石垣市議会 > 2020-12-07 >
12月07日-02号

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  1. 石垣市議会 2020-12-07
    12月07日-02号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年 12月 定例会(第12回)             令和2年第12回石垣市議会(定例会)                  12月7日(月)                   (2日目)                                開 議 午前10時01分                                散 会 午後 4時25分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 長 山 家 康  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     次 長 補佐兼  本 若 久 司 君                        議事調査係長  次    長  石 垣 収 一 君     主    事  山 田 昌 平 君              議  事  日  程 (第2号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│            件             名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘              本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.新型コロナウイルス感染症の影響による市民生活や事業所支  ││     │       │  援対策について                      ││     │       │ (1) 本市実施の現時点における経済支援効果の評価について   ││     │       │   説明を求めます。                    ││     │       │ (2) プレミアム付き商品券事業の実施率、販売実績、金額等進  ││     │       │   捗状況について説明を求めます。             ││     │       │ (3) ひとり親世帯の非課税世帯、3歳未満の子どもを有する世  ││     │       │   帯商品券購入実施率、購入しない券活用の実施率の現状  ││     │       │   説明を求めます。                    ││     │       │2.石垣市内施設への爆破予告メールについて          ││ 一般質問│ 長浜 信夫君│ (1) 爆破予告メールの概要、事件後の各部署の危機管理対応に  ││     │       │   係る検証、総括について説明を求めます。         ││     │       │ (2) 爆破予告を認識のうえ、出張に出た市長の見解を求めま   ││     │       │   す。                          ││     │       │ (3) 本事件で登校を取り止めた児童生徒の人数、学校について  ││     │       │   説明を求めます。                    ││     │       │3.石垣市職員倫理条例について                ││     │       │ (1) 倫理審査委員会運用状況の第4条、11条に基づく報告、  ││     │       │   届出について、中山市長就任時から一度も公表されていま  ││     │       │   せん。説明を求めます。                 ││     │       │4.平和行政について                     ││     │       │ (1) 核兵器禁止条約発効について見解を求めます。       │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │ (2) 条約発効を機会に本市平和推進事業実施の際、一層強い平  ││     │       │   和メッセージ発信をすべきだと考えるが見解を求めます。  ││     │       │5.陸上自衛隊配備について                  ││     │       │ (1) 開南集落隣接地への基地ゲート設置について、住民説明会  ││     │ 長浜 信夫君│   はいつ、どのような規模と形式で開催するのか説明を求め  ││     │       │   ます。                         ││     │       │6.海上自衛隊配備要請について                ││     │       │ (1) 八重山防衛協会の要請行動について、市長は配備に理解を  ││     │       │   示した上で容認、あるいは静観、黙認したのか説明を求め  ││     │       │   ます。                         ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.福祉行政について                     ││     │       │ (1) 新型コロナウイルス感染症対策において、蔓延対策、経済  ││ 一般質問│       │   活動について伺う                    ││     │       │2.畜産行政について                     ││     │       │ (1) 牛、ヤギ、豚等の消費状況について、また消費拡大のため  ││     │       │   に各部門(牛・ヤギ・豚)に予算措置がどのように行われ  ││     │ 砂川 利勝君│   たかを伺う                       ││     │       │ (2) 食肉センターにおける小動物の処理施設の状況について   ││     │       │   伺う                          ││     │       │ (3) ヤギ生産振興のために、競り事業の導入は必要だと思われ  ││     │       │   るが見解を伺う                     ││     │       │3.教育行政について                     ││     │       │ (1) 本市における小中学校の敷地の賃借状況について伺う    ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.レジャー船舶の陸揚げスペース確保問題における対策及び待  ││     │ 箕底 用一君│  機船舶数の実態について                  ││     │       │2.石垣中学校校舎におけるコンクリート破片落下の危険性と対  ││     │       │  策について                        │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │3.石垣島産高級魚の養殖ヤイトハタや海ぶどう及びモズク等の  ││     │       │  生産者支援対策について                  ││     │       │4.新港地区の浚渫土砂処分有効活用について          ││     │ 箕底 用一君│5.農振総合見直しにおける進捗状況及び前回の総合見直し後に  ││     │       │  おける個別申請の農振除外等について            ││     │       │6.広域避難所公園に指定されている新川公園内の使用不可施設  ││     │       │  解消に向けた進捗状況について               ││     │       │7.ゴミの分別における市民負担等について           ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.市職員による相次ぐ不祥事について             ││     │       │ (1) 不祥事発生時の対応及びその後の対策について       ││     │       │ (2) 行政の最高責任者として市長はどのような認識か      ││     │       │2.インフルエンザの感染状況について             ││     │       │ (1) 例年と比べての今年度の感染状況について         ││ 一般質問│       │3.新型コロナウイルス感染症対策について           ││     │       │ (1) 市役所内及び消防本部の新型コロナウイルス感染症対策   ││     │       │   について                        ││     │       │ (2) 本市における高齢者や重症者などの感染者の実状につい   ││     │ 大濱 明彦君│   て                           ││     │       │ (3) 石垣市内で発生したクラスターのその後の対応と対策に   ││     │       │   ついて                         ││     │       │4.本市における「ひきこもり問題」について          ││     │       │ (1) 現状の実態調査について                 ││     │       │ (2) コロナ禍の対策及び取組について             ││     │       │5.市立中央運動公園野球場の改修について           ││     │       │ (1) 電光掲示板の改修について                ││     │       │ (2) ベンチ裏から一階トイレへの改修について         ││     │       │ (3) スタンドの屋根新設について               │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             令和2年第12回石垣市議会(定例会)                 12月7日(月)                   (2日目)                               開 議 午前10時01分 ○議長(平良秀之君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお配りしてあるプリントのとおり、一般質問となっております。本定例会における一般質問の通告者は、20名であります。よって、お配りしてある一般質問日程表の割り振りで進めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 なお、議会運営委員会で一般質問時間を60分内の努力義務と確認をいたしておりますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、本日最初の質問者、長浜信夫君の質問を許します。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ケーラネーラ、クヨーナーラ。市民の皆様、議場の皆様、おはようございます。 先般、絶賛上映中の「鬼滅の刃」を鑑賞する機会がありまして、大変感動をしました。勇気、寛容、絆、家族愛、友情、様々な要素があって、3回ほどじんわり涙しました。社会が索漠としたコロナ禍にあって、必見の映画です。孫に話をすると、地元に映画館がありませんので、毎日せがまれて大変です。 今年の流行語大賞に、この「鬼滅の刃」と「アベノマスク」が入っております。しかし、なぜか周りでこのマスクをする皆さんを一度も目にしたことがありません。一体マスクはどこに行ったのでしょうか。不思議です。数百円かかったマスクは不人気で、税金の大きな無駄遣いの象徴でした。 さて、最初の質問者ですので、「壱ノ型」で全集中して「水の呼吸」で質問を行います。 初めに、新型コロナウイルス感染症による市民生活や事業所支援対策についてお伺いいたします。 1点め、新型コロナ流行は衰えることなく、上・下降の波を繰り返しながら、第3波へと移行をしています。本市の経済活動は何とか維持しているものの、依然として各業種とも厳しい環境状況に置かれており、市民生活は家計のやりくりに苦慮する不安な状況にあります。そこで、現時点での本市実施の経済支援対策効果をどのように評価、認識してるのか、見解を伺います。 2点め、現在、10月1日からプレミアム付き商品券事業で経済支援に取り組んでいますが、直近の事業実施率、商品券の販売実績、金額等の進捗説明を求めます。 3点め、社会的に低収入の立場に置かれたひとり親世帯について、コロナの影響を受けて、さらに厳しい状況を強いられています。非課税世帯、3歳未満子どもを有する世帯の商品券購入実施率、購入なしの商品券活用の実施率の現状説明を求めます。 次に、石垣市内施設への爆破予告メールについてお伺いいたします。去る10月21日の市内公共施設、飲食店への爆破予告は、幸いにも大事に至らず胸をなで下ろし、安堵の思いでした。今回の事件はいたずらでありましたが、市民や社会を混乱や不安に陥れる行為は断じて許されません。一方で本事件は、市民や行政の危機に対する意識と能力が試された事案だったと思います。そこで、伺います。 1点め、予告メールの概要説明及び事件後において、各部署の危機管理対応についての検証、総括はどう結論づけたのか、説明を求めます。 2点め、予告メールを知りながら、その当日、出張に出かけた市長の考えを伺います。 3点め、事件を原因に市内小・中学校で登校を取りやめた児童生徒は何名いたのか、各学校説明を求めます。 次に、石垣市職員倫理条例についてであります。職員の倫理を保持し、公務の公正と信頼の確保と法秩序の確率のために、平成20年11月に本条例が施行されています。条例では、毎年、職員倫理に関する状況について公表することとなっておりますが、審査委員会の運用状況は公表されているものの、平成22年、中山市長就任時から、第11条に基づいた行為の報告や届けについては一度もなされていません。説明を求めます。 次に、平和行政についてであります。来年1月22日に、核兵器禁止条約が国際的に発効される予定であります。石垣市非核平和都市宣言並びに石垣市核廃絶平和都市宣言の2つを持つ本市として、条約発効について見解を求めます。次に、市長は、慰霊の日や平和の鐘打式の際に、本市から世界に向け平和を発信する旨の挨拶を毎年述べています。条約発効を機会に、より一層の強いメッセージの発信を今後当然考えていくべきだと思いますが、2点見解を求めます。 次に、陸上自衛隊配備について質問いたします。平得大俣地区住民へ何ら事前説明もなく、開南集落隣接地基地ゲート計画が市民の指摘によって明らかになりました。さらに、石垣市への説明もなされていませんでした。これまでもそうですが、もはや防衛局の横暴な工事の進め方を見たような気がいたします。本案件で11月2日、防衛局は石垣市と4地区の代表者のみに限定して住民説明会を行いましたが、当然4地区代表は石垣市、防衛局の対応に納得できず、抗議の退席をするという経緯であります。今後この住民説明会について、いつどのような形式と規模で開催予定なのか、説明を求めます。 最後に、海上自衛隊配備要請について質問いたします。11月14日の新聞報道によると、八重山防衛協会の会長・副会長をはじめ、事務局長の砥板芳行議員が防衛省を訪問し、海上自衛隊配備について要請を行った記者会見が報じられています。事前に市長へ打診をしたとのことですが、配備計画に理解を示した上で要請行動を容認、あるいは黙認、静観したのか、中山市長に説明を求めます。 以上、質問要旨をまとめました。当局には全集中で明確な答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) おはようございます。長浜信夫議員の1項目め、新型コロナウイルス感染症の影響による市民生活や事業所支援対策について、3点ご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 まず、1点めの本市実施の現時点における経済支援効果の評価についてお答えいたします。本市では、これまで事業者向け支援として、観光業、商工業、農林水産業、建設業など、様々な業種並びに事業者に向けた各種支援に取り組んでおり、市内における現在の景気回復傾向につながっているものと考えてございます。 2点め、石垣市プレミアム付き商品券地域応援商品券の実施率、販売実績、金額等の進捗状況についてお答えいたします。地域応援商品券は、本市の2万5,235世帯4万9,905人を対象に、10月1日より商品券の販売及びその使用等を開始してございます。商品券の発行規模は、共通店型商品券が4億9,905万円、応援業種型商品券が2億4,952万5,000円でございます。それに対して、11月30日時点での集計として、ご購入いただきました共通店型商品券の販売実績として2億7,480万7,000円で、実施率は55%となってございます。また、プレミアム分となる応援業種の実績は1億3,740万3,500円で、これも同じく55%の実施率となってございます。 3点め、世帯主が令和2年度住民税非課税者となる世帯、3歳未満の子どもが属する世帯、生活保護世帯に該当する特例対象世帯に対しては、申告によりまして応援業種商品券5,000円を無償で交付してございます。これまでに934世帯に対して交付しており、額にして467万円、全世帯数の約4%となってございます。現在、商品券を使用できる店舗は、市内計730店舗とふえてきてございますので、実施期限となる来年1月17日に向けまして、この年末年始に商品券の動きがさらに活発化することが期待できます。今後も実施率のさらなる向上に向けて、引き続き取り組んでまいります。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) おはようございます。長浜信夫議員の2項目め、石垣市内施設への爆破予告メールについての1点めと2点めについてお答えいたします。 1点めの爆破予告メールの概要、事件後の各部署の危機管理対応に係る検証、総括についてお答えいたします。令和2年10月19日午前2時25分頃、市総務部をはじめ、各部署の代表メールに爆破などの予告がありました。10月21日の時刻を指定して、石垣市役所、市内の小・中学校、高校、新石垣空港、市内飲食店を狙った爆破などの予告でした。予告の内容といたしましては、午前11時30分に石垣市役所、12時30分頃に市内の3高校、小・中学校16校、13時前後に市内の飲食店4カ所を対象とした爆破予告でした。本市では、直ちに八重山警察署へ通報をするとともに、対応策の検討を行いました。当日は、通常どおり業務を行い、各部署においては、近辺の不審者や不審物の警戒、防災危機管理課と契約管財課においては、数グループに分かれて庁内外の巡回パトロールを実施いたしました。爆破予告時刻が経過した後には、各部署の状況について確認を行い、予告のあった全ての箇所において異常がなかった旨を確認しております。事件後の対応につきましては、各部課長を通じて、今回の爆破予告を踏まえ、今後も日頃から不審者や不審物に十分に警戒するよう通知をしております。 続きまして、2点めの市長の出張についてお答えいたします。市長の出張につきましては、庁内の警戒態勢に万全を期した上で、重要な公務であるという判断において、予定どおり遂行しております。 続きまして、3項目め、石垣市職員倫理条例についてお答えいたします。石垣市職員倫理条例は、職員の職務の執行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図り、もって公務に対する市民の信頼の確保を図ることを目的に制定されております。具体的には、第6条において、職員の責務として、公正な職務の遂行を損なうことが明白な行為を求める要求があったときは拒否しなければならないということや、公正な職務の遂行を損ない、または、公正な市政の運営に不当な影響を及ぼす情報を何人に対しても提供をしてはならないということが規定されております。また、第10条において、公正な職務の遂行を損なうおそれのある場合などの報告義務や、第11条では、贈与等を受けた場合の報告義務が規定されており、任命権者はこれらの報告を受けた際には、報告書の写しを石垣市職員倫理審査会に送付し、審査を受けなければならないと規定されております。石垣市職員倫理審査会は、第13条において設置されている組織で、公平性・透明性を確保するため、学識経験者を有する委員等で構成され、贈与等報告書の審査を行い、その結果を任命権者に報告したり、条例や規則の円滑・適正な運用について意見を述べるなどの事務を行っております。また、第16条では、市長は毎年、職員倫理に関する状況及び職員の職務に係る倫理の保持に関して講じた施策について議会に報告するとともに、市民に公表しなければならないと定めております。 これらの規定に基づき、本市では毎年2月頃、倫理審査会を開催し、一年間の倫理条例の運用状況について審査を行っております。審査会で審査された内容につきましては、毎年3月議会において、運用状況の報告書と倫理審査会の意見書という形で報告し、議会終了後は、速やかに市ホームページで報告書及び意見書を公表しております。 続きまして、5項目め、陸上自衛隊配備についての開南集落隣接地へのゲート設置についてお答えいたします。陸上自衛隊配置に係るゲート設置について、去る11月2日に、沖縄防衛局による説明会が開催されました。しかし、当日、4地区の方々は、詳細な説明がされる前に退席されたため、本市では、11月5日付、沖縄防衛局に対し、4地区の方々へ再度説明会の開催を求めたところ、11月24日付で沖縄防衛局より、「11月2日の説明の際、市長からゲートの位置の変更等の意見があったことから、当該ゲートの位置について、今後様々な観点から検討をしていく。4地区の方々への説明については、当該ゲートの検討の後に改めて本市と調整したい。」との回答があり、その旨を11月25日付で、4地区公民館長宛てお知らせしたところでございます。防衛省へは、駐屯地の施設整備に当たっては、市民の生活環境へは最大限の配慮はもとより、今後は市民の不安等が招来されないよう、このような情報に関しては事前に公表、説明するなど、適切に対応をするよう申し入れているところでございます。 続きまして、6項目め、海上自衛隊配備要請についてお答えいたします。海上自衛隊の誘致については、八重山防衛協会が防衛省に対し、八重山への海上自衛隊配備を要請した旨、地元マスコミ報道があることは承知しております。しかし、それ以外のことにつきましては、承知いたしておりません。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) おはようございます。長浜信夫議員のご質問の2項目め、石垣市内施設への爆破予告メールについての3点め、本事件で登校を取りやめた児童生徒の人数、学校についてお答えいたします。石垣市教育委員会では、市長部局を通じての警察からの情報、また、沖縄県教育委員会を通じての県内自治体の状況、さらに、直近事例のあった県外自治体での対処を踏まえ、当日の授業を通常どおり行うことを決定いたしました。この決定は、10月19日の臨時校長会で各学校長に伝えておりますが、不安を抱く児童生徒、保護者への対応として、保護者の判断において学校を休むことについても認めるよう伝えております。なお、予告日の10月21日に欠席した児童生徒数は、体調不良や家庭の都合等で欠席した児童生徒も含め、小学校が427名、中学校が165名となっております。当日は、通常より欠席する児童生徒数が多くなっておりますので、欠席した児童生徒の大方が登校を取りやめた児童生徒と考えられます。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 長浜信夫議員の4項目め、平和行政に関する2点のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 1点めの核兵器禁止条約発効についてのお答えをいたします。平成29年7月に、122か国の賛成を得て、核兵器禁止条約が国連で採択され、約3年を経た今年11月には、条約の批准国が50か国に達し、来年1月の条約の発効が確実の情勢となりました。平成29年8月には、本市が加盟する平和首長会議国内加盟都市会議の第7回総会において、日本政府に対し条約の締結促進を要請することが決議されており、同年9月に第6回石垣市議会において、当該条例の署名、批准を日本政府へ求める決議がなされ要望しております。本市では、昭和59年に石垣市非核平和都市宣言、平成23年には石垣市核廃絶平和都市宣言を制定し、両宣言において「全ての核兵器の廃絶と世界の恒久平和を希求する」ことをうたっており、本市としましては、その理念を継続し発信してまいります。 2点めのご質問、条約発効を契機に本市平和推進事業実施の際、一層強い平和メッセージを発信すべきではないかについてお答えをいたします。本市では、平和推進事業の一環として、平和を考える絵画、作文コンクールの上位入賞者を平和大使とし任命し、広島・長崎へ派遣を実施しております。被爆から何十年たっても癒えぬ体験者の実相を学び、また、核兵器により一瞬にして失われた多くの命の尊さを実感することにより、核兵器がもたらす悲惨さ、残酷さを認識する機会となっております。次年度以降の平和推進事業を展開する中において、慰霊祭並びに市内の児童生徒を対象とした平和学習、平和フォーラム等において、条約発効の趣旨並びに意義についての周知、また、広島・長崎の高校生によって行われている核廃絶のための署名活動のような取組を、平和推進事業へ取り入れることについても検討をしてまいります。また、平成30年に開催されました世界平和の鐘設置30周年記念事業「ピースベルアイランド・イシガキ2018」において、各国大使等を招聘し、石垣島から世界へ平和をアピールしていることも踏まえ、今後も引き続き世界平和の鐘の鐘打を行い、世界の恒久平和を願うメッセージを発信してまいります。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き長浜信夫君の再質問を許します。 なお、長浜議員より図書の資料使用の申出がございますので、それを許します。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 今年の流行語の大賞に「3密」もありますけども、昨夜のテレビで、過酷な看護現場の様子が映し出されておりました。医療崩壊が目前だと今、報じておりましたけども、これから季節寒くなるにつれ、密閉・密集・密接傾向になりがちですので、3密回避の行動がより一層求められてくるかと思います。 さて、新型コロナウイルス感染症による市民生活、事業所の支援対策について質問いたします。本市は、年間130万人の観光客を受け入れておりますけども、それを受け入る、賄う資料になっております。観光客の減少で様々な業種が厳しい現状にありますが、11月30日現在でプレミアム付き商品券の事業実績が55%の答弁ですけども、ちょっと鈍い状況かと思っております。来年、来月です、1月17日までの1カ月少しの有効期限になっておりますので、早めの購入が図れるよう、事業効果が上がれるよう取組を求めたいと思います。 答弁では、5,000円の無償交付が934世帯ということでありましたけども、この数字からいかに非課税世帯、3歳未満の子どもを持つ世帯が1万5,000円の商品券の購入をすることが大変なのか、自己負担が大変なのかということがうかがい知ることができると思います。手元からお金を出すことが大変厳しい状況です。私たち野党は、当初から世帯対象じゃなくて、家族人数を対象にすべきだと提案してきましたけども、子どもの多い家族に対して5,000円の支援はちょっと弱すぎるんじゃないかと、そのように思っております。実際そのご不満や切実な声が多数寄せられております。 そこで、お伺いします。ひとり親世帯についてですが、特別臨時交付金受給者で収入が減少した方にあって、申請すれば、さらに5万円追加受給ができることになっております。そこで、基本給付と追加給付、それがあるんですけども、それぞれの率の説明を求めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) こども家庭課課長、新城佳一君。 ◎こども家庭課長(新城佳一君) 長浜議員の再質問にお答えいたします。 ひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付率につきまして、11月末で支給率99%、842世帯に支給してございます。また、追加給付につきましては、まだ申請受付期間中でございますが、11月末で支給率が57%、483世帯へ支給をしてございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 一概には言えませんけども、ひとり親世帯の収入は、恐らく減少してる現状にあると思います。今、答弁の追加給付について、ちょっと支給率が弱いかなと、そんな気がいたします。 そこで、扶養手当対象外になりますけども、児童扶養手当を受けていなくても、収入が減った場合、世帯に5万円を支給することができることになっておりますが、そこで、本市の現状と対象となる額は幾らなのか説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) こども家庭課長、新城佳一君。 ◎こども家庭課長(新城佳一君) 再質問にお答えいたします。 児童扶養手当対象外の方への給付、支給につきましては、収入見込額の申立書により、令和2年2月以降の収入の減少が一カ月の収入額を12倍した年間収入見込額が児童扶養手当の支給制限限度額未満の方が対象となり、現在11月末で34世帯へ給付してございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。
    ◆17番(長浜信夫君) 収入が激減して、家計は苦しい状況です。経済的にひとり親世帯の支援策がうまく活用されてないような気がいたしますけども、人数等で見るように母子家庭はなおさら大変です。この対策、支援は、国・県・市、事業が幾つかあって、市民にはかなりわかりづらい面がありますので、行政が積極的に周知と、なおかつ申請を促すような取組をしていただきたいと思います。申請は来年の2月までですよね。そこのところも期限がありますので、取組を求めたいと思います。 次の石垣市内の爆破予告メールについてですけども、市長は当日、出張に行かれておりました。それは後ほど質問するとして、この事件起きて、事件後に各部署からの報告、検証等は私は必要だったと思いますけども、皆さん答弁では、事後通知で済まして終わっております。それでいいのかどうか。施設を爆破するという重大案件で、何事もなかったように、そのままで終わっていいのか。見解が分かれるところですけども、副市長、これでいいですか。見解を求めます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 今回の爆破予告メールでございますが、10月19日に爆破予告メールが届いておりまして、始業時と同時に急いで対応策を検討いたしました。また、八重山警察署とも連携して、警備体制を強化するなど決めております。また、庁内の警備体制につきましても、できる限りのことをするということで、各部署において適切に対応することなどを決めております。また、今回の爆破予告に対しましても、関係する部署を集め、徹底した会議を行っております。爆破予告計画には、その場所で何も異常がなかったことなども全部確認をしておりまして、その後は、今回の件を踏まえて、各部署において日頃からこういったことには注意喚起をしていくようにとやってございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ちょっと最後の検証、総括が弱いような気がしますね。重大案件でした。そこで、その中に、メールの中に、市内飲食店の爆破予告も入ってましたけども、当該店のおおよその特定はなされたかどうか。また、石垣市から事業者へ危険を知らせる旨の情報提供は行ったかどうか、説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時32分                               再 開 午前10時32分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 爆破予告のありました飲食店4店舗につきましては、具体的な場所や店舗名等は指定されておりませんでした。そのため、八重山警察署においては、市内を巡回パトロールするなどして、不審者等の警戒に当たっております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市内は観光地ですから、当然飲食店、観光客、市民が利用します。出入りします。きっとそういうときは大変な事態ですので、情報を提供して皆さんに注意の喚起を呼びかける、そういったことが、危機管理のあり方が大変必要であるかと、そのように思っておりますけども。 そこで、指揮に当たるべき市長、副市長にお伺いします。中山市長は、この重大メールを知ってて出張に行かれました。それで、当然市長の留守を預かる副市長、あるいは職員に万全対策を取るように指示をなさったと思いますけども、たまたまこの日程で自民党県議団17名が来島して、副市長は会食をともにして、コロナ感染者の濃厚接触者となってしまいました。結果的に副市長は自宅待機を強いられましたけども、危機管理の意識が希薄でなかったかどうか、自らの行動について、副市長にどうなのか見解を求めます。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時34分                               再 開 午前10時34分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 陰性でも自宅待機を強いられた状況になってますので、現場を離れて行ってしまったことには、どうなのかっていうことになりますね。こっちは副市長に申し上げたいと思います。そこ、別にコロナにかかっても、悪くはありません。誰でもかかり得ます。ただ、その状況の中で、沖縄県では5名以上の会食を控えるように、ずっと広報されてきたはずなんですよね。そういう最中でした。自民党の県議団も県議団だけども、危機管理の留守を任された副市長の行動は少しどうなのかなと、疑問を呈しておきたいと思います。 それで、すいません、次いきます。 市長の出張なんですけども、そこで、市役所、学校、空港と、こういうところに爆破予告をされてることを知りながら、島を出られたということなんですね。大変な有事事態の状況であったと思います。そこで、危機管理について、市長はどのように認識をなさっているのか。市長にそこのところ伺いたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。             〔何事かいう者あり〕 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 まず、先ほどお話のありました副市長の件から、ちょっとお話させていただきたいんですが、爆破予告があった日は10月21日でございます。副市長の県議団との会食は19日で、21日は通常どおり勤務をしております。その後、濃厚接触者の可能性があるということから、自宅待機になったのは23日からでございます。爆破予告の当日は、副市長は勤務をしております。また、副市長不在におきましても、検査結果は陰性でありますので、必要な場合はいつでも登庁できる体制にございました。副市長が自宅待機の間は、総務部長において対応をできる体制を整えてございます。 また、市長の出張につきましては、要請や総会、会議などで本市にとって重要な公務であることから、予定どおり遂行しております。要請等に関しましては、国の予算編成時期にあること、また、各大臣並びに各省庁のアポイントメントを既に完了してることから、予定どおりに出張に出ております。庁内におきましては、警備体制を強化することを申し合わせた上で、市長は出張に出ております。 ○議長(平良秀之君) 副市長、川満誠一君。 ◎副市長(川満誠一君) おはようございます。 まず、私が10月の際に濃厚接触者ということで大変ご心配をおかけしまして、職員の方々の負担もあったかと思いますので、この点についてはお詫び申し上げます。 当日は、今ご指摘の、ご質問の爆破予告メールにつきましては、10月19日の午前2時過ぎですね、未明にあって、その当日対応については、先ほど総務部長から説明がありましたとおり対応、協議をいたしまして、対応いたしました。私が、その爆破予告メールの爆破予告日時というのは10月21日の正午前後でありましたので、これについてはかなり厳重に対応をいたしまして、何もなかったということでありますが、当日21日の夕刻ですね。報道等でありますとおり、沖縄県自民党県連の県議の皆様が、離島における今後の沖縄振興の離島に関する課題等について意見交換をしたいということございましたので、会食をともにして、その中で感染者が、陽性の方がおって濃厚接触者ということになったわけでございますが、結果、陰性でございましたけれども、これについては、大変もっと注意すべきであったかどうか等も含めて、反省しているとこでございます。 それで、役所の対応としましては、厳重に警戒をするということが基本でございますけれども、全部市役所の業務を止めるということになると、これまた別の問題といいますか、仮にこの爆破予告メールを送った者が全部止めるという目的であった場合には、大変やはりそのことの関連で別の問題が発生するのではないかということもございまして、厳重な警戒を行うということを基本に対応をしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 何事もなかったからよかったんですけども、まだ危機管理には万全を尽くしていただきたい。それ当然ですけども、そのように申し上げたいと思います。 そこで、教育委員会なんですけども、お伺いします。 爆破予告、この事件を受けて、一部保護者の中では登校をやめさせたり、どうするか迷いながら登校をしてたと思います。大変不安と心配の中で、まあ当然ですけども、当日、私も予告時間に地域の学校周辺をパトロールしてまいりました。職員、PTAが当たってましたけども、警備にですね。そこで気づいたんですけども、万が一の想定をして、爆破予告時間に子どもたちを教室から避難させる行動は取れなかったかどうか、見解を求めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 教育委員会では、予告日の2日前に臨時校長会を設けまして、予告日の前日及び当日に学校敷地内の巡回ですとか、警備を適宜に行いまして、不審物や不審者の確認を行うよう各学校に指示しております。また、予告時間の前後は全ての門扉を閉じ、児童生徒に危害が及ぶおそれがある場合は、安全な場所に移動させる等、適切に対処するよう指示しております。児童生徒数や教職員数、学校の敷地の広さ、校舎の配置等は学校によって様々でございますので、各学校においては、学校の状況に合わせて対応しているところでございます。また、教育委員会においても、職員を割り振りいたしまして、市内各所におきまして、学校周辺を巡回パトロールしながら、不審な点がないか確認をいたしたところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 危機管理と危機意識の観点から、最悪な事態を想定した行動が求められるんじゃないかと思っております。子どもたちの命に、生命に関わることですので、保護者の方は大変心配なさったと思います。それが答弁ありましたように、多数の子どもたちの欠席につながったと思いますけども、当日、曇り空ですけども、雨はなかったです。降りそうですけど、降っていませんでした。安全を優先して、しばらく学校対応ということでしたけども、校庭にでも、例えば、避難させてもよかったんじゃないかと思っております。何よりも生命に優先するものありませんから、万全の策はあってもよかったんじゃないかなと、そのように感じました。 今回の爆破予告メールは、他市でもいろいろ連続して相次いでおりましたけども、そこで、お隣の宮古島市、トラックを突っ込ませる、そして、110万円の要求、そういうメールがありました。宮古島市は、幼稚園・学校の休園・休校をしております。必ずしも予告した時間に爆破するかどうか、それはわかりません。予告時間以外に実行することも可能です。考えられます。 そこで、臨時休校の対応は考えれなかったかどうか、教育委員会、説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 この件につきましては、事前に県警、警察ですとか、県の教育委員会の情報を共有しております。県内のほかの自治体や全国各地で同様の警告メールが届く事件が起こってることは把握しておりました。いずれの予告メールも大きな事件には発展してないことですとか、同日に県内の別の市に本市と全く同じ内容の予告メールが届いておりました。これらを踏まえまして、対策会議を行いまして、市内の小・中学校においては、十分な警備体制を敷いた上で通常授業を行うと判断いたしました。 宮古島市におきましては、予告メールで休校としておりますが、同じ時期に同様の予告メールが届いた県内のほかの自治体においては、休校の措置はしておりません。また、休校の措置を取った宮古島市においても、同様の警告メールが後日再び届いておりますが、その際には、休校の措置は取らなかったことを確認しております。 しかしながら、今後、同様のケースが発生した場合には、やはりその信憑性等について、警察また県の教育委員会としっかり情報を共有しながら、慎重に判断して、石垣市及び石垣市教育委員会としての対応について、適切に判断したいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 後日八重山署長、副署長ですけども、コメントしました。本当に実行する可能性もある。それは誰にもわかりませんですからね。犯人の仕業ですから。コロナ禍で授業の遅れもいろいろ心配もされたと思いますけども、また、一連の事件は全ていたずらでしたので、当局、教育委員会を含めて、ひょっとしたらそういう認識があったのかなということかもしれません。しかし、本案件は市民各家庭に係る、命に関わることですので、そういった危険にどういうふうに向き合うかって、対処していくかっていうことが、危機管理意識の度合いを問われた事件だと思っております。 新聞でこのような記事を目にしました。防災に関することですが、本件と同様なことが言えるかと思います。プロアクティブの原則という危機管理があります。疑わしいときは行動する。最悪な事態を想定する。空振りは許されるが見逃しは許されない。このように言われております。防災に限らず、最悪な事態を想定する危機管理が必要だということだと思います。このことはお互い共有して、当局には一層気を引き締めて危機管理には万全を尽くしていただきたいと思います。 石垣市職員倫理条例についてであります。 当局は、これまでいろいろ私たちが質問したときには、ホームページで公表してますという言葉をよく使ってきました。そういう割には、この質問事項については、一度も公表されていません。残念ながら職員の不祥事が相次ぎましたので、そこで、職員の服務や倫理規範に関して、この倫理条例がいかされてるかどうか、ちょっと質問をしていきます。 職員倫理条例施行規則第4条第1項第7号と、条例第11条第1項、職員が事業者と利害関係者と飲食や報酬など供与、接待を受けた場合や、事業者等から金銭・物品の供与もしくは譲与等を受けた場合、例外的対象でも報告、届出をすることになっています。この報告書等の文書開示を私は先日求めましたが、中山市長が就任した後、平成23年から平成26年度までの文書が廃棄処分になっておりました。そして、平成27年から昨年の令和元年度、届出なしになっております。平成23年度から26年度の期間が過ぎて、廃棄処分は理解できます。不思議ではありません。ただ、これまで報告、届出があったのに、なぜ平成27年から令和元年度までの6年間、届出が1件もなかったのか、説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 今、長浜信夫議員の質問の中で、これまで倫理審査に関することを公開してないと申しましたが、冒頭でも申し上げてますように、毎年2月に倫理審査会を開催し、一年間の運用状況をまとめて報告し、議会にも報告してございます。ちゃんと報告はしてございます。 平成27年以降ですか、報告がなされてないのはなぜかということでございますが、これまで報告のあった件につきましては、この職員倫理条例のほうに譲与等の報告の件については、第11条において、職員は5,000円を超える利益の供与もしくは供与接待を受けたときに、所定の報告書で任命権者に報告することとなっております。以前は、多数の者が参加する新春懇談会などに出席した際に、報告書が提出されておりました。この26年度以前というのは、この報告書のことでございます。しかしながら、条例によりますと、5,000円を超える、何ですか、報告書の内容が、5,000円を超える利益の供与には該当をしないということで、その後、報告書の提出は必要ないということになってございます。そのことについてでございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 報告のものについては、任命者が倫理審査委員会に審査を報告しないといけないです。審査を求めます。今、部長の答弁は、そのことは皆さんが判断してですか。審査委員会の提案ですか。そこのところを明確にしてないと。総務委員長のそのところ、判断したの、どこですか。答弁なかったですよ。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 これにつきましては、先ほど条例の条文を読み上げましたが、それに該当しないということで、特に提出の必要がないというふうに判断しております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 判断するのは審査委員会でしょう。あくまでも例外的なものであっても報告はしなければならないとうたってるんですよ、これは、条例は。最終的な判断するのは、審査委員会が皆さんに言うことであって、皆さんが当局で判断するのは、ちょっと筋が違うと思いますよ。 そこで、条例11条の贈与等の報告、これは条例に基づいた案件なんですけども、文書保管が永年保存になります。その文書自体の廃棄も行われたということでしょうか。説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 倫理審査会に係る文書の保存年限は5年でございますので、職員から提出された贈与等の報告書を含む文書については、平成26年度の分までは廃棄処分となっております。             〔(議長、休憩)という長浜信夫議員〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時51分                               再 開 午前10時52分 ○議長(平良秀之君) 再開します。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 文書の保存年限は5年でございます。この審査会の審査報告につきましては、毎年議会に報告してございますが、その議会に報告している内容については、保存年限がございませんので、そのまま掲示しているということになります。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ずっとこの件について、ホームページを開いてみました。もう何遍も見ましたけどもね。そこに4条、11条に基づいた条例の運用状況の報告、届出が記載されていました。これは中山市政以前のことです。平成21年度のことです。手元にその資料があります。今現在もホームページに載ってます。これ報告の届けも含めてですよ。運用の状況も含めて、全て載ってます。私が言ってるのは、中山市政になって、これは一度も掲載されてないということなんです。16条に沿って、これが市民への公表になると思うんですよ。平成21年度の文書、まだホームページに残ったまんまですけども、であるならば、廃棄処分した23年度から26年度のものは、どうしてホームページに掲載をしなかったのですか。説明求めます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 中山市長になって報告がないということを再三申し上げているようですが、冒頭でも申し上げてますとおり、毎年倫理審査会を開催して、運用状況等についての審査を行い、審査された内容は、毎年3月議会において、運用状況の報告ということで報告してございます。そのことに関しましては、ホームページにも掲載してございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) いや、私が言いたいのは、皆さん、運用状況と意見書まではやってるけども、届出についての、廃棄したと言われる報告した届出は掲載してないことについて伺ってるんですよ。載ってなかったですね。載せるべきものが載せる作業をしてなかったのかどうか、ホームページにね。それで気づかなかったかどうか。それとも、実は、載せる文書そのものがなかったのかどうか。載せる必要性を感じなかったのかどうか。どちらかだと思います。今現在、この倫理条例の運用状況がホームページに載ってますけども、毎年、答弁がありましたとおり、大体2月に最初の倫理審査会で会議を開いて、そして、結果を公表しております。だけど、しかし、令和元年度のものが、いまだ掲載ありません。いつしますか。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 今、議員のご質問のとおり、毎年2月に行って3月議会で報告し、その後、ホームページで公表してございますが、令和2年2月分につきましても、議会報告の後、ホームページにアップいたしました。しかしながら、その後、ホームページのリニューアルがあり、最新の分の移行がうまくいってないことが判明いたしました。その後すぐに更新いたしておりますので、現在は掲載されてございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) すぐできる作業ですから、そういった指摘があったら、すぐ、まあ今回も私が皆さんに確認した上でのことですけども、ぜひ市民への公表ですので、そういったところを怠りなく、皆さんに迅速にやっていただきたいと思います。 平和行政についていきます。 手元に昨年度の石垣市平和宣言があります。これですね。平和推進事業の冊子がありますけども、この宣言文に、昨年、石垣市は平和宣言を市長が高らかに宣言しました。末尾ですけども、非核平和都市宣言、平和港湾宣言、核廃絶平和都市宣言と、先人が紡いでこられた平和への思いを決して絶やすことなく、次代を担う児童生徒へつなげることは、私たち大人に課せられた最も重要な責務です。全くそのとおりです。 そこで、冒頭答弁伺ったときに、平和の鐘の鐘打式について答弁がありました。私は、条約発効を記念して、平和の鐘打式は検討はどうですかと伺ってるんですけども、そこのところの答弁はどのようになさいますでしょうか。答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 長浜信夫議員の再質問にお答えいたします。 世界平和の鐘の鐘打式につきましては、世界平和の鐘の会沖縄支部が主体となっておりまして、年間を通じて開催をしております。年間11回の鐘打式のうち、9回は鐘の会、2回については友好都市稚内市に関連するもので、石垣市が主催として行っております。 今回の議員の提案の核兵器禁止条約の発効記念とした鐘打式の開催並びに毎年開催の可否につきましては、主催団体である世界平和の鐘の会沖縄県支部の意向を確認しまして、今後調整し、検討をしてまいります。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ぜひとも実現していただきたいと思います。 そこで、来年にとどまらず、発効日の1月21日予定ですので、毎年実施ということはどうでしょうか。本市からの平和発信という意味を考えれば、さらに認知度が一層高まる事業だと思いますけども、見解を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 鐘打式の毎年開催、この核兵器禁止条例の発効を記念したものの毎年開催ということにつきましても、上位組織であります世界平和の鐘の沖縄県支部の意向を確認して、今後調整し、また検討をしてまいりたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 核廃絶平和都市ということで宣言をしておりますけども、議員がおっしゃるように、核廃絶に向けた全世界的な動きに潮流を持っていきたいという思いは持っておりますので、それらの動きについても、鐘打式等についても、世界平和の鐘の会の沖縄県沖縄支部と、県支部の皆さんと連携しながらやっていきたいとは思っておるんですが、まずは、石垣市で行われてる記念鐘打式、先ほど部長答弁ありましたけども、年間11回行われております。沖縄県の終戦の慰霊の日、また全国の戦没者追悼式等に合わせて行っておりますが、大変申し訳ないですけど、野党の皆さん、議員の皆さん、ほとんど来られませんので。石垣市の鐘打式にですね。             〔何事かいう者あり〕その鐘打式に来ないのに、また新たな鐘打式をやったらどうかと、発信したらどうかというのは、まず、自分たちが……。             〔何事かいう者あり〕通常の鐘打式に参加していただいて、なおかつ平和発信してこうという気持ちを一緒にやっていただきたいと思います。石垣市は発信するべきだというお話をする中において、議員の皆さん、日頃からそういう平和集会、鐘打式等を行っておりますので、そちらのほうにもぜひご参加をいただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前11時02分                               再 開 午前11時02分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) もっと大人の答弁してくださいよ。本当に議長の指摘のとおりですよ。 そこで、広島・長崎の高校生が高校生平和大使として長年核廃絶の署名活動に取り組んで、そして、国連の、スイスにある国連議会でも核廃絶を長年訴えております。これまで3年余りかな。もう署名が200万筆、そして、国連に届けている現状です。活動が認められて3年連続ノーベルの平和賞にノミネートですね、候補に上がるなど、大変すばらしい活動を展開しております。広島・長崎と行動を一つにしていくことが、私は、本市の平和推進事業の大きな成果に結びつくものだと思ってます。冒頭答弁で、署名活動の取組を検討するという答弁がありましたけども、ぜひ実行していただきたいと、そのように切望します。 ところで、市長、出番です。日本政府は核兵器禁止条約に参加しておりません。本市から参加を促すメッセージを要望しますが、見解を求めます。市長。市長ですよ。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 先ほど部長から冒頭答弁ありましたように、私どもも広島・長崎の市長さんの呼びかけ等により、また、石垣市が参加しております平和首長会議等にも参加をさせていただいております。その団体の中で、総意として、核廃絶に向けた国際的な批准に我が国も参加するようにということを表明しておりますので、石垣市も同じ団体に所属しておりますので、その意識は持ってると。新たに石垣市からやるべきだという話もございますが、当然石垣市議会の中でもその決議をされておりますので、市も同じような考え方でございます。場面場面でそういう発信ができる場合があれば、やっていきたいというふうに考えておりますけども、それは通常の鐘打式、また平和の式典等において、その都度その都度、核廃絶に向けた発信をしておりますので、その意思は十分に伝わってるというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 意思は伝わったでなくて、行動を示すべきだと思います。私は、この核兵器禁止条約、核兵器の非人道性を厳しく、核廃絶と平和を厳しく告発して、開発、実験、生産、保有から使用と威嚇に至るまで全面的に禁止し、違法化し、完全廃絶までの枠組みと道筋を明記したものです。この条約は核兵器の使用を禁止する条約ですので、本市の宣言は核廃絶を訴えています。ですから、本市は核廃絶を訴える宣言を2つ有しておりますけども、おそらく2つあるのは本市だけじゃないかと思っております。本市が日本政府に対して、この参加を、条約参加を促すことができれば、本市の2つの宣言の重みが生きてくるし、そして、かなりディープなインパクトあるものだと思っています。 8月1日現在の国民世論調査ですけども、国民の72%がこの禁止条約に賛成してるという現状でありますので、石垣市も自信を持って、ぜひこのようなメッセージを強く発していただきたいと思います。 そこで、まあいいでしょう。次いきます。 先日、広島に記念館を視察をする機会がありました。あまりの戦争の悲惨さと被害者の方々の大変な状況が目の当たりにして、もう気分が悪くなるほどでしたですね。絶句しました。これまで被爆者の方々の長年の大変な努力とご苦労に思いを感じ取ると同時に、核廃絶の切実な訴えがようやく実を結んだことに、一つの光明を感じるところでした。条文の前にも、被爆者の受け入れがたい苦しみに留意すると明記されておりましたので、大変被爆者の方々に配慮された条約であります。 日本政府は、唯一の被爆国として、背を向けることなく、条約に積極的に参加していくべきです。そのことが世界平和への揺るぎない道だと訴えたいと思います。私は、本市もそのことに努力すべきだと、責務があるんだと、そのように強く申し上げたいと思います。 陸上自衛隊についていきます。 前回、説明会の代表者だけというのは、側から見たらですよ、地区の住民を分断するような方法にしか思えなかったですね。防衛局も石垣市も単なるセレモニーつきの説明会で都合よく終わらそうかと、そのような勘ぐり方さえ出てきました。4地区の代表者だけ説明してですよ。その責任をこの代表者だけ押しつけて、形式つきのアリバイづくりかとさえ思います。これでは名ばかりで、説明会とは言えません。一方的な上位、方たちの押しつけの説明会だったと、前回はそのようなものだと思っております。 防衛省は、コロナ対策云々も言ってますけども、戸数、住民の少ない地域です。対策は十分可能です。多くの住民に向き合って説明していくことが、石垣市、防衛局の責任です。これまで何度も聞いてきました。市民や住民に寄り添い、理解を求めていく。空虚な美辞麗句に過ぎないなと思います。 ところで、10月17日、沖縄と米軍基地問題議員懇談会、まあ衆参議院議員の皆さんですけども、この建設予定地、視察を行っております。その後、さらに辺野古新基地視察の防衛省、いや、視察に行きましたですよね、辺野古に。防衛省の対応がお粗末で、誠意がなく、その後、国会で追求されておりました。後に、沖縄防衛局長が謝罪に追い込まれておりますけども、陸自配備計画が進むにつれて、説明のない兵器の配備も明らかになってきました。次は何が出てくるでしょうか。ますます防衛局、そして、建設推進の中山市政に不信感を募らしています。基地建設を即刻やめるよう抗議して、次の質問を行います。後は、後続の野党議員が質問します。陸上自衛隊要請についてです。 ○議長(平良秀之君) 海上ではないですか。 ◆17番(長浜信夫君) 失礼、失礼。陸上と海上間違った。海上です。要請についてです。新聞報道でしか私たちは知り得ませんので、この場で見解を求めたいと思います。 市長は、要請について関係のないような話をし、ニュアンス的に報道されておりますけども、私は、防衛局の顧問ですよね、市長……             〔何事かいう者あり〕防衛協会ですね。防衛協会。全く言い逃れにしか聞こえません。当座の自衛隊配備を積極的に推進していながら、市長の発言に市民はそうですかと、そうはいかない。納得して支援もしない。これまで陸自配備について、市長は、市民や議会に議論を深めて、配備の可否をしかるべき時期に自ら判断する。陸自のときは、そう発言してました。私、これまでもそうですけども、市長は防衛協会の顧問になるので、当初から配備ありきの立場だと、私は指摘してきましたよ。自身が所属する防衛協会で、その要請行動です。事前に話があったときに、市長は何かしら意見を言いませんでしたか。説明求めます。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 議員がご指摘の八重山防衛協会が海上自衛隊の八重山への配備を要請してるということに関しましては、私は決議があったこと自体は承知をしております。また、要請に行くという話も聞かしていただきました。しかしながら、八重山防衛協会の決定事項について、市長が賛成だからどんどんやってくださいとか、反対だからやめてくださいとかいうような立場ではないというふうに思ってます。役職上、防衛協会の顧問はさせていただいておりますけども、私自身がその要請行動に加わってるわけでもございませんし、それに対する議員がご質問の中にあるように、容認とか黙認とかいうような形、静観とかっていうことではございませんので、そこはご理解いただきたいというふうに思います。市長という立場におきましては、陸上自衛隊の際にはお話をさせていただきました。石垣島に配備が必要かどうかということについては、国の専権事項でございますので、国防や安全保障についての意見を聞かせていただいた上で、そしてまた、市長としての判断をさせていただくという話をさせていただきました。海上自衛隊の誘致、配備、誘致については、これは防衛協会の皆さん方が行動をしてるものでございまして、石垣市がそれについて動いてることではございませんので、そこはご理解いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 国の専権事項というなら、防衛省は喜んで島を全体基地にしますよ。とめられませんよ、専権事項でしたら。大事なキーポイントですからね。 そこで、市長、この陸自配備、これまでもずっと我々は訴えてきました。まあ公明党さんは住民投票は拒否しましたよ。住民の分団を仰ぐということで。しかし、それ以前に、既に島が分団、対立している状況です。住民投票以前からですよ。実施以前から。やる前から、予定から。そこで、こういう現在もぎくしゃくしてる、対立してる状況なんですね。今回の海自の要請、そういった懸念が新たに生じる可能性があるとの認識は、市長にお持ちですか。見解を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 現時点において、防衛省また国等から海上自衛隊配備についての話は来ておりません。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 陸自配備を推進して、そしてまた、これから新たな海自配備の要請が行われたということでありますけども、私は本当に、石垣も将来は自衛隊の要請基地になるんじゃないかと。まあ先ほど申し上げたけどもね。市長の専権事項という立場なら、そういう可能性がある。懸念されますよ。憂慮します。市民の対立と分団を招くこと、新たな問題を持ち込まないでいただきたい。 昨日の新聞でしたけども、「石垣市政を憂える」という投稿がありました。全く同感です。市長の政治姿勢、あるいは、資質が問われるかもしれません。私は、この島に戦争につながるいかなる基地建設にも、断固反対いたします。本市の、先ほどから質問しました平和行政が泣きます。 以上で質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 以前からお話をさせていただいておりますけども、国防とか安全保障は国の専権事項だという話をさせていただいておりますが、これは誤解が、誤解されてるかもしれませんけども、専権事項だからといって、国がやると言ったときに関して、市長という立場で全部もろ手を挙げて賛成するわけではありません。それで、お話をさせていただいてるのは、市長として誘致はしませんという話をしております。なぜかというと、石垣に陸上自衛隊なり海上自衛隊、今、海上自衛隊は防衛協会が出してますが、陸上自衛隊の駐屯地が必要かどうかというのは、国が判断して、どういう状況だから、これが必要だということでありますので、私が石垣には陸上自衛隊が必要ですから、配備してくださいというような要請はしませんと。なぜならば、私は国防とか安全保障の専門家ではございませんし、国全体の防衛を考える中において、石垣市に誘致してくださいという動きをするものではないというふうに思ってますから、私から誘致することはありませんと。なおかつ、防衛配備については国の専権事項だというお話をさせていただいておりますので、その内容等について、今、新聞投稿のお話もありましたけども、新聞投稿の中には、ミサイル基地だということであれば、反対するのかどうかという話でしたが、以前から申し上げてますように、大陸間弾道弾のような形で、石垣島から直接他国を攻撃するような装備の配置については、それについては反対しますという話をしております。             〔何事かいう者あり〕 専権事項だからということで全部賛成だということでないので、それは何度も申し上げておりますが、しっかりとご理解いただきたいと思います。 ◆17番(長浜信夫君) 議長、最後に一言言って終わります。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市長のいろいろ言い訳がましいような答弁にしか聞こえませんでした。私からすれば、詭弁にすぎません。 終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、長浜信夫君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時17分                               再 開 午前11時29分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 次の質問者、砂川利勝君の質問を許します。砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) こんにちは。一般質問を行います。 まず、福祉行政について。 1点め、新型コロナウイルス感染対策において、蔓延対策、そして、経済活動について伺う。 畜産行政。 一つ、牛、ヤギ、豚等の消費状況について、また、消費拡大のために各部門(牛、ヤギ、豚)に予算措置がどのように行われたかを伺う。2、食肉センターにおける小動物の処理施設の状況について伺う。3、ヤギ生産振興のために競り事業の導入は必要だと思われるが、見解を伺う。 教育行政。 本市における小・中学校の敷地の賃借状況について伺います。 再質問は自席より行います。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君の質問に対する当局の答弁を求めます。市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 砂川利勝議員の1項目め、新型コロナウイルス感染症における蔓延対策についてお答えいたします。本市におきましては、今年の4月から新型コロナウイルス感染症電話相談を行っており、市の保健師及び看護師が対応に当たり、相談内容に応じて新型コロナウイルス感染症相談外来へつなぎ、感染拡大防止に努めているところでございます。また、市のホームページやSNS等を通じて、市民の皆様に陽性者の情報を発信し、日頃の感染症防止策についても注意喚起を努めてるところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 砂川利勝議員ご質問の1項目め、新型コロナウイルス感染対策における経済活動についてお答えいたします。 本市では、これまで事業者向け支援として、観光業、商工業、農林水産業、建設業など様々な業種並びに事業者に向けた各種支援に取り組んでおり、これらによる支援効果が出てきていること、また、Go Toトラベルの対象に東京都が追加されて以降、入域観光客数が順調に回復してきていること、さらに、プレミアム付き商品券の利用が開始されたことなど、好条件が重なったことで、本市における経済活動につきましては、10月以降、引き続き観光関連産業を中心に回復傾向にあるものと考えてございます。 観光交流協会によりますと、修学旅行・団体ツアーも順調に予約が入ってくるなど好調であるとのことであり、11月の連休後も観光客数が大きく落ち込む状況ではないとのことです。 一方、第3波とも言われる全国的なコロナウイルス感染拡大により、Go Toトラベルの一部除外及び停止等の措置が取られることによる反動が懸念材料としてあり、状況を引き続き注視していくとともに、必要に応じて適切な経済対策の実施に努めてまいります。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 畜産行政についての3点について、順を追ってお答えいたします。 1点め、牛、ヤギ、豚等の消費状況について、また、消費拡大のために各部門(牛、ヤギ、豚)に予算措置がどのように行われたかについてお答えいたします。 初めに、消費状況につきましては、八重山食肉センターの牛、ヤギ、豚の屠畜業務実績を消費状況としてお答えいたします。八重山食肉センターの令和2年1月から令和2年11月末までの屠畜実績は、牛が1,005頭で、対前年比16%減、頭数にしますと262頭の減になっております。豚については1,038頭で、対前年比13%減、頭数では155頭の減です。ヤギにつきましては287頭で、対前年比22%減で、頭数では85頭の減となっております。 次に、各部門の新型コロナウイルス関連の予算措置についてお答えいたします。まず、肥育牛につきましては、屠畜費支援事業、肥育牛経営支援事業、国のマルキン補助事業に上乗せを行う事業ですが、の予算措置をいたしました。次に、養豚につきましては、屠畜費支援事業とぱいぬしま養豚振興協議会組織体制強化事業、養豚組織が共同で行う母豚導入費や飼育肥料の助成を行う事業ですが、の予算措置をいたしました。最後に、ヤギにつきましては、屠畜費支援事業を予算措置しております。また、それぞれ屠畜後の販路の拡大を目的に、インターネットを活用して精肉の販売ができる体制を食肉センターに構築しております。 2点めの食肉センターにおける小動物の処理施設の状況についてお答えいたします。食肉センターでは、牛や馬を大動物として、豚やヤギを小動物として、大小動物を明確に区分けをし、それぞれ屠畜解体業務、内蔵処理業務及び部分肉カット処理業務を行っております。お尋ねの小動物の処理状況につきましては、令和元年度の豚の屠畜解体数は1,262頭、部分肉カット処理頭数は175頭、ヤギの屠畜解体頭数は410頭、部分肉カット処理頭数は290頭でした。 3点めのヤギ生産振興のため、競り事業の導入についてお答えいたします。現在、県内では、南部家畜市場で年6回、今帰仁家畜市場で年4回、ヤギが取引されております。競り事業につきましては、生産農家において買い手探しが容易になるほか、市場価格での取引が可能になることや、新たな食肉の流通が期待できるメリット等があります。今後は、競り運営体制の構築や運営費用、上場頭数や購買者の確保等について、関係機関で協議をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 砂川利勝議員ご質問の3項目め、教育行政についての本市における小・中学校の敷地の賃借状況についてお答えいたします。本市の市立学校は、小学校16校、中学校5校、小中併置校4校、合わせて25校あります。土地賃貸借契約を交わしてる学校は1校で、学校用地に使用する目的のため借り受けております。契約内容といたしましては、石垣島製糖株式会社が所有する土地が2筆、地籍1万8,655.22平方メートル、賃貸借料は年間300万円となっております。賃貸借料については、平成28年度に不動産鑑定を行い、賃貸料を評価し、その評価額で契約の締結を行っております。不動産鑑定につきましては、石垣島製糖株式会社と協議の上、5年の経過をめどに行い、賃貸借料の見直しをしていくこととしております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き砂川利勝君の再質問を許します。砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) それでは、順を追って再質問をさせていただきます。 先ほどホームページ使ったり、いろいろやってるということでございました。 今回、コロナの蔓延対策っていうことで質問しましたけど、第3波が来てるということで捉えてもいいのかなというふうに、一般常識的には考えられるかなというふうに思ってます。その中で、本市がいろいろ情報を得てるんであれば、いろいろ答弁していただきたいし、この第3波を何としても乗り切っていかなけりゃいけないということは、当然日本国民、当然の話でありますのでね。本市もそれに、乗り切るためにどうしていこうということを答弁して、まずはもらいたいなというふうに思ってます。 医療体制ですね。この医療体制どういうふうになってるのか、それと、ベッド数の状況とか、やっぱり石垣においても感染者が出ておりますので、このへんの状況をちょっと説明できますか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 医療体制についてでございますが、現在、八重山病院、一時期の感染者が多かった時期に比べれば少なく、現在3名の患者数となっております。今後、感染者がまた再度ふえるという可能性もございますので、八重山病院につきましては、通常ありました9床に加えまして、感染者がふえたら、それなりのベッド数を確保していくということ、また、かりゆし病院、また徳洲会病院のほうも協力していくということでございますので、仮に感染者がまた拡大した場合でも対応できるよう、今、医療機関と調整をしているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 各関係の病院と連携していきたいという答弁でございましたが、ちょっと新聞報道で、コロナ以外の患者に対する病床が逼迫してるよという記事が少し出てましたよね。心配されるのは、コロナの患者がふえてきて、クラスター発生したりとか、大きなことが発生したときに、八重山地区では一応81.7%ということで、11月28日時点なんですけどふえてきてると、この占用率がですね。だから、それに対して、沖縄県が発表してるんですけど、石垣市もそういう数字を見てどのように思ってるのか、どうしていこうとしてるのか、その辺ちょっと聞かせてください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの回答と同様になるかと思いますが、コロナ以外の医療に関しても逼迫していくということでございますので、コロナ対策をそれ以外に影響を及ぼさないように、蔓延しないように、医療機関と前もっての連携を進めていくということでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。
    ◆18番(砂川利勝君) じゃ、連携を深めていくっていう、その連携を説明してください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 八重山地区のコロナ対策本部会議がございまして、感染者が出ましたら、速やかに関係機関が集まるということが構築されております。また、その中で情報も共有してございますので、早め早めの対策が取れるのではないかということで、情報を速やかに、また市民へも知らせていくということで、蔓延しないように対策を講じていきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 部長の答弁あったとおりなんですが、新型コロナの感染者が出た場合の対策会議というのも、私どもは参加してやっておりますが、それとまた別に、医療関係の病床等を含めての対応策をするために、八重山病院、そしてまた、かりゆし、徳洲会等、また医師会、さらには、石垣市のほうも加入させてもらってますが、オブザーバーで参加しておりますけども、ベッド数の推移ですとか、患者さんをどういうふうにやるのかというような会議も随時行われておりますので、八重山の中においても医療機関との連携というのは、今、密に取れてる状況でございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 沖縄県は全国においても10万人当たりの感染率が第3位ですかね。非常に高い数字が出ておりますよね。それで、当然ながら沖縄本島でも医療体制というのは逼迫はしてるというのは、もう間違いないと思うんですよ。ここで、要するに、大規模なクラスターとか、いろんなのが発生したときに、やはり沖縄本島にも行けないよという事態が想定される可能性が大いにあると思うんですよ。そのことについては、どう考えていますか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県の警戒レベルの判断基準によりますと、現在、沖縄県は警戒レベルの3、感染流行期に該当をしております。警戒レベル4に相当する感染蔓延期に該当をした場合は、ご承知のとおり、自宅待機や渡航自粛の要請、また、幅広い業種への休業要請やイベント等の開催の中止また延期等が想定されております。 本市におきまして、医療体制は脆弱な離島でございますので、医療関係の崩壊につながらないように、医療機関と連携をしながら、状況に応じて必要な措置を講じていきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 体制強化っていうのが本当に促されている中で、やはりこの問題を本当に真剣に取り組んでいかないと、事態が大きくなってからじゃ誰も止められないんですよ。だから、やはり市のスタンスで、市の連携、そしてまた、広報を含めてしっかりやっていく必要性があるというふうに思いますので、取り組んでいただきたいと思ってます。 医療従事者への、やはり報酬ですか。何か支援策ですね。医療に関係する、例えば、看護師含めていろいろいると思うんですけど、そういった考え方、石垣市として何か考えているのか。いろんな報道を見ると、やっぱり医療従事者の待遇っていうのが物すごく悪くて、いろんな報道をされてますけど、これから多分大変な時期になってきたときに対して、本市としても何かの考えがあるのか、ちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 医療関係者、今後逼迫したときのことと想定しますが、前回も医療関係者でクラスターが起こったということがありまして、まず、看護師、保健師等のお家に帰ることができない状況になるということも想定されますので、その場合においての助成ですね。ホテルへ宿泊するための助成金の確保を今検討をしている、予算化を上げているところでございます。 また、インフルエンザと、今後、次の質問者もいますが、インフルエンザとの併合もございますので、その検査費用を市のほうで持てないかということで、今、調整しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) そういう対策も考えてるということで、ぜひそれは、起きなければ一番ベストなんですけど、起きたときは、そういう対応もひとつよろしくお願いします。で、私、報道で聞くと、民間病院なんかはもう経営圧迫されて、給料が下がってると。ボーナスがカットだとか、そういう状況も発生してるの事実なんですよね。本市の各病院について、私、細かく聞いたことはないんですけど、そういう事態になってるのか、なってないのか、また、そういう事態が来たときに、行政としての何らかの支援ができるのか、それをちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 今後のことではございますが、本市においては、まだそこまでの状況にはなってないと、今認識しております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 認識になってないというのは当然そうだと思うんですけど、そうなったときにどうするんだという話をちょっと私は質問をしてるんですよね。それをちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 そのようなことになった場合ですが、これまでの答弁と同様のことにはなりますが、医療機関等の連携を取るということと、また、必要な医療関係者への助成ですね、それも含めまして検討をしていきたいということでございます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 国においても医療関係者、また、そういった民間の病院等への経営支援という話は出ておりますけども、本市においても八重山病院、そして、民間の病院の皆さん、医療関係者の皆様方が大変ご努力いただいて、何とか食い止めてる状況だというふうに思っております。ただ、労働条件、勤務日数等の中でも大変厳しい状況がございますので、市としてもできるだけの支援をしていきたいというふうに考えておりますし、また、国とか県に対してあらゆる制度をお願いすることと、また同時に制度が決まった際には、早急に実施に向けて動いてもらうような対応をしていきたいというふうに思ってます。 あと、石垣市としてできることは、医療の皆様方のご支援という意味では、感染拡大をさせないということを強く発信していかないといけないと思いますし、観光客そして市民の皆様向けに感染予防対策の徹底と、そしてまた、特にこれから年末年始になりますので、帰省されてくる方が多いと思います。そういった方々が、感染流行地域から帰ってくる方々が仮に持ち込んだ場合、家族の中で高齢者、特にまた基礎疾患を持ってる方に移してしまうと、重症化して、それこそ医療の逼迫、体制の逼迫になりますので、それを発生させない動きがこれから大事になってくるのかなというふうに思います。しっかりと連携しながら取り組んでいきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) やっぱり最前線で働く人たちが、やっぱり安心して働ける、そういう現場体制というのを取らなきゃいけないと思うんですよね。そこで働く人たちがもう感染してしまったら、まずはもう医療崩壊どころか、もうとんでもない話なんですよね。やっぱり苦労はしてるけど、それなりの見返りがないという今の流れというのは、しっかり考えていかなきゃいけないし、離職していく人もいるでしょう、きつい仕事でね。勤務体制っていうのも、いろんな厳しい中でやってるかと思うんですけど、ぜひそういう国からの支援も含めて、市の支援も含めて対応していけば、働く環境の整備等含めて、しっかり改善されていくんじゃないかなと。そしてまた、自信を持って仕事に、業務に当たれることが一番じゃないかなというふうに思ってます。 次、ちょっと質問したいんですけど、これまで第1波のときには、広報車が結構回ってきましたよね。石垣島を半分ずつに分けてやってたと思うんですけど、これから年末年始もあるんですけど、再度そういう呼びかけ、ネットだけじゃなくて、第1波よりも今の現状というのは、第3波というのはもっと厳しい現状じゃないかと私思うんですけど、そういう動きはないですか。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 4月に、今議員ご指摘のとおり、島内で大規模なクラスターが発生するおそれがあるということで、市のほうから独自の緊急事態宣言出させていただいたときに、広報車を回させていただきました。当時、もう市としても初めての事態でございまして、ともかく感染拡大止めるということを第一義で、取れる手段を、ありとあらゆる手段を取ろうということで、広報車も回させていただいたところでございます。 今現在、足元の状況を当時の状況と比較してみますと、当時ほど切迫して市民の皆様にお知らせをするという状況にはないのかなと考えてございます。逆に、あまり何もないときに広報車回してしまいますと、何か大変なことが起こったのかということで、市民の間に余計な混乱をもたらしてしまうということもございますし、ただ、もちろん回さないということではございませんので、これ以降、例えば、4月の緊急事態宣言を出したときの状況に匹敵するようなことがあれば、出すということもあると思いますけれど、今のところは、回す計画はないかなというふうに考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) もう変なことが起きたとかというよりも、報道を毎日されてますよね。新聞に毎日、沖縄県の現状とか、ニュースとか、いろんなのでもう出てるじゃないですか。そうじゃなくて、結局4月っていうのは、例えば、Go Toじゃなくて、もう止めてたから、飛行機もがらがらなんですよ。最近の飛行機は、もう満席なんですよね。要するに、便数を減らしてお客さんを搭乗させていくっていうスタイルになってるんですよ。だからこそ観光客も多いし、やはり3密を控えていただきたいとか、繁華街のあるとこは、それは常識の範囲じゃないですか。もうちょっと、もう一度ちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) お答えいたします。 一応観光客、今おっしゃっていただきましたとおり、大分入れ込み数ふえてございまして、観光客の皆様には島旅パスポートというので、来ていらっしゃる前に飲み会を控えていただきますとか、そういった対策を呼びかけているところでございます。また、市内におきましても、のぼりなどを立てて、マスク着用でございますとか、3密回避というところは広報してございますので、もちろん広報車、非常に有効な手段でございますので、使いどころをきっちりと見極めながら、絶対に使わないということでは全然ございませんので、状況をよく勘案しながら、必要であれば使っていくという形にしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) あまり躊躇する事案じゃないと思うんでね。前向きに取り組んでって、やっぱり大規模発生がないような状況を、やっぱりやるのは行政しかなかなかできないんで、行政のほうでやっぱり主導を取って、しっかり対応してください。 次に、忘年会とか新年会の予約がちょっと激減状況になってると。加えて、沖縄県も会食とか模合とか、そういうのをちょっと自粛してくださいっていう呼びかけをしております。そういう状況の中で、今、飲食を伴う事業者の皆さんの現状はどうなのか、ちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 忘年会、新年会の予約が大変減ってしまって困っているという状況に飲食業界の方あるということは、私も、同じ新聞だと思いますけど、新聞報道等で承知してございます。一応市内足元の状況全体で鑑みますと、雇用の関係でございましても、有効求人倍率、前月比10月で0.18ポイントの増でございますとか、全体としてはよくなってきてございますし、11月の20日に経済5団体の方たちにもお集まりいただきまして、今の足元の状況どうですかということでお伺いしましたところ、これはもう大分回復してきて、いい感じになってきているということは、全体としては承知はしてございますけれども、おっしゃられたような個別の業種におきまして、例えば、新年会、忘年会がなくて困っているみたいなことがありましたら、ちょっとそこら辺につきましては、個々の事情についてよくお伺いをしながら、手当する必要があれば、ちょっと我々としても追加経済対策等を考えていかなきゃいけないのかなとは思ってございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 小さな業者ほど、やっぱり影響が物すごい大きいと思うんですよ。やはり全体的な流れというのは、多分よくなってるっていうのは、みんな感じてるとは思うんですね。ただ、やはり集中的にここがいい、集中的にここが悪いとか、その差が相当激しいと思うんですよね。だから、その差をやっぱりなくす努力というのは、行政がやはり商工会とか、いろんなところと連携してちょっとやっていかないと、多分また東京とか大阪、いろんなところが規制が出てますよね。結構落ち込んできたときに、さらなる影響が出るんじゃないかというふうに心配されるんで、その辺をちょっと細かく、ちょっと調査をして、対策を練ってもらいたいと思うんですね。これはやっぱり業者さんも生き残るためには、何らかのことをしていかないと生き残れないし、いろいろ市の、国の助成金を使っていろんなことやってきましたけど、それも一つの手だったかもしれないけど、それがまた永遠に続くとも思わないし、だから、何らかの対策っていうのは、ぜひ考えてほしいなというふうに思ってます。この件に関して、ちょっと市長からも答弁いただければいいかなと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 現状ここしばらくの八重山、石垣においての感染者の発生状況等を鑑みますと、まず一点は、観光客からの移入での感染という事例がほとんど出ておりません。その意味においては、今、観光客の皆さんたくさん来ておられますけども、観光客の皆さんからの市民への感染というのは、基本的にはリスクはそれほど高くないだろうと。といいますのは、観光客の皆さんは少人数で来られて、自分たちの部屋で宿泊をして、飲食もするでしょうけども、その場所で長居をしたりとか、いろんな人と交流するっていうことではございませんので、感染が出てないというふうに見てます。 ただ、もう一つ出てる事例としては、石垣在住の島民の皆さんが沖縄本島もしくは県外等に出て、そこの住んでる方と会食等をして、感染してしまって帰ってくると。それで、気づかずに自分の家族であったり、周囲の皆さんに感染させてしまってる事例は出ておりますので、まず、島民の皆さん、市民の皆さんもそういう感染地域等、島の外に出たときの対応っていうのはしっかり考えていただきたい、対応していただきたいというふうに思いますし、飲食店等について、非常に年末に向けての忘年会の予約がどんどんキャンセルが入ってるというような話も聞いておりますので、厳しい状況になってくるのかなと懸念をしておりますが、ただ、やはりもし会食するんであれば、ごく親しい皆さんと少人数で、そして、時間もそれほど長くなくやっていただきたいと思いますし、店舗の皆さんにおいては、事業者の皆さんにおいては、テーブルごとの間にパーティションを設けたりとか、仕切りを設けたりするようにして、お隣で感染させてしまうようなことがないように対応していただければなと思います。市としても補助制度、第2弾打ち出しておりますけども、各店舗が感染予防対策を行った際に、3万円を助成するという対応をしてますので、ぜひそういったものを活用していただいて、入店時の消毒とか、検温とかですね。そういうのをやっていただいて、安心して食事ができるような環境をつくっていただければ、多少改善するのかなというふうに思ってます。ぜひ飲食業界、また調理師会とか、社交業組合とか、関連する事業者の皆様方にも呼びかけして、その制度の活用と、また、市民の皆さんには大人数での会食等を避けていただくようなお願いをしながら、何とか今、いわゆる第3波ですね、が発生しないように抑え込んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) コロナ対策等、やっぱりこういう経済対策等、両方どっちも大事なんですよね。それで、やっぱり一年の書き入れどきという忘年会のシーズンでこういう状況と。やっぱりそういう厳しい状況を乗り切るためにも、切実な思いが多分各業者の皆さんにはあると思うんでね。その点はぜひ酌み取っていただいて、乗り切っていくと。やっぱり八重山は観光の島であるというのは、これは間違いないんで、そういった中で、やはりそういう経済活動とコロナをうまく付き合って、乗り切っていける対策をしっかり取っていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次に、畜産行政について再質問をします。 まず1点めですね、小動物の部分加工実績について、前年度比と比較してどの様になったか答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 令和元年度、小動物の部分肉カット処理頭数は、豚175頭で、前年比103%、頭数では5頭の増になっております。ヤギの部分肉カットにつきましては、処理頭数290頭で、前年比20%の減となっておりまして、頭数では64頭の減となっております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 先ほど答弁で、屠畜支援事業という答弁されたと思うんですけど、この屠畜支援事業の金額をちょっと教えてください。 ○議長(平良秀之君) 畜産課長、平良嘉英君。 ◎畜産課長(平良嘉英君) 再質問にお答えいたします。 屠畜支援事業につきましては1,932万円であります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) これは全体ですよね。全ての屠畜に関しての事業費ですよね。その事業費の中でちょっとだけ質問したいんですけど、ヤギが支援された支援金額、それは幾らですか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 0時07分                               再 開 午後 0時08分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。畜産課長、平良嘉英君。 ◎畜産課長(平良嘉英君) お答えいたします。 すいません。今、その額についてのヤギの細かい額が手持ちにありませんので、申し訳ありません。後でお答えします。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。             〔(休憩。ちょっと休憩)という砂川利勝議員〕 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 0時08分                               再 開 午後 0時09分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。畜産課長、平良嘉英君。 ◎畜産課長(平良嘉英君) お答えいたします。 先ほど部長の答弁のありました処理頭数290頭というのは、前年度のものであります。今年度は今まだやってる段階ですので、申し訳ありません。それぞれの頭数までは把握しておりません。額もですね。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) この屠畜支援事業で、ヤギに関しては、じゃあ、金額が幾ら出てるの。その2分の1という数字だけど、幾らの2分の1なの。 ○議長(平良秀之君) 畜産課長、平良嘉英君。 ◎畜産課長(平良嘉英君) お答えいたします。 今すぐ調べて、後ほどお答えいたします。申し訳ありません。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) そんなに難しい話では何ともないと思うんですけど。 次に、一括交付金事業。病畜棟整備事業を活用して、小動物の部分肉カット業務を行うと伺ったんですが、その後どうなっているのか説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 昨年、沖縄振興特別推進交付金を活用し、病畜棟整備事業を行う計画がありました。当該事業は、牛肉の海外輸出を推進するため、相手国が求める施設基準への対応に必要な施設整備を行うことを目的に、食肉センターを事業主体に、病畜棟の建設を計画しておりました。その病畜棟施設内において、豚、ヤギなどの小動物の部分肉カット施設を設置すればよいのではないかというお話になりましたが、その後、検討を行ったところ、病畜棟事業の目的外のため補助金の交付対象とならないということや、病畜棟整備事業については、食肉センターの整備費の自己負担の資金の捻出等の課題があったことなどから、一時病畜棟建設計画は見送りをしているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 見送りをしているその今後、今後はどうするのか説明してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 八重山食肉センターにおきましては、現在、経営面についての課題等があることから、八重山圏域の豚、ヤギの生産頭数や不安定な流通体制では、部分肉カット加工場を建設するのが厳しい状況にあるというふうに認識しております。当面は、現在ある市内民間事業者のカット加工場の有効活用について、関係機関を交えて調整を行ってまいりたいと考えております。 現在、沖縄県のほうでは、新たな食肉流通合理化計画を策定しているところです。今後は、関係機関及び関係団体と意見交換等を行い、加工施設の必要性の検討を行いながら、同計画の活用を行い、設置できるよう要望等を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) この流通体制が不安定だということを答弁されてますよね。その中で、現在、ヤギの頭数どのくらいいるのか、そのへんをちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えします。 石垣市のヤギの飼養状況は、令和元年12月末の家畜家禽調査によりますと、飼養戸数では99戸で、前年比10.8%の減となっております。飼養頭数は1,245頭で、前年比で8%の増となっており、飼養戸数は減少傾向にありますが、飼養頭数は増加してる傾向にございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) これは、品種改良されたボア種、それとザーネン種だけなのか、それとも、島ヤギがいますよね。それも含めての頭数なのか答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 先ほども述べましたが、令和元年12月末の家畜家禽調査ですので、全てを含んだ頭数ということになります。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 1,245頭いますよと。多分、今かなりまたふえてるかなというふうに推測されるんですけど、この加工施設の計画を、沖縄県の新たな食肉流通合理化計画を策定していくという中に盛り込んでいきたいと。これはいつから始まるんですか。この沖縄食肉流通合理化計画はいつから始まるのか答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 今現在、沖縄県のほうで計画を策定しています食肉流通合理化計画につきましては、令和3年から10年の計画だというふうに承知しております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) このヤギ生産振興というのは、約6年前スタートをしてきました。当時からちょっと私もいろいろ関わりを持ってきたんですが、6年経過した中で、食肉センターが新しくなったんだけど、そういうカット施設がないと、加工所がないという現状ね。それで、来年から始まる10年計画の中に入れていくと。やはりいろんな意味で勝負していく中で、ぜひこれ早めにやらないと、生産拡大は難しいと思うんですよね。本当生産拡大難しいと思うんですよ。皆さんがヤギ生産振興をしていこうということで、予算もつけて導入をしてきた。品種改良をはじめとして、いろんなことをやってきた。だけど、処理施設がないという現実、これは本当にちょっと、何ていうんですかね、片手落ちっていうか、ちょっと遅れてるんじゃないかなと。10年計画の中でやるんであれば、早めの年数でまずこれをやってくと、クリアをしてくという強い姿勢が、私は求められると思ってますよ。どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 議員のおっしゃってるとおり、ヤギについては、大変生産が盛んに行われてるものだというふうに認識しております。ですので、加工施設についても、先ほども答弁しましたが、関係団体と意見交換を密に行いながら、県の同計画の活用について、県のほうに要望等を積極的に行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) やっぱりいろんな連携が必要なんですね。沖縄県も含めて、JAも含めて、JAの本店も含めて、支店も含めてしっかりやらないと、また後回しになっていくだろうというふうに予測されるんですよ。やっぱり石垣市がほかの地域と劣るところは、こういう施設がないということが、まずハンデがあるということですよ。このハンデをどうしたら解決できるかっていうことにやっぱり全力を挙げていかないと、なかなかうまく回っていかないんじゃないかなと思ってんですよね。沖縄県といろんな調整を多分今までいろんなことをやってきたかなと思うんですけど、もっと連携を深くしないと、順番は上のほうに上がってこないんじゃないかなと私は思うんですけど、そのへんいかがですか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 先ほども申し述べましたが、ヤギの生産、それから、消費の流通の確保ということについては、大変重要な課題だというふうに認識しておりますので、沖縄県も含め、関係団体とは密に連絡を取りながら、積極的に進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 当然しっかりやっていただけるものだと思ってます。 経営が成り立ってく、要は、今の流れだと、経営はなかなか厳しいんじゃないかなと。要するに、農家の庭先での売り買いになってきますよね。やはり経営をしっかりやってって、後継者もつくっていくというのは、当然の話だと私は思ってんですよ。だから、しっかりと経営面も農家と、要するに、皆さんがうまく話し合い、そういう協議会も多分持ってはいると思うんですけど、細かいとこまで踏み込んでいるのか、いないのか、答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) お答えいたします。 ヤギ生産組合につきましては、石垣市から補助金等を行っておりますが、経営自体、個々の経営自体の支援制度というのは、まだ確立されてない状況です。その部分につきましては、今後検討をしていくということで考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 石垣牛の生産ですよね。牛と比べると、なかなか今はまだ底辺のほうにあるのかなというふうに思ってるんで、やっぱりそこを底上げしていくためには、農家とやっぱり行政、この連携が必要なんですよね。ただただ新種を導入したからじゃなくて、その最後、要するに、農家が自立できた時点で私は完結だと思ってるんですよ。そこまでまだ全然至ってない。これが現実だと多分皆さんも認識してると思う。でも、そこを一日も早く解決していかないと、この事業を導入して、いい結果が生まれない状況にならないことを私は願ってます。 そこで、最後に、市長、この合理化計画を利用してつくっていこうという、今、答弁少しありましたんで、市長のほうからもちょっと、ヤギ生産に対する意見を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 本市における畜産業の振興というのは、第1次産業、特に農業の中での大きな柱になっております。これまで石垣牛を中心に、飼養頭数の増、また、素牛のみならず肥育等も支援を行ってまいりました。ヤギについても生産組合等立ち上がって、そこに対しての品種改良等の導入等も行ってまいりましたけども、今後これらの事業につきましては、生産体制のみならず加工等、また競り場も含めての全体的な施設の増強が、商品価値、生産地としての付加価値の向上につながるものと思っております。 今、コロナの対策につきましては、養豚業において、母豚とか種豚を本島から入れることできませんので、九州からの導入についての費用助成等を行っておりますが、こういった地元での畜産業をさらに発展させて、特に若い世代が参入しやすい、また、あわせて、ヤギ等については、年配の方も新たに参入されても、比較的事業として取り組みやすいという点もありますので、事業全体のバランス等を考えながら、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。 食肉センターの整備等についても、今後海外への出荷等も視野に入れながら、できるだけ早い段階で体制構築をして取り組んでまいる等決意でおります。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 最後に、競りについてちょっと伺いたいと思います。とりあえずモデル施行じゃないんですけど、開催をできないか答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 その前に、先ほどの予算額の件ですけれども、今年6月に補正予算を計上しまして、可決していただきました予算額につきましては、全体で1,920万円ですけれども、ヤギについては、現在315頭で85万円となっております。この数字につきましては、屠畜料が5,400円ですので、半額の2,700円の補助を行ってるところです。 続きまして、競りについての開催の件ですけれども、カット加工場を持っていないということで、ヤギ生産農家においては、生体での取引が可能な競り市場の導入につきましては、有効な解決手段だというふうに考えております。ヤギ生産組合にヒアリングを行ったところでも、競り事業導入については、非常に前向きな議論が組合でなされてるというふうに伺っております。 今後は、生産組合はもとより、競り運営者となる予定のJAも含め、競り実施に向けて調整を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。
    ◆18番(砂川利勝君) 私、先ほど事業開始から6年経過っていう話をしましたけど、まさに行き着くところは、やっぱり最後は、この競りじゃないかなと。競りをやることによって、やはり多分消費も含めて、いろんな意味で回転していくんじゃないかなと思ってるんですよ。今現在、今帰仁、糸満で開催されております。沖縄本島はね。先ほども部長が答弁したように、加工場もないんでね。本当はそういう競りでやって、沖縄本島に持ってって加工してもらうってのが、一番理想の形かなと、今の現在ですよ。食肉センターにつくれば、それはそれで一番いいという話なんですけど。今帰仁は糸満より多分規模はちょっとちっちゃいと思うんですけど、約100頭前後で競りが行われております。今、先ほどの答弁は、1,200頭ぐらいはいるよと。多分今は、もっといるかなというふうに思ってます。やはり競りの導入は、もう本当に一日も早く、まずは一回やって、どこがよくてどこが悪いかっていう検証をしなきゃいけないと思う。やる前にいろんな検討をするよりも、やって、ここがいい、ここが悪いっていうのがわかれば、私はすぐ軌道に乗るんじゃないかなというふうに思ってます。そしてまた、生産農家ももっと意欲が出ると思いますよ。だから、そういう土俵をぜひつくっていただきたい。入札参加、ちょっと今帰仁の件を聞いたら、5万円で入札参加ができるそうです。それで、市場手数料というのは大体3%ぐらいかなっていう話をちらっと聞いたんですけど、ここからのちょっと、何ていうの、課題っていうのは、やっぱり輸送費が少しあるんでね。輸送費が1頭7,000円ぐらいするんじゃないかといろいろ言われているんですけど、そこをちょっと考えていけば、購買者の数だってふえてくるだろうし、そういう流れをぜひ考えて、ぜひ年度内っていったら、本当は来年の3月までに1回やって、今でも子牛の競りはやってるんですよね。だから、早めにやって、次年度対策を立てる、それが一番ベストなんですよ。これをまた検討をして、検討をしてってなってったら、いつになるかわかんないですよ。その意気込みっていうんですかね。競り導入に向けての再度考え方、まあ農家とも話してて、いろいろあるとは思うんですけど、まずは、でも、行政とJAと沖縄県と組んで、しっかりと競り開催に向けて取り組んでいく必要性、私あると思ってます。部長、時期は明示できなくても、早期の導入についての答弁をちょっとしていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 ヤギの競りにつきましては、冒頭でも述べましたが、南部家畜市場、それから、今帰仁家畜市場で行われております。その状況、それから、そこでの課題等も検証しながら、もちろんJAさんとも協議を行いながら、いつまでにできるということは、今、明言できはしませんが、一日も早く実現できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 多分生産農家の間では、いろいろ盛り上がってきた話だとは思うんですけど、皆さん、行政として競り市場に行かれたことありますか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。 牛の競り市場には、何回か行かせていただいたことはございます。             〔(ヤギについて)という砂川利勝議員〕 失礼しました。ヤギの競り市場にはまだ行ったことはございませんが、今度機会等があれば、ぜひ見学をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) そういう段階なんですよね。導入をしろっていう話をしてるのに、行ったこともないなんて言われたら、これは20年先の話になっちゃいますよ、こんな話をしてたら。だから、やっぱり行って、職員なり課長なりが行って、現場の状況を把握して、私は課題ないって言ったじゃないですか、先ほど。頭数も100頭でできる。市場の手数料も数%。そしてまた、5万円あればできると。輸送費をちゃんと考えりゃできるんじゃないかって。できる話をしてるのに、行ったこともないよなんて言われたら、何をしてるのってなっちゃいますよ、皆さん。行政としてヤギ生産振興をしていこうという基本的なスタイルでしょう。基本中の基本もやってないような中で、私はちょっと理解に苦しみますよ。本当に行ったことないんですか。             〔(課長、行ったことあるんでしょう)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) 畜産課長、平良嘉英君。 ◎畜産課長(平良嘉英君) お答えいたします。 すいません。私自身は行ったことはありませんが、担当としては行ってると思います。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 今、同僚の前課長が行ったよっていう話もちらっと出たんですけど、やっぱり事業を導入して、どこが完結かって私さっき言ったじゃないですか。加工所をしっかりやれば、もうオーケーと、食肉センターも含めてですね。どこでやるかは、ちょっとまずは考える必要性あると思うんだけど、あと競りだけなんですよ。売り先さえ決まれば、何ら問題ないじゃないですか。それに向けて、現課長はまだ行ってないとか、それで、答弁したら、こういう答弁書作ってくるんですよ。もう少し前向きに取り組んでって、本当に導入しようっていう気概は、私は感じられない。本当にこれでできるのかと疑問を持たざるを得ない。でも、思ってもやっていってもらいたい。これだけですよ。これはやらないと、何ら進展しない。発展もしない。ただただ衰退するだけですよ。これを強く言いたいなと思ってます。ぜひ取り組んで、競り事業を一日も早く導入して、いいとこ、悪いとこ、課題解決、視察も含めて早急にやって、生産農家にちょっと光を与えてくださいよ。強く要望して、この質問を終わります。 それでは、教育ですね。 まず、これまで支払った賃貸料の合計を答えてください。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 現在、確認できてるものでお答えいたします。平成15年度から平成19年度までは年間10万8,480円で、平成20年度は62万5,480円、平成21年度から平成28年度までは年間191万8,691円、平成29年度から令和元年度までは年間300万円の賃貸借料を支払っております。平成15年度からの合計ですと2,851万7,408円となります。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) この質問の答弁の中で、平成20年度から62万円に上がって、平成28年度から190万円に上がって、それで、平成29年から300万円に上がってますよね。300万円に上がったときは、鑑定、多分入れていると思うんですが、その前の上がり方がちょっと一気に上がってるんで、その前も鑑定入れてこういう数字だったのか、これちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 0時35分                               再 開 午後 0時35分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 平成20年度の契約までの賃貸借料については、額の取り決めが、現在、資料によると定かではございません。年間10万8,480円のその際は、賃貸借契約を結んでおります。平成20年度の契約更新の際に、貸付人のほうから現賃貸借料ではやっぱり固定資産税が上回っていることから、不利益が出るため、契約更新を保留する旨の申出がございまして、協議を行い、平成20年度の契約額は、固定資産税分を加えた62万5,480円としております。また、その際に、貸付人より正式な不動産鑑定ではありませんが、192万円余りの額が提示されております。名蔵小・中学校については、その以前からございますので、平成14年までにおいても賃借料が発生してるとは考えられますが、現在こちらのほうで資料がございますのは、先ほど冒頭で述べた年度からでございました。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 合計がもう2,851万円ということになっております。5年に一度の見直しがあるということも聞いているんですが、多分査定入れたら、多分まだ上がっていくのが通常の考え方かなというふうに思ってます。で、所有者から買い取る場合は幾らになるのかお尋ねします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 平成28年度の不動産鑑定から算出いたしますと、推定ではございますが、土地価格は1億8,500万円となります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 推定1億8,500万円という、本当に大きな数字になってきますよね。今後これはどうされるのかですね。ちょっと答弁もらえますか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 現在、賃貸借契約を結んでおりまして、今後このような売払額がございましたら、これについては、両方の額について、どちらが市にとって得策であるかと、そのへんを勘案しながら検討してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 次に、名蔵小・中学校以外のほかの土地を賃借料払わずに使用してる箇所があるか、答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 名蔵小・中学校以外には、ほかの所有地が学校敷地に含まれているのは、大浜小学校、大本小学校等があります。土地の所有者は公民館、土地改良区となっております。面積で申しますと、大浜小学校が789平方メートル、大本小学校が202平方メートルとなっております。賃貸借料については、いずれの土地も発生していない状況にございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) これを聞いて、やっぱり地域の学校のためにという思いもあるのかなというふうに受け止められるんですよね。やはり製糖工場についても、やはり地域のこと、子ども、学校のために少し考えていただきたいなというのが、普通、いろいろ今の質問を聞いて普通の人が考えるのは、そうじゃないかなと思うんですよ。 それで、4点めにちょっと伺いたいんですが、賃借料の見直しができないか、ちょっと答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 賃貸借料につきましては、平成28年度の協議後は、不動産鑑定を踏まえた額となっております。今後は、令和3年度に不動産鑑定を入れる予定でございます。その後、賃貸借料の額を決めていくこととなりますが、その際には、議員が申されたように、賃貸借料についての使用の目的等も踏まえて、額の見直しについても双方で協議してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) これをもう本当ずっと借り続けても大変だし、いきなり買うのも大変だし、いろいろ課題はあるかなと思うんですよね。土地の等価交換とか、いろいろ策もないではないとは思うんですけど、何か考えていかないとすごい負担になってくるんじゃないかなと。長年、年数がたてばたつほど、すごい負担になるんじゃないかなという心配されます。ぜひ考えてほしいなというふうに思っております。 ちなみに、今、農政課長も来てるんで、サトウキビ工場に対して支援とか、サトウキビにどのぐらいの予算を使ってるのか、わかってる範囲でお答えください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩……。よろしいですか。砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 直接課長に話してないんで、多分把握されてないと思うんで、それはいいです。ただ、かなりの力を入れてやってると思うんですよ。だから、私が何が言いたいかというと、やっぱりこっちもやることはやっているんで、やはりそういう、やっぱり子どもたちのためだとか、そういったものに関しては、ある程度のやはり固定資産を下回るような金額じゃ、確かに厳しいんでね。300万円が妥当かどうかはちょっと鑑定してるんですけど、別に貸す側が、じゃあ、その半分でもいいよとか、その10分の1でもいいよとか言えば、それはそれで成り立つんです。だから、そういう交渉をしっかりやってもらいたいし、やはりこれだけの額そのまま積み重ねていったら、本当将来大変なことになるんじゃないかなと。多分土地は下がりません。土地は上がる一方だと思います。だから、そういった点を考えたら、ぜひともうまく交渉して、やはり皆さんが予算を有効利用できるような体制を取っていただきたいと思いますんで、もう一度、部長でも教育長でもいいんですけど、決意をちょっと聞かせてください。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁申し上げましたが、令和3年度に不動産鑑定を入れる予定でございまして、その際に賃貸借料の額を決めていくこととなります。そのときには、議員も申されたように、賃貸借料につきまして、使用の今回学校での使用という目的を踏まえて、額の見直しについても、双方協議してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 以上で、砂川利勝君の質問は終わりました。 それでは、午後2時再開することとし、それまで休憩します。                               休 憩 午後 0時44分                               再 開 午後 2時01分 ○議長(平良秀之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次の質問者、箕底用一君の質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 皆さん、こんにちは。今定例議会一般質問も新型コロナウイルス感染症予防対策の観点から、おおむね1時間となっておりますので、早速、簡潔に質問してまいります。 最初に、レジャー船舶の陸揚げスペース確保問題における対策、及び待機船舶数の実態についてであります。本市は、コロナ時代以前の昨年の観光入客数は148万人台に突入し、過去最高を更新し、マリンレジャーを目的に観光を楽しむ観光客もふえてきており、その需要にマリンレジャー関係者はジェットスキーやレジャー船舶の台数をふやすなどの対策を行っており、雇用の創出や観光客の満足度にも大いに貢献しております。現在の浜崎マリーナの船舶陸揚げ空きスペースはなく、数年も待たされており、事業所の関係者からは陸揚げスペース確保に向けた対策が遅すぎると、強く指摘されているところであります。待機船舶数の現状を把握されているのか、当局はどのように認識しているのか、ご見解を伺います。 次に、石垣中学校校舎におけるコンクリート破片落下の危険性と対策についてであります。石垣中学校は築40年以上たっており、経年劣化等で外壁のひび割れや鉄筋のさびによる膨張でコンクリートが割れ、落ちてくる危険箇所が多く存在します。学校現場では、危険対策として先生方が目視で確認し、安全対策に務めている状況でございます。しかしながら、学校現場の先生方にも限界があるため、専門業者に委託させるなどの万全な対策が必要と考えます。当局の認識と対策について、ご答弁を伺います。 次に、3点めの石垣島産高級魚の養殖ヤイトハタや海ぶどう及びモズク等の生産者支援対策について、当局の取組を伺います。 次に、4点めの新港地区のしゅんせつ土砂有効活用についてであります。去った12月2日に、八重山建設産業団体連合会の米盛会長が当局に、新川・真喜良地区海岸埋立てによる活性化構想を石垣市に提案された件についてであります。以前から都市計画道路として計画はあるものの、なかなか具体的に進まない事業であります。都市計画道路案から約30年以上も経過しており、事業化が進まない状況から、今回の提案は具体的な将来の新川・真喜良地区の地域の魅力発進を描いた構想案が提案され、非常に将来性のある、興味深い構想案であります。 八重山建産連の提案は、新港地区のしゅんせつ土砂を利用して海岸沿いを埋め立てて、海岸線道路、陸地化した土地の活用、新川川からの赤土流出の抑制を提案しており、冨崎地区へのアクセスが効率化し、住宅密集地の真喜良地区への緊急車両侵入対策、道路新設と連動した地域の居住機能の再生などを提案されました。その提案を踏まえて、新港地区のしゅんせつ土砂の有効活用ができないものか、当局のご見解を伺います。 次に、5点めの農振総合見直しにおける進捗状況、及び前回の総合見直し後における個別申請の市農振除外等について、伺います。 次に、6点めの広域避難所公園に指定されている新川公園内の使用不可施設解消に向けた進捗状況について、伺います。 次に、7点めのごみ分別における市民負担についてであります。我が国の経済は、高度成長期以降今日まで大量生産、大量消費、大量破棄によって発展し、一般廃棄物や事業系廃棄物によって生み出された廃棄物は増大の一途をたどり、廃棄物を埋め立てる最終処分場が足りなくなる事態も発生する自治体も多く、本市もその一つの自治体であり、今の最終処分場となっております。家庭から排出されるごみの重量の約2から3割が容積で、約6割を占めている容器包装廃棄物であるため、そこで政府は平成7年、容器包装リサイクル法、正式名称、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律を制定し、家庭から一般廃棄物として排出される容器包装廃棄物のリサイクルシステムを構築することを目的に、平成9年4月から本格施行されました。その法律の施行に伴い、本市はごみの分別を市民に理解をさせながら、燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみ、瓶・缶・ペットボトル、5種分別を開始されました。その後、市民の間では混乱も生じてきましたが、分別の種類等の認識も定着し、当初の混乱は落ち着いているようにも見えます。しかし、ごみの種類が多様化する中で、分別に悩む人もおり、面倒くささから分別せずにごちゃ混ぜにし、不法投棄する者がいることも事実であります。最近では、ペットボトルの蓋を外させるようにしており、市民や島民の皆さんへの協力負担は増していくばかりであります。 自助・共助・公助の自助と共助の部分で、市民や島民の皆さんは物すごく努力しております。自らが消費したものの処分は、自ら適正に処分をするという認識の課題はございますが、環境問題の意識改革も同時に進めていかなければならないと考えております。今後、これ以上の市民負担が生じる可能性があるのか、当局のご見解を伺います。 以上、質問要旨を述べました。再質問は議席にて行います。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君の質問に対する当局の答弁を求めます。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 箕底用一議員より港湾行政について2点、公園管理について1点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点めのレジャー船舶陸揚げスペースの確保に関する課題への対策、及び待機船舶数の実態について。浜崎マリーナ内でのスペースの確保は困難であることから、新たな計画が必要であると認識しております。現在の待機件数は、小型船舶47件、中型船舶40件、大型船舶48件の、合計135件となっております。 4点めの新港地区しゅんせつ土砂の有効活用について。現在、令和元年より進めております石垣市新港地区にぎわい創出計画策定において、民間活力を生かした開発の導入を検討しており、開発用地を確保する必要があることから、仮置きされているしゅんせつ土砂については新たな用地の埋立てに利用することとして、事業を進めております。先日、港湾計画変更を行い、引き続き円滑な事業実施に向けて、国と関係機関と協力して取り組んでまいります。 次に6点め、公園管理について。広域避難所公園に指定されている新川公園内の使用不可施設解消に向けた進捗状況について、お答えいたします。新川公園内の使用不能施設については、トイレ施設が1カ所、池も水の循環設備の不具合等により、機能の回復が困難であり、両施設とも本来の機能を回復できない状況が続いております。この件につきましては、補助金適正化法の趣旨にのっとり手続を進めながら、施設の改良を進めてまいります。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 箕底用一議員ご質問の2項目め、石垣中学校校舎におけるコンクリート破片落下の危険性と対策について、お答えいたします。校舎におけるコンクリート破片落下があったとき、児童生徒に接触する危険性やけがに及ぶ可能性もあります。各学校においては、定期的に実施しております学校施設の安全点検で、コンクリートの剥離が起こる可能性があるものは教育委員会に報告がございます。教育委員会といたしましては、報告があった場合、現場を確認し、剥離が予想される箇所及びその周辺の破片を除去した後、露出した部分を養生するなどして、対応しております。ご質問の石垣中学校の校舎においては、報告があったものについて学校及び業者と調整し、修繕を進めている状況にございます。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 箕底用一議員の3点の質問について、順を追ってお答えいたします。 まず、養殖業等を営む生産者への支援策についてお答えいたします。コロナ禍で居酒屋等の飲食業界の休業等により、出荷の大幅な減少を受けているヤイトハタに関しましては、市内の小中学校29校への給食利用を図ることで、約1トンの需要を創出しているところです。さらには、今回の補正予算におきまして、ヤイトハタのほかアカマチ等の鮮魚切り身、ソデイカつみれ等をセットにしたお歳暮の販売を1,000セット計画しており、さらに水産物の需要が図られるところだと期待しております。また、海ぶどうやモズクに関してましても、漁業再生支援事業におきまして、養殖技術の管理手法等を県内他地区の先進地との技術向上を図ることで、高付加価値化や生産性の向上につながることができております。今後も支援策に関しましては、各研究部会と調整しながら支えていきたいと考えております。 続きまして、新港地区のしゅんせつ土砂処分の有効活用についてお答えいたします。議員提案の新川川河口区域において、しゅんせつ土砂を利用して公有水面を埋め立てることに関しましては、沖縄県が所管します石垣漁港区域内及び石垣漁港海岸保全区域内となっており、県との調整が必要となってきます。また、公有水面埋立てに関しましては、どのような補助事業メニューがあるのか、また埋立てによる漁業権の消滅が発生することから、八重山漁業協同組合との調整も必要となってきます。今後、どのような事業が可能かを含め、所管する沖縄県と調整していくことが必要だというふうに考えております。 続きまして、農振総合見直しにおける進捗状況及び前回の総合見直し後における個別申請の農振除外等についてお答えします。石垣農業振興地域整備計画の見直し、いわゆる総合見直しに係る現在の進捗状況といたしましては、事前協議の前段となる予備調査の作業段階にあり、県担当部局による資料精査や疑義事項の取りまとめ作業を行ってきたところでありますが、今月より随時案件ごとに現地調査や書類審査に基づく疑義事項の協議を開始する予定となっており、県担当部局と調整を進めているところであります。 次に、前回見直し後における個別申請、いわゆる一部見直しの農振除外等について、年度編入及び除外の申請件数、変更件数の順に申しますと、平成25年度、申請件数66件、変更11件。平成26年度、申請件数9件、変更2件。平成27年度、申請件数13件、変更5件となっております。平成29年度から総合見直し作業着手のため、一部見直しの一般受付は停止しておりますが、平成30年度に用途地域指定及び都市化の進展に伴う区域除外、また児童福祉施設に係る3件の一部見直しがありました。以上が前回の総合見直しにおける個別申請、いわゆる一部見直しに係る計画変更実績でございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 箕底議員のごみの分別における市民負担等について、お答えいたします。市民の皆様には、日頃よりごみの分別、資源化にご協力いただき、感謝しているところでございます。現在、石垣市ではごみの5種分別を実施しております。ホームページ等で調べた範囲ではございますが、沖縄県内では六つの市が5種分別を行っております。また、6種分別を行っている市もございます。資源ごみにおいても、5種類から7種類分けを九つの市で行っており、石垣市におきましては資源ごみの6種類分別回収を行っております。市民のごみ分別の負担が今後ふえるのではないかということでありますが、できる限り市民の負担がふえることがないよう努めていきたいと考えております。しかしながら、ごみを資源と捉え、再利用するための分別や、ごみを出す際の手間を市民にお願いせざるを得ないところもございます。これまで市民の皆様にはペットボトルの蓋を外していただいておりましたが、令和3年1月からペットボトルのラベルも剥がして、燃えるごみに入れていただくことを市民の皆様にお願いするものでございます。さらに負担がふえるものとなりますが、クリーンセンターの基幹改良工事や新最終処分場の完成後には、負担の軽減が図れるよう計画していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、箕底用一君の再質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 再質問を行ってまいります。まず最初の、1点めのレジャー船舶の陸揚げスペースの確保問題における対策及び待機船舶数の実態です。これについては、現在、当局が把握している待機船舶は小型、中型、大型を含めると合計135件の待機となっていると。もう数年前からこれは議会でも、また委員会等でも指摘されている状況でありまして、そのような指摘を受けて、当局が何ら対策もやってこなかったと。やっていないです、現に。ただ、浜崎マリーナ内で、現在、船舶が止まっているこの停泊料金というんですか、これの滞納している方をここから外れなさいと、またそういった対策はやってはいるんですけども、何ら解決策にはなっていないという現状でありますので、やはり新たなこの浜崎マリーナに代わる敷地を探す必要があるだろうということで、質問をしております。 今回、この質問をするに当たって、我々未来会派としても、後上里厚司議員とも一番どこがいいかなということであらゆるところを探したところ、非常に立地的にもいい場所がございまして、その場所は与那国フェリー、波照間フェリーのそこを、昔、八島第2駐車場として活用していた駐車スペース、現在は荷さばき場として行っているということなんですけども、過去数年も活用されていない状況であります。このようなこの土地がありますので、その敷地を大いに活用して、そこを船揚げ場の、陸揚げのスペースに活用できないのか、というところで質問をします。 今現在、これは国有地となっておりますので、その与那国フェリー、波照間フェリーの今沖縄県警が停泊している、その中心の空きスペース、そこを有効活用できないかどうか、提案したいと思いますけども、当局のご見解をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。議員がご提案の当該場所は、港湾計画上ふ頭用地になっております。用途は荷さばき地となって、整備されております。用途の変更につきましては、計画の変更など、国との協議などが必要となりますので、検討していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 現在、この国の土地となっていて、荷さばき場となっているこの用途なので、この目的外使用に当たるということから、用途変更の必要があるということでありますから、その用途変更もしっかりと国と調整していただいて、この待機船舶が改善できるような施設と私は思っておりますので、そこをぜひ解決していただきたいと思っています。 またこの敷地内に、北側に行きますと、この船を下ろして上げる、このスロープ状の護岸も整備されているんです。そういったものが整備されているんだったら、なおさらそこの敷地を活用しなければならないという認識をしておりますので、ぜひとも前向きに国のほうと調整していただきたいと思いますけども、具体的にいつから取りかかる予定か、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。先ほども答弁しましたけれども、現在、国の用地となってございますので、国との調整協議が必要となります。できるだけ速やかに協議に入っていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ速やかに行っていただきたいと思います。また、この敷地だけでは130隻余りが陸揚げできるスペースとは、私は思っていませんので、やはりほかの場所も探しますと、今、新栄町のハーリー会場の中一組さんのさらに南側、造船場の一体に、あそこ敷地も空きスペースとなっています。そこも有効活用する必要があるだろうということで、見て回りました。現在、そこの場所は行政財産として県が所有しているということなので、今後調整が必要じゃないかなと思うんですけども、やはりそういった空きスペースがこの周りにたくさんあるんです。そういった空いているスペースを有効活用して、もっと船舶を持っている人たちに優しい港湾ができないものかなと、事業はできないものかなと、そう思っていますけれども、水産課に質問しますが、その水産課の漁業施設の、石垣港となっていますので、今後、空きスペースを活用するためにはどのような手続が、調整が必要なのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えします。ハーリー会場となっている場所の所管は、沖縄県が管理する石垣漁港となっており、現在も令和5年度まで継続事業として水産流通基盤整備事業で、マグロ漁船等の岸壁施設や外郭施設の整備を計画している漁港です。石垣漁港の登録漁船隻数は206隻で、県内では糸満漁港に次いで2番目に多い漁港となっており、漁港の位置づけは漁業根拠地となる施設として、漁船の係留を主としていることから、プレジャーボートの係留スペース等を整備することは厳しいと考えられます。しかしながら、今後、所管する沖縄県と調整を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ所管する県と綿密に調整していただいて、そういったレジャー船が停泊できないか、陸揚げできないかというところをやっていただきたいと思います。この質問は、また次回3月にやっていきますので、進捗状況を確認したいと思います。 次に移ります。次に石垣中学校学校校舎内のコンクリートの破片が、やっぱり柱の中のさびている鉄筋が膨張して、コンクリートが浮いている状態が見受けられます。教育委員会は業者等にもお願いしながら、先生方にもお願いしながら対応しているという状況でありますけども、やはり学校現場の先生方は建築に関しては素人ですので、目視で見てもなかなかわかりづらい。私も現場を見ましたけども、建築畑に関係している方たちが見ると、ここはすぐ浮いているなと。もう腐食しているねとすぐわかるんです、実際に見たら。だから学校の先生方が目視して点検をしているのはいいんですけども、やはり専門業者をしっかりと委託させながら、定期的に管理させるということが望ましいと、そう思っています。 現に、石垣中学校においては、もうひび割れ、そして浮いているところがもう頭上のほうに、廊下等も、校門から入ってきてすぐ入り口のほうでもこのひび割れ等が上に見える状況であって、やがて落ちるんじゃないかなと。これはもし何かがあったでは済まされない状況なんです。だから教育委員会としては適切に維持管理を務めながら、対策をしてほしいというのが保護者からもこれは声も上がっています。現に授業参観中に上から落ちてきたという実態もありますので、石垣中学校で。だからそういったことも含めながら、生徒にも先生方にも、保護者にも安心・安全を提供できるような環境づくりをやっていただきたいと思うんですけども、教育委員会として今後どのように、この対策を委託業者に任せるのか、定期的に1カ月ごとにやっていくのかどうか、答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。学校におきましては、月に1回、敷地周辺を含め学校全体の安全点検をする中で、コンクリートの剥離が生じる可能性のある箇所についても点検しているところでございます。教育委員会では、昨年1月から3月の期間に専門家である建築士に依頼をいたしまして、市内全ての小中学校の校舎、体育館などについて点検を実施いたしております。今後、学校からの報告も含めて、指摘のあった箇所については修繕や改修など対応しているところではございますが、まだ全てに対応できているものではございません。今後、報告があった箇所については速やかに、早期の修繕や改修に取り組んでまいりたいと思います。また、専門家の点検についても、今後、定期的に実施していく考えでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 昨年の1月にも建築士等によって業務点検といいますか、施設の点検をされていると。でもやっぱりコンクリートも鉄筋も生き物ですので、コンクリや鉄筋はさびたらすぐ膨張して、すぐコンクリートが剥がれる現象がありますので、しっかりとやっていただきたい。また、学校保健安全法の中には、学校設置者というのは石垣市長、そして教育長となっているわけでございますけども、これ、もし児童生徒、先生方、あるいはこの校舎に入って利用した方々がこの剥離によってけがをされた、あるいは大けがをされたという場合には、もちろん当局に責任が伴うわけであって、業務上過失致死傷にもなるんです。これ被害届出されたら、間違いなく損害賠償請求問題になってくる。だから、今現在、二、三百万円で全校の点検ができるんであれば、早急にやっていただく。何かあってからでは遅い。この二、三百万円でできるものが、損害賠償請求されたら1,000万円、2,000万円、3,000万円では済まないよというところを認識していただきたいなと、そう思っておりますので、ぜひ教育委員会には、予算がなければ執行当局に早急に予算要求をして、すぐにでも対応できるようにお願いしたいと、そう思っております。 次に進みます。次に、石垣島産高級魚の養殖ヤイトハタ、及びこの海ぶどう、モズクの生産者支援対策でありますけども、今現在、先ほどこの冒頭の答弁でありましたけども、この養殖ヤイトハタに関してはお歳暮セットというものを当局は計画しているということでありますが、このお歳暮セットは具体的にどのような事業なのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。今回、海鮮鍋の材料ということで、ヤイトハタ500グラム、アカマチ等鮮魚切り身400グラム、セーイカつみれとミーバイのだしを冷凍セットとして販売しております。また、金額に関しては3,000円ということですが、その半額を補助して、販売額は税込み1,620円となっており、1,000セットの販売で約その倍となります約330万円の売上げになると想定しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) この養殖ヤイトハタに関しては、またこのアカマチとソデイカをつみれにしてセットにしたお歳暮を販売すると。これは3,000円のものを、一般市場に1,620円で販売するということですね。これは先ほど答弁もありましたけれども、具体的にいつ頃から販売開始する予定になるんでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。現在、補正予算として議会に提案しておりますので、議会終了後から販売開始を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 議会終了後、販売開始するということなので、このお歳暮セットは出来上っているというようなことでもよろしいんですね。わかりました。これはもう1,000セットなので、早い者勝ちということですね。それはどこで販売するのでしょうか。販売先はどこで行うんですか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。販売に関しては、八重山漁業協同組合が販売の主体でございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 八重山漁業組合のほうで販売をするということでよろしいですか。八重山漁業組合で販売するということなので、また提案がございますけども、今回、このお歳暮セットはヤイトハタ、アカマチ、ソデイカ、これをつみれにしたセットだということでありますけども、こないだ、せんだって8月11日に国会議員の下地幹郎衆議院が石垣市に来島されまして、そのヤイトハタの養殖場を視察して、そのときコロナ禍の現状の中でヤイトハタの販路がほとんどもうできない状況だと。売れない状況だということで、何とかできないものかということで、水産庁に確認したところ、先ほど答弁もありましたように給食の事業に生かせられないかというところで、そのときこの給食事業にヤイトハタは入っていなかったんです。ヤイトハタを入れるべきじゃないかというところで、その現地で水産庁と調整して、翌月、ヤイトハタがこの費目に追加されたという経緯があります。非常にこの下地幹郎国会議員の活躍はすばらしいなと、私はそう思っております。 このようなヤイトハタの支援をしっかりと行っている中で、やはりこの海ぶどうもありますし、モズクもある。そのような状況の中で、その販売するときに、提案なんですけども、ヤイトハタ1匹が非常に大きくて、販売価格を聞くと大体1匹3,000円ぐらいで販売していると。高級魚なので、一般市民もこのヤイトハタを食べたい方もたくさんいらっしゃると思います。なかなかスーパーでは手に入りにくい。鮮魚店でも入りにくい。そういった養殖のヤイトハタが、このお歳暮セットと販売するときに注文を受け付けて、いついつまた販売をすると。その場で売るのもいいんですけども、やはり生き物ですので、受注して、いついつ販売しますよというような受付もできないものか。あるいはこの海ぶどうも、これも生き物ですので、1日1日で劣化しますから、それを考えると、海ぶどうも注文を受け付けて、いついつまでに販売しますというような支援ができないものかということを、この漁業組合のほうと調整していただいて、その販売会場の場で注文を受け付ける。そして、また次の翌日に販売するというようなこともできないかってことで提案しますけども、どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えします。ヤイトハタは、八重山漁協の魚類養殖生産部会において生産され、漁協が一元集荷して販売に取り組んでいるところです。今回、新しい試みでお歳暮セットの販売を漁協から発信いたしますので、高級魚として1匹買いなど、需要等も確認しながら、加工部門において受注販売が可能かどうか、漁協とも調整を行っていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひこういった海ぶどう生産者、またモズク生産者の方たちのためにも、あらゆるこの受注されるような環境づくりをしていただきたいなと、そう思っております。 次に移ります。4点めの新港地区のしゅんせつ土砂処分有効活用についてであります。この有効活用については、建産連のほうが新川地区、真喜良地区の護岸を、あっち一帯を埋め立てて、新たな都市計画道路を整理しながら、緑地化公園みたいなものをつくりながらリゾート化のサンセット的なものも含めて、歩け歩けコースも含めてできないものかと提案されています。そのことからも、このしゅんせつ土砂、この残土を今現在、新港地区に山のように上がっておりますけども、今後どのような計画であるのか。そして、この土砂が、この新川地区の埋立てにもし活用できるのか。今の現港湾計画、このにぎわい創出利用というのを冒頭でありましたけども、この事業にしゅんせつ土砂を活用するんですけれども、その土砂が余るのか、余らないのかというところも気になるところです。なので、その土砂が新川地区に有効活用できる可能性があるのかどうかというのをご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。現在の新港地区のしゅんせつ土砂につきましては、エネルギー施設周辺の緩衝緑地帯の造成を除き、全体的なかさ上げは行いません。冒頭で述べましたように、新たな埋立てが開始されるまでの仮置きとなります。 次に、今回の計画変更で埋立てに活用する土砂は、約64万立方メートルを予定してございます。また、その他緩衝緑地帯を造成しますと、土砂はほぼゼロとなる見込みでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 前回、砂川利勝議員のほうがこの新港地区のしゅんせつの土砂の件を取り上げていました。その際には、かさ上げをするというようなご答弁もありましたけども、そのかさ上げを今回はやらないというような変更計画があったということでよろしいですか。その変更計画をいつされたのでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。港湾計画の変更につきましては、11月30日に答申をしております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) せんだっての11月30日に港湾計画が変更されたということで、当初あったこのかさ上げの計画はほぼなくなったと。先ほど答弁にありましたように、しゅんせつ土砂の残土、64万立方メートルを現計画に予定していると。それを現計画に活用すれば、この残土はほぼゼロになるということなんですよね。ゼロになるということは、この新川地区のしゅんせつ土砂の有効活用というのはほぼできないという認識でよろしいですか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。現時点の計画によりますと、できないということになります。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 現計画において、ほぼこの残土を使い切るので、活用ができないということでありますので、今回のこの建設産業団体が提案された構想というのは、非常に昨今のこの社会情勢を見ますと、東地区にどんどん発展をしてきている町の状況でありますので、やはり新川地区もこういった商業的なものの発展といいますか、癒しを与える西地区というような位置づけもしかり、いいだろうと、あるだろうと、そう思っています。そういったことを考えながら、今回の建産連が提案されたものはしっかりと行政当局は前向きに構想を描きながら、具体的に市の将来ビジョンとして構想をしていただきたいと、そう思っているんですけども、市長、どのように考えているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。
    ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。議員ご提案の護岸沿いの埋立て利活用につきましては、関係部署等が多数にわたり、あるいは解決する課題も多いと思います。今後の都市機能や、また地域の活性化などのために貴重なご提案として受け止めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。せんだって要請があった際にもお話をさせていただきましたけども、今、南大浜地区、そしてまた旧空港跡地、八重山病院があった。また、新庁舎の移転等を含めて、町全体のバランスが東にシフトしているという状況がある中で、建設業協会の建産連の皆さんからあった話は、西側にも拠点等が必要だという話で、これはもう十分理解できる話でございまして、併せて議員がご指摘のように消防、また救急車等の入りにくい場所でもありますので、それを解消する意味でも、バイパスなり、湾岸道路というのは必要かなというふうに思っています。 石垣市のほうでも、当初計画の中では立ち上がっておりますので、そちらを今後どのように活用していくのか、また見直しを入れるのか、その作業を整えながら、計画していくべきかなというふうに思っています。しゅんせつ土砂の活用等もありますけども、その辺も含めまして、国や県、またそれぞれと連携しながら事業化できるかどうかを調査してまいりたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひとも前向きに事業化できるような対策づくりをしていただきたいと思います。私は以前に、この西地区、新川・真喜良地区と双葉地区の土地区画整理事業を導入してはどうかというような提案もしました。なぜそれを提案したかと言いますと、道路があまりにも狭隘過ぎて、狭くて、やはり先ほど市長もおっしゃったように緊急車両が入らない。そしてまた、これから団塊世代と言われている75歳以上の高齢化社会が到来する。 その中において介護施設車両もなかなか入りきれない。本来、そこの介護サービスを受けられる方たちも、玄関の前で迎えて、玄関の前で降ろす。ドア・ツー・ドアというのができない新川地域、双葉地域となっています。なので、大雨が降ったときには職員も雨に濡れて、介護サービスを利用している方も雨に濡れながら自宅まで帰っているという現状が見受けられますので、こういった問題を放置せずに、早く改善していただきたいなと、そういった思いから、今回の建産連のこの思いも抱き合わせてご提言しながら、次の質問に移ります。 次に、農振総合見直しにおける進捗状況及び前回の総合見直し後における個別申請の農振除外等についてであります。この総合見直しに関しては、前回9月も一般質問させていただきました。その後、どのように進んだのかなといいますと、まだ事前協議にすら入らない。予備協議にも入らないというような状況でありますので、今年中に県と、具体的にいつ頃からそういった事前協議なりに入っていくのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えします。総合見直しに関する予備調整業務ということで、今月中旬から県と具体的に現地調査等を含めて調整を行ってまいります。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 今月中旬ということなので、この予備調整作業が終わりますと、事前協議に入るわけでございますよね。そうなりますと、今のこの計画案の事前協議に入る計画案の工事、この公告、縦覧及び異議申立て期間、それを置いて異議申立てがある場合はさらに30日、そして法定協議に15日を要するというような法律がございまして、逆算すると、この法定協議を経て、最終的に完了の公告をする時期というのは、具体的に市としてはどの時期ということを予想しているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、棚原長武君。 ◎農林水産部長(棚原長武君) 再質問にお答えいたします。計画の公告、縦覧及び異議申立て期間を経て、異議申立てがある場合には、さらに法定協議が必要となってきますが、異議申立てがあった場合、市町村による決定に2カ月、その決定に不服があった場合には、県知事への審査申立てが行われ、さらに3カ月、合わせて5カ月程度要すると想定されます。 今月から開始する予備作業の進捗にもよりますが、総合見直し決定報告時期はおおむね来年の夏頃を予定しております。しかしながら、県と県担当部局との緊密な調整を行い、一日も早い決定報告ができるよう進めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) おおむね来年の夏頃、8月から10月頃というような答弁でございましたけども、この総合見直し、170件余りの申請をされている方たちが非常に待ち望んでいる。そしてその関係者は、その方たちは、この間も質問しましたが、建物を造って、商業施設を建てようと。また集合住宅を建てようという方たちもたくさんいらっしゃいます。こういったものを早く完了していただいて、建物を造らせる、またそこに造らせることによって建築業者も仕事がふえる。いろんな雇用も生まれてくるということなので、ぜひこういったものを早く取り組んでいただきたい。県のほうもしっかりと対応していただきたい、そう強く要望して、次に移ります。 次に、広域避難所公園に指定されている新川公園内の使用不可施設解消に向けた進捗状況についてでございます。これは2年前に新川公園のトイレが使用不可能ですよということを一般質問いたしました。あれから今現在どうなっているかと言いますと、全く何も変わっていない状況です。新川公園を利用する方たちは、このトイレはいつ直るんだろうと待ち望んでいる方たちもいまして、いろんな野球とかレクリエーションとかやる施設でもあって、また広域避難場所にも指定されております。そういったこの施設に対して、具体的にいつ頃、このトイレを使えるようになるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。新川公園の公園につきましては、損壊が激しいトイレが1カ所ございます。構造物自体の耐用年数が50年でありますので、公園機能の維持管理や広域避難公園機能等の充実に資するものとして、補助金等適正化法手続を進め、施設の用途も含めまして、改修を検討していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) この補助金適正化の法に基づいて手続を進めながら進めていくということでありますけれども、どのように改良を進めてくのか。この公園はもともと池、噴水があったこの施設もあって、今現在も本当に何もないんです。そこを花壇に活用してもいいものじゃないかということで、提案もしております。その提案をされているんですけども、この補助金適正化法というこの趣旨にのっとりということであるんですけれども、本当にどのように手続を進めて、今後解消していくかというところがまず見えてこないというのがありますので、具体的にいつ頃からそういったことを進めてまいるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。国の補助金を使った施設、国庫補助対象資産ですけども、当初の目的と違った用途を転用をしたり、また譲渡、あるいは貸出し、取壊しなどの処分を行う場合は、定められた耐用年数を過ぎるか、あるいは補助金を受けた事業者、具体的には市町村が補助条件によっては補助金の一部返還等も必要の場合もございます。これが補助金適正化法でございます。 しかし、耐用年数は鉄筋コンクリートで50年と非常に長く、現実にこの条件を満たすことは厳しいものです。しかしながら、補助金適正化法の運用が緩和され、補助金などの適正化法第22条の運用の規制緩和がされており、財産処分承認申請書を提出した後、承認を受けた後、施設の改良を進めていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひそうした手続を早く進めていただいて、適正な運営をお願いしたいと思います。この広域避難所公園という形で指定されていますけども、この公園は国民保護計画にも指定されている避難公園でもありますので、そういった公園を適切に維持管理する、しなければならないと、そういったことをちゃんと認識していただきたいと、そう思います。次に移ります。 次に、7項目めのごみの分別における市民負担についてであります。先ほどの冒頭の答弁のほうで、さらなる市民負担はないのかというようなことで質問しましたが、この冒頭の答弁でペットボトルの、今キャップを外しているんですけども、ペットボトルのラベル、皮を今度1月から剥がすようなことを市民に協力をお願いしたいという答弁がありました。今まで、ペットボトルのラベルの皮は剥がさなかったんですけども、なぜ急にラベルも剥がすようにさせるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。なぜラベルを剥がすことになったのかということでございますが、バーゼル条約により海外への廃棄物の輸出入の際には、ペットボトルの純度を高めることとなり、ラベルを剥がさなければならないとペットボトルの引取り業者からの連絡があったからでございます。ただ、現在のところ、市民への協力依頼にとどめているものでありまして、ラベルがついているから回収しないというものではありません。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 現在は協力を仰ぐものだけと。回収しないというわけじゃないということでありますけども、結果的には、最終的にはラベルも剥がさないと回収しませんよという方向に間違いなく進むと思うんです、そこは。大体市民もばかじゃありませんので、そこは理解しているといいますか、またそう来るんだろうなという見方をしています。この何とか条約というものが、バーゼル条約というものは、これを今、私も調べたんですけども、これは海外に輸出をしているんですね、このペットボトル自体は。 日本国内のこのリサイクルというのは、日本国内で生産されたものは日本国内でリサイクルしなさいというのが環境省の位置づけであるんです。でも、本市は海外にペットボトルを輸出しているというような実態なんです。だからそこを海外に輸出するためには、このバーゼル条約にのっとってラベルを剥がすやつしか取らないと。じゃあ日本国内の企業は、ラベルを剥がさないで取るところもあるということですよね。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、大城智一朗君。 ◎環境課長(大城智一朗君) お答えいたします。確かにラベルがついたままでも引き取るという業者は実際にございます。ただ、1年間の引取り契約でございますので、その間3月までの間、できる限りその業者さんとやっていくことかなと思って、そういう判断をしました。以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 今この石垣市は5種分別からやっているんですけども、この資源ごみというものは、容器包装プラスチックリサイクル法ですね、そういったものに基づいて分別作業をしているわけでありますけども、この分別されて、資源ごみにしている。石垣市は、この資源ごみにしたこの売払い金、収入金額というのがありますよね。市民の皆さんが協力して分別をしたおかげで、この売り払った収入金額というのがありますので、その金額は幾らでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、大城智一朗君。 ◎環境課長(大城智一朗君) お答えいたします。今年のものはまだ出ておりませんが、昨年が約1,000万円。平成30年に1,400万円、平成29年に1,500万円、平成22年に1,900万円ということでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) これは年々資源ごみの売払い金の収入金額が減ってはきているんです。あれだけ五万規模の市民が、また島民も含めて、この資源化して売り払ったお金が1,000万円しかない。市民1人当たりに換算すると200円。私は、この売払い金のお金の使い方が、一般財源に入っているわけなんです。やはり、市民の、住民の皆さんがこれだけごみの分別に理解をして、そして市が資源のごみとして売り払っているそのお金を、私は資源ごみの何とか基金とかそういったのをつくる必要があるんじゃないかなと。 そして、この資源ごみを売り払ったお金は市民が見えるように使う。市民の皆さんがこれだけ大変な思いをしながら分別をしている。その状況で売り払ったお金が1,000万円しかないよという、安いのか高いのかよくわかりませんけども、でもこの1,000万円を毎年積立てしていくと、10年後には1億円になる。 やはり、このごみのリサイクルに関して、分別に関して理解をさせるような施設も私はつくる必要があるんじゃないかなと、そういった収入の金額のお金から施設をつくる。例えばですけども、他市町村のところではリサイクル支援センターとか、こうした資源ごみを捨てるんじゃなくて、活用できるものは修理して売りましょうと。活用して修理したりできるものは修理して、また市民の皆さんに定額で売りましょうと。その売ったお金をこの施設の維持管理に務めたり、また施設の最終処分場の延命化に務めたりとか、いろいろと工夫はしています。そういったことも含めながら、この資源ごみを売り払ったお金を見える形で、市民の皆さんに見える形で還元ができないのか、ご検討できないのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、大城智一朗君。 ◎環境課長(大城智一朗君) お答えいたします。本市では現在、まさに3Rという、リデュース、リユース、リサイクルということを推し進める3R推進計画を策定中でございます。その中でもって、議員がご提案のリサイクルセンターと申しますか、3R的に言えばリユースセンターということになりますが、そういったことが石垣市で可能であるかどうかという可能性についても検討していければなと思います。いずれにしましても、新しい新規の最終処分場が完成する折には、現在よりかなりいい、市民負担が少ないような形にもっていきたいなと考えているところでございます。以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 今答弁にもありましたように、新規の施設を造るということでありますけども、具体的にこの新規の施設はいつ頃造って、市民負担のこの分別が軽減されるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、大城智一朗君。 ◎環境課長(大城智一朗君) お答えいたします。一般的に新規最終処分場というものは10年ぐらいかかるものというふうなことが言われております。来年から用地選定の作業に入りたいと思っておりますので、10年後を目指して頑張っていきたいと思います。以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 確認なんですけども、新規は10年後を目指すということであります。炉の入替えを石垣市は今進めていますよね。炉の更新です。その炉の更新と新規は別事業という形で捉えてよろしいんですか。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、大城智一朗君。 ◎環境課長(大城智一朗君) 炉の入替えというものはクリーンセンターのほうの、燃やすごみのほうの炉を入れ替えるという計画もございます。それとは別に、今、埋立て処分を行っております最終処分場、そちらのほうも限界が近くなってまいりましたので、新規につくりたいと考えております。以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) この新規というのは最終処分場の新規ということですね。クリーンセンターの炉の入替えはいつからですか、来年から。いつ頃この炉の入替えをして、炉の入替えをした後、今分別作業をしている燃えないごみをいかに燃えるようにするのか、この軽減を図るのかというところまで教えてください。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、大城智一朗君。 ◎環境課長(大城智一朗君) 炉の基幹改良工事と申しますが、そちらのほうが来年度に実施設計を行い、令和7年度の供用開始を目指しております。地域住民との協定というものもございますが、話し合いを重ねていきながら、できる限り今まで埋め立て処分を行っていたものが燃やせるような形にもっていければというふうに考えております。以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ありがとうございます。環境課のほうで平成29年に、住民の意識調査という形でごみの分別に対しての調査がされていました。その中で、分別品目の見直しについて、47.1%の回答者が分別品目を減らすことを望んでいる。しかし、今のままでいいとの回答が28.9%。新しい分別方法への取組に対して否定的な回答が3割近くある。やはりこういったアンケート調査を見ると、やはり分別に対して物すごく市民は抵抗感があるんだなというのがアンケート調査でわかっております。なので今後、このリサイクル法に基づいて分別するものは分別するで、これはよろしいんですけども、やはり燃えるものはしっかりと環境の配慮をいただきながら、住民の理解もいただきながら減らしていくような対策をぜひやっていただきたいと思っております。 こういったことを含めて、今日は7点の質問をさせていただきました。今後、この一般質問を通して、進捗状況をしっかりと伺ってまいりますので、今後とも当局には鋭意努力をしていただきながら、頑張っていただきたいと、そう思っています。以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、箕底用一君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時04分                               再 開 午後 3時15分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 次の質問者、大濱明彦君の質問を許します。大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 皆さん、こんにちは。初日最後の質問者となります。よろしくお願いいたします。 それでは、さきに通告しました5点について、お尋ねいたします。今年は中山市政が誕生して、10年の節目の年にあります。しかしながら、残念ながら10年間の間に飲酒運転や公金横領など、8回もの不祥事が発生しております。さらにその多くが今年に入って発生しております。そこで、質問いたします。市職員における相次ぐ不祥事について2点お尋ねいたします。1点め、不祥事発生時の対応及びその後の対策について、お尋ねいたします。市長におかれましては、行政の最高責任者としてどのような認識をお持ちでしょうか、お尋ねいたします。 大きな項目の2項目め、インフルエンザの感染状況について。新型コロナは、当初から秋冬時にインフルエンザとコロナとの同時蔓延が懸念されておりましたが、まず石垣市のインフルエンザの現在の感染状況について、例年と比べ、どのような状況になっているでしょうか、お尋ねいたします。 次に3項目め、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、これまで全国の自治体及び消防等でクラスターが発生したとの報道はなかったかと思われますが、万が一発生した場合は、都市機能及び医療体制は厳しい状況に陥ると思われます。そこで、3点お尋ねいたします。一つ、市役所内における場合、それから消防本部内の新型コロナウイルス感染症対策について、お尋ねいたします。二つめ、本市における高齢者や重症者など感染者の状況について、お尋ねいたします。三つ目、市内で発生したクラスターがありましたけれども、その後の対応及び対策について、お尋ねいたします。 次に大きな4項目め、本市におけるひきこもり問題についてです。この問題については今回で3回目になりますけれども、関われば関わるほど根が深く、大きな問題であると考えさせられております。特に今年はコロナ禍で、子どもたちも自粛生活を強いられており、夏休みも短縮があったりするなど、生活リズムが大きく崩れた子どもたちもいたと思います。また、大人社会においては、突然の雇い止めがあったりするなど、経済的に追い込まれた人たちもたくさんいらっしゃっただろうというふうに思っております。そこで2点、お尋ねいたします。1点、現状の実態調査について、お尋ねいたします。二つ目、コロナ禍の対策及び取組について、お尋ねいたします。 今回最後の質問になりますが、5項目め、市立運動公園野球場の改修について3点お尋ねいたします。1点め、電光掲示板の改修について。2点め、ベンチ裏からの1階トイレへの改修について。3点め、スタンドの屋根新設について、お尋ねいたします。以上、質問の要旨を申し上げました。再質は自席よりさせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 大濱明彦議員の1項目め、市職員による不祥事について、順を追ってお答えいたします。1点めの不祥事発生時の対応及びその後の対策についてでございますが、不祥事発生時の対応といたしましては、各人事担当部署は不祥事を引き起こした本人及びその上司など、関係職員に対して事実確認を行います。事実確認を行う際は、事柄の性質上、一人一人に慎重に行っております。また、当該事件が懲戒処分に該当すると思慮される事案の場合は、任命権者は懲戒審査委員会へ諮問を行い、それに基づき懲戒審査委員会を開催します。審査会では、地方公務員法本市職員の懲戒処分の指針及び他市等の同様事例に照らし、慎重に審査を行い、処分を決定し、答申を行います。答申を受けた任命権者は、答申に基づき、当該職員に対し処分の決定を言い渡します。その後の対策といたしましては、副市長名で綱紀粛正を発出し、全職員に対し注意喚起を行いました。また、部課長会議や町議など、管理職が顔を合わせる機会ごとに市長、副市長、教育長及び総務部長などから倫理規範意識の再確認を促しております。また、7月から8月にかけて、全管理職、課長を対象にした緊急管理職研修及び全監督者、課長補佐、係長を対象にした公務員倫理についての研修を実施いたしました。新規採用職員に対しては、地方公務員法及び公務員倫理についての研修を実施いたしました。このように、服務規律の徹底、倫理規範意識の確立という面から、集合研修を実施いたしましたが、不祥事対策は全庁を上げて取り組んでいく必要があるため、実務的な対策として会計管理者と連携し、会計管理において各課における現金等取扱い業務についての調査を実施いたしました。また、近々公金取扱いについての事務説明会も実施する予定で、準備を進めているところでございます。発生防止対策といたしましては、不祥事の直後に、職員に対し各種研修等を実施すること、及び実務的な指導、教育を行っていくことも必要だと考えます。併せて各部署の管理職が中心となって、OJTを通して不祥事を起こさない、起こさせない環境をつくっていく必要があると考えております。 2点めの、行政の最高責任者として市長はどのような認識について、お答えいたします。本市職員の公務上の不祥事を受け、市長、副市長及び教育長の給与の減額について、今議会に条例案を提出しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 大濱明彦議員の2項目め、インフルエンザの感染状況についてお答えいたします。現在、本市におきましてインフルエンザの患者の報告はございません。昨年は、八重山管内で9月に50名を超え、警報レベルに達しましたが、その後、流行期の1月から2月にかけては減少傾向になっています。インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の予防方法は同じでありますので、市民の皆様には引き続きマスクの着用、3密の回避、手洗い、うがい、手指消毒等、感染予防対策に取り組んでいただきたいと考えております。 続きまして、3項目め、新型コロナ対策について3点ご質問がありましたので、順を追ってお答えいたします。1点め、市役所内の新型コロナ感染症対策につきましては、庁舎内に消毒液の設置、職員のマスク着用、カウンター業務につきましては、飛沫防止用アクリル板パネルを設置し、感染症拡大防止に努めています。 2点めの本市における高齢者や重症者などの感染者の実情、及び本市の医療施設において発生したクラスターのその後の対応と対策についてお答えいたします。本市におきましては、4月から11月にかけての陽性者は121名となっております。また、80代の女性が一時重症となりましたが、現在は回復しております。 3点めの、本市にある医療施設で発生したクラスターについて、お答えいたします。10月15日に最初の陽性者が確認されて以降、入院患者36名、職員19名の合計55名の陽性者が確認されました。そのため、感染拡大防止のため全ての入院患者、職員に複数回のPCR検査を実施し、感染状況の把握と拡大防止に努めたと承知しております。また、当該クラスターについては、関係機関が支援及び対応に当たり、沈静化され、当院は11月9日に外来を再開し、11月15日には入院勧告解除となり、11月16日からは新規入院患者の受入れも開始しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 大濱明彦議員の3項目め、新型コロナ対策についての1点め、消防本部の新型コロナ感染症対策についてお答えいたします。消防本部では、マスクの着用、庁舎内の定期的な消毒、出入口の3カ所にアルコールを設置しての手指消毒の徹底、職員間の接触を減らすために、当直明けの職員が退庁した後の勤務員の入室、及び体温測定を朝夕の2回行っております。また、リスクの高い救急出動につきましては、全症例においてN95高性能マスク、ゴーグル、手袋及び上半身型の感染防護衣を着用して、感染防止対策の徹底を図っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 大濱明彦議員ご質問の4項目め、本市におけるひきこもり問題について2点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。まず1点めの、現状の実態調査について、お答えいたします。本市青少年センターにおいて、15歳から64歳までを対象とするひきこもり実態調査アンケートを今年7月に実施いたしました。この調査方法といたしましては、対象を石垣市に居住する35歳から80歳までの世帯主で、15歳から64歳までの子が属する3,466世帯から無作為で2,000世帯を抽出し、本人、家族用と、それ以外の2種類のアンケート用紙を発送いたしました。結果、本人、家族用は40世帯の142名、それ以外は357世帯の1,250名、合計397世帯の1,392名で、回収状況は回収率19.9%となりました。この数字は、統計学上では本市世帯数に対する有効回答数382件を超えております。次に、アンケートでのひきこもり人数は、自宅から出ない狭義のひきこもりは6名、趣味や用事のときだけ出る広義のひきこもりは44名となり、合計は50名でした。これらに本市の生産年齢人口3万219を、回答世帯人数1,392で割った率で掛け合わせた本市のひきこもり人数は、狭義のひきこもりが121名、広義のひきこもりが967名の合計1,088名と推計されます。この数字は、全国のひきこもり平均出現率3.02%を本市の生産年齢人口3万219に乗じた913名よりやや多くなります。また、年齢別での回答ですと、15歳から35歳までは17名、40歳から64歳までは24名となり、本市生産人口3万219を回答世帯人数1,392で割った率に掛け合わせると、本市における15歳から39歳までは362名、40歳から64歳までは513名と推計され、40歳以上が比較的多い状況にございます。 続きまして、2点めのコロナ禍の対策及び取組についてお答えいたします。子ども・若者育成支援法により、39歳までの社会生活上の困難を有する若者を支援する青少年センターでは、コロナ禍による失業率等を要因とするひきこもりの事例は現在のところ把握しておりません。しかしながら、本市においてもそのような事例は潜在的にありうると考えております。引き続き、毎月行う臨床心理士による子ども・若者相談会のさらなる広報と充実に加え、今月から施行を導入いたしましたひきこもりライン相談窓口も活用しながら、的確に関係機関とも連携し、ひきこもりの方に寄り添った支援を展開していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 大濱明彦議員の5項目め、市立中央運動公園野球場の改修について3点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。石垣市中央運動公園の野球場につきましては、昭和55年11月に供用を開始され、その後、施設の老朽化に伴い、平成21年から建て替え工事を実施し、平成23年1月に新球場として共用が開始されております。運動公園野球場は、少年野球から社会人野球まで、幅広い層に利用され、また年末から3月にかけては大学野球部やプロ野球のキャンプに利用されるなど、1年を通じて利用者の多い施設となっております。 1点めの電光掲示板の改修については、度重なる落雷により基盤やブレーカーが損傷し、野球場利用者にはご不便をおかけいたしましたが、資材の調達にめどがつき、現在、修繕工事を実施しており、年内に修繕工事が完了する見込みとなっております。 続いて2点めの、ベンチ裏から1階トイレへの改修についてお答えいたします。現在、施設利用時にトイレを使用する場合は、一度ベンチから出てメインスタンド後方2階のトイレを利用するなどの状況となっております。野球場利用者からは、ベンチ内からトイレへ直接行けるよう、通路等の整備をしてほしいとの要望をいただいております。ベンチ内から1階トイレへの動線確保につきましては、ベンチ後ろの壁、及び管理棟との仕切り壁の2カ所の開口を設け、管理棟への通路を新たに確保する必要があることから、ベンチ内からトイレへ直接行ける通路を設けた場合の問題点、課題等を専門家、あるいは関係機関などから意見を聴取し、利便性の向上に向けて検討してまいります。 続きまして、3点めのスタンドの屋根新設についてお答えいたします。運動公園の野球場スタンドにおきましては、現在のところ屋根は設置されておりませんが、バックネット側の日よけ対策を講じてほしいとの要望があり、平成30年に2階スタンドの事務所の屋根からバックスタンド側にせり出すように、日よけ用のネットを設置しております。なお、ネットは可動式となっており、台風対策及び風が強い日には事務所側に収納する仕様となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、大濱明彦君の再質問を許します。なお、大濱明彦議員よりパネル使用等の申出がございますので、それを許します。大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) それでは、順を追って再質問をさせていただきます。 不祥事の件ですけれども、今、部長のほうから研修会等をやって、二度とこのような問題が起こらないように対策をしていますという話がありました。それはもう当然やらないといけないことで、1件、2件であればいいというわけじゃないけども、他市にもそういうことは事例があったかもしれませんけど、今年度はあまりにも多すぎるんじゃないかということで、取り上げさせていただいたんです。市長就任から10年の間に8回と話がありましたけど、8回の前半のところは年に1回あるかないかくらいだったものが、今年はもう5回も出ている。市長には大変失礼な言い方かもしれませんけども、タガが緩んでいるんじゃないかという、やっぱりそういう印象を持ってしまう。そういう状況になっているんかなと思うんです。 その中で、今いろんな案が部長のほうから示してもらいましたけど、それは当然やってもらうんですけど、それとひとつ提案なんですが、今おっしゃったように、副市長を中心となって再発防止をしていくというような案がいろいろ出ましたけども、もしできれば逆にボトムアップじゃないけど、下のほうから係長クラス、それから一般職員の皆さんのほうからも案を出してもらうということは考えられませんか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。再発防止に向けては、全庁を挙げて取り組んでいることとしておりますので、職員一丸となって取り組んでまいります。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 当然、そのような答弁になると思いますけど、ですから今言ったように、上からいろんな命令でやってもらうのは、当然それもあるかもしれませんけど、やっぱり若い人たち、採用されて間近な人たちというのは本当に石垣市の職員として自主性と誇りをもって、プロ集団であるという意識を持って役所に入ってきたと思うんです。でも、残念ながらそういう不祥事を起こす一部の不心得者のおかげで、市の職員がそのような立場に置かれている。大変市の職員にとっては大変苦しい状況だろうなと思っていますので、やっぱり正義感を持っている、入ったばかりの職員の皆さんから、こういう案はどうかというふうな、そういうグループぐらいをつくっていただいて、この中で新しい案を出してもらうということも一つの案じゃないかなと思うんですが、部長、いかがですか。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。不祥事を防止するためには、まず職員一人一人がそのための心構えをしっかりと持つことが必要だと考えております。そのため、公務員としての原点に返り、全体の奉仕者としての心構えを再確認し、公務員としての服務規律を常に意識し、高い倫理規範、コンプライアンス、責任のある行動に努め、不祥事を起こさない、起こさせない職場づくりに全庁挙げていくとしております。大濱議員から提案のとおり、新規採用になった職員等からの意見を出してというのは非常にいい考えだと思っております。再発防止の中においても、公務員の原点に返るというのがございますので、そのような方法を取り入れられないか検討してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ありがとうございます。ぜひ、検討してみてください。我々が、大人が、職員の若い人たちも大人ですけども、私が考えられないような新しいアイデアが出てくるかもしれませんので、ぜひ検討してみてください。 次にいきますが、今回は、今年はあまりにもそういう不祥事が多すぎるということですけども、その中で、今先ほどもお話があったように、懲戒審査委員会というのがつくられて、その中で処分が検討されて、決定していかれたんですが、その中で、例えば駐車場の公金横領については7月に発生して、その月で処分まで決定されている。それから、赤十字に関しては9月に発生して、10月の中盤では決定している。仕事が早いなというふう思いました。 やはり危機感を持って職員がちゃんと対応しているなという感じがしましたけども、今回、提案していただいた市長はじめ三役の皆さんのものが、逆に職員の皆さんは危機感を持ってぱっと対応したんだけども、三役の皆さんについては失礼ですが、動きが鈍いんじゃないかなという気がしているんです。9月28日に発生して、10月13日審査委員会を開いて、その日に処分したと。そのときに、市長、副市長を含め、そのときに対応はできなかったのでしょうか。これが遅れた原因というのは何かあるんでしょうか。答弁をお願いします。             〔何事かいう者あり〕 議長、休憩。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時41分                               再 開 午後 3時41分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問について、お答えいたします。職員の懲戒につきましては、懲戒審査委員会で決定し、懲戒処分を行っているところでございますが、市長、副市長につきましては、今回、減給について議会提案しておりますが、議会の議決をもってできることになっておりますので、今回提出してございます。             〔(それこそ専決処分すべきなんだよ)という者あり〕 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) そうなんです。だから、例えば今言った10月に処分も決定した。そうしたら11月、12月でもできたと思うんです。その間に臨時議会もあったんです。そのときにやろうと思ったらできたんじゃないかと思うんですけど。それがなぜ先延ばしにされて、年明けて1月1日になるんですか。1月1日になるんですか。この遅れた理由は何かと、だから聞いているんです。提案の遅れは。本当に遅いと思います。             〔何事かいう者あり〕できれば、市長から答弁をいただきたい。よろしくお願いします。             〔何事かいう者あり〕 議長、いいですか。例えば、10月13日に処分を決定しましたけども、減給2カ月、当時の係長です。それから課長も2カ月減給です。当時のというか、その前の課長が3カ月、そういうふうに減給処分されているんです。職員は処分しておいて、管理職の皆さん、三役はその遅れている理由は何ですかと聞いているんです。お願いします。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。      〔(その間に2回、臨時議会があったんだよ)という大濱明彦議員〕 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。繰り返しになりますが、職員につきましては懲戒審査委員会において決定をできますが、市長、特別職の、これは処分というか、本人からの申出により減給ということになります。よって、今議会に条例案を提案しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ですから、これは職員から市長にやりなさいというのは当然言えないわけですから、市長や副市長本人がやっぱり自ら動かないといけないと思うんです。その間、何もどうしようもできない状況っていうのが何かあれば、それはわかるんですけど、その間に臨時会もあったわけですから、私はできたと思うんですけど、市長のほうから答弁を求めたいんだけど、お願いできませんか。市長、見解をお願いします。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。     〔(部長はいいよ、市長から聞かんと意味がない)という大濱明彦議員〕 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。先ほども申し上げましたが、特別職につきましては懲戒とか処分とかいう概念はございません。よって、特別職からの申出により減給なりの条例案を提案しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 当然、それは知っています。だからこそ市長に答弁を求めているんです。市長、お願いします。なぜ、そういうふうに遅れたのか、理由があれば示してください。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 処分が遅れたわけではございません。先ほど来、部長が答弁していますように、市長、副市長、特別職、教育長も含めて、特別職の給与の減額につきましては条例事項でありまして、本会議のほうで議案を上程して、減給するという形になりましたので、先ほど議員がおっしゃったように10月に発覚いたしまして、いろいろと調査、そしてまた処分等、職員については行いました。市長、副市長、そしてまた教育長については、教育長のほうからも申出がありましたので、私どもとしては、それの直近の議会、本会議で上程をさせていただきました。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ですからね、市長。その間に臨時議会もあったし、そのための特別臨時議会だってやろうと思えばできたと思います。それはできなかった理由にはならないかなと思います。 次にいきます。それではインフルエンザのところにいきます。部長のほうから今、話がありました。今年度はインフルエンザの感染は、石垣市の場合はまだないということです。私が仕入れた情報の中では、石垣だけでなくて、お隣の宮古島もインフルエンザの感染は今はないという話を聞いています。今、皆さんからいただいた資料なんですけども、こちらのところ、これは9月からですけど、9月からの少しちょっとした山があって、それから例年は12月の末から1月ごろにインフルエンザの山があるんですけど、去年はちょっと変わっているんですけど、9月に山があって、その後はそんなに大きな山がなかった。 今、私が言いたいのは、今、部長のほうからあったように、現在はインフルエンザの感染者はいないということになっていますが、今言ったように例年だと12月の末から1月にかけて大きな山が出るというふうな状況になっているので、今後出てくる可能性が十分あるだろうなというふうに思っています。それについての対策等何か考えているところがあれば、答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。インフルエンザが流行した場合の対策、新型コロナも含めてと思いますが、毎年、インフルエンザの流行期は1月から2月ということになっております。その時期に発熱等の患者が医療機関を受診した場合は、診察した医者の判断によりインフルエンザと新型コロナ感染症の検査を同時に実施するということが考えられますので、本市といたしましては、現在、インフルエンザ及びPCR検査等の検査を受けた場合における、患者の自己負担分を助成するという方向で、市内の医療機関と調整を行っているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 今年度は例年にないコロナとインフルエンザが同時にきたときに、本当に大変なことに今後なるんじゃないかなというふうに危惧しているんですが、当然、私は専門家でもないので細かいところはわかりませんが、ただ、マスコミ報道等によると、これがインフルエンザとコロナが一緒になったときに、部長が今おっしゃったように、どこがインフルエンザだ、どこがコロナなのかがわからない状況になると。だからスタートから多分コロナということを想定して、この対応をしているんだろうと思いいますけども、そうなってくると通常の、普通のインフルエンザということはないかもしれませんけど、あったときに、その対応が全然違ってくるから、全てコロナの対策という意識でやらないといけないので、現場は大変だろうなというふうに思いますけども、ぜひこのへんは最初の答弁でもあったように、やっぱり医療機関等との連絡をちゃんと密に取っていただいて、1人でも、今、部長の答弁であったように、80代の女性が1人重症化なさっている。それ以外はそんなに重症化がないという話だったので、その程度で、これ以上にならないように、ぜひ最悪、できれば市長のほうからも答弁をいただきたいんですが、1人も死亡者も出さない、この島から出さないという市長の思いを伝えていただけませんか。お願いします。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。インフルエンザの状況等が例年と違っているということについては様々な観点で、いろんな意見がありますが、まず1点は、例年以上に新型コロナの感染が広がっているということで、多くの市民の皆さんがマスク、そしてまた手洗い、うがい等、消毒等を徹底されている中において、インフルエンザが出ていないんじゃないかというようなお話もありますし、また海外からのお客様、観光客も含めてですが、渡航客がいないということで、通常インフルエンザですと香港とか、ソ連型とかいう話になりますが、そういった海外からの持込みがないからではないかというような意見等もあります。 それは、最終的な判断は専門家に任せたいと思いますけども、石垣市としましては、今後、仮にインフルエンザかと思われるような方がいた場合、医療機関で受診する際にインフルエンザの検査だけをして、結果的にインフルエンザじゃないと。その後コロナかもということでPCRをやるという形になったりすると、リスクと言いますか、医療関係者のリスクもありますので、議員おっしゃっていたように当初からコロナというとのインフルエンザ、両方を見越して同時に検査をするという体制をつくりたいというふうに考えております。 先ほど部長の答弁があったように、民間医療機関等も併せまして、検査体制の法を確立していきたいと思っていますし、今議会のほうにはそれに対する助成、市が負担して市民の皆さん、インフルエンザもしくはコロナのような症状がある方については、両方の検査体制をつくった上で、その検査するための費用については市が負担するというような体制をつくっていく所存であります。これをやることによって、市民の皆さんが発熱等、またのどの痛み等、風邪のような症状があった場合に、自己負担がなくなるわけですから、できるだけ早期に受診をしてもらって、検査を受けてもらって、コロナなのかインフルエンザなのか、もしくはまた別の、通常の風邪なのか、そういったものが早い段階でわかるようにしていきたいというふうに考えています。 どちらにしろ、3密回避と感染病対策が必要でございますので、特にこれから年末年始、感染拡大している地域から帰ってくる帰省者が多いというふうに見ております。そうなりますと、家族との接触とか、高齢者、基礎疾患のある方等も接触というのは多くなりますし、家族ですから、当然、会食もすると思いますので、それをできるだけ避けることをしていただきたいな思います。年末年始に向けて、特に厳重な体制を引いた上で、感染拡大防止と併せて、もしかかったとしてもそういう重症化させないような体制をつくりたいなというふうに思っております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 市長、できれば簡潔にお願いしますね。 では、次にインフルエンザ等の件ですが、ここ1週間内の石垣市から市民に対して広報されていますけども、その状況を見ると、今、先々月ですか、10月にご案内のとおりクラスターが発生して、この月だけは突出していますが、それ以外はそれほど大きなクラスターは当然、発生していなかったんですけども、この1週間の流れを見ていると、例えば今市長もおっしゃったように、家庭内感染がもしかすると起こっているのかなと。農業従事者の中から、それから高校生とかが感染者が出ていますので、これ1週間で7名出ているわけですから、これを月に換算すると大体30名ぐらい感染者が出ているのかなと思うんです。 その状況、この1週間の流れを見たときに、何か当局として考えられる対応策とか考えはありますか。今、この頃の1週間の流れを見ると、ふえてきているような。それからクラスターとか、例えば病院で発生しているとか、はっきり原因がわかっていればいいんですけど、原因が余りわからない状況の中で、バーンと爆発的なものじゃないんですけど、着々というような少しずつふえているように感じるんですけども、これに対して何か皆さんの考え方か何かあれば、示していただけませんか。             〔何事かいう者あり〕 ですから、この1週間で7名ふえているわけです。この流れからいくと、1月に30名ぐらいふえている可能性があると言っているわけです。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。ここのところの感染者、陽性者につきましては、本市にではなくて八重山管内での感染者と、また昨日出た方に関しましては宮古から来られた方、来島されている方からの感染でありました。考え方としましては、議員おっしゃっているように家族内感染、家庭内感染等が疑われる事例等もありますけども、その件については八重山保健所が感染経路、渡航歴、行動歴等を調査している中ですので、疫学的にはそこらのほうで調査されるのかなというふうに思っています。 先ほども申し上げましたように、今後気をつける点と言いますと、まず観光客の皆さんから感染している事例というのはほとんど出ておりませんので、島の方が沖縄本島とか県外に行った場合に、そこで現地の方と飲食等をした場合には、帰ってきたときにしばらく行動を自粛していただくとか、体調を管理していただくとかということが必要だと思います。感染した多くが5日から1週間程度で発症すると言われてますので、仮に旅行に行って、そこで飲食を共にしたりとか、パーティーとか、基本的は参加してほしくないんですが、そういったものに参加した方に関しては、戻ってきた後は多くの人との接触等を避けるとかという必要があるかなと思っています。当然、家族ですから、同じ生活をしている場面がありますので、その家庭内感染も意識して防ぐような対応をしていただきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。
    ◆11番(大濱明彦君) ですから今、市長がおっしゃったように、保健所等と連絡を取り合いながら、今何が起こっているのか、私もわからないんです。でも、間違いなく着々とふえているような感じがするので、これをきちんと究明していただいて、本当に問題がなければいいんだけども、問題があるんであれば、早目に対処するような対応をお願いしたいなというふうに思います。 それでは、例えば今、感染の状況を含めて、沖縄県ではステージ4という名前を使って、今の状況を段階的に発表しているようですけれども、石垣市として県に準じてそのステージ4でいくのか、どういう状況のときにステージ1で、どういう状況のときにステージ2で、3で、4で。一番最悪のものは、私は例えば八重山病院ではどうしようもできない。何名かの皆さんが沖縄本島に搬送しないといけない状況になった場合、大変厳しい状況になるだろうと思うんですけど、これが一番ステージ4として一番最悪なのかなと思ったりするんですが、特別な石垣市としてはこういうステージをつくって、このときにはこうする、そういう計画とか、そういうのはありますか。あれば、示していただけませんか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。確かに、沖縄県の場合は、警戒レベルの基準、また警戒レベルの3、4とを示しております。4の場合に感染蔓延期ということで、自宅待機や渡航自粛等の強い措置が設けられております。本市において、特に今ステージ幾らという設定は、現在は行っておりません。以上です。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ですから、私は早目の対策をするという意味でも、やっていたほうがいいかなと思うんです。今は多分おっしゃるように、私の感覚の世界ですけども、ステージ1とか2とかいうレベルかなと、私は思っていますけど、3とか4とかにならないために、じゃあ石垣市の場合はこうなったらステージ2だから、こう対策しないといかん。こういうようにならんといかんとか。早目の対策が私は必要かなと思って、質問をさせていただいたので、ぜひ検討してみてください。 それでは、同じ項目ですけど、この項目についての最後の質問ですけど、今、報道によると、今日か明日ぐらいからイギリスでもうワクチンが接種されるという報道がされていましたけども、本当に報道の受け売りですけども、年明けの3月、4月ぐらいには、来春には日本でもワクチンの接種が始まるという話を聞いているんですけども、ただ私が聞いたところによると、このアメリカ製のファイザー社というところのワクチンは、マイナス60度から80度ぐらいの低温でなければ、通常の2度とか8度の冷凍庫だと5日間ぐらいで効果がなくなるというふうな報道をされていましたけども、そのときの対応を今後、もうちょっと時間があると思いますので、来春にワクチンの接種をするときに対応がちゃんとしていただきたいと思って質問したんですが、このへんの対応は今どんなふうに考えていらっしゃいますか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。まだ正確な情報が入ってきておりませんので、今後、このワクチンについての情報につきましては、入手次第、ホームページ等で周知していきたいと考えているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) そうですね、昨日今日の報道でしたので、すぐは対応できないかもしれません。後手に回らないように、特に石垣市は日本本土全体から考えると離島県、その離島県の中のさらに離島ですから、ワクチンの接種が遅れたことによって石垣市民に不利益になることにならないように、ぜひ早目の、後手後手にならないような対策をお願いして、次にいきます。 それでは、ひきこもり問題にいきます。先ほども申し上げたように、この問題については今回で3回目の質問になりますけれども、日本全体の中でひきこもりについては地域支援センターというのが各都道府県でつくられているという話を聞いているんですけども、沖縄県については皆さん情報をお持ちですか。地域支援センターとはどこにそういう施設があるか、皆さんご存じですか。もし知っていれば紹介してください。 ○議長(平良秀之君) いきいき学び課長、吉村安史君。 ◎いきいき学び課長(吉村安史君) 再質問にお答えいたします。沖縄県の地域支援ひきこもり支援センターは、南風原町にある県の精神保健センターに併設されております。そちらで、電話等でひきこもりの相談を受けております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ありがとうございました。先ほど答弁があったように、石垣市も全国と大体同じ比率で、やっぱりひきこもりになっている市民がいるという報告がありました。全国的に見ると、内閣の資料によりますと、40歳未満が54万人、40歳以上が61万人。当初は、私がこの問題に取り組んだときに、ひきこもり問題というのは青少年から中高年ぐらいまでの対象者だろうというふうに考えていましたけども、今、皆さんから報告をしてもらったように実際には全国的に若い人たちだけじゃなくて、逆に高齢者がふえてきている、多いというのが実情なんです。皆さん知っているとおりに、8050問題というのが特にそういう問題なんです。 そういう状況になっているんですけども、そこでやっぱり石垣市としては、先ほど申し上げたように青少年の問題というふうに取り上げてしまったら、今の先ほどのコロナの問題じゃないんですけど、後手にならないためにも、やっぱり実際の問題はしっかり把握する必要があるということで、皆さんもいろんな問題について調査をしていると思いますけども。その前にちょっとだけ部長に確認してもらいたいんですけど、「ストレスコーピング」という言葉は聞いたことがありますか。ないですか、はい。私も最近知ったんですけども、要するにストレスの対処法のことなんですけども、今回のコロナの問題で、先ほども言ったように、生活リズムが大変狂っている子どもたちがたくさん出てきているんです。そこでストレスを感じて、そこでいろいろな問題、今はまだそこまで大きくなっていないという報告がありましたけども、今後、ストレスからきて、長期休んだり、それからひきこもりになったりとか、いろんな問題になる可能性があるから、今回質問させていただいているんですけど、そういうことになってくるのかなというふうに思っています。それと国立医療研究センターというところがあって、そこで先ほど言ったようにストレス対処法のアンケート調査を全国でやっているようです。今回、4月、5月ぐらいにいろいろコロナの問題でアンケート調査をやったみたいです。子どもたちが何がしかのストレスを感じるというアンケートをやったみたいで、4月にやったのと秋に、9月から10月にかけて2回やっているんです。そうすると、春は75%の子どもたちがストレスを感じると言っているわけです。秋にすると、73%。ほとんど変わってないんです。1年間、ずーっとストレスにさらされている子どもたちの実態が見えてきた。子どもたちの声を少し取ると、一つは何かイライラするとか、集中があまりできないとか、夜眠れない、逆に早く起きてしまうというような子どもたちの声が出ているんです。これは大きな問題になってくるんかなと思うんですが、このアンケートは、石垣市ではそういう子どもたちのストレスについてのアンケート等、今までやったことがあるのかないのか。ないんであれば、今後やることを考えられるのかどうかを含めて、答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時07分                               再 開 午後 4時08分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 今年コロナ禍になりまして、いろんな環境が変わってきたことは教育委員会としても受け止めておるところでございます。また、子どもたちの環境も劇的に変化いたしました。これが子どもたちに対するストレスということであるんでしたらば、やはりこのへんはきちんと調査の上、取り除いていく手法を見つけないといけないというふうに考えております。今現在、どのような形で行うとか、まだ想定しておりませんが、今後、教育委員会内で十分検討して考えてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ぜひ調べていただいて、それなりの情報を私も持っていますから、もし必要であれば提示しますので、皆さんで検討してみてください。 それと、その検討の中にもう一つ頭に入れてほしいのは、前から多分皆さんの中には情報として入っているかもしれませんが、今回、コロナの関係で大きく問題になってきたのか、ゲーム障害とひきこもり問題というのが今出てきているんです、世の中で。その中で見ると、今年の春に全国的に学校が閉鎖されましたけども、そのときとその前後、そのときとその後の結果なんですけども、インターネットを利用する時間が前は6.5時間だったのが、その後9.1時間。相当ふえているんです。それから子どもたちが一番大好きなオンラインゲームというやつ。これが3.9時間だったのが、5.4時間、1日平均ですけども、そういうふうにふえている。要するに、明らかに子どもたちの生活リズムが変わってくる。そうなったときには、間違いなくその後きっちりそれぞれの大人の対応とか、学校とか、教育委員会とか対応しないと、間違いなくその時間がふえていって子どもたちが学校にいけない、ひきこもりになっていくということが想定されるんですけども、ぜひこのへんも検討していただいて対策をしていただきたいというふうに思います。 それと、この問題について、先ほどから言っているように3回質問させていただきましたけども、私は、この問題は教育委員会、青少年センターだけで対応できるものだとは思っていませんので、一番最初にこの質問を取り上げたときに、市長はそのときに大事なことは税金の問題とか、教育、保健の問題とかいろんな問題が関わってくるので、全庁挙げて取り組んでいきたいみたいな答弁をいただいたんですけども、ぜひそのときの思いを思い出していただいて、ぜひ本当に全庁的に挙げてやっていただきたいなと。できれば機構改革でもして、そのような専門の課なりをつくっていただきたいと思うんですが、市長、どういうふうに思われますか。             〔(それは県の問題でしょう)という者あり〕 県の問題じゃないですよ。             〔何事かいう者あり〕 時間止めてください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 4時11分                               再 開 午後 4時11分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。全国的にも高齢者のひきこもりが表面化しているところでございます。子ども・若者支援法から外れる40歳以上のひきこもりの方の担当の部署が全国的に問題となっております。 昨年、東京都や横浜市が、40歳以上については青少年部局ではなく福祉部局で所管するということをいち早く表明いたしまして、最近では県外の市においても、子ども・若者支援協議会にて対象年齢拡大について対応を始めているところでございます。県内においては、現時点ではこの問題について検討されていないことを確認しておりますが、現在、事業の財源として活用している一括交付金も次年度までとなります。現担当している青少年センターといたしましては、40歳以上のひきこもりの方の所管課の取扱いについても国のひきこもり支援に関わる補助事業の動向をはじめとする、全国的な最新の情報も収集しながら、子ども・若者支援地域協議会でも議論を深め、福祉部局とも調整しながら慎重に整理してまいりたいと考えとります。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 先ほど私が申し上げたように、当初は私もそう思っていました、子ども・若者の問題だと。そう思っていたんですけども、やはりいろいろ関わってくると、やっぱりこの8050問題、80代の皆さんがもし亡くなった後に、じゃあ50代の皆さんは自分が養ってもらっている親がいなくなるわけですから、そこから働くんだろうと、私も思っていました。しかし、実際は違うんです。親が亡くなった後に、50代の人はどうなるか。餓死して死んでいるのが現状なんです。これが実態なんです。これが県の問題じゃないんです。我々石垣市民の皆さんを守る意味でも、議員の皆さんもしっかりこれの意識を持ってもらいたい。これは大変な問題です。ぜひそういう意識を持って、ぜひ機構改革なりするなり、新しい組織をつくっていただきたいと私は思います。 この問題の最後になりますけども、前回の答弁の中で、部長は新庁舎の中に青少年センターを配備されていないという答弁がありましたけども、であれば、今現在、私が言っているような新しい組織をつくってほしいとお願いをしましたけども、すぐには当然できないと思います。青少年センターを中心に、今そういうのをつくってくれるだろうと期待していますけども。じゃあこの青少年センターが今、新しい新庁舎の中に位置づけされていないということなので、であれば、その後どこでどんなふうに対応するんですか、その問題について。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。現在の青少年センターについては琉米の分館で行っておりますが、かなり建物的に老朽化をしておりまして、新しい場所を探さないといけないということが、今非常に課題となっているところでございます。今現在、どこの場所というのはまだ決まっておりませんが、幾つかの候補を見つけて、今調整をしているところでございます。以上です。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) わかりました。ぜひ早急に、急いでやってください。 この問題で一つだけ、今から一生懸命頑張って探すということですけども、新庁舎ができるまでにはできそうですか。どうですか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。現状として、まだ場所的に決まっておりませんので、それについては今お答えすることはできませんが、私どもとしては一生懸命、今後もいろんなネットワークを張りまして、アンテナを張って、いい場所という形で探してまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ありがとうございました。よろしくお願いします。 それでは、最後の質問にいきます。今先ほど、部長のほうからも答弁がありましたけども、この今の新球場、野球場ができて10年ぐらいになりますが、残念ながら、当初はあまり感じてはいなかったかもしれませんけど、使ってくるうちに本当に使い勝手の悪い、使いにくい球場だなという感じがするわけです。私も何度か利用させていただいていますけども、先ほど説明があったように、用を足したい方が外に出て、2階に上がらないといけないんです。やはりこれは厳しいなというふうに思います。 まず細かい話をする前に、今すぐ対応できるのが、実は電柱のすぐ外側、グラウンドに出入りをする通路がありますよね。そこから1階の裏にトイレに行くドアが、トイレのためのドアではないかもしれませんけど、通用口があるんですけど、それは残念ながら、今現在、整備のためにここは鍵を閉められているんです。管理のためかどうかわかりませんが。そこを開けるだけで用を足しに、選手の皆さんがさっと行きやすくなると思うんですけど、これは開けることは厳しいんでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。運用面でのことになるとは思いますけれども、課題につきましては管理部署、あるいは指定管理者とも調整しながら、もし開放ができるんであれば、利便性の向上には務めていきたいとは考えております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ぜひ、早速、すぐ、来週からでも利用する人たちがすぐ用を足せれるような環境をつくるために、すぐ開けてください。 それともう一つは、これもまたお願いになるんですが、昨日、中学校の野球大会があって、我が石垣中野球部が優勝しましたけども、そのときに野球部の皆さんとちょっと意見交換をして、こういう改修の話を今回取り上げるんだと話をしたら、改修する前に、今使っている審判の控室があるんですけど、そこが大雨のときに水浸しになるそうなんです。大会をやる前に水を全部くみだして捨てて、それから相当の作業をやって、それから大会に臨むんだとなっているんですけども、その対応は何とかできないんですか。その現状をご存じですか、部長。それからお願いします。 ○議長(平良秀之君) 都市建設課長、宮良直好君。 ◎都市建設課長(宮良直好君) 再質問にお答えいたします。野球場の審判控室の床の高さは、構造上、グラウンドより低く設置されております。このため、大雨時は排水作業が追いつかず、冠水する状況であると考えております。排水施設の管理を行うとともに、排水状況を緩和できるような対策を検討したいと思います。以上です。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ぜひ、これは早急にやってください。皆さんの話によると、来年2月には例年通りロッテ球団が来てキャンプするという話も聞いているので、そのときにまた雨で雨浸しになって入れないということになったら大変なことになりますから、ぜひ早急にその対策を練ってください。お願いします。 それでは質問を続けますけども、野球場の屋根がほとんどないわけですから、そこで、今言ったようにバックネットの裏のところには細かいネットが、私もこれを確認しましたけども、ただそこは本当に夏場の暑い日差しのときには、少しは軽減されるかもしれないですけども、影じゃないんです。網が張ってあるだけで、そこで立っているとやっぱり暑いです。すごい暑いと思います。何とか日よけになるような対策をぜひしていただきたいということと、それから応援する皆さんのベンチ裏のところは全く何もないわけですから、そこも何とか影ができるように。 以前の古い野球場でしたら木が生えていて、木の下で少し日陰になっているところもありましたので、それと同じようにつくるわけにはいかないかもしれませんけど、ぜひこれも検討していただきたいというふうに思います。どうですか、これも検討できそうですか。安里部長、どうですか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 市営運動公園の野球場につきましては、当初から使用する際の不具合というのが幾つかありまして、今議員がおっしゃったようにベンチからそのまま直接トイレに行けないという話もありますし、審判室がグラウンドレベルより低いので、水がたまるという状況もあります。ほかの話をしますと、ベンチの後ろの観客席から座ると、ベンチが高すぎて内野のプレイが見えないという状況もありますし、選手、プレイヤー側から言うとピッチャーが投げる球をほかの内外野の人たちが見るときに、バックスタンドがグラウンドレベルのところまできていますので、それでボールの色が見えにくいということで、けがにつながるということがありました。 そういったことを一つ一つ解決する中で、一つは建物を造った後にすぐ壊すわけにはいきませんので、できるだけの対処ということでバックネットの側にパンチングメダル等で色がついたものを置いて、何とかロッテを含めてですけど、けがのないような体制をつくらせていただきました。先ほど議員がおっしゃったバックネット裏の日陰についても、実は当初は設計の中には入っておりました。ただ、それを設置してしまうと、銀傘をつけるために柱をつくるということになって、これは柱をつくるとバックスタンドから見ると内野の1塁打、3塁打が見えないと。こういう死角に入って見えない状況になって、もう野球を見に来ているんだけど、全然見れないという状況になるものですから、ちょうど私が市長に就任してすぐの形でオープンということだったんですけど、これはもう外そうと、つくらないで置いておこうという形で今対応させていただいています。 年数が経過する中で、今後、適正化法等も含めながら、直せるところは直していきたいというふうに思っていますが、基本的な考え方としては大分手入れをしないといけないのかなというふうに考えております。バックネット裏の遮光ネットについても、対応策という形でやらせてもらったんですが、それでもまだまだ十分とは思いませんので、議員おっしゃるように何らかの対策を立てながら、使う人たちにとって快適とまではいかなくても、今の暑い中で対応しなければならないようなことは改善していきたいなというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) ありがとうございました。ぜひ市長、検討してみてください。最初に本来質問しようと思ったんですけど、ちょっと後手になりましたけども、この改修に当たっては、今10年ぐらいは立っているみたいですけども、もちろん国庫予算も使ってつくられたと思うですけども、これを改修することによって、国から返還命令とか何かそういうことが出てくるのかどうか、これをちょっと教えていただけませんか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。中央運動公園野球場につきましては、供用開始から約10年、23年の、やがて10年になります。そういうことから、まだ補助金適正化法の課題の有無、関係機関とも確認をしながら、どのような改修方法があるのか、また利用者の利便性の向上にも向けていろいろご提案いただきましたので、検討していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 今回の質問でいろいろ提案させていただきましたので、ぜひ検討していただいて、構造的な問題もあるかもしれませんので、設計士と、それから一番大事なのは利用する選手の皆さん、野球連盟の皆さんとぜひ調整していろんな意見を聞いてから、ぜひいいものにつくりかえていただけるようにお願いをして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、大濱明彦君の質問は終わりました。 これで、本日予定の一般質問は全て終了いたしました。それでは、明日午前10時再開することとし、本日はこれにて終了いたします。お疲れさまでした。                               散 会 午後 4時25分...