石垣市議会 > 2020-09-14 >
09月14日-02号

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  1. 石垣市議会 2020-09-14
    09月14日-02号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年  9月 定例会(第9回)             令和2年第9回石垣市議会(定例会)                  9月14日(月)                   (2日目)                                開 議 午前10時01分                                散 会 午後 4時42分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 長 山 家 康  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     次 長 補佐兼  本 若 久 司 君                        議事調査係長  次    長  石 垣 収 一 君     主    事  山 田 昌 平 君              議  事  日  程 (第2号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│            件             名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘              本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.新型コロナウイルス感染症対策と経済活動及び生活支援につ  ││     │       │  いて                           ││     │       │ (1) コロナ感染症と熱中症の判断が明確でない場合、救急搬送  ││     │       │   について、説明を求めます。               ││     │       │ (2) プレミアム付商品券について、高齢者世帯や交通弱者へ対  ││     │       │   応するため北西部対象に各地域公民館等で購入できるよう  ││     │       │   実施要望しますが、説明を求めます。           ││     │       │2.小、中学校修学旅行について                ││     │       │ (1) 小、中学校修学旅行について、コロナ禍の影響を受け目的  ││ 一般質問│ 長浜 信夫君│   地決定に苦慮していますが、現況説明を求めます。     ││     │       │3.石垣市中央運動公園施設等の老朽化に伴う改修計画について  ││     │       │ (1) 老朽化で市民から早期改善の声が寄せられていますが、今  ││     │       │   後の更新スケジュール計画の説明を求めます。       ││     │       │4.自衛隊配備計画について                  ││     │       │ (1) ミサイルブースターの地上落下の可能性はあるのか、説明  ││     │       │   を求めます。                      ││     │       │ (2) 希少植物の移植について、保管、管理の方法及び、専門家  ││     │       │   の下で行われたのか、説明を求めます。          ││     │       │ (3) 市長の裁判判決コメントについて             │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.石垣市自治基本条例の見直しについて            ││     │       │ (1) 現在の進捗と今後のスケジュールについて         ││     │       │ (2) 審議会について                     ││     │       │2.新型コロナウイルスについて                ││     │       │ (1) 感染症対策について                   ││     │       │  ア 年齢別による石垣市と全国の感染者数と死亡者数     ││     │       │  イ インフルエンザにおける年齢別による石垣市と全国の   ││     │ 友寄 永三君│    感染者数と死亡者数                  ││     │       │  ウ PCR検査とは何か、その確率は            ││     │       │ (2) 経済対策について                    ││     │       │  ア 石垣市と国の経済対策とその成果は           ││     │       │  イ 観光客数と消費額数の前年度との比較          ││     │       │ (3) 教育行政としての対策について              ││ 一般質問│       │  ア 島外(郡外)から、戻った時の対応           ││     │       │  イ 生徒一人に陽性が出た時の対応             ││     │       │  ウ インフルエンザ時の対応                ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.石垣市健康福祉センター内におけるお手洗い等の現状把握に  ││     │       │  ついて                          ││     │       │2.新型インフルエンザ流行時期に伴い新型コロナウイルス感染  ││     │       │  症との混合を避ける対策の必要性について          ││     │       │3.コロナ禍における生活環境や事業経営に対する市民及び事業  ││     │ 箕底 用一君│  主へのアンケート調査の必要性について           ││     │       │4.保護者等がコロナに感染した場合において児童生徒等の感染  ││     │       │  を防ぐため一時預かりを行う施設が必要と考えるが当局の見  ││     │       │  解を求める                        ││     │       │5.安心して学習ができる環境整備の取組について        ││     │       │6.市道路維持管理等について                 │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.自衛隊配備計画に係る各種問題点について          ││     │       │ (1) ミサイル基地のグランド及び施設内道路の変更、ゲート新  ││     │       │   設について                       ││     │       │ (2) 自民党案「敵基地攻撃」について             ││     │       │2.新型コロナ対策について                  ││     │       │ (1) 新型コロナ感染症経済対策事業について          ││     │       │ (2) 予想される秋、冬時季の取組について           ││     │       │ (3) 児童生徒及び学校関係者の感染状況について        ││ 一般質問│ 大濱 明彦君│ (4) 小中学校、認定こども園の教師及び保育士、並びに介護職  ││     │       │   員等への無償PCR検査について             ││     │       │ (5) 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利   ││     │       │   用状況について                     ││     │       │3.川平風致公園整備事業について               ││     │       │ (1) 川平ベイオアシス構想について              ││     │       │ (2) 石垣市道川平4号線封鎖問題について           ││     │       │ (3) 商業施設設置計画について                ││     │       │ (4) 市営駐車場の駐車料金について              │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.高齢者福祉について                    ││     │       │ (1) 介護人材確保対策について                ││     │       │  ア ニーズ調査について                  ││     │       │  イ 活用と方策について                  ││     │       │  ウ EPA導入の可能性について              ││     │       │2.市民生活福祉について                   ││     │       │ (1) 市民生活向上対策について                ││     │       │  ア マイナンバーカード及びマイナポイント制度と普及に   ││     │       │    ついて                        ││     │       │  イ 具体的なメリットについて               ││ 一般質問│ 米盛 初恵君│3.男女共同参画について                   ││     │       │ (1) 第3次男女共同参画について               ││     │       │  ア 意識調査アンケートについて              ││     │       │  イ 5年後に検討されるべきこと、LGBTへの支援、普及  ││     │       │    啓発、差別禁止、ドメスティックバイオレンスに同姓間  ││     │       │    を含める等                      ││     │       │4.教育行政について                     ││     │       │ (1) LGBTの現状と取組の必要性について          ││     │       │  ア 環境づくりとして「だれでもトイレの設置」「制服の選  ││     │       │    択性」                        ││     │       │  イ 保護者、地域の理解として「アンケート調査の実施」   │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             令和2年第9回石垣市議会(定例会)                 9月14日(月)                  (2日目)                               開 議 午前10時01分 ○議長(平良秀之君) それでは、これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、一般質問となっております。 それでは、本定例会における一般質問の通告者は20名であります。よって、お配りしてある一般質問日程表の割り振りどおりで進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、本日最初の質問者、長浜信夫君の質問を許します。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ケーラネーラ、クヨーナーラ、市民の皆様、議場の皆様、おはようございます。 さて、いまだに余韻が強く残っております。8月開催の沖縄県高校夏季野球大会で八重山高等学校が悲願の初優勝に見事に輝きました。3年生全員出場のチーム一丸野球は、大きな感動と興奮に包み、あのしびれる感覚が強烈に脳裏に刻まれております。憧れと夢の舞台、夏の甲子園大会が中止され、出場はかないませんでしたが、郡民挙げての称賛であります。間もなく開幕の県秋季大会で、地元3高校には、優勝を目指して、来春のセンバツ甲子園出場へ頑張っていただきたいと期待いたします。 それでは、質問行います。初めに、新型コロナウイルス感染症対策と支援についてお伺いいたします。コロナ感染症の猛威はとどまることなく、先を見通せないまま、私たちの日常生活でウイルスとのせめぎ合いが続いております。各国の予防接種ワクチンの開発は急ピッチでありますが、一日でも早く、接種実施が待たれるところです。日常生活や様々な社会活動等に多大な影響を及ぼし、厳しい状況下でありますが、本県においても、医療機関におけるPCR検査件数も上がっており、それに伴い、軽症者や無症状の方の入院、療養も増加傾向で、看護師や保健師の人員不足の課題は、県外からの派遣を受け、懸命な対応であります。 さて、今年は全国的に大変な猛暑でありますが、熱中症搬送患者が従来より大幅に増加し、死亡者も多くなっております。そこで1点目、コロナ感染症と熱中症の判断が明確でない場合、救急搬送の対応についてご説明を求めます。2点目に、プレミアム商品券について、高齢者世帯を含めて交通手段に困る、いわゆる交通弱者の問題に対応するために、北西部対象に各公民館などでぜひ支給していただきたいと思います。当局は検討中ということですが、実施について答弁を求めます。 次に、小中学校修学旅行について質問いたします。修学旅行は一生の思い出となり、いつまでも脳裏に残るものであります。児童生徒のみならず、保護者の方も大変楽しみに期待していることと思います。子どもたちが修学旅行を通して見聞を広めつつ、学習を深め、仲間たちと友情の輪を広げる機会となるなど、大きな意義と様々な効果があります。しかし、本年度の修学旅行は、コロナ禍の影響を受け、目的地決定に苦慮する現状ですが、実施状況の経過について、それぞれ現況説明を求めます。 石垣市運動公園施設等の老朽化に伴う改修計画についてお伺いいたします。陸上競技場、プールをはじめ、付随するトイレとその他施設の築年数はかなり経過しており、至る箇所で著しい老朽化が進み、市民の利用に不便が生じております。当局も既に認識のこととは思いますが、当該施設はコンクリートの剥離、ひび割れ、雨漏り、手すりの腐食と、非常に痛々しく、見るに堪えない箇所が散見されます。利用する市民からは、早期の改善を要望する声が多数寄せられておりますが、現段階での各施設等の取組状況と併せて、今後のスケジュール計画の説明を求めます。 自衛隊配備計画について質問いたします。先般、秋田、山口両県に配備計画でありました地上型防衛システムイージス・アショアは、公費負担と予算規模等が問題となり、防衛省は計画を断念いたしました。また、ミサイルブースターの落下場所に危険性があることも明らかになりました。そこで、本市に配備予定の対艦ミサイルは、イージス・アショアと同様に、ブースターを落下することが分かっています。落下場所は市民に予測できません。落下すること自体、市民への説明は伏せられております。基地を造るだけに固執する防衛省の市民を軽視する行動は許されません。防衛省は説明を尽くす責任は当然であり、基地建設を推進する中山市長にも、市民の疑問、不安を解消するための責任があります。ブースターの地上落下の可能性はあるのか、説明を求めます。 2点目、防衛局は希少動植物を112種確認していますが、移植する希少動植物の保管、管理はどこに、どのようになされ、専門家の下で行われたのか、説明を求めます。 3点目、先月27日、住民投票訴訟の裁判が行われましたが、その判決について、中山市長のコメントがありました。国防は一地方自治体の住民投票はふさわしくない。自衛隊配備は行政が判断するのは適しない。今さらながら、幾度も耳にした発言ですが、報道内容の事実のとおりでよろしいですか。また、他にコメントがあれば伺います。 以上、質問要旨を述べました。再質問は後ほど行います。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) おはようございます。長浜議員の1項目め、新型コロナウイルス感染症対策と経済活動及び生活支援について。1点目の新型コロナウイルス感染症と熱中症の判断が明確でない場合の救急搬送についてお答えいたします。現在、119番通報すると、沖縄県消防指令センターで受信し、本市消防本部へ出動指令が出されますが、その際、指令センターの通信員が新型コロナウイルス感染症に係るフローチャートに基づき、必要な情報を聴取して、新型コロナウイルス感染が疑われる場合は、隊員のうち1名が現場で問診を行い、感染が強く疑われる場合には、残りの隊員も感染防護衣を着用して対応しております。このように通報時の聞き取り及び現場の問診と併せて、新型コロナウイルス感染の疑い患者か、熱中症あるいは他の病状かを判断し、救急搬送を行っております。 また、本市で感染者が確認された4月13日以降は、全症例において、傷病者との濃厚接触を避けるために、マスク、ゴーグル、手袋及び上半身型の感染防護衣を着用して出動し、感染防止の徹底を図っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) おはようございます。長浜信夫議員ご質問のプレミアム付き商品券について、北西部対象に高齢者世帯や交通弱者へ対応するため、各地域公民館等で購入できるよう実施することについてお答えいたします。石垣市プレミアム付き商品券の購入対象者となる市民が商品券をお買い求めいただく販売店については、市民のアクセス性がある場所であること、商品券販売における金銭管理、販売事務を信頼して委託できることなどを勘案して、市内で数か所決めていくこととなります。既に今月8日に市長が記者会見でも発表しているとおり、北西部においても販売店を設けることができるよう、現在、地域の商店や共同売店等とも調整中であり、また伊原間、川平、吉原、宮良、白保等の各公民館での販売会についても予定してございます。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) おはようございます。長浜信夫議員ご質問の2項目め、小中学校修学旅行についてお答えいたします。教育委員会では、日本旅行業協会から通知された旅行関連業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づく国内修学旅行の手引等を参考に、令和2年度石垣市立小中学校における修学旅行のガイドラインを作成し、8月5日に各学校に周知いたしました。内容は、今年度の修学旅行の実施に向けた条件や具体的な感染防止対策等になります。この中で中学校の県外への修学旅行については次年度に延期すること、また小学校においては、このガイドラインにのっとり、参加する児童、職員の安心、安全を十分に確保した上で実施することを通知しております。なお、小学校においては、現在の感染状況を踏まえ、予定地を沖縄本島から石垣市内または郡内への変更や日帰り等を推奨するとともに、日程や予定地等について、当初計画の見直しなど調整をしていただいているところです。その際、児童や保護者の希望等を十分に考慮した計画となるよう依頼しております。 現状といたしましては、中学校で実施予定の8校中7校が次年度への延期をし、なお、中学3年生が対象となる1校が既に郡内での修学旅行を実施しております。また、小学校で実施予定の16校中11校が郡内での実施を検討及び調整をしております。学校によっては、実施予定日までの期日があるので、複数案で検討中の学校もあるようです。 各学校においては、コロナ禍で授業時数を確保しながら、特別活動の一つとして、教育的意義の大きい、また参加する児童生徒にとって、最も強い印象の残る修学旅行の実施に向け取り組んでおります。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。長浜信夫議員の3項目め、石垣市中央運動公園施設等の老朽化に伴う改修計画について、今後の更新スケジュール計画についてお答えいたします。石垣市中央運動公園施設等の老朽化に伴う改修計画につきましては、平成29年1月に現状と課題の整理、市民や関係団体の意見把握を行った上で、石垣市中央運動公園の在り方や整備方針など、再整備に向けた基本的な考え方をまとめた、石垣市中央運動公園再整備基本構想を作成しております。今年度におきましては、基本構想を基に、中央運動公園内の再整備に係る施設の機能、規模、配置計画等を定める石垣市中央運動公園再整備全体基本計画の策定について、庁内での検討をはじめ、外部委員を含めた基本計画策定委員会の開催に向けて進めているところであります。今後のスケジュールといたしましては、令和3年度以降に公園施設の基本設計、実施設計を行い、令和5年度以降の運動施設の再整備を予定しております。 今後も市民をはじめ、公園利用者の利便性の向上に向け取り組んでまいります。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) おはようございます。長浜信夫議員の4項目め、自衛隊配備計画についての1点目、ミサイルブースターの地上落下の可能性についてお答えいたします。防衛省によると、地対艦誘導弾は発射装置が車載型であるため、移動が可能であり、ブースター落下範囲については、発射地点や射撃方向からあらかじめ予測することができるので、有事における射撃においては、市街地から隔離した場所において、周囲の安全確保に努めた上で実施し、地元住民の皆様に危険が及ぶ範囲にはブースターを落下させないといった適切な措置を講ずるなど、安全等に影響を与えることのないよう実施するとのことです。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) おはようございます。長浜信夫議員の4項目め、自衛隊配備計画についての2点目の希少種の移植についてご説明いたします。石垣市自然環境保全条例では、保全種の移動、移植についての定義はございませんが、保全種の保護をする観点から、条例第5条に基づく必要な措置を実施し、保全種の移動、移植が必要な場合は協議の上実施するとした考えから、平成30年8月と9月に防衛局担当者や防衛局から委託された事業者の環境対策を専門とする担当者と協議し、保全種の移動、移植については動植物に合わせた移動、移植方法を協議し、翌年、平成31年3月14日に沖縄県環境保全課、自然環境政策課、県自然保護課、八重山保健所、本市文化財課、都市建設課、環境課合同で赤土流出防止対策現場確認、保全種の移動、移設状況確認を行っております。 現場内では、現場小屋に希少動植物を発見した場合の注意書きを掲示されており、希少動植物の写真、名称、特徴、生息環境及び発見時の対応方法をまとめた、貴重動植物保護手帳が常備され、周知を図っておりました。作業中に動物を発見したときは、作業を中断して確認しており、また草刈り作業の場合も作業前に確認しております。カンムリワシが近づいて、近くで確認された場合は、重機を止めて飛び立つまで一時中断するなど、対策を取っているとのことでございます。植物については数種類、モミジチドメ、またユキミソウ等をプランターで保管し、本市条例の保全種だけでなく、希少種まで含めた対策を確認しております。有識者の指導の下、移植作業を行ったと報告を受けております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 長浜議員の4項目め、自衛隊配備計画についての3点目、市長の裁判判決コメントについてお答えいたします。まず冒頭に、長浜信夫議員が当初の所感と質問の趣旨説明の中で、私が自衛隊を推進する中山市長というような形をお話しされましたが、私は推進するという言葉を使ったこともございませんし、そういう姿勢ではございませんので、ご理解頂きたいと思います。防衛省、また国のほうから、石垣島、また南西諸島等に対する自衛隊配備について、石垣市、また東シナ海等を取り巻く国際的な情勢、また災害時の初動体制、対応等の説明を受け、石垣島への自衛隊配備については理解を示しているというのが私の立場ですので、今後、ご質問される際には、そのような姿勢だということでご理解頂きたいというふうに思います。 まず、国防に関してでございますが、国防に関しましては、国が考え、取り組むべきことだというふうに思っております。国全体の防衛体制、国防の体制につきまして、一地方自治体の住民投票で決めること、決定することについてはそぐわないものだというふうに考えております。これはこれまでも答弁させていただいたように、考えとしてはそういう考えでございます。 その意味で、私から住民投票を発議することはございません。しかしながら、住民投票の権利自体を否定しているものではございませんので、住民のほうから適切な手続を踏んでの請求であれば、それには実施に向けての作業をさせていただきたいというふうに考えております。 今回の石垣市平得大俣地域への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票実施義務付け等請求事件の判決についてでございますが、私どもといたしましては、今回の住民投票については、地方自治法に基づいて請求されたものと認識をしております。確かに4分の1を超える署名が集まっておりますが、自治基本条例を持ち出して要求することは違うというふうに考えております。その意味において市長コメントとして出させていただきましたが、原告の訴えはいずれも不適法であるから却下するという裁判所の判決でございます。市の主張を全面的に認めていただいたものと考えております。今後も適切な市政運営について努めてまいりますというような発言をさせていただきました。 また、報道等での私の発言等をご質問されておりましたが、発言については全部が報道されているわけでございませんで、一部出ておりますが、おおむねその趣旨で合っているというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、長浜信夫君の再質問を許します。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 再質問に移らせていただきます。 まず、新型コロナウイルス感染症のこの件から質問いたします。搬送患者が、指令室で皆さん、通報受けるわけですけども、37.5度以上の熱、発熱があった場合、熱中症と…… ○議長(平良秀之君) 長浜議員、すみません。マイク、近づけていただけますか。遠くて聞こえにくいんで。すみません。
    ◆17番(長浜信夫君) よろしいですか。失礼しました。それで、熱中症と感染症の区別が…… ○議長(平良秀之君) 聞こえないな。一旦休憩いたします。                               休 憩 午前10時23分                               再 開 午前10時24分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 ◆17番(長浜信夫君) お願いします。続けます。 それで、症状がつきにくいと、医師、専門家の方は話しておりますけども、どっちかといえば熱中症の方のほうが大変重症化しやすくて危険だというふうに指摘しております。そこで、搬送、収容に極めて的確な判断と対応が求められる、皆さん、現場だと思いますけども、両者の区別が困難である場合、まずコロナの感染症を積極的に疑うべきだと、このご時世ですので、そのように話しております。 そこで、感染また感染症の疑いがあって、そこで救急車が出動するわけですけども、そこでの搬送はこれまであったのかどうか、説明を求めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 消防長、新城 剛君。 ◎消防長(新城剛君) 長浜議員の再質問にお答えいたします。 本市では新型コロナウイルス感染者の搬送及び搬送後の検査で陽性となった症例の搬送はありませんが、感染の疑いで全身一体型の感染防護衣を着用しての救急搬送は本署で5件、出張所で2件、計7件の出動がありました。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 救急隊員が2次感染にかかると大変なことになりますので、もちろん申し上げるまでもございませんが、万事徹底を図っていただくようお願いしたいと思います。特に先ほど申しました危険な熱中症の対応は、早期搬送が求められますので、遅れが生じないように対応をお願いしたいと思います。皆さんから全議員にお配りしました県知事公室からの防災危機管理のほうから、新型コロナウイルス感染症患者等の輸送等についての対応の文書が皆さん、全議員にお配りされましたけども、その中に救急隊員の患者輸送対応の体制については述べておりますけども、その中の出動する皆さん方の装備が記述されてなかったので、今回、この質問をさせていただきました。 それでは次ですけども、冒頭答弁頂きましたプレミアム商品券についてですけども、非課税世帯、3歳未満を要する世帯は自己申告というところがございます。容易に手続きが、北西部の方は、わざわざ市内に出てくること自体が大変な状況もあるんです。そこで、容易に手続ができて、そして事業の恩恵が広く浴することができるようにいくことが大変大事と思いますけども、当局は当初要項、実施要項等見ましても、検討中ということでありましたので、そこのところの確認の質問でありました。ぜひ取組をしていただきたいと思います。 さて、この支援策についてですけども、本市のあらゆる産業分野にわたって新型コロナの影響は打撃を与えております。特に観光関連産業、特に絶句の一言であります。一言です。観光客の大幅減少でタクシーや観光バス等の業者は、今、営業車を維持すること自体も大変だと、資金を有するんだと、そう言って話しております。 そこで、お隣の宮古島市は観光バス会社に対して10万円の助成をしております。額にしては少額かもしれませんけども、しかし、今の状況下を見れば、とても助かる、私は一策じゃないかと思っております。本市にそのような支援策は考慮できないのか、お考えを賜りたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。             〔何事かいう者あり〕 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時28分                               再 開 午前10時29分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。             〔何事かいう者あり〕 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 今、長浜信夫議員から頂きました再質問につきまして、タクシーについて同趣旨の質問が前津 究議員から通告出されてございますので、そのときにお答えさせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) そういった対応がまずいと思いますよ。質問されたら、それなりに答えていただくというのが、私は本筋と思いますけども。 それでは続けます。先ほど質問で、そういうお隣の宮古島市ではやっているということを申し上げて、先般、地元もタクシー協会からのそういった県の協会長もみえて、支部長も市長への要請もあったと思いますけども、今の観光を考えると、そういった観光交通事業者への支援が必要だと、そういうように思います。そこの、ぜひ本市でも実施の方向でお願いしたいなと、そのように思っております。 次、進みます。小中学校の修学旅行についてであります。小中学校の最後となる修学旅行は、子どもさんや親御さんにとっても、相当の思いはお持ちかと思います。そのように思慮します。学校、教育委員会にとっても同様なことだと思います。 そこで、小学校は郡内か島内に検討、もしくは調整中となっていますけども、状況を鑑みると、賢明なプランだなと、そのように思っております。未定の学校にはぜひ島内への計画をお願いしたいと思いますけども、教育委員会としては、どのような見解をお持ちでしょうか、伺います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 学習指導要領におきまして、修学旅行は、平素と異なる生活環境において見聞を広め、体験を積む活動というと位置づけされております。各学校においては、教育課程の中で、それぞれ目標を設定いたしまして、実施に向け教育活動を進めているところでございます。また、沖縄県においても、修学旅行は学校が主体を持って立案することと示しております。これを踏まえまして、教育委員会としては、新型コロナウイルス感染症の感染予防の観点から、市内及び郡内での実施を推奨しておりますが、各学校においては、その目的ですとか教育効果、安全の確保だけでなく、児童、保護者の要望等も含め、予定地を選定しているものと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 冒頭の答弁でありましたけども、小学校の小規模校で数校、修学旅行実施しない学校がありますけども、6年間で一番思い出に残る学校行事を取りやめるのは、子どもたちにとって大変つらいことであり、悲しいことだと思います。6年間、共に学び、哀歓を共有した仲間との絆を温める思い出の修学旅行をぜひ実施していただきたいなと、そのように思っております。 そこで、修学旅行実施の補助事業がありますけども、島内、郡内の実施する修学旅行において、補助条件は変わりはないのかどうか。また、小中学生それぞれお一人当たりの補助金額の説明をお願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時34分                               再 開 午前10時34分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 従来からの石垣市高度へき地修学旅行補助事業におきましては、修学旅行の補助といたしまして、修学旅行に要する経費のうち、交通費及び宿泊費をその対象としております。この事業におきまして、予定地が島内または郡内に変更になった場合においても、補助対象となる条件について変わることはございません。 ちなみに、中学校においては5万円以内、小学校においては1万7,000円以内となっております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) へき地修学旅行補助事業、中学生5万円、小学生1万7,000円ですか。そこで、こういう経済が回らない状況で、家計も大変な状況になりますし、親御さんの負担、大変です。そこで、今、併用して、補助金の別途にGoToトラベルキャンペーン事業の活用もできますと思います。それと、県内旅行対象にして、県の沖縄再発見キャンペーン、第3弾になりますけども、これが実施される予定になります。保護者の費用負担は、もしそれが併用できれば、かなり軽減負担になることになりますが、そこで目的地が島内旅行なら、なおかつ、それは経費は負担がかなり軽くなると思いますので、そこの事業の併用も含めて、皆さん方にいろいろ活用していただいて、ぜひ、そういった親御さんの軽減負担になるようにご提案申し上げたいと思います。 さて、従来どおりの目的地に修学旅行が実施できないということに、状況において大変残念でありますけども、例年、中学生は九州方面でありました。県外旅行はコロナ感染症のリスクが高いというところがありますし、また、現在、皆さん方、教育委員会からの通達のほうでは、先ほどの答弁でも、次年度に予定されているということが大半、ほとんどでした。この場合、次年度、何月辺りに実施になるのか、そこのところ、皆さん方に説明をお願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 実施の時期につきましては、学校の規模等によりまして、また各校での検討ですとか、旅行社との調整が必要となります。例えば、中学3年生は受験を控えるため、あくまでも学校の判断とはなりますが、1学期での実施も考えられます。また、中学3年生と2年生を同じ時期の実施につきましては、その際、二学年にまたがって、生徒がいる保護者にとっては負担が大きくなることも考えますので、計画をする上で配慮をお願いしているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 中学生は2年生が修学旅行行きますので、次年度ということは、今年の2年生は3年に上がっての実施になります。そこで、答弁ありました。確かに3年生なると受験控えてますので、大変学校行事も重なって、授業時数もいろいろと窮屈な傾向になる可能性があると思います。 来年度といっても、新型コロナの見通しはまだまだ不透明な部分がありますので、心配されますけども、ここで次年度、今申しました、不透明な部分のウイルスですので、県外への旅行が困難になった場合、私はそのとき、対象となる3年生は県内での修学旅行も考えていいんじゃないかと思いますけども、私はそういう修学旅行は必ず実施していきたいというスタンスで質問しておりますので、そこのところ、教育委員会はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、事業計画の大きな変更が余儀なくされております。次年度においても、もし県外への渡航が制限された場合には、県外での修学旅行の実施は厳しくなる可能性がございます。教育委員会といたしましては、その際には、教育的意義の大きな修学旅行の実施に向け、学校の要望等を考慮しながら、条件の整備ですとか、代替案の提示を行っていきたいと考えております。各学校におきましては、今年度と同様に、生徒や保護者の希望等を十分に考慮しながら、実施に向けた予定地の選定に取り組むことになると考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 志を高くして、いつか島を出る若者です。こういう修学旅行機会にぜひ足元、県の足元を見詰め直すチャンスでありますし、学習を探究を深める機会になりますので、私は大変大事かなと思っております。 私ごとで大変恐縮ですが、私の中学校の修学旅行は西表島でした。当時は焼玉エンジンの小さな木造船、多分大きさは今のカツオ船ぐらいでしょうね。第二住吉丸で西表の西部のほうへ修学旅行へ出かけました。2時間かかりました、西表まで、片道ですよ。そういう激しい船酔いに遭っていましたけども、しかし、そのときの旧友との懐かしい思い出は強烈に脳裏に残っています。それほど大事な旧友たちとの貴重な体験を共にする修学旅行ですので、形はどうあれ、時代は変わりましたから。そういう大事な修学旅行、必ず実施をしていただきたいと思っております。 そこで、質問はまた振りますけども、コロナ禍で各産業、大変な大きな影響がありますけども、地元のコロナの影響で宿泊業者、観光バス会社、旅行に関係する、こういった業界の皆さん、当然、悪戦苦闘のさなかにあります。もちろん、島の経済を一生懸命活性化回そうと、補正予算が2弾、3弾と市のほうで組まれましたけども、そこで今回、教育部局に質問しました修学旅行について、そういった経済の側面から見ても、経済を回す意味での修学旅行は、少なからず効果を上げるものと思うんです。そこで、中山市長、観光交流協会会長ですので、そこのところ、会長として見解を伺いたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 島内の観光事業所の皆さんについては、観光客の激減の中で非常に厳しい経営状況にあるというのは、私ども認識しておりまして、何とかそこを元気づけたいという思いもございます。 観光客誘致に向けての政策、また当然、安全なコロナ予防対策打った上での観光客誘致に向けた動きというのは、これから順次出していこうと考えておりますが、その中において修学旅行、島内、郡内で賄おうと。中学生においては2年生が来年度、次年度に行うところが多いですが、小学校については6年生ですので、次年度ということはございませんので、今年度中に実施しなければならないというふうに考えています。島内で実施する場合においては、1泊2日か2泊3日になるとは思うんですが、島内のホテル、宿泊施設等を使っていただければ、今落ち込んでいる宿泊客の、落ち込んでいる分の賄うことも、多少ですけども、賄うことができるのかなというふうに考えておりますし、なかなか島に住んでいますと、そういったリゾートホテル等も含めて、島内の宿泊所に泊まることは機会が少ないので、子どもたちについては、いい経験になるのではないかなというふうに考えています。また、行政としても、それを推進する、後押しするような立場でいきたいというふうに考えておりますし、先ほど長浜議員がおっしゃったGoToトラベルキャンペーン等を活用すれば、親御さんの負担も極力減らすことができるのかなというふうに思っておりますので、ぜひ島内、郡内での就学旅行実施に向けてのバックアップ体制を取っていきたいと思っています。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 大変いい答弁頂きました。子どもたちにとっても、修学旅行の意義、意味、大きなものがありますけども、なかなか地元の学習、ふるさとの学習については、そういった機会が学校現場では少ない部分があるかなと思います。もっと今回の修学旅行をいいチャンスにして、ぜひ地元の学習を深めていただきたい。ふるさとを見詰め直していただきたい。そのような修学旅行にできたらなと思っております。そして、それが、今、市長答弁もありました。観光関連の事業者にも宿泊、交通関係、いろいろ関連する皆さんにも大変な経済のものにも効果が及ぶということになりますので、私は今回の修学旅行はぜひ実施していただきたい、そのように思っております。 次、進めます。運動公園の施設の老朽化に伴う改修工事計画についてですけども、更新事業がスムーズに実施できますよう、取組を重ねてお願いするわけですが、そこで現場で利用する市民にとっては、大変な苦情が上がっております。これも老朽化に伴う一連の苦情になるかもしれませんが、しかし、そこは当局にただして改善してもらいたい、そう思っておりますので、そこはトイレの問題です。トイレの現況調査の資料がありますけども、陸上競技場の1階トイレ、女性トイレ、そこを特に改善していただきたい。男性は、大変失礼になりますけども、大小の便器がありますのでいいんですけども、女性は大きい便器、女性用の便器、これに限りますので、大変困ります。数が不足している状況です。運動公園の多目的広場もそうなんですけども、女性用の4か所あるトイレのうち2か所が今使えない状況なんです。これ今現在です。さらに、大変申し訳ないんですけども、ひどいのはテニスコートのクラブハウス、男性、女性は全て使えない状況です。利用者は今不便を感じながら、何とか我慢して競技に熱中している状況ですけども、この現状を何とかしていただきたいんですけども、そこの改善、対応はどう皆さん、ぜひ、なさっていただけますでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 テニスコート横のクラブハウスの件でございますけれども、クラブハウスにつきましては、昭和58年の7月に供用開始から37年が経過して、老朽化が進んでいる状況でございます。修繕につきましては、各施設の現状も踏まえまして、緊急性、優先順位等を勘案しながら、予算の範囲内で行っているところでございます。テニスコートのクラブハウスにつきましては、管理部署等において確認をし、また現場を確認しましたところ、トイレの漏水が発生し、現在、使用を停止しているところでございます。管理部署においても、漏水箇所の特定はできているということでございますので、予算を確保しまして早急に対応していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 衛生面のトイレはぜひ使えるように取組を皆さん、改善をお願いしたいと思います。 そこで、今現実、トイレないですから、テニスなさっている方は多目的広場のトイレまで行って、そこで用を足しているわけですけども、大変不便を感じております。今指摘しましたクラブハウスなんですけども、昭和58年7月供用です。大変老朽化進んでおりますけども、先ほど冒頭答弁ありました、スケジュールの計画の中に、ぜひ施設の更新も併せて計画に入れていただきたいと思いますけども、そこの辺りの説明をお願いしたいと思います。どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたけれども、58年の7月に供用開始しまして37年が経過しているということで、現在、石垣市中央運動公園の再整備全体基本計画の策定作業を行っております。クラブハウスにつきましては、平成30年度に改定いたしました石垣市中央運動公園の長寿命化計画において、クラブハウスの改修を2024年、令和4年に予定しており、長寿命化計画に基づきまして、都市計画公園事業にて実施する計画となってございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ぜひスケジュール計画、皆さん、基本構想と実施計画も入るわけですけども、ぜひスムーズに行くように、皆さん方の取組をお願いしたいなと、お願いいたします。 自衛隊配備の件について質問いたします。希少植物なんですけども、移植することになっておりますが、そこで全てそういった希少植物は移植なされたかどうか。移植された希少植物の管理、生育状態など、そこの経過観察はなさっているのかどうか、そこの説明をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 長浜信夫議員の再質問にお答えいたします。 移植された保全種の育成状況、また全部されているかということでございますが、今年の3月5日に現地に赴きまして、保全種の順調な育成、生育等を確認はされております。また、それにつきまして、今後も年に一、二度、現地を確認していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 冒頭答弁ありましたけども、このミサイルのブースターの件なんですけども、この件、ミサイル配備にすごく影響する案件ですので、重要問題だと思います。全国報道されましたけども、秋田、山口両県で自衛隊演習場にブースターを落下できるということの説明をしていたんですけども、それができない旨、分かりました。その建設を断念しております。そのことについて両県の知事も中止、建設を求めておりました、国に対して。 そこで、それを改善して敷地内に落下するには10年以上の期間と2,000億円以上の費用がかかるということも判明しました。しかし、このことについて防衛省は地元住民や自治体には、施設に落下するという、結局、根拠のない経緯の説明をしておりました。地形の高低の問題もありました。そういった資料を作成して説明会で用いると、そういう不誠実さも露呈しました。そこで、先日、新たな事実が報道されましたけども、アショア配備計画断念の経緯が公表されました。防衛省は落下問題について認識していたが──私が先ほど申し上げたことです──大臣に報告を数か月も遅らせたということでありました。そのことについて予定地だった山口県村岡知事、住民の安全に関わる決定的事項が不十分なまま説明したのは大変遺憾。また、もう一つの候補地の阿武町、山口県、花田町長は、核たる根拠のない説明をしていた、そのように批判しています。要するに私たちから見えるのは、工事をするために住民をだまし、何でもするのかというのが防衛省に向けられた目なんです。 翻って、平得大俣についても、防衛局の説明は不十分で不誠実なところが多々見られます。そう申し上げて質問いたします。先日、基地内への接続道路が開南集落の目の前に計画変更されました。これは市民の資料請求、情報公開のもので判明した事実なんですけども、そこにも住民の説明はおろか、そこに住民はいないのかと、そう聞きたい思いです。私はそういう住民を、先ほど述べました、秋田、山口両県、そういった行為について防衛局の不誠実さがかいま見えるわけなんです。そういった経緯を私は述べたときに、今回の開南集落前の設計変更の事案について、市長はどのようにお考えなのか、見解を伺いたい。お願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 ただいまのご質問についてでございますが、開南集落前のゲートの件についてでございますが、この件に関しましては、長浜信夫議員からの通告にはございませんでした。同様の質問が大濱明彦議員からございますので、そのときに答弁させていただきます。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 事前に質問取り取ってくださいね。連絡つけてあったら、私もそのようにやりますけども、皆さん、なかなか質問取り、弱いですよ。そして、質問通告がなかったと言うけど、質問取りですら、電話がなかなか来ないもんだから、こうなるんですよ。 続けます。そこで、防衛局の対応と説明に不信感が募っております。これを石垣市にも私は同様な目が向けられていると思います。市長の、私、何人かの市長と対峙して、自衛隊配備について論戦しておりますけども、市長は、防衛は国の決定に従うべきで、自治体が決めるべきではない、何度も耳にしてきました。しかし、先ほど申したとおり、これは絶対でありませんよと申し上げたい。秋田、山口もそのとおりでありましたし、両自治体は反対して、取りやめさせているわけですから、絶対じゃないじゃないかと。私の国の専権事項といえども、それは絶対じゃないと私は思っております。そして、その両県は、地元の反対の声ももちろんありました。 そして、翻って、石垣島でも平得大俣予定地、多数、市民の反対の声があります。だから、私、市長が専権事項ってよく繰り返しますけども、市長がこれ発言するたびに、石垣に市民はいますかと。そう感じてしまうんです。 そこで、進めます。市長、これも前からおっしゃっていることです。住民投票についてですけども、市長、住民投票を自ら発議する必要はない、することはない。また、自治基本条例の住民投票に関する施行規則の制定についても考えていないと、そういった新聞コメントもありました。そのように以前から発言しております。なさっておりますけども、私も以前に自治基本条例の改正について質問をしたときがありました。市長からの答弁が、条例を整備してほしいということをやったけども、質問したけども、市長は、議員が提案すればいいんじゃないですかと、このように答弁しておりました。私は、議会で指摘して、行政に伺っているのに、行政の仕事を放棄して、よく平気で議会に責任転嫁するなと思っていますよ。これが行政の不作為行為だと感じます。だから、放置し続けた行政当局の責任、私は市民に不親切行為だということだと思いますよ。この件について、先日、審議会に諮問されました。ですが、しかし、この構成メンバー、一部審議委員に、公平性の観点から、非常に疑義があります。住民投票訴訟の裁判で、市の弁護に関わった方が委員に収まっておりますけども、委嘱しておりますけども、そこが疑問なんです。そういった、見たときに、一方に偏る方の公平性の観点から見て、どのような認識なのか、見解を求めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午前10時59分                               再 開 午前10時59分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 長浜信夫議員の再質問にお答えいたします。 ただいま自治基本条例の審議会の構成等についてのご質問だと思いますけれども、ご通告頂いてございませんし、また後のほうに友寄議員、前津議員、内原議員から同様の趣旨の通告ございますので、そちらのほうでお答えさせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 質問しているんですから、こんな質問の答弁では、どうなのかと思いますよ。通告に市長のコメントについてとちゃんと載っているでしょう。これ市長が新聞でコメントした言葉ですよ。それを取り上げて私は聞いているわけです。 続けます。当局の答えない姿勢がますます不信感を招くということを申し上げたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 私語を慎んでください。 ◆17番(長浜信夫君) そこで、そういう裁判で今、住民投票の有効性を否定するというか、弁護してきた方が、市の側の、こういう方、委員がこういった公平な審議委員に収まるということは、どうもおかしいなと私は思います。 それで、企画部長は、コメントです。他意はない。市民や議員の意見を聞くことになるので、公平性は担保されます。これそのように報道されておりますけども、そのような認識のようですけども、しかし、かといって立場として置かれたときに、第三者の市民から見たら、これは払拭する、疑念を払拭することにはならないと思います。あなたの立場から言うコメントであって、しかし、第三者の立場から見たら、それは当たらないと思います。ほかに弁護士で、弁護士を委嘱するなら、ほかに弁護士いっぱいおると思います。だから、純粋に、客観的に言って、どうなのかなという疑問があるわけなんです。 そこで、私がここで質問を市長に問うても、また質問通告にないといって、多分答弁しないでしょう。私は意見を申し上げて質問を終わりますけども、答弁は求めません。先日、河野防衛大臣の発言に衝撃を受けたものがあります。本当はこのことについて市長に見解問いたかったんですけども、それはまたこれも通告がないといって答弁しないから、私は私見を述べておきたいと思います。何と河野防衛大臣、9月10日のNHKニュースなんですけども、実際9月9日に米国のシンクタンクのオンライン会議があって、そこで発した言葉なんです。そのとき衆議院解散も10月にするかもしれないということも言いましたけども、それはいいとして、尖閣諸島に関して、中国と戦争も辞さない、そういって発言しました。全国ニュースで流れました、NHK。私はとうとう国はここまで来たのかという思いで驚愕しました、このニュース。そこで、石垣市の行政区で戦争が起きるかもしれない。現実に起きる可能性が発信された。このことにすごく衝撃受けました。本当は市長に見解求めたいんですけども、市長、見解できますか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 報道も確認させていただきましたけども、河野防衛大臣は沖縄県の尖閣諸島を巡り、日本が中国との戦争を辞さないのかと問われたことに対して、質問はそういう質問でした。ですけど、大臣の答弁は、「国土の1センチであれ守る用意があり、日米両政府は同盟に基づいて、尖閣諸島のために、武力の行使も辞さない。何もしなければ、国際社会が見逃した、もう一つの南シナ海になりかねない」というふうに述べております。 当然、尖閣諸島に限らず、我が国の領土が他国からの侵略を受けるような危機があった場合に、当然、国として、その領土を守るというのは国の務めだと私は認識しております。国土が1センチでも奪われるようなことに対して、国が何も対応しなければ国際社会の中からの信頼も失いますし、当然に国民からの信頼も失うものだというふうに思っております。国のやるべきことは、国土を守ること。国防においては、しっかりとやらなければならないですし、領土が奪われるようなことがあれば、武力行使も辞さないというのは当然のことだというふうに思います。 それに対して驚愕をしたと、そういうことをされると困るということであれば、それは日本の国を守る意志は全くないということになりますので、石垣市の行政区域であれ、尖閣だけじゃなく、日本のどこの行政区域であれ、他国から侵略をされた場合には、国として武力行使も辞さないというのは、当然の姿勢だというふうに認識しております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) この自衛隊配備について、何年もこの問題で質問を続けている状況ですけども、とても残念で悲しい思いをしております。結果は、市民が分断と対立に追いやられて、そういった状況をつくってしまったということなんです。 問題は、発端は中山市長就任してからのこの案件が出てきたわけで、責任は市長に私はあるということを申し上げて、質問終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、長浜信夫君の質問終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時06分                               再 開 午前11時16分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 次の質問者、友寄永三君の質問を許します。友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 皆様、おはようございます。 初日2番目の一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 初めに、自治基本条例の見直しについてお伺いいたします。1、現在の進捗状況と今後のスケジュールについて、2、審議会について。 次に、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いいたします。1、年齢別による石垣市と全国の感染者数と死亡者数、2、インフルエンザにおける年齢別、石垣市と全国の感染者数と死亡者数。3、PCR検査とは何か。その検査で陽性者を正確に陽性と判定する確率は何%か。 次に、新型コロナウイルスに対する経済政策をお伺いいたします。1、石垣市と国の経済対策とその成果は。2、観光客数と消費額数と前年度との比較について。 最後に、新型コロナウイルスに対する教育行政としての対応についてお伺いいたします。1、石垣市を離れ、戻ったときの教職員や児童生徒の対応。2、生徒1人がコロナウイルス陽性になったときの対応。3、生徒1人がインフルエンザにかかったときの対応。 以上質問し、再質問は自席より行います。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 自治基本条例と新型コロナウイルスの2項目ございますので、順番にお答えいたします。 最初に、自治基本条例について2点ございますので、続けてお答えいたします。 1点目の現在の進捗と今後のスケジュールについてお答えいたします。石垣市自治基本条例の見直しにつきましては、同条例第43条において、市は5年を超えない期間ごとに、この条例が社会情勢などの変化に適合したものかどうかを検討し、市民の意見を踏まえて、この条例の見直しを行い、将来にわたり、この条例を充実、発展させるものとすると定められていることから、今年度に見直しの作業を行っているところでございます。現在の進捗状況としましては、今月3日に第1回審議会を開催し、市長から諮問が行われました。今後のスケジュールにつきましては、各種意見を取り入れながら、2回の審議会を経て、必要に応じて、12月定例会への上程を予定してございます。次に、2点目の審議会についてお答えいたします。審議会は、石垣市自治基本条例審議会設置条例第1条にて設置が規定されております。同条例第2条にて、市長の諮問に応じて審議結果を答申するものとされております。審議会の委員につきましては、同条例第3条にて、審議会は委員8人以内で構成し、有識者等のうちから市長が委嘱するとなっております。今回の審議会は有識者、市民団体、公募市民の計8名の委員で構成されてございます。 次に、2項目め、新型コロナウイルスにおける2番目に経済対策について、2点ございますので、続けてお答えいたします。 1点目の石垣市と国の経済対策とその成果についてお答えいたします。本市独自の経済対策等につきましては、これまでの主なものとして、チャーター便による農水畜産物の出荷支援や商業分野へのガイドライン認定など、様々な支援策を講じてまいりました。また、これからプレミアム付商品券等も実施してまいります。これらの成果として、約15億円の総事業費となってございます。国の経済対策につきましては、主に持続化給付金、家賃支援給付金がございます。本市としましては、申請サポート窓口となる支援センターを石垣浜崎ターミナルに独自に設置し、取り組んでございます。成果につきましては、金額は非公表となっているため不明ですが、件数で言いますと、持続化給付金につきましては、個人・法人相談者が218件、うち、支援センターで行った申請は83件となっております。家賃支援給付金につきましては、個人・法人相談者が332件、うち、支援センターで行った申請は64件となっております。引き続き、市・国の経済対策をしっかりと進めてまいります。 新型コロナウイルス経済対策の2点目、観光客数と消費額の前年度との比較についてお答えいたします。令和2年4月から7月までの入域観光客数は、空路9万5,583人、海路0人で、計9万5,583人、前年度の同期間は空路38万9,850人、海路13万7,240人の計52万7,090人でしたので、同期間における対前年度比は18.1%、マイナス幅で申しますと、約82%のマイナスとなります。4月から7月までの消費推計額につきましては、本年度は75.9億円、昨年度は348.4億円でしたので、対前年度比21.8%、マイナス幅で申し上げますと、約78%のマイナスとなります。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 友寄永三議員の2項目め、新型コロナウイルスについて、3点の質問がありますので、順を追ってお答えいたします。1点目の年齢別による石垣市の感染者数と死亡者数についてお答えいたします。9月8日現在の石垣市の陽性者数は、累計35名となっております。年齢別に見ますと、20代18名、30代9名、40代1名、50代1名、60代3名、非公表3名となっております。本市におきまして、新型コロナウイルス感染症による死亡者はおりません。次に、全国の年齢別の陽性者数についてお答えいたします。8月5日現在の資料になりますが、10歳未満720名、10代1,692名、20代1万2,370名、30代7,124名、40代5,585名、60代3,081名、70代2,526名、80代以上2,477名、その他不明調査中、非公表が139名となっております。合計で4万902名でございます。次に、全国の年齢者別の死亡者数についてお答えいたします。20代1名、30代4名、40代14名、50代36名、60代107名、70代275名、80代以上が569名、不明・非公表が5名となっております。合計1,011名でございます。 2点目のインフルエンザにおける年齢別による石垣市と全国の感染者数と死亡者数についてお答えいたします。石垣市というか、八重山圏内でございますが、平成31年4月から令和2年3月までの八重山圏内の感染者数は1,592名となっております。年齢別に見ますと、10代未満が782名、10代が296名、30代が224名、40代が116名、50代が56名、60代が65名、70代以上が53名となっております。全国の感染者数につきましては、平成30年度から31年度のシーズン、約1,176万人、平成31年から令和2年のシーズンが約729万人となっております。死亡者数につきましては、人口動態統計によりますと、平成29年が2,569名、平成30年が3,325名となっております。また、直接的、間接的に、インフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがありまして、その推計によりますと、インフルエンザによる年間死者数は約1万人と推計されております。 3点目のPCR検査等、その確率性についてお答えをします。PCRは、英語表記のポリメラーゼ・チェーン・リアクションの頭文字をとった文字で、その特定のウイルス遺伝子の一部を大量に複製することにより、対象者の体内のウイルスの存在を感知する検査となっております。新型コロナウイルスのPCR検査を実施し、陽性者を確実に陽性と判断する確率は約70%と言われております。また、陰性者を陰性と判定する確率は約99%と言われております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 友寄永三議員の2項目め、新型コロナウイルスについて、3点のご質問に、順を追ってお答えいたします。 まず1点目、石垣市を離れて戻ったときの対応についてお答えいたします。教育委員会では、郡外の旅行等の移動に関しまして、新型コロナウイルスの全国及び県内の感染状況を把握しながら、感染予防対策として、郡外への移動後、帰島時における児童生徒及び教職員等に一定期間の出席停止及び出勤停止の措置を、適時講じてまいりました。3月2日からの全国一斉学校休校の際には、本市の現状を踏まえ、各学校の一斉休校措置はとらず、感染予防策として、児童生徒及び教職員への郡外への旅行の場合、帰島後、2週間の出席及び出勤停止の措置をとりました。その後、3月16日には、感染状況を踏まえ、また、教職員の人事異動及び児童生徒の春休みの派遣等を考慮して、条件つきで出席停止等の措置を解除いたしました。その後、本市でも感染者が発生したことから、4月7日から5月10日まで学校を休校し、休校から1か月後の5月8日に新学期をスタートいたしました。その際には、再度、帰島後2週間の児童生徒の出席停止及び教職員の出勤停止をするなど、感染予防策をとりました。5月20日からは、新型コロナウイルス感染力の分析状況を踏まえ、郡外への移動の場合、帰島後1週間の出席停止及び出勤停止とし、その後の1週間は、健康観察の徹底という措置に変更いたしました。5月29日には、県内の感染状況が落ち着いてきたことから、県内の行動に関する出席停止及び出勤停止の措置は解除し、帰島後、2週間の健康観察の徹底といたしました。しかしながら、7月に入り、全国及び県内において、再び、新型コロナウイルス感染症が広がったことから、7月29日付で、帰島後、児童生徒の出席停止、及び教職員の出勤停止1週間の措置を再度とっております。その後、8月には、沖縄県が緊急事態宣言を出すまでになりました。9月5日に県の緊急事態宣言は解除されましたが、感染レベルについては、まだ第3段階となっております。現在、教育委員会では、郡外の移動に際しましては、帰島後、児童生徒の出席停止及び教職員の出勤停止を1週間とし、その後の1週間の健康観察の措置を継続しておりますが、児童生徒が教育的活動目的の場合、及び教職員が業務や出張等で沖縄県内に移動する場合に限り、学校長の承認を経て、帰島後の検温や体調管理の徹底、高齢者との接触を避けるなど、感染予防対策をしっかりと講じた上で、登校及び出勤を求める旨の通知を9月9日に行ったところでございます。今後も、新型コロナウイルスの感染状況を把握しながら、児童生徒の教育活動に支障がないよう、可能な限り対応してまいりたいと考えております。 続きまして2点目、児童生徒1人に陽性者が出たときの対応についてお答えいたします。教育委員会では、文部科学省から通知をもとに、石垣市立小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインを作成し、8月7日付で各学校に周知しているところでございます。この中で、学校で感染者が発生した場合は、八重山保健所、学校医と連携しながら、原則、当該学校を5日間程度の臨時休校といたします。理由としては、物の表面についた新型コロナウイルスの生存期間が24時間から72時間と言われているため、72時間置いた後、2日程度かけて学校施設の消毒作業を行うためです。また、その期間を利用し、濃厚接触者の状況を総合的に判断し、感染者と最後に接触した日の翌日から起算し、濃厚接触者の2週間の出席停止や学校の一部、または全部の休校の措置を八重山保健所、学校医の助言のもと判断いたします。併せて、石垣市新型コロナウイルス感染症等対策条例第4条第3項新型コロナウイルス感染症棟の患者及び濃厚接触者、並びにその家族、医療従事者に関して、感染していること、または感染しているおそれがあること等を理由として、不当な差別的な扱いをしてはならないと規定がありますので、これに準じて、学校現場においても感染者が差別、偏見、いじめなどの対象とならないよう、十分な配慮、指導を行ってまいります。 続きまして3点目、インフルエンザ等の対応についてお答えいたします。児童生徒がインフルエンザに罹患した場合は、発症した後、5日を経過し、かつ、解熱した後2日経過するまでの期間出席停止となります。学級、学校閉鎖等に関しましては、感染の広がりや授業を受けられない児童生徒の増加等を考慮し、学校長が学校医と相談した上で判断いたします。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、友寄永三君の再質問を許します。友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 初めに、自治基本条例の再質からいきたいと思っております。 市は、今後の日程で、9月上旬に各関係団体に意見照会すると、マスコミ報道にありました。9月上旬過ぎているんですけれど、また、その関係団体とはどこなのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 友寄永三君議員の再質問にお答えいたします。 意見照会につきましては、経済団体、高齢者団体、福祉団体など、幅広い団体を想定してございます。例えば、経済団体で申しますと、石垣市観光交流協会でございますとか、八重山建設業団体連合会等、様々な団体を想定してございます。こちらでいろいろなご意見をいただきたいと考えてございますので、いただいたご意見を審議会に報告してまいりたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) また、これもなんですが、続きまして9月中旬、ちょうど今、議会なので難しいかなと思うんですけれど、議員との意見交換を9月中旬には行いたいと。中旬は難しいと思うんですけれど、日程はどうなっているのか、また、どのような形で議員との意見交換をするのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 時期につきましては、9月議会の終了後を、一応、視野に入れてございますけれども、日程調整や意見交換の形式によっては、後ろにずれることもあろうかと考えてございます。意見聴取の形式につきましては、どのような方法がいいのか、現在、検討している最中でございますけれども、決まり次第、議会事務局を通して調整をさせていただきたいと考えてございます。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) お静かにしてください。友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 先ほど、長浜議員からありましたが、審議会委員の中に弁護士が入っていて、その弁護士が、住民投票の訴訟の弁護団に入っている弁護士であると新聞報道にありましたが、それは問題ないのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 自治基本条例につきましては、その法的解釈について、これまで議会でも議論をされているところでございました。そうしたことから、今回の見直しに当たりましては、法的見地からの意見をお伺いしたく、弁護士を委員に委嘱することとしたものでございます。その中で、弁護士の選任に当たりましては、自治基本条例も本市の業務でございますことから、本市が業務において法的事案を相談する本市の顧問弁護士へ相談したところ、紹介された弁護士の方ということになってございます。そして、委員の具体的なその選定方法につきましては、条例で市長にゆだねられていることから、市長の判断に基づき、委嘱をしているところでございます。 なお、審議会におきましては、8名の委員で合議で議論がなされることとなってございまして、公平な議論が担保されているものと考えておりますことから、問題ないものと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 弁護士の件は問題ないのであればいいんですけど、日程の調整と、早めに私も自治基本条例、非常に興味ありますので、どういう形で意見交換するというのが分かれば、早めに連絡のほうをお願いいたしたいと思います。 続きまして、新型コロナウイルス感染症対策に質問を移らせていただきます。市民の中には、全市民や観光客をPCR検査を受けさせるべきだという声があります。PCR検査の際には、先ほど答弁にありましたように、陽性者を陽性と正確に判定する感度というのがありますけれど、その確率が70%、そしてまた、陰性者を陰性と正確に判定する確率、特異度と言いますが、これが99%。この数字、この状況を踏まえて、全市民や観光客にPCR検査を受けさせることができるのか、どういうふうに思っているのか、当局の見解をお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 友寄議員の再質問にお答えいたします。 現在、本市においてPCR検査を受けることができる方は八重山保健所、また診察した医師が新型コロナウイルス感染症の疑いがあると判断した方に限られております。八重山保健所または診察した医師がPCR検査をする必要がないと判定しているのにもかかわらずPCR検査を受ける場合は、全額自己負担での検査となりますが、現時点におきまして、本市において、PCR検査を実施できる医療機関は限られていることから、全市民、また観光客へのPCR検査の対象を拡大するということについては、本市の医療体制を逼迫するおそれがあり、本市として実施する考えはございません。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 医療体制が逼迫するからできないという答弁だと思いますが、私は、それプラス、やっぱり、感度70%、特異度99%というのも、非常に大勢を検査するとこの数字が大きくなってきて、しっかりした、今で言えば、例えば症状が出ているとか、濃厚接触者であるとか、そういう方に限れば高い確率で出ると思うんですが、無症状の方を大勢検査すると、本当にそうでない方がそうであると言われたり、そうであるのに、見逃されたりするというデータが出ているので、いかがなものかなというふうに思っております。 そしてまた、これの1人約3万円ぐらいということですので、本当に1万人で3億円、5万人だと15億円という、また予算もかかる。もう1つは、例えば今、受けて陰性だとしても、また二、三日すると、また分からないという、そういうのもあると考えれば、これだけ費用をかけて、これだけの労力を使ってやっていいものかなという意味で、市が考えている非常に難しいであろうということに対して妥当かなと思っております。 次に、また移ります。 経済対策の前に、教育行政のほうを先にお願いしたいと思っております。教育行政で、石垣市は7月29日付で児童生徒の出席停止及び教職員の出勤停止1週間の措置をとっていますが、今回、9月9日付で、児童生徒が教育的活動目的の場合、及び教職員が業務や出張等で沖縄県内に移動する場合に限り、学校長の承認を得て、感染予防対策をしっかり講じた上で、登校や出勤を認めるとあります。一部緩やかになった、一部解除されたという意味ではいいことだと思っておりますが、この中に、沖縄県内に限定しているというような、沖縄県内に移動する場合とありますので、県外は開いてないのかな。沖縄県内に限定している理由は何なのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 教育委員会では、9月5日に沖縄県の緊急事態宣言が解除されたことを受け、9月9日付で、県内移動における帰島後の1週間停止の一部緩和をいたしました。ご質問の県外への移動制限の全面解除につきましては、石垣市新型コロナウイルス感染症等対策条例に基づく、やはり、離島ならではの医療機関の実情をかんがみまして、市民生活及び経済に及ぼす影響を最小限とすることを目的に、今後、このことについては判断してまいりたいと考えております。制限の解除の目安といたしましては、現段階におきましては、移動先の感染状況が第1段階であることを考えておりますが、今後、感染状況の推移を注視しながら判断してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) むしろ中に、警戒レベルが第3段階だということで、そういうことがあると、プラスそういうことなんですけれど、隣の、例えば竹富島、与那国島、宮古島、沖縄県はこういう同じような措置があるのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 竹富町、与那国町、宮古島市ともに、郡外への移動に当たっては、必要最小限の用事に限るよう依頼を行っておりますが、帰島後の登校、出勤の停止等の制限措置は行っていない状況でございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) やっぱり、非常に子どもたち、また先生も含めてなんですけど、余り評判はよくないのかなと思っておりますが、郡外に出たら、1週間休まなければならないという考え方には、沖縄県内及び県外が非常に危険な地域であるという思いがあると思うが、その危険であると思われている沖縄県内の子どもたちでも学校に行っております。今の石垣市教育委員会の考え方でいけば、沖縄の児童生徒は学校に行けなくなるということだと思います。 沖縄に行くだけで1週間休まなければならないというのはそういうことだと思いますが、どう思うのか、答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 沖縄本島におきましても、那覇市と一部の市町村を除き、2学期が予定どおりスタートしております。しかしながら、県立高校の生徒の感染ですとか、小学校でのクラスターの発生が確認されております。 石垣市の医療体制を考えると、学校でのクラスター発生は、複数名の感染者が出た場合、十分な医療的なケアが行えないことが予想されます。また、同居される祖父母への家庭内感染の懸念を考えますと、現状の措置が必要だと、やむを得ないと考えております。今後、沖縄県内や県外の感染状況ですとか本市の医療体制等、状況を十分に考慮しながら、この出席停止措置については検討を重ねてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) まだまだ、ちょっと納得ができていないんですが、県外がそんなに危険というのであれば、今起きている海外は、外国は本当に危険だということで、観光客をストップしております。そういう海外から来ると、大体2週間、成田で検査して、成田で待つというようなことが行われていると。県外がそんなに危険であれば、外国と同じように、観光客さえ呼べなくなるというふうに思います。 国内からは観光客を呼んでおります。石垣市は観光客を呼んでおりますので、そこの整合性がとれていないと思いますが、当局の考えをお伺いいたします。
    ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 学校関係者の1週間の自宅待機については、現在のコロナ禍の中で、本市の児童生徒の教育活動に、可能な限り支障が出ないようにするための措置だと考えております。空港での体温チェック、帰島後に、宿泊ホテルから観光客に連絡するなど、可能な範囲で水際対策がとられていると考えておりますが、万が一、市内で感染者が出た場合、離島ならではの医療体制の状況を守ることが求められます。 学校におきましては、社会生活の中でも、やはり、集団になる場面が多いため、クラスターの発生を未然に防ぐためにも、児童生徒や学校関係者の1週間の自宅待機は必要であると考えております。ただし、先ほども申しましたように、現在、教育的な活動での沖縄県内の移動においては、健康観察等の条件をつけまして、1週間の自宅待機については解除をされている状況にございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) まあまあクラスターの話も出ましたけど、また後で。今の状況であれば、うちの石垣市は、観光客に対して対策をしっかりととってきてくださいというメッセージを送って、観光客を受け入れていると思います。全く逆に、石垣市から出る場合も、石垣市の子どもたちに対して、しっかり対策をとって県外に行ってくださいというのが整合性がとれている考え方かなと思います。 次、市民保健部にちょっと質問移りますので、新型コロナウイルス感染症の実効再生産数という言葉がありますが、どういう意味かお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 実効再生産数ということですが、それは、既に感染が広がっている状況におきまして、1人の感染者が次に、平均で何人に感染させるかという指標のことであります。時間とともに数値も変動いたします。1より大きいほど感染力が高く、感染が拡大する危険性が高まると考えられております。例えば、実効生産数が3だと仮定しますと、1人の陽性者が3人に感染させる状況であるということでございます。感染防止対策を徹底し、実効生産数を1以下に抑えた場合は、新規感染者は増加していきませんが、流行は継続いたします。しかし、0.5まで抑えますと、新たな感染者数が2週間ごとに半減、最終的には0になり、終息すると考えられております。ちなみに、9月10日現在の沖縄県の実効生産数は0.32となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 天久教育部長がおっしゃってましたが、クラスターなんですけれど、この実効再生産数で考えますと、1人の感染者が次に平均で何人に感染させるかという指標でいきますと、0.32というのが平均の数字で出ております。この数字であれば、そこまでクラスターを心配するということは、そうでなくてもいいかなと。実効再生産数は今現在、1を割っているというので、クラスターは起こりにくいという数字になっていると思います。 そして、インフルエンザと違い、子どもはコロナにかかりにくく、重病になりにくいというデータも出ておりますので、教育長の児童生徒を心配するやさしい気持ちは分かりますが、今出ている数字を見る限りは、例外的な解除ではなく、全て解除でいいのではないかと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 友寄永三議員の全て解除したほうがいいんじゃないかということについての質問にお答えいたします。議員の指摘のとおり、この新型コロナウイルス感染症拡大予防対策として、児童生徒を初め保護者、市民の皆様に厳しい措置をしております。この場をお借りしまして、改めて、これまでの市民の皆様のご協力に深く感謝申し上げます。 現在、新型コロナウイルス感染症の特性についての議会の広がり、若年層や児童生徒は免疫力が高く、感染しても症状が軽症であることが分かっております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症は高齢者が感染すると重篤化するリスクが高く、県内でも、毎日のように、新型コロナウイルス感染症を原因とする死亡者が発生して、9月13日現在で累計49人の方が亡くなっております。 学校は児童生徒及び教職員合わせて数百名規模が在籍する市内でも最も大きな集合体であります。一度クラスター感染が起きてしまうと、児童生徒の家族や高齢者、多くの市民への影響が想定できます。先ほど、クラスターが出ても、余り心配する必要がないのではないのかと。インフルエンザとコロナとの違い等もいろいろありました。でも、学校はこのように大人数の集団でありますので、クラスターを発生させないように、また、感染者が出た場合には、いち早くほかへの感染を最小限に止める措置をとる必要もあるかと思います。また、クラスター感染により、医療機関の負担もまた大きくなってまいります。 教育委員会としましては、これまでどおり、全国及び県内の感染状況を把握し、感染リスクを判断しながら、児童生徒及び教職員の移動後の出席停止及び出勤停止の措置を講じてまいります。また、感染状況を適切に判断し、状況に応じて、段階的に解除をしていきたいと、現在のところ、考えております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 私もクラスターを心配するなと断言しているわけではなく、数字で見ると、確率として非常に低いんじゃないかと。沖縄県よりも低いんだと思います。そのほかの学校はそういうことをやってないということを考えれば、解除でいいんじゃないかと。 高齢者に子どもたちがうつす可能性が高いという話なんですけど、これはもう、別に子どもだけじゃなく、一般に大人も、全員が同じ確率かなというふうに思います。また、医療、病院ですね、救急ベッドというんですかね、9か所だけあると。後はホテルがあるということなんですけれど、本当にこの、今までの起きてきたことを考えますと、今出ている数字を見ますと、随分前の、最初の4月ごろのデータがもとで、今のこういう動きになっているのではないかというところもありますので、この数字であれば、解除でいいのではないかというふうに思って提言をしております。 それでは、解除の目安、今の状況で解除できないのであれば、どこまで、どういうような形になれば、しっかりと解除できるのかをお伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 制限の解除の目安といたしましては、移動先の感染状況が4段階あるんですが、第1段階であることを考えておりますが、今後、治験等も大分出てまいります。この辺も十分に勘案しながら、感染状況の推移を注視しながら、その際に判断してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 前回、6月議会でも同じことをやりました。コロナウイルスが学校で1人出たらどうするのか。また、インフルエンザの患者が出たらどうするのかということをやりました。本当に数字だけで見れば、感染者が多いのはインフルエンザです。年で平均して、4年間の平均で1,100万人が感染して、1年間に平均で1万人が亡くなるということを考えますと、コロナの現在、7万5,000人ぐらいの感染で、亡くなられた方が千四、五百人だったと思います。やっぱり、インフルエンザと比べると感染者リスク、そしてまた、死亡リスクも高くないんだけど、対応としては全く逆の対応なのかなというのがありますので、ただ、文科省の通達の指導だということなので仕方ない部分もあるとは思うんですが、この石垣市の教育委員会の範囲でできるところであれば、極力、一気に大きくぱっととめたりするのではなくて、小さい範囲で休校していくとかいうような方向で考えていただければと思います。 じゃあ最後ですね、経済対策にいきます。今、新型コロナ感染の影響で、石垣市の飲食店の多くが売上を落としていると思います。その中でも、特に居酒屋は敬遠されているように思います。夜の町での感染が頻繁にテレビ等で取り上げられたことも大きな要因だと思いますが、東京都の小池都知事は、夜の町への外出を控えるという中に居酒屋は含むのかと聞かれ、当てはまらないと考えていると答えております。当局はどう考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 今、議員のご指摘のありました居酒屋が夜の町に含まれないのかというところについての認識は、当市においても含まれないということで同じでございます。 今、議員からご指摘ございましたように、非常にコロナウイルスの影響で、居酒屋は大きな影響を受けているところでございますので、市民の皆様には、感染対策をしっかりととった上で、居酒屋等もぜひご活用いただきたいと我々のほうも考えてございまして、その上で、感染防止ガイドラインの普及等も今、取り組んでいるところでございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 行ってみて思うのは、観光客だけではなくて、地元の人の足も遠のいているというようなふうに感じております。 そこで、新型コロナウイルス感染予防ガイドライン認定店と言うんですかね、アマビエのポスターをいただいている飲食店は何店舗あるのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 感染防止ガイドラインの認定を受けている店舗につきまして、9月4日時点で、飲食業で162件となってございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 162のお店が感染症に対して対策をとって、ぜひ来ていただきたいということをやっております。その中で、何というんですかね、まだ市民には、夜出ちゃまずいんじゃないかと思っているような人たちも大勢いると思いますので、そこら辺の啓蒙というんでしょうかね、もっとアピール、こういう店は大丈夫なんだということをもっとアピールしていただければと思います。 次に、新型コロナウイルスを正しく恐れるという言葉がありますが、どういう意味で使われていると考えるのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 正しく恐れるといいますか、当初は新型コロナウイルスの感染に対しての知識といいますか、その対応をいろいろ模索していた面もありまして、いろんな意味で恐れを拡大していったということがあります。現状、ある意味、高齢者とか、また基礎疾患がある方に限定されておりますので、その方を集中的に対応していくということで、その状況を見極めて対応していきたいということでございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) このとり方いろいろあるとは思うんですが、私は本当に3月、4月ごろのコロナに対する、マスコミも含めて、非常に扱ったというか、このままいくと40万人死ぬよというような、40万人から80万人死ぬと。あれぐらいなことが言われておりました。ですが、今現在、1,440名と言うと、あのときの言われている数字と今の数字は非常にかけ離れていると。ただ、そうなんですが、対応としては、まだそれに近い対応をしているんじゃないかなというふうに思います。40万人、このままだと大変なことになるよということに対して、こういうふうになっていると。こういう対応だから1,440名。9月12日時点ですね。これで収まっているという見方も出るのかもしれませんが、専門家でないので、ちゃんと分からないところあるんですけれど、2週間ステイホームということでやりました。そのときに、その後に、大阪のほうで、終わった後調べてみたら、あれはなくても落ちてきてたんだという発表もありました。そういうのもあるぐらいですので、もう少し、本当にいろんな角度からそれが本当だったのか、本当に検査、調査みたいなのがないと、あの当時のイメージでずっといくんじゃないかなと。外に出ちゃいけないというようなイメージが、みんな強くあるので、正しく恐れるというのは、今のデータもしっかり調査して、今ふうにどんどん変えていくと。 実際、静かに前より過ごしやすくなっていると思います。前だと、2メートル開けないといけないというのがありましたけれど、今だと、マスクをすれば1メートルでもいいというように、どんどんどんどん緩和されてきていると思いますので、そういうデータももっと集めながら、正しく恐れると。何もないということを言っているのではなくて、しっかり、それに合った対策、対応をしていくというのが大事なことかなと思っております。 では、去年1年間、石垣は本当に観光の島だと思います。1年間の観光客数と消費推計額は幾らか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 昨年、令和元年1月から12月の観光客数につきましては、総計147万1,691名、消費推計額につきましては977億円となってございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 答弁でいただきました数字と比較しますと、非常に今、去年が約1,000億円近くの売上なのに、今度の4月、5月、6月、7月の4か月だけで見ると18%、20%もないという、そういう売上になっているということを考えますと、市で経済政策、一生懸命打っている。もう、どうにか経済を落とさないようにということを一生懸命頑張っているんですが、なかなかこれだけでは、やっぱりカバーできないというものがあると思います。 もう、どうやってそこを考えるか、考えますと、今の現在、ホテル、今一番経済が落ち込んでいる。この市がやっている政策が届きにくいというのが観光関連の業種だと思います。ホテルを初めとする宿泊業、バス、タクシー、レンタカー、土産物店、観光施設、マリンレジャーなど、地元の方々の利用は余り望めない業種です。 今回改めて、石垣島のリーディング産業は観光業だというふうに感じております。観光の落ち込みによって、1次産業の食材がダブついたり、アパートが空いたり、建物の建築予定が延びたり、中止になったりと、思わぬところまで影響を及ぼしております。この落ち込みを少しでも小さくするのは、1人でも多くの観光客を呼び戻すことだと思っておりますが、当局どう思っているのか、お伺いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、島内で大変大きな影響を被っております観光事業者の売上を戻すために何が一番大事かと申し上げますと、観光客の方に1人でも多く来ていただくというのが大事だと考えております。 ただいま、国のほうでもGoToキャンペーンを初めとした観光客へのインセンティブを設けて、日本全国へ、観光行ってくださいということで施策打たれてございますけれども、観光客の皆様がある観光地に行くに当たっての判断材料としまして、今、何が重要かなという形で考えますと、一番最大公約数的なところで考えますと、やはり新型コロナ、今、これまでの答弁で議員からもいろいろとご指摘いただいて、それほど、前に比べて恐れる必要はないという状況にはなってはいますものの、やはり、行った先での感染がないという安心・安全というところが、観光地を選ぶために非常に重要なファクターとなってくるのかなと思ってございますので、我々としましても、市内のガイドライン認定店の増加でございますとか、市内飲食店でしっかりとした感染予防対策がとられている状況にあるということをしっかりとアピールしていくとともに、観光客の皆様にもぜひしっかりとした感染予防対策をとっていただいた上で来ていただくという形で、島の中で感染する確率というのは非常に低いので、安心・安全で楽しく過ごせる島ですよというところをしっかりと、今後アピールしていって、GoToキャンペーンであるとか、そういったキャンペーンを活用して、来ていただく方々を、ぜひ1人でも多く増やしていきたいなと、そういうふうに考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 正しく恐れるにちょっと戻りますが、今、失業率が2.9%、196万人ということだそうです。あまり上がってないと。失業率がなぜ上がってないのかということで、今は、雇用調整助成金があるので、休業者ということで、仕事はやってないんですけれど、政府からの助成金が出ているので、まだ失業者ではないという人数が220万人いるということらしいです。パーセントにすると3.3%。これ1%上がると、3,000名とか4,000名とかいう自殺者が増えるというようなデータも出ております。リーマンショックで1万人の自殺者が増えたということを言われております。それ以上のことが今、起きていると言われておりますので、見えないところですね。やっぱり、正しく恐れないと、あまりにも動かないというか、そういう形だけですと、また、見えないところで別の問題が発生してくるということが起きているのかなと思います。9月11日ですかね、加藤勝信厚生労働大臣が、去年の8月よりも246人の自殺者が増えたと。増加傾向の兆しが見えるということで、わざわざ大臣が、そういう話までされております。 やはり、経済というのは非常に無視できないものであると。もちろん、健康一番ではあるんですが、やっぱりバランスが大事だと思いますので、そこもしっかりやるためにも、石垣市で今できるというのは、一番できるのは、もちろん小さなというか、石垣市の経済政策もそうなんですけれど、観光客を呼ぶというのが、やっぱり一番、金額として大きいものかなと思います。沖縄県も非常事態宣言を解除して、デニー知事も「さあ、沖縄へまっちゃりんど」と、待ってますよと。観光客の誘致のメッセージをSNSで流しております。10月1日からまた、GoToトラベルキャンペーンに東京都も入る予定ということですので、このタイミングに多くの自治体が、観光客の誘致活動を始めております。 石垣市は観光地としてのポテンシャル、可能性の高いところだと思います。海外へ行けなかった方々の多くが石垣島の観光を考えていたと聞いております。石垣市の観光客誘致のメッセージを出しておりますが、まだ、広がりが弱いと思います。ぜひこの機会に、石垣市もSNSを使ったメッセージを配信してなどしたらどうかと思いますが、どうでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 観光客の皆様へのメッセージの積極的な発信についてのご質問だと思います。これまでも市長から、折に触れて観光客の皆様に「安心ですから、ぜひ来てください」というメッセージは複数回にわたって発出させていただいておりますけれども、今後も引き続き、そのようなメッセージ、折に触れて観光客の皆様に出させていただきたいと考えてございます。 また、その手段といたしまして、SNSの活用ということでございますけれども、市のほうにおきましても、フェイスブックでありますとかラインというのを、市民、観光客の皆様向けのメッセージのツールとして活用してございまして、例えば、フェイスブックのほうでは、石垣島のマスク旅ということで、広報啓発用の動画を作成しまして、今まで1万5,000ぐらいの閲覧回数ございますし、また、ホームページのほうでも、いろいろと観光にまつわる情報というのをまとめて発信するようなワンストップのページ設けてございますので、そういった形での活用というのは、今後も引き続き、積極的に行っていきたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 石川議員のアイデアなんですが、マスクに石垣島のマーク等何か入れて、石垣島に観光したと分かるような何かを入れて、観光客にプレゼントしてはどうかとか、観光客に何らかの形で抽選をしてもらって、石垣島産品をプレゼントするのはどうかとか、意見が出ております。観光客を呼ぶために、何かアイデアがありますか。あるのであれば答弁のほうをお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 石垣産品を、例えば抽選で当たるような形でというのですと、今ちょうどツイッターで、マスクの看板と一緒に写っていただいて、それをツイッターに投稿していただくと、月に1回石垣牛が当たりますようなキャンペーンでございますとか、もう既にやっているものはございます。 今後につきましてですけれども、例えば、石垣に来る前に、しっかりと感染予防対策をしてきていただくと、何かしら、島内において特典があるような形のスキームでございますとか、いろいろと今、庁内において検討をしているところでございますので、引き続き、今、議員からマスクに石垣市のマークをつけたらどうかというようなお話もございましたけれども、いろいろアイデアいただきまして、それを生かしながら、庁内で引き続き検討してまいりたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 議員おっしゃるように、島内での消費喚起、需要喚起というのは必要ですけども、それ以外にやはり、観光客の皆さんに来ていただいて、様々な面での消費をしていただくというのが、一番経済効果が大きいというふうに考えております。 国のほうでGoToトラベルキャンペーンも始まりますし、GoToイートも含めて、様々な事業が動いておりますので、そういったものを活用するということが必要ですが、もう1つは、石垣島が、もう観光客の受入れを始めたんだということをどれだけ周知できるのか。なおかつ、その受入れを始めた中において、まずは感染予防にどれだけ取り組んでいるのかということと、そこの観光地が安全かどうか、安心できるかどうかということも重要になってくるかと思っています。 この島挙げてのPCRの体制等も含めての、島挙げての検査体制、そしてまた、感染予防対策の体制を徹底しているというところを打ち出すことと、島が観光地として受入れを始めたということをSNSや報道等を通じて発表していくことが必要かなと思っています。 そのためには全国放送とか、そういった番組の中で使われるような、話題になるような「ねた」というのも必要になってくるかと思いますので、そういったことも含めまして、検討しながらやっていって、できたらもう、ワイドショーか何かに取り上げられると、もう一気に全国に拡散しますので、そういうキャンペーンなり政策なりを考えていきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 友寄永三君。 ◆9番(友寄永三君) 今、市長が答弁されたように、どれだけ今、この石垣島が観光客に来てくれと、そういうアピールができているか。それを多くの人に知らせることができるかというのが非常に大きいと思っております。その点、中山市長、アピール力ありますので、ぜひ、テレビ等含めて、いろんなものに出る機会をいただいて、アピールしていただきたいと思います。 観光客の皆さんには、感染に気をつけながらも、ぜひ石垣島に観光に来てほしいと。石垣島に多くの観光客が訪れることを願いまして、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、友寄永三君の質問を終わりました。 それでは、午後1時半再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 零時22分                               再 開 午後 1時30分 ○議長(平良秀之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次の質問者、箕底用一君の質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 皆さん、こんにちは。 今定例議会初日の一般質問、3番目の登壇となりました。 今定例会一般質問も、コロナ感染症拡大防止対策の一環として、質問時間の短縮を行うため、簡潔に質問をいたしますので、当局の明快な答弁をよろしくお願いいたします。 1項目め、石垣市健康福祉センター内におけるお手洗い等の現状把握について。石垣市健康福祉センターは、市民の健康増進、住民健診及びがん検診等の充実、強化と福祉のまちづくりを推進する健康診査事業、特定健診、特定保健指導事業、母子保健事業、予防接種事業を行っている総合拠点施設であります。その施設のお手洗い、トイレの現状は、お手洗いの故障が数か所あり、また、小さなお子さんを持つ保護者には必要不可欠のベビーチェアやおむつを替えるベビーシートが全ての女子トイレで使用不可能と張り紙が貼られている状況であります。施設を利用する市民からクレームが多く寄せられていることを踏まえ、早急に修繕や取替えをする必要がありますが、当局の見解を伺います。 次に、2項目め、新型インフルエンザ流行時期に伴い、新型コロナウイルス感染症との混合を避ける対策の必要性については、今後予想されていることは言うまでもありませんが、季節性インフルエンザと同様に、せきエチケットや手洗い、マスク着用などの感染症対策に努めることも重要と認識しておりますが、インフルエンザの流行期に向けて、混合を避ける対策の必要性について、当局の見解を求めます。 3項目め、コロナ禍における生活環境や事業経営に対する市民及び事業主へのアンケート調査の必要性について。 次に、4項目め、保護者等がコロナ感染した場合において、児童生徒等の感染を防ぐための一時預かりを行う施設が必要と考えますが、当局の見解を求めます。 5項目め、安心して学習ができる環境整備の当局の取組について伺います。 6項目め、市道路維持管理について、当局の現状の取組を伺います。 以上の質問項目を申し上げました。再質問は自席にて行います。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君の質問に対する当局の答弁を求めます。市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 箕底用一議員の1項目め、健康福祉センター内における手洗い等の現状についてお答えいたします。健康福祉センターは、センター内でトイレ5か所、芝広場にも1か所ございます。現在、芝広場の車椅子用トイレが水詰まりのため、使用不可となっております。また、センター内のトイレの設置しておりますベビーチェアが、昨年度1か所破損しているため、使用禁止とさせていただいております。ベビーチェア及びおむつ交換台につきましては、経年劣化につき、順次取替え、修繕を計画的に進めているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 箕底用一議員ご質問のコロナ禍における生活環境や事業経営に対する市民及び事業種へのアンケート調査の必要性についてお答えいたします。コロナ禍における事業者の実態等についてアンケートを行うことは、未曽有の経済危機における本市の歴史的記録、そして、今後も感染症等と共存しながら経済活動を図る施策等の立案にも資する有効なことと考えます。 新型コロナウイルスの世界的流行拡大の影響は、観光客の激減や航空便の減便による販路縮小の課題、事業収入や経営の深刻な影響、離職による本市からの転出、セーフティーネット等の融資増とその返済に向けた事業改革など、様々な形で本市経済に影響しております。一方で、リモートワーク、ワーケーション、クラウドファンディングなど、新型コロナを機に改善された新しい経営や働き方、顧客づくりに対する気づきや活動なども生じていると認識しており、市内の事業者がどのような支援制度を活用したか、あるいは、どのような支援や制度を必要と感じたかなどのニーズ把握を行い、新型コロナウイルスからの事業回復や感染症等との共存を必要とする、いわゆるウィズコロナやアフターコロナを視野に、アンケート等の実施を行いたいと考えております。 また、八重山公共職業安定所の発表によると、本年7月の有効求人倍率は0.69倍で、前年同月比で1.05ポイント低下しているなど、コロナ禍においては、事業者のみならず、市民の声を聞いては、生活にも大きな影響を及ぼしていると認識しております。 こうした状況を踏まえ、市民の雇用対策を初めとした生活支援へのニーズ把握にも、引き続き努めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 箕底用一議員の2項目め、新型インフルエンザ流行時に伴い、新型コロナウイルス感染症と混合を避ける対策の必要性についてお答えいたします。インフルエンザの予防対策と新型コロナウイルス感染症の予防対策は、厚生労働省が示しております「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」によりますと、基本的な方向性として「地域の実情に応じて、多くの医療機関で発熱患者等を相談、診療、検査できる体制を整備すること」、「インフルエンザワクチンの供給量を確保しつつ、効率的なワクチン接種を推進する」、「新しい生活様式、いわゆる3密の回避や手洗いの励行などを初めとする感染症対策を推進する」の3点が挙げられております。 本市では、石垣市予防接種費用助成事業に基づき、原則、65歳以上の高齢者は自己負担額1,000円で、インフルエンザ予防接種を受けることができます。また、石垣市子どもインフルエンザ予防接種助成事業により、満1歳以上、16歳未満の方はインフルエンザ予防接種1回当たり、1,000円を助成しておりますので、これらの制度を活用して、インフルエンザの予防に努めていただくことになります。 また、市内医療機関におきましては、インフルエンザの疑いで来院した場合、インフルエンザ等の検査で陰性であっても、診察した医師が新型コロナウイルスの感染があると判断する場合は、PCR検査につなげる措置を講じて、対応支援をとっていくものと伺っております。 ○議長(平良秀之君) 子ども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 箕底議員の4項目め、保護者がコロナに感染した場合において、児童生徒等の感染を防ぐため、一時預かりを行う施設が必要と考えるについてお答えをいたします。保護者が新型コロナウイルスに感染したことにより入院した場合の子どもの養育、保護の対応につきましては、国からの通知を踏まえ、先般、沖縄県中央児童相談所八重山分室と調整をしたところでございます。まず、乳幼児がいる世帯につきましては、保護者が無症状、軽症の場合は自宅で待機をしていただき、親族、知人等による買い物、食事の提供等の支援者を確保し、お願いすることになります。また、支援者がいない場合は沖縄県中央児童相談所八重山分室、市子ども家庭課による支援対応となります。次に、保護者が重症、中等症により入院した場合は、病院内での一時保護で親族、知人等による見守り支援をお願いすることになり、支援者がいない場合は沖縄県中央児童相談所八重山分室市子ども家庭課による対応となります。また、保護者の症状に限らず、子どもの年齢や自立度が高い児童につきましては、自宅内の健康観察を行っていただき、親族、知人等による買い物、食事の提供等の支援者をお願いすることとなります。また、支援者がいない場合は、沖縄中央児童相談所八重山分室市子ども家庭課による対応を想定しているところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 箕底用一議員ご質問の5項目め、安心して学習ができる環境整備についての取組についてお答えいたします。先日、教育委員会主催の教頭研修会で、八重山病院の感染症対策医師を招聘し、新型コロナウイルス感染症への向き合い方について講話をいただきました。講話の中で新型コロナウイルス感染症は、インフルエンザ等の感染症と同じように、だれにでもかかり得る感染症であり、必ずいつかはかかるという前提のもと、物事にかかることが大切という助言をいただきました。 教育委員会では、各学校に新型コロナウイルス感染症とともに生きていく社会を前提にした感染症予防対策、新しい生活様式の理解と実践をお願いしています。まずは、児童生徒1人1人が手洗いやせきエチケット、マスクの着用、毎日の健康観察、フィジカルディスタンス等の基本的な感染症対策の習慣を確実に見につけることをお願いしております。 また、感染症予防対策とともに重要になるのが、偏見や差別を生まない指導になります。これまでと違った新しい生活様式は、子どもたちにとってストレスの大きい日常となっており、その不安やストレスから、コロナがうつるというようないじめが起きないかという心配もございます。これについては、各学校に資料を提供しながら、子どもたちが安心して話や相談ができる環境、周囲にヘルプのサインを出せる環境づくりに取り組んでいただくようお願いしております。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 箕底用一議員の6項目め、市道の維持管理について、現在の道路維持管理等における修繕か所は何件あるのか。また、枝打ちか所が必要な道路は把握されているのかについてお答えいたします。現在、修繕予定のか所は約20か所あり、昨今の豪雨で破損した市道や水路の修繕が主となっており、予算の範囲内で実施をしている状況です。市道だけでも880路線、総延長約360キロあるため、経年劣化している修繕が必要なか所は相当数あり、全体数を詳細には把握はできてございません。街路樹の剪定についても、年1回から2年に1回程度実施しているところです。今議会に補正予算を計上しており、成立後、道路修繕及び枝打ちを実施する予定でございます。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、箕底用一君の再質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 再質問を行ってまいります。まず初めに、石垣市健康福祉センター内のお手洗い、そしてトイレの現状ですね。先ほども冒頭でも私、申し上げましたように、全ての女子トイレのほうでベビーチェアそしてベビーシート、そして、あと2か所、3か所ぐらいのお手洗いが完全にお手洗いできないというような状況でございます。この福祉センターは予防接種、乳幼児のBCGとかですね、そういったことも行う施設でもあって、小さなお子さんを持つ親、保護者の方が、お手洗い、トイレに行きたいときに、子どもをどこに座らせるか。これはもう、本当にベビーチェアですね。これは本当に、小さなお子さんを持つ方からすれば必須のアイテムなんですね。トイレでは、これがないと保護者が用を足せないというところでもありますので、福祉センターの職員ですね、早く直していただくようにということはお願いしてはあるんですが、もう半年たってもまだ改善していないというような状況でして、早急に修繕する必要があるだろうと思っております。 全ての女子用トイレで、これは使用できないと認識しておりますよね。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 健康福祉センター所長、佐藤 隆君。 ◎健康福祉センター所長(佐藤隆君) 現在、健診ホールの横の女子トイレのおむつ台等蛇口、全てではございませんが、一部の部分かと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) センター長、全ての女子トイレ、見て回りましたか。見ました、現状を。見てからの答弁ですか。間違いないですか。 昨日、4日前に女子の方をお願いしまして、女子トイレを全て見てきてくださいとお願いしました。そしたら、ベビーシート、そしてベビーチェアは全て使えない。2階も1階も使えないんですよ。使えるのは男子トイレだけ。男子トイレのベビーシート、ベビーチェアは使えるんですよ。でもやっぱり、お子さんを連れてくる方は女性の方が多いと思いますので、女性の女子トイレのほうは、やはり経年劣化して破損しているか所、そして、全く使用ができないか所、これは全てなんですね。これはもう、確認させてまいりましたので、これは明らかです。なので、早急に、これ男子トイレと取り替えることができるんであれば、男子トイレから取り替えて女子トイレに持っていくということですね。そういう対応も必要だろうと、そう思っております。 この使用できないような状況がありますので、具体的に、いつごろまでに修繕していただけるのか、今後、特定健診も、また乳幼児健診も、あらゆるものが来ますので、利用する人はたくさんいます。いつごろまでに修繕していただけるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 健康福祉センター所長、佐藤 隆君。 ◎健康福祉センター所長(佐藤隆君) 再質問にお答えいたします。 議員ご承知のとおり、健康福祉センターは築17年が経過し、設備関係の器具等がもう経年劣化により故障している。今、先ほど話しましたので、ベビーチェア等が故障しているということがあります。先ほど、部長でも答弁しましたが、健康福祉センターでは、平成30年度から計画的に順次取替え、改修を進めているところです。議員ご指摘のトイレに関して、健診ホール横のベビーチェア、おむつ交換台、蛇口の改修については、現在、設備業者等に修繕の依頼をしてはおります。早急にできる、健診ホール、非常に使用頻度の高いところから始めて、芝生広場の車椅子のトイレ等を順次直して、本年度中に改修していきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 今年度中と言わずに、今年じゅうに直していただきたい。直せるものは早く直していただいて対応していただきたいと。また、もう30年余りたっている施設ですので、まだ和式トイレ、洋式トイレ、そういったところも洋式に換える。何よりもウオシュレットを希望する保護者も利用者も多いことから、やはり、そういった福祉センターは、清潔感を保つためにも、石垣市の代表の場所でありますから、ウオシュレットを導入していただくような対策も必要じゃないかなと思っておりますので、ぜひとも、前向きな取組をお願いしたいと思います。福祉センターの質問は以上です。 次に、新型インフルエンザ流行期に伴い、新型コロナウイルス感染症との混合を避ける対策の必要性についてでございますけれども、国も指針を出しておりますように、やはり、この新型インフルエンザのワクチンの接種を推奨していくことも大切だと。また、従来どおりのせきのエチケット、そしてまた、マスクの着用、そういったものも含めてしっかり取り組む必要があるということもいろいろと示されております。 やはり石垣市は、このインフルエンザの流行期になると、やはり、子どもを中心にした感染症が特に目立ちますので、そこからインフルエンザとコロナの両方の間違いのないような感染が明確にする必要があるだろうと思いますので、この新型インフルエンザのワクチン、補助を出して1人65歳以上は1,000円負担ですか。10歳未満は1,000円負担ですよね。こういったものもどんどん拡充して、一般市民の皆さん方にもワクチンを受けたいという方がいれば、受けさせる体制を強化する必要があると思いますけども、今現在の、このワクチンの取組の予算ですね。幾ら組まれているのか、ご存じであれば教えていただきたいな。何人分用意してあるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 1時51分                               再 開 午後 1時51分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。健康福祉センター所長、佐藤 隆君。 ◎健康福祉センター所長(佐藤隆君) すみません。今、手元のほうに資料ちょっとございませんが、子どもインフルエンザの人数、3,000名ほどというふうに今、理解しております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 約3,000人ほど。例年、どれぐらいの方が接種しているかは、よく私もご存じじゃありませんが、やはり今年は、このコロナウイルスの脅威にさらされている中、このインフルエンザのワクチンの接種が大幅に上がるんではないかなと、想像が想定されますので、その都度、ワクチンが予算がなくなるような状況があるんであれば、臨時議会でも開いて、早急に取り組む必要があると思いますので、そこら辺の取組を前向きに取り組んでいただけるのかどうか。 そして、各自治体のほうでは、ワクチンの接種を全額補助するような自治体も出てきておりますが、今現在の石垣市の取組は全額補助するような考え方は持っているのかどうか、お尋ねしたいと思います。答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 1時52分                               再 開 午後 1時53分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えします。 新型コロナウイルスとこの季節性インフルエンザが混合するということで、早めのインフルエンザのワクチン接種が必要になるとは思っております。予算等も、今後、その接種を見極めながら、多くの方が接種していただけるように取り組んでいきたいと思っております。全額補助につきましては、現在、まだ考えておりませんが、これまで行っていたとおりの自己負担、65歳以上の自己負担1,000円、また、1歳以上16歳未満の1,000円補助を実施してまいりたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 全額補助の考え方は今のところないということなので、このコロナ禍の状況の中で、やはり、ワクチン接種を打ちたいという方が増えるんだろうと、そう思っております。このワクチンの接種を受けたい方に対して、昨今のこの昨年の生活環境と、また所得収入と全然変わってくるものだと思っておりますので、そこには、受けさせたいけども、今の現状、生活の収入がちょっと下がっている。低い。そして失業したというような方もいらっしゃるものだと思っております。 そういった対策を、臨機応変に対応しながら、要項要領の規定も変えながら対応していただきたいと思いますが、そこら辺のお考えを示していただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 季節性インフルエンザのワクチン接種をしたい方が増えてくるということでございますので、この辺も踏まえまして今後検討し、多くの方が接種できるように対策を講じていきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、こういった所得が下がった世帯の方々にも、目配り、気配りができるような市政を運営していただきたいと思います。 次に移ります。 コロナ禍における生活環境や事業経営に対する市民及び事業主へのアンケートの調査の必要性についてでございますけども、冒頭の答弁によりますと、商工振興課のほうは、事業主の皆さん方にアンケート調査をする、補正を組んでいるということでありましたので、それに併せて、やはり、一般市民また生活環境、どのように変化しているのかというような、そういったところも細かく調査する必要があると私は思います。そういったところから、調査を踏まえて、どういった現状なのかというところから、本市のあらゆるきめ細かな政策ができるものだと思っております。 今現在、事業主からの聞き取り調査、各団体の長を通して聞いている状況と思いますけども、やはり、末端の事業主、本当にいろんな声が、議会の議員の皆さん方には届いております。もちろん、市長も副市長も、部長、課長にも届いてはいると思いますけども、どういった、こういった生活環境が変化しているのか、また、企業の皆さん方が収入が落ち込んでいるのか、何を必要としているのかというところも、細かな調整が必要と思いますので、市民の皆さん方に対して、このアンケート調査ができるのかどうか、実施していただけるのかどうか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、市民1人1人がどのような、このコロナ禍において困っていることがあるのか、支援のニーズがあるかというのを把握するのは市としても重要だと考えてございます。 議員おっしゃったとおり、これまで、関係団体の長でございますとか、また、雇用の状況につきましては、八重山公共職業安定所からのヒアリング等、様々な形で市民の状況について把握するよう努めてきたところでございます。声につきましても、陳情でありますとか、要請でございますとか、あと、議員の皆様方を通じてお声を届けていただいたというのもございますので、それを踏まえまして、今まで施策を打っていたところではありますけれども、今後、それぞれの市民お一人お一人の声を直接聞いたほうがいいというご指摘かと思いますので、ただちょっと、アンケートとなりますと、どういう設問にするかとか、どの範囲でやるかとか、いろいろと検討しなきゃいけないところもございますので、ただいまの議員のご指摘も踏まえまして、どのような形で市民の声を聞いていったほうがいいのかというのも、今後町内で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ前向きに取り組んでいただきたいなと思っています。また、市長、副市長におかれても、市民の皆さん方からいろんな声が、直接届いていると思います。やはり、市民の皆さんの一般的な感覚といいますか、本当に切実な思いを訴える方、たくさんいらっしゃいまして、今回のプレミアム商品券もそうですけども、やはり、全ての皆さんが買いやすいように対応するのもいろいろと考えていく必要があるんだというところは、市民の皆さん方は非常にシビアにみんな見ております。 なので、市民の皆さん方がどういった考えを持っているのか、そして環境にさらされているのかという細かな情報収集が絶対的に必要だと。今の現状をそう思っておりますので、ぜひ、部長のほうでは今後検討していくということでありましたが、市長、副市長、もちろん答弁でもいいんですけども、市民の皆さんの生活環境がどのように変化しているのかという調査をしっかりと行っていただけるのかどうか、ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 副市長、川満誠一君。 ◎副市長(川満誠一君) 再質問にお答えいたします。 議員のご提言のとおりであると思います。コロナによって需要が急激に、大幅に失われておりまして、市民生活には経済的な面が中心に、大変な厳しい状況が発生しておりますので、具体的に調査を進めて、有効な対策を打つように努力してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 具体的に取り組んでいくということは、前向きに取り組んでいくということでよろしいんですか。市民調査をするということでよろしいですか。再度ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 前向きに取り組ませていただきたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、市民の暮らしを守るためにも、細かなニーズ調査、そして、いろんなアンケート調査をやっていただきたいと思います。 次に移ります。 4項目めの保護者等がコロナに感染した場合において、児童生徒の感染を防ぐため、一時預かりを行う施設が必要と考えるが、当局の見解を求めるという再質問でありますけども、今、冒頭の答弁では、沖縄県の中央児童相談所八重山分室と調整、最近行ったということでありましたので、この分室と調整した流れでは、市子ども課がそういった対応をすることになるということでありましたので、この施設を、どこの施設を活用して受け入れるのかというのが、具体的に、この冒頭の答弁では見受けられなかったので、どこの施設を活用して一時預かりを行うのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 子ども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 再質問にお答えをいたします。 どこの施設で対応するのかということでございますけれども、先ほども答弁をさせていただきましたけれども、まず、保護者が無症状、軽症の場合は自宅、そしてまた、保護者が重症、中等症の場合は病院施設を活用していただくと。そして、子どもの年齢や自立度が高い場合は、基本的には自宅観察というようなことで想定をしているところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。
    ◆10番(箕底用一君) この病院施設というのは分かるんですけども、どこの病院施設を一時預かりをする施設と考えているのか、そこまで、もししっかりと想定されているんでしたら、どこの病院を活用して一時預かりを、保護するというような取組なのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 子ども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 再質問にお答えをいたします。 県立八重山病院を想定をしているところでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 追加してお答えさせていただきます。 どこの病院を想定しているかということでありますが、石垣も八重山管内の中で親子で感染した場合、また、10歳近い児童だったり、10歳未満の乳幼児だったりとか、感染の事例も既に出ておりまして、親子で感染した場合に、もしくは親が感染した場合等で、自宅待機で療養してもらって、そこに対して支援する方が食事とかを運んでくると、生活物資を運んでくるという事例もありますし、八重山病院のほうでも、感染した親御さんと、その幼い子どもが同時に経過観察も含めて対応した事例もありますんで、検討しているとかいうことでなくて、もう今、実際にこれまでの中で、そういう形で対応をしているところであります。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 現に、この陽性反応者、出た方においては、八重山病院で対応して、また、自宅の中で療養していただいているような状況、実態もあるということですので、やはり、このコロナ禍においては、保護者の皆様方は、自分の子どもが感染した場合にどういった、当局が八重山病院と連携とりながら対応しているのかというところが、まだ見えていないというようなことを訴える保護者もいらっしゃいますので、そういった対策も行っているよというような分かりやすい周知ができればなということがあります。 そういったことも含めて、ぜひ、いろんなこの流れがこれからあると思いますから、そこを含めて、想定しながら、いろんな対策を行っていただければなと、そう思っております。 この質問は終わって次にいきます。 次に、安心して学習ができる環境整備の取組についてでございますけども、いろいろと、教育委員会のほうでは、安心して学習ができる環境整備を行っていると。今補正予算にも、タブレット端末を導入する予算を計上してあるということでありますから、やはり、安心して学習ができる環境整備というのは、いろんなものが想定できるんですね。 学校施設の整備とか、そういった施設整備とか、また、子どもたちがコロナの状況によっては学校に投稿できないような状況になりかねるというところも想定ができます。 沖縄本島の公立小・中学校で陽性反応が出た児童生徒が、出たところの学校は、臨時休校の措置をとるなど、感染症拡大防止を行ったと報道もありまして、石垣市の小・中学校に通う児童生徒が、陽性が出た場合に学級閉鎖、あるいは学年閉鎖、学校閉鎖の基準というものは、従来からありますように、新型インフルエンザと同じ、同等の基準を適用するのかどうか、そこら辺をちょっと示していただきたいなと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 教育委員会では、文部科学省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、これと沖縄県教育委員会による新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに基づきまして、石垣市立小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインを作成し、8月7日に各学校に周知したところでございます。この中で、学校で感染者が発生した場合は、八重山保健所、学校医と連携しながら、原則、当該学校を5日間程度、臨時休校といたします。理由といたしましては、物の表面についた新型コロナウイルスの生存期間が24時間から72時間と言われているため、72時間おいた後、2日程度かけて、学校施設の消毒作業を行うためでございます。また、その期間を利用いたしまして、濃厚接触者の状況を総合的に判断し、感染者と最後に接触した日の翌日から起算し、濃厚接触者の2週間の出席停止や学校の一部、または全部の休校の措置を、八重山保健所、学校医の助言のもと、判断していきたいと考えております。なお、児童生徒がインフルエンザに罹患した場合は、発症した後、5日を経過し、かつ解熱した後、2日経過するまでの期間、出席停止となります。 学級・学校閉鎖等に関しましては、感染の広がりや授業を受けられない児童生徒の増加等を考慮いたしまして、学校長が学校医と相談した上で判断をしております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 先ほどちょっと聞き取れなかったんですけども、これは1人でも陽性者が出た場合には、臨時休校ということですか。臨時休校をして、2日間を閉鎖して、消毒関係を行うということですよね。そういうことですか。 じゃあ、分かりました。従来の新型インフルエンザとの対応とはまた異なって、コロナの感染陽性者が出た場合には、即、臨時休校、そして、2日間の消毒、環境を整えた上で、また開校をするということでよろしいですね。分かりました。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩します。                               休 憩 午後 2時10分                               再 開 午後 2時10分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 先ほどですね、学校で感染者が出た場合、八重山保健所、学校医と連携しながら、原則、当該学校5日間程度の臨時休校といたします。理由といたしまして、物の表面についた新型コロナウイルスの生存期間が24時間から72時間と言われているため、72時間を置いた後、2日程度かけて、学校施設の消毒作業を行うためでございます。また、その期間を利用いたしまして、濃厚接触者の状況を総合的に判断し、感染者と最後に接触した日の翌日から起算し、濃厚接触者の2週間の出席停止や、学校の一部または全部の休校措置を、八重山保健所と学校医の助言をもとに判断していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) これは、ある1つの学校で陽性者が出た場合には、全部の学校が、全ての学校が休校するということですか。そうじゃなくて、その1つの学校、1つの学校ですよね。そうですよね。全ての学校ですか。      〔(コロナウイルスが発生した学校ということです)という教育部長〕 はいはい、分かりました。 このようにして、感染者が、陽性者が出た場合には休校という措置をとらざるを得なくなってくるということですので、やはり、安心して学習ができる、学びの環境ができる環境をやるためにも今回、当局はタブレット端末の、全生徒に1台ずつを導入するという考えを示しているということでありますので、このタブレット端末を活用して学習指導を行っていくに当たって、やはり、学校の先生方も、このタブレットの使い方、また、どのようにしてタブレットを活用しながら学習指導要領をつくっていくのかというところが、また今後の課題にもなってくると、そう思っておりますけども、今後、先生方が想定して、どのような対策を行っているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 教職員にタブレット型端末を有効に活用してもらうためには、機器の操作方法を初め、授業における活用方法についての研修等が重要であると考えております。 現在、GIGAスクール構想を実現するために必要な各種計画の策定に取り組んでいるところでございます。その計画の中におきまして、教育、ICT環境整備指針を立てまして、実施すべき研修内容等についても織り込む予定でございます。この指針をもとに、児童生徒だけじゃなく、教職員の有効活用にもつなげていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、教職員の皆さん方もしっかりと学習の指導を行えるような体制づくりをお願いしたいと思います。 そしてまた、私からまた1点、提言もありますけども、今回、タブレット端末を活用するに当たって、非常にメリットが大きいもの、メリットが非常に、あるいは活用性があります。何かといいますと、臨床心理士、そういった方々、今現在、日本全国で非常に臨床心理士が不足しているんですよね。こういったカウンセリングを受けるためにも、こういった端末を活用して、島外から、そして県外からも、この臨床心理士の皆さん方と連携をとって、また、あるいは島外から雇うなりして、このタブレットを使いながら、児童生徒の心のケアとか心理を、カウンセリングをする必要があると思うんですけども、こういった端末を大いに活用して、今後、こういったものまで含めて取り組んでいただけるようにお願いしたいんですけども、いかがでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 先ほども答弁しましたように、GIGAスクール構想を実現するために必要な各種計画の策定に取り組んでいるところでございまして、この計画の中に、議員がおっしゃるような案についても、教育ICT環境整備指針を立てまして、実施すべき研修内容等について盛り込んでいきたいと考えております。この指針をもとに、児童生徒だけでなく、教職員の有効活用、また、その他の展開につなげていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) あらゆる構想をつかみながら、練りながら、いいものをつくっていただきたいなと思います。 そして、先ほど、冒頭の答弁でありましたように、専門家方から、感染症はだれにでも起こり得ると。感染した子には責任はないというような、偏見につながらないようなことも専門家は警鐘を鳴らしているところでありまして、昨今、道徳授業の在り方というのが、様々な取組が必要と考えておりますけども、今現在、このコロナ道徳、最近、コロナ道徳と言いますけども、このコロナに対しての道徳、どのような指導を、要領を行っているのか、分かる範囲でご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 石垣市教育委員会といたしまして、学校生活の中で、新型コロナウイルス感染症に対する偏見や差別が起こらないように取り組んでまいります。道徳の授業におきましては、人権や思いやりの大切さについて伝えていきたいと思います。また、全校集会や学級会、児童会、生徒会など、偏見や差別が起こらないように、学校全体で取り組むよう指導してまいりたいと思います。 児童生徒の学習指導に直接かかわる教職員自身においても、新型コロナウイルス感染症についての理解ですとか、地域や学校における適切な対応について学ぶことが大切だと考えております。教職員が適切に対応することで、新型コロナウイルス感染症に対する偏見や差別が防げることから、今後の教育委員会主催の研修会におきましても、新型コロナウイルス感染症に関する講話等を実施してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 各自治体のほうは、赤十字社の道徳事情をいろいろとホームページに掲載されているものを活用しながら行っている自治体もありますので、そういったものも活用して、コロナ禍のこの学校生活、人権問題、そして道徳授業、あらゆる対応が、対策が必要だと思っておりますので、偏見のないような対策を、授業展開を行っていただきたいなと思います。 次に移ります。 次に、市道路維持管理について伺います。市の道路維持管理は、常に1日1日、適切な維持管理が求められております。車両運転手が歩行者に安全で安心して、快適に通行してもらうためにも、道路の歩道、凹凸や植栽ますの維持管理、そして雑草、花木等、剪定の適切な管理が必要だと思います。 そういったところをしっかりやらないと、常日ごろから市民の皆さん方がクレームですね。議員の皆さん方にクレームが来て、あっち直してくれないか、あっちが壊れているというようなことも連絡を受けます。 こういった道路のアスファルト、ひずみ等があって、バウンドしたり、また、介護福祉車両がリバウンドするとなって、またお年寄りの皆さん方、腰を少し痛めたりやるとか、そういったのが、ある程度話聞いていますので、適切な維持管理をしていただきたいんですけども、この石垣市の場合は、道路パトロールというのが、七、八年ぐらい前から道路パトロール車もないんですけども、この道路パトロールですね、当局はいつ行っているのか。そして、維持管理の職員何名配置されているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 道路パトロールについてでございますけれども、道路パトロールについては、定期的には実施はしてございません。不定期でございます。市民や現場等からの通報あるいは情報などの際に、現場や周辺の確認をし、対話をしてございます。また、道路維持管理係は職員3名、作業員は4名という体制で取り組んでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 維持管理の職員は3名と、作業員4名ということでありますけども、常に市民の皆さん方が苦情が、クレームが来て、その都度その都度、その現場に向かって、確認とって対応しているところだと思いますけども、やはり、この道路維持というのは、常にパトロールしながら、あらゆる陥没があるところ、そして凹凸があるところ、そういったところを早く直してあげる。 車は安全かもしれませんけども、バイクや自転車、そういったものは車の後ろからバイクが走行してくると、穴があいているのを気づかずに、そのまま、その穴にタイヤをはまらせてしまって、転倒させたり、そういったことも実際にあるんですね。だからこそ、こういった維持管理は適切に管理していただきたい、そう思います。 こういったところからけがや事故が起きると、市当局の過失的なものも問われてきますので、そういった場合には、大きなまた、損害賠償を請求される可能性もありますから、定期的な対応・対策をやっていただきたいなと。 私、以前から申し上げていますように、新川マックスバリューの前の街灯、もう2年たってます。修繕がされていません。今年の3月の議会にも言いました。昨年の6月にも言いました。そのときは予算が補正で通して、今定例会通した後には、業者にお願いしてやってもらうと。次に、3月の議会のときは、業者が見つからないと。あんなに言われました。また今回です。今度は何が原因ですかね。次はどういった言い訳しますか。もう2年たってもマックスバリューの前の街灯5基、5基はずうっと切れっぱなしです。なので、当局がこの維持管理に当たってこの街灯、総街灯ですね。何基設置されているのか、ご存じでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 道路街灯の不点灯の件でございますけども、今年、市街地におきまして、道路等の点検・確認をいたしました。270本のうち85灯が点灯しておりません。確認しております。単にブレーカーが落ちているだけのものや、老朽化による漏電をしているものなど、また、器具自体が壊れているものなど、ございます。今後また、二次調査を実施しまして、修繕を行いたいと考えているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 道路台帳にあるのが270本あると。その中で85本が不点灯としているということなので、私は最初の1期目のときの議員のときも防犯灯の実態調査を行って、かなり切れているよということでいろいろ調査しました。そのときに分かったことは、街灯は道路台帳に基づいて、沖縄電力さんと年間の定額料金で契約を結んでいまして、街灯においても、同じような契約でされています。270本中85本が切れているとありますけども、85本について、沖縄電力と、この85本を除いた契約をされているのか。それとも、されずにそのまま契約を更新して、無駄な予算を使っているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 不点灯の85本についても契約されているということでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 85本についても、毎年の年額契約で定額料金で契約していると。ということは、ついていないものに対しても、行政当局は、道路維持管理のこの街灯についても予算を使っていると。要するに、市民からお金を税金とって、無駄な税金を使っているということですよね。 なので、適切に維持管理を求めるんですよ。しっかりとやりなさいということで。市民の皆さんも、非常に夜は暗いと。そして、タクシーの乗務員からも、常にこの道路を走行する、通行するに当たって、街灯があれば人の気配も感じやすい、見やすいと。でも、街灯がない分、やはり慎重になって運転せざるを得ない。街灯があるところはしっかりと点灯させていただきたい。そのために整備をされたものですから、ぜひお願いしたいと、そう思います。 この85本は、今回、補正でいろいろと計上されているとおっしゃっておりますけども、85本に対しても、これは修繕する、今年度中に修繕するということでよろしいですか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 不点灯の85本につきましても、補正予算に計上してございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ぜひ、85本全てがつくことを祈っております。前回も予算に計上してあると言われてずうっとついてないという現状がありますので、その場その場しのぎの答弁を行わないようにお願いしたいと思います。 次のこの維持管理においては、やはり植栽ますから歩道の樹木が根を張り出して歩道を盛り上げるというような現状もありまして、そういった箇所、現段階で、当局はどのように現状把握されているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 植栽ますからの歩道での高木等によるはい出しといいますか、根が張ることのご指摘かと思いますけども、市道におきましては、大きな歩道においては植栽枡を設けております。場所としましては、桃林寺西通りとか美崎町の横2号線、新川団地前のアカギ、登野城のビックワンの縦通り、産業道路、観音堂線、市中東通りなどでございます。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 先ほど、部長がおっしゃるとおり、その道路ですね。何か所か、根が張り出している箇所も見受けられます。また、特にひどいところは新川団地前、アカギ通り、そこもあります。新川団地の北側の通りといいますかね、そちらのほうもありまして、あらゆるところ、歩道が盛り上がっている。こういった歩道を実際、電動車椅子の方も使用している方もいらっしゃるんですよ。実際に小さな子どもも、自電車に乗っている方もいて、やはり支障を来しているのが想定されるといいますか、現状にも支障を来しております。そういったところを、職員が本当に3名と、作業員4名と少ない状況でありますけども、しっかりと現場の把握をして、改善できるところは早く改善していただきたいなと思います。 こういったところも、つまずいてけがをしたら、だれがまた、責任をとるのかというような問題にも発展しますので、ぜひとも、そういうところを早く直していただきたいと思います。 この道路維持管理の件で質問をしておりますけども、やはり、かといって、新川の市道4号線、請福酒造、てるや内科の縦の通りですね。崎原建設さんに向けて、また、ドラッグストアに向けてドラモリ、あの通りも歩道はレンガ張りみたいな状況なんですね。このレンガ張りみたいな石のブロックが浮き上がるという現象があって、そういった浮き上がって、本当によく見ないと分からないんですね。新川地域、高齢者も多くて、この歩道を歩くときにつまずいたら大変なことになるなと、本当に非常に心配しています。 現に私も、ウオーキングしたりやるときもあって、そのときに確認しました。こういった危ないものもあるんだな、と。そのときに、地域の字会通して、また町内会通して対応はしますけども、やはり、対応できないところは行政トップにお願いすることしかできませんので、そういったところも、クレームが来たときにはすぐ対応、対処していただくような環境づくりをお願いしたいと思います。 以上、この6項目の質問を行いましたけども、残り時間10分でありますが、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 以上で、箕底用一君の質問を終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 2時30分                               再 開 午後 2時41分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 次の質問者、大濱明彦君の質問を許します。大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 皆さん、こんにちは。初日4番目の質問者となります。 まず、1点目、1項目めです。自衛隊配備計画に係る各種問題点について、2点お尋ねいたします。 2つ目、ミサイル基地のグラウンド及び施設内道路の変更並びにゲート新設についてお尋ねいたします。この問題は、市民団体の請求により、公文書公開を受けて公になった事案でありますが、当局は、いつどのようにして知り得ましたか、また、どのような見解をお持ちですか、お尋ねいたします。 2点目、自民党案「敵基地攻撃」について、各種マスコミ報道によりますと、先月8日に、安倍首相は、敵のミサイル基地などを直接攻撃する敵基地攻撃能力の保有を検討するよう政府に求める自民党の提案に対して、しっかりと新しい方向性を打ち出し、速やかに実行していくと語っておりましたが、平得大俣のミサイル基地建設を容認し、進めている市長は、この件についてどのような見解をお持ちですか、お尋ねいたします。 大きな項目2点目、新型コロナ対策について、5つお尋ねいたします。1つ、新型コロナ感染症経済対策事業について。2つ、予想される秋・冬時季の感染拡大防止への取組について。3つ目、児童生徒及び学校関係者の感染状況について。4つ、小中学校及び認定こども園の保育士及び介護職員への無償PCR検査等について。5つ、接触確認アプリCOCOAの利用状況についてお尋ねいたします。 次に、大きな項目3点目、川平風致公園整備事業についてお尋ねいたします。川平湾は、県内は無論、全国的にも名の知れた人気のある観光スポットでありますけれども、1991年には本市の名勝に指定され、1997年には於茂登岳を加えた景観が国の名勝に指定されました。さらに、2009年には、世界的に有名なミシュランが発行する旅行ガイドで、最高位の三つ星に格付けされた世界的にも評価の高い観光地であります。 そこで、3点お尋ねいたします。 1つ、川平ベイオアシス構想について、石垣市民の大切な財産である川平風致公園の自然環境を保全し、また、観光地として有効利用するため、十数年前に川平ベイオアシス構想がつくられたと聞いておりますが、現在はどのようになっておりますか。また、川平湾及び川平風致公園は、観光行政として、現在どのような位置づけに置かれていますでしょうか、お尋ねいたします。 2つ目、市道川平4号線封鎖問題についてお尋ねいたします。川平公園入り口前を起点とする川平4号線は、数年前からバリケードにより封鎖されておりましたけれども、その理由と今後の対応についてお尋ねいたします。 3つ目、川平の風致公園内に予定されています商業施設設置計画についてお尋ねいたします。現在、計画が進められておりますが、建設時期、計画等についてお示しください。 最後に、本市の市営駐車場の数及び料金、運営状況についてお尋ねいたします。 以上、質問の要旨を申し上げました。今回もまた、原則1時間以内との制限がありますので、市長はじめ当局の簡単明瞭な答弁をお願いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 大濱明彦議員の1項目め、自衛隊配備計画について、2点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点目の駐屯地のグラウンド及び施設内道路の変更、ゲートの新設については、これまで陸自駐屯地配備計画については、本市主催の意見交換会や防衛省主催の説明会等において、特に生活環境への影響が考えられる事項等については、基本情報の公開・説明がなされてまいりました。しかし、今般の集落付近へのゲート設置の件については、生活環境への影響が考えられるにもかかわらず、本市及び地域住民への事前説明がなされず、報道を通じて知ることとなり、大変に遺憾に思います。このことにつきましては、沖縄防衛局に対し、今後は市民の不安等招来されないよう、このような情報に関しては、事前に公表・説明されるなど、適切に対応されるよう文書にて要望したところでございます。 なお、今般の集落付近へのゲート設置の件については、沖縄防衛局に確認したところ、「これまでの住民説明会においては、施設の基本的な配置については、施設整備の概要について説明するとともに、駐屯地を災害対処における救援拠点として活用し得ることを説明させていただいているところである。ゲート等については、住民説明会の資料には記載してありませんが、その後、災害対処における救援拠点としての活用について検討した結果、常時使用ではなく、災害時の救援活動を踏まえ計画したものであり、具体的には災害対処などの緊急時において、グラウンド近傍にゲートを設け、グラウンドを救援活動の拠点とした場合の各種車両のスムーズな通行等を想定したものである。したがって、ご指摘のゲートは、住民説明会で説明させていただいた災害対処における救援拠点としての利用について計画したものである。いずれにいたしましても、石垣島への陸自部隊配備は、南西防衛体制の強化につながる極めて重要な取組であり、沖縄防衛局としては、工事の実施等に当たっては、地元自治体等と必要な調整の上、適切に対応してまいりたいと考えている」とのことでございます。 2点目の、自民党案の敵基地攻撃については、一政党の政策案でございますので、答弁は差し控えさせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 大濱明彦議員の2項目め、新型コロナ対策における1点目、新型コロナ感染症経済対策事業についてお答えいたします。本市独自の経済対策等につきましては、これまで数多くの支援策を実施してまいりました。事業費ベースで、学校給食費4か月分の免除約7,000万円から始まり、未就学児1人につき8,000円の給付で約2,800万円、家庭内保育を行った場合の保育料、副食費、利用料の減免で約2,600万円、チャーター便の運行やコンテナ輸送で約2,800万円、融資アドバイザーの配置や給付金支援申請などで約900万円、甘しょなど給食食材への支援で約500万円、北部地区の花卉農家支援の花クーポンで約120万円、お刺身クーポンで約250万円、タクシーや商業施設、ホテル等への感染防止の経費補助で約3,500万円、テイクアウト店舗を支援するわくわくスタンプラリーで約250万円、バス、タクシーなどのおでかけチケットで約600万円など、様々な事業を展開してまいりました。さらに、これからプレミアム付き商品券の事業も開始いたします。また、本議会の補正で計上している鳥獣被害防止や木工に対する支援として約3,000万円、肥育牛や養豚の経営支援で約1,600万円、水産物の急速冷凍機の購入補助、ヤイトハタ養殖経営、漁協の利子補給で約2,600万円、小規模事業者への利子補給で約400万円、観光地の美化事業で約2,500万円、児童生徒の派遣に際してのさらなる負担増に対する助成として約2,700万円など、これからも各施策を展開してまいります。引き続き感染症対策もしながら、しっかりと経済を回すための施策を実行してまいりたいと考えております。 続きまして、3項目めの1点目、川平ベイオアシス構想についてお答えいたします。川平ベイオアシス構想は、平成12年からおおむね10年の計画期間として策定された石垣市観光施設整備基本計画に基づいたもので、同基本計画において、川平ベイオアシス計画として掲載されております。この計画では、観光客と地元住民とのコミュニケーション拠点整備を行う旨の記述があり、風光明媚な川平湾に面する川平地区海岸における人工ビーチやボート船乗り場、レストハウス、ショップ、イベント広場、レストラン等の整備に関する構想が記されております。なお、川平ベイオアシス構想として描かれた同計画は、川平地区周遊道路の整備を前提としていることから、地域住民、事業者関係機関等との調整や充当財源の検討といった具体的な取組には至っておりません。 ○議長(平良秀之君) 市民保健福祉部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 大濱明彦議員の2項目め、新型コロナウイルス対策についての2点の質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 1点目の予想される秋・冬時季の取組についてお答えいたします。当該時季につきましては、インフルエンザの流行も懸念されております。インフルエンザと新型コロナウイルスの症状は似ているために、医療機関におきましても診断が難しいと思われますが、インフルエンザの予防対策と新型コロナウイルス感染症の予防対策は、厚生労働省が示しております「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」によりますと、基本的な方向性として、地域の実情に応じて多くの医療機関で発熱患者等を相談、診療、検査できる体制を整備すること、インフルエンザワクチンの供給量を確保しつつ、効率的なワクチン接種を推進する、新しい生活様式、いわゆる3密の回避や手洗いの励行などを初めとする感染症対策を推進する、の3点を挙げておられます。本市では、石垣市予防接種費用助成事業に基づき、原則65歳以上の高齢者には、自己負担1,000円でインフルエンザの予防接種を受けることができます。また、石垣市子どもインフルエンザ予防接種助成事業により、満1歳以上16歳未満の方は、インフルエンザ予防接種1回当たり1,000円を助成しております。これらの制度を利用して、インフルエンザの予防に努めていただくことになります。また、市内医療機関におきましては、インフルエンザの疑いで来院した場合、インフルエンザの検査で陰性であっても、診察した医師が新型コロナウイルスの可能性があると判断する場合は、PCR検査等につなげる措置を講じる対応を取っていただくものと伺っております。 2点目の接触確認アプリの利用についてお答えいたします。本市における接触確認アプリの利用状況につきましては、沖縄県にも問い合わせをしましが、把握していないとの回答を頂いております。しかし、本市において実施しております新型コロナ相談外来を受診した方には、当該アプリのダウンロードをするよう呼びかけております。なお、国内における当該アプリのダウンロード件数は、8月26日時点で1,500万件となっており、本市におきましても、市のホームページ等で当該アプリの利用について呼びかけを実施しております。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 大濱明彦議員ご質問の2項目め、新型コロナ対策についての3点目、児童生徒及び学校関係者の感染状況について及び4点目、小中学校、認定こども園等の教師及び保育士及び介護職員等への無償PCRについて、順を追ってご説明申し上げます。 まず、3点目の児童生徒及び学校関係者の感染状況についてお答えいたします。市立小中学校の児童生徒及び教職員において、新型コロナウイルスに感染した人は現在のところおりません。今後も、感染者が発生しないように、また、感染者が発生することはいつでも起こり得るとの想定のもと、感染予防対策を講じてまいりたいと考えております。 続きまして、4点目の小中学校、認定こども園の教師及び保育士及び介護職員等の無償PCRについてお答えいたします。先日、教育委員会では、八重山病院の感染症対策医師を招聘し、共同研修会で新型コロナウイルス感染症への向き合い方について講話を頂きました。その際のお話では、PCR検査の感度、正確さは7割程度とのことでございました。また、抗原検査も、同じく感度に課題があり、疑陽性等の問題もあるということでございました。しかし、新型コロナウイルスは、症状が出たその日が最も感染力が高く、次に、前後二、三日感染力が高いようです。また、感染症状の発熱は2人に1人で、無症状に近い人も少なくないことが分かりました。しかし、無症状と思われる人も、何らかの体に異変があるとのことでございました。新型コロナ対策の最も大切なことは、これらの新型コロナウイルスの特性を知って、新型コロナウイルス有症者を迅速に見つける環境整備が最も大切だと教えていただきました。 教育委員会といたしましては、引き続き児童生徒はもちろんのこと、教職員におきましても、毎日の検温や体温管理の把握を徹底するとともに、体調に変化があるときは、即休める環境づくりの徹底を図ってまいりたいと考えております。また、議員ご質問の教職員への個別無償PCR検査についてですが、現在、行政検査及び医師の判断による診察の一環として行われる検査も、対象が新型コロナウイルス感染症の患者や、当該感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由があるものとなっております。それ以外の検査は保険提要外となり、現実的には財政的に難しいものがあると考えております。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 大濱議員の2項目、新型コロナ対策についての4点目、認定こども園の教師及び保育士への無償PCRについてお答えをいたします。保育施設における無償で受けられる新型コロナウイルス感染症の行政検査、PCR検査の対象者は、新型コロナウイルス感染症にかかっていると疑うに足りる正当な理由のある者とされており、濃厚接触者が該当いたします。また、関連性が明らかでない患者が複数発生した場合、かつ濃厚接触が生じやすいと考えられる状況にあると認められる場合における集団・組織等に属する者についても、対象者として該当するとされております。したがいまして、保育施設等において感染者が複数確認された場合は、無償で受けられる行政検査の対象となると考えております。PCR行政検査実施に当たっては、関係機関と連携をし、速やかに検査を受けることが可能と考えております。 議員ご質問の行政検査によらない無償PCR検査につきましては、今後の感染状況等を踏まえ、市全体で総合的に判断されるものと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 大濱明彦議員の2項目め、4点目の介護職員等への無償PCR検査についてお答えいたします。国は、感染者が発生した施設の入所者など、感染リスクが高いと判断される場合には、施設における感染拡大を最小化するために、高齢者施設において積極的に検査を行うことが重要であるとしております。具体的には、高齢者施設において感染が1例でも出た場合は、その施設に属する者に対して行政検査を実施できると示してございまして、必要な場合は速やかに検査を受けることが可能と考えてございます。本市において、PCR検査は、医師が必要と見た場合に実施しており、介護職員等への無償PCR検査につきましては、現時点で難しいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 大濱明彦議員の3項目め、川平風致公園整備事業について、3点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 まず、2点目の市道川平4号線は、川平観音堂前を起点として、川平ロータリーを終点とする市道です。川平風致公園整備事業でトイレを整備するに当たり、当該路線は公園への入り口となっていることから、トイレの新設工事の車両などが往来すること、観光客をはじめとする公園利用者の安全を確保するため、ゲートを設け、関係車両以外の車両の出入りを制限してまいりました。これまで進めておりましたトイレ及び周辺整備工事が完了したことなどや、3月以降、新型コロナウイルス感染拡大による観光客の落ち込みなど等もあり、公園利用者が激減したことから、利用者の安全確保を図りながら、市道としての機能を回復させたところでございます。 次に、3点目、商業施設設置計画についてお答えいたします。商業施設設置計画につきましては、本市を訪れる観光客や市民が、快適に観光地を訪れることができるよう、川平風致公園内の既存事業者等が入居し、良好な景観の形成などに取り組み、魅力ある観光地の基盤整備を進めることを目的に整備を進めているところであります。建設時期については、遅れが生じている状況ではございますが、多くの利用者に満足がいただけるよう、魅力ある観光地整備に向けて努めており、令和3年度には施設整備ができるよう、関係部署とも調整を進め、予算の確保に向けて取り組んでいます。 4点目、市営駐車場料金についてお答えいたします。建設部所管の駐車場は、施設管理課と港湾課でそれぞれ運用・管理をしております。施設管理課所管の駐車場は、石垣市新栄公園東駐車場、石垣市蔵元駐車場、石垣市第二駐車場、石垣市川平公園駐車場の合計4か所でございます。駐車料金は、石垣市駐車場設置及び管理に関する条例第4条、別表に定められており、石垣市新栄公園東駐車場と石垣市川平公園駐車場は、最初の1時間が200円、以後、30分ごとに新栄公園東駐車場は50円、川平公園駐車場は100円加算されます。石垣市蔵元駐車場、石垣市第二駐車場は、最初の1時間が100円、以後蔵元駐車場については、1時間ごとに100円、石垣市第二駐車場については、30分ごとに50円加算されます。定期駐車専用につきましては、石垣市新栄公園東駐車場が月額8,000円、蔵元駐車場が5,000円となっております。港湾課所管の駐車場は、離島第一駐車場、離島第二駐車場、八島駐車場、離島臨時駐車場の合計4か所ございます。駐車料金は、石垣市港湾施設管理条例第15条、使用料別表2に定められており、一般使用料は、車両1台1時間まで100円、以後、30分ごとに50円加算、夜間は、1時間までごとに50円となっております。また、定期駐車場専用使用料については、車両1台月額5,000円、バス専用駐車場は、1区画月額1万円となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き大濱明彦君の再質問を許します。大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) それでは、順を追って再質させていただきたいと思います。 まずは、ミサイル基地建設についてですけれども、グラウンドの位置が当初より変わったということ、まずはそういう理由で遺憾に思うということで、部長おっしゃっていましたけど、それは、防衛省あたりに、その遺憾の気持ちというのを伝えられましたか。それと、変更されたグラウンドの距離、どのくらい変更になったのか、これも併せてお尋ねします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 今般の集落付近のゲートの設置の件につきましては、生活環境への影響が考えられるにもかかわらず、本市及び地域住民への事前説明がされず、報道を通じて知ることとなり、大変遺憾に思います。このことにつきましては、沖縄防衛局に対し、今後は市民の不安等が招来されないよう、このような情報に関しましては、事前に公表・説明するなど、適切に対応されるよう、文書にて要望してございます。また、グラウンド等につきましては、防衛省によりますと、災害対処などの緊急時において、グラウンドを救援活動の拠点とした場合、各種車両の通行等を想定したものであり、平素から使用を想定したものではない。住民説明会で、グランド等については説明があったんですけど、そこのゲートについては資料に記載されていなかったということで、そのゲートの分だけが新たな情報ということで、グラウンド等については、以前に説明があった情報というふうに理解しております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) これは、周辺の住民にとっては大変重要な問題なんですよ。これは、ちゃんと説明していただかないと、当初の予定と全然違ってきているわけですから、このグラウンドは、最終的には、これまでの住民説明会の中でもあったように、ただ自衛隊の皆さんの訓練とか、体を鍛えるとか、そういうためのグラウンドであるかもしれませんけど、それだけじゃないですよね。これは、物資の搬送とかもそこでやる。要するに、ヘリを使ってそこを、ヘリポートの様相もあるグラウンドじゃないかなと思うんですけども、そうなったら、通常のヘリと別に、またそこにはオスプレイも入ってくる。輸送機というと、オスプレイが一番輸送する能力も高いわけですから、今後はそこを使うことが想定されますけども、そうなってくると、地域住民にとっては、オスプレイの音というのはすごい音だそうですので、これが地域住民の生活に大きく影響する、もう間違いないですよ。そうなったときに、ちょっと移動したからと、どれくらい移動したのか、先ほど答弁頂かなかったんですけど、どれくらい移動するんですか。距離は100メートルぐらいずれるんですか、どれくらいですか。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 グラウンドの位置については、変更はないものと考えております。グラウンドのほうから開南集落のほうへ敷地内の道路があり、そこにゲートがあるという部分に関して、説明会における資料に入っていなかったというふうに理解しております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 再度確認させてくださいね。グラウンド自体は変わらない、ゲートが変わっただけで、グラウンドの位置とか大きさとか、そういったのは何も変わらないということでいいですか、再度確認をお願いします。簡潔にお願いします、そうですだけでいいですから。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 再質問にお答えいたします。 はい、そのとおりでございます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 追加してお答えいたします。 この件につきましては……、確か新聞は8日……、失礼いたしました。9月8日の新聞の報道があったと承知しております。私どもといたしましては、防衛省側から石垣市のほうに、資料として提供はされていたということでございますが、私自身も認識はしておりませんでしたし、防衛省側からの報告もございませんでした。 これまでもですね、防衛省側に対しては、周辺住民の皆様方の理解を得るためにも、住民説明会等をしっかり行うようにというふうな申入れはしてございますが、今回の件に関しましては、防衛省側から石垣市のほうに対しての細かな説明等もなかったものですから、私自身も報道を見て初めて知ったわけでございます。 その後、防衛省側に確認をしたところ、常時の使用ではなく、災害時の救援等を踏まえ計画したものであったと、また、グラウンド近傍におけるゲートについても、通常には使用せず、グラウンドで救援活動等をした場合、そのときに利用する車両等のスムーズな通行をするために使う臨時的なゲートであって、常時使用するものではないというような報告はありましたけれども、ただ、私どもといたしましては、今、平得大俣での自衛隊駐屯基地の建設につきましては、周辺住民の皆さん、併せて市民の理解を得なければならないというふうに考えておりますので、防衛局側が申入れているように、工事の実施等に当たっては、地元自治体との必要な調整の上、適切に対応まいりたいというふうなコメントもしておりますが、石垣市としましても、今般のことに関しましては、防衛省側に、沖縄防衛局に申入れをいたしまして、しっかりと石垣市、併せて周辺住民の皆さん、さらに石垣市民に向けての説明会等、詳しい説明をするように申入れてございますので、これは、9月9日時点の日付で発出してございますので、近いうちに防衛省側からの説明会を受けようというふうに考えております。 周辺住民の皆さん、もしくは市民の皆様の中で、この件について詳しい情報を知りたい場合は、そのときにご質問いただいて、私どもも今手元に、どういう形でゲートを設置するとか、詳細な設計図というのは手元に持っておりませんので、そのときご質問頂ければというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) じゃあ、その説明会のときに聞けばいいということになるかもしれませんけど、その前に、市長、やっぱりいろんな問題が出たときには、積極的に市長は市民側に立って、防衛省と折衝するということに、これまでの答弁のいろいろな話、出ていたと思うんですけども、そういう意味であれば、今回説明会があってそこでやるんじゃなくて、その通路、この今ゲートが、今もし開いて、何かあったときに、有事とか訓練とかいうときには、あそこは開くわけですよね。日頃は閉めていたとしても、開くわけですよ。この通路は、一般の市民も当然通る道路であるけども、ここは子どもたちの通学路でもあるわけですよ、ですね。ですから、そこを通って、日頃は閉まっているかも、ゲートは閉まっているかもしれんけど、何か緊急な訓練とか何かあったときに、ここから大型車両が入ってくるかもしれない。逆に、日頃閉まっているところが開いてしまったら、危険性は増えるし、子どもたちはびっくりすると思うんですけども、これはぜひ、私個人的には、市長、ぜひ説明会を開くどのこうのと言う前に、これはやめてくださいというふうに申入れしてもらえないかと思うんですが、いかがですか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 詳細を確認する前に、もう既にやめてくださいという話はしないと思います。というのは、内容を聞いてみて、これが周辺住民の皆さんの生活にどのような影響があるのか、また、子どもたちが登下校の際に危険性があるのかどうか、それをしっかりと把握した上で工事の中止等を求めるということであれば、それはあり得ると思いますが、その確認もしないうちに、中止等、やめてくださいというふうに申し入れることはございません。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) それじゃあ、ちょっと話ずれるかもしれませんけども、確認させてください。ここは、今スクールゾーン、通学路の話やりましたけども、全国の自衛隊でもいいし、米軍でもいいんですけど、そういう基地と言われている場所の隣接する学校の通学路になっている場所というのが、今分かりますか。もし分からなければ分からなくてもいいんですけど、今、どういう状況になっています。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 現在、内容については把握しておりませんので、議員のおっしゃることに関しても承知はしておりません。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) じゃあ、後日でいいですから、ぜひ、その情報を頂きたいと思うんですが、よろしいですか、できますか。今現在分からなければ、後日でも結構ですから、その資料を頂くことはできますか、全体の。             〔何事かいう者あり〕 はい、じゃあ、すいません。今言ったように、ぜひ必要な情報だと思いますので、ぜひ今後でいいですから、ぜひ調べていただいて、報告していただきたいと思うんですが、部長、いかがでしょうか。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 再質問にお答えいたします。 議員おっしゃる件につきましては、全く承知しておりませんので、現段階において情報を持ち合わせておりませんので、この場でお答えすることはできないと考えております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 今、議員のご質問、おっしゃりたい趣旨は分かりますけれども、ただ、現状の平得大俣での計画がどのようなものか、今の新しいゲートの部分がどのようなものかはっきり分からないうちに、教育委員会のほうに同様の事例を全国にどれくらいあるかを調べることができるかと言われても、まず石垣市で計画している平得大俣の計画がどのようなものか、ゲートがどのようなものかを把握しないと、同様のものを出してくることを約束できますかと言っても、ここを把握しないと調べられるかどうかも分かりませんので、今、教育部長が答弁したように、まずは計画を、石垣市平得大俣での計画を把握をさせていただいて、同様の事例があるかどうかを確認させていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) じゃあ、市長がおっしゃるように、説明会を開いた後でも結構ですから、ぜひそういう事例があるかどうか、ぜひ答弁頂きたいと思います。 じゃあ、次にいきます。敵基地攻撃についてですが、その件については、これは一つの政党の案ですからということで、答弁はやっていただけなかったんですけども、例えば今建設中のこの基地ができた後、そしたら我が国の安全保障のために必要だということで建設されているんだろうと思いますけども、でも、これは逆に反対する。肯定している人たちには問題ないかもしれませんけども、反対している人たちからすると、この基地があることによって逆にターゲットになる。この島が狙われる可能性があるということで、拒否している人たちもたくさんいるわけです。ですから、ましてやこの国はもともとは専守防衛だったはずだったのに、急に敵基地攻撃すると、先制攻撃するという案ですから。それに対して基地を容認している市長としては、コメントは僕は必要だと思うんですが、いかがですか。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 報道等の中で、自由民主党の中でそのような議論がされているということは、承知はしておりますが、石垣市の陸上自衛隊駐屯地が敵地攻撃の能力を持った駐屯地だということは聞いておりません。また、そういうふうなものになるということも承知はしておりません。 併せまして、議員も再度おっしゃっていますが、駐屯地に反対する立場の方は、どこの国とは直接に私申し上げませんけども、攻めてくることはないというようなお話しているんですが、議員今おっしゃっているように標的になると、自衛隊駐屯地を造ったことによって、どこの国が攻めてくるんですか、どこの国が攻撃してくるんですか。まずそれを言っていただかないと、質問にお答えできません。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 市長が言ったので、返しますけども、私が言っておるわけじゃないですよ、これは、大臣が言ったことも含めて、近隣の中国とか、韓国、北朝鮮を想定していることだと思いますよ。韓国も、ちらっと言っていましたよ。まあまあ、いいんですけど、どちらにしても、この基地がそれに想定しないという話ししていましたけど、これ確認されているんですか、市長。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。
    ◎市長(中山義隆君) 防衛省側から、石垣市の駐屯地に配備する装備等につきましては、地対艦誘導弾、地対空誘導弾でございまして、これ、敵地を攻撃するミサイルというものではございません。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 今やっている事業自体は、市長のおっしゃるとおりそうだと思います。例えば船とか、敵基地の艦船に向けての攻撃かもしれませんけど、だけど、今私も申し上げたように、しっかりと新しい方向性を打ち出し、速やかに実行していくというふうに総理が言っているんですよ。自民党案に対して、そういうふうにやっていくんだと言っているわけですよ。             〔何事かいう者あり〕そうなったときに……、静かにさせてください。そういうときに、石垣島の新しくできたこの基地が、それに絶対使われない、敵地攻撃にはこの基地が使われないんだというはっきりしたものがあればいいんですけど、あるんですか。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) どういったものを使って、石垣市の駐屯地から他国を直接攻撃するようなものができるのかどうか。議員がおっしゃっている趣旨が全く理解できません。石垣市に配備するのは、地対艦誘導弾、地対空誘導弾、もしくは石垣市の平得大俣の敷地内から大陸間弾道弾のような相手の地域を直接攻撃するようなミサイルが発射されるとは、私は認識しておりませんし、今現状で上がっている計画の中には、そういうミサイルサイロを備えたミサイル基地というものではございませんので、あくまでも駐屯地でございますので、議員のおっしゃるような、危惧するような他国を直接攻撃するようなものは、石垣の陸上自衛隊駐屯地には配備されないものと理解しております。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) じゃあ、市長のおっしゃるとおり、そのとおりであればいいかもしれませんけど、もし万が一、万が一ですよ、万が一を想定するのがやっぱり行政だと思いますけども、万が一今言った、想定されたもの以外に敵地攻撃の能力を持つようにもしなったとしたら、石垣市長としてどう対応されますか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 私は、市長選挙の、3期目の選挙のときに申し上げましたけども、石垣市から直接的に他国を攻撃するもの、それから、ミサイル基地ということで、選挙のときに相手候補陣営の皆さんは使っておりました。ミサイル基地反対ということでしたので、石垣にできる陸上自衛隊の駐屯地はミサイル基地ではないと、私は申し上げました。仮に大陸間弾道弾のような形で、長距離のミサイルを配備して、ミサイルサイロを造って、相手国を攻撃できる能力を持っているところであれば、ミサイル基地という話でありまして、そういう意味においては、私はミサイル基地でしたら反対しますと申し上げましたので、その意思は変わっておりません。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) やはりこういう基地とか、そういうのがあった場合には、当然何もなければいいんですけど、有事の際には、やっぱりそこがターゲットに、75年前の戦争のときもそうだったように、歴史をずっとどんなに見ても、基地とかあったところが攻撃材料に当然なるわけですよ。こういうことがないように、石垣市民の生活と安全を、命を守るためには、やっぱりそういうことがないように。今みたいにいろんな説明会とか、いろいろあるかもしれませんけども、きっちりだめなものはだめだと言えるような市長であってほしいなというふうに思っています。 次に移ります。 それでは、大きな項目、プレミアムの件ですけども、コロナ感染についてですけども、決定して事業が進んでいるようですけども、このときに、先月かぐらいに、初めに、いろいろ特別委員会とか、それから臨時議会とかいろいろやって、その事業を展開するために当局も頑張って展開されたようですけども、そのときに特別委員会、わざわざ全体委員会のように全議員が集まって議論ができる場を設定して、委員会をつくったにもかかわらず、そのときに委員会を招集しなかった理由は何かあるんでしょうか、お尋ねします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時25分                               再 開 午後 3時26分 ○議長(平良秀之君) 再開をいたします。 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 今、大濱議員の再質問のご趣旨なんですけれども、臨時議会に上程する前に、コロナ特別委員会において説明をしなかった理由はなぜかというご趣旨だと承りましたけれども、臨時議会の前の週のコロナ特別委員会において、内容について聞きたいというご要望がございましたので、当時、私、事前説明に当たらない範囲でということで前置きさせていただきながら、簡単にご説明はさせていただいたところと認識してございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 追加してご説明いたします。 議会の審査等がございますので、議会に上程していないものを議員の皆さん方の前で議論をして、質問等やり取りをしたということになりますと、事前説明もしくは事前審査になりますので、それはできないということですので、差し控えさせていただきました。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) この件に関しては、全議員が集まって全体委員みたいな特別委員会もつくられたように、当然、石垣市民の一番大きな今現在の関心事項なんですよ。各、いろんな代表、団体の皆さんからも、いろんな案も出ていました。私個人的にもいろんな案も持っていて、ぜひこれを市民のために、そういう案もありますよという提言したいなと思っていたんですけども、残念ながら、もう一部の人の意見のみ取られて話が進んだことを残念だなというふうに思って、ここで質問させていただきました。 それでは次、2つ目の方向にいきますけども、秋・冬ごとの拡大防止のためなんですけども、PCR検査についてはするのはできないというような話でしたけれども、検査の方法としては、PCR検査だけでじゃなくて、抗体検査とか抗原検査とかいろいろあるようですけれども、まず、いろんな検査の方法、内容も含めて、もし分かればご説明いただきたいと思うんですが。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時28分                               再 開 午後 3時30分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ただいま、今の検査体制の質問の前に、大濱明彦議員が、自分たちもいろんな市民の意見聞いているので、それを言いたかったと。これは、上程する前の委員会のほうで言いたかったのかどうか分かりませんけども、それは議会の仕組みとしてそれはできないということを、まず理解していただきたいというふうに思います。 臨時議会のほうを招集いたしましたところ、議会は開会されずに、私どもが提案した案は、審議すら、議論すらされずにそのまま流れたわけでございまして、専決処分をさせていただきました。 それに対して、大濱明彦議員が、ただいま、市長たちは、市は一部の人の意見だけを聞いて進めているというようなお話がありましたけども、私どもは、各業界の皆さん方、各事業者の皆様方のいろんな様々な声を集めて、とにかく経済対策を優先したい、そして、市民の皆さんの生活を取り戻したいという中で、今回、プレミアム商品券事業を実施をさせていただきました。 1回目の議会を開会したところ、それに対しては否決はされましたけども、反対された議員の皆様方の声からも、商品券の在り方ですとか、買いやすいようにしてほしいとか、いろいろ様々な配慮をしてほしいという声があった中で否決がされました。 2回目、臨時議会を招集したときには、そういった意見等も踏まえて、新たな提案として仕組みを変えて提案をさせていただいたわけでありますが、議会が開会されませんでした。             〔何事かいう者あり〕 それに対して、私どもに対して、一部の人の意見を聞いて進めているということに対しては、はなはだ遺憾でありますので、訂正をしていただきたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) PCRの。市民保健福祉部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 PCR検査、抗原検査、抗体検査についてでございますが、PCR検査につきましては、友寄議員の質問にも答えておりますが、特定のウイルス遺伝子の一部を大量に複製させることにより、対象者の体内のウイルス存在を検出する検査でございます。通常は、咽頭ぬぐい液によって、鼻の中の特に免疫等を取って検査することと、あとは唾液による検査、両方ございます。また、抗原検査でございますが、検査方法は、同じように咽頭ぬぐい液で検査しますが、簡易キットのほうで、季節性インフルエンザと同じような要領で検査することが可能で、約30分で検査、判明することとなっております。抗体検査につきましては、血液の検査で、これまでコロナウイルスに感染したかどうかの確認をする検査でございます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 時間がありませんので、簡潔にいきたいと思いますが、まずは、先ほどの答弁の中でお話がありましたけど、例えば、児童生徒の親御さんが感染したときに、子どもたちが八重山病院に入院するほどの病状になった場合の話ですけども、子どもはその親の病院で措置するという話がありましたけど、小さな子どもだったらそれでできるかもしれませんけど、小学生ぐらいの学年の子どもたちになったときに、親は入院していると、見る人がいないといった場合には、どういうふうな対応をされるんでしょうか。教育委員会ですか、福祉関係どなたが、お願いします。時計、止めてください。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 再質問にお答えをいたします。 保護者が重症、中等症の場合、入院という形になりますが、子どもの年齢や自立度が高い児童につきましては、自宅での健康観察また支援者の確保等、親族、知人等、あと買い物の、食事提供等の支援を行うということにしておりまして、支援者がいない場合は、児童相談所八重山分室とこども家庭課のほうで対応していくということでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 分かりました。じゃあ、児童相談所と……、どちらでした、役所のほうで見るわけですね、分かりました。 次にいきます。川平風致公園の件ですけれども、まずは、本市の、石垣市の観光行政に関わる大きな、僕はそういう問題だろうと思っています、川平湾というのはね。石垣島といったら川平湾という、多分県内にもそういう意識が行くほどの観光名勝地だと思うんですけども、皆さんの中では、どの位置というか、どのぐらいに川平湾というのを位置づけされているのか、観光地として、一番大事な観光地と思っているのか、そうでもない、2番目、3番目だと思っているのか、それを踏まえて、どれほどの、川平湾として位置づけはどういうふうにされているんですか。 というのは、ミシュランガイドでは、要するに世界的にミシュランガイドの三つ星というと、全世界規模ぐらいの大事な観光地という意味づけじゃないかなと、私は思うんですけど、皆さんたちはどのような位置づけになっているんでしょう。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、川平湾、大変風光明媚で、世界的に高い評価も受けている観光地であると認識してございます。順位づけというのは、なかなか島の中の観光地で順位づけというのは難しいと思いますけれども、大変重要であるということには間違いございませんので、そうした川平湾の活用をしました環境行政というのは、非常に重要であると市としても認識してございます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 石垣市としても、1991年に石垣市指定の名勝になっているし、県としても1997年にやっているし、ミシュランも2009年に指定されているわけで、それくらい価値のある風光明媚な場所なので、石垣市としては特別にやっぱり、それだけ特別なものだから、特別に扱って、そういう事業展開をするべきじゃないかなと思って質問しているんですけども、その中で、ベイオアシス構想というが以前あって、今はなくなっているんですけど、なくなっていった理由とか何かありますか、構想が消えていった理由。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの答弁の中でも申し上げましたとおり、平成12年からの10年計画ということの石垣市環境施設整備基本計画に基づいたものとして、この川平ベイオアシス構想というのがこざいますけれども、その後の計画群において、これが再掲されなかったちょっと具体的な経緯、理由については、今、詳細に把握してございません。いずれにしましても、川平ベイオアシス構想として描かれた同計画は、川平地区周遊道路の整備を前提としていることから、地域住民、事業者、関係機関等との調整や充当財源の検討といった具体的な取組に至っていないものと承知してございます。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 私が知り得た範囲内ですけど、間違っていたら指摘してくださいね。その構想の中では、川平湾に駐留しているボートを何とかあの外に出そうと、景観的にあまりよくないという意見が多くて出そうと。でも、今あそこで生活でいらっしゃる人たちがいるわけですから、すぐに出なさいとすぐにはできないので、駐留場所をつくって、それから移動しようという話になっていたようですけども、この計画が、駐留場所を移動することができなくて、予算的な問題があったのかどうか分かりませんが、そういうのがあって、今、中座しているというふうに聞いているんですけども、このボートの件については、今後この構想がまた別な構想で替えていくんであればいいんですけども、ボートを川平湾から外に出すということについては、何かほかの事業でも何でもいいですから、計画とか予定とか何かありますか。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 再質問にお答えいたします。 川平湾内のボートをほかのところに移すという計画は、今時点であるかというご質問かと思いますけれども、現時点ではそのような計画はございません。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 川平湾の件につきましては、以前からグラスボートの業者が数社いて、それぞれに船舶を所有して、それが数隻並んでいる、混雑したような状態で並んでいるということで、非常に一つの課題として挙げられているところでございます。 と申しますのも、川平湾は石垣市の観光地の中でも有数な観光地でありまして、また、川平湾の美しさ、風光明媚なところを見るために来られる方もたくさんいらっしゃいます。それの基になる写真といいますか、全国的に出回ったり、もしくは世界的にも出回っている写真の場合は、きれいな海、白い砂浜に船が1隻もしくは2隻程度泊まっているような写真が多く出回っておりますが、それに対して、実際に来てみたら5隻も6隻も7隻も泊まっている状況で、イメージと違ったというようなお話も聞きます。 実際のところ、観光地ということで考えるのであれば、そういった停泊している船については、別の場所であったほうがよいだろうというようなのは、誰もが思うことだと思いますので、以前からありますように、別の場所で船溜まりもしくは桟橋のようなものを造って、お客様が乗るときだけ着けて、乗り降りするときだけ着けて、そのときはサンゴのほうを見に行くというような形が取れないかという話は都度都度聞いておりますので、今後、事業者の皆様方と、また、海岸を管理しています県とか、連携しながら対応させていただきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) 私のちょっと勉強不足だったんですけども、この問題を取り上げるときに、少しだけ勉強させていただきました。そうすると、ミシュランガイドの話に戻りますけど、これ、ミシュランの三つ星にされているのは石垣、川平湾だけみたいなんです、沖縄県内では。首里城とか、お隣の竹富の町並み保全とか、それはランクづけには2ってなっているのかな。3になっているのは、川平湾だけらしいんです。ぜひそういう意味では、三つ星という意味ではこの場所しかありませんので、ぜひ市長が今話があったように、ぜひ今は計画的にないかもしれませんけど、ぜひ計画をつくっていただいて、湾から出していただいて、それから、そこで生活している皆さんもきっちり事業ができるような、そういう港湾設備をしていただいたらなと思って提案させていただきました。ぜひ、考えてみてください。よろしくお願いします。 最後ですけれども、駐車料金の件についてですけれども、これ取り上げたのはね、川平湾の駐車場の問題も含めてね、地域でやっぱりなぜ場所によって駐車料金が変わってくるかという疑問から質問させていただいたんです。 今、部長のほうからいろいろ説明がありましたけど、場所によって駐車料金変わってくる理由と今後の対応、そのままでいいのか、どうするのかも含めて答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 市営駐車場の料金についてでございますけども、使用料金を徴収するには、地方自治法の第228条の第1項に基づいて、条例の定めるところによらなければならないとなっております。使用料につきましては、一定の算定方針として、公平性の確保、あるいは財源の確保、また、効率性の確保などの観点に基づき、範囲内で財源の確保に努める必要がございます。それぞれの駐車場料金につきましても、一定の算定方式に基づきまして審議がなされ、条例がされているものと考えております。そういうことから、適正に設定されていると認識してございます。川平公園につきましては、機器のメンテナンス、あるいは集金、あるいは保守管理等を委託してございますので、費用がかかることなども含めまして、料金設定を200円とさせていただいております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 大濱明彦君。 ◆11番(大濱明彦君) いろいろそういう規制とか規程で、そういう設定されているというのは当然だと思います。何も思いつきでやるとかはあり得ないと思いますけども、ただ、客観的に、使う、利用する市民、それから観光客から見たときに、場所場所で値段が変わる、駐車料金が変わるというのが、なぜかなと疑問視する人が多いんですよ。ですから、これは、例えば観光事業のために必要な駐車場だからということで、少し値段が上がるとかいう、そういう分かりやすいような説明をして、市民にそういう疑問を持たせられないような駐車料金を設定していただいたらいいなというふうに思います。 以上、私の質問をこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、大濱明彦君の質問が終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時46分                               再 開 午後 3時57分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 次の質問者、米盛初恵さんの質問を許します。米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) 皆様、お疲れさまです。本日、最後の登壇者となりました米盛初恵です。集中力も大分落ちてまいりましたが、いましばらく拝聴のほど、よろしくお願いいたします。 一般質問に入る前に、少し所感を述べさせていただきます。 私たちは、ここまで新型コロナウイルスとの闘いを有事だと捉え、日夜激しく闘ってきたのだと思います。目に見えぬ敵とむやみに闘ってはいけません。しかし、石垣市民は全力で真面目にそこに取り組んでまいりました。しかし、もう体力の限界です。 医療、福祉、介護と経済のバランスは常に保たれ、石垣市においては死亡者ゼロを保持しております。私たちは英知を結集して、新しい生活スタイルを確立しつつあります。改めて、この場をお借りして、医療、福祉、介護現場で働く皆様に敬意を表したいと存じます。市民の安心、安全をご尽力頂き、本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。 私たち石垣市民は、この新型コロナウイルスとの共存、共生をそろそろ創造しなければならないのではないでしょうか。つまり、ウィズコロナという考え方です。正しく怖がることということを踏まえ、新しい生活へと切り替える勇気を持たなくてはなりません。 9月5日に沖縄県緊急事態宣言が終了し、それに準じて石垣市も9月8日、石垣市長より、市民、事業者一丸となって感染予防に取り組み、経済活動を推進するという、全国に先駆けて、観光地石垣市からの文字どおり、ウエルカム宣言と言うべき記者会見がございました。観光業、商工産業に関わる者は、恐らく全員が、心の中でよしという歓声を上げたのではないでしょうか。 これまで石垣市民は、好調な観光産業で外貨を獲得し、経済は右肩上がりで上昇気流に乗り発展してきました。かつて繁栄した町がゴーストタウン化した様子を誰が想像したでしょうか。私は、石垣市民の一人として、この島の経済が一日も早く回復傾向にあることを実感したいと考えております。 さて、今回の9月定例会での一般質問は、新型コロナウイルスに負けない気持ちを市民に向け、私にできる一つのエールだと考えています。石垣市民から寄せられた市政運営に関する要望や意見は、このコロナ禍においては、より厳しいものがございました。私の得意分野である高齢者福祉について、そして、このコロナ禍だからこそ発生した青少年の行動自粛、虐待や貧困、様々な悪の連鎖で自殺者の増加ということもあります。 先日、LGBT当事者で、学校現場へ、「周りと違って大丈夫!5つの大切なこと」の普及啓発パンフレットを直接届けてくださった竹内清文氏からの提言もあり、教育行政については、LGBT支援という新たな課題への挑戦もさせていただきたいと考えています。 それでは、過日通告しました件につきまして、これより一般質問に入ります。 1、高齢者福祉について、介護人材確保対策について。1つ目、市内介護事業所等に人材確保に関するニーズ調査を実施しているか、お伺いします。2つ目、ニーズ調査の結果をどのように活用していくのか、お伺いします。3つ目、EPA導入の可能性、経済連携協定をしている国からの外国人労働者の受入れの可能性ということでお聞きします。 2、市民生活福祉について。石垣市民生活向上対策について、総務省が行う、「あらゆる手続をこの1枚で、暮らしをベンリに、行政をスマートに」というキャッチコピーで、テレビコマーシャルをしておりますが、その事業内容についてお伺いします。1つ目、マイナンバーカード及びマイナポイント制度と普及について。2つ目、その具体的なメリットについて。 3、男女共同参画について。第3次男女共同参画計画について。1つ目、意識調査アンケート。2つ目、5年後に検討されるべきこと、LGBTへの支援、普及啓発、差別禁止、DV、同性間も含めるなど、考慮した内容となっているかをお尋ねいたします。 4つ目、教育行政について。LGBT、現状と取組の必要性。1つ目、環境づくりとして、誰でもトイレの設置、制服の選択制の可能性をお聞きします。2つ目、保護者、地域の理解として、アンケート調査の実施の可能性をお聞きします。 1から4までの以上の質問要旨を述べさせていただきました。再質問は自席にて行います。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さんの質問に対する当局の答弁を求めます。福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 米盛初恵議員の1項目め、高齢者福祉についての1点目、介護人材確保対策について、3点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 初めに、ニーズ調査についてお答えいたします。人材確保に関するニーズ調査につきましては、市内介護関係事業所を対象として、基本的な調査を本年6月に、新たな事業に基づく調査を8月にそれぞれ実施してございます。8月の調査につきましては、9月15日までの回答をお願いしているところであり、現在、集計途中でございます。 次に、活用と方策についてお答えいたします。ニーズ調査から介護職員の不足と職員採用の困難さを感じている事業所が多いことが分かりました。そこで、平成30年度より、沖縄県と連携して実施している、介護に関する入門的研修や介護初任者研修を今後も引き続き実施してまいります。あわせて、今議会に上程させていただきました、石垣UIターン応援事業を速やかに実施してまいります。 最後に、EPA導入の可能性についてお答えいたします。EPA介護福祉士候補者の受入れとは、インドネシア、フィリピン並びにベトナムとのEPA(経済連携協定)に基づき、外国人介護福祉士候補者を受け入れる制度でございます。EPA介護福祉士候補者は、国内の介護施設等において、就労しながら国家試験を受験し、資格取得後に介護福祉士として業務に従事する場合、更新回数に制限のない在留資格が与えられることとなってございます。本市におきましては、現在、国内の人材確保事業を進めているところでございますので、EPA介護福祉士候補者制度の導入につきましては、今後、調査研究してまいりたいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、小切間元樹君。 ◎企画部長(小切間元樹君) 米盛初恵議員の2項目め、市民生活福祉についての1点目、市民生活向上対策において2点ございますので、続けてお答えいたします。 1点目、マイナンバーカード及びマイナポイント制度と普及についてお答えいたします。マイナンバーカードとは、身分証明となるIDカードで、マイナンバーカードの提示により、様々な書類申請や証明が可能となるものです。マイナポイントとは、マイナンバーカードを取得し、マイナポイントを予約した人を対象に、キャッシュレス決済を通して買物に使えるポイントがもらえる仕組みです。マイナポイントの普及率につきましては、9月3日時点で、全国で21.3%となっております。これは全国民に対する取得率ではなく、マイナンバーカード取得者に対するマイナポイントの予約者の割合となっております。 次に2点目、マイナポイントの具体的なメリットについてお答えいたします。マイナポイントのメリットといたしましては、キャッシュレスで2万円のチャージまたは買物をすると、1人当たり上限5,000円分のマイナポイントが付与され、買物等で使用できるようになっていることです。つまり、上限5,000円分のポイントがもらえるということでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 米盛初恵議員の2項目めの1点目、マイナンバーカードの普及についてお答えいたします。本市のマイナンバーカードの申請は、令和2年8月30日現在で1万2,599件、申請率は25.29%になります。県内市町村の状況は、平均申請が20.75%、11市が22.75%です。本市は11市中南城市、うるま市に次いで3位となります。参考までに、9月3日現在、全国申請率は22.59%で、本市は平均値を若干上回っております。 次に、マイナポイントは、本市でも申請をサポートする支援業務を行っており、8月末までに137件の支援実績となっております。 続きまして、3項目め、第3次石垣市男女共同参画計画に関するご質問についてお答えいたします。「互いを尊重し だれもが個性と能力を発揮できる安心のまち いしがき」を基本理念として、平成28年から令和7年までの10年間の計画として策定された同計画は、今年、今年度、計画策定から5年目の見直しの年となっております。現在、所管の平和協働推進課において順調に作業を進めております。国際社会並びに国、県の動向等を十分に考慮し、市民や行政が取り組むべき目標や施策を明らかにし、石垣市の現状に沿った内容とし、計画見直しを図ります。ご質問の1点目、意識調査アンケートといたしましては、石垣市における実態の把握を目的とし、市民並びに市内事業所、市役所職員を対象とした意識アンケート、調査アンケートを実施いたします。また、今回、新たに市内小中学校の児童生徒を対象とした男女共同参画に関する意識調査アンケートを行い、未来の石垣市を担う児童生徒の一層の把握に努めます。アンケートに答えていただいた児童生徒の皆様が男女共同参画について意識し、興味を持っていただきたいと考えます。各分野からの意識調査アンケートの結果、並びに貴重な意見を基に、これから開催します各種会議において、石垣市の現状と課題を検討いたしまして、年度内に見直し計画の策定をいたします。 次に、ご質問の2点目、5年後に検討されることにつきましては、今回の中間見直し内容を踏まえまして、LGBTを含めた、様々な多様性や価値観を認め、理解し合える環境の整備や支援を引き続き推進し、「だれもが安心して暮らせるまちづくり」の構築に努めます。また、配偶者やパートナーのみならず、同性間におけるあらゆる暴力を許さない社会を形成していくためにも、意識啓発、相談支援の体制を関係機関や市民と協働し進めてまいります。今回見直される計画の施策並びに事業等の点検評価を実施し、次の第4次計画につなげていくよう、鋭意努力してまいります。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、天久朝市君。 ◎教育部長(天久朝市君) 米盛初恵議員の4項目め、教育行政について、LGBTの現状と取組の必要性について、2点のご質問にお答えいたします。 多くの子どもたちが体の成長や、思春期を迎える小学校高学年頃から中学校にかけて、体の特徴と自分自身の性を自覚していきます。市内中学校においても、学校の制服に違和感を持ったり、更衣室やトイレの使用をためらうケースが確認されております。体の性別とは異なる性別を自分の性として感じていることから、LGBTの児童生徒に対する配慮が必要であると考えております。 ご質問の1点目、環境づくりとしての誰でもトイレの設置及び制服選択制の導入についてですが、当時者がいる学校では、男女兼用の来客用トイレや保健室トイレの利用を当時者に認めております。また、体育館にある多目的トイレの使用も認めることも考えられます。ただし、古い校舎においては、多目的トイレの設置がない場合もございますので、その際には、当時者への適切な対応について検討するよう学校に伝えてまいります。 制服選択制については、現在、当時者からの希望に応じて個別に対応しております。県立学校の八重山商工高等学校においては、制服選択制が取り入れられていますので、その状況を確認するとともに、本市においても各中学校における制服選択制の必要状況を把握してまいります。 次に、2点目の保護者、地域の理解としてのアンケート調査の実施についてお答えいたします。児童生徒や保護者の願い、困り感を把握するために、アンケート調査を年度内に実施いたします。そのアンケートを実施するに当たり、市街地の複数の学校において、事前の聞き取り調査を行っております。事前の聞き取り調査においては、学校の制服に対して違和感を持つ生徒がいるかどうかや、その子のトイレの対応等について聞き取りをしております。それらの聞き取り調査を基に、具体的な意見を集約できるよう調査アンケートを作成し、今後の学校教育行政に生かしてまいります。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、米盛初恵さんの再質問を許します。 なお、米盛議員より資料の使用の申出がございますので、それを許します。米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) それでは、これより再質問に入ります。 まず、高齢者福祉についてなんですけれども、石垣市において、このほど初の試みで石垣UIターン応援事業ということを予定しておりますけれども、その事業内容についてご説明頂けますでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 介護長寿課長、黒木さよ子さん。 ◎介護長寿課長(黒木さよ子君) 米盛初恵議員の再質問にお答えいたします。 石垣UIターン応援事業は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、解雇や雇い止めなどの理由で就労機会を失った島外在住の石垣市出身者や石垣市へ移住を希望する方に対し、市内の介護関連事業所に就職した際の転居費用などの一部または全部を補助するものです。補助額といたしましては、家族世帯で上限50万円、単身世帯では上限30万円を予定しております。なお、この制度を利用された方が2年以内に離職される場合には、就職期間に応じて補助金を返還していただくこととしております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) ありがとうございました。高齢者福祉については、介護現場だけでなく、医療現場においても同じように人材不足というのが最も優先される事項だと思っております。この現状を踏まえて、石垣市においては、今回、介護人材確保を最重要課題とした認識で、介護人材確保対策に係るアンケート調査を実施したというふうに理解しております。 しかし、今回、このコロナ禍もありますけれども、どれぐらいの事業所が協力してくださるか、大変不安です。本当に今コロナ禍で介護現場等、医療現場もニーズはありますけれども、新しく、新しいものに挑戦するというような余裕というか、そういうのがない状況がありますので、できましたら、当局におかれましては、そこら辺の配慮を頂きながら、回答を促し、そして、用紙を回収しながら、事業所の実態のヒアリングなども行うような行動もお願いしたいと思っております。 それから、本年度補正予算で石垣UIターン応援事業ということを今回予算計上しておりますけれども、ぜひともこれは市民の皆様に十分ご理解頂き、単年度ではなくて、これは介護人材が充足されるまで、継続して支援していただきたいと思っております。この事業は、保育士の確保事業モデル、それを参考にして、今回実施されるというふうにお聞きしました。ですから、よい点は採用して、改善点は考慮して、早急に実施していただきたいと考えております。介護業界においては、大変喜ばしい施策ですし、明るいニュースでございます。このような取組はどんどんやっていただきたいというふうに思っております。 それで、介護の量というよりは、長期的な取組によっては介護の質が上がるというふうに、私たち介護現場は考えております。私たちもいずれは介護の世話になる専門職の方を、今のうちから用意しなければならないという視点に立つことが大事なんではないでしょうか。 それから、また平成30年度より沖縄県との連携事業として行っている介護初任者研修や介護に関する入門的研修事業、これもぜひ継続支援していただきたいというふうに思います。介護入門という形で介護の人材の育成ということに当たりますが、島内で資格が取得できるという仕組みづくりだと思っております。ですから、わざわざ沖縄本島に飛ばなくても、石垣市において介護に関する資格が取得できるという環境づくりを今後も積極的に、当局におかれましては行っていただきたいと思っております。これは業界のみならず、地域福祉増進の一助となる必要不可欠な事業であることを強く提言して、次の再質問に移ります。             〔何事かいう者あり〕 見解ありますか。お願いいたします。 継続は、ぜひ、補正予算のほうで今回計上していますので、ぜひ、先ほどお話した介護初任者研修等の人材育成の部分と、あとはIUターン事業のほう、継続、決意のほどを頂けたらと思います。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、高坂正則君。 ◎福祉部長(高坂正則君) 米盛議員の再質問にお答えいたします。 先ほどございましたけども、介護に関する入門的研修、あと介護の初任者研修、それと併せまして、今議会に上程させていただきます、石垣UIターン応援事業につきましては、次年度も継続できるように努力したいと考えてございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) ありがとうございます。それでは、市民生活福祉についての再質問です。 マイナンバーカード、皆さん、こういうパンフレットというか、こういうのを見たことありますでしょうか。テレビコマーシャルでも盛んにやっております。これがマイナンバーカード。石垣市の申請率は全国平均を上回っているということの答弁でございましたが、このマイナンバーカード、実は令和3年の3月から、来年の3月からは健康保険証というのがここに附属されるんです。機能が付加されると、附属されるということなんです。 大変、ですから、このマイナンバーカードというのは、非常に重要なカードなんです。なかなかこの、まだ20%が全国25.29%でしたか。石垣市は25.29%、全国は22.9%と、大変低いことなんですけれども、国はどうもこれをしっかりと整備していくというような方針があるようでして、介護保険、すみません、国民健康保険も国民皆保険ですから、ここにひもづけされるということになれば、いずれは国民全員がこれを持つようなことになるということを想定して、様々な施策がこれから出てくるかというふうに予想されます。 そこで、再質問なんですけども、マイナンバーカードの申請がなかなか進まないと。私も今回、たまたまですけど、コロナ禍で時間が空いておりましたので、これをやってみようかなと思いまして、申請してみました。そのようなタイミングということもございましたが、このマイナンバーカードの申請がなかなか進まない理由は、どんなことだというふうに予想されるでしょうか。現状を踏まえてお答え頂けたらと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 マイナンバーカードの申請が進まない理由ということでございますが、これについてはマイナンバーカードが利用する場面の広がり状況や、申請に係る手続時に時間を要することなど、複数の要因があるのではないかと推察されております。利用する場面の拡大については、国のほうで様々な分野で拡大することを想定しているようですので、今後申請される方も増えてくるのではないかと期待しているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) そうですよね。なかなかニーズが分かりにくいと。私もマイナンバーカードは何に使われるんだろうか。あと一番多かったのが、これなくしたらどうなるのという不安が多かったです。申請して、手元に持っておくのはいいんだけれども、運転免許証であれば、警察署に届ければいいと。キャッシュカードは銀行さんとクレジットカードも、そのような市民の不安、それを払拭する必要があるのかなというふうに思いました。このマイナンバーカードをなくした場合の届出等、どういうふうになっているのかというのを教えていただけますか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 紛失の際には、市役所か、また個人ナンバーカードコールセンターに連絡して、一時利用の停止を依頼しております。また、警察に紛失届を出す。紛失届の受理番号を控える。個人番号カードの紛失届を住民登録している市町村の窓口に提出するなどの手続が必要になります。いずれにしましても、マイナンバーカードには個人番号をはじめ、住所、氏名、性別、生年月日などの個人情報が掲載されておりますので、交付の際に紛失しないよう案内をしているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) そうですよね。一番そこを皆さん懸念していて、自分はやらないよと。これは政府に情報が行ってしまうというような、不思議なことを言っている方もおりましたので、そこら辺、誤解をちゃんと解いていただいて、大変便利だよと。今回、定額給付金もマイナンバーカードを持っていらっしゃる方は、本当に10日以内に振込が済んだということもお聞きしました。ですから、今後、様々なことでスマートに事が進むのかなということもございます。 石垣市における、25.29%という今現状なんですが、例えば年度内に30%、これ大変、大き過ぎますけれども、大体それぐらいしますというようなキャンペーン等、そういうのは行えないでしょうか。そのような取組等は可能かどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝市君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 冒頭の答弁でも申し上げましたが、本市の申請率は平均を上回っております。が、普及が進むことでメリットを受ける市民が増えるものと考えております。したがって、議員がご提案の独自の数字の目標につきましては、国のデジタル・ガバメント閣僚会議において、令和4年度中には、ほとんどの住民がマイナンバーカードを保有していることを想定しているなども考慮しつつ、可能な限り、高い目標を定める方向で進めたいと思っております。目標、数値目標を持つことは、本市にとっても必要と考えますので、議員ご提案の年度内30%のキャンペーンについても、定める際に参考とさせていただきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) ありがとうございます。今回の質問の趣旨は、このコロナ禍において、石垣市民一人一人が大変暗い気分で、気持ちになっているという現状を私は払拭したいと。何かないだろうかというふうに、いろんなことを考えまして、それでたどり着いた今回の提案なんですけれども、新型コロナウイルスの収束は、本当に国民誰もが考えていることですが、私、今回、この特典を有効活用していただいて、マイナンバーカードを令和2年9月1日、今月ですよ、今月の1日から令和3年3月31までの期間、限定で申請すれば、マイナポイントという5,000円相当のポイントがもらえるんです。これは最大5,000円分のポイントがもらえるという、このメリットを広く石垣市民に教えてあげたいというふうに思いました。 本当に、私も申請して大変煩わしいなというか、本当に申請が進まない理由はそこだとおっしゃっていたので、そのとおりでして、マイナンバーカードの申請から大体1か月以内には手元に届くと。そして、さらにマイナポイントが欲しい方は、各自、再度申請するという煩わしい手順があるんです。間違っていたら訂正しますけど、私の理解はそういう感じで、私も実はまだマイナポイントは申請していないんです。この期間で5,000円の恩恵を受けようとは考えておりますけれども、なかなか面倒くさいと。しかし、この5,000円欲しいというふうに考えています。 それで、私は市民を代表して、石垣市長にお願いしたいと思います。この期間でいいので、半年です。9月1日から3月31までの期間、3か月間を特設ブースというのを市役所のほうにつくっていただいて、マイナンバーカード及びマイナポイント申請窓口を設けていただきたいと思っております。これこのコロナ禍だからやるのです。石垣市民1人につき5,000円ということを考えたら、これも一つの経済効果と考えていただけないでしょうか。これが私からの提案でございます。 いきなりで恐縮ですが、この提案について率直な市長の見解頂けたらと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 現状ですね、石垣市の市民課窓口のほうで申請スペース、待合ロビー内での端末設置等で対応しておりますが、なかなか分かりづらいというご指摘もあります。庁舎スペースの関係もありますが、新たな表示等を設置することによって工夫を行って、申請に来られる市民がスムーズに申請できるように、対応してまいりたいと思っております。また、併せて職員でするサポート体制も、これまで以上に力を入れていきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) ぜひとも前向きにご検討頂きたいと思います。これもある程度、ニーズがないとそういう設置は難しいというのがよく理解できました。 それでは、次の質問に移ります。男女共同参画についてなんですけれども、毎回同じような質問になって大変恐縮なんですけれども、少しずつですが、前進しているような気はしております。 石垣市における実態を把握、実態把握を目的とした意識調査というのは、どのような内容になっているのか。今回は新たに市内小中学校の児童生徒を対象とした男女共同参画に関する意識調査アンケートということでございますので、少しご説明頂けますでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、天久朝仁君。 ◎市民保健部長(天久朝仁君) 再質問にお答えいたします。 今回実施します意識調査アンケートは、市民2,000人及び市内の300事業所を対象としております。男女平等に関する意識や慣習、家庭生活や女性の活躍、またDVやハラスメント等についての調査内容となっております。また、新たに行います児童生徒向けの意識調査アンケートにつきましては、市内小中学校の小学5年生と中学2年生にご協力頂きまして、家庭や学校における男女の役割、また自分の将来について等、また男女平等と性別役割分担の意識についての意向や実態が把握できる内容となっております。全ての意識調査アンケートにおいて自由意見欄を設けてありますので、男女共同参画に関する市民の皆様の幅広い意見を頂きたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) 再質問にも丁寧なご回答ありがとうございました。この男女共同参画社会の実現というのは、100年単位の年季が要ることだと、ある大先輩に励まされたことがございます。もちろん女性の方ですが、心折れることなく、辛抱強く取り組むことがまず重要だとの認識です。この3次石垣市男女共同参画計画の中身がどのようなものになっているのか、興味を持って御覧になる男性議員の皆様を増やす努力も、私自身の課題だというふうに考えております。 市民2,000人、そして市内事業所300を対象としたアンケート調査になりますが、なかなか関心が薄いのも事実です。回答率もなかなか上がらないということもありますが、今回期待できるのが、児童生徒の皆さんを対象とするという点です。回答率を上げる努力も共々に行っていきましょう。 この際ですね、この意識アンケートを率先して石垣市議会の皆さんにもぜひ取り組んでいただきたいところでございます。平和協働推進課が所管しておりますので、期間中、どうぞ、市職員のみならず、議員の方々のご協力もお願いしたいと思っております。 「互いを尊重し だれもが個性と能力を発揮できる安心のまち いしがき」が基本理念ですから、このテーマに一番手本となる私たちが変革していかなければならないのではないでしょうか。先輩方に対して甚だぶしつけで恐縮ですが、このことを切にお願いいたしまして、次の質問に移ります。 最後、教育行政についてなんですけれども、特に再質問はございません。本当に冒頭でも少し触れましたが、LGBT当事者である竹内清文氏がこれまで行ってきた偉業、今回はパンフレット、これを石垣市のほうに届けに来たわけですけれども、こういうコンパクトにとじれるようになって、子どもたちが手に取りやすい。ポスターだと大きくて、これを取っているとばれてしまうというようなことの配慮も含まれているようです。 石垣市長にも会っていただきましたし、教育長のほうにもお会いしていただきました。彼のトレードマークとなったピンクの姿を見た大人は、どんな反応を示すでしょうか。正直、好感度は落ちるかもしれません。本当に、それでもいいんです。彼の姿を見て勇気をもらい、生きることを決めた子どもたちがいるんです。どんな命も大切ですと私たちは教えられてきました。 人権問題にも触れる重要なテーマであり、深い考察、エビデンスも必要になると考えますが、一体いつまで考えればいいのでしょうか。ウィズコロナの今だからこそ、教育現場における一歩が踏み出せるのではないでしょうか。 少し乱暴かとも思いましたが、LGBTの現状と取組について、ストレートに質問させていただきました。誰でもトイレや制服の選択制、アンケートの実施について正面から受け止めてくださる現場の皆様がおられることに感謝しております。明朗なご答弁ありがとうございました。 このLGBTという用語が世の中に浸透してきたというタイミングもありますが、表面的なことだけではなく、人権とリンクすることを大義として、ぜひ実行していただき、このアンケート結果を今後の学校教育行政に生かしていただきたいと思っております。 アンケートの設問は、保健室の先生やスクールカウンセラーの先生方、児童生徒に信頼されている現場の先生方が現状をよく知っていると思います。どうかこのアンケートを年度内と言わず、すぐにでも実行していただきたいというふうに考えますが、これこそトップダウンで教育長、お願いしたいところですが、いかがでしょうか。いきなりで申しわけございませんが、ご答弁頂けたらと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 米盛初恵議員の再質問にお答えいたします。 石垣市教育委員会では、小中学校に通う児童生徒が自分らしく振る舞い、自分自身に誇りを持ち、学校生活が過ごせるよう、自己肯定感を高める勇気づけの教育を推進しております。現在、石垣市立小中学校においても、学校の制服に違和感を持ったり、更衣室やトイレの使用をためらうケースがあります。私の把握しているところでも五、六件あります。まず実例として、去年、2年生のころから、女子の制服に違和感を持って、男性服を着用という実例がありました。それも市内中学校で行われたレインボーハートプロジェクトokinawaの講演会を聞き、それをきっかけにして、自分の気持ちを学級担任に伝え、学生男性服の着用について調整してほしいとカミングアウトをしました。そしたら学校側は、保護者、教頭、教育相談、生徒指導主任と養護教諭、学年主任と協議しながら、よりよい方法を探り、昨年5月の連休明けから男性服で登校するようになったそうです。学年の生徒には、事前に各学級担任から説明し、冷やかしやいじめ、差別、偏見が起こらないように指導したとのことです。それによって、修学旅行、またふだんの学校生活を男子の制服を着用し、周りからの冷やかし等は見られないそうです。そしてまた、体育の時間の更衣、着替えは女子と一緒に、そしてトイレは多目的トイレを使用しているというような実例も聞いております。 LGBTの子どもたちに対する配慮はもとより、全ての児童生徒が自分らしく堂々と生きていけるようにしていくためにも、児童生徒や保護者の願いや困り感を把握するためのアンケート調査を実施してまいります。早めにやってまいりたいと思います。さらに、学校においては、養護教諭等を中心に、学校の教育相談体制の充実を図り、誰でも、いつでも、気軽に相談できるような、温かい学校の雰囲気づくりを構築してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 米盛初恵さん。 ◆6番(米盛初恵君) 教育長、ありがとうございました。今後とも教育現場の皆様のご検討をお祈りいたします。 今回の9月定例会は、新型コロナウイルス対策に万全を期すという議会運営目的の下、開催されていると理解しておりますので、この辺りで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、米盛初恵さんの質問は終わりました。 これで、本日予定の一般質問は全て終了いたしました。 それでは、明日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。                               散 会 午後 4時42分...