宜野湾市議会 2014-03-18
03月18日-09号
平成26年 3月 定例会(第381回) 平成26年第381回
宜野湾市議会定例会会議録(第9日目) 午前10時00分(開議時刻) 平成26年3月18日(火) 午後5時26分(散会時刻)1.出席議員(27名) 議席番号 氏名 議席番号 氏名 2 宮城 克 3 宮城 司 4 濱元朝晴 5 桃原 朗 6 佐喜真 進 7 屋良千枝美 8 宮城勝子 9 米須清正 10 玉元一恵 11 呉屋 勉 12 上地安之 13 島 勝政 14 知名康司 15 呉屋 等 16 比嘉憲康 17 我如古盛英 18 喜舍場 保 19 桃原 功 20 伊波秀男 21 平良眞一 22 伊佐光雄 23 大城政利 24 仲村春松 25 伊波一男 26 岸本一徳 27 森田 進 28 知念吉男2.欠席議員(なし)3.欠員1名(1番)4.説明のために出席した者 職名 氏名 職名 氏名 市長 佐喜眞 淳 教育長 玉城勝秀
水道事業管理者 外間伸儀 総務部長 宮城 聡 企画部長 和田敬悟 基地政策部長 比嘉秀夫 福祉推進部長 大屋孝夫 健康推進部長 玉那覇豊子 市民経済部長 宮城豊信 建設部長 黒澤伸行 教育部長 玉那覇 清 指導部長 石川正信 消防長 米須清一 会計管理者 國吉秀子5.
議会事務局出席者 職名 氏名 職名 氏名 事務局長 島袋幸盛 次長 瀬名波 稔 議事係長 伊禮理子 主任主事 中村 誠 主事 野嶋博司6.会議に付した事件は議事日程第9号のとおりである。 議事日程第9号 平成26年3月18日(火)午前10時開議 日程第1 一般質問 (1) 呉屋 等 (2) 知名康司 (3) 比嘉憲康 (4) 島 勝政 (5) 我如古盛英
○議長(呉屋勉君) おはようございます。ただいまから第381回
宜野湾市議会定例会第9日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第9号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。一般質問は時間の制限を行います。質問時間は、答弁時間を含めないで1人30分以内といたします。15番 呉屋等議員の質問を許します。呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 皆さん、おはようございます。3月
定例議会一般質問トップバッターを務めさせていただきます、15番議員、絆クラブ、呉屋等でございます。 一般質問を始める前に、ことしの12月に市立博物館にて、山田真山先生の特別企画展が一括交付金を活用して開催されることが決定をいたしました。企画展開催は、本員が平成19年の12月議会、そして平成25年9月議会で提言をさせていただきました。その作品のすばらしさを
普天間アトリエがある宜野湾市民や県内外へ紹介していただくものであります。佐喜眞市長を初め、教育委員会、市立博物館、関係する皆様に感謝を申し上げます。 それでは、議長よりお許しをいただきましたので、31回目の一般質問を始めてまいります。 まず1番目に、普天間飛行場(普天満宮)
周辺まちづくり事業実施計画策定についてお尋ねをいたします。 当該事業は、基本構想、基本計画は既に完成しておりますが、事業の見直しによる費用対効果が厳しいということで、平成18年3月20日付で宜野湾市から補助金の交付申請をしないことを当時の
那覇防衛施設局長へ通知し、休止状態になりました。途中、何度も修正案等を検討した結果、実に8年ぶりに防衛省9割補助の
実施計画策定予算がついたことは大変うれしく思います。今後しっかりと事業を進めるためにも、平成26年度が重要な年になります。 そこでお尋ねいたしますが、昨年12月議会の一般質問で、
まちづくり拡充計画における事業費総額が概算で55億円、そのうち用地補償が40億円程度と企画部長は答弁をされました。事業の実施について、防衛省の補助率は75%になります。金額にすると13億5,000万円程度が本市の持ち出しと予想されます。事業内容や事業費についてどのように精査をされたのでしょうか。また、拡充計画にある国道330号や県用地を買い上げて、松並木の復元は防衛省の補助として採択をされるのでしょうか、御答弁をお願いします。あとは自席よりお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) おはようございます。呉屋等議員の御質問にお答えをいたします。今年度の拡充計画策定におきまして事業内容や事業費について精査を行っております。 事業内容につきましては、国管理の国道330号普天間三差路の改良、それから中央通りの拡幅は見直しをするという運びになってございます。普天間高校側に並松の少しミニチュア版みたいなものを整備しようという検討を今入れてございます。その見直しの結果、概算事業費も約40億円で、用地補償費も約23億円という形で縮小してございます。ただし、事業費につきましては、次年度策定予定の実施計画でさらなる精査を行ってまいりたいというふうに考えております。 また、当初予定しておりました国道330号の拡幅や、それに伴う用地買収につきましては、防衛補助の対象外と考えてございましたが、現在検討中の普天間高校側の店舗等の買い上げについては、国道ではなく市の並松街道として整備を行う予定でございますので、防衛補助が活用できるものと考えてございます。 三差路の県道、それから国道拡幅につきましては、ちょっと状況に変化がございまして、中部縦貫道路の線形とかいろいろ複雑に入り組んできているということで、早急にその国道のルートを少し変更してもらうという話は後に送っているという状況でございます。 それと、もう一つ、新しい情報として御提供いたしますが、真栄原の新町地区の跡地、この辺の開発が急がれているところでございます。まだ確定はしてございませんが、庁内で検討した結果、老朽化が激しく進んでございます
社会福祉センター等の改築を早急に検討していかないといけないということもございまして、庁内では真栄原地区に
社会福祉センターを建てていくということで、
総合福祉センターとして何とか真栄原地区に、新町地区に建てられないかなという検討に入ってございます。
普天間飛行場周辺まちづくり事業で、両方、南の商業地域、北の商業地域と2カ所、商業地域が本市はございますが、その両端の商業地域を1つの核として
普天間飛行場まちづくりでできないかということを防衛省に御相談をさせていただいているといったような状況がございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 部長、いろいろ事業に関しては精査をしている段階であると。そして、防衛の補助がつくもの、そしてできないものについては、しっかりとその辺は分けて整理をしていくということで答弁を聞きました。 本員は、平成17年の9月に、防衛局と本市とのやりとりの中で、どうしても用地補償が85%を占めるということで、当時それが防衛省の許可がおりなかった。そして費用対効果が出なかったというところでこの事業がとまっておりますので、やはりそこはもう一度原点に立ち返っていただいて、費用対効果が高められるところで御検討をお願いします。 あとは、この計画の中身について少しお尋ねいたしますが、拡充計画の交流拠点の施設、2階部分の平面図を見ますと、研修室が8カ所もございます。具体的な中身についての御検討を御答弁お願いします。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。交流拠点につきましては、1階を駐車場と交流広場、そして2階を研修室や調理実習室、3階を多目的ホールやギャラリーとして整備を検討してございます。 2階の研修室につきましては、地域住民や市民の活用に合わせて多目的に活用できるように可動式の壁で仕切れるように計画をしようと考えてございます。地域の交流の核となるような、例えば琉舞であるとか三線などの生活文化や英語教室などの語学に活用できるものと考えております。また、観光客や外国人の方たちに沖縄文化が常時体験できるよう、そういったいろいろな講座等につきましても、次年度の実施計画策定の中で検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 部長、確かにそういった講座も必要かとは思いますが、しかし現在もこういう講座というのは中央公民館を初め、また近くに普天間のほうでもそういった民間の施設もございます。ですから、同じものが近くの場所にあっても、人はそれを利用するのかなと思いますので、何かこれといった目玉は今のところないのでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。各種、例えば家元であるとか、そういった三線の先生方がたくさん普天間地域で教室を開いてございます。そういったところと連携を図りながら、中央公民館でも講座をしておりますが、例えばその地元で、地域でもってそういう講座を開くということで、よりお弟子さんがふえたりというような活性化もできるのではないかなというふうに今考えてございます。 それと、これはまだ素案の段階ではございますが、例えば、例えばの話ですが、吉本興業さんがいらっしゃいます。そういったところの芸人さんにホールでもっていろんなイベントをやっていただくと。365日、そこに来れば何かをやっているというような施設にしていきたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 図面を見ますと、3階の平面図がそういった多目的ホールというか会場になるということで、そういったイベントを考えていただいていることはありがたいのですが、逆に今普天間地域にはないもの、例えば、ことしが健康都市宣言50周年ということもありますので、いわゆる健康施設、トレーニングができるような施設というのが実はこの地域にはございません。まして、何度も申し上げていますが、普天間2区や普天間3区には公園もございません。ですから、子供たちやお年寄りがゆっくりと健康をつくるような施設がないのです。そういった意味で、特に子供たちが遊べるような施設というのもこの中に何かつくっていただけないのか、そのことを提言させていただきたいと思いますが。 どうしてもその地域にないものを、これはもちろん今即答はできないと思うのですが、これからの平成26年度、いよいよ実施計画策定が始まってまいりますので、この地域にはなくて、必要なものをもう一度地域の皆様と話をして、もう公園というのはないですので、また商業化地域ということもあって今からつくるのは難しいということであれば、子供たちのために何かできるようなもの、そして健康づくりのために何かできるようなもの、そういったものも検討できないでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時11分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時11分) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) 御答弁申し上げます。大変すばらしい御提案でございます。これから計画を詰めてまいる段階で、地元の皆さん、それからもちろん
まちづくり期成会の皆さんなどとも意見交換をさせていただいて、アイデアをどんどん出していただいて、それを取り込んでいきたいというふうに考えております。御提言ありがとうございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 部長、よろしくお願いします。そして、質問のほうですが、施設設計、時系列に、これからの年度の資料をいただきました。施設設計が平成29年度になっておりますが、これを1年前倒しして平成28年度に実施できないでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。平成28年度からは防衛の補助を活用し整備事業を実際行っていく予定でございますが、現在の計画では用地補償業務から進める予定でございます。議員御指摘の施設設計につきましても、沖縄防衛局と調整を行い、前倒しして執行できるように鋭意取り組んでまいりたいと思います。とにかくスピード感を持って進めていきたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) スピード感を持って進めていただけるという言葉が何よりかと思いますので、8年ぶりに防衛の9割補助で実施計画策定がつきましたので、そこでスピード感を持って、そして地域の声を反映して進めていただくことを要望しております。 地域との説明会、そして地権者の説明会も、今年度、昨年度と本市は積極的に取り組んでいただいたことも承知していますが、その中で、
まちづくり拡充説明会、資料を見て思いますのは、防衛省の
まちづくり事業で整備できる部分とできない部分、いわゆる他の補助メニューを使うべき部分、そこのほうをある程度色分けしておいたほうが、計画をつくるということは大事なことだと思うのですが。というのは、参加される方に、これもすぐできるのではないかというような誤解を与えてしまったり、あるいはその議論の中身がどうしても面整備のほうだとか、道路整備のほうに話が行くような傾向を本員は感じましたので、ある程度、ここは防衛の補助でやるメニュー、ここは違うメニューということで、やっぱり年次的に分けたことを地域の皆さんにもある程度説明をする時期に来ているかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。今年度策定の拡充計画におきましては、先行整備として短期、または中期に整備を要する箇所につきまして、防衛省の
まちづくり計画策定業務事業費を活用し整備を行う予定でございます。長期的な整備計画に基づくようないろいろなプログラムも絵の中に入ってございまして、そういったものも含めて、今議員御指摘のように、きちんと明確なすみ分けをしながら考えていきたいというふうに思っております。いろいろなメニューがございます。そういったものも紹介を次年度はしていきたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) よろしくお願いします。今までの市政の中では、この
まちづくり事業、どうしてもそのポイントだけが計画の中で説明されて、逆に、今の佐喜眞市政になってからは拡充計画でポイントと全体と両方出ているのは本員はとてもいいことだと思います。ただ、その中を精査していただいて、これは防衛でやるものですよということがわかればなおいいと思いますので、よろしくお願いします。 あとは、先ほども申し上げましたが、平和祈念像の原型の活用に関してなのですが、山田真山先生、絵画もあります。また、いろんな水墨画、彫刻もございます。そういったものを、作品を展示できる専用ケースあるいはスペース、またキャンプ瑞慶覧の海軍病院の建設に伴い発掘をしております貴重な埋蔵文化財も、本市のほう、あるいは県の
埋蔵文化財センターにも保管してあるものと承知していますが、そういったものを、現在の博物館ではなかなかそういった絵画を展示できるようなスペースや装備がございませんので、この際、そういったものもぜひ御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。議員御指摘のように、いろいろなさまざまなケースとか、それから貴重な絵画、そういった作品を保存するためにも、そういったものが必要であるという認識は持ってございます。また、
平和祈念像原型につきましては、平和のシンボルとなるような交流拠点施設として整備を検討しておりますし、
平和祈念像原型自体の保存に多額の経費を要するのではないかという予想も立てられてございます。次年度も継続して沖縄防衛局と調整を行ってまいりますが、絵画専用のケースであるとか、それからさまざまな今御提言のあったものにつきましては、例えば9条調整交付金であるとか、一括交付金なども活用できるような方策を検討しながら、今後検討していきたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) よろしくお願いします。あとは、何度も提言をさせていただいておりますが、この当該地域には本市の消防署跡地もございます。一番の国道330号に面する商業の施設になるところでございますが、現在何も手つかずの状態でございます。何とかこの空き地を、市の財産でもございますので、この
まちづくり事業のほうに取り入れるような調査検討のほうもしていただきたいのですが、これも何度か提言させていただいておりますが、その後の調査はどのようになったのでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) 現在の計画におきましては、門前広場と、それから交流拠点施設及びその2点をつなぐ並松街道のミニチュア版を計画しているわけでございますが、議員御質問のございました消防跡地につきましても、活用方法を含めて検討してまいりたいと考えております。また、その周辺の整備につきましては、権利者の皆さんとか地域の方たちの意向醸成等の問題もございますので、この事業で追加が可能かどうかも含めて防衛と調整を図って検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) いずれにしても、平成26年策定事業、しかも拡充の策定事業でございますので、地域のほうも大変期待をしております。地権者や地域住民の皆さんの意見も取り入れていただきながら、調査検討しながら実施計画を、すばらしい実施計画の策定を期待しております。 それでは、次の質問に移ります。次に、
空き店舗対策事業と地域商店街の活性化についてお尋ねをいたします。 平成15年度より実施されております本市の
空き店舗対策事業について、議会のほうでも議員諸公から質問、そして提言がされております。また、毎年事業の改善に取り組んでいる職員の皆さんの御努力にも敬意を表します。 そこでお尋ねいたしますが、今までの
空き店舗対策事業により何%の空き店舗が解消をされたのでしょうか。また、目標達成率は何%になったか、御答弁お願いします。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) 呉屋等議員の御質問にお答えします。宜野湾市の
空き店舗対策事業は、平成15年度から実施をしております。事業開始当初の
市内空き店舗数、これは平成14年度に緊急雇用制度を活用して空き店舗数を調査したところでございますが、その時点では247件でございました。10年後、これは平成25年度になりますけれども、10年後には半分の124件にすることを目標にこの事業を進めてきたところでございます。毎年行っています
市内空き店舗数の目視調査で、今年度の
市内空き店舗数目視調査の結果は188件でございました。平成15年度当初の空き店舗数と比較すると約24%の減にとどまっておりまして、目標達成には至っていない状況でございました。 空き店舗数の把握方法については、平成21年度から対象地域を市内全域としているため、市内全域の空き店舗数調査が大変難しいということもございます。それから、また
空き店舗解消率といった達成目標の設定がしにくいという課題もございます。今後、市内の幹線道路を幾つかのエリアに区切って、達成目標と事業効果を明確にすることも検討してまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) その前に、まず本員は思ったのですが、この空き店舗の調査はもちろんですけれども、ニーズ調査、どういったニーズがあるのか。要はニーズのないところで商売をしても、なかなかそれは難しいものでございます。ニーズ調査や地域別の現状分析、こういったものの調査も必要ではないのかなと思いますが、そういったものは過去に実施されたのでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。ニーズ調査という御質問でございますけれども、これまで
空き店舗対策事業で補助をしてきました事業所については、補助実施後の追跡調査や事業所への
アンケート調査を行い、当事業の改善点や御意見、御要望等を伺っております。地域別の現状分析については、実施したことはございませんが、地域ごとの特色や魅力を高めるきっかけをつかむためにも必要かと考えております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 実は先月、その空き店舗に関して、本市と同様、沖縄市のほうも対策ということでありまして、いろいろ意見交換、勉強をさせていただきました中で、やっぱりそういったニーズ調査、そして状況調査がしっかりとされてありまして、ある程度そのターゲットを絞り込んだ、エリアを絞り込んだ展開をされているところもまた一つ参考になるなと思いましたので、もちろんその実施後の
アンケート調査も必要でございます。逆に、そのニーズ調査、どういったものがここで必要だということもあわせてお願いしたいと思います。 現在、普天間地域の空き店舗は、御案内のとおり老朽化が目立っております。そこに新しい、新たに商売を希望しても、店舗を改修しなければ商売がなかなか厳しい状況であることを実は地域の商店主の方からいろいろお話をお伺いをさせていただきました。そこで質問ですが、これは現在沖縄市さんが実施されている事業ではございますが、
空き店舗改修費について、つまり家賃の補助だけではなくて改修をするための費用、これはもちろん上限額を定めて、現在、平成26年度では400万円の
空き店舗家賃補助の事業費がありますが、その枠内でということを前提に要は改修費についての新たな施策を追加できないでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。空き店舗を含めた
店舗リフォームの助成制度については、
空き店舗対策事業をさらに後押しする事業として認識しておりまして、現在、調査検討しているところでございます。 事業内容としては、現在行っている家賃補助の
空き店舗対策事業とは別の事業となりますので、改修費についても、当該事業でその補助を行うということではちょっとできないような状況でございますので、別事業を今調査研究しているところでございます。 この
店舗リフォームにつきましては、担当部としましても必要性をすごく感じておりまして、今予算化に向けて鋭意努力しているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 本員は、新たな予算措置を講ずるというよりは、その今ある金額、例えば空き店舗の補助事業の金額にも年度によって波がございまして、要は完全に執行されない年もございましたので、そういったことであれば、確かにニーズが高まっているのも承知していますが、今財政の厳しい中で新たに予算措置をというよりは、今ある中で、そんなに件数的には多くなくてもよろしいかと思うのです。二元という形でもいいと思うのです。ただ、やはりどうしても10何年続いていますとなかなか、マンネリ化と言うと失礼なのですけれども、要はインパクトに少し欠けてきたのかなという形もありますので、やはりインパクトというのは大事かと思います。ただし、当然そこは厳重にというか、厳格な審査をして、これがしっかりと続けられる。続けることによって、市民税であるとか、あるいは大きな企業になれば法人税とか、そういった税収を見込めるようなことも考えながらやると、先行投資ということで、後で回収ができるようなものになると思いますので、厳しい財政の状況でございますので、そこら辺のところは工夫をしていただきたいと思います。 また、今度は提言をさせていただきますが、普天間地域の空き店舗解消と、普天間地域の活性化のために拠点施設、空き店舗を活用した拠点施設を私は設置してはどうかなと思います。具体的には、空き店舗情報の案内、これは不動産を通してある空き店舗はわかりますが、不動産を通さない方はなかなか情報がわからないのです。ですから、そういった情報を発信する。あるいは、以前ありましたカフェトライアル事業、これは大変好評でして、現在もカフェトライアル事業を活用した方に話を聞くと、やはりそれがあって一度テストケースをさせていただいたので、よかったというふうな声も聞いています。こういったカフェトライアル事業、そして何よりも人々の情報交換ができる場、そして経済産業省にはいろんなメニューがございます。ところが、なかなか一般の方にはそれをどうやって使えばいいかわかりません。そういった経産省のそういった商店街活性化のためのメニューを、こういうふうに活用できるのだよという、つまりそういった施設を単に補助するだけではなくて、そこに呼び込むための施設というのがもう必要になってきている時期ではないのかなと本員は思います。そういった活用しながらできる、仮称として、普天間コミュニティーセンターというような名前で、コミュニティーの場にも活用できるものを空き店舗を活用して設けてはいかがでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。普天間地域の空き店舗対策につきましては、何らかの強化をする必要があると考えております。議員御提言のとおり、空き店舗に関する情報提供や、空き店舗を地域コミュニティー交流の場として活用することも重要かと思います。また、平成21年度から平成23年度まで行っていた、通称ふてんま結いちば事業では、飲食店の開業を目指す創業者に、開業前に試験的に経営やメニューの開発を行うことができるカフェトライアル事業により、実際にでいご通りでカフェを開業している事業者もおります。地域商店街組織などを対象に地域コミュニティーカフェや地域産品を取り扱うアンテナショップの整備などに使える商店街支援補助金等、国の補助制度もありますので、商店街組織の再活性化とあわせて、今後調査研究してまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 普天間地域の商店街の方にはすごく御努力していただいて、実はそのカフェトライアルを活用した中で、今や韓流スターだとか、日本のトップアイドルのほうがお忍びで来られて、そこで撮影をされて雑誌の表紙を飾っているような店もあるのです。そういったお店をいろいろ紹介もしながら、それが地域に波及していくような、そういった情報拠点が本員は必要だと思いますので、お願いいたします。 ちょっと別の角度から申し上げます。1996年、御承知のとおり、SACO合意により、北谷町にございました在沖米国海軍病院は、当時の宜野湾市長が苦渋の決断をして、本市のキャンプ瑞慶覧基地内へ移設をいたしました。昨年3月に供用を開始しています。県道81号線、普天間に接するいわゆるキャンプ瑞慶覧ゲート7工事によって朝夕は門があいております。ゲート7で行われていました沖縄県の
埋蔵文化財センターの埋蔵文化財発掘事業も終わりました。そういった中で、ではこのゲートがいつあくのかなということで地域の商店街の方も期待をしていますが、なかなか波及しておりません。そこで、2月に普天間地域の商店の方から署名つきで市長へ要請がございましたキャンプ瑞慶覧ゲート7の歩行者専用の仮ゲート設置について、関係者との要請を行っていただいたのでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。議員御質問のキャンプ瑞慶覧ゲート7の仮の歩行者専用ゲートの早期設置に対する要請は2月24日に受けたところでございますけれども、翌日2月25日には米軍とのクオータリーミーティングがございまして、その際に口頭による要請を行ったところでございます。しかしながら、米軍からは、第7ゲートは拡張工事に伴い、ことしの3月ごろから来年の3月ごろまで閉鎖される予定であり、工事の安全性を確保するため、歩行者専用ゲートの設置はできない旨の回答をいただいております。平成27年度には拡張した新たなゲートが設置される予定とのことなので、それまでの間は御理解くださるようお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) なかなか厳しい状況だということも理解しますが、待つのもいいのですけれども、その前に何かできることはないかなということで、これも提言なのですが、この在沖米国海軍病院のスタッフは2,000名だとか3,000名というふうな話も聞いていまして、現在は北前ゲート並びに石平ゲートでしょうか、そういったところからの出入りということも承知しています。そこで、これだけの顧客ということの考え方もできます。2,000名の10%でも200名います。ですから、その皆さんを顧客として普天間地域へ呼び込むために、例えば英語の看板ですとか、英語のメニューを作成する場合に半額の補助を検討されてはいかがでしょうか。あるいは、英語での商店街マップの作成、そして一番お願いしたいのは、このクオータリーミーティング、これは基地内あるいは市内で行われていますが、このクオータリーミーティングを普天間地域のお店で食事をしながらしていくと、また新たな展開も生まれてくるのではないかなと思いますが、安全上の問題、警備上の問題もあるかとも思いますが、そういったことも御検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) 呉屋等議員の御質問にお答えいたします。クオータリーミーティングの開催については、事務局としては基地政策部になっております。海軍病院、それから普天間飛行場、キャンプ・フォスター、宜野湾市、4者で会合を持っておりまして、年に4回、おおむね実施してきました。その開催場所を普天間地域という御提案でございますので、皆さんとお話、検討をして、可能性あるかどうか検討してまいりたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 地域のほうにそういった集まりが、ミーティングがおりてくると、見えてくるものとか、いろんな発見もあると思いますので、ぜひよろしく御検討をお願いします。海軍病院に関しては、地域との交流でいろんなクリーン作戦とかも一緒に御参加しているところもありますので、これはこちらからどんどんアプローチしていけばできることであると本員は思いますので、よろしくお願いします。 それでは、次の質問へ移ります。平成28年度に待機児童ゼロに向けた取り組みについてお尋ねいたします。沖縄県は、沖縄21世紀ビジョン実施計画において、潜在的待機児童を含む約9,000人の待機児童の解消を図ることを目標としています。また、県内市町村に対して、平成29年度までを取り組み期間として設定した市町村待機児童解消計画の策定を求めました。それを受けて、本市では平成28年度を待機児童解消予定としております。これはプレス発表もなされております。そこでお尋ねします。今までの取り組みの成果、そして現在の待機児童数について御答弁ください。また、今年度、認可保育所設置事業の結果と経緯についてもお伺いいたします。
○議長(呉屋勉君) 福祉推進部長。
◎福祉推進部長(大屋孝夫君) おはようございます。呉屋等議員の御質問にお答えいたします。まず、今までの待機児童解消の取り組みと成果についてということでございますけれども、これについては、まず本市では平成21年度から平成25年度までの5年間で認可保育所の創設や増改築、分園設置や認可化などの施設整備、あるいは定員変更などで730人の定員増を図っております。本年度については、創設1園、80人の定員でございます。それから、これについてはことしの5月に開所予定でございます。また、増改築1園、これは90名から135名への45名の定員増を見込んでおります。これについては9月の開所を目指しております。そして、合計、本年度は125名の定員増を見込んでいるということでございます。 そして、今年度のその創設、2番目の質問は創設ということ、公募、応募状況についてだと思うのですけれども、これについては80人規模の施設を2園選定をしております。1カ所は宇地泊地内です。あと1カ所は長田地内ということで現在選定して、その後いろいろ事務調整を進めているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 待機児童解消に向けて取り組んでいただいている状況もよく承知していますが、なかなかそれがゼロにならないということ、そして平成28年度にはゼロを予定するということについてまたお聞きしますが、市町村待機児童解消計画市町村個表の内容のほうの説明と、またそうなった経緯について御説明をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 福祉推進部長。
◎福祉推進部長(大屋孝夫君) お答えいたします。この市町村待機児童解消計画市町村個表についてでございますけれども、まず沖縄県は待機児童解消が県の大きな課題であると位置づけていることから、沖縄21世紀ビジョン実施計画において潜在的待機児童を含めた9,000人の待機児童の解消を目標としてうたっております。 それで、具体的には、その中で目標の達成に向けて沖縄県待機児童対策行動指針というのを策定しまして、その指針に基づきまして待機児童が発生している24の市町村にその市町村待機児童解消計画個表を策定するように、そういうことがございまして、本市もそれを策定しております。去年でございますけれども。その計画では、たしか平成28年度中に待機児童をゼロにするという計画になってございます。その352人ということでしたけれども、その内訳については、済みません、その352人の内訳ではなくて、この平成28年度中に公表された計画、市町村計画個表においては、平成28年度中に潜在的待機児童も含めた864人の保育量の拡大によって待機児童をゼロにするという計画書となっております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) それでは、その市町村施設類型別保育拡大量内訳というものの中に、本市においては認可園が8カ所増設ですね。そして、人数が805名の待機児童を解消していくということ等々がございますが、これは具体的に平成28年度までにこういうことをすれば待機児童がゼロになるというふうなものを御説明お願いします。
○議長(呉屋勉君) 福祉推進部長。
◎福祉推進部長(大屋孝夫君) お答えいたします。この計画の個表の中では、まず先ほど申し上げました創設の2園、定員の80の2つで160人とか、あるいは認可化の2園、これは認可化の2園については40人の2カ所、これは今回公募をしたわけですけれども、残念ながら応募がなかったということでございますけれども、当時では計画に入れてございました。あるいは、増改築によっての定員の増とか、あるいは、そして小規模保育事業の、これは小規模保育、19名保育を小規模保育事業といいますけれども、その小規模保育事業の3カ所の57人とか、あるいはまた弾力化等によって、そのようなもろもろで待機児童をゼロにするという計画となっております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 認可園、そして小規模保育というのがございますが、認定こども園の創設というのがこの予定表にはあらわれてございません。そこで、お伺いしますが、この待機児童解消のために教育委員会と、そして保育課との、他市においては教育委員会と保育課が一緒になったこども課だとか、そういった認定こども園とか、子ども・子育て会議のための課を創設しておりますが、本市においては教育委員会と、そういう保育課を統合したような課の新設はないのでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 福祉推進部長。
◎福祉推進部長(大屋孝夫君) お答えいたします。まず、平成26年度につきましては、教育委員会と保育課を統合した課の新設の予定はございません。予定はございませんけれども、しかし保育課においては平成26年度から2名の職員増を行いまして、2係体制から3係体制に持っていきまして、新たにこども企画管理係という係を設置します。そこで、そこを中心に平成27年4月予定でスタートとなっている子ども・子育て支援新制度、それに向かってはこの係を中心に対応することになっております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) そうすると、本市の場合、幼保連携というのは庁内では考えていないということでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 福祉推進部長。
◎福祉推進部長(大屋孝夫君) この件につきましては、考えていないということではなくて、これからぜひ詰めていくべきものとは思っております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 新制度もいよいよ迫ってきておりますので、早目にそこら辺は詰めて調整していただきたいと思います。この計画だと認可園をとにかくふやしていくのだと、あるいは現在ある認可園を増設していくということでございますが、認可園がふえるということは当然保育士も必要になってまいります。保育士の確保というのが重要なことでございますが、市として保育士の確保についての対策等はございますか。
○議長(呉屋勉君) 福祉推進部長。
◎福祉推進部長(大屋孝夫君) お答えいたします。この保育士確保に対しての事業としましては、まず沖縄県が一括交付金を活用して沖縄県保育対策総合支援事業、これは県から民間へ委託している事業でございますけれども、これを実施して、平成25年11月に沖縄県保育士・保育所総合支援センターというのを那覇市内に開所しております。この事業の中に保育士確保、潜在保育士の就労あっせん等も含めて、そういう策がありますので、それを活用して県と連携しながら今の保育士確保にまず努めていきたいと思っております。 それから、また国における事業として待機児童解消加速化プランというのがございますので、それの中にも保育士の確保策というのがございますので、それの活用も今後検討していきたいと思っております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 待機児童解消のためには、やはり保育の質のサービス、これは絶対に低下させてはいけませんので、そういう意味では保育士の確保というのが大事になります。県としっかり連携をお願いしたいと思います。 また、先ほど認可園の認可化というお話も出てまいりましたが、認可外保育園の把握、あるいはその認可化を目指す認可外保育園に土地や建物の情報提供や公用物件の提供、そういった認可外保育園が認可園を目指すために何か対策というのですか、そういったものを考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 福祉推進部長。
◎福祉推進部長(大屋孝夫君) お答えいたします。まず、本市では現在、37カ所の認可外保育施設がございます。そこでの認可外運営費の補助とかをやっているわけでございますけれども、平成26年度の予算額としては、認可外保育園運営補助事業として総額4,776万4,000円、これについては牛乳費とか、そういう給食費のような内容でございます。これは県補助でございますけれども、それから市の単費で認可外保育施設運営補助事業、これは行事費とかいうようなものを補助しておりまして、それが総額2,296万円、両事業合計で7,072万4,000円を補助しております。 2点目、認可化を目指す認可外保育園に対しましては、土地や建物の情報提供、あるいは公有物件の提供については、先ほど申し上げました沖縄県保育士・保育所総合支援センターがございますので、そこのつなぎと申しますか、一緒になって、その情報提供とか相談等に当たっております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 認可外保育園に対する補助のあり方、そしてまた情報提供については、県と連携してやっているということの確認ができました。そこで、平成28年度というと、もうすぐそこでございます。平成28年度に待機児童をゼロにするということで、佐喜眞市長の決意をお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) おはようございます。それでは、呉屋等議員の質問にお答えいたしますが、ただいま担当部長よりるる説明がございましたが、当然、私どもとして待機児童をゼロにするということは、担当部のみならず、私としてもしっかりと取り組まなければならない大きな課題でもありますし、それに向けて取り組んでいる最中でもございます。組織としては、事業を拡充し、さらには認可園の増園に向けて取り組んでおりますが、これから先は県ともしっかりと連携を図りながら、平成28年度に向けて取り組む決意でございますが、いずれにしても結果を出さなければいけないということからすると、まさに平成26年、平成27年が大きな成果を出す年になるだろうと思っておりますし、幼保一元化というお話もございますし、ある意味では教育委員会との連携も含めて、教育委員会の御理解のもと、さまざまな施策を展開しながら待機児童ゼロに向けて取り組む決意でございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 市長、ありがとうございます。市長のリーダーシップを発揮していただいて職員が一丸となれば、この平成28年度に向けて、宜野湾市、待機児童ゼロが実現できるものと期待をしております。ぜひ頑張っていただきたいと思います。ありがとうございます。 次の質問にまいります。次に、特別支援教育の取り組みについてお尋ねいたします。本市の特別支援教育を受ける児童数、そして特別支援教育ヘルパーの人数、またヘルパー1人当たりの児童数、そして支援ヘルパーの応募資格。児童数、そして支援ヘルパーの人数、ヘルパー1人当たりの児童数、そして応募資格にはどういうのがあるか、以上4点について御答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時50分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時52分) 指導部長。
◎指導部長(石川正信君) 呉屋議員にお答えいたします。特別支援教育を受ける児童数ということでありますけれども、これはそれぞれ発達障害等々も含まれておりまして、累計ということでしかお答えできませんけれども、平成25年度の中では3,768という数字が特別支援ヘルパーの累計になりますので、そういう児童数ということは、ちょっと把握はあれですけれども。そして、障害児ヘルパーの累計ということで、何名かありますけれども、369件というふうになっているところでございます。 このようにヘルパーについてでありますけれども、障害児等ヘルパーと特別支援教育ヘルパーがありまして、障害児等ヘルパーは市内で2名配置しております。特別支援教育ヘルパーにつきましては合計18名おり、勤務形態を工夫しながら配置計画を作成しております。できるだけ小学校1校当たり2名ずつ、中学校は、要請のあった3校には配置できるように努力しております。1人当たりが担当する児童生徒数は、学校によって違いますが、申請のある児童生徒を時間割に組み込んで、ヘルパーが支援する方法をとっております。ヘルパーの増員に関しましては、平成26年度は障害児等ヘルパーが2名から3名の1名増となっております。特別支援教育ヘルパーにつきましては、新設はごろも小学校の開校に伴い、18名から19名と1名増員してございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 指導部長、特別支援教育ヘルパーの件で本員は今質問させていただいていますので、児童数、これは実は毎年平成22年度から平成25年度までの数字というのが出ておりまして、先ほど3,700というのは全体の数字でございますよね。特別支援教育ヘルパーの分に関しては、もう少し違う数字かと思いますので、再度、御答弁をお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時56分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時56分) 指導部長。
◎指導部長(石川正信君) 呉屋議員にお答えします。大変失礼いたしました。小中合わせて児童数が166名となっております。平成25年度の児童数でございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) どうもありがとうございます。この件に関しましては、保護者のほうからいろんなお話も聞きまして、取り上げさせていただいているのですが、保護者の御意見をお聞きすると、もっと支援教育に対しての理解を深めてほしいと。逆に言えば、理解を深める必要を感じております。特別支援ヘルパーの研修、ほかの先生方の研修制度をもっと充実させる必要があるのかなと、そういうことも感じました。確かに教育委員会においては、定期的にそういう研修をしているのも資料も頂戴したのですが、他市においては、その支援ヘルパーさん、これは沖縄市なのですが、33名おりまして、毎週1回集まって、ケーススタディーということで、いろんな情報交換なり、その上にまたアドバイザーが入って研修をするとか、あるいは、ほかの職員の方にもそういった研修をもっともっと充実させて、お互いが理解をしていかなければ、現場の先生方もなかなか大変だと、そして、なおかつ子供たちのほうがもっと大変だということを聞いていますが、総体的に言うと、現在のこの本市の制度、端的に申しますと、どういった点を改善しなければならないのか、その点について御答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 指導部長。
◎指導部長(石川正信君) お答えします。呉屋議員がおっしゃるとおり、特別支援教育ヘルパー対象の研修等は実施しておりますけれども、やはりもっともっときめ細かなそういう研修会等を持っていくことも必要かなというのは、思っております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 例えば特別支援教育ヘルパーの人数に関しても、先ほど指導部長が18名から、はごろも小学校の開校により1名だけ増員ができた。私は、この1名増員ということで、それでよしとするのかどうかということも考えたのです。その支援ヘルパーに対してのいわゆる報酬に関しては、市町村によってまちまちでございます。例えば大卒資格であったりとか教員資格を持っていないといけないという市町村においては、日当が本市の倍近いところもございますが、本員は、広く薄く、広く支援者をふやしていただくことが重要かと思いますが、この19名という人数は、正直言って、本市の状況からすれば足りている数字でしょうか、あるいは何名ぐらいが理想的な数字とお考えでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 指導部長。
◎指導部長(石川正信君) お答えします。ヘルパー等の人数に関しては、やはりこの19名というのは、まだまだ私たちも予算要求等も行ってはおりますけれども、その財源等々もありまして、今現在19名ということで、平成26年度はそのように対応しているところであります。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 指導部長の答弁からも、19名では今の現状では少ないという認識を持っていらっしゃるということを聞きまして、本員も、いろいろこの件に関して、支援教育ヘルパー、他市といろいろ比較したり、あるいは声を聞いた中で、本市のそのシステム的なものを、いろんな勉強会、研修会、検討委員会ございますが、本員はその中に欠けているものが一つあるなということに気づかせていただきました。それは保護者の声、保護者がその会議の中に、そういった検討委員会の中に入っていないのではないか。ですから、保護者も直接それを学校の先生に言うということが、やっぱりそれはなかなか厳しいということも聞いてもいますし、要はせっかく保育園までしっかりとした教育をしながら、1年生あるいは2年生に行ったときに、あるいは担任の先生によっては、その対応が違ってしまうと、それによって不登校をしてしまった児童もいる、そういうこともお聞きしていますので。 そこで、これは文科省ですか、そちらのほうからも要請文とか案内文のほうがあったとも聞いていますが、保護者も参加する特別支援教育プロジェクト、要は保護者も一緒になってこの問題を考え、今、指導部長が支援ヘルパーが不足しているのだというふうな状況を、もう少し保護者の意見も取りまぜながらやると、もっともっと改善できるのではないか、そういった陳情が議会にも上がっていましたし、また教育委員会にも入っていると思いますが、この件について教育委員会はどのような議論がなされているのか、あるいは、もう結論が出ているのであれば、御答弁をお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 指導部長。
◎指導部長(石川正信君) お答えいたします。先日、陳情を受けまして、その件につきましては、県立学校教育課に県内で特別支援教育プロジェクトチームを発足しているところの資料提供を依頼いたしましたけれども、残念ながら、県内ではどこの市町村も特別支援教育プロジェクトチームはないとのことでありました。その市町村、地域自立支援協議会がそれに値するものであるとの情報もいただいております。それを受けまして、宜野湾市地域自立支援協議会の事務局である障がい福祉課の担当とも勉強会をいたしました。議員の御提案、提言等もありますけれども、今後の特別支援教育プロジェクトにつきましては、教育委員会管轄の幼小中学校と直接のかかわりのある機関の範囲内で、もちろん保護者の代表等も参加できるような特別支援教育プロジェクトを調査研究してまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 県内にはそういったプロジェクトがまだ発足されていないということの答弁であったと思いますが、実は県外においてはもう既に立ち上がっておりまして、ぜひそういった先進地の事例も見ながら、より保護者の声も取り入れながら改善ができるようにお願いしたいと思います。もちろん、現場の先生方も一生懸命に頑張っていらっしゃることも承知しています。ただ、いろんなケースがありまして、なかなか難しくなっているという声も聞いていますので、そこは現場の先生で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そこに手を差し伸べる意味でも、教育委員会、そして保護者、あるいは臨床心理士だとか、そういった専門の先生も交えたプロジェクトを立ち上げできるように早急に検討もお願いします。 それでは、時間もございませんので次の質問に移ります。5番目の質問に移ります。福寿園民営化の取り組みについてお尋ねいたします。平成27年4月1日をもって民営化の予定でございますが、利用者説明会での御意見や質問に対する回答について、まず御答弁お願いします。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) おはようございます。お答えいたします。去る2月9日に行われました福寿園利用者の家族説明会を開催しておりますけれども、その中で幾つかの質問がございました。1点目には、民営化後の利用料金についての御質問がございました。介護報酬につきましては、厚生労働大臣が定める基準により算定されておりますので、介護保険の負担が9割、個人負担は1割でございますので、サービスの内容が同一であれば、施設の経営者がかわってもサービスに係る費用は変更はないと考えております。介護報酬の中の加算や日常生活費につきましては、移管先事業者との契約により新たな料金設定になる可能性がございますが、大きな差はないと考えております。また、当日参加できなかった御家族に対しましては、後日、関係資料や御意見、御要望用紙などを同封いたしまして郵送をしております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 利用者説明会の中での資料もいただいていますので、民営化してサービスが低下しては、絶対あってはならないことでございますので、逆に民営化して向上できるようなものをお願いしたいと思っています。 それで、現在も福寿園には多くの入居待ちの方がいらっしゃいます。本員も9月議会のほうで取り上げさせていただいていましたが、その後、入居待ちをしている方に対してのフォローというか対応、それをどのように改善をしていただいたのか、あわせて、民営化することによって待機をされている方へのシステムが改善をされるのでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。待機者の実態調査につきましては、平成24年度までは電話連絡等で行っておりましたが、平成25年度から全待機者へ文書による入所の意向についての調査をしております。引き継ぐ移管事業者につきましても、できるだけ待機の実態を随時把握するよう引き継いでいきたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) この待機をされている方に対して、向こうからの電話待ちではなくて、平成25年度はしっかりとこちらからもアプローチをしていらっしゃる。それによって待機をしている人の数が減ったということも、委員会の中で答弁もいただきました。 それでは、移管先についての公募について少しお伺いしますが、移管先の公募は社会福祉法人となっておりますが、これは市内限定での公募でしょうか、あるいはまた、そうではなく県内全域なのか、あるいは平成27年4月1日予定の社会福祉法人、つまり現在は社会福祉法人でなくても、4月1日にはそういうふうになれるということであれば、応募についてです。応募については可能なのでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。移管先事業者の公募につきましては、県内に主たる事業所を置く法人と考えております。また、新たな社会福祉法人を設立する予定についても、福寿園の運営が可能であると判断すれば、対象と考えております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) それでは、この福寿園の民営化につきまして、宜野湾市のほうに宜野湾市社会福祉協議会から要望書が提出されております。その内容について少しお尋ねをさせていただきます。福寿園のデイサービス、廃止になりましたが、その施設の跡には現在は愛育園が入居されておりますが、民営化に関しては影響を受けると思われます。そこで、お尋ねしますが、愛育園の創設から現在のデイサービスセンター跡に移動した経緯について御答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。愛育園は、昭和54年の障害児通園事業としてスタートしております。開園から平成14年度までの23年間は、市の事業として宜野湾市社会福祉協議会に事業を委託して実施をしております。平成15年度の支援制度の導入を機に、社会福祉協議会が障害児のデイサービス事業所として運営をしております。これまで愛育園は
社会福祉センター内で事業を実施しておりましたが、平成25年の2月に宜野湾市福寿園デイサービス事業の廃止がございまして、社会福祉協議会からその施設の利用をしたいという要望がございまして、現在無償で施設を提供している状況でございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 当初は市が事業主として社協へ委託していた事業であるということの説明もございました。愛育園に通園している保護者への説明、当然、福寿園が民営化されるわけですから、そういった説明も必要かと思いますが、その説明は行われたのかどうかについて御答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。愛育園保護者への説明につきましては、社会福祉協議会に確認いたしましたところ、4月上旬ごろに社会福祉協議会から説明会を行うという予定を聞いております。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) その際には、ぜひ市のほうからも説明に加わっていただきたいと思います。また、平成26年度、行政財産契約はどのようになされるのでしょうか、御答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。健康推進部では、福寿園の民営化の決定後、速やかに社会福祉協議会へ文書で状況を伝えております。平成26年度の行政財産使用許可申請につきましては、平成26年3月に提出をされておりますが、許可の期間につきましては関係部署と調整中でございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) これは提言ではございますが、質問も含めて。愛育園を、民営化後も現在の場所で引き続き運営ができないのか、あるいは、どうしても移転する際には猶予期間を設けることができないのか、また移転に際しては行政の特段の配慮もお願いできないか、以上3つのことに関して御答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。議員の御質問に関しましては、社会福祉協議会からの2月下旬の要望書にもございましたので、関係部署と今協議をしているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 呉屋等議員。
◆15番(呉屋等君) 協議中ということでございますが、愛育園は、御承知のとおり、お子さんの発達に悩んでいる保護者にとって大事な施設でございます。お母さんと一緒に、お子さんの発達や個性に合わせた丁寧な保育を利用する場でございますので、発達の土台となる体、心づくりを行ってまいりました。何とぞ特段の配慮方をお願いしたいと思います。以上です。
○議長(呉屋勉君) 以上で15番 呉屋等議員の質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前11時15分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時32分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。14番 知名康司議員の質問を許します。知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 皆さん、こんにちは。議席ナンバー14番の知名康司です。議長の許しをいただきましたので一般質問に入ってまいります。30分で終わりそうもありませんので、皆さんにはあらかじめお断り申し上げます。 それでは、行政側に一言御礼を申し上げたいと思います。真栄原9号と佐真下、沖国大に向かってのフェンス沿いの除草の件ですけれども、まずは真栄原9号、場所は県道34号線から嘉数小学校にそのまま入り口まで向かった道の件です。そこが道も拡張されて、また歩道も両端について、そういった面では子供たちの登下校は非常に安全になりました。 もう一カ所の佐真下の基地沿いのフェンス際の道路の除草は、かねて要請はしておりましたけれども、これまでは草が伸び放題で道まではみ出るぐらいの草が出ていましたけれども、これを全部刈り取って、今は非常に運転にも、安全で運転できるような状態になっております。大変ありがとうございました。それでは、一般質問入ってまいります。 まず、1番目の市民課窓口業務の民間委託のことでございます。いよいよことしの9月からは、市民課窓口業務が委託業者にかわることになります。これまでも市民課の窓口サービスが、以前に比べてかなりよくなりつつあるということは市民の口からだんだん聞けるようになりました。 頑張っているところではございますが、私個人としては今回の市民サービスの向上に向けての取り組み、またいわゆるさまざまな証明書の発行を民間に委託してやるということに対しては、かなり期待をしているところであります。 実際、一部の窓口業務を民間が担当するということになっておりますが、そこで民間がとり行う業務内容、一部ということでありますので範囲はどこまでなのでしょうか。それと、民間が扱う業務が全部ではないということになっています。その理由もあれば、そこもお願いをいたします。あとは自席にて質問をしてまいります。よろしくお願いします。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) 知名康司議員の御質問にお答えします。今回実施を予定しております市民課窓口業務の委託の業務範囲でございますが、まず住民票、戸籍、印鑑証明の諸証明の発行業務、それから印鑑登録等の業務、それから住民異動届の受付業務、戸籍届の記載業務、フロアサービス業務、電話対応業務等になります。 この業務の委託をするわけでございますが、委託をしない業務もまたございまして、それは臨時運行許可業務、外国人在留関連業務、旅券発給業務、戸籍届の受付業務、国民年金業務という形で委託しない業務という形にしております。 委託をするわけでございますけれども、完全にその委託業務の中でも全部委託するわけではなくて、例えば住民票の交付につきましては、受付から交付までを委託できる、完全に委託ということではなくて、途中の段階で交付決定を行う審査・判断業務は委託できないことになっておりますので、市の職員が直接行うことになります。 そういった中で、完全にどの範囲が委託できるかについては業務内容によって違いますけれども、いずれにしても市の職員の審査、判断業務は委託をできないことになっておりますので、それ以外を委託していくということになります。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 今の説明で、審査業務は役所の仕事として職員でやるし、あと発行業務に関することは委託業者がやるということで理解しました。 そこで、行財政改革の一環でもありますこの市民課窓口は、それなりのメリットもたくさんあると思うのです。どのようなメリットが今後生まれると思いますか。それと、メリットがあれば、当然デメリットもなきにしもあらずと思いますけれども、そこもお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) 知名康司議員の御質問にお答えします。委託することによるメリット、デメリットという御質問でございます。 まずメリットとしましては、1点目に委託先にて業務内容、接遇等について教育を受けた要員が長期、継続的に配置されることにより、窓口サービスを一定に保つことができると考えております。 さらに、2点目として、繁忙期、それから閑散期の窓口来庁者の増減に合わせて柔軟に対応することができる。 それから、3点目として、昼窓業務の範囲拡大、受付時間の延長とサービス向上が可能となります。 それから、4点目として、新人臨時職員に対する教育等の事務負担が軽減されることで効率化を図ることができると考えております。 それから、デメリットというお話でございますが、デメリットということではなくて課題として捉えていることが2点ほどありまして、まず1点目に適正な委託の実施のためには、労働省告示等によりその委託業者と市職員の業務範囲を明確に区分する必要がございます。 その対策としまして、詳細な内容の業務マニュアルの整備、それからパーティションの設置によりまして明確に委託業者と市の職員の事務室の区分をしていくということで対応していくということにしております。 それから、2点目として、個人情報の取り扱いの課題でございますが、対応としましてはまず個人情報保護に関する法令等の遵守義務及び具体的なルール等について定めた特約を締結します。そうした特約を締結し、明確化した上で市のチェックを厳格に行っていく予定でございます。 以上のような課題についても、万全な対策を講じて適正に委託を実施していく予定としております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) ありがとうございました。民間の力というのは意外と柔軟に対応する、変化に応じてそれぞれの業務をこなすというのは、非常にいろんな変化に応じてできるのが意外と民間の力だと思うのですよね。そういった面では、メリットがあるのではないかと思います。 それと、今回別に民間だからということではないのですけれども、特に注意すべきところは、個人情報の流出というか、そういった面が、何らかの例えば仕事、業務が終わって居酒屋で打ち上げとか、ユンタクしている中でその話が出たり、いろんな場面で例えばトイレの中で単なるユンタク話だけれども、その中で出ていたりとか、いろんなのが考えられるのですけれども、そういったことがまた役所の信用というか、評判、信用の失墜にもつながるものですから、そこら辺は非常に気をつけるべきところだとは思います。そういったのに対しては、例えば罰則とかもございますか。なければないでいいですけれども、厳重注意とかいろんな意味でのそれがあればお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) お答えします。個人情報の流出防止のための取り扱いについての御質問と理解しておりますが、市民課窓口は市民の皆様の大切な個人情報そのものを取り扱うことが業務となっておりますので、当市といたしましても民間委託に当たっては十分な対策が必要と考えております。 方法につきましては、まず個人情報保護に関する認証、プライバシーマーク等を取得している事業者を委託業者に選定しております。そして、委託契約書に当市の個人情報保護条例、セキュリティーポリシー等、個人情報保護関連の法令等の遵守を義務づけるのが当然ですが、さらに個別に個人情報の取り扱いを定める特約を締結し、具体的なルールを規定する予定です。 また、取り決めたルールの運営状況については、市が直接チェックリストによる点検を行ったり、事業者との定例会議で運営状況のチェックを行います。 以上のような厳格な義務づけと厳重な業務管理を行っていく予定としております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) ぜひそういった面では厳しく管理していただきたいところです。 9月になったら、正規の職員は当然異動することになりますよね。これまで頑張ってきて、今も頑張ってはいるのですけれども、臨時職員の扱いです。臨時職員が何名か窓口に携わっていると思うのですけれども、その臨時職員の処遇を今後どういったふうに考えておるでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) 知名康司議員の御質問にお答えいたします。職員の処遇関係につきましては、総務部のほうからお答えしたいと思います。 まず正職員でありますけれども、平成26年9月29日民間導入の予定でございますけれども、正職員につきましては、導入当初の混乱等が予想されるために、平成27年4月以降に正職員7人の削減を予定しております。 なお、市民課で削減いたしました職員につきましては、毎年度の人事異動によって、人事配置において他の部署に再配置を予定しております。現在多くの部署で、業務量に応じた職員数が足りないという意見も多くございます。職員の増員を望む声が多いのも実情でございます。そのような部署へ再配置を行うことによって、配置先でのその部署の市民サービスの向上、そして業務の安定稼働、職員への負担の軽減等が図られるものと考えております。 また、今回委託する業務範囲に従事する臨時職員の処遇でございますけれども、平成27年9月末日までの配置予定ということとなっております。 なお、任期満了になる臨時職員につきましては、本人の意向等を確認の上、民間委託先での勤務を希望する方につきましては、委託先へ紹介していきたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) ありがとうございました。やる気のある職員、臨時にもたくさんいますので、ぜひ民間に取り入れてもらいたいと思います。 行財政改革の一環でもあるこの市民課窓口民間活用、民間にかわることによって市役所全体が変わることにも期待しているところであります。市民課窓口はいわゆる市役所の華というかな、顔でもありますね。ぜひ活発で華やいでもらいたいと思います。 ほかの市を、例えばうるま市がもう既に民間活用しております。うるま市に住んでいる知り合いに聞いたところ、民間はユニホームを統一し、またはきはきとにこやかに、スピーディーに対応しているとのことです。非常に評判がいいということを言っていました。 日常業務において、窓口は正確に、スピーディーに、親切に、あとはもう一つ、1点加えればにこやかにというか、それがまた評判を呼び、他の部署にも飛び火していい影響が出るのではないかと思います。おはようございます、いらっしゃいませ、ありがとうございました、そういった挨拶、私も民間にいましたので何度も練習をさせられました。 市民サービスの向上に挨拶は欠かせません。元気のある明るい窓口、親しみのある来やすい窓口、期待して次の質問へまいります。 2番目に入ります。以前、市庁舎には地下室があったということが記憶にありました。地下に入ったのは私が20代のころですね、大分前です。地下室に来たついでに、地下にあった食堂でランチを食べたのですけれども、その食堂があった地下室、今は何に使われていますか。答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) 御質問にお答えいたします。現在、地下室は書庫となっております。これは、宜野湾市文書取扱規程に基づく保存すべき文書等がございますけれども、それを保管する書庫ということで使用しております。 書庫につきましては、1階にも書庫がございますけれども、従来より保存文書が多く、保管ができないという現状がございました。平成14年ごろより現在の地下を整理いたしまして、平成16年に書庫として利用を行っております。永年文書や10年以上の保存文書は1階の書庫、そして基本的に10年未満の保存文書は地下に保存しているというような状況になっております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 書庫の保管に使われているとの答えでした。ちなみに広さはどれぐらいですか。この書庫の部分に関してです。広さはどれぐらいでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) お答えいたします。書庫として使用している面積は202.199平米でございます。アングルを組みまして、整理棚をつくって保存、期限ごとに各部署で整理し、廃棄文書がすぐわかるように整理しているというような状況でございます。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 今は書庫として使われていると、広さは200平米だから約70坪近くありますね。 その書庫なのですけれども、仮にこの半分の量を別の場所に移動できたとした場合、例えばそのあいた空間を利用して部屋割りというか、パーティション、区切りというか、部屋割りにした場合、70坪ですから3部屋ぐらいはつくれるし、1つの課という部署、また別の意味で売店なんかも活用させることは可能かどうかお伺いいたします。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) お答えいたします。現在の書庫の状況は、書類等が増大しましてますますその書庫として使わざるを得ないというような状況もございます。そこにいろんな、そういった売店とか事務室とか、そういったものを利用しようというところでございますけれども、現在本庁舎内でもこの事務室、1階、2階、3階の事務室が手狭になっている状況がございます。地下室の再利用ができないかというところも現在検討中のところはございます。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) エレベーターも地下まで行きますし、非常に使い勝手はあると思うのです。そこで、全部ではなくてもいいですから、半分ぐらいでもいいですから、この資料を移す場所、どこがいいのかちょっと考えてみました。 屋上とか中庭、その辺にプレハブを建ててやるのか、それとも、あとちょっと手を加えて倉庫がわりになる空間があるのですよ。そこがどこかと申し上げますと、それは地下室ありますよね、わかりやすいのは東側から地下のほうにおりていって左手のほうに20坪ぐらいの空間があるのです。そこは、屋根がないのですけれども、そこのほうを利用できないかどうか考えたのですけれども、かなり高さが10メートルぐらいあって、棚を設置するには非常に使い勝手があるのではないかということを考えました。 費用もかなり安くつきます。例えば壁は必要でしょう、床もある程度必要かもしれない。屋根をつくり、照明とかいろんな、入り口のドアとか、そういったのが必要ですけれども、そこもちょっと改装すれば十分利用することができるのではないかと考えましたが、どうでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) 御質問にお答えいたします。先ほども申し述べましたが、現在本庁舎の事務室等も狭隘な状況になっているということもございまして、本庁舎の活用できる空間をいろいろ考えているところもあります。 ただ、議員おっしゃる地下室の隣の空間だと思いますけれども、これは建築基準法上は明かり取りというところもされているところがございます。そこにプレハブ等、そういったものを建築する場合は建蔽率、また建築基準法上の制限もあって非常に難しい状況でございます。 また、この場所には、地下に雨水、湧水の貯水槽が設置されておりますので、重量物、重たいものを設置した場合の耐久性とかの問題もございまして、そこの場所は、議員の御提案ではございますけれども、ちょっと困難だというような状況でございます。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) ありがとうございました。なかなか難しいところでありますね。なぜ私がこの市庁舎に何らかのスペースがないか、また部屋ができないかどうかを尋ねる理由は、今中央公民館の中に、2階のほうに青少年サポートセンターがありますね。 そこが、いろんな問題を抱えている子と、この父兄などが出入りするのですけれども、子供たちも当然出入りします。第1相談室、第2相談室、あと事務室という3部屋に分かれていますが、この相談業務の例えば相談に来ますよね、父兄が。相談する内容が壁越しに聞こえるのですよ、筒抜けに。それは相談にならないのではないかなと。相手は困っていることですし、何らかの事情があって来ていると思いますので、その辺の業務にも支障は来すし、そういった面では父兄も相談しにくいのではないかなと思っています。 それと、隣にちょうどサークルの部屋があるのですよ、中央公民館の。サークルの関係者が出入りするのが多いものだから、その相談所にサポートセンターに相談に来た父母が気を使うのですよね。知り合いがいた場合とか何らかの、全く関係ない人なのですけれども、サークル関係は。でも、隣同士なものだから、どうしても出入りで顔も知られるし、何らかの、内容自体が相談、ちょっと問題のある子供たちの相談とかの内容ですから、やっぱり本人としては余り表に出したくないというのが強いと思うのですよ。そういった意味では、出入りもちょっと気を使うという部分もあります。 それと、ここは、先ほど言った3部屋の事務室があるのですけれども、子供たちが何らかの形で入ってくるのです。子供たち入ってきたら、遊び場所がないものだから、その事務所の中でいろいろとふざけたり、子供たち自体はもう力いっぱい余っていますので、騒いだりするものだから、事務職員の仕事にも支障を来しているところがあるのですよ、実際は。そういった面では、非常に青少年サポートセンター、場所的にはかなり問題があるのではないかなと思っているところであります。 そういったのがあって、今回どこか使える部屋がないか、移動できれば非常にいいのですけれども、そこら辺も真剣になって取り組んでいただきたいのですよ。実際は、多少我慢しているところがあると思うのですよ、移動したくても場所もなければ、本人なんかは非常に希望しているのですけれども、それがかなえられないということで、そういった意味ではぜひ検討していただきたいと思います。では答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) 知名康司議員の御質問にお答えいたします。議員の御提言でございますけれども、本庁舎の事務室等もますます狭隘というところもございまして、御提言の地下室の再利用についてはこれから検討しないといけないというところで、再利用をぜひやらないといけないというところはございます。 議員の御提案のところは、そういった組織の配置先にどうかというところもあるようですけれども、この組織的な配置の問題につきましてはまた別の視点もございますところから、ちょっと難しいところはあるかと思います。しかしながら、本庁の地下室の有効利用につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間、休憩いたします。(休憩時刻 午後0時02分)
△午後の会議
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き14番 知名康司議員の質問を許します。知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 午後は、また元気よく質問してまいります。佐真下第二土地区画内の湧橋線ですね。昨年聞いた範囲では、1月に開通するとの話が上がっていたのですけれども、そのために信号機の移動、そういった話もありました。予定よりおくれたのか順調なのかちょっと判断つきませんけれども、おくれたのでしたら原因は何でしょうか。それと、今後開通する予定、その予定はいつなのかをぜひお聞きしたいと思います。お願いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。まず開通の予定でございますが、県道34号線への取りつけにつきましては、平成26年の6月をめどに開通を予定しております。また、沖縄国際大学側の取りつけにつきましては、補償物件の交渉に時間を要しておりまして、開通のめどは立っていない状況でございます。 また、おくれた理由についてですが、整備に支障となります物件補償に今時間を要しているものでございます。地権者の方に対しましては、湧橋線の重要性につきまして説明を行いながら、引き続き交渉を進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) ありがとうございます。物件補償に多少時間がかかるということで、サンエーがやがてオープンします。4月ですね。そこで、オープンした場合にかなりの混雑、混乱というか、そういったのが予想されると思うのですよ。 そこで、そのすぐ真向かいの地域に真栄原団地という団地があります。多分に迷惑駐車、路駐、事故等のトラブルが発生しないか、そこの住民はちょっと不安がっていますけれども、そこら辺の考慮も含めて、多分サンエー側も十分対応をすると思うのですけれども、行政側としてのそういった対応の方法もありましたら答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。4月にオープンを予定しておりますサンエーにつきましては、平成25年の8月にサンエーが地元説明会を実施をしております。 その中で、交通渋滞につきましては、交通量予測の結果、オープン時には混み合う可能性もありますが、その後は落ちついていくという説明もなされております。また、必要に応じまして誘導員の配置を検討するとも説明がされております。市といたしましても、湧橋線の早期の開通に努力をするとともに、現地の状況を見ながら対応を検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) よろしくお願いいたします。この前ちょっと歩きながら感じた部分ではありますけれども、その湧橋線の500メーターの距離なのですけれども、全く防犯灯がなくて、今暗いままです。 新しく照明が、これ街路灯かな、照明が今回新たにつきますし、サンエーがオープンすればそれなりの明るさはあると思いますけれども、いずれ防犯灯がどういう形でつくのか。例えば自治会を通じて立てるのか、それとも役所単独で立てるのか、必要性はあると思うのですけれども、そこら辺の答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。湧橋線の防犯灯についてでございますが、土地区画整理事業で撤去いたしました防犯灯は、自治会と協議の上、市が湧橋線に設置することは可能であるというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) では、そのときになったら市のほうも協力をお願いいたします。 続いて、4番目の小禄墓についてでありますが、小禄墓、非常に貴重な文化財だと思いますけれども、そこら辺の説明からお願いします。これ教育委員会のほうですよ、教育委員会。お願いします。
○議長(呉屋勉君) 教育部長。
◎教育部長(玉那覇清君) 知名康司議員の御質問にお答えいたします。この小禄墓は、御存じのように県の指定の有形文化財であります。古い墓のつくり方がうかがえる墓でありまして、つくられたその年代は、その墓の中におさめられている、これも県の指定有形文化財でありますけれども、石厨子に刻まれた文字から15世紀後半とされております。亀甲墓などが17世紀ごろからつくられ始めていることから、小禄墓は沖縄の墓づくりの移り変わりなどを知る上で非常に貴重なものとなっております。 また、先ほど御説明申し上げた墓の中にある石厨子の文字や、それからその石厨子が琉球王国が利用した石厨子と同じ石質であることから、当時の高い位の方の墓とされております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) ありがとうございます。ところで、この県指定文化財、あるいは市の指定の文化財も受けているのですよ。所在というか、管理しているところはどこなのですか。お願いします。
○議長(呉屋勉君) 教育部長。
◎教育部長(玉那覇清君) お答えいたします。小禄墓のその管理は墓の所有者となっておりますが、市も定期的に清掃等を行うなどの支援は行っております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) この前ちょっと現場を見るために、500メーターの距離があるのですけれども、そこを歩いてみたとき、小禄墓に着いたのですよ。ところが、墓はあれど、それ以外の説明をする説明板みたいな、この現場に行った場合どこの墓なのかわからぬ、どういった経歴の、歴史のものかもわからぬ、そういうのがあって、ぜひ説明板が欲しいなと。何かあれば、非常に教育的にも有効ですし、誰が見てもこういった貴重な文化財なのだなというのがわかる、そういった説明板があればいいなと思いましたけれども、その辺はいかがですか。
○議長(呉屋勉君) 教育部長。
◎教育部長(玉那覇清君) お答えいたします。議員の御指摘のとおり、現在その説明板がありません。その文化財の説明板は必要であると認識はしておりますが、この整備については小禄墓の全体的な整備のもとで設置したほうがよいという判断から、県やその所有者とも調整しながら検討していきたいと思います。 また、この全体的な整備につきましてはまだ未定ではありますけれども、現在森の川や野嵩クシヌカーなどの整備が、修復が今予定されていますので、もしやるとすればその後になるかと思います。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 整備というより、この墓の由来とか、中身のほうの説明板のほうですね、そのことを言っています。では、よろしくお願いいたします。 引き続き5番目になります。ゆるキャラについてであります。今回2度目の質問になります。ゆるキャラブームは、もうとまりません。ブームというより、社会現象というか、そういったふうになっています。あちこちの地域が頑張って取り組んでいるところで、新聞にも最近でもよくいろんなところが載っています。 例えば北中城、北のぺーちんとか中ゆくりん、城まーい、3体の地活キャラですね。最近地活キャラと言っています。地域活性化のためのキャラ、そういったふうに呼ばれています。 石垣も新石垣空港開設、開通を記念して、公認キャラでぱいーぐるという、これも最近の新聞に載っていました。あと読谷村も人口が日本一多い村を記念して、6体の中から村民による総選挙で1体を選ぶということです。さらに、名護市も100点の作品の中から選挙でゆるキャラを決めるという、そういったふうにほかの地域も取り入れて、またこういったふうにそれ以外の、例えば県内の18地域がそれぞれこのゆるキャラをつくって、それが地域活性化というか、いろんなイベント、そういったものに活用して非常に盛り上がっているところであります。 テレビからもふなっしーとか、一番人気があるのがふなっしーというのがテレビの中でもいろんな、皆さん方も御承知だと思いますけれども、活躍しております。また、経済効果も非常に大きいものがございます。沖縄県でナンバーワンは、なんじぃという南城市のキャラクターですね、なんじぃを筆頭にはえるん、エイ坊、しーちゃん、さーちゃん、いとちゃん、何かいろいろと人の名前みたいだけれども、そういったのがあります。 このような中、宜野湾市はどうでしょうか。忙しくてできないのでしょうか。それと、そういうときこそ癒やしというかな、笑い、楽しい、そういったのがいっぱい詰まっている地活キャラ、必要だと思います。 去年12月26日に、行政と商工会、観光振興協会、3者による経済懇話会がありました。私商工会のほうにお願いして、ゆるキャラの話をその中でぜひ挙げてくださいねということでお願いしたのですけれども、そこら辺の中身、内容というのはどうでしょうか。答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) 知名康司議員の御質問にお答えします。経済懇話会ですけれども、これは宜野湾市の商工会、それから宜野湾市観光振興協会、それと市の3者による情報の共有化や多方面からの意見交換を行う場として設置していることは知名議員も承知しているかと思いますが、そこで12月に行われた懇話会の中で、正式な議題として取り上げてはおりません。しかしながら、懇話会の中でこれまでも何度か話題になってはおります。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) では、ほかの地域がやっているように、もし取り組もうという意識が市のほうにあったら、まず公募をかけてみて、そうしたら必ず市民が応募してきます。その中から選べばもう決まったようなものですから、そういう形でやっていただきたいと思います。その辺いかがでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。ゆるキャラにつきましては、知名議員から9月議会にも御提言がありまして、その取り組みなのですけれども、現在策定中の宜野湾市産業振興計画の中でも広報キャラクターづくりや観光大使などを活用した本市のPR方法の一つとして取り上げているところでございまして、今後の取り組みとして検討してまいりたいと考えております。 公募によってのその取り組みという御質問でございますけれども、その取り組みにつきましては、公募も、それからまた委託といったさまざまな手法が考えられることから、今後観光振興協会や商工会とも意見交換をしながら検討してまいりたいと思っております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 部長ありがとうございます。これは前回の答弁と一緒ですね。今一括交付金の活用もやっている市があります。そういった方法もぜひ利用できますので、一括交付金活用、それと公募をかけていただき、ぜひ乗りおくれないように早目にやっていただきたいと思います。 これが当然宜野湾市のためでもあるし、宜野湾市の活性化、まちづくり、いろんな意味での利用ができると思うのです。そういった意味では、非常に前向きに考えてもらいたいと思います。 ことしは健康都市宣言50周年、7月には全国ラジオ体操もあります。また、エンターテインメント産業支援事業として、ぎのわんオープンスクールも10月にはあります。それ以外にも、さまざまな地域のイベントが控えています。宜野湾市の地活キャラ、ゆるキャラ、早い段階で取り組んでいただきたいと思います。もう一度、済みません、一緒でいいですので答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(宮城豊信君) お答えします。一括交付金を活用してのゆるキャラづくりに取り組んではどうかという御質問だと思います。 このことにつきましては、先ほど康司議員からもありましたように北中城村の例もございます。一括交付金を活用して、そういった地域活性化キャラクター作成事業として取り組んでいるということも認識しておりますので、繰り返しになりますけれども、今後商工会、観光振興協会とも連携をとりながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) では、よろしくお願いいたします。最後になります。県道34号線の渋滞緩和ですね。朝夕、上下なく真栄原、大謝名間は渋滞しています。最近は、土曜日も日曜日も関係なく混んでいます。特に朝の出勤時は混みぐあいは異常ですね。500メーターあるのですけれども、大謝名までの距離。これ歩いて10分ぐらいなのですよ。ところが、車では15分かかるのですよ、それぐらい渋滞しています。進まないのですよ、なかなか。夕方は逆に大謝名から真栄原向きに、ほとんど大謝名十字路からつないでいる状態。普通に考えれば、よく耐えているなという感じがします。 県に対して要請していますよね、市のほうで。その県道34号線の渋滞緩和に向けた要請があるということです。その内容をお聞かせください。それと、内容も含めて県からの回答、それはどのような内容でしたか、答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。昨年の12月13日に、佐喜眞市長から県知事宛てに大謝名交差点から真栄原交差点区間の渋滞緩和に関する対策につきまして、要請文をお出ししております。 県の土木建築部長からは、その際に平成25年度に渋滞に関する調査を実施しまして、その分析結果を踏まえ、平成26年度には対策を考えていきたいとの回答をいただいております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) ことし対策を考えていきたいということで、方法としてはいろいろとあると思うのですよ。新しく道路をつくるか、あるいはこの道を拡張していくか、それと那覇の松川というか大道、その間の3車線というか、片側2車線通行したり1車線で調整したり、そういった方法もあります。 どういった方法にするのかはこれからの課題だと思いますけれども、とにかく何らかの解消というか緩和を考えておかないと、これから先ほどの湧橋線も開通いたしますし、新町もいろんな意味でかかりますので、どんどん渋滞はふえていきます。渋滞はひどくなります。そういった意味での対策というか、どんどん進めていってもらいたいと思います。 先ほどの中で、もしやるとしたらどちらの方法がいいのか、行政側はどうお考えですか。答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時55分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時55分) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。県としても、現状をまず把握してからいろいろ対策案も検討したいということでございますので、市としても早急の対策をお願いをしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 知名康司議員。
◆14番(知名康司君) 調査もしながら、現場も見ながら、ぜひ早目の対策をよろしくお願いいたします。 以上でもって私の一般質問を終わりにいたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(呉屋勉君) 以上で14番 知名康司議員の質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後1時56分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時10分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。16番 比嘉憲康議員の質問を許します。比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) 皆さん、こんにちは。きょう、3番手の質問者になります。議席番号16番、共生の会、比嘉憲康であります。 まず、初めに、1番目のキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)の返還跡地利用についてでございます。この件に関しては、12月議会でも本員は一般質問でいたしましたが、今後の近々の課題ということで、引き続き質問させていただきます。 さて、昨年4月に、日米両政府による統合計画において、平成26年度、またはその後ということを受け、国、県、市、地主会で構成する、西普天間住宅地区の跡地利用に関する協議会を立ち上げております。 これまでに何回かの協議を進めてきたとは思います。また、市長も駐留軍用地跡地推進特別措置法に基づく拠点返還地の指定、要請を行い、それにより平成26年1月17日には、拠点返還地としての指定がなされております。市長の施政方針の中でも、返還跡地利用の先行モデル地区となり得る国、県や地権者と連携した取り組みを継続するとありますが、これまでの地権者との協議の中で、100平米以上の地主についての5,000万円特別控除は認められております。 しかしながら、100平米未満の地権者がアンケートの中でも14%も存在し、主に傾斜緑地の方がほとんどとお聞きしております。100平米未満の地権者についての今後の買い取り方法についてお伺いいたします。あとは、自席にて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) 比嘉憲康議員の御質問にお答えいたします。今、先行取得制度についての御質問でございます。100平米未満の地権者への対応についてということでございますが、議員おっしゃるとおり、跡地利用推進法の手続に従いまして、返還までに地方公共団体に土地を売却すると、譲渡所得については5,000万円の特別控除の対象となるわけでございます。 法律では、200平米以上の土地が買い取りの対象となりますが、宜野湾市においては、政令に基づきまして宜野湾市の規則において、買い取り希望の申し出については、100平米まで面積の要件を緩和しているところでございます。 しかしながら、100平米未満の土地については、特別控除の適用外となっているところであります。当該地区の斜面地部分については、戦前は棚田として利用していたこともあり、100平米未満の土地が多く存在するというふうに考えております。このことから、昨年11月28日に地主会と連名で沖縄担当大臣、防衛大臣、外務大臣、内閣官房長官へその対応について要請もしたところでございます。 しかしながら、現在100平米未満の土地について明確な対応策が決まってはおりませんが、市としては地主が安心して先行取得していただくためにも先行取得制度、並びに譲渡所得の特別控除制度について、何らかの対応策を講じる必要があるというふうに考えているところでございます。 今後、沖縄県とも連携しながら引き続き国に働きかけてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) 国の認めるこの5,000万円控除については、本来なら200平米ということでありますけれども、市の規則で100平米以上の方は認めるということでありますけれども、特にこの返還地域、返還面積が約51ヘクタール、その返還ラインが決定されました。このように、こっちに持っていますけれども、これは境界線も、フェンスを設置するということで、フェンスの形状についてもいろいろこういうふうに、これは意匠型フェンスですか、こういった頑丈なフェンスでやるということも今検討されているということで、ほとんどこれに、普通のフェンスではなくて、そういうラインで返還ラインが決まるのかなと、決定されていますけれども、特にこの返還ライン上の地主、例えば120平米の地主いるのですけれども、このライン上で区切られた場合、60平米だけしか認められなくなった、そういうときに5,000万円控除は受けられますか。 市が60平米を買い取ったのですけれども、本来なら100平米以上ですから、本来ならばそのまま認められないといけないと思うのですけれども、これが今現在でこのラインを見ますと、30から40名ぐらいの方がその保障が、そういう控除が受けられなくなるという可能性があるということでありますけれども、これについてはどのように考えておりますか。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。ただいま議員御説明のとおり、去る1月7日に防衛省のほうで返還ラインの見通しを確定したところでございます。その意味で、要するに分筆されての返還という部分でも、その100平米未満の宅地が出てくるということがございます。この分についても、当然ながら100平米未満の部分については、なかなか買えないというふうな議論もあるわけでございます。まだ確定ではございませんけれども、返還、内側が100平米以上あればいいとか、そういう議論もあるわけでございますけれども、きちっと100平米未満になった分筆ラインを買えるというふうな結論にまだ至ってございませんので、これも先ほどと同様、課題というふうに捉えているわけでございます。 市としては、先ほどと同じでございますけれども、県とも連携しながら国のほうにそこら辺の協議を今やってはいるところでありますが、課題解決に向けて取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。以上でございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) このラインは結局もう、この部分は51ヘクタールというと、やっぱり一部返還になっているわけです。勝手に国がこういったラインを引いたということで、地主はもう頭ごなしに、強制的に、この100平米以上あっても買い取りの土地が未満になってしまうと、100平米未満になってしまうという、これ強制的になるものですから、そういう控除の適用が受けられるようにぜひとも国がやるべきだと思いますけれども、防衛局ともっと詰めていかないといけないと思っているのですけれども、これを行政はやったと思いますけれども、最近も。いつごろそういう要請をして、国の、防衛局の回答はどのようなものがあったのか、もしそういった防衛局のほうから直接的な、これに関する回答があればお答えできますか。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。原因は、これは防衛局で返還ラインを確定したことによるものでございます。しかし、この先行取得の制度については、内閣府の所管ということでございます。それで、作業部会の中でもお話は幾らかしていますけれども、防衛局と内閣府に対してそういう課題があって、地権者としてはそれを望んでいるというところを協議をしておりますが、先ほど申し上げたとおり、まだ解決には至っていないということでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) まだ解決には至っていないということであります。国は、強制的にこういったラインを引いてやっていますから、ぜひともその件を、地主が損害をこうむらないような形で、ちゃんとした救済措置をやってもらえるように、市としても頑張ってほしいと思っていますから、もう一度関係部局と地権者も含めて、やはり要請をもっともっと強固に進めていってほしいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、新年度予算で今度計上されています一括交付金を活用した39億円余りの基金繰り入れがありますけれども、予算審議の中でも多くの議員諸公の質疑の中で資料や説明もありました。土地取得についての手法です。平成26年の4月から平成27年3月までのこの1年間という非常に短い期間での買い上げは、作業として大変労力を要すると思いますけれども、今後のその買い上げについて予想される課題で全体的な買い取りの手法について、この1年間の手法について、どのように買い取りされるのかお聞かせください。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) 憲康議員の御質問にお答えいたします。西普天間住宅地区の先行取得については、質疑の中でも幾らか説明してございますが、議員おっしゃるとおり、跡地利用推進法に基づく先行取得制度については、返還までというふうになっております。返還作業が順調にいけば、防衛省の予定では次年度末ということになっています。残り1年で買い取らなければならない制度ということでございます。 現在市としては、公園緑地として7ヘクタールの土地を取得しようという目標で、1年間で買い取り作業を実施すると。このことについては、市としてもかなりの作業が生じるものと認識しておりまして、これが課題かなというふうに思っているわけでございます。次年度からは、人員も2名増しながら対応していきたいと、用地課とも連携して円滑に実施できるよう取り組んでいきたいというふうに思っているわけでございます。 それから、もう一点、買い取り手法のお話を少しさせていただきますと、まずは斜面緑地を優先して買いますけれども、区画整理事業を視野に入れながら必要に応じて区域全体から取得するということで解決を図っていきたいというふうに思っているわけでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) ただいま部長の答弁の中で、区域全体を視野に入れた公共用地としての取得も考えているということでありますけれども、平成27年の3月まではこの買い取りでいきますけれども、その後も買い取っていかないとまたいけないと思うのですけれども、それが全体的なこの公共用地の取得になるのかなと思っていますけれども、例えば予算もやっぱり限られていますから、これまでは一括交付金を活用してこの1年間、来年、1年中でできると思うのですけれども、その後はないわけです。その一括交付金を活用したそういった基金で、公共の用地をこの西普天間地区に関しては適用されないということで理解していますけれども、そういう理解でよろしいですか。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。返還後の先行取得についてどのようにするかという質問かと思います。返還後の先行取得については、現在のところ具体的な経過はございませんが、まずは、次年度から実施予定の先行取得特定事業の見通しとして、公園緑地ということで目標値7ヘクタール、これを全力で取り組むということでございまして、返還後の先行取得については、次年度具体的な跡地利用計画を定める中で、当然ながら必要な公共用地というものがまた違う事業見通しとか、見通しではないのですけれども、予定が出てきますので検討してまいりたいということでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) その平成27年4月以降、それはまたその時点でいろいろ区画整理法とか、そういったのを含めて検討してみたいということでありますけれども、例えば浦添市のほうでは、土地の先行取得についてキャンプキンザーの一部返還地域で一括して市が借り上げ、定期借地権を活用して賃貸で契約を結んで、20年とか30年、50年とかというそういった定期借地権を活用しての跡地利用計画を公共用地として確保しているということを聞いておりますけれども、そういった手法も視野に入れて、今後この西普天間地区の開発について適用できるのか、その点についてお答えできますか。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。公共用地の先行取得について、定期借地権で確保するという手法について、浦添ですか、事例があるというお話ですけれども、この部分についてもそれはまた可能性としてはゼロではないと思いますので、今後検討していく、あるいは研究もしていかないといけないかなというふうに考えます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) ぜひこういった、必ず買い上げではなくて、そういった手法もあるということで、浦添市のそういったあれも研究してみる必要があるのではないかと思いますので、ぜひとも本当に予算は限られた中でどんどんこれから門前町、そして、きょうもありました真栄原地区の開発もそういったいろんなところでお金がかかってきますので、そういった定期借地権を活用した賃貸方式の公共用地の確保というのも検討してほしいと思っておりますので、よろしくお願いします。 それで、現在市が素案としてこれ出しておりますけれども、その素案についてお伺いします。この利用計画は、何をもとに作成されたのか、またモデル地区となり得る都市機能の考え方と、この素案に沿った周辺地域への経済波及効果についてどのように波及効果を考えているのか、それについてお答えください。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。土地利用計画素案ですけれども、何をもとに作成したかという部分、モデル地区となる都市機能の考え方と、あるいはまた経済波及効果という質問かと思います。西普天間住宅地区の跡地利用については、住宅地を中心とした従来の跡地利用基本計画からモデル地区としてふさわしい新たな都市機能の導入も含めた計画の見直し作業を今進めているところでございます。 今議員おっしゃる土地利用計画素案につきましては、9月から10月にかけて実施した
アンケート調査の結果によりまして、住宅ゾーンの規模や、当該地区に立地する可能性がある都市機能について計画を進めたものでございまして、現在のところこれらのゾーニングが確定というところまでは至ってございません。 それから、また周辺地域への波及効果についてですけれども、現在具体的にどのような施設が誘致されるかということが決まっていない中で、その波及効果というものはなかなか難しいのかなというところでございます。 市としては、当該地区にふさわしい都市機能の導入を図りまして、周辺地域の発展を促すようなもの、あるいは、拠点返還地としてもいただいておりますので、この趣旨は、広く沖縄県の振興にも寄与するようなものという広域的な視点が加味されておりますので、その視点で、県や国の支援を一括交付金についても支援をいただいているということでございますので、この部分については波及効果を大いに当然発揮できるようなまちづくりが進められるというふうに思うわけでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) せっかく国も県も返還跡地利用の先行モデル地区として今注目しているところでありますので、ぜひともこの周辺地域にもたらす経済波及効果、これがやっぱり先に立ってこういった素案は持っていくべきものだと思います。先ほどおっしゃった、まだこういったこれは案であって、そういった波及効果というのはまだ見出していないということでありますけれども、逆にそういった波及効果を含めたまちづくりが先行して、地権者にこういう効果ありますよというような提示がなされるべきだと思います。ですから、これはあくまでも素案ということでありますので、これからいろんな形でまた見直しが出てくると思います。この中で、国道とのアクセス道路と、また中部縦貫道路もこの中では出てきていないのですけれども、この道路について御説明ください。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。西普天間住宅地区の跡地利用に係る道路関係のお話でございます。まず、国道58号とのアクセス道路のお話です。それから、中部縦貫道ということかと思います。アクセス道路につきましては、12月議会でも答弁したとおりでございますけれども、西普天間住宅地区の跡地利用を検討する上で、非常に重要な道路であり、権利者の皆さんからも強い要望があるということでございます。 宜野湾市としても、その重要性は認識しておりまして、去る11月28日に地主会と連名で国のほうにも要請してきたということでございます。これについては、現在の状況としては、防衛局からは米軍に対して話はしているところではあるが、まだ調整中という段階でございます。市としては、地権者とも連携して、今後も国に対し引き続き働きかけていきたいというふうに思っております。 それから、中部縦貫道路ですけれども、これも12月議会でお答えしております。現在、沖縄県としては、先般の統合計画において西普天間住宅地区からさきのキャンプ瑞慶覧全体の返還の見通しが立たない、要するに終点が見えないという中で、西普天間住宅地区に中部縦貫道路を計画することは現実的には困難であるとの認識でございます。これは、沖縄県でございます。このことから、市としては当該地区の跡地利用計画に含まない方向で、現在素案を作成しているというところでございます。 中部縦貫道路の線形等については、今後沖縄総合事務局及び沖縄県の道路部局において、検討するというふうな段取りで普天間飛行場跡地利用とかそういう関係も含みながら検討していくということになっているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) この国道58号とのアクセス道路、特に返還されていない部分からまた道路が通るわけですから、そこが今一番問題かなと思って、しかも北谷町とのそういった隣接しているということです。これが一番喫緊の課題かなということは本員も理解していますけれども、中部縦貫道路がこれに反映されていないということで、普天間飛行場が返還された後の、この地域との整合性といいますか、アクセスはどのようになるのか、そして中部縦貫道路はどういうふうにまた振り向けて、この普天間飛行場の跡地利用の場合、縦貫道が中部までどういうふうな形でいくのか、国、県とどのような調整が今なされているのか、もう少し詳しくお答えできましたらお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。先ほどの答弁とそう変わりませんけれども、この中部縦貫道路は、主に普天間飛行場の跡地利用の観点から返還軍用地の主要幹線という位置づけで、宜野湾市の南、浦添の北側、国道330号から普天間飛行場を通り、キャンプ瑞慶覧を通り、瑞慶覧の交差点向けへの主要幹線と位置づけしているわけであります。 この分については、先ほど来のお話のとおりでございまして、統合計画において、その起点、終点の道路ネットワークが今現在見込まれないということで、見直しが必要であろうという観点から、今、沖縄総合事務局、沖縄県と今後詰めていくということでございます。 起点、終点が浦添の北側から、キャンプ瑞慶覧ですので、ルートとしては普天間地域ということになるのかなというふうなことは想定されます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) ぜひとも部分返還でありますけれども、将来の普天間飛行場の基地返還跡地利用等も含めた整合性を持たせないと、このまちづくりが、せっかく国、県も先行のモデル地区になるような跡地利用を望んでいるようですので、普天間基地、将来的な見通しがないと全然これが生きてこないわけです、いろんな意味で。ぜひとも、そこら辺は、やっぱり道路のアクセス、鉄軌道も含めた総合的な交通インフラの整備が必要だと思いますので、その点で市としてもしっかりした考えを持って、県と国と、総合的に一緒になって計画をやってほしいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、この西普天間地域は、最近、普天間高校の移設案が話題になっておりますけれども、去る2月15日のタイムスの論壇で宮城政一氏が投稿されております。市長も多分お読みになったかと思いますけれども、市長いかがですか、新聞読んでおりますか。県教育長からもそういう宜野湾市への意見要請もあったと思います。本市としての考え方、そしてその普天間のOB会ですか、そこから要請があったと思いますけれども、その本市との考え方と市長の所見もお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時40分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時41分) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) 比嘉憲康議員の御質問にお答えいたします。確かに普天間高校のほうから本市のほうに要請、たしか去年の12月の頭ごろだと思います。県教育長、それから知事へは11月の末と聞いてございますが、要請文書が来てございます。 キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区への移設の話でございますが、これにつきましては、今、基地政策部と一緒になって跡地利用計画を策定に向けて取り組んでいるところでございまして、地権者の皆様の御意向も踏まえて今後検討していきたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) 市長、せっかくテレビも来ているのですけれども、所見ありましたらよろしくお願いします。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) せっかくの比嘉憲康議員の御要望でございますので、一言御答弁を申し上げますが、基本的には今、企画部長が申し上げたとおりでございまして、全体として、ではまちづくりをどうするかのときに、当然普天間高校、あるいは同窓会の皆様方から要請を受けましたけれども、全体として考えなければいけないということがまず1点あると思います。そういう中で、西普天間地区に必要なのかどうかも含めながら、それは担当部署のほうでしっかりと議論を重ねながら結論を出すものだと思っておりますし、そういう中で、市全体としての計画の中で盛り込まれるものだと理解をしております。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) ありがとうございます。全体的な市のこのまちづくりの中でこれも議論されるということで、平成25年の5月に、この普天間飛行場周辺まちづくり拡充構想策定業務ということで、こういうふうに立派な報告書ができております。この中でも、43ページには、国道330号バイパスの整備と普天間高校の移転、普天間小学校の再整備ということで、もう既にこういう構想もありますけれども、また後ろのほうでは、先行整備まちづくりのイメージということで、門前町構想が既にこのように反映されています。ですから、この普天間高校の移設によって、門前町構想も、松並木を配しての立派なこの構想ですから、西普天間地区へこれが返還されれば跡地利用が、返還されても運用されるのが5年ないし10年ぐらいかかると思っていますので、例えば普天間高校が10年後に移設されることを想定して、この門前町構想も普天間高校が移設されるとこのように、せっかく道路も含めた門前町構想もスピードアップされるのではないかと思っていますけれども、午前中の呉屋等議員の質問の中でも門前町構想については、スピーディーに、スピードアップをもって検討したいということでお答えしていますので、このスピード感ということを考えますと、もう普天間高校の移設もセットでその地域に、西普天間地域にせっかく新聞等で今話題になっておりますので、そういうのもちゃんと今後構想の中に、この素案の中に出してみてはどうかと思いますけれども、この点についてはいかがお考えですか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。平成25年の5月に策定をいたしました普天間飛行場周辺まちづくり拡充構想におきましては、防衛省補助を活用して、短中期構想と、それから不確定要素があるものの、普天間地区の活性化につながるような長期構想を策定してございます。 議員御質問の普天間高校の跡地活用に関しましては、普天間高校が西普天間住宅地区や普天間飛行場跡地に移設が行われた場合を想定しての長期構想となっております。今、御指摘のとおり、うまく西普天間住宅地区へ移設が可能であれば、そういった構想も早期にできるものと考えております。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) それとあわせて、給食センターの移設についても、この地域への移設を検討ということで平成25年8月9日に普天間地域への学校給食センター新設計画に係る用地確保についての要請ということで市長宛てに出されていると思います。 その中で、附帯事項として、キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区返還予定地を検討ということで明記もされていますが、なぜこの既に、これは平成25年の8月に要請されていますけれども、この素案ではないのですけれども、この素案は最近できたわけですよね。この素案ができる前にそういった要請もあるのですけれども、教育委員会との調整は全くなかったのですか。現在新設給食センターについても事業見直しで、大分スケジュールがおくれて、2調理ラインから1調理ラインという大幅変更になっていますけれども、この最後の西普天間地区への給食センター移設も含めた移設見直しの計画を進めてはいかがですか。こういったやっぱり教育委員会と企画も含めて、調整は今後やるべきだと思いますけれども、いろんなところからこの検討委員会を、その素案づくりに対して、一緒になって考えていかないと、またもう部分的なこういった素案づくりになると思うのですけれども、いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 指導部長。
◎指導部長(石川正信君) お答えいたします。教育委員会では、宜野湾市学校給食センター整備計画検討委員会を立ち上げ、平成24年11月から平成25年2月までの間に3回の整備検討委員会を開催し、本市における学校給食センターの中長期的な整備計画案を検討し、作成いたしました。これを平成25年3月21日の教育委員会会議で報告をし、議決を経て、宜野湾市学校給食センター整備計画が策定されました。その際、整備計画検討委員会の中で、普天間中学校区の給食センター整備についても議論され、早期の建設に向けて附帯事項として児童生徒食数増加に伴う普天間地域への学校給食センター新設計画は早期に着手し、用地選定については、キャンプ瑞慶覧返還予定地、西普天間住宅地区を含め検討するとされました。教育委員会としましては、今般のキャンプ瑞慶覧、西普天間住宅地区の返還の決定に伴い、整備計画検討委員会からの附帯事項に従い、平成25年8月9日付の文書をもって、市長部局へ普天間地域への学校給食センター新設に係る用地の確保についての要請文を提出したところであります。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) 企画部のほうからも御答弁させていただきます。ただいまの指導部長がお話しになりました文書、確かに企画のほうでは受けてございます。ただ、今まで予算審議の中でもいろいろ御説明いたしましたとおり、仮称ではありますが、はごろも給食センターの建設に向けて一生懸命取り組んでいるところでございます。せんだって、教育長の御答弁にもありましたように、児童生徒の数がふえ、1万食を超えるようであれば、新設給食センターも検討に入るということでございまして、その時点になって検討をしていきたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) この給食センターについては、現在早くて平成29年の開校といいますか、開業になるということを聞いていますけれども、この附帯事項の中では、大体平成30年ごろにこの地域への移設を検討ということで、普天間地域のPTAとか皆さんとは合意がなされているわけです。ですから、もう1年ぐらいの差しかないものですから、もし、せっかくもうこれだけおくれているのなら、もうちょっと土地も見直した形で、せっかく将来的につくるのならダブらないように、ちゃんとした予算の配分も含めて、ダブらない形での給食センター、児童生徒への食数の増加に伴う普天間地域への学校給食センターということでありますから、そういったのが見込まれるというよりは、今後どんどんふえてくる可能性ありますので、そこら辺も、途中からでも平成27年、平成28年度くらいからでも見直せるような形で計画を進めたほうがいいと思いますけれども、それについていかがですか。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、まず、その西普天間地区の返還跡地と、今、普天間高校、あるいは給食センターというものが取り沙汰されておりますけれども、一つ分けて考えていただきたいというのは、当然、拠点返還跡地に指定されましたので国の関与がしやすくなったと、ある意味、普天間の481ヘクタールのモデル地区としての西普天間地区があると思いますし、当然、急傾斜地7ヘクタールを含めながら、必ずしも51ヘクタール全てが使えるわけでもございませんし、そういう中で我々としてしっかりとした計画を立てながら議論している最中でございますので、何も全てを拒否するわけではございませんが、少なくとも私どもが今考えている中において、全てが可能な面積比率からしては厳しいものもあると。そういう中では、議論を重ねながらしっかりと取り組むというのが、今私どもに課せられている義務だと思いますし、当然、教育委員会から出た要請等も含めながら、あるいは、先ほど普天間高校の話も出てまいりましたけれども、全体のまちづくりとして考えなければならないと。たまたま西普天間地区が来年度返還されるから、そこに行けという議論というのはいささかちょっと乱暴過ぎるところもありますので、どうかこの計画につきましては、地主の皆様方や、あるいは地域の方々、全体として宜野湾市のまちづくりの中での検討をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) ですから、この素案がもう医療ゾーンとか、医工ゾーンとか、そういったのが先行して、1つの案しかないものですから、地主としてはもうこれしか検討しようがないのです。ですから、今言った高校が万が一こっちに来た場合どういうふうになるので、給食センターはどういうふうになるという形の、まずは1案、2案とか、3案とか、素案を幾つか出して、その中から経済波及効果も含めた形でのこのまちづくり構想を進めていかないと、今1つの素案だけだったら、誰でもこれしか来ないのだなというふうにしか伺えませんので、いろんな角度から検討できるような素案をまずは提出してください。また、今後、それにそういった素案が出た段階でアンケートをとってみてください。いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。ただいま基地政策部のほうから出ているゾーニングの案でございます。施設の名称を張りつけた案ではなくて、大体こういった系統の施設が来るでしょうという案をゾーニングで分けている部分なのです。ただ、このゾーニングもまだかっちりした面積も決めているわけではございません。場所も決めているわけではございません。これから跡地利用計画を策定する中でそういったものを含めて検討していきたいというふうに思っております。当然、議員おっしゃるように幾通りかの案は出てくるというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) 確かに市長おっしゃったように、まだ51ヘクタールという限られた地域とは承知しています。しかも、およそこれでいきますと、斜面緑地が21ヘクタールですか、ほとんどこれにとられて、あと使えるのはもう30ヘクタールぐらいしかないわけです。その中でのこういったゾーニング分けということでありますので、周辺地域とのそういった経済波及効果も含めたゾーニング分けをぜひとも1案、2案、3案、いろんな角度から検討できるような素案づくりをやってもらいたいと思っております。 この件をそういった形で進めていってもらいたいと思っていますので、基地政策部も含めて、一緒になって教育委員会も含めていろんな方が入った形でのこの素案づくりに携わってもらいたいと思っていますので、よろしくお願いします。 この件の最後になりますけれども、これまでいろいろ新聞とか、そういったあれでも報道もなされていますけれども、ドラム缶が出てきたりいろんな形でありますけれども、アスベストとか不発弾、汚染物質の除去については、今後はどのように処理していくのか、どういうふうに国との協議が進められているのか、この点についてお答えください。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。アスベスト、不発弾、汚染物質等の処理についてでございます。まず、この処理については、返還区域内の不発弾、アスベスト等の処理については、西普天間住宅地区の跡地利用に係る10の課題の中でも、大きい課題ということであります。原状回復の徹底は、非常に重要であると、跡地利用の観点から、そういうことでございます。 跡地利用推進法では、「国は返還が合意された駐留軍用地の区域の全部について、返還実施計画を定め、当該計画に基づき所有者等に土地を引き渡す前に、駐留軍の行為に起因するものに限らず、土壌汚染、水質汚染、不発弾の撤去等の支障除去を講ずる」というふうに法律上明記されているわけでございます。 去る1月7日に、沖縄防衛局より支障除去に係る返還実施計画の案について照会がございます。そして、去る3月7日に、地主会や土地所有者等の意見もまとめて市としては防衛局に回答している状況でございます。 この基本的な考えとしては、西普天間住宅地区の跡地利用に支障がなく、地権者や市民に不安を与えないように実効性のある取り組みを徹底するようにと求めているところでございます。 その中で、防衛局のほうからは、今後地主の方々の御意見等も踏まえつつ作業部会の場で沖縄県や宜野湾市等の関係機関とも調整をとってまいりたいというふうな回答となってございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) この件に関して、ぜひとも国の責任で全部返還がされるように地主の、地権者等の合意も含めてお願いしたいと思っております。時間も余りありませんけれども、次に進みたいと思います。 普天間飛行場の早期閉鎖、返還と跡地利用についてでありますが、仲井眞知事は、辺野古埋め立て申請を認める条件に、普天間飛行場の5年以内の運用停止を安倍首相に取りつけました。5年以内の運用停止とはどのような内容なのか、また本市へのそういった説明はあったのか、その点についてお答えをお願いします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時01分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時01分) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) 比嘉憲康議員の御質問にお答えいたします。5年以内の運用停止状態についてどのようなことかということ、それから市に説明はあったかということかと思います。 昨年12月17日に仲井眞県知事が沖縄政策協議会において、安倍総理に対し求めた4項目の要望のうち、中心となるのがこの普天間飛行場5年以内の運用停止でございます。沖縄県から市に対して直接、5年以内の運用停止状態についての説明はございませんが、去る1月9日の県議会臨時議会における質疑の中で、知事公室長の答弁を要約すると、県が求めている運用停止とは、現在普天間飛行場周辺住民が受けている騒音被害、あるいは不安、恐怖心といったものが除去できる状態のことで、普天間飛行場において航空機の飛行をやめていただく状態であるというふうに理解しているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) 直接はそういった話はなかったということで、では知事は、こういった大事なことを、5年以内の停止について、その知事だけの考えで安倍首相と交渉したのか、本来ならこういった交渉をやる場合、市とか、県とか、職員と調整して、ある程度具体的なこの実現可能性のあるような提案もして、5年以内、こういったふうに持っていったらどうですかというふうな、やるのが交渉だと思うのです。それもなしで、ただ口頭で、知事がやったのか、だから、前もって交渉する前段で宜野湾市へ知事からのそういった構想とか説明とかはなかったのか、それについてお伺いいたします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時04分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時04分) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。このことについては、市として5年以内の運用停止について県庁及び防衛局などとそのような事前の調整協議等を事務レベルで行ったことはございません。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) では、仲井眞知事の考えでそういう提案をといいますか、交渉をしたということで理解してよろしいかと思いますけれども、現在、副市長はきのうから東京で、運用停止についてのこの新聞にもありますけれども、協議、普天間停止2018年ということで、政府負担減部会初会合、県、期限を初明示とありますけれども、これについてきょうもう帰ってくるかなと、答弁もらいたかったのですけれども、間に合わないということで、事前にどういった内容だったのか、副市長からそういった連絡、そしてこの新聞報道の中での内容を御説明をお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時05分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時05分) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) 去る12月17日の知事発言を受けて、ことし2月10日に、沖縄県知事と市長の連名によりまして、内閣官房長官初め関係閣僚と知事、市長を構成員とする普天間飛行場の5年以内運用停止実現のための協議会設置を求める要請を行ってございます。 そして、去る2月18日に設置された第1回普天間飛行場負担軽減推進会議が開かれて、席上では市長が安倍総理を初め関係閣僚に対し、普天間飛行場の現状を説明し、一日も早い危険性の除去と、閉鎖、返還を求めております。そして、きのうですけれども、3月17日、副知事、副市長出席のもと、同作業部会が官邸のほうで行われたところであります。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) これによりますと、副知事は2018年という普天間停止の期限を明示しているけれども、国のほうからはそういった明確な明示はなかったということでありますけれども、では、施政方針の中で市長は、普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還と、その間の危険性の除去及び基地負担軽減策の早期実現とありますけれども、市長のおっしゃる早期実現策についてお答えできますか、市長。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げます。まず、先ほど来のお話でございますけれども、憲康議員の御質問の中で、仲井眞県知事が辺野古の埋め立て申請を認める条件というのがございましたけれども、私どもとしては、これは条件だとは見ておりません。ですから、私としては、普天間飛行場の5年以内の運用の停止というものにしっかりと取り組んでいただきたいというのが基本的な姿勢でございますし、そしてそこは仲井眞県知事と一緒になってそれに取り組んでいくと。そういう具体的な案も含めてしっかりと、一番の犠牲者である宜野湾市民の生命、財産を預かる立場からしてこのような取り組みをしているわけでございますし、当然それに向けて今後とも、県と連携を図りながら一刻も早く運用停止に向けて取り組むのが我々の宜野湾市としての責務でございます。そういう中で、現実的な対応をするときに、まず皆様方に考えていただきたいのは、1996年のSACO合意、18年が来月でたってまいります。そういう中で、さまざまな議論の中で、今日まで置き去りにされていたのは、宜野湾市の危険性の除去と、やはり基地負担軽減だったと私は思っております。この18年の間何が起こったかということは、もう既に御案内のとおりでございますが、少なくともいろんな議論の中で普天間飛行場が解決されていないのが今の現状であると。ですから、一日も早く返還を求め、一日も早く市民の安全安心の暮らしというものを求めることは宜野湾市長として当然の役割であり、それに向けて全力で取り組むと。その中では、どうしても仲井眞県知事と一緒になってやらなければいけないということも御理解を賜りたいと思っております。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) せっかくの施政方針で、市長はそうおっしゃっておりますので、市長が考える具体的なそういった目に見える形での軽減策というのは、これにはいろいろオスプレイの訓練の移転とかありますけれども、そういったことは市長としては特に何か考えていないのか、具体策で逆に宜野湾市からこうしたらどうかという提案できるような考えはないのか、もう一度お答えできますか。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、まさに5年以内の運用停止に向けて、その会議が宜野湾市、沖縄県、政府、まさに官房長官を座長とする会議が、各担当大臣が構成員になっておりますので、今までそのような会議すらなかったということを考えたときに、その宜野湾市の今の負担、あるいは基地の問題というものをそこでしっかりと議論していく、あるいは、またその5年以内に向けての結果を残していくために、私どもとしてこの5年以内の運用停止の会議に向けて全力を傾注するわけでございます。
○議長(呉屋勉君) 比嘉憲康議員。
◆16番(比嘉憲康君) そうですね、確かに、万が一辺野古が埋め立てられたとしても、9年から10年かかる。その間の危険性の除去はどうするのかということで、どうしても一日でも早いということで5年以内というのを、まずめどといいますか、そういった運用停止状態に持っていくということで、知事も市長も一緒になって政府に要請していると思っております。それについては、ぜひともこれまで市長がおっしゃったように、そういった協議が、テーブルの場がなかったということで、一歩前進だと思いますので、今後副市長が帰ってきた後の、またそういった報告も含めて、もっともっと逆に宜野湾市が提案できるようなそういった手法も考えてやってもらいたいと思っていますので、ぜひとも、今後も一生懸命頑張ってもらいたいと思っています。 これで私の一般質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 以上で16番 比嘉憲康議員の質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後3時12分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時26分) 会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」という者あり)
○議長(呉屋勉君) 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 休憩前に引き続き一般質問を行います。13番 島勝政議員の質問を許します。島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長からお許しがありましたので、一般質問を続けてまいりたいと思います。 議席番号13番 島勝政でございます。カメラもいなくなって、大変寂しい思いをしております。 まず最初に、介護保険制度の改正等について。介護保険制度の見直し議論が本格化しているとの情報が入り、県内の特別養護老人ホームでつくる県老人福祉施設協議会と情報交換をしてまいりました。厚生労働省は、特別養護老人ホームの入所基準を厳しくし、入所対象を原則手厚い介護が必要な要介護3以上の高齢者に限定する方針を2015年度の介護保険法改正に向けて示しています。このことに対し、県老施協は、個々の事情を踏まえない一律の入所基準に反対し、全国の協議会と足並みをそろえ、国の社会保障審議会、介護保険部に再検討を求めたところ、厚労省は、要介護3から5に限定するとした当初の案を緩和し、要介護1、2も条件つきで認める方針を示したとのことでしたが、私は極めて疑問に思いました。なぜならば、2000年の介護保険導入以降に設定された要介護度により国は入所基準を再編し、それまで可能だった要支援が対象外となり、特養から退所を余儀なくされたからです。その当時、私は、生活保護の現場におり、生保を受給している単身の要支援の受け入れ先をケースワーカーが探していたことを今でもしっかり覚えています。 また、そのとき、私はよからぬ考えをいたしました。本人には大変気の毒だと思いましたが、本人に転倒してもらって、足などを骨折し、状態を悪化させたら、そのまま入所ができるのではないかと、そんな不謹慎なことも考えたことがありました。申し添えておきますが、決してそのようなことはやっておりませんので、しっかりと入所先を探してまいりました。 市当局は、このまだ決定もしていない制度に対し、質問をするかという思いがあるかもしれませんが、要介護1、2の方やその家族のことを思い質問させていただきますので、御理解の上御答弁よろしくお願いしたいと思います。 まず初めに、要介護1、2の方で特養に入所している人数を教えてください。 あとは、自席から質問を進めてまいりたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) 島議員にお答えいたします。平成26年1月末現在、宜野湾市の被保険者で要介護1、2の方の特別養護老人ホームの入所者は、要介護1の方は3名、要介護2の方が4名で、合計7名となっております。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 要介護1の方が3名、2の方が2名ですか、4名、失礼しました。合計7名ということで、少ない人数ではあると思いますが、先ほど私が条件つきで要介護1、2でも入所可能と話しましたが、この条件とはどのようなことを言いますか。おわかりでしたら、御答弁お願いします。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。国の社会保障審議会におきましては、要介護1、2の方であっても、一例といたしましては、知的障害、精神障害を伴って、地域での安定した生活を続けることが困難であること。二例といたしましては、家族等による虐待が深刻であり、心身の安全安心の確保が不可欠であること。3つ目には、認知症高齢者であり、常時の適切な見守りや介護が必要であることなどが特例的な入所要件として考えられているところでございます。 具体的な要件設定の詳細につきましては、引き続き検討していくということが予定されております。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 部長、ありがとうございました。確かにそうですね。私も資料を持っているのですけれども、まさに部長が答弁なさったとおりであります。 では、この条件を満たせる方はそのまま入所が可能なのですが、では条件を満たせない方の対処はどのように考えていますか。御答弁お願いします。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。特別養護老人ホームの入所条件から外れる場合につきましては、高齢者の見守りができる有料老人ホームやサービスつき高齢者向け住宅について情報提供をしているところでございます。これらにつきましては、見守りや食事の提供、また室内の清掃についても別途契約となりますが、支援することができることになっております。今後も行政、介護事業所、医療機関等と連携をして、必要な在宅サービスの利用の周知を図りながら、市民が安心して生活できるよう努めてまいります。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 今、部長の答弁で、有料老人ホームやサービスつき高齢者向け住宅の活用というふうに答弁がありましたけれども、これは普通の今の特養と比べて割高になるのですよ。ですから、そういったことは考えてもいいのですけれども、別のメニューを考えないと、そこに入所する方は大変金額的にもきつい思いをすると思いますので、その点は、ぜひ検討していただければと思います。 次に、予防給付の見直しと地域支援事業についてお伺いします。予防給付の中で、訪問介護と通所介護の予算と地域支援事業の予算を御答弁ください。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) 平成26年度予算でお答えいたします。平成26年度の当初予算では、予防給付費のうち訪問介護が約3,690万円、通所介護が約8,979万円で、合計1億2,669万円となっております。 (島 勝政議員「地域支援事業も」と呼ぶ)
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時37分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時37分) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) では、再度質問させていただきます。予防給付の中で、訪問介護と通所介護の予算、そして、それとは別に地域支援事業というのがあるではないですか。その地域支援事業、給付費の約3%に当たると思うのですが、その3%の金額を教えてくださいということです。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時38分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時38分) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) 失礼いたしました。お答えいたします。ちょっと繰り返しになりますけれども、平成26年度の当初予算では、予防給付費のうち、訪問介護が約3,690万円、通所介護が約8,979万円、合計約1億2,669万円となっております。また、地域支援事業の総額につきましては、これも平成26年度の当初予算ですけれども、約1億1,328万円で、介護給付費総額約46万2,984万円の2.45%となっております。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) この両方の予算をお聞きしましたのは、今度の改正で、訪問介護と通所介護を予防給付から外して、この地域支援事業に移行させることになっているのですよ。つまりヘルパー派遣、デイサービスを地域支援事業給付費のこの約3%の中で賄えるかどうか、私は危惧して、それをお聞きしたわけです。今おっしゃったように、この訪問と通所、1億2,000万円余りですか。その地域支援事業は1億1,000万円ぐらいしかないではないですか。これは、この数字から見ても到底賄えないと思うのです。それを皆さん、どのように考えるかということなのです。いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。今の御質問の前に、少し私のほうで、介護給付費の総額が約46億2,984万円ということでお話をしたつもりではありますが、裏の控室のほうで、この「46億」というのが聞こえなかったようですので、改めまして、介護給付費総額の約46億2,984万円の2.45%であることを伝えたいと思います。 ただいまの御質問にお答えいたします。介護保険法改正によりまして、訪問介護と通所介護を地域支援事業に移行した場合は、介護給付費総額が約45億315万円、地域支援事業総額が約2億3,997万円となり、介護給付費総額に占める地域支援事業予算の割合は約5.3%となり、上限の3%を上回ることになります。 訪問介護及び通所介護の地域支援事業移行につきましては、平成29年4月までに実施することになっておりますので、具体的な対応につきましては今後国の動向を注視してまいりたいと存じます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 今、まだ改正なっていませんので、予算的にどうなるかはわかりませんけれども、平成29年4月までには、しっかりそのことに取り組んでもらいたいと思います。 何点か質問してまいりましたが、要介護1、2の方が特養から退所させられた場合、先ほど部長は有料老人ホームやサービスつき高齢者向け住宅の話をされていましたが、私は、その方々の受け入れ先になるのは小規模多機能型居宅施設だと思っています。したがって、その役割はますます重要だと考えます。当局もその認知度を高めていただくよう要望するとともに、包括支援センターの役割も重要と考えます。 本市には4つの包括支援センターがあり、内訳すると、医療法人3カ所、民間企業1カ所に委託しておりますが、なぜか社会福祉法人が本市には一カ所も入っていません。皆さんに上げたこの資料からもわかるように、これはお持ちですよね。わかるように、他の市町村においては、社福は必ず入っているのです。今後見直しがあった場合、その点も考慮しながらバランスのとれた委託をやってもらいたいと思いますが、いかがですか。御答弁ください。
○議長(呉屋勉君) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。議員御指摘のとおり、現在の4カ所の地域包括支援センターの事業者につきましては、社会福祉法人は含まれておりません。地域包括支援センターの委託事業者の選定は、「宜野湾市地域包括支援センター事業、委託事業者選定手順に関する事務要領」の第5条(選定方法)に基づき受託候補事業者の中から、日常生活圏域ごとに総合評価方式、いわゆるプロポーザル方式で行った結果、現在の4つの委託事業者となっております。特に法人等の振り分け、医療法人か、社会福祉法人か、また一般法人かについての振り分けは行っていない状況でございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) ちょっと答弁が質問からずれたような感じがいたしましたけれども。バランスのとれた委託をやってもらいたいということです。その点、ぜひ、次から委託する場合、御配慮願いたいと思います。 この質問の最後に、介護保険事業計画の策定について。2015年には団塊の世代が65歳になり、2025年には75歳に到達します。介護保険計画は3年ごとの見直しとなっていますが、2015年の第6期計画以降の計画から2025年まで、つまり、10年後を見据えた団塊の世代が75歳に到達する計画を策定するよう国も示しています。本市においてもそのようなことを十分考慮しながら、計画を策定していただきますようお願いし、この質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時46分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時46分) 健康推進部長。
◎健康推進部長(玉那覇豊子君) お答えいたします。市町村介護保険事業計画は、介護保険法第117条で3年を1期とすると定められております。第6期計画につきましても、地域のニーズ調査に基づき計画を策定してまいりますが、これまでの計画の指針を引き継ぎ、元気高齢者90%を目指して策定をしてまいります。 また、地域包括支援センターとの連携を図りながら、住みなれた町での地域ぐるみの支え合いを通して、高齢者が生き生きと暮らす地域として努めてまいります。 議員のお話ありました団塊の世代の75歳に到達する2025年以降は、医療給付費や介護給付費のニーズが急激に伸びると危惧されております。今後、国の方針に基づき、医療、介護、予防、住まい及び生活支援サービスが日常生活の場で切れ目なく提供できる地域での体制づくりを、いわゆる地域包括ケアシステムを推進してまいります。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 介護保険制度改正等については、これで終わりたいと思います。 次に、行財政改革の取り組みについて。現在、行財政改革の一環として、特別養護老人ホーム福寿園の民営化、公立保育所の民営化、学校給食調理業務の民間委託、市民課窓口業務委託は、説明会などもあり、ある程度把握していますが、今挙げたもの以外に民営化などの取り組みを行う予定はありませんか。例えば図書館、市民会館、勤労青少年ホーム、児童センターなどの取り組みは進んでいますか。御答弁お願いします。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) 島勝政議員の御質問にお答えします。平成24年度に実施いたしました行政診断書においては、今、議員からもございました施設についても述べられております。図書館、博物館、市民会館、勤労青少年ホーム、児童センターなどの取り組みについても推進すべきだというところがございます。そういった民営化の提言等もございましたので、市としても行政改革室を中心に現在民営化の可能性について検討しているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 今挙げた図書館とか市民会館等は今検討しているとのことでございますが、この福寿園とか保育所、給食センターの取り組みと比べて進捗がないように思います。どのような状況であるか、御説明をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) お答えいたします。現在、福寿園、給食センター、保育所の民営化について、優先的にそれを進めているという現状もございます。それとは別に、先ほど申し述べましたが、各担当部署並びに行政改革室におきましては、先ほどの施設等についても調査検討をしている状況であるということで御理解をいただきたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 本当に全く進んでいないような感じがします。タイムスケジュール等も何かないのですか。お答えください。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時52分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時52分) 総務部長。
◎総務部長(宮城聡君) お答えいたします。現在、先ほど申しました福寿園、給食センター、保育所等について、タイムスケジュールを組んでやっているところではございますけれども、その他の施設等の民営化については、タイムスケジュールについてはこれから策定していくと。そして、それについても調査検討しているというところでございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 調査検討の繰り返しですけれども、早目にスケジュール等も作成して、民営化の方向を進めていただきたいと思います。もうこれについてはお尋ねしません。 さきに挙げた福寿園、保育所、給食センターについては、既に基本方針を策定し、方向性が決まった段階であると理解しています。この中で、福寿園については私も一般質問で取り上げたことがあり、民営化の方向性を示したことは評価いたします。この同園を民間へ譲渡した場合、1点だけ確認させてください。平成14年度福寿園の施設整備した際、起債、財政融資基金、簡易保険、公営企業金融公庫を充てていますが、公債費の残額と民間譲渡時の取り扱いについてお伺いします。この残額については、購入する民間業者が支払うことになるのですか。御答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) 島勝政議員の御質問にお答えいたします。ただいまの福寿園の建設時の施設整備に係る地方債の額でございますが、平成12年から平成13年にかけまして、3カ所から合計2億6,780万円の起債を起こしてございます。平成26年度末で残高が1億902万4,000円、今残債が残ってございます。起債につきましては、当該施設が借り入れ時の趣旨と異なる場合、つまり民間に譲渡した場合等につきましては、繰り上げ償還をしなければならないものでございます。民間に譲渡した時点における起債残額を譲渡先に負担させることは、これは現実的には難しいということでございます。適正な価格で処分をし、地方債は地方債、国庫補助金は国庫補助金として、それぞれ返却をしていくという形になろうかと思います。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) よくわかりました。 次に、各種団体の補助金の見直しについて。平成26年度末一般会計予算の中には、各種団体の補助金も計上されています。これまでも各種団体への補助金の見直しを行政改革の一環として取り組んだことはあったと思いますが、私の記憶では、なかなか整理することは難しかったと認識しております。 今回の予算においては、行財政改革の観点から補助金の見直しについて、どのような取り組みをなされたのか、お伺いします。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。平成26年度一般会計の予算編成に当たりましては、これまで幾度となく御説明をいたしましたように、扶助費等の義務的経費が非常に伸びが激しく、税収などの自主財源の伸びに比して絶対的に不足が生じてきているというような状況でございます。財政収支見通しでは、今後見込まれる財政不足に対応すること、また厳しい財政状況を関係団体とともに共有し乗り越えていきたいという気持ちでございます。対前年度比4%の削減の予算となっておりまして、これは当面の目標としては、3年間で10%、1割の削減という目標を立てて、今年度は初年度4%ということでございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 4%の削減ということでございますが、この削減の対象となった各種団体においては、一方的に予算が削減されたと感じざるを得ないと思います。そのあたりについて、各種団体へ理解を求めるために、どのような取り組みをなされましたか。御答弁ください。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。当市といたしましても、地域と協働の取り組みを各種団体にお願いしている中で、非常に心苦しいところでございました。そこで、当市の財政状況を丁寧に御説明をいたし、平成26年度の補助金を予算化するに至った説明をしてございます。説明会といたしましては、2月27日に21団体の代表者の方にお集まりいただき説明会を催してございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 今、部長から2月27日21団体に対し説明会を行ったとのことでございますが、説明会では、各種団体の参加者の方は、市側の説明に対し、どのような意見がありましたか。お答えください。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。2月27日の説明会におきましては、当市の各種団体を所管している担当部局長を初め市長、副市長の御臨席のもと対応させていただいております。 本市の財政状況等につきまして、資料を用いながら説明を申し上げ、御理解を求めてまいりました。市としても、市長の給料並びに職員の給与の削減の取り組みを行っており、ふだんより密接に本市の行政活動に協力いただいている皆様へ補助金を削減せざるを得ない状況に至ったことについておわびを申し上げたというところでございます。 議員御指摘のとおり、意見交換では、一律削減されたことへの疑問とか、給与削減の範囲というのは市長、副市長だけなのかと。例えば議員さんはどうなのかということも議論されてございます。いろいろ御意見が出ましたが、おおむね御了解を得たというふうに思ってございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 今、部長の答弁で、議員に対する厳しいお言葉もあったということでございますが、我々議員も、この議会改革等で改革に取り組んでおりますので、どうぞその点は、少しは理解していただければと思います。 それでは、行財政改革について視点を変え、財政収支見通しから質問させていただきます。財政収支資料としていただいてある平成27年度、平成28年度の見直しでは、予算の編成もままならない状況になるのは一目瞭然と言わざるを得ない数字となっていますが、このような多額の財源不足にどのように取り組んでいくつもりなのか、お伺いいたします。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。議員おっしゃるとおり、財政収支見通しでは非常に厳しい内容となってございます。このままでは、平成27年度、平成28年度の予算編成は非常に厳しいものが予想されております。そのような状況に対処すべく経常経費は大きく見直すことは非常に厳しいというところから、それらの事業も含め政策事業等各種事業について精査を、検討を行ってまいりたいというふうに思っております。 それと、これまで取り組んできた事業についても、一度見直していくということなども視野に入れて予算編成に臨んでいきたいというふうに思っております。行財政改革推進本部の下に専門部会、これ仮称ではございますが、財政健全化検討委員会などを設置をして、全庁的にこの財政健全化に向けて検討し、その中でしっかりした見通しを立てていきたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 部長、財政健全化検討委員会など立ち上げて、財政の見直しに向けて取り組むということでございますので、わかりました。 この行財政改革は、行政改革推進室が行うものではなく、私たち議員も含め市全体として取り組んでいく必要があると考えています。今後も市長を先頭に行財政改革を進め、市民、行政が協働してまちづくりが継続していけるよう取り組んでいただけますようお願い申し上げて、この質問を終わりたいと思います。 では、次に、普天間飛行場周辺まちづくり計画について。この質問は、普天間地域の若い皆さんからの意見も取り入れておりますので、どうぞ御理解ください。計画書に基づきながら進めてまいります。 皆さんの計画書を見ますと、松並木歩道整備が片側計画となっています。国道330号向かいの西側の整備は考えていないように見えます。当地域には、15か16の店舗があり、現在は5~6店舗しか営業しておりません。また、店主は高齢化し、建物も老朽化しています。この西側と、さらには万年通り、すずらん通りの調整整備も考えないと、ただの歩道整備になり、町の活性化にはつながらないと思いますが、いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。並松街道につきましては、復元位置を歴史に沿った形で東側の普天間高校側に整備する方向で検討してございます。現在、国道330号中央通りは空き店舗も多くありますが、特に東側は建物の老朽化も目立っておりますので、早急に整備を検討しているところでございます。 あと、万年通りにつきましては、現在建設部で改良事業を検討しておりますが、すずらん通りを含め西側の商業活性化に向けては、中長期的な整備といたしまして、中心市街地活性化法の活用など、関係部署とも連携を図りながら、整備方針等の検討を行っていきたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 万年通り等、改良工事進んでいることでございますが、私は、片側だけのこの整備というのは、何かおかしいような感じしますよ。どう見たって。こっちは明るくなって、反対側見ると、何か申しわけない言い方でゴーストタウンみたいな感じになってしまうのです。それをしっかり考えながらやっていってほしいと思います。 2番目に、松並整備について。ウオーキング、ランニングとありますが、この距離は一体何メーターあるのですか。私、これは5分ぐらいで歩ける短い距離だと思います。車両も多く、排気ガスも蔓延し、ただ松並木を設置しただけにすぎないように見えますが、いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。ただいま御指摘の箇所につきましては、並松街道のミニチュア版の整備というような位置づけで検討してございますが、国道330号の東側の歩道側に長さ約200メーター、幅員約6メーターの歩行者用道路を整備する予定でございます。整備のイメージとしましては、歩道両側に松並木を配置し、中央部に歴史を感じられるような舗装や案内板等を設置する方向で検討してございます。日常的には、地域の人たちの憩いの場として利用されますが、初詣でやイベントのときには屋台や出店が立ち並び、にぎわいのある通りとなるよう考えております。 それから、議員御指摘のウオーキングやランニングをする際には、距離が短いのではないかということでございますが、当然、並松街道のみのウオーキングではなく、休憩場所やコースの一部として活用していただければというふうに考えております。 また、なぜ松並木なのかという御質問ですが、当該整備事業に関しましては、平成14年度の当初計画以来、普天満宮や神宮寺を生かした交流による町の活性化を図る目的で事業計画を進めてございまして、門前町の風情のある参道の整備といたしましては、歴史的なシンボル性の高いジノーンナンマチを復元することで、地域の人たちに愛され、また活用される通りとなるものと考えてございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 部長、私、なぜ松並木なのかって、まだ聞いていませんよ。今から聞くつもりだったのですよ。 この昔ながらのジノーン松並街道をイメージしたまちづくり、私はある程度理解していますが、地域の人から、「何で松なの」、「桜ではだめなの」、「梅ではだめなの」と意見があるのです。それは、どのように考えますか。このことを今から聞こうと思うのですよ。それを先に答えられたら。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。大変失礼いたしました。そうですね、よく市長も彩りのある通りというのが非常にお好きで、花の咲く木を植えたらどうかというお話も多々聞こえてございます。ただ、今申し上げたとおり、歴史的なまちづくりをしてみようと。門前町の風情を残そうということで、地域の方たち、それから、
まちづくり期成会の皆さんが特に並松街道のミニチュア版の復元をしてほしいということでお話がございます。 それと、ことしから始めたウサンチー、王様の普天間神宮参詣、これにもずっと継続的なイベントとしてやっていただきたいということも含めて、並松ということで今考えてございます。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 今、部長の答弁で、市長も桜とか、そういった話なさったという。いま一度、これ、考え直す必要ないですか。市長の意見も取り入れないとだめではないですか。どうですか。あくまでも、いや、部長でいいですよ、はい。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。先ほど申し上げたように、地元の方たちとか、
まちづくり期成会の皆様方の御意見が、多くの御意見が並松の復元ということをお話しになっておりますので、計画段階では並松という形で進めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) これ以上やると期成会に叱られそうですので、これ以上申しません。 3番目に、門前広場、参道広場について。地域の人たちが気軽に集える場所とあるが、売店等もなく、今の計画だと若者のたまり場になるのではないかと危惧しているそうです。基本的には、参拝者の拡大を図るべきではないでしょうか。さらに、両広場への接続は何で歩道橋ですか。門前町に歩道橋というのはイメージが悪いのではないですか。それと、高齢者や障害者への配慮も欠けていると思います。いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。門前広場や参道広場につきましては、普天満宮や神宮寺の景観を損なわないよう売店を含め建物は極力配置しない方向で検討しておりますが、イベントのときの屋台等が立ち並ぶ場所は設置を検討しております。 また、買い物などについては、できるだけ既存の商店街を活用していただけるよう町歩きの方策などを検討してまいりたいというふうに考えております。 若者のたまり場の件でございますが、当該広場は国道330号普天間交差点側に設置されますので、車や人通りも多く隣接して普天間交番もございますので、若者たちのたまり場にはなりにくいのではないかなというふうに考えております。 また、参拝者の拡大につきましては、現在でも初詣でや例大祭などのときに多くの人たちがお集まりになってございます。その方たちを普天間の中心市街地へ引き込んでいけるような門前の風情のある整備を通して検討してまいりたいというふうに考えております。 それから、参道広場と門前広場につきましては、普天間三差路を挟んだ計画となってございます。現在普天間三差路は、歩道橋を利用して行き来をするような状況でございます。平成23年6月に普天間1区自治会より歩道橋の撤去について要請が出されてございます。再度、普天間1区自治会及び普天間3区自治会との調整を図りながら、撤去の要請の声が多いようであれば、関係部署との調整を行い、所管する南部国道事務所との協議を進めてまいりたいと思います。 ただ、これは、この前東京に、私、副市長、市長とも何度も足を運んでおりますが、その際には、この普天間三差路の歩道橋の撤去について政府筋にはきちんと要請してございます。ただ、交通量の激しいところでございますので、なかなか厳しいという声がありますが、引き続き撤去に向けて頑張ってまいりたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) ぜひ、そのようにやっていただきたいと思います。 この普天間のまちづくり、歴史的シンボルを象徴するのであれば、にぎわいがある参道をつくる必要があります。正面道路は
歩行者天国とし、近隣に観光バス駐車場を設置するなど、誰もが一度は訪れたくなるような整備が必要と考えます。 また、市内には、観光拠点が少ないために本土からの観光客も余り訪れません。普天満宮の洞窟は歴史的にも自慢できるものであり、パワースポットとしてPRできるものと思っています。さらに、西海岸との連携や沖縄を代表するような新たなスポットを意識するなど課題はたくさんあると思います。例えば石平交差点からの視点、国道330号道路からの視点、観光客からの視点です。また、地域と一体となったまちづくりを計画し、各通り会との連携は必要です。このコンサルの提案は、リスクを最小限にしたインフラ整備に私には見えます。市長、もっと夢のあるまちづくりをしましょう。この計画は小さ過ぎます。もっと延長して、沖銀の交差点、願わくば市役所まで、普天間飛行場返還後を見据えたまちづくりをする必要があると思います。そのためにはお金がかかります。500億円、600億円、予算が必要でしょう。その予算は60年も無理やり土地を提供させられているわけですから、国に出していただくのは当然ではないでしょうか。このお金は、私は迷惑料とは言いません。これは慰謝料なのです。1年で10億円、60年で600億円という計算になります。市長、宜野湾市民を代表して、国に対し、この慰謝料を請求していただけませんか。そして、そのお金を活用して、夢のあるまちづくりをしていただきたいと思います。いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) 島勝政議員の御質問にお答えいたしますが、慰謝料という言葉でございますけれども、それがすぐそのまま慰謝料という言葉の中で片づけられるかどうか、ちょっとわかりませんけれども、ただ確かに68年間、宜野湾市は普天間飛行場であり、瑞慶覧基地にある意味とられたということからすると、まちづくりにしても、あるいはふだんの生活にしても、市民に負担を強いられているのは現実的にあるわけでございますから、予算の話をすると切りがございませんけれども、600億円という具体的な数字は出ましたが、それに近づけるような努力をしてまいりたいと思いますが、いかんせん、これは政府がどのような形で捻出するかというのはちょっと見えてきませんので、引き続き予算の獲得に向けては取り組んでいきたいと思っております。それで、その予算が獲得できるのであれば、おっしゃるようにまちづくり、あるいは人づくり、あるいは宜野湾市の全体としての活性化に向けて取り組んでいければ、私どもとしても、それは行政の責任として、やるべき、あるべき姿だと思っておりますので、引き続き市民の、そして議会の皆様方の御理解と御協力の中で、防衛予算、政府予算をかち取れるよう議員諸公の皆様方のお力添えも賜りたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 島勝政議員。
◆13番(島勝政君) 再度よろしくお願い申し上げて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(呉屋勉君) 以上で13番 島勝政議員の質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後4時18分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時32分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。17番 我如古盛英議員の質問を許します。我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 皆さん、こんにちは。一般質問初日なのですけれども、私のほうが5番目となっております。社民・市民クラブの我如古盛英です。 ただいま議長のお許しがありましたので、一般質問を行います。お疲れとは思いますが、本当に最後までよろしくお願いします。 それでは、順序よく1番目の道路行政についてからお伺いします。市道長田1号、長田側というのがありますけれども、これは県道32号線側ですね。それから、志真志側というのが我如古工区ということで分けてあるそうですので、この道路整備の進捗状況についてから質問をいたします。 本年度の道路整備の工事が行われています。慢性的に交通渋滞が激しい長田交差点、我如古中部商業高校前とつながる渋滞の激しい富浜カジマヤー、これ通称ですけれども、の改良工事が今行われております。 市道長田1号、これは県道32号線側ですね、道路整備の進捗状況についてお聞きします。 市道長田1号の工事も今現在進みつつありますけれども、本年度の末までにどのようになるか、その進捗状況をお伺いいたします。 あとは、自席より質問をいたしますので、答弁のほうをよろしくお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。まず、長田1号の県道32号線側でございますが、歩道の設置及び車道の舗装の工事につきましては、平成26年2月末で完了しております。 次に、長田1号の我如古工区、中部商業に至るほうでございますが、これにつきましては、平成25年度の業務は実施設計及び建物調査を行っております。実施設計につきましては完了しておりまして、建物調査につきましては現在調査中でございまして、完了は5月末を予定をしております。 平成26年度から用地取得及び物件補償を行っていく予定でございまして、関係地権者の協力が得られるよう努めてまいりたいというふうに思います。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 2月の末で歩道工事が、県道32号線側が行われたと思いますけれども、その通り、本当にきれいになっております。 それから、その反対側のファミリーマート側の件は、このままでよろしいのか。あるいはまた、先ほど我如古工区の件も述べられました、答弁されましたけれども、スケジュール表はさきの委員会でもらっておりますけれども、その我如古側の用地取得あるいは物件補償等の見通しについては、どのようになっているでしょうか。その2点をもう一度再度確認をしたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時36分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時37分) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。まず、県道32号線側の交差点につきましては、現在、中部土木事務所が用地の交渉をしているとのことでございます。 また、中部商業側の我如古工区につきましては、平成26年度は用地の買収が2筆、物件補償1件を予定をしております。これらにつきましては、関係地権者の協力が得られるように努めてまいりたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) しっかり協議を行っていただいて、平成26年には2筆、それから1件の物件補償を予定されているということですので、予定では平成28年度から工事が始まるということですので、どうかよろしくお願いいたします。 それでは、その次、3番目に行きますけれども、こういう形で我如古側の整備計画は立てられておりますので、しかし、その間の件に関しても要請したいと思います。前回も強く要請いたしました。その結果、1カ所の中部商業側の汚水ます周りのアスファルトの剥がれは、応急処置されて、きれいになって、きれいというか、応急処置、補修がされております。そして、先ほどの県道32号線側の工事に伴いまして、自動車道側の3カ所は改良されて、今、アスファルトも舗装もされてきれいになっておりますので、本当にありがとうございました。 しかし、この中部商業側から琉球大学の北口の信号機あたりまで、本当にまだたくさんのへこみ、あるいは汚水ます等、路面との段差など、数えて、本当に危険だなと思うところが10カ所以上あります。宜野湾市でもありました、あるいは県でも道路の不整備のために負傷あるいは物すごいけがを負われて、補償問題も起きて、その補償金を支払う羽目になった。宜野湾市もありまして、それから県でもありますので、そういった道路の改善というのは、ぜひとも必要だと思います。ですから、この全面改良までの間にでも、やっぱり10カ所あるところは、本当に早急に補修が必要だと思いますけれども、そういった現場を見て判断しているかどうか、また補修の予定があるかどうかをお伺いいたします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。当該市道におきますマンホール周りのくぼみや舗装のひび割れ等につきましては、維持管理の範囲内で対応しております。まだ対応もできていない箇所につきましては、引き続き維持管理の範囲で対応していきたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) よろしくお願いいたします。 それでは、2番目の市道長田2号の、こっちも路面の補修等の要請なのですけれども、市道長田2号、志真志4丁目22-19付近が特に陥没状態がありまして、くぼみがあります。これについて確認しているでしょうか。また、地域などからの補修などに対して要請はなかったかどうか、お伺いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。当該市道の路面の破損箇所におきましては、確認をしております。補修などの要請については、地域や自治会からの要請はございません。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) それでは、要請はないということですけれども、この道は、宜野湾市の給食センターの配送コンテナ車が常時通過するし、本来でしたら、全面をですね、全路線、長田2号全部を整備拡張すべきところではあると思いますけれども、指摘の場所は原因調査もこれから必要だと思います。確認はしているということですので、ぜひ通行するのに支障がないように補修をお願いします。これは、先ほど長田1号の我如古側の先ほど要請いたしましたところの三差路にも出ますので、この辺、ほとんど道路整備が、先ほど計画もされているということで、まだやられていないところですので、ぜひとも補修もよろしくお願いします。 それでは、次、人材育成交流センターめぶき前道路の整備計画についてお伺いします。めぶきは、もう既に拠点として稼働しています。それに、4月には、仮称ふくふくが供用開始で、現在より利用者が増大するのはもう目に見えています。そのことからして、早急な整備が必要であり、概略設計を行うという答弁が前回ありました。その計画は進んでいると思いますけれども、どうなっているでしょうか。平成25年の6月議会での答弁では、「概略設計を行う。総延長670メートル、そして事業期間は3年から4年かけてやる」というしっかりした答弁がございますけれども、やはりこういった奥地ですね、道路整備が全くなされていない状況がありますので、それに対する答弁では市も認めていますので、そういった概略設計の件は進んでいるでしょうか。御答弁をお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) 御答弁を申し上げます。その当該地域の道路の狭隘さというのは認識してございます。市の財政も非常に厳しい折でございますので、今後は実際に当該施設の利用状況も勘案しながら検討していきたいというように思っております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) その検討するということは、もう進んでいるということで理解してよろしいでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) お答えいたします。今後検討するということでございます。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 前回の答弁で、私、この件に関しては、何回も皆さんに要望、要請をいたしました。こういった概略設計を行うということにしっかりした答弁がございましたけれども、検討するということです。その検討が概略設計を行う検討なのかどうか。今後どういった時間をかけてやるのかどうか。ただ検討だけでは、ちょっと理解が得られませんので、前回の概略設計をするということを変更するのかどうか、もう一度答弁をお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 企画部長。
◎企画部長(和田敬悟君) 繰り返しの答弁になりますが、実際にふくふくのオープンを見まして、利用の状況等も勘案しながら今後検討していきたいというふうに思います。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 不誠実な後退した答弁になっておりますけれども、しかし、先ほどから申し上げましたとおり、ふくふくが供用開始になりますと中部の男女共同、特に女性の地位向上に対する利用度が増してきますので、皆さんが、中部の皆さんから、宜野湾市の対応がまず批判的な対応に見られるのではないかなということで、これは私だけが地域だからということで要請しているわけではなくして、やっぱり公共施設がある場合は、そして、それも中部拠点化としてやるということですから、その方向を間違ってしまうと、いつまでも検討していると思わぬ批判とかが出てくるのではないかなと思いますので、これを検討するということですから、前の答弁から後退しているような気がしますけれども、後でまたちゃんと調べて、これは質問をやり直します。 次に行きます。この道ですけれども、志真志バス停から長田4号を通り、めぶき前まで行きます。側溝のない狭隘な道路の改修等ができないかをお伺いいたします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。当該道路は私道であるため、市が側溝整備をすることは難しいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) これも先ほど、この道路を通り会合に参加した女性の皆さんの、不評を買っていますので、私道であろうとも、やっぱり整備はしていただきたい。 その次に、志真志1丁目23-1付近の現農道のカーブ付近、志真志雨水幹線と交差するところにカーブミラーの要請があったかどうか。私は、必要だということで、地域のここの通りをよく利用する方から要請がありましたけれども、設置をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。当該箇所へのカーブミラーの設置につきましては、地域や自治会からの要請はございません。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 確認はしていると思いますけれども、設置に関してはいかがでしょうか。お願いしたいと思いますけれども。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時49分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時50分) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。現地につきましては、民地からの雑草が生い茂っているため、市の環境対策課から土地の所有者に連絡をいたしまして、草刈りのお願いをしているところでございます。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) そうですか。さっきのめぶき前の道路の概略設計の件とか、これまで進められてきているが、みんな冷淡な答弁になってしまっていますので、この件に関しては、私を含め公共施設を利用する方が本当に宜野湾市の市政というのを評価してくれると思いますので、私は、先ほどの答弁は、また再度、次、機会を改めてやりますけれども、ぜひ、これまでの答弁どおり概略設計を通してやっていただきたいと思いますので、市長よろしくお願いします。 それでは、次のほうに行きたいと思います。長田区志真志4丁目、城山団地に係る諸問題の解決ですけれども、これも従来から取り上げておるのですけれども、団地の下水道に関してなのですけれども、当時は本当に画期的な水洗トイレ、180世帯、2カ所に大型浄化槽ができています。これはし尿が搬出されていて、平成5年から平成10年にかけて市の公共下水道が完備いたしました。接続が始まり、今に至っていますけれども、団地の皆さんは、本当に公共下水道の料金、それからし尿の搬出に二重の負担が続いているのですけれども、前回質問したときに未接続の30件ほどがあるということですけれども、この団地の水道の接続は進んでいるかどうか、お伺いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。現在、同団地内におきまして、公共下水道に接続されていない住宅は31件ございますが、工事費の負担や所有者の方に連絡がとれないなどの理由から、なかなか接続が進まない状況でございます。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 平成5年ごろから公共下水道が布設されまして、接続の切りかえ等があったと思うのですけれども、そのときの城山団地の住人の皆さんと何らかの協議があったかと思うのですけれども、それがあったかどうか、またお聞きします。そして、それを世帯の切りかえが完了すれば、2カ所の浄化槽跡も必要なく、有効に使えると思います。 それから、処理費の負担も、先ほど申し上げましたとおり二重負担が解消できると。そういうことで、今、その31世帯のうち何世帯が空き家か。あるいは、実際に下水道料金は水道料金とともに支払われていますので、水道の閉栓というのでしょうか、ストップされているところがあるかどうか、そういうところも調べてあるでしょうか。もし調べて、その世帯数がわかれば、教えてほしいと思うのですけれども。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時54分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時55分) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。公共下水道の整備の際に、団地の方々に下水道法におきます接続義務の説明を行いまして、速やかに公共下水道に接続するよう要請をしております。しかしながら、既に浄化槽で排水処理をしている御家庭におきましては、工事費の負担が重なることから、なかなか切りかえていただけない状況でございます。 また、現在において、未接続の住宅は31件あると申し上げましたが、その中で生活実態がない空き家の状態の住宅も数件はあるようでございます。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) わかりました。これに関しては、市の普及の係と、それからその団地の皆さんが誠実に取り組んでこれからやっていくものと思いますので、そのときにはまた御協力のほどをよろしくお願いいたします。 それでは、次、市道認定の件なのですけれども、同団地内の中通りには、さきにも述べましたけれども、道路が年月を経て補修が必要となっておったり、あるいは長田区民の通り道ともなっております。通行量がふえ、他の枝線は袋小路で、買い物弱者、高齢者にとっては不安なところがあります。また、昭和45年ごろ、日本国の法律が及ばなく、琉球政府の制度で開発されて、今日に至っています。各地域で不備難題が多くなっているようにも思いますので、市内にある米軍住宅跡地とか、あるいはまた同じような民間住宅として問題を抱えているところもありますので、せめて、生活道路、私が、中通りの件に関しては、ぜひとも、この団地の皆さんが安心して安全で持続的に住めるように、生活できるように、その環境づくりは市にも一定の責任があると思いますので、この市道認定についてをお伺いしたいと思いますけれども、何回も聞いて重複もしますけれども、もう一度、この市道認定についてお願いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。市道認定についてですが、当該道路につきましては、開発行為でできた道路でありまして、管理者が存在する位置指定道路になっております。私道におきます道路の移管につきましては無償譲渡が条件でございますので、開発業者、地主、借地人の3者協議が成立しないと市道として認定することは難しいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) わかりました。この件に関して、前々から取り組んでいますので、ここの仲介業者もこの件に関しては回答もしておりまして、地主の皆さん、それから団地の皆さん、それから仲介業者、意思疎通は図っていますけれども、あと市道認定の方向まで行くような状況には今ないのですけれども、ぜひとも、そういう形で進めていくためには市の協力も必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。 すぐ近くには高層ビルが建設もされ、団地内の交通量がますます増加しておりますけれども、その道路の劣化が進んでいます。どのように補修するのか、あるいは将来的にはどうなるのか、あるいはどういった方法があるのか、団地の方々の重大な懸念の一つですけれども、前回は資材を提供するというところまで皆さんが答弁ございましたけれども、それに関してはそのとおりで受け取ってよいでしょうか。お願いします。
○議長(呉屋勉君) 建設部長。
◎建設部長(黒澤伸行君) お答えいたします。側溝のふた破損の補修等の資材の提供につきましては、維持管理の範囲内で対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) よろしくお願いいたします。これから地元に帰って、皆さんにそういうふうな相談をしていきたいと。 それでは、3番目の施政方針についていきます。時間も半分になってしまいましたけれども、これからよろしくお願いします。 まず、1番目の普天間飛行場の危険性の除去及び早期閉鎖、返還と5年以内の返還というか、5年以内の、今よく言われていますね。 (「運用停止」という者あり)
◆17番(我如古盛英君) 運用停止ですか、それについて進めていきたいと思います。 本員は、早期閉鎖、返還を言い続けて、これまでずっと運動してきたつもりでございます。市長は、これまでも事あるごとに政府との話し合い、そういった要請をやってきたと思います。県内などでも、市長会あるいは基地所在地の会合などでの意思を表明していると思いますが、そういった形で意思表示しているでしょうか。 また、これまで、どのような取り組みをしてきたか、その件に関して、かいつまんで答弁をお願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) 我如古盛英議員の御質問にお答えいたします。市長はこれまで普天間飛行場返還問題、どのような取り組みをしてきたかという御質問かと思います。普天間飛行場の早期返還については、議員御承知のとおり、毎年の軍転協による要請のほか、一昨年の市民大会、県民大会以降、数多くの要請をしてまいっております。そして、昨年の11月25日には、固定化阻止に向け、一層の危機感を持って県知事及び県内各政党、それから同月の28日には政府関係閣僚への要請を行ってまいりました。そして、最近では、去る2月18日に設置された第1回普天間飛行場負担軽減推進会議における要請がございます。これは比嘉憲康議員にもお答えしたとおりでございますが、ことしの2月10日に県知事と市長の連名によりまして、内閣官房長官を初め関係閣僚と県知事、市長を構成員とする普天間飛行場の5年以内運用停止実現のために協議会設置を求める要請を行った結果、設置されたものでございます。 会議におきましては、市長が安倍総理を初め関係閣僚に対し普天間飛行場の現状を訴え、一日も早い危険性の除去と騒音問題を初めとする市民の基地負担の軽減及び5年以内の運用停止を強く求めておるところでございます。 市といたしましては、今後とも沖縄県や関係機関とも連携しながら、また同時に市議会の皆さんとも相談しながら、普天間飛行場の一日も早い停止、危険性の除去と早期閉鎖、返還を強く求めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) ただいま部長のほうから逐次説明がございました。5年以内の運用停止、これでは5年以内の返還とありますけれども、できるだけ早期に返還させてほしいという気持ちがありましてそうなっておりますけれども、これについては、次の次、またお伺いしますけれども。 もう一つ、次に行きます。市民団体等が粘り強く継続して行われております閉鎖、返還運動は、危険性の除去、早期閉鎖、返還の要求を、当事者である米国と、それから国への強力な基地の運用の監視、あるいは国に対する抗議の意思を知らしめて、本当に絶えず米軍の方々に本当に緊張感を持って、事故、事件が起こらないようにというものも含めて継続させていると思いますけれども、市としてはどのように思っているかどうか。この運動がなければ、やはり相手は軍人ですので、気が緩んで、これまでにいろんな事件、事故を起こしたやもしれませんので、私たちの運動というのは、これは絶えず必要だと思いますけれども、これに関して市はどのように思っているのかどうか、ひとつお伺いしたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) 我如古議員の御質問にお答えいたします。市行政として、市民団体等の評価についての言及はなかなか難しいところですけれども、市としては、普天間飛行場の早期閉鎖、返還につきましては、これまで数多く要請行動をしてきているということでございます。これは、やはり原点は普天間飛行場の危険性の除去と基地負担の軽減であるということで、もう18年間たっているわけでございます。そういうことで、非常に現在厳しい状況の中、市としては、先ほどの答弁と同じになりますけれども、沖縄県や関係機関とも連携しながら、政府に対して、引き続き普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還の実現を求めてまいりたいと、かように考えております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 行政としては、市民団体の運動は余り評価しにくいということですけれども、しかし、これはもう全市民が一緒になって取り組んでいかなければ、今でも、先ほど5年以内の運用停止とか、いろんな紆余曲折してこの18年たっているわけですから、私は、オール沖縄とは言わなくても、オール宜野湾市ではやっていかないといけないのではないかなと思いますので、これに関しては答弁はよろしいです。 次に行きます。これまでの普天間飛行場の県内移設反対の件に関して、これまでの市長の答弁は、仲井眞県知事と同じスタンスと言い続けています。私の一般質問の中でですけれども。昨年末、12月に辺野古埋め立てを県知事が承認して、先ほどありましたね、5年以内の運用停止と、ほか3項目、ほかにもありますけれども、3項目を要請して、「県内移設は不可能」、「反対」との公約を破ったことについて、項目を要請して、その県内移設の不可能と反対していたことの公約を破ったことについて佐喜眞市長の考え方をお伺いしたいのですよ。今、一番問題なのは、固定化と言っていますね、市長は。危険性の除去と固定化がと言っていますけれども、なぜそのとき、市長の選挙のときに、そういうことを主張しなかったのか。やっぱり佐喜眞市長の県外移設は公約ではなかったのかなということで、今お伺いします。それは公約だったのでしょうか。 それから、辺野古の埋め立てを承認して、先ほど言いました、5年以内の運用停止、ほか3項目は県が求めて、それから私たちの解釈では、もう公約を破った、県内移設は認めたということになるのですけれども、これに対するものと、市長はそのとおりだったのかどうか、お伺いいたします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後5時10分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後5時10分) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、まず選挙の公約というお話でございましたが、私の公約は、まず普天間飛行場の固定化は断固阻止するということは入れております。ですから、今現在政府が固定化、継続使用というお話があるので、宜野湾市民の9万5,000名余の市民の生命や財産を預かるのは私の責務でございます。ほかの市町村と違っているのは、私どもが普天間飛行場を抱えている現実は今も昔も変わらないと。そういう中で、一番懸念していることについてタイムリーに言うのは、宜野湾市長として私の役目であり、それについては公約違反ではないと私は理解をしております。 一方、知事が12月に辺野古埋め立ての承認をしたというお話でございますが、新聞報道等でもお話あるように、行政的な手続上、これは瑕疵がないものについては承認せざるを得ないというのが多分知事の見解だと思いますし、そういう認識のもとでマスコミ報道されておりますので、私自身は、それは行政手続上必要なものだと思っておりますし、知事が申し上げているように公約違反ではないと思っております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) そういう答弁になるだろうと思っていましたけれども、しかし、3年前、県知事選、あるいは2年前の市長選挙で、あるいはまた、さきの国会議員選挙でも、やっぱり県内の自民党の皆さんは明確に普天間飛行場の県内移設を公約として選挙で戦っているのですよ。ですから、今おっしゃるように、市長が、この状況が変わってタイムリーなときに自分の意思を言わないといけないということですけれども、やはりそうなると、選挙時の公約はもう破られているというふうに私は解釈してもいいと思いますので、それに対する皆さんはどういう考え方があるかは別として、答弁の中から拾った言葉を言いましたので、そういう形で私は解釈します。 それから、もう時間ないですので次に行きますけれども、県知事は公約に反しまして、皆さんは公約に反していないと言うのですけれども、私たちとしては、これは沖縄県民も大多数がそういう形で見ているし、本当に公約違反だと思います。名護市辺野古の埋め立て承認をしたことで、1月10日の県議会で知事の辞任要求が可決されました。そしてまた、辺野古埋め立てで、その承認を究明するために、県議会の調査特別委員会、百条委員会が現在設置されておりますので、そこで県知事や関係部局の方々を証人喚問しております。 また、県内の41市町村の代表や県議会が米軍基地普天間飛行場へのオスプレイ配備撤回や同飛行場の閉鎖撤去と県内移設断念を求めて、昨年の1月に国に提出した建白書についても、どのように市長は思っていらっしゃるのか。本当にこれをお聞きしたいですので一般質問に上げましたけれども、答弁をもしよろしければ、できるだけでよろしいですので、お願いいたします。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、まず、基本的な考え方をもう一度申し上げたいと思いますけれども、宜野湾市長は宜野湾市民から選ばれた市長であるという認識は、私は、当然議員の皆様方も御理解していただけると思います。そして、それは、とりもなおさず、市民のために安心安全なまちづくりをすると、それが前提でございます。そういう中で、宜野湾市が抱えている普天間飛行場という問題は、ことし4月で18年目を迎えます。一度、私は、この議場でもお話ししましたけれども、さまざまな議論の中で18年がたった。どなたの責任にするかということは、私は申し上げませんが、少なくても18年たって、一番犠牲を強いられているのは宜野湾市民であるということは現実的にあると。ですから、私どもは現実的な対応をしなければいけないということで、私は、固定化が絶対あってはならないということを市内外、あるいは政府に対しても申し上げているわけでございますし、当然、よもや固定化が絶対あってはならないということは、市民のお一人お一人が考えていることだと、総意だと私は思っております。 そして、建白書のお話でございますが、2年前にオスプレイが配備され、24機が配備されました。当然私どもとして、宜野湾市の安全安心な暮らしを守るためには、オスプレイという機種に対しては、配備してはならないという市民大会、県民大会の中での建白書だと理解をしております。しかし、今日に至っては、さまざまな御議論の中で建白書の精神というものの一定の精神は理解をしますけれども、知事あるいは国会議員を含めてさまざまな議論の中で、今後どのような展開をしていくかというものは、今後私は見守っていきたいと思っております。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) 私は、県知事とか、県議会の件とか並べて質問しましたけれども、答弁できるものに対してということですので、2項目に関して答弁なされております。 米軍飛行場の本当に危険きわまりない基地が強化されて、オスプレイも強行配備されている状況からすると、その市民の安心安全を一番に、あるいは生命や財産を大切にしないといけない宜野湾市の市長ではありますけれども、しかし、やはり前の選挙では、普天間飛行場の県外移設も掲げて、それから、そういった形の運動も、これまでオスプレイに対する配備撤回もこれまでやってきたわけですので、これが、はい、もうすぐ、今回は18年もたって、今の状況が変わらないから現実対応が必要ですよということは、余りにも、私は、少し腰が引けた対応にならないか。やっぱり、この普天間飛行場がこれだけ長い間問題が解決しないのは、いろんな、アメリカあるいは日本国の政策のもとに、沖縄県が、あるいは宜野湾市民が本当にそれにつられて、いろいろ錯綜されているということもありますので、私たちの意思がしっかり一致しないことには、やはり日本の政府、国も、あるいはアメリカ国内の見方も変わってくると思います。今、流れからすると、普天間飛行場が辺野古に移設するというのは、100%どこが進めているということではなくて、それに対する疑問も世界各地からも行われておりますので、私は、この件に関しては現実的対応をとるような、まだ要素がないのではないかなと思います。 それから、建白書に関してもそうですね。これが、これまでできなかった沖縄の心が一つになって、本当にあのときの状況を思い出すと、私たちは、これから本当に県内の基地が整理縮小されていくのではないのかなという思いが本当に心の中で思いましたけれども、これから一定の評価を見るということですので、どうかこれに対しても、そのときの精神をしっかりと思い起こして、佐喜眞市長、これに対してもしっかりした考え方を持っていただきたいと思います。 それから次に行きます。県内では、昨年5月、嘉手納米軍基地のF-15戦闘機が墜落、あるいはヘリの墜落死亡事故以来、いろんな事故が起こり続けています。3月2日には、普天間米軍基地のMV-22オスプレイが嘉手納基地にエンジンが白煙を上げながら緊急着陸をしたということ。 それから、欠陥機MV-22オスプレイが強行配備反対、全面撤去が叫ばれる中、県民、市民を危険にさらしているわけですので、この状況をどのように認識しているか。市当局の感じ方、これから対応が変わっていかないかなと思いますけれども、そのオスプレイに関する対応をお伺いしたいと思います。
○議長(呉屋勉君) 基地政策部長。
◎基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。我如古議員の御質問ですけれども、これは事故が多発しているという視点と、オスプレイに対する考え方はどうかということでございます。 議員おっしゃるとおり、昨年の嘉手納基地所属のF-15戦闘機及びHH-60ヘリの墜落事故を初め、ことしになってからも米軍機の事故やトラブルが発生しているところでございます。市としては、3月12日付で、市長から沖縄防衛局長に対し、事故トラブルの原因究明及び再発防止の公表と、それらの措置が講じられるまでの間のAH-1Wの飛行禁止を米軍に申し入れるよう強く求めているところでございます。 オスプレイについても施政方針のとおりでございまして、配備の撤回と安全運用というのですか、そういうものについては、継続して取り組んでいるということでございます。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) ぜひですね、オスプレイは本当に6つの欠陥がありまして、今回白煙を吹きながら緊急着陸したということですから、いずれ、その欠陥があらわれてこないでもないですので、私たちのしっかりした抗議活動、要請というのが必要になってきますので。 6番目のほうに行きます。国土の、いつも言われていますけれども、0.7%の面積の沖縄県にこれだけ米軍施設の基地があります。74%が居座り、本当に県経済の発展を妨げ、本市のいびつな形状の中で私たちは暮らさざるを得ない。また、米軍基地から発生する事件、事故は昼夜を問わず、騒音の被害が出ております。日常大切な生活も脅かされている中、全国的に無関心の状態が私はあるように思います中、市長が先頭に立って、本当にさまざまなところで本当に効果的なアピールをしていかないと、これはもちろん県知事も一緒だと思いますけれども、アピールしていかないと思いますけれども、これから現実な対応だけではなくして、本当に危険性の除去、本当に固定化反対、あるいは県内移設反対に関してはさまざまな考え方ありますので、これですけれども、ぜひとも先頭に立ってやっていただきたいのですけれども、どうですか、部長、これからの予定とかありますか。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後5時23分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後5時23分) 市長。
◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますけれども、前段、るる御説明あったと思いますけれども、宜野湾市長という立場で御答弁させていただきたいと思います。 とりもなおさず、本当に普天間飛行場が町のど真ん中にある現状というのが危険であると。そして、その周辺地域の住民、特に宜野湾市民に対して基地負担が大だということの中で、18年前に当時の日米両政府の大統領並びに総理が合意したのが普天間飛行場の早期返還だったと思います。5年ないし7年というものが当時の目標年度。そして、それからロードマップに示された2014年度、民主党政権になりまして、そのロードマップすら延長になり、普天間飛行場の返還の期日がなくなったと。私が市長になってまずやったのは、返還の期日を復活してくれということをやってまいりました。以来、政権が変わり、安倍政権になりまして、普天間飛行場並びにその周辺の基地の負担の軽減のための返還の期日がお示しされましたけれども、一日でも早く返還していただきたいというのが宜野湾市民の願いであり、それに向けて、市長として先頭を切ってやるのは当然のことでございますので、今後とも政府に対してそのような働きかけをしてまいりたいと思いますし、先般設置されました普天間飛行場負担軽減のための会議においても、そのような趣旨に向けて取り組む決意でもございます。
○議長(呉屋勉君) 我如古盛英議員。
◆17番(我如古盛英君) わかりました。ありがとうございます。 2番目の行財政改革については時間がございません。私たちは、中身が余りにも十分に資料がない中で、これからやっていきたいと思いますので、後に回します。
○議長(呉屋勉君) 以上で17番 我如古盛英議員の質問を終わります。 以上をもちまして、本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は3月19日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後5時26分)...