石垣市議会 > 2020-12-09 >
12月09日-04号

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  1. 石垣市議会 2020-12-09
    12月09日-04号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年 12月 定例会(第12回)             令和2年第12回石垣市議会(定例会)                  12月9日(水)                   (4日目)                                開 議 午前10時01分                                散 会 午後 3時40分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 長 山 家 康  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     次 長 補佐兼  本 若 久 司 君                        議事調査係長  次    長  石 垣 収 一 君     主    事  山 田 昌 平 君              議  事  日  程 (第4号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│            件             名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘              本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.市総合体育館の利用及び用具・器具について         ││     │       │ (1) 体育館の利用者数について                ││     │       │ (2) 用具・器具の台数及び保守点検状況            ││     │       │2.児童生徒の紫外線対策について               ││     │ 石川 勇作君│ (1) 紫外線が人体に与える影響は               ││     │       │ (2) 石垣市における紫外線の強さは              ││     │       │ (3) 児童生徒への紫外線対策は                ││     │       │3.市立図書館の地元新聞及び郷土資料等の総合的新聞検索シス  ││     │       │  テムについて                       ││     │       │ (1) 新聞検索システムとは                  ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│ 一般質問│       │1.季節性インフルエンザ新型コロナウイルス感染症の同時流  ││     │       │  行に向けての取組について                 ││     │       │ (1) インフルエンザの感染予防対策について          ││     │       │ (2) 新型コロナウイルス感染症防止の取組について       ││     │       │2.石垣市の検診について                   ││     │東内原とも子君│ (1) 特定健診とがん検診について               ││     │       │ (2) 個別検診について                    ││     │       │3.子宮頸がんワクチンの接種について             ││     │       │ (1) 子宮頸がんの現状について                ││     │       │ (2) 石垣市での子宮頸がんワクチン接種率について       ││     │       │4.石垣市の高齢者等への検査助成について           ││     │       │ (1) 一定の高齢者等へのPCR検査助成事業について      │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │5.食肉センターの山羊・豚等の部分肉カット業務について    ││     │東内原とも子君│6.於茂登岳登山を教育行政に活かせないか           ││     │       │ (1) 於茂登岳登山の必要性について              ││     │       │ (2) 於茂登岳登山の効果について               ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.市長の政治姿勢について                  ││     │       │ (1) 新型コロナウイルス感染症対策について          ││     │       │  ア かりゆし病院クラスター発生時から治まるまでの間の   ││     │       │    市長の出張回数及び不在日数について          ││     │       │ (2) 職員の不祥事及び再発防止について            ││     │       │ (3) 海上自衛隊の誘致について、市に打診はあったのか     ││     │       │2.平得縦15号線について                  ││     │ 前津  究君│ (1) 現在の状況について                   ││     │       │ (2) 今後のスケジュールについて               ││ 一般質問│       │3.川平公園整備事業について                 ││     │       │ (1) 予算(来年度)について                 ││     │       │ (2) 障がい者駐車場について                 ││     │       │4.新型コロナウイルス感染症対策におけるタクシーチケットの  ││     │       │  効果について                       ││     │       │ (1) 効果はどれ程か                     ││     │       │ (2) おでかけチケットの第2弾はあるのか           ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.石垣市自殺対策計画について                ││     │       │ (1) コロナ禍において全国的に増大している現状は石垣市も   ││     │       │   同じであるか                      ││     │ 米盛 初恵君│ (2) 警察、消防、保健所、医療機関等と連携した自殺未遂者に  ││     │       │   対する支援とは                     ││     │       │ (3) 児童生徒のSOS、高齢者のSOSに対応する施策はある  ││     │       │   のか                          │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │ (4) 相談窓口の一体化について                ││     │       │2.石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画について      ││     │       │ (1) 21パールプランいしがき第7期介護保険事業計画から第   ││ 一般質問│ 米盛 初恵君│   8期介護保険事業計画へ移行する中で新たにスタートす   ││     │       │   る事業があるのか                    ││     │       │ (2) 介護ボランティア事業計画について            ││     │       │ (3) 見守り・支え合い支援構築について            ││     │       │ (4) 介護医療院の創設について                │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             令和2年第12回石垣市議会(定例会)                 12月9日(水)                   (4日目)                               開 議 午前10時01分 ○議長(平良秀之君) それでは、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお配りしてあるプリントのとおり、昨日に引き続き一般質問となっております。 それでは、最初の質問者、石川勇作君の質問を許します。石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 皆さん、おはようございます。本日最初の登壇となりました。よろしくお願いいたします。 それでは、さっそく質問いたします。 1項目め、市総合体育館の利用及び用具・器具について。1、体育館の利用者数。2、用具・器具の台数及び保守点検状況。 2項目め、児童生徒の紫外線対策について。1、紫外線が人体に与える影響は。2、石垣市における紫外線の強さは。3、児童生徒への紫外線対策は。 3項目め、市立図書館の地元新聞及び郷土資料等の総合的新聞検索システムについて。1、新聞検索システムとは。 以上、要旨を述べました。再質問は自席より行います。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君の質問に対する当局の答弁を求めます。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。石川勇作議員の1項目め、市総合藤体育館の利用及び用具・器具について、2点のご質問がありますので順を追ってお答えいたします。 石垣市総合体育館につきましては、平成8年度に供用開始され、これまで多くの市民に利用されているほか、各種イベントに利用されております。過去3年間の年間利用者数は平成29年度で7万8,181人、平成30年度で8万4,589人、令和元年度は8万2,843人の利用者となっております。 用具・器具の台数については、バスケットゴール8台、バレーボール支柱・ネット12台、バドミントン用支柱・ネット12台、ハンドボール用ゴール4台、卓球台15台、有酸素系マシン7台、筋トレ系マシン16台を保有しております。用具・器具の台数及び保守点検状況については、トレーニングマシン、体育施設器具、照明等の保守点検を年1回実施しております。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) おはようございます。石川勇作議員より2項目のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 まず、ご質問の2項目め、児童生徒の紫外線対策について3点ございますので、順を追ってお答えいたします。 1点め、紫外線が児童生徒に与える影響についてですが、多くの研究により紫外線に長時間さらされると人の健康に影響があることがわかっています。 急性障がいとしては、日焼け、紫外線角膜炎、免疫機能の低下があります。慢性の健康障がいとしては、皮膚への影響としてシミやしわの増大、また、皮膚がんの発症につながる可能性があることも知られています。また、目に対しても紫外線性角膜炎、白内障、翼状片、瞼裂斑など生じることが報告されています。さらに、近年の調査結果では、子どものころに紫外線に長時間さらされると、将来、大人になってからの紫外線関連疾患の発症につながることがわかってきました。 次に、2点め、石垣市における紫外線の強さについてですが、まず、紫外線の強度は1平方メートルに1秒当たり降り注ぐ紫外線照射量で表します。過去10年間における本市の紫外線強度は194.4ミリワットパー平方メートル になります。ちなみに、那覇市は183ミリワットパー平方メートル、東京都は125.9ミリワットパー平方メートル、札幌市は83.7ミリワットパー平方メートルで、石垣市の紫外線強度は那覇市より1.06倍、東京都より1.54倍、札幌市より2.32倍あることになります。 次に、3点め、児童生徒への紫外線対策についてですが、これまでの紫外線対策としては、皮膚への日焼け対策が中心で熱中症対策とも関連しながら、帽子や長袖の着用、日焼け止めクリームの使用などを行ってきました。目に対する対策につきましては、紫外線の目に及ぼす影響や危険性がまだ十分に周知されていないことから、今後、十分な対策を行う必要があります。 そのため、教育委員会では、本研究の第一人者であります金沢医科大学眼科学講座主任教授の佐々木 洋氏を招聘し、11月16日に各学校の校長及び養護教諭を対象に、紫外線が目に及ぼす影響についての研修会を開催し、紫外線が目に及ぼす影響とその予防策について学んだところでございます。 続きまして、3項目め、市立図書館の地元新聞及び郷土資料等の総合的新聞検索システムについてお答えいたします。新聞検索システムとは、地元で発行されている新聞2紙の過去の記事から探したい語句、ワードをパソコンのシステム画面に入力して検索しますと、そのワードが含まれている記事が掲載されている新聞の発行年月日が即時にわかるシステムです。市立図書館内に新聞検索システム用のパソコンが1台設置されており、どなたでも使用することができます。このシステムを活用することにより、探したい記事を見つけるために新聞を1ページずつめくる手間と時間を大幅に短縮することができます。検索することができる新聞は昭和28年から平成24年、約60年分の八重山毎日新聞と、昭和52年から平成24年、約36年分の八重山日報の2紙になります。新聞検索システムは平成4年から稼働しており、学校や各団体の記念誌作成や企業の社史、市民の調べものなどさまざまな目的に利用されております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、石川勇作君の再質問を許します。石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 答弁ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。 まず、総合体育館の利用についてお伺いします。冒頭の答弁では、総合体育館の年間利用者は、メイン、サブアリーナ、トレーニング室を合わせて8万人ということでした。これに武道場に約2万人の利用があるので年間10万人が利用しております。ちなみに、陸上競技場が年間3万人、野球場1万5,000人、テニスコート3万6,000人、プールが6,000人、サッカーパークあかんまが2万5,000人、スポーツ施設全体で25万人から約30万人の方が利用しています。 特にトレーニング室は近年のボディメイクブームもあって、年間約2万人以上が利用しており、平均すると1日に70人が利用していることになります。現在、市内には六、七カ所のトレーニングジムがあるにもかかわらずこの利用者数ですから、市民のトレーニング意識は高いと思われます。 年間10万人が利用する体育館ですが、平成8年の供用開始から24年が経過しており、さまざまなところにガタが来ております。利用者からは、トレーニング室のマシンが壊れたまま使用ができない、バスケットゴールが古くて設置に時間がかかる、カバーが割れていて危ない、バレーボールのネットがボロボロなどの声を聞きます。 答弁では、用具・器具の点検は年に一度行っているとのことでしたが、そこでお伺いします。現在、使用できない器具・用具はどれぐらいあるのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 現在、使用できない器具につきましては、バスケットゴールが2台、フリークライマーが4台、エアロバイクが2台でございます。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) トレーニング室のマシンからお聞きします。 フリークライマーというマシンが4台使用できないとのことでございます。フリークライマーは上下に動く台に乗って階段を登るようにして動作していくマシンで、地面に着地する際の衝撃がないので、関節への負担が少なく、膝が悪い方でも問題なくできる人気のマシンとなっております。4台使用できないということですが、トレーニング室には4台しかありません。4台中4台とも使えないわけでございます。エアロバイクも7台中2台、答弁ではありませんでしたが、ランニングマシンも3台中1台、おもりのついたワイヤーを引っ張って腕や胸を鍛えるケーブルマシンも、今、使うことができません。お聞きしますが、これらのマシン、修繕の予定はあるのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 トレーニングルームにつきましては、利用料金の設定が高校生と大人1人、2時間につき100円、あるいは一般につきましては200円で設定させてございます。トレーニング機材ごとに料金は設定されてはございませんけども、利用可能な機材を、現在、利用をしていただいているところでございます。また、他の利用者の迷惑にならないよう、同じマシンを長時間占用しないようなお願いをして利用をしていただいているところでございます。 故障している、あるいは修繕が必要な器具につきましては、今後、予算を確保しまして、修繕あるいは更新に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 今、使えないフリークライマー、ケーブルマシンについてですけども、メーカーにちょっと確認しましたが、使用年数が過ぎていて、もう修理もできない、対応もできないということだそうです。そのほかにも、使用できる器具の中にも大分使用年数を過ぎているものもあります。メーカーとしても、安全面から買いかえの必要をお願いしているとのことでした。 トレーニングは、やはり継続をしないと効果が出ません。せっかくやる気満々でトレーニング室に来たのにマシンが壊れていてトレーニングできない。これでは利用者がやる気をなくして家に帰ってしまいます。 体を鍛えることで健康を維持することができます。健康でいると、病院や介護にもかからなくなり、結果的に医療費や介護料の削減ができると思います。ぜひとも直せるマシンは早急に直していただいて、使用期間の過ぎたマシンは買いかえをして、市民がやる気の出るトレーニング室にしていただきますようよろしくお願いいたします。 さて、次にバスケットゴールについてお伺いいたします。現在、バスケットゴールは8台あって、そのうち2台が使用できないということですが、総合体育館ですけども、バスケットコートは何面取れて、バスケットゴールは何台あればいいのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 総合体育館につきましては、バスケットコートや4面取れます。バスケットリングにつきましては、16台必要となるということになります。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。
    ◆3番(石川勇作君) ちょっと違うんじゃないですか。8台、ゴールは8台あるんですよね。             〔(失礼しました。8台です)という安里行雄建設部長〕 コートは何面。             〔(コートは4面)という安里行雄建設部長〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時15分                               再 開 午前10時16分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 ◎建設部長(安里行雄君) すみません。訂正いたします。バスケットコートは3面でございます。ということで、ゴールについては6台ということになります。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 3面取れて6台ということですけども、サブアリーナについては2台固定なので、それをちょっと抜いて考えていきたいと思います。これはサブアリーナの分も入っているんでしょうか。サブアリーナも含めて8台ということですか。ちょっともう1回お願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 メインアリーナで2コートです。それで、今現在、ゴールは6台ございます。4台を公式な大会用としてストックしておりまして、練習用で2台、合計6台が移動式のゴールでございます。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 大会用のゴールが4台ということで、今現在、メインアリーナで使用できるゴールは残り2台ということで大丈夫ですか。現在、利用できるバスケットゴールは、メインアリーナについては2台だけということです。 この4台中2台なんですけども、使用できない理由は何でしょうか。お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 総合体育館が供用開始されてからずっと使っているものでございますので経年劣化とか、あるいはまた利用者のマナーの部分がありまして、具体的に言いますとぶら下がりとか、いろんなものがございます。ですから、公共のものですので大事に使っていただきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 利用者のマナーの悪い部分もあるということですけども、経年劣化もあるということです。このバスケットゴールですけども、導入されてからどれぐらいたっているのでしょうか。また、バスケットゴールの耐用年数、使用年数は何年でしょうか。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 冒頭の答弁でも部長のほうからありましたが、年1回の定期点検、機器の点検を実施してございます。機械器具でございますので平均的な耐用年数は5年から8年が耐用年数になるかと思います。通常、継続的に利用しますとそれぐらいだと思います。 点検をすることによって悪い部分は改修を加えながら長寿命化に努めてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 5年から8年ということでしたが、メーカーに確認しました。メーカーが定めるバスケットゴールの使用期間は21年となっております。供用開始から24年なので3年も過ぎているわけでございます。利用者のマナーが悪いということでしたけども、3年も多く利用できたので利用者は最低限のマナーは守っていたのではないかと思います。 バスケットゴールメーカーのホームページによりますと、標準使用期間とは、過去の実績から経年劣化による製品事故または危険な事象がふえ始める年数とのことです。つまり、メーカーでは使用期間を過ぎた器具については、いつ事故が起こってもおかしくないと言っております。これはトレーニングマシンも一緒で、さまざまな利用者が直接手を触れて使用するスポーツ器具は、日々のトレーニングや練習により、利用者同様、マシンも耐力を消耗しており、期間を過ぎればいつ事故が起きてもおかしくないと思います。 この総合体育館で使われているバスケットゴールは、移動式のもので普段は倉庫に収納されています。使うときは倉庫から運び出し、所定の位置で土台を固定し、折り畳まれている支柱を伸ばして使用します。伸ばした支柱がしっかり固定されていないとゴールが倒れる可能性もあります。実際に利用者からは支柱を固定する安全ロックがちゃんと入っているかどうかわからないので、使用するのがとても不安という声を聞いております。ゴールの高さなどを調整するボタンの調整がきかない状態で、設置するのに1時間近くかかる場合もあるとのことです。これは設置にとても慣れている方がおっしゃっております。それから、土台部分を覆うカバーも割れており、鉄のフレームやボルトなどの突起物がむき出しで、そこに利用者が突っ込んで大けがをしてしまう可能性もあります。しっかりと安全ロックが入っていなかった場合、重大な事故につながる可能性は十分にあります。 この使用期限の切れたバスケットゴール、子どもたちも利用します。バスケットゴールを設置したことがない扱いに不慣れな方が利用する場合もあります。このゴールを使用するのは大変危険だと思いますけれども、このゴールの買いかえをする予定はあるのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 劣化して使えないゴールにつきましては、早急に廃棄の手続きを含めて新しいゴール、これの購入については、一応、協会関係者とも十分調整をしながら、オフィシャルの大きなやつは相当金額が張るもんですから、通常の練習用のやつについてはもう少し安価なものがないか、それから、また設置についてはもう少し簡易なものがないかも含めまして、調査を進めながら新しいものの更新については検討してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) このバスケットゴールについてなんですけども、9月の定例会で内原議員もこの問題を取り上げて危険性を指摘しておりました。あれから3カ月たちましたが、まだ進展がないようでございます。 少し質問を変えてみます。 今、4台ある大会用のバスケットゴールなんですけども、なぜ大会のときだけの利用なのでしょうか。そういった取り決めがあるのでしょうか。それとも、このバスケットゴールは市の備品ではなくてバスケ協会とか、その他の団体のものなのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 今あるストックといいますか、練習用に使っていないゴールにつきましては4台あります。公式の大会のときに使用できないと運営に支障をきたすということで、今、指定管理者とも調整を進めながら使っているところでございますが、今後、曜日を決めて、結構設置については細かな技術が必要ですので、設置、取り外しについては技術が必要ですので、曜日を決めて、バスケットボール専用の練習日にして、それを1日中設置しておくとか、そういったことができないかも含めまして、指定管理者とも十分協議して利活用については進めてまいりたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 確認ですけども、市の備品であっていますよね。市の持ち物で。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 失礼いたしました。再質問にお答えいたします。 市の備品でございます。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) ありがとうございます。市の備品ということで。 大会のときだけの使用だと年に五、六回だと思います。通常は利用できないので、あのリング、バスケットゴールは市の備品ではないと思っている市民も少なからずいると思います。器具は使っても使わなくても劣化していきます。先ほども申し上げましたが、メーカーでは使用年数が決められており、年数を過ぎるといつ事故が起きてもおかしくないので買いかえを進めております。 繰り返しますが、古いゴールは安全ロックが入っているか確認できない状態で使用しています。いつ事故が起きてもおかしくない状態です。これは、例えていうなら、新しい安全な車があるのにもかかわらず、わざわざ古いブレーキの利かない車に乗るようなものだと思っております。 古いバスケットゴールは買いかえも検討に入れているということでしたけども、いつなのかわかりません。この古いバスケットゴールが買いかえされるまでは、この大会用のバスケットゴールを通常でも使用することができないかどうか、もう一度答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 施設管理課長、石垣克治君。 ◎施設管理課長(石垣克治君) 再質問にお答えいたします。 現在、大会用として使用制限をしているバスケットゴールにつきましては、利用者からも使用させていただきたいとの要望がございます。このゴールは、設置する際にセッティングゲージを設定したのち、バスケットゴールを固定する方式となっており、時間と技術が大変必要なものでございます。こういうことでございまして、一般利用を制限しているところです。 しかしながら、バスケットゴールの老朽化による安全性の確保や利用者のニーズに応えるため、バスケットボール利用日をメインアリーナに設定して利用させることができるかどうか、指定管理者とも協議して対応してまいりたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 今の答弁ですけども、少しちょっと理解に苦しみます。 まず、曜日を設定して大会用のゴールを利用するということですけども、古いゴールは危ないから新しい大会のゴールを使わせてと言っているんですけども、新しいゴールの利用日で古いゴールを使うことになりますよね。そもそも、なぜ利用曜日を設定しないといけないのかがちょっとわかりません。毎日利用することはできないのでしょうか。 それから、セッティングゲージをセットするので時間と技術が必要とのことですが、どれくらいの時間と技術が必要なのでしょうか。今、制限されていない古いリングですけども、調整ボルトがきかないで、相当慣れた方が設置しても1時間近くかかると聞いています。それ以上かかるのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時29分                               再 開 午前10時30分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 バスケットゴールにつきましては、使用不能あるいは修繕が必要なものがあることですから、ただいま議員ご提案になっております件につきましては、指定管理者とも調整しながら常時使えるような体制を取っていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) この新しいゴールなんですけども、設置方法ですけど、メーカーのホームページに設置方法が動画で載っています。動画を見ながらやっても、多分10分ぐらいでできるんじゃないかと思っています。それに、セッティングゲージを使わないで設置する方法も同じホームページに動画で出ております。 バスケット関係者にも確認しましたが、通常の練習なら、このセッティングゲージをセットしないで十分使用できると言っておりました。 ゴール設置経験のない利用者には、受付で設置の手順書を渡すとか、職員が手伝うとか、いろんな対策ができると思うんですけども、そもそも設置できない人はバスケットゴールを利用できないということはちょっとおかしいんじゃないかと思います。協議するとかじゃなくて、曜日設定とかなしに、いつでも誰でも使えるようにすることはできないでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時31分                               再 開 午前10時31分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 総合体育館のバスケットリングについてでございますけども、備品等には経年劣化が進んでいるのもございます。更新が必要だとも考えております。各種備品、あるいは用具等の点検を実施するとともに、また、更新スケジュールなども検討しながら、今、議員がおっしゃっているバスケットコートの固定等に関することにつきましても、指定管理者とも相談しながら、速やかにできる体制を取りながら、施設の機能の充実とか、多様な市民のニーズに対応できるように取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 指定管理者と協議しながらと言いますけども、多分、指定管理者は面倒くさがってやらないと言うんじゃないかと思っています。市が使ってもいいと決めてしまえば何も問題ないかと思うんですけども。 このバスケットゴールが収納されている倉庫なんですけども、使用禁止のゴールも含めて、今、メインアリーナの中には8台置いてあります。倉庫のスペースがないのに加え、倉庫の入り口もゴールがギリギリ出せる幅しかないんです。慣れていないとぶつけたりもします。古いゴールもこういった倉庫の出し入れの際にぶつけたりしているということもあると思うので、大会用のゴールを一般利用者に貸し出ししないということはある程度理解はできます。しかし、先ほども言いましたが、安全なものがあるのにもかかわらず、わざわざ危険なものを使うということは理解できません。まず、使用できないゴールをいつまでも倉庫に置かないで早急に処分すること、そして、ゴールを設置、片づけをする際は職員が立ち会うとか、倉庫の間口をもっと広げて改修するとか、何らかの対策をして新しいゴールを使うのが当然なのかと思っております。 市民が納めた税金で購入したゴールが大会のときしか利用できないのは、どう考えてもおかしいのじゃないかと思っております。もう一度お伺いします。大会用のバスケットゴールについて、いつでも誰でも利用することはできないでしょうか。もう一度お願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 大会用のバスケットゴールでございますけども、もちろん大会でも使用することになりますけど、今、議員からのご提案で、故障しているバスケットゴール等もございますので、使えるような形で進めていきたいと考えております。 また、ニーズも非常に多いという議員からのご指摘でございますので、このへんは取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 今日からでもすぐに使えるようにしていただきたいと思います。 今回の質問を取り上げた背景として、先月、石垣でICBA(インクルケート・コンフィデンス・バスケットボール・アカデミー)という15歳以下の子どもたちを対象にしたバスケットボール教室が開校しました。ICBAはコロナ禍の中、石垣のバスケを底上げしようと立ち上げられたものです。石垣から未来モンスターを輩出しようと奮闘しております。 バスケットボールは3メートル5センチの高さのゴールの中にボールを通過させることで得点となります。3ポイントシュートは約7メートルの距離からゴールを狙います。ですので、ゴールの高さが数センチでも変わるとシュートの感覚がくるってしまいます。しかし、古いゴールでは高さの調整が機能しておらず、ゴールの高さを合わせるのに1時間近くかかってしまいます。このため、ICBAでは、子どもたちが来る1時間前に体育館に来てゴールの設置作業を行っております。これは、子どもたちのシュート間隔が狂わないようにです。そのために、利用料金を1時間も多く払ってやっております。彼らはそれ以上に、子どもたちに安全装置のないゴールで指導することをとても不安に感じております。それほど子どもたちと真剣に向き合っているのでございます。 重大な事故が起きてからでないと意識が変わらない。これは体育館の器具だけではありません。道路などのインフラも含めた公共施設全てにおいて言えることでございます。予算が厳しいのはわかりますが、管理体制も見直さなければならないと思います。 9月に質問した石中体育館の雨漏りはすばやく対応していただきました。しかし、石中だけでございます。ほかにも雨漏りしている体育館はあります。総合体育館の雨漏りもまだ修繕されておりません。これまでのような所管課ごとで管理修繕するのではなくて、石中も、総合体育館も、八島小学校も雨漏り工事なら一括でやってしまったほうがコストも削減できるのではないかと思うのです。 石垣市の公共施設は、令和8年くらいまでは大規模修繕が集中しております。所管を飛び越えて包括的に管理、修繕していく方法も今後は検討が必要なのかと思っております。ぜひ安善基準を満たし、市民が安心して利用できる施設管理を行っていただきますようお願いして次の質問に移りたいと思います。 次に、児童生徒の紫外線対策について再質問いたします。 冒頭の答弁では、紫外線研究の第一人者である金沢医科大学の佐々木 洋氏を招聘し、11月16日に各学校の校長及び養護教諭を対象に紫外線が目に及ぼす影響についての研修会を開催し、紫外線が目に及ぼす影響とその予防策について学んだとのことでした。地元新聞にも大きく取り上げられました。私も研修会の資料を拝見させていただきました。佐々木教授は、石垣小、真喜良小、新川小の3校の児童を対象に、2019年から2021年の3年間の調査を実施しております。そして、これまでの調査結果から、石垣島の小学生について、眼部の紫外線対策が不十分であると言わざるを得ない。将来、多くの児童が30代、40代前半で老視または翼状片を発症し、50代から白内障を発症する可能性が著しく高い。眼部紫外線対策についての指導の徹底が望まれると指摘をしております。 また、西表島の成人を対象にした調査では、島出身者では40%以上の人に翼状片が見られたのに対し、西表で子ども時代を過ごしていない移住者は約8%しかいなかったという結果が出ており、やはり八重山における紫外線の強さ、子ども時代の紫外線が及ぼす影響が顕著に出ております。 そこでお伺いします。一般的に目から紫外線を守るというとサングラスですが、どういった対策が有効なのでしょうか。また、サングラスをしなくても対策はできるのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 紫外線対策は、皮膚に対しては紫外線カット衣類の着用ですとか、日焼け止めクリームの使用が有効となります。 また、目の紫外線対策につきましては、これは金沢医科大学の調査結果によるものですが、紫外線は帽子の着用で約50%カットすることができ、眼鏡、サングラスの着用ではともに50%から99%カットができます。日傘においては10%から30%カットと効果は比較的高くはございません。帽子だけの効果は50%ですので、帽子とサングラス、あるいは帽子と眼鏡のように組わせることで有効な対策はできるものと考えております。また、サングラスや眼鏡については、色つきでなくてもUVカットの眼鏡や透明なレンズでも十分な効果がございます。ちなみに、中学生を対象とした調査結果の中では、近視等でいつも眼鏡をかけている人の紫外線による目の障がいの有病率が低いことがわかっております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 帽子とサングラスを組み合わせることで、さらに効果、対策ができるということでございました。しかし、石垣市において、子どもたちがサングラスをかけている光景はなかなか見かけません。佐々木教授によると、子どもは最長で大人の3倍の時間を外で過ごしている可能性がある。紫外線から目を守る良質のサングラスを使っている子どもや若者が少ない。子どもは大人より瞳が大きいなどのことから、18歳になるまでに一生の間に受ける紫外線の半分を受ける可能性があるとも指摘しております。 しかし、サングラスと一口に言っても、ファッション性重視のものやスポーツタイプの機能性の高いものもあります。どのようなサングラスが対策として有効なのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 紫外線は、可視光線により波長が短くサングラスをしてもレンズの前だけでなく周りの隙間から入ってきますので、その隙間が少なくなるような顔の形状にフィットしたようなものが有効となります。 レンズの色は、紫外線対策として関係はないと言われております。しかしながら、日差しが強い場合ですと透明レンズの場合はまぶしくなりますので、多少薄いグレーや茶色の色がついているほうが見やすくはなります。サングラスは各ブランド等によって高価なものもありますが、UVカットの基準を満たしているものであれば手ごろな値段で購入できるものも安心して活用ができるとあります。また、紫外線対策は、サングラスのみで行うものではなく、紫外線が強い日中の過ごし方ですとか、帽子の着用など、これを総合的に行う必要があると考えております。 教育委員会といたしましては、今後も引き続き紫外線が目に及ぼす影響やその予防対策について周知に努めてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 目の周りの隙間からも紫外線が入るので顔にフィットしたものがさらに効果的だということでございます。 では、このサングラスですが、新聞等を見て子どもにかけさせたほうがいいと判断した保護者が学校にサングラスをかけて投稿させた場合、学校はどういった対応をするのでしょうか。現在、学校の授業や部活動でサングラスをかけることは可能なのでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 紫外線が目に及ぼす影響ですとか、その予防については、日本ではまだ深刻に取り扱われていない状況が現状でございます。その理由として考えられるのが、日本は全体的に緯度が高く、紫外線の強度が高くないためだと言われております。例えばオーストラリアでは、紫外線を吸収する大気圏のオゾン層が薄いため、近年、積極的に紫外線対策が取られております。亜熱帯地方にある石垣市は、北緯24度と国内においては緯度が低く、紫外線対策を十分にとる必要があると考えております。 現在、市内の小学校で紫外線が目に及ぼす影響について学ぶとともに、児童生徒及び保護者に登下校や校外学習等で帽子やサングラス等を奨励している学校はございます。また、保健体育の学習で、紫外線が目に及ぼす影響についての教材を開発し、授業を公開した事例もございます。したがいまして、現在、紫外線対策の学びが少しずつ広がりつつあるのも現状でございます。スポーツ少年団や部活動におきましては、その団体や指導者におきまして、奨励している活動もあれば認めていない団体もあると認識しております。 本市において、紫外線が及ぼす影響については、最近、取り上げられるようになってきたものの、学校関係者、保護者を含め、まだまだ周知が足りていない状況にございます。また、課題といたしまして、サングラスや眼鏡は実際にかけてもかけていなくても目への影響については実感しにくいので、児童生徒がサングラスの着用の習慣に至るまでの意識ですとか、行動の変化にまでなかなかつながりにくいということが課題として上げられます。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 今の答弁の中で、市内でもサングラスを推奨している学校もあるということでしたけども、全ての学校で推奨しているというわけではないのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 紫外線が目に及ぼす影響については、現在、まだ一般的に認知度が低い状況にございます。教育委員会といたしましては、さらに研修会等でこの状況を改善していくように周知をしていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 早急に関係者及び保護者を含めて周知をして、全ての学校においてサングラスの着用を呼びかける必要があるかと思います。 しかし、課題として、推奨している学校でもサングラスをかけても目の影響が実感しにくく、着用の習慣につながりにくいとのことですが、確かにそのとおりだと思います。わかっていても面倒くさかったり、つい忘れてしまうことはたくさんあります。小学生なら定着するのに時間がかかるかと思います。 しかし、冒頭答弁でもありましたが、石垣市の紫外線の強さは東京の1.5倍、札幌の2.3倍です。石垣市は日本で一番紫外線対策をしなければならないといけない地域でございます。全国に先駆けて石垣から対策をしていかなければなりません。実感がないから着用しないのであれば、習慣として着用するようにすればいいのではないかと思います。小学校1年生のうちから着用していけば習慣ができるのではないかと思うのです。 例えば、小学校では校内に入るときは靴を脱いで上履きに履きかえます。家庭でも靴を脱いで家の中に入りますが、上履きに履きかえることはしません。かなり面倒くさいですが学校では習慣として定着しております。では、なぜ上履きを履くのか。あまりピンときませんが、足のけがの防止のためです。上履きを履くことでけがを防止するというのはあまり実感がないと思います。このように、上履きのように習慣化できてしまえば対策も進むと思うのです。また、着用の習慣という点では、サングラスは色眼鏡とも呼ばれ、色眼鏡は、予断、偏見、先入観の比喩として用いられます。大人でもサングラスをしていると格好つけているようで嫌だと抵抗を持つ方もいらっしゃいます。芸能人などが顔を隠すためにサングラスをする印象が強く、サングラスをしていると何か悪いことをしているかの印象を持つ方もいらっしゃいます。 そこでお伺いしますが、公的な場ではネガディブなイメージもあるサングラスですが、児童生徒が学校でサングラスをすることで教育現場に及ぼす影響はあるのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 まず、学校における授業では、屋内の教室での活動が中心になりますので、日常的にサングラスをかける必要性はないと考えております。しかしながら、登下校、また、校外学習等で長時間屋外活動をする場合には、サングラスで紫外線対策を講じることは必要になると考えております。 サングラスをかけることで教育的に及ぼす影響につきましては、眼鏡をかけることと同じということでいいかと考えております。近視等で目が悪い方、また、眼鏡をかけて日常を過ごしております。もちろん授業や部活動も行っているため、透明レンズのサングラスであれば、ほぼ通常と同じような活動ができるものでもございます。ただし、色がついたレンズのサングラスについては、表情が読み取りにくくコミュニケーションがなかなか取りづらいということも想像できるものでございます。また、薄暗くなる夕方などに見えにくくなることもありますので、この点はやっぱり安全面の配慮が教育的には必要になろうかと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 透明なレンズは眼鏡と同じなので別にネガティブなイメージの影響はないということでした。 そこでお伺いします。どのようなサングラスを着用すれば紫外線が防げるのか、そして、学校が基準を満たしたサングラスを指定して、学生服や体育着と同じように入学時に必要品として保護者に購入してもらうことは可能でしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 これも金沢医科大学からの報告でございますが、現在、市販されているサングラスはほぼUVカットになっているようでございます。日本国内でのUVカットの基準は365ナノメートル以下の波長をカットするものとなっており、その基準を満たしていればいいと伺っております。 また、サングラスの指定につきましては、サングラスは帽子や衣服と同じように個人の嗜好によりまして購入するべきものだと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) サングラスは帽子や衣服と同じように個人の嗜好で購入するものだということです。しかし、学校で使用する体育着や帽子、上履きなどはある程度指定されているかと思います。先ほどの答弁でもありましたが、紫外線が及ぼす影響については最近取り上げられるようになってきたものの、周知不足、そして、サングラスや眼鏡は実際にかけていなくても目への影響を実感しにくいので、生徒のサングラス着用の習慣に至るまでの意識の行動の変化にまでつながりにくいという課題があるとのことでした。 確かに視力が悪い方は眼鏡がないと見えなので必然的に着用します。しかし、紫外線から守るサングラスは、かけなくても困りません。このあたりが難しいかと思います。だからこそ、入学時にサングラスも必要品として購入リストに入れておけば、保護者にも必要なものだと認識させることができると思います。このことはぜひ検討していただきたいと思います。 今回、教育委員会が佐々木教授を招いて研修会を行ったのは、児童生徒への紫外線の影響を認識していて、危機意識があったからだと思います。そして、研修で調査結果を聞き、具体的な予防策を学びました。しかし、そこで終わってはだめだと思うのです。将来にわたって目に影響を及ぼす危険性がわかった、予防策もわかった、サングラスをかければいいんだと。それなら、実際に子どもたちにサングラスをかけてもらわないと全く意味がないのです。コロナ禍で難しいとは思いますが、必要であれば、再度佐々木教授を招いて、保護者や部活動の顧問、外部コーチ、部活動指導員、スポーツ少年団の指導者にもお話聞いていただいて重要性を認識してもらうことは必要ではないかと思っております。 佐々木教授の調査結果では、初期の瞼裂斑の有病率は、石川県の小6児童が3%だったのに対して、真喜良小学校の6年生は73%でした。周知している間にも、子どもたちの目は紫外線にさらされているのです。僕らのころにはこういったこともわかりませんでした。だけど、今の子どもたちは間に合うし、対策できると思います。周知している時間はないと思うのです。ぜひとも子どもたちの目を紫外線から守り、大人になっても健康な目を保つことができるような環境を整えていただきますようお願いしまして、次の質問に移ります。 次に、新聞検索システムについて再質問いたします。冒頭の答弁では、新聞検索システムを使えば八重山毎日新聞と八重山日報の地元2紙の記事をワード検索でき、新聞を1ページずつめくって記事を探す手間を大幅に短縮できるとのことでございました。現在もこの小さい島に2つも新聞社があり、市民の情報源として大いに役割を果たしております。 これまで、石垣市における新聞の歴史とその新聞が市民生活にどう影響を与えてきたのかお尋ねします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 石垣市の新聞の歴史といたしましては、大正6年、今から103年前になりますが先島新報が発刊されております。その後、八重山新報、先島朝日新聞、八重山民報、海南時報が昭和10年までに次々と発刊されております。その後、昭和25年に八重山毎日新聞、昭和52年には八重山日報が創刊され、この2紙は現在に至っているものでございます。 新聞が市民生活に及ぼしてきた影響といたしましては、八重山地域独自の新聞が100年以上前から地元で発刊され、市民生活に密着した新聞記事が購読されてきたことにより、地元の政治経済、教育文化、自然などに対する市民の理解と知識が深まり、郷土愛を育む大きな要素の1つとなってきたと言えるのではないかと思われます。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 石垣市において複数の新聞が発行されて続けていることは、全国的にも極めてまれということで、その貴重な新聞を検索できるシステムもまた極めて貴重だと思います。 確認ですが、この新聞検索システム、地元2紙が発行している全ての新聞のデータを検索できるのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 図書館のほうで確認はできるということで、利用状況なんですが、昨年は70から80件ほどの利用がございました。利用方法は、図書館内に設置されております新聞検索システム用のパソコンから検索したい語句を入力いたしまして、その語句がある記事が掲載された新聞の発行年月日を調べることができます。該当する新聞は、図書館内に所蔵しておりますので、すぐに求める新聞を入手して紙面を開くことができることとなります。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 全ての新聞記事を見ることができるのでしょうか。もう1回答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 先ほども冒頭でお答えいたしましたが、現在、平成24年までのデータとなっておりますので、それ以降についてはデータを入力していない状況にございます。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 残念ながら平成24年4月以降の記事のデータは更新されていないということでございます。 先月、総務財政員会の所管事務調査で図書館を訪れた際に、館長が予算がなくて更新できていませんと訴えていたことから、今回の質問に至りました。八重山毎日新聞で約60年分、八重山日報で36年分のデータが入力されているのに、この直近8年のデータを更新されていないのは非常にもったいないという思いがあります。 そこでお伺いします。この8年の新聞を更新するのに費用はどれぐらいかかるのでしょうか。また、今後も更新を続けていくのにはどれぐらいかかるのでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 未入力分が8年分のデータとなりますので、1年分で270万円の費用がかかりますので、こえを8年分ですと1,985万円となります。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) 年間270万円、ちょっと相場がわからないのですが、かなり高額だと思います。それと、早く更新していかないと年数がたつにつれ費用が膨らんでいきます。 しかし、現在は当時よりも技術が進歩しています。OCR、光学文字認識の精度もかなり進んでおります。石垣市も「デジタルファースト宣言」を行っており、デジタル化の実証事業が始まっております。そういった最新技術の利用も検討していく必要があると思います。 先ほど年間80件ほどの利用があるとのことでしたけども、この新聞検索システムを使ってどんな活用方法があるのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 活用法についてですが、新聞検索システムでは、記念誌、個人誌や企業などの社史の作成ですとか、また、さまざまな八重山で起こった過去の出来事について情報を入手し、確認をすることができます。 実際の活用例といたしまして、記念誌の作成などのほかに、少し具体的な例を申し上げますと、例えばハーリーの会場が離島桟橋から現在の会場に移ったのはいつだったのかとか、岡崎会館はいつ建設されいつまであったのかとか、子どもの野球チームの活動歴ですとか、地区大会で優勝したのはいつごろだったのか、さらには、イヌマキなどの害虫であるキオビエダシャクは何回大発生しているのかなど、多数検索することができると考えております。 この具体例のように、多種多様な地元に関する過去の情報の取得が可能となりますので、多くの市民に新聞検索システムを利用することがあるのではないかと。これもきっかけに、これが図書館利用の増加にもつながるものであるのかと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) ありがとうございます。今、述べてもらった活用例ですが、なかなかパッと答えられる人はこの中にもいないと思います。 先ほど大先輩の仲間議員にも聞いてみましたが答えられませんでした。グーグルで検索してもヒットしないものがほとんどです。しかし、この新聞検索システムなら、瞬時に詳細に調べることができます。過去に起こった出来事を知ることは、市政を運営していく上でも必要なことだと思います。この検索システムですが、図書館だけではなく、庁舎にも常設しておくことはできないのでしょうか。議会事務局や市史編集室など、あれば重宝するものだと思います。ここにいる部課長の皆さんも議会対応にとても役立つと思います。我々議員も過去の事例を調べることで質問の厚みが増します。 今は庁舎と図書館は歩いて行ける距離ですが、新庁舎になるとなかなか簡単には行き来できなくなります。システムを利用できる台数をふやして利用者をふやすことができれば、検索システムの費用対効果も上がるのではないかと思います。 この新聞検索システムは十分に必要性があり、システムの台数もふやすべきだと感じますが、この新聞検索システムの意義も踏まえて当局のご見解をお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 新聞検索システムの意義ということでございますが、石垣市のような人口が5万人に満たないような地域であっても、大正期からその地域に特化した新聞が複数発行されてきたことは全国的にも極めてまれなことだと言われております。 歴史的資料である地元新聞の記事をデータ化し、必要な情報を検索システムによってすぐに入手できるということは、市民、多くの企業、また、団体にとって活発な活動に資することができるものだと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石川勇作君。 ◆3番(石川勇作君) まさにそのとおりだと思います。 新しい構想やプランを生み出すには、やはり過去の経験も生かさなければなりません。さまざまな技術が日進月歩で進化していき、私たちの生活環境も目まぐるしく変化していきます。先の見えない時代だからこそ、過去から学ぶことは大変意義があることだと思います。 過去から学ぶことの大切さは多くの偉人が名言を残しております。過去を広く深く見渡すことができれば、未来も広く深く見渡すことができるだろう。ウィンストン・チャーチル。過去の歴史に盲目なものは現在においても盲目である。ヴァイツゼッカー。未来のことはわからない。しかし、我々には過去が希望を与えてくれるはずである。ウィンストン・チャーチル。 幸いに石垣市には過去から学ぶことができるシステムがあります。しかし、残念ながら完全ではありません。質問取りの際に、図書館の担当者が新聞についてこう語っておられました。八重山における新聞は大正期から先人たちが記録してきた第一級の資料、郷土の資料を保存しておくのは図書館の使命ですと力強く述べていたのが印象的でした。そして、保存した新聞は新聞検索システムで検索ができて初めて活用ができる。活用ができて初めて価値を市民に還元できるともおっしゃっておりました。市民にいかに還元できるか、まさしく行政が一番に考えなければならないことだと思います。 先人たちが残してくれた記録を無駄にしないためにも、新聞検索システムを更新して有効に活用し、市民に還元していただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で石川勇作君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時04分                               再 開 午前11時18分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 次の質問に入る前に、昨日の新垣議員の一般質問において、ご本人のほうから一部発言の削除を求める申し出がございましたので、それについて述べますので、皆さんの認めが必要になります。 昨日の新垣議員の発言は、市長の多選自粛についての件であります。紹介します。「最後に言いますけれども、市長は議員在職中は厳しく舌鋒鋭く多選について当時の大濵市長を追及しておられたと、こういうふうに聞いておりますので」ということで紹介をされましたが、市長の任期の期間、その点に述べられたのは1回のみで、平成19年、2007年の12月定例会でございまして、その内容は、自治基本条例に関するもので、憲法の職業選択の自由とか、いろいろな法律がありますから、それを鑑みても自治条例として定めるかどうかとか、当時の市長に対して、必ずしも実行させないという、附則で禁止ではないですけれども、非常に内容の重い条例ですので、今後ぜひ検討する際は行政の中身だけでなく市民にも声をかけていただいて、議会にも声をかけていただいて制定していただきたいと思います、この部分だけでございました。 ご本人のほうから、その申し出は昨日の発言中の議員在職中は厳しく「舌鋒鋭く」というところが事実と違うということで、削除の申し出がございました。 そこで、皆様にその部分の取り消しの申し出を許可することにご異議ないかといます。ご異議ございませんか。             〔(異議なし)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) ご異議なしと認めます。よって、新垣議員からの発言の一部取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。 それでは、次の質問者、東内原とも子さんの質問を許します。東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 皆さん、こんにちは。本日2番めの東内原とも子でございます。それでは、過日通告いたしました質問要旨を述べ、さっそく質問に入らせていただきます。 市民保健部、健康福祉センターにお聞きします。 1項目め、季節性インフルエンザと新型コロナの同時流行に向けての取り組み。1、インフルエンザの感染予防対策について。2、新型コロナ感染防止の取り組みについて。 2項目め、石垣市の検診について。1、特定健診とがん検診について。2、個別検診について。 3項目め、子宮頸がんワクチンの接種について。1、子宮頸がんの現状。2、石垣市での子宮頸がんワクチン接種率について。 次に、福祉部、介護長寿化にお伺いいたします。 1項目め、石垣市の高齢者等への検査助成について。1、一定の高齢者等へのPCR検査助成事業について。 次に、農林水産部、畜産課にお聞きいたします。1項目め、食肉センターのヤギ・豚等の部分カットについて。 次に、教育部、教育行政にお聞きいたします。 1項目め、於茂登登山を教育行政にいかせないか。1、於茂登登山の必要性について。2、於茂登登山の効果について。 以上、質問要旨を述べさせていただきました。再質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。
    ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 東内原とも子議員の1項目め、季節性のインフルエンザと新型コロナ同時流行に向けての取組について、2点の質問がございましたので順を追ってお答えいたします。 1点めのインフルエンザ感染予防対策についてお答えいたします。 インフルエンザの感染予防対策も新型コロナウイルス感染症対策と同様に、手洗い、うがい、マスク着用が有効とされております。現在、本市におけるインフルエンザの患者数はゼロとなっております。これは、市民の皆様が新型コロナウイルス感染症対策に積極的に取り組んでいただいた結果だと考えております。 インフルエンザの感染予防対策につきましては、予防接種を受けていただくことが最も有効です。本市におきましては、満1歳から15歳までの方を対象にインフルエンザの予防接種、1回につき1,000円を助成する石垣市インフルエンザ予防接種費助成事業及び65歳以上の高齢者及び60歳から64歳の方で、心臓、腎臓、呼吸器、免疫不全の持病があり障がい者手帳1級を持っておられる方を対象に、インフルエンザ予防接種の自己負担を1,000円とする石垣市高齢者インフルエンザ予防接種助成事業により、接種の助成を行っているところです。 次に、2点めの新型コロナウイルス感染防止の取組についてお答えいたします。 これから年末年始に入り、忘年会や新年会等のイベントが多くなります。本市といたしましても、国が提言している感染リスクが高まる5つの場面、内容といたしましては、飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間に及ぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切りかわりに該当するような行為に注意をしていただくよう、市民の皆様にお願いし、市のSNS等を通じて新型コロナウイルス感染症陽性者情報をアップし、市民への情報提供及び注意喚起に取り組んでいるところです。 また、健康福祉センターにおいて、石垣市新型コロナウイルス感染症電話相談を実施しており、発熱等の症状がある方については、新型コロナウイルス相談外来や医療機関へとつなぐ等の対策を取っているところでございます。 続きまして、2項目め、石垣市の検診について、2点のご質問について順を追ってお答えいたします。 1点めの特定健診とがん検診についてお答えいたします。石垣市が実施している検診は、大きくわけて特定健診とがん検診があります。がん検診は、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮頸がん、胃がんの6つのがん検診を実施しております。特定健診は、高血圧や糖尿病、脂質異常等の生活習慣病の発症や重症化を防ぐことを目的とした健診で、石垣市では、集団検診会場において特定健診と肺がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診を同時に実施しています。 2点めの個別検診についてお答えいたします。 本市では、特定健診の個別検診を市内15医療機関及び県内契約医療機関において通年実施しています。費用については、集団検診と同じく基本検査項目は無料となっております。個別検診受診者数は、平成30年度以降増加しており、昨年度においては、集団検診受診者数を上回っております。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、集団検診が中止になったことにより、個別検診受診者が前年同時期よりもふえ、10月末現在の受診者数は768名となっております。今後、年末に向け、月ごとの受診者数はさらにふえると見込んでおります。 続きまして、3項目め、子宮頸がんワクチン接種について、2点質問がありましたので順を追ってお答えいたします。 1点めの子宮頸がんの現状についてお答えいたします。子宮頸がんは、子宮頸部にできるがんのことであり、ヒトパピローマウイルスが原因と考えられております。子宮頸がんの患者の約90%以上で見つかっております。国内における子宮頸がんの患者数は、2017年の数字ですが約1万1,000人と報告されており、年間に亡くなられる方は、2018年の数字によりますと約2,800名と報告されております。子宮頸がんの予防法といたしましては、HPVワクチンの接種があります。小学6年生から高校1年生に該当する女子は、ワクチン接種を公費で受けることができ、半年から1年の間に3回接種することになります。 2点め、本市における子宮頸がんワクチンの接種率についてお答えいたします。平成28年につきましては、定期接種対象者894名に対し接種者はゼロ、平成29年度につきましても、対象者1,026名に対し接種者ゼロ名、平成30年度は対象者1,128名に対し接種者7名で接種率0.62%、令和元年度は対象者1,194名に対し接種者20名で接種率は1.68%、令和2年につきましては、10月末現在におきまして対象者1,271名に対しまして接種者7名で接種率0.55%となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 東内原とも子議員の4項目め、石垣市の高齢者等へのPCR検査助成事業についてお答えいたします。PCR検査は、新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いられる検査でございます。新型コロナウイルス感染症は、高齢者が感染すると重症化しやすいと言われており、特に高齢者施設での感染は体力の低下した高齢者が感染するため、多くの重症者を出す可能性がございます。今回、本市が計画している石垣市一定の高齢者等への検査助成事業につきましては、デイサービス等の通所施設を利用している高齢者のうち、感染を疑う症状はないがPCR検査を希望する方について、PCR検査を受検する機会を作り、また、その検査に係る費用を全額助成するものでございます。 実施に当たっては、沖縄県内の行政検査数に影響が出ないよう配慮するため、検査を受ける方について一定の基準を設ける必要があり、県と調整の上、デイサービス等の通所施設を利用されている方を対象としております。その理由として、通所施設において陽性者が発生した場合、その施設は閉鎖を余儀なくされるため、高齢者のみならず、そのご家族など多くの市民の日常生活に大きな影響を及ぼすことが予想されること、通所施設は地域社会に開かれていることからウイルスが持ち込まれるリスクが考えられ、かつ入所施設と併設されていることが多く、感染連鎖の入り口となる可能性があることの2点でございます。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 東内原とも子議員の5項目め、八重山食肉センターのヤギ・豚などの部分肉カット業務についてお答えいたします。 1点め、八重山食肉センターの過去3年間の屠畜解体頭数及び部分肉カット加工頭数についてお答えいたします。平成29年度の豚の屠畜解体数は1,518頭、部分肉カット処理頭数は165頭、ヤギの屠畜解体頭数は287頭、部分肉カット処理頭数は193頭、牛の屠畜解体頭数1,601等で、部分肉カット数は723頭でした。平成30年度は豚の屠畜解体数は1,324頭、部分肉カット処理頭数は180頭、ヤギの屠畜解体頭数は352頭、部分肉カット処理頭数は226頭、牛の屠畜解体頭数は1,648等で、部分肉カット頭数は809頭でした。平成31年度は豚の屠畜解体数は1,262頭、部分肉カット処理頭数は175頭、ヤギの屠畜解体頭数410頭、部分肉カット処理頭数は290頭、牛の屠畜解体頭数1,709等で、部分肉カット頭数は1,111頭でした。 次に、2点めの食肉センターの部分肉カット処理業務の利用料金についてお答えいたします。株式会社八重山食肉センターは、屠畜料金と部分肉カット加工処理料金によって運営がなされております。お尋ねの部分に加工処理料金は、牛は1キロ当たり100円となっており、豚やヤギの部分肉カット加工量は、重量に関係なく1頭当たり2,700円で行っておりました。なお、豚やヤギなど小動物の部分肉加工業務については、現在は行っておりません。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 東内原とも子議員ご質問の6項目め、於茂登登山を教育行政にいかせないかについて、2点ございますので順を追ってお答えいたします。 まず1点め、於茂登登山の必要性についてお答えいたします。標高526メートルの沖縄県下最高峰を誇る於茂登岳の登山では、亜熱帯地域の貴重な動植物を気軽に観察できます。また、登山ルート近くには、戦争中に築かれた兵舎跡の石積みや壕、今では見られなくなった炭焼き窯などが残さられています。さらに、於茂登岳にまつわる八重山の創生に関する神話などもあります。これらを活用した平和学習や文化学習を行うことで、於茂登岳の登山がより有意義なものとなり、子どもたちだけでなく、大人も含めて幅広い社会教育行政に役立たせることができ、登山の必要性は高いものがあると考えております。 次に、2点め、於茂登登山の効果についてお答えいたします。麓から2時間程度で頂上まで登ることができ、動植物を観察しながら季節に応じた森林浴も楽しめ、市民の健康づくりにも大いに寄与するものと考えます。また、県下最高峰ということで、登頂後は達成感もあり、特に家庭にひきこもりがちな子どもたちには、登頂することで自信を持ち、やる気を出すきっかけにもなる可能性があると考えております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き東内原とも子さんの再質問を許します。なお、東内原とも子議員より、写真、パネル使用等の申し出がございますのでそれを許します。東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) それでは、順を追って再質問に入らせていただきます。 まず、健康福祉センターのほうからお聞きしたいと思います。 季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行に向けての再質問です。現在、本市におけるインフルエンザの患者数はゼロとのことです。やはり、新型コロナウイルス感染症対策によるうがい、マスク、手洗いの習慣化が定着してきているものだと私も考えます。インフルエンザの感染予防対策には、予防接種が最も有効とされているとのことですが、インフルエンザワクチンの接種率についてお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 高齢者のインフルエンザの接種率でございますが、令和元年度は、対象者1万7,665名に対しまして5,857名が当該ワクチンを接種しておりまして、接種率は33.2%となっております。なお、令和2年度につきましては、10月末現在におきまして対象者1万8,910名に対しまして4,315名が当該ワクチンを接種しております。接種率は22.8%となっております。 子どものインフルエンザ予防接種につきましては、令和元年度の接種対象者8,858名、2,204件の申請がございましたので、接種率は25.4%となっております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 冒頭の答弁でもありました石垣市インフルエンザ予防接種費用助成事業、そして、石垣市高齢者インフルエンザ予防接種助成金など、満1歳から15歳までの方の対象や65歳以上の高齢者、または60歳から64歳の持病があり障がい者手帳1級を持っておられる方々への助成金対象は、本当に皆さんの助けとなっていると思います。 しかしながら、それら対象以外の障がいを持つ方々への助成についても行っていくことはできないでしょうか。インフルエンザワクチンの助成を拡大することで、新型コロナウイルス感染対策にもなり、同時流行を防ぐこともできると考えます。東京都の狛江市でも実際に実施されております。 年齢にかかわらず、障がいを持つ方々への生活面でのサポート、仕組み作りも必要かと思っております。この件についてのご意見をお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 現在、高齢者インフルエンザ予防接種助成事業につきましては、通常65歳以上が対象となっておりますが、60歳から64歳の方で身体障がい者手帳1級所持者のうち、心臓、腎臓、呼吸器、免疫不全の持病をお持ちの方も対象としているところでございます。 その他の障がいをお持ちの方を対象とするかにつきましては、今後、検討をしていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。同時流行の感染対策するに当たっても、やはり障がいの方にも助成金が活用できるとありがたいと思いますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。 これからの時期、インフルエンザと新型コロナの同時流行の可能性が懸念されております。発熱、頭痛、のどの痛み、鼻水、倦怠感、筋肉痛や関節痛といった共通の症状を持つこの2つの感染症を見分けることは難しいとされております。 感染症対策として、基本的にはそれぞれ同じと考えらえます。実際に発熱、頭痛などの症状が出た場合の対処方法は、また、検査方法とはどのような方法があるのでしょうか。教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 発熱、頭痛等の症状が出た場合はどうしたらいいかということでございます。発熱や頭痛、咳などの症状があれば、まずはかかりつけ医に相談にしていただくことになっております。また、新型コロナウイルス感染症で陽性者と接触があり、発熱等の症状がある方は、必要に応じて本市の実施しております新型コロナウイルス感染症電話相談もしくは県のコールセンターに相談いただく流れとなっております。次に、検査方法についてお答えいたします。本市においては、新型コロナウイルス感染症の検査方法としましては、PCR検査、抗原検査がございます。また、現時点で新型コロナウイルスの抗体があるかについて検査する抗体検査も市内の医療機関で実施可能となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 先日の一般質問の答弁で、保険診療における検査の助成がなされるということをお聞きしました。その保険診療における検査の場合、3,000円前後の本人負担額が発生し、その本人負担分について市が助成する方向ということであります。その検査人数の見込みはどれぐらいでしょうか。お願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 新型コロナウイルスとインフルエンザを同時に検査する見込みの人数ということで1,000名を想定し、本議会に補正予算として計上しています。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 計上しているということはお聞きしました。もし、その見込み人数を超えた場合はどうされますか。補正で可能なのでしょうか。お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 見込み人数を超えた場合につきましては、予算の増額について関係各課と協議して補正予算等で対応してまいりたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 想定は1,000名とおっしゃっても、このご時世、何が起こるかわかりません。その予算の確保も前提として確認を取っておく必要があるかと思いますので、ぜひそこまでよろしくお願いいたします。 季節性のインフルエンザと新型コロナウイルスの懸念される同時流行に向けて、本市のいち早い取り組み、ありがとうございます。市と医療機関がこれからもしっかりと連携を取っていただき、検査体制の充実、そして、市民の感染拡大予防に取り組んでいただきたいと思います。 それでは、次の再質問、石垣市の特定健診についてお伺いしたいと思います。 石垣市における健診の中で、特定健診、がん検診の内容、内訳は、冒頭答弁でお聞きしましたので承知いたしました。 集団検診についても、今回はコロナ関係で個別の受診者がふえているということもお聞きしました。 個別検診で胃がん検診を受けたときに、市の胃カメラは古いんじゃないかとか、民間の医療機関の胃カメラの検診機器を見てそう思ったという市民の方がいまして、その方が、もし胃カメラ検査機器を更新する場合、もう新しいのを買ったほうがいいんじゃないかという話も合ったんですけど、どの胃カメラの更新をする場合、幾らの費用がかかるか教えてほしいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 直近での購入で平成30年度に行われておりまして、機器一式、約900万円で購入しております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 機器一式900万円という財源はやはり大きいかと私は思います。 令和元年度の集団検診と個別検診の割合を教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 令和元年度は集団検診47.3%、個別検診52.7%となっており、個別検診受診者が集団検診受診者を上回り、割合が逆転しております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) コロナ禍の中でもあると思いますが、やはり個別検診はふえています。ほかの自治体で個別検診を行っているところはありますか。お聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) お答えいたします。 県内以外では多くの自治体が特定健診、がん検診の個別検診を実施していると伺っております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 県内外でも個別検診を実施しているところがたくさんあると、私も調べたら県内のほうでもたくさんありました。 今年度はやはり個別検診がふえ、個別検診がいいと感じている方がたくさんいるという声もお聞きしております。何より胃がん検診の検査機器が何より高いということが実感であります。それよりは、がん検診、個別検診は市内の医療機関にお願いしたほうがいいと思います。幾つもの医療機関にお話を伺ったところ、今は個別検診がふえて、現状施設では手狭になってきているので将来的には検査ホールを設け、1人でも多くの市民の健康診断にかかわりたいとおっしゃっている医療機関もありました。また、予約の調整、がん検診の調整などをすれば、すぐにでもできますという医療機関もございました。 もし、民間委託で検診ができるようになれば、胃カメラ検査機器更新費の財源を、はがき、クーポンなどに充て、働き盛りの若い人たちへの周知を図りながら1人でも多くの市民が検診を受けられるようになるかと思います。石垣市としての展望をお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 現在、がん検診の個別検診の実施に向けて、市内各医療機関と調整中でございます。医療機関の受け入れ体制の問題により、すぐ実施できることが困難な場合もありますが、医療機関の方々のご理解とご協力を受け、集団検診のみで実施している6つのがん検診を数年後には医療機関での個別検診が受診できるよう継続して体制整備をしてまいります。 また、がん検診無料クーポンの発行等につきましても、今後、検討し、受診率の向上、また、市民の健康増進に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 最後に市長にお伺いしたいと思います。 石垣市の検診をぜひ民間委託にお願いしたいと私の考えはありますけれども、市長のお考えとしてどうでしょうか。聞かせてください。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 議員ご提案の民間病院での個別検診にする際には、今、答弁がありましたように、その数字が集団検診と逆転しているという状況等も踏まえまして、できるだけ多くの皆様に、基本的には全員の、対象者の皆さん全員に受けていただくのが一番いい対策ですので、個別検診等で受診しやすい、そしてまた、自分の都合、日程等に合わせて受けることが受診率が上がるということにつながるのであれば、そこは民間のほうに移行していくことも考えなければならないというふうに思っています。 議員おっしゃられたように、機器を購入して石垣市が保有するに関しても、更新、更新で大分お金がかかりますので、そのあたりの費用対効果のことを踏まえながら検討してまいりたいと思います。 できるだけ市民の皆さん全員が、対象者全員が受けれるような体制を構築していきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。 次に、子宮頸がんのワクチン接種について再質問に入らせていただきます。 国内における子宮頸がんの患者数は、2017年の数値で約1万1,000人、年間で亡くなられた方は2018年の数値で約2,800人、また、別の統計では1万人に132人、1クラス約35人の女子クラスとして2クラスに1人、それが子宮頸がんになる人数でございます。また、子宮頸がんで亡くなる人が1万人当たり30人、10クラスに1人くらいという情報もあります。 私が今回、子宮頸がんワクチンについて取り上げた理由は、高校1年生は助産師になりたいという夢を抱いておりました。その子宮頸がんのワクチンに興味があり、インターネット、自分の医療関係とか、勉強をしたいためにインターネットで調べたら、子宮頸がんの情報が出ていないということで、自分は接種したほうがいいという判断をしてワクチンを接種したとのこと。しかし、同級生などに聞いても誰もその情報が知られていない、わからないということだったので、情報は教えたほうがいいのではないかということで、私のほうにお話を持ちかけてきておりました。 そこで、子宮頸がんのワクチンについての周知について、どのように行っているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 子宮頸がんのHPVワクチンの接種につきまして、厚生労働省は接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛の副反応症例等があり、十分に情報提供ができない状況にあることから、平成25年6月に開催されました専門家会議におきまして、市町村が対象者やその保護者に対し接種を促す文書を送付する、広報誌等を利用して交付を行う等の積極的な勧奨を控えることになっております。 本市といたしましても、現在は積極的な勧奨は実施しておりませんが、厚生労働省がHPVワクチン接種について検討、判断するためのワクチンの有効性、安全性に関する情報等を、接種を希望した場合の円滑な接種のために必要な情報を記載したリーフレットを厚生労働省が作成しておりますので、要望があった場合におきましてはお渡しをしております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 確かに日本ではワクチンの接種の推奨をしておりませんが、無料で受けられるということがあります。 100カ国以上で公的接種、イギリスが81.1%、オーストラリア80.2%で、接種率は8割となっております。日本の胃がんや肝臓がんの死亡率は減少しておりますけれども、一方で子宮頸がんがふえております。先進国で子宮頸がんがふえているのは日本だけとも言われております。 ちょっとそこで資料を見せたいと思います。実は、この資料は、グラフを見たらわかると思いますけども、青が日本です。いろんな国の中から日本だけが子宮頸がんの死亡率が上昇しているということが資料の中でわかりました。ぜひ、またそこの資料を見ながら確認をしていただけたらと思います。 それでは、そこで私がお伺いしたいのは、子宮頸がんに対して、まず、私たちがやるべきこと、できることは何かお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 国からの積極的な勧奨はまだありませんが、HPVワクチンを接種することにより、子宮頸がんの原因と考えられるヒトパピローマウイルスの感染を防ぐことはできると考えております。 また、子宮頸がん検診を定期的に受けることで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できます。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。 それじゃ、子宮頸がんが発症した場合の治療方法、そして及ぼす影響があると思いますけども、それをお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 子宮頸がんの治療についてでよろしいですか。 子宮頸がんの治療の一般的なものとしましては、手術、また、放射線治療、薬物治療等があります。子宮頸がんはウイルスに感染するといきなりがんを発症するわけではなく、子宮頸部に前癌病変といわれるがんになる一歩手前の状態がまず発症をし、数年以上、時間を経過して子宮頸がんへ進行します。子宮頸がん検診を定期的に受けることは前癌病変の段階を発見する有効な手段となっております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ワクチン接種の有無にかかわらず、定期的にがん検診を受けることで、がんやその前段階での発見につながり、早期発見できれば手術も簡単に行うことができ、治療を行い、仕事に復帰、出産も可能ということですよね。 今後、ワクチン接種は、子宮頸がん検診の改めて周知について、もう一度確認のためにお伺いしたいと思います。所管としてどう周知していくかお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 当初の答弁と同じになりますが、子宮頸がんの予防接種につきましては、本市といたしましては積極的な推奨をしておりませんが、接種を希望される場合は必要な情報を記載したリーフレット等を要望があればお渡しをしてまいります。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) リーフレットなどのお渡しということなんですけど、最後に教育委員会へお伺いしたいと思います。 子宮頸がんを知ることが重要であると私は考えます。子宮頸がんのワクチンは小学校6年から高校1年の間に受けられます。児童生徒へ、そして、保護者の方々に情報を知ってもらうためにも、保健体育の時間や養護教諭の方からの情報を届けることが必要だと思いますけども、教育委員会の見解をお願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 がんに関する事業ですと、中学校第2学年の保健分野におきまして、がんの予防として実施されているところであります。その授業でがんの名称ですとか、説明等の周知があると考えております。この単元では、学習指導要領に基づき特定の種類のがんについて学ぶのではなく、がんの仕組みですとか、その予防として適切な生活習慣を身につけること、また、早期発見、治療、検診の重要性について学習します。授業を行うに当たりましては、がんにより身近な人を亡くした生徒ですとか、小児がん、その他のがんの罹患者への配慮が必要となります。 また、がん教育については、各教科や総合的な学習、特別活動、道徳の時間など、全教育活動を通して取り組むことが有効でございますので、各学校で実施される思春期教室ですとか、学校医講座等で子宮頸がんについて取り扱う機会もあると考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ワクチン接種ができる期間にその情報は知っとくべきことだと私は思うので、女子の健康を保つためにも、ぜひ教育委員会のほうで取り組んでいただきたいと思います。 先ほど所管のほうからおっしゃいましたリーフレットっていうのは、こういう形で厚労省がちゃんと準備しております。そういうのも渡すのも効果的かと思います。あとは、国立がんセンターで子宮頸がんの検診の必要性とかも、そういうのもありますので、ぜひまたそれも養護教員の先生方にお知らせしていただいて、情報を与えてあげたらいいかと思います。 それでは、介護長寿課のほうの再質問に入らせていただきます。 冒頭の答弁、ありがとうございます。高齢者が感染すると重症化しやすいと言われており、デイサービス等に通所施設を利用されている家族の方は不安がっていました。この高齢者等へのPCR検査、助成事業は、感染連鎖を防ぐことができると思います。この事業の予算がどうなっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 この事業の予算総額は1,686万7,000円で、内容といたしましてはPCR検査費用、1件当たり2万円の800名分で1,600万円、検体送料等86万7,000円で、合計1,686万7,000円となっております。この財源につきましては、PCR検査費用の2分の1に当たる800万円につきましては、国の疾病予防対策事業費等補助金を、残額の886万7,000円は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する予定です。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。 その事業の内容、財源の内訳、それは経済民生委員会のほうで審査を行いました。ありがとうございます。 高齢者に対する助成は実施するとして、それでは、高齢者をお世話する施設職員の検査も重要だと考えますけども、職員の検査についてはどうなっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県は、重症化リスクの高い人の新型コロナウイルス感染を防ぐとともに、医療体制を維持するため、市町村の協力を得て5億9,800万円の予算で、令和3年1月から3月までの間、県内の医療施設と介護施設の関係者約4万人を対象に月1回PCR検査を実施する予定でございます。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。施設の職員は県が担当になっているということで、県が施設の助成金は出せるということなので、しっかりと県と連携をとって、かかわってくれる施設の職員にも手厚い支援をお願いしたいと思います。 実は、施設のほうからこういう資料が来ていましたということで、一定の高齢者へのPCR検査助成事業計画のための人数を教えてくださいということで、早々と介護長寿課は施設のほうにそういう準備を行っておりました。本当に手厚い支援をしてくれているなということを感じました。本当にうれしい限りでございます。よろしくお願いいたします。 それでは、続いて食肉センターのほう、畜産のほうの再質問に入らせていただきたいと思います。 ヤギや豚を生産している畜産関係者の方々が困っている問題は、もう承知だと思います。八重山食肉センターの部分肉カット加工業務の対応がありました。それは本当に死活問題でいろいろ声が上がっております。八重山食肉センターがこれまで行ってきたヤギや豚の部分肉カット、加工業務を令和2年5月から停止したということですが、利用する農家からは何でやってくれないのと再開を求める声が多々あります。停止した理由はHACCP(ハサップ)義務化によるとお聞きしました。その停止する理由の詳細を教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 平成30年6月に食品衛生法の一部を改正する法律が公布されており、令和2年6月1日から施行されました。これにより、株式会社八重山食肉センターなどの屠畜場は、HACCP(ハサップ)に基づく衛生管理を実施しなければならなくなっております。そのため、これまで食肉センターで行われていたヤギ・豚などの部分肉カット加工業務について、専用の加工施設がないことを理由に、八重山保健所より令和元年12月に文書で改善するよう指導通知を受け、食肉センターでは直ちに設備等を新設、改修するということが困難であるということから、令和2年5月31日をもって、ヤギ・豚の部分肉カット加工業務は終了することとなっております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。 食品衛生法の改正に伴い、ヤギや豚は加工設備が整っていないことから、それを保健所に指摘され停止することになったとのことです。この業務を停止したら困る農家さんがいることは容易に想定されます。 冒頭に答弁いただいた加工実績から、特にヤギ農家は5割以上が屠畜後にカット、加工業務を依頼していました。今後、どのような対応をしていく予定ですか。また、農家さんにはどう周知していくのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 八重山食肉センターでは、ヤギなどの部分肉カット加工業務を停止するに当たり、同社の取締役会に対応を図りまして、取締役会では、保健所の指導に基づく衛生管理が実施できない場合は業務停止のおそれもあるということから、停止はやむを得ないと判断して、今後の利用者への対応につきましては、市内で加工業務を営んでいる事業所を紹介していくということとなっております。 また、お尋ねの利用者への周知につきましては、食肉センターのほうで令和2年3月に文書で通知を行ったとのことです。合わせて屠畜申し込みの際には口頭で説明を行ってきたとのことです。しかしながら、石垣市としては個別に説明するよいうことではなく、競り市場等で説明会を開催し、統一した内容を広く周知するようお願いしてまいっております。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大などの影響により開催はできておりませが、今後とも食肉センターと対応を検討し、説明会の開催ができるよう調整を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 市内で加工業を営んでいる方を紹介しているという答弁もありましたけども、市内で加工業を行っている事業者の数とその利用料金を教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 食肉センターが確認したところ、現在、市内で部分肉加工ができる事業者につきましては、ヤギの加工で2社、豚の加工で3社の合計5社あるということを確認しております。料金に関しましては、民間事業者ということなので正確に調査できておりませんが、1頭当たり3,300円から7,000円程度ではないかというふうに考えられます。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) だとすると、今の答弁から、農家は最低でも2割の経費がふえており、高齢化、あとは人手不足の農家にとってはほんとに死活問題だということを感じました。 そこで提案です。現食肉センターの隣に古い食肉センターがありますけども、そこの敷地の中で屠畜として使ことができないのか、そこのカット場を利用して部分カット加工が継続できないのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 旧屠畜場につきましてですが、食肉センターに確認をしたところ、旧屠畜場は食肉センターが望む部分肉カット加工施設として整えるべき衛生基準を施設が満たしていないということで、食肉センターが施設を利用して部分肉のカットを行うことは大変困難だというふうに確認をしているところです。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) そうなんですね。ちょっと残念ではありますけども。 本土では、カット加工業務は食肉センターで一貫して行われているところが一般的です。農家ごとに加工施設を設置することは本当に難しいと考えますが、今後のカット加工業務についての考えをお聞かせください。また、食肉センターで部分肉カット、加工できなければ生産頭数も減らす農家さんもいると考えられます。そうなると、食肉センターの屠畜数も減り、少し経営に支障が出ると思われますが、その対応をお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 ヤギ生産農家など、現在、屠畜した家畜を枝肉で引き取らなければならないなど、カット加工場を持たない農家などの負担は増加しているというふうに認識しております。特に小規模農家や離島の農家の負担は多大なものと推察され、農家においては、生産頭数を減らしていく方もいるのではないかというふうに危惧しているところでございます。 議員のご指摘のとおり、生産頭数が減少すれば屠畜頭数も減少するなど、食肉センターの経営にも支障が出る可能性があることから、本市といたしましては、食肉センターの及び生産農家を交え、どのような対策が必要なのか、今後、綿密に調整を行ってまいりたいと考えております。 現在、沖縄県のほうでは食肉流通計画を策定しているところです。部分肉加工施設の設置については、建設費をはじめ、加工機器、機械の導入費やその後のランニングコストなど採算性等も考慮して設置する必要があるため、新たな施設建設は現段階では厳しい状況にあると考えております。しかしながら、石垣市のヤギ振興のためには重要な課題と認識をしていることから、今後は沖縄県を含む関係機関と連携をしながら、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 沖縄県を含む関係機関との連携を密にとっていただきたいと思います。石垣では、ヤギは昔ながらお祝いごとで振る舞われ、ヤギ汁とか、ヤギ刺しなどは特有の食文化として受け継がれ、市民に親しまれてきたと思います。部分カット、それができなくてヤギ汁が提供できなかったお店もありました。 最近では観光客にも認知され、新たな観光資源としてもヤギ汁の需要は高まっております。ぜひ、石垣として独自支援も含め対応をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 本市といたしましては、ヤギ生産振興ということで、まずは粗飼料、草の安定供給が必要だと考えております。草地造成のための事業として、畜産担い手推進整備事業の導入に向けて、現在取り組んでいるところでございます。また、草の収穫機械などを含む機械の導入や畜舎の設置の補助につきましては、畜産クラスター事業を活用することで実施できると考えております。畜産クラスター事業の導入につきましては、協議会を設立した地域において、計画の認定を受けることによって支援が受けられる事業ですので、ヤギ生産組合と調整して協議会を設立していく方向で考えております。 また、沖縄県のほうにおいては、沖縄ヤギ改良基盤整備事業として、優良ヤギ導入助成費補助や生産技術講習会の開催の補助等もありますことから、こちらもヤギ生産組合と調整をしながら導入に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
    ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ヤギ生産振興というところで、畜産担い手推進整備事業導入や畜産クラスター事業の活用など、情報を周知していただき、ヤギ生産組合と調整をお願いしていただきたいと思います。 最後になります於茂登登山の必要性について再質問に入らせていただきます。 沖縄県一最高峰で、登頂後は達成感もあり、ひきこもりがちな子どもたちが登頂することで自信を持ち、やる気を出すきっかけになる可能性も秘めているとの考えを示してくれました。 冒頭答弁に私も同感でございます。私が於茂登岳登山について質問に当たった理由は、大自然を満喫しながらの登山が、頂上の琉球竹が大人背丈以上も伸び、繁茂し、眼下のすばらしい景観が望めず、徒労感が増すばかりだったと児童生徒の声を聞いたからです。登山途中での小鳥のさえずり、カエルの鳴き声、水の流れる音、耳を澄ませる心地よさは何とも言えません。 児童生徒や市民が於茂登登山をする上で課題は何だと思いますか。お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) いきいき学び課長、吉村安史君。 ◎いきいき学び課長(吉村安史君) 再質問にお答えいたします。 於茂登岳の山頂は県下最高峰であるため、本来なら360度見渡せる絶景ポイントとなるはずですが、県指定天然記念物、アサヒナキマダラセセリの食草である琉球竹の密生により、眺望は制限されざるを得ません。 大きな課題は、市民にこの自然保護の必要性を十分に伝えきれるかと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 絶景のポイントであるが、琉球竹の密生により眺望は制限されざるを得ないということですが、その解決策をお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) いきいき学び課長、吉村安史君。 ◎いきいき学び課長(吉村安史君) 再質問にお答えいたします。 その解決策はなかなか難しい状況ではありますが、県下最高峰を身近に持つ社会教育行政を推進する所管課として、自然体験学習はもとより平和学習や於茂登岳神話の文化学習も交えた、わかりやすく手軽なリーフレットを作成するなど、於茂登岳をより身近に感じていただけるよう努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 文化財課にお聞きしたいと思います。 アサヒナキマダラセセリは県の天然記念物で、於茂登岳は西表石垣国立公園に指定されております。文化財保護の立場からのご意見をお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 文化財課長、下地 傑君。 ◎文化財課長(下地傑君) 再質問にお答えいたします。 於茂登岳一帯は文化財保護法に基づき、国の名勝、川平湾及び於茂登岳に指定されております。また、山頂付近には、県指定天然記念物でありますアサヒナキマダラセセリの貴重な生息地でもあります。さらに、環境省が所管する自然公園法に基づく西表石垣国立公園や石垣市自然環境保全条例に基づく希少野生動植物保護地区の範囲にもなっております。 それぞれの関係法令によりまして、保全が図られているところでございます。 文化財保護の立場といたしましては、国指定名勝の風致景観や希少種などの天然記念物を含む自然環境、亜熱帯特有の自然生態系を保護しながら、その重要性や価値を市民や子どもたちが豊かに享受できるようにすることによって、保全と活用の調和を実現していく必要があると考えています。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) お聞きします。琉球竹は、アサヒナキマダラセセリの幼虫のえさである。その繁殖に不可欠な植物であることは認識しております。幼虫の適正植生環境はどのような状況がいいのでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 文化財課長、下地 傑君。 ◎文化財課長(下地傑君) アサヒナキマダラセセリの卵は、山頂付近の琉球竹に5月ごろ産みつけられますが、翌年4月ごろにさなぎから羽化して成虫になるまで過ごしているのが、琉球竹で群生しています一帯の環境であります。常に強い風が吹き、風衝林として琉球竹が占有しています。きわめて自然度が高い植生環境がアサヒナキマダラセセリの生育に適した自然環境であると考えられています。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 今の現状は、琉球竹も少し枯れかかっているものがあったり、雑木も多く、適正な植生環境といえるでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 文化財課長、下地 傑君。 ◎文化財課長(下地傑君) お答えいたします。 山林の植生の状況は、年ごとの降水量や台風の来襲数などの自然条件により変化がみられるものと考えます。於茂登岳の山頂一帯は国指定名勝のほか、国立公園や保安林として保全が図られているところでございますので、極めて自然度が高い植生環境が維持されていると考えております。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) 山頂を目指して登山し、その結果が竹の群生が広がる景色でがっかりではなく、その琉球竹がどのような意味を持って群生しているのかを事前に知って登ると見える景色も変わってくるはずです。琉球竹を目的に登山をしてみるといったアプローチ方法として、まずは琉球竹を見よう、知ろうという意識付けも行っていくべきではないでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 文化財課長、下地 傑君。 ◎文化財課長(下地傑君) お答えいたします。 文化財課では、アサヒナキマダラセセリの成虫が発生する5月に市民を対象に於茂登岳に登山いたしまして、琉球竹林での実際に観察を行う自然観察会を平成21年度より継続して開催しております。天然記念物や希少種を育む於茂登岳の自然環境につきましても、その価値や魅力に関心を持っていただくための機会の提供が、今後もさらに必要であると考えますので、その方策については今後検討を進めてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) いきいき学び課のほうも、次年度、リーフレットを作成し、市民に親しまれる於茂登岳づくりに向けてチャレンジしたいという見解もありました。将来の夢、希望、活力を湧き立たせる沖縄県一高い於茂登岳として、ぜひ児童生徒、市民にとって、ここに自生するさまざまな生き物たちへの環境配慮を行うことで、人と自然との共存の学びの場として活用されることを期待しますが、見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) いきいき学び課長、吉村安史君。 ◎いきいき学び課長(吉村安史君) 再質問にお答えいたします。 社会教育を推進する課といたしましても、於茂登岳には、自然、平和、文化などと幅広く学べる題材があり、県下最高峰への登頂による自信や健康づくりにもつなげられるため、於茂登岳には感動を与える力が潜んでいると考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 0時28分                               再 開 午後 0時28分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 ◆7番(東内原とも子君) 於茂登登山でのこれ頂上での写真です。こういうふうに竹が繁っております。でも、この竹がなんで繁っているのかということがわからないので……。             〔何事かいう者あり〕そして、私たちも眺望の、景観がやっぱり見たいということで頂上には登ります。しかし、頂上に登ってがっかりするということが本当に常々あります。こうして見てください。本当に竹の群生、もう右も左も竹やぶで本当にここの中に入ってしまったら迷って、右左方向がわからず本当に大変な事故になりかねないということも、遭難者も出ているということでありました。また、一般の男性が登ったときに、この自分の丈、背丈よりも高かったということがありました。本当に児童生徒、市民が登って眺望、眺めが感動できないとなってくると、どうかなということの疑問があって、私はこの質問をさせていただきましたけど、実際見てください、この笑顔。登った達成感の中に子どもたち、児童生徒、そして市民がこうして笑顔で達成感を持って登っております。 そこに景観の、後ろの景観が見えなかったという話もありましたけども、こうして於茂登岳に上るだけでもいいなという話がありますけれども。やっぱりあの眺望、景観をよくするとなれば、国の環境省、そして文化庁が関わって、恐らくちょっと厳しいということもお話お聞きしたんですけど、子どもたちに於茂登登山をしていただくということは、やっぱり大事な学びになると思うんですよね。 そこで、所管の皆さんは関係機関と調整をしていただき、アサヒナ……、もう琉球竹の群生がアサヒナキマダラセセリの幼虫だから何もできないということもあるかもしれませんけど、やはり人と自然との共存というのが大事だと思うので、そこは知恵を出し合って検討していく必要があるかと思います。 まず、じゃあいきいき学び課のほうに感動、於茂登登山をすることによっていろんな感動を感じました。私も実際に登ってみました。そこの感動の中で持つ力というのは何か、じゃあ教育の立場から教えていただきたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) いきいき学び課長です。吉村安史君。 ◎いきいき学び課長(吉村安史君) 再質問にお答えいたします。 先ほどと繰り返しになりますが、今回東内原とも子議員と一般質問のお話をいたしまして、改めて私も於茂登山参画したんですけども、なぜ見晴らしが悪いのか、県下一であるのか、そういった中、今回いろいろ勉強させていただきました。 そういったのを含めまして、改めて自然、平和、文化、そして子どもたちの不登校、引きこもり問題あるんですけども、やはり県下最高峰でありますので、自信等を含めて感動を与える力が潜んでいると私自信も考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。感動が持つ力というのは、心と体の栄養源ということであります。自然との触れ合いは、その子どもたちの育成にぜひ必要だなということを思います。 子どもたちの生きる力と脳を育てるということもありますので、ぜひこの於茂登登山が教育の中でいかされて、子どもたちに感動、そして自然との触れ合い、そこに感じていただくものがたくさんあると思うので、それをぜひ実施していただきたいと思います。 最後に、教育長に一言、於茂登登山に対してのお気持ちをお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 東内原とも子議員の再質問にお答えいたします。 私も学校に在職中、学年PTA等で何回か於茂登山頂に登頂しました。確かに山頂に登りますと、その琉球竹が生い茂っていて、そこから大きな岩に登って周り景色を見渡すと、石垣市周辺にある島々が一望できるし、またコバルトブルーの海も眺望できて、また眼下にはそういった集落と市街地等もはっきり見えて、この2時間近くかけて登ってきた山頂での充実感、達成感というものは、大変子どもたちにとってもすばらしい経験であるなというふうに思いました。 そして、それらはやっぱり子どもたちに多くの感動と自信を与え、そしてまたやる気等、また勇気づけにもつながっていくんじゃないかなと思います。私も教育長になりまして、この琉球竹、アサヒナキマダラセセリのこういった食草であるというのは、初めて知りました。 今文化財課があと、……。             〔何事かいう者あり〕 はい。アサヒナキマダラセセリが盗難に遭わないようにということで、パトロールを送っております。しっかりとこの自然と琉球竹、またアサヒナキマダラセセリとの共生、人との共存共生等を図りながらその自然も大切にし、そしてまたこういった児童生徒の勇気づけについても、また観光面でもまた活用できるように、取組をまた考えていきたいなというふうに思います。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 東内原とも子さん。 ◆7番(東内原とも子君) ありがとうございます。自然との触れ合いは、本当に生きる力にもなります。でも感動、眺望を見渡す背景に感動をもらえるということも大事だと思いますので、於茂登に関する教育行政のほうから、やはり子どもたちのために眺望が見渡せることも知恵を出し合って考えていただけたらと思います。 これで私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、東内原とも子さんの質問は終わりました。 それでは、午後2時再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 0時36分                               再 開 午後 2時01分 ○議長(平良秀之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の質問者、前津 究君の質問を許します。前津 究君。 ◆1番(前津究君) 皆さん、こんにちは。それでは一般質問に入りたいと思います。 質問1点め、市長の政治姿勢についてご質問いたします。 1つ、かりゆし病院内でのクラスター発生時における市長の出張回数はどのくらいあったのかお聞きします。2つめは、職員の不祥事が相次ぎましたが、今後の再発防止策についてお聞きします。3つめ、海上自衛隊の誘致について、防衛省から打診はあったのかどうかお聞きします。 質問2点め、平得15号線についてご質問いたします。八重山商工正門前の西通りの改修工事について、真栄里の地域住民からいつ工事に着工するのかとの疑問の声が多く寄せられています。そこでお聞きします。現在の状況と今後の工事スケジュールについてお聞きします。 質問3点め、川平公園整備事業についてご質問いたします。来年度の予算確保についてどうなっているのか。そして、次に障がい者用駐車場の整備についてお聞きします。 質問4点め、コロナ経済対策におけるタクシーチケットの効果についてご質問いたします。1つ、タクシー業界における経済効果はどれほどあったのか。また、おでかけチケット第2弾はあるのかお聞きします。 以上、質問の要旨を終え、再質問は自席より行いたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 前津 究議員の1項目め、市長の政治姿勢について、3点の質問に順を追ってお答えいたします。 1点めのコロナ対策についての質問での市長の出張回数、不在日数については、市内民間病院においてクラスターが発生した10月15日から11月2日までの間、市長の出張回数は3回、不在日数は6日でございます。また、副市長の自宅待機期間は、10月23日から11月2日までの7日間です。 2点めの職員の不祥事再発防止については、不祥事の再発防止対策としては、不祥事の直後に職員に対し各種研修等を実施することと、及び実務的な指導、教育を行っていくことも必要だと考えていますが、併せて各部署の管理職が中心となって、OJTを通して不祥事を起こさない、起こさせない環境をつくっていく必要があると考えます。 3点めの海上自衛隊誘致については、八重山防衛協会が防衛省に対し八重山への海上自衛隊配備を要請した旨、地元マスコミ報道があることは承知しておりますが、それ以外のことについては承知いたしておりません。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 前津 究議員の2項目め、平得縦15号線について2点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点めの現在の状況についてお答えいたします。市道平得縦15号線は、石垣都市計画道路事業3の5の18号商工西通りの事業計画となっております。事業地は、国道390号バイパスを起点とし、市道商工南通り線、平得縦15号線、国道390号を交差し、平得縦5号線終点の産業道路へと結ぶ延長1,150メートル、幅員12メートルの都市計画道路であります。そのうち、起点の国道390号バイパスから市道商工南通り線までの延長183メートル区間は、道路改良事業により整備が完了し、供用がなされております。現在、国道390号から市道産業道路までの区間、延長312メートルを平成17年度から着手し、令和4年度までの事業期間となっております。事業未着手区間であります市道平得縦15号の延長655メートル区間は、八重山商工西通りになっておりますが、平均幅員は5.5メートルで歩道がなく、朝夕は生徒たちの通学や通勤の車両等が多く混在している状況がございます。 2点めの今後のスケジュールについてお答えいたします。市道平得縦15号線の延長655メートル区間は、石垣都市計画道路事業3の5の18号、商工西通りの新規事業計画として関係機関と調整を行い、令和3年度の事業認可に向けて今年度概略設計を実施しております。次年度につきましては、実施設計に必要な調査測量等の予算を要求しているところでございます。 次に、3項目め、川平風致公園整備事業について2点の質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 川平風致公園整備事業につきましては、石垣市を代表する観光拠点として、利用者の利便性の向上、地域住民の憩いの場として名勝川平湾との調和のとれた都市環境の形成を図ることを目的とし、平成19年度から事業に着手し、これまで展望台、園路、駐車場の整備を進めてまいりました。本市を訪れる観光客へ地域の魅力を発信し、地域の活性化に寄与する上でも、商業施設建設の必要は感じており、今後も予算の確保に努め事業の早期着工、令和4年度の供用開始に向けて取り組んでまいります。 1点めの来年度の予算につきましては、関係各課と調整し、一括交付金事業で商業施設建設の予算要求を行っているところであります。 続きまして、2点め、障がい者駐車場につきましては、利用者の使用しづらいとの指摘がございましたが、これに対応するため、新たに駐車場における未使用スペースを整備し、障がい者駐車場として利用者の利便性、安全性向上に努めてまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 前津 究議員の4項目め、コロナ対策におけるタクシーチケットの効果について2点ございますので、順を追ってお答えいたします。 まず1点め、その効果についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染拡大により大きな影響を受けた経済活動に対する回復支援策として、本市では本年7月1日より市民のおでかけ利用を支えることにより、バス、タクシー、運転代行業の稼働回復、飲食店等への集客支援、そして酒気帯びや飲酒運転の抑止等につなげることを目的に、石垣市おでかけ応援チケット事業を行っております。これまで市内87店舗の居酒屋をはじめとした小売店等で、市民、観光客に対して2万枚のチケットを販売頂き、既に完売しております。一方で、チケットの使用先として市内のタクシー事業者全12社、バス事業社2社、運転代行業者7社が参画しており、これまでに使用されたチケット枚数は計1万5,767枚、額にして788万3,500円と、約80%の使用実績となっております。こうした使用実績に鑑みますと、コロナ禍における市内の各交通事業者等の経済活動を支援する上で、一定の効果があったものと認識してございます。 次に2点め、おでかけチケットの第2弾につきましては、プレミアム付地域応援商品券でもタクシー等の使用はできることなどから、現在のところ計画はしてございません。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き前津 究君の再質問を許します。前津 究君。 ◆1番(前津究君) 私の質問かなりダブった質問が多いので、同じ答弁は求めません。早く終わろうと思っております。 それでは、順を追って再質問したいと思います。 かりゆし病院でクラスターが発生だと。連日のようにコロナ感染者が相次いで、あわや医療崩壊、市中感染、そういう心配の声が危機感のある中で、市長はこのクラスターが発生して以降収束するまで、市長の出張回数3回、不在日数は6日間、6日。これ私考えても、こういう危機的状況の中にある中で、私は一般感覚からすると、陣頭指揮を執るべき市長が出張で石垣島を離れて6日間いなかったというのは、結構これは問題じゃないかなというふうに思って今回質問を出しております。 また、副市長のほうもコロナの感染疑いがあるということで、2週間あまり自宅待機を余儀なくされております。 そこでお聞きします。副市長が自宅待機の間に市長が出張に行った。公私ともに石垣を離れて行ったという日にちは、何日ほどあるのかお聞きしたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時14分                               再 開 午後 2時14分 ○議長(平良秀之君) 再開します。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 副市長が自宅待機の間、市長が出張に行っていた日数でございますが、10月23日と24日、あと10月29日、30日は午前に帰任しております。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 追加でお答えいたします。 議員ご指摘の分は、副市長が自宅待機、感染の疑いではなくて、PCR検査を受けて陰性でしたけれども、保健所の指導を受けて2週間自宅待機と。日数ですね、指定があった期間自宅待機をした中での話ですけれども、不在の日数は出入りした、出発した日とか、帰ってきた日とか全部含めると4日間ですかね。そのうち、公務で出張に行っていなかった日は2日間という形になります。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 今政府はリモート会議とか、そういうのを推進しているわけで、本当に出席しなければいけない、クラスターが発生している中でね、出席しなければいけない重大な会議というのは、そんなにないと思うんですよ。 市長は、当初石垣で第1番目の感染者が出たときは、全国のテレビニュースからも注目されてね、市長は頑張ってるなと、先進的な取組をされているなと、全国的に高い評価をされたんですけれども、こういうクラスターで医療崩壊が起きかねない、市中感染が多発しそうだという中で、こういう不在をするという感覚が、やっぱり市長はパフォーマンス上手だなと思っていますよ。 それで質問いたします。総務部長に質問します。総務部長、簡単な質問なので、課長とか部課長の皆さんと相談せずに答えられる質問です。ではお聞きします。災害とか緊急事態が起きるときにね、それに備えて総務部長の携帯番号の携帯に、自衛隊関係者の連絡先は入っているんでしょうかどうか。個人的なあれなので、すぐ答弁できますよ。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。             〔何事かいう者あり〕 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 自衛隊関係者の電話番号は、私の携帯に登録されております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 登録されているということでした。では、それはなぜそういう質問をしたかというとね、市長も忘れてはいないはずなんですけどね……。             〔何事かいう者あり〕平成20年6月議会のときに、市長は大濵長照元市長、元副市長で市長の娘さんがプライベートで結婚式で那覇へ行くということで、市長、副市長石垣市を離れて出張に行ったことを捉えてさ、「危機管理はどうした」とここでわめいたんでしょう。僕みたいに今の、それが僕強烈に印象に残っているんですよ。品はなかったですよ、あのときは。 でね、お聞きしたいのが、あれだけ責めておいてですよ、市長も副市長もいくら保健所の指導で陰性だったけどというけど、陰性でも陽性に変わるときがあるからこそ、自宅待機を言われているわけであってさ、結果的に陰性だったからどうのこうのじゃなくて、市長が副市長ともどもね、この役所を留守にしていたというのが問題なんですよ。 市長、議員のときに大濵長照市長と副市長にかみついたことを念頭に踏まえて、今回留守にした件をどう思うか、市長の釈明をお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 前津議員も当時議員だったというふうに覚えていると思います。先ほど議員がおっしゃったぐらいの大きな声を出して追求したわけではありません。 私は、その当時議員として提起させていただいたことに関しましては、議事録を見ていただいたらわかると思いますが、大濵前市長の娘さんの結婚式があったと。それは当然娘さんの結婚式ですから、沖縄本島であったと。当時の市長が結婚式に出ることに対しては、何の異議も唱えておりません。苦情の入れておりません。 ただ、一つそのときにさせていただいたのが、当時の副市長がその結婚式に出席するために島を離れたというところで、大丈夫ですかという話をさせていただきました。 また議事録を読んでいただいたらわかると思うんですが、そのときにナンバー3、次の管理する人は誰かという話をしたときに、総務部長に対して、総務部長だという話だったんで、総務部長に自衛隊等そういった連絡体制ありますかという質問をしたというふうに記憶をしております。そのときは「ありません」という体制だったので、それは危機管理として問題があるんじゃないですかという話をさせていただきました。 前津 究議員は記憶があるかどうかわかりませんが、その質問私に今回多分2回目か3回目だと、同様の質問をですね、されておられますけども、石垣市においては、現在防災危機管理室を課に設定しまして、常時災害対策の分に関しては危機管理ができるようになっております。庁内の防災体制、また連絡網等も当時に比べると、今はラインとかネット環境も整っていますので、職員の中でも随時情報交換をできるような体制になっております。 私が出張で不在の際、今回は23日クラスター発生のときから、23日から11月2日の間、副市長が自宅待機という形になっておりましたが、万が一の有事が起こった場合に関しては、当然感染していないわけですから、役所の中に出勤してきて陣頭指揮を執ることも可能であります。私自身もその日程等については、副市長、総務部長に連絡してこういう体制で動いていますと、その都度連絡取れるようにしておりますので、何ら問題ないと思っています。 もう一つ、クラスター発生時という話ですが、実際私は医療従事者ではございませんので、私がクラスターに対応できることではございません。できるとしたならば、その広報とか市民の皆さんに対する発信等についてはできるかもしれませんが、それについては必ずしも私じゃなくても、行政の担当者ができるものだというふうに認識をしております。 いずれにいたしましても、石垣市の防災体制、危機管理体制は、現時点において私どもは万全にできているというふうに思っております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 全く同じ答弁を大濵長照市政もちゃんと対応しているんだと、市長、副市長不在のときは総務部長、そして企画部長だと、万全な体制を整えているということでね、それでも市長かみついたんですよ。 今クラスター発生とかどうのこうの言っているんだけれども、市長はこう言ってるよ、「市民の大事な命、地球より重いわけですから、もう少し真剣に考えていただきたいと思います」あのとき何も落ち度なかったけど、今は有事というんですけどね、クラスターが実際発生しているわけで、有事じゃないですか。有事があったんですよ。有事があるにも関わらず島を離れていく、こういうのが二枚舌というのかな。 ちなみに聞くけど、総務部長、自衛隊の連絡先が入っているというけど、自衛隊の何という部署の人の、人名は出さんでいいですよ。何ていう課か部署か、部署にいる人の携帯番号なのか教えてください。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。             〔(総務部長に聞いている)という前津 究議員〕 ◎市長(中山義隆君) 議員はご存じないかもしれませんけれども、石垣市には防災危機管理課がありまして、それ以降国、県、防衛省を含めましてそれぞれの連絡体制十分に構築されております。いざ災害が起こった際には、今の議員のご質問ですと、総務部長がわからなかったらどこにも連絡取れないという体制ではなくて、石垣市においては、危機管理においてどの部署でも連絡取れるように、電話連絡網等全部整備してあります。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 大濵市政のときからも、そういう連絡体制はありましたよ。総務部長もね、あのときは規則にもちゃんとあるわけですから、市長、副市長がいないときには総務部長だと。 先ほど市長が答弁する前に質問したんだけど、総務部長、自衛隊の一体何という部署の担当の人なのか、担当部署名だけでいいですよ、教えてください。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 石垣出張所の職員で、いつも台風とかのときにも役所に来る方々の連絡先が入っております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) そういう連絡体制で万全なのか。もう一度お聞きしますけれども、市長、副市長は市長が出張に行くときに、何か指示はあったんでしょうか。総務部長にお聞きします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 今回市長が出張に出ましたのは、19日の午後でございまして、爆破予告メールを受けた日でございますので、出張前にその対応策等を取った上で、いろいろと指示を受けた後に市長が出張に出ております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) かりゆし病院内でのクラスターの対応については、何か市長から指示はあったでしょうか。あれば具体的にどのような指示だったのか、教えていただけませんでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。             〔(総務部長に聞いている)という前津 究議員〕 ◎市長(中山義隆君) 議員勘違いされていると思うんですけど、クラスターが発生したのを含めてですけれども、新型コロナウイルスの対策、特に感染者に対しての対応は八重山保健所が指揮系統であります。市長が指示を出してどうこう動けというものではありません。 私どもがやっている、市がやっている部分に関しては、石垣市の市民に対しての広報活動でしたりとか、そういうことはしておりますけれども、クラスターが発生したからどう動けとか、例えばお医者さんとか看護師さんをどう動かすとか、そういうのは市が考えるものではありませんので、議員がそこはちょっと勘違いして、市長からどういう指示が出て、クラスターを抑えるためにやっているのかというようなお話かもしれませんけれども、私どもとしては保健所、そして八重山病院、医師会、当のかりゆし病院さんと連携しながら、広報活動も含めて市民の注意喚起を行っていくのが、行政の仕事であります。 当然、かりゆし病院の院長先生とは、私はLINEでつながっていますので、ずっと毎日のように今どういう状況かという連絡、報告等は常に頂いております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 私は勘違いしてないですね。市長は物忘れしたんですかね。石垣市は当初緊急事態宣言出したよね。そのときは感染者1人で、クラスターでは結構かりゆしが多く出てですよ、そういった取組は本当の危機が、有事がある際にはさ、何もしないで私の勘違いではないんですよ。緊急宣言出した割にはね、市長の姿が見えない、出張に行っている。これおかしいんじゃないかということなんですよ。 おまけにね、このクラスター出たときに、ラインというんですか、ラインでは市の情報は流れていたけど、市のホームページには感染者数載っていなかったですよ。いまだに多分発表していないと思うんだけど、ラインに入っていない人はわからないでしょう。市のホームページでアクセスする人は、市のホームページにアクセスすると思いますよ。感染当時あのとき、多分今も更新されていないんじゃないかな。 だから、そういった取組が、脇が甘いということですよ。多分今も更新されていないと思うよ。ラインではいろいろ流れているみたいですけど、僕はあまりラインの使い方というのがわからないから。 だから、そういったところで市長、もうちょっと出張は昔から市民の多くで市長出張多くないかという声が寄せられております。昨日、おとといから「権不十年」という言葉がね、聞こえ始めているんですけれども、市長は大濵長照元市長たちはね、副市長も含めて与野党関係なく野党の人たちにも丁寧に、誠実に答弁していましたよ。 だけど、市長はなぜか知らんけど、野党を目の敵にして質問に立たなかったりね、市長席から野次を飛ばすとか、そういうのがあって、過去に自分が議員のときに発言したものを見比べて、もうちょっと器を大きくして答弁してくださいよ。 今やっているんですけどね、仲間に対しては……             〔何事かいう者あり〕仲間に批判したりとか、野次飛ばしたりとか、そういうところが多いのでね、多選自粛条例云々の前に、政治家という前に人間として、我々にも優しくしてくださいよ。             〔何事かいう者あり〕 次の質問に入りますけどね、職員の不祥事再発についても、これまで議員の皆さんが取り上げている人が多いので、再質問はいたしませんけども、他自治体の取組防止策を研究していただいて、二度とこのようなことが起こらないような取組をぜひしていただきたいと要望します。 海上自衛隊の誘致についてなんですが、打診はないと、今のところ話はないと言うんですがね、最終処分場の埋立地にもし自衛隊が用地を確保したいと言った場合に、来た場合に、市長としてそれは賛成するのか、受け入れるのか、反対するのか。また、そのときになってテーブルについて話し合って決めるというのか、まずそういう打診が将来あったときに、埋立地じゃなくてほかの港湾施設も含めて自衛隊の海上保安用地を確保したいと来たときには、市長はどのような対応をするのか、現時点のお考えをお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 八重山防衛協会が海上自衛隊の配備についての要請をした件を受けてのご質問だというふうに思いますが、現時点で防衛省から海上自衛隊の配備の話等は一切来ておりません。 私も陸上自衛隊のときもお話をさせていただきましたけども、市長という立場で誘致するものではないというふうに思っております。それは国防・安全保障というのにつきましては、やはり国が考えることでありますので、石垣市長がこっちに置いたほうがいいよとか、あっちに持っていったほうがいいよというような話ではないと思いますので、それについては国の専権事項ということでございます。 議員仮にとおっしゃいました。実際に仮の話をここで議論しても仕方のないことではありますけれども、陸上自衛隊の際にもお話をさせていただいていますように、国が考えた中においては、話は聞かせていただきたいというふうに思います。それを当初から一切拒否するということではありませんので、ただそれでその内容がどういう内容かを考えた上で、いろいろとご意見等を承って考えていきたいというふうに思いますが、現時点ではそういう話は一切来ておりません。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 予想どおりの答弁でした。仮の話ですけどね、もし来たら市長は陸上自衛隊のときもそうだったけど、同じ手法を使うのかなというふうに危機感を持っております。 それとあと一つね、昨日も新垣重雄議員が話しておられました12月6日の一市民である比屋根 健さんの公開質問について、それに対して答えることはあるのかどうか、公開質問に対して市長はどのように対応するのか、それだけです。市長の考えをお聞かせください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時35分                               再 開 午後 2時35分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。前津 究君。 ◆1番(前津究君) 市長が答弁をしないということは、やる気がないというふうに受け止めました。一市民が投稿するということは……、何かある、じゃあどうぞ。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 毎回毎回自分たちでそういうふうに取りますとか、そういうふうに考えますとか、そういうふうになりましたと決めつけてやるのはやめてもらえますか。 議員先ほど、市長は自分たちに対していろいろ言うとかいう話をしていましたが……             〔何事かいう者あり〕議員自体の質問の仕方もおかしいですし、そもそも今の件は通告にもございませんし、担当者には言ったかもしれませんけど、実際に今回の質問の中の脈略としては、通じるものではございませんので、本来だったら答えるものではございません。 ただ、新聞の投稿を見ておわかりのように、その方が市長室に来てそういうことを質問された際には、私はしっかりとお答えをさせていただきました。それが投書に、投稿に載っているわけでございますけども、それをご本人さんにはお答えはしてありますけれども、それを紙面とかそういうことで答えるかどうかというのは、今後検討したいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 質問取りでは、翁長課長に一応言ってあるんですよ。あんなこと言うんだったら、だから最初から私が質問したときに、そういう考え方を言えばいいんですよ。             〔(いや、通告ですよ、通告)という中山義隆市長〕 違う、通告どおりじゃないから、答弁拒否するんだったら拒否すればいいんですよ。今みたいに後からぬうやらかんちゃら言ってきたら困るよ。勝手に進めて僕は言ってあるんですよ、ちゃんと。 ○議長(平良秀之君) 質問を続けてください。 ◆1番(前津究君) いや、これで次の質問に入ります。 平得縦15号線の件なんですけど、これ平成17年度から始めて、もうあれから十何年以上たっていますね。一応商工の南通りは、一応道路は完了したということなんですが、今現時点は産業道路のお宮の前を平成17年度から始まって、令和4年度に事業を完了するという計画でしたね、答弁で。 平成17年度から令和4年度、そして商工の正門西通りですね、かなり時間がかかっているんですね。土地の地主とか関係者の皆さんから、真栄里に行くたび、いつ始まるか、いつ始まるかとしびれを切らした声が寄せられて、質問に取り上げてくれというから取り上げています。 そこでお聞きしたいんですが、この工事が長引いている原因ですね、いろいろな行政の事情があると理解をしますけれども、地域の皆さんがどうしてこんなに長くかかっているんだという疑問が寄せられていますので、ぜひ都市建設課さんのなぜ長くかかったかというお答えを賜りたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 平得縦15号線、石垣市都市計画道路3の5の18号の進捗状況についてですけれども、全体26筆の用地買収がありました。その用地買収になかなか理解を示していただけない方もいらっしゃいましたので、事業期間が長く続いているということになります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) いろいろな事情があったと思いますけれども、それ以上追求はしませんが、商工の正門の西通りの件について質問をしたいと思います。 この件について、実施設計は終わっておると。今後のスケジュール、もうちょっと詳しく来年度以降のスケジュールについて、ちょっと工事概要と例えば道路の幅、幅員が何メートルあって、歩道をどうするのかとか、まず道路の概略設計、実施設計について大まかでいいですよ。幅員が何メートルで、歩道を幾つ設置するのか、それちょっと答弁頂けますか。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 来年度から事業実施予定の3の5の18号商工西通りにつきましては、延長が655メートル、道路は2車線になります。歩道を両側に設けまして、原道拡幅後は幅員12メーターを計画しております。歩道には点字ブロック等を設置する計画となっております。 以上です。
    ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 結構幅員12メーター、全長が600メーター以上ですよね。この通りかなり地権者とか一般住宅多いですよね。来年度は実施設計及び物件補償をするという考えをお聞きしましたけれども、対象となる物件補償は何件ほどあって、用地買収が終わっているのか、今からやるのか、いつごろからやるのか、そのへんについてちょっと答弁お願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 現在は概略設計を実施中であります。次年度につきましては、実施設計に必要な調査、測量等の予算を要求しているところであります。現在の概略設計の実施中の段階ではありますけれども、道路用地につきましては、必要な筆は約60筆、補償物件は約20軒を予定しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 補償物件が20軒ぐらいと。筆数が60件ちょっとということでした。来年度は実施設計、物件補償して、ではいつから本格的に工事に着手するのかどうか、見通しは立っていますか。皆さん早めに工事をしてほしいということで、「いつごろになったら工事着手するんだ」という声も寄せられております。大まかな見通しでもいいんで、それとこの道路工事に関係する財源、補助金は内訳はどうなっているのか、その辺も含めて答弁をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。 来年度実施設計を予定しておりますけれども、その後補償物件の調査とか行いまして、各地権者との交渉に入ります。ある程度交渉が進みますと、道路の工事に着工できるというふうに考えております。 3の5の18号の道路事業の補助事業で実施しますけれども、沖縄振興公共投資交付金事業となっており、国庫補助80%となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) 具体的に工事の着工の見通しが聞けなかったのが残念ですけれども、ぜひ地権者の用地買収の件もあるんで、これはまた反対者が出ないように、前もって早めに同意に取り付けるための地域の説明会を持っていただき、してほしいということを要望します。 それと、道路の両脇に歩道をつくるということでしたよね。今バリアフリーで、よく縁石が高くて歩道の部分、お年寄りや障がい者の方が歩きにくいと、段差が多くて。そのへんも念頭に入れて、実施設計をつくっていただきたいと思います。 それでは、じゃあ次の川平公園整備事業について、一括交付金の導入を目指すということでした。これも以前私が同じ質問をしたときに、建設部長は着工をするということを答弁引き出しましたけれども、一括交付金の適用をめぐって、部長の心意気というか、予算を絶対確保しますと決意のほどをお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 川平風致公園の商業施設、テナントについてでございますけれども、冒頭でも述べましたけれども、現在令和3年度の予算要求を行っているところでございますので、確保でき次第着手し、令和4年度の供用開始に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 前津 究君。 ◆1番(前津究君) ぜひ予算確保していただいて、令和4年度の着工まで、またこれ地権者とのいろいろな調整があると思いますので、その辺も早く対応していただいて、関係者も高く期待しておりますので、期待外れに終わらないように、ぜひ万全の体制で取り組んでいただきたいと強く要望します。 そして、障がい者の駐車スペースについては、今年度内で2カ所、2台分のスペースを完成させるということでした。ぜひ障がい者の皆さんが便利に使えるような観光地として、早めの取組ぜひお願いしたいと思います。これについては、私は質問ありません。 新型感染症対策のタクシーの効果については、結構な経済効果、結構だという788万円ですか、は我が市内のタクシーの利用率というのが、景気のバロメーターの一つでもありますので、おでかけチケット第二弾を今のところ考えていないということでしたが、昨日、今日ですか、政府のほうでも予算で73兆円の追加予算、GDPにして3.6%の押し上げ効果があると、かなりの大型な取組を、政策を展開されるそうです。 細かいところはどういうふうになるのかわかりませんが、ぜひ企画部長の取れる、石垣市で展開できる施策があれば、意欲的にどんどん引っ張っていただきたいとお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、前津 究君の質問は終わりました。 それでは、10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 2時50分                               再 開 午後 3時01分 ○議長(平良秀之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の質問者、米盛初恵さんの質問を許します。米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) 本日最後の登壇者となりました米盛初恵です。コロナ禍に配慮した議会運営に賛同し、簡潔に一般質問をさせていただきます。 その前に、少し所感を述べさせていただきます。 さて、相変わらず私たちはこの新型コロナウイルスに主導権を奪われた日常を過ごし、これまでの常識が覆され、どんな場面でも自分たち本位で物事が進められない問題に戸惑いながらも、新しい時代の幕開けを痛感しているのではないでしょうか。 前回は、この新型コロナウイルスとの戦いを体力の限界と、不肖な発言をしたことを深く反省しながら、引き続き医療・福祉・介護現場で働く皆様方に敬意を表したいと存じます。 全国的に医療現場の看護師不足が叫ばれ、この石垣市においても状況は同じであるようです。死亡者を出さないことを第一義として、特に陣頭指揮を執る医師は不眠不休だとの話もお聞きしました。市民の安心、安全にご尽力くださり、改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございます。 そして、私たち石垣市民も、絶対にコロナに負けないを宣言し、共にこの難局を乗り越えてまいりましょう。 それでは、過日通告しました件につきまして、これより一般質問に入ります。 1、石垣市自殺対策計画について。(1)コロナ禍において全国的に増大している現状は、石垣市も同じであるか。(2)警察、消防、保健所、医療機関等と連携し、自殺未遂者に対する支援とは。(3)児童生徒のSOS、高齢者のSOSに対する施策はあるか。(4)相談窓口の一本化について当局にお伺いいたします。 2、石垣市高齢者福祉計画、介護保険事業計画について。(1)21パールプランいしがき第7期介護保険事業計画から、第8期介護保険事業計画へ移行する中で、新たにスタートする事業があるか。(2)介護ボランティア事業計画、(3)見守り、支え合い施策構築、(4)介護医療院の創設について当局にお伺いいたします。 以上、質問要旨を述べさせていただきました。再質問は自席にて行います。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さんの質問に対する当局の答弁を求めます。福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 米盛初恵議員の1項目め、石垣市自殺対策計画について4点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点めの、コロナ禍において全国的に自殺者が増大している現状は、石垣市も同じであるかのご質問にお答えいたします。本市における自殺者は、全国と同じように増加傾向にございます。先日公表された警察庁の統計データによりますと、本市の令和元年度の自殺者8件に対し、本年度は9月末時点で7件発生しており、本年度上半期で既に前年度の自殺者数に達する状況となってございます。 また、福祉部障がい福祉課の基幹相談支援センターこころの健康相談窓口における自殺に関するご本人や関係者からの相談件数は、令和元年度の27件に対し、本年度9月末時点では、既に28件に上るなど、自殺者と同様に相談件数も増加傾向にございます。 2点めの警察、消防、保健所、医療機関等と連携し、自殺未遂者に対する支援とは、のご質問にお答えいたします。本年度は、8月から9月にかけて相談件数が急増するなど、自殺未遂の事例等、緊急対応が必要なケースがふえるなど切迫した状況が続いており、関係機関との緊密な連携は必須となってございます。個々のケースに応じ、随時自殺未遂者の支援に努めているところでございます。 3点めの児童生徒のSOS、高齢者のSOSに対応する施策はあるか、のご質問にお答えいたします。本市の自殺対策計画の策定に当たっては、自殺対策とは生きることの包括的な支援であるとの視点から、庁内の各課等で取り組まれている関連事業と連携し、全庁的に取り組むこととしてございます。 その上で、児童生徒のSOSについては、教育委員会を中心にSOSの出し方や児童生徒の発達段階における子どもの生きる力を育む取組、不登校、引きこもり、ニートなど、社会生活を円滑に営む上で困難を有する子ども、若者への相談窓口の設置、対応する職員のゲートキーパー養成講座の受講、警察と連携し、インターネットやスマホ利用での危険についての指導等がその取組施策となってございます。 高齢者のSOSに対しては、介護長寿課地域包括支援センターにおいて高齢者等の総合相談窓口の機能を十分に生かすとともに、高齢者が抱える問題や自殺リスクの高い方の情報等を把握し、運営協議会やケア会議等で共有し、必要な施策を関係者間で連携していくこととしております。 4点めの相談窓口の一本化のご質問にお答えいたします。本市における自殺に関する相談窓口は、障がい福祉課内の基幹相談支援センターにおいて、こころの健康相談窓口を開設し、精神保健福祉士1名を専門相談員として配置し、対面相談や電話相談及び家庭訪問などによる相談対応等に努めてございます。また、市内では八重山保健所においても、本市同様に相談窓口を設置し、自殺防止に努めているところでございます。 併せて相談者が死にたいことを相談したいと思うタイミングが様々であることから、地域にある相談窓口のほかに、命の電話や寄り添いホットラインなど電話相談をはじめ、SNS、チャット、ラインなどによる相談についても広く周知に努めており、悩んでいる人、見守る人、どなたでもご利用頂ける多様な相談窓口を設けることは、自殺防止につながる有効な取組と考えます。 次に、2項目め、石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画について4点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点めの、21世紀パールプランいしがき第7期介護保険事業計画から第8期介護保険事業計画へ移行する中で、新たにスタートする事業があるか、についてお答えいたします。市町村は、老人福祉法第20条の8において老人福祉計画を、また介護保険法第117条において、国の基本指針に則して3年を1期とする介護保険事業計画をそれぞれ定めるものとされてございます。本市においては、平成12年度より老人福祉計画と介護保険事業計画を一体的なものとして、21世紀パールプランいしがき、石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画を策定しております。今年度は、平成30年度から令和2年度までの計画期間とする第7期計画の最終年度に当たるため、令和3年度から令和5年度までを計画期間とする第8期計画案を石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定委員会において検討しているところでございます。第8期計画におきましても、国の基本指針に基づき適切な事業を掲載してまいりますが、新たに取り組む事業として、ボランティアポイント制度や家族介護教室の掲載を検討してございます。 2点めの介護ボランティア事業計画についてお答えいたします。介護ボランティア事業は、元気な高齢者に介護事業所でボランティアをしていただき、その対価として実績に応じてポイントを付与する制度であり、国の基本指針に掲げられている地域共生社会の実現にも合致するものと考えてございます。本市といたしましては、1点めでお答えいたしましたボランティアポイント制度の中で実施していきたいと考えており、第8期石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定委員会で検討しているところでございます。 3点めの見守り・支え合い支援構築についてお答えいたします。本市における見守り・支え合い支援につきましては、認知症のある高齢者等を地域で見守る石垣市認知症高齢者等見守りSOSネットワーク、石垣市社会福祉協議会が実施している地域福祉ネットワーク、民生委員による見守り、配食サービスなどの福祉サービスによる見守り・支え合い体制がございます。これらに加えて第8期においては、2点めでお答えいたしましたボランティアポイント制度を実施することで、見守り・支え合い支援制度を充実させることができると考えてございます。 最後に、4点めの介護医療院の創設についてお答えいたします。平成30年4月の介護保険法等の改正法施行により、長期療養を必要とする患者が入院する介護療養病床に代わる施設として、介護医療院が新設されました。介護医療院は、長期療養が必要な高齢者に医療と介護を一体的に提供できる介護保険施設で、住まいとしての機能も兼ね備えてございます。終末期のケアや看取りにも対応し、病院内にあることで医療ニーズの高い要介護者の受け皿になることが期待されます。 本市には介護医療院がないため、島外の同様の施設を利用されている被保険者もおり、また市民から介護医療院の創設のニーズもあり、施設開設を希望する事業者もあることから、第8期石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画に位置づけることについて、同計画策定委員会で検討してまいります。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。 引き続き米盛初恵さんの再質問を許します。米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) これより再質問に入ります。 まず、石垣市自殺対策計画についてからの再質問なんですけれども、このコロナ禍において、全国的に自殺者が急増しているというニュースは、私たち市民誰もが気に留めて、心を傷めている状況だと思います。 そこで、石垣市においては、石垣市自殺対策計画書というものがございまして、その中で石垣市における自殺者の現状について、年間自殺者数と、あと自殺死亡率の推移など全国的に見た場合どのような状況にあるか、これが公表できる範囲内で結構ですので、そのことを教えていただけませんでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 障がい福祉課長、運道 徹君。 ◎障がい福祉課長(運道徹君) 再質問にお答えいたします。 昨年度策定いたしました石垣市自殺対策計画書の統計データから申し上げますと、平成25年から平成29年までの5年間の自殺者数は53人、年平均して約10.6人となってございます。また、平成26年からは、年間の自殺者数は10人以上で推移している状況です。併せて、平成29年の自殺死亡率、これは対10万人当たりでございますけれども、24.4、沖縄県の17.2、国の16.5よりも高い状況にあり、自殺死亡率においては徐々に高まる傾向がございます。なお、これらのデータにつきましては、いずれも国がまとめた地域自殺実態プロファイルに基づくものでございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) 深刻な状況だというのがよくわかります。本当に今後この石垣市の現状、全国的にも高い、県でも高いというような中で、石垣市の自殺の現状や特徴から、石垣市は今後どのような対策が有効と考えるでしょうか。 また、これも正解がないので、非常に難しい施策だと思いますけれども、実際に取組など用意されているものがありましたら、教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 障がい福祉課長、運道 徹君。 ◎障がい福祉課長(運道徹君) 再質問にお答えいたします。 取組でよろしいでしょうか。     〔(特徴と取組でまとめてもらってよろしいですか)という米盛初恵議員〕 はい、わかりました。石垣市自殺対策計画書における、先ほど申し上げました自殺実態プロファイルから申し上げますと、平成25年から29年までの5カ年の自殺者数は、先ほど申し上げました53人でございます。そのうち男性が44人、女性が9人、男性が全体の約8割強を占めているという特徴がございます。併せて性別、それから年代別、職業の有無、それから同居の有無など、分類した一つの対象群として上げられるのは、1位に男性の40代から50代で有職者、同居者が最も多く18.9%、2位に男性の20代から30代で、有職者、同居者が15.1%、3位に男性の20代から30代の無職者、同居者で9.4%となってございます。重点的に取り組むべき対象群として、男性を中心とした勤務・経営者、子ども、若者、無職、失業者、生活困窮者等となっております。しかしながら、昨今のコロナ禍では若年層や女性の自殺企図者が急増しており、今後はこれらも含めた重点的な取組が急務となってございます。併せて、この自殺の現状から、市としての取組はどのようなものがなされているかということでございますけれども、自殺対策事業として、まず相談窓口の周知を図るため、様々な関係機関、学校、医療機関のほかにも、スーパーやコンビニ、遊技場、これはパチンコ等も含めたところですが、そこへポスターを配布しまして、市民の目に触れやすい場所への掲示をお願いいたしました。石垣市の主な自殺の対象となっている1位、2位は有職者であることから、石垣市商工会にもご協力をいただき、商工会の発行する商工会だよりへ相談窓口一覧を掲載していただきました。 また、こころの健康相談員による面談、訪問、電話相談対応、市民向けの自殺対策後援会、若年層対策事業後援会のほか、命の門番とも言われるゲートキーパー養成講座も開催してございます。 ゲートキーパー養成講座については、市民向けのほか、市民と接する庁内各課窓口業務を行う行政職員向けも開催してございます。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) 本当にこの石垣市自殺対策計画書というものが、令和2年の3月に、今年のコロナ禍において発刊されたんですけども、なかなか手に取る機会はなかったんですが、近しい人のその自殺という死で、多いなとは思っておりましたが、実際どれぐらいの数がいらっしゃるのかなということも、今回私が提案するきっかけになったことでございました。 本当にそのいろんな原因があって、そこに至るのかなと思いますけれども、この令和2年、すいません、この今お話しいただいたその自殺対策計画書は、実は令和元年12月から令和2年の1月までのデータなんですね、統計なんです、実は。ということは、まだコロナが始まっていないその前年度、1年間の結果になるんですよ。そうしますと、今コロナ禍にあって非常にもっと世の中が混沌としているというような状況になった場合は、その計画書に載っている施策等を含めて、それが正しいのかという言い方をしましたけれども、正解はなくて、その取組がいいのだろうか、よりもっと私たちが心を配り、気を配り、その目を配ってその対策に当たらなければならないのかなというふうに私は感じました。 ですから、実際はもっと事態は深刻であるという認識に立って、この問題を考えていただきたいと思いますけども、冒頭の答弁でもありましたが、相談窓口について障がい福祉課の基幹相談支援センターにこころの健康相談員1名を配置し、対応しているということでございました。 このコロナ禍においては、今お話ししたように、今後さらなる離職、失業、生活困窮等により追い詰められた市民がふえる可能性が高いと予想されます。現在の相談体制では、十分ではないように感じます。 先日、この質問取りに障がい福祉課を訪ねましたら、大声で職員を罵倒するような場面に遭遇いたしました。職員2名での対応でしのいでいるようでしたが、あのような怒りの矛先を受ける職員が気の毒でしょうがない気持ちになりました。日常茶飯事なので、職員は至って冷静でしたが、逆にその冷静な対応に腹を立てている市民と、本当に理不尽なお話でございます。現在の相談体制では、今後不安が残ります。相談対応されている職員が、これ以上疲弊しないような体制づくり、人員増加は一番の対処法だというふうに考えますが、その辺りのお考えはありますでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、コロナ禍にあっては離職、失業といった生活困窮等で、相談する市民が今後もふえることが予想されてございます。最近では、若年層や女性の相談事例も急増してございまして、面談や訪問相談のほか、電話相談の増加している現状がございます。 今後は、国、県の自殺対策緊急強化事業補助金等を活用しまして、専門相談員の増員や関係事業費の増額など、基幹相談支援センターの体制整備の強化に向けて努めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) ありがとうございました。自殺は、その多くがこの世において行き場のない追い込まれた末の死だと考えるのが自然なのかもしれません。自殺の背景は精神保健上の問題だけではなく、過労や生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などが原因で追い詰められ、自殺以外の選択肢が考えられない状況に陥ったり、社会とのつながりの減少や生きていても役に立たないという自己肯定感の低さ、これは誰でも起こり得る危機なのです。 私たち市民にできることがあります。全ての市民が身近にいるかもしれない自殺を考えている人のサイン、様々メニューが用意されているようです。県、市、国、命の電話、様々な方法を使って私たちが専門家につなぎましょう。このコロナ禍においては、弱い者はより弱い立場に立たされます。想像してください。身近な誰かが困っていないか、あなたのその声かけだけで誰かを救えるかもしれません。年末年始、特に人恋しい季節になりますから、無関心の反対語は愛だそうです。どうか石垣市民の皆さん、かけがえのないあなたの近くにある命に関心を示してください。そのことをお願いしまして、次の質問に移ります。 石垣市高齢者福祉計画介護保険事業計画なんですけれども、これは第7期というのが3年間ですね。令和3年3月31日で終了いたしますが、8期が令和3年4月1日から、令和5年の3月31日までの3年間、新しいその高齢者に向けた施策がスタートするということで、再質問に入らせていただきたいと思います。 これは、このコロナ禍においては、子どもたちの行動自粛も大変大きな問題があるようですが、今回は高齢者に目を向けて考えてみたいと思っております。高齢者に限定する行動自粛となれば、一気に高齢の方、私が今お話ししているのは75歳以上後期高齢者と考えてください。一気にADLが低下し、寝たきりリスクが上がります。それこそ介護予防に努めてきた努力が水の泡となります。本当に惜しいことです。大変大きな損失につながると考えます。 そこで、介護ボランティア制度導入のお話になるんですが、この制度は介護保険料増大の抑止力となり得るという可能性があることから、平成19年9月に、東京都稲城市がこの介護ボランティア制度を導入して、全国に広まったというのが始まりでございます。 東京都稲城市は人口8万7,000人ありますので、本市よりは2倍程度大きいということもございますが、今回私はこのコロナ禍ですが、神奈川県相模原市、ここは72万人だそうです。行く機会がございまして、そこで調査研究をさせていただきました。担当者のお話ですと、活動自体はこのコロナ禍であっても変化はなく、このボランティア制度の登録者数、高齢の方が登録するんですけれども、登録者数も年々増加して、団塊世代が75歳に到達する2025年までには、さらにふえる見込みをお聞きしました。ですから、この事業としては大変石垣市に合致するんではないかと、すぐにでも始めるべきだというふうに考えました。 この相模原市も、この東京都稲城市をモデルにしてこの制度導入をしたようです。今回、リーフレットやポイント手帳の見本や、実際のその要綱等、様々頂戴してきました。担当者とも名刺交換をしてきましたし、どうぞ事務調整していただければ、よりより制度設計というのができるんではないでしょうか。 再質問としまして、第8期計画に盛り込まれた介護ボランティア制度導入、石垣市として具体的なイメージや事業計画等、できているとおっしゃっていましたが、もう少し中身のわかるお話お聞かせいただけたらと思います。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 ボランティアポイント制度は、元気な高齢者にボランティアをしていただくことで、ボランティアを必要としている方への支援になることに加えて、ボランティアをされる高齢者も地域社会の中で役割を担うことで、健康寿命を延ばすことにつながるものと考えております。また、ご指摘のように、介護事業所でボランティアをしていただくことで、介護保険料、介護給付費の抑制にもつながってくると考えております。 第8期計画期間内に実施したいと考えている具体的なボランティアの内容といたしましては、今申し上げた介護事業所や保育所での見守り、また高齢者ご本人それぞれのお得意なことを生かしていただいた通いの場などでの講師等を考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) 課長、ありがとうございました。本当に高齢者の方は地域の活力になり得ると、私はこれまで提案してきました。その退職された後も、この石垣市において十分にその担い手となり得る方々を、失礼な言い方ですが有効活用していただいて、実際にそのお得意分野であるとか、そのようなことを提供してもらうような場を創設していくことが、今後大事なのではないかなというふうに思います。 そのほかの他府県では、社会福祉協議会との連携を強くして、様々な施策、ボランティア等受入れにお得意な社協ですから、そのようなアドバイスもいただいてやっているようですが、石垣市としては独自にシルバー人材であるとか、老人クラブ連合会等、たくさん会員がいらっしゃいますね。その方々と地域に見合うネットワークを構築して、ぜひ新しい形のボランティア制度導入、ポイント制度をつくっていったらいいのかなというふうに思います。ぜひ前向きによろしくお願いいたします。 それでは、再質問なんですけれども、高齢者の中でこの石垣市認知症高齢者等見守りSOSネットワークとはどのようなものか教えてください。これは、石垣市自殺対策計画の中で、高齢者SOSというところの施策にも担っているかとも思います。ぜひこの内容等を教えていただけませんでしょうか。石垣市認知症高齢者等見守りSOSネットワークとはどのようなものか教えてください。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 石垣市認知症高齢者等見守りSOSネットワークは、認知症のある高齢者等が所在不明になった際に、警察だけではなく、地域の関係機関の協力を得て発見、保護するためのネットワークです。所在不明になるおそれのある高齢者について、あらかじめ介護長寿課地域包括支援センターにて登録をしていただき、万が一所在不明になった場合には、その方の登録情報を協力機関に伝達し、できるだけ早く発見、保護することに努めております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) このSOS協力機関とは、どのような団体がこの団体として加入しているのか、どのぐらいの数登録されているのか、現状を教えていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 再質問にお答えいたします。 協力機関には、現在58の事業所に登録をしていただいております。事業所の種別といたしましては、介護事業所、船舶会社、医療機関、金融機関、社会福祉協議会などとなっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) ありがとうございます。安心ですよね、そのような体制が整っているということは、非常に高齢者を抱える家庭においては、まず年末年始ですね、これから本当に毎年この時期に高齢者の行方不明者が増加傾向にあることも承知しております。ですから、市民がこの見守り支援を強化していくというような、マンパワーになり得ると思いますので、そのことにもぜひ目を向けていただいて、意識啓発等をぜひ牽引していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 それでは、最後の質問なんですけれども、高齢者福祉についてですね、介護医療院のニーズ、創設について第8期でどうですかという再質問なんですけれども、この介護医療院のニーズについては、八重山地域の医療、介護の現状を鑑みると、老人ホームにおいては重度介護者の受入れが困難であり、介護施設入居では対応できない。経管チューブや尿カテーテル、器官カニューラ等の難易度の高い介護力が必須であることから、どうしても医療機能が充実した介護医療院の創設が必要であるとの認識です。この業界では、特に介護現場で誰もが考えていることの一つではないでしょうか。家族にとっては、特に入院させたんだけども、退院後の行き場がない、これを介護難民、あるいは医療難民と言いますが、その解消につながることだと思っております。 この介護医療院を調べてみますと、県内に13カ所あります。大きさは様々ですけれども、個人からですね。お隣の宮古島市には1つあるんですが、石垣市ではまだその受け皿がありません。私としては、この第8期計画の中で整備する必要があると考えますが、現状として当局の見解をお聞かせ願いたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 再質問にお答えいたします。 介護医療院につきましては、本市においても重要と考えてございますので、第8期石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画に掲載したいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) この8期に、計画に答申する前に、学識経験を有する者、社会福祉経験者、地域福祉関係者、公募による市民、市職員で構成される石垣市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定委員会というもので諮られて、審議されて、その答申されるというか、石垣市の8期に載るかどうかの審議がされるということですが、今回その話し合いまで上程ということは、可能性としてはあるんでしょうか。そこまでお答えいただけたらと思います。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 再質問にお答えいたします。 現在行われてございますその策定委員会のほうでのせて、具体的に検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) ありがとうございました。私の今回の12月定例会は、新型コロナウイルスの対策に万全を期すという議会運営の目的の上開催されていると理解しておりますので、様々ございますが、3月議会に持ち越しまして、このあたりで私の一般質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、米盛初恵さんの質問は終わりました。 これで本日予定の一般質問は全て終了いたしました。 それでは明日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                               散 会 午後 3時40分...