石垣市議会 > 2019-03-15 >
03月15日-07号

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  1. 石垣市議会 2019-03-15
    03月15日-07号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成31年  3月 定例会(第3回)          平成31年第3回石垣市議会(定例会)               3月15日(金)                 (7日目)                           開 議 午前10時05分                           散 会 午後 3時10分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 長 山 家 康  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     次    長  宮 良 八十八 君  副 主 幹 兼  高 島 尚 子 君     議事調査係長  本 若 久 司 君  庶 務 係 長  主    事  山 田 昌 平 君     主    事  宮 平 義 也 君              議  事  日  程 (第7号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件              名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘              本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )      │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.議会事務局強化について                  ││     │ 石垣  亨君│2.交通安全への取組について                 ││     │       │3.施政方針の観光施策について                ││     │       │4.陸上自衛隊配備計画に対することについて          ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │平成31年度施政方針について、以下の質問を行う。        ││     │       │冒頭箇所について                       ││     │       │ (1) 本市経済は観光客数が好調で活況を呈しているという具   ││     │       │   体的な数値等があるか                  ││     │       │ (2) 内閣府において新たに創設された「沖縄振興特定事業推進  ││     │       │   費」・「観光防災力強化市町村支援」について       ││     │       │ (3) 石垣市役所庁舎等跡地利用計画について         ││ 一般質問│       │1.「環境と風景」について                  ││     │       │ (1) 陸域からの環境負荷軽減への取組について         ││     │ 砥板 芳行君│   (次項下水道事業に関連、美崎町の下水道接続率につい  ││     │       │   て)                          ││     │       │2.「快適・安心」について                  ││     │       │ (1) 「クルーズ船用岸壁及び背後地整備」について       ││     │       │ (2) 都市計画について                    ││     │       │ (3) 陸上自衛隊駐屯地配備への協力体制について        ││     │       │3.「生きがい」について                   ││     │       │ (1) 「ひとり親家庭生活支援モデル事業」について       ││     │       │4.「活力」について                     │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │ (1) 量から質へ更にレベルの高い国際観光都市への取組につ   ││     │       │   いて                          ││     │       │5.その他、施政方針についての関連質問。           ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.環境行政について                     ││     │       │ 石垣一般廃棄物処理施設延命化計画について         ││     │       │ (1) 掘り起こし調査の方法について              ││     │       │ (2) 安全性の確保について                  ││     │       │ (3) 事業費の根拠について                  ││ 一般質問│       │2.活力あるまちづくり行政について              ││     │       │ ゴルフ場建設計画について                  ││     │ 仲間  均君│ (1) ゴルフ場建設計画における市長のスタンスについて     ││     │       │ (2) パブリックゴルフ場建設について             ││     │       │3.尖閣諸島問題について                   ││     │       │ 尖閣諸島字名変更について                  ││     │       │ (1) 一昨年12月議会からこれまでの経緯について        ││     │       │ (2) 変更手続きの阻害要因について              ││     │       │ (3) いつまでに変更手続きするのか              │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             平成31年第3回石垣市議会(定例会)                  3月17日(金)                   (7日目)                               開 議 午前10時05分 ○議長(平良秀之君) それでは、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、昨日に引き続き一般質問となっております。 それでは、本日最初の質問者、石垣 亨君の質問を許します。 休憩いたします。                               休 憩 午前10時06分                               再 開 午前10時06分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 昨日の内原議員の質問の中で、私の出張に際し、政務もしくは私用のものに関して公費が支出されているというようなご指摘がございましたけれども、それについて詳細を確認しましたのでご報告をさせていただきます。 ご質問の中では、5月31日から6月8日まで出張をしている中において、東京のほうの出張でしたが、途中、沖縄本島・那覇のほうに戻っていると。その中で私用をして、それに対して往復の旅費が支出されていることが問題だというようなご指摘だったというふうに思いますが、出張日程と、また、記録等を確認しましたところ、まず、5月31日に石垣から那覇に移動しております。那覇で宿泊をしておりますが、これは翌日、6月1日に東京のほうに出るわけでありますが、東京に出る早い便に乗らなければならないので、前日入りしなければ間に合わないということで那覇のほうに5月31日に出張し、宿泊しております。これは公務でございます。 続きまして、6月1日に那覇から羽田のほうに出張しております。そこでは航空各社への挨拶回り、また、平成29年度八重山観光感謝のつどいのイベントがございましたので、そちらのほうに参加をさせていただきました。当然、これは公務でございますので、航空運賃、宿泊費、日当等も支出をされております。 翌6月2日に羽田から那覇のほうに戻っておりますが、実は、これは沖縄県知事、また、沖縄総合事務局に対し、農林水産関係要請行動がございました。それを行うために那覇に戻らなければならなかったので、航空運賃、鉄道、宿泊費、日当が支出をされております。             〔何事かいう者あり〕 失礼しました。6月2日に関しては宿泊費は出ておりません。旅費と日当だけでございます。 そして、6月3日、私用ということになっておりますが、なぜかといいますと、その次の6月4日に那覇から羽田まで飛んでおります。これは、東京のほうでめんそーれフェスタ2017がございまして、それに参加するためでございます。それは、航空運賃、鉄道、宿泊費、日当等も出ておりまして、6月5日から7日までに関しては、教育再生首長会議総会全国市長会理事会評議会全国手話言語区長会総会全国市長会総会全国青年市長会等を出ております。これは全て公務でございますので、那覇─羽田の旅費、そして宿泊費等も出ております。 6月8日に羽田から那覇に経由して石垣まで帰任をしております。これの航空運賃についても公務でございますので公費で出ております。 6月2日と3日の分ですが、6月2日、本来であるならば、仕事を終わらせた後、一旦、石垣に帰ってきます。ただ、6月4日に次の日程が入っております。羽田から那覇に飛んでおりますが、めんそーれフェスタに出るためには、6月3日のうちにまた那覇に戻らなければなりません。那覇に戻って宿泊をして、翌日、朝早い便で那覇から羽田に行く日程を組まなければ東京の出張に間に合わないため、私の考えで2日に一旦石垣に戻って、また3日に那覇に出て、旅費も出ますけれども、宿泊費も出るぐらいだったら、私が私用を入れるので、2日に石垣に戻らずにそのまま那覇にいると。3日も那覇にいて、4日に那覇から羽田に行くという日程を選択いたしました。当然、その間、戻るべきである2日に戻らなかったわけですから、那覇に宿泊する分に関しての宿泊費はいただいておりません。当然、その翌日の3日も自分自身の判断で残りましたので、宿泊費及び日当等もいただいておりません。4日に那覇から羽田に行く分に関しては、通常、石垣からの分の旅費が出るんですが、那覇から戻りましたので、那覇─羽田間の旅費をいただいているわけでございます。支出をしているわけでございます。 以上でございますが、昨日の内原議員の説明の中で表を見せていただいた部分があったんですが、そちらのほうに私用、私用と2日間入っていましたので、私どものほうとしては、細かい確認をとれないまま、私用だというふうな判断をして、どういう状況かわからなかったものですから、今回のような詳細な説明ができなかったことをご理解いただきたいというふうに思います。 あわせてもう1点、新垣重雄議員一般質問の中で、私が答弁した中において、ゴルフ場から、自衛隊予定地から汚染物質や有害物質が出ることはないというような話をする中で、話の流れで、それならば農地で使っている農薬はどうなんだというようなお話をさせていただいたと思うんですが、この発言の中で一部、住民の皆さん、農家の皆さんに誤解を与えてしまうような発言にとられた可能性もありますので、訂正をさせていただきたいと思いますが、石垣で使われている農地での農薬は適正に使われているものと思っておりますし、それによる水道水、また、地下水等の汚染というものは確認をされていないということですので、農家の皆様方にはご心配、ご不安を与えて、また、市民の皆様にもそういった不安を与えてしまったとするならば、おわびして訂正をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 休憩します。                               休 憩 午前10時12分                               再 開 午前10時13分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) それと、内原議員の質問の中でパネルの表示がございましたが、情報公開条例等でというようなお話をされていましたが、出張の支出、旅行命令等につきましては情報公開で入手することができます。それについては、どの経路から内原議員のほうの手元に渡ったかわかりませんけれども、うちのほうとしては、現存している情報公開条例で出した資料と同じということでございます。 ただ、内原議員がもう一度、その別表をお示しいただいたと思うんですが、その表の中に備考欄というか、出張日程のところに私用、私用と2つ書かれてありましたが、その資料については石垣が作成している資料ではないということと、もう1点、それは事実と異なる表を提示して、議場で公開をして質問したということは、私は大変問題があるのかなと。             〔何事かいう者あり〕 手元に資料として持っている中で、自分で質問する分、使う分に関してはいいかと思うんですが、それを拡大コピーして全国に誰でも見れるような状況の中で、私用、私用と断言して記入してオープンにしたというか、公開したということは、私は非常に問題だというふうに思いますので、これについてはぜひ議員の皆さんでどのような対応をするのかご検討いただきたいというふうに思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) これ、マイクは入っているでしょうか。             〔何事かいう者あり〕 聞こえます。いや、中継も音は入るんでしょうか、これちゃんと。 ○議長(平良秀之君) はい、流れていると思います。 ◆13番(内原英聡君) 今、私が虚偽というふうに言われましたが、甚だ遺憾でございます。という理由が、旅行命令書にこう書かれております。正確に申し上げます。「また、6月2日宿泊費、6月3日宿泊費及び日当は私用のため支給なし」でございます。6月2日、この文面を読む限りでは、6月2日も6月3日も私用です。きのう、説明がもし足りないのであれば、私がつくったというふうな形で結構です。 それと、6月2日の要請行動があったというふうに、こちら、何か今は野党のほうでペーパーで先ほど説明されたとあるんですけれども、沖縄県知事沖縄総合事務局農林水産関係要請行動、これが公務だったら宿泊費はなぜ出ないんですか。朝だけが公務で昼からは私用だったから出ないんですか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほど申し上げましたように、2日は午前中、午前中というか、その日中は沖縄県知事、そして沖縄総合事務局農林水産関係要請行動をしました。通常の日程であるならば、その日は石垣に帰ってきます。通常の日程であれば。わかります。             〔(わかりません)という内原英聡議員〕 いやいや、仕事が終わって、那覇で仕事が終わったわけですから。             〔何事かいう者あり〕 いやいや、那覇で。             〔何事かいう者あり〕 ちょっと待って。那覇で仕事が終わったので宿泊する理由がありませんから、本来だったら石垣に帰ってきます。先ほども申し上げましたように、次の4日の出張があるので、通常であるならば、3日に夜のうちに那覇に入らなければなりません。もし私が一旦石垣に帰ってきて那覇に3日に出るのであれば、当然、旅費も宿泊費もいただきます、これは公務ですから。ただ、2日に那覇から石垣に戻らずに那覇にそのまま滞在する。そして、4日に飛ぶために那覇に滞在することに関しては、これは私の都合で泊まっていますので、両方とも宿泊費も私が自分で出しましたし、3日に関しては丸1日仕事をしておりませんので、日当もいただいておりません。 ただ、厳密な話をするならば、本来であるならば、4日に那覇から羽田に行く分で那覇に前入りしなければならないのは、これは理由としては当然なので宿泊費をもらってもいいかというところの判断もあるかもしれませんが、私は3日に関しても、実際に飛行機を使って石垣から那覇に出たわけではないので、宿泊費はいただかないという形とさせていただいております。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午前10時17分                               再 開 午前10時18分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) きのう、私がパネルで使用したのは2つの資料です。表1は旅行命令書の写しの拡大コピーでした。もう一つは旅行命令書をもとに作成した表です。 それで、今、虚偽とおっしゃいましたけれども、石垣に通常であったら戻らないといけないんですよね。何で戻らないんですか。私用だったらそれはご自身のお金で行って戻ってくるという話ですよ。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 内原議員、これは余りにも人をばかにしているというか、とんでもない発言だと思いますよ。じゃあ、内原議員がおっしゃるならば、私が私用があるならば、例えば、那覇で仕事を終わらせて、一旦、これから私用に入るので1回石垣に公費を使ってですよ──これの場合だと公費です──石垣に戻る分も公費で払って石垣に戻ってきて、その後、自分の私費でその日のうちにすぐまた戻って那覇に行って、自分のお金で宿泊して、用事を済ませて、また自分の費用で石垣に帰ってきて、石垣から公費で出発しろと言っているのが今の内原議員の説明ですよ。             〔(違います)という内原英聡議員〕 いやいや、そうでしょう。だって、用事がないんだったら石垣に帰ってこいと言うなら帰ってきても構いませんけれども、帰ってくる場合には公費で帰ってきますよ。公費で帰ってきた上で、自分の用事を済ませるために自分の費用で那覇に行って、那覇で自分の用事を終わらせた後に那覇から石垣に戻ってきて、そこからまたスタートして石垣から羽田までの旅費を公費で出せという話ですから、私としては全体の考え方とすると、時間的なロスと、そして、石垣に対する公費の支出とかの面から考えると、市民に対しては損害は一切与えていないし、逆に言うと、受け取るべきものも受け取っていない状況でさせていただいているのが今の私の公と私の分け方だというふうに思っておりますが、それに間違いはないと思っております。 ○議長(平良秀之君) ちょっと待ってください。この議論は、本来はきょう一般質問でありますので、お互いの主張にさまざま言い分があると思います。この案件に関しては。             〔(もう1点だけお願いします)という内原英聡議員〕 それは許します。その前に議運で取り扱いを含めて協議をしたいと思います。 それでは、内原英聡君。 ◆13番(内原英聡君) そうしましたら、この件についてはじっくりやりとりをさせていただきたいんですけれども、少なくとも私は旅行命令書をもとに表も作成しました。 そこで、今、沖縄県知事沖縄総合事務局農林水産関係要請行動とございますが、読み上げますね。こちら、旅行命令書にどう書かれているか。要務というふうなところがあります。平成29年度八重山観光感謝のつどい、これがございます。次に、要請行動とのみ書かれております。わかりません、これが何か。また、沖縄めんそーれフェスタ2017、教育再生首長会議、第87回全国市長会議全国手話言語区長会総会全国青年市長会役員会及び意見情報交換会とございます。今回出てきたのが沖縄県知事沖縄総合事務局農林水産関係要請行動──本来であれば、これは正式名称を書くべきではないですか、旅行命令書には。             〔何事かいう者あり〕
    ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午前10時22分                               再 開 午前10時22分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。今の案件については、お互いの主張がありますので、議運で取り計らいます。以上です。             〔(はい)という内原英聡議員〕 それでは、本日最初の質問者、石垣 亨君の質問を許します。石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 皆様、おはようございます。いささか調子も狂ってしまいましたが、一般質問最終日のトップバッターです。よろしくお願いをいたします。 それでは、過日通告いたしました事項につき、要旨を申し上げ、一般質問いたします。 まず、議会事務局強化について。昨今のさまざまな市民活動による要請、請願等の増加、県内外各所からの視察の増加に伴い、市長部局もそうでありますが、議会事務局の業務量がふえている。このことが課題になっているように見受けられます。職員の配置等については定員適正化計画等が策定されていますが、その中においてどのように位置づけられているか、現状を伺います。 次に、交通安全への取り組みについて伺います。幾つかの団体がありますが、どのような取り組みをどのように役割分担し、すみ分けておられるのか、補助金等の助成額はどうなっているか伺います。 次に、施政方針における観光施策について伺います。とりわけ量より質の表現に大きな期待を持つ関係者も多くいるはずです。どのような具体策で取り組んでいかれるのかお聞きいたします。 最後に、陸上自衛隊配備計画に対することについてとして、関連するもろもろのことについて伺います。 再質問は自席にて行います。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) おはようございます。石垣 亨議員の1項目め、議会事務局の強化についてお答えをいたします。 本市議会事務局は、事務局長1名、次長1名、他職員4名並びに賃金職員2名の体制となっております。 本市職員の定員管理につきましては、社会経済情勢の変化等を踏まえ、対応すべき行政需要の範囲、施策の内容及び手法を見直しながら、随時適正に行ってきたところでございます。 平成17年3月、総務省より、地方公共団体における行政改革推進のための新たな指針の通知がなされました。その中におきまして、定員管理の適正化として、さまざまな取り組みにより極力職員数の抑制に取り組むことと示されているところでございます。 本市におきましても同通知を受けまして、平成17年度から平成21年度までの集中的な取り組みといたしまして、石垣集中改革プランを策定いたしてございます。その中で、定員管理の適正化につきましては、第3次石垣定員適正化計画を策定し、計画に基づき、定員管理を行ってきたことによりまして、各部署におきましては職員数のスリム化が図られてきております。 一方で、昨今の社会経済情勢や住民ニーズの多様化、さらには県からの事務・権限移譲等によりまして、近年は職員の抱える事務量がふえている状況にございます。今後は、全庁的な所管事務量等の調査を行い、あわせまして、議会事務局の人員の配置につきましても、県内類似団体の状況等も踏まえ、適切な配置を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午前10時27分                               再 開 午前10時27分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 石垣 亨議員の2項目め、交通安全の取り組みについてお答えいたします。 本市での交通安全対策の取り組みといたしまして、春、夏、秋、年末年始の年4回の交通安全運動にて重点的に、各関係機関と連携を図り、各種啓発運動を実施しております。その運動期間中には、登校時に職員や関係団体等の交通指導員が街頭にて交通安全指導を実施し、子どもたちの安全を見守るなど、交通事故予防啓発活動を実施しております。 しかしながら、依然として、飲酒運転検挙率、レンタカー物損事故が増加傾向にあることから、関係機関・団体が連携し、空港、観光地での啓発活動を行っているところでございます。その結果、八重山署管内においては3年間死亡事故ゼロを継続中で、昨年は八重山警察署が交通安全対策等優秀警察署四半期表彰を4期連続で受賞するなど、関係機関との連携は良好に推移し、結果を残しているところでございます。 今後も引き続き、関係機関との連携を密にし、交通安全運動の充実、取り組み強化を進めてまいります。 補助金等のあり方につきましては、補助金の交付につきましては地方自治法第232条の2の規定に基づき交付を行っております。交付に当たっては、その目的が不特定多数の市民の利益につながるか、公平性は保たれているか、金額に見合うだけの費用対効果に結びついているかなどを勘案し、本市財政状況及び対象団体の運営状況に応じた交付を行っているところでございます。 続きまして、4項目め、自衛隊配備計画について、間接民主制を補完する住民投票などはどのようなときに使われることを想定したものと考えるかについてお答えいたします。 一般論といたしまして、住民投票制度は市政の重要事項について投票によって住民の意思を把握し、その総意を議会や長の意思決定に反映させることができる仕組みであると認識しております。 住民投票については、議会と長がしっかりと民意を反映した市政運営を行っていけば必要がないという考え方がある一方、社会情勢の変化で選挙時にはなかった新たな争点が出てきたということで、民意を問うという意味においては、間接民主制を補完するものとして住民投票制度は必要であるとの考え方もあり、議論が分かれるところでございます。 ○議長(平良秀之君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) おはようございます。石垣 亨議員の3項目め、施政方針、観光施策についてお答えいたします。 観光におきましては、観光客数の増加や誘客を促す観光資源やそれを効率的に紹介できる旅行商品の造成が観光地としての目標であり、今後も本に観光客を集客していくことは観光振興の前提になると考えております。近年は、団体周遊型旅行から個人型旅行への旅行形態の移行、旅行者のニーズの変化や多様化など、これまでの観光客数に着目した観光の捉え方から質を重要視した観光地づくりが求められております。質への転換とは、観光客に満足度の高い観光を提供でき、一方で、その対価として観光従事者や地域の人が誇りを感じ、地域経済も発展することだと考えており、量から質へ、レベルの高い国際観光都市を目指し、受け入れ基盤の強化に努めてまいりたいと考えております。 ストレスを感じることのない滞在やリピーターの獲得など、観光地として持続的発展を目指すために、Wi─Fiアンテナを観光地や市街地を中心に増強・強化を行い、それを踏まえ、多言語対応の観光アプリの機能強化に取り組んでまいります。 また、世界の島嶼エリアの先進地と情報共有や課題解決を図るためのパネルディスカッションなどを行い、ネットワーク形成のための国際会議「アイランダーサミット石垣」を開催したいと考えております。 一括交付金を活用し、インバウンドのさらなる拡大を図り、国際定期便の安定就航化、新規就航開拓に向け、当期における国際線航空会社への新たな助成制度の創設に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 また、本は古くから「詩の国、うたの島、踊りの里」と言われ、美しい風土や細やかな人情によって育まれた民謡や舞踊など、伝統文化が継承されており、その伝統はBEGINや夏川りみなど、本を代表するアーティストを輩出するなど、現代においても受け継がれております。このことから、音楽に代表される八重山民謡など、音楽分野でのユネスコ無形遺産への登録を目指す文化観光コンテンツ推進業務を進めてまいりたいと考えております。 観光誘客の基盤となる観光施設の整備など、ハード面におきましては観光部署と連携を図って取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き石垣 亨君の再質問を許します。石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) それでは、再質問、順を追ってやっていきたいと思います。 まず、議会事務局の強化についてでありますが、職員の現状は、局長1名、次長1人、職員の皆さんが4名、このようなことでありました。最南端都市ということで人気が非常に高くて、全国各地から視察に訪れる回数も結構カウントされているんじゃないかと思われます。加えて、特別委員会等で職員皆さんはまた疲弊をしているようにも感じられます。 まず、行政視察の受け入れ対応の状況等についての調べがあるのであれば、それをお示ししていただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えをいたします。 議会事務局におきまして確認をいたしているということで、その内容につきましてご報告をさせていただきますけれども、これは通年、暦年での数の把握のようでございます。平成29年は32件、平成30年におきましては29件となっているようでございます。 なお、類似の自治体の状況についても、議会事務局のほうでお問い合わせをしている数字が私どものほうに資料として届いておりますので、ご報告をさせていただきます。 まず、名護のほうが26件、豊見城のほうが5件、うるまにおきまして15件、宮古島におきましては20件ということでの行政視察の件数になっております。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 今の数字からも見られますように、名護、うるま等は26件、15件と、このような格好で飛び抜けて多いような数がカウントされております。 ひところ、議会改革というと定数の削減あるいは予算削減と、短絡された議論で地方議会無用論まで飛び出したことがありました。実際に全国の95%の自治体で減数条例が制定をされております。石垣も多分に漏れず議員定数削減されまして、また、職員についても先ほどの第3次定員適正化計画で管理をされているはずでありますが、職員の定数そのものはどうなっているのか、どのように定められているのかお聞きをいたします。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午前10時37分                               再 開 午前10時37分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 条例定数ということでございますが、平成30年4月1日の条例定数と配置数につきまして、あわせてご報告をさせていただきます。 議会事務局、条例8、配置が6、市長部局、380──条例で、371の配置、選挙管理委員会、3の条例定数に対して3の配置、監査委員事務局、条例定数3に対して配置3名、教育委員会事務局、108の定数に対しまして84の配置でございます。農業委員会、条例定数7に対しまして定員配置が6、消防職員につきましては、62の条例定数につきまして61の配置、水道事業、定数条例30につきまして配置が23名ということで、条例定数総計数601名に対しまして、定員管理上の範囲における配置といたしましては557ということになっております。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) ご親切に細やかにありがとうございます。 平成10年4月に地方議会活性化研究会がまとめた資料によりますと、中央と地方のいかんを問わず、議会にとって最も重要な権能は立法権、財政権、行政監督権の3種である。だが、我が国の地方議会は、明治以来、一貫して執行権に対して脇役的な存在に終始して、これら3種の権能を十分には果たしてこなかったと言える。二元代表制化では、都道府県でも市町村でも議会で議決される条例の99%が首長サイドからの提案によるもので、残りの1%も議会の組織あるいは運営に関するものが多く、住民の権利義務にかかわるものはさらに限定されていた云々とあります。このような旧慣行から、我々議会ではチェック機能のみを果たせばいいという安易な方法に流されてはいないのかと、このように自戒の念に駆られるわけであります。本来持っているはずの立法権、大きな役割の一つでありますこの権能を十分に果たす上でも、事務局のサポート体制は必要であり、ぜひ調査係をふやしていただきたいと、次長、局長にはさらに高度な判断等に備えて、常に備える余力を持っていただきたいと、このような体制をつくるべきと強く望むものであります。 そこでお聞きをいたしますけれども、このような考え方についてどう思われるか。ふやせという話ではなく、数年前に減にされた1名分をぜひ戻していただきたいと、このように希望する次第でありますけれども、お考えをお尋ねいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) ただいま、議員のほうのご提言でございます。私たち全体としての業務量もかなりふえております。ということで、全体の定員管理を含めて検討する必要がございますけれども、確かに議会事務局の職員の1人の減の回復ということではございますが、現在、新年度に向けてのヒアリング等も済ませ、新年度体制はほぼ構築をしているところでございまして、即、ここで1人増という返答はできかねますけれども、業務量、行政視察の数、あるいは、また、昨今の議員のほうの政務活動に備えるような職員体制についてのご要望でございますので、そこにつきましては全体的な把握と、あと、市長、議長、ご意見等も賜りながら、任命権者の判断を仰ぎつつ、決定をしてまいりたいと、前向きに検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) それでは、今すぐにということは乱暴であります。また、計画に基づいてやっているはずですので、ぜひ、このような希望があるということでお酌み取りいただきたいと思います。 次に行きます。交通安全に対する取り組みであります。 まず、冒頭で伺いましたけれども、幾つかの団体が交通安全に関する取り組みをしている団体がありますけれども、石垣交通安全推進協議会、また、八重山交通安全協会、それはどのような団体で、どのように役割分担をして、どう評価をされているか、このようなことをお尋ねいたします。 ○議長(平良秀之君) 総務部参事兼防災危機管理室長、大濵 武君。 ◎総務部参事兼防災危機管理室長(大濵武君) 石垣 亨議員の再質問にお答えします。 八重山地区の交通安全協会は、八重山地区の交通の危害防止のため、交通道徳の普及・高揚を図り、もって交通秩序の確立と交通安全の実現に寄与することを目的としている団体です。石垣の推進協議会も同様な目的で、互いに協力して交通安全のために活動しております。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 八重山交通安全協会さんからは補助金が少な過ぎると、このような関係者のお声を頂戴しているはずですけれども、構成団体の負担割合、例えば、石垣が幾らなのか、竹富、与那国がそれぞれ幾らなのかということについて伺います。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午前10時45分                               再 開 午前10時46分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 総務部参事兼防災危機管理室長、大濵 武君。 ◎総務部参事兼防災危機管理室長(大濵武君) 石垣議員の再質問にお答えします。 本協会からは、八重山地区交通安全協会へ、補助金としては出しておりません。ただ、8万5,000円を本市の新1年生への交通安全ランドセルカバー、交通安全協会を経由して石垣の新1年生に毎年贈呈しています。その贈呈費として助成しております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 補助金としては出していないということでありました。ランドセルのカバー代としての助成、実費の負担ということですかね、そのような感じで支出がなされているということでありました。 先方にとっては、補助金をふやしてほしいという気持ちで、私もいろいろと取り組んできたところでありますけれども、聞き取りをすればするほどに、調査をすればするほどに厳しい声にぶつかってしまいました。かつて賛助会員であったという皆様、あるいは市民の皆様とか、いろいろさまざま聞き取りをした結果、どうも窓口の対応が悪くて協力する気になれないとか、車庫証明あるいは免許更新の際の協力金などについてはもうちょっと対応を工夫してほしいとか、厳しい意見がありました。 観光客が増加をする中、レンタカー、あるいは、外国人観光客等、交通環境の厳しい現状がある中におきまして、交通事故ゼロ3年達成されている。これには関係者の皆様の血のにじむようなご努力のかいがあってのことかと思われます。実際、会長さんも20年以上前からボランティアで交通安全見守り活動をずっと継続されているのを多くの市民が目にしています。 また、つい先日、本土のほうでありましたけれども、ボランティア活動中の事故もありました。その際の保険料の負担などのあり方については課題の一つかと思われますけれども、この部分についてのお考え、見解があれば伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 総務部参事兼防災危機管理室長、大濵 武君。 ◎総務部参事兼防災危機管理室長(大濵武君) 石垣議員の再質問にお答えいたします。 八重山交通安全協会とは、年4回の交通安全全国運動等、大変いい関係を持ってお互い協力して大変いい活動ができていると思います。石垣の交通安全推進協議会も石垣にありますので、そちらと連携して大変いい活動ができていると思います。 交通安全活動、多くのボランティアの立哨員とか、職員の立哨とか、交通安全母の会とか、多くのボランティアに支えられて実施しております。その中で立哨員の安全というのは大事なことでありますので、こちらでも保険等に関して八重山地区交通安全協会等とも連携して、この辺の対応を考えていきたいと話し合っているところであります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 交通安全協会さんがどのような活動をしているのかわからないという市民皆様にも、どうかアナウンスを強化しながら協力を仰ぎ、組織の活発な活動が展開され、さらなる発展のためにさらなるご努力を傾注していただきたいと、また、活動が円滑にできるようなサポート体制もぜひお互いに話し合いながら進めていただきたいと、このように希望して次に移ります。 施政方針の観光施策について伺います。 量より質、使い古された感のある言葉でありますけれども、具体策はあるのかという点についてお聞きをいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 量より質、使い古された感がある言葉ではあるが、具体策はあるのかということでございます。冒頭でも申し上げましたとおり、平成31年度におきましては、国際会議「アイランダーサミット石垣」の開催や、また、Wi─Fiアンテナや観光アプリの増強、機能強化などで、ストレスを感じることのない滞在やリピーターの獲得につなげたいと考えております。 また、国際定期便の安定就航化、新規就航開拓に向けた冬場における国際線航空会社への新たな助成制度を行い、インバウンドのさらなる拡大による観光消費額の増額に取り組みたいと考えております。 文化観光の側面から、音楽分野でのユネスコ無形遺産への登録を目指しまして、文化を生かした観光の価値を磨きたいと考えております。 旅行者のニーズの変化や多様化などに対応いたしまして、観光客に満足度の高い観光を提供する受け入れ基盤の強化に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 冒頭の答弁のほうでもありましたけれども、観光従事者が誇りを感じるとはどのようなことかということについてお尋ねをいたします。 今、先ほどの部長のお話の中では、の持つアイランダーサミットとか、国際便の就航を円滑に持っていくとか、助成をするとか、さまざまな施策がお話しをされたわけでありますけれども、やはり観光従事者の皆様が豊かさを感じる状況にならないと、誇りを感じるということにはつながらないというふうに思うわけでありますけれども、その点についてどのようにお考えなのか見解を伺います。 ○議長(平良秀之君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 観光従事者が誇りを感じるとはどのようなことかということでございますが、県におきまして県民を対象に沖縄観光に関する県民意識の調査が実施されまして、平成30年7月に公表されております。観光産業へのイメージは、休みがとりにくいが39.2%で最多となっており、社会的評価が高いかにつきましては3.2%でございました。 観光を憧れの職業として誇りを育む取り組みとしまして、現在、観光人材育成事業に取り組んでおります。産学官民連携で観光の課題解決を図ることを目的に、石垣島の高校生が伝えたい地域発信プロジェクト「Chura☆Iプロジェクト」を展開しております。この成果として、パンフレットを高校生のもとで作成をされておりますが、制作する中で高校生たちは島のことを改めて知り、制作の過程において携わった観光従事者を敬い、そして、この島のすばらしさに誇りを持ち、いつか発信していくと申しております。島のことを改めて知り、いつかこの島の発展に尽力してほしいというふうに願っております。 そういった高校生の人材育成も行っておりますが、そのような中で、観光従事者の観光業への誇りの創出のためには、本市の恵まれた自然環境や独自の文化などの本市観光サービスの価値やイメージを高め、洗練された観光地として来訪者が再び訪れたいと思う魅力ある地域づくりを進める取り組みが重要だと考えております。世界的な評価を得ることで観光業界の活性化につながり、観光従事者の待遇改善や社会的な地位向上が図られ、観光業に従事する仕事への働きがいや誇りにつながっていくものだと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 私の感じることでありますけれども、また、友人の何名かが言うことであります。居心地の悪い中途半端な都会になってしまったなという感じがするというようなことがたびたび話されます。 器はどんどんできていますけれども、だけど、働く人が十分にいない。昼食に入ったレストランでは、厨房とホールを1人ずつでそれぞれで回しています。「議員の皆さん、お願いです。大学か専門学校をつくってください。バイトもいなくて大変です。2人でやっているんです」と言われます。また、居酒屋では、客が帰りしなにレジで「遅いんだよ。対応が悪いんだよ」とどなり散らして帰っていく。どこも働き手の足りない状況であります。 全国的に見ましても、コンビニの店長、あるいはホテルの管理職、エンドレスでの働き方をしなければならないと、このような大変な状況があるわけでありますけれども、私は、従事者の皆さんが誇りを感じるということに先立つ前に、行政側では従事者の皆様の生活の程度はどのようになっているのか、収入の程度はどのようなのかということについては調査をされたことがあるのかどうなのかということについてお聞きをしてきましたけれども、これまではそのような取り組みがなかったというふうに記憶をしておりますが、いかがでしょうか。今後の対応策についても伺います。 ○議長(平良秀之君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 収入の実態調査はということでございますが、観光の現状の把握につきましては、観光PDCAサイクルということで、計画・実行・評価・改善のサイクルを継続することによりまして改善を図っていく手法がございまして、本市におきましても業務を推進する中で取り組んでいるところでございます。 昨年開催いたしましたプラットフォーム会議の資料としまして、市民や観光客に対してウエブ調査を実施しておりますが、現在、観光関連事業者等への調査は実施しておりません。観光客のみではなく、市民や自然環境を利活用している事業者などからアンケートを実施し、そこから見えてくるバランスを可視化することで、本市観光の強みを生かすことや弱みの底上げを図り、バランスのとれる施策に反映したいというふうに考えておりますが、収入の実態調査のおきましても、その調査の際に検討したいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 今、PDCAという言葉が出てきましたけれども、そのPDCAを回す前にぜひ現状の把握が必要であると、私はそのように考えます。何をもとに比較をしていくのか、何がどうよくなっていっているのかということは、調査のない前にはもう全然わからないことですよね。検討のしようがない。このように思われます。比較するすべを持たないまま施政方針に書かれたということは、これは私は妄語であると言っても言い過ぎではないかなと思います。後々調べるという予定じゃなくて、これは早急にすべきだと思います。 高所得者層が何ゆえタイムサービスの1杯100円のビールに喜んで群がるのか。サービスを提供する側の質の向上も同時に図らなければなりません。よりよいサービスとは何かを知っている必要があるのではないでしょうか。どこのテーブルのどの場所に座っている人から先にサービスを提供すべきか。もしその人が一時的に席を離れている場合にはどの人から先にするのかと、そのような受け入れる側の質の向上も図る必要があるのではないかと、このように思います。受け入れる側が豊かでないことには、豊かな層を満足させることは不可能である。では、受け入れる側の豊かさというのはどのように図るべきかということを考えましたならば、自然とこの調査というのは重要なテーマになると。ぜひ早急に取り組まなければ、皆さんの言っていることはもう単なる妄語でしかないと、私はそのように思いますけれども、再度ご答弁をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午前11時01分                               再 開 午前11時02分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 議員ご提案の収入の実態調査におきましてでございます。議員がおっしゃられたとおり、確かに、現状の把握をして、どこにどのような収入の動きがあるのかというようなことは大変必要なことだと思います。新年度はそのようなことも踏まえた市民や自然環境事業者、あるいは、そこから観光客などとのアンケートを実施して、そこから強み・弱みを調査して反映していきたいと考えておりますが、収入の実態調査におきましても、なるべく早い時期に取り組んでいけるように予算確保などに努めて進めてまいりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) これは非常に重要な調査だと思います。手取り幾らでエンドレスな働き方をしているのかどうなのかというところは非常に重要だと思います。これは保育園・保育士の世界でも言えることであります。待遇の改善、これをやっていかないことには働く人がいなくなる。器ができても働く人がいなくなるという状況は変わらないと思います。ぜひ、事業者、経営者側だけでなく、従業員の皆さん、働いている側への聞き取り調査をぜひやっていただきたい。このように希望いたしまして、次に参ります。 陸自配備計画に関することということでありますけれども、冒頭でも少しお答えをいただきました。間接民主主義とその補完のための直接民主主義について、ある本によりますと、「地方自治の法としくみ」という本によりますと、憲法は地方自治体に執行機関としての首長と議決機関としての議会を置き、長と議員は住民が選挙で選出すると定めている。これを受けて地方自治法は、首長と議会が住民を代表し、それぞれの責任と判断で行政を営む間接民主主義を定めている。最も我が国は間接民主主義を基本としつつも、それを補完するために直接請求などの直接民主主義的な制度も採用しており、だからこそ、住民投票も実際に行われている。 しかし、重要なのは、現行法体制のもとで認められる住民投票にはおのずと一定の制約があるということで、この点について、行政法の専門家である原田尚彦氏はこう説いています。現行法の建前上、法律論として、無条件に住民投票が妥当と言えるか疑わしい。個別重要課題をアドホックに住民投票に委ねて決定するのは、長や議会の権限と責任体制を侵害し、制度の基本を揺らがせにするおそれがあるからであると、このようにされております。 このようなことでありますけれども、市長は住民投票などで判断を仰ぎたいとするような事態、あるいは事象、事柄でしょうか、それはどのような場合にあるべきとお考えでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午前11時06分                               再 開 午前11時06分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 基本的に住民投票に関しましては、よく言われているのが間接民主主義を補完する直接民主主義だというふうな話があります。私も含めまして議員の皆さんも選挙で選ばれてきているわけですから、その際には公約等、また、マニフェスト等を出して、また、地域住民の声を聞きながら選挙に出て、そして、また、それぞれの支持者の支援を得た上で投票をいただき、当選をさせていただいているというふうに認識しております。その上においては、任期中の4年間については石垣の運営、また、議会の中での活動については、それは保障されている部分だと思いますし、それぞれが責任を持って挑むべきだと思っております。 私の考える間接民主主義の補完という意味での住民投票については、仮に市長なり議員なりが市民の皆さんにお約束したものを果たさない、もしくは別の方向に動き出しているということで、そこで4年間の任期を全うするということがないように、ないようにと言ったらおかしいですが、それをおかしいというのであれば、そこでリコールなり、解散なり、解職請求なりを行える権利というものが私は直接民主主義じゃないかなというふうに思っております。 先ほど部長が答弁したように、これまでなかった事象が出てきて、誰もその話をしていなかった中において、どうしても市民の判断を仰がなければならないというときに、市長なり議会なりの提案で住民投票というものが行われるというのが通常の考え方だというふうに思いますが、住民側から提出するような住民投票については、先ほど申し上げましたように、解職請求等が妥当かなと、適切かなというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 石垣 亨君。 ◆22番(石垣亨君) 力は弱いところに作用します。自然の摂理であり、どうすることもできません。知る、知らないにかかわらず、植物も、動物も、人間も、宇宙・大自然の法則に従っています。鉱物や金属までも針先程度のさびや傷から飛行機は危ない目に遭います。バッファローの群れを追いかけるライオンが逃げおくれた親子をさらに引き離して子どものバッファローが餌食になるシーンを見ることがあります。子どものバッファローをふびんに思ってもどうすることもできません。世界中で宗教の違いなどから紛争や破壊行為が起き、町が攻撃され、煙の上がる瓦れきのそばで親を失った子どもが泣き叫ぶ。ある村は焼かれ、男たちは1カ所に集められ、やがてトラックでどこかへ運ばれていく。残された老婆や婦人が泣き叫ぶシーンを撮影するカメラマンたちがたとえ正義感が強かったとしてもどうすることもできない。力の均衡こそ平和をもたらす。攻撃したならみずからも痛手を負うことになる。こう考えさせることこそ、攻撃をためらわせる唯一の方法であり、世界中が採用している抑止論だ。飼っている牛や鶏はそれぞれ与えられた分だけの餌を規律正しく食べてほしいと願っても無理な話。自然の摂理で弱い者はより多く食べることはできない。弱い側が話し合いで解決しましょうよと叫んだとしても聞き入れてはもらえない。そういうことから、多くの人々が自衛隊に対して理解し、敬意を表しているにもかかわらず、少数の騒がしいさまざまな勢力によって過大に報道されている現状には憂慮を覚えます。過去の新聞に目をやると、福島瑞穂氏とともに野党の皆さんが写った写真には、「住民投票はもろ刃の剣。だから、市長選挙にはぜひ勝利して、市議選でも多数をとるように」と激励を受けています。結果はどうなったか。さらに、昨年の県議補選の結果はどうだったか。自衛隊の必要性を堂々と訴えた大浜一郎氏が勝利をしています。このように数々の選挙において結果は明らかであります。 さて、海外のネットで右翼、左翼というのを翻訳したのを紹介したのがありました。右翼は、ベジタリアンであるなら肉を食べないだけ。左翼は、ベジタリアンなら皆が肉を食べられなくなるように法的措置を求める。右翼は、誰か言論人や番組を気に入らないならチャンネルを変える。左翼は、気に入らない言論人を首にして番組の放送を禁止するように騒ぐ。右翼は、同性愛者なら静かに私生活を送るだけ。左翼は、同性愛者なら性指向を公にし、騒いで法改正を求める。右翼は、仕事を失ったら次はどこで働こうかと考える。左翼は、仕事を失ったらどうやって働かずに生活保護をもらおうかと考える。右翼は、この文章を読んだらほほ笑むだけだろう。左翼は、傷ついたと言って差別を訴える。 さて、この春を最後に卒業される皆様、長い間の公務員生活、大変お疲れさまでした。何かとご苦労もあったかと思われますが、どうか第二の人生を、お体を大事にされ、思う存分楽しんでいただきたい。このように心から祈念を申し上げまして一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(平良秀之君) 以上で、石垣 亨君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時12分                               再 開 午前11時24分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 次の質問者、砥板芳行君の質問を許します。砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) それでは、本日最終日、2番目の一般質問をさせていただきます。 それでは、過日通告いたしました一般質問の要旨を説明いたします。 今回の一般質問は、平成31年度の施政方針についてであります。議場で配付されている一般質問日程表にある質問要旨の順は、施政方針の順に沿って記載されておりますが、質問の順は各項目で関連する所管課にまとめた順で要旨説明と再質問を行いますので、よろしくお願いいたします。 なお、この質問順につきましては事前に当局に配付しておりますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、施政方針の冒頭箇所と地域の魅力あふれる「いしがき」、4、活力にある内閣府に新たに創設した沖縄振興特定事業推進費及び沖縄における観光防災力強化市町村支援事業、現庁舎跡地利用についてであります。観光につきましては本の基幹産業と位置づけ、本市経済は国内外の入域観光客数が好調であることから活況を呈しているとありますが、各種経済統計数値やデータでもって基幹産業と位置づけている観光が実際に市民生活を豊かにし、市民所得の底上げ、地域振興、地場産業の振興が図られているのか。また、量より質へ、さらにレベルの高い国際観光都市を目指す取り組みについてお聞きいたします。 次に、島の自然環境を守り活かす「いしがき」、1、環境と風景にある陸域からの環境負荷を低減させる取り組みについてであります。本は美しい豊かな海に四方を囲まれた島であり、海からの多大な恩恵により育まれてきました。しかしながら、文明化された生活や生産活動により陸域からの環境負荷は年々増加しており、とりわけ、急増する観光客が訪れ、飲食を行っている美崎町における排水処理が問題となっていることから、当局の取り組みをお聞きいたします。 次に、快適で生活しやすいまち「いしがき」、2、快適・安心にあるクルーズ船用岸壁及び背後地整備、都市計画と関連する生きがいのひとり親生活支援モデル事業についてお聞きいたします。今や基幹産業の観光にとってクルーズ船観光客がもたらす経済効果は莫大となっており、昨年のクルーズ船による観光客数は、寄港数が若干減ったにもかかわらず、約30万人となっております。クルーズ船用岸壁につきましてはこれまでに何度も一般質問で取り上げておりますが、昨年4月には南ぬ浜町新港地区におけるクルーズ船用岸壁の暫定供用開始が始まり、今後のクルーズ船観光のさらなる発展に期待するところであります。今後は、クルーズ船岸壁の背後地整備が急がれますが、当局の取り組みについてお聞きいたします。 次に、都市計画についてお聞きいたします。施政方針では公園と市営住宅についての記述がありますが、これまで何度も指摘してきた本市の宅地供給可能な土地不足、建築単価の上昇など、住宅環境が抱える問題が深刻となっているにもかかわらず、記載がなく、残念に思います。今年度は南大浜地区及び周辺が都市計画用途地域に指定するめどが立ち、新たに立地適正化計画にも着手するとのことですので、本市の深刻な問題になっている宅地供給可能な土地の拡大及び産業・福祉分野にも影響が出ている同問題への取り組みについてお聞きいたします。 最後に、陸上自衛隊駐屯地配備計画について、施政方針にある協力体制についてお聞きいたします。 以上、再質問は自席にて行わせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 砥板芳行議員の施政方針について、2点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 冒頭箇所1点目、本市経済は観光客数が好調で活況を呈しているという具体的な数値等はあるのかについてお答えいたします。 本市の観光入域客数は、近年の好調なインバウンドの相乗効果も相まって、観光入域客数は堅調に高い水準を保っており、昨年は統計開始以来過去2番目に高い137万人を記録しております。 一方で、観光消費額推計は過去最高の939億9,000万円となっており、対前年比9.5%増、金額としまして8億1,300万円の増額となっております。 また、個人市民税の調定額は、平成25年の南ぬ島石垣空港開港以降、入域観光客数の増加に比例し、増加傾向が続いており、対前年比8%増、金額として約1億3,800万円の増額となっております。 続きまして、4項目め、活力について、量から質へ、さらにレベルの高い国際観光都市への取り組みについてお答えいたします。 観光におきましては、観光客数の増加や誘客を促す観光資源やそれを効率的に紹介できる旅行商品の造成が観光地としての目標であり、今後も本に観光客を集客していくことは観光振興の前提になると考えております。近年は団体周遊型旅行から個人型旅行への旅行形態の移行、旅行者のニーズの変化や多様化など、これまでの観光客数に着目した観光の捉え方から、質を重要視した観光地づくりが求められております。 質への転換とは、観光客に満足度の高い観光を提供でき、一方で、その対価として観光従事者や地域の人が誇りを感じ、地域経済も発展することだと考えており、量から質へ、レベルの高い国際観光都市を目指し、受け入れ基盤の強化に努めてまいりたいと考えております。 ストレスを感じることのない滞在やリピーターの獲得など、観光地として持続的発展を目指すために、沖縄離島活性化推進事業を活用し、Wi─Fiアンテナを観光地や市街地を中心に増強・強化を行い、それを踏まえ、多言語対応の観光アプリの機能強化に引き続き取り組んでまいります。 また、世界の島嶼エリアの先進地と情報共有や課題解決を図るためパネルディスカッションなどを行い、ネットワーク形成のための国際会議「アイランダーサミット石垣」を開催したいと考えております。 また、一括交付金を活用し、インバウンドのさらなる拡大を図り、観光消費額をふやすために国際定期便の安定就航化、新規就航開拓に向け、当期における国際線航空会社への新たな助成制度の創設に向けて取り組んでまいります。 また、本は古くから「詩の国、うたの島、踊りの里」と言われ、美しい風土や細やかな人情によって育まれた民謡や舞踊が継承されており、その伝統はBEGINや夏川りみなど、本を代表するアーティストを輩出するなど、現代においても受け継がれております。このことから、音楽に代表される八重山民謡など、音楽分野でのユネスコ無形遺産への登録を目指す文化観光コンテンツ推進業務を進めてまいります。 観光誘客の基盤となる観光施設の整備など、ハード面におきましては関係部署と連携を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 砥板議員の平成31年度施政方針についての冒頭箇所2点目、内閣府において新たに創設された観光防災力強化市町村支援事業についてお答えいたします。 この事業は、次年度から3年間、内閣府沖縄総合事務局にて実施される補助事業となります。この事業の目的は、大規模災害等被災時に外国人観光客を含む観光避難民へ、食料、水、毛布、災害用トイレ等の備品及び避難誘導看板の設置等、市町村の取り組みを支援する事業でございます。補助対象経費といたしましては、避難所等に必要な整備・備蓄経費と事業促進費があります。補助率は、避難所等に必要な整備・備蓄経費が10分の9、事業促進費が定額補助となります。本といたしましては、次年度、観光防災力強化市町村支援事業を有効に活用し、観光客が安心して訪れることができる基盤づくりに活用していきたいと考えております。 続きまして、2項目め、快適・安心の3点目、陸上自衛隊駐屯地配備への協力体制についてお答えいたします。 陸上自衛隊駐屯地配備につきましては、昨年7月に、その必要性を理解した上で、として協力体制を構築する旨を発表いたしました。現在、駐屯地進入部分の造成工事を行っているものと認識しております。本といたしましては、引き続き、用地取得、移設・建設等について、国及び防衛省から新たな要請・申請等について、関係法令及び本の条例等に照らし合わせ、適正に行政事務を進めることとしております。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 砥板議員の施政方針について、順を追ってお答えをいたします。 まず、内閣府において新たに創設されました沖縄振興特定事業推進費についてお答えをいたします。 沖縄振興特定事業推進費は、一括交付金では対応が困難な地域課題や政策課題に対し、迅速かつ機動的に事業を推進するため、平成31年度予算として創設されたものでございます。対象となる事業は、沖縄振興に資する事業及び沖縄の特殊事情に起因する事業となっており、機動性要件、先導性要件、広域性要件を満たすものであります。補助対象者は市町村及び市町村と密接に連携して取り組む民間事業者であり、補助率は8割となっております。特徴といたしましては、一括交付金の事業計画に掲載された事業や既に申請実績がある事業は機動性要件を満たさないものとして対象外となるものでございます。本年度は3月から候補事業の調査がある予定でありますが、申請に関する相談は随時受け付けるスケジュールとなっており、本市においてはどのような事業に活用できるか、現在、事務方で調査・検討を進めているところでございます。 続きまして、市役所現庁舎と移転後の跡地利用に係る石垣市役所現庁舎等跡地利用基本方針策定委員会の進捗状況についてお答えをいたします。 現庁舎等跡地利用につきましては、現市役所庁舎の移転に伴う中心市街地の空洞化が懸念されていることから、庁舎跡地の有効的な利活用が求められているところでございます。昨年6月に、石垣市役所現庁舎等跡地利用基本方針策定委員会を設置いたしました。同委員会におきまして、中心市街地における課題の解消とともに、新たなにぎわい創出に向けて、現庁舎等の跡地利用基本方針の策定を目的にさまざまな議論がなされ、計4回の委員会とパブリックコメントを経て、昨年12月に市長に答申を行い、石垣市役所現庁舎等跡地利用基本方針が策定されたところでございます。今後は、基本方針に基づき、より具体的な基本計画の策定とあわせまして、民間活力手法の導入の可能性につきましても調査・研究をしてまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 砥板芳行議員の1項目め、施政方針、環境と風景の1点目、陸域からの環境負荷低減についてお答えいたします。 本市では、赤土等流出防止のため、石垣赤土等流出防止営農対策地域協議会を設置しております。協議会の取り組みといたしましては、農業環境コーディネーターの育成、グリーンベルトの増殖、植えつけ体制の構築、さらに、流出量の多いサトウキビ畑において、心土破砕や緑肥等、複合対策を実施していることにより、農地からの赤土の流出防止に引き続き取り組んでまいります。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 砥板芳行議員の1項目め、環境と風景について、陸域からの環境負荷低減の取り組みについてお答えいたします。 下水道事業により、生活あるいは生産活動等により生じる各種排水を直接放流またはくみ取りや浄化槽から公共下水道へ接続することで、生活環境の改善、公共用水域の水質保全に努めております。当市における下水道接続率につきましては、平成31年2月末時点において、公共下水道石垣処理区で58.8%、特定環境保全公共下水道川平処理地区で91.1%、農業集落排水宮良・白保処理地区で59.9%、同じく大浜・磯辺処理地区で20.6%となっております。今後とも、接続率向上を図るため、排水設備構造等融資貸付制度、接続促進事業補助金等の活用、接続普及員による啓発活動等を推進してまいります。 次に、2項目め、快適・安心の1番目のご質問にお答えいたします。 新港地区クルーズ船用岸壁整備状況につきましては国直轄事業となっております。本年度計画では、今年4月に暫定供用を開始されました岸壁延長295メートルに引き続き、45メートルの延伸工事が進められております。 また、次年度計画として、80メートルの延伸のため、公有水面埋立願書については平成30年石垣市議会12月定例会において承認をいただいております。事業完了は平成32年度末を予定しており、完成しますと20万トン級のクルーズ船の接岸が可能となる予定です。 背後地の整備計画について、今年度、CIQ機能を含むターミナルビル整備及び背後地区計画策定のため、石垣新港地区にぎわい創出計画庁内検討委員会、また、外部委員を含む石垣新港地区にぎわい創出計画策定委員会を設置し、それぞれ2回の会議を実施しております。その概要は、民間活力を誘致するための手法を本年度内に決定し、次年度以降、開発者へのアプローチを図るものとなっており、そのため、市場調査、民活導入への支援業務委託の発注に向け、現在作業中でございます。平成31年度内に開発者向け公募要件を策定し、第1バースの本格供用開始にあわせて鋭意努力してまいります。 次に、快適・安心の2点目、都市計画についてお答えいたします。 施政方針におきましては、あんぐん公園と新川市営住宅に関することを掲載しております。あんぐん公園につきましては、園路並びにトイレの整備を行ってまいります。新川市営住宅につきましては、3年後の完成に向け、建てかえ工事に着手してまいります。 用途地域の拡大につきましては、宅地の供給にも資するよう、都市計画において取り組んできたところでございます。このたび、南大浜とその周辺に用途地域を指定するめどが立ちました。このことにより、用途地域は大幅に増加し、市街地はこれまでの1.5倍に拡大されることになり、宅地の供給に貢献できるものと考えております。今月から1年間の周知期間を設け、来年3月2日に効力を発生させる予定となっております。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 福祉部こども未来局長、南風野哲彦君。 ◎福祉部こども未来局長(南風野哲彦君) 施政方針、生きがいのひとり親家庭生活支援モデル事業についてお答えをいたします。 本年度スタートいたしました石垣ひとり親家庭生活支援モデル事業は、親と子に安定した家庭環境を与え、生活に困難を抱えるひとり親家庭の生活の安定と子どもの健全育成を図るため、民間のアパート等を借り上げした住宅支援、家計管理や生活上の相談等、地域の中で自立した生活が送れるよう支援をすることを目的として実施をしております。 モデル事業における支援対象者は、市内に住所を3カ月以上有するひとり親家庭、18歳未満の児童を養育している家庭、本事業の支援期間内に自立に向けた具体的な目標及び意欲のある方となっております。 事業運営は、石垣ひとり親家庭福祉会へ事業を平成30年6月より委託し、平成31年3月時点で4世帯の支援を行っております。 支援内容といたしましては、ひとり親家庭からの相談対応及び支援を行う生活支援コーディネーターによる各家庭の状況に応じた自立支援計画により、ひとり親家庭福祉会が民間アパート等を借り上げた拠出を提供する住宅支援、子どもの成長や進学を見据えた家計管理の相談支援、自立を促進するため、就職や転職等により安定した収入へつなぐための就労支援、生活面の不安等への相談及び指導を行う生活支援、保育所等の入所や各種子育て支援制度の手続を行う子育て支援等のトータルサポートを行う支援となっております。 住宅支援につきましては、民間アパート等の賃貸の家賃を上限6万円として入居時から原則1年間補助することとしておりますが、継続的な支援の必要がある場合には、最大1年を超えない期間で延長が行えるとしております。 なお、平成31年度は5世帯の支援を予定しております。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き砥板芳行君の再質問を許します。砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) それでは、再質問に入りますが、議長、申しわけございません、始まる前に申し入れをしなければなりませんが、参考資料、関連資料等の使用をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) はい、許します。 ◆19番(砥板芳行君) それでは、先ほど要旨説明で述べた順に沿って再質問を行わせていただきます。 まず初めに、観光ですが、施政方針にもありますとおり、観光を本市経済の基幹産業として捉え、取り組んでいくということになっております。現在、石垣への観光客、昨年は前年を若干下回りましたが、それでもなお多くの観光客にお越しいただいております。観光により地域経済が活況を呈しているというのは、もう市民誰もが肌感覚で感じていることなのかなというふうには思います。730交差点や美崎町ユーグレナモール、本当に多くの観光客が歩いている姿、10年前から比べると、本当に国を代表する観光地になったんじゃないかなという印象はあるんですけれども、観光は非常にほかの産業に対して波及効果の高い産業でもあります。観光が地域の戦略的総合産業とも言われておりますので、現在の活況を呈しているという観光、これが実際に多くの観光客を受け入れている石垣市民の生活、産業、地場産業の育成、そういったものに本当に資する状況になっているのかという部分を、先ほど、石垣 亨議員の一般質問にもございましたが、そこをもう少し関連して質問していきたいと思います。 まず初めに、先ほど、昨年は137万人の観光客が来ており、一方で、観光消費額推計は過去最高の939億円に達していると、対前年比で9.5%の増ということではありますけれども、全体的な経済における観光消費額というものは非常に伸びてはいるんですけれども、それでは、じゃあ、市民所得というものが実際に伸びてきているのかどうか、そのあたりの数値データ等がございましたら答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えいたします。 沖縄県企画部統計課発行の統計資料によりますと、石垣市民所得の推移は、平成25年度は1,013億6,700万円、平成26年度は1,032億2,800万円、平成27年度は1,084億1,300万円となり、毎年1.8%から5.0%の伸びを示している状況にございます。市民1人当たりの所得に換算をしましても、平成25年度は215万3,000円、平成26年度は218万8,000円、平成27年度は227万9,000円となり、同様に毎年1.6から4.2%の伸びを示しているということがわかっております。これら所得水準の伸びからも好調さが推測されるものだと思います。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 確かに、市内飲食店、さまざまな新聞等に出ている求人広告等を見ていると、10年前にはあり得ないぐらいの時給、バイト代になっているのかなと。沖縄本島の主要都市に行っても、石垣ほどの時給が店内に、アルバイト募集であったり、そういったチラシ等で石垣ほどの時給にはなっていないと。ですから、県内においてもかなり高い水準の賃金になっているのかなと思いますけれども、ただ、一方で、正規雇用社員、市内の企業の特に地元の企業における従業員、正社員の給与水準が伸びてきているのかどうか、そのあたりはデータとして把握されているのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 市内企業の給与水準に関しましては、該当する資料を確認することができませんでした。八重山公共職業安定所、ハローワーク八重山のほうの資料におきまして、3市町──八重山圏域の産業別の新規求人平均賃金の推移を確認することができました。産業別とは、農林水産業から建設業、宿泊業、飲食・サービス業など、それぞれの産業別における平均賃金をあらわしておりますけれども、概念といたしまして平均賃金は、平成27年度は月額17万円、平成28年度は月額17万5,000円、平成29年度は18万円と、毎年2.9%の伸びを示しているということでございます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 地域の市内の企業、そこの給与水準が上がってきているのかどうか、その辺はなかなかデータとして調査できない部分があるのかなと思いますけれども、ただ、私がさまざまな経済団体であったり、商売を営んでいる、また、企業を経営している方々の話を聞くと、確かに短期だったり、単純労働であったり、そういったバイト代についてはかなりの人材不足になっていると。ただ、社員というレベルでいうと、今はそんなに上げられる状況ではないと。というのが、企業における利益という部分がまだ給与を底上げさせるだけの収益を上げ切れていない状況があるのかなというふうには思います。ですので、実際に観光が地域経済にどれだけ基幹産業として位置づけて取り組んでいくのかという部分については、当局もそういう地元の企業等から聞き取り調査なり、そういったものをしっかりやっていく必要があるのかなというふうには思います。 先ほど、観光は総合産業、地域における戦略的総合産業というふうに位置づけられているわけなんですが、当然に観光産業が全ての産業分野に波及しなければならない状況にあります。よって、現在、石垣の産業の構造がどうなっているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 産業構成の現状につきましてですけれども、沖縄振興開発金融公庫が発行をしております沖縄経済ハンドブックによりますと、平成26年度は、農林水産業の第一次産業の生産額は64億4,300万円で、構成比といたしましては4.2%を占め、建設業や製造業のいわゆる第二次産業は188億1,800万円で、構成比が12.2%となり、サービス業等の第三次産業につきましては1,292億4,000万円で、構成比で83.6%となっており、総額1,545億100万円の占める割合といたしましては大部分が第三次産業ということとなります。 また、同ハンドブックによりますと、昭和57年度の生産額も表記されており、第一次産業は65億3,300万円で11.4%、第二次産業は146億700万円で25.6%、第三次産業は360億2,200万円で63%となり、総額552億1,300万円と総額がなっております。 以上のことから、総生産額で2.8倍の伸びが確認をされ、構成比におきましても第三次産業において約20%の伸びが確認をされているという状況でございます。観光・サービス業等の好調な推移が第三次産業で予測されるものだと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ただいま答弁いただいたデータ等については沖縄振興開発金融公庫が出している沖縄経済ハンドブックから引用されていると、私もこれを確認させていただいております。今、部長のほうから答弁いただきましたけれども、先ほど私が申し上げました観光産業は総合産業、地域における戦略的総合産業であると。観光が基幹産業として全ての産業分野に波及させなければならないということを申し上げました。部長の答弁で、これは直近の26年度と昭和57年の数値について今答弁がありましたけれども、確かに観光産業について、特に第三次産業ですね、観光産業については大きな伸びを示しています。 しかしながら、この統計データから見ると、第一次産業、平成26年が64億……             〔(4,300)という平良秀之議長〕 でいいですよね。64億円となっているんですが、昭和57年が65億円なんです。ですから、昭和57年から平成26年にかけて第一次産業は全然伸びていない。むしろ下がっている。第二次産業に至っては、平成26年が188億円なんですが、第二次産業、昭和57年は146億円、若干伸びは示しているんですけれども、大きな伸びとは言えないんじゃないかなというふうに思います。これを事業所ベースで見てみますと、製造業における石垣の事業所数で見ると、これはそんな昔の話ではないんですが、平成12年、石垣における製造業における事業所数は、これは特に食品等が主になっているとのことです。事業所数は石垣において168事業所あります。しかしながら、平成27年においては半減の71事業所まで半減しております。 次に、沖縄県、特に石垣においてもそうなんですが、建設業が占める産業の割合というのは非常に大きかったんですけれども、まず、建設業事業所数、平成21年には235事業所あったものが、平成28年には200業者まで減っています。建設業就業者数の推移を見ましても、平成7年は2,803名いた建設業就業者が、平成27年には1,893人、今までに1,000人以上減っています。ですので、観光における全体としての数字はかなり上がってはきているんですけれども、それがじゃあ、地場産業、地域の事業所、産業等に大きく波及しているのかというと、必ずしもそうではないという数字が見えてまいります。特に第一次産業に至っては昭和57年から若干減っていると。伸びが見られない。特に水産業は大きいですね。伸びが見られていないという状況にありますので、第一次産業に至っては、現在進められております六次化であったり、観光事業所が地域の農林水産物、そして食品等を多く採用できる、また、採用できるように経済環境をつくっていくということをこれからの当局の取り組みとしてしっかり位置づけてやっていただきたいなというふうに思います。 次に、施政方針にあります量から質へ、さらにレベルの高い国際観光都市を目指してということなんですが、これにつきまして再質問を行っていきたいと思います。 最初の答弁でも、今後、これまでの団体旅行から個人旅行へ移行することによって質の高い観光ということをおっしゃっておりました。答弁がありましたが、この取り組みについて、特に最近、日本全体を見ましても、欧米からの観光客もかなりふえてきている。まだまだ訪日外国人の観光客の割合からするとアジア勢がほとんどではあるんですけれども、それでもやはり欧米からの観光客がふえてきているということなんですが、石垣においても欧米からの観光客の数が目に見えてふえてきているなと感じますが、特に欧米からの観光客というのは、観光消費額では非常に大きなものがあるというふうに言われておりますが、そこへの取り組みについてお聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 個人型旅行増への取り組み、プロモーション、欧米からの観光客増へのアプローチということについてお答えいたします。 観光スタイルの潮流としまして、従来の物見遊山といいますか、そういった観光旅行に対しまして、現在、テーマ性が高く、体験型・交流型の要素を取り入れた新しいタイプの個人型の旅行商品の開発が注目されております。また、その中でも欧米の旅行者はその土地の歴史や文化、自然に非常に興味を持って日本を訪れ、その土地の食事を楽しむことも目的の一つとしているということでございます。そんな方たちの旅の目的をかなえてあげるためにも、石垣島や八重山の海や星空といった恵まれた自然を初め、体験としてのダイビング、石垣牛や海の幸、亜熱帯の気候が育むフルーツ、伝統的な食事、また、「詩の国、うたの島、踊りの里」と言われ、沖縄県の中でも独特の文化や歴史をこれまで以上にパンフレットやウエブなど、さまざまな媒体を通じてPRしていくことが重要と考えております。 石垣島の認知度は世界的に見ればまだまだであり、主要都市からの直行便が出ているにもかかわらず、来島の手段を知らない海外の人も多いということで、海外でのメディア発信やインバウンド旅行会社へのアプローチも重要な取り組みと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 最近、観光地、国内の自治体においては、ユーチューブだとかSNSを有効活用して地域のPR動画を発信したり、そういったことに取り組んでいます。ぜひ石垣も取り組んでいただきたいなというふうに思います。 それと、個人旅行客がふえてきていると。特に若い人たちはいろんな手段をもってネットや、航空会社もフルサービスのキャリアを使ったり、格安航空会社を使ったり、どこにお金をかけるのかというところで非常に情報収集をして旅行を楽しんでいる状況です。そういった中で、国内においても、今、全世界的においても、LCC──格安航空会社というものが非常にふえてきていて利用されているんですけれども、南ぬ島石垣空港にも、現在、国内線においてはピーチアビエーション、そしてバニラエアが就航しています。国際線においては香港エクスプレスが就航しているんですけれども、ことしに入ってニュースでピーチアビエーションとバニラエアが統合されるというふうに報道がありました。これによって石垣空港路線の増便・減便等が発生しているのか、そして、当局において、LCCというものについてどのように捉えているのか、あわせてお聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 南ぬ島石垣空港に就航しているLCC、ピーチアビエーション、バニラエアが統合されるということでの路線の増減についてということでございます。ピーチ・アビエーション株式会社並びにバニラ・エア株式会社の事業統合に伴いまして、南ぬ島石垣空港発着路線の一部変更が発表されております。バニラエアの那覇─石垣線はことし5月31日までの運航とし、成田─石垣線は9月30日までの運航となっております。バニラエアが運行しておりました1日3往復の石垣発着路線につきましては、路線を一部変更し、ピーチアビエーションとしてウインターダイヤ期間に順次運行する予定となっておりまして、関西─石垣線及び成田─石垣線をそれぞれ現在の1日1往復から1日2往復に増便予定でございます。 LCCの捉え方についてということでございますが、LCCとはローコストキャリアの略称で、効率的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社のことを指しております。日本におきましては2012年よりLCCが就航し、国内線は全体の10%、国際線は約22%のシェアの成長しております。本市におきましては、現在、国内線では先ほども申し上げましたピーチアビエーション、バニラエア、国際線で香港エクスプレスが就航しており、好調に推移しているようでございます。LCCの就航につきましては、本市の観光施策にとって大変重要な要素になるものだと捉えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ただ、統合によって成田、関空からの便は増便されるんですけど、那覇─石垣については運休という形になります。大変残念ですね。私もバニラが就航してから何度か利用させていただいていますが、やっぱり日によってはかなり搭乗率が悪い日もあって非常に心配しておりました。 ただ、搭乗率が低い理由は、那覇空港におけるLCCを使う際の利用するターミナルがLCC専用ターミナル、那覇空港の貨物ヤードのところにある制限区域の中のターミナルということで、タクシーも自家用車も入れない制限区域で、唯一、専用バスでしか入れないという非常に不便さがありました。 しかしながら、週明け3月18日には那覇空港において、国際線と国内線ターミナルを連結する部分において新たなターミナルが供用開始になります。そこでLCCも、ピーチ、バニラもそこに利用できるということで、これまでの交通の不便さが解消されるわけです。ですので、バニラが残念ながら運休となりますけれども、運航再開についてしっかり石垣でも取り組んでいただければと。ターミナルが那覇空港本体を使えるようになれば、かなり利用客もふえるのかなというふうに思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。 そして、国際線への取り組みについても記載がありました。国際線については、現在、香港エクスプレスと台湾から就航がありますけれども、ただ、台湾について、石垣においては台湾の蘇澳鎮が姉妹都市でもあります。以前はの職員を台湾に派遣して、台湾のマーケット市場開拓に取り組んでいたこともございました。台湾の観光客というのは非常に海外旅行なれをしていて、お客さんとしては非常にありがたいお客さんが多いのかなというふうに思います。もう少し台湾についての取り組みを強めるべきだと思います。特に台湾との交流、さまざまな交流をしています。を挙げて、また、民間団体を挙げて交流していますので、そういったところの支援をすることによって交流先の台湾の方々が多く石垣にも来ていただけるという効果につながるのではないかなと思いますが、その取り組みについてご答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。
    ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 本は、宜蘭県蘇澳鎮及び米国ハワイ州カウアイ郡との姉妹都市締結により、親善友好都市交流を展開しております。現時点では、蘇澳鎮については、先ほども出ましたけれども、首長同士の相互訪問などの行政間交流のほか、児童生徒によりますホームステイ交流を行っております。また、カウアイ郡については、ホームステイプログラムにおける本市中学生の派遣交流を展開しております。 次年度以降は、この姉妹都市提携の恩恵としまして、両地域の市民と石垣市民が直接触れ合える草の根交流を推進するべく、新たな枠組みの創出なども念頭に、両地域との意見交換や庁内関係課との連携を行いまして鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ぜひ取り組んでください。石垣で今、子どもたちのヨットをやっている八重山ジュニアヨットクラブの皆さんも独自に台湾の蘇澳のヨット愛好家の方々と交流をして台湾に行ったりとか、また、台湾からも来たり、相互交流もしています。そういった草の根の交流、たくさんあると思いますので、ぜひそういったところを支援していただければというふうに思います。 次に、沖縄振興特定事業推進費、あと、観光防災力支援強化等について再質問を行います。 まず、沖縄振興特定事業推進費なんですけれども、新たに創設をされたというものでございます。先ほど答弁でもございました。一般質問で石川勇作議員も取り上げておりましたが、そこで企画部長が答弁でさらっと触れていたんですが、推進費というものを活用しながらというふうにたしか答弁されたかと思うんですけれども、この件について、推進費の説明でもございました。沖縄の特殊事情に起因していると。あと、広域性要件等がございます。それに照らし合わせると、八重山会館というのは、まさにこの推進費、活用できるんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 改めまして、沖縄振興特定事業推進費につきましてご説明をいたしますけれども、その推進費は、沖縄振興特別推進交付金の対象経費であること、また、沖縄振興特別推進交付金に申請実績がなく、機動性を持って実施する必要があるというこの2つの基本的な要件を満たすことによっての採択ということで、採択基準がそのような2つの要件となっております。そのほか、将来的に自立して事業継続ができることや官民協働での取り組み、他の自治体へ事業効果が波及することなど、そこら辺の要件を踏まえて事業採択される仕組みとなっているようでございます。 八重山会館につきましては、沖縄振興特別推進交付金に申請をした実績がなく、市民の負担を考えると、喫緊の課題という認識をいたしているところでございまして、基本的な採択基準は満たしているものかと私どもとしては考えておりまして、離島区解消や離島住民の負担軽減に資する事業という観点からも、沖縄振興特定事業推進費の補助対象と私どもは認識をしているところでございます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ぜひ、これは市長の公約でもございます。この推進費を活用して実現に取り組んでいただきたいと思います。この件につきましては引き続き議会で取り組んでいければというふうに思っております。 観光防災力につきましては、一般質問で石垣達也議員も取り上げておりましたので、これ以上掘り下げての質問はございません。 ただ、先ほどの推進費にちょっと戻りますけれども、現在の現行の沖縄振興計画、もう残り3年、2021年度末で現行の沖縄振興計画は終了いたします。ここに来て、このように特定事業推進費とか、内閣府において新たないろんな事業が出てきています。離島活性化の交付金ができたり、さまざまなものができています。現行の沖縄振興計画がスタートする以前に、約2、3年前から沖縄県においては沖縄21世紀ビジョンというものをつくって、沖縄のこれからの10年の計画をどうしていくのかということを県内の行政、政治、また、識者、経済界、さまざまな分野の方の意見を集約して21世紀ビジョンというものをつくりました。本来であれば、2021年度末、終了まで3年を切るこの段階で、本来であれば、沖縄県は政府と対立ばかりするのではなくて、この次の10年、どういう振興策をつくっていくのかということに全力を注がなければならないと思いますけれども、石垣において、今回、この現行計画については、離島についてはまだちょっと弱かったのかなというふうに感じています。ですので、石垣、また、宮古島を含め、八重山、美ぎ島美しゃ市町村会、連携してこれからの新しい2022年から始まる振興計画については離島枠をしっかりつくって取り組んでいただけるよう、働きかけを強めていただきたいなというふうに思います。 それでは、次に、陸域からの環境負荷軽減について、取り組みについて再質問を行います。 まず、冒頭でも述べましたが、陸域からの環境負荷、農政のほうからもありました。建設部のほうからも、下水道について、接続率等についての答弁はございましたけれども、特にとりわけ急増する観光客、当然、お客様ですから水も使用します。飲食もいたします。これだけ増加している観光客が来る一方で、当然に排水という問題が出てきますが、当局として環境負荷についてどのように捉えているのか、答弁、まず考え方、お聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 観光客の増加に伴う排水量の増加についてでございます。 下水道事業の目的は、都市の健全な発達、すなわち、健康で快適な生活環境の確保の向上とあわせて河川・海域等の公共用水域の水質汚濁防止を目的としているものでございます。 また、人口の集中化、生活様式の近代化に伴い、トイレや台所、また、風呂場、洗濯水等の生活雑排水の垂れ流しで病原体のハエ、蚊、ネズミ、ゴキブリ、生活環境の悪化、河川、また、海岸・海域等の公共用水域の汚染の広がりを軽減し、貴重な漁場、観光資源等を保全するものでございます。 石垣のきれいな海等を求め、多くの観光客が訪れる石垣において、下水道の整備は海域の水質保全に有用な役割を果たしており、不可欠な施設となってございます。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 観光客がこれだけふえて、排水の問題も出てきます。とりわけ、多くの観光客が訪れる美崎町、飲食店が数多くある美崎町について、過去に何度か取り上げて質問しておりますが、改めて、現在の美崎町における下水道の接続率についてお聞きいたします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 美崎町における下水道の接続率でございます。美崎町は全域が供用開始をしており、平成31年2月末、接続率は人口別で42.5%となっております。引き続き普及に努め、地域の皆様へ、ご理解をいただき、接続率の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 42%の接続率しかないということです。冒頭でも観光について取り上げました。観光客がこれだけ伸びてきたことについては地域経済にとっては大変喜ばしいことではあるんですけれども、一方で、環境負荷がこれだけの伸び率でふえているという現状もご認識いただきたいなというふうに思います。美崎町に行っても、本当に多くの店が下水道に接続していない建物についても、合併処理浄化槽でもなく、単独処理浄化槽で厨房からの排水がそのまま側溝に流されている状況、ほとんどです。ほとんどがそうです。それが美崎町における悪臭の原因になったりしていますので、環境の件も含めてしっかり取り組んでいただきたいと思います。場合によっては石垣独自の、離島ですから、独自の条例制定も必要ではないかなと思います。下水道については石垣が所管ですが、浄化槽については沖縄県保健所が所管となっています。ですので、石垣の排水に対する新たな条例を制定するぐらいの取り組みをしないと、離島ですから、周りを海に囲まれて、この美しい海を目当てに観光客も来ています。観光によって海洋汚染が広がるということはぜひとも避けたいと思う、その努力を離島の石垣として全国に先駆けてそういう条例制定もしてください。場合によっては、石垣下水道課が「この店は下水道に接続しています」というステッカーをつくって店舗に張ればいいと思います。そうしたら、意識のあるお客さんはそういうお店を率先して利用すると思います。そこまでやらないと現状の排水による汚染はとめられないと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。答弁をお願いいたします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 下水道等に係る条例の制定についてでございますけれども、条例の制定につきましては、関係法令等との整合性、また、関係機関、また、部署、他市町村等の調査等、今後、調査・研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 強力に取り組んでいただきたいと思います。 次に、クルーズ船について再質問を行います。 クルーズ船につきましては何度も質問しております。前回は岸壁整備についてお聞きいたしましたが、今後は背後地の整備が重要になってくるのかな、急がれるのかなというふうに思います。クルーズ船につきましてはもうほかにも幾つかありますので、絞って再質問したいと思います。 まず、背後地整備、答弁にもございました。民間活力による手法によって整備をしていきたいということなんですが、その概要、また、スケジュール等について答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 民間活力による背後地整備等についてでございます。民間活力とは、PPP──パブリックプライベートパートナーシップやPFI──プライベートファイナンスイニシアチブ等の手法を行うものでございます。民間開発者の資金力及びノウハウを生かし、背後地区の整備を図りたいという考え方でございます。基本的には、開発対象地となる新港地区について開発者へ公募要件を提示し、開発者からの提案内容を審査し、開発者を決定するものでございます。スケジュールとしては、開発者を誘致するためのPPPまたはPFI手法の導入可能性調査、いわゆる市場調査や複数の開発業者とのヒアリング等を実施し、公募要件に基づく開発計画の技術提案書を求め、設置された審査委員会の審査により選定された開発者との協定を締結し、新港地区の開発を推進するものでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) ぜひ急ぎ、背後地整備については取り組んでいただきたいと思います。これにつきましてはもっと多くの再質をしたかったんですが、もう時間がございませんので、次回、続けてさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、都市計画についてお聞きいたします。 今回、施政方針の中には公園整備と市営団地の整備についての記載がございました。ただ、石垣の宅地供給可能な、建築可能な土地がかなり不足してきていると。これが住宅のみならず、福祉分野においてもかなりの影響が出てきているという状況になっております。 今週3月11日、東日本大震災から8年経過をいたしました。8年経過をしても、当時のテレビの映像から出てくる海端の海抜の低い土地が波に飲まれていく光景というものを鮮明に思い出します。 石垣においても過去に大きな津波が来た原因がございます。しかしながら、石垣の市街地については、建築可能な土地という場所はほとんどが海端に追いやられている状況です。高台は全て農地。農振除外を申請してもなかなか除外されない。あの津波から、明和の大津波から300年ほどたっていますけれども、専門家によると、300年から500年周期に津波が来ると言われています。300年から500年後に来るのではなくて、300年から500年の間にいつ来てもおかしくないというのが津波と言われています。海抜の低いところに住民は今押しやられています。高台に引っ越したいという人もたくさんいます。でも、土地がないんです。それをずっと訴えてきたんですけれども、なかなか行政はこの問題をしっかり捉えていただけません。もし万が一、仮に今津波が来て多くの市街地が津波に飲まれたら、その後、歴史家は当時の政策によってこれだけの被害が出たと記されるかもしれません。東北の被災地においては、町を丸ごと高台に移転する自治体も出てきています。そういった現状を防災についてはしっかり捉えていると思いますけれども、石垣においてはそういった現状があるということはしっかり捉えていただきたいと思います。こういう状況の中で、今年度、立地適正化計画、これを市街地をどのように今後、将来、誘導していくのか、どういう町をコンパクトシティをつくっていくのかということに、今年度、建設部として取り組むことになっています。ぜひこういったことも捉えて計画づくりに行っていただきたいというふうに思います。 とりわけ、この問題は福祉分野にも影響が及んできております。先ほど、ひとり親家庭についての施策、答弁いただきましたけれども、ひとり親家庭についての支援のみならず、私が以前、生活保護を受けている重度の障害を持っている方が、事情があって家を探さなければならないということをお手伝いしたことがございます。生活保護が定める基準に合致するアパートが今ほとんどありません。福祉分野において住宅の問題がどのような影響を及ぼしているのか、福祉部長から答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) 再質問にお答えいたします。 生活保護の扶助の種類に住宅扶助がございます。住宅扶助につきましては、世帯の人数によって限度額が定められておりますが、石垣の現状としまして、限度額に見合った住居を確保するという部分で大変苦慮している現状がございます。 また、生活保護法における生活保護のみだけではなく、自立支援法におけます生活困窮者支援に関しましても、失業等を理由にしまして次の就職までの住宅確保給付金による支援を行っておりますけれども、その支援の基準がまた生活保護法の住居確保限度額に準用しているため、実際の家賃との差額分を自己負担するという場合が現状としてございます。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) この住宅問題、本当に民間の賃貸住宅についてはもう9割以上の高い入居率となっています。そのために、家賃相場も古いアパートもどんどん値上がりしていっているような状態なんですけれども、今年度、市営新川団地建てかえがございます。48から──ありますよね。じゃあ、建てかえの概要について簡潔にお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 市営新川団地の建てかえについてでございます。 現在の市営住宅は鉄筋コンクリート3棟で48戸でございます。市営住宅は今後建てかえる予定となっておりまして、約80戸を建てることとなってございます。さらに……             〔(ありがとうございます)という砥板芳行議員〕 1棟です。規模としましては1棟5階、9階建ての、先ほども述べましたけれども、戸数は80戸を建てかえる予定となっております。 ○議長(平良秀之君) 砥板芳行君。 ◆19番(砥板芳行君) 市営住宅、48から80戸に戸数がふえるんですけれども、まだ足りないと思います。先ほど、生活困窮者、ひとり親等も視野に入れて、市街地に業種等を問わない市営住宅、そういった整備を今後ぜひ進めていただきたい、検討を進めていただきたいというふうに思います。 都市計画について以上ですね。 残りちょっと1分しかないんですが、自衛隊の陸上自衛隊駐屯地への協力について、最後にちょっと述べたいと思います。 先日、間もなく開設する宮古島駐屯地、同時に奄美駐屯地の開設がございました。奄美大島の南海日日新聞という新聞の記事を入手したんですけれども、こちらにはこのようにあります。隊員の児童200人転入、地元受け入れ準備へ。自衛隊の隊員の子どもたちが200人転入をしてくるということで、奄美は今、この受け入れに追われているという状況です。本と同様、待機児童も多い中で、5歳以下の未就学児は合計うち86名いるということで、この子どもたちの受け入れに今奄美が追われているという新聞記事がございました。当然に石垣においてもそのような状況が生まれてくると思いますので、今の段階から対応していただきたいと思います。 これで一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 以上で、砥板芳行君の質問は終わりました。 それでは、午後2時再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 零時39分                               再 開 午後 2時02分 ○議長(平良秀之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日最後の質問者、仲間 均君の質問を許します。仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) こんにちは。質問に入る前に、所見を述べさせていただきます。 本院は沖縄空手道を修行する者の一人として、空手道の神髄について間違った思い込みをしている市民がいることに対し、空手家として一言申し上げたいと存じます。自衛隊駐屯地建設問題に関連して、一部の人たちが武器を持たない沖縄空手道の精神で石垣島を基地のない平和な島にと主張しております。これは、空手道に対する大きな間違いであります。空手道はもともとみずからを守るために鍛錬を重ね、防御をするためにみずからの体を鋼のように強くするものであり、空手家自身が防御するための武器であります。空手は相手が攻撃をしてきたときにおのれの身を守るため、対処法として心技体を鍛えるのが空手道であり、まさに専守防衛につながるものであります。そのことは裏を返せばみずからのことを守るために防衛力を高めることは空手道につながるものであり、国を強くすることで相手国からの攻撃を食いとめることにつながります。そのことが空手道の神髄であり、平和な島、楽園を求めるならば、相手から攻撃されないように専守防衛に徹して、すきをつくらず、空手の原点である防御をもっと知らしめるべきであります。防御とは、相手に攻められないようにみずからを守るための鍛錬であり、空手道とは、すなわち、防御をするためのみずからを武器として鍛えるもので、そのことが専守防衛につながり、平和をもたらすものであることを知ってもらいたいのであります。ですから、武器を持たない空手道という勘違いを指摘し、平和のためには、防御のための空手道の精神にのっとり、みずからを鍛えるためにも専守防衛のための施設が必要であることを、この場をお借りして明らかにし、所見といたします。 早速質問に入ります。 まず初めに、環境行政における一般廃棄物処理施設延命化計画についてお伺いをいたします。 石垣は、一般廃棄物処理施設の最終処分場の延命化と、経年劣化で処理能力が低下しているクリーンセンターを廃プラスチック類の混焼が可能な基幹改良に向けて延命化計画を推進しております。最終処分場の掘り起こし事業についてはあらゆる問題が発生することが予想され、解決策が求められておりますが、現在のところ、具体的な対策は明らかにされておりません。最終処分場に埋められているごみの性状調査について、やり直しを行うと聞き及んでおりますが、どのような調査を行うかは明らかにされておりません。やり直しを行うということは非効率と思われますが、どのような調査を行うのか。メタンガスやその他のガス発生など、安全性についてはどのように確保されているのかなど、多くの問題が指摘されております。掘り起こしされるごみについても現地分別の効果を確認し、廃棄物の性状に見合った運搬方法や処理、処分先の決定、周辺環境影響を最小限に抑えるための対策、掘り起こしごみの衰退・変化の考慮、埋立焼却残渣の処理方針の確定、採掘量、分別量、運搬量、島外搬出量などの正確な把握について、具体的な数字が明らかにされておりません。 そこでお伺いをいたします。 1点目に、掘り起こし調査の方法についてお伺いをいたします。 2点目は、メタンガスやその他のガス等の安全性の確保についてどのような方法があるのかを具体的にご説明を願います。 3点目に、延命化策により、今後10年間、現在の最終処分場を利活用することができるとしておりますが、採掘量や排出量などの数値が曖昧な中で、事業費の算出根拠について具体的な説明を求めたいと思います。 次に、施政方針の地域の魅力あふれる「いしがき」の中の4、活力の中で触れているゴルフ場建設についてお伺いをいたします。 ゴルフ場建設に当たって、中山市長は1期目の公約にも掲げ、ゴルフ愛好家などから絶大な支持を集め、当選を果たし、現在3期目、10年たった今でもゴルフ場は建設されておりません。石垣のゴルフ愛好家を初め、観光で訪れるゴルフ人口は年々増加の兆しを見せているものの、本格的なゴルフ場がない現状に憤りを隠せません。島外からのゴルフのための観光客も石垣島を避け、今やお隣の宮古島は石垣もをしのぐほど、観光客の伸びは著しいものがあると聞いております。いずれにしても、ゴルフ場建設は早急に進めるべきでありますが、中山市長は民間に委ねるだけで、みずからは公約の実現を手がけていないと指摘せざるを得ないのであります。公約としてゴルフ場建設を掲げるならば、みずから市有地を利活用したパブリックゴルフ場建設を打ち上げ、魅力あふれる地域づくりを推進すべきではないのでしょうか。そのことが地域の活力となり、観光客誘致を初め、ゴルフ愛好家だけではなく、市民の健康増進や余暇活動の充実にも大いに貢献するものと期待できるものであります。 そこでお伺いをいたします。中山市長のゴルフ場建設に対するスタンスについて、いま一度お伺いをいたします。 自衛隊の駐屯地建設に伴い、ゴルフ場が閉鎖されたが、公約に掲げたゴルフ場建設について、民間に委ねるのではなく、お隣の宮古島や伊江島のように市有地を利活用したパブリックのゴルフ場建設についてどのようなお考えをお持ちなのかお示しを願いたいと存じます。 最後に、尖閣諸島字名変更についてお伺いをいたします。 この問題については、一昨年、2年ほど前から取り上げ、中山市長も字名変更についてご理解をいただき、登野城尖閣とすることで変更手続を進めてきたことはご承知のとおりであります。 そこであえてお伺いをいたします。 1点目は、議案上程すると表明してからこれまでの経緯について具体的かつ詳細にご説明を願います。 2点目は、字名変更すると言いながら、これまで変更手続ができない阻害要因についてご説明を願います。 3点目に、これらの阻害要因を排除することが可能であれば、いつまでに変更手続を行うのか、明確にご答弁を賜りたいと思います。 質問要旨を申し上げました。必要とあらば自席より再質問を行います。市長を初め、当局の明快なるご答弁に期待をいたします。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君の質問に対する当局の答弁を求めます。市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 仲間 均議員の1項目め、環境行政における石垣一般廃棄物処理施設延命化計画についての1点目、掘り起こし調査の方法についてお答えいたします。 掘り起こし調査には、掘り起こしたごみを掘削・運搬する際の単位体積重量などの基礎資料を得ることを目的とした埋立ごみのごみ質及び原料効果を確認する調査と埋立ごみの中に有害物質がどれくらい含まれているかを調査する埋立ごみの性状分析調査があります。平成29年度に行った調査は、埋立ごみのごみ質を調べ、掘り起こした場合の焼却処理が可能な量や、また、埋め戻しによってどの程度の埋立容量が確保できるかなどの試算を行うための調査でした。 平成30年度、今年度実施している調査は、一般廃棄物処理施設延命化対策検討委員会で掘り起こしごみの島外処理が決定されたため実施している性状分析調査で、埋立ごみに含まれる重金属類及びダイオキシン類についての分析を行うものです。 2点目の安全性の確保についてお答えいたします。 メタンガスやその他のガス、二酸化炭素、硫化水素等の発生につきましては、埋立ごみの中に、種類組成に厨芥類などの生ごみが多く含まれる際に懸念されるものです。しかしながら、本市の最終処分場には厨芥類などの生ごみは搬入していないことから、メタンガスやその他のガスの発生の可能性は低いと考えております。平成29年度に実施した調査では、厨芥類の割合はゼロ%でありました。 掘り起こしごみを民間委託する際の安全対策について申し上げます。掘り起こし作業中及び運搬作業中の粉じん対策としまして、飛散防止フェンス等の設置、防塵ネット等の設置、強風時の作業停止、掘削作業箇所への散水、掘削面に被覆・シートかけなどを行います。ガスの発生の可能性は低いと考えておりますが、発生ガス対策としまして、事前調査及び掘削作業中のモニタリング実施などを行います。廃棄物層の崩壊対策としまして、適切な掘削工程及び土どめ対策などを行います。運搬作業中の安全対策、粉じん対策としまして、密閉コンテナによる運搬、タイヤ洗浄の徹底などを行います。騒音・振動対策としまして、法定速度の遵守及び運搬車両の適正な点検・整備などを行います。 3点目の事業費の根拠についてお答えいたします。10年間の延命化対策事業費の算出根拠といたしまして、まず、約10年間の延命に必要な最終処分容量を設定し、掘り起こした場合の体積変化を考慮いたしました。前提条件として、現在、埋立処分されている廃プラスチック類を2020年度から焼却処理するものと設定し、現在の年間平均埋立容量の約4,500立米に対して、計画される年間埋立容量は4割から5割減少すると考え、約2,500立米程度になるものと見込みました。その上で、2020年度に掘り起こし作業を実施するものとし、その後、約10年間に必要な埋立容量を現在の残余容量を踏まえた上で算出すると、最終処分場外に搬出が必要な容量は約1万2,500立米となります。この容量は、埋立後のおよそ2分の1に転圧された容量ですので、運搬費算出のための容量は、約2倍の2万5,000立米程度となります。事業費につきましては、2万5,000立米に最終処分場での積み込み費用、ほぐされた埋立ごみ容量を考慮した運搬費、委託先の処分場での処分費、受け入れ自治体への環境保全負担費を乗じた値の合計金額で算出いたしました。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 仲間議員の2項目め、ゴルフ場建設計画について、順を追ってお答えをいたします。 1点目のゴルフ場建設計画における市長のスタンスにつきましては、市長が1期目から公約に掲げ、市民の健康増進や余暇活動の充実はもとより、観光振興等にも資するなど、総合的な観点から本市に必要なリゾートレクリエーション施設だと考えており、これまでその実現に向け取り組んできたところでございます。現在、株式会社ユニマットプレシャスにより、ゴルフ場を含む総合リゾート施設の建設計画が進められており、本市といたしましても、関係法令に基づき、自然環境にも十分に配慮しながら、建設計画の着実な実施に向け、必要な協力を行っているところでございます。 2点目のパブリックゴルフ場建設につきましては、一般的なメンバーシップゴルフ場と違いまして、公設のゴルフ場として誰でも利用でき、会員からの紹介や同伴を必要とせず、気軽に予約し、プレーすることが可能なゴルフ場の形態だと認識をいたしているところでございます。本市におきましては、先ほども申し述べましたとおり、民間でのゴルフ場を含む総合リゾート施設の建設計画が進められておりますので、その実現を目指し取り組んでいるところであります。パブリックゴルフ場の必要性は認識しつつも、建設には多額な費用とノウハウ等が必要だと考えております。今後は、他のパブリックゴルフ場の状況等の確認を行うとともに、可能性に向け調査・研究を行ってまいります。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 仲間議員の尖閣諸島字名変更についてお答えいたします。 市町村区域内の字の区域、名称の変更については、地方自治法第260条で、政令で特別の定めをする場合を除くほか、字の区域もしくはその名称を変更しようとするときは議会の議決を経て定めなければならないこととされております。 本件についてのこれまでの経緯についてでございますが、平成29年9月からの経緯になりますが、平成29年9月市議会一般質問において仲間議員から、尖閣諸島字名変更についてのご質問がございました。その質問に対しまして、私のほうの答弁で、12月議会上程に向けて取り組んでいくことと答弁をし、10月18日に石垣尖閣諸島字名変更検討委員会設置要綱を制定いたしております。10月30日に第1回字名変更検討委員会を開催、また、11月21日に第2回検討委員会を開催し、尖閣諸島字名変更に係る各種影響、事務手続等について検討した結果、事務手続上、特に支障はないといたしましたが、12月議会へは上程しておりません。その後、昨年6月定例会において、議員提出議案として可決されております。 今後の変更手続については、かかる状況、情勢を十分に見きわめた上で判断してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き仲間 均君の再質問を許します。仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) それでは、順を追って質問してまいりますが、まず、一般廃棄物処理施設延命化計画についてでありますが、それによると、最終処分場から掘り起こしたごみを県外の民間業者に委託してと、こうありますけれども、さて、ここで言う県外の民間業者とは何ぞやというわけですが、民間業者はどこの業者でしょうか。 ○議長(平良秀之君) 休憩します。                               休 憩 午後 2時22分                               再 開 午後 2時23分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 掘り起こしごみの運搬から最終処分が終了するまでの全ての工程に排出者責任があるため、中間処理施設の許可のみでなく、大容量の管理型最終処分場を有していることが必要となります。市内での陸送から県外までの船舶輸送、荷揚げ港から委託先処分場までの陸送、それから、最終処分場に至るまでの全ての工程を安全かつ適正に実施する必要がございます。そのため、責任の所在を明確にし、かつ各作業間の機材調整等をスムーズに実施する必要があることから、最終処分までの一括できる民間業者を検討の対象としているということでありますけれども、具体的な発注方法などを平成31年度の実施設計業務の中で検討していくことになりますので、まだ確定しているわけではございません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 部長、最終処分場を持った業者じゃないとだめなの。あなたが言う全ての工程を持っている業者はおりませんよ。どこにそういう業者がいるんですか。いたら教えてください。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 2時25分                               再 開 午後 2時25分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 現在計画をしている中で想定して提案したものであります。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 現在計画をしている中でそういう県外業者と位置づけることができるんですか。できないでしょう。何らかの話し合いがされてこの問題が皆さんのところに来ているんじゃないですか。平成30年11月28日、嵩田地区において、民間の処分場がありますので、最終的な入札になりますと言っているんだけれども、その時点で民間の処分場はもう決定しているわけでしょう。そうじゃなかったら簡単にそういうことは言えないと思いますよ。これは課長でもいいよ、答弁は。課長が詳しければ。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) お答えいたします。 嵩田地区での住民説明会のことでございますけれども、最終的には入札になるという発言があるとのことでしたが、住民説明会では一般論を申し上げたもので、そのときも現段階でも発注方法などはまだ決まっておりません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 皆さんは一般論を言って、新聞にも記事として出すんですか。「最終処分場10年間延命見通し。最終処分場から掘り起こしたごみを県外の民間業者に委託して」、しっかりそこに書かれているんですよ。新聞記事になっているんですよ。今の答弁と違うんじゃないですか。こんな曖昧なことでいいの。これで地域が納得できるんですか。そして、地元の業者には一切何の話もされていない、これ。地元をないがしろにしているんだよ、だからこれは。普通だったら地元からしっかりと聞いて、そして、状況はどうなのかと把握した上でこういう問題は立ち上げるべきじゃないの。お伺いしますけれども、検討委員会で地元業者のあり方、扱い方、そのような話し合いがされたのかされなかったのか、具体的にご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) お答えいたします。 平成30年度の検討委員のメンバーの構成でございますが、有識者として琉球大学の教授、そして、市長が指定する関係団体が推薦する者4名ということで、市内のごみ収集業者、そして沖縄県の環境部の職員、そして市民及び地元住民代表ということで、名蔵公民館、嵩田公民館、バラビ道自治公民館、そして石垣職員3人が参加しております。その中で地元業者の声も反映させられているものと認識しております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 地元業者の意見が反映させないから質問しているわけです。この質問に立った背景は、地元をないがしろにしているから質問しているわけですよ。そうじゃなかったら私は質問に取り上げません。 それから、お伺いしますけれども、最終処分場において、全体の調査をしなくて3地点で調査していますね。この調査は何の調査で、調査方法はどういう方法で、そして掘り起こし、どのぐらい掘って調査をしたのか、具体的にご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 2時31分                               再 開 午後 2時31分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。環境課長、前浜孝始君。 ◎環境課長(前浜孝始君) 再質問にお答えいたします。 平成29年度に行いました掘り起こし調査のことでございますが、埋立処分地内の3カ所で調査を行っています。調査項目は、掘り起こしごみの種類組成、掘り起こしごみの3成分──水分・灰分・可燃分、掘り起こしごみの低発熱量、単位容積重量でございます。調査方法は、バック法で埋立処分地内にテストピック等を約2.5メーター掘削いたしております。それから、バケットに残ったごみをトラックに積載し、トラックスケールにて可燃物の単位容積重量確認のため計量いたします。2回振り分けしたふるい通過ごみをダンプトラックに積載し、トラックスケールにて不燃物の単位容積重量確認のために計量いたしております。それから、計量後のふるい通過ごみを不燃物の埋め戻し後の容積確認のため、掘削した穴に戻し、転圧し、空隙の容積を標尺等により計測するという方法で行ってございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) これだけの広大な面積を3カ所調査しただけでわかるということはあり得ないでしょう。調査方法についてはいろんな調査方法があると思いますけれども、そういった最終処分場においては、四方面から振動を与えて全体的な調査をする方法というのがございますけれども、そういう方法というのは考えたことございますか。ご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、前浜孝始君。 ◎環境課長(前浜孝始君) 調査方法、全体的にということではございますけれども、今回の調査は検討委員会の中の資料作成のためでございましたので3カ所としております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) そのときの調査の費用はお幾らほどでしたか。 ○議長(平良秀之君) 環境課長、前浜孝始君。 ◎環境課長(前浜孝始君) 再質問にお答えします。 調査の費用ということでございますけれども、委託業務の中で行っておりますので、調査のための費用というのは全体の中の一部ということでございます。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 調査は全体の中でやってもわかるんじゃないですか、金額については。全体の中で金額を決めて幾ら調査費がかかったかってわからないということはあり得ないですよ。こんな調査方法ってあり得ますか。もう一度ご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 2時34分                               再 開 午後 2時34分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。環境課長、前浜孝始君。 ◎環境課長(前浜孝始君) 再質問にお答えいたします。 設計書の中にありますけれども、今、手元にございませんので、お答えすることができません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 課長と聞き取りをしたときに何でも答えられるような話をしていましたから、そういう詳しいことを聞かないとわかりませんので質問しているわけです。 そこでお伺いをしますが、ダイオキシン、それからメタンガス、それについては出ないと言っていますよね。さて、そのガス類について発生の可能性が少ないと言っておりますが、何を根拠にそういうことが言えるんでしょうか。ご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 2時36分                               再 開 午後 2時36分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。環境課長、前浜孝始君。 ◎環境課長(前浜孝始君) 再質問にお答えいたします。 メタンガスは厨芥類があると発生するものと考えておりまして、平成29年度の掘り起こしごみの調査で厨芥類がゼロ%となっていること、あと、埋立地内23カ所のガス抜き装置を設置しております。そのことからメタンガスの発生はないものと考えておりますけれども、平成31年度の実績の中で調査は行いたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 休憩します。                               休 憩 午後 2時36分                               再 開 午後 2時36分 ○議長(平良秀之君) 再開します。環境課長、前浜孝始君。 ◎環境課長(前浜孝始君) ダイオキシンについては今お答えすることができません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) ダイオキシンは800度以下の熱で焼却すると出ると言われていますよね。それで、800度以上で焼くと出ないと、このように言われておりますけど、それが定かかどうかわかりませんが、ダイオキシン規制法ができたのが平成14年ですよ。そのときに小さな炉を持っていた業者は全て廃止になったんです。そして、もちろん、その中で今の焼却施設もそうなんですけれども、800度以上で燃やすから、じゃあ、ダイオキシン出ないよと。ところが、石垣は生ごみを燃やしていますね。生ごみを燃やしているということは800度以下になる可能性もないわけではないんですよ。そして、その焼却残渣を最終処分場に捨てているわけですから、当然、ゼロということはあり得ないわけです。例えば、実例、実例ですよ。ダイオキシンとかガスの実例、これを見てくると、これはもう全国の実例ですからね。安定型処分場、1999年、平成11年10月、福岡県筑紫野、安定型処分場で発生した硫化水素による中毒が原因と疑われる作業員が3名死亡した。これはもう今の言った厨芥類がないから安全だろうと言われていて事業をした結果、そのような事態が発生した。それから、滋賀県栗東と言うのかな、安定型処分場において2万ppmを超える硫化水素ガスが検出され、裁判所から指摘を受けていたと。それから、宮城県柴田郡村田町というところもそうなんですね。だから、皆さんがないと言っているのは、私としてはうそじゃないのとなるわけですよ。こういった実例がありますよと。だから、そういった実例もみんな把握した上で皆さんは答弁書を書かなくちゃいけなかったんだよ。ところが、そういう調査もせずして答弁書を書いているんじゃないの。 続けます。そこでお伺いをしますけれども、マニフェストシステムというのがあるよね。わかります。このマニフェストシステムとは何ぞやというわけですが、このシステムのご説明を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 2時40分                               再 開 午後 2時40分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) マニフェストシステム、聞き覚えのない言葉でございます。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 課長、なぜこれを聞いているかというと、恐らく石垣はマニフェストをつくりますかと言ったらつくりませんと言うと思うんですよ。これは何かというと、産廃じゃないから。一廃から出たごみだから。最終処分場は一廃ですよ。だから、このマニフェストは必要ない。マニフェストシステムというのは、産業廃棄物、不適切な処理や処理にまつわる事故を防止するために、廃棄物排出者──石垣が廃棄物に関する情報をマニフェスト──というのは管理表というんだよ──に記載して、廃棄物に添えて収集運搬業者に、あるいは処理業者に渡して適切な処理を行う制度のことを言っているわけです。つまり、何でそういうことを言っているかというと、お隣の与那国町、そこがマニフェストの制度を設けたんです。与那国も安定型を掘って、そして、最終処分場まで持っていって処理したという経緯があるんですよ。ですから、与那国がやっていたように追跡調査をして最終処分場まで持っていきましたよという確認までとれるのかどうかということなんですけど、それを与那国は掘り起こして事業者にマニフェストの発行を希望してちゃんと最後まで見届けたということが掲載されておりました。ですから、そういった厳しい中での事業ですし、それから、また、2万5,000トンというかなりの量がある。その中にはいろんなものが含まれているだろうと思っておりますから、やっぱりそういった管理まできちんとできるようなシステムづくりをして行ったらどうかなと思っているわけです。 あんまり聞くとわからんのが多いから質問は控えようかなと思っているんですけれども、だから、さっき課長が言ったように、厨芥類がないからメタンガスなどは発生しないと幾ら言っても、現状の中は違うんですよ。例えば、今から十四、五年ぐらい前だったかな、宮良の部落の後ろのほうに安定型の最終処分場がありますね。そこが燃えまして、本当に一月ぐらい悪臭が漂って、宮良部落の皆さんはひどい目に遭ったことがある。そういう経緯もあるんですよ。ですから、そういう掘り起こし対策には本当に万全の万全を期して、安全を期してやってもらいたいなという思いなんです。 さっき工事発注前に調査をもう1回しなければならないんだということを言っておりましたけれども、作業場の安全性と、それから安全の確保、周辺環境の影響、このような工事を行うときに正確なトン数だとか、あるいは、その中に埋まっている異物だとかいろんなのがあると思うんですが、そういったことを把握する必要が最も大事ではないかなと思っております。そして、今、近隣住民とも、ダイオキシンとか、ダイオキシンじゃなくて廃プラを燃やすということで今話し合いをされていますよね。この状況、話し合い、どうですか。うまくいきそうですか。もしその辺の状況がわかりましたらご答弁賜りたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) お答えいたします。 今年度は近隣住民説明会を2回ほど行いました。ただ、そちらのほうでの廃プラスチック類の燃焼につきましてはまだ十分な納得をいただいているわけではございませんので、次年度も引き続き皆さんの不安を取り除いて、きちんと焼却できるような納得いくまでご説明をさせていただきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) ぜひ、住民の皆様方にはしっかりとした丁寧な説明をして、安全性を求めるならばそれなりの方向性を持って、なぜ安全なんだと、どこが安全なんだと言われても対応できるような形をしていただきたいと思います。 処分場の廃棄物は当然しっかりと調査をして、性状を把握した上で島外には処理すると。そして、当然、地元業者を最優先にして行うべきではないかなと思っておりますから、その辺はひとつよろしくお願いをいたします。 さて、次に参ります。ゴルフ場の建設でございます。 新石垣空港が完成をして、そして、太平洋ゴルフクラブというチャンピオンコースのゴルフ場がございましたときの市長は、代替を求めることもしない。そして、ゴルフ場も建設しないで終わったわけでございますけれども、そのときの市長によって、政権によって、この島の本当に経済、それから発展が変わるのかなと思っておりますが、そのときの市長は、穴の中にボールを入れて何が楽しいんだと言われていたことがありました。ゴルフをしない人にとってみればそうかもしれません。しかし、ゴルフ愛好者はこの石垣の人口の約3分の1はいるんじゃないかなと思います。もう今、真栄里のゴルフ場が常に満杯をしている現状でございます。そして、ゴルフ利用料、これも2倍に上がりました。市長はゴルフ場の建設を訴えておりますけれども、3期目、今だにゴルフ場の建設に至っていない。人任せ、企業任せでゴルフ場をやろうと思ったら大間違いだと私は思っている。おのれの手でゴルフ場というものは建設すべきではないか。これが公約だ。公約というのを掲げて、企業任せ、人任せで、これが公約ですか。そうじゃないでしょう、市長。ゴルフ場が公約ならば、さて、駐屯地にとられたゴルフ場、建設すべきじゃないですか。その件について市長のご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 2時49分                               再 開 午後 2時50分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 自衛隊駐屯地に係るグラウンドゴルフ場あるいはゴルフ場ということがなくなることに対する行政として、石垣がそれにかわる代替のゴルフ場の建設につきましては、今、の行政の中で対応しようということにつきましては、今のところ、その話し合いについてはまだテーブルに着いたことはございません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) お隣の宮古島は4カ所ございまして、年間にゴルフ利用税が5,000万円ぐらい交付されております。一旦沖縄県に入ったゴルフ利用税は交付税として宮古島に落ちているのが5,000万円、そして、我々の石垣島はゴルフ利用税はありません。ゴルフ場には等級がございまして、その等級によってゴルフ利用税は1人幾らということで支払われているそうでございます。 もともと公約というものは自分でつくるのが公約。公約に掲げるならば、おのれで建設するのが私はゴルフ場の公約だと思っている。そして、今の駐屯地にゴルフ場はとられたと言ったほうがいいのか、ゴルフ場に駐屯地を持っていったと言うのがいいのか、ゴルフ場の閉鎖によって真栄里のゴルフ利用料がどのぐらいになったのか、当局はわかりますか。もしわかるのでしたらご答弁を賜ります。
    ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 2時52分                               再 開 午後 2時53分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) このゴルフ場がなくなったために、真栄里ゴルフ場が利用料金が2倍に上がったんですよ。市民に不利益を与えているんだよ。きのう、市長が答弁していましたね。誰でしたか。どなたでしたか。議員の答弁ございましたね。市民生活に影響を与えるのであれば、防衛省は予算をつけるべきだと、このように言っている。 さて、そのゴルフ利用料が2倍に上がった。これは市民に不利益を与えているのか与えていないのか、ご答弁賜ります。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 民間のゴルフ場でございますので、民間のゴルフ場の料金の2倍が石垣の行政事務による落ち度によって2倍になったという、そういう相関関係、因果関係というのは確かなものはないかと思っておりますので、そういうことにおいて、私どもの石垣が2倍における料金が市民への不利益ということにつきましての認識は今の段階で持ってはおりません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 部長、だからだめなんだよ。どうして市民がゴルフを利用して、2倍に上がって、それを──いいか、このゴルフ場がなくなったためにそうなったわけでしょう。違うの。石垣は関係ないというそんなばかな話が通るか。ありません。だからだめなんだよ。石垣の市民が──いいか、2倍に上がったお金は誰が出すの。市民が出すんでしょう、それは。企業だから関係ありません。じゃあ、今言っているゴルフ場の、今建設しようとしているゴルフ場も企業だから関係ありませんじゃないの。違うの。             〔何事かいう者あり〕 はい、答弁するならやって。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 石垣の行政行為でなくなったのであれば、それは私たちは当事者ですから、それに対する対応は求められてきますけれども、民間活動の経済活動においての料金等が2倍になったことで、それがゴルフ場がなくなったということにおいてという論法も、あるいはその因果関係についても証明がない限り、私たちに否があるということについては、私どもはそういう認識は持っておりません。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) ゴルフ場は駐屯地にとられたんですよ。駐屯地に。             〔何事かいう者あり〕 違うの。皆さんが推進しているゴルフ場の中に駐屯地ができるんですよ。             〔何事かいう者あり〕 不思議な話をするもんだな、本当に。それで市民に不利益を与えていると言ったら、いや、違いますと。もちろん業者だから、業者が2倍に上げようがどうしようが関係ありませんよ、それは。皆さんからしてみれば痛くもかゆくもないわけ。あなたはゴルフもしないから。しかし、ゴルフをやっているゴルフ愛好者はそうはいかないわけ。そこしかないんだから、行くところが。だから、ゴルフ場をつくりなさいと言っているのはそこにあるんですよ。じゃあ、市長の1期目の公約は何ですか、1期目からの公約は。ゴルフ場をつくりますといって公約に掲げた市長が、ゴルフ場がなくなるんですよ。これは行政上の問題じゃないの、公約だから。市長にご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ジュマールゴルフ場という場所で、基本的にショートコースというふうに認識をしております。私が1期目の公約から掲げさせていただいておりますのはチャンピオンコースのロングのゴルフ場でございます。現在、ユニマット社とともに石垣島でのゴルフ場建設に向けてのゴルフ場、そして、リゾート施設を含む計画を進めていただいているところでございまして、行政としてもその開発については協力体制をとって、私のほうが掲げた公約を実現するために進んでいるところでございます。庁内においてもそれに関係する部署を集めた検討会を立ち上げましていろいろと作業を進めているところでございます。現在、農振の除外について手続する旨、鋭意進めているところでございます。 ショートコースの件、ジュマールの件も、当然、石垣にはもう1カ所、真栄里のほうにショートコースゴルフ場がございますが、2カ所、3カ所とあった場合には、それは企業同士の競争関係で料金のほうが安く抑えられる。今現在、駐屯地の予定地ということでそこが売却された中において1カ所しかないということで値段が上がっている可能性というのはあるとは思いますが、ただ、これは企業の営利のものでありますので、行政側がどうのこうのと、料金について言える立場ではないというふうに思っております。ですから、先ほど部長がお話ししたように、行政としての対応というのは非常に難しいところがあるかもしれませんが、私は市長という立場で仕事をさせていただいている上においては、政治的な思いで活動する部分もあります。当然にゴルフ愛好家の皆様方からもご支援いただいたり、そして、また、実際に生涯スポーツとしてゴルフを楽しんでいた方、また、ジュニア、子どもたち、将来に夢に向けてゴルフを一生懸命取り組んできた子どもたちの使用していたショートコースがなくなるということは非常に残念なことではありますので、それが対応できるのかどうか、これは石垣としての行政が動くというよりも、政治家としての対応ができるかどうかということで今後検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) 翁長前知事なんですけど、あれだけ基地問題を反対して、基地はだめだと言いながら、奥武山野球場の予算をとっているわけです。65億円の中の49億円、これ、整備事業資金でとっているわけですよ。防衛省のですね。それから、沖縄多目的アリーナ整備事業、これが170億円の中の160億円をとっている。私が言いたいのは何かというと、ショートコースを崩して駐屯地をつくるわけだ。そして、今までそのゴルフ場があったんだけれども、真栄里のゴルフ場が2倍になった。だから、あえてそこに代替となるゴルフ場、ショートコースをつくるべきじゃないかというのが私の今回の質問なんですよ。この問題については、ショートコースの中に駐屯地をつくる。だったらば、代替として防衛省と石垣で話し合いをしてショートコースはつくるべきじゃないのと思うんですが、さて、サッカーパークあかんま、そこにゴルフ場を建設して、そして、サッカーパークは、これは私の提言ですけれども、健康の森と八重山の歴史と文化を学ぶと称しまして、旧八重山病院跡にサッカー場と、そして、今問題になっている八重山博物館も一緒につくったらどうかなと。そして、今のサッカー場にショートコースをつくる。これはもともと赤字ですから。今の現在のサッカーパークあかんまの現状、これを見ると、使用料収入、これが284万9,000円、年間ね。維持管理費1,995万8,000円、こんなのを持っていてもずっと金を出さんといけない。そこのゴルフ場を持っていって、そして、そこにあるサッカー場を博物館と併設して、旧八重山病院跡に建設したらどうだろうなという考えを持っているわけです。だから、今みたいに、いや、私たちは知りませんと言われたらこんな話はできませんよ。私は、不利益を市民に与えている。だからこそ、石垣はもっと考えて、防衛省としっかりとタッグを組んでショートコースをつくるべきじゃないのというのが今回の質問の趣旨。あえて言うけれども、市民に不利益を与えることは行政として、これはいかがなものかなと思いますよ。だから、さっき言ったとおり、部長はやめるから言いたい放題言っているかもわからんけれども、そうはいかないんですよ。あくまでも、市民の利益のためにはどうあるべきかと考えるのが議員でもあるし、行政でもあるんですよ、これは。ただ単にほいこらと終わるという問題でもこれはないわけです。延々と続く、この赤字は。この赤字は延々と続くんですよ。私は平成8年、これをやったときに猛反対した。絶対にこれは赤字になるからやめておけと何回も言った。しかし、ときの市長はこれを救ったんです。そして、3,500万円からずっと赤字にしてきて、今現在は1,700万円ぐらいになっている。これが今の現状。そういうサッカーパークを持っていても市民に多大な負担をかけるだけ。だから、あえて言うならば、ここにショートコース。今、市長は私が言っているのはロングのゴルフ場だと言うけれども、ショートコースのはチャンピオンコースの半分、フロントティーとバックティーから打たせて、そうすれば18ホールになるんですよ。面積は十分にいきます。そこを市長が寛大な気持ちを持って、よっしゃあ、やってみようじゃないかというような気持ちにならないと、これはできませんよ。そして、今、ほかの企業のことを言っておりましたけれども、これが果たして市長の次の選挙までにできるのかどうか。私はできないと思っている、3年では。ですから、あくまでも早急に建設するべきはショートコースなんです。いかがでしょう。私の提言はいかがでしょうか。市長のご答弁を賜ります。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほども申し上げましたけれども、ショートコースの分に関しても利用されていた方々はいらっしゃいますし、ジュニアの子どもたちの練習等も行っておりましたので、それに対しては何らかの対応を考える必要があるかと思っております。議員ご提案の案件が可能かどうかということも考えながら、また、行政側として実際にそれでサッカーパークにショートコースをつくって、また別の場所にサッカーパークの代替施設をつくるということが予算的な財政的なものも含めて可能かどうかというのは一度検討させていただきたいというふうに思いますので、この場ですぐその行動に移るというお約束というのはできませんので、それはご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(平良秀之君) 仲間 均君。 ◆21番(仲間均君) どこかの町長が言っておりましたよ。駐屯地を建設するときに迷惑料として10億円もらいたいんだと。どことは言いませんけれども。そして、きのうはある議員の答弁に、市長が答弁した。市民生活に影響を与えるのであれば、防衛省と話し合いをして予算をとるべきだと。これが政治家でしょう。政治の世界はそう甘くはないよ、市長。市民のためにどうすればいいかというのを考えんといかん。今、市民が困っているんだよ。ゴルフをやる皆さんも非常に困っている。1カ所しかない。土日は満杯で入れない。この現状を見たときに、これは政治しかない。私はそう思ったんです。市長の決断と勇断と実行力をもってやるべきじゃないですか、市長。そんな悠長なことは言っておられませんよ。これが政治でしょう。私は与党という立場ですから、市長を一生懸命応援しますよ。だけど、悪いのは悪いと言わざるを得ない。これはなぜか。ゴルフ愛好者たちが私に言うわけだ。市長の味方だったらもうちょっとしっかりせえよと。これが現実ですよ。 時間もありません。最後に、尖閣諸島の字名変更については言いませんけれども、ぜひいま一度考えて実行に移していただきたいと思います。 最後に一言申し上げます。公僕として、また、市民への奉仕者として、長年ご活躍なされた部課長の皆さんを初め、職員の皆様にお礼と感謝を申し上げて、私の質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、仲間 均君の質問は終わりました。 これで本定例会における予定の一般質問は全て終了いたしました。 それでは、18日月曜午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。                               散 会 午後 3時10分...