石垣市議会 > 2018-03-23 >
03月23日-05号

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  1. 石垣市議会 2018-03-23
    03月23日-05号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成30年  3月 定例会(第1回)            平成30年第1回石垣市議会(定例会)                 3月23日(金)                  (5日目)                               開 議 午前10時01分                               散 会 午後 4時31分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 箕 底 用 一  君 │ 12 │ 福 島 英 光  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 仲 嶺 忠 師  君 │ 13 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 垣 涼 子  君 │ 14 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 長 山 家 康  君 │ 15 │ 今 村 重 治  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 友 寄 永 三  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 﨑 枝 純 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 米 盛 初 恵  君 │ 19 │ 小 底 嗣 洋  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 石 垣   亨  君 │ 20 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 平 良 秀 之  君 │ 21 │ 知 念 辰 憲  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 砥 板 芳 行  君 │ 22 │ 大 石 行 英  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 我喜屋 隆 次  君 │    │            │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員   ┌────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┤   │ 16 │ 伊良皆 高 信  君 │   └────┴────────────┘1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  松 原 秀 治 君     次    長  宮 良 八十八 君  庶 務 係 長  高 島 尚 子 君     議事調査係長  本 若 久 司 君  主    任  仲 田 守 善 君     主    事  宮 平 義 也 君              議  事  日  程 (第5号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件              名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘              本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )      │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.現庁舎跡地利用計画について                ││     │       │ (1) 現庁舎移転後の跡地利用計画について           ││     │       │  ア 新庁舎移転計画は、平成29年度に建設工事の発注等が行  ││     │       │    われ、平成32年度内に移転されるが、現庁舎は市街地中  ││     │       │    心地にあり跡地利用計画は、同時並行で取り組まなけれ  ││     │       │    ばならない                      ││     │       │   a 現庁舎跡地の方針について               ││     │       │   b 跡地利用計画スケジュールについて           ││     │       │   c 事業手法について                   ││     │       │2.美崎町再開発について                   ││ 一般質問│ 砥板 芳行君│ (1) 現庁舎跡地利用計画と並行して、観光客150万人時代を見   ││     │       │   据えた賑わい溢れる観光地の中心地としてのリノベーシ   ││     │       │   ョンが必要となるが、その取り組みについて        ││     │       │  ア 排水処理・下水道接続率向上について          ││     │       │  イ 老朽建物更新について                 ││     │       │  ウ 道路・歩道について                  ││     │       │  エ 駐車場について                    ││     │       │3.教育行政について                     ││     │       │ (1) 学校現場修繕等への取り組みについて           ││     │       │ (2) 空調設備整備について                  ││     │       │ (3) 給食費助成について                   ││     │       │  ア 低所得世帯への給食費助成等              │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )      │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.自衛隊配備問題について                  ││     │       │ (1) 市長の「ミサイル基地なら反対します」について      ││     │       │ (2) 市長選挙の結果について                 ││     │       │2.市長の資産公開問題について                ││     │       │ (1) 訂正前の試算報告が12月議会の答弁では「情報公開制度   ││     │ 井上美智子君│   に基づく請求」の対象と述べたのに、請求したら議会答弁  ││     │       │   と異なり「公開」となった理由について          ││     │       │3.教育環境整備について                   ││     │       │ (1) クーラー設置のための財源確保について          ││     │       │ (2) 学校割り当て予算の増額について             ││     │       │4.保育行政について                     ││     │       │ (1) 新年度からの「預かり保育」の停止について        ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.自衛隊配備について                    ││ 一般質問│       │ (1) 自衛隊配備については、議会や地域住民の声や要望を聞   ││     │       │   き情報をオープンにし、しかるべき時期に判断すると述   ││     │       │   べているが、しかるべき時期とはいつになるのか。また、  ││     │ 小底 嗣洋君│   4公民館との話し合いについてどの様に取り組んでいく   ││     │       │   のか。その対応策について                ││     │       │ (2) 2人の新人候補者の得票数が、市長の得票数を上回ってい  ││     │       │   るが、そのことをどう受け止めているか          ││     │       │2.施政方針について                     ││     │       │ (1) 八重山会館建設に向けての具体的な取り組みについて    ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.空港行政について                     ││     │       │ (1) 南ぬ島石垣空港が抱える課題は何か            ││     │ 長山 家康君│ (2) 南ぬ島石垣空港の目指すビジョンについて         ││     │       │  ア 滑走路500メートル延長の目的と実現への取り組みにつ   ││     │       │    いて                         ││     │       │  イ 空港ターミナル拡張について              │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )      │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │ (3) 南ぬ島石垣空港の目指す姿に向けての戦略的取り組みに   ││     │       │   ついての「南ぬ島石垣空港将来ビジョン」の策定の必要性  ││     │       │   について                        ││     │       │ (4) 格安航空会社バニラ・エアの就航について         ││     │       │  ア 「沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業」への影響に  ││     │       │    ついて                        ││     │       │  イ 「児童・生徒派遣費助成事業」への影響について     ││     │       │2.保育行政について(待機児童解消に向けて)          ││     │       │ (1) AI・IoT・ICTを活用した保育行政、保育業務の効   ││     │       │   率化アップをはかり、保護者や保育士の負担軽減につな   ││     │       │   げ、待機児童の解消を目指すべきと考えるが当局の見解を  ││ 一般質問│       │   求める                         ││     │       │  ア 保育所入所選考の方法、課題と対策について       ││     │       │  イ 保育士の日常業務の内容について            ││     │       │3.子育て・介護支援について                 ││     │       │ (1) 子育てしやすいまち、安心して老後を過ごせるまちを目   ││     │       │   指す石垣において、子育て・介護の負担軽減を図るため、 ││     │       │   紙おむつ類の無料回収を行うべきと考えるが当局の見解   ││     │       │   を伺う                         ││     │       │4.市民のまちづくりへの参画をサポートするために       ││     │       │ (1) 道路や公共施設の修繕必要箇所と対応の「見える化」の   ││     │       │   必要性について                     ││     │       │  ア 現状と課題について                  │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             平成30年第1回石垣市議会(定例会)                  3月23日(金)                   (5日目)                               開 議 午前10時01分 ○議長(知念辰憲君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、昨日に引き続き一般質問となっております。 それでは、本日最初の質問者、砥板芳行君の質問を許します。砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) おはようございます。一般質問2日目、最初の質問をさせていただきます。 それでは、過日通告いたしました質問の要旨を説明いたします。 まず初めに、現庁舎移転後の跡地利用計画についてお聞きいたします。 本市新庁舎移転建設計画は、現在、実施設計の最終段階にあり、平成30年度中の建築工事発注、平成32年度中の供用開始スケジュールとなっています。新庁舎建設計画当初、現庁舎が市街地中心にあり、庁舎が移転することによる中心市街地の空洞化を周辺地域住民初め、多くの市民の指摘がありました。 また、後ほど質問要旨でも取り上げますが、本市への観光客数は年々劇的に増加しており、現庁舎がある美崎町は多くの観光客が訪れる場所になっていることから、その中心的な場所にある現庁舎跡地で計画される施設へ求められる機能は、今後大変重要なものとなります。 新庁舎建設計画が次年度工事着工となることから、並行して現庁舎跡地利用計画について、1、現庁舎跡地計画の方針について、跡地利用計画スケジュールについて、3、事業手法についてお聞きいたします。 次に、美崎町再開発についてでお聞きいたします。 現庁舎移転後の跡地利用計画に大きく関連し、また同時並行で行わなければならないのが美崎町の再開発です。美崎町は、昭和35年ごろから石垣港のしゅんせつ土砂で埋め立てが始まり、港湾離島への交通の要所としてのみならず、商業、飲食等の石垣の中心としての役割を果たす地域であり、年々劇的に増加している観光客の多くが美崎町や中心市街地で買い物や飲食を行っています。 昨年本市を訪れた観光客は137万人で、ことしは140万人台を見込んでおり、観光客150万人時代の美崎町のあり方として、大幅な再生リノベーションが急がれることから、1、排水処理の問題、2、老朽建物の更新、3、安心して歩行ができる道路整備、4、供給が全く追いついていない駐車場についてお聞きいたします。 次に、教育行政についてお聞きいたします。 今回の市長選挙においても、学校現場環境整備、修繕については、全候補者が大きく取り上げておりました。この学校現場の環境整備、修繕等について、児童、保護者からの要望が大きい空調設備についてお聞きいたします。 また、中山市長は、今回の市長選挙において学校給食の段階的無償化を政策に掲げておりましたが、この段階的無償化への取り組みについてをお聞きいたします。 以上で、要旨説明を終わります。 なお、再質問は自席にて行わせていただきます。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) おはようございます。砥板議員のご質問にお答えをいたします。現庁舎移転後の跡地利用計画に関する3点のご質問にお答えをいたします。 1点目の現庁舎跡地の利用方針についてお答えいたします。 現市役所庁舎は、中心市街地の美崎町の一角に位置し、その移転に伴う中心市街地の空洞化が懸念され、移転後においても、さらなるにぎわいの創出を図るため、跡地利用計画策定に本年度着手をいたしております。 計画策定に当たりましては、市民ワークショップの開催、経済5団体との意見交換などを通じて、雨天時にも楽しめる娯楽・集客施設や避難ビルも兼ねた多目的複合施設の提案等がございました。としましても、これまでの意見等を踏まえ、地域の防災拠点機能及び地域住民、観光客を主体とした地域のにぎわいを創出できる施設にしていきたいと考えております。 2点目の事業計画スケジュールにつきましては、現在、計画策定に着手をしており、新年度におきまして、課題の整理を行い、施設整備の方向性や事業手法などを検討し、石垣市役所現庁舎等跡地利用計画を早期に策定していきたいと考えております。 3点目の事業手法につきましては、さまざまな手法がございますので、今後計画策定の中で議論を深め、検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。砥板芳行議員より、美崎町再開発につきまして4点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 美崎町の再開発につきましては、平成25年に美崎町再開発構想を策定したところであり、美崎町のにぎわい創出のため、市役所と離島ターミナルをつなぐ道路を交流の軸と位置づけ、これまでオープンカフェの社会実験などを実施したところでございます。今後は美崎町のにぎわい創出に向けた具体的な施策を検討するに当たり、さまざまな課題に対応していく必要がございます。 1点目の排水処理・下水道の接続率向上につきましては、美崎町全区域が供用開始しており、平成30年2月末の接続率は41.7%となっております。引き続き、普及に努め、地域の皆様へご理解、ご協力をいただき、接続率の向上を図りたいと考えております。 2点目の老朽化建物の更新につきましては、美崎町には、区画が小さい上、建築後、長期間が経過している建物が多く存在していることから、開発計画への影響が考えられ、借地人の協力が不可欠となります。 3点目の道路・歩道につきましては、交流の軸、にぎわい創出の観点から、現在、課題となっております路上駐車、放置自転車等を関係機関と連携し、解消に取り組んでまいります。また、歩行者に安全・安心で快適な空間を確保するため、街路樹や植樹ますについても、再開発構想と連携を図ってまいります。 4点目の駐車場につきましては、離島ターミナル第1、第2駐車場、石垣第2駐車場及び新栄公園東駐車場のほか、危険物施設用地跡地を有効活用し、拡大を図ってまいります。次年度には現庁舎の跡地利用に関する計画が策定する見込みであることから、これとも連携をし、美崎町のにぎわい創出に貢献してまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) おはようございます。教育行政について3点のご質問がございますので、順を追ってご答弁いたします。 1点目の学校施設の修繕等の取り組みについては、修繕を必要としている状況でありながら、対応が追いついていない施設が多数あります。教育委員会では、学校から要望のある修繕について、急を要する箇所を優先に予算を要求しております。具体的には、緊急度合いをAからDまでランクづけを行い、修繕費を見積もっております。 修繕を要する主なものには、体育館、屋根の雨漏りや単独調理校調理場のトイレ、消防施設やパソコン教室、職員室のクーラーなどがあります。修繕を要する費用は2億円ほどに上っており、予算不足と近年のあらゆる業種での人手不足の状況から、学校の環境整備が十分になされていない状況にあります。 2点目の空調整備については、あらゆる財源の確保に努め、良好な教育環境の整備に取り組んでまいります。 3点目の低所得者への給食費助成についてですが、現在、第3子の給食費を全額補助しております。平成30年度は約330人の支給を予定しており、支給額1,530万円を計上しております。また、石垣少子化対策給付事業として、全児童生徒に対し、児童1人につき1食当たり38円、生徒1人につき1食当たり41円の助成を行っております。平成30年度は約5,200人に対し、約4,020万円の支給の予定をしております。 低所得者世帯への給食費の助成とのご質問ですが、世帯の把握の方法や一般財源の確保など、課題をクリアする必要があります。県内実態の事例を調査し、検討を行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、砥板芳行君の再質問を許します。砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) それでは、順を追って再質問をしていきたいと思います。 現庁舎の移転後の跡地利用計画についてなんですが、既に市民ワークショップ、また経済5団体との意見交換、意見聴取を行っているとの答弁がございましたけれども、どのような意見が出たのか。先ほど災害時の避難施設であったり、娯楽・集客等の機能を持たせた施設が望ましいとか、いろいろあるんですけれども、もう少し詳細にどのような意見が出ているのか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 市民ワークショップにつきましては、平成28年11月27日、ファシリテーターを活用した会議を持っております。15名ほどのご参加をいただいているところでございます。その中で、現庁舎跡地利用に関する市民ワークショップは、公募をいたしまして、中高生から70代までの皆様が参加をして、「新しい中心地をつくろう」をテーマにいたしましてワークショップを行っております。その中の意見といたしましては、商業施設、複合施設で、人が集まる施設といった意見のほか、駐車場、多目的ホール、教育施設、観光施設、避難タワー、アミューズメント施設というような施設のご意見がございました。 平成28年12月2日には、経済5団体との意見交換を行っております。経済5団体との意見交換の中におきましては、水族館、5から6階建ての複合ビル、複合型商業施設、駐車場、観光施設、文化芸術施設、MICE施設、地元資本ホテルなどのご意見等がございました。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) このような意見が出ているということは新聞報道等でもございましたけれども、現在、新庁舎移転建設計画が最終段階、実施設計に入ってきており、まだ新年度の工事発注、平成32年度中の移転完了というスケジュールになっているかと思います。 現在、市役所は、この現庁舎、この場所にあって、窓口等の業務がなされているわけなんですけれども、それが旧空港跡地に移転になってくると、これまでこの庁舎を使っていた方々、特に高齢者の方々から旧空港跡地まで行くのが大変だという声も出てくるかと思います。この新庁舎移転後も、この場所で想定されている施設において公的な機能を一部残すのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 新庁舎が旧空港跡地に移転することから、健康保険、介護保険等の申告手続等など、新庁舎への窓口ということから足の弱者、いわゆるご老人等の弱者の皆様からの移動についての対応の意見が求められてくることが想定をされております。市民の利便性を確保する観点から、可能な限り、各種手続ができるような窓口機能を備えた公共施設整備につきましても、議論を深めていければと考えております。そのほか市民からは、音楽、文化活動の発表の場や生涯学習活動に利用できる施設などについても配慮をいただきたいというようなご意見がございますので、そこら辺も検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) の窓口業務で提供されている機能・役割等については、近年、例えばコンビニ等を利用したサービス等も段階的に広がってきています。今後このようなIT関係のそういったものを活用した取り組みというのは、今後広がってくるかと思います。 そういった機能も充実させながら、先ほど答弁があったように、高齢者などの交通弱者、これまでこの現庁舎で、通いなれてきたこの場所でも、ある一定のサービスができるようにしたほうが望ましいのかなというふうに思います。 それと、石垣と並行して、お隣の竹富町も庁舎移転が今議論され、計画がされています。竹富町の町の成り立ちというんですか、状況からすると、港が石垣港に集中しているので、竹富町の中でも、石垣にそのような機能、支所、持たせるべきだということになっているようですが、現在、竹富町からそのような打診はあるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。
    ◎企画部長(大得英信君) 竹富町の庁舎につきましては、事務方のほうの相談はございます。また、市長に対しましての町長あたりからの内々のご相談等はございますけれども、竹富町から石垣への正式な要請、あるいは計画についての打診というものにつきましては、まだ公式にはございません。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前10時20分                               再 開 午前10時22分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 改めてご説明を申し上げます。 現在の現庁舎跡の開発計画においての竹富町における庁舎建設に関する公式な文書はございません。 ところが、建設部のほうにおきまして、竹富町の庁舎に関する要請につきましては、建設部のほうには文書として届いているようでございます。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) そのような打診、意見が、提案があるということは、私のほうでも聞いているんですけれども、ただ、今回庁舎跡地利用について今取り上げていて、この現庁舎跡地利用の中で公的なサービスというものを若干残して受けられるようにするという計画があった場合、竹富町も同時に、ここは恐らく、この後また聞きますけれども、が直接直営、公設公営する建物であってはならないと思うんですね。民間活力を入れながら、官民連携でやらなければならない施設が望ましいと私は思うんですけれども、そういった場合に、そのような施設を官民連携で、例えばやっていく場合に中心市街地活性化の事業であったり、国のさまざまな補助事業を取り入れていく中で、そういう八重山広域、石垣と竹富町の公的な役割云々という部分で活用できるのではないかなというふうな考えからこのようにお聞きしたわけなんですけれども、ただ、竹富町の独自の方針、考え方もあると思いますので、そのあたりは尊重していきたいと思いますが、ここに公的なサービス機能が付与されるのであれば、そういったものも検討すべきではないかなという趣旨の質問でございました。 ただ、平成32年には庁舎が移転をしていくと、その後、解体、建築となってくると、一定期間、数年、ここが空洞化してしまうという懸念も出てまいります。 ですので、新庁舎が移転をするこの最終段階にある中で、工事が始まるという最終段階にある中で、今並行してこの庁舎の跡地利用計画というものを定めていかなければならないと思います。 先ほどの最初の答弁で、これからの段階になっていきますという答弁ではあったんですけれども、新年度、次年度、どのような形で取り組んで、石垣として大体何年度をめど、目途としてこれをやらなければならないというスケジュール感を持っているのかどうか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えいたします。 現庁舎等跡地利用計画につきましては、現在、計画策定に着手をしておりまして、課題の整理を行い、施設整備の方向性や事業手法などを検討し、新年度の早い時期に策定ができるよう努めてまいりたいと考えております。 計画策定後、事業手法に応じ手続を進めていくことになりますけれども、平成32年度予定の新庁舎供用開始までには、施設内容等が決定をされまして、速やかに跡地利用整備が着手できるように準備を進めてまいりたいと考えております。事業手法や財源確保の見通しにもよりますので、ポスト新庁舎事業と位置づけながら鋭意推進をしてまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) これは本当に急いで取り組まなければならない課題ではないかなと思います。 ただ、石垣としては、現在、新庁舎移転という大きな計画プロジェクトを抱えております。また、新庁舎移転については、かなり莫大な費用等もかかってきますので、この現庁舎跡地利用に関しては、なるべく民間の活力、資本等を導入した、またさまざまな事業スキームを取り入れたものを考えていかなければならないと思いますけれども、現在、先ほど再質問の答弁もございましたけれども、事業手法について、基本的にはどのような手法を考えていられるのか、公設民営なのか、最近ありますPFI、またPPP、官民連携、そういったさまざまな事業手法が考えられると思いますけれども、現段階での方針としてどのような事業手法がいいと考えているのか、答弁いただけますでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 跡地利用の後のその活用につきましては、これから策定をいたしますけれども、後ろには再開発事業という美崎町全体の事業がございます。そことのドッキングということでのスキームを考えていかないといけないというふうには考えておりまして、ただ単独に庁舎跡だけを構想に練って、その事業化というものにつきましては、単独行政の財政力だけでは厳しいかと考えております。 ということで、先ほどからありますように、PPPの中でもPFIとか、民間活力を利用したたくさんのメニューがございます。そのメニューの中から、石垣に適した手法について研究をしてまいりたいと思っておりまして、基本的には民間の活力を十分に反映できるような事業主体に持っていければと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) そのような事業スキーム、事業手法を考えられるわけなんですけれども、民間活力を入れると、導入をしていくという以上は、施設の維持、建設費も含めて、維持管理等も含めて、公的な資金がそこに、いわゆる極力公的なお金を入れずに独立民営できる施設が望ましいと思います。 ただ、要望の中には公的な要素が非常に強い施設を要望する声も非常にあるというふうな考えもありますけれども、そういったある意味、公的な要素を付与した施設になってくるとなれば、民間資本だけはなかなか厳しい部分が出てくるのかなというふうに思います。 そういった中で、国のほうでは、さまざまな補助事業、メニュー等があるようです。そういったものも活用してすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 現庁舎の跡地、旧消防の跡地も含めまして、広大な敷地があります。あわせて、美崎町全体の再開発というお話を先ほどさせていただきましたけども、ここの一つの特徴といいますのは、基本的に土地が市有地、石垣の土地だというところで、地権者との調整等というのがそれほど必要もないというふうに思っております。 あわせて、現庁舎をつくったときに、その周辺の商店街も含めての建物が建ったという経緯もありますので、ほとんどの建物が築40年近くたっていまして、老朽化でそろそろ建てかえという時期に来ております。このタイミングをうまく活用しまして、例えば小さな建物、4件、五、六件をまとめて一つの大きな建物をつくるとか、何か事業を導入するとかということが可能かというふうに考えております。 美崎町全体の再開発自体は、庁舎移転後の空洞化を避けるということもありますけども、また港に離島ターミナルが年間200万人以上の乗降客数でにぎわっている地域ですので、港とまちの結節点というものもつくれるのかなというふうにも考えております。 民間活力の部分に関しましては、今、行政も含めまして、私も含めまして、PFIなりPPPの勉強会等にも参加させていただいております。各地の事例を見ますと、一等地をや県とかが提供することによって、そこに事業を導入すると、そのときの条件として市役所の一部、もしくは公的機関の一部を入れることを条件に企業を募集するという形で事業を行っている例を幾つか見ておりますので、こちら側の要望等を伝えることによって、それに合ったスキームの事業ができるかと思っています。 あわせて、この地域は津波のときの浸水危険地域に入っておりますので、ある程度の高さが必要になってきます。そうなってくると、その高度利用の部分で、単純に公的施設だけではなくて、商業施設、さらにはその上にホテルやマンションといったものも考えられますので、事業を受ける側、開発事業者の側としても、メリットは大きなものがあるのではないかなというふうに考えておりますので、今後そのあたりも詳細に詰めながら、早急に計画の立案化をしていきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) さまざまな事業手法、考えられるかと思います。また、この跡地利用には、非常に多くの市民からの期待もあるかと思いますし、後ほど、この後、美崎町の再開発についても取り上げますが、観光客150万人時代の石垣の中心地としての役割、そういったものも出てくるかと思います。 昨年石垣、友好親善都市の稚内30周年ということで、総務財政委員会、そして私ども建設土木委員会のほうで稚内のほうを訪問させていただきました。その際に、行政視察ということも兼ねておりましたので、稚内に整備をされたキタカラという施設の視察をさせていただきまして、そのキタカラという施設をどのような事業手法でもって整備をしたのかという詳細な説明も受けることができました。 このキタカラという施設は、最北端の駅、稚内駅、そして複合商業施設、さまざまな機能を抱き合わせて、キタカラという複合施設の建設をしたわけなんですけれども、その事業手法が非常にすごい、かなり頑張って取り入れたなという感じを受けました。 このキタカラ、稚内駅前地区第1種市街地再開発事業という、また賑わい再生拠点施設整備事業、地域交流、中小企業基盤整備、さまざまな事業手法を取り入れていて、この施設としては1つなんですけれども、例えば稚内の場合、駅なんですけれども、その場所は稚内駅と稚内港のすぐ近くにあるんですね。 ですので、石垣と似ているのが港と交通のそういう顔となる施設というところで、この部分に関しては、国土交通省の社会資本整備総合交付金を導入してあります。 また、駅ビルとしてのにぎわいを創出するものとしては、事業主体が、これはSPC、稚内駅ビル開発というところが権利関係をしっかりとまとめて、これは経済産業省がやっております戦略的中心市街地商業等活性化事業補助金というものを導入してあります。 また、もともと中心市街地ですので、そこを活性化するのに中小企業庁がやっております中小企業基盤整備機構の事業を導入してやっています。よく見ると、1つの建物ではあるんですけれども、補助事業を幾つか入れているものですから、エキスパンションジョイントで切られているんですね。1つの建物ではあるんですけれども、区分けがされています。非常におもしろいなと思いました。 石垣の庁舎の跡地利用にも、このような公な機能を付与するには、このような補助事業を導入してはどうかなというふうに考えました。現在、石垣市民から大きな要望のある映画館についても、この施設の中には全247席のスリースクリーンのシネコンも中に映画館が入っています。 また、その施設は、高齢者グループホームがありまして、高齢者住宅が36戸あります。非常に人気で、空き待ちの状態がずっと続いているということだそうです。高齢者住宅をそこにつくることによって、この中にはまたキッズルームとかもしっかり整備されていて、例えば親と別に世帯を持っている家族が中心市街地に買い物に来る、用事があって来ると、子どもを連れてくると、そこの住居におじいさん、おばあさんが住んでいると、孫をそこに預けて、時間を有効に使うとか、そういう効果もあって、高齢者とお孫さんの会う頻度が多くなったとか、そういう効果も出てきているようです。非常におもしろい施設だなというふうに感じました。 このような稚内、雑誌とかにも、この施設は取り上げられています。そのような事業手法を幾つか取り入れながら、公的な部分等も官民連携と民間資本の活力というものを取り入れた施設というのが今後必要になってくるのかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) ご答弁申し上げます。 議員ご指摘のとおり、PPP、PFI事業など、あらゆる民間活力を導入した事業手法がございます。また、内閣府や国土交通省におきましての補助事業のいろいろなメニューがございます。計画策定に当たりましては、その課題整理を行い、施設整備の方向性や事業手法などを検討する中で、各省庁の事業につきましても、いろいろ探しまして、にぎわいを創出するためのいろんな補助金の活用を視野に入れまして、各省庁横断的な事業メニューの導入に向けていろいろ調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) ぜひ取り組んでいただきたいと思います。昨年私ども議会の会派、自由民主石垣で昨年12月に、経済産業省でこの勉強会に参加してきました。その中に中心市街地活性化に関するメニュー等もあって、この改正中心市街地活性化法に基づくさまざまな経済産業省の事業もありました。非常に高い補助率で、また融資制度も政府系金融機関、沖縄の場合は沖縄振興開発金融公庫の融資等も受けられる、そのようなメニューもございました。 そういった中で、最近全国各地でこのような再開発事業が行われているんですが、そこによく出てくるのがまちづくり会社というものの設立をして、そこが計画運営をやっていくというスタイルがよく出てきます。 このまちづくり会社というものは、1つは、TMO、タウンマネージメントの会社も含まれています。石垣においては、2000年に県内で初めて石垣が筆頭株式となっているTM石垣というものが設立をされて、これまで公設市場の管理運営、現在ではまちなかゆんたく家ですか、そこの管理運営をしているわけなんですけれども、先日、少し前ですが、新聞報道で、TM石垣が今存続の危機にあるという報道がございました。公設市場の指定管理が別の団体に変わったということで、TM石垣の存続自体がちょっと今後どうなるのかということになっていますが、現在、このTM石垣がどういう状況にあるのか、ちょっとご説明いただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 現在、指定管理につきましては、新年の新しい事業団体に変わることになっております。ということで、現在、そのTMのほうの役員会、理事会のほうで、今後についての議論をしているところでございますが、としましては、できるだけ存続に向けた支援策がないのかということで、検討をしているところでございます。 ただ、最終的には、TMさんの最終判断にはなるんですけれども、今後の事業展開について、ただいまご案内がある中で、TMのさらなる資金増資をしながら、そういう対応のできる会社に成長することができるのかどうか、そこにつきましては、今後議論をしていければと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 先ほど全国各地で行われているこの再開発事業等において、このまちづくり会社というところが中心的な役割を果たしていると、先ほどの稚内のキタカラという施設も、これは稚内中心市街地活性化協議会というものを設立いたしまして、その中には、稚内、稚内商工会議所、そしてこのまちづくり会社、稚内の場合は、株式会社まちづくり稚内という会社になっています。 また、中央商店街振興組合だったり、そういったところがまず中心になって協議会をつくって、この施設をつくり上げていくわけなんですけれども、昨年の我々の会派の勉強会で、このまちづくり会社について聞きましたら、経済産業省の担当のほうも、中心市街地活性化法の法によって設立されている、もう既に石垣の場合はTM石垣というまちづくり会社があるわけですから、そういったTM石垣とかをもっと活用するべきではないですかと、そういったところが、例えば経済産業省のこのような補助事業をとりに行く役割を果たすという意味でも、全国でもこのTM会社がやっているケースもありますということを言っていました。現在、TM石垣においては、新年度以降の事業存続、存在自体が方向性を今後固めていかなければならない時期になりますので、そのあたりも絡めて検討してみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) ありがとうございます。 ただ、今のご提案につきましては、商工振興課を事務局としておりますので、その会議の中で議論をしながら、また取締役会におきましても提案をしながら、検討をさせていただきます。 また、ご提言の今後の開発計画においての位置づけとして、TM石垣についての再開発事業等の事業主主体としてなれるのかどうかにつきましても、今後議論をして、跡地利用検討策定委員会の中で議論を深めていければと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) このような役割分担等については、ただいまの現庁舎の跡地利用計画についてお聞きしましたが、次に美崎町の再開発について取り上げますけれども、そのあたりも一体として検討していただきたいと思います。 では、次に美崎町の再開発について再質問を行いたいと思います。 先ほど冒頭の答弁にもございましたけれども、いま一度、のほうでは美崎町再開発構想というものを平成25年に策定をしております。 ただ、平成25年、5年前ではありますけれども、当時振り返ってみますと、昨年137万人の観光客が来ました。 ただ、平成25年当時は、まだ観光客は100万人には達していない、やがて達する状況にあったかと思います。 平成25年度では、まだ庁舎の建てかえ計画も移転なのか現地なのかという議論の真っただ中でありました。そういった時期に美崎町の再開発構想というものを策定しているわけなんですが、現状をちょっと取り巻く状況がまた大きく変わってきているのかなと思いますが、この美崎町の再開発構想、計画の練り直し、早急に必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、美崎町再開発構想につきましては、入域観光客数が130万人を超え、市役所の移転など等、策定当時と大きく状況が変わってございます。このことから、この状況等の変化を踏まえますと、来年度策定予定である現庁舎の跡地利用計画と整合を図る意味から必要があると考えているところでございます。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) この美崎町再開発、答弁でもよく美崎町にぎわいの創出だとか、そういった文言がよく出てくるわけなんですけれども、では、現在の美崎町がどういう状況なのかという部分について、1点目は、昨日も質問があったかと思いますが、美崎町における排水処理の問題、側溝等の問題もあるようですけれども、それ以前の、先ほど答弁ありましたが、下水道接続率が現在41.7%しかないという状況についての認識をもう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 下水道接続率についてでございます。美崎町地域につきましては、飲食店及び店舗等が大多数を占めており、また建物の形態や老朽化等などから、またあるいは借家関係などが複雑な状況がございます。そのことから接続率が上がっていないのが状況でございます。今後も引き続き、接続普及に努めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) この美崎町の下水道接続率の低さという点に関しては、以前も私、一般質問で取り上げたことがあります。それから、接続率自体は上がってはおりません。どのような取り組みをしているのかと思いますけれども、美崎町は昭和35年あたりから埋め立てがされまして、昭和40年前半あたりから建物が建ち始めてきています。もう既に50年、半世紀、建物が建ってそのままという施設も多いのではないかなと、私が小さいころ美崎町の友達の家で遊んでいたあのときの状況と美崎町の町並みが余り変わっていないなというふうな感じがいたします。 当時人口も4万人前後、そして観光客も年間数万人、10万人あったかどうかという時代から、もう既に137万人の観光客が来ていると、その多くが美崎町で飲食を楽しんでいると、石垣牛食べたり、の特産品、特産物を食したりしているわけなんですけれども、そのにぎわい創出、多くの人が来ていただいているという反面、この排水処理による環境負荷というのは非常に大きくなってきているのが現状だと思います。 ましてや、下水道接続率が50%を切って41%台というのも、非常に深刻な問題だと思います。美崎町の建物自体が非常に古い、老朽化しているということなんですけれども、下水道に接続をしていない建物は、ほとんどが浄化槽を使用して排水処理をしていると思います。 ただ、建物自体が非常に狭くて、道路も非常に狭い、建物間の間隔も非常に低い状況にあることから、浄化槽の管理もしっかりされているのかという懸念もございます。特に、建物が古いですので、浄化槽に関しては、平成12年に浄化槽法が改正をされまして、これまでの単独処理浄化槽、いわゆるし尿だけを処理する浄化槽から生活排水全てを扱わなければならない、合併処理浄化槽にしなければならないということが定められていますけれども、現状では美崎町の多くが合併処理浄化槽ではない単独処理、し尿のみの処理をしているみなし浄化槽と言われている浄化槽ですよね。 そういった浄化槽であるというのが現実だと思います。それがし尿だけではなくて、生活排水はそのまま側溝に流れ出ているという状況になります。飲食店はそれなりの設備をしなければならないんですけれども、基本的には生活排水は垂れ流し状態になっている状況だと思います。 この生活排水全体の有機汚濁、水質を汚濁させる汚れ分、これをBODと言いますよね。この合併処理浄化槽ではない、この単独処理浄化槽はトイレの排水だけを処理しますので、生活雑排水は処理していません。 ですので、この単独処理の浄化槽は合併処理浄化槽に比べて、このBODの排出量が実に8倍と言われています。それが直接海に流れ出ているわけですから、この環境負荷は非常に大きいと言わざるを得ません。これを下水道の接続率の向上という取り組みだけでは、現在の美崎町の排水の問題というのは、これは根本的には解決できないと思います。これは建物の更新も大きく絡んでまいりますので、その美崎町の排水処理について所管は、合併処理浄化槽は沖縄県が所管となっているわけなんですけれども、多くの観光客を受け入れる地域である美崎町のこの生活排水について、もう一度、今後どのようにとして取り組んでいくのか、また県と連携をしていくのか、お考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘の単独浄化槽の維持管理等についてでございます。単独浄化槽につきましては、衛生面等を考慮しまして、状況調査等を行う必要があると考えております。下水道接続の向上にもつなげることだと考えますので、衛生面、あるいは環境面からも調査をして、確認をしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 取り組みがちょっと弱いのかなというふうに、今の答弁を聞いても思います。本当に観光客がふえる一方で、環境負荷がどんどん大きくなっていっているという状況です。 ですので、沖縄県と連携をして、まず現在の浄化槽の維持管理がしっかりされているのかどうか、中にはただのためますになっている浄化槽もあるというふうな指摘も聞いております。 このような状況になりますので、しっかりこの排水については、県と連携しながら取り組んでいただきたいと思いますし、石垣独自の取り組みも今後必要ではないかと思います。例えば、浄化槽の維持管理については、これは法定義務がありますが、罰則がないんですよね。この罰則についても、独自でできることはないのか、そのようなこともぜひ検討していただきたいというふうに思います。 それと、美崎町の建物、非常に老朽化している、なかなか建物の更新が進まないという状況にあります。そういった状況にある原因の一つが、土地が全て借地であるということも関連しているのではないかと思いますが、現在、美崎町の公有地、市有地と民有地の割合、パーセント、把握しておりましたら答弁いただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 美崎町の市有地の占める割合についてお答えいたします。 公共施設用地を除く市有地と私有地の割合でございます。市有地が約92%、私有地が8%となっております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) この美崎町の90%が市有地が占めているという状況なんですけれども、今後、借地であるというところで、なかなか建物の更新、借り入れをする際の査定も余り高くないと、担保価値もないというところで進まない部分もあるのかなとは思います。 ただ、老朽化が進んでいく中で、今後美崎町の再開発という大きなテーマのもとに建物の更新、この観光客150万人時代にふさわしい美崎町繁華街を整備していくという観点から、今後この市有地を民有地にしたほうがいいのか、一体開発をしていくためにほかに考え方があるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前10時58分                               再 開 午前10時58分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 美崎町の民間への払い下げ等につきましては、平成9年に方針を決定し、払い下げを推進してまいりましたが、思うように払い下げが進んでおりません。そのような中、市役所庁舎の空港跡地への移転に伴い、美崎町全体の再開発計画等の練り直しを考慮し、計画が具現化するまで払い下げについては留保をしていきたいと考えているところでございます。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 部長、済みません。最後のところをもう一度、ちょっと聞きづらかったんですけれども。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 美崎町全体の再開発計画の練り直し等を考慮し、計画が具現化するまで払い下げについては留保をしている状況でございます。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 先ほどの現庁舎の跡地利用計画も含めて、美崎町の再開発を含めて、市長からも答弁をいただいておりました。ほかの他地域の再開発に関して、一番大きなハードルというのが権利関係をまとめていくという作業になってくるかと思います。他地域でそういう状況にあるんですけれども、石垣においては、基本的に90%以上が市有地であるというところが作業をスピードアップさせることが、そのほうが可能なのかなというふうな考えを持つわけなんですけれども、ただ、これいつまでも留保していたままでは、なかなか美崎町の開発が進んでいかないというふうに思います。ですので、美崎町の再開発の構想、計画等も、庁舎跡地利用計画も含めて、これ早急に取り組んでいただきたいというふうに思います。 それと、美崎町、離島ターミナル、非常に多くの観光客が訪れます。多くの観光客がレンタカー等を利用して港に行ったりするわけなんですが、慢性的に離島ターミナルの駐車場は不足している状況です。今週に入りまして、春休みに入りまして、きのうも離島ターミナルの第1駐車場、四、五台の車が空き待ちで連なって待っているような状況でした。 これについては、ほかの議員からも何度も指摘があったかと思います。これを放置していると、いつか事故が起きるんじゃないかなというふうに懸念をしているわけなんですが、この駐車場の整備について、観光客が137万人、140万人になっていくという中で、今の移動の手段、主な手段が今レンタカーになってきています。車の台数もかなりふえてきています。そういった中で、駐車場についての考え方、もう一度答弁いただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前11時02分                               再 開 午前11時02分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 駐車場の整備についてでございます。駐車場の整備につきましては、冒頭でも申し上げましたけれども、危険物施設等の移転後の跡地利用を考えております。当面の間は、現駐車場等の月決め契約の整理縮小等も行いながら対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 面で駐車場を整備していくということも必要かと思いますけれども、限られたスペースに多くの車を処理していかなければならないという場合には、車路つきのアプローチがついた複層階の駐車場等も今後検討していかなければいけないと思いますけれども、それにつきましては、ほかの質問で取り上げる方もいますので、詳細は差し控えたいと思います。 先ほど危険物の場所について言及がありましたけれども、あの場所は、現港湾計画では、南ぬ浜町への橋をかける計画があるかと思いますけれども、この橋をかける計画、事業化について、今どのような段階にあるのか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 新たな架橋の確認についてでございます。新港地区のクルーズ船専用岸壁2バース整備など、将来的な交通量の増加を見込み、新港地区からアクセスの多重化や市街地へのアクセスの利便性を図るため、港湾計画において隣港道路新港3号線として位置づけられております。架橋を含む新港3号線の整備につきましては、施工技術や事業規模等から、国直轄事業として実施をお願いしたいと考えているところでございます。現時点で事業化は未定となっておりますが、国と調整を図り、早期に事業化できるように取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 来月には南ぬ浜町で、今現在、整備が進んでおりますクルーズ船専用岸壁、一部暫定供用開始が始まります。来年、その次の年度には、あの岸壁が延長されて、さらに300メーター強のクルーズ船も接岸できるということになりますので、現在、石垣に来ているほぼ多くのクルーズ船をカバーできるんじゃないか、接岸させることができるんじゃないかなと思います。 ただ、課題となるのが移動手段ですよね。このクルーズ船については、国、特に国交省、内閣府も含めて、非常に力を入れて取り組んでいます。その中で、市長も今回マニフェストにも港湾整備を掲げていますけれども、接岸してからのこの交通手段、2次交通という部分が大きな今課題になっているのかなと思います。 ですので、このクルーズ船に関しては、国直轄で進んでいると、国も非常に期待をして取り組んでいる状況ですので、この2次交通までしっかりと国に説明をして事業化計画を認可していただきたいというふうに思っておりますので、架橋整備については早急にこれも、美崎町の再開発にも大きくかかわってくるものだと思います。 ですので、石垣の新たなラウンドマークとなるようなすばらしい架橋、橋の建設を期待したいと思いますが、その点については、以前も答弁いただきましたけど、副市長お願いいたします。 ○議長(知念辰憲君) 副市長、漢那政弘君。 ◎副市長(漢那政弘君) 砥板議員の再質問にお答えします。 石垣港の架橋なんですが、私ども港湾計画の変更をして、今新しい、いわゆる港湾計画を実施しているところでございますが、クルーズ船の岸壁の整備が加速をされて、議員がおっしゃったように、2年後には20万トンクラスの岸壁が整備されます。 ということで、架橋の橋をさらに早める必要があるんだろうと、今2次交通の話をされましたけど、そこでたくさんの方々が滞留しないように、スムーズに目的地に行けるようにしていくためには、やはりもう一本、橋が必要だと、もう一つは、それは交通手段としての橋と、もう一つは、防災上の観点からもそうです。 それから、今、議員がおっしゃるように、ラウンドマークになるようなということで、そういうような橋を整備する必要があると思っておりますので、そこら辺は国にも早目に相談をしまして、これから早急な整備ができるように国と相談していきたいと思います。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 来月にはクルーズ船が南ぬ浜町に、岸壁に着くことになるんですが、一方で、現在、南ぬ浜町までの交通手段はサザンゲートブリッジ1本のみとなっています。今議会でもありましたけれども、港湾課からサザンゲートブリッジの改修の補正等も出ておりました。これはちょっと数字が間違えていたら申しわけないんですが、当初想定していた耐用年数よりもはるかに早いスピードで塩害による腐食が起きていると、それを早急に補強していくための工事の予算というふうに聞いております。 ですので、向こうにクルーズ船が着いて、多くの観光バス、貸し切りバスの往来が激しくなります。想定していた以上にサザンゲートブリッジが損傷が激しくなってきているという状況にもありますので、この新しい橋の整備というのは早急に必要になってくるかと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 現庁舎跡地利用計画、美崎町の再開発と、2つ取り上げましたけれども、今まさに石垣、大きな時代の変化、潮流の変化の中に、このまちの形も大きく今変わろうとしております。大きな視野に立って、将来、50年後、100年後を見据えたまちづくりというものに取り組んでいただきたいと思います。 最後に、学校現場での修繕等への取り組み、また空調、クーラー、あと給食費について、わずかな時間ですが、取り上げたいと思います。 最初の答弁で、修繕等に人手不足があるというふうに答弁いただきましたが、これは職員ではないですよね。再確認で答弁いただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 先ほどの人手不足という答弁につきましては、あらゆる業種で、民間企業においても人手不足が生じているということであります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) 今、石垣、非常に旺盛な建築ブームになっております。そのため、なかなか業者の対応もしてもらえないという状況にあると思いますが、そこは業界団体ともしっかり話し合いをしていただいて、また可能であれば、指定管理者制度なども活用しながら、一元的にそういった修繕を取り扱う体制も今後必要なのかなと思います。 それと、クーラー、空調整備なんですけれども、は、すぎやまこういちクラウドファンディングを行って寄附金を募りましたが、その額について、今どういう状況になっているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 寄附金やクラウドファンディングで約2,200万円ほどの篤志をいただいております。去る3月12日に空調設備工事の入札を行っておりまして、新年度の早い時期に、新たに中学校14教室、小学校5教室にクーラーが設置されることになります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 砥板芳行君。 ◆10番(砥板芳行君) うち、作曲家のすぎやまこういちさんからの寄附金がかなり大きな額を占めているかと思います。実は昨年、すぎやまこういちさんから私どもの会派にちょっと問い合わせがありまして、石垣の空調整備が追いついていない現状についていろいろお話をしに行く機会がありました。それがこのような形につながって、今後さらにそういう取り組みがふえていただければというふうに思っております。 最後に、給食費ですが、これにつきましては、市長は、今市長選挙においても、段階的無償化を掲げております。段階的無償化、これは第3子を第2子にするとか、そういうことも必要かと思うんですけれども、例えば浦添が取り組んでおります。先月、浦添は、年間所得180万円以下の世帯を全児童無償化にするという世帯収入に応じた取り組みも始めております。現在の就学支援制度等もありますけれども、そういった制度を周知をさせる一方で、石垣独自の生活困窮世帯、ひとり親世帯への児童への給食費の無償化というものも、ぜひ新年度取り組んでいただきたいと思います。 もう時間が来ましたので、これで私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(知念辰憲君) 以上で、砥板芳行君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時14分                               再 開 午前11時26分 ○議長(知念辰憲君) 再開いたします。次の質問者、井上美智子さんの質問を許します。井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 皆さんこんにちは。先日の市長選では、中山義隆市長が再選され、また、議場には、米盛初恵さん、花谷史郎さんを迎え、議席も一部変更になり、新たな気持ちでの今議会になりました。中山市長、どうかこの4年間、市民のためにご奮闘ください。 それでは、さきに通告いたしまして、事項につきまして一般質問いたします。 初めに、自衛隊配備問題についてお伺いいたします。市長は施政方針の中で、観光は平和へのパスポートという言葉や自衛隊配備につきましても、市議会や地域住民の声や要望をしっかり聞き、防衛省とも十分に協議を行い、情報をオープンにし、市民の皆様と議論を深め、しかるべき時期に判断をしてまいりますと、従来の見解と変わりませんでした。 そこで、1点目、市長のミサイル基地なら反対しますについて、お伺いいたします。 今回の市長選の中で市長は、「相手陣営は、ミサイル基地と表現しているが、断じてミサイル基地ではない。仮に他国の国土を直接攻撃できるような大陸間弾道弾を配備するミサイル基地であれば、明確に反対する」また、「他国の国土、領土を攻撃するミサイル基地を持ってくるのであえば、受け入れられない」などと発言しています。防衛省が石垣島に配備しようとしている地対艦誘導弾部隊、地対空誘導弾部隊は、車両にミサイルを搭載して移動でき、陸上自衛隊駐屯地でのみ使用されるものではなく、島中がミサイル基地化することが想定されます。 今あるこの島での暮らしに大きく影響することが目に見えて明らかです。市長のミサイル基地ではないという認識は防衛省と一致しているのでしょうか。 また、2点目、市長選の結果についてをお伺いいたします。 市長は、当選なさった日のインタビューでは、自衛隊配備が容認されたという民意と考えているかとの質問に対して、「単純に容認という形とはなかなか言いづらい部分もあると思うので」と答えています。 しかし、次の日の報道陣の取材に対して市長は、「砂川さんと私の票を足すと一定の容認の民意はあったと感じている」と発言を変えています。平得大俣白紙を訴えた砂川利勝さんと島のどこにもつくらせないと訴えた宮良操さんを足すと防衛省の進める計画には、反対の民意が示されています。 砂川利勝さんは、地元住民が反対する平得大俣は白紙と訴えてきました。宮良操さんも島のどこにもつくらせないと訴えてきました。 しかし、市長は、国の専権事項とみずからの判断もなく、ミサイル基地なら反対とまでいって、ごまかしてきました。市長に投票なさった方の中には、配備反対の方も含まれているはずです。自衛隊配備問題の2点について答弁をお求めます。 次に、市長の資産公開問題について、お伺いいたします。 12月議会で、市長の資産の報告書につきましては、様式も違っていることや、印鑑も違っているとかで、訂正箇所が多いため、差しかえになりました。しかし、議会で訂正したことがわかるようにということで、訂正前の試算報告も一緒に公開すべきではないかと申しましたが、情報公開制度に基づく請求をとの答弁でした。 12月議会終了後、やはり公開すべきと企画部長に要求しましたが、議会で答弁したとおり、情報公開制度に基づく請求を求められました。しかし、ことしの2月19日に、実際に情報公開制度に基づき請求いたしましたら、公開にいたしますということで、差しかえたのと一緒に公開されることになりました。 そこで、お伺いいたします。訂正前の試算報告が12月議会の答弁では、情報公開制度に基づく請求の対象と述べたのに、請求したら議会答弁と異なり、公開となった理由について、答弁を求めます。 次に、教育環境の整備についてお伺いいたします。 施政方針にも学習環境の改善につきましては、平成29年度に新たな財源の確保の一つとして集めた寄附などにより、小中学校19教室のクーラー整備に取り組んでおります。引き続き、全教室への早期の整備を図るため、あらゆる財源の確保に努めてまいりますとあります。 また、選挙戦の中でも、残り130教室1教室当たり約100万円とすると、残り1億3,000万円の予算に対し、一般財源増額を初め、ふるさと納税、クラウドファンディング等を使い、予算の確保に努めるとありました。 しかし、寄附などに頼らず、基本的にが行うべき課題です。夏の暑い教室で一生懸命勉学に励んでいる石垣の子どもたちの要求にすぐに答えるべきです。             〔何事かいう者あり〕 また、ある小学校では、トイレットペーパーが、予算オーバーのため保護者の負担になりました。12月議会でも学校割り当て予算の中の、特に修繕費の増額について、取り上げました。学校現場での使用禁止と張られたトイレやコンクリートがはがれているなどへの対応は、教育委員会がすぐにすべきことですが、基本的な学習環境を整えるための学校割り当て予算の増額は、現場の切実な要求です。 そこで、お伺いいたします。1点目はクーラー設置のための財源確保について、2点目は、学校割り当て予算の増額について、答弁を求めます。 最後に、保育行政についてお伺いいたします。 平成30年度からの公立施設の移行案に伴い、預かり保育は停止になる施設がほとんどです。保育を必要とする4歳児、5歳児は、継続して同じ施設で教育保育を行う環境は整うのでしょうか。 そこでお伺いいたします。新年度からの預かり保育の停止について答弁を求めます。 以上、質問要旨を申し上げました。再質問は自席より行います。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 井上美智子議員の1項目め、自衛隊配備問題2点について順を追ってお答えいたします。 1点目の市長の「ミサイル基地なら反対します」については、去る3月2日に開催されました市長選公開討論会における発言であると認識しておりますが、市長は相手候補者の発言において、「陸上自衛隊駐屯地をミサイル基地と呼んでいるが、その表現は当たらない。自衛隊は専守防衛であり、他国を攻撃する能力を持っていない。他国の国土、領土を攻撃するミサイル基地を持ってくるのであれば、受け入れられない」と発言しております。 2点目の市長選の結果については、さきの市長選挙での得票結果を受け、一定の民意が出たとの見出しで地元紙に報道された記事についてのご質問だと認識しておりますが、市長は、選挙においては、あくまで政策全般の評価を問うものであることを前提にした上で、得票結果において、陸上自衛隊配備計画については、基本的に理解を示す市長と、平得大俣では、白紙撤回だが自衛隊配備計画自体には賛成を示している候補者の得票数また明確に配備反対を掲げる候補者の得票数からすると、ある意味においては、一定の民意が出た、とも言えるとの発言であります。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えいたします。 訂正前の試算報告が、公開となった理由についてのご答弁を申し上げます。 まず、訂正届けにつきましては、公開の義務がなく情報公開制度に基づく請求の対象となります。これまで閲覧に供していた市長の資産等報告書につきましては、前市長が用いていた様式や記入内容を踏襲をいたしましたが、使用する様式の誤り、数字、印鑑等の修正箇所が多数あるため、12月1日付で様式を改め、修正するべき箇所を訂正した資産等報告書、資産補充報告書、所得報告書、関連会社等報告書を再提出し、閲覧に供しております。 このようなことから、12月1日以前の報告書等は、保管部署において保管をしていたため、情報公開制度に基づく請求の対象となると解釈をいたしております。 ところが、市議会、一般質問や情報公開制度に基づく、情報公開により、訂正箇所の削った部分、いわゆる見え消しの状態を見たいとの要求が強いことがわかりました。 そこで、市民皆さんへの訂正箇所確認の機会を制限することにならないよう、解釈を変更いたしまして、閲覧に供するようにしたものでございます。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 1点目のクーラー設置については、あらゆる財源の確保に努め、良好な教育環境の整備に取り組んでまいります。 2点目の学校割り当て予算については、私立小中学校、25校の総額がここ数年の間、同額計上となっております。物価の推移などと合わせ、適切に見直しをしてまいります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子君。 ◎福祉部長(宮良亜子君) 井上美智子議員の4項目、保育行政についての新年度からの預かり保育の停止について、お答えいたします。 本市の私立幼稚園及び保育所の今後のあり方の方針が、昨年9月に決定され、現在ある公立施設を、年次的に、幼稚園を保育所の両方の機能をあわせ持った幼保連携型認定こども園へ移行する計画となっております。 これまで、石垣では、就学前の5歳児は小学校に併設された幼稚園で就学前教育を受けることが多く、4歳児まで、保育所で保育を受けていた児童も保育の必要性がある中においても、幼稚園に入園することが多い状況でございました。 平成30年4月1日から改訂、施行されます幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園、教育保育要領において、3歳以上の教育保育の狙いとその内容が統一されることとなりました。 現在4歳児、5歳児のみ受け入れております幼稚園を幼保連携型認定こども園と移行することにより、子どもたちの保育の環境を変えることなく、継続した環境で、教育効果が高いと言われております3歳児から5歳児までの連続した教育保育を提供できる体制を整えてまいりたいと考えております。 平成30年度から、移行措置として、一部公立幼稚園の預かり保育の新規募集を停止し、幼保連携型認定こども園移行に向けた施設の改修等を行っていく計画となっています。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、井上美智子さんの再質問を許します。井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) それでは、自衛隊配備問題について、再質問いたします。 防衛省が、石垣島に配備予定の地対艦誘導弾部隊、地対空誘導弾部隊の誘導弾はミサイルと解釈していますが、そこは、どういうふうに解釈なさっているんですか。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前11時43分                               再 開 午前11時44分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 防衛省が、石垣島に配備予定の地対艦誘導弾部隊や地対空誘導弾部隊の誘導弾は、ミサイルないのですか。いいです。違う、変わった。ミサイルと解釈していますが、どう解釈しているのですか。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前11時44分                               再 開 午前11時45分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 防衛省が提案しています石垣への配備に関しましては、地対艦誘導弾、そして、地対空誘導弾ということになっておりますが、その件に関しては、今、議員はそれはミサイルじゃないのかという話でありますが、私が選挙期間中にお話しさせていただきましたのは、断じてミサイル基地ではないというお話しをさせていただきました。私の認識でのミサイル基地という部分に関しましては、大陸間弾道弾、直接相手国を攻撃するミサイルのことを申し上げております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。             〔何事かいう者あり〕 ◆14番(井上美智子君) 市長はそういう見解かもしれないですが、防衛省もそのように思っているのかどうかをちょっと問い合わせていただきたいんですが、世間では、他国の国土の打ち込めるミサイル以外のミサイルの基地もミサイル基地と呼んでいますし、アメリカでは、ミサイル迎撃用のミサイル基地もミサイル基地と呼んでいます。 市長が、ミサイル基地ではない、駐屯地だといいましても、この誘導弾というのが、ミサイルで、この島にやってくるミサイルをちょっと想像していただきたいんですが、どういうミサイルがやってくるかというと、大型のミサイル車両が、7両ほど配備されるのではないかということなんですが、そのミサイルの車両1つに6基ずつミサイルの本体が積み込まれるっていうことで、結局この1つのミサイルの大きさも1基が全長が5メートル、直径が35メートル、重量が1.5とかありますとか。             〔(直径が35センチ)という者あり〕 35センチ、済みません。全長が5メートル、直径が35センチ、重量が1.5とあります。そういうのが、この島にやってくるということですよね。このミサイルの車両は移動して発射して、移動して発射するというようなものが来るということなので、島中でミサイル基地化するんじゃないかというの、これは普通に想像ができるんですが、それに対して私たちは、ミサイル基地ですよというのは、もう当然のことじゃないんでしょうか。 私たち、この石垣島にこういうものが置かれたということを、台湾とか韓国とか中国の人が、あそこはただの駐屯地であって、ミサイル基地ではないという判断は絶対しないと思います。これだけの弾薬庫も4つあって、ミサイルが、どれだけ置かれるかわからないし、そんな駐屯地に対して、他国が、そういう駐屯地ですという考え方、絶対しないんです。やっぱりミサイル基地という判断をすると思います。 だから、これは当然、市長がそういうふうに、ごまかしとしか思えませんね。ミサイル基地です──それを答弁お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) あくまでも自衛隊の駐屯地、陸上自衛隊の駐屯地だという認識で持っております。議員がおっしゃっているミサイル、私が話をしている地対空誘導弾、地対艦誘導弾。大陸間弾道弾に関しましては、ご存じのように北朝鮮が実験をする際に何度も見ていると思うんですが、実際にもうロケットの発射台のようなものを現地に設置して、それで、飛ばしている他国に届くまでの構造距離を持つと相手国を直接攻撃するものを、私は、それはミサイルだというふうに考えています。 ただ、日本の自衛隊に関しましては、そういう装備は持っておりませんので、そういう装備を配置するという話、これはもう今の現状の自衛隊においては、それはあり得ない話ですから、それを配備するというのであれば反対しますという話をしました。 それで、選挙戦の期間中においては、ミサイル基地なら反対しますという話をしたのは、相手候補が駐屯地に関して、これはミサイル基地だと断言して、反対だというような話をしましたので、「ミサイル基地ではありません」と。「もし、それがミサイル基地ならば、それは相手国を直接攻撃できる大陸間弾道弾を備えたミサイル基地であるならば、それは反対します」と申し上げたのは、そういうものは装備として持ってないからであります。以上です。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。
    ◆14番(井上美智子君) 一応、市長は、市民からえらばれた市長で市民の生命財産を守らないといけない立場ですよね。そういう人が他国の国に届くとか届かないとかじゃなくて、これは、ちゃんと他国の艦船、他国の戦闘機に届くということでしょう。ですよね。そこは他国ですよね、その戦闘機にとって。             〔何事かいう者あり〕 これは、宮良操さんが公開討論会の中でもおっしゃいましたので、それは、私たちもそうだなと思いますし、相手が相手の国か、じゃないここに飛んでいるとか、そういうことを市長は区別していますが、そういうことを区別して市民をどういうふうに守るんですか。ミサイル基地であるということに何にも間違いはないと思います。 もしも、市長が納得できないんだったら、これは、防衛省に問い合わせて、今度来る石垣島の駐屯地にミサイルが置かれる、でもこれは置かれてもミサイル基地とは呼べないのかどうか、そういうのはちゃんと防衛省に対して確認をとってから言ってほしいなと思います。 だから、私たちは、ミサイル基地であると思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) まず、1点は、今石垣に配備が計画されています地対艦誘導弾、地対空誘導弾に関しましては、これは、明らかに他国がこの石垣なり日本の国土領土を攻める、もしくは実際に攻撃を仕掛けてくるっていう状況になったときに使う装備品になっております。ですから、これから直接その他国の国を攻めるという、例えば、先ほど話ししましたように、大陸間弾道弾のようなミサイルではないというお話をさせていただきました。 実際に、私たちの国、私たちの石垣島を攻めるという状況で進入してくる艦船、進入してくる航空機に対しての、誘導弾ですので、これを持っているからといって相手国を攻めるということではないということをご理解いただきたいというふうに思います。 井上議員、おっしゃったように飛んでいる飛行機を狙うとか、艦船を狙うというような話もありましたけども、むやみやたらに、ただ何でもない、飛んでいるものを攻めるというものではありません。実際にそれが攻撃する石垣を攻撃する、また日本の領土を侵入してきて、その後、攻撃するというような意図を明確に持っていた場合には、対抗措置として使う可能性はありますけれども、近くを通ったからって全てを打ち落とす、また、全て沈めるというような装置ではないということは、ご理解いただきたいというふうに思います。 先ほど、車両の話も少しされたと思うんですが、石垣の島中を走り回ってそれが、島全体がミサイル基地になるんだというようなお話しですが、それは、実際に北朝鮮のミサイルの実験があって、石垣の上空を通過するといった際にもPAC3を石垣に配備させていただきました。必要なときには、その部署のその場所に持ってくるかもしれませんけども、必要がなければそれは、移動することも可能なものでございます。北朝鮮がミサイルの実験を行った際にPAC3をもってきたときに石垣島にミサイル基地が配備されたと言った人は誰もいないというふうに思っております。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 市長、そこまでおっしゃるんだったら、もう石垣島に駐屯地を置く必要ないんじゃないんですか。あえて、あの自然を壊してまで、農地を壊してまで、そう思いませんか。             〔何事かいう者あり〕 ミサイル基地、ミサイルを置くということは、置くんですよ。それは、ご理解できますよね。言葉は誘導弾かもしれないけれど。それがどういうものかはご存じですよね。それが石垣島におかれるということですよね。そこですよね。私たちが反対しているのは、そういう危険なものを弾薬庫まで、いっぱいつくって何で置かないといけない。 市長は、すごくいい言葉をおしゃっていますよね「観光は平和へのパスポート」とか、そういう言葉と全然、当たらないんですよね。 だから市長は、せっかく市長に選ばれてこの島の私たちの本当、生命とか財産全てを守っていかないといけない立場の人が、こういう危険なものが来るって、普通に危険と感じられる、そして、標的にもなるよと、こういうすごく今までの歴史上、当たり前のことでしたよね。 自衛隊も今集団的自衛権行使容認され、アメリカと米軍とともに訓練もどんどんやっていますよね。自衛隊がただの自衛隊じゃなくなってくるというのは、今、国会でも憲法まで変えて憲法に変えて自衛隊を明記するような方向になっていますよね。それに対して、私たちが普通にだめだよ、危険だよっていうこんな小さな島に何を守るために、誰を守るために、じゃないんでしょう。やっぱり他国にも私たちと同じような人が住んでいる。だから、結局、もう平和しかないじゃないですか。だから、こういう危険なものを置きたくないって、これは普通に考えれることだと思います。 それを、市長は、他国に飛んだミサイルだ、飛ぶようなレベルだったらだめだとか、飛ばないんだったらいいんじゃないかとか、そういう問題ではないと思います。そこは、もうしっかり考えていただいて。市民ですよ。相手の国だって市民ですよ。皆さん市民ですよ、同じ人ですよ。そういうことをしっかり考えていただいて、こんな小さな島。 せっかく施政方針であれだけのことを述べられているんです。わかってらっしゃいますでしょう。どうも今たくさんの外国からの観光客もいらっしゃっている。これをどうするんですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 先ほども申し上げましたけども、石垣へ今配備の計画がきている自衛隊の駐屯地に関しまして、そこにおける装備品等につきましては、他国を直接攻撃できるものではありません。それに関しては、ご理解をいただきたいと思います。 井上議員、先ほどおっしゃったように、相手の国にも市民がいますという話は、もうそれは当然だと思います。ですから、私は直接相手の国を攻撃するような大陸間弾道弾のような兵器を持ってくるのであれば、それは反対しますという話を明確にさせていただいております。それは、直接相手の国を攻撃する状況、そういうものを持ってくるということには、反対しますという話をします。 今、石垣への配備の計画に関しましては、先ほど来お話ししていますように、地対艦にしろ、地対空にしろ、明確に石垣島を攻撃しよう、また、もしくは上陸して何らかの意図的な作戦を展開しようという航空機また艦船が、近づいてきたときに使うものでありまして、相手の国を直接攻撃するものではないということをご理解いただきたいと思います。 ということは、相手の国を直接攻撃できるものを配備しているのであれば、相手国から、自分たちの国をいつ撃ってくるかわからんというような状況に言われる可能性はありますけども、今、石垣に予定されているものに関しましては、そういうものではありませんので、相手側から自分たちの国を攻めるつもりだろうと言われることはないと思っています。 「観光も平和へのパスポート」という話をさせていただきました。これは、1967年の国際観光年のスローガンです。まさしく、観光というところで、今、私たちは石垣島を平和発信の島としたいという話をしていますが、これは、国際観光都市として、さまざまな国の人たちが、石垣島を訪れ、そこで交流することによって、お互いの人種、宗教、国等を超えて、総合理解を深めていくことで、国際平和に貢献できる場所になればというふうに思っています。             〔何事かいう者あり〕 それは、私たちの大きな目標であって、それは、やがて、10年、20年、30年、40年たつかもしれませんが、世界全体がそういう平和を望む状況になれば、それぞれの国にそういった兵器ですとか、基地ですとか、そういういったものがなくなる状況になると思っています。 ただ、今、現実問題、目の前で今起こっている状況というものに関しては、市長という立場、そしてまた、国という立場で、国民また市民を守らなければならないという状況ということがあるというふうに思っています。 そういう意味で、防衛大綱で南西諸島に対して自衛隊の配備を計画しているということに対しては理解ができるという立場でいるということを、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 市長、とっても矛盾なんですが、市長は、もう駐屯地やこういうものを置くことで、守るという立場に立っていますよね。そうじゃない立場に立ってほしいです。さっきおっしゃったような国際交流も、市長から平和を発信していいではないですか。自分たちは基地を持たない、軍隊を持たないって。私たちこの島から発信しましょうよ。そんなの置きませんって言って。私は平和ですって。私たちはもう武器を置きません、駐屯地も置きませんって。自衛隊駐屯地はもうミサイルとか相手の、とにかく相手がここに来て撃ち落とすとか言うけど、また相手もこっちを打ち落として、結局はもう戦場になる。そうでしょう。こういう基地が最初に攻撃されるとか、もう歴史が語っているじゃないですか。だから、私たちから出発しましょうよ。平和な島を。こういう駐屯地、置かないで。             〔何事かいう者あり〕 そこが大事なことだと思います。 とりあえず、防衛省にこの駐屯地がミサイル基地じゃないのかどうかの、そこの確認は、ぜひ、してください。よろしくお願いします。 それでは、市長選の結果についてですが、ある意味で民意が出たということですが、また繰り返しになりますが、宮良操さんは、どこにもつくらせないということで、はっきり言ってきましたし、砂川利勝さんも防衛省の計画している平得大俣白紙と言ってはっきり言ってきました。市長は、さっきも言いましたが、中途半端な言い方ですよね、ミサイル基地なら反対しますって、この言葉にやっぱり市民はごまかされていたと思うんですよ。             〔何事かいう者あり〕 だから、そこは、ミサイル基地、また、ミサイル基地になりますが、ぜひ、そこのとこは、わかっていただきたいですね。ちゃんと選挙戦で市長は配備しますとかは、おっしゃらなかったでしょう。そこが一番、市民にとっては配備するとおっしゃらなかったということの票だと思ってください。             〔何事かいう者あり〕 宮良操さんとかは、ちゃんと配備しませんって言いましたし、砂川利勝さんも白紙ってなっています。             〔何事かいう者あり〕 だから、防衛省が計画していることに対しては、反対の民意が多かった、そういう結果だと思いますが。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) きのうのご質問でもお答えいたしましたし、きょうの部長の答弁もありましたけれども、選挙に関しましては、自衛隊配備の件だけで、選挙をしたわけではありません。さまざまな経済政策また福祉政策等もありまして、市民の皆様、お一人、お一人の選択する基準というのは、一定ではないというふうに思っています。例えば、自衛隊配備に関してはクエスチョンマークだけれども、今の経済政策は進めたほうがいいので、中山義隆に入れたという人もいるでしょうし、宮良操さんとのこれまでのいろんなおつき合いの中で自衛隊に関しては、賛成なんだけども、宮良さんに入れたと。また、平得大俣白紙撤回、それは島全体の自衛隊に関しては賛成と言っていた砂川さんには、自分は平得大俣は反対だから、砂川さんに入れたよという方もいらっしゃると思います。 ただ、これを全体的に全部、一人一人を分析するわけにはいきませんので、ある程度の判断は必要かなあというふうに思っています。 さらにおいて、共同の記者会見の中で、記者の方から、今回の選挙戦で自衛隊配備に関しての民意は出たかというふうに聞かれました。ただ、この今話した前提条件をお話しした上で、選挙戦はこれだけでワンセットでやったわけではないので、いろんな経済政策とかいろんなことで、投票行動に出ますので、それで全てというわけではありませんけれども、明確に反対だと訴えていた宮良操さんの票と、そしてまた、平得大俣白紙撤回だけでも自衛隊は賛成と言っていた砂川さんの票と、自衛隊の配備に関しては、理解を示すと言った私の票と、それをどういうふうに判断するかというふうになると、私の票と賛成だと言っている票と足すと、1万9,000近くなりますよねと。明確に反対だと言った操さんの票は、9千幾つでしたよねと。そういう数字の足し算、引き算ですけども、そういう意味においては、ある一定の民意は出たのかなあっという話はしましたが。             〔何事かいう者あり〕 これで明確に賛成が出たとか、反対が出たとかいう話はしていません。なぜならば、今井上議員がおっしゃっているように、砂川さんの票と宮良さんの票を足すと、反対の票が多かったという話をしていますが、それは、私に入れてくれた票とお二人を足した票でお二人のほうの票が500票近く上回っているということで、市民は反対だというような言い方をしていると思うんですが、私の票に対しての民意は出ていないと言っておきながら、砂川さんと操さんの票を足した分に関しては、民意は出たというのは、余りにも市民の皆さんの投票行動を自分たちのいいほうに解釈しているんじゃないかなあというふうに思います。 ですから、私は、民意は出たとは……。ある一定の民意は出たのではないかなということは、お話しさせていただきました。それは、確定のものの話ではなくて、さまざまな投票行動のある中で、ただ私に入った票が、全員が自衛隊反対だけども、経済政策で中山を推したというわけではないと思っていますし、自衛隊推進の方もたくさん応援していただいた方もたくさん応援していただいた方もいらっしゃいますし、推薦状も防衛協会の推進する方々からもいただきましたので、いろんな意見がある中で、ある一定の民意は出たという話をさせていただきましたので、それぞれの票のプラス・マイナス、足し算、引き算だけで、市民の意見が全部出たんだというような表現はやめてもらいたいというふうに思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) こっちがやめてもらいたいと言いたいですよ。市長が最初にそういう報道に、そういう発言をなさったから、こっちとこっちを足したらこうだよっておっしゃたから、じゃあ私たちもそうじゃないですよ、防衛省の言っているので言ったんですよ。             〔何事かいう者あり〕 お互いさまでしょう。全く。             〔何事かいう者あり〕 お互いさまです。             〔何事かいう者あり〕 それでは、もう。 先ほども申しましたけど、施政方針の中で、情報をオープンに、市民の皆様と議論を深めという見解ですよね。ぜひ、この情報をオープンに市民の皆さんと議論を深めをこれからもずっと続けていっていただきたいと思います。 それでは、次に、市長の資産公開問題について、質問いたします。 公開になった理由をお聞きしたんですが、要望が多かったからっていうこととかじゃなくて、議会で答弁なさったのは、市長の資産公開に関する条例には、閲覧させなということなので、そのこと、その条例に対して違反してまでも、情報公開に基づく請求をと議会の中で答弁しましたよね、これは、もう情報公開条例、そのものも悪用する行為ではないですか。だから、議会で答弁して、私が請求したら公開しますって、こんなに簡単にしているっていうことは、議会での答弁とか、議会そのものを軽視する形になっていると思います。 市長の、本当、市長たった一人の条例のことですよね。市長がこの責任を果たしてこなかった、そうやって認識不足で、条例に基づいた正しい資産報告がされてこなかった、そして、そういう答弁までしてきたっていうこと、情報公開制度に基づく請求をしなさいといったときに、私たちは、もう今まで公開してきたものを公開しないと訂正したということがわからないし、差しかえそのものに対しても疑問がありましたが、そこまで言っても、「いや、そうじゃない」ということで、やってきて、そして、私がまた請求したら、「じゃあ、公開します」っていうのは、とっても理解ができないんですけど。             〔何事かいう者あり〕 なぜそんなふうに変わったのか、もう一度答弁お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 先ほど答弁したとおりでございまして、訂正届け出につきましての公開、供覧、閲覧の義務は特にございません。訂正をする、しないは、市長ご本人の判断でございます。 今回の場合、たくさんの訂正箇所がございましたので、様式等も含めて全てを新しい、正しい内容に差しかえの提出がなされましたので、それを、公開をしたというところでございます。 ということで、その前のものにつきまして、主管課おいて保管をしておりまして、情報公開の対象ということで、認識をしておりました。ところがやはり情報公開制度に基づく公開がございましたということであれば、そこにおいては、やはり開かれた行政をということで、市民の知りたい権利をやはり制限をしてはいけないということで、そうであれば、やはり公開をしていきましょうということで、解釈を変更し、閲覧に供しているところでございます。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 解釈を勝手に変更しないでください。(笑声)             〔何事かいう者あり〕 本当に、もう、市長のためのこの条例なんですが、それにしっかり市長が責任を果たしていないということ、重要ですよ。 市長のこれを守るために、本当、部下もああ言ったり、こう言ったりですよ。             〔何事かいう者あり〕 すごいこれは、責任重大と思います。市長としての自分自身の責任も果たせないのにどうやって、市民に対して責任が果たせるんですかということなんですよ。 市長、今度当選なさって、また、報告をしないといけないんですよね。私は、もうここで、もう二度とこの質問をやりたくないので、市長、ぜひ、ちゃんと条例に基づいた資産報告をなさってください。よろしくお願いします。大丈夫ですか。(笑声) 答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 以前の分に関しましては、様式が違っておりました。様式が違っている部分を幾ら訂正しても、様式そのものが違っていますので、訂正しても閲覧に供する部分の正確な資産報告書にならないということでしたので、正式な資産報告書を作成させていただいて、今提供させていただいたところでございます。 先ほど、部長がありましたように、その訂正前の分に関しては、供覧の義務は公開の義務はないわけですけれども、ただ、資料としては残しておりましたので、情報公開制度では、出せるような状況、これは、隠している状況ではありせん、情報公開では出せるような状況だったんですが、ただ、問い合わせが数件ありましたので、じゃあ、もうこれは、一々情報公開制度を使わなくても公開しようということで、解釈の変更という形でございますので、市民の皆様により、わかっていただけるように、オープンにしやすい、情報の提供のしやすい形で、情報公開請求をしなくても、見ていただけるような状況にしたわけでございます。 新しい方式での資産公開は、もう修正でさせていただいておりますので、今回の就任時、また、昨年末の年末の報告につきましては、新しい様式での正確な報告をさせていただこうと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) ちょっと今のも変なところがあったんですが、とにかく市長がちゃんと条例どおり資産報告をなさることを期待します。 それでは、次に移ります。             〔何事かいう者あり〕 教育環境の整備についてお伺いします。答弁が余りにも簡単だったので、ちょっとショックだったんですが、あんまり簡単な答弁だったんですが。あらゆる財源というのは、どういう財源があるのか教えてください。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 あらゆる財源ということでありますが、石垣としてのクラウドファンディングや、また、寄附等も含めながら、そしてまた、市長部局とも調整を図りながら、財源の確保に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) クーラー設置にために、すぎやまこういちさんが寄附なさった寄附は、地方自治法第96条の議会は議決をしなければならないに当たりませんか。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 零時15分                               再 開 午後 零時15分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 地方自治法第96条第1項第8号に言う、負担付寄附または贈与につきましては、寄附または贈与の契約に付された条件そのものに基づきまして、地方公共団体が法的な義務を負い、その義務不履行の場合は、その寄附または贈与の効果に何らかの影響を与えるようなものと解されておりまして、また、単に用途を指定しただけの金銭の寄附の場合は、議決を得ることなく、収入決定だけによって、収入することができるものと解されております。 今回のクーラーの整備に係る寄附につきましては、用途指定はございます。希望はございますけれども、その不履行による返還などの特定条件等も付されてはおりません。よりまして、議会承認が必要な負担付寄附には該当しないと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) わかりました。いろんな、あらゆる財源なのですが、調整基金などもありますが、そんなのは使えないのでしょうか。 やはりこのクーラー今回19教室ですが、残り130で1億3,000万円だったら、何かの予算だったらもう当初予算で、ばっと確保できるような額ではないかと思うんですが、これができないというのは、本当に子どもたちのために、何年も何年も待っている子どもたちのために、これは、すぐに確保してやっていただきたいんですが、調整基金などは使えないのですか。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 零時18分                               再 開 午後 零時18分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 先ほど、基金というお話がありましたけども、それぞれ基金につきましては、それぞれ目的がありまして、基金がつくられていると思います。基金につきましては、教育委員会への範疇ではないというふうに理解をしております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 教育委員会以外の答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 予算編成につきましては、限られた予算の範囲以内で編成を行っております。一方がふえれば一方は減るという予算を措置を講じなければなりません。また、予算編成では、重要性、緊急性などの優先順位やどの程度のサービス料や整備等が必要かなど、予算規模が非常に重要になってまいります。そのためより重要な部分から優先的に予算措置ができるように担当部署と調整しながら、編成を行っているところでございます。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) クーラーを設置するということがより重要なということではないということなんですか。ぜひ、幾ら入るかわからない寄附とかでそれをあてにするのじゃなくが独自でしっかりと子どもたちの教育環境を整えてください。これは本当にもう切実なる思いです。よろしくお願いいたします。 それでは、次に、学校割り当て予算の増額についてですが……。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 零時20分                               再 開 午後 零時20分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 学校割り当て予算の増額についてですが、事務の先生は、物価は上がっているのにコピー用紙やガソリン代は毎年のように値上がりしているのに、予算は変わらない、おかしくないですか。学力向上を唱えているのにコピー用紙の心配をするのはおかしいのではないですかという、本当に切実な声なんです。 12月議会では、修繕費のことで質問したんですが、これもとても使い勝手が悪いということで、見積書もとってやっていかないといけないという。結局、余った1万5,000円とか、2万円でその修繕をやっていかないといけない。とてもやれるようなものがないということで、そこの見積書もやらないでいいような修繕費に変えられないのかとか、物価が上がっているのにというとこですよね、予算は変わらない。これは、どこ、学校の事務の先生にちょっと言っただけで、もうこんなです、あんなですって毛局はPTAにお願いして、PTA会費からとかそういう形でうまくやっていったりしているそうなんですが、これは絶対予算を、ガソリン代も上がっているし、コピー用紙も上がっているんだから、そのように予算も上がっていかないといけないんじゃないですか。学校側が独自で修繕ができるようにもっと金額を上げていただきたいと思います。 教室の電球も取りかえてもつかない、ああ、これはもう本体そのものが壊れているかなと言いながら、そのまま子どもたちは、暗い中で勉強をするという状況ですし、トイレも6個あるトイレの4つに、もう使用禁止のテープが張られているとか。トイレは本当にきれいに、子どもたちが掃除して美しくされているのに、使えないトイレが4つあるとか。今までも、一般質問にありましたが、2億円という修理代とかもありますが、ぜひ、この学校割り当て予算を増額していただきたいんですが。答弁お願します。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 先ほどもご答弁申し上げましたけども、市立小中学校25校の総額ここ数年の間増額計上となっておりますので、物価の推移などもあわせながら、適切に見直しをしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) ぜひ、本当に学校の中でのいろんなことは、最終的には、PTA会費とかや個人的に払わないといけない教材費に引っかかってくるんです。だから、ぜひ、これは、学校割り予算というのは、しっかりつけていただきと思います。よろしくお願いします。 次に、保育行政についてお伺いいたします。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 零時24分                               再 開 午後 零時24分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 先ほどの教育部長の答弁に対して補足で説明させていただきます。 先ほども答弁いたしましたように、予算編成については、予算の範囲以内で行っていると申し上げましたが、やっぱり予算に制限がありますので、全て要求道理に配分するのは非常に困難でございます。 しかしながら、小中学校の修繕費につきましては、いろんなところで不足しているということがございますので、市長からも指示がございますが、今後は、補正予算で教育部内部で不要額として減額がある分については、優先的に配分していきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん続けてください。 ◆14番(井上美智子君) ぜひ、予算をふやしてください、よろしくお願いします。 次、保育行政についてですが、新年度からの預かり保育が停止になったんですが、幼稚園に、ぜひ、通わせたかったけれど、預かり保育がなかったために幼稚園をあきらめた人の把握はされていますか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子君。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 平成30年4月に保育所等の入所申し込み状況といたしまして、4歳児は461名となっております。昨年度より123名の増となっております。5歳児につきましては、358名となっており、昨年度より244名の増となっております。 議員ご質問の入所申し込み者のうち、預かり保育の停止により、幼稚園に生けなかった児童の把握につきましては、困難な状況でございます。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) で、預かり保育が停止になったことによって、その幼稚園に入園できない子どもたちは、今、通っている保育所や保育園に継続して皆さん残れたのですか、残れるのですか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 現在、利用されております保育所等の継続を希望されました児童4歳児397人、5歳児301人につきましては、利用が継続されることになっております。また、転園を希望された児童及び新規で利用申し込みをされた4歳児64人、5歳児57人の入所内定もさせていただいております。 平成30年度入所申し込みの4歳児、5歳児につきましては、全員入所受け入れができております。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 預かり保育に関しては、幼稚園の中では、いろんな問題がありましたが、今後の預かり保育はどのような形になっていくのでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 冒頭の答弁とも重複する部分もございますが、平成31年度以降、年次的に公立幼稚園は3歳から5歳児まで連続した教育保育を受けることができる幼保連携型認定こども園と移行する計画となっております。移行後につきましては、午後の保育を必要とする児童につきましては、3歳まで利用していた保育園等で子どもの環境を変えることなく、継続して教育、保育を受けることが可能となってまいります。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) 預かり保育の先生方は、資格がなくても、「ただいま」とお家に帰ってきたような形で幼稚園の後、預かってくださいねということで、この先生方には、資格がなくてもできたんですが、預かり保育がなくなることによって、預かり保育の先生方は、今後、勤務についてはどのように保証されているんですか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 現在、公立幼稚園で実習しております預かり保育は、私立認可保育園の増加また幼保連携型認定こども園への移行等により、実施する園が減少していくことになります。 幼保連携型認定こども園では、保育士資格また幼稚園教諭免許、両方の資格が必要となってまいりますので、行政といたしましても、今後も継続して保育士試験対策講座や地元において資格取得ができる、可能となる養成課程の開設など、資格取得に向けたバックアップを行ってまいりたいと思っております。 今後も本市の子育て支援の担い手として、ご協力いただきたいとそのように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 井上美智子さん。 ◆14番(井上美智子君) この移行に伴う、今、ことし、来年、再来年と、ご父母の皆さんには、いろいろ戸惑いもあると思いますが、ぜひ、戸惑いもなくご父母の皆さんが今のある仕事もちゃんと継続できる、そんな形を、ぜひ、とっていっていただきたいと思います。 これで、私の一般質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(知念辰憲君) 以上で、井上美智子さんの質問は終わりました。 それでは、午後2時再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 零時31分                               再 開 午後 2時01分 ○議長(知念辰憲君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次の質問者、小底嗣洋君の質問を許します。小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) それでは、これより本員の質問を行います。毎度のことながら、当局の誠意ある明快な答弁を求めてやみません。 まず初めに、自衛隊の配備についてお尋ねをいたします。 市長は、常々自衛隊の配備に関し、議会や地域住民の声を聞き、情報をオープンにし、しかるべき時期に判断すると述べられておりますが、配備に反対されておられる4公民館との話し合いについて、これから先どのような話し合いを持たれていくおつもりなのか、具体的にどのように対応なされるおつもりなのか、市長の忌憚のないお気持ちを述べていただきたいと思います。 また、しかるべき時期とはいつになるのか、そのことについてもお答えをいただきたいと思います。しかるべきって今答え聞いていましたよ。あなたが言っていることちゃんと聞こえていますよ。 次に、今次選挙におけ3候補の得票数は、市長の1万3,822票に対し、宮良、砂川両候補の合計得票が1万4,398票となり、576票新人候補が上回る結果となっております。そこで、その件に対し市長はどのように受けとめておられるのか、そのことについてお尋ねをいたします。 3点目に、八重山会館についてお尋ねをいたしますが、本件に関しましては本員も全く異論を挟む余地はなく、大いに賛同するものであります。そこで、お尋ねをいたしますが、市長はこの八重山会館の建設について、どのような構想をお持ちなのか、また財源の見通しはどうなっているのか、また開館の建設に関する課題はほかにどういうものがあるのか、具体的にお答えいただきたいと思います。 以上、質問趣旨を述べ、自席より再質問をさせていただきます。以上です。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 小底嗣洋議員の1項目め、自衛隊配備計画について、2点のご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 陸上自衛隊配備計画は、さきの市長選挙の争点の一つでもありましたので、その結果も踏まえ、今議会でも活発な議論がなされた中で、しかるべき時期に最終的な判断をしてまいります。 4地区公民館の皆さんとの話し合いにつきましては、これまでも各公民館長に直接日程の調整をお願いしてきたところでございますが、残念ながら今日まで実現いたしておりません。しかしながら、今後とも4地区公民館の皆さんの意見を直接聞く機会が持てるよう努力してまいります。 2点目のさきの市長選挙での得票結果を受け、二人の新人候補の得票数が市長の得票数を上回っているが、そのことをどう受けとめるかにつきましては、市長は選挙においてはあくまでも政策全般の評価を問うものであることを前提にした上で、得票結果において陸上自衛隊配備計画については、基本的には理解を示す市長に投票した人の中にも自衛隊配備反対の人もいれば、平得・大俣では白紙撤回だが自衛隊配備計画自体には賛成をしている候補者に投票した人の中にも平得・大俣に配備をすることに賛成の人もいると考えられ、また明確に自衛隊配備反対を掲げる候補者に投票した人の中にも自衛隊は容認する立場の人もいたと推測されます。 新人二人の得票数が市長の得票数を上回っているからというだけで、必ずしも自衛隊配備の賛否について民意が出たとは言えないと考えます。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 八重山会館建設に向けての具体的な取り組みについてお答えいたします。 八重山会館の建設は、中山市長3期目のマニフェストでございます。これは、高度医療が必要になり、沖縄本島に通院する方やその家族、また文化活動やスポーツ大会等の児童生徒派遣に係る経済的負担の軽減を図るとともに、在沖郷友会の活動拠点となるための八重山会館を竹富町、与那国町と連携をし、整備に向けて取り組んでいくこととし、マニフェストに掲げているものでございます。 八重山会館の建設にあたっては、今後課題や施設規模等を整理し、建設候補地の検討など、竹富町、与那国町と連携をし、建設に向け取り組んでまいりたいと考えております。 また、事業手法につきましては、一括交付金特別枠やPFIなどのさまざまな事業手法を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。 引き続き、小底嗣洋君の再質問を許します。小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) それでは、再質問をいたします。 先ほど、総務部長は争点の一つであったというふうに話しておられましたね。自衛隊の配備の問題は、あなたは今次選挙の争点の一つだというふうに話していました。 さて、中山市長にお尋ねしますけど、他の候補は明確に自衛隊については市民に訴えをされておりました。しかるにあなたは、今次選挙で争点になったといえるほど市民に問いかけましたか。同時に、なぜあえてこういうことを申し上げるかというと、今回の選挙において自衛隊問題を容認するということについては、あなた方、要するに自民党と連携をする公明党さんに対する配慮がある。そういうことで、なかなか賛否を問うことをあなたは明確にしなかったんでしょう。それがなぜ、争点の一つになり得たというふうに判断できるんですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 相手候補が明確に自衛隊に対する態度を表明して、それで選挙戦を戦っておりました。新聞紙上、マスコミ等でも自衛隊配備の賛否を問うとか、是非を問うということが何度も報道されておりました。 実際に私も自衛隊に関しましては、自衛隊の配備は国の専権事項だと、国防安全保障は国の専権事項だと南西諸島に対する配備に関しましては、防衛大綱も含めて内容を理解していると。昨今の国際情勢を鑑みて石垣島への配備に対しては理解ができると。私の態度は明確に表明しておりましたので、それは争点の一つになっただろうというふうに考えております。 ただ、選挙戦の中においては争点は一つだけではなく、さまざまな事案がありますので、先ほど部長が答弁しましたように、経済振興、また福祉政策、子育て支援、さまざまな状況の中で市民の皆様が判断しましたので、賛成をいった自衛隊配備、白紙撤回ですね、平得・大俣白紙撤回といって賛成をいった方に集まった票が全て白紙撤回を求めている票だというふうにも思いませんし、私のほうに入った票が全て自衛隊配備に対して理解を示しているという票でもないと思っています。 ただ、もう一つは逆にいうと、明確に反対を言われた候補の票も全てが明確に反対をしている人の票だというわけにもいかないと思いますので、争点の一つということでは争点の一つですが、それ一つをとって自衛隊の配備に対しての結果が全て出たというふうには思ってはおりません。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 長々と説明する必要ないんですよ。私があなたに問いかけているのは、自衛隊配備について争点の一つになったか否か、ちょっと待ちなさい、今から言うんだよ。何を焦っちょるんだ。 結局ね、市長あなたは、配備については最終判断という形で判断を先送りしているわけでしょう。そういう人が、争点として精神面に訴えることできます。もし訴えることができるとするならば、私は理解をしますと。配備については理解しますけど、このことについては最終判断、これから最終判断をしますと。明らかに言うべきであって、そのことは必ずしも争点の一つになったということは言えないんですよ。 あなたが言うように、要するにもろもろの政策を掲げて市民に問いかける。これは当たり前、市民はそのもろもろの政策の中で一つ一つ吟味しながら、自衛隊反対もありますねと、観光振興もありますねと、そういうことを踏まえながらトータル的に判断をするんですよ。 そうなると、基地の反対あるいは容認に反対ということについては、投票の結果としてあらわれているというふうに理解しますよ、私どもは。はい、どうぞ。はい。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) だから、先ほどからもう上げていますように、争点の一つになったかということですから、争点の一つにはなったと言っています。 選挙の中においては、さまざまな事案が選挙民の皆さんの投票行動にあらわれますので、自衛隊だけで投票したわけではないという意味においては、争点の一つにはなっておりますけども、それだけで選挙をしたわけではないということを申し上げております。だから、争点の一つかと言われたら争点の一つにはなっています。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) それから、開票翌日の新聞報道によると、一定の民意は出たというふうに判断をされております。述べておられます。さて、ひるがえって、容認として認知しづらいということまでインタビューでは話しておられますよね。配備は容認として言いづらいと。これは、ごめんなさい、翌日のインタビューですね。ごめん、当選したときのインタビュー。 容認したということは言いづらいと。しかしながら、その翌日、さらにまた一定の民意は出たのではないかというふうに、また皆さんの考えを述べております。どっちが正しいんですか。あなたにとって。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 質問の内容が違うので、答えが変わってきます。当初の、選挙当日の選挙結果が出て後の質問は、これで自衛隊配備容認ですかというような質問でしたので、私に投票していただいた中にもやはり反対という方もいらっしゃいますし、また慎重な方もいらっしゃいます。それを含めて、私自身も自衛隊配備に対しては理解を示しているということはお話していますが、容認という言葉は使っておりません。 その意味においては、これをもってして容認ですかと言われたので、容認ではありませんという話をしました。翌日の質問は、この選挙結果を見て、民意が出たかというような質問でしたので、民意という意味においては、ある一定の民意、先ほども言いましたように投票行動はいろんな項目で投票されますので、必ずしも全部が自衛隊だけを争点にして戦ったわけではありません。 ただし、実際には自衛隊に対して理解を示している。私の票と、平得・大俣は白紙撤回だけども、自衛隊配備には賛成、なおかつ場所は国が決めたところで市民の皆さんと話し合うといった候補がとった票と、あるというふうに考えたならば、この両方の票を足したら1万9,000票近くになるわけですから、それを全部が容認とか、もしくは理解を示している票でないとしても、ある一定の民意は出たのではないかなというお話をさせていただきました。なおかつ全体反対だと、どこにもつくらせないといった方の票は九千数百票でしたので、明確に反対と言っている人はこちらに入れたかもしれませんが、その中にもやはり自衛隊に対しては理解を示している方もいらっしゃいますと思います。 ですから、そういう意味においては、一定の民意を出たという使い方をさせていただきました。これをもってして確実な全ての自衛隊に対する民意が出たというような表現は使っておりませんし、質問事項の質問自体が違うことに対しての答えですから、その答えだけを合わせて言い方が変わっているというふうな趣旨での質問は的を射ていないと思います。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) そこまでおっしゃるんでしたら、またもう一度確認させてくださいね。昨日の質問の中で、宮良、砂川候補、そうですね、明確に反対を打ち出しているそのお二人の得票が、市長の得票を上回っていることは、平得・大俣に反対する人が多いとの発言に対して、先ほど来話しているように選挙にはさまざまな要因があるので単純に得票数だけで判断はできないと。それは、おっしゃるとおりだと思いますよ。 選挙は政策全般を問うものがあるがゆえに、それはおっしゃるどおりだと思うんですが、さてそれではこの一定の民意が出たということについては、市長は認めておられますよね。先ほど来ね。そうしますと、きのうの質問の中で、ある方がこの平得・大俣地区の民意が多かったんじゃないですかというふうな質問に対して、あなたは否定をされていますよね。             〔何事かいう者あり〕 いや、否定されているんですよ。何で、選挙の争点として一定の民意が多かったと認めていらっしゃりながら、宮良、砂川候補の得票があなたの票を上回っているということについて、民意ということも含めて、同時に平得・大俣地区に反対するということの民意が出ているということについては、否定をされているんですよ。同じことじゃないですか、あなたが言っていることは、違うじゃないですか。             〔何事かいう者あり〕 何がどう違うんですか。一定の民意としてあなたは認めた。自分の得票と砂川候補の得票が多いから、これは大義に対する一定の民意ですよと認めたわけです。同時に、容認としては認めづらいというふうなことばでおっしゃった。 そうであるならば、先ほどのきのう、おとついの一般質問の中で砂川候補と宮良候補の得票数、それに基づいて平得・大俣のほうがあなたの得票、ごめんなさい。あなたの得票より上回っているわけですから、両方の候補者の得票数はあなたの得票数より上回っているので、平得・大俣地区の基地に対する反対という民意はそこに出ているんじゃないですかということに対して、あなた反対、そうじゃないって否定したでしょう。認めなかったじゃないですか。一方は認めておいてさ、何をあなたはそんなことを。 どうぞどうぞ、答弁してください。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 今の話もそうですけども、平得・大俣の白紙撤回と掲げていた候補に関しましては、平得・大俣一旦白紙撤回だと、そしてその後は住民の皆さんの声を聞くと。じゃあ、その後に配備の場所はどこですかというような質問に関しましては、配備場所については国が決めることだと。国が決めたことに対して、それを住民の皆さんと話をして配備について進めていくというのが話だったというふうに、私も記憶していますし、そういうふうな選挙の中でのお話だったというふうに記憶しています。平得・大俣を一旦白紙撤回だという話だったので、平得・大俣絶対反対、それ以外の石垣の場所で賛成という選挙戦ではなかったというふうに認識しております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 平得・大俣を白紙撤回って誰がおっしゃたんですか。誰がですが。             〔何事かいう者あり〕 だから砂川が言っていることと、それがだからどういうこと、どう関係してくるんですか。ちょっと待って待って。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ですから、今おっしゃっていた砂川候補の件ですが、砂川候補は平得・大俣絶対反対と言っておりませんと、私は認識しております。 選挙の公約そしてまたのぼりの等、横幕等を見ても今掲げられていますけど、平得・大俣白紙撤回という話はされていました。その白紙撤回とした話の後に、配備場所については国が決めることだと。その国が決めたところで、住民の皆さんと話をして、最終的には選挙戦の2日前か3日前に、投票日の2日前か3日前に住民投票だという話も出てはきましたけども、当初から言っていた話は平得・大俣白紙撤回と、それから話し合いをすると。場所については、国が決めることだという話をしていたと認識をしております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) いずれにしても、白紙撤回ということを彼が言ったにしても、平得・大俣は生きているんですよ。彼の考え方の中には。そうでしょう。 ですから、白紙撤回といえどもこの砂川さんの得票と宮良操候補の得票は反対を上回っていますよ。失礼、賛成を上回っています。ですから、上回っていますからね。平得・大俣は、要するに反対者が多いということのこれは裏返しなんですよ、あえて言うならば。 あなたは、自分のいわゆる得票が多いものに関しては一定の、要するに一定の市民の判断がくだされたと、判定が、判断がね、またもう一つ、大俣地区に対する反対者の多いことについては、一定の判断だというふうにして認めることはできないんですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 何度も申し上げておりますけども、一定の判断というのは選挙の中においては争点は幾つもあった中で、自衛隊配備に関して理解を示していると、国の専権事項だという話をさせていただいて、その後市民の皆さんと情報をオープンにして議論を重ねた中で判断をしたいと申し上げました私のほうに入った票の皆さんの判断もあると思います。 ただ、その中では全員が全員同じ考え方で、自衛隊に関して同じ考え方で私に言ったわけではありませんので、その意味においては投票日当日にお話しましたように、これで自衛隊容認かというふうな話だったんですが、私自身は容認という話もしたこともありませんので、そうではないというお話をしました。 翌日に記者会見があって、そのときにお話をさせていただいたのは、記者が何度も質問されまして、民意は出たのかという話をしましたので、民意が出たと断言したわけでもありませんので、一定の民意が出たと。その一定の民意の捉え方は人それぞれだと思います。私自身が考えたのは、私に投票していただいた方と。自衛隊に対しては基本的には賛成の砂川さんの票を足すと1万9,000近くあると。明確に反対している宮良さんの票は九千数百票と。その意味においては1つの絶対反対だという人たちは九千数百という数でしょうねと。 ただ、その中には先ほども言いましたように賛成の方もいらっしゃるし反対の方もいらっしゃる。全部の票を細かく分析しているわけではありませんので、それの足し算とかプラス・マイナスだけで論じようというふうには思っていませんので、その中で一定の民意という言い方をしております。 ですから、小底議員が今おっしゃっているように、砂川さんの票と宮良さんの票を足して、私の票より多かったから民意は反対だということも私は、小底議員自体が一定の民意だと理解してもらうんだったらいいんでしょうけども、その500票を上回ったことをもってして市民は反対だと明確に言い切るのも私はどうかなというふうに思います。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) かなりご都合式的な発言ですね。あなた自分にとっていいことについては一定の民意が出たとおっしゃる。             〔何事かいう者あり〕 いやいやだから聞けよ、何を。これで、きょうの新聞によるとね、選挙にはいろんな要因があることは百も承知ですよ。しかし、民意は反対でありますよと。平得・大俣は得票数が多いということで反対の民意ですよということについては、あなたは判断できないとおっしゃっているじゃないですか。単純な得票数だけで反対が上回っていると判断できないというふうに具体的に述べているじゃないですか。             〔何事かいう者あり〕 じゃあ、これも一定の民意ですよ、これは。何でそれを、あなたは認めないの一定の民意ということは。
    ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ですから、何度も申し上げているように、反対を明確に打ち出している宮良さんの票と、平得・大俣白紙撤回と言っている砂川さんの票を合わせると、確かに私が得票した数よりも多いです。それはある一定の民意と考えてもいいとは思います。それを否定するつもりもありません。 ただ、もう一つの考え方としては、私に入った票と平得・大俣は白紙撤回だけども全体的には自衛隊配備は賛成だといっている砂川さんの票を足すと1万9,000近くなると。それもある一定の民意だと私は思っています。 ただ、それをもってしてやるかやらないかの判断をしているわけではなくて、その争点の中には自衛隊だけではなくて、ほかのこともたくさんありましたので、それで得票差の中で選挙で勝った負けたという話になっておりますので、私もある一定の民意は出たという言い方をしていますけど、その中で容認かと言われたら容認ではないと言っていますので、何度も同じ話をしていますけども、ただ数字の足し算、引き算だけで賛成だとか反対だとかいうことではないと思いますし、なおかつ私は選挙で自衛隊は賛成だと言ったことは一言もありませんので、私に入った票で自衛隊賛成だというような判断は今議員質問の中でもそういうことをおっしゃられましたけども、賛成ということで選挙戦を戦ったことはありまんので、国防や安全保障の専権事項だと、ただその話を聞いて市民の皆さんに議論をオープンにして話をしていきたいと、それで判断をするといった私に対して票が入って、それで今回の選挙結果になったというふうに思っています。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) それじゃ、昨日のあなたの答弁は訂正します。 ◎市長(中山義隆君) 何で。 ◆19番(小底嗣洋君) 何で。民意、一定の民意ということを今認めたんでしょう。だから、認めたんでしょう。しかし、あなたは上回っていると判断できないって否定しているんですよ。昨日は。否定しているからあえて聞いているわけ。民意を認めるといって、しかしながらあなたはきのうの答弁では、反対を上回っているということは判断できないというふうに否定したんだよ。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 今のご質問で小底議員が私に平得・大俣自体が、砂川さんの票と宮良さんの票を足して、私の得票を上回っているから民意としてはだめだということを認めろということであるならば、平得・大俣以外の自衛隊配備に関しては私のほうの理解を示すという形と、砂川さんの平得・大俣白紙撤回それ以外に対しては賛成といっている票を合わせると1万9,000以上に近くなるということでしたら、小底議員はそれをもってして石垣島への自衛隊配備に対しては1万9,000数百ということで、1万票近い差がついて石垣市民は自衛隊配備賛成のもしくは容認、また理解を示すという判断をしたということを議員を認めるのであれば、またこの話は変わってくると思いますが、そこは認めていただけるんでしょうか。その辺がちょっと疑問ですね。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) あのね、回りくどい言い方やめてくれよ。民意あなたが言っている民意については、認めますよって言っている。あなたはそれは、判断はそれでいいわけよ。一定の民意が出たということについては、あなたの判断はそれでいいわけですから、ですからきのうの質問者に対して得票数が単純に上回っているから、反対が上回っているということは言えませんよと言った。そうであるならば、民意として認めなさいということを言っているんだよ、私は。何でそれに対して、一々。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ですから、一定の民意という話をさせていただいています。民意が出たと、全て出たという話はしておりません。 ◆19番(小底嗣洋君) 誰もそんなこと言ってないでしょう。 ◎市長(中山義隆君) 一定の民意という話をしている中で、一定の民意というのは私自身が感じて話しているだけの話であって、小底議員が自分が別の方向で一定の民意が出ているというふうに思うんであれば、それはどうぞご自身でそのほうに判断してください。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) そういうんであれば、あなたね、反対が上回っているっていう判断ができないって、なぜそんなこと言えるの。判断ができないって断言しているじゃないですか、あなた。きのうの答弁では。 民意として判断ができないという答弁をしているから、みずからの得票が上回っているところについては、民意として自分は民意が出たとおっしゃっているわけだ。そうすると、先ほどから私が申し上げているように、新人候補二人の得票からして、平得・大俣に対する民意というものは多かったんですよというふうに私は申し上げているわけですよ。             〔何事かいう者あり〕 ですから、それに対してあなたが反対を上回っていることについては、自分は判断できないと言っている。何で判断できないかって聞いているわけよ。判断できるじゃないですか。あんた方は、自分たちに都合のいいものは、民意として認めておきながら、都合の悪いものは民意として認められないと。そんなばかなことがありますか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ですから、何度も申し上げていますように、一定の民意という言い方をさせていただきました。民意が全てだと。ですから、一定の民意というのは私の感覚で話をさせていただいていておりますので、小底議員が自分がどういうふうに判断するのか、宮良候補と砂川候補の票を足した分が石垣市民の反対の民意だと思うのであれば、それは小底議員が判断してもらえばいい話だと思いますし、市民の皆様の投票行動については、先ほど来申し上げていますように自衛隊だけでなく、ほかのことでも要素があって、人それぞれ重きが違うと思います。経済活動が活性化するのであれば、中山が表現しているような自衛隊配備に関しては理解を示すという態度でもこちらのほうも選ぼうという人もいるでしょうし、宮良さんとの長年のつき合いとか、砂川さんとのまた地域の公約とかの内容を見て自衛隊配備に関しては賛成なんだけども、自分たちの地域の活性化のことに関しては砂川さんのほうがいいとか、宮良さんのほうがいいと思って投票した方もいると思います。 だから、その一人一人の票を全て分析したわけではありませんが、ただ選挙戦の中で自衛隊は一つの争点として上げられていました。自衛隊絶対反対という方と、平得・大俣白紙撤回、その後、国が場所を決めたところに関して市民の話を聞くと、住民の皆さんの話を聞くといった方と、そして国防は、安全保障は国の専権事項なので、南西諸島に対する配備に関しては理解をすると言った私と、その中でそれぞれの市民の皆さんが投票行動をして、それがある一定の数字としてあらわれたわけです。 ただ、その数字が完全にそれぞれの候補の自衛隊に対する態度をあらわしているかというと、そうではないというふうに思っていますので、プラス・マイナスだけで議論を重ねてやるのもどうかなというふうに思いますので、それで市民の声として容認かと言われたときには、これをもってして容認だとはいいがたいという話もしました。 ただ、もう一つは民意が出たかどうかということに関しては、数字としてあらわれていますので、ある一定の民意が出たというふうな話をさせていただきました。これは、私自身の考え方です。 もし、その考え方が違うというのであれば、小底議員ご自身の考え方がで進めてもらっても構わないと思いますが、私自身はある一定の民意が出たということを申し上げております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 長々と詭弁を弄すのをやめてくれよ。単純明快に応えてくれればいい。私が言っているのは、私は民意として認めているからあえて、じゃあ今回のこの問題に関しては平得・大俣として認めることに反対していることに対しては民意と認めていいですねと。あなたは、私の判断でいいといっているわけだから、私は認めているわけだ。だから、なぜそういう認めている私どもに対して、反対で上回っているから判断できないって、あなたきのう述べたんでしょう。反対が上回っているから判断できなって、あなたは言ったんだよ。             〔何事かいう者あり〕 とんでもない。反対が多いから。きのうあなたが述べたんだよ、これ。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 何度も申し上げていますけども、選挙の結果というのは自衛隊配備だけの選挙ではありませんでした。さまざまな投票行動ある中において、私に入った票の中にも自衛隊配備に関してはさまざまな考え方がある方がいらっしゃいます。それぞれ砂川さん、宮良さんのほうに入った票の中にもそれぞれの候補が自衛隊に対して発言していたものと違う考え方の人もいると思います。 ◆19番(小底嗣洋君) もう、それは聞き飽きた。 ◎市長(中山義隆君) その意味において、数字の足し算、プラス・マイナスだけで議論をしないということを言っているわけでございまして、ただ民意が出たかという話に関しては、これ民意が出たとは、ある一定の民意が出たというのは選挙戦の中の自衛隊に対してのそれぞれの候補の考え方がありますから、その意味にいってはある一定の民意が出たと思いますよと。ただ、それで石垣市民が容認なのか、それとも反対なのか、そういうことに関してはこの時点では判断できないということになります。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) あなた先ほどの答弁で足し算、引き算で民意は判断できないとおっしゃっていますよ。あなた自分の答弁、もうちょっと顧みてください。単純な足し算、引き算で民意を全員にできませんといっています。             〔何事かいう者あり〕 言ったじゃないさっき。そうであるならば、あなたなぜそれを民意として認めたんだろう、あなた。できないと言いながら、記者会見の中では一定の民意が出たとおっしゃっている。何言っているんだ。それをあなたは。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 何度も言いますけども、投票結果の数字、それはそれぞれの候補に数字が出ているわけです。その意味においては、ある一定の民意が出たという考え方をしております。 実際に誰を市長にするのかということで選挙戦を戦っているわけですから、それはそれを取った、当選させていただいた私の票をもってして、当選しなかった二人の票をして、足したから私の票より多かったから、中山市長はだめだというのであれば、これは民主主義の、もしくは選挙制度自体を完全に否定する話になりますので、選挙は選挙で戦った中においては得票数の多いものが当選すると。 その中にはさまざまな要素があって、自衛隊だけではなく、ほかの要素もあって選挙民の方は投票行動で選ぶわけですから、それは人それぞれ重きが違います。どういったもので投票するかは重きが違いますので、それを全部を自衛隊だけで、数字だけで判断することはできないと言っておりますので、得票数のプラス・マイナスだけで民意だということで判断はできないと。もちろん賛成だという判断もできないですし、反対だというような判断も難しいというふうに思っていますので、それで私自身の考え方としては、ある一定の民意は出たというような考え方でお話をさせていただいております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 大変くどいようだけどね、選挙のことについては市長ね、何もそれ私は自衛隊そのものの真意を問うための選挙だったということは言っていませんよ。それぞれみんな候補者は政策を考えているわけですから、その政策に基づいてどっちの政策がいいのか、これを判断するわけです。その中には、はっきり申し上げて基地反対という政策もあるし、あなたのように国際観光都市を目指す政策もあります。もろもろありますよ。その中からいろいろ総合的に判断をして、市民は投票するわけですよね。その中には、当然基地を容認するかしないかということも入るわけですよ。自衛隊を。 ですから、これは争点になり得るわけです。はっきり言えば。あなたはしかし争点にしなかったんでしょう。だって、やっていなかったさ、あなたは。 あなたはただ配備に対しては理解をするというのが、配備に対しては理解をするということだけがあなたのいわゆる政策の中にはありました。具体的に配備については理解をしますよというのはあなたの、要するに政策でしたよ、基地に対する。             〔何事かいう者あり〕 あなたはそれでいいわけですよ。だけど、それに対してあなたは配備するかしないかは、今後改めて地域の皆さん方と話し合いをして、その後に判断をすると。ですから、配備に関しては結論は先送りしているわけですよ。だから、それを先送りするということは市民の判断を仰ぐことにはならないわけだ。賛成か反対かということについて市民が判断することについては、ならないんですよ。ならないですよ、何で。あなたは理解をするだけでいいんだよ。理解をすると言った、それはそれでいいかもしれない。 それを、正式に市民に対して私は理解をすると同時に、このいわゆる基地の配備については賛成をしますなら賛成をします。反対しますなら反対しますと堂々と政策として訴えて、その判断を仰ぐのが本来筋じゃないですか。だけど、あなたは理解をするというだけで、いわゆる市民の判断からは逃げているわけですよ。私に言わせれば。理解をするだけでは何も配備賛成云々ということは、私は言えないと思うんです。 理解をするならするで、じゃあどのように理解するのか、賛成というふうに、どういう条件があるのか、反対にはどういうことがあるから反対するのかということを、おのおのが、あなたもみずから判断をして、その中であなたは判断をする。理解をした上でまた判断をするから、やらなければいけないわけだから、そういう意味ではあなたがいうように前提にはならないんだ、配備の。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) これまでずっと議会で、もう2年近く話をしてきましたけども、国防や安全保障については国の専権事項であると。防衛大綱の中で自衛隊が南西諸島、奄美、伊南、与那国まで配備する計画を立ち上げました。その中で、石垣に関して配備をしたいというお願いが来て、それは今検討しているところでございます。 与那国島には既にもう配備が完了しておりまして、宮古は工事が始まっております。奄美大島についても同じように工事が着工している中において、沖縄本島にはもともとありますけども、今石垣だけがない状態においてあります。防衛省から来た話の中での国際情勢、現在の状況等を鑑みまして、南西諸島配備が必要だということ、あわせて石垣に配備が必要だということで防衛省が申し入れてきたことに関しましては理解ができるという話をしています。 ただ、地元の市長として反対されている住民の皆さんもいらっしゃいますし、周辺地域の皆さんからもさまざまな声が出ています。その不安であったり、心配ごとであったり、そういったものは地元の長として防衛省なり、国なりと話し合いを進めていく、要請を伝える立場にあるというふうに思っていますので、地元の皆さんと、反対されている方々とお会いしてお話をしたいというふうな話をしています。 ただ、その際には正確な情報、詳細な中身等がないと議論できないわけですから、それで防衛省に対して配備に向けての手続をすること自体は了承すると。配備に対しては容認ではありませんと。まだ認めたわけではありませんということを申し上げた上で、図面等を提出させていただいているところでございます。 今後は、そういったものも含めて地域住民の皆さん、また反対されている方々ともいろんな議論を重ねて、さらに心配ごとや疑問な点等を言っていただけるんであれば、私はそれを取りまとめをして防衛省、そしてまた国と協議をしていきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 私が聞いたことに対して何も答えないで、自分勝手にもうどんどん能書きだけ並べていいわけだけど、私はそういうことをお聞きしていません。もうあなたがそういう述べたことが、これまで耳にタコができるほど聞いていますから、ごめんですけど。 さて、あえてここで確認をします。最終的にね。あなたの得票と、砂川さんの得票、プラス1万9,000票、これは一定の民意が出たとあなたは新聞紙に述べられていますよね。一定の民意が出たということは、ちゃんと新聞に述べているわけだ。そうすると、私どもが先ほどから指摘する、きのうの一般質問の中において、宮良操候補の得票と砂川利勝候補の得票、これはあなたの得票を上回っているわけだ、五百何票か。そうすると、宮良候補は基地反対、平得・大俣反対、そういうことで同時に平得・大俣、明らかに反対だと言っている。             〔何事かいう者あり〕 いやいや反対ですよ。いやいや白紙撤回、これ反対ってことですよ。だめですということですよ。表明ですよ。これは。白紙撤回ということは。そこにはできませんよということですよ。つくらせませんよと。撤回しなさいと言っているわけだから。それを上回っているわけだから。 そうであるならば、あなたは認めますか、あえて確認しているわけですよ。一定の民意がそこには、反対の民意があるということを認めますか。あなたは、私が認めれば認めていいですよって言ったんだよ。さっき。言ったよ、あなたは。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 何度も申し上げますけども、私の認識している限りで砂川候補が言っていたのは、平得・大俣に関しては白紙撤回だと、その後、場所については国が決めることだと。国が決めた場所に対して議論をしていくと。住民の皆さんの理解を求めていくと。その後、住民投票をするというのが砂川候補のお話だったと思います。 平得・大俣の反対されている4公民館の皆様方が、私のところに抗議に来られたときも、それ以前から何度もお話をしたいという話をしているときに、市長が手続を進めることを白紙撤回しない限り、話し合いの場につかないというふうなお話をされていました。恐らく、そういう意図をくみ取っての白紙撤回だというふうには思いますが、それでもし国がもう一度平得・大俣だというような話になった場合には、そこでまた議論が始まるものだというふうに思っています。 小底議員は、マスコミ、新聞報道等を見て、民意だというような話をしたというふうにおっしゃっていますが、その時点での記者会見のときに、私があえて一定の民意という話をした中においては、明確に反対だというふうに伝えた宮良操さんの票が九千数百票、その意味においては明確に反対だという人はその数字だというふうにおいて、それも念頭に置いた上で、ある一定の民意が出たという話をしています。 何度も申し上げますけれども、ある一定の民意が出たという話をしていますし、自衛隊配備に関しましては、争点の一つであったと十分に認識をしています。私自身の発言も、自衛隊に関して全く触れずに話をしなかったわけではなくて、自分自身の考えは考えとしてしっかりと述べさせていただきましたし、それに対して賛同して応援していただいた方もいらっしゃいます。 私自身が国防安全保障は国の専決事項だと言っても、それ以外に自衛隊は誘致すべきだという方も、私を応援していただいた方もいらっしゃいますので、その中では、いろんな考え方がありますから、その数字のそれぞれの候補の得票数のプラス・マイナスだけをやって、賛成・反対を明確に今この場で決めろというのは、話が違うというふうに思っています。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 誰も決めろって言っていない。あなたがそういうことを論法でこのことを言っているから、そう言うわけだから、我々は。 それと、あなた、4公民館の皆さん方との話し合いについてですけど、これから先、本当にどういう形で取り組むの。去った15日でしたっけ。公民館の皆さん方は、あなたが一定の民意が出たということに対して、抗議に押し寄せましたよね。来ましたよね。 そのときに、要するに配備の手続を撤回しろと。ね。それが話し合いの条件だというふうなことだと思うんですが、その配備の手続について、あなたはどういうふうに考えるの。彼らの意見はどういうふうに受けとめるの。そのことからまず聞いてみよう。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 先ほど、一定の民意ということに対しての抗議を受けた件をお話しされましたけど、それに関しては、4公民館の皆様にお話をさせていただきました。先ほど来、お話ししているように、いろんな投票行動がある中で、それをもってして、必ずしても賛成・反対とは言い切れない部分もあると。ただ、明確に反対といって立候補された方の得票数が9,000幾つだったと。それをもってして──それらをもってして、ある一定の民意は出たというような考え方でしたよということで、私自身の考え方は説明いたしました。だから新聞報道の部分と多少ニュアンスが違いますよという話はさせていただきました。 そして、配備の手続のことに関しましては、みんな反対された方々は、配備手続を進めることを了承、イコール新聞報道でも出ていた、また反対されている議員の皆さん方がいつも言う、これをもってして事実上の受け入れと、受け入れ表明という話をずっとされていますが、受け入れ表明はしていませんと。ただ、詳細な情報を出すために手続を進めることを了承したということをご説明をさせていただきました。 それを記者会見の中で、手続を進めることを了承したと記者会見をして、それが新聞報道されたことに対して、地域住民の皆さん、4公民館の皆さんは、それを撤回しろというような、そうでなければ話に応じられないというようなお話だったんですが、実はそのときの考え方としては、こうですよと。自衛隊配備容認、受け入れ表明ではありませんと。ただ、詳細な情報を出すために、手続を進めること自体は了承しますということをさせていただきましたということをお話をしたら、そういうふうな意味での、そういうふうな考え方での手続の承認をするのであれば、そのこと自体をなぜ先に私たちにちゃんと説明してくれなかったんですかということをおっしゃられましたので、それは確かに私自身もっともだと思いましたし、私自身の配慮が足りなかったというふうに思いましたので、その時点でその記者会見なりを、手続を進めることを了承する記者会見をする前に、記者会見をしますけれども、これは受け入れ表明ではありませんと、詳細な情報を得るための手続を進めることの了承ですということを説明しなかった、ご説明しなかったに対しての謝罪はさせていただきました。 もうこれは、率直に私どもの配慮が足りなかったというふうに思っていますので、心から申しわけなかったなと。変な嫌な気持ちのまま、正月を迎えることになってしまったことに対しても、申しわけがなかったというふうに思っております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) それは、あなたが今おっしゃったことについては、琉球新報の記事に克明に載っていましたからね。その中で4公民館の皆さん方は、あなたがおっしゃったことについて理解を示しました。それに対して理解を示して話し合いに今後応ずるというふうに彼らは述べておられましたか。どうなんですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 理解していただいたかどうかというのは、これは私自身では判断はできないと思っています。ただ、その時点でお願いしたのは、今後ぜひ皆様の意見を聞かせていただきたいと。ぜひ話し合いの場についていただきたいということは、お願いをさせていただきました。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) ですから、あなたはそれは申し入れをしたわけですよ。しかし、それに対して彼らはどういう反応を示しました。じゃあ応じますと、話し合いをしましょうねとお受けになったんですか。受けるように要するに話し合いができたんですか。 彼らは、基本的に配備手続を撤廃しなければ、白紙に戻さなければというのが根本にあるわけですから、そういうものの中から話し合いに応ずるということについて、あなたは自信がございますか。どうですか。これから申し入れをして話し合いが持てると思っています。いやいや、率直の自分の気持ちを述べてください。自信があるなら自信があると言ってくださいよ。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) このことに関しましては、相手のあることですので、私自身で会えるとか、会えないとかっていう判断することでございませんし、こちら側としては、自衛隊の手続を進めることを了承したこと、イコール、配備、受け入れではないということを明確にお伝えしましたし、その手続を進める際に、前もって4公民館の皆様にお話ししなかったことに対しては、申しわけないということで謝罪をさせていただきました。             〔(同じことを何回も言うなよ)という小底嗣洋議員〕 その後の会談なりをお願いしたいということはお伝えしましたけれども、この後、担当部署も含めまして、私どものほうとしては、いろんなご意見を聞かせていただく場を設けさせていただきたいということは、これからも誠意を持ってお願いしていきたいというふうに考えています。 ただ、何度も議会の中で申し上げていますけれども、自衛隊配備に関しましては、私は地域住民の皆さんを説得するために会うわけではありません。 地域住民の皆さんの配備に関する心配、そして疑問点、そういったものを取りまとめして、それは防衛省なり国なりに伝えるのが市長の仕事だというふうに思っていますので、それは話を聞かせていただかないと、中央のほうでも、政府のほうにも、防衛省のほうにも話ができないという状況であるということだけは、ご理解をいただきたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 今の市長、あなたの答弁を拝聴していると、恐らく4公民館の皆さん方は、恐らくあなたのいわゆる説得といいますか、話し合いについては、乗ってこないと思いますよ。はっきり申し上げて。 それで、あなたは、先ほど私の立場は反対派を説得するためのものではないとおっしゃっていますけど、本当にそういうふうにお考えですか。説得することがなければ、説得できなければ、見切り発車するということにもつながりますよ。それでいいんですか。いいんですか、それで。見切り発車して。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 自衛隊配備に関しましては、防衛省の仕事だと思っています。地域住民の皆さん、そしてまた石垣市民の皆様にどういう形で配備するか、その配備計画等を住民の皆様に事細かに説明する立場というのは、じゃあ誰かというふうになりますと、防衛省だと私は思っています。 私自身が会合を開いて細かな内容を説明する立場でもありませんし、防衛省側に住民への説明を求める立場ではありますけれども、その開催等に関しての協力はいたしますが、説明もしくは内容の理解を求めていくのは、防衛省の仕事だというふうに思っています。 そういう意味において、市長という立場であるならば、また住民の皆さんから出てきた疑問点や不安な点というのは、防衛省側に住民の皆さん一人一人で問い合わせるわけにはいかないでしょうから、それは取りまとめして、市長という立場で防衛省なり国なりに、疑問なり質問なりをぶつけていくのが、市長の仕事だというふうに思っております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) もう正直申し上げまして、4公民館の皆さん方を説得するということは、市長にはもうできませんね。はっきり申し上げまして。話し合い、また情報すら。話し合いを持たないことには、あなたが言うところの情報収集はできないわけでしょう。ね。話し合わないで情報収集ができるわけないでしょう。 話し合いの場をつくることが情報収集になるわけですから、どのような形で話し合いの場を持つんですか。持てますか、本当に。持てるんであるならば、堂々と決意を表明してください。私は誠意を持って説得しますよ、話し合いの場を持ちますと。そして誠意を持って話し合いをしますぐらい言ってくださいよ、持てるんであれば。どうですか、言ってくださいよ、できるんであれば。情報収集のためにあなたはいるんでしょう。説得するのは、防衛省の職員だといつもおっしゃっているわけでしょう。 情報収集するということが大事ということであるんならば、反対している人の4公民館の皆さん方との話し合いに基づきながら、いい情報も悪い情報もあるわけですから、そのことをあなたが吸収して防衛省なり国にお伝えをするわけでしょう。話し合いの場を持てるんですか、だからそういう中で。どうなんですか、本当に、自信があるの。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 私といたしましては、反対された4公民館の皆様に、これまでも申し上げてきましたけれども、せんだって反対されている方々が抗議に来られたときには、そのこれまでの経緯について細かく私の考え方、真意をお伝えさせていただきました。そのことに対しては、理解をいただいたのかなというふうな期待はありますけれども、ただ実際に皆様方が納得されたのかどうかは、それぞれのお気持ちですから、私が断定することはできません。 その後についても、お会いしたいという旨のお話もさせていただきました。そういった情報をいただいた中で取りまとめして、防衛省なり国なりにの代表として話をさせていただくという旨はお伝えしてありますので、今後、4公民館の反対されている皆さん方とのお会いする機会は、ぜひお願いしたいというふうに思いますし、行政側、石垣側として誠意を持って対応させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) もう同じことを何回もあなたは述べているんですけどね。ちゃんと話し合いをしてください。持てるんであれば。話し合いが持てるんであれば話し合いをして、きちんと情報収集して国に伝えてください。石垣市民はどういう考えを持っているのか、配備に対してどういう考え方に立っているのか。堂々と話し合いをしてから、それを報告してくださいよ。そのことをあなたに強くお願いしておきます。 さて、このことについては、もうこれでいいでしょう。話し合いを持つということは、非常に厳しいということを率直に受けとめております。私は。 八重山会館の建設について進めたいと思います。 これは、率直に申し上げまして、大変すばらしい政策だというふうに私は理解をしています。本来ですと、これまでの首長の中で、前、かねてから、こういう政策というのが出てきても、本当おかしくなかったなと改めて今思うんです。そういう意味でこのことについては異論をはさむ必要はないんですよ。 さて、これは今後の取り組みについて、問題は建設に至るまでの課題というのがたくさんあるわけですから、その課題を一つ一つクリアして、どのような形で建設なさるのか。 まず、市長、あなたのいわゆる今回のこのマニフェストの中で、ある意味では、これは非常にいい政策だと、先ほどから私はあなたを称賛しているわけですから、あなたはどのような形でこの建設を、現実のものとして、どのような構想であなたはこの建設に着手しようとしているのか。まずそれを、まずあなたの所信をまず述べてください。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 3期目の選挙においてのマニフェストということで、八重山会館というものを掲げさせていただきました。これは、選挙戦の中でもお話をさせていただきましたけれども、八重山沖縄本島在の八重山郷友会の皆様方が、活動の拠点として使っていただくことも可能。というのは、今それぞれの郷友会の皆さんは、ほぼ会長さんのお宅が事務局のような形になって、資料等も会長が変われば転々としていくというような状況で、郷友会の活動自体が先細りしているようなところもあるというふうにも聞いております。 しかし、八重山会館のようなものが、活動拠点をつくることができれば、そこに郷友会の皆さんが集まりますし、また今般卒業した高校生とかも沖縄本島に行った場合には、八重山会館を訪れれば、そこに郷友会の皆さん方がいて、その先輩方とお会いして、郷友会の活動にも参加することができると、そういうきずなもより強まっていくことで、郷友会の活動自体も活発になるだろうというふうに考えました。 ただ、郷友会だけの活動の拠点をつくりたいというわけではございませんで、実際に今、子どもたちの派遣等も沖縄本島に試合に行くたびにホテル──旅費についてはも補助はしてはおりますが、宿泊費等もかさむということですので、安くて泊まれるような施設があればいいだろうということと、もう一点は、難病の患者の家族を抱える皆さんが、患者自体には渡航費、またいろんな保険等も適用できるかもしれませんが、それ以降、看護のために長期滞在をしないといけないといった場合には、宿泊費等もかさむことになりますので、そういったものの経済的負担を減らすことができればというふうに考えておりますので、八重山会館を建設して宿泊施設を兼ねた子どもたちの派遣の宿泊所、また難病患者の家族を抱える方々の宿泊施設、さらには、在沖の郷友会の活動拠点となればというふうに思っています。 ただ、建設の費用等については、やはり大きなお金が必要になってまいりますので、これは民間活力等を導入して、PFIなりPPPなりでできるかなというふうに思っていますし、単に石垣だけでやるわけではなくて、竹富町、与那国町とも連携しながら、また沖縄本島での建設という形になりますので、場合によっては県の協力等も仰ぎながら進めていくべきだろうと思っています。 経費等につきましても、実際建物をつくって、その中にテナント等を入れることによって、ある程度ランニングコスト、もしくは返済等の費用の軽減も図れるものというふうに思っております。 ただ、いずれにしましても、これは選挙戦のマニフェストで掲げたもので、今、石垣の行政の仕事としての落とし込みは、まだそこまで深くできておりませんので、今後、その検討委員会なり、推進委員会なり、協議会なりを立ち上げて、3市町、そしてまた県とも連携しながら進めていきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 時間がないから駆け足でいきますけど、このいわゆる会館建設の趣旨については、もうこれは百も承知、当たり前のことです。当たり前と言えば失礼ですけど、最もすばらしいことだと思う。当然のことです。これは。子どもたちが、これまでスポーツで派遣されて宿泊するときに、ほとんどの子は、那覇校で泊まったらしいですね。子どもたちは。 それから、また患者さん、病院に入院する患者さん、この患者さんたちは大変だったと思うんですよ。というのは、私も8年前、大腸の手術をしたんです。琉大病院で。そのときに女房が付き添いですよ。そのちょうどその前、道路を隔てて前に、要するにかつてホテルだったところが、要するに民泊のような形で炊事もできるようなところがあったんですよ。ですから手術する、そして手術を終わった療養期間中、女房はそこで要するに私のために、そこでずっと私を看病するために、そこで協力してもらったことがあるんですね。そういうことからすると、会館ができれば非常に楽ですよ。それは。 ですから、これは、私は早急に手掛けてほしいなと思うんです。いいことです。これは。これから先、この会館ができることによって、子どもたちがどれだけ本当に、あるいは親が、子どもを持つ親が経費が負担が軽減されるか。これはもう明らかですから、もう構想だけにとどまらず、これから先、どんどん前向きに積極的に進めてください。そして一日千秋って言わないで、早目に着工するように頑張ってください。 同時に、そしてそれで、あなたの考え方は、先ほどPFIの話もしたけど、当初は沖縄離島活性化推進事業を活用するということで、あなたは考えておられたようですが、その後、PFIに切りかえて、民間活力を導入するというふうなことになっております。 はっきり申し上げて、この活性化事業というものは、建物の建設には該当しないわけでしょう。ですからPFIしかないんでしょう。該当するの。企画部長、該当するの。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えいたします。 一括交付金の特別枠については、十分検討ができるかと思っております。 また、沖縄離島活性化推進事業補助金につきましても、そのメニューの中で、私たちは八重山会館の必要性、その中に官民協働だとか、政策間連携、あるいは離島活性化を担う人材の育成だとか、そういうメニューがございます。 また、そのメニュー以外でも、特に先導性があるんであれば認めましょうというのが、沖縄離島活性化推進事業の補助金になっておりますので、そのメニューにつきましても、あらゆるメニュー探し、補助金のメニュー探しをしながら、また民間の活力をいただけるんであれば、そのPFIを導入するということも含めまして、検討してまいりたいと思っております。 ただ、単純に土地を購入するというだけの一定の一括交付金による購入は難しいですけれども、建物もあわせて事業化をするということで、一体化であれば、可能性はあると考えております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 可能性はあるということだけど、これ断言はできないんだろう。あなた方、これから交渉して、果たしてこのいわゆる構想どおりに、この交付金が使えるかどうかということについては、まだ県と調整もしていないですよ。難しいんじゃないの、はっきり申し上げて。どうなの。まず感触として。いや、市長の政治力で大丈夫ですよと、あなたは言うの。             〔何事かいう者あり〕 ほほう、大したもんだ。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) あらゆる方策につきまして検討をしてまいります。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) そして、恐らくこの活性化交付金というのは、非常に厳しいと思う。また、利率も大変だと思う。そういう意味で、市長、あなたは、PFIということについて、民間活力を導入するということに方針転換されたというふうに理解していいですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) これは、必ずしもPFIだけを念頭においているわけではございませんで、さまざまな制度を活用していきたいというふうに思います。 これは、最終的に八重山郡民の皆さんに利用していただく施設になりますので、その方々に将来的な負担を強いてもよくないというふうに思っていますので、できるだけ郡民の皆さんの負担の少ないように、そしてまた継続的にその会館が存続するような方式を考えていきたいというふうに思っていますので、国の制度、また県の制度、活用できるものは活用しますし、足りない部分に関しては、PFI、民間活力等も導入することも考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) 総合的に判断されることはいいでしょう。でもしかし、もうここに及んでは、やっぱり私が先ほどから申し上げているPFIですよ。これは座間味村がこのPFIを使って庁舎を建設されておりますね。6,500万円。これは鉄筋コンクリートなんですけど、このPFIの中のBOT方式というのがあって、これは建物をつくる。そして15年間、要するに役場が金を払うと。 そして15年間払い続けて後、後には、そのいわゆる所有権が変わると。6,500万円ほどずっと15年間払っていく。そして15年後には座間味村の所有によると。こんないい制度はないじゃないですか。PFI。だってこれから先、建物をつくるにしても、皆さん方は土地も購入しなくちゃいかん。それからまた建物も建てんといかん。莫大な金ですよ、これ。いい話です。構想ですけど、何しろ予算がかかるということ。そういうことからすると、なるべく市民に負担をかけないように予算を有効に活用するということからすると、やはりこのPFIの制度を大いに利用されたほうがよろしいんじゃないですかというふうに私は思いますけど、いかがですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) PFIも含めまして、PPPの研究会等にも参加をさせていただいておりますし、先ほどおっしゃった座間味村役場につきましても、昨年のうちに、美ぎ島美しゃ市町村会、宮古・八重山圏域の市町村長でつくる会で視察をさせていただいて、内容等については、もう十分理解をさせていただいております。その中で、さまざまな話が出てくる中で、八重山会館の構想等も一つのアイデアとしてあるのかなというふうに思っています。 今後、先ほども申し上げましたように、市民、そしてまた郡民の皆さんの負担ができるだけ少なくなるように、制度的なもので活用できるものは活用して、またPFIでできるものに関しては、それも導入等も考えながら進めていきたいと思います。 いずれにしろ、先ほど土地の件もありましたが、県とも調整したいという話もしたことについては、例えば県有地の適当な場所があれば、そこを貸していただくとか、そういったことも検討しながら進めていきたいというふうに思います。できるだけ早いうちに実現ができるように構想をスピード感を持って取り組んでいきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 小底嗣洋君。 ◆19番(小底嗣洋君) この件は、どうしても竹富町、与那国町を巻き込まないことにはいかないわけですから、今後、市長はこの竹富町や与那国町の町長さんと具体的に、折に触れていろいろと話し合いをしてください。 それから、議会もありますから、こっちに議長さんがいますから、仲嶺議長さんが。仲嶺議長さんにも、そこのあなたは要するに市長さんは会長でしょう。             〔何事かいう者あり〕 広域の会長ですよね。だからそこに行かれて、与那国・竹富町の議員の皆さん方にも、あなたのいわゆる構想、趣旨を述べて、ひとつご協力を賜わりたいということをお願いしながら、この広域行政も生かしながら、今後積極的に一日でも早くこの会館が実現できるように、全身全霊を込めて前向きに検討してください。取り組んでください。そのことを強く要請いたしまして本員の質問を終わります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 以上で、小底嗣洋君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時12分                               再 開 午後 3時24分 ○議長(知念辰憲君) 再開いたします。 次の質問者、長山家康君の質問を許します。長山家康君。 ◆4番(長山家康君) こんにちは。本日、最後の登壇者となります。長山家康です。よろしくお願いします。 3月11日に行われました石垣市長選挙で中山義隆市長が3選目の当選を果たしました。「日本一幸せあふれるまち石垣」を目指し、市民の皆様に訴えた、そして共感を得たこれからの石垣のビジョンを実現すべく、本市に暮らす全市民のために最大限の力を発揮していただきますようお願いいたします。 さて、市長選挙で中山市長は国際観光都市づくりを政策の柱とし、南ぬ島石垣空港の滑走路延長や空港ターミナルの拡張を公約として掲げました。私も、石垣を世界に冠たる観光王国とすべく、議員としてこれまでも取り組んでまいりました。 石垣を含む八重山諸島は、東シナ海に浮かぶ個性的な自然の恵み豊かな島々であり、島に根づく伝統文化や人々の暮らしが世界中の人々を魅了し続けております。さらなる観光産業の発展がこの島を守り、発展させていくものだと考えております。 日本にとって、アジアの国々への入り口、アジアの国々からは日本への入り口である本市は、アジアの世紀と言われるこれからの時代に地理的優位性をふんだんに生かすことで観光産業の発展につながっていきます。 そのためには、本市の空港機能の強化は不可欠であり、ことさら石垣がアジアと日本の結節点だとの視点から、南ぬ島石垣空港のあるべき姿を追い求め続けなければなりません。 そこで当局にお伺いいたします。 南ぬ島石垣空港の目指す姿に向けて戦略的取り組みをまとめ、南ぬ島石垣空港将来ビジョンの策定が必要になると考えておりますが、当局の見解を求めます。 また、現在、当局が把握している南ぬ島石垣空港が抱える課題について答弁を求めます。 次に滑走路の500メートル延長の目的と実現への取り組みについて、空港ターミナルの拡張への取り組みについて当局の答弁を求めます。 空港行政については、もう一点。格安航空会社、LCC、バニラエアの成田空港・新石垣空港への就航についてです。 南ぬ島石垣空港には、現在、石垣・関西間にLCCのピーチ・アビエーションが定期便を運航しておりますが、八重山に住む私たちにとって利用する機会が多い、また生活路線である那覇・石垣間の路線は、2015年にスカイマークが撤退して以来、フルサービスキャリアのみの就航となり、料金はスカイマーク就航前と同レベルほどの高値に戻ってきている状況でございます。 現在は、県の補助事業にて経済的負担の軽減を図っていますが、再度の石垣・那覇間あるいは東京・石垣間へのLCCといった低運賃の航空会社の就航は八重山郡民の切なる思いでありました。 そういった中、成田国際空港株式会社は、2016年に発表した2018年までの中期経営計画にて、成田空港からの就航都市をふやし、またLCCの発着回数の割合を25%から30%以上を目指すとしておりました。その中で、成田から就航がない都市として石垣について言及がありました。 成田国際空港株式会社の夏目社長は、その際、就航地を決めるのはLCCだが、成田国際空港株式会社としてマーケティングやプロモーションで自治体に働きかけ、就航地拡大を目指したいと意気込みを述べておりました。 その情報に触れて、かねてより観光行政についてさまざまな取り組みを行っている私も所属する会派自由民主石垣が昨年7月に成田国際空港株式会社を訪問し、成田空港から南ぬ島石垣空港へのLCCの就航について意見交換をし、石垣市民や八重山郡民の熱い思いを伝え、要請を行ってまいりました。 ことしの7月1日に就航を開始することで、八重山郡民の悲願も、また会派の要請も成就することとなります。バニラエアの就航は、地域経済の活性化と地元住民の負担軽減が期待され、大変喜ばしいところです。 LCCは空飛ぶ電車とも言われ、安価な運賃設定が魅力となっております。 さて、そこで、現在、市民が利用している離島割引、いわゆる沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業についてですが、先ほども触れました、以前、石垣・那覇間はスカイマークが2013年7月から運航を始めたことで航空運賃が下がったことから離島割引の適用が保留されておりました。同社が2015年3月29日に石垣空港から撤退することを受け、離島割引適用保留が解除されるという経緯がありました。 今回のバニラエアの就航について、那覇・石垣間は1日2往復と計画されていますが、バニラエア就航による沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業への影響についてご説明願います。あわせて、児童・生徒派遣費助成事業への影響についても答弁願います。 2項目めに移ります。保育行政について、待機児童解消に向けてです。 市長選挙では、本は県内トップの待機児童の解消率や保育士確保策等が進んでいることについて有権者の皆様に高い評価をいただいた石垣でございます。選挙期間中には、日ごろに増して市民の声に触れる機会がありました。若い世代や子育て世代からは、保育行政についてはまだまだ辛辣な意見もございました。 特に保育所選考結果の通知時期ということもあり、待機児童対策や入所選考の通知のおくれについて多くのご意見をいただき、議会としても一丸となってこの問題に対して取り組まなければならないと改めて感じているところでございます。 待機児童解消に向けて、は、引き続き、受け皿の拡大や保育士確保等に取り組んでいくものだと承知しております。しかし、さらなる取り組みが必要だというふうに考えております。人工知能、AIやIoT、物のインターネット、またICTといった最先端の技術を活用した保育行政や保育業務の効率化アップを図り、保護者や保育士の負担軽減につなげ、待機児童の解消を目指すべきだと考えております。 まずは、現状、次の2点の内容と課題について当局にお伺いします。保育所入所選考の方法とその課題と対策について、次に保育士の日常業務の内容について、答弁をよろしくお願いいたします。 3項目め、子育て・介護支援策として紙おむつ類の無償回収を提案していきたいと思います。 子育てしやすいまちとして、市民の希望出生率2.47の実現に向け、また全ての高齢者が健康で生き生きとともに支え合い安心して暮らせるまち石垣を目指す本として、できることを一つ一つ実行していくことが目標達成への確実な道です。 子育て世代や介護をされている世帯、障がいをお持ちで紙おむつを使用されている世帯等、紙おむつ類を使用している世帯にとって処理についての負担が大きいとの声を聴いております。現状では、紙おむつ類は燃やすごみとして処分されておりますが、その分量は、乳幼児だと1日に紙おむつを15枚以上も使うそうで、経済的な負担も無視できない状況です。 本市では、平成15年にごみの減量化を図るために有料化を始めています。しかしながら、人間が生命を営むための生理現象である排せつという行為は減量化を図る上で対象外とすべきであると考えております。 以上の観点から、子育てしやすいまち、安心して老後を過ごせるまちを目指す石垣において、子育て・介護の負担軽減を図るため、紙おむつ類の無料回収を行うべきと考えますが、当局のご見解をお聞かせください。 最後の項目です。市民のまちづくりへの参画をサポートするためにと題しました。石垣自治基本条例には、その基本理念に「身近な地域の課題について、市民自らが主体的に取り組むことを自治の起点とし、市民及び事業者等が協働してまちづくりを行うこと」と掲げております。 市民協働のまちづくりとしてこれまでさまざまな形で市民の皆様が主体的に活動されています。しかし、全体的な広がりとしては、もう一工夫が必要と考えております。特に若い世代がまちづくりへ参画していただくには、従来どおりの取り組みとは別に新たな手法を用いることが必要と考えております。 私は、議会でもたびたび取り上げておりますICT技術やIoTといった技術、オープンデータの活用等、新しい技術を用いると今ある課題も解消されると考えております。現在の世の中、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等の普及でどこでも誰でもインターネットに接続することができます。 さらには、ソーシャルネットワークサービス、SNSの台頭により、さまざまな情報がその利用者の関心別に分野別にアクセスしやすい環境が整っております。例えば石垣の情報にしても、ホームページだけではなく、各種SNSで情報を得、さらに石垣のフェイスブックページに関しては県内一のいいね!の登録数を誇っておるところでございます。 今回の質問項目には、道路や公共施設の修繕必要箇所と対応の見える化の必要性についてと題しました。 229キロ平方メートルもの行政区域を持つ石垣の道路や公共施設には、多数の修繕必要箇所が存在します。担当部署も、もちろん日々の点検・把握に努め、対応されると承知しておりますが、担当部局では把握できないほどの修繕必要箇所が存在すると推測することができます。 SNSには、随時、石垣市内の道路や公共施設の破損状況がアップされています。時には、当該箇所の写真つきでネット上に掲載し、市役所を批判する書き込みも見受けられます。役所が対応しているにもかかわらずです。それを見て、さらに役所に連絡を入れる市民もおられるでしょう。それほど市民の石垣の生活にかかわる情報や状況には関心が高いということです。 どうか、この市民の関心をうまく市政発展に役立てることができないか、指摘ではなく改善へ協力いただくことができないかと私は4年間ずっと議会でも取り上げてきました。その解決策がICTやアプリの活用となります。独自のプラットフォームをつくり、市民の力を発揮しやすい環境をつくることが市民協働のまちづくりへより多くの世代の市民に参画していただくためには必要不可欠です。 この件については、再質問にて議論を深めていきたいと考えております。 まず、当局には道路や公共施設の修繕の現状と課題について説明を求めます。 以上、質問要旨を述べました。再質問は次席にて行います。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君の質問に対する当局の答弁を求めます。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 長山家康議員の1項目め、空港行政について2点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点目の南ぬ島石垣空港が抱える課題につきましては、国際線ターミナル増改築工事の工事請負契約の締結や国内ターミナルの増改築工事などが挙げられます。 2点目の南ぬ島石垣空港の目指すビジョンについては、前日の平良議員の答弁と重なりますが、まず滑走路の500メートル延長の目的と実現への取り組みにつきましては、現行2,000メートルの滑走路が2,500メートルに延長されることにより空港施設の機能拡充が図られます。 滑走路の延長につきましては、設置者である沖縄県への要請やさまざまな協議が必要になります。協議事項や調整事項等、課題解決に向け、庁内関係部署による検討委員会や関係団体を網羅した推進協議会等を設置する必要があります。要請につきましては、庁内関係部局や関係団体等の調整等を踏まえ、次年度の適切な時期に行いたいと考えております。 次に、空港ターミナルの拡張につきましては、まず国際線ターミナル工事については2度の建設工事公告不調でございましたが、今年、夏ごろには工事契約ができるのではないかと報告を受けております。 また、国内線ターミナルにつきましては、現在、石垣空港ターミナル株式会社でターミナル増改築基本構想の策定業務を行っており、今後、エアライン等関係団体に対し事情調査を行い、基本構想がまとまり次第、基本計画の策定や県を初め関係団体との調整、実施設計の着手、工事発注の手順で進められると考えております。時期につきましては、国際線ターミナル増改築工事完了後になると予想しております。 4項目め、市民のまちづくりへの参画をサポートするために、道路や公共施設の修繕必要箇所と対応の見える化の必要性についてお答えいたします。 道路や公営住宅、公園、運動施設などの公共施設の維持管理については、これまで、年間計画に基づくものや緊急時、市民からの情報による対応など、さまざまな状況に応じて対応してまいりました。平成22年のすぐやる課設置以降、現在の施設管理課まで、市民からの苦情や要望にはできる限り迅速に、また関係機関との連携を密に市民への情報提供に心がけておりますが、予算規模や人員の関係から要望に十分に対応できないところもある場合は優先順位を決め取り組んでいるところでございます。 公共施設の日常の維持管理は自主的に実施されることが望ましいところではございますが、市民からの情報も必要と考えており、ご提案の見える化につきましては今後の課題として取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 南ぬ島石垣空港将来ビジョンについてのご質問にお答えいたします。 南ぬ島石垣空港が開港し、本年3月に5周年を迎えました。現在では、年間137万6,000人余の入域観光客が本を訪れるようになり、南ぬ島石垣空港の乗降客数は年間250万人を超えております。 このような中、国際線旅客施設については、施設の狭隘により平成27年度から旅客ターミナル施設の増改築に向け取り組んでおり、平成30年度で工事に着手し、平成32年度の供用開始を目指しております。 また、平成29年度に南ぬ島石垣空港が税関空港指定をされ、昨年12月には本の特産品などの香港市場への初輸出を行うなど、新たな取り組みを始めました。沖縄県21世紀ビジョン基本計画では、国際線の受け入れ強化、国内外の路線拡充を位置づけ、八重山の空の玄関口として取り組みを図るとしております。 本市の南ぬ島石垣空港は、開港後、当初の予想を上回り、国際線施設の狭隘化や国際貨物輸出施設の環境整備など、さまざまな面で課題を抱えております。包括的に対応する必要があると感じているところでございます。ついては、南ぬ島石垣空港の今後のあり方など、将来的なビジョン策定の必要性につきまして県とも意見交換をしながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) 長山家康議員のご質問にお答えいたします。 1項目めの4点目、格安航空会社バニラエアの就航について、沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業への影響これについてお答えいたします。 格安航空会社バニラエアの記者発表によりますと、本年7月1日から石垣・成田と石垣・那覇路線の就航が決定しております。それによります沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業への影響についてお答えいたします。 本事業につきましては、離島住民の遠隔地への唯一の移動手段として利用されている割高な航空運賃の費用負担を軽減し、離島における定住条件を整備することを目的として、県が事業主体となり、市町村が離島住民割引カードの交付事務等を行うものです。 本事業における事務取扱要綱第7条第2項の規定によりますと、制度適用の対象路線において離島住民等を対象とした航空運賃が競争状態にある場合や、県が目指す運賃水準、具体的には新幹線並みの運賃を下回っている場合は、本事業の制度を保留し、負担金を交付しないものとされております。 県に確認いたしましたところ、現時点におきましては当該航空会社から詳細な説明を受けていないとの回答でありましたが、仮に当該金額が離島割引運賃の価格を下回るようであれば事業適用が保留となる可能性があります。 続きまして、3項目め、子育て・介護支援につきまして、子育てしやすいまち安心して老後を過ごせるまちを目指す石垣において紙おむつ類の無料回収を行うべきと考えるが、当局の見解を伺うについてお答えいたします。 本市では、現在、一般家庭から出される紙おむつは燃やすごみとして本市指定の有料ごみ袋で回収しております。議員ご提案の子育て・介護の負担軽減を図るため有料ごみ袋を対象者に提供することは可能でありますが、今後、その取り組みにつきまして、関係部署と協議の上、検討してまいります。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 1項目めの児童・生徒派遣費助成事業の影響についてお答えいたします。 児童・生徒の派遣費助成については、一括交付金を活用し、市内の学校に在籍する児童・生徒の市外等への派遣に関する経費に対し助成しております。 県内・県外で開催される運動競技、または文化的活動の大会やコンクール等がその対象となります。 補助額は、県内派遣は1人当たり8,000円を上限とする渡航費の実費分、県外派遣は1人当たり2万1,000円を上限とする渡航費の半額の補助を行っております。 ご質問のLCC就航による本事業の影響については、今後の状況を注視した上で分析等を行いたいと考えております。 今後とも本事業の周知を十分に行い、派遣される児童・生徒や保護者の負担軽減を図ってまいります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) 長山家康議員の2項目、保育行政についての1点目、保育所入所選考の方法、課題と対策についてお答えいたします。 保育所入所選考につきましては、石垣特定教育・保育施設等入所選考に関する要綱に基づき、保育施設等の定員、年齢別定員により、保育の必要性の高いものから、順次、入所選考を行っております。 入所選考につきましては、石垣保育施設等入所選考基準に基づき、保育の必要性を点数化した指数を基準とし、同一指数の場合は、希望する園の優先順、兄弟・姉妹の同一保育所への入所状況、母子世帯や父子世帯またはこれに準ずる世帯を考慮するなどの調整を行い、決定しております。 保育所入所業務は、公平性を保ちつつ、各家庭のさまざまな事情を考慮しながら限られた入所枠に割り当てる入所選考業務となっており、複雑さが伴い、多くの時間を要する業務であることなどが課題となっているところでございます。 2点目の保育士の日常業務内容についてお答えいたします。 公立保育所の1歳2歳児担当保育士が行う業務を例にご説明いたします。 保育士は、出勤後に園舎内外の安全確認、換気、室内整備、消毒した玩具の準備などの園児の受け入れ準備を行います。 園児の登園後には、健康状態の観察、検温、家庭からの連絡事項の確認などを行いながら遊んでいる子どもたちの見守り、また午前10時ごろのおやつ準備や昼食、片づけ、お昼寝の準備や排せつ等の促しなどを行います。 その活動の中で、挨拶、食事のマナーや手洗いなど生活の習慣等を教えるとともに、着替えの際には体の異常がないかの確認等も行います。 お昼寝中は、子どもたちの安全に気を配りながら、保育の記録、家庭への連絡ノートの記入などを行い、お昼寝後は、子どもたちの遊びを見守りながら、玩具の片づけや荷物の整理、連絡事項の確認を行います。 子どもたちの降園後は、室内の整理整頓、火のもとの点検、戸締り等をし、業務が終了となります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、長山家康君の再質問を許します。長山家康君。 ◆4番(長山家康君) それでは、順を追って再質問に入っていきます。 空港行政についてですけれども、冒頭の答弁においては、課題として、国内線ターミナルの狭隘化について、国際線ターミナルの改築について触れられておりましたけれども、しっかりとした当局が把握されている課題について答弁がなかったので、いま一度、どういった点が課題として挙げられているのかというところをお聞かせください。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 3時51分                               再 開 午後 3時52分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。空港課長、石垣英邦君。 ◎空港課長(石垣英邦君) お答えします。 細かい課題ということでしたので、空港課の業務は、管理事務所の業務として、県が設置した空港の管理でございます。管理の部分では、細かいことという部分については、例えば、年がら年中、太陽がさんさんとしておりますので、草刈り、その他、空港周辺にはかなりののり面がございます。のり面の管理等、それとあわせて、最近、石垣島全域に生息しているコウライキジによるバードストライク防止等々が業務による課題なのかなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 空港については、県管理空港というところであって、また空港ターミナル株式会社もあるし、また空港課もいると。さまざまな主体がそれぞれの担当を担っているというふうに感じておりますけれども、今回、市長のマニフェストでもありました滑走路の延長とターミナルの拡張等、としてこういった方向に進めたいという姿があって、さまざまな、県や、空港ターミナルの株主でもあると思いますけれども、連携しながら取り組んでいかなければいけないと思っております。そういった点も踏まえて、空港課の管理業務での課題というのは承知しました。 それ以外に石垣空港としての課題というのはどういった点を把握されているのか、答弁が可能でしたらよろしくお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 答弁の中にもありましたように、ターミナル自体の、まずは一つは狭隘化が進んでいると。国際線のみならず、国内もそろそろ大きさとして満杯の状態になりつつあるということと、もう一つ、プライオリティーのお客様向けのVIPルームのようなラウンジが欲しいという声も聞いております。これは空港ターミナルビルのほうにも伝えておりまして、それに向けて拡張の際に設置したいというような話もしております。 滑走路の500メートル延長を出させていただきましたが、それに伴って今工事が進んでいます。エプロンの増強とかボーディングブリッジ、PBBの設置というのもありますし、より快適にご利用いただくためには、さらに整備も必要だと思いますし、駐車場機能も進めていく必要があると。 全てにおいて、今、予想を上回るスピードでお客様がふえておりますので、それに対する対応というのを丁寧に進めていく必要があるのかなというふうに思っております。 滑走路の500メートル延長は、隣の宮古島の下地島空港が3,000メートルの滑走路を有しておりまして、これが約1年少し後にオープンして国際空港としての機能も十分こなすだろうということを考えた場合に、八重山と宮古と連携することによって、国際観光都市、また観光圏域として双方で伸びていくことができるというふうに思っていますので、空港単体のターミナルビルとか県の設置だからということではなくて、石垣の行政として、また空港ターミナルビルは株主でもありますので、積極的にかかわって、一つ一つの課題解決に向けてはできるだけ早くお客様の快適な空港という形を目指していきたいというふうに思っております。
    ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) さまざまな課題を市長のほうも把握されていて、それに向けて空港のターミナル拡張等に取り組んでおられる様子ではありますけれども、当初、小型機であるボーイング737の就航を前提として建設が進んでいった結果、現在、想定を上回る、うれしい悲鳴ではありますけれども、観光客数がいらっしゃって、また観光基本計画の上方修正をして、2020年までに150万人を目指すというところで、ほぼ達成も間近ではないのかなというふうに考えております。 そういった中で、先ほどさまざまな課題がさまざまな箇所から、お客様から、また航空会社から、そのほかの利用者からいろんな点が挙がってきて、それに対応すべく取り組んでいるというふうな印象を受けました。それもそれで必要ではありますけれども、冒頭でもお伺いしましたけども、こういった国際観光都市にするから、こういった島にするので空港もこうあるべきだという姿がきっとあると思います。 じゃないと、737が就航前提でつくった空港のように、また後手後手に、ターミナルを拡張してもさらに拡張しないといけない、足りない部分が出てくる、至らない点が多々出てくるかと思います。そういった面も含めて、しっかりと、県の管理空港ということは存じておりますけれども、そこは石垣が主体になって取り組んでいただきたいなというふうに思っております。 というのも、沖縄21世紀ビジョン等、県の各種計画を見ても、那覇空港についてはすごい力を入れて取り組んでいますけれども、新石垣空港については1行2行しか触れていないし、このままでは、沖縄21世紀ビジョンじゃ空港は全然発展しない。そういうふうに思っています。 そういった点も危機感を持って、がビジョンを描いて、また市長も今回の選挙戦で国際観光都市というふうに掲げました。そういった点においても、将来的なこうあるべき姿というのを関係各位集まって協議して取り組んでいただきたいなというふうに思うんですけども、この点に関しても改めて市長のほうにも答弁いただきたいなというふうに思います。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 今回の滑走路の500メートル延長は、国際空港としての機能を果たすということが一つの大きな目標です。これは、将来的に国際観光都市という意味においては、ただ単純にお客様の数だけがふえる空港ではなくて、できるだけ長く滞在し、そしてまたゆったりと観光していただいて、そしてまた休暇を楽しんでいただいて、地元に消費額をできるだけ多く落としていくという方向性であります。 そのことについては、今までの国際のお客様はもちろんリピーターとして大切ですし、今回LCCがまた成田から那覇から飛ぶということで、新たな若者層も含めてのお客様が来るでしょうが、そういったお客様方にも満足度を高めてリピーターとなっていただくことでお客様全体がふえてくるということも必要になってくると思いますし、国際観光都市と言うからには、国内だけの観光地だけじゃなくてハワイやその他の名立たる観光地と競争していかなければなりません。 それは、受け入れ体制、おもてなしも含めて、またまちのインフラの整備等も早急に取り組む必要もあると思っておりますので、そのあたりは、国際観光都市を目指していく中においては、さまざまな整備というのは、地元に住んでいる市民の皆様にとってもより住みやすいまちになっていくものだというふうに思っておりますので、道路等のインフラ、また看板等の表示を含めての国際化、そしてまたそこに働く人々の国際的な人材育成ということも必要になってくると思いますんで、これは全庁的な取り組みでやっていかなければならないと思いますし、石垣だけじゃなくて竹富町や与那国町との連携等も必要になってくると思っております。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 八重山圏、また各種関係機関と、また冒頭でもありましたように包括的に対応する必要性があるというふうな答弁もありました。12月には空港の運用時間延長を提案して、今後の宮古島空港との連携や、また競争も視野に入れて戦略的に取り組んでいくというふうな答弁も当局からされました。 という点も含めて、ハード面もそうですけども、運用体制や必要な施設や人材、また例えば国際ネットワーク等さまざまな検討課題があると思いますので、答弁がありましたように将来的なビジョン策定に関して県とも意見交換をしながら、ぜひともしっかりと取りくんでいっていただきたいと思います。 その際、現在、聞かれるような混雑だとかプライオリティー、ラウンジがないだとかチェックインカウンターが狭いだとか、本当に混雑時は、1時間以上、待たされることも、手荷物を預けるときに、ざらにありますので、そういった点も、本当に真の国際観光都市、かつ満足度を高める、量より質を高めていく、いいお客さんに来ていただく、そういった点を含めたときにどういった空港であるべきなのかというところを全庁的に皆さん考えていただきたいなというふうに思います。 この点については以上です。 バニラエアについて1つだけ質問いたします。 バニラエアの参入は、先ほど申しましたとおり地域の住民から相当喜びの声が聞こえます。相当、皆さんも経済的な負担が軽減され、生活の負担が軽減されることによって豊かになっていくもんだというふうに思っておりますけども、以前、スカイマークが参入したときに、割安な値段設定だったんで、他の航空会社も追随して値段が下がりました。 その結果、島民の皆様はサービスの質がいい他の会社を使うことによってスカイマークの搭乗率が下がって、ほかの問題もありましたけど、経営が不振になり、最終的には撤退してしまうという。歓迎したにもかかわらず。地域住民の中には、有志がスカイマーク応援団と言って立ち上げて取り組む動きも見られましたけども、今回、バニラエアが就航して、地域一丸となって応援していかなければいけないのかなというふうに思っております。 全庁的に出張の際もそういったバニラエアを優先的に使うだとか、そのほか市民の動きをしっかりサポートしていくだとか、さまざまな取り組みがあるかと思いますけども、その点についても当局のご見解を教えてください。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 離島割引がありますので、離島住民にとっては非常にありがたい事業となっておりますが、それよりも安い格安航空会社が7月から就航するということで、以前のようなことがないよう、職員もそうなんですが、一般市民の方々にも、大事に育てていけるように広報活動はしっかりと取り組んでいきたいと思っております。 ただし、企業間ですので競争が働くと思いますので、その辺は節度を持って取り組んでいきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 那覇・石垣間と、最も市民や郡民が使う路線ですので、その点はしっかり認識しながら、またバニラエアの就航を歓迎して迎え入れていけたらなというふうに思います。よろしくお願いいたします。 次に保育行政について、入所選考について再質問に入らせていただきます。 通告書にも書いてありますけども、人工知能、AI等の活用によって今ある業務を劇的に改善できるのではないかというふうな視点から再質問に入っていきたいと思いますけども、まず今回のことしの保育所入所選考において課題の洗い出しをしていきたいなというふうに思います。 ことしの入所の申込者の数、また定員についてどうだったのか、答弁願います。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 平成30年4月の入所申込者数は、過去最高の2,315人の申し込みがございました。 平成30年4月の受け入れ可能数は、新たな認可保育園等の開園もあったことにより、現在、全体で2,184人となっております。 内定数につきましては、一次審査の結果については通知済みでございますが、転勤また私立保育幼稚園決定等による取り下げ等もございまして、現在、入所保留者の入所に向けまして調整を行っている途中であることから、内定者数については確定できない状況にございます。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 今回は、入所選考業務についていろいろと議論していきたいと思っております。 昨年度も入所選考の通知が遅いと新聞に載り、また委員会についてもこの点について指摘されました。新聞報道によると、17年度は2月下旬の予定が当初よりおくれての通知となったということでございました。 それでは、今年度の入所選考の結果の通知はいつ行ったのか、答弁願います。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 第1回入所選考通知は、去る3月2日に発送を行っております。第2回入所選考の通知の発送は、3月19日に発送いたしました。 現在、若干、受け入れ可能な園がございますので、入所保留者の再調整に向けて業務を行っているところでございます。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) この件に関して、子育て世代からの率直な意見としては、本当に遅い、困っているという声が何名からも寄せられて、ここにいる議員の皆様も同じだと思います。 また、担当者である課長や部長のところにもあると思いますけども、昨年からも改善されていない状況、昨年もしっかりと取り組んでいきますとおっしゃっていた。しかしながら、同じような状況になった。これは、相当、時間がかかっているんですけども、例年、もっと早くすることはできないのか、またなぜこのように遅くなるのか、説明を願います。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 毎年、保育所の入所申込者数が増加している現状にございます。保護者の希望にできる限り近づけるためにきめ細かい入所選考を求められる作業となっていることから、時間を要している状況にございます。 次年度におきましても、早目に発送できるように、他の業務の方法であったりとか、そういったものを参考にしながら選考業務の効率化に向けて取り組んでいきたいと、そのように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 今の答弁だと、恐らく来年も同じような時期に発送になるのかなというふうに思います。去年も、その前年度よりも申し込み者数はふえていて、またことしもふえました。そういったことが想定できる中、そのことに対して何ら対策もとれていなかったような印象を受けます。 今回、この保護者の希望にできる限り近づけるために、きめ細かい入所選考を求めたため、時間を要しているというふうにおっしゃっておりました。単純な計算ではありますけれども、第5希望まで募る。それが2,300名余りの申し込み者。これ単純に計算すると、5の2,300上の通り、もっと本当は複雑ですよね。いろんな兄弟がいるとか。それ以上の通りを一個一個みんな合わせていくという作業は、大変時間がかかると思っております。そういった状況の中、ことしは、保育所入所選考は何名で対応したのか、教えてください。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 入所審査の担当職員は1名でございます。それプラス非常勤職員の2名、またその期間の増員として、別係より非常勤を1名。4名体制で、受付、入力、支給認定審査、入所選考資料の作成、また結果通知の準備、その間に各園との調整、さらに市民からの問い合わせ等の業務を行っている状況でございます。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 職員もしっかりと頑張っているかと思っておりますけれども、やはり絶対的に人手が足りない状況だというふうに認識しております。 保護者たちからの希望としては、3月だと本当に遅い。2月末でも遅い。全国的にも調べてみると、1月下旬から2月上旬に通知しているところが多数、それが当たり前としてされている。そういった中、どうでしょう。来年度は、1月末めどに通知しようと思ったらできるんでしょうか。どうでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 恐らく継続児がふえることから、次年度もさらに入所保育所等の入所申し込み者数は、増加することが見込まれるところでございます。 来年度は、この発送の期間が改善できるのかというご質問でございますが、現在、継続児についても細かい調査とかをしている部分がございます。そのあたりを改善することで、継続児については入所ではないので、もう必然的に入れるような仕組みに持っていくとか、そういう形で業務の改善を図ることで、今年度よりは早目に発送ができる体制に持っていけるのではないかと。また、先ほども申し上げましたように、他の業務の仕方であったりとか、そういうものも参考にしながら、早目に発送ができるように努めてまいりたいとそのように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) これはどんなに石垣が待機児童の受け皿をふやして、保育士を確保してしっかりと子育て環境に力を入れていても、こういった面、一つ一つのところをしっかりしていかないと、やはり保護者というのは正当な評価をしてくれないという部分もありますので、そこはしっかりと目標を決めて、1月末、2月上旬等を決めて、間に合わすように取り組んでいただきたいなというふうに思います。 通告書でもありました。私は、この作業について、AI(人工知能)を活用することによって、劇的に改善が図れるのではないかという、本市においても、というふうに提案をしていきたいと思います。 というのも、民間企業が、現在もうリリースしてあるんですけれども、AIを活用して、ご存じかと思いますけれども、さいたまにおいては、8,000人の申し込み者がいて、第5希望まで募って、それをもう本当瞬時に最適な割り当てをするような技術も開発されています。実際この技術を導入している自治体もあります。 今、手作業でされているかと思いますけれども、実際その作業で、本当にそれが最適な割り振りなのかと言われると、恐らく自信、声を大きくやっていますと言えるかどうか証明のしようがないんですけれども、このAIを使えば、その最適機会を一瞬時に割り振りして、この入所選考業務、割り振りの業務が、もう明らかなマンパワーが必要な業務も一瞬で終わると。そういったものを導入して、ぜひとも来年度1月末──予算との相談もあると思いますけれども、保護者たちのこの機会損失等を考えれば、全然必要な額なのかなというふうに思いますので、来年度の1月末、2月上旬に向けてこういったAIの導入等を、どうか実現に向けて検討していただきたいんですけれども、その点に関して答弁願います。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 ご提案いただきましたAI、聞くところによりますと、職員の選考業務負担が大分改善される上に、また市民へのサービスの向上、また期間を縮めることによって、入所保育者の満足度の向上も図られるのではないかというふうに考えるところでございます。 議員もおっしゃっておられましたように、経費等、また財政面との調整等も含めながら、今後検討に向けていきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) ぜひ実現への検討をしていただきますようお願いを申し上げて、次の項目に移ります。しっかりと来年は、保護者から安心して保育所通知が受け取れるようなそういった取り組みをやっていただけますよう、お願い申し上げます。 次に、紙おむつ類の無料回収についてですけれども、先ほど環境課からは、対応が可能だという、要するに予算がかからないので対応が可能だと、相当前向きな答弁をいただきました。これに関しては、そのほかの部署もかかわってくるかと思います。介護長寿だとか、児童家庭課だとか、障がい福祉課だとか。福祉部が恐らく窓口になるのかなというふうに思っております。 全国的に見ても、このおむつの無料──おむつ類の廃棄の無料回収については、取り組んでいるところが多くて、やはり経済的負担の軽減になる。しかもそこまで予算をかけずにできる。石垣においては、先ほどの答弁では、新たな予算を組まなくても対応、仕組みをつくることで可能だというふうにありましたけれども、福祉部としてこの紙おむつ処理に対して、どのように取り組むのか答弁──先ほどの環境課からの答弁を受けて、福祉部からのこの負担軽減策についての見解をお聞かせください。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 紙おむつの処理につきましては、減らそうと思って減らせるものでもございません。また量も多いため、家計への負担が大きいという声もあるところでございます。 先ほど、市民保健部のほうで、有料ごみ袋を対象者に提供することは可能だということがございますので、福祉部としましても、高齢者、また子育て世帯、障がい者世帯の負担軽減に向けて、その取り組みにおいて協力連携を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) ぜひ実現に向けた検討をしていただきたいと思います。 ベネッセのこどもちゃれんじ、「おむつはずれ」の本によると、おむつがはずれたのは、2歳半から3歳前後が7割に上るというのがあるので、子どもに関しては、そこら辺を目安に対象にすれば、多くの子育て世代の負担軽減になるのかなと思います。その点も含めてさまざまな検討課題があると思います。実現に向けてしっかり取り組んでいただきますようお願いを申し上げます。 次の項目に移ります。道路や公共施設の修繕必要箇所の対応と、この見える化についての再質問に入っていきたいと思います。 それでは、まず現在のすぐやる係に修繕箇所についての連絡があった場合、現状の対応方法とその課題について、どのようにお考えか、答弁願います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 修繕に関することにつきましては、電話等の依頼を受け、受付簿を作成しております。現場を確認し、緊急性、安全性などを確認し、簡易なものにつきましては、すぐ対応するもの、あるいは予算がかかるもの、あるいは長期的になるものにつきましては、相談者へ説明するなど、対応をしております。また、予算、人員に限りがあり、そのようなことが課題となっているところでございます。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) ちょっと教えてください。昨年度、そういった要望の件数は何件で、何件あったのかというところと、もし可能であれば、道路の修繕箇所数について、教えてください。また、平日以外の対応については、どのように行っているのか、教えてください。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 4時22分                               再 開 午後 4時22分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 施設管理課となった平成25年は、受付件数が233件、以後、26年度が164件、27年度72件、28年度64件となっております。 内容別に見ますと、道路に関する依頼が最も多く、各年度とも全体の約4割を占めております。次に、街灯の修理、設置などの相談に関すること、街路樹や樹木の繁茂、植栽の除草に関するもの、また、蜂やカラスに関する駆除の相談、その他、放置自転車など、多岐にわたっております。 また、市民からの情報等は、受付簿を作成して、施設管理課所管以外は、担当部署のほうへ連絡し対応をお願いしております。平日以外の対応につきましては、当番制を敷いておりますので、それで対応しております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 冒頭にも触れましたけれども、現在、スマートフォン等普及して、市民の皆様は相当行政についての関心が高い。例えば、道路に穴があいていて、スマートフォンで写真を撮って、フェイスブック等に載せて、行政は何も仕事をしていない、投稿をしたりするんです。でも、実際は対応中であったり、誰かがもう既に連絡してあったり、そういった場合も多いんですよね。 そういった面からしても、そういった対応中だとか、しかかり中だとか、そういった情報が市民にすぐわかるような状況をつくることによって、そのような何ですかね、市役所の皆様が頑張っているところを批判されないでも済むし、逆にこの写真を撮るという行為で、ネットに上げるという行為をもっとほかの方向に移すことによって、皆さんがそういったまちづくりに関心を持っていただけるのではないかと思って、今回も提案をしているところでございます。 過去2回にも、アプリの活用をして協働のまちづくりを推進しようということで、市民保健部と企画部にも2回にわたってそれぞれ質問をしました。うんともすんともなかったので、今回は建設部の、もうやはり最も親和性があるようなところからお話をさせていただいております。 このアプリについて、ほかの自治体は、どんどん取り組んでいるところはふえておりますけれども、どうでしょう。把握はされているのでしょうか。ちょっと答弁願います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 アプリを活用している先進地につきましては、把握はしてございません。 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 何回か取り上げてはいましたけれども、改めて説明したいと思います。議長、スマートフォンをちょっと使っていいですか。 ○議長(知念辰憲君) どうぞ。 ◆4番(長山家康君) 皆さんもお持ちだと思いますけれども、スマートフォンを持って、例えば、議会の天井が剥がれそうだなと思ったら写真を撮って、このアプリに上げるんです。そしたら地図上に──GPSも入っていますから地図上、地図があらわれて、そこにポイントが出て、「石垣市議会天井が剥がれそう、危険」というデータがアップするわけです。 それを例えば施設管理課とか管理するところに、この情報が来て「対応します」だとか、「位置図、対応します」ということをやることによって、市民もしっかりと役所が取り組んでいるなだとか、ほかに気づいた市民もこの情報を見て、「以前にもう指摘している人がいるから、私はやらないでいいな」とか。 あと若い方っていうのは、やはり電話にちゅうちょするという方が多くて、やはりLINEとかを日常的に使っている世代ですので、こういった親和性の高いアプリ等、ICT等を使うことによって、そういった若い方も楽しみながら、まちづくりに参加できるのではないかというふうに思っております。 これは、何も行政を指摘するというような取り組みではなくて、一緒に考えていこうという前向きな活動につながっていくかと思っております。 先ほどもありました、予算と人員に限りがあり、現在の処理状況としては、課題となっているというふうにおっしゃっておりました。 また、電話では、恐らく場所について説明がしづらい部分もあるかと思います。そのほかにも、しかかり中のところを市民にまた説明する手間も出てくると思います。 また、市民からしてみれば、どこに連絡していいのかわからない。の所管、県の所管、またそのほかの、もしかしたら民間のものだったりするかもしれない。ですけれども、これ情報が来ますけれども、ほかの自治体では、例えば県の所管があったら、係の方が県の担当者に連絡をして、その旨をこのアプリ上に返信することによって、市民の皆様も本当行政に信頼感を持って、この行政の皆様を応援してくれるかと思っております。 先ほど、当番制で土日は対応しているとおっしゃっておりましたけれども、土日も含めなかなか電話ができない方も、写真だけを撮って後でアップするということもできますので。このアプリは、本当にいいことしかないので、僕が最初に取り上げたときは無料で導入できましたけれども、今はちょっと45万円ぐらい掛かると、自治体によってですね。 少しだけ予算が掛かるようになってしまってはいますけれども、こうSNS、本当いろんな使い方があって、もうちょっと非難合戦になったりするところもありますけれども、そういったみんなの力をこういったアプリを使うことによって、特に若い世代に、これは年齢かかわらず誰でもできますので、道路が穴があいているとか、議会の壁が剥がれそうとか、そんないろんな情報をアップして、それだけじゃなく不法投棄だとか、そのほかこの道路は危ないよだとか、冠水しているよだとか、そういったあらゆるまちづくりの情報、まちの情報を載せることによって、しかも今、市民1人に1台、携帯、スマートフォンがある時代、そういった身近にまちづくりが感じられる、そういった取り組みになるかと思いますので、ぜひとも前向きに導入に向けて検討をしていただきたいなというふうに思うんですけれども、その点について答弁願います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 公共施設につきましては、やっぱり市民から、維持管理や修繕等につきまして多くの要望・要請があります。できる限り迅速に対応できるように取り組んでおりますけれども、所管する施設等も多く、十分な対応ができないのも状況がございます。公共施設の多くの修繕等があるため、どのようなことが、いつまでに、どこまで終わっているのか、あるいは進んでいるのか、把握できていない部分もあるかと考えます。 議員ご指摘の見える化につきましては、アプリ、あるいはホームページなどの活用ができるか、市民との情報交換ができるような仕組みができるのか、他市町村の事例も参考にしながら関係課と調整もして調査研究をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 早急に対応させて導入いたします。             〔(ありがとうございます)という長山家康議員〕 ○議長(知念辰憲君) 長山家康君。 ◆4番(長山家康君) 前向きの答弁となりました。これは、単純に役所がみんな直す、修繕箇所を対応するというわけではなく、もしかしたらそれを見て、自分でここだったらペンキを塗ることができるなとか、落書きを消すことができるなとか、市民の本当にまちづくり参画に相当な効果がありますので、先ほど市長のほうから答弁もありましたように、担当部署、多分多岐に全庁的な取り組みになるかと思いますけれども、しっかりと導入のほうをよろしくお願いを申し上げて、私の一般質問を終わります。 ○議長(知念辰憲君) 以上で長山家康君の質問は終了いたしました。 それでは、26日月曜日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。お疲れまでした。                               散 会 午後 4時31分...