宜野湾市議会 2019-06-17
06月17日-04号
令和 元年 6月 定例会(第422回) 令和元年第422回
宜野湾市議会定例会会議録(第4日目) 午前10時00分(開議時刻) 令和元年6月17日(月) 午後4時03分(散会時刻)1.出席議員(25名) 議席番号 氏名 議席番号 氏名 1 上地安之 2 伊佐文貴 3 平安座武志 4 又吉 亮 5 栄田直樹 6 上里広幸 7 宮城政司 9 濱元朝晴 10 宮城 司 11 石川 慶 12 宮城 克 13 山城康弘 14 真喜志晃一 15 知念秀明 16 玉城健一郎 17 伊佐哲雄 18 屋良千枝美 19 知名康司 20 呉屋 等 21 平良眞一 22 桃原 朗 23 伊波一男 24 岸本一徳 25 桃原 功 26 米須清正2.欠席議員(1名) 議席番号 氏名 議席番号 氏名 8 宮城 力3.説明のために出席した者 職名 氏名 職名 氏名 市長 松川正則 副市長 和田敬悟 教育長 知念春美 上下水道局長 島袋清松 総務部長 伊波保勝 企画部長 米須良清 基地政策部長 鈴木宏治 福祉推進部長 岡田洋代 健康推進部長 比嘉直美 市民経済部長 国吉孝博 建設部長 古波蔵 晃 教育部長 比嘉 透 指導部長 甲斐達二 消防長 浜川秀雄4.
議会事務局出席者 職名 氏名 職名 氏名 事務局長 東川上芳光 課長 多和田眞満 議事係長 平田駒子 議事担当主査 大城拓也 主任主事 渡嘉敷 真 主任主事 棚原裕貴5.会議に付した事件は議事日程第4号のとおりである。 議事日程第4号 令和元年6月17日(月)午前10時00分開議 日程第1 一般質問 (1)宮城政司 (2)平良眞一 (3)上里広幸 (4)桃原 朗
○
上地安之議長 ただいまから第422回
宜野湾市議会定例会第4日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第4号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。7番
宮城政司議員の質問を許します。
宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。議席番号7、会派結・
市民ネットワーク、
宮城政司ヤイビーン、ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。議長の許可をいただきましたので、通告した一般質問の順序を変更し、1、2、3、4、6、5の順で一般質問をさせていただきます。 志真志小学校・幼稚園の環境整備について、
志真志小学校校舎増改築事業の進捗状況を伺います。当初計画では、平成31年2月には完成予定だったが、台風等の影響で令和元年7月に延長されました。子供たち、保護者の皆様、学校関係者の皆様、みんな期待しています。生徒が新校舎を利用できる時期について御答弁をお願いいたします。 残りの質問は自席よりさせていただきます。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 おはようございます。
宮城政司議員の御質問にお答えいたします。志真志小学校の校舎につきましては、令和元年7月10日の完成を目指し、今取り組んでいるところでございます。その後、校舎の完成検査を7月下旬までに終えて、引っ越しを8月中旬に行い、2学期からの校舎利用を考えているところでございます。その際、屋外環境整備の一部の工事を行いながらの校舎利用となりますので、安全管理には十分配慮しつつ対応してまいりたい、このように思っています。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。ぜひ新学期からの新校舎での勉強ができるように頑張っていただきたいと思います。屋外環境整備の一部の工事を行いながらの新校舎利用となるということなので、子供たちはもちろん、学校関係者の安全管理には十分配慮していただくようよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。通学路の安全確保についての取り組み状況を伺います。過去に通学路で起きた事故の件数を伺います。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 おはようございます。
宮城政司議員の御質問にお答えいたします。
志真志小学校通学路付近、宜野湾3丁目内における過去5年間の人身事故について宜野湾警察署へ確認しましたところ、平成26年がゼロ件、平成27年と平成28年がそれぞれ1件、平成29年、平成30年がそれぞれ2件とのことでございます。なお、死亡事故はございません。
宜野湾警察署管内では、平成30年5月5日から令和元年5月4日までの1年間、交通死亡事故ゼロを達成し、沖縄県警察本部長より表彰されております。そして、現在も継続していますことを報告させていただきます。これも関係機関の連携と交通指導員やボランティアの皆様の活動のたまものと感謝申し上げます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。事故の件数自体は多くないと言っていいかわからないのですが、できるだけゼロに近づけていくようみんなで頑張っていきたいと思います。 生徒たちにはどのような指導を行っているのか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 おはようございます。
宮城政司議員の御質問にお答えいたします。学校におきましては、子供たちの発達の段階に応じ、交通安全に係る講話や学級指導を行い、横断歩道の信号が青であっても左右の安全を確かめてから横断するなど、児童生徒の危険回避能力を育む指導を行ってございます。特に新1年生や幼稚園児に対しましては、宜野湾警察署と連携した
交通安全指導教室を実施してございます。保護者に対しましても、交通安全に係る文書の発送やメールによる注意喚起、情報提供などを行っております。教育委員会といたしましては、今後とも学校、保護者、地域と連携し、児童生徒が事故に巻き込まれることがないよう安全指導の徹底に努めてまいります。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 継続して生徒たちへの指導をよろしくお願いいたします。 では、道路上に設置された赤いポールがあります。ポールコーンですね。これをふやすことはできないか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。道路上に設置されているポールコーンにつきましては、
志真志小学校校舎増改築事業に伴い、工事期間中、
教育委員会教育部施設課において間隔を狭めて設置をしているところでございます。今後は工事完了に伴い、設置する場所や間隔について、土木課とも協議をしながら改めて行っていきたい、このように考えているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。ぜひ生徒たちの安全につながるようによろしくお願いいたします。そして、また学校の敷地内に通学用の歩行帯を用意するようなことというのはできないでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。学校の北東側の門、いわゆるグラウンド側になりますけれども、そこからグラウンド内のスタンド側を通り、校舎への歩行帯として通行することは可能ということになっております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 志真志小学校・幼稚園の前の通路は非常に子供たちにとって危ない道路になっていますので、そういった敷地内の活用もぜひ前向きに進めていただきたいと思います。それでは、改めて、先ほど御答弁ありましたが、安全確保の取り組みについて御答弁お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。現在、宜野湾警察署、それから関係機関、交通指導員、
交通ボランティア等の皆様と協力して安全の確保に努めているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございました。先日、宜野湾区公民館近くの交差点で、小学校1年生が事故に遭ったという話を聞いています。また、小学校と幼稚園の前の道路を一方通行にできないかといったような市民の声も上がっております。今後も引き続き、よりよい安全確保への取り組みの御尽力をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 続いての質問に移ります。交通安全指導への支援及び安全運転への啓蒙を求めます。宜野湾市内では、通学時間帯に交通指導員や
地域ボランティアの方々が見守りをされています。市で任命される交通指導員と
地域ボランティアの皆様の違いを御説明ください。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市交通指導員は、市民の交通事故の防止及び交通道徳の高揚を図り、あわせて市内の交通秩序を確保することを目的として、宜野湾市
交通指導員設置要綱に基づき設置されております。指導員の条件としましては、市内在住で年齢が20歳以上、指導員としての適格性などにおいて他の模範となり、心身ともに健全な者などとなってございまして、各自治会長からの推薦等により市長が委嘱することになっております。任期は2年で、再任も可となっております。また、謝礼金として年額2万4,000円が支給されます。 一方、
交通ボランティアにつきましては、各自治会や学校PTA、老人クラブなどの社会教育団体または企業や個人となってございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございました。市で任命された交通指導員には、恐らく研修等もあると思いますが、
地域ボランティアで頑張っている方々へもこういった勉強会等開いていただくことはできないでしょうか。より交通安全につながると思いますので、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市におきましては、宜野湾市
交通安全推進協議会を立ち上げ、学校やPTA、自治会などの交通安全教室や防犯対策教室などの開催支援に取り組んでおります。また、
宜野湾地区交通安全協会とも連携し、老人クラブや企業を対象とした交通安全教室を随時開催しておりますので、さらなる周知を図ってまいりたいと思います。そのほかの支援といたしましても、ボランティアの皆さんへ帽子や横断旗などの
交通安全グッズを無償提供しております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。交通事故をゼロにするということは、難しいことではあると思います。ただ、我々は行政、警察、地域などみんなで協力して、交通安全に向けて続けていくしかないと思います。そのような取り組みや音頭取りというものを、ぜひ当局主導で検討していただきたいと思いますが、当局の見解を伺います。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先ほども答弁申し上げましたが、この交通安全、それから事故の防止等々というのは、警察とか地域とかいろんな方々の協力が必要と考えております。宜野湾市
交通安全推進協議会は、交通事故を根絶し、安全で住みよいまちをつくるため、交通安全教育や交通環境の整備、改善、交通安全思想の普及及び交通道徳の高揚などに係る事業に取り組んでおります。具体的には、交通指導員の資質向上に係る研修の開催、交通安全に係る看板等の製作・設置、交通安全啓発のための
市内一周駅伝大会などの開催がございます。このような取り組みと交通指導員、地域のボランティアの皆様、そして関係機関の連携等により、冒頭でも御報告させていただいたとおり、
宜野湾警察署管内におきましては、平成30年5月5日から令和元年5月4日までの1年間、交通死亡事故ゼロを達成できたものと考えております。今後とも日本一安全なまちを目指して、地域、関係機関・団体と連携を密にし、交通安全活動に取り組んでまいります。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございました。子供はもちろん、大人も含めて事故のない宜野湾市に向けてみんなで頑張っていきましょう。 次の質問に移ります。基地行政について、米軍による騒音被害へのこれまでの対策とその成果及び今後の取り組みについて伺います。これまでに米軍や政府に抗議、要請を行った回数、その抗議、要請に対し、米軍から回答があった回数、米軍からの回答で当局からの抗議、要請に従うような回答は何件程度あったか御答弁お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 おはようございます。
宮城政司議員の御質問にお答えいたします。これまで行った抗議、要請につきましては、本市が平成29年に発行いたしました「宜野湾市と基地」をもとに、平成20年4月から現在までを集計いたしますと118回実施しており、普天間飛行場の危険性除去や早期返還について、市としてさまざまな要請を行っているところでございます。その際に文書での回答は基本的にございませんが、本市として必要な事項について適切な時期に要請を行い、要請先に対し市の考えや思いを十分に伝え、結果につなげていくことが重要であると考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 今、3つ数値が出てくると思ったのですけれども、118回以外の米軍からの回答と、米軍が抗議、要請に従うような回答の件数も御答弁いただけますか。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。先ほど御答弁も申し上げましたが、行っている回数は平成20年から現在まで118回で、その際に米軍も含めてでございますが、文書での回答というのは基本的にございませんが、本市としては必要な事項について適切な時期に要請を行い、要請先に対し、市の考えや思いを十分に伝え、結果につなげていくことが重要であると考えております。件数については、先ほど申し上げたように基本的にないものでございますので、そのような回答になります。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございました。では、抗議、要請や
普天間飛行場負担軽減推進会議などの会議を行った結果、騒音被害が減少されたと当局で認識したことがあるか。そして、それが何件程度あったかを御答弁お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。何件ということですと、表現的にかなり難しいので、お答えが議員の要求水準に合っているかどうかはあれなのですけれども、御答弁させていただきます。普天間飛行場の航空機騒音に対する負担軽減等の取り組みとして、KC-130空中給油機の岩国への移駐、オスプレイの県外での訓練移転等が取り組まれているところでございます。騒音被害につきましては、全体の騒音発生回数は減少している一方、夜間騒音や外来機の飛来に伴う騒音は増加していると認識しているところであり、引き続き市民が実感できる負担軽減の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 同じような質問になってしまうのですが、市民の皆様からは騒音は増加しているというような声を聞きます。当局として、この騒音被害の増減をどのように認識しているか御答弁お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。騒音被害につきましては、基地被害110番に寄せられる市民からの苦情及び市内8カ所に設置しております
航空機騒音測定器を用いて、市の騒音被害の現状把握に努めているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ぜひ市民の声を大事にしていただきたいと思います。米軍機からの落下物は、騒音被害以上に市民を危険にさらしています。先日の
浦添市立浦西中学校にも米軍機からの落下物がありました。この件に対する当局の見解を伺います。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。今回の落下事故は、最も安心・安全が担保されるべき学校で発生した事故であり、絶対にあってはならず、強い憤りを禁じ得ません。市街地に囲まれ、世界一危険と言われる普天間飛行場では、いかなるトラブルであっても人命にかかわる大惨事につながりかねず、本市はこれまでも一日も早い普天間飛行場の閉鎖、返還を訴え続けてきましたが、返還合意から23年経過する中、今回の事故が起き、返還はおろか危険な状況は何ら変わっておらず、今なお市民並びに県民の生命が脅かされている現状が改めて浮き彫りとなりました。 本市といたしましては、返還合意の原点に立ち返り、普天間飛行場の一日も早い全面返還の実現が必要であり、日米両政府に対し返還に向け最優先で取り組むよう引き続き強く求めるとともに、返還までの間の危険性除去及び基地負担軽減についても、市民が実感できるさらなる取り組みを求めてまいります。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) しっかり対応をお願いいたします。また、夜間騒音について新聞報道によると、市長は訪米要請後に普天間基地の司令官と面談し、市長の要請に対し普天間基地の司令官が、市民にとって厳しい面は理解しているが、夜間訓練は大切、せざるを得ないという回答だったとありました。司令官がこのような回答をしたことは事実でしょうか。そして、この回答に対する市長の見解を伺います。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。5月28日に開催いたしました
普天間飛行場司令官との意見交換会におきまして、市長より、訓練による騒音が夜間のため、市民は非常に厳しい状況であり、苦情も含めて市へ訴えがある旨の説明をした上で、普天間飛行場における
航空機騒音規制措置を遵守するよう求めたところでございます。また、
航空機騒音規制措置につきましては、司令官から各部隊のほうまでおろしていただき、周知していただくよう求めているところでございます。司令官からは、市の懸念事項について理解するが、任務として必要とされている訓練も同時に重要であるとの回答があり、これを受けて市長から改めて、騒音規制措置があるのだから、住民生活に配慮していただきたいとの要請をさせていただいております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 市長の所信表明では、実感できる成果を表明しています。それを実現するためには、これまでの歴代市長以上の取り組みが必要となるはずです。市長の任期は残り約3年3カ月、実感できる成果を達成するためにどのような方針とスケジュールで行っていくのか御説明お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。実感できる成果を達成するためには、政府、県、本市を構成員とする
普天間飛行場負担軽減推進会議及び同作業部会の中で、具体的な議論を進めていくことが重要であると考えております。4月10日に約2年9カ月ぶりに開催された推進会議において、普天間飛行場が固定化され、危険なまま置き去りにされることは絶対に避けねばならず、一日も早い全面返還の実現に向けて引き続き全力で取り組んでいることが改めて確認されました。引き続き推進会議及び同作業部会の継続的な開催を通じ、喫緊の課題である普天間飛行場の危険性除去を初め、夜間騒音の問題、飛行ルートや外来機の問題、電波障害など市民がこうむっているさまざまな基地負担に対し、具体的な対策が講じられるよう協議を行いながら、市民が実感できる負担軽減の実現を図ってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 市民の皆様がぜひ実感できるような対応をよろしくお願いします。 昨年、2018年10月にWHOで環境騒音に関するガイドラインが更新されました。騒音は、心臓病、脳卒中など深刻な病気のリスクが高くなるということです。WHOの環境騒音に関するガイドラインでは、エルデン45デシベルという数値を下回るようにとありますが、沖縄県の公表している測定値では、宜野湾市内の測定値全てでこのエルデン45デシベルを上回っております。ということは、宜野湾市内での健康への悪影響が生じています。この状況について健康推進部の見解を伺います。また、この健康被害に対して、市民への提言等あればお願いいたします。
○
上地安之議長 健康推進部長。
◎
比嘉直美健康推進部長 おはようございます。宮城議員の御質問にお答えいたします。議員より御説明のありましたように、2018年10月、WHO、世界保健機構は環境騒音に関する新たなガイドラインを打ち出してございます。まず、環境騒音による心臓血管系や代謝への影響に関すること、交通騒音に加えてレジャー騒音を追加したこと、それから騒音暴露が健康に及ぼす悪影響のリスクを定義するための証拠を再検討したことなど、これらの環境騒音に関する追加項目を確認してございます。 また、騒音が人体へもたらす悪影響としまして、心疾患、睡眠妨害、耳鳴り、子供の認知力低下などが示されております。
保健相談センターにおきましては、市民の健康に関する相談を随時受け付けをしてございます。騒音がもたらす健康被害に対しまして市民より相談がありましたら、御本人の健康状態を把握しまして医療機関へとつなげていくなど、適切に対応してまいりたいというふうに考えてございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 市民の健康を守るためにも、ぜひケアのほうをよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。PFOS、PFOA、PFHxSなど
有機フッ素化合物の調査・対策状況及び今後の対策について伺います。まず、普天間基地内で利用する上水道の整備はどこが行っているのか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 上下水道局長。
◎
島袋清松上下水道局長 おはようございます。
宮城政司議員の御質問にお答えいたします。
本市上下水道局が水道施設として整備する範囲としましては、送配水管や配水池、そして配水池から分離して各給水施設へ水道水を供給するための配水管までが水道事業者が整備する水道施設の範囲でございます。議員御質問の米軍基地内における上水道関連の給水施設につきましては、全て米軍側で整備している施設でございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。では、普天間基地内で利用する上水道は、どこの浄水場から供給されているか御答弁お願いします。
○
上地安之議長 上下水道局長。
◎
島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。本市は、市内全域が北谷浄水場からの受水区域でございます。米軍基地、普天間飛行場への給水につきましても、本市の市街地と同様に北谷浄水場から受水した水道水を供給しているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 宜野湾市内で提供される上水に比較すると、高濃度のPFOSが含まれていたことや、宜野湾市在住者の血液検査で高濃度のフッ素化合物が含まれていたといった報道がありました。市長は、以前クオータリーミーティングや意見交換会に関する答弁の中で、米軍との信頼関係が大事であるということをおっしゃっていますので、この報道の結果のようなネガティブな情報もしっかり米軍に伝えるべきだと思います。 そして、新聞報道によると、訪米要請後の普天間基地司令官との面談で、PFOSなどについて2016年以降、普天間飛行場ではいずれの物質も使用していないと司令官がおっしゃったと回答がありましたが、このように回答したことは事実でしょうか。また、この件に関する当局の見解を伺います。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。5月28日に開催されました宜野湾市長と普天間基地司令官との第2回意見交換会におきまして、改めてPFOS等に関する議題を取り上げており、普天間航空基地司令官からは、普天間飛行場内ではPFOS、PFOAを含む消火剤を2016年以降は使用しておらず、使用も禁止されているとの回答がございました。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) この回答に対する当局の見解も御説明お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。本市としましては、引き続き普天間基地に対しまして情報提供を求めていきたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) この回答をもとに、普天間基地を発生源特定の対象外とすることはあってはならないことです。早急な発生源の特定と汚染の停止をぜひよろしくお願いいたします。 四大公害病の水俣病は、微生物、小魚、大型の魚、人間へと食物連鎖の中で水銀が蓄積され、発生しました。PFOS等がストックホルム条約の対象となった理由は、生物への残留性が強いからであり、PFOSなども食物連鎖の過程でより生物へ蓄積する可能性があると思われますが、この観点での調査について当局の見解を御説明ください。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。WHO等の国際機関において耐容一日摂取量が確定していないことなどから、国内での基準等が設定されておりませんので、引き続き関係機関との連携を密にし、リスクに関する情報収集に努めてまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 外務省が公表しているストックホルム条約の説明で、PFOSなどを含むPOPs、残留性有機汚染物質について国際規制を強化し、その環境への放出を防止することが必要であるとあります。当局としても、この日本政府が批准してきた条約を守る動きをとらなくてはならないと思います。原因は特定できていなくても、宜野湾市内の湧き水から高濃度のPFOSが確認されたということは、沖縄から、宜野湾市から汚染が広がっている可能性も考えられます。PFOSなどを含む湧き水が海に流れ海洋生物に蓄積され、県外、海外など広い範囲を移動することも考えられますが、この件に関して当局の見解を伺います。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。湧水に関しましては、地下での挙動がわかりづらい点もあることや、広大な海においては、あらゆる河川や地下水等が流出してくるものと考えておりますので、どのような影響があるのかといった情報収集に努めるとともに、引き続き調査の必要性や主体性等を含めて研究してまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ぜひ積極的な調査をよろしくお願いいたします。 続いて、市内の湧き水の一部に看板を設置していただきました。ありがとうございました。この看板の設置について、市民からどのような問い合わせがありましたか。看板設置の経緯について御説明お願いいたします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。湧水の適正管理に関しましては、湧水の管理者が行うべきものと考えておりますので、行政といたしましては、湧水が自然の水であり、上水道のような水質管理が十分になされていないことが考えられることから、市報を通して飲用を控えるよう周知をさせていただきました。そのような中、市民から不安の声や、5月の連休前に本市を訪れる観光客が湧水を飲用しているという情報提供があったことを踏まえ、不特定多数の者が利用等できる湧水の管理者と協議した上で、湧水を訪れた者に対して飲用禁止を周知することを目的に看板を設置いたしました。 なお、現在看板を設置している箇所以外に不特定多数の者が利用等できる湧水が判明した場合には、湧水の管理者に対して適切な管理を促すとともに、担当部署として必要な対応をとってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 観光客が湧き水を飲んでいるという話があったとのことですが、外国人がこの看板を設置している場所や湧き水等に来ることを想定しているでしょうか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。湧水はあらゆる人が訪れる可能性があることから、外国人の方が来訪することも当然想定されます。なお、現在設置している看板に関しましては、簡易的に設置しているものでございますので、表記のあり方や設置方法も含め、湧水の管理者と適宜調整、協議を行ってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 英語圏、特にアメリカ人であれば、PFOSの記載があると、より伝わりやすいと思います。また、看板設置調査計画書において、目的にPFOS等の記載がないというのは残念なことでした。起きている事象に対して、また市民の不安に対して臭いものにふたをするような、できるだけかかわらないようにしているとも見えてしまうところがあると思います。ぜひ住民や市民の目線で、市民を第一にしていただくよう強く求めます。 そして、また水道水の話に戻るのですが、宜野湾市の上下水道局のサイトで「安全です!宜野湾市の水」と記載されております。宜野湾市の水道水の安全宣言という理解で正しいでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 上下水道局長。
◎
島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。
本市上下水道局のホームページにて公表しております「安全です!宜野湾市の水」に関する掲載につきましては、従前より水道事業者として水道法に基づき遵守すべき水質基準に適合した安心・安全な水道水であることについて、市民の皆様へ周知しているものでございます。
有機フッ素化合物、PFOS等の検出状況及びその安全性に関しましては、県企業局北谷浄水場では管理目標値を米国環境保護庁の生涯健康勧告値である70ナノグラム・パー・リットル以下とし、水質管理及び浄水管理を行っております。現在、北谷浄水場における浄水のPFOSとPFOAの合計値は30ナノグラム・パー・リットル以下で供給されておりますことから、米国の生涯健康勧告値よりも安全性の高いレベルに低減された水道水であると理解しております。 また、先般の新聞報道にございました本市の一部地域の市民や南城市市民の血中濃度調査を行った京都大学研究科環境衛生学分野の小泉昭夫名誉教授等の調査結果報告書によりますと、現状では血清中のPFOS、PFOAは1981年当時に比べて大幅に減少しており、PFHxSを含めて健康影響があるレベルとは考えにくい。したがって、水道水の利用は現在の知識で判断すると安全なレベルであると考えるとの見解も示されているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 御答弁ありがとうございます。その資料は、私も拝見して、1981年の沖縄市での検査の結果と、2019年の宜野湾市での結果を比較していることから、健康に影響がないと言うにはまだまだ根拠が不十分ではないかというふうに感じた資料でした。 水道局が県企業局に要請した北谷浄水場系統における水道水の安全性の確保についての要請で、3つある中の1つ目と2つ目、いま一度水道水の安全性を明確にしと要請しておきながら、安全性の確認がとれるまでというような要請は矛盾をしていないでしょうか、御答弁ください。
○
上地安之議長 上下水道局長。
◎
島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。
本市上下水道局におきましては、水道水の安全性に関する情報提供や公表等につきましては、これまでも機会あるごとに県企業局へ求めてまいりました。先般の県企業局への要請につきましては、去る5月17日の新聞報道を受け、市民の皆様から健康被害に対する問い合わせが多数寄せられたことや、PFOS及びPFOAに加え、新たな動きとして人体への影響が指摘され、規制の議論が始まっております
有機フッ素化合物の一種であるPFHxSに関する検出状況にも改めて注視するとともに、人体に対する健康影響への実態解明が明らかになるまでの間は、汚染源の蓋然性が高いとされております水源地からの取水を中止することで水道水のさらなる安全性をより高め、また市民の皆様の不安払拭にもつながることとし、要請したものでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。市民目線で考えると、県であろうが、市であろうが、PFOSなどの含まれていない浄水を提供してほしいということだと思います。沖縄県、政府、米軍など関係機関ともしっかり連携していただき、本来の目的である発生源をとめ、不安のない上水道の提供につなげるようよろしくお願いいたします。 そして、健康への被害について、小泉京大名誉教授の発言を参考にするのであれば、発生源は普天間基地に由来するだろうという教授の発言も参考にしていただきたいです。また、沖縄県も普天間基地が汚染源の可能性が高いとする文書を出しています。蓋然性の域を出ないという市当局の答弁とは異なるようですので、しっかり連携して調査していただくようよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。市長の訪米要請の内容と期待される成果について伺います。今回の訪米要請について、予算と実際にかかった費用が幾らか御答弁お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。訪米要請に関する予算額は684万2,000円で、実際の執行額は505万2,395円となっております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) では、この訪米要請について、市長、基地政策部長含め何名がどのような役割で参加したか御説明お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。訪米要請に関しましては、私以外の随行員といたしまして、基地渉外課長、秘書広報課長の2名が参加し、主に現地での連絡調整、面談内容の記録、フェイスブックを活用した現地からの情報発信等を行いました。また、通訳1名に同行いただいております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 合計で5名ということでしょうか。わかりました。 では、この要請の中にある普天間基地が返還されるまでの危険性の除去に環境汚染は含まれているでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 環境汚染も含まれております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。ぜひ環境汚染に対してもしっかり取り組んでいただきたいと思います。 この要請の中で、返還されるまでの間の普天間飛行場の危険性除去及び基地負担軽減について、市民が実感できるよう日米両政府において、これまで以上の取り組みを行うことという要請があります。この文章だけだと、市民が実感できる取り組みを日本政府やアメリカに丸投げしているようにも受け取れます。そうではないというためにも、要請だけではなく、市民の財産、生命を守るために宜野湾市として独自にできることはないのかについて御答弁お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。先ほど答弁申し上げましたが、市民が実感できる基地負担軽減につきましては、その実現に向け、政府、県、本市を構成員とする
普天間飛行場負担軽減推進会議及び同作業部会の中で具体的な議論を進めていくことが重要であると考えております。推進会議及び同作業部会の開催を通じまして、喫緊の課題である普天間飛行場の危険性除去を初め、夜間騒音の問題、飛行ルートや外来機の問題、電波障害など、市民がこうむっているさまざまな基地負担に対し具体的な対策が講じられるよう協議を行いながら、市民が実感できる負担軽減の実現を図ってまいりたいと考えております。 本市といたしましては、この基地負担軽減推進会議の作業部会の中で、先ほど来も出てきておりますが、普天間基地司令官と市長との直接の意見交換の場を設定するような意見を出し、それを実現の方向に向かわせていただいております。そのような現場でできることもしながら、実際に政府や沖縄県に対しても、宜野湾市、市民がどのようなことを感じて、実感できる基地負担軽減がどういうものかというものをお伝えしながら、実現を図ってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 先ほども述べましたが、ぜひ市民が実感できる成果を達成できるようよろしくお願いします。 続いて、次回訪米予定はあるのでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。今回の訪米要請行動において、要請先である米国の対応を注視しながら、今後、来年度以降でございますが、今後の訪米要請の必要性について検討してまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) では、今回要請した内容について、何がその成果となるのか。そして、その成果をどのように評価することになっているか御説明お願いします。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。訪米の成果といたしましては、主に3点あるものと考えております。1つ目に、普天間飛行場をめぐる問題に直接かかわる方々に宜野湾市の実情や地元の声を伝え、早期返還の必要性を共有するとともに、返還に向けて日米両政府が協力して取り組んでいくことを再確認できたこと。2つ目に、新たに発生した外来機の飛来及び夜間訓練に伴う騒音被害について、国防総省、国務省など政府関係者を初めとする関係者の方々に対し、改善するよう直接申し入れを行うことができたこと。3つ目に、跡地利用を見据えた子供たちの人材育成の取り組みを紹介し、協力を要請することができたことでございます。 今後も本訪米要請行動の成果を踏まえ、次の取り組みに反映させながら、市民の皆様が実感できる危険性の除去や基地負担の軽減と、普天間飛行場の一日も早い返還の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) しっかり予算をとって行動した内容ですので、ぜひよろしくお願いいたします。騒音被害、水の汚染、空からの落下物などに対して市当局の姿勢や答弁を聞いていると、どうしても消極的な答弁と受け取られ、普天間基地の危険性除去、負担軽減を置き去りにしているのは市当局になっていないかという疑念が生じます。米軍や政府への要請は引き続き対応いただくようお願いしますが、一方で宜野湾市として独自にできることの検討と実施を強く求めますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。ICT技術活用と導入について、市のホームページの掲載内容を常に最新にするようにお願いします。以前、当局にホームページの更新についてお願いしたことがあります。現状、当局としてホームページで公開している情報の更新状況の評価はどうでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 おはようございます。
宮城政司議員の御質問にお答えします。市のホームページにつきましては、更新そのものが滞っており、最新の情報になっていないというところも確認はしてございます。現在、IT推進室より各課へ周知も行い、更新も促しているところではございますが、日々の業務対応等に追われることもあり、対応できていない状況でございます。市のホームページにつきましては、正確かつタイムリーな情報発信を行うことのできる重要なツールであるということも認識をしてございますので、引き続き担当課への周知依頼を行ってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 御答弁ありがとうございます。宜野湾市のあるホームページでは、条例に基づき公開すると表記しているもので、情報が平成27年でとまっているものもありました。先ほど答弁いただいたので、この件に関しては答弁は要らないのですが、しっかり更新もしていただくようよろしくお願いいたします。 先日、市のホームページで、ホームページの再構築業務に係る企画提案募集が掲載されておりました。市民へのよりよい情報提供になると期待しております。そして、市民の使いやすさというのはもちろんなのですが、この再構築に当たって、当局職員の更新のしやすさも配慮いただくようよろしくお願いいたします。 続いて、RPAやAIの導入方針と今後の取り組みについて伺います。RPAとは、コンピュータに電算処理をさせるだけではなく、人間が行うコンピュータの操作をも自動化するというような動きのことで、コンピュータによる正確な業務推進、人間の業務量の削減などの効果が期待できます。AIとは、蓄積されたデータを分析、学習することで、同様な質問に対する回答、新たな質問に対する回答を瞬時に提供できるような機能であり、より人間に近い能力、人間よりも高い能力となり、業務を委託でき、職員の業務量を削減し、時に人間が思いつかないような回答なども期待できます。そして、これらは今後さまざまな分野で活用されることが見込まれます。このRPAやAIについて、当局の業務への活用に対する方針を伺います。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長
宮城政司議員の御質問にお答えします。AI、RPAの活用についての本市の方針ということでございますけれども、まず第六次行財政改革大綱におきまして、ICTを活用した電子自治体の推進を重点項目に掲げております。その中でICT技術をさらに活用することにより、事務処理の効率化及びコスト縮減を図りつつ、高度できめ細やかな行政サービスの提供による市民の利便性向上に取り組むとしている方針がございます。また、平成31年度の予算編成方針の中におきまして、AIやRPAの活用を初めとしたスマート自治体の推進等による業務効率化に努め、市民サービスの向上を図っていくとしており、今後RPA及びAIの導入を、費用対効果も見きわめながら推進をしていくという考えは持ってございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 御説明ありがとうございました。ぜひ積極的に推進していただきたいと思います。 行財政改革調査・検証等業務報告書において、平成30年11月にAI、RPA活用研修がありました。この内容と、この研修にどのような職員が参加されたか御説明お願いします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えします。昨年、行財政改革調査・検証業務の取り組みの一つとしまして、「RPA等を活用した業務効率化」というタイトルで研修を実施してございます。参加の対象者としましては、各課各係より1名以上の参加をお願いし、約130名の職員が受講してございます。研修内容としましては、AIやRPAとはどういったものかを学び、そして県外他市での導入事例を示しながら、RPAのデモンストレーションまで行っております。参加者からは質問なども多く寄せられており、かなり興味を持っていただいたというふうに考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございました。このRPAやAIの導入について、3つ提言させてください。一般的にRPAやAIに限らず、システムとかコンピュータというと、イコールIT部門の業務と考えられがちですが、本来効率化や改善といったものは、業務を担当する各部署において実施されるものです。各部署の職員に対する意識向上の啓蒙とスキルアップ等をお願いします。 そして、2つ目は職員の意識向上や啓蒙に関連して、宜野湾市商工会とも連携していただいて、市内の関連業者と勉強会を開催するなどしてはいかがでしょうか。職員のスキルアップや意識向上につなげつつ宜野湾市商工会との連携も図れるので、前向きに検討していただきたいです。 そして、最後にRPA、AIの導入目的は、あくまで業務量を減らすことにより職員にゆとりを持って働ける環境を提供し、市民へのサービスを向上させることであります。業務量を減らすことにより、職員の数を減らし、予算を削減することではないと考えておりますので、この3つを提言させていただきますが、この提言に対して当局の御答弁お願いします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えします。議員から3点ほど提言がございました。まず、1点目でございますけれども、AIやRPAを活用する際には、議員おっしゃるように実際に業務に携わる部署において、しっかりと検討をする必要があるだろうというふうに考えております。職員に対する意識向上や啓蒙としましては、昨年10月に行政改革推進室よりAI、RPAの活用についてということで研修も行ってございます。しっかりと職員にも啓蒙、啓発は取り組んでまいりたいというふうに考えております。 あと、2点目の商工会との連携という言葉もございますけれども、行政改革推進室では、昨年からRPAについて県内外を含めた関連事業者との意見交換も行っています。実証実験に向けて検討も行っておりますが、まだ実施には至っておりません。今後も市内業者との意見交換も踏まえて、検討を継続してまいりたいというふうに考えております。 あと、3点目の提言でございますけれども、議員おっしゃるようにRPAあるいはAIの導入の検討については、目的としましては、やはり業務の効率化と職員の負担軽減がまず先にあるだろうというふうに考えており、その結果として市民サービスの向上につながるというところを期待してございますので、今後実際に導入している他自治体の事例も参考にしながら、導入に向けて直接職員の削減あるいは予算の削減ということではなくて、結果的にコストの削減につながるような考え方で進めてまいりたいというふうに考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 御答弁ありがとうございました。職員の負担軽減、そして市民へのサービスの向上をぜひよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。4番目、市道宜野湾11号の進捗状況と整備計画について、進捗状況と今後の計画を伺います。現在、市道宜野湾11号の整備はスケジュールどおりで、今年度末までには供用開始予定として期待してもよろしいでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。宜野湾11号の進捗状況とスケジュールどおり進んでいるのかという御質問にお答えいたします。宜野湾11号でございますけれども、現在用地取得をしているところでございまして、117筆中97筆、約83%の土地の売買契約が完了しております。道路の整備工事につきましては、用地の取得の調った箇所から着手しておりますので、事業スケジュールどおり進めるように努めているところでございます。以上でございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。難しいところはあるとは思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 そして、ちょっと矛盾したようなお願いになるかもしれないのですが、こういった道路整備や区画整理においては、住民の皆様との交渉が発生します。用地買収などで住民の皆様と交渉するときは、ぜひ住民の皆様の思いを正しく理解し、できる限り要望等に応えられるように努力していただきたいです。この件に関して当局の見解をお願いします。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。公共事業をする際には、どうしても用地の取得あるいは補償業務が伴ってきます。そういう中で、私たち職員のほうは、市民と話し合って適切に理解を得るような形で交渉等進めております。また、職員の負担がないような形で、用地課職員のみならず、土木課とか事業部署も一緒に連携して取り組んでいるところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。住民の目線に立って、ぜひ推進よろしくお願いいたします。 続いて、先に3番のほうから質問させていただきます。この市道宜野湾11号と佐真下交差点での整備計画を伺います。市道宜野湾11号と佐真下交差点への接続部ですが、完成した後には市道宜野湾11号から佐真下交差点へつながる道路が主道路、メーンの道路となり、佐真下ゲートにつながる道路が従道路、サブとなる予定という理解で正しいでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。今、宮城議員がおっしゃったとおり、宜野湾11号が主道路となりまして、佐真下ゲートへ向かう現在の市道がゲートへ取りつけする道路になっていきます。以上でございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。市民目線、住民目線での整備をしていただき、ありがとうございます。 続いて、佐真下地区の文化財発掘調査の経緯、状況を伺います。今回の佐真下地区での文化財発掘調査は、どのような経緯があって開始したのか、御説明をお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 宮城政司議員の御質問にお答えいたします。佐真下地区のゲート前付近の道路整備が予定されておりますけれども、地域住民からの聞き取り調査や航空写真の資料等を確認したところ、戦前まで使用していた屋敷跡や宜野湾並松街道跡が所在していた可能性が高いとの情報があるということと、それから沖縄防衛局により試掘調査を事前に実施しており、屋敷の門跡などが実際に確認をされております。したがいまして、埋蔵文化財発掘調査の本調査を実施するに至るということで、今議会において補正予算を計上させていただいているということで御理解賜りたいと思います。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。文化財は文字どおり宜野湾市民の財産ですので、焦らずしっかり調査していただき、必要に応じて保存していただくようよろしくお願いいたします。 最後に、市道宜野湾11号についてさんざん急がせておいて申しわけないのですが、この整備で職員の皆様の業務負荷が非常に高くなっているという話も聞きます。また、この11号の整備だけではなくて、文化財発掘においても、もちろんそのほかの部署についてもですが、管理職の皆さんがしっかり当局職員の皆様の負荷を管理していただき、無理をさせないよう御配慮していただくようよろしくお願いいたします。 続いての質問に移ります。平和教育の取り組みについて、市内小中学校ではどのような平和教育が行われているか御説明お願いします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 宮城政司議員の御質問にお答えいたします。市内の学校におきましては、5月から6月にかけまして平和について考える平和旬間や平和月間などを設定し、各教科や道徳、特別活動、総合的な学習の時間など、学校の教育活動全体を通して平和教育を行ってございます。学校における平和教育としましては、戦争体験者など外部講師を招いての講話や読み聞かせを行ったり、新聞記事を活用した調べ学習等を行ったりしてございます。また、図書館におきましては、沖縄戦に関する写真やパネルを展示、平和や平和をテーマにした本を紹介したりしております。また、平和資料館や平和の礎を見学したり、市内の戦跡を歩いてめぐるフィールドワークを行ったりするなど、児童生徒の発達の段階に応じた平和教育を行っているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。戦争の悲惨さから多くのことを学べるとは思いますが、悲惨さだけではなく、なぜ戦争が起きるのか、戦争をすると決めるのは誰なのか、戦争が起きて死ぬのは誰で安全なのは誰か、戦争で利益を得る人がいるのか、戦争を回避する方法はといったことも、この学習を通して生徒たちに考えてもらいたいです。沖縄戦を経験した人々の子孫である我々だからこそ学べること、考えられる答えがあるはずです。 そして、世の中の変化、子供たちに合わせた平和教育が必要だと思います。平和教育の本質については恒久的なものだと思いますが、伝え方など方法論については工夫が必要なものもあると思いますので、今後も継続して平和教育を実施していただくようお願いいたします。この件について当局の見解をお願いします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 お答えいたします。学校における平和教育につきましては、昨今戦争体験者が高齢化し語り部の方々が減少する中、外部講師に頼らない平和教育に係る教師の指導力向上や、児童生徒の発達の段階に応じた平和学習のあり方等が模索されているところでございます。教育委員会としましては、学校における平和教育を充実させ、世代から世代から継承し続けるため、児童生徒の発達の段階に応じた教材の開発や体験的な学習の実施、DVD等の映像資料の活用など、地域と連携した指導の充実が図れるよう取り組んでまいります。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 今後もそのようなすばらしい教育をぜひよろしくお願いいたします。 続いて、この平和教育について、市の方針と今後の計画について伺います。平和祈念事業、平成30年度の成果、そして令和元年度の計画について御答弁お願いします。
○
上地安之議長 企画部長。
◎米須良清企画部長
宮城政司議員の御質問にお答えいたします。平成30年度の取り組みといたしましては、市内4中学校における出前講座とサンエー宜野湾コンベンションシティにおける市民向けイベントを開催いたしました。具体的な内容といたしましては、中学校での出前講座では宜野湾市民の沖縄戦にこだわった企画内容で、宜野湾市民が戦争に巻き込まれた様子を生徒参加型で学び、その後創作平和劇の鑑賞をいたしました。サンエー宜野湾コンベンションシティにおける市民向けイベントでは、派遣学生と司会者とのトークディスカッションと平和をテーマとした劇を開催いたしました。 成果といたしましては、市内4中学校の1学年の生徒に確実に参加してもらったことで、計935人の学生へ平和に関する学びの場を提供できたことと、市民向けイベントでは日曜日の昼間の開催でしたので、多くの皆様に集まっていただくことができました。令和元年度につきましては、引き続き中学生向け出前講座及び市民向けイベントを開催する予定でございます。内容につきましては、プロポーザル方式にて選定した業者と契約手続等を進めながら調整してまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 御説明ありがとうございました。ぜひ今後もこの事業を継続していただきたいと思います。 インターネットでは、さまざまなデマが氾濫しています。普天間基地ができる前は人が住んでいなく、田んぼしかなかったとか、市民、県民は基地経済に頼っていて、基地がないと生活ができないとか、意図的に基地のそばに小学校を建設したなど、こういったデマは放置しておくとデマとわからずに受け入れて、事実だと思う人も出てきます。平和教育の一環として、こういった正しい沖縄の歴史、正しい宜野湾市の歴史を伝えていく必要があると思います。市立博物館では、宜野湾市の歴史を展示していることはすばらしいことで、今月博物館では「沖縄戦の中の宜野湾」という写真パネル展がありますので、告知させていただきます。また、基地政策部が3月に発行した「まちのど真ん中にある普天間飛行場」パンフレットに、このようなデマを払拭するような内容も記載されておりました。ぜひこういった内容を宜野湾市のホームページでも発信をしていただきたいと思いますが、当局の御見解を伺います。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。基地渉外課で作成しておりますパンフレットにつきましては、ことし3月に作成後、4月に市のホームページに掲載させていただいております。また、市ホームページのトップページ上段においてパンフレットのバナーを掲載しており、市の現状や基地から発生する問題等の正確な情報発信に努めているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 積極的な情報公開、よろしくお願いいたします。 そして、5月下旬に市内の子供たちが手榴弾を拾って遊んだということが報道でありました。一歩間違えれば大事故につながったことです。沖縄で戦争があったこと、戦争の被害は基地問題だけではなく、いまだに市民の身近にあるということを継続して伝えていく必要があると思います。ですので、これまで以上の市民への周知の取り組みをお願いしたいと思います。この件に関して当局の御見解をお願いします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長
宮城政司議員の御質問にお答えします。沖縄における不発弾対策の取り組みは、内閣府の所管で行われております。戦後74年がたち、依然として不発弾の発見が後を絶たない状況でございます。県内には、いまだに約1,963トン余の不発弾が地中に埋まっていると試算もされております。市民への周知につきましては、これまでも県警あるいはまた沖縄不発弾等対策協議会で作成をしておりますチラシも活用し、配布、周知も行っております。今後におきましてもチラシに加え、市報を初めホームページ等においても周知を図ってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) 御説明ありがとうございます。ぜひ市民、県民への周知を今後も継続していただくようよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。犬猫殺処分ゼロの取り組みについて、取り組み状況を伺います。市内での犬猫など動物に関連する問い合わせの件数を伺います。御答弁お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。平成30年度における相談件数に関しましては、犬に関する相談が約100件、猫に関する相談が約80件、鶏などを初めとした犬猫以外の動物に関する相談が約10件ございました。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) では、殺処分の対象となり得る犬猫というのは、どのような犬猫か御説明お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。殺処分されている主な犬猫は、飼い主による遺棄により所有者不明となった犬猫や、飼い主が飼い切れなくなり、都道府県等に引き取られた犬猫であると考えております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) では、宜野湾市としては、今後殺処分をゼロにするためにどのような取り組みや工夫を行っているのか御説明ください。お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。殺処分されている犬や猫が生まれる主な原因は、人間の側にあると考えておりますので、殺処分ゼロに向けまして飼い主等に対し、適正飼養、終生飼養に関する動物愛護普及啓発を継続的に図っていくことが重要であると考えております。具体的には、5月から6月の間に各自治会公民館で実施する狂犬病予防集合注射を初め、専門家による犬のしつけ方実演や飼い主からの個別相談受け付け、市報等を通した犬猫適正飼養の広報、動物愛護週間におけるポスター掲示等々の取り組みを行っております。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。この犬猫殺処分ゼロにするために、市民団体等も頑張っているところもあります。こういったところともしっかり連携も検討していただいて、犬猫殺処分ゼロが達成できるように頑張っていただくようよろしくお願いいたします。 続いて、学校教育で動物愛護に取り組むことを求めます。テレビ番組で小学生が殺処分をとめるためにクラウドファンディングを利用して資金を集め、数百頭もの猫の命を救うというような話がありました。現在、市内の幼稚園や小中学校でどのような動物愛護の教育が行われているのか、御説明お願いします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。市内の学校におきましては、動物愛護週間において校内にポスターを掲示したり、図書館におきまして動物と人との触れ合いをテーマにした本を展示したりして、児童生徒の動物愛護に関する興味や関心を高めております。また、生活科や理科、特別な教科道徳の時間などにおきましても生命に関する授業を行うなど、学校の教育活動全体を通して動物愛護に係る教育を行っているところでございます。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。愛護というのは、かわいがることだけではなく責任を伴うことです。動物との正しい接し方、飼い方、殺処分とはどういうことかなどを学ぶ必要も出てくると思います。動物愛護の教育をされているのですが、その方針はこういった厳しい内容も含むものとなっているかについて御答弁お願いします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。学校におきましては、ウサギやヤギ、豚などの小動物を飼育委員が世話をしております。各学級におきましては、水槽のメダカや金魚、ザリガニなどの小動物を飼育係がお世話することなどを通して、動物との接し方や飼い方等を具体的に学んでおります。宮城議員御指摘の動物愛護教育の推進につきましては、幼児、児童生徒の発達の段階に応じて命の大切さを学び、思いやりの心を育む授業を行うなど、学校の教育活動全体を通して動物愛護に係る教育を行ってまいります。
○
上地安之議長 宮城政司議員。
◆7番(
宮城政司議員) ありがとうございます。殺処分については、子供たちに伝えることは、タイミング等を考えても非常に難しいところはあると思います。無理はせずに、子供たちがしっかり受け入れられるタイミング等を検討していただいて、御配慮していただいて、命の大切さをしっかり伝えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で一般質問を終わらせていただきます。
○
上地安之議長 以上で7番
宮城政司議員の質問を終わります。
○
上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前11時22分)
○
上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時30分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。21番 平良眞一議員の質問を許します。平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 皆さん、こんにちは。絆輝クラブの平良眞一でございます。午後までまたぎますので、よろしくお願いいたします。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、一般質問を始めさせていただきます。 まず初めに、宜野湾市墓地基本計画について、本市の取り組みと進捗状況についてからお伺いいたします。本員、墓地基本計画については、平成28年12月議会でも質問をさせていただきましたが、そのときの本員の質問で、市内全体の墓地の基数は何基あるのかという質問では、現時点の最新の数は把握していないが、平成21年にこの基本計画をつくる前提に調査をしたことがあり、その調査の際には3,529基の個人墓の数を把握しているとの答弁をされておりました。平成21年の調査からことしで10年になりますが、お墓の数も相当多くなっているものと思います。そこで、現時点でのお墓の基数を御答弁いただきたいと思います。 あとは自席から質問を続けてまいります。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 平良眞一議員の御質問にお答えいたします。平成21年度に実施いたしました宜野湾市墓地実態調査において3,529基あることを確認しております。平成22年度から現時点までにおける墓地等経営許可件数が384件でございますので、合わせて約3,900基以上の墳墓があるものと考えております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 平成21年度の基数から現在の基数は変わらないということなのですか。現在の基数は把握していないのでしょうか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先ほど答弁申し上げましたように、平成21年度時点で3,529基を確認しております。その後、平成22年度から現時点までに墓地経営許可件数が384件ございますので、合わせて約3,900基以上の墳墓があるものと考えております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 389件の申請件数があるということなのですけれども、申請件数以外の無許可で建てられたお墓というのは把握していないのでしょうか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。正確な数については把握できておりません。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 申請件数以外の墓地については、調査はしていないということなのでしょうか。これは調査をしなくてもいいという判断で調査していないのでしょうか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。平成21年度に実施いたしました宜野湾市墓地実態調査は、宜野湾市墓地基本計画の基礎資料とすることを目的の一つとしており、当該調査結果等をもとに計画対象期間を約10年とする宜野湾市墓地基本計画を平成25年3月に策定いたしました。今後、計画更新をする際に、当該計画更新に係る基礎資料とすることを目的に実態調査等を実施することを検討しております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 墓地基本計画の中では、20年間、平成24年から平成44年までに市全体で3,620基の墓地需要が見込まれると。そして、計画の中では、10年目、平成34年までの需要数が、個人で墓地を取得する数、個人墓、これが821基、そして公営、民間が管理する霊園仕様が934基と皆さんは計画上試算をされているのです。この基数、現時点であとどの程度必要になってくるのか。そして、これまでの墓地数を把握しないと、今現時点で個人墓がどの程度建っているのかわからないと、対応はできないのではないでしょうか。平成34年といいますと、あと2~3年です。2~3年で皆さんは個人墓が821基必要だという試算をされているのです。これまで申請されたのが389基、残り500基、これは平成34年度までにあと500基が需要として必要になるのだということでの試算だと思うのです。現時点で、この何基が建てられているということは把握しておかないといけないのではないですか。御答弁お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市墓地基本計画におきまして、公営墓地の整備量の設定につきましては、市民意向調査と墓地需要推計により、平成25年から令和4年までに約934基を賄うこととしております。なお、現時点において新たな公営墓地が整備できておりませんので、934基の需要があるものと想定しております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 本員が確認したいのは、公営墓地に関しては、皆さんは計画どおり何基必要だということでわかると思うのですけれども、個人墓が何基建てられて、あと何基必要かということを知りたいのです。これを知るためには、墓地数を調査しないといけないではないですか。調査をして初めて需要に対して今何基が建てられている。では、平成34年までにあと何基が必要だということは、調査をしないとわからないではないですか。私は、絶対調査すべきだと思います。その点に関して御答弁お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。ただいま議員の実態調査をすべきではないかという御提言に関しましては、今後の対策を講じていく上で実態調査の必要性は認識しておりますので、調査時期を含め検討してまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 皆さん、10年目が平成34年度と。平成44年まであと12年で、皆さんが立てられた需要数を整理していかなければいけない。そのためにも、今ちょうど中間ぐらいです。どの程度のお墓が建てられているのか。本来ならば、申請があった分はわかるのだけれども、申請されていない分に関しても皆さんは調査をしていかなければいけないと思います。しっかりやってください。現在、多く建てられているお墓、整地がされれば2~3日で墓は建つのです、今。無許可で建てられたお墓、これは建てられたら取り締まる法律もないというさきの議会でも答弁がありました。宜野湾市民だけが建てているのか、あるいは市外の方々も宜野湾市内にお墓をつくっている方々もいるかもしれません。そういったのを把握しないと、今後の施策展開できません。前回の質問の中でもパトロールを強化して、ちゃんと建築主あるいは地主等にも注意をしているというお話があったのですけれども、これは本当にやられているのか。監視体制はどのようになっているのか御答弁お願いできますか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。墳墓は議員おっしゃるように土地造成後2~3日で完成する事例もあることから、行政の目による監視体制には限界があることや、造成期間中の墓地の許可の有無を判断するのは難しいことから、新たな墓地の設置に対しては、経営許可申請済みの工事であることを表示した標識の設置を義務づけております。このことから、職員の見回りはもちろんのこと、当該標識がない墳墓に係る工事を発見した地域住民や自治会からの通報をもとに、無許可墓地の監視を行っております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 部長、自治会やあるいは市民からの通報を待っていると。それでもってパトロール、その現場に行くということはあるのですけれども、市民とか自治会の方々は、墓をつくられているのを許可もらっているというふうに思っているのです。無許可で建てられているというふうに思っていないものですから、通報しないのです。よほど違法だなというもの以外は、皆さん許可もらって建てているというふうに思っているものですから、なかなか通報しません。皆さん、本当に市のほうで大変かもしれませんけれども、パトロールしないと。私、きのう地域で行事があったのですけれども、回ってみたのだけれども、お墓の準備されているところもあるのです。許可をもらっているかもしれませんけれども、そういったのもあるものですから、やっぱり監視体制、パトロールはしっかりしないと。平成21年の調査からこれまで10年間で、何件が建てられているのかわかりません。それによって、皆さんのまた残りの需要数、あとどのくらい必要だということも計画立てられませんので、しっかりと方法を考えてパトロールもやっていただきたいと思います。墓は本当に難しい問題ですけれども、だからしっかりやらないと、後でなかなか計画も立てられない、報告書もできないような形になりますので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。 それでは、次の2番目の公営墓地整備計画についてお伺いをいたします。該計画については、平成21年度に実施した市民アンケートによる意向調査をもとに計画されていると思いますが、特にどのような調査の結果内容だったのか、墓の形態等も含めて御答弁お願いいたします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。市民意向調査につきましては、宜野湾市内に居住する30歳以上の世帯主3,000人に対して実施いたしました。調査内容といたしましては、墓地の所有状況や墓地の取得の意向などを確認するものでございます。結果といたしましては、宜野湾市内に墓地を求めている世帯の約半数が、公共が管理する墓地を希望しているものでございました。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 本員もアンケート調査の結果を見させていただきましたけれども、その中に、今答弁ありました公共が管理する霊園を使用したいと希望する市民が53.2%いらっしゃるということで、これは区画割りされたお墓なのか、そして施設型の共同墓を希望しているのか、どちらがそのアンケート調査ではありますか。
○
上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時47分)
○
上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時47分) 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 失礼いたしました。一般的な家族墓や施設型共同墓を求める意見が多くございました。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 宜野湾市墓地基本計画では、20年間、平成24年から平成44年、宜野湾市全体で3,620基の墓地需要が見込まれると。そのうちの1,926基、約4.1ヘクタールの公営墓地整備量が必要であるとうたわれております。そして、平成34年までに934基の公営墓地の整備が必要であるとありますが、どのような進捗状況なのでしょうか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。基本計画でうたっております平成34年度、令和4年度までの公営墓地整備量の目標は、議員おっしゃるとおり934基となってございます。現時点において、公営墓地は整備できておりませんが、令和4年度以降の開園に向けて公営墓地整備の検討を進めているところでございます。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 市内ではあちこち墓地が点在し、あるいは集積されたところもあるのですけれども、ほとんどが駐車場未整備で、清明祭などでは違法駐車あるいは迷惑駐車などあって、公共でできれば墓地を整備して管理をして、駐車場の整備等もしていくべきであると思いますけれども、今回西普天間住宅地区内に市のほうで公営墓地を計画していると思いますが、どのような形態を計画しているのか、基本的な考え方を御答弁お願いいたします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。公営墓地には区画割りされたお墓、個人墓地や納骨堂、施設型共同墓、納骨堂内に合葬墓の機能を持たせることを検討しております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 部長、その区画された墓地と施設型共同墓という今御説明ありましたけれども、それぞれの基数は何基を予定しているのでしょうか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市墓地基本計画でうたっております令和14年度までの公営墓地整備量の目標は1,926基であり、そのうち区画割りされたお墓は994基、施設型共同墓は932体の需要量があると見込んでおります。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 今の西普天間住宅地区内の公営墓地、これで市全体の需要数は賄えるのか、御答弁お願いできますか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。区画されたお墓は、西普天間住宅地区に計画している公営墓地で全ての需要を賄うことは困難なため、区画割りされた従来型の墓地を想定した公営墓地につきましては大規模な用地が必要であり、かつ膨大な費用を要するため、施設型共同墓や市民ニーズの動向に注視し、再度需要を見きわめ、長期的な視点での整備を検討してまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 公営墓地、これはいつから始めていつまでの計画なのか、スケジュールを御説明お願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。西普天間住宅地区に関しましては、各事業が展開されておりますが、ライフラインの整備等も踏まえ、令和4年度以降の開園に向けて関係部署や関係機関と調整して進めてまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 令和4年の開業を目指して取り組んでいくと。該事業に対しての補助メニューと予算、財源関係の御説明をお願いできますか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。沖縄振興特定事業推進費市町村補助金の活用を予定してございます。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 財源の計画は新しく創設された沖縄振興特定事業推進費を活用していくと。この補助メニューは、これまで西普天間住宅地区跡地の開発を進めるために創設された拠点返還地跡地利用交付金のかわりに創設された補助メニューだと思いますけれども、これは該公営墓地の建設に補助メニューとして充てられるのでしょうか。それと、該交付金は時限措置と思っているのですけれども、それまでこの補助金で大丈夫なのか、御答弁お願いできますか。
○
上地安之議長 基地政策部長。
◎
鈴木宏治基地政策部長 平良眞一議員の御質問にお答えいたします。議員からもお話がございましたが、これまで拠点返還地跡地利用推進交付金において交付対象とした拠点返還地の跡地利用に資する事業は、沖縄振興特定事業推進費補助金により、引き続き補助対象となったところでございます。同推進費補助金の期限については明確に示されておりませんが、関係法令であります跡地利用推進法の期限が令和3年度までとなっていることから、西普天間住宅地区の跡地利用を推進していくために、これまでに実施した事業に類似し、または密接に関連する事業等につきましては、継続して活用できるよう国など関係機関と調整しておりまして、その確認をさせていただいているところでございます。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) それから、管理運営の手法はどのように考えているのか、御答弁お願いできますか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。管理運営手法は、直轄運営方式、一部業務委託、指定管理者制度の3つの手法が考えられますが、公営墓地が長期的視野に立った墓地供給の安定性が求められていることに留意し、墓の使用料、管理料金等の低減が図られ、かつ将来にわたって永続的な管理及び健全な運営が担保される手法を検討してまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) これからだと思いますけれども、しっかりいい方法を検討していただきたいと思います。 先ほど、個人墓地に対して、まだまだ西普天間住宅地区跡地だけでは足りないという答弁がございました。そうするためには、またある程度の広さの土地を見つけなければならないだろうというふうに思っておりますけれども、そこで市内の幾つかの墓地が集積している場所があるのです。その中に目いっぱい集積した場所もあるのですけれども、その中でまだまだ空き地がある場所もあるのです。そこを公営墓地あるいは墓地公園として整備をする、そういうふうな検討をしたらいかがでしょうか、御答弁お願いできますか。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。市民意向調査から見た墓地の課題の一つである今後の墓地のあり方について、約8割が墓地の集約を希望しており、墓地を集約する場所については、既存の墓地が集積する地区が約3割を占めておりました。このことからも、地区レベルでの集約化の必要性につきましては認識しておりますので、議員御提言のことに関しましては調査研究してまいりたいと考えております。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 議長、12時になるのですけれども、あと5分ぐらいでこの件に関して終わりますので、続けさせてください。 先月、浦添市の公共墓地の施設、これを会派で見に行ったのですけれども、紹介させてください。その公営墓地を整備する背景として、これは浦添市です。増加する市民の墓地需要に対応するために、新たな墓地建設の抑制、市内に点在する既存墓地の整理統合を図ることを目的として建設された公営墓ということで、個人墓の規制をするものですから、それを規制する中で、ではどうすればいいのかという市民からの問い合わせがあるだろうということで、県から譲渡を受けて平成25年から基本計画をつくったのです。これまでは宜野湾市と同じだと思います。 それから、施設整備に当たっては、大規模な用地確保が難しい本市の現状や市民の公営墓地に対するニーズの変化等も踏まえて、駐車場やトイレ、必要となる附帯設備も整備し、お墓の暗いイメージを払拭できる公営墓地整備を基本として、平成27年度から基本設計、そして内閣府の沖縄振興特別推進交付金、一括交付金を活用し、平成28年度の実施設計に続き、平成29年8月より建設工事が着手され、約8カ月間の工事期間を経て、平成30年3月に建設工事が完了したと。総事業費が2億9,000万円、約3億円、これは宜野湾市の予定している金額と大体一緒なのです。延べ床面積477.7平米、これも見ましたら、宜野湾市の1階の部分と大体一緒なのです。そして、納骨壇、1体用納骨壇が2,600壇、2体用納骨壇が865壇、合計で3,465壇と。そして、合葬室が約1万5,000体を収納、収蔵可能ということで、宜野湾市と似たような施設かなというふうに思っております。 シルバー人材センターへ管理委託をしているということで、本事業のメリットとして、市が永代で管理していくために、跡継ぎがいない等の問題も解決できて安心だと。納骨壇の使用も使用期間として6年、12年、32年が過ぎると、市が自動的に合葬室へ埋蔵するということで、今利用する方々が多くなっているということなのです。ですから、今後はこういった形での公営墓地が主流になるのではないかと思っておりますので、ぜひこれも参考にして宜野湾市の公営墓地、立派なものをつくっていただきたいと。そして、早急に調査して、個人墓を規制するわけですから、そのかわりそれはどうですかという形で市民にも言えるように、ぜひ早急に取り組んでいただきたいというふうに思います。 これで、この件に関しては終わりたいと思います。
○上地安之議長 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間休憩いたします。(休憩時刻 午後0時04分)
△午後の会議
○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き、21番 平良眞一議員の質問を許します。平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) それでは、午前に引き続き一般質問を続けていきたいと思います。 2番目の市道我如古21号の進捗についてお伺いしたいと思います。当該道路は新設整備事業、都市計画道路の代替道路として県道34号線から琉大北口へ向け延長約500メーター、幅員12メーターの道路を新設し、通勤通学路として周辺の生活環境の改善を図ることを目的として、平成22年度から平成33年度までの事業でありますが、まず該事業全体の進捗状況をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 平良眞一議員の御質問にお答えいたします。市道我如古21号の整備につきましては、全体延長の500メートルに対し改良工事延長256メートル、用地取得43筆中25筆、物件補償15件中10件完了しております。事業全体の整備率は58%の進捗となっております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 部長、ありがとうございます。全体の進捗としては整備率58%の進捗状況ということで、まだ半分ちょっと余ったぐらいですか。それで、県道現場を見てみると、非常に進んでいるような状況の部分がありますけれども、県道34号線から市道我如古11号まで延長約250メーターぐらいあると思いますけれども、そこの進捗状況をお伺いしたいと思います。そして、用地の買収も含めて答弁お願いいたします。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。市道我如古11号から県道までの区間約256メートルの部分は改良工事まで完了しており、用地購入24筆、物件補償10件完了しております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) そこで、そこの部分、今年度、新年度の事業計画と完了予定を御説明いただきたいと思います。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。今年度の計画としましては、県道34号線への取りつけ工事約40メートルと、それに伴う用地購入1筆、物件補償1件と我如古11号までの舗装工事を計画している状況でございます。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 今年度、新年度1億4,900万円余りの事業計画、予算も立てておりますけれども、その事業計画をまず御答弁お願いできますか。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。令和元年度予算の内容としましては、県道取りつけ箇所の工事と舗装工事になります。また、用地購入7筆と物件補償10件を計上しております。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 今、県道の入り口部分の用地買収も考えているということで答弁ありましたけれども、この我如古11号の部分は市道から県道の部分に関しては、今年度で完了するということで理解していいでしょうか。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。現在の計画では、この県道から我如古11号までの整備を完了する予定でございます。
○
上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) ただいま該部分については、今年度完了するという予定だということで答弁いただきました。 そこで、舗装する前に恐らく下水道の布設も必要になってくるだろうというふうに思います。これは今年度の議会の中で、伊佐の枝幹線から我如古のほうのこの部分に、下水道の布設を需要があって回したという説明もございましたけれども、それも含めてこの部分、県道34号線から我如古11号までの下水道の布設の進捗はどのようになるのか御答弁お願いします。
○
上地安之議長 上下水道局長。
◎
島袋清松上下水道局長 こんにちは。平良眞一議員の御質問にお答えいたします。下水道整備の進捗状況でございますが、市道我如古21号に係る下水道整備計画としましては、全体で約400メートルの汚水管路の整備を行う計画でございます。そのうち市道我如古11号の交差部から県道34号線に向けての約100メートルの区間につきましては、先月、5月末で下水道管の整備が完了いたしました。整備率としましては約25%でございます。今年度につきましては、他事業の執行状況等も精査した上で、先月末に完了しました部分から県道34号線の取りつけ部分までの約250メーターの区間について、年度内に整備ができるよう検討してまいりたいと考えております。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) ぜひ道路整備事業とあわせて、下水道管の布設もタイアップをして今年度で終わっていただくようお願いをしておきたいと思います。 それから、該事業の全体の完了まで大変気になる点がございまして、これまでも多くの議員から指摘がありましたけれども、沖縄振興公共投資交付金の要するに一括交付金、これまでの減額による該事業への影響は大丈夫なのか。これがとても気になっているところでございまして、平成29年度総事業費の1億5,500万円余りから、そのうちの一括交付金1億2,000万円を皆さん予定をして、それが6,400万円の交付ということで約半分ぐらいは減額されて、それから平成30年度も9,700万円余りの総事業費の中から一括交付金、予定として7,400万円余り予定していたのだけれども、これも交付が1,900万円余りということで、74.3%の減額されてきているわけです。今年度、平成31年度も総事業費約1億5,000万円ぐらいありますけれども、1億1,600万円の一括交付金を予定していますけれども、これも減額されるのではないかということで大変心配をしているのですが、該事業は平成33年度、要するに令和3年度までの事業計画で今進めているところなのですけれども、この事業計画、予定どおりに令和3年までに完了できるのか、そこを御答弁お願いできますか。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。我如古21号でございますけれども、今年度の当事業における沖縄振興交付金は、市の要望額に対しまして約50%でございます。事業計画としては、令和3年度までの事業期間でございますが、このような状況が続きますと、予定していた用地補償などが先送りすることになりまして、事業の完了にも影響が出ているところでございます。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 該場所は、都市計画道路として40年以上も地域、地権者等々待たされた部分なのです。それが当局の配慮で生活道路として今回整備を入れていただいて、大変地域の皆さんも喜んでいるところなのです。それで、平成33年度までには終わるということで地域でも説明会もあって、期待をしているのです。これが一括交付金減額によって延びるという話になれば、せっかく皆さん平成33年度までに終わるということで、いろんな計画を立てている地権者もたくさんおりますので、ぜひ努力なされて、あるいは県知事にも市長のほうから話をされて、予算獲得できるようにぜひ努力方をお願いしたいと思っております。 それから、もう一点、県道34号線と該道路の取りつけ部分へ信号機の設置をしていただきたいと思うのですけれども、その部分、この道路整備計画の中に信号機の設置は入っていないのか。この場所、地域住民からも要請あるのですが、我如古交差点から西原町や中城村へ向かう車両が多くて、該整備中の我如古21号から県道へ出る車あるいは近くのコンビニから出る車両が、県道を右折するために、非常に県道を通る車両が多いものですから、なかなか出られない。そのために無理に出ようとして接触事故とか、そういったのが多発していると地域の住民からありまして、そんな中で今後市道我如古21号のまた開通に伴って、今まで以上に交通量がふえるので、信号機をどうしても設置していただきたいという市民からのそういう要望もあるのですけれども、信号機の件について御答弁をお願いしたいと思います。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。沖縄県公安委員会との交差点協議の中では、沖縄病院側の信号機との間隔が狭いということから、新設については厳しい内容の協議となっております。信号機の設置においては、今後の全線開通に伴う交通状況の変化や地域からの要望を踏まえて、関係機関と調整してまいりたいというふうに考えております。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 部長、あそこでいろいろとまた事故が起きてからでは遅いですので、現場も見ながら確認をして、ぜひ信号機の設置努力方をお願いをしたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。佐真下第二土地区画整理事業についてお聞きいたします。該事業は平成7年からの事業でありますが、何度となく期限の延長をされて、現在の事業期間が平成35年となっております。そこで、現在の進捗状況はどのようになっているのか御答弁お願いいたします。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。佐真下第二地区の進捗状況でございますが、平成30年度にはタウンプラザかねひで裏の2街区の造成工事を完成させております。平成31年3月末現在での進捗は、事業費ベースで86%、物件補償が82%、墳墓補償が63%、保留地の処分面積が40%となっております。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) ただいま説明がありました。その中で物件補償、これにつきましては122件中100件が補償済みということで、残り22件に関してはどのような状況なのか御説明をお願いいたします。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。残る物件補償についての年次計画でございますけれども、今年度に建物を1件、次年度については建物等7件、令和3年度、建物等9件、令和4年度、建物等8件の計画となっております。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) その中に墓地も入っているということですよね、4件。あとはその墳墓に関して、11件中7件が移転補償が済んでいますけれども、残り4件あります。該地区内に墓地区画があるのですけれども、その整備計画と換地数を御答弁お願いいたします。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。墓地街区につきましては、地区権利者の換地指定となっているため、筆数で10筆、6権利者でございます。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 墓地に関してももう少しで終わるということで、それから保留地に関して、まだ40%台だと。半分にもいっていない状況なのですけれども、今後この事業は保留地の処分費用でやらなくてはならないのです。こんな状況で処分状況が大変遅いのですけれども、事業もまだまだ遅くなるのではないかというふうに心配しているのですけれども、その点どうなのでしょうか。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。保留地については、宅地として販売する一般保留地が12筆でございます。保留地は事業に必要な財源となりますので、早期整備を行い、計画的に販売を行ってまいります。また、付け保留地が19筆となりまして、条件を整えまして随時販売できるように行っていきたいというふうに考えております。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) それから、平成30年度繰り越しが1億2,400万円余りあるのですが、その完了時期、それから、区画47のほうに市道我如古・宜野湾線、市道我如古25号と市道我如古16号との交わる部分の工事計画、これはどのようになっているのか御答弁お願いいたします。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。まず最初に、平成30年度の繰り越し予算の執行状況でございます。進捗状況でございますが、委託3件、工事7件、移転補償14件ございまして、繰越額が1億2,458万4,042円に対する5月末現在の進捗率は63.8%の執行でございまして、7,942万2,326円でございます。また、委託3件については、ことしの10月末、工事7件については9月末、移転補償については令和2年2月末の完了予定でございます。 また、市道我如古25号の道路整備についての取りつけ部分の工事でございますけれども、平成30年度地区外繰り越し予算にて、擁壁工事を7月末の工事発注にて計画を進めている状況でございます。また、当該道路については電線ケーブルが埋設しているため、関係機関との調整を進めている状況でございます。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) 部長、この佐真下第二土地区画整理事業、期間が平成35年、令和5年度までと。あと4年余りありますけれども、これが最後の完了期間ということで理解していいのでしょうか。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。事業の完了時期につきましては、工事、物件補償、出来形確認測量等を令和5年度までには終了させてまいりたいというふうな計画でおります。
○上地安之議長 平良眞一議員。
◆21番(平良眞一議員) ぜひ予定どおりに終わっていただくようお願いをいたします。時間ありません。この佐真下第二土地区画整理事業、宇地泊もそうですけれども、ぜひ計画どおりにやっていただいて、その次に西普天間住宅地区あるいは大山区画整理も計画ありますので、計画どおりにこの佐真下も終わるようにお願いをして、残りはまた次の機会に質問をしていきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。
○上地安之議長 以上で21番 平良眞一議員の質問を終わります。 進めてまいります。
○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時53分)
○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時53分) 引き続き一般質問を行います。6番 上里広幸議員の質問を許します。上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 皆さん、こんにちは。議席番号6番、共生の会、上里広幸でございます。議長からお許しがありましたので、一般質問を進めさせていただきたいと思います。 今回、今月6月23日、慰霊の日が日曜日に来るわけですけれども、5月、6月と各地域では慰霊祭等実施している状況でございます。その中で本市の平和行政の推進についてお伺いします。 2番、青年会への支援についてでございます。青年会というのは、各地域の青年会ではなくて、補助育成団体の青年連合会ということで理解をよろしくお願いいたします。 質問3、市庁舎駐車場の利用方法についてです。現在、市民の方が多く利用しているわけですけれども、少し不便なところがあるというふうにして市民の方からお声が多々ありますので、利用方法等について御質問させていただきます。 そして、4番、マイクロバスの購入についてでございます。議会のほうでも数名の議員の皆様からの御提言があったり、また意見報告会等でもマイクロバスの購入の必要性について御意見がありますので、それも含めて、取り組み状況も含めて御質問させていただきます。 質問1から自席にて質問させていただきたいと思いますので、市当局の皆さん、御対応のほうよろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 質問をお願いいたします。
◆6番(上里広幸議員) 議長から御指摘がありましたので、質問させていただきたいと思います。 質問その1、施政方針の基本施策、平和行政の推進について質問させていただきます。まず初めに、平和祈念事業の取り組みについてお伺いいたします。基本施策の中で、多くの命が失われた沖縄戦から74年が経過し、沖縄戦の風化が危惧されている中で、市民、特に次世代を担う若者の平和に対する意識の高揚を図るために、平和祈念事業を実施するというふうにしてあります。その事業の一環の平和学習派遣事業の内容についてお伺いいたします。 以下は自席にて質問させていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 企画部長。
◎米須良清企画部長 こんにちは。上里広幸議員の御質問にお答えいたします。本市では、市内の中学生を対象に、沖縄戦を学びながら去る大戦での被爆地長崎市を訪問する宜野湾市平和学習派遣事業を実施しております。毎年8月9日に行われる平和祈念式典及び2日間の青少年ピースフォーラムへ参加し、全国の青少年と交流する中から、命のとうとさや平和の大切さを学ぶことにより、これらの平和な社会を築いていく人材を育成することを目的としております。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございます。この事業、宜野湾市平和学習派遣事業の実施要項と、また当局の皆様からのやりとりをお受けいたしております。市内生徒を原爆被爆地の長崎市に派遣し、平和のとうとさを学び、平和思想に対する啓発を高めるために、とても意義ある事業であると存じております。 また、本年も市内4中学校から8名、長崎市に派遣するということが決まっているということも伺っております。その取り組みの中で、派遣前には去る戦争がどのような経緯で勃発し、戦時中、終戦までの経緯や内容等の事前学習、派遣する前に事前学習を充実して派遣いただきたいというふうに感じております。本員も以前受け入れした経緯がございます。そのときに受け入れする側で、児童生徒が学習してきて受け入れるのと、全然学習しないで受け入れる状況というのは違うと思いますので、事前学習を充実して派遣していただきたいと思います。 そして、派遣後には、市長へ報告書が提出されると存じております。その報告を受けた後に、この生徒たちが学校内で報告会等を行うと思います。市民への報告も兼ねて、学校報告会以外にも庁舎内のロビーや中央公民館、市報、フェイスブック等への掲載も含めて、多くの市民の皆様に事業報告の周知活動の取り組みの拡充に努めていただきたいと思っております。 そして、もう一つ提言があるのですけれども、この派遣先についてなのですけれども、実施要項の目的により、原爆被爆地の広島市と長崎市と限定されております。その候補地以外にも少し検討していただきたいと思っております。宜野湾市が直接つながりのあった地域に派遣することも、検討する事項ではないかというふうに考えております。 その一つの候補地の提案として、宮崎県東郷町がございます。御存じだと思うのですけれども、現在行政合併して日向市と合併しております。以前、東郷町は昭和19年、終戦の前年、普天間、宜野湾、嘉数の3国民学校の学童疎開を受け入れていただき、それをきっかけに交流が始まっております。昭和60年に宜野湾市において調印式を行い姉妹都市の締結が結ばれており、交流を深めておりましたが、東郷町が日向市と合併し、交流が少し気薄化しているように本員は感じております。以前は、東郷町での学童疎開の内容を事前に学習して市内の青年を派遣し、疎開先で宜野湾市から行った学童がどのような当時生活を行っていたのか、現地で学んだり、伝統のエイサーや獅子舞等、舞踊等を披露したりとかして交流している事業がございました。また、東郷町の皆さんの青年団を受け入れて、激戦地だった嘉数高台を視察したり、公民館において平和事業の交流を行いました。 その中で、本員も一度だけこの交流派遣事業に参加したことがあります。現地の青年が当時の疎開の状況がわかる方から、宮崎の聞き取り調査をしていただきました。当時、宜野湾市から疎開した学童の子供たちが繰り返していた3つの言葉を、宮崎の青年団の方から学びました。ヤーサン、ヒーサン、シカラーサンという言葉です。ヤーサンというのは、戦時中でございますので、食料も十分な食料はなかったと思います。ヒーサン、沖縄から宮崎に出ていくと、宮崎も比較的暖かいのですけれども、夜も眠れなかったのかなというふうに思います。3つ目のシカラーサン、これは直訳すると寂しいとかいう言葉になるとは思うのですけれども、実際私たちふだん使うときに、このシカラーサンという言葉は本当にとても寂しい。故郷を思うのか、親元を離れて疎開している当時の子供たちの心情を思うと、本当に胸が締めつけられるような思いでした。そして、その子供たちに随行している皆さんも、子供たちの心のケアに大変苦労したということを、交流した宮崎の青年から伺いました。 宜野湾市と直接つながりがある地域に、将来の担い手である児童生徒、青年たちがお伺いして、当時の経過、当時あったことを忘れさせないためにも、この派遣事業の中でぜひまた東郷町を検討していただきたいと考えております。もちろん相手方がある事業、派遣先の研究となると思いますので、その辺も踏まえて、また私たち市民が後世に語り継いでいくためにも、平和学習派遣事業の派遣先の選定の拡充を提言させていただきたいと思います。その見解、御答弁よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 企画部長。
◎米須良清企画部長 御質問にお答えいたします。現在、日向市より平和交流団が本市を訪問されます。その際には、市長、教育長との懇談や普天間基地についての学習など交流の場を設けております。平成18年に東郷町が日向市へ編入合併され、姉妹都市提携協定を解消して以降は、本市からの派遣などは行ってございませんが、相手方もあることですので、今後どういったことができるかも含めて検討する必要はあると考えております。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。今現在、沖縄戦が風化しているということでございますので、今御答弁ありましたとおり、日向市の皆様とも、また児童生徒を派遣するのか、青年を派遣するのか、そういったところも含めてぜひ御検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、平和学習受け入れ事業の内容についてお伺いいたします。御答弁よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 企画部長。
◎米須良清企画部長 御質問にお答えいたします。平和学習受け入れ事業につきましては、県外から平和学習に訪れる中学生の受け入れにつきまして、主に京都市内の市立中学校より2~3校を修学旅行の一環として受け入れております。嘉数高台に京都の塔があることから、嘉数自治会へ受け入れをお願いしている状況でございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。この平和学習受け入れ事業なのですけれども、以前は各自治会で持ち回りして受け入れしていた事業と存じております。自治会での受け入れが困難になってきて、現在の受け入れを実施しているということでございます。これは聞き取り調査で回ったときに、各自治会長さんが最近やっていないということがあったので、非常に重要なことで継続していただきたいと考えておりました。ところが、調査しているうちに、今は京都から受け入れしていると確認できて非常に安心しております。 今現在、京都からの修学旅行を嘉数自治会が受け入れしていると。その理由は、嘉数に京都の塔があって直接依頼があり、受け入れしている状況だということです。現在、2校受け入れしているとお伺いしています。その内容をお伺いすると、今後またふえる可能性もあるとお伺いいたしております。また、受け入れ状況としても、市が窓口となって嘉数自治会が直接受け入れしていると。この対応する方も、嘉数の自治会の語り部の方がいて対応してくれているというふうにお伺いいたしております。この理由も、大型バスも近くまで入っていける。また、京都の塔があるという受け入れの環境も非常にできているとお伺いいたしております。 また、これからの受け入れ事業は、沖縄戦の悲惨さを風化させることなく、国民の皆さんに啓発していく大切な事業ですので、継続して取り組んでいただきたい。そして、また拡充していくためには、人材の確保、育成、資料の作成、また後援会等が必要になってくると思います。この事業を継続していくための計画や課題等を調査研究していただいて、受け入れしている自治会、関係者の皆様に支援の拡充を提言させていただきたいのですが、御見解よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 企画部長。
◎米須良清企画部長 御質問にお答えいたします。ただいま上里議員から話がございましたように、語り部の方々による沖縄戦についての丁寧な御説明により、ここ数年志望校が増加している状況がございます。しかしながら、戦争体験者が高齢化していく中、語り部の後継者育成が喫緊の課題であると考えております。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。やはり戦争体験者の皆様が高齢化を迎えてきて、語り部の皆さんが減少しているのが今後の課題だと御答弁でありました。なおさら地域の皆さん、自治会の皆様と関係者の皆さん、そういった課題に対してどう取り組んでいくかとか調査等も必要だと思いますので、さらなる支援の拡充のほうよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。続いて、(2)、小中学生への平和学習の取り組みについてお伺いいたします。現在、市内小中学校ではどのような取り組みが行われているのか、御答弁よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 こんにちは。上里広幸議員の御質問にお答えいたします。市内の学校におきましては、5月から6月にかけまして平和について考える平和旬間や平和月間などを設定し、各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間など、学校の教育活動全体を通して平和教育を行っております。学校における平和教育といたしましては、戦争体験者など外部講師を招いての講話や読み聞かせを行ったり、新聞記事を活用した調べ学習などを行ったりしてございます。また、図書館におきましては、沖縄戦に関する写真パネルを展示、平和をテーマにした本を紹介したりするなどしてございます。さらに、平和資料館や平和の礎を見学したり、嘉数高台など市内の戦跡を歩いてめぐるフィールドワークを行ったりするなど、児童生徒の発達の段階に応じた平和教育を学校においては行っております。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。小中学校のアンケートの状況調査のほうをいただいて見ると、市内全域でこの事業が取り組まれていると。また、宜野湾市に特化した取り組み等もお伺いできました。その中で、課題というのも挙げられてきております。語り部の減少、児童生徒自身が問いを持ち、追及していく学習をするための時間の確保がもう少し必要ではないかと。受け入れしやすい切り口での指導方法が必要、外部講師や教材等の情報がもう少し欲しいというのが課題となってきております。その中で、児童からの声というのもあります。体験者の話は難しいという1人の児童の調査結果があるのですけれども、1人かどうかわからないのですけれども、資料の中にあります。 そこで、御質問させていただきたいのですけれども、市内小中学校において、発達段階に応じた取り組みを行っていると思うのですけれども、その取り組み状況についてお伺いいたしたいと思います。御答弁お願いいたします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。市内の小中学校におきましては、学校ごとに児童生徒の発達の段階に応じた平和学習の目標を設定してございます。例えば小学校低学年におきましては、命の大切さに気づくなどの目標を設定し、友達と仲よくすることや動物をかわいがることなど、命を大切にする心を育んでございます。また、平和に関する絵本の読み聞かせや紙芝居などを通して、平和のとうとさを学ばせております。小学校高学年におきましては、自他の生命を尊重する等の目標を設定し、戦争の語り部など外部講師を招いた事業を行ったり、平和資料館等の見学をしたりして発達の段階に応じてございます。中学校におきましては、平和のとうとさを学び、平和の心を育てるなどの目標を設定し、新聞を活用した学習や市内の戦跡を歩いてめぐるフィールドワークなどを行ってございます。このように児童生徒の発達の段階に応じた平和学習の充実に努めているところでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。この平和学習を指導する際には、内容にもありましたDVDとか映像の配信もしたりすると思うのですが、低学年にはちょっと刺激が強いとか、そういった問題も出てきて発達段階に応じたことをやっていると思います。これからも切れ目のないような教育、平和学習について取り組みをしていただきますようにお願いいたします。 そして、この事業なのですけれども、平和月間の設定、平和旬間の設定と。また、慰霊の日に係る取り組み等も市内の小中学校全部で行われているのは確認しているのですけれども、その中で各学校の方針に今任せている状況で、統一してはいないと思うのです。各地域で取り組み状況が違うので、各学校の先生方の方針を尊重して行っている状況だと思います。その取り組み状況の報告を受けて、今現在取り組んでいる状況を把握して、その報告の中でまた課題として上がってきた件に関しましては調査研究を行って、平和学習の強化、充実につなげていただきたいと提言させていただきたいのですけれども、御見解よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 指導部長。
◎
甲斐達二指導部長 お答えいたします。上里議員御指摘の児童生徒の発達段階、それから学校の実態に応じた平和学習につきましては、学校教育における指導の努力点という県が発刊している指導努力点がございまして、その中で平和学習の目標は設定されてございます。それに応じて、いわゆる教育課程でございますので、学校に応じて、学校の実態、児童生徒の実態に応じてやっているところでございます。報告を我々は受けておりますので、その内容につきまして適切に指導助言をしながら、よりよい平和教育のあり方等について考えてまいりたいと思ってございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。継続して平和学習の強化、また充実につなげていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、続いて(3)の質問に移りたいと思います。青年会、婦人会、老人クラブへの平和学習の取り組みについてお伺いいたします。御答弁よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 上里広幸議員の御質問にお答えいたします。市青年連合会、市婦人連合会につきましては、団体の育成支援を担当している教育部より答弁申し上げます。市青年連合会におきましては、毎年事業計画に平和学習を組み込み、会員を対象に実施してございます。沖縄戦や戦後復帰に関する学習などをテーマに継続して学習していることを、事業報告で確認をしているところでございます。 それから、市婦人連合会につきましては、ここ最近の状況として、平和学習には取り組んでいないということをお聞きしているところでございます。
○
上地安之議長 健康推進部長。
◎
比嘉直美健康推進部長 上里議員の御質問に健康推進部よりお答えいたします。市老人クラブ連合会に確認しましたところ、平和学習事業等の取り組みは現在行っていないとの回答を得ております。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございます。市の青年連合会に関しては、年間事業として取り入れて毎年行っていると確認できました。聞き取りの際にも、毎年1回、定期総会が終わった後に一番初めにする事業が、この平和学習だというふうにして会員同士で事業を取り組んでいると。DVD等を見ながらやっているというふうにお伺いいたしております。 婦人連合会、また老人クラブ連合会の皆様の御回答においては、多分地域で語り部であったり、青年の指導であったりして活躍しているのは見ております。事業等の報告がないというのは、婦人連合会、老人クラブ連合会としては行っていないのだけれども、地域では活動しているというふうにお伺いいたしております。 この質問も踏まえて少し提言させていただきたいのですけれども、市として、全体としてこの平和行政の推進について取り組んでいく状況の中で、学校、また地域での青年、婦人、老人クラブ、皆さん切れ目のない取り組みを、この平和月間、6月23日の慰霊の日に合わせて取り組みを今行っている状況だと思います。そういった事業を実施していく中には、ボランティアの皆さんが地域で活動することが啓発につながっていくと思います。その啓発活動をもっと促すためにも、また市としてもさらなる事業の拡充を提言させていただいて、この質問を終わらせていただきたいと思います。以上です。 続いて、2、青年会への支援について質問させていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 済みません。青年会活動との連携なのですけれども、市の青年連合会の活動状況をお伺いさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 上里広幸議員の御質問にお答えいたします。市青年連合会の活動状況ということでございます。平和学習、それからリーダー研修など組織的な学習活動を行っているほかに、宜野湾市青年エイサー祭りの開催あるいは宜野湾市成人式式典運営など、年間を通して活発に活動しているという状況でございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございます。この件は、市青年連合会、各自治会から組織されている青年会が集結して活動しているということでございます。市の補助育成団体でございます。その今、年間の活動のほうは、定期総会の資料等拝見させていただいて、年中定例会も開催して、防犯パトロール等も毎月行って非常に忙しい活発な団体だと思っているのですけれども、その青年連合会と本市がどのように連携して取り組んでいるのかお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。市青年連合会は、活動を通して地域の活性化や青少年の健全育成に多大な貢献をしているところでございます。教育委員会では、その活動を支援するために必要な補助金を交付してございます。また、可能な限り市青年連合会の定例会に出席をして、情報の提供やあるいはその活動に対する助言も行わせていただいております。特に宜野湾市青年エイサー祭りや成人式など、大規模なイベントでは連絡を密にとりまして、市青年会主催事業、市主催事業のいずれも事業目的が達成できるよう連携協力をして取り組む体制を築いているところでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございます。今の活動の報告を聞いても、非常に活動が活発だなと感じております。特に市の成人式の際には、私たちも成人式に参加すると、運営等裏方等で総動員で彼らが頑張っている姿を見ると、本当に心強く感じております。これからもまた助言等を通して青年連合会の活動、補助育成団体に支援の拡充をお願い申し上げます。 続いての質問に移らせていただきます。その青年連合会、エイサーだけではなくて獅子舞とか、地域によっては綱引きとか、ほかの伝統文化の活動、スポーツ活動もあるのですけれども、その中で青年エイサー祭りへの支援の拡充についてお伺いいたしたいと思います。本市の青年エイサー祭りは、本市にとってどのような祭りと捉えているのかお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市青年エイサー祭りは、市青年連合会が加盟する各区青年会を取りまとめ、企画から運営まで全てを青年たちの力でつくり上げる祭りで、昨年までに22回の開催を数え、本市の夏の風物詩ともなっているところでございます。エイサー祭りを通して青年の交流、親睦や伝統芸能の継承が図られることを初め、地域の活性化、観光振興にも貢献しており、本市としても重要な祭りであると考えているところでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。第22回を数えるということであります。それ以前にもやっていた経緯はあると思うのですけれども、数えていくと22回の開催。数年前から両日の開催となって、以前までは日曜日だけがたくさん入って集客のほうがあったのですけれども、現在は本当に両日市民広場からあふれるぐらいの人でにぎわっているエイサー祭りでございますが、そのエイサー祭りに対してどのような本市として支援を行っているのかお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市青年エイサー祭りは、青年たちの力で実施している祭りでございますけれども、本市としましても青年連合会への補助金として45万6,000円を交付しており、さらに祭り運営への支援として、平成29年度より20万円の補助金を交付しているところでございます。また、祭り会場や駐車場を含む施設使用への配慮や備品の貸与など行ってございまして、市報やホームページによる周知の支援も行っているところでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。現在、宜野湾市の青年エイサー祭りは、夏の風物詩として捉えていて、非常に重要だということをお伺いいたしました。そこで、支援として連合会の活動自体には年間約45万円の助成をしていて、エイサー祭りに対しては平成29年度より20万円の支援をしているとありました。それ以外にも物品の貸し出しとか、市民広場ですので、施設を借用する際のやりとりだとか、駐車場の借用に対してのやりとりとか、そうしたものも支援をしていただいているというふうにお伺いいたしております。その中で、実行委員会方式を立ち上げて、全て企画から運営まで青年たちがやっているということは、自主性を強めていくために非常に重要だと思います。その自主性を強めていくと、会員の増強とか連合会の活発な活動につながっていくと思いますので、また助言等もよろしくお願いいたします。 そこで、このエイサー祭りに対して、先ほど20万円の助成をしているとありました。平成29年度からも年々、だんだん集客もふえてきている状況でございます。そこで、彼らの実績報告書を確認させていただくと、ほぼ単費です、彼らの。広告収入が主な収入源となってきていて、花火の打ち上げに対して市が助成しているというふうに内容をお伺いいたしております。その支援の拡充について提言させていただきたいのですけれども、御答弁よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御提言にお答えいたします。エイサー祭り、夏の風物詩ということで理解しているところでございます。財源の発動がどうしても出てまいりますので、この辺につきましては財政担当部署とも連携を図りながら、できるように鋭意検討してまいりたいと、このように思っております。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。今回の質問の際に当たって、聞き取り調査等行わせていただいたのですけれども、その中で青年の皆様がおっしゃっていたのが、定例会にも参加していただいて、助言等、話とかもよく聞いていただけると。エイサー祭りに関しても、物品の貸し出し、また安全対策等、そういったことも丁寧に指導していただけると、非常に感謝しておりました。彼らがこの事業が拡大していくと、それなりのリスクもかかってくると思うのです。そういった彼らが夏のエイサー祭りを自分たちが盛り上げるというふうに活動している姿を見て、エイサー祭りに対して支援をまたより強化していただきたいということで質問させていただきました。御答弁ありがとうございました。以上です。 次の質問に移らせていただきます。市庁舎の来客駐車場の利用方法についてお伺いいたします。現在の駐車方法に至った経緯をお伺いいたしたいと思います。市庁舎の来客駐車場では、今現在どのような車両案内を行っているのか御答弁お願いいたします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 上里広幸議員の御質問にお答えします。市庁舎来客駐車場の車両案内につきましては、市役所へ各種手続のため多くの来庁者が予想される繁忙期でございますけれども、繁忙期におきましては、シルバー人材センターへ委託をしております市役所来客者駐車場車両案内委託業務によって案内を行っている状況でございます。車両案内に当たりましては、昨年より駐車場へ入場した場合に、車両がスムーズに周回をできるよう一方通行などの看板設置や標示を行い、駐車場内が混雑しないように車両案内を行っている状況となっております。繁忙期以外につきましては、路面標示で示される一方通行に沿いまして駐車をいただいている状況でございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。一方通行の路面標示が今なされている状況でございますが、その路面標示は市民からの苦情等によるものなのか、何かほかに要因があって路面標示がなされているのか、御答弁よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えします。昨年度一方通行の路面標示を行っておりますけれども、その要因としましては、狭隘な駐車場のため、多くの市民からの苦情を受ける中で、車両がスムーズに周回し駐車をするためには、駐車場内の通行を一方通行とするほうがよいと判断したことが1点でございます。 あとは、もう一点としましては、委託をしてございますシルバー人材センターの車両案内に確認をしたところ、一方通行とするほうが案内もしやすいというような意見もあったことから、昨年から駐車場内を一方通行としている状況でございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。一方通行の方法は非常に利便性がいいというふうに存じております。一方、使いなれている市民の方であれば、誘導の方がいて、それに従って一方通行していくということで潤滑に回っていくと思うのです。ところが、たまに繁忙期以外に市役所に一般の方が来ると、路面に標示がされていても、右側があいていれば、そこを入ってとめたりすることがあるのです。市民からの声で、繁忙期以外に来て、入ってきてあいているところに好きにとめたと。そうすると、矢印に従っている方が対抗から来て、危うく事故しそうになったと。それで、市民の方から市民の方に注意を受けたということで、私のほうに問い合わせがあったのです。この路面標示されているのですけれども、その強制力とか有効性、どこが優先なのかというのはどこで示されているのかなと拝見したのですけれども、誘導員がいなければ、どこが優先かわからないと感じる市民もいるのです。 そこで、新駐車場の利用のルールを明確にしていただきたいと提言させていただきたいのですけれども、御見解よろしくお願いします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 上里議員の御質問にお答えいたします。繁忙期以外の件ですけれども、議員おっしゃるように案内人がいないということから、時折一方通行の路面標示に気づかずに、両方向の通行となっているという報告もいただいているところでございます。また、市民からも路面標示がわかりにくいという苦情もあったようでございます。今後についてでございますけれども、駐車場内の一方通行の看板を常時設置をできるように検討をするとともに、また新たに市ホームページのほうでも来客駐車場の利用に関する方法を掲載もして、来庁者への周知を図ってまいりたいというふうに考えております。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。通告後に駐車場のほうにも一方通行の看板が立っているのは確認いたしております。これからも市民、また市外の皆様が利用する際に危険性がないような取り組みをして、ルールを明確にしていただきたい。その取り組みもまたよろしくお願いいたします。以上です。 次の質問に行きたいと思います。マイクロバスの購入について質問させていただきます。まず、1、以前市で所有していたマイクロバスが教育委員会に移管され、廃車になった経緯をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 上里広幸議員の御質問にお答えいたします。教育委員会が使用していたマイクロバスは、市長部局にて平成10年に購入し使用されていたものを、平成20年6月に譲り受け、いわゆる所管がえして使用してございました。教育委員会が所有する、所管がえに至った経緯についてですが、法律により同一事務所に2台以上のマイクロバスを所有する際には、車両整備士を配置しなければならないと。平成20年に車両整備士が退職となったため、市長部局にて2台所有することができなくなったということのようでございます。そこで、建物を別とする教育委員会において、マイクロバスの活用が多かったこともございまして、当時の担当者で協議をした結果、所管がえを行い使用することとなりました。その後、経年劣化により修理不能となったため、平成25年8月にマイクロバスを廃車処分したという経緯がございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございました。その廃車する際に、事業を継続するために新たなマイクロバスを購入しようとか、そういった計画はなかったのかお伺いいたします。よろしくお願いします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。廃車後に新たなマイクロバス購入の検討はなされたのかという御質問でございますけれども、当時の具体的な資料がなく、確認ができておりませんけれども、平成25年9月の市議会の会議録によりますと、マイクロバス購入のほうにつきましては、財政状況から見て非常に厳しいものと考えておりますと、そのような答弁がございます。購入に係る費用につきましては、当時メーカーが発表している情報によりますと、新車を購入する場合の車両価格、乗車人数やグレードにより価格はさまざまでございますけれども、600万円から800万円程度の費用が必要になる。さらに、維持管理に係る諸費用も発生することから、新たなマイクロバス購入については、関係部署との協議調整が必要であるというようなことでの経緯をたどっているということでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございます。当時、購入する検討をしたかどうかの資料というのは、今現在ないということですね。ありがとうございます。確認いたしました。 それでは、今現在マイクロバスの必要性があるかどうか、御答弁お願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。マイクロバスを所有することは、集団での移動において利便性が高まり、児童生徒の校外学習や音楽発表会などへの参加、さらには小中学生のスポーツ活動、各種団体の研修会参加など、社会教育も含め教育活動の活性化につながるものだというふうに認識はしているところでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 必要性があるという御答弁でございました。 以前、教育委員会が使用していたマイクロバスの使用規程があると思います。今現在、この使用規程がどうなっているのか、状況の確認をよろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。マイクロバスの購入につきましては、車両購入予算あるいは車両の維持管理、運転手の確保、保険の適用範囲など課題がございます。関係部署とも連携を図りながら検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁お願いします。1つ、もう一度確認なのですけれども、以前利用していたマイクロバスの使用規程がありますよね。現在も生きているということで理解してよろしいですか、御答弁お願いします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市教育委員会マイクロバス使用規程でございます。公務に使用することのほか、宜野湾市内の社会教育団体並びに小中学校、幼稚園、その他教育機関等の利用に供し、これらの団体並びに教育機関の振興に資するため、適正な使用管理を図るための事項を定めているところでございます。現在、教育委員会においてマイクロバスは保有しておりませんけれども、今後教育委員会でマイクロバスを保有することになった場合、宜野湾市教育委員会マイクロバス使用規程に基づいてマイクロバスを使用していくことになるというふうに考えているところでございます。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございます。今はマイクロバスのほうは所有していないのですけれども、今後またマイクロバスを購入した際に、この規程を利用するということで、まだ現在もあるということで必要性はあるということですね。御答弁ありがとうございます。 そして、議会報告会及び市民との意見交換会において、市民からマイクロバスの要望があったか把握しているか。また、地域から市へ直接要望は受けたことがあるのか確認したいと思います。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 上里議員の御質問にお答えします。先月開催をされてございます議会報告及び市民との意見交換会におきまして、市民からマイクロバスの要望があったという確認はしております。また、地域や市民団体から直接市のほうに要望を受けたことはございません。
○
上地安之議長 上里広幸議員。
◆6番(上里広幸議員) 御答弁ありがとうございます。教育委員会からも御答弁いただきました。必要性は非常にあるというふうに感じております。また、議会においてもさまざまな議員の皆様から御意見がありました。学校関係者の皆さんからもアンケートをとったり、代替案はないのかとかもありました。今後、また福祉に関しても、福祉の事業を推進していくためにも、社協の1台だけでは足りないと思うのです。必要性は非常にあると思いますので、ぜひこのマイクロバスの購入について取り組みよろしくお願いいたします。 また、予算等についても提言したかったのですけれども、時間の都合上、また次回に質問させていただきたいと思います。 議席番号6番 上里広幸、一般質問終わります。以上です。ありがとうございました。
○
上地安之議長 以上で6番 上里広幸議員の質問を終わります。
○
上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時46分)
○
上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時58分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。22番 桃原朗議員の質問を許します。桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 皆さん、こんにちは。最終質問者であります。本日は、あと1時間程度よろしくお願いいたします。議席番号22番、絆クラブ、桃原朗であります。議長に提出してあります質問項目、順を追って質問させていただきます。 市庁舎の本館は、平成26年に実施した耐震診断の結果、耐震性能を満たさない建築物と判断をされたことから、民生安定補助助成、環境整備法第8条を活用し、令和元年度から令和2年度にかけて耐震改修工事を予定しております。まず、1番目の市庁舎耐震改修工事及び駐車場の整備について、それから入っていきます。昨年度の12月にも私の一般質問で取り上げておりますが、市庁舎の耐震改修工事の計画の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。 あとは自席より質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。市庁舎耐震改修事業計画の進捗状況でございますけれども、昨年度防衛補助を活用し耐震改修工事に係る実施設計業務を行い、令和元年度から2年度にかけて改修工事を行う予定としております。現在につきましては、令和元年度分の工事費等の防衛補助交付申請手続を行っており、交付決定後に工事等の事業に着手をしていきたいというふうに予定をしてございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) この庁舎の耐震改修工事計画では、今年度から来年度にかけて仮設のプレハブで一部業務を行うことが予定されております。それについてですが、市民への周知というのはどのように考えておられるのかお聞かせいただきます。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 桃原朗議員の御質問にお答えします。現在の予定では、令和2年1月ごろから7月ごろまでの間、仮設プレハブで一部業務を行っていく予定でございますが、事前に市報やホームページ等で市民への周知、庁舎内外に案内板等の設置を図り、庁舎御利用の皆様の影響を最小限に抑えていくように対応してまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) ことしの3月11日に議員全員協議会の中でいただきました資料、図面から、さまざまなことが書かれておりますけれども、それについて少しだけ質問させていただきます。この資料の中で関連附帯工事、また
工事監理費等を省くとあるが、どのような事案があるのか伺います。 また、費用の見込みについてもいかほどかかるのか御答弁いただきます。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。御質問は、ことし3月に議員の皆様にお配りしました耐震化事業説明資料で概算工事費に含まれないと記載しております関連附帯工事と
工事監理費について説明いたします。関連附帯工事につきましては、本館の耐震化工事を進める中、既設の建物のため、想定していなかった工事や新たに要望等により必要があると判断される工事などを、経費として本年度は1,170万円を計上しております。また、
工事監理費については、工事が設計図書どおり実施されているかを建築士へ委託する
工事監理業務で、経費は約3,300万円となっております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 全協でいただいた資料も、ほかの建築図書とは簡素化して書かれているのです。やはりこの耐震工事というのは大まか、要するに建物が地震に耐え得るかということで、これを集中的に予算をつけているというふうに本員は感じております。 そして、この図書の中でY方向、要は僕らの会派室がありますこの通り、Y通りなのですけれども、そこに増設の立体フレームという項目でありますけれども、これは鉄筋コンクリート造であるのか、それとも鉄骨造を考えているのか、ここには示されておりませんので、これを御説明いただきます。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。本館の耐震化工事で、施設内部に地震時の耐力不足を補うための鉄骨造壁ブレースにて耐震補強してまいります。しかし、その補強でも耐力不足が生じる結果となるため、駐車場側に鉄筋コンクリート造で立体フレームを設置し耐震補強しているものでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 駐車場側へということで今答弁ございましたけれども、ただでさえ狭隘な駐車場なのですが、この駐車場に影響はないのでしょうか。何台ほどかのスペースが削られるというふうに本員は理解しておりますけれども、それについてはいかがですか。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。駐車場側に鉄筋コンクリート造で立体フレームを設置いたしますけれども、その構造物の設置に当たって駐車台数が3台減少する計算となっております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) この今駐車場が3台減るということでありましたけれども、現在白線を引かれている駐車スペースがあるのですが、この白線が、ちょうど北側の駐車場は少しスペースが広いように感じております。そして、そのときに資料としていただきましたけれども、国の駐車場の基準、設計の考え方とかという国交省からのいろんな資料があると思うのですけれども、それについて御説明をお願いいたします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 桃原朗議員の御質問にお答えします。現在の駐車場の1台当たりの駐車スペースの幅員については、国の駐車場設計・施工指針で示されております普通乗用車の幅員2.5メートルで基本的には設計をされております。議員御指摘の駐車場東側の一部分、6台分につきましては、市役所建築当時の設計で幅員が3メートルとなっているところがございます。この部分につきましては、今後駐車場の白線修正の際に、改めて引き直しの検討を行ってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 現在、来客駐車場130台前後だと記憶しているのですが、私、昨年もこの駐車場の件につきましては、立体駐車場を計画してはどうかというふうに質問、提言をさせていただきましたけれども、この役所の駐車場、今後どういうふうにしていくか。面的に整備するということは、前回の答弁でも公園、花壇等を潰して駐車場にするとか、さまざまな考え方があろうかと思いますけれども、やはり立体の駐車場が本員は必要かと存じておるのですけれども、それについてどのようにお考えですか、御答弁をお願いします。
○
上地安之議長 総務部長。
◎伊波保勝総務部長 桃原議員の御質問にお答えします。まず、答弁の前に、現在狭隘な来客駐車場により、市役所を御利用される来庁される市民の皆様に多大な迷惑をかけているというふうに考えてございます。 御指摘の駐車場の拡張につきましては、これまで立体駐車場及び平面駐車場等の拡張整備の比較検討も行ってまいりましたが、整備に当たりましては多大な費用が試算をされておりまして、今回のこの耐震工事等の中でというところも、防衛局さんとも調整はしましたけれども、残念ながら認められないというようなところも回答を得ておりますので、引き続き財源の確保について検討を重ねてまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。実は先週末、一般質問の初日を終えて、私ども絆クラブ、議長を含め又吉亮議員と私と、あと1人山城康弘議員もいらっしゃるのですけれども、山城康弘議員は所用があって行けなかったのですけれども、3名で調査に行きました。3名で行ってきたのですけれども、このただいまお話ししました駐車場も含めまして要請を行ってまいりました。特定防衛施設周辺整備調整交付金、9条の増額。そして、2番目に3条及び同法8条の規定による措置に準ずる防衛施設周辺整備統合事業の継続。3番目に、市役所駐車場の拡充の整備。そして、4番目にPFOS等
有機フッ素化合物における米軍基地内立入調査の意見交換。このような形で佐藤正久外務副大臣の事務所、当日は土曜日でしたけれども、当の大臣は所用で出かけていないと。秘書さんと、それと翌日環境副大臣、内閣府副大臣の秋元司大臣とは面談をして、今の4項目要請してまいりました。 その中で、今私が質問しております市役所駐車場の拡充の整備ということで、この予算が宜野湾市としては厳しいのだと強く訴えてまいりました。その中で総務省においても緊急防災・減災事業の事業債についてということで、そういったのも充ててはどうかということで、この財源措置は地方債への充当率100%、地方交付税措置ということで元利償還金について、その70%を基準財政需要額に算入できると。この事業年度が平成29年度から令和2年度、来年度まではまだ予算が残っていると。そういうことで行政の皆さん方とも検討して求めてはどうかというふうなお話もありました。 ですから、私ども絆クラブでも、このような形で少ない財政事情の中で市民ニーズに応えるべく、駐車場整備もしっかりやっていただきたい。そして、9条、統合事業も含めて継続、また増額等もお願いしておりますので、松川市長におかれましても、このような形で常日ごろ本土のほうに内閣府にもお伺いして、そういった要請も行っているとは存じておりますけれども、ぜひ担当部局等も含めて勉強会なり、要請なり、また議会と一緒になってでもよろしいです。そういう勉強会も含めながら増額要請を行ってはどうかと思うのですが、それに対して御答弁をお願いいたします。
○
上地安之議長 市長。
◎松川正則市長 こんにちは。桃原朗議員の御質問あるいは御提言に感謝を申し上げます。先週末、ただいま御案内ありましたように4件の要請もいただいたということでございまして、私も先週、全国市長会の際にも内閣府、防衛あるいは外務と関係省庁、そのときは事務局の皆さんでしたが、お願いをしております。 ただいまの駐車場の件に関しましては、まだやってございませんので、これからしっかり副市長であり、あるいは企画部サイドが要請をあるいは研究をさせていただきたいと思います。先々週には副市長と企画部長、企画の技幹が、跡地推進費の件で内閣のほうにもその調整もしているところでございます。実際大変で予算が厳しいということからしまして、できる限り高率あるいは地方債が充てられるような事業、それについてはしっかり取り組んでいきたいと考えております。御提言大変ありがとうございました。研究をさせていただきたいと思います。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 市長、ありがとうございます。忙しい中、ぜひ健康には留意なさりながら、この宜野湾市のかじ取りをしっかりやっていただきたいと思います。 さて、この質問は終わりまして、次の質問に移らせていただきます。2番目の質問、普天間中学校の校舎の大規模改造工事についてお伺いをいたします。(1)番、校舎改造の進捗状況、平成30年度で繰り越した普天間中学校の校舎の大規模改造事業の進捗をお聞かせ願えますか。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。校舎大規模改造工事(第1期)につきましては、前年度12月より防音機能復旧工事と並行して玄関昇降口や内部の床、普通教室側のトイレ改修をメーンに工事を進めてございまして、今月の6月10日に工事を完了し、6月21日の完成検査に向けて補修作業を今行っている状況でございます。今後は、第2期、第3期の工事に分けて進めていく予定としてございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。私、今議会開催する前に中学校にお伺いをさせていただきまして、現状どうなっているのかということで確認して、現地も見てまいりましたけれども、私が行ったときには、床のポンリュームがまだ半数ぐらいしか敷かれていなくて、トイレの改修のところも左官は終わっているのだけれども、ペンキがまだの状態でしたけれども、しっかりと施設課の皆さん方と調整しながら現場も検査等もやっておりましたので、1期工事は6月21日で終えたということで安堵しております。 この大規模改造工事の2期、3期工事の内容について資料もいただきましたけれども、改めまして御説明をお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。今年度は第2期の工事といたしまして、普通教室側の内部改修、エレベーター改修、それから職員室側のトイレ改修を行う予定でございます。第3期工事といたしましては、管理棟や特別教室の内部の改修、さらに外部改修を行い、令和2年度の工事完了予定をめどに事業を進めているところでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 子供たちが実際授業を受けながら、昨今は土、日の工事は控えるようにということでさまざまなところからお達しがあって、なかなかまた職人さんも集めづらい状況の中で、どうしても平日に工事を行わなければならないときは、空き教室を利用するか、またはそういった工夫を凝らして、子供たちの学習に影響がないよう取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、(2)のグラウンド等の整備についてお伺いをいたします。防音機能復旧工事においては、設置された仮設校舎があったと思うのですが、この防音機能復旧工事の完了に伴いプレハブの解体を行っていくと思うのですけれども、仮設校舎解体後のグラウンドの整備というのはどのように行うのかお聞かせください。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。グラウンドには、防音機能復旧事業において設置をいたしました仮設校舎があり、防音機能復旧工事の完了に伴い、現在プレハブの解体作業を進めているところでございます。仮設校舎解体後のグラウンド整備につきましては、全体的に表層をすき取り、クレー舗装にて整地を行い、トラックのロープやラインなどの復旧を行う予定でございます。完了時期につきましては、天候にも若干よりますけれども、6月末の完成を目指して、今進めているところでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。本員がこの仮設校舎を見たときに、土間のコンクリートが敷かれていたり、またコンクリートの二次製品でクラッシャーが敷かれていたり、そういったもろもろの仮設校舎でも建築基準法にのっとって建てるわけですので、グラウンドには、そういった子供たちが水がたまって歩きづらいところでは、クラッシャーが敷かれたり、コンクリートが敷かれたりしておりましたので、そういったのを完全に除去ができると認識してよろしいですか。例えば建築物には、布基礎であったりとかフーチングであったりとかというふうに使いますけれども、どのような工法でこの校舎が建てられて、またグラウンド整備がどういうふうになされるのか。支障がなければ、それで構わないと思いますけれども、それについて御説明、簡略でよろしいのですが、説明願います。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。先ほどのほうも若干お答えさせていただいているところでございますけれども、仮設校舎解体後のグラウンドの整備につきましては、全体的に表層をすき取り、クレー舗装にて整地を行うと。その上、トラックのロープあるいはラインなどの復旧を実施してまいりたいと、このように考えているところでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 子供たちが常日ごろグラウンドを利用しておりますので、しっかりとトラックのロープのラインを引かれて、また引き直したりとか、そういうことで安心をいたしました。 続きまして、(3)番のテニスコートの整備についてお伺いをいたします。普天間中学校のテニスコートの整備については、学校側や、またPTAからの要望等があり、普天間第二学校給食センターの跡地へのテニスコートの整備を進めていると思うのですが、現在の進捗についてお聞かせをお願いいたします。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。テニスコート整備につきましては、平成30年度に実施設計を完了してございまして、今年度より屋外教育環境整備事業として計画をしていたところでございますけれども、実施計画において先送りとなったことや、あるいは学校調整において校舎内の環境整備を優先してほしい旨の要望もあったことから、大規模改造事業の完了後に引き続きテニスコート整備を進めていきたいと、このように考えているところでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) テニス部の男女や、また御父兄には少し残念ではありますけれども、あくまでも学校側の要望、要するに学業を優先しているというふうに本員も理解をしております。 そして、普天間第二学校給食センター跡地に仮設校舎建設のためにつくられた仮設のスロープがあったのです。このスロープがさまざまな学校行事での利用や避難経路の確保の観点から、残したほうがいいのではないかという声もあったかというふうに存じておりますけれども、その点についてどのような御意見があったのかお聞かせ願えますでしょうか。
○
上地安之議長 教育部長。
◎
比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。普天間第二学校給食センター跡地より中学校グラウンドへ出入りできる仮設のスロープにつきましては、仮設校舎建設時の工事用通路として整備したスロープでございまして、テニスコート整備する際には支障となることから、仮設校舎の解体とあわせて取り壊す計画でございますが、しかし屋外教育環境整備事業に着手するまでの利用につきましては、学校側とも協議を行いながら検討していきたいと、このように考えているところでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 聞き取りの中でも、やはりこの第二学校給食センターも教育委員会の持っている土地でありまして、ユニオン側との亀裂が入っている擁壁の撤去をどうするのだとか、さまざまな絡みがあると思いますので、しっかりと子供たちにスポーツ関係では有意義な環境が整えられるよう鋭意努力して頑張っていただきたいと思います。そして、令和2年度までには改造工事、工事の監理の書類関係だとか、屋外環境のテニスコートの整備だとか、さまざまな事業も控えておりますので、鋭意努力していただきますようよろしくお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。 3番目の質問、活力あるまちづくりについてお伺いをいたします。普天間飛行場周辺まちづくり事業の進捗をお伺いをさせてください。普天間地区の今後の大まかな事業スケジュールについてお願いをいたします。
○
上地安之議長 企画部長。
◎米須良清企画部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。まちづくり事業、普天間地区においては、門前広場、交流施設及び交流広場、並松街道及び参道広場の流れで事業に取り組んでいる状況でございます。今年度は交流施設などの実施設計及び沖縄平和祈念像原型の基本実施設計、また引き続き門前広場の補償などに取り組んでまいります。門前広場及び交流施設につきましては、それぞれ令和4年度、令和6年度ごろの完成を目指して事業を進めてまいります。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) この門前広場につきましても、今は更地になっておりまして、普天満山神宮寺におきましてさまざまな告別式等があった場合に、ロープで入れないようにはされているのですけれども、駐車がいっぱいしているときには、ロープを外して何台かとめている様子もお見受けをしましたけれども、何せちょっと段差になっておりますので、転落防止等の観点からも、この辺はよく注意していただきたいと思います。 本事業を進めるに当たっては、補償の進捗が重要と考えておりますが、補助内示の状況と、執行体制はどうなっているのかについてお伺いをします。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。本事業は、防衛省の補助を受けて取り組んでいるところでございますが、令和元年度においては要求額の満額内示をいただいております。議員のお考えのとおり、公共事業においては補償の進捗が事業全体の進捗に大きく影響を及ぼしますので、鋭意取り組む必要がございます。現在、補償業務を執行しております用地課においては、職員2名、係長、課長の計4名で事業を執行している状況でございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 今、部長から答弁いただきましたけれども、用地課4名がこの補償関係をしっかりと行っていると。本市において政策事業として市道宜野湾11号、先ほど質問された我如古の道路、そして普天間3-4-71号、さまざまな事業があって、用地課の今の4名体制で大丈夫なのかなと思ったり心配するところもあるのですけれども、またこれは庁内で調整して、どうしても人員をふやしてほしい、ちょっとノイローゼになりそうだよというふうなことがあってはいけないと思いますので、しっかりとこの辺は体調管理等も含めながら、用地課としっかりと御相談をして取り組んでいただきたく思いますので、よろしくお願いをいたします。 さて、3番目の丸に行きますけれども、門前広場の整備の内容について地域の声をどのように吸い上げていたのか、御説明をお願いいたします。 それと、地域の説明会で歩道橋を撤去してくれないか、外観がよくなるようにというふうな形の声もなかったのか、あわせて御答弁お願いします。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。平成28年度に行いました実施設計において、ワークショップという形でまちづくり期成会やヒルズ通り会、自治会よりいただいた意見を集約し、普天間1区、2区自治会区域の皆様へ説明会を行い、整備内容を取りまとめたところでございます。 また、歩道橋についてでございますが、普天間交差点にある歩道橋を今後残していくのか、また撤去していくのかというような意見は、地域住民からはございました。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 門前広場においては、補償も進み、神宮や神宮寺など国道から見通せるようになり、非常に景観もよくなっているというふうに本員も思っております。 また、歩道橋が景観を阻害しているような状況であると本員は感じているのですけれども、歩道橋の撤去については、本市はどのような考えを持っているのか。そして、またこの歩道橋は、神宮寺と神宮の宮司さんとお坊さんがいらっしゃいます。そして、地域の皆さん方、ワークショップでもいろんな意見があったかと思いますけれども、総合してどのような方策を考えているのかお聞かせください。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。議員御質問の件に関しましては、本市としても認識しており、平成26年度に南部国道事務所へ撤去について確認を行ったところでございます。南部国道事務所においては、交通量調査なども実施いただき、普天間高校の利用者が多く、歩道橋撤去による渋滞の懸念もあることから、本市のまちづくりに協力していく考えはあるものの、歩行者の安心・安全も考慮しながら協議をしていきたい旨の説明がございました。門前広場の補償も進んでいる状況でございますので、改めて協議、調整を進めてまいります。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) やっぱり協議をして、なぜそう申しますかと申しますと、胡屋十字路も昔は歩道橋があって、今はスクランブル交差点になって見通しがよくなっている状況。いろんな交通形態も南部国道さんとも協議をしていきながら地域の声を吸い上げ、地権者や、また先ほど申しましたように宮司さんやお坊さんや近隣の皆さん方の意見を集約して、また交通も混雑しないような形で、何がよろしいのかしっかりと協議をしていただきたいと思います。 さて、この質問の中で普天間交番についてですが、まだ補償が済んでいないのか、門前広場の整備のスケジュールについてお伺いをいたします。よろしくお願いします。
○
上地安之議長 企画部長。
◎米須良清企画部長 御質問にお答えいたします。普天間交番につきましては、門前広場事業地内への移転を予定しておりますが、その移転先地の補償について交渉中であるため、いまだ移転に至っておりません。今後、引き続き補償に取り組んだ後、令和4年ころの工事完了を目指しております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) なるべく補償交渉を努力していただいて、1年でも早く整備が行えるよう努力方よろしくお願いをいたします。 続いて、(2)番目に移ります。がんばる商店街活動支援事業の進捗をお伺いいたします。当該事業の内容、そして現在の取り組み状況をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。がんばる商店街活動支援事業は、平成28年度に市の政策事業として開始いたしました。本事業は、まちの魅力、にぎわい創出に欠かせない商店街の活動を支援し、また休眠中の商店街組織の再結成と活動再開を促すため、スタートアップ時点の基盤づくり、売り上げや集客力の向上に向けた商店街組織の中長期的な取り組みに対して補助金を交付し、将来的には組織の自立を目的として支援するものでございます。補助額は1組織当たり上限が50万円で、補助の期間は通算で5年間の補助となります。現在、ぎのわんヒルズ通り会へ当該補助を交付しており、通り会のホームページ作製やステッカー、看板作製、イルミネーション点灯事業等を実施し、通り会の認知度向上に活用されております。令和元年度予算においては、新たに1組織を見込み、前年度より1組織分を増額し、2組織分の予算を計上しております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) この事業も本年度100万円計上されたのを本員も存じております。 今年度のがんばる商店街活動支援事業の補助金交付についてですが、この交付は決定を予定しているのでしょうか。そして、この補助金の交付のスケジュールについてお聞かせください。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。御質問の補助交付決定につきましては、現時点で今年度の補助交付に係る申請の届け出はございません。補助交付までのスケジュールといたしましては、例年、通り会総会の承認を得て、今年度の補助申請書や事業計画及び収支予算書等の書類が市へ提出されます。その後、市で審査を行い、補助を決定していく流れとなります。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) ヒルズ通り会は、さまざまな活動により地域を盛り上げていることは認識をしております。しかし、今後は通り会の組織だけではなく、地域を面と捉え、周辺の事業者が融合した組織支援も必要ではないかと本員は考えております。その点では何かしらの検討をしているのでしょうか、具体的な取り組みがあればお伺いをします。 なぜ今の質問をしたかと申しますと、昔は普天間地域にはニュー普天間通り、天満通り、普天間2区の十八番通り、本町通り、さまざまな商店街があったのです。そういった商店街が、今はぽつぽつと住宅街に変わっていき、まばらな形でしか営業がなされていない商店が多いので、そういった面として捉えた組合みたいながんばる商店街ができればなというふうに本員は思っておりますけれども、それについて取り組みをお聞かせください。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。議員のおっしゃるとおり、本市といたしましても地域を面的に捉えた組織づくりをすることは、大変重要であると考えております。具体的な取り組みといたしましては、面的な組織づくりを促すため、普天間地域の活性化に向けた拠点施設であるティ・エム・オ普天間と宜野湾市商工会を中心に周辺の事業者が集まり、新たな商店街組織の結成に向けた意見交換が重ねられております。平成30年6月から現在まで全10回の会議が開催され、県外の商店街組織の事例や普天間ブランド、商店街組織のコンセプト等活発な意見交換が行われ、今後の商店街組織の結成に向けた取り組みが進められております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 新たな普天間の商店街に係る組織の発足に向け、普天間地域が取り組んでいるとのことですが、会員数についてお伺いします。現在、どのぐらいの店舗で事業者が構成をされているのか。なぜかと申しますと、この質問取りをしている最中に、先ほどから出ていましたサンフティーマの周辺の商店街からの設立総会後の懇談会へということで、案内が私の棚のほうに届いておりましたので。この名称もココフティーマに決定したということで伺っております。その組織の構成について知っているのであれば、お伺いをさせてください。よろしくお願いします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。新たな普天間地域商店街の面的組織の発足につきましては、現在設立発起人会が立ち上がり、その中で調整中であると伺っております。6月中に設立総会を開催し、会員を募るとのことでございます。令和元年度の目標会員数といたしましては、25事業所を予定しているとのことでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) なぜこの質問したかと申しますと、地域の皆様方と議会との懇談会の中で、名づけ親になりませんかということでこういうチラシもあったものですから、それについていつごろ決まるのかなと思ったら、もう決定をして、あとは総会の中で発表するというふうに段取りが組まれているということで、ココフティーマということでありますので、ぜひともこの場で私のほうから発表させていただきます。ぜひ皆様も普天間地域でお買い物なさってください。よろしくお願いします。 このネーミングを募集していると伺っておりましたが、募集数はどれほどであったのか、この募集に当たっての経緯と進捗についてお伺いをいたします。 また、このネーミングの選考員や選考方法、決定は私の棚に入っていましたので、決定をしておりますので、この決定についての時期は割愛してよろしいですので、そのほかネーミングについてお聞かせください。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。まず、ネーミング募集に至る経緯でございますが、普天間商店街の発足にかかわる皆様が主体となってネーミング募集が行われております。商店街組織を設立するに当たり、地域の方々への周知も兼ね、親しまれる組織にしていきたいという思いから、意見交換会の中で決定されたと伺っております。 令和元年5月15日から5月31日までの間、募集が行われており、応募数について確認しましたところ、60件に上ったとのことでございます。ネーミングの決定時期につきましては、去る6月10日に選考会が行われており、出席した周辺商店街の皆様が投票により行ったとのことでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 先ほども申しましたけれども、ネーミングの選考に係る経費についてお伺いいたします。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。ネーミング応募者に対する特典といたしまして、周辺商店街の皆様による賞品提供の協力によって賄ったとの報告を受けております。特段市行政から経費に係る支出はなく、全て商店街関係者の取り組みによるものでございます。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) そうですね。最優秀賞者1名、商品券5万円分、それがこの多分核となっている事業者だと思うのですが、与那嶺鰹節店、みやざと製菓さん、高江洲酒販さん、さつき化粧品店さん、かりゆし21、そのような事業者が自費を投じてやったというふうに理解をしております。ネーミングも決まってよかったかと思います。 最後の質問ですが、面的な商店街の組織の結成により、メーンとなるまたイベント等が行われるヒルズ通り会はライトが点滅しておりましたけれども、ココフティーマにおいてはどのような事業を考えているのか。発足してじきでありますので、そこまで至っているのかどうかわからないのですが、こういうコンセプトでこういうふうな事業を展開したいという思いがもしわかるのであれば、お聞かせください。
○
上地安之議長 市民経済部長。
◎
国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当該商店街につきましては、正式な今年度の事業計画書や収支予算書の提出がございませんので、現時点でどのようなイベントを行うのか把握できておりませんが、これまでの意見交換会において普天間地区のにぎわいを取り戻し、商店街と周辺事業所等が活性化するような事業を検討したいという考えがあるようでございます。
○上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 部長、ありがとうございます。しっかりとまた応援できる部分は応援して、事業が進むよう鋭意努力なさることを望みます。 次の質問に移らせていただきます。
○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時52分)
○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後3時52分) 会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際、あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」という者あり)
○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 次の質問、4番目の質問、都市計画道路3-4-71号普天間線の整備の進捗についてお伺いをいたします。令和元年度は調査及び補償を何件予定しているのか、事業の進捗をお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。令和元年度の事業内容につきましては、物件調査11件、用地購入4筆、物件補償4件を予定しています。
○上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) この全体の事業、なかなか前に進んでおらないような状況ではありますけれども、現在該事業、進捗はどのぐらい進んでいるのかお答えください。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。普天間線につきましては、現在建物補償を行っておりまして、事業の進捗率は平成31年3月末現在で19.7%となっております。
○上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 地権者や借家人への事業の説明等は個別に行っているのか、それとも地域の公民館等を借用して説明会も開催をしているのかお聞かせください。
○上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。普天間線の事業説明会につきましては、平成27年度に普天間3区公民館において行っております。その後は路線の中心部から先行して、建物調査の協力を得ながら個別に説明を行っております。また、地権者からの問い合わせに対しても事業説明を行い、協力を求めているところでございます。
○上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) ただいま建物の物件補償等についても、事業の進捗率が20%に満たない状況でもありますけれども、この事業完了は何年度を予定しているのかお伺いさせてください。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。普天間線の事業期間は、平成27年度から令和3年度を予定しておりますが、近年の補助金減額により事業の進捗におくれが生じておりますので、事業期間は数年延びるものと考えております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) さて、このような形で今おくれは生じているものの、また景観上もこの道路、本町通りと同じような幅員で施工されますので、その際電線の地中化もそういう考えを持って進めるというふうなことを答弁で聞いたように覚えておりますけれども、それについて施工は、電線は地中化なさるのでしょうか、もう一度確認させてください。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。無電柱化を実施するためには、沖縄ブロック無電柱化推進協議会において無電柱化推進計画の合意路線として承認される必要がございます。当該道路につきましては、無電柱化が必要と考えている路線として沖縄ブロック無電柱化推進協議会へ要望を行いましたが、令和2年度までの工事着手が難しいということから、現在は合意路線として承認されていない状況でございます。無電柱化につきましては、都市の防災性の向上や良好な景観形成等を図るためにも必要であると認識しておりますので、引き続き協議会へ要望を行ってまいりたいと考えております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 引き続きこの協議会へ要望を行ってください。何も本市が工事をおくらせたくておくれているわけではありません。予算がつかなくて工事がおくれているわけでありますので、ぜひその点は協議会でも意見を述べるところは述べて、しっかりと無電柱化に向けて頑張っていただきたいと思います。 最後の質問に移ります。5番目の質問、市道宜野湾11号の進捗状況についてお伺いをいたします。上原側では整備工事も始まっている状況を確認しておりますが、現在の進捗状況について御説明いただきます。よろしくお願いします。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。宜野湾11号道路整備の進捗状況につきましては、用地取得が必要な全117筆中97筆、約83%の土地売買契約が完了しております。整備工事については、用地取得が調った箇所から着手しており、議員がごらんになった上原側においては、上原土地区画整理事業の中で既に整備されている終点から中原33号付近までの約290メートルの区間について整備工事を実施しております。また、赤道、愛知、神山地域においても260メートルの区間の工事を2工事発注しており、入札、契約後、現地の作業も進めてまいります。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 既存道路と宜野湾11号の道路の取りつけについて、以前もらった資料によると、市道中原33号、通称中原進入路でございますが、それから市道愛知8号までの間、取りつけ道路がないように思いますが、利便性を考えると、あと最低1本は取りつけ道路があってもいいのではないかというふうに思いますが、それについていかがでしょう。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。宜野湾11号と既存市道の取りつけ道路については、中原区で1カ所、愛知区で3カ所、宜野湾区で1カ所を予定しております。議員の御指摘のありました中原33号と愛知8号との間約840メートルの区間については、現段階においては既存道路との取りつけ計画はありませんが、宜野湾11号の道路供用後、道路の運用状況や地元の要望等も踏まえて、新たな道路取りつけが必要か検討していくことになると考えております。
○
上地安之議長 桃原朗議員。
◆22番(桃原朗議員) 2~3質問を飛ばしまして、最後の質問ですけれども、当該事業は昭和54年度より事業を開始し、平成元年度までに沖縄国際大学裏手または上原土地区画整理地内の道路整備が行われました。その後20数年中断をし、補助元である防衛省との調整の結果、平成26年から事業が始まりました。ベースで30億円使っておりますけれども、佐真下の事業も含まれておりますか。
○
上地安之議長 建設部長。
◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。議員の御質問のとおり、昭和54年度から当該事業の総事業費は30億円を超える規模となっております。宜野湾11号は上原交差点を起点とし、佐真下交差点を終点としておりますので、現在進めている佐真下交差点付近の道路事業も当該事業費の中で実施しております。
○
上地安之議長 以上で22番 桃原朗議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は6月18日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後4時03分)...