2年、34歳の時に、ハンナ・リデル女史から沖縄ハンセン病患者の伝導に派遣され、まず、最初に備瀬に拠点を置きまして県内各地を巡回、指導したということでございます。昭和5年37歳に屋部に拠点を置き、そして土地も購入したと。ご案内と思いますけれども、嵐山、そして屋我地の大堂原座り込みとかいうことになっております。昭和10年42歳の時に沖縄MTL結成、そのころ屋部の焼打事件とか、嵐山事件もありましたけれども、それからジャルマ島に避難し、そして屋我地の大堂原に上陸ということであります。昭和12年、44歳に沖縄県MTL相談所を開設しまして、昭和13年の45歳の時に沖縄国頭愛楽園を立ち上げたということでございます。そういうことで、療養所建設に大変、身命をなげうってやってもらったということで1月20日、沖縄愛楽園発祥の地に青木恵哉銅像を建立したということであります。それも写真にありますけれども、音声板つくりましてボタンを押しますとすぐこの恵哉氏の活躍ということがありますので、皆さんもし行かれる場合はその案内板もひとつご利用していただきたいと思います。以上で青木恵哉氏の建立につきましての紹介を終わりますが、実は2点ほど市に対しましての御礼をしたいと思います。実はご案内のように、東江中学が見事に完成いたしました。建設の前には地域住民からいろいろ建設にかかっての騒音とか、そういうものはないかと大変心配したんですけれども、数回にわたりまして、市当局の係員そして協議会の皆さんが大東区の市民に対しまして説明し、そしてめでたく完成し、地域の住民も大変喜んでおります。最近また校長先生からも、老人会の皆さんぜひ学校の施設をご覧になってくださいというふうなこともありまして、地域の皆さんとそして市当局の皆さんが一体となり大変綿密なお話し合いしながらやった結果見事に完成できたことを感謝を申し上げ、皆さんにご報告申し上げます。それから2点目は、私が常に申し上げております名護城の桜、桜の木でございますが、この写真ように最近素晴らしく桜の木が植えられておりますけれども、残念ながら、苗木の方で、これは何十年後に花が咲くのかということで、54本ぐらい植えられておりますが、既に7本ぐらいは枯れております。これは聞きますと県の管理でございましたので、北部土木事務所関係が植えてもらいましたが、見ますと最近作りました大中の公園、そこの周囲の桜、あれは恐らく来年ぐらい咲くんですね。そういうふうなことでもしできましたら、大変いいことでございますけれども、この桜、これからも何十年で咲くか分かりません。私が常々申し上げたのは桜まつりと関連して、この大木の枯れた後に、一、二年で咲くような桜を植えていただければということで、常々言っているわけでございまして、植えたことに対しては感謝しているということでこの実態を皆さんに披露しているわけでございますので、ご了承を願いたいと思います。 では前置きが長くなりましたが、一般質問に移らせていただきます。 まず質問の事項、施政方針から、市街地活性化に関連しまして、質問の要旨、市長は「小さな世界都市・名護」の三つの基本目標の実現に向け、平成17年度の施策の中で名護十字路を中心として、市街地の活性化を強調され、名護市中心市街地活性化基本計画書や概要版を作成、発行し、推進に関する基本計画、事業展開、実施方策、将来像について詳細に網羅し広報されております。これの活性化の実施に向けて、当面の推進方策、具体的取り組みについて伺います。その件につきましては、既に前の4名の方々がもういろいろやっていますので、ひとつ簡明にご答弁をよろしくお願いしたいと思います。 質問の事項2、養豚の生産増加促進に関連して、要旨、養豚の生産頭数増加促進について、既存施設の再整備や空き団地の有効利用計画などにより、養豚農家の安定実現に向け、事業の展開をするとあります。ア、現在の養豚農家の実態数と生産頭数、イ、空き団地の実態数と有効利用の方策、ウ、北部食肉センターの稼動状況とセンターへの出荷頭数の実態、できましたら去年と現在ですね、など遊休空き団地を利用して、飼育頭数生産増加推進方策について伺います。 質問の事項3、ワルミ架橋と県道110号線バイパスの推進、進捗状況について、要旨1、県内架橋で最も長い古宇利島と屋我地島を結ぶ古宇利大橋が、要請開始から26年目の2月8日、めでたく開通しました。開通に伴い、土曜、日曜、休日には既に県内外からの周遊観光客が訪れ、屋我地島内に車両の出入りが厳しくなり、今後交通事故や、治安の悪化が懸念されます。現在、屋我地から名護、今帰仁方面向けの道路は屋我地大橋の一本路線のみであります。市にあっては、屋我地農業公園の整備に向け、実施計画及び基本設計に取り組んでいることから、沖縄県と連携して、ワルミ架橋と県道110号線バイパス(屋我地中央線)の整備促進が急務と思われますが、現在までの進捗状況、地理的状況から本部町、今帰仁村消防組合消防本部と名護市消防署と緊急時急患搬送に関連しての協定の有無について伺います。紹介するのが遅れましたけれども、いまさっき言いましたように、古宇利大橋ができまして本当に喜んでいるわけでございますが、新聞にもありましたようにワルミ架橋への道路の工事が地権者の問題で非常に遅れていると、現場はこの写真なんです。110号からの入り口にこの立ち木がありまして、この件で非常に遅れていると。それから中の方にも土地がありますが、そこの土地の方が、名義がブラジルの方へ行っていると、ブラジルに住んでいるということで非常に難しいということであります。北部土木事務所へ行きましたら、例の110号からの入り口の件につきましては、大体話ができるというふうなことを聞いております。そういうことで、せっかく古宇利大橋ができたんですが、屋我地一周して、今帰仁、名護へ行くのは一本線ということで、いま大変、土曜、日曜、混雑までいきませんが大変な車であります。そして屋我地駐在に聞きましたらその後、交通事故は1件もありませんと、そして事故関係もないということで、駐在も大変頑張っておりますけれども、一日も早くワルミ架橋を建設しなければいけないと思っています。それで今帰仁方面へ行きましたら、もう今帰仁はこの写真のようにほとんど完成なんですね、完成近いです今帰仁は。そしてこれが、今帰仁の最南端の屋我地に向けての橋、これもやがて完備です。そういうふうな状況で、今帰仁方面からは非常に進んでいるわけですね、もう問題はないようでございます。ですから、県との調整で早目に考える必要があると思っております。これは沖縄県北部土木事務所からの発行されたものです、このような完成図なんです。そして詳細な完成図、せっかくですからワルミ架橋の橋の概要を、これは路線名が一般道路屋我地仲宗根線、終点起点名護市運天原から今帰仁村仲宗根、計画コース、4,250台、一日平均、これ平成22年と書いてあります。それで事業延長2.2キロメートル、総事業費72億円、事業着手平成9年度となっております。そしてワルミ大橋が315メートル、ワルミ小橋、小さい橋が89メートル、屋我地110号線から仲宗根までの距離が2,180メートルとなっております、これ参考まで。 では、質問の事項4、小学校での殺傷事件を教訓として、質問の事項、大阪寝屋川市の市立中央小学校で、教職員3人が包丁で刺され死傷した殺傷事件発生により、再び学校の安全対策が問われることになりました。学校の安全対策、児童等の事故防止については、大阪教育大付属池田小学校での児童殺傷事件以後、文科省の通達に基づいて各学校では危険管理マニュアルを作成し、事故防止に鋭意努力していると思うが、中央小学校での教職員3人死傷事件を教訓に県教育委員会は学校への不審者侵入対策再点検について、各市町村教育機関への依頼文を送付したと報じられておりますが、当市の取り組み対策と関係組織団体との協力体制について伺います。 以上一般質問としまして、二次質問は自席から行います。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) 宮里繁議員の一般質問にお答えします。 質問の事項1、施政方針から、質問の要旨(1)についてお答えいたします。中心市街地活性化に向けた今後の取り組みにつきましては、これまでに取り組んできた住環境整備に向けた事業導入、名護漁港を中心とした利活用及びまちづくり市民活動の支援を継続するとともに、北部振興事業後期5ヵ年間の中でクロスロードパークの整備、産業支援センターの建設、市営住宅の建設、まちなか観光拠点と散策ネットワーク整備などのプロジェクトを重点的に進めていきたいと考えております。 次に質問事項の3、ワルミ架橋と県道110号の現在までの進捗状況についてお答えいたします。県道110号バイパスは県道屋我地仲宗根線と連結する名護市字運天原から名護市字屋我までの区間、全長にいたしまして3,700メートル、幅員10.5メートルの道路であります。現在までの進捗状況について事業主体である北部土木事務所に確認したところ、事業ベースで14.7%の執行率で、平成16年度では2,720メートルの実施設計を行いまして、平成17年度に残りの980メートルの実施設計を行う予定と伺っております。ワルミ架橋の進捗状況については、ワルミ架橋が県道屋我地仲宗根線として事業を行っていることから、事業全体の進捗率で述べますと、現在までの進捗状況といたしましては、事業ベースで20%、整備延長で60%と伺っております。名護市側のワルミ海峡から名護市字運天原区間の進捗状況といたしましては、未買収用地が一部ございまして、その交渉途中という報告を受けております。工事といたしましては、道路路体を兼ねる、工事用道路として200メートルを実施し、平成17年度からワルミ大橋の基礎工事を実施する予定と伺っております。市といたしましては、今後とも整備促進に向けて、県、今帰仁村とも連携を図りながら進めていきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) それでは私の方から、質問の事項2、養豚の生産増加促進に関連いたしまして答弁させていただきます。 まず、質問の事項1でございますけれど、現在の養豚農家の実態数と生産頭数でありますけれど、養豚農家は平成16年12月末現在で32戸、生産頭数が1万8,100頭となっております。次にイの空き団地の実態数でございますけれど、現在名護市内には5団地の養豚団地がございまして、その中で繁殖舎、あるいは肥育舎を合わせて61棟の施設が整備されております。その中におきまして、空き団地となっている豚舎が繁殖舎棟で6棟、それから肥育舎棟で19棟、合計いたしまして25棟の空き団地があります。その有効利用方策といたしましては、老朽化した既存施設や荒廃している遊休施設をオガコ豚舎に改築をいたしまして、再整備を図っていきたいと考えているところでございます。それから北部食肉センターの稼動状況と出荷頭数につきましてでございますけれど、平成17年2月末現在のと畜頭数が8万1,437頭となっておりまして、昨年度の実績に比較いたしますと2月末現在で1,252頭の増となっております。北部食肉協業組合が平成16年度当初計画いたしました事業計画では、豚が9万頭、それからヤギが1,000頭、牛が100頭という形になっておりまして、平成16年度2月末現在で、豚が8,699頭、ヤギが688頭、牛が50頭となっております。現在3月の予定といたしまして、豚が約8,000頭程度計画されているようでございますので、当初計画した9万頭にほぼ近い数字にはいくのではないかなというふうに考えているところでございます。それから特に空き団地豚舎の多い団地について、優先的に再生利用を行い、増産を図りながら、継続して空き団地の再生利用を図っていきたいというふうに考えておりまして、現在既に済井出団地が一番いま空き団地が多い施設になっておりまして、これの再利用につきまして養豚農家の皆さんと調整を図っているところでございます。それから平成16年度に施行されました家畜排せつ物法の適用等がありまして、平成15年度からその対策に取り組んでおりまして、源河の養豚団地などは既にそういう整備がされておりまして、現在空き団地はございません。今年も真喜屋の団地につきましてそういう取り組みをしながら、養豚の増産に取り組んでいるところでございます。今後引き続き、養豚の増産をいかに図るかというのを空き団地の再生利用を含めながら検討していきたいと考えています。 ○議長(宮城義房君) 消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) 宮里繁議員の質問に対してお答えいたします。 質問の事項3、ワルミ架橋と県道110号線バイパスの進捗状況について、その中の要旨1でございます。地理的状況から本部町今帰仁村消防組合消防本部と名護市消防署と緊急時急患搬送に関連にしての協定の有無についてのご質問でございます。議員のご案内のとおりだと思いますが、この協定書につきましては、沖縄県21消防本部すべて応援協定が締結されております。その理由といたしましては、消防組織法の21条の中で、市町村消防の相互応援協定という条文がございまして、「市町村は必要に応じ、消防に関し相互に応援をするように努めなければならない。」2項の方に、「市町村長は消防の相互応援に関して協定することができる。」というその条文に基づいて、規定に基づいて応援協定が締結されております。宮里議員からお許しがありまして、重要な部分だけ説明してくれということでございましたので、まず、目的から説明させていただきます。この協定は、火災その他の災害が発生した場合、又は救急搬送応援の必要がある場合に協定市町村と相互間の消防力を活用して、災害による被害を最小限度に防止し、安寧秩序の保持することをもって目的とするということで目的が示されております。応援の区分でございますが、まず1番目に普通応援、それから2番目に先ほどご指摘がございました救急搬送応援、それから特別応援ということで3つに区分されております。普通応援の出動隊数は、普通応援及び救急搬送応援は原則として1隊ですと、特別応援につきましてはそれぞれの消防署の実情に応じてできるだけ災害の発生した市町村の要望に沿うようにそれぞれ対応してもらいたいというような条文でございます。そういうことで、沖縄県消防相互応援協定に基づく応援というふうになります。以上でございます。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 具志堅満昭君。 ◎教育次長(具志堅満昭君) 大阪府寝屋川市立中央小学校での殺傷事件を教訓にして、学校の安全対策、児童生徒の事故防止に関する取り組みについてお答えいたします。おととい、8日の火曜日の議会終了後のことでありますが、大東区大東交番所の方から学校内における不審者侵入に対する防犯訓練を学校と警察とで共同で行いたいというような話がありまして、早速その取り組みに向けて準備をしているところであります。このような安全対策につきましては、これまでの議員の質問に対し、危機管理マニュアルの機能強化とか警察との連携強化など名護市における具体的な対策を取り上げてきました。したがってここではもう一歩踏み込んで、学校と児童生徒の安全について、教育委員会ではどういう環境作りを目指しているのかということについて全国の取り組みの事例を挙げながら、述べてみたいと思います。まず1点目でありますが、長野県のある町、残念ながら名前を忘れてしまったんですが、長野県のある町で取り組みされていることでありますけれども、これは年寄りは朝早いですね、この朝早いのを子供の登下校の時間に合わせて庭の手入れや掃除、水まきをやるという運動であります。朝早く出るから、わざわざ登校時間下校時間に合わせてです。そうすると子供とのあいさつを交わすと、そうすると年寄り、地域の人たち、年寄りたちと子供は顔見知りになるわけです。そうすると地域の人はどの子が元気で登校して、どの子が無事下校したということが分かるわけです。もし子供の下校が、いつも通っている子供の下校が遅いと、この地域の人がまだ下校してないというふうに学校に連絡をするというような状況確認運動が行われている地域があります。このように日常生活のリズムの中で、地域社会全体で子供を守りはぐくんでいくというシステム、ネットワークを築いていきたいというふうに考えております。2点目には鹿児島市の取り組みであります。鹿児島市は全国の県庁所在地でここ数年唯一犯罪の減っている市であります。これはどういう取り組みをしているかと言いますと、小学校単位に公民館をつくりまして公民館を拠点に様々な活動を行って、コミュニティ作りを進めてきたということであります。そのことと犯罪件数が減ったという直接結びついているかどうかは、いまのところ私の方でははっきりしないんですが、しかし、この活動を進めていくのと並行して犯罪の件数も減ってきたということであります。そのことから学ぶことは名護市においては55の区、字に公民館があり、昔からその公民館を中心にいろいろな地域活動が展開されてきました。そのことをもう一度見詰め直して、公民館を拠点とした地域活動の形成及びネットワークの構築を図っていきたいと思っております。そのことによって、区、字を単位にしたきめ細かな社会教育、青少年の健全育成が推進していけるのではないかと考えております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) 二次質問に移らせていただきます。まず市街地活性化、これにつきましては既に4名の方がいろいろ質問し、答弁を受けております。一、二点だけ二次質問したいと思います。この名護市中心市街地活性化基本計画書、素晴らしい計画書ができまして、その内容もよく読んでおります。それに基づきまして、一部地域住民からのアンケート調査とか、その調査結果、そしてこの基本計画書にもあります大変素晴らしい構想計画を市当局が立てまして、推進していることに対しまして敬意を表する次第であります。これまでの答弁から市長は向う5ヵ年間、実施計画推進と。5ヵ年で実施していくという答弁ではございますが、地域関係人からの合意形成がなされていないと、現段階でその計画本当にどうかなと危惧(きぐ)する1人であります。先ほど金城議員からもありましたが、屋我地農業公園におきましても、平成12年からやって、場所の変更とかいろいろあります。それも地域の皆さんとのコンセンサス、とにかく16年計画でございました、完成が。これがまた前に戻るというようなことでありまして、とにかくこれを見ても地域の合意形成が一番大事と思うんです。そういうことで大変素晴らしい計画には敬意を表するわけですが、そういうことでこれに対するご答弁をもう一度よろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 3つのポイントですけれども、まず第一のポイントは現在の商工会が建っている場所でございます。これが産業支援センターと位置づけているところでありまして、ここの地主は商工会と、それからその隣でいま駐車場になっているあれは信連の土地と、それからあと十字路の角地の道路を拡幅しましたが、その残地の一部、地主が正確には3名です。その3名ですからここは何とか話ができるんじゃなかろうかと思っています。それからもう一つのポイントの市営住宅の件でありますが、これは市有地のみを使ってやろうかと思っていますので、長山洋服店という個人の、角っこに個人有地が長山洋服店がありますが、この長山さんは代替地があればいつでもOKです。とおっしゃってくださっていますので、そこの一角、市営住宅は大丈夫だろうというふうに思っております。もう少し拡張するかどうかはそれこそ地元の皆さんと相談した上でということになります。ただ、昨日も申し上げましたが、十字路の公園につきましては、私は当初30メートルの公園にして、それから道路をプラスしたら約直径50メートルぐらいになるんでと申し上げたんですが、どうも国交省でこの問題を検討しているようでして、国交省では50メートルの直径で外側に道を回すと、ちょっと車が相当にスピードを落とさんといかんのじゃないかと、つまり車の円滑な処理にはちょっと直径50では狭いんじゃないかというふうなことがいま逆に問題になってるんだそうです。私どものこの提案に対して。ですから、そこの所をもうちょっと広げなきゃいけないのかなと、そうなると地権者が若干増えてくるのでここについては慎重に検討しなければいけないなというふうに思っております。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) いま市長から答弁ありましたように理解しております。そういうことで素晴らしい計画でございますので、それに向けてひとつ頑張っていただきたいと思います。それから後2点、基本計画の8ページの方に程順則公園は平成16年度に基本設計を行う予定があるが、その際には本計画で設置したワーキングチーム、その他の市民団体との連携を図って基本計画を立てるということになっていますけれども、私もワーキング、ワイワイ百年夢会議に2回ぐらい参加しまして、ワーキングの方ではひんぷんガジュマルを中心として、構想図面まで書いてあるわけですね。したがいましてその中には市の職員入っておりますけども、ワイワイ百年夢会議の皆さんと市の皆さんとの連携ですね、それについて一言。 ○議長(宮城義房君) 建設計画課長 仲村善文君。 ◎建設計画課長(仲村善文君) 宮里繁議員の質問にお答えします。名護ワイワイ百年夢会議と市の連携についてということでありますけども、この名護ワイワイ百年夢会議と言いますのは平成16年6月に発足しております。その母体となったのが、平成14年、15年から中心市街地活性化基本計画を策定する時に地域の意見を取り入れて計画を策定する必要があったことから、この市街地活性化ワーキンググループというのを任意に発足しまして、活性化計画が終わった時点でそのままこの会議を終わらすというのはもったいないという発想がありまして、引き続きこの名称を変えて、名護ワイワイ百年夢会議ということで活動を行っております。現在、毎月の各部会の会議に加えまして、2ヵ月に1回全体会議を加えまして、それは市の方も事務局として加わって一緒にやっているというところであります。具体的な活動の内容としましては現在この程順則公園の基本設計を進めているところではありますけれども、程順則公園の基本設計の中でワイワイ夢会議の意見を取り入れる必要もあるということで、一緒になって程順則公園の在り方というのを検討しております。また宮城議員にありましては、この名護ワイワイ百年夢会議に、自ら積極的に参加していただきまして、大変心強く思っているところでございます。以上です。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) 私、宮城じゃありませんので。ワイワイにも一応参加しまして、その活動年表ももらって総会にも行きました。とにかく頑張っていますのでそういうことで連携しながら頑張ってもらいたいと思います。それから20ページ、民間企業によるまちなか観光の展開の中の、戦前に造られました津嘉山酒造、これの修復とか保全に関することがありますけれども、建物の状況とか改修などにどの程度の予算が掛かるのか参考までに。 ○議長(宮城義房君) 建設計画課長 仲村善文君。 ◎建設計画課長(仲村善文君) 先ほどは失礼いたしました、宮里繁議員であります。この津嘉山酒造についてでありますけれども、中心市街地を活性化するためにはいろんな方策を考えないといけないというふうに考えております。その中の一環として、まちなか観光という考え方をやりまして、まちなかに観光客を引き入れようと、そのためにはまちなかに魅力のある拠点がないといけないということで注目したのが、津嘉山酒造であるということです。津嘉山酒造は昭和3年ごろ建てられた県内最大級の木造建築で現在でも泡盛の生産を続けている酒造所でございます。平成17年1月29日に津嘉山酒屋保存の会が発足しまして、2月2日、7日、20日の琉球新報、それから2月16日の沖縄タイムスに記事が記載されております。またNHKにより保存会と酒造所を紹介するテレビ放送が九州全域に生放送されております。マスコミ報道のおかげで、現在会員は111名でありますけれども、会員になりたいということで県内外から問い合わせがございます。以上です。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) よく分かりました。先ほども言いましたけれども大変大きなプロジェクト計画、基本計画でございますので、中心市街地の問題につきましては市長はじめ皆さん、大いに計画を練り直してひとつ頑張っていただきたいと思います。次の養豚の件でございますが、それにつきましても私は前の議会で、家畜排せつ物法施行に伴う廃業者がいないかということでやりましたら、大変産業部の方で頑張っていただきましてご苦労さまでございます。豚の生産増加促進につきましても、部長ほか課長から聞きまして、大体順調にいっているということを聞いて、先ほども今年は去年に増して養豚数が多くなったということも聞いております。その中で、先ほどもありましたが、屋我地済井出の団地、それについて危惧(きぐ)するところがあるんですが、これJAのものですよね、その関係で何かJAとお話されて、それに対する対策などがお話されたのか、お願いします。 ○議長(宮城義房君) 農政畜産課長 仲宗根勤君。 ◎農政畜産課長(仲宗根勤君) お答えします。JAとそれから生産者農家、それから名護市と、そういうことで3者で会議を4度ほど持っております。その中でJAが所有している土地とそれから農家自体が所有している土地もございまして、そこの調整をどうするのかと、実際にその空き豚舎にかかわる事業をどういうふうに取り入れていくのかということで、現在も細かな調整をしているところでございます。それから現在そこに生産者として、農家としていらっしゃる4名の農家がおりますけれども、そのJAとのかかわりでやはり若干の負債もありまして、そこの調整もやりながらどう整備を図っていくかという協議をしているところであります。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) そういうことで売却か対策かいろいろあると思うんですが、その面につきましても大変養豚業者も困っているようであります。その面をひとつ考えて、是非ともJAと連携とってひとつ再生を期していただきたいとお願いいたします。では、ワルミ架橋の件でございますが、これはあくまでも工事関係は県でございますけれども、関係当局としてはこれまで北部土木事務所とワルミ架橋、それからバイパス関係につきまして、どの程度のお話し合いをし、そして進捗状況について何回ほどお話し合いをしたのかひとつ聞きたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。ワルミ架橋の件につきましては、これまで沖縄県、それから今帰仁村、名護市ということで、土地の買収の問題で話し合いを数回やってきております。その間、いろいろ県、今帰仁村、名護市協議しまして、諸問題があったんですがこれも解決しまして、近々名護市側も工事するという方向で工事が進んでおります。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) 私はせんだって北部土木事務所の担当の方へ行きました。その中でこの図面をいただいてきました。皆さんこの図面持っていますか。持っておればこの110号から入り口の写真にありました立ち木、あれも契約ができたということまでありましたが、それ聞いていますか。とにかく、工事は県であっても、名護市内のことでありますので、もう少し関係当局と密接な連携を取りながら、どうなっているのかと。入り口は契約をしたと、4月いっぱいで撤去しますという話なんです。その現場の今帰仁側に行きますと、またそこに民間の土地があります。これが先ほど言いました2筆か3筆で、名義人はブラジルに居ると、これはどうしても土地収用法を適用して1ヵ年ぐらいでできますよということなんです。それから最後は、これは東レ株式会社ですね、この間行って見ましたらもう工事始めていますよ。一日一日変わっています。そういうふうにこの進捗状況は変わりますので、もう橋ができたわけですから古宇利橋が、一日も早くそこにこの進展を見るということで、今帰仁側も行ってきましたか。写真のとおり、こっちから見えますよ最後の鉄橋ね、今帰仁側は素晴らしくアスファルトできております。そういうことで先ほどもありましたように、今帰仁村、県と連携してひとつ頑張っていただきたいと思います。それから消防関係でございますが、私も前に警察におりまして、そういう境界線の問題がありましたが、橋の件でございますが、やはりこの境界はどこになります。名護市と本部署。橋があって、陸の場合は今帰仁村はこっちですよと表示板がありますね、橋の場合はないんです。本部の消防長に聞きましたら入り口から読んで、13番目とか12番目と言っているんだが、この境界の表示の件が余り分からんわけですよ。それで何か確認していますか。 ○議長(宮城義房君) 消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) ただいまの宮里議員の質問に対してでございますが、今日の一般質問の最初で長山議員の質問に対しても、78%、架橋の全長の78%が名護の管轄ということで、正確なポイントと申しますか、その辺につきましても、私、県の担当者と開通する前に現場を確認してきております。橋脚が24橋脚ございまして名護市から古宇利の方に向かって行きますと13ポイント目が境界だというふうにはなっております。上から見れば分かることは分かるんですが、橋脚がそのまま上の方に印されて、ただその標識についてもお伺いしたんですが、先ほど宮里議員がおっしゃっておりました陸路については、標識を掲げてあるということで橋については掲げる予定はないということでございましたので、その辺の関連からしまして、長山議員の質問に対しても架橋の上でのそういった災害含めて事案については、原則として名護の消防が出動しますよということでの消防長との話し合いでございます。以上です。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) これはいずれこのポイントというのははっきりしなければいけません。名護警察署の署長も会いまして、やはり事案事故につきましては先ほどありましたように、いま携帯電話がはやっていますよね、それで普通の人は名護の管内か本部の管内か分からんわけです。ですから電話によって、名護署としては、電話があった場合はすぐ現場へ直行して、向うの管内であれば現場を保存し、引き継ぐというふうになっております。そういうことで、説明しておりました。必ず訴えがあれば現場へ直行すると、そして管轄が違えば引き継ぐとそれから、問題の急患の場合、消防組織法では皆さんは火災の協定がありますね、これは急患の場合も同じく考えるんですか、急患の場合。人命は1秒1分を争いますので、名護とこちらの地域間がありますし、これもやはり21条、消防組織法第21条で急患搬送も同じですか。 ○議長(宮城義房君) 消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) ただいまの件につきましても、最初にご説明したかと思いますが、すべて組織法の21条の中で応援協定を、市町村結びなさい、締結しなさいということになってございまして、当然、救急、火災、救助含めてすべてその範ちゅうに入っております。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時37分) 再 開(午後3時37分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) 申し訳ございません。ですから架橋上での火災、救急含めて、すべて第一報は名護市の消防本部からまず出動しますと、それで状況に応じて宮里議員もおっしゃっておりましたが、状況に応じては当然今帰仁の管轄であれば、今帰仁の分遣署の方に電話して双方出動してもらうというような状況で話し合いが交わされております。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) 火災の場合はこれは協定が作られているわけだからあれだが、急患の場合、皆さん、恩納村での事故があった場合に来てくれと言ったらすぐ行くんですか。皆さん、何かないんですか協定や何か、話し合いとかそういうのは。消防法の21条には、皆さんのものはあるわけ、火災は。私が言うのは急患なんですよ、急患。古宇利の中で急患がいますよと言ったらすぐ行きますか。その面の話し合いはまだされていないんですか。消防長に会ったんですが。その辺についてどんなものですか。これを聞いているんですよ。 ○議長(宮城義房君) 消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) 大変舌足らずで申し訳ないんですが、私は再三、消防に関する業務については、すべて応援協定が結ばれておりますと、沖縄県21消防本部すべてそういう協定に基づいて、提携されておりますのでそういう形で出動するということで申し上げております。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) じゃあその搬送については問題ないわけですね。では搬送について本部消防と皆さんと橋ができてから距離の測定、これからどの程度かかるかとか、いうふうな共同での測定など、参考までやったことありますか。 ○議長(宮城義房君) 消防長 屋嘉比康弘君。 ◎消防長(屋嘉比康弘君) お答えします。正確な距離ではございませんが、車両を使いまして、双方とも距離は計測してございます。名護消防署から大橋の入り口までおよそ19.1キロメートルということで、これはあくまで車両での測定でございます。そういうことで、今帰仁分遣署も単独で距離を測定してございますが、19.1キロメートル、大変失礼しました、名護については14.9キロメートルですね。訂正させていただきます。14.9キロメートル、今帰仁村の分遣署からですと、19.1キロメートルというふうに、これは分遣署からの報告でございます。以上でございます。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君。 ◆10番(宮里繁君) そのことをどうのこうのじゃなくして、一応こういう橋ができてワルミ架橋ができる間、臨時的にもいろいろまた考えなきゃいけないし、そのために私は質問しているわけですから、別にどうのこうのじゃありません。ひとつ理解してもらって、こういう緊急時の場合にどうするかということを事前にこの対策を取ってもらいたいということが、私のいまのねらいでございますので、誤解のないように、皆さん大変頑張っておるわけですからよろしくお願いします。では最後に学校安全管理問題でございますが、新聞を見てご案内と思いますけれども、警察庁の調べで2003年学校での発生した刑法犯、発生が約4万670件、全国ですよ、そして殺人事件が6件、その内ですね、小学校に侵入し、児童の生命身体に危害を及ぼす可能性のあった事案は22件発生、重大事件に結びつきかねない住居侵入、これは2,660件と、1999年の2倍以上に達しているとこう新聞に報じられています。ですから毎年毎年悪質な犯罪が発生しているということでございます。先ほどいろいろ対策もありました、私も前々から事件事故発生については、その都度質問し対策について皆さんのお考えを伺っているわけですが、いろいろ教育委員会におきましても、各学校に対して適切なアドバイスをし、指導体制やっておるわけでございますが、考えることに我々も大東の方で老人含めたグラウンドゴルフグループがありまして、毎週金曜日は腕章かけて、天気に左右されますけれども、一応学校周辺回っているということでありますが、特にお願いしたいのはPTA、最近はPTAの方があんまりそういう面で参加が少ない、いろいろ呼んでも若いPTAの皆さんは余り関心がないのか来ないですね。いまどっちかと言いますと、名護市内では青年会よりも老人会がちょっと元気あるんじゃないかと思って本当に心配しています。そういうことで特に学校のPTAの皆さんに機会を見て、子供のことは自分で守るという、助言、指導していただければいいと思います。これから、事故、事件はいつ起こるか分かりませんので、お互い心引き締めて頑張っていきたいと思います。時間でございますので、これで終わります。大変ありがとうございました。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里繁君の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後3時45分)...