名護市議会 > 1972-03-15 >
3月15日(1号)~3月16日(2号)

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  1. 名護市議会 1972-03-15
    3月15日(1号)~3月16日(2号)


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    最終取得日: 2022-12-19
    1972年(昭和47年)第6回名護市定例会            名護市第6回定例議会会議録(1日目)┌─────────┬─────────────────────────────┐│  招集年月日  │       1972年3月15日水曜日 午前10時       │├─────────┼─────────────────────────────┤│  招集の場所  │           名護市議会会議室           │├─────────┼─────────────────────────────┤│   開  会   │      1972年3月15日 水曜日 午前10時15分      │├─────────┼─────────────────────────────┤│   散  会   │      1972年3月15日 水曜日 午後1時5分      │├─────────┴─────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員  出席 23 名 欠席 1 名  │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬───┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │ 出欠 │├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼───┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │ 欠 │24番│ 玉城金栄 │   │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┼───┤│  署 名 議 員  │ 11番  │ 中山盛久 │ 19 番 │ 玉城清吉 │   │├─────────┼─────┴──────┴─────┴──────┴───┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳          ││ に出席した者の ├─────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                    │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬─────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育事務長│ 北城 徹 │     │     ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │企画課長 │ 比嘉邦三 │     │     ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│ のた │ 収入役 │照屋 剛 │     │     │     │     ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │     ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │     │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴─────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                       │├─────────┼─────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                       │├─────────┼─────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                       │└─────────┴─────────────────────────────┘名護市議会第6回定例会(1日目)                               1972年3月15日(水)                               午前10時15分開会 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員22名、議員定数の過半数に達しております。よって1972年名護市議会第6回定例会は成立いたしましたので開会いたします。 △日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により議長において11番 中山盛久君、19番 玉城清吉君を指名いたします。ご報告いたします。お手元に配付されてありますように、本定例会に提出されております案件は議案2件、委員会報告9件、陳情案件6件で、全部で17件となっております。日程について、お手元に差し上げてあります会期日程案をご検討の上決定いたしたいと思います。休憩いたします。休憩(午前10時17分)(休憩中、会期日程案を諮る) ┌─┬─┬─────────────────────────────┐ │日│曜│          日       程          │ ├─┼─┼─────────────────────────────┤ │15│水│会議録署名議員の指名                   │ │ │ │会期の決定                        │ │ │ │議案上程(日程第4、第5)                │ │ │ │同上議案の趣旨説明                    │ │ │ │一般質問                         │ │ │ │                             │ │16│木│議案審議(質疑・討論・表決)               │ │ │ │委員会報告及び審議(日程第6より日程第14まで)      │ │ │ │陳情案件の処理(日程第15より日程第20まで)        │ └─┴─┴─────────────────────────────┘再開(午前10時25分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。休憩中に話し合いましたとおりの日程案について、10番、6番議員より賛成の意見があり、22番議員より16日に一般質問を移したいとの意見がございましたが、少数意見といたしまして、日程案どおり決定いたしました。市長より提案されております日程第4、議案第4号 1972年度名護市一般会計補正予算(第3号)、議案第5号 契約の締結について、一括して上程いたします。日程により提出議案の趣旨説明を求めます。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議案の説明を申し上げます。最初に議案第4号から説明申し上げます。 △議案第4号    1972年度名護市一般会計補正予算(第3号)別紙、1972年度名護市一般会計補正予算(第3号)について、議会の議決を求める。       1972年3月15日提出                名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 1972年度名護市一般会計補正予算(第3号)は次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3万2,967ドルを追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ425万3,580ドルとする。2.歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出補正予算」による。内容の説明に入ります。8ページから説明加えていきたいと思います。歳入3款、分担金及び負担金、1目民生費負担金、補正額が1,213ドルでございます。これは保育措置単価改定による増額分でございます。農林水産業費、2万3,174ドルの追加でございます。これは説明にありましたとおり繁殖素牛購入補助金で、先に当初予算で1頭400ドルの200頭分、市の財源で予算措置しましたが、その購入補助に対しましては政府か50%くることになっております。政府から今度割り当てになりました頭数は103頭でございまして、1頭当たりの単価が450ドルと算定されております。それに対する50%の補助額でございます。これは当初予算で計上されておりませんでしたので、今度計上してございます。諸収入の延滞金、2,300ドルの補正でございます。これは市税分に対する延滞金が入っております。それを今回補正いたしました。諸収入の中、市預金利子、5,100ドル補正でございます。これは実際に入っております預金利子でございます。5目雑入で1,180ドルの追加、雑入の1,180ドルが入っておりますので、それを追加いたしました。私用電話料、その他でございます。続きまして歳出の方で2款総務費1項総務管理費1目一般管理費、8,647ドルの追加、内容は3,603ドルの退職手当、職員の中で死亡したのが2名おりまして、一人は久志の佐久川昌吉さん、一人は源河の伊波興也さん2人に対する退職金でございます。負担金及び交付金で5,044ドル、内容は沖縄市長会144ドル、北部開発期成会で2,880ドル、旧町村吏員恩給獲得期成会20ドル。補助金で名護高校野球部甲子園派遣費補助2,000ドル。以上が負担金補助金の内容でございます。4項の選挙費で1目選挙管理費20ドル補正、これは選挙管理委員会負担金でございます。当初予算で計上しておりませんので今回計上いたしました。3款民生費、1項社会福祉費で1目社会福祉労務費、補正額が200ドル。これは金武保養院慰霊碑建立費分担金でございます。金武の保養院では保養中亡くなられた方々のために「はまゆりの塔」というのを建立いたしまして、その建立費の分担金でございます。本市には767名くらいおりますが、その方々に対する割り当てで、1人当たり27セント5厘ずつとなっております。2項の児童福祉費、減で4,445ドルです。内容は給料の中で3,165ドル、今度5月15日復帰になりますので、5月14日でもって打ち切り決算ということになります。したがって給料の方では5月、6月分は新しい年度で計上しますので、1.5カ月分の給料でございます。需用費で消耗品費200ドル、食料費1,080ドル、保育所関係の食費でございまして、これも1.5カ月減にしたいということでございます。2目児童措置費、負担金でございますが、これも同じように5月、6月は新年度になりますので、その分を減にしたいということでございます。扶助費の方で7,270ドル、児童扶養手当が毎月査定しますので、それによって移動が生じてきます。当初1,014名が172名の増になりまして、現在1,186名の該当者となっております。合計で17万2,631ドルでございます。次は6款農林水産業費、1項の農業費でございますが、3目の畜産業費、2万703ドルの補正。内訳は負担金・補助金及び交付金の中で1万4,763ドル、これは種畜購入補助金でございますが、当初予算で2万ドルは計上してございましたので、今度入ってきた政府の補助金と2万ドルの差額を引いた額1万4,763ドルを追加したいということでございます。24節、投資及び出資金5,940ドル、内容は食肉センター株式会社への出資金でございます。8款土木費4項都市計画費で、1目都市計画総務費、4項都市計画費で1目都市計画総務費2,395ドルの追加、それは都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計繰出金、これは起債を2万ドルほどして執行する計画でございましたが、起債はしておりませんので、それだけ補正すれば事業の執行はできるということでございますので、2,395ドルを特別会計に繰り出ししていきたいということでございます。以上が今度の補正予算の内容になっております。引き続き議案第5号の説明を申し上げます。 △議案第5号    契約の締結について 別紙のとおりアメリカ合衆国と市が契約を締結することについて議会の同意を求めます。      1972年3月15日提出               名護市長 渡具知裕徳名護市議会議長 崎浜秀栄 殿内容については別紙添付してございますが、今度開放になりました羽地の多野岳軍施設、市有に対する部分だけはしに無償で払い下げたい。そのかわり復元補償費は要求しない。こういった内容の契約を行いたいということでございます。具体的な内容は書類に記載してございます。以上で提出議案の趣旨説明を終わります。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。。休憩(午前10時44分)再開(午前10時57分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。 △日程により一般質問を行います。質問の通告がありますので順次発言を許します。6番 岸本幸久君、質問を許します。 ◆6番(岸本幸久君) 次の6点について当局に質問いたします。第1番目に水道施設工事の促進について、今年度事業として施工中の旧屋部村内、水道配管工事が2月以降ストップして年内給水の期待が持てず、地域住民の不信を買いつつあるが、その理由と政府関係官庁への折衝経過並びに工事完了の見通しについて承りたい。第2番目に新波ダム堤防保護の実現について、新波ダム 東側堤防は内外両斜面にわたって直径30センチないし10センチ程度の松の木が片面40本ほど繁茂している現状であり、「アリの一穴から崩壊」との例えもあるので、早急に適切なる行政指導、または市当局にて労務費を支出して、松及び雑木の撤去を行い、シロアリの発生、暴風時の根揺れ等を防ぎ、芝生を植えるなどして、堤防の安全保護を図るべきと思うが、市当局のご見解を承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 第1番目、水道施設工事の促進についてでございますが、ただいま事業をして入札しているのが、タンクから山入端に至る線、これは現在入札を済まして事業を進めております。それから屋部、宇茂佐に向ける線につきましては、予算は取られているわけでございますが、政府の今の財政の状態でまだ指令が出ていないので、指令待ちという状態でございます。ただいま企画局、並びに建設局に早期に工事指令を出してもらうよう強く要請している次第でございます。なおこの指令につきましては、前年度繰越事業につきましては指令が出て、工事も執行中でございますが、政府の補助事業に対しまして、全市町村とも現年度に予算化されているものについては指令待ちというところでございます。それから新波ダム堤防保護実現についてでございますが、それは全くご指摘のとおりでございまして、そのように保護を図るべきだと思うのでございます。ただダムの所属が土地改良組合という法人の所属でございまして、これについてはこちらの方で指導をすべきもので、いま建設課長の方にその旨は強く指示しております。伐採並びに伐採後の管理については、十分指導させていきたいと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本 幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 水道工事の件は指令待ちということでじゃなくして、常に政府に折衝して早目にやってもらいたいと思います。2番目の新波ダムの件も市で予算化して実施していただきたいと思います。第3番目に市営住宅建設計画の促進について、住宅は言うまでもなく人間生活の憩いの場であり、次代の国民を育成する場であり、また人間の社会的活動の再生産の場であることは言うまでもございません。なぜなら戦後27年を迎えた今日、いまだに住宅問題解決の見通しは一向に好転せず、市民の住宅難は高騰する物価、地価高騰、家計を圧迫する高家賃の負担の要因が加わり、ますます深刻化しておる現状でございます。我が名護市においても普通世帯数9,400世帯中、住宅不足数、推定ですが1,984戸、約21%。入居申込見込み数、第1種800戸、第2種1,200戸と推定されています。住生活の安定は市民の生活や諸活動の第一歩であり、住生活の安定なくして生産活動の安定もあり得ないと思われます。したがいまして、新年度においては公営住宅の建設計画が最重要かつ急務を要すると思われますが、市長の積極的なお考えを承りたい。4番目に大浦二見海岸流砂処理及び護岸工事促進について、13号線開設に伴い二見、大浦間の山嶽切断時の土砂が海岸に堆積し、浅瀬になったため大川の干満の潮流が強く、特に風雨、荒波の被害は大浦売店東側約150メートルの箇所は悲惨なもので、モクマオウは枯れ、大木の根はタコの足のごとく露出し、東端の道路の石垣は崩れかかっており、大暴風雨にはひとたまりもなく、土手や畑地が洗い流される恐れがあるので、同部落の苦悩の種になっている。早急に関係当局に折衝を行い、流砂の処理と海岸護岸工事の早期実現を積極的に図ってもらいたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 公営住宅建設計画についてでございますが、政府の第2次公営住宅建設の中に本市も100戸予定してございます。新しい年度の予算で大体54戸計画しております。内訳は1種18戸、2種36戸ということになっております。これは新年度まで第2次計画年度に入っておりますので、次年度もさらに引き続き行うということでございます。大浦二見海岸流砂処理及び護岸工事促進についてでございますが、この件につきましてはただいまご指摘のモクマオウの枯れ果てている内側に護岸を重ね上げしますと、海岸の土砂が流れるのじゃないかという一部の心配をお持ちのようでございます。なお道路の石垣が崩れかかっているということでございますが、13号道路の拡幅については47年度の予算では13号道路の開設について、ぜひ着手してもらいたいということで、精力的に政府の方に要請してございます。めどづけとしては比較的楽観してもいいような今の状態でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本 幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 大浦二見の方は中の方は前の護岸がありますが、ずっと100メートルくらい行って曲がり角は土手になっております。そのことを言っております。第5番目に宇茂佐西兼久原山地一帯市営公園建設推進について、宇茂佐西兼久原山地一帯は、元名護町時代も「フンシイ(風水)」の良い場所として推奨されてきた風光明媚、東に名護岳、西に嘉津宇岳、前に名護湾、恩納岳を控え、街に近く地の利を得ているので、最近敷地利用の機運が高まり、屋部老人会支部が市民の憩いの場として老人の森建設を考え、山地の美化清掃を企画して意欲に燃えて奔走しているが、先立つものは資金難で、実現に暗い状況にあるので、来年の国体及び来るべき海洋博に備え、市民憩いの場として市営公園の建設敷地約1万坪を獲得して老人福祉法による「憩いの家」、熱帯植物園、運動場その他公共建物を加味した市営公園の実現を他資本家の入り込まぬうちに計画実施すべきが得策と思うが、市当局はその配慮はないかご見解を承りたい。第6番目に元名護町、羽地村、久志村役場吏員に対する見舞金の給付方促進について、今次大東亜戦争の戦禍を受けた終戦時の混乱、その他複雑な空白行政の中に自然退職を余儀なくされた元名護町、羽地村、久志村役場吏員として、戦前から終戦時まで永年にわたり忠実に地域住民の生命財産保護の任に当たり、身の危険を冒して東奔西走奉仕してきた60人に対する退職金の支給が今日に至るも未処理で、何ら報いられることなく放置されていることは道義的にも忍びないと同時に、今後役所職員の身分保障等激励の意においても見舞金の形で既支給市町村の実態も参考にご検討のうえ、1日も早く市財政の許す限り適切な支給措置を講ずべきだと考慮されるが、市長のご見解を承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。
    ◎市長(渡具知裕徳君) 宇茂佐西兼久原一帯の市営公園建設促進についてでございますが、同地域は市の計画の中でも、緑地帯という形で計画は行っております。ところが47年度市の予算では名護中央公園「名護城」並びに児童公園のおのおの一カ所ずつ新しい年度の予算で土地買収を始めようというような計画でございます。ご指摘のとおりただいま老人クラブの皆さん方が、老人の森建設を考えているということは私も聞いております。そういったような市全体的な公園配備計画等ともかみ合わせまして、十分検討しなければならない問題であり、来年度すぐ予算づけしますというようなことで、はっきりお答えすることができないのは大変残念に思っているわけでございます。もうしばらく検討させていただきたいと思います。6番目の元名護町、羽地村、久志村役場吏員に対する見舞金の給付方促進についてでございますが、この件につきましては市長会、町村長会等あたりでも十分考慮検討を加えております。去年の7月26日、山中総務長官に市長会の代表といたしまして直接お会いいたしまして、旧町村吏員恩給獲得についての要求を行っております。そのとき初めて山中大臣は私たちに恩給法については総理府の管轄なので、はっきりお答えしますが、私の責任のもとに改正して、旧町村議吏員の恩給改定についても必ず実現、支給できるようにしますということを約束しております。それにつきましては、今度の議会でも旧町村吏員恩給獲得に対する負担金獲得予算を20ドル計上してあります。また職員1人を置いてやっております。ただいまその質問はその点に対しまして独自の見舞金をくれというような質問でございますが、ただ今までの状況を調べますと那覇市及び旧首里市の場合「退員条例」すなわち今の退職条例のようなものに準じて処理されておりますので、旧沖縄県町村吏員の恩給獲得規程の場合も那覇市、首里は除かれているということを聞いておりますし、豊見城では一人一律30ドルを支給して問題解決したというようなことです。それから佐敷村では年間30ドルということで、勤務年数倍で解決したというようなことを聞いております。名護市の場合は、はっきり申し上げまして旧町村が消滅して一昨年8月1日、全く新しく生まれ変わった市でございまして、他の市町村とは若干趣きも異なっていると思うのでございます。一応はこれから後につきましても関係町村等とも緊密な連携を取りながら、同問題については検討を加えていきたいというような考え方でございまして、今すぐどうするということで結論づけられておりません。この案件につきましては私が陳情を受けましたのはごく最近でございまして、3月に入ってから同問題について皆さん方からの陳情を受けております。今の段階ではそういったようなことで目下この問題について検討中だというような答えしか出せないというのが実情でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本 幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 宇茂佐公園の件は、いま個人的にも土地の買収もやられているので非常に心配で、将来名護の街と一体化になることも可能でございますので、そういう面でぜひそういうものも考慮していただきたい。なお現在老人クラブでは積立金も300ドルぐらいできまして、北部農林高校にも5,000本のクロトンを約束してございますので、来る国体に備えてぜひその辺一帯の雑木、雑草を除去されて見晴らしの良い、そして気持ちの良い憩いの場を作らせていただくように今後ともご努力をお願いいたします。6番目の支給については、支給額はいろいろ私も民生委員長として聞きまして、それはその当時やるべき人も時代も違っております。支給額については検討しなければならないが、見舞金としては既に亡くなられた方もおりますし、そういう面にも私たちも心を持つべきじゃないか。また持つのが周到であると私は考えます。今後ともその点にご努力をお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 公園の植樹については、この場ではっきりお答えできますことは、もし皆さん方がそういうようなことでおやりになるということでありますならば、いろいろな面でご援助は十分やっていけると思います。最後の見舞金についても一つ前向きの姿勢で検討していきたいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時15分)(多野岳軍施設、午後3時より視察することを決定)再開(午前11時35分) ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 当局に質問いたします。復帰も間近に迫りましていろいろ当局には随分ご苦労なさっていることと思いますが、いわゆる5月15日をもって復帰いたしますと、予算打ち切りとかいろいろな面で大変変わっていくと思います。そこでいまドル換算の予算で、円換算の予算に変わると執行の面で非常に危ぶまれるわけでございます。そこで、できるだけこれに間に合わせて執行を急いでいるようでございますが、大体でよろしゅうございますが、5月14日までに現在の予算の幾%くらい執行できるか。また現在どれくらいできているのか。概算でよろしいですからお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。復帰時点までにどの程度の予算執行になるかということでございますが、復帰時点まで一応約70%を予定してございます。2月末日現在で予算の執行率約40%でございます。市町村直轄の事業についてはほとんど終わっております。予算未執行、先ほど岸本議員から一般質問でありましたように、政府関係の補助事業がいずれもまだ未執行ということでございます。前年度繰越の政府事業については大体終わっております。それから政府事業で入札に付して、いま未執行の大きな事業は国体関係の事業でございます。5月14日の時点までは終わるだろうということでございます。し尿処理の事業も大きな事業でございますが、これも見積もりが終わっておりますので、指令が来次第執行できるということでございます。大体市の事業は100%執行できると思います。補助事業については年度をまたがる公算が大きいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 現在のドルと、いわゆるドルの落ち込みによって円の切り上げによって、果たしてこの予算で執行が可能でありますか。あまりに長引いたら執行が難しいと思いますが、当局としてはどういった考えでありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 大変難しい問題でございまして、円、ドルの交換レートがはっきりしないとどの程度のものになるのかはっきりお答えできないわけでございますが、ただ一方的に業者だけに負担をかけさすというようなことも問題でございますので、そこでやはり公平の立場でいろいろ検討して処理しなければいけないのじゃないかというような考え方でございます。その件につきましては、琉球政府あたりともよく連携をとりまして、公平な立場に立って検討していきたいというような考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) もう一点、合併に伴う新市建設計画予算の獲得でございますが、去年は非常に琉球政府の財政落ち込み等があって、予定どおりの新市建設計画の予算が獲得できなかったわけでございますが、今年はどの程度まで話し合いが進んでいるのか。また市長は早目に獲得のために折衝を重ねられておりますか。今までの折衝の経過がありましたら、お知らせいただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 新市建設計画予算でございますが、本土に復帰しますと工事そのものに対して補助等というのはなくなってきます。そのかわりそういったような建設費というのが、交付税の中で相当大幅に考慮されるということになります。そこでいま沖縄の方でやっているのは、新市建設計画でうたわれている大きなものについては、直接補助要請するということでございます。いま大きく取り上げているのは都市計画、水道それから港湾の整備、そういったものでございます。それから道路、そういったものについては相当強力に進めております。今の段階でめどづけされているのは、港湾並びに都市計画、それから政府道を含めた道路関係です。それから公営住宅、保育所、農業用土木が一部大型のものがついておりますが、そういったようなことでございます。その他のものについては引き続き地方課等にも交付税の形でどれだけのものが考慮されるか、現在いろいろ折衝を重ねているところでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 絶えず去年の二の舞をしないように努力を続けてもらいたいと思います。次に去った予算議会において、新市の総合計画の条例はできておりますが、予算が削られて市当局では困っているようでございますが、当局独自の立場で総合計画を樹立されたことがないかどうか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 総合計画樹立について、市独自の立場で計画しているかということでございますが、全市的な総合計画については、ただいま進めております。これはやはり私たち市の各課の立場で、総合的な方向にまとめていこうということでございまして、これについてはやはり基本計画を新年度の予算では資料を今年は各課で集めてもらいまして、新年度の予算ではぜひ予算化させていただきまして、基本計画をつくっていこうということでございます。資料は大体建設、生産 、文化部門、そういう各分野に分けて資料はほとんど収集済みといってもいいくらいになっております。それを今度一つの資料にいたしまして、議会の議決を得たいという計画で作業を進めております。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 市長にお伺いいたします。先日の新聞ときょうの新聞にも掲載されておりますが、防衛施設庁の提示した復帰後の軍用地料についてお伺いしたいと思います。これを見ますというと、金武と比較しますと田畑は同じでありますが、山林の方が名護市は1セント安いということでございますが、なぜ向こうより安いのか。私はこれについて腑に落ちないことがございます。と申しますのは、金武の山林、名護市の山林に対しては土質からしても、あるいは利用度からしても、何も私は、名護市はその利用度からしても勝るとも金武よりは劣らないと思いますが、これだけ莫大な軍用地を擁する名護市の軍用地が1仙を上げることによって、相当大きな金額になると思います。この数字は表しておりませんが、このことについては辺野古の久辺校区域において賃上げ折衝団をつくり、市と相交して折衝に行こうという態勢を取っております。昨日もこの問題について協議をいたしまして、市当局とともども強力にこれを推し進めようということになっております。それにもう一つは、山林もしかりでございますが、金武町の方では施設内は宅地見込みとして評価されております。これは非常に莫大な評価の差があるわけでございますが、キャンプ・シュワーブは122円で、金武町の方は495円、これは宅地見込みとして評価されております。これに対しても私は、あの施設内において何ら宅地見込であろうとなかろうとそんなに違わないと思います。同じ評価にしてもいいんじゃないかと思います。金武町は中南部に近いことが理由で、そのほかは何ら差がないと思います。これに対してやがて契約せんとしておりますし、期間もありませんが、この陳情に対して市長のお考えを承りたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) はっきり言って契約やらないつもりでございます。なぜ差をつけるかということでございます。私たちは軍用地を貸すということじゃなくして、彼らが使うと言うから貸そうということでございます。そういうときに私はお願いします。貸しましょうということではございませんので、私たちは3仙で要求しておりますし、相手がのまなければ貸さないということでございます。ただいまの問題は引き続き私は私の要求が入れられるようにしますし、しなければ駄目だということで防衛庁の方に固い決意でやるつもりでございます。それだけくれなければ契約しないということじゃなしに、要求が入れられるようこれから折衝するということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時50分)再開(午前11時56分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。次に20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 4点について質問いたします。その前に先ほど1番議員が出された質問に対して、市長が「契約しないつもり」ということに対しては、私はすばらしいことだと思います。市長の施政を大きく評価したいと思います。防衛庁は契約しなくても損害の補償を出すということでありますので、契約する必要はありません。これはすばらしいことだと思います。それでは一つ一つ質問をいたします。まず第1工区の今後の措置についてでございますが、現在残されている警察署の前から名護配電に至る道路のそばの方々が、土地が削られてさらに金額も五、六百ドルから1,000ドルくらい出るということで、土地が削られることに対しては何とか我慢できるけれども、金まで出すということは不服であるということで、署名押印しないということで、最近都市計画課の職員が壁に、あるいは塀に赤い印をつけたということで、そういうことで大変だということで動きがあります。そういった点等とあわせて、撤去させる場合の費用等、前に旧名護町時代、促進委員会というのがあって、その委員会で作物の補償をしました。樹木の補償までしておりますが、具体的にこの制度に対する住居の補償に対するものが、促進審議委員会では話し合われておりません。そういった面との関連、それと公売入札についてもまだ具体的に出ていないと思いますが、そういった仕事の進み具合についてお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 警察署から名護農業試験場に通ずる道路は、47年度予算で実施する予定になっております。これは日本政府の方でも既に予算化されておりまして、今国会通過を待つような格好になっております。道路建設に伴う諸物件の補償でございますが、これは立派に補償しますというようなことで計画を進めておりますし、同所に対しましては以前からいろいろ問題がありましたが、区画整理地域に同所が入っておりますので、やはり区画整理法に基づいて土地の配分をしなければならないと思っております。ご指摘のとおりいろいろ異議も出ておりますけれども、それについても引き続き地主とも折衝を続けていきたいと思います。それから貸費地処分でございますが、現在作業を進めておりまして、今月中には処分を行いたいというような計画で作業を急がせております。なお付け加えて申し上げますならば、貸費地の処分については十分注意をしなければいけないと思います。特にいま関係課の職員にも指示しておりますが、宅地のない人々を優先的に取り扱うというような方法で処分を行ったらどうかということでやっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 道路に切られ金が出るという方々が、その金は出さない。取るのであれば立ち退かないということでありますが、その辺は具体的にどうですか。金を取らなくてもできますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) そういうことはできません。額には少々の差は出てきますが、清算の段階でぜひとも出さなければいけません。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 特に比嘉さん、大兼久さんは建物そのもの5分の1ぐらい本棟がかかってくるわけです。大兼久さんの場合は移動できません。比嘉さんの方は寄せようと思えばできるが、満足な補償ができますか。(それはできます。)仲村さんとか別の方々の所はブロック壁がありますが、そういった壁が河川に面していて、それとの関係はどうですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 河川はボックスでやるので、別に関係ないと思います。補償については市の職員が第一段階査定して、第二段階では政府が査定することになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 比嘉久吉さんのほうは、まだ工事が進められていないということでありますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) その件については本人から見積書が出ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 昨日あたりから工事が始まっているんじゃないですか。浸水するということで具体的に1000ドルくらいかかるということで、市がどれだけ出すかということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) いま検討中で、どれくらい出すということは言えません。本人には見積額、満額やることはできないということは伝えてあります。いくらかは出さなければいけないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 第2点目に名護湾の埋め立てについてでございますが、具体的にどう手をつけられるのかわかりませんが、宇茂佐の海岸も合わせて埋め立てしようというようなこともあると聞いておりますが、名護市の場合、街の近くにすぐ砂浜があるということが大きな美観を作っておりますが、これがずっと屋部まで埋め立てられると大変な被害をこうむるし、これから観光名護市をつくって行く場合にも名護の海がなくなっていくということもありますが、その規模について、私は前に出された大瀬あたりまでなら話はわかりますが、これがさらに拡張されて屋部一帯までくると大変な問題になります。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいま市で計画しているのは、あくまでも皆さん方に議決していただいた分でございます。屋部の先まで埋めるというのは、水産庁がもし仮に名護にモデル漁港、あるいはモデル漁村等を建設するということが認められるならば、そういうふうな形をとりたいというようなことでございます。いま名護市の方としては、あくまでも市の方で議決したのを第一にしてやっているということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 多野岳公園についてでございますが、これは自由民主党の皆さん方はよく知っていると思いますが、本土においてサンデー毎日によく出るようで、東海自然公園ということで4県にまたがるような公園がつくられるということが計画されております。ちょうど名護市の場合、名護岳公園を名護から久志に至る舗道をつくり、今までの名護市の歴史がどうであったということを植物自然林、原始林等を見ながら久志まで通じた、名称は一応多野岳遊歩道ということを私たちは政府の指定公園、あるいは公立公園ということで大きく開発できると思いますが、これは今度の海洋博とも合わせて計画すれば、より早目に具体化していくと思います。本土では4県にまたがる歩道ができます。岡山県あたりの規模からすると大したことはありません。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいま山岳遊歩道をつくって大きな公園計画をしなさいということでございますが、久志瀬嵩林道が多野岳に通じます名護岳一周道路ができておりますが、今は一部車を遮断するために崩れたところを残してあります。将来資金のめどがつき次第整備をやるつもりでございます。久志から多野岳、羽地に結ぶ線は可能じゃないかということで、今それをやろうということで、今度の基本構想の中でも進められておりますので、そういった計画で一応進められると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 4番目に去る2月28日の沖縄タイムスに出ておりますが、去年の12月の時点から手をつけられている日政援助によってつくられている農道の件でございますが、その件につきましては再三新聞に出ております。これは議題として論議するわけにはいきませんが、自治法の57条に「議会の議長及び議員は自己もしくは父母、祖父母、配偶者、子孫、もしくは兄妹姉妹の一身上に関する事件または自己もしくはこれらの者の従事する業務に直接の利害関係のある事件については、その議事に参与することができない。ただし、議会の同意があったときは会議に出席し、発言することができる。」私の質問の内容がこの件は議長、それから14番、21番議員に関することなので。この57条の規定によって除斥していただいて、それで質問したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後0時7分)(2番 崎浜秀栄君、14番 我那覇隆光君、21番 上原康茂君以上3名退場)再開(午後0時9分) ○副議長(玉城清吉君) 再開いたします。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) この事件は既に議員の皆さん方も知っているかと思いますが、これは新聞の投書にもありましたけれども、投書を読むよりも現場を見た方がはるかに怒りを感ずることだと思います。その地は旧名護町時代に日本政府の援助によってつくられたきれいな農道です。これを名護市の議会議員が大変な工事を行っております。深さが10メートルから低い所では8から5メートルのところもあります。きょうさらに沖縄タイムスの地方版に出ておりますが、現場に行ってみましたが、復元意思があるようには見受けられません。ただ申し訳的に横から土を持ってきてやっておりますが、復元する意思ではなく見せかけの行為としか見られません。周辺の地主は徹夜でもしてブルを動かしているじゃないかということで言っております。現に柳原あたりでは太陽が昇るときから落ちるまでブルが動いているし、ここでは1日一、二時間動いてそのままということであります。この一件について逐条的に聞いていかなければいけませんが、その事件が起こってある地主の代理人である弁護士が役所を訪ねたときに、その事件後にこの工事は許可を与えたかということに対して、まだだけれどもこれから許可を与えるつもりですという発言をして、弁護士があなた方は事後処理するのかと言ったら、いやこれには条件がある。地主の承諾を得れば許可するんだというような態度であったようでございます。これは市長の答弁いかんによっては、そのほかの事実も出しながら質問していきたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) この件に対しましては言い訳できません。行政指導のまずさということでは、私責任を感じております。その面については深くおわびしたいと思います。ただ残念でならないのは、あれだけのことをやるのになぜ事前に相談してくれなかったかということでございます。復元については市の方で設計図面を作成して、それに基づいて復元するようにということで命令を出しております。聞きますと気象の条件で遅れているようでございますが、建設課長から当事者に連絡しております。市としても市の作成した設計図面どおり復元しない場合には、断固たる措置を取るということで強く申し上げております。それから職員が今から許可を与えるというようなことでございますが、 それはやはり復元させるというような意味で、そういうようなことを言ったと思うのでございますが、まずあれだけのものを復元するにはどうしても七、八千ドルかかると思います。そういったものを文書によって明確化しようというようなことで、そういった答えをしたことと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 復元するための、こうしなさいという図面はできておりますか。 ○副議長(玉城清吉君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 既に本人に指示してございます。 ○副議長(玉城清吉君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) それは私まだ見ておりませんのでわかりませんが、きょうブルドーザーが動いているのを見ると、火葬場側の方の山手を崩して、左の広いところに土砂を移しております。あの現状からすると復元するということはありません。くぼんでいますので、上げなければなりません。上げるような様子が見られません。先日の新聞で市当局は、被害があれば強力に補償させるというようなことでありましたが、これは現在被害がないという立場に立つ考え方なのです。既に被害があるわけです。被害があるので早急に補償させるということならわかりますが、何回も勧告したが業者が聞かない。あるいは議員が聞かないということで、何か執行権者の力がばかにされている。ぶっ壊してやれば何でもできるということで、 市民は大変な憤りを持っております。その道路は通学路であり、ちり捨て場に行く道であり、既に被害があります。そういうことをあわせて、彼らの態度をどういうように、具体的に執行させるかということでお伺いしたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) この問題については関係議員を3回呼び出しまして、その都度、その都度厳重に申し込ませてやるということで、どうも私らの言っていることと地主さんの言っていることとそうこうすることがございまして、地主と関係議員を呼びまして、そのときにはっきり約束させております。その場合復元については地主の意見を尊重するということで、地主も現場に行きまして地主の指示に基づいて設計させております。ですから、そういうようなことで両者が理解の上に話は進めておりますので、まさかそれを一方的に破棄するということは許されないと思いますし、また私たちも許しません。なお新聞に書いてある被害があればというのは、個人的に被害の要請があったことを指しているわけでございまして、別に全体において被害がないというような考え方ではございません。今でも被害を受けているので、早目に復元するよう指示してございます。 ○副議長(玉城清吉君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 個人的に被害があるということで申請が来たならば、そのことに対して市当局で事件を起こした議員にさらに勧告するということですか。(はい)もう一件、この議員の中の一人が復元する意思がないという証拠になると思いますが、1970年に同地において上原議員が一部変更し、その復元がなされていないわけです。既にそういった事故現場でございます。それをさらにほじくり出しているということでございます。その点についてどうですか。 ○副議長(玉城清吉君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 70年度のときは、一応は砂利敷きとかそういったものを指示してさせたつもりでございます。それが完全になされていなかったということじゃないでしょうか。 ○副議長(玉城清吉君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 今の市長の話ではさせたつもりということになると、現在のその工事もさせたつもりということになると困ります。(検査させます。) ○副議長(玉城清吉君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) あの当時は設計書を作っておりませんが、今回は地主も呼んで両者の間で話し合っての設計でございますので、今度はその設計でございますので、今度はその設計書のとおりやらなければ、設計書のとおりやるように十分なる指導はやるつもりでございます。 ○副議長(玉城清吉君) 休憩いたします。休憩(午後0時23分)再開(午後0時30分) ○副議長(玉城清吉君) 再開いたします。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 図面を見た結果、やはり以前の上原議員のとった態度、崩してしまえば何とかなるという彼らの条件に合わした図面でしかないと私は見受けられます。こういうことでは、これからも何らかの形で壊していくということであれば、いつでもできるということでございますので、その態度は絶対に許せないと思います。その現場に私も立ち会いしております。地主の全員に図面を見せているかどうか知りませんが、現在ある地点から両方向に真っすぐ持っていくということなら話はわかりますけれども、現在壊れたものを合わせております。これを例にして今後繰り返すことがありますので、ぜひ真っすぐに復元していただきたいということについてご答弁を願いたい。 ○副議長(玉城清吉君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまのご指摘のとおり、一部図面を変更して復元させるようにいたします。 ○副議長(玉城清吉君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 厳重に措置してください。さらにこの件について 、ただし書きにあるように「議会の同意があれば会議に出席して発言することができるとありますが、私としてはあえて彼らに弁明させることはないと思いますが、皆さん方の同意があれば弁明させてもよろしいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 現場を我々全員で踏査して、こういうふうに復元しなさいということでやったらよいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) お諮りいたします。一応現地踏査を行ってから3名の意見を聞くことにしたいと思いますが、異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、午後から現地踏査をいたします。あとしばらく時間を延長いたします。休憩いたします。休憩(午後0時??分)※休憩との発言はあるが、時間経過が記録されていない。再開(午後0時??分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 2点について質問いたします。海洋博が本部半島に決定になったのでございますが、1号線の拡張、さらに13号線が4車線に拡張されると、さらに北部開発期成会のメンバーが山中総務長官にお会いして、明治山林を突っ切って名護岳の後ろを通って、さらに伊豆味に結ぶという有料道路が開設されるということを聞きましたが、二、三日前の新聞で工事は難しいという報道がありましたが、これはぜひ実現しなければならないと思います。と申しますのは、道路の開発によって地域の開発が、地域に影響する経済開発が非常に促進される面が大きい。と申しますのは、東京と大阪に東海道新幹線ができまして、大阪の物資あるいは人員、東京のそういうものの交流が激しくなって、中間の名古屋が年々過疎を来しております。名護岳を通って本部に行く道路は市の動脈になる可能性があります。現場を見ますと那覇、コザの場合も同様ですが、工場が乱立し住宅難とか下水道、ごみ処理が後手後手になっており、北部が沖縄の中核になる可能性があります。道路ができないと開発は失われると思います。これについて山中長官はやると言っておりますが、調査団の報告を見ると不可能という線が強いわけです。市長が山中長官にお会いした時点ではっきり道路建設をやるという意向はありましたかどうか。北部開発期成会はその後話し合ったことがありますかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 結論から申し上げますと、山中大臣ははっきりやりましょうということでございました。それともう一つこの道路は海洋博とは関係ない。北部期成会では北部開発という前提に立ってぜひ開設すべきということでございます。ですから海洋博には間に合わなくても、北部の開発という面では、これからも引き続き強力な折衝を要するものだとこう考えております。今の1号線、13号線を拡幅いたしましても、有料高速道路というのはぜひ必要じゃないかということで、東海岸側を通して名護に来て、名護と久志のハイコツにいたしまして、それから名護に降ろして、名護から先は別の変わった道路にしようということでありました。道路の調査団には直接お会いしておりませんが、新聞の報ずるところによると、極めて工事が難航するということでありますが、これは北部開発の観点から見て海洋博に間に合わなくても、これから後も引き続き折衝、運動は続けるつもりであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 北部開発期成会では、まだその後のそういった話し合いはしておりませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) やれるか、やれないかまだ結論出ておりません。今の段階では間に合わないじゃないかという調査団の発表であって、政府がやらないということではありません。具体的な調査団の資料を持ち帰った後で結論が出ると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) これはぜひ実現方を強力に進めていただきたいと思います。農林課長に伺います。海洋博の規模、内容というのは大方よくご存じだと思いますが、約半年間で外国、あるいは日本、沖縄含めて沖縄県人口の4倍以上の方々が来るわけですが、そうするとその食料は大変なことになると思います。もちろんホテルとか関係ありますが、私は特に名護地域は農家の形態がほかの地域より山に依存した莫大な土地がありながら生かせきれてないという感があります。最近は耕地面積は増えつつありますが、農村の生産層の人口がほかの産業に移動して、大体二、三%の減になっております。いわゆる老齢の農家になっております。農家ははっきり言って食っていけない状態になっております。そういったことで肉牛の増産、生活の向上によって嗜好品も変わっておりますので、政府の統計の中でも1980年までには4.8倍肉牛を増やす。養豚も増やすということ、政府の長期計画もありますので、海洋博に来る方々に肉を提供するということで、必要欠くべからざる肉牛増産に推進すべきだと思いますが、農林課としてどのような施策を持っておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 肉用牛の繁殖については今議会でも予算提示しておりますが、ご指摘のとおり増殖しなければならないと思います。やっぱり素牛を買うのも大事だけれども繁殖牛をもっともっとやらなければならないということで増やしている状態でございます。少なくしても名護市で競りが持てる程度、2,000ないし3,000頭飼育させたいということで飼養させております。ただ復帰した場合に、果たして現在のような非常に有利な状態で素牛を農家の皆さん方にお渡しできるかということが若干心配な点でございます。そういったような意味で牛の増殖についてはこれから後も引き続き力を入れていきたいと思います。豚につきましては、これも同じように今回の予算に計上されておりますが、食肉センターの設置に伴いまして、養豚団地造成というのがいま本格的に取り組まれつつありますが、名護市も今度一カ所の養豚団地ができるわけでございますが、将来の計画といたしましては、羽地の土地改良の中にも3,000頭規模の団地計画を作っております。そういった意味で新しい考え方に立った養豚飼育をこれから後もやっていきたいと思っております。
    ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 農業問題を議論していく中で、壁は農業改善になるわけでございます。ですから、今の経営では到底農業の発展はないと思います。土地の改良も農業基盤の整備もそうでありましょう。少数の小生産体系ではできないと思いますし、大量生産の方向に持っていくことが必要だと思います。例えば牛と水稲とキビ、その3つを兼ね合わせてやるということで、それには土地の拡大も必要だろうし、農業経営もうまく指導していかないといけないと思います。モデル地区とか、モデル農場を指定して集中的に指導して、農薬等の補助金も投入してやっていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 現在モデル指定というのはよくやっております。パイナップル、キビ、水稲、カンショ等はやっております。それともう一つ、いま屋我地でやっている土地改良組合というのがそれなのです。総合経営のモデル農業になるわけでございます。そういうようなことで、屋我地の土地改良については、私たちが力強く協力するというのも、いわゆる総合的な経営の状態をそこでモデル的にやろうと。ですから、いま言うように大型養豚はやれるし、パイナップル、キビがやれるということでございます。ですから、そういった方向で進めるものには市としても全面的に、積極的に協力していかなければならないと思います。ですから、1カ所つくるとそれに基づいて次から次に総合的に大きなものがなされるだろうと思います。作物はいまやっております。ただいまご指摘のありましたように、引き続き資料はこれから後も作成していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 後でモデル指定箇所の資料を要求いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 比嘉仁光君。 ◆23番(比嘉仁光君) 二、三点について質問いたします。3月15日現在における本年度の歳入歳出の執行状況をプリントにして配っていただきたい。次に復帰に備えて名護市として琉球政府へ申請してあります累積赤字はどのくらいでありますか。去る12月定例会で助役に質問したら出してありますということを申されまして、この沖縄の予算の累積赤字は日本政府が責任を持つということで、それにちなんで我が名護市の赤字がございましたら、どのぐらいの累積赤字が向こうに記載されているかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 事業執行3月15日でやるということであれば間に合いませんので、2月末日でよろしいですか。(2月末日でよろしいです。)名護市の累積赤字はどのくらいかということでございますが、累積赤字はございません。起債はありますが、決算による赤字は今のところ。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 比嘉仁光君。 ◆23番(比嘉仁光君) 私が申し上げますのは、琉球政府が新市建設計画に対しまして1,700万ドルのまちづくりの予算に対しまして63%の780万ドルを琉球政府が補助してやるという金額に対して、いまだに50万ドル程度しかもらっていない。ですから、これは当然琉球政府の累積赤字に包含されるべきだと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 執行未済分が赤字になるかどうかはまだはっきりいたしません。問題はこれから後も引き続き支出されると思うのです。先ほどもちょっと中山議員の答弁に答えましたが、本土復帰しますと補助金の制度が違うということでございます。今までは小さい事業についても補助がありましたが、復帰しますとそういうことはございません。交付金の中でやられるということでございます。ですから、73年度予算でどれだけ事業分が上積みされてくるか、その辺はまだ政府の方と話し合っておりません。そういった意味で今の状態ではお答えできません。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 比嘉仁光君。 ◆23番(比嘉仁光君) 1971年度と72年度の予算において270万ドルもらうべきであったが、その中でやっと50万ドルくらいしかもらっていない。残りは当然累積赤字として包含されるべきだということでございます。助役は累積赤字に包含されるということで答えておりました。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) その分に対しましては、現在までもらっているのはいくら、まだなのはいくらということで、政府には話してあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 比嘉仁光君。 ◆23番(比嘉仁光君) 議会からの質問があったということで、それをただしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) ただいまの質問の中に、累積赤字を助役が「出してあります」という答弁であったということですが、私はそういうことは言っておりませんが。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 比嘉仁光君。 ◆23番(比嘉仁光君) 政府が責任を持つと、私は名護市の累積赤字はどうしますかと言ったら、あなたは向こうに出してありますということでありましたので。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) あの当時の話は、新市建設計画に基づく事業に対して、本土政府に要請してあるのかということに対して、私は地方課としても本土政府に要請してありますということでお話し申し上げておりますが、これに伴う累積赤字はどの程度であり、どういうように補填していくというふうなことは、私は申し上げたことはございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 比嘉仁光君。 ◆23番(比嘉仁光君) 琉球政府に話し合ってありますということであれば、これは当然累積赤字として包含されるべきものであると私は解釈しております。一つ市長はこの件に関心を持たれて解決していただきたいと思います。もう一点先ほど6番議員の質問がありましたが、ほかの未処理の分を今度はその中に含まれていると。旧役場吏員の退職見舞金はごく簡単に申し上げますると、戦前、長いので大正14年から昭和23年3月28日まで、その間は給与も何ももらっていない。国家のためにご奉公したが何一つ恩恵を受けていない。毎月給料から幾割か差し引いたが、27名の中には幾人が亡くなられて非常に気の毒であります。ですから、この問題を早くやるべきであるが、富川局長のときに初めて明るみに出て、山中長官にお願いしてやっとできるようになった。佐敷村でも去った12月にしか処理されていない。復帰前でタイミングが非常に悪いが、復帰までにはやってもらいたいと思います。仏前に備えたいということで岸本金光さんや羽地、久志の代表がお願いしているのでございますので、予算の許す限り一つ市長、議会当局もご承認していただきまして、要望に応えさせていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまの問題は先ほどもお答えしたように、私たちは決して戦前の町村職員の問題に対しては、ないがしろにはしておりません。町村員恩給獲得については、直接山中長官にお会いしてお願いしましたら、山中大臣は総理府の管轄なのでぜひやりましょうということで、先ほどお答えしてあります。皆さん方が陳情しているのは、その他に市から旧名護、羽地、久志の吏員に対して出してもらいたいということですが、そのことについてはいろいろと研究しなければならないので、前向きの姿勢で検討しようと答えたとおりでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 本日の日程はこれで全部終了いたしました。日程外といたしまして、午後3時より多野岳、大堂原の現地踏査をいたします。これをもちまして本日は散会いたします。                                 散会(午後1時5分)            名護市第6回定例議会会議録(2日目)┌─────────┬─────────────────────────────┐│  招集年月日  │       1972年3月15日水曜日 午前10時       │├─────────┼─────────────────────────────┤│  招集の場所  │           名護市議会会議室           │├─────────┼─────────────────────────────┤│   開  議   │      1972年3月15日 水曜日 午前10時15分      │├─────────┼─────────────────────────────┤│   閉  会   │      1972年3月16日 木曜日 午後4時12分      │├─────────┴─────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員  出席 23 名 欠席 1 名  │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬───┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │ 出欠 │├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼───┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │   │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼───┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │ 欠 │24番│ 玉城金栄 │   │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┼───┤│  署 名 議 員  │ 11番  │ 中山盛久 │ 19 番 │ 玉城清吉 │   │├─────────┼─────┴──────┴─────┴──────┴───┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳          ││ に出席した者の ├─────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                    │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬─────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育事務長│ 北城 徹 │     │     ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │企画課長 │ 比嘉邦三 │     │     ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│ のた │ 収入役 │照屋 剛 │     │     │     │     ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │     ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼─────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │     │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴─────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                       │├─────────┼─────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                       │├─────────┼─────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                       │└─────────┴─────────────────────────────┘名護市議会第6回定例会(2日目)                               1972年3月16日(木)                               午前10時25分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員23名、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。日程によりこれより議案の質疑に入ります。日程第4、議案第4号 1972年度名護市一般会計補正予算(第3号)についての質疑を許します。休憩いたします。休憩(午前10時26分) ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 歳出の金武保養院慰霊碑建立費分担金、これは全琉的なものですか、北部だけのものですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 金武町の保養院に入院しておって、入院中亡くなられた方の霊を慰めるということで慰霊塔を建ててあります。これは会員の皆様方が計画いたしまして、会員全部に負担させております。金武町の保養院に入院した人数の割り当てによって分担金が各市町村に来ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 主催は患者自体のものですか。(そうです。)17ページ、食肉センター株式会社への出資金5,940ドルですが、これは漠然として我々には理解できませんが、定款もどういった組織で、どういったものであるか。我々は金額だけで議決しなさいということではできません。資料を提出してください。どういった会社であるか内容がわかりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 当初は市としまして本土米の借入資金を予定して計画しておりましたが、市町村は米の借入資金を借りることはできないということで、市としてはその問題を養豚農協の方に移したのでございます。養豚農協としましては市町村、あるいは農協、あるいは養豚農協とそれから食肉業者は組合組織になっておりませんので、個人の資格で出ていただいて、その中でいろいろ討議した結果、結局株を組織して養豚農協として出発しようということで、実施割り当てが来ておりますが、割り当ての方法といたしましては、養豚農協の場合は実施株の30%、農協の場合は21%、市町村が25%、その残りが結局養豚業者の方々が負担して食肉センターを設置するということ、そういうふうな内容になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 趣旨そのものについては、我々はよく理解できます。食肉センターを造ろうということで、議員研修もやってきておりますが、中身が全然わからないわけです。しからば現在の屠殺業者は、どういった救済措置でやるか、そういったものはわからない。会社の内容がある程度知らなくて金を出しなさいということでは。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 資料はありますが、まだ印刷してありませんので、後ほどお配りいたします。各団体が集まって議決して割り当てられた問題でございます。もし皆さんの許可が得られるならば、北部養豚組合長の長浜さんを呼んで詳しく説明させてもよろしいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 関連質問いたします。食肉センターの件でございますが、11番議員のおっしゃるとおりでございます。名護市の発言権はどうなっているか。株を持つだけで参加するのか。そういったことは定款等ないとわかりません。名護市は名護配電とかそういったところに株を持っております。名護配電の場合は重役株を持ちながら何も発言権もない。そういったことで非常に重要なものでありますので、資料を提出すべきであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 関連質問いたします。市当局に伺いますが、食肉センターの件でございますが、この食肉センターが完成した場合には、現在ある屠殺場は全面的に閉鎖するわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 屠殺場は今の状態では厚生省の基準にも合わないし、結局改めていかなければなりませんので、現在の屠場は閉鎖になります ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そうなりますと現在羽地、名護、久志と3カ所あったと思いますが、羽地、名護は市の方に包含なって問題ないと思いますが、久志は話によりますと個人につくらせている。個人はそこから利益を受けているということであります。そういった人々には救済措置は考えておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 今の時点ではそこまではやっておりません。その問題に対しては、その方々と話し合っていかなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) もう一つ大事なことでございますが、現在羽地、久志、名護を含めて屠殺業者が40幾名に上っておりますが、その人々と話をつけたかと言ったら、市長はその人々とお話はできていると言っております。議事録に載っていると思いますが、せんだってその人々と話し合ったときには、食肉センターができた場合にはそこから枝肉を分けて売り子に回さなければならない。そうなったら自分らの生計が立たなくなるということを言っております。そういった面で突っ込んで、そういった方々と詰めて話し合いをしたのかどうか。私が聞くところでは、そういった話し合いはまだ持っていないとのことです。そういった救済措置としてあと二、三カ年は私たちに貸してくれと言ったら、市当局は受け付けなかったということでございますが、その辺はどうですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 屠殺業者との話し合いは去年の12月ごろ会合を持っております。そのときの話は、結局先ほどの販売の問題と、出資はしますけれども、もしその会社が倒れた場合にはどうなるのか。出資した場合において食肉センターの問題については、責任を持って弁償しなければならないのかということで話が出ましたが、そこで販売問題については、先ほど3番議員がおっしゃったとおりにこちらから分けていって販売する。出資に対しましては、もし万一の場合には出資した分は取れない状態になると。ところが食肉センター総体的な問題に対しては弁償することは無理であろうということで、そういう問題を相当突っ込んで話し合いましたが、そういった状態であれば、私たち食肉業者としても賛成であるということを言っておりました。先ほども答弁しましたとおり、食肉業者との話し合いは立派についているということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 私が一昨日聞いた話とは大変違います。食肉センターの資本金がいくらか知りませんが、業者が言うには20万ドルまでは増額していいのじゃないかと言っております。近ごろになって50万ドルに大きく跳ね上がったと。そんな大きな金額になると責任が持てない。そういった人々は非常に会社関係には疎いわけです。会社が潰れたらどうなる。また昔に戻って豚を買ってきて売り子になるんじゃないかということにしかならないと思います。そこでもう1回その人々を呼んで、あなたが言っているのとは違うということを説明してください。私は食肉センターを造るということに反対なのかと言ったら、食肉センターを造ることには反対ではない。何が反対かと言ったらわからない。内容が全然わからないわけです。いざ食肉センターを造った場合には、「さあ、もう大変だ」ということになると思いますので、その問題を進める場合には、もう一回詳しい説明をしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 食肉センターの問題に対しては、ただ金額だけを出されたんじゃ議員の皆さん方はわからないと思います。今までの経過かれこれ、いま助役に質問しても具体的な説明ができないと思います。それで一応責任者を呼んで、後ほど説明を聞いてでなければ予算の審議はできないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 食肉センターの問題については、10時30分ごろまでには養豚組合の責任者も来るようでございますので、来られましたら詳しく説明させたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時46分)再開(午前11時7分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 本日は海洋博予定地案内のため遅れました。食肉センター建設についての質疑があったとのことでございますが、実は食肉センターを市の方で造るために一生懸命やったのですが、給与米の資金がどうしても出ない。それからもう一つ、本土政府の補助金についても折衝しましたが、本土ではそういった事例がないということで、厚生省は積極的になったけれども大蔵省の査定で組み入れられなくて、急遽市の計画を変更しまして、沖縄県北部食肉センターという法人組織をつくって、それで運営しようということになったわけでございます。食肉センター建設については、北部期成会でも北部にぜひ食肉センターを設置すべきであるという決議ができまして、その決議に基づいて市ができないというわけで、それでは食肉センターという法人組織をつくろうということになっております。資本の構成を申し上げますと、米殻資金を使って食肉センターを造る場合に、どうしても出資額の51%以上を農業に従事している者、もしくは農協という形でなければ資金が借り入れできないということで、資本の構成をまず北部養豚組合に30%持っていただき、北部地区の各市町村で25%、北部地区の各屠殺業者で24%、合わせて49%を市町村並びに屠殺業者で持とうということで資本の構成を進めております。資本金でございますが、授権資本を16万ドルといたしまして、その中の払込資本を8万ドルということで決めております。その8万ドルを先ほど申し上げましたが、資本構成に基づいて割り当てますと、養豚組合が2万4,000ドル、北部地区内の各農業協同組合で1万6,800ドル、それから北部地区内の各市町村で2万ドル、各屠殺業者が1万9,200ドルを負担していただくというようなことで話はまとめております。それから後、いろいろと話を進めまして、食肉センターの建設場所も一応世冨慶の大和川の下の方に決定して、いまボーリングを進めているということでございます。それから、先ほど資本構成では5,000ドル余を出すことになっているが、経営に対してはどうなんだということでございますが、経営につきましても北部の市町村の中から二人の取締役を派遣して直接経営に参加させるというような方法で話し合われております。それでとりあえず今年の8月までには北部開発期成会、岡村金武村長と私と二人が北部の市町村の代表ということで、取締役として法人組織に入るということで話を進めております。そのほかに養豚組合から3名、屠殺業者から2名ということで、取締役の構成をしようということであります。それから監査役につきましては、農協から1人、屠殺組合から1人、養豚組合から1人、3名を当てようということで大体話は決めております。以上簡単ではございますが、説明を終わります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 久志にある屠殺場は個人のものでありますが、それに対しての補償は考えておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) まだ話し合っておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 屠殺業者である40名余りの方の話を聞いてみますと、食肉センターについてはわかっておりません。食肉センターができたら枝肉を分けて売るだけだと言ったら、それでは大変だということで、今までは殺して売って、それで生計を立てていたが、名護だけが枝肉販売ということになったら、離島から精肉がくると人々は精肉に飛びつくということになるということで、そうなったらお手上げになるということで、そういうことも心配されるので二、三カ年名護の屠場を貸し与えてくれという話がありました。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時16分)(市長:既に2回業者と話し合っております。)再開(午前11時30分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第4号の質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第4号の質疑を打ち切ります。次に議案第5号の質疑を願います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 契約書の2ページ、3.名護市は移転の有効期日より添付書Bに明記された財産の管理権を有するものとし、政府は同期日よりそれに対するいかなる責任から免除されるものとする。とありますが、これは管理権だけなのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これは建物と設備を明け渡して、本書をもって名護市に移転するものとするということで、前文の中でピシャッと書いてあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) これは名護市から責任の追及があったら困るということで、こういった条文を書いてあります。譲与するということ自体、しゃくに触ります。こっちの物を勝手に向こうが使っていて、おまえらにあげるということを言っております。管理権だけ与えていて、あと自衛隊が使うときには返せということになったら困ります。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そういうことはありません。後から責任を追及されたら困るということで第1条に入れてあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) それははっきりさせておきたいと思います。その次に「特に生じたいかなる事由による訴訟権、債権及び請求権に係る政府、その高官また職員の責任を、これをもって永久に免除するものとする。」とありますが、その施設の地下の部分がよくわかりませんが、ないとするならば良いが、仮に何らかの危険物があって、それによる事故が起きたときには、当然責任を追及しなければなりませんが、事故があって請求しようとしても永久に責任を追及しないということでございますが、その辺はどうですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そう詰められますと、ちょっと答えられませんが、昨日見た範囲では地下には何もない。それから爆発物を貯蔵される部分に、私たちが見た範囲では何もないということでございます。絶対にないということは言えませんが。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 4項はとっても良いと思いますが、危険物がないという保証があればよろしいが、素人の目で見て大丈夫であろうという感じは受けますが、彼らの場合は非常に巧妙なので、具体的に言えば中国についての解釈も「中国は一つ」であるということで、中華人民共和国も台湾に住んでいる中国人も、中国は一つであるということを認めているという形で、極めて責任の追及されない状態があります。事故が起きても永久にそういった訴訟権が出せないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただ言えますことは、私自信これを無償譲渡要請したときに、その中に危険なものか、あるいは危険な場所があるのではないか。だからそういった意味で一つあの施設を確認させてくれということの要望に対して、よろしいということで三役、正副議長、教育委員長ということで現地を視察いたしました。今回の場合は契約書を提出した場合も、議会の立場としても、その施設を確認したいということで伝えたら、「よろしい、どうぞ」ということでやっておりますので、向こうが隠したり、そういった契約書を作って中身を見せないということになると、そういった疑惑でもって対処してしかるべきだと思いますが、今回は好意的に出たということで、その点は信じてもよろしいかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) そのほかに引っかかるのは、いま個人有地を借りておりますが、その間の支払いとか、そういった面に対する完全な処理はなされているかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 完全に処理されております。7月1日付けで返還されるべき土地なので、6月いっぱいの地料は既に支払われております。7月以降は土地を解除するという指令が来ておりますので、個人有地で道路等に使われているのは、県もしくは市でも良いようにやったらよろしいということであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 個人から、そういったことでの請求はされるべきでないと見てよいわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 個人には全く関知せずして、市の財産部分に対してのみ、この契約書を締結しようということでございます。もし仮に、ご質問のようにこの文書が契約された後でも、個人にそういった不利益、支払未済の分が出たときには当然請求しなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 68.56エーカーというのは市有地だけですか。
    ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 市有地だけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) B表に明記されていない建物はありませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 先日全部チェックしてきましたが、ありませんでした。議長(崎浜秀栄)議案第5号の質疑を打ち切りたいと思いますが、異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第5号の質疑を打ち切ります。ただいま市長より提案されました議案第6号、日程を変更して追加したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって日程追加第1号として追加決定いたしました。日程変更し議案第6号を上程いたします。議案の趣旨説明を求めます。教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 議案第6号の説明をいたします。 △議案第6号    教育区債の変更について1.変更前の教育区債これは去った予算議会で議決していただきました5万4,400ドル。起債目的は嘉陽、三原、屋我地、大宮、名護小、名護中、安和小の拡張及び整地費に充てるために起債を起こしました。いろいろ都合がございまして2万9,000ドル、5万4,400ドルのうち2万5,400ドルは既にまとまったところからということで三原、屋我地、名護中、安和の土地購入・整備を進めるように、起債も中教委の認可も終わりまして、事業に取りかかろうとしております。残された2万9,000ドル、これは嘉陽、大宮、名護小の校地購入費でございましたが、嘉陽の校地拡張で一部地主が反対いたしまして、買収にこぎつけず一応冷却期間を置こうということです。名護小も地価の折り合いがつかず保留ということになっております。そこで嘉陽の2,100ドル、名護小の1万7,000ドル、これを大宮小学校の前庭、これは宮里区有地1,637坪を借地しておりますので、起債を大宮小にまとめまして2万9,000ドル。それと一般財源で計上されておりました1万1,000ドル合わせますと約4万700ドルになりまして、全部は買収できないので差し当たり次年度に1,000ドル追加していただければ解決がつきますが、起債を起こして年度内執行しませんと復帰後難しいので、大宮に起債変更をいたしまして、全敷地を買い上げようということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第6号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしとのことでございますので、議案第6号の質疑を打ち切ります。休憩いたします。休憩(午前11時56分)再開(午前11時57分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。市長よりご意見があるようでございますのでお願いいたします。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 同意を得ておきたいということでお願いするわけでございます。名護市有地に建てられておりますところの、北部老人福祉センターの名護市への譲渡の件でございますが、ただいま管理しております沖縄県社会福祉協議会並びに北部の老人クラブの皆さんから、あの施設を名護市で、無償で譲渡してもらえないかということで申し出ております。条件はどうしても今のような段階では運営しかねるということでございます。ですから、現在のような状態の運営をしながら後は市独自の方法で運営してよろしゅうございますので、今までのように北部の老人の皆さん方にも使わしながらやってもらいたいというような条件でございます。そういうようなことで急遽先週の土曜日にそういった申し入れを受けまして、市といたしましても今議会には提案しないで、一応は研究して議員の皆さん方にもその旨話して、でき得れば無償譲渡して市の方でやっていきたい。将来は3階の基礎計画でございますので、総合福祉センターにもっていっても十分活用できるんじゃないかという考え方でございます。ただ3名の職員がおりますが、それをすぐ市の職員となると定数条例もありますので、一応向こうから入る金で運営して、足らない分を将来市の計画ができたときで、市の職員として運営管理させるということで、おおよその計画については、三役の間で話し合いしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 今の件で職員のほかに管理人がおりますが、管理人の身分についてはどういう考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時59分)(市長:管理人は管理人として置かなければならないと思います。)再開(午前11時59分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。午前中の日程はこれで終了いたします。休憩いたします。休憩(午後0時00分)再開(午後1時58分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいまより議案第4号の審議に入ります。投資及び出資金について休憩中に審議しましたが、多少ご不審の点もあったように思われます。決議をする前に北部養豚組合の長浜氏が待機しておりますので、一応確かめることがありましたらお呼びしてもよろしいかと思いますが。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) この食肉センターの問題について、市長からはあらかじめ今までのいきさつを聞いたわけでございますが、この食肉センターの設立に関して果たして養豚農家がどのような恩典をこうむるか、もう少し聞きたいと思いますので、長浜さんを呼んでいただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) お諮りいたします。ただいま3番議員から食肉センター設立することについて、参考人を呼んで質問したいとのことでございますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、長浜氏をお呼びして質問したいと思います。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 養豚関係の皆様方が北部食肉センター設立までいろいろご苦労なされたことは感謝申し上げますが、その中にまだ私たちが十分納得できない部分がございますので、説明していただきたいと思います。きょう市当局を通じて、北部食肉センターの在り方というのを、定款を見て感じたのでございますが、同会社は事業を営むことを目的とする。だんだん会社の営利を目的としたところの目的しかないわけです。私らが考えるのは、食肉センターを造った場合には、養豚の方々の所得を倍増させるために造ったと思いますが、その定款の中の目的には一応これこれしかじかの事業を営むということしか書いてございませんが、そういうふうな目的も挿入すべきじゃなかったかと思いますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 発起人代表 長浜徳松君。 ◎発起人代表(長浜徳松君) ただいまのご質問に対して、実は定款にその面がはっきり明記されていないということは、定款については事業をうたってあるだけで、住民に対するどういうふうな方向で行くんだということはうたってないということは、これは定款としては事業をうたって、あとの方面で広域な面でこうするのだということは、事業の今後の運営でも盛っていけるのじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 事業面と運営面で、そういうふうなことをやるということに理解してよろしいですか。(はい、そうです。) ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時35分) ◆3番(比嘉鉄也君) 北部には市町村営の屠殺場がありますが、久志には個人の屠殺場がありますが、そういう面、個人が非常に不利益をこうむると思いますが、どういうふうに対処しますか。 ◎発起人代表(長浜徳松君) 久志の場合は閉鎖されたということは承りましたが、閉鎖されていなければ検討してやらなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。再開(午後3時12分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第4号、議案第5号、議案第6号慎重に審議いただきましたが、読会省略で原案どおり決定したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第4号、議案第5号、議案第6号一括して読会を省略し原案どおり可決決定いたしました。休憩いたします。休憩(午後3時13分)再開(午後3時14分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。委員会報告を行います。日程第6、陳情第30号より日程第14、陳情第29号までを一括議題といたします。 △日程により日程第6、陳情第30号、日程第7、陳情第34号の件について建設委員長より委員会報告を願います。建設委員長 比嘉清徳君。 ◎建設委員長(比嘉清徳君)                                1972年2月23日名護市議会議長 崎浜 秀栄 殿                            名護市議会建設委員会                            委員長 比嘉 清徳                  委員会報告書 1971年12月第5回定例議会で本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したから報告します。                     記件  名  陳情第30号 道路舗装について(中央食品加工株式会社)      陳情第34号 道路舗装について(北部ブロイラー生産組合)審査月日  1972年2月23日結  果  採 択審査経過  2月23日午前10時40分開会し、建設課長より説明を受け、午前11時30分より現地調査を行い、審査の結果次のとおり結論を得た。      該道路は市当局としても差し当たり車の運行に支障のないように砂利舗装をなし、側溝も造って応急措置はしてあるが、ブロイラー生産農家の経済的負担を軽減するため、該道路の整備はぜひ必要であるので、予算の許す限り善処すべきであると思料される。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの建設委員長の報告に対して質疑を許します。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 道路舗装ということでございますが、タール舗装のことでございますか。砂利舗装、側溝を造って応急措置してということですが、具体的に説明してください。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設委員長 比嘉清徳君。 ◎建設委員長(比嘉清徳君) タール舗装ということになりますと、今の時点ではほかにまだ優先すべきところがありますので、そういう陳情に特例をつくっていくということは同じような例が出ますので、差し当たって簡易舗装、砂利でやってもらいたいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) ほかに質疑ございませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者のあり ) △質疑なしと認めます。次に産業経済委員長より報告を願います。産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君)                                 1972年2月25日名護市議会議長 崎浜 秀栄 殿                            名護市議会産業経済委員会                            委員長 松田 仁徳                  委員会報告書1971年12月第5回定例議会で本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したから報告します。                     記件  名  陳情第17号 名護市柳原、下山田原、稲福地原、緑川原一帯を農耕地に復元することについて(大北区長ほか地主一同)審査月日  1972年2月25日結  果  不採択審査経過  2月25日午前10時30分開会し、農林課長よりこれまでの経過について説明を受け、審査の結果次のとおり結論を得た。      当案件はまだ諸種の問題が内蔵されており、また市当局の総合計画もまだできておらず、現時点で結論づけることは難しいので、不採択と決定した。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの委員会報告に対して質疑を許します。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) この地域は、元は農耕地であったわけです。それが汚染されたのは北部工業高校の土砂の流れとか、そのほかの被害と見て差し支えありませんか。(そうです。)そうすると地主が農耕地を復元してくれという陳情に対して、不採択にするということについては考えられません。継続審査にするということなら話はわかりますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君) その地域は前から4回にわたって継続審査として審査された問題で、いろいろ検討しておりますが、報告書にもありますとおり、地元の区長も地主もあまり積極的でないということでありますので、一応地主の意見も固まり、市の計画もできてからやろうじゃないかということで、委員会付託とされてきておりましたが、2回にわたる問題でありますので、一応結論づけて、もし再陳情があった時点でやろうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 地主が積極的でないということは、あるいはそこを埋め立てて宅地にしてもよいという見方をしてもよろしいですか。将来は宅地にしてもよいということを考えているのかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君) その面までは聞いておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) その関係地主とは会っておりませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君) 以前の委員会では会っておりますが、関係課長が二、三回呼びかけてやったが、予算も8,000ドル計上してやっているので、排水工事と並行して工事をやろうということで市当局は考えていたようですが、地元はそういう申し出に対しても積極性がないということで不採択にしてあります 。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 委員会の中では継続して審査するという少数意見はございませんでしたか。(ありませんでした。)陳情している本人たちは消極的であったということは、その経過の中で何か諦めているわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君) 一部は土地改良区域に入っている。北部工業高校の下の方は土地改良区域でないので、そういうわけで土地改良地域の場合は、そこにいろいろなものが絡んできますので、そういうことになると市が手を入れることはあまり適当ではないということも考えられたわけでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 自分らの畑が壊されて、復元の要求しようということになったら、市当局はそういうことは必要ないと言ったら地主はどうしますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君) 市当局は排水農道をつけてやる計画はやっておりますが、区長、地主を呼んでも出頭しないということでありますので、地元に熱意がありませんので。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 今の質問に対しては委員長完全に答えていないと思います。この問題の成り行きにつきましては、陳情があった第1回の委員会で、大北区長、地主一同が復元してくれということであったので、さらに大北区長以下4名の有志をお呼びしたわけでございます。私たちが質問したのは、復元は元の農耕地にするということでありますか。農耕地を汚染したのは何が原因であるかと言ったら、工業高校の敷地の関係で完全な土留めをしていないということで、80%はそれが原因であるということでありますので、私どもはいろいろな面で検討した結果、工業高校が起こしたのは全責任を持って政府がやるべきであるということで、まずこれからやらなければ問題解決できないということで、市当局として十分政府に要請すべきであるということで要望し、元の農耕地に復元するということになれば、根本的な解決をしなければならないということで、後で継続審議にしてもよろしいということで結論に達しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 不採択の理由として、政府にちゃんと補償させるべきだということで意見を入れて、それで不採択にするということが正しいと思います。これでは全然その人たちの悩みを解決しようということは見られません。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 今の問題は、市から文教局にも強く要請して、なるべく早く解決すると同時に、白金土地改良組合の問題と相当入り込んでおります。一部だけでもやろうじゃないかということで、いろいろなことをやったわけでございます。名護の土地事務所と農林課が絶えず話し合ってやったわけでございますが、そこの心配しているのは土地造成してもまた屋敷になるんじゃないかということであります。市の総合計画で、そこは屋敷、そこは農耕地にするということで、その計画ができてからやろうということであります。復帰すれば2町歩以上土地造成はできるということで、地元の人にも話し合って、それじゃあそのときまで待とうということで、市と地元と話し合いの上で、一応それは打ち切っておこうということであって、未解決のまま放置するということではありません。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 具体的に北部工業高校からの被害だと、継続ならばそういったことを質問しなくてもよろしいが、不採択となると問題になります。 ○議長(崎浜秀栄君) 産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君) そのことに対しては口頭で進言してあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) これは土地改良であろうと、個人であろうと復元の陳情でありますので、処理すべきであると思います。市が、結局旧名護町がやったから旧名護町の責任においてやるべきであります。政府がやるか、市がやるかということは非常に疑問な点があります。だからその辺をよく勘案してやらなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 大体報告の内容は判明いたしました。次の時点で結論づけます。 △次に日程第9、陳情第2号より日程第14、陳情第29号まで総務委員会より報告を願います。 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君)                                  1972年3月13日名護市議会議長 崎浜 秀栄 殿                            名護市議会総務委員会                            委員長 知念 嘉永                   委員会報告書 1971年12月第5回定例議会で本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したから報告します。記件  名  陳情第2号 市有借地の借地人への払い下げについて       (字名護雨志川原、志良堂清則ほか5人)      陳情第3号 市有借地の借地人への払い下げについて       (字世冨慶大筋原、嶺井政吉ほか2人)      陳情第4号 市有借地の借地人への払い下げについて       (字数久田大筋原、古賀定元ほか10人)      陳情第31号 市有借地の借地人への払い下げについて       (字名護前棚原、具志堅興福ほか14人)      陳情第32号 市有借地の借地人への払い下げについて       (字名護前棚原、屋良朝保ほか12人)審査月日  1972年3月6日、13日結  果  継続審査審査経過  3月6日午前10時40分開会し、11時より前棚原、1時より雨志川原、大筋原の現地踏査を行った。3月13日午前10時30分再開し、審査の結果次のとおり結論を得た。      該地域は、市の総合計画及び国際海洋博覧会その他との関連もあるので、慎重を期して払い下げすべきであり、現時点で結論づけることは難しいので、継続審査に付することに決定した。件  名  陳情第29号 土地境界査定並びに所有権の回復について(比嘉松吉)審査月日  1972年2月7日、13日結  果  継続審査審査経過  2月7日午後2時旧名護町土地委員比嘉敬一より、2月13日午後2時旧名護町土地係岸本勇治郎より証人としての証言を求め、審査の結果次のとおり結論を得た。      本件は比嘉松吉の父が所有していた登記書類、図面、その他の確証がない限り結論づけることができないことが判明したので、継続審査に付することに決定した。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの総務委員長の報告に対して質疑を許します。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 委員長にお尋ねいたします。陳情第2号、第3号、第4号の件でございますが、その問題に対しては継続審査することに対して全会一致でありましたか。(全会一致となっております。)総務委員会が継続審査ということになっておりますが、去った定例議会においてこの件を採択した覚えがございます。そのときは現在実際の面積と小作している面積が違うということで、それを実際に測量しなさいと言ったら、測量費用がないということでありました。測量はまだなされておりませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) まだなされておりません。実際の図面と現地がマッチしないという理由もありましたが、委員会として陳情に対してはそういった細かい面まで検討の中では十分やられると思いますが、しかしながら陳情案件を採択にするかしないかという願意が妥当であるかないかということを審査すべきであるということで、去った委員会でもそうすべきじゃないかということで、今度の場合はそれを載せてありません。今度委員会の中では意見として出されておりますが、しかしながら委員会としては、あくまでも採択にするか、採択にするかということで結論つけるべきじゃないかということで、今度の場合は継続審査にしてあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そういうことは一つも書いていないわけでございます。ただ海洋博覧会が来るとか、市の総合計画ができていないとか。前棚原は隣接地に近いので、海洋博の問題がありますので、しかし東江、世冨慶、数久田は山の中でありますので、果たして山の中まで関係ありますかどうか。私が見ると次から次に陳情案件が来ている。だからこの払い下げ問題が来たから前の問題は当然処理すべきである。実際に実測してなければ市当局に対して、なぜやらないかというハッパをかけるべきだということで私は言った。ただ海洋博が、総合計画がまだだということで処理しているようでございます。この陳情第4号はずっと前から来ております。あとの問題はまだ2回目であり、一つずつ解決していかないと今後も払い下げが来るといつになるかわかりません。そういう場所も海洋博に関係があるのか。海洋博に関係があればまた考えなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) 海洋博の関係と書いてありますが、それと関係して名護岳の前を通るという話もあるわけでございまして、しかしながら、それがそこにおりてくるのか、どういうふうに通ってくるのか、どういうふうに通ってくるのかはっきりしません。道路との関係がそういう面で関連あるんじゃないかということでございます。総合計画では、現在の名護の市有地をどういうふうに地域別に分けるかという総合計画がなされていないということで、早目にそういった審議会も発足していただいて、総合計画を早目に作ってくれということで要望しております。また、それと並行して委員会で論議していきたいのは、これからこの地域は払い下げていただきたいと。そしてここは今後どうしても払い下げすべきでないということを早目に結論づけていかなければ、今後開墾地、その他の市有地の払下げ問題がどんどん出てくると、後は手がつけられないということで、できるだけ早目に委員会と当局は十分話し合ってやってもらいたいということで、議会でも議決してやるべきだということで結論づけております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) その考えは非常によろしいと思います。市当局に進言してありますか。(言ってあります。)皆さん方が市の財産を思う気持ちはよくわかります。海洋博が来ると地価の暴騰も考えなければならない。いま払い下げると1.5セントで地価が上がって1ドルぐらいになると困るわけです。前にはそういった払い下げをした件があるわけでございます。そうなれば幸喜とか海岸線は残しておくべきであります。海洋博とは関係のないこの東江原とか、久志境であります。それが海洋博とか、そういったものと一緒にされては困るわけです。払い下げるべきところは早く払い下げるようにしなければならないと思います。市当局も適正な値段であれば、あまり腹も痛まないと思います。今度一つ委員長のおっしゃったとおり、どしどし推し進めていくようにお願いします。 ○議長(崎浜秀栄君) 7番 比嘉永信君。 ◆7番(比嘉永信君) 陳情第29号に対してお尋ねいたします。去った議会でも委員会報告で証拠書類や図面が出てこないので、ということで継続審査になっております。今回の委員会にも図面は出してこないわけでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) 以前からそういった図面があるとか、ないとか。また誰が持っているとかということでありますので、本人を呼びまして実際に図面があったのかということで証言を求めましたら、あることはあったが捨ててしまったということでありますので、図面は取り寄せることは不可能になっております。去った委員会では岸本勇治郎さんを呼んで、図面を見たことがあるかと聞いたら、見てないということでございますので、現在のところ前の図面が出てこない限り不可能であり、本人に図面がないと確証づけるのは難しいということで 、熊本の営林署に戦前の沖縄の図面が保管されているようでありますので、それがつくのは来る定例会までに図面が来たら、それでもって審査しよう。しかしながら、それまで来ない場合にはその図面はないものとして結論づけようということであります。 ○議長(崎浜秀栄君) ほかに質疑はございませんか。質疑がないようでございますので、これで委員会報告に対する質疑を終わります。日程第6、陳情第30号、日程第7、陳情第34号についての委員会の報告は採択であります。本件は委員会報告どおり決することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって本件は採択と決定いたしました 。日程第8、陳情第17号、委員会の報告は不採択でございます。報告どおり決することに異議ありませんか。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 明確に文案の作成をして、諸種の問題が内蔵されているということで片づけられておりますので、北部工業から出ている被害ということで、市当局、政府が何とかしなければならないということを合わせてやらなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) いろいろな問題がありますので、継続審査に直してもらいたいと思います。同地域は工業高校敷地の土留めを完全にすべきであるということが一番問題になります。さらに土地改良事業としてやるには1カ所にしては2つに分かれているということで、土地改良の所期の目的は土地改良して生産を増強するということが目的でありますので。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後3時54分)(産業経済委員懇談)再開(午後3時56分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君) 報告申し上げます。ただいま委員会の話し合いの結果、この案件に対しましては、北部工業高校の土砂流出の土留めとか、いろいろな問題がありますので、市当局や学校当局にも話しまして、これが完成を見るということからしましても継続審査にしたらどうかという結論に達しております。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの委員長報告どおり継続審査にすることに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって陳情第17号は継続審査と決定いたしました。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 異議はありませんが、注意いたします。産業経済委員は前に大東島に行ったこともあります。それは勝手な行動であります。これは委員長以下産業経済委員が、誠意がないということであります。委員長答弁に補佐する発言をすべき人がひっくり返すようなことをしております。真剣味がないということであります。その辺を産業経済委員会は、はっきりさせるべきであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後3時57分)再開(午後3時58分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 大東島の件については正当だと思いますか。財政法上どう説明しますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 産業経済委員長 松田仁徳君。
    ◎産業経済委員長(松田仁徳君) その面については私も帰ってきてからそういうふうな話も出ましたので、いろいろ悩んだわけでございますが、一応予算にも計上されていない、議会の承諾も受けないでやるかということで考えました。産業経済委員はどうしても農業の発展を第一に考えなければということで、農業先進地を視察いたしましたが、軽々しく決めたということについては委員長としては申し訳ないと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 何が軽々しくですか。委員長としてもっと強く出るべきです。予算は議会費というのがあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後4時1分)(議長釈明)再開(午後4時4分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。お諮りいたします。定刻4時でございますが、時間延長したいと思いますが、異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、後しばらく時間延長いたします。日程第9、陳情第2号より日程第14、陳情第29号まで継続審査でございます。委員会報告どおり決することに異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、委員会報告どおり継続審査と決定いたしました。次に陳情案件の処理でございます。 △日程第15、陳情第1号より日程第20陳情第6号まで一括議題といたします。陳情第1号、第2号についてお諮りいたします。 (「総務委員会へ付託」と呼ぶ者あり)(「産業経済委員会へ付託」と呼ぶ者あり)両論ございますが、総務委員会に付託決定いたしました。次に陳情第3号についてお諮りいたします。(「民生委員会へ付託」と呼ぶ者あり)お諮りいたします。民生委員会付託とのことでありますが、異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございます。よって陳情第3号は民生委員会に付託決定いたしました。次に陳情第4号についてお諮りいたします。(「民生委員会へ付託」と呼ぶ者あり)民生委員会に付託いたします。次に陳情第5号、第6号総務委員会に付託することについて異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって総務委員会に付託決定いたしました。これをもちまして全日程を終了いたしましたので、今議会はこれをもって閉会いたします。                            閉会(午後4時12分)                         1972年3月16日                         名護市議会議長  崎浜秀栄                             副議長  玉城清吉                            署名議員  中山盛久                            署名議員  玉城清吉...