宜野湾市議会 > 2017-12-21 >
12月21日-09号

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  1. 宜野湾市議会 2017-12-21
    12月21日-09号


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    平成29年 12月 定例会(第410回)   平成29年第410回宜野湾市議会定例会会議録(第9日目)                       午前10時01分(開議時刻)            平成29年12月21日(木)                       午後3時52分(散会時刻)1.出席議員(25名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   大城政利     2   宮城 克       3   石川 慶     4   宮城 司       5   山城康弘     6   知念秀明       7   玉城健一郎    8   伊佐哲雄       9   米須清正    10   桃原 朗      11   知名康司    12   濱元朝晴      13   呉屋 等    14   佐喜真 進      15   比嘉憲康    16   屋良千枝美      17   宮城勝子    18   桃原 功      19   平良眞一    20   上地安之      22   島 勝政    23   伊波一男      24   岸本一徳    25   我如古盛英      26   知念吉男2.欠席議員(なし)3.欠員1名(21番)4.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       佐喜眞 淳  副市長      松川正則     教育長      知念春美   水道事業管理者  和田敬悟     総務部長     米須良清   企画部長     国吉孝博     基地政策部長   鈴木宏治   福祉推進部長   比嘉 透     健康推進部長   比嘉直美   市民経済部長   伊波保勝     建設部長     古波蔵 晃  教育部長     島袋清松     指導部長     甲斐達二   消防長      浜川秀雄     選挙管理委員長  喜瀬昭夫5.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     東川上芳光  課長       多和田眞満     議事係長     中村 誠   主任主事     伊佐真也     主任主事     渡嘉敷 真  主事       棚原裕貴6.会議に付した事件は議事日程第9号のとおりである。              議事日程第9号         平成29年12月21日(木)午前10時01分開議 日程第1  一般質問   (1)石川 慶       (2)我如古盛英   (3)宮城 克       (4)知念吉男 ○大城政利議長 おはようございます。ただいまから第410回宜野湾市議会定例会第9日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時01分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第9号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。3番 石川慶議員の質問を許します。石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 皆様、おはようございます。議席3番、絆クラブの石川慶であります。冒頭、本日より議会映像も復旧したということで、しっかりと一般質問頑張っていきたいと思います。 それでは、議長のお許しも出ておりますので、通告してある一般質問を少し順番を変更しながら進めていきたいと思います。 まず初めに、西海岸地域への期日前投票所設置について、これは先日、同僚の宮城司議員からも質問がありました。また、選挙管理委員長におきましては、連日の御出席大変ありがとうございます。それでは、質問をさせていただきます。平成28年3月議会において、新たに西海岸地域公共施設などへの設置を本員のほうへ市民からの要望もあり、提案をさせていただきました。その後、どのように協議、検討をしたのかお聞かせください。 また、宜野湾市青年会議所からも期日前投票所を大規模施設等へ設置することについて陳情がありましたが、どのように協議、検討をしたのかお聞かせください。あとは自席より質問を進めさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○大城政利議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 おはようございます。石川慶議員の御質問にお答えする前に、投票日について御説明を申し上げます。選挙は公職選挙法の投票日当日投票主義のもと、市内16カ所の投票所において投票することが原則であります。一方、期日前投票は、平成15年6月の公職選挙法改正により、仕事や用務、その他の業務のために投票日当日に投票に行けない有権者のために設けられた投票日当日主義の例外でございます。ぜひ議員の皆様の御理解をお願い申し上げます。 それでは、御質問にお答えいたします。西海岸地域への期日前投票所の設置や大規模施設等の設置についての検討でございますが、宜野湾市の地勢から期日前投票所までに要する時間を鑑み、また平成15年の期日前投票所制度以後の平均期日前投票率は10%台で推移している状況であります。選挙の管理執行面を慎重に検討した結果、現時点におきましては増設についてはまだ検討の必要があると考えております。しかしながら、今回の衆議院議員総選挙は、異例の状況とはいえ、期日前投票者数は年々増加の傾向にあり、来年度執行予定の宜野湾市議会議員選挙沖縄県知事選挙の動向を勘案しながら、改めて検討を要するのか審議をしてまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 委員長、ありがとうございます。選挙の原則、そして期日前の原則も御説明いただき、ありがとうございます。 やはり当日投票するのが原則であるということは本員も理解をしております。しかし、これはちょっと新聞の記事なのですけれども、野上官房副長官、19日の記者会見の中でも期日前投票の利用者は増加傾向にあると、積極的に投票してほしい。そういったコメントもあるものですから、ぜひその辺も、期日前のほうは今回の衆議院選挙で言いますと、11日間ありまして、有権者の方々も行きやすい日にち、行きやすい時間帯に、そういった選択もできるような状況になっていますので、ぜひ今後とも検討していただきたいと思います。また、私の質問に関しては、またこれからも検討していくというようなことで理解をしました。 では、ちょっと前回の衆議院選挙、去る平成29年10月22日、衆議院選挙において沖縄地方に台風21号が接近する可能性が強まり、有権者に対して21日まで実施されている期日前投票で投票を済ませるよう、今回異例の呼びかけがありました。そこで、本市における今回の平成29年衆議院選挙の投票者数と期日前投票者数、そして前回の平成26年衆議院選挙の投票者数と期日前投票者数をお聞かせください。 ○大城政利議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御質問にお答えいたします。去る10月22日の衆議院議員総選挙の投票者数4万2,423名、期日前投票者数1万7,609名、投票率は55.57%であります。平成26年12月14日執行の衆議院議員総選挙の投票者数は3万6,491名、期日前投票者数7,681名で、投票率は50.31%でございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 委員長、ありがとうございます。前回に比べて大分期日前のほうもふえているような傾向にあります。今回は特別、台風が接近しているということで、そういった状況もあるとは思いますけれども、これをきっかけに期日前を行った方々、今後この期日前の便利さというか、そういったのも実感して、今後もふえる傾向になると本員のほうは考えております。 それで、次の質問ですが、マスコミ等では今回の異例の期日前投票の呼びかけにより、本市においても期日前投票所が大変混雑をしたと報道がありました。その中には1時間待ちの状況などもあったと聞いております。その状況はどうだったのかお聞かせください。 ○大城政利議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御質問にお答えいたします。御指摘のとおり今回の衆議院議員総選挙におきましては、4日ぐらい前から投票する有権者に1時間あるいはそれ以上の時間をお待たせして、大変迷惑をかけたところもあります。今回の衆議院議員総選挙においては、期日前投票者が多かったのは第13投票区の長田区で1,924名、次いで……失礼しました。 ○大城政利議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時10分) ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時10分) 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御質問にお答えいたします。去る10月22日の衆議院議員総選挙においては、投票日当日に台風21号が接近するおそれがあると沖縄県選挙管理委員会による異例の早目の投票呼びかけがテレビやラジオ等で放送されたことや、投票日が運動会の予定等により、これまでの選挙にない多くの有権者が来庁したことに加え、3つの投票があり、中でも最高裁判所裁判官国民審査については、有権者から制度や投票方法についての質問や苦情も多く、説明に時間を要することによって、各投票所内が混雑したことも一因と考えております。執行体制についても急な解散総選挙であったために、必要数の臨時職員の確保ができなかったということであります。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 最高裁判所の説明等々、そして臨時職員の確保、そういったいろんなもろもろの問題もあったとは思います。しかし、今回の期日前投票の会場で、市役所に行ったのですが、駐車場も非常に混雑をしておりまして、ほかの業務にも非常に支障を来したのではないかというふうに考えられます。 それで、これまでの選挙の状況を見ますと、期日前投票所、こちら市役所に近い地域が期日前に多く行っている傾向があります。平成29年の今回の衆議院選挙の資料もいただきましたが、第1投票区、こちら野嵩1区の自治会事務所ですが、こちらは期日前投票所が一番近い地域であります。当日投票者数が1,316人に対し、期日前投票者数が1,656人と上回っております。また、第15区選挙区、こちらは赤道児童センターですが、当日の投票者数が1,322人に対して1,482人と上回っております。逆に、第7投票区の真志喜中学校は、当日投票者が2,720人、期日前投票者が1,262人、第11投票区、こちら嘉数区の自治会事務所ですけれども、当日投票が2,489人に対して、期日前投票が1,389人と、やはりこの市役所に近い投票所、そういった皆様のほうが役所のほうに期日前に行きやすい状況になっております。そういった状況を選挙管理委員会としてどのように把握をして、また分析をしているのか、御見解をお聞かせください。 ○大城政利議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御質問にお答えいたします。10月22日、衆議院議員総選挙において、先ほど説明がありましたように、期日前投票者が多かったのは、第13投票区の長田1,924名、次いで第1投票区の野嵩1区と野嵩2区で1,656名、第12投票区の我如古区1,513名となっております。逆に少なかった投票区は、第8投票区の真志喜区の一部、大謝名区、上大謝名区の一部で526名、第9投票区の宇地泊区の一部、大謝名区、大謝名団地、上大謝名の一部で544名、第2投票区の野嵩3区、普天間1区、普天間2区の一部で621名となっております。 一概に投票所に近い地域が行っているのではなく、投票日当日の地域行事、それから投票所の変更が今回ありまして、そういった状況が生じたために出足が鈍くなったのではないかということも考えられます。
    大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 委員長、細かい御説明ありがとうございました。しかし、何が言いたいかといいますと、宜野湾市は、普天間基地があるがゆえ、ドーナツ形の形状をしております。車でしたらこちらの宜野湾市役所のほうまで約10分から20分で到着して、投票のほうも行いやすいと思いますが、要は車がない方です。交通弱者といいますか、そういった方々はこちらに来るには、やはり誰かに車に乗せてもらうか、バスで来る場合は乗りかえも必要であります。また、タクシーでわざわざ来るのかと、そういったこともあって、前回そういった西海岸地域への投票所の設置も要望していますので、そちらのほうもぜひ御理解をいただきたいと思います。 では、次の質問へ行きます。この期日前投票、平成28年3月議会においても質問をしておりますが、確認の意味で、期日前投票所を1カ所ふやした場合の人員、そしてそのコストをお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○大城政利議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御質問にお答えいたします。期日前投票所を1カ所ふやした場合の人員ですが、衆議院議員総選挙の場合で配置人員14名、設置期間11日間で想定いたしますと、設置に係る費用といたしましては人件費、システム構築費、会場借用料、食料費等でおよそ250万円と試算しております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 委員長、選挙によってもこの人員であったり日数、そしてコストのほうも違うと思います。14名、そして11日間、今回は250万円ということで理解をしました。 そこで、ちょっと御質問しますが、期日前の日数、そして投票が行える時間の設定は決まっているのか。ちょっと本員も調べましたが、この期日前投票所が複数設けられる場合、それぞれの期日前投票所の間で投票時間が異なるとありました。ということは、市町村でそういった日数であったり時間帯、設定できるのではないかと考えられますが、どうでしょうか、お答えください。 ○大城政利議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御答弁申し上げます。期日前投票所期間の根拠についてですが、公職選挙法第39条の準用規定により、当該選挙の期日の公示または告示があった日の翌日から、選挙の期日の前日までの間、期日前投票を行わせることができることとなっております。ただし、2以上の期日前投票所を設ける場合にあっては、期日前投票所を除き市町村の選挙管理委員会の規定した期間とすることができます。投票所の開閉時間については、公職選挙法第40条の1項の準用規定により、午前8時30分に開き、午後8時に閉じることとなっておりますが、2以上の期日前投票所を設ける場合にあっては、1の期日前投票所を除き、期日前投票所を開く時刻を繰り下げ、または期日前投票所の閉じる時刻を4時間の範囲内において繰り下げることができます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 委員長、ありがとうございます。要するに、ここ宜野湾市役所以外に設ける場合、複数ということであと1カ所、2カ所設ける場合でしたら、時間のほうも、また日数のほうも市のほうで決めていけるということで理解をいたしました。 では、これは要望なのですが、例えばこれまで本員も西海岸の公共施設等々で期日前投票所を設置したらどうかということで、先ほど委員長の答弁でも人数、そして日数、コストも、これは11日間を想定した部分でありました。そういったものを例えば3日間であったり5日間であったり、また時間のほうもそれなりに短縮してやるような形、そういったのも総合的に検討したらいかがでしょうか。それによっていろいろな人員の負担であったり日数、そしてコスト面でも可能ではないのかと考えますが、御見解をお聞かせください。 ○大城政利議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御答弁申し上げます。御提案いただきました件につきましては、公職選挙法第39条、第40条第1項の準用規定により、日数等の短縮は可能でございます。投票日当日に投票することが原則であることを踏まえ、選挙人の利便性を考慮し、市内16カ所に投票所を設けてあります。投票の秘密保持、投票用紙や投票箱の保管場所などの管理執行についても、今後さらに慎重に検討を重ねてまいりたいと思います。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 委員長、慎重にというところが非常にひっかかるところではありますが、この件に関しては、本員もまた引き続き調べていきたいと思います。ぜひ西海岸地域のほうでも投票所が設置でき、有権者が公平公正に選挙に関心を持っていただき、そして選挙に行っていただけるようなシステムをつくっていただけるよう要望をして、この質問は終わらせていただきます。 では、次の質問に移らせていただきます。1番の産業まつりについてでありますが、こちらも先日米須清正議員のほうからも質問がありまして、重複する部分もありますが、御答弁のほうをよろしくお願いいたします。 去る11月25日土曜日、26日日曜日に、宜野湾市立体育館前及び海浜公園内におきまして、農業、商工業、漁業の各産業を担う皆さんが一堂に会し、宜野湾市の産業まつりが盛大に開催をされました。当日は、イカ墨汁、豚汁の無料試食や魚つかみ取りや、また恒例のヒージャーオーラセー、またステージにおいてもさまざまな催し物があり、本当に盛大に盛り上がっておりました。本員も当日参加をさせていただき、田いものほうも購入をさせていただき、またイカ墨汁もおいしく試食をさせていただきました。開催にかかわっている関係者各位の皆さん、大変ご苦労さまでありました。 さて、この産業まつりでありますが、ここ数年は市民広場で開催をされておりました。今回、場所を宜野湾市立体育館前及び海浜公園内に変更した経緯と理由をお聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 おはようございます。石川慶議員の御質問にお答えいたします。まず、去った産業まつりにおきましては、石川慶議員初め多くの議員の皆さんの参加をいただき、大変ありがとうございました。御質問にあります開催場所の変更でございますけれども、今年度宜野湾市民広場から宜野湾海浜公園体育館前広場での開催になった主な理由としましては、まず1点目に、市民広場では障害を持たれている方の来場が厳しいとの声がありました。例えば市民広場は土のグラウンドということもあり、車椅子等での来場が厳しいということでございます。2点目には、雨天ともなればぬかるみ等で来場さえ困難になる状況があるということが挙げられてございます。さらに、3点目においては、食品を取り扱う事業者より砂ぼこりが舞うことで衛生的に心配との声が上がってございます。以上3点が今回開催場所変更の主な理由でございます。 経緯につきましては、企画委員会でこれまでの課題等を整理をし、実行委員会で提案をし、決定をしたということでございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、障害者への配慮ですね。ぬかるみ、食の衛生面、そういったことで理解させていただきました。 それでは、今回、この海浜公園、こちらに場所を移してその効果はどうだったのか、これまでと比べて参加者数、そして出店数、そちらのほうはどうであったのかお聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。今回開催での効果ということでございますけれども、これから具体的には実行委員会、幹事会を含めて再度協議もする予定でございます。現段階で想定されるということで御理解いただきたいと思いますけれども、本市産業まつりの来場者数については、平成27年度が約2万6,000人、平成28年度が約1万8,000人、平成28年度は日曜日終日大雨でございました。今回、平成29年度が約2万3,000人、今回も日曜日は午後から大雨ということでございました。過去と比較をしましても、会場が変更になったことによる来場者数の大きな変動はなく、またテナント数につきましても大きく変わったことはございません。しかしながら、例年と比較をしまして、ベビーカーを引いた親子連れや車椅子での来場者が多く見受けられたように感じてございます。理由としましては、路面がタイル張りということ、車での来場がしやすくなったことがそういうふうになったかというふうに今考えてございます。 さらに、来場者のほうからは、商品への問い合わせがふえているということも出店業者のほうからは伺ってございます。理由としましては、会場が広く、来場者の動線がスムーズであったことにより、これまでは素通りをしがちであったテナントにも立ち寄ることが可能になり、各テナント先において詳細に説明等も受けられ、商品に関心を寄せるきっかけづくりになったというふうに考えてございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。これから細かい分析はするとは思いますけれども、感触としては障害者にも配慮をしてよかったのかなと、また来場者のほうもタイル張りで、非常に会場がよかったのかなと僕も思っております。 そこで、1つだけ気になるのですが、駐車場については市民広場で開催した場合と、この宜野湾市立体育館及び海浜公園で開催した場合、この駐車場の状況はどうであったのかお聞かせください。 本員も参加した際、この会場のほうにちょっと車とめられなくて、近くの公民館のほうにとめて来場をした経緯があります。また、同様の御意見も周りの方々からもあったものですから、お聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。まず、開催場所変更によって、これまでは市民広場駐車場市役所来客駐車場のほうで約300台程度の駐車が可能ということを想定してございました。今回、体育館前広場に移動したことによって、海浜公園駐車場で約350台、ゼビオ駐車場約200台、トロピカルビーチ約180台、宜野湾マリーナ約600台ということで、全体としては1,300台程度の駐車スペースを想定をして動いてございました。今回、海浜公園駐車場とスーパースポーツゼビオさんからもご協力をいただき、車で来場される方への対応をしてまいりました。関係者の車両及びテナント業者の車両につきましては、台数を制限をしまして、奥のほうにあります小スポーツ広場指定駐車場として、なるべく駐車スペースをあけるように対応もしてございます。今回、駐車場が満車状態であったというものにつきましては、集客の向上と相乗効果を見せながら、祭りと同時開催をしました体育館内でのグッジョブ、あるいはまた野球場のほうでは軟式野球大会全国大会ドリームカップとイベントが重なったために、現状のような大きな混雑というふうになったと想定をしてございます。 また、市民広場において開催する際は、市民広場駐車場と先ほど申し上げました役所のほうで利用しておりますけれども、市民広場の際は国道沿いのため公共交通機関の便のよさや近隣の住民の皆様が比較的徒歩で来場される傾向があったことも影響しているというふうに考えております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。駐車場のキャパ自体はふえているということで、たまたま今回はイベント等々も重なって、本員も行った時間帯も悪かったのかもしれません。駐車場の台数のキャパはふえているということで理解をさせていただきます。 では、次の質問ですが、開催場所、開催日時について、どこで決定をしていくのか御答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。本市の産業まつりにつきましては、まず産業まつり企画委員会で日時、開催場所、出店ブース、あるいはイベントの内容等を企画立案をし、産業まつり実行委員会で審議をし、決定をしていただく流れとなっております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) では、部長、産業まつり企画委員会で案をつくって、実行委員会ということですけれども、産業まつりのこの企画委員会構成メンバーはどうなっていますか。 それと、実行委員会どういったメンバーが構成メンバーなのか、答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えいたします。実行委員長には市長、副委員長には副市長、JAおきなわ宜野湾支店長、商工会会長、宜野湾市自治会長会会長、また委員には市内自治会長全員など38人、幹事には3人、計46人で実行委員会は構成をしてございます。 あと企画委員会につきましては、企画委員長を市民経済部次長としてございまして、企画委員にはJAおきなわの経済部長、あと市商工会事務局長、自治会長会副会長、中部地区和牛改良組合の宜野湾支部長、観光農水課長、市婦連の会長と計7名で企画委員会は構成しております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。この企画委員会で案をつくっていく中で非常に重要なのかなと思っていますけれども、今後の開催場所についてどうなっていくのか。例えば今回開催した場所、宜野湾市立体育館前及び海浜公園、それと市民広場、この2カ所で限定して考えていくのか。本員も一つちょっと提案があるのですが、過去に1度、2012年だったと思いますけれども、このぎのわんゆいマルシェ、そちらのほうで開催したのを記憶しております。そちらも検討してはいかがでしょうか。理由としましては、ぎのわんゆいマルシェは、同一店舗内において農産物と水産物の直売店が展開をされております。施設内にはJAおきなわファーマーズマーケットはごろも市場があり、市内外の農家の皆さんが丹精込めてつくった農作物など豊富に取りそろえて販売をしております。そのほかにも精肉コーナーや地元特産の田いもや加工品なども販売をしております。また、商業施設も多数入っており、食堂や海産物の専門店も営業をしております。そういったことからこの産業まつりの開催の目的とこのぎのわんゆいマルシェの目的も非常に近いものがあるのではないかと思い、提案したいと思いますが、御見解をお聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。過去、平成24年度の産業まつりの開催を市民広場からゆいマルシェへ場所を移動し、例年より1週間遅く12月1日から2日にかけて開催したことがございます。その際、来場者数は両日合わせて8,000人でございました。これにつきましては、市民広場が当時使用できない状況にございまして、急遽ゆいマルシェ周辺での開催となり、そのため会場変更や開催日変更の周知がうまくできなかったことも来場者の影響があったのかなというふうに考えてございます。 議員御指摘の今後の開催場所につきましては、先ほど申し上げましたように、企画委員会で企画立案し、実行委員会で審議決定をいただく内容となりますけれども、ゆいマルシェやマリン支援センターでの開催についてもあわせてその中で検討もさせていただきたいと考えております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、検討もしていくということで前向きな答弁だったと思います。この提案した理由といたしまして、このぎのわんゆいマルシェですが、2011年4月にオープンして、既に6年余りたっておりますが、本員もよく買物等も行きますけれども、なかなかお客さんも少なくて、市民、県民に場所など浸透していないのではないかと大変危惧をしているところであります。2012年に、一応この場所で産業まつりを開催していますけれども、また継続して続けていれば、またこういった宣伝もしながら、そういった知名度も必然的に上がっていくのではないかなというふうに考えております。 先ほどマリン支援センターの話もありましたけれども、このゆいマルシェのすぐ向かいには、要はマリン支援センターもありますし、今後ぜひ連携してできないか、検討をお願いいたします。 それでは、次の質問へ移らせていただきます。宜野湾バイパス各交差点安全対策の現状と取り組みについて質問をさせていただきます。まず初めに、宜野湾バイパス交差点安全対策のため、各交差点の現在改良工事が行われていますが、その目的をお聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。来年、平成30年の3月末に浦添市港川と宇地泊を結ぶ浦添北道路の開通が予定をされており、その開通に伴い予想をされる渋滞に対処するため、道路改良工事及び交差点の安全対策工事をするというふうに伺っております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。3月末に、いわゆる湾岸道路、あちらのほうが開通することによって、交通量もふえるのではないかということでわかりました。では本市は、どのようなかかわりをしているのか、お聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。市民経済部としましては、事業主体となっております南部国道事務所より交通安全対策計画の全体概要説明を受けて、その中で要望、意見交換も行ってきたところでございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 本市のほうは交通安全対策としての要望等も行っているということであります。そこで、質問ですけれども、去る平成28年3月議会におきまして、市道大山7号、いわゆるハルヨイ橋です。そちらから国道58号宜野湾バイパスとの交差点について、こちら交通量の多い交差点でありますが、大変いびつな交差点となっており、このハルヨイ橋のほうからおりて、宜野湾バイパスへ右折する際、反対車線のほうに入ったり、入りそうになった車両があるということで提言をさせていただきました。 そういった中で、路面のほうに右折の路面標示ができないか御提案をさせていただきましたが、その後、早急に対応していただき、平成28年4月19日には、市民経済部が先頭となって、宜野湾警察署の交通課、そして南部国道事務所交通課、そして大山区の自治会長です。そして、当日は本員と桃原朗議員、宮城克議員も一緒に現場のほうで立ち会いをして、その場で協議をさせていただきました。そして、この現場の状況等々も説明をさせていただきましたが、今回のこの交通安全対策の交差点改良にこの路面標示が生かされているのか御答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。議員のほうからも説明がございました、その際には出席もいただきありがとうございます。過去、議員も交えた協議の場で要望をした大山7号から右折時の対向車線への誤進入を防ぐため、右折動線を明確化するカラー舗装工事についても実施をすると確認をしております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。質問して、すぐこういった協議のほうも一緒に参加もさせていただきまして、本当に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 では、そのほかの交差点、そちらの現在工事内容もお聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。それ以外の部分につきましては、基本的には今ある側道を閉鎖をし、交差点をコンパクト化し、横断歩道者の横断距離を短くして安全性の向上を図るということ、ユニオン伊佐店前の交差点におきましては、ユニオン伊佐店側は側道を閉鎖できないことから、交差点中央へ交通島を設け、高齢者が渡りやすくする工夫をするということでございます。また、この区間の中で4つの交差点がございますけれども、この交差点の右折車線に右折だまりをつくるということでございます。長くする。また、はにんす交差点側は左折をする車が多いため、左折車線を設け、本線の渋滞を緩和する目的で改良を行うとの説明を受けております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、御説明ありがとうございます。さまざま側道部分であったり右折だまり、左折車線、そういったものも改善され、今後この湾岸道路が開通された際、非常にスムーズな、また安全な交差点になっていくのかなというふうに考えております。 そこで、質問ですけれども、近隣住民から本員へこの工事何の工事なのかというような問いかけもございました。そういった中でこの工事に関して近隣住民は直接生活にかかわってくるような道路でありますので、どういった説明をしているのか、お聞かせください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。ことしの2月に南部国道事務所のほうでバイパスが通る伊佐区、大山区、真志喜区、宇地泊区の自治会長に対して工事概要の説明がなされてございます。また、工事告知の看板により周知も図っているということでございます。2月以降につきましても、再度南部国道事務所のほうで図面をもとに自治会長に対して説明をしているとのことであり、各自治会長としましても、区民からの問い合わせ等があった際には、周知に努めているという状況でございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、看板等も設置されているのも本員も拝見させていただきました。また、自治会のほうにもしっかり説明もしているということがわかりました。ありがとうございます。 この質問はこの程度にして、次の質問へと移らせていただきます。4番目のふるさと応援寄附金の現状と今後の活用についてお伺いをいたします。 まず初めに、平成29年度の目標額と現在の達成額をお聞かせください。 ○大城政利議長 企画部長。 ◎国吉孝博企画部長 おはようございます。石川慶議員の御質問にお答えいたします。平成29年度の目標額は3,000万円としております。平成29年度のふるさと応援寄附の状況でございますが、平良眞一議員に御答弁申し上げました12月11日現在の210件、881万5,000円からさらにふえまして、12月19日現在で259件、1,328万円となってございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、御答弁ありがとうございます。この事業、私も資料を持っていますけれども、平成25年度から年々寄附金のほうもふえている傾向でありますが、また今年度の目標額3,000万円に対しまして、先ほど言いましたように、本員も10月17日現在の資料が194万5,000円、それが平成29年12月7日には801万9,500円、約4倍になっています。またさらに、今の答弁で、現在1,328万円とすごいふえている状況でありますが、この取り組み、どういった取り組みをして、このようにふやしていったのかお聞かせください。 ○大城政利議長 企画部長。 ◎国吉孝博企画部長 御質問にお答えいたします。平良眞一議員の御質問の際にもお答えいたしましたが、前年度までの取り組みとしては、ホームページなどでの周知は行っておりましたが、返礼品を用意するなどの取り組みはしておりませんでした。議員御質問の平成25年度以降の寄附の増加、これの要因といたしましては、ふるさと納税に対する報道などの盛り上がりを受け、寄附者からの注目が高まったことや、平成27年度から控除上限額が2倍に拡充されたこと、特定の条件を満たせば控除を受けるために確定申告が不要となるワンストップ特例申請制度が始まったこと、こういったことによるふるさと納税の簡素化が挙げられると考えております。 今年度の目標額3,000万円を達成するための取り組みについてでございますが、9月13日よりインターネットを活用した申し込みの受け付けやクレジット決済が可能となったことで、寄附者の利便性を高めたほか、市内特産品などを活用した返礼品の贈呈を行うことにより、全国へ宜野湾市をPRしてまいりました。加えて、ふるさと応援寄附の周知、協力のため、宜野湾市議会及び本市職員へも宜野湾市ふるさと応援寄附及び普天間未来基金をPRする名刺の活用やチラシによる周知などをお願いしてきたところでございます。 また、先月11月には、東京有楽町駅前広場におきまして、ガバメントクラウドファンディングに取り組んでいる全国の自治体から本市を含め7団体によるふるさと納税感謝祭、ふるさと納税青空教室へ市長を先頭に教育長、商工会長とともに初めて出展し、出展ブースやステージ企画、市の特産品の試食などを通じ、地域課題の解決に取り組む本市のPRを行ってまいりました。 議員御指摘のとおり、目標額の達成に向けて高いハードルではございますが、寄附件数は現時点で昨年度の15倍以上にふえており、今年度の取り組みに対する効果は出てきているものと考えております。引き続き関係各位協力のもと、返礼品の拡充を図るとともに、ポータルサイトの活用などを通じ、さらなる寄附が募れるよう努めてまいります。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、前年度から比べて15倍ということで、本当にすごいというふうに思っております。市長も先頭になって頑張っておりますし、ぜひこの目標額3,000万円達成できるように頑張っていただきたいと思います。 では、次年度の目標額はどのように設定していくのかお聞かせください。 ○大城政利議長 企画部長。 ◎国吉孝博企画部長 御質問にお答えいたします。次年度の目標額につきましては、今年度の実績も踏まえ設定したいと考えておりますが、本年度同様3,000万円を目標額とし、寄附者にわかりやすい使い道の明確化や返礼品などの拡充を行ってまいります。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、使い道の明確化ということでありましたので、本市におけるこの寄附金の事業区分、使途、内訳をお聞かせください。 ○大城政利議長 企画部長。 ◎国吉孝博企画部長 御質問にお答えいたします。本市の寄附金の事業区分につきましては、宜野湾市ふるさと応援寄附条例第2条各号に規定しており、教育・文化に関する事業、健康福祉に関する事業、環境保全に関する事業、交流・産業振興に関する事業、基地跡地利用の推進に関する事業、その他市長がまちづくりに必要と認める事業の6項目及び同条例第3条におきまして、使途の指定がない寄附につきましても規定しております。 12月19日時点のふるさと応援寄附259件、1,328万円の内訳をただいま述べました事業区分ごとに報告いたしますと、教育・文化に関する事業が50件、159万2,500円、健康福祉に関する事業21件、59万5,000円、環境保全に関する事業42件、416万2,500円、交流・産業振興に関する事業14件、55万円、基地跡地利用の推進に関する事業73件、312万円、この中にはガバメントクラウドファンディングへの寄附42件、203万5,000円を含みます。その他市長がまちづくりに必要と認める事業51件、306万5,000円、指定のないものが8件、19万5,000円となってございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、細かい御説明ありがとうございます。 では、この寄附者がより具体的な事業へ寄附した場合、現在可能なのか御答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 企画部長。 ◎国吉孝博企画部長 御質問にお答えいたします。本市のふるさと応援寄附につきましては、先ほど御説明申し上げました6つの事業区分への寄附となり、具体的な個別の事業への寄附はできません。ですが、市がふるさと納税の寄附金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した者から寄附を募るガバメントクラウドファンディングの手法を活用すれば、具体的な事業への寄附が可能となります。本市におきましては、本年9月より宜野湾市中学生短期海外留学派遣事業をガバメントクラウドファンディングにて寄附を募っております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。では、本市、今後、この6つの事業区分、こちらをふやしていく予定はあるのか、お聞かせください。先日、私たち総務常任委員会で八戸市に勉強に行かせていただきました。八戸市のほうは41の事業区分があり、これが多いのか少ないのかはちょっと、多過ぎるのかなという感もありますけれども、より具体的に、例えばスポーツ振興であったり、子供たちの教育であったりと、そういったわかりやすいような区分もありました。そういった区分をつくることによって、また寄附者がこういった市の事業にもかかわっていけるというような思いで寄附もふえるのかなという気もしますが、その辺部長の御見解をお聞かせください。 ○大城政利議長 企画部長。 ◎国吉孝博企画部長 御質問にお答えいたします。事業区分をふやしてみてはどうかという御提言ありがとうございます。寄附者から見まして、事業区分が多くあることで使い道を選ぶ際の選択肢も広がるかと存じます。本市としましては、現在6つの事業区分で寄附を募っておりますが、実情としてその他市長がまちづくりに必要と認める事業や使途指定なしでの寄附も多くございます。今後、寄附者にふるさと納税の使い道を本市の実情に応じ、事業の趣旨や内容、成果をわかりやすく示すなど、共感が得られるよう調査研究を行い、ふるさと納税のさらなる増加に向けて呼びかけてまいります。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ぜひよろしくお願いいたします。では、この質問の最後となりますけれども、本市の返礼品の種類と件数をお聞かせください。 ○大城政利議長 企画部長。 ◎国吉孝博企画部長 御質問にお答えします。返礼品の種類としましては、お菓子、野菜、体験、宿泊、お酒、ジュース、加工品、雑貨、工芸品の8種類がございます。返礼品の件数についてですが、9月13日の返礼品開始式時点におきましては、市内21社106商品を御用意しておりました。その後も協力事業者がふえまして、宜野湾市大山産田いもを使ったはごろもパイなどを含め、12月時点では23社に御協力いただき、129商品を取りそろえております。返礼品協力事業者にとりましても、市の選定基準に合致した業者であるということの信頼性、市のポータルサイトへの無料掲載による全国へのPR効果、返礼品として選択された後の販路拡大などが期待されることから、今後も市内事業者に御理解、御協力いただき、本市の魅力及び地域経済の活性化につながる商品を取りそろえてまいります。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。ぜひこのふるさと応援寄附金、また今後とも頑張って、3,000万円が達成できて、次年度も目標額3,000万円を達成できるように要望して、また私たちも注視していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 では、最後の質問になりますが、この質問、毎回本議会のほうでも質問させてもらっています。大山区土地区画整理事業の進捗状況についてお聞かせください。去る9月議会の本員の質問におきまして、現在、意向調査のアンケート表を作成し、地権者へアンケートを実施しているとのことでございました。そのアンケートの回収状況はどのようになっているのか答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 石川慶議員の御質問にお答えします。宜野湾市大山田いも栽培地区振興基本計画地権者意向調査についてでございますけれども、去る6月22日に大山公民館を会場に地権者及び生産者を交え、同基本計画改定に係る意見交換会を実施しております。また、8月4日に同基本計画改定に係る意向調査を351名に発送をし、そのうち82通の回収となっており、回収率が23.4%という状況を踏まえまして、その後、期限内に回答を得ることができなかった269名に対し、戸別訪問やポスティング等再度意向調査を実施をいたしまして、34件の回答をいただいたところでございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、23.4%、その後また戸別に回りながら34件ということで、これ意向調査は反映されるのかなと非常に心配でもありますが、それでは前回の質問の中で農林漁業振興審議会、こちら3回開催をしております。また、8月4日には審議会のほうへも諮問を行い、10月末へ市長へ答申を出していくと、そういった前回の答弁がありますが、もう既に市長への答申は終わっているのか御答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えいたします。これまで宜野湾市農林漁業振興審議会につきましては、2回開催をしてございます。その際、委員の御意見等を踏まえ、来年1月に開催予定の審議会へ大山田いも栽培地区振興基本計画改定に係る素案を提示をしてまいります。その後、同基本計画改定素案を審議会で審議後、審議会会長より市長のほうへ答申という流れとなってございまして、10月答申という流れから若干おくれているというような状況になってございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、アンケートのほうも回収が悪い状況、答申も10月から1月になって3カ月ぐらいですか、おくれていると、その原因は何ですか、答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。まず、御答弁の前に、この改定の見直し作業そのものがおくれているということにつきましては、後で待ち受けている区画整理事業にも影響するということで、大変申しわけなく思ってございます。事業の進捗のおくれにつきましては、再度アンケート調査の回収が思わしくないということもございました。その辺についてはやはり地権者あるいは小作人の意向というものが物すごく重要ではないかということで、再度の調査、回収をやってございます。そういった面と、あと11月には産業まつりも開催をするという状況もございまして、今申し上げたように事業そのものがおくれるという状況ではございますけれども、先ほど申し上げましたように、来年1月には、きちんと市長のほうに答申できるように作業を進めてまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、この答申がおくれることによって、次年度の計画にどのような影響があるのかお聞かせください。そろそろ各部署、そして企画部でも次年度予算を編成していると思いますが、その辺に間に合うのか、今もアンケートもお配りして、地権者のほうにはこういった市のほうがまた動いているような状況も周知しているわけです。これまで何度も大山区画整理事業、何かアクションを起こすたびにまたやらなくなる。平成25年、26年、27年度も予算計上がされずに何もやらなかった部分があります。そういったことが地権者のモチベーションの低下につながっていると思いますので、ぜひ次年度の予算計上にも間に合うような形でやっていただきたいと思いますけれども、その辺どうなのか御答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。先ほど御答弁申し上げましたように、来年1月には審議会へ審議をいただいて、大山田いも栽培地区振興基本計画改定に係る素案を固める予定となってございます。その後に、市長のほうに答申をいただき、答申を受け、保全面積を確定をする。その後、土地区画整理事業の担当部署へ引き継ぐ予定で進めてまいりたいと考えてございます。あとは議員からもございます、区画整理事業の予算との絡み等も含めて、企画部サイドから私のほうにお話もいただいてございますので、そういった事業おくれが生じないように、今後も取り組んでまいりたいと思っておりますし、また市民経済部としましても、現行の農業振興事業の支援に加えて、新たにこの計画見直しに伴う補助メニュー等を含めて各支援策についても検討してまいりたいと考えております。
    大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ぜひそのようにお願いしたいと思います。特に、もう何度も言いますけれども、地権者のモチベーション、そういったものを高める努力をしていただきたいと思います。たしか平成24年、その当時は、農住組合、そういったものをやろうということで、地域のほうでも大山のターブックヮの将来を考える会、これは地元のほうで積極的にこの会を立ち上げました。たしかこの会のほうは、市のほうから補助金のほうもいただきながら、地権者を中心に独自でやっていた会でありました。その後、この会の代表者をまちづくり協議会のほうに移行をして、たしか開催をしておりました。今後、そういった会が立ち上がるのか、また当時、まちづくりニュース、これも発行しておりました。その目的が本事業に関する情報の提供や事業の進捗状況を逐一地権者のほうへお知らせしていこうというようなものであり、1号から2号まではたしか発行されております。本員も当時、このまちづくり協議会の委員でもありましたので、この報告も受けながらやっております。しかしながら、3号のほうはたしか原案は作成をしておりましたけれども、発行まで至らなかった状況があります。このまちづくりニュース、この事業はたとえ変更した場合であっても、この地権者のほうへ、モチベーションを上げるためにも、今後もどんどん発行していく必要があると思いますが、その辺部長、再開の予定はありませんか、御答弁をお願いいたします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 おはようございます。石川慶議員の質問にお答えします。私のほうからはまちづくり協議会について説明いたします。 まちづくり協議会につきましては、事業計画案を取りまとめることを目的に、地権者代表者により構成された組織でございます。平成24年11月に発足した後、3回開催しまして、平成25年3月に事業計画を取りまとめておりますので、協議会は終了しております。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。市民経済部としましても、保全される田いも地区につきましては、地権者並びに小作者、そしてJAさん、あとは田いも振興組合含めて随時協議もしながら意見交換もしながら、そしてまた行政としましては、都市型農業に関する振興策の補助メニュー等も調査研究もしながら、そういったメニューも提示をしながら協議をする必要があるというふうに考えてございますけれども、議員御指摘の今後区画整理事業から離された部分の田いも振興地区についても随時協議もしながら、そしてまた条例も制定をしている関係もございますので、大山の田いもというものをどんどん県外にもアピールできるような振興策はどうあるべきかということについても、随時地権者含めて協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。 ○大城政利議長 石川慶議員。 ◆3番(石川慶議員) 部長、ありがとうございます。建設部長、先ほど計画案をまとめて3回で終了したということで、説明もたしかこの審議会の中でもありました。ただしこれは続きがありまして、今後も個別説明会や地権者との意見を聞く場を広く多く設けると、そういったような内容も実はあるわけです。しかし、この会が終わった後、3年間は何もやらなかったというような状況もありますので、もう今回はもうアンケートも始めていますし、ぜひ今後そういったより多くの皆様が参加してまちづくりに携われるような環境をつくっていただきたいと思います。 といいますのも、実は平成23年、地権者へ意向調査を行っております。その中で、地権者総数の約6割の方に回答していただいていますけれども、その中で今後のまちづくりの進め方についても意向調査を本市のほうは行っております。その中では、地元、地権者と行政で連携して進めるまちづくりを今後展開してほしいということで、回答した皆様の78%がそういった思いでいますので、そういった皆様をもっと活用して、今後のまちづくりを行っていただきたいと思います。 以上で本員の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城政利議長 以上で3番 石川慶議員の質問を終わります。 ○大城政利議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時13分) ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時23分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。25番 我如古盛英議員の質問を許します。我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 皆さん、こんにちは。一般質問、きょう最終日です。その2番目となります。社民・市民クラブの我如古盛英です。議長からただいまお許しがありましたので、一般質問を行います。 まず初めに、基地行政についてなのですけれども、普天間飛行場の危険性の除去及び早期閉鎖、返還の取り組みについてなのですけれども、一般質問でしっかりと取り上げて、これまで多発していました事件、事故に対して、本当にいつも警告しようというやさきに、12月7日と12月13日に立て続けにも本当に起こってはいけないこと、もはやあってはならない事件が起きてしまいました。まずはこの件からお伺いしていきたいと思います。 CH-53E大型輸送ヘリコプターのコックピットの窓、重さ7.7キログラムが普天間第二小学校グラウンドに、体育の授業中、わずか10メートルの至近距離に落下いたしました。直撃すれば生死にかかわる本当に重大な事態です。かすり傷を負ったということの事故についてお聞きいたします。 12月13日は議会も開会中のことで、これまで説明もありましたけれども、これまでよりさらに詳しくわかった事案と事故の事実と原因等をお聞きしたいと思います。 議会も13日は議長を初め全議員が普天間第二小学校の現場を調査してまいりましたけれども、学校の現状と教職員、父母、特に児童への事故後の対応などどのように対処しているかをお伺いしていきたいと思います。あとは自席よりお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○大城政利議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時26分) ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時26分) 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 こんにちは。我如古盛英議員の御質問にお答えいたします。私のほうから事故の原因等につきましてお答えいたします。本件につきましては、12月18日に防衛省が米側から得られた情報等について文書を発出しておりまして、本市は沖縄防衛局長からその報告を受けております。本報告においては、平成29年12月13日水曜日、午前10時ごろ、飛行訓練中の米海兵隊普天間飛行場所属のCH-53Eの右側の操縦席の脱出用の窓が沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校のグラウンドに落下したという事故概要とともに、事故原因は人的ミスと結論づけられた。搭乗員は飛行前点検を行ったが、窓のレバーが安全ワイヤーによって適切に固定されていない、適切な位置に保たれていないことを見落とした。窓のレバーが誤って、または不注意によって緊急脱出の位置に動かされたことによって、窓が航空機から離脱した。本件事故は、当該機固有の問題であり、他の航空機とは無関係であると結論づけられたとの事故原因等について報告がなされたところであります。 ○大城政利議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 おはようございます。我如古盛英議員の御質問にお答えいたします。学校の現状、それから児童、教師の心のケア、保護者への説明等については教育委員会から説明させていただきます。 まず、運動場を使った授業につきましては、事故のあった13日から使用してございません。運動場の使用の開始時期につきましては、学校長の意見等を尊重しつつ、教育委員会と協議を重ねてまいります。なお、年内は使用しないこととしてございます。 次に、児童生徒の心のケアについてお答えいたします。児童、教師に対しましては、県や本市教育委員会からスクールカウンセラー、保健師を派遣し、事故翌日の14日から毎日カウンセリングなどを実施してケアを行ってございます。さらに、要望があればふやせる体制を整えております。 保護者への説明につきましては、去る15日に学校主催の保護者説明会を実施し、事故の経過報告、家庭での児童の心のケアなどについて丁寧な説明を行い、保護者の不安を払拭するよう努めているところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 宜野湾市民挙げて本当にショックを受けるようなその事件が起こっているわけですけれども、ただいま基地政策部長の答弁の中に、防衛局あるいは米軍から報告があったと、人的ミスで、これはほかの航空機の、あるいは航空機による事故ではなくて人的ミスということなのですけれども、しかしこの件に関して、このような報告の中で皆さん方は、はいそうですかということで済まされたのでしょうか。本当に米海兵隊の兵士の皆さんの気の緩みがあるかもしれないですけれども、そういった形でその報告を受けて、これだけでよしとしたということで理解していいのですか、基地政策部長。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。決してその人的ミスという報告に対して、これでよしとしたわけでもございません。やはりこれまで、特にこの1年間、さまざまな普天間飛行場所属の航空機の事故等がございますので、そういった部分、人的な部分もございますので、そういった部分での徹底的な原因究明と情報開示等もしっかり求めていかなければいけないと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) わかりました。そういうことがあれば、本当に強い調子で事故原因が報告された時点で、また反論すべきだと思いますし、皆さんはやっているかどうかちょっとわからないですけれども、それでは先ほどのこれまでの事故の経過については、マスコミ等で相当報道されていますので、まず一つ心配なのが、あの後ろのほうに書いてありますけれども、先ほど指導部長のほうから報告がありましたけれども、もう年内は体育の授業でグラウンドを使わない。児童あるいは教師、あるいは父母会も開いて説明会、ケアを行っているということですけれども、これは年内の使用をしないということで、年明けからはどういうふうな対応をするのですか。いろんなその考え方とか、いろんな経過があるわけですけれども。 ○大城政利議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。運動場の使用開始につきましては、教育課程上の問題もございますので、教育委員会といたしましては学校に寄り添い、協議を重ねながら、いつの時期が適当なのかということを考えてまいりたいということでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 寄り添ってやるということは、まだどういった形でやっていくかということは決まっていない。あるいは皆さん教育委員会内部で授業の再開等については、具体的に決まっていないということで理解していいのでしょうか。 それから、米軍が謝罪に来たという報道があるのですけれども、米軍に対してさらに申し入れ、あるいはその回答等があったと思うのですけれども、そういった取り組みはこれからやるのですか。今回のものでもう済ませていって、年明けからはその授業等、あるいは子供たちのケアとかは続けていかないのですか。 ○大城政利議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。運動場使用開始につきましては、現在のところ年内は使わないということで理解はしているところでございますが、1月、年が変わっていつが適当なのかということは、保護者や学校の実態や、それから教育委員会の助言、協議などを重ねて決定していきたいということでございます。 それから、教委の米軍に対する申し入れなどの取り組みにつきましては、米軍や防衛省などの申し入れ、要請などにつきましては、市長部局とも連携して対応してまいる所存でございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) わかりました。こんな重大な事故が起きて、そして子供たちの教育に支障を来している中で、私はこういった対応では余りにも基地周辺で勉学をする学校、あるいは教育施設等が本当にやっていけないのかなと思います。もっと強い態度で教育委員会、教育長初め、もちろん市当局も一緒にですけれども、やっていただかないと、子供たちが安心して教育も受けられない状況が来るかもしれないですので、ぜひもっと強い態度で、市民が納得するような形で、そして子供たちがちゃんと安心して教育を受けられるような、授業が受けられるような状況をつくっていただきたいと思います。 それでは、次の通告に行きます。12月7日には、野嵩の緑ヶ丘保育園への同型機から円筒状の部品落下がありました。これは、13日の事件が起こる前兆ではなかったかなとも思いますけれども、しかしこれに関しては、米軍がいろんなことを言っているのですけれども、これに関しての情報は新たな情報があるかどうかお伺いしたいと思います。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。本件につきましては、事実関係について引き続き県警及び米軍、沖縄防衛局で調査をしているものと認識をしておりまして、その推移を注視してまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) これに関してはいつまでたっても推移を見ている。米軍は、その落ちた円筒状の部品は米軍のものではあるけれども、CH-53E大型ヘリからその日に落下したものではないという、本当に白々しいことを言っているのですけれども、それに対しても本当に強い調子で私はやっていただきたい。あの事故だって、本当にこの後になって県警の鑑識班が捜査し直すというふうな形でしょうか、やっていくということですけれども、私は本当に落ち度があると思います。単に、ただ落下事故ということで軽く考えている嫌いがあるような気もします。しかし、そこも保育所で何十人もの子供たちが保育を受けている状況の場で、本当にあれも間近に落ちておりますので、ぜひこれに対しても調査して、新たにいろんな働きかけをしていただきたいと思います。 それでは、この対応についてお伺いしていきますけれども、翁長県知事も米軍あるいは国へ抗議要請をいたしました。市長も同様に厳重に抗議したというふうな報道もあります。厳重抗議しても、強く要請しても、米軍は本当に聞く耳を持たず、謝罪をしたという報道もありますけれども、19日から飛行再開が米軍の論理で本当に強行されているわけです。これに対して市長も本当にこれまでどのような厳重な抗議をしたかどうかをお伺いいたします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。今回の事故を受けまして、日米両政府及び米軍に対し強く抗議要請を行っております。議会開会中のところ、議員の皆様の御配慮もいただきまして、12月15日に市長が直接上京をし、菅内閣官房長官、山本防衛副大臣、佐藤外務副大臣と面会をし、強く抗議するとともに、5つの項目について要請を行い、日米両政府に対し、これまでの対応から一歩も二歩も踏み込んだ取り組みを実施するよう強く求めたところでございます。また、同日には、県内においても副市長が米国海兵隊政務外交部及び沖縄米国総領事館に対し直接抗議要請を行ったところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 議会のほうも議長を初め異例の対応で、全議員で事故と関連する第三海兵隊、あるいは在沖米総領事、外務省沖縄事務所、それから沖縄防衛局に強い抗議と要請に議会の日程を変更して抗議したのですけれども、市長は政府のほうからいち早く抗議してきて、要請してきたのですけれども、5つの項目を抗議と要請をしたというのですけれども、それやったのか。それから、国の対応、余りにも、私は沖縄県民に寄り添っていないような気がするのですけれども、どういった抗議をしてきたのですか。やっぱり市民の代表として、この普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還を訴えるために、そして今回の事故が二度と起きないための抗議だと思うのですけれども、市長みずからどんな抗議をしてきたかをちょっと答弁いただきたいと思います。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。去る15日に政府に対しまして抗議要請した内容につきましては、今回の事故について徹底した原因究明と再発防止を図り、その内容を早急に公表すること、CH-53ヘリを含む普天間飛行場所属の全ての航空機について、整備体制など安全管理体制の総点検を実施し、改めて安全確認を厳格に行うとともに、安全が確認されるまでの間の飛行を停止すること、緊急対応として日米間で真摯に協議を行い、過重負担を抱える市民が実感できる具体的な基地負担軽減を速やかに示すとともに確実に実施すること、市民の悲願である普天間飛行場の全面返還をあらゆる方策を講じ、一日も早く実現すること、5年以内運用停止を初め返還までの間の普天間飛行場の危険性除去及び基地負担軽減に危機感を持って取り組み、着実に実現することを強く求めたところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) この事故は、また次も起こる可能性も秘めている、宜野湾市のど真ん中にあるわけですから、それに対する市長が国からどういった返答を受けたか。それから、今回の事件、事故に対して、市長がどういった思いで、宜野湾市民のことを思ってどういった対応したか、直接市長の口から答弁をしていただきたいと思います。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、抗議要請の内容につきましては、ただいま担当部長からもお話ございました。ただ、私どもとして今回の事案が運よくという表現ではなくて、そういう事案が起こること自体が問題であるというような強い姿勢の中で、万が一という言葉を使いたくはないのですが、それが運動場に落ちたことに対して、やはり国として米側に真摯にしっかりと再発防止をやっていただきたいというようなことを強く申し上げ、外務副大臣、防衛副大臣、そして菅官房長官にもそのようなお話をさせていただきました。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 市長の対応は素早いものであったと思いますけれども、しかし19日から本当に米軍の論理で再開している、国も何も言えない。そして、宜野湾市民と沖縄県民だけが本当にその怒りを爆発させていかないといけないなという思いの中で、こういった形になっていることについては、私はしごく残念だと思います。 それでは、時間ないのですので、次に行きますけれども、また後でこれに関してまだありますから、続けてやっていきます。 今普天間飛行場の騒音に恐怖を感じて、昼夜問わず市民の頭上を本当に飛び回っている米軍に、市長はこれまで本気で抗議してきたか、あるいはこのオスプレイもまだ居座っているわけです。その撤去要請等も行っているかどうかお伺いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。オスプレイにつきましては、本市として日米両政府に対しこれまで配備の撤回や移駐を継続的に求めてきております。平成26年2月に発足した普天間飛行場負担軽減推進会議及び同作業部会においても、市民の早急な危険性除去及び基地負担軽減を図るべく、5年以内の運用停止と並んでオスプレイ12機を県外の拠点に配備することを議題としており、実現を強く求めております。 また、昨年度、今年度に行いました訪米要請の中でも普天間飛行場に配備されているMV-22オスプレイを他の拠点に移駐することという内容で要請事項の一つとして盛り込んでおり、米側に対しても強く求めているところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) オスプレイの場合、やはりもう昨年の12月に重大事故、あるいは着艦訓練のときに着艦失敗で米兵の命を奪うような事故も起きています。素人目で見ると普天間のオスプレイの数が減ったのではないかなと思うのですけれども、ぜひこれ12機とは言わず全機直ちに撤去するように要請していくほうが私は市民にとってはいいと思います。 それでは次に、市長の訪米要請行動についてお伺いします。10月22日から28日までの日程で行われておりますが、11月30日に訪米要請の報告会でお伺いいたしました。主な成果の説明をお願いします。 それからまた、その中でもおっしゃっていましたけれども、トランプアメリカ大統領のその政権内部がいまだに不確定なところがある中で、本当に効果があったかどうか、この辺についても言及をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。訪米の成果といたしましては、さきの報告会でも報告をさせていただきましたが、主に3点と考えております。1つ目に、普天間飛行場をめぐる問題に直接かかわる方々に地元の声を伝え、早期返還の必要性を共有するとともに、返還に向けて日米両政府が協力して取り組んでいくことを再確認できたこと、2つ目に、相次ぐ事故や騒音問題について、国防総省、国務省、米軍に対し改善するよう直接申し入れを行うことができたこと、3つ目に、跡地利用を見据えた子供たちの人材育成の取り組みを紹介し、協力要請をすることができたことでございます。 また、訪米の時期につきましての御質問ですが、今回の訪米要請は、米国のトランプ新政権に対し改めて危険性や騒音問題など、過重な基地負担に苦しむ地元の声を直接伝え、普天間飛行場問題の早期解決、一日も早い返還の必要性を強く訴えることを大きな目的としております。政権発足から10カ月が経過する中、本市としましては昨年の訪米要請の成果もしっかりとつなげるべく、新政権に対しできるだけ早く普天間飛行場の問題を理解してもらう必要があると考え、今回の訪米要請を実施したところであり、時宜を得たものであると考えております。面談者につきましても、外務省を初めとする関係機関の御協力のもと、国務省、国防総省、米軍、連邦議員など、昨年と同様に普天間飛行場問題の解決に向け、責任と権限を持たれている方々と面談できたことは、非常に有意義であったと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) その時期については解釈の違いもあるやもしれないですけれども、私はもっとしっかり慎重にトランプ政権内部の役職、あるいは人事体制が固まってからやったほうがよかったのではないかなと思います。 それで、今回資料を見て思うのですけれども、次に行きますけれども、市民の生の声を直接米国に訴えるということですけれども、一日も早い閉鎖、返還の中で、市長がよく言うあらゆる方策を講じて普天間飛行場の一日も早い返還を訴えてきたのか。それに、資料を見ると、その中に5年以内の運用停止が日本政府の中で言われていて、そして地元宜野湾市も、そして沖縄県もこれについてしっかりと守っていただくようにということでやっていることについても、一言も言及がないのですけれども、これについても英訳、あるいはコミュニケーションの不十分さがあるやもしれないですけれども、それもしっかりと訴えたのかどうか、答弁をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。訪米要請の際の要請の項目の一つとして、返還されるまでの間の普天間飛行場の危険性除去及び基地負担軽減について、日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うことを求めております。その取り組みを具体的に積み重ねることで、5年以内の運用停止につながるものと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) その資料を見ると、アメリカ高官の皆さんは、全部辺野古に代替地ができたら普天間飛行場を返還するというふうに言っているのです。しかし、市長は、本当に生の市民の声を訴えるのでしたら、このことも言わないといけないのではないですか。私は、何かかえって新しい代替地ができるから、普天間飛行場はその間使ってもいいというふうな米国側に間違ったメッセージを送ってしまっているのではないかなと思います。これについてどうでしょうか。なぜ資料の中にその5年以内の運用停止の要請と、あらゆる方向性の文言が入っていない、あるいは相手方の政府の高官にも届いていないということに関して、もう一度答弁をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。繰り返しの答弁になりますけれども、訪米要請の際の項目の一つといたしまして、返還されるまでの間の普天間飛行場の危険性除去及び基地負担軽減について、日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うことを求めております。その取り組みを具体的に積み重ねることで、5年以内の運用停止につながるものと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) これ以上聞いても時間がないですので、次に行きます。10月に北部のほうで発生したCH-53ヘリコプターの事故に対して、私たち議会も抗議決議をいたしております。そして、市長もやっていると思いますが、その原因の調査が終わり次第、結果を知らせるということなのですけれども、それの結果が知らせない前に、こういった今回の事故が起きていますけれども、いろいろな意味で再発防止につながってはいないのではないでしょうか。これもマスコミによるのですけれども、海兵隊の飛行可能な航空機が41%しかないと、残りは何かの故障、あるいは部品等をかえないと飛行できないということで、危険性がより高まっているのではないでしょうか。それに対する市に対する報告があったかどうか、これについても答弁お願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。10月に発生したCH-53ヘリの東村での炎上事故につきましては、原因究明や事故報告書の公表時期について、今般改めて沖縄防衛局に確認したところ、政府としては米側に対し、可能な限り公表が可能で詳細な情報が提供されるよう求めているところであり、米側から提供があれば速やかにその内容について、関係自治体の皆様に御説明したいと考えていますとの回答を得たところでございます。引き続き迅速な情報提供を求めてまいります。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) ですから、海兵隊の航空機がもうそういう状況になっているということですから、早目に結果を市民に公表できるように頑張って措置していただきたいと思います。 それでは、次に行きます。先ほど市長も抗議を行ったと、これからの抗議のやり方についてお伺いしていきますけれども、市議会も議長を先頭に全議員で県内関連施設を直接抗議を行い、もう異例の対応となりました。国へもこれから直接抗議要請を行うことになっております。この危険きわまりない落下事故に対し、命にかかわる問題なので、全市民を挙げて直ちに抗議の意を示す市民総決起大会等を開催する用意があるのかどうか。きのうの議運の件なのですけれども、市民あたりからもできるだけ教育関係者を含めた団体で12月中にも市民総意の抗議を表す市民大会開催の要請がありましたけれども、そういった抗議活動を全市民規模でやる意思があるかどうかお伺いいたします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。今回の事故を受けまして、本市としましては、すぐに日米両政府及び米軍に対し抗議要請を行ってまいりました。そして、昨日、さまざまな立場の市民を網羅する形で意見を集約するべく、市議会を含め市内主要9団体の代表者の皆様に集まっていただき、今後の対応について協議をさせていただいております。普天間飛行場問題の早期解決、一日も早い返還の実現に向け、9団体の皆様の御意見も拝聴させていただきながら、今後の対応を検討してまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 今の答弁は、やっていくというふうな答弁に私は受け取ります。市長は、より具体的に、絶対に飛んではいけないという姿勢で取り組んでほしいという談話もマスコミに出しているわけです。ぜひ市長を先頭にこれやっていかないといけないものだと思いますけれども、これについて私はまだ協議中ということではあるのですけれども、市長のこれからの姿勢、抗議活動あるいは継続した運動をどういうふうに取り組むかお聞きしたいと思いますけれども、よろしくお願いします。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、昨日行われた市内9団体による代表者会議におきまして、今内容的には基地政策部長がお話しされましたが、その中でも年内については9団体で県内の関係機関に対して抗議要請を行うという決定が昨日なされました。市民大会につきましては、そういうことも踏まえながら、必要であればやっていきたいと思いますけれども、ただ今のところそういう気運の中では市民大会のお話が出てまいりませんでしたので、これから、年が明けてからになると思いますが、今後の状況を踏まえながら検討してまいりたいと思います。 ○大城政利議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時58分) ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時58分) 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時58分)          午後の会議 ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 一般質問を始める前に、お手元に配付してありますとおり、建設部長より発言取り消し申出書が出されております。本件に関して建設部長から釈明をいたさせます。建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 皆様、こんにちは。12月19日の知念秀明議員の一般質問において、私の答弁に不適切な表現があり、議員の皆様に御迷惑をかけたことに対して深くおわび申し上げます。 お手元に配付しているとおり、発言の取り消しをさせていただく申し出をいたします。よろしくお願いいたします。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 ただいま建設部長より発言の取り消しの申し出が出ましたが、12月19日の知念秀明議員の御質問に対する発言に対して、私からも深くおわびを申し上げながら、このたびの発言、議会の答弁につきましては、執行部一同気を引き締めながら誠心誠意今後とも答弁に尽くしてまいりたいと思います。 いずれにしても、このような取り消しの申し立てをしたことについて、また発言内容につきましても改めて議員の皆様方におわびを申し上げたいと思います。失礼いたしました。 ○大城政利議長 この際お諮りいたします。 建設部長から12月19日の一般質問における発言について、不適切な理由により発言取り消し申出書に記載した部分を取り消したい旨の申し出がありました。この取り消しを許可することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○大城政利議長 御異議なしと認めます。 よって、建設部長からの発言の取り消し申し出を許可することに決しました。 それでは、午前に引き続き25番 我如古盛英議員の質問を許します。我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 午前に引き続き、さらにこの普天間飛行場に関しての質問を行います。 まず、市長が9団体等と協議して、年内に米軍等関係機関に抗議要請をするということですけれども、それは早急にやっていただきたい。それに対して、やはり全市民を挙げた市民の総意をあらわすために市民大会もぜひやっていただきたいと思います。これから検討していくということですので。 さらに、2019年には、次の質問にもありますけれども、2019年2月には、もう5年以内の運用停止のその期限が来るわけです。その間まであと1年と1カ月か2カ月ですので、それに向けてもやはり宜野湾市民が普天間飛行場の危険から除去されるように、解放されるように取り組んでいただきたいと思います。 それでは、次の普天間飛行場の固定化阻止と5年以内、これは2019年2月までということで出してありますが、運用停止の取り組みについてお伺いします。 市長は、施政方針でもしっかりと明記してあります。自身の選挙公約でもあると思います固定化阻止と5年以内の運用停止取り組みについては、日米両政府に対して、あるいは沖縄県に対してこれから実現するために取り組むということが書かれておりますけれども、どのように取り組みをしたか、あるいはどういった要請をしたか、それについてお伺いをします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。固定化阻止や5年以内の停止につきましては、日米両政府や県に対し、普天間飛行場負担軽減推進会議及び作業部会の早期開催など、かねてより継続して求めてきておりますが、加えて昨年12月のオスプレイの不時着水事故以来、普天間飛行場所属の米軍機の事故やトラブルが相次ぐ中、本市としましては強い危機感を持ち、事あるごとに粘り強く要請を続けているところでございます。詳しい日付は省略させていただきますが、具体的にはことしに入りまして日米両政府に対しては13回、県に対しては2回の要請を行っております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 日米両政府と県に対して要請をなされたということですけれども、特にまた資料によりますと、今年度の3月に文書で普天間飛行場の5年以内の運用停止の実現に向けてということで、内閣官房、外務大臣、防衛大臣あるいは沖縄及び北方対策担当の内閣府特命担当大臣に要請をされているのですけれども、そのいろんな要請先からどういう回答を得たか、もし具体的な回答がありましたら答弁お願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。各要請に対しまして文書等での回答という形ではございませんが、日米両政府、県ともに要請させていただく際の回答としては、おおむね内容を重く受けとめ、今後取り組むといった趣旨の回答をいただいているところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) そういった要請で、本来でしたら文書にして回答を得るべきだと思いますけれども、こういう形でずるずると続くと、本当に市長がおっしゃっている固定化阻止、あるいは5年以内の運用停止も甚だ危うくなってくるのではないかと思いますので、それを回避するためには、やはり先ほど申し上げた市民とともに力合わせてこれから運動していく方法が一番いいと思いますので、それもつけ加えてお願いします。 それから、さきの訪米関係者、さっきも伺いましたけれども、米国の政府関係者にもこのことについては要請したか、言及したかどうか、この件についてもう一度答弁をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。先ほども御答弁申し上げましたが、訪米の際の要請項目の一つとして、返還されるまでの間の普天間飛行場の危険性除去及び基地負担軽減について、日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うことを求めております。その取り組みを具体的に積み重ねることで、5年以内の運用停止につながるものと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) それは皆さんがおっしゃるとおりです。米国のほうは直接言及しないとなかなか受けとめられないということはありますけれども、この5年以内の運用停止についてはどこかの訪米行動の中で言及されたのですか、されていないのですか、それだけお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。5年以内の運用停止という具体的な表現では要請項目に入っておりませんが、先ほども申し上げましたとおり、要請項目の中に、返還されるまでの間の普天間飛行場の危険性の除去及び基地負担軽減について、日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うことという中に、5年以内の運用停止も含めて、そういった基地負担軽減、危険性の除去に取り組んでいただきたいということを要請の中に込めているというところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) また同じことになるのですけれども、市長は5年以内の運用停止、2019年2月までの取り組みについて、実現をかち取るということですけれども、どういったことをなさるのですか。市長のほうからこの5年以内の運用停止について答弁をもらいたいと思いますけれども。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。先ほど来、またこれまでの答弁でも申し上げておりますが、5年以内の運用停止につきましては、政府、沖縄県、宜野湾市で構成します普天間飛行場負担軽減推進会議において議論を積み重ねて、その上で実現に向かうと考えておりますので、その推進会議を速やかに開催して議論を積み重ねていくことが実現につながるものというふうに考えております。
    大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) では、普天間飛行場の負担軽減推進会議で議論が進んでいるというのですけれども、進まなければその2019年2月までの運用停止の期限であるのだけれども、それは諦めるということなのですか。これももう最終的に市長がどうするかが判断になると思いますけれども、市長、答弁お願いします。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、5年以内の運用停止の仕組みそのものというものは、ただいま基地政策部長より答弁をさせていただきました。基本的に私どもが5年以内の運用停止に向けて前県政から積み上げた内容につきましては、国、県、市、その三位一体となって原点になる普天間飛行場の危険性除去、基地負担軽減というものを5年以内の運用停止という形で進めていくというようなことになっておりましたし、本来であれば沖縄県もしっかりとその趣旨を理解をし、訴訟問題を繰り返すのではなくて、やはり具体的に5年以内の運用停止に向けての推進会議並びに作業部会を行うことが前提ではございますし、その旨県のほうにもたびたび私どもとして要請をしてございますし、そのような推進会議が開かれるよう、これからも私どもとして要請をしてまいりたいと思っております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) そうです。国と県と市が三位一体でやると、しかしこれを掲げた以上は、それに向かってやっぱり取り組んでいかなければいけないということがありますので、ぜひ市長の言ったとおり、フェンスを取り払ってでも2019年2月以降は、普天間飛行場が運用停止されている状態にしていただきたいと思います。 それでは、もう一つお伺いします。昨年、普天間飛行場の19施設の補修事業を実施することがありました。その工事の進捗状況がどうなったか。その後、国などからの報告があったかどうか答弁をお願いします。固定化につながるような工事ではないかなという疑問を持たれている工事でありますので、どうか答弁をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。昨年8月に発表されました補修事業につきましては、今般改めて19の各施設の進捗状況等について沖縄防衛局に確認したところ、現在2施設、教育施設及び工場の補修工事を実施している。これら2施設については、平成29年度末の完成を予定している。残りの17施設については、現在具体的な補修作業の範囲、工法等について日米間で協議しており、協議が調い次第、補修を実施していく予定であるという回答を得ているところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) そうですよね。国はその補修事業を認めているわけです。しかし、市長もこれに対して敏感にお伺いを立てて、平成28年8月25日に事業についての要請をしているわけですので、ぜひこういうことが固定化につながらないような方向で、市としても重大な関心を持って見ていただきたいと思います。 時間がないですので、次のほうに行きたいと思います。2番目の道路行政についてをお願いします。市道長田・愛知線の志真志及び我如古地域への延伸を求めるについてを質問しますけれども、該道路は、国道330号の主に長田交差点の迂回路として、また地域の発展とともに急に交通量が増加しています。この点は当局は確認しているかどうかからまず伺います。よろしくお願いします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 我如古盛英議員の御質問にお答えいたします。長田・愛知線沿いの長田地区は、長田小学校の開校、また宅地化が進んだことにより交通量が増加していることは認識しております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) そうです。地域発展のためにですけれども、人口が多くなれば交通量も多くなるということで理解しているということですけれども、それでは次に、この長田・愛知線の……近いのでしょうか。市都市マスタープランによると、本市の東側地域に都市計画道路が仮の名称として中原・我如古線が予定されているのですけれども、これについては皆さん関知しているか、あるいはその実現のめどはあるかどうか、答弁をお願いします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。(仮称)中原・我如古線は、宜野湾市都市マスタープランにおいて構想路線として明記されておりますが、現在事業化の計画はございません。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) いろんな膨大な予算が必要になると思いますけれども、財政的な面でしょうか、計画はないということです。しかし現在、野嵩地域から我如古地域に至るまで、道路の整備がなされていない状況だと思います。区画整理事業も進まずにいる今、該道路の志真志、我如古地域へ延伸が私は必要だと何回も要請、提案しているのですけれども、その計画と、もし延伸すればその効果があると思いますけれども、それについてはどういうふうに思っているのでしょうか、答弁をお願いします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。市道長田・愛知線につきましては、愛知交番側から長田小学校に向け、旧長田公民館までの延長約1,522メートルの整備を完了しており、我如古方面への延伸計画はございませんので、整備は厳しい状況でございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 計画はないといっても、皆さん当局として必要性はあるとお思いなのか、あるいは先ほどの都市マスタープランによる都市計画街路もこれから実現の可能性はないということですので、それが必要という考え方はないのですか。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えします。長田・愛知線改良事業は、平成3年度で事業は完了しております。先ほども申し上げましたけれども、(仮称)中原・我如古線、これ都市計画マスタープランにおいては必要な道路として構想はあります。ただ、現段階で整備については計画はございませんという説明でございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) では、必要性を認めていらっしゃるわけですので、ぜひこれから時間がかかっても検討をしていただきたいと思います。 それから次、長田公民館前と児童館前の横断歩道等についての設置と、それから該道路のガードレールの点検と早期の補修、取りかえを要望いたしますけれども、さきに米須清正議員がカーブミラーの要請をしましたけれども、私は、それと同時に横断歩道も必要ではないかなと思いますので、それについて答弁をお願いします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 我如古盛英議員の御質問にお答えします。まず、市民経済部からは横断歩道の設置についてお答えいたします。横断歩道の設置につきましては、公安委員会の管轄ということをまず御理解いただきたいと思います。また、横断歩道の設置基準につきましては、宜野湾警察署のほうに確認をしたところ、原則としておおむね150メートル以上の間隔が必要であるということでございます。議員の要望する地点の近隣に、砂販売所のほうにも、たしか35~36メートル離れた地点に横断歩道が現在設置をされ、設置基準からは外れてしまうことになりますけれども、高齢者や通学、通園時、高齢者が公民館前を横断しているという現状も踏まえて、何らかの交通安全対策が可能なのかについては、自治会、宜野湾警察署含めて協議もしていきたいと思っています。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。当該路線には、これまでもガードパイプなどの修繕要請があった場所については修繕を行っておりますが、交通安全上、ガードレールやガードパイプの設置が必要な箇所があれば対応してまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) よろしくお願いします。修繕場所もありますので、後でまたその箇所を担当部署に連絡いたします。 それでは、次の(2)の長田1号の整備拡充を求めるについてをお伺いいたします。我如古側、長田側は一通り歩道整備は完了いたしましたために、歩行者の安全性が各段に保たれております。しかし、まだ知念電化店前、琉球大学に入る呉屋田橋近くまでの長田側の側溝のふたの上を通らなければ行けないところもあり、さらに歩道の整備と対策が必要だと思いますが、確認はされていて、その対策の計画もあるかどうかお伺いします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。長田1号の道路整備事業につきましては、今年度約130メートルの歩道整備をもちまして事業完了となっております。そのため新たな歩道整備につきましては、現時点については計画はございません。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) ないということですけれども、こちらは交通量が増す中、ドライバーは特に学生のバイク通学等の安全運転を守る点からも、長田1号、特に同じ箇所ですけれども、我如古側より東側の間のアスファルト全面舗装の改良も必要だと思います。またさらに、先ほど申し上げました歩道の設置もぜひ必要ですので、計画はないと言いながらも、これからでも改良工事の計画をしていただければと思いますけれども、答弁をお願いします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えします。長田1号につきましては、長田地区、我如古地域において、これまで歩道整備等を行ってきました。それでも、事業は完了はしておりますけれども、要望のあるようなお話でしたら、またすぐではないのですけれども、安全対策事業で対応してまいりたいと思っています。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) それでは、もう一つお願いしたいと思います。再要請ですけれども、呉屋田橋の丁字路の右折帯、左折帯の整備についてお伺いします。 琉球大学へ本市からの唯一の出入り口となっております。用地にも余裕があり、周辺の道路整備も必要です。また、現地を確認しているということですけれども、改善方法の要請をいたします。これについて再要請ですけれども、答弁をお願いします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。琉球大学のところの交差点のお話だと存じますが、この当該箇所の交差点になると長田1号の新たな事業となります。そのため現在進めています道路事業の進捗状況、財政状況を踏まえても事業化はすぐには難しいというふうに感じているところでございます。 ○大城政利議長 我如古盛英議員。 ◆25番(我如古盛英議員) 新たな事業になってもぜひ計画をしていただきたい。琉球大学と市の連携協定もあります。また、医学部も西普天間地区に移転の予定です。関係が深まるので、もっと整備をして、力を入れて学生街路として充実してほしいと思います。以上、終わります。 ○大城政利議長 以上で25番 我如古盛英議員の質問を終わります。 ○大城政利議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後1時56分) ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時08分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。2番 宮城克議員の質問を許します。宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) 皆さん、こんにちは。議席2番、絆クラブ、宮城克でございます。一般質問に入る前に少しだけ所見を述べさせていただきたいと思います。 昨日も山城康弘議員のほうから子供貧困対策に対する切実な思い、提言等がありました。昨今、その子供の貧困というものが非常に社会問題として取り上げられている中、本市において民間団体、普天間やまがっこうという皆さんがいるのですが、先週より私の事務所にて、その普天間やまがっこうさんと共同で子供たちに朝御飯の配給の支援をしております。ちょうど初日の一番に来た小学3年生の男の子なのですが、非常に小柄で笑顔のすてきな子が来ていました。朝からおにぎりを食べる姿に非常にほほ笑ましい、そして元気をもらったのですが、その子が朝からおにぎりを7個食べるのです。みそ汁を2杯飲んでいきました。果たしてこの子がただのがちまやーなのか、でもよくよく深く考えてみると、もしかしたら前の日晩御飯を食べさせてもらえなかったのではないか、そういうふうに考えると、非常に感慨深いなと。貧困対策、要するに貧困とは何なのか、その対策というのはどういうものがあるのか、そういうものをぜひ皆さんに、普天間やまがっこう、旧でいご通りの普天間マイカーセンターの3階にあります。そこで子供たちに対する支援をしておりますので、ぜひ議員諸公の皆様に足を運んでいただいて、いろいろとその現実、そして解決に向けていろんな意見交換をしていただきたいと思います。 では、議長より通告に対してのお許しをいただきましたので、自身連続30回目の一般質問、一部順序を変えながら進めさせていただきたいと思います。 では、1番目、コミュニティバスの導入についてからお伺いをさせていただきます。前回伺った企業、そして個人協賛型のバスの取り組みについて、どのように当局のほうで検討していただいたのかを質問させていただきたいと思います。あとは自席から進めさせていただきます。よろしくお願いします。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 宮城克議員の御質問にお答えします。前回の議員からの提言を受け、沖縄市、南城市、中城村など県内でコミュニティバスを運行している自治体へ協賛広告の手法により運行費用を確保しているかどうか調査を実施してございます。結果、実施をしているところはない状況でございました。県外におきましては、これはホームページからの確認でございますけれども、コミュニティバスを地域で支えることを趣旨とし、個人や企業から寄附を募るサポーター制度、バス車体への企業名掲出による収入確保など、参考となるものを確認しております。今後は、さきに上地安之議員にも答弁申し上げましたように、本市の公共交通の方向性など研究をする中で、大きな課題となっております財源の確保の解決策の一つとして、企業や個人からの協賛を募る方法も視野に入れながら研究をしてまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) 今一つの解決策として検討していただけるということでありました。まず、そのコミュニティバス、その必要性というものに対していろいろと今後検討していかないといけないと思いますが、以前に、きのうの上地安之議員の質問の中で私もちょっと思い出して、事務所の書斎をちょっと探ってみたのですが、以前にそのコミュニティバスの運行の計画をしたときに、確かに、皆さんここに公共交通活性化総合プログラム、宜野湾市における新たな生活交通の確保・維持・方策検討調査報告書というものがあります。この中身見ても、皆さんちゃんと過去にしっかりと調査されているのです。いろいろと細かく書かれています。例えばそのバスの必要性であったり、あと各自治会単位とか、この中では15歳以上に無作為抽出法ではがきを送って、その回答を得るという形でアンケート調査がされておりました。対象者が約1,400人、その中で回収が426で回収率30.4%、いろいろとグラフにされて、いろんな内容が検討されています。これを見ても、細かいのは後で調べてください。やはり必要性というのがあるということで進められたと思うのです。 ここ昨今の質問の中での答弁がどうしても赤字という言葉しか出てこないのです。実際、赤字という定義なのですが、赤字というものは、私まず聞きたいのは、皆さん本当に収益目的でこれをやっているのかというところなのです。多分そうではないと思います。だからこそ各市町村のいろんなバスが走っていると思うのです。また、今回も見つけました。そこで、質問に入らせていただきたいのですが、北谷町の通称シーバス、コミュニティバス、まずこれ御存じなのかというものを伺わせていただきたいと思います。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。北谷町コミュニティバスにつきましては、平成29年6月19日より実証運行を開始をしているというように伺ってございます。実証運行は、平成30年度までを予定をしており、実証運行期間を通しての事業採算性や町民、観光客の利便性向上などについて総合的な検証を実証しながら、平成31年度以降本格導入の可否を判断をするということでございます。バスの定員は11名で料金は中学生以上が200円、小学生が100円となってございます。また、障害者手帳の保持者、療育手帳保持者、65歳以上の高齢者、それにかかわる介助者、運転免許自主返納者に該当する方は100円というふうに伺ってございます。 コースは、北、南に2つに分かれてございまして、どちらも役場や美浜周辺を経由するコース設定となり、また実証運行については、一括交付金を活用しているということを確認をしてございます。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) 今説明がありました。北谷町のシーバス、いわゆるコミュニティバスです。一括交付金を活用しているのです。これ予算が4,793万7,000円、コミュニティバスの実証運行業務委託費4,450万円、自動車の借り上げが、年間の話なのですが、259万7,000円、財源が一括交付金3,790万円、バス賃、これ見込みなのですが、445万8,000円ということで、あとの残りは一般財源というふうに調査しました。 今回のこのシーバスなのですが、今までの流れと違って、今までは大きなバス、それからポンチョ型の中型バス、それから議会バスのようなマイクロバスというふうに言われてきたのですけれども、今回は、大型のハイエース、11人乗りのあのハイエースを使っているのです、この北谷町のシーバス。色も3色あります。これは調べて見ると、北谷高校の美術部がそのデザインを手がけたということで、赤、黄、緑の3色のバスがかわいらしいデザインですが、南ルートと北ルートということで北谷町を走っております。 そこで、もうどんどん下げてくるのですが、これでもいいのです。このハイエース型のミニバンでもいいので、これもまた再度検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えいたします。今、宮城克議員のほうからはミニバンと大型ワゴン車等も再度検討いただきたいということでございます。繰り返しの答弁とはなりますけれども、運行車両を含めて運行ルートの道路条件や乗車人数の見込み等も含めて、今後の課題の整理、あるいは調査手法を再度検討をし、今後の本市の公共交通のあり方、方向性について研究をしながら、その中で今御提言のバスの種類といいますか、手段についてもあわせて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 これ手元にある資料なのですけれども、これ平成22年なのです。沖縄総合事務局の運輸部、これ宜野湾市の公共交通会議の中での報告書だと思うのですが、これもう何年前ですか、もう7年前、当時、平成22年、これ見ると、宜野湾市の推計人口が平成35年、要するに平成20年からの15年間で4,000人の増が見込まれると、平成35年に9万5,000人というふうに見ているのです。だけれども、今の人口というのは約9万8,000人、やっぱり急速に宜野湾市というのは人口ふえているのです。昨日も上地安之議員からもありました。もう早急に新たに協議会、そういったものをしっかりと立ち上げて、ニーズ調査を行っていただきたい。その中からまた、本員もまたいっぱい探してきます。その財源であったりいろんなアイデア、そういったものを提言できるようにしっかりと走り回りますので、コミュニティバス実現に向けて足をとめることなく検討、そして調査研究していただきたいと思います。 では次に、それに関連して、次の質問になるのですけれども、SIP自動走行システム、バス自動走行実証実験について伺いたいと思います。内閣府が沖縄本島でこの自動車実証実験を今月行っておりました。たまたま12月の前半、夜に宜野湾市のマークが入った青い中型バスが走っているのを見かけて、思わずとめてしまいました。一生懸命中をあけてと言っても、たまたま私服なものですから、怪しい者と思って絶対あけてくれないのです。やっと名刺を見せたら、ちょっと5人ぐらいがうかがいながら、いいかなという感じであけてくれて話を聞いてみたら、その自動車実証実験のバスだったのです。これ市長は、そのテープカットに行かれていると思うのですが、いろいろと先進技術を駆使したその内容になっておりますが、このSIP自動走行システム、要するに自動走行運転のバスと本市とのかかわり、いわゆる戦略的イノベーション創造プログラムが本市との今後のかかわりがどうなっていくのかを伺いたいと思います。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えします。初めに、沖縄総合事務局によりますと、戦略的イノベーション創造プログラム、先ほど議員からございましたSIP自動走行システムでは、自動運転技術を公共バスに適用することにより、高齢者やその他の交通制約者にも利用しやすく、定時性、速達性、安全・快適性にすぐれた次世代都市交通システム、ARTと言っているようです。の研究開発を進めており、今回の実証実験では、先に南城市、石垣市に続き沖縄本島都市部の比較的交通量が多い交通環境におけるバス自動運転の可能性と技術的課題について検証するとの説明を受けております。 議員御質問の本市とのかかわりについてでございます。去った6月に沖縄総合事務局を主体として、先進的なバス交通システムの導入に向けた効果分析、方策検討を行う沖縄次世代都市交通システム検討会を発足をし、本市も構成員として加わっております。同検討会におきましては、那覇市から伊佐、コザ十字路間を基幹バス路線として位置づけ、今後バス自動運転実証実験で確立された技術を基幹路線を走行するバスに順次、還元していく予定ということでございます。 そういった意味では、今回のこの実証実験については、現在走っている路線バスの技術還元が主な目的ということでございまして、自治体のモデルケースは想定はしていないという状況でございます。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) てっきり宜野湾市のマークが入っているので、内緒でコミュニティバスの実証運転でもしているのかなと思ったのですが、これも夢ではないと思いますので、これもまた今の内容もぜひ宜野湾市がモデルケースとして、宜野湾市で先行して走らせる。そのような要望をしていただきたいというふうに思います。 では、少しまた飛ばします。次は3番目、これはキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)の跡地利用計画についてなのですが、普天間高校の移転に関しても、もう多くの議員が同じような質問をしていたので、これ割愛させていただきたいと思います。 その次の安仁屋郷友会の要望も知念秀明議員の質問の中で確認がとれましたので、ただこれに対して1点だけ、部長、防衛局に対してその立ち入りを早く進めていただきたい、調整していただきたいということで要望がありますが、できれば議員が全員行けるような、そのような要望も重ねて調整していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。現在の拝所を確認することは安仁屋郷友会との協議を進める上で、ぜひ行いたいと考えているところであり、行政といたしましても拝所の現地確認を行うことを計画し、今安仁屋郷友会と日程調整をしているところでございます。今、宮城議員から御要望のありました、議員が一緒に現地確認を行うことにつきましても、前向きに検討していきたいと考えております。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) ぜひ重ねて要望のほうをしていただきたいと思います。 では次です。4番目の普天間基地(ゲート4エリア)市民広場の整備について伺わせていただきます。まず、最初に1番目、通称Cコートというのですが、少年野球の倉庫がある側に、手洗い場は以前設置していただきました。そこに自動販売機を設置していただきたいなというふうに考えます。夏場、2カ所にあるのですが、全然間に合い切れていませんので、今のうちに要望をさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城政利議長 総務部長。 ◎米須良清総務部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。既設の電源設備などを確認して、設置場所等について米軍や設置業者と関係機関と調整しながら検討してまいります。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) 電源の確保は、また特に必須だと思います。各種イベントのときにも、我々も以前、消防のほうから緊急ということで電源引っ張らせていただきました。市のイベントにおいても消防のほうから電気を引っ張っているというふうに聞いていますので、やはり必要だと思います。延長コードでやるよりもしっかり分電盤で電気引っ張れるような、そのような環境を整えていただくようよろしくお願いします。 では、そのまま2つ目の要望ですが、トイレの改修です。ぜひトイレの改修をしていただきたい。特に小便器なのですが、立って用を足しているときに、目の前の窓があいているのです。そこからみんなの顔が見えるものですから、ぜひこれは多くの大人から改善してほしいと、目が合ったら「こんにちは」と言うしかないのです。だから、余りにも恥ずかしい。 それから、もう一つが便器が余りにも高くて子供たちが届かないのです。それも含めて改修していただきたい。いかがでしょうか。 ○大城政利議長 総務部長。 ◎米須良清総務部長 御質問にお答えいたします。市民広場トイレを御利用される市民の皆様に御不便をおかけしております。トイレの改修については、利用状況を踏まえて改修を検討してまいります。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) ぜひよろしくお願いします。 では、次の4つ目、グラウンドの改修、やはりグラウンドに雨が降った次の日なんかはすごく水がたまるのです。浸透性がもう全くないと、それに対してグラウンドゴルフされる先輩たちもそうですし、ソフトボール、少年野球、各種保育園とかが使うときにも相当水がたまりますので、ぜひグラウンドの改修をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○大城政利議長 総務部長。 ◎米須良清総務部長 御質問にお答えいたします。各グラウンドの改修については、当該地が普天間飛行場の施設内であることから、大規模な雨水排水処理の整備工事を行うことが難しい場所となっておりますが、本年度においては米軍と調整して、グラウンドの一部、通称Cコートのグラウンド表面の凹凸を敷きならして雨天の際に水たまりになる箇所の改善を図ってまいります。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) ぜひお願いしたいと思います。今、部長が大規模な工事と言ったのですが、これは小規模な工法でも全然できますので、本員のほうに聞いていただければ、これは伝授したいと思います。 実際に普天間第二小学校で過去にやっているのです。小規模事業の中で過去に水たまりの改善ということでやっていますので、これも調べて参考にしていただきたいと思います。 では続きまして、5番目の交通安全対策及び道路整備についてから伺わせていただきます。(1)番、市民駐車場前の交差点のカラー舗装化を求める。以前から要望していますが、いかがでしょうか、答弁いただきたいと思います。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。当該場所につきましては、以前より質問されており、認識はしております。カラー舗装化が有効な対策になるのか、また関係部署及び交通管理者とも協議しながら、道路管理者としてできることを含めて検討してまいります。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) もう以前より要望していますので、非常に危ないところなので、早急に調整していただきたいと思います。 では続きまして、市道宜野湾4号と10号の通学路のカラー舗装化について要望をしております。答弁いただきたいと思います。どうでしょうか。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えします。市道宜野湾4号、10号の通学路の舗装化の質問ですが、通学路のカラー舗装等につきましては、毎年度実施しております通学路合同点検の結果を重要視し、優先的に設置する計画でございます。今年度の通学路合同点検の中では、当該路線については特に指摘箇所にはなりませんでしたが、次回の合同点検においてカラー舗装設置の必要があると判断された場合は、設置する方向で調整してまいります。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) では、続いて行きましょう。市道宜野湾5号、かねひで前の交差点の白線の引き直しです。停止線、それから横断歩道、消えていますので、ぜひこれを引き直ししていただきたい。答弁いただけますか。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えいたします。横断歩道の白線や停止線の引き直しということでございます。横断歩道の白線引き直しにつきましては、現場の状況を確認しながら、宜野湾警察署のほうに要請をしてまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) 該箇所は、沖国大のところのかねひでです。何か変則な5差路みたいになっているのです。停止線もない、センターラインも消えている、横断歩道も消えているとなって、結構いびつで信号の角度、人によっては青で進んでいいのか何なのかもわからない。停止線もわからないのでどんどん突っ込んでいく。そのような箇所なので、非常に危険な箇所になっていますということで、地域の方々からは要望がありましたので、ぜひ再度検討をしていただきたい。確実に引き直しをしていただけるように強く要望させていただきたいと思います。 では続きまして、(5)番、市道宜野湾2号と14号の交差点での注意喚起及びカラー舗装化を求める。この場所は、宜野湾保育所の横のいわゆる3差路なのです。以前、その宜野湾保育所の横の道路は、昨年11月に、いわゆる通学路の時間帯をしていただきました。さらに、舗装が凹凸していたので、オーバーレイしてカラー舗装のやり直しまでしていただき、非常にきれいになって、安全な通学路となっておりますが、たまたまぶつかるその交差点が両サイド方向からすごいスピードで車が来るのです。それで、宜野湾保育所に子供を送り迎えするお父さん、お母さん、保護者の方も非常に危険で怖いと、そこをやはりカラー舗装であったり何かしらの注意喚起が間違いなく必要だというふうに考えますので、その箇所に対するいわゆるカラー舗装、そして注意喚起を施していただきたいと思います。答弁ください。 ○大城政利議長 市民経済部長。 ◎伊波保勝市民経済部長 御質問にお答えいたします。まず、注意喚起については、市民経済部のほうで、担当課のほうにはスピードを出す車が多いというような情報も届いているようでございますので、市民生活課、土木課、宜野湾区自治会含めて現場確認を行い、効果的な交通安全対策を協議をしてまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。市道宜野湾2号と14号に関しては、これまでにカラー舗装等の安全対策を実施してまいりました。また、この当該交差点につきましては、カラー舗装等道路管理者としてどのような対策ができるのか検討してまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) ぜひ改善というか、注意喚起のほうをやっていただきたい。せっかくカラー舗装も施して、非常にいい環境ではあるのですが、本当にほんの一部です。両サイドがちょうど死角になっているものですから、これが話だけではなくて、やはりその場に行って、1時間近くこの周りを歩きながら立って、車の往来も見てみたのですが、やはりその現実を目の当たりにすると、やっぱり非常に心配なのです。危険なのです。だから、ぜひそこに対する対策を施していただくよう強く要望したいと思います。 では、(6)番、伊佐1丁目7番5号前の市道パイプライン1号へのカーブミラーの設置を求めたいと思います。該地区は、つながるその集落、上へ入っていって、袋小路にはなっているのですが、その集落からパイプラインに対してその住んでいる方々の車がおりてきます。ただし、パイプラインにおりてくるときに、ほとんどの車がそうなのですけれども、ワンボックスとかボンネットが出ていない車であっても、そうではない車が多いのですが、いわゆる左右確認ができるところまで車が出てくるということは、いわゆる道路の片側の3分の1以上ぐらいまで車が出てくるのです。出てこないと左右確認ができない。それでもう事故になるおそれがあるということで、今までよく事故になっていないなと、特に新城、喜友名側から伊佐に向かっておりてくる車がどうしてもスピードが超過ぎみ、いわゆるスピード出し過ぎというのが結構見受けられるものですから、ぜひそこにカーブミラーを設置してほしい。いろいろとあるとは思うのですが、やっぱり地域の方々からもぜひカーブミラーを設置してほしいと言っているものですから、ぜひ皆さんにも見てほしいと思います。元猫カフェがあったところの前の上の集落から出てくるところです。これ部長、答弁いただきたいと思います。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。カーブミラーの設置につきましては、市内に同様な箇所が多数あり、通り抜けのできない道路は10個以上の家屋が利用する道路というような本市の基準がございます。その条件を満たされない場合は設置できない旨説明をしているところでございます。 しかし、当該箇所においては、道路管理者としてどういう対策ができるか関連部署と調整しながら検討してまいりたいと考えてございます。
    大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) 今説明があったとおりだと思いますが、もう事故が起きてからでは、部長、この説明は絶対通らないと思うのです。事故が起きてから、こうこう、こうだからというのはもう通らないと思いますので、カーブミラーがだめならば何かしらの注意喚起であったり、安全の対策というのはやっていただきたいと思いますので、ぜひ引き続きお願いしたいと思います。これに関しては、また次もさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 では、(7)番です。市道新城16号の歩道の管理状況を伺うということで通告させていただいております。この場所は、アンカー商事の前の新城16号という道路なのですが、歩道に街路樹があるのです。夏場は陰になって非常に涼しいです。しかしながら、その街路樹の根っこがアスファルトの上に盛り上がっているのです。盛り上がっているということで、ここにつまずく人が続出していると、近くには認可外の保育園があるのですが、その保育園の子供たちも毎日お散歩するのです。そうしたら、やっぱり聞いてみると、ぱっと気づくとやっぱり何名転んでいる子たちが多々いると、そういうところからその歩道の管理がどうなっているのかなというふうに地域のほうからも要望がありますので、ぜひその管理状況というのをまず伺いたいと思います。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。当該道路の歩道に関しては、ガジュマルによる歩道の凹凸がございます。補修につきましては、今年度3カ所対策を行っていますが、今後も歩行者の支障にならないように凹凸の改善をしてまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) ぜひその管理、凹凸のないようにやっていただきたいと思います。本員も調査しながら歩いていました。いろいろと写真撮りながら、これを調査しに行ったのに本員も転んだのです。このような大きい体が転ぶぐらいの根っこが出ているということなので、ぜひ見ていただいて、しっかり改善していただきたいと思います。 では、(8)番です。新城区内の道路の安全及び補修を求めるということで、先ほどのその街路樹の盛り上がり、これも含めてやっぱり改めていま一度、新城の区内をいろいろと歩いてみました。やはりところどころ道路に穴があいていたり、わだちがあったり、結構ところとごろ整備が行き届いていないところが見受けられるのです。多分宜野湾市内どこ見てもそういったところはあると思いますが、今回は新城ということで取り上げさせていただきました。ぜひいわゆるわだちであったり穴があいたところをしっかり整備していただきたいと思いますが、答弁いただけますか。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市道におきましては、老朽化している道路が多くございますが、新城区内におきましても同様な老朽化している道路でございます。そのような老朽化が進んでいる道路におきましては、新城の道路のみならず市内の老朽化した道路を維持管理において緊急性、あるいは優先順位により補修しているところでございますので、当該地域においても現場を確認し、対応してまいります。 ○大城政利議長 宮城克議員。 ◆2番(宮城克議員) ぜひ再度点検を行って、しっかりと整備していただきたいと思います。できれば、重なったというか、上から上から上塗り上塗りみたいに盛り上がっているようなその補修されたところも結構見受けられるのですが、できればきれいに切削オーバーレイ、要はかけ直しです。きれいに舗装していただけるように強く要望したいと思います。 次は最後、市道宜野湾11号の進捗ということではあるのですが、11号も多くの議員から今回質問あって、内容は把握しておりますし、順調に進んでいるようですので、そこは逆に評価して、これは次にまた何かしらの質問をさせていただきたいと思いますので、今回は割愛させていただきたいと思います。 では、あとは今飛ばした2番の幼児教育と保育料の無料化ということではあるのですが、時間ももうありません。余り深い議論ができなくて、尻切れトンボになりそうですので、これも3月ごろには政府のほうから、国からいろんな内示がおりるのか、そういった情報が来ると思いますので、これは次にさせていただきたいと思います。 ちょっと最後に、せっかくであるので、ちょっとだけではあるのですが、今回も多くの議員が一般質問させていただいております。次に、本日最後、知念吉男議員が一般質問、今定例会の最後であるのですけれども、やはり当局の皆さんにお願いしたいのは、議員が一般質問を行っていく。みんなさまざまいろんな地域の要望であったり、いろんな施策、気づいた点をしっかりと、やっぱり宜野湾市がよくなるためにということで研究もした上で一般質問投げているのですが、余りにもところどころふがいないというか、ちょっと残念な答弁が多いのかなと、要はこちらも真剣にやりますので、ぜひ皆さんも真剣に返してほしいのです。ただ、調査研究してまいりますとか、例えば前回お願いしたのに全然何もなされていないとか、そういったものも見受けられます。こちらも真剣にやっています。ですから、皆さんがしっかりやっているという姿も見せていただきたい。そんなふうな議会のやりとりであっていただきたいし、そういった議会の中身でありたいなと思いますので、開かれた議会、そして我々二元代表制として市民からしっかりといろんな思いをこの議場に持ってきて、代弁として提案していますので、ぜひ誠心誠意のある答弁を次回からしっかりいただけるように強く要望して、本員の一般質問これにて終了させていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○大城政利議長 以上で2番 宮城克議員の質問を終わります。 ○大城政利議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時47分) ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午後3時00分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。26番 知念吉男議員の質問を許します。知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 皆さん、こんにちは。日本共産党の知念吉男でございます。ただいま議長からお許しが出ましたので、一般質問を行います。 まず、基地行政について、(3)から所見を述べながら質問をいたします。12月13日、米軍普天間基地所属のCH-53ヘリの窓が普天間第二小学校グラウンドに落下するという重大事故が起きました。事故当時、体育の授業が行われており、その場に居合わせた多くの児童や教員に大きな衝撃を与えたと思います。学校関係者、保護者を初め市民、県民に大きな恐怖と不安を与えました。 12月7日には、野嵩の緑ヶ丘保育園に米軍ヘリから円筒が落下、保護者会が県と県議会に飛行停止を日米両政府に働きかけるように訴えた12日、その翌日の重大事故でした。その6日後の19日には、原因究明も不十分なまま、米軍は同型の飛行再開を強行、日本政府もこれを容認、沖縄県民、市民の恐怖と不安に寄り添う心はどこへ、何と冷たい仕打ちではないでしょうか。私は、断じて許せないと思います。そのことを申し上げて、一般質問を行います。 まず、(3)の基地から発生する騒音と危険性除去の取り組みについてから質問いたします。市長の訪米中も騒音は激しく、米軍の飛行訓練は多くありました。帰省後も早朝から深夜までのオスプレイを初めとするヘリの住宅上空での飛行訓練は、相変わらず多くなっていると思いますが、どのように感じておられるのか、まず最初に御答弁をお願いいたします。あとは自席から質問いたします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 知念吉男議員の御質問にお答えいたします。普天間飛行場におきましては、ここ数年、全体的な騒音回数は減少傾向にありますが、夜間の時間帯の騒音は同等もしくは増加している傾向にあり、苦情も夜間を中心にふえている状況にあります。お受けした苦情につきましては、全て市長まで決裁をした上で、米軍並びに沖縄防衛局にその都度送付し、住民生活への配慮を求めております。本市といたしましても、これまで市民生活への影響が特に大きい夜間騒音並びに住宅上空での旋回飛行訓練については強く抗議するとともに、禁止を求めてきたところであり、先般の訪米要請におきましても、昨年に引き続き日米間で合意されている普天間飛行場における航空機騒音規制措置を厳格に遵守するとともに、市民が特に苦しむ夜間飛行及び住宅地上空における旋回訓練は行わないことを要請したところでございます。市民が置かれている厳しい現状というものを粘り強くお伝えしながら、一つ一つ改善できるよう今後も引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) これまでも何度も同じような質問、そして同じような答弁が返ってまいります。この事故の起こる1カ月ほど前から、そして現在も住宅上空でのこの米軍の飛行は激しくなっている。またどこかで何か起こるのではないかというささやきの中で、この普天間第二小学校を初めとする事故が起こっている。騒音が激しい後に必ずこういうものが起こってくるのではないかと、もう宜野湾市民は多くの恐怖を覚えておられると思います。訪米要請後に起こった緑ヶ丘保育園への円筒落下、そして今回の普天間第二小学校へのヘリからの窓枠落下事故は、もう宜野湾市民には安心・安全な普通の日常の生活が保障されていない、最悪の状態に置かれていると思いますが、市長はこの事故等どのように見解を持っておられるか、御答弁をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。普天間第二小学校での事故につきましては、約8キロもの大きな窓が落下するという人命にかかわる重大な事故であり、絶対にあってはならず言語道断でございます。しかも、未来を担う子供たちが楽しく過ごしながら日々勉学に学んでする最も安全・安心が担保されるべき小学校で発生した事故であり、強い憤りを禁じ得ず、その場に居合わせた多くの児童や先生方の衝撃ははかり知れず、学校関係者に大きな不安と恐怖を与えたことは極めて遺憾でございます。 緑ヶ丘保育園の件につきましては、事実関係がはっきりしていないところでございますので、引き続き県警及び米軍、沖縄防衛局での調査を注視してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、普天間飛行場の危険性除去、基地負担軽減は喫緊の課題であり、その解決と市民の悲願である一日も早い返還の実現に向け、引き続き粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 市長は何か見解はございませんか。普天間第二小学校へのヘリからの窓枠の落下事故、市長の思いは今どんなですか。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、基本的にはただいま部長が申し上げたとおりだと思います。まさに子供たちが安全で安心して授業を行う、あるいは友達同士で楽しく遊ぶ校庭やグラウンドの中でこのような事故が起こったことについては言語道断であるという気持ちでございますし、いち早くそのような気持ちを日米両政府に抗議要請をさせてもらいましたので、子供たちが安心して授業を受けられる環境のためにも、再発防止などを含めて今後とも粘り強く、このような事案が起こらないように日米両政府に訴えてまいりたいと思います。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) このような事故が再び起こってはいけない、起こしてはならない、これは市民も市長も同じだと思います。これを実行するにはどうすべきかというのがこれから私たち議会も、そして市当局も問われているのではないかと思います。そのためには、今後のこのような騒音と危険性の除去のためにどのような行動計画を持っておられるのか、ただ日本政府や関係当局に抗議要請するだけではもうおさまりません。これまでも何回も同じことをやってきても、なおこのようなことが起こってくる。そして、6日後には何の保障もなくまた私たちの頭上から、子供たちの学校の近くからもう2機編隊で飛んでいる、このような状況、いつ私たちは日常の正常な生活が保障されるのですか。子供たちはいつから安心して授業が校庭で伸び伸びと遊ぶことができるのですか。どのような計画されていますか。御答弁ください。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。本市としましては、改めて今回の事故で浮き彫りとなりました市民が抱える危険性や基地の負担の問題は早急に解決しなければならず、そのためには普天間飛行場の一日も早い返還を求めると同時に、負担軽減推進会議及び同作業部会の開催など、日米両政府、沖縄県、本市が一体となって建設的な議論を積み上げて結果を出していく必要があると考えており、引き続き関係機関に働きかけを行いながら、粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 同じように、教育委員会にもお聞きしたいと思いますけれども、第二小学校の児童を初め教員、父母の皆さんの恐怖心や不安感はまだまだ大きいと思います。そのケアを初め子供たちが本当に伸び伸びと運動場や校庭で授業や遊びができるような対策はどのように考えられておられるのか、御答弁をお願いします。 ○大城政利議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 知念吉男議員の御質問にお答えいたします。児童、教師のケアにつきましては、県や本市教育委員会からスクールカウンセラーや保健師を派遣し、事故翌日から毎日カウンセリングなどを実施してございます。今後学校からカウンセラー増員の要望等があればすぐに対応できるよう体制を整えてございます。保護者に対しましては、去る15日に説明会を実施し、保護者の不安を払拭するよう努めております。 事故から6日目の飛行再開につきましては、児童や学校関係者は一様に不安を抱えているのが現状でございます。教育委員会といたしましては、一日も早く児童が落ちついた環境の中で学習できるよう継続して学校を支援してまいります。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 市長、今部長が答弁されたことも含めまして、本当に子供たちが安心して学校に通える、そして市民が安心して日常の生活が普通にできる宜野湾市、これを保障するためには今何が必要だと思いますか。もう要請だけでは通らないと思います。飛行再開をこれまでと同じような最大限学校の上を飛ばさない、今までもこれと同じような言葉ではないですか。それでも飛んでくるのです。騒音防止協定も守られない、どんどんと崩されていく、こういうもとでこれまでと同じようなことをしたのでは、私たち市民の安全は守られないと思います。何をすべきか。市長は公約としてフェンスを取っ払うと言いました。今こそこの公約を果たすべきではないですか。このCH-53もわずか6日間しかとまっていないのです。このようなことで本当にいいのですか、守れるのですか。 5年以内の運用停止まであと1年4カ月あります。この間に、これまでのような状況だと何が起こるかわからない、何の保障もないのです。市長はこれを許すのですか、日本政府と同じように。米軍がもう飛ばすといったら、もうこれでいいわけですか。これらに対して何と答えているのですか。もう一度御答弁ください。市長が答弁すべきですよ。これをとめるためにはどうするのですか。 ○大城政利議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時16分) ○大城政利議長 再開いたします。(再開時刻 午後3時16分) 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。先ほど議員からもお話がありました5年以内の運用停止につきましては、これまでの議会でも御答弁させていただいているとおり、普天間飛行場負担軽減推進会議において、沖縄県また政府、宜野湾市が一体となって議論を積み重ねていく中で実現していくものと思っておりますので、速やかに会議を再開して、その中での議論の積み上げによって5年以内の運用停止を含めた基地負担軽減、また一日も早い返還ということに向けて、みんなが一致して方向を向いて努力していくということが大切なことと考えております。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 私の質問にはほとんど答えられていないのです。 それでは、ちょっと飛ばして(4)番の普天間基地の5年以内の運用停止と早期返還の取り組みについてから質問いたします。この5年以内の運用停止については、政府として普天間基地の5年以内の運用停止は、辺野古への新基地建設が条件であるとたびたび言われております。平成26年2月の政府と前知事、佐喜眞市長も参加しての協議、取り組みの中で、辺野古への新基地建設が前提であったとの協議ではなかったのですか。市長、どんなですか、一緒に参加されて。そうではなかったのですか。そうであったかどうか御答弁ください。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。平成26年2月の普天間基地負担軽減推進会議及び同作業部会の発足に当たっては、移設先について特に議論することはなかったものと承知しておりますが、本件につきましては政府と沖縄県双方の問題であり、それぞれの主張がかみ合っていないことも含め、本市として内容についてうかがい知る立場になく、断定的に言及することは困難でございます。 いずれにしましても、政府と県におかれては、裁判闘争をいたずらに続けるのではなく、真摯に協議を行い、一致点を見出しながら原点である普天間飛行場の問題の早期解決と一日も早い返還の実現に向けて協力して取り組んでいただけるよう強く望むものでございます。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 5年以内の運用停止は県と国の裁判には関係ないと思います。これ裁判にかけられているのですか。意見が合わない、かみ合わないといって、平成26年2月の協議というのは、5年以内には普天間基地は運用停止させますという協議だったのではないですか。なぜこれが今かみ合わないということなの。知事もこれは順調に5年以内の運用停止求めています。これ裁判にかかっていないです。 私は、この協議の条件が辺野古へ新基地をつくるということが条件だったのではないかと今問うているのです。そうでなかったのであれば、そうではなかったと市長が答弁すべきではないですか。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、5年以内の運用停止に向けての基本的には普天間の飛行場負担軽減推進会議などで宜野湾市の負担軽減、あるいは危険性の除去について協議をするという場でございます。その成果として全てのKC-130が先行的に岩国市へと移駐をさせていただきました。いずれにしても、先ほど申し上げたように、今回の5年以内の運用停止に向けてのお話でございますが、辺野古が前提ではないかというお話でございましたけれども、私どもが推進会議の中で議論をした中身については、先ほど部長が申し上げたように、移設先については言及がなかったということでございますし、我々としては普天間飛行場の危険性、基地負担軽減を5年以内の運用停止も含めて求めていく、そういう協議体だと理解をしてございます。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) このように理解されているのであれば、なぜ防衛大臣や菅官房長官がこれが条件だと何度も述べられているときに、市長はそうではなかったと国に対してなぜ言わないのですか。こういう条件ではなかったと、国に対しても訴えてください。辺野古が条件ではなかったと、なぜこれ言えないのですか。きょう答弁したようにこれから国にも述べてください。これでいいですか、本当に。そうであるのであれば、もうあと1年4カ月後の2019年ですか、5年以内の運用停止はもう実現できるものと、今市長が述べられるような答弁であるのであれば、ぜひそのとおりに国に要請してください。もう移設ではなくて、この普天間基地は一日も早く撤去させないと、宜野湾市民が日常の本当に当たり前の生活ができないほど危険な状況にあるということは、もう市民全員が子供たちを初めもう痛感している。これ以上は不安で、学校は運動場にも出られない。子供たちは伸び伸びと遊ぶこともできない。こういう状況ではもう1年後でも遅いのです。こういうときこそこういうようなことを、事件、事故が起こるのであれば、普天間基地は即運用停止をすべきだと、市長は9万7,000名余りの市民の生命、財産を預かっているということであるのであれば、これを言うべきです。普天間基地は辺野古が条件だと言われても何もこれまでは言われない。きょう初めてこういうことではなかったということは答弁をされたのです。そういうことをマスコミにも国にもこれから述べていただくようにお願いします。 それでは、1番目に移らせていただきます。市長の訪米要請について伺います。訪米の趣旨と要請事項、要請事項への反応と成果について、御答弁をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。訪米の趣旨につきましては、米国のトランプ新政権に対し、改めて返還合意から21年がたつ、今なお宜野湾市民が抱えるいまだ変わらない過重な基地負担の現状と、これ以上普天間飛行場の固定化、継続使用は絶対にあってはならないという市民の生の声を直接伝え、普天間飛行場の一日も早い閉鎖返還と、返還されるまでの間の危険性除去及び基地負担軽減を実現するよう強く訴えてまいりました。 要請事項につきましては、6項目で構成されており、1、普天間飛行場を絶対に固定化、継続使用せず、一日も早い閉鎖返還を実現すること、2つ目といたしまして、日米両政府の真摯な協議のもと、普天間飛行場の返還期日を早期に確定させること、3つ目といたしまして、返還されるまでの間の普天間飛行場の危険性除去及び基地負担軽減について、日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うこと、4つ目といたしまして、普天間飛行場に配備されているMV-22オスプレイを他の拠点へ移駐すること、5つ目といたしまして、日米間で合意されている普天間飛行場における航空機騒音規制措置を厳格に遵守するとともに、市民が特に苦しむ夜間飛行及び住宅地上空における旋回飛行訓練を行わないこと、6つ目といたしまして、普天間飛行場所属の米軍機による事故やトラブルが相次いでいる現状を踏まえ、同様な事案が二度と起こらないよう再発防止策を確実に講じ、安全管理の徹底を図ることを要請したところでございます。 また、今回の訪米におきましては、早期返還の要請とともに返還後の跡地利用を見据えた人材育成の観点から取り組んでいる本市中学生の海外留学事業について紹介し、留学時に米国政府関係者との面談や施設見学等が実現できるよう米側の協力もあわせて要請をいたしました。 また、面談した方からは、本市が置かれている厳しい現状や返還合意の原点であるまちのど真ん中にある普天間飛行場の早期の危険性除去、基地負担軽減の必要性につきまして、総じて理解され、共通した認識をいただいたものと考えております。 また、訪米の成果といたしましては、主に3点あるものと考えており、1つ目に、普天間飛行場をめぐる問題に直接かかわる方々に地元の声を伝え、早期返還の必要性を共有するとともに、返還に向けて日米両政府が協力して取り組んでいくことを再確認できたこと、2つ目に、相次ぐ事故や騒音問題について、国防総省、国務省、米軍に対し改善するよう直接申し入れを行うことができたこと、3つ目に、跡地利用を見据えた子供たちの人材育成の取り組みを紹介し、協力を要請することができたことでございます。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) これらの要請事項は6項目、この6項目とも、これは市民の声、現在宜野湾市が抱えている問題であると、これを米国政府、あるいは連邦議会議員の方々に要請、訴えられたということでありますが、この市長の訪米要請行動報告会、私も参加をし、この資料もいただきました。その要請に対する国防省や国務省、そしてこの連邦議会の方々の反応は、キャンプシュワブへの新基地建設がこの普天間基地の返還の条件だというのがほとんどで、移設による解決、これもキャンプシュワブと名前がつけられております。これについて市長は、この成果として日米両政府が早期返還の必要性を共有するとともに、返還に向けて日米両政府協力して取り組んでいくことを再確認できたと報告にあるわけです。そのことは市長も含めてこの早期返還ということは、キャンプシュワブへの移設であるということを認められて再確認をされてきたのかどうか、御答弁をください。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、訪米につきましては要請項目については、ただいま基地政策部長からお話があったとおりでございますし、また私どもが面談をした政府関係の方々あるいは連邦議会の方々、あるいはシンクタンクの方々のおおむね、私どもが地元の意見として一日も早く返還をしていただきたいという御要請に対してのある意味向こう側の反応でございました。それを受けての訪米報告会での報告としておきたいと思います。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) ですから、この多くの方々が普天間基地の危険性なども理解をされて、早期返還は共有されている。これは、ここにも述べられていますが、しかしこの中で米国の反応として多くの方々がキャンプシュワブへの移設ということがこの報告の中にも述べられているのです。ということは、もう市長も含めてこれまで否定はされていない普天間基地の返還はキャンプシュワブへの移設だと見てよろしいですか。 あと1つ、これと同じようにお聞きしたいのは、基地関連の市町村の皆さんの軍転協の中でこの記事として新報、タイムスにも載っておりますけれども、この中で市長は、普天間飛行場返還問題をめぐって、国への要請文の中から県外移設を削除し、あらゆる方策を講じるを追加するよう要求をされました。それに対して県は従前から訴えている県外移設の取り下げと受け取れるため否定し、事務局で調整されるということであります。この県外移設を削除ということについて、市長のこれまでもあらゆる方策を講じて日米両政府で決めることだという答弁をされるのですけれども、これについてこのあらゆる方策とは、市長は普天間を移せるのであれば、辺野古のキャンプシュワブ内の新基地でもいいというような考えなのですが、御答弁ください。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、ただいまのいわゆる軍転協のことだと思いますけれども、私どもの主張としては、常に宜野湾市民の置かれている立場を鑑み、この21年間一向に進まないこの普天間問題について、議会も決議としてあらゆる方策をしたということも含めて、昨年来、その文言をぜひ軍転協の中にも導入していただきたいという御要請をさせていただきました。残念ながら昨年はその文言については県のほうから却下が出ましたので、引き続きことしもあらゆる方策を講じて、まず原点である普天間飛行場の、いわゆる返還合意の原点に立ち返り、危険性の除去、基地負担軽減をあらゆる方策を講じてやることが一番重要であり、そして一日も早い返還というものをしっかり軍転協の中で意思を確認しながら、文言の中で表現をしていただきたいということを要請したわけでございます。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 昨日の新聞の市長の記者会見の模様がありましたけれども、これと同じような表現が出されて、市長の思いがほとんど伝わらないのです。辺野古移設もこの中に入る、入らない、これも入るのですか、入らないのですか。これについて答弁してください。あらゆる方策というのは、新しい基地、辺野古への基地も入るのか、入らないのか、これを答弁してもらえませんか。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 まず、答弁を行いますけれども、私どもとして一番重要なことは、今の現状を一歩でも前に進めながら、危険性除去、基地負担軽減、ひいては一日も早い返還というものを市民に与えている苦しみというものを解放するということが重要であると、だからこそ9万8,000名余の市民の生命、財産を預かる市長として、まずこの部分をしっかりと訴えながら、あらゆる方策を講じない限り、今の現状というのは改善されないと、あと移設先につきましては、私どもが決めることではなくて、日米両政府の中でしっかりと移設先の合意形成も含めてやることだと私は理解してございます。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) これは、市長一人で理解してはいけないのです。私たちがこれであるのか、これも入るのか、入らないのかについて答弁しなさいと言っている。危険性についてはみんな同じように思っているのですよ、どうやるかというのは、だから、あらゆる方策を講じるためにこの普天間は辺野古でもいいのだというふうに受け取れるわけです。記者の皆さんもそういうことを書いているのです。書かれているのです。これはもう市長は何度言っても答弁しませんので、私も市長も理解するように、私は自分の理解として、市長は辺野古にでもいいということがあらゆる方策だということで理解したいと思います。 次の質問に移ります。普天間基地内の補修工事の現状について、現在普天間基地の補修工事が毎日のように工事が進められております。この進捗状況について掌握されているのかどうか、御答弁をお願いします。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。沖縄防衛局に確認しましたところ、普天間飛行場において現在行われている補修事業につきましては、平成25年度から実施している5つの事業のうちの1つである雨水排水施設、具体的には2つの貯水池の工事を今年度末の完了をめどに実施しているとのことであります。その他の4事業については、平成28年度までに完了しているとのことであります。 また、昨年8月に発表されました19施設の補修事業につきましては、現在2施設、教育施設及び工場の補修工事を実施しており、これら2施設については平成29年度末の完成を予定している。残りの17施設については、現在具体的な補修作業の範囲、工法等について日米間で協議しており、協議が調い次第補修を実施していく予定であるという回答を得たところでございます。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 現在、完成している補修工事も含めて、これからあと17施設について日米合意を得たのであれば、2017年度以降も工事が行われるということではないでしょうか。そうなるのであれば、本当に2019年2月がこの5年以内の運用停止であるわけですが、それまでにずっと補修工事を続けて、本当に5年以内の運用停止ができるのか。この工事というのはもう固定化につながるのではないかと、これまでも多くの議員が指摘をされ、固定化につながらないように要請しているというのが答弁であります。こういうものが見た限りでも、この補修工事というものは固定化につながるのではないかと私は危惧するのですが、当局はどのように感じておられますか。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。補修事業につきましては、市長を先頭にこれまで幾度となく政府に対し、固体化につながることは絶対にあってはならないと強く要請を行っております。この間、政府側からは、国会での答弁も含めまして、固定化につながるものではないという旨が繰り返し明確に示されております。補修事業につきましては、引き続き状況を注視するとともに、普天間飛行場の固定化は絶対にあってはならないという市民の思いを粘り強く日米両政府に訴えながら、一日も早い返還の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 普天間基地の固定化につながらないという場合に、何年で固定化と言われるのか、5年なのか10年後なのか、この固定化につながらないという保証はどのように思われているのですか。固定化につながらない場合は、5年後なのか10年後なのか。そうであってもこの5年以内の運用停止というのは実現されるのか。今のような状況で固定化は何年後だと当局は思われているのですか。 ○大城政利議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。固定化が何年後なのかという御質問については、今何年という見解は持ち合わせておりませんが、繰り返しの答弁になりますが、この補修事業につきましては、繰り返し政府に対し固定化につながることは絶対にあってはならないという要請を行っているところでございます。国会での答弁も含めまして、固定化につながるものではないという旨の御答弁が繰り返しなされておりますので、その点を明確に示されていることを確認しているというところでございます。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) 何度答弁を聞いても固定化につながらないという保証もない。そして、これまでの答弁、このようなヘリからの窓枠落下という重大事故が起こっても、これを再び起こらないという保証もないままに飛行を再開されても、私たちは何もできない。これをとめるにはもう普天間基地を即閉鎖、運用停止、これをしなければ市民の生命、財産は守れないと思うのですが、市長、この際、これまでもありました。もう市民大会を開いて、普天間基地の運用停止、飛行停止を求めるべきではないですか。9団体で要請をされるということを新聞で知りました。これと同時に、市民大会を開いて、全県にも呼びかけをして、まずはこの普天間基地の運用停止を図るべきことが市民の生命、財産を守る手段ではないですか。最後に市長の答弁をお願いします。 ○大城政利議長 市長。 ◎佐喜眞淳市長 御答弁申し上げますが、基本的には知念吉男議員と同じように、即時閉鎖返還、一日も早くそういうことが実現できてもらいたいというのが私の率直な気持ちでございます。しかし、残念ながらこの返還合意から21年、あるいは沖縄国際大学へヘリが墜落して13年、そのときにも市民大会や県民大会を開いているにもかかわらず、即時閉鎖というものがなされてこなかった。そういう現実も踏まえながら、私どもとしては粘り強く、一日も早く返還、あるいはまた市民が実感できるような危険性の除去、基地負担軽減というものを求めてまいりたいと思いますし、昨日も9団体の皆様方の御意見を賜りながら、9団体として抗議要請を行うということの結論に至ったわけでございますから、私どもとしてやはりそういうことを踏まえながら、しっかりと日米両政府に対して宜野湾市の思いというものを伝えていきたいと思います。 いずれにしても、この問題についてはかなり時間がたってまいりました。言うまでもなく、この事故を受けながら、私どもの子供たちのためにも我々がしっかりと責任を持ってこの問題解決に向けて努力をしなければならないと思いますし、昨日のPTA会長の藤波会長のお話からすると、大人たちが今子供たちの安全というものに対してどのような行動を起こすか、どのようなことを結果として残せるかということのお話がございましたし、我々としてはそこが一番重要であると考えております。市民大会の気運、あるいはまた市民大会の状況等々を踏まえながら、年明けになると思いますけれども、検討という形で、やるかやらないかは別としても、検討が必要であれば検討してまいりたいと思います。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) ぜひ検討していただきたいと思います。これまでの要請は何度要請をしても、この飛行運用停止もわずか6日間と、このCH-53ヘリの運用も6日間しかとまらないと、このようなもとで、学校の上を最大限飛ばさないと口頭で訴えられても、もうこれが信用できない、安心できない、こういう状況に陥っているとき、私たち市民は、市民大会をもってこのことについて訴えるべきだと私は思いますので、ぜひ計画をしていただきますようにお願いをして、次の質問に移らせていただきます。 介護保険制度の現状と取り組みについて4点ほど質問事項ありましたけれども、たった1つだけ、昨日も岸本議員から多くの質問がありました。そういう意味からして私が最後にこの問題を取り上げる要点は、来年度から始まる介護保険制度、この高齢者福祉保健計画、介護保険制度事業計画による市民の負担をこれ以上引き上げては、高齢者の暮らしを、そして健康を守ることはできないと、この制度をぜひとも予防に力を入れていただいて、健康高齢者をつくる宜野湾市の介護保険制度になるようにお願いをしたいと思うのですが、次の計画についていろいろと御答弁準備されていたと思いますけれども、このことだけを述べさせていただいて、また3月議会で詳しく質問したいと思いますので、ひとつよろしく御了承をお願いしたいと思います。 最後の市道の維持管理については、これまでも努力されていると思います。市民の利用状況により次の点についてということで、これも5点ほど挙げてありました。まず、車道、歩道、路側帯、街路樹、低木等の管理はどのようになっているかということと、国際大学の西側の宜野湾11号、この佐真下公園までの基地側の草刈り、これは年に1度ぐらいは刈られますけれども、地域の住民から訴えがない限りは草が刈られたことがないのです。そこには空き缶やペットボトルなど、そしてあるいは電化製品なども放置される場合もあるということで、地域から訴えもあると思いますから、この点2つだけ御答弁をお願いします。 ○大城政利議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 知念吉男議員の御質問にお答えいたします。まず、1点目の宜野湾市道の維持管理についてですが、宜野湾市道の管理におきましては、道路の維持管理、街路樹の維持管理、道路照明等の維持管理業務として委託し、管理を行っています。道路の破損や異常に関しては、市民からの情報やパトロール中に気づいた箇所を補修しています。また、規模の大きい補修や困難な補修になりますと、優先順位などを考慮しながら対応しているところでございます。 2つ目の市道宜野湾11号佐真下から宜野湾区間の基地沿いの草刈りについての御質問でございますが、当該路線におきましては、道路に影響がある雑草の除草や投棄物の処理などを市側で行っている状況です。今後、フェンスと道路にある土地につきましては、軍用地と民間地が入り組んでおり、管理しにくい面もございますので、対応については防衛局とも調整してまいりたいと考えております。 ○大城政利議長 知念吉男議員。 ◆26番(知念吉男議員) ぜひこの草刈りをする、管理、軍なのか当局なのかはっきりさせていただいて、市民が草が伸びた場合はどこに連絡をすればいいかということがわかるように確認をしていただきたいと思います。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城政利議長 以上で26番 知念吉男議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は12月22日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。大変に御苦労さまでした。(散会時刻 午後3時52分)...