宜野湾市議会 > 2020-12-18 >
12月18日-06号

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  1. 宜野湾市議会 2020-12-18
    12月18日-06号


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    令和 2年 12月 定例会(第431回)   令和2年第431回宜野湾市議会定例会会議録(第6日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和2年12月18日(金)                       午後3時32分(散会時刻)1.出席議員(24名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       2   伊佐文貴     3   平安座武志       4   又吉 亮     5   栄田直樹       6   上里広幸     7   宮城政司       8   宮城 力     9   濱元朝晴      10   宮城 司    11   石川 慶      12   宮城 克    13   山城康弘      14   真喜志晃一   15   知念秀明      16   米須清正    17   伊佐哲雄      18   屋良千枝美   19   知名康司      20   呉屋 等    21   平良眞一      22   桃原 朗    23   伊波一男      24   岸本一徳    25   桃原 功2.欠席議員(1名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   上地安之3.欠員1名(26番)4.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      知念春美   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄5.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     東川上芳光  課長       仲村厚子     議事係長     平田駒子   議事担当主査   大城拓也     主任主事     渡嘉敷 真  主事       屋良ニライ6.会議に付した事件は議事日程第6号のとおりである。              議事日程第6号          令和2年12月18日(金)午前10時00分開議 日程第1 一般質問    (1)石川 慶     (2)伊佐哲雄    (3)宮城 司     (4)屋良千枝美 ○平良眞一副議長 ただいまから第431回宜野湾市議会定例会第6日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第6号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。11番 石川慶議員の質問を許します。石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 皆様、おはようございます。議席11番、絆輝クラブ、石川慶であります。本日1番目の一般質問ですが、最後まで頑張っていきたいと思います。 まず初めに、西海岸周辺地域活性化に向けた取組ですが、宜野湾市の西海岸地域におきましては、浦添北道路、いわゆる湾岸道路ですが、その開通に伴い空港から約20分の距離となり、この周辺地域活性化が今後の宜野湾市の課題、そして発展に寄与するものだと考えております。しかしながら、本市においては様々な計画等がある中、なかなか前進しない事業、そういったものも多々ございます。本日は、この西海岸周辺地域活性化に向けた取組として6項目、1つ目の質問として取り上げていますので、一つ一つ順を追って質問をしていきたいと思います。 では、まず初めにぎのわんゆいマルシェ内、JA宜野湾ファーマーズマーケットはごろも市場撤退による影響と今後の計画についてですが、その中で確認としまして、当該施設の説明をお願いします。よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 おはようございます。石川慶議員の御質問にお答えいたします。施設の概要でございますが、土地につきましては宜野湾市の市有地であり、平成15年度市単独公有水面埋立工事により取得してございます。建物所有者につきましては、沖電開発株式会社の所有となっております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。施設につきましては沖電開発さん、そして土地につきましては宜野湾市ということでありますが、ではこちらにゆいマルシェが設置されていった経緯について伺いたいと思いますが、当該施設におきましては、平成23年4月26日に宜野湾市、沖電開発、浦添宜野湾漁業組合、宜野湾市農業協同組合、そして鮮魚類仲介業者、かまぼこ製造業者、海鮮料理店、そういったものが一緒になってオープンした経緯がございます。その中で、施設のまず目的について説明をお願いします。 それから、本市においては、土地は宜野湾市の所有、ただ沖電開発さんのほうに行政無料賃貸借契約、そういったものを交わしているわけでありますが、それに至った経緯の説明をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当時の経緯でございますが、当初の計画としましては、宜野湾漁港の市単独用地において、漁協を活性化するための事業としまして海産物レストランの建設計画を進めてまいりましたが、平成19年度に国の補助メニュー等の対象外となり、計画が足踏みしておりました。一方で、JAにおきましても、大山のグリーンパル購買事業の閉鎖及び普天間の「JAやさい市場」の代替施設設置について検討していたところ、漁港内の市有地において漁業と農業振興が共存する拠点施設を造るということで、漁協、JA、市において合意がなされました。施設建設につきましては、沖電開発株式会社が公募により選定され、ゆいマルシェを建設したという経緯でございます。 施設の目的につきましては、農家や漁業者の顔が見える新鮮な農水産物を流通させることにより、安心・安全な食品を消費者へ提供し、農水産物の地産地消を図ることが目的となっております。 沖電開発株式会社との無償賃貸借契約に至った経緯でございますが、市の農水産業拠点施設を民間企業が建設、運営していくため、初期コスト及び当施設に入居した企業の家賃をできる限り抑え、にぎわいをつくり、施設の目的を達成するため、市が土地を無償にて提供した経緯がございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、説明ありがとうございます。この行政財産無償賃貸借契約については、平成22年7月1日から令和12年6月30日までの間ということで理解しておきます。 では、そういった中、今回非常に残念ながら、令和2年10月31日をもってJAはごろも市場が撤退をいたしました。その経緯についてお伺いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。はごろも市場につきましては、平成23年4月に浦添宜野湾漁業協同組合直売所、鮮魚類仲介業者、かまぼこ製造業者、海鮮料理店でオープンいたしました。ところが、翌年にははごろも市場を除く全ての店舗が赤字を理由に撤退いたしました。これ以降食堂等が入居し、はごろも市場につきましては、周年祭などイベントやフェアなどで集客に努め、経営を継続しておりましたが、平成25年度から5年連続事業利益の赤字及びJAおきなわ全体の統廃合により、本年10月末日をもって宜野湾はごろも市場が閉店となりました。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、5年連続赤字ということですけれども、本員もこの施設をよく利用して、お野菜であったり、そういったものを買物も行ったりするわけですが、そういったときにお客様が大分少ない、そういった部分がよく目立っておりました。そういったのは非常に赤字を危惧しておりまして、平成29年12月議会におきましては、本員としましては、市としても一緒になってこの施設をアピールする。そういった目的も含めまして、宜野湾市で開催する産業まつり、こちらのほうを開催して、この施設のもっとアピールして、よさを市民、そして市外にもアピールしていただきたい。そういった思いで提案をさせていただいた経緯もございます。 しかし、産業まつりを開催する前に撤退という形で、非常に残念だと思いますが、先ほど部長の答弁にもありましたけれども、こちらは平成23年にオープンして以降、僅か1年で浦添宜野湾漁業組合直売店も撤退、そして鮮魚類仲介業者も撤退、かまぼこ製造業者、そして海鮮料理店も撤退をしております。こういった状況に対して、本市としてどういうふうに分析して評価をしているのか、御答弁お願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。JA宜野湾ファーマーズマーケットはごろも市場撤退による影響についてでございますが、ゆいマルシェにて営業を行っている各店舗からは、集客に大きく影響するほか、仕入れ先の変更を余儀なくされていると伺っております。また、はごろも市場へ出荷している生産者からは、出荷先が市外となるため、閉業しようか考えているとの声もございました。無償賃貸借契約の目的が達成できているかという点につきましては、ゆいマルシェから1年で漁業関連事業者が撤退しましたが、農作物の流通につきましては、はごろも市場を主とし、地産地消が図られているとの認識でございますが、目的の達成にはまだ道半ばという認識でございます。 JAの撤退についての分析でございますが、立地環境が市街地にあり、宜野湾市内の生産者数及び地元で取れる新鮮な野菜の供給量が少なく、他地域の生産者による出荷に頼っていたため、種類、鮮度ともにほかのファーマーズに比べ劣ったこと及び場所が分かりにくいことなどが主な理由かと分析してございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、しっかりと分析をして、今の説明を聞きますと、やはりJAさんの赤字、撤退も致し方ない部分もあるのかなというふうに感じます。ただ、非常に残念ではあるなというふうに感じております。 10月31日にJAはごろも市場のほうが撤退をいたしまして、その後新規入店舗について、これは委員会のほうでもいろいろ確認しましたけれども、ハッピーモア市場と既に契約も結んでいると伺っております。土地はそのまま、先ほど言ったように契約の期間がありますので、沖電開発さんと行政無償賃貸借契約、そのまま続けていくとは思うのですが、先ほど説明のあった施設の目的、いわゆる農家や漁業者の顔が見える。そして、農水産物の地産地消、そういった観点から今度新たに店舗に入店されるハッピーモア市場さん、その目的に沿っているのか、その辺の説明を御答弁お願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。
    国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。今後の入居企業につきましては、当施設の目的であります農水産業振興拠点施設としての役割を維持するため、施設の管理者と共に新たな入居企業へのアプローチを重ねたところ、本市長田区にございますハッピーモア市場の入居が決定いたしました。沖電開発株式会社と締結しております行政財産無償賃貸借契約につきましても、引き続き継続してまいります。 ハッピーモア市場につきましては、新鮮野菜の販売はもちろんのこと、それを活用したスムージーやカレーの開発など、長田区の店舗も常に人でにぎわっており、オープン以来毎年順調に売上げを伸ばしている企業でございます。加えて、市のふるさと納税返礼品やネット販売、定期的なイベント等により、インスタグラムフォロワー1万人を超えるなど、とても人気がございます。当企業が入居することにより、農水産業振興拠点としての機能及び市内農家の営農が継続されるほか、新たな観光スポットとして誘客効果が高まると期待しております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、説明ありがとうございます。本員もこの入店舗のお話を聞きまして、長田の現場のほうも見てきました。非常に分かりにくい場所ではあるのですが、本当に人が多くてにぎわっている雰囲気がありました。そのハッピーモア市場さんが、今回ゆいマルシェのほうに入店もする。非常に期待はしているのですけれども、ただやはりJAはごろも市場さんの場合、地元の農家の皆様も理事とかに入って一緒にイベント、そういったものもやってきていたわけですので、ぜひその辺もハッピーモア市場さん、地元の農家さんたち、そういった関係機関と一緒になって取組が今後できるように、市のほうからもぜひアドバイス等々も行っていただきたいと思います。 では、次なのですけれども、今回ハッピーモア市場さんが入店するということで、一般会計の補正予算7号のほうで予算の計上もされておりました。その内容が水産業事務運営費として115万3,000円、こちらは説明によりますと、ゆいマルシェの看板等の設置、そして駐車場の白線の引き直し、そういったのが予算計上されておりました。 そこで、お伺いいたしますが、こちらの予算、なぜ本市が予算を捻出するのか、その理由と根拠についてお聞かせください。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。案内板の書換えを行う理由といたしましては、市の所有物であり、入居企業の変更により表記を変更する必要があるためでございます。駐車場の白線引き直しにつきましては、市有地の交通安全対策及び覚書において、駐車場及びそれに伴う附帯設備の整備につきましては、市の役割と規定されているためでございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、覚書と市の所有物、そういったもので書き換えるというのは理解するのですが、当時の覚書なのですけれども、こちらは最初宜野湾市、そして浦添宜野湾漁業組合、沖縄県農業協同組合、沖電開発さん、この4者で結んだ覚書の中での役割だと思うのです。ただ、先ほども言いましたように、オープン僅か1年で浦添宜野湾漁業組合は撤退、そして今回沖縄県農業協同組合、そちらも撤退、当時交わした覚書、4者のうち、既に2者はいないわけです。当時の看板を見ましても、JAはごろも市場、それがメインで打ち出されているわけです。それ以外にも店舗はたくさん入っているわけです。 これは提案なのですけれども、今回新たにハッピーモア市場さん、恐らくハッピーモア市場というふうな看板に変わってくると思うのですけれども、覚書のほうも、ほかにも店舗がありますので、新たなそういった覚書も結びながら、今後の展開をしていっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。議員御提案のとおり、新たな入居企業を含めた覚書の変更を行ってまいります。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、よろしくお願いします。ありがとうございます。 では、この質問なのですけれども、最後になりますけれども、グランドオープンが開催されると思いますが、そのスケジュールと本市の今後の関わり方をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。ハッピーモア市場沖電開発株式会社との入居契約は、令和2年12月7日に締結しております。オープンの時期といたしましては、令和3年2月末をめどに準備を進めていると伺っております。グランドオープンのスケジュール等につきましては、未定でございますが、詳細が分かりましたら、市のホームページや公式SNSでの周知等を行い、積極的にPRしてまいります。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、積極的なPR、市としてもぜひ頑張っていただきたいと思います。本員も期待しています。また、さきに提案した産業まつりの開催であったり、本市においては2月6日、ターウムの日制定もされておりますので、そういったイベントも開催を検討できたらと思っていますので、よろしくお願いいたします。 では、次の質問に行きます。次に、西海岸の美しい海を活用した観光振興についてですが、去った10月14日に宜野湾マリン支援センターに事業視察研修、そして意見交換を行ってまいりました。 そこで、お伺いいたします。当局として、西海岸の美しい海、そういうふうに呼ばせていただきますが、そちらの海、どのような位置づけで認識をしているのか、御答弁お願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市西海岸の海につきましては、宜野湾トロピカルビーチが想起されますが、リーサス(地域経済分析システム)による本市の観光目的地検索ランキングにおきましても、西海岸地域が上位に入るなど、観光地としての集客効果が高いと認識しております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) ありがとうございます。本市においても、令和2年度、こちらは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の事業でありますけれども、そちらのほうで宜野湾美ら海体験・PR事業を行い、美ら海のPR事業、そして美ら海体験事業、そういったものも行っております。内容としましては、ダイビング受講者及びサンゴの植樹、そしてダイビング講習等々も行っております。 そこで、お伺いいたしますけれども、サンゴの植樹、その状況をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。サンゴの植樹活動につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、美ら海クリーン活動支援事業で300株、宜野湾美ら海体験・PR事業において100株植樹いたしました。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、最初にちょっと確認からしていきましょう。では、ダイビング受講者の講習について、実施状況をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。美ら海体験事業の進捗につきましては、市民50名の公募を行い、8月から11月の3か月間で技能及び海洋環境講習を実施し、一人も欠けることなくサンゴの植樹体験を行いました。体験者のほとんどが海に対する意識の変化が見られたほか、受講生による講習風景や宜野湾の海の魅力についての発信状況につきましては、現在調査中でございますが、中間報告によりますと、これからダイビングを始めてみたいという地域住民が既に6名ほど申込みをされたとの報告がございます。受講生には継続的に周知活動を行っていただき、宜野湾の海を守り育てる活動に取り組んでいただければと思います。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、申込み状況もすぐ50名に達したということで、やはりこういったダイビング、そういったものに関心の多い方も多いのだなということが分かりました。 そこで、要望なのですけれども、サンゴの植樹、そしてダイビング受講、今回は新型コロナに対する緊急事業だったのですけれども、そういったのをしっかり市と令和3年度以降、支援していってはどうかと本員は考えます。それによって、西海岸地域、そういった発展にもつながっていくと思いますが、部長の御見解はどうでしょうか。令和3年度以降も継続していただきたいというような要望であります。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。まず、サンゴの植樹の部分につきましては、今回美ら海クリーン活動と体験、2つの事業で実施しましたが、今後もサンゴ礁を含めた海洋生物を守り育て、宜野湾市の観光コンテンツとして誘客できるよう取り組んでまいります。 それと、体験型のダイビング、それからPR事業につきましては、市民に身近であってもふだん体験することの少ない海の魅力を再発見してもらうとともに、サンゴの植樹活動を通じて環境保全の意識改革を図ることが目的でございました。今回、効果はあったと考えております。今後におきましても、宜野湾の海を知ってもらい、海洋環境の保全や保護を通し、そのよさを拡散してもらうため、多くの方に体験いただけるよう検討してまいります。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、よろしくお願いします。本当に西海岸、宜野湾市の海、可能性高いと思っております。本市においては、宜野湾市、何があるのと言われたら、基地とかそういったふうに言われるわけですけれども、それがぜひそういった活動を通して、宜野湾市といえば宜野湾市の美しい海、そういったふうに言われるようになることを期待しておきたいと思います。 この研修の中で観光振興協会、そちらと、そしてマリン支援センターの局長さん、一緒になっていろいろ意見交換もさせていただきましたが、その中で仮称ではありますが、宜野湾マリン協会、そういったものを設立したい、そういったお話もされておりました。恐らくそういった話も部長も知っているとは思うのですが、その趣旨としましては、宜野湾市の西海岸沖に広がる豊かなサンゴ礁や海洋生物の保全及び海洋資源の保護、そして健全なマリンレジャー事業の振興をリンクさせ、宜野湾市の観光コンテンツを確立するとともに、雇用の創出を図ることを目的とする。そういった中で、構成団体にぜひ宜野湾市さんも入っていただきたいというお話もありました。そのほかにも様々な活動内容、そういったのも今検討しているということなのですけれども、本員としましても、ぜひこの宜野湾マリン協会設立、宜野湾市も一緒になって進めていただきたいと思うわけですが、部長の御見解はどうでしょう。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市西海岸に広がる豊かなサンゴ礁や海洋生物を守り育て、観光の目玉として誘客を図るためには、海に関わる関係機関との連携が不可欠でございます。今回の取組で、これまでなかなか一堂に会する機会のなかったダイビング事業者が、この事業を通じて集まり、連携を深めたという話も伺っております。これが先ほど議員がおっしゃったマリン協会の設立につながるのかなと考えております。これも成果の一つであると考えております。本市としましても、海域の安全管理や保全、保護を行い、マリンレジャー振興を図るためのルールづくりを含め、関係機関との連携強化を図ってまいります。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、前向きな答弁、本当にありがとうございます。また、本員も当局、そして観光協会であったり、そういった関係者の皆様と意見交換しながら、今後も提言等々も行っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、次の質問へ移ります。仮設避難港周辺整備の現状と今後の計画について伺います。この仮設避難港につきましては、過去にも様々な計画はあったと思います。2001年には仮設避難港を埋め立ててDFSを誘致する構想があったが、そちらも断念しております。そして、2006年にはマリンレジャー施設を中心にリゾート構想は公表しましたが、財源や財産処分などの調整が折り合わず、断念と。最近では大型MICE施設のそういった計画もございました。そういった中、本市においては平成18年3月に宜野湾市仮設避難港周辺整備基本方針・基本計画が策定されております。しかしながら、なかなか現在まで進捗が見えない状況であります。同計画の方針に現在も従って進めているのか。そして、現在の進捗状況をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 おはようございます。石川慶議員の御質問にお答えいたします。議員御質問の宜野湾市仮設避難港周辺整備基本方針・基本計画につきましては、仮設避難港の陸域部が国所有で県管理の行政財産となってございまして、その財産処分の調整が整わなかったことや財源などの問題により、現在に至るまで実現には至っておりません。議員御指摘のとおり、その後大型MICE施設の建設計画に伴う当該地域一帯を埋め立てる計画もございましたが、候補地が他地域に決定したことにより、現在まで具体の進捗というのはございません。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、今の答弁ですと、この計画はないというか、生きていないというか、そういったことで理解していいですか。 ○平良眞一副議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時31分) ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時32分) 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 失礼しました。御質問にお答えします。当該計画につきましては、廃止をしたわけではないのですけれども、現在もその計画を基に同じ方針で話を進めているところでございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) その方針で進めているということなのですけれども、部長、ストレートにお伺いしますけれども、進まない課題をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。仮設避難港の陸域部が国所有、県管理の行政財産となっていることから、その活用に当たっては、行政財産をまず普通財産に変更する必要がございます。その要件といたしまして、沖縄県が行う護岸の改修や土砂の撤去などがあり、その財源確保が主な課題となってございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 主に財産確保、そういったことだと思うのですけれども、そういった中、平成28年度に仮設避難港開発公募方策検討調査業務委託、本市のほうで行っていると思うのですが、その内容と説明、それとその後どのように進捗しているのかお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。平成28年度に行いました仮設避難港開発公募方策検討調査業務委託につきましては、市が国有地を取得し民間へ土地を賃貸して、当該地域の開発を目指すための検討を行ったものでございます。さきに答弁申し上げました課題に加えまして、国有地の取得費が課題となりまして、実現には至っていないというのが現状でございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) では、部長、国、県との協議状況をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。令和元年度、仮設避難港の陸域部の財産処分につきまして、改めて個別ないし県、国、あと当市の3者にて協議を行い、課題の整理を行ったところでございます。これまで課題とされておりました護岸の整備、桟橋の撤去、土砂の撤去につきまして、まず護岸の整備につきましては、沖縄県が行いました現状の調査におきまして、維持管理等を行えば問題がないという旨示されているところでございます。また、桟橋の撤去につきましても、当該用地の財産処分の課題とはならない旨、3者で確認をさせていただいているところでございます。 最後に、土砂の撤去に関しましては、国より財産処分のために必要な要件として示され、沖縄県において時期は未定なものの、撤去を行うということで確認がなされたところでございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) では、部長、財産処分について、具体的にどのような手法を予定しているかお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。昨日も知念秀明議員のほうから御質問ありましたとおり、当該西海岸地域におきましては、平成24年度に策定されました沖縄県の沖縄21世紀ビジョンにおきまして、都市型オーシャンフロントリゾート地の形成を目指すということとされているところでございます。用地取得費などが課題となっている状況におきまして、国が民間に市の意向も踏まえながら直接売却を行う地区計画活用型一般競争入札制度を活用したリゾート地を開発する方向性を基本として、協議を進めているところでございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、この仮設避難港についてはなかなか進まない状況が続いているわけですけれども、国、県、そして市との連携をさらに深めて行っていただきたいと思います。過去の会議の状況を見ましても、あまり開催されていないような状況も続いていますので、先日知念秀明議員からも現場視察、そういった提案もありました。ぜひ積極的に市のほうからもアプローチして進めていただければと思います。 では、この仮設避難港についてなのですけれども、今後なのですが、宜野湾署の建て替えに伴い、仮設避難港内に仮庁舎が予定されていると思いますが、この仮設避難港内に決まった経緯とスケジュールをお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。宜野湾署の建て替えに伴いまして、仮庁舎建設のため、土地の所有者などを考慮したまとまった用地を検討した結果、当該箇所に決定したと伺っております。仮庁舎に関しましては、令和2年度、今年度より着手をいたしまして、令和6年度末まで使用する予定であるというふうな旨を伺っているところでございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、これは令和2年から令和6年と決定しているということでいいですよね。ただ、本員は個人的には市民の安心・安全を守る警察、それがこういった海抜の低い地域に行くのはちょっと疑問はありますけれども、その辺またしっかりと対策等々もしていただけるように、市のほうからも訴えていただけたらと思います。 では、この宜野湾警察署が令和2年から令和6年の間、そちらのほうで仮庁舎として活動していくということなのですけれども、その期間も継続的に県、国とも協議を続けながら本市として取り組んでいけるのか。取り組んでいっていただきたいという御要望なのですけれども、その辺の考え方をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。当該用地の活用に当たりましては、国所有の行政財産を普通財産へ変更することが必要であり、その課題である土砂の撤去について、沖縄県と協議を継続することを考えているところでございます。また、当該用地につきましては市街化調整区域であるため、市街化区域への編入へ向けた諸調整についても進める予定でございます。加えて、国との調整につきましても継続する必要がございまして、令和6年度以降、国が早期に財産処分が行えるよう、本市としても取り組む予定でございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 令和6年度以降、スムーズに財産処分等を行えることは、こちらは非常に期待はしているわけですけれども、これまでも様々計画は立ててきているのですけれども、なかなか計画どおりに進まない状況はあります。 そういった中、今回宜野湾警察署の仮庁舎の整備、そして駐車場の整備等々も行うと思うのですけれども、例えばですけれども、新たに建て替え完了して宜野湾警察が元の場所に戻った場合、この整備された場所、何かしら活用できるような、そういった協議もしてはどうかというふうに本員は考えるわけですが、いかがでしょう。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。陸域部につきましては、過去にイベントのときに当該用地を駐車場として活用させていただいた事例もございます。もちろん宜野湾警察署のほうで整備した仮庁舎駐車場の建設後につきましても、議員御提案の件に関しましては、関係機関に密接に確認をしたいと思います。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) よろしくお願いします。本員は、本当に宜野湾警察署建て替え完了後、またほったらかされるような状況がないように取り組んでいただきたいというふうに思っております。今後もしっかり進捗注視していきたいと思います。 では、次の質問へ行きます。伊佐海岸整備の進捗状況についてですけれども、これは県の事業で、たしか正式事業名は伊佐海岸海岸堤防等老朽化対策緊急事業、そういったものだったと思うのですが、確認の上でこの整備に至るまでの経緯をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 おはようございます。石川慶議員の御質問にお答えいたします。伊佐海岸は、沖縄本島中部の宜野湾市に位置し、東シナ海に面している。当該背後には、主要道路である国道58号バイパスが走っております。その周辺には市街化が進み、民家が密集してございます。現状の海岸保全施設は、復帰前に築造された傾斜式堤防及びその前面に消波堤が整備され、築造後40年を経過しており、老朽化によるコンクリートのひび割れと劣化が顕著に見られることから、そのまま放置した場合、施設崩壊が進み、高潮時には背後地の浸水被害が想定されることから、堤防改修により被害を回避し、地域住民が安心して生活できるよう早急に海岸の保全及び安全性の確保を図るためでございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。この海岸につきましては、平成29年度にも質問させていただきました。先ほど部長が申したとおり、老朽化に対する整備というような最初計画だったと思うのですけれども、本員も含めて呉屋等議員、宮城司議員、中部土木事務所にもいろいろ相談に行きまして、議会のほうでも提案をさせていただきました。従来どおりのただ直すだけの整備ではなくて、この地域、将来的には海岸沿いの海、快適なアクセス道路、歩行空間、停車帯など、将来的には伊佐護岸から宜野湾漁港までの整備もぜひ検討していただきたいというふうな提案もさせていただきました。そういった提案も受けながら、市のほうからも先ほど言った歩行空間であったりアクセス道路、そういったのも見据えて、たしか護岸を前出し案、そういったのも要望していったと思うのですけれども、今年度整備が既に着手されているというふうに本員は見てとれます。そういった前出し案、それもちゃんと考慮された今回整備なのか、その内容と期間をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。老朽化に伴う施設崩壊を防ぐため、また既設堤防の歩行空間を確保するため、既設堤防から5メートル沖合の位置に新たな堤防を設置し、整備していると伺っております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。しっかり市の要望も聞いて、前出し案になったというふうに今の答弁で理解をしておきます。 では、今回伊佐海岸に関しての整備なのですけれども、先ほど言った宜野湾漁港、大山のほうまで、その整備計画、そういったスケジュールはあるのか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。全体事業計画につきましては、今年度60メートル、令和3年以降に240メートル、合わせて300メートルの堤防改修工事として、令和5年度までの完成を目標に実施するものと伺っております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、ぜひ市のほうからも引き続き宜野湾漁港のほうまで整備を進めるように、県のほうにも訴えていただきたいと思います。先ほどから質問していますが、やはりこちらの整備がしっかりなされることによって、西海岸地域の活性化、仮設避難港へもつながりますし、先ほど言った美しい海、そういった景観にも配慮されていきますし、ゆいマルシェにもつながっていきますので、ぜひ市のほうからも県と協議して、どんどん前倒しで進めていただけるように提案をしていただきたいと思います。 では、次の質問に移ります。次に、大山地区土地区画整理事業について伺います。本市においては、本年度地権者アンケートを行っております。その進捗状況についてお聞かせください。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。地権者のアンケート調査につきましては、地権者の土地利用、代表者組織の設立、土地利用の構想などの地権者の御意向を把握するために行っております。アンケート調査票の回収状況につきましては、11月末現在において地権者所有の面積をベースにし、約70%となっております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 回収率については現在70%ということですけれども、9月の本員の一般質問において、部長の答弁では、60%以上の回収率を目指すというような答弁があったと記憶しております。その際、本員が回収率によって計画に影響があるのかとの質問に、アンケート回収率が低過ぎると、地権者の意向把握が困難となり、土地利用計画への影響が懸念されるとの部長の答弁でした。今回、70%今達成しているということでありますが、このアンケート調査の目的は達成したというふうに理解してよろしいですか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。アンケート調査票の回収目標につきましては、議員おっしゃるとおり目標60%を目指しておりました。今回、70%の回収状況でございますので、目標は達成したものと考えております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、達成したということで、大変うれしく思っています。本員もこの大山土地区画整理事業を進めるに当たって、地権者の協力は必要不可欠だと考え、9月の一般質問終了後、当局とも相談をしながら、地権者を集めてそういった区画整理事業の勉強会であったり、またアンケート調査への協力の依頼、そういったのを行ったらどうかということで行いました。10月8日に大山公民館におきまして、地権者約32名参加して、その日は当局のほうも次長、課長を含め職員の皆さんも参加していただいて、しっかりとこの土地区画整理事業に関する説明、アンケート調査に対する説明、そして地元の協力が必要だというような説明もしていただきまして、今回このアンケート調査に関しましては、1人約7名から10名への声かけ、そういったものを行ったのが、この70%という数字に達したのかなというふうに本員は思っております。そういった今地権者のほうも動きが出てきておりますので、今回これで終わりでなく、どんどん、どんどん前に進めていただきたいというふうに考えるわけです。 では、次に今回地権者アンケートとは別に企業向けアンケートも行っておりますが、その内容、目的、進捗状況をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。企業向けアンケートの内容につきましては、大山地区において企業の皆様の事業進出の可能性などをお聞きする調査となっております。その目的につきましては、地権者の皆様の様々な土地利用の意向に沿えるよう、土地利用計画や事業計画の検討材料に活用することを考えております。アンケート調査の回収結果、土地活用の意向がある企業は約50社となっており、今後これら企業から特に意向を確認したい事業者へのヒアリングを予定しております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 地権者アンケートに続き、今回企業向けのアンケートも行っているということで、今後なのですけれども、アンケート調査も70%以上の回収率があり、目標は達成されております。今後はその結果を地権者と説明会等々も行いながら、そういった内容、中身を共有していく必要があると思います。また、以前この大山地区の区画整理事業を進めていく中で、平成24年度には地権者への情報提供という形でまちづくりニュース、そういったものも定期的に発行していた記憶がございます。ぜひ今回はアンケート調査、次は何をやる、そういったことをしっかりと地権者に共有させるため、まちづくりニュースの復活といいますか、新年度予算も計上していただければと思いますけれども、部長、その辺の見解をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。アンケート終了後の今後の計画としましては、1月以降予定の地元勉強会やニュース発行等により、地権者の皆様には調査結果の御報告を行い、情報共有を図りたいと考えております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、よろしくお願いいたします。また、ぜひ企画のほうでも予算のほうを通していただいて、3月議会期待していますので、お願いいたします。 では、9月議会に引き続き、大山地区において地権者による代表者会議の設置を求めますが、いかがでしょうか。
    ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。代表者組織の設置につきましては、今回の地権者アンケートの調査結果、土地区画整理事業に興味があり、取組に参加したいとお答えいただいた方々を中心に、今後設置を検討してまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、よろしくお願いします。やはりこういった地権者、そういった皆さんとの連携が一番必要だと思うので、よろしくお願いします。本日は、こういったスケジュールであったり代表者組織の立ち上げ、まちづくりニュース、そういった部分に触れていますが、これはまだスタート地点だと思っているのです。また、今後は区画整理事業の中身についてもいろいろ質問もさせていただきたいと思いますので、そういった中身の質問ができるように、ぜひ1歩でも2歩でも前に進めていけるようお願いしたいと思います。 では、次なのですが、大山地区内の農業振興についてお伺いいたします。こちらは要望になりますが、大山地区土地区画整理事業予定区域内、いわゆる大山のターブックヮなのですが、その区域内における排水路でボックスカルバートが整備された排水路は、農家の方々がその上部を通路等で利用しておりますが、上部がない、蓋のついていないオープンタイプの排水路もございます。当該地域の排水路の整備状況についてお伺いいたします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 おはようございます。石川慶議員の御質問にお答えいたします。本市上下水道局が管理する大山土地区画整理事業予定区域内における排水路の整備状況でございますが、同区域内における雨水排水路は全部で5か所ございます。全5か所のうち4か所の排水路につきましては、コンクリート製のボックスカルバート形式による排水路で、残りの1か所がニトリ宜野湾店裏側に位置する排水路になりますが、当該排水路は一部の区間が蓋のないオープンタイプの排水路の形式となっております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 今回要望するのは、今部長答弁ありましたけれども、これはニトリの宜野湾店裏側の排水路なのですが、蓋のないオープンタイプの排水路となっているため、農家の皆さんから相談ありまして、一輪車が落下してタイヤを落とす事故、そういったものも起こっているそうです。当該地域で農業を営む方々を支援するため、区画整理事業を実施するまでの間、暫定的に利用できるよう地域の方々と相談していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。ニトリ宜野湾店裏側に位置する蓋のないオープンタイプの排水路を利用することについてでございますが、当該排水路周辺で農業を営む方々が安心して農作業に従事できる環境の確保に向けては、先ほど議員から説明ございましたが、事故に対する安全対策の視点を強く意識し、排水路の維持管理上の課題なども含め、どのような対応がやっていけるか、地域の方々からの御意見も伺いながら、今後慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、ぜひ本員も一緒に立ち会いたいと思いますので、現場のほうを立ち会って、どういった対策ができるか一緒に検討できたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 1番の質問、西海岸地域の活性化に向けた取組として6項目質問しましたけれども、この活性化に向けてどれも全て必要な事項だと思いますので、ぜひ皆様、一緒になって頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いします。 では、次の質問へ行きます。沖縄振興予算、一括交付金、ソフト事業について伺います。令和2年度の事業数と金額を伺います。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。令和2年度の沖縄振興特別推進市町村交付金を活用した本市の事業でございますが、事業数が30本、総事業費が11億2,856万6,000円、交付金交付額が8億9,900万円となってございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、御説明ありがとうございます。 では、今年度はコロナ禍、そういったものもあったわけですけれども、コロナ禍における実施状況、どうなっているかお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。同交付金を活用した今年度の事業の実施につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、特にイベント等の事業に大きく影響が生じてございます。本定例会に提案しております補正(第7号)におきましては、同交付金を活用したはごろも祭り、カチャーシー大会運営事業費、またうたの日コンサート支援事業、産業まつり支援事業などが事業の中止となり、補正減という形となってございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 補正等でもイベントの中止等々出ているわけですけれども、こういった事業量の縮小等によって市民サービスへの影響、どういった御見識を持っているかお聞かせください。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。先ほど申し上げたとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大により、特にイベント等の事業に大きな影響が生じているほか、県外への派遣事業につきましても中止せざるを得ないものがございました。このように中止や縮小等を行わざるを得ない事業もございましたが、その分につきましては、同交付金を活用した他の事業へ財源を組み替えることなども行ってございまして、今後も交付金を十分に活用して、市民サービスへの影響が極力生じないよう事業執行に努めてまいります。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。次年度は、ぜひコロナ禍の沈静化といいますか、やりまして、また宜野湾市のほうでイベントも開催できればと思います。今年度は琉球海炎祭も名護市のカヌチャで開催されております。来年は本市に戻ってぜひ10万人を期待して、10万発花火が打ち上げられることも期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 では、令和3年度で一括交付金は終了と言われておりますけれども、今後の見通しについて御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。平成24年度に創設された沖縄振興特別推進市町村交付金につきましては、現状では同交付金の根拠となる沖縄振興特別措置法と合わせて令和3年度末が期限となっているところでございます。同交付金につきましては、これまで本市の様々な事業に活用され、効果も大きく上げているところでございまして、事業実施のための重要な財源となっているところでございます。国や県との意見交換会などにおきましても、同交付金制度の重要性を説明し、今後の継続を市長からも要望させていただいているところでございます。今後も国の沖縄振興策の検討状況などを注視しながら、沖縄県及び県内市町村と連携し、様々な機会を通して同交付金制度の継続を要望してまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、要望は要望でしっかりとやっていただきたいと思うのですけれども、ただ今年度はコロナ禍で、国のほうも各市町村、県へ大きな支援等々も行っています。これは本当に令和4年度以降、沖縄県だけにこういった特別振興予算がつくのか、本当に不安があるわけですので、宜野湾市の事業を見ましても、イベント以外にも様々なソフト事業、予算を使っているわけです。各部署の中でも、これがなくなった場合、本当にできるのか。そういったのをしっかりとやっていただきたいというふうに要望しておきます。本員たちもその辺注視しながら見ながら、またそれが継続してできるような何か対策はないか、みんなで考えていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、最後の質問へ行きます。最後の質問なのですが、地デジ受信障害対策についてなのですけれども、去った11月19日に行われた普天間飛行場の負担軽減推進会議の作業部会の発表を受けて質問いたします。その前に、令和2年度の調査費の実施状況についてお聞かせください。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 石川慶議員の御質問にお答えいたします。今年度の家屋調査につきましては、8月4日から12月8日の期間で実施しており、戸建て住宅151件、集合住宅9件で計160件の調査が完了しております。さらに、既に申込みをいただいております166件を対象に、今年度2回目の調査を実施する方向で、沖縄防衛局と調整を行っているところでございます。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、では令和3年度以降の計画についてもお伺いいたします。お願いいたします。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。家屋調査において、米軍機飛来時に受信障害が発生する可能性が高いと判定された家屋等につきましては、令和3年度から令和4年度にかけ、ケーブル工法による対策工事を実施する予定となっております。対策工事につきましては、現在沖縄防衛局と工程及び予算の調整を行っているところでございます。準備が整い次第、速やかに実施してまいります。また、周知に関しましては、現在市報やホームページなどで調査への申請を募っておりますので、米軍機が飛来した際にテレビの視聴に少しでも異常を感じた方は、ぜひ家屋調査の申請をお願いしたいと考えております。 ○平良眞一副議長 石川慶議員。 ◆11番(石川慶議員) 部長、ぜひ周知のほうをしっかりやっていただけたらと思います。私たち宜野湾市議会でも市民との意見交換会、そういった中での意見として、この障害を何とかしてほしいというような要望もありましたので、またしっかり議員個々も周知しながら、みんなで一人でもこういった受信障害をなくしていければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で本員の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○平良眞一副議長 以上で11番 石川慶議員の質問を終わります。 ○平良眞一副議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前11時07分) ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時17分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。17番 伊佐哲雄議員の質問を許します。伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 皆さん、おはようございます。議席番号17番、結・市民ネットワークの伊佐哲雄でございます。本日2番手の質問者になりました。皆さん、お付き合いいただきますようによろしくお願いいたします。 それでは、議長から一般質問通告した件につきまして許可を得られましたので、これから上から順を追って質問を始めさせていただきます。まず、嘉数高台公園施設整備事業について、何点かお伺いいたします。最初の質問、整備事業の概要についてでございますが、既に再編整備工事が始まり、日々工事が進捗している状況でありますが、市民の皆様方の関心が非常に高い事業というようなこともありますので、改めてお尋ねをいたします。この嘉数高台公園施設整備事業の主たる目的と、これまでの経緯と工事の概要をお伺いいたします。 また、再編整備事業で最も市民の関心が高いのは、配置計画平面図だと思っておりますが、これについて様々な検討の末に確定をされたものというふうに推察をしているものでございますが、具体的にどのようなプロセスを踏んでそれが確定されたのかお尋ねをいたします。 あとは自席から質問を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。嘉数高台公園施設整備事業は、設置から30年以上経過し、施設の老朽化が進行している当該公園施設の再編整備を行い、利用者の安心・安全の確保と利便性の向上を図ることを目的としております。整備を行うに当たり、平成30年度に嘉数高台公園等再整備基本計画を策定し、この基本計画に基づいて令和元年度に再編整備実施設計を行いました。工事につきましては、今年度から令和3年度にかけて行う予定となっております。 また、予算につきましては一括交付金を活用し、主に遊具広場、植栽、駐車場増設の再編整備のほか、展望広場と園路の舗装、トイレの建て替えなども行う予定でございます。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、ありがとうございます。ちょっと確認しますが、平成30年度に基本計画を策定したと。そして、昨年令和元年度に実施設計、設計業務をしたということですね。そして、今年度から次年度にかけて工事を行うと。その再編計画の主たる目的は、ひっくるめて言えば利用者の利便性の向上だということで理解したいと思います。 そして、2番目の質問ですけれども、地域住民や公園利用者へのコンセンサスについてでございますが、周辺自治会や学校関係等に、過去にアンケートを取ったということで聞いております。それがいつ頃やったのかということと、それからアンケートの内容はどのようなものをお聞きしたのか。そして、それに対する市民からの要望、リクエストもいろいろあったかと思いますが、それがどういうものがあって、そしてそれを受けて設計に反映されているものだろうと思いますけれども、それについてお答えをお願いします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。アンケートにつきましては、当該公園の再整備に係る調査として、平成30年度に策定した嘉数高台公園等再整備基本計画の中で行っております。調査は公園周辺の近隣自治会と嘉数小及び大謝名小学校の5年生、嘉数幼稚園の保護者を対象として行いました。アンケート内容は、当該公園の現状と将来像に関する質問のほか、公園の利用方法や観光利用に関する質問となっており、遊具が足りないなどの御意見のほか、トイレの整備や駐車場の増設、拡大などの御意見がございました。このアンケート結果を参考に課題の整理と配置計画の検討を行い、駐車場やトイレ、遊具広場の整備などを設計に反映させております。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 市民の皆様方からの御要望、御意見等が、この配置計画にしっかりと反映されているというふうなことだと思っております。私も地元というようなこともありまして、かねてから駐車場が狭いあるいはトイレが不衛生で使いにくい。特に女性の方からは、嘉数高台公園のトイレは使えないというふうな御意見もいただいております。その辺も含めて改善されるということは、非常に有益なことではないかと思っております。 それから、近隣自治会の御意見もお聞きしたということでありますが、特に立地する嘉数区自治会の意見というのは、非常に大切なものだと思いますし、尊重しながら、今後も整備事業を進めていってもらいたいと思っております。 それから、嘉数地域に住む市民の皆さん何名かからですけれども、整備計画の内容の周知がなかったとして、私も厳しい指摘と御意見をお伺いしております。率直に申し上げて、私自身も市民への広報、周知の部分では足りていなかったのではないかということで感じております。思い当たるのであれば、反省をしていただき、来年また2期工事もあるわけですから、今後の整備事業に生かしていただきたいところでありますけれども、当局の御見解をお聞かせください。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。事前のアンケートなどで嘉数地域に住む皆様からの御意向などはお伺いしたところでございますが、伊佐哲雄議員のおっしゃるとおり、今回の整備計画について、周辺住民への周知が十分でなかったと感じております。現在、公園利用者の皆様へ周知を図るために、工事現場の前に整備目的と整備イメージ図の掲示を行っております。また、お問合せなどがございましたら、個別にて工事内容の説明等も行っております。今後は十分に市民への広報、周知に努めてまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) よろしくお願いします。毎年、私たち市議会でも3月議会、その年の一般会計予算審議、今日持ってきておりますが、この分厚い予算書、これを一つ一つ、200か、大量にありますけれども、政策事業についても4~5日かけて細かく審査をし、最終的に可決をしております。ですから、事業予算については、私たち議会も相応の責任が伴うということになると思っております。ですが、その後の配置計画平面図ですけれども、議会には開示されておりません。議決が必要な案件ではないので、あえてその必要はないのかなとも思いますけれども、ただ私たち宜野湾市議会には建設部を所管する経済建設常任委員会がございます。そこには心優しい包容力のあるとてもすばらしい宮城克委員長がいらっしゃるわけですから、委員長に提案、相談して、委員会審議の合間を縫ってそういったものを見せて御意見を賜ると。そうすることによって、様々な有益な意見が出たのではないかというふうなことで思います。今後、いろいろな整備事業等ありますので、参考になれば、今後採用を御検討いただきたいと思っております。 それから、駐車場についてでございますが、質問の3番、1,400平方メートル、約420坪、そして50台収容の駐車場を整備する必要性についてでございますが、今回の再編整備事業の中で大きな変更点に駐車場の移転、そして拡張があります。嘉数地域に住む市民から、これほど広い駐車場は、この公園には必要ないのではないかというような意見もお聞きしております。今、なぜ50台収容の比較的広大な駐車場を必要としているのか、その根拠についてお答えをお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現在の駐車場は、幅員の狭い道路に接しており、形状もいびつで利用しづらい状況でございます。平成30年度に策定した嘉数高台公園等再整備基本計画で行ったアンケート結果では、平和学習や戦没者追悼など様々な目的を持って来園する方も多く、路上駐車もあり、周辺住民の方々へは御迷惑をかけております。現状の駐車場18台では不足などの御意見もあり、いびつな形状の駐車場の解消や公園駐車場前の見通しの悪い道路から車両の通過量を減らし、安全性を確保する必要がございます。そのため、分散している遊具の集約を行い、公園の東側に約50台駐車場を増設することになりました。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 先ほどの質問では、少し否定的なお話をしてしまいましたけれども、一部の市民の方からそういうふうな賛成できない御意見もあることも事実でございますが、私は今の部長の答弁にあるように、公園利用者の利便性の向上、安全性の向上、そして嘉数地域あるいは真栄原地域のみならず、市の広範、普天間からも野嵩からも、あちこちからこの公園を利用していただけるというようなことで考えれば、様々な観点から検討して結論を出して、そして今の駐車場の増設にその必要性を感じて、そうした設計になったのではないかということで、私はこの駐車場移転拡張については賛成の立場でございます。 それから、この駐車場の拡張に伴って、広範囲に整備するわけですから、これまでより樹木の緑が減って、公園としての機能である憩いやくつろぎ、そして景観が悪くなるのではないかというふうな懸念もございます。工事完了後に新たに植樹、植栽をする計画を見ておりますけれども、その計画が具体的にどのような計画なのか、それについてお伺いいたします。 そして、樹木の種類あるいは植栽する本数等が決まっているのであれば、それもお答えいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現在行っています工事では、支障となる樹木の伐採をやむなく行っておりますが、駐車場整備後の周辺には新たに植栽を行ってまいります。植栽につきましては、嘉数自治会から花の咲く植物や南国をイメージする植物などの御要望もございました。嘉数自治会からの要望なども検討し、約3メートル程度のゴールデンシャワーやホウオウボクなどの高木を10本程度、アリアケカズラやサンダンカなどの中低木類を約500本のほか、ニチニチソウやアメリカンブルーなどの草花やソテツ、ヤシなどの植栽を予定しております。工事期間中は、利用者の皆様に御不便をおかけいたしますが、憩いやくつろぎの創出と景観に配慮した整備を行ってまいります。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 3メートルくらいの木を10本程度植えていくというようなことで、理解しました。できれば、樹木の伐採について心を痛めている方もいらっしゃるわけですし、なるべく早く元の緑が回復できるように、それこそホームセンターで売っているような500円、1,000円で買えるような苗木ではなくて、もっと大きな木を植えていただいて、できれば5年、遅くとも10年以内には元の緑が回復したなと思っていただけるような植栽をしていただきたいと思っております。緑というのは、伐採するのは誰しもが好むものではありませんけれども、時間をかければ元の状態に復元、再生できるものだと思っておりますので、ひとつその辺のところをよろしくお願いいたします。 質問4に移ります。東側緑地帯を遊び場として利用している園児の安全確保についてお伺いいたします。これまで隣接する保育所の園児たちが、晴れている日はほぼ毎日、東側遊具がある広場がございますね。そこで毎日楽しく遊んでおりました。私ももちろんそうですし、皆さん方も同じ思いだと思いますが、今回の再編整備事業でこの環境がなくなるということについては、大変忍びない思いをしているわけでございますが、致し方ないこととして、園長先生はじめ、先生方、それから保護者の皆様方には御理解をお願いするしかないというふうに思っております。 ところで、私が今この事業で一番懸念しているところでございますけれども、次年度、令和3年度の2期工事の中に新しく整備する中央寄りの広場、中央エリアと書いてありますけれども、そこに遊具を集積するというふうなことが、この平面図から確認できます。ここが完成をした後に、子供たちの新しい遊び場になるというふうなことで想定をしております。ただ、今ある保育所の側からあるいは公園の東側から遊具広場までのアクセス、行き来、動線がこの図面からは立体的にイメージできないのです。子どもたちが駐車場を横切ることにならないか、それは大きな心配事でございます。周辺には、保育所のほかに学童クラブもございます。そして、地域の子供たちも大勢この公園で遊んでおります。交通事故ですけれども、絶対にあってはならない。これは、当然統一したテーマ、同じ考えでございますが。そして、この事故を防ぐためにどのような安全対策を取っているのか、具体的に御説明をお願いしたいと思います。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。当該公園の利用につきましては、公園正面入り口からの入園を想定しておりますが、公園東側の保育園側からも入園できるよう通路を設置してまいります。この通路から遊具広場までは、駐車場を横断することになりますが、運転手から横断部分が分かるように横断する部分の舗装を色分けし、駐車場内を走行する車両のスピードを落とすためのハンプを設置するなど、安全対策を行います。また、駐車場を横断しないで遊具広場まで行けるよう、遠回りにもなりますが、そのような方法も検討してまいりたいと存じます。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) よろしくお願いします。運転手の不注意で事故になるというようなことは否定できません。皆様が慣れた運転だけではなくて、不慣れな方もいらっしゃるわけですから、そこは否定はできないと思っています。今、部長の説明では、人と車が交差する構造になっているようでございますが、それは問題があると思っております。想像もしたくありませんが、ここで子供が交通事故に遭うというふうなことになりますと、取り返しのつかないことになると思うのです。整備完了後にでもよろしいかと思いますけれども、専門家も交えてきちっと現場で検証し、そして僅かでも事故の可能性があると。今、舗装を色分けするとか、あるいはハンプを設置するというふうなことで部長答弁しておりましたけれども、それでも事故、もしかしたらというのが可能性が0.1%でもあるのであれば、それをしっかりと検証して安全対策を取っていただくように。これは完了後でも後づけで、追加工事でもできると思います。改めて部長の御答弁をいただけますか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。整備完了後も保育園、学童クラブの皆様と安全に問題ないか検証し、運用について対応してまいりたいと存じます。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) しっかりと対応していただきますようによろしくお願いいたします。 5番目の質問に移ります。バス用駐車場の整備する目的についてでございますが、市道嘉数7号、真栄原から上がってくる大きな道ですけれども、信号機がある交差点から右折道路、公民館側に行く道は、大型車両が進入禁止というふうに認識をしているわけでございますが、市の見解をお伺いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道嘉数7号から嘉数高台公園に向かって進入する道路、市道嘉数8号となっておりますが、大型車両進入禁止となっております。標識につきましては、嘉数7号の信号機がある交差点側と公園前に、それぞれ大型車進入禁止の標識が設置されております。道路幅員も狭いことから、大型車両の進入禁止となっております。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 改めて確認ができました。私も気になって、昨日現場確認し、写真を撮ってまいりました。大型車両進入禁止ということで確認できましたけれども、資料でいただいている配置計画平面図に、バス用駐車場ということで計画をされているのだと思いますが、そのような表記があります。通常、私たち、バスと聞きますと、大体大型の観光バスをイメージするわけでございますが、このバス用駐車場は、今言った大型観光バスを駐車するための、そのために設ける駐車場なのかについてお伺いいたします。 この図面を見た嘉数近隣に住んでいる方から、もしそうだとしたら、これは大変なことだということで、大変心配をしております。そもそも大型車両進入禁止、この写真にはトラックと、それからバスの図柄がありますけれども、当然入れないものだということで認識をしているわけですけれども、バス用駐車場について改めて御説明をお願いします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。当初の計画では、アンケート結果も参考に大型観光バスの駐車も想定されておりました。付近住民の皆様からの御意見、御提案等もございまして、再度検討を行った結果、大型バスの駐車場とはせず、通常は車両の進入ができないような車止めを設置し、広場として活用できるよう変更いたします。また、必要に応じて福祉関係のマイクロバスが駐車できる広場として整備してまいります。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 今の部長の答弁を聞いて、地元の特にこの道路に隣接している市民の皆様方、大きな安堵の気持ちでいるのではないかと思っています。ひとまず、これで安心をしたわけでございますけれども、過去に大型バスの駐車場を想定していたという今の部長の答弁には、正直驚いております。建設部長は、この地域の地理や事情に関して、多分どなたよりも詳しく知っているものだと思っております。今後もそういった事情を勘案しながら行政を営んでいただきますように、よろしくお願いいたします。 それでは、6、7、8は提言もしくはお願いというふうな形になるかと思いますけれども、質問の6番目です。多目的広場の芝生植栽と整備についてでございますが、これは正直申し上げて嘉数老人クラブの皆様方からの要望もたくさんございました。公園中央の広場、これで言うと多目的広場というふうな表記になっておりますが、ここは嘉数区老人クラブをはじめ、市内の多くの老人クラブの元気な方々がグラウンドゴルフを楽しんだり、また市内幾つかの保育園の子供たちの明るい笑い声とともに運動会等もやっております。そして、地元嘉数区自治会も毎年、今年はコロナ関係でございませんでしたけれども、運動会があって、とても活用されている広場でございます。 ところが、広場には、今言った活用がされ過ぎているのか、その結果なのか分かりませんけれども、地面が芝生が剥げてしまってむき出しになっているところがあったり、そしてその中から石ころも浮き出てきて、転倒すればけがをするというふうな危険性もあります。今回のこの整備事業の中には入っていないということは承知をしておりますが、追加工事の対応としてでも、何とかこの機会に、このタイミングで整備ができないものかというふうなところで、御見解をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。公園中央の多目的広場につきましては、多くの市民が利用し、健康づくりや憩いの場として親しまれている広場だと認識しております。今回の再編計画では、この広場の整備予定はございませんが、利用される方々にけがのないよう、整備や維持管理業務において修繕してまいりたいと存じます。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 部長、ぜひ実現するようにお願いいたします。私も先週の土曜日に恥ずかしながら65歳の誕生日を迎えまして、嘉数老人クラブの正会員になっております。いずれ私も利用することになるわけでございますけれども、地域の皆様方が今は広く、真栄原老人クラブもそうですし、愛知の老人クラブも毎週そこに来てグラウンドゴルフを楽しんで、そして健康増進になっているところでございますので、ぜひ今の部長の答弁のように、追加工事というような形になりますけれども、よろしく整備をしていただきますようにお願いをいたします。 それから、7番目の災害時における避難場所としての多目的広場に、公共汚水ますの設置を求める件でございますが、これも同じように今回の再編整備事業には計画に入ってございません。公園駐車場の拡張と併用して、嘉数区自治会公民館の駐車場も活用、これは自治会の了解を得なければいけませんけれども、合わせて約100台程度の駐車ができることになります。災害時、今津波被害というふうなことを想定しておりますけれども、災害時の一時避難場所としての機能は、これまでより格段に向上するのではないかと思っております。 この際、整備工事のタイミングで公共汚水ますを設けることによって、上水道と組み合わせて簡単にトイレの水洗化が実現できます。下水道というのは、勾配をつけなければいけないということで、計画的に事前に工事をしなければいけないはずですけれども、上水道については比較的簡単にできるということを考えております。そうすることによって、衛生的なトイレを使えることになります。特に女性の皆様方は、トイレについては、当然男性もそうですけれども、ポットン便所では駄目と。水洗トイレでなければ使えないというふうな市民の大多数の御意見だと思っておりますが、この件検討に値するのではないかというふうに思っております。ちなみに、これも嘉数区自治会からの提案もございました。今の提言というような形になるかもしれませんけれども、もし御答弁いただければお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。伊佐哲雄議員より御提案の公共汚水ますの設置につきましては、嘉数高台公園の再編計画では整備の予定はございません。去った災害時に、インフラなどの上下水道が切断され、機能できないことが確認されております。公共汚水ますを設置したトイレの水洗化については考えておりません。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 久々に一蹴されてしまいました。思いは多分伝わっていると思いますので、何かの機会に、それに代わるのがあるのかもしれませんけれども、ひとつ御検討を継続してやっていただきたいと思っています。 そして、もう一つですけれども、再編整備事業では、先ほどから申し上げているとおり駐車場の拡張があります。嘉数区自治会の公民館も活用できるというふうなこともあると思います。多くの避難者のスペースとして今後利用できると思っています。嘉数区自治会の公民館、内部のほう、そこも一時避難場所として活用できると。あくまでも災害を想定しての今お話をしておりますが、この環境、駐車場なりあるいは嘉数区公民館なり、割と広いスペースが確保できるというふうなことで考えれば、災害時に大きな役割を担えるのではないかと考えておりますが、あくまでも防災の観点から考えたときに、今回のこの再編整備事業、どのような評価をしているのかお尋ねいたします。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。防災の観点ということでございますので、総務部のほうからお答えいたします。嘉数高台公園は、災害時に危険から逃れるための指定緊急避難場所となっております。また、間近にある嘉数区公民館は指定避難所となっており、避難をした住民が一定期間の避難生活を送ることが可能となっております。指定避難所には災害ボランティアや物資の出入りも多く、近くに多数の駐車場があると、より利便性が高いというふうに考えられます。 また、指定避難所への避難をためらう車中避難者は、駐車場や多目的スペースで避難生活することも考えられるため、近くの避難所から物資の配給も受けやすいなど、地域防災計画に基づく災害時の避難所運営には適した整備内容というふうに受け止めております。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) 災害時の避難場所としては適切だということで理解をいたしました。嘉数区自治会長からもいろいろお話を聞いておりますけれども、災害時に高台にある地域ということになりますので、例えば津波被害があったときに多くの、西側地域になるかと思いますけれども、避難をしていただく際には、ウエルカムというふうなことではないと思いますけれども、受入れを積極的にやりたいというふうな好意的な意見もありました。ぜひ今後も一体となって、その辺のところの整備を進めていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。 この問題、最後の質問でございますが、現駐車場側道路への右折する車両の安全確保についてでございますが、これは嘉数区公民館から真っすぐ行くと一方通行のところがあります。右側へ行くと反対に、一方通行ではございませんけれども、大謝名方面からの車が結構来ると。さらに右側に曲がる道がありまして、これはプール跡地のほうに向かうわけですけれども、一旦この右折する車は公園駐車場側に幅寄せしてから右折をしている状況にあります。これは多分現場を確認しているかと思いますけれども、今後も事故防止の観点から、このスペースが必要なのです。そこに植栽だとかなんとか、そういったものが仮にできますと、非常に不便を来すというふうなことで御意見をいただいております。それについては計画がどうなっているのか、お答えをお願いします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。公園前からプール跡地へ向かう道路は、幅員も非常に狭く、この道路へ右折するためには、現在の公園駐車場側へ一旦幅寄せしなければ進めない状況となっております。今回の整備により、駐車場の場所が公園東側へ移動となりますので、公園敷地をフェンスや樹木で区切ることなく、車の交差に支障のないよう配慮したいと考えております。 ○平良眞一副議長 伊佐哲雄議員。 ◆17番(伊佐哲雄議員) よろしくお願いします。時間がないので、2番、3番は次回の3月議会で質問させていただきたいと思っております。 2年前にイオン環境財団さんが1,000本の桜の苗木を寄贈していただき、植樹をしました。90歳を超える岡田会長御自身も元気に参加されておりました。多くの市民の皆様方がボランティアへ参加していただいて、非常によかったなと思っております。 それのさらに1年前、3年前になりますけれども、たまたま写真があったので持ってきましたけれども、りゅうせき「ぴたエコカード」緑化事業ということで、約100本ぐらいのちょっと大きめの桜の寄贈がございまして、それも高台へ今しっかりと根づいて成長しているところです。その頃から嘉数高台公園を桜の名所にしようとか、あるいは観光名所にしようというふうな声が上がっております。それは非常に結構なことであるわけですが、それよりも、時間がないのであれですが、市民の健康づくりの拠点として、先ほどから言っているように駐車場が広くなりました。市内各地から大勢の市民がいらしても何とか対応できるというようなところで、完成した2年後ぐらいになるかもしれませんけれども、イベント等を介して、しっかりと市民の健康づくりの拠点としての嘉数高台公園というようなところの構想を、ぜひイベントも含めて計画をしていただいて、きっちりとまた実行もしていただきたいと思っております。これは提言というようなことでとどめておきます。 私の一般質問、これで終わります。大変ありがとうございました。 ○平良眞一副議長 以上で17番 伊佐哲雄議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午後0時03分)              午後の会議 ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き一般質問を行います。10番 宮城司議員の質問を許します。宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 皆さん、こんにちは。午後の一般質問、また頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。10番、絆輝クラブ、宮城司、議長の許しもありましたので、通告どおり進めていきたいと思います。 まず最初に、1番の公有財産の有効活用についてから質問していきたいと思います。1番、し尿処理施設清水苑の跡地利用計画についてを質問していきます。当施設は令和2年より解体工事が始まって、新しい施設へと変わっていくわけですが、この工事によって、新しい施設によって、宜野湾市へ返還される土地が出てくるわけでございます。今までの施設の大体4分の1ぐらいの敷地面積で、新しい施設ができていくということなのですが、現在の工事の進捗状況はどのようになっていますでしょうか、完成予定はいつ頃なのでしょうか御答弁お願いしたいと思います。 あとは自席より進めていきたいと思います。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 宮城司議員の御質問にお答えいたします。施設の建て替えにつきまして、まず御説明申し上げますと、倉浜衛生施設組合し尿処理施設、清水苑は、昭和52年に建設され、供用開始後40年が経過していることから、施設の老朽化と施設運営の効率化を図るため、平成29年度に新たなし尿処理施設、汚泥再生処理センター整備計画が作成されております。令和4年度の供用開始に向けて、平成30年度より計画に着手し、測量、地質調査に加え、生活環境影響調査、発注仕様書作成等業務委託を行っており、今年度は施工監理及び新設整備工事にも着手しており、令和3年度中に完成する予定となっております。議員おっしゃるように敷地面積が縮小されますので、現在の施設より建物の規模も小さくなります。新たなし尿処理施設は、汚泥再生処理センターとして令和4年度より供用開始され、その後旧処理施設を解体し、更地にして本市に返還される予定となっております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 令和4年度、新たな施設が供用開始になっていくと。そして、返還される土地が宜野湾市に戻ってくると。そういった中で、令和4年ということなのですが、今、令和2年、来年度は令和3年度、あと2年あるわけですが、この跡地利用について市はどのように検討していますでしょうか。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。
    国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。跡地利用につきましては、今後庁内で検討することになります。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 今後、庁内で検討ということで、具体的に例えばいつ頃から検討委員会が始まるとか、そういった計画はありますか。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。まだ具体的にいつからという形でスケジュールが決まっているわけではございませんが、工事の進捗等を見ながら進めてまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 今の段階では、具体的にはそういったことは数字を申し上げられない。決まっていないということですね。このし尿処理施設、これまで説明会におかれましても区民の声からは、跡地利用についてもいろいろ意見がありました。しかし、そのときは新たなし尿処理施設の話だということで、跡地利用の話は控えてくれということで話の流れだったわけですが、そういった中で市長のほうからも、区民のほうから皆さんが考える跡地利用についても、多くの区民の声を出してくださいということでありましたので、また区民の皆さんも、この跡地利用についていろいろ考えているところでございます。また、今回勤労青少年ホームとか、県の駐労センターもまた解体とかやっているわけですが、そういった広域的な考え方で、またいろいろ跡地利用について考えていきたいと思います。 次に、もうちょっと今度北側の沖縄県下水処理場の有効利用についてお伺いしたいと思います。まず、この県下水処理場、宜野湾浄化センターと申しますが、施設増設のために平成14年辺りから沖合へ埋立てして、沖合に移転するということで工事が進められております。当該工事の完了はどのようになっていますでしょうか。また、進捗状況のほうも御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 司議員、マイクを立ててください。上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 宮城司議員の御質問にお答えいたします。御質問の宜野湾浄化センターの沖合展開に関する事業スケジュールについてでございますが、施設管理者であります沖縄県へ確認しましたところ、沖合施設は令和7年度末の整備完了予定で、沖合施設の供用開始後、既存施設の解体工事に着手し、令和9年度末の事業完了を目指していると伺っております。しかしながら、施設整備費には多くの国庫補助金を活用していることから、今後の補助金の交付額いかんによっては、事業スケジュールの見直しを行う場合もあり得ると伺っております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 今のところ、令和9年度に事業完了を目指しているということでございます。その沖合展開に伴い、この住宅地、市民との間にいわゆる緩衝地帯、100メートルほどのグリーンベルトを設置してほしいということで、当時の自治会長さんたちと話合いが進められて、そのように進めていると思いますが、このグリーンベルトを設置するに当たって、その施設をどのように持っていくかということで、沖縄県より宜野湾市の意見照会が来ているかと思いますが、市と沖縄県ではその場所についてどのように調整を行っているか、御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。宜野湾浄化センター施設整備に係るグリーンゾーン等の利活用に関する沖縄県への回答につきましては、関係部署からの意見集約を行いました上下水道局より一括して御答弁申し上げます。宜野湾浄化センターと住宅地との間の約100メートルの緩衝地帯であるグリーンゾーン等の利活用につきましては、「宜野湾浄化センター施設整備に係る宜野湾市との連携について」と題して、令和2年1月8日付で沖縄県より本市へ照会がございました。主な照会内容といたしましては、1つ目に当該緩衝地帯へ沖縄県が整備する修景施設を本市の緑の基本計画へ位置づけすること。2つ目に、本市が道路幅員の拡張計画をしております市道伊佐1号の道路区域の早期確定について、3つ目に宜野湾市が管理している雨水幹線を浄化センター修景施設と一体的に市民が水と親しめる施設整備を、市の下水道事業として整備することについての照会内容でございました。 本市からの回答内容としましては、1つ目の修景施設を本市の緑の基本計画へ位置づける要望に対しましては、本年度改定予定の本市緑の基本計画へ位置づけする予定であること。2つ目の伊佐1号の道路整備事業に対しましては、現段階において事業化のめどが立てられていない状況であることから、道路区域の早期確定は困難であること。3つ目の雨水幹線と一体的な水と親しめる施設整備の要請に対しましては、干満差が大きい場所であることから、雨水幹線との一体的な施設整備は、利用者の安全面から適当でない旨の回答をしているところでございます。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 3つの照会があって、1つ目のいわゆる緑の基本計画の位置づけについては、組み入れていくと。これはどういうことかというと、つまり市の緑地の確保目標というのですか、水準に緑地としては数値は入れていくということかと思います。そして、道路の伊佐1号の区域の早期確定ということは、まだ宜野湾市としても伊佐1号の道路の確定ができていないと。そして、また親水公園というのは、いわゆる予定はないということだと思いますけれども、この伊佐1号の確定が難しいということを今言っているわけですが、これは市のマスタープランの中でも、伊佐1号から大山7号の図面とかも引かれています。そういったのがある中で、なぜ早くこれができないかというのを私は疑問に思うわけですが、この件に関しては通告していませんので、また次回していきたいと思います。 つまり、どういうことかというと、県は宜野湾市に、皆さん、この敷地の計画を何とか使いませんか。市は、こういうことはできません、計画はないですよ。しまいには県は伊佐区との話合いの中で、伊佐区が何とか計画してやりませんかみたいなことを言ってくるわけです。とんでもない話です。小さな4,000名足らずの伊佐地域で、この土地を管理してやってくれと。みんな今話を聞いていたら、なすり合いというか、県は市に、市はこれはできませんと。今、だから宙に浮いている状態であるわけです。伊佐区は、先ほどのし尿処理場もそうなのですけれども、県下水処理場も受入れして、長い間迷惑施設として受け入れてきてやってきているわけです。 そして、今回沖合に移設する。それはもちろんいいことなのですけれども、その際にやはり市民に、住民に、区民に何か還元できるような福祉施設、健康増進施設とか、そういったものを造ってほしいという趣旨を、市ももっと県に要請してほしい。市も財政大変ですよね。これは県の施設なのです、この下水処理場というのは。だから、今日県議もいらしていますので、ぜひ市からももっと強い要望で、この県下水処理場のグリーンベルトについて、市民の憩いの場所になるように市も考えていただきたいと思います。 次に、3番目の質問に行きたいと思います。公有財産、市にはこういった財産、いろいろほかにもあるかと思います。そういった中で普通財産というのがあるかと思いますが、普通財産の現状と、これからの将来の利活用方針というのをお伺いしたいと思います。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 宮城司議員の御質問にお答えいたします。市所有の軍用地は除きますけれども、普通財産は現在51筆、約4万7,000平米ありまして、ほとんど貸付けによる活用を行っている状況でございます。なお、貸付先は公益上の必要性からは、社協や郵便局、倉浜衛生施設組合といった公共団体への貸付けのほか、収益確保の観点からは、民間事業者などに対しての貸付けも行っている状況でございます。将来の利活用方針につきましては、普通財産ごとの所在する場所あるいはまた貸付内容によって利活用方針は異なってますけれども、昨年4月に策定をしております宜野湾市行財政改革・集中改革方針2019におきまして、公有財産の有効活用及び管理運営の適正化を示したことから、将来行政財産として使用される見込みがない普通財産については、売却を行い、売却によって得られる利益については、その他の公有財産の改修などの財源に充てるという方針で、現在取組を進めているところでございます。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 集中改革方針2019に基づいて、使用される見込みがない普通財産については売却を行って、その利益を充てていくという話かと思いますが、現在公有財産有効活用検討委員会で審議されている普通財産の現状及びこれまでの話合いの経緯、今後どのようにこの委員会でスケジュールを進めていくのかというのを御答弁お願いします。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。昨年4月に策定をしております宜野湾市行財政改革・集中改革方針2019に基づきまして、将来行政財産として使用される見込みがない普通財産については、売却による財源活用を行うため、現在対象となっております普通財産について、市公有財産有効活用検討委員会におきまして審議を行っている状況でございます。委員会の審議に先立ち、対象となる普通財産の貸付先に対しまして、昨年11月及び本年10月に売却を検討している旨の事前説明を行い、貸付先からの意向も聞き取りを行いながら委員会審議を進めている状況でございます。 今後の委員会スケジュールとしましては、先月と今月に各1回ずつ開催をし、審議の進捗に合わせ、年明けにも数回開催を予定しながら、年度末を目途に取りまとめを行っていく予定となっております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 今、普通財産の市民へ貸し出している件について話があったかと思います。午前中に石川慶議員が、西海岸の中でゆいマルシェの土地の話もありました。その土地は無償で譲渡していると。これは以前に議会でも承認して、農業振興地域ということであったかと思いますが、このゆいマルシェについては、例えば集中改革方針2019の公有財産の活用、管理の運営の適正化には該当しないでしょうか。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。ゆいマルシェの土地につきましては、先ほど石川慶議員にも答弁申し上げましたが、平成15年度、市単独公有水面埋立工事により取得した宜野湾市の土地でございます。運用方法といたしましては、平成22年6月30日に宜野湾市農水産業振興拠点施設の敷地として使用するため、沖電開発株式会社へ20年間当該土地の行政財産無償貸付を行い、ゆいマルシェを建設し、運用しております。また、当該土地につきましては、施設の目的に応じた運用を行っておりますので、公有財産の有効活用が図られていると認識しております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) この行政財産といいますか、無償貸付で20年間やっていくということなので理解しました。確かに農水産物振興拠点の役割は果たしているのかなと、本員も感じております。 そして、今回この2019の集中審議の中で、先ほどスケジュールをお伺いしたときに、昨年11月ぐらいからそういった売却を検討しているという趣旨の事前説明を、この貸付先に行っていると。そういった中で、貸付先で、そこでいわゆる事業をしている方々というのはびっくりしているわけです。今まで長い間市の土地を借りて、駐車場とかいろいろ商売をしている。そこにいきなり宜野湾市から、いきなりと言ったら語弊あるかもしれませんけれども、ここは売却するというようなことで、説明が来て、我々議員も相談を受けております。今のスケジュールでは、今年度末をめどに取りまとめを行っていくということなのですけれども、これまで要するに宜野湾市の2019の財政改革で市民が路頭に迷うようなことがないように、今まで借りている方々が、売却するのかどうするのかあると思いますけれども、しっかり市民のことも考えて集中改革方針2019を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。先ほど公有財産有効活用検討委員会でのスケジュールについては、あらかじめ今現在予定をしているというところでお話をさせていただいております。この売却につきましては、議員からもありましたように、現に借りている方からも要望等も承っているというところも承知をしておりますし、また過去の経緯からしても、いろんなことがあって現在の形になっているというところもございます。また、市の産業の発展にも寄与しているというところも、十分承知はしてございます。方針としましては、3月を目途にある決定をしていきたいというところでございますけれども、そういったこれまでの経緯を含めて慎重に進めていきたいというところは、十分認識はしているところでございます。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) では、その点はしっかり受け止めました。よろしくお願いいたします。 次に、2番目、沖縄自治体クラウド・デジタルファースト共同宣言について質問していきたいと思います。これまで、2017年、3市、宜野湾市、石垣市、名護市で、自治体クラウドというのをやってきたわけです。そして、2019年5月には、国のほうでデジタルファースト法案というのが可決され、そして菅内閣になってデジタル庁が設置され、国も目に見える形と申しますか、デジタル化に向けて動いていっている中でのこういった動きかと思います。 この自治体クラウド、デジタルファースト宣言というのを、令和2年11月14日に宜野湾市、石垣市、名護市でやるわけですが、その内容は、ちょっと読み上げますけれども、この3市は沖縄自治体クラウドを構成し、情報システムの共通化と行政サービスの標準化を図るとともに、住民の利便性向上と業務の効率化に取り組み、それぞれの市政発展に向けて連携を深めてきました。これは、今までやってきたということです。そして、私たちは社会全体のデジタル化に対応したスマートシティの実現に向けて、最先端のデジタル技術を積極的に活用することを共同で宣言しますということで、宜野湾市長、松川正則、石垣市長、中山義隆、名護市長、渡具知武豊という連名で、ズーム会議形式でやっていたのですけれども、ここで質問するのですが、デジタルファースト宣言する前に、本市においてはこれまでデジタル化の取組というのもやってきたわけですが、その内容について御答弁お願いします。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。これまでの取組ということでございます。まず、第4次の宜野湾市総合計画の基本施策(4)になります。効果的、効率的な行財政運営の推進におきまして、ICT利活用による市民の利便性の向上と業務の効率化を施策としております。取組方針としましては、行政情報化やICT化、オンライン化の推進により、市民ニーズを踏まえた市民の利便性の向上や業務の効率化を促進するものとなっております。また、市民の情報を安心・安全に取り扱うために、情報セキュリティー対策の強化にも努めてございます。令和2年度の施政方針におきましては、マイナンバー制度による情報連携、マイナンバーカードの普及促進、利活用を通した行政サービスのデジタル化に取り組み、自治体クラウドによる効率化及び市民の情報を安心・安全に取り扱うための仕組みづくりに努めるというふうになっているところでございます。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 分かりやすく言えば、マイナンバーカードの普及促進とか、あるいは住民記録などの基幹系業務システムを外部データで運用する沖縄自治体クラウドという形で共同利用してきていると思いますけれども、この沖縄自治体クラウドということをいま一度御説明お願いできますか。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。沖縄自治体クラウドでございますけれども、本市と石垣市、名護市による沖縄自治体クラウド協議会のことを指してございます。3市は情報システムの共同利用などを行い、連携を深めているところであります。自治体クラウドとは、地方公共団体が情報システムを庁舎内で保有管理することに替え、外部のデータセンターで保有管理し、通信回線を経由して利用できるようにする取組となっております。複数の地方公共団体の情報システムの集約と共同利用を進めることにより、経費の削減及び住民サービスの向上及びセキュリティー向上を図る施策というふうに考えております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) データを外部のクラウドで共同管理してやっていくと。今まで電算、庁内にあったのが、こういった外部でやるという。そして、また経費の削減、総務省の資料等によりますと、3割ぐらいの経費の削減ができているということも理解しました。今までこういうふうにやってきて、そして今回デジタルファースト宣言ということをやったわけです。あえてデジタルファースト宣言を3市でやるという、その目的、これはどういったことか。また、全国でどの程度の自治体が宣言といいますか、こういうことをやっているかお伺いしたいと思います。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。国のほうでは、地方公共団体のデジタル化を進めているところでございます。本市におきましても、国の方針に基づき業務のデジタル化を図り、市民サービスの向上に取り組む必要があろうかと考えております。業務のデジタル化については、オンライン申請、受付の拡大や業務システムの標準化など、全庁を挙げて取り組んでいく必要があると思います。今後もこの3市の枠組みの中で、一層の取組を強化するということを目途として宣言もしてございます。デジタルファースト宣言を行っている自治体でありますけれども、全国では今のところ約20の市町村が行っているというふうに伺っております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 20の市町村でやっている。沖縄でも多分初めてなのだと思いますが、この共同宣言によって連携を強化し、窓口サービスの強化、市民生活の利便性あるいはまた業務の効率化、行政経営の改革、これを進めていくことをアピールしていくということかと思いますが、今回この宣言を3市共同でズーム会議といいますか、やった理由についても御答弁お願いします。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。本市では、石垣市、名護市と共に沖縄自治体クラウドを構成し、情報システムの共同利用を行っておりますけれども、現行の基幹系システムは令和4年度に終了となり、令和5年度から新しいシステムの稼働を予定しております。次期のシステムへの移行に向けては、現在取り組んでおります3市自治体クラウドを基調に、デジタル技術を積極的に活用することで、行政事務の効率化、高度化をさらに高めていきたいというふうに考えております。そのため、3市共同でのデジタルファースト宣言を行い、改めて共同、協力体制をスタートするという意味も込めまして、3市共同での宣言というふうになっております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 新聞等の報道によると、第一弾として今年度、来年3月まで各種申請に伴う書類処理、データ転記作業などの業務については、この定例業務を自動処理するいわゆるロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)や人工知能(AI)を導入して実証実験を行っていくという。その結果を検証した上で、2021年から本格運用するというような、そういった説明があったわけですが、今後の具体的な取組についてあるいは課題、もうちょっと詳しく私たち市民が分かるような説明をしていただきたいと思います。 ○平良眞一副議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。議員からもございましたように、今年度の3月までに、3市共同によるRPAとAI-OCR活用による業務改革を目指した実証実験を行ってまいります。委託契約については、既に11月18日に済ませて動いているというところでございます。少子高齢化や社会情勢の変化など、ますます高まる行政ニーズに対応するため、効率的な組織体制の構築が課題となってございます。課題解決に向け、各種申請に伴う書類処理やデータ転記作業など、RPAやAI-OCRツールを活用し自動化をすることで、長時間労働の抑制、業務効率化を図ることが期待をされております。 自治体クラウドで同一システムを利用している自治体において、RPAのシナリオを共同利用することにより効果が得られるか、調査検証を行いまして、本格導入に向けて検討を行うとともに、広域連携による業務改革を目指すものでございます。3市においてシナリオ作成に取り組むことで、数多くの業務を対象に実証をすることが可能となり、実証実験の可能性、効率性を上げることとなります。実証実験を通してシナリオを共同利用することで、作成時間の短縮、RPA等に関する知識の蓄積と共有を図る、あるいはまた蓄積をしたノウハウで課題を解決していく、業務フローの見直しによって業務の標準化につなげていくというような効果を期待しているところでございます。 一方、課題としましては、役所におきます全ての業務をデジタル化することは、大変厳しいということでございますので、デジタル化をできる業務を見極めながら、市民サービスの向上につながるかどうかを検証しながら、取組を進めていく必要があるというふうに考えております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) つまり、これまで私たち議会でも、例えばお悔やみコーナーの手続を窓口一元化でできないかとか、いわゆる役所の窓口業務の効率化などを多くの議員が訴えてきた中で、こういったのがどんどん進んでいくと理解しております。 そして、今回松川市長が、国が社会全体のデジタル化に向けて加速していく中、宜野湾市もスマートシティ構想への大きな一歩としたいという抱負を述べております。そして、また石垣の中山市長も、新型コロナによって行政事務のデジタル化の遅れが浮き彫りになったと。まさにそのとおりです。そこら辺は民間のほうが逆に進んでいる状態かと思います。そして、また渡具知名護市長は、役所に来なくても済むシステムの整備や職員の働き方改革にもつなげたいと。まさに本当に夢のあるというか、前に進んでいくこのデジタルファースト宣言ですが、私、新聞を見て、新聞報道の本当はもっと1面でトップで、沖縄自治体クラウド3市がそういった宣言をしたということを大々的に新聞でも報道してほしかった。そして、県民、市民に大きな希望、夢を持って、いろいろ変わっていくのだという報道の仕方をしてほしいと思ったのですが、あまり大きくは扱っていなかったというのが本当に残念かなと思いました。 また、この沖縄自治体クラウドが今3市なのですが、今後の課題として、先ほど課題の中でそういうことは言っていなかったのですが、課題としてほかの市を巻き込んで沖縄自治体クラウドが、例えば那覇市でしたら30万人いるのですけれども、今は宜野湾市、名護市、石垣市では20万人いるかいないか、20万人超えるぐらいだと思いますので、ぜひそこら辺の勢力拡大と申しますか、沖縄自治体クラウドが大きなグループになっていくことを願って、この質問は終わりたいと思います。実証実験も踏まえた後に、具体的な細かいところは、またこの議会の場で質問していきたいと思います。今日はこのぐらいでやめたいと思います。 次に、真志喜中学校運動場への手洗い場の設置について質問していきたいと思います。現在、コロナ禍の中で学校現場も子供たちの健康面、衛生面でいろいろ苦慮しているのかなという思いがします。というのは、グラウンド、運動場において部活動、体育の授業等を行う場合、手洗い、うがいなどができる場所が大変不便だと。そこにあるのではなくて、校舎の近くまで行ってやらないといけないというようなことで相談、これは野球部の父兄からそういった話があって、学校の先生を通して私たち絆輝クラブで真志喜中学校の現状ということで、伊佐文貴議員と濱元朝晴議員、そして石川慶議員、私、4名で真志喜中学校を視察してまいりました。そこで、宜野湾市内の中学校の状況はどのようになっているか、御答弁お願いします。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 宮城司議員の御質問にお答えいたします。市内4中学校におけるグラウンド内の手洗い場の設置状況でございますが、宜野湾中学校は3か所、また真志喜中学校はグラウンド内に部室がございまして、その両側に2か所の手洗い場が設置されております。普天間中学校と嘉数中学校は、手洗い場の設置はございません。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) この皆さんから頂いた資料で、グラウンド周辺水栓設置状況ということで地図も頂きました。これを見ると、どの学校も手洗い場というのは校舎側であったりとか、グラウンドのほうにはないということを見て分かるわけですが、これは今真志喜中学校からの要望でございます。確かに例えば野球部、バックネットを中心にいろいろ活動していくわけです。練習試合しても、両方がその脇に分かれてやるわけですが、そういった中で先生方も子供たちの衛生面を大変気にしながら、日頃部活動とかをやっていくわけです。そういった中でネット付近といいますか、こういった地図の中で、大体ここら辺が適当だなと思うようなところに手洗い場の設置ができないのか。まずは、一遍に全部やるというのは大変かと思いますけれども、真志喜中学校のグラウンドの手洗い場の設置が可能なのか御答弁ください。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。真志喜中学校グラウンドのバックネット付近に手洗い場を設置してほしいとのことについては、現在のところ担当課のほうには正式には要望はございません。先ほど答弁いたしましたが、真志喜中学校はグラウンド内の部室に2か所設置されておりますので、体育の授業や部活動を行う場合の手洗いなどは、これまでどおりの対応をお願いしたいと思っております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) これまでどおりの対応だと、ちょっと話が違うのかなと思うのです。本当にコロナ禍の中でそういった子供たちをぜひ考えて、僕らが真志喜中学校のOB野球大会ということで、最近はやっていないのですけれども、そのときも手洗い場が遠いなと感じたのを思い出しました。ましてや子供たちというのは、野球部の子たちは毎日こういった環境の中でやっているわけですから、ぜひ設備を予算をつけていただくようお願いしたいと思います。 それでは、次に伊利原市営住宅防災対策についてお伺いしたいと思います。この伊利原市営住宅、過去は伊佐市営住宅もあって、伊佐市営住宅の統合されて、伊利原市営住宅としてA棟からG棟まで7棟の建物があって、この狭い地域といいますか、この地域に多くの住民が住んでいるわけです。そういった中で市営住宅の屋内消火栓あるいは火災報知機などの消防設備、災害が起こった際の消防等の救急車両進入路などの防災対策について、どのようになっているのか御答弁お願いします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 宮城司議員の御質問にお答えいたします。市営住宅には、火災に対しての火災報知機、屋内消火栓や避難器具など様々な消防設備の設置がございます。これらの消防設備が適正な状態にあるか、市の担当者は目視による日常的な状態確認を行い、入居者には不具合があった場合の報告をお願いしております。消防設備維持管理業者は年に2回、消防法に基づく点検を実施しております。また、緊急を要する事態に救急車両が支障なく活動できるよう、車両の進入路にポール、カラーコーンを設置し、スムーズな進入空間の確保に努めております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 大変努力していることに感謝を申し上げたいと思います。狭い地域にあれだけの人が住んで、そして今の時代、車もみんな持つような時代に、駐車場も大変苦慮しているかと思うのですが、そういった緊急車両がいつでも出入りできるように対策は取っていると。 そして、今回お聞きしたいのは火災報知機、火災報知機というのは煙が出たら報知するベルなのですが、これがよく誤作動があると。これはどうしてそういったことが起こるのか、御答弁できますでしょうか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。伊利原市営住宅C棟の火災報知機設備の誤作動につきましては、C棟の11階外部廊下に設置しております当該設備の感知器によるものでございます。原因といたしましては、外部廊下部分の監視のため感知器が外部に設置しており、またC棟は海が近いこともあり、風や潮などの塩害を受け、完成から約5年と比較的新しい建物ではございますが、機器の劣化が進み、今回の誤作動を起こしたものと考えております。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) それでは、誤作動に対しての対応は、誰がどこで、どのようにやるのでしょうか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。火災報知機が鳴った際の対応といたしましては、火災の有無を入居者が判断を行い、火災の疑いがあれば、宜野湾市消防へ連絡し、また誤作動と判断された場合には、消防設備維持管理業者が建築課職員へ連絡を行い、火災報知機の解除等の対応を行っているところでございます。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 今の流れで、誤作動というのはよく起こるという話も聞いています。この誤作動を起こした器械、今の流れで、またしょっちゅう鳴るわけです。今後これはどのように対応していきますか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市営住宅は、毎年消防法で定められた点検を行っております。今年度は8月に点検が行われ、結果報告が提出されております。その中で、C棟の火災報知機は4か所が不良とありますので、維持管理業者に取替えを指示し、今月中には完了することとなっております。これからも消防設備等の不良箇所を早めに把握し、入居者の安全・安心に努めてまいります。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) ぜひ今月中にまた工事をして取り替えていただきたいと思います。この誤作動がしょっちゅう起こって、ここに住んでいる人々が狼少年になって、誰もまたかという感じで、万が一のときのためにそういうことがないようにしていただきたいと思います。 そして、この誤作動、よく聞く話でございます。今、伊利原市営住宅の話をしたわけですが、誤作動によって市内消防隊の多分出動する機会もあるかと思いますが、そういった機会はありますでしょうか。また、誤作動による出動件数は年間どれぐらいになっているか、御答弁できますでしょうか。 ○平良眞一副議長 消防長。 ◎浜川秀雄消防長 宮城司議員の御質問にお答えいたします。今年度、本市において自動火災報知設備の誤作動、誤報により消防隊が出動し、現場対応した件数は、令和2年11月30日現在で149件となってございます。誤報、誤作動の要因としましては、1つ目に建物関係者による消防用設備等の適正な維持管理がなされていないこと、2つ目に塩害や湿気等、沖縄県の特殊な気候風土が挙げられます。いずれにいたしても、火災から人命を守るために、有事の際は消防用設備等が正常に機能するよう、消防法令に基づき定期に点検及び整備を行っていくことが重要であるものと考えます。 ○平良眞一副議長 宮城司議員。 ◆10番(宮城司議員) 149件というのにはびっくりしました。私も経験したことあるのですけれども、なかなか一般住民が止めることはできない。そして、今言うみたいに業者を呼んで直してもらうと。勝手に止めたら、またこれは消防法違反みたいなこともあって、しかも昼間だったらいいのですけれども、夜中静かなときに鳴って、大変睡眠不足をした経験がございます。ぜひ今後誤作動が起きないような、先ほど言っていた定期点検とかもあるかと思いますが、そういったのをぜひ徹底していただいて改善していただきたいと思います。 次に移りたいと思います。あと1点、一般廃棄物について予定していましたが、時間もあと40秒しかありませんので、今日はこの辺でとどめて、この一般廃棄物については、3月議会にまた行っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○平良眞一副議長 以上で10番 宮城司議員の質問を終わります。 ○平良眞一副議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時28分) ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時39分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。18番 屋良千枝美議員の質問を許します。屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 皆さん、こんにちは。寒さも感じられ、今年もあと僅かで、心せわしい12月を過ごしているようです。2020年は新型コロナが世界中に感染拡大し、大変な年になりました。先月、96歳になる義理の父が通うデイサービスの施設でコロナが発生しておりましたが、濃厚接触者ということで検査をしましたが、陰性でした。ほっとしているところですが、コロナはすぐ身近に近づいているようです。どうぞ皆さんも気をつけてください。 さて、ある新聞の投稿の欄に、過去20年、10年前と、どのような出来事があったのか掲載されておりました。20年前の2000年は、沖縄サミットが開催されたその年でありました。記念の二千円札が発行されたのもそのときです。そして、シドニーオリンピックで高橋尚子さんが、女子マラソンで金メダルを獲得したということがありました。笑顔でゴールしたのが今でも記憶に残っております。また、10年前の2010年は、甲子園で興南高校が春、夏優勝し、すばらしい快挙を達成しました。覚えていらっしゃいますか。懐かしいですね。今年は東京オリンピックが延期になり、新しい年はコロナが収束することを願っております。そして、オリンピックが開催されることを心から願っております。 それでは、本題に入らせていただきます。首里城創建者の中山王察度生誕700年を記念して、本市はどのような事業の計画をお考えなのでしょうか。また、2021年は謝名村で誕生した察度王の生誕700年の節目の年に当たります。そこで、察度王の功績や首里城創建への関わりについて、本市はどのように把握されているでしょうか、御説明をお願いいたします。 あとは自席にて質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。察度は、沖縄本島の中部を治めた中山王であり、1372年に現在の中国に当たる明国と初めて貿易を行い、琉球王国繁栄の礎を築いた宜野湾が誇る偉人であります。また、察度は1321年に現在の大謝名、真志喜、大山地域に当たる謝名村で生まれ、真志喜の森の川に残る羽衣伝説で天女の子と伝えられており、その生い立ちや功績は16世紀に編集された「おもろさうし」や、17世紀から18世紀にかけて琉球の国史として編さんされた「球陽」、「琉球国由来記」に記されております。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 教育部長、ありがとうございます。今回取り上げました察度王については、一般質問の初日で伊波一男議員も取り上げておりましたので、重複する部分もあると思いますが、どうぞ御答弁のほうをよろしくお願いいたします。 それでは、来年の2021年は察度王生誕700年となります。また、察度王は中国の明国と貿易を始めるなど、琉球の歴史上多くの業績を残してまいりました。首里城を創建したのが、謝名村で生まれた察度王であります。しかし、昨年火災で首里城が焼失してしまい、私たちウチナーンチュは落胆な思いをいたしましたが、多くの県民は首里城の復興に希望を抱き、再建に向けて、今着実に取組が進められております。そのことを鑑みながら、察度王生誕700年を記念して、その企画や展示会などの取組をどのようにして計画なされているのか。これは伊波議員も質問しておりましたが、いま一度お願いいたします。 また、「市報ぎのわん」で連載をする広報活動の企画や、郷土の英雄察度王を多くの市民に周知するための横断幕の掲示なども考案されているということですので、いま一度御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。教育委員会では、察度王生誕700年の節目を機会にPR企画を計画しております。とりわけ市立博物館におきましては、博物館主催の市民講座において、9月に専門家による室内講座と、察度とゆかりのある地域や文化財を巡る野外講座の2本を行い、併せて博物館ロビーにて察度に関するパネル企画展も計画しております。また、市立博物館では博物館事業の一環として、毎年学校の依頼に応じて歴史文化の教育普及を目的に、天女伝説や察度に関する文化財などを児童生徒に紹介する出前講座を行っております。令和3年度は察度王生誕700年の冠をつけて、市内の小中学校に対して察度王に関する出前講座の申込みを促していきたいと考えております。この出前講座以外にも、市立博物館では察度を紹介したパネルを作成し、小中学校で移動展の開催を計画しております。 さらに、「市報ぎのわん」での連載につきましては、令和3年度は一年を通して察度をテーマに特集して紹介する予定でございます。現在、市報の中で市立博物館と文化課の両課が連載している「茶ぐゎ~ゆんたく」と「ぎのわんの歴史・文化遺産を歩く」の2つのコラムがございますので、その紙面を活用しPRしていきたいと考えております。また、市立博物館におきましては、市報以外にも博物館のホームページにて察度コーナーを設け、市外へも周知を図るとともに、市内の数か所への横断幕設置も計画しております。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。察度王生誕700年の取組の計画がいろいろとなされるということで、本当に安心しました。パネル展や市民講座、そして出前講座など多くの企画を予定しているようです。本当にありがとうございます。また、郷土の英雄である察度王を市民に周知するために、市内の先ほど聞き取りのほうで4か所というふうにお聞きしましたが、4か所ほど横断幕の掲示も考えているということですので、大変すばらしいことだと思います。どうぞ市民への周知をよろしくお願いいたします。 そこで、察度王に関連したはごろも祭りでありますが、例年行われておりますはごろも祭りでは、羽衣伝説を再現した察度王歴史絵巻行列が行われてきた経緯があります。次年度は察度王生誕700年を記念して、その行列も再開がなされるでしょうか、御答弁お願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。はごろも祭りの開催につきましては、宜野湾はごろも祭り実行委員会や各部会において、事業計画などの企画及び審議を行っております。議員御質問の察度王生誕700年を記念した察度王歴史絵巻行列の再開及び会場内での展示コーナーの企画などに関しましては、祭り名の由来でもあります羽衣伝説で伝えられる察度王を広く周知し、郷土の英雄をたたえる意味でも、その趣旨などを同実行委員会へ情報提供してまいります。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 市民経済部長、ありがとうございます。コロナの状況もありますので、大変はごろも祭りの開催が懸念されますけれども、はごろも祭りでは、羽衣伝説で伝えられた郷土の英雄察度王の業績をたたえる察度王歴史絵巻行列が行われております。私たち議員団も豪華絢爛な衣装を身にまとい、それぞれの役になり切って出演をしております。どうぞ教育長のほうも御一緒に出演しましょう。さらに、旗頭行列や子供エイサー、そしてマーチングバンドなど、多彩なパフォーマンスに多くの観客も楽しんでいると思います。 また、はごろも祭りの最終日には、飛衣羽衣カチャーシー大会が開催されております。そのステージに首里城の壁画をバックにして、その横幕も首里城創建者察度王生誕700年とするなど、会場を盛り上げる演出も計画はなされているでしょうか。これも実行委員会のほうで話合いを決めていくとは思いますが、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。御提案ありがとうございます。はごろも祭り実行委員会が開かれる際に、その趣旨等を共有してまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 部長、ありがとうございます。この記念事業の企画にいろいろと御配慮をくださり、またいろんな実行委員会の中で話が進められていくと思いますが、はごろも祭りがしっかりと開催できるよう、こちらも心から願っております。今回、察度王生誕700年の記念事業については、琉球の歴史くがに会の皆さんから要請がありました。皆さんは、沖縄の文化や琉球の歴史を市の講座などを受講し、史跡巡りや文化財巡りを通して歴史の奥深さを知って、くがに会という会を立ち上げたそうです。そのメンバーには、察度王についてまとめた「ねたての黄金察度王」を出版した下地昭榮先生もいらっしゃいます。先生は、察度王のことを若い世代に知ってもらいたい。国際社会に羽ばたいてほしいと、市内の小中学校や市民図書館、博物館などに本を寄贈しております。今回、また新たな本を出版しております。また、「初代「琉球国中山王察度」」ということで新しい本も出版しております。ここで御紹介をいたします。 このように記念すべき察度王生誕700年を、学校現場では児童に察度王の歴史などをどのように学習をさせていくのでしょうか。また、察度王の功績など、児童が理解しやすい学習できる教材用のDVDを、教育委員会としても活用を推進していく必要があると思いますが、どのようにお考えでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 指導部長。
    ◎又吉直正指導部長 こんにちは。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。本市教育委員会では、小学校3年生、4年生の社会科の副読本として「わたしたちの宜野湾市」を作成しております。その中の小学校4年生、地域の発展に尽くした人を学ぶ単元において、子供たちに伝えたい宜野湾市の偉人の一人として、察度王の功績について学習しております。また、教材用のDVDにつきましては、現在市立博物館で羽衣伝説から察度王を含めたアニメーションを、常設展示室にて随時上映しております。さらに、市立博物館の出前講座や授業などで活用し、児童の関心を高め、察度王の功績について理解を深めさせていきたいと考えております。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。察度王の歴史や文化、学習を進めているということです。DVDなどの活用もしながら学習を進めていくということですが、博物館のサポートもありますね。出前講座などありますし、資料も利用しながら学習を深めていただきたいと思います。 そこで、小学校では社会科の副読本として、「わたしたちの宜野湾市」で郷土の歴史を学習しております。先ほど指導部長もおっしゃいましたが、琉球の歴史や文化を学ぶ教科書でありますが、小学校のほうではこういう教科書がありますが、中学校のほうでは琉球の歴史や文化を学ぶ教科書がございません。今回、察度王生誕700年記念事業において、ぜひ中学校でも取組をしていただきたいのですが、どのような取組が考えられますか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。中学校におきましては、小学校の社会科学習のように郷土の偉人や歴史について深く学習する時間はございません。しかし、令和3年度は察度王生誕700年に当たる記念すべき年でございます。市立博物館において天女伝説や察度王に関する文化財等を紹介する出前講座や、察度王を紹介するパネルの小中学校への移動展を計画しているようですので、校長会や教頭会において紹介する機会を持ち、中学校での活用を促してまいります。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 中学校でも琉球の歴史や沖縄の文化というものを学ぶことは、大変重要だと思います。郷土の歴史に誇りを持てる児童生徒を育てることは、本市においても大きな目標であると思います。小中学校で歴史や文化に触れる、そして学ぶこと。なお一層郷土に誇りを持ち、ふるさとを大切にしようとする心が育っていくと思います。今の時代、今を生きる子供たちにとって大変重要なことではないかと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。できればですが、宜野湾市の歴史や文化の普及活動に取り組んでおります下地昭榮先生の察度王についてまとめられた「ねたての黄金察度王」の本もございますので、各学校に寄贈されておりますので、ぜひ学習の資料として利用してほしいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に入らせていただきたいと思います。次は、市の指定文化財、野嵩石畳道の保護、活用についてであります。この野嵩の石畳道は、唯一地域に残された文化財であり、平成元年に指定文化財に登録されております。今から500年ほど前に護佐丸の時代に築かれた公道で、宿道であったと言われています。現在、野嵩1区から中城村登又の集落へと抜ける県道29号線、左側斜面の石畳道でありますが、昔ながらの石畳がきれいに残っております。本市にとっては貴重な文化財でありますが、保護活用のための整備はどのようになされているでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。平成元年に市の指定文化財となりました野嵩石畳道は、首里王府の公道、宿道の一部として、現在も昔ながらの石畳がきれいに残っております。本市にとって重要な文化財でございます。石畳道の保護と活用を促進するために、定期的に草刈りなどの清掃を行うとともに、文化財パトロールも定期的に実施しております。また、今年の6月には、雨の影響で石畳の坂下に水がたまり、歩行者が歩きづらくなったことから、玉砂利を敷くなどの対策を行ったところでございます。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。この石畳道は、いつもきれいに整備されております。今回、雨がたまったということですので、御配慮くださいましてありがとうございます。この野嵩の石畳道は、並松街道から野嵩、中城村間切へと続く宿道だったと言われています。野嵩に住む90代の方にお話を伺いますと、戦後の昭和40年頃まで、その石畳道を通って登又まで米作りに出かけたそうです。その急坂の石畳から中城村のほうを見渡すと、田園風景が一望でき、絶景な場所であったとおっしゃっておりました。そして、その石畳道は、野嵩の集落まで続いていたそうです。石畳はいにしえの歴史を物語っております。平成元年に文化財に指定されております。毎回しっかりと草刈りがなされ、きれいに保護、活用されて、本当にありがとうございます。 小学校の子供たちは、社会科の授業で史跡巡りをし、地域の文化をこの石畳道を通して学習しているようです。また、教育委員会としても文化財の愛護活動の推進をしていると思いますが、具体的にどのような取組がなされているのでしょうか、御説明をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。小学校では、3年生の社会科の「地域を知ろう、校区探検」の単元の中で、地域に残る文化財や伝統行事などについて学習しております。野嵩石畳道については、本市教育委員会編集の社会科副読本「わたしたちの宜野湾市」の中で取り上げており、校区である普天間小学校の児童は授業の一環として、また遠足のコースとして、メーヌカーやクシヌカー、野嵩慰霊の塔などと併せて実際に現場へ赴き、体験的な学習を行っております。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 図画作品展の取組につきましては、教育部のほうからお答えいたします。市立博物館におきましては、市内の小学校3年生から中学校3年生を対象に、市内の文化財や昔ながらの宜野湾市の風景などを題材にした図画作品を描いてもらうことで、児童生徒たちの豊かな表現力を養うとともに、文化財への理解と保護の精神を培い、もって愛郷心を育むということを目的に、学校との連携企画展としまして「ぎのわんの文化財図画作品展」を例年開催しておりますが、本年は残念ながらコロナの影響により、開催がかないませんでした。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 子供たちは社会科の授業を通して史跡巡りをし、地域の文化を学習しているようです。メーヌカーやクシヌカー、慰霊の塔などを見学していただき、ありがとうございます。 また、毎年企画しております文化財の図画作品コンクールは、夏休みの自由課題でありましたが、今回はコロナの影響でなかったということで、本当に残念ではありますが、子供たちは、この図画作品ですが、入賞者は表彰されて、その作品を展示するという。そして、文化財への愛護活動がまたさらに生まれてくると思います。地域の歴史や文化を学ぶことができる、これもすばらしい取組であると思いますので、どうぞ継続事業ということで推し進めていただきたいと思います。 それでは、次は逆の道になりますが、次に、県道29号線の右側にあります石畳道ですが、市にとっても同様な文化財になると思います。しかし、その石畳のすぐそばに、新たにお墓が立てられている現状があります。その石畳道は、早期に整備、復元する必要があると思いますが、本市は整備や復元の計画はあるのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。県道29号の西側に位置する未指定部分につきましては、令和元年度に石畳が残存しているかを確認するための試掘調査を実施し、一部で石畳の残存状況を確認してございます。今後は、石畳がどの程度残っているかを把握するための確認調査を行う必要がございます。現在、市内には石畳道以外にも緊急性、安全性を考慮して、保存、整備すべき文化財が複数あり、その整備が終わり次第、西側の野嵩石畳道につきましても、石畳の状況等を踏まえながら整備計画を検討してまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 指導部長、ありがとうございます。右側斜面にある野嵩の石畳道ですが、道路の建設工事や都市化の波によって風化され、無残にもほとんど破壊されているのではないかと思っておりましたが、市当局のほうが試掘調査を進める中で、聞き取りの中で石畳が残っているという報告を受けました。本当にうれしく思います。そして、令和4年度ほどから整備に入るという計画を小耳にいたしました。長い間石畳の整備をお願いしております。10年かかりましたが、やっと日の目が見えたような気がいたします。本当にありがとうございます。野嵩石畳道、中城村城跡へと続く貴重な文化財であると思います。いにしえの歴史と文化を学ぶ大切な史跡でありますので、石畳の整備や復元計画も一日でも早く進んで、美しい石畳が見られることを楽しみにしております。今後も進捗状況を見てまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、次に妊産婦の産前・産後ケア制度の充実について伺いたいと思います。この産後ケアの件も伊佐文貴議員が質問しておりますが、重複すると思いますが、どうぞよろしくお願いをいたします。産婦健康診査は、産後2週間から1か月間に、医療機関や民間の助産院で健康診査を2回まで無料で受けられる制度であります。県内では既に26市町村が健康診査を実施しておりますが、本市はまだ取組がなされておりません。このように無料で産婦健康診査を行っている他市町村の実施状況についても、御説明をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。沖縄県の令和2年2月の調査によりますと、令和元年度の実施市町村は13市町村となっております。また、令和2年度に開始予定の市町村も13市町村となってございます。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 多くの市町村が産婦健康診査を行っておりますが、県内では既に26市町村が実施されております。先ほど部長がおっしゃいましたが、また令和3年度に実施される名護市、北谷町、北中城村、南風原町が実施に向けて計画を進めております。合計すると30市町村が実施することになります。岸本議員も同様な質問をしておりましたが、当局は産婦健康診査の助成に対して調整中との答弁でありました。これを考えますと、本市は母子に対する支援が立ち後れているのが理解できるのではないかと思います。 そこで、お伺いいたしますが、他市町村が行っている公費負担による産婦健診の実施内容について御説明をください。どのような健診がなされているのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。産婦健診の実施内容につきましては、まず問診、診察、体重・血圧測定、尿検査、エジンバラ産後鬱病質問票、赤ちゃんへの気持ち質問票、子育て支援チェックリストを実施することとなってございます。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) さっと簡単に御説明くださいまして、ありがとうございます。出産は、新しい家族が増える大変喜ばしい出来事であると思います。その一方で、出産に伴う心身の負担は大きく、産後の不調や子育てに関する不安など悩みを抱える産婦さんも少なくはありません。その産婦健診によって、健康状態や授乳の様子、産婦の健康状態、そして産後鬱の状況などが分かるとされております。だからこそ、他市町村はお母さんとなる産婦さんに対して、健康診査費用の助成を行っていると思うのです。 昨年の12月議会において、宜野湾市における妊産婦の産前・産後ケア制度の充実を求める陳情が市民から提出されておりました。陳情者は、出産を間近に控えた妊婦さんでした。福祉教育常任委員会では、全会一致をもって採択がなされています。そして、1年前、私たち福祉教育常任委員会を優しくリードしております山城康弘委員長が、陳情の採択を議場で読み上げたその日に、陳情者は女の子、赤ちゃんを出産しております。本当に偶然ではありますが、あれから1年が経過いたしましたが、赤ちゃんも1歳になります。本市も産婦健康診査が取り組める状況にあるのでしょうか。どのように進めていくお考えなのかお聞かせください。御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。母体の身体的機能の回復や授乳状況及び精神状態の把握など、統一した内容で産婦健康診査を実施することは、産後鬱の予防や新生児への虐待予防など、子供が健やかに生まれ育つための環境づくりを推進する上で重要であると考えております。健康推進部といたしましても、出産後の母子に対する支援の充実強化を目的に、令和3年度の実施、事業化に向け調整してまいります。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 令和3年度に向けて調整してまいるということですので、どうぞよろしくお願いをいたします。産婦の健康診査が公費負担で、しかも無料であれば、産後ケアを大切に考えて、気軽に健診を受ける方は確実に増えてくると思います。母親の体調不良や精神状態の悪化は、赤ちゃんの発育や健康状態にも結びつくと考えられます。 そこで、母子に対する心身のケアや育児サポートについて伺いたいと思いますが、今度は産後ケアの問題です。産後ケアは、退院直後の母親に対して心身のケアや育児のサポートを行い、安心して子育てができるように支援体制を確保するものでありますが、本市はどのような取組をお考えなのでしょうか。その事業内容や実施方法、そして他市町村の産後ケアの補助の状況についても御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。産後ケア事業には、宿泊型、デイサービス型、アウトリーチ型があり、本市ではこの3つの型を実施できる医療機関や助産院、助産師と委託契約での実施を考えてございます。また、自己負担につきましては、他市町村の状況も踏まえ、基準額の1割負担で考えているところでございます。産後ケアについても産婦健康診査同様、令和3年度の事業化に向け調整してまいります。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。すばらしい答弁をいただきました。産後ケア事業は、多くの市町村が取組を進めております。令和3年度に実施する市町村を含めると、何と25市町村が産後ケア事業を導入するのです。11市の中でも既に10市は実施され、本市のみが取組がなされていない状況でありました。那覇市では、アウトリーチ型で助産師が訪問し、3時間の支援を行った場合、基本的には1万2,000円が必要ですが、行政補助があるので、一般家庭の負担額は1割の1,200円です。そして、浦添市、沖縄市、うるま市の場合でも、1回500円でサービスが利用できます。いま一度市町村の状況も把握しながら、本市も1割負担で産後ケアを考えているということですので、どうぞよろしくお願いいたします。しっかりと1割負担でやっていく状況であるということですので。 本市では、民間の助産院が7か所あります。昨年までは6か所でしたが、1か所また増えました。助産院は支援を必要とする家庭を訪問し、産後のケアなどや細やかな育児相談を行います。本市は、このような身近にいる地域の助産院や助産師をどのように協力依頼し、連携を取る計画なのでしょうか。しっかりと7つの助産院がありますので、その助産院と連携を取ってほしいのですが、いかがでしょうか。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市内における助産院や助産師とは、本市の妊産婦訪問、新生児訪問の委託や、本市で事業を実施している両親学級、母子健康相談、思春期保健での講話など、様々な事業で協力していただいております。また、妊婦健康診査も実施可能であれば、協力をいただいております。さらに、年に数回情報交換の場を設け、事業の推進を図っております。今後も市内の助産院や助産師とは、本市の母子保健事業において協力連携を推進してまいります。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。本市では、助産院が7か所ありますが、どの市町村よりも大変恵まれた地域にあると思います。このように7か所もある市町村はないです。この助産院では、アウトリーチ型の戸別訪問のほか、宿泊やデイサービス等充実した産後ケアができる施設も幾つかあると聞いております。また、勉強会などや集会、集いなども主催するなど取組も強化されておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 妊娠期間から産後はホルモンの変化、身体の変化、日常生活の変化等、女性にとって心身のバランスに大きな変化がある時期です。赤ちゃんが泣きやまない、母乳の出が悪いなど、ちょっとしたことでも誰にも相談できない場合は、不安が募り、健康状態が悪化する場合があるのです。このように妊娠、出産の専門家である助産院の支援が行き届きやすい体制を、行政も整えていく必要があると思います。妊娠初期から出産、そして産後の1年を通して、助産院、市のケアを継続的に受けるマイ助産師制度がございます。これは、県外のほうでも少し取り入れているところがありますが、その導入や必要性についてどのようにお考えでしょうか。県外の状況についてもお話ししていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。マイ助産師制度について、県内での実施状況については把握してございませんが、他県でマイ助産師制度をスタートさせたところでは、母子健康手帳交付時の面接、出産までに2回の訪問または来所相談、産後の相談を担当助産師が行っているようでございます。 本市といたしましては、切れ目ない支援として子育て世代包括支援センターの相談業務があり、今後設置し、スタートすることで、妊娠初期から出産、産後を通しての切れ目のない支援を考えているところでございます。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。マイ助産師制度の必要性については、継続的なケアによって妊産婦と助産師の間に信頼関係が育ち、そして妊産婦に安心感をもたらし、不安を抱えることなく出産に挑むことができると思います。また、助産師は関わりの中で妊産婦の変化に気づき、産後鬱などのサポートもできるようになると思うのです。本市は、産婦健診や産後ケアなど、これからスタートしていきますので、マイ助産師制度についても調査研究を深めながら、包括支援センターの取組の中で進めていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、次に米軍機の騒音被害と危険性から市民を守る対応の在り方について伺いたいと思います。緑ヶ丘保育園に米軍のヘリの部品が落下し、さらに普天間第二小学校にヘリの窓枠が落下する事故が発生して3年が経過しました。去る12月7日、緑ヶ丘保育園の保護者を中心としたチーム緑ヶ丘1207は、子供たちの安全な環境について考える取組として、東京と保育園側をオンラインで交流する集会を開きました。子供たちにとって安全な空を実現することを願った東京と沖縄を結ぶオンラインの交流集会であります。本市は、このような取組の活動に対してどのように理解し、米軍機の事故や騒音から未来ある子供たちや市民の命を守る対策を取っていくお考えなのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。12月14日、緑ヶ丘保育園の園長先生をはじめ、保護者の方々が本市へお越しになり、変わらない現状に対し、市長に対し陳情書を提出し、その改善を求めております。園長先生からは、米軍ヘリやジェット戦闘機が飛来している映像を見せていただきました。本市といたしましても、子供たちをはじめ、市民が安心して過ごせる環境づくりは最も大切であると認識をしております。航空機事故の危険性、23時近くまでの夜間騒音やジェット戦闘機の騒音により、市民からは切実な声が寄せられておりまして、宜野湾市民は一日も早く普天間飛行場の基地被害から解放されるべきであり、その危険性や基地被害を取り除くことが、行政としての責務だと認識をしております。引き続き日米両政府及び米軍に対し、宜野湾市民が航空機騒音に苦しんでいる現状をお伝えするとともに、普天間飛行場における航空機騒音規制措置や飛行ルートなどの遵守を強く求めてまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 緑ヶ丘保育園の保護者の皆さんは、子供たちの命を危ぶむ落下事故を決して風化させてはならない、今でもそういう気持ちで活動を続けております。米軍機の危険性を切々と訴える陳情もあったと思いますので、今後多くの基地問題の中で、中心となって頑張っていくと思います。 最後になりますが、市長、この緑ヶ丘保育園の保護者の皆さんの活動に対して、エールを送っていただけないでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 お答え申し上げます。14日、今週月曜日にチーム緑ヶ丘1207の皆さんが陳情、要請に参っております。先ほど基地政策部長から答弁がございましたけれども、私としては宮城会長をはじめ、神谷園長先生にも、声を上げ続けることは非常に大切だと。しっかり連携をしながら、飛行ルートも含めて市としてもしっかり取り組んでまいります。申入れもしてまいりますというお約束もしております。一番は、しかし宜野湾市長からとしては、普天間飛行場の一日も早い返還、それが一番だと。これが一番の原因でありますので、それは宜野湾市長として精いっぱい取り組ませていただきたいと。当然飛行機の飛行経路といいますか、そこは申入れしていくと。ただ、しかしながらなかなかこの3年間変わっていないということで、大分お叱りもいただきましたが、しっかり取り組んでいるということを、訪米も含めて、その成果も含めて御報告もさせていただきました。しっかりまた連携をしてまいりましょうということも申し上げてあります。 私からは以上でございます。 ○平良眞一副議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 市長、ありがとうございます。市長の思いは大変理解しております。全ての飛行の運用停止、これを求めるべきではないかと思いますが、それこそ真の解決策に近づくのではないかと思います。子供たちの思いを、そして市民の声を日米両政府へ届けていただきたいと思います。どうぞ、市長、頑張ってまいりましょう。本当にありがとうございました。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○平良眞一副議長 以上で18番 屋良千枝美議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は12月21日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時32分)...