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12月17日-02号

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  1. 石垣市議会 2018-12-17
    12月17日-02号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成30年 12月 定例会(第7回)             平成30年第7回石垣市議会(定例会)                 12月17日(月)                   (2日目)                               開 議 午前10時02分                               散 会 午後 4時17分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 前 津   究  君 │ 12 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 平 良 秀 之  君 │ 13 │ 内 原 英 聡  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 川 勇 作  君 │ 14 │ 新 垣 重 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 後上里 厚 司  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 石 垣 達 也  君 │ 16 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 米 盛 初 恵  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 長 山 家 康  君 │ 19 │ 砥 板 芳 行  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 友 寄 永 三  君 │ 20 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 箕 底 用 一  君 │ 21 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 大 濱 明 彦  君 │ 22 │ 石 垣   亨  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  名 嘉   昇 君     次    長  宮 良 八十八 君  副 主 幹 兼  高 島 尚 子 君     議事調査係長  本 若 久 司 君  庶 務 係 長  主    事  山 田 昌 平 君     主    事  宮 平 義 也 君             議  事  日  程 (第2号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件              名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第 1 │             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘             本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.新庁舎建設について                    ││     │       │ (1) 事業の進捗状況及び今後に課題は生じないのか、説明を求  ││     │       │   めます。(その他関連質問)               ││     │       │2.市運動公園及び施設管理について              ││     │       │ (1) 公園管理、施設整備等が後退し、市民サービスに影響が生  ││     │       │   じています。予算、人員の充実は図られているのか、説明  ││     │       │   を求めます。(その他関連質問)             ││     │       │3.辺野古新基地建設に伴う県民投票について          ││     │       │ (1) 県民が直接投票で意思を明確にすることは、大きな意味と  ││ 一般質問│ 長浜 信夫君│   意義があります。見解を求めます。(その他関連質問)   ││     │       │4.自衛隊配備計画について                  ││     │       │ (1) 同問題で市民の対立分断を招き、本市を極めて残念なまち  ││     │       │   へと状況変化させたことについて見解を求めます。     ││     │       │ (2) 配備計画はミサイル部隊との認識か見解を求めます。    ││     │       │ (3) 自衛隊の離島奪回作戦計画について見解を求めます。    ││     │       │ (4) 環境アセスメント調査の必要性について、見解を求めま   ││     │       │   す。                          ││     │       │ (5) 住民投票の必要性について、見解を求めます。(その他関  ││     │       │   連質問)                        │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.自衛隊配備について                    ││     │       │ (1) 住民投票署名15,000 筆について              ││     │       │ (2) 石垣市自治基本条例について               ││     │       │ (3) 石垣市地下水保全条例について              ││     │       │ (4) その他自衛隊配備計画について              ││     │       │2.県民投票について                     ││     │ 宮良  操君│ (1) 補正予算について                    ││     │       │ (2) 地方自治法177条について               ││     │       │ (3) 市長の再議について                   ││     │       │ (4) その他県民投票の実施について              ││     │       │3.畜産行政について                     ││     │       │ (1) 八重山食肉センターの運営について            ││     │       │ (2) 補助金の支出のあり方について              ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│ 一般質問│       │1.環境行政について                     ││     │       │ (1) 沖縄県動物愛護管理推進計画において、本市の取組につい  ││     │       │   て                           ││     │       │2.教育行政について                     ││     │       │ (1) 小中学校における校舎の老朽化による崩落危険防止のた   ││     │       │   めの塗装(暑さ対策・延命対策)について         ││     │       │3.企画行政について                     ││     │ 砂川 利勝君│ (1) 目的税導入について現在の進捗状況はどのようになって   ││     │       │   いるのか                        ││     │       │4.土木行政について                     ││     │       │ (1) 米原ヤシ林園国道からの入口部分の隅切り及び駐車場の   ││     │       │   確保について                      ││     │       │ (2) 明石小学校前の歩道について、全線にわたり舗装が凸凹で  ││     │       │   あり全面改修できないか                 ││     │       │ (3) 平久保半島一周道路進捗状況について           │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │ (4) 国道390号線伊原間以北の街路樹の剪定について、バ   ││     │       │   ス・大型ダンプトラック大型セルフローダー等は通行に  ││     │       │   支障をきたしている。改善を県に要請できないか      ││     │       │ (5) 久宇良集落入口の市道について、過去の工事による片側車  ││     │       │   線の損傷は通行に支障をきたしている。改善できないか   ││     │       │5.農業行政について                     ││     │       │ (1) イノシシ捕獲用の箱型罠の導入について、北部地区での実  ││     │       │   証実験を実施できないか                 ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│ 一般質問│       │1.補助事業で導入された、八重山漁業協同組合市場における製  ││     │       │  氷機スラリー故障問題について               ││     │       │2.標準学力調査について                   ││     │ 箕底 用一君│3.ブロック塀・冷房設備対応臨時交付金内定について      ││     │       │4.横浜F・マリノス、キャンプ決定に伴い当局の対策について  ││     │       │5.東一組ハーリークヤの老朽化に伴う当局の支援について    ││     │       │6.与那国島陸上自衛隊配備に伴う町有地の借地等及び使途につ  ││     │       │  いて                           │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             平成30年第7回石垣市議会(定例会)                 12月17日(月)                   (2日目)                               開 議 午前10時02分 ○議長(平良秀之君) それでは、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、一般質問となっております。 本定例会における一般質問の通告者は19名であります。よって、お配りしてある一般質問日程表の割り振りで進めたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、本日最初の質問者、長浜信夫君の質問を許します。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ケーラーネーラ、クヨーナーラ。議場の皆様、市民の皆様、おはようございます。本日からの一般質問、早速質問を行います。 まず初めに、新庁舎建設についてお伺いいたします。 計画はスタートしていますが、肝心な入札が順調にいかず、当初のスケジュールがずれ込んでいます。その理由として、資材高騰や技術者等の人材不足が主な原因だと説明されていますが、計画当初から、このことは東日本大震災復興工事東京オリンピックパラリンピック開催を控えていること、また新庁舎設計に特殊性があり、応募業者に困難があることは、新庁舎検討委員会でたびたび指摘されてきました。入札段階でのつまずきは、そのことが現実となりました。 また、地元業者の要望でありました分離・分割発注もままならず、対象業者の枠組み変更を余儀なくされる状況にあります。そこで、新庁舎建設事業の現状説明を求めます。 次に、市中央運動公園及び施設管理についてであります。 平成25年3月、石垣市公共施設管理公社が解散され、市中央運動公園及び各施設は直営管理に移行しております。広範にわたる公園、施設の維持管理については適正予算の確保は当然のことながら、人員の充実を図っていかなければなりません。しかし、市直営の現在、施設管理、整備等が後退したように見受けられます。そのことは、市民サービス提供の質の低下に直結いたします。 中央運動公園の草刈り、また施設の整備について、市民から不満の声が上がっています。 そこで、お伺いいたします。市中央運動公園及びサッカーパークあかんまの管理について現状説明を求めます。 辺野古新基地建設に伴う県民投票についてお伺いいたします。 辺野古新基地建設埋め立ての賛否を問う県民投票は、来年2月24日、投開票が決定されました。これまでさまざまな県内主要選挙において、辺野古新基地建設反対の県民意思が幾度となく反映されてきたにもかかわらず、政府は県民を一顧だにせず、無理やり基地建設を急ぎ強行しております。政府の沖縄いじめはますます加速させており、到底容認できません。 政府は、普天間飛行場の負担軽減を真っ先に主張しますが、そもそも普天間飛行場の問題と辺野古新基地建設の問題は別問題であり、リンクしている政府の主張は県民にうそぶき、問題をすりかえた姿勢と裏切り行為であります。なぜなら、2013年12月、当時の仲井眞知事が、政府と普天間飛行場運用停止5年以内を約束し、辺野古新基地建設を承認した事実があります。約束の期限は来年2月であります。辺野古新基地建設は完成まで10年から12年かかる工事であり、そのことから、辺野古が普天間の代替じゃないことは、当時から明白で確固たる事実であります。 政府の普天間飛行場運用停止の取り組み、姿勢と努力さえ全く見えず、今になって辺野古が普天間の負担軽減云々は、政府の欺瞞であり、県民を愚弄した全くもって許されるものではありません。辺野古新基地建設を普天間と絡めるのは、そもそも関係のない話であります。政府発言は事あるごとに、その都度変節し、県民を突き放しております。 県民投票は、間接民主制の選挙と異なり、直接、県民の意思を明確にするための手段であり、最も有効で大きな意味と意義があります。中山市長に県民投票について見解を求めます。 最後に、自衛隊配備計画について質問いたします。 防衛省は、地元住民に丁寧に説明しながら理解を得て進めると、口先だけの発言を続ける一方、半ば強権的、強行的な態度で計画をいや応なしに進めています。そして、防衛大綱に基づき、南西地域の空白地帯をなくすとか、中国の脅威論をことさらあおり立て、地域や市民を対立分断させております。基地建設に問答無用の防衛省の姿勢こそが、市民に脅威をもたらすありさまです。中山市長の姿勢も全く同一であります。このような態度で基地建設を正当化する姿勢に、市民はますます不信感を増幅させ、日を追うごとに溝を深めています。 中山市長は、当初から基地建設ありきの姿勢が見え見えで、呉の移行ばかりに従順、加担してきたと言わざるを得ません。これが、中山市政3期の最大の政であります。 市民を対立分断に追いやり、無用な争いを招いておきながら、日本一幸せあふれるまちを幾ら声高に叫んでも、5万市民の間には、風が吹かれ飛ぶような上辺だけの事体なき標語にしか聞こえません。市民協働のまちづくりに懸命な市民や職員に迷惑千万であります。全ては中山市長の指揮に帰するものであります。 そこで、以下の質問を行います。 1点目、自衛隊配備問題で市民を対立分断させ、極めて残念なまちへと状況変化させたことについて。 2点目、配備計画はミサイル部隊との認識か否か。 3点目、自衛隊の離島奪回作戦について。 4点目、アセス調査の必要性について。 5点目、住民投票の必要性について。 以上、それぞれに見解を求めます。質問要旨に対する明白で簡潔明瞭な答弁を求め、後ほど関連の再質問を行います。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) おはようございます。長浜信夫議員の1項目め、新庁舎建設の進捗状況と今後の課題についてお答えいたします。 新庁舎建設工事につきましては、今月12月25日に3度目の入札を行う予定となっており、最新の単価への入れかえ、3工区に分割していた脛体を1工区にまとめ、工区ごとに発生する経費の削減を図っており、現在、入札に向け準備を進めているところでございます。 今後の課題といたしましては、起債事業である緊急防災・減災事業の期限が迫っておりますので、2021年3月の完成を目指し、しっかりと工程管理を行っていきたいと考えております。 続きまして、3項目め、県民投票についてお答えいたします。 市議会は、去る9月定例会において、辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う、県民投票条例に反対する意見書を可決しておりますが、市長といたしましては、今議会に県民投票実施にかかる補正予算案を提出し、議会での審議をお願いしているところでございます。 続きまして、4項目め、自衛隊配備計画について順を追ってお答えいたします。 1点目の同問題で市民の対立分断を招き、本市を極めて残念なまちへと状況変化させたことについて見解を求めますについてお答えいたします。 防衛省による石垣島への陸上自衛隊配備計画については、市民の間で賛成、反対、双方の立場において、いろいろ議論がされております。 市長はこれまでの議会において、おおむね賛成される皆さんは他国からの脅威に対して、防衛力を高めなければならないという考え方、また、反対される皆さんは、その防衛力で基地等を配備した場合、それが攻撃の対象になるから危険であるという考え方であると認識しております。 同計画にかかわらず、地域住民の参加と意見に基づいて処理する行政運営においては、時には賛成、反対、双方の意見が対立する場合もありますが、民主主義社会における住民の意思表明であり、尊重されるべきものと考えます。 2点目の、配備計画はミサイル部隊との認識か見解を求めますについてお答えいたします。 防衛省によると、石垣島への陸上自衛隊駐屯地に配置される予定の地対艦誘導弾及び地対空誘導弾は、あくまでも我が国を専守防衛するための純粋な防衛的装備で、有事の際、安全を確保して必要な場所に作戦部隊を配置するものと認識しております。 3点目の、自衛隊の離島奪回作戦計画について見解を求めますについてお答えいたします。 議員ご質問の平成22年に防衛省の機動ワーキンググループの作成検討資料、離島奪還文書については新聞報道等で確認しておりますが、詳細については承知しておりません。 しかしながら、防衛白書によると、「わが国は多くの島嶼を有するが、これに対する攻撃に対応するためには、安全保障環境に即した部隊などの配置とともに、自衛隊による平素からの常時継続的な情報収集、警戒監視などにより、兆候を早期に察知し、海上優勢・航空優勢を獲得・維持することが重要である。事前に兆候を得たならば、侵攻が予想される地域に陸・海・空自が一体となった統合運用により、敵に先んじて部隊を展開・集中し、敵の侵攻を阻止・排除する。島嶼への侵攻があった場合には、航空機や艦艇による対地射撃により敵を制圧した後、陸自部隊を着上陸させるなどの島嶼奪回のための作戦を行う。」とのことです。 5点目の、住民投票の必要性について見解を求めますについてお答えいたします。 市長は常々、国の安全保障・防衛に係る問題は、住民投票にそぐわないので、市長みずから住民投票を発議する考えはないが、住民投票制度自体を否定するものではないとの見解です。 今般の石垣市住民投票を求める会による、地方自治法に基づく住民投票直接請求についてはしかるべき手続を踏まえ、議会に上程することとなります。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。長浜信夫議員の2項目め、石垣市中央運動公園及び施設管理の予算、人員の充実は図られているかについてお答えいたします。 石垣市中央運動公園、総合体育館、屋内練習場、サッカーパークあかんま及び真栄里公園などの住区基幹公園の施設につきましては、常に安全かつ適正に利用できるように清掃、除草、樹木の剪定、街灯・遊具の安全点検及び修繕等の維持管理に努めております。 施設には、経年劣化に伴い修繕が必要な箇所が出てきておりますが、予算の範囲内で、緊急性を有するものから優先順位を決め、順次修繕等を行っております。 維持管理及び運営に伴う人員の充実につきましては、現在、正職員5名、賃金職員18名の計23名の職員で対応しているところです。賃金職員の必要数が23名であり、5名不足している状況となっております。 人手不足などにより、賃金職員の必要数が確保できない状況でございますが、限られた人員でシフト変更などを工夫して、市民サービスが低下しないよう努めているところでございます。引き続き、必要数確保に努め、受けて取り組んでまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) おはようございます。長浜信夫議員の4項目、自衛隊配備計画について、4点目のアセスメント調査の必要性についてお答えいたします。 防衛省は、既に現況環境調査を実施しており、石垣島への陸自部隊配置に伴う施設整備においては、周辺から工事区域への小動物の侵入を防止する柵の設置や希少種の移植など、必要となる対策を実施したいとされておりますので、市独自の環境調査を行う予定はございません。 また、石垣市環境保全条例では、動物20種、植物83種を保全種に指定しており、捕獲、殺傷、搾取、採取、損傷を禁じております。 施設整備、敷地内の保全種につきましては、爬虫類、両生類、昆虫類等の動物は、生息環境が似た場所への移動、植物につきましては、移植を行う方法で対応していただくことになります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、長浜信夫君の再質問を許します。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 再質問を行わせていただきます。 まず、新庁舎についてからです。新庁舎の建設検討委員会がありましたけれども、その中でも、これまでいろいろと指摘されたところです。 そこで、資材高騰や対象業者の範囲を広げていく、今そういった変更が生じてきて、25日の入札となると思うんですけども、もちろん人件費とか、それに付随する諸経費等が上昇することが考えられてきます。そこで、今現時点でその総建設費はいかほどに見立てているのか、説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) お答えいたします。 建設事業費につきましては、10月に単価の入れかえがございまして、それに伴いまして、若干の増額がございましたが、現在、建築設備合わせまして68億1,490万円となっております。それに、外構工事費が約6億円ほど見込まれることから、工事費の総額が約74億円となります。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 今後この増額は、私はこれは必至だと思うんですよね。膨らむとすると、市民の税負担がさらに大きくなるわけですので、しかし、それが中山市政の出だしになってはいけないと思います。新庁舎建設は当初から、余りにも高価だったという意見も多々ありました。そこの完成後の維持管理についても、多額の私たちの税金がまた投入されるわけですから、そこのところの経費削減等についても当局にはしっかりと対応していただきたい、そのように要望いたします。新庁舎は終わります。 市中央運動公園及び施設管理についてお伺いいたします。 冒頭答弁で、管理については人員のシフト変更などで対応していると、サービスの低下が起きないように、人員の変更で対応しているということなんですけども、実はそこなんですよね。もちろん、維持管理するために人員を動かしてシフト変更等で工夫するんですけども、しかし、基本的に人員不足なので、シフトを幾ら工夫しても、作業量に限界があるわけなんです。だから、作業が進まないんですよね。この作業自体が。 で、もちろん生身の人間ですので代休もとる、年休もとりますので、幾らシフト変更といっても、無理な勤務出勤になるおそれがあります。だから、その人員不足の中で賃金職員の実態が当局に、その答弁に対する説明が足りない。僕は、現場のことをよくわかっていないと思います。そこで、現在、公園内の整備・管理は良好だと私は思いません。現場職員は懸命に頑張っていますけども、先ほど申しました整備が追いつかない状況であります。現場はかなり人員不足で疲労こんぱいしているんです。どうして職員が集まらないのか、そこのところの説明をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 石垣市中央運動公園等に係る賃金職員についてでございますが、賃金職員につきましては、ハローワーク等へ求人の募集や個別の声かけなどを行っているところでございます。 確保できない状況が続いております。要因につきましては、定かではございませんけれども、観光産業や各種産業の活性化などによる人手不足が関係しているものと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) お話を伺うと、残業しても賃金払いじゃない、代休に宛てがっているというようですけども、職員が不足しているので、代休や年休はそもそも希望するとおりとれないという状況なんです。休もうにも休まれない現実なんです。必要なときに休めないということなんですね。そこで、今現在、人員不足ですので、その余った予算を彼らに、残業代に精算してあげればいいんじゃないですか、とれない代休をいつまでも待たすよりは。だから、そういう労働環境の中で、現場は悪循環になっているというんですね。臨時職員の話なんですけども、給料は、報酬は、賃金は職種によってそれは異なります。1日6,300円、時給840円、今、民間の雇用が旺盛なこの時期に到底この賃金では今後も集まりませんと私は思います。この状況は長い間続いているんじゃないですか、現場は。 今、民間のアルバイトでも、時給800円から1,000円です。当たり前です。市場情勢は変化していますので、今のままでは彼らは官製プアと一緒です。 ところで、運動公園の管理をNPO法人石垣市体育協会に、今後、委託するということの計画になっておりますけども、こういう状況が今のままで改善されぬまま委託するのは、問題を積み残したまま、そのまま先送りをするということになってしまいます。そこのところのほうは、皆さんどのように認識しているか、答弁を求めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。
    ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 石垣市体育協会への指定管理へのご質問だと思っております。 石垣市中央運動公園の指定管理につきましては、市民サービスの向上のために、まず人員確保等に努めまして、指定管理の導入に向けて、引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) だから、部長、今のままの状況を皆さんが改善しないで委託はないでしょうということなんですけども、そこで、この委託業務について、石体協ですね。もう、三、四年ほどたっております、話が出てですね。計画も多分そうなっていると思いますけども。そこで、委託が一向に進まない原因は何でしょうか。説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 石垣市体育協会とは、昨年度から指定管理に向けまして、幾度となく調整を重ねてまいりました。指定管理上の面等で、協議が整っていないところがございますけれども、指定管理制度導入につきましては、先ほども申し上げましたけれども、市民サービスの向上、また、行政コストの削減等が大きな目標となっております。引き続き、石垣市体育協会と指定管理制度導入に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) もっと現場サイドのお話をさせていただきますけども、施設管理の中に草刈り作業等、冒頭答弁にありました。いろいろ木の枝打ちとか、剪定とかいろいろありますけども、単純労働の部分もありますけども、実は特殊な技術を要する部分が中にはあるんですね。 それは、例えば野球場が一番わかりやすいと思うけども、野球場、サッカー場もプロの選手がキャンプに来ますね、ことしも。来年のキャンプ、横浜F・マリノスが来ることも決まっておるようですけども、こういうプロの集団が利用する場合、例えばピッチャーマウンドの高さ、傾斜、大きさ、実はこれ、基準があるんです。単なる丘じゃないんですよね。こういう盛り土じゃないんです。基準があるんです。高さが何センチ、幅が何センチ、傾斜が何度、そういう技術的なものを要する作業があるんですね。現場の仕事につくにはそれが無理難題なんです、そういう技術がないんですから。そういった隠れた苦労があるんですね。そういう部分の芝刈りもそうですよ。当局はどのように認識しているでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 施設を維持管理する面での専門職あるいは技術についてかと考えております。 業務につきましては、専門業者等あるいは資格保持者などへの外部委託などをして、維持管理をしているところでございます。 今後とも、外部委託などをしながら、維持管理を進めていきたいと思います。また、その他以外で業務等に必要ということであれば、調査をして対応していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 現場がこのような状況では、市の目指すところのスポーツウエルカム事業もちょっとお粗末になりますよ。 私、かつての職場でしたので、もうちょっとお話ししますけども、管理公社当時は職員を育成するという方針がありました。専門的な技術を取得するために研修会とか、講習会にも参加しておりました。 毎年、ロッテキャンプ、ことし12年目に入りますか。グラウンド状態が年々悪化していると指摘されております。現場の苦労が大変大きいものがありますね。そういった中で、労働条件、環境を改善しないと、今頑張っている職員がまた離れていくおそれがあります。今月いっぱいでやめる人もいるということですよ。どうします、今後の管理は。現場最悪じゃないですか。当局にはもっと真剣に考えていただきたい。 ところで、過去の議会でも公共施設のネーミングライツについては、市当局は前向きに取り組みますという回答を得ていました。答弁してきました。何年たっても一向に進展しないのはどうしてでしょうか。取り組みはどうなっているのか、説明を求めます。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 石垣市中央運動公園等へのネーミングライツへの導入についてでございます。 運動公園につきましては、今現在、指定管理者導入に向けた作業を進めているところでございます。指定管理決定を踏まえまして、同管理者と調整をしながら、ネーミングライツ導入については考えていきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 石垣も他市に比べて公共施設はかなり多いと思います。施設はですね。今回、運動公園のネーミングライツの話をしていますけれども、僕は財源の取り組みの要素と思いますよ。それと、命名権の売り込みの努力不足、当局の。真剣に取り組んだ形跡が見えません。そのように思います。港ターミナルとか、ユーグレナモールもあるんですけどね。きょうは運動公園についての施設の話です。 そこで、石体協の業務委託はいつの予定ですか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 石垣市体育協会との指定管理についてでございますけれども、平成31年度からの予定としておりましたけれども、協議が整っておりませんので、できるだけ早く指定管理に向けて調整を進めまして、導入をしていきたいと思っております。引き続き調整、また協議をしてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 委託に当たっては、こういう賃金職員の労働環境条件等の改善、先ほど言った財源確保のための公共施設のネーミングライツの取り組み、そういった財源確保も視野に入れながら、スムーズに管理ができるよう、皆様方に提言いたします。 次です。辺野古新基地建設に伴う県民投票についてであります。 県民が法に基づき、県民投票実施を請求しております。かかる予算は県民の権利保障と民主主義の表現、体現であります。当然、認められたコストであって、行政はこれに応える義務があります。その制度について、市長の認識を伺います。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩をいたします。                               休 憩 午前10時33分                               再 開 午前10時33分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) お答えいたします。 県民投票の意義といたしましては、県民投票は、辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う、県民投票条例に基づき施行されるものであり、地方自治法第74条に基づき住民により発案され、その制定が県に請求され、10月31日で施行されております。また、条例請求では、法定数を多く上回る署名の提出があったもので、県民の多大なる関心を示したものと考えております。 県民投票は、間接民主主義の欠陥を補強する直接請求制度により、請求された条例に基づくものであり、県民投票の実施により、普天間飛行場の代替施設として、国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋め立てに絞って、県民一人一人が賛否を示す意義があるものと考えておりますと、意義について県のほうでは示しております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 県の説明をあなた方も理解して、今答弁なさっているわけですけども、そこで、市長は県民投票に対していろいろと疑義を述べておりました。県民が投票する権利を奪ってはいけません。投票の選択肢をふやす場合も、焦点がぼけてしまうおそれがあります。今、現実問題として、辺野古の建設が進行している事実と実証にあわせて照らした場合、選択肢をふやすのは問題の本質から外れます。合理性に欠けてしまいます。 そこで、県民投票は各市町村や行政事務へ委ねられていますが、今議会に上程されています。補正予算が否決された場合、行政の長として再議に付する義務があると、地方自治法177条で規定されております。当然、再議に付しますね。市長。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 県民投票につきましては、辺野古米軍基地建設に向ける埋め立ての賛否を問うという形でございましたが、県議会の中でもいろいろと議論がされました。辺野古の埋め立てのみを問うのでは、県民の本当の意思を表明するものではないというような意見も多数出ておりまして、当然に、普天間基地の移設先としての辺野古というものがありますので、辺野古ノーといった場合に、普天間の固定化につながるおそれがあると。これは宜野湾の市議会のほうでも同じような指摘があり、宜野湾市議会も反対の決議をしているというところでございます。そういう意味においては、私自身も、今回の県民投票については、辺野古の埋め立てのみを問うことに関しましてはいささか疑問を持っているところでございますが、ただ、県民投票自体は手順を踏んで提案をされているものでございますので、今回、市議会のほうに、県のほうから予算配分された県民投票に係る予算を補正予算として上程をさせていただいております。 この上程した議案が、補正予算が否決された場合に再議に付すかどうかということについては、先ほど議員がおっしゃいましたように177条の解釈なのか、県側は義務費という位置づけでおりますけども、私どもが確認をしたときにおいても、義務費と考えているという話でありますが、明確に義務費だと言い切るところではございません。市町村において判断してほしいというところでございますので、ここは判断が分かれるところでございますので、再議に付すかどうかは、さまざまな検討をした上で考えたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 普天間の経費負担軽減とか、賛否の二者択一は、県民のいろんなさまざまな意見が吸い取れないという市長の答弁があるんですけども、問題の本質はいろいろと絞られてくるんです。辺野古の埋め立てをするかどうかなんですよ。普天間のことは、辺野古とは、冒頭で私述べましたけども関係ありません。そこで、私は177条の1項に基づいて再議に付すべきと私は理解しますけども、そこでなおかつ、次の段階ですよね。再議の後の話ですけども、地方自治法第177条の2項で、市長は予算に計上して支出することができるという規定もあります。要するに、市長は原案執行を考えていますか、どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほど申し上げましたように177条と解釈するのか、177条で必要な義務費と解釈するのか、もしくは176条で解釈するのか、意見が分かれるところでございますが、仮に義務費という位置づけで177条、再議に付すという状況に発生するかどうか、これも先ほども言いましたように検討してからということでございますが、再議に付して、もしくは付さなかった場合においても、私は議会の皆様の判断を尊重したいというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 先ほど、部長が県民投票の意義について述べておりました。 そのことを踏まえれば、市長は所定の手続を踏んで、そして、私は実施するべきだと思います。県民投票実施の──これは要するに市長の判断でできるわけなんですね、最終的には──私はそう市長に申し上げて、実施すべきだと訴えたいと思います。県民投票を終わります。 自衛隊配備についてお伺いいたします。 この問題、これできょう16回目の質問になります。4年間、この場で市長に自衛隊問題をいろいろと訴えて、そして議論してきました。通算4年間ですね。現在の状況、普天間での経緯を振り返ってみます。 当初から配備ありきだったこと、そのためのアリバイづくりが演出されてきたこと、防衛省とともに二人三脚で攻めてきたこと、私はそのような市長の姿勢があるように感じております。本市に無用な問題を持ち込み、極めて残念な島づくりをするようで遺憾であります。自衛隊配備することがどういうことを意味するのか、することなのか、市民に深く理解していただくために、市長の認識を問いたいと思います。 さて、市長は、配備するのはミサイルではないと発言しておりました。大陸弾道弾のような敵地を攻撃するのがミサイルだと発言しておりました。配備されるのは紛れもなくミサイルであることははっきりしています。冒頭の答弁では、そのことはありませんでした。 防衛省の説明は、皆さんミサイルだと説明しています。地対艦、地対空誘導弾、ミサイルなんですよ。だから、ミサイル部隊なんですよ。市長はこれまで間違った認識を市民に発して、私は無責任な言動だと思います。私はこれまでミサイル配備、そして、ミサイル基地だと訴えてきましたが、ミサイル配備でよろしいでしょうか。答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) これまでもお話をさせていただきました。これは議場でもそうですし、選挙の中での公開討論会なり、演説会なり、そういった中でもお話をさせていただいておりますけども、石垣島に今、陸上自衛隊の駐屯地を配備する計画の中においては地対艦誘導弾、地対空誘導弾の話が出てきております。 表現としてはそのような表現を使っておりますが、じゃあ、ミサイルかどうかということに関しましては、英語表記に関しましては、それはミサイルという形になっておりますが、選挙戦の際にも申し上げておりました。この議場でも何度も申し上げておりますが、石垣島へのミサイル基地の建設ということを反対されている方々がおっしゃっている中において、ミサイル基地ではないというふうに明言をしてまいりました。 なぜならば、実際、私が考えるミサイルということに関しましては、大陸間弾道弾のようなもので、直接、石垣から発射されたミサイルが、相手国の国土を攻撃できる装備等についてミサイルと判断していると、そういう意味においては、ミサイル基地ではないというふうに言っております。 なおかつ、ミサイル基地という基準等に考えますと、当然、ICBM弾も含めてミサイルサイロ、地下に大きな穴を掘って、ロケットの発射台のようなものを整備したり、北朝鮮の、石垣にも飛んできたようなミサイル発射台を持ったところがミサイル基地という表現になる。そのことに関しましては大陸間弾道弾ではない装備でございますので、ミサイル基地ではないという表現をさせていただいております。 これに関しては、考え方は以前から全然変わっていませんので、表現方法等についてもしっかりと前提条件をつけて、大陸間弾道弾のようなミサイルではないということで言って、ミサイル基地ではないと言っておりますので、それはご理解いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市長の認識を変えてほしいんですね。ミサイルなんですよ。大陸弾道弾だけがミサイル──ミサイルもいろいろな種類がありますね。             〔何事かいう者あり〕 こういう部隊用語の言葉の使い分けじゃなくて、云々じゃなくて、防衛省は、この島に紛れもなくミサイルを配備するわけなんです。市長は防衛省の発言を、地対艦、地対空誘導弾をミサイルじゃないって否定するんですか。防衛省はそのようにはっきりと公式の発言をしているんですよ、説明で。認識を改めてください、市長。 私は市長の声を、疑問点をもっと透明性を持って、市民にわかりやすく情報を発信する。私はそういう責任はあるのに。             〔何事かいう者あり〕 私は全くその言葉を果たしてこなかったと思います。私はこの防衛省のこれから配備されるミサイル部隊、地対艦、地対空誘導弾ミサイル部隊と言っていますけども、市長はそのことについて、配備されること、それを収納する施設、私たちはこれをひっくるめてこれをミサイル基地だと言っているんです。だから、地対艦、地対空誘導弾もミサイルなんです。そこのところは市長、どう考えていますか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほども申し上げましたように、地対空誘導弾、地対艦誘導弾につきましては、英語表記にすると、最終的にはミサイルという形になりますが、私がミサイルと申し上げているのは、他国を直接攻撃できるような、大陸間弾道弾のようなものを言っていると、前提条件をつけさせていただいております。 なおかつ、先ほど議員が、市長が話をごまかしているような言い方をされましたけども、それでしたら、それこそ自衛隊の駐屯地をミサイル基地と表現していること自体が、市民をだまそうというか、市民に誤った認識を与えようと、あえて言いかえをしながらミサイル基地と使っているような私は気がいたします。 それは辺野古の新基地も同じです。キャンプ・シュワブの前に、新たに埋め立てる計画の中で、辺野古新基地と声高らかに反対派の人たち言っておりますけども、それは誤った認識、ミスリードする言葉の使い方だというふうに私は認識をしております。 私が以前から申し上げていますように、日本の自衛隊に関しましては専守防衛、これは憲法の中でうたっておりますし、自衛隊の考え方、まさしくそれでございます。他国を直接攻撃するようなもの、装置等は持っておりませんので、大陸間弾道弾を持っていない中においては、ミサイル基地だった場合には反対しますというお話をさせていただきました。つまりは、石垣に自衛隊が大陸間弾道弾を配備するということになるのであれば、直接他国を攻撃するわけになるわけですから、それに対しては反対すると申し上げたとおりでございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市長とは異なる考えでありますけども、こういう一つのれっきとした大陸弾道弾という、はっきりしたものの裏に対比して、ミサイル部隊は今配備されるものですよ、石垣島にね。ミサイル基地じゃないと。基地じゃないならミサイル部隊でもいいでしょう。そういった配備されるのはミサイルでしょう。そして、専守防衛と言っていますけど、国も防衛大綱で、10年の改定を5年で、前倒しで改定して空母を建設している。事実上の空母を──名称を変えてですよ。多用途運用護衛艦。             〔何事かいう者あり〕 用語をごまかしている。そういう隠れみののようにしているような市長の答弁に聞こえるんですよ、私は。 ご飯は食べましたか、いや、食べていません。一緒ですよ。(笑声)ご飯は食べたけどトーストは食べていない。パンは食べていない。だから、朝ご飯食べていない。同じような論理になっていますよ。市長。そこで、離島奪回作戦がありますけども。(笑声) ○議長(平良秀之君) お静かにお願いします。 ◆17番(長浜信夫君) 私は、以前から自衛隊のこの作戦について、石垣島を想定した作戦が練られていると、そしてたびたび質問してきました。この事実を去る30日に県内・県市が一斉に報じております。 敵が島に侵攻した場合、離島奪回作戦と称して、石垣島を戦場にし、自衛隊が敵と戦闘を繰り広げて、後ほど応援部隊が来て奪回するという、そういう概略です。 シナリオどおり作戦を敢行すると、この石垣市民のとうとい命が多数犠牲になることは明らかです。自衛隊のこういう行動に、私たち市民の命を守る作戦は全く付されていません。市長はこの事実にマスコミからコメントを求められて応じていません。市長はみずから真っ先に防衛省に確認すべきではないですか。どうですか。見識を問います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほどおっしゃった新聞報道等によるというものによりますと、その石垣島への、仮に上陸等の戦闘が行われた場合のシミュレーションの内容だというふうに思っています。国会の委員会なりで話された内容だというふうに思っておりますが、これに関しては、防衛省のほうでもお話ししますように、成案にはなっていないということでございます。ただ、石垣島のみならず、島嶼防衛もしくは国土の防衛においては、さまざまなシミュレーションが行われているというふうに思います。単に石垣島だけが配備されて、石垣島だけが戦闘が行われるということではなくて、さまざまな想定をした中での一つの案件だというふうに思っておりますので、それが防衛省側へ問い合わせたかというと、その報道について出てきた記事等についての確認をさせていただきましたが、それは成案になっていないと、検討された中でのものだというふうな内容の確認をさせていただいております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 今、市長の答弁、確認はどこ筋の確認ですか。私は防衛省に確認していますかと聞いているんですけども、市長、お願いします。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) はい、防衛省です。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 冒頭、部長の答弁は離島奪回について詳細は知らないという答弁でありました。防衛省の説明は、そういった作戦の内容についての市長は聞いておりませんか。石垣島のみならず、ほかの離島でもそういう作戦が練られるということはわかります。今、私は石垣島について聞いているんです。石垣島でそのようなことがある事実は、防衛省でどのようなことなのか、奪回についてですよ。そういった詳細については聞いていないですか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 全ての詳細については確認をしておりません。と申しますのも、マスコミ報道等でもありましたように、検討された中において、ワーキンググループの中で検討された中だと。詳細については、成案になっていないということでございますので、正式な文書として防衛省が、市なりに提出できるような状態ではないということでございますので、それは当然、さまざまなシミュレーションの中の一つの案件が国会の中で取り上げられたというふうな認識でございます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 計画がどこまで成案なのかどうか、それはわかりませんけども、事は重大です。5万市民を巻き添えにして、この島が戦場になる。市民の生命・財産が奪われる。そういうこと自体で私はもう大ごとだと思いますよ、市長。 そこで、私は市長自身がもう全くこの問題を取り合って、そして、情報を収集して、市民にこうこうだと、それをもっと発するべきと思うんですよ。市民はそういった情報が全く新聞報道でしか入らない。そして、市長に問いただすと、新聞報道にというような、そのような風扱いをというかな、そのような扱いをする。それでは、僕は市長の仕切りとしてどうかなと思いますよね、市長。もっともっと的確な情報を市民に発するべきだと思います。 そこで、この作戦から島が標的になっている市民の生命・財産に絶大な被害と犠牲をもたらすことが明らかになっていますけども。私たちの子や孫が、親や親戚が、友人や大事な人の命を落とすような、そのような作戦を防衛省が技術を稽古しているわけなんです。             〔何事かいう者あり〕 このことを市長は認識した上で、基地建設をよしとするのですか、答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 何度も申し上げますけども、石垣島への配備に関しては陸上自衛隊の駐屯地でございます。基地ではありませんので、正確にお話をいただきたいというふうに思います。 防衛省のシミュレーション等につきましては、先ほど申し上げましたように、成案になっていないものを防衛省側が石垣市に提供するということはないというふうに思っています。ただ、新聞等の報道で出てきた、どれぐらいの人員で、どれぐらい戦ってというような話というふうに聞いておりますけども、それに関しましては、さまざまなその武力対これの防衛力の中でのシミュレーションというのは行われると思います。 その際に、石垣島だけじゃなくて沖縄本島も含めまして、日本のほかの島々でも同じような想定というのは、あらゆる想定をされると思います。その中で、まずは防衛力と相手の軍事力との均衡なりのバランス等を考えながら、判断すると思いますが、当然にそこには住民が住んでいるわけでありますので、その判断をする中においては、最終的には住民をどのように避難させるのかと、どういう場合にはこういうふうにするとか、さまざまな判断がされるものというふうに思っています。 石垣島の今のお話ですが、住民を置いたまま、そのまま戦闘に入るということは、私はないというふうに考えております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 防衛省が、避難についてさまざまな判断するわけないでしょう。住民は、市町村が避難は国民保護法で義務づけられています。防衛省はそのことを考えていませんよ、避難については。 先ほど市長の答弁で、この計画について、作戦について成案になっていないと言うけども、答弁がありました。防衛大綱、中期防衛力整備計画に反映されていますよ。これこそ成案じゃないですか。市長、確認してくださいよ。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 議員がどの資料に基づいて成案になっているというふうに言っているかわかりませんけども、機動展開ワーキンググループについて話し合われた内容、それを検討する中において出てきた話だというふうに思っています。その後において、政権交代等もありまして、防衛大綱の見直し作業についてがありましたので、そのワーキンググループで話し合われた内容が成案になっている、もしくは何らかの報告書なりになっているというふうな話は聞いておりません。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) この件は市長、確認を要します。確認していただけますか。成案かどうか、防衛省について今後ですよ。今の答弁ではいいんですけども。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほども申し上げましたように、報道が出た後に、防衛省のほうに確認をとりました。それは成案になっていないというような回答をいただいております。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 計画中であります平得大俣地区は島の真ん中中央です。 そこの島の真ん中に基地をつくるということなんですけども。             〔何事かいう者あり〕 私たちは基地と呼んでいます。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 私語を謹んでください。 ◆17番(長浜信夫君) 議長、制止してください。 於茂登連山を背景にして敵から攻めにくい場所、そして、島の周辺に住む市民の命の安全など全く念頭にないような、私は防衛省の判断があるように思います。それが島の中央になったんじゃないかと思います。突如出てきた案ですからね、今の場所は。 離島奪回作戦も明らかです。同じです。そこで、市長に伺いますけども、計画地は防衛省が決定した場所だからというような、これまでそのような答弁がなされてきました。人ごとのような話じゃなくて、石垣島のこの全体像あるいは地形を俯瞰した場合に、島のまちづくりについて市長はどのような展望に立って、防衛省のこの計画をよしとするのか、そこの考えを伺いたい。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 私は軍事の専門家ではございませんので、どのような地域が駐屯地等、また部隊を配備する際において適切な場所かということの専門的な見地は持っておりませんが、ただ、防衛省側としては、幾つか候補地を石垣島の中で検討した中で平得大俣を予定地として、石垣市側に提案してきたということでございます。 島の中心部というところもありますが、島全体の中心部という意味での中心部ということでありますけども、これは当然のことながら、万が一の災害も含めまして、自衛隊の部隊が適切に活動できる場所だというふうに判断したものと思われます。 また、例えば沿岸地域等、海抜の低いところにおいては、その災害時、例えば石垣島で想定される場合は、地震の後の大津波ということでありますが、自衛隊配備されている駐屯地そのもの自体が、自衛隊自体が被災しかねないということを考えますと、ある程度標高があって、またその災害の受けにくい場所ということで判断した可能性というのは十分考えられます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) まあ、駐屯地と言いましょう。駐屯地の地形がどうのこうの云々ではないんですよ。基地を島の真ん中に置いたときに、市長は、駐屯地、どのような今後の石垣の将来像というか、まちづくりについてどういう展望を働らかせているかを聞いているんです。基地が島の真ん中にあります。今後の島づくりはどうしよう。将来的にこのような、私たち基地と言っていますから、どのような市長は考えを持っているのか聞いているんです。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 今、石垣島は人口が4万9,000人程度でございます。最終的には、5万人を超えてくるような人口になるものだというふうに思っていますが、基本的に、石垣市の考え方としてはコンパクトシティのようなものを考えております。ただ、今、現状においては、南大浜地区に含めまして、旧空港跡地等が、開発が始まりますので、ある程度は市街地が拡大してくるものなのかなというふうに思っております。 ただ、議員がおっしゃっている島の真ん中にということですけども、仮にその話を直接考えて判断して受けとめるとするならば、議員はその平得大俣の地域に商店街なり、民間の宅地なり、住宅地なりを開発する計画があるんじゃないかというような意味合いかなというふうに捉えておりますが、現時点では、石垣市の中においてそのような計画はございません。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市長は7月に配備を容認したわけですけども、そのときに環境アセス条例に、建設に今後影響出ないよということで、容認したわけを、そういった発言がありました。これは国の配慮でしょう。そして、防衛省は駆け込むように、それを急いで作業を活発化していっているわけですけども、そこで、アセスメントはどうして行うのか、その趣旨を簡潔に説明してくれますか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 長浜信夫議員の再質問にお答えいたします。 環境アセスメントの目的、趣旨についてお尋ねですけれども、環境アセスメントとは、土地の形状の変更や工作物の新設などで、環境に著しい影響を与えるおそれのある大規模な事業の実施前に、事業者みずからが、その事業が環境にどのような影響を及ぼすかについて、あらかじめ調査・予測・評価を行い、その結果を公表して、住民や市町村長から意見を聞き、それらを踏まえて環境の保全の観点からよりよい事業計画を作成していくことを目的としております。 開発事業による環境への悪影響を防止し、緑豊かな自然、きれいな空気や水、騒音のない静かな環境といった豊かな環境を将来に引き継いでいくことは、私たちに課せられた重要な義務と考えており、開発事業による環境への悪影響を防止するためには、事業の内容を決めるに当たって、事業により得られる利益や事業の採算性だけでなく、環境の保全についても、あらかじめよく考えていくことが重要となります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 今、答弁ありました。この制度の趣旨と意義を踏まえるならば、私は、市長としてアセスメントを実施するよう要望すべきだと思いますけども、そう考えませんか。市長です。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 今般の計画に関しましては、私はあの場所での環境アセスは、大規模な調査等は必要ないというふうに思っています。ただ、建設計画等が出てきた中で、詳細を確認する中において影響があるようであれば、それは当然に要望として調査等することを防衛省側に申し入れたいと思っています。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 今言われました。手おくれですよ。工事進めて影響があるようであれば調査をするという話じゃないでしょう。市長。事前にやるのがアセスでしょう。順序が逆ですよ。 市長の答弁からも、いかにも私は自然破壊環境も破壊されてもいとわないというような認識に、答弁に聞こえました。ちょっと無慈悲だなあと思いますよ。私はこの島の観光産業の原資は何だと市長に問いたいですね。認識が甘いと指摘します。 伺います。市民の財産である希少動物や命にかかわる水問題を危惧する課題が、専門家から指摘されておりました。基地建設に、それは賛成、皆さんと同じ賛成、反対、市民もそうです。あるんですけども、しかし、どちらにしても希少動植物とか、この水問題、同じ私たち市民の問題じゃないですか。であるならば、私はこの施設は絶対必要条件案件だと思いますけども、市長、どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 石垣の新空港建設の際にも、希少動物等の配慮が言われまして、当然にその建設に当たっては、ビオトープ等をつくりまして、移植なり、移設なり、行われたわけでございますけども、同じように自衛隊の駐屯地の整備に当たっても、そのような希少動物等が発見された場合は似たような環境等に移しながら、配慮していくものだというふうに思っております。 ただ、今現状、細かな設計図面というわけではございませんけども、配置計画等を見ますと、建物や施設等のほとんどが、現状、ゴルフ場であるところに配備するわけでございますので、大規模な自然破壊につながるものというふうには認識をしておりません。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 今、現地近隣では、石垣の希少種に指定されているものが、9種も発見されているということなんですよね。私は何度も言いますけども、このアセスの意味と意義を当局は述べてもらいました。であるならば、私は当然、防衛省にやってもらうべきだと思います。これは市民のためなんですよ。賛成、反対関係ない。市民のためなんです。 そこで、こういう自然環境が破壊されること、行為は黙認することはできません。やっぱり安全性に、アセスの趣旨ですよ。そういった環境の保全も考えながら開発行為をするというのが、私は本筋だと思います。これでは私は、市長のとるべき行動はそこと思うんですけれども、市長。先も申しました。市民のためにやるんですよ。基地をつくる、つくらないためなんじゃないんですよ。その行為が環境に及ぼす影響を考えて、市民のためにやったらどうですかということなんです。 質問します。国防に住民投票はそぐわないと市長は常々発言してきました。安全保障は、なぜ地元の声を尊重しないのか。私は市民にとって最重要問題だと、直接意思を反映している住民投票を、だから市民は選挙するわけなんです。市民の代表である市長、それに私は応える責務があると思います。市民からこういった発議された住民投票、むしろ市長が積極的に推進していくべきだと思いますけども、どうでしょうか、市長。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩をいたします。                               休 憩 午前11時10分                               再 開 午前11時10分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 住民投票を石垣島の自衛隊配備というよりも、平得大俣への自衛隊配備についての賛否を問う住民投票につきましては、所定の手続を踏まえて1万4,000余りの有効署名数が出ていることは認識しております。 その署名活動を行っている団体の若い皆さん方とも、代表者の皆さん方ともお話をさせていただいたときに、直接、私のほうからお伝えをしておりますけども、国防や安全保障についてのことについて、住民投票で決をするのはそぐわないという考え方ですという話をしました。 なぜなら、日本全体で我が国全体で考えている安全保障の中において、南西諸島への配備が必要だということで、奄美大島から沖縄本島、宮古、石垣、与那国と配備計画が出されたわけであります。実際に、与那国のほうにはもう既に配備がされておりますし、宮古島は配備を決定して、今、駐屯地の建設が始まっております。奄美大島も同じ状況でございます。 その中において、石垣島への配備については、当然、与那国の部隊、そしてまた宮古の部隊、奄美大島まで含めた南西諸島全体の部隊の運用の中での必要性ということで配備計画がなされたものと認識をしておりますので、その地域の判断のみで反対をして、配備しないことによって、我が国全体の安全保障に瑕疵というか、脆弱性を持たせるということに対しては、非常に厳しいものがあるのかなというふうに思っていますので、住民投票はそぐわないということを考えています。 ですから、市長みずから、私自身が発議をして、提案をして、住民投票をすることはいたしませんということは何度も申し上げております。ただ、議会のほうでの提案、そしてまた採決、さらには住民投票の動き、住民の皆さんからの動きがあった場合には、所定の手続を踏んでさせていただきますというふうに、住民投票自体を否定しているわけではありませんので、発言させていただいております。 今回、1万4,000余りの署名が集まりましたので、当然に、自治法上の50分の1は、数字としては上回っておりますので、発議としては十分可能だというふうに思っていますので、手続等踏まえた上で議会のほうに提案をさせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 住民投票を主導する若いメンバーと市長は面談をしておりますけども、住民投票が実施される方向にあるという旨を発言されたとあります。結果はどうなるかわかりません、それはね。しかし、結果が出るまで防衛省に今進めている不動産鑑定業務、全ての手続、進行中の工事をとめる配慮があってもいいんじゃないですか。市長、どうでしょう。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 住民投票の実施に向けての議案の提案もさせていただきます。ただ、その住民投票の結果云々でその判断が変わるかどうかというところは、今、この時点で言明できません。ただ、その意味においては、住民投票の終わるまで、全ての手続をするなというようなことは防衛省に申し入れるつもりは、考えは今のところ持っておりません。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 多くの市民を置き去りにして、市長は4月に容認をして、そして住民投票には見向きもしませんでした。今の答弁からも住民投票はそのように受けました。こういう住民投票を求める若者の行動はある意味、市長に突きつけた課題なんですよ。市長がそういう答弁をなさってきた住民投票の云々を言っていることについてね。             〔何事かいう者あり〕 そのことを理解する。どういう意味での面談だったのか、どういう意味での面談だったでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 住民投票については、もう何年も前から同じような話をさせていただいております。市長として発議することはありませんと。ただ、住民の皆さん等から住民投票に向けての動きがあった場合に関しては、それは諸般の手続を踏んで実施させていただきたいというふうに申し上げておりますので、ここ数カ月で住民投票の動きが出たというわけではないと、私は認識しております。 ただ、今回、若い皆さんが活動をされておられました。当初、私の認識としては、反対運動の延長線での住民投票かというふうに思っておりましたが、いろいろと話を聞かせていただきましたら、若い皆さんの中には賛成、自衛隊容認という方もいらっしゃると。その中で、若い皆さんの中の話としては、賛成にしろ、反対にしろ、住民投票をみんなで一緒に考えようという話でしたので、そういう考えで動いているということでございましたので、私のほうから、ぜひ皆さんの考えを聞かせていただきたいということで、お会いをさせていただきました。 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。
    ◆17番(長浜信夫君) 私は、そういう若者の行動を市長が評価なさっている。若者の行動に感嘆したというならば、若い者に共感をもっと示してもいいと思いますよ。そういった若者の行動に、私は市長がもっと後押しするような行動があってもいいと思うんですけれどもね。 時間がありません。質問はまだ残っていますけども、最後の質問になります。 過日開催の世界平和の鐘設置30周年記念事業がありました。意義あるイベントでありました。 市長が発した平和宣言の最後にこうあります。冊子ですね。「この石垣島という島の上に平和を愛する人々がいます。話し合いと思いやりをとうとぶ希望に満ちた友人とともにいます」。また、退任なさった副市長は、閉会の挨拶で、友好が平和のかけ橋だと述べていました。全く同感であります。 この事業の開催目的の中に、日本の友好のかけ橋としての役割を果たすため、国境の島である石垣島から平和を発信するための「ピースベルアイランド・イシガキ2018」を開催しますとあります。平和を発信する島というなら、どうして敵対心や緊張を誘発する自衛隊配備になるんですか。             〔何事かいう者あり〕 大きなギャップを私は感じます。市長は平和を発信する島になれると思うのかどうか、答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 「ピースベルアイランド・イシガキ2018」の事業につきましては、石垣島に世界平和の鐘が設置されて30周年ということで、記念イベントとして開催をさせていただきました。 駐日各国の駐日大使に案内状をお送りしまして、17カ国、そして1地域、1機関の皆様から代表者がご参加をいただきました。その際に、石垣島から世界平和を発信、そして、各国のお互いの人種、宗教、思想、国籍等を問わずに、そういった皆様が集まった中で理解を深めることが、これからの世界平和につながるんだと、お互いの認識を理解した中で、それぞれが世界平和をそれぞれでまた発信していこうというふうなお話をさせていただきました。 当然に石垣は今、観光が非常に伸びておりますが、前々から申し上げていますように、観光は平和へのパスポートと。観光で来ていただいたお客様が、実際にお互いに理解することによって、それぞれが友好関係、そして世界平和につながるものだというふうに認識しております。 議員のご指摘の自衛隊の配備についてですが、先ほど申し上げましたように、石垣島へ配備される自衛隊は、陸上自衛隊の駐屯地でございます。他国を攻撃するようなものではございません。専守防衛の国の機関でございますので、緊張感という意味において、他国を攻撃するようなものではないということにおいては、平和についてのいささかの影響もないというふうに思っています。 石垣島において自衛隊配備賛成の方、反対の方いらっしゃいますが、反対の方だけが平和を望んでいて、賛成の方が戦争を望んでいるというわけではありませんので、ただ、その手段をどのようにするかということでございますので、石垣市民総じて、私は全員だと思っておりますが、平和を望んでいるというふうに認識しております。             〔(締めます、議長)という長浜信夫議員〕 ○議長(平良秀之君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 手段を間違わないように、私たちは訴えているわけなんです。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、長浜信夫君の質問は終わりました。 10分ほど休憩をいたします。                               休 憩 午前11時19分                               再 開 午前11時30分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。次の質問者、宮良 操君の質問を許します。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 皆さん、おはようございます。これより本員の一般質問の要旨説明に入ります。 自衛隊配備計画は、2015年11月に配備計画についての防衛省からの正式な打診を受け、2016年12月、事実上の受け入れを表明、2017年5月に防衛省建設予定地地図を初め提示され、2018年7月に事務手続が開始、進められました。そして、今議会に市有地売却に関連する不動産鑑定等の予算計上がされております。 そのような中、「石垣市住民投票を求める会」が、10月31日から11月30日の間、石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う、住民投票条例の制定を求める署名活動を開始して、有効署名数1万4,263筆を集めました。今月13日から19日の間閲覧して、年内にも本請求になります。今回請求されました1万4,263筆の署名について、市長の見解を求めます。 あわせて、12月6日の求める会の代表者との面談について、実施の方向性にとのコメントを出していますが、その真意の答弁を求めます。 今回の署名は、本来なら石垣市自治基本条例第28条で請求するはずでしたが、欠落欠陥条例であるために、地方自治法による請求することになりました。本員は、このことを再三指摘し提案してきましたが、当局のこれまでの議会での答弁との整合性についてどのように考えているのか、見解を求めます。 市民の浄水場の水源となっている3カ所の水源地があり、取水がなされております。石垣市地下水保全条例第1条で、本市の市民生活においてかけがえのない資源である、地下水の保全を図るとあり、第4条の地下水の保全に関し、必要な措置を講ずると努めなければならない、第6条では、水質が汚染しないよう措置を講じなければならないとしています。そのことについて、陸自配備との計画の整合性の見解を求めます。 ことし9月、琉球大学名誉教授渡久山 章氏と沖縄大学名誉教授桜井国俊氏から、石垣島の陸上自衛隊配備予定地並びにその周辺の水質環境の現場視察を踏まえて、所見並びに提言が提出されました。その中で、環境アセスメントの必要性と、1年から2年にかけて調査を行う必要性を述べておられます。 宮良川水域では3カ所の水源があります。石垣市地下水保全条例における趣旨にのって、その対応が必要と考えるが、答弁を求めます。 質問2点目は、県民投票についてであります。 辺野古海域を埋め立てて、基地の移設の是非を問う県民投票条例が県議会で議決され、その予算が本議会に上程されました。住民に仕事を委託されている役所や議会が、主権者である住民の投票権は奪うことがあってはならないものであります。今回の県民投票は、辺野新基地建設の是非を問うだけでなく、沖縄における国民主権があるのか、民主主義があるのかが問われております。このことに対する市長の考え方についての答弁も求めます。 あわせて、地方自治法177条、再議と議案執行権についての答弁を求めます。 質問3点目は、畜産行政についてであります。 八重山食肉センターの経営についてでありますが、これまで議会で数名の議員から質問があり経営改善されたものと思っておりましたが、畜産農家や精肉加工業者、関連機関から、多くの課題や指摘・苦情があります。議会に配付された報告書によると、経営が悪化の一途であります。 経営再建について、計画や再建策が必要とされるが、具体的な方針を明らかにしてください。今回の関係者からの指摘・課題・苦情に対して、どのように考えているのか答弁を求めます。 再質問は自席において行います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 宮良 操議員の1項目め、自衛隊配備についての1点目、住民投票署名1万5,000筆については、民主主義社会における住民自治としての各団体、市民の意思の表明であり、尊重されるべきものと考えます。 去る12月6日、市長は、住民投票を求める会の代表者と面談した際に、地方自治法に基づく住民投票条例制定の請求は尊重される考え方を示した上で、石垣市の賛成・反対だけで、日本全体の安全保障に影響を及ぼす判断をするのはふさわしくない、住民投票にそぐわない、若い人が政治に関心を持って行動することはいいこととの旨の発言をしております。 今般、石垣市住民投票を求める会による、地方自治法に基づく住民投票直接請求については、しかるべき諸手続を踏まえ、議会に上程することとなります。 続きまして2項目め、県民投票について順を追ってお答えいたします。 1点目の補正予算については、去る11月28日に開催された、県主催の県民投票に関する市町村担当者説明会での説明を受け、今議会に平成30年度一般会計補正予算(第5号)として提出しております。その内容といたしましては、辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票実施に係る予算として、歳入歳出それぞれ1,353万8,000円を追加するものでございます。 2点目の地方自治法第177条については、特別的拒否権としての再議に関する規定でございます。特別的拒否権としての再議は、瑕疵ある議決等、特定の限定された事由がある場合に付議する制度であります。 特定の限定された事由といたしましては、同項第1号において、「法令により負担する経費、法律の規定に基づき当該行政庁の職権により命ずる経費その他の普通地方公共団体の義務に属する経費」とし、同項第2号で、「非常の災害による応急若しくは復旧の施設のために必要な経費又は感染症予防のために必要な経費」と規定されております。 3点目の市長の再議については、沖縄県は県民投票に係る事務を行うことは、地方自治法及び県民投票条例に基づく義務であるため、議会が当該経費に係る補正予算案を否決した場合は、地方自治法第177条の規定により、再議に付すべきであるとの見解を示しております。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 宮良 操議員のご質問にお答えをいたします。 石垣市自治基本条例は、平成22年4月1日に施行され、石垣市の施策を進める上での基本的理念として運用をいたしているところでございます。しかしながら、運用に際し、詳細な手続等に関し、十分ではない箇所があることにつきましては、認識をいたしているところでございます。したがいまして、今後は、自治基本条例の適正な運用が可能となるよう、庁内で検討を進めてまいりたいと考えております。 なお、「今回の署名は、本来ならば石垣市自治基本条例第28条で請求するはずでしたが」という箇所につきましては、承知をいたしておりません。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 宮良 操議員の1項目めの3点目、石垣市地下水保全条例についてお答えいたします。 本条例の趣旨は、地下水の利用に関する基本的な事項を定め、地下水を保全し、飲料水・生活用水を確保するため、無断採取の規制を図るため、全文21カ条で構成され、平成15年4月1日に施行されています。 主な内容は、第1条で目的、第3条で国・県その他公共団体への要請、第4条から第7条で、市の責務、市民の責務、事業者の責務及び地下水採取者の責務について定め、第8条で、地下水採取者のうち規則で定めるものは、地下水保全のため水量測定機器を義務づけ、第10条で管理者への届け出、第11条で事前協議の必要性、第14条で地下水採取量の報告、第15条で立入調査等、第20条で罰則を定めたものでございます。 水の安全・安心につきましては、地下水に限らず、原水・取水全カ所で年1回の水質検査を行っており、また市民・事業者・地下水採取者におきましては、原因者において適切な措置を講じなければならないと考えております。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 宮良 操議員の3項目め、畜産行政について、2点の質問がございますので順を追ってお答えいたします。 1点目の八重山食肉センターの運営についてお答えいたします。 株式会社八重山食肉センターの45期、平成29年度の運営について、屠畜実績は、前年度実績に対し、牛1,601頭で46頭の減少、前年度比97.2%、豚1,513頭で232頭の減少、前年度比86.7%、馬9頭で5頭の増加、前年度比225%、ヤギ314頭で36頭の増加、前年度比112.9%、合計屠畜実績は、3,437等で237頭の減少、前年度比93.5%となっております。 次に、収支でございますが、収入となる売上高1億2,686万円に対し、収益となります売上原価は1億571万円、売上総利益は2,114万円で、これから販売費等を差し引いた営業利益は976万円の損失、税引き後の当期損失は940万円となっております。 2点目の補助金の支出のあり方についてお答えいたします。 石垣市優良肥育素牛育成補助事業の内容は、食用に供される地元産肥育牛の確保及び肥育一貫経営農家の経営安定と、生産体制の拡充及び強化を図るため、産肉能力にすぐれた自家産優良素牛を市内での出荷を目的に供する畜産農家に対し、肥育期間に要する濃厚飼料費として補助をしております。補助要件を満たす子牛に1頭5万円の補助を行っております。また、申請手数料として3,500円をいただき、その内訳は、家畜改良協会発行の優良牛認定証2,800円、八重山食肉センター発行の屠畜証明事務費700円となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、宮良 操君の再質問を許します。 ◆15番(宮良操君) けさ一番の長浜信夫君と質問の内容について重複する部分がありますので、なるべく重複を避けて、別な視点で再質問をさせていただきたいと思います。 1万4,000筆余の住民投票の署名が集まりました。若者を中心に、積極的に1カ月間本当に、今までの石垣市の地方自治における市民の活動としては特筆すべき活動内容だっただろうというふうに、私たち政治にかかわる者も非常に彼たちの活動・行動については敬意を表し、新しい石垣市が若者たちの手でつくり上げられていくんだろうなという機運を身近で感じておりました。 その件について、住民の投票を求める会の青年たちとの面談に、実施の方向で具体的にどのような形で市長は協力をしていくのか、議会に上程をしてその結果だけを上程するだけの努力なのか、彼たちとのその面談の中で彼たちの意向に対してどのような見解を持っているのか、もう少し具体的に答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほど、長浜議員の質問の際にもお答えをさせていただきましたが、若い皆さんが政治に興味を持って、今回のような住民投票に向けての動きをされること、それに対しては非常に、住民投票に限らずですけども、政治に関心を持つということはいいことだというふうに思っております。今回は、賛成・反対問わず、若い皆さんが考える機会、そしてまた住民の皆さんで参加しようという意味合いでの署名活動というふうに認識しておりますので、その上においては、住民投票に関しては、市長という立場で協力をしていくと。 といいますのは、提案された部分に関しては、手続的なものに関してもできるだけ速やかに行えるようにしていきたいというふうに思いますし、議会のほうへも上程をさせていただきたいというふうに思っています。その後、お話をさせて──これは記者の皆さんにお話をさせていただきましたけれども、議員の皆さんから市長に対する考え方等を聞きたいということであれば、議員の皆さんともお話をしながら、議会の判断を仰ぎたいというふうに思っております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 今回の住民投票、市長はけさの答弁の中でも、こういうお話をされました。国の専権事項、それから防衛大綱も含めて、この件については必要性を感じると。しかしながら、住民投票については一定の理解を示して、自分もその実現に向けて努力をしたいというような答弁をしたというふうに話を伺いました。 さて、住民投票の結果をどう判断する、尊重するのか。もちろん地方自治法でも石垣市の自治基本条例の中でも住民投票については、議会も市長も含めて執行側も尊重しなければならないというようにうたわれています。今回の部分の、賛成に結果的になるのか反対になるのかは別として、今回、住民投票実施した場合、その結果に対してどのような尊重を含めて、どのような判断するのか、そこのあたりの見解を求めたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 住民投票に関しまして、条例の中にもそのような形になってくると思いますが、議会そしてまた市長は、住民投票の結果を尊重しなければならないというふうになっていますので、そのように判断したいと思います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 住民投票の結果を尊重してその具体的な施策として生かしていくと、自分の姿勢として執行側として生かしていくというような判断でよろしいですか。尊重してその尊重した結果を含めて、具体的な今後この問題に対する施策として、具体的に生かしていくというような判断という形で認識してよろしいですか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) まず1点、住民投票につきましては、法的拘束力は持ちません。ただ、条例の中で、議会そして市長は住民投票の結果を尊重するというふうな形になっておりますが、今回の住民投票条例案の中には、投票率等については書かれておりませんので、そういったものもさまざまな要因が判断基準になるかと思います。 そもそも住民投票自体が、私自身は議会のほうに提案・上程をさせていただきますが、実施されるかどうかは今まだ決定しておりませんので、これ以上踏み込んでどういう結果出たらどういうふうに判断する、どういう行動をするということは、この場での発言は差し控えたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 私たち議員も市長も、市民によって選挙で選ばれた選良であります。そういう意味では、直接市民があれだけの苦労をして、努力をして集めた署名含めて、その結果に私たちは、賛成と出ても反対と出ても尊重しなければならないだろう。主権者である市民・県民の判断は、非常にそれほど私たちを直接民主主義で決定する重要なことだと思っています。 もちろん石垣市のこれまでの住民投票は庁舎建設する前にもありました。私たちはそれを含めて、庁舎の部案については庁舎位置の検討、検討委員会の皆さんについては言質というのをやりましたけれども、議会提案をさせて、その中で議会として今の旧空港跡地に建設予定地を決定したと。そういう前例からくると、私たち議会も市長も尊重したわけですよ。そのときの投票率も含めていろんなありました。 そういう意味では、今回は特に議会提案ではなく、市民提案の条例設定に対する署名であるわけですから、私は最も、私たちも市長も同じ立場で尊重する、いうふうな立場でいくべきだというように思っています。その投票率その他については、条例では地方自治法含めて自治基本条例でも尊重しなければならないとあるわけですから、法的拘束力がある、ないという形でなくて、選良としては、それ私は義務じゃないかなと思っているんですけども、もう一度その確認の答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほども申し上げましたけども、住民投票自体の制度、ものを否定しているわけではございません。ただ、国防とか安全保障は国の専権事項だというふうに考えておりますので、一地方の自治体での住民投票で実施する、しない、配備する、しないとかいう判断をするのは、そぐわないというふうに思っておりましたので、私自身から提案することはありませんというふうに申し上げておりました。 先ほど来申し上げましたように、住民の皆さんからの発議で、これだけの署名が集まって提案されているわけですから、それに対しては、市長として議会のほうに上程をさせていただきたいというふうに考えております。 ただ、議員の皆様自身もそれぞれの考え方がございます。当然皆さんも選挙で選ばれてきたわけでございますから、議員の中での、議会の中での判断というものも一つの民主主義だというふうに思っていますので、住民投票そのものだけが民主主義というわけではないというふうに判断します。 結果的に、どういう形で実施されるのか実施しないのか、もしくは賛成が多いのか反対が多いのか、投票率がどれくらいなのか、いろんな判断基準ございますけども、住民の意見としては、もし実施された場合に、それに関しては尊重していきたいというふうに思いますが、先ほど申し上げましたように、いろいろな要因が重なってきますので、どういう形でどういうことが出ればどういうふうにするというのは、前段として、前提条件として今この場でのお話しすることは差し控えたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 求める会の皆さんとの面談で、私はもう少し市長が、真摯、紳士的に若者たちと議論をしていただいた、もう少し彼たちの思いを酌んで、彼たちの提案した住民投票について尊重して、それを市政に生かしていく方向性の糸口だろうというのを私思っていましたけれども、ただ、市長、国の専権事項、防衛大綱含めて、私たち議会も執行側もどちら側に立ってこの結果を判断すべきかということを私は考えますと、防衛大綱も含めて、市長がこれまでずっと言ったことについては、一定の部分の市長の見解についてはもう既に理解をしています。 しかしながら、今回私たちが、市民が直接、この石垣島に配置されることについての是非を問うわけですよ。国の大綱を含めて尊重するのか、住民の総意を尊重するのか、私はどこの視点に立って行政をすべきか、私たち議会の方向性あるべきかと考えると、これはあくまでも一市町村としては、直接私たちの市民と一番近い距離にある私たちがこのことを酌まないで、何をもって執行とする、何をもって議会の方向性とするかということの、大きな基準になると思います。そこが私とあなたの考え方の違いだと思っています。 同じ選良である以上、私は市民側に寄り添ってこそ地方自治は成り立つものだろうと、そう理解をするんですけども、地方自治との今回の結論と、言っている防衛大綱、国の専権事項と、どこに重要視を置くんですか。私は、市民から直接選ばれた市長として、国会議員と立場は違うわけですから、そこに地方自治の原点と、住民側のところに意思を置く、自分の政治の姿勢を、原点をそこに置くというのが、本来の市長や我々議員の原点じゃないですか、そのあたりについてどう思いますか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 民主主義自体は、当然我が国の根幹をなす制度でございますので、民主主義は重要でございます、重視しなければならないと。住民の皆さんの声ももちろん重要視しなければならないと。 今回、住民投票の運動をした若者たちとお話をさせていただいたときも、先ほど申し上げましたように、反対だけではなく賛成のメンバーもいると、若い皆さんの中には。当然署名していただいた中にも、賛成の人もいるし反対の人もいると、容認の人もいるという中で、中には住民投票で決着つけたほうがいいんじゃないかという賛成派・容認派の人たちもいるというふうに聞いています。その結果が1万四千余りの数字じゃないかなというふうに思っていますが、先ほど来申し上げていますように、防衛大綱で南西諸島における我が国の防衛体制をつくるということについては、私は十分理解をしていますので、石垣島の配備に対しては理解をしているという中でございます。 ただ、住民の皆さんの声ということについては、今後、今回この署名の案件を議案に上程する形になると思いますけれども、議会の中でさまざまな議論がされると思います。なぜならば、今の住民投票の条例案につきましては、平得大俣への配備の賛否を問うという形になっておりますが、実質的に石垣島への自衛隊の配備の賛否ということに関しまして言えば、今回の条例だけをとっていくのであれば、自衛隊の石垣島への配備は大前提としてオーケーというのが、市民の総意の中での平得大俣なのか、そのあたりも議論されなければならないと思っています。 先ほどの県民投票で辺野古の案件が出ましたけども、普天間のことを抜いて辺野古の話だけをしていることは、私は疑問に思うというお話をさせていただきましたが、住民投票に関しましては、議員の皆さん方がどのような判断をされるのか、議会の中での議論を見て、踏まえて判断をしていきたいというふうに思います。今後、実施されるか、されないかも一つの話題になると思いますが、その後実施されるようであれば、当然その結果については尊重しなければならないというのは、議員であろうが市長であろうが同じだと思っております。 なおかつ、先ほど選良という話をされましたが、市長選挙においては、私は常々自衛隊に対しては、配備に対しては理解をしていると申し上げてきた中で、市長として選んでいただきました。これ一点だけが争点ではありませんでしたけども、そういう意味においては、大方の市民の皆さんのご理解をいただいているというふうに思っています。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 皆さん方の答弁を聞いていると、市長の答弁を聞いていると、県民投票のときにも総意は出ていると、総意は出ていないんだというような議論がある。選挙後と捉えて、その選挙の自分の有利のある部分だけを総意であるとか、総意ではないというような答弁に聞こえるんですよ。             〔何事かいう者あり〕 先ほどの住民投票についても、平得大俣の限定なのか、個別の地域なのか、それとも自衛隊の受け入れでの──それは別の団体が、だったら自衛隊の配備と大俣部分別々含めて、請求すればいいわけですよ。今回の県民投票についても、要するに、その署名活動した、提案したりした人たちの提案によって県議会で議決された。今回も、平得大俣に限って提案者含めて趣意書で述べて、それで賛同していただいたわけですよ。市長が言うような部分であれば、だったら自衛隊配備を含めて、全体を含めて、住民投票しようじゃないかというんだったら、それは別の団体が、別の皆さんがそれやればいいだけのことであって、それを申請して趣旨を述べて署名をしていただいた部分の中において、それが含めて1案なのか、2案なのか、4案なのかと。要するに、自衛隊も含めて全てのことについては、署名されていないというような答弁というのは、僕は違うと思いますよ。             〔何事かいう者あり〕 これは、署名をした側の発案をした趣意書の中にちゃんと書かれていて、それで署名しているわけですよ。だから、私は、市長として、私たちは国会議員ではありませんので、地方自治体の長として、議会として、どこにウエートを置いて自治の原点を、市政を含めて認めるのかという話を聞いているわけですよ。そこのあたりについての、先ほどの答弁、私の見解違いだから、これ選択肢の問題を私は質問しているわけじゃないですので、彼たちがやった、行動を起こした、平得大俣の一案だけを問う、是非を問うというほうについてのことを聞いているわけです。市長は、別の自衛隊も含めて、全体を含めての部分でないという話、それは私の答弁、質問外ですから、私が言っている部分だけのことを含めて、尊重するかどうかの話ですよ。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 地方自治の中において、住民の皆さんの声というのは大変重要でございます。それらが、選挙なりを通じて民意としてあらわれた中での政治を、例えば市長だったら4年間、議員の皆さんも4年間務めるわけでございますから、それは十分に認識をしております。 ただ、国の防衛・安全保障というのは国全体の話でありますので、地方自治、住民のことだけを、住民の意見だけを聞いて、国全体のことに関しては……。             〔何事かいう者あり〕 重要視しないということであるならば、それは石垣市は日本国の一地方自治体でございますので、国の考え方等についても十分理解をするということで、住民の皆さんの声についても、そこはしっかりと聞かせて判断させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 他府県での原発問題についても、その自治体が反対したので町長はそれを尊重して、国のエネルギー対策という国の重要施策について、地方自治がちゃんとしかっと判断をしている市町村だってあるわけですよ。ですから、私たちは、憲法でも国と地方自治は平等だとうたわれているわけですから、どこの立ち位置をするかというのが今一番求められている。しかも、直接住民から。初めてですよ。住民が地方自治法にのっとって、議会でなくて住民が署名活動しての、石垣市の議会上、政治上初めてのことなんでそれを言っているわけですよ。そのあたりについて私は、市長も議会も今回の是非を問う、賛否については尊重するという立場で、私は市民側に立つ地方自治の原点に戻るべきだという指摘をして、次の質問に移ります。 その自衛隊に関係する、石垣市の地下水保全条例についてでありますけれども、先ほども要旨説明で申し上げてまいりました。この地下水保全条例については、各市町村に全てあるわけではありません。沖縄県でしたら企業局が水道事業やっているわけですけども、特に離島市町村、単独で浄水場を運営・経営している市町村に多い、特筆すべき条例です。 石垣市もこの条例が制定をされて長くなります。この中で、これまで琉大の名誉教授と沖大の名誉教授が、この地下水問題については非常に市民の生活・生命に関係する重要な課題だと。特に、石垣市には地下水保全条例というのがあると。この件について、市長はこれまでの部分について、毎年定期的に水質検査をしていると、そのときいろいろな部分があったら、そのとき判断すればいいじゃないかと。地下水はそのときに判断すればもう遅いわけですよ。この提言の中にも、こういう地下水の部分について1年、2年の経過を見ないと判断できないというような専門家の提言があります。意見があります。 この件について、担当部局である水道部、地下水の保全条例の実施する部局として、この平得大俣の部分の地下水、石垣市には3つの地下水を浄水場としてポンプアップして利活用している。このことについて、条例を主管する課として、この平得大俣の部分についての影響があるかどうなのか。専門家が影響は調査すべきだと言っている。調べてみないと影響はあるかどうかわからないと言っている。 しかも、地下水というのは徐々にしか流れないから、1年、2年かけて伏流水として上がってくると。この件について、石垣市の地下水保全条例所管する水道部として、どのような見解を持っているんですか。皆さんは措置を講じなければならないと、書かれているわけですよ、保全条例の中には。読んでみましょうか。「第4条、地下水の保全に関し必要な措置を講ずるように努めなければならない」。「6条、事業者は地下水の水質汚染を防止するため、事業活動に地下水の水質を汚染することがないような適切な措置を講じなければならない」。目的には「本市の市民生活にとってかけがえのない資源である地下水の保全を図ることにより、飲料水その他の目的、市民生活に必要な水を確保し、もって市民の健康で文化的な生活に寄与することを目的とする」と書かれている。重要な問題です、これ。しかも、専門家から指摘をされている。皆さんは指摘をされて、その中でこの保全条例についてどんな対策をしたんですか、どんな対策をこれからできるんですか、やろうとしているんですか。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 宮良 操議員の再質問にお答えいたします。 石垣市地下水保全条例は、地下水を保全し、飲料水・生活用水を確保するため、無断採取の規制を図るものでありまして、地下水を採取するということであるのであれば、本条例に従い必要な措置を講ずるよう努めてまいりたいと思っております。 以上です。             〔(答弁になっていないよ)と宮良 操議員〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時06分                               再 開 午後 零時06分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、地下水がどこから流れてきているかわからない。3カ所からポンプアップして白水の原水池から含めて、地下水を混ぜて、今僕らたちは飲料水として使っているわけです。だから、この問題、全市民にとって健康や命、日常の暮らしに係る大切な問題だから言っているんです。 しかも、専門家である先生たちが、この問題は重要ですよ、だから1年、2年かけて、だから環境影響評価コンサルも含めてちゃんと対応するべきだと言っているんだけど、石垣市は、この部分で結果があれば対応するので、調査は必要ないと。防衛省もまだ調査もしていない。地下水保全条例を含めて担当している課として、影響があるかどうかという調査が必要だろうということでしょう。             〔何事かいう者あり〕 それとも部長、うちの3つの水源地には、あちらから地下水がまじっていないという何か確証あるんですか。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えいたします。 現在の3カ所の水源地と陸上自衛隊駐屯地配備予定地におきましての因果関係につきましては、水道事業者といたしましては、地下水調査を行っていませんので、あるともないとも申し上げることはできません。 以上です。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、大変な答弁だよ、あなたの答弁は。 影響があるかどうかわからんから、何もやらんということ。             〔何事かいう者あり〕 条例には講じなければならないと書いてあるでしょう。所管部局として、この条例をどのように読み下しているんですか。死に条例ですか、これ。その他については、余りにも個人として、事業者が井戸水を勝手に使っていけないとか、汚染してはいけない、いろんな部分ありますよ。でも、頭の部分の中には、しかも現実に、石垣市が地下水を使っていなければ、こういう問題については多分指摘に当たらないと思うんですけども、既に3カ所も使っている。専門家が調査の必要がありますよと言っているわけですよ。あなた、専門家の意見とあなたの答弁比べたら、話にならないよ、これは。             〔何事かいう者あり〕 専門家だったら専門家の答弁ちゃんとしなさい。私の質問に答えていないよ。これ水に流せないよ。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。             〔何事かいう者あり〕 ◎水道部長(前濵猛志君) 宮良 操議員の再質問にお答えいたします。 石垣市の地下水保全条例、あくまでも地下水を保全し、飲料水・生活用水を確保するため、無断採取の規制を図るものが主でありまして、その地点で地下水を採取するということであれば、本条例に従いまして必要な措置を講ずるよう努めてまいりたいと思っております。 以上です。             〔(議長、答弁になっていない、休憩)という宮良 操議員〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時10分                               再 開 午後 零時10分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えいたします。 今、3カ所で取水しているんですけれども、その陸上自衛隊駐屯地配備予定地からの地下水が、今の3カ所の取水源におきまして影響があるかないかというものにつきましては、水道法上では水源地、あくまでも採取場所のことを申しておりますので、採取予定地が平得大俣ということでございますので、そのあたりの水源につきましては、ございませんのでわかりませんということでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、これ本当に、個人の取水だけを限定しているというふうにあなた今答弁しているんだよ。             〔何事かいう者あり〕 石垣市は取水しているから言っている。目的はちゃんと市民の生命・財産を守るために地下水をちゃんときれいなまま、ある程度規制をつけてちゃんと守るために地下水の保全条例をつくりましたよと書いてあるんだよ。その後に、運用規則でその他についての、部分については、個別の部分の井戸の設置だとか深さだとか温度だとかいろんな書いてあるんだけども、目的と、今言った4条、6条については、そうではないんだよ。市民の財産である、しかも石垣市が既に取水をしているという事実から、この地下水の保全条例については、取水しているんだ、石垣市は3カ所で。だから因果関係があるかどうかも含めて、調査が必要だろうと言っているわけ。あなたは調査は必要ないというふうに思っているの。             〔何事かいう者あり〕 取水した場所を指定しているの、本当に、部長。平得大俣で取水するならその調査が必要とあんた答弁しているようだけど、本当にその条例はそうなっているの。私が見た条例でそうなっていないよ。もう一度目的と私が見た条文、もう一度読んでごらん、休憩して。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時12分                               再 開 午後 零時13分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えいたします。 陸上自衛隊駐屯地配備予定地による地下水の影響については、地下水が何によって汚染されるのか、要因が確定しておりません。そのような状況なのです。ですので、推測の域を出ないと思っております。その中での答弁は、推測の域を出ない中での答弁は差し控えます。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時14分                               再 開 午後 零時14分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えいたします。 地下水保全条例第4条の地下水の保全に関する監視、本市が行う必要な措置でございますが、地下水の採取を規制し、地下水を採取する者に対し、規則に抵触する場合は事前協議を行い、地下水採取の届け出、水量測定機器の設置を指導・監督することでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、今、何条の説明しているの。私は1条の目的、4条の市の責務、5条の市民の責務の部分を言っているんだよ。条例っていうのは、頭の1条が一番ウエート大きいでしょう。なぜこの条例を設置したか、1条に書いてあるわけでしょう。「市民の生活にとってかけがえのない資源である地下水の保全を図ることにより、飲料水その他の市民生活に必要な水を確保し、もって市民の健康で文化的な生活に寄与する」と目的、この条例の最大の目的、この1条にあるんだよ。部長、桜井教授とあわせて琉大の先生の提言書、意見書読みました。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えします。 目的といたしまして、この条例は、本市の市民生活にとってかけがえのない資源である地下水の保全を図ることにより飲料水その他市民生活に必要な水を確保し、もって市民の健康で文化的な生活に寄与することを目的とするとございます。 これによりますと、あくまでも地下水を採取する者に対しての条例でございまして、汚染を規制するとかそういう話ではないので、あくまでも採取者にとって……。             〔何事かいう者あり〕 ◆15番(宮良操君) いいよ、いいよ。部長、もう下がって。話にならん。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩します。                               休 憩 午後 零時17分                               再 開 午後 零時17分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 ◎水道部長(前濵猛志君) 失礼いたしました。琉大の先生方のあれは読んでおります。以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、この質問、地下水の問題は、私が初めて取り上げている問題じゃないんだよ。昨年からずっと、地下水の問題については現地の皆さんからも、農業用水も問題、浄水場も含めて、農業にも私たち市民にも水道にも影響ありますよと、昨年からこの質問、ずっと続いているでしょう。地下水保全条例については、今回、私が初めて質問したけれども。しかも、去年の9月に、琉大と沖大の先生から提言意見書も出ているんだよ。それ、読んで、地下水保全条例とどう関係あるかっていう話、勉強しました。今回質問していなかったら、あんなに勉強しないでしょう。             〔何事かいう者あり〕 言っている質問に、あなた、答えていないよ。事前通告もしましたよ、保全条例について、ちゃんと。何で、このような答弁しかできない。この目的は、4条、6条について、今回の意見書と点検について、水道部でどう判断するのという意味だよ。あなたが言ったのは、井戸の水をただ利用すると、したらこの条例、死に条例になるよ。担当部長がそんなこと言ったら。井戸の水を使う人だけの条例だと、あなた、先ほど言ったでしょう。そうではないでしょう。地下水全体を保全するために、この条例を設定すると書いてあるんだよ。だから質問している。影響があるかどうか、専門家じゃなきゃわからないかもしらんけども、この条例を見る限り、ちゃんと水道部において、この分については議論を重ねて、今回の自衛隊配備と地下水の問題、水源の問題としてどうかかわるかというのは、もっと研究すべきでしょう、去年の9月から。その事実を含めて、どう考えている。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えいたします。 地下水保全条例第4条の「地下水の保全に関し」が、本市が行う必要な措置というものは、地下水の採取を規制し、地下水を採取する者に対し規則に抵触する場合は事前協議を行い、地下水採取の届け出、水量測定機器の設置を指導、監督することでございます。 また、第6条におきましては、地下水の水質汚染を防止するため、地下に浸透を直接行わないようにするため防止することでございます。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、あんた、私の質問を何と思っているの。答弁、答えていないよ、あなたは。 議長。こんなでは質問続けられんけど、どう判断しますか、議長。 ○議長(平良秀之君) 今の部分は条例に沿ったものなので、適していると判断しております。 ◆15番(宮良操君) じゃあね、質問を変えましょう。 あなたの今の答弁は、取る側、取水する側だけの答弁、しているんだよ。流入する側の部分の含めての保全は、この条例は規定していないというふうに判断していいの。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 前にも申し上げましたが、再質問にお答えいたします。 水道の水源というものは、あくまでも取水場所のことを指しているのでございまして、水脈という、上流側とかそういうものは、水道法にはございません。あくまでも取水源、取水場所です。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、水道法と地下水保全条例というのは因果関係、全くないというふうに、答弁として聞いていいの。あなたは、水道法は取る側だけのもんだと今、答弁したね。地下水保全条例は、そう言っていないよ。地下水全体の保全をついて、どう考えるのかと言っている。しかも、うちはね、何度も言うようだけど、地下水を使っていなければ、この保全条例、なくてもいいかもしらん。うちは市民がその水を使っているから言っているんだよ。2年後、3年後、影響が出たときに、この問題、もし仮に影響が出たら誰が責任とる。使えなくなった場合にどうするのという話だ。 だから、保全条例をつくって、地下水を永久に、水道でも使うので、永久に保全しようというのが、この保全条例だと私は理解しているんだけど。あなたは、水道法の、その使うところだけを見ればいいというふうに今、答弁しているから。 じゃあ、水道法と地下水保全条例、法律の上下関係はよく理解しているんだけれどね、石垣市の地下水保全条例をつくったのは、そうではないと僕は理解しているよ。目的にあるように、永久に地下水というものを、石垣市の財産だから、きれいなままで保全するために、この地下水保全条例をつくりますと、目的に書いてあるわけだから、市民の生活のために。永久に、個人が使おうがどうしようが、地下水が保全できるように、この保全条例はつくってあるわけでしょう。あなたの答弁は、水道法は取水口だけを規定しているので、といったら、この地下水保全条例は死に条例ですか。この部分の相違について、あなたはどう考える。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。             〔(同じ答弁をするなよ)という宮良 操議員〕 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えします。 この保全条例は、水質汚濁防止法とも関係がありますので、水道法だけの話ではないと認識しております。 以上です。             〔(もっと大変だね)という宮良 操議員〕 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、水質汚濁防止法、ちょっと教えて。あなたが言っている、この問題について、ちょっと僕ら理解できんから。何がどう違うの。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時24分                               再 開 午後 零時25分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えいたします。 水質汚濁防止法は、水質汚濁防止法の規制の項目に、健康項目、生活環境項目、総量規制、地下浸透水の規制がございます。 以上でございます。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長、この問題を、ずっと市民の今後の生命財産に関係するもんだから、もう少し勉強して。大変な仕事を担っているんです水道部は、そういう意味で。だから、渡久山教授と桜井教授が出した中身の部分を検証して、この地下水保全条例も含めて、今後、水道部としてどうやっていくのかという方向性をつくるべきだと思うんだけど、今後、この問題についてどう対応していきます。もう、これ以上あなたに聞いても同じ答弁しか出ないので。もう、これだけは答えられるでしょう。今後どうしていくの。中身はいいよ、もう。 ○議長(平良秀之君) 水道部長、前濵猛志君。 ◎水道部長(前濵猛志君) 再質問にお答えいたします。 以前、琉大教授がおっしゃっていました地下水脈の話を、地下水保全条例との整合性があるのかないのか、これから調査研究していきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 宮良 操議員と水道部長が先ほど来、議論をしておりますけども、議員のご指摘の部分に関しましては、石垣市が現在、取水している3つの取水場が、平得大俣からの地下水等が流入している場所じゃないかというようなご指摘だと思います。そのための調査が必要だろうということになっておりますが、また後、その影響等についてのお話がありますが、そもそも論からお話ししますと、仮に、その地下水にそのエリアから、平得大俣から浸透した水等が混ざるのかどうかというところが議論の一つであろうと思うんですが、まずは、平得大俣に配備予定されています自衛隊駐屯地からの排水が、汚染された排水が流れるのかどうかというのが一番、大前提だと思います。汚染されたものが流れないのであれば、地下水がどのように流れていようが汚染はされないわけでありまして、市民の生活には影響を及ぼさないということですが、自衛隊配備の計画等は、排水等についてはしっかりと浄化槽を設けて、それから排水すると。また、油等については、グリストラップなり、そういったフィルター等をしっかりとつけて、出さないというふうになっております。あわせて、自衛隊の、私が調べた範囲ですけれども、駐屯地から出ていく浄化された水については、それなりの水質検査等を定期的に行って、基準値を上回るような排水が出ることがないようにするというふうになっております。もう国の機関でありますので、当然、法令に従って、法令の範囲内での基準値の排水という形になろうと思っています。 また、実際に自衛隊の駐屯地、ほかの場所での配備されているものを視察に行った皆さんからお話を聞かせていただきますと、自衛隊の車を洗う洗車場、車を洗う場所には、張り紙等がしっかりとされていまして、洗車場では洗剤は使わないことというふうに書かれてありまして、地域の皆さんの心配になるような汚染された水等が地下水源に混ざることはないと認識をしております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) だからね、市長、だから防衛省にちゃんとした調査を依頼します、皆さん方の心配が払拭されるように努力しますというのが本来の市長のあり方じゃない。懸念している市民が確実にいるっていうことだけは確か。あなたはそう見てきましたけど、それが流れないという保証はないわけですよ。             〔何事かいう者あり〕 いやいや、流れないんだったら流れないなりの、含めて。これを懸念している市民がいる、しかも浄水場じゃなくて農業用水にも使っている、表流水としてはね。だからこそ、調査を含めて、心配している市民にそれを、心配を解くのが執行部が皆さんの責任だから、だったらこのようなことについては、しっかりと、このようなことがないように防衛省に伝えますと、必要があれば調査も依頼しますという、本来そう答弁すべきじゃない。だから、心配ないという部分で、永久に誰が責任とるんですか。だから、保全条例を含めて私は、もっと役所が、この水問題について市民の心配や懸念を払拭するような努力をすべきだと。水道部長の答弁には、それがない。僕が市長だったら、皆さんの部分があるんだったら、それを防衛省に伝えるというのが皆さんの仕事じゃない。心配している人たちがいるわけだから。答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。
    ◎市長(中山義隆君) 常々、自衛隊の配備についての、市民の皆さんのいろいろなご意見をお伺いしたいというのが、こういうことでございます。配備について不安や疑問点、また心配な点等ございましたら、それを聞かせていただいたら、それは市民の意見として防衛省側に申し入れますというふうに、私は議会のほうでもいろんな場面で申し上げてきたつもりでございますし、それはご理解いただいていると思います。 ですから、今回このようなお話が出た場合に関しましては、自衛隊駐屯地内から汚染された水等が一切出ないような配慮をしてほしいということであれば、それは防衛省側に強く申し入れて、当然、防衛省側も、もともと汚染された水など流れるような計画ではありませんので、それは再度お願いして、基準内の、衛生的に基準内になっている浄化した後の水を放流するように申し入れたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 私たちは市民の声を代弁して言っているわけですから、その辺、伝えてください。 この件については、水道部、もう少し、次回もやりますので、もう少し研究、勉強して、答弁できるように対応を求めたいと思います。 県民投票について、再度伺います。 今回の県からの、県議会からの、決議された補正予算、そして県から支出された補正予算、総務財政委員会でも質問しましたけれども、明快な答えがありませんでした。義務的経費なのかどうなのか、もう一度、答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) お答えいたします。 義務的経費かどうかということについてでございますが、県では、県民投票条例の第3条において、県民投票に関する事務は知事が執行する、また同条例第13条において、投票資格者名簿の調整、投票及び開票その実施、その他の規則で定めるものは、地方自治法第252条の17の2の規定により、市町村が処理することとなっていることから、地方自治法及び県民投票条例に基づき義務費であることから、義務費との考えを県のほうは示しております。そのことから、本市といたしましても、県民投票に係る経費については補正予算案を計上しているところでございますが、市といたしましては、その判断、義務費かどうかということにつきましては、現在、各方面で議論もあることから、今後適切な対応ができるよう、検討、判断してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 県は、県議会で条例、可決されましたから、義務的経費と。総務省に連絡をすると、それぞれの地方自治体で判断すべき事項ですというのが、総務省の考え。だから聞いているんです。県は、義務的経費と決定をして条例をつくって、市町村に補助金として流しました。石垣市は、その受けた補助金を、市の主たる考え方として、義務的経費として認めているかどうかっていう話ですよ。これは、177条に因果関係があるから聞いているんです。再議についても議案執行権についても、そこが根拠になるから聞いているんですよ。もっと言うと、再議も否決したら市長が不信任案決議案が出せるように、義務的経費については、地方自治法は強く縛っているんです。議会がどんな抵抗勢力であろうが、どんな政党を含めて与野党の確執があろうが、義務的経費だけは首長の優先権ですよ、だから再議も否決されたら市長は不信任決議案とみなして議会を解散することができると、地方自治法にうたっているんです。そのぐらい、義務的経費の根拠というのは非常に重要な部分ですよ。県は事務経費として判断した、だから流します、当たり前のことですよ、議会で決めたから。政令や県の条例、上位の国や県の部分については、市町村は、我々は、国からの生活保護法なんかも義務的経費の一つですよ。だから、議会の抵抗勢力に影響されないようにうたわれているんです、地方自治法177条は。市町村が判断するべきじゃないですか。総務省は、それぞれの自治体で判断してくださいと言っているんだから。だから、それぞれの自治体の意思としてどう判断しますかと聞いているんです。上程した根拠として、皆さんは今回の補正予算を、予算を上程したわけですから、その根拠をなしに、上程というものについては、我々議会として判断、非常に重要な判断になるんだよ、これは。答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 零時36分                               再 開 午後 零時39分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) お答えいたします。 義務費かどうかという判断についてということでございますが、義務費とは、義務的経費とは、地方自治体の経費のうちから、支出が義務的で、任意では削除できない経費のことをいい、一般的には、一般的にはというかこの3つしかないんですが、人件費、公債費、扶助費などが義務的経費とされております。 今回、予算に計上いたしましたものには、この義務的経費に該当するものが含まれていないこともございまして、義務費なのかそうでないのかというのは今後、判断していくことになると思います。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 沖縄県は、県議会で条例を制定した。そういう意味では、県は義務的経費といっている。各市町村も、その部分について判断、非常に迷っているように思います。だから、再議を付議して、市長の専決を含めて、執行権も含めて、多分、精査をしている途中だと。だから、そういう意味では、この部分の判断基準は、各市町村の今回の県民投票の部分に大きく影響するだろうと思って、私は質問しました。私は、義務的経費であるので、仮に予算が否決された場合、私は採決すべきだろうし、市長は専決執行権を含めて、市長の執行権を含めて提案すべき、そういうふうに提案して、もしそれを否決されたら、議会を解散してでも市民や県民の権利を守るべきだというふうに私は思っています。再議、それから市長の専決を含めての答弁を求めます。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 義務費かどうかということにつきましては、私どももいろいろと調査をしているところでございますが、県の県民投票実施の担当部署に確認もさせていただいております。これは口頭でもを含めてですが、各市町村に対する説明会の中においても、義務費かどうかというところに関しましては、最終的には各自治体の判断になるというふうな話、県としては義務費と考えているというようなお話でございました。私が確認とったときにも、同じような話ですので、多分、市町村が義務費でないと判断した場合には義務費でないというふうにみなしても構わないと、私は認識をしております。 ただ、最終的に177条の再議に付すかどうかということに関しましては、さまざまな考え方がございますので、一点だけ申し上げるとするならば、仮に義務費と、義務費か義務費でないかは別にしまして、再議に付すか。これは、176条だとしても再議に付すことはできるわけでございますので、177条の場合だと「再議に付さなければならない」ですが、176条でしたら「再議に付すことができる」というふうになっていますので、仮に76だろうが77だろうが、再議に付した場合に、それでも同じように否決を、今、私ども上程していますので、最終否決されて再議に付して否決された場合には、私は議会の皆さんの判断を重視したいと思っておりますので、市長としての原案執行権は行使をいたしません。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) この問題について、最後の質問をします。 我々、三権分立制度がありますから、議会の議決自身はいろんな訴訟の対象になりませんけれども、市民や県民の権利を奪ったというようなことになれば、私は弁護士とお話をさせていただく機会がありましたけれども、市民の権利を剥奪するという意味では民事訴訟の損害賠償請求権になる可能性がありますので。この件については、認識しているかどうかだけでいいです、時間がないので。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 去る議員に対して、県民投票を進めている方々の代表者の方が来られて、また弁護士の方も同席されて市議会議員の皆さんに説明した際にも、同じような話が出ておりました。そういうふうに認識しております。訴えられますよということですが、それも、訴えられる可能性があるというふうな言い方にとどまっております。必ずしも、訴えられるかどうかという、確定しているわけではございませんので、ただ情報としてそういう可能性があるということは認識をしております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 再議並びに議案執行権をしなかった場合、それで否決した場合については、執行当局、市長も含めて、議員も含めて、そういう可能性があるということについては、私は共通理解しておくべきだろうと思っています。 次の質問、移ります。 畜産行政についてですけども、食肉センターの経営状況を端的に説明してください。時間がないので、端的にね。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 再質問にお答えいたします。 平成30年3月31日で、長期借入金1億3,219万9,860円、株式資本マイナス4,116万1,843円、合計1億7,336万1,703円となっております。前期と比較しまして、長期借入金などで370万円ほど圧縮しています。赤字の大きな原因は、屠畜数の減少によるものと考えております。 ◆15番(宮良操君) はい、わかった。オーケー。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) この赤字累積を回避するために、どのような政策を持っています。私は、もうそろそろ再建についての検討委員会を立ち上げて、対策をすべきだと思いますけど。端的にイエスかノーかで答えてください。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 再建という話になりましたけども、実質的に、先ほど部長が答弁しましたように、食肉センターにおきましては、収入源というものが、屠畜料が基本的に大きな収入源になっております。議員、先ほど答弁したように、豚の屠畜数が大幅に減少しております。また、牛に関しましても、子牛の高値、素牛の値段が高値に高騰しているということで、肥育よりも子牛のほうの販売をする農家の皆さんもふえていまして、石垣全体での、石垣牛の含めての肥育の牛の頭数も減少しているとこでございます。当然ながら、これらの頭数がふえない限りは売り上げが伸びてこないわけでございますので、私どもとしましては、石垣の中での畜産、牛、豚、そしてまた最近はヤギに含めましても、その頭数をふやす、増頭するための補助金等、さまざまに施策を打っているとこでございます。 ◆15番(宮良操君) いや、質問、再建検討委員会やるかどうか。 ○議長(平良秀之君) 続けてください。 ◎市長(中山義隆君) 再建検討委員会というのは、先ほど言いましたように、会議をしたからといって赤字が解消するわけではございません。先ほど、もう申し上げていますように、増頭しなければ売り上げがふえないわけでありますから、収入がふえないわけでありますから、畜産家、そしてJA等も含めまして、さまざまな、増頭に向けた対策を行っております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 単年度でも900万の赤字を含めて計上しています。このまま5年、10年いくと、それは、また1億に遡っていく。もうこの部分で、しかとした財政の抜本的なあり方も含めて、検討すべきだと。 それと、先日、その畜産農家関係、肥育農家関係から、いろんな、与党の議員に要請があったようです。むれの問題、パワハラの問題、それと民事訴訟の問題等々いろいろあるようですけれども、この件についての内実について、それと、去った10月に屠畜が1日取りやめになった、どうも話を聞くと銃刀法違反の疑いがあって、屠畜場で使われている銃が八重山署に回収されたというような課題もあるようです。その件について、どのような把握をしているのか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 再質問にお答えいたします。 10月の屠畜中止についてにお答えいたします。屠畜の対応については、警察から事情聴取があり、1日屠畜が中止になったと聞いていますが、詳細な中身は聞いておりません。その後、屠畜方法をエアガンにかえて対応しております。 また、枝肉のむれとその原因についてお答えいたします。県食肉センターでは、屠畜後、予冷した後に冷蔵庫に保管しており、枝肉のむれはほとんどないと聞いております。八重山食肉センターでは、予冷が不十分なため、今後検証し、全農ミートフーズの技術員に確認していただく予定をしておる途中です。また、むれについては、肉の量に応じ支払いを行っております。 パワハラについてお答えします。パワハラとは、職場で働く者に対し、職場内外を問わず職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・肉体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為をパワハラといいます。 枝肉腐敗の民事訴訟についてお答えいたします。10月の土曜日に、冷蔵庫から肉の出し入れにおいて、肉を冷蔵庫へ戻し忘れ、使用不可能な状態を生じさせてしまいました。枝肉は弁償することで、お互いの弁護士において現在、金額の交渉中であります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 県食肉センターでは、714頭のうちむれは一件もなし。八重山食肉センターでは、755頭、これ、JA石垣牛だけです、民間も入れると七、八百頭、同じぐらいの頭数いくと思いますけれども、それにおいて、相当数のむれが4件、そして、その補償金は農家の皆さんたちが含めて積み立てた共助金の中から支払われている。その共助金の支出、総額が201万9,038円。大多数がこのむれによる損失なんです。 しかも、それを本来は屠畜した管理をしている食肉センターが補償をするのに、共助金の、まあ共助金はそればっかりじゃないです、中にはいろいろな傷があったりとか、肉を開けてみてわからない状況、こういう問題がたくさん出ている。課題が余りにも多すぎる。 それと、常勤常務の給与も含めて、八重山森林組合の約2倍、宮古の食肉センターの常務理事の約3倍、だから、再建検討委員会を含めて、トータルとして経営見直ししたらどうかというふうに話をしているんです。そういったことも含めて、再建上の問題も、職場上の問題も、運営上の問題も、現実に精肉農家や肥育農家や畜産農家、関係機関からも、与党に要請があって、苦情が出ている。八重山食肉センターそのままの状態で置くんですか。答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 畜産農家、精肉業者、関連機関からの課題や指摘、苦情等については、真摯に受けとめ、話し合いを持ち、対処したいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 今回、肥育素牛の補助金についても、食肉センターが補助金受け取り手数料を含めて受け取るという前代未聞のことが発生した。屠畜もしていないのに、屠畜証明代といってを含めて、補助金を受けている中から農家が手数料を納めていると、こんな前例ないですよ、調べてみたら。この問題も含めて、抜本的な八重山食肉センターの改善を求めて、私の一般質問を終わります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 以上で、宮良 操君の質問は終わりました。 それでは、午後2時再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 零時52分                               再 開 午後 2時01分 ○議長(平良秀之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次の質問者、砂川利勝君の質問を許します。砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) こんにちは。一般質問を行いたいと思います。 まず、1点目、環境問題。沖縄県動物愛護管理推進計画について、本市の取り組みについてお伺いいたします。 2点目、教育行政。小中学校における校舎の老朽化による崩壊、危険防止のための塗装(暑さ対策・延命対策など)について伺いたいと思います。 3点目、企画。目的税導入について、現在の進捗状況はどのようになっているのかお伺いいたします。 4点目、土木行政です。 まず、1点目です。米原ヤシ林園国道からの入り口部分の隅切り及び駐車場の確保について。 2点目、赤石小学校の前の歩道について、全線にわたり舗装がでこぼこであり、全面改修できないか伺います。 3点目、平久保半島一周道路の進捗状況について伺います。 4点目、国道390号線伊原間以北の街路樹の剪定について、バス、大型ダンプ、大型セルフローダー等は通行に支障を来している。改善を県に要請できないか伺います。 5点目、久宇良集落入り口の市道について、過去の工事による片側車線の損傷は通行に支障を来している。改善できないか伺います。 次に農業行政。イノシシ捕獲用の──これは箱型わなとありますが、囲い込みわなの導入について、北部地区での実証実験を実施できないか伺いたいと思います。 再質問は自席より伺います。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君の質問に対する当局の答弁を求めます。市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 砂川利勝議員の1項目め、環境問題について。 1点目、沖縄県動物愛護管理推進計画における本市の取り組みについてお答えいたします。 沖縄県動物愛護管理推進計画は、平成26年度に10年計画として沖縄県が策定しています。「人と動物が共生できる沖縄県を目指して」を基本理念とし、その実現に向けて、県、市町村、関係機関、飼い主、県民等それぞれの担う役割と、今後取り組むべき施策や目標を明確化し、10年間の動物の愛護及び管理に関する計画となっております。市町村の役割は、生活環境を損なう不適切な使用者や狂犬病予防法または飼い犬条例を遵守しない使用者への指導と、住民への動物愛護と適正使用に関する普及、啓発を行う。災害時の被災動物対策について実情を勘案して、必要な業務を担うとされています。 本市における狂犬病予防接種は、沖縄県獣医師会の協力のもと、6月に集中実施する集合注射と、各動物病院で年間を通して個別に行われる個別注射により実施されております。 犬の放し飼いや苦情につきましては、八重山保健所と連携し、条例の遵守及び適正飼育について指導を行っております。また、必要に応じて注意を促す看板等も設置しております。 猫につきましては、ふん尿や鳴き声などの苦情があることから、現在、猫の飼い方ガイドラインを作成中でございます。ガイドラインを活用し、飼い方のルールとマナーの周知に努めたいと考えております。 また、犬猫の繁殖を抑制し、ふん尿被害などの生活環境への影響を軽減させることを目的に、まちづくり支援基金を活用した避妊去勢手術の助成制度を、次年度より開始予定をしております。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 砂川利勝議員の小中学校における校舎の老朽化による崩落防止、危険防止のための塗装(暑さ対策・延命対策)について、お答えいたします。 校舎建物外部を塗装することで、雨水等の浸入を防ぐことになり、鉄筋コンクリートづくりの校舎の耐久性の構造や、屋根スラブの断熱塗装による暑さ対策が可能になると考えております。建物を塗装することで建てかえに要する費用に対し、圧倒的に安い費用で校舎の延命化が図れることになります。 現在は、急を要する修繕等を優先に対応していることから、施設の老朽化対策が課題となっております。その課題について、学校施設長寿命化計画を今年度より新年度にかけて策定することで対応してまいります。建物の塗装による延命化も施設の長寿命化計画の中で検討をしてまいります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 砂川議員の3項目めの目的税導入の現在の進捗状況について、お答えをいたします。 ことし8月に庁内におきまして、石垣市法定外目的税制度検討委員会を立ち上げ、9月に第1回検討委員会を開催をいたしております。その検討内容につきましては、学識経験者、観光関連団体、観光関係事業者、その他の団体の代表者の皆様で構成をさせていただいておりますが、第1回石垣市法定外目的税制度の導入に関する検討委員会と称しまして、11月に開催をいたしているところでございます。 現在、沖縄県におきましても、法定外目的税の導入を検討していることから、今後は、その動向も見据え、本市における法定外目的税に関する議論を深めてまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 砂川利勝議員の4項目め、土木行政について5点の質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点目の県道石垣港伊原間線から米原ヤシ群落へつながる市道入り口部分の隅切り及び米原ヤシ群落駐車場の確保について、お答えいたします。 米原ヤシ群落は、レンタカーや大型観光バスにより、多くの観光客が訪れる名所となっております。市道入り口部分の隅切りにつきましては、道路に隣接する民有地とも関係することから、現地調査も踏まえ、駐車場の拡充とあわせて整備に取り組んでまいりたいと思います。 2点目の明石小学校の歩道の改修についてお答えいたします。 当該歩道の改修については、次年度において明石集落内で近接路線の舗装工事が予定されておりますので、同工事とあわせて実施できるよう取り組んでまいります。 3点目の平久保半島一周道路の進捗状況についてお答えいたします。 平久保半島東線エコロード整備につきましては、平成27年度に平久保半島の将来像を実現するため、基本構想の主軸となる平久保半島東線エコロード整備及び平久保半島東線エコロード活用に関する基本方針を示しております。 まず、整備に関する方針としましては、平久保半島東線は豊かな自然環境を有しており、貴重な動植物も数多く生息していることから、整備を行う際は、その周辺の自然環境に十分配慮し、車両が安全に通行できるよう、道路としての最低限の機能を確保するよう整備を図り、災害時に迂回路としての利用が可能となるような計画としております。また、放牧地でもあることから、来訪者の安全性の確保についても考慮しております。 さらに、進入制限や速度制限などの交通ルールづくりについても、検討することとしております。 次に、活用に関する方針としましては、豊かな自然環境や貴重な動植物、歴史、文化資源、景観資源があることから、今後、これらの観光資源や環境学習資源としての活用を図るため、平久保半島エコロード及び散策路や休息施設等の周辺施設整備を推進してまいります。 また、これらの整備を機に地域の活性化を図るため、地域事業者と連携を図りながら、多様なツアーメニューの創出や地域ガイドの育成など、地域住民、事業者等が一体となった取り組みを促進してまいります。 道路整備の進捗状況としましては、今年度より一括交付金を活用した平久保半島エコロード整備工事に着手しており、伊原間側の県道206号線から進入口350メートルの間において、80メートル区間の工事に着手し、年内で完了する予定となっております。 今後も予算の確保に努め、早期に活用できるよう整備を進めてまいります。 4点目の伊原間以北の県道平野伊原間線の街路樹の剪定についてお答えいたします。 道路管理者である県では、街路樹の剪定についてはパトロール調査による実施のほか、市民からの要望を受けて実施する場合があり、限られた予算の中で優先度を踏まえ、対応しているとのことです。議員からの要望につきましては、県担当課へお伝えしたいと考えております。 5点目の久宇良集落入り口の市道久宇良横4号線の損傷改善についてお答えします。 ご承知のように、市内には改修が必要な路線は多数あるため、現在、年次的な整備工程を示した道路改修計画の策定に取り組んでおります。 当該路線については、定期路線バスの通行路となっており、改修は必要と思われますので、同計画で位置づけ、改修を図ってまいります。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 砂川利勝議員の5項目め、農業行政について。 イノシシ捕獲用の囲いわな導入について、北部地区での実証実験を実施できないかについてお答えいたします。 本市の有害鳥獣イノシシ被害対策としましては、猟友会が行う銃器による駆除やくくりわな捕獲による駆除を実施しております。圃場の被害対策といたしましては、イノシシ対策用電気柵の貸し出しを行っております。 イノシシ捕獲用の囲いわなの導入につきましては、現在、本市では導入していませんが、北部地区でイノシシ対策の囲いわなの実証実験を民間主導で実施しているところです。北部地区のイノシシによる農作物への食害等深刻な状況については認識しており、イノシシ捕獲用囲いわなの導入について、補助事業と調査研究して取り組んでまいります。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、砂川利勝君の再質問を許します。 なお、砂川議員より写真使用の申し出がありますので、それを許します。砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 答弁いただき、ありがとうございます。 それでは、質問順に再質問させてください。 まず、沖縄県の動物愛護推進計画についての取り組みです。先ほど来、説明がございましたが、この5年間でどのような成果があったか答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 2時16分                               再 開 午後 2時16分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 「ぬちどぅたから」が動物愛護にも実践できる社会の実現と申し上げましたけれども、沖縄県のほうにおきましては、犬猫の引き取り数が、平成16年度には1万4,018頭でございました。それを75%減を目標といたしまして、平成24年度には3,504頭、そして、目標としまして犬猫の殺処分数を、平成24年度には6,604頭ありましたけれども、この目標をさらに50%減といたしまして、3,302頭を目標として掲げております。 また、動物の適正な使用管理に基づく人と動物が共生する社会の実現としまして、犬猫による苦情の相談件数でありますが、平成24年度は2万1,985件ありました。この目標を50%減といたしまして、1万992件ほどにもっていきたいと考えております。 また、連携・協働による推進、施策推進の体制づくりとしまして、動物愛護推進員の数も平成24年度は、県のほうゼロでありましたけれども、35年度までには50名の推進員を予定しております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 数字を上げて改善していこうという努力ですよね、それはしっかり見受けられるかなというふうに思っています。この問題、これまでいろいろと動物の、要するに飼えなくなったら北西部に持ってくると、それで捨てて帰るという現実がずっと続いているというのは、多分、当局、認識はされていると思うんです。 で、やはりそういうことをなくそうということで、多分こういう計画も、もちろん石垣だけじゃないとは思うんですけど、沖縄本島でもどこでもあるのかなと思ってはいるんですけど、やはりそういうことをなくしていく努力をやっていくということで、保健所も含めて、いろんなところと連携しながら多分されていると思います。ぜひ、これ、計画をしっかり実行して、当然かわいいときだけではなくて、最後までしっかりと管理していくというのは大事なことですので、まず、その取り組みを残された年間の中でしっかり改善していきながら、またやっていただければありがたいかなというふうに思っています。 で、最後の答弁のほうで、去勢手術を次年度からやっていきたいみたいな助成制度を持ってきますよということですので、これについては、多分、予算確保がなされての答弁かと思いますが、確保されていますか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 まちづくり支援基金を活用して避妊去勢手術の助成制度を予定しております。             〔(金額はない)という砂川利勝議員〕 ○議長(平良秀之君) 金額わかっていれば……。予算額。             〔何事かいう者あり〕 まだならまだで答弁してください。             〔何事かいう者あり〕 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 まちづくり支援基金の提案をさせていただいているところですので、確定した予算額については、まだ通知を受けておりません。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 開始予定されているので、多分予算のほうはつくかなというふうに思いますが、しっかりつけて埋立地のところにもたくさんいるかなと思うんですけど、いろんな意味でしっかり対応していくというのも、また一つの手だというふうに私も認識してますので、ぜひ予算を確保して、次年度より開始予定、予定が実行に移るように頑張ってください。 とりあえず、生きているときの対策というのを、しっかり私はとられてきているというふうに認識しています。で、その後です、さっき私が北部地区や西部地区に持っていってそのまま捨てちゃうという話、要は最後です。最後しっかりやってほしいのが一つ。それと、亡くなったときにどうしているのかというのが、ちょっとわかっている事例があれば教えてください。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 現在、石垣市においては、ペットとして飼われている犬猫が亡くなったとき、それぞれの家庭内において埋めていただいたりしているかと思いますし、また、石垣市においては、クリーンセンターのほうで焼却させていただいております。             〔何事かいう者あり〕 追加させてください。本市で民間の動物火葬業者が営業していることは承知しております。1件、民間の火葬業者もございます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 今、埋めたり、まあ、ごみですよね、焼却施設というのは。ごみに出しているということですよね。この、今ごみに出しているというのは、法律的には全然問題ないんでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 現在、廃棄物処理法によりまして、ペットは燃やすごみとしてクリーンセンターのほうで処理させていただいております。             〔(いや、法的に問題ないかと聞いているだけですよ)という砂川利勝議員〕 問題ございません。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 普通に考えたら土地があれば埋めるか、そしてまた、これまでかわいがってきたペットをごみに捨てるというのは、いかがなものかなというのは答弁されても多分、今、困ったかなというふうに私も思いますけど、本来何らかの形で、やっぱり生活をともにしてきた者であれば、当然そのぐらいの温情湧いてもいいのかなというふうに私は思います。 先ほど、民間の動物の火葬施設もありますよということでしたので、当然そういうところにもしっかりやっていくというのも、常識の範囲から考えればそこかなと、土地があれば、そこに埋めるのも当然しかりかなというふうに思っているし、そういう施設もあるということも、先ほど部長のほうからも答弁あったので、当然そういう施設に処分できれば、多分その施設も協力できるだろうし、そういう施設は宮古にもないかなと思うんです、石垣は先駆けてこういうのをつくったのかなと、民間の業者が。それも私はいいことだなというふうに思うし、今後そういったところに対しても、自治体ができることが何かあるのか、その辺ちょっと答弁をしてもらえませんか。 ○議長(平良秀之君) 市民保健部長、野底由紀子さん。 ◎市民保健部長(野底由紀子君) 再質問にお答えいたします。 先ほどご答弁いたしましたけれども、確かに石垣市のほうでは動物火葬業者が1社営業しております。現段階において、この火葬費用の補助制度等については検討しておりません。今後、他の自治体の状況、そしてまた動向を調査、研究してまいりたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) ぜひ、実態を聞いてもそういう中で、ペットの最後をしっかり愛情をもって、愛情を注いでいくというのも大事かなというふうに思いますので、今後、調査、研究していきたいという今の部長の答弁ですので、どこまでできるかは未知数ですけど、しっかりまた何かの対応ができれば、対応していただければというふうに思います。 次に行きたいと思います。 学校です。学校の施設に関して、先ほどこの計画、平成27年度から国のほうからあったということで、これまでなかなかできなかったと、32年度までにはつくっていきたいという答弁だったと思いますが、今の段階で、今年度から多分やられていると思うんですけど、どういう状況でしょうか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 政府が平成25年11月に策定をしましたインフラ長寿命化基本計画に基づき、文部科学省の所管施設等との長寿命化に向けた取り組みを推進するための行動計画が策定をされております。これまでの改築中心から長寿命化への転換による中長期な維持管理等に係るトータルコストの縮減や行動計画、そして、個別施設計画の策定を通じた予算の平準化を図るもので、その計画期間は、平成26年から32年となっております。 目指すべき姿として、1つ目に定期的な点検、診断。2つ目に計画策定。3つ目に計画に基づく対策の実施についてのメンテナンスサイクルの構築を求めております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) この対策、隣の宮古島市は毎年やっているということです、ちなみに聞きました。夏休みの間に場所決めて毎年やっているよと。で、本市に関しては、まだ今、策定中なんですよね。32年度までに策定できるんですよね、どうでしょう。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 先ほどの冒頭のご答弁でも申し上げましたとおり、今年度より新年度にかけまして長寿命化計画を策定をしてまいります。 以上です。             〔(31年度中でオーケーなんですか)という砂川利勝議員〕 はい。今年度から31年度にかけて策定をしてまいります。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) ぜひ、これ早めにというか31年度中に計画をつくって32年度から予算化していく、国からもやれと言われている事業ですので、しっかりやってほしいなと。要するに学校のいろんな、例えばトイレとかクーラーとかいっぱいあると思うんですけど、それとはこれ別なんだと思うんです。実際問題、平真小学校とか、多分、今一番ひどいのは大浜小学校と聞いてはいるんですけど、そういうところで事故があったときの責任もとれません。多分皆さんではとれないと思うんですよね。ぜひともこれは早めにやって、夏休みの間にやっていく、そしてまた、今一番は工事やりたくてもなかなか人が探せない状況じゃないですか。これやることによって、5年、10年延びていけば、それだけ集中して人が集めなくてもできるよという体制がとれると思うんです。だから、32年度から確実に実施できるという方法、それと予算確保、これに努めてほしいというふうに私は思いますけど、部長、考えどうですか。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 先ほどもご答弁申し上げましたけども、予算につきましては、確保されておりまして、今年度から新年度にかけて明越事業として予定をしております。 以上です。             〔(計画じゃない、実現だよ、実現)という砂川利勝議員〕 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩をいたします。                               休 憩 午後 2時32分                               再 開 午後 2時32分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 質問にお答えいたします。 31年度で計画を策定して、次年度より32年度からその計画によりまして、予算確保に努めながら進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) ぜひ32年度から実施をして、やはり延命化することによって逆に予算がつかないだけ幅が出てくると思うんです。ぜひ、これ確実に1個1個実施していって、危険防止等、当然クーラーもこれから多分入れると思うんです。でもクーラーの温度だって、この防水とかいろんな対策によって、多分1度下げられるとか、余計電気代が安くなるとかいろんな方法につながっていくと思うので、ぜひこれ実現してください。本当に期待しています。頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に行きたいと思います。 3点目の目的税について。これについて、先ほどの答弁です。11月に会議はもちましたということでした。これから検討していきたいという先ほどの答弁でしたよね、これからいろいろ議論していきたいと。 ただ、この話は多分以前からも質問者たくさんいたと思うんです、これまで。やっぱりこれは何を意味しているかというと、実施したところにお金が入ってきて、いろんな整備もできているという実績、多分あると思うんです。例えば、伊平屋にしても、東京都にしてもいろんなところでも、結果は出ていると思うんです。結局、先進事例がたくさんある中で、これ急いでやる必要性があるというのは、各これまで質問してきた議員の方々も多分同じ考え方だったと思うんです。そういった中で立ち上げて検討会開いたと。で、開いて、私は何年度目標に頑張っていこうとしているのか、その辺ちょっとまず聞かせてください。 ○議長(平良秀之君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えいたします。 議員のほうからは、いつごろまでにというような、実施にかかるのかというお尋ねではございますけれども、実は、沖縄県のほうで宿泊税の件につきまして、具体的に今、検討を進めております。県全体の宿泊税の動向がしっかり決定をされた後でないと、石垣市が宿泊税に石垣市単独の上乗せの宿泊税にいくのか、いや、これとは別にやはり入島・入域税を単独で行うのかということで、いろいろ課題がございますので、沖縄県の法定外目的税の動向を見ながらということにしかなりません。 ということで、県のほうも鋭意進めているところでございますので、並行しながら、県の決定があったら石垣市のほうの決定が速やかになされるように、地元の地ならしを現段階でも済ませておきたいなということで考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 県の動向に歩調を合わせていくという答弁でした。12月の13日に北海道の倶知安町議会が、民泊を含む宿泊施設に対し、宿泊税ですか、その条例を可決してあるんです。この倶知安町というのは、ニセコといってリゾートつきのリゾート地域なんですけど、そこでこういうことを可決したと。総務省と協議の後に来年11月の導入を目指すという結果が出ているんですが、ぜひともこれをやっていただきたいなと。これは東京、大阪、京都が導入しているということで、3カ所で導入していると。で、金沢市も今後導入する予定、そしてまたこのニセコもそうなんですけど、ニセコというか倶知安町でも年間3億ぐらいの税収が見込めます、なんていう報道が少しなされていたんですが、これまでさまざまな、例えばごみの問題とかトイレの問題とか、あと道路の問題、標識の問題、いろいろあると思うんです。いろんな問題が多々取り上げられてきた。そういう中でぜひこの導入、宿泊税、入島税、どちらかになるかわかりませんけど、どちらかの税をやっぱり取ってしっかりと整備してほしいし、また、より質の高いサービスができるような観光地、本当に一流の観光地にふさわしい地域になっていただければいいのかなというふうに思っています。これは、市長の政策にも多分あったと思うので、市長からもちょっと一言いただければありがたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 法定外目的税については、導入、今、検討しています。県と足並みをそろえるわけではないんですけども、二重取りのような形にならないように、制度的なものを設計しなければならないということで、今、状況を見ているところです。 観光につきましては、これから先、さらに島の中でも伸ばしていきたいというふうに考えておりますが、それぞれの施設等についても整備を急ぐところもありますし、環境に対する負荷等の軽減をするために、さまざまな措置を行いたいと思っていますので、その財源等については、入域税を含めて法定外目的税を設置することによって実施できるものではないかなというふうに考えております。今後とも積極的に取り組んでまいりたいと考えています。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。
    ◆18番(砂川利勝君) ぜひ導入に向けて、調子を上げてしっかり取り組んでいただければというふうに思います。 次に移りたいと思います。 土木行政です。 まず、1点目の米原のヤシ園です。これ、多分そちらにも同じようなもの渡してありますので。ここの米原の国道の看板があって、その入り口なんです。この入り口が、要は大型バスが進入できないと。帰りはできると、大回りすれば。入れないということなんです。これまではそういう大きなバスは行かなかったんですけど、今、バスが大型化して入れないという現実が出ています。実際は、どこから来ているかというと農道を通っているんです。農道を通ってヤシ園のところに駐車しているというのが現実です。 本来、私は市道の役割としては、これだけ大きな国道からここの観光地に入っていく、当然バスも大型化していた、これやはり一日も早い改善をやっぱりもっともっていく必要があると思います。あそこに行くのは、多分バスかもうレンタカーしかないと思うんですけど、より安全性を求める、曲がれないという事実はもうはっきりしているので、ここの一部を隅切るだけで、角を取るだけでしっかり入っていけると。これ、大げさにやる必要はないというふうに思っているので、ぜひ地権者含めて、ここの改善、先ほどは前向きに考えていきたいと言いましたので、ぜひこれやってください。これやることによって、多分問題解決にすぐつながると思うんです。そんな大きな予算もいらないと思います。地元も、こちらの方も何か協力できそうな話を聞きましたので、ぜひ早めに交渉して、さっきも話出てたんですけど、観光地にふさわしい、そしてまた、そういう乗り入れがしっかりスムーズにできる体制を、これは市でしかできませんので、ぜひやっていただきたいと思います。 先ほども答弁でやる方向で考えていますと言っていましたので、次年度にできる方向でちょっと取り組んでいただければいいかなというふうに思いますが、部長、最後答弁してください。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 米原ヤシ群落への駐車場への道路でございますけども、隅切りにつきましては、観光地という面から、安全性あるいは利便性の面から、早急に解決できるよう取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) ぜひ、これについてはよろしくお願いします。 加えて、ここの駐車場なんですけど、駐車場はもう6台ぐらいしかとめられないです。一般の駐車場が6台しかとめられないんです。ここにちょっと花壇みたいなものがあるんですけど、この花壇も何ていうんですか何も利用されていないというか、もうただの雑草が生えているだけで、これは多分このヤシは植えたヤシなんで天然記念物でも何でもないと思うんです。ここを取っ払って、この看板はどうか私わからないんですけど、市の物じゃないというのはちょっと聞きましたので、ちょっと寄せて立てればいいだけの話ですので、この駐車場の拡幅、これもあわせてやることによって、6台しかとめれないのが、あと多分四、五台はゆっくりとめれるかなというふうに思いますので、ここもそんなに予算がかかるものじゃないんで、ちょっと改善を求めたいんですけど、どうですか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 米原ヤシ群落の駐車場の整備でございますけども、議員ご指摘の花壇ですけども、それにつきましては、整理が駐車場の中でできないか、それも含めまして、今、立っている看板等の関係機関があるということでございますので、調整もしながら検討していきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 駐車場の確保というのは、いろんなところの観点から出ていますけど、やっぱり観光地にふさわしい、やはりそれだけの台数がとめられる確保というのは必要だというふうに思いますので、これも対応してください。 次に移ります。 次は明石の学校なんですけど、小学校の前の歩道、これ1メーターぐらいしかないと思うんですけど、全部ひび割れしているんです。どうしてこうなっているのか、ちょっとわからないんですけど、このひび割れした中で、実際転倒してけがしたという事例が出ています。多分これ、市のほうには苦情で出ていないんですけど、実際この間ちょっといろいろ意見交換した際に、これ、話が出ました。私、早速ここ行って写真撮ってきたんですけど、なぜか知らないけど全部でこぼこなんです。これだけでこぼこだと、多分足の悪い人は、つまずいてひっくり返る可能性がありましたので、ここも先ほど近くの工事のときに一緒にやりたいということでしたので、ぜひやってください。これについては、再質ありませんので次年度で対応してください。よろしくお願いいたします。 それでは次です。平久保半島の一周道路についてです。 先ほど、平久保半島の一周道路については、エコロードとして整備をしていきたいというお話がありました。もちろん、それ大事なことです。エコロードとしての整備も私は大事だと思っています。 ただ、ちょっと忘れているんじゃないかというのは災害です。災害が起きて、要するにあの道路を整備していこうというのも一つだったと思うんです、災害対策のための。で、何が言いたいかというと、4メーターがあったり、2メーターがあったり狭くなるということをちょっと聞いたんです。そうじゃなくて、やっぱり全線4メーターでないと交差ができないと、狭いところもそのまま、要するに形状で整備しますよという話をちょっと聞いたんですけど、私はそうじゃないと思う。しっかり4メーターなら4メーター確保して全線通す。で、舗装もしないで砂利道で行くよと。砂利道で行ったときにいつでも整備できてたらいいけど、なかなか予算がつかないから、多分これ、整備も厳しいと思うんです。何が言いたいかというと、黒い普通の、今のアスファルトの舗装は、私は要らないと思っている。竹富島のようにナチュラルロード、要はコーラルを使った舗装、要するに白い舗装をやってくれれば何ら今と変わりないんです。道路をいつまでも整備できるかと言ったってできるわけないんです。砂利道、じゃあ1年中、年間通して整備できてたら、ここ常に車通ってます、通ってないのが現実でしょう、これ。東線、通ってますか。部長、答えてください。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 平久保半島東線のことですけども、通常、車高の低い車などについては通行ができない箇所も一部あるかと思われます。ただし、車高の高いジープ等であれば通行は可能かと思われますので、このような箇所を改修あるいは拡幅していくということになります。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 車高が低い車は、今、通れませんなんて言えないんじゃないですか。災害はいつ起きるかわかんないでしょう。 災害がいつ起きるかわからないのにそんな悠長なこと言っていいんですか。 この平久保半島一周道路って、多分、数十年前から整備の話が出てますよ、これ。それでエコ道路、災害道路として整備していくという市の方針はね、こらまあ、いいことだと私も思っているし、賛同もしてきた。ただ今言っているように舗装なしでねずっと整備ができるかというと、できないんですよ、これ。 厳しいと、だったらある程度舗装をしてね、整備のかからないようにしたほうがいいんじゃない、確かにお金もかかりますよ、お金もかかるけど、しっかり整備していった方が後々のために、災害の対策にだってなるんじゃないですか。どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 道路整備についてでございますけども、先ほども申し上げましたけども、自然環境の保全等からしまして全線の拡幅とか、そういうことについては行わないよとしておりますけども、ただし、車のすれ違いとか困難な箇所等につきましては、適宜、待避所を設置するなり検討していきます。また、先ほどの件でございますが、現時点では車高の低い車などの通行は、ちょっと難しいところがありますけども勾配のきつい箇所とか雨水がたまるくぼ地などにつきましては、当然改良いたしますので、通行が可能になるような道路として整備していきたいと考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) それじゃ、その計画、どういう計画をしているか、教えて、何年度に何をするという計画があるんだったら教えてください。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 平久保エコロードにつきましては、現在、県道のほうからの進入路を整備しているところでございます。 次年度におきましても予算要求をしまして、まず、進入路の完成をいたしまして、その後にとりつけ道路からの現在、今、議員ご指摘の道路の整備にとりかかっていきたいというふうに考えております。 ただ、時期的なものにつきましては一括交付金等の確保にもよりますので、多少時間はかかると思いますが、その後に現在の工事完了後に着手していくことになると考えております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 一括交付金もね、あと4年で終わりじゃないですか、終わりますよね、いやいや一括交付金って基本10年でしょう。20年もあるんですか。 要は、その予算が厳しいのもわかるんですよ、ただわかるんですけど、余りにも、なんていうんですか、この自然を守っていくというのは当然の話、その環境を守っていくのも当然の話。 ただ、いつの間にか、何か災害ということを忘れてないかと言いたいんです。 災害が例えば、平成16年の大型台風の時に川平でも松が倒れて、道路が通れないって大騒ぎをした事実があります。 全くここも一緒で、要するに寸断されたらどうしていくという、だったらループ化してしっかり行ければいいねというのが、私は当初の目的だったと思うんです。 もちろん、平久保半島の自然を残すというのは、誰が考えてもそうですよ、誰もそれを壊せと一言も私も言ってないし、ただ、しっかりした道路をつくるというのは、この災害もしかり、そしてまた、この地域の経済活動、一周道路させることによっていろんな経済効果が生まれるのは間違いないというのは地域の人だって思ってるんです。 それを踏まえたときに、一日も早い整備というのは、要請要望、これは県にも何回も要請要望していると思う。県道昇格までさせた方がいいんじゃないかとか、いろんなことをしてきた中で、一括交付金の確保でやってきて、5年以内にできるんだなって、逆を言えばそういう話になっちゃうんです。でも厳しいと私は思う。だけどやらなきゃいけない、やらなきゃいけない中で、もう一度、その災害に対する認識というのを持ってもらって、しっかりとした対応をしていくっていう、流れをつくってもらいたいなと。 そのためにも、やっぱり、さっき言った竹富島みたいな、道路をつくっていくとかです、それこそ、本当に自然に配慮した、私は道路じゃないかなと、浸水性もあるしあの道路だったら、多分、浸透もしていくでしょう。だから余計いいと思うわけ。 自然も壊さないし、自然にマッチンングした道路ができていくんじゃないかと思うんです。 その予算の確保は、やっぱり部長だけでなく、市長も、当然その予算の確保に努めながら、やっぱりあの自然を生かした石垣の観光の魅力というものを逆に引き上げてほしいなと思うんです。市長、どうですか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 平久保半島における一周、東側道路ですね。先ほど議員がおっしゃったように、災害時のときの観点というのは当然持っているわけでございます。 これがもともとの発想の一つの中に入っておりまして、ただ、今部長が話したように道路としての整備はしますが、舗装のことは、今のところ考えてないと申し上げましたのは、平久保半島の環境の特異性と言いますか、これから先、それをエコ観光の中で使っていく中で、実際に舗装するのが適切かどうかというのが、私どもの判断で現在のところ砂利、もしくはそれを転圧した形での道路使用はできるようにしておきたいいと、万が一のときは、今の現道路が先ほどおっしゃったように台風とか災害時に、例えば、電柱が倒れて通れなくなった場合には、東側道路も活用できるような体制はつくっていきたいというふうに思っていますので、予算については、一括交付金その他、活用できるものをもろもろかき集めて、できるだけ早めに通行は可能になるような形で進めていきたいというふうに考えています。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) ぜひ、あの透水性も含めたナチュラル道路というんですかそういう道路づくりも、決してあの景観は損ねない、そういったものを視野に入れてやっていただきたい。 全線できなければできる範囲でもいいですよ、できる範囲でもいいからそういうのやりながら、やはりその景観にマッチした道路づくりというものもやっぱり、土木担当の皆さんの技術の見せどころだというふうに私思っていますんで、しっかりやっていただきたいなと思います。 次に移ります。 国道の現状ですね。これも、いろいろと北部の県道、国道、ここが道路のサイドはきれいに掃除されてます、これは認めます。これは別にそこを掃除しろというあれじゃなくて、しっかり掃除もされてます。ただその上です、要するに乗用車からではわからない、大型車両しかわからないという部分が、国道、県道に関してはあります。 これは平久保の入り口なんですけど、これは伊原間から明石の牧場の近くのヤラブ並木ですけど、ここも結局、車線に上の部分は全部はみ出しているんです、枝が全部はみだしているんです。 それで結局、大型車両、要するにダンプとか、バスとか、まあセルフとか、全部当たるよと。 ここを通るときどうしてるかというと、サイドミラーを中に入れて当たらないようにして走っていると、サイドミラーを当たらないように、ホントこれ、道交法では違反ですよ。 道路交通法上でサイドミラー曲げて走りなさいと言ったら、これは車両整備に引っかかっちゃうと、間違いなく。 ただ道路管理者は、しっかりこういうところも見てもらいたいなと、で、ちょっと大型セルフって、要するに重機を積む機械にトラックに機械を乗せたら、もう屋根が今度、上で当たっちゃうよと、そういう現実なんです。 これ、市の管轄ではないんですけど、どうしてもやってほしいと地域からすごい要望があります。 今、サトウキビを運ぶ時期になってますんで、大型車両が頻繁に通っていると、いうことになっていますんで、ぜひとも、これ強く、要望してほしいし改善を求めてほしいなと、結局、あの一般車両から見るとそうなかなか当たることはないんです。そういう違和感は感じないんですけど、実際写真を撮ってみたら、全部道路にはみ出している、たくさんあります。久宇良の松林のところもそうです。ここの石垣牧場っと言うんです、牧場の付近は全部そうです。 そういったところも首脳部からしっかり言っていただいて、事故が起きてからでは遅いし、基本的にサイドミラーを中に入れて走ること自体、本来、私は違法だと思っているから、そこも含めて、改善を求めてほしいなと思います。 私のほうからも電話入れましたけど、ぜひ、皆さんからも電話入れてください。要請してください。 次に移ります。 最後です。あの土木行政最後の久宇良の入り口なんですけども、ここも、バス路線なんです、ここは舗装、要するに土地改良か水道工事で多分、きれいに整備したんですけど、もともとの現道でもともとの現道が要するに、全部補修はしてもらっていますけど、道路ちゅうのは弱いところから穴があいてきます。 通れば通るだけ弱いところに穴があいているから、もう、穴だらけで補修だらけになってるんです。 これ何が言いたいかというと、先ほど、生活路線、バス路線と言いましたけど、ちょっとこの間、集まりをしたときに、この地域の方から言われたのは、ある程度、高齢になったんでね、自主的に免許を返納しましたと、私はバスで市内のほうに通いますよという話をしてました。 そのときに言ったのが、要するに、バスに乗ったら、要するにバスは高いですから、振動がもろにきて腰が痛いと、自分は乗用車でも通えるけど、やっぱりいろんな今、事故とかいろんなものが起きて許返納してバスで通いたいたいから、バスに乗ったらこういう状況が起きているということを言っているんです。多分市内のバス路線の中で、こんなにひどいところは、多分ここ以外にないと思うんですよ、私は、この久宇良のこの入り口ね。 ぜひとも、このでこぼこな道路。直してもらいたいし、そしてまた、この先にはサンセットピーチ、観光地があります。ピーチがあります。観光地にふさわしい石垣市が、やはり、この入り口がこれでは私はどうかなと思う。そしてまた、こう訴えてきた人の、立場を考えたら、ぜひとも、このくらいの距離、二、三百メートルしかないんで、早急にこれ改善してもらいたいなというふうに思います。部長、どうですか。 ○議長(平良秀之君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 久宇良入り口の道路の改修の件でございますけれども、冒頭でも申し上げましたけども、改修が必要な路線は多数ございます。そういうことで現在、年次的な整備行程を示す道路改修計画を策定することとしております。 年度内には計画を策定する予定としておりますので、その計画に盛り込みまして整備に向けて取り組みをしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) ぜひ、部長、この件に関してはやっていただきたいし、また、観光地の入り口だし、石垣市の、やっぱり観光地というのは石垣の売りでもあるんで、ぜひともこの道路に関しては、整備をしてください。 よろしくお願いをいたします。 最後にイノシシ捕獲の件ですが、これについて、答弁もありましたけど、国は、この鳥獣対策についてのかなりの予算をつけているんです。農水省あたりの予算を見ると、100億円、105億円とか、そういった予算をつけられているんです。その中でイノシシの箱わなですか、箱罠、囲いわな、これをまあやっていると。 久宇良及び赤石と、いろいろなところでちょこちょこ実験的なことをされているかなと思うんです。このことに関して石垣市の予算が、ハード面、ソフト面いろいろあると思うんですけど、手を挙げてとりにいくという考え方ないですか。どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 今現在、民間のほうで試験的な実験とかやっております。その成果を後のほうでも聞いて、研究しながらまた進めていきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) この農水省の鳥獣被害防止対策という予算があって、105億円ぐらい予算があるんです。その105億円の予算がソフトとハードと、ソフトで言えばICTの技術活用、ハードで言えば周囲5メーター位の枠、柵をつくるという形でやっていると思うんです。 そういう中で、今から調査研究って話じゃないなというふうに私は思うんです。これまで被害が出てて、いろんな議員が質問してきていると思うんです、この鳥獣対策に対してね。 これを今から研究するんじゃなくて、もう事例しっかりあるんで導入するという言葉に変えないとまずいと思うんですよ、今から考えるんですか、これ。今から考えるんですか、本当に。 導入していくという方向性でないと、鳥獣被害って減りませんよ。国にもしっかり105億円の予算がある中で、なぜとりにいかないのか、ちょっとその辺、踏まえて考えるんじゃなくて、導入に向けて取り組むという方向で答弁もらえませんか。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 今現在、石垣市のほうでは北部から、あとは崎枝のほう、於茂登山の近くですね、いろんな箇所があります。どこにどういったものをつくったっほうがいいのか、その辺を調査研究、先ほど申しましたけども、一カ所だけに限らず、やるとしたら、やっぱり全島的に考えていきたいと思っております。 また、箱わなと違いまして、大分費用がかかります。一基あたり200万から、300万とも言われています。 また、それに関しての維持管理費のほうもかかります。そういうことも含めて考えていきたいと思っております。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) これ、あの農水省では平成29年度から補正予算で組まれているんですよね、29年、今、30年でしょう、30年でも考えていきたい、じゃ31年度で取り組んでいきたい、31年度で考えて、32年度になるか33年度になるかわかんないけど、時間は過ぎていく一方なんです。駆除する数だって限られているだろうし被害は減っているんですか。どうでしょう。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 地域によっては被害が拡大している地域もあります。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) あの、怒って言っているわけではないんで、その辺ちょっと誤解しないでくださいね。 ただ、やっぱりこれだけ切実な思いがあって、これも地域に行ったら必ず出る話ですよ、イノシシの被害がひどくてサトウキビつくれないよと、必ず出る話なんですね。 そういった話を多分皆さんも耳が痛いほど聞いていると思うんですよ。これきのうきょうの話ではないと思う。 そういった中で、確かに電牧とか、猟友会に対して補助行っていると、これはこれで、いいことだと私、思っています。 ただ、もっとより効果的にできるっていう、話をここでちょっと聞いているんで、結果が出ると、ぜひ、地域でもやってみたいと言う声も出ているんで、その声を尊重して取り組んでもらいたいと、課長のほうには話はしてあるんで、しっかり国の予算1基当たり200万かかっても、沖縄県の場合は、例えば3分の2の補助なんですね、これ。3分の2の補助だったら、幾らです、これ。 200万たって、たかが知れてるでしょ、これ。そんな金もないような自治体ではないでしょ、石垣市って。違います。 だから、お金がかかるとか、何とかと言われても、国から予算をとることによって、3分の2の補助事業であるならば、幾らもかからない。それを例えば4カ所やったって、1,000万だって、600万の補助、400万の持ち出しでできるでしょう。1基400万かかるやつが、例えば200万かかるのか、400万かかるのか、わかんないけど、それで4カ所できるじゃないですか、逆に言えば。 だから、全部自前でやるということじゃなくて、あるお金をしっかり確保してくる、話し合いをしてくる、予算をとってくる、それ皆さんの仕事ですよ。 皆さんとってきて、地域に予算があるから、どうかって話をしていく中で私は結果出るんじゃないかと思いますよ。ない金を探してこいという話じゃなくて、しっかり農水省に予算があるんであれば、これを利用するというのは当然の話でしょう。どうでしょうか。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時06分                               再 開 午後 3時07分 ○議長(平良秀之君) 再開します。 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 この計画は県のほうでもまた事業があります。市のほうでも市町村単独の事業があります。それで、県とも話しながら話は進めております。 次年度以降、今年度からでも予算組みを考えながら、次年度から実施していきたいなとは、一応話はしております。 ただその件に関しては、ここでやりますというのが、ちょっと苦しいところで、今準備とかはしております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) 部長、要するにここはあの、裁判所でも何でもなくていいことをやろうとしている、誰も文句言う人はいませんよ、ね。やると言ってやらなかったからといって、文句言う人も私はないと思っている。 ただやるという意気込みで、物事進めていかないとやるかやらないかわかんないなんて言っていたら、結局実際、できないと私は思うんです。 やっぱり、悪いことをするわけでもないし、こんないいことをして、結果を出していこうという世界ですので、ぜひ、取り組んでください。 もっと前向きに考えていただかないと、後のことを考えててできないという、そんなびっくりするような予算でもないんですから、取り組んで結果を出して、やっぱり一番被害を被っているのは農家ですよ。 農家の身になれば、これくらいのことやるのは当たり前、そしてまた、市だけじゃなくて石糖さんだって、サトウキビ増産事業というのは、皆さんと一緒だと思っているんで、市も農協も含めて、やれば絶対できる話だと私は思っていますん、やっぱり被害をなくして生産性を上げていく、所得を上げていくというのは、農家にとってプラスだし、また本市の農業の生産高を上げていくという上でも重要なことだと、私思ってますんで、ひとつよろしくお願いします。 市長、今の話を聞いてどうですか。 ○議長(平良秀之君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) はい、鳥獣被害についてはさまざまな手法が、防止の方法があると思うんですが、今回の囲いわな等についても、事業主体も含めて、今民間が実証実験をしてるということですね。 その成果を見きわめながら県、国の補助金等を活用しながら、実施していきたいというふうに考えております。先ほど部長が申し上げたことは、恐らく、実施したいんだけれどもどこの場所でやるということが決定されてないという意味合いだというふうに認識しておりますので、できるだけ農家の皆さんの負担が、被害が減るような形で進めさせていただきます。 ○議長(平良秀之君) 砂川利勝君。 ◆18番(砂川利勝君) ぜひ、前向きに取り組んで結果を出していただきたいというふうに思います。 質問を終わります。 ○議長(平良秀之君) 以上で、砂川利勝君の質問は終わりました。10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時09分                               再 開 午後 3時21分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。次の質問者、箕底用一君の質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 皆さん、こんにちは。一般質問初日、4番目の登壇となりました。 早速ではありますが、一般質問に入ります。 1点目に、補助事業で導入された八重山漁業協同組合市場における製氷機スラリー故障問題についてであります。 製氷機スラリーは、海水を原料にシャーベット状の海水氷として、温度マイナス1.1度、塩分濃度2.0%で効率よく製氷でき、魚体を傷つけることなく、すばやく零度以下の急速冷却を可能とし、凍結させずに生鮮魚介類の鮮度を高く維持するものであります。スラリーアイスを使うと鮮度が明らかに違うので、漁業関係者からは売り上げに貢献する設備としてなくてはならないものだと認識され、国内では北海道から九州、沖縄まで、多くの生産者や漁協、加工業者、流通関係に導入され、高い評価を得ております。 八重山漁業協同組合市場においては、平成25年度に鳥島射爆場周辺漁業用施設設置助成事業として導入され、国が3,802万円、市が1,321万円、漁協が579万円の総事業費5,702万円で平成22年3月に導入されました。 しかしながら、導入後は幾度となく故障を繰り返すなど、本マグロの最盛期でも活用されず、キロ単価の減少等による所得の低下にもつながり、漁業者からは早く改善していただきたい旨の強い怒りをあらわにしております。 ことしの6月と9月の一般質問でも取り上げましたが、いまだに使用が不可能となっている状況に、異常としか思えません。補助事業で導入されておりますので、行政としては適切に指導を行わなければならない義務がございますので、当局の見解を求めます。 次に、標準学力調査について、当局の取り組みについて伺います。 次に、ブロック塀・冷房設備対応臨時交付金内定についてであります。 先般、政府は18年度第1次補正予算で総額985億円を計上し、ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金の創設を定め、政令を施行いたしました。今後1年間の時限支援措置として、全国の公立小中学校などにある倒壊リスクが高いブロック塀の安全対策や普通教室へのクーラー設置を集中的に後押しすることが決まりました。その臨時交付金決定に伴い、本市も事業申請を行っていますが、文科省からの内定について答弁を求めます。 次に、横浜F・マリノスキャンプ決定に伴い、当局の受け入れ対策についてであります。 これまで、本市のサッカーパークあかんまには、Jリーグの清水エスパルスやベルマーレ平塚、コンサドーレ札幌、FC東京、アンダー23、アテネオリンピック代表選考合宿、そして鹿島アントラーズの自主トレ、ジェフユナイテッド市原のキャンプ、ガンバ大阪及び日本代表本田圭佑選手らの自主トレも行われ、日本代表のなでしこジャパンや手倉森監督率いるU22のオリンピック代表選手などが大いに利用されているところであります。 先日、地元紙でも報道がありましたが、横浜F・マリノスのキャンプが年明けの1月18日から27日までの10日間、キャンプが決定いたしました。今回のキャンプ決定の背景には、ことしの7月に発足した石垣島プロサッカーチームキャンプ誘致協力会、比嘉信裕会長、そして酒井啓明事務局長、高島倫大、中田貴徳、後呂健二、宇根大喜さんメンバーらがマリノス関係者に接触し、誘致活動を展開していただいた成果のあらわれでございます。ことしで2回目になるF・マリノスキャンプでありますが、継続的に横浜マリノスキャンプにつなげるためにも、当局には官民一体となった歓迎ムードの取り組みと、施設や器具等の修繕や対策を万全に行う必要があります。キャンプ受け入れに向けた対策を伺います。 次に、東一組ハーリークヤの老朽化に伴う当局の支援について伺います。 ハーリークヤは昔から漁業関係者の生活と密着し、航海安全や豊漁の催事行事等を行う中心的な役割を果たす公民館的な存在であることはご承知のとおりであります。 今回、東一組の役員の皆様から現状を見ていただきたい旨のご相談があり、現場を視察してまいりました。鉄骨で骨組みのトタン張りは、骨組みの部分が赤さびによって腐れ、トタン屋根は大型車のタイヤを上に乗せるなどして台風対策も施してありますが、限界に達している状況にありました。漁業関係者、組合員だけの年会費の組合費だけでは到底修繕が困難なため、行政からの支援を求める声もあり、先日、東一組の役員の皆さんが当局へご相談に上がりました。大型台風が襲来すると破壊されるおそれがあるため、来年の海神祭、ユッカヌヒーまでに改修工事を行い、安心してハーリー時期を迎えたい切実な思いを訴えております。公民館的な役割を果たしていることからも行政の支援をお願いしたく思います。ご見解を伺います。 次に、与那国島陸上自衛隊配備に伴う町有地の借地等及び使途について、当局のわかる範囲内で、ご答弁をお願いいたします。 以上、質問要旨を述べました。再質問は自席より行います。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君の質問に対する当局の答弁を求めます。農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) 箕底議員の1項目め、補助事業で導入された八重山漁業協同組合市場における製氷機スラリー故障問題についてと、5項目め、東一組ハーリークヤの老朽化に伴う当局の支援についてをお答えいたします。 八重山漁業協同組合の製氷機スラリー故障につきましては、9月議会で、拡販モーターにより、オイル漏れ等の不都合のため、機器メーカーに問い合わせを行っている状況と、10月中に正常運転が可能にならない場合、機器の取りかえも視野に入れた協議を行う旨、説明いたしました。 その後、取りかえモーター等の部品の入荷のおくれのためスケジュールがおくれていますが、漁協によりますと近日中に機器メーカーが現地入りし、機器の全チェックを行う予定とのことです。また、その際、漁協、機器メーカー、保守点検業者の3者による同等能力確保による機器の入れかえ等も視野に入れた協議に入る旨、報告を受けております。 市といたしましては、引き続き適切な管理及び効率的な運営を図るよう、漁協に指導してまいりたいと思っております。 5項目め、東一組ハーリークヤの老朽化に伴う当局の支援についてお答えいたします。 東一組漁船保全施設は、施設整備後、経年劣化によりトタンの剥がれや鉄鋼等の腐食により老朽化が進み、危険な状態で、漁業者の一大行事であるハーリー船の保全等に支障があるので当該施設を改修したいが、改修費用が高額になることから、全額を会費負担とするのは厳しく、対応に苦慮している。ついては、改修費用の一部助成をお願いしたいとの要請が、先般、水産課にありました。 水産課といたしましては、伝統文化の継承及び後継者育成の観点から支援は必要なことだと考えております。つきましては、当該施設の改修について検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 箕底用一議員より、2点のご質問がございましたので、順を追ってご答弁いたします。 まず、1点目の標準学力調査についてお答えいたします。 標準学力調査は、前年度における児童生徒の学力がきちんと定着しているかどうかを確認するための学力調査と、生活習慣や学習状況等の実態を把握するための質問紙調査があります。この調査結果をもとに、授業実践の成果と今後の指導方法の改善に生かすとともに、児童生徒の生活習慣や学習状況等の改善に役立てるという目的で実施をしております。 中学校では4月、小学校では5月に実施をし、6月には調査結果が出ますので、各小中学校の学力向上の担当教諭を対象にした調査結果分析説明会を開催し、本市における課題や改善対策について確認後、各学校において結果の分析と授業改善に役立てております。 また、調査結果資料として個人の成績表もありますので、保護者面談の資料としても活用し、家庭における生活習慣等の改善にも役立てております。 次に、ブロック塀・冷房設備対応臨時交付金内定についてお答えいたします。 文部科学省が、去る臨時国会で、ブロック塀・冷房施設臨時特例交付金事業を設けております。先日、国より、児童生徒の熱中対策として冷房設備の設置に係る事業費約6,500万円に対し、3分の1の交付率で2,169万円の内示がありました。 また、倒壊の危険性のあるブロック塀の安全対策に対する交付金は、本市の施設が事業の採択要件を満たしていないことから、事業実施を見送っております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 箕底用一議員の4項目め、横浜F・マリノスキャンプ決定に伴い当局の対策についてをお答えいたします。 横浜F・マリノスの春季キャンプにつきましては、年明け2019年1月18日から27日まで10日間の日程でサッカーパークあかんまで行われることが、12月11日に発表されました。石垣島でのキャンプは今回で2回目となり、選手、スタッフ、総勢約50人規模になると伺っております。 キャンプの受け入れに当たり、キャンプ期間中は担当職員1名を配置し、急な要望等に対応してまいります。また、歓迎用横断幕やのぼりを設置し、キャンプの盛り上げづくりにも努めてまいりたいと思っております。 ことし7月に、石垣島プロサッカーチームキャンプ誘致協力会が発足し、バックアップ体制が整いましたので、今後とも民間団体等と協力するとともに関係部署と横の連携を図り、対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 6項目め、与那国島陸上自衛隊配備に伴う町有地の賃借等及び使途についてのご質問にお答えいたします。 陸上自衛隊の与那国駐屯地の町有地の賃借につきましては、与那国町有地の約21.4ヘクタールを年間1,500万円で貸し付けていると承知しております。使途につきましては、与那国町は、年間賃借料1,500万円を歳入予算に組み入れ、小中学校の給食費と幼稚園のミルク費の無償化に必要な費用として充てていることを確認しております。 ○議長(平良秀之君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、箕底用一君の再質問を許します。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 再質問は順を追っていきたいと思いますが、水産行政に関しては、このスラリー故障問題とハーリークヤのものを一緒にやっていきたいと思っています。 先だって、6月の議会も9月の議会も、一般質問でこのスラリー故障問題、取り上げていきました。その際には、水産課のほうで、しっかりと漁業組合のほうとも調整しながら適切に運用できるように取り組んでまいりたいという答弁もいただきましたけども、あれからもう、ことしも、もう終わりです。6月の一般質問ではありますけども、本来で言えば、1年間使われていなかったんじゃないかなという見方をしています。 このような事態を前回の9月の一般質問では、しっかりとメーカーと、そして設備のメンテナンス業者と、どういったのが一番改善していきやすいのかといろいろと話し合いをすると言いましたけども、あれから何ら変わってもいない。このような状態、事態をどのように、本当に思っているのかなと。漁業者の皆さんは、このスラリーを、この製氷機があるおかげで鮮度を保ちながら築地に送ったり、そして川崎卸売市場に送ったり、九州に送ったり、いろいろとやっているわけです。それがないおかげで、単価の、言えば単価が下がるということがありますので、そこを何とか改善していただきたいという思いが関係者から、本当に怒り爆発的にあります。本当に耳が痛いかもしれないですけども、しっかりと対応していただかないと、今後、漁業関係者から、また議会で一般質問に取り組んでくれと言われますので、そこの問題をどう考えてるのか、再度、ご答弁お願いしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 この問題に関してですけれども、5月に故障がわかりまして、それから漁協のほうでメーカーといろいろやっております。市のほうは、直接、メーカーさんとやっているわけではなくて、これは漁協のほうがメーカーさん、それから維持管理をやっている業者、その辺と、もっと中身を詰めてやってもらいたいということで、市のほうからは言ってあります。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 市の立場も、よく理解はしておりますけども、やはり補助事業で、石垣のほうもこれだけ多額の税金を投入して、また国からも税金を投入して漁業者のために導入しているわけですから、そこはしっかりと組合側とメーカー側にも行政としての立場を、これだけ税金を投入してやっているわけですから、ちゃんと適切な運用ができるように改善してやりなさいというぐらいの注文をつけられると思いますので、ここをしっかりと言っていただきたいなと思っております。 組合長も、今は沖縄本島に行ったり来たりでいろいろとお忙しいんですけども、漁業関係者からは、市長にも一度来て見ていただきたいと、こういう現状が起きているということでありますので、ぜひ、市長も休日等がありましたら漁業組合のほうにも行っていただいて、見ていただきたいと思っています。 今後、年内あるいは来年の1月までには、しっかりとめどづけしていただいて、適切な運用を図っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 次に、東一組のハーリークヤの老朽化に伴う問題ですけども、ご承知のように、このハーリークヤは、各西から東までありますけども、公民館的な役割を果たされているというところもありますので、公民館に対してはコミュニティー事業の助成事業等がありますけども、ハーリークヤに対しては、こういったコミュニティー事業が対応できるのかどうか、私もよく知りませんけれども、対応できなければ対応できないなりの対応をしっかりと行政のほうでやっていただきたいとそう思っておりますけども。 部長は、東一組のほうには、現場に行ったことはあるのかどうか。見ていただいたらどんな現状だったかわかると思いますけども、再度、どういった現状だったのか、ご答弁よろしくお願いします。 ○議長(平良秀之君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 東一組ハーリークヤのほうは、海に近い部分、鉄骨関係でつくっていますので鉄骨関係のさび、それからトタンの剥がれ、そういった等が見られております。それとまた、ブロックのほうもひびが入っているのも確認しております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) そのとおりであります。このように、本当に破損箇所、また、ひび割れ等、また、さびが主な原因で、来年、台風の襲来時期にはかなり危険を伴うんじゃないかなという現状でありましたので、ぜひ、手厚いご支援をお願いしたいと思っています。 また、東一組の施設の広場は八島小学校の保護者の皆さん方とか、また、学級のレクリエーションとか、そういったものにも活用されて、あるいはこの事業団体のコミュニティーの場にもなっているというところでありますので、そこも含めてご報告させていただきたいと思っています。今後は、ぜひ、来年度の予算に向けても調整していただきたいと、そう思っておりますので、よろしくお願いします。 次に移りますが、標準学力調査については、今回、私の趣旨は、この標準学力調査、第1回目は公費で行っていると、そして第2回は各学校独自で、校長の裁量によって行っているというところで、公費と私費の考え方、そして徴収のあり方というところでいろいろと調査をしてきました。今回、教育委員会のほうともいろいろと調整が済みましたので、この質問は終わりたいと思っております。 次に、横浜F・マリノスキャンプの決定に伴って、現在、あかんまパークのほうで施設の故障等が見られるということでありますけども、その施設の故障等について、どういった対策を講じていくのか、具体的に  来年1月17日から、もう始まってきますので、早期な対応が求められると、そう見ています。今後の対応、どのような具体的に進めていくのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時44分                               再 開 午後 3時44分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 失礼いたしました。再質問にお答えいたします。 キャンプを受け入れるに当たり、施設整備が必要な箇所がないかというようなご質問であるかと思われます。施設面の対策につきましては、これまで芝生の植えかえや管理など、関係部署と連携を図りまして実施しておりますが、今後とも可能な限り対応できるように関係部署と連携をいたしまして努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 大変失礼しました。私のほうが、再質問、ちょっと順番を間違えて質問をいたしましたので。 このマリノスキャンプについては、マリノス側から、去年、来ていただいて、いろいろと課題等もありましたので、その課題が、やはり1月ですので寒い時期と暑い時期もあったり、そのときに雨も降ったりする状況においては、施設内で暖がとれるような場所も設けていただきたいとか、そういったお話もありましたので、あとはまた、シャワーが、冷たいシャワーじゃなくて温水的なシャワー、ボイラーも故障しているということもありますので、そこもしっかりと対応していただいて、キャンプに向けて対策をとっていただきたいと思っています。 あとは、この誘致協力会、そしてまたサッカー協会含めて歓迎ムードの取り組み等が出てくると思いますけども、本当に時期が限られているものですので、行政も師走に入って年の瀬で忙しいかと思いますけども、しっかりと対応、対策をしていただきたいとそう思っております。 次に移りたいと思います。教育委員会です。済みません、先ほど、再質問、飛ばしましたけども、ブロック塀・冷房設備対応臨時交付金内定についてであります。 今回、市のほうは6,500万円に対して3分の1の交付決定ということでありましたが、この冷房施設設置に係る事業申請、どれだけ教室の申請を申し込んで内諾を受けたのか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 小学校と中学校の普通教室について、合わせて58教室の申請に対し、44教室の採択となっております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 今回、58教室の申請で44教室採択となったということで、残りの教室が取り残されたわけでありますけども、この事業内定を受けて、どこの学校に設置していくのか、内定されたのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 今回、整備予定は普通教室のみとなっておりますが、内訳は大浜小学校6教室、宮良小学校4教室、平真小学校14教室、石垣中学校7教室、石垣第二中学校2教室、大浜中学校5教室の計38教室を整備する予定です。 また、整備済みの石垣小学校2教室、大浜小学校1教室、吉原小学校2教室、明石小学校1教室の計6教室も今回の交付金事業の対象となり、合計44教室が臨時交付金で整備されることになります。整備率は小中学校の普通教室で60.1%、特別教室で35.9%となります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ちょっと教えていただきたいんですけども、今回58の教室を申請いたしまして44、あと残りの14教室、これはわかる範囲でいいんですけども、なぜ14教室が内諾を受けなかったのか、そこに何か原因があったのか、その基準が多分あるかと思うんですけども、わかる範囲で、今後の私の勉強のためにも教えていただきたいなと思うんですけども、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時50分                               再 開 午後 3時50分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。学務課課長、入嵩西 覚君。 ◎学務課長(入嵩西覚君) 再質問にお答えいたします。 申請に対して教室数が減になっているということの説明を求めるということですが、沖縄県は県内の自治体に対して要求額をまとめまして、沖縄県に割り当てられた予算の範囲内で各自治体の要望に応えるということで、全てが100%採択されるという状況にはなっていないかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 休憩いたします。                               休 憩 午後 3時51分                               再 開 午後 3時52分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) ありがとうございます。内諾ですので、その基準は国しかわからないだろうと思うんですけども、今回、このは臨時交付金を受けて、何年度までに全教室のクーラー設置が見込めるのか。私、当初、6年前に質問したときには、7年計画で実施していくということでありましたけども、今回、この交付決定を受けて、何年度までに、このクーラー設置が完了するのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 中学校では、普通教室において、次年度82.7%、小学校では、普通教室において、次年度76.6%を見込んでおります。しかし、これは余剰教室を含めた数値となっており、これを除いた実学級数では、小学校で84.2%、中学校では100%を見込んでおります。 次年度以降、一部中学校において、空調機整備に先立ち、建物の内部構造の変更が必要となるため、学校側と調整を進めてまいります。特別教室については、各学校運営において、今後予想される設備の更新費や維持修繕の維持費、電気料などの運用費や特別教室の利用目的を勘案し、学校と調整しながら整備を進めてまいります。 平成27年度策定の石垣市立小中学校学習環境整備計画では、全小中学校の普通教室の85%、224教室のエアコン整備を平成34年度までに行おうとしております。 整備計画の31年度の目標は158教室となっておりますが、今年度末で整備計画の目標値を達成できることとなり、計画より1年前倒しで整備が進んでいることとなります。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) これは生徒がいないクラス、学級もあるわけです。余剰教室だけで見ると小学校は84.2%と、そして中学校で100%を見込んでいるということであります。中学校においては、次年度100%に、生徒たちが学習をしている教室に対しては100%だということですよね。はい、ありがとうございます。 このように臨時交付金も、いろいろと国のほうも対策を、熱中症対策ということでいろいろと対策をしておりますけども、今後、こういった交付金も、また次年度もあるかどうかというのもまだわかりませんけども、あった時には、しっかりと申請していただいて早く前倒しができるように取り組んでいただきたいなと思っています。 この事業内定を受けて、今回、大きな予算でありますので、その事業をどのように執行していくのか、入札なのか、それとも随意契約でやっていくのか、そこら辺のご答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 事業発注は指名競争入札にて発注する予定でおります。発注時期につきましては、現在、設計業務等を実施しており、これが完了次第、発注事務に取りかかる予定です。時期については、年明けの1月ごろを予定をしております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 来年の夏までには、しっかりと対応できるような事業設置をしていただきたいなと思っています。 次に、倒壊の危険性のあるブロック塀の安全対策に対する交付金は、本市の施設がこの事業採択要件を満たせないということで見送っているということでありますけども、採択要件を満たせなかった理由は安全であるということなのかどうなのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 沖縄県教育庁施設課助成班が、平成30年10月24日に那覇市西の沖縄県自治研修所で臨時特例交付金についての説明会を行っております。 対象となる要件が3点ございます。まず1点目は、改修しようとするブロック塀が学校敷地と敷地外の境界またはその付近にあること。2点目は、改修しようとするブロック塀の設置年数がわかること。3点目は、改修しようとするブロック内部の鉄筋配置、基礎、控え壁が適切であることといしております。また、敷地内に設置されているグラウンドのバックネットのブロック積みや学校敷地内外に高低差があり、土どめとしてのブロック塀を設置しているものも交付金の対象とならないとのことです。 さらに、3点の要件は明確な根拠の提示が必要とのことから、根拠資料の作成が難しく、事業実施を見送っております。 また、石垣市の公立小中学校のブロック塀の一部は控え壁が設置されていない、もしくは設置されていても間隔が適正でないものもございます。 以上です。
    ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) よう言えば、この事業の基準には適合がされなかったと、危険性はあるんだけども、その採択基準のものには合わなかったということでありますよね。私も、この1点目の改修しようとするブロック塀が学校敷地と敷地外の境界またはその付近にあることというものもあるんですけども、敷地外とは学校以外ということでよろしいですか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時休憩いたします。                               休 憩 午後 3時59分                               再 開 午後 3時59分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。学務課課長、入嵩西 覚君。 ◎学務課長(入嵩西覚君) 再質問にお答えいたします。 今、ご質問の要件は、学校敷地と民地との境界ということです。しっかり境界が確定していなくても、おおよそであれば問題ないというふうな見解もいただいております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 学校敷地と民間の境界というブロック塀に値するということです。これは主に学校の敷地に対するブロック塀の対策だと思うんですけども、今回、大阪のほうでしたけど、そこら辺で地震が起きて児童がブロック塀の下敷きになったというところから、大きなこういった交付金の動きになったと、そう思っております。 石垣市としても、このスクールゾーンを見渡すと、また通学路を見ますと、ブロック塀がやや倒れかけているところというのを見受けられます。また、ブロック塀が電柱にもたれかかっている、電柱がなければ倒壊しそうなおそれがあるというような通学路もあります。そういったものを、今後、教育委員会としてはどのように対策をしていくのか、そこをお聞きしたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 本年6月18日に大阪府北部地震が発生し、登校中の児童が倒壊したブロック塀の下敷きになり死亡するという痛ましい事故が発生をしました。その事故を受け、教育委員会としましては、同日の6月18日付、事務連絡にて、各小中学校にブロック塀倒壊による事故の未然防止についてを送付し、各学校において通学路のブロック塀について確認をし、危険箇所を把握すること、また児童生徒への注意喚起及び教育委員会へ報告を行うよう指示をいたしました。各学校においては、把握した危険箇所は安全マップ等に表記をして掲示したり配布したりするなどして、保護者へも情報提供及び注意喚起をしておりますが、まだ表示等がされていない学校もありますので、今後、安全マップ等への表記を行うよう働きかけていきたいと思います。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 今の答弁では、危険マップ等を学校側と調整しながら位置づけて、また保護者に対してお知らせしていきたいということでありますけども、これは学校側がやるのかPTA側がやるのか、どうなんですか、そこら辺の、明確に。学校側がやりますか、それともPTA側がやるんですか、教育委員会がやるんですか、この安全マップという、この下調べといいますか、そこの答弁をお願いします。 ○議長(平良秀之君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 学校側が主体となり、また、PTAにも協力を仰ぎながら作成をしていく必要があるかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) PTAも学校側も含めて、そういった危険箇所を見て回るということですけども、そのマップを位置づけるだけではだめだと思うんです。今後、このマップを位置づけて、子どもたちにも保護者にも周知徹底させながら、危険箇所があるんだと。その後、その倒壊しそうなおそれがあるブロック塀を、今後、防災行政としてもどういった関係性を持ちながら取り組んでいくのかというところが大きな課題のところかと、そう思いますけども。 防災行政に伺いたいんですけども、今回、危険、倒壊のおそれがあるブロック塀、これは地震から発生する、倒壊するという、そういったものですので、そういった民家があるのは見受けられています。そういったところを防災行政としてはどのように取り組んでいくのか、今後の課題と思いますけども、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 暫時、休憩いたします。                               休 憩 午後 4時05分                               再 開 午後 4時05分 ○議長(平良秀之君) 再開いたします。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 ブロック塀対策についてでございますけども、平成30年の6月22日付、沖縄県より建築物の既設の塀の安全点検について、また塀の所有者への注意喚起についての通知がございました。それを受け、石垣市建設部としましては公共施設へのポスターの掲示や、教育委員会を通じての市内各小中学校25校へのパンフレットの配付、また市民からの問い合わせに対しましては、パンフレットの配付やブロック塀倒壊に対しての注意喚起を実施しているところでございます。このような、今、対策を行っているところでございまして、所有者が民間というところでございますので、注意喚起ということで促すということになっております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 民間ですから注意喚起しかできないんだと思います。そういった、行政のほうも支援するような制度もありませんので  石垣市のほうは  今後の課題だと思いますけども、やはり、この通学路においては、子どもたちが常に災害、地震が起きるときに倒壊のおそれがあるブロック塀が隣り合わせにあるということを認識していただいて、教育委員会としても、また防災行政、また危機管理室と横の連携をとりながら、保護者の皆さん方と、またPTAの皆さん方と調整しながら、今後の周知徹底をしっかりとやっていただきたいと、そう思っています。これは早期にやらなければいけない問題だと思っていますので、ぜひ、先ほど、部長答弁いただきましたけども、建設部長、しっかりと対応をしていただきたいと思います。 次に移ります。次に、与那国島陸上自衛隊配備に伴う町有地の借地等及び使途についてでありますけども、先ほど、部長のほうからも答弁がありました。与那国町は、町の民有地を借地していると、年間1,500万円、借地されているということでありました。面積にいたしますと21万4,462ヘクタールを貸し付けしていると。 当時、与那国の町長は、防衛省が町有地を500万円で借り上げる方針を示していたんですけども、その当時、町長は、宅地並みの借地料をいただきたいということで算定のし直しをいただいて、3倍の上積みをしていただいたと、それが500万円から、一気に1,500万円に膨れ上がったということでありました。 与那国町に確認いたしますと、与那国町は宅地の条例があるみたいで、1ヘクタール単価70円と定めているということでありました。その与那国町に照らし合わせて、いろいろと市のほうも、今後、この借地、売るという方向性で、今、進めてはいると思うんですけども、私は、この自衛隊配備計画に伴う土地というのは、借地をするのがいいのか、それとも売るのがいいのか、あるいはどうしたほうがいいかというところがあると思います。 僕は、平得大俣に対する奉仕としては、しっかりと住民の合意形成を求めながら進めていくべきだということで選挙でも訴えていきました。やはり住民の合意形成がなければ、自衛隊の配備計画もなかなか進めにくいと、そう思っております。適切に住民側にも理解を求めていきながら配備をしていくのが望ましいと、そう思っています。 あるいは、今の平得大俣を変更するのかどうなのかというのは、よくわかりませんけども、しっかりと調整していただいてお願いしたいなと思います。 この与那国町においては借地に伴う1,500万円が、給食費の無料化で1,300万円使われていると。そのほかに、先ほど、部長が言いましたミルク代にも使われているということがありまして、そのほかにも、借地以外にも、自衛隊が約160名近くですか、与那国は。そこの自衛隊の隊員が来てからの町民税というのが、来る前と来る後、どうなったのかということも伺いましたら、町民税は約3,100万円ふえたと。160の隊員が来て、3,100万円が町民税としてふえたと。その3,100万円ふえた分、また町民に対しての還元的なものも行っていると。それは何かというと、ことしから始まった水道料金の基本料金が無料になったということでありました。また、今年度から始めているバスの運行代金、町民と観光客に対して無料ということで行っております。また、いろんなうわさがありましたけども、妊婦健診の無料とか学生の派遣費の無料とか、そういったものを一括交付金の中で行っているものと、また妊婦健診においては補助事業で行っているものだという話でありました。直接的なそういった還元は、水道料金とかバスの運行とか、そういったものに当てはめていただいておるということでありました。 これだけ自衛隊の隊員が来ると町民税がふえているんだということでありましたので、私も与那国島の町民税のふえたものから、石垣市が600名規模と考えたときに、算定してみますとどれぐらいの石垣は市民税がふえるのかと、これは与那国の町民税のもので計算していますので、この600人という計算をやりますと石垣市の市民税は1億1,625万円入るという計算になります。与那国と同じ計算方式でやると。600名規模の隊員が来ると、これだけ市税も入ってくるということでありました。 固定資産税とかもいろいろあると思いますけども、与那国においては固定資産税は国の所有物ということで免除ということになっているそうです。 今回、このような、私がちょっと調べた中には、いろいろと恩恵もあるんだというところも見受けられるんじゃないかなと思っております。 いずれにしても、私は自衛隊に関しては賛成の立場でありますけども、やはり今の候補地に関しては、しっかりと住民の皆さんと本当に膝を交えながら、合意形成を図りながら進めていくのが一番望ましいんだと、そう思っておりますので、ぜひ、このような考えを行政にも持っていただきたいなと思っています。今回、補正で、石垣市の市有地を売却する方向性として土地家屋調査を入れて算定しますけども、行政として、この市有地を貸し付けるという考えを持っていないのかどうなのか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) お答えいたします。 現在、防衛省から用地取得についての調整をしたいという文書が来ております。そのため、それに関する関係法令等について照会をしているところでございまして、売却、貸し付け等の判断は、現在のところ行っていないので、ちょっとお答えすることができません。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 売却するかどうかは判断はしていないんだけれども、今回、補正予算には上げたということですよね。鑑定料、いわゆる土地の鑑定料として。市として鑑定をしっかりと示すということですよね。今後、その鑑定を見ながらどうするかということを考えていきたいということですか、ご答弁お願いします。 ○議長(平良秀之君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 今回、補正予算に計上している鑑定料についてでございますが、もし売却等が決定した場合に、鑑定を行って土地の価格を算出しないといけないことから計上しておりまして、鑑定を行うのは、その事務手続と売却が決定した後ということになりますので、今、作業を行っておりますので、今議会に計上したということになっております。 ○議長(平良秀之君) 箕底用一君。 ◆10番(箕底用一君) 私のほうも、売るほうがいいのか、貸すほうがいいのかというところで、非常に判断に悩むところであります。そういったものをしっかりと見た上で、一議員として結論を出していきたいなと、そう思っています。 私は、やはり自分の土地を売るよりも、賢い選択は貸し付けて定期的な収入を得るんだと、得て、いろんな事業予算に当てはめていくのがふさわしいのではないかなと、そう思っております。売ってしまうと、いっときの高額なお金、収入しか入ってこないですよね。今後、これ貸し付けすることによって定期的な借地料が入ってくるということを考えると、非常に石垣市にとっても一般財源になりますので、あらゆる福祉の分野とか教育分野とかに使えるものだと、そう認識しておりますので、そこをしっかりと見きわめながら判断していきたいなと思っております。 今回、私の質問は以上でありますけども、今回も年の瀬を迎えて、職員の皆さんも、また市民の皆さんも慌ただしい時期となっておりますけども、交通安全にもしっかりと気をつけていただきながら、また、いい年が迎えられますように、今後ともご祈念を申し上げて、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(平良秀之君) 以上で、箕底用一君の質問は終わりました。 これで、本日予定の一般質問は全て終了いたしました。 それでは、あす午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                               散 会 午後 4時17分...