宜野湾市議会 > 2022-12-19 >
12月19日-05号

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  1. 宜野湾市議会 2022-12-19
    12月19日-05号


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    令和 4年 12月 定例会(第448回)   令和4年第448回宜野湾市議会定例会会議録(第5日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和4年12月19日(月)                       午後3時52分(散会時刻)1.出席議員(26名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   呉屋 等     2   棚原 明       3   松田朝仁     4   嶺井拓磨       5   下地 崇     6   プリティ宮城ちえ       7   座間味万佳    8   伊佐文貴       9   平安座武志   10   知念秀明      11   上里広幸    12   宮城 優      13   我如古盛英   14   知名康司      15   石川 慶    16   山城康弘      17   又吉 亮    18   伊佐哲雄      19   宮城政司    20   濱元朝晴      21   宮城 克    22   上地安之      23   伊波一男    24   岸本一徳      25   屋良千枝美   26   桃原 功2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      仲村宗男   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     川上一徳   次長兼総務課長  仲村厚子     議事担当主幹   平田駒子   議事係長     大城拓也     主任主事     棚原裕貴   主事       伊佐直樹     主事       又吉竜希5.会議に付した事件は議事日程第5号のとおりである。              議事日程第5号         令和4年12月19日(月)午前10時00分開議 日程第1 一般質問    (1)宮城政司     (2)伊佐文貴    (3)座間味万佳    (4)宮城 克 ○呉屋等議長 おはようございます。ただいまから第448回宜野湾市議会定例会第5日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第5号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。19番 宮城政司議員の質問を許します。宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。議席番号19番、会派結・市民ネットワーク宮城政司ヤイビーン、ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。12月議会の冒頭で宜野湾市議会60周年記念式典がありました。60年という長い期間に宜野湾市議会では様々な出来事があったと思います。それらは全て議会の経験、実績となり、今の我々の市議会につながっていると思います。築き上げていただいた先輩議員、関係者の皆様に敬意を表し、先輩方の教えを大切にし、60年という重みを真摯に受け止めて、今後の議員活動に邁進してまいりたいと思います。 それでは、議長の許可をいただきましたので、通告した質問について順番を変えて質問させていただきます。1、3、4、5、2で進めさせていただきたいと思います。 まず、1番目の公契約条例の制定について、公の契約と書く公契約とは、国、地方自治体が行政目的を遂行するために、民間企業や民間団体と締結する契約とされています。公契約には、国、地方自治体が民間企業に発注する建設工事や公共施設の清掃などの業務委託など、多くの公共サービス事業が含まれています。この公契約について地方自治体で条例を制定し、適正な競争、良質なサービス、労働者の労働条件の改善を狙う動きが全国で少しずつ広まっています。そこで、公契約条例について当局の認識をお伺いいたします。 以降の質問は自席で行います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 おはようございます。宮城政司議員の御質問にお答えいたします。公契約条例でございますけれども、自治体が発注する公共工事、業務委託等に従事する従事者の賃金、報酬下限額を設定し、自治体、受注者の責任等を契約事項に加えることを定めるなど、適正な労働条件の確保を目的とする条例というふうに考えてございます。 条例の類型としましては、賃金条項が盛り込まれた条例、いわゆる規制型というふうに言われておりますけれども、それと賃金条項のない公契約の総則的な事項を規定をした条例、いわゆる理念型に分類をされているというふうに認識をしてございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 御説明ありがとうございました。今、部長がおっしゃった理念型というのは、沖縄県であったり那覇市で制定されていると理解しています。理念型というのはすごく理念としては大事だと思うのですが、部長がおっしゃった規制型といいますか、実行型というものがより効果が出る条例になるのではないかなというふうに私は理解しています。 そこで、お伺いしますが、過去に宜野湾市に公契約条例制定の要望等あったかどうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。過去の全てということについて把握することは大変厳しい状況でございますけれども、少なくとも直近5年間におきましては、市への要請等はございませんでした。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。過去5年間というのはなかったということです。 先月、私たち会派結・市民ネットワークでは、日本で初めて公契約条例を制定した千葉県の野田市に視察に行ってまいりました。野田市は、公契約条例を制定するときの思いの中に、国の動きがないことから、自治体が条例制定を進め、国を動かそうという強い思いを持たれて、この条例制定に至ったということです。その流れの中で、条例の制定だけではなく、全国の地方自治体に公契約条例制定の要望を出したというお話もありました。恐らく期間が非常に前ということで、今、宜野湾市にはそういった記録がもう残っていないのかもしれないのですけれども、そういった地方自治体が国を動かそうという熱い思いというのは非常に感化されました。その狙いがまた労働者の条件の整理であったり、こういったよりよい公共サービスを提供していくという思いがあることが非常にすばらしいことだと思います。 それでは、宜野湾市の公契約についてお伺いしますが、年間何件程度あるのかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。市が契約をする契約件数でございますけれども、随意契約等、各担当部署で締結をしております全ての契約を含んだ件数把握は困難でございますけれども、入札を経まして契約した件数でお答えをしたいと思います。令和3年度の件数となりますけれども、工事が68件、委託が91件、物品が88件となっておりまして、合計で247件というふうになっております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。宜野湾市が発注者となり、多くの労働者が賃金を得ていることが分かります。最近の物価の上昇、税金の上昇、電気料金も値上げになるだろうということで、にもかかわらず、労働者の賃金はなかなか上がらないという苦しい状況だと思います。そんな中、労働者が適切な賃金を得るということは非常に重要なことになると思います。 そこで、お伺いしますが、最低賃金制度というものがあります。最低賃金制度とはどういった制度か、そして沖縄県の現在の最低賃金価格をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 おはようございます。宮城政司議員の御質問にお答えいたします。最低賃金制度は、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者はその最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度でございます。仮に、最低賃金額より低い賃金を労働者、使用者双方の合意の上で定めても、それは法律によって無効とされ、最低賃金額と同額の定めをしたものとされます。 沖縄県の最低賃金につきましては、令和4年10月6日の改正により、時間額853円でございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。そういった法律で制度が決められているということです。今の部長の御説明と少し重複するかもしれないのですけれども、この最低賃金制度を守ると、どのような効果が得られるか、当局の御見解をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長
    国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。最低賃金制度は、使用者が労働者に対して支払う給与の最低額を定めた制度のことで、各都道府県ごとにその額が定められており、労働者の安定した生活や労働力の向上がその目的となっております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。最低賃金は、国で、県で定められていて、ただ実際、宜野湾市が発注者となっている事業について、全ての労働者がこの最低賃金が守られているかどうかというのを確認できるのがこの公契約条例になるのかなと理解しています。 そこで、今の説明にもまた重複するかもしれないのですが、最低賃金を下回った場合、罰則があるかどうか、そして宜野湾市などの発注者が罰則の対象になり得るかというのをお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。最低賃金につきましては、全ての労働者とその使用者に適用されるもので、パートタイマー、アルバイト等の属性、性別、国籍等の区別なく適用され、最低賃金以上の賃金を支払わない使用者は、最低賃金法第4条違反として50万円以下の罰金が適用されます。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。本市の建設工事請負契約約款におきましては、最低賃金法違反に関する項目はございませんけれども、その約款の総則のほうにおきまして、日本国の法令及び宜野湾市例規を遵守しなければならないとの規定がありますので、最低賃金法も包含をされているというふうに認識はしてございます。 なお、発注者としまして、何らかの罰則が適用されることはないものの同約款第7条の2におきまして、契約の相手方に健康保険等の加入を義務づけをするなど、適切な労働環境の提供につながるよう努めているところでございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。今の御説明だと、労働者の環境、抑止を守ろうという思いはあると理解しますが、この公契約条例ですと、しっかり時給であったり最低賃金のところまで踏み込んで、よりよい環境につなげられるのではないではないだろうかというふうに考えています。 宜野湾市が発注する契約、入札で、予定価格、最低制限価格が設定されている契約がありますが、この価格には人件費が計上されているものがあるか、そしてある場合、人件費設定の根拠をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えをいたします。本市では、最低制限価格を設定する工事や建設関係コンサルタント業務委託の契約におきましては、発注時の最新の沖縄県公共工事設計労務単価により人件費等は積算をしてございます。ちなみに、今年の3月から適用する公共工事設計労務単価の資料によりますと、それの中におきましては、それぞれ項目ごと、作業種別ごと、鉄筋工であったり電工、ブロック工というふうにえり分けはされてございます。その中で一番低い単価でございます軽作業員の中においても1万4,900円というところで、沖縄県ですけれども、単価が設定をされてございまして、それを8時間で換算しますと、時間額1,862円の賃金というところで、それに基づいて市の発注工事は積算はされているというふうに認識はしてございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。宜野湾市当局としては、適切な人件費を想定し、予定価格や最低制限価格を設定しているということです。ただ、この場合、下請だったり孫請、何次請け、どんどん広がっていた場合に、その全ての労働者が適切な賃金を得られているかということを把握する仕組み自体はまだないのかなと、先ほど部長がおっしゃいましたように、理念型条例と同じように努力目標になっているところが否めないのかなというふうに思います。 そこで、お伺いしますが、この公契約条例を制定すると、当局で設定する、入札に当たるその予定価格だったり最低制限価格が上昇するかどうか影響をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。先ほども答弁申し上げましたけれども、本市の場合、最低制限価格を設定をする業務につきましては、最新の公共工事設計労務単価に基づいて積算をしているため、影響はないものというふうに考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。そうですよね。公契約条例を制定すると、入札価格が上がって市の財政負担が上がるのではないかというような懸念をされる方もいらっしゃると思うのですが、この予定価格というのは適切な賃金となるように、当局のほうでしっかり算出した見積りであり、また予定価格を上回ると入札もできないので、市の財政負担につながることはないというふうに私は理解しています。 公契約条例というのは、適正な競争、良質なサービス、労働者の労働条件の改善を実現する手段です。導入当初は、当局も業者も慣れないことから、難しさや手間が増えると感じると思いますが、この効果、適正な競争、良質なサービス、労働者の労働条件の改善は、当局にとっても、そして労働者にとっても市民にとってもいい影響があると考えています。ぜひ宜野湾市でも公契約条例の導入を進めていただきたいのですが、御見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。公契約条例の制定に当たりましては、メリット、あるいはまたデメリットを含め多々あるというふうに認識をしてございます。そのため現在、条例制定までには至ってはございません。昨年の4月に那覇市のほうで条例が制定をされてございますけれども、公契約条例の周知認知度、あるいはまた労働環境に関する事業者に対してのアンケートも実施をする予定というふうには伺ってございます。その状況も踏まえて、本市としましては、県あるいはまた那覇市、他市町村、あるいはまた実際条例制定した場合の業界への影響等も含めて、関係団体の意向も確認もしながら、さらには庁内での関係部署とも情報も連携しながら情報収集を行い、調査してまいりたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。今回の一般質問ではあまり掘り下げていろいろ議論というか、お話ができなかったので、もっともっと当局のほうでも、今部長がおっしゃったように、様々な情報収集されて、宜野湾市に合う、宜野湾市のための公契約条例というのを検討していただければなと思います。 市が発注者となる事業において、労働者が適切な賃金を得るということは、市民所得引上げの裏づけになると思うのです。なので、まずは情報収集からだとは思うのですけれども、調査研究していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 続いての質問に移らせていただきます。先ほど申し上げたように2番は後回しにしまして、3番からお伺いしていきたいと思います。3番の市内道路の整備について、1番目の市道中原33号、通称中原進入路の整備状況をお伺いしたいと思います。1番目と2番目は、両方まとめてお伺いしたいと思いますが、現在のこの整備の進捗状況と、この道路の供用開始予定について御答弁をお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 おはようございます。宮城政司議員の御質問にお答えいたします。市道中原33号整備の進捗でございますが、用地取得につきましては8筆中6筆は契約済みで、残り2筆について令和5年度に取得する予定でございます。工事につきましては、令和4年度に、市道宜野湾11号側から約74メートルの工事を行い、残り220メートルにつきましては、令和5年度に工事を行う予定でございます。市道中原33号の全線の供用開始につきましては、令和5年度の工事完了後を予定しております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。8筆中6筆が調整済みで、残り2筆あるということです。ぜひ地元の方々とは丁寧な対応をしていただきたいと思います。 そして、令和5年度の完了次第ということで、令和5年度中にはきっと供用開始になるだろうなということで、期待をしておきます。 続いて、この市道中原33号なのですが、市道宜野湾11号と接続する際の接続方法について、どのような接続となるのか、信号機を設置するのか、そしてまた中原33号から11号に向かった際に右折ができるのか、この辺りどのような接続となるのかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道宜野湾11号との接続部につきましては、右左折が可能な道路の取付け状態となります。 また、接続部への信号の設置につきましては、工事においては予定してございませんが、市道中原33号の供用開始後に交通状況を確認し、必要と判断された場合には、市より要請の後、公安委員会にて設置されるものと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。信号の設置は、できた以降の利用状況に応じてということの御答弁なのかなと思いました。あの33号から11号につながるとき、右手には大きなカーブがあります。なので、非常に見えづらいといいますか、向こうから車が来ることが直前でしか分からないケースもあると思うので、工事が完成する前にできることがあれば、こういった工事対策というのもしっかり検討していただきたいなと思います。よろしくお願いします。 そして、この市道中原33号、直接ではないかもしれないのですけれども、すぐ近くに今宜野湾中学校のグラウンド側といいますか、崖になっているところがあって、そこからもう永続的にずっと水が流れている状況です。歩道にもコケがあったりして、雨が降っていない日でも、今朝も通ってきたのですが、そこの部分だけ水が流れていました。この中原進入路の工事に伴い、こういったところも改善されるかどうか、整備していただけるかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道中原33号と宜野湾11号の交差部に接する土地のほうから湧き水が出ております。以前に地権者の承諾をいただきまして、敷地内に暗渠を埋設しておりまして、一時的には湧水も収まりましたが、最近また道路へ流れ出るようになっております。今回の中原33号道路整備工事において、この土地は道路へすりつけるための工事も行いますので、その際に地権者の方とも御相談し、何らかの対策を行いたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) せっかくの道路が工事されて整備されていく中で、ああいった湧き水、湧水ということだったのですけれども、水が永続的に流れている状況というのはすごくもったいないなと思いますので、ぜひ対策のほうをよろしくお願いします。 続いて、市道宜野湾5号、6号、11号の道路整備を求める件です。まず、市道宜野湾5号というのは、宜野湾市の長田交差点から沖国大に向かう大きな市道です。こちらは、私は議員になってから何回か要望させていただいているのですが、道路の経年によりマンホール部分が浮き上がっているといいますか、マンホールが高くなっている状況、そしてまた道路自体凹凸がある状況になっていて、ぜひ整備をしていただきたいと思いますが、御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道宜野湾5号につきまして、マンホール周りに舗装の沈下がございます。そこにつきましては道路維持管理において、舗装の補修を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。あちらは沖縄国際大学もあって交通量も非常に多いところですので、ぜひ整備お願いします。ありがとうございます。 続いて、市道宜野湾6号です。こちらは、非常に説明が難しいといいますか、宜野湾区内を南北に走る道路です。例えば宜野湾公民館に行くときにも利用されます。そして、昔は、御存じの方いらっしゃるかもしれないのですが、中央部にはセイワスーパーという宜野湾区内にあったスーパーがあった道路のところです。とても狭隘といいますか、狭い道路ですが、それなりといいますか、結構な交通量もあります。11号の整備によってこちらの交通量多少減ってはいると思うのですけれども、今回、特に沖国大側といいますか、このセイワスーパーから沖国大側なのですが、道路の凹凸だったりが非常に激しい部分があって、かなりスピードを緩めないと衝撃を受けるような道路があるので、ぜひ一度見ていただいて、必要な整備をしていただきたいと思いますが、御見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道宜野湾6号の道路のへこみにつきましては、パトロールがなかなか行き渡りませんで見落としているところもございました。道路維持管理にて舗装、補修を行ってまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 部長、ありがとうございます。続いて、市道宜野湾11号です。まず、前回の議会で信号設置要望をずっとしていたわけなのですけれども、それの代替といいますか、ということで横断用の旗を設置していただきました。本当にありがとうございました。この旗を持って横断をしたところ、一発で車止まってくれたよといって感謝される声も届きました。ありがとうございます。ただ、一方で、やっぱり信号を設置してほしいという声があるということだけは認識していただいて、今後の交通状況等を見て、公安ともぜひ話合いをしていただきたいなと思います。 まず、11号について伺います。これまでも要望させていただいたのですが、ガードレールを設置していただきました。今後の交通状況を見て、さらなる追加等を考える、検討するというふうにおっしゃっていただいたと思いますが、現在のガードレールの設置予定についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現在、ガードレール、ガードパイプにつきましては、上原側と宜野湾側のカーブの2か所に設置しておりますが、一度に全線というわけにはいきませんが、引き続き防護柵の設置基準に準じながら、設置してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) よろしくお願いします。続いて、この11号で佐真下交差点から宜野湾区に行く途中の既設の部分なのですけれども、そこまでもこの市道宜野湾5号と同様に経年によるものだと思います。マンホール部分が浮き上がっているとか道路の凹凸があります。こちらは、片側1車線のためこの凸凹やマンホールを避けて反対車線に飛び出すという車もたまに見受けられます。非常に危険な状況で、これまでも何度か御要望させていただいているのですが、ぜひ整備をしていただきたいと思いますが、御見解をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。佐真下交差点から宜野湾区までのマンホール周りの舗装の沈下につきましても、道路維持管理にてマンホール周辺の舗装、補修を行ってまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。部長ぜひよろしくお願いします。 そして、11号、最後なのですが、これまでほかの議員の方からも要望あったと思います。街灯の設置を要望しています。現在の状況をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。街路灯設置につきましては、段階的に進めるべく、まずは上原地区及び宜野湾地区のカーブと宜野湾11号への取付け道路の箇所への街路灯設置の設計を行うための令和5年度予算で設計費を要求してございます。設置工事のための補助メニューにつきましては、引き続き検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 部長、ありがとうございます。今の御答弁、進んでいるというふうに理解しました。ぜひ市民の安全のために街灯の設置よろしくお願いします。 そして、3番、県道の話です。宜野湾市が管轄ではないということだとは思いますが、多くの宜野湾市民の方が利用する道路ですので、要望させていただきます。県道32号線というのは、中城から宜野湾市のほうに向かう道で、長田交差点に続く道です。そこで、パティスリーきゃっするだったり秋津保育園という施設があって、そこから長田交差点、国道330号に向かうところ、信号機の手前数十メートル、この辺りの道路が非常に陥没しています。とても通りづらい道になっています。こちらの整備をぜひしていただきたいという声が多く上がっています。 また、この道、交差点は片側1車線で、国道330号側に向かって右折して長田公民館であったり、長田小学校の方面に向かう車が多くあり、右折車両が続くと後続の直進車両が止まってしまうというようなケースがよくあり、ぜひ広めの歩道があるので、セットバックするなど方法はいろいろあるかもしれないのですが、右折帯を設けてほしいといったような声があります。こういった声をぜひ市から県にも要望していただきたいなと思いますが、御見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。県道32号、長田区の道路整備につきましては、市としても状況等を整理しながら、県への整備要請を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 部長、ぜひよろしくお願いします。 次の4番目の質問に移らせていただきます。4番のいこいの市民パークの整備についてお伺いします。1番目の排水整備を求める件です。多目的広場、大きな広場があって、グラウンドゴルフだったり子供たちがサッカーをしたりなどよく使われている広場です。こちらが排水溝が広場より高くなっているように見えて、利用者からは排水がうまくいっていないのではないか、そして雨が降った後、なかなか排水が進まず、早くプレーしたい、遊びたいのに利用できないというケースがあって、利用者から不満の声が届いています。ぜひこの広場を雨が降った後に早く利用できるように対策を取ってほしいと思いますが、見解を伺います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。去る6月議会定例会の御質問でも答弁申し上げましたが、いこいの市民パークを整備する前はくぼ地でございまして、周りからの水も流れ込み、その一帯は湿地帯で多くの水が滞留し、水はけの悪い土壌でございました。現在も周辺住宅地より下がっているため、周りからの水は流れ込む状態であり、多目的広場では天然芝が張られ、そこに浸透するようになってございます。 6月議会から継続し確認をしてまいりましたが、表面排水の水はけが悪いのが原因でありますが、その土の全体を入れ替えするとなると多大な費用がかかります。多目的広場内には凸凹した箇所もあり、少しでも水たまりができないような、その部分の補修を行いながら今後も継続し、補助金活用等も視野に入れ、よりよい整備方法があるか調査研究してまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 部長、ありがとうございます。この件、6月議会でも、過去にも要望させていただいていると思います。同じ方が何度も言っている、私に要望してきているわけではなく、本当に多くの方がこの件を要望されている声があって、私も継続して相談といいますか、要望させていただいていますので、今部長おっしゃったように、様々な方法、補助メニュー等いろいろ利用していただいて、整備のほうをよろしくお願いします。 次の②の質問はちょっとスキップさせていただきます。(2)の点字ブロックの改修についてお伺いしていきたいと思います。まず、一般論として、こういった公園等で点字ブロックというのはどの程度もつものなのか、保持期間がどの程度なのか、分かれば御説明、御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。点字ブロックの保持期間といいますと、特段の決まりはございませんが、通常では目視で確認をし、破損や使用できない状態であれば取替えや修繕を行う状況でございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 利用頻度といいますか、劣化具合に応じてということで目視ということです。では、宜野湾市では公園の整備というのは委託管理していると思いますが、公園内の点字ブロックの修繕というものは委託管理会社が行うものか、それとも当局で行うものかどちらでしょうか、御説明お願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。点字ブロックの修繕につきましては、指定管理者の施設点検や利用者からの連絡に基づきまして、指定管理者が修繕を行うものでございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 御説明ありがとうございます。いこいの市民パーク、一度見ていただければすぐに分かると思います。ただ、点字ブロックなかなか意識していなければ気づかない部分もあるのかなというふうに思います。この管理会社の方がその修繕の意識を持って見ればすぐに分かると思いますので、先ほど部長がおっしゃったように、その利用具合で劣化具合というのは変わってくるので、まだまだ利用できる部分もあるのですけれども、もうほぼすり切れて見えなくなってしまっているような部分もありますので、ぜひこの点字ブロック改修をしていただきたいと思いますが、御見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。点字ブロックにつきましては、いろいろな多くの方々が公園を利用している中で、利用者に不便が生じないよう、いこいの市民パークをはじめ市内各公園を点検し、点字ブロックの改修を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 部長、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。 続いて、近隣住宅との間にネットの整備を求めるということで、隣接する住宅の住民の方から、住宅と公園との間にネットを整備してくれないかという御要望の相談がありました。以前に職員の方にそういった相談させていただいたときは、すぐに看板を設置して、注意といいますか、マナーを守るような看板を立てていただきました。ありがとうございました。 ただ、ネットがあると利用者としても安心するのではないかなと思います。そして、この隣接する住宅の方々は、このいこいの市民パークができてずっと同じような状況で、もしかしたら利用者からすると、たった1度のボールが飛んでいったことかもしれないですけれども、住んでいらっしゃる方はずっとそれが続いているというふうになるので、不満もたまっている部分もあるのかなと思います。ぜひこういったネットの整備等をすることを要望させていただきますが、御見解を伺います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。ネット整備の要望でございますが、ネットの整備を行うとなると多大な費用がかかることから、公園利用者の利用方法の問題でもございますので、以前に議員から御指摘のように、看板の設置について実施してきたところでございます。 また、公園管理事務所へ常駐しておる指定管理者職員がおりますので、当該場所の巡回の頻度を増やしながら、利用方法が悪い公園利用者へは注意を行い、その状況を見てまいりたいと考えております。ただ、それでも改善できない場合においては、防球ネットの対策を検討してまいりたいと存じます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。まずは、マナーの徹底ということもある。言い方がいいのか分からないのですけれども、やっぱり利用者には思い切り利用してほしい、遊んでほしいというものももちろんあると思いますので、どちらにも楽しめる公園となるような整備をしていただくよう、ぜひよろしくお願いします。 それでは、次の質問に移りたいと思います。5番目のパートナーシップ制度の制定についてお伺いしたいと思います。当局の認識するパートナーシップ制度とはどういった制度か、御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。同性カップルが法律上の婚姻をすることはできない中で、地方自治体におけるパートナーシップ制度とは、一般に条例や要綱などによって一定の要件を備えた同性のカップルに対し、カップルであることの宣誓書の受領、登録、届出の受理やパートナーシップ関係を証明、確認する制度であると認識しております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 御説明ありがとうございました。県内では那覇市と浦添市で制定されています。宜野湾市で生まれ育った方が宜野湾市でそのような制度があったら利用したいという方もいらっしゃるのではないかなと思います。ただ、こういったことというのはなかなか公に出していくというのは難しい部分もあると思います。 そこで伺います。これまでに、宜野湾市でパートナーシップ制度の制定を検討したことがあるか。そして、今後制定に向けて検討予定があるかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市としましては、第3次宜野湾市男女共同参画計画~はごろもぷらん~の具体施策として、多様な性を尊重する意識の啓発に取り組んでいるところでございます。これまでパートナーシップ制度の制定に向けた検討はしてございません。引き続き、啓発活動に取り組むとともに、市民の多様な御意見を伺いながら、これまで既に制度化もしくは条例を制定している那覇市や浦添市などの状況も伺いながら、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。これから調査研究ということです。 それでは、パートナーシップ制度の必要性について、今の答弁と重複するかもしれないのですけれども、制定するためにどういった条件といいますか、どういった状況だったら推進しようと思うか。そして、逆に制定することで何か懸念することがあるかどうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。制定の必要性や条件、懸念事項ということでございますが、まだ制度に対する市民の理解や御意見を把握できておらず、引き続き啓発活動に取り組むとともに、市民の多様な御意見を伺いながら、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 今の御説明ですと市民の理解が深まること、そして市民からの要望があることがきっかけになると想定されるということかなと理解しました。 先ほど部長の答弁がありましたはごろもぷらんには、互いの性や人権等を尊重する平和の社会の実現ということがあります。また、その中で基本方針として、男女が互いの身体的性差にとらわれず生涯を通して健康で安心して暮らしていくためには、互いの性を人権の視点から認め合い、広い視野を持って生命の尊厳に対する理解と意識を高めていくことが求められますとありますが、このはごろもぷらんの対象には、LGBTQの方々も対象にしっかり含まれているかどうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。第3次宜野湾市男女共同参画計画~はごろもぷらん~におきまして、4つの基本方針の1つとして、「互いの性や人権等を尊重する平和な社会の実現」を掲げ、その具体施策として、ふくふく講座において性の多様性をテーマに研修会を行うなど、人権に係る各種啓発活動の実施及び多様な性を尊重する意識の啓発に取り組んでいるところでございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 含まれているというふうに理解しました。よろしいですか。 そして、第四次宜野湾市総合計画後期基本計画の中に、目標1、市民と行政が協働するまちの基本施策2、男女共同参画の推進というところです。「男女共同参画社会の実現に向けた意識啓発や、誰もが多様な場面で活躍することができる環境の整備により、男性や女性、子ども、高齢者、外国人に関係なく、等しく自分らしく生活することができる社会を目指します」という表現がありますが、ここでうたっている男女共同参画の推進を目指す社会の中に、LGBTQの方々も含まれているかどうかお伺いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。第四次宜野湾市総合計画後期基本計画におきまして、基本施策の2、男女共同参画の推進の実現のため、人権の尊重と広い視野で多様性を認め合う社会づくりを掲げ、取り組んでいるところでございます。 また、令和3年3月の市議会において制定されました宜野湾市男女共同参画推進条例におきましては、男女共同参画社会の推進に向け、基本理念として、「すべての人が、性別等にかかわりなく個人として尊重され」と規定されており、全ての人の人権尊重がうたわれております。引き続き、宜野湾市男女共同参画推進条例の周知に努めてまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 含まれているというふうに理解しました。 2020年6月議会で宜野湾市男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例の制定についてという条例案が上程されました。内容は、男性、女性だけでなく多様な性の在り方を含めて記述されたすばらしい条例案だったと私は理解しています。僅差で否決されましたが、この市議会で否決されたことが、私は今の男女共同参画推進の条例は、このときの多様性を尊重するという部分が後退したのではないかなというふうに理解していますが、このとき否決されたことが現在翻ってこのパートナーシップ制度の制定に影響しているかどうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。議員おっしゃるような経緯もございましたが、令和3年3月市議会において制定されました宜野湾市男女共同参画推進条例におきましては、男女共同参画社会の推進に向け、基本理念として、「すべての人が、性別等にかかわりなく個人として尊重され」と規定されており、全ての人の人権尊重がうたわれておりますし、そのことが皆さんにも市民を含め理解いただけているものと存じます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員
    ◆19番(宮城政司議員) ちょっと分かりづらい答弁だったのですが、分かりました。 先ほど冒頭でも申しましたとおり、こういった制度を要望する声というのは、要望する方々はなかなか声を上げづらいものではないかなというふうに理解します。なので、声を待っていてはきっと進まないのかなと、一方で那覇市であったり浦添市であったりというのは、制度の制定を実施されました。ぜひ宜野湾市のほうから能動的に調査研究を進めていただいて、先ほど市民の理解を深めていきたいというふうにおっしゃっていたこともぜひ進めていただいて、このパートナーシップ制度導入を進めてほしいが、御見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市としましては、はごろもぷらんに基づき、ふくふく講座などで多様な性を尊重する意識の啓発に取り組んでいるところでございます。また、先月20日に開催されました「すべての人が自分らしく生きやすい社会を」を目指すイベント、ピンクドット沖縄2022の後援もさせていただいております。引き続き、啓発活動に取り組むとともに、制度の導入につきましては市民の多様な御意見を伺いながら、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ぜひ全ての人のための宜野湾市であるように、よろしくお願いします。 続いての質問に移らせていただきます。後回しにした2番目の電子図書館の導入について、質問させていただきます。現在の市民図書館は、平成3年に開館して、多くの市民に利用されてきています。朝10時から19時まで、月曜は17時、火曜日、祝日等は休館とありますが、多くの市民の皆様に利用されていると思います。 先日も私自身読みたいがあって、電話であるかどうかということを問合せすると、その目的のはなかったのですけれども、電話に出られた方が連携しているほかの自治体に問合せできますよとかというようなことを説明していただいて、とても丁寧な説明で、借りる人のことをすごく考えていらっしゃって、とても温かい気持ちになるような説明していただきまして、本当に職員には感謝しています。ありがとうございます。 そこで、お伺いしますが、現在のこの市民図書館の利用状況についてお伺いしたいと思います。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 おはようございます。宮城政司議員の御質問にお答えします。直近の実績としまして、令和3年度は1日当たりの利用者が204名、貸出し冊数が1,034冊となっております。利用者の年齢層につきましては、図書館利用カードの利用状況から判断しますと、児童書を借りるために来館している12歳以下の幼児、児童生徒とその保護者の年齢層である30代、40代の利用者が多くなっております。また、新聞や雑誌コーナーにおいては、高齢者の利用者が多く見受けられます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。本当に多くの方が利用しているのだなということが今部長の答弁で分かりました。年齢層にもある程度傾向があるのかなと思うのですけれども、もっともっと多くの利用者を、市民に利用していただく方法等の検討も必要かなと思います。 続いて、返却の遅延だったり貸出し図書の損傷や紛失等があるかどうかお伺いします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。令和3年度の状況でございますけれども、返却の延滞数として、督促状を発送したのは765件、資料数は3,699点となっております。そのうち貸出し図書の汚損、破損数は19点、紛失数は52点となっております。また、督促状の発送後に宛先不明などの理由で、その後の催告業務が難しくなっているのは39件、資料数は77点となっております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 様々な理由があって返却できないとか、損傷、紛失等をすることがあると思うので、一概に責めるということはできないと思いますが、市民の皆様のなのでぜひ大切に扱っていただけるといいなと思います。 そもそも紛失できない仕組みとかというのがこの後の電子図書館の仕組みになっていくのかなと思うのですけれども、それでは電子図書館とはどういった図書館か市の御認識、御見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えします。現在、全国で導入されている電子図書館の概要としましては、利用者が図書館で利用登録を行い、ネット環境で電子申請すると、利用者自身の保有するスマートフォン等の端末で、自宅等において電子化された図書を閲覧することが可能となるサービスでございます。メリットとしましては、日時や場所を気にすることなく、来館しなくてもどこでも利用することができ、365日24時間利用可能であることが挙げられます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。様々なメリット、そしてデメリットもあることは承知しております。 そこで、お伺いしますが、県内の市町村でこの電子図書館を導入している市町村があれば、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。令和4年10月1日現在の導入状況でございますが、県内市町村では那覇市や沖縄市など7市、金武町や南風原町など4町、村では読谷村の1村でございまして、県内41市町村中12市町村が導入しております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 県内でも多くの市町村が導入しているのかなというふうに思います。 そこで、既に、今部長おっしゃった導入している市町村に、ぜひ宜野湾市で導入を考えたときにどうかという観点といいますか、いろいろ意見交換というか、ヒアリングをしていただきたいと思いますが、御見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。これまで他市町村へのヒアリングは行ってございませんが、公共図書館連絡協議会の下部組織に館長部会、それから奉仕部会、管理部会等がございまして、それぞれの会で電子書籍につきまして情報収集や意見交換を行ってまいりましたので、電子図書館を導入している市町村の状況調査につきましては、今後適宜実施してまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) そういった場でしっかり情報交換できているということです。 それでは逆に、市民の立場からなのですが、市民図書館で利用者から電子図書館の要望があったかどうか、利用者ではなくても、電子図書館の要望があったかどうか調査したことがあるか、そして声があったことがあるかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市民図書館におきましては、現在まで電子図書館導入に関する要望等の調査を実施したことはございません。また、市民図書館利用者の意見箱にもこれまでのところ、電子図書館導入に関する意見等はございませんでした。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 声は今のところなかったということです。ただ、部長が今おっしゃった利用者だったり市民の声というのも受け止める準備といいますか、アンケートを取ったりとかというのは、ぜひ実施していただきたいと思います。 そして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金というものがありました。こちらの利用案として、この電子図書館の導入ということがアイデアとして上がったかどうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、当該交付金を活用して電子図書館導入について検討した経緯はございます。検討内容といたしまして、まず1つ目に初年度導入の初期投資費用は補助対象となりますが、翌年度からの維持費、それから2年ごとに電子書籍ライセンス更新費用が単費負担となり、その費用が高額であること、また2つ目に電子書籍を利用したいというニーズがそのとき寄せられていなかったこと、3つ目に利用に当たってはパソコンやタブレット等の端末が必要であり、ネット環境がないと使えないこと、また4つ目に導入可能なタイトル数も限定的であることや、紙のと比較して高額であり、一定数貸し出しされると更新に再度料金が発生することなどが挙げられました。以上のことから、総合的に判断し、導入を見送った経緯がございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。検討はしていただいた上で、様々な見解、部長の今の御説明のとおりの結果、見送ったといいますか、利用しないことになったということだと思います。 先ほど部長の答弁であった県内他市町村で利用されている電子図書館を導入した市町村というのは、恐らくこの交付金を使ったケースが多いのかなというふうに考えます。なので、今部長がおっしゃった懸念事項というのを、ほかの市町村はどういうふうに考えて導入したのかというのは、ぜひ研究というか、情報を調査していただきたいなと思います。今すぐということではないのですけれども、将来に向けてでも市民サービス向上のために電子図書館の導入を要望しますが、御見解を伺います。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えします。現在、主な電子図書館で利用されている電子書籍のライセンスの形態といたしまして、2年を経過すると利用できなくなり、更新費用が発生することになります。令和2年度頃に導入した市町村は、その更新費用が令和4年度頃から必要となるため、財源確保が課題となっている状況もあるようです。 今後、電子図書館導入につきましては、導入市町村の導入後の状況や市民や利用者へ意見調査等を実施し、メリットやそれから課題等を整理し、考えてまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 御答弁ありがとうございました。質問の聞き取りのときに職員の方から説明を伺って、このデメリットといいますか、予算的な部分と、あとはこの使い勝手、今の時点で非常に悪いなという、今のその会社だけの話かも分からないのですけれども、感じたので、ぜひ将来を見据えて検討していただきたいなと思います。 今回の議会でオンライン化の条例も上程されています。そういう意味で市民のニーズというのは今後増えていくと思いますので、ぜひ図書館でもよりよい市民サービスを提供していただくようお願いします。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。 ○呉屋等議長 以上で19番 宮城政司議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前11時09分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時20分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。8番 伊佐文貴議員の質問を許します。伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 皆さん、こんにちは。議席番号8番、絆輝クラブ、伊佐文貴でございます。質問に入る前に、今朝のニュースで4年に1度のワールドカップの決勝戦があったとのことで、アルゼンチンが優勝したという大変すばらしいニュースがございました。我が日本チームも今回決勝トーナメントに残って、惜しくもクロアチアに負けはしましたが、とてもすばらしい歴史に残る試合をしたと私は思っております。とてもブラボーな試合でございました。 市当局におかれましても、今回の私たちの一般質問にぜひブラボーと言われるような答弁を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しが出ましたので、一般質問を始めたいと思います。今回、順番を少し入れ替えていきますので、対応方よろしくお願いいたします。 まず初めに、学校給食センター調理業務委託及び統廃合について質問をします。宜野湾市行財政改革・集中改革方針2019により大山学校給食センターがはごろも給食センターに、令和5年4月から統合することが決定したが、その経緯についてお伺いいたします。 残りは自席で質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 こんにちは。伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。大山学校給食センターの廃止につきましては、平成31年3月に策定されました「宜野湾市行財政改革・集中改革方針2019」において、検討項目として示されました。大山学校給食センターは、平成2年度に供用開始以来、築30年以上が経過し、施設、設備の老朽化が進行しております。このため教育委員会は、大山学校給食センターが旧学校給食衛生管理基準の施設であることから、平成21年度に改正された基準に対し、可能な限り沿うよう運用を行ってまいりました。 このような状況を踏まえ、教育委員会といたしましては、今後の大山学校給食センターの在り方を検討した結果、引き続き子供たちに安全・安心な学校給食を提供していくためには、学校給食衛生管理基準に適合したはごろも学校給食センターへ機能を移転することが望ましいと考え、令和5年度からの統合に向け取り組んでいるところでございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、今の御説明の中で、老朽化がかなり進んでいると、一番の目的は、子供たちに安心・安全な給食を提供するために、まずは今の現行の給食衛生管理基準をまず満たしていないということで、私も現場にも行きましたし、資料等もらって、それは理解しております。 部長、初めに言っておきますが、私は統合に反対しているわけではございませんが、その経緯の中で、まず行革の2019のその前に、平成29年3月に宜野湾市公共施設等総合管理計画の中で、まずこの給食センターの老朽化が進んでいるため、新設学校給食センターに統合します、検討しますということが、その後、2019の行財政改革でその指示を受けたと、そのときの内容が老朽化がメインなのか、それとももちろん大事なのが財政面でございます。資料によりますと、財政的比較、この2センター方式と統合方式の差額というのがございます。そのときに、まず統合にすると、5年間で約9,900万円ですか、それぐらいの差がありますよというように資料でございます。 初めに、恐らくこの話が要は行革ありきの、老朽化がもちろん進んでいるのも分かりますが、その統合ありきの予算、要は予算の問題で、保護者に大山の給食センターがなくなるよという話が広がりました。老朽化の前にです。もちろん、私たちは、当時大山の議員3名と伊佐の議員とで給食センターのPTAの方に声がかかって、今こういう話が出ていますよということで、我々給食も食べに行きました。大変おいしい給食を生徒といただいて、まず説明もこういった経緯でなくなるけれども、どうにか議員の皆様方どうにかなりませんかという声もありました。ですが、今の給食センターの現状を見ると、この場所ではなかなか難しい。だけれども、職員が一生懸命頑張って、例えば子供たちに一番早く温かい給食を出すために試行錯誤をしながら、特に衛生面でございます。今問題になっている、今の学校給食センターの衛生管理のことが取り上げられていますが、今の職員で一生懸命頑張って、一度もそういったことはこれまでないということで、だからこれまでどおり継続して給食センターを運営できるのではないかというまず保護者の意見がございました。それを含めて、恐らく我々も説明会、これちゃんとやらないと駄目ではないかということがありましたので、そこでお伺いします。 大山給食センター、はごろも給食センターの統合についての保護者説明会は、これまで何回行われたのかお伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。大山学校給食センターのはごろも学校給食センターへの統合に向けた保護者説明会の開催を、令和4年4月28日木曜日の19時より、大山小学校体育館にて実施いたしました1回の開催でございます。なお、昨年度実施する予定でしたが、コロナ禍の影響のため、年度1回の開催となっております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、1回の説明会、でもたしかこのコロナ禍でちゃんと説明をしないといけないということで、今年度でしたっけ、説明したのはですね。1年延ばされた経緯も私も承知しておりますが、正直私、実際に参加もしましたけれども、この保護者説明会が1回限りでよかったのかなというちょっと考えもありますので、ではこの保護者説明会でどのような意見があったのか、御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 お答えいたします。大山小学校保護者説明会の主な質疑内容としましては、6点ございました。まず、1つ目は当センターを残すという検討はなされたのかについて、2つ目は大山小学校の空き教室を利用できないのかについて、3つ目として全国には単独方式へ向かう自治体があるが、本市の方法は逆行ではないか、4つ目は食育教育でメリットが大きい、その効果を失うことにはならないか、5つ目にはごろも学校給食センターに統合することにより配食数が増大し、おいしい給食が出せるのか、6つ目としていろいろな策を講じて何とか存続させてほしいなど7名の方から質疑や要望がございました。 教育委員会といたしましては、保護者の皆様の声を大切にしておりますが、大山学校給食センターの老朽化という懸念事項を解決する策として、はごろも学校給食センターへの統合に至っておりますので、御理解と御協力を賜りたいとの回答を行っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 私も先ほども言いましたが、実際に説明会に参加しました。正直、感想ですけれども、これあくまでも感想です。あまりよくなかったのかなと思いました。質問に対する市の対応は、もちろん丁寧な説明はありましたけれども、先ほども言いましたが、やはり老朽化の説明というのが後手に回ったような感じがいたします。後手に回ったというのは、もちろん私たちは説明を受けたから分かるのですけれども、保護者に対しては、今部長がおっしゃったような説明というのは、やはりその日にぱっと聞いて、それはこんな意見は僕は出ると思いました。ですから、この説明会が1回では不十分ではないかなと感じております。 でも、統合は決まっておりますので、今後の流れですけれども、12月でもありますけれども、統合に向けてまた説明会をする予定はあるのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。説明会の今後の予定はございません。なお、説明会で出されました保護者の方々の質疑に対する回答を5月に文書にてお知らせをしております。今後も進捗状況や取組計画について、できる限り保護者の皆様にお伝えしてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、私もこういった問題はもちろん反対は出ると思います。ですけれども、やはり丁寧な説明がもっと必要ではないかなと、実はこのPTAの方々独自で学校だよりとかを作成して、大山学校給食センターの危機とかをいろんなところに貼っているのです。それを見て、独自で啓発活動を、大山の給食センターはなくなるよと、一生懸命訴えている気持ちも分かるのですよ、これは。統合は決まっているのですけれども、やはりこういった説明が私は十分ではなかったのかなと思います。 私も大山小学校出身でありますので、給食を食べてきた者の一人であります。恐らくこの議員の中でも何名かはいるのではないかなと思います。大山小学校の学校給食センターの歴史はとても長いと聞いておりますので、たった1回の説明会では、やはり保護者は納得いかないと思います。これは、もし何かの形で、先ほどそのほかの形で情報発信しているということもありますけれども、この保護者説明会に参加した方は、恐らくもう全然納得を得ていない様子です。我々もそれを言われると、もう決まったよというしかありませんので、ぜひそういう機会があれば、何かのタイミングで、これはもう4月運用開始までまだ時間ありますので、どうにかそういった説明会もしくはそれに近い形で発信をしていただけたらと思いますが、御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。廃止を計画している大山学校給食センターのことについて、署名活動とか地域、それからPTAの方々からの声はたくさん頂戴しております。その中の1つに、大山学校給食センターの廃止に伴うセレモニーを計画しておりましたので、そういったところを利用しながら、保護者の皆様にこれまでの学校給食センター、本当に1965年から供用開始して以来、ずっと長い歴史がございますので、その思いをみんなで分かち合ってお別れ会をしながら、説明もさせていただきたいと思います。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) そういったお別れ会みたいなものを今僕も初めて聞きましたけれども、これはとてもこれまでの大山小学校給食センターの歴史なども含めた経緯を話しながら、幕を閉じるという形でやるのか、どういった形でやるのか分かりませんが、これはそういったことがあるので、私たちもそれに関わる者がいればぜひ参加をして、参加できるかどうか分かりませんけれども、そういった状況があればぜひ参加したいと思います。 この統合に向けた経緯分かりましたが、部長、この統合に向けての計画、私が統合に向けて言っている計画というのは、令和4年度から一緒になるわけですから、今の給食センターからの引っ越し作業というのですか、実際は年明け3月までは今の学校側で給食を作るということです。令和5年度から一気に統合ですよね。その辺のちょっと細かい説明をお願いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 質問にお答えいたします。令和5年の4月がはごろも給食センターで大山小学校分600名余り、統合して7,000食分を運用すると、提供していくという流れの中で、今プロポーザルも終わりまして、車の配車計画、それから調達も見通しがついているというところでございます。今現在、必要とされる食器等、回転釜等のまた購入等も順調に進んでいるところでございますので、令和5年度からの統合に向けて、計画どおり進められそうというふうに考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、すみません。もう一度確認をいたしますけれども、この統合に向けての委託事業者の選定も行われていると思いますが、現在委託している事業者が継続して行うかお伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 お答えいたします。はごろも学校給食センター調理業務等民間委託事業につきましては、契約期間が令和5年3月末までとなっていることから、今年度中、新たな委託業者の選定を行う必要がございました。今年8月、宜野湾市学校給食調理業務等委託業者選定実施要領に基づき選定委員会を発足し、公募型プロポーザル方式による委託業者の選定を行っております。今回の応募につきましては、現在、委託を行っている業者を含め2社ございました。次年度以降につきましては、今年度とは別の業者が優先交渉権者1位として選定されております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、なぜこのような質問をしたかというと、保護者側からの説明会でも丁寧な説明がなくて、今後どのように統合されていくのかが心配であります。委託事業者も代わるらしいが、ちゃんとスムーズ統合されるのか、そういった保護者の不安の声も実際あるわけです。また、委託事業者の選定については、議会に上がってこないので、総額これ5年間で8億円ぐらいの予算を組まれています。債務負担行為というのは分かりますが、そういって議会には上がってきませんので、この選定の中身について少し質問します。プロポーザルにおける点数等の中身について、御説明お願いします。 その中の見積りの適正な価格の下、見積書が作成されたのかお伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 お答えいたします。まず、プロポーザルにおける点数等の中身についてでございますけれども、審査の評価につきましては、選定委員会の各委員が参考提案書類やプレゼンテーション及びヒアリング審査、経営状況審査、それから給食施設審査など15項目の評価を行い、1位をつけた選定委員の数が最も多い業者が優先交渉権者として選定をされております。 また、見積りが適正な価格の下、見積書が作成されているのかというところにつきましては、はごろも学校給食センター調理業務等委託の募集要項において、業務に係る委託料の提案上限額を設定してございます。今回応募のありました業者の見積額につきましては、選定委員会において審査を行い、提案上限額を超えない適正な額でございました。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 上限額を超えないという適正な金額だったと今の答弁ではありましたが、では部長、この下の制限は、金額のどれぐらい下げてまでいいというのはありますか。上限は今決められているが、この金額を下げれば下げるほどいいということですか、それも御答弁ください。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時45分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時46分) 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 失礼いたしました。上限額はございますけれども、最低額というところでございますけれども、先ほど答弁で申し上げましたとおり、今回、この業者選定に当たりましては、ヒアリング審査、プレゼンテーション、それから経営状況調査、それから給食施設の審査など15項目の評価を行って選定をしていくということでございますので、価格というよりは、価格もそうですけれども、内容をまたちゃんと見て選定していこうというふうに考えて取り上げております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、私がこの見積りをなぜ聞いたかというと、上限額は決まっている、ですがこの給食センターの委託業務というのは、給食を作るだけですよね。材料費とかは含まれていないですよね。ですから、例えば見積額を安くする、もしその事業者さんがいれば、安ければ多分宜野湾市はいいかもしれないですけれども、先ほどの質問にもありましたが、適正な基準の給料が支払われているというのが懸念されてくるわけです。もし見積りが安ければの話です。安ければ安いほど、この会社はどういった方法で見積り下げるかなと私は想像したのですが、もう決まっている業務だから人件費を下げるしか恐らくないのではないかなと、これはあくまでも私の想像です。でも、先ほど部長がおっしゃった、厳正な価格の下、ちゃんとこれは1位で点数をちゃんと選定の方がつけられているということで、今回は審査をしているということで理解できました。 では、次に行きます。この選定委員はどのように人選されているのかお伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。選定委員の人選につきましては、宜野湾市学校給食調理業務等委託業者選定委員会規則に示されております。同規則には、第3条の第1号から第5号までに挙げる者のうち、委員を委嘱または任命するとの規定がございます。第1号委員がPTA関係者としてはごろも学校給食センター受配校の小中学校PTA会長として2名、第2号委員が公認会計士または税理士1名、第3号委員が受配校の学校長から1名、第4号委員が宜野湾市の職員から2名、第5号委員がその他教育委員会が適当と認める者として1名、以上7名の選定委員を委嘱または任命してございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、こういった選定も議会にも上がってきません。ですから、今ほかの議員もいますので、私はあえて今回7名の選定委員が、これは新しく、そういったことがあればこの選定委員が集められるわけです。毎回同じ選定委員とは違うということですよね。分かりました。 では、契約の時期についてお伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 お答えいたします。現在、優先交渉権者より改めて見積書を徴収し、その内容をさらに精査したところでございます。契約締結につきましては、年明けの1月中旬を予定しております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、これプロポーザルをやったのは恐らく10月か11月頃でしたよね。契約は1月中旬と、いろいろ内容を確認していると思います。その内容の中身でありますが、要項の中身もいろいろありますが、その要項の条件が、例えば不履行になった場合は、どのような対応をされるのか、御見解ください。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。委託業者選定実施要領において優先交渉権者1位との契約が万が一不調に終わった場合は、次点の業者が繰り上がり、契約交渉を行うことと示されております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、よほどのことがない限りそういった状況にはならないと思いますが、先ほども言いましたが、保護者説明会も不十分な説明と感じているのです。そして、統廃合計画にももし仮に不備があった場合に、さらに不信感が増すと思います。ただでさえ1回の説明会、そしてもし何かあれば、またそういったことも懸念されますので、ぜひそういったことがないように、今まで同様、子供たちにおいしい給食を提供できるようお願いしたいと思います。では、この質問は以上で終わります。 次の質問に移りますけれども。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時53分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時54分) 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時54分)              午後の会議 ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き8番 伊佐文貴議員の質問を許します。伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) では、午後も引き続きよろしくお願いいたします。 では、続きまして、2問目の質問をちょっと入れ替えさせていただきます。一番最後の沖縄振興予算についてを先に質問させていただきますので、部長よろしくお願いいたします。 では、沖縄振興予算についてですが、沖縄子供の貧困緊急対策事業の経緯と概要の説明をよろしくお願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 こんにちは。伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。沖縄子供の貧困緊急対策事業は、沖縄県の子供の貧困率を含めた子供たちを取り巻く状況が全国に比べ深刻であることを踏まえ、平成28年度から令和3年度を期間とし、沖縄振興計画において採択され実施してきた事業でございます。新たな沖縄振興計画におきましても子供の貧困対策は重点事項と位置づけられ、引き続き令和4年度から令和13年度まで子供の貧困対策支援員配置事業や子供の居場所運営支援事業など、子供の貧困対策に取り組んでいくこととなってございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 今、部長の答弁で、国もこの子供の貧困対策は重点事項ということであります。今回、担当課から資料も幾つか提出してもらい、その中から中身のほうを少し質問をしていきたいと思います。 では、平成28年から6年間、モデルケースに対するこの執行率も含めた総合的な事業評価はどのようになっているのか、まずこれからお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。総合的な評価でございますが、当初予算に対しまして、予算執行率が比較的低い状況で推移をしておりますが、地域の子供の居場所の担い手が見つからず、予算執行できなかったことが理由の一つとして挙げられます。 また、内閣府査定で大幅に補助金が減額になったことや、拠点型子供の居場所の委託が新型コロナウイルス感染症の影響もあり、実施できない状況もございました。しかし、事業開始から6年が経過し、現在では自主運営の居場所も含めますと16か所まで増え、地域で子供を見守り育てる土壌ができたのではないかと評価してございます。
    ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 当初の初めの何年間は、まず恐らく市の担当課のほうも手探りでやっていたとのことですが、そしてまた執行率が低いときはまたニーズもそんなになかったのかなという説明はありましたが、これ例えばその執行率が低かったら、その次年度の当初予算を組むときにその執行率が影響があるのかなと私は一応思っていたのではありますが、でもそのニーズがあれば、ちゃんとしっかりそれに対してやっていくよという、また聞き取りのときもそういったお話もございましたが、部長、ちょっとこの資料から質問しますが、令和2年度当初予算が4,300万円までついていて、執行率が38.46%ですか、そのときにはこの子供居場所運営支援、直営4か所、補助団体8か所、拠点居場所の委託1か所を計画、実績として直営2か所、補助が5か所、拠点型は新型コロナの影響により事業実施なしと、この拠点型、本市ではまだ事業化されておりません。でも、それを踏まえて、次年度、令和3年度には、この拠点型がないのです。もちろんニーズがなかったと思いますが、そのニーズの確認というのは一応されているのですか。まず、そこから確認していいですか。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。拠点子供の居場所につきましてのニーズ調査は行っておりませんが、令和3年度につきましても新型コロナウイルス感染症の影響があったために、こちらのほうを事業実施をしていないということとなってございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) ニーズ調査していない、この件に関しては、これはまた後で質問していきます。 先ほども言いましたが、執行率が低かった場合、当初予算を決める際にどれぐらいまず影響があるのか、その辺も確認させてください。御見解お願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。事業の年度ごとの予算額は、主要事業の各種調整を経て予算額の規模を計画し、それらを基に内閣府との事前協議の上、補助金交付額の内示が行われます。内閣府との事前協議におきましては、執行率の特に低い事業や新たに開始する事業などについては予算執行が可能かどうか、より現実的に精査され決定されるため、計画の実効性を高めることがより重要だと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、先ほどはそういった拠点型のニーズも把握はしていないけれども、いわゆる例えば当初予算を組むときには内閣府とのやり取りでいろいろ説明をしながら、説得する材料をつくるということで理解いたしますが、ちょっとこのいわゆる政策事業ということを私も聞きましたが、これを執行するに当たり、今部長がおっしゃっていた、例えばニーズがありましたと、その後に、宜野湾市がこれを予算化するときに、まず担当課の事業スケジュールなど、これをちょっと答弁お願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。政策事業の予算を確保する過程でございますが、沖縄子供の貧困緊急対策事業は、第四次宜野湾市総合計画において目標とする健康で安心して住み続けるまちを実現するための主要施策として、向こう3年間の事業内容、予算等の実施計画を立てて推進しております。事業を含む主要施策については、例年7月より庁内ヒアリングなどの事務調整を経た後、10月頃開かれる臨時庁議において、その採択等がなされるところです。基本的には、実施計画の決定の範囲において、翌年度予算を要求することとなります。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) それも含めて、まずこのモデルケース、6年間、これまでありました。その6年間で、まずこのこともちょっと僕も課題かなと思いますけれども、そのほかにも6年間モデルケースとしてどのような課題があったのかお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。6年間でのどのような課題があったのかということでございますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響など社会情勢の変化を受け、計画しておりました拠点型子供の居場所の委託について進めることができませんでした。今後は、課題解決に向け再度事業実施を検討し、内閣府との協議や関係部署との調整を図りながら取組を進めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、拠点型、いわゆる先ほど資料のほうから、令和2年度にはまず新型コロナウイルスの影響でできなかったと今おっしゃっておりましたが、だけれども令和3年度にはニーズ調査をしていないため、恐らく令和3年度には上げていないはずなのです。上げていないのです。でも、ニーズ調査は恐らくしていないのです。僕はニーズはあると思います。あると思うので、先ほどもその前に質問しましたが、この政策事業というのは僕も聞きましたけれども、それを事業化するためにとても時間を要すると、当局の担当課の頑張りは分かります。私が聞いていて、この事業をするためには、こういった手法で、そして企画につなげていって、企画がこの予算を勝ち取ると、でも拠点型とかニーズがある人たちは、ではこういった状況で1年も、やりたいと言っているのに次年度できない、その翌年度といったら、これ期間がかなり長いのです。僕は、これは担当課が頑張っているのは分かりますが、これはあくまでもニーズ調査をまずやってください、これから、先に。絶対やる人たちは、今私のほうにも、だって部長、6年間で実績はもう16か所あるわけです。だけれども、本来なら、これもまた後で質問しますが、この予算、僕が懸念しているのは、例えば令和3年度にもしこの事業ができていたら、補助率10分の10です。そして、もし令和4年度にできた場合で10分の9、もったいないです。こういった補助率も、だって国から予算つけられているのですよ、重点項目として。だから、ニーズ調査をして、宜野湾市にもどれぐらいこういった課題があるのかなと、まずこれ現場が分からないことには、こういったことも、だって予算ついていて、これできないといったら困っている方々はたくさんいます。私のほうにも今相当相談来ているので、ですから部長、これはぜひまずはニーズ調査をしっかりやって、例えばもう今、実際今年度に手を挙げた場合に、実際にこの拠点型できるのはどれぐらいですか。御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。拠点型子供の居場所を実施するとなると、令和6年からの実施ということとなってまいります。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 実は部長、これ私のほうにも前回の10月の一般質問で、私は直接知らない方が私の一般質問を見て、宜野湾市で拠点型ができるのであれば後押ししてくださいという、直接ではないですけれども、知人を通じて連絡があったのです。でも、議員が後押しで令和4年度から、次年度からできませんかと、だけれども僕はこれ聞いたら、もうこれ政策事業だからこれちょっと厳しいと、やってくれるのはうれしいですよ、計画してくれるのも。ただ、やっぱり私たちの感覚からしたら、やっぱり当局と認識が違う、スピード感です。この人たちは困っている子供たちがいる、早く受け入れたい。だけれども、今の宜野湾市の補助率では、補助金ではなかなか対応できないから、要は拠点型、このほうが予算を多く勝ち取れるという、皆その辺は分かっているわけです。だから、私が先ほどから何回もしつこく言いますけれども、それはやっぱりニーズ調査はとても大事であって、政策事業はこれまた話が変わって企画の話ともなってきますので、その辺は提言として、本当は補正って言いたかったのですけれども、それにはなかなか厳しいというのも分かっております。ですが、私はこれしつこくどうにか方法がないかというのは、後からまた見解を求めますけれども、私たちには松川市長がいるので、そして企画の安藤部長、すごい能力優れています。この辺をしっかり、要は担当課だけではなくても、市長がもうこれはやりなさいというぐらいの気持ちで、私は今回市長に後で見解を求めますけれども、部長、では令和6年度から、これに向けてはぜひこの拠点型を含めてその他の事業、実はこの貧困対策事業は恐らく、僕がもらった資料で、僕もこれ見て分かったのですが、全部で補助対象は12項目あります。その中の今宜野湾市が実施しているのは5個しかありません。全部をやれとは言いません。でも、補助率を見ながらこの内容を見ていたらすばらしいものがありますので、ぜひこれはやっていただきたい。 それと、すみません、ちょっと時間の配分が、申し訳ない、では分かりました。 次、行きます。では、平成28年当初、ボランティア団体等が実施する子供の居場所運営事業の補助金額を月10万円で計画していたと伺っていますが、なぜ5万円になったのかお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。平成29年度の当初予算を編成した平成28年当時、補助金交付額を月10万円で計上しておりましたが、内閣府査定により補助金減額の内示を受けたことから、内部調整において見直しを行い、市直営居場所の支出実績額を参考に算定をし、月額5万円の補助金額となった経緯がございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 市直営の居場所づくりで金額を参考にしたとありますが、これ部長、例えば民間と市の直営、同じ条件だと思いますか、これ御答弁ください。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。民間と公でやっているものの違いはあるかという御質問でございますが、そのほうを調査したことはございませんが、恐らく民間のほうが高くつくことと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、私が実際にこのボランティア団体に調査というか、話を聞きに行ったときに、月5万円では話にならないよと、家賃の足しぐらい、あとの運営費は全部自腹ですよと、こういった現場の声を私たちは聞いております。だから、今こういった議会の場でやっています。だけれども、部長とか市長とかにはそういった声がなかなか届いていないのかなという気がしますので、ぜひそれも含めて、まず補正を組んででもこの月5万円を、本来なら30万円と言いたいですけれども、どうですか、それに近い金額をまず検討すべきではないですか、御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。団体への補助金見直しにつきましては、内閣府との補助金額の調整などもございますので、補正予算につきましての対応は時期的に厳しい状況でございますが、子供の居場所団体の実施状況のバランスに応じた補助金交付への見直しなども含め、次年度に向けて検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) すみません。ちょっと時間の配分が、本当はもっと思いをたくさん伝えたいのですけれども、時間がありませんので、まず市長、今、僕と部長のこのやり取り聞いて、10月議会でもやりましたが、困っている子供がいます。実際に今市長が施政方針でも掲げている子供の政策に関わってくる。本当に多岐にわたって、特に私は今、今回は福祉推進部と話していますけれども、本来であれば教育委員会、いろんなところに関わる子供の不登校、いろいろな課題がある子供たちがいます。それについて市長、御見解お願いします。 ○呉屋等議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 伊佐文貴議員の御質問に私のほうからお答えさせていただきます。今の議員とうちの部長とのやりとりを聞いていて、本当に切実な問題だなというふうに実感してございます。子供の貧困対策につきましては、本市においても非常に重要な課題と捉えております。子供の居場所の実施に当たっては、ボランティア団体等がその地域に必要な事業を展開することで対策の一翼を担っていただいております。事業を行っていく上での必要な支援については、ボランティア団体等の御意見も聞きながら検討してまいりたいというふうに思っております。 また、子供の居場所の実施を含め、今後求められる地域共生社会の実現に向け、行政と地域、民間団体が互いに力を発揮し、課題解決に向けて協力して取り組めるように連携を強化してまいりたいというふうに思っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 副市長、今の答弁の中でできるだけ声を聞くということもありましたので、1つだけ提案です。市長をはじめ副市長、そして担当部、ぜひ私が現場に連れていきますので、現場の声を、1回視察、これはぜひどうですか。市長からでもいいですし、御見解お願いします。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。ただいま福祉推進部長、そして副市長からもご答弁をさせていただきましたけれども、やはり子供の貧困問題は大変重要な課題だと捉えておりますし、これまでも施策も含めまして様々取組をしてまいり、これまでに支援団体が16か所も設置をされたということは、改めて団体の皆様方には感謝を申し上げたいと思います。 今、御提案ございました現場の視察というのは、これ私としてもぜひ、またそういう場所にも出向いて、その声もお聞きをしたいなと、これまでもその報告は様々受けてはおりますが、そういう機会がございましたら、またぜひ一緒に出向いてまいりたいと思います。ありがとうございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 市長、ぜひよろしくお願いします。 この沖縄子供の貧困緊急対策事業は、今約17億円がついておりますので、これは沖縄県がまず貧困には重要だということでありますので、本市のほうでもこの補助金の活用を期待しておりますので、よろしくお願いします。 以上で一般質問を終わります。 ○呉屋等議長 以上で8番 伊佐文貴議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後1時55分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時05分) 引き続き一般質問を行います。7番 座間味万佳議員の質問を許します。座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 議席番号7番、じのーんの風立憲・社民の座間味万佳です。今回が2回目の一般質問となります。10月の定例会は初めてということもあり無我夢中でしたが、少し落ちついて振り返ってみると、先輩議員の一般質問から、こんなことに困っている、こんな宜野湾市になってほしいとのたくさんの市民の声が聞こえてきました。また、宜野湾市当局のこういったまちづくりを目指しているとの声も聞こえてきました。改めて、議会というこの場が市民と行政の目指す宜野湾市に向けて、共に取り組んでいく場なのだと感じました。市民の声を伝える責任の重さを感じながら、一般質問に入らせていただきます。 通告している順番を3と4を入替え、1、2、4、3の順番で質問させていただきます。 まず、認可保育園の職員配置及び次年度の入園申込みについてです。この数か月、保育施設による事故などの報道を耳にすることが多くありました。9月には通園の園側の送迎バス内への幼児の置き去り、先月11月は、保護者が保育園に子供を預けるのを忘れ、車の中に置き去りにしてしまったり、また保育士による園児への問題行動など、いずれも県外で不幸な事件・事故が相次ぎました。沖縄県内でも7月末に那覇市の認可外保育園での死亡事故や、10月には北谷町で認可保育園が配置基準を満たしていないことから720万円の補助金取消しなどがありました。 保育施設による事件・事故のニュースで、自分の子供を預けている保育園は大丈夫だろうかと不安に思った保護者は多いと思います。このような事件が起きた後、市当局は市内の保育施設の配置基準について調査を行ったのか、お伺いいたします。 あとは自席にて質問させていただきます。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 座間味議員の御質問にお答えいたします。那覇市の認可外保育施設での乳児死亡事故を受け、本市の対応といたしましては、令和4年8月2日付で沖縄県から発出されました「保育施設における事故防止及び緊急対応策の徹底について」を市内の保育施設に周知を行い、認可園長会や認可外園長会において再度注意喚起を図っております。 また、認可保育園や認可外保育園については、定期的に沖縄県や中部広域による監査、安全基準の確認を行い、担当課においては認可保育園から毎月提出されます運営費の報告書から配置基準の確認等を行ってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 事件・事故の後、宜野湾市の配置基準について調査を行ったとのこと、保護者は安心したと思います。迅速に不安解消に向けて動いてくれたことは、宜野湾市の子供への真摯な思いが伝わってきます。 では、改めて、認可保育園と認可外保育園の配置基準についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。認可保育園と認可外保育園の配置基準でございますが、ゼロ歳児3人につき1人以上、1歳・2歳児6人につき1人以上、3歳児20人につき1人以上、4歳児以上は30人につき1人以上となって、違いはございません。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。県外では自治体独自の配置基準を設けているところもあります。宜野湾市も子育て世代の人口が増えてきていると聞いています。子育てしやすいまちとして宜野湾市に移り住んできてくださっている方のためにも、国と同基準ではなく、宜野湾市独自の配置基準を設け、目標は県内で一番子育てしやすいまちと言われるような配置基準を設けていってほしいと思います。 県外では、40年以上前から私立だけではなく公立の保育園でも手厚い基準を設けているところもあります。待機児童解消も重要ですが、今、保育所で過ごしている子供たちに対しての安全な保育を行うことも併せて対応していっていただきたいと思います。 そのためには保育士の確保が重要になってきます。さきの事件・事故もコロナ禍において業務が逼迫し、保育士の負担が過重となってきたことが原因の一つだと言われています。宜野湾市として保育士確保に向けどのような取組を行っているのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。保育士の確保及び負担軽減並びに離職防止の対策といたしまして、本市では、県外保育士誘致支援事業、保育士試験対策事業、保育士年休取得等支援事業、保育補助者雇上強化事業、保育士宿舎借り上げ支援事業、保育体制強化事業、保育士正規雇用化促進事業の7つの事業を実施してございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 先ほどの7つの事業ですが、大きく分けて、県外からの誘致や試験対策事業などの保育士確保と、年休を取得しやすいように、代替保育士や保育補助の雇用などによる現在働いている保育士のための負担軽減の2つを軸に取り組んでいるとの認識です。 保育士を確保するため当局が様々な努力の結果、少しずつ待機児童が減ってきているのだと分かります。ぜひこの支援策について保育士自身にアンケートを取り、その効果と今後の課題についても聞き取りを行い、保育士にとっては、ひいては安心した環境の中で子供たちの安心・安全な保育に向けて、次の一歩を進めていただけるようお願いいたします。 次に、兄弟・姉妹における入園申込みについてお伺いいたします。先頃、令和5年度の認可保育園の入園申込みが終了しましたが、兄弟・姉妹における申込み状況についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。令和4年12月1日現在、認可保育施設に入所している世帯のうち、兄弟で入所している世帯は887世帯となっており、そのうち同じ保育施設に在園している世帯は700世帯、複数の保育施設に在園している世帯は187世帯となってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。なぜこの質問をしたかといいますと、さきに述べた事件・事故の中で、兄弟がそれぞれ異なる保育園にあったことで、送っただろうとの思い込みが不幸な事故へつながってしまったからです。園児の募集人数など保育士の人員なども考慮しなければならないため、保育施設の理由も理解できますが、やはり仕事をしている保護者にとって、朝、複数の保育施設に子供たちを送迎する、また運動会の催事についても複数日にまたがる場合や同日で重なったりと、時間的にも精神的にもゆとりが持てず、負担が大きくなります。宜野湾市では、兄弟・姉妹が同じ保育施設に入所できるよう特別な配慮があるのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。多子世帯または既に兄弟が認可保育施設に在園している世帯に対して、入所審査における加点や保育料の軽減等を行っております。入所審査における加点は、応募状況等を勘案しながら見直しを図っているところでございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 入所審査に対し加点調整してくださっているとのこと、保育施設の都合上、どうしても1年は複数園への登園になる場合もあるかと思いますが、2年目以降は加点調整を受け、兄弟・姉妹で仲よく登園でき、保護者の負担も軽減される可能性もあると聞き、安心しました。 もし、兄弟・姉妹の場合、下の子は小規模保育園に通うこともあるかと思います。小規模保育は、ゼロ歳から2歳児を対象としており、認可保育園との連携が義務づけられています。上の子が通う保育施設と連携している小規模保育に通うことで、次年度以降の計画も保護者は立てやすくなるかと思います。認可園との連携は継続ではなく都度変わる場合もあり、また連携の説明については小規模保育施設に任せているとのことですが、市当局のホームページにおいて、認可園の箇所に提携先の小規模保育施設のことも記載していただければ、入園申込みの際の手助けになるのではないかと思います。小さなことですが、ぜひ保育施設に赴いて情報を得るという保護者の労を一つでも軽くするために、市のホームページにおいて情報を得られ、保護者の負担を少し軽減できるように取り組んでいただけるようお願いいたします。 では、次の質問のほうに移りたいと思います。子育て環境の充実についてお伺いします。現在、宜野湾市には公立が2園、認可保育園が21園、認定こども園が9園、小規模保育園が14園、事業所内保育施設が2園と計48園の保育園があります。延長保育は全ての園で実施されており、仕事をしている保護者としてはとても助かっていると思います。そこで、過去5年間の延長保育の利用推移についてお伺いします。 また、保育所に通っていない乳幼児を一時的に預かる一時保育については、延長保育とは異なり、公立保育園と認可保育園、認定こども園の32園のうち2園しか実施していません。第2期宜野湾市子ども・子育て支援事業計画では、基本施策1-4、多様なニーズに対応した子育て支援サービスの充実において、現在の2園から4園へと目指すとのことですが、現在の進捗についても併せてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。まず、延長保育についてでございますが、現在市内認可保育所の各施設における保育所利用時間を超えて行う保育サービス延長保育は、全園にて実施をしてございます。利用者の状況についてでございますが、平成29年度、月平均6,212人、平成30年度、月平均6,313人、令和元年度、月平均6,041人、令和2年度、月平均4,878人、令和3年度、月平均4,491人となってございます。 次に、一時預かり事業についてでございます。保育所等において児童を一時的に預かることで安心して子育てができる環境を整備し、児童の福祉の向上を図る一時預かり事業は、現在2施設にて実施をしてございます。過去5年間の実施状況でございますが、平成29年度から平成30年度は4施設にて実施しておりましたが、令和元年度より2施設が休止しており、現在残る2施設において実施をしているところでございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。先ほど申し上げた第2期宜野湾市子ども・子育て支援事業計画では4園というふうにありましたので、またこれから4園に増えるかということを期待しております。 次に、病児・病後児保育事業について伺います。現在、病児・病後児保育は海邦病院にて実施しています。過去5年の実績を見ると、小児科医の先生がいらっしゃった平成29年度は757人、小児科医の先生が退職なされた翌年平成30年は162人と595人も利用者が少なくなっております。令和元年は104人、新型コロナが発生した令和2年度は33人、令和4年度は44人となっています。今後、新型コロナが落ちついてきた際、さきの第2期宜野湾市子ども・子育て支援事業計画において、西側地区の海邦病院だけではなく、東地区への設置についても検討するとありますが、現在の進捗をお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。現在、本市東側地区において病児・病後児保育事業を行っている病院はございませんが、市内保育施設において実施している施設もございます。また、他市町村において、事業実施している病院等を利用することも可能であり、保護者それぞれのニーズに合った利用を検討していただくことができます。 東側地区の設置検討につきましては、来年度、次期宜野湾市子ども・子育て支援事業計画の策定に向けた市民ニーズ調査を行っていく予定でございますので、子育て支援課といたしましては、その調査結果を分析し、ニーズの把握に努めていくこととなってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。過去の実績から見ても市民ニーズはとても高いと思われます。拠点を2か所設置することも大きな前進となりますが、小児科医の先生の存在も保護者にとってとても大きな存在だと、実績から見ても分かります。どうしたらたくさんのニーズに応えられるのか、その方向性もぜひ考えていっていただきたいと思います。 子供が体調を崩した際、お子さんのそばにいてあげたいと思う方が多いと思います。ですが、共働き世帯の親御さん自身もまだ現役世代というところも多く、独り親世帯にとっては周りに協力してくださる方がいなければ、好む好まざる関係なく仕事を休まざるを得ません。皆さん、今想像してみてほしいのですが、今皆さんは子育て真っ最中の共働き世代です。お子さんが体調を崩し学校を休まなければなりません。そこで、仕事を休み子供の看病するのは誰ですか、御自身でしょうか、それともパートナーでしょうか。それとも、近くに住むお子さんを預かってくださる御両親や友人でしょうか。経済的に厳しい今、仕事を休むことは収入に影響します。ましてや独り親世帯、特に女性は男性の給与の7割しかないと言われています。とても厳しい状況です。 そんなとき、病児・病後児保育という選択肢があるだけで心にゆとりが生まれます。医療機関に併設されているという点は、保護者にとって大きな安心感を与えます。子育て支援は、選択肢がたくさんあるということだと私は思っています。ぜひ選択肢の多い市民のニーズに合った支援策を進めていっていただけるよう、お願いいたします。 次に、ファミリーサポートセンター事業についてお伺いいたします。保育施設や学校への送迎、一時預かりなど、まかせて会員とおねがい会員の相互援助活動のファミリーサポートセンター事業ですが、過去5年間の実績を見ると、おねがい会員はまかせて会員の平均約17倍となっています。明らかに需要と供給のバランスが整っていません。有償ボランティアであるまかせて会員を増やすための取組について、状況をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。令和3年度末時点の会員数は、おねがい会員1,355人、まかせて会員78人、どっちも会員41人となってございます。まかせて会員数を増やす取組といたしまして、ファミリーサポートセンター事業について、広く市民へ知っていただくために、市報やホームページを活用した周知を行っているところでございます。 なお、まかせて会員に登録する際には、保育サポーター養成講座を受講していただく必要がございますが、令和4年度は7月15日から8月4日にかけて、計13こまで29.5時間の養成講座を開催し、2名の方の登録をいただきました。また、今回の養成講座において自己都合で一部の講座を受講することができなかった方につきましては、近隣の市と町で調整の上、開催している日時に養成講座を受講いただき、新たに1名の方にまかせて会員として登録をしていただくことができました。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。短時間の預かりとはいえ、お子さんを預かるために、保育の心や小児看護の基礎知識、子供の栄養と食生活など、専門家から20時間を超える講習を受け、初めてまかせて会員になれるのだと知り、驚きました。おねがい会員としては安心してお子さんを預けられると思います。 では、安心して預けられるまかせて会員の講習が1年に1度、20名程度だと、どうしてもその時期に受講できないなど、希望者の間口が狭まってしまうと思います。この養成講座の回数を増やして、年に数回講座を開くことは可能でしょうか。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。まかせて会員の養成講座は、令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、令和4年度は募集定員15名に対し応募者は10名と募集定員を下回る結果となっており、複数開催については小児科医、発達心理の専門家など、講師の日程等確保も必要となるため、応募者数の状況も踏まえまして検討していきたいと考えております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) では、提案ですが、市の予算や講師の都合で回数が限定されているというのであれば、先ほどもおっしゃっておりましたが、近隣の市町村の講習に参加可能として、時期による機会喪失を補うという方法はどうでしょうか。先ほどもありましたように、今年の受講者の都合でどうしても受講できない場合は、他市の講習でカバーしたと聞いております。ぜひこの近隣のファミリーサポートセンターの研修講座を受けられる、他市町村でもどちらでも受けられるということになれば、お互いの市にとってファミリーサポートセンターのまかせて会員が増えるきっかけになるかと思いますので、ぜひその点も検討していただけると助かります。 次に、まかせて会員の報酬アップについてお伺いします。まかせて会員は有料ボランティアとして、1時間当たり600円となっています。現在、まかせて会員が得ている1か月当たりの報酬についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。令和4年9月の報酬額の平均は1万1,203円であり、最大値は活動数32回、117時間54分の7万6,250円、最小値は活動数1回、1時間の600円となってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) こちらも提案となりますが、有償ボランティアを現在の600円から県内の最低時給約850円に近づけるため、1時間当たり250円を上乗せし、少しでもまかせて会員のメリットを増やしてみてはいかがでしょうか。ぜひ、需要度が高いファミサポの拡充をお願いしたいと思います。 次に、多子及び多胎児世帯への支援についてですが、こちらは割愛させていただきたいと思います。 次に、独り親への支援についてお伺いします。現在、宜野湾市における独り親世帯数やその子供の人数についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。独り親世帯につきましては、その全数を把握することは困難でございますが、低所得の独り親世帯の支援といたしまして児童扶養手当制度があり、市における児童扶養手当受給者は、令和3年度末現在1,611世帯、子供の人数は2,630名となってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) では、独り親世帯へはどのような支援を実施しているのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。独り親世帯に対する市における支援といたしましては、児童扶養手当給付事業や母子及び父子家庭等医療費助成事業などの経済的支援、技能習得費用の一部を助成する自立支援教育訓練給付金、資格取得のため通学する場合において、生活の負担軽減を図る高等職業訓練促進給付金など職業能力向上に向けた支援、母子・父子自立支援員を配置し、様々な相談に応じながら、本市や県が実施する各種支援の情報提供を行い、利用につなげ、独り親世帯の生活の安定に向けた支援などを実施してございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 今、おっしゃってくださった支援以外に、以前は住宅支援も行っていたと聞いていますが、どのような支援だったのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。本市におきまして平成28年度から令和4年度までの4年間でございますが、沖縄振興特別推進市町村交付金を活用し、民間賃貸住宅を確保し、原則1年以内の期間、生活全般にわたり自立に向けた支援を行う宜野湾市ひとり親家庭生活支援事業を実施いたしました。しかしながら、利用する世帯数が減少したことから、現在、事業は実施してはございません。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 内容をお聞きすると、母子生活支援施設と同じような支援内容との認識です。県内には、那覇市、浦添市が委託で事業を行っており、沖縄市が直轄にて施設を運用しています。うるま市は宜野湾市と同じく市が用意した民間賃貸住宅へ独り親が入居し、自立に向け様々な支援を行っています。 4年間、事業を実施したその間の実績と見えてきた課題、また現在、その事業を行っていない理由についてもう一度お伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。先ほど答弁しました中に、宜野湾市ひとり親家庭生活支援事業を平成28年度から令和4年度までと申し上げましたが、平成28年度から令和元年の間違いでございます。大変失礼いたしました。 御質問にお答えいたします。宜野湾市ひとり親家庭生活支援事業における独り親世帯からの相談件数でございますが、平成28年度130件、平成29年度124件、平成30年度88件、令和元年度73件でございますが、実際に制度を利用した世帯は、平成28年度5世帯、平成29年度9世帯、平成30年度9世帯、令和元年度1世帯でございました。 支援終了の判断基準といたしましては、当該住居の家賃を本人が負担できるなど経済面が安定していること、また就労や生活環境の見通しが安定していることなどでありますが、事業をした中で見えてきた課題として、入居するための転居資金がないことなど、事業を利用する以前に課題があり、転居ではなく家賃相当額を給付してほしいと要望する独り親が多いなど、ニーズと制度のミスマッチがございました。利用世帯数が減少し、令和元年度は1世帯のみの利用にとどまり、他方では一定のニーズがある高等職業訓練促進給付金などの制度の拡充がされましたので、宜野湾市ひとり親家庭支援事業を終了としてございます。
    ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 沖縄県の子供の相対的貧困率は29.9%と全国平均の約2.2倍となっており、1人当たりの県民所得も最下位ですが、その中でも母子世帯の割合は全国で最も高くなっています。先ほどもお伝えしましたが、女性は男性の7割ほどしか収入がなく、非正規雇用が多くを占めています。また、近年は若年妊婦も増え、経済面でも、そして生活面でも不安定な状況です。就職して自立したくても居住先がないと様々な支援も申請できません。賃貸を借りるには就労が必要となり、就労するには居住先が必要となり、就労と居住先、どちらが先かとの堂々巡りの状況にあります。 ぜひ、本市の独り親世帯の支援充実のため、過去の事業から見えた課題を検証し、制度の改善を図った上で新たな支援策を展開していただき、ぜひこの独り親世帯が収入につながる安定した生活環境が整うための支援を展開していただきたいと思っていますが、その可能性についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。平成28年度からの4年間の事業を実施し、本市といたしましても独り親世帯からのニーズを把握した上で、支援の充実を図ることが重要であると認識しております。 今後、児童扶養手当の手続や母子・父子自立支援員の相談等による機会を活用し、独り親世帯が安心して自立した生活を送れるように、住居支援をはじめとするニーズに合った事業の展開ができるよう、研究を進めてまいりたいと存じます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございました。そういうふうに独り親世帯が宜野湾市だと安心して子育てができると思えるようなまちになるよう、ぜひ一緒に考えていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 次に、市民図書館の活用についてお伺いします。宜野湾市には、市立中学校が4校、市立小学校が9校あります。移動図書館の市立小学校巡回も含めて、市民図書館として学校図書館とはどのような連携が実施されているのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 座間味万佳議員の御質問にお答えいたします。本市の移動図書館は、市内公立9小学校へ定期的に巡回し、児童生徒や教職員へ図書の貸出しを実施しております。また、公立小中学校13校の学校図書館司書と市民図書館職員で司書研究会を組織しており、月に1回程度の定例会を開催しております。その中で、学校図書館でのイベントや業務報告などの情報交換を通して、市民図書館と学校図書館との連携を図っております。 また、令和4年度から新たな取組としまして、学校だけでは収集できない資料や不足した図書などを学校へ貸し出しするための宅配業者を活用した市民図書館と公立小中学校との相互貸出しを実施しております。これまでは、学校図書館司書が他校や市民図書館から資料を借りるために、時間外で対応することもございましたが、この配送システムで図書館資料の有効活用ができ、そして貸出しも大幅に増加しております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 今年度より学校図書館との新しい取組が始まり、これまでと違った学習展開の可能性を思うととても楽しみです。始まったばかりの取組なので、これから見えてくる課題もあるかと思います。ぜひ子供たちの学習に市民図書館として、そして郷土資料を扱う地域図書館としてのたくさんの情報を丁寧に伝えていってくださいますようお願いいたします。 また、他地域では公共図書館と学校図書館が連結し、先ほどおっしゃっていた授業で活用する資料の団体貸出し、公共図書館の資料を用いた特集を学校内で展示し、公共図書館でも学校で展示していた特集を展示するとして、子供たちにとって公共図書館の資料に親しんでもらい、また学校から公共図書館へ来館してもらうというような仕組みづくりを行っています。宜野湾市民図書館では、学校図書館との連携を強化して利用者を増やす取組を行っているのでしょうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。先ほど申し上げました相互貸出し事業というのは、令和4年度から始めておりますので、今後また点検とか評価もしながら、また強化していきたいと思っております。 そして、また移動図書館の市内公立小学校への巡回をきっかけに、児童生徒の保護者が図書館へ足を運ぶようになったというような事例もございます。議員おっしゃるように、市民図書館と学校図書館が連携強化を図ることで、利用者の増加にもつながると思いますので、今後、さらなる図書館機能の充実に努めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) これは他県の例ですが、保育園や幼稚園、小中学校を対象に行っている図書館見学などがあり、保育園や幼稚園の年長クラスの親子の見学会では、親子の読み聞かせのほか、保護者への読み聞かせのポイントを教えています。小学生にはブックトークやの貸出し、中学生には地域資料を使っての調べ学習など、地域図書館ならではの資料に触れてもらう機会をつくっている図書館もございます。ぜひ市も子供の頃から図書館へ訪れる機会を増やし、資料を活用してもらう仕組みづくりに取り組んでいってほしいなと思っております。 次に、電子図書館についてお伺いいたします。現在、図書館を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。全国でも増えてきた電子図書館には、いつでも誰でもを読むことができ、図書館に足を運ぶことが困難な方にとっては、とても便利なツールです。文字や画面の拡大、読み上げ機能に色反転機能など、高齢者や障害のある方にも使いやすくなると言われています。利用者だけでなく、貸出し期限が来たら自動的に返却されるため、延滞の連絡や手続がなくなり、ほかにも資料の紛失や汚れ、書き込みなどがなくなるなど、図書館にとっても大きな利点があります。 午前中、電子図書館の質問でもありましたが、沖縄県でも昨年度から導入する市町村が増え、県立図書館や那覇市、浦添市、沖縄市などの市町村が電子図書館を導入しております。宜野湾市では、電子図書館についての考え方を改めてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。午前中、宮城政司議員へも答弁した内容と同様でございますが、市民図書館においても電子図書館導入を検討した経緯はございます。検討内容としまして、1つ目に、初期投資費用は補助対象となりますけれども、翌年度から維持費とか、それから2年度ごとに電子書籍ライセンス更新費用が単費費用となり、その費用が高額であったことで、この補助の活用を見送った経緯がございます。また、2つ目に、そのときに市民ニーズが寄せられていなかったこと、3つ目に、利用に当たっては端末が必要となり、ネット環境がないと使えないこと、それから4つ目に、導入可能なタイトル数が限定的であり、紙のよりも高額であることなどから、以上のことから総合的に判断して、導入を見送った経緯がございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 導入するコストと導入可能なタイトル、またニーズなどいろいろな面から今導入は難しいとの御判断だと認識しております。ですが、これからの時代、オンライン化がどんどん進んでいく中で、国庫補助等も活用して、ぜひ前向きに検討していっていただきたいと考えています。 那覇市では、電子図書館の導入に併せて、オンラインでの新規の図書カードの申請が可能となったり、浦添市や沖縄市、北谷町では、読書通帳や読書手帳を活用し、過去に読んだの履歴の管理などから子供たちの関心を高めたりと、利用者の利便性が向上しているようです。宜野湾図書館においてもオンライン申請で予約した図書を移動図書館の巡回先で受け取ることができるようなサービスがあれば、図書館に訪問しにくい方でも図書館を利用できるのではないかと思いますが、そのようなサービスの充実を実施されているでしょうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。オンライン申請で予約した図書資料を本館や移動図書館の巡回先など、利用者が指定する場所で受け取ることは可能であり、実施から10年以上経過しております。図書館に来館することが難しい市民の皆様に利用されており、とても喜ばれております。オンラインでの利用カードの新規申請や読書通帳につきましては、調査研究し、さらなるサービスの拡充ができるよう努めてまいります。 電子図書館の導入につきましては、今後、導入された図書館の状況も調査しながら、図書館サービスの向上につながるよう考えてまいりたいと思っております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 10月議会でもお伝えしましたが、情報発信や他施設との連携を強化することで、無料の公共施設である市民図書館をハード面では市民の新たな居場所として、ソフト面ではリカレント教育の場として活用していっていただけるように、共に考えていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 また、この情報発信については、11月の蔵書点検が明けた後、私も市民図書館のほうに行きましたが、わった~バス党の10周年記念など面白い企画もされていました。ただ、その企画展を発信する場がないということがありますので、ぜひこの発信する場として、SNSなど様々なことで宜野湾市民図書館を知ってもらう機会を増やしていただきますようお願いいたします。 私の質問は以上となります。ありがとうございます。 ○呉屋等議長 以上で7番 座間味万佳議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時59分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後3時10分) 会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際、あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○呉屋等議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 引き続き一般質問を行います。21番 宮城克議員の質問を許します。宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 本日最後です。議長よりお許しがありましたので、一般質問ですが、自身の一般質問としては、平成22年の初めての当選から記念すべき50回目というふうになっております。年齢も50になりました。当時、38歳で最年少だったのですが、もう中堅、復帰も50年ということで、何か縁でもあるのかなという形で、身を引き締めて、初心に戻り、またこの基本に忠実に冷静に質問を進めてまいりたいと思いますので、当局の皆さんも誠意のある答弁いただきたいと思います。 では、1番目、乳幼児健診等における薬剤師によるお薬相談ブースの設置についてということで、質問のほうをさせていただきたいと思います。沖縄県薬剤師会という団体がございます。薬剤師会とは、都道府県、市町村の薬剤師会に加入する薬剤師によって構成される職能団体のことでございます。また、薬剤師とは薬剤師法に基づき医薬品の調合、製造、供給、その他薬事衛生に従事する者で、薬剤師国家試験の合格者で厚生労働大臣の免許を受ける方々のことでございます。 今回、取り上げさせていただきます内容は、沖縄県薬剤師会の女性薬剤師部会の方々の活動についてでございます。その内容は、浦添市における乳児一般健康診査を見学した後に、ボランティアとしてこの女性団体がお薬相談を担当部署へ行わせていただきたい旨の要望を行ったことがきっかけでございました。2019年1月から、この浦添市の乳児健診の会場において、お薬相談をスタートさせたということでございますが、まず市における当局の皆さんがこの内容を御存じでしたら、説明のほうをいただきたいと思います。 あとは自席から進めてまいります。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。まず、浦添市のほうに確認したところによりますと、議員おっしゃるように薬剤師会の女性薬剤師部会で地域貢献の一環として、乳幼児健診へ参加するという目標を掲げ、ボランティアとしてお薬相談コーナーの設置の提案が浦添市にあったそうです。浦添市としましては、場所の提供はできるということで、2019年1月より乳児一般健康診査会場においてお薬相談コーナーを設置し、希望者には案内をしているということでございました。また、現在は午前、午後共に薬剤師2名体制で相談に応じているということでございました。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今、部長のほうから説明があったとおりでございますが、この浦添市が乳幼児健診会場にてお薬相談コーナーを設置して、お薬の相談支援を行っているということでございます。この内容、また員も模合であったり、その知人であったり、関係各位、可能な限りで意見交換をさせていただいた中で、例えばやっぱり妊娠をしている妊産婦、例えば今現在、後輩がたまたま2人妊娠中でございますが、やはり風邪を引いたり体調が悪くなったときにどのような薬を飲んでいいのか、だけれどもやっぱり聞いてみると、考え方としては、要はもう妊婦は薬を飲んではいけないと、もし飲んでしまうとおなかの胎児に何かしら影響してしまうのではないかというやはり懸念があるのです。でも、すごい体調は悪い、だけれども子供のために、でも熱が出過ぎるとまたこれも影響するのではないかというような場面において、このような相談の窓口であったり相談できる方々がいるとすごい助かるねという話だったのです。 なので、この件に関して、宜野湾市がやっていないということが悪いということではないのです。やっぱりいいものはまねしてでも取り組んだほうがいい。それをやっていく中で、また宜野湾市の特色、宜野湾市に特化したようなものがあれば、そこにまた変化を加えていく、そのようなやっぱり宜野湾市であってほしいなというところからの質問でございます。 そこで、やはり薬剤師によるお薬相談支援、乳児健診時において実施していただきたい。今回の一般質問の通告の中見ても、薬剤師会というキーワードが2つ入っております。というのは、御縁がありまして、薬剤師会のほうで定期的に勉強会のほうをさせていただいております。現在の沖縄県薬剤師会の会長をされている前濱会長も真栄原の薬局にいる方でございまして、御当地宜野湾の方でございます。その辺から、いつでもボランティアによって乳児健診の中で、もしくはほかのイベントの中で相談をボランティアで受けてもいいよという返事もいただいておりますので、改めてお聞きします。宜野湾市において乳児健診時におけるお薬相談コーナー実施していただきたいと思いますが、御見解いただけますか。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、議員おっしゃるように、例えば授乳中と薬の関係であったりとか、そういったお薬に関する疑問点、また日頃相談したいことについて、健診を受診した際に相談できる機会があることは、大変よい取組だということで認識してございます。 宜野湾市は健診会場としてまず今活用できるスペースに限りがあり、現在実施している健診も会場をフルに活用しても手狭な状態というのがございます。新たなコーナーを設けるのは少し厳しいところもあるところですが、今後、他市の取組状況などの情報収集を行いながら、また調査研究してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 答弁いただきました。必要性、その重要性というのはすごく感じていると、限られたスペースの中でそのブースを設置していくのはというところでございましたが、関係各位、知恵を絞っていただいて、例えば外にパイプテントを立てるとか、そういうことでもいいと思うのですよ、部長。ですので、その辺でも可能なのか、細かい内容は皆様にお任せします。皆様のほうが詳しいでしょうし、またプロですから、例えばそういう施設内で、僕は今簡単にパイプテントを立ててやったらどうかと言いましたけれども、こういったものが本当に可能なのかというものは、部長はじめ皆さんにお任せしたいと思いますので、ぜひ検討いただきたいと思います。 宜野湾市のほうでは、宜野湾市民福祉まつりというのがあります。コロナの影響で多分3年ほど今開催を断念している状態だと思うのですが、そのような会場の中であったり産業まつりであったり、いろいろとこのようなものもその活用の一つとして取り組んでいただきたいなと、市民に対する、いわゆるサービスというものは、例えば現物だったり減免だったり何かの補助だったりというものだけではなくて、このようなものも市民サービスの一つとしてぜひ取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 では、そのまま2番目に質問変えさせていただきたいと思います。普天間中学校のスケートボードに熱中している子供たちの要望を受けた内容として、2番目のスケートボードパークの整備についてということで、改めて再質問させていただきたいと思います。 この内容は、当時中学1年生だった子供たち、現2年生です。令和3年にスケートボードを練習する場がないということで、強い要望を受けて取り上げさせていただいております内容でございます。令和4年7月26日には、要望をいただいた中学2年生の代表3名を本庁のほうにお招きをしまして、担当部署が作成をされたこの計画設計、いわゆる図面、スケートボードパークの図面をまたこの子供たちに見せて、これに対して意見交換をさせていただきました。また、その意見をしっかりと取り組んでいただいた中で、さらにプロスケーターの才哲治氏をお呼びいたしまして、最終確認ということでまた図面のほうを見ていただき、そこから改善していけるもの、要するに着手する前にいろいろと取り組める、変更ができるものというものはやっていきましょうということで、意見交換のほうもさせていただきました。これ同年8月3日でございます。 やっぱり実際に利用する子供たちであったり、イベントを手がけるプロスケーターであったり、そのような方々から意見を聴取することによって、よりいいものができる、そのような考えから提案をさせていただいて、実現した内容でございます。 そして、その後、もう着々と今工事のほうは進んでおります。市民広場の一角にもう掘削もいたしまして、基礎コンクリートも打ち、ここ最近の雨の影響でこの工事がなかなか前に進まないというような状況であることは、見る限りで察しているところでございます。そこで、改めてお伺いします。 まずは、工事の進捗について伺いたいと思います。先ほど言ったように、現在雨期でございます。そのようなところで、その工程に遅れがあるのか。それから、前回の答弁で、年内に供用開始できるというような答弁がありましたが、その辺も重ねて質問したいと思います。答弁いただけますか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。スケートボード場整備におきましては、11月初旬より整備工事に着手しておりますが、雨の影響により当初の工程計画より2~3週間程度の遅れが生じている状況でございます。請負業者により作業工程の見直しを再検討し、進捗が図られるよう取り組んでいるところでございます。 整備中のスケートボード場の供用開始につきましては、当初契約の令和5年2月末の工事完成を目指し、また3月中には供用開始ができるように取り組んでいるところでございます。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今、工事の工程が2~3週間程度遅れが生じているというような説明がありました。員が先ほど質問をする際に、現在雨期であるというような説明をしたのですが、本来、雨期というものは一般的に5月、6月、要するに梅雨時期と言われますが、この業界、いわゆる建築・土木の業界では、今のこの12月から大体1月、2月というのは雨期というような時期になるのです。員も18年土木の現場監督に従事させていただいておりましたので、本当にこの時期というのは結構きついのです。 そこで、部長を通して関係部署にもお願いしたいのは、例えば屋根がついている建築工事と違って、やっぱり土木というものは屋外でございます。特にパワーショベルや重機を使ったその土を触るような工事というものは、例えば丸々1日雨が降ると約2日は止まります。次の日がすごい晴れても現場は止まるのです。なぜというのは、そのぬかるんだところにやっぱり重機を入れると、余計にこの場が乱れて、逆にいいものができない。そのような中で、僕も、例えば今の那覇新都心、当時の天久開放地、平成4年からずっと従事をしておりまして、すごい苦労しました。そういう中で、やはり慌てて、そしてプレッシャーに押されながらやる仕事というものは、いいものができないのです。なので、今回、年度内の供用開始という話もありますが、そこは無理をしないで、かつ時期的なものもあるので、その工程もしっかりと意見交換して、見直しできるものは見直しをしていただきながら、いいものを造ることでございますから、焦らない、焦らせない、しっかりとその工事にバックアップしていただきたいというふうに思いますが、そのように意見として、提言として取っていただけたら幸いかと思います。 後に、このスケートボード場ができるわけでございますが、その際に、やっぱりせっかく宜野湾市ですばらしいものができるわけですから、何かしらセレモニーとかそういったものをお考えなのかというのをお聞きしたいと思います。これ答弁いただけますか。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。セレモニーの御質問でございます。今のところ具体的な計画はしてはおりませんけれども、これまで市民広場へのスケートボード場設置に向けましては、市内中学生や市議会の皆さんからの要望を受け、また一番大きな課題となっておりました設置場所についても、普天間飛行場司令官をはじめ多くの皆さんの御協力、御支援をいただきながら実現をできたものだというふうに考えております。 供用開始のお披露目、関係各位への感謝の意も含めまして、何らかの形で実施できるように検討もしてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) せっかくのものでございます。この事業に関しては、すごい評価も高いのです。今回、このスケートボードを取り組んだことによって、口コミで県内の各市町村から問合せが結構来ております。例えばどのような補助金を使ったのか、どのようにしてやっていくのか、ぜひ見学に行きたいというふうにして相当注目をされていることというものは、松川市長に対する評価が高い。そして、また関係部署に対する評価というものの現れだと思います。ぜひしっかりと周りに誇れる、そして県内を代表するような、上級者向けではなくて、前回も答弁ありました。中級者から初級者向けのパークでございますが、なかなか珍しい形式になっておりますので、これを楽しみにしていきたいと思います。また、今回のこの件に対して、ぜひこの学生、先ほど言ったみたいに、中学生に直接設計に携わっていただいたというものもありますので、例えばこけら落としであったり、セレモニーに地元の小中学生であったり、また才プロも関わっているわけですから、プロによるいわゆるその演技指導、何かしらのパフォーマンス、ぜひやっていただきたいというふうに思いますが、ぜひこれはお願い、提言としては受け止めていただきたいと思います。 では、次に進めさせていただきたいと思います。3番目、小中学生へのシュノーケル等による水難事故防止学習の実施について質問をさせていただくということで通告のほうは出しております。これは、6月にも質問のほうはさせていただいておりました内容ですが、実はこれ通告を出したまた後に、宜野湾ダイビング協会の代表の皆さんと教育委員会のほうで意見交換をしていただきました。その中でいろんな話ができ、いわゆる子供たちに対しての様々な事業であったり、例えばこういったことをやっていこう、こういったことをやっていきたいよねという話がすごいいい話にまとまってきたと思っています。なので、現在、これを取りまとめをして進めていく段階ですので、申し訳ありません。通告はしてありますが、これまたすごく僕も大切にしたい内容ですので、ここで中途半端にちょっとお話しさせていただくのは控えさせていただき、割愛させていただいた中で、また3月頃、次の機会に質問させていただきたいと思いますので、それでよろしくお願いします。大変申し訳ないです。 では、そのまま4番目に進めさせていただきたいと思います。交通安全対策及び道路整備について質問をさせていただきます。まず1番目に、(1)ということで、市道宜野湾11号の開通後の諸課題の解決について伺わせていただきたいと思います。以前より、市道宜野湾11号が開通した後に、多くの議員諸公のほうからも質問、そして要望があったと思います。員のほうからも市民から受けたもの、道路を利用されている方々から受けたその要望を提言という形で投げさせていただいておりますが、今まで質問、提言、要望させていただいた内容のおさらいとして、確認させていただきたいと思います。 例えば反射板の設置だったり街路灯、ガードレール、そして冠水問題、浸水問題、そして宜野湾中学校の裏手の湧水に関してもずっと要望させていただいております。その辺を含めて、再度、今まで投げたその要望の進捗というか、現在どのような取扱いになっているのかを確認させていただきたいと思います。答弁いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。宜野湾11号の工事につきまして、反射板につきましては、前年度より縁石に道路反射びょうを設置しており、上原地区側から愛知地区側までの約半分程度設置しております。今年度も引き続き、反射びょうの設置を行ってまいります。 街路灯につきましては、上原地区及び宜野湾地区のカーブ側と宜野湾11号への取付け道路の箇所への街路灯設置の設計を行うため、令和5年度予算で設計費を要求してございます。設置工事のための補助メニューについて、引き続き検討してまいりたいと考えております。 ガードレールにつきましては、現在、上原側と宜野湾側のカーブの2か所に設置しておりますが、これにつきましても引き続き防護柵の設置基準に準じて設置してまいりたいと考えております。 道路冠水、浸水対策につきましては、現在、上下水道局が沖縄防衛局から受託して進めている冠水箇所に係る全体計画調査業務と、その後の予定の既存排水施設の改良工事が完了するまでの間に行う応急処置的な排水方法の検討を進めております。この排水方法の案が固まり次第、米軍側と調整を行い、承認が得られた後に、暫定ではございますが、応急処置の工事を行うこととなっております。 また、宜野湾中学校裏手の歩道の湧き水につきましても、中原33号道路整備工事において、地権者と相談しながら何らかの対策を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今、説明があったとおりで、引き続き、例えば反射板なんかは前年度から約半分ぐらいの距離で設置して、今年度そのまま進めていくという答弁もありましたので、引き続きお願いしたいと思います。 あと、いろいろと提言できるものもあるかと思いますが、また次の機会にさせていただきたいと思いますが、例えば市道宜野湾7号と11号の交差点、午前中に宮城政司議員からその旗の設置をされて、結構この旗を使うと止まってくれると、しかしながらこれ夜になるとやっぱり見えないのです。なので、例えば以前から私が話ししておりますぴかっとわたるくんであったり、何かしらこうやはりもう少しドライバーに意思表示ができるようなもの、信号機であったりというものがすごい難しいのであれば、こういったものもまた一つの考え方として取り上げていただきたいと思います。 では、次の佐真下公園前の交差点、信号、これは右折信号を設置していただきたい旨の内容として、継続的に要望させていただいておりますが、現在の取扱いどのようになっているか確認させていただきたいと思います。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。当該交差点は、4方向全ての車線において右折専用レーンが設けられておりますが、矢印つきの車両用信号機、右折信号はどの方向にも設置されていないことを確認しております。右折矢印信号機の設置につきましては、地域の自治会からの要請を受け、宜野湾警察署に対し本市から同交差点への右折矢印信号機の設置の要請書を提出しておりました。その後、宜野湾警察署により交通量調査が実施され、県警本部へ右折信号設置の上申を行ったと回答がございました。今後は、公安委員会にて設置の可否について意思決定される流れとなっております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今、部長のほうから答弁がありました。その中で、結構、非常にこれ喜ばしい今答弁だったのではないかなというふうに思います。結構前のほうに、大分前のほうに進んでいるなというのが今の説明の中で確認ができました。引き続き、これはもうやはりこの地域のためですので、なかなか信号機の設置が非常に難しいというのは、ほとんどの議員がそこは承知している中で、今回すごい前向きな答弁、そしてこれがすごい前に進んでいるというのが確認取れましたので、ありがとうございます。ぜひ設置できるまで、またこれを大切に取扱いしていただいた上で、これを遂行していただきたいと思います。ありがとうございます。 では、5番目、最後の質問に移らせていただきたいと思います。5番目、災害時における市及び自治会と薬剤師会及び医薬品卸業者との災害時医薬品の供給協定について、質問、提言させていただきたいと思います。これも前回に引き続きの内容でございますが、今回は、宜野湾市大山にありますダイコー沖縄さんへ出向いて、いろいろと意見交換をさせていただきました。その中で、また員が新たに学んだこと、そしていま一度この件に関して原点に返り、何が必要なのかというものをすごい気づかせていただけた有意義な時間でございました。それを踏まえて、今回幾つかその確認と提言させていただきたいと思います。 去る12月7日に、宜野湾市大山にございます医薬品の総合商社株式会社ダイコー沖縄さんへ出向いてまいりました。温かくも執行役員、そして本部長、そして所長、担当の代表薬剤師を踏まえた意見交換をさせていただいた中で、確認させていただきたいと思います。そもそもは、いわゆる医薬品を備蓄品として設置していただきたい。宜野湾市で実施をしておりました地域防災の中での備蓄品としてという話だったのですが、今回、そこでダイコーさんとお話をした中で、改めて確認しないといけないことが幾つか見つかりましたので、それを確認させていただきたいと思います。 例えば現時点で、大規模災害による多くの被災者が発生した場合、避難所等への医薬品や医療機器の調達はどのように宜野湾市は行っていくつもりなのか、確認させてください。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。本市の地域防災計画におきまして、災害により多数の傷病者が発生をし、また医療機能が停止、または著しく不足して混乱が生じた場合につきましては、市が市内医療関係機関の協力を得て、医療・救護を行ってまいります。 また、医療資機材の確保につきましても、派遣される医療関係機関が携行することになっております。ただし、被害が甚大で、市による医療救護所の設置及び運営が実施できない場合には、沖縄県災害医療マニュアルに基づきまして、必要に応じ、沖縄県へ医療救護班などの派遣及び医薬品や医療機器等の調達を行っていきたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 説明いただきました。やはりその災害というものはいつやってくるか分からない、突然起きるものでございます。特に沖縄の場合は、例えば地震などというものは、過去を調べてもそんなに大きな災害としての地震の位置づけはあまりないのかなと、しかしながら台風も相当毎年被害がある島でございます。ましてや、我々宜野湾市においては、自然災害だけが災害ではないのかなと、そういうものも含めて、今回のこの質問で確認をさせていただきましたが、例えば那覇市においては災害等が発生した場合、一般社団法人沖縄県薬品医療登録販売者協会と災害時における医薬品、医療機器、生活物資の調達確保について、協会に加盟する会員に対し協力する旨の協定書を締結しているとの前回答弁がございました。協定書もいただきまして、内容を確認させていただきました。 さらには、豊見城市では、株式会社マツモトキヨシ九州販売と、大規模災害時に那覇市同様なその協定を締結していると、そのようなところから、同じく宜野湾市として、同様の協定を締結する必要があると強く、考えますが、見解を伺いたいと思います。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。災害時医薬品の調達につきましては、本市と医療関係機関との間におきまして、優先的に調達可能な協定が締結をできれば、迅速な医療・救護が可能となります。しかし、実際に大規模災害が発生した場合には、市だけでなく他市町村及び医療関係機関も被災している可能性があり、優先的な調達が困難なことも想定をされます。 本市としましては、必要性そのものは感じておりますけれども、沖縄県の災害医療マニュアル及び市の医療・救護計画に基づきまして、より現実的な連携方法について模索をしてまいりたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 見解いただきました。そのとおりでございます。そのように員も分かっていることではございますが、例えば今回なぜこのように強く、いわゆる災害、そのようなものに提言、そして要望させていただいているというのは、やはりきっかけは、要するに防災士になったというところだったと思います。去る12月3日に地元の新城においても、いわゆる地域防災組織の中で購入をした防災グッズを公民館の中に全部広げて、それを地域の皆さんに紹介をさせていただきました。その際に、いろいろとシミュレーション的にカーテンも閉めて、真っ暗の中に、いわゆるこの投光機であったり、バルーンありますよね。ああいったものをつけたりして、そこに地域の先輩の方々が集まって説明を聞いているのですけれども、そのときにやっぱり私の中で見えたのです。要するに本当に災害になるとこのような感じでみんなが避難してきて、果たしてそこでいろんな不安を抱えながら過ごしていかないといけない。そのときに一つ一つ点検しないといけないことがたくさんあるのだなと、やっぱりその中でもやはり食料であったり水であったり、それと同様に、やはり薬品、そして医療機器というものは不可欠になるのかなと、要するに蓄電池がないということによって、もしかしたら障害を抱える人々の、例えばたんを吸引するものができなかったり、何かしらの栄養を送るものというものが電源がないために、医療機器がないために、それが途絶えて、命のともしびがすごい危険な状態に追い込まれていく。3.11でもインシュリンなどの薬がないために、高血圧剤がないために命を落とした方々がたくさんいた。そのようなことを知って、今回のこの質問をさせていただいております。 ですので、やはりいま一度考えをもっともっと深く考え、必要なものというものを再点検をしながら、医薬品、医療機器等の調達、供給は本当に不可欠だと思うのです。そこで、関係業者との包括連携協定を速やかに行っていただきたい。そのような思いでございます。どうでしょうか、速やかに行っていただきたいことに対して御見解を聞きたいと思います。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。宮城克議員の防災訓練を通した御意見、御要望いただき、ありがとうございます。医薬品、医療機器等の調達、供給についての考え方でございますけれども、災害時に迅速な医療・救護を実施をし、一人でも多くの市民の皆さん、被災者を保護するためにも、必要な医療物資等の調達、供給については欠かせないものだというふうにも感じてございます。 さきにも御答弁しましたとおり、沖縄県の災害医療マニュアル及び市の医療救護計画に基づき、庁内担当部署及び関係機関との協議、先ほど議員からダイコー沖縄さんの御紹介もありました。そういった関係機関との意見交換もしながら、より現実的な、あるいはまた実効性のある連携方法はどういったものがあるか、少し研究もさせてもらいたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) ぜひよろしくお願いします。やはりその防災士の資格も取りました。そのためにたくさん勉強しました。そして、知識のほうも持っている、そのように自分の中では思っております。 今回、多くの防災士リーダーの講座を受講された方々もたくさんいるというふうに聞いております。みんな分かっているのです。勉強することによって何が必要、まずは避難をさせる、どのようにやっていく。しかしながら、そこに食料や水、電気、医薬品、そんなものがそろっていなければ無力なのです。分かっていてもそれが手元になければ助けることができない、何かをすることができない、そのようなところからの要望でございます。ぜひ、またこのダイコーさんであったり、また薬剤師会もしっかり意見交換する場を私が必ずつくってまいりますので、ぜひ意見交換のほうをさせていただき、本市に何が今必要なのか、何を速やかにやっていくべきなのか、そして優先事項も決めながら考えていただけたら幸いかと思います。ぜひよろしくお願いします。 では、珍しく3分残しました。いつもすごいかつかつではあるのですが、一般質問のほう終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で21番 宮城克議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は12月20日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時52分)...