宜野湾市議会 > 2015-12-18 >
12月18日-07号

  • "市婦人連合会"(/)
ツイート シェア
  1. 宜野湾市議会 2015-12-18
    12月18日-07号


    取得元: 宜野湾市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    平成27年 12月 定例会(第394回)   平成27年第394回宜野湾市議会定例会会議録(第7日目)                       午前10時00分(開議時刻)            平成27年12月18日(金)                       午後3時35分(散会時刻)1.出席議員(26名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   大城政利     2   宮城 克       3   石川 慶     4   宮城 司       5   山城康弘     6   知念秀明       7   玉城健一郎    8   伊佐哲雄       9   米須清正    10   桃原 朗      11   知名康司    12   濱元朝晴      13   呉屋 等    14   佐喜真 進      15   比嘉憲康    16   屋良千枝美      17   宮城勝子    18   桃原 功      19   平良眞一    20   上地安之      21   伊佐光雄    22   島 勝政      23   伊波一男    24   岸本一徳      25   我如古盛英   26   知念吉男2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       佐喜眞 淳  副市長      松川正則     教育長      玉城勝秀   水道事業管理者  和田敬悟     総務部長     米須良清   企画部長     米須清盛     基地政策部長   伊佐徳光   福祉推進部長   國吉秀子     健康推進部長   比嘉直美   市民経済部長   伊波保勝     建設部長     石原昌恵   教育部長     島袋清松     指導部長     仲村宗男   消防長      浜川秀雄     選挙管理委員長  喜瀬昭夫4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     宮城光徳   課長       多和田眞満     議事係長     中村 誠   主事       渡嘉敷 真     主事       野嶋博司   主事       伊佐真也5.会議に付した事件は議事日程第7号のとおりである。              議事日程第7号         平成27年12月18日(金)午前10時開議 日程第1 一般質問    (1)知名康司       (2)宮城勝子    (3)桃原 朗       (4)桃原 功 ○議長(大城政利君) おはようございます。ただいまから第394回宜野湾市議会定例会第7日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第7号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。11番 知名康司議員の質問を許します。知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 皆さん、おはようございます。本日、一般質問最終日トップバッターになりました。議席ナンバー11番、絆クラブの知名康司でございます。一般質問に入る前に、議会改革の話をさせてください。 平成24年12月議会において、議会機能の強化を図るとともに、市民に開かれた議会を目指すことを目的に議会基本条例の制定及び議会改革に必要な事項について調査、検討する議会改革に関する調査特別委員会を設置してあります。本委員会では、これまでに政務活動費及び費用弁償、議員定数の適正化について審議し、決定をしてまいりました。本年度、議会改革に関する調査特別委員会、いわゆる議会改革委員会では、平成28年、来年3月をめどに、ただいま議会基本条例制定に向けて鋭意取り組んでいるところでございます。 議会基本条例とは、二元代表制である議会が、これまでは行政の監視、調査、政策の立案、提言が主でしたが、さらに議員がそれぞれの立場を超え、自由かつ熟議の議員間討議、市民の多様な意見、対話を重視し、情報や課題の共有、市民の参加に努め、市民に開かれ信頼される議会の実現を目的に制定するものであります。 さきに議会基本条例を制定した県内では、那覇市、名護市、南城市、県外では会津若松市、取手市の先進地を参考にしております。委員会では…… ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時03分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時03分) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 集中的に議会基本条例素案づくりに取り組んでいるところであります。 このたび有料テレビのOCNの協力もいただいて、宜野湾市の議会中継が生で放送されるようになりました。さらに、各自治会においてもライブで中継がされております。市民に開かれ、わかりやすい議会を目指し、ますます発展することを期待します。 それでは、ただいまより議長よりお許しがありましたので、通告どおり順を追って一般質問させていただきます。 まず、1番の通称「真栄原新町」の今後の取り組みについてであります。現在の状況はといいますと、これまでは空き家だった店舗が不動産屋、個人を通して少しずつではありますが、入居するようになっております。バイクショップ、あとは飲み屋もありますし、個人の住居だったりとします。しかしながら、問題となるような風俗系ではありません。 佐喜眞淳市長になって、今の跡地に普天間門前町のまちづくりと連携させ、(仮称)総合保健福祉センターの構想が立ち上がりました。 そこで、お聞きしますが、跡地利用または事業化に向けての進捗はどの程度なのかをお尋ねいたします。あとは自席において質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) おはようございます。知名康司議員に答弁申し上げます。今、知名議員からもお話がございましたけれども、この普天間飛行場周辺まちづくり事業につきましては、平成14年度の構想策定時には、普天満宮、神宮寺周辺を中心とする計画でございました。その後、佐喜眞市長就任後、普天満宮、神宮寺前には門前広場の整備、故山田真山画伯平和祈念像原型を活用した交流拠点整備、これは本町通りの入り口でございます。また、この2拠点をつなぐ並松街道を整備する計画へと拡充してございます。 さらに、平成26年度からは、昨日、呉屋等議員も話しておりましたけれども、この普天間街道の本市への入り口である真栄原地区普天間街道の終着点である普天間地区、この2カ所を整備することで、宜野湾市の南と北、市域の均衡ある発展に向けて、この普天間飛行場周辺まちづくり事業を進めているところでございます。 現在の進捗でございますけれども、平成26年度に策定いたしました実施計画の中で整理した施設の整備計画や利用促進行動計画などに基づき、事業を実施してございます。 昨日も申し上げましたけれども、今年度は、普天間地区の交流施設にございます平和祈念像原型の活用に向けて、記録保存や劣化調査、原型の養生計画、詳細な展示方法などの検討を行いまして、次年度、平成28年度は、普天満宮前の門前広場での測量業務や実施設計、物件調査などを行う予定でございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 部長、ありがとうございます。先ほど部長の説明どおり、そこの跡地には保健相談センターの建物をちょっと規模を大きくしたような感じで、(仮称)総合保健福祉センターの予定ではございますが、その建物を建てるということで、周辺住民も非常にそういった面では期待をしておりまして、これがまた真栄原を含め宜野湾市の発展の基礎になるのかなと思っておるところであります。 よく相談されるのが、そちらの地権者、その人たちからは、いつになるのか、それとあとは自分が持っている持ち家を借りる人が来るのです。そこで、貸していいのかどうか、その辺を非常に迷っているところがありまして、そういった面も含めてぜひスピーディーに続けていっていただければいいのではないかと思って、今後のスケジュールもあれば、そのスケジュールも聞かせてください。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。真栄原地区スケジュールだと思いますけれども、真栄原地区におきましては、次年度、普天間の補償等を行いますので、真栄原地区につきましては、平成29年度より測量業務や物件調査などを予定しており、その後、建物の補償、用地補償、土質調査、実施設計などを実施いたしまして、その後工事に着手する予定でございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) ありがとうございます。平成29年度から測量をスタートし、何年度というのはちょっと出ていませんでしたけれども、そこで市長にお聞きいたします。公約でもございましたし、この(仮称)総合保健福祉センター実現、財源的にはかなりの財源、約50億円、普天間門前町構想とまちづくりと合わせれば100億円近い財源が要るとのことを聞いておりますが、その辺も踏まえながら、また今後に向けて市長の答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。この仮称でございますけれども、総合保健福祉センターの建設につきましては、市長の所信表明の中でも市民福祉の向上と健康増進の拠点として、(仮称)総合保健福祉センターの建設に取り組むとしており、市長の重要施策の一つでございます。 先ほど真栄原地区スケジュールについては答弁申し上げましたけれども、真栄原地区につきましては、この(仮称)総合保健福祉センターを中心としたまちづくりを計画しており、今後も関係する部署等と調整を行いながら、この充実した施設整備であるとかまちづくりに取り組んでいきたいと考えております。 知名議員が作成したおもしろ看板に、「ようこそここへ 区区区区 私の真栄原区」とありましたけれども、知名議員が誇れるようなまちづくりにしたいと考えておりますので、知名議員も地元議員としてこれからも御支援くださるようお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) おはようございます。スケジュールにつきましては、ただいま担当部長から御報告があったとおりでございますし、当然これは私ども宜野湾市の大きな重要テーマでもございますので、ぜひ実現に向けて市長として早目に実現できるように取り組んでまいりたいと思います。 私からも、これはどうしても地権者、あるいは地域の方々の御理解、御協力がないとできない事業でございますので、引き続き地域の方々には丁寧に説明もしながら、地権者の方々と御相談もしながら取り組んでいきたいと思いますので、引き続きまた知名議員の御理解、御協力をお願いしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) ありがとうございます。強力に推進していただき、立派な施設をつくっていただきたいと思います。 次の質問に参ります。市民会館及び市民広場駐車場の整備と管理についてでございますが、市民広場の駐車場、市民会館の駐車場、それぞれ管轄も違えば場所も違うだろうし、その辺の収容台数とあとはまた範囲のほう、範囲というより場所のほうがよろしいでしょうか、その辺の説明をお願いします。
    ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) おはようございます。知名康司議員の御質問にお答えいたします。市民広場の収容台数は、約300台でございます。範囲につきましては、ゲートボール場あと野球場、市民広場が総務部管轄でございます。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) おはようございます。知名康司議員の御質問にお答えいたします。市民会館の駐車場の収容台数としましては、150台分の駐車が可能でございます。 また、駐車場の範囲でございますが、水道局と消防本部庁舎の裏側が市民会館駐車場の範囲でございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) それでは、市民会館の駐車場のことから伺います。 まず、その駐車場、平日、月曜から金曜の間の管理の体制、それからお聞きいたします。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 御質問にお答えいたします。市民会館駐車場の管理体制についてでございますが、会館利用者の方々の駐車に支障が生じないように、定期的に担当職員、あるいは警備員により駐車状況の巡回確認を行っているところでございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 日中の管理は、月曜から金曜日までの平日管理はわかりました。 それと、土曜、日曜、祝祭日、例えば行事、イベント、市民会館のほうで何らかの祭りごと等があった場合に、そのあたりのまた管理体制が違うと思うのですけれども、それはいかがですか。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 御質問にお答えいたします。土日、祝祭日につきましても、管理の方法については平日同様の管理形態でございます。 ただ、大勢の方が利用されるイベントの開催の場合につきましては、イベント主催者側で駐車場係を配置して、市民会館利用者以外の駐車の制限を設ける場合もございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 市民会館駐車場、市民会館を利用する方も当然利用、この駐車場にとめるし、グラウンドゴルフを奥のほうでやっている団体もおります。それと、野球場を使用しているまた少年野球、あるいは主にソフトボールとかいろんな団体もあって、特に日曜ですと、大会も入るはずですし、いろんな形で駐車場にとめる方もいらっしゃると思うのです。そこら辺で駐車場の管理も含めながら、先ほど警備員がいるということでありましたし、それときょう見た範囲でも、警告ということで、1台の車に警告書張られているのです。それがあっても4日過ぎているのですけれども、その車自体がまだあるのです。そういった大変さはあるとは思うのですけれども、逆に、先ほど言ったグラウンドゴルフとか野球関係の、そういった関係者とのトラブルもいろんな形で出ると思うのですけれども、そういったことはこれまでございましたか。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 御質問にお答えいたします。市民会館駐車場は、沖縄防衛局より市民会館の利用者駐車場として使用許可をいただいております。 御質問の市民広場を利用してゲートボールや野球などの目的で駐車されている方々に対しましては、市民会館の管理運営に支障のない範囲で、柔軟に対応しているところでございますので、大きなトラブルというのはございません。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 部長、ありがとうございます。利用者からの言葉というか、利用者からの要請という形で聞いた範囲では、当然ゲート側の出入り口があります。グラウンドゴルフ側の出入り口。あそこを利用する場合は、市民会館の駐車場、非常に利用しやすいし、また道具とかそういった出し入れとかには、そこを使うと思うのです。また、知らない人は当然そこにとめるだろうし、いろんな形で難しいこの駐車場の管理、あるいは警備関係のが出てくるとは思います。 そこで、市民広場の駐車場に関しては、2日目の伊波一男議員、また3日目の宮城克議員からも要請もありましたし、現状の報告もございました。 そこで、この駐車場ではあるのですけれども、実際、本当に石ころと言えば石ころだし、岩と言えば岩だし、かなりひどい状態で、もう浮き上がった状態で出ております。そこに許可車両がかなりの台数がとまっているのですけれども、そこの利用者の言い分ですが「そこの整備を早くしてもらったら、今の市民会館の駐車場、とめなくても向こうに移動して、そこからまた利用する」とか、そういった話もあります。また、財源とか予算関係のことを心配しているのかどうかは、ちょっとわからないのですけれども、資材、例えばコーラルとかいろんな、埋めるための資材さえ提供してもらえれば、自分たちでやるよということを野球関係の方なんかは言っているのです。だから、そういったことも踏まえながら、予算的なのでありましたが、低予算で済むだろうと思いますから、その辺を踏まえながら、この市民広場の駐車場の整備をぜひしていただきたいというのがありますけれども、そこら辺はどうですか。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) お答えいたします。先ほども知名議員からございましたように、今議会において伊波一男議員宮城克議員にも答弁しておりますが、市民広場駐車場につきましては、財政的な問題もございますが、段階的に整備を実施する方向で、次年度予算において調整中でございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 先ほど申し上げたように、協力体制というか、周りはもういつでも呼びかければできると思うのです。それをまず最初のこの資材がなければどうしようもないものですから、その辺を踏まえながら、財源を抑えてもうできるということを理解しながら進めてください。 さて、3番目の質問に入ります。水道局と下水道課の統合及び水道事業全般の民間委託についてであります。当宜野湾市の水道局の基本的な事柄から伺ってまいります。 現在、水道局において、民間へ業務の委託あるいは嘱託等も含め、民間へ委ねている業務の内容について、まずお聞きいたします。 ○議長(大城政利君) 水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(和田敬悟君) おはようございます。知名議員の御質問にお答えいたします。現在、水道局におきまして民間へ委託している業務につきましては、まず水道料金の徴収業務関係で検針業務、コンビニ収納業務、水道栓の開閉栓業務、それから量水器の取りかえ業務、この4件、そして水道施設の維持管理を目的といたしましたものに給配水施設等修理業務ポンプ場施設管理業務など7件ほど委託をしてございます。 それから、事務所の維持や機器の保守管理を目的としたものに、庁舎警備業務庁舎清掃業務など合わせて13件、トータルで24件の業務委託を実施してございます。今回、提案させていただいてございます補正予算の中で、新たに債務負担行為を設定するなどして、次年度から幾ばくかの業務委託の統合するなど、合理化を図っていきたいというふうに考えてございます。以上です。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) ありがとうございます。料金徴収及びメーター検針、あるいは取りかえ、また工事、保守点検等合計24件の外部委託をしているということで、その中で料金の徴収ですけれども、水道料金、下水道の料金は1つの納付書で支払いが行われていると思います。利用者が料金を支払う場合の支払い方法、それと支払った結果の収納の割合はどうなっておりますか、お尋ねします。 ○議長(大城政利君) 水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(和田敬悟君) 御答弁申し上げます。料金の徴収方法といたしまして、直接水道局窓口での徴収を初め、口座振替、各金融機関の窓口での収納及びコンビニエンスストアでの収納を実施してございます。このコンビニ収納につきましては、本庁に先駆けて平成19年度から水道局は実施してございます。そして、それぞれの収納の割合といたしましては、平成26年度の収納件数実績で申し上げますと、口座振替が全体の60.5%、コンビニ収納が26.8%、金融機関の窓口での収納が7.3%、水道局の窓口での直接収納が5.4%となってございます。ただ、近年、この傾向を見てみますと、コンビニ収納の割合が2ポイントずつぐらいふえてきている状況でございます。そういった面からは、収納機関をふやしたということが功を奏しているのではないかなと、徴収率はちなみに99.9%でございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 先ほど4種類の、金融機関の窓口あるいは口座振替、またコンビニ支払い、それと直接水道局での窓口の支払いということでありました。ここ2~3年の傾向としては、このコンビニ支払いのほうが件数にして、平成21年度から平成23年度にかけては6,000件増ということで、かなり利用者がふえております。それを考えた場合、やっぱりサービス向上の面からも非常にこのコンビニ支払いはすぐれていると思います。市民ニーズというか、24時間の時間制限がないです。そういった面で支払いにすぐれていると見えてまいります。 沖縄県内の市におきましては、那覇市がこれまで別々だった窓口での業務を平成17年より水道局と下水道課を統合させ、業務を同じ窓口で行っております。その結果、市民からの評価も高く、市民サービスの向上、あるいは業務の効率化に役立っていると聞いております。那覇市を含め先進地事例でもありますように、水道局と下水道課は、統合が早い段階でされてきつつあります。また、料金徴収先が一緒でもあることから、管路も一緒に捉えられる、そういった面からも効率化の上でもいずれはそうなると思われます。 そこで、当宜野湾市でも水道局と下水道課が今は別々の庁舎にあり、窓口も分かれているところではありますが、この際、水道局に下水道課を配置し、上下水道の窓口を一本化することに関しては、今後可能かどうかをお尋ねいたします。 ○議長(大城政利君) 水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(和田敬悟君) 御答弁申し上げます。議員おっしゃるように、時代の趨勢と申し上げましょうか、他県の状況を見ましても、上下水道局という形で、上水道、下水道を一括して管理をされているような団体がふえてきてございます。私どもも行財政診断の結果を見ますと、やっぱりそこは指摘されてございますので、平成30年度を目途として、それぞれが今研究をしているという段階でございます。現在のところ経理方法が、私どもは地方公営企業法適用の複式簿記で、下水道のほうは特別会計設置で単式会計をしているということと、組織も下水道課は建設部に属しているということもございますので、組織統合も含めてそういった庁舎の問題、いろいろ出てきてございます。そういったものを含めて平成30年度を目途に合併していくという方向で検討してございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 平成30年をめどに統合は図られるということであります。その際、企業会計に変わってまいりますので、今の水道局で使われている財務諸表、あるいは損益計算書、そういった面の企業会計に下水道課も今後はなると思われます。 総務委員会では、去る10月21日から23日にかけて、群馬県の太田市で水道事業の包括業務委託のことを調べてまいりました。民間でできることは民間に任せるという市長の強い信念のもと水道局業務のうち経営、事業計画、料金決定、許認可処分に関する業務以外を全て民間に委託をしております。包括業務委託というのは、全体を包括するもので、例えば取水というか、向こうは自分で水を例えば川からくみ出して、そこにまた池をつくって、そこからまた配水をするとか、この蛇口まで全て委託をし、料金徴収まで民間に委託しております。これは太田市の話ですけれども、その結果、職員41名から27名に削減、財政効果としては、平成19年から平成21年までの3年間で3.8億円という結果が出ております。これは、包括的な民間委託であって、即宜野湾市に適用するとは考えられません。しかしながら、平成25年の行財政診断にも先ほど答弁にもありましたように、いずれは水道事業は統合されることでしょう。上下水道を統合すること、また一体経営をすることに対して、水道局長、先ほども答弁はありましたけれども、建設部長も含め何か所見がありましたらお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(和田敬悟君) お答えいたします。他府県におきましては、少子高齢化の影響を受けて、給水人口が減って、そして料金にかなり影響していくということと、水道事業を始めたのが大体全国的に一緒なのです。となると、40年以上も経過して、管が老朽化をして、そろそろ取りかえの時期になると。水道事業の工事費に係る補助率というのは、厚労省も防衛省も同じく2分の1でございます。非常に高額と言えば、他県からすれば高額な補助率ですが、沖縄県にとっては非常に低い率だと言わざるを得ないという状況でございます。そういった中で水道事業そのものの経営が非常に逼迫してきて、他府県では料金の値上げを考えないといけない時期に来ているということで、厚労省、総務省を初め国の指導も全て料金改定をしなさいという状況に来てございます。 我が沖縄県は、少子高齢化の影響というのはまださほど受けていないというところでございますが、管の老朽化というのは同じように進行してございまして、維持管理で非常にお金を要しているということと、西普天間住宅地区など大きな開発を控えて、今後莫大な経費を要することから、料金値上げはせずに何とか踏ん張っているような状況ではございますが、今議員御指摘のように、包括的アウトソーシングも含めて、そこそこもう目に見えるような形で行財政改革を進めていかないといけないということで、那覇市がおやりになっているお客様サービスセンターというのがございます。日曜日と祝日、それから年末年始はお休みするのですが、土曜まで朝8時半から6時まで窓口をあけているのです。そういった市民サービスを民間委託をするとできるのではないかなということで、下水道課と合併をする機会を捉えて、平成30年までにその研究を進め、上下水道局となったと同時に、そういったお客様センターの設置や、それから包括的な、全部が包括的に一気にできるというわけではございませんので、できるところからアウトソーシングをかけていきたいというふうに思ってございます。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) おはようございます。知名康司議員の御質問にお答えいたします。現在、下水道課におきましては、地方公営企業法適用に向けて作業を進めているところでございます。統合につきましては、水道局、あるいは総務部と連携をとりながら進めていくことになると考えております。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 既に那覇市が取り組んでいるというのがありますので、ぜひ参考にしながら、あくまでももう市民目線ということを大事にしながら、市民サービス、それを大きな目的にぜひ進めていただきたいと思っております。 さて、最後の質問になりますが、場所から言えば、これは真栄原と我如古のちょうど境目になります。湧橋線というちょうどファラオというパチンコ屋が最近改造されてできまして、そこからちょうど沖国大向けに、かねひで向けに通っている道なのですけれども、そこが湧橋線という名前であります。その片方は、真栄原寄りは既に開通されているのですけれども、逆の向こう、沖国大寄り、そこがまだ開通されていないというか、いろいろと交渉事でとまっていた時期がございますけれども、その辺の開通の時期はどうなっているのか御答弁ください。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。湧橋線の沖国大側につきましては、工事発注済みでございまして、平成28年3月末の工事完成を予定しております。工事完成後は、速やかに開通をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 来年の3月が開通予定ということで、それで開通された場合、当然車両が、現在もそうですけれども、かなりの量が入ってくると思うのですけれども、その場合、ちょうど3差路になるのか、当然横断者も出てくるはずですし、車両の台数も多くなるはずですから、その際、信号機を設置、タイミング的にはぜひこの段階で設置をお願いしたいのですけれども、その設置に関してはどうなるのか、御答弁ください。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。湧橋線、沖国大側道路の取りつけにつきまして、沖縄県公安委員会と協議を行っておりますが、その取りつけ協議の中におきまして、信号機設置は沖縄県公安委員会が設置するものでございますけれども、交通量的に信号設置の必要はないとの判断を今いただいております。また、既設信号交差点間隔が近いなどもございまして、信号なしでまず供用開始を行いまして、供用開始後に交通量等を確認しながら信号機設置の必要性を判断していくものというふうな判断でございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) いずれこの開通された後に交通量を見ながら検討するということで、先ほど湧橋線という名称なのですけれども、この名称を、今はちょうど説明で場所がわかったと思うのですけれども、普通に湧橋線といっても、なかなかわからないです。この湧橋線の由来というか、この名称はどういったことから出てきたのかお聞きいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。湧橋線の名前の由来につきましては、文化財的な文献が残っている橋ではございませんが、当該地域は、以前、湧水が豊富なワクーカーラがあり、それにかかる橋の由来を残していきたいということで、湧橋線という道路名となっております。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) ありがとうございます。なかなか地元でも聞いたことがないものですから。 それで、この名称というのは、もっと親しみやすい名称、例えば湧橋線ではなくて、ワクワク通りとか、ウキウキ通りとか、歩いて楽しそうなそういった道に名称を変更するとしたら、そういったことも可能ですか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。地域で街路の通称とか愛称というふうな形で、新たな名称をつけて呼び合うということは可能だというふうに考えておりますけれども、都市計画街路の名称は、変更理由がない限り、名称変更はちょっと難しいのかなというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 都市計画というのは何号線とかそういったことですよね。そうではなくて、この線は固定というか、もう変わらないということですか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) この名称に関しましては、佐真下第二土地区画整理事業を着手するときに都市計画決定を行って、区域全体と街路もですね。そのときの名称が湧橋線というふうになっておるものですから、その名称に関してはちょっと、都市計画の変更というのがちょっと難しいのかなというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) 正式な名称は別にいいのです。皆さんが親しみやすい、覚えやすい、そういった名称ということで、例えば公募をかけたり、そういった方法でできるのでしたら、そういったことがいいのではないかなというのを提言させていただきます。 最後になりますが、湧橋線にサンエーができた後から、ちょうどこの交通量がかなり多くなって、周辺には真栄原団地という年配の方々が住んでいる団地がありまして、その人たちが言うには、スーパーですから当然便利にはなっている。ところが、車の交通量が余りにも激しいものですから、そういった面を考えると、いいような悪いようなどちらかと、そういった感想がございます。 そこで、ちょうどその途中なのですけれども、そこもまた住民の要請がありまして、信号機を早目に設置していただきたい。当然交通量、歩行者も多く通行しておりますので、その辺も踏まえて、いずれこの信号機の設置もお願いできたらということを要請されておりますので、その辺も踏まえて御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 知名康司議員の御質問にお答えいたします。当該箇所は、現在、横断歩道が設置され、道路への「交差点注意」の標示のある交差点ではありますが、今御提言のあります信号機設置につきましては、宜野湾警察署と一緒になって現場確認を行いながら対応を協議してまいりたいと考えてございます。 ○議長(大城政利君) 知名康司議員。 ◆11番(知名康司君) ありがとうございました。行政側の早い対応を期待しながら、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(大城政利君) 以上で11番 知名康司議員の質問を終わります。 ○議長(大城政利君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時50分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時00分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。17番 宮城勝子議員の質問を許します。宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) 私が出てきたらウチナーグチです。グスーヨー、チューウガナビラ。議席番号17番、会派結・市民ネットワークヌ宮城勝子です。ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。今さっき議長からお許しがありましたので、通告したとおりに一般質問させてもらいます。 まず、1番目に、いこいの市民パークの整備について質問いたします。同公園は、宜野湾、長田、我如古、愛知の老人クラブが毎週定期的に健康増進と交流のために利用しています。また、一般市民がスポーツやウオーキングなどの健康づくりや憩いの場として活用されています。しかしながら、利用者から改善してほしいとの要望もまだ耳にしています。それをお聞きしたいと思います。 まず、1番目に休憩所の設置ですが、以前、休憩所の増設を要望したら、仮設テント等で対応すると答弁していましたが、対応状況を聞かせてほしいです。 管理員が状況を判断してテント等を設置するのか、それとも利用者から要望があるときに設置するか、お聞きしたいです。過去のテントなどの設置状況をお答えください。あとは自席から質問します。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) 宮城勝子議員の御質問にお答えいたします。仮設テントにつきましては、貸し出しの準備ができていないため、現在対応に至っておりません。しかし、梅雨時期や夏場にはどうしても必要があることは認識しております。それで、高齢者等でも設置のしやすい簡易テントや、またはパラソル等を新年度予算で検討していきたいというふうに考えております。 もう一つ、どちらが設置するかという御質問もございましたけれども、それは利用者が設置をするものだというふうに認識しております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) この公園には、管理員がいらっしゃいます。たしか常時2人ぐらいはいらっしゃると思いますけれども、その方たちがやるのではなくて、利用者がそのテントがあるので、それを設置するということなのですか。管理者がいますけれども、それお願いします。お答えください。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。管理者はいますけれども、通常、申請に基づいて貸し出しということになるものですから、それはやっぱり利用者がテントを設置するものだというふうに考えておりますので、それで高齢者でも設置がしやすいような簡易テントとかパラソルで対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) やっぱり老人クラブですので、若い老人もいますけれども、これやっぱりあずまやみたいなのを、仮設テントではなく、行く行くはあずまやみたいな固定されている、風でも吹き飛ばないようなのがありますよね。表のほうから入ったとき、右側の大きいグラウンド側に、それを行く行くはやってほしいと思います。一々早目に行って、仮設テントを設置するというのは、高齢者の福祉のためにも余りよくないと思いますので、大きい風が来たりしたら、本当に老人に対して済まないと思いますので、今は仮設テントでとりあえず我慢しますけれども、恒久的なあずまやというのですか、休憩所をぜひ設置していただきたいと思います。よろしくお願いします。 次、植樹についても要望しました。その後の対応をお聞きします。お願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。影のできる高木の植樹につきましては、予算もかなり厳しいと考えております。今後、公園内に影ができるような樹木の選定も行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) この夏の炎天下の利用者のために、沖縄県は夏が長いです。木陰をつくる植樹を前にお願いしました。前回、植樹のことも聞きましたけれども、その後から植樹がなされたかどうかもお答えください。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。植樹に関しましては、ちょっと年度は2~3カ年ぐらい前になるのですけれども、多目的広場の南側に桜を植えて、その成長を待ちながら、少し小さい木からなのですけれども、成長させながら、花の咲く木も植えながら、植栽はやってございます。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございます。桜は、沖縄県のヒガンザクラは、確かに1回、冬1月ごろに咲きますけれども、市長も桜が好きというのを私も聞いていますけれども、桜以外の木もぜひ植えてほしいと思います。 それでは、次に移ります。ごめんなさい。この植樹の件ですけれども、私たち女性の有志のメンバーで、いこいの市民パークの隣近所の人ですけれども、みんなでいこいの市民パークに植樹しないかという話も持ち上がっているのです。それをまた私たち女性で寄附を募ったりして、苗を買って、大きい木の苗です。あれ苗というのですか、植えたいと思いますけれども、またそのときは市役所にも、当局にもお願いしたいと思いますけれども、そういう話は出ていますので、私たちも植樹したいと思いますので、そのときはまたよろしくお願いしたいと思います。 次に、いこいの市民パークの出入り口の安全対策についてお聞きします。このいこいの市民パークは、他の市民公園よりも利用者は多いと思います。市内でも一番だと思います。面積がそれだけありますから、遊具だとか、そしてバスケット、テニス、広場、いっぱいありますので、皆さん本当に土日の天気のいい日にはもう楽しみで、空気もとてもおいしいです。多くの市民が利用しています。その市民の便宜を図るのも市当局の仕事だと思います。 3月でしたか、単費になるので整備が困難との答弁が以前ありました。市民の利便を図るのは市の努めだと思います。市民のための役所だと思います。公園内の安全管理、公園へのアクセスの利便を常に心がけて対処してほしいと思います。ただ、要望があるから整備するというだけではなく、利用者の立場になって考えてもらいたいです。 それでは、次に移ります。児童虐待防止の取り組みについて質問します。厚労省のデータによると、児童虐待の件数は年々右肩上がりに増加しています。沖縄県でも同様で、毎年増加傾向にあります。児童虐待は子供の心身の発達と人格形成に重大な影響を与えると言われています。児童虐待を防ぐために予防から保護、自立まで総合的な支援体制づくりが必要だと思われます。次代を担う児童の健全育成は、私たち大人の責務だと思っています。 それでは、まず本市の児童虐待の現状についてお聞きします。本市における児童虐待相談件数及び年齢別並びに虐待の種類別の内訳、また他関係機関からの相談状況についてお聞きします。お願いします。 ○議長(大城政利君) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) 宮城勝子議員の御質問にお答えいたします。平成26年度、本市へ寄せられた児童相談512件のうち、児童虐待相談件数が226件となっております。その内訳といたしましては、身体的虐待が42件、ネグレクト、いわゆる育児放棄等ですが、69件、性的虐待が3件、心理的虐待が112件となっております。 児童虐待相談の226件を年代別に見ますと、3歳未満が65件、3歳から就学時前児童が57件、それから小学校が70件、中学校が24件、高校生・その他10件という状況となっております。 また、保育園、小中学校からの相談状況につきましては、保育所が8件、それから小中学校が32件となっております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございました。資料もいただきました。この全国の資料によりますと、虐待者は、実母が57.3%、実父が29.0%、そのほかには祖父母、おじ、おばなども含まれます。実母、実父が一番多く虐待をしています。虐待の種類も一番多いのが心理的虐待、ネグレクトが2番目に多いです。平成22年度から平成26年度までに虐待数が2倍以上にふえています。そして、相談種別では、その年齢別では、小学校が一番で70名ということです。そして、下に下がってきて、ゼロ歳未満、本当にまだ言葉もはっきりしない子供たちです。そして、3歳から学齢前児童ということで、本当に小さい子供たちが虐待をされています。 次に、児童虐待へのその対応、そして防止について、本市の対策はどのようになっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) お答えいたします。本市における相談体制につきましては、昭和48年より宜野湾市家庭児童相談室を設置しておりまして、現在4つの中学校区に家庭相談員を1名ずつ配置し、電話や来所による相談に応じることに加えまして、相談があった御家庭や保育園、小中学校へ訪問し、気になる児童やその世帯の状況把握に努めているところでございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございました。育児支援、家庭訪問事業、そして広報活動、児童虐待防止のパネル展、講演会、研修会など、本当に頑張っているのにこの虐待は減りはしないでふえていっているという現状です。担当職員が一生懸命頑張っているのはわかります。 全国の資料によりますと、この虐待者は、先ほども言いましたけれども、実母が57.3と実父が29%と、そして祖父母、おじ、おばなどが含まれているとあります。一番身近な父、母、祖父母が虐待者になっています。自分のかわいい子を憎くて虐待する人はいないはずです。虐待に至る経緯や親の苦しみ、失業、離婚、育児疲れ、酒乱、そういうことを理解してサポートしなければ根本解決にならないと思います。ぜひ親の気持ちにも寄り添って支援してください。よろしくお願いします。 3番目に、虐待を受けているおそれのある児童について、本市での緊急時の対応、そして一時保護所の状況についてお聞きしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) お答えいたします。先ほど体制の状況を申し上げましたけれども、児童虐待におきましては、情報の共有化も必要でございますので、本市といたしましては、宜野湾市要保護児童対策地域協議会、いわゆるじのーんキッズ安心ネットと言っておりますが、そこが中心となりまして、現在、実務者会議を開催いたしまして、子育て支援や非行、不登校などのテーマごとに3つの部会に分かれまして、年8回開催し、また本市における取り組み状況や児童虐待防止に必要な課題の共有にも努めているところを御理解いただきたいと思います。 また、潜在化した世帯への対策につきましても、児童虐待防止の普及啓発の徹底を図ることに力を入れておりまして、毎年宜野湾市要保護児童対策地域協議会主催の講演会を2回、それから児童福祉支援者向けの研修を2回、平成27年度には市民向けに怒鳴らない子育て講座ということで、CSP講座、こちらも実施をしておりまして、PR活動といたしましても、御承知のようにロゴマークの作成をしながら児童虐待防止のシンボルであるオレンジリボンの普及のために、ポロシャツも作成しておりまして、大城議長初め呉屋等議員にも御購入いただいているところでございまして、また11月の児童虐待防止の月間につきましては、サンエー宜野湾コンベンションシティとか、あるいは宜野湾市民図書館においても、そういったパネル展を開催しまして、そういった広報活動にも努めているところでございます。 質問の緊急時の対応につきましても、泣き声通報や相談において、既に何らかの暴力を受けているなど緊急性の高い相談があった場合は、本市では担当職員が直接現場に出向いて状況確認を行い、必要に応じて児童との面談や、それから保護者からの聞き取り調査などを行いまして、児童相談所の御意見もお伺いしながら対応を検討しているところでございます。 また、夜間とか休日の対応に関しましては、中央児童相談所に設置されました、これは「おきなわ子ども虐待ホットライン」ということで、189、いち早くということで、こちらのホットラインも御利用いただいているところであり、それから宜野湾警察署での対応も行っています。そういう状況でございます。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございました。以前に、隣近所で子供がずっと泣いておかしいということで、私に電話が来たのです。そうしたら、その日は土曜日か日曜日だったと思います。ちょっとしとしと雨も降っていましたけれども、その場所に行って、下のほうで、すぐノックするわけにはいきませんので、下のほうでこの泣き声を聞いたのですけれども、なかなかその声がもう聞こえなくて、月曜日になって役所にお電話したら、役所の職員がそこにうまく玄関の中に入って、「ただ、叱っているんだよ」ということを母親は言っていたらしいですけれども、この叱り方が私みたいにとても声が大きくて、叱っていることが外にも漏れて、それでこの子は泣きやまないというそういう釈明というのですか、ことを言っていて、では何でもなかったのだねということで、そういうこともありましたので、いち早く役所の職員が駆けつけるということは、本当にすばらしいことだと思っていますので、ぜひ宜野湾市の子供たちを児童虐待から守っていただきたいと思います。予防は治療にまさると言われています。予防対策をしっかり講じてほしいと願っています。これで、次に移ります。 市道宜野湾11号の整備についてです。議会のたびにこの質問をしていますが、一日も早くこの質問が終わる日を願って質問します。先日、宜野湾区で地主や関係者に市道宜野湾11号の道路整備に関する説明会がありました。民有地の部分の先行整備についてでしたが、その趣旨と状況をお聞きします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。11月22日の宜野湾区公民館におきまして、宜野湾11号に関する説明会につきましては、中原区及び愛知区公民館での説明会と同様に、事業概要や今後のスケジュール、また沖縄防衛局から普天間飛行場東側沿いの土地の返還に関する説明と、巡回道路移設工事の説明がございました。公民館での説明を終わった後には、説明会参加者の方々と最寄りの米軍フェンスまで移動して、現地の視察を行っております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございました。そのときは私も自治会長から呼ばれまして参加しましたけれども、地主の皆さんは、自分の家はどこだどこだと、公民館の中に設置されている平面図を虫眼鏡で見ながら、ここだね、どうなっていると言って、そしてそこはどうなっているのというふうに役所の職員、防衛局の職員に尋ねていました。そして、移動して、あの辺だということで、みんな本当に宜野湾11号のその道路が整備されるのにすごい関心を持っていましたので、御高齢の方たちが多かったですから、ぜひ早目に開通をお願いします。 次に、日米両政府は、普天間飛行場東側沿いの土地約4ヘクタールについても、平成29年度中の返還を目指すことで合意したと、菅官房長官とケネディ駐日米国大使が去る4日に発表という報道がなされました。米軍施設の返還前倒し、影響は渋滞緩和、沖縄県の経済振興と見出しが躍っていますが、この件に関して市の対応をお聞かせください。
    ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。宜野湾11号に係る普天間飛行場東側沿いの土地の一部返還につきましては、本市の最重要の懸案事項でありまして、地域が20数年来強く望んでこられた案件でございます。本市といたしましても、平成29年度中の返還が決定したことを受けまして、早期完成、供用開始を目指して努力していきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございます。平成29年度中に返還ということで、その市道宜野湾11号は、全工区同時開通が望ましいと思います。一部開通になると、宜野湾区と同じ状況がまた生まれます。整備がストップした集落へ車があふれて、交通渋滞を起こし、市民を危険にさらします。全工区同時開通いかがでしょうか、お聞きします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。宜野湾11号の工事につきましては、現時点で7工区に分けて道路整備を行っていく予定でございます。一括での工事発注は、予算の都合上、大変厳しいものというふうに考えております。また、一部開通につきましては、整備を進めて地域の状況も勘案しながら考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) 予算の都合上7工区で、わかりました。でも、1工区目の宜野湾から始めるということですので、ぜひ早目に整備お願いしたいと思います。 その宜野湾11号に関するこの安全対策についてですけれども、市道を整備する際、十分な安全対策を講じてほしいと思います。道路幅員、特に十分な歩道を確保してほしいと思います。今、宜野湾11号の切れたところは、沖国大の第4駐車場とか第3駐車場とかがありまして、学生が歩道からはみ出して車道まで歩く、そして雨降りは車の走るタイヤのしぶき、それにはねられていたりもしますし、交通安全上、その歩道が狭いと危険ですので、ぜひ幅員と十分な歩道を、つくる前にお願いしたいと思います。 また、周辺の市道との接続についてですけれども、優先道路を示す標識をつくってほしいと思います。現在、宜野湾区では、宜野湾11号の切れ目で優先か一時停止かわからず、混乱を来している地点があります。本当にひやっとするところがあるということを、私もしょっちゅうそこでそういう目に遭います。地域の人たちもどこが一時停止かわからないという感じで、この前、宜野湾警察署とかそして役所の土木課ですか、何者かが集まって話し合いが、その現場立ち会いがあったそうですけれども、地域の人も来て、徐行、一時停止などの標識や道路標示で明確にしてもらいたいと思います。 宜野湾警察署の警察官の話では、そういう一時停止とか徐行というのは道路を設置するときにしっかり整備しておかないと、あとからでは困難ですということです。新しく整備する箇所にはそのような配慮をしているかお聞きしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。 建設部から道路幅員について答弁いたします。現在、供用開始されている沖縄国際大学裏の宜野湾11号の道路幅員は、当時の道路構造令に基づきまして1.5メートルとなっております。これから道路整備を進めていく区間の道路幅員は、現在の改正のありました道路構造令に基づきまして2.5メートルというふうになっております。     (宮城勝子議員「歩道は」と呼ぶ) ◎建設部長(石原昌恵君) 歩道が2.5メートルで……     (宮城勝子議員「歩道がですか」と呼ぶ) ◎建設部長(石原昌恵君) はい。歩道が2.5メートルで、全幅員といたしましては9.5メートルでございます。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 宮城勝子議員の御質問にお答えいたします。市民経済部から宜野湾7号との交差点に関する安全対策につきまして御答弁いたします。市道宜野湾11号と宜野湾7号との交差点につきましては、優先道路が明示されていないことから、出会い頭の事故が発生しやすいという状況は認識をしてございます。 先ほど議員からもございましたが、ことし11月4日に宜野湾警察署、宜野湾区自治会長、地域住民、土木課、市民生活課とで交通安全対策を協議いたしております。それを受けまして、11月19日付で宜野湾区自治会から当該交差点のカラー舗装化やポストコーン設置等の安全対策の要請がありますので、宜野湾警察署から優先道路決定文書が届き次第、建設部で対応を検討することになってございます。以上です。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ちょっと遅きに失したような気はしますけれども、ぜひ事故がないようにお願いしたいと思います。ありがとうございます。 そこの市道宜野湾11号の開通、見通しについてお答えください。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。宜野湾11号は、平成28年度に宜野湾区側の民地部分の工事を行います。残りの区間は、平成29年度の軍用地返還後の平成30年度以降に本格的に道路整備を進めてまいりますので、早期の完成、供用開始を目指して努力していきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) 宜野湾11号があきます。みんな大喜びだと思いますので、一日も早く、とまることなく開通してほしいと思います。ありがとうございました。 次に移らせてもらいます。公立小学校給食費の無料化についてですけれども、1つ目に、市長は選挙で公立小学校給食費の無料化を公約して、その実現に向けて取り組まれていると思います。現状はどういうふうになっているかお聞かせください。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) おはようございます。宮城勝子議員の御質問にお答えします。公立小学校給食費に係る保護者の経済的負担の軽減を図るため、平成25年度から公立小学校給食費助成事業を実施しております。平成26年度からは、補助金の額を月額50円増額し、給食費月額3,900円の半額となる1,950円を補助金として支給しているところでございます。以上です。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) 3,900円の半分で1,950円、今は半分を助成しているということです。 市長が無料化を訴えたために、他の市町村から、議員さんからも、少ない人口の町村からも宜野湾市に移っていくなという話も聞いたのですけれども、「いいじゃないですか、宜野湾市が人口ふえるから」と、私は申し上げたのですけれども、他の市町村から宜野湾市に転入した住民もいると耳にしています、給食費が無料になるということで。5~6名いる家庭では、確かに大変だと思います。皆さんは公務員で高給取りだから笑いますけれども、本当にわずかなお給料で5~6名の子供たちを養っている、私たちのために人口をふやすことを頑張っている若いお父さん、お母さんいますので、本当に転入した住民もいると耳にしていますので、もしそのような市民に、今のところどういうふうに対応しますか、お聞かせください。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えします。本事業につきましては、児童1人につき年間2万1,450円が助成されることから、保護者の経済的負担の軽減に効果を上げているものと考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) 確かにその1,950円は半額で効果は上げます。全部だったらもっと効果は上がると思いますけれども、給食費の無料化をですね。 それで、全額無料化、徐々にとは言っていますけれども、市長が就任して4年近くになって、任期もあと1カ月となっています。任期中に公約の完全実施ができないときは、市民にどのように説明をする予定でしょうか、御答弁ください。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。佐喜眞市長は、就任して以来、所信表明で述べましたさまざまな施策について、市民の暮らしの向上を図るため全力で取り組んでまいっております。中でも子育て支援につきましては、この小学校給食費助成事業であるとか、こどもの医療費助成事業の年齢拡大をいたしました。さらには、待機児童解消の取り組みなどを、現在段階的ではありますけれども、着実に実施できたものと考えております。 今、議員指摘の給食費助成事業につきましては、所信表明の中でも公立小学校の学校給食費については、無料化の実現に向けて段階的に取り組んでまいりますとしてございます。現段階では、宮城勝子議員がおっしゃるように、半額の助成ではございますけれども、今後も先ほど申し上げましたさまざまなこどもの医療費助成事業であるとか待機児童解消の取り組みなどを進めながら、その中で学校給食費の無料化の実現に向けては検討を続けてまいりたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) 今は公立小学校給食費の無料化についてをお聞きしていますけれども、段階的にと言って、あと1カ月しかないのです。それを段階的に、もう本当に完全実施しておかないと、ちょっと言葉の……任期は4年です。それを今完全実施しておかないと、ちょっと間に合わないと思います。ぜひその無料化に向け、あと1カ月でやるとおっしゃってください。お願いします。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。繰り返しになりますけれども、これはあくまでも段階的に取り組んでいくということでございまして、市長の任期は1期と決まっているものではございませんので、今後も無料化の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) 時間もありませんので、この辺でやめておきます。 次に移らせてもらいます。通称「真栄原新町」の再開発についてですけれども、私の前の知名康司議員が私の聞きたい分はほとんど聞きましたので、一言だけ言い添えます。早期に開発、普天間門前ですか、普天間街道ということもお聞きしました。平成29年には物件調査、測量ということで、早急に開発整備して、関係地主や地域の市民生活を守るとともに、面積の狭い宜野湾市ですので、有効活用をしてもらいたいと思います。また、老朽化が進んでいる社協、そして真栄原の保健相談センターを本当に1つにして、(仮称)総合保健福祉センターを設置して、市民の福祉の中心地として福祉行政の推進に役立ててもらいたいということで、通称「真栄原新町」の再開発についてを終わらせてもらいます。 次に、婦人会・自治会の活性化についてお尋ねします。婦人会の状況についてですが、婦人会の支援を含めて教育委員会の社会教育団体育成の取り組みについてお聞きします。 もう何回も、ちょっと数えられないのですけれども、前回の質問以降、どのような取り組みをしてきたかお答えください。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 宮城勝子議員の御質問にお答えいたします。婦人会への取り組みでございますけれども、平成27年3月に社会教育団体の育成を目的として、団体役員を対象に社会教育団体合同研修を実施いたしました。また、今年の9月から10月にかけましては、生涯学習課と社会教育委員で5つの自治会を訪問し、各地域における婦人会や青年会、子ども会など、各世代の活動状況を伺いながら、それぞれの活性化に向けた連携や支援のあり方について意見交換会も行っております。 教育委員会としましては、今後このような意見交換会を継続していきながら、婦人会の育成についてそれぞれの団体が抱える課題の共有を図るとともに、課題解決に向けて取り組み、相互に話し合える環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございます。中原区の婦人会が市婦連に加入するという話を小耳に挟んだのですけれども、調べてありますか。お答えできなければよろしいです。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) お答えいたします。本市の23行政区のうち、市婦連に加盟している団体でございますが、7団体ございます。野嵩1区、新城区、大謝名区、上大謝名区、それから我如古区、長田区、愛知区でございますけれども、今年度から中原区婦人会が加盟し、8団体となっておりまして、市婦人連合会の現在290名が加盟しております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございました。やっぱり中原区は加盟してくださったのですね。ありがとうございます。 生涯学習の観点から、婦人会の存在についてどう思うかお聞きしたいと思いますけれども、自治会の婦人会、そして市婦連はなくてもいいのか、それと元市婦連会長が「婦人会がないと闇ヌ世ードゥー」といつも言っていました。婦人会が戦後を立ち上げてきたというのは、過言でもないと思いますので、もし皆さんが必要性を認めるなら、今度こそ実のある取り組みをしてほしいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) お答えいたします。婦人会が組織されている地域におかれましては、多くの会員が地域の伝統行事やあるいは交流活動、清掃活動などに多大な協力をいただき、地域の活性化が図られております。このように地域に根差した社会活動に積極的にかかわっております婦人会、あるいは社会教育団体は、地域づくりあるいは人づくりにおいて中心的な役割を担う大変重要な存在で、なくてはならない存在だと考えております。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございます。婦人会は必要なのです。奥さんがおうちにいなくては大変なことですよ、皆さん。そして、教育長初めぜひ教育委員会が婦人会をバックアップしてくださって、もっともっと大きな花を咲かせてもらいたいと思います。ありがとうございます。 次に、自治会の加入率の現状についてお聞きします。市の平均、そして最高、最低の率も教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 宮城勝子議員の御質問にお答えいたします。自治会加入率の現状ということですけれども、平成27年3月末現在におきまして、加入率の平均が30.2%となっております。最高の加入率につきましては76.52%、最低の加入率は16.53%となってございます。以上です。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) この数値、今お聞きになりましたね、市長。その数値に対して市長はどう思いますか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。加入率についての見解とのことですが、加入率の減少の要因としましては、自治会加入世帯数が平成元年から平成27年までに1,478世帯の減少がございます。その加入世帯が減少したことも要因であるとは考えてはおりますが、それ以外の大きな要因としましては、本市の世帯数が大きく増加したことによるものもあると考えてございます。世帯数につきましては、平成元年の2万3,002世帯から平成27年度には4万795世帯と約1.8倍に増加してございます。したがいまして、過去の加入率の比較だけではなく、自治会加入世帯数の比較も重要になりますので、今後とも自治会加入世帯数の増加に向けた取り組みを展開していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) まだまだ頑張る余地はあります。 毎年、加入促進月間というのがありまして、自治会長さんたちはその運動しています。そして、地域にもそれはおりてきます。私たちも協力しながら加入運動をしていますけれども、各自治会で工夫をして加入を呼びかけているが、毎年その成果はどのくらい出ていますか。そして、また市当局は、加入率向上のためにどのような対策をしているか、お聞かせください。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。自治会加入促進月間の取り組みといたしましては、各自治会では、戸別訪問や自治会だより、チラシ等を未加入世帯に配布するなどのことを行ってございます。平成27年度におきましては、各自治会において合計で541世帯の戸別訪問を行っており、そのうち50世帯の自治会加入が図られているところでございます。 また、担当課としましては、自治会加入促進事業の出発式を行い、自治会長とともに市内1周パレードの実施、また1階ロビーにおきましては、自治会活動を紹介するパネル展を5月28日から6月12日にかけて行い、さらに市報におきましても自治会特集としまして、市民への自治会加入の呼びかけを行っているところでございます。 今後におきましても、自治会長会と連携をとりながら、自治会加入促進のための事業をさらに取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(大城政利君) 宮城勝子議員。 ◆17番(宮城勝子君) ありがとうございました。私が知る限り、毎年同じような通り一遍のセレモニーというのか、本当に毎年同じようなことがなされているような気がして、次はどひゃというような、自治会に加入しないといけないというような大目玉をつくって、ぜひ加入促進呼びかけてください。その自治会加入をふやし、チュイシージーの心で地域を結び、市民みんなが宜野湾市に住んでよかったという街にしていきたいと思います。 安心安全なまちづくりを提案して、質問を終わります。以上です。ありがとうございました。 ○議長(大城政利君) 以上で17番 宮城勝子議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時57分) △午後の会議 ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き、一般質問を行います。次に、10番 桃原朗議員の質問を許します。桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 皆さん、こんにちは。議席番号10番、絆クラブ、桃原朗でございます。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、まず質問を始める前に、本市の懸案事項でもあります、そして市民にとっても待望の市道宜野湾11号、昨日のテレビニュースでも皆さんごらんになったかと思います。いよいよこの事業が始まるのだなと思い、物すごい感動を覚えます。 さて、その宜野湾11号ですが、平成2年より該工事が始まり、民地からフェンスの手前まで工事は進んでおりましたが、20年余りも休止をしておりました。その事業がやっと進捗してまいります。去る12月4日の日米発表、しっかりとその交渉をしてきた佐喜眞市長だからできた事業かとも思います。その事業についてお伺いをいたしたいと思います。 市道宜野湾11号の現在の進捗状況についてお伺いをいたします。緊急発掘調査は3カ所予定、そして本年12月末までに完了とのことでありますが、どこを指したものかお答えをいただきたいと思います。あとは自席にて質問を続けさせていただきます。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。緊急発掘調査の位置でございますが、市道宜野湾11号の道路整備に係る巡回道路移設予定地として、現在の巡回道路から西側、滑走路側寄りの位置でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 教育長部、ありがとうございます。該道路、テレビを見ますと、フェンス等をやっている作業、伐採から始まっているようでございました。 2つ目の質問ですが、平成26年に行った実施設計の成果をもとに、平成27年度は用地測量及び物件調査を行う。それは、現在進行中なのか、それとも年度内に完了するのか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。用地測量ですけれども、8月に業務委託の契約締結を行いましたが、基地内に立ち入りの手続に時間を要しております。作業が少しおくれている状況でございます。繰り越しも視野に入れながら進めているところではございますけれども、年度内完了に努めていきたいというふうに考えております。 また、宜野湾区の民有地部分の物件調査につきましては、12月に業務委託契約を締結し、年度内完了に向けて進めているところでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 建設部長、ありがとうございました。やはり基地内というさまざまな障害があると本員も納得をしております。鋭意努力して早目に測量調査等を行えるように努力をお願いいたします。 さて、この宜野湾11号の計画区間は約2キロとなりますが、道路の幅員構成は先ほどの宮城勝子議員の質問にもあったのですが、いま一度御説明をお願いできますか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。宜野湾11号の幅員構成につきましては、車道部の片側1車線が3メートルずつで計6メートル、歩道部のほうが2.5メートルで民地側のみの片側設置で、路肩部が両側に50センチずつで計1メートルで、合計9.5メートルでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 部長、ありがとうございます。先ほどもこの歩道の話が出ましたが、あくまでもこの歩道というのは片側にだけつくのですよね。フェンス沿いはつかないということで理解してよろしいですか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。議員おっしゃるとおり片側に2.5メートルでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 本線から各自治会に抜けていく支線といいますか、抜け道は、大体何本計画をされているのでしょうか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。現在、国道330号から米軍フェンスに向かっていく既存の道路は、中原進入路を含めまして4路線ございますが、4路線全て宜野湾11号に取りつける予定でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 4路線計画があると、やはりこのように地域の方にも大変喜ばれる、そしてまた利便性がよくなる、交通の便、そして用事に出かけるときもこの道路を使って渋滞がなくスムーズに行けるというふうに本員も捉えております。地域の方からも喜ばれる事業でありますので、皆さん頑張っていただきたいと思います。 平成25年度文化財調査、そして物件調査、用地取得、物件補償等、民有地からできるだけ早めるということですので、この民有地部分、この用地取得や物件補償、大体何件ぐらいあるのか御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。平成28年度事業の内容につきましては、整備工事は延長約95メートルとなっております。それに係る用地取得が8筆、残地補償が6筆、物件補償が6件となっております。物件補償は、建物敷地のブロック塀や工作物の補償となっております。これらの物件調査は、今年度に行います。平成28年度事業は、今後進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) このように物件調査をして、物件の補償、用地取得等もお伺いをいたしました。それらのもろもろの費用といいますか、幾らぐらいの工事になるのか、ちょっと御説明をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。平成28年度事業の予算総額につきましては1億1,800万円を予定しております。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) ありがとうございます。次、このパトロール道路の工事着手はいつごろなのか、いま一度お伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。沖縄防衛局が行いますパトロール道路の工事着手につきましては、伐採工事と防じんネットの設置及び磁気探査が、先ほど議員もおっしゃっておりましたけれども、きのう、12月17日から開始されております。本格的な移転工事につきましては、平成28年2月ごろからとなるとお伺いしております。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 来年の2月からフェンスの中で、このフェンスをセットバックする前に、やっぱりこのパトロール道路を移設しないといけないので、そういう事業が2月から始まるということがわかりました。そして、平成29年度以後のスケジュールについてお伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。宜野湾11号道路整備事業の平成29年度以降のスケジュールにつきましては、平成29年度の軍用地一部返還を受けまして、その年は用地取得及び物件補償と文化財調査を行います。平成30年度以降は、引き続き用地取得及び物件補償と文化財調査を進めながら、本格的に道路整備工事を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 建設部長、ありがとうございました。本当に宜野湾市民待望の市道宜野湾11号、いよいよ本当に着工していく、大きな大きな前進であります。佐喜眞市長におかれましても、本当に政府と交渉、そして米側とふだんからクオータリーミーティング等も踏まえ一生懸命テーブルにのっかって議論をしてきたのがそういう形になったと私は捉えております。どうぞ担当部局におかれましても、しっかりと該事業がスムーズに行えるよう鋭意努力して頑張っていただきたいと思います。お疲れさまでございますが、しっかりとよろしくお願いをいたしまして、次の質問に移らせていただきます。 次は、普天間小学校通学路の安全対策及び整備についてお伺いをいたします。通告してあります1番と2番の質問は一括しましょう。普天間小学校区内安全マップ等の作成を行い、児童生徒に指導を行っているとは思いますが、交通安全指導にかかわる地域の人数の状況はどうなっているかお伺いをいたします。
    ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) こんにちは。桃原朗議員の御質問にお答えします。普天間小学校を初め市内の公立全小中学校で安全マップが作成され、毎年見直しを行っています。御質問の普天間小学校では、平成27年6月21日に、日曜参観日の終了後に安全マップを活用し、親子一緒に下校しながら、自宅までの安全点検を実施しております。 また、普天間小学校の交通安全指導に日常的にかかわっている人数でございますが、平成27年度12月時点で保護者が2名、老人会を含め地域の方々が20名、合計22名となっております。また、保護者につきましては、各クラスの輪番制があり、交通安全指導にかかわっております。ボランティアの皆様が日常的に安全指導にかかわっておりまして、園児、児童生徒が安心して通学できていることに教育委員会として感謝申し上げます。以上です。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 指導部長、ありがとうございます。資料もいただきありがとうございました。 そして、朝の交通安全指導に市内でボランティアでこの交通指導をしている方が、毎日139名の方がこの指導を行っている。朝の挨拶を含めて、交通安全の旗を持って指導していることに議場よりこの放送をお聞きの市民の皆様に、私からも感謝申し上げます。ありがとうございます。 さて、子供たちの安全を守るために、市内では学校周辺のカラー舗装の整備が進んでいると思います。いつも毎議会に宮城克議員が子供たちの目線で安全を守るためには必要だろうということでよく質問をしておられますが、現在の状況はどうなっていますでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。市内小学校周辺のカラー舗装の実績といたしましては、平成23年度に志真志小学校区の約225メートル、平成24年度、志真志小学校、嘉数小学校、長田小学校、宜野湾小学校区の約1,700メートル、平成25年度に、嘉数小学校、長田小学校、宜野湾小学校区の約720メートル、平成26年度は大山小学校、長田小学校区の約1,400メートルが完了しておりまして、小学校通学路のカラー舗装の現状となっております。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) ありがとうございます。まだまだ未施工の箇所が普天間第二小学校、そして普天間小学校、宜野湾小、志真志小とこの路線ごとにまだ整備をされていない箇所もあると思いますので、しっかりとこの安全対策をやっていただきたい、そういうふうに思いますが、いかがでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。通学路でございますので、教育委員会とも連携をとりながら、その都度また実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 建設部長、ありがとうございます。小学校周辺に歩道がなく、これは普天間小学校近隣のことでありますが、歩道がなく、通学時の児童生徒の安全を考えたときにカラー舗装が必要だと私も考えております。 次に、東本町通りの枝線、普天間1区公民館の後ろのほうですが、普天間1区2号の箇所を警察署員及び学校関係者等を含む合同点検を行い、この整備について、その道路も未整備の箇所から漏れておりますので、そこも点検をしていただき、子供たちだけではなく高齢者の通行にも歩道がありませんので、そこも一緒に検討いただけないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。通学路合同点検がございますので、それにのっとりまして、またそういった今の箇所が必要ということであれば、またうちのほうでも検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) しっかりと検証、検討なさっていただきたいと思います。 これは、市民経済部長にお願いをしたいのですが、昨日の比嘉憲康議員の信号の件なのですが、私も平成26年6月議会で歩車分離式の横断歩道に変わったときも、何の連絡もなく、毎日交通安全指導している方も知らずに、信号が変わったのがわからないで、学校側も知らなかったと、当時の市民経済部長は、米須企画部長でしたけれども、そういうことが地域と連携をしっかりとっていただくようにお願いしたのです。今回、またそのようなことがありましたので、ぜひ宜野湾警察署並びに公安委員会とこういう道路形態が変わるときには連絡を密にしていただき、歩行者等に、また交通安全指導をしている方に戸惑いがないように事前に連絡をいただけたらなと思いますので、この辺注意してしっかりと協議をしていただくよう要望をしておきます。 では、次に移りたいと思います。3番目の健康寿命延伸への取り組みについて伺いたいと思います。国連のWHOが2000年に健康寿命という概念を提唱したことに続き、厚生労働省も健康寿命を「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義づけ、平均寿命と健康寿命の差をできるだけ小さくすることを目標に掲げております。 さて、宜野湾市、沖縄県、全国との比較をした場合、本市の健康づくりはどのようになっているのかも含めてお伺いをしたいと思います。 まずは、本市ではどのような健康づくりを推進をしているのか、まずそれから伺いたいと思います。よろしくお願いをいたします。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) 桃原朗議員の御質問にお答えいたします。本市の健康づくりは、健康ぎのわん21に沿って実施してございます。「全ての市民が心身ともに生き生きと暮らせる都市(まち)」を目指す姿として、「市民を生涯にわたり支援する健康づくり」「生活習慣病の予防を中心とした健康づくり」「市民の健康づくりを支援する環境整備」の3つの基本方針のもと、8つの分野に分けて課題を整理してございます。 先ほどの健康寿命と平均寿命の国、県、市との比較ということでございますが、こちらにつきまして、まず本市の平成22年度平均寿命と健康寿命との差は、男性が3年、女性が6.17年となってございます。それから、本市と国の平均寿命と健康寿命の差を比較した場合でございますが、本市のほうが男性1.58年長く、女性が2.98年長くなっております。さらに、本市と県の平均寿命と健康寿命の差を比較した場合、本市のほうが男性1.27年長く、女性2.23年長いことが分析の結果より確認されております。いずれも国、県と比較した場合の本市の平均寿命と健康寿命との差は大きく、日常生活が制限されることなく生活できる期間は、国、県に比べまして短いというふうに言えます。逆に申し上げますと、介護を受けて生活する期間は、国、県に比べて長いというふうな結果になっております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 平成17年度からこの平均寿命というのは、沖縄県が、遠い昔は断トツだったのですが、年々年々これが下がってきております。この平均寿命下がってはきておるのですが、まだまだ高い数字を維持をしているのだけれども、この健康寿命にした場合に、今部長からも答弁ございましたけれども、患って長らく入院している方がいらっしゃるということを答弁いただき、やっぱりなというふうな感じもしました。 いかにこの健康が大事かというのを痛感したわけでございますが、この健康になるためには、やはり食育だとかそういったもろもろの、「病は口より入り」とよく言いますけれども、大事なことだと思います。そういった事業もしっかりと邁進していく、進めていく、幼児からしっかりとそういう事業をやっていくということを念頭に持っていただきたいなと思っております。 これ余談ではございますが、去る12月12日にPTAの研究発表会がございました。その中で発表校が普天間中学校でございまして、普天間中学校は私の母校でございますが、私もPTA時代に同じような発表をさせていただきましたけれども、ずっとこのテーマが食育で続けているということで、私もちょっと感慨にふけりましたけれども、やはり大事なことだと思いますので、そういったことも普天間中学校だけではなく、残り3校、そしてまた小学校にも食育というのは大事だということを教員の皆様方からも提唱をして、この勉強をしていっていただけたらありがたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。 そして、次の質問ですが、健康で長寿なのは皆の願いなのですが、なかなかそれがいかないところもあります。早世死亡、要するに早くに亡くなる方がいらっしゃるのです。それは、男女ともに本県、本市は1位ということでお伺いをしているのですが、それについてどのような原因があり、どのような病気なのか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) お答えいたします。議員おっしゃいますとおり、平成23年の宜野湾市の早世死亡率、これは65歳未満の死亡率ということになりますが、全国と比べて高い数字となっており、県内においてもワースト3位という結果となってございます。 まず、平成23年の早世死亡の要因でございますが、第1位ががん、第2位、自殺、第3位、心疾患、第4位、脳血管疾患となってございます。がんについてはがん検診等を行いまして、早期発見、早期治療を行うことが予防とされておりますが、本市のがん検診受診率は他の市町村と比較しまして低い状況にありまして、早世死亡率が高い要因の一つとして影響しているというふうに考えております。 それから、また心疾患、脳血管疾患につきましては、生活習慣病や肥満も深く関係していると言われておりまして、宜野湾市民の肥満者の割合が高い現状も原因にあるというふうに分析してございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) さまざまな疾患による死亡というのが分析をされております。 さて、この疾患、どれほどの医療費を費やしているのかお伺いをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) お答えいたします。第1位ががんでありますが、平成26年度のデータで説明しますと、まず医療費全体の額になりますけれども、がんについては約7億300万円、心疾患約4億4,300万円、脳血管疾患、約3億4,000万円というふうな数字になってございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 部長、ありがとうございます。がん、心疾患、脳血管疾患、3つを合わせますと14億8,700万円以上になりますが、本当に国保の財源等を圧迫しているというふうに本員も捉えます。そして、65歳未満にもかかわらず亡くなるということは、大変不幸なことでございます。よくテレビのコマーシャル等にもありますけれども、沖縄県民は歩かない県民なのです。カロリーをたくさんとる。そういったことも常日ごろ佐喜眞市長がよくおっしゃっています。健康診断を受けましょう。宜野湾市は健康都市宣言をしている街であります。ぜひ宜野湾市民が健康で長寿で豊かで笑いがあるような街というふうに、健康について皆が一人一人考えるべき事柄だと思いますので、佐喜眞市長におかれましても、23行政区、朝早くからラジオ体操、いろんな運動をしている方にお会いして、膝を交えてしっかりと市民と対話をなさっていることに本員は常日ごろから感銘を受けておりますけれども、市長におかれましても、1期だけではなく2期、3期と続けていただきたい本員の希望もありますけれども、今大変忙しい時期だと思いますけれども、佐喜眞市長、ぜひ病気もしないでこれからも頑張るという姿勢を一言欲しいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁というか、みずからの健康はみずからで守る、維持するというのがそもそもの大変重要なことでございますし、そういうことを宜野湾市として市民のほうにも告知というか、お話をさせていただいておりますので、私自身も宜野湾市民の健康、いわゆる年1回の健康診断を推進してございますので、そういう先頭を切って、みずからが健康であり続けられるようこれからも頑張っていきたいと思っております。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 市長、ありがとうございました。では、次の質問に移りたいと思います。 4番目、認知症対策の取り組みについてお伺いをいたします。認知症キャラバン・メイトの事務局を本市でも設置をするというふうにお伺いをしておりますが、予定はいつごろになるのでしょうか。12月ごろというふうにお伺いをしているのですが、どうなのでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) お答えいたします。平成27年10月に本市においても認知症キャラバン・メイト事務局を設置しまして、認知症サポーター養成講座の申し込み受け付け等を開始してございます。市報10月号と市のホームページにおいても、認知症キャラバン・メイト事務局設置を掲載してございまして、市民にも周知を図ってございます。10月以降の認知症サポーター養成講座の開催希望を3件受けております。認知症キャラバン・メイトの養成講座への派遣調整、教材の手配など、事務局としての役割をただいま担ってございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) ただいま要請を受けているというふうに、3件もあるというふうにお伺いをいたしました。このキャラバン・メイトの養成講座の時期といいますか、いつごろを予定しているのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) まず、事務局として実施したのが市内に在勤・在住の認知症キャラバン・メイトの活動状況を把握するため、10月16日にキャラバン・メイト14名と意見交換会を行ってございます。14名中、半数のキャラバン・メイトが経験不足や受講者からの依頼の受け方がわからないなどの理由で、認知症サポーター養成講座を実施できていないという実態を把握いたしました。 この実態から今年度は、全ての認知症キャラバン・メイトが自信を持って認知症サポーター養成講座を実施できますように、メイト育成のサポートを優先しまして、平成28年度から養成講座を開催してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) ありがとうございます。今後は、企業や小中学校等へも認知症サポーターの養成講座等の開催を予定をしているのかお伺いをいたします。お願いいたします。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) 今年度につきましては、高齢者が日常生活の中で外出時に買い物をするお店で普及啓発を考えまして、とりわけ店舗数が多いコンビニエンスストアの店員を対象に認知症サポーター養成講座の受講を呼びかける取り組みを検討してまいりたいというふうに考えております。12月22日に某コンビニの総務課を訪ねまして、受講調整をする予定でございます。 小中学校については、次年度からの取り組みを進めていくというふうな予定でございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 企業やまた小中学校も次年度からというふうにお伺いをして、家族の中でおじいちゃん、おばあちゃんがいらっしゃる子たちもいると思います。やはりその中で認知症というのはこういうものだよということをやっぱり周知をして、認知症に優しく接しないといけない、なぜ優しく接しないといけないかということも私どもサポーターということで、宮城克議員の名札の上にあるオレンジリボンもいただき、この質問もよくさせていただいているのですが、やはり周りの人がこの認知症についてしっかりと把握をする、理解をするということが大変大事かと思いますので、ぜひとも次年度から小中学校でも頑張ってこの講座等を開催していただくようお願いをいたします。 続きまして、本市でも認知症サポーターやキャラバン・メイト、多数の方に受講していただくというふうに思われますが、実際、この人数というのが大体どれぐらい本市では必要なのか、やっぱりサポーターは多ければ多いほどいいとは思うのですが、このキャラバン・メイトというのは、やはり専門分野のことを勉強していかなくてはならないものだと思いますので、このキャラバン・メイトを本市ではどのぐらいの人数が必要かというのを把握していますでしょうか。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) お答えいたします。県の報告によりますと、平成27年6月30日時点で市内で認知症サポーター養成講座を受講した方は2,390人で、宜野湾市内に在住もしくは在勤をしている認知症キャラバン・メイトの人数は49名です。国は、平成29年度末の認知症サポーター人数の目標値を800万人と掲げてございますが、認知症キャラバン・メイトの目標人数は掲げてございません。本市で目標人数を掲げることは、今のところ大変厳しい状況にありますが、日本の総人口約1億2,800万人に対して認知症サポーターが800万人を目標にしていることから、人口10万対に換算しますと、6,239人のサポーターが必要となります。同様に換算しますと、本市は、今後3,641人の認知症サポーターを養成する必要があるということでございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 3,000人以上のサポーターが必要であろうという、これはあくまでも試算だと思いますけれども、そこでこの認知症の容体に応じた適切なサービスの提供の流れを示す認知症ケアパスが必要不可欠になると私は思っております。本市でも、このように東京都の町田市が出している「知って安心認知症」というこのケアパス、これを一目見れば誰でも大体のことは理解できるというふうに本員は思っておるのですが、本市でもこのようなことを取り組むというお考えがあるのか、そして取り組むのであれば大体いつごろ取り組むのかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) お答えいたします。認知症ケアパスは、認知症の状態に応じた適切な医療や介護のサービス提供の流れを明確に示すものでございます。認知症地域支援推進委員の役割の一つに、認知症ケアパスの作成、普及がございますので、次年度以降から取り組みを始めたいというふうに考えてございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 健康推進部長、しっかり取り組んでください。この町田市は、平成26年5月にはもうこれ発刊しているのです。そのことを考えますと、やっぱりこの認知症について早目に理解させるためには、早い動きが必要かと思われます。ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 では、次に移らせていただきます。最後の質問になりますが、5番目、学校のICTによる学習支援の取り組み強化についてお伺いをいたします。 授業にICT機器を活用することによって、児童生徒へどのような効果が期待できるのか御答弁お願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) 御質問にお答えいたします。先日の御質問にも御答弁を申し上げましたが、文部科学省の調査によりますと、ICT機器の活用頻度が高い学校ほど学力の底上げが図られたとの結果になったと示されております。小学校につきましては、学力の低い集団が減少、中学校では学力の高い集団が増加したという結果もございます。 また、平成27年度宜野湾市教育委員会の点検評価の本市の教員を対象にした調査では、ICT機器を活用すると「わかる授業ができる」と考える教員が小学校で92%、中学校では84%となっております。 次に、「授業中にICT機器を活用できる」との回答は、小中学校で82%と高い割合となっており、教員の意識調査からも着実にICT機器の活用が進んでいるものと推察されます。以上です。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 教員の皆さん方にもやはりこのICT機器を活用することによって子供たちの学力がアップをしていく、そしてまた授業をわかりやすく説明ができるというふうなことだと本員は思っております。その教員の機器活用の情報研修、スキルをアップするためには、どうしてもなかなかこれまではそういった機器が苦手な先生方もいらっしゃると思うのですが、昨今の現状と今後どう対応をするのかを御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えします。市内各小中学校の情報活用推進リーダーとなる教員を対象に年7回、研修会を実施しております。今年度につきましては、全小中学校を訪問し、全教職員の情報活用能力の向上のための夏期講習会を9回開催しております。また、定期の研修会を通して各学校の情報活用推進リーダーのスキルアップに努めております。今後は、推進リーダーを通してパソコンが苦手な教員のきめ細やかな指導を行い、どの教員も日常的に授業でICTを活用し、学力向上が図られるよう努めてまいりたいと思います。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) しっかりとこの活用をする先生方のスキルもアップさせねばならないと思います。これから導入されますので、やっぱり導入されてからスキルアップするのではなく、その前にスキルアップが必要かと思われますので、ぜひその点も踏まえ、しっかり対応方していただきたいと思います。 そして、校務支援システムとはどのようなシステムなのか、また市が導入している校務支援システムは、他と比較してすぐれている点といいますか、他市が使っているものとの違いはどこなのですか。そこについて御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えします。校務支援システムとは、出席簿管理や通知表などの成績処理、指導要録の作成等を行うもので、教職員の事務の負担軽減を図り、児童生徒とかかわる時間をふやすことを目的に導入されたシステムでございます。市内全小中学校の教員が活用しております。本市の校務支援システムが他市町村と比較してすぐれている点は、インターネットを介さないためタイムラグがなく、パソコンが苦手な教師でも簡単に操作できる点が特徴です。 また、前年度まで使用しておりました、本市の校務支援システムにつきましては、毎時間の授業遅刻の入力ができませんでしたが、今年度導入された新システムにつきましては、その課題が解消されてございます。さらに、高校入試に必要な調査書作成機能が追加されております。以上です。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) ただいまの説明によりますと、日ごろ授業を指導なさっている先生方が授業が終わって、後から子供たちのさまざまな事柄を書いたりするのを、そういった機器を使うことによって、時間が物すごく短縮できるというふうに理解をしております。大変すばらしいことだなと思っております。 そして、今現在入っているこの校務支援システムとかさまざまなもの、他市町村と比較すると、宜野湾市のこのICTの整備の状況はどうなっているのでしょうか。そこについて御説明をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えします。本市の公立小中学校におけるパソコンは、児童生徒6名に1台の割合で配置されており、充足している状況です。しかし、現在各学校に1台電子黒板が配置されておりますが、かなりの重量があり、階の上りおりの移動が困難であることから、各学校が不便性を感じておりまして、軽量で移動が容易な電子黒板機能を持ったインタラクティブプロジェクターの整備を要望しております。 また、書画カメラは、各学校3台程度の配置となっており、他市町村と比較しても本市は整備がおくれている状況であります。以上です。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 指導部長、ありがとうございます。このような形で次年度には、そういったICT機器のことが中学校から先に導入すると伺いましたけれども、財政課とのすり合わせ等はできていますでしょうか、その辺について御答弁お願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えいたします。平成28年度は、市内4中学校の普通教室や理科室、美術室などの特別教室に電子黒板機能を持ったインタラクティブプロジェクターや書画カメラ、主要5教科のデジタル教科書等を整備できるように財政当局と調整し、計画しているところでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原朗議員。 ◆10番(桃原朗君) 指導部長、ありがとうございます。私ども議員も議会改革の一環で、近い将来にはタブレットを導入してはどうかと、さまざまな議論も現在交わされております。その中で子供たちもそういった時代のツールといいますか、そういったものが必要になるかとは思います。随時、中学校から先にそういった整備を行い、その後から各小学校にもそういった配備をしていく、これは段階的かもしれませんが、そのような形でしっかりとした教育環境が整いますことを本員も強く望みます。そして、市の財政課にもお願いをいたします。 このような形で教育、健康全てを含めて宜野湾市は最高だというふうな体制で挑めたら、今後もっともっと本市がよくなっていくと思いますので、今後も本員も一生懸命一般質問して頑張ってまいりたいと思いますので、教育委員会も一生懸命頑張ってください。 以上で私の一般質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(大城政利君) 以上で10番 桃原朗議員の質問を終わります。 ○議長(大城政利君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時26分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時35分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。18番 桃原功議員の質問を許します。桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 皆様、こんにちは。一般質問最後の質問者となります。結・市民ネットワーク、18番の桃原功です。佐喜眞市長におかれましては、先ほどの桃原朗議員のほうからもお褒めの言葉がありましたけれども、朝のラジオ体操から夜の各団体のさまざまな集会へ精力的に出席をされ、交流をされているということで、私も敬意を表したいと思います。ただ、さまざまな報道もありました。佐喜眞市政についての問題点を今回一般質問で提出をしています。 まず最初に、11月3日、タイムスと新報に自衛隊に市民名簿提供ということで大きく報じられました。宜野湾市と沖縄市が住民基本台帳から自衛官適齢者の氏名や住所など個人情報を採用業務を行う自衛隊沖縄地方協力本部に県内市町村では初めて提供していたことが2日わかったと。両市によると、同本部から名簿の提供依頼があり、ことし17歳から26歳までの合わせて2万4,000人の氏名、生年月日、住所、性別4項目の男女の個人情報を提供したとあります。それにおきまして、個人情報をしっかり守るべき立場の自治体の長が、このように地方協力本部の協力要請に応じて安易に名簿を提出してしまったということに対して、なぜ提供したのか、それをお伺いして、あとは自席からお尋ねをしてまいります。よろしくお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 桃原功議員の御質問にお答えいたします。 平成27年4月24日付、自衛隊沖縄地方協力本部長より募集対象者情報の提出についての依頼がございました。御質問の本人同意の件でございますが、自衛隊法等の法令に基づく依頼であり、宜野湾市個人情報保護条例において、個人情報の外部提供をできるケースについて定めた第8条第2項には、「法令等に定めのあるとき」との規定があることから、それによって対象者情報を今回提出してございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 今、市民経済部長が答弁されたその根拠法令、もう一度お尋ねします。何という法令の第何条ですか、お尋ねします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。提供した法令といいますのは、法令等ということでございまして、市の個人情報保護条例第8条第2項に基づいて提供をしたということでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 個人情報保護条例、ちょっとお待ちください。今資料を探しています。個人情報保護条例には、その前に、本人の同意も得ずに皆さんは名簿を提出しているわけです。市長は、名簿を提出しているわけです。その本人の同意も得ずにという部分で、私は法的に瑕疵があると、しっかりこの住民基本台帳法、あるいは先ほど市民経済部長が答弁をした個人情報保護条例、これにも抵触すると私は思う。そうは思いませんか。本人の同意も得ずに勝手に9,900人分の男女の個人情報を提供したということに対して、もう一度答弁お願いします。瑕疵があるとは思わないのか。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。本人の同意についての御質問でございますけれども、個人情報の保護に関する法律第2条のほうにおきまして、「この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるものをいう。」ということが掲げられておりまして、第3項で、「この法律において「個人情報取扱事業者」とは、個人情報データベース等を事業の用に供している者をいう。ただし、次に掲げる者を除く。」ということで、1号としまして、国の機関、2号としまして、地方公共団体ということが掲げられておりますけれども、その個人情報保護法に関する法律第2条の中で、本人の同意については必要とされていませんという規定でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 今、私は、宜野湾市の個人情報保護条例持っています。この宜野湾市の個人情報保護条例の第8条第2項、ここでは「実施機関は、保有個人情報を個人情報取扱事務の目的の範囲を超えて、実施機関以外のものに提供してはならない」とあるのです。「ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、その限りでない。」そこの第2号に、「本人の同意があるとき」とあるのです。本人の同意があればその限りではなくて提供してもよいということで、今、市民経済部長は、国、地方自治体ということで言っていました。この私たちの宜野湾市の個人情報保護条例とどう対比しますか。どちらを優先しているのですか。皆さんは、宜野湾市長は、私たちの個人情報を一番に守るべきではないのですか。国の安易な要求に応じて本人の同意も得ずに提供すればいいのですか。 きょうの新聞報道見ていますよね。新報、タイムスの新聞報道。宜野湾市は、9,900人の個人情報を提供した。沖縄市は、多分1万2,000~3,000人だったと思うのですけれども、沖縄市に関しては、当局は非を認めて謝罪をしているのです。今の答弁では当たり前かのような答弁ですけれども、いかがですか。 宜野湾市の個人情報保護条例では、本人の同意を得ずに出してはいけないというようなくだりがちゃんとあるのです。もう一度答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。先ほど説明いたしました個人情報の保護に関する法律第2条の中において、個人情報取扱事業者というものにつきましては、国の機関、市町村の機関は除かれるということがありまして、本人の同意については必要ないということの御説明を行っております。 今、桃原議員から御質問のあります市の個人情報保護条例につきましては、先ほど自衛隊法の中での提供依頼というものにつきましては、第8条第2項第1号の「法令等に定めがあるとき」という規定に基づいて提供をしたということでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) では、逆にお尋ねします。今回は、宜野湾市と沖縄市のみがその18歳から26歳までの個人情報を本人の同意を得ずに提供しています。あとほかの自治体、宜野湾市と沖縄市以外の自治体は、紙媒体での提出をしていません。では、そこは違法になるということですか、逆の観点から。皆さんは法に従って出したのでしょう。宜野湾市と沖縄市以外は今回提出をしていません。皆さんの答弁からすると、ではほかの自治体は法令等に違反しているということになるのですね。お答えください。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) お答えいたします。今回の情報提供につきましては、県内では沖縄市と宜野湾市2市のみが提供をしてございますけれども、提供しなかったことで違法となるとは考えておりませんし、提供した部分についても違法となるとは考えてはございません。 ちなみに、県内市町村の状況でございますけれども、住民基本台帳の閲覧による対象者の確認につきましては、平成27年度についてでございます。9市10町14村は閲覧で対象者を確認をさせてございます。先ほど報告をいたしました2市につきましては、紙媒体での提供ということで、県内41市町村のうち35市町村についてはデータを閲覧もしくは提供をしているということでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 今、部長が答弁したように、どちらも違法にはならないということであれば、首長の立場としては市民の個人情報は守るという観点から、紙媒体で出すべきではなかったのではないですか。ほかの自治体はそうしているわけでしょう。どちらも違法ということでなければ。自衛隊法施行令でもそう書いています。そう書いていますというか、第120条、防衛大臣は、自衛官の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事または市町村長に対し必要な報告または資料の提出を求めることができるでとどまっているのです。できるということはしなくてもいいのです。そういう解釈をして2市以外の自治体は紙媒体で出していないわけでしょう。違いますか。これ罰則規定もないのです。 もう一度お尋ねします。今回、これまで閲覧だけだったと思うのです。今回、沖縄地方協力本部から要求をされた紙での請求資料があると思いますけれども、それはいつごろ出されているのか、あるいはその要求書にはどのように示されているのか、中身の依頼内容あるいは利用目的、どのように記されているのか御答弁ください。いつ出されたのかです。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時50分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時50分) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 失礼しました。御質問にお答えいたします。平成27年4月24日付で文書は収受をしてございます。依頼内容につきましては、出生の年月日が平成元年4月2日から平成10年4月1日までの日本人男女の募集対象者情報に関する資料についての紙媒体での提出。利用目的につきましては、自衛官及び自衛官候補生の募集事務の遂行のためとされております。 また、今回の対象者情報の提出につきましては、宜野湾市個人情報保護条例第8条第2項第1号、法令等に定めがあるときに該当し、条例の適用外となると判断をし提出をしてございますが、本市から提供をした期日につきましては、5月29日となってございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。
    ◆18番(桃原功君) 私も沖縄地方協力本部からのその文書要求書を入手をいたしました。4月24日に決裁をして、5月29日に皆さんは、宜野湾市民の18歳から26歳までの男女9,900人分の紙媒体を提出をしていると、この4月あるいは5月末のことを思い出してみてください。まさに安倍政権が集団的自衛権の行使を含む戦争法案を強行採決をすると、国会で国民を含めて大論議、論議もせずに強行採決していますけれども、あの最中です。覚えていますか。覚えているでしょう。大きな議論になったことは忘れもしないでしょう。あのようなときにこうやって安易に名簿提出しますか。9,900人分の大量の情報です。余りにも安易過ぎませんか。初めてということであれば、これしっかり協議すべきではないのですか。仮にそうやって自衛隊から要求があったにせよ、個人情報を管理する総務部と住民基本台帳を管理いる市民課がきちんと協議をすべきではないですか。協議したのですか。合議はしたのですか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。文書収受そのものは市民課のほうで行ってございますけれども、個人情報保護担当のほうには合議はしてございません。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 合議もせずにこのように1万人近い、宜野湾市の人口の10%以上ですよ、9,900人というと。まさに働き盛り、それを合議もせずに勝手に出せますか、これはどこまで決裁したのですか。どこまで決裁したか答えてください。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。文書収受そのものは部長のほうまでの決裁を受けており、提出の際には副市長の決裁を受けてございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 副市長、先ほど私が話をした件、この4月に沖縄自衛隊地方協力本部から請求が来て、5月の末に宜野湾市は9,900人分の大量の紙媒体を提出した。あの時期覚えていますよね。まさに戦争法案が国民で議論されているときです。想像しませんでしたか。想像できるのであれば、本人の同意を得ずに勝手に情報は出せないはずです。 今回、沖縄市は、余りにも安易過ぎたということで謝罪しています。「名簿提供を沖縄市が謝罪、自衛隊依頼、希望者は削除へ」、これはタイムス、新報も一緒です。「沖縄市長が陳謝、要望があれば情報削除」ということでちゃんとわびています。こうやって本人の同意も得ずに勝手に出したこと、さまざまな論点から住民基本台帳法、あるいは個人情報保護法の部分からも国が何ぼ名簿提出ができると言っても、皆さんは市民の情報を守る立場なのです。だって、2市以外はちゃんと守っているのだもの、出していないのだもの、違いますか。副市長、見解言ってください。 ○議長(大城政利君) 副市長。 ◎副市長(松川正則君) お答えいたします。先ほど来、市民経済部長のほうで答弁をさせていただいておりますが、法令の解釈、その点につきましては、たしか3度ほど市民経済部と私のほうで調整、さらに他市の状況も含めて検討を指示し、最終的に私のほうで提出について決裁をしております。以上でございます。     (桃原 功議員「見解を聞いているんです、見解を」と呼ぶ) ◎副市長(松川正則君) 先ほど来、市民経済部長が答弁しておりますように、法的に何の問題もないということでの解釈をいたしました。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 県内40以上ある市町村のうち2市のみが情報を提供し、沖縄市においては、市議会できちんと説明をし、当局は、やはりその名簿提供については余りにも安易過ぎたということで謝罪しているのです。今の副市長の答弁は、それがあたかも正論のように、正当のように答弁していますけれども、ではこれでいいのですか。情報は簡単に提供してはいけない、個人情報は本人の同意を得ずに勝手に出してはいけないということを私は指摘しているのです。 まず最初に、情報を出した、あの9,900人にわびるべきではないのですか。どうですか。もう一度ちゃんと答えてください。 ○議長(大城政利君) 副市長。 ◎副市長(松川正則君) お答えいたします。今回の対応につきましては、他市町村の対応状況、市民からの御意見も考慮しながら今後総合的に判断をしてまいりたいと思います。 つきましては、不安を与えました市民に対しましては、配慮不足だったのかなと反省はいたしております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 私の子供も18歳がいるのです。勝手に自衛隊に行ってしまったのです。皆さんが本人の同意も得ずに、私は、自衛隊は否定はしない。天災のときにはいち早く現場へ駆けつけて人命救助をする。しかし、ことしの法律によって、安倍政権の強行によって、自衛隊はアメリカの言いなりになって、外国に行って、みずから攻撃をすると、武力を行使するということが決まってしまったのです。想像しませんか。9,900人のうち本当に自衛隊に入って、こうやって命令を受けて、国外に行って戦争する。万が一のことが起こってしまったと、万が一なことになってしまわないかなということで想像しませんか。 今、自衛隊は、自衛隊の内部のいじめ、自衛隊員の高い自殺率ということで指摘もされているのです。自衛隊のリクルートに関しては、戦地に行くということは1行も、一言も書いていません。いろんな資格が取れる。国家公務員ですから。やはり今この貧困の差が厳しいこの世の中、どうしても家計に負担を与えたくない若い青年たちが自衛隊に入隊をするということもあるでしょう。これは、リクルートは本人の自由に任せればいいのです。行きたい方は自分で調べたって行きます。なぜ本人の同意を得ずに勝手に情報を提供してしまうのか、そのことを私は指摘しているのです。もっとしっかり、この9,900人の、もう流してしまったらもとに戻らないのです。沖縄市は削除と言っていますけれども、向こうはもうとっくにコピーしているでしょう。きちんと謝罪をすべきではないですか。副市長、市長、いかがですか。 ○議長(大城政利君) 副市長。 ◎副市長(松川正則君) 同様の答弁になろうかと思いますが、先ほど答弁いたしましたように、今回不安を与えました市民に対しましては、配慮不足だったのかなと、先ほど申し上げましたように反省はいたしております。 今後、その対応につきましては、総合的にまた検討、判断をしてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 市長みずから言っているではないですか。今回の選挙、来月の選挙においても2期目の出馬表明、最も優先すべきは市民の生命、財産でありますと、市民の命どぅ宝を守る立場からということをいつも常々言っているではないですか。市民を守るというのは、何もオスプレイの墜落から、爆音の被害だけからではないのです。情報も守るということも大事なのです。どうして市民の情報を守れずして、こうやって本人の同意も得ずに安易に情報を出すのか、市長にも監督責任がありますよ。市長の見解はどうですか。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、私ども、市民経済部あるいは総務部、あるいは副市長を含め、法令にのっとって事務作業をし、今回の提供となったものだと理解をしてございます。 一方では、市民に与えた不安というものも私ども行政として考えなければならないということで、先ほど副市長が答弁をいたしましたけれども、私自身も今回の件を踏まえながら、今後につきましては他市町村の対応状況などを踏まえながら、市民の御意見も考慮しながら対応してまいりたいと思っております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) いろんな法律があります。各組織によって自衛隊法であり警察法であり、もちろん自治体にも個人情報保護条例、住民基本台帳法があります。やはり市長のスタンスは、市民を守るという立場に立って市政運営をしていただかないと困るのです。市長、そうですよね。ぜひ今後、毎年18歳の方々は出てきます。毎年出てきます。安易にこうやって本人の同意を得ずに勝手に名簿を出したことは反省をしてください。今、そういうふうに対応をしていくということでありましたので、そのように私は理解しますけれども、よろしいですね。もう来年以降は、勝手に名簿を提出しないということで私は理解しますけれども、よろしいですね、市長、副市長。違うなら違うと。「はい、そのようにきちんと配慮をします」ということであれば、もう一度御答弁ください。 ○議長(大城政利君) 副市長。 ◎副市長(松川正則君) お答えいたします。先ほど来、市長も私も答弁しております。今後、市民の御意見も拝聴しながら、さらに他市の動向、調整も含めて検討させていただきたいと思います。 市民に与えた不安、配慮不足だったのかなということで反省もしておりますし、今後、そのような方向で検討もさせていただきたいと思います。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 反省しているということでありますから、しっかり反省をして、市政運営をやっていただきたいというふうに思います。 次の質問に行きます。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時06分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時06分) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 2番の質問です。ラジオ体操の場における選挙運動について、私、小林武沖縄大学の客員教授が沖縄タイムスに論壇を載せたのを見て、非常に驚愕しました。市長の日程を毎日のように新聞で見ていますけれども、さまざまな団体の会合への出席、本当に朝から夜まで精力的に頑張っているなということを感じていましたけれども、この小林武教授の論壇の指摘は、「宜野湾市長の行動疑問、ラジオ体操の場借りて選挙運動」という見出しなのです。ちょっとその論壇の一部を読ませていただきます。 11月21日の沖縄タイムスの論壇で11月14日、ラジオ体操をしている場所にて、「私は市政をあずかり今まで誠心誠意尽力してきた。今後も市長職に全力で励みたいので、よろしく」と挨拶をされた。その隣で随伴していた青年に名前を大書きした選挙用名刺をばらまかせていたと紙面にはあります。これ事実ですか。その事実確認からまずしたいと思います。市長、お願いします。 ○議長(大城政利君) 企画部長。     (桃原 功議員「企画部長、わかるの、事実確認だよ」と呼ぶ) ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。私は、ちょっと公務日程について報告申し上げます。 11月14日の当日の公務日程は、午前10時からの宜野湾教育の日制定記念大会、午後2時からの上大謝名地区学習等供用施設落成記念式典及び祝賀会でございます。 したがいまして、この公務日程以外については、企画のほうでは把握してございません。     (桃原 功議員「いやいや、質問に答えてない、議長、議長、質問に答えてない。これ事実かと私聞いているんです」と呼ぶ) ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、当日は、ラジオ体操に激励に、地域の方々が約30名近くいらっしゃいましたので、事前に代表者の方々に申し上げて、夏休みで行けなかった分の激励へと参らせていただきました。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) では、この11月14日にどの地域でということまでは書いていません。この小林先生の書き方では、「私の住む町での出来事」と書いていますので、どこかはわかりませんけれども、とりあえずそこには出たと、事実であるということで確認します。 もうそのままその論壇の中身を読み上げますけれども、「市長選が2カ月後に迫り、市長はすでに名乗りを上げている。この時期に、このような形で、こうした話をするのは公務員の地位利用による事前運動にあたり、公職選挙法に触れるのではないかとの疑念を持つ。(公職選挙法第136条の2参照)」とあります。 では、せっかく選挙管理委員長もご出席をされているので、選管委員長にお尋ねをします。このような行為は、公選法に抵触しますか、お伺いします。 ○議長(大城政利君) 選挙管理委員長。 ◎選挙管理委員長(喜瀬昭夫君) 御答弁申し上げます。選挙期間は、告示日から投票日前日までであります。来年の宜野湾市長選挙は、1月17日から1月24日投票日となります。 政治活動については、現在も原則的に自由に行えるものであります。しかしながら、11月21日付沖縄タイムスの論壇にありますようなことは、話の内容、その対応等によっては、公職選挙法に抵触する場合もあります。 なお、告示前の宜野湾市内は、ポスターや横断幕、のぼり等が多数見受けられ、宣伝カーも選挙さながらに走行している状況であります。     (桃原 功議員「それは聞いてない」と呼ぶ) ◎選挙管理委員長(喜瀬昭夫君) 市民からの苦情や問い合わせが多く、選挙管理委員会事務局はその対応に大変苦慮しております。どうかこのたびの市長選挙には、多くの議員の皆様がかかわってくると思いますが、違反のない公正で公平な明るい選挙が推進されますよう、関係者への御指導、御助言も御協力お願いいたします。以上です。     (桃原 功議員「議長、聞いていること以外に答えなくていい」と呼ぶ) ○議長(大城政利君) 桃原功議員。質問を続けてください。 ◆18番(桃原功君) もう一度お尋ねします。今、私が読み上げたこの市長の行為は、公選法に抵触しますか、しませんか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 選挙管理委員長。 ◎選挙管理委員長(喜瀬昭夫君) お答えいたします。11月21日付、沖縄タイムスの論壇にあるようなことであれば、公職選挙法に抵触する場合もあります。ただし、委員長としては、私は現場にいませんので、そのような内容については知りません。あくまでも御質問にあった沖縄タイムスの論壇にあるようなことであれば、そのような公職選挙法に抵触する可能性はあります。以上です。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) いろいろ選挙管理委員長の思いも聞かせていただきました。事前運動、確かに今の公職選挙法では、国会を含め自治体の小さな選挙においても、非常に紛らわしい部分も多いかと思います。ただ、やはり市長は、宜野湾市一の有名人です。だから、そこでやはりお願いしますと言ったら、私でも、「ああ、そうですか、頑張ってください」と言うかもしれない。だから、こうやって事前運動に当たるということも今選挙管理委員長の指摘ですから、やはり慎んでほしい。 この論壇ではこうも指摘しています。「存外、市長はのんきで、法など気にしないのかもしれない」、要はこうやってさまざまな会合等に行って「お願いします、お願いします、お願いします、お願いします」と一生懸命頑張っていると、やっぱり人は頑張っている姿見たら、「ああ、頑張っているな」と思います。ただ、しかしそうであれば、なおさら日常の市政運営の全てが心配になってしまうということも御指摘しているのです。つまり、毎日、毎回同じようにこのようなことをやっていないのかなということで、多分小林先生は懸念しているのだと思う。「民主国家の公正な選挙は、立候補するすべての人が対等に競うことのできる公平な場があって初めて成り立つ。現行の公選法が、公務員の地位利用による選挙運動を禁じているのはそのためである」ということです。 1つ、この論壇の中に、若い青年が随伴をしていると、この青年が選挙用名刺をばらまいていたとあるのです。「この青年がもし仮に市の職員であるのなら、市長の責は一段と重くなる」というふうに御指摘もしています。この若い青年というのは市の職員ですか、そうでないですか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。冒頭、公務日程のことは答弁申し上げましたけれども、したがいまして公務日程ではございませんので、臨時職員を含め市職員としては随行はしておりません。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 市の職員ではないということで、多分私設の秘書さんかなと思います。 市長、市長の見解もぜひお伺いしたいと思います。このような小林武さんの論壇の指摘を受けて、市長も今後しっかり公選法に基づいて、私も今、選挙管理委員長から叱られました。公選法をちゃんと守りなさいよと。市長の見解もぜひお答えください。この論壇に対しての見解です。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) まず、この論壇につきましては、誤解があると思うのです。先ほど来申し上げているように、私は、ラジオ体操をされている高齢者の皆様方に、夏休み行く予定だったものが台風で延期になりました。そういう関係でこの時期にもう一度、いわゆるラジオ体操を一緒にやりながら激励をしに行ったと、ただ当日は、ラジオ体操はできずに、津波警報が出ていましたので、一旦御挨拶という形で皆様を激励する挨拶をさせていただきました。 そういう中でこういう論壇が出たということは、ある意味この先生に対して誤解を招いたのかなということは自覚はしてございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) これでおさめようと思ったのに。市長、この論壇にこう書いてあるのです。「名前を大書きした選挙用名刺をばらまかせていた。あからさまな選挙運動である」、そのことを私は指摘しているのです。何もその朝のラジオ体操に行けなかったから行って、老人会と交流というのは私言っていないのです。どんどん交流してください。そういう中で、これは11月ということは、もう来月、今12月、選挙2カ月前にこういうふうに名前を大書きしたような名刺を配るのは明らかに、例えば選挙事前運動に当たる、あるいは市長という職も特別公務員ですから、公務員の地位を利用した選挙運動に当たる、ではこれやっていないのですか。今、挨拶のことだけ市長は言っていますけれども、選挙用の名刺をばらまかせたというのは、これ嘘ですか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、まず私自身もやはり特別職でございますし、そういう誤解を招くような行動は慎んでまいりたいと思いますが、この当日も激励の挨拶のために参りましたし、私の随行している方がその名刺を、全員ではないのですけれども、何名かに渡したということは事実でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) だから、最初から素直に「そのような事実です」と言っていれば、私の時間もうちょっと使えるのに、また同じ質問するのです。では、このことは別に嘘ではないということで認識したいと思います。しっかり公選法にのっとって、明るい選挙をやっていきましょう、市長、お互いに、よろしくお願いします。ただでさえあなたは強いのだから。 では、次の質問に行きます。次、名護市の小中学生に騒音苦、これも新聞報道から、米軍機が普天間基地から北部訓練場に、あるいは伊江島補助飛行場にCH-53、AH-1W、オスプレイ含めて土日もなく毎日のように演習に行っています。琉球大学の渡嘉敷准教授が名護市の小中学生にアンケート調査をとっているのです。もうアンケートが出ています。これは、58%が米軍機の騒音に対して苦しいと、先生の声が聞こえない、夜眠れないということで、これ、この資料も教育委員会のほうにも配付をしてあると思いますけれども、本来であれば、宜野湾市こそ私は、児童へのアンケート調査をとるべきだと思うのです。基地被害110番はあります。あれは、騒音があったと、あるいは低空飛行しているということで、みずから宜野湾市の基地被害110番に電話して、騒音の苦情を伝えるシステムです。これは、行政が、あるいは行政から委託された第三者が児童を対象に名護市の小中学生、15校の1,754人を対象にやっている。初調査とあるのです。私は、宜野湾市こそこのような児童の声を拾って、国に、あるいは米国にしっかり届けるべきだと思いますけれども、宜野湾市、そして教育委員会の見解をお伺いします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 桃原功議員の御質問にお答えいたします。小中学生を対象にしたアンケート調査につきましては、騒音被害の実態を把握する上で有効な手段であると考えており、児童生徒を管轄する教育委員会と連携して対応してまいりたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 教育長。 ◎教育長(玉城勝秀君) 桃原功議員にお答えをいたします。アンケートを通しながら子供たちの生の声を聞くということは、これは学校での子供たちの現状を把握する上で、教育委員会はもとより、あるいはまた学校現場でも、これは非常に意義のあることだなというふうに思っております。 現段階では、そのアンケートを実施する目的や、あるいは実施方法、例えば名護市は、15校で実施したということですが、21校の中で15校、残りの6校はそのアンケートに答えていないということも、教育委員会に問い合わせたところそういう返事もいただいております。そういうことも含めまして、名護市と宜野湾市は、学校の規模も大分違うところがありますので、市内の全小学校で実施するのか、あるいはまたこの実施したアンケートはどのように集計をとっていくのか、あるいはこれは教育委員会が実施するのか、学校が校長の責任のもとに実施していくのか、こういったもろもろの整理をしていきながら、何はともあれ学校現場との調整が非常に大事なことになろうかと思いますので、学校現場とも調整しながら、そのもろもろの課題については、学校とともどもに勉強をしてまいりたいなというふうに思っております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 教育長、渡嘉敷准教授がアンケートをとった結果報告書もあります。宜野湾市は、名護市に比べて小学校の数はまだ少ないです。今回、はごろも小ができて9校、中学校を入れて、9足す4で13校ですので、私は、やはりど真ん中に基地があって、その周りに小中学校が形成されているということを考えると、全ての小中学校でアンケートはとるべきだと個人的には思っています。 このアンケートも、非常に難しいアンケートではないのです。もちろん小中学生を対象にしていますから。アンケートの様式も、渡嘉敷准教授も全面的に協力したいということで、支援を約束していますので、別に教育委員会がとらなくていいのです。ただ、先生方が児童たちに配付をして、あとは回収という作業になると思いますけれども、ぜひ研究をしていただいて、そんなに難しくないと思いますので、早目にアンケート実施をお願いしたいなというふうに思います。 次行きます。キャンプ瑞慶覧西普天間住宅地区についてですけれども、先日11月29日、日曜日に、本当に忙しいときに、宜野湾市と国立大学法人琉球大学との包括連携協定締結式及び西普天間住宅地区における国際医療拠点の形成に関する市民報告会と、締結式と市民報告会が同時にこれ開催されています。私、忙しくて行けなかったのですけれども、行かない私が悪いのですけれども、そのとき資料も一応いただきました。いただいて見て、ちょっとびっくりしたのは、国の資料、県の資料、市の資料のどこにも、私たちがこれまでずっと議会で議論している重粒子がん治療施設のことが一文字たりともないのです。なぜですか。あれだけ議論して、千葉県の放医研を見に行った、視察に行った。これは、与野党も問わず佐賀県鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センターも見に行っています。なぜあれがないのですか。非常にこれ疑問なのです。お答えください。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。これまでも重粒子線がん治療施設に関しては、いろいろ答弁申し上げてございますけれども、この施設につきましては、県が導入を検討している事業でございます。先日上地議員にも答弁申し上げましたが、県企画部においては、今年度末を目途に検討結果を取りまとめ、施設導入の可否を含めた事業の方向性を示す予定とのことでございます。したがいまして、現在まだ導入の可否を慎重に検討を行っていることから、この重粒子線治療施設の文言が入っていないということでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 私は、議会で、私見を述べていますけれども、千葉県の放射線医学組合研究所、放医研も視察に行きました。これは総務常任委員会で。佐賀県鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センターは、会派5人で行きました。私が尋ねたのは、例えば25年後、30年後、40年後になるかわからない、この施設が老朽化によって何らかの改築をしようと、その後処理はどうするのですかと聞いたら、放医研でさえ答え切れなかったのです。だから、私は、ヤーヌメーの70年ぶりに返ってくるあの51ヘクタールの中に、答え切れないものはつくってほしくないのです。琉大はオーケー、病院だから。ほかの施設も。ただこの重粒子がん治療施設においては、まだ多くの議論をしないといけないと強く感じています。今回、この資料に載っかっていないというのは、まだまだ確定ではないということで認識をしておきます。 この資料、国際医療拠点に関する計画の資料の提出をぜひお願いしたいのですけれども、よろしいのですか。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) ちょっと確認いたしますけれども、当日は、さまざまな資料がございますけれども、これを全てということでしょうか。     (桃原 功議員「いやいや、国際医療拠点に関する部分の計画の資料を出していただきたいと思います」と呼ぶ) ◎企画部長(米須清盛君) 県が提出した「西普天間住宅地区における国際医療拠点形成に向けて」という資料ございますけれども、その部分ということでございましょうか。     (桃原 功議員「皆さんの計画があるものを、なければないでいいんです。もしあればぜひ提出をお願いしたいということです」と呼ぶ) ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時29分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時30分) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 桃原議員のお持ちのこの資料に、西普天間住宅地区における国際医療拠点形成に向けての県が出した資料を提供してまいります。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) では、次の質問行きます。市民駐車場と市民広場ですけれども、まだあそこは相変わらずオスプレイに反対する市民、あるいは基地撤去を求める市民の車両は排除しているのですか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 桃原議員の御質問にお答えいたします。市民駐車場に関しましては、市民経済部よりお答えいたします。市民駐車場は、普天間周辺商店街への買い物や地域イベント等への参加などの利便性を図り、駐車場不足を解決する駐車場として管理運営をしているところでございますが、利用者の制限拒否は行ってはございません。     (桃原 功議員「本当だね、制限は行っていないって言った」と呼ぶ) ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) 桃原功議員の御質問にお答えします。市民広場については、総務部からお答えいたします。基本的に、許可証を発行しておりますので、利用規則を守ればどなたでも利用できます。ただし、利用規則の禁止事項には米軍への抗議行動のための駐車も含まれております。この件につきましては、以前、市民広場が閉鎖され、その後、広場を開放するに当たり、米軍との協議事項の中で駐車の制限がございますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 追加で御答弁させていただきたいと思います。市民駐車場の利用に当たりましては、駐車場の安全管理上、危惧されることや利用規則で禁止されたものでなければ、先ほど申し上げたように誰でも利用することができますが、御理解いただきたいのが、当該地域が米軍施設の一部であり、駐車場として使用させ続けるかどうかは、米軍にあります。米軍が施設の運用上、問題があると認めた場合は、再び駐車場が閉鎖されることにもなりかねませんので、その懸念が生じると思われる利用者、例えばステッカー、ポスター等を張りつけた車両、のぼり、プラカードを持つなどの利用者に対しましては、御理解と御協力をお願いしているところでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 市長もオスプレイ反対しているのです。市長も一日も早く基地は撤去してほしいのですよね。であれば、みずから一緒になって座り込みするべきではないですか。今の禁止事項には納得できません。これは、人権問題にもなる。憲法違反にもなるぐらいの大きな問題だと思います。あの1,000万円を予算使わないで、周辺整備に充てるべきではないですか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時34分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時34分) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) お答えいたします。警備委託料についてのことだと思いますので、毎年1,000万円弱の予算を支出しておりますが、以前、一時的に市民広場を閉鎖された状況の中、市民広場を開放するに当たり、米軍との協議事項の中で警備員を配置するとの調整もあり、現時点での警備員の解除は厳しいものがあると思っております。 ○議長(大城政利君) 以上で18番 桃原功議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は12月21日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後3時35分)...