◎
企画部長(
和田敬悟君) お答えいたします。当面、
巡回道路の
セットバック予定地の文化財については次年度概算要望いたしまして、その次の年度になりますか、1年間で4,000平米の調査を終えるというふうに聞いてございます。そこで、
巡回道路の建設につきましては、同時並行できるのか、または1年遅れるのかということは、まだ聞いてございません。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君)
伊波元市長在任中、
中原進入路と
市道宜野湾11号の区域を一部軍用地返還していただきたい旨の要請文が平成19年3月13日付で提出されていましたが、残念ながらその要請は実現はいたしませんでした。 そこで、佐喜眞新市長にお伺いいたします。市長、足しげく
沖縄防衛局、そして米軍に通い、その要請を受諾させていただきたいと思います。そこで、市長の御見解をお聞きします。
○議長(呉屋勉君)
企画部長。
◎
企画部長(
和田敬悟君) お答えいたします。以前も御答弁申し上げましたとおり、分割して米側との交渉するということになりますと、例えばA地区、B地区に分けて、年度ごとに6工区、
中原進入路、先にやらせてくれという要請をすると、そこにかなりパワー使います。パワーを使うと、返還に対してですね。それと同じことを今度はB地区のほうでやらぬといかぬ。いわゆる合理主義を旨とする
アメリカ側は、そういう交渉はしてほしくないと。やるのであれば、この全体事業として取り組んでいただきたいということが防衛のほうに要請があったそうです。防衛のほうとしても、返還交渉は一発で済ませたいということで、道路の全体計画の箇所、2,000何百
メーターという先ほど御答弁がありましたけれども、その区域について一気に返還交渉進めて、返還に持ち込んだ後、一気に道路をつくっていくというような計画であるというふうに聞いてございます。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) 私平成10年から議員していますけれども、該事業はどんなに質問しても、どういう結果もあらわれないのです。ですから、本員は、
沖縄防衛局さんが
文化財調査を終えてからということに対しても、時間がかかり過ぎたら、またこのことが市長在任中におくれてしまい、何ら今までと変わらない状況になっていくわけです。 ですから、
中原進入路及び宜野湾11号6工区に対しては、恐らく
先ほど企画部長がおっしゃっていた、文化財を再度調査する12カ所は含まれていないかと考えます。ですから、やはりできるところは早目に着工しておかないと、全て終わってからということは理由にならないのではないですか。 逆に申しますと、海軍病院は、
沖縄防衛局発注の工事は、
文化財調査と並行して工事は進めています。ですから私は、今こそやはり
佐喜眞市長がこのことを解決するときに来ていると考えます。それができなければ、文化財をまた理由に工事が着工できないのではないかという危惧があるからであります。 そして、今
巡回道路の
文化財調査が主ということでございますが、
市道宜野湾11
号躯体工事本体が、要するに道路の
建設予定地は、ほとんどフェンスであったり、今の
巡回道路であったり、ですので、やはりそこには文化財のある確率は少ないのではないかと考えます。ですから、
文化財調査を完全に終えてから、この事業を着手するのではなくて、やはり
政治折衝で、できるところはさせていただきたいという方法で頑張ってもらいたいから、こうして質問しているわけでございます。 そして、
中原進入路と6工区を見ますと、近くにすぐ
宜野湾中学校もございます。できましたら
宜野湾中学校あたりまで工事を完成させておけば、残りは、やはり年次的に本員は整備できると思います。
先ほど建設部次長がおっしゃった、わずか2,095メートルの道路です。2キロ、わずか2キロ。ですから、この宜野湾市がこれだけ長い間課題を持っている、このことがどうしてこんなにも一歩も進まないのか。それで、また現市長も納得するのか。再度、
佐喜眞市長、
選挙公約でもございますので、意気込みをお聞かせください。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(
佐喜眞淳君) おはようございます。
春松議員の御質問にお答えする前に、昨日
一般質問、議会を欠席いたしました。御迷惑をおかけしましたし、特に、玉元議員、
米須議員、
伊波議員に対して御迷惑をおかけしたこと、おわびを申し上げたいと思います。 それでは、御答弁申し上げますが、当然私の公約の柱である
市道宜野湾11号の建設、開通というものは、全力を挙げてやらないといけないということは、既に答弁の中でも申し上げておりますが、まず今、
春松議員の御指摘のように、やはり市の最大課題である
市道宜野湾11号が30年近くも開通できないということを踏まえると、一つ一つ解決しなければいけないテーマがございまして、当然
沖縄防衛局あるいは防衛省、あるいはまた米軍の関係、いわゆる米軍がどういう形でこの宜野湾11号を進めていくかということを
政治折衝しなければいけないということからすると、まさに私が市長になって、ある意味ゼロからのスタートだと思っていただければありがたいと思います。そのゼロからのスタートをひもといて、職員一同しっかりと開通に向けて頑張るという決意は御理解していただきたいと思いますし、当然その手続等含めて、すみ分けできるような運びに持っていきたいのですが、まだまだ課題、あるいはその問題解決のためには、時間を要するところもございますので、そこも御理解をしていただきながら、今、
春松議員の御指摘のところは、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) これまでも、
沖縄防衛局さんと本市、宜野湾市はいろいろとやり取りをして、現実には宜野湾11号は進んでございません。ぜひとも
文化財調査も進めながら工事ができるような努力をやっていただきたいと思います。 関連しますが、次の
中原進入路の
早期整備について、移ります。
中原進入路は平成20年度に本市の
一般会計予算で
事業予算が計上されていましたが、内容について説明をいただくとともに、予算上、計上されたこの年度内の事業が頓挫をいたしました。この頓挫した内容についてもお答えください。
○議長(呉屋勉君)
建設部次長。
◎
建設部次長(
石原昌恵君) お答えいたします。平成20年度の予算計上なのですけれども、平成24年度に
防衛省補助の
沖縄県内所在返還道路整備事業ということで、
一般会計予算のほうに計上しました
中原進入路整備事業について御説明いたします。事業費は1億7,527万6,000円でした。内訳といたしましては、委託費が344万7,000円です。用地費のほうが1億6,995万8,000円、事務費が187万1,000円の計上となっておりました。 それと、頓挫した内容なのでございますけれども、事業が中止になった理由といたしまして、米軍側から
中原進入路の返還については、
普天間飛行場内の雨水による冠水被害があり、
中原進入路の整備により
雨水流入量がふえることの懸念から、飛行場内の
雨水排水設備の整備ができない限り返還の了解が得られなかったからでございます。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) 今でも当該地区は舗装されています。そして、改良後も舗装されます。そんなに
雨水流入量が、本員としてはふえるとは考えられません。それに、延長300メートルのこの路面排水、また周辺の地域からの排水は、現在でも基地内に流して、その水で基地内が冠水したという問題もございません。本員は、その程度の理由は解決できると考えます。大量にここに雨水管を引っ張って流すわけでもございませんし、現況は変わらないで、道路の表面が変わって流出係数がふえるという理由のみだけで、
普天間飛行場の滑走路まで冠水するというのは余りにも米軍側の理解できない理由ではないかと思います。 この宜野湾11号が完成すれば、いろんな今まで使えなかった沿線の土地も有効利用できますし、資産価値も高まり、本市の税収もふえます。そして、大きなメリットもございます。さらに
宜野湾側の全線が開通すれば、交通の安全、
宜野湾区内の道路に宜野湾11号から車両が流れ込まないので、交通の安全にも寄与します。さらには近くに、またこの沿線にいこいの
市民パークもございます。本員は、この宜野湾11号を本市が完成させるメリットは非常に大きいと思います。これは本員だけではなく、当局も
議員諸公も十分わかっていると思います。ですから、当局が最大限の力を発揮して努力しないと、市民は、納得しないと本員は思います。
選挙公約でもございますので、その事業が一刻も早く着手できるよう、よろしくお願い申し上げて次の質問に入ります。 次、3番はちょっと後回しにして、4番の
入札制度に移ります。4番
入札制度について、
伊波元市長のとき低
入札価格調査制度を平成15年6月より実施され、平成24年4月より佐喜眞新市長のもとで
最低制限価格制度が設けられました。この制度を変えた趣旨についてお伺いいたします。
○議長(呉屋勉君)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君)
仲村春松議員の御質問にお答えいたします。趣旨でありますけれども、厳しい
経済状況のもとで
建設工事の入札においても厳しいものがあるというところもございまして、その企業の育成、企業の維持、存続、雇用の面等から考えますと、当時の
入札制度は非常に厳しいものがあるということもございまして、県と同じ
最低制限価格が望ましいものではないかということで、見直しをしているという状況でございます。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) 皆様方からの指導によりますと、
市内業者の育成や雇用等の観点から、低
入札価格調査制度を
最低制限価格制度に持っていったということでございますが、そこで質問いたします。はごろも
小学校関係の
大型工事が、くじ引きによって落札するケースがほとんどでありますが、同一業者が約1カ月と3日の間に2件落札しております。落札額は2件合わせて、税抜きで10億5,012万円でございます。
市内業者を満遍なく育成する上から、本員は
手持ち工事を持っている
同一JV業者に、この1カ月と3日の間に、さらに
大型工事を落札させるのはよくないと考えますが、それに対する当局の見解をお聞きします。
○議長(呉屋勉君)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君) お答えいたします。はごろも
小学校校舎、
水泳プール、
地域学校連携施設新築工事の建築第2工区と、はごろも
小学校屋内運動場につきまして、
建設工事共同企業体の構成員が必ずしも同一ではなかったというところもあったために、結果的に
重複受注となってしまいました。 そういった状況ではありますけれども、昨今の厳しい
経済状況を考えますと、
市内企業の保護育成の面から考えた場合、できるだけ多くの
市内企業にチャンスを与えなければいけないと。そして、
重複受注に係る問題の改善について、今後早目に取り組まないといけないということは認識しております。議員からもございますけれども、担当部局におきましても、多種の手法の研究とか関係部署との連携をしながら、今後の改善に向けて検討をしているという最中でもございます。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) 短期間に同一業者が複数の工事を落札しないよう、他市はいろいろと方法をとっています。他市はどんな方法をとっているかについて、当局で調べてあると思いますので、お伺いします。
○議長(呉屋勉君)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君) お答えいたします。他市の状況を見てみますと、特別に
重複受注について対策を行っていない市もございますけれども、それ以外に、各市いろいろな方法でこの問題について取り組んでいるところも多々ございます。 例えば、沖縄県の場合は、
一般競争入札におきましては、公告で
重複受注できないような制限をかけていたり、また那覇市の一例ではありますけれども、公告の中で、同一現場での落札は1件のみとか、落札後3カ月以内は他の工事を落札することはできないといったような、何らかの制限を公告等でかけているという状況がございます。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) 私の経験では、他市町村で恐らく
手持ち工事を持っている、制度が仮にない場合、
手持ち工事を持っている業者は市町村長の裁量権で、皆さん方は今工事を持っているから、指名から外すとか、そういったことを見てきました。私の経験です。そして、特にこの問題で進んでいる那覇市の一例をとってみますと、那覇市は1カ月以内では那覇市の全ての工事、部局を別にしても、那覇市の
上下水道局、那覇市発注の全ての工事は落札することはできません。これは、
落札制限を、
入札案内、恐らく現説案内で業者の皆様に配っていますから、納得させていると思います。さらに、1カ月以上であっても、
手持ち工事の出来高が50%以上できていなければ、入札に参加することはできません。この50%が、今この
建設業界の状況を見て75%に持っていこうかという他市の進んだ考えもあります。 そこで、本員は伺います。本市は制度変更と同時に、
手持ち工事を持っている業者がさらに仕事を受注しないように、どうしてそこまでの対策をとらなかったのか。どうしてそこまでの
落札制限を設けなかったのか。時間は十分あったと本員は考えます。どうしてこんな基本的なことができなかったのか。 本市は
設計価格を表示していまして、そして
予定価格は文書でもって設定しています。直工の100%、
共通仮設費、
一般管理費、
現場管理費はやはり率は落ちます。だけれども、直工100%といったら、多かった工事は全て90%以上になります。ですから、皆さん、そのことはやはり業者の皆さんは、積算していますから、この工事が
設計価格にコンマ9掛ければ
予定価格になるというのは、これは教えなくても文書でもってわかるわけです。あくまでも工事というのは直接工事が大きいのであって、
共通仮設費、
現場管理費、
一般管理費は、額的には少ないわけでございます。ですから、直工が100%といったら、やはり当然この工事の落札、要するに
予定価格は90%になるというのは、
皆さん御存じではないですか。この人たち、要するに業者が入札をかければ、ほとんどの業者が
設計価格にコンマ9掛けて、その額を持って来るとは予想できます。現実にそのようになっています、資料から見て。それを予想をしなかったのか。これは皆さん、この業者が4連続とか5連続当てたらどうしますか。これ法律的にルールがなければ、別に法律的に問題はないです。だからこそ、この制度を変えた趣旨として
市内業者育成というのがございます。 さらには、自信を持って行政運営をやってください。前だったら、1億円の工事、7,500万円で落札しているのです、7,500万円から7,600万円。今は1億円の工事、9,000万円で落札しています。2億円だったら1億8,000万円。この今回の規模で考えますと、前との工事の落札額の開きは10億5,000万円に対する、要するに前の制度と今回の制度の落札額の開きは1億円から1億4~5,000万円あります、率によっては。それを考えると、こういう観点から、全ての業者に分け隔てなく与えるのが行政の務めではないですか。だから、それは、文書によって分け与えることができるわけです。それを先ほど、どうしてこの工事を発注する前に、そこまで
落札制限を設けなかったかの理由についてお伺いします。
○議長(呉屋勉君)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君) お答えいたします。先ほども答弁の中で申し上げましたけれども、今回こういった
最低制限価格制度に改善したということで、同額でのくじの状況とか、そしてまた結果的に
重複受注が出たというところがございますけれども、こういったものも昨今の厳しい
経済状況を反映して、まず
市内企業の保護、そして育成の面から考えて、そういった制度に移行してきたというのを1つ御理解をいただきたいと思います。なぜそのようなものが前もってわからなかったかということもありますけれども、制度が変わったばかりで、その辺の細かいところまで少し配慮が欠けていたかなというところもございますけれども、今後は先ほど申しましたとおり、できるだけ多くの
市内業者にチャンスを与えないといけないと、そして
重複受注も防がないといけないという問題点等もございますので、先ほど仲村議員からの提言もございましたけれども、多種の手法の研究、関係部署との連携をとりまして、改善を検討してまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) 本員は、新しい制度を設ける場合、やはりほかの自治体の、この制度を設けているところを研究するとか、沖縄県の
入札制度を研究するとか、宮古島市の
入札制度を研究するとか、名護市の
入札制度を研究するとか、やるべきだと考えます。これはあくまでも先ほど、くどいようですけれども、この制度を設けなければもう全てくじ引きです。くじ運のいい方が全てとっていくと。そういうことになったら、やはりこの制度にした趣旨から外れているのではないかと考えます。だから、新しい制度を作るときは、やはり当局はそれなりのプロの行政ですから、先進、要するに先にやったところの事例とか研究して、そういった資料も取り寄せて、十分困らないようなシステムをやるべきと本員は考えるからでございます。 皆さん、やはり大変です、こうして受注できない業者の立場に考えてみれば。やはり業者が公共工事年間1件落札するか、しないか、本当にこれはそういう業者もいらっしゃいます。それで、民間で小さな仕事で頑張って、公共工事1件落札して非常によかったというような、それぐらい公共工事に対してはいろいろと、要するに業者は落札したいわけでございます。ですから、こういった制度を変えるとき、真剣に後々はどのようになるのか、同業、同じくじが12名いたらどうすればいいのか、考えるべきでございます。 さらに進んだところもございます、宮古島市とか名護市。くじで落札額の90%ではなくて、くじで85にしたり90にしたり、業者が、要するに決定するわけです。そして、満遍なく業者に行き渡るように。ですから、その辺を今からでも遅くはないと思いますので、十分調査研究して、
手持ち工事を持っている方は持っていない方に仕事を回す上から、我慢していただくと。逆の立場もございますから、
市内業者が、全ての業者が、そういう法律にのっとった制度のもとで、国から守られた単価でもって、国の単価、県の単価を10%切って業者は落札しているわけです。国は、国も県も
設計価格というのは100%の市場調査といって、あちこち調査した価格をもって積算しているわけです。それを10%を切ってやっているのですから、やはり何も法律的に触れることは私はないと思います。だから、ほかの那覇市とか沖縄県を初め全ての市町村がこういった制度を設けていると思います。ですから、再度その辺を十分に研究してやっていただけますか。御答弁ください。
○議長(呉屋勉君)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君) お答えいたします。こういった状況のいろいろ課題も出てきております。その課題につきましては、議員からの御提言もありますとおり、他市の状況、そういったものも十分調査研究しながら、今後は取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(
佐喜眞淳君) 御答弁申し上げます。まず、
春松議員の御指摘の部分に関してはごもっともでございますし、まず制度そのものを変えた当事者として、その配慮のなさというか、配慮不足のところに対しましては深く反省もしたいと思います。 まず、制度そのものというものは、やはり企業さんには適正な価格、適正な利潤というものは、行政がしっかりと機会を与えるというので、制度を改革してまいりました。そして、公正平等に、かつ市内の企業さんの育成あるいは雇用の拡大、市政に反映するような形での
最低制限価格へと制度を改革してまいりましたし、当然そこには企業さんの御努力も、ここには必要でございますから、そういう中で制度を変えた中での基準づくりも、本来ならばやらなければいけなかったと思いますが、御指摘のとおり、残念ながらその配慮のなさが、我々として不十分だったということも反省をしているところでございます。 今部長が申し上げたとおり、我々もしっかりと公正平等に、かつ
市内業者の育成あるいは受注機会を与える。そして、そこが企業の御努力でしっかりと公共事業が速やかにできるような形での制度を今担当部局のほうにも、課のほうにも指示を出して、早い段階で改善できるように。そして、先進地を見習いながら宜野湾市の特徴ある
入札制度というものをさらに、さらに深めていきたいと思っております。
○議長(呉屋勉君)
仲村春松議員。
◆21番(
仲村春松君) 市長答弁のとおり、ぜひまた実施していただきたいと思います。 通告してあります3番、市報の全戸配布状況について、そして5番、市政推進室の設置については、40秒で議論するにはちょっと時間がございませんので、次の機会にやりたいと思います。ありがとうございました。終わります。
○議長(呉屋勉君) 以上で、21番
仲村春松議員の質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時50分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時07分) 休憩前に引き続き
一般質問を行います。22番
伊佐光雄議員の質問を許します。
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) ただいま議長から許可がありましたので、通告をしてありました
一般質問を進めてまいります。 まず最初に、沖縄西海岸道路の浦添市側への整備についてをお伺いいたします。沖縄西海岸道路は、沖縄本島中南部の交通渋滞の緩和と物流、観光などの産業振興を目的として、南は糸満市から北は読谷村に至る延長約50キロメートルが現在、国の機関で整備が進められております。平成23年8月28日には、那覇空港から中北部に向かう那覇西道路、臨港道路空港線の供用開始がなされ、隣接する浦添市の西海岸においては、現在、本市の西海岸に結ぶ臨港道路浦添線と浦添北道路の整備が着々と進められております。 私ども会派は、平成23年1月21日に臨港道路浦添線と浦添北道路について行政視察を行ってまいりました。視察を行った感想は、浦添側からは大分整備が進んでいるという感じがいたしました。その中で浦添北道路は本市の宇地泊を起点として、浦添市港川を結ぶ延長2キロメートルの整備を図り、本市を初め都市部を通過する国道58号の交通緩和を図る中北部と那覇港、那覇空港へのアクセス強化を図ることを目的に整備されると聞いております。そのことは、本市西海岸の発展と、本市のみならず沖縄県の経済の活性化に大きく寄与するものと考えます。 そこで、当局にお伺いいたします。該道路の整備について、本市はどのような取り組みをしてきたのか、また今後どのような取り組みをするのか御答弁をください。あとは自席のほうから進めてまいります。
○議長(呉屋勉君)
建設部次長。
◎
建設部次長(
石原昌恵君) お答えいたします。宜野湾市の取り組みについてでございますが、当該道路事業に関する本市としての取り組みについては、沖縄西海岸道路は、本市はもとより沖縄本島中南部の交通渋滞緩和や観光支援、物流の効率化等で大きな役割を担い、重要な道路だと認識しております。当該事業の課題の整理や円滑な事業の実施を目的に、浦添西海岸関連道路に関する調整会議ということで、南部国道事務所、那覇港湾、空港整備事務所、中部土木事務所、浦添市で継続的に調整会議を行っておりますが、本市においても今年度よりその場に参加しておりまして、四半期に1回をめどに調整会議を開催する予定になっておりまして、今年度につきましては5月と2月に2回の会議を終えまして、次回11月の開催を予定しておりますので、今後ともそういったものに参加しながら取り組んでいきたいなというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) この件に関しては、本員は初めての質問ではなくて、何度か取り上げております。その中で、
佐喜眞市長が、もちろん今市長になっておりますけれども、以前の首長さんが、これは国の事業だから、国に任せるというような、ある意味ではとり方によっては、宜野湾市は関係ないから、国に任せればいいのだというようなニュアンスの答弁もいただいたことがあります。部長の答弁では、その協議会、これ任意団体でありますけれども、国、県、浦添市、国が2つの組織があります。その中に宜野湾市が、今オブザーバーというような形で加入しているということでありますけれども、一歩進んだような感がいたします。 実は、この案件は今、仲井眞知事が、沖縄県の観光入客1,000万を目標に一生懸命やっております。那覇空港もあと滑走路1本を拡張して、この1,000万の観光入客にこの道路アクセスが一番大事ということで、この道路を連結する、つまり起点は宜野湾市からなのです。宇地泊から港川に起点、終点は2キロなのです。泊大橋みたいな橋ができればスムーズに開通できるわけです。そういうことで、実は民主党の政権が誕生して、当初予算の関係で無駄を省こうということで、この事業が削除されるような、つまり規制緩和とは別なのですけれども、事業仕分けにひっかかっている、そういう点も浦添市側は懸念をして、議会、それから浦添市、そして商工会を巻き込んで、早期の予算措置をするようにということで国のほうにも要請をしているのが現状なのです。宜野湾市は、その間全く行動を起こさないものですから、この2キロがつながなければ、全くこの費用対効果が違ってきているわけです。
佐喜眞市長も市長選挙のときでも、西海岸のこの道路は大変重要なということで訴えた経緯もあります。そこで、本市の宇地泊を起点として浦添市港川を結ぶ延長2キロでありますけれども、この道路が整備された、つまり費用対効果をちょっとお聞きしたいのですけれども。3つの整備の今費用対効果が数値で出されております。まず、現在の今この慢性的な国道58号の渋滞、このCO2の排出量の削減、整備された後です。そして、この渋滞の損失時間というのが数値であらわされております。そして、那覇空港から本市の沖縄コンベンションセンターまでの所要時間の短縮、これも数値で出されておりますけれども、当局の答弁を求めます。
○議長(呉屋勉君)
建設部次長。
◎
建設部次長(
石原昌恵君) お答えいたします。渋滞損失時間につきましては、当初、平成15年度のほうで試算された資料もございますけれども、南部国道事務所にお伺いしたところ、最新の数値ということでお答えしたいと思います。 平成24年の交通量推計では、浦添北道路の整備により混雑が緩和し、国道58号等の渋滞、損失時間が約2割程度削減されるというふうに南部国道事務所のほうからお伺いしております。 それと、CO2削減についてでございますけれども、これも平成24年の交通量推計により、沖縄本島全体を対象に算出した数値で、整備なしで、年当たり205.4万トンで、浦添北道路の整備した場合には、年当たり204.9万トンとなりまして、約0.5万トンのCO2削減量が見込まれるものと南部国道事務所のほうからお伺いしております。 それと、所要時間につきましては、浦添北道路の整備によって、那覇空港から沖縄コンベンションセンターまでの所要時間について、現道の場合が34分、これは今、沈埋トンネルが完成しているものですから、そういう表現になっているかと思いますけれども、現道の場合が34分で、整備後が20分で、約4割程度の14分短縮し、空港からのアクセス向上が期待されると南部国道事務所よりお伺いしておりまして、将来的に本市の観光等を中心といたしました活性化につながるものだと期待されているものだと思っております。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 今部長の答弁のとおり、この道路が整備されればCO2の排出量が大分削減される。それから、渋滞損失時間も削減される。なおかつ、今那覇空港、沈埋トンネルが完成しておりますけれども、現在34分のところを14分短縮して、20分で空港までいくという、これはもう既にそういう数値で出されております。 そこで、お伺いしたいのですけれども、先ほど本員が言ったとおり、もちろん市の事業ではありませんけれども、浦添市側は着々と準備をしている。宜野湾市側からの工事の件で、まだ工事の芽出しも行ってございませんけれども、今後のスケジュール、先ほど本員も言ったとおり、これは事業仕分けの中に入っているということでありますので、この整備状況、今後どういった計画で進捗をしていくのか。いつまでにこの道路は開通するのか。市のほうも責任持って、これは当然国に要求すべきだと思っておりますけれども、このタイムスケジュールを御答弁ください。
○議長(呉屋勉君)
建設部次長。
◎
建設部次長(
石原昌恵君) お答えいたします。当該道路のスケジュールにつきましては、現在、浦添北道路に関する工事、用地買収とか
文化財試掘調査、関連機関協議等を継続的に行っております。また、今年度ですけれども、宜野湾市側の宇地泊の海のほうなのですけれども、そこのほうに橋梁工事が始まるというふうにお伺いしております。そして、一部暫定になるみたいな
道路工事になるみたいなのですけれども、その暫定でも平成26年度を目指して供用開始、以降みたいな表現になってはいるのですけれども、平成26年度を目指して供用をめどに鋭意事業推進中と聞いております。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 今度の道路の整備は当然、早急な芽出しを求めるものでありますけれども、浦添市側の話を聞きますと、この道路が開通すれば、浦添市よりも宜野湾市のほうにメリットがあるのですよというふうな話を聞きます。その理由が、西海岸に着々と企業誘致もし、サンエーもオープンし、それから近々ドン・キホーテ、もちろん国道58号ではありますけれども、またニトリという宜野湾市が企業誘致で、そこに大量の車が流れ込むと推測されております。ですから、その辺も含めて、これ当局の責任でもって要請もし、もちろん議会、それから浦添市は商工会も含めて要請行動も行っておりますので、
佐喜眞市長に答弁お願いしたいのですけれども、今後、市として、
佐喜眞市長として、この道路の整備についての今後の決意のほどを御答弁お願いしたいと思っています。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(
佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、当然、国がやる高規格道路でございまして、延長50キロと。その中で宜野湾市の西海岸地域の発展にも寄与するという視点からすると、当然早期に実現できるよう、市としても取り組みたいと思っております。何度か南部国道事務所さんや、あるいは浦添市さんとも協議を重ねている段階ではございますが、担当部局とも調整もしながら、民主党政権になって、事業仕分け、いわゆるコンクリートから人ということもございましたので、そういう危険度は少し和らいだかなという思いはいたしますが、しかし早目にできるよう私としても行動を起こしていきたいと思っておりますし、その際には市議会並びに民間の方々にもお声かけしながら、全力で宜野湾市のほうへ早期に開通できるよう取り組みを強化してまいりたいと思います。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) ぜひ、市長を先頭に、早期のこの整備ができるようにお願いしたいと。先ほども言ったのですけれども、今、県は観光立県ということで、1,000万の観光入客を目指して頑張っておりますので、ぜひお願いしたいと思っております。 次の質問に移ります。2番目の都市機能用地第3街区への企業誘致について。せんだって比嘉憲康議員も質問ありましたけれども、重複しないところの質問をさせていただきます。資料もいただいておりますけれども、当然、本市の附属機関であります都市機能用地のその誘致は、企業立地検討委員会で10名の委員の中で1回から5回目の委員会が開かれまして、5回目で最終的な企業を選定しているわけです。その中で、実は資料もありますけれども、1回目から5回目までのこの10名の委員の出席の状況を御答弁お願いします。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君)
伊佐光雄議員の御質問にお答えいたします。御質問のとおり、企業立地検討委員会は4月から8月にかけて計5回の委員会を開いておりますが、出席状況につきましては第1回目は9人、それから第2回目は10人、これは代理人1人を含んでおります。それから、第3回目は8人、それから4回目が7名、5回目が同じく7名でございます。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 5回目が7名ということで、3名の欠員だと。当然これは、この企業立地検討委員会の会則がありまして、この委員会が成立するのは過半数だということで確認をさせてもらっておりますけれども、もちろん7名の場合、過半数に達しております。 実はこの決定する場合の各委員の持ち得点があるわけです。その中で、1人100点として、出席人数10名で1,000点というのが満点の点数なのです。しかし、この第5回の最終決定の場合は7名しか参加しないものですから、700点というのが、300点の差があるわけです。選定されたゼビオさんですか、が612点で、あと計7社エントリー、つまりプレゼンをかけたのでありますけれども、次点の企業が574点。つまり本員が言いたいのは、3名出席しておれば300点持っているわけです。そこら辺の問題はなかったのか。やっぱり最終審査する場合は、当然全員参加して、全員の持ち点数を出して、そこで評価するのが企業立地検討委員会の役目ではないかなと思いますけれども、最終的に決定したときに700点と1,000点の300点の差があるわけです。当然これは市長の諮問機関でありますので、そこで決定をして、市長に答申するわけです。そのような委員会の流れ、本来なら10名参加をして、全員の点数を合計して、この企業に決まりましたというのが、流れではないかなと思うのですけれども、そこら辺の説明をお願いしたいと思います。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。まず、企業立地検討委員会の委員の数でございますが、規則第3条で10人以内となっております。今回は10人の委員に委嘱または任命をしております。 また、委員会の開催についてでございますが、委員会規則第6条で、委員の半数以上の出席が必要となっておりますが、当然のことながらこのことにつきましては、最終回に第5回においても7名の出席がございますので、クリアしているというふうに認識をしております。 それから、この委員会の10名の委員を任命をしておりますが、委員の中に病気療養中であるとか、直前に出張が入ってきたりとかいうことがございまして、結果的に3名の欠席ということはございましたけれども、規則にもございますように、過半数を超えておりますし、採点については問題ないと思っております。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 規則の中でもちろん過半数、問題はありませんけれども、最終プレゼンで7名の中で決めたということ。しかし、できましたら10名で全員参加のもとでの最終決定が望ましいということで今その質問をしているわけです。もちろん違法ではございませんけれども、そこら辺を酌み取っていただきたいと思っております。この件に関しては、確認で済ませておきます。 第3街区の次の質問です。実は、この第3街区は隣接、ラウンドワンがありますけれども、約7,917平米、坪数で2,394坪を宜野湾市の土地を賃貸させるということで、せんだって賃貸料、平米当たり357円、年間の賃貸料が280万円余りということで答弁したのですけれども、まず、もちろんそれは宜野湾市の規定がありますけれども、通常の一般的な土地を貸す、不動産関係とかおりますけれども、高いか安いかのその議論ですけれども、当然公共用地ですから、安いとは思うのですけれども、何倍ぐらいの差があるのですか、一般的な常識程度で。1平米当たりの民間の土地を貸す、要するに賃貸は、その比較をちょっと答弁をしてもらえますか。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時31分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時33分)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。今の御質問は民間との差ということでございますけれども、何倍ぐらい開きがあるということでございますが、これにつきましては運営方法や形態によって、単純比較はできないと思っております。当該施設につきましては、公共用の駐車場ということで、通常の単価より低く設定しているという認識はございます。運営する企業におきましても、公共用の駐車場ということで、なかなか高い駐車料金の設定もできないということ等も勘案しまして、一般より幾らか低い設定になっていると考えております。 失礼しました。まず賃貸料の説明をちょっと省略してしまいまして、申しわけありません。賃貸料につきましては、宜野湾市の普通財産貸付基準に基づいて算出をしております。ちなみに、土地面積でございますが7,917平米、これに平米単価357円を掛けまして、年282万6,360円となっております。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 宜野湾市普通財産貸付基準というような今答弁がありましたけれども、本員が若干調査をした結果、通常の民間の取引よりも約3分の1ぐらいの値段だということもお聞きしております。月額にすると23万円ぐらいになるのです、この賃貸料が。せんだってのやりとりでも、またこの協定書、それと賃貸契約書はこれからだというふうに聞いておりますけれども、本員が一番危惧をしているのは、賃貸ではありますけれども、つまりこの借りているところが、例えばまたよそに貸すとか、転貸禁止というのですか、これもちゃんと条項に入っているのか。 なぜかと申し上げますと、以前その都市機能用地で有限会社クラヨシ、10年間の転売禁止がありましたけれども、10年間過ぎて既に転売がされているわけです。これは処分のときです。今賃貸でありますけれども、つまりこの建物をしっかりと運営したいということで、当然市民の財産であるわけですから、この協定書の中で、そういった縛りもきちんとやるのか、その辺をちょっと。今協定書がまだでき上がっていないということですけれども、そこら辺、説明をしていただけますか。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。契約等の内容につきましては、協定書、賃貸借契約書の両方で又貸しなどの転貸禁止条項、それから事業計画の履行義務づけ条項等を設けることとしております。違反した場合には、当然ながら契約も解除できるものとしております。これに関しましては、現在顧問弁護士とも相談をしながら内容の整理を進めているところでございます。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 協定書、賃貸契約書、まだでき上がっていないということでありますので、またでき上がった時点で資料のほうをよろしくお願いします。そこでしっかりとチェックをやっていきたいと思います。この件に関しては質問終わりまして、
入札制度についてをお伺いします。 先ほど
仲村春松議員も質問しておりましたけれども、重複するところは除いて進めていきたいと思っています。まず、
入札制度でありますけれども、平成24年度一般会計当初予算335億4,000万円、投資的経費の中の普通建設費事業57億1,900万円予定されております。その中で9月現在、
建設工事25件、金額で34億2,200万円が既に発注をされているわけです。その発注率で申し上げますと、約60%はもう既に発注されたわけです。 嘉数
小学校屋内運動場増改築事業工事、はごろも
小学校屋内運動場新築工事、はごろも
小学校校舎・
水泳プール・地域連帯施設新築工事1工区、2工区、
大型工事が5月、6月に集中的に公告がなされ、指名委員会、そして入札終えて、今議会に仮契約案件としてこの4本を上程されているわけです。つまりこれは、議会に付されるのは1億5,000万円以上ということで出されておりますけれども、先ほどの議論の中で4件ともくじによる落札となっているわけです。その中で、また重複の業者が受注をしたというような問題があって、今多くの議員がこの入札についてのやりとりをやっております。 そこで、本員お伺いしたいのですけれども、このような結果になった理由を単刀直入に、これは多分総務部になると思うのですけれども、理由をまずお聞かせください。
○議長(呉屋勉君)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君) お答えいたします。まず、くじによる落札の件数が多くなっているというような理由でございますけれども、これはまず
最低制限価格の範囲内でそういう入札をしていくというところにございまして、その範囲内でやった場合に、どうしても
最低制限価格の現状の積算方法としては、
予定価格等も事前公表されておりますので、それに沿ってやると落札価格、そして
最低制限価格が容易に判別できるというところもございまして、そのような結果にもなっているという状況がございます。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 今の答弁は、原因がこれだけではなくて、いろんな原因があると思うのですけれども、宜野湾市
建設工事等に係る
最低制限価格設定基準要綱というのがあります。その中の第5条、落札者の決定ということで、同額であれば、くじにより落札しても構わないということで、別に違法性はございません、要綱では。ただ、余りにも集中的に発注した工事が25件中10件がくじだということで、市民視点からするとおかしいのではないかというような疑義があって、今いろんな質問が飛び交っているわけです。 本員の考え方はまず、先ほどのやりとりあったのですけれども、集中発注が5月、6月行われています。これは告示されます、告示。当初は市外もいいですよと、つまり公募型指名競争入札と通常の指名競争入札の、その違いをまず説明していただけますか。これ公募型でやったわけですよね、おおむね2億円以上ということで。そこら辺の公募型指名競争、それと通常の指名競争との違いの説明をしていただけますか。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時42分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時42分)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君) 答弁いたします。公募型につきましては、今回、
建設工事共同企業体方式でやっておりますけれども、そういった公募によりまして、まずメンバーを決めていくと。公募にてメンバーを応募しまして、その中で業者を選定していくというような状況がございます。通常のものでしたら、業者を指定して、その中から今度はまた入札に参加させるというような状況がございます。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 公募型というのは、みずから公募するわけです、要綱ができて。応募するわけです。その中で宜野湾市内であれば、もう100%指名にかかるわけです。ですから、本員が言っているのは、公募というのは相手がエントリーする、今のようにダブりも構わないわけです。ですから、例えば告示期間がありまして、入札まで、仮契約までどの程度の時間を要したのですかということなのです。最低でも2カ月かかるわけです。2カ月かかったわけですから、集中的に入札1週間、1週間ということで、4本の
大型工事が重複した例があるわけです。これが公募型ではなくて通常の指名競争であれば、そういうの防げたわけです。なぜなら重複したのわかるわけですから、どこどこが受注した。次は、そこを指名しないように、という形で、これは当局ができるわけです。ですから、公募型と競争入札の違いはそこにありますよということを今指摘しているわけです。 もちろん、この件に関してはせんだっても、次年度からそれは改正していくという答弁いただいておりますけれども、実は真志喜中学校の屋内、これ教育委員会になると思うのですけれども、真志喜中学校のまた体育館工事がもう既に発注間近なのです。あれも3億5,000万円余りの、当然これも公募でやっておりまして、その流れはどうなのか。また、これも同じような形でくじになるのか。そこら辺の当局、今の段階でのこの真志喜中学校の体育館に関する入札のやり方、その方向性はどうなっているのか御答弁をいただきたいと。まずは教育委員会から、この日程、真志喜中学校、10月以降に出る
大型工事がありますけれども、その説明をしていただけますか。
○議長(呉屋勉君)
教育部長。
◎
教育部長(宮里幸子君) お答えいたします。真志喜中学校の屋内運動場、武道場増改築工事の今の入札指名業者の選定方法についてのスケジュールでございますが、本市の
建設工事共同企業体取扱要綱に基づいて、今回の定例会にも上程しています4議案同様、共同施行方式による
建設工事共同企業体結成に関する公告、いわゆるJV公告を7月27日に行い、宜野湾市指名競争入札参加者の指名等に関する規定によりまして、8月28日の第1指名審査委員会で審議を経て、9月7日に指名業者が確定されております。 入札につきましては、
建設工事が11月初旬、電気機械設備工事につきましては12月中旬ごろを予定して、進めていきたいというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 真志喜中学校体育館ですけれども、いろんな手続を踏んで、入札が11月初旬ということで今答弁いただきましたけれども、この件に関して、当局、これもう契約検査、市長含め副市長になると思うのですけれども、今までどおりでやるのか、もちろんそれは
予定価格も公表されているわけです。0.9掛ければみんな同額になるわけです。そこら辺のその歩切りをやるのか、これを確認したいのですけれども、いかがですか。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時46分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時47分) 副市長。
◎副市長(松川正則君) 皆さん、こんにちは。御答弁申し上げます。本議会、これまで
入札制度、改革はしたものの、いろいろ御指摘をいただいております。御懸念の点、重々反省もあるいは今後の対応も、現在、考えております。各市の状況とか、あるいは沖縄県の状況、それを事前公表、
予定価格の公表であるとか、あるいは事前公表、事後公表あるいは一部公表とか、現在調査をしておりまして、この真志喜中学校の工事から何らかの対応ができないかどうか現在調整もいたしております。今後、宜野湾市としてのきっちりした契約ができますよう、
入札制度ができますよう、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 各市町村の、当然それも大事なことでありますけれども、目の前に迫っていますから。これは、市長、副市長、そんなに問題ないのです。
予定価格も公表された、もう指名審査も終わりました。それで入札だけですから、その中の同じようにならないような工夫を皆さんで考えれば、これはもうあとの制度はまた別の各市町村の、副市長もせんだっての答弁では、いろいろ生じているが、今後研究をして改善すべきところは改善していくというような、もう少し時間が欲しいということでありますけれども、この真志喜中に対してはもう11月ですから、企業にとっては先ほども議論あったのですけれども、半年で、半年待てないわけです、企業にとっては。これは死活問題になるわけです。1年後はこうしましょうではなくて、目の前なので同じようにしないで、しっかりとした市長が唱えている宜野湾市の企業の育成ということをやっていただきたいと思っております。 それと、本員は今回いろんな制度も変えて、業者の皆さんもこれでまた利益も確保できるかなという話もあったのですけれども、こういう問題が生じたと。その流れで、実は組織機構、つまり今宜野湾市の契約検査課は総務部の中にあるわけです、総務部の中に。これを分けたらどうかと、以前もこれ議論しました。他市町村は、工事に関する契約検査課は建設部の中に置いているのです。つまりより工事に詳しい、契約検査課も詳しい、建設部も詳しい、それから今度小学校だったら、教育委員会の施設課、課長が詳しい、そして大きな工事は、建設検討委員会を開いて、それからスタートしましょうというのが本来の姿なのです。宜野湾市の契約検査課、通常の役務、全体を一挙にやっているものですから、そこら辺の仕事の煩雑さもありますけれども、工事に関してはこの契約検査課を建設部の中に機構改革の中で今後入れることができるのか、提案でありますけれども、当局の答弁をお願いします。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時51分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時52分)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君) お答えいたします。先ほど
伊佐光雄議員からもございましたけれども、契約検査課は宜野湾市だけではなくて、現在県内11市の中では、沖縄市など6市が総務部関連に置いてあります。そして、那覇市とか、あと5市につきましては、都市計画また建設関係部署に置いてあるという状況がございます。 以前のこういった契約検査課の経緯ですけれども、契約業務の一元化によって、業務の合理化を図ることが好ましいということもございまして、昭和62年より現状になっているというようなところもございます。今後、契約検査課が、建設部が望ましいか、それとも総務部が望ましいかという議論もございますけれども、そういったものは現在のところまだ研究はしておりませんので、少し研究をさせていただきたいと思います。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 今11市の中で約半々ぐらいだと思うのですけれども、こういう問題が生じるということは契約検査、もう大きな役目を担うのです。例えば市長、今回正直申し上げますと、市長が2月12日にかわりまして間もないわけです、この発注の時期が。市長もいろんな業務に追われて、そこで今のように当然いろんな政治的な流れも、それはあるかもしれないし、ないかもしれませんけれども、契約検査課、建設部にいれば、やっぱり集中発注がありますと、来年はまた志真志小学校があるわけです、志真志小学校。また、はごろも小学校、幼稚園もあるわけです。こういった
大型工事が目の前にもう来るわけですから、そこら辺しっかりと宜野湾市の企業の皆さんに、公正、平等に仕事を分けていけるような体制というのは、もちろん行財政改革の中で契約検査課をもう一つつくるというのは、それは工夫をして、役務は役務で、工事関係は工事関係で建設部の中に入れたほうが本員はいろんな問題が生じないと、また今後も工事関係の執行がスムーズにいくということがありますので、ぜひきょうの
一般質問の私の提案も研究していただきたいと思っております。今後も、どうしても頻繁にくじで落札が生じた場合、企業の皆さんのまず積算能力の低下につながらないかなと危惧しております。先ほど議論があったように、積算もしないで0.9を掛けて1億円で9,000万円ということになれば、やっぱり企業の積算能力の低下にもなりますので、より競争力を高めていい仕事を、やっぱり公共工事ですから、させるようにその辺を検討していただきたいと思っております。 この件に関しては以上でありますけれども、あと、議長……
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時55分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時55分) 午前の会議はこの程度にとどめ、残りの質問については午後1時30分から行います。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時55分)
△午後の会議
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き、22番
伊佐光雄議員の質問を許します。
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 引き続き質問をさせていただきます。キャンプ瑞慶覧の返還と跡地利用対策についてお伺いいたします。8月30日、地主会と市長と同行し、東京要請行動を行っておりますけれども、その中身と成果について御説明をいただきたいと思っています。
○議長(呉屋勉君)
基地政策部長。
◎
基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。キャンプ瑞慶覧の跡地利用についての要請の件でございます。 去る8月30日、地主会の皆さんとともに、国のほうに、沖縄担当大臣、外務大臣、防衛大臣のほうにキャンプ瑞慶覧跡地の返還の課題についての要請をしてございます。その内容としては、3つ大きくありまして、1番、キャンプ瑞慶覧、西普天間地区と隣接するインダストリアル・コリドー地区の一部との同時返還を望みますということです。それから、2番目、跡地返還及び返還後の支援についての要請もしてございます。3番目に、跡地利用が、あるいは返還が地権者の負担軽減につながるような対応をお願いしております。以上でございます。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) この件に関しては、従前は地主会と宜野湾市と、ある意味ではいろんな展開がありまして、平成24年4月の日米安全保障協議会、2プラス2で、最終的に嘉手納以南の返還ということで、また今までの中身が違っていて、地主会は地主会でこの細切れ返還には反対だと。当時のまた伊波洋一元市長は、従前どおり細切れ返還を推進するということでなかなか歩調がとれず、要請行動ができなかったわけです。今回そこら辺を整理をして、地主会と宜野湾市がともに同じ目的で、同じ文章で要請したという内容でありますけれども、今、部長が答弁したように、キャンプ瑞慶覧で、これ名称がえを行っております、そのときに。キャンプ瑞慶覧を西普天間地区ということで名称がえもなされております。そして、地主会の皆さんは、隣接するインダストリアル・コリドー地域とその一部との同時返還を求めて、今回、記の1にありますけれども、その大きな理由は国道58号への動線の確保ということになっております。 また、当然返還が先でありますけれども、跡地のほうも同時に進めたいということで、特にこの地権者の負担軽減、その中の55ヘクタールの中の喜友名地域、斜面緑地地帯ということでなかなか活用的に難しいということで、返還されても地主の皆さんの重荷になるということでいろんな要請がありますけれども、実は、返還は返還で当然それは、普天間が動かないとキャンプ瑞慶覧も動かぬと、西地域も動かぬということで、これが嘉手納以南ということになっておりますけれども、そこら辺はいろんな日米両政府、これから政治的ないろんな課題があって返還が実現できるだろうと。当然基地内への立ち入り調査、そして返還が早期に進むようないろんな取り組みは、当然基地政策部のほうで考えていると思うのですけれども、跡地に対して今の公拡法の中で先行取得、1,500万円の免除をしておりますけれども、今、国のほうで公拡法と別に返還跡地を国が指定した場合に5,000万円までの先行取得の控除がありますけれども、このキャンプ瑞慶覧に対してはその適用がなされているのか、それを確認させていただきます。
○議長(呉屋勉君)
基地政策部長。
◎
基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。キャンプ瑞慶覧地区の先行取得の部分について、まずキャンプ瑞慶覧の今の宜野湾市地区部分、従来のSACO合意の名称ですけれども、この中で、跡地利用計画、構想等を立てる段でさまざまな課題が、議員おっしゃったとおり、立ち入りの部分とか斜面緑地とか、あるいは国道58号のアクセスの不備とかさまざまありました。その中で、当該地は接収されて、そのまま基地に利用されたという経緯がございまして、土地区画整理事業でいう従前の公共用地率が低いということがありまして、これも課題であると。その地区の状況としては、現在3.6%程度の里道、水路しかないと。これは、区画整理事業の中では従前の公共用地率が非常に低いという課題がありました。今取り組んでいますのは、8%ぐらいまで従前の公共用地率を上げようということで、市の単費でやってきたこれまでの公拡法での取り組みでございます。これについては、昨年度までに2,393平米ということで、8%程度に今なっているという状況であります。 もう一つは、斜面緑地については、その形では解決しないという課題があります。跡地新法の中で、先行取得制度について新たな制度が創設されたということで、御指摘のとおり、所得の免除が5,000万円という形の法律ができましたということです。当該地のキャンプ瑞慶覧の部分については、返還区域がまだ確定していないということで、跡地の適用の地区にはまだ指定されておりませんが、市としてはそういう状況が整えば、当然ながら新法の制度を最大限活用しながら跡地利用を地主の皆さんとやっていくということでございます。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 先行取得が約8%で、この5,000万円の先行取得の控除、これも確定ではないということで、これから詰めていきたいというようなことですけれども、ぜひ、そこら辺は地主の皆さんの希望も酌み取って、できましたら県、国にこの先行取得を逆に取得してもらいたいという要望もやっていけばというような希望もありますので、そこら辺は今後、この斜面緑地の喜友名側の先行取得を国と県に逆に買い上げをお願いする要請を今後やっていただきたいという本員の希望ですけれども、市長、その件に対しては、いかがなものでしょうか。今後の対応として、市の対応として先行取得をぜひとも宜野湾市を中心にやっていただけないかというようなことですけれども、市長の御答弁をいただきたいと思っています。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時39分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時40分) 市長。
◎市長(
佐喜眞淳君) 御答弁申し上げます。確かに、このキャンプ瑞慶覧、いわゆる西普天間住宅地域というものが大きな課題であるというのは、斜面緑地の部分だと思います。当然そこはしっかりとした形で、地主の負担のないような形で、先行取得も含めてですが、計画的に取り組まなければいけない視点からすると、国あるいは県に対しての協力体制あるいは協力要請というものも必要であるし、そこは担当部局としっかりと連携をとりながら、あるいは地主会との連携を密にとりながら、どのような形が一番ベストかどうかを含めて、今後研究もしながら、しかるべきときに要請が必要であればやってまいりたいと思っております。
○議長(呉屋勉君)
伊佐光雄議員。
◆22番(
伊佐光雄君) 市長、しっかりとこの取り組みをやっていただきたいと思っております。以上、
一般質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 以上で、22番
伊佐光雄議員の質問を終わります。
○議長(呉屋勉君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後1時41分)
○議長(呉屋勉君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時43分) 次に、7番
宮城勝子議員の質問を許します。
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) 皆さん、こんにちは。
議席番号7番、会派みらいの
宮城勝子でございます。よろしくお願いいたします。 昨日は、炎天下の中、体を張って全議員がオスプレイ配備反対でデモ行進を行いました。お疲れさまでした。かつては民主主義の国であったアメリカも、今や地に落ち、沖縄県民、宜野湾市民がノーサンキュー、オスプレイは要りません。基地は要りませんと断っても、アメリカは自国の軍需産業を守るために、親元である日本政府と一緒になってごり押ししてきます。オスプレイ配備撤回まで全議員で頑張りましょう。前口上が長くなりました。 さて、議長よりお許しがありましたので、通告してあります
一般質問を行っていきたいと思います。1番目の、
市道宜野湾市11号の
早期整備について。午前中にも
仲村春松議員が質問をしましたが、重複するところもあるかと思いますが、よろしくお願いします。この件で毎回質問しています。それは、宜野湾区民並びに市民は、一日も早い宜野湾11号の整備を望んでいるからです。宜野湾11号の未整備による弊害は、これまでも述べたようにたくさんあります。
宜野湾区内の交通量の増加、児童生徒の安全登下校の妨げなど数え上げたら切りがありません。市長は、所信表明でも早期着手、完成を目指すと述べられ、関係省庁に要請されています。この点に関しては敬意を表したいと思います。
普天間飛行場へのオスプレイ配備は、生命の安全、安心という点からも到底容認できるものではありません。市民総ぐるみで絶対阻止を目指して運動を進めていきますが、当面の生活道路の確保も同じように重要な課題です。
佐喜眞市長が就任されて半年が過ぎましたが、宜野湾11号の整備がどのように進捗しているか、また今後の見通しについて、3点お聞かせください。 1点目、
市道宜野湾11号の進捗状況についてお伺いします。 2点目、クオータリーミーティングでの宜野湾11号の話し合いについて、その内容をお聞かせください。 3点目、宜野湾11号に関する
文化財調査費8,600万円について、その内容と、いつから活動を始めて、そして宜野湾11号にどうつながっていくのか、具体的なスケジュールをお聞かせください。あとは自席から質問します。よろしくお願いします。
○議長(呉屋勉君)
建設部次長。
◎
建設部次長(
石原昌恵君) お答えいたします。宜野湾11号の事業化に向けまして、進捗状況といたしまして、6月議会以降の動きについて御説明いたします。 7月16日には、米軍と
沖縄防衛局の担当部署で、宜野湾11号の
建設予定地の現地調査を行っております。あとは、
沖縄防衛局と市において、平成25年度予算に
文化財調査費を計上することで調整を行っております。 また、8月23日にはクオータリーミーティングがありましたが、その会議で宜野湾11号と
中原進入路の整備について議題として取り上げております。そのほか、また担当部署においては
沖縄防衛局と継続的に今協議を行っているところでございます。 それと、2番目の、クオータリーミーティングの話し合いについてでございますけれども、その内容については、去る7月16日に米軍と
沖縄防衛局が宜野湾11号の
建設予定地と
普天間飛行場の雨水排水路の現地調査を行ったことについてと、
沖縄防衛局を通しまして提出している
中原進入路整備に係る雨水排水計画の資料について、宜野湾市も交えまして協議を行いたいと申し入れたところでございます。全体会議の場でもあったことから、
中原進入路、宜野湾11号もあわせてですけれども、それに係る雨水排水計画についての協議は、そんなにできませんでしたけれども、会議の場におきましては、米軍と事業の建設について、お互いに協力していくということを確認しているところでございます。
○議長(呉屋勉君)
企画部長。
◎
企画部長(
和田敬悟君) こんにちは。
宮城勝子議員の御質問にお答えする前に、ちょっとおわびして訂正をしたいと思います。午前中の
仲村春松議員の御質問の中で、私、
巡回道路に係る
文化財調査4,000平米につきまして、単年度で終わるような、誤解を与えるような発言をいたしてしまいました。これは、4,000平米につきましては、次年度分の事業ということで、
文化財調査につきましては複数年かかるということで、おわびして訂正をしたいと思います。 それでは、
宮城勝子議員の御質問にお答えします。先ほどと同じ答弁になりますが、
市道宜野湾11号の整備事業の前段の事業として、国が実施いたします
巡回道路の
セットバックに関連して、次年度の概算要望といたしまして、財務省に対して8,600万円程度の予算を計上してあるというふうに聞き及んでございます。
事業内容といたしましては、平成19年度に防衛省の依頼を受け、
本市教育委員会のほうで防衛省の予算にて、
巡回道路の
セットバックをする
予定箇所に係る38カ所程度、
文化財試掘調査を実施してございまして、その中で12カ所、
文化財包蔵地があるといったようなことがわかっています。その中で、次年度におきましては4,000平米程度
緊急発掘調査を実施するということになってございます。次年度はそういう計画でございますが、それ以降のものについては、文化財のほうの調査体制を少し強化をいたしまして、よりスピードアップをして道路整備につなげていきたいと思っております。こういった
文化財調査を実施して、
巡回道路を
セットバックをして、あわせてフェンスを
セットバックする。そして、宜野湾11号の用地を返還をした後、一気に整備するという段取りになります。そういったことで御理解していただければと思います。以上です。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございます。今まで、何にも進展が見えないような
市道宜野湾11号でしたけれども、何か少し光が差してきたかなと私は思います、進展があるように思いまして。このクオータリーミーティングは3カ月に1回ですよね、クオータリーミーティングですから、1回ですけれども、次回は、3カ月に1回で、市民としては一日千秋の思いで、このクオータリーミーティングを待っています。それで、次回はこのクオータリーミーティングは何を話し合うかとか、どういうふうな形で行うかをちょっと教えてください。
○議長(呉屋勉君)
基地政策部長。
◎
基地政策部長(比嘉秀夫君) お答えいたします。クオータリーミーティング、これは現地米軍と宜野湾市で現地で解決できる部分について協力しようということでのミーティングでございます。
佐喜眞市長になってから1回目、5月2日に行っています。これはキャンプフォスターです。それから、2回目、8月23日において普天間基地で行ったということであります。3回目につきましては、宜野湾市で、主催で行うということで11月の末ごろを想定して今取り組もうかなという考えでございます。 議題についてですけれども、やはり基地問題の課題は非常に大きいものがございまして、宜野湾11号にしても1、2回と継続しての議題取り上げをさせてもらっております。その意味で、項目としてはおおむね似たような形になるかもしれません。それから各部、いろんな御意見伺いながら、議題については今後検討していくということであります。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございました。この市民の強い思いをぜひ伝えていただきますよう、市長、よろしくお願いいたします。 では、次に移らせてもらいます。市民会館の会館内の改装と周辺のバリアフリー化についてであります。市民会館もオープンして34年になり、その規模と交通の利便性から多目的に利用されており、うれしい限りであります。しかしながら、課題もあるのでお聞きしたいと思います。 まず、バリアフリーについてですが、障害者にも配慮したバリアフリー施設がホームページで紹介されて、大変結構なことと思います。最近ユニバーサルデザインという言葉があります。老若男女といった差異、障害、能力のいかんを問わずに利用することができる施設、製品、情報の設計、デザインをいうそうです。できましたら、市民会館をそのような施設にしてもらいたい。例えば座席の配置についてですが、現在、縦横が並んでいます。そのため、前列に背の高い人が座ると、視界が妨げられて舞台が見えません。また、館内はバリアフリーになっていますが、リハーサル室や楽屋はどうでしょうか。さらに、会館へのアクセスもバリアフリーが十分ではないと思います。 私は、以前も会館前の横断歩道や歩道橋の件で質問しました。会館前の歩道橋のスロープが現在の基準に合わないので、対策が必要だと述べました。 そこで、お聞きします。ホール内の座席の配置について、誰もが見やすいようにしてほしい。 そして、2つ目に、リハーサル室や楽屋へ入る通路が階段等の段差があるため、高齢者や障害者の出演者に不便を来している。バリアフリー化はできないか。 3つ目に、指定駐車場から市民会館へのアクセスについて。横断歩道の設置などを含めたバリアフリーにしてもらいたい。横断歩道の設置の取り組みはその後どうなっていますか、お聞きいたします。
○議長(呉屋勉君)
教育部長。
◎
教育部長(宮里幸子君)
宮城勝子議員の御質問で、1番と2点目については教育委員会のほうでお答えさせていただきます。ホール内の座席についてでありますが、議員おっしゃったように、市民会館が34年前の建物ということで、内部、それと外部ともバリアフリー化を初め、かなり昔の構造になっていまして、かなり厳しい状態があります。今、会館を一部修繕等を加えて延命措置を図っているところなのですが、座席の勾配の改修はかなり厳しいのかなと考えていまして、将来的に今、施設の改修の段階で座席の取りかえ工事を予定しております。その中で、現在、他市の市民会館の座席数も1,000席程度ということで、利用しやすく、観覧しやすい座席配置になっておりますので、その辺を考慮して、その座席の取りかえ工事のときに検討してまいりたいと考えております。 2点目ですけれども、先日の呉屋議員の質問にもありましたように、外部のほうからのアクセスに関しても、バリアフリー化がなされていないということで構造上もかなり厳しくて、スペースの問題もありまして、現在の階段をスロープにするためには、段差改修するためには約15倍のスペースが必要になります。その意味からしても、現在の今の形状の中での段差解消、かなり厳しいものがあるのですが、次年度、今後の
予算要求の段階でこの段差解消に関して人的な配備等も含めて対応を検討していく予定でございます。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。市民会館前の横断歩道の設置についてという質問でございますが、この件に関して、
宮城勝子議員からも再三再四ということがありましたけれども、平成20年度から毎年度、警察のほうには要請を行っております。去年の、平成23年度に宜野湾警察署のほうから公安委員会へ上申をされているということを聞いておりますが、しかしながら、歩道橋が設置されている場所に横断歩道を併設することは厳しいとの理由で、今現在、実現には至っていない状況でございます。しかしながら、市としましては、高齢者や障害者の方が当該歩道橋を利用することが困難であることから、今後も宜野湾警察署への要請を粘り強く継続していきたいと考えております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございました。先ほど宮里部長のその座席の配置についてをお考えしていることをお話ししていましたけれども、その座席の配置はいつごろですか、それは。いつごろ目標になっていますか。
○議長(呉屋勉君)
教育部長。
◎
教育部長(宮里幸子君) お答えします。市民会館の内外部とも改修に関しましては、年次的に今進めていますので、財政当局との段階では、まだ座席の取りかえ工事をこの年度にするというのは目標は立っていなくて、今現在、財政当局のほうとしては平成25年から25、26、27年度の実施計画の段階で進めていますが、その座席の計画に関しては、次の実施計画の段階というふうに教育委員会のほうと市長部局のほうとは調整を今からする予定でございます。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) 平成25年、26年、27年はもう既に決まっていて、その後ということでよろしいですか。よろしいのですね。 先ほどの宮城部長、横断歩道の設置などを含めたバリアフリー、横断歩道とか、その歩道橋ですね、宜野湾署にはもうその件は言っていると。時間がかかる、陸橋のそばに横断歩道を設けるというのは困難だというだけでは私たちは納得できないのです。説得力がないというのかな。やってあるところもありますし、そういうところ結構ありますよね、陸橋の下に横断歩道があるというのは、結構県内でもあるし、ただ難しい、厳しいといっても市民は、私たちは市民会館を利用したり、役所行ったりするときの説得力がないような気がしますけれども、もうちょっと強気に、そこのところだけは出て、部長、ぜひ宜野湾署でデモ行進してください。よろしくお願いします。 次に、移らせてもらいます。市役所構内駐車場の拡充についてですけれども、市役所の駐車場が狭いので、拡充をしてもらいたいのですが、現在、市役所構内には何台分の駐車スペースがありますか。現在のスペースで十分だと思っているのかお聞きいたします。週末などは、駐車場がないとの声が聞こえます。市役所のみではなく、市民会館、中央公民館利用者も駐車する人がいるようです。これには、先ほどの歩道橋も要因の一つだと思います。歩道橋を渡るのがきつくて、つい市役所構内に駐車するようです。そこで、面積が限られているので、駐車場の立体化を進めてもらいたいです。費用はかかると思いますが、検討してみてはいかがでしょうか。 そこで、質問ですけれども、1つに、市役所構内の駐車スペースについて、来客用として何台分のスペースがあるか、これで十分に需要を満たしているか、お伺いします。
○議長(呉屋勉君)
総務部長。
◎
総務部長(宮城聡君)
宮城勝子議員の御質問にお答えいたします。現在、庁舎の来客駐車場スペースは119台ございまして、うち5台は身障者専用スペースとなっております。庁舎が建って大分年月もたっておりますけれども、現在、平成24年8月の段階では人口も9万5,000余りになっているということもございまして、当然、市役所を訪れる方も年々ふえていますので、駐車場についてはますます狭隘な状況になっていると考えております。 総務課では、その対策としては来庁者の繁忙時期にはシルバーへ業務委託し、駐車場の整理員を配置して対応しておりますけれども、抜本的な解決には至っていないという状況もあります。議員御提言の駐車場の立体化とか、そういうことではありますけれども、それも解決策の一つと考えて、それをやるにいたしましても、予算化、そして建物の建蔽率とか、そういったものもございます。建てる際の、またかわりの駐車場をどうするかというところもいろいろございまして、今後これらの問題をどうクリアするか、立体的な駐車場をどうするか、少し関係部署とも協議してまいりたいと考えております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございました。もう本当にずっと以前から、何で、空のほうに延ばしたらいいのではないかという、私たち、婦人とか、そういう人たち、空はあいているのにという感じで、立体化にしたら、那覇とかはもう立体化やられています、いろんな建物が。市民へのサービスとして、立体化してほしいなと思います。 では、次です。4番目のごみの減量化対策の推進についてです。廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、廃棄物の減量化、再生利用を促進するための制度の整備が行われています。本市では、ごみ減量化及びごみ資源化を推進されていますが、家庭ごみ減量化を含め、さらなるごみ減量化対策についてお聞きします。 また、市民がごみを出しやすいサービスも必要だと思います。一例として、ごみ袋についてですが、結ぶのに苦労します。県外では、取っ手つきごみ袋を採用して、高齢者にも簡単に結べるようになっている自治体があります。昨年、比嘉憲康議員から質問もありましたが、その後どのような取り組みをしていますか、お聞かせください。1つ目です。ごみ処理の現状と課題についてです。廃棄物処理計画に基づき、ごみ減量化に取り組んでいると思いますが、これまでの成果と課題についてお伺いします。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。御質問の内容につきましては、せんだっての大城議員の質問がございまして、同じ答弁になろうかと思いますが、まず数値目標に対しまして、事業系ごみの10%減量、それから資源化率の20%の向上においては、ほぼ達成しておりますが、家庭から排出される1人1日当たり50グラム減量につきましては、現在、約7グラムと厳しい結果になっておりまして、家庭系ごみの排出抑制が課題となっております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) その1人1日当たり50グラムのごみ減量を目指すところで今7グラムと、では残りのごみの減量をどういうふうにして当局は達成させようと思っているのか、それをお聞きします。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。ごみ減量化をさらに推進していくには、可燃ごみの約4割を占める生ごみの排出抑制が課題となりますので、これまで生ごみ処理器や処理容器に加え、新たにコンポスト、これ段ボールを使用するコンポストでございますが、の普及啓発を推し進めてまいります。また、講師を招き、実演講演会等も行い、今現在活動しておりますクリーンリーダーと連携をし、減量化に向けて取り組んで、強化をしていきたいと考えております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございました。たしか、1人1日当たり50グラムの減量というのは、手のひらでこういうふうにして絞って、こういうふうな感じで本当にこれぐらいの減量でいいのだよということをお話し聞きましたけれども、家庭生ごみのこの減量化推進についてですけれども、生ごみが一番多いということですよね。台所から出るとか、うちの中から出る生ごみ、水分多く含んでいます。宜野湾市の婦人連合会は、この油、家庭から出るこのてんぷら油も問題ですので、てんぷら油で石けんづくりを過去に何度もやって、今もやっていると思います。少しでもごみ減量を目指すということで、婦人会はてんぷら油でせっけんづくりをしてごみ減量に努力しています。 そして、3番目に、クリーンリーダーと今、部長おっしゃいましたけれども、クリーンリーダーの役割と活動状況について教えてください。市民においては、クリーンリーダーの存在を知らない方もおり、広報不足だと思います。周知方と、その活動状況についてお聞きしたいと思います。このクリーンリーダーの活動、そしてその権限を一目でわかる目印などがあったら、お伺いしたいと思います。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。クリーンリーダーの役割につきましては、ごみの散乱や不法投棄の発見及び情報収集を主な業務として行っており、各自治会から2名の推薦をいただいた現在46名に委嘱をしております。 クリーンリーダーの活動状況につきまして、その周知が弱いのではないかという御質問でございましたけれども、確かに現在のところ取り組みが弱い部分もございますので、今後、市報やホームページ等にクリーンリーダーの活動状況について掲載をしながら、PR、アピールしていきたいと考えております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございました。そのクリーンリーダーは、この活動報告、市のほうに定期的になさっているのか。そして、各区から2人、そして46名ということですけれども、もう少しクリーンリーダーにごみの、例えば散乱だとか、そういうことを今さっき部長、おっしゃっていましたけれども、もうちょっと強い権限を与えて、例えば、どなたが、この制服つけているから、クリーンリーダーさん動いているのだなということも一般市民にわかるように、そしてクリーンリーダーに権限を与えてごみの指導、道に放ってあるごみも時にはあったりします。そういうことも権限を与えるという意味でクリーンリーダーたちを養成したほうがいいのではないかなと思います。 皆さんは、例えば交通安全指導だとか、防犯活動とか、そういうのは制服、グリーンの制服とか黄色い制服とかがありますけれども、このクリーンリーダーたちに、街の美化のことが関係してきますので、ぜひ権限やユニフォームというのですか、ベストでもいいですし、ちょっとした帽子でもいいですし、何か、ああ、クリーンリーダーたちだなということがわかるような目印ができないかを常日ごろ考えていますけれども、それをよろしくお願いします。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。議員御指摘のクリーンリーダーとして識別できるような、例えば腕章であるとか、ベストであるとか等については現在提供しておりませんが、またクリーンリーダーの制度を発足してからもう20年も経過していて、今、御提案がありました、クリーンリーダーにもうちょっと権限持たせて指導等も行わせるべきではないかという御提案でございますが、このことにつきましても、他市でも既に、そういった指導等も含めてクリーンリーダーにいろんな役割を持たせているところもあるやに聞いておりますので、そのことも含めて今後検討してまいりたいと思っております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) よろしくお願いします。取っ手つきごみ袋の導入についてですけれども、現在のごみ袋は、高齢者、女性には使いづらいことがあります。また、結び目が弱いとごみがこぼれたりして、美観を損なうことがあります。取っ手つきごみ袋は使い勝手がいいので、他市町村で導入されているところもあると聞いています。前回の答弁では、費用がかかり過ぎるとのことでしたが、ユニバーサルデザインの観点から、市民へのサービスになると思いますが、導入についてどう考えているかお聞かせください。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。取っ手つきごみ袋導入の進捗状況はという御質問でございますが、これは前回も答弁しておりますが、いわゆるコストがかかるということもございます。それから、今県内の生産業者のほうに発注をかけているのですけれども、この県内の11市で組織する都市清掃協議会というのがございまして、その中で県産品愛用ということで推奨、県産品の推奨をしようということで、この県内の製造業者のごみ袋に対しても推奨品という形で取り扱っている関係もございます。その中で、また取っ手つきという形になりますと、現行の、いわゆる袋をカットするという手法もあるやに聞いておりますが、そうしますと、その分だけごみの袋の容量が減ってしまうというようなこともございます。逆に、また今の容量を維持しながら取っ手をつけるとかというようなこともコストアップにつながるということ。現在、県内にある製造業者が、そういった取っ手つきのごみ袋の製造方法をいろいろ模索しているところと聞いてはいるのですけれども、そういったもろもろの、推奨品ということもありまして、それから県内の対応のこともありまして、11市のこの都市清掃協議会の中で取っ手つきのごみ袋の導入について現在協議をしているところでございまして、引き続き検討しながら導入について調査研究させていただきたいと思っております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) いい話を聞きました。ぜひ検討なさって、取っ手つきのごみ袋が主婦は欲しいです。よろしくお願いします。 また、婦人連合会の宣伝させてください。婦人連合会は、このごみ減量の基本理念、3Rと言っていましたけれども、今は4R、リフューズがくっつきましたので、最近は4Rを推進する意味で、私たちは、婦人会は全国地婦連というのがありまして、宜野湾市婦連、そして中部で、県で、全国地婦連というのがございまして、そこからこの今スーパーなどで使っているマイバッグ運動ですね、ごめんなさい。マイバッグ運動は、私たしか全国地婦連からできたことだと思っています。 婦人連合会は、ごみ減量の基本理念、4Rを推進する意味で、マイカップ、マイ箸、マイバッグを推進しています。それで、私たちもごみ減量に、これも4Rですので、カーテンの切れ端です。これもカーテンの切れ端です。これは洋服の切れ端で、そのリユースですね、捨てるのではなくて、使えるところまで使おうという意味で、そういう意味でこのマイバッグ運動は婦人会から出てきたことなのです。今は、殿方もスーパー行くときには袋を持っていっているのをよくお見かけします。3円が出ますので、スーパーのUバックは。それで、このごみ減量につながっていると思います。そのマイカップ、マイ箸、マイバッグ運動のことは、また次回取り上げてお話ししたいと思います。 5番目の通称「真栄原新町」の現況と跡地利用についてです。通称「真栄原新町」は、市当局、宜野湾署、女団協などの浄化作戦が功を奏し、社交街の看板も撤去され、バス停名称も変更されました。通称「真栄原新町環境浄化市民総決起大会」の開催や、毎月行われた女団協の地道な運動の成果だと思います。女性が性暴力の犠牲者となり、また生活環境や児童生徒の健全育成に多大な影響を及ぼしていた社交街がなくなりました。女性の尊厳、地位向上の上からも嬉しいことです。私も市婦連会長として長年かかわってきたので、心から喜んでいました。 先日のパトロールに私も参加しましたが、エステサロンがあり、草が伸びて回収されないごみもあり、美観を損ねていました。エステサロンは他の営業と異なり、営業許可証が不要で、容易に営業が可能であることから、沖縄市の通称「吉原」地域で締め出された店がサロンとして新たに営業しているのではないかとの警察情報もあります。女団協を初め関係団体、機関のパトロールの取り組みで、ゼロ宣言までこぎつけ、他市のモデルとまでなっていました。しかしながら、最近4件のエステサロンが営業を再開しています。このエステサロンは男性専用、表向きはエステサロンですけれども、男性専用のエステサロンです。監視の目が届かないと、もとのもくあみです。現在、休止している関係機関による実務者会議を早急に再開させ、早急に対策を講じる必要があると思います。 そこで、この新町の現状と跡地利用についてお聞きします。米軍基地が市の面積の3分の1を占める、この狭い宜野湾市ですので、通称「真栄原新町」の跡地を有効活用してもらいたいです。 そこで、お聞きします。通称「真栄原新町」の現状について把握していますか。男性専用エステサロンについて、市としてどういう対応をしていくか、またごみ散乱や草ぼうぼうの現状をどうするかお伺いいたします。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。議員御質問の内容につきましては、せんだっての知念吉男議員の答弁にも申しておりまして、繰り返しになりますが、再度御説明申し上げます。 まず、通称「真栄原新町」につきましては、平成21年8月と平成22年8月に、通称「真栄原新町環境浄化市民総決起大会」を開いております。 また、環境浄化対策の組織として、宜野湾警察署、市役所関係部署、市女性団体連絡協議会、市婦人連合会、市自治会長会、市PTA連合会、市青少年健全育成協議会等から成る、通称「真栄原新町環境浄化市民実務者会議」を平成22年5月に発足をさせました。その後、関係機関一丸となって取り組んだ結果、環境浄化にめどがついたということで、ことし、平成24年2月に同会議を解散しております。 現在、通称「真栄原新町」では、2店舗がメンズエステサロンとして、また1店舗が飲食店として営業を行っております。また、新たに1店舗がメンズエステサロンとしての内部改装を終え、看板を設置し、開店準備を進めていると聞いております。そのため、宜野湾警察署では、新町を通行する車両や通行人に対して、検問や職務質問を毎日、夜9時から深夜2時まで行っております。また、市の女性団体連絡協議会でも毎月1回ないし2回、新町パトロールを継続して実施をし、新町を復活させないよう監視を続けているところでございます。 その他、ごみの問題もございましたけれども、地権者からごみの不法投棄についても苦情もございまして、この件につきましては、その都度対応をしているところでございます。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございました。その新町のパトロールは、部長、毎月1回ないし2回とおっしゃっていましたけれども、毎月第2木曜日、そして第4木曜日、晩の8時、真栄原公民館で集まって、宜野湾署と一緒にパトロールをしています。ちなみに、あしたは第4木曜日です。8時、晩の8時です。そして、何か過去に、ちょっと年度忘れたのですけれども、このごみ散乱とか、ごみ袋が本当にあちこちにありました。食いちぎられているのもありますし、草もぼうぼうというのですか、草も生えていました。それを定期的に清掃するように、当局もよろしくお願いしたいと思います。 そして、そこに跡地利用計画ですね、早急にしないとまた本当にこういうふうにして3軒、4軒、5軒と、営業許可証も要らないということですので、吉原が、向こうも警戒してやっていますので、また宜野湾市に戻ってくる可能性が、こういう状態だとありますので、ぜひ跡地利用を、計画を進めてほしいと思いますが、それはいかがでしょうか。
○議長(呉屋勉君)
企画部長。
◎
企画部長(
和田敬悟君) 御質問にお答えいたします。確かに議員御指摘のとおり、空き店舗の増加、そして空き地には雑草が生い茂り、回収されないごみもまばらにあるといった、言い方は悪いですけれども、本当にゴーストタウン化が進んでございます。そのために、私ども、市長の公約でもございますので、特に異例ではございますが、今議会に補正予算で開発可能性調査というものを計上してございます。その中で、今後の開発の区域、開発の手法等々いろいろ検討していきたいと思ってございますが、まず最初に、地権者の皆さん、家主の皆さん、そして地域住民の皆さんの御意見を伺って方向性を決めていきたいなというふうに思っております。早急に手をつけていきたいと思います。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございました。真栄原地区
まちづくり検討事業ということで、589万5,000円が計上されています。部長のお話で、本当に早急になさるということで、地権者というのですか、そこに住んでいらっしゃる方たちも今収入が入らないといって生活保護を申請したりとか、とにかくやっぱり皆さん経済面で困っていらっしゃる方もいらっしゃるということでお話は聞いていますので、ぜひこの地権者とお話をなさって検討してくださるよう、よろしくお願いします。 さて、そこで市長にお伺いさせてもらいます。この通称「真栄原新町」、行かれたことありますか。もちろん、パトロールです。パトロールです、誤解のないように。もし、視察ですか、パトロールなら一緒に行きましょう。あしたの木曜日8時、真栄原公民館です。そして、あしたちょっと、市長は御用がありましたら10月の第2木曜ですので、ぜひ一緒に参加しましょう。よろしくお願いします。答えてください。
○議長(呉屋勉君) 市長。
◎市長(
佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますが、あしたの件につきましては、私自身がまだ日程確認していませんので、ちょっと検討させていただきたいし、あしたできなければ次回、その機会があれば、参加できるような形で少し検討もしてまいりたいと思います。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) ありがとうございます。前向きに検討してくださるそうで。本当に市長はお忙しいと思います。基地問題から地域の問題からいっぱいありますので、でも、その若さですので、絶対に乗り越えられると思いますので、よろしくお願いします。市民の半分は女性ですので、女性の立場にもなって、奥さんも女性ですよね。よろしくお願いします。 6番目のいこいの
市民パークの整備についてです。いこいの
市民パークは、市民の公園として定着し、市民の健康増進及び憩いの場としてよく利用されています。ところが、利用者から、もっと改善してほしいとの声があり、ことし3月に、いこいの
市民パークの整備についてお聞きしましたが、その後の取り組み状況ですけれども、お聞かせください。 1つ目に、照明設備の充実についてですが、これから冬に向かって日が短くなり、照明が必要となりますが、照明施設の充実について、その後の取り組みをお聞きしたい。 そして、2つ目、このフィットネス広場の整備について再三申し上げているのですけれども、この前行ったら本当にいいものができていました。ありがとうございました。対応いただきありがとうございます。 そして、多目的広場の芝生と休憩所の整備について、グラウンドゴルフで多目的広場を利用する市民がたくさんいます。特に、高齢者のためには広場の芝生と休憩所の整備は欠かせないものです。その後の取り組みを伺いたいです。 そして、最後は、公園入り口の信号機の設置について、予算上また近くに信号機があって困難な点もありますが、高齢者の安全のために善処をお願いしたいと思います。
○議長(呉屋勉君)
建設部次長。
◎
建設部次長(
石原昌恵君) お答えいたします。3点か4点ほどありましたので、照明柱の設置の充実、当該公園におきましては、園路と照明設計配置につきましては、主として園路沿いに設置し、照明基準を確保して施工しております。いこいの
市民パークとしての、全体としての照明灯としては園路灯が45灯、そして投光器が52灯で、全体では97灯設置してございます。多分、御質問のところは、公園北側入り口箇所にあります散策小広場周辺のことだと思いますので、そこについてちょっと答弁いたします。そこの園路箇所の周辺におきましては、4基の園路灯が設置されておりまして、照度基準は確保されているものというふうに考えておりますが、ウオーキング等において支障などもあるということでありましたら、また、夜間にもう一度、照度について再度現場確認調査を実施してまいりたいというふうに思っております。 次に、フィットネスの広場の整備については、先ほども議員のほうからお礼の話もありましたけれども、これも運動器具周辺において、ゴムマットを敷きまして、設置は完了しております。まだ少し芝生がありますから、その辺のまた改善もちょっと考えていきたいなというふうに考えております。 多目的広場の芝等についてですけれども、多目的広場の張り芝につきましては、現在、市立野球場外野芝舗装等改修工事を行っておりまして、その季節の、既存の芝の再利用ということで予定をしてございまして、予定ですけれども、10月から11月ごろには、そういった張りかえの実施ができるのではないかというふうに考えております。 それと、多目的広場の屋根つき休憩所の増設につきましては、いろいろ予算との関係上とかもあるものですから、またそういったものも調査しながら、関係部署とも協議をしながら、ちょっと検討をしていきたいなというふうに考えております。
○議長(呉屋勉君)
市民経済部長。
◎
市民経済部長(宮城豊信君) お答えいたします。いこいの
市民パーク前の信号機設置につきましては、これまでも
宮城勝子議員、それから知念議員等々から再三再四、
一般質問という形で質問ございまして、その都度、市といたしましても宜野湾署のほうに要請を行っております。もう既に、いろんな信号機の設置の要請がございまして、十分承知しているかと思いますが、警察署のほうから公安委員会への要請行くと、上申という形になりますので、この件につきましては今後とも粘り強く、警察署と連携を深めながら、せんだって答弁申し上げましたけれども、近々公安委員会にも出向いて、宜野湾市の状況を訴えながら、ぜひという形で、協力もお願いしていきたいと思っております。
○議長(呉屋勉君)
宮城勝子議員。
◆7番(
宮城勝子君) いこいの
市民パークの整備、そして公園入り口の信号機、事故が起こってからでは遅いです。ですから粘り強く、部長、おっしゃっていましたように粘り強く、お年寄りだとか子供たちがよく通います、あの道は。ぜひ信号機を設置、連動で構いませんので、ぜひ信号機を設置、よろしくお願いします。 7番目に、市内の美化、花いっぱい運動の推進についてですけれども、この件はもっと深く調査研究して、次の機会に質問させてください。ありがとうございました。石原次長、済みませんでした。よろしくお願いします。以上で終わります。
○議長(呉屋勉君) 以上で、7番
宮城勝子議員の質問を終わります。 以上をもちまして、本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は9月27日、午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後2時39分)...