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  1. 名護市議会 2003-06-02
    06月06日-04号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成15年第131回名護市定例会第131回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────┐│招 集 年 月 日│      平成15年 6月 2日月曜日 午前10時      │├─────────┼───────────────────────────┤│招 集 の 場 所│       名 護 市 議 会 議 場       │├─────────┼───────────────────────────┤│開       議│     平成15年 6月 6日金曜日 午前10時 1分     │├─────────┼───────────────────────────┤│散       会│     平成15年 6月 6日金曜日 午後 4時25分     │└─────────┴───────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 30名 欠  席  0名┌────┬─────────┬───┬────┬─────────┬───┐│議席番号│   氏 名   │出 欠│議席番号│   氏 名   │出 欠│├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  1  │吉 元 義 彦 君│ 出 │  16  │小 濱 守 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  2  │宮 城 弘 子 君│ 出 │  17  │具志堅 興 作 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  3  │大 城 勝 章 君│ 出 │  18  │金 城 一 隆 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  4  │神 山 正 樹 君│ 出 │  19  │山 城 義 雄 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  5  │照 屋 全 哲 君│ 出 │  20  │屋比久   稔 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  6  │平 敷 幸 仁 君│ 出 │  21  │島 袋 吉 和 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  7  │金 城 善 英 君│ 出 │  22  │島 袋 権 勇 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  8  │大 城 秀 樹 君│ 出 │  23  │比 嘉 祐 一 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  9  │神 山 敏 雄 君│ 出 │  24  │渡具知 武 宏 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  10  │宮 里   繁 君│ 出 │  25  │宮 城 慶 三 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  11  │長 山   隆 君│ 出 │  26  │我喜屋 宗 弘 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  12  │渡具知 武 豊 君│ 出 │  27  │屋 部 幹 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  13  │日 高 清 文 君│ 出 │  28  │宮 城 康 博 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  14  │宮 城 義 房 君│ 出 │  29  │我喜屋 宗 重 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  15  │我那覇 隆 樹 君│ 出 │  30  │大 城 敬 人 君│ 出 │└────┴─────────┴───┴────┴─────────┴───┘ 署名議員       18番 金城一隆君   19番 山城義雄君 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条による出席者             市 長   岸 本 建 男 君             助 役   末 松 文 信 君             収入役   稲 嶺   進 君 総 務 部 長   宮 里 武 尚 君   企 画 部 長   徳 本 哲 保 君 市 民 部 長   宮 里 勝 子 君   福 祉 部 長   喜 納 健 吉 君 産 業 部 長   吉 元 博 昌 君   建 設 部 長   宮 里   尚 君 水 道 部 長   玉 城 直 三 君   消  防  長   田 仲 康 彦 君 基地対策室長    中 本 正 泰 君             教育長   山 里 全 用 君 教 育 次 長   島 袋 正 敏 君議会事務局出席者 事 務 局 長   仲宗根   洋 君   庶 務 係 長   大 城 博 和 君 議 事 係 長   名 嘉   康 君   議  事  係   奥 間   肇 君 ○議長(宮城義房君) おはようございます。ただいまの出席議員は28名でございます。定足数に達しておりますのでこれより本日の会議を開きます。 △日程により一般質問を行ないます。8番 大城秀樹君、一般質問を許します。 ◆8番(大城秀樹君) 皆さんおはようございます。ただいま議長から一般質問のお許しがありましたので、8番 大城秀樹、先に通告いたしました項目の順序に従って順次質問をさせていただきます。質問の事項1、基地問題について 今、にわかに新嘉手納統合案なる政策が、県選出国会議員下地幹郎衆議院議員の方から提案され、なぜ今頃この問題かと耳を疑うところであります。なぜならば、普天間飛行場代替施設問題では、受け入れる側の名護市としては相当なエネルギーを費やし市民を二分にした市民投票、賛成14,267票、反対16,639票、そして比嘉鉄也元市長の辞職、岸本市長の初当選、以来、岸本市長は本来の市民福祉向上へ業務遂行もままならぬ状況のなか、基地問題と対峙し、また名護市議会では平成11年12月22日~23日の未明まで激論をした暁議会、あれだけの論争は類をみない歴史的な背景のなか、普天間飛行場代替施設促進決議案が可決され、岸本市長は同年12月27日受け入れを表明いたしました。その時このようにコメントされております。「私のこれまでの人生で最も困難な選択であるが、沖縄における基地問題の長い歴史と諸般の情勢に鑑み、このたびの普天間飛行場の代替施設の受け入れについてこれを容認することを表明する。そのためには多くの前提条件が必要である。その受け入れのための基本条件として7項目示され、市長はこのような前提が確実に実施されるための明確で具体的な方策が明らかにされなければ、私は移設容認を撤回するものであることを市民の皆様に約束する。」このような苦渋の選択をしてきた名護市長、名護市議会、名護市民のこれまでの戦いや思いを知りえずにいとも簡単に新嘉手納統合案なる政策が論じられるのはいかがなものか。政治家はいろいろと政策を論じていくのも良しとし、否定はしないが同じ県民として県選出国会議員としてのその温度差は何なのか。それでは下地衆議院議員の言う新しい展開論について我が党の遠山清彦参議院議員の論文を引用させていただきます。「先般の麻生太郎自民党政調会長普天間基地移設にかかわる発言を契機に、にわかに論争が活発になってきた。私は(遠山氏)この沖縄の将来にとって重要な問題が全国的な関心を呼び、その解決に向けてさまざまな意見が闘わされるようになることは、率直に歓迎する立場である。しかし、麻生政調会長下地衆議院議員が提示している新嘉手納統合案に対しては、その実現性について強い懸念を抱いているので、ここで、その理由を述べてみたい。下地代議士は、辺野古移設の対案として普天間基地を使用している米海兵隊の兵力を約3分の1に削減した上で、その機能を嘉手納空軍基地に統合する案を提示している。その際、嘉手納基地で年間7万回の離発着回数も4万回まで減らすため、統合後は統合前よりも騒音を減らすことができると主張している。コスト面や自然環境面でもこちらの方が辺野古移設案よりも県民のためになるとされ、浮いた基地建設費沖縄北部振興もできると説いています。しかしこの案は、事実誤認と根拠のない推測が前提となっているため、実現可能性が極めて低いと言わざるを得ない。まず海兵隊の兵力削減だが下地代議士はこれを海兵隊の海外訓練を増やすことで達成できると主張しているがこれは誤りだ。海外訓練を幾ら増やしてもそれに参加する海兵隊員の本拠地が沖縄であることに変わりはなく、これは実質的な兵力削減にはつながらない。そもそも沖縄の海兵隊の訓練地は既にかなり沖縄の外に分散されており時期によってはその半数が沖縄にいないこともある。それでも、沖縄を拠点とする海兵隊員の総数は変わっていないのである。海外訓練を増やすことが兵力削減につながるという主張は、実はまったく根拠がない。もちろん外国、例えばフィリピン海兵隊基地そのものを移転すればこの限りではない。しかし、フィリピンは憲法で外国軍隊の設置を禁止しており、実現するにはまず憲法改正をやらなければならない。ちなみに、「短期間の訓練誘致は可能」、海外訓練を増やすことと拠点としての基地を移転することはかなり質が違う話しなのだが、下地代議士の議論は意図的にこの部分をごまかしているようだ。さらに、下地代議士は海外訓練が増えることが、普天間基地の離発着回数(現在年間1万4000回)を半滅させると言っているが、これもおかしい。海外訓練が増えても、沖縄を拠点とする隊員は同数だとすると離発着回数は減るどころか、逆に増える可能性が高いと考えるものが常識だからだ。海外訓練が増えても兵力規模は変わらず、しかも離発着回数が増えるかもしれない。普天間を嘉手納に統合したらどうなるのか、嘉手納周辺の騒音は増大し、そこを利用する航空機やヘリコプターが墜落する危険性も高くなるだけである。このような案は、どう考えても周辺自治体の住民が受け入れるものとは思えない。また、そもそも普天間移設案の背景には住宅密集地の基地は、非常に危険であるという認識を日米両国が共有したことがあるわけで、統合案はこれらに明らかに逆行していると言わざるを得ない。嘉手納基地といえば、下地代議士はこの基地の離発着回数も7万回から4万に減らせると主張しているが、この点に関しては、どうやってそうなるかということについては何の説明もされていない。同基地での3万回の離発着訓練は、本土基地及び航空母艦からの訓練飛行に起因するものであるが、これらの訓練を米国に止めさせる具体的な説得材料は何も提示されていないのである。下地代議士は、それは日本の政治家が決断し、米国と外交交渉すればよいという反論をするかもしれないが、具体的な説得材料を示さず、ハッパをかけて解決できるほど簡単な話しではないことは、「当人が百も承知のはずだ。」こういう不可解なことを前提にした対案のメリットを説かれても、その信頼性は極めて低い。下地代議士辺野古移設案と統合案のコスト面での比較と格差の利用に関する議論でも問題がある。下地代議士は8,000億円のコストがかかるとしているが、政府は従来、埋立て工法の場合でも約3,500億円のコストがかかることを表明してきた。それは埋立てのみにかかる経費なのでさらに追加分が計上されるのは間違いないが、総計8,000億円までいくというのは根拠のない推測にすぎない。さらに、下地代議士はこの8,000億円を前提に統合案は1,000億円しかかからない。差額が7,000億円生じ、この7,000億円を沖縄振興にできると主張している。仮に、百歩譲って提示されている数字が正しかったとしても、差額の振興への利用という構想には実現の保証が何もないという点を指摘しなければならない。なぜなら、辺野古でも嘉手納でも基地建設費は予算上防衛施設庁の枠の話しであり、振興策は内閣である。仮に統合案が採用されて嘉手納での基地拡充が1,000億円で納まった場合でも、仮定の7,000億円の差額(基地建設費)をそもそも所管していない内閣が沖縄振興に利用できるはずがない。政府の政務官まで務めたことのある下地代議士のものとは思えない程、この差額振興利用構想は素人的と断ぜざるを得ないのである。下地代議士の新嘉手納統合の実現可能性はほとんどないと言い切ることができる。とにかく柱となっている主張や数字の根拠が脆弱すぎる。このように沖縄県民にあたかも実現できるかのように主張するのは、政治家として無責任ではないかと申し上げたい。また、下地代議士は統合案の方が、より早く普天間移設が実現できると主張しているが、SACO最終合意を破棄して再び日米交渉を、一からやり直したりその前提としての国内、県内論議に費やす時間を考えれば、移設実現はより遠のくと考えるのが自然ではないだろうか。もちろん、辺野古移設案に全く懸念がないわけではない。15年使用期限の決着の見通しはついていないし、自然環境に基地建設が及ぼす影響評価は始まったばかりである。しかし、地域住民や自治体首長の理解を全く得ていない新嘉手納統合案とは違いこちらの案は受け入れ予定地の名護市民、名護市長の了解を得ているし、稲嶺知事のリーダーシップの下、現在進んでいるところだ。また新設される空港については米国政府も軍民共用とすることに合意しており沖縄県北部への民間空港整備につながることは間違いない。これらの成果は非常に多くの人間の今日までの努力によるところが大きいわけだが、下地代議士実現可能性の少ない案でこの努力を無にしようとしている。沖縄県選出議員でありながら、こういうところに配慮できない姿勢が多くの関係者を怒らせたということも私達は理解しなければならないのではなかろうか。」以上このように遠山氏は言っております。 そこで、質問の要旨1、新嘉手納統合案について市当局の見解をお伺いいたします。 質問の要旨2、普天間飛行場の移設に係る政府方針、閣議決定でございますが、覆される可能性があるのかどうか市長の見解をお伺いいたします。 質問の事項2、教育行政について 質問の要旨1、学校の統廃合について。本来学校は児童生徒が多く学び、活気あふれる学校であることが望ましい姿でありますが、近年、過疎化、少子化現象で、子ども達の教育現場が寂しくなっていく感がいたします。複式学級で頑張っている子ども達もいます。大勢の友達と遊んだり勉強したり、いろいろやってみたいことがたくさんあると思います。それぞれの学校にはそれぞれの思いがあり、なかなか踏み切れない地域もあろうかと思いますが、時代の流れでやむなく統廃合の道に向かうことも予想されます。そこで、教育委員会として今後学校の統廃合について短期的、中期的、長期的な計画がなされていくのかお伺いいたします。 質問の要旨2、給食センターの食材について 現在本市には6ヵ所の給食センターが設置され、一日に約7,000食分の給食が小中学校生徒に賄われています。その中の約一日1,600食分を賄っているのが屋部給食センターであります。その屋部給食センターの食材を地域の農業経営をしている方々がぜひ地域でとれた旬の食材を使って欲しいとの思いがありますが、食材の改善について教育委員会としてはどうお考えなのかお伺いいたします。 質問の要旨3、名護博物館の建設について 昭和34年に旧名護町役場として建設され43年の歴史が経過し、施設の再利用で現在の名護博物館の意義をとどめておりますが、展示に必要なスペース、屋内施設の配置制限や建物の老朽化が進み建物本体の耐力度が懸念されております。また、バリアフリーの時代、障害に優しい近代的な博物館が望まれます。本市としての建設計画をお伺いいたします。 質問の要旨4、平成14年度日本体育学校健康センター災害共済給付状況、これは事務報告書からでございます。実情についてお伺いいたします。 質問の事項3、福祉行政について 質問の要旨1、介護予防生活支援事業のその他のメニューとして一人暮らし高齢者等への安否確認を行うふれあいコール事業について、平成14年6月定例会、平成14年12月定例会で一般質問をいたしております。良い方向に返事は頂いておりますが、今回で3回目の質問になりますが、実現の見通しはどうなのかその進捗状況をお伺いいたします。 質問事項の4、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群SARS対策について 質問の要旨1、新型肺炎(SARS)の拡大が観光、消費、生産など国内経済にも影響を及ぼしています。沖縄県は中国、台湾などとの交流が盛んなことから万全なるSARS対策を構築する必要があります。市の防止体制、危機管理体制の整備についてお伺いいたします。 質問の事項5、文化芸術の振興について 質問の要旨1、文化芸術振興基本法の施行から1年余が経過いたしました。文化芸術の振興に関する基本的な方針を策定するなど、文化芸術立国への取り組みが加速しております。文化庁予算でも平成15年度予算で初の1,000億円台になりました。本市においても、数々の文化芸能事業が計画されていると思いますがその取り組みについてお伺いいたします。以上で一般質問といたします。2次質問は自席からお伺いたします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) おはようございます。それでは基地問題についてのご質問にお答えをしたいと思います。1番と2番については関連しますので一括して答弁に代えさせていただきます。まず、沖縄の基地問題を解決するために、さまざまな意見がこれまでも提供され、さらにまた、国民的議論の下に実現をしていくということについては極めて重要であるというふうに考えております。ご指摘の新嘉手納統合案につきましては私共も報道等で承知をしておりますけれども、しかしながら現状はそういう環境にはないのではないのかということで受け止めております。市といたしましてはこれまで同様、代替施設の辺野古沿岸域への移設ということを前提として対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) お答えいたします。教育行政について要旨の1、まずは学校の統廃合についてお答えいたします。ご承知のように学校は地域の生活や文化と強い関わりを持ちながらその歴史を刻んできております。特に学校は地域における中核的な施設あるいはコミュニティ的な施設でもありますので、そういうことを考えながらこの統廃合の問題につきましては、かなりデリケート的な問題も含んでおりますけれども、昨今の社会的な環境やあるいは社会構造の変化に伴って検討すべき時期にきているというふうに考えます。現在、名護市では25の小中学校がございます。小学校で17校、これは分校1校が含まれておりますけれども、分校含みますと18校になります。中学校で8校、そのなかで児童生徒数が100人以下の小学校が7校、分校が1校、そのうちに、50人以下が5校、そして分校1校、100人以下の中学校が2校ございますが、児童生徒が一定程度の仲間達と学習やスポーツ等を通して切磋琢磨をしていくという教育的な効果という側面等から考えますと、やはり一定程度の統廃合というものをやっぱり考えていく必要があるのではないかというふうに考えております。ただ、先ほど申し上げましたように、さまざまな問題、課題がありますので、それにつきましてはその他の教育委員会が抱えている、あるいは学校や社会教育文化におけるさまざまな課題問題等も含めて、この夏から内部で問題、課題についての懇談会を始めていきたいというふうに思っております。できるならば次年度あたりで、名護市の教育文化計画の策定のなかでそういう計画についても位置付けていかなければならないだろうというふうに考えております。続きまして、要旨の2、地域にある名護市給食センターの食材の改善についてでありますけれども、議員がおっしゃるようにやはり地域の農業生産物、水産物も含めてでありますけれども、それを子ども達の給食として供給していくということはとても必要なことだというふうに考えております。地産地消という観点とそれから児童生徒が地域のお父さん、お母さんやおじいさん、おばあさん達、おじさんやおばさん達が作っているという食材を直接使っていくというのは、教育的な意味も大きいというふうに考えております。これまで庁内の担当課と二度それから5月に、主に屋部地域でありますけれども、宮里の方も含まれておりますが、生産者の方々とそれから給食センター、そして私達教育委員会とこれは農業経営アドバイザーの仲介で二度そのことについて話し合いを進めてまいりました。できるだけ早めに具体的に進めていこうということであります。そのために生産者団体と個々との覚書ではなくて、生産者団体と教育委員会との覚書を交わしてこの地域の農業生産物、特に減農薬、あるいは有機栽培された安全な食材を子ども達に提供するために、早急に進めていきたいというふうに思います。できるならば、この夏からできるものから生産して供給できるものから、取り組んでいきたいというふうに考えております。それから博物館の建設についてでありますけれども、もうすでに、あの建物は大城秀樹議員がおっしゃるように43年を経過しております。そういう意味で老朽がかなり進んでいるということもありますし、それから博物館としての機能の上からたとえば、常設展示や企画展やその他、市民の利用者のニーズに応えるような活動がなかなか思うようにまかせないという面もあります。それから最近のバリアフリーが重視されるなか、なかなか障害をもった人達が使いにくいという面もありますので、新しい博物館の建設については検討を始めていかなければならないと思っております。名護博物館協議会へ諮問をして平成13年の11月に答申が出ております。新しい博物館建設についての答申がでて今、社会教育委員会等で検討しているところでありますので、それを受けて新館建設に向けて積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。それから、日本体育学校健康センター災害給付状況についてでありますが、これはご承知のように災害救済給付の対象となる災害は学校管理下における負傷疾病、障害及び死亡であります。そして負傷疾病は療養に要する費用が5,000円以上のものというふうに規定をされております。平成14年度は名護市内における学校からの事故発生報告は、小学校で227件、中学校で110件と報告されておりますが、そのうち療養に要する費用、5,000円以上の共済給付対象が小学校で108件、中学校78件、幼稚園3件となっております。ちなみに小学校では打撲・創傷33.9パーセント、骨折、捻挫、脱臼で25.1パーセント、中学校では打撲・創傷35.5パーセント、骨折、捻挫、脱臼で43.7パーセントで事故の大半を占めております。中学校ではスポーツ活動が盛んであるということで、その影響がでているというふうに思われます。それから、文化芸術振興法のなかにおける文化庁予算で1,000億円の予算が計上されたけれども、名護市でどういうふうにそれを使われているのか、ということのご質問にお答えいたします。この1,000億円につきましては、文化芸術の振興に関する基本的な方針を、平成14年12月10日に閣議決定されたものであります。本市においては、今年度は市民を対象にした芸術鑑賞提供事業として、本物の舞台芸術体験事業、文楽公演や宝くじ街の音楽祭、市民音楽祭の開催、伝統文化の継承発展事業として、島唄フェスティバル、琉舞を中心としたやんばる芸術祭、島くとぅばかたやびら大会、人材育成事業として名護市児童劇団の国民文化児童劇団、演劇祭の出演、これは山形市で行われます。ジュニアオーケストラ育成事業、名護少年少女合唱団育成事業の支援協力、また地域における特色ある市民参加活動として交響曲第九の公演、あけみお展、やんばる展、各年で行われております、写真祭り等々の数々の文化芸術事業を展開しているとともに、各種文化団体の活動を支援し、芸術文化の充実発展に努めているところであります。このなかで、文化庁予算でやっている文化芸術振興事業といたしましては、申し上げた舞台芸術体験事業、文楽の公演、それから名護市児童劇団の国民文化祭児童劇団、児童演劇祭出演これは山形市でありますけれども、その2つがこの支援に基づいて行われるものであります。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 福祉部長 喜納健吉君。 ◎福祉部長(喜納健吉君) それでは、大城秀樹議員の福祉行政について、発言の要旨1、触れ合いコールの事業の進捗状況でございます。現在一人暮らし老人の状況等を区長および民生委員に調査依頼をして最終的な対象者調整をする把握する準備を進めております。早急に支援事業が展開できるように努めていきたいと考えております。次に新型肺炎SARS対策についてでございます。本市の予防、防止対策と整備対策についてでございます。まず、沖縄県福祉保健部の保健増進課からSARS行動計画が示されております。基本的な考え方として、平成15年4月3日、厚生労働省はSARSについて危険性が極めて高い感染症として新感染症として取り扱うことを定めております。沖縄県も平成11年12月に沖縄県感染症予防計画を定めており、その予防計画を基にSARS対策の行動計画が策定されております。基本方針はSARS浸入予防の対策、渡航者に対する情報の提供、帰国後の健康管理体制、関係機関の連絡体制、蔓延防止の対策として疑い例、可能性例への初期対応、感染予防及び消毒について搬送時、搬送後の対応、医療機関での予防対策、接触者からの相談及び健康調査、患者の退院後のフォローアップ等詳細に示されております。また、北部福祉保健事務所からはSARS対応に関する関係機関との連絡体制マニュアルができております。名護市としましては5月の7日に根路銘先生をお招きして福祉部、消防、名桜大、市長と一緒に根路銘先生から指導、対応策の認識を深めさせていただきました。そして夜間急病診療所SARS対策マニュアルを国、県の対応策を基に策定中であります。それから市民が新型肺炎SARSについての知識と個人個人の判断良く行動できるように市民のひろば等をとおして啓発をしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 消防長 田仲康彦君。 ◎消防長(田仲康彦君) おはようございます。先ほど福祉部長からの報告がありましたが、内容については、大体主な内容は似たようなものでございます。そして特に消防本部においては、救急搬送に関わる対策としてそれを主体として今新型肺炎の疑いにある患者に対する救急活動要綱というのを特に策定いたしまして、それを基に行っている次第でございます。SARS対策については先ほどありましたが、SARS対応に関わる関係機関と連絡体制を持ち、北部福祉保健所を主体に県消防防災課等よりFAX等で最新情報を入手し対策を講じています。特に消防署においては、新型肺炎SARSの疑いのある患者に対する救急活動要領を策定、その時点において救急要請119番が受信した時点でできるだけ要請内容を詳細に入手し、SARS症例の疑いがある時には、救急隊員に救急活動要領に沿ってその対応をすることとして実施しているところです。以上です。 ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君。 ◆8番(大城秀樹君) それでは再質問させて頂きます。基地問題について1点ほどお伺いしたいと思います。SACO最終報告によりますと本来は普天間飛行場代替施設のヘリポートを造るということで、長さ約1,メートル、滑走路約1,300メートルというのがSACOの最終報告であると。それを稲嶺県知事が選挙公約として、軍民共用15年使用期限を決めて今この15年使用期限の問題でなかなか前に進まないと、そういうことであるならば公約でありますけれども、われわれ本来のSACO最終報告の海上ヘリポート長さ1,500メートル、そのことが万が一前に進まない基地行政ならば、またSACO最終報告に戻して1,メートルというお話しがあったとすれば、名護市長としてどう受け答えしていくのかお伺いしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) 15年使用問題につきましては、これまでも沖縄県知事を始め関係する皆さんのほうでも関係機関のほうに国やあるいは三者協議会等々でもこの話しは触れられているかというふうに受け止めておりますけれども、私共も市長を先頭にしながら私共の受け入れ条件、7つの条件が満たされるように粘り強く関係機関、その他の会議等々で十分訴えていきたい。いずれにせよ、この問題については大変大きな課題というんでしょうか、それがあるということについては私共も十分承知をしておりまして、粘り強く市長を先頭にこれが実現できるように頑張っていきたいというふうに思います。 ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君。 ◆8番(大城秀樹君) では基地問題はそのぐらいにいたしまして、そして学校の統廃合の件についてでございますけれども、1992年度から2001年度まで10年間に2,115校が全国で廃校になったと。その原因としては過疎化、少子化が影響されてきたということであります。本市においても年々子ども達の出生率が減少してそして先ほど17校、分校合せて18校がございますけれども特に生徒の数が著しく少ない学校、複式学級になっているところ、本来ならば10名あるいは15名、1教室をまかなえてそこで授業していくのがこのましい姿でありますけれども、複式学級になっていくという、ならざるを得ないというものがあります。それをいついつまでもそのような状況に置いていくのは、たいへん厳しいものがあると思っております。教育委員会も年々再々検討していくということでありますけれども、そしてまた廃校された全国で50件、「廃校リニューアル50選」ということで公表されておりますけれども、廃校理由というのは先ほどもお話ししましたけれども、過疎化による子どもの減少が62パーセントであるということです。そういうことで本市においても、そのような地域があり懸念する所でありますが、先ほど教育次長もお話しされておりましたがそれを何年度時までというふうな確約みたいな、予定があるのかどうかそのへんお伺いします。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) 大城秀樹議員がおっしゃるようにやっぱりその複式学級の解消をしていかなければならないというふうに思っております。これは学習効果の面からもそうですし先ほど申し上げた一定程度の子ども達の数のなかで、子ども達が学習やスポーツやあるいはその社会性や協調性を育んでいくという上から大事なことだというふうに考えております。何年度までやっていくかまだ明確にお答えできませんが、今年のこの夏からこの問題について内部議論をして次年度は具体的なタイムスケジュールを作るような基本計画の策定に取り組んでいきたいと、そのなかでたぶんに様々な議論が出てくるだろうというふうに思いますので、それを総合的に勘案しながら時期というものを見据えていきたいと考えております。
    ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君。 ◆8番(大城秀樹君) 次は、地域の給食センターの食材の件なんですけれども、これも先ほど検討の余地があるということで前進あるお答えをいただきました。そして農家の皆さんに今、市が堆肥の助成をしております。本来ならば1トンあたり12,000円です。それを7,000円を用して5,000円供給されていると伺っておりますけれども、もしこういうふうな学校関係の給食センターの食材について、農業経営されている方々に対して堆肥の助成、そのへんも考えていただけたらどうかなと思っておりますけれどもそのへんいかがでしょうか。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) 先ほど有機野菜に対しての堆肥の補助ということでございましたけど、現在有機野菜という堆肥の補助というかたちものは取っていないところでありまして、そのへんのものが今われわれの持っている補助のなかで対応できるか、さらに内部の方で検討させていただきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君。 ◆8番(大城秀樹君) 屋部地域はあくまでも見本ということで、今農業する方々が、懸命に農業にいそしんで、ものを生産しております。市場に出す場合には規格があって不良品が出ていくが給食には全部応用できるというメリットもあるという、そういうお話しも聞いておりますので、ぜひ6ヵ所の給食センターで地域の食材が、食の安全等も謳われておりますので、ぜひ使っていただきたいと思っております。そしてまた漁業関係、海産物等々もぜひ取り入れて子ども達の成長のために使っていただきたい、そのように思っておりますので宜しくお願いします。次は名護博物館の建設についてでございます。現在の博物館は先ほどお話ししたとおりでございますけれども、将来的にはやはり建設していかなければならない問題ではなかろうかと思っております。それでヒンプンガジマルを起点にして、「文化薫るあけみおのまち」ということでその双葉荘跡がまだ開発されておりませんけれども、程順則公園という話しも伺っております。そのへんを中心にした博物館造り、程順則公園にプールされた施設に、そこにはまたオリオンビール工場があり、そして学校がありそして名護城がありその一帯を散策できるようなそしてまた博物館ができたあかつきにはもちろん、駐車場が大型バスが出入りできる駐車場が完備され観光にも一役買えるような建物を造っていただきたい。そして観光客が来ることによって地域の街の活性化もされていくと思います。そういう市民の思いからぜひ、市長、この博物館建設については、どういうふうにお考えなのか市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) お答えいたします。いま大城秀樹議員がおっしゃるその元双葉荘跡の敷地もいわゆる位置の選択肢の一つとして考えて新博物館造りに向けていきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君。 ◆8番(大城秀樹君) 私も博物館を見学しました。非常に良い物が展示されております。そして展示されているスペースが非常に狭いなあと、収蔵庫もあってそのなかには大事な物もあるけれども、スペースが狭いゆえに展示されないという品物もあるそうですので、一日も早く計画を立てられて新博物館をぜひ造っていただきたいと思っております。それから平成14年度の日本体育学校健康センター災害救済給付金の状況でありますけれども、屋我地中学校の例を見ますと、2件の医療費が支払われておりますけれども、これは59万1,781円とちょっと高額な治療費になっておりますけれども、それはどういうふうな事件なのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) 今おっしゃる屋我地中学校の59万1,781円については、確かに他の学校に比べて多額となっております。その内容につきましては今把握しておりませんので後ほど調査をして報告を申し上げたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君。 ◆8番(大城秀樹君) やはり私共親としては子どもを朝学校に送ります。そして一日元気で学校で学んでもらいたい。そのように日々思っている所でありますが、たまたま学校から電話が来る時は非常に気持ち的に落ち着かないものがあります。やはり安全安心な学校で、事件事故がないようなかたちをぜひ推し進めていっていただきたいと思います。事件事故が出てそういうふうな形で計上されていると思いますので学校での事故防止に対しては努力していただきたいと思います。あとで報告よろしくお願いいたします。次は、高齢者の安否を気遣うふれあいコールの件でありますけれども、これも12月定例会ではちゃんと試算もいたしまして「50名の皆さんが受けられると名護市はどのくらいの予算でできますよ」ということをお話し申し上げました。福祉部長、その件については、ぜひ実施していく方向で9月の補正からでもやっていただくようによろしくお願いいたします。そして新型肺炎が今問題になっておりますけれども、我が沖縄県は今、水際作戦で入ってきておりませんけれども、しかし、沖縄には海兵隊という軍隊がいまして海兵隊というのはあちこち行ってきます。その検疫等々に対してはまずされていない。やはり海兵隊の皆さんが街を散策して辺野古あたり、名護市内に来てそういうふうな問題が提起された場合には、非常に困るということなんですね。そういうことで、その海兵隊に対するSARS対策の検討はいかがなさるのかそのへんお伺いいたします。 ○議長(宮城義房君) 福祉部長 喜納健吉君。 ◎福祉部長(喜納健吉君) 例の海兵隊の件でございますけれども、これは沖縄県のSARS行動計画が示されておりますので、このなかで対応できるのではないかと思っております。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) ただいまの大城秀樹議員SARS対策と基地の関係ということは、実は私にとっては一つの発想の盲点であったなというふうに思っております。これは早速キャンプ・シュワブ等にまいりまして具体的にどうしていくか、名護市としてはどうするか、あるいは基地としては具体的にどう対応をするのかということを考えていきたいと、検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君。 ◆8番(大城秀樹君) われわれ日本国民は見える範囲以内でしっかりと抑止、そしていろいろな予防方法を今しっかりとやっているところでありますけれども、見えない所今、市長話されたこの軍隊のなかではたいへん危惧するところがありますので、そのへんぜひ情報を交換して手を打っていただきたいと思います。そしてSARS使節団ということで、公明党の国会議員が5日間の日程で今日から出発しておりますけれども、中国、香港、台湾、アジアを中心に猛威を振るい関係者の懸命の努力にもかかわらず、依然終息の兆しが見えていないと、カナダでは新たに発生するそういう感染の拡散を心配して、そしてそのなかでフィリピンとかシンガポール、ベトナムでは当局の徹底した隔離作戦や検疫強化が功を奏し、いち早く抑制に成功したと、そういうふうな例をしっかりみながら、日本の対策に講じていくというお話しでございます。そして、われわれは台湾、中国とは非常に友好関係があり、そして台湾の観光客をしっかりと受け入れなければ沖縄観光行政も成り立たないとそういうなかにおいて、昨日台湾のクルーザーが那覇港の沖で7時間も待たされてそして結局は検疫をクリアした証明書を出していないことがわかりそのまま帰ったということでありますけれども、そのへんもしっかりとしていただきたいなと思っております。それで最後になりますけれども、文化芸術振興、それにはいろいろありますけれども今、文化庁が1,000億円を出して文化芸術を広めていこうというそういうふうなキャッチフレーズで頑張っておりますけれども、これはどうやって予算をとるかというと、民間団体、地方自治体に公募いたし、その情報をいかにすばやくキャッチできるかが大事だと、オファーすると早く受けて申請していくと。そしてわれわれの地域にもたくさんの団体そして文化芸術を愛し、施行していく方々がたくさんいらっしゃいますのでそのへんを大いに利用していただきたいなと思っております。そして、日本とフィリピンの合作による高山右近が奏でる平和の願いというのが日比合作のオペラでございますけれども、これは7月の9日に名護市民会館であるということでぜひ皆さん見ていただきたいと思います。大名の地位も名も捨てあらゆる戦いを拒否しマニラに追放される道を選んだ戦国時代のキリシタン大名、高山右近、彼の波瀾万丈の生涯と彼の心のなかを招きます。ということでどうか、われわれも文化に親しんで秀でるものに親しめばそれぐらい近くなるということでございますので、ぜひ文化芸術振興についてもしっかりとやっていただきたいと思っております。時間もちょっとありますけれどもこれで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮城義房君) 8番 大城秀樹君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前10時54分) 再 開(午前11時 5分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。9番 神山敏雄君、一般質問を許します。 ◆9番(神山敏雄君) 皆さんおはようございます。それでは議長のお許しを得ましたので9番 神山敏雄議員これから一般質問をさせていただきます。その前に一言、今、問題になっているSARSの問題なんですけれども、世界中で猛威を振るっているSARS問題で今や大きな国際問題となっております。この新型ウイルスは感染しますと約10日間ぐらいの潜伏期間があるとも言われております。死亡率が高く各国がこの対策と撲滅に取り組んでいるところでございます。また、経済に与える影響も計り知れないものがあり、中国や台湾等では日本企業の工場の閉鎖や旅行の自粛等で企業に対しても大きな打撃を受けております。去る先月30日に北部12市町村に北部農林高等学校出身の議員が現在33名おります。そこで元国立感染症研究所ウイルス室の元室長で現在生物資源利用研究所所長の根路銘国昭博士をお願いいたしまして、基調講演をいただきました。根路銘博士は、世界的なウイルスの権威者でこれまで多くのウイルスの起源を解明し、そのワクチンを開発しております。根路銘博士は、今度のSARSウイルスの起源を解明し新聞報道等で大きく取り上げられていることは皆さんもご承知のとおりと思います。根路銘博士はすでにこのSARSのウイルスの開発に取り組んでいるところでございますが、現在の研究所は小さな研究室で資金面でも非常に厳しく研究に今支障をきたしている現状でございます。根路銘博士の研究に制度的な資金の活用をいたしまして、立派な研究所にしていただきたいと思う一人であります。どうか、行政当局も一緒にお考えになっていただきたいものだと思います。博士はすでに特許もいくつかとっておられまして、現在特許も申請しているところがたくさんございます。博士の研究成果が世界の医療分野に大きな期待が今もたれているところでございます。これからの研究成果について、やんばる全体の大きな経済の効果をもたらすものだと思いますので、皆でぜひともその研究所を立派な研究所にやっていきたいものだと私は希望を申し上げます。それでは、通告に従いまして順次一般質問をさせていただきます。 質問の事項の1、農業振興についてでございますけれども、これまででも農業振興につきましては一般質問のなかで何度も取り上げてまいりました。長期的な経済の低迷のなかで農業を取り巻く情勢というのは非常に厳しいというものがあるということは、皆さんすでにご存知のとおりで一次産業の振興のためにも、これまで農家にいろいろな支援をしていただいておりますけれども、今後とも当局のご支援をお願いしたいものだと思っております。現在の農業従事者の高齢化等でこの先、不透明感が強いのがあります。若者が夢と希望をもてる農業にするためにも、更なる当局のご努力をお願いを申し上げたいと思います。そこで 要旨の1、菊平張り施設の導入について 要旨の2、菊選別ロボットの導入 要旨の3、洋ランミスト機の導入 要旨の4、洋ランシートの導入 要旨の5、堆散布機の導入 要旨の6、第一センターの整備 要旨の7、JAは大きく変革しているが、名護市との連携はどのようになっているかということについてお伺いをいたします。 質問の事項の2、その要旨の1、パークゴルフ場整備事業導入について、その件につきましては3月の定例会におきまして比嘉祐一議員も同様な質問を行っております。パークゴルフは昭和58年に島根県泊村のグランドゴルフをヒントに改良を重ねて考案されたスポーツでございます。パークゴルフの原点は、遊びを三世代が同じ条件で遊べるように工夫されたものであります。ルールも難しくなく、老人から子ども達まで楽しめるスポーツとして北海道を中心に盛んに今行われております。道内では、710のコース、愛好者60万人という数を数えております。国内でも40都府県、145のコース、海外では8ヵ国、15のコースがあります。パークゴルフの効果は三世代交流は無論のこと、住民レベルの自主的交流、人の移動による経済促進の経済効果、適度な運動による健康増進や老人医療費の抑制、リハビリやストレス解消の健康保持、遊休地の有効利用、学校週5日制、生涯学習等への教育効果等々、相乗効果のあるスポーツであります。ぜひ我が名護市でも取り組んでいただきたいと思いますけれども、当局のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 質問の事項の3、地域振興について、 要旨1、県産木を活用した新入学児童の椅子、机の導入について、今年、4月の2日に市民クラブの視察研修といたしまして、名護市源河にある名護林業生産加工販売事業協同組合を訪ね研修をしてまいりました。その組合は内外の厳しい情勢のなかで林業の生産および収益の向上、林業所得の増大を図るため、林業関係者の組織化を行い、昭和59年10月に設立された組合であります。主な事業は琉球松を利用した木製品加工、テーブル、ベンチ、木製遊具、東屋、ログハウス、木製防護策、チップ生産、ユーカリ栽培、また今年から県漁連との契約で車エビの出荷時に使うおが屑の生産、これはハンノキの木でございますけれども、を使った事業を展開しております。県産のウラジロエノキを利用した新入学児童の椅子、テーブルが加工品として今生産なされております。林業振興、児童生徒の情操教育の面からも導入を検討してみてはいかがでしょうか。国頭村教育委員会では平成15年度の全新入学児童に対し60セットを購入しております。名護市としてもぜひ導入を検討していただきたいと思いますがお考えをお伺いいたします。 質問の事項の4番目の交通行政、その1、稲田小学校通学路の信号機の設置についてでございます。去る3月5日に稲田小学校の児童が登校中、横断歩道上で車にはねられあわや大事故かと思いましたけれども、幸いにも軽症で済んでおります。そこは市道から振慶名線のほうに通ずる道路でもちろん横断歩道ございますけれども、信号機がなく見通しが悪いところでありまして、ぜひともそこのほうに押しボタン式の信号機の設置をお願いしたいと思いますので当局のご見解をお願いいたしたいと思います。それでは一般質問として2次質問は自席より行ないますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) 神山敏雄議員の一般質問にお答えいたしたいと思います。質問事項の農業振興についてでございますけれども、そのなかにおきまして、菊平張り施設の導入についてでございますけれども、菊平張り施設の導入につきましては、平成14年度生産振興総合対策事業により12棟、12農家の面積1.2ヘクタールを整備しているところでございます。事業費といたしましては、平成14年度2,600万円で整備を行っているところでございます。それから今年度の平成15年度につきましては、8棟、8農家、面積にいたしまして1ヘクタールを計画しているところでございます。それから、平成16年度以降につきましては、同生産振興対策総合事業を導入する他に、北部振興事業を導入いたしまして、整備ができないかどうかということを検討していきたいというふうに思っております。それから2番目の菊選別ロボットの導入についてでございますけれども、平張り施設と同様選別ロボット導入の要望も多いことでありますが、県のほうでは平張り施設を優先的に整備している経緯もございまして、今後名護市といたしましても農協等あるいは関係機関とも調整を図りながら事業の優先順位を決めながら導入の整備を図っていきたいというふうに考えているところでございます。これにつきましても、北部振興事業等でできるのかどうかも含めて検討していきたいというふうに考えているところでございます。それから3番目の洋ランミスト機の導入についてでございますけれども、平成12年度農業生産総合対策事業の一環として菊や洋ランの実証展示圃において実施をしております。本年度はこの農業生産総合対策事業によりまして、洋ランの夏場高温対策クリーミングミスト展示圃という実証展示圃を呉我の地区において計画しているところでございます。それから洋ランシートの導入についてでございますけれども、洋ランシートにつきましては、平成12年度、13年度、農業生産総合対策事業の一環として呉我の洋ラン団地にルンルンシートというシートを用いて、ランつぼみタマバエの防除試験を実施しているところでございます。平成14年度には個人でルンルンシートを使った農家もいることから、それがまだどちらも完全の防除には至っていないという経緯もございます。しかしかなりの効果として上がっているということは実証済みであります。先日も神山敏雄議員の方からご提案がありまして、さっそく県のほうとも調整をさせているところでございますけれども、県といたしましても現場などを確認して検討していきたいという回答でありましたので今後、県のほうとも調整を図りながら検討していきたいというふうに思っております。それから堆肥散布機の導入についてでございます。堆肥の消費実績といたしましては平成14年度は袋詰の堆肥が681トン、4万5,455袋、それからばらの堆肥が1,442トンの消費されているところでございます。同堆肥散布機の導入につきましては、生産総合対策事業で導入することは可能でありますけれども、この場合の農家負担額が20パーセントというような負担額になっていること等もありまして、この導入につきましては農家の皆さんとも調整を図りながら今後検討していきたいというふうに考えているところでございます。それから堆肥センターの整備についてでございますけれど、現在のライスセンターは昭和53年度農業構造改善事業で導入されて整備されているところでございますが、運営主体が農協でございまして、現在26農家が利用しているということでございます。昨年の9月の定例会におきましても、神山敏雄議員の方から一般質問が出ておりまして、今後の整備について、どういうふうに整備した方がいいのかということを検討しているところでございますけれど、事業導入するにあたっては費用対効果等が問われるところがございまして今後さらに検討を進めていかないといけないんじゃないかなというふうに思っているところでございます。それから7番目のJAは大きく変革しているが名護市との連携はどのようになっているのかということでございますけれど、JAでは営農指導員の地区割り当てがありまして、それぞれの品目によっても導入人数などが決まっております。名護市と営農指導員との連携については、その品目ごとに事業の調整を行っているところでございます。JAの機構改革により職員の内部異動等もありますが、市の連携を密にしながら農家への対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) パークゴルフ場整備事業導入についてお答えをいたします。神山敏雄議員がおっしゃるようにパークゴルフというのは、1983年以降、瞬く間に全国に広がっている非常に親しみやすいスポーツであります。名護市における導入につきましては、今羽地地区センターの建設予定地に地域興しの拠点作りという観点から計画があるようでありますから、この規模は非常に小さい、いわゆるミニパークゴルフ場を計画をしておりますので、それを関係課と調整しながら実現に向けて検討を進めていきたいというふうに思っております。失礼いたしました。県産木を活用した新入学児童の椅子、机の導入についてでありますが、先ほど大城秀樹議員の一般質問のなかにもありましたような、いわゆる学校給食の食材の地域からの供給とまったく同じ観点から地域で生産される素材、あるいは生産物を使っていくという非常に大事なことだというふうに思っております。地元の素材を使った椅子や腰掛けの導入につきましては、どこかの学校かあるいは学年か、あるいは新入学児童かどこかでモデル的に導入については検討していきたいというふうに思っています。ただこれは予算の伴うことでありますので財政当局ともきちんと詰めながら検討を始めていきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 総務部長 宮里武尚君。 ◎総務部長(宮里武尚君) 教育行政について稲田小学校の通学路の信号機設置についてお答えしたいと思います。先ほど議員のご説明のありました事故については学校教育課の方と学校からの事故報告書で見させていただきまして、だいたいその状況については把握しておりまして、また現場についても総務課長に確認をさせております。交通安全施設の整備については、警察が整備するものとそれから道路管理所が整備するものと2通りの方法があります。議員ご案内かと思いますけれども、交通信号機の設置は警察の所管でありますが、市としては地域自治会やPTA等からの交通信号機の設置についての要請があれば、そういう現場の状況も把握しながら警察署と相談しながら対応していきたいと思いますのでご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 9番 神山敏雄君。 ◆9番(神山敏雄君) ありがとうございました。それでは再質問させていただきます。1番目の平張り施設ということについては、今年度は8農家ということで8棟ということでの面積にして1ヘクタールとの答弁がございましたけれども、この施設は本当に皆さん、部長もご案内のとおり、防虫、防風と、非常に良い結果が出ているということで多くの農家の皆さんが希望しているわけです。そして15年度については8戸の農家ということですけれども、これからもその需要はたくさんあると思いますのでぜひとも多くの農家がその平張りができるような方策をひとつご検討お願い申し上げたいと思います。それからロボットの件なんですけれども、それも高額な機械で個人1農家がやるということの非常にリスクが高くなるわけですから、なんとかそのへんについても去年の予算だったでしょうか、許田のほうにも何台かやっておりますから、それも計画を立てていただきましてぜひとも労働力の軽減、コストの軽減という意味からもぜひご検討をお願い申し上げたいと思います。それから洋ランのミスト機の導入ということですけれども、先ほどちょっと聞き漏らしておりますけれどもこれは事業計画があるということだったでしょうか。これは先ほども部長がおっしゃっていたように、この害虫防除から液肥の葉面散布ということで、その夏場の高温対策ということで、ぜひとも必要だということで農家の皆さんも非常に要求をしております。最近はその特殊な病気の発生ということで週に4~5回程度やるということになると大変な人的に与える影響も大きいわけですからそのへんは自動的にこれができるような方向でぜひもっていただきたいと思います。それから洋ランシートの導入のこの物については、3年ほど前に嵐山団地のほうでも試験的に1棟についてはやっております。そして個人的にも久志のほうでもそれをやって数字的には出ておりませんけれども、非常に良い効果があるということは農家の皆さんも実証済みです。そういうことで、われわれは呉我の洋ラン団地が拠点産地ということで指定されておりますので、その洋ランシートの物と洋ランミスト機についてはぜひともお願いを申し上げたいなとこう思っております。このなぜシートの導入かということにつきましては、このタマバエという虫がいるわけです。その虫というのは花のでているこのつぼみのなかに卵を生むということでその卵を生んだつぼみのほうが花落ちがするわけです。そういうことで、秀品率がものすごく低下するということもありましてその試験的にやっているところについては非常に効果があるということで、品質の向上ということにもつながりますのでぜひともそのものについてはやっていただきたいと、そしてそのシートを張ることによって除草の効果があるとこれまでは除草剤を撒いていたわけなんですけれども、ランというのは皆さんご存知のとおりベンチの上での栽培をやっている関係で除草剤をかけるとその出ている根っこの方も傷めるというふうな今までのことがあったんです。ところが、そのシートを使って、除草剤を要らなくなったということで、農家の計算ですけども、その除草剤の5ヵ年分では、このシート代もあるんだということでの効果も出ておりますので、ぜひともそのへんについてもよろしくお願いを申し上げたいと思っております。それから9番目の堆肥散布の導入なんですけれども、これは昨年JAとしていろいろ実証しております。そういうことで、たとえば農家としては、堆肥を運ぶ、散布、耕運ということで、非常に手間がかかるわけです。そういうことでの散布機の導入ができれば、短時間に大きな面積を散布することができるということでの要望でありますので、ぜひともお願いをしたいと思います。それからライスセンターなんですけれども、先ほども部長の説明がございましたけれども、これは旧羽地JA時代の昭和53年に補助事業として建設されたもので現在のライスセンターとして今稼動しているわけですけれども、何せ築20何年も経っている現状で、機械そのものが古くなって、乾燥機やらいろいろなものに今非常に支障をきたしているのが現状です。そしてわれわれ羽地管内においてもJAやんばる管内においても26とおっしゃっていたわけなんですけども、この前、聞いたらまた増えて28農家だいたい年間150トン前後の生産があるわけですから、ぜひとも沖縄本島における主産地でありまた特産品、土壌保全の面からも重要な作物と位置付けまして、やんばる全体を網羅した事業の整備が進められないのかその点についてひとつ意見をお聞かせ下さい。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) お答えいたします。現在議員がご指摘のように名護市でも農家が増えてきているということであります。それから本島内では国頭、あるいは金武町などで米を生産しているということ等もあるようでございます。議員がおっしゃるように広域的な観点からどうかということでございます。これにつきましてJAの皆さんとも、調整を図って実際に導入して生産が合うのかということを含めまして、検討して行きたいというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 9番 神山敏雄君。 ◆9番(神山敏雄君) その件につきましては前にも一般質問をさせていただいたんですけれども、そういうことでいろいろ厳しい状況があろうかと思いますけれども、今度の3月の施政方針のなかで市長も農業振興については本当は力を入れていきたいというふうな施政方針の中身もございますので、そういうことで広域的な考え方ができれば非常にいいのかなと私も思っておりますので、ぜひともそういう方向でご検討をいただきたいと思っております。それから、パークゴルフについてなんですけれども、私共も国頭村安田にあるこのパークゴルフ場を実際に見学、そしてプレーをしたわけなんですけれども、本当に誰がもできるということで、非常に良いスポーツだということで私は思っております。そういうことで、ぜひともわれわれ名護市にやっていただきたいということでお願いを申し上げます。そして簡単なパークゴルフの効用というんですか、効果ということについて、ちょっとだけ説明させていただきます。まず最初にコミュニケーションの効果ということが上げられます。3世代の交流、親と子、夫婦、お年寄りと若者、同じ同年輩のゲームとしてスポーツとして非常に良いコミュニケ-ションが図れるというふうな大きな利点を持っております。そして地域の交流、国際交流ということで非常に幅広い効果があります。そして教育の効果についても生涯学習としての生徒と教師というコミュニケーション、そして週5日制というなかでの子ども達のパークゴルフの利用ということそして健康促進という効果、リハビリ、それから健康保持と維持と、土地の有効利用、経済効果、もちろんそういうことで全国の大会もあるわけですから、そういうことで宿泊、それで飲食ということでその地域に落ちる経済は大きなものがあるということでございます。そして観光にも大きな効果をもたらす。またそのパークゴルフをすることによって老人医療費の抑制が図られたということで、北海道では非常に良い結果が出ているということであります。そういうことで、ぜひともパークゴルフを名護の地に誘致すればお互いの地域の経済効果はもとよりいろいろな人的な交流も図られることだと思いますので、ぜひともそのへんについてはやるということは厳しいでしょうけれども、前向きに検討するということでもう一度意見をお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) 先ほど申し上げましたように、羽地地区会館の敷地のなかでミニパークゴルフ場の計画案がありますので、実施に向けて検討をしていきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 9番 神山敏雄君。 ◆9番(神山敏雄君) ぜひお願いをいたします。それから新入児童の椅子、腰掛けの導入ということでございますけれども、そのものをわれわれ研修のときに見させていただいたんですけれども、この木の名前をウラジロエノキという木でよく見かける木なんですけれども、非常に成長が早いということで、約10年ぐらいでは製品化できるということで、先ほども申したように国頭村の教育委員会では、向こうは15年度の入学児童については55名であったそうですけれども、60セットを購入したということであります。その机、椅子というのもスライド式ということで新入学児童が親子で一緒に組み立て、自分の体格にあったこの高さの調整という一緒に親子でそれを作れると、そして1年から6年までそれを利用して、そして卒業する時には、それを自分の物として家に持って行くというふうに、非常に教育面からも地場産業そして自分達のやんばるの木材でそういうものが、自分の机、腰掛けが作られているんだということを考えるとぜひともこれは導入すべきだろうと私も思います。もちろん一気に全児童に対するということは、いろいろ厳しいところもあろうかと思うんですけれども、ぜひそのへんについてはどこかでやるか知りませんけれども、とにかく次年度からは少しでもいいからやっていただいて実証していただいてその効果があればまた、年次的に全名護市をやるというふうなお考えはないのかひとつお願いを申し上げます。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) 神山敏雄議員がおっしゃるように地場の素材を使った机、腰掛けの導入についてでありますが、いわゆる木の持った肌の持ったぬくもりとかいうことからしてもおっしゃるように、いろいろな面の波及的な効果があるだろうというふうに思いますし、地場産業あるいは地場流通という観点からも導入は必要だというふうに考えております。ですから次年度なんとか財政と調整しながら、可能な範囲内において導入を考えていきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 9番 神山敏雄君。 ◆9番(神山敏雄君) そのような方向でぜひひとつお願いを申し上げたいと思います。それから最後の交通行政、信号機の設置についてでございますけれども、委員会としてもその事故については把握していらっしゃるということで、われわれも本当に胸を撫で下ろしたんですけれども、よくも軽症で済んだなというのが実際です。大きな事故が起こらないうちに、市としてもその機関とも調整を図って早急の設置をお願いを申し上げておきます。以上で9番 神山敏雄、一般質問終わります。 ○議長(宮城義房君) 神山敏雄君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時44分) 再 開(午後 1時 3分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。10番 宮里 繁君。一般質問を許します。 ◆10番(宮里繁君) 皆さんこんにちは、午後の第1番バッターであります。市民クラブ10番 宮里 繁ただいまから一般質問をさせていただきます。その前に本日は私共の大東区の方で、いろいろな活動をしていらっしゃいます私共の同僚の皆さんが名護市の議会をまだ一度も見たことないということで、見学に今日の日程として、たくさんのなかから代表7名が参加しておりますのでひとつよろしくお願いいたします。 では現在私共の大東区で活動している組織、そしてどういうことをしているかということを簡単に説明してからまた入りたいと思いますのでよろしくお願いします。 まずは「犯罪や非行のない地域安全、地域づくりは我が地域から」というふうなモットーで私共はまず最初に平成13年度に紹介しましたが、大東区環境整備部というのを結成いたしまして地域の方で頑張っております。そのメンバーの代表が今日来ております。そこで、現在私共の大東区には大東区グランド同好会、そして健寿老人会、それからミニデイゆんたく会ということで毎月2回開催し、それから大東区わくわく子ども会、親の会、これは平成14年5月にできまして大東区盆踊りとか、老人婦人の運動会、それから護佐喜宮の禮祭とか、区民運動会にこの子ども達がエイサーなどして頑張っております。それからさらに幸いに大東区のほうには、名護ランの権威者であります玉城詠光先生がいらっしゃいますので、名護らんらんクラブを結成しまして、教育委員会の上地圭子課長他、皆さんのご指導によりまして今頑張っております。それから、東区の成人会、そして最近新聞にありましたように、5月の13日に30年来途絶えておりました若者の青年会を結成いたしました。その結成式には、照屋全哲さんも参加しまして激励し、そして、教育委員会の次長も参加して激励を受けております。当日私は東京出張中でありました。そういうことで、今、大東区におきましては、皆さんの特に市の指導によりまして、今活発に活動しておりますので、今後とも皆さんのご指導をよろしくお願いいたしまして一般質問に入りたいと思います。 質問の事項1、市内の環境整備、地域安全点検の実態調査について 質問の要旨1、地域の生活安全、防犯、災害、各種事件事故の未然防止の必要性から道路危険箇所、道路標識、公園内の遊具の破損、廃棄物の不法投棄と地域安全活動の推進のため環境整備、安全点検の実態調査の推進状況について3点程お伺いたします。 1つ、市として安全点検の実態調査を実施しておれば特に大東区の実態について 2番目、名護市における安全で、住みよいまちづくり条例等の第6条の協議会の活動推進状況について それから3番目、防災無線の設置及び効用、整備点検の実態について伺います。これは申すまでもなく、私は平成10年の12月に地域防災計画の見直しをということで、阪神淡路大震災の教訓を受けまして、ぜひそういうことを見直してくださいということもやりました。今進んでいると思います。そういうことで「天災は忘れた頃にやってくる」ということになりまして、特に防災無線の活用これはたいへん重要であります。巷では防災無線があまり効用がないということでありますので、その点検実態につきまして説明をお願いしたいと思います。 それから、質問の事項2、武道館の建設について平成13年3月定例会におきまして青少年の心身の鍛錬そして青少年の健全育成、武道振興のため、北部に武道館建設について一般質問をしましたが、市はどのような構想、計画をされているか伺います。 3番目、質問の事項3、基地の使用協定についてその前に、基地の使用協定について市長は、平成11年12月27日に行った普天間飛行場返還に伴う代替施設の受け入れについて基本条件として7つの条件出しておりますが、そのなかで「基本的には住民に著しく影響を及ぼさないことであり、それを補償するものとして、日本政府と名護市が基地の使用協定を締結することである。さらにこのような前提が確実に実施されるための明確で具体的な方策が明らかでなければ、私が移設容認は撤回するものであることを市民の皆様にお約束し、容認の意思を表明するものであります。」と表明しております。基地の使用協定は普天間代替施設受け入れの主たる条件で、この確実明確具体的に明らかにされなければ移設容認を撤回するということになります。基地の使用協定の実現のためには、日本政府と合衆国との合同委員会の合意が必要であります。そこで質問に入ります。 質問の要旨1、平成14年7月29日の協議会において名護市は日本政府、沖縄県と基地使用協定の合意書を交わしているが、その作業の進捗状況、そして使用協定の内容実現のため、日米地位協定の改定が必要と思われるがその見解等について伺います。 質問の事項3、夏季に向けての事件事故防止対策についてこれは、私は毎年6月議会で質問出しております。というのは夏になりますと観光客、そして子ども達の海水浴、いろいろな行事があり例年起こってはならない事件事故が発生します。そういうことで、ビーチ、そして危険場所の管理について一般質問しております。 質問の要旨1、夏休み観光シーズンを迎え、北部、名護市のビーチや海岸、河川に多くの遊泳者、キャンパー達がやって来ます。例年水難事故や交通事故、ハブクラゲ刺傷等事故の発生が予想されます。これから事件事故の未然防止のため、関係機関等と連携して危険箇所等との事前調査と、事故防止啓蒙の立て看板の設置が必要と思われますが市の対応策について伺います。そこで残念なことに3月16日に皆さんご存知だと思いますけれども名座喜橋の下の方で、大北小学校の2年生が亡くなるというたいへん悲惨な水難事故が発生しております。その場所にその翌日消防署長と一緒に現場に行きました。現場は名座喜橋の側に「そば家ちるぐゎー」というのがあります。この橋の下が事故現場がここなんです。それで当時は干潮で写真にありますように付近一帯は干上がっています。しかし、その事故現場は溜まり場になって泥土、これが積もり積もった場所で説明によりますと、子ども達はカニ取り遊びでそのうちの一人が行ってドスンと落ちたような格好で、救助隊の話しによりますと1メートル80センチメートルの深さがありましてすぐ飛び込んでいったけれども泥土で足でかき回してみたら引っかかって来たというふうな状態でたいへん危険な場所であります。そういうことの事故が発生しております。これは県の管理の川でありますけれども、付近一帯を見ますと100メートル越しに簡単に降りられる階段があります。全部造られております。これは東屋部川なんです。いうことで標識その後危険事故が発生して未然に防止するべきことでありますけれども、この管理責任者というのが問題になると思うんですね。事故が発生しない前にということで私は常々そういう件はお願いしてますけれども、現在まだこの危険箇所の標識、事故があったとか、そういうことがないものですからそういうことを取り上げておりますので一つご検討を願いたいと思います。以上をもって一般質問としまして再質問は自席からお願いしたいと思いますのでよろしく願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。建設部長 宮里 尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) お答えします。大東区の環境整備地域、安全点検の実態調査についてお答えいたします。平成15年4月20日の新聞報道に、岸本区長を先頭に区の環境整備、大東区交番長等も同行しまして約20名余の方々が、2時間かけて区内の危険箇所等の点検作業を実施したとの報道がございました。これにつきましては関係者の皆さんにはたいへんご苦労さんでございました。翌日同じ会議で担当課に指示しまして、後日岸本区長さんから点検結果資料をいただいております。市といたしましては資料に基づきまして現場調査を実施し、補修及び改修できるところは対処しております。また、公園内の遊具点検につきましても月2回程度の公園巡視を行う際に黙視、及び手で触れての点検等の安全点検を実施しております。今後とも道路の破損、カーブミラー、道路標識、公園内の遊具施設等の点検を実施しまして、区と連携を図りながら住みよい地域づくりに協力してまいりますのでご理解の程よろしくお願いします。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) 答えいたします。平成13年の3月定例議会においても宮里 繁議員からの一般質問で出ております武道館の建設についてお答えをいたします。武道館建設については、私共教育委員会もこれまでその必要性については十分認識\をしているところでありますが、いわゆる財政的にどのメニューを使って、何時これを建設していくかということについてはまだ目途は立っておりません。これはただこれまでの議論のなかでは北部広域的な施設にすべきであろうと。そういうところで具体的に先ほど申し上げた財政的にどういう対応をしていくのか等々について少し検討をしていきたいというふうに思っております。特に平成22年には全国の高等学校の総体(インターハイ)がありますのでわれわれ教育委員会としましては、剣道の種目を名護市で誘致をしたいという考え方も内部で議論が出ておりますので、なんとか武道館をこれに間に合わせて造ることが可能かどうか、そういうことも含めて少し検討を急いでいきたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 総務部長 宮里武尚君。 ◎総務部長(宮里武尚君) それでは市内の環境整備地域安全点検の実態調査についてということで、この2と3をお答えしたいと思います。安全で住みよい街づくりの推進協議会についてでありますけれども、平成12年の3月に名護市における安全で住みよい街づくりに関する条例を制定しているところでありまして、これも先ほど議員ご案内のとおりであります。そこのなかでは自主的な地域安全活動を推進するため当該推進協議会を設置しているところであります。これまで九州・沖縄サミットに向けてそういう施設利用のための協議会を開催して審議等の活動等を行っております。しかし、その後の大きなそういう重大事項がなかったということで今まで推進協議会は開催していないところであります。今後重大事項の発生時だけではなく情報、検討を交換する機会としての推進協議会を開催する方向で今後検討していきたいと考えております。それから防災行政無線についてでありますけれども、名護市の防災行政無線施設の整備は平成4年度から始まっておりまして平成10年度に完了しております。親局が1でありましてこれは市役所の本庁にございます。中継局が1で多野岳の方にございます。それから子局が99で全体的に無線施設は101局でありますけれども、議員のご案内の大東区については一応3局かと掌握しております。その通信事項でありますけれども、1つには各警報及び注意事項、2つ目には自然災害、及び非常事態の緊急及び重要事項そして3番目に市の広報等が主なそういう通信事項で活用しておりまして、この無線を使用して災害に対する事項を、あるいは市の行政事項を市民に広く緊急にお知らせできることにより被災の軽減及び要請事項の伝達徹底等にその効果が発揮されていると思っております。整備点検については専門業者に委託しております。親局の定期点検は年1回の全体点検を行っております。また各子局補償等については各区長等からの情報も得ながらその都度点検を行っているところでございまして、当初整備から10年経過しており故障も多く市街地においてはアパートの新築等により超えにくいところが発生しているところも考えられます。そういうことで防災無線の整備については、今後の防災計画の見直しのなかで検討させていただきたいと考えております。それから4番目の夏季に向けての事件事故防止対策についてお答えします。議員ご指摘のとおりこれから夏休みの観光シーズンを迎え、山や海、川などに多くの人が訪れそれに伴い事件事故等の発生も多くなることが心配されますが、これからの事件事故を未然に防止しあるいは少しでも減少させることが、私共行政の責務であると考えております。そのためには危険箇所等への立て看板の設置や改善等、県や国あるいは関係機関等と協力連携を取り組んで行かなければならないと考えております。交通事故防止については夏の交通安全運動を名護警察署あるいは名護地区交通安全協会と連携して7月10日から実施する予定であり、同じく名護地区防犯協会とは夜間パトロールや巡回指導等を連携して実施し、また水難事故やハブクラゲ刺傷事故等については、事故防止の啓蒙の立て看板を設置する等して対応しているところであります。今後とも市民の生命、財産を守る立場からこれらの対策については、できる限り対応していきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) それでは質問事項3についてお答えをしたいと思います。使用協定の進捗状況につきましては、基本合意書のなかで、「環境影響評価等代替施設の整備の進展を踏まえつつ基本合意書を基に協議を進め、工事着手前までに代替施設の使用に係る措置の内容を明確にし使用開始までに締結する。」とされておりまして、市といたしましては現在基地対策委員会の専門部会で他の事例等を収集するなかで今検討をしている最中でございます。今後、環境影響評価や米軍の運用所要等について政府から示される段階で具体的な協議を行っていく考えであります。次に使用協定の実現のための日米地位協定の改定というご質問でございますけれども、使用協定の内容については、今後具体的な協議を行っていくということでありまして、現段階で答弁することは控えさせていただきたいというふうに思います。ご理解をいただきたい。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里 繁君。 ◆10番(宮里繁君) ハイ、ご答弁ありがとうございました。まず、項目ごとに再質問をさせていただきます。1番目の安全点検これにつきましては、建設部長が話したように私共は4月13日に今日見えております環境整備部、それから役員の皆さんで管内一帯を廻って安全点検をいたしました。その結果が皆様に送られておりますけれども、特にひどいのが前から私が指示しております交通標識、一方通行標識の設置、駐車禁止のポールの補修、腐敗取替え、一時停止標識の破損、大東アパナーク橋河川の危険標識の設置2ヵ所必要とか、大東給油所前の裏側の道路の舗装の必要、大東交番裏側、廃車車両、これも、もうすぐできるといっていましたが7663の廃車車両で一度助役も一緒に現場を確認した場所ですけれども、予算の関係ということですが、これはもうはっきり言いまして廃棄物なんです。もうやがて2ヵ年になります。そういうことでいつも集会の時には問題になる物件ですので、どうぞ今日もうちの環境整備の部長を始め、皆さんも来ていますからぜひ早めに撤去をお願いしたいと思います。それからそういうことで、側溝の蓋とかいろいろ交通道路の停止線の表示、特に木が茂りましてその枝、木のほうへ標識が倒されてとかそういうのがあちこちありますので、ひとついろいろと建設部にたいへんお世話になって頑張っておりますので、先ほど部長から答弁ありましたように管内をもう少し実態を把握しまして一つ頑張っていただきたいと、さらに申し上げるのを忘れていましたが、3月にも申し上げた玉アパートの前の舗装、完全にできまして皆さん非常に喜んでおりますのでそういうことで感謝を申し上げまた皆さんのご協力をさらにお願いいたします。続きまして名護市における安全住みよい街づくり条例、これはご案内のとおり平成12年の3月1日にできましてすぐ4月1日から施行ということでございますが、先ほどの答弁では協議会も開催されていない。たいへん残念なんです。お互いの市には名護市放置自動車の廃止の防止及び適正な処理に関する条例、名護市における安全で住みよい街づくりに関する条例、名護市交通安全対策会議条例、名護市防災会議条例、名護市災害対策本部条例というふうにたいへんすばらしい条例を作っております。この今言う安全で住みよい街づくり、この第1条には目的名護市民の防犯及び交通安全に対する意義の効用、自主的な地域安全活動の推進を図り、もって安全で住みよい地域社会に実現を期することができる。先ほど部長は大きな事件がなかったとかいうことで開催しなかったということがありますけれども、そういう目的で素晴らしい条例がありそのなかに、市の責務として、市はこの条例の目的を達成するために、次に掲げる事項を実施するものとする。地域の防犯及び交通安全に関する広報活動、啓発、市民の自主的な地域安全化に関する支援、地域の安全に寄与する環境の整備、その他条例の目的を達成するためということでありまして、協議会の開催ということがありましたが、協議会の開催も市長は意見を述べさせるということがありますけれども、そういう観点もありますが、まずはせっかくできた街づくりの条例をひとつ大いに利用して協議会も開催して市長の意見も取り上げさせて、住みよい街づくりができるように今後また頑張っていただきたいということをお願いします。それから防災無線の設置状況につきましても、先ほどから答弁ありましたが、とにかくいざという場合に使わなければ何もなりません。1ヵ年に何回とか補修点検をしているところでございますけれども、まずは今回こう出してありますので、いつか日を改めて一斉点検をするというような一つ計画を立てて、この災害が発生してこれが地域住民に広報で伝わらないというたいへん今大東区あたりでは聞こえないわけですよ。ザーザーしたり何を言っているかわからんというような。こういう実態がありますので、皆さんはたいへん頑張っておりますが、その補修点検について、特に最近宮城県沖合いの地震がありました。そういう突飛な災害もありますのでひとつ今後そういうことの調整、点検をよろしくお願いいたします。それから武道館建設につきまして、これはたいへん大きな問題になりまして、私は3月にもお願いしてそれから陳情か何か来ていると思います。青少年問題に関わらずお互いのやんばるには柔道の大家であります、玉城盛源先生、元われわれの沖縄県柔道連盟の会長です。その他また剣道の屋我地出身の佐久川憲勇先生、残念ながら亡くなりましたけれども、長い間会長として頑張って青少年の健全育成に頑張った。それから役所にも松田君が世界チャンピオン空手棒術そういう素晴らしい選手がおります。さらには恩納村には佐久本、空手の世界チャンピオンというふうに北部にはたいへん人材がおります。そういうことも兼ねまして、ぜひこういう体育館を造って最近の新聞、高体連がありましたね。この会場を見ますと名護はちょっとサッカーとかそういうぐらいのもので、結局そういう体育館がないためにこの子ども達の活動ができないというようなことで常々そう思っておりますので、ひとつ計画を立てましてぜひ武道館を建設して、青少年健全育成に役立ててもらいたいと思います。それから基地使用の協定、これは前々からずっと質問している事項で、やっぱり日米合同委員会の合意がなければお互い市と県と国がやってもあまり良い方向に行かないと、いろいろ問題はありますけれども、これは市長の決意表明のなかにあるわけですからひとつ地域住民の影響を与えるようなことがないというこれはたいへん大きな問題でありますので、取り組みを強化してもらいたいと思っております。後で感じたことは再質問します。それから夏季に向けての事故防止の件、実は誰でもそうと思うんですが、一般質問の前には現場を調査して、よく精査してやります。特に5月の連休でどの程度の人がどう集まるかということで、屋我地大橋から名護管内それから喜瀬、幸喜ビーチ、21世紀の森、特に喜瀬、幸喜は那覇、中部方面からの客が一杯なんです。住所も確認しましたらほとんど中部、那覇方面から来ていました。しかし残念ながら素晴らしく設備をしました21世紀の森、その海岸にはあまり人が来ません。これは何か。宣伝不足か何かわかりませんが、とにかくそういうことで、一番人が集まるところの喜瀬ビーチ、幸喜ビーチには先ほど危険標識等を立てますと言ったんですが、まだ去年6月に行ったままなんです。一番ひどいのが名護市民憲章というのが喜瀬のビーチのモクマオウにありますけれども、このように本当にそこに来て水泳する観光客が見た場合に名護市民憲章が消えて見えないんですよ。そしてあるのは環境センターからチリを捨てるなとか、水泳に関する注意事項、それからハブクラゲ等に対する注意事項、そういうのは一本もありません。早めに関係当局はその現場を確認して、今から水泳期間に入りますので口やがましく私は言っておりますが、まずはそこで事件事故があった場合、特に幸喜の58号線にはこちらは名護ビーチですよと大きな看板、名護市のビーチと書いてあるんですよ。県内、本土から来る人はこれ全部市の管理で管理も徹底してこういうふうな感覚で来ると思うんです。ですからそこで、もし事件事故が発生した場合、責任まで問われるかということもありますので、参考までそういうことも考えながら頑張っていただきたい。それからブセナホテルビーチへ行きましたら立て看板素晴らしいのがあります。消防署はそのなかにハブクラゲのものと心肺蘇生法というのがありまして、そこに救急車の要請を119番へ、名護市消防本部何番とありますがこれ皆さん何か注文されたんですか。それとも向こうから注文されて名前を借りたんですか。そういうことで、消防署とあるものですから、その件についてどうぞ。 ○議長(宮城義房君) 消防長 田仲康彦君。 ◎消防長(田仲康彦君) それでは宮里繁議員の質問についてお答えいたします。その件については、このビーチはブセナリゾートが管理するビーチということで、そのあたりの看板設置についても当のブセナホテルから相談を受けまして、こういった看板がよろしいでしょうということでアドバイスはしてあります。設置については当ブセナビーチを管理するこの当人が設置してあります。以上です。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里 繁君。 ◆10番(宮里繁君) ハイ、よくわかりました。これはマリンインフォメーションという看板を素晴らしく立てましてそのなかにハブクラゲの表示、それから心肺蘇生法というこういうものがありますので、こういうのを参考にぜひ管内で設置してもらいたいと思います。それから先ほど名座喜橋の事故のことで話しましたが、実は一般質問の前に遺族に会いました。そしたらこの方は名護市内に住んでいますけれども、当時妊娠しておりまして、警察に呼ばれてもいろいろ動揺して詳しいことも聞けなかったということで現場もはっきりわからないと、それからこの事件の発生の状況についてもあまりわかりませんということで、私は消防長と一緒に事件発生の後に行って、救急隊の説明を受けて判っていましたので説明しました。そこで残念なことに、では事故後、名護市の誰か来ていましたかと言ったら、誰も来ていない、そして何か相談したかということで、非常に残念がっていましたが、そういう時には前の事例もありました。外人の少年が名護市内の洋服屋に突っ込んで事故を起こしました。新聞にも大きく出ました。それについても市のほうは現場をまだ見ていなかったんです。そういうことで、市民の生命財産を守ろうという立場にあるわれわれが特に被害者は学校の生徒なんです、2年生。そこを市の方や教育委員会がこの家族に会って慰めるというんですか、今後の対策もあるでしょう。そういうことについて無かったということがたいへん残念に思っています。そのことについてもし関係者が答弁ありましたらよろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) おっしゃるように直接ご家族の方、ご遺族の方には会っておりません。だけども事件発生後、教育委員会に学校から連絡が入って教育長と私が学校に直接伺って、学校の対応、事件の発生状況等について詳しく聞いて私は現場まで行きました。そういう対応をしましたけれども、ご遺族の方に会って状況を聞くなり、あるいは慰めの言葉をお伝えするなどはやっておりません。これは今後の反省事項にしていきたいというふうに思っております。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里 繁君。 ◆10番(宮里繁君) ハイ、せっかくですから事件の現場の翌日行きましたので、即日一緒に行きました消防長から参考まで事件、この救急隊の活動の状況、現場の状況について簡単に一つ説明をお願いしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 消防長 田仲康彦君。 ◎消防長(田仲康彦君) それではただいまの報告についてお答えいたします。ただ本人の実名はS子ということで報告したいと思いますのでよろしくお願いします。その時の平成15年3月16日日曜日なんですが、その時に水難事故といって通報がありましたのは15時23分受けています。通報を受けて同時に救急車が出動しまして、26分に到着し到着後即、子ども達あたりから事情を聞きまして黙視で捜索したんですが、川底は干上っていても本人は見えない状態と、そういうことで水溜まりがあるという場所を主に捜索ということで川に下りて、その深みといいますか、その名座喜橋の橋脚付近ですね、根元、「カメラのキタムラ」からそれを渡るその1番最初のところの橋脚の根元あたりが、そのあたりにだいぶ大きな深みがありまして、救急隊1名がそこに入ったところ足も届くか届かないぐらいの1メートル80センチメートル強ちょっと超えるぐらいの深みがあったと、そういうことでそのなかの水もたいへん汚れていまして、10センチ深さも把握できないぐらいの汚れがあったということです。それでそのまま潜っても見えないような状況ですので、足で捜索したところその足に触るようなものがあったと、それでそのままそこへ潜って引き上げたんですが、その水深から引き上げたのは到着後2分後の28分となっています。それで引き上げと同時に即、心肺蘇生法を施しながら北部病院に運んだという事態の様です。それで河川の状況も親水護岸といいますか100メートル置きの階段が付けられていて、おそらくはそこから下りたんじゃないかと、その周辺で営業しております「そば家ちるぐゎー」というそば家の従業員から聞きますと、前にもたまたま何名かで川に下りて遊んでいるのが見受けられた、ということでその後そういった事態になるとは予測もできなかったというような話しで報告は聞いております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里 繁君。 ◆10番(宮里繁君) たいへんご苦労さんでございました。今お聞きのように本当に事故はどこで起こるかわからないわけです。そして説明ありました様にこの河川は東屋部川にございまして県管理なんです。そして100メートル越しに全部これから白金橋までずっと行きますとずっと100メートルおきに階段があるわけですよ。階段、全部下りられます。それで今回の事件は県の河川管理と思うんですが、この事故について責任は県管理、県の方にあると思うんですがその責任問題についてどのようにお考えか。 ○議長(宮城義房君) 建設部長 宮里 尚君。 ◎建設部長(宮里尚君) 当然2級河川の県管理の河川でございまして、その詳しいことにつきましてはまた関係機関とも調整を図っていきたいということでございます。以上でございます。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里 繁君。 ◆10番(宮里繁君) 遺族の方はすぐこの責任問題とかなんとかいうことはないようですけれども、やっぱりこういう事案が発生したらどうなるということは、過失責任というのはたいへん難しくて、また今さき説明あったように本当に泥にまみれる、子ども達は大丈夫という気持ちで私が、翌日行ったら足跡がたくさんあったんですよ。干上がっているわけですから、そこで遊んだ一人がそこへ行ったためにズルッと落ちたような格好で、後日、私は行きましたら、そこはこの窪みにはボラがたくさんおりまして亀も2匹泳いでいました。そういうことで子ども達もまだ寄るかもしれません。ですから早めに県と連絡して危険箇所であり深みだから用心しなさいというような標識をぜひ立ててもらって、警察のほう、私、確認しましたらぜひ必要でしょうということでありますので、管理は県ですが名護市内にあるわけですから、市のほうとしてもその面をひとつお考えになってください。それから、事故と関連しますけれどもこの幸地川、そこでも去年子どもが溺れて助けて表彰なんかありました。ここを見ますと「川は皆のものきれいに大切に」というふうなことで川には深みがあるので注意しましょうとか、そういう注意事項の看板を県の方がその後3つ立ててあります。そういうことで、事故が発生しているわけですから、重ねて申し上げますが、そういう危ないところはこういう標識で、ぜひやってもらって責任追及されないようにひとつお願いしたいと思います。それから申し遅れましたが、先ほどの武道館の建設について実は宜野座村には青雲館というのが区自体で造ってあります。私も柔道の役員として何回かずっと行っております。実は、金武町武道館というのが素晴らしくできております。平成12年5月30日見事な武道館を建設されております。そしてこの予算は参考までですけれども起債が3億9,000円余り、一般財源が1億3,000円、5億円ぐらいかかっております。残念ながら今名護市には武道館がないためか、名護市内には柔道を今頑張っているところは、久志の公民館でOBのわれわれの元同僚の宮城さんが頑張っています。それで第2回雄飛杯青少年柔道大会というのを催しまして私も行きました。こういう素晴らしいカラーで選手の名簿それからそのなかにこれは金武町青少年クラブ、石川警察署スポーツ青年団、青雲館というのが宜野座村なんです。それから久志区柔道クラブ、こういうふうにカラー写真で素晴らしいのを作ってそしてそのなかに感想文まで作ってあります。これが本当に青少年健全育成のあれですね。そういうことでひとつたいへん予算関係ありますけれどもこういうふうに素晴らしい武道館が、宜野座村それから金武町にありますので、一つそういうことで皆さんのご努力をお願いしたいと思います。時間がありますので、先ほどの使用協定について1,2点伺います。名護市の想定する基地使用協定のようなものが、全国に例がありますか、という質問でございます。今まで、沖縄県にあるのは普天間それから嘉手納ありますけれども、あれは騒音関係なんですよね。ですから全国にそういうのがあるかということでお伺いします。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) 私共は基本合意書を締結する以前から、今の基地対策委員会の前のプロジェクトチームを結成をしながら、この間取り組みを展開してきたわけでありますけれども、この柱とするいわゆるその名護市が検討を加えている内容等については、全国的に同じ例があるのかということについては、たぶん無いのではないのかなというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里 繁君。 ◆10番(宮里繁君) では最後に基地の運用について、日米合同委員会で決定され日米政府の合意でこのことになっている。その場合に名護市が提起している名護市と日本政府が、直接基地使用協定を締結するということの関係はどうなりますかについて。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) これは基本合意書の中身で皆さんにもお配りをさせていただいておりますけれども、政府は使用協定の内容について、日米合同委員会等で合意を得るというと共に政府方針に従い適切な協議機関を設置し、使用協定についての定期的なフォローアップを行っていくというようなその件になっておりまして、合同委員会で合意を見ていくと政府の位置付けをこの合意書のなかにやらせていただいております。 ○議長(宮城義房君) 10番 宮里 繁君。 ◆10番(宮里繁君) ハイ、わたしもその合意書は持ってよく熟知はしておりますけれども、この整合性の問題で以前にも質問しましたけれども、そういうたいへん難しいことがありますので、ぜひ皆さんの方で頑張ってもらいたいということを言いたいわけです。一般質問をさせていただきましたが、先ほどから注文だけ多くてたいへん申し訳ないんですが、今日せっかく私共の大東区の活性化のために、われわれ東区の環境部の皆さん、それからグランドゴルフの会長とか皆さんが来ております。たいへん市の職員の皆さんには東区のために頑張ってもらっております。そういうことで今後ともひとつ今、大東区は燃えているということを認識いただきまして、今後とも皆さんのご協力をお願いし、私の一般質問を終わらせていただきます。たいへんご苦労さんでございました。 ○議長(宮城義房君) 宮里 繁君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。10分程度とします。休 憩(午後1時56分) 再 開(午後2時10分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。11番 長山 隆君。一般質問を許します。 ◆11番(長山隆君) 皆さん、こんにちは。議長のお許しが出ましたので新風21会派、11番 長山 隆、一般質問を行います。その前に一言、新型肺炎SARSの発生により世界中の流通機構が止まっているようで非常に危機感を抱いているところであります。不景気の最中で観光客の足がばったりと止まっていると益々不景気に陥る暗い世の中になるばかりで早く沈静化するように願っているところであります。それから昨年の5月より我が琉球セメント工場において焼成処理が行われています肉骨紛でありますが、順調に焼成処理も進み5月末現在で3,935トンが処理されて、ダイオキシン等の測定結果もすべてが基準値以下であるという報告を受けております。焼成処理については一応今年の8月までの予定でありますが、BSEの安全宣言が出るまでは続ける可能性があるとのことですのでご理解していただきたいと思います。それでは通告に従いまして順次一般質問をさせていただきます。 質問の事項1といたしまして教育行政についてであります。平成11年9月第116回定例議会においても取り上げましたが幼稚園の3年保育についてであります。このほど県教育委員会から出てます。公立幼稚園の入園を従来の5歳児から3歳、4歳児も受け入れる3年保育や夏休み期間中や終園後の午後も、園児を受け入れる預り保育を2007年までの今後5年間で実施するとように求められていると思いますが、我が名護市においても、平成9年に幼稚園教育振興検討委員会を結成していろいろと研究や議論を重ねてきたと思いますので、その状況についてお伺いいたします。次に要旨の2といたしまして平成14年4月より実施されました学校週5日制についてでありますが、子ども達にゆとりを与え地域に対し心豊かな思いやりのある子どもを育てるために学校週5日制が実施されたと思いますが、1年間が経過し子ども達の変化が見られるかどうか、また地域への行事等に積極的に参加しているかどうか、その状況についてお伺いたします。 質問の事項2といたしまして、畜産事業についてであります。長引く不況や輸入農産物の増大を背景に農畜産物価格の長期低迷が続き、農業経営は非常に厳しい危機的状況にあります。農家によっては土地は競売でとられ農業をやめて行く人もだいぶ出てきているようであります。畜産農家においても、価格の暴落やBSEの発生によりさらに追い討ちをかけられるような状況にあります。そのなかで北部振興策により食肉処理施設が完成し5月より操業が開始されております。その施設の健全経営を図るために畜産農家を育成支援し原材料を確保する必要があると思います。次の2点についてお伺いいたします。牛、豚、山羊等の飼育頭数について、平成16年11月から実施される家畜排泄物法についての取り組みについてお願いいたします。 それから質問の事項3といたしまして、中心市街地活性化についてでありますが、この件については毎議会、何人かの議員の方が取り上げています。重要な件だと思います。シャッター通りと言われ久しくなるところであります。郊外への大型店舗の進出によって車での利便性や24時間営業と人の流れが流出して以来、中心市街地は閑古鳥が鳴き衰退の一途を辿っているところであります。このたび、国、県の補助を受けて市商工会が主催し魅力ある街づくりとして、空き店舗支援事業により若者が経営する6店舗が入居することになっていますが、その支援対策としてどのように協力し活性化に向けていくのかお伺いいたします。 質問の事項4といたしまして安和港湾事業についてであります。北部振興拠点港湾として地元では非常に期待しているところでありますが、近隣既存港湾との整合性等の問題でなかなか進展してないようでありますが、近隣港湾とは互いに独自性を生かし役割分担をすれば、産業の創出や拡大を図り国際物流港として立派な港湾ができると思いますが、現在の進捗状況と今後の予定についてお伺いいたします。 質問の事項5、消防行政についてであります。消防職員の仕事は非常に危険と隣り合わせの非常に厳しいことだと思います。市民の生命と財産を守るために日夜頑張っていらっしゃる職員の皆様には大変ご苦労様であります。「災害は忘れた頃にやってくる」とよく言われますが、まさにそのとおりであります。去る5月26日の夕方に東北地方を中心に震度6を記録する強い地震があり帰宅途中の皆さんをびっくりさせたことだと思います。地震国である日本でも、数十年に1回の割合で地震が起きているので十分に対策が必要だと思います。また去る2日の深夜の火災において、消火活動中の消防職員が2階の床に押し潰されて3人の方が死亡するという非常に痛ましい事故が起きています。このような2次災害がないように日頃から訓練をされていると思いますが、「平時において有事を語る」ということから、災害時の活動及び避難誘導の訓練状況についてお伺いいたします。以上一般質問として2次質問は自席より行ますので当局の答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) ただいま長山 隆議員の一般質問にお答えいたします。要旨1の幼稚園の3年保育についてお答えをいたします。名護市におきましては幼稚園教育の振興についてということで、平成10年の2月に名護市幼稚園教育振興会議のほうから答申が出ております。中味は社会的な状況の変化に伴って少子高齢化、その他さまざまなその社会状況の変化に伴って、子ども達を取り巻く環境も変化をして来ていると、そういうなかでは幼稚園における2年、3年保育のことも考えていくべきではないかというふうな答申内容であります。私共、現在いろいろな情報を収集しながらこの幼稚園における3年保育のことについて、内部議論をおっしゃるところでありますが、現在県内では北大東村座間味村が3年保育実施です。那覇、浦添、東風平、北中城、辺土名等が2年保育を実施しているという状況でありますが、その他の市町村立の幼稚園では5歳児だけの1年の保育の実施となっております。私共は今の名護市の児童生徒数あるいは幼稚園の数、幼稚園の在籍の状況、それから民間の幼稚園、法人の保育所等々の状況をかんがみまして、名護市の幼稚園で3歳児保育をする方が本当に子ども達を育てる上から良いのかどうかということ。先ほど申し上げました民間の幼稚園や保育所との関係はどうなるのかということ等も考えまして、今そういうことを総合的に検討しながら模索をしている段階であります。まだ結論は出ておりません。民間でも実際に3歳児保育をやっている保育園もありますし、それから法人の幼稚園で3年間保育を実施して頑張っているところもあります。むしろ積極的にそういう幼稚園や保育所を行政的にバックアップしていくという一方で、幼稚園における3年保育をどうしていくのかということを引続き検討していきたいとこういうふうに思っております。これにつきましては内部議論でいろいろとやるほうが良いとか、いやそれはその3歳児について特に遊びを中心とした必要な時期に幼稚園ではどうかとかいうふうな議論もありますので、これについてはあとしばらく議論を深めて答えを出していきたいというふうに思っております。それから昨年度の4月から実施された学校週5日制の状況についてでありますが、完全学校週5日制が実施されまして教育現場においては、子ども達の学力をやっぱり低下させない、学力をつけるということで、基礎・基本の定着を図るために学校側では取り組んで来ておりますが、これまでの読む力、書く力、計算する力と基本的な力を作るための努力の上から学校の現場からは、集中力が高まったという様子が伝えられて来ております。また学校週5日制の状況につきましては、家庭、地域との連携であります。完全学校週5日制のねらいでもあります地域で子ども達を育てていくという上では各地域の子ども会の育成組織の充実が望まれております。教育委員会といたしましても、この4月1日から青少年係を新たに係りを一つ増やしまして、子ども達を育てるための支援策を考えるために今、頑張っているところであります。特に申し上げました子ども会の育成につきましては、今、積極的に取り組んでいるところであります。学校、地域、行政が一体となってこの週5日制における子ども達の活動支援を行っていきたいと思っております。子ども達が積極的に地域行事等に参加しているかというふうなお尋ねでありますが、名護市ではほとんどの字が、区民運動会を行ったりとか、それからさまざまなスポーツ団体が、日常的に活動してたりとか、あるいは図書館に行ったりとか、児童センターに行ったりとか、博物館で子ども博物館に参加をしたりとか実に様々な活動をしてきております。特にそれは昨年4月以降学校週5日制が実施されて以降顕著に現れております。ただまだまだその行政側としても、それを受け止めるあるいは地域的にそれをどう受け止めていくかということは必ずしも十分でありませんので、その面の目配りもしながら力を入れていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) それでは長山 隆議員の一般質問にお答えいたしたいと思います。質問事項の2の家畜事業についてでございますけれども、牛、豚、山羊の使用頭数についてということでございますけれども、現在使用頭数につきましては、沖縄県農林水産部畜産課の統計資料によりますと平成13年12月末現在で、牛が県全体で約8万2,800頭、うち北部地区では約1万4,200頭でございます。豚が県全体で約29万6,900頭うち北部地区では約12万6,000頭でございます。山羊が県全体では約1万2,900頭うち北部地区では3,800頭というふうになっております。それから平成16年11月から施行される家畜排泄物法についての取り組みについてでございます。家畜排泄物の管理の適正化及び利用に関する法律の罰則規定が、平成16年11月からの完全実施に迫るなかにおいて、平成13年度までに養豚農家7戸の豚舎整備が進んでいるところでございます。平成14年から15年におきまして源河養豚生産組合6戸、それから農事組合法人5戸、個人農家1戸の養豚施設整備を国の補助事業を受けながら整備をしていきたいというふうに考えているところでございます。また平成16年度におきましても、2養豚団地3個人農家の豚舎の改築整備をしていきたいというふうに計画しているところでございます。牛の農家につきましては簡易的な施設として自助努力で整備をしているというところでございます。それから3番目の中心市街地活性化についてでございます。空き店舗支援事業として、現在空き店舗活用企業支援事業という内容で事業を展開しているところでございます。この事業の内容につきましては、若年求職者による業種に捕らわれない多彩なアイディアを生かした空き店舗の活用をすることにより、街に賑わいを取り戻し商店街の活性化を図る、また若年求職者の就職の機会を確保することにより、雇用情勢の改善を図ることが目的になっております。事業主体は商工会ということになっておりまして、対象業種が特に限定をしないでフリーに公募して行うというようなふうになっております。対象経費といたしましては、家賃、改装費、経営のための設備費、インターンの人件費、アドバイザーの派遣経費、委員会費、事務費、企業研修経費というふうになっております。対象の範囲でございますけれど、県内の45歳未満の求職者及び離職者を対象にしているということでございます。経費の負担割合でございますけど、委員会経費、事務費、インターンの人件費、アドバイザー派遣費、企業研修経費につきましては100パーセントの補助になっております。それから家賃改装費、経営のための設備費につきましては、補助が4分の3でございまして残り4分の1が対象者の負担ということになっております。それから店舗の光熱水費、商品購入費、原材料費、対象者はこの3つの項目につきましては対象者の負担ということになっております。全体の事業費といたしまして、3,816万1,000円程度を予定しております。事業期間が平成15年4月1日から平成16年3月の31日までの期間となっております。この事業の内容といたしましては、委員会を設置して立ち上げていくというふうになっております。委員会の設置でございますけれど、本事業を計画的且つ効果的に実施するため学識経験者、行政、商業関係者、各関係団体代表者等で委員会を設置するというふうになっております。イベントの事業の実施もできるというふうになっております。空き店舗入居者の営業活動の周知を図るために商店街への来客誘致を高めて、それからイベントを開催するというふうなこともできるようになっております。最終的には報告書を作成して今後の活性化に生かしていくというような内容になっております。市といたしましてはその委員会のなかに関係部署で関係課の職員が配置されておりまして、そういう方面から支援してきたというふうに考えているところでございます。以上です。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) それでは質問事項4についてお答えをいたします。まず安和地先に計画されている拠点港湾については、これまでたびたびご質問をいただいているところであります。名護市としては沖縄の均衡ある発展に向けて北部地域の産業の根幹建設する目的ということで工場適地指定がなされております。それと併せて大型船舶の利用に適した海底地形を有する安和地先、山入端地先に基本インフラとして北部振興拠点港湾を整備することにより北部の産業振興拠点、流通拠点等として地域産業の育成と雇用機会の創出等による地域経済の発展を図ることができるものと考えております。引き続き使用施策の一環として取り組んでまいりたいというふうに考えております。国におきましては今後の企業立地の動向、さらに隣接港湾との関係等も踏まえた上でと、そして県としては名護市と国の協議を見守りながら連携をして対応するということとしております。私共はこれからも県の主管課であります土木建築部との連携を密にしながら今後の取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 消防長 田仲康彦君。 ◎消防長(田仲康彦君) それでは消防行政について災害時の活動非難誘導訓練の状況についてお答えいたします。消防本部におきましては、警防規定に基づいて訓練計画を作成しております。そのなかでいろいろな事故を想定した救助訓練活動、安全管理はもとよりいろいろな災害に対応できるように日頃より訓練を実施しております。その他事業所における指導につきましては、防火管理者を置く防火対象物にあっては、防火対象物の1、構造及び設備の状況並びにその使用状況に応じ消防計画を作成、2、消火、通報及び避難訓練等を実施するよう消防法に定められております。これに伴い当消防本部予防課では管内の事業所等に対して、火災時に避難者を秩序正しく迅速に安全な場所へ誘導するため、避難経路の決定、避難の方法、伝達、パニック防止、避難口の開放、避難者と逃げ遅れ者の人員の確認等を考慮してそういった指導を行っております。訓練件数については、平成14年度消防年報26ページから28ページに詳しく掲載されております。因みに平成14年度の訓練関係は104件実施されております。以上です。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) どうもありがとうございました。それでは随時2次質問をしていきたいと思います。幼稚園の3年生については子ども達が最近少子化になって兄弟がいないということで、子ども同士遊び方が知らなくなってきていると、そういう関係で2年幼稚園あるいは3年にすると子ども達同士で遊ぶ関係ができてくると、そうすると子ども達のたとえば喧嘩したら殴られたら痛い、殴った人も手は痛いとかそういういろいろなことがわかってくるんじゃないかなということであります。小学校でいじめに会って学校を登校拒否する子どもは、登校拒否している子どもはいじめられているという意識で学校へ来ないわけです。ですけども逆にいじめている側は自分がいじめているということが全然知らないわけです。この子ども達を呼んでこうこうだよという話しをすると全然知らなかったと、ただ普通どおりのことをやっているんだけど、あれは学校来ないんだというようなこういう認識が小学校の高学年、あるいは中学へ行ってくると出てくるわけです。それをどういうことかと考えた時に、やっぱり小さい時から子どもは、子どもと接して生活して育ててきて始めてそういうのが判るんじゃないかなということで、私は前回の時からどうしても子どもは2ヵ年の幼稚園が良いんじゃないかなということ、それと小学校1年に上がって私立のこの幼稚園から2年、3年過ごしてきた子どもと、それから公立で1年過ごして小学校に上がった子どもが、基礎・基本の生活の態度が違うんです。私立の保育所で育ってきた子どもは15分なら15分、20分なら20分間先生の話しを聞くという姿勢が幼稚園の時から出来ているんです。そうじゃなくして私立の保育所から来た子ども達はこの15分とか20分の時間をじっとがまんして先生の話しを聞くとか友達に手出したり、足出したりしないでじっと話し聞くということが出来ないような気がするんです。私、今までそういうPTAの関係やってきていろいろ話し聞くとそういうのが原点にあるんじゃないかなということを思ってどうしても幼稚園をそういうかたちで、2ヵ年あるいは3年にしないといけないんじゃないかなと、そしてこれからもう一つ、小学校の高学年になって友達同士遊ぶ時も、昔はわれわれが小さい時は友達同士遊ぶと一緒に遊んでいるんですけれど、今の子ども達は、一つの部屋で遊んでいても一人はマンガをみている、一人はテレビを見ている、一人の子はゲームをやっている、ということで聞いたらいや遊んでいるというわけです。われわれが思う感覚と、その子ども達が思っている感覚がちょっと違うんじゃないかなということを最近よく思うようになったものですから、この件について新聞に最近出たものですから、これも一度やってみたいなということで取り上げてあります。ですから経済的にも負担は大きくなると思いますが、この件について3年とは長ければ小さい学校から2ヵ年を基準にしてできるのかどうか一つ答弁願いたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) お答えいたします。確かに子ども達を取り囲む社会的な環境の変化によって、子ども達の共同性だとか協調性等が希薄になっていることはこれは事実だというふうに思います。長山 隆議員がおっしゃる私立の保育所や幼稚園それから公立の幼稚園の子ども達の状況比較のこともありましたが、これは幼稚園で5歳児だから必ずしもそうなるということではないんではないかというふうに思います。幼稚園教育におけるたとえば小学校の低学年との交流のあり方だとか他の幼稚園や他の子ども達のグループとの交流を積極的に進めるような幼稚園におけるカリキュラムの編成だとか、そういうことで克服していける問題ではないかなというふうにも考えますし、またその私立の幼稚園や保育所の子ども達が、公立の幼稚園と日常的に園外保育等と交流するような場をどう作っていくのかとか、公立幼稚園も私立幼稚園も含めて相互でそういう努力をしていくべきだというふうに思いますし、私共教育委員会といたしましては、幼稚園教育のあり方、今ご指摘のようなことも含めてカリキュラムの改善等について、こちら側からアドバイスしていきたいというふうに思っております。先ほど申し上げた共同性とか協調性とか遊び方が私共の世代とは随分違うというご指摘でありますけれども、確かにそうだろうというふうに思います。これは社会的なさまざまな状況、社会構造、社会環境、変わってきておりますからかつての複合的な農村社会に育ったわれわれとは、子ども達の感覚といいましょうか、それは変わってきているだろうというふうに良いにつけ、悪しきにつけで、それはやっぱり変わってきているだろうというふうに思います。これは保育所や幼稚園のなかにおける努力も去ることながら、あるいは地域におけるその子ども会だとか、あるいは小さいお子さんを持ったお父さんお母さん達のその子育てに対する講座とか講演会等の、あるいは子どもと一緒にさまざまな体験学習をするとかいうふうなこともさまざまな角度からやっていかなければ、根本的な解決策は見つからないだろうというふうに思います。ですからわれわれはたとえば社会教育の側から文化行政の立場からもそういうことも視点に入れながらこれから地域のさまざまな団体活動の支援をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) 子どもの個人個人の差もあって一概に3年あるいは2年で良いとかということはないかも知れませんけど、どうしても子どもの人格を形成するのは家庭で親がするのが一番基本だと思うんです。ですから親が教育を放棄してしまうと学校でも教育はできないわけです。ですからこれの基本的な子どもの生活習慣を身につけさせるということは、やっぱり家庭が一番大事じゃないかなという気はしております。ただ家庭でできないこの子ども同士の付き合いというのが、どうしても必要な場面もでてくるんじゃないかなということでありますのでぜひこのへんはもう少し検討してやっていきたいと思います。それと同時に県の方で家庭教育活性化支援協議会というのが設立されて6月か、7月頃にそういう事業を進めていくということがあるみたいですが、名護市においてもそういう計画があるのかどうかお聞きしたいと思いますが。
    ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) おっしゃるその家庭における子ども達の躾や教育というのについてもかなり変容してきておりますので、社会教育課では家庭教育学級等をいくつかを設置して若いお父さん、お母さん達が学習ができるような学級設置をしてそれを支援をしております。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) ぜひこのへんは協力してやっていただきたいと思います。それから2番目の週5日制の件でありますけれども、本来は子ども達を育てるというのは「知・徳・体」のバランスの取れた子どもを育てるというのが教育の目標だったのではないかなと思いますが、最近は学校が休みになったためなのか、体力、気力、学力が低下したとよく言われております。最近のマスコミのなかでも全国でこの週休2日制になってどのような過ごし方をしたかというこの調べに対して、3分の1の子ども達が暇を持て余したという結果が出ているという報告があります。名護市のほうでもそういう件にについて調査したことがあるのかどうか、それと子ども達は地域の行事によく参加して、地域の皆さんとは、声をかけたり会釈する程度にはなったとわれわれの地域でもこういう話しは聞きますけれども、名護市で調査したのかどうかこのへん資料があるのかちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 教育次長 島袋正敏君。 ◎教育次長(島袋正敏君) 昨年の4月5日以降完全学校週5日制がスタートして、昨年私共は、子ども達の状況について調査を実施しております。今ちょっとその資料を持ち合わせしておりませんが後ほど資料提供したいというふうに思っております。学校週5日制の本旨からしますと子ども達を地域に帰す、地域が家庭に帰すということでありますが、地域でそれを家庭や地域で迎え入れるその条件がどれだけ揃っているかということも問題になります。そんへんは先ほども答弁で申し上げましたように、子ども会の育成について積極的に呼びかけていくということを私共は進めようとしております。例えば一つ、名護市の子ども会で言いますと、名護市地区で8子ども会、久志地区で7団体、羽地地区で8団体それから屋我地区で3団体、屋部地区で4団体の子供会がありますが、まだまだ末結成の子ども会地域がありますので、これは画一的な子ども会の活動をアドバイスするのではなく、地域に即したあるいは子ども会がやりたい活動というものを尊重しながら子ども会活動を支援していく、たとえば地域の年寄りとのふれあいだとか、手づくりだとかあるいは地域の歴史、文化、探訪だとかあるいは自然探訪だとか地域のゴミ環境の問題を中心にした子ども会だとか、特定のスポーツを中心にした子ども会だとか、さまざまな活動の内容を持ったそれぞれの地域に合ったそれぞれの団体に合った活動を目指していけるような子ども会の育成が、私は求められているのではないかというふうに思っております。従来ややもすると地域子ども会というのは、こういうかたちが望ましいというふうなのがあって、そういう線でアドバイスをしていったというきらいがありますので地域個性を尊重しながら、それから子ども会の結成と育成に力を注いで行きたいと考えております。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) ぜひそういう子ども達を育てるということは重要なことだと思いますのでよろしくお願いします。詰め込み教育をやめてのびのび育てる、そしてボランティア精神を与えるというのが一つのねらいだと思いますので、そういう精神を忘れずに今後もずっとこの学校週5日制というのは続いていくことだと思いますので、ぜひ教育委員会においてはこのへんを十分に支援していただきたいと思います。それでは2番目の畜産の行政に移りたいと思います。平成16年来年の11月に実施される排泄物法のなかにおいて100頭以上がこの対象になるわけです。その100頭以上の農家が先ほど部長から説明があって、平成14年に終わっている農家が7件とそれから今年15年の予定が12件、そして来年の予定が5件ということになっていますけれども、それの事業導入のために、養豚業を辞めていく業者もいるのかどうか、そしてそれをやることによって大きな施設を造って、さらに頭数を増やして食肉センターを盛り上げていくための基盤づくりができるのかどうかこのへんをお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) 養豚をしている農家で辞めていく農家が現在いるのかとこの法の適用を受けて、今この実態は未だ把握されておりませんのでそういう農家が出てくることについてはこれから実態を把握しながらどういうかたちで支援できるのかというのも含めて検討していきたいと。やっぱり増える農家につきましては今増えるということは、われわれの方に増やしたいという希望者が出ていないところでございますので、それと合わせて現在食肉センターも稼動しているわけでございますから、ただこの食肉センターを運営するためには、やっぱりそれなりの頭数は確保しないといけないというふうにわれわれとしても認識しているところでございます。そういうことからして今後この畜産行政については、名護市としても農家支援を十分していかないといけないんじゃないかなというふうな認識を持っているところでございます。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) せっかく30億円もかけて造ったセンターですので牛では年間400頭。山羊1,000頭、豚15万頭というのが能力があるわけですから、この能力を最大限に使えばランニングコストも安くなって良い経営ができると思いますので、ぜひこれを支援するために市としても支援していただきたいと思います。それでは3番目に中心市街地の活性化の件についてでありますが、先ほど部長の方から説明ありましたとおり、6つの店舗が空き店舗のなかに入っていくということで非常に嬉しく思います。しかしこの予算措置が1年間であると、1年間でやっていけなければまた閉めるということでは税金の無駄使いでもあるし、市を活性化するにはどうしてもその後の支援が必要ではないかなと思います。イベント行事も入れるということでありますが、イベント行事と同時に歩行者天国にするとか、あるいは一方通行にして片側は車が1時間とか2時間ですか、ダルマをつけて100円、200円のコインを入れて止められるような状態にして、皆が足を運びやすいような状態を市の力添えでやっていけるのかどうか、それから極端にいったら夜間の歩行者天国、夜間といってもそんな遅くまでやると困ると思うんですが、せいぜい8時、9時ぐらいまでは月に何回、その日は夜間の歩行者天国をしますから催し物をして、集客をして地域に商店街の活性化をできるものかどうか。今経済的に非常にお店を経営している人達も苦しいものですから、建物を建て替えてリニューアルオープンするというのは、非常に厳しい状況にあるんじゃないかなと思います。ですから金をかけないように現在の店を、少し化粧するぐらいで集客はできるような活性化できるような支援策もあるのかどうか一つお聞きいたします。 ○議長(宮城義房君) 産業部長 吉元博昌君。 ◎産業部長(吉元博昌君) 名護市の支援としてどういうかたちのものができるかということでございますけれど、先ほどご説明申し上げたなかで委員会というものが立ち上がるということでございます。その委員会のなかに3部会の部会がございまして、そのなかで総務企画部会、あるいはチャレンジストア部会、それとイベント部会という3部会がございます。そういうなかでこの来客誘致等につきましては、当然イベント部会等で検討されてどういうような内容のものをしたほうがいいかというのが議論されてくると思います。そういうのを踏まえて名護市としても、支援できるものについては支援していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) ぜひ強力に推し進めて最後のチャンスだと思って活性化させるようにやっていただきたいと思います。このなかでは空き店舗を利用して各区の特産品とかいろいろ婦人会に作らせて、その何か行事のある時にはそこでここは屋部地区、ここは久志地区というようなかたちのイベントやり方もしていけば自然にこの人達の友達、親戚関係が出てくると、そういうかたちで輪を広げていくようにして、昔からの相対売りのこの楽しさもいろいろ子ども達に教える場にもなると思いますのでぜひこのへんは協議会のなかで検討して、この1年間の期限が切れる前に継続できるようなかたちでいろいろ推進していただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは4番目に安和港湾についてでありますが、これは前にも3度4度ぐらいやっていますが、沖縄電力に振られて以来この話しが全然盛り上がらないという状況になっていますが、今度いろいろ近隣市町村との合併の問題も出ていますけれども、この合併を推進していくなかで、この港湾も一つのものにまとめていけるのかどうか、このへんもし策がありましたら一言お願いしたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) 今、安和地先の港湾については背後地の計画、このことは今いち、前に進んでないと頓挫しかかっているというような状況もあって、これからうんと巻き返しを図っていかなければいけないような状況にあるというふうに認識をしております。今お尋ねの市町村合併との関連で言いますと、当然ながら財政の問題、それぞれ各自治体が抱える課題、行政課題も含めて検討整理をされていかなければいけないということになると思いますけれども、今の港湾の関係については、ぜひまたこの市町村合併検討委員会のなかでも、議論されていく内容になるだろうというふうに思っていますし、それを私共も真剣に議員の提案されている意を汲みながら一所懸命検討を積み上げていきたいというふうに思っております。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) ぜひ実現に向けて協力していただきたいと思います。それでは最後に消防行政のことでありますけれども、最近火事が頻繁していて私がこの一般質問を出そうということを考えてからも、今日の朝まで3ヵ所ぐらい10名近い人が亡くなっているんです。こういう非常に寒さのせいなのか火災が多くなっております。そういう時に我が名護市ではまだそういうものは起きていませんので、その時に「平時の時に有事を語る」そういうことで質問をしたいと思いますが、1番消火で大事なのは、火の燃えている現場に行ったらすぐ火を消すのは二の次なんです。まず、人命救助というのが第一に来ると思うんです。この人命救助の仕方の訓練といいますか、この前の大阪で起きた火災は中にいる人を助けるために、消防職員が中に入って行って上から落ちてきた床で、皆押し潰されたという2次災害的なものが起きておりますので、こういうものについても日頃から訓練のなかでやられているのかどうか、それからいっぺんに終わりたいと思いますので、このへんは台風などによって水の害で浸水してきた時に、そこに住んでいる住民達をどのようなかたちで、安全な避難場所に誘導するようになっているのかどうか、たとえば安和あたりのような川が氾濫するとか、屋部川が氾濫する時には、そのへんの5、6件の住民をどこの安全場所に避難誘導するかどうかという、これは消防署のなかではどの地域はどこに避難させるというそういうマニアルもあるのかどうか、最後にお聞きしたいと思いますが。 ○議長(宮城義房君) 消防長 田仲康彦君。 ◎消防長(田仲康彦君) ただいまの質問について消火それから人命救助ということなんですが、これにつきましては、勿論消火は元より人名救助を第1にしております。これは当初新採用された時点で消防学校を派遣しますが、そのなかでもきちんと訓練、また授業のなかで、基本的なものは学校の方で教えてもらいます。その後また数回を消防学校に派遣しまして救助訓練とかまた救急法とかそういった方も指導されております。ただその後は消防署において実際訓等を利用して煙を発生させまして、そのなかで2人ペアということでその煙のなかをさらに空気呼吸器というのがありますが、それを背負ってその救出訓練とかそういったのも常時行われております。これについては先ほど訓練計画ということで話ししましたが、その訓練計画のなかでもその火災を想定した訓練、それから転落事故を想定した低所救出訓練とか高所で気を失った人の訓練とかいろいろな物がありますので、いろいろそれを想定したかたちで訓練計画もされております。そしてさらには水難事故を想定したダイバーの訓練とかそれにおいては適正検査を受けさせて、そのダイバーの安全確保を考えまして、この人はそのダイバーにおいても適正能力を持ってるか、そういったのを実際病院で高圧タンクにいれ、調査するのがあるんですが、そのなかで入れまして適正な方であるということであるならばその潜水訓練もやっております。そういったことでたいへん危険と隣り合わせでありますが、なお一層その訓練をすることによりその事案に至った時の判断能力を養いながらそれをずっと育ててきております。今後も2次災害が起こらないように、これからも適切に訓練を含めてやっていきたいと思います。それから台風水害とか避難とかの質問でありますが、台風水害については、沖縄にはこれは毎年行事ということで毎年発生していますが、まずは水害については流れ込む量と家屋の形状を見まして、それがそのまま移動するよりはどのあたりで堰き止めて安全を確保できるようであれば、どの構築とかどうしようもなく水量が多くて床上浸水の可能性がある場合につきましては、その家屋のなかで家財道具を水害から守るような方法、そしてさらにはその住んでいる方の避難場所におきましては、特に現在のところ公民館等をお願いして宿泊できないか各区長さんに対応をお願いしているところであります。地震等についても一緒なんですが、避難場所の指定というのは地域防災計画のなかで、その地震とか津波とかそういった避難場所を指定してそこに避難するというようなことが指定されておりますのでそういうことでよろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 11番 長山 隆君。 ◆11番(長山隆君) たいへん想定をした訓練ですから難しいとは思いますが、消防職員の判断を誤るとたいへんなことになると思いますので、そのへんはたいへん厳しい仕事ではありますが、名護市の広い面積と5万7,000人の人口を消防長が背負っていますので、ひとつ頑張って市民安全のために活躍してもらいたいと思います。それでは長山 隆一般質問終わります。 ○議長(宮城義房君) 長山 隆君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時08分) 再 開(午後3時17分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。28番 宮城康博君。一般質問を許します。 ◆28番(宮城康博君) 28番 宮城康博、議長のお許しがありましたので一般質問を行います。 質問事項の1、新基地建設計画に係る環境影響評価について要旨を5点あります。1、アセスを行う事業者は防衛庁、那覇防衛施設局だけなのか、代替施設協議会及び建設協議会の構成員としての市長はどのように考えているのかお尋ねします。 要旨の2、名護市はアセスの方法書に明記されるであろう事業計画の特性を現段階ではどのように認識し把握しているのかお尋ねします。3、SACOによれば普天間飛行場の飛行活動の大半を支援するのが代替施設です。名護市は普天間飛場の飛行活動の現状をどのように把握認識しているのかお尋ねします。4、アセスに係る防衛庁の主務省令第5条では飛行場の使用を予定する航空機の種類が方法書に明記されることとなっています。名護市はどのように考えるのかお尋ねします。5、ジュゴンの生息域に著しい影響を与える恐れのあるボーリング調査着手は、せめてアセス方法書の確定後にすべきと考えますが、市はアセスとの関わりでどのように考えるかお尋ねします。 質問の事項2、レンジ10の実弾射撃訓練について 要旨1、市当局は訓練廃止に向けてどのように取り組んでいかれるのかお尋ねします。 質問の事項3、行財政に関わることについて 要旨1、「備えあれば憂いなし」です。シュワブの跡地利用構想の策定の必要があると思いますが、市長はどのように考えるかお尋ねします。 要旨の2、近いか遠いかに関わりなく将来的に貸し付け林野収入の激減等も想定し今から対応を考えていく必要があると思います。市長は検討を始める考えはないかお尋ねします。 要旨の3、北部の中核都市としての名護市には医療福祉関係の充実が求められています。豊かな自然環境を背景に住みよい街づくりに努めることは市政発展に繋がると思いますがどのように市長は考えるかお尋ねをします。 質問の事項4、市役所の窓口業務についてです。生活保護等の福祉関係窓口業務はどのようになっているのかお尋ねします。 質問事項の5、公共交通体系についてであります。 要旨1、デマンドバス実証実験の結果と今後の計画策定の進捗はどのようになっているのかお尋ねします。 要旨2、自然と人に優しい公共交通機関等、特色を有することも必要だと考えますが市としてはどのような方針なのかお尋ねします。以上であります。よろしくお願いします。 ○議長(宮城義房君) 市当局の答弁を求めます。企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) それでは順を追ってお答えをして行きます。まずは質問事項1の要旨1であります。普天間飛行場代替施設につきましては、昨年7月に代替施設協議会で基本計画がまた今年7月に代替施設建設協議会で当面の取り組みが了承されたところであります。環境影響評価につきましては、現在防衛施設庁で取り組みを行っているところであり、事業者は防衛施設庁であると考えております。同じく質問の要旨2であります。事業特性につきましては環境影響評価法及び防衛庁所管の技術指針を定める主務省令に基づき方法書に記載することとなっております。具体的には環境影響評価の項目並びに調査予測及び評価の手法を選定するために、必要と認める範囲内で事業の種類、規模、実施区域の位置、飛行場の使用を予定する航空機の種類等について把握しなければならないと規定されており、代替施設についてもその内容が記載されるものと考えております。次に要旨の3であります。普天間飛行場に常駐している航空機はヘリコプターがCH46E、CH53E等56機、固定翼機がKC130、C12S等15機、合計71機と言われております。またその他にFA18ホーネットなどの飛来機があります。離着陸回数や旋廻訓練等の飛行活動の詳細は不明でありますけれども、平成13年度の県の航空機騒音測定結果では、普天間飛行場周辺における騒音発生回数は、上大謝名においてもっとも多く一日平均81.5回となっております。次に要旨の4であります。代替施設を使用する航空機につきましては、普天間飛行場に常駐しているKC130を除く機種と民間旅客機であると考えております。次に質問の要旨5であります。現地技術調査については、護岸構造を検討するために必要な調査であり、環境影響評価と別途に実施されるものと受け止めております。次にレンジ10の実射訓練についてであります。5月21日に米軍が実施したレンジ10におけるデモンストレーションを見ると、従来の訓練に比較し安全性が高まったものと受け止めております。しかし事故は予測を超えないところで起こるものであり、安全対策を講じたといっても確証を得ることはできないものと考えております。過去に被弾事故が繰り返し起こってきた事実は、射程距離のなかに住民地域が含まれるという構造的欠陥のなかで、地域住民の安全が脅かされていることを示しており、住民の安全が確保できるより広い施設、区域のなかで訓練を実施すべきであると考えております。市としましてはキャンプ・シュワブ演習場における重機関銃実弾射撃訓練の廃止、若しくは県外移転を今後とも県との連携を図りつつ、日米両政府に働きかけていく考えであります。次に質問事項3の要旨の1であります。キャンプ・シュワブを始めとする米軍施設区域は、第3次総合計画や土地利用計画のなかで特定用域として位置付けており、具体的な計画策定には至っておりません。跡地利用計画の必要性にについては認識をしておりますが、有効な計画を策定することが現段階では困難な状況にあるというのが現状でございます。次に公共交通体系についてであります。ご案内のように平成14年12月24日から平成15年2月28日の67日間実証実験を行っております。期間中の運航総便数は3,119便、利用者総数は9,287名と当初予想を大きく上回る結果となっております。路線別の利用状況でありますが、名護ラン号が2,415名、ガジュマル号2,415名、やんばる号が4,457人となっており、やんばる号については両方向の便となっており、往復利用する方が多い結果となっております。迂回要求ボタンは市街地コースのバス停6ヵ所に設置し、利用実績は984名で迂回型デマンドバス利用者の20パーセントが利用しており、路線バスを利用しにくい医師会病院、名桜大学の利用が多く次に市街地コースから辺野古コースへ乗り換えが便利なガジュマルバス停の利用となっており、需要があれば迂回運航しなければ基本コースを運航する効率性が実証されております。時間帯別の利用実績であります。ガジュマル号はコース上に北部工業、名護高校、名護商業高校があり下校時の利用者が多く、名護ラン号は振興住宅や県営団地等の主婦層や通院者の利用者が終始平均的にあります。やんばる号は午前午後とも利用率が高く、通勤、通学、通院、買い物と名護市街地への中間移動が伺えるものとなっております。利用者は10歳代と50歳代以上の女性の利用が多く10歳代では通学、高齢者では通院、主婦層では買い物となっており、交通弱者の利用が顕著となっております。実験終了前の車内での聴き取りアンケート調査では、デマンドバスの魅力について第1に料金の安さ、第2に定時性、コースとなっております。また手軽で便利なことから半数の方々が、買い物等外出回数が増えたと回答し、地域の交流等々を含めてかなりの効果があったものと受け止めております。現在の取り組みについてであります。既存バス路線、スクールバス、福祉バスそれから各事業所の無料送迎バスの実態を調査を入れているところです。今後これら交通機関との整合性を図りながら地域住民へのアンケート調査を実施し、要望事項の取りまとめ、需要見込みによる収支を勘案し総合的な交通体系を検討してまいりたいと考えております。優先課題として国際情報通信金融特区、沖縄工業高等専門学校、福祉診療所等の設置に伴う新たなる需要にどう対応していくのかということが大きな課題となっております。自然と人に優しい公共交通機関、低公害車の導入等を検討するとともに交通バリアフリーとして、低層バス、スロープバス等高齢者、身体障害者の移動の利便性及び安全性の向上を図りたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 総務部長 宮里武尚君。 ◎総務部長(宮里武尚君) それでは質問事項3の2についてお答えいたします。市は一応限られた財源を持って、十分に住民ニーズに応えるために健全財政を維持しながら財政資質の効果を高め、行政水準の持続向上を確保していく必要があります。しかしながら本市の財政の現状はきわめて弾力性に乏しい状態といわざるを得ません。こうしたなかにおきまして、林野貸付収入や基地交付等、基地関係による収入は大きな財源として今組み込まれております。今はこれらの収入がなくなった時を想定した考察はしておりませんが、なるべく早い時点でそういうことを想定した財政計画の作成を検討していきたいと考えております。以上であります。 ○議長(宮城義房君) 福祉部長 喜納健吉君。 ◎福祉部長(喜納健吉君) それでは質問事項の3番、質問要旨の(3)にお答えいたします。名護市にはすべての市民が、心身ともに健康で安心して暮らせるように保健福祉の総合基本計画として、名護市地域保健福祉計画を策定してあります。住み慣れた地域で暮らし続けていけるようにそれぞれの地域を重視して児童、障害を持った方、高齢者支援を必要とする市民を含むすべての市民が暮らしやすい生活環境にするため、保健福祉の視点から総合的な街づくりを推進していきます。次に医療についてであります。県では平成16年度の医療計画の改定に向けて、市町村及び関係機関団体等の協議の予定があります。それで名護市は今年度の調整の協議に向けて保健医療においても北部中核都市としての位置付けを明示し、その役割が見られるように医療の利用の確保と併せてすべき知的向上を図るべく医療需要等の調査分析を持って望みたいと思います。特に救急医療の体制と利用質的見直し問題、周産期医療の整備の問題は中南部ダム地区に比べ劣るところがありますので、北部地区市町村関係機関及び団体調整等々との調整協議を重ね、沖縄県保健医療計画に指名してもらえるような今後取り組んで行きたいと思っております。それから質問事項の4番、市役所の窓口業務についてでございます。市民から福祉に関する相談があった場合、社会福祉課の面接相談員が相談の内容により各係り各課を紹介しております。平成14年度においては345件の相談があり、相談の内容としては生活保護、年金、国民健康保険関係、障害、介護関係、母子児童手当、緊急生活援助等があります。福祉関係の窓口業務として、社会福祉課では生活保護申請業務、援護事務業務があります。生活保護申請については、面接相談員が面接室で申請者の申し立てを面接記録表に基づき聴取します。保護の受給要件等は、申請者の訴えと保護基準、健康状況、その世帯の収入及び親族の援助について、また法律では制度などで利用できるものの活用等で検討していきます。また長寿障害課では、障害者手帳の交付申請や平成15年度から始まった支援費制度により障害を持った方の福祉サービス利用の相談業務、また介護保険業務としての介護の相談や申請、高齢者に対しては介護予防相談、住宅改造助成や福祉医療助成の申請業務等があります。児童家庭課では保育所の入所手続き、児童手当や児童扶養手当及び母子、福祉、医療費助成の手続き業務があります。以上です。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 一問一答にしないとたいへんだね。全部今の控えているだけで終わってしまいました。簡単な質問から順を追わないでやっていきますが、私の質問事項の5の公共交通体系についてですが、企画部長、今だいたいご答弁いただいたことで、ほぼ実証実験の結果による傾向は把握なされているんだということは了解しました。これは中間報告、要するに基礎データ全部を網羅したものじゃなくていいですから、ここから把握される傾向はこうであるというような事柄の中間報告書的な事柄を議会に提出できますか。ぜひ提出していただきたいと思うんですが。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) 調査結果についてはすでに上がっておりまして、これを今先ほど議員の方からご指摘のありましたように、傾向等を担当の方でまとめておりまして、三役に報告をするとこういう手続きを経て資料を提供をしたいというふうに思います。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) ハイ、わかりました。ではその資料をまたわれわれとしては精査しながら今後の交通体系についていろいろご意見を述べさせていただきたいというふうに考えます。低公害車ですとか低層のバス、それらが導入されれば私はかなり良いことだというふうに思うんですが、予算等々いろいろ財政当局との調整、制度的な事柄としてどういうことがあるか、いろいろ工夫をしていかなければいけない、行政的にやらなければいけないことがたくさんあると思うんですが、ぜひともそこに特色をひとつしっかり持たせていくことが私は重要じゃないかというふうに思っているんですが、そういうことについて当局としてもう一つ今具体的にこんなふうに考えているんだということがあればお願いしたい。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) まだ具体的にこうするというか結論というかこういうことにはまだ至ってございませんけれども、ただ今回の実証実験を通じて言えば、お年寄りの皆さんが乗り降りする際にかなりきつかったのではないかあるいはそういう状況が聞こえましたので、当然そのことはお年寄りから子どもまで人に優しいというその観点からこのことを検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時37分) 再 開(午後3時43分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) この公共交通機関の整備については、既存の名護市における病院がやっている無料送迎バスとかいろいろなものもあると思いますが、そういう交通機関との住み分けという言い方をするのか、そういうことに配慮するということがぜひとも必要だと思うんですが市としてどのように考えていくのかお尋ねしたい。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) この間の議会の皆さんにも陳情というかたちで業界のほうからもいろいろありました。私共も今回の2ヵ月間とは言え実証実験をやったわけでありますから、配慮が足りなかったということについては私共も深く反省をしているところであります。したがってこの間皆さんと話し合いをするなかで、これから名護市の公共交通をどうしていくべきなのかとこういうことについては、ぜひそれぞれの立場からたぶんに検討委員会なり審議会なりが作られていくだろうと思いますけれども、そのなかにぜひ入っていただいて、皆さんの意見そして行政と、それぞれの皆さんの役割あるいは機能等々を含めてお互いが理解できる納得できるかたちで、名護市の街づくりに貢献をしていければ良いなというふうに考えております。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) ぜひとも誤解等々が生じないように円滑に進めるようにしてください。市役所の窓口業務等々についてちょっと再質問したいんです。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後3時40分) 再 開(午後3時43分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 窓口のあり方としてわれわれ、われわれというのはこの場合、議員は市民の代表としてここにいますけれども、皆さん行政の職員が考えている以上に市民にとっては役所の窓口とか行政というのは高いの壁は、ハードルは、それを垣根をどんどん低くしていく仕事を窓口でしっかりやらないといけないと私は思うですが、市長の政策におかれては窓口革命というのだってあったんだから、ここらへんをどのようにしていくのかということは私しっかり考えていただきたい。ちょっといろいろ相談を受けて比較的温厚な、たとえば行政がやるいろいろなことに反対をしたり、あまり意義申し立てをしないような比較的温厚な方でも、名護市は生活保護等々についてはあまりにも厳しすぎるということをおっしゃります。実態としてはかなり私は厳しいんだと思う。名護市の生活保護に関する窓口受給・支給の判定の仕方等々も含めて。これはどうにか変えなければいけない。何かないのかなあ。市長はおそらくしっかりそのことやりなさいと指示している筈だよ。じゃ窓口としてどうなるんだと窓口革命のあり方としてどうしていくんだということを具体的に示さなければ、そういう方々がそこではないどこへ行ってやりなさいというたらい回しにでもされた日には二重三重にまた傷つくんだよ。そういう事柄を含めてどうするんだということをぜひとも考えていただきたい。これは福祉部長だけではないかも知れないけれども、窓口を所管している方々しっかり考えていただきたいんですが、市長の方からお願いします。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) ご指摘のようなことは役所に関しては、いつでも言われることでありまして深く反省をするところでございます。議会終了後、担当部局の担当職員を集めてしっかりそのことについては議論をしたいと思っております。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 一つその窓口について良い事例をちょっと皆さんに報告して参考にしていただきたいんですけれども、ドメスティックバイオレンスについてDV法ができた。そのことで窓口にいくと事例によっていろいろなところにいかなきゃいいけないんだよね。回されてしまうというか、適切な表現ではないね、回されるというのは。いろいろな窓口へ行ったところで、いやその事例だったらここに行ってくださいというふうにしてやるじゃないか、でそうするとDVの被害を受けた女性はただでも心身に、心にも深い傷を負っているわけ、それを窓口に行ってたらい回しにされること二次被害としてますますもってたいへんなことになる。その人が駆け込み寺のように行政に来ているにも関わらず、その行政がセーフティネットにならないということでまた問題になるということが多々どうもあるようで、このことについて2001年に鳥取県の米子市は窓口での二次的被害を与えないよう2001年の10月から福祉課に設けた相談室にDVについて来たら窓口を一本化すると。そういうふうにして事例を、いろいろな事柄を窓口の対応のあり方として、所管がこうだから何処其処に行って下さいではなくて、どこかに一本化してその人をちゃんと懐にクッとつかまえてあげられるようにして、同時にその方々が社会的に自立していけるように、自分で自己決定していけるようにエンパーメントを高めてくような方策をどうしていくのかというのはとても大切なことですので、ぜひともそういうような事柄を事例も含めて検討してください。後で新聞記事お渡ししますのでお願いします。もう一つ、先ほど福祉部長の方からありましたけれども、私の事項の3に関わる要旨の3に関わるんですが、地域保健福祉計画や保健医療等々についてのいろいろ考え方、施策があるというのはよくわかっているんですが、一つ重要なというか今後のこととしてこれは福祉の担当の窓口で業務として考えられるようなことではないかも知れないので、市長ないし助役にお尋ねしたいんですけれど、たとえばカヌチャベイで高齢者の方々を入ってもらう施設を造ったりやっていますが、私、年間平均気温が22度で比較的寒くならない温暖な気候風土を有する、、風光明媚なこの名護市のもっている魅力というのはとても大きいと、そういうような価値を生かして今後カヌチャでやられているような事例とか民間企業でそういうことを考えたりするレベルはあるだろうと思う、こういう事柄を発展させていくのも一つ北部全体の中核都市としての名護市が、そのそういうような事柄のための基盤整備としての医療や福祉やいろいろな事柄を充実していくというのは、とても名護市政発展のためにも重要なことじゃないかと思うのですが、市長そういう事柄について具体的にどう取り組むかではなく、何処かでそのことについてちょっといろいろ事例を含めて検討させるかということはぜひやってみたらどうかなあと思うんですが如何でしょうか。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 非常に大事なことだし、また私もそれを推進していきたいと思っております。そのことについてはカヌチャベイとも前から話しをしてきたところでありますが、ただ一つ問題があります。それは介護保険との関係であります。そういうことを積極的に推進することは非常に良いことだと思いますけれども、この市民の介護保険料が負担金が上がってしまうという結果になるおそれが十分にあります。そういう意味では担当部局には慎重な検討と、それから積極的な事業誘致と、この両方を指示しているわけでありまして、今、喫緊には結論が出せない状況にあるということであります。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) そうですね。いろいろな問題点を検証しながらしっかり皆名護市政で発展のことを考えながら仕事をしているわけですから、それに努めていっていただきたいというふうに思います。少し基地建設に関わる事柄で、質問の事項1からお話しをやっていきたいと思いますが、アセスを行う事業者は先ほどの話しだと防衛庁だと防衛施設庁だということですけけれど、これは民間空港があるでしょう。民間空港部門を有して同時にこの民間空港は15年の期限を超えたら全面的に民間空港になるわけでしょう、であるんだとしたら、事業者が防衛施設庁だけということで本当に当該事業として適切なのかというのは私はあると思います。このことについては那覇防衛施設局もアセスを入れる事業者が、自分達だけであるのかということについては、議論が積み残っていますというふうにわれわれへの説明会でも言っていたんです。この大切な議論は、性質的には民間空港に関わるし、沖縄県や名護市が要求している15年期限にも関わるレベルを持っているわけです。そういうような事柄の議論を積み残したまま進めるのは如何なものかと思うんですけど、どう認識するの。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) 私共はこの間の定義のなかで事業者は国であるとこういう理解でこれまでまいりました。今日もそのように答弁をさせていただいたわけですけれども、ただ民間部分についてどうなのかと、このことについては、今、いろいろな調整がされているというふうに聞き及んではおります。ただ今の段階でどうなんだということはまだ申し上げられないかと思うんですが、民間の部分についてはその提供施設としての位置付けから外れるのではないかという一つの考え方があって、それが当然、県も事業者になるのではないのかと、こういう議論が今国と県のなかで調整をされているというふうには伺っております。 ○議長(宮城義房君) お諮りいたします。定刻4時8分前でございますが、本日の日程が終了するまでに時間を延長することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしと認めます。よってそのように決定をされました。28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 企画部長これ助役や市長にも聞いといていただきたいんですけど、今のアセスを入れる事業主体、これは防衛施設庁だろうというふうに私も思いますけれど、しかしこの議論は15年使用期限の問題に性質的に関わるから、要するに設置するのは防衛施設庁が防衛施設として設置するけれど、供用、運用、環境影響評価では設置に関わる工事と同時にそれが運用、供用された後の影響もちゃんと評価、予測するわけですけれど、15年後のことに関わることだから、ここの議論はあまり適当にはできないレベルがある筈だと私は思うんです。それを国の側の主体で言えば「15年使用期限を認めました」などとは言ってないわけだから、日米両政府でなんかあったら協議で取り上げるというのが日本国政府の立場ですから今、国としてはこれをうやむやにしたまま入れるというふうなことはあるのかも知れないけれど、これを主張しているのは沖縄側なんだから、沖縄県や名護市の側がこの議論をリードしていかなければいけないんじゃないかと私は思います。どうなんですか。その考え方は。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) 代替施設における民間機能につきましては代替施設協議会で県知事の方から説明がありまして、その際に管理運営については県を中心として取り組むということが確認をされております。従って、今、民間部分の整備に関わる件につきましては、政府と県が調整をしているというふうに伺っておりまして両者の状況を見据えたいというふうに思います。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 15年使用期限等々のことに深く深く関わることなのでそこを指摘だけはしておきます。もう一つ事業特性についてですが、これはその次の普天間の実態、それと4の航空機の種類にも関わるので、全部まとめてお話しをしたいんですけれど。普天間飛行場には先ほどき企画部長からもあったように、FA18ホーネット等々が飛来している。最近ではP3Cがタッチアンドゴー等々、対戦哨戒機がタッチアンゴー等々を繰り返していると。普天間飛行場に飛来する米軍機としてはFA18ホーネットだけではなく、F4ファントム、スカイホーク、イントルーダ、サンザーボルト等々のあらゆる艦載機、攻撃機が全部飛来している。それと同時に輸送機としてはC-5ギャラクシーというのがあるんですけど、345名ぐらい輸送できるやつが。これは離陸の距離が2,530メートルあるからたぶん代替施設での運用は考えられないですけれど、C141スターリフターというのがあってこれは兵員200名を運べる輸送機ですけれど、これも離陸の距離は1,830メートルあれば、離陸できるんだから代替施設には来ようと思ったらこれは来ます。そういうふうな普天間飛行場の実態であるということをまずは認識しておくべきだというふうに私は思います。環境影響評価ではこれらの騒音等々について、予測及び評価をするわけですけど、今のままいけばどういうふうになるのか。単純な質問をシミュレーションでしますけれど、皆さん使用協定に関わっては、環境影響評価後になる。先ほど誰か答弁なさっていましたよね。しかしその使用協定で機種等々の事柄がどのように明記されるのかということに関わってくるわけだけれど、皆さんは今、ヘリコプター以外はそこで運用させないと言っているけれど、普天間飛行場の飛行活動の大半を支援するとしたSACO報告に基づけば、飛行活動の大半を支援しないといけないわけだから、普天間飛行場の運用の実態がここに来る。防衛庁はそのことについては私が質問したら否定はしていません。そういうような現状でしょう。こういう現状で、航空機の機種はヘリコプターだけですというふうにして環境影響評価を入れて、その後に、使用協定で航空機のことがたがをはめきれなければこの環境影響評価はまた戻るよ。戻らなきゃいけないよ。そうでしょう。そういうふうな具合に認識しているのかということについてお尋ねしたい。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) お答えします。これまでも市長助役らも再三にわたって議会のなかでも答弁をさせていただいているわけですが、ジェット戦闘機あるいは艦載機等々を含めてこれは想定をしてないということでございます。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 想定しないのはいいんだけど、航空機の機種が決まっていない限りは適切な環境影響評価が入れられないの。先ほどの報告だったら所属機に関わるKC130を除くヘリコプターのことをおっしゃったわけだけれど、ヘリコプターと同時に固定翼機の小さいやつのことをおっしゃったわけだけれど、普天間飛行場の運用の実態はそうではないということについて皆さん認識しているわけでしょう。何ゆえにここの代替施設だけはその所属機以外は飛ばないというふうな確証が得られるのか。これでは私は適切な環境影響評価は入れられないと思いますよ。想定していないというふうに言い張るのはいいんだけど、実際に環境影響評価をしっかり入れていかなきゃいかない。そうすることによって環境影響について、環境影響評価というのは本法にも位置付けられているようにこれは意思決定のための手続きではないからさ。事業をやるやらないの意思決定は政治的な判断も含めて別なの。環境影響評価というのは、環境に影響をどう与えるのか、それについてどのような措置を講じるのかという事柄について共通の認識を持つための手続きなの。であるにもかかわらず、その重大な航空機の機種について、不明確なまま環境影響評価が入れられ続けていくというのは、適切な環境影響評価と呼べないと私は思うよ。しかし名護市としてはとにかく環境影響評価の航空機の機種も艦載機等々、普天間の実態がそこの環境影響評価で反映されることはないと、やらせないと、使用協定のなかでも当然やらさないということだよね。たぶんそれ以上言えないだろうから、一つ皆さん資料として1997年9月29日にファイナルドラフトが出ているんですけれど、国防総省が出している普天間代替施設に関わる運用構想というのは持っていますか。持っているかいないかだけ教えていただけますか。 ○議長(宮城義房君) 基地対策室長 中本正泰君。 ◎基地対策室長(中本正泰君) ただいまこちらに持ってございませんので、今おっしゃった1997年9月22日国防総省運用構想というものにつきましては、確認した上で答弁差し上げたいと思います。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後4時4分) 再 開(午後4時5分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。基地対策室長 中本正泰君。 ◎基地対策室長(中本正泰君) それではお答えします。先ほどご指摘のありました1997年9月29日のファイナルドラフト、これにつきましては私共も持っております。この資料は議会事務局にもすでに提出してございます。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) その国防総省の1997年の当時シーベースファシリティ(SBF)という1,300メートル滑走路に有する海上ヘリポートですけれど、これの運用の構想のなかでかなりある程度微細に国防総省としては検討しているんですが、まず嘉手納基地の軍需施設とこの代替施設は距離があるので新たに軍需施設を造る必要があると。この軍需施設としては高性能爆弾用弾薬庫をこれは飛行場の施設のすぐ近くに造るのよ。これは辺野古弾薬庫とは別なの。そういうようなものを造り、同時に装弾(弾を装着する)及び集積を同時に維持できる戦闘機装弾場というのをこの飛行場の施設に造らなければいけないというふうなことが明記されている。それと同時に照明及び制御装置という項目があって、このなかでは夜間の視覚ゴーグルによる着陸の両方を行えるように別々の照明方法をやると、要するに夜間訓練で機器だけで着陸できるようなことができる施設、飛行場なんだと。同時にここが大事なんですけれど、1,300メートルだったんですよその時は。それでそのために、テールフック装備を持つ航空機が多目的に利用できる飛行場となるというふうになっている。要するに海上ヘリポートの時には、テールフック装備というのがあった。今度はあるのかないのかというような事柄は非常に重要なことなのよね。それはわかりますよね。米軍側の言っている要求は、空母の上であれだけの100メートルも50メートルぐらいのようなところで着艦するには、テールフックに引っ掛けて止まるのね。この飛行場はそういう機能を持っていないといけない。であるから夜間のナイトランニングプラクティス等々ができる施設なのよ、国防総省が考えているのは。同時にもう一つここは腐食管理施設というのがあって何ゆえに腐食管理施設が必要かというと、海の上に造る飛行場だから、ただでも要するに2週間に1回、陸上の陸域における飛行場の場合に洗浄するのは2週間に1回という、これは国防総省のなかの決まりがある。だって国家の財産である航空機が、どんどんどんどん腐食して駄目になっていくわけだからそれを2週間に1回メンテナンスするという決まりがあるんだよ。それを1週間に1回やる。その腐食管理施設における国防総省の言い分だと潜在的に毒性のある有害物質を隔離できる物でなければならない。要するに腐食施設及び洗浄、洗浄というのは洗う、航空機を洗う洗剤等々が潜在的に有害な物質であるということなのね。そういうような事柄をわれわれは、事業特性として把握しておかなければいけない。普通の飛行場を造るのではないのだから、これは軍事空港なんだから。そういうような事柄について、皆さんは今どう把握なされているんですかということで私は質問したつもりですが、企画部長の答弁ではその質問に答えていない。わかりますよね。あなた達は防衛施設庁でも内閣でも何でもないんだから。名護市の職員で名護市民のために仕事しているんでしょう。だったらその立場で事業特性を把握する、把握に努める、把握に努めて駄目なものは駄目と未然に防ぐ、そういう交渉をしていくぐらいのことをしないといけないではないのかなあ。そういう官報に乗るような事業特性の把握の仕方ではまずいと思うんだがちょっと所感を聞きたい。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) まともにもっともなことだと思います。そういう姿勢で今後われわれも取り組んでいくつもりでありますのでご理解をいただきたい。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 理解します。本当に頑張ってくださいね。それとちょっと次に移りたいんですけれど。ボーリング調査のことですけれど企画部長、環境アセスとは別というのはそれはそのとおりなんだ、環境アセスとは別ですけれど、この間那覇防衛施設局長は、これらのデータは環境アセスにも利用する、資するといっているわけですよ。とするとこれは環境アセスとはそれは当面の取り組みで3つ示されているわけだから、別のものだというのは、私だってわかるよ、幼稚園生だってわかるよ、3つ別々に書いているんだから、それは別ですよ。しかしこの現地技術調査で得られるデータは、護岸構造だけではなくて環境アセスのデータにも資します、ということは那覇防衛施設局長、岡匠さんがおっしゃっているんだよ。新聞紙上でも報道されているんだよ。であるんだとしたら、環境影響評価の手続きがまだ始まっていない、方法書も確定していない、その段階でボーリング調査をこれは海草・藻場、あの海洋に与える影響というのは非常に懸念さるわけだ。そういうようなものに着手するのはおかしいと。私はせめてこれは環境影響評価法違反だというような疑義をおっしゃっている方々もいるけれど、私はせめて方法書が確定するまでは、方法書が確定するまではとはどういうことかというと、方法書に対して自然保護の観点から意見を有するものは何人たりとも意見を言うんだから、そういうような意見が出てそれらを勘案、配意しながら方法書が確定されるわけでしょう。それが確定して後にボーリング調査は進捗すればいいじゃないか、必要なんだったら。それで十分だと私は思う。これによって環境影響評価や諸々の事業計画の策定のためのスケジュールが、大幅に崩れるということは私は無いと思います。だって今年の夏にはもう出るんでしょう。夏っていったら来月再来月ですよ。それまでは待ちなさいということを言うべきではないのかなあ。自然環境に与える著しい影響をさせないというふうに考えている名護市なんだとしたら、私はそう思うんですが、環境アセスとは別という答弁はしないでくださいよ、先ほどのものはもうわかっているんだから。そのことについてどう考えますか。 ○議長(宮城義房君) 暫時休憩いたします。休 憩(午後4時13分) 再 開(午後4時14分) ○議長(宮城義房君) 休憩前に引き続き会議を開きます。企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) この件については、今朝のマスコミの報道にもありましたけれども、ボーリング調査以前のいわゆる潜水調査をかけていくということで、これは名護市議会の要請等々もあったということも報道されておりましたけれども、これで週明け9日から3週間程度ということで潜水調査を入れていくと、そのなかでこの状況等、写真撮影等々を含めてその状況を環境省含めて専門家の意見を伺うと、したがってその結果については公表していくとこういう調査をした上で展開をしたいということでありますので、今日の報道のとおりでございます。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 那覇防衛施設局はボーリング調査をやる計画書を作るそしてそれを示すと言っていますので、それが出てきてからの議論が多々ありますから、そこのなかでやっていきますけれど、皆さんに一つだけこれは那覇防衛施設局に言わなきゃいけないことですけれど、岡匠那覇防衛施設局長は、我が名護市議会が全会一致で求めた意見書のなかにおける環境に影響を与えないようにするための透明性のある仕組みを講じるようにと言うことをわれわれ求めているのですが、そんなわれわれ事業者なんだからわれわれは仕組みなんか講じられないということを彼は豪語しています。しかしそんな事柄がもし仕組みは講じられないなどというんだったら、環境影響評価法というのは成り立たないのよ。環境影響評価法は事業者が自ら配慮することが大前提になって法は成り立っているんだからね。そこについては那覇防衛施設局との議論だからちゃんとやりますから皆さんもそのことについては、認識を持っていてくださいね。われわれが求めている事柄について。次に移りますけれどレンジ10についてですけれど、レンジ10のデモンストレーションのときの模様を、私、委員会でビデオ等々を撮っていたのをまとめて3枚ぐらいのペーパーにしてあるんですが、それを受け取っていただいていますね。これからの今後のことなんですけど、ひとつまずヤーウェル大佐はその弾道とかいろいろな事柄の性質上こうループを描くと、狙ったところにだけいくわけじゃなく周辺にも行く可能性があるんだと、であるからレンジ10の要するに標的になっているあのコンクリート部分にもあたるということをおっしゃっています。じゃなにゆえに跳弾が起きるんだと、いや跳弾ではないんだと彼は言っています。90年代以前はどこに向かって撃っても良かったんだから、山と山の間を越えることはできましたというふうに彼は言っている。そのデモンストレーションのときの一番最後に企画部長がお尋ねになっていた通り標的のコンクリート部分に当たったら弾はひしゃげますよ。強度としてどうなんですかと。いやこれは明らかにひしゃげる、きれいなかたちでは残らないというお話でしたよ。であるんだとしたら、昨年7月の数久田のパイン畑に飛弾したのは、あれは跳弾ではないんだよね。跳弾したら弾はひしゃげるんだって、あの弾はひしゃげてなかったでしょ、とすると直接打ち込まれたという可能性もあるわけだよ。あらゆることは可能性の話しでしかないので、われわれがやるべき事柄としてはまずレンジ10のあの標的の構造をしっかり認識して、レンジ10の発射の位置から標的までのこの距離感、実際にどのように弾がいってそこに当たった場合にどのような跳弾が起こり得る可能性があるのか、このことについて物理的に検証しなければいけない。これはわれわれが専門家も入れて標的そのものを観測して測量して強度等々を確認した上で、専門家にどういう跳弾が起こり得るのか起こり得ないのかということをまず検証していただくというのを私はぜひともやるべきだと思う。そうすることによって跳弾によって山を越える可能性というのはきわめて低いということがもしそこで言えるんであるならば、直接打ち込まれたという可能性になるわけだよね。そういうような事柄を一つずつを私は検証していかなければいけないと思う。そのことについてぜひともやるべきじゃないかな、でどういうことをやっていくのかを一緒にちょっと相談しましょうよ。市長どうぞお願いします。 ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) そのとおりであると私も認識しております。そういうことで先月からレンジ10の特別委員会の委員長と副委員長には度々市長室までご足労をいただいて、これからの方針をどうしていくのかという相談をしているところでございまして、ぜひこれは当局と議会が一緒になってそういうあらゆる検討をしていくべきだと私は思っておりますのでよろしくお願をいたします。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 科学者を適切に選び出してお願いしていろいろ検証していくこともぜひとも必要だからいろいろ検討していきましょう。ちょっと時間がないので最後に企画部長これだけ聞いておこうかな。シュワブの跡地利用構想は必要だというのは認識しているけど、現在は困難な状況だと。意味がわからないの。策定が困難な状況という意味ですか。それちょっと詳しく教えてくれますか?シュワブの跡地利用構想のことですよ。 ○議長(宮城義房君) 企画部長 徳本哲保君。 ◎企画部長(徳本哲保君) 跡地利用が困難だと計画が困難だと申し上げましたのは現状のなかできわめて有効的な跡地利用が難しいのではないかとこういうふうに申し上げたつもりでございます。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) じゃ何時になったら有効な後地利用構想ができるじゃないかという議論になるじゃないか。だからそれは着手しないといけないの、検討しないとけないの。そのための努力をしないといけないの。そこが大事なの。それでひとつ市長これちょっと提案なんですけれど、この間の報道、オーストラリアへの海兵隊の移動であるとか等々それについては日本政府および米国のウォルフォビッツ副長官もとりあえず否定はしているようでありますが、これは絶対根も葉もないところから何かが起きているわけじゃないので、私はとても重要な問題だと思っています。基地の問題はこれは自律的に、自律的というのは要するにわれわれが自ら律してオートノミーでどうこうできる問題とできない問題があるでしょ。たとえばキャンプ・ハンセンの山地部分については、われわれ返還をするなと細切れ返還はいやだと言ったけど、じゃわかりました、跡地利用について皆さんがやるぐらいの期間をおきましょうということで、期間が延長されて、しかし、その期間だってもう切れるわけでしょ。これはかなり他律的に物事は決まっていくからさ。キャンプ・シュワブや等々の何がどこでどう起きるかわからないので、私これはとても大きな問題だと思っている。相当危機的な話しだよ、これが起きたら。このことについてはできれば別途あらためて全員協議会でも開いて市長の方から考え方をお尋ねして、全庁的にこの問題については危機管理の一つとしてわれわれは考えなければいけないと思っているんですが、できればそのことについて私はお互いの立場、政治的なとかたとえば基地建設の問題ついての判断がおたがい私と市長とでは全然違うし、議員のなかにもいろいろあるというのはわかります。そういうような事柄を全部持った上で認めた上でとりあえず将来の市民に名護市にかかわる重大問題なので、このことについては忌憚のないところで意見交換をしながら具体的にどうしていくかということを話し合うべきじゃないかと思っているんですが、市長最後にこのことだけご答弁いただきたい。
    ○議長(宮城義房君) 市長 岸本建男君。 ◎市長(岸本建男君) 後利用計画もさることながら、私が一番そのことで懸念しているのは財政の問題だろうと思います。特に軍用地にかかわる収入が名護市の財政のなかですでに構造化されております。それをどうしていくのか、いかにその影響を将来的に小さくしていくのかということはきわめて重要な課題だと私は思っております。これは軍用地を抱えるすべての市町村に共通する課題だけじゃないかと私は思いますが、特に名護市のようにあるいは金武町、宜野座村のように市町村有の林野が基地として使用されている場合、それ非常に大きな課題になってくると認識をしております。したがってこの問題については長期的な財政計画等も踏まえながらお互いに一緒に研究すべき課題だろうなというふうに認識をしております。それだけよろしくお願いいたします。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君。 ◆28番(宮城康博君) 時間がきたので終わりたいと思いますが、最後に市長の方からご答弁いただいと事柄はとても重要な案件ですので、起きたときに返してくれるな等という議論をわれわれはできるのかという問題もあるので、しっかりこのことについて検討する場を作り出していきましょう。宮城康博、時間ちょっと延長しました。ありがとうございました。終わります。 ○議長(宮城義房君) 28番 宮城康博君の一般質問を終わります。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後4時25分)...