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6月11日(1号)~7月10日(16号)

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  1. 名護市議会 1971-06-11
    6月11日(1号)~7月10日(16号)


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    1971年(昭和46年)第3回名護市定例会            名護市議会第3回定例会会議録(1日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  会   │     1971年6月11日 金曜日 午前10時20分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月11日 金曜日 午後4時21分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 収入役 │照屋剛  │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(1日目)                               1971年6月11日(金)                               午前10時20分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ご報告いたします。ただいまの出席議員は22名、議員定足数に達しております。よって1971年名護市議会第3回定例議会は成立いたしましたので開会いたします。開会の前に一言ご挨拶を申し上げます。本予算議会は私たち新市合併後初の予算議会でございまして、我々議員におきましても、いまだ新市の状態は十分に把握していないのが現状でございますが、本予算案を通じまして新市の発展に寄与したい所存でありますので、議員の諸氏におかれましても、何とぞ慎重審議のほどお願いいたしまして、ご挨拶にかえたいと思います。 △早速、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 21番議員、上原康茂君、4番議員、屋冨祖重信君にお願いいたします。お手元に配付いたしておりますように、本定例議会に提出されております案件は、議案28件、第1回定例議会、第2回定例議会及び第5回臨時議会において委員会に付託になりました案件が36件、本定例議会に提出されております陳情案件が10件、全部で74件となっております。本定例議会の会期日程について、お手元に差し上げております会期日程をご検討の上決定したいと思います。休憩いたします。休憩(午前10時22分)再開(午前10時43分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。 △会期の決定については休憩中に話し合いましたとおり、15日議案研究、16日委員会報告及び処理、17日一般質問に訂正して会期を決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定いたしました。 市長より提案されました日程第3、議案第35号 1971年度名護市一般会計歳入歳出追加更正予算、日程第4、議案第53号 1971年度名護教育区歳入歳出補正予算、日程第5、議案第54号 名護教育区教育委員会職員の給与に関する規則の一部を改正する規則、3議案を一括して上程いたします。日程により提出議案の趣旨説明を求めます。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 日程第3、議案第35号の説明をいたします。 △議案第35号    1971年度名護市一般会計歳入歳出追加更正予算 別紙、1971年度名護市一般会計歳入歳出追加更正予算について議会の議決を求めます。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳名護市議会議長殿 総括表はゆっくりご覧いただきたいと思います。すぐ本文に入っていきたいと思います。歳入2款、市町村交付税、既決予算額が144万7,120ドル追加で、12万9,207ドル、計157万6,327ドル。1項1目も同じでございますが、これは付記にも書いてございますとおり、特別交付税でございます。今度の決定額が24万4,522ドルでございまして、そのうち10万5,345ドルは既に当初予算で、各市町村で計上してございまして、その後、北部工業高校の敷地ならしのために1万ドルを追加いたしました関係上、実質的には既決額11万5,345ドルとなっておりまして、決定額からこの既決額を引いた額、12万9,207ドルが今度の追加になっているわけでございます。4款の公営企業及び財産収入、既決予算額15万8,180ドル、更正で3万5,000ドル、計12万3,180ドル。2項の財産売払い代、既決予算額が3万5,973ドル、追加更正額で3万5,000ドル、計973ドル。1目の山林売払い代、既決予算額3万5,001ドル、合計1ドル。この更正をしました3万5,000ドルは、去った3月29日の定例会におきまして上程しました久志の55万1,075坪に対する処分の代金でございますが、まだ決定を見ておりませんので、6月中に決定をして個人と契約を結ぶということが不可能と思いまして、この予算からは減にしたい。そして新年度の予算に組み替えをしたい。こういうわけでございます。8款政府支出金、既決予算額49万6,971ドル、追加4,873ドル、計50万1,844ドル。1項の政府支出金、既決予算額4万6,580ドル、減で3,700ドル、計4万2,880ドル。1目の保育児童措置負担金、既決予算額が4万6,580ドル、減で3,700ドル、計4万2,880ドル。この減になりました3,700ドルは付記にも書いてございますけれども、南保育所が7月から開所予定してございましたが、結局開所が10月に遅れまして、それに伴う政府からの額の減でございます。2項の政府補助金、既決予算額が34万5,674ドル、追加で1,067ドル、計39万6,741ドル。23目のカンショ苗圃設置補助金、既決予算額56ドル、追加で47ドル、計103ドル。これは芋の苗圃設置補助金でございます。39目のかんきつ優良苗木補助金、追加1,200ドル、計1,200ドル。3項の市町村事務取扱交付金、既決予算額1万2,769ドル、追加で3,406ドル、計1万6,175ドル。5目の国民健康保険事務取扱交付金、追加で3,406ドルになっておりますが、国民健康保険事務準備のために政府からの交付金でございます。4項の政府委託金、既決予算額は1万7,847ドル、追加4,100ドル、計2万1,947ドル。11目の衆参議員選挙事務委託金、既決予算額が8,159ドル、追加で4,100ドル、計1万2,259ドル。4,100ドルは付記にも書いてございますとおり、選挙の費用でございます。13款、市債、既決予算額が18万7,001ドル、減で2万ドル、計16万7,001ドル。1項1目も同じでございますが、付記に旧屋部村と書いてございますけれども、3万7,000ドルを借入する予定でございましたが、そのうち1万4,000ドルは既に起債済みで、残りは借入してございませんが、一応事業が執行済みになっております関係で起債の対象にはなりませんので、一応これを落としたいということでございます。そうしますと歳入の合計額、既決予算額で310万2,666ドル、追加更正予算額7万9,080ドル、計318万1,746ドルといった歳入の内容になっております。 続きまして歳出の方で1款、議会費、既決予算額が11万553ドル、追加1,759ドル、計11万2,322ドル。1項も同じでございます。3目の旅費、既決額が1万1,476ドル、減で800ドル、計1万676ドル。これは800ドル減にしましても十分間に合う予想の下でございます。7目の需要費、既決予算額3万5,145ドル、追加で2,354ドル、計3万7,499ドル。8節、12節、14節、15節、18節の方はおのおのその額のとおり減にしたい。それから25節の備品費でございますが、この会場の冷房装置をしたい。この冷房装置に伴う電気料が15節の光熱費20ドルを計上してあります。9目の市町村議会議員共済会員負担金、既決予算額548ドル、減で92ドル、計456ドル。10目の負担金、既決予算額が1,508ドル、追加で307ドル、計1,815ドル。 続いて2款の役所費、既決予算額が60万5,594ドル、追加が6,363ドル、計61万1,957ドル。1項の役所職員費、既決予算額54万7,715ドル、追加で4,153ドル、計55万1,868ドル。2目の旅費、132ドル追加したいと思います。3目の諸手当735ドル、需用費の方で2,539ドル。いずれも付記に書いてございますとおりに、国民健康保険台帳作成の費用でございまして、歳入の方で説明申し上げましたとおり、政府からの委託金を右、左で使うという金でございます。8目の退職金、既決予算額1万4,987ドル、追加747ドル、計1万5,743ドル。追加の747ドルは付記にも書いてございますとおり、退職した3名の退職金でございます。3項の固定資産評価費、既決予算額8,864ドル、追加で715ドル、計9,574ドル。3目の需要費、既決予算額1,580ドル、追加710ドル、計2,290ドル。この710ドルは付記にも書いてございますとおり、電子計算機を購入したいということでございます。4項の営繕費、既決予算額が1万5,184ドル、追加で1,500ドル、計1万6,684ドル。1目の維持修理費で1,500ドル追加したいのは、屋部支所駐車場が雨降りになりますとどうしても使えない状態でございまして、議会も開く、いろいろな団体もここで会合を持つということで、そこだけは390坪舗装したいということでございます。3款の消防費、既決予算額が8万6,120ドル、追加101ドル、計8万6,221ドル。1項の諸費、既決予算額が2,082ドル、追加で101ドル、計2,183ドル。この追加の101ドルは消防舎の借地料でございます。従来7セントでございましたが、4月から30セントに値上がりしたためにその分の追加でございます。4款の土木費、既決予算額52万7,723ドル、追加2万4,020ドル、計55万1,743ドル。2項の河川費、既決予算額3万72ドル、追加600ドル、計3万672ドル。追加の600ドルは2目の砂防工事費でございますが、屋我地ビーチの市有地が波によって侵食されておりますので、何とか措置を講じたいということでございます。3項の暗渠排水路費、既決予算額14万456ドル、追加で1万4,530ドル、計15万4,986ドル。この追加1万4,530ドルは付記にも書いてございます工事が、予算は計上されてあったわけですけれども、いざ立派に設計を整えてみますと、その分は継ぎ足ししなければなりませんので、追加したいと思います。4項の都市計画費、既決予算額が14万6,081ドル、追加で7,500ドル、計15万3,581ドル。この追加4の7,500ドルは20節の借料で500ドル、これは都市計画地区がこれから雨期に向かいますので、そういうことを勘案いたしまして、排水路のしゅんせつをしたいということでございます。24節の7,000ドル、嵩原川からダムまでの用排水路でございますけれども、途中で鉄のパイプを使って用排水路としての役目を果たしていないのが現状でございますけれども、これを立派に整えたいということでございます。5項の機械運営費、既決予算額5,160ドル、追加で1,100ドル、計6,260ドル。1目も同じでございます。6項の需用費、既決予算額が1万3,670ドル、追加290ドル、計1万3,960ドル。日政工事の超勤の費用に充てたいと思います。5款の社会及び労働施設費、既決予算額が26万2,694ドル、減で41ドル、計26万2,653ドル。3目の保育所費、既決予算額8万138ドル、減で535ドル、計7万9,603ドル。1目の職員給、既決予算額2万4,588ドル、減で2,100ドル、計2万2,488ドル。6目の需用費、既決予算額が2万856ドル、減で2,662ドル、計1万8,194ドル。この減になった2,662ドルも南保育所の開設の遅れたための費用減でございます。8目の児童保護措置負担金、既決予算額2万74ドル、追加4,227ドル、計2万4,301ドル。この4,227ドルは屋部の保育所に対する措置費でございますが、実際は当初予算額で月当たり600ドル程度の措置として計上されてありましたが、支払いの段階になりますと約1,000ドル平均になりますので、その追加分でございます。5項の観光施設費、既決予算が2万2,372ドル、追加で464ドル、計2万2,843ドル。2目の借地料64ドルでございますが、名護城入り口の地料でございます。68年、69年の2カ年分でございます。坪20セントでございますが、あの当時も予算措置はされておりました。支払いの段階で流してしまって、一応繰越金として次の年度に流してございます。4目の維持管理費、既決予算額4,494ドル、追加400ドル、計4,894ドル。維持修繕費の400ドルは23節の方で200ドル落としまして、24節の工事請負費で600ドル計上してございますが、名護城(南城)鳥居の入り口から上がりますと曲がり角を回ったところに土崩れがございまして、相当危険な状態にありますので、そこをブロック積みにしたいと思います。9項の文化財保存費、既決予算額が327ドル、追加30ドル、計357ドル。4目の羽地大川碑記設置費、追加30ドルですが、羽地大川の改修記念碑としての費用でございます。4項の簡易水道費、既決予算額1万9,308ドル追加で2,160ドル、計2万1,468ドル。2目の水道工事費、既決予算額1万9,006ドル、追加で2,160ドル、計2万1,266ドル。この2,160ドルは久志の簡易水道タンクの設置費でございますが、これの増額分でございます。7項の汚物処理費、追加の220ドルは伊差川のじんかい処理場の火災が去った5月17日に発生しまして、原因もよくわかりませんが、長い間燃えましたために、その付近にありますキビ、パインに相当被害を及ぼしておりますために、その補償費として220ドルを計上してございます。補償費は被害者からの申告によるものでございます。7款の産業経済費、既決予算額56万6,435ドル、追加で1万56ドル、計57万6,401ドル。1項山地開発審議会費、既決予算額128ドル、減で127ドル。1目も同じでございます。これは6月中に執行の見込みがないので、127ドルとしたいと思います。3項の産業共進会費1,322ドル減にしてございますが、同じ理由でございます。4項の産業奨励費、既決予算額が17万2,581ドル、追加1万737ドル、計18万3,318ドル。1目の農業改良費、これは200ドル落としてございますが、これもさっき申し上げましたのと同じ理由でございます。2目の畜産奨励費、既決予算額が2万3,669ドル、追加は牛の購入補助金で羽地と屋部にございまして、75頭に対する補助金でございます。3目の農作物病害虫防除対策費、既決予算額が4万5,485ドル、追加で1万350ドル、計5万5,835ドル。追加の1万350ドルは26節で1,350ドル追加したい。32節で950ドル農薬補助でございますが、追加したい。4目の果樹生産奨励費2,900ドル減にしたいと思います。9目の優良農機具購入補助金、既決予算額が1万3,455ドル、追加で5,545ドル、計1万8,999ドル。 追加の5,545ドルは農機具の購入補助金でございます。10目の害鳥獣防除対策費500ドル減にしたいと思います。12目種苗改良費18ドル追加したい。芋苗圃費でございます。10項の農業土木費、既決予算額は31万695ドル、追加で4,438ドル、計31万5,138ドル。1目の農道改良費、既決予算額が15万3,852ドル、追加で4,188ドル、計15万8,040ドル。この4,188ドルの内訳は日政援助の工事を柳原にただいま工事施工中でございますけれども、路面が相当上がります。そういう関係で、その付近に一軒家がありますが、浸水する恐れがあるということで道路にヒューム管を一カ所入れたい。それから道路を上げ幅員も拡張します関係上、一軒家の土手も相当崩れますので、そこは石積みをしたいというわけでございます。8款、財産費、既決予算額5万8,814ドル、減で6,800ドル、計で5万2,014ドル。2目の市有林野調査測量費7,370ドルを6,800ドル減にしたい。9款の選挙費、既決予算額1万9,525ドル、追加で4,100ドル、計2万3,625ドル。6項の衆参議員選挙費、既決が8,159ドル、追加で4,100ドル、計1万2,259ドル。4,100ドルは歳入の方にもございましたが、この内容は4節から21節までに掲げてありますとおりの選挙費用でございます。12款の教育費負担金、既決予算額が53万9,545ドル、追加3万2,000ドル、計57万1,545ドル。1項1目も同じでございます。締めまして歳出合計310万2,666ドル、追加7万9,080ドル、計が318万1,746ドル。以上が歳出の内容並びに追加更正予算の内容になっております。以上を持ちまして説明をお終わらせていただきます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時24分)再開(午前11時40分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。引き続き議案第53号の説明をお願いいたします。教育委員会事務長 北城 徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) 1款 負担金、1目市教育費負担金、補正前の額が58万9,999ドル、今回補正額3万2,000ドル、計62万1,999ドル。3款の政府支出金238万8,996ドル、1項の政府負担金が232万1,746ドル、1目の教職員給与負担金、補正額14万ドル。これは勧奨退職の一部と普通退職の追加でございます。2目の学校建築費負担金5万4,889ドル 減の理由といたしましては、旧久志教育区が合併を打ち出しまして小学校規模になりますので、そこに予定しておりました教室を全部削減いたしまして、新設校に回すということで今年度は全額減にしてございます。それから大宮小の体育館が政府補助で3,111ドル増になっております。差し引きしまして5万4,889ドルの減になっております。2項の政府補助金6万7,250ドル、2目の学校費115ドルの増になっております。準要保護児童生徒就学奨励補助追加で、学用品代、通学用品、修学旅行費の補助等となっております。5款諸収入15万2,323ドル、補正額2万1,050ドル、北部工業高校用地売却収入でございます。1目の一般寄附金187ドル、これは説明に付記していないのはPTAの寄附金でございます。5項雑入1,440ドル、旧教育区で私用電話料を公費で支払っておりましたが、今年度からは、これはまかりならぬということでございます。以上で歳入を締めまして補正前の345万2,238ドル、補正額1万6,312ドル、合計346万8,550ドルの歳入予算となります。次に歳出予算の説明をいたします。1款の教育総務費11万3,049ドル、1項同じで、1目教育委員会費補正額、減の1,080ドル。1目報酬の減1,480ドル、これは教育委員会の14名が去った3月で任期が切れまして、その中で3月までの委員会報酬を計上した教育区と、6月まで報酬を計上した教育区がございまして、任期切れの報酬の減となっております。10節の増400ドル、これは退任された14名の委員及び職員の表彰諸費でございます。2目の事務局費、減4,725ドル、3節の職員手当、これは期末手当追給分でございますが、1,068ドル、計1,992ドルでございます。12節役務費、13節委託料、設計その他のものを終わりましたので、それを学校に還元してございます。14節使用料及び賃借料、これは職員の車を使用してございますので、合併後月10ドルの借料をいただきたいと思います。15節の工事請負費800ドル、事務局がもとの暗室であったため、風通しが悪く、暑くて執務ができない状態にありますので、2基クーラーをお願いしたいと思っております。教育委員会総務費の補正前の額が11万9,254ドル、減で5,805ドル、計11万3,449ドルとなります。2款学校教育費313万7,430ドル、1項の小学校費183万4,239ドル、1目の教職員費、先ほど歳入で申し上げました187ドルが補充教員給料市4、5月分となっております。3節の職員手当2万2,000ドル、これは退職手当の追加分でございます。4節共済費、4月の人事異動で大幅に職員が入れ替わりまして、共済費の過大見積りによる減となっております。9節旅費1,400ドルの増、これは全部政府の管外研修、長期研修の増でございます。2目の学校管理費、給料の減、名護小司書給料、4月以降政府補助のためその必要がなくなりましたので減にしてございます。7節の賃金、これは東江小学校の送電線工事、これは特別教室ができまして、そこに送る電線の工事でございます。11節需用費、小学校年間指導計画案が北部統一して作られまして、その印刷代でございます。14節使用料及び賃借料、名護小学校の校長住宅借料、これは71年度当初予算に住宅料を計上できませんで、委員会が校長住宅と約束づけがございまして、50ドル、12カ月分を支給することになっております。15節工事請負費、これは全額今度の特別交付税によるものでございます。天仁屋小学校運動場土留め、ちり焼きがま、校門鉄扉、それがないと土曜、日曜雨天の場合に外人車やキャンプ、いろいろ遊びのためにダメになる。めちゃめちゃにするということでございます。久志小のちり焼きがま、久辺小の電気配線改修、これは非常に配線状態が悪くて危険な状態でございます。同じく久辺小の手洗い工事、1教室にガラン一つでございますので、給食後生徒がスムーズに手が洗えるようにしたいと思います。大宮小の校門の舗装は不足分の300ドルでございます。その他屋部小家庭教室改修、真喜屋小水道沈殿池、ブロック塀工事、東江小電気配線改修、図書館、名護小電気配線改修、図書館改修、名護小東側土留め工事、大宮小安全フェンスの囲い、屋部小体育用具室、三原小電気配線改修、嘉陽小堤防工事、以上が工事請負の計1万6,406ドルでございます。19節負担金、これは北部学校保健協会費47ドルでございます。3目学校給食費、これも通勤手当の追給分でございます。28節繰出金、羽地給食センターが特別会計でございまして、職員の分をセンターの方に繰り出して期末手当等を上げております。4目の教育振興費、11節の安和小研究校印刷200ドル、20節の扶助費、これが先ほど歳入で申し上げました準要保護児童就学奨励費追加分でございます。政府と委員会が半分ずつ負担ということになっております。5目の学校建設費、13節の委託料、旧久志校区の小学校の設計管理費が200ドル、屋部小学校で200ドル、計400ドルを減にしてございます。15節工事請負費大宮小学校、旧久志小学校の減で3万1,000ドル、小学校が締めまして2万4,195ドルの増、補正額でございます。2項の中学校費、1目の教職員費8,000ドルの減、職員手当が課題見積もりで8,500ドル減になっております。同じく共済費も700ドルの減、9節旅費、小学校と同じく研修旅費の増で1,200ドル。2目学校管理費7,080ドルの増、7節賃金、名護中学特別教室のアルミドア取り付けでございます。15節工事請負費、屋我地中のちり焼きがま、名護中学4教室改装費と屋部中学電気配線で屋外配線が非常に危険な状態にありますので直したいと思います。3目学校給食費、職員手当が310ドル、4目の教育振興費、準要保護就学奨励費追加分740ドル減、これは小学校と逆になり減、5目の学校建設費、13節委託料、久辺中水泳プール設計監理料、先ほど小学校で不足しましてこちらに回しました。753ドルは特別交付税からもらってございます。次に幼稚園費、管理費で1,964ドルの増、職員手当で1,370ドル、共済費で28ドルの増、11節需用費、これは安和幼稚園と屋部幼稚園の入園式費、旧屋部教育区の設計監理委託の減額分をこちらに回してございます。3款の社会教育費、4節の共済費3ドル、14節使用料及び賃借料、一カ年分40ドル、これは社会教育主事が2人、自分の車で夜間の講義にも出ておりますので、車料として40ドル社教主事にあげたいと思います。4款の諸支出金、2目の諸負担金減の226ドル、旧屋部の部落幼稚園補助、4、5、6月分の打ち切り減でございます。5款諸支出金、これも歳入で申し上げましたとおりに、名護中学校の次年度分までのPTA負担による償還分でございます。北部工業高校の元金償還2万1,050ドル償還したいと思います。締めまして2万4,059ドルの増。次に予備費でございますが、669ドル減にしまして歳出合計が補正前345万2,238ドル、補正増が1万6,312ドル、計346万8,550ドルとなります。以上で第4次補正予算歳入歳出の説明を終わります。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたしまして昼食にしたいと思います。休憩します。休憩(午後0時13分)再開(午後1時30分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。日程により午前中に引き続き議案第54号の趣旨説明を願います。教育委員会事務長 北城 徹君。 ◎教育委員会事務局長(北城徹君) △議案第54号    名護教育委員会職員の給与に関する規則の一部を改正する規則別紙、名護市教育区教育委員会職員の給与に関する規則の一部を改正する規則について、議会の承認を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳   名護市議会議長殿[名護教育区教育委員会職員の給与に関する規則の一部を次のとおり改正する(朗読)] ○議長(崎浜秀栄君) 説明はこれで終わりました。これから質疑に入るわけでございますが、順序といたしまして議案第35号議案から順次第54号というふうに進行したいと思います。これから議案第35号の質疑をお願いいたします。休憩いたします休憩(午後1時46分)再開(午後1時48分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 都市計画課長に伺います。2目の道路排水費、これは第一地区の2カ所、500ドルとなっております。箇所はどこですか。助役の説明ではしゅんせつということになっておりますが、これは全般的なものですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都市計画課長 比嘉道念君。 ◎都市計画課長(比嘉道念君) 2カ所でございます。熱田原と下上袋の中間です。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。
    ◆23番(玉城浩幸君) 24節の7,000ドル、嵩原のこれは排水路ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都市計画課長 比嘉道念君。 ◎都市計画課長(比嘉道念君) 嵩原の導水路でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) これはどういうふうな目的でもって、どこにどういうふうに流すのですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都市計画課長 比嘉道念君。 ◎都市計画課長(比嘉道念君) 現在嵩原の上流に井堰がございます。九年又に流れている配水管が12インチパイプを使用しております。それを一応12インチでは九年又ダムでは水も取れないし、第一地区に流れる水も九年又に流せば浸水も防げるのじゃないかということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 計画はどのような長さで、平常でも給水できる計画ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都市計画課長 比嘉道念君。 ◎都市計画課長(比嘉道念君) 長さ157メートル、幅60センチ、高さ70センチで給水できる計画です。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) それをすることによってどの程度の水が勘案やられるというところの考え方ですか。例えば豪雨時においてもそれで緩和できると思いますか。その場合にどの程度の水を排出するということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都市計画課長 比嘉道念君。 ◎都市計画課長(比嘉道念君) 量の算定は難しいですが、大雨のときでも3分の1くらいの水は取れるのじゃないかということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 3分の1と申しますと全体はいくらですか。数字的には3分の1ということは決まっておりますが、全体をいくらとしての3分の1ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都市計画課長 比嘉道念君。 ◎都市計画課長(比嘉道念君) 数量計算上の問題は細かくやっておりません。水道課とも打ち合わせをやったら、豪雨のときでも3分の1は取れるということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) これはコンクリートでやるわけですが、その地域の一部には地盤の弱いところがあると思いま、。そういったことも十分考慮したうえの設計ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都市計画課長 比嘉道念君。 ◎都市計画課長(比嘉道念君) そうです。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 13款の1項1目市債でございますけれども、午前の助役の説明によりまして、旧屋部村の方は3万7,000ドルの起債を落とされております。それで2万ドルは減額になっておりますけれども、それにつきましては既に前に工事されているということを私は言ったわけですが、これについて説明をお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) お答えいたします。午前の説明の中でも申し上げましたとおり、当初予算、旧屋部村の予算で起債を3万7,000ドル見込んでおりました。この予算に基づいて工事を進めてまいりました関係上、最終的に起債をやる段階で、一応3万7,000ドルに似通うような工事箇所がないわけです。ないということは、それで計画しておった事業は全部完成してあります。完成していない部分を一応起債の対象としまして申請しました関係上、2万ドルという金は借りなくても良い結果になったわけで、2万ドル落としました。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 支出についてお尋ねいたします。1款2項9目の中の沖縄市町村議長会退職負担金でございますが、それはどういったような意味ですか。規則で規定されていますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 議会事務局長 岸本清幸君。 ◎議会事務局長(岸本清幸君) これは沖縄市町村議長会と沖縄市議長会が分離いたしました。それで市町村議長会の職員が整理退職となりました。議員一人2ドル24セントの24倍で58ドル56セントでございまして、規則で規定されておるようでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 土地改良事業費の8款2項ですけれども、それは3,000ドルという減額になっております。これについてまだ十分納得がいきませんので。説明をお願いいたします。どういうふうにして3,000ドルを減にしたのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 白金土地改良組合の名護の分でございます。 これは今回、現年度で工事をやらなかったわけです。それだけ不要額になったということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 市有林の調査費でございますけれども、将来において市有林の境界とか、かれこれについて十分市としての財政であるがゆえに、相当はっきり明確にさせなければならないと考えておりますけれども、今回これが減額になっている理由をお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) お答えいたします。8款の財政費の市有林野調査測量費の手数料6,800ドルの減額につきまして、旧久志村の第2次払い下げ分に対する測量費の費用でございます。それで第1次払下げの分は皆さんに前の議会で図面添付して配付されておりますので、第2次分は山林の分でございます。新年度予算でも一応測量費を計上してありますが、新年度では測量は市の方でやって、登記料だけ計上してございます。その関係で現年度の分は6,800ドル不用額ということで減額にしてあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 当局にお伺いします。5款観光施設費2目の借地料、1968年、69年度分になっておりますが、借料と損料、これは対象の人はどなたですか。契約済まされて地料はどういうふうになっておりますか。そういう点と4目の維持管理費の中で、名護城の土砂崩れ、ブロック積みなどはどの辺ですか。もう一つは7款の産業経済費の中の山地開発審議会、どういう方々で構成されているか。127ドルの予算執行になっております。6月中に執行の見込みがないから、これは削るということになっております。また3項の産業共進費も1,325ドル削られております。これも6月中に執行の見込みがないということになっておりますが、これは新年度においてどういうふうに載せられているかお伺いしたい。産業奨励費の果樹の生産奨励費も2,900ドル、茶業奨励費も2,500ドル削除になっております。こういう点は政府との補助の関係で削ったのか、必要がないということでやったのか説明願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 5款の借地料についてお答え申し上げます。名護城、区の方で宮城イヨさんです。この方の土地を坪数にして159坪、坪当たり20セント、年間分で31ドル80セントになるわけですが、先ほど申し上げましたとおり、1968年、69年度分は予算に計上はしてあったわけですが、この方が那覇に行ったりいろいろなことで支出を遅れまして、とうとう未執行のまま繰越しされております。70年度は去った議会で措置をして支払いしたわけですが、68、69年度分は今度計上したわけでございます。観光費の中で24節の600ドルに対する件ですが、黒板で説明いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) これに対して契約やらんでもよいわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) ブロック積みの方は工事する段階においては、契約結んでやることにしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 第一番目に7款の1項でございますが、山地開発審議会の審議会費が127ドル落とされております。それは旧名護町で山地開発する場合に、5名の委員構成によっていろいろ審議したそうでございますけれども、合併かれこれございまして未執行という状態でございます。それから果樹生産奨励費2,000ドル減額にされておりますが、これは賃金で700ドル、旧久志村に約900坪のみかん苗圃がございましたが、去った2月に生産苗を、旧久志村を中心といたしまして、約1万本余り配布してございます。それで2月に苗圃が解除になっておりまして、賃金が減額になっております。それと同時に補助金と負担金で2,200ドルございますが、旧久志村の苗圃で生産苗がそれ相当ございましたが、そういう関係で苗を売買する場合において上苗を25セント、中苗を10セントという具合に補助額を差し引いて定額で売買した関係上、補助金の不用額を出しております。それと同時に各旧町村の分も計画どおり、本土産苗を購入しなかった関係上、補助金の不要額が生じている状態でございます。8目の茶業奨励費、一応計画といたしましては、名護市で12町歩計画したのでございますが、これも茶植付け希望者の要望によりまして、12町歩を計画しまして、茶植付け者が、その契機に補助金での整地ができなくて、次年度に回してくれということで、12町歩計画したのが、実質的には9.5町歩やった関係で消耗品代、茶苗代にそれだけの不要額が生ずるわけでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 畜産課長にお伺いいたします。2目の畜産奨励費、1,325ドルの牛の購入補助がありますが、幾%か伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 畜産課長 大嶺正助君。 ◎畜産課長(大嶺正助君) これは旧屋部と旧羽地の補正でございまして、おのおの1頭当たりの額になっておりますが、旧屋部の場合に1頭肉牛として出荷することにより15ドル補助をやっているようでございます。旧羽地の場合には増殖補助金でございまして、前年度に比べまして今年度増殖した分に対して、1頭20ドルあげております。内訳を申し上げますと屋部35頭かける15で525ドル、羽地は40かける20で800、合計1,325ドルです。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 17款の農作物補償対策費、名護と屋部の分について説明願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) これは私の不注意のために間違いでございます。600かける10回分で6,000、屋部は500かける6回分で3,000でございます。農薬を買った場合50%の補助に対するものでございます ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 10回分と6回分というのは面積の関係ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 農林課長ずっと前に補正要求したわけですが、財政の関係上でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 助役にお伺いします。保健衛生費のじんかい処理費の災害補償費で220ドル組まれておりますが、その予算説明の段階で原因がわからないということですが、どういうことですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 羽地伊差川に旧羽地村が使用しておったじんかい捨て場がございます。その捨て場には不燃焼物だけ捨てるようになっております。ところが最近になってオガクズ、カンナクズが捨てられまして、それに火がいつ着いたかわからないわけです。(名護みたいに点火しておりません。)そのために周囲にありました畑が被害を被っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 説明の中に被害者からの要求額となっております。その要求が220ドルですが、要求額をそのまま入れたわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そうです。こちらといたしましても農林課の職員を派遣して調査させてございます。両者一致ではございませんが、それが正しいものだということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 5款の9項4目文化財補助費でございますが、羽地大川には何の目的の、どのような石碑を作るのですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 羽地大川が蔡温によって改修された碑です。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 関連して質問いたします。公園の維持はどういうようになっておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 周囲はブロック積みでもやるということで話し合いました。文化保存委員会自体が予算も無いということで、こちらに相談なしに手をつけてはいけないということで流れております。周囲は一応石積みにして保存しなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 用地は公有地ですか、私有地ですか 。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 田井等、親川の部落有地になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 質疑が尽くされておりますので、議案第35号読解を省略して原案どおり可決したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、議案第35号原案どおり可決いたしました。休憩いたします。休憩(午後2時46分)再開(午後2時47分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第53号について質疑をお願いします。10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 教育総務費、職員手当2目の事務局費の3節、内訳が通勤手当とございます。424ドル、これは多分ほかの節にもございました通勤手当の規則改正による支給だと思いますが、通勤手当の次に共済費がございます。4節、そこも同じように通勤手当7ドルとあります。これはどういう意味ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 3節の通勤手当を424ドル支給しますので、それに対する医療保険料でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 学校給食費の中で給食センターの職員、この方々は委員会職員ですか ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) そうです。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 一般財源から教育予算関係に対する市から教育委員会がもらっているパーセント、予算の総額の幾%ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 教育事務長市当局から出されている資料の中にありますが、17.96%になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 先ほどの説明で、北部工業用地売却収入、5款1項2目ですが、その内容を詳しく説明してください。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時55分)再開(午後3時5分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 2目の歳出14節、使用料及び借料、賃借料になっておりますが、これは誰にあげてもよいものであるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。
    ◎教育事務長(北城徹君) 現職員が5名車を持っております。この職員の車で遠い久志なども回っております。専用車もありませんし、10ドルのガソリン代で使わしてくれということでやっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 金の支払いは当然やるべきですが、合法的にやらなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 学校体育館の補助ですが、これから相当体育館もできると思いますし、補助は結構なことと思います。現在の場合に補助率は何によって決めているのか。また、各学校とも体育館に対する率は同一であるか、そういった面に対してお伺いします。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 教育委員会の中に特別委員会がございまして、学校施設の順位度(準度)、どこの学校には早くつくれということで、5カ年計画で案をまとめてございます。先ほどの説明では今のところ確固たる基準というか、在籍に合わせて、規模に合わせていくらということはございません。準用しているのは政府の基準というのがございます。在籍、規模によりましていくらという基準がございまして、それから同じ学校の適正面積というのがございます。それとかみ合わせて、さらに記念事業とかいう場合には、適正面積よりは上回った面積を建築するということでございます。72年度からは標準面積と適正面積を早く設置して、適正面積以上はつくらないということで、早目に特別委員会で予算化して、それに基づいて次年度からは早々に面積の基準を定めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 今後はそういったような補助額に対して、幾%をやる、公平なる補助をやらなければならないと思います。学校によって基準が異なるということは、大変大きな問題になると思いますので、来年からは十分そういうようなことはやってください。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 交際費の中で400ドル使われております。特にその面で個人の方、どういったようなことをやったのですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 去った3月で任期満了になりまして、14名の委員のほとんどが長期にわたっての教育委員をされた方で、全員に感謝状を贈っております。職員の場合は10年以上勤続の職員、旧町村全部一緒にしまして、3月の時点で10年以上の職員を表彰しております。その費用が400ドルです。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 特にその面ですが、教育委員会も合併によってそういったことが生まれたのですが、去年の合併によって議員もそれ相当やめております。そういった面、市当局とは相談されましたか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 議員がおやめになるのと、教育委員がやめるのとはちょっと条件が異なるということを市長に申し上げまして、合併により議員がおやめになって、再立候補もできるということですが、教育委員は現在でも任期未満の委員が11名もおりまして、立候補もできないということで、特殊な状況ですから、11名の方には感謝状をあげて慰めてあげようということでございます。最初600ドル要求してありましたが、議員さんもやっておりませんので、この額で縮めてございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 14ページにいろいろと改修工事があります。その中に多く占めているのが電気配線工事でございます。それがざっと6,000ドルになっておりますが、電気配線工事する場合は、琉球政府が建物一切合財設計をして、それの附帯工事の電気水道全て琉球政府が検査をし、合格させて金を払っている現状でございます。そうしますと東江校、久辺校は造って10年以上たっておりません。そこにおいて、電気の改修工事をやらなければならない問題はどこにありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) ここに掲げてある配線工事はほとんどが外線でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 外線は当然配電会社がやるべきです。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 屋外配線というのは、運動場内の校舎と校舎の配線でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) これは既に配線自体違っております。配線工事の規定によって違反します。そうなるとこれは当然市がやるべき問題でもございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) これは配線会社ができません。結局、学校の敷地内はお互いの屋敷ということになります。配電会社の管轄の塀の外側に1本電柱はありますと、そこから流したのは家庭用でございます。裸線で雨ふりに子供が触れたら危険な状態になります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 配電会社の方でも、これは委員会がやるべきだということを言っておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) はっきり言っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 名護小学校校長住宅の借料ですが、50ドル貸す場合の運営規定などはございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) これは旧名護教育区が校長に約束をつけまして、72年度予算に問題になりましたが、校長が赴任して来られる場合に、委員会で校長住宅を考えてくれるかということがありまして、9月に入りまして借家料を請求してまいりました。年度内のことでございますので、予算はありませんということで我慢してくれということで、そのかわり7月から考えるからということで、約束していたそうでございます。71年度に限って校長住宅料を上げようということで、72年度からはまかりならぬということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) クーラーは壁に取り付けるものですか 別の型ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 壁に取り付けるものです。 ○議長(崎浜秀栄君) ほかに質疑がないようでございますので、これで質疑を打ち切ります。休憩いたします。休憩(午後3時30分)再開(午後3時40分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第54号の質疑を願います。12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) この改正案は市の職員に準じての改正であるかどうかをお尋ねいたします ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) この規則の一部改正は、市職員が12月の定例議会に改正された額に準じてございます。6月末までに執行される給与手当の分でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 公布の日でございますが、71年の6月1日から適用ということですが、遡って適用するということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 12月期の支給分だけ変わっております。8月期は比率変わっておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 通勤手当はどうなりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 11月1日付で現在の会館に集まりましたので、それから通勤手当に限ってはあげるということです。通勤手当は5教育区が合併した時から積算しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 名護市の通勤手当支給は8月1日からですが、委員会には8月1日から適用するわけですか。これは去った12月定例会、あるいは3月の定例会に当然、このボーナスの支給、通勤手当の問題、この二つは去った定例会でも出るのじゃないかと思いましたが、この辺は今になって出るというのはどういうことですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 3月に定例会がありまして、市の方にお願いしましたら財源が取れないので、6月定例会でどうにかするということで、財源の都合で延びました。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 通勤手当も財源の問題ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) そうです。負担金は当初予算に決まりますと、なかなか追加できませんので ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) これは当然政府に準じて、各市町村自治法の改正で、当然これを予算化してあるべきですが、8月1日から通勤手当を支給することになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 8月1日の合併の時点で市も支給することになりましたので、各委員会にも適用してくれということで財源をお願いしたら、都合をつきませんということで、今まで延びて規則改正も延びたということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 教育予算審議会は、幾日から始まって幾日まで行われましたか。それと教育委員のお名前をお願いします。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 72年度は政府の学校教育費用の批准の確定がなされるものとして、特別委員会を開いて準備を進めましたが、政府の確定がなされず、5月の始めごろ、一応立法院に送られている積算費用というのを聞いてきまして、それから20%落としまして、内示額ということで、各学校に割り当てまして、80%による内示額に基づくところの内示、見積もりいただきまして、6月の確定を5月の25日に決定になりましたので、早速、確定額による各学校の費用積算の修正をしまして、見積もり予算のやりかえを言いつけまして、27日に確定額の基準額に基づき各学校割り振り、それから起債事業の優先等の決定、それから政府建設費の72年度確定事業の積算を始めまして、その他職員の給与とか、ベアとか期末手当の額がちょうど市も5月末に決まりましたので、それから一週間審議積立をしまして、実際の審議に入りましたのが、8日から10日まででございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第54号の質疑をこれで終わりたいと思いますが、異議ございませんか。(「議長」と呼ぶ者あり)20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 歳出の交際費でございますが、教育委員会の基本的な態様ですけれども、去った議会でも3番議員から追及されましたが、いつも支給して後に議会に提出する癖がついております。この件もいま聞いたら支出済みということでございます。しかも答弁の中で議員の場合は再立候補もできるけれども、教育委員の場合には再立候補できないと。こんなでたらめな話はない。はっきり言って解散すればよかったのです。居座っていて再立候補することもできないというふうな形で、自分自身で自分を表彰するようなことはありません。そういったことです。それとこの交際費が賞状、その他のための支出であれば、出す必要はないと思います。それからルームクーラーのことでございます。先ほどお聞きしたところによりますと、壁に取り付けるということでございます。あの施設は手がつけられない施設であるということは、前にも事務長の口から言っておりますが、結局取り付けるというのは工事して傷をつけるということです。復帰、返還時点のときにアメリカにいちゃもんつけられる一つの理由にもなります。 そういうことでルームクーラーを取り付けるのであればよした方がいいと思います。差し込み式であれば、そこが暗室、密封するところなのでよろしいでしょうけれども、その建物に傷をつけるのであればよした方が良いと思います。大体基本的にはそういうことですが、先ほど3番議員から指摘されたように、電気配線工事などにおける大きな6,000ドル近くの額というもの、校内の電柱も委員会が負担するということについて、これはいま那覇市あたりで、道路占用料というのがあります。道路占用料によって市の道路の場合は全部金をもらいます。そういった形からしても配電会社は支払うべき条例を作っていないから支払わないで、逆に負担をこちらにかけているということがございますので、ぜひ配電会社に負担させるような方法で持っていってもらいたいと思います。クーラーについては取り付け型には反対です。交際費については削除したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後3時58分)再開(午後4時10分) ○議長(崎浜秀栄君) 議案第53号、歳出1款1項1目の教育委員会費のなか、交際費400ドル、提案が適当でないので削除いたします。交際費の400ドルを予備費に追加することにいたします。議案第53号修正可決したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、交際費の400ドルを削除し、修正可決いたしました。休憩いたします。休憩(午後4時17分)再開(午後4時20分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第54号は原案どおり可決したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって議案第54号は原案どおり可決いたしました。これをもちまして本日の日程は全部終了いたしました。これで本日は散会いたします。                          (午後4時21分散会)            名護市議会第3回定例会会議録(2日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月12日 土曜日 午前10時15分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月12日 土曜日 午後0時3分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(2日目)                               1971年6月12日(土)                               午前10時15分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は23名で、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。 △日程第6施政方針に入る前に、昨日修正可決になりました1971年度 名護教育区歳入歳出補正予算の計数の訂正がありますので、事務局をして訂正させることにいたします。休憩いたします。休憩(午前10時16分)再開(午前10時26分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。日程により施政方針について述べていただくことにいたします。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 第3回定例議会の開会にあたり、施政に対する所信の一端を申し述べ、議員各位のご審議をお願いいたします。 沖縄全県民の悲願であります祖国復帰は、いよいよ1972年中には実現する運びとなりました。祖国復帰そのものは誠に喜ばしいことではありますが、その内容についてはこれまで2回にわたって発表された復帰要綱及び返還協定を見る限りにおいて、必ずしも納得できるものではありません。新聞報道によりますと17日に返還協定が締結されるようですが、返還協定を県民サイドに立って締結させるために残り少ない日数ではありますが、引き続き努力を重ねていきたいと考えております。翻って名護市を考えるとき、本市は合併2年目新しい都市づくりに向けてのウォーミングアップをしなければならない年であります。さらに新年度予算は市になってから初めての編成であり、その意味でも重要な意義を持つものでありますが、政府の財政落ち込みによって、新市建設計画が予定のように実施できず、一部変更せざるを得なくなったことは誠に遺憾であります。向かう72年度は復帰前年でもあり、本市にとっては100年の大計の基礎を築く重要な年度でもあるので、多額の起債によって新市建設計画の変更を最小限度に食い止めるべく、最大の努力を払いました。かかる現状を把握され、ご理解いただき、新年度事業計画についても若干の不満はあろうかと思いますが、より一層のご協力をお願い申し上げます。 さて本市は琉球政府の長期計画にも力説されているように、北部の中核都市であり、その認識に立って、ただ単に名護市のみを対象として考えるのではなく、広い視野に立って各種の施策を樹立していかなければならないと思うのであります。具体的に申し上げますと、農業政策では本市及び北部一帯の立地条件を最大限に活用するため、予算の面では本土出荷を狙った蔬菜園芸を振興すべく、その施設の充実と強化を図ることに留意いたしました。また畜産振興については、特に繁殖牛、肉牛の増殖に力を入れ、目下養豚組合、屠殺業者との話し合いを深め、食肉センターの建設に努力を傾けております。話し合いがつき次第、特別会計を設けて処置していきたいと考えております。基幹産業の育成については、本土の各市町村における農業政策を考慮しつつ、補助政策の取捨選択を行い、補助政策から生産奨励への転換を図りたい考えであります。次に社会福祉施策でありますが、70年代は「福祉なくして政治なし」と言われておりますとおり、政治の主眼は福祉施策に移りつつあります。本市でも立ち遅れている福祉行政を充実させるために、特に保育問題、青少年、老人福祉、母子福祉に力を入れたいと思うのであります。福祉行政の柱ともいうべき福祉事務所については、復帰時には市の直轄にして、低所得層、身体障害者、母子家庭など恵まれない人たちにも施政が行き渡るよう考慮するつもりでございます。さらに児童手当制度を新設して、多子家庭の子供たちが等しく育成されるよう意を配ります。また多くの保育に欠ける乳幼児を、その親にかわって保育するための保育所を増設する計画であります。新設する保育所は、市立と私立を考えておりますが、市内には共働きの夫婦も多く、これらの人たちが安心して働きに出られ、さらに乳幼児が児童憲章に合致するような保育ができるよう、可能な限りの努力をするつもりであります。 本市が北部の中核都市として、また観光都市として発展するためには、環境衛生の向上を図らなければなりません。その一つとしてし尿処理場の建設は、ある程度の支出は覚悟の上で、あえて来年度執行を決めました。本土政府の補助率からして、復帰後に建設するにしても相当の支出は覚悟しなければならず、それならば早い方が得策だとの結論を得たからであります。懸案の漁港整備については、政府の財政落ち込みによって、新年度では実施できない状況となっております。しかし、海岸埋め立てについては、新年度で設計を行い事業の認可申請を取りたい考えであります。なお本事業については、特別会計を設けて推進したいと思っております。 最後に新市建設計画と並行して、振興計画も作成中であります。それによってゾーニングプラン「地域、地帯計画」を作成し、ゾーニングプランに基づいて観光及び企業誘致など、具体的な行動を起こしていく計画であります。さらに本議会終了と同時に、三井計画による海洋博の誘致運動にも取り組みたいと考えております。当面、同海洋博の誘致が、重要かつ急を要する問題でありますので、議員諸公の積極的なご協力を切にお願いいたします。 以上施政に対する所信を申し述べましたが、本市の現在の状況をよく把握され、ご協力賜りますよう切にお願い申し上げて終わります。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時35分)再開(午前10時37分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。 日程第8、議案第36号から日程第24、議案第52号までを一括議題といたします。本日の日程は午前中でありますので、正午までで議案の趣旨説明を打ち切りまして、残りの部分については14日にいたしたいと思います。それでは当局に提出議案の趣旨説明を求めます。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 日程第8の議案第36号から説明申し上げます。 △議案第36号    名護市総合計画審議会条例の制定について別紙、名護市総合計画審議会条例の制定について議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知祐徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[名護市総合計画審議会条例朗読]次に △議案第37号    名護市職員の定数条例の一部を改正する条例別紙、名護市職員の定数条例の一部を改正する条例について議会の議決を求める。      1971年6月11日提出                名護市長 渡具知祐徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 名護市職員定数条例(1970年条例第6号)の一部を次のように改正する。第2条中別表を次のように改める。1)市長の事務局職員、吏員 183人、その他の職員47人、計230人。これは改正前197人、その他の職員は54人、計251人になっておりました。この251人の中には、2に書いてございますところの水道職員も含まれておりましたが、今度はこの水道職員の定数を分離してございます。2)水道事業の職員、吏員 14人、その他の職員9人、計23人。3)議会事務局職員は動いておりません。4)、5)も動いておりません。6)消防職員、吏員 17人、従来12人でございましたが、今度5人を増員したいと思います。合計が276人ということでございます。改正前の合計が269名で、7名の増になっておりますけれども、消防の5名と水道事業の職員2名増員したいと考えております。   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 △議案第38号    名護市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例 別紙、名護市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知祐徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 名護市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例(1970年条例第8号)の一部を次のように改正する。第2条第1項中の勤務時間を次のように改める。(1)    月曜日から金曜日まで  午前8時30分から午後5時までとし、正午から午後1時までは休憩時間とする。(2)土曜日  午前8時30分から正午まで第12条中産後「6週間」を「8週間」に改める第16条中のただし書きを次のように改める。 ただし年次休暇および病気休暇または規則に特別の定めがあるものについてはこの限りでない。   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。勤務時間は従来、夏期4月1日から9月30日まで午前8時から午後5時まででございましたが、月曜日から金曜日まで午前8時30分から午後5時までとし、正午から午後1時までは休憩時間とし、土曜日は午前8時30分から正午まで冬期と同じように改めたいということでございます。妻が出産の場合3日間の休暇が与えられますが、その休暇の中に日曜、祭日が当てはまるときは、休日を除いて3日間とするということにしたいと思います。 △議案第39号    名護市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 別紙、名護市報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳名護市議会議長 崎浜秀栄 殿名護市報酬及び費用弁償等に関する条例(1970年条例第9号)の一部を次のように改正する。第2条中の別表を次のように改める。別表第1┌───────────────────────────────┬────┬────────┐│        職   名                  │ 区 分 │報 酬 額   │├─────────┬─────────────────────┼────┼────────┤│ (1)議会の議員 │議 長                  │ 月 額 │  150ドル  ││         │副議長                  │  〃  │  140ドル  ││         │その他の議員               │  〃  │  130ドル  │├─────────┼─────────────────────┼────┼────────┤│ (2)監査委員  │知識経験を有する者の中から選任された者  │  〃  │   60ドル  ││         │市議会の議員の中から選任された者     │  〃  │   35ドル  │├─────────┴─────────────────────┼────┼────────┤│ (3)専門委員                        │ 日 額 │    4ドル  │├─────────┬─────────────────────┼────┼────────┤│ (4)選挙管理委員│委員長                  │ 月 額 │   55ドル  ││   会の委員  │委 員                  │  〃  │   40ドル  │├─────────┴─────────────────────┼────┼────────┤│ (5)選挙長                         │ 日 額 │    6ドル  ││ (6)投票管理者                       │  〃  │    6ドル  ││ (7)起票管理者                       │  〃  │    6ドル  ││ (8)投票立会人、開票立会人及び選挙立会人          │  〃  │    4ドル  ││ (9)選挙事務従事者                     │  〃  │    4ドル  ││ (10)市のその他の非常勤の職員                │  〃  │  4ドル以内  ││ (11)伝染病予防委員 医師                  │  〃  │   10ドル  ││ (12)その他の予防員                     │  〃  │  4ドル以内  │└───────────────────────────────┴────┴────────┘第8条第2項中、8月10日に支給する場合においては「100分の225」を「100分の230」に、12月10日に支給する場合は「100分の225」を「100分の270」にそれぞれ改める。   附 則この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。続きまして議案第40号 △議案第40号    名護市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例別紙、名護市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿名護市特別職の職員の給与に関する条例(1970年条例第10号)の一部を次のように改正する。第2条中期末手当の次に「通勤手当及び扶養手当」を加える。第3条の別表中「330ドル」を「400ドル」に、「275ドル」を「330ドル」に、「250ドル」を「300ドル」に改める。第4条を次のように改める。(諸手当)第4条特別職の職員の期末手当、通勤手当及び扶養手当の額は、名護市職員の給与に関する条例(1970年条例第11号、以下「給与条例」という)第16条、第17条の2及び3の規定を準用する。第4条の2を削る。   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 △議案第41号    名護市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 別紙、名護市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 名護市職員の給与に関する条例(1970年条例第11号)の一部を次のように改正する。(以下朗読して説明)   附則この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 △議案第42号    名護市常勤的臨時職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 名護市常勤的臨時職員の給与に関する条例(1970年条例第12号)の一部を次のように改正する。(以下朗読して説明)   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 △議案第43号    名護市消防職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例 別紙、名護市消防職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 名護市消防職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例(1970年条例第19号)の一部を次のように改正する。第2条第1項中第1号及び第2号を(1)月曜日から金曜日まで   午前8時30分から午後5時まで(2)土曜日   午前8時30分から正午までに改め同条第2項を2 隔日勤務の職員の勤務時間は、午前8時30分から翌日の午前8時30分までとする。に改める。   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 △議案第44号    名護市手数料徴収条例の制定について 別紙、名護市手数料徴収条例の制定について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[名護市手数料徴収条例朗読]   附 則 この条例は公布の日から施行する。 △議案第45号    名護市保育所設置条例の制定について別紙、名護市保育所設置条例の制定について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[名護市保育所設置条例朗読]   附 則この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 △議案第46号    名護市敬老年金条例の制定について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[名護市敬老年金条例朗読]   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 △議案第47号    名護市児童手当条例の制定について 別紙、名護市児童手当条例の制定について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[名護市児童手当条例朗読]   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。 ○議長(崎浜秀栄君) 本日の日程は、午前中ということになっておりますので、途中ではございますが、これで散会することにいたします。                             (午後0時8分散会)            名護市議会第3回定例会会議録(3日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月14日 月曜日 午前10時15分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月14日 月曜日 午後4時16分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席21名  欠席3名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │ 欠 │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │ 欠 │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │ 欠 │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(3日目)                               1971年6月14日(月)                               午前10時15分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ご報告いたします。ただいまの出席議員は20名、議員定数に達しております。よって本日の会議を開きます。12日に引き続き日程第20、議案第48号から趣旨説明を当局に願います。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議案第48号の説明を申し上げます。 △議案第48号    名護市水道事業給水条例の制定について別紙、名護市水道事業給水条例の制定について議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[名護市水道事業給水条例、朗読して説明にかえる]議案第49号   1972年度名護市一般会計予算 別紙、1972年度名護市一般会計予算について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[1972年度名護市一般会計予算、朗読して説明にかえる]なお前年度との比較、その他の内容に関しましては、質疑応答の時間に逐条的にやりたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時22分)再開(午後2時58分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。引き続き50号議案の説明を願います。助役 金城一正君。
    ◎助役(金城一正君) △議案第50号    1972年度名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計予算 別紙、1972年度名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計予算について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 1972年度名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計予算は次に定めるところによる。歳入歳出予算第2条、予算の総額は歳入歳出それぞれ8万4,402ドルと定める。2項、歳入歳出予算款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算による。継続費、第2条、市町村自治法(1953年立法第1号)第145条第1項の規定による継続費の総額及び年割額は、第2表継続費による。一時借入金、第3条、市町村自治法第179条の2第2項の規定により、一時借入金の最高額は3万ドルと定める。                            1971年6月11日提出第1表の歳入歳出予算は、説明書がございますので、説明書の方で説明を加えたいと思います。歳入歳出金、1項政府補助金、1目政府補助金は費目存置でございます。2款の繰入金、1目繰入金1万9,000ドル、72年度一般会計予算からの繰入金でございます。4款1目の不動産、区画地区の土地売払代6万5,400ドルでございますが、大体1,200坪程度を予定しております。以上が歳入になっております。歳出、第1土地区画整理事業費、1目の今年度予算が6万2,384ドル、前年度3万6,886ドル。6万2,384ドルの内訳は1,486ドル、8名おりますので、4ドルかける8で32ドル。ポールマン臨時用人、87ドル50セントかける12カ月分、定期昇給2ドル50 セント、これは1月からです。給料で3,810ドル、定昇が3ドル50セント、調整給が5ドルでございます。今度の職員給与に関しましては、各町村から寄り集まったために、同じ課でも非常に給与の差、上がったり下がったりですので、調整給が必要だということでございます。工事請負費5万ドル、250メートルとありますが、熱田川の排水が完備される排水工事のためのブロック費とか、補償費が2,000ドル程度必要だということでございます。2款の公債費、1款の元金が19万ドルでございますが、予算関係の借入金の償還金でございます。利子が2,753ドルでございます。予備費として263ドル、以上が第1土地区画整理の予算でございます。議案第51号の説明に入ります。 △議案第51号    1972年度名護市水道事業会計予算 別紙、1972年度名護市水道事業会計予算について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[1972年度名護市水道事業会計予算、朗読して説明にかえる。]議案第52号   1972年度名護市屋我地簡易水道特別会計予算 別紙、1972年度名護市屋我地簡易水道特別会計予算について、議会の議決を求める。      1971年6月11日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿[1972年度名護市屋我地簡易水道事業特別会計予算、朗読して説明にかえる] ○議長(崎浜秀栄君) 本日の日程を終わる前に、会期の変更についてお諮りしたいと思います。休憩いたします。休憩(午後3時43分)(休憩中日程の変更について協議)  15日 議案研究  16日 委員会報告及び処理  17日 現地踏査  18日 現地踏査  19日 一般質問再開(午後4時15分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。黒板に書いてありますように、日程を変更することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定いたしました。これをもちまして本日の日程を終了いたします。                              (散会 午後4時16分)            名護市議会第3回定例会会議録(4日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月16日 水曜日 午前10時35分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月16日 水曜日 午後0時40分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(4日目)                               1971年6月16日(水)                               午前10時35分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は24名全員出席でございます。よって本日の会議を開きます。委員会報告及び処理。 △日程第33より62までの件について、総務委員長より委員会報告を求めます。総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) 総務委員会に付託されておりました日程第33より日程第62までの審査の報告をいたしたいと思います。プリントされておりますので、読み上げて報告いたしたいと思います。名護市議会議長 崎浜秀栄殿                              名護市議会総務委員会                              委員長 知念嘉永                 委員会報告書 1971年12月第1回定例議会、1971年3月第2回定例議会及び1971年5月第5回臨時議会で本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したから報告します。                    記件  名  議案第11号 市有財産の処分について審査月日  1971年5月17日、19日、20日、25日結  果  原案可決審査経過  17日午前10時22分開会し、市長より本案件について見解を聞き、企画室長、久志支所長よりその内容について説明を受け、18日現地調査を行った。20日旧久志村の村長、助役、議会議員、現区長と市長、助役、企画室長、久志支所長を交えて懇談した。25日久志支所長より旧久志村の合併促進協議会委員との協議事項について説明を受け、4日間にわたって審査した結論次のとおりまとめた。〇払い下げをする場合の条件として1.現在本市においては市有地払い下げの規則、要綱がないので早急に制定し、それに基づいて払い下げするようにすべきである。2.1971年度予算には分収によって予算措置されているが、合法的でないので払い下げ金額は全額予算に計上するのが妥当である。3.坪当たり1セントの払い下げ価格があるが、現在軍用地料の最低賃貸料価格が3セントであるので、それとの比較対象を十分考慮すべきである。〇市当局に対する要望として1.不在地主の有無を調査してもらい。2.不毛地があるので、農耕する意思の有無を十分確かめてから払い下げるようにしてもらいたい。3.貸地料、税金等を完納せしめてから払い下げるようにしてもらいたい。4.転売を目的とするものには、払い下げしないようにしてもらいたい。5.農地の交換分合も予想されるので、市は払い下げられた地主に対して、あらかじめ十分趣旨の徹底を図った上で払い下げるようにしてもらいたい。6.農道敷設の際は、払い下げられた地主に積極的に協力せしめるような措置を講じてもらいたい。7.払い下げ申請坪数を上回って開墾している者がいるので、十分調査してから払い下げするようにしてもらいたい。件  名  議案第16号 1970年度(旧名護町)一般会計歳入歳出決算の認定      議案第17号 1970年度(旧屋部村)一般会計歳入歳出決算の認定      議案第18号 1970年度(旧羽地村)一般会計歳入歳出決算の認定      議案第19号 1970年度(旧屋我地村)一般会計歳入歳出決算の認定      議案第20号 1971年度(旧名護町7月分)一般会計歳入歳出決算の認定       議案第21号 1971年度(旧屋部村7月分)一般会計歳入歳出決算の認定      議案第22号 1971年度(旧羽地村7月分)一般会計歳入歳出決算の認定      議案第23号 1971年度(旧屋我地村7月分)一般会計歳入歳出決算の認定      議案第24号 1970年度名護都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計歳入歳出決算の認定      議案第25号 1971年度(7月分) 名護都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計歳入歳出決算の認定      議案第26号 1970年度(旧名護町)水道事業会計歳入歳出決算の認定      議案第27号 1970年度(旧屋我地村)水道事業会計歳入歳出決算の認定      議案第28号 1971年度(旧名護町7月分)水道事業会計歳入歳出決算の認定      議案第29号 1971年度(旧屋我地村7月分)水道事業会計歳入歳出決算の認定      以上第2回定例議会付託案件      議案第60号 1970年度名護教育区歳入歳出決算の認定      議案第61号 1970年度屋部教育区歳入歳出決算の認定      議案第62号 1970年度羽地教育区歳入歳出決算の認定      議案第63号 1970年度久志教育区歳入歳出決算の認定      議案第64号 1970年度屋我地教育区歳入歳出決算の認定      議案第68号 1971年度(7月分)名護教育区歳入歳出決算の認定      議案第69号 1971年度(7月分)屋部教育区歳入歳出決算の認定      議案第70号 1971年度(7月分)羽地教育区歳入歳出決算の認定      議案第71号 1971年度(7月分)久志教育区歳入歳出決算の認定      議案第72号 1971年の(7月分)屋我地教育区歳入歳出決算の認定      以上第1回定例議会付託案件審査月日  1971年5月21日、22日審査経過  21日午前10時42分開議し、22日まで二日間にわたり議案第16号より第29号まで(第2回定例議会付託案件)の決算に関する会計監査意見書の内容及び議案第60号及び第64号まで議案第68号及び第72号まで(第1回定例議会付託案件)の決算で疑義のあった不納欠損の問題について、岸本監査委員から意見を聞き審査した結果、次の意見をつけ認定すべきものと決定した。意  見 (1)1970年度旧4町村一般会計歳入歳出決算1971年度(7月分)旧町村一般会計歳入歳出決算、1970年度土地区画整理特別会計歳入歳出決算、1971年度(7月分)土地区画整理特別会計歳入歳出決算、1970年度旧名護町、旧屋我地村水道事業特別会計歳入歳出決算、1971年度(7月分)旧名護町、旧屋我地村水道事業特別会計歳入歳出決算は、1971年3月19日に監査委員から提出された会計監査意見書のとおり、歳入歳出の収納は適正であると認めるが、1970年度一般会計決算に旧名護町、旧屋部村、旧羽地村は不納欠損額があるので、当局は当該3町村の不納欠損者名簿を提出してもらいたい。なお、当局は滞納分については、時効にかからないうちに徴収するよう努力してもらいたい。1970年度 旧名護町水道事業特別会計の会計監査意見書の中に、料金改定の指摘がなされており、特にその件については水道事業総合計画との関連もあるので、今後当局はその問題について、早急に議会と協議する必要があると思料される。(2)1970年度旧5町村教育区歳入歳出、1971年度(7月分)旧5町村教育区歳入歳出は、1970年11月30日に監査委員から提出された監査報告書のとおり、予算は適正に収支され違算のないことを認める。ただし1970年度久志教育区決算に不納欠損額があり、その取扱いについて疑義があったが、税金は行政当局で処分すべきであり、教育委員会として欠損を落とすべきでないことが判明したので、教育委員会に1970年度久志教育区決算は修正するよう要望を付して認定することにした。調査の結果旧5町村とも不納欠損額があるので、当局は旧久志村を除く旧4町村の不納欠損者名簿を提出してもらいたい。なお、当局は滞納分については、時効にかからないうちに徴収するよう努力してもらいたい。件  名  陳情第2号 市有借地の借地人への払い下げについて       (名護市字名護雨志川原、志良堂清則ほか5人)      陳情第3号 市有借地の借地人への払い下げについて       (名護市字世冨慶大筋原、嶺井政吉ほか2人)      陳情第4号 市有借地の借地人への払い下げについて       (名護市字数久田大筋原、古賀定元ほか10人)審査月日  1971年5月24日、25日 結  果  継続審査審査経過  24日午前10時30分開議し、午前10時40分より午後3時50分まで大嶺畜産課長、金城土地係同伴で雨志川原、大筋原の現地調査を行った。25日午前10時30分再開し、結論として該地は現地と図面とが一致しない箇所があるので、当局をして早急に正確な図面を作成せしめ、借地人への払い下げについては水源地、農地法、市の総合計画などのことも考慮に入れて払い下げする必要があると思われるので、本案件を継続審査に付することに決定した。件  名  議案第34号 名護市税賦課徴収条例審査月日  1971年5月26日、27日、28日、6月1日結  果  原案可決審査経過  5月26日午前10時30分開議し、28日まで3日間にわたり古我知税務課長、大城税務係長より名護市税賦課徴収条例の条文を逐条解説せしめた。市町村税方は1971年3月29日に改定されたが、固定資産税のみが税率の改定がなされていないため疑義があったので、6月1日午前10時38分再開し、そのことについて金城助役から当局の見解を聞き、本案件を原案どおり可決した。固定資産税の税率を標準税率にしたため財源落ち込みが生ずるが、合併条件協定事項に「税率は、市町村税法に定める標準税率によるが、合併した年度に限り現行のとおりとする。」とあるので、当該条項を尊重し、当局の提案どおり固定資産税は標準税率を課するのが妥当であると思慮される。なお、復帰すると固定資産税が上がる可能性があるので、当局は算定の基礎について議会と十分協議するようにしてもらいたい。具志堅徹委員から次のことについて指摘があった。(1)合併条件協定書で標準税率を適用するという趣旨は、市民に不利益を与えないということが目的であると思うが、琉球セメント、オリオンビール、北部製糖などの多額所得者は減税措置がなされたため、当局としては財源落ち込みが生じている。そのことが、必ずしも合併条件協定書を尊重することに値するかどうか疑問である。(2)合併促進法第14条には「市町村合併の行われた日の属する年度及びこれに続く1カ年度に限り、その不均衡の程度を限度として、不均一の課税をすることができる。」という条文がある。これは協定書を上回る合併促進法であり、そのまま延長すれば、あと1カ年は現状を維持することができるので、税の落ち込みはない。(3)法人と個人を区別して、法人を100分の1、個人を100分の0.8としたら、さしたる財源落ち込みがないので良いと思われるが、その点については税の均一化という面で問題があるので、均一化にしなければならないと思う。(4)市民税も標準税率が課されている。言葉の上からは減税されているようにあるが、去った立法院の税法改定における結果としては、所得者全体が増税になっている。それで低所得者、いわゆる平均賃金以下の労働者には、これまでの税率から税額が上がらないような形で修正し、多額所得者にはその税率を加えることによって当局の財源落ち込みは修正できると思う。以上の点から名護市税賦課徴収条例については、私個人としては必ずしも全面的に賛成できない。件  名  陳情第7号 指定金融機関の弊行指定について審査月日  1971年5月28日、6月1日結  果  不採択審査経過  5月28日午前10時30分開議し、照屋収入役から指定金融機関についての説明を受け、6月1日次のとおり決定した。この問題については、指定金融機関は一つしか指定できない。当市には4つの銀行があり、特に南陽相互銀行は10月1日付けで合併することになっている。また当局としてもまだ事務的な整備がなされておらず、今後十分検討した上で指定するとのことである。以上の点から現時点では審査すべきでないと思料される。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの委員長報告に対して質疑を願います。16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 合併後の市有財産払い下げの問題ですが、これは継続審査ということになりますと、時期的にも復帰も間近に迫っているし、早急に対策してやりませんと復帰などのどさくさに紛れて困るのじゃないかという気がいたします。これは名護市全般の市有地の問題です。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 委員長にお尋ねいたします。教育委員会の1970年度久志教育区決算は修正するよう要望を付して認定することにしたいとなりますと、修正して持ってきてから実際に認定するのが本当じゃないかと思います。修正しなさいと言っても、持ってくるかこないかわかりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) その問題に対しましては、岸本監査委員の方から意見を聞きまして、税方面から徴収の義務は教育委員会にないから、市町村当局に委任されているという関係で、税の不納欠損とか時効処分は行政措置でやるべきだという結論を得ましたので、委員会終了後、教育委員会に報告いたしました結果、修正した条項そのまま委員会も修正してもらいたいという意見を聞いて、事務局には修正していただきたいということが来ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 前に問題になったのは、不納欠損者名簿が提出されてきたわけです。それを議会で見て当然払えそうな人だが、不納欠損に回してあるということで紛糾しているわけですが。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) はっきり言って時効にかかってしまうと、税金徴収するという権利がなくなります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 不納欠損名簿で一番大きな問題になっているのは、沢岻文夫158ドル、次に多いのが久志タクシー116ドル。後は微々たるもので生活困窮者だろうと思います。この人たちは久志の指導者だと思います。なぜこういう人々から税金を取らないかということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) 委員会としては不納欠損者名簿を出していただきたいということで、久志だけと思って出してもらいました。その面で指摘してみますと、旧名護町でも70年度決算の中で実際に不納欠損起こしたのが330ドル12セント、羽地380ドル37セント、屋部201ドル80セント、屋我地117ドル40セントというふうに久志を合わせて3,598ドルというのがございます。委員会としては、久志のは名簿が出ておりますが、その内容について審査しませんでしたが、後の町村も是非委員に知らせてくれということで、お互いその名簿を見ることによって、今後納税について関心を持つのではないかということで、是非提出してもらいたいということで、当然行政当局が責任あるというのは強く議会としても今後そういったことはないようにということで、委員会としても意見を付してあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 久志村の不納欠損は500ドル余り、両名で二百四、五十ドル持っております。旧久志の不納欠損出した人の3割はたった2名の人です。しかも久志の有力者です。差し押さえしてでもやらなかったか。それを委員会として認められたかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時5分)再開(午前11時6分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。1番 宮後安行君。 ◆1番(宮城安行君) 土地払い下げの場合の条件ということがありますが、3番目の坪当たり1セントの払い下げ価格が、現在軍用地料の最低価格が3セントであるので、それとの比較対象を十分考慮すべきである。と払い下げる場合の条件として入れておりますが、皆さんも現地を見ておわかりと思いますが、1セントというのは隣接地、これは一つの義務を負わされているわけです。傾斜地はその隣の人が買ってもらいたいということで残すわけにはいきませんので、そこは買っても使用できませんので、旧久志でもその評価でやっております。私は皆さんに申し上げたいことは、旧久志の払い下げ要項に基づいて考慮してもらいたいということでお願いしてあるわけです。軍用地料は3セントですが、それと比較されてはどうかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時8分)再開(午前11時27分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 委員長にお尋ねいたします。水道関係でございますが、「1970年度旧名護町水道事業特別会計の会計監査意見書の中に料金改定の指摘がなされており、特にその件については水道事業総合計画との関連もあるので、今後当局はその問題について早急に議会と協議する必要があると思料される」というふうに言っておりますが、皆さん方がそういうふうな議会として意見書を出す前に市当局に対して懇談、あるいは指摘したことがあるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) 特にその件については市当局と話し合いはしておりません。委員会決算の付託はされておりますが、監査委員の意見の中に水道料金の問題がありましたので、その問題は非常に重要な問題であるということで、合併をして名護市全体としての水道計画ということも前から話が出ておりましたので、そういった面との関連を十分考慮に入れてやってもらいたいということで、お互い議会としてもこの問題を堀り下げて検討すべきだということで、議会で委員会を設置してやったらということでありましたが、水道関係は建設委員会ということになっておりますので、付託されなければ委員会としても検討できないということで、市当局と協議しておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 5月21日、22日にこれが審議されたということですが、皆さんがあの時点において市当局に具申をしておれば、今度の予算書に何らかの形で出てくると思います。今度の問題でも簡易水道の問題出ております。そうなりますと皆さん方が考えているような総合計画には間に合いません。今までの突き当り、場当たり式の補修すればいいというふうな考え方しかないというわけで、私が言いたいのは皆さんが早目に具申すれば、今度の予算に出てくる。議会としても総合開発にはどうすれば良いということが言えると思います。それから具志堅委員からの意見ですが、少数意見としての問題ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務委員長 知念嘉永君。 ◎総務委員長(知念嘉永君) この問題は全般的に具志堅委員が指摘された問題に対して、委員会としても意見の一致を見て、これに対しての法的な解釈で論議されております。その点特に市町村、行政府、または立法院関係市当局あたりの見解を聞いて、そういった面でやると間違いというふうな条件がございまして、委員会としてはこの問題に対して条文化しなければならないという意見を見たが、具志堅委員からは全面的には賛成できないということで、少数意見として具申しようということで取り上げでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時36分)再開(午前11時38分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。総務委員会に付託された報告の質疑は打ち切ることにいたします。△次に日程第63、「農家所得の増加を図ることについて」産業経済委員長より報告を願います。産業経済委員長 松田仁徳君。 ◎産業経済委員長(松田仁徳君)                                   1971年5月15日名護市議会議長 崎浜秀栄殿                              名護市議会産業経済委員会                              委員長 松田仁徳                 委員会報告書 1971年3月第2回定例議会で本委員会に付託された案件について、審査の結果下記のとおり決定したから報告します。                    記件  名  陳情第5号 農家所得の増加を図ることについて審査月日  1971年5月13日、15日結  果  採 択審査経過  13日午前10時30分開会し、1971年度農業関係補助事業に対する補助率と1972年度当該補助事業に対する要求補助率とを比較検討しつつ審査し、午後2時より畑地かんがいタンク施設、肉牛、乳牛、茶園、茶苗圃等の現地調査を実施した。15日豚価安定補助、豚屠殺処分、優良豚購入、家畜家舎防疫対策費等は再検討する必要があったので、畜産課長からそれらについて説明を受け、1972年度農業関係補助事業に対する補助率を別紙のとおり査定した。(別紙参照)(別 紙)   1972年度農業関係補助事業に対する補助率┌──────────┬────────────┬────────┬────────────────┐│   補助事業名   │   農協要求補助率   │委員会決定補助率│      備   考      │├──────────┼────────────┼────────┼────────────────┤│1 農機具     │          50%│    40%以上│優良機具は、トラクター動力噴霧 ││          │            │        │器、耕うん機に限定する。    ││2 農薬      │          50%│      50%│                ││3 畑地かんがい  │          50%│      50%│かんがい施設に対する補助    ││4 優良種苗    │          40%│      40%│                ││5 果樹奨励    │          40%│      30%│生産多量になると本土と太刀打ちで││          │            │        │きない。奨励して生産者を困らせて││          │            │        │もいけないので引き下げた。   ││6 甘蔗新植更新  │      坪当たり5¢│      5¢│                ││7 土地改良    │          20%│      20%│                ││8 土壌改良    │          40%│      40%│土壌改良材に対する補助     ││9 甘蔗生産奨励  │     トン当たり50¢│      50¢│                ││10 茶 樹     │          100%│      100%│100%は苗木補助である。幼木補助 ││          │            │        │も旧名護町の額にする。     ││11 畜 産     │            │        │                ││ (1)肉 牛     │      1頭当たり20$│      20$│預託牛を含む。         ││ (2)繁殖牛     │          50%│      25%│優良品種購入補助(政府補助50%) ││ (3)山 羊     │      1頭当たり3$│      3$│離乳期の山羊に対する補助    ││ (4)豚価安定補助  │  斤価36¢のとき2¢2¢│        │安定法の基準36.6¢による。   ││          │  斤価37¢のとき1¢1¢│        │補助はしない。         ││ (5)豚屠殺処分   │          80%│      80%│伝染病以外のもの        ││ (6)優良豚購入   │          80%│      70%│牛との兼ね合いもあるので引き下げ││          │            │        │た。              ││ (7)家畜家舎防疫対 │          100%│      100%│                ││   策費      │            │        │                │└──────────┴────────────┴────────┴────────────────┘ ○議長(崎浜秀栄君) 休憩中に委員長報告による質疑をお願いいたします。休憩いたします。休憩(午前11時53分)再開(午後0時6分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。 △次に日程第64、陳情第11号「診療所に対する報償費支給について」、日程第65、陳情第9号「名護市老人クラブ連合会に対する助成金交付について」、日程第66、陳情第10号「久志校区立幼児園に対する補助並びに市立保育所の設置について」、日程第67、陳情第1号「琉球セメント工場から被る被害の賠償について」民生委員長より報告願います。民生委員長 岸本幸久君。 ◎民生委員長(岸本幸久君) 委員会に付託されました案件についてご報告申し上げます。(別紙報告書のとおり報告)                                1971年4月23日名護市議会議長 崎浜秀栄殿                              名護市議会民生委員会                              委員長 岸本幸久                 委員会報告書 1971年3月第2回定例議会で本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したから報告します。                    記件  名  陳情第11号 診療所に対する報償費支給について審査月日  1971年4月22日、23日結  果  採 択審査経過  22日午前10時42分開会、11時56分より屋部診療所、2時より久志診療所、3時より源河診療所、3時40分より屋我地診療所を訪問し、各医介輔より医療現況等について意見を聞き、23日次のとおり結論を得た。現在、各診療所の医療設備が不備であるため業務に支障を来たし、また市内の各病院は医師不足のため、深夜の急患往診等に事欠く実情であるので、僻地の医療業務を存続させ、僻地の住民を安心して生活させるためにも、財政の許す限りの補助を与えるのが適当であると思料される。なお、将来は市立病院の設置や育英資金による医療人の養成等について考慮していただくよう当局に要望する。件  名  陳情第9号 名護市老人クラブ連合会に対する助成金交付について審査月日  1971年4月22日、23日結  果  採 択審査経過  22日午後4時35分より北部老人センターで名護市老人クラブ連合会の宮里会長、岸本副会長から助成金の申請理由と事業計画書の内容について説明を受け、23日次のとおり結論を得た。現在、老人クラブが各支部においても活発な運営の盛り上がりをみせ、老人学級を組織して研修に励み、その他社会の一員として役立つため、いろいろな施策を講じつつある状況よりして、財政が許す限り助成すべきであると思考をされる。件  名  陳情第10号 久志校区立幼児園に対する補助並びに市立保育所の設置について審査月日  1971年4月23日結  果  継続審査審査経過  午前10時24分開議し、名護区教育委員会の玉井委員長から幼児園、幼稚園、保育所等の実態について説明を受け、次の結論に達した。      日本復帰後は公立幼稚園に対する政府補助の50%がなくなり、また区立幼稚園も市立幼稚園になり、約80%を市が負担せねばならないようになるので、現在のように各校区別に幼児園をつくると幼児園児の数の少ないところでは運営が困難になるので、幼児園を統合して数を少なくすべきである。      幼児園に対する補助が必要なことは認めるが、1カ所を補助すれば別の幼児園も補助せねばならないので、市の財政負担が非常に大きくなり財政上困難が予想される。市立保育所の設置は是非必要であると思うが、幼児園に対する補助については、十分に検討する必要があると思われるので、本案件を継続審査に付することに決定した。件  名  陳情第1号、琉球セメント工場から被る被害の賠償について審査月日  1971年4月23日結  果  不採択審査経過  23日午後1時16分より安和公民館で区長ほか2人から説明を受けたが、陳情の趣旨が育英資金についての補助であり、本案件とは内容が異なっているので、改めて陳情書を提出するよう示唆した。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの委員会報告に対して質疑をお願いいたします。休憩します。休憩(午後0時12分)再開(午後0時16分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。質疑がないようでございますので打ち切ります。 △次に日程第68、陳情第5号「名護市字東江原道路敷設について」建設委員長の報告を願います。建設委員長 比嘉清徳君。 ◎建設委員長(比嘉清徳君) 第2回定例議会において本委員会に付託された案件についてご報告申し上げます。(別紙委員会報告書のとおり報告)                            1971年5月13日名護市議会議長 崎浜秀栄殿                          名護市議会建設委員会                          委員長 比嘉清徳                委員会報告書 1971年3月第2回定例議会台本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したから報告します。                    記件  名  陳情第5号 名護市字名護東江原道路敷設について審査月日  1971年5月13日結  果  採 択審査経過  13日午前10時35分開会し、都市計画係長より道路敷設計画について説明を受け、午前10時55分より現地調査を行い、次の結論に達した。この地域は政府の出先機関も多いし、かつまた観光名護市の表に値する重要な位置でもあるので、そのまま放任しておくことは当市の対外的な面、あるいは都市整備の観点からしても、該地の道路敷設は早急に実現すべきであると思慮される。なお、工事施工に際しては現在の既設政府幹線道路との連携を十分検討して施工するよう当局に要望する。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの委員会報告について質疑を願います。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 委員長にお尋ねいたします。これは橋梁も入れられての問題ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設委員長 比嘉清徳君。 ◎建設委員長(比嘉清徳君) 陳情書のとおり当局としては施工するということで、工事としてはまだ出ておりません。地主が土地を提供して道路は施工するということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 道路の開設だけを計画して宇茂佐田全部、都市計画に対する道路計画ができますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設委員長 比嘉清徳君。 ◎建設委員長(比嘉清徳君) 工事はどういうふうにするという、具体的なものは聞いておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後0時20分)再開(午後0時21分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいまの建設委員長よりの報告に対し、質疑がないようでございますので、これをもって質疑を打ち切ります。休憩いたします。休憩(午後0時22分)再開(午後0時23分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。日程第33、議案第11号 「市有財産の処分について」委員長の報告どおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしと認めます。よって本件は原案どおり可決いたしました。 次に日程第34、議案第16号より日程第57、議案第72号まで委員会の報告にご異議ございませんか。13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 5カ年というと時効にかかりますので、全市民が意識的にそういうことがあれば、行政に非常に打撃を与えます。したがって、総務委員会も不納欠損は深く検討してもらいたいということを、強く私は議決にあたりまして総務委員会にお願いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 不納欠損処分に対する問題でございますが、いかに不納欠損処分であろうとも、取れる金は当然取らなければならないので、そういうことを強く市当局に要請して、必ず取るようにということを委員会からもう一つ付け加えて、その問題を処理していきたいと思います。議会の全体の要求として出してもらいたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後0時25分)再開(午後0時26分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいまの要望を強く入れまして、委員会報告のとおり認定されました。次に日程第58、陳情第2号より日程第60、陳情第4号までの件について委員会の報告は継続審査でございます。本件は委員会の報告どおり閉会中も継続審査させることにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって継続審査せることにいたします。日程第61、議案第34号「名護市税賦課徴収条例」、委員会の報告は可決であります。本件は委員会の報告どおり原案可決することにご異議ございませんか。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 本案件は将来において議会全体の要望として改正させていく、すなわち税金が少なくなるように、そういう問題は政府からの問題で、認めなければならない問題であります。いかに政府からのそういう問題があろうと、住民に対して不利益になるような条例は認めるわけには、将来は改正していくということで・・・ ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後0時29分)再開(午後0時31分) ○議長(崎浜秀栄君) 名護市税賦課徴収条例については、3番議員の意見を入れて原案どおり可決したいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって本件は原案どおり可決いたしました。次に日程第62、陳情第7号「指定金融機関の弊行指定について」、委員会の報告は不採択であります。本件は不採択にすることについてご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって本件は不採択と決定いたしました。日程第63、陳情第5号「農家所得の増加を図ることについて」、委員会の報告は採択であります。本件は委員会の報告どおり決定することにご異議ございませんか。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 補助規定がまだ整備されておりませんので、その辺がから基本的に問題を取り上げなければならないと思います。ここで何々が幾名ということを決めていても、どう処理されるかもわかりません。補助の対象も企業化したゆかり産業とかいうものに対する規定、そういったものもないわけです。向こうにも同じようにやるのか、あるいは大きな企業が入ってきて養豚関係、それに対してもやるのか。そういった規定がないから、規定を優先的に作り上げなければならないのじゃないかということで問題があります。合併条件では不利益を与えないというのがあります。ところが若干あっちこっち削られております。それが必ずしも妥当であるかどうかということも問題があります。これはこの場で決めて、継続して議会でも審議する必要があるんじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後0時36分)再開(午後0時37分) ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの委員会報告に対し、20番議員から補助条件の整備が必要だということでございますが、本報告は大局的にご異議ないものと認めます。よって本件は採択と決定いたしました。次に日程第64、陳情第11号「診療所に対する報償費支給について」、委員会の報告は採択であります。本件は委員会の報告どおり決定することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございます。よって本件は採択と決定いたしました。日程第66、陳情第10号「久志校区立幼児園に対する補助並びに市立保育所の設置について」、委員会の報告は継続審査でございます。本件は委員会の報告どおり、閉会中も継続審査させることにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、本件は閉会中も継続審査することに決定いたしました。日程第67、陳情第1号「琉球セメント工場から被る被害の賠償について」、委員会の報告どおり陳情の内容が本件とは異なっておりますので、不採択と決定いたしました。日程第68、陳情第5号「名護市字名護東江原道路敷設について」、委員会の報告は採択であります。本件は委員会の報告どおり決定することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議ないものと認めます。よって本件は採択と決定いたしました。以上をもちまして本日の日程は終わりましたので、散会いたします。                                (午後0時40分散会)72会計年度における工事予定箇所の現場視察(17日・18日)┌───┬────────────────────────┬──────────┐│順 番│       工 事 予 定 箇 所       │  距  離  等  │├───┴────────────────────────┴──────────┤│17日                                     │├───┬────────────────────────┬──────────┤│ 1 │大浦部落内排水路                │400m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 2 │三原仲田原井堰及び用水路            │500m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 3 │久志部落内排水路                │500m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 4 │伊差川部落内排水路               │200m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 5 │我部祖河部落内排水路              │420m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 6 │仲尾次道路                   │300m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 7 │真喜屋奥武島農道                │750m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 8 │我部大袋長田原農道               │664m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 9 │水道 運天原地内                │680m      │├───┴────────────────────────┴──────────┤│18日                                     │├───┬────────────────────────┬──────────┤│ 1 │安和河川護岸                  │40m       │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 2 │水道 屋部、宇茂佐               │1,600m    │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 3 │白金川浚渫(白金橋より屋部川下流)       │          │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 4 │宮里大瀬原農道                 │500m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 5 │喜瀬河川護岸                  │70m       │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 6 │数久田砂防堤                  │50m       │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 7 │東江、宇茂佐田道路               │200m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 8 │都計3号排水路                 │150m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 9 │土地区画整理排水路               │250m      │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 10 │名護地先公有水面埋立              │15,000坪   │├───┼────────────────────────┼──────────┤│ 11 │水道 名護と場線                │600m      │└───┴────────────────────────┴──────────┘学校施設調査              名護教育区教育委員会┌───┬───────┬───────────┬────────────────┐│ 月日 │ 学 校 名 │  工  事  名  │     備    考     │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│6.17│久志中学校  │新設工事       │校地購入及び整地工事      │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │久辺中学校  │水泳プール新設工事  │1971年度割当て工事中      ││   │       │           │71.6.4より10.31まで       │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │同上附属施設工事   │ろ過装置、その他の施設及び体育館││   │       │           │との共同更衣室及び便所     │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │羽地小学校  │校地整地及び塀工事  │運動場整地並びにブロック塀及び排││   │       │           │水溝              │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │稲田小学校  │水泳プール新設工事  │72年度割当て          ││   │       │           │25M×15M 7コース       │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │屋我地小学校 │校舎建築工事     │71年度割当て工事中       ││   │       │           │71.2.20より7.19まで       │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │校地拡張       │1,035坪の土地購入        │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│6.18│名護小学校  │校舎建築工事     │71年度割当て工事中       ││   │       │           │71.2.4より8.12まで       │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │校地拡張       │南側旭ヶ丘1,066坪の購入     │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │職員便所新設工事   │建物25㎡と水洗式便槽      │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │名護中学校  │水泳プール新設工事  │71年度割当て 6.21入札予定   │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │同敷地土留め、整地工事│球技場整地及び土留め工事    │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │便所新築工事     │建物35㎡と水洗式便槽      │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │大宮小学校  │体育館新築工事    │71年度割当て工事中       ││   │       │           │71.4.9より10.25まで       │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │校舎新築工事     │72年度割当て 設計中      ││   │       │           │特別教室2階建 760㎡      │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │校地拡張       │運動場北側700坪購入       │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │屋部中学校  │体育館新築工事    │72年度割当て延べ1,002㎡予定   │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │安和小学校  │校舎建築工事     │71年度割当て 工事中      ││   │       │           │71.1.5より7.13まで       │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│ 〃 │  〃    │埋土暗渠工時     │校舎裏側の校地埋め土及び暗渠  │├───┼───────┼───────────┼────────────────┤│   │       │           │                │└───┴───────┴───────────┴────────────────┘            名護市議会第3回定例会会議録(5日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月19日 土曜日 午前10時28分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月19日 土曜日 午後4時13分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席23名  欠席1名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │ 欠 │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(5日目)                               1971年6月19日(水)                               午前10時28分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は23名、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。 △日程第7、一般質問を行います。質問の通告がございますので、順次発言を許します。6番岸本幸久君、質問を許します。 ◆6番(岸本幸久君) 4点について市当局にお伺いいたします。第1番目に財政獲得について、政府の財政落ち込みにより当市の事業規模が縮小していることは市民の信頼を薄くしつつある。市当局の新年度予算に対する苦労も考えられないわけではないが、新名護市の使命と発展のためには蛮勇をもって港湾施設、名護城、嘉津宇岳等の公園整備、国際海洋博等の企業誘致に全力を挙げ、具体的計画書を作成して祖国復帰に備え、日政援助を大幅に琉球政府及び日本政府に要請して、財政の獲得を図ることが最重要かつ、急務を要すると思われますが、市長の具体的なお考えを承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおりでございまして、私たちは私たちの立場で再三再四にわたって政府の方に要請してまいりましたが、もう既に新聞など等でご承知のとおり、本年度は政府の財政落ち込み、それから来年度祖国復帰ということで、今までの赤字財政の締めくくりなど、そういったようなことで、今回は著しく政府助成事業が減少したことはご指摘のとおりでございます。合併町村に対する財政措置については、市町村交付税の中で、予算計上額167万5,000ドルの中、本来ならば147万4,000ドル程度ですけれども、合併補正の上積みによって、約20万ドルというわけでなされております。事業費につきましては、市の方で政府の方に予算要求いたしました額が、総額で285万6,967ドルになっております。件数にいたしまして89件。内訳を申し上げますと漁業施設5件で約49万ドル、し尿処理1件で43万ドル、水道施設5件で15万6,000ドル、土木施設21件で42万3,000ドル、農業施設が26件で39万1,000ドル、都市計画関係6件で79万5,000ドル、消防施設関係16件で42万ドル、観光施設2件で2万ドル、合理化事業5件で2万2,800ドル、公共用施設、保育所など等でございますが、2件で9万6,000ドルというような事業を政府の方に要求したわけでございます。なおその他に日政の農業施設といたしまして9件、14万6,136ドル。それから土木用施設11件で26万2,415ドルを新しい年度にやるべく政府の方に要請したわけでございますが、予算書に提案したとおりの額になり、大変私自身落胆しているわけでございます。考えますると日政の援助については、大体9月が山場でございます。私たちの名護市は去年8月1日に合併し、そうして8月から9月にかけて選挙、市長就任というようなことで、前年度は最も肝心な時期に、そういったような思い切った折衝が、合併のためできなかったというのも一つの理由にはなると思うのでございます。しかし今年出来なかったからといって、決して手をこまぬいているわけではございません。副主席並びに総務局長、企画局長に会いまして、新市建設をほごにするのか、それとも継続して新市建設計画継続して認めて、それにのっとって事業をやるのかということをお話し申し上げましたところ、3局長とも口をそろえて現年度は復帰前年の年で、いろいろ整理をしなければいけない。そういったようなことで、できないのだと。新市建設を私たちはあくまでお約束どおり認めるし、日本政府もそれは引き続きやっていただくということを、復帰要項の第2次分で応えているので、これについては引き続きやるのだというようなことでございます。財政獲得のためにただ今申し上げましたとおり、私たちは政府並びに日政の方に要請したが、結果は先ほど説明したとおりということでございます。引き続き次年度に向かって、これから強力に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 第2番目にお伺いいたします。112号線の側溝の溝蓋設置促進について、現在112号線、すなわち本部線両側の側溝は、部落内においてもほとんど溝蓋が施していないので、夜間、薄暮時等は自転車乗り、老人、子供等が溝に落ちけが人が続出して、全く危険な状態にあるので、部落民の不信を買っている。特に宮里部落前は全面的に下水も流し込んでいるので、アオノリ、ボウフラ、臭気ガスが発生して、環境衛生上ゆゆしき問題である。早急にこれの改善策を講ずべきと思うが、市当局のご見解を承りたい。第3番目に117号線(旭川線)の拡張整備促進について、117号線、旭川から今帰仁に至る政府道の拡張整備を図り、バス運行路線として住民交通の不便、トラックによる農作物搬出車の危険性を解消して、産業開発に資するため、今帰仁村も相呼応せしめ、半島横断線の開通促進方要請すべきと思うが、市長のご見解を承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 112号線、側溝の溝蓋設置についてでございますが、ご指摘のとおり本溝蓋については政府道でございますが、私たちの方でも北部建設事務所の方に危険性、過去の事例をあげて、早急に溝蓋を設置してもらうように呼びかけております。117号線、旭川の拡張整備でございますが、これは旧屋部村当時の要請事業でございまして、屋部区から旭川区の事務所前までの幅員を拡張するとともに、本線を本部半島の横断線というような形でやっていただきたいということを要請してございます。これは今後も引き続き強力に要請を行っていきたいと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 第4番目に戦前郵便預金並びに保険金払い戻し請求手続き促進について、戦前郵便預金等住宅協会事務委託費で、事務扱いをしていた旧町村職員が、保険金及び郵便預金を、郵便局を通じて既に交付されたお金が、市合併後役職や事務の変更等で煩雑を極めているとの理由で支払いが遅延している。早急に支払いを完了させてもらいたい。なお、請求事務書類等も相当数抱え込んでいるようであるが、市民課等の職員をして早目に支払いできるようにしてもらいたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 戦前の郵便預金並びに保険払戻請求手続き促進についてでございますが、現在私たちに委任されているのは総計で1万6,800件でございます。その中の処理件数は1万1,501件でございまして、名護、羽地、久志、屋我地の支所においては相当支払いが進められております。ただ屋部支所の場合、担当職員が名護本庁に転勤のために、相当額残っているようでありますが、現在支払い継続しているというようなことでございます。それから請求事務手続きを急いでもらいたいということでございますが、現在請求事務手続きは郵便局の方で取り扱っているような現況でございます。市の厚生課の方に指示をいたしまして、そういったような点、手抜かりのないように指導、助言を与えるというようなことで注意してございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 請求事務書類、今後もやってもらいたいのですが、今までの請求事務で若干残っているのがあるわけです。そういうものを市民課に問い合わせてみましたが、金庫の中にあるということで、久志でも前に請求されたものが、そういう器具の関係で処理されないで置いてあるということでございます。その点を早目にやっていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまの質問の要旨ですが、一応はその件も合わせて聞いたのですが、まだ具体的な資料を私は得ておりません。早速、市民課、厚生課の方を調べまして、もしそういったのがあるのであったら、早速に支払うように手配いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 3点ばかり絞って質問したいと思います。第1番目に新市計画書に予定されている諸工費の点について、2番目に水道事業の抜本的施策について、3番目に久志の製紙工場の問題について、まず最初に新市計画書についてでございますが、私たち名護市が合併された当初、新市計画書に向う6カ年の事業費として1,200万ドル計上されております。今度1970年度の予算計上されている額は160万ドルでございます。72年度の予算を見ますとほとんど皆無でございます。その理由に対して、どういった面でそういったようなことになったか。また、その面に対して市長はいかなる政治折衝をなされてきたか。もう一つ合併促進法において、私たち来年は本土復帰が実現されるのでございます。今度の琉球政府で予定された新市計画書に盛られている額が、復帰されてもやはり県段階に引き継ぎできるような法の根拠があるかどうか。それに伴い先ほどの質問とも若干重複すると思いますが、政府の財政落ち込みによって60万ドルの起債が予定されております。その面に対して市長のお考えを承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 新市建設計画がどういう理由で今度実現できなかったか。政府の方はどういうような形になるかということでございますが、私が答弁するのが妥当であるかどうかわかりませんが、一応新市建設計画に盛られている事業費がほとんどゼロで回答された時点において、私、企画局長、総務局長等にも会いまして、実情を十分説明申し上げ、いろいろと政府の自己財源、俗にいう県担分でも何とか考慮してもらえないものかということを強く要請したわけですが、政府といたしましては、今度どうしても県担事業、いわゆる今までの琉球政府の補助事業ができない理由があるんだというようなことでございます。その理由をどういった理由なのかということで詰めてみましたら、一般的な状況といたしまして、歳入の伸びが需要の伸びに追いつかないということが一般的な状況の中におけるところの理由でございます。2番目は歳入の伸びが需要に追いつかないということでございますので、当然のこと追いつかない分は借入れによってのみ、つじつまを合わせるのだということです。したがって、借入金が多額になるので、それに対するところの利子、そのほか支払いというものが、結局は財政の硬直を招いているというようなことだということでございます。それじゃあ財政硬直の直接の原因はどういうものかということになると、日本政府援助の増大に伴いまして、対応費の増加というものが当然見越されるわけでございますが、現在の琉球政府の対応費の増大というのは、私が説明申し上げるまでもなく、皆さん方よくご承知だと思いますが、50%対50%が政府の対応費の負担の区分なのです。特に今年から新しい年度に向かって日本政府も沖縄の復帰ということを前提にして、相当額の日政の支出をしているわけですが、それに対するところの対応費は当然、地元政府が賄わなければならないというようなことが硬直の直接の原因です。次に義務費ですが、いわゆる人件費、社会保障費そういったようなものの増加、それから次に加えられることが復帰事務需要の増額というようなことでございます。私、政府に行っていろいろ食い下がりましたら、政府の方でそういった理由なんだということで説明されたわけでございますが、そういった状況の中で、それじゃあ県独自の事業費というのは、どういうものがあるかということで聞いてみましたら、72年度におけるところの県担事業というのは、大体2.7%程度しか組めないのだと。その2.7%も一般農業とか、あるいは道路の維持修理費、そういったような形で使われる事業費が大部分で、その他の事業費には回されていないのだということでございました。いろいろ資料を集めてみますと、琉球政府の現在の赤字状況というのは、公共事業債で6,000万ドルを超し、この間の日政の話によると、琉球政府の赤字が、前政権から今政権にわたって累積されたのが、約二千数百万ドルもあるということで、新聞には報じられておりました。そういったものが直接の今回の原因ではなかろうかということでございます。私、政府の方に追及して聞いたところでは、そういったわけで引き下がってきたわけでございます。それから復帰後一体どうなるのかということでございますが、これは先ほど岸本議員の質問の中でもお答えいたしましたとおり、現年度はそういうようなことで、一応できないというようなことならば、一体琉球政府は私たちと約束したところの新市建設計画について認めるのか、認めないのかということで質問したわけでございます。それに対しては副主席も総務局長もはっきり、皆さんとお約束した新市建設計画については、いささかなりともこれを変更する考えはありませんということです。ただそういったような財政の都合で、どうにもならないということだけをご理解いただきたい。先ほども申し上げましたとおり、復帰後も引き続き新市建設計画については、協力させるということを日本政府の方とも話し合いが進んでいる。そして第2次の線にもちょっと触れましたけれども、復帰要項の部分で特に取り立ててお願いしてあるということでございます。そういったようなことで琉球政府の代弁みたいな答弁になりましたが、お許し願いたいと思います。市債との関係でございますが、現年度の市債はお手元に配ってございますように、60万ドルの市債を行うということでお願いしてございます。60万ドルというと、いまだかつてそういった大きな額はやっていないので、皆さんも当然戸惑うと思いますが、実はこの60万ドルの中にはし尿処理に充当する額は約半分の30万ドルぐらいでございます。どちらかと申しますと、し尿処理の償還については、本土の各町村が行っているように特別会計によってやっていきたい。そして独立採算を取らしていきたいというような考え方でございます。その他に水道事業のための金額が3万ドル、水道事業も当然のこと料金徴収ということになっておりますので、一般負担とは若干趣きが異なるということでございます。実質的にやるのは残りの28万ドルが税金によって償還される額ということで、理解していただければよろしいのじゃないかと考えております。そういったような意味で、実際は60万ドルといったような多額の起債になっておりますが、償還の方法については、こういうような方法でやっていきたいと考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 第2番目に水道事業に対しての市長の抜本施策が盛られているかどうか伺いたいと思います。水道というものは私たち日常生活に欠くべからざる重要なものでございます。現在私たち名護市の水道施設の現状を見て回りますと、簡易水道など旧名護町では上水道が設置されておりますが、その他ではほとんどが簡易水道でございます。昨日の現地踏査でも見ましたが、屋我地ではボーリングをして急場しのぎをしているということが感じ受けられるのでございます。水資源は豊富にあるが、やはり羽地の場合は各部落の施設でございます。多額の施設費がかかる。そして満足に水さえ飲めないということが現状でございます。そういったような面からいたしまして、どうしても市としての水道計画が必要だと考えられるのでございます。それと今予算に水道料金の若干の値上げがあるようでございますが、それも合わせてご検討されているのかどうか伺いたい。それに付け加えて申し上げますが、今やっている屋部の施設、あるいは屋我地の施設においても急場しのぎで、どうしてもやらなければならんような事情に置かれていると十分考えられるのですが、そういったような面からいたしまして、一日も早く市としての上水道施設ということを考えておられるかどうか。それと来年はいよいよ復帰でございます。その面において復帰すれば水資源の確保が一番大事な問題だと考えられます。その面に対して市長の見解を承りたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 水道の抜本的な方向についてということでございますが、名護市の場合、旧久志を除いて残りの4村を含めた広域水道を計画しようということでございます。いま本土の技術者も先月から今月の初めにかけてお呼びして、技術的な面も検討させてもらったわけですが、やはり町村合併によって水道権の確保というものについては、今までよりかは容易であるということが言えると思います。それで水源確保を行い、ぜひ浄水を全地域に給水するというような計画のもとに、これから後の総合的な計画を進めていきたいと考えております。それをするまでには地域単位の給水というものを行わなければいけないというようなことでございます。私の考え方としては、とりあえず72年、73年度までには旧屋部村の全地域の給水を終わりたいというような考え方でございます。それから屋我地でございますが、屋我地はいま最も水量の少ない地域でございますが、幸いにいたしまして前にボーリングしたところの井戸が1カ所ありますので、その井戸を早急にくみ上げて夏場をしのいでいきたいというような考え方でございます。将来はどうしても浄水を屋我地まで送って給水していきたいというような考え方でございます。先ほどそれと並行して新しい水道料金改定を行うかということでございますが、それもそういった広域水道ということを前提にして検討したつもりでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 第3番目に久志の製紙工場問題について、これは沖縄造林株式会社と一つのようでございますが、前にも助役から調査結果をお伺いしたのでございますが、その後において、どういうふうになっているかお伺いしたいと思います。旧久志村では3万ドルの投資をしているんだと。そしてその株主には元の村長と議長が役員になっているとか聞いております。その後引き続きご両名が役員であるのか、またそうでなければどういうふうになっているか。また今後その会社に対して、市当局はどう考えているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。久志の造林につきましては、市の保有株3万ドルでございます。現在までの事業の具体的な内容は造林事業が主でございまして、種子については杉、松で、今まで締めて39万本の造林を終わっております。造林だけではどうにもならないということで、最近不動産、観光事業等に事業を拡張していきたいというようなことでございます。それから今までは旧久志村の村長並びに議長が造林会社の重役という形で会議に参加しておりましたが、今度総会がございまして、役員の改選を行っております。私の考え方といたしましては、企業と行政というのは一線を画すべきだということでございます。よって今回の役員の改選については、私はそういったような考え方がありますので、他に適当な方を求めていただきたいということでお断りいたしました。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 二、三点についてご質問いたします。8月1日待望の名護市が誕生して約10カ月の月日が経過いたしました。それ以前は3カ年3カ月の歳月を費やしてここまでこぎつけたわけでございますが、今度の予算を見ました場合、それ以前は各町村の合算予算でございましたが、今度初めて市の独自の予算が編成されたわけでございます。その中で予算を見ますと大体農業政策、あるいは福祉政策、そういうものが、いわゆる中心的な大筋が入ってくると考えております。そのほかにいろいろ本市としては観光事業、あるいは北部中心的な施設があろうかと思います。いよいよ来年は復帰もしますし、そういう中で新生名護市の将来の構想、そういうものをお聞きしたいと思います。
    ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。突然この場で将来の構想を言えということでお尋ねされましても、まとめたものの答えにはほとんど遠いものになるかとは思いますが、あらかじめそういうようなことで了解いただきましてお答えしたいと思います。今、私たちの計画の中には将来、名護市の人口4万5,000人ということで組んでございます。構想といたしましては、名護市は北部の中核都市として創っていきたいという考え方でございます。中核都市として北部におけるところの経済並びに文化の中心都市、これを中心にしてやっていきたいと思うのでございます。ご指摘のとおり名護市は合併して市に昇格したというのに、やはり農業の占める比率は大きなものでございまして、構想としては旧名護町を中心とした消費的な場所、それから旧4村を生産の場所ということでゾーニングプラン、計画をしていきたいと思います。なお、付け加えまして久志の一部には工業施設をやっていきたいというふうな考えでございます。それでは農業関係の構想として、まず取り上げられるのはどういったものかといいますと、誰が何と言いましても流通機構の整備でございます。流通機構の整備を行うということで、名護市には食肉センターをつくって、畜産物の安定を図る。青果集積所を名護市につくって、蔬菜、花卉、あるいは果樹、そういったような園芸作物を中心にいたしましてやっていきたいというような考え方でございます。その次に漁業関係でございますが、やはり漁業にしても北部の中心にすべきものは名護じゃないかと思います。これは先ほど新市建設計画でとやかく言われているわけでございます。その中にも名護市の漁港整備というのが打ち出されておりますし、漁港整備をして近海漁業を起こして、そして内海漁港とか、有利の条件にあるところの、いわゆる養殖業の造成というのをやっていきたいというような考え方でございます。そのようにして第一次産業の流通機構の整備を行っていきたい。また文化の事業としては、現年度の予算に組んでございますし尿処理場、塵芥処理場の設置など等を行いまして、衛生都市としての面目を保っていきたいというような考え方でございます。本市が北部における文化の中心であるならば、当然のこと本市に文化センターを設置しても私は決して誤っていないということで、是非とも文化センターの設置を強力に推し進めていきたいと思います。文化センターは市民会館を中心にいたしまして、児童館、図書館など等を配置していきたい。そして文化的な施設として総合競技場、陸上競技場を中心にいたしまして、野球場とかその他の配備を図りたいと思います。なお最後に付け加えて申し上げますならば、さらに教育の都市というようなことで、できれば北部に短期大学でも構いませんので、大学の誘致を考えてみたいというような考え方でございます。突然構想をいえと言われまして、大体私の持っておりますところの構想、そして今、新市建設計画の中で取り上げられているのを、そのような形でまとめ、先ほど申し上げたように地域的に配置していきたいというような考え方でございます。なお新市建設計画と企業、あるいは施設の誘致というのは不離一体でございまして、先ほど申し上げましたように第一次産業については、食肉、青果集荷販売所、そういったものを早急に実現させていきたい。さらにはいま沖縄で着目されているところの養蚕についても、これからいろいろ事情を説明して、具体的に取り組んでいただきたいというような考え方を持ち合わせております。それから観光事業の面でございますが、いま私たちが第一に関心を払っているのが、いわゆる三井グループによるところの、北部における国際海洋博覧会開催でございます。これは23日には北部の市町村長と三井の関係者との話し合いをすることになっておりますので、とりあえず当面は三井グループによるところの国際海洋万博を北部海域で行うというようなことで、誘致に力を入れていきたいと思います。その他やはり本市の置かれている特徴は観光、そしてそういうものはやはり本市には切っても切れない大きな事業でございます。構想の中にも大きく取り入れなければならないと思います。名護岳や嘉津宇岳を中心とした観光事業を図っていきたい。羽地内海においては、国際海洋万博と合わせて嵐山スカイライン、さらには多野岳の開発など等を行っていきたいという考えでございます。それともう一つ事業でございますが、いま復帰記念植樹祭を行うというような計画がございますが、できる限りこれを、名護市を中心とした北部で開催してもらいたいということで、最善の努力を払っていきたいと思います。先ほどゾーニングプランを計画いたしまして、工業地域を確保したいということでございます。やはり本市の立地条件、公害、その他の観点からにらみ合わせますと、やはり東海岸、大浦湾を中心とした場所が適地じゃないかと思います。いろいろ検討したわけですが、やはり公害、その他からにらみ合わせて、造船企業等が適当な企業じゃないかということで考えております。そういったものの誘致に新しい年は馬力をかけてみよう。できるできないは別として、誘致に馬力をかけてみようというようなことでございます。それと労働力を確保するという意味において、やはり軽工業を主として、労働力を中心とした軽工業誘致ということについても通産局を中心にいたしまして、やっていきたいというような考え方でございます。いわゆる内陸型工業というような軽工業を中心として労働力を得るという考えで、いろいろと誘致を図っていきたいと考えてございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) あと一つだけ確認したいと思います。ただいま市長のお考えを聞いたわけですが、市民会館、いわゆる北部地区における中心的な役割を果たすいわゆる文化センター、さらに野球場、あるいは教育都市とか、観光事業、海洋博、そういう北部を中心としたところの文化施設、文化都市としての施設が加味されると思いますけれども、最も我々が注意し、かつまたぜひやらなければならないものは、やはり道路計画だと思います。我々が本土の例、沖縄の例を見た場合に、どの問題もやはり重大かつ緊急な問題だと思います。東京、名古屋、大阪が都市に発展したのも、やはり道路のためだと思います。大阪、東京間の道路が新幹線、東海道線、旧国道、いろいろ5つの道路で巡らされております。そういう道路ができると、そこに人が動く、あるいは生産物が流動する。いわゆる景気の刺激、流通の刺激化と言われておりますが、人口が移動する、金が移動する、あるいは農産物が移動する。そういう道路によって今後そういう発展が可能かと思います。そういうわけで道路は最優先すべき問題だと思います。名護市を中心にして扇のかなめみたいな道路、先ほど6番議員が言われた伊豆味線、羽地、もちろん久志、同時に名護一周線、いわゆる環状線、これを早急にやる必要があると思います。そういう意味で今後、新市建設、あるいはゾーニングプラン、あるいはマスタープランにのっとって、ぜひ道路行政を抜本的に施行してもらいたいと思います。さらにそういう市民会館とか、あるいは野球場、教育文化会館、下水道、北部地区における中心的な役割を果たす施設で結構であります。それを取り巻く、生かすような道路行政がないとどうにもなりません。そういうわけでこれを強く、質問ではなく要望し、かつ市長のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 道路問題について省略したのは、新市建設計画の中でこの問題が取り上げられているが上に省略しましたが、環状線についてお答えいたします。環状線につきましては、天仁屋から源河に出る線をまず最初にやってみたいと思います。その件については林務の職員にも既にこうこうしかじかということで、調査その他はさせてございます。最も手っ取り早く開通できるのが、天仁屋・源河線ではないかということで、それを急ぎたいと思います。そうすることによって嘉陽、天仁屋、底仁屋あたりの農産物の搬入も容易になると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時22分)再開(午前11時36分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。引き続き4番 屋富祖重信君。 ◆4番(屋冨祖重信君) 先ほどの19番議員の質問と関連いたしますが、沖縄造林に旧久志の村有地が相当貸されて造林されているということですが、それは坪数にしていくらか。それからこの分収状況はどうなっているのか。そして製紙工場についてでございますが、それは聞くところによりますと製紙工場というのは、いろいろな薬品を使う関係で、よほど注意しないと大きな公害を巻き起こすということも十分あると言われています。もし公害でもまき散らした場合には、市としても3万ドルの大株主になっている関係で、市も公害の犯人になってしまいます。公害を取り締まるべき市が、公害の犯人になっては他社の取締りもできないのじゃないかと思いますので、誘致当時にはいろいろと事情があったと思いますが、できることならば、そういう問題含みのものは1日も早く取り戻して、もっと有効に3万ドルを使った方が得策ではないかということで、市長の見解を承りたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。沖縄造林に貸されているところの土地がいくらかということでございますが、これは110.2町歩です。これから出るところの収益に対する分収率はどうかということでございますが、久志の方で契約されたのが、会社8、市が2です。それから製紙工場をつくることによって公害が予想されるということですが、今のところ工場建設というような計画は見当たらないようです。以上お答えいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 6点についてお伺いいたします。一問一答式にお願いいたします。排水路の関係ですが、皆さんも知っているとおり、各部落の山地開発、あるいは何やかんやの造成で河川が埋没され、勢い豪雨時期に氾濫しております。一昨日、現場視察の第一陣として大浦の住宅地内の排水箇所を見たときでも、ああいう既存部落内の排水というものは、いろいろ物件補償、用地提供等と困難な問題がありますが、見た範囲では排水路であるのか側溝であるのか見当がつきません。側溝であるならば、当然道路幅員の拡張も伴います。拡張が伴えば物件補償、用地はどうするという具体的な基準がなければ施行はできないと思います。これは久志にも幅員改善が言えることだし、饒平名の場合も側溝か排水か、現状のままとられた形跡があります。そういうわけで、市街地内の道路幅員、あるいは幹線路につきましては、もう少しちゃんとした明文化されております。だけれども郊外に対する農道、部落内の基準はありません。農道は経済局、あるいは関係官庁の設計で決まりますけれども、困るのは部落内の排水でございます。次々にどんどん文化生活を営んでいくためには、各部落から排水の陳情が出てくるだろうと思います。その点につきましては、当局は基準に基づいた方法で施行していくのか、その点お伺いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまの件ですが、排水と側溝とがはっきりしないというわけですが、そのとおりで、屋我地の饒平名でやっているのは排水です。小さな道路内、水をはかすためにやっております。これから後はやはりその土地の条件によって、基準に当てはめて行う場所は側溝と道路を兼ねてやるし、また排水の用を足す場所においては排水という形で、今までどおり道路の真ん中から水を抜くというような方向を講じていきたいということでございます。場所も若干情勢を見た上で最終的に決めていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 名護市の実情で、地方の農村部落までにどうのこうのということを、当てはめるわけではございませんが、今後は部落内の排水、側溝の場合は具体的な基準を決めてやってもらいたい。その次に土地改良問題、旧名護町、屋部にまたがる白金土地改良組合なるものが結成されて以来、事業も継続しておりますけれども、現在では土地改良の目的が変わった区域がございますので、区域が名護の都市計画区域内に入っております。既に目的が変わった以上は、住宅地としてどんどん無法外に建築されつつあります。土地改良にも指定される。都市計画区域にも指定される。そうなりますと関係地主も将来は住宅地としての所在、番地とかいろいろな問題で、行政面に与える不利益、苦情も出ると思いますが、そういった重ねあった地域に対する行政措置、関係官庁とお話しされておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。ただいま問題になりました地域でございますが、これはもう農林課の方とも話し合いを持っております。都市計画地域の中に入るということであるならば除外しようということなのです。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 除外するのもいいですけれども、現に既設道路は、管理区は所有組合、政府等になっておりますけれども、実際名護市が使っております。そういうことを考えます場合に、今後も引き続きそういう面の考慮を図っていただきたい。次に3番目、財産管理区の問題ですが、旧各町村とも管理区財産は既に払い下げられておりますけれども、旧名護町には依然として膨大な市有財産がございます。今後農地法にもいろいろ抵触してくるだろうと思いますけれども、払い下げの時点ですが、私たちの小さいころの各部落の慣例で眺めた場合には、市町村には管理区というのがあります。管理地区と管理区の財産管理は、各部落とも並々ならぬ努力と監視の目が光っておりました。我々が別の管理区に行きますと、薪も没収される、そういうことであったが、時代も変わりまして、そういう感じも薄らいでおりますが、今年の予算にも組まれておりますとおり、財産処分にはそういう基準があってのことだと思います。次に町村合併協定の中に、旧名護町の場合は、わざわざ処分の時点においては、管理区に優先的に処分するという条項が押文されております。そうしますと実際に管理区内の管理区外の住民が借地権を持っております。同時に合併した現在では同等の市民であります。二つの理論で今後、管理区財産処分の問題にも関係部落にはいろいろともめごとも出ることが予想されますが、この点検等、指導方法は持っておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。現在小作している市有地の払い下げについては、町村合併促進協議会の中でもいろいろと論議されましたし、条件の中でも明記されております。払い下げの対象は地域住民を優先するということ。それから払い下げの場合には管理区と合議の上でやるというようなことでございます。基本的にはそういったような考え方を持ち合わせておりますし、もし市有地の払い下げを行うのであれば、最初に管理区と話し合いをし、地域の人々を優先していこうというような考えです。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 4番目に海岸管理問題ですが、これは前の財産管理慣習とやや似たところがございます。なぜならば各海岸は各部落段階で管理してやっていたけれども、時代の流れに従いまして工事関係、いろいろな問題で砂の採取はほとんど管理していない。部落以外の人が特権をもらってしているところもございます。これは管理上、常識からいくならば当然管理区である部落に権限を与えるべきだと思いますけれども、残念ながら海岸管理法によりますと、政府が実際やることになっております。これは従前から眺めた場合に、当時は区の財産管理だが、その使用権を、許可を与えて1カ年の使用許可をもらっております。それが政府の財産管理下に移っていただろうと思います。今後の管理区は市町村を経由しないで、直接経営者であります。港湾埋立てとか、市町村の議決を経てやるようになっておりますが、現在の状況を見た場合には、我々商工観光都市として発展していく中で、海岸線、都市はほとんど観光施設に活用される状況になっております。これは個人企業がそういう使用権を取ったりする例があります。ことに名護港湾の調査費が計上されておりますが、いろいろ管理権問題、それと漁業権問題も出てきますが、管理権は市が海岸管理、引き取っていく意向はございませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。法律上の問題でございますので、後で具体的な問題は法律を調べたうえでお答えしたいと思います。いま砂採取等を行っておりますが、最近はほとんど市町村長を経由して、市町村長の副申を添えて許可を取っております。そういうようなことで、これから後、管理区では十分注意を払っていきたいと思っておりますが、今の段階では副申を添えて出しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 既設業者の使用権、市町村にはないが、政府に書類がある場合もございますので、その面も一つ書類、契約書などそろえております。その次に都市計画の地盤高関係についてお聞きしたいと思います。名護で初めて都市計画事業がスタートいたしましたのは、大袋一帯でございます。埋め立てしたために依然として浸水の解決ができないだろうと予想されます。なぜならば道路上に既に大きな水道公社のパイプがございます。縦断排水も不可能じゃないかと思います。しからばどういうふうに浸水を防止するかという考えなのですか。これは今見た範囲では側溝も道路高も決まった以上は、当然個人個人の勝手による埋め立て勝負はよしてもらいたいと思います。以前に宅地のできた人は浸水しております。金のある人は埋め立てる。そういう場合に市で建築指導する場合は、計画高までも指導しておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 造成の地盤の高さですが、いま第1工区の場合は大体地盤は路面と同じような高さということで指導しているわけです。そういうようなことで、これから後も宅地造成を行うという所では、路面を基準にして地盤を決めていきたいというような考え方です。ただご指摘のように地域外においての造成の場合は、地盤高というのが決められていないので、個人による高い、低いが出てくるわけですが、これから後は職員を督励いたしまして、でき得る限り路面高をその地域の基準にしたいということで、行政的な立場から指導していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) その次に公債問題ですが、市町村行政を施行するためには、自力本願でいく財政、あるいは依存でいく財政。最も良い方法はできるだけ出資を少なくして、もらえるところからもらって運用していくのが当たり前だと思いますけれども、現時点では既にもらいたいと思うけれども金が無い。しからばといって、仕事をやらんわけにはいかない。そういうわけで当局は今度市債を大分計画しているようでございますが、これは市町村の実際の能力に応じて、地方課も起債申請に対しては認可与えるというわけですか。本当に名護市がどれだけ起債能力があるか、あるいは政府の公表するところの起債限度額はどれだけか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。公債費の件でございますが、公債費の限度は公債費の占める額が、予算の8%から10%まではよろしいということです。ただし、市町村合併を行った市町村においては、特例法によってこの法律を若干上回ってもよろしいというようなことでございます。特に今回の場合には、やはり市債を起こすということになりますと、復帰後の税収、復帰後の収入というのが大変大事だと思います。そういった意味では後でお届けいたしますが 、本土に復帰した後の課税がどういうことになっていくか、大体収支の上で間違いないじゃないかということで、これを出しております。予算審議の段階では、そういった試算資料を提出したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩し昼食といたします。休憩(午前11時59分)再開(午後1時0分)※原本には記載なし ○議長(崎浜秀栄君) 再開します。午前に引き続き一般質問を行います。15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 市長にお伺いいたします。市長は琉球政府を信用しておったかどうかお伺いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 琉球政府を信用しておるかということでございますが、信用しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) お互いが作りましたところの新市建設計画というものと、今度の政府支出金というものに対して市長の見解を伺ってみたいと思います。去年は合併計画の第一年次で、確かに政府も8月1日合併で、6月の15日に議決いたしましたので、政府支出金の問題については、政府も時間的な余裕がなく、子供がまだ生まれもしないのにということで、皆さんの思うような計画に盛られたのは十分執行されるので、今年度は我慢してくださいということでございました。このことについて去年は88万4,000ドル余の政府支出金があるべきでありましたが、このような事情で政府支出金が少なかったことは我々も認めるわけでございます。そういうふうな意味におきまして、私どもは少なくとも今年度はこういうふうなものが加算されて、我々の期待どおりの第一歩を踏みしめるものと思っておりました。先ほどの市長の説明によりますというと、財政落ち込み、あるいはいろいろな事情、琉球政府の財政落ち込みというものと、名護市の予算とそんなに関係がありますか。市長の見解を承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。ただいま松田議員がおっしゃるとおり、私も今年は期待すべく285万6,967ドルの補助要請を行いました。結果がいま申し上げましたとおりで、先ほどから答えているとおりでございます。財政落ち込みと名護市の予算が関係あるかということでございますが、結局金がないから払えないと思います。財政落ち込みの結果によって、県単事業でなされるべき事業費というのが、私が調べた範囲内では、もうほとんど義務的な経費とか、社会福祉事業関係に食われて、建設的なものはほとんど支出されていないというふうなものでございます。そういったような意味で建設的な事業費が回ってこないということが言えると思います。政府の収支の状況は、そのまま市町村の事業にも関係するものと私は解しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 我々が去年の6月の15日までに、いろいろな角度で合併準備を進めてきたわけでございます。その当時も琉球政府は約5,000万ドルの財政落ち込みがあった、落ち込みがあることをわかりながら我々の合併計画を承認して、皆さんの意向によって進めるということでございましたが、あの当時の財政落ち込みよりは、今年の財政落ち込みは進歩しているようでございますが、落ち込みじゃなくして前進しているように思いますが、その辺のご見解を伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。先ほどから申し上げておりますとおり、琉球政府の事業費は増えております。増えておるということなのですが、実質的には先ほども申し上げましたとおりに、援助事業費の対応費の増大があったということ。それから義務費、人件費並びに社会保障費、そういったものの需要が増えたということです。復帰事務需要の増額というようなこと、そういったようなことで、予算そのものについては増大しているけれども、そういったものに食われているのが財政硬直の大きな原因ではないかということで、私答えたわけでございます。ご指摘のとおり、歳入の伸びに対して需要の伸びが追いつかないというのが現状です。ですから、松田議員が指摘されるとおり、現年度の予算総額に対しまして、72年度の予算総額を比較対照する場合には、確かにご指摘のとおりでございます。私もそう感じております。ただそういったような硬直の原因など等がございまして、私たちの手元に戻る額が少なくなったということが言えるのじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 口を開けば財政硬直ということでありますけれども、私は去年の合併というときに、政府の責任ある方々をお互いが呼びまして、23名の合併推進委員、それから69名の我々各町村の代表というものが深刻にこの問題を考えていく、そのときに予算落ち込みということ自体わかる。それから先ほどの復帰事務といういろいろな問題は、政府の総務局長とか責任ある政府の局長はおわかりである。そういうことを踏まえながら、71年度におきましては1年度分までの繰越し、今までは総務局段階であったけれども、来年72年度においては各局で調整して、名護市の新市建設計画だけは十分予算をとってあげましょうということでありました。そういうふうなことでありながら、こういうふうな事態に至っている。何もそれが琉球政府の財政落ち込みとか、そういうものと関係する問題はないと思います。その辺に対して、今年度は2億6,029万ドルの予算を琉球政府は提案している。去年は2億911万3,944ドルである。予算そのものも伸びている。事業費も伸びている。事業費においても1億5,775万1,922ドルになっている。去年の1億2,661万ドル、事業費24.4%も伸びております。みんなは魅力を持って合併した。今年度は少なくとも市の起債はまず低額では50万ドルある。仕事が250万ドル、去年の繰越しを政府が十分認めるならば、実質的には300万ドル近くの仕事をしなければならない。それを市長が、ただ財政落ち込みでありますので、何のかんのということ自体、例えば5,000ドルというものを日本政府から借りるときには両負担をしましょうというふうなことである。今は運用をどうするか。調達は琉球政府自体やる意思があれば問題はありません。問題は誠意の問題です。しかも市長自体がこれを進めてきて、仮にお互いに与野党であったから別ですけれども、今度の市長というものは政府との関係もあるので、市町村合併を進めるにおいては確かに適切な人事であったと思います。それをあえて今年度は300万ドルの工事をしなければならないところの問題において、住民が期待するものは何一つない。予算総額から見ても非常に我々気乗りのしない予算である。そういうふうなときにおいて、ただ財政落ち込みであるということで物を言えば良いということでいいかどうか。市長の見解を承りたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 私は私なりに最大の努力を払いましたし、松田議員がいま説明したことは、私は政府に行っても説明申し上げております。政府の予算が増えたということは、皆さんも既に新聞など等で分析してもよくおわかりと思います。ほとんどがひもの付いている予算です。松田議員がご指摘のとおり、予算総額においては相当伸びております。これは事実です。ところがひも付き予算であるだけに、市町村にはそういったものは来ない。それが一点、それから魅力ある予算をいったい組んでいるのかということでございますが、ご指摘のとおり今回は皆さん方の期待に、市民の期待に沿うべきような予算ではないと、私も不本意ではございます。しかし、仮に私たちと類似市である中部あたりの市町村を見ましても、具志川203万ドル、宜野湾212万ドル、浦添274万ドルというような予算規模でございます。私は先ほどから申し上げておりますように、今回344万ドルの予算をつくった。これはやはり私たちが合併に向かって話し合ったあの内部の内容について、少しでも金がないからということで、手をこまぬくのじゃなくして、もっと積極的にこの問題に取り組んで行くべきじゃないかということで、あえて市債を起こしてでも、皆さん方の話し合いの中で組まれた新市建設計画に向かって進めよう、そういったようなことで努力したわけです。私は私の立場なりに十分努力も払いましたし、その結果としては、いま私が申し上げましたように中部あたりの類似市町村に比較しても、決して遜色ないものになっているということが言えるのじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 日政問題ということでございましたが、何もお互いが日政援助を拒んでいるんじゃないと思います。日政援助でもいいじゃないですか。対応費がどうのこうのということじゃなくして、日本政府は要求するにしても、これも新市建設計画は出しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 拒んではおりません。琉球政府の予算は増えておりますけれども、ひものついた予算でありますので。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) ひもがついていようが、名護市自体のためであればいいじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 琉球政府の予算が膨張しているにもかかわらず、なぜこういうような結果になったかということですから。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 強いて日政の問題をどうのこうの、琉球政府の問題に立ち入るようで、お互いは名護市のことを考えればいいと思います。私は、日政は結構だと思います。そういうふうなことで、今のような問題においては、本当に市長そのものが、今の予算をそのまま提案して、私は増額の額面より中身が問題だと思います。類似市の具志川とかいったところは、名護より予算規模は少ない。しかし合併をするという時点において、あれだけ期待したものが、去年度の予算よりも中身が悪いということは、市長はこういうふうなことで市議会に出して、努力しましたと言えると思いますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 努力したと言えるかということでございますが、政府の補助金は現実に来ておりません。来てないからそのままの状態でやると何もないということです。何もないというよりかは、努力してやらなければならない。その結果が市債によるものと思います。私は最初から申し上げました。施政方針の中でも新年度の中では、そういったような形で不本意だということです。私自身、この予算については不本意です。これは先ほども申し上げましたとおり、210万余の日本政府に対して要求しましたが、政府としては金がないということでもらえない。ですから、そういうようなことで不本意であります。私はこの予算が絶対上等であるということで上程しておりません。私自信不本意であるけれども、政府の財政の状況では、その程度のことしかできませんということです。不本意だからということで、私たちが全然手をこまぬいてやらないということになると、ますます期待はなくなるということです。ですから、私はあえて市債を起こしてでも、この予算をやっていきたいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 市債も効率運用できる市債と、内容の伴わない市債はある程度の時間いったらのどが詰まってしまいます。今のようなやり方の市債というものについては、お互いの市債が詰まります。例えば税収においても少し良くなるかもしれません。しかし、そういうものを仮定しておって、60万ドルも市債ということになると、大変なことになると思います。現段階は、我々は合併した一年期です。71年度はやむにやまれず合併議決いうのがあったから、政府の意向も伺わなければならぬ。しかも市長は琉球政府を全体信頼している。その中で4万市民の皆さん、じゃあこうして我々は合併しましょう。何も人件費を上げたりするということで合併したのではありません。市長はただ不満、不満ということでは通らんと思います。これはもう少し、何も市長は努力しなかったということではないと思います。ただ市長自体でできなければ、他の市町村の普通予算を組み立てるのとは違います。こういうときに4万市民に訴えてやるべきだと思います。合併というものは沖縄全体の将来を担うところの合併である。そういうときに市長が努力しましたので、280万ドル出したから二、三の局長会って、今度はできないから来年やりましょうということで帰された。来年できません。再来年もできません。72年度復帰準備で忙しい。73年度は忙しい。もはや名護市のことは74年度に、そのうち76年度までになってしまったら、全体の計画の10%、そうなりますと経済成長で何もなかったことにしかならない。これでただ努力しましたとか、私が言うのは努力が足りないということです。政府の支出金は大体幾月っごろおわかりでしたか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 例年でしたら、その前にわかるんですが、今回は政府の状態そのものが極秘でございまして、立法院に送付する間際までわかりませんでした。最終的に内容がわかったのは政府に勧告案を還付する前です。ですから、5月になってようやく各局で送付されているものに対しては、私たちが要請しているのは、大体各局で取り上げられて企画局まで送付されております。そこまでは私自身、担当課長も確認しております。ところが政府の第一次内示によりまして、ほとんどの事業が削られております。改めて私たちは復活要求するために、各局を回っております。その時点でも私らの言うような重点事項においては、ほとんどの局が取り上げようということですが、最終的に結論が出たのが立法勧告する前の方です。しかもそれは担当した部課長が、その内容がわからないので、勧告案ができるまでは、私たちはわかりませんということです。ですから、私たちは局長クラスのときの最終的な配慮を求めるということで、主席と各局長にお会いしております。そういうようなことでございまして、私たちは各課長を督励して、勧告については十分させたつもりでございますし、その後の復活要求においてもいろいろ最大の努力を払ったつもりでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 5月にわかるんでしたら、この問題、市長は行政を預かったものとしては、少し角度が違うと思います。今年度お互いの合併計画という第一歩を踏みしめるときには、ふだんの市町村行政とは違うと思います。そういうふうなときに琉球政府もこれは責任を持ってやるべきだと思います。立法院も行ったし、復活要求したからどうのこうのという問題とは違います。他の市町村の復活要求とは少し違っている。我々は自立やればいいが、保守政権のときに糸満が合併したが、何にもならない。80%やっているけれども、向こうの思うような範囲に行けません。市長自体が積極的にやるという姿勢は悪くないと思います。5月にはそういうプランとわかっていたならば、こういうことしかできない。議員全員集めて市民大会開いて、そういうことでなければならないということの姿勢がほしかったのです。私はこの予算書を受けてから、涙ぐましい、うれしい、涙ぐましいならよろしいけれど、悲しくて、市長は良い努力家でもあるから、あっちこっちで合併するとき、お互いけんかもしました。私はこの予算というものは少なくとも500万ドルになってくると、最悪見てもなってくると期待しておりました。琉球政府の行政を進めていく上で、重要なスタッフである我々の市長が、基本的な予算は悪く言えばゼロということです。日政援助35万ドル計画されている。それが10万1,563ドル、これは笑えますか。私は市長個人をどうのと言っておれません。人件費は低くなるということであったけれども、それは時の流れによって上がってきても仕方ありません。政府支出金というのは仕方がないということではいけません。市長は笑っていますけれども、笑っていてもこれは問題があると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 笑って通せる問題ではないと思います。ですから、私は努力いたしました。確かにそういうふうな時点で、そういうことが分かるならば、その時点で手を打って皆さんに諮るべきであったということは責めてしかるべきです。しかし、ないものに対して私は手をこまぬいたわけではございません。できなければどうするかということで話し合いました。先ほどから幾回も申し上げたように、それだけしかできないということで、早速総務企画、副主席にまで会っております。約束はこうだけれども全然果たされていない。日本復帰したらどうなる。これから後の名護の建設計画はどうやるのだということで、私は松田議員と同じように政府に言っております。はっきり申し上げまして、それ以上に私は追及したつもりです。いったい名護市をだますためにやったのかということで申し上げております。その席でも政府の2局長、副主席はどうも申し訳ない。言うことがないと。こういったような状態で、いかんともしがたいということで、それじゃあ、あなた方は新市建設書について、我々と約束交わしたものについてどうするつもりかということで、それについては先ほどから言っているように、いささかなりとも計画を変更しようということではないということです。それでは今後の方法としては、どういうふうに進めるかということを聞いたら、副主席も総務局長も、これは復帰第二次要項の中にも新市建設計画については、琉球政府の取り扱ったものを、そのままの形で引き続いてご援助いたします。ということになっておりますので、その点は一つ私たちを信用してくださいということでございます。松田議員が言うように笑い事で済まされる問題ではないと思います。そういうようなことで、事後策についても話し合っております。副主席も総務局長も、そういうような形で引き続きやってくれるからというようなことであったので、私は引き下がったわけでございます。今回はそういうような形であっても、次年度からは絶対にそういう轍を踏まないように、私は今朝も担当課長を呼びまして、日政の問題についても7月から行動を起こさないと遅いぞ、ということで指示を与えております。笑い事でやったということでございません。真剣になって私の立場で折衝すべきは折衝しております。復帰後の話についても、こういったときまで話し合っているということを、皆さんも理解していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 理解だけの問題じゃない。お互いここでディスカッションする時期じゃないと思います。お互いいくらイデオロギーは異なっていても、信用すべきは信用する。それがお互いの政治だと思います。今のようなやり方で、琉球政府を市長が信用していると言うけれども、我々に一かけらの誠意も示していない。いくら市長が去年の9月は選挙だから、ある程度取り組みが遅かったでしょう。しかしながら、合併計画は6月15日で議決されている。琉球政府も責任を持って取り上げてしかるべき問題です。しからば伺いますが、去った5月にそれがおわかりです。それができないということならば、今の沖縄の全体の実情からしても、これは名護市のためには体を投げ打って、実現せしめていくだけの姿勢があってしかるべきじゃないかと思います。とにかく琉球政府は名護市に対して、合併に対する責任を負うべきだ。お互いはまた市民に対して、これだけのことをやるんだということで言ったからには、我々は市民に対して責任を取るべきだ。責任の分担というのもある程度明確にしておく必要があると思います。日本復帰という一番厳しい条件である。そういうふうなときに、昨日現地を回っても60万ドルの起債では何も施設できないし、旧名護町内の道路も全部ごみだらけである。こういうふうな厳しい時期に、我々こういうことでいいのか。信用する琉球政府は来年解散します。去年できなかったから来年やっていきましょう。変更するということじゃない。やらないということです。やっていないじゃないですか。我々が一番期待しているときにやっていない。一部変更するとして何もやっていない。これで我々が本当に深刻に取り組んで、今の財政の厳しい時期、私はこの問題で市長の施政方針というのは、ああいうような格好になっていると思います。施政方針でこれは述べております。それはそうでしょう。午前に議員が質問しましたけれども、これもやりたい、これもやりたい。やりたくても金のなる木はないし、我々が全体と打ち勝って政治的なアピールもして、自分の責任を持って対処するということでなければ、合併も意味をなさないから、これは進歩的なものは何もない。だから具体的な問題に入りたくない。そういうようなことで財政も落ち込んでいない。事業費も伸びている。我々日政援助も何も拒んでいない。しかし、去年の4月、市長は就任したんだから、それはわかる。我々は6月15日において議決した。それから文化会館でやったところの仲村総務局長や農林局長出席のときに、84万8,000ドルの金を出すと言っていた。何一つやっていない。お互い政府が信用できないからといって、いろいろなことを言って、論議するだけの問題で済まされるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 適当に整理してもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 適当に整理の問題じゃないと思います。89万8,000ドルの問題も加えて説明してください。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 89万8,000ドルの第一種漁港の問題においても第一次査定の中で落ち、復帰要求でも取り入れさせております。入れさせたけれどもできなかったということでございます。松田議員が言うように、実際にやってみて金がないということです。ないものにどうしてやるかということです。私は手をこまぬいて、それをやらなかったんじゃない。松田議員が言うとおり私も言いました。約束が違うということで、総務局長も農林局長も来て、その中で約束したのがなぜできないかということで追及しております。企画局長にもなぜできないかということで、相手のあることでございまして、私がそういうようなことで関係局の方々に会って、なぜやらんかということで、結果的に出ていないということで、復活要求の中でも提案したということをはっきり聞いております。ところが、ふたを開けてみたら聞いていないということです。松田議員が言うことは、そのまま私も同感でありますし、同感だからといって執行する場合において、金がないものをどうするかということになると、やはり執行する者の立場に立つと、そういったものは最小限に食い止めるべく努力を払うのは執行者の責任です。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 琉球政府が、金がないということは、我々市町村段階で言うべきではない。事業費は1億5,000ドルあります。それを何らかの方法で他の市町村の予算とは違う、琉球政府においても苦しいことは苦しいかもしれませんが、名護市に対しては、その問題だけはやるべきじゃないかと思います。金がないで通されるべき問題ではないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後1時40分)(持ち時間について制限する、しないで意見あり)再開(午後1時42分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 市長にお伺いいたします。73年度予算は、政府は責任を持って73年度までは新市建設計画の変更はしないということで言いましたので、71年度不足分、政府支出金と、それから72年度の166万7,061ドル、73年度で161万3,000ドル以上というところの過去のものを累積して、73年度での執行が可能性ありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) はっきり申し上げまして責任は持てません。新市建設計画を変更しないというのは、建設計画をやるということです。執行をそのままやるということではないと思います。私は名護市の施政に対しては、これはやりますと言えますが、政府が果たして71年度の分、72、73年度分まとめてやるように責任を持てということは、私は言えません。それは政府との話し合いによって、最終的にどうという結論をつけるべきであって、私は努力はするが、責任を持つということは言えないと思います。これは私でも、その他の誰でもそういうふうな答弁しかできないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 1,244万ドルの、76年度までの工事完了するということは、新市建設計画、お互い合併協定の中で、これだけは上回っているが、設計変更はしてもいいが、額面的にはこれより下がってはならないということ。大体政府とも打ち合わせしましたか。そうしますと、76年度までの会計年度で、我々が新市建設計画作った額面は可能であるかどうか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) その線に沿って努力したいと思います。これは政府の方も76年度までにはこういった事業をやるというようなことで、私も皆さんも含めて、私たちと約束しておりますし、その約束はぜひ実現させるように私は努力したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 今後の問題について、72年度までのものはもしできなかった、73年度までには政府もこれだけのものをやるという気概があると言われておりますが、もし最後、できないときにお互いは新市建設計画というものを、プランを立てて、市民をだましたということになりますが、その辺の市長の見解はどうですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 計画というものは必ずしも100%完成ということじゃないと思います 。ですから、私たちは計画を立てたら計画に基づいて、計画が実現するように努力をしなければならない。それは私も皆さんも同じだと思います。努力をしなければならないのであるが、必ずこれが100%完成というようなことは、何人も言えないのじゃないかと思います。現に石垣市がしかりでございます。そういうようなことで、当初の達成率にはずれが来ると思います。ですから、私たちは新市建設計画の実現に向かって最大の努力を、お互いの話し合いで進めるべきであります。市民に対してもそういうような意味で、皆さんと約束したところのものについては努力を払うということで、ご了解をいただきながら進めていきたいと思います。私の考え方を申し上げますならば、私はでき得る限り、新市建設計画に盛られている事項については、私たちの努力に努力を重ねて、是非とも計画書どおりに実現していきたい。させていきたいというような基本的な考えです。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 今度の問題で市長の気持ちもわからんでもないのでございます。100%ということは、これは無理かと思いますけれども、せめて四、五十%無理だというところに、責任を追及する。それだけのところ住民をだましたということにしかならない。琉球政府も我々の合併計画書をだました。我々は市民をだましたということになる。時間的にいろいろな問題を言いたくありませんが、実現不可能なときは、措置を誤ったときは、お互い責任を取らなければならない問題だと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 責任を取るか、取らないかということは、やはりやってみなければわからないと思います。しかし、それだけの覚悟の上で仕事をやるということは、大事なことじゃないかというような気がいたします。私はここで責任云々については、明解なる回答は避けたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。
    ◆15番(松田善登君) 私は新市建設計画というものと、政府支出金というものについて要点を絞って、市長の見解をただしたのでありますけれども、我々これを進めてきた段階の責任者として、市長もある段階では、私は市長と一緒に責任を取らなければならない時期も来るんじゃないかと思います。これはただ、人をだましたということではお互いに問題がある。しかも去年からのもので200万ドル、来年度は400万ドルの仕事をするときに、40万ドル内外の仕事ということになったら、経済成長に追いついていけない。これは我々としてはどうすることもできないので、一応は市民に対して、その進退を問うべきことになるんじゃないかと思います。そこまでやらなければ、お互い名護市の発展はないと思います。これほど重大な問題はないと思います。もし73年度予算のときに、このようなことがあった場合には、お互い政党政派は別として、市長と一緒に実現しないときには責任を取る確信はしあって、この問題は処理すべきじゃないかと思いますが、いかがなものでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) どうもありがとうございます。松田議員がそれほど固い決意のもとに市政を担当ということに対して、私は感謝します。私は皆さんに、そういうことのないように、新しい年度はより一層頑張っていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後1時51分)再開(午後1時52分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 関連質問いたします。その問題は、いま15番松田議員からいろいろと、政府の新市6カ年計画の支出金があまりにも少なくないかということでございます。私もこれに関連して、いかに琉球政府が、我々に対して全然誠意のない態度を示してきたか。また今後、琉球政府に対して、我々市としてどういうふうにやっていくか。また市長の方針を伺いたいと思います。我々が合併あと数日というときの沖縄タイムスの27日の新聞紙上を見ますと、午後2時30分、名護琉米文化会館ホールで5町村長、助役、議会職員と政府関係局長の懇談会を開いた。政府からは仲村総務局長、翁長農林局長、安谷屋企画参事官、建設局から幸地都計課長、又は道路課、総務局、大仲地方課長が出席したのでございます。新市計画に対する政府の意向につきいろいろ聞き、質疑応答したわけでございますが、その質疑応答の中の政府の説明でございます。政府はこういうふうに説明しておったのでございます。71年度予算から向こう6カ年間の新市建設案がつくられているが、71年度予算編成の終盤になって計画書が政府に提出されているため、満足のいく予算編成はなされていない。72年度予算からは71年度に減額になった分を考慮に入れて予算に反映させていく、新市建設計画では120万5,000ドルの事業費の約70%、88万4,480ドル、政府補助要請している。そうして総務局長がこれを言うております。そこで、そういうふうに言っておりますが、政府の財政の都合もあるから、60万から80万予定してもあなた方はよろしいということを、総務局長は言っております。それに対して翁長農林局長は、名護の漁港の問題に対してどんな良いことを言っておりましたかと言うと、名護漁港の整備は、都市計画で72年度と73年度に75万5,000ドルの補正要求しているが、政府でも早く整備したいということで、要求よりさらに14万3,000ドルを上回る89万8,000ドルを計画している。名護市が要求した額よりさらに上回った額をやっているので、早く合併しなさいということを言っており、安谷屋参事官は道路等の整備を他市町村より優先して色づけされている。要求のある名護、羽地、屋部、屋我地、久志の5カ町村を結ぶ幹線道路も必要であり、優先的に実現したい。近く政府としても現地調査をする。これは10番比嘉議員が言ったとおり、すぐやると言った。政府補助は満足いくものではないにしても、合併しない現状よりもはるかに前進することは間違いない。合併しないよりかは合併したほうがはるかに前進するということは間違いないと言っている。新市建設計画もすばらしいものであるが、欲を言うと北部の拠点としての位置付けで、10万市民を目標にして、そして企業誘致等いろいろ高い次元のビジョンで、あなた方は計画すべきであったと。これは安谷屋参事官が言っております。現在の都市計画はみみっちい考え方であると言っております。それに対して我々議員は、どういうふうな発言をし、どういうふうな要求をしたかということです。名護漁港は将来商港にするのが住民の要望である。漁港は1日も早く着手するというためであり、その含みで整備に当たってほしい。合併は現在より良くするためにやるのだから、政府の確実な予算の裏付けがなければならない。71年度の補助は88万4,000ドル余に対して、六、七十万ドルだと言う。明日の100ドルよりかは、今日の1ドルが欲しいというのが住民の実情である。72年度以降は、補助金は減額になってもいいから、71年度はスタートの年であるから政府としても100%でしてほしい。今の状態では、すなわち予算も減額になるような状態では、我々は部落懇談会しても、住民を納得させるのは困難であるということで、我々議員は要求したのでございます。それに対して大仲地方課長は、合併に対してはこれまでほとんど総務局で取り組んできたが、名護ブロックからは各局で取り組んで、本土政府を納得させ、資金援助を受けるには、まず合併の事実をつくることが必要である。琉球政府の発言も強まる。もっともなことであるが、どういうふうに努力したかわかりません。復帰後に合併するよりも、復帰前に合併した方がいろいろな利点がある。どういう利点があるかわかりませんが、そういうふうに言っております。その当時の会長渡具知市長は、我々は合併の必要性をここでもう一度考える必要がある。新予算で十分とは言えないが、考慮された予算が組まれている。政府の誠意は十分認められると思う。不満ではあるが、合併実現のために話し合いが必要である。前向きに進めていきたい。こういうふうに当時の新聞紙上では報じているのでございます。しからば、琉球政府は金がないということで、先ほども15番議員と市長との間に多くの問題がやりとりされたわけでございます。そこで私が私見として市長に伺いたいのですが、こういうふうに琉球政府は、我々住民に対して、かくかくしかじかでもって、あなた方は合併した場合には、こういうふうな利点があると。そして私らにはっきりと約束した。しかし現在においては約束をほごにするかのような、全然援助資金も出していないということで、渡具知市長は背に腹はかえられぬと、自分一人で琉球政府に対して再三にわたって復活要求してきたことに対しては敬意を表しますが、だが我々住民代表たる議員は、まだ一回も琉球政府の高官に対して、その問題を膝詰め談判したことはございません。それで私は、現在この予算は起債予算であるわけでございますので、我々貧乏なる名護市、また復帰を控えて、また合併の初年度において、かかるような財政落ち込みに追われた場合には、我々も住民に対して顔向けは全然できないという関係から、この議会は二、三日休んでもいいから、琉球政府の高官とかけ合って、まずどれくらいの誠意を示すのか。またこの問題は継続して事業もやる。やるからには金も100%出すかという確実な約束が取り付けられるかどうか。私は議会を休んででも琉球政府にかけ合うのが真っ先だと思うが、どうですか。それに対して市長はどう思いますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 議会で、もし会われると言うならば、私は会うなとは言いません。これは議会の分野でございまして、もし会うということでしたら、こちらから電話連絡なりして差し上げます。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に12番平 政也君。 ◆12番(平政也君) 新市計画につきましては、15番、3番議員から相当質問がありましたので、重複しますので避けたいと思います。ただ私ども市町村の財政基盤が整って、住民福祉につながるということで合併したものの、今年度の予算を見て非常に淋しく感じます。15番議員からもるる話がありましたとおりに、政府は我々をだました。我々は町村民をだましたといったような実情にあることは、今度の予算審議に対して町村民に申し訳ないと思うし、町村民自体としても、何のために合併したのかという、君ら議員は何をしている。市当局は何をしていると。それが現在のお互い名護市民の大多数の意見でございます。そういった時点で市長のいろいろな説明によって十分わかりはいたしましたが、しかし、前に私どもの新市発展のためには、与野党もないということで、市長を激励して、もし市長がやり過ぎた場合に、住民から責任を問われた場合には、公選によって選出された24名の議員が一緒に責任をとっても、名護市発展のためにやろうじゃないかといったようなことで、市長を激励しております。今度の予算におきましても、政府があれだけ責任を持ってやってくれるということで、必ずできるものだと。特に沖縄の現状からすると、市町村合併は何をおいても真っ先に、優先してやらなければいけない事業でございます。そういった合併はしたものの、現在のような状態では今後の市町村合併にも大きく響いて、沖縄の市町村合併というものはできなくなるということにしかならない。その意味においても、屋良主席が、この計画を認めるということで、認可された計画でございます。琉球政府としては、もちろんこの問題に対しては必要経費として、他の市町村とは変わって、名護市に対するこういった計画に対する経費は、政府の必要経費としてでも捻出すべきである。先ほど市長も言われた各局の予算についても、5月の末にできなかったということは非常に残念だと思います。こういったことで市町村も困らす。特に合併によって北部の中心都市として、全部が希望を持って建設しようとしたこの名護市をここで挫折させる。名護市だけじゃなくして、次々に意欲を持って合併しようとしているところにも大きくブレーキをかける。どうしてそういったような大事な問題を、琉球政府が配慮しなかったかということを残念に思われてしょうがありません。ただ、この際まだ立法院で予算審議中でございます。それに対して市長とされては、立法院に陳情要請し、予算獲得をされるお考えはないかどうか。さらに琉球政府の財源でだめならば、本土政府に、我々議会と市当局が要請してでも、この予算を獲得しない限り、市民に対しての期待を大きく裏切ります。その責任を果たすためにも、そういった琉球政府、立法院、本土政府にも要請し、獲得の陳情をする必要があろうかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) やらなければいけないと思います。次年度の場合には、ぜひそういったものを強力に組んでいきたいというような考えです。そういうわけで、先ほどもちょっと触れましたように、事業担当課長には、そういったものを前提にして、7月でまとめて発送しなければならない。そういうことで指示してございます。その点は全く平議員と同じような考え方でございます。そのような方向で進めていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 次に市長の先ほどからの議員の質問の中にも、市長の構想はということで、いろいろ述べられております。去年以来、私ども議会で聞いたこともないようなことが、新聞紙上では次々に報道されております。そういった積極的な構想については非常に良いことだと思いますが、しかし、自治法の定めるところ、十分こういった問題をご注意やりつつ、今後におきましては、やっていけるかどうかをお尋ねしますが、今後改正立法の自治法には「第2条第4項、市町村はその事務を処理するに当たっては議会の議決を経て、その地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想を定める。それに即して告示しなければならない」と。基本構想はそれからいうと、議会の議決を経る、あるいはそれに対しまして市長のご見解を伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そのとおりでございます。ただいまこういった基本構想について、企画室を中心にして作成中でございます。いま平議員が公表したというようなことはございません。新聞で出ているのは、ただ懇談会の席で話し合ったのが、そういうような形になったと思います。公式の場で公表しているのは、食肉センター、あるいは集荷物の販売所、これは新市建設計画の中にもちゃんと織り込まれていることでございまして、そういったものは公式の場において公表しております。その他の問題については、農家の懇談会とか何かのときに話し合われたのが、そういう形になっていると思います。もう一回繰り返します。基本計画を作成中でございます。それの出来次第議会の議決を得なければいけないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) あと一点お伺いいたします。この間も教育委員会の補正予算審議に当たりましての問題でございます。教育委員会予算というのは、教育委員会には議会への提案の権利はございません。よって各市町村長で教育委員会と調整の上、提案者は市町村長になっているはずでございます。にもかかわらず、この間の委員会予算は、市長は知らないと言われた。私どももびっくりしたわけです。そういったことがあっていいかどうか。教育委員にも落ち度があったでしょう。市長と市内における教育区の問題は、打ち合わせを絶えずやるべきであって、現在の教育委員会にはそういったことが欠けているように思います。あらゆる学校の問題で、教育委員会は独自の考え方でやっているような状況にある。それはわかります。しかし、この間の問題にいたしましても、市長を責めているわけではございませんが、法は法として、教育委員会が悪いところは、教育委員会の態度を直す。最近の小学校における名護市の風評もいろいろございます。名護市を良くするためにも市長から教育委員会に申し込んで、正しい教育をしてもらいたいということも、また必要だと思います。それにつきまして今後の教育委員会に対する市長のお考え、またこの間の提案、これは市長提案だと思いますが、こういうところについて、はっきりさせていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 教育委員会との予算の調整でございますが、私は教育委員会というのは別途法人である限り、なるべく教育委員会の主権を侵さないようにするというのが、私の基本的な考え方でございます。それで今までの場合は、教育委員会におけるところの総枠の予算の調整はいたしております。ところが、内部については教育委員会の自主生というものを尊重いたしまして、教育委員会に任せっきりというのが、率直に言って実情でございます。向こうの考え方で総額(枠)の予算の調整が済んだら、その割り振りについては教育委員会の方にお任せしてあるというのが実情でございます。ところが、この間のように消費的なものについて、建設的なものならいざ知らず、ともかく事後承認するというようなことがございましたので、これからは若干内部に関しても、私たちいろいろ検討を加えていきたいというような考え方でございます。ご指摘のとおり本来ならば1から10まで全て目を通して、提案者の責任のもとになされなければいけなかったと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 市長のご説明でよくわかりますが、提案者として内容はわからなかったということでは困りますので、今後、もし提案されたら提案者の責任として取り扱っていただきたいと思います。そのためには教育委員会にもよく説明していただく、またああいったような事後承認はないようにやっていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時15分)再開(午後2時35分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。次に13番儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 市長にお尋ねいたします。市長は施政方針の中にもうたっておりますが、改めて信を問いたいと思います。新年度予算は、市になってから初めての編成であり、その意味においても重要な意義を持つものであります。政府の財政落ち込みによって、新市建設計画が予定どおり実施できないし、一部変更せざるを得ないということを言っておりますが、向こう72年度は復帰前年度であり、本市にとっては百年の大計の基礎を築く重要な年度であるから、多額の起債によって新市計画の変更を最小限度にとどめる最大の努力を払いましたと書いてございますが、最大の努力は市債を起こすことが、市長として基本的な考え方を持っておるのであるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 先ほどから繰り返して説明しているように、最大の努力というのは起債だけが最大の努力ではないと思います。私は予算獲得のためにも先ほどから申し上げましたように、幾度も幾度も足を運んで折衝いたしました。それでもどうにもならないから、今度はその分を新しくスタートする、あるいは復帰前年でもあるので、全然仕事をしないということではいけないので、市債を起こしてやったということでございます。これは必ずしも新市建設計画のためには市債を起こすべきことが最大の努力ではないと思います。そういうような形で、最小限に食い止めるために、最大の努力を払ってと表現しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 私は、この問題については市債を起こすこと自体が、全住民に対して納得のいかない困難な問題ではないかということを考えておりますけれども、政府支出金にいたしましても、去年度の44万1,000ドルから今年度は13万6,000ドルという数字になっております。さらにこちらで合併時点におけるところの問題点からして、合併したときにはこうするということで合併を実現して、今月まで10カ月を経過しております。住民の要望は、合併した時点における全住民の福祉が優先されなければならないということが第一の問題であったと考えておりますけれども、この予算の内容からいたしました場合に、我々の要求している土木費でございますけれども、去年度47万1,532ドル、今年度28万5,944ドル。この減が18万5,000ドルであり、その中に12万ドルという起債があるのでございます。したがって残りの6万6,000ドル、これは従来あったところの旧屋部村の土木費にしかならない。さらに予算の中において住民に納得できないということは、土木費ということが費目存置なっているわけでございます。そういうことからいたしました場合に、新市計画とも関連がございまして、その問題からして我々議会としても責任を痛感しなければいけないということを考えておるわけでございますが、これに対していま、先ほどから提案がありました問題点について、さらに市当局並びに議会議員が政府に対して再確認する必要があると私も考えております。そうしない限り、この予算の議決の段階において、住民代表ということからしても納得いかないということを考えております。この打開策としては、市長はどういうふうなお考えを持っているか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 去年度の予算の編成と今年の予算の編成というのは若干違います。たとえて申しますと、去年度の場合、各町村で予算を組んで、実際には過大評価しております。過大見積もりしている。それが全部事業費に入っておる。そして特別交付税の場合でも、当初予算では当然見越してはならないのが10万ドル近くも特別交付税等で予算を受けている。その辺なんかも今年の場合は、ひょっとすると4月決算、3月決算になるという可能性がある。政府自体、特別交付税の算定については非常に神経を使っている。ですから、私たちは予算の上での見通し方については、25%程度の伸びは見られるのじゃないかというような考え方で予算を編成しようとしたら、政府はちょっと待ってということで、15%以上見越さなかった。特別交付税も全然見越さなかったということも、今回の場合の一つの原因にもなっております。本来ならば伸び率をそれに比較してやるとか、あるいはそこを若干抑えるとかいうようなことで、予算の場合は調整できました。ところが今回は、それが全然なされておりません。そういったところにも今回の予算の編成の難しさがあったわけです。今回はいろいろな面における極端にそういった問題があらわれております。そういった面で私たちとしては、もしこれが7月決算になるということになると、当然のこと予算で盛られているところの交付税の割り当て、あるいは、そこの割り当ても増えておるので、その分については全額事業費に回そうということで、課長会議の中では確認しております。そういったようなことで、今回は前年度予算に比較いたしまして、予算編成の上でいろいろな問題があったということが指摘できると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 我々が政府に対して、これは信用できない。疑惑を持つということは第一に合併した時点の第1年度であり、重要な時期である。これは実行できないということであります。さらにこの収入の伸び悩みと歳出のバランス、金が無いということ。いま市長が答弁した歳入の6,000万ドルの赤字、累積が重なっての財政落ち込みの原因については6,000ドルという累積赤字という問題があらわれるわけでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 起債額が6,000ドルではなくして、累積赤字は私が調べたところでは、公共事業債が6,000万ドルです。累積赤字は新聞の報ずるところによると2,900万ドルということです。それから起債償還に対して市長は自信があるかというような質問でございますが、これにつきましては、私たち本土復帰後の名護市におけるところの税金の試算を行っております。本土法と琉球法との場合、いま市町村税率において相当の差があるわけでございます。固定資産税を例に申し上げますと、沖縄の場合は100分の0.8の標準税が、100分の1.4になるということで、本土と沖縄においては、そういうような税率において相当の開きがあるわけでございます。これは復帰要項の中で年次的に是正していくというようなことがうたわれております。年次的にというようなことが大体3年、4年それを頭の中に入れながら、私たち本土復帰後の本市におけるところの課税というものが、どういうようなことになるだろうということで試算をしたわけですが、 試算の結果によると、さほど問題にするような額にはならないじゃないかというような気がします。仮にいま、名護市の市税が約50万ドルですが、本土復帰すると80万ドルの市税になる。たばこ消費税が新設されるし、電気ガス税、その他に固定資産税として実際の物件はあるけれども、非課税対象分、国の、あるいは県の固定資産税、そういったものの市町村に交付されるところの額、あるいは自動車取得税の交付金、そういったものなど等を含めますと、現状よりか増えても減りはしないということで試算してございます。ですから、まず今のところ、さほど心配するにはあたらないというような結論を出しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 心配はないというお話でございますけれども、私が政府に対して信用できないということは、71年度合併時点の政府からの支出金、さらに72年度の今回予算、さらに73年度においては、これを名護市に流すという副主席、総務局長が確約をつけたと言っておりますけれども、これに対して市長は果たして責任は取れるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 15番議員への答えと同じ答えでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) だとすると、これは大きな問題点となると思うわけでございます。いま住民の世論としては、どうしても新しい名護市の第一年次の予算であり、住民に還元すべく予算が盛られていない場合には、議員個々の問題でも、分村問題も持ち上がっております。そういうようなことからしても、この問題に対する予算獲得の問題を、市長の方針に従ってどういう方法で獲得するかということをしない限り、その問題の議決の段階における大きな問題点になると、こう考えておりますけれども、その点についての政府に対する、また政府に要請すべき問題であります。または、こちらに政府の方を呼んでやるという方法もあります。市長はその場で議決を済まして施行するということであるのかどうか。それでは私たちは納得がいきません。予算の獲得の方法について手段を考えておられるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 先ほど3番議員にお答えしたとおりでございます。議会のほうで、もし日程を変更して、そういうことをやるということであれば、議会の方で話し合ってやっていただくというようなことで、ここにお呼びするということなら私は呼んでもいいと思います。議会の方で一応日程を話し合って、それに基づいて行動したいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) これは住民の関心事でございまして、その面から旧屋部村におきましては、6カ年計画に入れられた予算総額が120万ドル超しております。1年次において20万ドルの仕事をやるということで、それ以上のことはないということで合併しましたけれども、あにはからんや、こういった政府支出金のあり方については、どうも住民に対して納得がいかないということを考えておるわけでございます。そこに何らかの方法で、再確認するという前提に立ってやらなければ、住民に対する申し訳は立たないと考えております。それから施政方針の中に返還協定を、県民サイドに立って締結されるために、残り少なくない日々ではあるが引き続き努力を重ねるという市長の施政方針ですが、県民サイド、問題点について概略説明願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 返還協定が調印されたわけですが、日本復帰に対して喜ばない者はございません。私も過去20年間、あらゆる弾圧のもとに私は日本復帰を叫び続けてきて今日に至っております。そういった意味では日本復帰を実現したことに対しては心より喜びますが、ただ協定の内容については不満があるということでございます。皆さん方もそれは同じじゃないかと思います。おそらく協定の内容について満足でございます。という方は一人もいらっしゃらないと思います。特に基地態様について不満がございます。私たちは去った大戦において、戦争の悲惨を嫌というほど味わっている県民なんです。おそらく日本広しといえども、私たちほど戦争の悲惨さを、身をもって体験した県民はないと思います。ですから、私たちはどのような形の戦争、争いにも断固として反対する姿勢を持ち続けなければいけないと考えるのでございます。ところが、今度の基地態様については、基地があるがゆえに、いろいろと予想されることがあるわけでございます。例えて言うとVOAの問題です。VOAの問題についても、仮想敵国に対する放送施設でございます。その結果いろいろなことが返ってくるということでございます。それから特殊部隊の問題、あるいは資産買い上げの問題など等は、やはり私たち県民サイドの立場に立ってやるならば、それは当然不満としてあらわれてくると思います。協定内容について不満があるということは、そういうことを指摘したわけでございます。私たちは県民大会においても、そういったような不満を是正させるような努力は最後までやっていくということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 名護市が合併し、我々が痛切に考える問題は企業の誘致でございます。これは去った議会においても満場一致で企業誘致をしております。施政方針の中にも企業誘致はちょっぴり載っておりますが、私たち名護市が4万3,000人の人口であったのが、今日4万の人口に減っております。この過疎化をいかに防止するかというところの問題点に力点を置いて考えなければならない。政治はあくまでも現実の問題である。その面からいたしまして企業誘致にはさほど市長の本当の方針が盛られていないけれども、企業誘致に対する市長の基本的な考え方をお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 先ほどから少しずつ話しておるわけでございますが、まず観光事業でございます。私は先ほどもお答えしたとおり、観光事業についてはやはり北部においては見逃してはならない事業だと思います。ですから、観光事業誘致については積極的に動こうというわけでございます。これについては23日に三井グループの滝沢さんという方を囲みまして、これからの誘致について、どうすべきかということを、北部の市町村会と話し合ってみたい。同じく観光の中で山岳観光というものがございます。名護岳、あるいは嘉津宇岳、さらには嵐山のスカイラインということで、観光候補地として、あるいは観光地として現に利用されている地域ですが、そういったようなところの整備によって、いろいろ関係業者が来るならば、それを誘致しようということでございますが、今のところまだ具体的にどこの企業にどうするというようなことはございません。これは旧屋部村時代にもあったことですが、嘉津宇岳を中心とした観光事業については、この間、旧屋部村出身の方がお見えになりまして、いろいろ相談を受けましたが、これについては開墾道など等を十分検討した上で、結論を出そうということで、いま検討中でございます。その他のものについては工業がございます。工業の場合は先ほども申し上げましたとおり、名護市のどこにでも工業を入れるということは、やはりゾーニング計画をするときには好ましくない。臨時工業地帯をつくるなら東海岸にしよう、内陸工業は西海岸に面した所でもいいのじゃないかという基本構想のもとに、いろいろな計画に当たっていこうというような考え方でございます。特に付け加えて申し上げますならば、大浦湾の企業誘致については、公害の伴うものよりは造船などについて折衝したいと思います。できる、できないは別として、絞ってやった方がいいんじゃないかという考え方を持っております。それから農業関係ですが、農業関係の企業といっても、これといった大きなものはございません。ただ施設の場合には食肉センターとか、集荷物の卸売場といった施設をつくりたい。合わせて、ここでできたいろいろな蔬菜、果樹、そういったような園芸作物を消化させるために、業者、農協団体にそういったしわ寄せをしないということを講じてもらいたいということ。もう一つは前にもちょっと関係企業界の方とも話し合ったのですが、養蚕の問題、これについても次年度はもう少し煮詰めてやっていただきたいというような考え方を持ち合わせてございます。以上簡単ではございますが、企業に対する基本的な考え方としてお答えしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 新市計画による政府の援助に対しては、 先ほどからいろいろお話がありましたので、それを省きたいと思います。ただ一つ言いたいことは、従来、我々は合併によって71年度の計画がスムーズにいっていなかったと。これは政府の予算の落ち込みによってである。ところが、72年度に71年度分まで合わせてやるというふうな政府の言い分に対して期待を大きくして今日までやっておった。ところが、いざ予算を見てみますと、そういう約束の金は何もない。いったいこれは我々が合併した目的が何であるか。どういうふうなことで、我々合併したかということに、いま自分ながらわからなくなっております。旧久志では、いろいろなことについて、やれ合併の被害だとか、あるいは合併の公害だとか 、私が行くところ先々みんなにそういうふうに言われておる。私は非常に困っており、責任を痛感しておる。そこでただ市長が答弁しているように、政府に金がないからどうしようもないということで済まされる問題ではない。本当に合併がいま戻せるなら、戻したいというのが私の心境です。それは、私はこの際、市長をはじめ議会議員が総辞職をして、そういう決意で政府に再度当たるべきと思うが、市長はそういう決意があるかどうか答弁していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 総辞職してという決意ですが、大変結構だと思います。できたらそういうようなことでもやりたいのですが、果たしてやったからといってできるかどうかということは疑問だと思います。ですから、こういったようなことは、ここで軽はずみにでも私たち確約したり、あるいは言質を与えたりすべきものではないと思います。一応最大の努力を払ってみて、なおかつできないということであれば、その時点でそういったものは問題として出るべきであるという考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 市長の最大の努力により我々の今の決意がさらに効果があるのじゃないかと思います。いま盛んに立法院でも議会中でございますので、先ほど3番議員が言ったように、この議会を休んででもいいから、まず当たったらどうかということに対し同感でございます。そこにおいて合併を後に戻すか、あるいは我々が総辞職するか。2つの中1つを政府に訴えて、再度この問題に対して陳情すべきだと思うわけであります。今ここでやめますか、やめられないという返事をしなさいということではない。そういう姿勢で臨めば何とか、まだいくらか望みをもたらすのじゃないかと思います。そのことに対しては、私はいずれ審議の上でそういう問題が政府に行って再度陳情するという必要性があるかないか。後で決まると思いますが、そのときに再度私の意見を述べたいと思います。次に5・19ゼネストのときに市の職員、自治労がストを決行した。これに対して市長は賃金カットをするということを聞きましたが、カットしたかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 半日分カットしてございます。午後からは危険だからということで帰しました。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 13号道路のことについてお伺いしたいと思います。私、先月の28日に建設局へ行きまして、高良係長と会って、いろいろ話しましたが、17億の予算が北部13号道路の施設に日政援助によって指示があるんだと。施工されるということを聞きまして、どうして二、三年前から久志の13号道路、大浦からの引き続き工事をするという約束をしながら、それを西側から進めてくるということは、いったい何事かということで聞きに行きました。そうしたら高良係長は、これは大蔵省からそういう指示があるんだということで、建設局としては久志の方から逐次やりたいと思っているが、そういう大蔵省からの指示があるんだということで(ところが確定ではない)ということを言っておられました。私はこれに対して、もしも西側の方から路線が施工されるならば、あなた方が東にいま造っている福地ダムから那覇までの送水管の敷設、これはいやが応でも久志の地内を通らなければいけないはずだが、これに対しては、あなた方は到底この工事の進行には望みは持てないぞということを、私は議長のときにもこういう問題は大挙して政府に陳情した。これで我々はできるんだという期待を持っておりましたが、市長の話を聞いて、こういうことであれば、これは大きな問題に発展するだろうということを言っておるが、これはこれからも日本政府にそうするように陳情するということを言っておりましたが、市長として、この問題あと一押しすれば、何とかできるような政府の説明での感触を私は受けたわけです。このことについては、当分折衝すべきであり、以前にもそういう話が出ましたので、これに対しても折衝するということを言っておったが、どの程度折衝しておるのか。もう諦めているのか。これからまた一押しやろうというお考えがあるかどうか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 13号線の道路拡張、舗装については、ただいまの質問のとおりでございます。私は部長に会い、局長に会いました。この件は再三再四折衝しております。ご指摘のとおり大蔵省は1号線を完成してあと、13号線をやるというのが大蔵省の考え方のようです。地元の方から強力な突き上げがございまして、建設局の方としましても、それじゃあ困るということで、再三再四折衝いたしまして、当時の話では総理府の方、復帰対策庁の方では是非そういうようにしようということで、いろいろ大蔵省の方へ橋渡しをやったようですが、最終段階で大蔵省がよろしいと言ってくれない。一周道路の開設については約束したけども、これは1号線を整備した上で、13号線にかかるべきであって、全線を一気にやるという約束したことはないということで、最終的には実現できなかったということでございます。諦めているのかということでございますが、そうではございません。今でも私は建設局に行って、本市の主要道路で舗装されていないのは13号線、伊豆味線、屋我地線等が残っているということで、3線についてはいずれも要請はし続けております。これからもやるつもりでございます。先ほどの福地ダムの送水管敷設についても話しております。あなたが我々の意見を聞いてくれなければ、導水管敷設についても問題があるぞということで、その話し合いの中で話してございます。そういうようなことで、これから後も引き続きこの要請は行っていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 去った3月の定例議会においても質問しましたが、嘉陽の医者のことでございます。最近また住民から、この医者のところには診察に行きたくないといったような話が聞かれます。このことについて3月の定例会の私の質問に対し、市長はその医者と会って話すということでございましたが、その内容についてお聞かせください。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 直接医者には、その件は話し合っていませんが、連絡はしてございます。その後、政府に行ってこういうしかじかということで言っておりますが、政府としても診療所としては採算性の少ないところで、でき得れば閉鎖したいということでございます。ただ、ここで診療所を閉鎖すると、恐らく医者の配置は永久的に見込みはないだろうということで、どういうふうに処理したらいいかということで苦慮しております。これについては、市長直接というより、職員で最も親しい者に注意はさせております 。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) おっしゃるとおり、私が言うこともやめさせるということではない。市長、直接会っていいようにお話し合いを持って、誠意を尽くして、住民に対して医者としてのサービス精神を果たしてもらいたいということで、柔らかく懇談することによって、彼も住民の期待するような医者になるのじゃないかと期待を持ちます。これは本当に頭からお前は医者として資格がないということで閉鎖、やめられては困るということで、こういったものは人を通じなくて、市長直接会って話し合いすることが、私は効果的ではないかと思います。必ず会っていただきたい。それから企業誘致に対しては、先ほどもお話がございましたので、このことについて市長は、先月の5月6日、都市計画特別委員会でも新年度になってから具体的に誘致の計画を進めていきたいということを申しておりましたが、予算書にはそういうものが数字的にはないので、どうしたものかと思ってお尋ねするわけですが、本当にこうもやりたい、ああもやりたいということを言っておるけれども、どういうふうな計画でそれを進めていくのか一つお聞かせ願いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 予算措置全然していないのじゃなくして、そういったものを審議するための総合計画審議委員会というのがございます。その予算も今度の予算で予算化してございます。そこで適当な企業とか、方法など等を検討していただきまして、それに基づいて行動を起こそうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君)  休憩いたします休憩(午後3時14分)再開(午後3時15分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 市長に質問いたします。排水の件でございまするが、市長は今まで排水計画に対して必要度と、それから緊急度に応じて排水計画を今まで施行してきたと思いますが、今までの豪雨とか、ずっとこういうふうな日照りが続くときでもよくわかると思いますが、東江の公民館一帯、ずっと名護鉄工所の中央排水でございますが、そこは前の旧名護町時代も何回となく町当局に対し陳情し、口頭でも陳情してきましたが、一向にその排水問題が解決しないどころか、まだ予算にさえも全然計画がのっておりませんが、市長はこの問題に対して陳情文受けたことがありますか。また実際に自分でこういうところをご覧になって必要だと感じたことがないですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘の排水溝、私毎日そこを通っておりますので、よく知っております。建設当時はあのときの状況からして、あの規模でよかったわけですが、最近住宅が建ち、山地からの水がほとんど部落内の、その排水に集中するというような状態で、その排水溝ではどうにもならないということで、都計課長にも申し付けて、いろいろと調査研究させておるところでございます。あの排水溝、これから後、もっと大きなカルバートにしないとおそらく完全な排水はできないだろうということで、都計課長にも指示、調査検討させております。近い将来これは完成すべきものだと感じております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 防犯灯の件でございますが、この問題に対してもいろいろ陳情してきましたが、どういうふうなお考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 防犯灯の設置、今度やろうというふうな考えでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 1971年6月1日のタイムス朝刊に、780万坪の軍用地の開放要求の見出しで、名護市も開放要求の危険中に含まれていたが、どこの軍用地を開放するのか。どこの部落から軍用地を開放してくれとの要請があったのか。その問題に対して質問すると同時に、革新政党は運用地の即時撤去、開放というのを叫んで、今まで来たのでございますが、名護市において軍用地開放をやった場合には17万余りの収入欠陥というのが来るわけでございますが、今まで革新政党が叫んできたその問題と、そういうふうな財政落ち込みが来るわけですが、それは非常に矛盾があるわけですが、もしもそういうふうな新聞事例を全面的に認めた場合に、名護市の財源が著しく損なわれると思いますが・・・ ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 軍用地はなるべくない方がいいのです。ないに越したことはないと思います 。そういうような意味で私は、軍用地はない方がいいとはっきり申し上げます。1971年6月1日、名護市で軍用地開放の問題があるが、これは許田区からの要請に基づいてなされたものでございます。現在辺野古の部隊の演習地になっております。そこを開墾のために開放してくださいということでございます。これは地元の要請に基づいて申請なされたものです。原則的には軍用地はないほうがいいということですが、いま3番議員さんが指摘したように、いろいろ複雑な問題がございまして、私としましても軍用地の開放というものは、地元の意見というものを十分尊重した上で善処したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) さらに言いますが、許田区からの要請で許田区だけの軍用地ですか。(そうです)それでは許田区が、現在辺野古の演習林になっているところ、全面的に開放してくれということで、文書でもって要請があったのですか。(そうです)文書を見せてください。そういうことで問いただしたら、そういうことは全然ないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 面積は10町歩です。許田区の方から開放してくれということで文書できております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 非常に疑問が残るわけですが、軍用地内の黙認要請か、開放なのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 開放ということでございます。名護できたのは許田区だけです。理由として開墾するためということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 文書は後で差し支えなければ見せてください。前の問題と一緒になると思いますが、私らが町村合併したときには、いろいろの紆余曲折があったが、その中で一番印象に残っているのは財政問題ですが、既に各議員が質問し、私も関連質問しましたので省きますが、次の問題に対して市長の見解を伺いたいと思います。まず市町村合併促進法から見ますと、その目的が第1条に「この立法は、市町村が合併によるその組織及び運営を合理的かつ能率的にし、住民の福祉を増進するように、規模の適正を図ることを積極的に促進し、もって市町村自治の十分な実施することを目的とする。」という、そういうふうな目的を書いて、市町村合併に対する行政ということで、「市町村は、市町村合併を適正かつ円滑に行うため、行政主席は立法院、市町村議会、その他関係する機関及び学識経験を有する者などに対して、技術的な援助、勧告、その他の必要な援助を求めることができる。」という段を通り越して、政府の市町村合併促進のための補助金という段階で、第23条に「政府は、市町村合併の促進を実施するため、予算の範囲内において規則の定めるところによる市町村に対して補助金を交付することができる。」と、補助金を交付しなければならないじゃなくして、補助金を交付することができるというふうな意味の解釈はどういうふうにとりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) できるということは、断言していないわけです。ですから、解釈どうするかということになりますと、私は予算の範囲内で補助金を流すということですが、できるというようなことで解釈すべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) では、その法を盾にとって、琉球政府は、私らは補助金をやると言うたんじゃなくして、やることができないと、ただうたったんじゃないか。それでは私らの予算は、現在の予算では赤字財政ではできないから、合併市町村は自分の力でやりなさいと言われた場合の市長の姿勢は ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そういったことは言わないと思います。今までも再三再四詰め寄ったんですが、政府はそういうようなことで逃げているというようなことはございません。
    ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 非常に政治家の言葉というのは難しくて私はわからないわけです。今さらながら琉球政府に対する不信感を新たにします。そこでもう2点でございます。私の心に残っているのは合併というのは、中央集権化を狙う以外何ものもないと口を酸っぱくして反対してきたが、今にして思えば市長の態度を聞いて、さらに思えば、当時の名護町議会の議員であった具志堅徹議員が、いかに卓越したところの見識と思想を持っていたかということを、私は敬重して拝聴した次第でございます。しかるに、その当時は革新琉球政府が発足した間もないものであったにもかかわらず、革新政党を支持して当たった具志堅議員がさえも、既に不信をしていたということが伺えると思うのでございます。そこに対して市長がさっきの新聞の方から引用すると、私は琉球政府を信用するんだということを最後の段で結んでおったが、現在でも琉球政府のそういうような援助資金に対して、市長は信用しておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 信用しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に7番 比嘉永信君。 ◆7番(比嘉永信君) 清掃地域の問題について市長にお伺いいたします。旧名護町時代に特別清掃地域を制定して、衛生都市を宣言して、内外に観光名護をアピールしてまいりましたが、その後、合併に伴いまして必然的に市街更生地域、その全線に清掃地域がまたがってきました。現在、その箇所を見ますると、全然その措置が取られていないのが現状でございまして、市民の間には市になっても何らそのような清掃問題は掛け声だけであって、実現は見ていないではないかと言われております。その清掃問題について、市長はどのような努力をしてきたか。それから宮里区域内には30戸余りの養鶏農家がございまして、2万7,000羽の鶏を養っております。この農家の人々は衛生都市になったら、現在の養鶏場はどうなるかということで、非常に心配している現状でございます。この地域内における農家に対して、市長は将来いかなる計画を持っているか。その点について伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 特別清掃地域の指定ですが、これはご指摘のとおり名護市になったので、必然的に全市が特別清掃地域になります。今度は特別清掃地域から外す地域を逆に指定しなければいけません。それをいま衛生課の方でいろいろ検討させているということでございます。どのような努力を払ったかということでございますが、これについては、はっきり言って移転費の補償とか、そういったものについては今すぐ移せとか、どうしろとか言えないわけです。結局は区長会などを通じて、こうこうしかじかなので、市街地の豚舎、鶏舎は移してもらいたいということで、お願いしているわけでございます。宮里の養鶏舎はどうするかということでございますが、やはり法に基づいて移動しなければなりません。強制的に移動できるかということでございますが、強制的にできません。行政指導に待つ以外にはございません。そういった意味では、漸次市街地になっているから、行政指導で将来やっていきたいという考え方です。一遍にやれということになると、補償とかいろいろなことが絡んでくると思いますので、もう少し検討してやっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 7番 比嘉永信君。 ◆7番(比嘉永信君) 2番目に食肉センターの問題についてお伺いいたします。新聞紙上大いににぎわし、生産農家といたしましても大いに期待している問題でございます。その第一といたしまして、北部の食肉センターのことでございまするが、新聞紙上を見まして、生産農家といたしまして、業者にたたかれることもなく、豚価の安定を維持させて、大いに生産に励むことができると期待しておりましたが、それに対しては市長の施政方針にも少し触れただけで、予算にも反映していないが、それはどうしたことか。なお、1971年4月2日のタイムズ紙上に、農林局として食肉センター計画をまとめ、初号活字で6段抜きに報道し、その計画は公社に運営委託し、その資金は本土産米資金110万ドルを予定していると言っているが、その計画と市長が計画している名護食肉センターとの関係を説明願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 食肉センターの設置について、農家の皆さん方が非常に期待しているということは事実でございます。いま問題になっているのは、屠殺業者の皆さん方がいるということでございます。私は生産者の立場に立って、これを強引に推し進めるのじゃなくして、生産者、屠殺業者、市のほうが円満に解決した後に話し合ってやろうというような考え方です。この間2回目の屠殺業者との話し合いをしまして、大体市の考え方のほうに了解しておりますが、まだ最終的によろしい、やりましょうということまではいっておりません。そういう実情で、いま作業が進められないということが現状でございます。食肉センターの実施については、これはあくまでも特別会計でやらなければいけない性格の問題ではないかと思います。資金の使用については、本土産米、供与米資金を借りようという考え方です。それから、先ほどの新聞に見い出していたところのセンターとの関係はどうかということですが、今のところ全然関係ないと言ってもいいのじゃないかという考え方です。さきに琉球政府としましても、農連としましても、前に食肉センターをつくるということで計画したわけですが、既存業者との折り合いがうまくいかなくて、いま計画が一時ストップしているような状態でございます。農林局としましては、那覇につくっても、北部にはあと一カ所つくらなければいけないだろうというような考え方のようでございます。そういったような意味で、那覇のセンターとこちらとは若干趣が違うというようなことですので、これから後も引き続き設置に向かって、最大限の努力を払っていきたいと考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 7番 比嘉永信君。 ◆7番(比嘉永信君) 最後にもう一点だけ伺いたいと思います。宮里区内の道路側溝の問題についてお伺いいたします。宮里区内の道路は3間道路で、縦、横、立派に整備されておりまして、四、五年前から計画事業として4カ年かかって側溝工事を進めてきておりますが、71年度までには立派に完成する予定でございましたが、今度の予算に少しも計上されておりませんし、またこういう計画的なものは完成すべきところを立派に完成してから、また新しい計画に向かって進むべきじゃないかと思いますが、市長の見解を伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 宮里区内道路は、政府補助事業としてやっておりました。それが全額来ないから、1年は遅れるかもしれませんが、次年度も引き続き完成したい考えです。 ○議長(崎浜秀栄君) 次、23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 市長に二、三点質問したいと思います。第1番目に5号排水の整備についてでございます。この5号排水は旧名護町都市計画図面から見ますと、約500メートルないし600メートル程度と私は思っております。この5号排水に沿いまして約1.5メートルの道路がございますが、その道路が現在通学路として自然に使われておるのでございます。その長さが約300メートル程度と思います。そこで小学生、中学生、高校生と約400名の生徒が、毎日そこを通学している現状でございます。その道路が雨季になりますと、排水溝に沿っておりますので、非常に危ないということでございます。そこでそれをボックスカルバートにするということでございます。ボックスカルバートにするということ自体が、いわゆるその地域は3号線に沿ったところの地域には消防装置がちょっと遠いのでございます。一つは名護中学の前、それに近い方が大体沖縄銀行、それからその辺に消火栓があるだけじゃなかろうかと、私思うのでございます。それをボックスカルバートにすることによりまして、いわゆる通学道路が完備、安全にするということと、もう一つは消火活動が十分にできるということです。それに対して市長は今後どうしていかれる考えであるか、見解を伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいまの地域はご指摘のとおりで、非常に小学生など等の通学に対しては必要な場所です。それで私は再三再四、あの道路を拡張するためにいろいろ地主さん方とも話しましたが、うまいぐあいにいかなくて、今すぐボックスカルバートにしないかということになると、ちょっと検討しなければいけませんし、都市計画でも開渠ということで計画されておりますので、一応はこれからあと十分検討してみたいということでお答えしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 第2問に移ります。消防の救急業務についてでございます。市町村合併当時、僻地、いわゆる久志、屋部、屋我地等の遠いところが、日の当たらない場所になっては困るというようなことと関連いたしまして、特に夜間、例えば勝山等のようなところで救急患者が出て、その患者を一応名護の病院の前まで運んだけれども、その病院は医者がいない。そして当番医ではなかったと。いろいろなことで非常に病人が苦しんでいる。非常に不便を感じている現状でございます。一応そういったものをより解消するために、病人が発生した時点から消防に連絡していただく、消防署から当番医、あるいは専門医のところに連絡することによって、その患者がより早急に手当てを受けるということも考えられるのでございますけれども、救急業務に対しての計画がございましたらお聞かせ願いたい。それと同時にどういうふうにしていかれるかということについて説明願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) 本土復帰が迫っておりまして、来年4月1日と言われておりますが、来年4月1日は沖縄の72年度会計年度下になりますので、来年の4月1日に復帰するならば、本土の消防法が全面適用すると、消防の方に救急業務をやらなければならないという規定がございます。沖縄の場合はございません。そうなると消防法の中に救急業務をやらなければならないということになりますので、 名護市の場合は救急業務をやらなければならないということになるのでございますが、今のところ救急業務を来年の4月1日から実施するかということに関しては、救急車もなければならないし、救急要員もいなければなりませんが、今のところ政府としても、やるかやらないかということもはっきりした結論は出ておりません。私たち消防長会でも総合対策室長と話し合っておりますが、政府としてもはっきりしておりません。ところが救急業務を来年4月実施するならば、救急車を購入しなければいけない。購入するためには 、日本政府からの援助も仰がなければならないということで、私たち消防長会としましては、本土政府の予算は各省からの提出は8月までと聞いておりますので、それまでは沖縄からも出さなければなりませんので、これを載せるようにしてもらいたいということを政府の方に要望をしております。それで救急車を購入する問題と救急要員の問題ですが、来年4月1日から実施するのであるならば、72年度で政府の意思が決定次第考えていかなければならない問題だと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) これに対してでございますが、一応私が申し上げますことは現時点におけるところの、いわゆる救急業務 、その問題が救急車によって患者を運ぶという前に、医者との連絡をやっていただけないものかということを指しているわけでございます。その程度は現時点の消防力でも私はできるんじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後3時48分)(警察にお願いしてございます。と答弁)再開(午後3時50分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 第3問に移ります。18日の都計課長の説明からいたしますと、熱田川の第1工区のボックスカルバートの件でございますが、それにつきましては、市長はうそをついたような格好に私、聞き受けられるのでございます。私までが必然的にうそをつかなければならないというような格好になっております。と申しますのは、集水面積に対する雨量が、ボックスカルバートは幾ミリのものに対しての排水量を検討して、その構造はやられているかということを、その当時質問いたしましたことに対して、資料がまだ十分整わないので、後でその資料を届けるということでございました。私もそれではそういうふうにしてくださいということでございました。そこで、その場合に大体規格についてはどういうことであるかということに対しまして、その時点に市長は、幅が3メートル、高さが2.3メートルということをおっしゃったので、私もその規格どおり地域住民に2.3メートルの高さと、そして幅が3メートルになると相当の排水量になるので、それでは十分いけるのだということを住民に説明してございます。それに対して正反対の、昨日の現場説明からいたしますと、幅が2.5メートル、高さ1.6メートルです。それで前に市長が話されたものと、これとは相当の開きがあります。その時点においても都計課長もおっしゃっておった。それを私は真に受けて、地域住民にこれだけのものをつくるのだったら、何とか排出できるのじゃないかということで説明したら、全くひっくり返したような格好になってしまっております。その件につきましてはどちらが正しいか再確認しておきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 私が3メートルというのは縁(ふち)まで入れて3メートルです。道路の中3メートルはカルバートになるわけです。中の排水そのものはいま言うように2.5メートルの幅員になります。これは間違いでございました。訂正しておきます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) それでは70何会計年度までに両方のボックスカルバートが終わる予定でございますか。(警察の側から上までの長さ、20番さんの所) ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) いま予定しているのは、熱田川の方は72会計年度で完成する予定です。イケラ川も72会計年度で整備は終わります。20番さんの隣は72会計年度ではございません。熱田川の済んだ後から着工しますので、2カ年計画ぐらいになります。74会計年度になります。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 次に縦断排水計画についてでございます。戦後幾十回に及ぶところの被害を受けた地域、いわゆる第1工区の都市計画によりまして、その地域がほとんど毎年、前にも申し上げましたように被害を受けております。そのたびごとに口頭、陳情によってのお願いはしたわけでございます。そこで、その事情はよく市長は理解なされまして、去る12月28日の定例会におきまして、72会計年度には これは必ずやってあげるのだということを市長は話されておりました。けれども、今会計年度に顔が出ていないということは、どういうことであるか説明願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 縦断排水について、私確かに72年度で処理しようということで皆さんに申し上げました。その件について政府のほうといろいろと調整したわけでございます。政府の基本的考え方としては、市街地に水を入れるということは好ましくないということです。上流の方において分水する方法を講じてみなさいということです。この間の補正予算でお願いしました例の分水です。それからその次は、以上川の分水を計画してみようということにしております。それでも、なおかつだめなら縦断排水に手をつけてみたらという政府の助言です。ですから、そういうような方法でとりあえずやってみようということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 名護市6カ年計画書の中にも、これが織り込まれておるのでございます。市町村合併促進説明会のときにおきまして、当時文化会館におきまして、名護市誕生するまでの、いわゆるその時点の議員が八重山を皮切りに糸満各地を回り、よく合併当時の模様をいろいろ研修いたしまして、その後、琉米文化会館におきまして、当時の仲村総務局長をはじめ各町村の面々が集まりまして、そうしてそこで仲村総務局長は八重山、あるいは糸満においては、各局との横の連携があまり取られていなかったけれども、今回は当市の場合は各局の連携のもとに、これは計画なされておるということを言われておるのでございます。そこでその当時の名護町の議員から政府の説明はよくわかるが、その合併計画によるところの新市計画をはじめ、特に名護商漁港に対する契約書を一筆入れることができないかということに対して、仲村総務局長はそれを避けておられた。そうしたら、その当時合併会長であられるところの名護町長、いわゆる渡具知市長です。市長がこの合併計画書、すなわちこれが契約書であるということを話されました。そういうことからいたしましても、仲村総務局長は、我々は各局、いわゆる横の連携のもとにこの合併を進めてきたのだということになりますと。縦断排水計画の問題に関しても、名護市建設6カ年計画の中に入っております。そうしますと横の連携の取れていないところの指導をするということになると私は思うのでございます。そういうことになりますので、これは一応、特に浸水地帯は所得の大きいところ、いわゆる名護の目抜き通りであるということだけじゃなくして、1工区はもちろん、東、中、西、それから城の一部、特にこの中にはお互いの台所にも等しいところの市場がございます。そこに毎年のこと汚染やられているのを見てそのまま傍観しているのは、私はどうかと思います。いま溺れる者、それを早く助けてやらなければならないのじゃないですか。そこでもし万一、その地域で水害によって、いわゆる水難事故があって犠牲者を出したら、あるいは伝染病が発生した場合に、果たして市長は責任をどういうふうにとるかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 質問中でございますが、定刻4時でございます。時間の延長についてお諮りいたします。休憩いたします。休憩(午後4時5分)再開(午後4時7分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。日程の変更についてお諮りいたします。あと5名の方が残っておりますので、本日の日程ではできないことが予想されますので、よって21日の日程は議案質疑ということになっておりますが、21日の午前中一般質問ということに日程変更いたします。異議ございませんか(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、そのように決定いたしました。23番の答弁が残っておりますので、答弁だけは終わらすことにいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 縦断排水、やらないということではございません。分水計画やってみて、それでもなおかつ必要ならばやってみようということでございます。それと都計の3号排水、現年度底張りいたしまして半分完成いたしましたが、引き続き新しい予算でもやりたいと思います。それを行い、さらに幸地川の幅員も拡張すれば去年のような鉄砲水は例外といたしまして、一応豪雨時の解消はできるんじゃないかと思います。そういったようなことで3号排水の完成を急ぎ、さらに分水などもやって、それでもだめならということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 努めて早目にやっていただくようにお願いいたします。もう一つ水道公社の配水送管について、そのことにつきましても去った定例会の一般質問で質問したわけでございますが、その後もどういうふうになっておりますか。ご答弁お願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) その件についていろいろ話しましたら、橋の下いま大きくえぐられております。穴があいております。それについては水道公社はやると言っております。ところが水道管を変更するということについては、軍関係ですので、水道公社はおいそれということで、はいやりますというようなことを言っておりません。一応向こうの考え方としては送水管を下げると上流川の護岸がえぐられるのじゃないかということを言っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) これは非常に変則的じゃないかと思います。向こうの水道管を変更するということと、公社としてはこれを移動するということと、川の石垣がどうこうということとは水道公社とは関係ないと思います。あなたがたのために思ってから、ここから通したということは言わないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 向こうの言うのはできないということです。軍管理なので下のえぐられたところは直しますが、変更については軍関係なので、今すぐできるということは答えられないということです。それを言ったのは建設局とか、専門の方はそれを持ち上げた場合、えぐられる可能性はないかということです。それより上がることはできないということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) そこにあるということによって、なお危険性が伴うということの想定のもとに、私はそれを申し上げているわけでございます。それに対しても、なお気を許さずに折衝方お願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 引き続き要請いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 本日は長時間にわたり、ご熱心に質問をしていただきご苦労様でございました。本日の日程はこれをもちまして終了いたします。                                 (散会 午後4時13分)            名護市議会第3回定例会会議録(6日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月21日 月曜日 午前10時23分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月21日 月曜日 午後3時24分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(6日目)                               1971年6月21日(月)                               午前10時23分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は22名、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 動議としてお願いいたします。一昨日の一般質問の中でも多数の議員から、特に今度の予算に対しまして、新市建設計画の中にも盛られておるところの事業が、今72年度の名護市の予算には反映されている面が非常に少ないという面で、新市建設計画書を承認し、許可を与えたところの政府や立法院に対して、陳情要請すべきじゃないかというふうな多数の意見がございますので、そういった面で開会と同時に、お互い議会として市長もできるならばともに、政府や立法院にお互いの新市建設計画書を完全に実施させるべく、要請に行くことを議決していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 一通り全議員に一般質問の機会を与えてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) ただいま18番議員から動議が出ましたけれども、私もそれに賛成を表します。我々が合併当初に政府と約束したものが、今年度は全然出ていない。そうなると一昨日の一般質問の中にも十分出ましたけれども、これでは責任持てないと市長の退陣、議員の辞職の要求と。そういうことまで出ましたけれども、我々はやめるのにやぶさかではございません。しかし、やめたからといって、全面的に予算が来るものではございません。ですから、今一度、政府、立法院に当たって、我々の責任を全うして、その後に退陣の問題は話し合ってもいいんじゃないかと思います。とりあえず全議員が政府と立法院へ行って、改めて請願、要求した方がいいんじゃないかと思います。日程については後ほど協議したいと思います。動議に賛意を表したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時26分)再開(午前10時28分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。18番議員からの動議は成立いたしました。よって政府に対する要請の日取りは午後決めることにいたします。よって午前中は日程により一般質問を行います。18番知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 二、三点について市長の見解を伺いたいと思います。1番目に旧久志村の育英会資金の件でございますが、合併によって新しい都市づくりのために、4万市民が立ち上がろうという矢先に、旧久志村においてこのような大きな事件が出たということは、地域住民をはじめ4万市民の怒りを買っており、政治不信にもつながる大きな問題だと思います。今後の人材育成のための制度であるべき育英資金に、1万ドル余の多額の横領があったということは、常識では考えられないことであり、当時の育英会の役員の良識が疑われます。特に資金は大部分が村より出資されており、村長が会長で、収入役が会計であり、村当局として十分なる指導、監督をすべきではなかったかと思われる。また、育英会の役員もその職責上、十分全うしておれば、そのような多額な横領は未然に防げたはずであり、役員の職務怠慢によって、そのような事態に至らしめており、その責任は重大であり、その解決処理についても育英会の役員は全責任を負うべきだと思います。その事件によって一番気の毒だと思うのは、育英会資金の貸付けを受けて勉学に励んでおる学生だと思います。その学生たちのことを考えると、一日も早くその問題を解決し、安心して学業に励めるようにすべきだと思います。市長としても、その件についていろいろと努力されておられると思います。1.事件の内容でございますが、新聞紙上等でいくらかの内容は分かりますが、しかしながら、本当の内容は分かりませんので、その内容を知っておられましたらお聞かせ願います。2.事件後に総会が持たれたと思いますが、その中で問題の解決方法がいかになされているか。もしお分かりでしたらお伺いしたい。3.当時の育英会の役員の方の、すなわち三役や監事、それから監査員、そういった方々が職務を十分全うしておれば、そのようなことがなかったと思いますので、そういった役員の方の責任も非常に重大だと思いますが、その事件の解決のために、どのようなお考えを持っておられるのか。市長としてもそういった役員の方と話し合っておれば、その内容についてお伺いしたいと思います。4.その問題は主としても非常に重要な問題であり、その解決は急を要すると思いますので、市長としての方針を伺いたいと思います。それとは別個の問題でございますが。5.久志以外の4町村においても育英会があります。そういった面で特に合併によって、旧4町村の育英会を、どのような方法で市当局はやっていこうと思っているのか。そうして合併ないしは補正等につきまして、市長の方針等がございましたらお聞かせ願いたいと思います。以上育英会の問題5点について説明願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。第1番目の内容ですが、内容については新聞で公表されたような内容以外には、私たちのところには報告は来ておりません。それから事件後の総会の解決方法でございますが、それについても現在、事件係争中だということだけの報告を受けまして、あと具体的なものは報告きておりません。なお、こちらの方からいろいろと報告を求めているわけですが、率直に申し上げまして、理事会の方からは詳しい報告はなされていないのが実情でございます。それから 旧久志村の育英会の責任の所在でございますが、多分、係争中の問題は、そういった問題までも含められて争っているのではないかというようなことでございます。市としての方針は、去年の問題の起こった時点において、私は育英会の理事者の皆さんには、現在育英会の資金を利用して学校に行っている子供らに対して、大変すまないと。大人の過ちのために将来を担う子供たちに悪い影響を与えては困るので、もしよろしければ市のほうが肩代わりしてもよろしいということで連絡したんですが、向こうとしては、けじめをつけない限り恥ずかしくて、そういった要請はできないという考え方です。その当時はその程度でとどめております。新しい年度の予算では最悪の場合を考えまして、500ドル程度は市の方では、どうしてもという学生を対象に、市の独自の立場で考慮しております。5番目の久志以外の育英会の育成方法でございますが、それにつきましては、各旧町村にあったところの育英会については、おのおのの地域で運営しようということでございます。新しい年度の予算でも出ておりますが、現在の資金で不足しているところは市の方で、補助金という形で手当てをしております。手当てをするということになりますと、当然のこと育英会の監査も、市の方でも対象として監査することができるんじゃないかという考え方です。そういうようなことで、市の監査委員の方からも、適正なる指導監査を行っていただくというような考え方でございますし、でき得れば将来はやはり、いま地域でまちまちに行われている育英会は市の育英会として、包含してなされるべき性格のものでなければならない。そういうような方法で指導していきたいと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 事件後に総会を持っておると思いますので、もし総会に市長や支所長が出席されておりましたならばその内容について伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前10時41分)(厚生課長、比嘉栄一君、内容説明)再開(午前10時45分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) この問題に対して市長としては、市の方で肩代わりするという答弁がありましたが、2万ドル余の多額の金を負債して肩代わり、担ごうという考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 私が肩代わりというのは、2万ドルを肩代わりするということではございません。育英会の事業をやってやろうというのであって、それはあくまでも問題の解決するまでは、1年ないし2年の年月がかかりますので、その間、貸し出ししている学生に対してすまないから、その間を補ってやろうということです。新年度でやっているのも久志の育英会としては、その件については、非常にどちらかというと遠慮しているのが実情です。これだけの問題を起こして、どの顔下げてまたお願いしますということが言えるかということで、遠慮しております。それで、もし向学心に燃えている者で、資金がないと困るじゃないかということで、名護育英資金に500ドル付け足して、もしそういう子供が出たらやろうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 2番目に職員の規律についてお伺いいたします。私たち総務委員会が市有地払い下げの調査で久志支所に行った際に、支所宿直室の壁が支所職員によって相当壊されていたが、多分宿直の際に酒を飲んでやったものというふうに考えられます。市職員の中にこのような者がおるということは、市全体の恥であり、「名護市職員の分限及び懲戒に関する条例」に照らして厳重なる処分をすべきだと思うが、市長の見解を伺いたい。なお他支所においても宿直中に部外者を引っ張り込んで、深夜まで酒を飲んでいるとの市民の声もあり、規律が非常に乱れており、市長として厳重なる通告をしてもらいたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 職員の規律についてでございますが、私は就任した時点において、職場におけるところの飲酒というものは、厳に慎んでもらいたいということは十分指達してございます。ご指摘の久志の宿直室でございますが、久志支所長にその旨連絡してみましたところ、それは合併以前のものでございます。それも気づかずに放置しておったのは、私たちとしても責められても仕方がないと思いますが、支所長に注意してございます。そういうことでございますので、これから後も引き続き本庁並びに支所の職員の飲酒については、厳重に注意を与えていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 最初に琉球セメントのことに関し2点ほど質問いたします。私が本土視察中に起こっている事件で、安和区で公害問題での補償の話し合いがなされているとき、その当時の村有地が琉球セメントに登記されているということが問題になって、新聞にも報道されております。そのことについて、合併以前の屋部村当局と琉球セメントの間に、どのような取り決めがなされたのか。あるいは取り決めがどのようになされているのか。具体的にその経過について知りたいと思います。当時の村長、議会議長、そして議会で決議されたのならば、決議された月日、登記の開始された月日についてお聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 地方課の方に報告を求められて、その報告された写しがございますので、それで答えて了解いただきたいと思います。財産の地番、名護市字安和山筋原1245の1番地で、地目は山林、地積は10万9,346坪でございます。この問題の発端は、去る4月17日午後2時、名護市安和公民館において、琉球セメント屋部工場のばいじん被害補償問題の工場側との団交の中で、対策委員会から上記財産について、工場側に聞きただされたものが問題の発端でございまして、この土地は1968年1月10日付けで、当時の村長儀部真幸と琉球セメント株式会社美栄橋の1-46番地が代書、大城陽二郎に委任して、名護法務支局で琉球セメントに移転登記しております。会社側の回答では1967年8月、当時の屋部村から買った1万8,000坪登記したミスがあると答えております。鉱業法の施行規則が実施されたから、農協の承諾書を得て、その土地を返してくれということで、認可申請を農協の方から承諾書をもらっております。この土地は村から農協が譲り受けたということで、口頭で聞いております。いろいろ聞いてみますると、この土地は去年ごろから、旧村有であるということがわかっていたような節がございます。結局は琉球セメントの方が、鉱業権取得を急ぐために、そういった余裕がなくて、認可後農協に返すというような考え方じゃなかったかということで、私たちは善意に解釈しております。もちろん、この登記につきましては、議会の議決もございません。それから1971年4月19日、この問題が17日の公害対策委員会の中で話し合われましたので、早速その報告を受けて、職員にその調査を指示してございます。その調査の結果によって、これは1968年1月5日に売買されておりおりますし、68年の1月7日には両者、旧屋部村と工場側から代書に委任状も出ておりますし、同じく68年の1月10日には登記も終わっているというような事情でございました。よって4月31日には早速琉球セメントの工場長を市長室に呼びまして、この土地については、そういったようなことで誤りがあるので、早急に市のほうに返してもらいたいということで申し入れましたところ、琉球セメントといたしましても、その事情を了承していただきまして、それでは早速市の方に名義を変更するということで、いま名義変更を進めております。以上、今までの経過を申し上げておきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) まだ返還はなされていないわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そうです。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 村の財産が議会の議決も得ないで、村長の一存で移転登記がなされるものかどうか。その点について、市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) それは私から見解を聞かなくても知っていると思います。市町村有財産は議会の議決を経ない限りは、市町村長の見解で左右し得るものではないということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) そうしますと、当時の村長は儀部真幸君、現在の名護市の議員でございます。議長はどなただったですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 吉元栄福氏だったと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) これだけ多くの財産が勝手に登記されるのに、村長あるいは議長が知らなかったでは、おかしなことです。何らかの取り決め、内諾が行われているという見方をしても、これは決して言い過ぎではない。このことは当時の屋部村民に対する背任行為にも匹敵するわけです。これは許されないことなので、今の報告書を合わせて具体的にその資料に基づいて、今後継続して私は追及したいと思いますので、市長の方としても、この問題をただ放置するんじゃなくして、詳しく調べておいてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 私は市長という立場で財産を守るということは、当然の仕事でございます。一応はそういうようなことで、確かにご指摘のとおりであるかもしれませんが、実害は市民に及ぼさないというようなことで処理してあるわけでございます。一応は消滅した村のことであるし、実害が市民に及ぼさなければ、それでいいんじゃないかというような考えでございます。議会が、あるいは議員という立場で追及するということになると、それは私はやるなというようなことは言えません。私の基本的な考え方としては、具志堅議員の指摘どおりでございまして、これに対しては別に私がどうということはできません。いま手続きが進められておりますし、市の方に無事に返されるということになりますと、市民に対する実害はないということで解釈できるんじゃないかと思います。ですから、そういったことでこの問題は処理していただきたいわけでございます。
    ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 市長の立場はいまおっしゃるとおりで私も理解はしますけれども、了解という形では受け取れません。いわゆる盗んだものを返せば、返したらそれでいいんじゃないかということは許されません。合わせて、このことを私は追及します。次に同じ琉球セメントに対することですけれども、今年の予算書の中に商工費の項目で、補助金が6,000ドル組まれております。私は去った11日に送付された予算書を見て、初めてそのことを知ったわけでございますけれども、市長に対してその解釈をお聞きしたいと思います。琉球セメント会社は、いわゆる契約書によって6万ドル、覚書の第3条の中に土地買収に伴う補助金として6万ドルを交付するという項目がございます。そのことによって出てきたものと思いますが、その覚書を見ると実に常識的にこれを考えると、一般の人々は私に対してあなたは少しおかしいんじゃないか、こんなことが本当にやられたのかということが聞かれます。第2条には水利権を無償譲渡するということで、この覚書からすれば屋部村の水利権一切を琉球セメントが持つことになります。今後水道事業を進めていくときに、一々琉球セメントに伺わなければなりません。琉球セメントはどういう会社かと言うと、琉球政府立法院で法人税の免税措置が取られていて、4カ年継続した後さらに昨年2カ年の免税措置を継続したということで、年間13万ドル余りの免税措置をとられている会社です。そのほかセメントを売る場合に、私たち沖縄県民には1トン当たり16ドル余で、さらにオーストラリアには14ドル、ベトナムには11ドルということで、私たち県民には多額で売りつけて、ベトナムやその他に売る場合にはダンピングして売っている利益のある会社なのです。そのほか公害問題も起こっているように、ばいじんの問題で、先日8万ドルの補償の約束もなされているけれども、公害産業としても指摘されなければならない会社です。その会社に私たち合併された名護市民の税金の一部を支払うということになると、既に4回支払われている2万6,000ドル、あと3万4,000ドルは残っているわけです。そういったことを、契約書があるからということで軽く流すならば、市民に大きな不利益を与えます。合併して市民に不利益を与えることがあってはいけませんし、その覚書が最初に申し上げた当時のでたらめな村長によって行われた契約書、覚書なのです。そういったことを許してはならないと思いますが、この6,000ドルの補助金、今年だけじゃなくして来年、再来年と続くこの事実に対して、私は不当な支出だと見ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 問題は覚書締結だと思うのですが、当時、企業の少ない沖縄の中において、市町村が企業を誘致するということは、最大の魅力だと思います。そういった考えに立ちますと、旧屋部村が非常に不利な条件の中を承知の上で、こういったような覚書を締結したという事態、十分理解できるものでございます。また公害につきましても、相当の公害をまき散らしたのでございますけれども、当時の社会情勢からいたしまして、公害に対するところの考え方といいますか、そういったものが旧屋部村地域においては、極めて遺憾ではあるけれども、公害に対する知識というのは低かったんじゃないかと思います。そういったことからして、ご指摘のとおり公害をまき散らすというような形になったと思うのでございます。そういったような意味で覚書を締結した当時の社会情勢からして、旧屋部村当局がこの覚書を締結したことに対して、私は全然理解できないものではございません。理解しているつもりでございます。そういうようなことで、仮に非常に不利益な状態で覚書は締結されておりますが、一応は消滅した村といえども、その当時締結された覚書に対しては、私たち責任を持って果たしてやらなければならないのじゃないかというような考え方でございます。これから後ずっと、そういったような形で予算を処理するんじゃないかということでございますが、やはり覚書の生きている限り、それをやらなければならないと思いますし、一方的に覚書を破棄するということになっても、それにはそれ相当の理由がない限り、それを破棄するということにはならないし、仮に破棄するということになりますと、やはり消滅した市町村といえども、議会に諮ってやらなければならないと思います。そういったことについては、新たに議会と話し合って、最終的に結論を見出すべきじゃないかというような考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) この金の支出については、私は不当だと見るわけですけれども、合併の時点でそのことを知っておれば、この問題もその時点で追及されてしかるべきものですが、こういった覚書について合併の条件の中に出てこなかったわけです。こういうものもあるということは、今になってはっきりしている状態ですけれども、そのことは私としては許せない不当な支出と思います。そのことについて一体琉球セメント株式会社と協議し、この契約書を破棄するか、あるいは取りやめるつもりで交渉するするつもりはございませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) この覚書の全般を見ますと、確かにご指摘のとおり、第1条、屋部村内の水利権の譲渡ということで、非常に大事なことで覚書には琉球セメントに与えられております。そういったことで、十分市民サイドに立って、もう一回検討してみたい。そして改正すべきものがあれば、これは協議の上で解決することが可能だということで、この覚書はうたってございます。そういう意味で十分検討したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 類似することで、羽地の北部製糖に対しても、公害対策補助金として北部製糖がなされるべき性質のものが、市当局から稲嶺区に補助金が永久に、北部製糖が存続する限り支出しなければならない規則がございます。第2条には羽地工場が存立する期間中、工場の操業上やむを得ない公害、塩害、汚水に関する苦情については、甲の責任において一切を処理し、乙の操業に支障のないようにすると、継続するまでの期間一切の損害を市当局が持たなければならない契約書になっております。これは琉球セメントと契約書の性質は全く同じで、被害を工場に補償させるのではなく、市に負担させる契約書になっております。そのことについて伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。私の基本的な姿勢でございますが、公害を補償するのは、公害を出した企業が補償する。これは当然のことでございます。仮に覚書、あるいは契約書の中でどうだ、こうだと言ったところで、それは先ほども申し上げましたように、当時の社会情勢というのは、企業に対しては非常に自分の行政地域に誘致するために、一生懸命になっていたということで、ワンサイドの一方的な立場に立って結ばれたのが琉球セメントにも、北部製糖にもございます。そういうようなことで、もし公害についてまで市の方が負担するというのはいろいろな面から照らし合わせて、不当でございます。公害は当然企業の方で責任を持ってやってもらう。これは私の基本的な考え方でございます。そういったことについては、関係企業とも話し合って善処していきたいという考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) いろいろ出ましたけれども、今度は私たちが市町村合併して良かったということが、今度の予算で出てこないということで、多くの議員、その当時合併に一生懸命であった諸君からも不満が述べられております。この混乱を招いたことは、いわゆる日本政府自民党の新全国総合計画開発、これは当時合併に反対した私が、口酸っぱく申し上げたことですけれども、これに対する合併の押し付けによって反映している。ところが先日、私は褒められておりますけれども、実際褒められているかというと逆です。私が琉球政府に対して不信を持っていただろうということではございません。琉球政府そのものは、日本政府自民党の考えていることに対して押し付けられているということで、当時から私は持ち上げております。この総合開発、いわゆる都市開発だとか、総合開発に基づいて今度の合併が押し付けられてきたわけです。この予算の中央集権化と併せて、合併がいかにスムーズにいくかという面でも琉球政府を追及したのみでは決して打開されるものではございません。琉球政府そのものが、日本政府によってがんじがらめにされているということでございます。そのことをはっきりさせなければならないと思います。先日、自治大臣代理の根本発言というのが新聞に報道されましたけれども、これまで鯨岡大臣も言っております。金も出す、口も出すということで、本音を吐いております。彼らは現在、金は出さない、口を出す政策をとってきております。そのような意味で私たちは、立法院に行くにしても基本的な態度、それが必要だと思います。市長が単に琉球政府のみに、その方向を向けるのならば、それは決して打開される性質のものではないと思います。その辺で市長に日本政府に対する態度をお聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 合併問題について一昨日の一般質問の中でも相当厳しく追及されているわけですが、私は前にも魅力ないとか、いろいろ非難されましたが、私は合併して本当に良かったと今でも思います。仮に合併して、他の町村と私たちと同じように苦しい立場に追い込まれております。もし私たちが合併しないということを仮定すると、おそらく今年は大変なことになっていただろうということです。そういった意味で具志堅議員と私は見解を異にするわけですが、仮に補助金が出なくても、今くらい出たとしても交付税で措置されるし、その他いろいろな面で考慮されているので、私は合併しない町村よりは良いということをはっきり申し上げられます。もし私たちが思い切って合併していなければ、現年度執行中の予算にしても、さらには72年度予算にしても、おそらく私はこれだけのことはやれないし、またこれから後の合併しない町村よりも合併した町村が、同じできないにしても、歩合の上から言うと、はるかにいいんじゃないかと思います。そういうような考えからすると、私は終始一貫、合併してよかったという考え方に立っておりますし、そういった考え方で、これからの施政も進めていきたいと思います。ご指摘のとおり日本政府はいま市町村合併を終えまして、さらに最近では同じ単位にいたしまして、1,000キロ平方メートル、人口15万人に対するところの広域行政区を指定しまして、広域行政の推進をしております。日本政府の政策でそう進められたということは、それが地域住民に与える利益がより大きいということで、進めているということで私は理解いたします。ですから、具志堅議員が指摘するように、日本政府に対しても合併協約に対して結ばれた新市建設計画について、十分補助してもらいたいということは、琉球政府の沖縄対策特別委員会にも資料を添えて提出いたしましたし、山中総務長官がお見えになったときにも、その件は重々お願いしております。さらに北方対策庁の役員、あるいは自治省視察調査でお見えになられる関係の方々には、私はその都度、その都度名護市の実情を申し上げ、窮状を説明申し上げまして、これから後も引き続き援助していただきたいということを要望しております。そういうことで、これから日本政府に対しても引き続きいろいろな形で要請して、新市建設計画を実現させていきたいという考え方でございます。具志堅議員の答弁になっているかどうかはさておきまして、そういうような考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 名護配電に対して私たち名護市が株を持っていると思います。ところが、先日私が役所に行って感じたんですけれども、屋我地で水道課長と支所長がいろいろとゴタゴタしておりました。ポンプ場ができたけれども、送電線が来てない。そのために起こっている原因かと思います。さらに名護十字路一帯、その他電気を使うところでは電力が弱くて、電気はついているけれども、赤いランプのような形でついているとか、蛍光灯が幾回もパチパチしているということで、市民に大きな不満の声が聞かれます。さらにそのことは、電気関係の皆さんに聞きますと、冷蔵庫あるいはその他の電気製品が、非常に寿命が縮まるということで、名護配電に対して処置が何とかならないかということで言われております。周囲はついているけれども、その一帯がつかないということで連絡したならば、それならば仕事を休みなさいというふうな形で、いわゆる電気がつかないので、市民が電話を入れたら、配電会社が仕事を休めばいいじゃないかということで言われた人もおります。配電会社が取っている態度、従業員の態度は、これは許されない問題です。市民の電気製品を、その他の製品を守るためにも、名護市は重役級の株を持っておりますので、大きな発言権があると思います。ぜひ市長に対策についてお聞きしたいと思います。どのような対策をいま取られていますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 屋我地ポンプ場についていろいろ話し合っていたことを聞かれたということですが、その件については、名護配電の専務にお願いしまして、今日から設計にかかっていると思います。それから電力が非常に弱いということですが、これは前々から問題になっていることでございまして、その都度、その都度名護配電に電話でもって、そういった苦情がないように要請し、お願いしております。私たちが一番期待しているのは、早く電力会社が合併して、より質の良い電気を供給してもらいたいということでございます。そういうような意味では、これから後も名護配電には強くお願いもし、要請したいと思います。ただ仕事を休みなさいということを、名護配電が発言したということならば、それはゆゆしき問題です。そういったような事例を、一応市の方で調べまして、そういった事例がはっきりした上で抗議もし、さらには政府に行って取り締まり要請したいと思います。仕事を休みなさいということは、ただいま初めて聞いたことで、大変申し訳ないと思います。私たちの至らないことで、そういうことになったと思いますが、これについては十分調査の上、政府並びに名護配電にも抗議すると同時に、手配方をお願いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 企業誘致、観光などと合わせてですけれども、久志の区長会から、前に臨海工業誘致の決議がなされてきております。区長制度そのものが、現在問題になっているところで、区長というのは便宜上、事務取扱者として取り扱いをし、市の税金の中から支出をしておりますけれども、その区長会なども問題がありますけれども、区長会が提出した企業誘致の問題と合わせて、辺野古の基地の問題、さらに基地が返還されるという多野岳や羽地内海、そういった面と合わせての企業と観光との基本的な考え方、構想、観光計画などについて、もう少し詳しくお聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 臨海工業地域については、久志のほうからも臨海工業地域として企業を誘致してもらいたいと要請を受けております。名護市の地勢からすると、その地域ならば最小限に公害も食い止めることができるし、市の人口流出を防止する上においても私は差し支えないじゃないかというような考え方でございます。ただ企業の選択については、やはり私たちは選択権を持っているんじゃないかと思います。何でもかんでも企業なら来てよろしいというのじゃなくして、やはり公害の多い企業と少ない企業はありますので、そういった意味の企業の選択はあってもしかるべきだと思います。そういった意味で、大浦湾を地域住民が要請したことについては、別にどうということは考えておりません。名護市の置かれている地勢からして、一番場所にはいいんじゃないかと思います。ただ、そこで問題になるのは、前から調査団の方が言っているように、辺野古の基地があるのでということをよく聞かされております。私たちはできるならば基地を撤去して、平和産業を誘致していきたいという基本的な考え方でなければならないと思います。問題は今度の返還協定の中でも示されているように、辺野古基地の返還については、おそらく近いうちには返されないというようなことでございます。基地については、私は否定するわけですが、そういった意味で基地と企業のかみ合わせというのは、特に名護市の場合は、これから後いろいろな意味から、十分検討をなされなければならない問題じゃなかろうかというような考えでございます。まだそういったところの結論は見出しておりません。ただ多野岳だけについては、既に観光を目的にいろいろ利用されている。いわゆる御来光を拝むとかやって、今でも既に利用されております。そこらについては別に返還してくれと言ったところで、直接影響のあるところではないし、一日も早く返還して、むしろ観光地として使った方が、市民のためにいいんじゃないかというような考え方でございます。そういった所は使ってもおりませんし、早急に返還してもらうようにする。そういうような考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 今の市長のとった態度ですけども、地域住民の声ということですけれども、地域住民の総意ではございません。これは区長会というものが、辺野古商工会の皆さんと全く同じ文章なのですけれども、そこからの圧力か、あるいは何かの形で一緒にさせられたような形跡であって、地域住民の要求ではないのです。しかも区長というのは、あくまでも事務委託契約者として取り扱いしております。その事務委託契約者がこんな形で、いかにも久志住民の意見のような形で出されておりますが、私は地域住民の要求だとは見ておりません。公害持ち込んで大変だということで、地域の人たちは自然を守ることで話しております。その点について市長はどう思いますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 慣行上、区長というのは、地域住民の代表と見なしていいんじゃないかというような考え方でございます。そういったような考え方からいたしまして、区長が連名でそういった要請を出すということは、その地域の考え方として受け取ってもいいじゃないかというような考え方もあります。ご指摘のように、そういった意見があったということになると、それは私たちとしても、末端まで声を聞かなかったということは、怠慢は責められても仕方がないと思いますが、一応これからとしても遅くはありませんので、いろいろ地域の声を聞きたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 最後に水道公社の源河川からの取水の件です。当時松岡政権との約束で水をくれと、そうするならば源河の排水路などはちゃんとしてやるというような約束がなされているようでございますけれども、そういうようなことと、さらに水道公社が北部全体から中南部に持っていって、那覇の市民や、あるいは軍事施設内の米軍に売っているようでございますけれども、その原水料、これが算定されております。さらに浄水された水の計算もされて、那覇市に売りつけておりますが、私たちの名護市にはその原水料金が入っていない。さらに予算書を見て、私の見落としかもしれませんが、オリオンビールから原水料金が入ることになっているようですが、その原水料金についてお聞きしたいことと、約束された排水路施設についてお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします休憩(午前11時36分)再開(午前11時38分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) まだ整理されておりませんので、話し合われたメモによってお答えいたします。源河川の取水について、旧羽地村時代に議会は反対を表明しております。ところが当時の松岡主席並びに宮城立法院議員、それから水道公社の皆さんが、直接源河区民と話し合いをしまして、源河区といろいろな約束を取り付けて、取水をしたというのが実情でございます。それについて源河区は、今後この問題から発生する問題については、村にはご迷惑をかけませんというような一筆を入れてやっているようでございます。ところが、源河区と水道公社並びに松岡主席を中心とした話し合いでは、源河区の排水路について、政府並びに水道公社の方で全額負担してつくらすと、地元には対応費は持たせないということで、話し合われたそうでございますが、それでそういった了解の上で、大体工事費6万5,000ドルといった了解のもとで取水を始めました。現実には第一年次には琉球政府が80%、残りのものについては公社の方がいろいろな形で負担して終わっております。ところが二年次の分について、いま工事をしているのがございますが、それについては公社の方としては払えないということです。それで私たちは、当時中に入っていただきました松岡主席を入れて、源河区並びに市、それから水道公社、四者で話し合いました。そのときに松岡さんから理事会にかけて円満に解決してやりなさいということで、君たちができないから、それじゃあ中に入ってやろうということでやってくれたんだから、理事会でやれということで、公社の方もそれじゃあ理事会にかけてやりましょうということでやったようですが、理事会の結果は、理事会にかけたけれども、条件があるということでございます。それを認めてもらうならば、現年度の工事費の20%は負担しようということです。その条件は、沖縄の渇水時において、源河川から取水できる容量は、1日200万ガロンです。その100万ガロンは市が絶対に保証してもらいたいということです。現年度なされた工事については出すが、総工費については、理事会は認めなかったという答えです。それで私は公社に対して、市が100万ガロンを保証するという理由も何もない、こんなばかげたことができるかということで、この点につきましては蹴りました。現年度分について20%やるということはできないことだと、約束どおりに全工事費について20%補償すべきじゃないかということについて、突っぱねてございます。あと80%は政府の補助でございます。もう一回理事会にかけるということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 政府は確約取り付けておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 政府の方は、もし前任者がそういった約束をしているならばということで、実は現年度でも2万ドルの工事費で、政府補助金は1万6,000ドル支出することになっております。ところが設計とかいろいろなものにミスがありましたので、5,000ドルの工事して一応はやろうということでございます。政府の方も非常に前任者の姿勢で取り組んでもらったわけですが、公社との関係でもつれて、工事はやっていないというのが現状でございます。オリオンビールの取水については、全額500ドル、水道課の方で操作することになっております。予算計上しておりません。計上させます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 金額はそのままですか。(はい)水道公社の原水料金について ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) さきに源河の区民と一緒に行ったときも、原水料金を払ってもらいたいということで話しました。そうしたら沖縄でいま原水料金を払っているところは一カ所もないということでございます。現に日本では払っているじゃないかということで、東京など近くの県に払っているじゃないかということで、それに倣って払ってくれということで言ったが、いま水利権は民政府が管理しているということで、現状ではとても支払いが不可能だということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時46分)再開(午前11時47分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) まずはじめに、公有地になった個人名義の土地を、速やかに免税措置を講じてもらいたい。市の発展のために土地を提供された旧地主がいまだに税を払っている。こんな矛盾したことはない。名護城道路、都計区域内の道路、農道等、数えるいとまがありません。速やかに免税措置を講じてやってもらいたいと思います。それについて市長の見解を伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 公有地の免税措置ですが、ほとんどやっております。ご指摘のように落とされた地域があるかもしれません。それはこれから十分調査させて措置を講じさせます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 次に信号灯を設置することについてでございますが、北部唯一の都市で、年々発展して交通も相当ふくそうを来たし、危険性が高くなっております。名護市内の目抜き通りに信号灯を設置することについて、名護十字路、名護市役所前とか、あるいはそのほかの危険箇所に設けたいというふうに私は希望しております。市長の考えを伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 信号灯設置については、名護警察署ともいろいろ話し合いをしまして、是非ということでやっております。警察署の方によりますと、もし何だったらこちらの方で強力にやるからということでございますが、名護警察署としては、これはもうすぐできるのだということでございますので、名護署だけで処理できるということで、向こうの方で要請しております。署長の見解では、今年の予算ではできるのじゃないかということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 次に市役所職員の採用候補者の試験についてでございますが、大変結構なことでございます。今度実施された試験は臨時的に行われるものであるか、毎年定期的に執行されるのか。もしこれが定期的に執行されるのであったら、何月ごろに適用されるのか。もう一つ、これは条例か、もしくは規則によって執行されるのであるか。その点についてお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 職員採用試験は去年から始めております。これは採用試験に合格した者全員を採るということじゃなくして、一応合格者名簿を作りまして、職員の欠員が生じた場合にやるということでございます。採用試験については、日本復帰しますと当然のこと人事院とか、何とかでできまして、やらなければなりませんし、そういったことは能力のある人を採用するということで、これからも引き続き継続してやっていきたいというような考え方でございます。それと職員の採用試験については、今のところ条例に基づいてはやっておりません。採用試験に対する規則を作るべく、助役を中心とした審議員で検討させるようにしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) そうでありましたら、そういうふうな根拠を設けてやっていただきたいと思います。次に企業誘致でございますが、首都圏、那覇を中心とする中南部の発展は実にすばらしい。これは戦後大きくクローズアップされた。郷土、我が沖縄が企業を誘致し、工業を開発して国際的な基礎づくりをしたゆえんであります。お互い県外におかれて、広大なる地域を擁している我が北部は、いまだに地方都市にも入っていない。発展するどころか過疎化に悩まされている現状で、中南部との差はますます増すばかりであります。北部の水源を利用して工業開発地域を中南部に設置するということは、実にゆゆしきものであります。為政者は今こそ北部開発に積極的にやるべきだと思います。水豊富にして、良港を有している大浦湾こそ唯一の工業用地であり、強力に運動展開して、ぜひ早目に造船所関係の企業を誘致して、北部発展の基礎にしてもらいたいという念願でございます。これについて市長の見解を伺いたい 。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおりでございまして、北部の水でもって中南部の発展を期すということは、私も反対でございます。やはり沖縄の発展というのは、沖縄全地域に公平に発展の施策がなされなければならないと思います。特にその件については、北部市町村会、北部開発期成会の中でも問題を提起して検討しております。22番議員のご指摘のとおり、私もそのような形で推し進めていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 次に1977年予定している国際海洋博をぜひ北部に誘致してもらいたい。これに伴って北部の方に離島間の空路の建設をしてもらいたい。次の件は少し遅れると思いますが、那覇、名護間の縦貫道路を実現するように力を注いでもらいたいと思います。この3点は北部の三大利益と申しましょうか、住民福祉につながる重要な問題でございます。機会あるごとに訴えて実現してもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 皆さんのお手元に三井物産の計画した国際海洋博沖縄会場の計画書が届いていると思いますが、そのプロジェクトによりますと、いまご指摘のありました那覇、名護間の縦貫道路、ローカル線の設置は全部含まれております。そういったようなことで、私たちもでき得れば海洋博をぜひ北部に持ってきていただきたいということで、これから後も強力に話し合って進めていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 1971年度名護市都市計画事業第1地区区画整理の事業促進についてお伺いいたします。この事業は1969年より1972年までの4カ年間の継続事業でございまして、この事業の執行状況は69年から70年度、2カ年において、18.4%の執行率。当初から71年度までの3カ年で27.89%、3分の1にも足りない執行率になっております。余すところあと1年、予算総額18万ドル。予算額の執行は5万519ドル98セント。残り未執行の予算が13万ドルで、執行率は80.12%も残っている。この事業は早く執行しませんと、諸物価の高騰で予算はいくらあっても足らない。もう少し忠実にやって、住民のために頑張ってもらいたいと思います。また工事の遅れた理由、また今年度においてこの工事が完了できるかどうか、2点についてお伺いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 工事の遅れた理由は、まず最初に取り上げられるのが、地主の協力を得るために時間がかかったということです。ご承知かと思いますが、この工事は旧名護町時代に着手したものでございまして、地主の皆さんの協力が得られずに、長いこと放置したということでございます。それが今日までいろいろな形で出ております。72年度まで、できるかということでございますが、そういったような諸情勢が出てきまして、71年度の当初計画ではできない。それで、この間の議会でも一部計画の変更を認めていただいたわけですが、計画の変更がなされております。大体のめどは、73会計年度で終わりたいというようなことでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 水道事業についてお伺いいたします。唯一の公営企業である水道事業の基本施設は、決して市の発展に即応していける状態じゃないかと思います。速やかに公営企業法第3条の経営規則にのっとりまして、基本施設の拡充、改修、整備充実を期し、本市の発展と市民の恒久的福祉を図ることが急務とされている実情でございまして、72年度の決算を見ますと、剰余金7,544ドルになっております。これは政府補助金が3万3,000ドルあったから剰余金が出ている。実は赤字経営の結果になっている。これが日本復帰となれば、補助金は打ち切られてなくなります。非常に寒心に堪えない。名護の電気事業の再び轍を踏ましたくない。それで早く、北部の良い水を利用して大事をやってもらいたいと思います。市民生活のためにもぜひ水道事業の恒久対策を講じてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおりでございまして、決算の上から見ると、名護市の水道事業会計というのは、もう余裕がいくらもないということでございます。一昨日もお答えいたしましたとおり、いま各地域ごとでやっている水道事業を広域水道に持っていきたいという考え方でございます。いま指摘のありましたように、水道事業については日常生活をやる上に、絶対必要欠くべからざるものでございまして、そういった意味で水道課の職員を一層督励しまして、一生懸命やっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 付け加えて申し上げますが、人口が名護の都市部に集中する。名護に来る方は立派な水をやらなければならない。名護に来ても水がないじゃないかということでは、電気は事足りている。水が事足りないということゆゆしき問題でありますので、基本施設に力を入れてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後0時4分)(一般質問者あと5名残っているので、午後に時間延長)再開(午後0時5分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 去った第2回定例会におきまして、私は市長に質問いたしまして、次のように答弁をいただいております。71年度の補助金は、はっきり申し上げますと予算どおり来ません。しかし72年度においては、72年度分と71年度の不足分を合計しての、その額を上回る300万ドル近くの補助金が来ますと、はっきり言明されております。72年度の予算で、政府補助金はその10分の1にも足りない、わずか22万9,039ドルになっている。果たして、それが正しい答弁でありましょうか。現実と遠くかけ離れた答弁でございまして、これについて私は非常に不信を抱いております。次に名護港湾の整備促進について、市長は次のとおり説明されている。「港湾のことは政府が責任を持っているので、心配はありません。」と、はっきり言明された。しかるに72年度で、事業認可申請を取りたい旨、意見を述べられている。72年4月1日には日本復帰する。復帰すると諸官省の認可を得ることができなくなる。今度計画されている埋め立て事業は1期、2期、3期と継続計画をなされておるように伺います。この変更は一括して、国家100年の高い理念で、悔いを残さないようにして、この際は当初の計画の15万平方メートル、5万坪。それからこれに接続しての、宮里の大瀬の先までの約24万8,000 平方メートル、合計40万平方メートル、13万3,330坪を一括して、72年度はじめにおいて、事業認可申請を琉球政府にやって、早目に認可を受けるように切望いたします。これについて市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 3月の定例会で大変申し訳ないが、うそを言ったような答弁になってしまいましたが、私もその件は政府に十分念を押しました。政府もやるということで、そういうような答弁をやりましたが、それについては言い訳いたしません。率直に申し上げまして、そういうようなことでうそをついたような形になったことをお詫びいたします。名護港湾の埋め立てでございますが、私の考え方はご指摘のとおり1期、2期、3期で埋め立て、復帰前に埋め立ての許可だけは取っておきたいというのが、今度の予算の狙いでございます。そういったようなことでございますので、一応ご了解いただきたいと思います。港湾については、既に政府の方では設計ができております。それに基づいてやるということで、アウトラインを引いておりますので、併せてご了解願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 新市建設計画書の一部変更についてお伺いいたします。新市建設計画は議会の議決を経て行政主席の方に提出している。例えば年度の繰上げ執行とか、あるいは繰り下げとか、あるいは新しく繰り入れる、こういうふうな変更については、議会の承認を得るべきであるのかどうか。執行権のある市長において、議会の承認を経なくても、そのまま執行してもいいかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 職員をして政府の方と調整させましたところ、執行がずれるというようなことであって、計画書の変更ではないということでございます。そういうようなことで、政府の方としては見解を持っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 私は、この新市建設計画書を最終年度まで議会の議決を経て、なお琉球政府にそのまま確約している 。住民にもそのとおり確約しているような証文でございます。忠実にこの6カ年間を履行していくように、私は見守っていきたいと思います。特に71年から76年までの6カ年間の事業費の合計額が214万6,539ドル。財源内訳は、政府補助金は138万4,205ドル、69%。市債が15万ドル、その他が5,100ドル、一般財源56万7,000ドル、31.8%。こういうふうなことになっておりますが、とにかく総額は、新市建設計画の方に立派にされておりますので、市長はもう少し財政の面に力を入れてもらいたい。雄弁の渡具知市長であるが、財政の方面に力を入れてもらいたいと思います。こういうふうに念願いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) この件については言い訳がましいことは言いません。ご指摘のとおり期待に沿うべく最善の努力を払うことをお誓いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩し昼食といたします。休憩(午後0時12分)再開(午後1時28分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。次の質問に入ります前に、22番議員の質問で数字の訂正がありますので、発言を許します。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 先ほど71年度より76年度までの6カ年間の事業費の合計を、上の方に集計やっていたのを下の76年分を見まして、これは間違ったことと思いまして、申し訳ないと思っております。訂正させていただきます。71年度から76年度までの6カ年間の事業費合計1,244万5,966ドル、財源内訳、政府補助金782万7,472ドル、構成比率62.89%。起債が146万8,000ドル、構成比率11.79%。その他19万2,685ドル、構成比率1.55%。一般財源が、295万7,832ドル、構成比率23.77%でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 市長は施政方針の冒頭におきまして、祖国復帰は誠に喜ばしいことであるが、また必ずしも納得のできるものではないというふうにおっしゃっております。これは肯定も否定もしておるというふうに見られるのでございまするが、去った6月19日に調印されまして、我々の祖国復帰は待ったなしにくると思いますが、その間における対策といたしまして、どのような対策を持っていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。復帰については一昨日、儀部真幸議員の質問で答えましたので省略いたします。具体的に復帰だということなんですが、どういうことをやるかということになりますといろいろとあります。特に制度上の問題、市町村でやるべき大きな問題は、それだと思います。福祉事務、法令の問題整理とか、あるいは条例、規約の相違点。そういったものをすると同時に、政策的に申しますならば、率直に申し上げまして、この中にもありますように、やっぱり復帰によって日本と沖縄が一体化される。一体化に対してどういったパイプ継ぎをするかということではないかと思います。行政的に申し上げますと、さきの整理、規約、条例をやっていく。施政方針のなかでも述べられておりますし、政策的にも、流通機構など等も本土と一体化していくということも、復帰の大きな作業として取り組んでよいのじゃないかというような考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 政策面とか、そういったものは自然的に、政府対政府でよくいくはずだと思いますが、一番我々一般市民が懸念いたしておりますのは、経済方面が大きな復帰不安になっているのじゃないかと思われます。そして、この経済不安をお互いどういうふうにすれば対処していけるというような、経済的な方策はいかがでございましょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 経済不安についてということでございますが、先ほどからいろいろと話し合われているように、企業を誘致しようというのが、そういった経済不安解消の一つでございます。食肉センターを設置する、集荷販売所を設置して本土の消費都市と一体化させていく、こういったもの、やはり経済不安解消の一環としてなされるのではないかというような考え方でございます。特に観光事業につきましては、本土復帰に伴いまして、今までのパスポートが無くなりますので、そういったようなことになると、ちょっと沖縄までということで、今までより以上の観光客が沖縄に来ることが予想されます。そういった意味で、観光誘致、食肉センター、畜産、蔬菜、園芸全て機構の中に入れてやっていくのが、最も大事じゃないかということで考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) ただいまの説明によりますと、恒久的な問題でございますが、差し当たって手近に、そして早くできるようなものはございませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 手近な問題としてなされるべきものは、やっぱり農業関係じゃないでしょうか。と申しますのは、今度私が新しく政策的に取り組みました蔬菜、園芸、ビニールハウス、定置配管とか、そういったものについては、復帰することによって本土の消費市場が開放されるということです。そういった意味で、そういった政策を取り組んでおります。それから畜産関係でもそうだと思います。復帰を前提にいたしまして、沖縄を生産地域、本土に消費地を求める場合に、当然のことそういうふうな方策を講じなければなりません。手近な問題といたしまして、そういうようなことを考えております。
    ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 第2点でございます。農業方面の政策といたしまして、いま復帰につながるお答えでございましたが、お互いが毎日消費しております青果類にいたしましても、現在のところ名護市内の消費量が不足いたしまして、那覇市場からここに輸入されているというようなことを聞いております。これに対しまして、直接日本復帰にも間に合わそうというような構想であるようでございますが、いかなる方法で、こういうような施設を改善し、そして団地栽培に持っていけるような方法がございますかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) いま市に輸入されている青果物は、大体2トントラックの3台ないし4台が、毎日中南部から本市に輸入されているようでございます。名護農協の調査によりますと、大体1日1,000ドルというようなことでございまして、やはり本市、特に北部の場合、消費市場が名護市だけということで、ややもすると那覇のそういった業者と真っ向から太刀打ちすると、あの方々にとても太刀打ちできないということでございます。それで、やはり生産物を確保するためには、農協など等が本来ならばやるべき仕事でございますが、青果集積販売場などを設けまして、でき過ぎるときには貯蔵する、ないときには放出するということで、需給の調整をしなければならないと思います。しかし、ご承知のように名護市内にある農協は、そこまでは手が回らないと思います。一応市といたしましては、蔬菜、園芸について、今年度の予算から定置配管とか、ビニールハウスの補助を始めておりますが、さらに次年度あたりには、そういったような野菜の冷蔵可能な施設を設けたところの集荷販売場、そういったものに計画、手をつけなければならないのじゃないかと考えております。ご指摘のとおり、やはり私たちが一番最初に解決すべきものは、いま入ってきているところの蔬菜をどう食い止めるかということが、非常に大きな問題だと思います。そういったことを合わせて、いろいろ定置配管、ビニールハウス、さらにいま申し上げました青果物の集積場をつくりたいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) ただいまの件、実現させるためには市長といたしましては、適地・適作、団地園芸に対するご調査をなさったことがあるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) いま私が考えているのは、貯蔵のきく作物と、そうでないのがございます。例えて言いますと、球根類、タマネギ、ニンニク、新香類、しょうが、そういったものは貯蔵のきく作物なのです。貯蔵のきくもの、きかないものとあるわけですが、それは適地に配置することは必要じゃないかと思います。と同時に、やはり蔬菜の場合は、団地にしないと定置配管等、そういった施設の方面で問題があると思います。そこには、前にも申し上げましたとおり、新しく生まれた名護市の総体的な、そういった生産地形成のために総合プランを作っていきたいというふうな考え方でございます。その件については、農林課の方にもいろいろ資料とか、それから準備をさせるべく進めさせております。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 補助政策より、生産奨励の転換を計画なさっていらっしゃるということでございます。これはいかなる方法でございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 本土のどの市町村を見ましても、沖縄でいま行われているような補助は、ほとんどなされておりません。小さなものにも総花式に補助やるというよりかは、生産のために思い切った補助をするのがよろしいということでございます。すなわち、土地改良をやる、果樹園造成、菜園造成、肉の主産地を形成する、そういったような意味で小さな総花式のものを、この際整理いたしまして、生産的なものに対して、より集中的な補助をやった方がいいんじゃないかということで、そういった方面への転換を考えようということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 農道の問題でございますが、これまで各旧町村におきましては、農道の基盤整備の方に非常に重点的な施策を置きまして、農道の保全とかということで、それ相当の予算を計上いたしまして、砂利敷を完全実施いたしております。引き続き名護市といたしましても、そういう計画がございますかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) その件については引き続きやるつもりでございます。ただ、今までは農道が壊れると砂利を持ち込んでぶち込むということで、著しく道路の高さが激しくなりまして、屋敷とか畑の差が出ております。そういったことで、これから後はグレーダーとか、そういったものをこれから後は動員しまして、道路の高さも適正な高さを維持しながらやっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 民生の件でございますが、今度市といたしまして、し尿処理場の計画をなされておることでございますが、巷間聞きますところでは、結局、市町村が計画いたしましても、敷地の選定におきまして、部落の方の非常に反対に遭いまして、せっかくの計画が実施できないとのことも聞いております。名護市の計画におきまして、し尿処理場のめど付けにつきましては、地主、部落地域の方々のご了解を得ておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) し尿処理場の建設場所については、公表する段階ではございませんので、公表しておりません。しかし、なるべく人家に差し障りのないところをということで、二、三の候補地を挙げて検討中であります。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 財政の方面で伺います。施政の方におきましても、72年度の市の事業計画にはほとんど遠いものがあります。それに近づけるために、市は大きな起債を起こして事業をするんだということでございますが、一旦政府の補助事業を我々名護市が肩代わりをするような形になっておると思いますが、こういうような点はいかがでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり政府が当然補助金を支出すべきであるのを、政府の財政の都合で出せない。仕事はやらなければなりません。となると、ご指摘のとおりでございます。しかし、それと並行いたしまして、新市には新市建設計画のための、合併特例交付税というのがございまして、上積みしまして、そういったもの、別の市町村ではもらえないのを20万ドルももらっております 。そういったことなど等からいたしましても、やはり財政の上では私は、合併市町村は別の市町村に比べて非常に恩恵を受けていると思います。ご指摘のとおり、本来なら政府の補助金で出せるものが、今回は出せないという意味で、市の方の財政にいろいろ影響を与えていることを率直に認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) さらにもう一点を付け加えて聞きたいと思うのでございますが、結局は合併によりまして交付税の率は上昇したということは言えると思いますが、我々の市の職員給にいたしましても、またいろいろな方面の諸支出金にいたしましても、年々歳々膨張しておりまして、今度の場合も、まだまだこの交付金の総額では、職員の総務費としてもまだまだ追いつかないという数字が生まれてくるのであります。それを事業費に振り向けるということでは、当を得ていないと、こう思うのでございます。それで思いますのは近時、祖国復帰をいたしまして、そして学校施設が十分でないと、各市内の小中学校が、また高校が、体育館、プール等の建設に対しての対応費というのも、それ相当くるんじゃないかと予想されるのでございます。それでこういうふうにいたしまして、起債、起債が重なりますと、市民の経済だとか、市の財政を大きく圧迫するんじゃないかと思いますが、この点いかがでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり十分注意を払わなければいけないことだと思います。ただ言えることは、私たち起債を起こす場合にも、本土に復帰する場合にはどういった形になるか、税収等の試算等も行います。行いまして償還の可能な範囲で起債をするのであって、無計画な起債は行いません。ご指摘のとおり、全然しわ寄せしないとは申しませんが、試算を行いつつ、起債をやるということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) それではお互い名護市に大した圧迫は受けないということでございますが、今度の計画のとおりに、60万ドルもの起債を行いまして、事業費に振り向けまして、そうしたら来年度におきましては、琉球政府の経済の都合で、来年もそういうふうな事業は食い込めないといった場合には、72年度もこういうふうに起債を起こしてやったんだから、73年度も起債を起こしてやるべきじゃないかというふうに言われた場合に、それではどこまで起債というのは限度がないということになると思いますが、その点について。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 起債の限度というのは、公債費において比率が8%、10%というのは、前にも説明したとおりでございます。現年度60万というけれども、60万ドルと言っても全部が全部一般会計から支出することではないということは先にも説明したとおりでございます。60万ドルの中の半分は事業費の中に充当するものでございまして、独立的な採算で、実質的には30万ドルでございます。こういったこともご検討の上で審議いただきたいと思います。来年度の起債につきましては、必要なものは当然起債を起こしてやらなければならないと思います。ただし、先ほどから繰り返しているように、償還に対しては十分な検討を要するということでございます。必要なものに対しては来年もやらなければならない。無計画には必要だからといって、どんどんやるということではございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 今までのとおり、市長といたしましては、経済の均衡が取れておるというふうに見なされておるわけでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 経済の均衡じゃなくして、償還の能力じゃないでしょうか。償還するだけのことができるということで、起債は組むんです。ですから、次年度の場合も、起債は必要ならば起こしますが、それはあくまでも償還計画を加味した上での償還計画でございまして、無計画にはやらないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 無計画じゃないということは分かりますが、お互い家庭におきましても、借り入れによりまして結局、生活資金と事業資金じゃなくして、生活資金だというような面に該当するんじゃないかと考えられますが、結局は負債をしておって事業をやる、生活をやる、こういうようになれば、将来的均衡が保持せられないと思いますので、申し上げているのでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 日本でも政府の方が、もし赤字財政の市町村だということになると、そこは十分注意しなければなりません。県単でも、市町村でもそうでございますが、赤字財政ということになりますと、人件費とか、予算の内容について自治省で検討されるようになります。そういうようになりますと、市役所で働く人々にも間接的にも、いろいろ迷惑をかけるので、そういった枠までの起債というのは、私たちは慎まなければならないと思います。だが無計画に進めるのではなく、今の状態では一応均衡は保たれております。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に17番 島袋武徳君。 ◆17番(島袋武徳君) 久志の製紙工場の問題につきまして、1点だけ市長のお考えを伺いたいと思います。製紙工場の誘致問題につきましては、これまで議会の方の質問にもあり、また同部落からのお願いもありまして、市長は十分、この誘致問題につきまして、久志区の方があらゆる困難を乗り越えて、この誘致問題に当たったという事情につきましては、市長は十分ご承知のことだと思います。ここで、その過程の中に、土地の売買契約の中に工場建設以外に、その土地を使用していけないというふうなことがうたわれております。なお6番議員から質問がありましたが、3万ドルの久志の問題にしましても、誘致を目的とするところの趣旨であると私は考えるのでございます。現在、過去4カ年も経過しております今日、日々住民の不満が重なっていきますが、まだまだ何の沙汰もないのでございます。そこで4番議員の質問に対して、市長は建設の意思はないというご答弁をなさっておりましたが、これは私も2カ年ほど前に会社の方から聞いております。そのときに沖縄造林の方では、工場は当分の間はできないから、何とかその土地を観光地に振り向けていきたいというふうな希望がございまして、当局の方といたしましても条件は違うが、工場ができるまでの間、将来は二本立てについて考えることにして、山の中にいくらかの家をつくって、そこを観光地にするというふうなことで、一応の了解は得たわけでございます。ところが2カ年くらいたってもいまだに何の沙汰もないので、これをそのまま放置しておくことは、私としてはできないと考えるわけでございます。その点につきまして、これまでの市長が会社に対しての要求、それからまた、今後その問題に対しての考え方を伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ただいま島袋議員がおっしゃるとおりでございます。私はむしろ公害の伴う製紙工場をつくるよりかは、あの施設に大きな観光施設をつくった方が良いというような率直な意見でございます。この件について、会社の方からいまだに相談は受けておりません。観光課におきまして、いろいろ名護の観光について話し合ったときに、施設をつくりたいという図面を見せてもらいまして、これは製紙工場から、そういうことで事業計画を変更したのだなということで受け取りまして、大変喜んだわけですが、私としましては、この件について近いうち、同工場の座間味社長が名護市に来られるということでございますので、その節に合わせて工場からもたらすところの公害とか、あるいはこれから後の計画とか、そういったものについてじっくりと、座間味社長と話し合ってみたいというような考え方でございます。久志の方にも改めて連絡したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 17番 島袋武徳君。 ◆17番(島袋武徳君) この地域は現在水害があるし、また草が生えておりますので、ネズミの巣となって農作物にも被害があるし、今後この問題につきましては、区の不満のないように考えてもらいたいということで、付け加えて質問を終わります。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 第1番目に農道の潰れ地の問題につきましてお伺いしたいと思います。22番議員からも農道整備についての潰れ地の補償について、市長は答弁されておりましたが、個人有地における所有権の移転の問題について、面積はどれくらいかおわかりでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 道路潰れ地の地目の変更登記、それについて旧名護町の場合は、認定道路の場合は、8割くらいは移転登記済んだと思います。その他の地域、屋部、羽地、屋我地、久志は100%未登記だと思います。これは計画的に漸次やっていかなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 財政課長に伺います。交付税の対象となる財政需要額の名護市の認定道路として、延べ数を知らせてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 旧5町村、別個の形で算出されております。資料を持っておりませんので、後ほどお知らせしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 水道用地について伺いたいと思います。水道の需要は年々10から15%の率で増えております。現在、旧名護町、あるいは屋我地、その他は簡易水道があります。一昨日、10番議員から水道事業について質問の答弁がありましたが、水道事業は今後、広域にするということで計画されておりますが、水道用地は計画されておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時0分)再開(午後2時3分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 簡易水道の水源地については、おのおのの水道地域の方でやっております。市の方ではやっておりません。水道用地、今の話を聞きますと水源涵養林のことではないかと思いますが、一応はどの地域は水源涵養林としてやるということで話し合われております。将来は条例等ではっきり定めていきたいという考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 現在水源涵養林として指定されておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 指定されておりません。水道用地の指定ということですが、水道用地というのが漠然としてわかりません。水源涵養林として指定されているかということで、私は解釈しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 四、五日前に14番我那覇議員と個人的に1日、名護町西側一帯の約60万平方メートルの用地面積があるということで、今後の水道用地として十分な水量があるんじゃないかということで調査しました。これは14番議員が後ほど一般質問でやられると思いますが、その用地は現在、支流から本流にかけては羽地大川の方に流れているわけでございますけれども、その水源地を視聴は調査し、また地域的に調べたことがございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘の現場はよくわかります。具体的な調査はまだやっておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 公園について伺いたいと思います。公園は自然の風美を表し保護しなければならないということでうたわれておりますが、現在、名護市は喜瀬から数久田までの1号線の沿岸が、海岸公園として指定し、屋我地、羽地内海の両サイド100メートル、1965年10月に政府の特別公園地域として指定されておりますけれども、それと現在名護岳を中心とした森林公園特別地域として指定されておりますけれども、今後我が市では、公園条例を制定すべきじゃないかと思います。それから名護市の公園面積は約414ヘクタール、公有財産が271ヘクタール、私有地が143ヘクタール指定されております。そういういろいろな観点からいたしまして、ぜひ今後公園を保護する意味からいたしまして、公園条例をつくってもらいたいと思いますが、市長のご見解を伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 旧名護町の町立公園設置条例というのは現在生きております。それが生きていますから、今度は名護市になってふさわしいものに改正すればいいのです。改正いたします。それから公園の管理条例もあります。そういったことで、旧名護町を対象として行われていたものですから、新市にふさわしいものとして改正していかなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 680ヘクタール、特別地域として指定されておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) いまおっしゃるのは政府立公園ですから、政府立公園法に基づいてなされます。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) これは市町村税法の非課税の対象になりますか。保安林の場合は出ておりますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 税務課長 古我知行秀君。 ◎税務課長(古我知行秀君) 公園法熟読しておりませんので、調べてみたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 市長にお伺いいたします。都市計画全般について最初に伺いたいと思います。市の都市計画は、マスタープランの完成と政府の認可を得て相当の年月を経てきたわけですが、遅々として今日まで進まないような状態でございまして、排水事業と第1区画整理の現在の工事でありますが、市長としては大体この事業を幾年間で終了する計画であり、またどのくらいの予算が見積もられておるか、ご計画がありましたらお伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 年次的に完成計画というのは、具体的なものいまだ出しておりません。率直に申し上げましてマスタープランだけが出ているだけでございまして、個々の設計というのは全然できておりません。そういうことで、いま第1地区の区画整理が終わり次第、大宮小学校前、さらには名護保健所の前ということで、設計に着手しなければいけませんし、現在の財政の状態、それから現在の工事の進行状況からすると、相当の期間を要するするのじゃないかというような気がいたします。既にマスタープランができまして10年以上、ようやくいま第1地区の区画整理ができようとしているような状態でございますので、それの済み次第、具体的な区画整理をやりたいと考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 市長のただいまのご答弁のとおり、市長としては前任者の計画を実施するご意思は十分おありですか。(あります)であれば、速やかに総合的な計画をやって、どれくらいの費用で、幾年ぐらい要するという、一応マスタープランはあってしかるべきだと思いますが、ただいまのご答弁であらかじめ了承されるわけでございます。次に現在、下袋、上袋一帯の区画整理事業と排水の計画がなされているわけでございますが、私は現在の排水計画では、おそらく雨季になった場合には、市街地に浸水を来すのじゃないかと思います。と申しますのは、戦前、終戦直後の旧名護町を眺めました場合には、あらゆる箇所に相当水の遊び場があったのでございます。市長も名護に住んでいらっしゃるので十分ご存じのことと思いますが、溝原一帯が終戦直後までずーっと田んぼ地帯でございました。それから市役所前の宇茂佐田からビール会社一帯、東江の後ろ、ずっと水の遊び場があったのでございます。それから市内地においては、中央外科から琉球バスの修理工場、港区の後ろ、水のたまり場でございました。また名座喜一帯、入兼区に至るまで、相当の水の遊び場があったわけでございますが、それが旧市街地よりも高く埋められた。しからば今後、雨季になった場合に、現在の下袋、上袋の区画整理事業によって埋め立てられ、また排水計画も現在では到底、雨季になるとさばけないじゃないかと思います。それをやる前に、今後出てくるところの水をどういうふうな計画でさばくかと。私はこれが前提でなければならないと思います。しかるに今回の予算を見ますと、その計画がなされていない。イケラ川の改修だけでは到底できないと思います。その辺の対策は、どうなっているか具体的に説明願いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり、今まで水の遊び場になっている所が一つ一つ埋め立てられていった。そういうことになると、水路は昔と変わらない。余った水が氾濫することは火を見るより明らかでございます。そういったことで、とりあえずイケラ川の河川を底張りいたしまして、水の流れを早くしようということでございます。今回の予算では、イケラ川の排水を完成させようというような計画をしております。それではご指摘のとおり、水の排水は十分でないということでございますが、さきの補正予算で可決していただきました嵩原の分水、これは市内に入る前の一つの分水の方法じゃないかということでやっております。さらに政府の方とも話し合いまして、基本的な政府の考え方としては、市内に入る前に分水して、水を分けようということでございます。それでもなおかつ、市内に入るということであれば、縦断排水をつくれということでございます。そういったような参考意見等も勘案いたしまして、これから後、総合的な排水計画をいたしまして幸地川、以上川の分水、イケラ川の整理、さらにはまた、もと分水されておった稲嶺氏宅の分水確保もやっていきたいというような考え方でございます。政府の方は、そういったようなことを検討した上で縦断排水をつくったらどうかというような助言でございます。いま都計課の方では、そういったような排下水計画をまとめつつある段階でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 今のご答弁によって、将来はまだ必要に応じて、施設は十分政府と打ち合わせてやられるというご意見ですか。(そうです。)先ほど申し上げましたが、都市計画事業のマスタープランによって、建築物や、あるいはいろいろなものが規制されております。地域の地主の方々には相当迷惑をかけております。先ほどのご答弁では、年次計画はできていないと。非常にこういったような曖昧なことでは、地主や地域の人々に迷惑をかけます。放っておけば市の負債がかさむようなことになると、こう考えるのでございます。そこで、速やかにこの問題を解決していくには、先ほどから各議員からもご質問がありましたとおり、我々都計委員会が市長に進言いたしました名護港湾の埋め立て事業を速やかに完成されまして、土地問題の解決ができない場合には、市有地を持っていることによって都市計画の促進にもなり、本市の発展にも寄与するものだと思いますが、市長は今回の議会において、わずか1万5,000坪の調査費を計上しておる。第1、第2期という計画もあるようでございますが、住民の熱望、いわゆる市、我々議会に対する要望を速やかに解決していくには、こういった事業を一日も早く完成することによって、全ての問題が解決するんじゃないかと思いますが、復帰を前にいたしまして、今ならば琉球政府の許可だけでもできるわけでございますが、復帰後はいろいろ問題があって、難しくなって不可能ということが出てくると思います。市長は、この問題にどう対処したいと思いますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 1万ドルというのは予算の費目の上では調査費ですが、そうじゃなくして1期工事、2期工事合わせて3万坪です。第1期工事で3万坪は埋め立てたい。2期工事として港区の西の方ということでございます。今回1万ドルの予算計上したのは、1期、2期、3期工事を合わせた全地域の埋め立て地域の許可を取っておこうというのが狙いでございます。調べさせたところ、約半年以上はかかるということで、1万ドルの予算を組んだわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 1万5,000坪の調査費ではなくして、全地域の調査をやるということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) そうでございます。その分については予算でも不足はすると思いますが、作業を進めながらこれはやろうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前2時21分)再開(午後2時23分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) この埋め立て事業、私は非常に将来の市長の施政を完了するにも、これが実施されない限りは、おそらく市長の考えているところの全ての政策が完了しないと思っております。と申しますのは、私たち今度の本土視察議員団が視察の結果、市長が唱えているところの流通機構の整備等、あらゆる制度の調査の実施は、この埋立事業をやらない限り、どこにも持って行き場がないと思います。でありますので、第2次、3次と言わずに、一遍で実施していただきたいと思います。また実施するには全議員が、この間の全体会議でお諮らいいたしましたとおり、市長一人じゃなくして、25名が全体責任であるということで言いましたのに、市長が2次、3次ということにやったのに私は腑に落ちません。実際にできるか、できないか明確にしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お手元の資料で説明いたしたいと思います。この資料の中で、1次、2次で1万5,000ずつ分けられております。こういったやり方では不公平だと言うわけです。どうしても1次、2次分は一回でやらなければならないということです。2次、1次の8万坪は、一回で含めてやりたいということでございます。その方が作業を進める上で便利だということでございます。経費の方でも非常に安くつくということでございます。一回、二回に分けたということでございます。
    ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 私が申し上げるのは港湾計画と、いわゆる内になるか、外になるかわからないのです。果たして市長の示された図面が至当であるか、至当でないかわからないと思います。これは港湾埋立、港湾近くの埋め立ては政府が嫌と言っても、やらせなければならないと思います。第3次の問題が先じゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 中山議員は、宮里の方から埋め立てなさいということでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 必ずしも宮里ということではない。早く使用できるところから埋めなさいということです。市独自の埋め立てをやって、次に来る港湾に引っかかった場合に壊さなければならないと思います。ひもがついてくるものに対しては、相当強行に出てくると思います。その辺もよく勘案されているかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これは政府の港湾計画を参考にして作ってございます。ですから、政府のほうとしては、こういうような形で、政府が港湾をつくるならば、私たちはこういうような形で伸ばしていきたいということで、政府の技術者とは話し合っております。ですから、一応海岸埋め立ての許可を取るには、どんなに頑張っても半年ではできないということで、とりあえず13万坪の許可を取ることが優先すべきじゃないかと思います。埋め立てる段階において、改めてご相談申し上げて、工事の施工はやりたいという考え方です。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 引き続き質問いたします。現在、我が名護市では都市計画はできているが、地域の指定はできておりません。それで小さな企業も、住宅も、商店も雑居しているような現状でございます。果たして、そのままの様態で名護市と言えるのかどうか疑問でございます。特に防火地域の指定等は、名護市の大通りに面した所では必要であり、そうした所では敷地の70%は許可できるが、15%は宅地の利用できないわけです。また建築の協定というのを結びまして、同じ作り方をしないといけないと思います。特に東江の端っこから城区にかけては、修理屋、瓦屋とか、いろいろ雑居しておりますので、そこでいち早く地域の指定をし、現在の場所で狭いならば、将来の本市発展を目指しまして、住宅地の拡大、いわゆる農地法が適用される前に、前棚原はわずか海抜50メートルの小高い所でございますので、しかも前棚、入山一帯にかけては、市有地が50万余坪という莫大な市有地を持っております。今のうちに住宅地域か何かに塗り替えて、整備をしなければならない時期に来ていると思います。この間も視察で伊差川あたり通りましたら、何でもかんでも思う存分許可されては、将来整理をしようとしたときに負債がかさんで、非常に困るんじゃないかと思います。地域の指定が、いろいろな、みどり街等をつくるにしても必要じゃないかと思いますが、市長はどうお考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 大変難しい問題を質問されているわけですが、地域指定となりますといろいろな意味で、厳しく規制される可能性が出てくるわけです。そういったような意味で、いま都計課の方では、政府の方との話し合いをしているような状況でございます。まだ最終的に結論出しておりません。工業、商業、文化地域の指定の問題、さらには都市計画地域を拡大する問題については、なおしばらく時間を貸してもらいたいと思います。一応は都計課のほうとも相談いたしまして、政府の方とも話し合いさせまして、最終的に態度を決めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 関連いたしましてもう一つ伺います。市長は総合計画審議会を作られるとのことですが、都市計画のマスタープランと現在とは、いくらか時代にマッチしないようなところもあるんじゃないかと思います。そこで、将来の名護市の都計に悔いのないように、再検討の時期に来ているんじゃないかと思います。そこで、市長は速やかに、こういった問題を議会に提案されまして、解決していかなければいけないと思います。しかも総合計画の委員を見た場合に、何かしら議会よりも学識経験者や民間団体を主きに見ているような気がいたします。常日ごろ、名護市の行政に奔走している議会が主でなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 委員会ができたとしても、あくまでも諮問機関でございます。ご指摘のとおり議会が中心になって議決を行わなければどうにもなりません。諮問されたのを議会に上程して、十分検討していただく、というような考えでございまして、重要視してるのは議会でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 話は元に返るようでございますが、本土視察で最も痛切に感じられましたのは、田舎と本土みたいな広いところでは、鉄道、いわゆる輸送機関のないところの市町村は、大きな発展はない。また企業の誘致もおぼつかないと言われております。そこで我が名護市の場合は、いわゆる中南部に経済圏を委ねて、北部独特の経済圏を維持していくには、到底今の状態ではできないと考えております。今後、企業を誘致するにいたしましても、絶対的に名護港湾の整備、現在漁港としての許可は出ておりますが、いつ着工するかもしれない。市当局だけじゃなくして、全議員が協力して港湾の問題に対しては取り組まなければならないと思います。どのくらいの確約を、名護港湾に対して考えておりますか。将来企業を誘致する場合も郵送賃が高くつくところには、企業誘致は到底あり得ないと思います。こういったようにして受入れの態勢は、港湾と先ほど申し上げましたように、市有地を十分活用するということ。いつでも公害のない企業はいらっしゃいというところの態勢を作るのが、私たちの今からの務めではないかと思いますが、果たして港湾という問題、いつ解決がつくかめどについて、市長が今までの政府との折衝等知っている限り答弁願いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり本土では一部事務組合を作って、し尿処理場をつくっているところもございます。本市と同じような規模でし尿処理場をつくってやっているところもございます。実例でございますが、熊本県の筑後市の場合も、本市と同じ人口で、同じような規模のし尿処理場を持っておりますので、特に本市の場合、地域的に非常に広域な地域を持っているというようなことで、市一円としてやっても不自然ではなかろうというようなことで計画いたしました。なお近隣町村に呼びかけたかとのことでございますが、呼びかけておりません。最初から4万人、40キロ平方メートルということを対象にして計画しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 教育行政についてでございますが、最近何かしら、市町村長の施政方針の中に、教育行政のことはちっとも触れられていない。市町村長は教育委員会があるから、教育分担金を出せばいいというお考えのようでございますが、教育行政について市町村長は大きな関心を持ってやらなければならないと思います。特に近く本土に復帰するわけですが、市町村長の諮問機関であり、教育行政の実権は市町村長が握り、関心を持たなければならないと思います。教育分担金を分担する場合には、彼らの計画が立派だからこれで良いと言っているのか、市長自ら調べてやっているのか。この辺をもう少しはっきりしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり施政方針の中で、教育行政についてほとんど触れておりません。確か一昨日もそういった質問があったと思いますが、総枠についての調整は行っているけれども、それを細分化する場合には、あくまでも教育委員会の自主性というのを尊重しまして、教育委員会に任せてあるということが実情でございます。教育行政について、どういうような考え方を持っているかということでございますが、今の沖縄の教育界そのものが、非常に大きな過渡期にありまして、ほとんどの学校が基本的に備えていない。すなわち体育館、プール、図書館とか、そういったものについては、事欠いているというような実情でございます。そういったものをつくるために、いま教育行政費に回すところの費用が、非常に多額になっているということでございます。それについては、やはり町の学校も、農村の学校も、全く平等に扱わなければならないということでございまして、私は基本的な施設をつくる場合において、PTAの負担というのは、極力省かなければならないというような考え方でございます。そういったような考えに立ちまして、旧名護町時代から今日まで来ております。市もしくは教育委員会で、そういった施設をやっていきたいというような考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 市長のお考えはわかりますが、今後は教育行政に対しても、もう少し積極的に施政方針の中に入れてもらいたいと思います。もう一点だけ市長の施政方針を指すわけではございませんが、字句の誤りかわかりませんが、社会福祉施策の問題で、「70年代は福祉になくしては政治なしと言われておりますとおり、政治の主眼は福祉施策に移りつつあります。」ということで、復帰時には市の直轄にするということでございますが、福祉事務所はなくなるのであるか。市が福祉事務所を持つということなのですか。職員等はどうなりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 復帰時におきましては、そのほかにいろいろ制度が変わります。福祉事務所の場合には、市は当然、市の福祉事務所を持つようになっております。町村の場合は県の福祉事務所がお世話をすることになっております。そういったようなことで、福祉事務所については、復帰の時点において市に移管されるということでございます。琉球政府といたしましては、いま考えているのは、復帰の時点に那覇、コザ、名護の3市をとりあえず市の直轄にし、翌年に残りの市をというような考え方でございます。それから福祉事務所の開設に伴い、人事をどうするかということでございますが、福祉事務所に働く人々は、ケースワーカー、特に資格が必要でございます。資格取得方法といたしましては、現在福祉行政に携わっている者、あるいは大学を卒業いたしまして、基礎的なものを身につけている者に対して、特別の訓練期間を与えて資格を与えるということと、それから大学でその資格を得てきた者といったことで、資格の方面に非常に厳しいものが出てくると思います。政府の方といたしましては、でき得れば大学を出て、基礎的なものを身につけている者に対して、3カ月くらいの講習をさせて資格を与えようということでございます。一部事務職員に対しては、厚生課の者からあいている職員ということもできますが、専門家については特別養成しなければならないという考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時50分)再開(午後3時7分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。次に21番 上原康茂君。 ◆21番(上原康茂君) 二、三点市長にお伺いいたします。第1点、旧名護町より旧屋部に至る高圧線の件でございますが、この高圧線は名護市の都市計画上、多大な支障を来していると思いますが、この高圧線の撤去方につきましては、かねてより市長に進言しておりますが、その後の情勢についてお聞かせください。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。本件につきましては早速電力公社に申し上げたんですが、鉄塔1基で幾万もかかるし、ワシントンの直接の許可が必要だそうでございます。そういったことで難しいから、しばらく復帰してからという内容でございます。10基ぐらい撤去しなければいけませんので、1基2万ドルくらいで、20万ドルはかかるのだということで、ちょっと額面が大きいというような答えでございます。熱田川の側にも鉄塔があり、一応石積みはさせてありますが、非常に危険な状態にありますので、早急に撤去するように引き続き要請を行いたいと思います 。 ○議長(崎浜秀栄君) 21番 上原康茂君。 ◆21番(上原康茂君) ご承知のように、その鉄塔の通っている地域は、鉄塔の立っている森でしか工事は直接埋め立てできないということは、市長もよくおわかりと思います。これを施工しました64年、市長も議会におられ、名護町議会も大分そのことについて審議されたと思います。早く撤去いたしまして、立派な名護市の都市計画ができるよう努力していただきたいと思います。次に第1区画整理の工事進行に従いまして大変立派になりました。本当に喜びに堪えません。第3区画整理の工事進行に従いまして大変立派になりました。本当に喜びに堪えません。第3区画整理の大堂原について、市長はどういうふうにお考えか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) お答えいたします。第3区画整理地区ですが、名護保健所の後ろ側につきましては、いま現況調査と道路計画は入れてございます。実際の区画整理を着手するということになりますと、やはり今の計画からいたしますと、第4区画整理、大宮小学校の前、いまやっている第1工区が終わり、大宮を終わりまして、その次に第3を手がけていきたいというふうな考え方でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 21番 上原康茂君。 ◆21番(上原康茂君) 大体いつごろになるかおわかりになりませんでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 今の計画からすると、大体73年度に第1区画整理を終わりまして、それが済み次第二、三年後第4となります。それが済んでということになりますと、大体四、五年待つということでございます。1978年ぐらいになります。 ○議長(崎浜秀栄君) 21番 上原康茂君。 ◆21番(上原康茂君) あの地域はご承知のように、もう遅すぎるのでございまして、早くやりませんと手がつけられない状態になるのではないかと思います。早くご計画を進めるようにお願いします。もう一点でございます。土曜日から論じられております政府支出金の件でございますが、北部随一の名護市の建設を、4万3,000市民と共に喜んだのも束の間、その計画は暗礁に乗り上げた気がしてなりません 。そこで、市民が市になったのを心から喜ぶような立派な行政、すなわち平和にして豊かな名護市建設をすることが初代市長の役目であり、その市長の施政を誤らないように監督し、激励して、名護市6カ年計画を執行することであります。なぜならば、その総合建設計画は、合併促進協議会が3カ年もかかって作成したものであり、また72名の議員が各町村で審議したもので、4万3,000市民に対する公約であります。特にその総合予算額の1,248万5,490ドルの62.7%に当たる782万7,473ドルは政府補助金であります。71年、72年度の政府補助金を見るに、あまりにも少ない。それでは合併して、目的を達成して、新しい名護市を建設することでなければ、4万3,000市民を無視することにもなりかねない。明るい豊かな沖縄県づくりを基本とする琉球政府が、このような約束の不履行では、そのイメージが泣くということ。そのようなことでは4万市民に申し訳ない。いま一度、市長と議会が一緒になって政府にその真意をただし、4万市民に真意を報告して、しかる後に態度を決定してはどうかと思いますが、市長の見解を伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) この問題は土曜日から回答しているとおりでございまして、いまさら言い訳も何もいたしません。議会の方でそれだけ真剣に取り組んでいるということに対して、ただただ感謝申し上げております。私も議会と一緒にほうぼうを折衝して、1セントでも多く獲得できるようにやっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に14番 我那覇隆光君。 ◆14番(我那覇隆光君) 水道問題についてお尋ねいたします。今年は新聞を見ますと、非常に干ばつの年と言われております。このように干ばつが続きますと時間給水等しないで、 水の給水ができるかどうか。水道課長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君 ◎水道課長(比嘉利正君) 今朝から干ばつに対しての、節水呼びかけの広報車を出しております。天災でありますし、限られた水源で水を取っているため、どうしてもこれだけの市民を賄うだけの水源が確保できないために、あと1カ月ぐらいの余裕しかございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 14番 我那覇隆光君。 ◆14番(我那覇隆光君) 今年に始まったことじゃなくして、戦後こういうふうな日照りが続く場合には、時たま時間給水しております。そこで根本的な、いわゆる水道解決の問題は、豊かな水源地を求めなければなりませんが、課長は名護近郊において、よい水源地があるかどうか調べたことがございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 名護近辺につきましては、現在のところ自分たちとしては、ほとんど調査したつもりでございます。天候の次第で、河川による表流水が全部なくなる関係で、一応地下水を頼って方策を講じてきましたが、地下水も人口の増加、水使用の増加によって限られていますので、また新しく水源地を求めなければならないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 14番 我那覇隆光君。 ◆14番(我那覇隆光君) 先ほど8番議員からも話がございましたが、水源地の問題について二人で調査に行ったところ、二人の見解では、九年又ダムのおそらく10倍くらいの水量のダムが造れるのじゃないかというふうに見たわけでございます。面積にして300町歩くらい、木も乱伐されておらず、戦後切っただけで、水源涵養林としても適当なところではないかと思います。近いうちに課長も一緒に水源地の調査をやるべきだと思います。実は私たち東江の端、あるいは宮里の端のほうは水の出が悪いわけです。この調子では瞬間湯沸器等、全然使えないわけです。もう一つは、現在地下水からの水はよくありません。非常に石灰分が多くて、2カ月もすると石灰がたまります。水道の目的は、良い水を安く住民に提供するのが目的だと思います。地下水を頼ってポンプでくみ上げるのは、急場しのぎであって、決して抜本的な対策じゃないと思います。旧名護町だけじゃなくして、旧4村においても上水道に切り替えなければならないというような話も出ております。それで水道問題に対しては、もう少し真剣に取り組んでもらいたいと思います。そうしませんと名護市の水道対策は正常化できないと思います。この議会が終わりましたら、水源地調査に行きたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(崎浜秀栄君) これをもちまして一般質問を終わります。本日の日程は、これをもちまして終了いたします。                                (散会 午後3時24分)1971年6月21日(月)午後3時25分名護市議会全体協議会 ○議長(崎浜秀栄君) 本日、18番議員の動議に対して、いかなる方法で請願するかお諮らいいたします。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 現在、立法院において本会議中でございまして、特に政府の施政方針に対する一般質問中だと思います。そういった面で、早目に行って、その問題を行政府、立法院に要請するには明日の日程を変更して、明日早朝、立法院に押しかけまして、立法院の審議が始まらない前に要請したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 賛成いたします。この問題はお互いの希望する回答が得られれば良いのですが、これだけの問題は行政府も、もう少し真剣になって、我々名護市を裏切らないところまで追い詰めてやる必要があります。日程を変更してでもやらないと、予算審議にならないと思います。夜間審議でもよろしいと思います。お互い市長も一緒になって、与野党どうという問題ではありませんので、名護市全体のために、ある程度目的を達成しなければ引き下がるわけにはいきませんので、18番の意見を取り上げて積極的に進めていきたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(崎浜秀栄君) 明日(22日)政府、立法院に対し陳情に行くことにいたします。時刻は午前7時、本庁前出発                             (散会 午後3時50分)            名護市議会第3回定例会会議録(7日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月25日 金曜日 午前10時45分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月25日 金曜日 午後3時28分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席22名  欠席2名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │ 欠 │17番│ 島袋武徳 │ 欠 │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │教育事務長│北城 徹 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(7日目)                               1971年6月25日(金)                               午前10時45分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ご報告いたします。ただいまの出席議員19名、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。 △いろいろ要請などで日程は狂いましたが、本日は25日金曜日の日程どおり、議案第55号より議案第62号までを一括上程いたします。  教育委員会当局に議案の趣旨説明を求めます。教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 議案第55号、1972年度名護教育区歳入歳出予算朗読して説明にかえさせていただきます。(1972年度名護教育区歳入歳出予算書朗読) ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時59分)(昼食)再開(午後1時26分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。引き続き議案第56号の説明をお願いいたします。教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 議案第56号   名護教育区教育委員会報酬及び費用の弁償に関する規則の一部を改正する規則 名護教育区教育委員会報酬及び費用弁償に関する規則の一部を次のとおり改正する。 第5条第2項「100分の220」を「100分の250」に改める。(以下朗読して説明にかえる)引き続き議案第57号   名護教育区教育委員会職員の給与に関する規則の一部を改正する規則名護教育区教育委員会職員の給与に関する規則の一部を次のとおり改正する。 第16条第2項中「100分の230」を「100分の250+25ドル」「100分の290+20ドル」を「100分の300+25ドル」に改める。(以下朗読して説明にかえる)次に議案第58号   名護教育区教育委員会職員の旅費に関する規則の一部を改正する規則 名護教育区教育委員会職員の旅費に関する規則の一部を次のとおり改正する。(以下朗読して説明にかえる)議案第59号教育区債を起こすことについて 久志中学校校地購入費、整地費並びに羽地小学校整地費に充てるため、下記要領により教育区債を起こす。起債金額   3万ドル起債目的   校地購入費、整地費に充てるため借入利率   年利7.5%以内借入先    琉球銀行名護支店又は沖縄銀行名護支店借入時期   1972年度中、ただし校地の買収、整地の都合により起債金額の全部又は       一部を翌年度に繰り越して起債することもある。据置期間   借入の日から6カ月以内償還方法   借入の日から据置期間を含めて5カ年以内とし、半年賦償還する。ただし       融資の条件又は財政の都合により繰り上げて償還することもある。償還財源   市教育費負担金償還計画表は別紙添付してございます。次に議案第60号   教育区債を起こすことについて 校地購入費、土留め、埋土工事費に充てるため下記要領により教育区債を起こす。起債金額   6万5,400ドル起債目的   嘉陽小中、三原小中、屋我地小、大宮小、名護小学校校地購入費、名護中、       安和小学校土留め、整地費に充てるため。借入利率   年利7.5%以内借入先    琉球銀行名護支店又は沖縄銀行名護支店借入期間   1972年度中、ただし校地購入、埋め土、整地の都合により、起債金額の全       部又は一部を翌年度に繰り越して起債することもある。据置期間   借入の日から6カ月以内償還方法   借入の日から据置期間を含めて5カ年以内とし、半年賦償還とする。ただし融資の条件又は財政上の都合により繰り上げて償還することもある。償還財源   市教育費負担金償還金計画表は別紙添付してございます。次に議案第61号   教育区債を起こすことについて名護中学校、久志小便所工事費、名護小職員便所工事、羽地中体育備品室、久辺中水泳プール施設費に充てるため、下記要領により教育区債を起こす。起債金額   3万9,100ドル起債目的   名護中、名護小、久志小便所工事費並びに羽地中体育備品室、久辺中水泳       プール建設費に充てるため借入利率   年利7.5%以内借入先    琉球銀行名護支店又は沖縄銀行名護支店借入時期   1972年度中、ただし工事その他の都合により、起債金額の全部又は一部を       翌年度に繰り越して起債することもある。据置期間   借入の日から6カ月以内償還方法   借入の日から据置期間を含めて5カ年以内とし、半年賦償還とする。ただし融資の条件又は財政上の都合により繰り上げて償還することもある。償還財源   市教育費負担金償還計画表は別紙添付してございます。議案第62号   教育区債を起こすことについて教育区債について起債金額   4万ドル起債目的   屋部中学校体育館建設費、稲田小学校水泳プール建設費に充てるため借入利率   年利6.5%以内借入先    資金運用部(琉球政府)借入時期   1972年度中、ただし工事その他の都合により、起債金額の全部又は一部を翌年度に繰り越して起債することもある。据置期間   借入の日から据置期間を含めて15カ年以内に半年賦償還する。ただし融資の条件又は財政上の都合により繰り上げて償還することもある。償還財源   市教育費負担金起債金額   3万8,900ドル起債目的   屋部中学校体育館建設費、稲田小学校水泳プール建設費に充てるため借入利率   年利7.5%以内借入先    琉球銀行名護支店又は沖縄銀行名護支店とし、政府資金運用部資金の都合により低利債に借り換えすることもある。借入時期   1972年度中、ただし工事その他の都合により、起債金額の全部又は一部を翌年度に繰越して起債することもある。据置期間   借入の日から6カ月以内 償還方法   借入の日から据置期間を含めて5カ年以内に半年賦償還する。ただし融資の条件又は財政上の都合により繰上げて償還することもある。償還財源   市教育費負担金4万ドルと3万8,900ドルに分けてございます。理由といたしまして、去った22日に政府企画局に行きまして、融資の内訳をしてまいりましたが、運用部資金の枠が全琉で120万ドルしか取れないので、これから学校施設に体育館、プールなど等がたくさん出てくるので、1教育区には、三、四万ドルしかできないということでしたから、7万8,000ドルを4万ドルに落としまして、市中銀行借入を3万8,000ドルにしておかないと、全部運用部資金を当てにしていては工事ができないおそれがあると思いましたので、そのようにいたしたわけです。償還計画表は別紙添付してございます。以上で提案した議案の説明を終わります。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時15分)(休憩中、琉球政府への陳情について打ち合わせ)再開(午後3時25分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。休憩中に話し合いましたとおり、明朝8時、本庁前出発といたします。本日の日程はこれで終わります。                                   (散会 午後3時28分)            名護市議会第3回定例会会議録(8日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月29日 火曜日 午前10時30分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月29日 火曜日 午前11時36分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席22名  欠席2名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │ 欠 │16番│ 比嘉清徳 │ 欠 │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(8日目)                               1971年6月29日(火)                               午前10時30分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は21名で、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。休憩いたします。休憩(午前10時31分)(休憩中、請願要請の今後の取り扱いについて協議)再開(午前11時35分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。休憩中に話し合いましたとおり、ただいまから議長、副議長が政府に行きますので、本日の日程はこれで終了させていただきます。                                   (散会午前11時36分)            名護市議会第3回定例会会議録(9日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年6月30日 木曜日 午前10時17分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年6月30日 木曜日 午後4時00分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 総務課長 │大兼久巌 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(9日目)                              1971年6月30日(水)                              午前10時17分開議 ○議長(崎浜秀栄君) 審議に入ります前に、皆さんが懸念しております昨日の私たちの折衝報告から先にいたしまして、日程に入りたいと思います。 昨日総務局長、地方課長同席のもとに、2時半から局長室で折衝に入りまして、いろいろ名護市の政治情勢を報告申し上げた次第でございますが、約束が約束だけに、どうしても予算審議に入れずに、今日また議長、副議長及び市長が陳情に来たわけですが、何とかして今までの努力をなさった内容について、ご回答お願いしたいということで切り出したのでございますが、政府としましても確かに誠意を持って善処はする。今まで善処すると言ったのは、皆さんは単なる報告としてしか受け止めなかっただろうが、我々も真心から善処するということで、具体的な内容ではございませんが、精神的な内容になるわけですが、既に琉球政府は、この予算保障だけは日本政府に一体化されているそうでございます。それで政府の案としての自主的な予算が出せないようでございます。いくらやりたくても今の琉球政府の予算ではできないと申しますのは、琉球政府の予算は日本政府に一体化されているそうでございます。金は出せないけれども、約束したところの新市計画の事業は、去年、今年分すぐやれと言ったら、いま言ったような事情でできないけれども、この6カ年のうちには必ずやると言っております。それはどういうふうにしてやれるかと言いますと、やはり日本復帰するまでは、全て洗いざらい整理しておきたいということでございます。と言いますのは、今まで琉球政府は独自の政府の資金運用部資金、いわばいろいろな保険だとか、共済金だとか、沖縄内だから勝手に金は出せたそうでございますけれども、日本復帰したらそれぞれの担当部署に金は返さなければならない。だから政府としては借りようにも金はない。民間銀行でも借りるところはない。琉球政府が銀行から借りたら県民の事業ができなくなる。銀行に余裕がないので、借金を広げられない。日本復帰したら総務局長の話では、整理しなければならないところの金は、日本政府を通じて借りられるので、資金運用は楽になるというようなことでございます。名護市の起債はどうするかとお尋ねしましたら、これは琉球政府では借りられないけれども、名護市で借りられるならば、それはそれに越したことはない。皆さんが仮に60万ドル削っておった場合には援助は難しいが、起債をしているものに対しては面倒を見る義務がある。日本政府にも事実上、起債で現れていれば、強く折衝できるということでございます。名護湾の問題でも、主席も各局長もせめてこれだけでもと思って頑張ったそうですが、この問題も以上申し上げましたとおり、日本復帰してからでないとできないということでございましたが、決して政府は、局長は名護のことは約束をほごにするということではございません。総務局長は日本復帰しても必ず琉球政府に残って、皆さんの面倒を見ますとはっきり言っております。これ以上の誠意はないと思って、書類上の確約はないのですが、あれだけの誠意を披瀝して、書類にして一筆を入れるということも言えないし、皆さんもお困りであろうけれども、金は実際ないのだから、日本復帰して面倒を見るということでございました。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 総務局長が、私は残って皆さんの今後の問題を見るということを言っているということです。面倒を見る義務があるかどうかということになると疑問でございます。琉球政府の起債は、日本政府が引き継ぐ義務はないということを言っているということでございます。アメリカと折衝するというつもりであるということでございますが、私が言いたいことは、合併に反対してきたその結果がいま現れてきております。富川局長の話を信用する、しないに限らず、市町村がぎゅうぎゅう言わされているのは、どこに原因があるかということでございます。日本政府の佐藤首相が、新総合計画ということで、沖縄を1ブロックにということで加えております。都市開発、社会開発ということから出てきた合併でございます。そのことが中央の地方自治体に対する感情が表れてくるということでございます。復帰後に富川局長が信用できなかったということになると困るのです。富川局長に責任はありません。政府自体の政策を知らなければならないと思います。主席を、総務局長を責めるという形だけで、解決できるものではないということを知らなければならない。日本政府の態度を知らなければならないと思います。日本政府が私たち市民に対する予算は、どういうふうに組んだかということでございます。結局、大仲課長の立場が、私たちの立場になります。お互いは市民に対してうそをついた結果になった。大仲課長は、議員に対してうそをついたという形になります。皆さんが誠意を持ってやったつもりが、うそをついたということになると思います。これはどこから来たかということを知らなければ、目先について、いつまでもごたごた続くと思います。日本政府の政策によって起こってきたということを、はっきり私は言いたいと思います。このことで予算の審議を遅らす理由にはならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 20番議員が言うなら、我々も全部言いましょう。具志堅議員は与党であります。我々野党でさえも審議を進めようとしているのに、与党の一員がこんなに議会を混乱させるならば、審議はできません。退場します。(1番 宮城安行君、3番 比嘉鉄也君退場)11時10分より11時25分まで休会再開(午前11時36分) ○議長(崎浜秀栄君) 以上で昨日の報告は終わらせていただきまして、これから本日の日程に基づいて会議を開きたいと思います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 今会期では終わらないということは皆さん承知でございます。一応会期を延長して、いろいろな面から話し合ってから日程に入りたいと思います。会期を延長していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 事実は、我々議員としての立場から市民に知らせるべきだと思います。時間内は審議して、時間外は全員がこぞって報告したほうがよいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時38分)※日程案調整6月30日(水)  市役所関係議案審議7月1日(木)  追加議案上程及び趣旨説明、議案審議  2日(金)  同上  3日(土)  同上  4日(日)  議案審議  5日(月)  市役所関係議案審議  6日(火)  同上  7日(水)  教育委員会関係議案審議  8日(木)  同上  9日(金)  同上  10日(土)  陳情案件処理再開(午前11時45分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。会期の延長を議題といたします。ただいま掲示板に掲示してありますとおりの日程に変更したいと思いますが、異議ございませんか。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 日程に対しては異存ございませんが、休憩中に話し合われました1番議員と私の意見を入れて、議会報告をやりたいということで、その案を認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 私たちが市長から提案されたものに対して、不満であれば修正して構いません。議会の報告は、必ずしも全員がそろってという義務付けはしなくてもよいと思います。これは各個人が別々でやってもよいと思います。もし全員がということであれば、議会終了後にやっても構わないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時47分)再開(午前11時50分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいま掲示してありますとおり、日程変更することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでございますので、掲示されてあるとおり会期を変更することにいたします。休憩いたします。休憩(午前11時51分)再開(午前11時54分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいまの議会報告に関しましては、1番議員から全員でという希望がございましたが、議会報告は、良心的義務はあるが法的義務はない。したがって自由ということになりますので、自由にさせたいと思います。これで午前中の日程は終わります。休憩いたします。休憩(午前11時55分)再開(午後1時50分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。日程第8、議案第36号から議案ごとに質疑を行います。休憩中に質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後1時51分) ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 名護市総合計画審議会に係る経費については、予算の裏付けがない。これは費目存置にしておくべきである。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そういった機関を設置しても、計画する最終的結論は議会でございます。議会で決めていただく場合には予算と一緒に上程する。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 政府の職員も入れた方がよいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 非常に具体的な問題ですが、できれば市内ということになっておりますが、市外からという考えも持っております。メンバーはこれから具体的に取り組んでいきたいと思います。場合によっては、政府の方から入れてもよろしいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 政府からの収入の減について陳情しても、その結果が今日はっきりできないということがわかりました。それにかわる60万ドルの起債を起こして、事業をするという72年度の予算書から見て、5,000ドル余りの金をかけて、そういう審議会が果たして適当であるかどうか。一、二カ年は都市計画の問題は、都市計画特別委員会がございますので、そこに任すなり、議会でそういう委員会を作ってやったらよろしいかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 予算がかかることはかかります。執行機関が、決定機関と議会の審議する立場とはっきりさせたい。最終的に決めるのは議会ですが、それまでの過程としてメンバーから出されたものを、計画してやりたいと思います。
    ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 市長の諮問機関のように取れるのですが、これは審議会規則ですか、条例ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 自治法にちゃんと記されてございます。78条の3項に規定してあるのは、市長の諮問機関として、条例で定めなければならないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 市には都市計画特別委員会も設置されております。その2条の1項には「都市計画事項」が織り込まれております。これはダブりませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議会の都市計画委員会は、議会から付託された問題について審議します。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 名称からしましても、名護市の総合計画でございまして、1番議員から意見がございましたとおりに審議会はつくりましても、必要な財政が伴わなければ、諮問をしたところで実行には移されないのじゃないかと思われます。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 委員会はあくまでも計画するための委員会でございます。議会に提案した場合には、予算の裏付けをしてやりたいという計画でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第36号は質疑を打ち切ることにいたします。次に議案第37号 名護市職員の定数条例の一部を改正する条例について、休憩中に質疑をお願いいたします。1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 名護市では既に職員の採用試験を行っております。試験に合格した順に、優先的に採用しておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) やっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君 ◆1番(宮城安行君) 久志に合格したのがおりますが、まだ採用になっておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 採用試験をする目的はご承知かと思いますが、試験をする段階で有効期間とかいろいろありまして、合格しても直ちに採用するものではではないということを言い含めてございます。今まで臨時職員とか採用ございましたが、特定の財政課なら財政課なりの、商業科の学校を出た方を選んで採用しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番(比嘉鉄也君) ◆3番(比嘉鉄也君) これだけの職員数を多くする最大の理由は何ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 今度の増にしてありますのは、消防5名、水道2名です。水道の臨時職員がそのまま置かなければさばけないということで、正職員に上げたいということでございます。消防も一般職員を出向させて補っていますので、出向させた3人は一応元に戻したいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 日本復帰すると県移管するところもあります。それも含めてでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そういった職員も中に入ってございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第37号質疑を打ち切ります。次に議案第38号 名護市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例の質疑を願います。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 8時半から5時までとなりますと、特に職場関係の子供や一般関係の子供を預かっている保育所も時間的な差が出てくると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 保育所関係は8時から出勤する職員、8時半から出勤する職員制をとっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城清吉君。 ◆24番(玉城清吉君) 琉球政府といたしましては、こういうふうな条例は設置されますかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 琉球政府のことは、すぐ本土復帰もしますし、制定するかしないかということはわかりません。名護市は合併したために地域が広くなったという関係でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 勤務時間の改正については、普通労働時間は8時間だということで、一般職場でもそういったことでやっております。市役所職員が7時間半にするということは、周囲にも大きな影響を及ぼすと思うが、そういったことを考慮してのことかどうか。それと予算面に見る超勤手当ということは、今まで8時間勤務だったものが7時間半になったために、超勤手当を見込んでいるのか。半時間の短縮で増員になったのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 勤務時間が周囲に及ぼす影響を考慮してかというご意見ですけれども、この問題は周囲ということは、やはり出勤時間は勤務場所と自宅との距離を考えて8時半にしようということでございまして、周囲との関連ということまではまだ突っ込んで検討しておりません。超勤の問題は、8時半にしたから計上したということではなしに、職務上どうしても超勤をやらなければならないのだということを考えて、超勤手当を計上してございます。職員の増も出勤時間との関連はございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 広域地域になったから勤務時間を短縮したということでございますが、これだけの名護市でそんなに交通に時間がかかるのかどうか。それと全般的に長距離から通勤しているか。後で距離表など提出していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 2キロ以内が144名、2~4キロは32名、4~6キロは25名、6~8キロは19名、8~10キロが15名、10~14キロが29名、15~20キロは10名、20キロ以上が1名という内容になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 本土におきましては、距離的な問題からしますと通勤手当も支給されるということでございますし、遠いところからとなりますと自家用車も持っていると思います。通勤距離は時間的に関係しないじゃないかと思います。内容は実情に合わせて考えるべきだと思いますが、276名の職員が30分時間を引けば136時間になります。17名の1日の時間が省かれるということになります。事務的にも能率的にも支障は来しませんでしょうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) やってみなければ支障を来す、来さないは申し上げられません。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 数字的には17名が1日休むということになります。遊んでいるということになります。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第38号の質疑を打ち切ります。議案第39号、40号は後回しにしまして、議案第41号 名護市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について質疑を願います。12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 今度新たに扶養手当が計上されるようですが、現在支給されている市町村はどこか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 現在、市町村段階におきましては、支給されている市町村はございません。政府の方は支給されておりますが、何しろ自治法の改正が去年でございまして、72年会計年度から適用させる、そういった方法をとっているわけでございます。。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) これが議決になったら、いくらぐらいの予算が必要ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 5,490ドルでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第41号の質疑を打ち切ります。次に議案第42号 名護市常勤的臨時職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の質疑を願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 議案第37号が認定されても常勤的臨時職員がいるかどうかお尋ねいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 一般会計予算の中にも常勤的臨時職員の予算は入れてございます。例えば固定資産評価関係とか、そういったところは常勤的非常勤の職員がおりますが、そういったところにはこの条例を適用したい。人事の問題は合併直後、各町村の職員をそのままはめて現在までやってきております。いま市といたしましては、事務改善委員会というのを作ってございます。その中で各課ごとに仕事の内容、あるいは職員の需要数、そういったものは再検討して、適正な人事を図っていきたい(4月から)という考えでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 職員数が他の市との均衡がとれているとお考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 他市町村との職員の均衡と申しますのは、やはり市の形態によって決まるものでございます。コザ、那覇とは違いますし、本土では人口200名に対して1人、沖縄は250名に対して1人でございます。北部は179名に対して1人、名護市の場合は大体177名に対して1人という割合になります。そういったことは、やはり保育所の問題、あるいは公有林取締りの問題、産業形態の問題、そういったいろいろな仕組みによって、職員数がおのずから異なっていくんだと考えております。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第43号は議案第38号と同じでございますので省きます。23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 名護の消防、現在の職員によって1日幾時間勤務されておりますか。(幾名で24時間として)石川、コザ、嘉手納、名護を中心とした近隣町村との比較を後で知らせてください。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第44号の質疑を願います。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 一番問題になってくるのは証明、謄本でございます。予算内容を見ますと、いろいろな機械類は買ってあります。にもかかわらず、証明料を上げなければならないか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 従来は関連みたいなもので、資産証明をくれと来ますので、一々書いてでございます。中には長いものもございまして、資産証明を写すために窓口を開けて、住民から苦情を買います。事務改善でスピードアップ等、検討を進めたいと思います。(3時5分より3時20分まで休会)再開(午後3時20分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第45号の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後3時20分) ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 保育所で万が一、子供たちがけがをした場合の措置について災害保険等必要ですが、どうなっておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 子供らの災害が多い場合に備えての災害保険に加入しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) これははっきり条例化なされるべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 条例制定する前にいろいろ検討しましたが、そのような不幸がないので、そのままにしてございます。条例化については、今後も研究していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 子供たちを預かる場合に市と保護者と契約してありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 保育所の入所申込書がございます。保育に欠けた者はやらない。文書で入所別通知書を出しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 保育所を将来どのくらい設けたい考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 建設計画に基づきますと、公立が3、私立が1、福祉事業に基づく保育所の問題も進めていきたい。あと4棟ぐらい建てなければ、名護市の保育問題は解決できないのじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第45号の質疑を打ち切ります。次に議案第46号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)次に、議案第47号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)次に、議案第48号の質疑を願います。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 一般の上水道と簡易水道の場合、どちらが水道料金高いですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 料金は適正な値段で設定するようになっておりまして、高い低いということではなしに、適正にして運営されればよいということになっております。一般的には上水道は低いですが、高い場合もあります。再開(午後3時59分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。本日の議案の審議はこれで打ち切ることにいたします。これをもちまして本日は散会いたします。                                 (散会 午後4時0分)            名護市議会第3回定例会会議録(10日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年7月1日 木曜日 午前10時32分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年7月1日 木曜日 午後4時6分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席22名  欠席2名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │ 欠 │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │ 欠 │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 消防長 │比嘉栄明 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(10日目)                              1971年7月1日(木)                              午前10時32分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ご報告申し上げます。ただいまの出席議員は19名で、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。お諮りいたします。本日の日程は議案第49号の審議になっておりますが、ただいま市長より議案第63号から議案第72号まで提出されておりますので、日程に追加し、10件を上程し、趣旨説明を求めた後に、議案第49号の質疑に移りたいと思いますが、ご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、当局に追加議案の趣旨説明を願います。助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 追加議案の説明を申し上げます。議案第63号    名護市消防団条例の一部を改正する条例について議会の議決を求める。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳名護市消防団条例の一部を改正する条例第7条を次のとおり改正する。団員には、次により報酬を支給する。 団長   月額15ドル(1日10ドル) 副団長  月額12ドル(1日12ドル) 分団長  月額10ドル(1日7ドル) 副分団長 月額7ドル(1日5ドル)第8条を次のとおり改正する。(以下朗読して説明)   附 則 この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。続きまして議案第64号 予算の繰越について(一般会計)市町村自治法第168条の2の規定に基づき、1972年度の予算を下記のとおり繰り越すものとする。自治法の第168条「歳出予算の費目の中で、その工事の性質上又は予算成立後の事由に基づいて、年度内にどうしても支出が終わらないものに対しては、あらかじめ議会の議決を得て、翌年度に繰越しすることができる」という規定がございまして、記の方に書いてございます3件につきましては、既にその作業に入っているわけですが、作業の段階で、工期の問題でどうしても年度内には完了の予定が立てられませんので、これを一応、72年度に繰り越して、継続事業として行いたいということでございます。議案第65号   予算外義務負担の契約の締結について 市町村自治法第36条第1項第8号の規定により、下記の事項につき予算外義務負担の議決を求める。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳 自治法の36条は、議決の事項でございます。8号のところに歳入歳出予算をもって定めるもののほか、新たに義務負担の議決をするということになっております。記に書いてございます工事箇所の分は、1971年度の予算には計上されておりますけれども、指令待ちの状態だとか、あるいはその他の事情で年度内に契約成立させることができない。72年度に入って7月以降に工事の契約もしなければいけないので、改めて72年度予算として計上することはしますけれども、その前に契約の執行を結ばなければなりませんので、皆さんの議決を得て契約を行いたいという趣旨でございます。議案第66号   予算の繰越について(屋我地簡易水道特別会計)市町村自治法第168条の2の規定に基づき、1972年度に予算を下記のとおり繰越しするものとする。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳 これは屋我地の簡易水道の事業でございますけれども、これも64号議案の内容と同じでございます。72年度に繰越ししたい。議案第67号   1970年度(旧久志村)歳入歳出決算の認定について 別紙、1970年度(旧久志村)歳入歳出決算について議会の認定に付します。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿引き続き議案第68号    1971年度7月分(旧久志村)歳入歳出決算の認定について別紙、1971年度7月分(旧久志村)歳入歳出決算について議会の認定に付します。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳 この決算につきましては、1970年度の1カ年分、1971年度7月分の1カ月分の決算でございます。他の4カ町村の分に関しましては、前に上程いたしましたが、旧久志村の場合は、諸般の事情によりまして、これまで認定に付すのが遅くなって申し訳ないと思います。監査委員の意見もついておりますので、内容をゆっくりご検討いただきたいと思います。議案第69号    名護教育区教育委員会事務局職員定数規則の一部を改正する規則について 別紙、名護教育区教育委員会事務局職員定数規則の一部を改正する規則について議会の承認を求める。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳 細部的な説明につきましては、教育委員会事務長をして説明させることにいたします。議案第70号    予算の繰越について(一般会計教育委員会分) 教育委員会法第48条の2の規定に基づき、1972年度に予算を下記のとおり繰り越すものとする。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳議案第70号の内容につきましても、教育委員会事務長から細部的に説明させることにいたします。続きまして議案第71号    教育区債の変更について別紙、名護教育区教育委員会の教育区債の変更について、議会の承認を求める。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳議案第71号の内部説明も教育委員会事務長にさせることにいたします。議案第72号    名護市特別会計条例の制定について別紙、名護市特別会計条例の制定について、議会の議決を求める。   附 則1.この条例は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。2.この条例施行前に設置されている特別会計については、この条例により設置されたものとみなす。[名護市特別会計条例朗読]市町村自治法第142条の2には、特別会計に対する規定がございますが、この特別会計は独立採算制によりまして、特別会計の中で得た収入でもって、特別会計の事業を行うというのが書いてございますけれども、しかしながら、この歳入歳出をもって予算を一応成立させるわけですが、成立後も事業の拡張に伴って入ってきたところの歳入の収入の範囲内で、市町村長が専決してもいいという弾力性を持たせた条文が規定してございますが、規定するまでにはどういったものについて弾力性を適用させるのだということを、条例に規定しなければならない。そういうわけで第1地区土地区画整理と屋我地の水道事業をうたってございますが、この2つの事業についてはあらかじめ、議決していただいた予算に基づいて事業を進めるわけですが、事業の性質上どうしても事業を拡張しなければならないのだというふうな場合には、拡張する事業によって得る収益の範囲内で、市町村長は専決してさせることができる。その場合には専決処分と同じように議会に報告しなければならないということでございます。これが弾力条項の適用でございます。報告第2号    専決処分について 別紙、1971年度名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計歳入歳出追加更正予算を、市町村自治法(1953年立法第1号)第114条第1項の規定により専決処分したので報告します。      1971年6月29日提出               名護市長 渡具知裕徳 名護市議会議長 崎浜秀栄 殿 専決しました予算の内容は裏の方にございますが、1971年度名護市都市計画事業第1地区土地区画整理特別会計歳入歳出追加更正予算、繰入金の方で4万5,554ドル議決していただいたわけでございます。これを55ドル更生したい、こういうわけでございます。歳出の方では事業費の方からあらかじめ5万8,205ドル、既決予算でございますが、この中552ドルを更正したい。4項の促進委員会費の中で、396ドルの既決予算を2ドル更正したい。554ドルの更正内容はこういうふうになっておりますが、前にこの特別会計の年度割につきまして、皆さんに議決していただいたわけですが、71年度の年度割の分は8万5,000ドルになっております。その予算の範囲内の収支で2万8,000ドルを起債する計画になっておりますけれども、起債の申請の段階で予算を見てみますというと、554ドル年度割の額をオーバーしているわけでございまして、そのために554ドル更正して、年度割の5万8,000ドルに合わせたい。こういうことでございます。そのために起債も遅れたわけでございますけれども、どうしてもその起債を早く指令をもらうためには、やはりそういうふうに年度割に合わせて予算を編成しなければなりませんが、時期が時期だけに議会を開くいとまもないので、市長の専決をいたしました。以上で追加議案の説明を終わらせていただきます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時00分)再開(午前11時25分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。引き続き教育委員会関係予算の趣旨説明を求めます。教育委員会事務長 北城 徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) 教育委員会関係の追加議案の説明を申し上げます。議案第69号    名護教育区教育委員会事務局職員定数規則の一部を改正する規則名護教育区教育委員会事務局職員定数の一部を次のとおり改正する。 第2条 事務局職員の定数を次のとおりとする。  「事務本局23人 附属機関15人」を「事務本局24人 附属機関27人」に改める。   附 則 この規則は公布の日から施行し、1971年7月1日から適用する。議案第70号    予算の繰越について(一般会計教育委員会)別表で説明いたしますと、内訳は全て小学校の特別教室、執行見込額が2万6,007ドルで、残り2万1,743ドル、源河小学校特別教室増築工事、未執行が残の1万1,788ドル残っております。名護小学校普通特別教室増築工事、2万8,831ドル、大宮小学校体育館4万490ドル、羽地中学校特別教室4万5,598ドル、屋我地中学校体育館6万5,118ドル、久辺中学校プール新設工事2万5,100ドル、名護中学校プールも同じでございます。名護小学校東側土留め工事、71年度の第4次補正でいたしましたが、これも繰越したいと思います。屋部小学校体育倉庫2,400ドル、これも第4次補正予算に計上しましたが、全額繰越したいと思います。政府補助によります繰越ししなければならない理由といたしましては、政府の資金繰りによりまして、4、4半期を各半期ごとに予算とにらみ合わせて割り当て、または指令を出しますので、指令、それから確定等の遅れによって全額どおりのと、半額繰越しのとがございます。これが締めまして、予算繰越が28万3,598ドル、72年度に繰り越したいと思います。議案第71号    教育区債の変更について教育区債許可変更申請書 1.起債目的  校地(北部工業高校)の土地購入費に充てるため。2.起債変更の理由 政府が北部工業高校用地買上げを、別紙年次償還計画により買い上げるものとして起債したいのであるが、政府の買い上げが遅れるため、教育区債の償還計画を変更する。3.起債金額  12万6,500ドル4.借入先   琉球銀行5.利息の定率 1日につき0.02% 日歩2仙6.償還方法  借入れの日から4カ年6カ月以内とし、元金の償還及び利息の支払いは別紙償還年次計画表のとおり、ただし財源の都合により償還年限を短縮して繰上償還することもある。7.償還財源  市教育費負担金をもって充てる。これは北部工業高校及び産業技術学校の校地買収費の起債分でございまして、その開設当時、政府は3年次で買い上げができるということで、3年次で償還計画を立てて起債を起こしましたが、残念なことに71年度に約2万ドルの買い上げのめどはつきまして、近いうちに買い上げ分が届くと思いますが、そのほとんどが72年、73年度になりまして、今年で大体終わる予定の教育区債があと4年間延ばさなければならないことになりまして、教育区債の変更をいたします。以上で追加議案の説明を終わらせていただきます。
    ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時37分)再開(午前11時38分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいま説明のありました議案につき、順を追って議案の質疑を願います。議案第63号の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午前11時39分)(休憩中に質疑を願います。) ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 2ドルと4ドルに分けられた根拠はどういったものか。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) 本土の場合、消防の費用弁償は額が少ないわけですが、今までの沖縄の場合は、名護市になる前の旧町村を見てみますと、額は相当上がっております。その日の費用弁償でございますので、午前中の場合はあまりたくさん上がると大きな費用になりますので、2ドル程度にいたしまして、4時間以上は午後までかかりますので、2ドルと4ドルに分けてございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 私が聞いておりますのは、非常常備消防は名護が主力だと思います。ほとんどが名護の中央部の消防が火事の場合は出かける。4時間以上火災活動するのは少ないと思う。予防査察をするときには4時間以上というのはあると思いますが、主として火災中における場合を前提として考えまして、この場合に一応2ドルと4ドルに分けられておりますが、3ドル程度にしてあげた方がいいんじゃないかというふうに考えられます。2時間なら2時間、火災時において4時間という時間がないと思います。大体一、二時間程度で鎮火するというのが普通じゃないかと思います。そういったことから考えますと、4ドルというよりかは大体額を下げてやった方がよいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) 非常火災というのは、4時間以上は相当大きな火災であります。そういうものはないと見てよいと思います。ところが消防団の出動となると、やはり暇を潰して出てくるわけですから、なるべく多くあげたいのです。ほとんど人件費が相当大きな費用になっております。市の財政、他の市町村ともにらみ合わせて、あまりたくさん上げないようにしようということで、2ドルにとどめてございます。本土の場合は1回出動につき200円です。非常に少ないものでございます。日本の消防と沖縄の消防形態が異なると思いますが、沖縄の場合には消防に対するこういうものが、本土に比べますと高いわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 本土の場合は、身分保障など、これが非常に行き届いているので、その反面お互いの場合はあまり保障やられていないということをにらみ合わせまして、やはり中央部における方は、一、二時間というのは非常に大切な時期だと思います。そういうことから4ドルと2ドルの中間を取って3ドルにすべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) 非常勤消防団員の身分の保障でございますが、本土復帰するならば、そういうものは当然あってしかるべきで、そうなってしかるべきだと思います。退職金の問題も出てきます。そういうものが出てきてから変えようというのは難しいので、そういう恩典も考えてやった方がいいんじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第63号の質疑を打ち切ります。議案第64号の質疑をお願いします。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 社会及び労働施設費として、公営住宅費の5万2,000ドルの繰越しということになっておりますが、途中で追加更正もやったが、どういうところでまで進めておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 公営住宅の場合は、一応起債を計画したわけですが、手続きの段階で起債の認可申請が遅れたわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 5万2,000ドルで工事設計しても繰越になって、工事施工の段階でいま非常に物価の上昇が著しいのです。二、三カ月の間に坪当たり50ドルも上がっております。施工する段階でそれ以上に値上がりするんじゃないかと思います。設計がどの程度進められているかということが心配でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 公営住宅のほうは、一応設計も完了しまして、入札の段階に入っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第64号の質疑を終わります。次に議案第65号の質疑を願います。22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) これは明確に政府の債務負担行為となっておりますが、11万5,445ドルのうち、幾割補助を見ておられますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 全部80%補助の工事でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 80%以上になりますと、9万ドル以上の金ですが、年度内に確かに政府から来ますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 政府の債務負担行為として、72年度から支出するという指令が来ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 新市建設計画に該当する工事はありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) ございます。再開(午後0時8分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。午前中の日程はこれで終わりまして、午後は引き続き議案第65号より質疑を開始いたします。休憩いたします。休憩(午後0時9分)再開(午後1時31分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。午前に引き続き議案第65号の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後1時32分) ○議長(崎浜秀栄君) 議案第65号の質疑を終わらせていただきます。次に議案第66号の質疑をお願いします。質疑がないようでございますので、議案第66号の質疑を終わります。議案第67号、議案第68号は後回しにいたします。議案第69号の質疑を願います。3番比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 教育委員会の職員は日本復帰になりますと、役所職員の定数の中に入ってきますか、それともそのときは、教育委員会は解散してやるのか伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 大体そういうような形になると思いますが、今のところ具体的なものはやっておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) もしも教育委員会の職員を役所の職員に入れるとなると、定員数もオーバーしてくると思います。相当ごたついてくると思います。消防、水道の職員から操作をすることができないかということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 具体的な調査研究の段階になりますと、教育委員会が別法人となっておりますので、市の方としては取り組んでおりません。これからあと1年しかございませんので、調査しなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 24名というのは合併した関係かもしれませんが、人員が多い気がいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務長 北城 徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) 名護より多いのは那覇だけです。石垣、平良、浦添、コザよりも多いです。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 今までの社会教育というのは、公民館を中心としての社会教育が多かった。社会教育主事の仕事も公民館を中心としてやってきたと思います。しかし、今度ここに社会教育主事じゃだめだから、資格がないから公民館主事を置くということなのか。または公民館主事というのは、どうしてもいなければならないのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育主事 島袋正敏君。 ◎教育主事(島袋正敏君) ご質問のとおり、もちろん各公民館を中心として社会教育を進めてまいりました。今後もそれは変わりないと思います。現在の社会教育が6名ですけれども、昼も夜も、もちろん土曜も日曜も一生懸命やっております。そこで私としても申し上げにくいのですが、5時以後12時までやっても、我々にそれだけの超過勤務手当とか、そういうものがあるわけではございません。当然公民館主事がいて、やらなければならないのも我々がやっております。私はそういった軽減を図る上にも、と言ったら語弊がありますが、やっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 身分の問題ですが、附属機関15人が27人になる。羽地、久志は事務局職員の一部に入ります。それが新しい給食センターをつくるとか、何らかの形で職員の異動の場合に、この方々はどう処理されるのか。名護、屋部の給食に従事している職員は。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務長 北城 徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) センターができた場合には、陣容幾拾名になると思いますが、優先は完全給食を行っているところの調理婦、それで足らなければ給食従事者が優先だと思います。あるいは職員もはめていかなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第69号の質疑を打ち切ります。次に議案第70号の質疑を願います。1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 久辺中学と名護中学の入札終わりましたか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務長 北城 徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) 久辺中が去った6月24日、名護中が28日に終わりました。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) これから見ると額は違うわけですが、生徒数によって違うということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育委員会事務長 北城 徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) そうではございません。久辺の場合はろ過槽とか、そういった附帯施設が入っておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第70号の質疑を終わります。次に議案第71号の質疑を願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 市長に伺います。北部工業高校の敷地は大変前から問題でございます。これだけの金は、政府は買い上げすることになっているのかいないのか。市長はどの程度の折衝をしたか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり旧名護町、私の前の時代に発生した事件でございます。これは私が町長になってから、毎年五、六回は政府にいっております。今年も支払いができなければ、半分は処分しようということで言っております。ところが、ご承知のように政府は金がないということで、今までもたついているわけですが、ようやく今年になりまして、2万1,000の土地代を払っていただきました。それでもなおかつ、まだ10万以上残るということになります。これに関しては、私一人だけじゃなくして、北部期成会という名のもとに現れているものでございまして、北部市町村会全員でたびたび折衝なさっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 利息の問題は、政府が還元しておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 利息でございますが、ぜひ払ってくれということで要請しておりますが、何分にも利息をカバーするそのものが、特別交付税とかそういうものが対象になるということで、明確な答えは出しておりません。今の段階では利息の補助しかしておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 4月に解散してしまったらどういうことになりますか。今の政府では責任を負えない格好になるんじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) まずその点は心配ないと思います。政府もそのとおりに支払いしましょうということでやっておりますし、土地も本市の名義になっております。もしあなた方が支払いできなければ、分割して売ろうじゃないかということで話しました。そういうようなことで、県に移行するとしても、政府は努力してやるということでございます。金利については、文教局長だけじゃなくして、総務局長にもお願いしてございます。引き続き折衝は行うべきものだということで、北部の市町村長会で折衝を行おうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第71号の質疑を打ち切ります。次に議案第72号の質疑を願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 2つの事業が済めば消える条例ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) そうであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 附則に、これを明記する必要はございませんか。それとも必要のある条例なのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 1号、2号、会計の区分なんですが、その他にもこういった問題が出てきますので、条例はいつまでも残るわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 簡易水道そのものは、別に水道関係の条例で結びつけていくということでなしに、このような形で。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 屋我地は水道事業の認可をもらっていないので、もらうまではやらなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第72号の質疑を打ち切ります。次は議案第49号の予算質疑に入ります。再開(午後2時43分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第49号の予算質疑についてお諮りいたします。歳入の方から逐次やりますか、それとも歳出の方からやりますか。(「順を追って」との声あり)順を追ってやりたいと思います。休憩いたします。休憩(午後2時44分) ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 土木費の34.04%。執行状況が非常に悪い。9万7,098ドルも余っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) いま残っているのは、追加議案として出した予算が支出するというのが、指令は最近ほとんど来ております。その分がいま全部手がけられておりません。その他の事業については全部入札終わっております。工事施工中は、まだ未完成ということになっております。年度内に8月の整理期間までに終わる予定のものでございます。終わる可能性のないものを追加議案として出しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 久志の支所長にお尋ねいたします。久志の方に簡易水道やるべき予算があったわけです。これが現在未執行になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 久志支所長 具志堅 康君。 ◎久志支所長(具志堅康君) 未執行はございません。入札に出されております。再開(午後2時58分)
    ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。申し訳ございませんが、私緊急な用事ができましたので、副議長と交代したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(玉城清吉君) 議案第49号の質疑を願います。休憩中にお願いします。休憩いたします。休憩(午後3時0分) ○副議長(玉城清吉君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 市税についてお尋ねいたします。法人税、固定資産税、不動産取得税、軽自動車税、こういったもの全部に対して、滞納繰越金を55%しか見ていない。個人にしても、法人にしても個人資産税にしても100分の55、55%しか見ていないということですか。土石採取税、そういったものが去年は見積もっておった。今年度はただ滞納繰越分だけを見ているが、今年は取らないのかどうか。せっかく旧屋部村においては、土石採取税というのを設けてやられた。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 滞納繰越分で各税目に関しまして55%見積もっているのは、全琉の滞納繰越分に対する見方が、100分の50ということでございまして、全琉の平均をこちらに持ってきたわけでございます。滞納繰越分に関しましては、合併した当初でありますし、馬力をかけていきたいと思っております。まず予算としては100分の55を見積もろうということでございます。土石の採取税のことでございますが、税の性格から申しましても、事業税の方で徴収されている。ただこの採取税で賄うのは道を壊したりするから、それに宛がうためにということで、二重課税であるということで、今後研究してみたいと思います。再開(午後3時28分) ○副議長(玉城清吉君) 再開いたします。15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 債務負担行為の問題、72年度予算の問題、強いて言えば71年度予算と同じです。減額補正して向こうに持っていった格好になっている。そういうふうな形でも政府支出金、名護市の合併を勧められた政府の前向きで取り組むという姿勢でなければ、新年度の始めで債務負担行為は例外だと思います。例外は例外を生むと思いますが、その辺についてもう一歩、市長の見解を承って、私の歳入に対する質問は終わりたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 現年度の場合は、いろいろ手をかえ品をかえ政府の方とも折衝しましたが、財政の落ち込みでどうにもならなかったということでございます。総務局に関係局にもそれは申し上げてございます。結論としてはどうにもならないということでございます。 ○副議長(玉城清吉君) 休憩いたします。休憩(午後3時30分)(休憩中、議案第49号質疑) ○副議長(玉城清吉君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 事務合理化の政府補助金が費目存置にされておりますが、終わったということですか。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 計上して政府に折衝しましたが、一般土木事業と同じように全部削られたわけでございます。 ○副議長(玉城清吉君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 保育所の設置補助金が出ておりますが、場所はどこですか。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 政府からの指示は、旧羽地区域にということでございますので、設置のことに関しましてもそういったことを参考にしましてやりたい考え方です。 ○副議長(玉城清吉君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) し尿処理の今回の日政援助が10万1,000ドル来ておりますが、これは人口、将来幾万を見越しての考え方、施設であるのか。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 四万の人口を見ております。 ○副議長(玉城清吉君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 庁舎建設敷地として6万ドル見込まれておりますが、場所はどこですか。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 場所は大体予定してございます。 ○副議長(玉城清吉君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 23ページの軍用地料、6月30日いっぱいで久志の演習地の27万坪解除になりましたが、これには入っていないわけですか 。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 入っておりません。 ○副議長(玉城清吉君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 市税に対してお伺いしたいと思います。今度の各種市税で51万という数字が出てきておりますが、当局の方では今後税金の上昇率をどのくらい見ておられますか。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 本土並みに持っていくためには、3カ年間で本土並みに持っていく。72年度には本土の60%相当額に持っていく。74年度で100%の税率に持っていくというようなことでございます。100%見た場合には大体30ないし三十二、三万の増を見込める。これを3カ年で年間10万ドルを見込んでおります。 ○副議長(玉城清吉君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 屋部支所長と水道課長に伺います。起債でもって全部水道配管に使うことになっているが、3万ドル一般会計から水道のほうにくり向けて予算執行させた方がいいと思います。3万ドルが政府からの支出金ならともかく、3万ドル起債しても政府からの補助金がないのです。水道の管理は、屋部はどこでやりますか。 ○副議長(玉城清吉君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 全部本庁でやります。 ○副議長(玉城清吉君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 給水区域内の人も金を取って賄っております。金を取っていないところまでやっては自然と水道料金値上がりになります。 ○副議長(玉城清吉君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 本庁の建設課土木係で見ております。故障したり技術的に見せたりする場合には、水道課、維持管理は水道課となっております。 ○副議長(玉城清吉君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 100ミリパイプ1,010メートル、50ミリラインで52メートル。3万ドルの起債を起こすといったときの設計、図面、工程そういう面、どこで設計されしましたか。 ○副議長(玉城清吉君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 建設課で一切やっておりまして、決裁を得たのは旧屋部村で得ております。 ○副議長(玉城清吉君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) パイプ等を見た場合には、3万ドルもかからないと思いますが。 ○副議長(玉城清吉君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 残念なことですが、設計図はまだ見ておりません。 ○副議長(玉城清吉君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 私が言っているのは、図面、設計図も提出してくださいというのは、そこにあるのです。多額の起債をするときにも、紙切れ1枚でやるということ自体が議会軽視も甚だしい。年度末には入札の残額を全部合わせて追加している。全部の書類を作ってから議会に提出してもらいたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 3万ドルの事業をする水道事業の問題は、先ほども言うように市の金は無駄遣いしております。7万ドル政府の補助がなければなりません。政府に取り組みされているかどうか。 ○副議長(玉城清吉君) 建設課長 比嘉平壱君。 ◎建設課長(比嘉平壱君) 69年度に旧屋部村として各部落に弁務官資金で、簡易水道が屋部から宇茂佐、安和、山入端4カ部落の想定で水道工事進めましたが、総合的にまとめようということで、69年度で大体この事業を政府に申請しましてずっと申請しておりますが、政府の予算の都合で予算が獲得できないで、現在になっております。屋部の現在の実情といたしましては、掘抜き井戸の水を利用してございます。使用水はできますが、飲料水には不適当だということで、政府に再三再四お願いしておりますが、できませんので、このたびは名護市の予算でやっていただこうということでございます。 ○副議長(玉城清吉君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 私は助役に聞いております。政府はそれくらいの誠意を示して、ある程度座り込んででもやってもらいたいということでございます。こういうふうなものに対して、100%起債したときに、今後の名護市の問題として、70%の補助を取る姿勢がなければならないと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 新市建設計画書から見ると、政府は4万4,800ドルすぐ出すようになっております。再開(午後4時5分) ○副議長(玉城清吉君) 再開いたします。きょうの日程はこれで打ち切りまして、明日引き続き第46号議案の審議をいたします。                                  (散会 午後4時6分)            名護市議会第3回定例会会議録(11日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年7月2日 金曜日 午前10時28分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年7月2日 金曜日 午後3時56分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席20名  欠席4名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │ 欠 │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │ 欠 │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │ 欠 │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │ 欠 │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(11日目)                               1971年7月2日(金)                               午前10時28分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は19名でございます。議員定足数に達しております。よって本日の会議を開きます。昨日に引き続き議案第49号の質疑を願います。歳入の質疑は終わりたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)休憩いたします。休憩(午前10時30分)休憩中でお諮りいたします。歳出の議会費は、例年ですと役所のほうを決めてからやっているような状態でございますが、順を追ってやりたいと思います。休憩中に質疑を願います。12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 議会事務局4名の給料が計上されておりますが、4名でできるものかどうか。特に合併当時の人事の問題で、相当いろいろな問題がありますが、4名でよいかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 職員数の4名の問題ですが、提案は議会から出された提案に基づいて、一応計上したわけでございます。その職員で事務はやっていけるかどうかということに対しましては、一応議会のほうからご答弁願いまして、もし不可能ということになりますと、私たちもそれに対していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 合併して市になりましたし、また従来の議会活動というのを反省します場合に、何かしら行政の従属みたいな資格のもとに、今までは事務局というのは軽視されて、一人で処理しておりました。その惰性が今日まで及んでいると思います。しかし、私が議長になりましてから他県や、また県内の市の事務局を調査しましたところ、議会の意思の反映は、または市民の福祉にも重大な悪影響を従来の姿勢では及ぼすという建前で、議会の活動をつぶさに市民に知らせるために、議会広報なども発行したいと思いまして、5名を市長に要求したのでございますが、市長のほうとしても財政難という建前から、今年度はどうにか4名で抑えていてもらえないかということでございまして、私もそれを了としたのでございますが、各市の状況から言いましても、ほとんどの市が議長の活動のために、議会の自動車をもちまして兼職の運転手を兼ね備えさせている状態でございまして、本市のごときは私自身で車を持ってやっているので、その仕事も省けるのでございますが、その意味からも本土の各市の広報なども見ますと、あと2名は要望したいと思います。1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 今の問題に関係して、私もこれを聞きたいと思っていたのですが、事務局長に聞きたいのですが、今の職員で仕事を定時間までにずっと毎日やっていけますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 議会事務局長 岸本清幸君。 ◎議会事務局長(岸本清幸君) 4名では無理だと思っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 議長は、このことについては十分市長と打ち合わせをしてやるということも言っておりましたが、恐らく議長は、我々よりかは事務局に来て、職員の仕事ぶりはよくわかると思いますが、そういうことについて予算がないからといって、ただ引き下がるというのはどうかと思います。反面、市長は自分の直接の部下は増員しながら、議会事務局を増員しないということは、何か特に自分よがりな考え方のようにうかがえます。最も腑に落ちないのは、去った一般質問に私はゼネストの給料の問題も話したのですが、無駄な支出をしているということを感じております。1日ゼネストで遊びながら、半日の給料を払ったと。そういう支出をしながら、議会の事務局予算がないということはどうかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議会事務局職員の定数に関しましては、一番その事務の内容というのは議会事務局でしかわかりません。そういうことで、一応5名の提案はございましたけれども、私たちの考え方といたしましては、職員の定数に関しましては、やむを得ない現場部門に対しては別だけれども、ほかは現状維持で増員は絶対しないという方針でいきたいと、議長にお話しして4名にしました。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 事実上増員しました水道課などは。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 水道課は臨時職員としてそこに置いてあるということでございます。定員は是非とも必要ということで採用をしようということでございます。4名で不可能ということであれば、年度の途中でも私たちは再考していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1款質疑を打ち切ります。2款の質疑を願います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 議会開会当初から財政落ち込みで四苦八苦しておりますが、46ページの本土研修費でございますが、9,450ドルの研修費、議会2,450ドル、約1万2,000ドル近くの金である。果たしてそれだけの研修費をかけて値するかどうか。電子計算機が3台も総務のところだけに購入しなければならない。旧各町村でも相当事務器具は整備されてきていると考えますが、一遍で多額の電子計算機を購入しなければならない理由。第3点、安和、勝山のばいじん対策費、5,000ドルを計上されております。既にこれ以外に合併協定の中で、旧屋部村と琉球セメントとの間に交わされたところの6,000ドルは義務でありますので、仕方がないと思いますが、安和と勝山に5,000ドル出している理由、私はセメント会社と市で対策補償も済んでいると新聞紙上で見ております。今後名護市が企業誘致を行うというときに、果たしてそういうことで企業が来るか疑問であります。ブレーキをかけることになるんじゃないかと思います。4番目に育英会費、育英会というのは各部落や、あるいは旧町村ごとにもたくさんあるわけでございます。なぜ安和にだけ育英会費を出さなければならない理由。55ページの行政区の運営補助金というのがありますが、今度は財政借入を四苦八苦してやろうというのに、財政法上これは義務付けられているのかどうか。もう一つ64ページの世論調査費、どういう世論調査をするのか。公害調査研究旅費、本市に特別に公害技術官がおられるのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) お答えいたします。最初に研修費の問題ですが、議会の研修費は71年度におきまして、一応半数の方が本土研修されましたが、今回は半分のうち7名の方に行っていただこう。残りの方は必要ならば途中で追加しよう、こういう考え方で本土研修費を計上してございます。総務費の中の9,450ドルの研修費は、明年4月復帰になりますと、いろいろ現在の制度と本土の制度とは相当違う点がございますので、各部門から1人1人本土の制度研究させるために ぜひ必要じゃないかということで、特に今度は本土研修の旅費を組んでいるわけでございます。電子計算機の件でございますが、市当局としましては事務の合理化、4月復帰になりますといろいろな事務的な面が大きくなりますし、事務の合理化に対しましても盛んに委員会で進めているわけですが、現在2台の電子計算機がございます。あと3台入れて、計算機を通して事務的な合理化を図っていきたいということでございます。安和、勝山のばいじん対策費の5,000ドルでございますけれども、旧屋部村時代に、この部落には対策費として1万ドル支給されておりました。合併の協定事項とか、いろいろな問題を話すときにも、そういった問題を話し合われました。やはり旧町村で取り扱った問題は、新市になってもやろうということで、1万ドルということじゃなしに、ばいじんに対する問題は、この予算を作成した当時は解決の方向に向かって来ているし、今回5,000ドル補助すれば、来年度はなくてもいいだろうということで計上してございます。育英会の5,000ドルでございますけれども、これも従来育英会の補助金として、旧屋部村時代に補助されております。行政運営補助金、これは一応名目を変えてございます。各区の区長さんに対しましては、期末手当みたいな性格を帯びた額を支給しておりましたが、委託経営に期末手当を支給するのはおかしいということで、本土復帰すると4万円ということで検討しなければならない。一挙に削除するということになると困るだろうということで、行政委託金に変えましては、企画室長から説明させたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 企画室長 比嘉邦三君。 ◎企画室長(比嘉邦三君) 本市に総合計画審議委員会が設立されると思いますので、それに伴って市長はいろいろなものを審議会に対して諮問すると思われます。それについて地域住民の声なり、あるいは今後進めるべき問題も市民に直接声を聞いていかなければならないと思います。各地域から500名、300名くらいということで、二、三十ぐらいの質問でアンケートを取りたいと思っています。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 公害の補助金のことでございますけれども、合併した当初、セメント会社から排出されたところの公害に対しましては、非常に問題になりましたし、私たち当局といたしましても今後企業誘致と並行して、やはり公害ということを慎重に検討しなければならない。そのためには専門の方を呼んで、調査研究して技術を植えつけたい。そのためには本土から講師も招聘するということで予算を計上しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 旧町村時代からよく指摘されている問題でございますが、政府の職員は地方に行く場合、食費等はついていると思います。地方自治体でそういった食費を組む必要があるかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) ご指摘のとおり、現在市長、助役から指示を受けまして、政府の職員に食費はやっておりませんが、山などへ行く場合、弁当代は出しております。自治省の関係で、半年で十回もお見えになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 53ページの負担金及び交付金となっておりますが、12万9,423ドル。その中には宜野座高等学校体育館・講堂建設費、北山高校創立25周年記念体育館・講堂補助金、北部農林高校体育館建設7,300ドル、それから沖縄県高等学校定時制30ドル、それはどういう性質のものですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 沖縄県高等学校定時制通信制の教育振興会というのは、補助を受けながら通信教育を受けている生徒に対する援助をする振興会への各市町村の分担金でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 旧町村別でやっておりましたか。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 名護市として今度は割り当てられております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 来年4月は復帰すると、復帰前提のもとに県制になります。北部農林高等学校、宜野座、北山高等学校に補助金を出す。お互い苦しいのに、政府がやっているのにまで補助金を流すということは逆じゃないかと思いますが、そういった面でご説明願います。当然政府立の高等学校であります。政府がやるべきなのが建前であります。
    ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 体育館建設負担金に関しましては、非常に額も大きいし問題でございますけれども、その内容一応調査もしてきたわけですが、政府の基準によりますというと生徒数の316名から675名までの生徒を有しているところは、体育館の基準は861平方メートルということでございます。幾百名以上は幾平方メートルという基準がございまして、基準に基づきまして政府は補助しておりますが、宜野座高校の場合は生徒数にして800名でございます。ところが各学校とも生徒数に基づいて、政府から示されたところの面積では体育館としての機能を発揮することはできない。どうしてもこれに継ぎ足してしなければならないという現状でございまして、各学校などPTA、役員会を開いて増築しなければならないということで、負担の面ではどうしたらよいかということで、基準に基づくところの補助は入ってきますが、これに附属する分はPTAなどで負担しなければならないという結論になってまいりまして、結局この継ぎ足しの分に対しましては、一応市がある程度負担していかなければ、直接市民の方々がこれだけ負担するのだということになりますので、こちらとしましても非常に苦しい財政でございます。けれども市民の負担軽減をするために一応負担金として計上したわけでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 合併の時点において新市建設計画が計画されておりまして、その中において71年度、72年度と6カ年計画の中の総務費が、合併したから旧三役おらなくなるということで、第二年次でこれだけの金額が浮くんだという金額があったと思います。24万8,000ドルという金額は増額になっております。(議会費の中には2万6,000ドルの金は減になっております。)我々が予定した72年度の計画の減はいくらでありますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 役所費が相当額増になっておりますのは、従来9款にあった選挙費もこちらに入ってくる。いろいろ分かれておったのが、総務費に入ってきたのが相当あるわけでございます。分担金、諸支出金、全部総務費の中に今度包含されたということで増になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 第二年次に減になる予想額がいくらであるかということでございます。6カ年間においては90万ドル超すと思いますが、23番議員の質問と関連しますが、北部工業高校敷地購入費、借入金の利子でございますが、これは当然政府がやらなければならない。我々が過去、行政を担当した時点において政府に対して要請したわけであります。時の文教局は財政上やむを得ない、350万ドル程度にして敷地購入計画を持っているということで、北部工業高校の敷地購入費もその中に入っているということでございました。この問題は一番重要な問題であると私は思うのでございます。なぜならば、政府は自体の高校であり、政府自体が当然敷地購入、その他の問題に対しては責任を持ってやらなければならない。政府が財政落ち込みによってできないから、市町村にしわ寄せする自体私はできないと思います。どういう打ち合わせによって、これだけ今年度計上したか。約1年間財政落ち込みによって、何らかの方法、特別交付金で利子の負担など考慮しておれば納得がいきますが、これでは私は当を得ていないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 北部工業高校の敷地購入問題に関しましては、名護市合併以来、議会のたびごとに出ております。それに対して市長が答弁をやっておりますが、昨日の議会においてもそういった問題を詳しく説明しております。政府が当然やるべきだということは、前から皆さんもよく知っておりますし、私たちも政府に当たっております。北部開発期成会としても詰め寄っております。2万ドル程度は一応償還されたと。残り分に対しては財政の落ち込みでどうにもできないということで、市長が答弁してございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 教育委員会の予算とも関連いたしますけれども、政府自体が今年において2万1,000ドル、これは引継ぎ事項になっておりまして、敷地購入費12万6,000ドルになっております。あと10万1,000ドルは残っている形になっている。これはあと4カ年でやるということになっております。私が言いたいのは、利子は政府自体が当然持つべきであります。あなた方は引き続き4カ年間にわたって利子を持つつもりでいるのかどうか。これは町村会としても強力に政府に要請して、市町村に負担かけないようにすること自体が妥当であると考えます。あなた方の構想に対しては不可解であります。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 利息の問題の特別交付税の措置、あるいは土地代に対する政府の早急な支払いに関しましては、北部開発期成会を動かして、政府に折衝をするということでございます。今後も強力に続けていきたいということでございますので、その結果を待たなければこの段階でははっきり申し上げられません。北部市町村会、北部開発期成会で強く政府に要請していく以外、方法はないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 職員研修の人員は幾名ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 自治大学研修4名、管理者研修20名、初任者研修11名、全部で 35名でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 59ページの貸地料配分金、23ページの貸地料1万1,000ドルになっております。貸地料の分収であるのか説明してください。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 軍用地に対しては同数であります。それは問題ありません。配分の対象になるのは開墾地でございます。普通の宅地などは対象になりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 公害調査の問題ですが、以前に屋部支所長が公害調査で本土に派遣されたということを私は聞いたのですが、今度の予算にもそういう調査費を計上しておりますが、派遣してまだ満足でないのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 前回のものは当時問題が出ておりました琉球セメントを中心にしてやりました。今回いろいろ予想されますその他の公害関係、企業誘致との関係、その他のものを調査させたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 先ほど助役はセメント会社を中心にしたところのとの言い分でありましたが、そうなると私は支所長が行ったのは遊びに行ったのかと疑われます。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) これから起こるであろう公害を主体として、これを研究するということでございます ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) どんな企業を誘致しますか。そうでなくては公害の調査もできないと思います。企業全般にわたって調査しますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 企業を誘致する前にやらなければならないと思います。どういった企業を誘致するということまで決めておりません。調査は全般にわたってでございます。企業はこれから計画するわけでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) そうしますと、誘致する企業はどうということではなしに、企業のあるだけ調査するということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) あるだけということではなしに、総合計画委員会でどういった企業を誘致するということが決まれば、それに基づいてやりたいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 庁舎敷地購入費でございますが、現在のところは政府が買い取って、農業試験場にということでございましたが、どうなっておりますか。現在のところでもあと10年は100台くらい自動車の駐車場も考えなければいけないと思いますが、そういう面も考えてやっておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 試験場の移転問題でありますが、これはずっと前から試験場の移転をするならば、ということでございましたけれども、なかなかその移転ができずに、移転委員会という委員会もできておりますが、近いうちではできそうにないということでございます。なお敷地に関しましては駐車場とか、そういったものも考慮に入れてございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 先ほどから本土研修についての質疑がございますが、こういうふうな考えを持っておられる町村はたくさんあると思います。そういう方々を一堂に会して、日本から専門技術者を招聘して、講習など受ける方法は考えておりませんか。そうすることは非常に金を有効に使う効果があります。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 研修を受けてくるということは、やはり向こうからその権威者をお招きして講義を受けることは、事務の内容、事業の内容を突っ込んで見てこなければ、研修の意味もないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 一応は概念をつかまえて講習を受けるようにしていくように、検討を進めていただきたいと思います。次に育英会に対する補助金でございますが、3カ所ぐらい出ております。こういう制度は、初めは少ないようにあるが、名護の各区が全部要求したらどうなりますか。公平を欠いたら仕事できない。これについて助役はどうお考えか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 育英会の補助金は、各市町村にある育英会支部の協議に基づきまして、これだけ補助を申請すればよろしいということで、こちらで計上してあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 46ページの交際費2,500ドル、これは付記がありませんが。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 市長交際費でございます。前年は2,000ドルでございましたが、今度の場合は復帰とかいろいろな問題がございますので、500ドル増を見込んでございます。前年度の実績は11カ月分でございますので、2,000ドルで足りております。 ○議長(崎浜秀栄君) 午前の日程はこれで終わります。休憩いたします。休憩(午後0時0分)再開(午後1時57分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。午前に引き続き休憩中に質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後1時58分) ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 議会の交際費、前年も今年も700ドルになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 議会からの要求は1,000ドルでございましたが、議長と話し合いの結果、前年どおりの700ドルにしてございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 防犯車両補助費、協会の中にはそういった専属の職員もいないと思いますが、車を購入しても一部の人々の自家用になると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 現在名護市に防犯協会もございますけれども、実質的な運営は警察の方でなさっていますので、警察の方に保管されると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) いろいろ各種団体に対する補助金がございます。これに対する補助率は幾十%押さえておりますか。また各団体の方から事業計画、こういうようなものが来ておりまして、これに対する問題だと思います。補助率をお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 補助率というのは別に決めておりませんが、この中には義務的な負担もあれば、その事業計画等を勘案いたしまして、原則としては去年並みでやっております。力を入れるべきだというところには増額しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務費はこれで打ち切りたいと思います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 愛楽園と厚生園の問題、どういった方法で1,000ドルと、100ドルですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 愛楽園も名護市の人口に入っておりまして、交付税の中には算定されてくるということでございまして、愛楽園の補助率については、愛楽園の要望に付しまして慰問のための劇団とか、いろいろな方法でもっていきたいということを考えております。厚生園に対してもそういうような方法でやりたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 関連質問でございますが、老人連合会に対しては政府から直接補助ございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 政府からはございません。クラブを結成したときには市町村を経由して支出するということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 施設にもないわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 政府から維持管理費が老人センターの方に直接ございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 市の老人クラブ、現在人員はどのくらいですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 登録されておりますのが3,143名です。 ○議長(崎浜秀栄君) 6番 岸本幸久君。 ◆6番(岸本幸久君) 社会福祉総務費、民生委員推薦委員会というのがございますが、これは委員の推薦だけでございますか。厚生委員というのが前にございましたが、それと同じですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 去った5月の10日に民生委員法が公布されまして、それに基づいて今回民生委員の推薦委員会を市町村で設けなさいという(民生委員会第8条)ことで、現在の各町村に置いてあります福祉員は民生委員に変わってまいります。行政主席、県知事が任命するわけでございます。民生委員にふさわしい方を選ぶのが、民生委員の推薦委員会でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 98ページ食料費、8,640ドルの内訳を説明してください。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 南保育所と中央保育所の保育している子供の食費でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 民生費の質疑を終わります。衛生費に入ります。1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 羽地と名護の火葬場がございます。管理人の賃金が異なるのはどういうわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 名護の場合と羽地の場合の取扱料の違いでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 診療所費ですが、助産婦関係で久志1カ所しかございません。どういうわけで久志だけ手当をやっているのか。127ページの使用料及び賃貸料、羽地ちり捨て場、年間とあります。羽路はちり捨て場はやらないのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 700ドルには、羽地のは原簿にはありますが、プリントをしたときに十分読み合わせていない関係で、127ドル80セントの賃貸料になっております。それは後でわかりましたので、次の更正予算で計上したいと思います。
    ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 当初から助産婦設置交付規程というのがございます。当初から補助金をもらってずっと計上してございます。旧久志村の場合は遠隔地であり、道路事情が悪いということで手当をやっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 関連ですが、補助金はどのくらいきますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 厚生課長 比嘉栄一君。 ◎厚生課長(比嘉栄一君) 政府の算定する50%です。毎年少しずつ手当を上げていきますが、政府の算定は辛いのです。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 煙霧消毒、久志では月に1回もないときがございます。人夫賃は計上されておりますが、薬品代が見当たらない。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 薬品代は保健所から無料でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 報償費、屋部と久志、羽地の医介輔に対する補助は60掛ける12、屋我地は120掛ける12となっておりますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 報償費の6,920ドルに対しましては、屋部の看護婦、屋我地の医介輔160ドル、久志、羽地60ドル、旧屋部、旧久志は看護婦に対して、従来55ドル支給しました。屋我地は課長相当の報償費というような形で、71年度予算をずっと組んできたわけでございます。羽地も116ドルずつ看護婦に宛がうというようなことで、新年度予算は計上してございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 役務費、説明の欄、し尿処理場設計何も入っておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 当初、1万944ドル予定しておりましたが、予算の計上、整理するときに原簿にはございますが、落としてございます。次の更正予算で是非これを追加するようにしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 124ページ災害補償費の説明をお願いいたします。それと11節の需用費、食糧費ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。 ◎財政課長(大城清雄君) 5節災害補償費の50ドルは公務災害、11節は消耗品関係の横断幕でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 124ページ需用費、横断幕とのことですが、109ページの需要費に清掃週間横断幕とあります。ついでに伺いますが、両方とも幾回やるのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 重複しているようでございます。124ページのものが正しいと思います。できましたらそのまま利用させていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 重複しておれば109ページは消すわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 立て看板の方は残るのですが、50ドルだけ削除しなければいけません。 ○議長(崎浜秀栄君) 7番 比嘉永信君。 ◆7番(比嘉永信君) し尿処理場、パトロール用オートバイですが、現在し尿処理場がないのでキビ畑、海岸などに捨ててございますが、それをパトロールなさるわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 従来は名護市内の畑などに、投棄していけない所にやっておりますので、保健所からも強く指摘されておりますので、そういった違反がないようにパトロールしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 衛生費の質疑はこれで打ち切ります。再開(午後3時55分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。本日の日程はこれで終了し、散会いたします。                              (散会 午後3時56分)            名護市議会第3回定例会会議録(12日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年7月3日 土曜日 午前10時21分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年7月3日 土曜日 午後3時36分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席23名  欠席1名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │ 欠 │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │渡具知裕徳│教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │金城一正 │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(12日目)                               1971年7月3日(土)                               午前10時21分開議 ○議長(崎浜秀栄君) 13ページの労働費1項から質疑を願います。休憩いたします。休憩(午前10時32分) ○議長(崎浜秀栄君) 休憩のままで質疑を願います。24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 5款の失対(失業対策事業)に対しまして、納得のいきがたいところを総体的に趣旨説明願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 5款、失業対策費用でございます。失業者というのは申告制によりまして、職労が失業者という認定を下します。23名の方々を就労させて、失業者に値するところの仕事をさせる、主に道路の砂利敷きの仕事でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 経費の分担は政府が全部負担でございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 政府は労務賃金80%、市が20%負担でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 認定されるという問題ですが、認定されるまでのいきさつ、申請手続き、年齢、そういうものを伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設課長 比嘉平壱君。 ◎建設課長(比嘉平壱君) 本人が名護職安に申請いたしまして、職安の方でこれは良い悪いと認定を下します。年齢は制限ないようでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 疑問に思いますのは、名護市内において失業というのは当てはまるかと思います。いつでも人手不足だということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 認定するということは、政府の職業安定所が基準に従って、本人の失業の状態を調査して認定するのでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 失業対策事業は、行動半径は幾キロぐらいですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設課長 比嘉平壱君。 ◎建設課長(比嘉平壱君) 範囲はございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 労働費を終わりたいと思います。次に農林水産業費の質疑を願います。13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 営農指導員の設置補助金について、政府からいくら市として、いくらの予算を出しているか。4組合というのは名護を除いた周辺の旧町村であるのか伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 営農指導員設置補助金、2,000ドル提案してございますが、対象農協は名護、屋部、久志、屋我地でございます。羽地は設置してございません。政府から補助としては50%ですが、一昨年までは600ドル、400ドル出しております。政府の財政の都合上600ドルから400ドルになっております。各農協からも半分出しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 補助を出す以上は市の連携のもとにやるべきだと思います。生活改善連絡協議会の補助金でございますが、これについて基本的な考え方を伺いたいと思います。そのまま旧町村に配置した方がいいのか、将来これを統合して合理的な方面に持っていくべきであるか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 将来は一つにまとめたほうが良策じゃないかと思考されます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 142ページの農薬値下げ補助金でございますが、農薬代として3万ドル出すことになっておりますが、それについて市になった場合、これだけのものの需要を満たすものがあるかどうか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) とりあえず年間6万ドルぐらいあれば間に合いますので、その50%を見て3万ドル見ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君)  もしこれだけで足りないということであれば、住民の要望に沿って追加更正の考えをお持ちですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) その時点で検討して要求したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 家畜購入補助金、牛とか豚、ヤギ、いろいろ補助金を提出されておりますが、種畜購入補助金に対しまして25%になっておりますけれども、これについて政府からの補助金が見込まれておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 畜産課長 大嶺正助君。 ◎畜産課長(大嶺正助君) これは市独自の予算だけでございまして、実際取り扱いいたします場合には、政府の特に幼牛振興特別措置法に基づく50%の助成金はまだ補助してございません。その件につきましては規定上11月末で市税が発せられますので、それ以降じゃないと挿入できないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 養豚組合とか畜牛組合、養鶏組合とかございます。そういった組合を施設するのは100ドルでは少ないと思いますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 畜産課長 大嶺正助君。 ◎畜産課長(大嶺正助君) 養豚組合育成補助金につきましては旧町村にありまして、まだその範囲グループで活動しておりますので、5町村の100ドルを基準に交付したい。畜牛組合の場合は、旧屋部村に既成されておりますので、それを中心に取り計らいたいと思います。ヤギの場合は旧羽地、久志のものでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 法定伝染病によらないでの対策処分でございますが、これは過去の実績によって計上されたのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 畜産課長 大嶺正助君。 ◎畜産課長(大嶺正助君) 旧屋部、羽地、屋我地村で旧町村時代は取り扱いされてきた普通伝染病のへい死豚による補償でございます。200頭要求いたしまして、見積もりといたしましては時期または年度によりまして大変変動がございますので、概算実績を出しまして要求いたしましたが、財政の都合でとりあえず100頭を予定してございます。これ以上の場合には追加要求したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 土地改良事業でございますが、これも補助のパーセンテージが違います。19節負担金及び補助金、交付金について ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 埋め土した場合には50センチメートル以上、以下がございます。政府も50%、80%がございます。そういう関係で20と10にしてございます。これは屋我地と名護になっております。地元負担の状況によって変わります。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 補助金の交付に対する規則は規定でもって一応交付するのであるというふうな考え方でございます。その案の審議はでき上がっておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 農林水産費のうちの旅費の合計、後で知らせてください。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 特殊勤務手当というのはどんなものですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 造林、山の火入れとか、病害虫駆除する場合の農薬散布の費用でございます。名護市職員の条例に特殊勤務手当条例というのがございます。別紙に各種勤務手当の額面が明記されております。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 公務員等の共済組合の負担金、これは条例化されているのですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長 大城清雄君。
    ◎財政課長(大城清雄君) 71年度までは政府等の公務員に対する退職年金の町村負担金ということで計上されておりましたが、今度制度が違いまして、地方公務員等の共済法というのができまして、医療保険の場合は個人から1000分の15ドル、市町村からは1000分の15ドルということがございます。共済費に対しては、各款ごとに計上してございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 白金土地改良組合の補助金、屋我地の3万ドル。そういう土地改良事業に対して、それ相当の補助金が出ております。特に白金土地改良組合についてお伺いしたいのですが、既に十数年もかかっているんじゃないかと思いますが、いまだに改良事業が完了していないという面で、ことに土地改良事業は済んで、生産もされて認可もされているべきだと思います。いまだにそういうことがされていないために、地主の所有権等の問題でややこしいことでございますが、そういった中で白金土地改良組合の過去の債務、事業を認可、続けさせるための補助であるのか伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおりまだ整理はされていないようでございます。土地改良事業につきましては、私、基本方針の中でも申し上げましたように、小さな補助金を交付するよりも大きなものに助成したほうが、生産奨励にはプラスになるんじゃないかという基本的な考え方を持ち合わせております。白金土地改良組合については、具体的な方法はまとめておりません。近いうちに事業経営の内容など等についても要求してまとめたいと思います。それに基づいて指導、助言をすべきものがあればあわせてやり、スムーズに組織の運営がいくように指導、助言をしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 長期にわたっておりまして、現在どういった事業、どういったことをやっているかわかりません。3年前からそういった補助金は流しておりますが、実績が上がっているかどうか疑問になっております。既にあの地域は住宅地域の中に入っております。そういった面の関連もございますので、ぜひ白金土地改良組合の事業の内容等、市として助言をして早急に終結するようにしてもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 3点について質問いたします。142ページの一般負担金、補助金及び交付金でございますが、今までの旧5町村の補助様式とはちょっと異なっていると考えます。今までの奨励金として、キビに対しても古株、パインに関しても古株更新ということでやってきました。今度の予算では奨励金に変わっております。相当額増額されたようになっております。それと農機具に対しても旧5町村で合併された時点では、補助金の一番多いところを取るということでございましたが、今この予算書から見ると必ずしもそうなっていない。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 優良農機具、これは旧名護町が30%以内、羽地が30%以内、実際は20%、久志が40%以内、屋部40%以内となっております。農薬は久志を除いて4カ町村が50%以内でございます。畑地かんがいは旧屋部村が50%以内でございます。サトウキビの更新補助、旧名護町が坪当たり4セント、羽地3セント、久志は0、屋部4セント、屋我地2セントというふうになっております。パインの古株更新奨励が、羽地坪当たり3セント、屋部4セント、屋我地が5セントというふうになっております。そういう関係で旧5町村とも、あるところも置けないものもございましたので、今度統一してこういうふうにしてあります。生産奨励金を持ってきたことは、パインに対して、最寄りの工場でも更新補助をやる。各市町村でもやるということで、二重補助をやっております。そういう関係上、生産奨励に切り替えた。名護市としてはパイン、キビともに生産奨励の一点でやった方が良策ではないかということでやっております。パイン、キビの更新補助はそれぞれの工場で話し合いは済んでおります。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 豚の注射するときの人夫賃は4ドル、ニューカッスルのときは人夫賃3ドルになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 畜産課長 大嶺正助君。 ◎畜産課長(大嶺正助君) 豚の予防注射のときには男子の賃金で、鶏の場合は婦女子を使うということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) もう一度伺いたいと思います。牛に対しては雌牛が400ドル掛ける200頭で2万ドル、雄豚で200ドル掛ける40頭で4,000ドル、ヤギが50ドル掛ける5頭で125ドルというふうな補助金の内容になっております。牛の場合はよくわかります。豚に対して60%ということを言われております。種豚だけの購入よりか雌豚5頭の購入もして、そして他から多額で買うよりか、お互い名護市でそれだけの生産を図ることで安く購入できると思います。200ドルという種豚ですが、これは県内からの購入のお考えか、県外からのお考えか。 ○議長(崎浜秀栄君) 畜産課長 大嶺正助君。 ◎畜産課長(大嶺正助君) 県内からやりたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 具志川、読谷あたりでは、県外、本土からの優良品種を入れて、子豚を産ませる業者に対しては、転売の値段で売りつけております。そういったことを十分考慮の上やってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 農林課長に伺います。6款1項4目14節の農道砂利敷ですが、7,695ドル、旧羽地村でもこれに近い砂利敷き費を持っておったと記憶しております。そう大した差はない。しかし今までやった仕事のやり方より合理的なやり方で、これくらいならば十分やっていけるということで計上されているかどうか。または賃金の関係で、どうしてもこれくらいでやらざるを得なくなったということで予算を計上したのか。もし十分農道の砂利敷きをするとすれば、いくらぐらいは計上すべきであったか。それと71年度において旧5町村の農道砂利敷きに関係する予算と実績、そして現在名護市には農道の延長がいくらになっているか。そういった点について伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 71年度の砂利敷き費用と72年度に計画した砂利敷き費用とのいきさつは、後ほど数字でもって建設課長から説明させることにいたします。このたび72年度の砂利敷き費用として計上しておりますのは、従来は各市町村ごとに、業者に請負させてやっておりましたが、これを一応市で集中管理する。農道砂利敷はやはり製糖期等になりますと、その稼働期に対してはその費用でもって措置していきたい。それから152ページに原材料費で9,250ドル取ってございます。その2カ所を利用して集中管理していきたいという方針でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設課長 比嘉平壱君。 ◎建設課長(比嘉平壱君) 71年度の路面の敷砂利の終了が510立方メートルになっております。今年72年度で2万5,000立方メートル、約半分を予定してございますが、後の2万5,000立方メートルは追加更正において予算を計上して、去年並みに農道、市道の維持管理をしていきたいと思っております。農道の延長は14万2,018メートル、市道の方は資料でおわかりと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 結局、農道砂利敷の方は、資金の関係で予算が足りなくて、半分計上していくということですか。補正予算で補っていくということですか。農道砂利敷は農民が強く要望しておりますので頑張ってください。 ○議長(崎浜秀栄君) 14番 我那覇隆光君。 ◆14番(我那覇隆光君) ミカン園設置補助金でございますが、ミカン園設置補助は大いに結構なことだと思います。北部におきまして相当数のミカンが植え付けられていると聞いておりますが、将来において、あるいは今後、このミカン園を設置するために銀行から金を借りて事業化した場合に、生産過剰になりはしないか。販路に困った場合には大きな問題でありますので、当局としてのお考え、指導についてお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 現在のところ大丈夫だろうと思います。今度からは一反歩以上設置して立派に管理した方に対して、年末に補助しようというように考えて設置補助いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 14番 我那覇隆光君。 ◆14番(我那覇隆光君) 漁船建造補助金3万5,000ドル、3隻分、20%のトン数はどの程度でございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 3隻のうち1隻が約5トン、残りの2隻については3.5トンとなっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 14番 我那覇隆光君。 ◆14番(我那覇隆光君) 現在よく言われます地獄網、ナイロン網に現在でも補助金を出していますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) ナイロン網に対しては補助金を出しておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 17番 島袋武徳君。 ◆17番(島袋武徳君) 市長にお伺いいたします。147ページの19節負担金、補助金及び交付金、この中の種畜購入補助金、牛の場合でございますが、市長はさきに本土牛を入れた場合に、政府から50%の補助があるんだということを聞きまして、私はこれに対して非常に期待を持っていたものでございます。ところが20ページの政府補助金の中の12節に費目存置で1ドルということになっておりますが、このことにつきまして政府の補助金の見通しについてお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) これは今でも私の基本的な考え方は変わりません。政府から50%いただきまして、さらに市の25%を加えて75%の補助をしてやろうという考え方でございます。これは11月に決定するわけでございます。そういうようなことで政府の方とは話し合いをしております。畜産課長に最低200頭の補助金を確保するように要請し続けております。 ○議長(崎浜秀栄君) 17番 島袋武徳君。 ◆17番(島袋武徳君) 13節の委託料、この中に茶苗木が費目存置になっておりますが、 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 茶苗木の問題ですが、これは旧羽地と名護に設置してございます。その次が久志に設置しています。 ○議長(崎浜秀栄君) 17番 島袋武徳君。 ◆17番(島袋武徳君) 20ページの政府支出金も費目存置になっております。これについての政府の見通しを伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 71年度までには政府の補助金が、300坪の茶園を設置したときに1,842ドル20セントございました。2カ年継続する事業でございます。初めの土地には1,300ドルやり、次年度に500ドルをやるということでございましたが、72年度からはそういう補助金が廃止されまして、優良苗木補助金ということに切り替えられておりますので、市自体でやらなければならないということになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 水産事業振興法についてお伺いいたします。漁船建造費、いわゆる水産業については補助率が農業に対する補助率より低いわけです。何か規定によって率を決めたか伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 現在、名護市水産業奨励交付条例というのをつくって、審議委員会によってその案で30%ということになっております。その範囲でやろうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 漁協育成補助金、これはどういう漁協に補助するんですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 現在、名護市には2つの漁協があります。名護、羽地漁協の場合は農業協同組合に比較して、経営規模が著しく悪いわけでございます。そういうことで復帰も来年に控えているし、組合の基盤の整備を図っていこうということで、両方に500ドルずつ従来どおり出そうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 名護市は豊富な漁場があります。漁協の合併は必要だと思いますが、今後合併について構想を持っておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 将来は当然、市町村合併によって名護市になりましたので、現在の2つの漁協を1つにして、経営規模の拡大を図って行こうという考えです。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 造林の賃金でございますが、政府から大体70%補助がある。そうすると、その査定というのは政府が決めた段階で出してあるんですか。保育造林はいくらですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 造林の中でも人工造林、これが227ドル50セント、新植の場合は311ドル50セント、その経費の70%政府から補助があります。 ○議長(崎浜秀栄君) 8番 比嘉正金君。 ◆8番(比嘉正金君) 人工造林の場合は種子まで入っていますか。保育造林の場合はいくらですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 種子も入っております。保育造林は70年度まででございました。71年度からはなくなっております。しかし72年度分が交付されるという政府の指導でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) ミカン園設置と幼木茶園設置、これも補助の差額がございますが、理由を伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) ミカンは苗代も自己負担でございます。茶園の苗は市から無償であげます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 養豚組合の育成費というのがございます。これは旧町村にあったはずだと思いますが、市になりましたし、こういうのを1カ所に総合的にまとめて指導するのが急じゃないかと思いますが、これまでよく指導してきましたのが、こういうような形では指導が徹底しないと思いますが、それでいいかどうか。 ○議長(崎浜秀栄君) 畜産課長 大嶺正助君。 ◎畜産課長(大嶺正助君) 将来は統合させたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 土地改良組合に対する補助の問題ですが、課長の説明では白金と屋我地に対する分だと説明を承ったわけですが、羽地西部土地改良もございますが、運営補助金は別だと思いますが、事業補助金に対しまして白金、屋我地ということでございますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 2カ所でございます。西部事業がこれだけめどついているから、それに基づいてやろうということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 西部の場合は、5月まで指令がないので、勘案してくれということでお願いされました。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 後ほど検討してみたいと思います。再開(午後0時1分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。午前中の日程はこれで終了させていただきます。暫時休憩いたします。休憩(午前0時2分)再開(午後1時30分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) トラクターの補助は個人ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 両方を対象にしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 5番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) トラックは大きいものでございますし、補助の効率から見た場合に、農協あたり、あるいはできれば先ほど助役から説明あったと思いますが、農道砂利敷の集中管理、団体等に出した方が運営できるんじゃないかと思います。個人の場合は、今後幾十万坪を対象に使えるような措置を取っていかなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 今、補助規程が審議中でございますので、審議の段階でもう少し突っ込んで検討していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) お互い一番問題にするのは、農民が38%いらっしゃる。名護市の場合の占める農業所得はいくらですか。
    ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) まだ資料が不十分でありますので、後ほど提出したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 低所得者からして十分追いついていけるかというようなことを考えて、5町村を合算したもので、新市の施政、前者の施政に対して追いついていかなければならない。そこら辺に問題があると思います。ミカンの問題、これだけの補助金を出すという場合に反当たりいくらぐらい植える考えか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 500本から1,000本弱でございますが、後のことを考えて無駄があると思いますので、200本ぐらいが基準だと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 1本当たり幾百キロの予定ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 大体、植え付けして3年以上になると3キロから5キロになると思います。初年次でキロ当たり40セント程度の価格を見ております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 北部普及事業連絡協議会というのがございますが、どういったメンバーで構成、年幾回ほどこういった協議会が行われておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 会長が北部製糖の比嘉繁栄さん。旧町村には支部長がおります。いろいろな生活改善普及事業、そういうものをやって発表大会とか、いろいろなものをやっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) この場合、お互いの市役所関係から畜産課、農林課あたりから会員に加入して、そこでいろいろディスカッション、話し合いされておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 年間一回でございますが、しかしその他にいろいろやっているようでございます。市役所からも出られてやっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 病害虫防除が800ドル、キビ生産高調査費が476ドル、いずれも政府支出金ということでございますが、病害虫駆除補助費に比較いたしまして、キビ生産高調査が2分の1相当、比率にして高いような気がいたしますが、これを簡単に生産高調べの方法をお聞きしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 面積の掌握でございます。本旨を申し上げるというと、キビ代の日本本土に資料を確実に掌握するということで、政府からの達しでございます。病害虫補助で800ドルございますが、相当病害虫が発生しまして、市自体の予算でございまして、ユギノールという農薬で害虫を殺すということでございます。年4回、去年から実施しております。自分でミカン園を持っている人は、主として農薬配布しますが、果樹園の周辺、部落内はなかなかお願いしてもやれませんので、そういう問題も市で考えなければいけないという関係で、賃金を計上してございます。純然たるミカンへの補助でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 先進地視察費、146ページに400ドルという予算が組まれております。各課別に計上やられたと思いますが、先ほどの普及連絡協議会とか、次の草地造成補助金2000ドルというふうにいろいろと予算計上されておりますけれども、そういったものをかみ合わせて非常に重点を置かなければいけないということも考えられます。そういったことといろいろ予算をより効率的に使用するために、各課別にやった方がいいと思いますが、例えば畜産課と農林課と、畜産課が行く場合にやはり飼料作物も見なければならない。飼料作物を見たい、あるいは現在お互いが考えているところの農家がそういったものを作っておったとなる、利用なさっているところも多々あると思います。そういったところをかみ合わせて効率的に使うということも一つ両方が話し合ってやることにも予算を絞った問題、より効率的じゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 運用の問題でございますが、十分連絡しあってより以上に効果的にやってみたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 現に優良農機具として多額の補助金を出しておりますが、現在名護市の耕地面積の幾割がトラクターの使用できるか。幾台あれば名護市でトラクターが間に合うか。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) 大体2,900町歩の耕地面積がございます。そのうち、はっきりした資料は持っておりませんが、約60%もできればどうかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 現在、名護市で、旧各町村でどのくらいあるか。それをお調べになった数字があるか。また農協も農民の調査したもとといたしまして、農林課では各農協長を集めて、具体的にそういう問題を検討されたことがないのか。農協も農民のために、そういうことを考えることも必要じゃないかと思います。市町村長の政策を農協がまちまちでは困ると思います。農協には営農指導員というのがございまして、特殊の立場でやっているのか。有効に農機具を使っていくには縦横の連携も必要だと思いますが、現在のお互いの旧町村に市が一遍に金を出さなくても、農協に運営をさせて、年々少しずつでも補助上げていけば、全部が使えるのじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 農林課長 照屋源一郎君。 ◎農林課長(照屋源一郎君) さきに差し上げました報告書に、農機具の給付状況というのをお上げしてございます。農機具の問題について農協と話し合いしたことがあるかということでございますが、前にも私直接参加しておりませんが、北部の農協長会がございまして、いろいろな問題について話し合いしたようでございます。農機具は農家のなくてはいけない機具でございますので、最高に補助率を上げてもらいたいという連絡も受けてございます。どのくらいあればよいかという問題でございますが、その問題については振興計画書も作っておりますので、後でその問題がまとまったらプリントにして差し上げたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 水産事業はこれで質疑を終わります。次に7款、商工費について質疑を願います。19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 琉球セメント補助金、6,000ドル計上されておりますが、この補助金はどういったような性質のものであり、またどういうふうな性格を帯びているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 旧屋部村と琉球セメントの間に締結されました覚書によりまして、奨励金を交付しております。第3条で6万ドルを向こう10カ年間で支払うというような覚書が締結されておりますが、それに基づいて支払うことになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 4番 屋冨祖重信君。 ◆4番(屋冨祖重信君) 嘉津宇岳初詣で電気量でございますが、これはもちろん大切なことだと思います。多野岳も初詣でやっておりますので、やるべきだと思いますが ○議長(崎浜秀栄君) 商工水産課長 宮城慶三君。 ◎商工水産課長(宮城慶三君) 嘉津宇岳については屋部支所のほうから要望がございましたので、市長と調整いたしまして計画いたしました。多野岳については連絡がないので計上してございません。今後検討したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 7番 比嘉永信君。 ◆7番(比嘉永信君) 土木係の臨時職員についてお尋ねいたします。今年度は政府支出金の土木費も費目存置になりまして、非常に仕事が少なくなりますが、土木係の方は臨時職員もやはり必要ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設課長 比嘉平壱君。 ◎建設課長(比嘉平壱君) 71年度から建設課の一般土木係の方では、一人の臨時職員を置いてございます。現在の本職員では間に合わないので、一般土木の方では一人の職員が二人以上のものを受け持っている関係上、臨時用人はぜひ必要でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 公有水面埋立費。名護地先埋立測量、1万ドルの件でございますが ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 概略の説明でございますが、第一次埋立面積が1万5,000坪、第2次、2万5,000坪、残り8万坪で、計12万坪。この1万ドルの計上に対しては調査設計費用ということになっております。将来は公有地及び一部住宅ということになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) そのプランはいつごろできますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 今の段階では公有水面埋立申請書を取るというところになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 城山の前のタール舗装とありますが、4万2,000ドル含まれてますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) タール舗装が3万ドルでございます。市街地・・・・ ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 3万ドルで前に計画されていたもの幾十%ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 4カ年計画書の中、1年分しかやられておりません。第2次分になりますが、まだ50%です。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) コーラルは一定地域の計画ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設課長 比嘉平壱君。 ◎建設課長(比嘉平壱君) 名護市内は山砂利ではいけないので、市内は特別にコーラルでもって維持管理していきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) 17節の公有財産購入費、5,159ドル土地購入費となっておりますが ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 名護の火葬場入り口となっております。宮里長吉さんが財産を処分しにいらっしゃるので、買い上げることになりました。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 数久田の砂防堤でございますが、旧名護町時代に砂防堤造った場合には、総額にして3,500ドルだったと思いますが、同じような砂防堤で8,100ドルかかるのはどういうわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 建設課長 比嘉平壱君。 ◎建設課長(比嘉平壱君) これは延長50メートルになっております。そういった関係で8,100ドルになっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 市債の問題、いま立法院で名護市の問題、ひとり名護市の問題だけじゃなくして、沖縄全体の問題だということで、与野党の議員一緒になって積極的に取り組むべきだということを言っておりますが、それから見たら何か起債事務も早くやっておきなさいというように見えるのですが。お互いの起債、ある程度支出金を取るまでは延ばした方が良いと思いますが・・・ ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) それについては別に異議ございません。ただ、これは臨時議会を開いてでも、その時点はその時点で善処できると思います。ただ私としては、ぜひこれだけの仕事は今年やっておきたいということでございます。時期的に悪いということなら市債をおろして、改めてやってはということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) きょうの立法院では重大問題だということで、起債以外の問題はできれば成り行きを見て考えてみたらその方がいいんじゃないかと思います。行政府でも与野党一緒になってやっておりますので、ある程度検討を要すると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 関連して質問いたします。15番さんのおっしゃるとおり全体協議会を開いて、市長も一緒になって真剣に考えるべきじゃないかと思います。名護市の新市建設の問題については、与野党を問わず積極的にやりたいということでございます。しばらくの間、暫定予算でも組んでいただければ、ある程度の目鼻もつくんじゃないかと思います。もう少し慎重を期してやりたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 8款これで質疑を終わります。9款消防費について質疑を願います。23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 制服の3,360ドルの件ですが、どういう制服ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 財政課長(大城清雄君) ◎財政課長(大城清雄君) 夏冬兼用で着けられる280着です。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 私はまだ時期尚早じゃないかと思います。それよりかは保安帽だとか、そういったものは利用価値があります。制服を作る前に、名護市全体の消防、非常備消防団員が一定したところのものを着けていただきたいと思います。非常時に着けるのを考えるべきだと思います。市長としてどういうふうな見解を持っているかお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) 今のものは非常備消防団のものでございます。はっぴはほとんどそろえられております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 制服着けるのは出初式とか、そういうようなときだけだと思います。名護市といったマークの入っているのはないと思います 。と申しますのは、消防協議会だとか、そういったときには、統一したマークの入ったものを着けてやるべきだと思います。はっぴの方が最も優先だと思います。再開(午後2時34分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。質疑中でございますが、予算担当者の消防長が来ておりませんので、消防長が出席するまで休憩いたします。休憩(午後2時35分)再開(午後3時00分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。引き続き9款消防費の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後3時1分) ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 先ほど質問申し上げましたが、はっきりした答弁が得られなかったので再度質問いたします。備品購入費の制服の件でございますけれども、この制服はどういうようなものですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) 消防団の服装といたしましては、今までのところ昔ながらの赤いはっぴを着用しております。ところが消防団としましても、やはり団体、組織の規律の面からしましても制服がなければいけないということで、本土でも制服規定されております。沖縄の場合は暑いところでございますし、冬は短いので紺の制服はいらないのじゃないかということで、消防団の場合はねずみ色の一色にしまして、年間の制服にしようということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 保安帽とか半長靴に対しては、これは第一線で使うものですから、私としては異議ございません。どうしても第一線に行く場合にははっぴを着けて行くと思います。その場合にお互い旧町村が合併して名護市が生まれた。ハッピには旧町村名が入っている。旧名護町でも消防団というのと消防隊と明記されたものがある。旧町村名称が統一していない。市に統合された以上は、名護市消防団だったらはっきりはっぴに明記したほうが私はいいんじゃないかと思います。それと同時に一堂に280名集まる場合には、制服の方が魅力があると感じ受け取られるんですけれども、名護市というはっぴの下に活動をやっているということから見ましたら、なおそこに団結という感が受けられるのじゃないかということで、制服よりかははっぴの方を整備していったら私はいいんじゃないかと思います。
    ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) ごもっともでございます。はっぴの名前は旧5町村集まるとまちまちになってきますが、これも一遍でそろえたいところでございますが、これを一気にかえると大きな金額になりますので、逐次そろえていきたいと思います。消防団の訓練、団体の集まりの場合には一応制服から整えてまいりまして、実際火事の場合にははっぴを着けますが、古くなったもの、どこどこの分団ということで、逐次やっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 訓練の場合に制服を着けてやるのもいいんですが、第一線に行くような状態でやるべきだと思います。制服の場合は軽装でやりやすい。はっぴの場合はダブダブでやりにくいと思いますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) おっしゃるとおりはっぴの場合は昔ながらのものでダブダブしております。ところが昔ながらのアイデアに富んだはっぴでございますし、夜間の場合は消防団であるということでわかりますし、必要だということも考えられます。訓練などの場合は制服でやっていきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 本部の方と各支所に消防車があると思いますが、点検はどういうふうにしておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) 支所にある消防車の点検でございますが、月に2回ほどさせたいと考えておりますが、そのようにやっておりません。月に1回、2カ月に3回という割合でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 先月辺野古のブロイラー会社の火事の場合に、辺野古にある消防車が使えなかったということを聞いております。予期しないときに起こるものに備えるようにするには、予算も伴うと思いますが、1週間ないし10日に1回点検してやったほうがより効果が出ると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 消防長 比嘉栄明君。 ◎消防長(比嘉栄明君) 久志の方は出張所の消防係の方は、二、三日に1回の割で見ております。消防本部から機械など見に行くのが月に一、二回でございます。ブロイラー会社の件でございますが、水が上がらないからおかしいということで、辺野古の防火水槽からテストしたら水がないということでございます。要するに操作の間違いじゃないかと思います。消防車を持っていってテストしたら異状ございませんでした。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) この条例を見ますと、名護町の消防条例、その中に警防団組織条例というのがございますが、これは何か戦争中みたいに思われます。この条例を遵守するということになると革新政権として好ましくない。 ○議長(崎浜秀栄君) 総務課長 大兼久 巌君。 ◎総務課長(大兼久巌君) 28の4号だけ適用されます。 ○議長(崎浜秀栄君) 9款消防費の質疑を終わります。次に10款教育費負担金について質疑を願います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 教育負担金でございますが、本土の各市の教育負担金を眺めましても最も名護市が多い。市債も最も名護市が多いようでございますが、こういった面からいたしましても、あまりにも教育委員会に任せすぎはしないかというような気がいたします。特に私が申し上げたいのは、最近体育館とかプールとかの整備の割り当てに乗じまして、おのおのの学校独自の立場をあまりにも尊重しすぎて、委員会は委員会としての面目だけしか考えていないような気がいたします。と申し上げますのは、政府には基準というのがあると言われております。私が前にお聞きしましたところ、基準は何とかと言って逃れております。小学校の必要面積等は私のところに来ております。体育館というのは用をなさなければだめだ。講堂にも利用するとステージの分は当然各自の学校で考えていかなければならないということはよくわかるわけですが、あまりにも学校独自の計画に乗りすぎはしないか、市民の負担ということだけではなく、我々これからつくらなければならない学校がたくさんあるわけです。私は教育の機会均等からいたしましても、僻地ではありましても、学校からいたしましても、学校という名のつく学校は同じような施設をしてやるべきだと思います。どこまでも基準を重んじてやるべきだと思います。委員会は市が負担するから無理はきくのじゃないかということで、おんぶしているような気がいたします。市民の負担、将来を考えた場合に全面的に取り入れていいかどうか。今後は借入れをしてやろうという市長の親心を踏みにじるのじゃないかという気がいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長 渡具知裕徳君。 ◎市長(渡具知裕徳君) ご指摘のとおり政府の割り当てられている面積は非常に小さいわけでございます。上回った体育館をつくろうというのは、計画はございます。地域全体的に使用するということであれば、ある程度はそういったものを見越して良い。屋我地は屋我地中学校、屋部は屋部中学校と地域を利用して、共に利用するということについては、私はある程度規模を拡大しても良いと思います。ご指摘のとおりこれから後、十分基準というものを考慮に入れてやってしかるべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10款の質疑を終わります。次に11款災害復旧費の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)11款質疑がないようでございますので、終わらせていただきます。次に12款公債費の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)12款、質疑がないので終わらせていただきます。次に13款の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑がないようでございますので、13款の質疑を終わります。休憩中にお諮りいたします。一般予算につきまして質疑は終了いたしましたが、予算に対する対策について全体協議会を持ちたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)再開(午後3時35分)再開いたします。本日の日程はこれで終了させていただきます。                              (午後3時36分散会)(全体協議会結果)しばらく様子を見ることにし、7月10日の時点で、もしも立法院が固まらない場合には、10日の時点で考えることもできますので、まず様子を見ることにいたします。※白金土地改良組合(正式名称):白銀橋とは区別            名護市議会第3回定例会会議録(13日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年7月5日 月曜日 午前10時30分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年7月5日 月曜日 午後4時39分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席22名  欠席2名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │ 欠 │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │ 欠 │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │ 水道課長 │比嘉利正 │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(13日目)                              1971年7月5日(月)                              午前10時30分開議 ○議長(崎浜秀栄君) 開議の前にお諮りいたします。一昨日話し合いました政府と立法院に対する要請団派遣の件でございますが、4名ぐらい派遣したいと思いますので、人選の方法は私の方で指名してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)政府立法院派遣議員19番 玉城清吉君 18番 知念嘉永君 11番 中山盛久君 15番 松田善登君以上4名にお願いいたします。ご報告申し上げます。ただいまの出席議員は16名、議員定数の過半数に達しておりますのでこれから本日の会議を開きます。日程第22 議案第50号の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午前10時39分) ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 歳入の不動産売払収入、それに対して議案説明のときに助役は1200坪の余剰地の売上金ということでございましたが、そのとおりですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) そのとおりです。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) その前に関連いたしますのでお聞きいたします。仮替地に対しての通知書、公文を地主に発送されておりますが、どの課から発送されておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 都計課で表書きして発送しております。書いたのは臨時用人も入っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 臨時用人を使うなら使うで良いが、374番地を1375番地と書いてみたり、1641番地を360番地と書いてみたり、実にでたらめである。そういった上書のやり方では困る。もう少しはっきりと明確に書く指導をしてください。「仮替地指定通知書」と地主に来ております。その中に名護都市計画事業土地区画整理第1工区の貴殿所有の土地については、名護都市計画事業土地区画整理第1地区施行規程の第14条により下記のとおり仮替地を指定しますので、よって同施行規定同条により施行します。その14条とはどういう内容ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 施行規程書類は持ち合わせておりません。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 見なくてもわかるぐらいでなければいけません。地主として14条という内容わかりません。その中に工数とか、従前の土地、字名、番地、積、坪あたり、地図でいってもわかりません。こういったものを出す場合には以前に説明会をどうして持たないか、理由を説明してください。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 地図とか工数は素人がわかりませんので、役所に見えた以上ははっきり説明しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 第1工区の都市計画につきましては、一番地主の中には、既設道路に対して奥側と既設道路に対するところのバランスが取れていないじゃないかというような異議があって、異議申し立てをしましたが、件数は幾件ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 40件でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) その40件の方がほとんどこういった問題で、現在まで不平不満の中に、そのまま一方的に推し進められてきている。それ以前に名護町議会時代だったと思うのですが、そういう方々が議会に一同来られまして、現在の状況では我々は納得いかないということは、そこに減歩率の算定をどこに置いているかわからないので、説明会を開いてほしいという要望がありましたが、懇談会持ったことがありますか、全員と。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 全員ではなくして、一同集まっては説明できにくいので後でやりました。減歩率の算定は15名で組織した委員会でやっております。算定基準はあくまでも評価によるわけでございます。どういうように納得させたかといいますと、40名に対しては全員まだ納得いかない方もいるわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 仮替地の問題につきましても、現在の通知書も全員が、私はほとんど来ていないと思います。幾%ですか。(後ほどお知らせします。)来た方でもその内容についてはわからないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 役所に来た方は納得しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 本当に納得したかどうかです。わからないから私たちのところに来るんです。そういった状態であるので、一応はまだ見えていない方々を一堂に集めてやってはどうかと思いますが、課長はどうお考えですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 減歩率も異なりますので、一堂に集めてやるのは困難です。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 1号線に面した所、包含されているところもあるが、それと反対に試験場側は一番最初のマスタープランでは区画整理に入っていたが、どうしてそれが抜けたかということで、減歩率で抜けて、足らない分が金でもって調整したということです。それだけの財力もないという方々に対しても職員の中からいろいろと非常にきつい話もあったということなんです。「あなた方、もしこれをやらなければ強制的にやる」という脅迫されたこともあったようです。あまり説明の行き届かないこともあると思います。そういうことをなくするためにも一応そういった方々を集めて検討する必要があると思います。もう一つ配電会社の側の崎間さんは抜けております。警察側から見た場合に崎間さんの家にかかるということもあります。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) その辺は差しさわりないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 説明会を持つ必要はないか。持つ必要があったら早目にやる必要があるんじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 上司と相談して検討してみます。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 市長は73年度までに確実に完了するということを述べておられた。72年度で打ち切る予算であるのか、73年度まで繰り越しするのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 都計課長 比嘉道念君。 ◎都計課長(比嘉道念君) 72年度までやるということでございましたが、後で変更されております。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第50号の質疑をこれで終わります。次に議案第51号の質疑を願います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) オリオンビールの料金が入っておりません。今度の予算では組み入れられないわけですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 今のところ条例と関係しますので、一応条例を改正しまして計画の中に入れてやります。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 併せて源河の取水の件もやるべきだと思います。水道公社と源河の問題に関係して。 ○議長(崎浜秀栄君) 助役 金城一正君。 ◎助役(金城一正君) 公社の水に対する使用料の問題に関しては、しばらく時間をかしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 現在の干ばつに対しまして長期計画に狂いが生じませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) おっしゃるとおり干ばつに対して使用料が減少する可能性は十分あります。明後日から時間断水をしようという考えです ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 運営費を見てみますと、維持していくだけの運営費でございまして、資本的収入額が資本的支出額からして不足する。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 政府からの補助金がないために建設改良しております。政府の財政落ち込みで今年度は、補助金はございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 今度の水道料金値上げについて、値上げしなければならなかった最大の理由をお聞かせ願います。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 前にも説明したんですが、経営の状況細かく調べたら、原価を割っていくという計算で、赤字が予想されるので、どうしても値上げをして赤字を出さないような経営状態に持っていきたいために今度値上げをしました。もう一つは資金運用部とか、長期借入を予定しておりました。そういった借入によって現在の浄水能力が全然ないために建設改良をしなければならないことになっておりました。それにはこれだけの外部資金と収入がなければなりませんので、それを補うために値上げしなければならないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 資金運用部資金が借りられて、上水道施設ができたら値上げの必要なかったということですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 現在の状態では赤字になる。もう一つは償還能力が全然ないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 名護の現在の給水が急速に膨張しております。算定の仕方がいろいろな誤差があったと思います。そのままの料金では赤字経営、拡張もしないでやればいけるということだと思います。膨張が激しい、それに対応していくためには今の経営状態ではできないということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 砕いて言えばおっしゃるようなことでございます。合併によって人口膨張しまして、施設の能力が全然足りません。二、三年前からこういった状態になっております。それを是正する には、どうしても外部資金を導入しなければなりませんので、その資金を得た場合には償還をしなければなりません。経営ができないので、そのためには値上げをしなければなりません。配管、浄水能力、水源地を求めるためにも資金が必要になってきます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 水道料金が大きく改正されていくので、我々議員としても原因を把握しておかなければならない。部落懇談会で聞かれた場合に意味がわからなければならないと思います。今度の水道料金の改正を見ると、家庭用は低くて営業用が高くなっております。同じ水を使いながら段階が分かれている。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 条例の付記にもありますとおり、営業用は水を使用することによって収入を得るということで、家庭生活に直接関係の薄いこの分については収入でカバーできるということで、家庭用より値段を上げております。
    ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) もしも水道料金値上げについて一般から苦情が出た場合に、我々営業者は多く水を使っている。多く使っておれば卸でやってはどうかということでやったらどういうふうに説明しますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 家庭生活より離れておりますので ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 資料の中で家庭用は半分になっております。営業用は全て基本料金の2倍半、超過料で持っているということになりますが。直接一般家庭には響かないということになります。今度は10立米から8立米に落としております。ほとんどの家庭が10立米まで使っていましたが、8立米まで使っておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 8立米の理由は普通家庭生活で、日本全国でこれだけあれば足りるということでございます。4人家族で8.4立米くらいは使っているので、大体8立米を基準にしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 8立米が基準だと言うけれども、アメリカ、日本本土でも沖縄でも水の使用量は違うはずです。単純に8立米が4名家族というだけでは本土か沖縄か、名護の基準かわからない。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 日本全国で8立米が必要量水じゃないかということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 今度の水道料金の値上げ算定期間5カ年としたということでございましたが、日本復帰しますと今までの政府からの補助金幾%ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 工事の部分的なものは50%以内でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 今度の場合も大きく影響しているのは、政府の補助金が見込まれていない。日本復帰しても簡易水道に50%で、上水道には無ということになります。来年水道の補助金がなくなってくる。やっぱり都市中心主義ということになれば、北部では名護だけ人口が多くなってくると思います。もう少し水道料金を上げていかなければならないという時期が来ると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 一応5年くらいは現在の使用者で我慢してもらってやろうということでございますが、実際にしてもっと上げるべきじゃないかということは考えておったわけでございます。物価が5%の上昇率ですので、もっと上がった場合には変更もやらなければならないと思いますが、実際はこれだけでできるということでございます。はっきりした確言はできませんが。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 一般会計から特別会計に対して繰入金は十分要請してもらいたいと思います。どこの水道課でも特別会計から金を繰り入れるところはございません。繰り入れしてくるのが当然です。これを強く要望してもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 大いに市も考えなければならない問題でありますので、その点は上司と相談してやりたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 午前中の質疑はこれで終わります。休憩します。休憩(午後0時3分)再開(午後1時35分) ○議長(崎浜秀栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。午前に引き続き議案第51号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)議案第51号の質疑をこれで終わります。次に議案第52号の質疑を願います。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 屋我地の水事情はこの前支所長から資料提出されているのを見ますと、非常に水の事情が悪い。水質検査はありませんが、聞くところによりますと非常に水質も悪いことを聞いております。屋我地の現在の水源池、愛楽園、そういったところ、将来レジャー産業が入ってくると思いますが、現在の水道施設を開拓すれば十分な水量が得られるかお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 水道課長 比嘉利正君。 ◎水道課長(比嘉利正君) 実際には調査をしていないのですが、水質の状況、地下水の状況を調べてみますと、将来は羽地あたりから持ってくるようにしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 屋我地には水源池はないのじゃなかろうかということを聞いております。水道課長が考えているように、羽地の方から水を引くべきだと思います。現在水道公社が羽地から水を引いているのが実情でございます。水道公社とかけ合って、その代金と言ったらおかしいが、名護の水の不足分、屋我地簡易水道は全部水道公社の本管から給水してもらうようにやってもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第52号の質疑を終わります。休憩中にお諮りいたします。日程を変更して本日から教育委員会関係の議案の質疑に入りたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)それでは一般会計予算を後回しにいたしまして、ただ今から教育委員会関係の議案の質疑に入ります。ただいまより議案第55号の質疑を願います。休憩中質疑 ○議長(崎浜秀栄君) 22番 比嘉仁光君。 ◆22番(比嘉仁光君) 5款の諸収入、前年度にして7万3,000ドル余の減になっております。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 従来、図書館、体育館、そういった事業が政府補助、それから市の負担金による一般財源と、それから当該学校区のPTAが対応費をいくらか負担して建設してまいりましたが、市長の方針で、こういった公共建物についてはPTAの負担をなるべく避けようということで、今年度事業からはPTAの負担を計上してございません。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 社会教育補助金でございますが、最近社会教育が大きく取り上げられている。部落、グループ、または各学校においてもあらゆる方面で社会教育学とか、一般社会教育にも大きく取り上げるべきだということをよく聞かされるわけでございます。前からそういったことですが、それに対する予算が伴わないということが淋しい感じがしますが、去年より1,580ドルもなお減っている。そういったようなことで政府としてもこういった補助金にはもっと力を入れるべきじゃないかというような気がいたします。人件費だけで運営費というのは見当たらないが、計上されてこうなったのか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 政府からの補助金が少ないので、これ以上財源を社会教育費に回しますと義務教育であります小中学校にしわ寄せがかなりきますので、毎年同じような社会教育予算しか組めません。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 使用料、前年度2,500ドル、今年度は50ドル。これは何の使用料ですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 例えば旧屋部教育区では夏、春あたりの臨海学校とか、春の合宿訓練とか、学校校舎を借りる場合の光熱費、水道費でございます。旧名護の場合は体育館の使用料、去年の場合実績は従来の各教育区のものを合算したんですが、体育館の場合は学校教育指導行事でいっぱいでございますので、部外者に貸さないということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 去年は久志だけで200ドルもありました。羽地、屋我地を含めますと300から400ドルになる。50ドルはあまりにも低いような気がいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 最終補正で補正してもよろしいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 33ページの学校建設費の36万1,160ドルあります。46ページ37万1,000ドルとありますが、内容違ってきておりますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 前の方は小学校、後半は中学校の分でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 補助金の負担金、市と教育委員会の負担金と重複しているところがあるわけですが、歳出の教職員会には果たして我々が補助すべきであるか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) これは直接私たちの子供につながる補助でございまして、例えば球技大会などいろいろな子供対象の行事の費用の一部でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 19ページの職員手当というのがあるが、委員会の手当てですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) そうです。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 次の20ページ委員会の交際費がございますが、これは委員会交際費ですか、委員長交際費ですか。なぜかと言いますと名護市の議会の交際費が700ドル、委員会の提案が1,000ドル。議会は1,000ドル要求したら700ドルに抑えられている。 教育委員会は1,000ドル認めて提案している。議会は議長だけではない。24名の議員の交際も多い、しかも北部の中心地である。名護は日本本土から、沖縄各地からいろいろな人が見えて交際は多いと思われる。しかし教育委員会はそんなにまで交際はないと思う。特別に交際するような計画でもあるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) この交際費はむしろ去年よりか切り詰めて少ないので、どうやっていこうかと心配でございます。教育委員会は名護市と同じ法人でございまして、しかも名護市の対外的行事とか、折衝するとか、文部省あたりから来て、中南部を見ると北部にまいります。去年は1,500から1,600ドルでございましたが、削られまして1,000ドルを計上してございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 中学にしましても小学校にしましても、いろいろ消耗品とか、または校長の出張旅費、区域内、区域外、または交際費といったようなものが、教育委員会でも計上して、PTAでも計上するといったことが今まで非常に多くて、PTA側としても二重負担になるということで大きく問題になりましたが、今度の予算編成については二重負担ということはないと思われますが。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) これは学校管理者にもよりますが、一応委員会から与えました予算の範囲内でなさるところもありますし、記念事業とかいろいろなことがある学校はPTAにいろいろお願いすると思います。旅費の場合も足らない場合、研修に2人行くべきのを5人となると足りないので、PTAの予算から回してもらうということが今までございました。これも努めてやめるように指示してございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 会計係協会費24ドル、栄養士協会費6ドルということになっておりますが、例えば栄養士協会となりますと、公職について政府の栄養士、あるいは名護市にも保育所に栄養士がおります。栄養士協会というのは、個人的に協会に入っているのと違いますか。例えば公職についた運転手は、個人が運転手協会に入ります。それと同じじゃないかと思いますが、会計協会は教育委員会だけの会計係協会なのか 。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) もちろん教育委員会の会計です。北部、全琉会計協会がございます。学校給食に係る協会だと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 話を聞いたらどうもそういうような話ではないということを聞きましたので、調べてください。18ページの教育区債、体育館1、プール1、7万8,900ドルの区債がございますが、どういう性質のもので、どこにどういうふうにして造られるのですか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 議案つづりの中に説明がございます。内訳は屋部中学校の体育館、稲田小学校の水泳プールの費用でございます。午後3時より3時15分まで休憩再開午後3時17分 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。引き続き議案第55号の質疑を行います。(「質疑終結」の声あり)議案第55号の質疑を終わります。次に議案第56号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)議案第56号の質疑を終わります。次に議案第57号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) 議案第57号の質疑を終わります。次に議案第58号の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後3時30分)再開(午後3時47分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第58号の質疑を終わります。次に議案第59号の質疑を願います。休憩いたします。休憩(午後3時48分) ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 久志校の校長が学校敷地ということで、駐車場の目的で個人の土地を買う約束で、そこのキビを倒して埋め土をして使用できるようにしてあります。教育委員会から金が来るまでということで約束したらしいです。ところが、教育委員会は金を出さないと言ったかどうかわかりませんが、金が来ないということで仕方がないから、学校の元の運動場を塀にして校門を東側にしてございます。前の門を閉鎖して潰れた土地がございます。そこを一人の人にかわりにそこを取りなさいということでやったらしいです。もう一人の人は金が来ないからかわりの土地を取れということで、旧久志の13号道路を取りなさいということで耕したらしいのです。その道路が図面を調べてみたら公道と一つになっております。これは政府の土地です。地主の二人に会って確かな話は聞いておりませんが、教育委員会でやったのかお伺いしたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) ただいまの件については、旧久志教育区の事務引き継ぎの段階で受けておりません。そういう買う予定のものが買えなくなったということも聞いておりません。後ほど旧久志教育区に問い合わせてみたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 久志中の校地購入とは、どうなっておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 旧久志中学校跡が汀間にございます。部落の方が所有しております。地主が80名、4,000坪、保安林も入っておりまして、6,000坪を買い上げるということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第59号の質疑を終わります。次に議案第60号の質疑を願います。12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 学校の問題についてはこの間も話が出ましたが、いろいろな施設についても基準がある。最近各学校とも意欲的に校地の拡張といった問題が出てきておるが、そういった問題も急を要するもので、こういったような問題が出ているのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 文部省の基準による校地面積に達している学校が大部分でございますが、この中にはやはりまだ達していない学校もあるわけでございます。ここに起債として上げている校地拡張校は嘉陽の小中校、三原小中校、屋我地、大宮の校地購入費でございます。これはどっちも特別教室、それから体育館とかできたのと、これから体育館を建設する場合に、プールを造る場合に校地の余裕がないという所だけにとどめてございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 今の校地拡張並びに施設の問題ですが、本土復帰すれば真っ先にこういった学校面からやるという報道もあるし、そういったことがすぐ目の前に控えておりながら、起債してでも校地拡張とか施設を前もってやらなければならないのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 将来のめどと言いますか、現在なら教育委員会が全てやらなければならないが、復帰後は文部省、県が買ってくれるかわかりませんが、少なくとも現況の場合は地方市町村の学校校地までは買い上げてくれないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 校地の拡張のための土地購入、いろいろな補助の問題については教育委員会だけでやっているのか。例えば旧羽地の場合には、議会の中には校地購入の委員会を置いて適正なる価格であるかどうか検討して補助金を決めたが、現在の考え方は教育委員会だけでパッパッと決めていくのか。先ほども問題がありましたが、2,000ドルと思ったら昨日聞いたら6,000ドルになる。これもくっつけてやるという計画のようにある。また支払いしようとしている。そういったことについては委員会として十分責任の取れるような土地代を決定するのか。しかも金もないのに起債していろいろとやろうとしているときに、あまりにも簡単に考えすぎてはいないかどうか。瀬喜田校の移転問題においても大きな疑問が残されている。教育委員会だけで校地校舎を処分する。それまで代わりに何をするというようなことになっているが、そういった価格面は皆が納得するようにしていかなければならないと思います。それについて教育委員会はどういったお考えを持っているか伺いたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 校地の買収は一番難しい問題でございまして、委員会としてもすぐ11名の委員が首を突っ込んだり、折衝も難しいので一応当該学校の人々で拡張推進委員会という名称を作って、委員会が折衝してやっております。瀬喜田校の場合は、無償譲渡してくださいまして、共済会に売り渡すということで、海岸線付近の私有地の山との兼ね合いがございまして、市長にもいろいろ打ち合わせており、この間の海岸線の利用許可の件も相談しております。まだ共済会との折り合いがつかずに、文教局の部長、課長と折衝に行こうと思っております。折衝の委員会段階で各層から知っていただくということで、メンバーに加わっていくということにしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) これを議決したら直ちに起債するつもりですか。
    ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 久志の場合は時間がございます。これが決まりますと各学校を中心とした土地折衝委員会を中心として動かしますので ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 嘉陽の場合は、以前から委員会で運動場を拡張するということで、地主にも当たっておりますが、地主は全然売らんということで流れてきております。金を借りても折衝するということになったら無駄な利子を負担しなければならないということになると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 申請の段階で一々私の土地を売りますということがないと確約もできません。ちゃんとそこには承諾書があります。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 久辺校の校長住宅は誰が借りておりますか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) 職員に無償で貸しております。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 貸すなら貸すで、いくらか教育委員会に入ってくると思います。無断で平教員に貸すということは校長でできるのか。 ○議長(崎浜秀栄君) 教育事務長 北城 徹君。 ◎教育事務長(北城徹君) これはあっちこっちにありまして、空き家になっているところもありますので、全部調べまして7月中に委員会で取り上げてやりたいと思います。再開(午後4時28分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第60号の質疑を終わります。次に議案第61号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)議案第61号の質疑を終わります。次に議案第62号の質疑を願います。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) 議案第62号の質疑を終わります。本日の日程はこれで終了いたしましたので、散会いたします。                            (散会 午後4時39分)            名護市議会第3回定例会会議録(14日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年7月6日 火曜日 午前10時30分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年7月6日 火曜日 午前11時28分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席23名  欠席1名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │ 欠 │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(14日目)                              1971年7月6日(火)                              午前10時30分開議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は20名、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。休憩いたします。休憩(午前10時31分) ○議長(崎浜秀栄君) 休憩中に昨日の陳情結果についてお話を承りたいと思います。19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) 立法院へ行きまして星議長にお会いし、内政委員会、予算決算委員会の盛島委員、伊良波副委員長と大田幹事長、比嘉松栄議員、社会党書記長平良幸市先生にお会いし要請しました。その結果、皆さんが与野党一致してやるべきである。あまりにもひどいということでございました。3時から主席と懇談した結果、若干期待が持てるという気がしました。即座にはできないが総務局長と相談してやるとのことでした。主席が本土に上京なさるので、そのときに名護市の合併問題については、是非とも復帰記念事業としてやるようにしてもらうということでございます。7日、8日ごろらに陳情しようということです。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 主席は第2次要項に入れなければならないことを強調しておりました。現年度は予算を立法院に送付しているので、総務局でできる範囲のことを内部的にやるということでございます。現年度をどうするかというところの方向を見出さなければどうにもならない。議会を閉会しておって立法院の結果を待った方が良いと思います。議決してしまったら73年度でしか出てこない。会期の問題をこれからどうするかということで、焦点を絞ってやった方が良いと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 議会を開会してから26日目でございますし、議長としましては非常に議事の進行に対して心配しているわけでございます。これも我々議会のせいじゃなくして、琉球政府のせいでありますので、不可抗力でやむを得ないと思っております。しかし市民としてはまだ議会終了できないと思う方もいると思いますし、非常に議事の遅滞していることに心配しているわけですが、しかし、私たちの今議会の目的はあくまでも名護市のために政府と渡り合っておるわけでございまして、昨日も代表を送りましたところ最高責任者までお会いしてきましたことは、非常に労に対して感謝申し上げております。私たちの予算の中身も説明を交わしただけで審議に入っておりませんし、何しろ皆さんの今の心境としては、政府との決着がつかない限り真剣に取り組めないような心情にあるように伺われます。よって明後日までは個人研究という建前で、みっちり議場に出てきたら迷わず自分の意見が言えるように研究してもらって、9日から本会議を開きたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)8日の陳情議員議長崎浜秀英君、副議長玉城清吉君、知念嘉永君、松田善登君、中山盛久君再開(午前11時27分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。本日の日程は議案の審議ということでございましたが、政府の回答がまだできていないので、審議ができませんので、本日はこれで散会いたします。                                 (散会 午前11時28分)            名護市議会第3回定例会会議録(15日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年7月9日 金曜日 午前10時27分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   散  会   │     1971年7月9日 金曜日 午後8時18分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(15日目)                              1971年7月9日(金)                              午前10時27分開議 ○議長(崎浜秀栄君) 開会の前に昨日の決定についてご報告申し上げます。昨日は皆様の激励と期待を受けて行ったのでございますが、結果は遺憾ながら全員で要請を行ったときと同じでございます。繰り返し繰り返し局長は私を信じてくれと言うだけで、内容については半歩も前進はしてございませんでした。それでも向こうの誠意を信ずる以外に現在道はございません。それで今度の予算審議もその結果を踏まえまして、諦めの中にも前向きで審議を願いたいと思います。なお今度の立法院の会期中には予算の仕組みも幾度も変えるようでございまして、その都度、その都度我々は厳重な要請をしなければいけないことを痛感して帰ってきております。以上簡単にご報告を申し上げまして、予算の方を慎重にご審議のほどをお願いいたします。「米陸軍による喜瀬部落内演習禁止を要求する決議」、沖縄県名護市議会として抗議要求することを全会一致で決議 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの出席議員は23名、議員定数の過半数に達しております。よって本日の会議を開きます。政府の確答も得られないままでございますが、めどはつきましたし、したがって私たちの予算審議に対する考えもはっきりしているわけでございます。よって会期も明日限りでございますし、本来ならば逐条的に慎重審議をすべきものでありますが、これまで1カ月間要して、ある程度内容においては全員が触れていることでございますし、審議の方法も逐条的じゃなくして、重要な予算たる抽出的に検討しまして調整をするような審議の方がいいんじゃないかと思われますが、ご意見がありましたら承りたいと思います。15番 松田善登君 ◆15番(松田善登君) 先ほど議長から説明がありましたとおり、私どもはやがて1カ月にならんとしておりますが、名護市の本年度予算というものに対して、政府の支出金等に対して積極的にお互い努力してまいりましたが、本日の報告でいかんともしがたい。ただ結果としては、もう少し何らかの形で我々の交渉というものが、実を結ぶんじゃないかという一つの期待がないわけでもございませんが、予算というのは1日も猶予できませんので、一つ基本的な問題について皆さんの見解を伺いたいと思います。合併新市建設計画の第一歩を踏みしめる予算において、政府支出金が去年よりも落ち込んだというのは、我々としても非常に消沈している。予算は大部、内部にわたってお互い検討しておりますので、私がそこであえて申し上げたいことは、議会の報酬、それから三役の報酬は基本的に前年度並み、それから研修費、これもいま非常な干ばつで、あと1カ月も続くと沖縄全体がどうなるかということもございますので、そういうようなものも今度は慎んでもらう。それから各種団体補助金等についても前年度並み、そうして一番大きな問題でありますところの交際費等もほとんど前年度並みといたしまして、我々が一番問題としております起債の問題につきましても、どうにかしてやらなければならないものの継続事業には十分検討することにして、最小限に起債を食い止めるというところの基本線に立って審議をすれば進むと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 15番議員の意見に基本的には賛成です。具体的に二、三上げたいと思いますが、議会費の中に旅費、全国、九州市議会議長会に対する予算が入っておりません。これは予定としては議長が参加するはずのもので、市町村長のところにあるけれども議会にはありません。その予算を計上したいということ。それから琉球セメントに補助するという6,000ドル、稲嶺区に上げる1,000ドルという金額、その点で具体的に提案削除する提案をして、あと基本的に異議ございません。それから60万ドルの起債は全面的に認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) いろいろな要望があるようでございますが、我々今まで1カ月にも及んで成々して審議をしてきましたが、その審議が一向にはかどらないのも琉球政府からの支出金が少なくて、こういうふうに審議は長引いております。そこで款を追うて審議してスピーディーに終わろうと思ったところ、いろいろな問題が出てきては一致できません。そこで私は、やっぱり前に戻して逐条審議の形でスピーディーに処理していきたいと思います。そうして最後になる場合にはすぐ本会議を開いて、採決で決めていってもらいたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午前11時32分)(休憩中、逐条審議に決定)再開(午前11時38分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議会費、提案について賛成の方、挙手願います。 (賛成0名)前年度並みにすることに決定いたしました。38ページ前年度並み。39ページ前年度並み、本土研修費2,450ドル削除賛成22名 反対1名本土研修費は削除することに決定いたしました。40ページ原案どおり41ページ原案どおり42ページ南九州市議会議長会というものを入れて、原案どおり決定。43ページ総務費(市長・助役・収入役)前年度並みお諮りいたします。前年度並みに賛成の方は挙手願います。挙手22名、前年度並みに決定いたしました。44ページ扶養手当(後でまとめる)45ページ異議なし 46ページ ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 本土研修、琉球内の研修は旅費全額削除(「半分・3分の1」という声あり) ○議長(崎浜秀栄君) 本土研修、琉球内研修は後回しにいたします。交際費前年度並み2,000ドルにいたします。47ページ制服は削除お諮りいたします。職員厚生費の制服1,290ドルと女子制服950ドルを削除することに賛成の方は挙手願います。賛成22名 削除することにいたします。48ページ食糧費1,800ドルを1,000ドルにすることに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)1,000ドルにいたします。49ページ異議なし50ページ異議なし51ページ前年度並み ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 区長も職員並みにしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 行政事務委託費後回しにいたします。52ページ異議なし53ページ沖縄祖国復帰協議会後回し宜野座高校、北部工業高校補助金、北山高等学校の記念補助金後回しにいたします。54ページ青年会、婦人会補助金前年度並み公害対策補助金後回し55ページ安和・勝山ばいじん対策、安和育英会補助金後回し、行政区運営補助金後回し56ページ後回し57ページ広報・印刷製本費後回し58ページ異議なし59ページ異議なし60ページ異議なし、旅費は前年度並み(旅費は全般にわたって30%減)審議中でございますが、12時になりましたので、休憩して昼食にいたします。休憩(午後0時0分)再開(午後1時12分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。61ページ審議願います。異議なし62ページ庁舎設計委託料削除63ページ庁舎敷地購入費削除いたします。64ページ後回しにいたします。65ページ後回しにいたします。66ページ異議なし67ページ異議なし68ページ異議なし69ページ旅費後回し70ページ異議なし 71ページ異議なし72ページ異議なし、旅費30%削除73ページ異議なし74ページ食料費は100ドル削除75ページ異議なし76ページ異議なし77ページ異議なし78ページ異議なし79ページ旅費30%削減80ページ異議なし81ページ異議なし82ページ普通旅費100ドルを70ドルにする。83ページ異議なし84ページ異議なし85ページ異議なし86ページ異議なし、食糧費は50%減87ページ異議なし88ページ異議なし89ページ異議なし 90ページ ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 敬老会の食糧費はそのまま認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの意見に賛成し、旅費は30%減にしたいと思います。91ページ負担金、異議なし92ページ前年度並み、愛楽園慰問50ドル93ページ異議なし94ページ異議なし、食糧費25ドル95ページ異議なし96ページ異議なし97ページ異議なし98ページ異議なし99ページ異議なし100ページ原案どおり決定 101ページ原案どおり決定102ページ原案どおり決定103ページ原案どおり決定104ページ 原案どおり決定 105ページ旅費30%削除106ページ食糧費50%削除107ページ異議なし108ページ異議なし109ページ11節需用費50ドルに訂正  横断幕は削除110ページ異議なし111ページ異議なし112ページ原案どおり113ページ原案どおり114ページ原案どおり115ページ原案どおり116ページ原案どおり117ページ原案どおり118ページ原案どおり119ページ原案どおり120ページ原案どおり121ページ原案どおり122ページ原案どおり123ページ原案どおり124ページ原案どおり125ページ原案どおり126ページ原案どおり127ページ原案どおり128ページし尿処理費後回し129ページ後回し130ページ原案どおり131ページ旅費30%削除132ページ異議なし133ページ異議なし134ページ異議なし135ページ旅費30%減、食糧費125ドル136ページ異議なし137ページ前年度並み、ミカン300ドル 花卉150ドル138ページ異議なし139ページ異議なし140ページ異議なし141ページ異議なし142ページトラクター6,400ドル削除みかん園設置補助金4,000ドルに訂正願います。143ページ異議なし144ページ異議なし145ページ食糧費50%減、旅費30%減146ページオートバイ250ドルのものを2台買う。147ページ異議なし148ページ異議なし149ページ旅費30%減150ページ異議なし151ページ後回し ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 堤防工事とかいろいろあります。後で問題が出た場合に、白金河川1万ドルでも難しいという話があった。徹底的にやる場合には残しておかなければならない。 ○議長(崎浜秀栄君) 152ページ異議なし153ページ異議なし 154ページ旅費30%減、食糧費50%減155ページ異議なし156ページ異議なし157ページ異議なし158ページ異議なし159ページ食糧費50%減、旅費30%減160ページ食糧費20ドル161ページ異議なし162ページ異議なし163ページ後回し164ページ異議なし165ページ異議なし166ページ補助金原案どおり167ページ異議なし168ページ食糧費100ドル、普通旅費30%減169ページ異議なし170ページ旅費140ドル171ページ原案どおり172ページ原案どおり173ページ後回し174ページ後回し175ページ原案どおり176ページ旅費140ドル、食糧費40ドル177ページ異議なし178ページ後回し179ページ後回し、13節原案どおり180ページ原案どおり181ページ旅費30%減182ページ原案どおり183ページ原案どおり184ページ異議なし185ページ異議なし186ページ異議なし187ページ原案どおり188ページ18節備品購入費3,360ドル削除189ページ異議なし190ページ異議なし192ページ後回し193ページ後回し194ページ後回し195ページ後回し ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時5分)再開(午後2時25分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。それでは後回しにした案件を審議いたします。40ページ全国・九州市議会議長会一般旅費から600ドル、特別旅費合計1,300ドル46ページ本土研修旅費3,450ドル琉球内研修旅費2,000ドル、交際費2,000ドル51ページ行政事務委託費、原案可決53ページ沖縄祖国復帰協会お諮りいたします。追加更正案で認めるということで、本議会では削除したいと思いますが ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 表決をお願いいたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 沖縄祖国復帰協会への補助金について、賛成の方は挙手願います。賛成10名 反対13名よって本件は削除いたします。宜野座高校、北部工業高校、北山高等学校、北部農林高校、名護高校補助金について審議願います。休憩いたします。休憩(午後2時54分)(政府と地方がやるべき仕事をはっきりさせるべきとの意見あり)(全面削除と、いくらか補助との意見あり)再開(午後3時35分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) この4校に対する補助金に関しては、明らかに財政法違反であるということは、既に皆さん方百も、二百も承知のことと思います。繰り返して言うようですが、今の屋良主席が就任したときに、護佐喜御宮で演説がありました。そのときの演説、ほとんどの人が聞いているとことと思いますが、渡具知市長は当時の議員、大城亀助氏は財政法を違反してまでも、市町村行政を行っているけれども、どうするかということで、渡具知市長が言って、1,000名余の人々の喝采を受けたにもかかわらず、渡具知市長が自分で言ったことを、財政法違反をしてやるということは、私は認められない。それで私は全面的に削除したいと思います。しかし現在の琉球政府が、我が名護市に対してどのくらいのお金をやるかまだ未定でございます。立法院の審議が終わって、我が名護市に我々の要求どおりとはいかなくても、半分ぐらいは来ると予想しております。そのときに復活をして、そういう問題はやっても遅くはないと思うので、現在の会期内においての問題は、全面的に削除するということをすれば、琉球政府としても大いに反省してくると思いますので、その問題を全面的に削除することにしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) ただいまのご意見に若干反対をいたします。私たち子供の教育というのは人間づくりでございます。体育は教育につながらん、これは見解の相違だと思います。本土でもほとんどをやっております。そこで全額とは言わないが、減額修正して認めるべきだと思います。お互いが話し合ってやっていきたいと思います。先ほど3番議員は琉球政府のどうのこうのということを言っております。あのときの財政事情は、やはり政府が借りるべき金、市町村がやった。これは財政法違反でございます。今度の体育館は補助要請であって、財政法違反じゃないと思います。よってこの問題は中間で補正をするということであります。やはり体育館の建設には各学校も補助が全面的にないということであれば、あらゆる工面もあるのです。また予定どおりの坪数を削減するということも考えられますので、この会期ではっきり答えを出すべきだと思います。先ほど申し上げましたとおり減額修正して、お互いが一緒の線が見られれば結構だと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 19番議員が財政法違反じゃないということですけれども、明らかに財政法違反であります。19番議員はスポーツ振興からすれば当然だと言ったかと思います。現在の名護市の財政を見た場合には農業土木排水溝に対しても徹底していない。ほとんどストップをかけるようになっているにもかかわらず、5万ドルを名護高校にやるということは、大いに考えなければならない。我々がなぜこんなにまで会期延長したかというのは、金が無い、琉球政府からの金を当てにしてきた、それでもできない。起債をすべきかどうかということも全体の総意として、最低なる起債に抑えてやろうということで審議中である。この問題からしても全面的に削除、琉球政府の支出金があるときにはこれに全額やっても遅くはないということであって、高校の体育館が出来上がっても全部やらないということではない。琉球政府の姿勢を問うということで・・・・ ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後3時41分)再開(午後3時45分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。19節の4校に対する補助金、原案に対して全額削除の賛成の方は挙手願います。賛成13名原案に対して修正をして支出賛成の方の挙手願います。賛成10名政府支出金ゼロのため貧困財政なるがゆえに全額削除、来年4月まで政府の交付金を見て、新たに提案しても良いという点13名でございますので、削除いたします。次に54ページ稲嶺区への公害対策補助金について 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 羽地村長と稲嶺区長との間に交わされた文書がございます。その中に「三者協議会の協議に基づく同工場の操業3カ年、1,000ドルの補助を成す」こと、そのほかに村当局と北部製糖の間に契約書があります。その第1条には工場用地として2万坪を無償で提供すること、さらに羽地工場の存立期間中、工場の操業上やむを得ない公害については、村の責任において一切を処理し、会社の操業に支障のないように処理する。ということで、工場が負うべきものを村が多いような契約書もあります。これは一般質問の中で市長に問いただしましたけれども、一応そういった契約書を破棄するということで、交渉してくれということで問いただしております。現在稲嶺区に対する補償は成していないようですけれども、今度出しておりまして、稲嶺区が要りませんと言うまでずっと継続して出すべきものでございます。これは会社が出すべきものでありますので、削除したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) 当時の議員が4名おりますが、三者協議会というのは議員、区長、農協長で誘致やっておりましたが、1,000ドルにつきましてはいろいろな問題、将来稲嶺区に煤煙が降るであろう、いろいろな方面で村と契約して、三者協議会で稲嶺区の反対があって、工場もできないという実情にあったときに、こういう契約を結ばれている。先ほど第2点として会社と村当局との契約は、もしいろいろな公害があった場合にということであって、羽地村としても水産組合、去年400ドル村は負担せよということで、あの問題とこの問題は別である。これは村で400ドル補償しております。これは予算とは関係ない土地買収、工場敷地の買収ということで、こういった約束をされております。この約束は合併協定の中にもそれを認めるということで合併もされております。先ほどの公害問題とは違うので、それだけ説明しておきます。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) ただいまの問題に対しては、12番議員のおっしゃったとおりでございます。工場誘致の段階で工場誘致条例というのが制定されまして、それに基づいてやったのでございますが、1,000ドルの問題もあの当時問題として出ました。謝礼として出すべきではなかろうかということで問題出ましたが、稲嶺区としては、我々村の話し合いに応じなかった。それではどうしても誘致できないということで、あらゆる手段を尽くして稲嶺区を説得しました。私たちは北部製糖を誘致するために固定資産税、そのほか多額の税があるのだということで、それを免除するということを決められておりました。その税収がある時点から、年間1,000ドルは稲嶺区にあげよう、その理由としては土地を持っている方は恩恵があるが、稲嶺区は何もない。人間が入ってくることによって稲嶺区には補償があるのだということで、あのときの念書が取り交わされております。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 稲嶺区の公害補助対策ですが、その問題は念書の中でやられているようですが、その内容を見ますと、今後稲嶺区が要りませんというときまで、永久にやるようになっておりまして、そういった念書が交わされているという面と、特にあの当時、製糖工場の誘致はお互い全町村がこぞって誘致合戦したということでなされたものだと思います。しかしながら、その契約書の内容等についていろいろな問題等もありますので、今後そのような問題も掘り下げて検討し、その問題は何とか検討いたしますということで、お互い今度の1,000ドルは認めて、引き続き検討を要するという面で、一応今回の提案に対しては認めたいということでございます。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいま二、三の方からご意見がございましたが、これは前任者の責任において交わされましたことであるし、また当時の誘致状況からしても出さざるを得なかったということでございますので、またもう一つ大きな問題は合併時の協約にもありますし、原案どおり認めるというご意見でございます。そのように決定してもよろしいですか。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 公害対策補助金でなければ訂正してください。 ○議長(崎浜秀栄君) 次に55ページ、名護市青少年健全育成協議会補助金、4,500ドル。安和・勝山ばいじん対策補助金、5,000ドル。行政区運営補助金、1万8,288ドル。安和育英会補助金、500ドル。ご審議願います。(青少年健全育成協議会補助金、前年度並み)お諮りいたします。休憩中のご審議でございますが、定刻4時になっておりますが、本日はしばらく時間の許す限り延長したいと思います。休憩いたします。休憩(午後4時5分) ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 市がやるべきだと思います。これを削って公害対策費に入れてください。(69ページに移す) ○議長(崎浜秀栄君) 公害対策費を削って後で当局に入れます。安和育英会補助金について16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 一部落にそういうものを設けるということは、今後名護市内全部に波及することが予想されます。屋部育英会にしておきますと拡大活用できます。 ○議長(崎浜秀栄君) 安和育英会は削除いたします。次に56ページ11節の文書需用費について、文書広報費の件です。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 認める前に、どの条例を適用して広報を発行したかということを伺いたいと思います。あらゆるものは、条例に従ってやらなければならない。どの条例にもこの広報は当てはまらないと思います。広報はあまり立派にやられていない。ここに71年度施政方針というのを載せてある。72年度の施政方針である。こういうことがあってもいいか。内容を見ると72年度の一般会計予算は本市にとって初めての予算です。というのは、現年度は旧町村をまとめた、それだけに新鮮味に満ちた予算だと言っているが、実際には新鮮味に満ちた予算ではない。手かげんをして装飾してはならんのが広報です。企画室長がいなくて質問できませんでしたが、もし編集するときは、装飾はしなくて、あったことをそのまま載せなければ広報にはならないと思います。その問題からしてもこれはあまり好ましくないと思います。どの条例を適用してやったかはわからない。旧名護町には広報条例というのがあります。発行条例には広告しかない。これをやるには条例を設けなければならないと思います。条例を設けてやらなければ、非常に偏ったことをやっては困ると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 4番 屋冨祖重信君。 ◆4番(屋冨祖重信君) 議員の出ていない部落はたくさんあります。そういったことで、広報は非常に喜ばれております。 ○議長(崎浜秀栄君) 広報は正しくなければいつでも中止させるということで認めたいと思います。再開(午後4時40分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいま論議を醸しておりますところの文書広報費ですが、現代の民主主義時代におきましては、広報活動というものは重大な仕事だと思います。よって今までの広報に関してはいろいろ不満な点もあったかもしれませんが、しかしこれはただ発行者だけの責任だけじゃなくして、お互い議会にも多少責任あることを自覚いたします。よってこれからの広報活動には万全を期すように注意いたしまして、原案どおり決定したいと思います。休憩いたします。休憩(午後4時42分)再開(午後4時45分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。64ページ、総合計画審議委員会報酬について、20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 合併前の名護町の総合計画というのはあったわけですが、合併後の総合計画というのがありません。議会だけでこれを引き受けるということ、議会は対等な立場であるので、市長の諮問機関ではありません。議会は議会で審議が必要だと思います。市長に対する諮問機関として、説明では民間人も含めて学識経験者も入れて20名で構成するということで、総合的な名護市の方向を決める集まりですから、これは今後の名護市を論ずる場合に大きな参考になるものだと思います。そういう意味でぜひ原案どおり認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 今の名護市の職員がこれだけの仕事が減ってきたし、市長のスタッフの中でやってもいいと思います。問題を処理していく場合には、非常に緊急な場合には本議会を開かなくても議会でできると思います。そういうわけで来年度にも持ち越してやってもいいと思います。財政不足なので、節約していかなければならないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) どのような情勢に名護市を持っていくかということで、早目にやらなければいけない。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 15番、20番の意見わかりますが、これをやるよりかはまず行政診断からさせた方がよろしいかと思います。人員の配置、多いのか少ないのかわからないし、そういう問題からやった方が良いと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 19番 玉城清吉君。 ◆19番(玉城清吉君) お互い議決機関はもちろん市が提案したものをやらなければなりません。その前に市長が提案する前に、あらゆる面から検討して悔いがない、過ちのない提案をするには、ぜひそういったものが必要じゃないか。あらゆる報告を網羅しての諮問機関であり、これはどうしても必要ではなかろうかと思います。旧5町村が合併して範囲も広くなっております。民衆の世論も結集してやったほうが効果あるんじゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 世論調査もお互い地域の中で大体できると思います。我々本土研修費も削除して今度はやろうということであります。お互い真理的な問題があれば、この問題は審議できるんじゃないか。カバーはできると思います。我々も1日招集受ければ日当がなければ、協議会の形で集まってできると思います。反対とか賛成とかということじゃなしに、あまりにも財政が苦しいということであります。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 不安定でまともな状態じゃないから行政診断が必要であります。必要ならば必要で、総合診断という形で早ければ早い方が良いと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 私は全員が協力すれば審議会より以上に良いことができると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 議会が審議会の役割を果たすのは無理じゃないかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 審議会というのは、非常に聞こえはいいわけです。羽地でも村長の諮問機関というのはあったわけですが、ある事業に対していいか悪いかは諮れるわけです。委員が非常に見識の高い人ということならば良いが、団体長を網羅してということになれば、そうお互いが期待する人は得られないと思います。どうすればお互いは60万ドルの起債を少なくしていこうかということに焦点を絞りたいと思います。世論としても多額の起債を持っていては大変だということが全体の意見でございます。そういうようなことでございますので、資金面からいたしましても大きな金額でございますので、来年に延ばしてもそう大して急に響くとは思いませんので、費目存置にしていただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) ただいまの意見に反対します。名護市が誕生して1カ年たって、まだマスタープランできていません。来年は祖国復帰、金の問題はさほど気にしておりません。今後、名護市にとって交通関係、産業開発問題、企業誘致の問題いろいろあろうかと思います。早く基本的なものをつくらない限り、予算の問題やりにくいと思います。半年遅れれば10年間の遅れが来ると思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。
    ◆1番(宮城安行君) 市長から提案されたものをどうすれば良いかということを審議する。我々協議会を持って審議しても同じです。延ばされるものは1年ぐらい延ばしても金がないから良いと思います。1カ年限りのものならばやる必要はありません。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後5時5分)再開(午後5時18分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。64ページ6目企画費、議論沸騰しておりますので、もう少し時間をかしていただきたいと思います。次に69ページ公害対策費、ご審議願います。1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 企業は何が来るというめどがつかない限り調査できないということを言っております。 ○議長(崎浜秀栄君) 本土旅費は削って、県内のものは残しておきましょう。150ドル残す、食料費25ドル。次に128ページし尿処理費について願います。16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 現在、既に名護湾は汚染されております。汚染されているということは、し尿処理場がないということです。業者を戒めても必要な施設が急速に必要だということでございます。屋部川も汚染されております。上流は名護の都心部であり、人目を盗んでし尿を捨てる恐れもあります。名護に下水道があれば幸いだけれども、下水道は多額の金を要するし、し尿処理場を造ったら汚染度も軽減されると思います。し尿処理場を造っておれば地下水も活用できるし、観光面からいろいろ解決できるだろうと思います。問題は補助率が低いということでございます。政府の補助関係については、いろいろ施設の内容が変わればパーセンテージも変わっていきます。そういう面を検討してきた場合に早目に施設を造らせてもらいたい。この提案に対しましては賛成したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) お互いの予算の焦点だと思います。基本的には政府からこれだけの金が来ておりますので、何らかの形でやらなければならないということでございますが、28万ドルも我々が今年に起債をするということは、今の段階ではもう少し時期を検討する必要があると思います。立法院は8月いっぱいかかると思います。予算をこういうふうな形でやってしまったら、肩代わりするものはなくなってくる。60%補助となっておりますが、日本の場合はそうであるが、沖縄でやる場合にはもう少し補助できるんじゃないか。市長と相談してお互いこの問題だけは決めて、この予算を返さないで出来るような技術的な方法がないかどうか。もしなかった場合にどうするか、非常に名護市としては負担加重であります。 ○議長(崎浜秀栄君) 1番 宮城安行君。 ◆1番(宮城安行君) 私はこれに対する10万1,000ドルの金を返さないという方法を取って、3万ドルぐらい対応費として計上しておって、その中政府から何らかの形で来ればやってもいいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 市長との対話を報告申し上げます。このし尿処理場はぜひ通していただきたい。なぜならば日本復帰した場合に、総務局長の談話では、これ以上補助は多くならない。今の比率が補助金としては率が高いということ。もう一つ28万ドル全額を市中銀行から借りるわけじゃなくして、7万ドルは資金運用部資金、それから低利、長期で借りるという約束をつけている。あと1年くらい待つことによって、本部町や隣村と共同経営の可能性も出てきはしないか。これは他県では広域行政上妥当かということを言ったら、恩納村や本部町ではいつになるかわからない。それで今これを造らないで返納すれば補助金のめどもつかない。現在、観光都市として走りだそうとしているのに、今の状態では汚物処理について責任が持てないということで、可能な限りこの予算は早目にしていても損はしないようなことだから、ご理解をいただきたいというお話です。もう一つ総合開発審議会の件でございますが、いま通しておったほうが、政府の補助を受けるためにも良いということでございます。人員の構成については、決して20名にこだわらないということでございます。市長が20名を提案したのは、各階層を網羅するためであるということでございます。よってただいまは、し尿処理の件でお諮りいたします。15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) この問題は明日検討した方が良いと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 後回しにいたします。129ページも後回しにいたします。151ページ市直営事業、原案どおり認めたいと思いますが、異議ございませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 日政援助工事が60%、この工事に対しては80%の補助がついてきます。市の直営事業は100%お互いが負担しなければならない。来年つくれば80%来るのに、なぜ我々が肩代わりしなければいけないか。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 来年そっくり80%補助されるということはありません。 ○議長(崎浜秀栄君) 151ページ明日まで持ち越すことにいたします。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 土地改良の問題、これも削らなければならないと思います。再開(午後6時7分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 163ページの商工費、19節の負担金及び補助金、これについて琉球セメント誘致補助金というのがあります。これは琉球セメントと当時の屋部村、村長は前田義章となっておりますが、その間に取り交わされた「覚え書き」によって支出されたものだと思いますが、第1条には水利権を無償譲渡するということ。第3条には土地買収補助金として、金6万ドルなりを送付するものであるという形で出ております。さらにいろいろな苦情の処理は、村当局と話し合って処理するという形に出ておりますが、琉球セメントという会社は株式会社で営利会社です。一般質問の中でも出たけれども、法人税が免税されております。しかもセメント生産したのを売る場合に、アメリカや外国に売る値段と沖縄県民に売る値段とは大きな差があります。そういったものであり、さらに公害産業なのです。そういったものに対して、名護市民がこれから毎年6万ドルに達するまで3万6,000ドルの金額を交付するということは、決して好ましくありません。そういった意味でこの「覚え書き」書を破棄させるためにも削って、市長に交渉させる必要があると思います。屋部住民の水も取り上げる、公害も出すということで、決して許されるべきものではありません。削除することによって市長も交渉はやりやすいと思います。私はこれを削除したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13番 儀部真幸君。 ◆13番(儀部真幸君) これは当時の村と議会が、誘致しなければいけないということで、13カ年がかりでやりましたが、本部に持っていくということでもんだわけでございます。どうしても琉球セメントを誘致するには、これだけの補助を出さなければならない問題でありまして、さらに議会でも議決されております。合併したときには新しい市に引き継ぐということになっております。契約の内容は中身を検討しても私は遅くないと思いますが、そういったような立場からして旧村内においての議会の議決をお互いが否決できるかどうかということ、内容に不満があれば市長に申し出てもらいたい。旧屋部村ではやっており、あと5回やらなければいけない。当然私は出すべきであるということを申し述べます。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後6時12分)再開(午後6時15分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。15番 松田善登君。 ◆15番(松田善登君) 今さき20番と13番から意見がございましたが、私も合併するときの条件、非常に論議したのです。琉球セメントに対してこういうふうなことをすべきかどうかということもあったのですが、あの当時の市町村段階の議決だということで、これは協定事項を守らなければならないということで、先ほどの稲嶺区の問題もやったわけですが、私は20番さんの意見を取り入れて、13番さん苦しいと思いますが、今からこの問題を論議するよりも、誘致する時点からこういう条件であったと思いますが、今年は学校の補助金とかいったものを全部削減している。そういうものを踏まえてお互いに、こういう問題は、今度はこういうふうにしてと、大きな気持ちでやるようにしてほしいということで、一応は20番さんの意見どおりやって、市長にやってもらったらどうかと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) がっぷり切って、市長が交渉やりやすいようにしたらいいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) たとえ6,000ドルは払えないと言うならば、1ドルの費目存置を取って、市長が琉球セメントと話し合うようにしたらいいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 異議あり、費目存置にしておくということは、いま払えないから来年豊かになれば払うという問題ではない。趣旨そのものに問題があります。そういった意味でそっくり削るべきだと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 12番 平 政也君。 ◆12番(平政也君) これも問題はあります。会社がそういった補助金をもらうということは、20番の言うとおりです。ただ私が言いたいのは、お互いが合併時点においてあれだけ長い間話し合って、旧5町村の問題点を出し合ってやってきた。そういう協定であるので、たとえそれは前者の施政で、市長からその問題を解除してもらいたいということで、1ドルの費目存置にしておいてもらいたい。合併協定は現在の我々では破りたくない。合併委員長であった市長としても、そういったことではいけないと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 10番 比嘉 潤君。 ◆10番(比嘉潤君) 先ほど20番さんが言っておりましたが、それに加えて説明いたします。琉球セメントは、資本金250万3,200ドル。これはタイガーというアメリカの資本も入っております。利益の半分はアメリカ会社になっております。6,000ドルも向こうに払うような格好でございます。こんな不合理なことはありません。したがって全額削除してもらいたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 19節の琉球セメント誘致補助金を削除いたしまして、2,300ドルにいたします。173ページ明日審議することにいたします。休憩いたします。休憩(午後6時30分)(夕食)再開(午後7時37分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。ただいま松田善登議員から、残されている一般予算について、計数整理をさせながら、2名ずつ代表を出して、議長室で調整させようとのことでございますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)休憩いたします。休憩(午後7時38分)松田善登君、比嘉鉄也君、知念嘉永君、比嘉 潤君。以上4議員、議長室にて予算調整会議再開(午後8時8分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。(事務局計数整理結果、20万2,280ドル)ご報告申し上げます。起債でやる予定の庁舎敷地購入費6万ドル、これは削除いたします。残りの保育所、衛生費、農林水産、土木費、災害復旧費は全部認めることにいたします。54万ドルの工事はさせます。問題はし尿処理場でございますが、これは38万ドルですけれども、30万ドルを認めて8万ドルは市長に、工事着工するまで政府から引き出す努力しなさい。ということで認めたいと思います。削って起債で調整していきたいと思います。最後の竣工の際に、どうしても8万ドルが政府から来ないときは、臨時議会を開いて市長に提案させるということでございます。総合審議委員会の件でございますが、この予算は時勢を見るために費目存置にしておいて削りたいと思います。条例はそのまま認めておきます。いつでも時勢に応じて、政府の支出金が来るときは、市長は提案する。以上が一般会計のあらましの報告でございます。これで一般会計は明日の議決を残すのみになっております。次に教育委員会予算、原則として人件費、職員は役所並びに委員会の人件費は前年度並み、旅費は30%減、食費は50%減、交際費350ドル、浮いた分は教育区債から減らす。以上が現在までの審議の過程でございます。再開(午後8時17分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。長時間にわたって慎重審議でご苦労様でございました。本日の日程はこれで終了いたします。                           (散会 午後8時18分)※散会前の再開コールは休憩入りがいつの時点か判別できないが、原文をそのまま掲載。            名護市議会第3回定例会会議録(16日目)┌─────────┬────────────────────────────┐│  招集年月日  │      1971年6月11日 金曜日 午前10時      │├─────────┼────────────────────────────┤│  招集の場所  │          名護市議会会議室          │├─────────┼────────────────────────────┤│   開  議   │     1971年7月10日 土曜日 午前10時41分     │├─────────┼────────────────────────────┤│   閉  会   │     1971年7月10日 土曜日 午後5時40分     │├─────────┴────────────────────────────┤│  応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員   出席24名  欠席0名   │├─────────┬──┬─────────┬──┬─────────┬──┤│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│   氏  名   │出欠│├──┬──────┼──┼──┬──────┼──┼──┬──────┼──┤│ 1番│ 宮城安行 │  │ 9番│ 松田清春 │  │17番│ 島袋武徳 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 2番│ 崎浜秀榮 │  │10番│ 比嘉 潤 │  │18番│ 知念嘉永 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 3番│ 比嘉鉄也 │  │11番│ 中山盛久 │  │19番│ 玉城清吉 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 4番│ 屋冨祖重信 │  │12番│ 平 政也 │  │20番│ 具志堅 徹 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 5番│ 松田仁徳 │  │13番│ 儀部真幸 │  │21番│ 上原康茂 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 6番│ 岸本幸久 │  │14番│ 我那覇隆光 │  │22番│ 比嘉仁光 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 7番│ 比嘉永信 │  │15番│ 松田善登 │  │23番│ 玉城浩幸 │  │├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│ 8番│ 比嘉正金 │  │16番│ 比嘉清徳 │  │24番│ 玉城金栄 │  │├──┴──────┼──┴──┼──────┼──┴──┼──────┴──┤│  署 名 議 員  │  4番  │屋冨祖重信 │ 13番  │儀部真幸     │├─────────┼─────┴──────┴─────┴─────────┤│ 職務のため議場 │事務局長 岸本清幸   書記 仲泊英徳         ││ に出席した者の ├────────────────────────────┤│  職 氏 名  │ 速記  又吉武志                   │├───┬─────┼─────┬─────┬─────┬─────┬────┤│   │ 市 長 │     │教育委員会│ 北城 徹 │     │    ││ し説 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ た明 │ 助 役 │     │     │     │     │    ││ 者の ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ のた │     │     │     │     │     │    ││ 職め ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│ 氏出 │ 総務課長 │大兼久 巌│     │     │     │    ││ 名席 ├─────┼─────┼─────┼─────┼─────┼────┤│   │ 財政課長 │大城清雄 │     │     │     │    │├───┴─────┼─────┴─────┴─────┴─────┴────┤│ 議 事 日 程 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│ 会議に付した事件 │別紙のとおり                      │├─────────┼────────────────────────────┤│会 議 の 結 果│別紙のとおり                      │└─────────┴────────────────────────────┘名護市議会第3回定例会(16日目)                              1971年7月10 日(土)                              午前10時41分開議 ○議長(崎浜秀栄君) 開会の前にお諮りいたします。瀬喜田校の移転に関しまして、予算面は既に決定済みとは申しながらも、去る6日の日に教育委員会と父兄との間で懇談会を持ったようでございますが、そのときの会話でどうしてもかみ合わなくて、区域の住民が今、世論沸騰しまして、許田のほうも協議会を持っております。よって教育委員会の教育根本、瀬喜田校に対する方針を聞きたいということで、教育長と教育委員会事務長をおいで願っておりますので、日程に追加したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)ご異議なしとのことでありますので、そのようにいたします。皆さんの手元に青年会から陳情書が配付されております。せっかく青年会の幹部がおいでになっておりますので、口頭をもって挨拶させたいと思います。名護市青年会会長 伊差川正男君挨拶 ○議長(崎浜秀栄君) ご報告申し上げます。本日は全員出席でございます。よってただいまから本日の会議を開きます。休憩いたします。休憩(午前10時54分)再開(午前11時3分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。お諮りいたします。議案第36号、第3条「審議会は委員20名をもって組織する」ところを「10名」に(1)、(2)、(4)を入れることにして、(3)市内の公共的団体等の役職員、(5)前各号以外の市民を削除いたします。(4)を入れる理由としては、審議委員として採決の場合、市の職員では参加できないので、入れることに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、第36号議案、修正可決いたします。休憩いたします。休憩(午前11時4分)再開(午前11時6分) ○副議長(玉城清吉君) 2番 崎浜秀栄君。 ◆2番(崎浜秀栄君) 教育長、教育委員長がおいででございますので、瀬喜田校移転が現在計画されておりますが、この前PTAとの懇談会を持ったとのことでございますが、瀬喜田校の教育方針について教育長にお伺いしたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 教育長 日高清吉君。 ◎教育長(日高清吉君) 瀬喜田校の移転の問題ですが、局としては一応北部のほうは小中も併置校が多い。小学校、中学校は一つの敷地内にあって教育を進めているということで、教育の効果から併置校をなくする。いわゆる独立中、独立小、こういう形に持っていくということが文教局としての基本方針でございます。その方針に沿って統合を必要とする学校が示されております。その点で瀬喜田校も該当するわけでございます。その基本方針はやはり小学校の児童、中学校の生徒が、それぞれの方式で適切な教育が受けられるようにするということが第一の条件になっております。併置校、小規模の中学校でございますと、学校数に対して職員数がわずかでございます。少ない職員で分担して、免許資格のない教科までも指導しなければならないということで、どうしても教育の効果を上げるためには、独立小・中学校に移したいということは、当然文教施策としては考えられなければならない重要な点だということでございます。 ○副議長(玉城清吉君) 2番 崎浜秀栄君。 ◆2番(崎浜秀栄君) 併置校の弊害というものは我々も十分知っておりまして、一日も早く統合させたいということはやまやまでございます。以下の質問に関しましては、教育委員長にお願いしたいと思います。移転に関しましては整地の予算も昨年の予算で出ておりまして、移転の段階に来ていると思います。移転問題は、幸い区民は一日千秋の思いで待っているわけでございますが、この前はどういう懇談会の会話の内容か存じませんが、幸、区民は非常に激高しております。それは移転の問題であったのか、それとも統合問題に端を発したものか、そのときの内容がわかりませんのでお聞かせ願いたい。 ○副議長(玉城清吉君) 教育委員長 玉井英次君。 ◎教育委員長(玉井英次君) お答えいたします。去った7月2日、午後4時から瀬喜田校におきまして、PTAの役員と旧名護教育区時代の教育委員二人、教育委員長、事務長並びに学校長、教頭が参加いたしまして、約20名の人員で瀬喜田小学校の移転と、移転に伴う中学校の統合とこの問題でお話し合いをいたしました。まず委員会側から私がその理由を以下のように説明いたしました。3月30日、公立学校共済会の理事長と名護の教育委員長、委員会との間で示された小中校の校地並びに校舎の全施設を名護教育委員会は公立学校共済会に売却する。その金額は3万6,000ドルである。学校共済会は名護教育委員会からこれらを売却する金額は3万6,000ドルであるという覚書の交換をいたしました。名護教育委員会といたしましては、現施設を売却いたしまして、その金額でもって新敷地6,000坪を購入し、現に予算化されております整地費でもって整地を行う。そして新しい瀬喜田小学校を建築するという方針で進めてまいりました。ところが、祖国復帰の時点がただいまのところ72年4月がめどとされておりますので、学校共済会側から復帰の時点までには完全に取得を完了して、そして共済側が考えている新しい工事に着手したい。理由は復帰と同時に沖縄の公立学校共済会は本土の共済会に吸収合併される。そうしますとこれらの事業推進並びに計画は、日本の学校共済会として行わなければならないということであるので、現在本土の学校共済会が職員その他の家族、人々のために運営しております保養施設の大部分は赤字である。それにもかかわらず、さらにまた沖縄に新しい保養施設をつくるということは、どんなものかということになりかねない。それで復帰以前に沖縄の公立学校共済会として、独自の事業のできる間に着工したい。教育委員会としては4月以前に、できるだけ早い期間に、現瀬喜田小中校の施設を譲り渡してくれることができるかどうかという質問がその後なされました。文教局の施設課とも話し合いをいたしまして、8月着工で工事を進めれば、3月には普通教室全部と、ある程度の校舎の一部を工事完了が見込まれるから、4月1日付けで瀬喜田小学校の移転を完了することは可能である。ただし特別教室、体育館、プール等に対しては継続事業として、完成は73年度に入るということが言われました。それで4月以前に公立共済会側に全施設の明け渡しを行うためには、小学校は普通教室が完成しますから問題ありませんけれども、中学校生徒の行き場所がない。前から文教局の指導にもありますように、できるだけ速やかに併置校は解消して、独立中学、独立小学校という型を作るようにという指導、助言を受けておりますので、この際瀬喜田校の中学生は名護中学校に統合して、一挙にこの問題を解決したいというふうに委員会としては考えました。委員会の考え方を推し進めますためには、当然地元住民、特にPTAの方々のご了解が必要でございます。それで委員会といたしましては、名護中学校のPTA会、瀬喜田小中学校のPTA会に対しまして、委員会のこの計画をお話し申し上げ、早急に意思を統一するように要望を申し上げました。7月3日の第1回の役員との話し合いということになったわけでございます。約2時間以上話し合いました結果、役員会としては委員会の申し入れを全面的に賛成可決するわけにはいかない。ただし各部落ごとに懇談会を開いて、そして委員会から各部落ごとの懇談会に出席していただいて、住民に対してその趣旨を説明して討議を行うというお膳立ては積極的に手伝うというふうに現在なっております。私たちとしましては、今後積極的に瀬喜田校区に出かけて行きまして、区民の皆さんと膝を交えて懇談し、できるだけ委員会の意思に沿うように住民の方々の意思を結集したいというふうに考えております。 ○副議長(玉城清吉君) 2番 崎浜秀栄君。 ◆2番(崎浜秀栄君) そこでいま一番問題になっておりますのは、統合の方針に対して反対ではないけれども、現状として名護中学が、果たして受け入れ態勢ができているであろうかどうか。またこの移転に伴って小学校はつくるけれども、中学校はつくらない。また来年の4月をめどにするために工事は急がなければならない。したがって中学の仮対策もできない。今のお話では共済会に譲り渡すために、共済会が独自の事業を4月までにするということでございます。必ずこれは共済会に売らなければいけないものであるかどうか。またこの財産は今まで市有地ございましたし、当然我々の財産だと心得ておりますが、この補助で建てた財産、建物それは我々の財産でないのかどうか。また我々の財産であるならば、土地も建物もひっくるめて競売でもしようものなら、今の倍では売れるのじゃないかという私の考えでございます。ただ共済会の要求によって、瀬喜田校の生徒が、中学生が犠牲にならなければならない原因になっております。そこが民論の沸騰している原因でございます。うそか誠か知りませんが、言葉尻を取り上げるわけでもございませんが、「皆さんが統合に反対するならば」、今のままでおるならば、それが市の方も金は使わなくてもよろしい、ということを言って区民は騒いでおります。そういうことを言ったとすれば、教育委員会の教育方針というものは、全くないと言ってもいいくらいでございますので、その面も一つつまびらかにして、民論を鎮めるための資料にしたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) 教育委員長 玉井英次君。 ◎教育委員長(玉井英次君) 現在の学校敷地並びに校舎は委員会所有でございます。それから買主は公立共済会以外でもどこでも結構なんです。ただ旧名護教育区が長い間にわたって、公立学校共済会との売買の話を進めております。今年3月30日に覚書の交換がなされましたので、公立学校共済会を売買の対象にして考えてきているわけでございます。それから誰がこの校地、校舎を取得したとしても、買う人は代金を支払う時点で明け渡し、譲渡を迫るのは当然だと思います。公立共済会側は、学校を買った時点で明け渡してくれというのが向こうの要求です。これは当然だと思いますが、こちらはただのものではない。学校である。生徒が授業を行っている。だから学年末までは居座らせてほしい。学年期になったら明け渡しますということで、了解はついております。この5カ年の間、いろいろと瀬喜田校の問題、話が進めてこられたそうでございますが、どういう意味ですか。中学生の問題だけは、はっきりした話がつけられていない。買う側の学校共済会としては当然新学年に入ると同時に、全校地・校舎が明け渡されるものと考えております。旧名護教育区委員会としましては、中学生は新しい第二中学校ができる時点まで、現校地・校舎にそのまま居座らせて、新しい中学校ができた時点で統合させようと考えていたらしいです。しかし、この考えのもとに売主と買主の間で率直な話し合いは避けられておったかのように見受けられます。それで現在、いよいよ執行時の段階に入ってこの問題が取り上げられ、問題化しているように思われます。それで新名護教育区委員会としましては、代金を受け取る以上は当然で、その時点で明け渡すのが当たり前であるが、学校という特殊事情下にあるために、学年末までは現在のもので済むように交渉しよう。新学年からは当然理由がありませんので、買主に全施設を明け渡すのが当然であるという考え方を持っております。そうすれば文教局としましては、併置校の解消、独立小学校、独立中学校の運営ということに大きなウェートを置いておりますので、新しくできます学校に小中学校をつくれということは、もう無理な話でございます。中学校は名護中学校に統合するんだという予定のもとに、新しい小学校の建築しか当局は考えておりません。委員会としては義務教育でございますので、せっかく勉強するという中学生がありながら、この中学生の学ぶ場所をつくってあげなくてはなりません。新しい学校は小学校しかつくらない。それならば現在の情勢として、名護中学校への統合以外、道は考えられません。現在の名護中学校の受け入れ状況を調査しましたところ、来年の3月で卒業します3年生が約400名近くおります。新しく1年生に上がってくる生徒との差が90名でございます。卒業する方が多い。瀬喜田校からの名護中学校に移動します新しい1、2、3年生徒の差を計算しますと、約50名名護中学校は現在の生徒よりも増える。現在、名護中学校の学級数は35学級でございます。この35学級に増える50名を計算しますと、1教室当たり1.5人ずつ入れば、一応現在の教室全部に瀬喜田校の生徒を包含することは可能だという線が出ますが、数字上50名増えますので、1学級は名護中学校全体として増やさなければならないだろう。現在名護中学校では新しい特別教室が工事中でもう完成いたします。相変わらず過密現象を解消することはできませんけれども、教育委員会としましても73年度には名護中学校の適正規模による分離ということを考えております。長らく待っても一、二年の間、名護中学側も瀬喜田中学側も辛抱してもらいたい。一、二年後には必ず名護中学校分離いたしまして、適正規模である七、八百名の2つつくりまして、過密現象を解消し、併置校を解消し、本当に適正規模による理想的な学校教育が行われますと、というふうに住民には説明してございます。最後に2番議員から質問のありましたこれらのことができない場合に、瀬喜田小学校の新しい移転はどうなるのか、まさか住民に対して現在のまま維持するほか仕方がないというような発言がなされなかったことと思われるとおっしゃいましたが、一応正式の会議は終わりまして懇談に入りましたときに、どうしても地元住民の方々の同意が得られない場合、無理に中学生を統合させることはできない。また名護中学校側が受け入れを反対した場合、無理に統合させることはできない。その際にはしばらくの間、現在のまま移行するよりほか道がないのじゃないか。ただ一つ新しい小学校をつくるのとやや近い予算で、新しい小学校建設予定地に仮校舎をこしらえて収容することも考えられるが、約半分の予算が要るが、現在の名護教育区の予算事情では、これらの予算を支出する当てもない。だから仮校舎をいいという考え方も起こりはするけれども、実情として仮校舎を造ることも不可能に近いというお話をしたことは確かであります。 ○副議長(玉城清吉君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 2番議員の質問の要点から少し離れたところがございましたが、現在、瀬喜田小中学校の校舎は政府から無償で名護市に譲渡したものと思います。その点に答弁がなされていない点、現在問題になっているのは、公立共済会に3万6,000ドルであの敷地を売ったのが、大きな問題点となっております。私の解釈では、この3万6,000ドルの金さえ名護市が調達できれば、小学校の生徒は新しい校舎に移動させて、中学生は新しい名護中学校ができるまで、現校舎におられるかどうか。 ○副議長(玉城清吉君) 教育委員会事務長 北城徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) 現校敷地は旧市有地、一部が教育委員会用地でございます。去年市有地を委員会用地に無償譲渡していただきまして、そのころから既に共済会が買い受けする予定、折衝が行われておりました。なぜ共済会に売り渡さなければいけないかということは、政府も全額補助で建築しております。これを新敷地に小学校の校舎を全部新築移転しますので、現敷地並びに建物を個人または企業体に、それ相応の価格で売り渡す場合には、かなりの額で売り渡します。この場合は新しい移転先の校舎は全部委員会が造ることという文教局の話です。 ○副議長(玉城清吉君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) そうなりますと琉球政府は税金でもって学校施設も全部造った。この学校を公立共済会には無償で与えるけれども、委員会には与えないということは琉球政府の考えですか。それをはっきりさせてください。こうなった場合には全くばかを見るのは我々です。食べるものは食べないで、自力で校舎も造って、造った後は割り当てもない。自分らで造っておきなさいと言って、二枚舌を使ってポンポンやっていた。現在名護市が困っている状態で、3万6,000ドルつくるのはわけない。あの校舎をくれれば、競売すれば14万ドルでは必ず売れると思う。何の問題もなくて瀬喜田校の移転問題をできるのは、ただ共済会の一握りの人々に振り回されるとは。 ○副議長(玉城清吉君) 教育委員会事務長 北城徹君。 ◎教育委員会事務長(北城徹君) 併置校がありますので、そこに校舎を建ててありますから、それを委員会がそれ相応の有価で売り渡す。その場合には校舎の全額を負担しようということでなくて、その半分くらいは補助しようということでございます。 ○副議長(玉城清吉君) 2番 崎浜秀栄君。 ◆2番(崎浜秀栄君) この問題は旧名護教育区の委員会が進めてきたことでありまして、新委員会を責めるということは酷であり、また責める気持ちもないのでありますが、しかし事実瀬喜田校としては、移転はしたいけれども中学は認めない。かといって受け入れ態勢も拒否反応を示しているという行政の行き詰まりになれば、教育を預かるところの委員会がその壁を破らなければならない。どう対処するかというのが、委員会の仕事じゃないかと思います。この窮状の当たり場として訴えているわけでございます。私たちも統合反対ということはできないのです。幸い区も統合していいが、現時点としてはできない。これははっきり申し上げることではございませんが、また教育効果も統合したほうが瀬喜田校全般のために教育効果が上がるとなれば大変いいと思います。ゆえに教育効果の上がる体制のもとになれば、何とかして全部造ってもよろしい。特別教室も現在ありませんし、特別校舎でも一、二年間使用しておけば、名護中学も分離できるし、しばらくは一緒にしておく、区民としましては日本復帰しますならば、教育環境の整備は日本政府が最大政治の目標に掲げております。奄美大島の場合も真っ先に取り上げたのが教育の問題でございます。よって瀬喜田校も遠からず体育館、プール、テニスコートもできることを夢見ているのでございます。この際ぜひ教育効果の上がるような体制をお願いでございますが、努力していただきたいと思います。 ○副議長(玉城清吉君) これで午前中の日程を終わります。休憩いたします。休憩(午後0時30分)再開(午後2時8分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第37号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、原案どおり可決いたしました。議案第38号の審議を願います。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 浦添、宜野湾、コザなど各市も8時半になっておりますので、認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 農村や民間会社に及ぼす影響が大きい。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 勤務時間でございまするが、他の地域はどうあろうとも、現在お互いの農村地域でこういうようにするのは、一般に与える影響は大きいと思います。またよく考えてみますれば、何でも生産性を高めるということでございますが、市の職員が半時間を短縮するためには、1日17名の職員が必要でございます。そうなれば17名の人が時間的には多く働かなければならない。それでもだめならば増員、臨時を雇うということになる。あながち問題は、職員を多く増やさなければならないということにも結果的にはなると思います 。政府にいたしましても、通勤距離は遠いところからも通っておりますし、私は現状のとおりにして、これは労使で話し合ってはおりますが、一般的に見て、まず政府、あらゆる方面ができた場合にやっても遅くはないと思いますして、私は賛成しかねます。 ○議長(崎浜秀栄君) 18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 市職員労使との断交の中でも認められた条項が果たされていると思います。事務局から出されました資料から見ましても、ほかの市自体も今年の4月1日、あるいは7月1日から8時半というふうに、全市が改定されるようになっております。そういった面で、名護市としても団交で認めたことであります。お互い議会としても認めたいと思います。8時間というのは基準の8時間ということでございまして、最高8時間でございまして、7時間半、7時間以下にして労働時間を良くしていくのは、労使関係の話し合いで当然なされてしかるべきものだと思います。バス関係も去年の7月から7時間半というふうに勤務時間を労使間で話し合ってやっておりまして、民間も逐次そういうふうにしていくものと思います。本土では週5日というふうになっているところもございまして、お互い名護市においても7時間半に労使間で話がついているわけでございますので、原案をそのまま認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後2時13分)再開(午後2時16分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。原案に賛成の方、挙手願います。10名従来どおり賛成の方、挙手願います。13名よって議案第38号は従来どおりに決定いたしました。(出勤時間夏期8時)議案第39号審議を願います。(「従来どおり」という声あり)議案第39号、職名のところ1.議会議員の欄を削除、従来どおりに訂正して修正可決いたしました。議案第40号の審議を願います。第3条の別表中とあるところを全部削除いたしまして、修正可決することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、修正可決いたしました。議案第41号の審議を願います。議案第41号、原案可決することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案第41号は原案どおり可決いたしました。議案第42号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、42号原案どおり可決いたしました。議案第43号の審議を願います。第2条の1項中1、2を削除して修正可決することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、出勤時間夏期、従来どおり8時に直して修正可決いたします。議案第44号の審議を願います。原案どおり可決することにご異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第44号を原案どおり可決いたしました。議案第45号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、45号原案どおり可決いたしました。議案第46号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、46号を原案どおり可決いたしました。議案第47号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、47号原案どおり可決いたしました。議案第48号の審議を願います。 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 一般用の料金の件、今まで10立方だったのが8立方に下がって料金が92セントに、メーター使用料といった面で若干問題があります。10立方単位を下げるということ、超過料金が上がっているということは二重に値上げされております。そういった意味で10立方そのままにして使用させるということで、立方は前のように戻したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいま20番議員から8立方を10立方に修正動議がございました。休憩いたします。休憩(午後2時38分)再開(午後2時51分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 水道の問題は前に監査委員の決算報告の中にも出ておりまして、委員会としても料金改定の必要があるということで、総務委員会としても引き続いて市の総合計画あたりとも関連して料金改定をすべきだということです。今会期で議決したわけですが、市当局はそういった面で料金改定の問題が出ておりますので、料金の値上げというふうになりますと市民に対するしわ寄せということも考えられますが、しかしながら現在名護の市街地あたり、それ相当の家が毎日のように建っておりまして、水道の需要というのも増えてまいります。そういった面で水道経営が非常にピンチの状態でありますので、提案されたものを原案認めて、水道事業を軌道に乗せるように、お互い市当局も十分今後努力してもらいたいということで、料金の改定について議決していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいま18番から原案賛成の意見がございましたが、ほかに異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第48号は原案どおり可決いたしました。休憩いたします。休憩(午後2時55分)再開(午後2時56分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第49号の審議を願います。休憩いたします。休憩(午後2時56分)再開(午後3時6分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第49号は休憩中に調整しましたとおり、修正をして可決したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第49号は修正可決いたしました。議案第50号の審議を願います。23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 都市計画第1地区特別会計の50号議案の6万5,400ドルの収入でございますけれども、この件につきましては、議案説明の時点におきまして助役は代替地(替費地)が1,200坪あるというふうにおっしゃられておったのでございます。坪当たりにいたしますと54ドル50セント。大体筆数にいたしまして12筆で1,200坪。それが54ドル50セントに当たります。以前に市長は、この現在の替地はあくまでも仮替地であると。そしてそれを本替地に移る以前におきまして、一応は減歩率、あるいは減歩率以上に土地が削られたところ以上、不譲地、個人的なものがほとんどというより、中には既設道路に面した所の土地が全く奥側に入っている所が現在ございます。そういったことを加味いたしまして、それと同時に都計課長はその説明会を近いうちに市長と話して開くという、質疑の時点においての答弁でございました。そういったことを合わせまして、一応はそういった説明会をして、より多くの人々がそれに納得のいくところの線に持っていって、私はこれを予算化して収入に入れても遅くはないのじゃないかという見解のもとに、この6万5,400ドルの収入ということに対しては、現在のところ反対でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 区画整理をして余った土地、これを処分する問題に対しては、前から非常に問題のあった点でございます。これはやはり全地主を集めて、地主の了解のもとにこれをやるべきでありますが、現在までそれがなされていないわけでございます。そして替地とか、そういう場合にもいろいろな条件、希望があったらしいです。それを処分する場合には、皆さんの考え方も考慮に入れましょうということで、ほとんどの人が納得された傾向にあります。そのことに対してはまだ地主を集めたり、どこそこに土地が余っているということを議会にも報告されていない。ただそこに6万5,000ドルの土地を売るからということではわかりません。我々現場行って見なければわかりません。予算書だけ出されてはわからないと思いますので、50号議案に対しては反対でございます。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 3番議員がおっしゃるように、替地として処分される地域の地図を要求する必要があると思います。その金額は私から見ると少なくないのです。入札をさせるわけです。たった54ドル50セントで落ちるというのは考えられません。そういったこともあるので、その点は資料提出させて、その辺の状況、あれは幾カ所もあると思います。一カ所に固まってくると市民も知る必要がありますので、慌てて通すということではなくても良いと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 都市計画事業の替地計画は、非常に難しい技術の要る仕事でございます。先ほど23番、3番からもありましたとおり、これは市が直営でやっている場合には、地主が作っている場合とは非常に違います。我々が果たして執行の内部まで手を入れる必要があるかどうか、非常に疑問があると思います。内容を十分市当局が説明して納得しないと、我々がうっかり認めた場合には議会も責任があります。継続審議にするか、否決にするかにしていただきたい。 ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 施行は地主の不平、不満は考慮に入れて配慮すべきだけれども、実際は市町村の場合は告示すればできるわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後3時18分)再開(午後3時34分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第50号はまだ調整するところがございますので、後回しにいたします。次に議案第51号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)原案に異議なしと認めます。よって議案第51号は原案どおり可決いたしました。議案第52号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)原案に異議なしと認めます。よって議案第52号は原案どおり可決いたしました。議案第55号の審議を願います。休憩いたします。休憩(午後3時36分)再開(午後3時37分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。休憩中に修正調整をいたしましたとおり、修正可決することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、休憩中に調整しましたとおり修正可決いたしました。議案第56号の審議を願います。休憩いたします。休憩(午後3時38分)再開(午後3時39分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第56号、従来どおりといたしまして、修正可決することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案第56号は修正可決いたしました。議案第57号の審議を願います。議案第57号、原案どおり可決することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第57号は原案どおり可決いたしました。議案第58号の審議を願います。休憩いたします。休憩(午後3時40分)再開(午後3時43分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第58号、第4条の2項、3項削除いたします。ほか表も削除し、附則は現行どおりといたします。以上のように修正可決することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、2項、3項を削除、附則は現行どおりにいたしまして、修正可決いたしました。議案第59号の審議を願います。休憩いたします。 休憩(午後3時45分)再開(午後3時46分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第59号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、原案どおり可決いたしました。議案第60号の審議を願います。議案第60号、原案どおり可決することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第60号は原案どおり可決いたしました。議案第61号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案第61号は原案どおり可決いたしました。議案第62号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第62号は原案どおり可決いたしました。休憩いたします。 休憩(午後3時48分)再開(午後4時10分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第50号、意見がないようでございますので、原案可決とすることに異議ございませんか。23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 休憩中に申し上げましたとおり、資料が十分整っていないということは、内容において十分知られていないということでございます。それと同時に、市の代替地は条件のいいところに、恐らく今度は持っているんじゃないかと思います。個人の代替地というのは、条件の悪いところを与えているように聞いております。そういうことからいたしまして、この件については反対いたします。
    ○議長(崎浜秀栄君) 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 23番議員の意見に賛成いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 原案どおり認めたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後4時14分)再開(午後4時30分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。追加議案第63号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第63号は原案どおり可決いたしました。議案第64号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第64号は原案どおり可決いたしました。議案第65号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案第65号は原案どおり可決いたしました。議案第66号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案第66号は原案どおり可決いたしました。議案第67号の審議を願います。休憩いたします。休憩(午後4時35分)再開(午後4時37分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。18番 知念嘉永君。 ◆18番(知念嘉永君) 1970年度と71年度の7月分の旧久志村決算でございますが、いろいろな事情で遅れておりまして、最近まででやっと終わっております。監査の結果は計数においては間違いがございません。また引き継ぎの段階での現金、預金関係は間違いがございませんでした。その内容につきましては、皆さんのお手元に意見書を出しておりますので、それをお読みになっていただきたいと思います。その中で特に監査委員が指摘した点は、5ページの収入、支出を混同しているものと、軍用地関係で一括して貸地料を受けて部落に流すべきものが、一応こういった会計の処理の仕方が妥当であると言いましたが、旧久志村では部落に還元して残りを旧久志村に上げております。市町村自治法の施行規則第60条の規定する予算規則の原則に基づいてなされるべきであるということで、意見書を付してございます。6ページの公金を長期にわたって所持した者ということで、旧三和銀行の株式を5,500ドル持っておりましたが、三和銀行が沖縄銀行と合併する際に1,500ドルの清算をされております。1,500ドルの清算されたお金を旧久志村長が、清算認可がもらっているわけですが、三百幾日間の長期にわたって個人が所有していたということで指摘してございます。1,500ドルは1970年の7月31日に収納帳に入っておりまして、市としての実害はないわけです。 ○議長(崎浜秀栄君) ただいまの監査委員の18番から、認定について報告がございましたが、議案第67号、68号は原案どおり認定することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第67号、68号同時に認定することに決定いたしました。休憩いたします。休憩(午後4時40分)再開(午後4時47分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第69号の審議を願います。第2条、事務本局23人は従来どおりといたし、附属機関は27人とすることに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第69号は修正可決いたしました。議案第70号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第70号は原案どおり可決いたしました。議案第71号の審議を願います。3番 比嘉鉄也君。 ◆3番(比嘉鉄也君) 起債の理由の場合には、政府が北部工業高校買い上げを「政府の買い上げが遅れるため、教育区債の償還計画変更をする」ということになっておりますが、これを実際に、今度は今までもずっと我々が銀行から借りてやっていたわけですが、起債もしてならんと切ったことだし、現状どおり認めているならば、銀行から相当の督促も来るだろうし、その面に対して努力。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後4時50分)再開(午後4時57分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議案第71号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、議案第71号は原案どおり可決いたしました。議案第72号の審議を願います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでありますので、議案第72号は原案どおり可決いたしました。次に議案第50号、先ほどいろいろご意見がございましたが、附帯事項を追加して可決することにご異議ございませんか。23番 玉城浩幸君。 ◆23番(玉城浩幸君) 休憩中にも話しましたとおり、私は反対いたします。 ○議長(崎浜秀栄君) 議案第50号の採決を行います。採決をする前に、この問題は原案に対して強い反対意見もございますが、その反対意見というものが、当局の議案を提案するまでに、資料や説明の不足からして異議があるのでございますが、この件は会議の事情や、また工事の関係もございまして、提案者の不誠実は指摘されるのでございますが、附帯決議としてこの議案の処理に当たっては、議会からも監視員を立ち会わせるようにして、原案どおり可決することに賛成の方は挙手を願います。賛成16名反対1名よって本件は原案どおり可決いたしました。報告第2号、専決処分について、読解省略で承認することに決定いたします。休憩いたします。 休憩(午後5時3分)再開(午後5時4分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。陳情案件処理についてお諮りいたします。陳情第13号から審議を願います。この案件は予算処理済みでございますので、不採択と決定いたしました。陳情第14号「数久田部落内消火貯水槽の設置について」、数久田区長より出ております。民生委員会に付託いたします。陳情第15号「安和区育英会補助について」、予算で否決されておりますが、付託いたしますか。休憩いたします。 休憩(午後5時7分)再開(午後5時8分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。陳情第15号は処理済みでございますので、不採択と決定いたします。陳情第16号「城海岸通りの美化と遊歩道の施設について」、民生委員会に付託いたします。陳情第17号「名護市柳原、下山田原、稲福地原、緑川原一帯を農耕地に復元することについて」、予算は5,000ドル済みでございますが、まだ調査する必要を認めましたので、採択の上、産業経済委員会に付託することにいたします。陳情第18号審議を願います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 市の受け入れ態勢ができていないということで、無理だということがはっきりしております。 ○議長(崎浜秀栄君) 休憩いたします。休憩(午後5時11分)再開(午後5時14分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。陳情第18号、不採択と決定することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)不採択と決定いたします。陳情第19号の審議を願います。16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 採択しまして、総務委員会に審査させたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 陳情第19号、採択の上総務委員会に付託することに決定いたしました。陳情第20号審議を願います。11番 中山盛久君。 ◆11番(中山盛久君) 採択して建設委員会に付託したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 陳情第20号、願意妥当と認め採択することに決定し、委員会規則に従いまして建設委員会に付託したいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、建設委員会に付託いたします。陳情第21号、審議を願います。予算に措置されておりますので、不採択と決定いたしたいと思いますが、異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、不採択と決定いたしました。陳情第22号も予算措置されておりますので、不採択と決定いたしました。陳情第23号審議を願います。20番 具志堅 徹君。 ◆20番(具志堅徹君) 産業経済委員会に付託したいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 24番 玉城金栄君。 ◆24番(玉城金栄君) 予算措置、農薬の問題で農業費の中のブロイラー、そういうもの全部入っておりますので、消毒とかそういうものしかございませんので、それに包含されませんか。 ○議長(崎浜秀栄君) 陳情第23号、願意妥当と認め、採択と決定いたしました。よって産業経済委員会に付託審査させることに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)異議なしとのことでございますので、産業経済委員会に付託決定いたしました。陳情第24号審議を願います。 16番 比嘉清徳君。 ◆16番(比嘉清徳君) 総務委員会に付託して審査していただきたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 陳情第24号、願意妥当と認め、総務委員会に付託することに決定いたしました。陳情第25号審議を願います。採択することに異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)陳情第25号、願意妥当と認め、産業経済委員会に付託審査させることに決定いたしました。陳情第26号、「大宮小学校運動場拡張について」、本陳情は予算書においても決定済みでございますので、不採択と決定いたしました。休憩いたします。休憩(午後5時24分)休憩中「水道問題について全体協議会開催」 ○議長(崎浜秀栄君) 14番 我那覇隆光君。 ◆14番(我那覇隆光君) 水道の現地調査をいたしたいと思います。 ○議長(崎浜秀栄君) 13日(火)の午後1時議場集合。水道課長より説明を聞いた後、現地調査したいと思います。再開(午後5時38分) ○議長(崎浜秀栄君) 再開いたします。議員の皆様には猛暑うだる中を、今度は政府の支出金落ち込み等もございまして、長期にわたるご審議をいただきましたことを感謝申し上げます。本日ただいま全議案が皆様の熱心なるご審議によりまして終了いたしました。本会期はこれで終了させていただきます。                         閉会1971年7月10日午後5時40分                            名護市議会                            議 長 崎浜秀栄                            副議長 玉城清吉                            会議録署名議員 屋冨祖重信                            会議録署名議員 上原康茂...