石垣市議会 > 2020-12-11 >
12月11日-06号

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  1. 石垣市議会 2020-12-11
    12月11日-06号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年 12月 定例会(第12回)             令和2年第12回石垣市議会(定例会)                 12月11日(金)                   (6日目)                                開 議 午前10時02分                                散 会 午後 5時15分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 長 山 家 康  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     主    事  山 田 昌 平 君  次    長  石 垣 収 一 君     主    事  宮 平 義 也 君  次 長 補佐兼  本 若 久 司 君  議事調査係長              議  事  日  程 (第6号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│            件             名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘              本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.市役所新庁舎建設の進捗について              ││     │       │ (1) 完成時期、総工事費                   ││     │       │ (2) 赤瓦の単価、使用枚数、総額、生産地           ││     │       │2.陸自配備計画について                   ││     │       │ (1) 辺野古新基地建設に伴い石垣島の陸自配備工事の関連土   ││     │       │   砂が使用される可能性                  ││     │       │ (2) 2017年に市民が提出した陸自配備反対署名の「精査」結果  ││     │       │   はいつ発表するか                    ││     │       │3.防災・減災と防衛について                 ││     │       │ (1) 農林水産省の計算式を用いたとき本市の自給率はいくらか  ││ 一般質問│ 内原 英聡君│ (2) 防災マップの配布状況、2017年以降、全戸配布しているか  ││     │       │ (3) デジタルファースト宣言とは何か             ││     │       │4.市長の政治倫理について                  ││     │       │ (1) 市長の最新の資産報告書等公開について          ││     │       │ (2) 株式譲渡所得の課税について過去の市長答弁を問う。具体  ││     │       │   的には2017年12月15日当時、﨑枝純夫議員の一般質問に対  ││     │       │   する中山市長の答弁(会議録356頁の市長によるたとえを   ││     │       │   用いた説明、その内容)は税法上妥当か          ││     │       │5.八重山地震祈念事業について                ││     │       │ (1) 1771年から来年で250周年、東日本大震災から10年、祈念事  ││     │       │   業は予定しているか                   │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.ゴルフ場を含むリゾート施設建設について          ││     │       │ (1) 進捗状況について                    ││     │       │2.新型コロナウイルス感染症拡大について           ││     │       │ (1) 高齢者へのインフルエンザ予防接種費用助成の必要性に   ││     │       │   ついて                         ││     │       │ (2) 医療機関の業務従事者への支援について          ││     │ 長山 家康君│3.道路行政について                     ││     │       │ (1) 地域・街の課題解決アプリまちづくりアプリ)の導入進  ││     │       │   捗状況について                     ││     │       │ (2) 歩道植栽の選定や地域住民の意見反映について       ││     │       │ (3) サンエー石垣シティ西側道路(市道真栄里線)の改修状況  ││     │       │   について                        ││     │       │4.タウンマネージメント石垣について             ││     │       │ (1) 設立の経緯、石垣市のかかわり、今後の見通しについて   ││ 一般質問├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.道路、街路樹の清掃、管理について             ││     │       │ (1) 県道、国道の清掃、管理について             ││     │       │ (2) 市道の清掃、管理の状況は(距離、費用)         ││     │ 友寄 永三君│2.空港アクセス道路整備の進捗状況は             ││     │       │ (1) 市道旧空港地線整備の進捗状況は             ││     │       │3.石垣漁港内廃船放置の現状と対策について          ││     │       │4.全国学力テストの結果を受けて               ││     │       │5.自治基本条例制定に至るまでのどのような議論の場を経たか  ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.海難事故防止対策について                 ││     │       │ (1) 観光客の増加に伴い、マリンレジャー等による海難事故が増 ││     │ 砥板 芳行君│   加していることから、石垣市独自の対策への取組について  ││     │       │2.港湾行政について                     ││     │       │ (1) 新型コロナウイルス感染症収束後を見据えたクルーズ船   ││     │       │   対応と取組について                   │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │ (2) クルーズターミナル計画について             ││     │       │ (3) 浜崎マリーナ駐艇場の管理状況について          ││     │       │ (4) 浜崎マリーナ・フィッシャリーナ周辺公共トイレ整備  ││ 一般質問│ 砥板 芳行君│   ついて                         ││     │       │ (5) 海洋での青少年健全育成への取組支援について       ││     │       │3.道路行政について                     ││     │       │ (1) 放置車両等で危険な道路の対策について          ││     │       │4.ゴルフ場開発について                   ││     │       │ (1) ゴルフ場開発の進捗状況について             │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             令和2年第12回石垣市議会(定例会)                 12月11日(金)                   (6日目)                               開 議 午前10時02分 ○議長(平良秀之君) それでは、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお配りしてあるプリントのとおりであり、昨日に引き続き一般質問となっております。 それでは、本日最初の質問者、内原英聡君の質問を許します。内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 皆様、おはようございます。会派ゆがふの内原英聡です。様々な思いを描きつつ、質問項目を読み上げてまいります。 第1項目は、市役所新庁舎建設の進捗についてです。 老朽化が深刻な現在の石垣市役所、旧空港跡地では新庁舎の建設が進んでいます。新しい市役所はいつ完成するのか。総工事費は幾らか。建物の赤瓦は、石垣市の風景や伝統を象徴するそうです。この瓦の単価と使用枚数、総額は幾らか。また、赤瓦の生産地はどこか答弁を求めます。 質問項目の2は、自衛隊配備計画についてです。 沖縄島で進む米軍辺野古新地基建設、昨年実施された県民投票では、石垣市でも約7割の投票者が反対票を投じました。一方で、日本政府はこの石垣島からも辺野古の海を埋め立てる土砂を採取したいと考えているようです。沖縄防衛局が石垣島で採取したいというのは、陸自駐屯地建設の関連土砂でしょうか。市が把握している情報をお知らせください。 また、2017年に市民が提出した陸自配備反対署名について、石垣市は、当時、選挙人名簿を閲覧し、この署名を精査したそうです。このときの根拠法は何か答弁を求めます。 質問項目の3は、防災・減災、そして防衛についてです。 自然災害、武力攻撃、島が有事に見舞われたとき、重要なのは食糧の確保と通信の機能維持だと私は思います。第2次世界大戦では、日本軍の戦闘地域を平均すると、6割以上が餓死または栄養失調が原因の病死だったといわれています。石垣島では、最近、海が荒れ船便が大幅に遅れ、商店の棚から食品が激減しました。普段、なかなか想像つかないピンチもやってくるときは信じがたいスピードでやってきます。石垣市の危機意識、農林畜産業への意気込みを伺いたい。石垣市の自給率は農林水産省の計算式で幾らになるでしょうか。 次に、防災マップの配付状況です。2017年以降、全戸配付しているでしょうか。 また、先日、石垣市が発表したデジタルファースト宣言、この宣言について簡潔な説明を求めます。 質問項目の4は、市長の政治倫理についてです。 石垣市議会は、全会一致で2018年5月9日、市長の市県民税に関する調査特別委員会を設置しました。当時の資料によると、市長は2015年度の市民税所得割がゼロ、なぜこの欄がゼロなのかということで、住民税が本当に納められているかどうかを究明する特別委員会が設置されたそうです。市長の市県民税に関する調査特別委員会は、2018年9月の市議会議員改選をもって自然消滅、委員長報告も記録はありません。 そこで質問です。市長の資産報告書等について、最新のものを含め、保存年限内のものは石垣市の公式サイト、インターネット上でぜひ公開していただきたい。ほかの自治体も実施しているところがあり、実現は可能かと思います。いかがでしょうか。 続いて、2、株式譲渡所得割の課税について、過去の市長答弁に誤りはないか。具体的には、2017年12月15日、当時の﨑枝純夫議員の一般質問に対する中山市長の答弁、会議録356ページにある市長のたとえを用いた答弁は、税法上妥当かどうか伺います。 質問項目の5は、八重山地震祈念事業についてです。 来年2021年は、1771年の八重山地震、いわゆる明和の大津波から250年、また、東日本大震災から10年を迎えます。くしくも八重山地震は、旧暦3月10日に発生したと記録にあり、東日本大震災は、2011年3月11日に起きました。犠牲者に哀悼の意を示し、後世にこの災害を伝え、将来に向けて防災・減災の強化を施していく意味でも、いま一度立ち止まり、振り返る必要があるのではないかと考えられます。来年に向けて石垣市も祈念事業を予定されていると思います。計画があれば、概要をお知らせください。 質問は以上です。再質問は自席より行います。よろしくお願いします。             〔(議長、休憩)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時07分                               再 開 午前10時08分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。 内原英聡君の質問に対する当局の答弁を求めます。             〔(休憩を求めます)という者あり〕 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時08分                               再 開 午前10時09分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 議長、休憩を求めます。すいません。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時09分                               再 開 午前10時10分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。答弁をしてください。 ◎総務部長(知念永一郎君) おはようございます。内原英聡議員の1項目め、市役所新庁舎建設の進捗について、2点の質問についてお答えいたします。 新庁舎建設建築工事の進捗については、11月末現在、2階及び3階の躯体工事及び内装工事を進めており、51.2%の工事進捗状況となっております。完成時期につきましては、現時点で具体的に決まっておりませんが、関係機関や受注業者と連携し、令和3年度上半期に竣工し、令和3年内の供用開始を目指しております。総工事費につきましては、建築設備工事と今後発注する外構工事の見込費用を合わせまして78億5,000万円を見込んでおります。 続きまして、赤瓦の使用枚数ですが、約12万枚を予定しており、設計見積りにおける施工費見込みでの総額は約1億8,000万円、単価約1,500円を算出しております。また、生産地につきましては愛知県内となっております。 続きまして、2項目め、陸自配備計画について、順を追ってお答えいたします。 1点めの辺野古基地建設に伴い、石垣島の陸自配備工事の関連土砂が使用される可能性についてお答えいたします。防衛省によりますと、辺野古基地建設の変更後の計画に基づく埋立て等に使用する資材の具体的な調達先については、現時点において決まっていない。また、現在のところ、石垣島への陸自部隊配備に係る建設工事において公共残土が発生する予定はないとのことです。 2点めの2017年に市民が提出した陸自配備反対署名の精査結果はいつ発表するかについてお答えいたします。防衛省による石垣島への陸上自衛隊駐屯地配備計画については、これまで市民や議会において、賛成、反対双方の立場において様々な議論がなされてまいりました。市民連絡会から提出された署名の全てにおいて精査はいたしておりませんが、署名活動については各団体、市民の意見の表明であり、尊重されるべきものと考えております。 3項目め、防災・減災と防衛についての2点め、防災マップの配付状況についてお答えいたします。 防災マップは、津波浸水域などを示したハザードマップや各地域の避難所、災害時への備えなど、災害時に役立つ情報を掲載した冊子でございます。本市では、直近では、平成29年、2017年に改訂版を作成し、市内全戸に配付しております。防災マップは、関係法令等に大きな改正があったときなどに改訂されます。また、通常、3年から4年ごとに各市町村とも改訂版を作成しております。本市においては、今年度改訂版を作成しており、完了次第、市内全戸へ配付する予定です。 3点めのデジタルファースト宣言とは何かについてお答えいたします。本市は、11月24日に宜野湾市、名護市と共同で3市デジタルファースト共同宣言を行いました。国は、地方公共団体のデジタル化、オンライン化を推進しており、本市においても国の基本方針に基づき、業務のデジタル化、オンライン化を図り、市民サービス向上のため、デジタルトランスフォーメーションに取り組む必要があります。デジタルファースト宣言は、市民が利用する個々の行政サービス手続が、インターネットのオンライン上で完結できるようにデジタル技術を活用し、市民生活の利便性を向上させる取組やAI(人工知能)やロボットを活用し、職員の長時間労働の原因となっている紙による申請書や帳票のチェック作業、入力作業などをデジタル技術の活用により自動化することによって働き方改革につなげるなど、市民の視点、職員の視点から様々な課題を最先端のデジタル技術を活用し解決していくことを目的に取り組んでおります。 4項目め、市長の政治姿勢について、順を追ってお答えいたします。 1点めの市長の最新の資産報告書等公開については、令和2年分資産等補充報告書所得等報告書並び関連会社等報告書については、本年7月1日より公開しております。 2点めの株式譲渡所得の課税について、過去の市長の答弁を問うについては、市長の答弁内容は、株式の取引において利益が出た場合、損失が出た場合の課税の仕組みや給与所得における住民税の課税の仕組み等について答弁しておりますが、税法上何ら問題はなく、妥当な答弁でございます。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 内原英聡議員の農林水産省の計算式を用いたとき、本市の自給率は幾らかについてお答えいたします。 地域食料自給率は、その地域に住む人々が消費する食料が、その地域で生産された農産物によりどの程度賄われているかを表すものです。同計算式を用いた本市の食料自給率を試算しますと、カロリーベース自給率で105%、生産額ベース自給率は92%となっております。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 内原英聡議員の5項目め、八重山地震祈念事業の予定についてお答えいたします。 八重山地震は、西暦1771年4月24日、旧暦明和8年3月10日の午前8時頃、八重山列島近海を震源として発生しました。地震の規模は、マグニチュード7.4から8.7と推定されており、この地震により、後に明和大津波と呼ばれる巨大津波が宮古・八重山地方を襲いました。津波による被害は甚大で、多くの家屋や田畑、家畜が流され、当時の八重山の人口の約3分の1に当たる9,300人余りが犠牲となったといわれております。また、田畑の塩害による食料生産の激減や、環境衛生の悪化による疫病の蔓延は社会に大きな影を落とし、長らく人口低迷の時代が続きました。 本市では、明和大津波の犠牲者の御霊を慰め、その有史以来、未曽有の大津波の歴史と教訓を後世に伝えるべく、宮良タフナー原明和大津波遭難者慰霊之塔において、毎年4月24日に慰霊祭を開催しております。 また、平成23年3月11日の東日本大震災を契機に、4月24日を石垣市民防災の日と定め、各地域の防災無線や防災倉庫の整備、市民防災訓練をはじめ、これまで市民の防災意識の向上に努めてまいりました。来年の4月24日は明和大津波から250年、東日本大震災から10年の節目を迎えます。 そこで、来年の慰霊祭に加えまして、市民が、いま一度、防災の大切さについて考える契機となるよう講演会、またパネル展示などの祈念事業を計画しております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、内原英聡君の再質問を許します。 なお、内原議員よりパネル使用の申出がございますので、それを許します。内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 各ご担当ご答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に参ります。 質問項目の1、市役所新庁舎建設の進捗から伺ってまいります。現庁舎ですけれども、こちらももう老朽化が進んでおり、今年の初めのほうでも外壁が剥がれてピロティーのほうでコンクリートブロックが落下したり、今週、私が農業委員会のほうから帰ろうとしたときも、やはり天井が剥がれて、落下しているのがかなり危なくなってきているなというふうに感じます。 そこで、やはり新庁舎の建設が早く完成することは待たれるわけなんですけれども、冒頭で進捗率が51.2%とのことでした。これらの数値を踏まえながら、再質問してまいります。 まず、総工事費の中に当該作業員の渡航、宿泊費など、経費は含まれているでしょうか。ご合弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 内原英聡議員の再質問にお答えいたします。 離島経費という形での工事費に含まれているのかという質問と認識してございます。離島経費については、入札公告で認めているものを現時点において請負業者からの経費に係る請求はございません。今後、工事費として変更契約を予定してございますが、内容が提出次第、精査して対応させていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 現時点では提出されていないということです。この当該作業員の渡航、宿泊費と、今、離島経費なんですけれども、最終的にまとめて精算ということでした。 では、この経費、現時点で幾らぐらいになっているかという報告は、業者さんから受けているんでしょうか。
    ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 現時点で、まだそのような報告は受けてございません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 質問続きます。当該作業員の渡航、宿泊費等の経費、こちら、最終的な支払額が大体どれぐらいになるかという見込みはあるでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 現時点で、離島経費、渡航費という形で予算、当初予算に計上してございます額としましては、4億円を計上してございます。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) こちら、その経費など今後認めたり、認めていく議会の責任問題にもかかわってくるので伺っています。 それでは今、その4億円というのは、総工事費に含まれているものでしょうか。それともプラスされるものなんでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えします。 総工費に関しましては、契約の金額の積上げでございます。この離島経費に関しては、現時点では含まれてございません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 今のご答弁ですと、総工事費には含まれていない。プラス、少なくとも4億円ということ。最終的には精算するというお話なんですけれども、こちらの離島経費、工期が延びた場合は増額される可能性というのは考えられるんでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 離島経費に関しましては、作業員の宿泊及び日当等に関してかかった経費について積み上がっていくものでございます。当然、人数が確保できないときに離島経費として支払われるべきものでございますので、作業員の確保次第では増額になる可能性はあるかとございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 契約管財課長、ありがとうございます。そうですね、精算は最終的に行って、現時点では4億円ぐらいだけれども、当然、上乗せされていくと。工期が延びるに従って、これも増額される可能性はあるということです。 それで、私はこう申し上げたからといって、工期をいたずらに急がせてほしいということは求めません。というのは、なぜならば、そういうものは全て現場にしわ寄せがいくからです。なので、そこは本意ではないんですけれども、とはいえ、当初の計画が延びるというのは、やはり市民負担に直結してくる問題です。この工事の進捗については、来年3月、次回以降も必要に応じて質問等で取り上げていきたいと思うので、よろしくお願いします。 それでは次に、赤瓦について伺います。 まず質問したいのですが、沖縄の赤瓦、これの定義はあるでしょうか。ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県が定める県産品の定義ということがございます。県内企業への優先発注及び県産品の優先使用基本方針によると、県産品の定義につきましては、県内において、製造、加工される製品と掲載されてございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 事前のやり取りで、恐らく、私がこれから質問することをご答弁いただいたんですけれども、赤瓦については、沖縄の赤瓦事業協同組合のほうが主原料にクチャを使用しているものを赤瓦と定義しています。 それで、ちょっとパネル出したいと思います。 石垣市議会全委員会の所管事務調査で、11月11日、新庁舎の建設現場を視察しました。そのとき、瓦が積まれていたのですが、資材に、「段付飛鳥野瓦」という紙が貼られていました。私、これ少し気になりまして、少なくとも沖縄県内で生産されている瓦とはどこか違うなというふうに感じました。今回、生産地は愛知県ということが明らかになりました。石垣市は、これまで新庁舎の建設に関する赤瓦、生産地は公表していたでしょうか。過去の議事録では見当たらないのですが、もし公表していたのであれば、その旨、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 今回の愛知県産赤瓦につきましては、当初、赤瓦を発注するにおいて、県内で発注する窯は生産ができないという報告を受けまして、受注者である大成建設のほうで生産、納期内に納められる調査をしたところ、今回の愛知県産、愛知県で製造する瓦を採用するに至りました。公表については、してございません。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 知念部長は、昨年6月定例会で、この赤瓦について、石垣の風景を継承するとか、伝統的な赤瓦ぶきの屋根などと答弁なさっていました。しかし、生産地は愛知県でした。愛知県の生産工場も、私自身は個人的な見解として気の毒に思います。なぜならば、技巧を凝らして約12万枚もそろえてくださったのに、現地である石垣市では生産地として公表されていなかった。それに、2017年9月定例会、9月15日の一般質問で、当時の新庁舎建設、市長はこう答弁なさっています。「採算的な面で、数千枚一度に焼けるような施設でないとちょっと無理ですということでございましたので、現在のところ、沖縄本島を中心に焼いて運搬するというような計画になっております。」と。これは、2017年9月の答弁ですが、報道によると、同じ年の7月にはサンプルが石垣市に届いていたようです。沖縄本島になるかと思うと答弁なさっていたその2カ月前には既にサンプルができていた。このときにもう生産地は決まっていたということでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 先ほど契約管財課長からも答弁がございましたように、当時、沖縄の風景ということで、県内の窯で焼ければということで調整をしておりましたが、沖縄県内においては、この数を間に合わすことができないということから、県外の工場で焼くということで進めることになっております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) それでは、部長、お伺いします。 この沖縄県内では調達ができないからということで、愛知県、県外で焼くことが決まったというのは、いつになりますか。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 県内で赤瓦を生産できないという報告を受注者から受けたのは令和元年12月でございます。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 令和元年12月ということは、昨年の12月に沖縄県内で調達できないということが聞かされたということですね。承知しました。 質問続けます。 沖縄県は県内企業への優先発注及び県産品の優先使用基本方針を定めております。先ほど契約管財課長も少し触れていただきました。この方針を読むと、県が発注する公共工事の特記仕様書には、的確な県産建設資材を優先することが明記されております。具体的には、本工事に使用する資材等のうち、沖縄県内で生産、製造され、かつ、規格、品質、価格等が適正である場合は、これを優先使用するということです。翻って、石垣市には新庁舎建設基本設計及び実施設計業務委託特記仕様書というものがございまして、こちらはインターネット上でも公開されております。 本市の特記仕様書、この新庁舎建設の特記仕様書に県産品優先またはそれに近いことをうたった内容は明記されているでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時32分                               再 開 午前10時35分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) こちらの特記仕様書は、石垣市役所がつくっているので把握されていると思うんですけれども、事細かにいろいろ書いてある中で、少なくとも私は県産品を優先使用するという旨のことが書かれているのを見つけきれません。仮に、この石垣市役所新庁舎の特記仕様書に県産品のものが書かれていないというふうに前提した場合、これは、たとえ口約束で、あるいは新聞等の媒体で石垣市役所が島内企業を優先でしたり、島産品を優先、あるいは県内企業、県産品を優先などと宣伝しても、実際に契約レベルではそんな約束はしていないことになります。今回の新庁舎建設でも最初から県産品の瓦を使うつもりはなかったのではないかという疑問が湧いてまいります。 先ほど県内企業から調達できないことがわかったというんですが、一つ、サンプルはどこでつくりましたか。まず、これを伺います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時36分                               再 開 午前10時37分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 サンプルにつきましては、県外業者が持ってきたものということを伺っておりまして、産地については確認取れてございません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) すいません、ちょっと休憩。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時38分                               再 開 午前10時38分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) サンプルは2017年の段階で持ってこられていて、それは県外でつくられていたということですね。昨年12月、県内ですか。 ○議長(平良秀之君) 県外業者が持ち込んで、どこでつくったかはわからない、ということでした。 ◆13番(内原英聡君) 承知しました。県外業者が持ってきたということですね。これがサンプル、1種類でしたか。ほかにもサンプルありましたか。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 サンプルは1種類と聞いております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 今のご答弁を合わせてみると、県内から調達できないということが業者から聞かされたのは去年の12月だった。しかし、その少なくとも2年前の2017年の段階で持ってこられたサンプルは、県外の企業が持ってきたサンプルだった。そのサンプルは、どこから、どこでつくったかわからない。少なくとも沖縄の赤瓦ではありません。飛鳥野瓦ですから。 それで、質問続けます。 県内企業から調達できなかったということですが、県内企業から見積りを取ったのでしょうか。取った場合は、何社から取っていたかということをおっしゃってください。 ○議長(平良秀之君) 契約管財課長、野崎雅治君。 ◎契約管財課長(野崎雅治君) 再質問にお答えいたします。 受注者である大成建設さんが赤瓦を製造納品する業者を調査してきているものでございますので、本市としては把握してございません。ただ、議員がおっしゃっている赤瓦ということに関しまして、沖縄県産の赤瓦もそうなんですが、県産でないもの以外にも赤瓦と呼ばれているものもございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) それで私が伺ったのは、沖縄の赤瓦の定義はありますかというところで、沖縄の赤瓦事業協同組合さんはクチャを使用しておいでというふうに書かれておりました。赤ければ赤瓦、そうかもしれません。そういう程度の認識だったということですか。よろしいでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩します。                               休 憩 午前10時40分                               再 開 午前10時42分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 冒頭でも答弁いたしましたが、瓦の枚数が12万枚になるということでして、その数からいきますと、これまで従来どおり、沖縄のうちに乗せる1枚1枚にやると大変ということになりまして、まとめて、要するに、こういうふうにできないかというサンプルをつくりました。このサンプルにつきましては、県外の業者が持ち込んだということを先ほど説明いたしましたが、そのサンプルを沖縄で焼けないかという話でした、当初は。それもいろいろ当たったところ、結局、この納期内に県内でこれだけ焼くことは難しいということから、現在の愛知県で焼く方式を取るようになっております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 12万枚って大変多い数ですね。ちょっと比較対象として別の公共施設を上げたいと思います。市立図書館、ございます。1989年11月29日の八重山毎日新聞にこのように書かれております。要約すると、市立図書館の総工費は約9億3,800万円、このときもですが、共同企業体でした。建築資材は県産品を優先使用しているとあり、屋根に使用する赤瓦、雄瓦、雌瓦、合わせて約13万枚を西原町にある沖縄陶業から取り寄せると公表されております。これらの赤瓦は約4,500万円で購入したと報じられていました。確かに、時代の流れはありますけれども、今回の新庁舎は約12万枚で1億8,000万円、当時の市立図書館は約13万枚で4,500万円、この開き大きいと思うのですが。沖縄県内で調達するなり、あるいは金額が大きくなるのであれば、瓦の枚数を減らすなど設計者とも調整できたと思います。いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 建築の際、設計も含めていろいろな提案を頂いています。その際に瓦の枚数が多くなりそうだということで見直し等も入れていますし、それもまた、当初の設計の意匠をデザインの中から影響のないような形で変更等ある場合は、その都度その都度、相談させていただいております。 議員、お手元に写真があるからわかると思いますが、私、市立図書館の枚数、以前調べたことがあったんですが、議員が今おっしゃるように、本当の沖縄の瓦、雄瓦、雌瓦、あれを使って13万枚で、石垣の今、新庁舎が12万枚だということで金額が違うというお話されておりますが、お手元の写真を見ていただいたらわかるように、石垣の新庁舎の瓦は、雄瓦と雌瓦をセットにして1枚になって特別に焼いてもらいます。作業工程、そしてまたその後の維持管理等も含めて色もついているように、見てわかると思いますけれども、本来だったら漆喰で固めるのが琉球の、沖縄の赤瓦だと思いますけれども、漆喰で固めずとも漆喰で塗られたようなデザインになるように特別に開発してつくった瓦でございます。 ですから、通常でいくと12万枚ですけれども、通常でいくと雄瓦、雌瓦別々と考えたら24万枚という枚数になるものを2枚セットでつくってありますんで、12万枚ということであります。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 2枚セットでつくったら安くなってもいいのかなと思うんですが、金額が大きくなっていったということです。 中山市長は、初めて現職に就任した2010年、初の施政方針演説を神奈川県小田原市長の所信表明から一部丸写しし直後に発覚、これは新聞に書かれているので申し上げます。盗用したという批判を受けました。当時は、制作スタッフが施政方針演説を作成したと釈明なさっていましたが、今回の赤瓦をめぐる話にも私は通じるものを感じてしまいます。小田原市長の所信表明も愛知県産のこの瓦もそのものは大変いい内容、製品であると私は信じたい。実際にそう思っています。問題は、その引用先や製造元をなぜ公表しないのか。あたかも自前であるかのように振る舞っていることです。 中山市長は、10月3日に、昨年ですが、ツイッターでこう発信しています。「本日、石垣市新庁舎の起工式がありました。2年後の完成を目指し、伝統的な赤瓦屋根や琉球石灰岩を生かし、市民が憩える場所となります。」と。伝統的なとおっしゃっている、しかし、今回違うんです。施政方針は、いわば中山市長の政治家としての魂です。赤瓦は石垣市も宣伝してきたように、見方によっては島の伝統や風景の象徴でございます。市民は赤瓦を見るたびに、今後、新庁舎を見るたびに複雑な心境になるのではないか、そのように感じていますが、次の質問にまいります。 自衛隊配備計画について質問してまいります。 7月に大々的な報道がありましたが、市はどう対応なさっているかということで防衛省にお話を伺っていただいて、情報を先ほど答弁していただきました。 それで防衛省の話として、決定事項ではないが、辺野古の海の埋立てに石垣島の土砂を使うつもりだということは、沖縄防衛局は公表しております。この反面、先ほども冒頭申し上げたように、少なくとも1万2,000人以上の石垣市民は、辺野古新基地建設に反対しております。この市民の気持ちを市長はどう酌まれるのか、ご自身の立場と、たとえ異なるかもしれない意見で配慮する必要があるのではないかと私自身は感じています。であるとするならば、市長の行動が今後問われてきます。どのように考え、ここから先どのように行動なさるのか。例えば、防衛省が決定事項で石垣島から土砂を採取するとした場合、市長は防衛省に対してどのようなメッセージを発信するのか、ご見解を伺います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 防衛省から石垣島にある土砂を使用したいという申出はございません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 今のご答弁なんですけれども、沖縄県が公表しております。こちらです。沖縄県の公式サイトで、埋立てに用いる土砂等の採取場所及び採取量を記載した図書と題する資料が公開されています。この資料には、石垣島の採取地、業者の位置まで記されています。石垣にかかわることですので、市長、防衛省の見解とはまた別に沖縄県としっかり協議していただいて、この資料を入手していただきたい。部長、すぐできると思いますが、対応いただけますか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 防衛省側としては、土砂の採取地を沖縄県内にしてあるということですので、当然、採取地という割合の中に、採取できる可能範囲とすれば、石垣でもあろうが、与那国でもあろうが、波照間島でもあろうが採取できる地域という形になるとは思いますけれども、現在、石垣の土砂を使いたいという話は来ておりません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) ちなみになんですが、市長はこれまで東京への要請行動で、国交副大臣等に対し、辺野古埋立てに石垣市内の何らかの土砂を使用してほしいと打診したことはございますか。 市長は、これまで東京への要請行動で、国交副大臣等に対しまして、石垣市内の土砂を、何らかの土砂を辺野古新基地建設の海の埋立てに使用してほしいと打診したことはありますか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 市として、そのような打診をしたことはございません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 今ご答弁賜りました。これは、次回以降も引き続き質問してまいりたいと思います。 それでは、次の質問です。 2017年、市民が石垣市に提出した1万4,022筆の陸自配備反対署名をめぐって、石垣市は、当時、反対署名を精査すると宣言し、大々的に途中経過をメディアを通じて公表していました。この精査の根拠法は何でしょうか。閲覧の根拠法ではありません。精査の根拠法です。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 精査に係る根拠法はございません。精査につきましては、署名提出の代表者の方が有権者の三十数%にも達しているので、重く受け止めていただきたいとのことでしたので、市長は本市にとって重要な案件であることから、署名の実数を精査し、正確な市民の意見を把握することとして精査を行っております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) おかしいですね。市長は、2017年12月定例会、井上美智子議員への答弁で、「数の大小を云々するつもりはないが、自衛隊駐屯地配備に市民が反対しているので正確性を期すため、選挙人名簿に照らし合わせる作業をしている」とおっしゃっていました。さらに引用します。「最終的に署名数と精査数を市民に正確に伝える必要がある」とおっしゃっていました。冒頭答弁では、これ精査完了していないということなんですけれども、さらに根拠法もない。これ何をしていたんですか。何で公表しないんですか。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 冒頭でも答弁いたしましたが、精査作業は完了しておりませんので、公表する予定はございません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) これ、では、2017年のご答弁撤回するんですか、削除するんですか、修正するんですか。答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 平成29年の11月に精査作業に入りましたが、精査に当たっては、選挙人名簿の閲覧者がその抄本の記載内容を書き写すことは可能であるが、カメラでの撮影、またコピーなどは認められないことから、紙媒体での閲覧作業を行いました。また、作業に当たっても個人情報保護の観点から限られた職員で行いました。また、その職員も日常業務の空いた時間を利用して行っていることなどから、思うように作業が進みませんでした。そのことから精査は完了できませんでした。そのことから公表できる内容はございません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 今ご答弁なさっていること、これ本当に行政の暴走ですよ。根拠法はなく精査しており、さらに精査の性格を正確に伝えるとおっしゃりながら、それもする必要ある、予定はないとおっしゃっています。 そして、何とですけれども、なぜ精査する必要があったのか。これ本来であれば、行政の活動行為というものは法律に基づいて行われなければいけません。これ根拠法がないというのであれば、中山義隆市長の職権乱用に当たります。この点、反論があるならば、どうか根拠法を示した上でご答弁ください。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 署名につきましては、陸上自衛隊配備計画に反対する者の意思表示であり、その署名数がどれくらいあるかについては、同計画に反対する者の数と捉えることができることから、統計的調査研究に当たるものと考えられます。選挙人名簿の活用につきましては、公職選挙法第28条の3において当該調査研究が統計的調査研究であり、その調査結果が国または地方公共団体における施策の企画や立案に利用されることが見込まれることなど、公益性が高いとして認められる場合に当たると考えられます。また、法解釈については、顧問弁護士から公共性が高いから認められる、妥当であると見解を受けております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 今のご答弁が本当であるならば、中山市長、議会が否決したからといっても専決処分で正確な反対の数を特定するために住民投票を今すぐ実施するべきです。違いますか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 住民投票の実施については専決でやるものではないというふうに思っております。また逆にいうと、それをすると議員は議会軽視だというふうなお話をされるでしょう。 もう1点、先ほど部長が答弁したように、提出された方が、代表者の方が有権者の三十数%集まっているので、ちゃんと受け止めて対応するようにというようなお話でしたので、実際にその重さというものを受け止めることも含めまして精査をしようという形で、有権者というお話でしたので。実際に調査をしたところ、一番多い方でしたら6回署名をされていました。ダブりの署名もたくさんございました。なおかつ、有権者というお話だったんですが、県外に住まわれている方の署名も多数見受けられました。その署名のそばには、「気持ちは市民と同じです」とかいうような形も書かれておりましたけれども、そういったものも含めますと、実際に有権者の三十数%ということに対しては、やはり疑いというか、疑義があるだろうという形でございました。なおかつ、亡くなられた方とか、今石垣に住んでいなくて県外に嫁いだ方が旧姓で署名をされていた場合もありますので、その署名の内容については、それは省くべきだろうというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 精査した結果は公表しないと言いながら今、重複するものは何筆あったとか、これ全部個人情報じゃないですか。             〔何事かいう者あり〕 今、市長が自分の職権は、私、乱用しているというふうに指摘しております。なぜならば、根拠法を示していないからです。それで、その上で精査を、職員を派遣して数を照らし合わさせて、名前をチェックさせて、これは……             〔何事かいう者あり〕 はい。非常にゆゆしき不当行政の一端であると指摘します。 また、この署名数の精査一つ取っても、石垣市が半端なことをしているため、現在、住民投票の実施を求めて訴訟に発展しているという側面もあります。この責任は非常に重い、私はそのように考えています。 それでは、質問を続けてまいります。 防災・減災と防衛についてまいります。 最近も悪天気候によるしけで船が入港せず、市内の業者を中心に物資不足に陥っておりました。陥っている現状です。特に、食料は棚から消えました。105%の自給率ということでしたが、この数値は有事に本当に役に立つのか疑問です。この自給率計算からサトウキビ、石垣市内で生産されるサトウキビのカロリーを抜いた場合、自給率は何ポイント下がるでしょうか。サトウキビ抜きでの自給率は何%になるでしょうか。ご合弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 指定の平成30年度サトウキビ生産量の約10万トンを差し引いた場合、カロリーベースで自給率で1人1日当たり石垣市産供給熱量328キロカロリーとなり、それを1人1日当たり総供給熱量2,443キロカロリー、キロカロリーで割ると13%となります。 また、生産額ベース自給率は、サトウキビを除いた場合、石垣市産の食料の国内総生産額は35億6,900万円となり、石垣市産の食料の国内消費仕向額63億5,300万円で割りますと56%となります。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 今ご答弁ありました。カロリーベースで計算した自給率の場合、サトウキビを抜くと、サトウキビ入っていると105%なんですが、キビを抜くと13%になるというお話でした。また、生産額ベースというところでも56%という数値を示しております。これが石垣市の紛れもない実態だと思います。石垣市の農業、林業、現状深刻ではないか、私はそのように考えています。経済の立て直しとしても、第1次産業にもっと力を注ぐべきだと私自身は考えております。ちなみに、石垣市の農産物上位20品目を市は把握しているでしょうか。ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 農政経済課長、米盛博文君。 ◎農政経済課長(米盛博文君) 再質問にお答えします。 現在のところ、20品目を把握している資料はございません。
    ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 私、課題が多いというのは、裏を返せば、まだまだ伸びしろがあるというふうに見ることもできるんですねと考えています。ということで、自給率の向上という観点からも農産物の島内、島外、国内、国外への販路拡大といった観点からも戦略、戦術を練る上でもやはり基礎データというのはとても大切になってくると思います。まだまだ農政経済課できる仕事があるということです。なので、過去の統計いしがきを拝見しているんですけれども、統計データは、できる限り現場で使えてこそ生きてくるのではないかなというふうにも感じています。生産者農家が必要とするデータとは何か、やはり定期的な聞き取り調査も必要だと思います。来年度中、どんな統計データに需要があるかアンケートなど現場でぜひ実施してほしいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 上位20品目等集計につきましては、JA以外で個別販売している生産者が多数あり、その集計が困難になることから、現在のところ、統計手法が確立しておりませんが、果樹類につきましては、マンゴーは次年度より単独集計額等を明示してまいりたいと考えております。今後、生産者に親しみやすい統計いしがきとして、JA生産部会が各種生産組合からアンケートや意見を徴するなどして、今後、調査方法の確立を検討し、生産振興に寄与する統計として改定してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 棚原部長、大変前向きなご答弁ありがとうございます。ぜひ、力を入れていっていただきたいと思います。 それでは、次の質問なんですけれども、防災マップについては割愛させていただきます。 その次、デジタルファースト宣言、こちら、概要を把握できました。今後も注目していきたいと思います。 この宣言に関連してなんですが、スローガンがあったと思います。これこのスローガンをご答弁頂けますか。標語のようなものがあったと思います。新聞で出ておりました。デジタルファースト宣言のスローガンです。             〔何事かいう者あり〕 休憩を求めます。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩します。                               休 憩 午前11時04分                               再 開 午前11時04分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) では、私のほうから申し上げます。間違っていたら間違っていたと教えてください。何かということで、「来させない、書かせない、待たせない」というのがキャッチフレーズ、スローガンだったと思います。やはり、このデジタルファースト宣言の核をなすキャッチフレーズになってくると思いますので、この部分もぜひ達成されるように検討をお願いします。 続いて、4番、市長の政治倫理についてまいります。 市長の資産公開に関しては、調査特別委員会も過去に立ち上がるなど、市民の関心は高いお話だと思います。 先ほど冒頭で、ネット上での公開を検討してほしいと申し上げましたが、こちらネット上で公開していただけるでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 これまでどおり、閲覧で供覧できるようにしてまいります。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) そうですね、資産公開は総務課のほうで閲覧できます。平成28年以降は、期限も守って市長も提出なさっていますし、訂正もしていただいている、善処していただいていると私は思います。 先日、沖縄県議会議員の資産公開もなされたように、やはりこれはネット上、あるいは新聞報道等でも公開していったほうがいいのではないかなと思います。 それで、市長の資産公開を閲覧させるために市民を市役所に来させるのでしょうか、ないのでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 これまでどおり、閲覧ということですので、閲覧する場合は市役所に来ることになりますが、デジタル化における、来させない、書かせない、待たせないにつきましては、これから各種業務を進める中で、いろいろどこがそのように対応できるかというのを検討していこうと考えております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 市長の資産公開というのは法令で定められているところもあり、大切なお知らせ、公開情報だと思うんですね。それで、市民の中には市役所を訪れるのが大変難しい方々もいらっしゃいます。そうした市民に負担を強いてわざわざ来させないという配慮も石垣市が既にデジタルファースト宣言として宣言しておりますので、そこの整合性を整えていただきたい。市民の利便性を最大限に考えるならば、ぜひネット上でも公開していただきたい。これ何か不都合ありますか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時07分                               再 開 午前11時07分 ○議長(平良秀之君) 再開します。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 今後、やはりデジタル化に向け、この来させない、書かせない、待たせないをどの業務で進めていくことができるか、もうこれが今後の検討課題となりますので、検討してまいります。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) そうですね。どの業務、本当、全般的に市民に来させないというのならば、市役所新庁舎もあそこまで豪華絢爛にする必要なかったとは思います。それで一抹の不安と疑問がよぎるわけですが、質問を続けてまいります。 市長の資産公開及び2015年度課税の内容については、事実と異なる説明が市議会でなされているのではないか、市民の間では税務行政、行政に対する疑問や不信が依然として払拭されていないという声が私のもとには寄せられています。私はその全容を解明したいと考え、現在、調査研究を進めております。 今回、その前段として、市長が議会で答弁した内容に税制上の誤り、事実と異なる説明があるのではないかということでそれを確認してまいりたいと思います。 まず、パネルを出します。 この図表、2つの表があるんですけれども、上のものは、市長が2017年12月15日に当時の﨑枝純夫議員へ説明した内容を図表化したものです。私が作成しました。これと近似値のたとえが、2018年3月26日の﨑枝議員への答弁。 また、金額などは異なるんですけれども、やはり類似するたとえとして、2017年12月13日、井上美智子市議に説明なさっています。ちょっとこれはいただけないんですけれども、井上議員に対しては、中山市長、何と税金の事業だと称して答弁なさっていました。 実際に見ていきます。市長の説明の要点としては、こういうふうになります。 まず、Aの銘柄で100万円の利益が出た場合、20万円の税金徴収があると。次に、Bの銘柄の場合は、100万円の利益が出たら、20万円の税金徴収があると。Cの銘柄だと、200万円で損失が出たと。その場合は課税はされない。これ年間通算して、利益と損失に関してはプラスマイナスゼロなんですが、40万円は石垣市に納付しておりますと、市長は説明なさっています。これを税制法上、妥当か否かというふうに冒頭で聞いて、問題ないというふうな答弁なんですが、本当に問題ないでしょうか。 私、結論を申し上げると、市長はこのたとえ話で、石垣市に40万円を納付したと主張なさっていますが、そもそもこの税金は発生しないというのが私の見解です。特別口座源泉徴収ありの場合、税額の徴収及び還付を口座内で取引の直後に行います。損失が出た場合は、口座内に徴した税額があればその中から還付します。これ下の図です。このことは地方税法第71条の51に規定されています。また、市長がお勤めであったという野村証券をはじめ、複数の証券会社も同様の説明をしています。 別のパネルを出します。 私が今、申し上げているのは、これ野村証券のホームページで拾ったものです。引用させていただいたものです。失礼しました。続けます。仮に、市長がおっしゃるように、証券会社が特別徴収した場合でもその20%の税額のうち、15%は所得税として国税に、5%は株式等所得税として県税に納められます。石垣市に納付されているという市長のご説明は、国税、県税、市税、どの関係からもあり得ません。仮にあったとすれば、日本の税制に対する信頼を大きく揺るがす事実なんです。事態なんです。これ税制の問題としてお聞きします。税制の問題としてお聞きします。 証券会社が特別徴収した利益の20%の所得税と県税が石垣市に納付された事実があるのか。石垣市の予算のどこに、所得税と県税が歳入科目として存在するのか。明確な答弁を求めます。税務課、納税課、財政課、会計課、どの課長でも結構です。証券会社から、直後、株式譲渡所得分として特別徴収している課があるならば、どうぞご説明ください。あるいはそれを請求した課があるでしょうか。ご説明をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 たしか、その当時の議会でもこの話を何遍もやり合った記憶がありますが、もう大分たっておりますので、ちょっと私のほうの記憶も薄れてきておるんですが、証券会社から株式で得た所得に対して15%所得税、国に、5%特別徴収で県に入ります。県からそれに対する市町村配分という形で、株式譲渡所得割交付金というのが市町村に交付されます。これが、何ですか、株式の所得から出た税の流れになってまいります。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 総務部長、大丈夫ですか。今お話されているのは、税ではなくて交付金のお話です。私が伺っているのは、税の話です。これ見解なんですけれども、市長の資産公開に基づく株式譲渡所得、それに対する課税の説明については、日本国の税制度から見ると、全く荒唐無稽な話だと私は思っております。地方自治、石垣市議制の根幹をなす地方税、市税の仕組みについて、仮で、仮に議会で根拠なき説明が続くのであれば、厳しく言えば、虚偽の説明のようになるのであれば、決して看過できません。この問題は丁寧に解明していくつもりです。 次回、3月議会以降、住民税所得割非課税の仕組みでしたり、課税証明書と台帳が異なるといった地方税法に反する取扱いについても取り上げる予定です。その心積もりで、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、次に質問に参ります。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。       〔(求めていません。次の質問にまいります)という内原英聡議員〕             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 議長が、これは決めます。 ◎市長(中山義隆君) 先ほど来、税制のこととかいろいろお話をされていますけれども、何度もこの場所でお話をさせていただきましたけれども、株式の購入等に関しては、議員、野村證券の話を出しましたけれども、例えば、取引の場合に、Aという証券会社、Bという証券会社、Cという証券会社、また銀行等金融取引があった場合に、A社はA社だけで管理します。B社のことなんかA社は全然わかりませんから、A社に持っている口座の中だけで管理していく。ここだけ通算をしてプラスがあるか、マイナスがあるのか。B社があって、B社の中でプラスがあるのかないのか。それを全部計算して、それぞれの口座の管理している部分を集計して、最終的に現存、通常の給与所得等も含めて確定申告をするだけです。確定申告する中で、税金として取り過ぎていたものに関しては、例えば、損失が出た場合、本来だったら税金を払わなくていいところを税金を取ってあったので、それを返却するという形の中で、石垣市の中で税金のゼロというのが出てきたわけでありますが、実際にはそれは払われていないわけではなくて、私が払った中から石垣市が税制控除してやったので、お金を引き抜いたのでもう払わなくていいですよと、先に払った税金で別のもので相殺して、精算したので払わなくていいですよというのはゼロだったんですよ。それで、議会のほうでずっと追及されていますけれども、私は、税金は全部納めています。税制でもし問題があるとか、市長の答弁がどうのこうのというのは、税金を納めていないのであれば、税務署なり、国税なりが私に入って徴収すると思いますよ。石垣市の税金だって同じだと思います。市民には徴収しておいて自分は払わないということなんか一切ありませんし、また、市長が職員に指示をして、私の税金をゼロにしろということなんかできませんから、そういう制度がないということはちゃんと理解していただきたいと思います。 議員もこういう形で、この場所で発言するのであれば、しっかりと中身をわかってやっていただきたいと思いますけれども、税金についてはしっかりと納めております。不正はありません。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 私、たとえ話が当たっているかどうかというところを伺っていたんです。             〔何事かいう者あり〕 それに国税でしたり、税務課ではなく、税務署ではなく税務課の話です。市税の話ですから。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時17分                               再 開 午前11時19分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 私も新人で、まだ未熟なところがあります。しっかりと自分の質問力を磨いていきたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 それでは、続けます。 最後になりますが、八重山地震祈念事業について伺いたいと思います。 冒頭の答弁で祈念事業を幾つか計画されているというお話でした。 それで、こちらからちょっと提案させていただきたいのですが、八重山地震、この祈念事業の中で、ぜひシンポジウムを開催していただきたい。もうこの大きな災害については、様々な角度から今、検証がもう深まっております。そのシンポジウムをこの新型コロナの影響もありますので、オンライン配信でもぜひ中継、あるいは動画でアーカイブして後で閲覧できるようにしていただきたい。 先日、首里城の再建に向けたシンポジウム等も開かれておりました。これもオンライン配信されていまして、非常に遠距離である私もありがたかったというところがあります。新聞でもさらに詳しくわかりました。この点、検討していただけるでしょうか。ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 次年度は講演会、またパネル展を計画しているところでございますが、オンラインも含めまして検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) 1771年のいわゆる明和の大津波、八重山地震なんですが、石垣市市史編集課には、大波之時各村之形行書いう書物と、あとは大波寄揚候次第という書物が現代語訳付で、石垣叢書から刊行されております。ぜひ、いま一度、この叢書についても光を当てていただいて、例えば、その内容をパネル展を開いたり、あとインターネットで公開するなど、やっていただいてもいいのではないかなと思います。なぜならば、今、漢字が並んでいるように見えるんですが、私は当時のことを大変克明に記している貴重な書物だと思うんですね。多くの市民にもぜひこの情報を還元していただきたい。ご検討お願いできるでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 議員ご提案の大波之時各村之形行書と、あと大波寄揚候次第、2つの書物が平成10年に市史の叢書12として発刊されておりますので、その両書の現代語訳をパネル展等利用して、公開していきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) この2つの書物の中には、例えば、当時の蔵元、今でいうと、市役所、役所が津波が来たことによって高台移転をしたと。しかし、やはり桟橋、海から離れるので不便だからといって、皆さんが当時の入札、住民投票をして、その結果、また海辺に戻ってきたといったことが記されていましたり、そのときから住民投票という言葉はないのですが、そういうことも記されていたり、あるいは、奇妙変異記というルポがあります。各地で地震の以前、以後に起きたおかしなこと、そういうふうな天変地異というところが含まれていて、これ総務省の消防庁のほうでは民間の伝承として収集しております、情報を。こういうところとも、できたらぜひ連携したり、あるいは消防庁の職員の方、ご担当も交えた上で、シンポジウムでしたり、パネル展なども企画していただきたいということを申し添えます。 もう1つなんですが、パンフレットをぜひ作成していただきたいと思っています。これは、具体的には大がかりなものでなくて結構です。見開きで、例えば、年表のようになっていて、それで1771年から現在に至るまでを簡略年表がわかるような形のものも検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 内原議員のご提案のパンフレット等も含めまして検討し、実施できるように取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) ぜひ、よろしくお願いします。 最後に、こちらを関連絡めて所見を述べて終わります。 やはり1771年、今から250年ということですので、もう遠い記憶のように思われるんですけれども、石垣市は今も、毎年、この慰霊祭を行っております。私、これは、本当に大変大切な行事であって、今後もぜひ継承していきたいと、私自身としても感じています。 ただその中で、どうしても情報というものはだんだん記憶から知識に変わっていくものです。知識に変わるとき、これを伝えるのが一番難しいと思うんです。なので、文字も大切ですし、ビジュアル、絵や写真、あるいは音だったり、五感に働きかける情報というものも駆使していく必要があると思っています。確かに、自然災害というものは、扱うのが非常にデリケートな部分もあるんですけれども、客観的に見る部分と、あとはそれを体験した方々の思いでしたり、やりきれない気持ちでしたり、こういうことも未来の育む礎にはなっていくと思います。ぜひ大切に、文書も公開していただく形で調整をお願いしたいと思い、本日の私の質問を閉じます。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、内原英聡君の質問が終わりました。 なお、冒頭に特別委員会の設置について執行部よりお伺いありましたけれども、調べがつきました。市長の市県民税に関する調査特別委員会の設置、平成30年4月9日に第2回臨時会で設置されておりまして、全会一致で可決でございました。 なお、同じ年の平成30年9月27日に改選のため、消滅をいたしております。 以上でございます。 それでは、午後1時30分再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午前11時26分                               再 開 午後 1時31分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 次の質問者、長山家康君の質問を許します。長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 皆さんこんにちは。本日、お昼2番めの質問者の長山家康です。それでは、通告した項目について一般質問に入ります。 1項目め、ゴルフ場を含むリゾート施設建設についてです。 (1)進捗状況についてご説明ください。 2項目め、新型コロナウイルス感染症拡大についてです。 (1)高齢者へのインフルエンザ予防接種費用助成の必要性について。(2)医療機関の業務従事者への支援についての当局のご見解をお聞かせください。 3項目め、道路行政についてです。 (1)地域・街の課題解決アプリまちづくりアプリの導入進捗状況について。(2)歩道植栽の選定や地域住民の意見反映について。(3)サンエー石垣シティ西側道路、市道真栄里線の改修状況についてご説明ください。 4項目め、タウンマネージメント石垣についてです。 (1)設立の経緯、石垣市との関わり、今後の見通しについてのご説明をお願いいたします。 以上です。再質問は自席にて行います。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君の質問に対する当局の答弁を求めます。農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 長山家康議員の1項目め、ゴルフ場を含むリゾート施設建設についての1点め、進捗状況についてお答えいたします。ゴルフ場を含むリゾート施設建設につきましては、地域未来投資促進法に基づく農振除外及び農地転用等の規制緩和制度の適用に向け、本法に基づく基本計画を策定し、9月25日付で国の同意を得たところでございます。現在は、国の同意後に本市が策定いたします土地利用調整計画について、県との調整作業の基礎資料となる土地利用調整計画の案をもとに、国の基本方針や基本計画の内容に適合するかどうかなど、農政経済課及び農業委員会事務局が連携して、沖縄県八重山農林水産振興センターと調整を進めているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 長山家康議員の2項目め、コロナウイルス感染症拡大について、2点の質問がありますので、順を追ってお答えいたします。1点めの高齢者のインフルエンザ予防接種費用の助成の必要性についてお答えいたします。本市におきましては、65歳以上の高齢者、60歳以上で基礎疾患を持つ方に対し、インフルエンザワクチンの予防接種費用の助成を実施しております。助成額は1回当たり自己負担1,000円で当該ワクチン接種が受けれることになっております。新型コロナウイルス同様に、インフルエンザも高齢者や基礎疾患を持つ方は免疫機能の低下等の要因により、インフルエンザにかかりやすく、重症化のリスクが高いと考えられており、ワクチン接種の必要性は高いと考えております。そのため、本市といたしましては、高齢者の方に積極的にワクチンの接種について勧奨し、接種費に係る助成は必要であると考えております。 2点めの医療機関の業務従事者への支援についてお答えいたします。 本市では、石垣市医療福祉等従事者宿泊費助成事業を開始しております。本事業は、市内の医療機関、福祉施設等の従事者の方で、新型コロナウイルス感染症への対応を理由に帰宅できない方を対象に、宿泊費の助成を実施いたします。助成額は、1泊当たり上限3,000円で、宿泊数の上限は20泊までとなっております。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 長山家康議員の3項目め、道路行政について、3点のご質問がございますので、順を追ってお伝えいたします。 通称まちづくりアプリの導入につきましては、全国的に導入している自治体がごくわずかであり、先行自治体の運用状況、費用対効果なども調査しながら、有用性について検討を重ねてまいります。また、公共施設等の維持管理に関しては、通報のほとんどが、現時点、電話と窓口対応となっており、今後の動向も踏まえまして、SNS等の活用につきましては、全庁的な取組として検討していきたいと考えております。 2点めの歩道植栽の選定に地域住民の意見を反映させることにつきましては、本市の緑化基本計画をもとにこれから立ち上げます石垣市花と緑のまちづくり推進協議会に民間の専門員を招聘し、活発なご議論をいただき、老化した道路植栽の改良指針にしたいと考えております。 3点め、市道真栄里線の改修につきましては、市道真栄里南大浜線の冠水対策事業と併せて大規模な改修を行うため、現状を維持した形で車両の通行や歩行に支障のないように改修を行ってまいります。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 長山家康議員ご質問の4項目め、タウンマネージメント石垣の設立の経緯、石垣市の関わり、今後の見通しについてお答えいたします。平成10年の中心市街地活性化法の施行以来、石垣市では中心市街地の衰退を懸念し、中心市街地活性化基本計画の策定、商業タウンマネジメント計画の策定、空き店舗対策といった取り組みが実施されてきました。このような状況を踏まえ、中心市街地活性化に関わる様々なまちづくりを企画調整し、変わりゆく町を的確に管理運営する母体として、平成12年6月30日に会社が設立されております。当該会社は石垣市と石垣市商工会を軸として設立されており、石垣市は設立当初から現在まで株主としての関わり合いがございます。今後の見通しでございますが、本年10月8日に開催された臨時総会では、解散の方向で話を進めていくことを了承されております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、長山家康君の再質問を許します。なお、長山議員より、パネル使用等の申し出がございますので、それを許します。長山家康君。 ◆8番(長山家康君) それでは、今回もゴルフ場を含むリゾート計画について取り上げていきます。目的は、市民の皆様へ、ゴルフ場の建設が着実に進んでいるということを明らかにするためでございます。 初めに、現在行っている事前調整についてですが、調整とは具体的に何を行っているのか、また、その調整作業についてスムーズに行われているのかご答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 土地利用調整計画策定に関し、これまで沖縄県担当部局との調整経過につきまして申し上げますと、去った8月24日及び8月28日に石垣市と沖縄県とで土地利用調整作業の進め方などについて作業をしております。その後、10月15日に沖縄県農政経済課担当との関連法令に関する意見交換を行い、10月16日付で八重山農林水産振興センター長へ土地利用調整に関する意見照会を提出しております。現在は、土地利用調整計画案の内容につきまして、国が示す基本方針や同意基本計画との整合性などを精査し、適合するかどうかなど、疑義事項に基づく協議を進めているところです。地域未来投資促進法に基づく土地利用調整計画策定に向け、去った8月より市と県で調整作業を進め方などについて協議をしてまいりました。それを踏まえ、本市が作成する土地利用調整計画の素案について、県担当部局へ意見を紹介して、疑義事項に関し、現在協議中でございますが、作業進捗といたしましては、事務方としては大方スムーズに進んでいるものだと認識しております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 事務方としてはスムーズに行っていただけているという答弁でした。さて、先日の花谷議員の一般質問の中でも、このゴルフ場について取り上げていただきました。議員は、土地利用調整計画に1年、農振除外、農地転用にそれぞれ3カ月で、最低でも1年6カ月はかかるとの見解を示しておりました。確かに他市の事例、過去の事例を参考にすれば、そのように思うかもしれません。棚原農林水産部長も、1日でも早く県と調整を進めながら同意を得られるようにしたいとの答弁があり、計画策定の目途をたてることができない旨おっしゃっていました。 さて、さらに12月7日の沖縄県議会での大浜一郎県議の一般質問で、土地利用調整計画について問われた県の商工労働部の嘉数部長は、石垣市とよい調整が進められているとおっしゃっていました。しかし、さらに調整計画策定の目途を尋ねられた農林水産部長の長嶺部長は、大規模な開発案件なので、農地法、農振法の観点から、石垣市としっかり調整する必要があるので、現時点で確定がいつかを申し上げる状況ではないと答弁をしておりました。 以上より、誰の発言を聞いても、いつできるかわからないというのが相当残念なことでございます。そして、これは私も市民からたびたび指摘されていることでございます。しっかりと進んであるのであれば、いつ頃できるのかと示しながら、また目標を立てながら進めていかなければ、いつまでたってもできないと、市民の皆様は思っておるところでございます。 県議会答弁によると、石垣市から県への事前調整案が提出されたのは、10月中旬で、県はそれを11月13日に意見書等を石垣市に送付したとおっしゃいました。どういう内容でそこに1カ月もかかっていたのかわかりませんが、もっとスピード感を持って取り組んでほしいと思います。 さて、いつ頃土地利用調整計画は策定されるのか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 地域未来投資促進法に基づく石垣市土地利用調整計画につきましては、令和2年10月16日付沖縄県八重山農林推進振興センター長宛て、意見照会をし、11月17日付回答を受領しております。疑義事項につきましては、県から15項目あり、現在疑義事項に対する回答を行うため、資料作成、根拠整理作業などを行っているところであります。できれば、疑義事項に対する回答としまして、年内には県のほうへ疑義事項に対する回答を行えるよう作業を進めております。今後は、さらなる県から疑義事項があるかどうかということもありますが、石垣市としては、県の担当部局と綿密に連携を取りながら、1日も早く同計画が県のほうで承認できるよう調整をしてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) まず、ボールを年内に県のほうに投げるという話でございます。そこをしっかりやっていただきたいと思っております。 さて、以前よりこの地域経済牽引事業申請に名乗りを上げているユニマットプレシャス社では土地利用調整計画策定後の地域経済牽引事業計画を策定し、既に着工からの工程表を引いていると伺っております。さて、やはり石垣市にもぜひスケジュール感を持って工程表を引いていただきたいと思っておるのですが、ほかの自治体、この地域未来投資促進法の基本計画が国から同意されて、6カ月で土地利用調整計画を策定されているところもあります。石垣市もぜひ目標を定めて取り組んでいただきたいと思います。 さて、なぜそんなに時間がかかるのか、何が課題なのか、経済産業省による土地利用調整計画の様式例を見てみますと、記載項目には第1項目として、土地利用調整区域においての所在、面積、現況地目別面積の記載が求められています。第2項目においては、土地利用調整計画において地域経済牽引事業を行うとする者に関する事項として、地域経済牽引事業の内容、施設の規模の記載が求められております。そして第3項目では、土地利用調整区域の土地利用の調整に関する事項について、1、重点促進区域内の既存の工場適地や業務用等の活用の可能性、2、土地の農業上の利用との調整に関し、必要な事項の記載が求められております。他の自治体の記載例を見てみますと、A4用紙8ページに収まるほどの容量です。先ほどの1項目めについては、区域名や所在、地番、面積の数字を記載するだけです。2項目めでは、地域経済牽引事業の内容と、施設の規模を記載するだけです。ほかの自治体の土地利用調整計画では、事業内容は600文字前後でまとめられております。恐らく時間がかかっているところは、やはりこの3項目めの土地利用調整区域の土地利用の調整に関する事項だと思います。そちらを見てみますと、3つの中項目があり、石垣市の基本計画に関連する2項目めのうち1つは重点促進区域内の既存の工事適地や業務用地等の活用可能性とあります。こちらは、他の自治体は100から150文字でまとめてあります。 次に、2つ目は、土地の農業上の利用との調整に関し必要な事項です。この項目がさらに5つの小項目があり、①農用地区域外での開発を優先すること、②周辺の土地の農業上の効率的かつ総合的な利用に支障が生じないようにすること、③面積規模が最小限であること、④面的整備を実施した地域を含めないこと、⑤農地中間管理機構関連の取組に支障が生じないようにすることとあり、それぞれ、本市の9月に国から同意された基本計画における方針との関係の記載が求められており、基本計画における方針については、基本計画からの転記となります。 以上のことから調整に時間を要している部分は、①から⑤までの基本計画における方針との関係の記載かと思います。こちらの部分については、農振法や農地法、またそのほか上位計画や各種計画との整合性や法的裏付けが必要となり、慎重に記載する必要があるかと思いますが、他の自治体の記述例を見てみますと、同意基本方針に沿った内容であり、相当な時間を要するように思えませんが、なぜこのめど立てをすることができないのか、何が問題となっているのか、その点についてどのようにお考えか、当局の答弁を願います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 開発予定区域には広大な農用地が含まれておりますので、近隣営農に係る各種影響や開発規模など、農地利用に関する課題があると思われますが、現在、計画素案に係る疑義事項や問題点なども含め、洗い出し作業を行いながら、県との調整を進めているところでございます。いずれにしましても、地域未来投資促進法の中で示されています国の基本方針、それから県と連名で提出した国の同意等も含めながら、それに適合するかどうか、県と一日も早く計画が策定できるよう、調整を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 6月にこの件取り上げたときに、企画部長からは、県の理解に誤りがあり、その影響で基本計画の申請が遅れたというふうな経緯があります。そこらへんについても、やはり県部局にも認識を持っていただいて、スピード感を持って取り組んでいただけるような働きかけをお願いしたいと思います。さらにやはり土地利用調整計画の各段階、スケジュール感を持って工程表を引いて、工程管理をしていただきたいと思いますが、ケツを決めて進め方を決めてほしいかと思いますが、その点、当局の答弁を願います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 現在、県から示されております疑義事項につきまして、その回答を年内で行う予定でございます。土地利用調整計画は石垣市としても一日も早く県の承認を得られるよう努力をしているところですが、県との調整を含めまして、今後県にも十分理解できるよう、調整を進めながら、一日も早く計画策定を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) この工程管理については、ぜひ副市長にも力を発揮していただきたいと思っております。このなかなか県とのやり取りがあって、めどが立つことができないというところでございますが、この土地利用調整計画の策定の迅速化はもちろん、その後の農振除外や農地転用についても3カ月とは言わずに、法令にのっとり、詰めるとこができる部分は詰めれるよう、副市長もしっかりと工程の管理をしていただきたいと思いますが、その点、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 副市長、川満誠一君。 ◎副市長(川満誠一君) 再質問にお答えいたします。 かねてより、いろんな要件があることとか、丁寧にやっていけば必要だということわかっていただけると思って一生懸命やっておりまして、未来投資促進法についての話も、折々に、担当者の理解の程度とか、石垣市の経済発展についての思いとか、いろんなことを伝えながら、やっておって、ただ、農業振興のほうも非常に重要なものがございますので、両立させる形で今一生懸命取り組んでいるところでございますので、今後ともよろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) やはり、基本計画、県と一緒に国へ提出した、県との同じ作業なので、そこはやはり県とも同じ気持ちになって取り組んでいただけるよう、頑張っていただきたいと思っております。やはり、市長にもさらにリーダーシップを発揮していただきたいと思っております。やはり時期的な目標を持つべきです。時期を決めないとずるずると行きます。誰もできると思ってくれません。県が策定の時期を明言できないからといってはいそうですではいけません。石垣市が主体となって、いついつまでに土地利用調整計画を策定させたいと、熱意を持って取り組むべきです。1期めからの公約があと1年6カ月後の着工ですとなってはいけません。これは、市民も熱望しています。目標はいつか、ぜひスピード感を持ってリードしてほしいと思っております。市長の答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。議員おっしゃったように、私の1期めからの公約でございまして、市内には多くのゴルファーの皆様いらっしゃいますが、今全然できない状況になっております。また併せて、単にゴルフというだけではなくて、これは観光地としての国際観光都市を目指す石垣市としては、どうしても必要なアイテムということと、また、生涯スポーツも併せましてジュニアの育成等にもぜひ生かしていきたいというふうに考えています。その意味におきましては、私の任期中にも必ず着工にまでこぎつけたいというふうに思っていますが、それに含めましても、時間的に余裕があるわけでもございませんし、また開発に関わる企業と連携もありますので、その企業が意欲のあるうちに、しっかりと対応できるような体制でいきたいと思っています。 また、県との調整というふうになっていますが、やはりここは石垣市が推進する形で積極的に関わることが必要かと思っていますので、全庁挙げて関係部署等も力を入れてやっていきたいと思います。もちろん私もその都度指示を出しながら、できるだけ早い時期に進めるように、作成を急がせたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 土地利用調整計画の策定がまず第一のハードルとなっております。そこの時期、しっかり市長も庁内でやはり同じ気持ちで取り組んで、他の自治体では、9月に同意を得て、3月に土地利用調整計画を策定できた、似たような事例もありますので、そういう例を見ても、やはり年度内にこの土地利用調整計画策定させていただきたいと思います。目標をしっかり定めて、全力で取り組んでいただきますようお願いいたします。 それでは、次の質問に移ります。 新型コロナウイルス感染症拡大についての再質問になります。今回の質問の目的は、この新型コロナウイルスの感染拡大を抑え、医療現場の負担を軽減することでございます。中国の武漢で最初の新型コロナウイルス感染が確認されて1年が経過しました。その間石垣市においても、市民生活に大きな影響を及ぼしております。医療現場では日々精神的にも肉体的にも厳しい状況が続いております。そんな中、頑張っていただいている医療機関の業務従事者には、これより感謝申し上げます。 さて、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念される中、県内の自治体では、インフルエンザワクチンの予防接種の助成対象を拡大、拡充しているところもあります。石垣市では、現在の高齢者向けのインフルエンザ予防接種の助成で、例年30%強の接種率にとどまっておりますが、さらなる接種、対策強化のために、予防接種の全額助成が有効だと考えます。また、重症化のリスクのある妊婦にも対象を拡大し、当局にはぜひ助成の拡大拡充を行い、流行を抑え、医療現場、医療費への負担軽減も図っていただきたいと思いますが、当局のご見解をお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 これまでも答弁しておりますが、満1歳から15歳までの1件につき1,000円の助成、また、65歳以上の高齢者、60歳以上で基礎疾患のある方は1,000円でインフルエンザの予防接種ができることになっております。 市民から助成金の増額を求める声については、承知しております。助成金の全額助成、また助成金の増額を含めまして、関係課と調整しながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 東内原とも子議員の一般質問の中で、現在の高齢者向けのインフルエンザ予防接種の接種率が30%強、これは現在の助成のままだと大体その水準だというところでもあり、やはり助成が拡大することによってこの接種率上げていただけるよう、また各種広報もしていただいて、この医療現場への負担を抑えれるように、検討していただければと思います。さて、医療機関の業務従事者への支援については、今回ほかの議員も取り上げていました。各種支援をぜひ検討していただければと思います。国の新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業についての説明と、市内医療機関への交付状況がわかれば説明願います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 国の医療従事者への助成事業、交付金事業ということでございます。新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業は、各医療機関が申請いたしまして、沖縄県国民健康保険団体連合会のオンライン申請により提出することとなっております。県が申請内容を確認後に交付決定し、各医療機関に対し、国保連合会から慰労金が振り込まれる流れとなっております。対象となる医療従事者等については、医療機関が個人へ給付することとなっておりまして、石垣市内の医療機関につきましては、全数は確認が取っておりませんが、一部医療機関において既に申請済みだということを承知しております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) そうですね。私の周りの医療関係者にも給付を受けたという方がいました。一方で、申請したがまだ受け取っていないという方もいらっしゃいました。そこで、他の自治体では、市独自で医療従事者へ慰労金を給付しているところもありますが、石垣市でも、市からの慰労金の支給についてどのようなご見解があるか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 市からの慰労金の支給できないかということでございますが、新型コロナウイルス感染症の対応に、現在医療従事者の方が尽力されていることに対しましては、本市といたしましては深く感謝しているところでございます。本市からの医療従事者の皆様への慰労金の支給につきましても、予算との兼ね合いがございますので、関係課と調整しながら、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 全国では、様々な形で医療機関業務従事者への応援が行われております。新型コロナウイルス感染症に対する戦いに社会を挙げて尽力している中で、最前線で昼夜を問わず働いてくださっている医療従事者の方を初め、社会活動の維持に尽力いただいている全ての方への感謝の思いを表そうと、ブルーライトアップの動きが世界各地で広がっております。日本でも、東京都庁や虎ノ門ヒルズ、全国各地の観光名所や建造物、施設がライトアップされています。石垣市でもこの趣旨に賛同し、感謝と応援の気持ちを青い光で込め、届けるために、サザンゲートブリッジなどで、ブルーライトアップを実施してほしいと思っておりますが、当局の答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 サザンゲートブリッジのブルーライトアップということで、今設置してございますライトを使うということを考えました場合に、幾つかちょっと課題がございます。そもそもライト、今備え付けておりますものについては、過日、内閣府の離島活性化推進事業として、新たな夜の観光スポットして観光誘客を呼び、満足度の向上をというのを目的として設置したものでございますので、そこのところは補助金の目的外使用とならないような形で整備をする必要がございます。 また、技術的な話としまして、現在の照明点灯につきましては、お天気ライティングということで、気象庁等の天気予報データを取得し、PCで平均値をプログラム解析し、晴れのときは赤、曇りのときは緑、雨のときは水色という形で変換して点灯していることになってございます。これは、プログラムを組んでライトのほうにデータを流し込むという形に組んでございますので、臨時に例えばちょっと別の色を特別の時間帯に変更するというような形にしますと、プログラム変更のために時間とかコストとかかかるというふうに承知してございますので、ちょっといろいろ検討事項ございますけれども、議員のご提案もございますので、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 技術的な課題はあるかと思いますが、サザンゲートブリッジにかかわらず、可能なところはブルーライトアップをして、少しでも多くの人がこのブルーライトアップを見て、気持ちをつながり、このメッセージが広がっていくことで、この取組の連鎖が新型コロナウイルスの感染症拡大防止、また早期収束に向けた大きな力となっていくような取組をしていただければと思います。 それでは、次の質問に移ります。 道路行政についてです。今回は道路の維持管理についてICTなどの最先端技術を利用して、職員の負担を軽減し、効率的に行うことで、市民の生活福祉向上を目的としています。 さて、1項目めのまちづくりアプリについては、都合5回めとなります。それでは、過去の答弁をご紹介します。平成27年6月、総務部長兼企画部長の當真部長です。先ほど私がまちづくりアプリ、フィックスマイストリートというアプリを紹介した際に、當真部長からの答弁として、「先ほどすばらしい事例、データ、またホームページなどからのアプリ、新しいシステムの導入についての提言でございます。そのような提言につきましてですけども、本当に迅速な対応が可能かと今感じました。早速内部で検討していきたいと思います。」と。そして、市長の答弁「部長答弁でもありましたけども、市民生活の向上、そしてまたこれを利用して様々なニーズに応えることができるようになると思いますし、事業所も含めまして、このデータ利用というものが今後の活用にできるのであれば、ぜひ前向きに取り組んでいきたいというふうに思っております。」と答弁いただきました。 9カ月後の平成28年3月、當真総務部長、「6月の定例会でご提案をいただきました件につきましては、早速企画政策課の広報担当と、あと総務課の情報担当と検討協議をしてございます。ただ実現に至っていないのが現状でございます。改めて協議をし、検討していきたいと思います」。2年後の平成30年3月、建設部安里部長、「公共施設につきましては、やっぱり市民から維持管理や修繕などにつきましては、多くの要望、要請があります。できる限り迅速に対応できるように取り組んでおりますけれども、所管する施設なども多く、十分な対応ができていないものも状況がございます。公共施設の多くの修繕等があるため、どのようなことがいつまでにどこまで終わっているのか、あるいは進んでいるのか、把握できない部分もあるかと考えます。議員ご指摘の見える化につきましては、アプリあるいはホームページなどの活用ができるか、市民との情報交換ができるような仕組みができるのか、他市町村の事例も参考にしながら、関係課と調整もして、調査研究をしていきたいと思います。」と。そこで、市長からは「早急に対応させて、導入いたします。」との答弁をいただきました。1年後、平成31年3月、安里部長、「早急に取り組むということでございますが、次年度、平成31年4月からの次年度、二、三カ月の中にはまず構築を受けて取り組んでいきたいと思います。それからアプリなんですけども、今、市の考えているネット環境を整えて、ホームページなどのものについては、ちょっとシステムが若干違うと思うんですけども、そういうことも踏まえまして、様々な角度から総合的に考えて、今後は取り組んでいきたいと考えております。今後、二、三カ月程度構築に向けて取り組みたいと思います。その結果を見ながら、同アプリにつきましても、早急に取り組むよう努力をしていきたいと考えております。」と。そして、市長は「ただいま部長のほうから力強い決意がありましたので、実施に向けて頑張って行けると思っています。しっかり対応させます。」と答弁がありました。そして、先ほどの冒頭の答弁です。「通常、まちづくりアプリの導入につきましては、全国的に導入している自治体もごくわずかであり、先行自治体の運用状況、費用対効果なども調査しながら、有用性について検討を重ねてまいります。公共施設の維持管理に関して、通報のほとんどが電話と窓口対応であり、今後の動向を踏まえ、SNSなどの活用につきましては、全庁的な取組の中で検討してまいります。」です。 私が初めて提案した6年前から道路の維持管理業務は改善されましたか。答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。
    ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 道路の維持管理に改善が見られたかということでございますけども、道路の維持管理につきましては、日頃、電話あるいは窓口において、たくさんの指摘を受けております。情報を受けております。その中で、限られた人員、あるいは予算の中で修繕や対応しているところでございますけども、多くの議員の皆様からの指摘等もございまして、なかなか対応ができていないところもございます。今後このようなところを課として、あるいは部として対応しながら、取り組みまして、特に道路に対しての改修あるいは修繕等につきましては、取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 全然変わっていないんですよ。先ほど部長からも答弁がありました。インフラはどんどん老朽化していきます。人員もどんどん削減されていきます。多様な行政ニーズに対応するためにも予算にも限りがあります。どうしますかとなったときに、やはりICTなどの先端技術を活用して、業務を効率化して、できないことをさらに進めていこうという提案でありました。やはり現在の仕組みに限界があると思っております。冒頭、また6年間提案していますアプリ、フィックスマイストリートでなくてもいいんです。ICT活用して、このはっきり言って全く改善されない道路維持管理業務についての新しい仕組みをつくって、これらが効率よく進むような取組が必要だと思っております。 この先端技術使って、市民の負担です、不満です、怒りです、本当悲しみです、これ解決してくださいということですよ。アプリの導入、どんなアプリでもいいんです。業務改善について何か考えたのか、6年間変わらない、私も今も何回も施設管理課、損傷箇所伝えているけど、半年以上対応されない箇所、何カ所かありますよ。私もそうなので、市民の皆さんもきっとそうだと思います。そこをやはり先端技術を使って、見える化して、しっかり整理して、今どういう状況か、市としてどういう取組を行っているかを見える化することによって市民にも説明責任が果たされるわけですし、また、市民としても、自分たちができることを、このアプリを使って考えていく、そういう仕組みづくりを6年前から提案しています。それでこの冒頭の答弁です。恥ずかしいです。             〔何事かいう者あり〕 前回、ホームページリニューアルに際して、そのホームページにそのような機能を持たせますと答弁されました。リニューアルされましたが、そのような機能はありません。そして今度はデジタルファースト宣言をやったので、その中で取り組んでいきますと、そのような方針であるというふうに伺いました。本当にできるのかなという感じです。             〔何事かいう者あり〕 この件について、担当部長、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 議員ご提案の道路維持管理等に係るアプリではございませんけれども、本市の施設管理課におきましては、これまで、窓口の電話による市民相談を補完する手段としまして、令和元年の11月にSNS、フェイスブックを活用しまして、閉庁後や休日における道路冠水及び陥没、老朽化に伴う管理上の緊急情報や利用者からの市政に関する要望等について情報を共有するためのシステムを構築してあります。同じフェイスブック、閲覧は誰でもできますけれども、市への情報提供につきましては、アカウントを登録した利用者に限られます。利用者は、市道、あるいは住区基幹公園、スポーツ施設、住宅などの公共施設に関する情報を写真と共に投稿ができます。これに対して、施設管理課が現地を確認しまして、処理内容等につきまして3日以内に返信するという仕組みになっております。投稿できる情報につきましては、市の施設管理課の情報としまして、市道の管理に関する情報、住区基幹公園の管理に関する情報、中央運動公園、サッカーパークあかんまに関する情報、市営住宅に関する情報、公の施設の指定管理に関する情報、その他施設管理課が所管する事業に関する情報、また、市政に関わる要望などを投稿できる仕組みとなっております。これにつきましては、令和元年の11月26日付で新聞、また広報、また市の公式ウェブサイトへ掲載し、市民にご利用いただけるように周知をしておるところであります。今後、このようなSNSも使いまして、議員がご提案のアプリも、ご提案でございますので、どのような活用ができるのか、しっかりと活用しまして維持管理には努めていきたいと思います。 まだまだ、こういうシステムにつきましては、課としても不慣れなところもございますので、そういうところも検討しながら、庁内の情報推進とも協力しながら取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 6年前から同じ答弁であります。SNS、フェイスブックを導入した、その点はよかったと思います。しかしながら、利用者からは、投稿しても返事が何カ月たってもないという声も聞こえます。最近見てみても、投稿数に関しても昔のまま、今年に入って投稿あるのかなというとこなんですけども、活用がなされていない。SNSの活用、いいことだと思います。ですが、フェイスブックの特徴、またアプリの特徴、またホームページ上につくるのかわからないですけども、それぞれの特徴がありますので、どの方法がいいのか、という点を考えたときに、私は6年前からこのアプリ、提案しているところです。導入していただきたいと思っております。やっぱり、部長初め課長がこのような先端技術にやはり苦手だとなかなかわからないこともあるかと思います。そこ、しっかり勉強していただいて、さらに苦手であったら若い職員やその分野に明るい職員たくさんいると思います。そういった職員を鼓舞して、彼らに頑張ってもらうのも皆さんの仕事だと思っております。 デジタルファースト宣言がこのままだと本当に絵に描いた餅に終わるのではないかというふうに心配しております。今のままじゃ、きっと同じ状況だというふうに思っております。今回も同じ内容でした。そして同じ答弁でした。頑張っていただきたいなと思っておりますが、市長もこの点について答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。デジタル化の方面からの話ではございますが、今議会において多くの議員の皆様からデジタルファースト関連のご質問をいただいております。本市では11月24日にデジタルファースト宣言を行っております。その基本方針として、今後は積極的にデジタル技術を活用して業務の効率化、市民の利便性向上に取り組んでいくものでございますが、いろいろな取組を行ってまいります。その1つとして、LINEサイバー窓口の導入を予定しております。どういうものかと申しますと、従来市民が窓口に訪れて紙で申請していた住民異動などの手続をLINEの機能を使い、マイナンバーカードとスマートフォンを利用して完結させることができます。申請された内容は、基幹系システムに連動されているため、職員の手による書類の確認作業やシステムへの入力作業が省かれ、手続が自動的に完了します。市民の利便性向上と職員の業務の省力化が計れるものと考えております。またこのLINEは、LINEコミュニケーションの機能を使って、市役所へ道路や公園、街灯などの破損状況を写真につけ、さらにマップを使った位置情報とともに正確に通報ができ、通報者と対応状況等を共有できる機能もあるため、対策までのスピード化が図れるものと思っております。これらの機能を使っていくことは可能かと思っております。普段使い慣れたSNSアプリ、LINEで行えることから、新たな市民サービスとして市民に浸透しやすいものと考えております。 また、このLINEサイバーの導入につきましては、職員向け説明会としても来週予定しておりますので、デジタル化に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 今回施設管理課、建設部への質問となっておりますが、このようなアプリは、不法投棄や落書きや、また様々な面、様々な部署全ての部署で活用できるものでございますので、一日でも早く、それこそ導入してください。答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 アプリの導入についてでございますけれども、現在、運用していますフェイスブックの運用状況については……       〔(あれはもうやめたほうがいいです)という長山家康議員〕道路の維持管理につきましては、先ほど申し上げましたけども、現時点では、ほとんどが窓口あるいは電話での対応となっております。今後アプリとか、そういうものの利用も必要になってくると思います。情報を早く知る上では必要になってくると思いますので、先ほどの総務部長からの答弁もございましたけども、全庁的な取組も踏まえまして、導入に向けて検討していきたいと考えております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時19分                               再 開 午後 2時20分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 導入につきましてですけども、先ほど総務部長からもございましたけれども、こういう情報系の導入につきましては、先ほどございましたLINE等の活用もしながら、全庁的に取組ができるものと考えますので、早期に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 特に重要となるのはその市民からの相談とか通報が見える化することでブラックボックス化させないこと、どういう状況にあるのかというのも市民がいち早く知ることができるような仕組みも必要になってきます。施設管理課、システム全般のことになるので、だけではできないので、やはりそういった担当部署がリーダーシップ取って、IT情報系の部署も機能充実、責任の所在を明確にして、責任者を立てて、課長なり、じゃないと進んでいかないこのデジタルファースト宣言がうまくいかないと思いますので、その点しっかり気に留めて進めていただければと思います。 次に植栽の質問に入りますが、冒頭答弁にありました緑化基本計画とは何ですか。また、現在の植栽、植樹帯の選定方法はどのようになっておりますか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 緑化基本計画についてでございますけども、緑化基本計画は、平成元年に策定されており、緑地の保全や緑化の推進に関して、その将来像、目標、施策などを定める基本計画です。都市緑地法第4条に定めがあり、これにより、緑地の保全及び緑地の推進を総合的、計画的に実施することができるものとしてございます。             〔(植栽の選定方法)という長山家康議員〕 失礼しました。植栽の選定方法でございますけれども、公園施設の緑化につきましては、緑化基本計画に基づきまして、維持管理しやすさを選定基準としております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 緑化基本計画、今回の質問の中でわかりました。平成元年に策定されて、内容としてはすごいいいものになっております。すごい勉強になりました。 さて、植栽の選定方法が維持管理のしやすさとなっております。本来であれば、通行性や景観、また見通しのよさもその選定基準に入れるべきだと思っております。また、最近の市民からの声では、急に目の前の道路の街路樹の工事の植替えが始まって、どういったものになるのかわからないだとか、本当にこの地域に合ったものになるのかとか、市民の意見も反映してよとかいうふうな声を聞いております。先ほど冒頭では、花と緑のまちづくり推進協議会を立ち上げていきますというふうにおっしゃっておりました。その中で、ぜひこの市民意見の反映、また、維持管理のしやすさだけではなく、やはり通行性も含め検討していただければと思いますが、この協議会の立ち上げはいつ頃になるのか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 石垣市花と緑のまちづくり推進協議会、これは仮称でございますが、本市の公共施設における植栽につきましては、経年劣化による立ち枯れとか、あるいは高木が電線とか電話線等の通信インフラの障害になるなど、課題も山積しております。また、植樹ます内の土壌の劣化がありまして、その改良も適切に行う必要があるかと思います。植栽の健全な生育を促すための施策も必要でございますので、市民や観光客に対して、居心地のいい、快適な環境を提供できる石垣を目指しまして庁内各課と外部委員を交えて、緑化の専門家、観光関係、市民団体の代表を招聘した協議会を年度内をめどに立ち上げたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) よろしくお願いします。さて、この石垣市緑化基本計画、平成元年3月、内原英郎市長のときに発行というふうに書かれております。その中で、この計画自体は、第2次石垣市総合計画基本構想に基づいて同構想の緑の分野を補完し、積極的な実現を目指すものとあります。この計画がまだ生きているのかどうか、生きていないのであれば、総合計画も見直しに入るかと思いますけども、策定、改定の必要があるかと思いますが、その点について答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 緑化基本計画についてでございますけども、緑化基本計画は平成元年に先ほども述べましたけども、策定されております。先ほど第2次石垣市総合計画基本構想に基づきまして、同構想の緑の分野を補完して、その積極的な実現を促すものとしての施策であります。また、今年度策定を取り組んでおります緑の基本計画は、都市緑化法に基づき策定される市町村の緑地の保全及び緑地の推進に関する基本計画とされており、石垣市におきましても、石垣市の緑化基本計画を含めた緑に関する計画を総括しつつ、緑豊かな都市環境の実現と、効果的なあるいは計画的な緑の配置と具体的な施策の実現を目指すということになってございます。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) 見直しに入りますよということでよろしいんですね。わかりました。 次に、市道真栄里線については、3月の一般質問で早い時期に取り組んでいきますというふうな答弁がありました。電話で伝えてもやらないし、一般質問で言ってもやらないし、もうどうやっていいのかわからないんですが、そういった面でも、ICT班の活用してできればなと思っております。市道真栄里線南大浜の道路改修に関連しての整備になるとおっしゃっていましたが、現状、すごい地域住民、子どもたちもいますが、不便だと、危ないというふうにおっしゃっております。その点、どのように改修していくのか、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 市道真栄里線の改修については、以前にもご質問受けまして、全面改修につきましては、下水道の事業による大型改修があるということで、全面改修については、難しい旨の答弁をさせてもらっております。しかしながら、南大浜線からの侵入部分につきましては、改修を進めていきたいと考えております。早々に改修に取り組むこととしております。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) よろしくお願いします。けがしている人もいますので、全面改修前までに改修できる部分は改修してください。 最後に、タウンマネージメント石垣の再質問に入っていきたいと思います。 今回は、タウンマネージメント石垣の現状を市民にお伝えすることを目的とします。タウンマネージメント石垣は、石垣市が筆頭株主である第三セクターです。私が子どものころには、よく訪れました。今ほど観光客はいませんでしたが、地元の住民でにぎわっていました。イベントも活発に行われており、活気にあふれており、楽しかったことを思い出します。タウンマネージメント石垣のホームページを見ていると、これまで行ってきたまちづくりの業務が載っており、私が楽しんだ子ども時代、青春時代の思い出は、タウンマネージメント石垣を初めとする商店街の皆様のおかげだったのだと思い知らされました。冒頭答弁では、解散の方向とのことで、寂しい気持ちもありますが、幾つか再質問を行います。 この解散の方向ということについてご説明願います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 今般の臨時総会で平成30年度以降の事業活動は著しく減少し、新たな収益軸の確保を模索してきたが、確固たる事業に取り組むことができなかったことと、また、本年9月3日開催の取締役会において休業か廃業を選ばざるを得ないだろうということに至った旨の説明がなされ、事務局から解散の方向で話を進める旨説明があった。また同時に今後随時開催される取締役会及び総会での決議をもって手続を進めるということの説明があったものと承知してございます。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) それでは、このタウンマネージメント石垣の財務状況というのはどのようになっているのか。これまで石垣市からの補填などは行ったことがあるのか、黒字での解散という認識でいいのか、その点、答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時31分                               再 開 午後 3時32分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 財務状況につきましてですけれども、平成29年度以降直近に至るまで赤字の状況が続いているものと承知してございます。なお、それに当たりまして、市のほうから補填等はいたしてございません。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) やはり、タウンマネージメント石垣においては、指定管理が継続できなかったというところ、また新たな事業が見出せなかったところでの状況かと思います。それでは、これまでタウンマネージメント石垣が行ってきたまちづくりというのはどのようなものがあるか答弁願います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 これまでタウンマネージメント石垣が行ってきた事業としましては、公設市場の管理委託を手始めとして、いちば食堂の運営、石垣市中央商店街振興組合事務局の運営、空き店舗対策、まちなか交流館ゆんたく家の運営、また国等の補助事業を活用し、地域商店街活性化に関する取組等を実施してきており、地域のまちづくりに大きく寄与してきたものと認識してございます。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) それでは、これまでタウンマネージメント石垣が担っていた役割とは何か。また今後どこが主体となりまちづくりに取り組んでいくのか、教えてください。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 株式会社タウンマネージメント石垣につきましては、前身の石垣市商工会TMO、これはタウンマネージメント機関でございますけれども、それから発展する形で派生し、まちづくりの推進機関として地域の商店街活性化等の取組に携わり、その中心的な役割を担ってきたものと考えてございます。また、今後につきましても、まだ解散の方向でということでのお話で決定はされていないんですけれども、仮に解散された後ということでございますけれども、今後につきましても、まちづくりが停滞しないよう市としても商工会及び中央商店街振興組合等と連携して、引き続きしっかりとまちづくりに取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) ぜひ、そのまちづくりに空白が起きないような取組をしていただきたいと思います。 関連して質問します。タウンマネージメント石垣も指定管理を行っていた公設市場ですが、採算性の向上の障壁となっているものがその営業時間です。石垣市公設市場条例によると、休業日及び営業時間が定められており、観光客の増加などの多様化したニーズへの対応や管理者の収益性向上の阻害要因となっています。この時代遅れの同項目は撤廃したほうがいいと思いますが、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 今議員ご指摘のとおり、公設市場条例において休業日及び営業時間を定められてございます。それにつきましては、現在行われている公設市場のリニューアルの取組の一環として、入居事業者のニーズ調査を行い、利用者の利便性及び管理者の収益性を高めるために指定管理者と協議しながら、そうした問題の解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。それに当たりまして、必要に応じて条例の見直し等についても取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) ぜひよろしくお願いします。総務省によると、全国的にも公共性と企業性を併せ持つ第三セクターは、地域において住民の暮らしを支える事業を行う重要な役割を担っている一方で、経営が著しく悪化した場合には、地方公共団体の財政に深刻な影響を及ぼすことが懸念されているとされており、平成28年度のデータでは、全国全体の約36%の第三セクターが赤字決算となっております。 さて、現状において、石垣市の財政負担は発生していません。第三セクターへの関りとして、2つの異なる意見を耳にしました。1つは、石垣市が目的を持って設立したのだから、石垣市が目的達成のための役割、また仕事をつくるべきだという声。またもう一つは、市から独立した事業主体として、自助努力によって行われるべきであり、その責任は経営者に期するもの、したがって、市が経営に参画していない場合に、負う責任はあくまで出資の範囲内であるというご意見です。私は石垣市において、まだタウンマネージメント石垣の役割は見出せたのかなと思いますが、時は既に遅い感があります。 さて、タウンマネージメント石垣が解散の方向ということで、もう役目は終わったと考えているのか、さらなる展望があるのか、最後に取締役である市長のご意見をお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。タウンマネージメント石垣がこれまで様々な事業等を導入してきたことも承知しておりますし、またその都度その都度で当時はシャッター街と言われたような商店街の中での活性化等を目指してきた事実もございます。企業としての存続という形になりますと、今、事業自体がなかなか導入できない状況で、自主的事業も興せない状況ですので、これまで行ってきた市営市場の管理を別の団体が指定管理という形になった中で、収益が見込めないという状況でございます。 ただ、やはりそれを存続させるかどうかというときになると、今の現状でいくと、行政側からの資金等の投入が必要という状況でございますが、それは、私としては、非常に難しい状況だろうというふうに思っております。 先ほど議員がおっしゃったように、独立した形で単体で事業を興していくということであれば、それは、当然経営されている方々と連携しながら、協力はしていきたいというふうに考えておりますが、現状では、取締役会等の話の中では、解散に向けての動きをするということになっておりますので、そこは尊重させていただきたいというふうに思っております。ただ、TM石垣自体の役割が終わったというような形で私たちは判断しているわけではございませんので、今後、また新たな形のまちづくり組織等が出てくるのかなというふうには思っております。 また全体的に国の制度、またいろんな補助制度等の仕組みがその都度変わってきておりますので、今の形での存続というのは厳しいかなというのが私の率直な感想です。 ただ、これまで頑張っていただいた皆様方には、敬意を表したいと思います。 ○議長(平良秀之君) 長山家康君。 ◆8番(長山家康君) タウンマネージメント石垣のこれまでの活動から得た様々な経験や知見を活かしながら、また新たなまちづくりに取り組んでいただければと思います。 これで一般質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、長山家康君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時40分                               再 開 午後 3時51分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 次の質問者、友寄永三君の質問を許します。友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 皆さんこんにちは。今議会一般質問最終日3番めの一般質問を行います。 初めに、道路、街路樹の清掃管理についてお伺いいたします。 (1)県道、国道の清掃管理について。(2)市道の清掃管理の状況は、距離と費用について。 次に、空港アクセス道路工事の進捗状況について。 (1)市道旧空港地線工事の進捗状況についてお伺いいたします。 3、石垣漁港内廃船放置の現状と対策についてお伺いいたします。 4、全国学力テストの結果を受けての取組をお伺いいたします。 5、自治基本条例制定に至るまで、どのような議論の場を経たかをお伺いいたします。 以上質問し、再質問は自席より行います。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君の質問に対する当局の答弁を求めます。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 友寄永三議員の1項目め、道路、街路樹の清掃管理について2点のご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 石垣市内には、国道、県道、市道、臨港道路、農道等多くの道路が供用されております。国道、県道につきましては、八重山土木事務所が所管しており、令和元年度より石垣島においては包括的民間委託として、パトロール、道路、河川維持作業、側溝清掃、除草、道路証明等の維持管理を委託しております。 市道につきましては、建設部施設管理課で維持管理を実施しております。市道は、822路線、延長約362キロあり、市街地の道路植栽の低木については、シルバー人材センター、路面清掃や側溝清掃の一部は民間事業者に委託をしている状況であります。低木植栽は主要市道320路線、約40キロメートルを述べ作業員972名で剪定、除草をするとして、委託契約を実施しております。路面清掃については、主要市道の17路線を年間3回から4回清掃を委託しております。側溝清掃は、市道で暗渠となっている側溝を中心に、実績より年間1,932メートルとして委託契約しており、今年度は、豪雨により多くの側溝に詰まりが生じたことから、増額補正をして対応しているところです。 路面清掃や、側溝清掃の事業者が島内に1社しかなく、その事業者が国道、県道など、八重山全体を対応している状況となっております。それ以外の道路維持管理業務につきましては、民間事業者や会計年度職員などで適宜修繕等維持管理を実施しております。令和元年度の道路維持及び道路植栽等、公共緑化に関する費用は約7,320万円となっており、今年度は現予算約9,673万円で、今議会において増額計上しているところです。 次に、2項目め、空港アクセス道路及び市道旧空港跡地線の進捗状況についてお答えいたします。空港アクセス道路、一般県道石垣空港線は盛山を起点とし、平得を終点とする新石垣空港から旧空港跡地を結ぶ総延長8.8キロの県道であります。当該事業は、平成21年度から事業を開始し、現在宮良・白保地内の道路改良工事及び橋梁整備工事を行っております。進捗状況は用地取得で筆ベースで約85%、事業費ベースで約49%となっております。また、平成30年3月25日までに平得交差点からタナドー線までの区間約2.2キロが暫定供用されております。事業期間は令和元年度に当たる2019年度までの計画から用地取得の状況や工事未着手区間の工事期間を踏まえて2022年度、令和4年度までの計画へ見直されたと伺っております。 続きまして、市道旧空港跡地線の進捗状況についてお答えいたします。市道旧空港跡地線は、市道慶田山線を起点として、県道石垣空港線を終点とする延長500メートルの新規道路の整備計画です。当該事業は、平成28年度から事業を開始し、令和3年度までの事業期間を予定しておりましたが、完了期間の見直しが必要となっております。進捗状況としまして、事業費ベースで約47%、用地については、筆ベースで全筆23筆に対し14筆取得済み約61%、工事については計画道路延長500メートルに対し整備済み約80メートルで16%となっております。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 石垣漁港内廃船放置の現状と対策についてお答えいたします。 石垣漁港は、沖縄県が管理する第2種漁港で、利用範囲を八重山圏域の流通拠点漁港として、現在水産流通基盤整備事業を実施しているところです。石垣漁港内廃船放置の現状は、長期間放置され、漁船登録が抹消され、または、検認切れの船舶が現時点で28隻確認されております。今後の対策につきましては、廃船放置の状況は、漁港機能への支障、漁業就労環境の悪化、景観の阻害、台風等、降雨天時においての飛散等、様々な問題が生ずるため、適正な漁港管理の維持を図る観点からも所管する沖縄県、石垣漁港管理契約を結んでいます八重山漁協と連携して、廃船放置の処理を行っていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 友寄永三議員ご質問の4項目め、全国学力テストの結果を受けてについてお答えいたします。 今年度の全国学力調査は、文科省より、4月17日付で新型コロナウイルス感染症に係る状況及び学校教育への影響等を考慮し、実施しない旨の通知がございました。その後、調査問題冊子の配布に併せ、沖縄県より調査の実施と各学校での採点と採点結果のウェブ入力の依頼がございました。このため、休校措置に伴う従来の教育課程の実施が厳しい状況ではございましたが、7月16日から8月31日の期間に各学校の行事日程に合わせた上で実施するよう通知いたしました。 また、各学校においては、授業時数の確保や教育課程の再編成など総合的に勘案した上で、調査の実施及び採点と採点結果のウェブ入力等の可否についても判断するよう周知しております。結果、調査については、市内の全小中学校で実施しておりますが、ウェブ入力は実施していない学校もございました。ちなみに、県内でウェブ入力した学校の集計によりますと、本市においては、県平均正答率と比較すると、小学校の国語で1.1ポイント、算数は0.6ポイント下回る結果となりました。しかし、その差は昨年度より縮まっており、おおむね全国水準として捉えております。また、中学校では、国語で2.1ポイント、数学4.6ポイント下回る結果となっていますが、問題数で見ると1問以内の差になります。これまで本県の結果の推移から判断すると、改善傾向にあると捉えております。今年度も調査の結果や出題の趣旨を踏まえ、新学習指導要領に示される理念や目標、特に重視される点や身につけるべき力など、各学校で分析、確認し、さらに事業改善へ活用していただくよう、校長研修会や担当者研修会を通して周知しております。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 友寄永三議員の5項目め、自治基本条例の制定に至るまでどのような議論の場を経たのかについてお答えいたします。 自治基本条例制定に至る主な議論の場として、当時策定推進委員会、策定推進ワーキングチーム、市民検討会議、策定審議会が設置されました。平成19年2月から平成21年5月にかけての期間におけるそれぞれの開催回数は策定推進委員会は4回、策定推進ワーキングチームは23回、市民検討会議は14回、策定審議会は11回でした。当該条例の制定に当たっては、先ほど申し上げた策定審議会が平成24年11月28日に当時の市長から諮問を受け、平成21年5月1日に当時の市長に対し答申を行い、平成21年の6月定例会に条例案が上程され、同年12月定例会において賛成多数で可決されたものです。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き友寄永三君の再質問を許します。なお、友寄議員より、パネル使用の申し出がございますので、それを許します。友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 再質問の順番を入れ替えたいと思います。最初に、自治基本条例制定に至るまでにどのような議論の場を経たか。次に、石垣漁港内廃船放置の現状と対策について、次に全国学力テストという順番で再質を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 今答弁ありましたように、自治基本条例に関しまして、4つのチーム、委員会、審議会、会議があるんですが、この4つの会の議事録の有無をお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 策定推進委員会につきましては、全部で4回開催されましたが、議事録は全てございません。策定推進ワーキングチームにつきましては、全部で23回開催されましたが、議事録があるのは1回から12回までで、13回目以降は全てございません。市民検討会議につきましては、全部で14回開催されておりますが、こちらにつきましても、議事録は全てございません。策定審議会につきましては、全部で11回開催されましたが、こちらについても議事録は全てございません。したがいまして、議事録が存在するものにつきましては、策定推進ワーキングチームの第1回から12回までのみで、それ以外については、全てございません。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 11月に議事録がないということで、石垣市住民投票を求める会のほうから不服申し立てが石垣市にあったと思います。そして、市のほうは、市の情報公開個人情報保護審査会に諮問をして、調査をしていただいたと思います。その審査会の答申はどうであったのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 外部有識者で構成される石垣市情報公開及び個人情報保護審査会の答申内容につきましてご説明いたします。 その答申内容につきまして、同審査会は、自治基本条例策定審議会の議事録があるのか、ないのかにつきまして、現在の担当職員と自治基本条例策定審議会の当時の担当職員に対して事情聴取を行ったものとされております。その結果、現在の担当職員につきましては、条例制定に係る全てのファイルをチェックし、議事録がないことを確認したという旨をお話したものとされております。また、自治基本条例策定審議会当時の担当職員につきましては、議事録を作成した記憶がないという旨お話したものと答申上はされてございます。さらに、審査会は自ら書庫などの現場を確認し、書類の中身などを直接確認した結果、自治基本条例策定審議会の議事録が存在しないというものを確認したということで答申されてございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) このないというのにも2つあると思います。これは両方の新聞にしっかり載っているんですけれど、八重山毎日新聞ですと、住民投票を求める会が写っていまして、管理体制を疑問視と、この自治基本条例の議事録は、つくられてあるというのが前提で、ヤギでも飼っているのかと、それを食べたのかというような内容で管理体制を疑問視、管理体制を疑問視ということは今現在の中山市政がしっかり管理していないんじゃないかというような感じで毎日新聞には載っています。 もう一つ、八重山日報を読みますと、全くまた違ってきます。審議会議事録作成せず、策定時条例違反の可能性。もともとこの自治基本条例をつくるに当たって、審議会が議事録をつくらなかったんじゃないかと。今回の情報公開個人情報保護審査会の答申にも、担当者は作成した記憶がないということですので、その可能性が非常に高い。これは、なぜそういう話をするかと言いますと、八重山毎日新聞を読んだ友人から、非常にずさんじゃないかというような、中山市政管理ずさんじゃないかという話がありました。ただ、全く違う切り口、実際はこのほうが一番近いんじゃないかと、もともとできていなかったんじゃないかと、議事録が載っていなかったんじゃないかということのほうが信憑性が高いと思います。そうなると中山市政というよりこれをつくったときの市政、前大濵長照市政のときに、当然こういう大事なものであります市民の憲法だというぐらいの、そういう流れでおっしゃっているものですので、議事録は当然あるものだと。ですが、それをつくられていない。そういういい加減な形で審議されていないというような形があるということを一般の市民の方にも知っていただきたいというのが趣旨でちょっと確認を込めて、今一般質問しております。確認のために、部長、この自治基本条例、もしこの議事録が作成されていなかったとした場合に、これは、どの市政の時代でしょうか。確認のためにお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 自治基本条例策定審議会につきましては、平成20年11月から平成21年5月にかけて開催されていたものでございます。その審議会の議事録を作成しなかったのは大濵長照氏が市長のときでございまして、中山市長のときではございません。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) やはり、八重山毎日新聞だけでは非常に偏った部分がありますんで、ぜひ八重山日報も読んでいただきたいと、そうすればバランスよく何が言いたいのかと、何が真実であるのかということもわかるかなと思います。 私も自治基本条例勉強してきました。石垣市民のオリジナルの条例であるというような言い回しでありましたけれど、実際は360ぐらいあるのかなと思いますけれど、ほとんどが8割ぐらいが同じだというような内容ですので、そういう意味でも、審議会、内容が議事録に載せられなかったのかなと、個人的に思う部分もあります。それを伝えて、次の質問に移ります。 続きまして、石垣漁港内廃船放置の件なんですけれど、今の答弁の中に、28隻の廃船があるということがありました。その廃船28隻の所有者は確定できているのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 廃船28隻の所有者はというところで、沖縄県に確認しましたところ、石垣漁港の放置艇28隻につきましては、漁船登録原簿の確認及び日本小型船舶検査機構への照会等により、27隻は所有者を確認しております。残り1隻につきましても、現在照会中とのことでした。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 27隻は所有者がわかっているということですので、この放置艇の所有者27人にどういうふうに対処しているのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 所有者への対応につきましては、放置艇の船体部分へ勧告書等を貼り付けて注意を促し、さらには所有者へ面会して撤去または処分を行うよう指導を行っております。また、所有者が死亡した場合は、縁故関係者の聞き取りや確認を行い、粘り強く処分をお願いしているとのことでした。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 前もありました粘り強く指導していると。それでもあまり変わっていない。粘り強く指導しても撤去されない場合はどうするのか答弁お願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 粘り強く指導しても撤去されない場合ですが、法的には、漁港漁場整備法において漁港の保全のために、漁港区域内ではしてはならない行為として船舶や自動車等を放置することとあります。また違反した場合は、30万円以下の罰金に処するとあることから、罰則されることがあるということです。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) この30万円以下の罰金、罰則を受けると。陸の場合は八重山警察署で、海の場合は海上保安庁ということを前回お聞きしたんですが、この30万円、罰金、罰則を受けた所有者がいるのかというのを前回聞くのを忘れていましたので、ぜひ、今回30万円以下の罰金、罰則を受けた所有者はいるのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えします。 30万円以下の罰金を受けたことがあるかということですが、石垣漁港内においてこれまでも罰金、罰則を科した事例はありません。また、沖縄県全体においても、罰則の事例はないということでした。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 前回、こういうことを、こういう問題に対処するということで、八重山地区放置艇等処理方針協議会というのがあるとお聞きしました。どういったメンバーでどういう活動をされているのかお伺いいたします。
    ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 八重山地区の県管理漁港の安全確保、景観の改善など、漁港環境の向上を図るとともに、漁港の適正管理に向けて放置艇等の処理方針を協議することを目的に、八重山地区放置艇等処理方針協議会が設置されております。構成員は、沖縄県農林水産振興センター、石垣市、竹富町、与那国町の3市町の水産担当課長、あと八重山漁協と、与那国漁協の組合長となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) この質問は、平成30年、2年前に質問しました。そのときに、県管理漁港放置艇5カ年計画があると。それによって、平成31年までに所有者不明船は全て処理する計画であると答弁をいただいておりますが、もう31年過ぎました。どうなりましたか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県の漁港放置艇5カ年計画において、処理計画を立てて取り組んでおり、平成27年度から昨年5月までは14隻を処理しているとのことです。しかし、毎年処理しても、後から放置艇が出てくるような状況が続いていることから、船舶所有者へ周知を図り、廃船処理に向けて適正な処理が行えるよう、粘り強く訴えていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) これ、どんどん出てくるようなイメージなんですけれど、でも14隻を処理したという実績があるんですが、この14隻、どのような形でどう処理したのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 14隻を処理した実績ということですが、県に確認しましたところ、平成27年から14隻の放置艇は船体部分へ勧告書等を貼り付けて注意を促して、さらには所有者に面会して処分を行うよう指導していって、粘り強く指導したことから、漁港内から撤去されたということです。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 何ですか、できた、この人たちとできない人たちの差が具体的にどういうものなのかが非常に興味あります。 前回、平成30年6月、私が質問したときに放置艇は8隻、今年28隻とふえております。放置艇処理に取り組むと言っているんですけど、大分ふえている気がするんですけれど、どういうことなのか、答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 平成30年6月の8隻に関しましては、石垣漁港西側船揚げ場の放置艇数を表現しておりまして、その当時の石垣漁港全体では、放置艇が23隻存在しておりました。今年28隻ということで、一応5隻の増となっております。放置艇がふえていますのは、新規の放置艇の増と、また放置艇の調査を県のほうも調査精度を上げて確認していることから、ふえているのではないかということでした。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) ちょっと具体的な話なんですけど、この船を放置艇を片づける、処理するときは、産業廃棄物ですか、どういうものなんでしょうか、わかります。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えします。 FRP等は産廃処理という形になっております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) どんどんふえてくるというものは、やっぱり30万円の罰金があるのにもかかわらず、5年以上の船もたくさんあると思います。にもかかわらず、全く何もされていない、紙貼り付けるだけ、貼り付けて古くなってなくなって、また貼り付けてと、そういう部分、対処ができていない部分があるので、まあいいやというのもあるんじゃないかなと、そういう気がします。 船を置く船置き場に5年も10年も置いていると思うんですけれど、そういう利用料金じゃないんですけど、車だと駐車料なんですけど、停留料っていうんですか、そういう料金はかかるのか、お伺いします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 船置き場を利用しているところでの利用料金が発生するかということですが、沖縄県漁港管理条例に基づき、漁船が漁港施設を使用または占有する場合は免除することができるとなっており、漁船に関しては免除となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) やはり今後ろからも応援がありますけれど、船を処理する料金を用意することができないだろうということなんですけど、一般的な船のサイズでそれを処理しようとした場合に料金幾らぐらいかかるものなのか、わかりましたらお願いします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 廃船処理に関しましては、産廃処理場に持っていくトン数で計上されております。トン数計上で、小さいサバニ等であれば例えば五、六万円、あと大きなサンパン等であれば、10万円ぐらいですか、それぐらいの経費がかかっております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 本当に、全然進まないどころかふえているという現状があります。これを見ていてどう感じるか。あくまでも県の管轄ということであるんですが、一般の方は、その船が廃船が置かれている状況を見て、これは県のであるとか、市のであると、ああいう判断できないんですよ。中山市政がちゃんとしていないんじゃないかというような見方をする方もいますので、そういうのはやっぱりどうにか県とともにしっかりやっていただきたいんですけど、どうすれば、きれいに片づけができるのか、当局としてどう考えているのか、答弁のほうをお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県全体でも放置艇処理に関しては、全県的に取り組んでいる重要な案件となっていると承知しております。平成27年から平成31年度までを県管理漁港放置艇5カ年計画を策定して取り組んできましたが、新規放置艇や所有者が困難な事例等が増加し、放置艇の解消が実現されていないことから、令和2年4月に新たな放置艇5カ年計画を策定しています。 県におきましても、引き続き放置艇の解消を目指して処理に取り組んでいきたいと考えているとのことですので、石垣市といたしましても、県と協力体制を取りながら、放置艇の解消に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 実際、県の管轄でありながら、石垣市の漁協も管理という形でやっているということですので、その漁協の方たちと打合せするというようなことはあるんでしょうか。それともこの5カ年計画の中で話されているのか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えします。 県管理漁港、石垣漁港は管理を八重山漁協に委託しておりまして、我々石垣市も八重山漁協とまた県と一緒になって会議を持ちまして、一緒に取り組んでいるところです。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) もう本当に、これどういうようにすれば抜本的な解決になっていくのかを真剣にみんなで話しないと、ずっと何隻かは処理できました。同じようにまた入ってきました。ずっとあるような状態が続くと思います。ここをぜひどっかで費用を用意しないといけないのか、そこがわからないんですけど、抜本的な解決につながるようなことをやっていただきたいと思います。これを、2年前にやりました、またしっかりきれいに廃船がなくなるまで、チェックしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 じゃあ、次に移ります。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 質問を続けてください。 ◆9番(友寄永三君) 学力テストの結果、どう受け止めているかということで今回質問をさせていただきました。新学習指導要領に示される理念や目標、特に重視される点や身につけるべき力等を各学校で分析、確認し、さらに授業改善に活用していただくよう、校長研修会や担当者研修会を通して周知しておりますと、あくまでもこの内容は、教育委員会から各学校にこうしてくださいということを周知しているだけで、その後、学校側からしっかりやりましたというようなこういうふうにやっていますというような連絡が来るものなのか、そこをお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 昨年度までは、この調査結果を踏まえまして、各学校には、成果や課題となる問題を分析し、問題解決に向けた取組計画を報告していただきました。今年度に関しては、調査の実施等を各学校の判断で行うことや、分析を行う夏休み期間の短縮等を考慮いたしまして、分析結果の報告は求めておりません。代わりに、各学校を訪問する際に調査結果と取組状況を説明してもらいまして、結果の活用に関して指導、助言を行っているところでございます。また、各学校には保護者や地域を対象に学力向上推進実践発表会などで調査結果や取組について報告を予定しております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 今回の学力テストの結果ですけれど、県平均正答率と比較すると、小学校の国語で1.1ポイント、算数は0.6ポイント下回る結果となりました。しかし、その差は昨年度より縮まっており、おおむね全国水準として捉えておりますと。中学校は国語で2.1ポイント、数学で4.6ポイント下回る結果となっておりますが、問題数で見ると1問以内の差になりますと。わかりにくいんですけれど、よくなっているということを言っているのかなと思います。 私は、常に公開してほしいという話をずっとしておりましたけれど、頑なにそれはないということですので、今回はちょっと置いて、教育委員会がこの学力テストで目指しているもの、この前の答弁でいただいておるんで、私のほうで読ませていただきます。全国学力学習状況調査の目的、3つとあります。1つ、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握し、分析し、教育施設の成果と課題を検証し、その改善を図ること。2つめが、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善に役立てると。3つめは、教育に関する継続的な検証、改善サイクルを確立するためと。これが全国学力テストの目的ということであれば、本当に私がずっと言っているように、順位を公表するべきだというのにそぐわないのかなと思うような気になってきました。これが目標であれば、そういう学力テストって、本当にそういうのを競わないんだというような気になります。ただ、1つお伺いしたいのは、教育委員会として、石垣市教育委員会として目標、これをしたいんだ、これを子どもたちにしたいんだとか、教育委員会としてこれをやりたいんだとかいう、そういう目標があるのかをお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 石垣市教育委員会では、これから迎える2030年度、その先の未来を想定いたしまして、学力向上推進目標に新しい時代をつくるために必要とされる資質能力の育成を掲げております。一人一人の児童生徒が自分のよさですとか、可能性を認識すること、また、あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と共同しながら、様々な社会的変化を乗り越えることで、豊かな人生を切り開き、持続可能な社会のつくり手になることができるようにすることを、その目指す児童生徒の姿としております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) これは、各学校もあるんでしょうか。わかる範囲でよろしいです。 ○議長(平良秀之君) 学校教育課長、前三盛敦君。 ◎学校教育課長(前三盛敦君) 再質問にお答えいたします。 まず、これから迎えるSociety5.0と言われる本当に予測困難な時代を迎えます。その中で今教育のほうも大転換期を迎えていまして、今、いわゆる認知、量ってわかる能力、学力テストであったり、偏差値、そういったものから、自ら考えて行動する力とか、自己肯定感とか、自制力とか、社会の中で通用する力、その中で、新しい時代をつくるために必要とされる資質、能力ということで、教育委員会では、まず自分のよさや可能性を認識し、多様な人々と共同しながら自己実現を図っていく力を児童生徒に育成したいと考えております。そのために、実は、本市の課題として、全国学力学習調査の中で、今全国平均値に小学校は超えて、中学校のほうは迫っております。差が縮まっております。その中で大きな課題となっているのが、自己肯定感が低いという課題があります。自分のよいところがありますかという問いに、全国から比べて10%低いという結果があります。それを受けて、自己肯定感の高まりということを目指して、自分のよさや可能性を認識し、友達、そういう人とそれぞれ共同しながら自己実現を図っていくという形で、各学校には、この自己肯定感の高まりということをお願いしております。それを勇気づけの教育という形で推進しています。各学校におきましては、学力向上推進の学校デザインシートというものを作成をお願いしています。こちらが、この視点で自己肯定感を高める視点という形で取り組んでいただいております。そのほかにも、この学力向上推進を計画、実践、評価、PDCAをしていくために、学力向上包括シートという形で重点方策と診断、評価方法ということを各学校には作成していただいて、それぞれの学校の取組をマネジメントしていただいているところです。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 教育委員会の目標を部長におっしゃっていただいたんですけれど、内容忘れましたけれど、非常に検証が難しいかなと、それができているのかできていないのかの検証が難しいかなという感じを受けました。また、課長の話、自己肯定感もということなんですけれど、あまりそういう難しく考えなくても、本当に目標がもっとわかりやすければ、こういうのが自然に達成できるのかなというような、子どもたちが理解できる目標でいいんじゃないかなという気がいたします。 市長が在任中に東大に現役で入れる子どもがいればいいと、何かそういうような、何かそういうもう少し子どもたちがわかる今の目標とか、大人の言葉だったと思うんですけれど、子どもたちにも自分たちは何を目指すんだとか、自分たちはこういうふうにしたいんだという、何か子どもたち目線のわかりやすい目標があったほうがいいんじゃないかなという気がします。私もこれ6年前からずっとやっております。大体が何ポイントプラス、何ポイントマイナスという部分で、感じは少しずつ上がっているのかなと思いはするんですけれど、そういうようにこれで自己肯定感が出るのかなと、あまり変わっていないといえばあまり変わっていないような気がいたしますので、もう少し子ども目線の目標もあっていいのかなという気がいたします。 そこで、大浜小の130周年記念のときに、教育長が非常にすばらしい話をしたといううわさが於茂登のほうまで流れてきておりましたんで、ぜひ、大浜小のよき事例だと思うんですけど、どういう話をしたのか、お話をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 再質問にお答えいたします。 私も大変気が小さく、ネガティブで、今にも落ち込みそうであります。でも、これは各学校においても、学力は石垣、最下位だろうと、でも上がってきているよと、一生懸命頑張っています。でも、なかなか上がらないだろうといつも上から言われてくると、そういった肯定的な面ではなくて、否定的な、抑えられる、これが非認知能力の中で植え付けられてきて成長を閉ざしてしまう。私はできない、僕にはできないというふうなまた思い込み、先生方も、この子はもうだめだというような思い込みが大きくなってくるだろうと。だけど、いや、君にはできる、やればできる、というふうにほめていく、伸ばしていく、そういう教育が必要じゃないのかな、そうすると自己肯定感が高くなって、子どもたちのやる気を持ってまた伸びていくだろうと。 大浜小学校というふうなことでありましたけども、3年前、私は校長ヒアリングで何を言ったかというと、津波は東から来ます。非常に危険です。でも学力の波は東から吹かせましょうという話をしました。そして1年目、学校では授業改善に取り組み、また、地域、保護者への理解も図っていく、2年目、すごく伸びました。2教科のうち1教科、全国トップ、平均を超えたこと。そして今年、国語、算数と、このようにぼんと全国平均を大きくクリアしてきました。この取組というようなのは、学校の職員のそういった授業改善に努めた力、そして児童のまたその取組、新聞を活用しての取組を継続してやってみる、そういったところです。 同一歩調で全職員が一丸となって、一方向にベクトルを1つにして取り組めば絶対に上がるんだというふうな確信のもとに、こういった話を各学校で行って、いいところ、まだまだ努力が足りないところ、そこには、このようにして刺激というか、先生方にお話をしております。ですから本職は、このように児童、また先生方の頑張りを校区民の中であるので、そこで話をしていいのかなと。全体への市民への公表ではなく、その学校学校でこういった話をし、また激励をしております。 教育委員会では、どのような取組をということで課長のほうから、部長のほうからもありました。やっぱり数値で表せる学力、認知能力から自己肯定感や自制心、コミュニケーション能力等の非認知能力の育成も大変重要であると今度の学習指導要領でも取り上げられております。 本市においては、全国学力学習状況の質問の中から、自分にいいところがあると自己肯定している児童生徒、非常に6年生、中学3年生ともに全国に比べて10%も低いというふうな課題があります。この自己肯定感は、非認知能力の中でも、最も重要な力であり、全ての活動の意欲につながると思います。そこで教育委員会では、これまで取り組んできた大濱信泉プロジェクト、その1つの一環として、勇気づけの教育と銘打って、児童生徒の自己肯定感、自己猶予感を高める取組を本年度推進し、その推進の視点を示したリーフレットもまたお配りしてあります。これまで一生懸命取り組んできた、でも、あと一歩、ワンステップ上に、そういった子どもたちの学力を上げるためには、今の勇気づけの教育でもって取り組んでいこうということで教育委員会は今年度取り組んでおります。 児童生徒が自己肯定感を持つことで、自分のよさや可能性を自覚し、主体的に学ぶ力など、様々な活動に積極的に対処できるようになり、教育委員会では、学校の本来の目的である児童生徒の社会の中で生きる中で生きていく力を自己肯定感を高めることを育成してまいります。この取組が学力向上、不登校対策、いじめ対策などの解決にもまた向かっていけるものだと思います。勇気づけの教育をまた推進してまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 本当に、ずっと教育委員会の質問やりながら、石垣市の教育委員会の皆さん、本当に頑張っていらっしゃるというふうに思います。ただ、やっぱりさっきお話しましたように、子どもたちの目線というんですか、もうちょっと落として子どもたち自身が先生方もやる気あって、頑張ってやっていらっしゃるんですけれど、子どもたちが、自分たちが頑張れる何かをわかりやすく説明してあげたらいいかなと、自己肯定感とか、自ら考えるという、今の話だと子どもたちわかりにくいんじゃないかなと。前三盛課長の話、私はすばらしいと思うんですけれど、これが子どもたちが理解するかというのがありますので、子どもたちがよしやるぞと、頑張るぞと思うような目標を設定できれば、石垣の子どもたち、もっと伸びるのではないかなと思います。 ぜひ、これは、もう一つ、外部評価委員による総評、森永 梢さんのですけど、今、教育長も課長もおっしゃっていました、本市の児童生徒は、自己肯定感が低く、褒められる意識が低いということに危惧していると、何かもっと子どもたちを褒めるような機会があればいいんじゃないかなと、どうにかつくらないといけないんじゃないかなと思います。これらのことは、新聞に掲載したり、市民に知らせてもらい、児童生徒を大いに褒め、自信を持たせることができたらいいというようなことがありますので、外部評価委員の大事なお言葉ですので、本当に子どもたち、もっと褒めて、自己肯定感を持っていただいて、自分で考えると、低いハードルをどんどん超えさせていけるようなそういう教育のほうがいいのかなと思います。 私の考えが変わるわけじゃないので、ぜひ、全部の公表とは言いませんので、石垣で一番よかったという学校があったら、今年は大中がよかったよとか、今年は二中がよかったとか、石中がよかったとか、いいんじゃないかなと思います。これも、できないというのは、やっぱり現代社会とちょっとかけ離れた、現代社会は競争社会ですので、そこまで競争をタブー視することはないんじゃないかなと思いますので、そこは少し考えていただければと思います。これ、石垣市の教育委員会だけではできないというようなのでありましたら、沖縄県の教育委員会にももし公表するんであれば聞かないといけないとか、校長会に聞かないといけないという状況であるというのもお聞きしましたけれど、一般市民の多くは、やっぱりそれぐらいは評価していいんじゃないかと、成績の悪い子を出せと言っているんじゃなくて、頑張って成績が上がった子たちはちゃんと評価していいんじゃないかというのができないというところもちょっと問題あるのかなと思いますので、そこは考えていただければと要望いたしまして、次の質問に移ります。 県道や国道で、管理や清掃等ができていない、そういうクレームが石垣市の施設管理課に来た場合に、どう対応しているのか、石垣市道ではなくて、県道や国道の管理ができていないというのが石垣市の施設管理課に来た場合、どういうふうに対応しているのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 施設管理課のほうには1日に大体十数件から20件近い市民からの通報とか問い合わせがございます、道路維持管理です。その中で、たまに県道、国道の事案も入ってきますが、まず相談があったときにどの場所かという位置特定をして、これはパソコン上でシステムがございますので、位置特定をして、県道であるということを確認をして、通報者にはその旨、一応こちらのほうから県の維持管理課のほうに土木事務所の維持管理課のほうのその状況をきちっとお伝えをして、対応してもらっているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) その後、県がちゃんとさっと対応してくれたらいいんですけれど、またこの対応が遅れると、石垣市がやっていないと思う市民がいますので、そこらへんもちょっと頭に入れながら、その後回ったりするということも必要かなと思います。 もう一つ、今の状況で、石垣市、電話ででもいいんです、SNSでなくても、石垣市の道路で草刈りができていないとか、枝が伸びているとか、そういうクレームが来た場合に、どういう対応をしているのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 私どもの業務は、委託でお願いしてやっている植栽の管理のほかにも、それからあと道路の側溝の詰まり、そういったものがございますが、通報があったときには、まず、さっきも申し上げましたように、位置特定をして、そしてあと毎日入ってくる要望がございます。緊急を要するものから順番よく、優先順位をつけながら対処してくる状況でございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) その連絡が来て、どれぐらいの時間を置けば、それが処理できるのか。処理できなくて伸びていて、見えなくて、ちょっと事故を起こしたという話を聞きましたんで、そういうのもありますので、どれだけのどれぐらいのスピードでクレームに対応しているのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 道路の草刈り、枝打ち等につきましては、基本的に1週間以内でうちの会計年度任用職員含めて対応できない場合は、特に交渉作業については、専門の業者さんのほうに委託をして、速やかに対応しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 前回、9月議会で多くの場所が、管理ができていないんじゃないか、草刈りができていないんじゃないかという質問が結構出たと思います。毎年同じ作業をしているのに、どうしてこういうことが起きるのかちょっと理解できないので、どういうことで前回そういうことになったのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 特に4月から5月、6月は梅雨シーズンであります。それから、早ければ6月から台風シーズンに入りまして、7月、8月と豪雨とか、それから街路樹の清掃とか、豪雨によって土砂が流れてきてから側溝の詰まりとか、いろんな事案がこの時期に一遍に来ます。そういったこともあって、なかなか対処できない部分があったことがそういった苦情の増加につながったかと思います。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 今回、予算、2,300万円の増額補正を提案しています。こういう予算が足りなかったのか、人がいなかったのかよくわかりませんが、すぐに、特にこの近辺、今のこれで見ますと、主要市道だと32路線40キロ、観光客含め一般市民の本当に多く通るところですので、常にきれいにしておくという強い意識で清掃管理をしていただきたいとお願いいたしまして、次の質問に移ります。 空港アクセス道路、これで見ますと、また事業年度が2019年度から2022年度に延びるというのがあります。もともと空港へのアクセス道路、空港が完成して3年後には開通するというお話でした。空港開設25年ですので、28年には道路が開通していないとおかしいと。ですが、できなくて、令和1年、でもこの令和1年にまたできそうになくて、令和4年と、簡単に言っても9年延びている状況があります。それに対して、県に何らかの要望等しているのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県への要請につきましては、これまでに石垣市議会を初め、八重山建産連、あるいは石垣市商工会など、経済5団体、また石垣空港線沿いの各公民館の連盟等で要請をしております。また、離島過疎地域振興に関する要望等におきましても、八重山市町会より要請をしております。石垣市としましても、県道石垣空港線の開通の遅れによる入域観光客が増加している南ぬ島石垣空港へのアクセスによる国道390号への負荷を与え、また交通事故の懸念や交通渋滞など、また八重山圏域の経済社会損失も大きいと考えております。今後もできるだけ早い時期に沖縄県へ県道石垣空港線の整備予算の確保と全線早期供用開始を要請していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) アクセス道路は、ぜひ早めにということを要請していただければと思います。 最後の旧空港跡地線の進捗状況についてお伺いいたします。これは、新庁舎と八重山病院の間からサンエーの方向に向かうこの道路です。これが旧空港跡地線です。完了時期の見直しが必要とあるが、どれぐらいの期間延びそうなのかお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 現在の事業期間は、令和3年度までとなっておりますが、進捗状況及び予算要望に対する配分額を勘案しますと、令和4年度内の完了を目指して、引き続き沖縄県に対し予算要望を行い、できるだけ早期の全区間共用に向けて取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 予定が伸びる原因をお願いいたします。工事が遅れているのか、予算がついていないのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 市道旧空港跡地線の事業期間平成28年度から令和3年度までとなっておりますが、事業計画の年度ごとの予算要望に対し、配分額が届かず、用地、工事ともに計画どおりに進捗しない状況となっております。引き続き沖縄県に対し、予算の確保について要望していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) この旧空港跡地線、石垣市役所新庁舎完成までに慶田山線への完了はできるのかどうなのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 現在実施中の旧空港跡地線の全体延長500メートルに対し、工事完了は約80メートルの進捗状況となっております。来年度の新石垣市役所庁舎の完成までには慶田山線までの完了は厳しい見込みとなっております。しかしながら、できるだけ早期に共用できるように、沖縄県に対しても予算の確保に向けて要望してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) これ、一番気にしていましたけれど、新庁舎完成するまでに慶田山線が開通していないと、道路1本だけしかないと、空港アクセス道路しかありませんので、道路が非常に混むということが考えられます。何か、車道を先に整備するとか、そういうような、何らかの方法で、少しでも早く開通する方法がないものなのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 市役所新庁舎の完成までに慶田山線までも開通に向けて車道の整備工事を優先的に施工することにつきましては、道路の構造上、また車道を先行することの問題点も考慮し、沖縄県とも調整しながら早期に市道慶田山線まで接続する方法も検討したいと思います。しかしながら、当該路線は、市街地東部に隣接する南大浜地区から県立八重山病院、消防本部、新市役所庁舎といった主要施設への最短ルートとなっており、緊急車両の八重山病院へのスムーズな搬送の確保はもちろんのこと、新市役所庁舎へのアクセス道路として重要であることから、引き続き沖縄県に対し、予算の満額確保について、要望していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) ぜひ、一日も早く、新庁舎ができるまでには難しいということではあるんですけれど、ぜひ、一日も早い開通を目指していただきたいと、目指してほしいということをお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、友寄永三君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 4時02分                               再 開 午後 4時14分 ○議長(平良秀之君) 再開します。本日最後の質問者、砥板芳行君の質問を許します。砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) こんにちは。今定例会最後の一般質問に立たせていただきます。いましばらくお付き合いのほどよろしくお願いをいたします。 それでは、一般質問の要旨の説明をさせていただきます。 まず、海難事故防止対策についてお伺いいたします。本市の基幹産業である観光産業において、マリンレジャーは本市観光を代表する魅力ある観光コンテンツであり、観光客のみならず多くの老若男女、市民も様々なマリンレジャーを楽しんでいます。しかしながら、観光客の増加に比例してマリンレジャーに伴う海浜事故、海難事故も増加していることから当局の対応をお聞きいたします。 次に、港湾行政について5点、質問を行います。 1点め、今年は、新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大によりクルーズ船観光は2月以降、ほとんどがキャンセルとなって現在に至っていますが、国土交通省港湾局海事局は10月8日付で、再びクルーズを安心して受け入れられる環境を整えるため、感染拡大防止に寄与する事業を支援するとして国の補助対象事業の公募を行うなど、クルーズ再開に向けた動きを始めましたが、クルーズ船寄港数が国内上位にある石垣港の取組についてお聞きいたします。 2点め、本年予定されていたCIQ業務を行う新旅客施設となるクルーズターミナルがコロナ禍で延期となっていますが、お隣の宮古島市平良港では、施設整備を行い完成しております。本市の計画についてお聞きいたします。 3点め、本市のプレジャーボート等の慢性的な駐艇場不足については、本議会でも何度も取り上げられておりますが、改めて浜崎マリーナ、石垣港フィッシャリーナにおける管理状況についてお聞きいたします。 4点め、浜崎マリーナ及び石垣港フィッシャリーナでは、多くのマリンレジャー関連ショップ利用者の乗下船場となっておりますが、公共トイレが1カ所しかないことから、新たなトイレ等の整備についてお聞きいたします。 5点め、海洋での青少年健全育成への取組への支援についてお聞きいたします。 次に、道路行政、この質問通告では、放置車両等で危険な道路対策としていますが、当局と質問について調整している中で、放置車両ではなく鉄スクラップ等の個人資産という指摘もございましたので、放置車両と特定せずに市道南後原線の墓地沿い、また、一休食堂の裏、さくら保育園沿いの道路についてお聞きいたします。 最後に、ゴルフ場開発の進捗状況をお聞きいたしますが、ゴルフ場開発については、今定例会にて、花谷議員、長山議員等が詳細な調査のもとでの質問を行っておりますので、再質問については省略をいたします。 また、今定例会一般質問の申し合わせで、1時間以内という申し合せがされておりますので、1時間以内を目指したいと思いますので、簡潔な答弁をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君の質問に対する当局の答弁を求めます。消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 砥板芳行議員の1項目め、観光客の増加に伴うマリンレジャー等の海難事故増加による石垣市独自の対策への取組についてお答えいたします。 例年、八重山地区水難事故防止推進協議会が主催して、ゴールデンウイークから夏休み期間を水難事故防止運動期間と位置づけ、空港や離島ターミナルにおいて観光客等へのリーフレットを配布しております。また、防災無線やFMラジオを活用して悪天候時の遊泳注意やライフジャケット着用等の注意喚起を行っております。今年度は、水難事故からの迅速な通報と救助を目的に、遊泳が危険だと思われる島内33カ所の海岸に消防協会八重山地区支会の協力の下、地区名とナンバーを記載した看板を設置いたしました。また、関係機関と連携し、水難事故が複数回発生した海岸での潮流調査を実施し、離岸流や水難事故が多発していることを遊泳者へ周知する看板を設置いたしました。また、石垣市海上保安部との水難事故を想定した合同訓練を定期的に実施しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 砥板芳行議員の2項目め、港湾行政について5点のご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 1点めの、新型コロナウイルス感染症終息後を見据えたクルーズ船対応と取組について。 本年9月18日、国土交通省より受入れに関するガイドラインが示されております。その趣旨は、受入れに当たっては、ガイドラインへの適合を確認した上で、都道府県等の衛生主管部局を含む地域の関係機関で構成される協議会等への合意を得るとともに、クルーズ船事業者、検疫等の国の関係機関、港湾管理者や保健所等を含む地方自治体との間で課題の把握と対応を迅速かつ適正に行える体制を構築する必要があるとされていることから、現在、国や県等と連携し協議を進めております。 年内に本市の関係機関との協議に向け準備を進めております。市民の安全を最優先とし、受入態勢の構築に取り組んでまいります。 2点めの、クルーズターミナル計画については、本年3月から世界的なコロナウイル感染拡大に伴い、一時保留となっておりますが、令和3年度より実施設計に着手することを検討しております。なお、令和2年度に計画済みである概略設計に、ガイドラインに示されております感染症に対する必要な機能を加え、安全に受入れができる施設整備に取り組んでまいります。 3点めの、浜崎マリーナ駐艇場管理状況についてお答えいたします。浜崎マリーナについては、これまでも本会議においてご指摘をいただき、改善に努めております。駐艇場管理について定期的なパトロールを実施しております。無断使用や占有物に対して持ち主を特定し、撤去や移動を促しております。また、許可証に記載されております船検証と異なる船舶がある場合などは、その都度、名義や本人確認をしておりますが、適正な利用が図られるよう、今後も管理強化に努めてまいります。 4点め、浜崎マリーナ、フィッシャリーナ周辺への公共トイレ整備についてお答えいたします。浜崎マリーナ、フィッシャリーナは、年間を通し市民、観光客に利用されておりますが、観光シーズンなどは駐車場が不足するなどの課題も多く、新たな施設整備につきましては、浜崎マリーナ、フィッシャリーナ両施設の敷地等、現状を踏まえながら検討をしてまいります。 5点めの、海洋での青少年健全育成への取組について、海洋少年団やジュニアヨットクラブ等、児童生徒が安全に利活用できる環境、施設整備をと捉えております。現在、新港地区において人工ビーチの整備を進めており、港湾計画において人工ビーチは遊泳のほか、マリンレジャー等も想定しておりますので、その中で調整・協議をしたいと考えております。 次に、3項目め、道路行政について、放置車両等で危険な道路の対策についてお答えいたします。市道南後原、大浜中学校北の墓地沿いの多数の車両が、民有地や一部市道にはみ出すような形で置かれてあります。これらの車両については、周辺住民からも撤去等の対応をしてほしいとの相談が多数あり、これまで、石垣市、警察、保健所が指導を行っておりますが、改善する様子は見られません。道路にはみ出した車両について罰則等での強制的な指導も検討し、警察と相談しましたが、道路交通法でも対応できるよう巧妙に場所を移動するなど対応に苦慮しているところですが、今後とも関係機関と連携し、適切な指導をしてまいります。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 砥板芳行議員の3項目め、放置車両等で危険な道路の対策についてお答えいたします。ご指摘の放置車両に関しましては、先日、現場確認を行っており、廃棄物の処理及び清掃に関する法律で定めるところの産業廃棄物と思慮されます。産業廃棄物に関しましては、沖縄県の所管でありますが、保育園が近隣にあることや、道路と敷地とその境界にフェンス等がなく、園児、その通園中の車両通行の際に事故につながることも考えられることから八重山保健所と連携し、早期の処分、もしくは車両の移動を指導したいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。
    ◎農林水産部長(棚原長武君) 砥板芳行議員のご質問、4項目め、ゴルフ場開発の進捗状況についてお答えいたします。ゴルフ場開発の進捗状況につきましては、地域未来投資促進法に基づく農振除外及び農地転用等の規制緩和制度の適用に向け、本法に基づく基本計画を策定し、9月25日付で国の同意を得たところでございます。現在は、国の同意後に本市が作成する土地利用調整計画について県との調整作業の基礎資料となる土地利用調整計画の案を基に国の基本方針や基本計画の内容に適合するかどうかなど、農政経済課及び農業委員会事務局が連携して、沖縄県八重山農林水産振興センターと調整を進めているところです。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、砥板芳行の再質問を許します。砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) それでは、順を追って再質問を行ってまいりたいと思います。 まず、海難事故防止対策について再質問を行います。冒頭でも要旨説明で申し上げましたが、観光産業を基幹産業とする本市においてマリンレジャー産業をどのように捉えているのか、まず、最初にお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 周りを海に囲まれた海洋リゾートである本市では、地理的特色を生かし、海を利用する様々なマリンレジャーが盛んで、多くの観光客を引きつけ、非常に人気がございます。このことは、観光客に対する本県域への来訪目的や来訪後の満足度に関する調査において、マリンレジャーが観光周遊に次いで高いポイントを絶えず獲得していることからも知ることができます。 このように、海水浴からダイビングまで様々なシーンで展開されるマリンレジャーは、観光立市である本市の多様な観光コンテンツの中でも観光客への訴求効果が高く、非常に重要な産業であると位置づけております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) では、本市を訪れる観光客がどれぐらいの割合でマリンレジャーを楽しんでいるのか、そのようなデータ等がございましたらお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県が平成30年度に公表した観光統計実態調査の結果によりますと、来訪の目的としてマリンレジャーを選んだ人の割合が、全体の28.1%、また、来訪した人が体験した活動内容に対する満足度に関する設問においては、全体の27.1%の方がマリンレジャーを体験して満足したというふうに回答をされております。 このことから、観光客のうちの約3割ほどの方がマリンレジャー等のアクティビティを楽しんでいるものと推測されます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ただいまの企画部長の答弁、沖縄県が平成30年度に公表した観光統計実態調査の結果ということですので、今のパーセントは沖縄県全体のパーセントということでよろしいですか。で、あれば、本市を訪れる観光客がマリンレジャーを楽しむ、行うということは、またさらに割合が高くなっているのかなと思います。 そういった観点から、今、質問の趣旨であります海浜、海難事故について、過去5年間、この地域におけるマリンレジャーに伴う海浜事故の件数をお聞きしたいんですが、恐らく所管するのが八重山署であったり海上保安庁であったりするので、八重山全体の恐らくデータになるかもしれませんが、それで結構ですのでお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えいたします。 石垣市海上保安部の統計によりますと、八重山管内での過去5年間のマリンレジャーに伴う事故は65件で、そのうち死亡、行方不明者は21人となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 併せて、今年、令和2年のマリンレジャー中の、伴う事故件数、また、死亡、行方不明者の数が、件数がわかりましたらお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えいたします。 令和2年のマリンレジャー中の人身事故件数は、11月末現在で12件、そのうち、死亡、行方不明者は3人となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ご存じのとおり、今年はコロナ禍で、観光客が大幅に少なかったにも関わらず、過去5年間の事故件数が65件で、うち死亡、不明者が21名ということです。今年が12件、うち3名不明となっているということで、これだけ観光客が減少したにも関わらず、件数自体はそんなに変わっていないんです。 これが、もし例年どおりの観光客であったら、その数字、かなり跳ね上がっていたのではないかというふうに思われます。 ただいま、八重山でのデータなんですが、私がいただいている資料では、沖縄県第11管区のデータでは、昨年103人がマリンレジャーに伴う海浜事故に遭っております。今年が、そんなに変わらないんです。74名、もう既に事故が起きているということですので、観光客もそうなんですが、やはり県内在住者が事故に遭うケースも多いのではないなかと思います。 そのようなことから、過去5年の件数のうち、65件のうち県内在住者また県外在住者について、それぞれ件数をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えいたします。 過去5年間の事故の割合につきましては、県内在住者は22件で全体の33.8%、県外在住者は43件で66.2%となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) その65件、また今年12件のうち、マリンレジャーと言いましてもいろいろとございますが、特にこのマリンレジャーによる事故が最も多いというデータがありましたら、お願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えいたします。 個々のデータについては把握はできておりませんが、過去5年間のシュノーケリングによる事故は25件となっており、マリンレジャー事故全体に占める割合は38.5%となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ただいまのシュノーケリングによる事故が最も多いと、割合が多いということでございました。 この後、シュノーケリングの対策について再質問続けていきますが、スノーケリング、また、シュノーケリングという言い方があると思います。ただ、今回、この質問を行うに当たって資料を提供いただいた、また、聞き取り等を行った、日本スノーケリング連盟からの資料提供等もございまして、スノーケリングという用語で統一させていただきたいと思います。 先ほどダイビングが一番多いんじゃないかと、スキューバが一番多いんじゃないかという声がございましたけれども、実はダイビングはスノーケリングの3分の1ほどしかないんです、実は。ほとんどがスノーケリングに伴う事故なんです。 スノーケリングは、簡単に機材を購入することができて、レンタルもできて気軽にマリンレジャーを楽しむことができるんですが、このスノーケリングの正しい使い方というんですか、そういったものが、指導がなかなかされないと。そういうショップで楽しんだ方は、指導受けたことがあると思うんですが、一般の方々はほとんど指導も受けずに気軽にスノーケリングを楽しんでいるのかなと思います。 そういった観点から、学校現場でもスノーケリングの実習等も必要なのかなと思うんですが、この点については、教育長、どのように思いますでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 文部科学省が定める小中学校での教育課程の中におきましては、シュノーケリングに関する学習は義務づけられておりませんので、学校現場ではシュノーケリング講習は行っていない状況でございます。 しかしながら、市内の小規模な学校におきましては、自然環境保全団体ですとかPTAの協力の下、総合的な学習の時間等でシュノーケリング体験を行っている学校もございます。その際は、安全指導を含めてシュノーケリング講習を行っていると確認しております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) スノーケリング、石垣本市在住の方、ほとんどが何らかの形で経験するというぐらい身近なマリンレジャーだと思います。 本当に、このスノーケリングの危険性ということについては、学校現場と教育現場でしっかり指導していただきたいなと思います。 また、本市におけるマリンレジャー、スノーケリングツアー等も含めて、今、このマリンレジャーを扱っている事業者数、大体どれぐらいあるのか、データがございましたら答弁お願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 本市におけるマリンレジャー事業者数につきましては、沖縄県水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例に基づく届出によりますと、本年7月末現在でプレジャーボート提供業の届出事業者数は264件、潜水業の届出事業者数は184件となっております。 議員のご質問にございます、スノーケリング事業者数につきましては、先ほど申し上げた条例に定義その他の規定がなく、届出を必要としていないことや統計資料がないことから、現時点で把握しておりません。 なお、スノーケリングやダイビング以外のマリンレジャーに関しましては、エコツアー事業者の団体である石垣島アウトフィッターユニオン加盟のカヌー、カヤック等の事業を行っている事業者が約20事業者、八重山スタンドアップパドル協会に加盟して、いわゆるSUPを事業として展開している事業者が、石垣市管内で15事業者ほどいらっしゃいます。 したがいまして、これらを総合いたしますと、石垣市全体で300程度のマリンレジャー事業者数が存在しているものと推測されます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 300ほどの事業者があるということなんですが、先ほどマリンレジャーを伴う事故の割合で、スノーケリングが一番、最も多いという答弁ございました。 また、私が調べた範囲では、スキューバ、ダイビング等、そんなに件数は多くない状況にあります。 スキューバとかダイビング等は、資格であったり免許、届出等があって、そのようなプロの方が、また保険等もしっかり整備されておりますので、そういったマリン事業者だと安心ではあるんですが、このスキューバに関しては、特段資格や免許、届出が必要とされておりません。そのため、このような事故も多いのかなと思います。ですので、本市におけるスノーケリングというのは、非常に魅力あるマリンレジャーであると思いますけれども、このマリンレジャーについては、恐らく全国でもこれだけスノーケリングが盛んに行われる観光地は本市ぐらいじゃないかなというふうに思います。ですので、このスノーケリング事故については、本市独自の取組が必要になってくると思うんですけれども、この取組についてはどのようにお考えなのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えをいたします。 先ほどもご説明しましたように、また、議員がおっしゃるように八重山管内でのスノーケリングの事故は約4割と最も高いことから、事故防止の取組が本市でも必要だと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 本市でも取組が必要とは答弁ございましたけれども、最低でも市内観光施設、空港、様々な場所で、このスノーケリングを楽しむ際の注意事項等については、もう少しパンフレット、チラシを作って周知させる必要があるんじゃないかなと思います。 海上保安庁では、スノーケル使用中の安全対策について、国の関係機関や民間の関係団体と意見交換を実施して、ウォーターセーフティガイドを作成をしております。 スノーケルを使用してのマリンレジャーの際のスノーケルクリア、また、マスククリア、正しいフィンワーク、また、4点セットの装着などを、着用などを書いてあるんですけれども、このマスククリア、スノーケリングクリア、こういった用語も本来スノーケルをするのであれば当たり前に身につけていなければならない技術なんですが、そういった技術を身につけることなくみんなスノーケリングをやっている状態です。 また、よく海、米原等に行くと、観光客が救命胴衣を着用せずに、また、ラッシュガード、そういったものを着用せずにスノーケルだけで楽しんでいる方がほとんどでございます。 そういったあたりも注意をしていかないと本来はいけないのかなと思うんですけれども、先ほど事故の件数で、ライフジャケット、救命胴衣を着用、また非着用の件数、事故件数のうちです。着用していたのが何件、着用していなかったのが何件か、データがございましたら答弁お願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えいたします。 過去5年間の事故件数のうち、救命胴衣着用は22件で全体の33.8%、非着用は43件で66.2%となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ありがとうございます。これ、過去5年間です。 今年、特に死亡事故多いんですが、今年の事故件数における救命胴衣着用、非着用の件数、わかりましたらこちらもお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えいたします。 令和2年のマリンレジャー中の事故のうち、救命胴衣着用は2件で、非着用は10件となっており、救命胴衣着用は全体の16%となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 今年3件の死亡事故が起きておりますが、この3件、ただいまの答弁がありましたけれども、救命胴衣は着用されていたでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 再質問にお答えいたします。 今年発生した3件の事故については、救命胴衣は未着用でした。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ぜひ、コロナが終結をして、ウイズコロナ、新しい様式の観光等々が普及をして、来年以降観光客が例年どおり戻りつつあるのかなと思うんですが、当然、マリンレジャーを楽しむ観光客もふえてくると思います。当然、地元の方もそうなんですけれども、ですので、先ほどの4点セットの着用、そして、スノーケリングを正しく使用する際のパンフレット等、そういったものを取組を行っていただきたいと思うんですが、また、石垣市独自の取組も必要ではというご指摘させていただきました。 そのような答弁もいただいたんですが、今回、この件を取り上げるに当たって、日本スノーケリング連盟の代表と事務局長の方、石垣に実際に来ていただいて、様々な意見交換、ヒアリング等を行い、今回、質問させていただきました。 この日本スノーケリング連盟からの提案もございましたけれども、実は、規模は違いますけれども、小笠原では2011年に世界自然遺産に登録をされてから観光客が大幅に増加いたしました。 それに伴い、小笠原でもスノーケルの観光が、マリンレジャーが非常に盛んなんですけれども、それに伴い、事故が、事故件数が非常にふえてきたと、死亡者数も、死亡者も出てきたということで、小笠原村、行政が、村役場が、この日本スノーケリング連盟に打診をして、小笠原村内でマリンレジャーを営む事業者を対象とする講習会、研修を実施をさせ、そして、その研修で合格をした事業者でなければ小笠原でこのようなスノーケルを行う、マリンレジャーを行うことができないような取組を行っております。 先ほど申し上げましたが、石垣・八重山の観光は、恐らく日本で最もスノーケルを楽しむ観光客が多い観光地だと思います。ですので、石垣市独自の取組、この小笠原村がやっているような取組も参考にしながら今後の安全対策を構築していただければと思います。 それでは、次の再質問に移らせていただきます。次、港湾行政です。 まず、1点めの、今年、ほとんどはキャンセルをされたクルーズ船観光なんですけれども、10月8日付で国土交通省の港湾局、また、海事局は、再びクルーズを安心して受け入れる環境を整えるため、感染拡大防止に寄与する事業を支援しますとする補助事業を公募しました。国のほうも、来年、クルーズ観光を再開させていこうという動きに、ここに来てなっております。 国交省の港湾局、海事局のこの支援しますとする補助事業、これ公募を行ったんですが、11月27日に8事業8港湾が決定されております。 しかし、この8事業8港湾に石垣港は入っておりません。この石垣市、本市は、この補助事業を検討したのか、また、応募したのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 ご質問の補助事業は、クルーズ地域活性化事業でございます。本事業は、上質かつ多様な寄港地観光の促進等に対する補助事業について支援するもので、感染拡大防止に寄与する事業を対象としております。 その内容は、上質かつ多様なツアーメニューの造成や寄港地観光の満足度向上、積極的な消費環境の創出の取組、地方発着クルーズ商品の造成に向けた各種調査、船舶航行安全調査など、主にソフト系事業となっております。 本市では、そのうち、船舶航行安全に関する事業で応募の準備をし、本年4月より国と調整をしておりましたが、コロナ感染拡大により応募時期が見送られ、本市が予定しておりました船舶航行安全に関する調査業務の発注時期、それから、実施期間と応募期間が合わなかったことから応募には至っておりません。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 会議時間を延長します。砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ただいま、時期が合わなかったということなんですが、コロナ感染拡大により応募時期が見送られたとあるんですけれども、これ、感染拡大とはいつの拡大のことですか。今、三波とか言われているんですけれども、国交省が公募を始めた時期と、今、おっしゃった感染時期が重なったというのは、ちょっと合わないような気がするんです。 また、この事業、感染拡大防止に寄与する事業を公募しますと言っているので、感染拡大が広がったから応募を見送りましたというの、ちょっと整合性欠けるのかなと思うんですけれども。 時間ありませんので、次に行きます。 沖縄総合事務局、沖縄県那覇港管理組合、宮古島市と本市で連携をし、協議を進めていると、受入れに対してありましたけれども、クルーズ再開後に石垣港が魅力ある寄港地として船会社から、船社から選ばれるのかどうか。港湾と連携するのはいいんです。ガイドラインも示されておりますので、国交省から。 ただ、定期航路とは違って、ここは観光地ですから、ほかの港湾は競争相手でもあります。ですから、石垣港はほかの港湾よりも魅力ある寄港地として選ばれる何からかのことをしなきゃいけないと思うんですけれども、その取組について何か行っているのか、答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 クルーズ再開後に向けて、現在保留となっているCIQターミナル施設整備について次年度以降実施設計に着手することを検討しております。 船社が寄港地を選定する際の要件としましては、寄港地の知名度が高いことや季節を感じる演出、クルーズならではのプレミアムを感じるお得感や寄港地で体験する地元の方々との触れ合いなどが上げられております。 また、安全で快適な手続が行われるターミナルの充実も求められておりますので、CIQターミナル整備については、これらの条件のほか、旅客ターミナル等における人の動線について、乗客、乗組員、ターミナル従事者の接触機会が生じないよう、可能な限り分離をする計画、それから、旅客等の列が一定の間隔、2メーターを目安とし、最低1メートル以上確保されるよう床に表示をする。また、自動ドアを優先的に運用し、手動ドアの開閉を必要最小限とするなどの感染症対策機能を加え、旅客の満足度を高め、かつ安全で快適に寄港できるCIQターミナル施設整備に取り組むことで魅力が高まるものと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) このような取組も必要だと思うんですけれども、今度、誘致に向けた積極的な模索、取組がちょっと必要な時期に来ているんじゃないかなと思うんですけれども、現在、来年度、クルーズ船社から予約等入っているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 現在、複数の船社より日本人乗客による国内ツアーについて具体的な寄港計画案の説明がありました。 また、本年12月8日時点での令和3年1月から12月までの予約状況は303件、令和4年は243件の予約状況となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 来年、303件の予約状況ということなんですが、恐らく長期的になるのであれだけの岸壁を使用するので仮予約、模索しながらのちょっと、今、予約になっているのかなと、仮予約的なものなのかなというふうに想像されますが、実は、宮古島市では既にヨーロッパ最大のクルーズ会社、コスタ・クルーズは石垣にも寄港しておりますけれども、コスタ・クルーズの支社長が、スタッフが、都島市役所を訪れて、下地市長に宮古島を発着するショートクルーズを設定をして、来年3月から運航する計画を公表しております。 ホームページを見ましたら、実際にコスタ・クルーズのホームページでも予約、募集、始まっております。宮古島発着です。 このコスタ・クルーズの日本・韓国支社長は、下地市長にこういった状況なので、コロナ禍です、関係各省庁の認可をいただいた上で、条件が許せば運航していきたいということなんですが、既にもう予約始まっていることは、ある程度見通しがついているのかなと。それに対して、下地市長は、最大限の支援をしたいというふうに経済波及効果を期待をして、このように前向きになっております。これ、宮古毎日新聞の記事からの引用でございます。ですので、石垣もそのような取組、具体的な寄港計画等がまだ見えてこない状況です。そのあたり、ちょっと宮古島市に比べてちょっと立ち後れているじゃないかなというふうに思います。 再度、クルーズ船社が石垣港を魅力ある寄港地として選ぶように何らかのインセンティブ必要なんじゃないですか。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 先ほどのコスタ社に関しまして、当方でもウェブ会議等で情報を得ております。また、石垣に将来は寄港したいという要望も聞いております。 魅力ある寄港地として求められることは、さきに述べました要件のほかに、航路や岸壁が整備されているなどの安全確保、また、船社にとっての経済的メリット等が挙げられております。今後、再開に向け様々な場面で船社との協議の場が設けられると思いますので、その際、ご要望等については参考にしたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) そうですね、ただ、宮古島市は、石垣が延期したCIQ施設、新旅客施設についてはもう着工して、完成しております。石垣はこれからなんです。 現在のコロナの状況を見ると、やはり屋内で距離を取ってCIQ等の検査をできるのが望ましい、船会社はそのように考えるんじゃないかなと思うんですけれども、例えば、それができなければ、以前、石垣市が行っていた、例えばタグボートの支援とか考えられないでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 インフラが遅れているのではないかというようなご懸念だと思いますが、受入施設等インフラの整備につきましては、本年度、新港2号線が完了する見込みとなっております。また、CIQターミナル整備につきましても、令和3年度着手を検討しておりますので、徐々に整ってくるのではないかと考えております。 タグボートの支援の件でございますけれども、以前、ほかの港より曳航必要な場合において一部助成した事例というのがございます。これに関しましては、該当する補助事業等があるか、今後、支援策については調査検討していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) タグ、他港より曳航が必要な場合だったですか、一括交付金で約年間300万円ほど予算づけをしてやっていたかと思うんですけれども、もう少し何か使い方がよかったんじゃないかなと思います。そのあたりしっかり調査していただきたいんですが。 ちょっと話とびますけど、先月、議員研修があって、講師だった大阪のある自治体の元財政部長さんで財政の専門家なんですけど、議員が一般質問をして、当局から調査研究をしますと言われたら、もうやりませんということなので、検討する、せめて検討するという言葉を引き出しなさいと言われました。 今回、調査検討いたしますとあるので、ちょっと真ん中かなと思うんですけれども、調査はいいですので、しっかり検討していただきたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 時間がないです。 では、このクルーズターミナル、概要についてお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 クルーズターミナルの概要ということでよろしいですか。             〔(はい)という砥板芳行議員〕 現在、予定しております計画は、床面積3,000平方メートル程度といたしまして、検疫、入管、税関等の検査機能、それから、感染症対策諸室や待合ロビー、観光案内所、管理事務所、トイレ、備品倉庫のほか、空調や換気設備を整えた計画となっております。 事業費は、設計、施工管理、工事費で概算約10億円程度と見込んでおります。財源につきましては、CIQ施設整備に関する補助事業が現在ございませんので、単費を充当を予定しておりますけれども、歳入としまして、他港の事例等も参考にしながらCIQ施設使用料や寄港する際の岸壁使用料を新たに設定し、施設の維持管理費に充当することを検討しております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) このCIQ施設、先ほど来、紹介しておりますが、宮古島市平良港の施設につきましては、ちょっと規模が石垣のほう小さいのかなと思うんですが、今年の2月に着工して7月には完成しているんです。鉄骨造なんですけれども、早期の供用開始を望みたいと思います。 以上で、クルーズターミナルについての再質問は終わります。 次に、浜崎マリーナの駐艇場の管理状況についてお聞きしたいと思います。浜崎マリーナにおいては、駐艇場許可証に記載されている船検証と異なる船舶がある場合、その都度、名義や本人確認はしているとの答弁ございましたけれども、実際にそのような実態はあるのか答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 年度途中で船舶の買い替えや変更等があった場合、そのような事態が生じます。本年は、8件に関しそのような実態が見受けられましので、その都度、船検証、それから、本人の名義等を確認しております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) では、石垣漁港のフィッシャリーナについても同様の件、確認しているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 石垣漁港フィッシャリーナ駐艇場において、船検証と異なる船舶が駐艇している場合は、全23隻中1隻が確認されました。確認したところ、会社の別ボートが駐艇しているということでしたので、申請者に対しましては、毎年4月の申請時期にフィッシャリーナ施設の使用ルールを明記した文書を発送しております。適正な利用を促しておりますので、きちんと利用に関しては不適切な利用の場合には厳正な対処をしたいということも申し添えておりますので、そのように取り組んでおります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) また、冒頭答弁で、浜崎マリーナ内の公共、共用の場所です、共用の場所に無断使用、占有している持ち主を特定して撤去や移動を促しているとのことですが、長期にわたる占有に関しては、不当利得の返還義務、民放第703条の対象、または、指導・勧告を長期間無視している船に関しては、悪意の受益者の返還義務第704条の対象になるんじゃないかなと思うんですけれども、そのような措置を取っているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 長期にわたる占有物件に関しましては、条例に沿った措置、また、民法の適用も検討しております。 占有者に対しましても、その内容をその都度周知し、これまで不適切な実態の改善に努めております。ただ、現在、指導や勧告にとどまっており、法的措置まで踏み込んだ事例はございませんが、今後、悪質な無断使用や管理者の指導に従わない場合などは、法的措置に踏み込むことも考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) この件については何度か取り上げておりますが、今日の答弁では「公的措置に踏み込むことを考えております」と、一歩踏み込んだ措置を取ることを考えているようなんですが、考えておりますではなくて、より法的措置に踏み込むことを行っていただきたいと思います。 では、次の項目いきます。 現在、浜崎マリーナ及びフィッシャリーナに船を係留してマリンレジャーを行っている事業者数について把握しているのか答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 申請書類の職業欄等において確認できているもので、85者前後が事業者と把握しております。 ○議長(平良秀之君) 水産課長、平良守弘君。 ◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えいたします。 石垣漁港フィッシャリーナに係留してマリンレジャー事業を行っている事業者数ですが、船舶係留を契約を結んでいる船舶数は現在41隻と契約になっております。その中で、マリンレジャー事業者数は33隻だと思われます。ほかは、コンサルタント関係業務だったり、ヨット関係が係留して契約を行っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) マリーナとフィッシャリーナで合わせると120ぐらいの船がマリンレジャー用の船なのかな、これだけの事業者がおります。そこに利用するお客さん、スタッフ、考えると、もう1,000人以上があの辺りを使うことになります。の割には、やはりトイレは非常に少ないと、全く足りていないと思います。 船には簡易的なものはあるんですけれども、中には利用者からは近くの護岸沿いで男性はよく用を足しているよ、というふうなことをよく聞きます。ですので、公共のトイレの整備が急がれるかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 港湾課長、下地敏之君。 ◎港湾課長(下地敏之君) 再質問にお答えいたします。 浜崎マリーナの利用者からは、現在、駐車スペースを増やしてほしいなどとの要望もございます。しかしながら、敷地に余裕がなく、また、近隣に適当な空き地がないことから、トイレ等の新たな施設整備に関しましては、現スペースで有効活用できるかという点で検討したいと思います。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 駐車場の件もありましたが、浜崎マリーナ内に駐車場はありますか、駐車するスペースはあるんですけれども区切られていないですよね。ですので、もうあれだけの利用者がいるわけですから、駐車も無法状態になっています。ですので、区切って、コインパーキング化して、その財源を外灯の修理だとかそういったものに充てていってはどうかなと思います。 また、マリンレジャーを楽しむわけですから、その日、飛行機で帰る人もいます。ですので、シャワー施設だとかそういったものもつくる、また、安全に船を上下、上げたり下ろしたりできる上下化ができるクレーンを置くだとか、通常マリーナにあるような、また、給油施設であったり、本当に石垣にふさわしいマリーナの整備を、今後、目指していただきたいというふうに思います。 このほかにも再質問ございますが、私、1時間めどに終わりたいと言っておりますので、間もなく1時間になります。 最後、ゴルフ場に関しては、行政事務についてはしっかりとした質問ございましたが、このコロナ禍で多くの企業が開発計画、事業計画を大きく見直しているところがございます。ですので、開発者としっかり意見交換をしながら前に進めていただきたいなと思います。 今日できなかった再質問につきましては、次回、とり行いたいと思いますので、本日はありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、砥板芳行君の質問は終わりました。 これで、本定例会における予定の一般質問は全て終了いたしました。 それでは、12月14日月曜、午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。                               散 会 午後 5時15分...