石垣市議会 > 2017-02-27 >
02月27日-01号

  • "高額医療費共同事業"(/)
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  1. 石垣市議会 2017-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成29年  3月 定例会(第2回)           平成29年第2回石垣市議会(定例会)                 2月27日(月)                  (初 日)                               開 会 午前10時02分                               散 会 午前11時28分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 仲 嶺 忠 師  君 │ 11 │ 我喜屋 隆 次  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 石 垣 涼 子  君 │ 12 │ 福 島 英 光  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 長 山 家 康  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 友 寄 永 三  君 │ 16 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 東内原 とも子  君 │ 17 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 石 垣   亨  君 │ 20 │ 伊良皆 高 信  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 平 良 秀 之  君 │ 21 │ 知 念 辰 憲  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 砥 板 芳 行  君 │ 22 │ 大 石 行 英  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │   │ 仲 間   均  君 │ 18 │ 小 底 嗣 洋  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 箕 底 用 一  君 │ 19 │ 今 村 重 治  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 13 │ 﨑 枝 純 夫  君 │    │            │   └────┴────────────┴────┴────────────┘1.地方自治法第121条の規定による出席者  市    長  中 山 義 隆 君     農林水産部長  山 田 善 博 君  副  市  長  漢 那 政 弘 君     建 設 部 長  安 里 行 雄 君  総 務 部 長  金 城 弘 一 君     会 計 管理者  前 花 宏 明 君  企 画 部 長  須 藤 圭 亮 君     水 道 部 長  与那国 明 弘 君  企画部観光文化 大 嵩 久美子 君     消  防  長  慶田城 用 允 君  スポーツ局長  市民保健部長兼 前 底 正 之 君     総 務 課 長  翁 長 致 純 君  環 境 課 長  福 祉 部 長  宮 良 亜 子 君     防 災 危 機  大 濵   武 君                        管 理 室 長  財 政 課 長  知 念 永一郎 君     児童家庭課長  石 垣 収 一 君  税 務 課 長  嘉手川   聡 君     監査指導室長  桃 原   直 君  納 税 課 長  内 原 英 政 君     農政経済課長  石 垣 克 治 君  契約管財課長  棚 原 長 武 君     畜 産 課 長  宮 良 信 則 君  新庁舎建設室長 大 城 智一朗 君     水 産 課 長  平 良 守 弘 君  企画政策課長  南風野 哲 彦 君     むらづくり課長 慶田盛 昭 文 君  商工振興課長  宮 良 長 克 君     都市建設課長  宮 良 直 好 君  観光文化課長  仲大底 まゆみ 君     空 港 課 長  石 垣 英 邦 君  ス ポ ー ツ  天 久 朝 仁 君     港 湾 課 長  玉 城 広 文 君  交 流 課 長  市民生活課長  名 嘉   昇 君     下 水 道課長  前 濵 猛 志 君  市 民 課 長  浦 崎 克 巳 君     施設管理課長  下 地 敏 之 君  健康保険課長  豊 里 好 文 君     会 計 課 長  高 坂 正 則 君  健 康 福 祉  具志堅   智 君     水道部総務課長 小 濵 廉 彦 君  センター所長  福祉総務課長  大 浜 方 信 君     水道部施設課長 比屋根   悟 君  障がい福祉課長 宮 良 美 幸 君     消 防 署 長  宇 根 規 光 君  介護長寿課長  運 道   徹 君     消 防 本 部  東崎原   学 君                        総 務 課 長  福 祉 部主幹  翁 長 珠 江 君     消 防 本 部  大 濵 安 久 君                        予 防 課 長  (教育委員会)  教  育  長  石 垣 安 志 君     学 務 課 長  入嵩西   覚 君  教 育 部 長  大 得 英 信 君     学校教育課長  入嵩西 義 晴 君  総 務 課 長  天 久 朝 市 君     い き い き  丸 山 さい子 君                        学 び 課 長  文 化 財課長  古 堅 博 之 君     学 校 給 食  宮 良 信 世 君                        センター所長  市史編集課長  浦 崎 英 秀 君     図 書 館 長  野 底 由紀子 君  博 物 館 長  下 地   傑 君  (農業委員会)  事 務 局 長  次呂久 信 智 君  (選挙管理委員会)  事 務 局 長  天 久 朝 彦 君  (監査委員)  事 務 局 長  東蔵盛   進 君1.議会事務局出席者  局    長  松 原 秀 治 君     次    長  宮 良 八十八 君  議事調査係長  本 若 久 司 君     主    任  仲 田 守 善 君              議  事  日  程 (第1号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件             名             │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第 1 │会議録署名議員指名について                          ││ 第 2 │会期決定について                               ││ 第 3 │特別委員会審査中間報告                            ││     │〔石垣市新庁舎建設に関する調査特別委員会〕                  ││ 第 4 │平成29年度施政方針演説                            ││ 第 5 │報告第1号 石垣市職員倫理条例運用状況報告について             ││ 第 6 │報告第2号 平成27年度決算に基づく健全化判断比率の修正について        ││ 第 7 │議案第18号 訴えの提起について                        ││ 第 8 │議案第2号 平成28年度石垣市一般会計補正予算(第6号)            ││ 第 9 │議案第19号 土地の取得について                        ││ 第 10 │議案第20号 石垣辺地に係る総合整備計画の変更について             ││ 第 11 │議案第21号 石垣辺地に係る総合整備計画の策定について             ││ 第 12 │議案第23号 石垣市税条例等の一部を改正する条例                ││ 第 13 │議案第24号 石垣市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正 ││     │      する条例                             ││ 第 14 │議案第28号 石垣市立八重山博物館入館料徴収条例の一部を改正する条例      ││ 第 15 │議案第32号 石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の ││     │      一部を改正する条例                        ││ 第 16 │議案第33号 石垣市個人情報保護条例及び石垣市行政手続における特定の個人を識別 ││     │      するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定 ││     │      個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例          ││ 第 17 │議案第34号 石垣市職員の勤務時間に関する条例等の一部を改正する条例      ││ 第 18 │議案第35号 石垣市職員の退職管理に関する条例                 ││ 第 19 │議案第36号 石垣市職員の給与に関する条例及び石垣市現業職員の給与の種類及び基 ││     │      準に関する条例の一部を改正する条例                ││ 第 20 │議案第37号 石垣市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例         ││ 第 21 │議案第10号 平成29年度石垣市一般会計予算                   ││ 第 22 │議案第3号 平成28年度石垣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)    ││ 第 23 │議案第4号 平成28年度石垣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)     ││ 第 24 │議案第5号 平成28年度石垣市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)      ││ 第 25 │議案第6号 平成28年度石垣市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)    ││ 第 26 │議案第22号 石垣市老人福祉センター指定管理者の指定について          ││ 第 27 │議案第30号 石垣市農業委員会の委員の定数を定める条例             ││ 第 28 │議案第31号 石垣市農業委員会農地利用最適化推進委員の定数を定める条例    │└─────┴───────────────────────────────────────┘┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件             名             │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第 29 │議案第11号 平成29年度石垣市国民健康保険事業特別会計予算           ││ 第 30 │議案第12号 平成29年度石垣市後期高齢者医療特別会計予算            ││ 第 31 │議案第13号 平成29年度石垣市介護保険事業特別会計予算             ││ 第 32 │議案第7号 平成28年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) ││ 第 33 │議案第8号 平成28年度石垣市港湾事業特別会計補正予算(第3号)        ││ 第 34 │議案第9号 平成28年度石垣市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)     ││ 第 35 │議案第25号 石垣市公共下水道事業特別会計条例の一部を改正する条例       ││ 第 36 │議案第26号 石垣市下水道事業財政調整基金条例の一部を改正する条例       ││ 第 37 │議案第27号 石垣市排水設備改造等資金貸付基金条例の一部を改正する条例     ││ 第 38 │議案第29号 石垣市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正す ││     │      る条例                              ││ 第 39 │議案第14号 平成29年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算        ││ 第 40 │議案第15号 平成29年度石垣市港湾事業特別会計予算               ││ 第 41 │議案第16号 平成29年度石垣市下水道事業特別会計予算              ││ 第 42 │議案第17号 平成29年度石垣市水道事業会計予算                 │└─────┴───────────────────────────────────────┘             本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬────────────────────────────┬──────────┐│ 番 号 │      件             名       │   処理結果   │├─────┼────────────────────────────┼──────────┤│     │会議録署名議員指名について               │6番 東内原とも子君││     │                            │8番 石垣   亨君││     │会期決定について                    │2月27日~3月17日 ││     │                            │  (19日間)   ││     │特別委員会審査中間報告                 │ 報      告 ││     │〔石垣市新庁舎建設に関する調査特別委員会〕       │          ││     │平成29年度施政方針演説                 │ 演      説 ││報告第1号│石垣職員倫理条例運用状況報告について        │ 報      告 ││報告第2号│平成27年度決算に基づく健全化判断比率の修正について   │ 報      告 ││議案第18号│訴えの提起について                   │ 総務財政委員会付託││議案第2号│平成28年度石垣市一般会計補正予算(第6号)       │   〃  〃   ││議案第19号│土地の取得について                   │   〃  〃   ││議案第20号│石垣辺地に係る総合整備計画の変更について        │   〃  〃   ││議案第21号│石垣辺地に係る総合整備計画の策定について        │   〃  〃   ││議案第23号│石垣税条例等の一部を改正する条例           │   〃  〃   ││議案第24号│石垣市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例  │   〃  〃   ││     │の一部を改正する条例                  │          ││議案第28号│石垣市立八重山博物館入館料徴収条例の一部を改正する条  │   〃  〃   ││     │例                           │          ││議案第32号│石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償  │   〃  〃   ││     │関する条例の一部を改正する条例             │          ││議案第33号│石垣個人情報保護条例及び石垣市行政手続における特定  │   〃  〃   ││     │の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づ  │          ││     │く個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の  │          ││     │一部を改正する条例                   │          ││議案第34号│石垣市職員の勤務時間に関する条例等の一部を改正する条  │   〃  〃   ││     │例                           │          ││議案第35号│石垣市職員の退職管理に関する条例            │   〃  〃   ││議案第36号│石垣市職員の給与に関する条例及び石垣市現業職員給与  │   〃  〃   ││     │の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例     │          ││議案第37号│石垣市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例    │   〃  〃   ││議案第10号│平成29年度石垣市一般会計予算              │   〃  〃   ││議案第3号│平成28年度石垣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第  │ 経済民生委員会付託││     │4号)                         │          ││議案第4号│平成28年度石垣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第   │   〃  〃   ││     │2号)                         │          │└─────┴────────────────────────────┴──────────┘┌─────┬────────────────────────────┬──────────┐│ 番 号 │      件             名       │   処理結果   │├─────┼────────────────────────────┼──────────┤│議案第5号│平成28年度石垣市介護保険事業特別会計補正予算(第5号) │ 経済民生委員会付託││議案第6号│平成28年度石垣市農業集落排水事業特別会計補正予算(第  │   〃  〃   ││     │4号)                         │          ││議案第22号│石垣老人福祉センター指定管理者の指定について     │   〃  〃   ││議案第30号│石垣農業委員会の委員の定数を定める条例        │   〃  〃   ││議案第31号│石垣農業委員会農地利用最適化推進委員の定数を定め  │   〃  〃   ││     │る条例                         │          ││議案第11号│平成29年度石垣市国民健康保険事業特別会計予算      │   〃  〃   ││議案第12号│平成29年度石垣市後期高齢者医療特別会計予算       │   〃  〃   ││議案第13号│平成29年度石垣市介護保険事業特別会計予算        │   〃  〃   ││議案第7号│平成28年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計補正予  │ 建設土木委員会付託││     │算(第2号)                      │          ││議案第8号│平成28年度石垣市港湾事業特別会計補正予算(第3号)   │   〃  〃   ││議案第9号│平成28年度石垣市公共下水道事業特別会計補正予算(第   │   〃  〃   ││     │2号)                         │          ││議案第25号│石垣公共下水道事業特別会計条例の一部を改正する条例  │   〃  〃   ││議案第26号│石垣下水道事業財政調整基金条例の一部を改正する条例  │   〃  〃   ││議案第27号│石垣排水設備改造等資金貸付基金条例の一部を改正する  │   〃  〃   ││     │条例                          │          ││議案第29号│石垣水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の  │   〃  〃   ││     │一部を改正する条例                   │          ││議案第14号│平成29年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算   │   〃  〃   ││議案第15号│平成29年度石垣市港湾事業特別会計予算          │   〃  〃   ││議案第16号│平成29年度石垣市下水道事業特別会計予算         │   〃  〃   ││議案第17号│平成29年度石垣市水道事業会計予算            │   〃  〃   │└─────┴────────────────────────────┴──────────┘           平成29年第2回石垣市議会(定例会)                 2月27日(月)                 (初 日)                               開 会 午前10時02分 ○議長(知念辰憲君) これより平成29年第2回石垣市議会定例会を開会いたします。 議事に入る前に、事務局長より諸般の報告をさせます。                   諸般の報告 ◎議会事務局長(松原秀治君) おはようございます。平成29年第2回石垣市議会(定例会)に際し、下記のとおり諸般の報告を申し上げます。                     記 1.平成28年第8回定例会で議決になりました意見書及び要請決議については、関係要路へ文書を送付してあります。 1.次に、去る2月6日、平成28年度全国離島振興市町村議会議長会第2回総会が東京で開催され、議長が出席いたしました。 1.次に、去る2月10日、全国市議会議員共済会第113回代議員会が東京で開催され、議長が出席いたしました。 1.次に、去る2月15日、第164回沖縄県市議会議長会定期総会が宮古島市で開催され、副議長が出席いたしました。 1.次に、去る2月22日、沖縄県離島振興市町村議会議長会定期総会が那覇市で開催され、議長が出席いたしました。また、同日、沖縄県離島振興市町村議会議員研修会が那覇市で開催され、19名の議員が出席いたしました。 1.次に、第1回臨時会以降に本議会への陳情が1件あり、その概要についてはプリントにして配付してあります。 1.次に、地方自治法第235条の2第3項に基づく例月出納検査の報告書は毎月送付されております。 1.次に、市長より本定例会に提出される議案は39件を予定しております。 1.次に、本定例会における説明員の報告があり、その職氏名はプリントにして配付してあります。 以上、ご報告いたします。 ○議長(知念辰憲君) 諸般の報告は終わりました。 それでは、これより議事に入ります。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおりであります。 日程第1、会議録署名議員指名についてを議題といたします。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定に基づき、議長において指名いたします。東内原とも子さん、石垣 亨君の両名を指名いたします。 次に、日程第2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期については、議会運営委員会の答申に基づき、本日から3月17日までの19日間とすることにご異議ございませんか。             〔(異議なし)という者あり〕 ○議長(知念辰憲君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、2月27日から3月17日までの19日間と決定されました。 次に、日程第3、特別委員会審査中間報告を議題とし、石垣市新庁舎建設に関する調査特別委員会委員長の報告を求めます。伊良皆高信君。 ◎石垣市新庁舎建設に関する調査特別委員会委員長(伊良皆高信君) それでは、特別委員会審査中間報告をいたします。                 特 別 委 員 会 審 査 中 間 報 告 本特別委員会は、去る1月24日に新庁舎建設事業について調査を行いましたので、その概要について会議規則第45条第2項の規定により報告いたします。 初めに、当局より平成28年度末に期限を迎える緊急防災・減災事業債が平成32年度まで4年間延長されたことや土地取得に関し国、県と協議を進めている旨の報告を受けた後、建設工事設計業務工程表や建設予定地図面、各課配置平面図等の資料をもとに事業の進捗状況や今後のスケジュールについて説明を受けました。 その後、主に障がい者や高齢者に対する配慮や不発弾処理に関することを含む防災面について、県道アクセス道路や周辺交通事情等について質疑を行いました。 その中で、庁舎の基本設計が具体化する中で市民の関心が高まりつつあることや緊急防災・減災事業債の延長に伴う事業スケジュールの見直しなどを考えると、改めて市民への説明が必要ではないかとただしました。 また、障がい者や高齢者の意見も多様なものがあり、その意見も聞いてほしいとの声もあることから、ユニバーサルデザインという言葉だけで終わらせることなく、各団体の意見や一人一人の声を聞き、どのような動線が適しているのか障がい者や高齢者の目線に立ち検討し、反映させるよう要望いたしました。 次に、建設予定地周辺で、多くの不発弾等が発見されていることに対する事業スケジュールへの影響についてでありますが、今年度で、建設予定地については磁気探査を終了し、来年度末の工事着手まで約1年近く時間があることから、その間に処理作業ができるよう担当課を通し、自衛隊とも調整し、事業スケジュールへの影響がないよう進めるとの答弁がありました。 また、市民広場や防災公園が地震・津波時の一時避難所として位置づけられているが、台風時には避難所として位置づけられていない点については、台風時においても周辺住民が避難してくることが予想されるため、明確な位置づけを担当課と協議するよう要望いたしました。 次に、県道アクセス道路と公共交通機関についてであります。県道アクセス道路は、市街地と空港を結ぶ主要道路となり、庁舎開庁後は交通量も増加することが予想されることについて、県公安委員会とも信号機や中央分離帯等の設置について協議しているとの答弁がありました。 また、公共交通機関との調整については、まちなか循環バスの庁舎敷地内への停留やタクシーの乗降場所の確保など関係各課・団体と協議していくとの答弁がありました。 その他にも、設計者側の指定する特殊な資材等の使用、またはこれらの資材等が市内で調達できないという理由で、工事費の増額につながることのないよう指摘いたしました。 新庁舎建設事業は予定地周辺の交通環境や防災面など、今後のまちづくりにも大きな影響を与えることから、全庁的な情報の共有と連携、国・県との協議や各団体等との意見交換を密にして今後の実施設計に反映できるよう要望いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(知念辰憲君) ただいまの特別委員会審査中間報告に対する質疑を許します。             〔(質疑なし)という者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 質疑を終結します。 以上で、特別委員会審査中間報告は終わりました。 次に、日程第4、平成29年度施政方針演説を議題とし、中山義隆市長の施政方針演説を許します。市長、中山義隆君。施政方針 ◎市長(中山義隆君) おはようございます。本日、平成29年第2回石垣市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には公私ともお忙しいところ、ご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。 それでは、平成29年度施政方針を述べさせていただきます。 平成29年第2回石垣市議会定例会が開会され、平成29年度予算を初め関連議案をご審議いただくに当たり、平成29年度の主な政策の一端を施政方針として申し上げ、市民を初め議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。はじめに 昨年は、6月から石垣─香港の直行便が新たに就航するとともに、クルーズ船の寄港回数も過去最高の95回を数え、本市への観光入域客数は過去最高の約124万人に達しました。 このような状況を背景として、本市においては、観光関連産業を中心に新規の開業や宿泊施設の増設等が相次ぎ、これと相まって、地元の雇用情勢は、2014年12月以降、25カ月連続で有効求人倍率が1倍以上の高水準で推移しています。平成27年度決算においても、市税収入は51億3,000万円を超え過去最高となりました。また、民間の調査による全国市別の「地域元気指数ランキング」においては、一昨年の全国第3位から昨年は第2位へと昇格するなど、本市の経済は成長を続けております。 他方、有効求人倍率が高水準で推移する一方で、最近では求職者数の減少が見られるところであり、特に観光・サービス分野や保育、介護等の福祉分野などにおいては、人材不足が生じています。また、本市の総人口は、2017年1月末現在で4万9,252人となり、この1年で111人増加し、引き続き増加基調で推移しておりますが、一部では人口減少に歯どめがかからない地域もあるなど、引き続き取り組むべき課題もあるところです。 将来的に懸念される人口減少の流れを食いとめ、本市の特性を生かした経済の活性化を目的に策定した「地域創生総合戦略」に基づき、平成28年度から地域創生に関する諸施策の本格展開を図っているところです。 本市における教員採用試験対策講座の実施や、平成29年4月からの保育士等養成課程の開設、大学と連携した観光インターンシップなど、地元で人材を育成する環境の構築を着実に進めており、具体的な成果も出てきているところです。 また、平成28年度から新たに取り組んでいる移住・定住支援につきましては、本市に不足する分野の人材確保と、人口減少が進む地域におけるコミュニティーの維持・存続を基本的な方向として定め、その展開を図っています。 昨年、民間企業が実施した「シティブランド・ランキング─住んでみたい自治体編」においては、本市が全市町村の中で第8位に選ばれるなど、移住候補先としてのブランド力の高さが示されました。今後さらに、ターゲットを明確にした効果的なプロモーションの実施や、地域の受け入れ支援ネットワークの構築、空き家の改修と活用を支援する空き家バンクの創設等の具体的な取り組みを進めてまいります。 また、首都圏等の都市部から本市へのアクティブシニアの移住・定住の受け皿となる「生涯活躍のまち」構想につきましては、今春策定予定の基本構想を踏まえ、本市の産業・地域の活性化のために必要とされる専門人材の誘致や、地元の観光や健康、食等における新たな産業の創出とあわせて、その創設に向けた取り組みを進めてまいります。 その他、LEDライトを活用した屋内での葉物野菜の砂栽培や、水産加工施設のモズク処理ラインの増設など、産業・雇用の創出に関する事業につきましては、平成28年度中に整備工事等を終え、今後、目標に沿って事業拡大を図っていくこととしており、引き続き地域創生の取り組みを力強く展開してまいります。 また、ことしは石垣市の市制施行70周年の大きな節目の年です。この節目の年を市民皆で喜び、心を一つにして、次の10年に向けてさらに羽ばたけるきっかけとするため、市制施行70周年の記念事業として全29の事業を行ってまいります。自然、伝統文化、食、風景など石垣の魅力・強みの再発見・磨き上げや、これらの内外への積極的な発信、また市民活動の充実・協働意識の向上など、今後のさらなるまちづくりの発展に向け、新たな価値の創造につながる各種事業を市民各位のご協力をいただきながら実施してまいります。 新たな市役所庁舎は、行政のみならず、市民や観光客等にも開かれた、人々が集える石垣のシンボルとなります。旧空港跡地への移転に向け、現在基本設計をほぼ終えたところであり、平成29年内の実施設計の完了、平成30年からの工事着手、平成31年度における完成及び供用開始を目指して着実に取り組んでまいります。[島の自然環境を守り活かす「いしがき」]1.環境と風景 本市は、国内最大規模のサンゴ群落である石西礁湖や、県内最高峰の於茂登岳などを中心として生物多様性に富んだ自然環境が形成されており、国の特別天然記念物であるカンムリワシやサキシマスオウノキといった希少な動植物の宝庫で、世界でも有数の豊かな自然が存在します。私たちの子、孫の世代へとこのかけがえのない自然環境を末永く引き継いでいくためには、たゆまぬ努力が必要です。 平成28年度に関係行政機関や民間団体等で設立した「自然環境保全ネットワーク」のさらなる充実強化を図り、不法投棄や違法採取の防止など、市を挙げて自然環境の保全や利活用に取り組んでまいります。 石垣らしい景観の形成につきましては、観光振興や津波対策など、これまで集約してきた市民等の意見を踏まえ、平成29年度は、自然と調和に配慮しつつ、景観形成基準の見直しなど風景計画等の改定を行ってまいります。また、市制施行70周年記念事業として、新栄公園に桜の植樹を行い、市民や観光客等の憩いの場となる石垣を代表する新たな風景の創出にも取り組んでまいります。 本市は、全88の星座のうち84の星座と全ての一等星を見ることができるなど、貴重で豊かな星空資源を有しております。これまで、過剰な照明による天体観測への障害や生態系への悪影響を及ぼす「光害」への調査を終え、啓発に取り組んできており、平成29年度は、国内初の「星空保護区」の認定に向けた申請を行います。また、美しい星空の市民生活に必要な光環境の両立を目指す「星空保全条例」の制定を行い、本市の観光資源の一つである星空の魅力とその価値のさらなる向上に取り組んでまいります。 本年1月、本市は、市のチョウである「オオゴマダラ」を通じた交流が縁で、奈良県橿原市と生物多様性保全活動に関する連携協定を締結いたしました。今後、保全活動における人的・知的交流を初め、国立自然史博物館の本市への誘致に向けた取り組みにおいても、さまざまな連携を図ってまいります。 絶海の孤島であるがゆえに、世界的にも貴重な固有種が生息している尖閣諸島は、我が国固有の領土であり、本市の行政区域です。昨年、中国による領海侵入は延べ134隻を数え、昨年6月には中国軍艦1隻とロシア軍艦3隻が尖閣諸島海域の接続水域に入域する事態も発生しました。これを受け、本市としては、改めて国及び県に対し、監視・警備体制のさらなる充実、我が国の領土・領海を守る取り組みの強化を要請しました。引き続き国や県と緊密な連携を確保しつつ、尖閣諸島に関する広報・発信の取り組みを行ってまいります。[快適で生活しやすいまち「いしがき」]2.快適・安心 新たな市役所庁舎や八重山病院の移転が予定される旧空港跡地と、その南側に広がる南大浜地域につきましては、今後新たにまちづくりの発展が見込まれる地域です。 旧空港跡地につきましては、これまで土地区画整理の導入に必要な環境影響評価を行ってきたところであり、平成29年度も引き続き進めてまいります。南大浜地域につきましては、秩序ある都市的土地利用を図る必要があることから、平成29度中の用途地域指定を目指してまいります。また、旧空港跡地を横断する市道旧空港跡地線の新設整備に向け、平成29年度は、実施設計を完了し、用地買収及び工事に着手してまいります。 本市が管理する橋梁等の老朽化への計画的な対応も課題となっており、平成29年度は、市道縦7号線の西真地橋の修繕実施設計を行い、平成30年度の修繕工事に向けて取り組んでまいります。 南ぬ浜町の新港地区は、今後クルーズ船による観光客の新たな石垣の玄関口です。大型クルーズ船専用の岸壁につきましては、平成30年春の暫定供用に向け、引き続き国と連携しながら整備の推進を図るとともに、同時に、国際港湾施設として必要な照明やフェンスなど保安設備の整備も進めてまいります。あわせて、アクセス道路となる臨港道路新港2号線の整備や作業船等の係留施設となる小型船だまりの整備に着手してまいります。 南ぬ島石垣空港の開港以来、海外からの空路の外国人観光客が増加傾向にあり、また昨年6月に就航した石垣─香港直行便の本年3月からの増便が決定しており、今後さらなる増加が見込まれます。現在、外国人観光客受け入れ体制を強化するため、国際線旅客ターミナルの拡充整備に取り組んでおり、平成29年度は既存施設及び仮設ターミナルでの運用と並行して建設工事を進め、平成30年度供用開始に向けて取り組んでまいります。 上水道につきましては、平成30年度の完成に向け、引き続き浜崎町地区における配水管更新事業による耐震化の向上や、県道石垣空港線の配水管布設工事による配水区域の拡張に取り組んでまいります。また、無効水量の低減を図るため、配水区域のブロック化調査及び漏水調査を推進し、漏水箇所の早期発見と修繕に努めてまいります。 下水道につきましては、平成29年度は、汚泥の減容化を図る新たな乾燥施設の完成に向けて取り組みます。 安心・安全なまちづくりは、市民の生活環境の充実はもとより、観光地としての価値の向上においても重要です。 本市においては、平成23年以降、年間の人身事故発生件数が減少傾向で推移しており、また、平成27年11月から交通死亡事故及び飲酒絡みの人身事故は発生しておりません。 一方で、昨年、レンタカーによる物損事故は549件発生するなど年々増加しており、事故多発地点への注意看板の設置など、追突や出会い頭による事故の防止対策に取り組んでまいります。高齢者ドライバーによる事故への対策についても、高齢者運転者講習や運転免許自主返納制度の周知徹底などの取り組みを推進してまいります。 防災対策につきましては、引き続き、津波避難困難地域の解消に向け、津波一時避難ビルの拡充及び新たな避難経路の確保に取り組みます。また、防災訓練や防災啓発イベント等を開催し、市民の防災意識の高揚を図るとともに、防災行政無線の難聴地域解消に向け、登野城及び真栄里地区の難聴地区における整備に取り組むなど、災害に強いまちづくりを目指してまいります。 消防につきましては、火災、交通事故、水難事故、自然災害から危険物災害などに至るまで、各種事故・災害に迅速かつ的確に対応する必要があります。平成29年度は、新たに危険物火災に対応可能な化学消防車を整備するとともに、これまで結成された45カ所の自主防災組織とのより一層の連携を図ることで、消防力をさらに強化してまいります。 平成28年度から進めてきた伊原間出張所の新築移転につきましては、平成29年10月までに移転を完了し、北部地区の新たな防災拠点施設として活用してまいります。 本年1月に開催した石垣島マラソンにおいて、福島県から参加していた3名の若手医師のランナーが、レース中に心肺停止で倒れたランナーに心臓マッサージなどの救急処置を施し、その命を救いました。市民一人一人の救命・救急の対応力の向上は、緊急時の救命率の向上を図る観点から重要です。引き続き、一般市民を対象とした救急法講習会を開催し、平成29年度は講習会80回、受講人数2,000人以上を目指してまいります。 あわせて、市内で165カ所となったAEDの利用が可能な「市民救急ステーション」のさらなる増加を図るため、引き続き制度の普及を図り、救命率の向上に取り組んでまいります。 本市への陸上自衛隊の配備につきましては、昨年12月に防衛省に対し、配備に向けた諸手続を開始することを了承しました。今後、具体的な計画が出てきた段階で情報をオープンにし、市民の皆様の声、市議会での議論等を経て、防衛省との調整を行ってまいります。[市民の一人ひとりが輝く「いしがき」]3.生きがい 全ての市民がその希望に応じ、安心して子どもを産み育てられる社会の実現を図るため、平成29年度内の待機児童の解消に向けて、引き続き認可保育園の施設整備を初め、保育の受け皿の確保を進めてまいります。同時に、保育の現場を担う保育士の確保が喫緊の課題であり、そのための取り組みが急務です。 平成29年度から、新たに本市内において保育士養成課程を開設し、地元において、2年間で保育士資格及び幼稚園教諭資格が取得できる環境を整備します。また、引き続き、保育士資格試験対策講座を行うとともに、本市内での保育士試験の年2回の実施など、保育士資格を取得しやすい環境の構築を図ってまいります。 また、平成28年度に創設した離島保育士確保総合対策事業の活用により、子育て等の諸事情により離職していた潜在保育士に対する再就職支援の補助や、市外からIターン、Uターンを希望する保育士に対する渡航費等の支援を行い、保育士確保のさらなる強化を図ってまいります。 また、平成29年度は、川平保育所とわかば幼稚園を統合し、公立で初となる「幼保連携型認定こども園」の整備に向け、地域の意見を踏まえた基本構想及び基本計画を策定してまいります。 子どもの貧困対策につきましては、貧困状態にある保護者への支援や、貧困状態で暮らす子どもたちのライフステージに応じた切れ目のない総合的な支援など、横断的かつ柔軟な対策に社会全体で取り組んでいく必要があります。 平成29年度は、平成28年度からの就学援助の対象範囲の拡大及び中学生への無料学習塾を継続するとともに、子どもの居場所を他の地域へもふやし、さらなる拡充を図ってまいります。さらに、ひとり親家庭への支援など、沖縄県と連携を図りながら、子どもの貧困の解消に向け、きめの細かい支援体制を構築してまいります。そのほか、病児・病後児に保育を提供する体制の強化を図るとともに、放課後児童クラブ等、子どもの居場所を拡充します。 地域福祉につきましては、「一人ひとりが輝いて、みんなで支え合う、幸せあふれるまちづくり」を基本理念に掲げ、第2次石垣市地域福祉計画及び石垣市地域福祉活動計画の策定に向けて取り組んでまいります。多世代の交流拠点となるとともに、要援護者に配慮した災害時の避難施設となる福祉避難所の整備につきましては、平成29年度内の供用開始に向け取り組んでまいります。 高齢者福祉につきましては、高齢者の健康づくり・生きがいづくりを推進するため、ゲートボール場コート整備など老人福祉センターの施設整備をしてまいります。また、介護予防に大きな効果が見られる「いきいき百歳体操」は、平成27年度8カ所から現在20カ所に広がりました。引き続き、市内全域に広がるよう取り組むとともに、地域の実情に応じた在宅医療・介護の提供体制の構築等に向けた検討を進めてまいります。 介護保険事業につきましては、第7期高齢者福祉計画・介護保険事業計画の策定に向け、介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるよう適切な保険料を設定してまいります。平成29年度においては、認知症対応型の共同生活介護を提供する事業所を新たに1カ所整備し、高齢者とその家族を支える介護サービスの充実に努めてまいります。 障がい者福祉につきましては、「石垣市障がい者基幹相談支援センター」を基盤として、希望者がスムーズに福祉サービスを受給できるよう、これまで課題であった委託事業者数をふやし、相談支援事業のさらなる充実強化を図ってまいります。 平成28年度に施行された「障害者差別解消法」においては、平成29年度は、本市職員に向けた「対応要領」を作成するとともに、不当な差別的取り扱いの禁止と合理的配慮の提供について、市民とともに考える場、啓発活動の場を創出し、障がいのある人もない人もともに暮らせるまちづくりを推進してまいります。 発達障がいにつきましては、乳幼児期から就労支援まで、それぞれのライフステージに応じた切れ目のない発達支援体制の構築に取り組みます。健康福祉センターに臨床心理士を配置し、発達の気になる子の早期発見、早期支援の体制の充実を図るとともに、関係課の連携を密にした適切な支援を行ってまいります。 生活困窮者自立支援につきましては、生活困窮者が制度のはざまに陥らないよう包括的な支援体制の確立を図っているところです。平成29年度は、新たに住居や職のない生活困窮者に対して、一定期間、衣食住の提供を行い、生活の安定に向けた支援を実施してまいります。 また、一般就労を希望する生活困窮者のうち就労支援を必要とする方につきましては、平成27年度から実施している一時的に就労を目標とした作業能力の向上及び生活支援をこれまで11名に行い、そのうち8名の就職につなげることができました。引き続き実施し、生活困窮者の就労促進に努めてまいります。[地域の魅力あふれる「いしがき」]4.活力 本市の観光理念である「島ぬ美しゃ、心美しゃ」を体現することが観光満足度を高め、観光地としての質の向上につながると考えます。国内外からのリピーターを創出するため、観光まちづくりを考える「場」として観光会議を開催し、「石垣市観光基本計画」を推進します。また、年間を通した観光イベントや新たな観光コンテンツづくりに取り組み、観光需要の底上げと交流人口のさらなる増加を目指します。 平成28年度からスタートしている「島人ぬ宝さがしプロジェクト」では、市民参加型で石垣の埋もれた魅力を再発見し、それらを磨き上げ、発信することで、日本最南端の音楽の島としてPRを行ってまいります。 石垣の星空を観光資源として定着させ、市街地において身近にその魅力を発信する場として、石垣港離島ターミナル内にプラネタリウムを導入した「美ら星ゲート」を創出します。平成29年度は、実施設計を行い、施設整備に取り組んでまいります。 観光施設の再整備につきましては、平成29年度も引き続き玉取崎展望台及び底地海水浴場の施設の改修工事を実施し、魅力ある観光施設づくりに努め、観光客の満足度向上に努めてまいります。 スポーツツーリズムの推進につきましては、全国の離島の中学生が野球を通じて「島」と「島」の交流を図る「全国離島交流中学生野球大会」、いわゆる「離島甲子園」を本市において開催します。また、グラウンド・ゴルフの全国大会を本市で初めて開催し、交流と親睦を図るとともに、石垣島の“元気” “自然” “文化” “産物”を全国へ発信してまいります。 現在、民間企業が事業主体となって、ゴルフ場を含むリゾート施設建設の計画が進められております。本施設は、市民の健康増進や余暇活動の充実はもとより、観光振興等にも資するなど総合的な観点から、本市に必要な施設として考えております。引き続き、関係法令に基づき、自然環境にも十分配慮しながら、その整備に向け必要な協力をしてまいります。 本市の特性・強みを生かし、ブランディングを図る取り組みを積極的に推進してまいります。市制施行70周年を記念して、本市の魅力的な風景・生物を取り入れたデザインの「ご当地ナンバープレート」を作成したところであり、市制施行記念日の本年7月10日から交付してまいります。 黒こうじを初め、石垣島固有の材料を活用した新たな発酵調味料の開発を進めてきたところであり、間もなく商品化できる見込みとなっています。平成29年度は、全国の発酵商品・技術が集う「全国発酵食品サミット」への出展を行うなど、発酵ブランドの育成にも取り組んでまいります。 現在就航している石垣─香港直行便などの国際定期便を活用し、直接香港や台湾に向け、八重山の魅力あるさまざまな物産の輸出の拡大を図るため、石垣空港の税関空港指定に向けて取り組んでまいります。 現市役所庁舎移転後の跡地の活用につきましては、これまで市民、経済団体、地域団体等から幅広く意見や要望を聞いてきました。平成29年度は、中心市街地・周辺地区一帯のさらなるにぎわいを創出する観点から、現庁舎跡地に求められる機能や課題を整理するとともに、その利用の考え方、方向性及び事業のあり方を定め、整備に向けた計画の策定に取り組んでまいります。 旧離島桟橋エリアのにぎわい創出とウオーターフロント空間の魅力創出を目的とした「やいま石垣さんばしマーケット」につきましては、常設化に向けて、創業支援機能を強化しながら開催を継続していきます。 農業の振興につきましては、本市では、地理特性や豊かな自然環境を生かした品質の高い熱帯果樹や、牛肉、水産物等が生産されています。割高な輸送コストなど本市の不利性を踏まえつつ、関係機関とも連携を密にしながら、的確な販路先の開拓や効率的な販売促進活動に取り組み、石垣島産ブランドのより一層の構築へとつなげてまいります。 赤土防止対策につきましては、環境負荷の軽減や土づくりを主体に、サトウキビ収穫後の土地利用の高度化を推進し、持続的に農地からの流出を防止する営農対策に取り組んでまいります。 観光の島における新たな挑戦として、排出された生ごみを小型プラントで液肥にし、それを農作物の生産に活用する地域循環実証である「小さな循環」に取り組み、資源循環アイランドの推進を図ってまいります。 森林環境保全整備につきましては、引き続き植林及び保育をすることにより、森林の諸条件に応じた単層林、複層林の整備をします。あわせて、市街地用のための緑化木を初め、計画的な樹種生産を行うとともに、リュウキュウマツ等の島産材の公共施設等への活用を図ってまいります。 国営石垣島土地改良事業につきましては、平成26年度の事業着工後、石垣北部送水路パイプラインの整備など本格的に始動しております。農業用水の安定供給を図り、農業生産性の向上及び農業経営の安定を目指すため、新たに伊野田南地区の畑地かんがい施設の整備を図るとともに、引き続き久宇良地区、村中第2地区、開南地区、三川地区の畑地かんがい施設の再整備を行い、施設の機能回復を図ってまいります。 また、団体営伊野田南地区や県営星野地区などの新規地区にて順次事業が採択されるなど、これまで農業用水の手当てがない地域において、かんがい施設やその条件整備を行い、地域特性を生かした農業生産性の維持・向上、農業経営の安定に資するよう取り組みを進めます。 畜産振興につきましては、県内外より優良な繁殖雌牛を導入することで、肉用牛生産農家及び農業生産法人の経営安定と、繁殖生産基盤の拡充・強化を図るため、引き続き、産肉能力の高い優良雌牛120頭を導入し、濃厚飼料費の補助や、飼養管理環境の向上と安定化を図る肉用牛害虫対策や家畜伝染病対策を実施してまいります。また、産肉能力にすぐれたヤギの改良増殖を促進し、生産農家の経営安定に資するため、引き続きヤギ増殖改良推進貸付事業を実施してまいります。 水産業の振興につきましては、平成26年度から新たな石垣ブランドの開拓を目的に、スジアラ養殖実証試験を実施し、沖縄県三大高級魚の一つであるスジアラの陸上養殖が可能となりました。平成29年度は、陸上養殖場の基本・実施設計を行うとともに、ブランド化の可能性調査を実施し、今後、民間と連携した施設整備を目指してまいります。 水産加工施設においては、モズクの処理ラインを増設したことにより、今後、生産量の増加や新規養殖漁業者の参入が期待でき、6次産業化のさらなる推進を図ってまいります。 経年劣化による機能低下が懸念されている伊野田漁港岸壁、船越漁港海岸施設につきましては、今後の施設保全のあり方などの長寿命化計画の策定に向けた現況調査を実施してまいります。また、登野城漁港の安心安全な利用と就労環境向上のため、引き続き物揚げ場と護岸の改良整備を図ってまいります。[豊かな風土の中で育つ「いしがき」]5.はぐくむ 石垣の豊かな風土の中で、人間性豊かな人材の育成を目指す教育を推進してまいります。 本市における児童生徒の学力水準は、近年、小学校は全国水準を維持しており、中学校も全国との差を平成26年以降全ての教科で着実に縮めてきております。平成29年度も、授業の質の向上に向けた取り組みを着実に実施するとともに、中学校校区内の幼・小・中の連携強化や、個に応じたきめ細やかな支援をする学校教育支援員の配置など、さらなる学力の向上に取り組んでまいります。 また、中学校とあわせ、小学校にも外国語学習支援員を派遣し、外国語授業の補助等を行い、小中学校教諭の指導力、授業力向上に取り組んでまいります。 情報教育につきましては、多様化・高度化する情報化社会へ適応できる人材育成のため、情報活用能力の育成の基盤となる情報モラル・情報セキュリティー教育の充実強化を図ってまいります。 平成28年度は、延べ4,380名の児童生徒に対し、スポーツや文化活動のための島外派遣費の助成を行い、全国大会を初め各大会で数々の優秀な成績がおさめられました。平成29年度も引き続き助成事業を行い、児童生徒の技術力向上と保護者の負担軽減を図ってまいります。 教育現場を担う人材の育成・定着は離島市町村における大きな課題の一つです。平成28年度から教員採用試験対策事業を実施しており、前年度より2名増の14人の合格者を輩出しました。平成29年度も引き続き、教員採用試験対策講座の内容を充実させ、平成28年度以上の合格者数の輩出を目指してまいります。 社会生活を営む上で困難を有する若者の自立・社会復帰を支援するため、新たに子ども・若者相談員を1名増員し、学校への復帰や社会参加など自立につなげる支援の充実を図ってまいります。 学校施設整備につきましては、平成29年度に登野城小学校の建てかえを完了するとともに、白保小学校校舎新増改築工事を進めてまいります。 博物館につきましては、平成26年度から喜舎場永珣資料の整理と調査を行ってきており、平成29年度はその調査報告書を作成するとともに、当館所蔵資料の修復及びデジタル化を進めてまいります。 本市を代表する史跡フルスト原遺跡につきましては、発掘調査で出土した資料の整理と駐車場を備えた歴史広場として整備を進めてまいります。 図書館の活用につきましては、多様化する市民のニーズに対応し、幼児からお年寄りまで全ての市民が利用できる図書館を目指して図書資料の充実に努めるとともに、専門的知識を持つ図書館司書によるレファレンスサービスの強化や子どもの読書活動を積極的に推進します。 石垣市主催の「市民大運動会」は、2002年を最後に開催されておりません。当時の熱気を懐かしむ市民の間からは、大会の復活を望む声が上がっています。市制施行70周年を迎え、改めて多くの市民が参加でき、地域のきずなを深める機会となる「市民大運動会」を復活開催します。 市史編集事業につきましては、石垣市と旧大浜町の合併50周年を機に、編集作業を進めてきた合併関係資料集について発刊してまいります。[人をもてなすふれあいの「いしがき」]6.交流 平成28年度は、姉妹都市カウアイ郡長の来島記念植樹、姉妹都市台湾蘇澳鎮や友好都市稚内市との間では小中学生同士の交流、友好都市北上市とは初めての職員交流など、きずなを一層深めることができました。 平成29年度は、友好都市提携30周年を迎える稚内市を初め、国内外の親善友好姉妹都市・ゆかりのまちとの農産物プロモーション、小中学生の交流を初め、文化・芸術、スポーツ、教育、経済等の分野でのさらなる交流や、稚内市及び北上市との職員交流等を推進してまいります。 さらに、次代を担う少年少女に異文化交流と体験学習を深めさせ、国際性豊かな広い視野を持った人材育成を目的に、姉妹都市カウアイ郡や台湾蘇澳鎮への本市小中学生の派遣を引き続き実施してまいります。 平和推進への取り組みにつきましては、平成29年度は、広島市との共催による「ヒロシマ原爆展」を開催し、広島原爆資料館の所蔵資料の展示や被爆者の講演会等を開催いたします。 また、本市のまちづくりの指針ともいえる「石垣市民憲章」は、制定されて40年目を迎えます。先人たちの足跡を振り返りつつ、市民が誇りと愛着を持てるまちづくりに向けた節目となることから、市民憲章推進協議会と連携しながら、「全島一斉ヤーヌマール清掃」に取り組んでまいります。 また、本市には、「ゆいまーる」という市民相互扶助の精神にのっとり活動する団体が多く存在しますが、その活動拠点となる施設がなく、活動が困難となる団体もあります。市民一人一人が安心し、やりがいを持って暮らせる地域づくりのため、市民福祉の向上に資する活動を行う団体の活動拠点を平成29年度内に整備いたします。老朽化に伴い、建てかえや修繕を要する公民館についても、引き続き必要な補助を行ってまいります。[自立した行政運営の実現]7.行財政改革 行政サービスの充実と利便性向上を図るため、平成29年10月から全国の提携コンビニエンスストアで住民票、戸籍、印鑑、所得証明など各種証明書を夜間や休日など「いつでも」「どこでも」利用でき、受け取ることができる「コンビニ交付サービス」を導入いたします。 学校給食の充実と合理化の推進につきましては、平成29年度の2学期の給食から、調理業務等の作業部門を民間へ委託してまいります。 公有財産につきましては、行政改革の推進と市民サービス向上の観点から整理を行ってきたところですが、特に市有農地について、農業委員会等関係部署と連携をしながら、今後情報公開を図りつつ、その有効活用と計画的な整理を図ってまいります。 自主財源の確保につきましては、ふるさと納税の推進を図っており、平成28年度は前年度をさらに上回る寄附が寄せられています。平成29年度は、返礼の特産品メニューの拡充を図るとともに、新たに観光体験アクティビティーや宿泊サービスなども返礼品として追加するなど、さらなる充実を図ってまいります。 「幅広い滞納処分」につきましては、毎年微減であった市税未収金について、平成24年度末の5億700万円余りから、平成27年度末までの4年間で2億1,000万円余まで大幅に圧縮しました。市税収入においても、平成24年度の徴収率88.9%から平成27年度の徴収率95.5%まで飛躍的な向上を実現しました。引き続き税負担の公平性に基づき、税務行政を遂行してまいります。 平成28年度より運用を開始している人事評価制度につきましては、平成29年度は、同制度を活用し、職員の「やる気・意欲」を引き出すとともに、職務能力の開発及びキャリア形成の意識醸成を図ってまいります。 職員のメンタルヘルス不全の未然防止につきましては、ストレスチェック制度を活用し、職員自身の心身の健康状態への気づきを促し、職場環境の改善を図ってまいります。8.予算編成と予算規模 平成29年度当初予算編成に当たりましては、第4次石垣市総合計画基本構想における6つの基本目標及び実施計画に基づき、国の地方財政対策等を反映し、限られた一般財源で最大限の効果を発揮すべく徹底した事業の取捨選択を行いつつ、拡充すべき分野にはしっかりと予算を措置する予算編成を行いました。 特徴としましては、民生費におきまして、待機児童解消等により一層の社会福祉の充実を図るため、前年度比約2億6,000万円の増となっており、また、投資的経費の需要に応えるべく土木費は約3億8,000万円の増となっています。また、平成24年度より継続中の沖縄振興特別推進交付金事業に加え、産業振興や定住促進など離島の不利性に起因する課題の解決を目的として、平成29年度から新たに創設される「沖縄離島活性化推進事業」や、「市制施行70周年記念事業」を盛り込んだ予算編成となっています。 一方で、一般財源の柱である市税及び地方交付税が前年度より増額が見込まれるものの、歳出に対しての歳入が不足することによる基金繰入金が過去最大となり、より一層厳しい状況が続いています。 平成29年度は、一般会計が総額276億2,050万円で、平成28年度当初比3.2%の増となっております。主な内訳としましては、総務費26億3,402万5,000円、民生費118億5,538万3,000円、衛生費18億2,363万8,000円、農林水産業費19億5,535万6,000円、商工費9億4,099万1,000円、土木費28億3,172万4,000円、消防費6億4,000万9,000円、教育費26億4,687万3,000円となっております。 特別会計は、総額186億172万円で、平成28年度当初比4.9%の増となっております。むすびに 石垣市市制施行70周年目を迎える今日、これまでの本市の成長・発展を振り返るとき、営々脈々とまちづくりの発展に尽力されてきた先人の方々の努力と苦労に思いをいたし、敬意と感謝の念で胸を熱くします。 市制施行当時、人口1万7,500人足らずだった本市が、政治・経済・国際情勢のさまざまな影響等を受けながら、また、離島として多くの不利や困難等を抱えつつも、直面する諸課題に果敢に立ち向かい、さまざまな地域からの移住者を受け入れながら、たくましく、そして地道にその未来を切り開いてきました。その先に、今の繁栄があることを深く心に刻みます。そして、市制施行70周年目を全市民とともに心を一つにして力強い一歩を踏み出していきます。 平成29年度は、私にとって市長2期目の最終年であり、市民の皆様と約束したマニフェストの実現も含め、総仕上げの一年です。「日本一幸せあふれるまち石垣市」の実現に向けて、職員一丸となって市政運営に全力で取り組んでまいります。 最後に、議員各位を初め市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の平成29年度の施政方針とさせていただきます。 ○議長(知念辰憲君) 以上で施政方針演説は終わりました。 次に、日程第5、報告第1号石垣市職員倫理条例運用状況報告についてを議題とし、提案者の説明を求めます。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) このたびの石垣市議会定例会におきましてご審議いただきます案件は、平成28年度の一般会計及び特別会計の補正予算案が8件、平成29年度の一般会計及び特別会計等の新年度予算案が8件、条例案が15件、その他議案が5件、報告2件、合計38件のご審議をお願い申し上げるものであります。 それでは、ただいま議題となりました議案の概要並びに提案理由についてご説明申し上げます。 報告第1号は、石垣市職員倫理条例運用状況報告についてでございます。 本件は、石垣市職員倫理条例第16条の規定により、同条例の運用状況を石垣市職員倫理審査会の意見を添えて報告するものでございます。 平成28年2月1日から平成29年1月31日までの期間における職員の綱紀粛正及び服務規律の確保等については、機会あるごとに注意を喚起し、違反する行為等は認められませんでした。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 説明は終わりました。質疑を許します。             〔(質疑なし)という者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 質疑を終結いたします。 以上で、報告第1号の報告は終わりました。 次に、日程第6、報告第2号平成27年度決算に基づく健全化判断比率の修正についてを議題とし、提案者の説明を求めます。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 報告第2号は、平成27年度決算に基づく健全化判断比率の修正についてでございます。 本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、平成27年度決算に基づく健全化判断比率の修正について、監査委員の意見を添えて報告するものでございます。 健全化判断比率には4指標がございますが、そのうち将来負担比率の数値に修正がございました。修正前61.3から修正後は44.6となり、早期健全化基準をさらに下回り、より健全な状態であることとなっております。 なお、別紙のとおり監査委員より審査の概要、審査の結果について意見書をいただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。 以上、報告いたします。 ○議長(知念辰憲君) 説明は終わりました。質疑を許します。             〔(質疑なし)という者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 質疑を終結します。 以上で、報告第2号の報告は終わりました。 この際、お諮りいたします。次の日程第7から日程第42までの36件の議案については、議会運営委員会の答申に基づき、提案説明の後、質疑を省略し、それぞれ所管の常任委員会に付託することにご異議ございませんか。             〔(異議なし)という者あり〕 ○議長(知念辰憲君) ご異議なしと認めます。よって、そのように進めてまいります。 それでは、日程第7、議案第18号訴えの提起について。日程第8、議案第2号平成28年度石垣市一般会計補正予算(第6号)。日程第9、議案第19号土地の取得について。日程第10、議案第20号石垣辺地に係る総合整備計画の変更について。日程第11、議案第21号石垣辺地に係る総合整備計画の策定について。日程第12、議案第23号石垣市税条例等の一部を改正する条例。日程第13、議案第24号石垣市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例。日程第14、議案第28号石垣市立八重山博物館入館料徴収条例の一部を改正する条例。日程第15、議案第32号石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例。日程第16、議案第33号石垣市個人情報保護条例及び石垣市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例。日程第17、議案第34号石垣市職員の勤務時間に関する条例等の一部を改正する条例。日程第18、議案第35号石垣市職員の退職管理に関する条例。日程第19、議案第36号石垣市職員の給与に関する条例及び石垣市現業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例。日程第20、議案第37号石垣市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例。日程第21、議案第10号平成29年度石垣市一般会計予算。以上15件を一括議題とし、提案者の説明を求めます。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ご説明いたします。 議案第18号は、訴えの提起についてでございます。 本件は、保証債務履行請求事件について、訴えを提起するには地方自治法第96条第1項の規定により、議会の議決を必要とするものでございます。 事件の概要につきましては、平成11年に土地賃貸借契約を締結した土地について、平成14年度から平成21年度分までの土地貸付料が現在に至るまで支払われておらず、平成29年1月27日に石垣簡易裁判所に対し、未払いとなっている貸付料の保証債務履行及び申し立て手続費用を請求する支払い督促の申し立てを行いました。 この支払い督促の申し立てに対し、相手方から督促異議の申し立てがなされたため、民事訴訟法第395条の規定により、支払い督促申し立てのときに訴えの提起があったとみなされるため、議会の議決を求めるものであります。 議案第2号は、平成28年度石垣市一般会計補正予算(第6号)でございます。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ9億4,872万8,000円を減額し、予算総額をそれぞれ281億5,391万5,000円とするものであります。 主な内容といたしまして、歳入においては、増額分として、市税、自動車取得税交付金、国庫支出金などでございます。減額分としては、地方消費税交付金、県支出金、市債など各事務事業費の予算の整理を行うものであります。 一方、歳出の主な内容といたしましては、増額分として、生活保護事業、介護訓練等給付費、児童運営費などでございます。減額分としては、国・県補助事業等の確定に伴う事業費の整理が主なものであります。 また、繰越明許費につきましては、建設事業や一括交付金事業を含め35件の設定を行うこととしております。 議案第19号は、土地の取得についてでございます。 本件は、市役所新庁舎用地に供するための用地取得に当たり、石垣市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 物件の所在地は、石垣市字真栄里623番1ほか7筆、取得面積は5,584.16平方メートル、取得予定価格は2億6,133万9,000円、契約の相手方は沖縄県知事でございます。 議案第20号は、石垣辺地に係る総合整備計画の変更についてでございます。 本件は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項において、準用する同条第1項の規定により議会の議決を必要とするものであります。 内容といたしましては、辺地計画において施設ごとの辺地債の計画予定額を超える変更をする場合は、議会の議決が必要であり、橋梁長寿命化修繕事業に関し、起債額が前回の予定額を超えるため、議決を求めるものでございます。 議案第21号は、石垣辺地に係る総合整備計画の策定についてでございます。 本件は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により、議会の議決を必要とするものであります。 内容といたしましては、現行の辺地総合計画の計画期間が平成28年度で期間満了となることから、次年度以降の辺地総合計画5カ年計画を新たに策定するため、議会の議決を求めるものでございます。 議案第23号は、石垣市税条例等の一部を改正する条例でございます。 本件は、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律、及び地方税法施行令の一部を改正する政令等の一部を改正する政令が公布され、地方消費税率引き上げの実施時期が変更されたことに伴い、当該条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、個人住民税における住宅ローン控除制度の適用期限の延長、法人税割の税率の引き下げに係る施行期日、軽自動車税の環境性能割の導入に係る施行期日及び種別割への切りかえに係る施行期日の変更等についての改正でございます。 議案第24号は、石垣市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、地方自治法第203条第2項及び第4項の規定により、議員が招集に応じ本会議または委員会に出席したときに係る費用弁償を支給するため、本条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、居住地から本庁所在地までの距離に応じ費用弁償を支給するものでございます。 議案第28号は、石垣市立八重山博物館入館料徴収条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、八重山博物館の入館料の減免規定を見直し、広く市民の教育及び文化の発展に寄与するため、本条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、障がい者、被保護者等について入館料を免除するものでございます。 議案第32号は、石垣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、農業委員会等に関する法律の改正により、農地利用最適化推進委員の報酬等を定めるため、本条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、農地利用最適化推進委員等の報酬及び費用弁償について規定するものでございます。 議案第33号は、石垣市個人情報保護条例及び石垣市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、関係条例の一部を改正するものであります。 内容につきましては、法改正に伴う引用条項等の整理を行うものでございます。 議案第34号は、石垣市職員の勤務時間に関する条例等の一部を改正する条例でございます。 本件は、地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条例を一括して改正する条例であります。 改正条例は、石垣市職員の勤務時間に関する条例、石垣市職員の休日及び休暇に関する条例、石垣市職員の育児休業等に関する条例でございます。 内容といたしましては、早出遅出勤務等の対象となる子の範囲の見直し、育児・介護を行う職員の時間外勤務の制限、介護休暇の分割取得及び介護時間の新設、育児休業の対象となる子の範囲の追加等でございます。 議案第35号は、石垣市職員の退職管理に関する条例でございます。 本件は、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴い、再就職者による依頼等の規制の導入により、退職管理の適正を確保するため、本条例を制定するものであります。 内容といたしましては、営利企業等に再就職した元市職員は、退職後2年間、契約等事務について離職前5年間の職務に関する働きかけを規制するものでございます。 議案第36号は、石垣市職員の給与に関する条例及び石垣市現業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、平成28年人事院及び沖縄県人事委員会勧告等に鑑み、所要の改正を行うため関係条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、扶養手当の額の改正、新設の介護時間を無給とする規定の追加等でございます。 議案第37号は、石垣市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、職員の旅費について、県内各市の状況を勘案し、実情に応じた所要の措置を講ずるため、本条例を一部改正するものであります。 内容といたしましては、日当、車賃及び宿泊料についての見直しを行うものでございます。 議案第10号は、平成29年度石垣市一般会計予算でございます。 歳入歳出予算総額を歳入歳出それぞれ276億2,050万円と定めるものでございます。対前年度比で、額にして8億5,290万円、率にいたしますと3.2%の増加となっております。 主な内容といたしまして、歳入につきましては、前年度の当初に比べ市税、地方交付税、国庫支出金及び市債等を増額し、地方譲与税、地方消費税交付金、県支出金等において減額の編成をいたしております。 なお、基金繰入金として財政調整基金、減債基金からそれぞれ繰り入れ運用をいたします。 歳出につきましては、主な事業として、2款で全国離島交流中学生野球大会事業、3款で児童運営費、生活保護事業、4款で予防対策費、ごみ処理施設維持管理費、6款で赤土等流出防止営農対策促進事業、石垣市スジアラ養殖産業創出事業、7款でIT支援センター管理費、観光地受け入れ基盤強化事業、8款で旧空港跡地線、新石垣空港国際線旅客施設強化事業、9款で化学消防車整備事業、10款で白保小学校校舎新増改築事業、給食センター管理費等を計上しております。 また、一括交付金の新規事業として、3款で川平子育て支援施設整備事業、7款で美ら星ゲート構築事業、8款で石垣市中央運動公園リニューアル事業など、継続事業も含め計50事業を計上しております。 そのほか平成29年は市政施行70周年の節目の年であることから、記念事業として24事業の実施を予定しております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 説明は終わりました。本15件については、総務財政委員会に付託いたします。 次に、日程第22、議案第3号平成28年度石垣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)。日程第23、議案第4号平成28年度石垣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。日程第24、議案第5号平成28年度石垣市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)。日程第25、議案第6号平成28年度石垣市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)。日程第26、議案第22号石垣市老人福祉センター指定管理者の指定について。日程第27、議案第30号石垣市農業委員会委員の定数を定める条例。日程第28、議案第31号石垣市農業委員会農地利用最適化推進委員の定数を定める条例。日程第29、議案第11号平成29年度石垣市国民健康保険事業特別会計予算。日程第30、議案第12号平成29年度石垣市後期高齢者医療特別会計予算。日程第31、議案第13号平成29年度石垣市介護保険事業特別会計予算。以上10件を一括議題とし、提案者の説明を求めます。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ご説明いたします。 議案第3号は、平成28年度石垣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)でございます。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2億5,189万2,000円を減額し、予算総額をそれぞれ84億1,752万5,000円とするものであります。 その主な内容は、歳入においては、保険財政共同安定化事業交付金、高額医療費共同事業交付金の増額や、歳入欠陥補填収入、一般会計繰入金等の減額を行い、歳出においては、保険財政共同安定化事業拠出金、一般被保険者療養給付費、高額医療費共同事業拠出金及び退職被保険者等療養給付費等の減額を行うものであります。 議案第4号は、平成28年度石垣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)でございます。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,100万1,000円を追加し、予算総額をそれぞれ3億2,359万8,000円とするものであります。 その主な内容は、歳入においては、後期高齢者医療保険料普通徴収現年度分の増額を行い、歳出においては、沖縄県後期高齢者医療広域連合納付金及び保険料還付金の増額を行うものであります。 議案第5号は、平成28年度石垣市介護保険事業特別会計補正予算(第5号)でございます。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,463万1,000円を減額し、予算総額をそれぞれ37億6,505万3,000円とするものであります。 その主な内容は、歳入においては、介護保険料、国・県負担金及び支払い基金交付金等の減額を行い、歳出においては、介護予防・生活支援サービス事業費及び総合相談事業費等の減額を行うものであります。 議案第6号は、平成28年度石垣市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)でございます。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ21万円を減額し、予算総額をそれぞれ9,323万1,000円とするものであります。 その主な内容は、歳入においては、県補助金等の減額を行い、歳出においては、総務管理費、光熱水費等の減額を行うものであります。 議案第22号は、石垣市老人福祉センター指定管理者の指定についてでございます。 本件は、地方自治法第244条の2第6項の規定により、公の施設の指定管理者を指定するため、議会の議決を求めるものでございます。 指定管理者となる団体は、石垣市老人クラブ連合会、指定の期間は平成29年4月1日から平成32年3月31日まででございます。 議案第30号は、石垣市農業委員会の委員の定数を定める条例でございます。 本件は、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、本条例を制定するものであります。 内容といたしましては、農業委員会の委員の定数を定めるとともに、現行の石垣市農業委員会の委員の定数及び選挙区に関する条例を廃止するものでございます。 議案第31号は、石垣市農業委員会農地利用最適化推進委員の定数を定める条例でございます。 本件も、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、本条例を制定するものであります。 内容といたしましては、農業委員会農地利用最適化推進委員の定数を定めるものでございます。 議案第11号は、平成29年度石垣市国民健康保険事業特別会計予算でございます。 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ84億2,609万5,000円と定めるものでございます。 その主な内容は、歳入においては、国民健康保険税、国・県負担金及び補助金、共同事業交付金、支払い基金交付金及び一般会計繰入金等を計上しております。歳出においては、保険給付費、共同事業拠出金、後期高齢者支援金及び介護納付金等を計上しております。 議案第12号は、平成29年度石垣市後期高齢者医療特別会計予算でございます。 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2,519万9,000円と定めるものでございます。 その主な内容は、歳入においては、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金等を計上しております。歳出においては、総務費、後期高齢者医療広域連合会納付金及び諸支出金等を計上しております。 議案第13号は、平成29年度石垣市介護保険事業特別会計予算でございます。 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ37億8,026万7,000円と定めるものでございます。 その主な内容は、歳入においては、被保険者保険料、国・県負担金、支払い基金交付金及び一般会計繰入金等を計上しております。歳出においては、介護サービス給付費、予防サービス給付費及び地域支援事業費等を計上しております。 以上でございます。
    ○議長(知念辰憲君) 説明は終わりました。本10件については、経済民生委員会に付託いたします。 次に、日程第32、議案第7号平成28年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)。日程第33、議案第8号平成28年度石垣市港湾事業特別会計補正予算(第3号)。日程第34、議案第9号平成28年度石垣市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)。日程第35、議案第25号石垣市公共下水道事業特別会計条例の一部を改正する条例。日程第36、議案第26号石垣市下水道事業財政調整基金条例の一部を改正する条例。日程第37、議案第27号石垣市排水設備改造等資金貸付基金条例の一部を改正する条例。日程第38、議案第29号石垣市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例。日程第39、議案第14号平成29年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算。日程第40、議案第15号平成29年度石垣市港湾事業特別会計予算。日程第41、議案第16号平成29年度石垣市下水道事業特別会計予算。日程第42、議案第17号平成29年度石垣市水道事業会計予算。以上11件を一括議題とし、提案者の説明を求めます。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) ご説明いたします。 議案第7号は、平成28年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)でございます。 今回の補正は、平成28年度から平成29年度への繰越明許費として7,582万1,000円を計上するものであります。 内容としましては、登野城地区土地区画整理事業において、物件移転補償交渉の難航に伴い、年度内完了及び契約が困難となったため、予算を繰り越すものでございます。 議案第8号は、平成28年度石垣市港湾事業特別会計補正予算(第3号)でございます。 本件の補正は、平成28年度から平成29年度への繰越明許費として2,500万円を計上するものであります。 内訳といたしましては、急に港湾計画に軽微な変更が生じたことにより、総務管理費委託料の500万円を一括交付金事業による新港地区国際埠頭整備事業において、事業の交付申請おくれ及び設計契約方法の検討に不測の日数を要し、年度内での完了が困難となったために委託料2,000万円を翌年度に繰り越すものでございます。 議案第9号は、平成28年度石垣市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)でございます。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ17万4,000円を追加し、予算総額をそれぞれ19億166万7,000円とするものであります。 その主な内容は、歳入においては、雑入の増額、一般会計繰入金の減額を行い、歳出においては、一般管理費及び建設費の人件費等の増額を行うものであります。 また、平成29年度への繰越明許費として7億7,381万8,000円を計上するものであります。その内訳は、入札不調により汚水建設費の5億4,838万8,000円を、不発弾の発見による工事のおくれにより雨水建設費の2億2,543万円の繰り越しとなります。 議案第25号は、石垣市公共下水道事業特別会計条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、農業集落排水事業及びし尿処理業務を下水道事業へ統合するため、会計区分が変更となることから、本条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、題名の変更、所要の字句の改正及び石垣市農業集落排水事業特別会計条例の廃止を行うものでございます。 議案第26号は、石垣市下水道事業財政調整基金条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、農業集落排水事業及びし尿処理業務の下水道事業統合に伴い、基金についても統合するため、本条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、所要の字句の改正及び石垣市農業集落排水事業財政調整基金条例の廃止を行うものでございます。 議案第27号は、石垣市排水設備改造等資金貸付基金条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、農業集落排水事業の下水道事業統合に伴い、貸付金についても統合するため、本条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、所要の字句の改正及び石垣市農業集落排水設備改造等資金貸付基金条例の廃止を行うものであります。 議案第29号は、石垣市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例でございます。 本件は、平成28年人事院及び沖縄県人事委員会勧告に鑑み所要の改正を行うため、本条例の一部を改正するものであります。 内容といたしましては、扶養親族の区分の変更、新設の介護時間を無給とする規定の追加及び条文中の文言の整理でございます。 議案第14号は、平成29年度石垣都市計画土地区画整理事業特別会計予算でございます。 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億3,392万7,000円と定めるものでございます。 その主な内容は、歳入においては、保留地処分金、一般会計繰入金、基金繰入金及び区画整理事業債等を計上しております。歳出においては、区画道路整備に係る物件移転補償費、工事及び委託費等を計上しております。 議案第15号は、平成29年度石垣市港湾事業特別会計予算でございます。 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億5,828万円と定めるものでございます。 その主な内容は、歳入においては、港湾施設使用料、国・県補助金、財政運用収入及び市債等を計上しております。歳出においては、総務管理費、港湾改修事業、環境整備事業等を計上しております。 議案第16号は、平成29年度石垣市下水道事業特別会計予算でございます。 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ21億1,248万5,000円と定めるものでございます。 その主な内容は、歳入においては、下水道使用料、国庫補助金、一般会計繰入金及び下水道事業債等を計上しております。歳出においては、汚水管渠実施設計業務委託、石垣西浄化センター乾燥施設建設工事委託及び汚水管渠布設工事等を計上しております。 議案第17号は、平成29年度石垣市水道事業会計予算でございます。 収益的収入の額は19億2,141万3,000円、支出額は18億2,299万1,000円を計上し、資本的収入の額は1億9,971万6,000円、支出額は6億4,247万6,000円と定めるものでございます。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対する不足額4億4,276万円につきましては、消費税資本的収支調整額95万4,000円、減債積立金5,500万円、建設改良積立金5,500万円及び損益勘定留保資金3億3,180万6,000円で補填するものであります。 主な営業費用として、石垣浄水場ろ過池等の更生工事及び県道石垣空港線配水管移設工事などを予定しています。また、主な建設改良事業は、浜崎町地区及び都市計画街路等の配水管布設工事並びに浜崎町地区配水管測量設計業務委託などを予定しております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 説明は終わりました。本11件については、建設土木委員会に付託いたします。 なお、各常任委員会に付託された平成28年度の補正予算並びに議案第18号訴えの提起については、先議案件として審査を済ませ、3月6日月曜日の会議においてご報告するようお願いいたします。 以上で、本日の議事は全て終了いたしました。 それでは、3月6日月曜日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。                               散 会 午前11時28分...