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令和 01年(2019年)11月定例会-12月09日-05号

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  1. 那覇市議会 2019-12-09
    令和 01年(2019年)11月定例会-12月09日-05号


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    令和 01年(2019年)11月定例会-12月09日-05号令和 元年11月定例会             令和元年(2019年)11月那覇市議会定例会                   議事日程 第5号              令和元年12月9日(月)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一 般 質 問 第3 議案第133号 工事請負契約について(上間小学校屋内運動場改築工事(建築))    議案第134号 工事請負契約について(安岡中学校屋内運動場等改築工事(建築))                ~~~~~~~~~~~~                会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                ~~~~~~~~~~~~ 〇出席議員(40人)  1番  永 山 盛太郎 議員  2番  翁 長 雄 治 議員  3番  久 高 友 弘 議員  4番  上 原 安 夫 議員  5番  上 原 仙 子 議員
     6番  坂 井 浩 二 議員  7番  中 村 圭 介 議員  8番  前 泊 美 紀 議員  9番  當 間 安 則 議員  10番  新 崎 進 也 議員  11番  上 原 快 佐 議員  12番  下 地 敏 男 議員  13番  多和田 栄 子 議員  14番  西中間 久 枝 議員  15番  古 堅 茂 治 議員  16番  湧 川 朝 渉 議員  17番  我如古 一 郎 議員  18番  前 田 千 尋 議員  19番  宮 里   昇 議員  20番  野 原 嘉 孝 議員  21番  大 城 幼 子 議員  22番  奥 間 綾 乃 議員  23番  小波津   潮 議員  24番  大 嶺 亮 二 議員  25番  吉 嶺   努 議員  26番  新 垣 淑 豊 議員  27番  清 水 磨 男 議員  28番  金 城 眞 徳 議員  29番  平 良 識 子 議員  30番  宮 平 のり子 議員  31番  翁 長 俊 英 議員  32番  桑 江   豊 議員  33番  糸 数 昌 洋 議員  34番  喜舎場 盛 三 議員  35番  大 浜 安 史 議員  36番  上 里 直 司 議員  37番  仲 松   寛 議員  38番  大 山 孝 夫 議員  39番  奥 間   亮 議員  40番  粟 國   彰 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(0人) ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  城 間 幹 子  市長  久 高 將 光  副市長  知 念   覚  副市長  渡 口 勇 人  政策統括調整監  屋比久 猛 義  総務部長  仲 本 達 彦  企画財務部長  比 嘉 世 顕  市民文化部長  名嘉元   裕  経済観光部長  玉 寄 隆 雄  環境部長  宮 城 寿満子  福祉部長  長 嶺 達 也  健康部長  末 吉 正 幸  こどもみらい部長  玉 城 義 彦  都市みらい部長  城 間   悟  まちなみ共創部長  上 原 はつみ  会計管理者  島 袋 弘 樹  消防局長兼総務部参事監  上 地 英 之  上下水道事業管理者  金 城 康 也  上下水道部長  田 端 一 正  教育長  山 内   健  生涯学習部長  奥 間 朝 順  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  小 嶺   理  局長  長 嶺   勝  次長  當 間 順 子  議事管理課長  根路銘 安 彦  副参事  山 田 裕 之  主幹  仲宗根   健  主幹  高江洲 康 之  主査  喜屋武 太 一  主査  又 吉 明 子  調査法制課長  徳 永 周 作  主幹  中 本 順 也  主幹  宮 城 勝 哉  主幹  山 城 泰 志  主査  兼 島   理  主任主事            (午前10時 開議) ○久高友弘 議長   これより、本日の会議を開きます。 ○久高友弘 議長   諸般の報告を行います。  先週、12月6日、市長から、本定例会に付議する追加議案等の送付がありましたので、タブレット端末へ配信いたしました。  本件については、後刻議題とし、提案理由の説明を求めることにいたします。  これで諸般の報告を終わります。 ○久高友弘 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、翁長俊英議員大山孝夫議員を指名いたします。 ○久高友弘 議長   日程第2、一般質問を行います。  一般質問に関する発言の割当時間は、答弁を除いて各議員15分以内とし、答弁を含めて30分以内といたします。  それでは、発言通告書に従い、順次、発言を許します。  多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   ハイタイ チューウガナビラ。会派ニライ多和田栄子ヤイビーン。ユタサルグトゥ ウニゲーサビラ(皆さんこんにちは。会派ニライの多和田英子です。よろしくお願いいたします)。  一般質問2日目、トップバッターでございます。元気よく質問に入ります。  その前に、所見を述べたいと思います。  沖縄平和賞を受賞されました、医師の中村哲先生が、4日、銃撃を受け死亡いたしました。改めてお悔やみ申し上げます。
     中村哲医師は、長年、アフガニスタンで人道支援に取り組み、外国人として初めて名誉市民になられた方です。栄養失調で多くの子どもたちが亡くなっていく、目の前に困っている人がいるから助けてあげたい。医療のみにこだわらず、貧困層の人々に手を差し伸べてこられた方であります。  特に、2000年、アフガン大干ばつの際、飲み水さえもないときに、用水路の建設や井戸を掘る活動を始められ、65万人の農民が飢えから助けられております。  中村先生は、軍事では何も解決しない。常に弱者に寄り添い、その土地に合った支援は何かを問い続け実践されてきました。そして、憲法9条についても、憲法9条をなくしたら、日本ではないと訴えてきた方でもあります。  また、2017年、2年前であります。沖縄県女性の翼の会で中村哲先生をお呼びして、国際貢献についての講演会を開催しております。ありし日のお姿が私の脳裏に焼きつき忘れることができません。改めて、偉大なる先生を亡くされたことが残念であります。  なお、本日、ご遺体が福岡に到着するとのことであります。合掌。  以上、申し上げまして一般質問に入りたいと思います。  まず、1点目、那覇市伝統工芸館の管理運営についてであります。  沖縄の伝統工芸として琉球ガラス、琉球紅型、シーサーづくり、首里織など体験教室で工芸体験ができるとして、観光客や市民・県民に喜ばれております。  そこで、以下、伺います。  (1)那覇市は、工芸館を指定管理から現在直営として運営されています。直営となった経緯と、現状どのように運営されているのか伺います。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えいたします。  那覇市伝統工芸館につきましては、前指定管理者に関するモニタリング調査の結果、2年続けて「要改善」の評価結果となったことや、那覇市伝統工芸館運営審議会の答申を踏まえ、施設運営の課題整理や今後のあり方を検討する必要性があると判断し、本年4月から直営方式による運営を行っているところでございます。  現在の運営体制としましては、職員1人、非常勤職員3人、臨時職員1人の計5人体制で施設全体の管理、そして特別展示室及びギャラリー等の展示品、収蔵品管理を行い、体験工房及び販売場運営に関する業務は、各伝統工芸産地組合等に業務を委託しております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   ご答弁ありがとうございました。  那覇市伝統工芸館の運営審議会の答申を受け、モニタリング調査と改善の方向が見当たらないということで市直営になったという経緯であるということがわかりました。  そこで、2番目ですけれども、運営にかかる費用、収入の内訳を伺います。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  運営にかかる費用としましては、今年度の予算ベースで、約5,900万円を計上しており、主な費用としましては、非常勤職員に係る人件費、業務委託費、そして光熱水費などでございます。  施設収入につきましては、特別展示室の入館料、体験工房の利用料、貸しギャラリーや研修会議室の使用料等、約3,700万円を計上しております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   ただいまの収入の内訳で、全体の予算で5,900万円、体験、入場料を含めて3,700万円の収入があるということがわかりました。そうなりますと、2,000万円ほどの市からの持ち出しがあるということでありますね。大きい金額であります。しっかり管理をしていただきたいと思っております。  (3)の、特別展示室の管理はどのようになっているのでしょうか。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  特別展示室では、本市の伝統工芸品を展示しており、その特別展示室内の管理に関しましては、空調設備による温度及び湿度をコントロールしております。しかし、一部湿度が高い箇所もあるため、個別に調湿材や除湿器を設置するなどして適正湿度の維持ができるよう努めているものであります。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   先日、工芸館の見学に行ってきたんですね。10月31日の首里城火災という大惨事が起きたばかりではありますけれども、特別展示室の防火管理がちょっと気になったんです。と申しますと、温度とか湿度それから防火体制のあり方ですね、ちょっと心配になってきたんです。  と申しますのも、人間国宝級の展示が数多くありました。例えば、琉球紅型の玉那覇有公さんの作品、それから、首里織の宮平初子さんの作品、本当に貴重な作品が展示されているのです。ですけれども、その展示の場所が問題なんです。何かあまりにも粗末に扱われているのではないかなと感じたんですね。展示の温度の調整、そういったものが本当に見ていてこれでいいのかなと感じました。時がたつにつれてそういった貴重な着物が色あせるのではないかという心配です。展示室の管理をもっと重要視するということで、その対応をお伺いいたします。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  まず、伝統工芸館の防火管理につきましては、防火管理者を1人配置して施設の防火管理に当たっております。  それから、設備に関しましては、施設内に消火器、煙感知式の自動火災報知設備、それから防火扉及びスプリンクラー等の消防設備を設置しまして、法令に定められている設備点検を行ってございます。  ご指摘の湿度管理につましては、伝統工芸品それぞれに適した管理手法が必要になりますけども、施設の整備から15年余りが経過していることなどから、管理手法の見直し等が必要となってございます。  工芸品の維持管理に関する識者からの意見を伺いながら、適切な管理手法になるよう改善に取り組んでいきたいと考えております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   ぜひ管理のほうを徹底して、改善をしていただきたいということを要望したいと思います。  (4)ですけれども、今後、工芸館の運営をどのように考えているのか、伺います。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  今後の伝統工芸館の運営につきましては、施設の設置目的であります本市の伝統工芸産業の振興及び発展を推進するため、各産地組合共通の課題であるブランド力の向上や後継者育成、伝統工芸品の日常生活への一層の普及促進などの取り組みや、伝統工芸館の展示室、体験工房、販売場の運営改善といった施設の管理手法等を含めて、各産地組合と連携しながら施設の新たな役割や目指す方向性を定め、運営に努めていきたいと考えております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   毎年、工芸館祭りがありますよね。その工芸館祭りの目的、取り組みについてお伺いいたします。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  伝統工芸館祭りは、那覇市伝統工芸館及び那覇市の伝統工芸を市民・県民、観光客等に広く知っていただくこと及び本市の伝統工芸産業の振興を目的に毎年開催しており、多くの来場者でにぎわっております。  今年度は、来年2月7日から9日までの3日間の開催を予定しており、紅型・首里織の琉装によるファッションショー、琉装の着つけワークショップ、工芸品のオークション等のイベントのほか、特別展示室の無料開放、体験工房では特別体験メニューなどを計画しております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   工芸館祭り、毎年開催されていますよね。そういったことからしましても、その取り組みについて、私は、この伝統工芸館は中心市街地の中にあり、立地条件も最高の場所にあると思うんですね。そういった意味からも、この伝統工芸品を盛り上げる意味からも連合会とか、それから民間の力をかりながら活性化に向けてこれからも頑張っていただきたいということを要望して、この件に関しましては終わりたいと思います。ありがとうございます。  2番目の、市のチョウ、オオゴマダラについてであります。  市のチョウ、オオゴマダラは、南国の貴婦人と呼ばれるほど美しく優雅に舞うチョウとして親しまれております。「首里城下にチョウを翔ばそう会」は、オオゴマダラが好む食草の植栽活動等を行っています。  そこで、以下、伺います。  (1)オオゴマダラを市のチョウとしてどのような取り組みをしているのか、伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   本市では、漫湖公園のちょうちょガーデンにおいてオオゴマダラを飼育し、来園者が年間を通してオオゴマダラの生体を観察できるようにしており、市民や観光客に対し、市のチョウ、オオゴマダラのPRに努めております。  また、ちょうちょガーデン見学者への説明や、那覇市内の小中学校において、オオゴマダラの観察会、講習会などを「首里城下にチョウを翔ばそう会」へ委託し、これらの活動を通してオオゴマダラの普及に努めているところでございます。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   このオオゴマダラ、市のチョウ、翁長雄志市長時代に制定されたかと思うんですね。6年余りが経過しております。オオゴマダラの生体の観察ができるということで、それを市のほうでもPRされてちょうちょ祭りとか講演会とか開催されているということがわかりました。  2場番目ですけれども、食草のホウライカガミの普及はどのように力を入れて周知されているのでしょうか。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   毎年、漫湖公園で行われている「首里城下にチョウを翔ばそう会」が主催する、ちょうちょ祭りin那覇において、ちょうちょガーデンの周辺に、市民との協働作業でホウライカガミオオゴマダラの食する蜜源植物を植栽しております。  なお、当該活動において、本市は共催者として参加するとともに、ホームページ等で広報するなど、活動を支援しております。  また、同チョウを翔ばそう会が実施する首里崎山公園、松山公園、希望ケ丘公園へのホウライカガミの植栽活動へ協力し、協働により普及に努めているところでございます。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   「首里城下にチョウを翔ばそう会」の大城会長を中心に、食草の植栽に力を入れて、協働で普及に努めているということがわかりました。  しかし、那覇市としても、その取り組みの後押しがもっと必要ではないかと思うんですね。
     と申しますのも、先日、漫湖公園にあるちょうちょガーデンオオゴマダラを生育している、ちょうちょガーデンを訪ねてみました。驚きました。あまりにもお粗末過ぎるんですね。市長、このオオゴマダラちょうちょガーデン、最後に行ったのはいつでしょうか。  答弁はよろしいです。とりあえず、このオオゴマダラちょうちょガーデン、本当にみすぼらしいんですね。  モニター、お願いします。        (モニター使用)  これがちょうちょガーデンです。これは多和田栄子の写真の腕がいいのか、立派に見えますけれども、本当にお粗末です。  次、お願いします。        (モニター使用)  チョウチョが密を吸っています。  はい、お願いします。        (モニター使用)  これは屋根ですね。屋根にも穴があいているんです。  次、お願いします。        (モニター使用)  これがホウライカガミですね。植えてあるところです  次、お願いします。        (モニター使用)  これは、不法投棄されています近くの公園です。  次、お願いします。        (モニター使用)  これも不法投棄ですね。電化製品。ちょうちょガーデンの隣にこのようにごみが山積みされていたんですね。  ありがとうございます。  そこで、情操教育の一環であるこのちょうちょガーデンの隣にこのようにごみが山積みされているということですね。そのことを申し上げまして、質問いたします。  担当されている職員が、ちょうちょガーデンの屋根のネットが破損をされ、何度もお願いしていますが改善がされません。早く修理をしてほしいと言われました。確認されているでしょうか。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   議員ご指摘の、漫湖公園の屋根の一部が破損している件につきましては、現在、補修に向けて資材を発注しておりますので、早目に対応していきたいと思っております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   ありがとうございます。  本当に、市のチョウですので、早目に修理のほうをお願いしたいと思います。  「首里城下にチョウを翔ばそう会」の皆さんが首里の崎山公園、それから松山公園とホウライカガミの植栽活動等協力しております。チョウチョが飛び交う公園、考えるだけでわくわくしませんか。  最後に質問いたします。  公園だけでなく、情操教育の一環としてホウライカガミの普及を各小学校のフェンス沿いに植えて普及をさせていただきたいと思うんです。教育長、ご答弁をお願いいたします。 ○久高友弘 議長   田端一正教育長。 ◎田端一正 教育長   オオゴマダラは、本市のチョウであり、子どもたちが育てることは意義のあることだと思います。  情操教育の一環としてもオオゴマダラが生育できる環境づくりは好ましいことであるというふうに考えています。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   ありがとうございます。  ゴーヤー運動とかありまして、夏になると子どもたちがゴーヤーを植えて観察していますよね。そういった意味でこのホウライカガミを各小中学校、これはフェンス沿いにしか育たないということを聞いております。  私も、まちづくり協議会で花いっぱい運動をやっていますけれども、社会福祉センター通りに植えようかなと思ったら、フェンス沿いでないとだめと言われまして、ちょっと考えているところです。ぜひ、各小学校にゴーヤー運動みたいな形で、強制的ではなくて奨励をしていただきたいなということを強く要望したいと思います。開南小学校とか若狭小学校が取り組んでいるということも聞いていますので、教育長、よろしくお願いします。  このオオゴマダラ、沖縄県の県庁でも県のチョウとして認定がされるのではないかということで、今、検討委員会が設けられて発足をしているということも聞いていますので、ぜひ一緒に取り組んでいただきたいと思います。  そこで、城間市長、市長は那覇市の市長ですよね。オオゴマダラは市のチョウです。市チョウです。ちょうちょガーデン、あまりにもみすぼらしくて、ぜひ建て替えをお願いしたいなと思っています。  今すぐとは言いません。2021年、市の100周年ありますので、ぜひこの100周年に向けて、市長のお力で建て替えのほう、よろしくお願いしたいと思います。  以上申し上げて、次に進みます。  最後になります。道路行政についてです。  まず1点目、城北中学校側から来て石嶺駅を右折する際、矢印信号がなくとても危険であります。どのように把握しているか、対策を伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   その件につきましては、地域からの声を受け、右折矢印信号の必要性については認識しております。そのため、ことしの7月に、沖縄県警察本部の交通規制課と、右折矢印信号の設置について調整を行っております。その後、県警より右折交通量調査の依頼がありましたので、現在、その調査を行っているところでございます。  今後、その調査結果をもとに右折矢印設置に向け、また調整を進めてまいりたいと思っております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   ありがとうございます。  私も石嶺に住んでいて、城北中学から出てきて右折するときの車の運転が本当に怖いんですよね。なかなか青信号が短いものですから、右折しようとしてもすぐ信号が変わってしまうんですね。そういう意味からも早目に矢印信号をお願いいたします。  (2)モノレール開通に伴い、朝の出勤時間、石嶺駅からサンエー前を通り浦添市に抜ける際、青信号が短いため交通渋滞を引き起こしています。対策を伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   石嶺交差点の交通渋滞対策につきましては、去る11月6日に沖縄県警察本部の交通規制課と交通渋滞状況を確認しながら、信号サイクルの変更を行う調整を行っております。  現状の交通渋滞状況の確認を11月14日・木曜日の7時30分から9時ごろまで行い、その際は、石嶺駅方面から約700メートルの渋滞の発生を確認しております。  そこで、青信号の時間を長くする調整を行ったところ、11月18日・月曜日の同じ時間帯には渋滞が発生していないことが確認できました。  今後も、交通状況を見ながら、必要に応じて県警と調整を行ってまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   多和田栄子議員。 ◆多和田栄子 議員   迅速に対応してくださり、ありがとうございます。  石嶺町は、モノレールができて本当に交通の便がよくなったということで喜んでおります。それと同時に、まちの交通渋滞ですね、石嶺だけじゃなくて那覇市全体を考えていただいて、交通渋滞の緩和に取り組んでいただけますよう、要望いたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。  ご答弁、ありがとうございました。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   それでは、早速ですが一般質問をさせていただきます。  まず、名誉市民についてお尋ねいたします。  故鎌倉芳太郎氏の功績として、本市の文化・芸術・工芸の発展に貢献した内容をお伺いします。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   2014年に沖縄県立博物館・美術館が開催した企画展の資料によりますと、故鎌倉芳太郎氏は、大正10年に沖縄に赴任してから、一たん帰京後も再三にわたって沖縄調査を行ってまいりました。  その調査において数多くの琉球・沖縄芸術関係資料を残され、現在、その大部分は沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館に収蔵されております。  これらの調査資料は、鎌倉氏の専門の染織を中心とした美術工芸領域から始まって、建築、文学、民俗、芸能、歴史と多岐にわたります。  国指定重要文化財に指定されたものといたしましては、フィルムが普及する前に使われた「ガラス乾板」1,229点、台紙付紙焼き写真851点及び「調査ノート」が81点ございます。  その他の資料として、文書や陶磁器、紅型などの資料がございます。  写真資料の中でも、鎌倉氏がみずから撮影し戦災を免れた資料には、沖縄のさまざまな文化を紹介した写真のほか、前回の首里城再建にも活用された貴重な写真資料等がございます。  また、紅型・藍型等型絵染の研究・伝承者である鎌倉氏は、1973年に重要無形文化財「型絵染」保持者として人間国宝に認定されております。  戦後の復興期における紅型宗家などの関係者による紅型工芸の復興への取り組みに際しては、鎌倉氏が収集・保管していた型紙等が残されていたことが大きな原動力となっております。  今日、紅型が沖縄県の無形文化財、また、国の伝統工芸品として発展を遂げるに当たり、鎌倉氏の功績は大きいものと認識しております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   実は、この質問は2年がかりで準備をしてきたつもりで、昨年、当時の12月定例会でも名誉市民について取り上げたのも、この質問をしたかったからであります。  ただ、先日、首里城等が焼失したというタイミングもありまして、やはりここでこの質問をさせていただければなというふうに思いまして取り上げました。今度の再建にも彼が記録した写真・ノート等が多用されることでしょう。彼の功績をたたえ、彼の活動を通じて市民に沖縄文化、工芸への関心を抱いていただくためにも、名誉市民として追贈できないか、市長の見解をお伺いします。 ○久高友弘 議長 
     屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   那覇市名誉市民条例の3つの観点に照らしてご答弁いたします。  まず1点目、故鎌倉芳太郎氏のご功績につきましては、条例に規定する卓絶なものと認められるものであるというふうに認識をしてございます。  次に、2つ目の観点は、市民の敬愛を受けている者という点でございますが、直近の名誉市民は、故翁長雄志前知事でございます。昨年の急逝の際には、那覇市民のみならず、多くの県民や国の内外からもその死を悼むと同時に、功績がたたえられたことは記憶に新しいところでございます。  故翁長雄志氏をたたえる多くの市民の気持ちや声に後押しをされて、同氏を名誉市民に推薦し、市議会におかれましても市民の声に応える形で全会一致ということで同意をされたというふうに認識をしてございます。  したがいまして、条例に定める市民の敬愛等は、市民全体の敬愛を受けている者というふうに解釈をしてございます。  3つ目の観点は、追贈の規定です。  名誉市民の条件に該当する者が死亡したときは、中略しますが、追贈することができると規定をされております。これは、著名な方が亡くなった場合には、その方を惜しむ声や功績をたたえる声が上がり、それが大きなものとなったときに褒賞を望む機運が高まることから、機を捉え、機を逃さずに名誉市民の称号を授与することが肝要であり、機を逃して贈呈の機会を逸することがないよう、速やかに追贈を行うという趣旨であるものと理解をしております。  鎌倉芳太郎氏に関しましては、卓絶な功績を残したという点には異論はないところでございますが、市民の敬愛を推しはかるすべという点や、追贈規定の時期という点を考慮しながら、今後、検討してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   市長にお尋ねします。  市長自身は鎌倉芳太郎氏の残した功績、あるいは著作物を拝見されてどんなご感想をお持ちなのか、お答えいただけますでしょうか。 ○久高友弘 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  鎌倉芳太郎氏のご功績については、先ほど来、お話がありますけれども、私も名前は存じ上げており、首里城の復元にあたっては彼が残した記録が参照されたということも知っております。ということをまとめますと、鎌倉芳太郎氏の沖縄に対する紅型であるとか、さまざまな文化に関することのご功績は顕著なものがあるというふうに私は捉えております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   市長からも顕著なものがあるということで、検討も進めるということですので、ぜひ順を追って取り組んでいただきたいと思います。  もう1つだけ、これは市民文化部長が答弁されるかわからないのですけれども、首里城を2度救った人物だといわれているんですね。先ほどの答弁は、2度目の首里城を救ったという部分なんですけれども、彼が評価されている1度目に首里城を救ったというところは、どういう部分なのかお答えいただけますでしょうか。 ○久高友弘 議長   休憩します。            (午前10時31分 休憩)            (午前10時32分 再開) ○久高友弘 議長   再開します。  比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   失礼いたしました。  首里城が老朽化して取り壊されるときに、その取り壊しについて意見を申し上げたということで伺っております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   市長、これは我々の先祖が、先輩たちが、首里区であったときに払い下げを受けて首里市になって、どうしても財政状況を維持ができないという、やむにやまれぬ思いで取り壊しの決断をされたと思うんですね。それは当時のことですので、今、批判をしたりということはできないにせよ、ある意味、我々の先輩方のやむない決断から救ったという意味でも、我々は不名誉な決断を、結局、結果として残すことができなかったという点で、2度目の首里城を救っただけではなくて、1度目の首里城を救ったという点もやはり那覇市としてはしっかり記録に残すべきだと思うんですね。  そういう意味で、この時機を逸さないとおっしゃっていましたので、まさに再建の機運が高まり、とりかかるときにどういう思いで当時の首里城を眺めていた人の考えをどう引き継ぐのか、これは那覇市の一つの責務であろうと考えていますので、検討していただくということですので、期待をして眺めていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。  次に、2.保育行政についてお尋ねいたします。  (1)障がい児、発達支援児に関する支援策について、市内保育施設等の障がい児保育を実施している園の情報公開がされていない理由についてお尋ねします。 ○久高友弘 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   平成9年の児童福祉法改正により、保育所への入所は、措置から契約へと大きく変わりました。そのため、保護者が施設を選択するための情報を提供する必要性が生じたことから、受入年齢、定員、開所時間や一時預かりの実施の有無等の施設情報の一覧を作成し、ホームページやチラシ等を通じて情報提供をしております。  発達支援保育に関する情報につきましては、平成28年度までは、情報提供時点における受け入れの有無を掲載しておりました。しかしながら、次年度の入所に関する情報としては不確定要素が多いこと、表示をすることで申込みの際に保護者に誤解を与えかねないこと、インクルーシブ教育等の観点から全施設での受け入れが望ましいと考えていることなどの理由から、現在は受け入れの有無の情報の提供を見合わせております。  なお、保護者から相談があった場合には、個別に対応しているところでございます。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   本市では発達支援が必要な児童を受け入れるには、事前に職員配置を整える必要があるため、一般申し込みより先に発達支援希望者のみを受け付けてしております。  (2)11月末時点における来年4月入園の発達支援希望者数とその希望者が参加する12月19日、セルラースタジアム1階会議室にて行われる面談会の内容についてお尋ねいたします。 ○久高友弘 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   お答えいたします。  令和2年度4月に保育所等の施設への入所に当たり、発達支援保育を希望する新規申込者数は、11月末時点で36人となっております。  また、今月19日に予定しております発達支援保育面接会は、保育園の園長等の施設関係者と発達支援保育を希望する親子が参加し、保護者から子どもの状況を聞き取り、子どもの様子を観察することにより、希望する保育園で受け入れが可能かどうかを判断材料として情報を得ることを目的としております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   先に私の希望等を申し上げますと、この面談会は廃止すべきではないかなと思うんですね。理由を申し上げますと、那覇市としては一般申し込みよりも先に発達支援希望者を受け付けるというところや、そのほかにもいろんな配慮がされていることを私はよくわかっております。  ただ、そういうお子さんをお持ちの保護者がわざわざ足を運ばなければならない。そこに行く手間を考えたり、そこで結局、その願いが、希望が叶えられるといいことなんですけれども、叶えられない場合もあると考えてみた場合に、そういう手間をかけることは本当に必要な機会なのかなと思っているんですね。  昨年の面談会に参加した児童と、そのうち待機児童となった数についてお答えいただけますでしょうか。 ○久高友弘 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   休憩願います。 ○久高友弘 議長   休憩します。            (午前10時37分 休憩)            (午前10時38分 再開) ○久高友弘 議長   再開します。  末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   昨年度で39人、事前の面談がございまして、そのうち10人が待機児童となっております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   39人って、10人を待機で出さざるを得ないと。それだけ受け入れる体制がまだ整っていない状況であるわけですから、この面談会のあり方を変えるべきだと思うんですね。  違う角度からこの会の課題をお話ししますけれども、この面談会には全保育施設が参加している会なのでしょうか。 ○久高友弘 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   全施設は参加しておりません。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   先ほどインクルーシブ教育の観点からという、全施設の受け入れを想定して5つもこの会には参加できていない状況があります。2つの事実から、皆さんもいろいろ検討されていることも知っていますので、次年度以降はこれをどうするのか、答弁いただけますか。 ○久高友弘 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   面接会に参加した児童につきましては、仮に4月に入園が決まらない場合であっても、5月以降の入所調整を行う中で、優先的に調整を図っております。今年度は、希望する保育園の保育士確保などの受け入れ体制が整った等の状況により、年度途中に7人が入園しております。  このようなことから面接会では受け入れをする前の児童の様子や家庭の状況などを知ることで、事前に人員配置など施設の受け入れ態勢の準備につながることから、課題もあるものの、意義もあるものと考えております。  しかしながら、インクルーシブ教育等の観点から、できる限り全施設での受け入れが望ましいと考えておりますので、今後、この面接会の実施方法につきましては、先ほど議員のほうから廃止すべきというご提案もございましたが、その辺を含めて支援を要する児童にとって、また保護者にとって最善な方法を検討してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員 
     3.旧市民会館跡地利用と真和志庁舎についてお尋ねします。  (1)複合施設の設置候補施設の再整理は必要ではないかなと思うんですが、見解を聞かせていただけますでしょうか。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   新真和志支所複合施設につきましては、ファシリティマネジメント推進方針の観点から可能な限り既存施設の集約化・共用化を図ることとしています。加えて、近隣の保健所等との連携により機能強化が図られる施設を設置候補として挙げております。今後、基本計画を策定いたしますが、具体的な設置施設につきましては、その中でさらに精査がなされるものと考えております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   真和志庁舎に入所している施設を施設候補、候補にしたりとか、本市でも老朽化が進んでいる施設等を入所させるという方針は理解するのですが、全部入れてしまうと建設費もかさんでしまうという課題もあります。  そこで、旧沖縄県立図書館の施設を、那覇市の市政と合致できるようなものがあれば、そこも活用できないかなと考えているんですね。本市が建設を予定している複合施設の敷地は沖縄県が所有していますので、今後、敷地について賃借なのか、購入なのか、調整が行われると聞いております。  沖縄県立図書館を本市の公共施設として活用を図ることができれば、隣接する複合施設の設置候補施設の一部を入所させることができて、さらに一体的な管理運営を行うことで相乗効果も期待できそうです。  旧県立図書館を市の公共施設として活用を図ることについて、今から沖縄県に要望する考えはないかと考えていますが、いかがでしょうか。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   旧県立図書館施設につきまして、沖縄県管財課へ問い合わせましたところ、当該施設は今後、県庁舎の大規模改修に伴い、仮庁舎として使用する予定であり、その使用期間は10年以上に及ぶとのことでございました。  また、現時点で使用開始期日は未定であることから、この期間を加えますとさらに長期にわたり、他の活用は見込めないものと考えております。以上のことから、当該施設の本市での使用は困難であると考えております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   10年以上かかるということでありますけれども、収蔵施設、私は何を想定しているかというと、埋蔵文化財の収蔵施設を想定していて、収蔵施設として書庫がしっかりいいものがあるわけですから、10年以上使うといっても、これはもちろん皆さん方に強要するものではないんですけれども、ぴったりと合うような環境なんですね。だから今この時点でできませんというわけではなくて、あらゆる機を捉えて、こういう声もあるんだということで伝えていただきたいと、これは要望して終わります。  そこで次に、(2)真和志庁舎を今後どうするのかということについて聞かせていただけますか。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   現真和志庁舎は、新真和志支所複合施設が完成するまでの間、引き続き、庁舎として利用してまいりますので従前どおりの管理を行ってまいります。その後の真和志庁舎につきましては、那覇市ファシリティマネジメント推進方針にのっとった対応がなされるものと考えてございます。  具体的には、同方針には、財産保有に係るコスト縮減や遊休施設・土地等については、積極的な売却を行うなど、歳入の確保に努めることが示されていることから、これらを原則とした検討がなされるものと考えております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   ありがとうございます。  原則としての方針はもう書いてありますので、その方向で進むかと思いますけれども、ただ地域事情や地域のニーズ等々も早めに聞いて、市民生活に役立てるような状況につくりかえることも必要だろうと思っていますので、その点も留意していただきたいと思っています。  最後に、3.公園行政についてであります。  スライドのほうをお願いいたします。        (モニター使用)  きょうは、また龍潭と円鑑池について質問したいと思います。  次、お願いいたします。        (モニター使用)  質問の趣旨は2つありまして、1つは旧中城御殿前に延びる園路についてです。  次、お願いいたします。        (モニター使用)  今、園路は延びて、階段も、これは昔の階段なんですけど、あって、県道に接続する道はあるのですが、扉は閉まったままなんですね。  次、お願いいたします。        (モニター使用)  こういう感じで延びてはいるんですけれども、せっかくでしたら、これを県道につなげていただきたいというのが要望の1点目であります。  続いてお願いいたします。        (モニター使用)  今度は、あそこが下流であれば、ここは上流と位置づけるとすれば、円鑑池との接続部分についてごらんいただきたいと思うんですけれども、次、お願いいたします。        (モニター使用)  実は円鑑池から水が漏れていまして、その水が園路を覆うような形なので、歩行者が歩けないということで敷石を詰めている状況です。  次、お願いいたします。        (モニター使用)  こういう感じで水で濡れていて、水が流れて、龍潭の一番上流部分にも草や枯れ枝がある状況で、景観上、非常によろしくないというような状況が続いています。ありがとうございます。  そこで、龍潭の園路が世持橋のたもと付近まで整備されたものの、県道とは接続しておりません。県道と接続させて龍潭を周遊させる必要があるのではないかお伺いします。  また、龍淵橋との接続部分の課題について県との調整についてお尋ねいたします。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   まず県道との接続部分についてお答えいたします。  龍潭園路を所管する沖縄県に確認したところ、園路の擁壁に崩壊の恐れがあること、それから、その擁壁の背後に遺構が発見されたことから、現在、龍潭通りとの接続ができない状況とのことでございます。  今後は、龍潭線街路工事と擁壁の補修工事の整備スケジュールを調整した上で、令和2年度に設計、令和3年度以降の接続工事を予定しており、龍潭通りとの接続ができるように対応するとのことでございます。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   龍淵橋との接続部分についてお答えいたします。  龍淵橋は県指定建造物であり、円鑑池と龍潭との間にある水路に架けられた石橋でございます。円鑑池と龍淵橋は本市が所有しており、龍潭とその周辺部分は沖縄県が所有しております。また、龍淵橋・円鑑池につきましては、国指定史跡「円覚寺跡」内にある文化財で、龍潭は「龍潭及びその周辺」という名称で県指定史跡でございます。龍潭の園路の一部では、円鑑池側から染み出た水で水浸しになることもあるため、歩きやすいよう飛び石が設置されておりました。今年度、沖縄県において飛び石の数を増やす対応がなされております。沖縄県に確認したところ、龍潭通りと園路の接続工事を含め、今後も園路の補修等の対応をしていきたいとのことでございます。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   つい先日、首里に拠点を置く4つの団体が沖縄県に要請をいたしました。その1つが園路を一周できるようにしてほしいということで、もう1つは城西小学校の園路の安全確保等々について整備をしていただきたいという内容でした。  実は園路が一周できるのは令和2年、3年ごろには完成しそうであるのですが、完成したとしても、龍淵橋、あるいは円鑑池との接続部分というのは、那覇市が整備、水漏れをふさがないと、県は抜本的な改修はしないというふうにおっしゃっているそうなんですね。そうしますと、いくら園路を一周できるといったとしても、ここの部分がずっと残ったままなんですよ。ここの部分というのは、円鑑池と龍潭が接続する部分というのは、水漏れが修復されない限りはそのままの状態であり続けるわけなんですね。  そう考えると、先日、私も代表質問で質問いたしました。円鑑池の課題としては、今度、県の文化財課と協議をする、あるいは県の史跡円覚寺跡の保存計画等に盛り込ませるということをおっしゃっているんですけれども、これが計画を策定するまでに2年ぐらいかかる。2年かかった上に整備にまた時間がかかる。円鑑池も含めた周辺の環境がいつになったらよくなるのかということを考えると、ひょっとしたら、首里城が再建されて以降でしか、あるいは以降にも手つかずの状態が続くのではないかと危惧を抱いているんですね。  これは先日の市民文化部長の答弁でも首里城正殿等が焼失して以降、有料区域に入れない観光客の皆さん方が、無料区域、県営公園の円鑑池周辺にも多数訪れているわけなんですね。そういう世界の国々の人、県外の人、県内の人が首里城を楽しむために訪れて、そういう不具合を放置したままの状態で本当にいいのかどうかということは問われてくるのではないでしょうか。  その責務は那覇市にあると言われるわけでありまして、ここはいろいろな課題は私も把握していますけれども、正殿焼失後の首里城へ訪れる観光客への対応という点を少しクローズアップして、長期にわたってこの課題を放置することのないように、文化財及び周辺施設の整備という名目で観光整備という事業で国、あるいは県に事業の推進を求めることができないか、見解を聞かせていただけますか。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   ご質問の円鑑池周辺の整備につきましては、石垣補修等の整備について、前回の答弁でもさせていただきましたが、多額の費用を要するため、さまざまな国庫補助の活用の可能性について検討してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   上里直司議員。 ◆上里直司 議員   多額の費用をかけなければならない。財源もない。だから放置するという状況が、私は沖縄県、あるいは那覇市の文化財に対する姿勢が問われると思うんですね。当然、ない財源をほじくり出してということを言っているわけではありません。今、時機を逸してはいけないと思うのは、首里城正殿等の再建にあわせて、県営公園の部分、あるいは本市が所有している文化財の整備も同時並行に進めていく必要があると思っているんです。  ですから、そこは従来どおりの県と協議しています、国に求めていくという対応だけではなくて、あらゆるメニューをひっくり返しながら、ぜひこの課題解決に取り組むんだという決意を見せていただきたいことを要望して私の質問は終わります。  以上です。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   日本共産党の我如古一郎です。一般質問を行います。  来年、2020年は、琉球王国のグスク及び関連遺産群が世界遺産に登録されて20年の節目を迎える年になります。首里城の焼失は県民に衝撃と喪失感を広げています。前を向いて再建に向けて心ひとつに頑張ろうではありませんか。  1.首里城焼失後の識名園の活用について質問します。  識名園は首里城から王様が通う王室の別邸としてつくられ、琉球王朝の歴史を感じる庭園として、首里城の焼失後、急激に入園者が増えております。  (1)識名園の観光客の増加数の今後の見通しと、観光バスの駐車場やトイレはこの増加に対応できているのか伺います。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   首里城火災後、識名園には多くの観光客が訪れております。識名園の11月の入園者は2万341人、一日当たりの平均入園者は782人で、前年11月の平均入園者294人と比べ、約2.7倍となっております。入園者の急増は、目的地の変更先として識名園に来園されたものと考えられます。識名園の入園者がどのように推移していくのか、今後、しっかりと注視してまいりたいと考えております。  バスの駐車場につきましては、大型バス専用の駐車スペースは4台分ございますが、大型バスによる来場が多く予定される場合は駐車場整理の人員を配置し、最大7台まで駐車できるよう対応しております。満車で駐車できない場合には、周辺を周回していただいております。  トイレにつきましては、識名園入口前に1カ所、園内の勧耕台近くに1カ所ございます。入口前のトイレは、男子トイレ内に小便器3つと個室が1つ、女子トイレ内には個室が3つ、あわせて身障者用トイレを1カ所設置しております。  現在、識名園への来園者が増加している状況でございますので、特別名勝で世界遺産の識名園をより快適に観覧していただくため、既存のトイレ改修も含め、トイレの増設を検討してまいりたいと考えております。
    ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   女性用トイレの増設、バスの駐車にも対応しているとのこと、評価したいと思います。今後とも対応を強化していただきたいと思います。  次に、入園者が2.7倍にもなっている今、スピード感をもった整備が必要となります。これまでも提案をしてきました土産品店を早期に充実すべきと考えます。当局の対応について伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   識名園の土産品店につきましては、本市が取り組んでおります民間活力を生かした公園活性化事業にて実施したサウンディング調査でも、地域をテーマとした土産物の販売を識名園にて行いたいとの提案がございました。現在は同提案を踏まえつつ、地域や公園の活性化につながるような事業者の公募手法について検討しているところでございます。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   るうまんぺい(浪漫餅)というお菓子で那覇市長賞を受賞したパン屋さん、ことしは国王や身分の高い方のみ食べられた琉球王朝の伝統菓子、きっぱん(橘餅)とコラボした国王の優雅なおやつという新商品も今回、開発しております。先月、11月の県内での大会でグランプリも受賞し、識名園でこそ買うことができる土産物を増やすために頑張っているところであります。地域をテーマにした土産品という提案に当局も賛同していることを高く評価いたします。  加えて、地域の自治会がかかわれるようにすることが地域の活性化にも寄与するという点で重要であります。この状況のときこそ急いで取り組まれることを期待いたします。  次に、2.会計年度任用職員制度について質問します。  今回の会計年度任用職員制度について、城間市政・担当部局は労働組合との協議で真摯に向き合い、抜本的な改善を合意したことを高く評価しております。同一労働・同一賃金の理念に基づいた、非正規職員への抜本的処遇改善は、那覇市職員の4割前後もいる多くの非正規職員に希望と喜びを広げています。主な合意内容を伺います。 ○久高友弘 議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   今回の制度導入に当たりまして、ことし7月下旬から10月上旬にかけて、予備交渉を含め14回の団体交渉を重ねてまいりました。  その結果、再度の任用について従来設けられていた任用回数による制限を撤廃すること、期末手当を年間2.6月分支給すること、再度の任用時における前歴加算、いわゆる昇給を実施すること、年間を通して週5日以上勤務するパートタイム職員へも月給制を採用すること、通勤費用を常勤職員と同様の計算方法で支給することなどの内容を合意しております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   答弁にありましたように、新たな任用を繰り返すことができる、非常勤職員の前歴を勘案する、パートタイムにも月給制を適用する、フルタイムに退職金の支給、期末手当を2.6月分支給することなど、多くの非正規職員の願いを実現するという思い切った処遇の改善は、全県に誇れるものであります。城間市長を初め、各部局長の皆さんの英断を高く評価をいたします。  そこで、再質問します。  よりよい制度にするために、今回の改善の根幹をなすのは職の整理であります。決して画一的な整理を押しつけない対応を求めます。自分はフルタイムなのか、パートタイムなのか。現に働いている非正規職員の皆さんの関心事であります。現場の仕事量などが反映されるべきと思います。  例えば、保護課のケースワーカーは不足していると言われています。そして仕事も大変だと聞いています。非常勤職員が多く正規職員にそのしわ寄せが来ておりませんでしょうか。希望する人はフルタイムにすべきであります。正規職員の負担を減らすことは、住民サービスの向上にもつながります。労働組合と合意の上で職の整理は決めるべきです。対応を伺います。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   会計年度任用職員制度導入に当たりましては、原則としまして、現在の業務内容や勤務形態等を検証した上で、業務の性質や量を踏まえ、職の整理を行ったところでございます。  今後は、新しい制度を運用しながら、業務環境の変化などに応じ適宜必要な見直しを図ってまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   包括外部監査人は、次のように述べています。「人件費は職員にとって生活の糧である。職員が文化的な生活を送ることができるだけの給与を保障する必要がある」、「給与の多寡、勤務条件は職員のモチベーションに直接作用する。単に人件費を安くあげることが、行政運営の効率性・経済性に資するものではない」と述べています。大いに賛成です。ぜひくみ取ってください。  新年度の予算の裏づけと政府への財政支援の要請など、今回の会計年度任用制度に対する支援を政府に求めるべきです。対応を伺います。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   制度施行に伴う財政措置につきましては、本年7月に全国市長会より、全国会議員及び関係府省等に対し財源確保についての要請がなされております。  また、去る11月12日に行われました参議院総務委員会においては、財源確保に係る総務大臣の前向きなご答弁がありました。このことから、今後、地方自治体に対する確実な財源措置がなされるものと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   頑張ってください。  次に、包括外部監査報告書について質問します。  これは私たちにもいただいた平成30年度包括外部監査報告書であります。  その監査は、本市の人件費や職員の働き方、特に非正規職員の働き方に着目をしており、意義のある提言や指摘が行われています。  今回の包括外部監査報告書の意見や指摘について、対応と見解を伺います。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   平成30年度の包括外部監査は、「那覇市の人件費について」をテーマに実施をしております。  その結果、指摘事項19件、監査人からの意見として50件、合計69件の指摘事項等がございました。これらの指摘事項等につきましては、現在関係課で改善措置が検討されているところでございます。  当該指摘事項等の内容といたしましては、扶養手当の不受給証明書の提出、勤勉手当に係る人事評価の活用、時間外勤務への対応、非正規職員の待遇改善などがございました。  いずれも大変有益なご指摘であり、今後は改善措置に着実に取り組むことで業務の効率性の向上、本市の働き方改革につなげてまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   監査報告書では、監査人が独自に実施した「職員の意識調査アンケートは、組織の健康診断という側面が見られた」としております。重要な指摘だと思いますが、内容について伺います。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   外部監査人が行いました「職員の意識調査アンケート」は、現在の職務に対する満足度、やりがいといった主観面での比較を行うことを目的に、正規職員、非正規職員を調査の対象として行われております。  外部監査人からは、このアンケートについて「職員の意識を把握することで人事行政の問題点、改善策、その効果を図ることができる。それは職員のモチベーションの向上、ひいては政策判断形成の向上、市民に対する行政サービスの向上、効率的な勤務態勢につながることが明らかである」との指摘がございました。  定期的なアンケートの実施についての意見が付されたところでございます。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   そこで、再質問いたします。  会計年度任用職員制度が実施された後の改善の検証としても、このアンケートは使えます。今後、行政として職員意識調査アンケートを経年的に実施をして、活用するべきではないかと思います。見解を伺います。 ○久高友弘 議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   会計年度任用職員のみならず、全職員を対象とした働き方改革を推進するに当たりましては、さまざまな調査・研究や制度整備が必要になると考えております。  ご指摘の意識調査アンケートもその一方法として認識しており、今後関係部署と調整を行いながら検討してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   ぜひ実施をして活用してください。  次に、国民健康保険制度について質問いたします。  11月7日、日本共産党の県議団と市町村議員は、悪化している市町村国保財政への抜本的支援を政府に要請をしてまいりました。  沖縄県国保財政が悪化した大きな要因は、沖縄戦で多数の犠牲が出た影響で、前期高齢者の割合が低く、そのため前期高齢者交付金が少ないという制度の欠陥にあります。沖縄県に何の落ち度はなく、国は制度の欠陥によって市町村が実施した赤字解消のための繰入金905億円を、沖縄県市町村に補てんするべきであります。  12月に行われる県国保連合会など、6団体での政府要請行動に向けた決意を伺います。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   本県市町村国保が赤字となる大きな要因は、前期高齢者の加入割合に重点を置いて算定される、前期高齢者交付金が少ないことによるものでございます。  そのため、本市の赤字補てんのための法定外繰入は、前期高齢者財政調整制度が創設された2008年度から2018年度までの11年間で総額169億円となっており、県内市町村国保の法定外繰入の総額は、約905億円に達しております。  これまで前期高齢者財政調整制度問題に対しましては、2014年度から2018年度まで、沖縄県、県市長会、県国保連合会など、県内6団体の連名で11回、国等へ財政支援の要請を行ったところでございます。  今年度も8月に要請を行ったほか、今月18日と19日にも要請を行う予定となってございます。  沖縄県市町村国保の構造的な課題の解消につなげられるよう、沖縄の特殊事情に配慮した財政支援について、厚生労働大臣、沖縄担当大臣などに強く求めていくこととしております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   ぜひ強い気持ちで国に要請を続けていただきたいと思います。  那覇市は11年間で169億円という莫大な負担を強いられました。行政をあげて、国保を守るために思い切った法定外繰入を実施してきたことは、市民の暮らしを守る城間市政の優しさとして、高く評価するものです。  政府は、県と市町村に値上げの圧力を迫る仕掛け、保険者努力支援制度をつくり、2020年度は更なるペナルティ強化をねらっています。
     公費繰入金の削減・解消を行えば、交付金を増やすアメと、これを進めない自治体には減額するムチを用意しています。沖縄県市町村が国保の赤字に苦しんでいるのは、国の前期高齢者交付金制度の欠陥と国保制度そのものの欠陥によるものであり、このようなアメとムチのやり方は絶対許せません。  本市の繰り入れは、国保の値上げをせずに市民の暮らしと命を守るためのなくてはならない対応です。  今後の見解を伺います。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   保険者努力支援制度は、2020年度において、予防・健康づくりについては配点割合を高め、成果指標を拡大する一方で、法定外繰入等にはマイナス点を設定し、メリハリを強化しております。  しかしながら、本市は赤字削減・解消計画を策定しているため、マイナス点にはなってございません。  本市におきましては、国保加入世帯は低所得者が多いことから、急激な税負担を避けることを考慮して、法定外繰入等を行い、保険税率の改定は行っていないところでございます。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   今後とも、政府の言いなりになるのではなく、市民の暮らしを守る立場で、頑張っていただきたいと思います。  再質問いたします。  一方で、同じ公費繰入金でも、子どもや生活困窮者への国保税の独自減免は、市町村が条例として行えばペナルティの対象外という方針も示されています。高すぎる国保税に苦しんでいる子育て世帯に、均等割り減免を実施して独自に努力している全国の自治体は25自治体に広がっています。  例えば、東京都清瀬市は第2子以降を5割減免、昭島市は、第2子を5割、第3子は9割減免、埼玉県富士見市は、第3子以降を全額免除などであります。見解を伺います。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   国民健康保険税の均等割りは、世帯員の人数に応じ、年齢に関係なく加算されることから、税の負担も増えることになっております。  このことから、国保加入者の子どもに係る均等割りの軽減などにつきましては、全国知事会及び全国市長会においても、子育て世帯の負担軽減を図るための支援制度創設を国へ要望等を行っており、その動向を注視しているところでございます。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   今後とも研究していただいて、前期高齢者の加入比率が全国平均に近づくころには、ぜひとも検討していただきたいと思います。  次に、識名霊園周辺の環境について質問します。  識名霊園周辺の環境において、お墓の実態と墓じまいや改葬の件数の推移を伺います。 ○久高友弘 議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   お答えいたします。  識名霊園及びその周辺の墓地については、その約1割が本市管理の墓地で、残り約9割は個人などが管理する墓地となっています。  墓地については、お墓を継ぐ人がいない、維持管理が大変など、無縁化を懸念する相談が多く寄せられております。管理が難しくなったお墓については、草刈りなどができず荒れ放題になり、不法投棄の増加や環境の悪化につながることが課題であると認識しております。  改葬とは墓じまいを含む遺骨やお墓の移転のことです。厚生労働省の衛生行政報告例によると、本市の改装件数は平成28年度が571件、平成29年度が984件、平成30年度が1,098件と増加傾向にあります。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   新聞によりますと、お墓の引っ越し「改葬」が県内で急増をし、2014年以降増え続けて、2017年には2,604件になって、10年前の1997年の296件の8.8倍にもなっているそうであります。そのうちの3割から4割は那覇市が占めています。  お墓を建てた人の子孫が、お墓の管理などに負担を抱えています。墓地霊園地域の環境が悪化することが危惧をされております。60年前には想定もしていない状況となっています。  モニターをお願いいたします。        (モニター使用)  霊園周辺の環境は、常に家電や粗大ごみの不法投棄にさらされています。県庁壕入り口から入る通路の突き当りには、クーラーなどのごみが違法に大量に投棄されています。もう1枚お願いします。        (モニター使用)  こういった状態です。クーラーの殻だけなんですね。金属は取り払われております。金属を外していることから回収業者の可能性もあります。対策と対応を問います。 ○久高友弘 議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   お答えいたします。  議員ご指摘の当該地は、識名霊園近くの墓地の一角にあり、人目もなく奥まった場所で不法投棄も多いことから、これまでも通常の監視パトロールに加え、清明祭や旧盆のシーズンには監視を強化して対応してまいりましたが、不法投棄が完全になくなるという状況には至っていません。  また、投棄物については土地の管理者等が撤去することと法令で定められておりますが、当該周辺地は管理者や占有者が不明確な土地が多いため、撤去指導に苦慮しているところであります。  今後も監視パトロールをさらに強化し、不法投棄の増加を抑えるため、看板設置などの対策に取り組んでいきます。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   識名霊園周辺、墓地地域には、常にこのような粗大ごみの不法投棄との闘いをしなければなりません。ぜひ撤去が望ましいと思います。  次に、識名霊園地域にある市道三原識名線は、県道222号線バイパスによって分断されて以降、通行量がほとんどなく、その影響で道路に雑草の繁茂やごみの不法投棄が増えています。モニターお願いします。        (モニター使用)  これ道は半分が雑草で覆われています。決してきれない緑ではありません。次お願いします。        (モニター使用)  この横に大型家電、洗濯機、粗大ごみが投棄されています。次お願いします。        (モニター使用)  これが拡大です。次お願いします。        (モニター使用)  こんな感じです。  これは道路が分断されて通行がほとんどないということが大きな影響にもなっていますが、墓地地域であることの特徴になっています。これを放置していると、さらなる不法投棄でごみが増えてしまいます。対応を伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   那覇市道三原識名線は、県道222号線、都市計画道路の真地久茂地線ですけれども、その整備に伴い沖縄県においてつけかえ道路として整備し、現在、管理を沖縄県において行っております。  ご質問の対応につきましては、沖縄県南部土木事務所に申し送りとあわせて確認したところ、過去にも同様な対応を行っており、再発防止に苦慮しているということでございます。今回の現状を把握しており、対応を行うとのことでございます。  なお、当該市道につきましては、現在、沖縄県と管理移管に向けて調整を進めているところでございます。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   県の対応待ちではなくて、こういうのはすぐ撤去が望ましいと思います。  本日、見ていただいたごみの不法投棄の現状はほんの一部です。この地域は毎年のように、清明祭の時の草木ごみが山のように出されて、渋滞もおきます。クリーン推進課も悩みの種だとは思いますが、地域住民はもっと迷惑しています。このような地域の現状を認識していただくことが、今回の目的です。  民間のお墓を行政としてどのようにコントロールして、何十年も変わらないお墓だらけの地域の環境を改善していくのか。長い時間をかけた取り組みになると思われます。  真地、識名、繁多川地域の悩みを市の課題として取り組んでいただきますよう、お願いをいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ。維新・無所属の会、議席番号9番、當間安則ヤイビーン。一般質問ウンヌキヤビーグトゥ ユタサルグトゥ ウヌゲーサビラ(皆さん、こんにちは。維新・無所属の会、當間安則でございます。一般質問を行いますので、よろしくお願いいたします)。  質問の前に、チュクトゥバ、ウムイ所感をウンヌクトゥ ウムトーイビーン(質問の前にひと言所感を述べたいと思っております)。  ことしは5月1日から元号が令和になりました。令和元年、ここにいる全員が元年という年に遭遇したのは、平成と令和の2回だけだと思います。昭和はいないですよね。そして、この令和元年も残すところ20日余りとなりました。  このような元年と呼ぶ年に首里城の正殿等の焼失により、我々、市民・県民はもとより、世界的に深い悲しみと強い衝撃を与える火災の被害を受けました。その後の多くの方々からの再建に向けた温かいご支援と激励には、那覇市の議員といたしましてこの場を借りまして、心から厚く感謝を申し上げます。  しかしながら、本土では台風19号などの相次ぐ自然災害により甚大な被害をもたらし、関東甲信地方、東北地方など約1,700人がいまだ避難生活を余儀なくされております。  本土は冬の嵐が猛威を振るい、積雪等により寒さがどんどん厳しい季節となってまいります。一日も早い被害者の生活再建を心より強く願うばかりであります。  それでは、発言通告書に従い、質問を行います。  まず、最初に1.下水道管の老朽化についてであります。  多発する地震等の災害により、震度6強の地震に備えた耐震化が求められている中、老朽化による下水道管の対策、整備も重要だと考えます。以下伺います。  (1)本市の下水道管の老朽化の現状について伺います。  (2)老朽化した管の調査について伺います。  (3)管更生の方法について伺います。  次に、2.障がい者に関する優遇制度について質問をいたします。  昨今、障がいがある人に対して、バリアフリー化やさまざまな支援が充実し、周りの方もどのように指導・教育すべきかというスキルではなく、どのように寄り添って存在を肯定するのかというふうに、すばらしい傾向になりつつあります。  しかし、税の減免制度等についてまだまだ周知が不十分であると考えます。以下伺います。  (1)住民税の障がい者控除について伺います。  (2)軽自動車税の減免について伺います。  最後に、3.小禄金城公園について質問をいたします。  小禄金城公園を集合場所として、金城小学校区年末美化清掃(CDG運動連動事業)を行ってことしで6年目となります。ことしも、来る日曜日の15日に400人から500人規模で予定をしております。
     金城小学校区まちづくり協議会準備会も設立させ、本協議会に向け、小禄金城公園を中心としたプレパーク等も計画をしていきたいと考えています。小禄金城公園について、以下伺います。  (1)本市の管理する公園の種別について伺います。  (2)小禄金城公園の概要について伺います。  (3)水路の仕組みについて伺います。  (4)草木、水路の管理について伺います。  (5)隣接する小禄金城5号・28号、これは現在工事中のともかぜ会館と金城中学校の間の歩道でありますが、そこの街灯の管理について伺います。  質問は以上です。残りは要望、再質問させていただきます。 ○久高友弘 議長   金城康也上下水道部長。 ◎金城康也 上下水道部長   ご質問の1番目、下水道管の老朽化について順次お答えいたします。  (1)本市の下水道管の老朽化の現状についてお答えいたします。  平成30年度末時点の下水道管の整備済み総延長は、約744.7キロメートルであり、そのうち法定耐用年数50年を超える管渠は約69.7キロメートルとなっております。  次に、(2)老朽化した管の調査についてお答えいたします。  汚水管及び雨水管の調査につきましては、主に専用の自走式小型カメラ等を使用して、下水道管の内部を撮影し、異常箇所がないか点検調査を行っております。また、雨水のボックスカルバートの調査は、主に調査員がボックスカルバート内に入り、コンクリートの剥離や鉄筋の腐食等がないか点検調査を行っております。  その調査の際には、ガス検知器を使用した有毒ガスの有無や、急な集中豪雨、鉄砲水等に充分配慮して調査を行っております。  次に、(3)管更生の方法についてお答えいたします。  老朽化した管の改築工法としましては、道路を掘削して管を取りかえる開削工法や、道路の掘削を行わないで改築する管更生工法などがございます。そのうち管更生の施工方法につきましては、管路の原型を崩さず既設管の内部に樹脂性の材料を貼りつけ、管を再構築する工法が一般的となっております。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   2番目のご質問に順次お答えをいたします。  住民税の障害者控除につきましては、納税義務者ご本人が障がい者である場合、または同一生計配偶者及び扶養親族に障がい者がいらっしゃる場合に適用が可能となっております。  控除額は、普通障害の場合26万円、特別障害の場合30万円と、障がいの程度により異なり、また、納税義務者が特別障がい者と同居している場合は53万円となっております。  なお、納税義務者ご本人が障がいをお持ちで、前年度の合計所得金額が125万円以下である場合には非課税となっております。  次に、軽自動車税の減免につきましては、細かな条件はございますが、概要といたしましては身体障害者手帳をお持ちの方は、障がいの区分及び等級に応じ、障がい者ご本人が運転する場合、あるいは、生計同一者の運転または常時介護者が運転する場合を対象としております。  また、療育手帳A1、A2及び精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの方につきましては、本人運転を除き、生計同一者が運転または常時介護者が運転する場合を対象としております。  いずれの場合におきましても、軽自動税を全額免除としております。  最後に、周知につきましては、ホームページや「障がい福祉のしおり」への掲載を初め、毎年発送を行っています市民税・県民税兼国民健康保険税の申告書及び軽自動車税の納税通知書にも掲載し、ご案内をしているところでございます。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   ご質問の3番目について、順次お答えいたします。  まず、(1)の本市の管理する公園の種別につきましては、漫湖公園等の総合公園が5公園、緑ヶ丘公園等の地区公園が3公園、それから小禄金城公園等の近隣公園が19公園、街区公園が131公園となっております。  (2)の小禄金城公園は、小禄金城土地区画整理事業内の中央に位置し、現在は近隣公園として市民に親しまれております。概要につきましては、面積が約2万平方メートル、散策路が約186メートル、多目的広場約860平方メートル、池が1カ所、水路約294メートル、便所が2棟、それから管理事務所が3棟、東屋が8カ所、パーゴラが8カ所の施設でございます。  (3)の水路の仕組みにつきましては、地下水を水源としており、井戸ポンプで地下水槽に揚水し、循環ポンプにより金城中学校側の壁泉から吐出後、園外周の遠路沿いの水路を流れて下流の池を経由し、それから地下水槽に戻る仕組みとなっております。地下水の水位が低い場合には、上水を補給して運用しております。  それから、(4)の草木、水路の管理につきましては、通常の維持管理の草刈り、それから低木の剪定及び水路の簡易的なごみ回収の清掃等は那覇市シルバー人材センターに業務委託をしております。  また、水路の清掃、汚泥の除去等は、数年ごとではありますが、専門業者によって行っております。  次に、(5)についてお答えいたします。  まず、本市が管理する道路照明灯全般につきましては、市民などからの情報提供などによって、不点灯などの不具合を確認しております。  それを受けて、道路管理課の職員が現場調査を行い、同課が公募により複数年の期間で登録しております道路照明灯緊急修繕工事業者へ、状況に応じて修繕工事を発注し対応しているところでございます。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   答弁ありがとうございました。  再質問は、先に3.金城公園についてから行いたいと思います。  大体の現状を見てもらうために写真を撮ってきましたので資料のほうをお願いします。        (モニター使用)  これは2枚になっているので小さくなっていますが、左側はちゃんと小禄金城公園というきれいな看板もあり、守礼門を思わせる程度の門構えで大変きれいな入口となっております。右側手前が東屋で、左側がトイレでございます。一段上がったところにあるのが、先ほど答弁にあった管理棟の3棟の管理事務所になります。  次、お願いします。        (モニター使用)  これが約294メートルあるといわれている水路でございまして、左側が金城中学校側、水源として滝のようにスタートして流れていくわけでございますが、右側は途中、このようにタイミングもありますが、落ち葉があったり、あるいは枝が折れていたり、このようなものが見られます。  次、お願いします。        (モニター使用)  これも同じ水路でございまして、水が溜まるところには藻が出てきまして、左側のように溜まってくるところも見られました。右側は幾つかいろんなものが、ブロック塊があったりするわけでございますけれども、いろんな建築資材がありまして、今、写真に写っているのは側溝のグレーチングだと思いますが、このようなものも落ちているということでございます。  次、お願いします。        (モニター使用)  これは先ほどの答弁にありました池1カ所ということでございまして、これが最下流になりまして、そこから地下水槽に戻る。その仕組みでまたスタートの先ほどの滝のように流れていくというふうに循環している池でございますけれども、流れがないせいで、右側、ここが一番藻が溜まっている箇所でございました。  次、お願いします。        (モニター使用)  これが今回の整備の私が言いたい要になりますけれども、水路としては下流部ですが、クロスロッドでヘドロがどれぐらい溜まっているのか、汚泥がどれぐらい溜まっているのかという写真を私が撮りまして、右側をアップで寄せますと、20センチ近く、15センチぐらいヘドロが溜まっているわけでございます。  次、お願いします。        (モニター使用)  これも先ほどの池でございます。池もなかなか流れがないということで、汚泥が溜まっている。ズームを見ますと、これも約20センチ近く、17センチぐらい溜まっていることがよくわかります。資料をありがとうございました。  このような状態に今なっております。  そこで再質問いたします。  人工的に水源をつくっている同様な水路がほかにどれぐらいあるのか伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   まず、水路のある公園としましては、松山公園等の9公園でございます。その中で、小禄金城公園と同様に地下水を水源として、ポンプで循環している公園は、ほかに壺川東公園でございます。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   壺川東公園の水路の清掃は、誰がどのように行っているのか伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   壺川東公園の場合は、池が約29平方メートル、水路が約9平米(約18メートル)で小規模でございまして、業務を受託している自治会により清掃及びごみの除去等を行っております。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   この壺川東公園でございますが、先日、私は確認してまいりました。確かに地域の委託を受けている自治会の皆さんの手も借りたと思いますけども、水路内の落ち葉やごみは非常に少なく、大変きれいな感じを受けました。しかし、こと汚泥に関しては、やはり10センチ程度溜まっておりました。汚泥については素人では処理がしづらいのだろうと思います。  そこで再質問します。  自治会と地域の市民で水路の汚泥清掃を行った場合、除去した汚泥の処分は当局で対応可能なのか伺います。 ○久高友弘 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   ご質問の汚泥につきましては、産業廃棄物となることから、その処理については市が委託する専門業者での対応になります。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   まさにそのとおりだと思います。これは簡単に上に上げましてもなかなか臭いであったり、片づけるタイミング等々である意味、逆に公園が汚れてしまうということで、専門的な業者に頼むのが私も最善だとは思います。  とはいえ、この水路には今現在、小魚が1,000匹、本当にそれぐらい生息しております。この辺も、恐らくこれは吸引になるかと思うんですけれども、配慮をしていただいて、きれいな公園にしていってください。よろしくお願いいたします。  次に、先ほどの外灯の件でございますが、市民からの情報提供により確認し、対応するということがわかりました。ということは、情報提供からいかに早急な対応がされるか、それがひいては市民に対する重要な責務になってまいります。  さて、先ほどの質問の場所なんですが、歩道の外灯が全て不点灯であったため、私が今回、通告書を提出したのが、実は今月の2日であります。これはある意味、市民からの情報提供となるわけでございますけれども、なんと2日後の4日の夜にはついておりました。これは当局のまれにみる迅速な対応に驚くばかり、そして高く評価をして感謝をしたいと思います。これも実は写真がございます。  資料をお願いします。        (モニター使用)  これは昼間です。右側がともかぜ会館の工事中のフェンスが立っていまして、左側は木が生い茂っている。この後ろ側が金城中学校で、これは那覇市では小禄金城5号線歩道部と呼んでおります。それを右側にいきまして、突き当たりまして左に曲がる歩道、これは名目が違いまして、小禄金城28号線と呼んでいるわけで、右側の真ん中に外灯が写っていますよね。これが全部切れていた。約7灯ぐらいあるのですが、切れていました。そして、これが時間がたって夜になります。  次、お願いします。
           (モニター使用)  はい、マックラシン(真っ暗)、このように本当に真っ暗で何も見えない。何も見えない状態で写真を撮ったから何も見えないということでございまして、次の写真をお願いします。        (モニター使用)  これは4日、2日後ですね。点灯いたしました。見えますね。足元、きれいに見えます。読書もできるぐらい明るくなっております。大変感謝をしたいと思います。ありがとうございました。  このような早い対応を市民からの情報提供のときはぜひとも今後とも迅速な対応でお願いしていきたいと思います。ありがとうございました。  次に、下水道管の老朽化についてでございます。下水道管の総延長が約744.7キロメートル、これはすごい長さなんですよね。これは実は那覇市から直線距離で姉妹都市であります宮崎県の日南市まで行くんですよ。日南市まで直線距離で約700キロ、ということはそれを超えるぐらいのものすごい下水道管が那覇市内に埋まっているということでございます。そのうち50年を経過した管渠が69.7キロメートルということです。  それでは、汚水管と雨水管のそれぞれの内訳について伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也上下水道部長。 ◎金城康也 上下水道部長   お答えいたします。  法定耐用年数50年を超える汚水管は、約47.9キロメートルで、雨水管は21.8キロメートルとなっております。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   何か質問が長くて答弁が短いような感じでございますけれども、それでは本市における過去の管更正工事の実績と現在使用されている汚水管と雨水管の最大口径、大きさ及び管更正工法と開削工法の使い分け方について伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也上下水道部長。 ◎金城康也 上下水道部長   お答えいたします。  本市の管更生の実績は、平成29年度は汚水工事1件、工事金額約6,700万円、工事延長約270メートル、平成30年度は雨水工事1件、工事金額約3億400万円、工事延長約50メートルとなっており、令和元年度は雨水工事1件、工事金額約2億円、工事延長約25メートルを行っているところでございます。  本市に布設されている汚水管の最大口径は1,200ミリメートル、雨水管の最大口径は2,600ミリメートルとなっております。  また、管更生工法と開削工法の使い分けにつきましては、下水道管の口径や埋設する深さ、工事箇所の交通量等、施工条件や経済性を考慮して選定しております。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   汚水管で1メートル20、雨水管でなんと直径2メートル60、すごい大きい管が扱われていることが改めて確認ができました。  次に、老朽化した管を開削工法で布設替えした実績について伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也上下水道部長。 ◎金城康也 上下水道部長   お答えいたします。  開削工法による布設替工事の実績は、平成29年度は汚水工事1件、工事金額約900万円、工事延長約130メートル、平成30年度は汚水工事1件、工事金額約2,800万円、工事延長約260メートルとなっており、令和元年度は汚水工事1件、工事金額約2,000万円、工事延長約100メートルを行っているところでございます。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   カメラ等による調査は、年間概ね5キロから7キロと聞いております。工事実績も直近3年では約300メートル程度でございます。調査だけでも単純に計算すると、50年を超えた69.7キロメートルは10年かかることになります。その間にも経年劣化していくことになりますけれども、今後の対応について伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也上下水道部長。 ◎金城康也 上下水道部長   お答えいたします。  現在、市内全ての管渠等について重要度や経過年数等を考慮した優先順位をつけ、点検調査、改築修繕等、施設全体を対象とした管理を最適化する計画として平成29年度から今年度にかけてストックマネジメント計画を策定しているところでございます。  議員ご質問の今後の対応につきましては、法定耐用年数50年を超えた管渠も含め、当該計画に基づいて計画的かつ効率的に整備を進めていく予定となっております。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   ストックマネジメント計画に基づいて整備するということでございますけれども、老朽化した管の崩壊や接続箇所からの土砂等の流入によりまして地盤沈下や液状化を起こし、それがひいては道路の陥没となると、重大事故、災害へとつながります。ぜひ最適な安全管理体制のとれた計画を要望するとともに、効率的な整備を期待しております。  最後に、障がい者への優遇制度についてであります。  先ほどの答弁で住民税に関して、控除適用に関する周知は、毎年5月に発送する申告書での案内とありましたが、それは主に自営業等の場合だと思いますが、例えば源泉徴収されている給与所得者の周知について伺います。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   給与所得者の場合につきましては、これまでも特別徴収義務者である事業者向けに、給与支払報告書の作成方法等について説明会を開催しているところでございますので、その場で周知を図っているところでございます。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   軽自動車に関する減免でございますけれども、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付数は年々増加傾向にあると承知しているところでございますけれども、過去3年間の減免台数の推移について伺います。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   お答えいたします。  減免件数につきましては、平成28年度1,038台、29年度1,068台、30年度1,074台となっております。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   手帳の発行に比べてあまり伸びていない印象が感じられます。  また、自動車税の減免対象拡大については、7月に市民からの陳情書が提出されていると承知しております。本員が所属する委員会扱いではありませんが、私たち班の議会報告会の際に、経緯の説明が欲しいとの要望もございました。現在の療育手帳A1、A2からB1、B2まで、精神障害者保健福祉手帳1級から2級、3級までの所持者の拡大、車の用途や本人も対象とするなど、条件の緩和等の検討、それとともに周知広報に努めていただきたいと思いますが、部長、見解はいかがでしょうか。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   本年7月の市議会に対する陳情につきましては、精神障がい者に対する減免対象の拡充についてのご要望であったというふうに承知してございます。これまで行ってまいりました他自治体の調査結果等を踏まえ、本市といたしましては、本人運転につきましては、今後、減免の対象としてまいりたいと考えております。その他につきましては、幾つかの課題も残ることから、今後とも慎重に検討していく必要があるものと考えております。 ○久高友弘 議長   當間安則議員。 ◆當間安則 議員   ありがとうございます。  那覇市にも本庁駐車場とか市民体育館、首里城など、いろいろ減免がされることがあるかと思います。今後も拡大の要望をしておきたいと思います。  法律や条令、制度というのは周知をして利用していただくまでが行政の責務だと考えております。障がいのある方も安心して暮らせ、そしてみんなが支え合う夢のある那覇市でありますよう、令和の時代もともに頑張ってまいりましょう。  以上で一般質問を終わります。イッペー ニフェーデービル(どうもありがとうございました)。 ○久高友弘 議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時といたします。  休憩いたします。            (午前11時47分 休憩)            (午後1時   再開) ○桑江豊 副議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   本日午後一発目のご質問をさせていただきます自民党の新垣淑豊でございます。発言通告に基づきまして質問させていただきます。  まず1.障がい児教育について。  発達支援を必要とする子どもたちの保育園での対応が増えている。保育士への負担も大きく、園が人員確保も含めてケアをしなければ離職につながり、子どもたちの受け入れもさらに難しくなるが、その対処を伺います。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   お答えいたします。  支援が必要な子どもを受け入れている認可園に対しては、こども発達支援センターから、臨床心理士、言語聴覚士、理学療法士などの専門職員による巡回相談を年2回実施しており、園児への対応について保育士等に助言や指導等を行うなど、受け入れへの支援を行っております。  また、受け入れにあたっては、保育士を加配している認可園には、園児1人に対し、障がいの程度が中度の場合、月額7万4,000円、軽度の場合、月額5万円の補助を行っております。保育士不足や、支援が必要な児童が増加している現状から、補助単価の見直しが必要だと考えており、次年度より補助単価の増額が実施計画において採択されております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。
     前回の議会でもこの質問に関連してお伺いさせていただきました。そのときは検討するということでご返答をいただきまして本当にありがとうございます。  増額ということでございますので、この増額の金額について、そして対象の加配保育士については、何人程度になるのか教えていただけますでしょうか。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   今年度の予算としましては、約1億2,300万円で、令和2年度の実施計画の査定額としましては、約1億3,400万円で、約1,100万円の増額となっております。また、12月1日現在、私立認可保育園等において補助の対象となる加配保育士は55人となっております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  そうなりますと、大体55人で一人当たり20万円程度になるかと思いますけれども、1カ月当たり2万円、この加配保育士の賃金に上乗せがされるということであれば非常にありがたいなと思っております。先ほど上里議員からのご質問にもありましたけれども、発達支援を必要とするお子さんは、まだまだしっかりと受け入れが十分にされていないこともございましたので、金額的にも本当に初めの一歩ということで、非常に感謝いたしますけれども、ぜひとも拡充に向けて取り組みをしていただきたいと思っております。  この件につきましてコメントをいただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   議員ご提案の基準額の増額につきましては、引き続き関係部局とも調整を図りながら検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。ぜひ今後もお力添えを賜りますようお願いいたします。  さて、次に2.シェアサイクルについてでございます。  世界的、全国的にもシェアサイクルの導入が各地で行われています。宜野湾市では先だって、公共施設にシェアサイクルの導入がなされたという報道がありました。コンビニエンスストアや郵便局でのポート・ステーションの設置を耳にいたしますけれども、本市の課題でもある渋滞の対策としてシェアサイクルの公共施設導入は有効であると考えますが、那覇市の対応についてお伺いをさせていただきます。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   本市では、那覇市交通基本計画において、誰もが移動しやすいまちをつくるを基本目標に、自転車利用環境の向上・充実を掲げております。  シェアサイクルとは、自転車を利用したい人が他の人と自転車を共有し、利用することができるシステムとなります。昨今では、その多くが電動アシスト機能を備え、高低差のある地域間の移動やモノレール、バスなどの公共交通と組み合わせて移動することで、目的地までの移動がより円滑になり、有効な移動手段であると考えております。  本市としましては、シェアサイクル事業者との連携を前提に、モノレール駅などの交通結節点や市内施設の土地を中心に駐輪場の設置について検討を進めているところでございます。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   おっしゃるように、観光とかでも最近は非常に使いやすい状況になっていると思います。那覇市は結構アップダウンが激しくて、私も首里駅あたりまで選挙中も自転車をこいで行ったんですけれども、電動アシストは非常にありがたいんですね。  それでぜひ今後、この取り組みについてしっかりと行っていただきたいと思っております。今後のスケジュールについてお伺いさせていただきます。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   今年度に駐輪場の候補地の選定及び公募要件等を整え、来年度に公募を行い、シェアサイクル事業者との連携協定を行う予定としております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  この公募についてなんですけれども、例えばシェアサイクル、実は何社もあるんですね。那覇市内でも白い自転車のところもあれば、赤い自転車のところもあったり、2社3社と、多分、県外に行ったときは私も使わせていただいております。ただそのときに、公共施設はどこからも来るわけです。いろんな方が使うということで、このときには競合を促すと、利用者の利便性もどんどん広げるためにも、JVというわけではなく、JVでは2社以上の参入をやってみてはいかがかというご提案をさせていただきたいんですけれども、この点についてお願いいたします。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   複数社での事業参画につきましては、まず利用者の利便性を加味しながら、公募要件の中で検討していきたいと思っております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ぜひお願いしたいと思います。  首里駅で下りて、例えばモノレール下にポート・ステーションがあって、それから首里城を見て国際通りまで下ってくるコースもぜひご検討いただけるような、いろんなところにポート・ステーションがあるのは本当にありがたいと思いますので、その2社以上、受けていただければと思っています。  続きまして、3.国際通りの状況について。  私もこの議会でもたびたび取り上げさせていただいておりますが、県内メディアでも多く取り上げられています。違法看板の設置がひどい状況である。さらに、ごみ問題、不法投棄があります。そして客引き、キャッチなども含めて、店舗間のいざこざにも発展しかねないという声が聞こえますけれども、この点についての対応をお伺いさせていただきます。 ○桑江豊 副議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  めんそーれ那覇市観光振興条例を所管する立場からお答えいたします。  めんそーれ那覇市観光振興条例では、付きまとい・客引き行為、看板・商品等の違法な設置行為、車両の違法な通行及び駐停車を迷惑行為として定めており、国際通り及び沖映通りは迷惑行為防止等重点地区に指定されております。迷惑行為防止に向けた対応といたしましては、迷惑行為等防止是正指導員による重点地区における巡回指導、書面による勧告及び関係団体、関係機関による合同パトロールを実施してございます。  違法な看板の設置行為につきましては、条例に罰則がないため指導・勧告のみの対応となり、違法設置と指導による是正を繰り返すいたちごっこが続いており、違法看板等の除去権限を有する道路管理者等に働きかけを行っている状況でございます。  付きまといや客引き行為に関しましては、具体的には立ちふさがり、同行し、追随し、または付きまといながら、当該観光客が拒絶の意思を示しているのにもかかわらず、営業に係る客となるように誘う行為と規定しており、明確な該当行為の確認が難しいことから、これまで指導の実績はございません。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   ご質問のうち違法看板の設置についてお答えいたします。  那覇市屋外広告物条例では、屋外広告物の表示等を行ってはいけない地域を禁止地域として指定しており、国際通りについても、これに該当いたします。  ご質問の国際通り歩道上への立看板の設置につきましては、立看板等を設置している店舗へ、禁止地域である国際通り上に立看板は掲出できない旨の説明等を行い、撤去するよう指導しております。これにより改善が見られた店舗も多数ありますが、一部の店舗については指導の際には一時的に撒去するものの、しばらくすると再び設置するという状況が繰り返されております。これらの店舗については、屋外広告物条例に基づく指導に加えて、先ほどありましためんそーれ那覇市観光振興条例を所管する本市の観光課と、県道である国際通りの道路管理者である沖縄県南部土木事務所との連携によるパトロールの回数を増やすなど、その取り組みを強化しているところでございます。 ○桑江豊 副議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   ご質問のうち、ごみ問題についてお答えいたします。  近年、国際通りにおけるごみの不法投棄に関する相談は増加傾向にあります。その対応として、投棄現場及び投棄物の確認を行い、投棄者が判明した場合は直接指導を行っております。また、投棄者が確認できず事業系ごみの疑いがある場合には、投棄場所周辺の店舗などを訪問し、廃棄物の排出状況等について調査を行うとともに、不法投棄を行っている事業者に対しては廃棄物の適正な排出方法等について指導を行っております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  今の国際通りの件は、お話を伺わせていただいたところ、3人の部長の方からご答弁をいただきました。ということは、国際通りの問題は多岐にかかわっていて、それぞれ結構な問題になっているのもわかります。これに対して、市民の方々からしますと、問い合わせをしたい、どこが担当なんだろうかと探すのが結構大変なんですよね。  なので、この国際通りだけではなく、ほかの問題もいろいろあるんですけれども、ワンストップというところで、これもいろんな方からのお話がありますけれども、ある問題に関して、特に国際通り、那覇のメインストリートといわれていますので、こういったところでの対応について、リーダーシップをとって対応する部署、もしくは課をつくっていただきたいと思いますけれども、この件についていかがでしょうか。 ○桑江豊 副議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   国際通りに行きますと、中心商店街の商業関係、商業振興の部分に関しましては、当部のなはまち振興課がございます。ここが一義的に窓口となる形でございます。  しかしながら、国際通りにおける諸問題の対応につきましては、事案によって所管部署が、先ほどもあるとおり多岐にわたりまして、所管する法令も異なります。明確に課題を整理していくことがまずは必要だと考えてございます。道路管理や商業支援などの部署がそれぞれの役割をまずはしっかりと果たしていくことが必要だと考えております。必要な場面においては情報共有や協業など連携が図れるよう、今後とも関係部署、関連機関と協力しながら進めてまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   本当に条例等々、法令も含めておっしゃることも重々わかりますけれども、結構な課題があるときには、プロジェクトチームのようなものをつくって一気にやっていくことも、時間もお金も節約ができる。もちろん職員の労力も含めてですね。そういったことにつながると思いますけれども、ぜひともプロジェクトチーム等々、今後、ご検討いただきたいと思います。  これについてもしコメントをいただけるのであれば。 ○桑江豊 副議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  課題等につきましては、先ほど申し上げましたとおり、窓口といいますか、商店街であれば、なはまち振興課が担当します。  それから中心商店街の課題につきましては、幾つかではありますが、中心市街地の活性化の推進本部、課題の解決のための推進本部という既存の機関がございます。その中の新たなテーマとして位置づけて、それを検討していくということは可能であるかなと考えております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ぜひその推進本部、これも活発に動かしていただいて、今後、もちろん観光も含めて、あと、先ほど不法投棄の話もありましたけれども、こういったものも実は制度が変わってくる。今度また一般ごみがこれ事業ごみになるとか、そういったときに不法投棄が出るのではないかというようなお話も実は耳にしております。  そのときに、防犯カメラの設置ということもあわせて考えていただきたいという声もあります。過去、これもこの議会でご指摘させていただきましたけれども、内閣府事業で防犯カメラ設置、これを100%国費でまかなえるという事例がありましたが、これは諸々の理由で取り組みがされませんでした。  そういったこともありますので、ぜひ今後の防犯という点について、この防犯カメラの設置に関しての事業、もしくは予算確保について必要だと思っておりますけれども、この点についてコメントいただければと思います。
    ○桑江豊 副議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   現在、防犯カメラの設置が必要な場所について、関係部署と連携し、精査を行っているところでございます。  当該防犯カメラの設置の予算化につきましては、厳しい財政状況の中、一般財源による予算化は今現在厳しい状況にありますが、今後、防犯カメラの設置に係る国の補助事業や交付金事業がある際には、活用できるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   これ、ぜひお願いします。  それでは、次にまいります。  行政の効率化ということで、いろいろとまたこれも提案をさせていただいておりますが、福岡市の事例を最近目にしまして、この福岡市ではハンコレス、ネット申請というものを先進的に進めていくという話を聞いております。行政文書の中の大体5割から6割ぐらいを押印不要ということでやっている。  また、10月30日の市長定例会見では、ワンストップではなくてノンストップということで、役所に来なくても申請できるようにしていくということも増やしていくという話がありました。  私の知人で、SNSで子どもが産まれたのでいろいろな申請をしたいということで、出生届や住民票の発行とか、あと所得証明を取ったりするのに2時間かかったんですというふうな嘆く投稿がありまして、これを見たときに、やはり今後、先ほどのハンコレスまで含めて行政の効率化というものについて、どのような構想があるのかをお伺いさせていただきたいと思います。 ○桑江豊 副議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   行政の効率化につきましては、本市もこれまで鋭意取り組んでおり、第5次総合計画においても明確に位置づけているところでございます。  ご紹介のありました押印省略につきましても、平成7年度より印鑑登録証明書や一般廃棄物の処分手数料の減免申請など、現時点でも約90種の申請書においてその対象としております。  また、オンラインサービスにつきましても、平成17年から電子申請や申請書のダウンロードサービスを開始し、その後、住民票などオンライン交付や図書貸出予約、施設予約など幅広くご利用いただいております。  電子自治体を支えるICT・情報通信技術は日進月歩でございます。また、国においてもマイナポータルの活用を予定してございます。今後ともこれらの動向を注視しながら、市民サービスの向上に資する行政の効率化に努めてまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  では、この質問に際して事前に、個人から出す書類の中で押印が必要なものの中で、例えば法的根拠があるのか。条例として何か定めがあるのか、もしくは慣例としてされているものがあるかどうかということをとりまとめていただきました。本当に職員の皆さんにはお手数かけましたけれども、やはりその中でもいろいろなものが、実は慣例としてだけある。もう本当は法的な根拠は何もないのに、こういった押印を必要としているということを言われるわけですね。  そうすると、実は窓口に来たときに、印鑑を忘れちゃったんですよというときに、いや、これ印鑑ないと受け付けられません。何で、これいいじゃないかというような押し問答がたまにあったりすると思います。実は私も昔やったことがあります。  そのときの根拠がちゃんとしていれば、役所の職員の方もこれはこういう根拠があって必要なんですよという話ができるはずなんですね。だけれども、例えばこれが慣例ですからという話になってしまうと、いやいやいいじゃないかというような話で、利用者の方からも問い詰められるということで、ぜひこういったこともしっかりやって行けば、ストレス、利用者も職員もお互いにストレスの低減にもつながると思います。  また、例えばマイナンバーカードなどの活用で、住所、名前の記載というものを省いていくということも、今後必要かと思っていますので、ぜひこういった活用もしていただければというふうに思っております。  続きまして、学校給食。私はインターネットの相談窓口をたまに見るんですけれども、そのインターネットの相談窓口において、9月20日に給食センターの献立についての相談がされていました。運動会の振替日が登校になった。本来、休みの日が登校になったことで、食材の確保ができずに給食、ごはん、ふりかけ、牛乳という献立だったということで、ちょっと親御さんからのクレームというか、苦情のお話がありました。  もちろん食材を調達する。こういったことが難しいという状況も理解もできないことはないんですけれども、今後もし同じような状況になったときには改善が必要だというふうに思っております。  その対応策についてお伺いをさせていただきます。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   お答えいたします。  学校給食センターの献立作成については、月々の季節に合った食材や沖縄の伝統行事等を反映した献立づくりをしております。それぞれの受配校との調整は、給食を提供する前月に学校行事等による欠食等を確認し、前月で献立の食材を納品業者へ発注をしております。  天候の影響による急な学校行事の変更には対応が難しいところではございますが、今後同じような状況になったときには、学校と連絡を密にとり、急な献立変更等の状況に見合った対応を調整していきたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。ぜひこの学校との密なコミュニケーションをとっていただきたい。今回これがなかった。学校給食センターとしては最大限の配慮をされたという話も聞いておりますけれども、例えばそこに今後炊き出し用の食材を使うとか、防災食とか賞味期限が近いものとか、こういったものを使うことで、防災の件もお話しながら、学校給食の提供もできるというようなこともあるかと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   お答えいたします。  今後、今回のような急な献立変更の対応としまして、本市の災害用備蓄食料品や、公益財団法人沖縄県学校給食会が常備しております災害用のカレーなどの活用を検討してまいりたいと考えております。  また、本市の災害用備蓄食料品については、防災教育の一環として学校給食に活用できないか、関係部署と調整して取り組んでまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。ぜひ子どもたちは育ち盛りですので、そういった形で給食の提供をお願いしたいと思います。  すみません。6番は申しわけありませんが、飛ばしまして、隣接校選択制についてということを先にやらせていただきたいと思います。  隣接校選択制が採択された経緯と、これまでの効果並びに課題についてお伺いします。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   お答えいたします。  隣接校選択制についての経緯ですが、平成15年4月の学校教育法施行規則の一部改正により、各市町村の判断により公立の小中学校で学校選択制を導入できることが、法律上明確化されました。  本市においても、那覇市立学校適正規模等審議会への審議を経て、よりより教育環境の実現を目指し、児童、保護者みずからの学校選択機会の拡充を図るため、小学校は平成18年度、中学校は平成19年度に、新入学1年生を対象に隣接校選択制を導入いたしました。  これまでの実績として、平成19年度から令和元年度までの13年間を小学校と中学校合わせて平均すると、隣接校を希望した児童生徒の71.6%、569人が毎年度、隣接校へ入学しております。  成果としましては、小学校から中学校へ進学する際、同じ小学校へ通う児童が友人関係を大事にするため、同じ中学校へ進学を希望することができること。また、小学校で友人関係にトラブルが生じてしまっている児童が他の隣接校へ入学を選択することで、新たな友人関係を築く機会ができることなどがいえます。  課題としましては、隣接校選択制は通学区域の入学予定者数や各学校の教室数などを考慮し人数を決定しているため、全員が希望校へ入学できるわけではありません。そのため、児童生徒及び保護者へ隣接校選択制についてご理解をいただくため、より一層の周知をすることが挙げられます。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   利点もありますが、いろいろ課題もあるというようなことを聞いております。  では、地域並びに学校職員からこの隣接校選択制についての聞き取り、評価、検証というものがこの12年、13年の中でなされているかどうか、お伺いします。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   小規模化した学校の教職員の業務量や通学する学校が異なることで地域の行事が実施しづらいという聞き取りはしておりません。12年間において実際に聞き取りはしていないということでございます。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   今ありましたように、実は自治会活動が阻害されているという声もあります。1つの市営住宅で4つの小学校に通っている人がいるという話があって、そうするとこの市営住宅の中での合同の共同作業ができないという話があったりするんですね。  あと、おっしゃったように小規模校がどんどん小規模化していくという話もあります。1クラス減ると、大体担任も含めてですけれども、学校教員が1.5か2人ぐらいの減になるということで、例えば大規模校は10の役割を10人で割り振れる。けど、小規模校になると10の役割を5人で割るというような形で、実は1人の先生に関する負担というのが非常に大きいというふうに聞いておりますけれども、そのあたりの認識はどのようになっているのか、教えてください。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   お答えします。  小中学校の教職員の配置につきましては、県の基準に基づいて行われております。学校内における運営上の必要な業務はどの学校でも同じであるため、学校ごと、教職員の人数により事務分担には差が生じております。  小規模化により教職員の配置人数が少なくなれば、相対的に一人当たりの事務分掌は増えるものと認識しております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   昨今、その学校教職員のなり手もいないとかいうお話もあります。実はこういうところにも課題があると感じましたので、今回質問をさせていただきました。  ぜひこの小規模校に関するもの、学校区に関するものについてはもう少し那覇市もしっかりと検証、聞き取りをしていただいて、このあたりをやっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。  ということで、最後になりましたけれども、首里城の火災についてですね。  首里城の火災、この火災の中で今、原因調査などに対応している消防局員の状況についてお伺いさせていただきます。 ○桑江豊 副議長   島袋弘樹消防局長兼総務部参事監。 ◎島袋弘樹 消防局長兼総務部参事監   火災原因調査に対応している消防職員の状況については、火災発生から1カ月で延べ496人を現場へ投入し、火災の原因調査を行っております。  現在も慎重に原因究明に向けて調査を継続中であります。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   これ、普段の業務の消防とか救急以外にもこういった調査に関して非常に多くの人員が投入されているという認識でよろしいですよね。 ○桑江豊 副議長   島袋弘樹消防局長兼総務部参事監
    ◎島袋弘樹 消防局長兼総務部参事監   今回の人数に関しては、首里城の火災ということを受けて、やはり特別な体制として今回臨んでおります。従来は火災について管轄の消防署を中心に火災原因調査をやっていますので、そういった形の中で編成された人数となっております。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   非常に多くの方がかかわっている。実は消防署の職員の方々の心身ともに疲労というものがあるのではないかという話がありまして、このあたり担当の産業医の見解はどのようになっているのか、お伺いさせていただきます。 ○桑江豊 副議長   島袋弘樹消防局長兼総務部参事監。 ◎島袋弘樹 消防局長兼総務部参事監   消防局では、首里城火災発生に伴い、長時間労働に従事した職員及び火災現場で活動した全職員に対し、産業医の助言を受け、保健師による惨事ストレスチェックを実施いたしました。  12月1日現在、職員から体調不良などの報告はありませんが、今後発症の報告があった場合には、産業医による面談を実施するなど適切な対応を行い、健康管理対策を徹底してまいります。  また、私も面談を受けております。以上です。 ○桑江豊 副議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   もう時間もありませんので、本当に今回の定例会で非常に多くの答弁をされてお疲れだと思いますけれども、しっかりと体調管理をなさっていただければと思います。これで質問を終わります。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   ハイサイ。日本共産党の湧川朝渉です。  今回は、天妃小学校、また学校施設で行おうとされているフッ化物洗口について質問をしたいと思います。  今回の質問の趣旨は、このフッ化物洗口についての賛成・反対という立場ではなくて、少なくとも行政がフッ化物洗口をする際には、こことこことはしっかり認識を一致し、また確認をした上で行われるということが必要だという立場で質問をさせてください。  それでは、まず最初に、今実際に天妃小学校で行われていますが、学校施設でのフッ化物洗口の実施責任者はどなたですか。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   お答えいたします。  学校教育法上、校長は校務をつかさどるとされており、学校教育活動は校長の管理下のもとで行われています。  ただし、フッ化物洗口は、那覇市の施策として実施しているため、最終的責任は那覇市長が負うものと認識しております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   現在、厚労省がフッ化物洗口ガイドラインというものをつくって、全ての都道府県に通知をしていると思うんですが、このフッ化物洗口ガイドラインについての見解を聞かせてください。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   お答えします。  厚生労働省が示したフッ化物洗口ガイドラインには、薬剤管理上の注意として、集団応用の場合の薬剤管理は、歯科医師の指導のもと、歯科医師あるいは薬剤師が薬剤の処方、調剤、計量を行い、施設において厳重に管理すること。  また、インフォームドコンセントとして、フッ化物洗口を実施する場合には、本人、あるいは保護者に対して、具体的方法、期待される効果、安全性について十分に説明した後、同意を得て行うと明記されております。  教育委員会としましては、今後も引き続き健康部と連携しながら教職員や保護者へ理解促進を図り、年次的に導入ができるよう進めてまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   それでは、保護者や教職員へのフッ化物洗口の説明や実施する際の同意書を取るときに、フッ化物洗口剤の「添付文書」を配布して行ったのかどうか、説明を求めます。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   学校歯科医に確認しましたところ、これまでの説明会においては、フッ化物洗口についてご理解をいただくために資料を配布して説明を行っておりますが、フッ化物洗口剤の用法や用量、使用上の注意等が記載されている「添付文書」は、配布はしていないと伺っております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   添付文書を配布していないという答弁です。  それでは、広く市民の皆さんにも添付文書は何かというところをわかっていただきたいのであえて質問します。  添付文書とはどのようなものでしょうか。説明を求めます。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   添付文書とは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:薬機法)、その規定に基づいて作成された、医薬品や医療機器などを安全かつ適正に使用するために、用法・用量、その他使用及び取り扱い上の必要な注意などが記載された書面であります。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   天妃小学校では既にフッ化物洗口はやられて、3年目です。  その際に、毎年、毎年入ってくる子どもたちに対して、この添付文書を配布していなかった。保護者にも配布していなかったということです。  それでは、なぜそのようなことになっていたのか、添付文書を配布しなかったのか、理由をもう一度聞かせてください。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   学校歯科医に確認しましたところ、添付文書を用いて説明することは認識していなかったと伺っております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   大事なことが欠落していたということです。  薬剤師会のフッ化物洗口剤の留意事項について、見解を伺います。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   日本薬剤師会の「フッ化物剤の情報提供・指導の留意事項」によりますと、「平成27年3月13日に要指導医薬品として承認されたフッ化物洗口剤は日本歯科医師会がむし歯の予防推進の目的にすすめているもので、薬局・店舗の薬剤師による適正な情報提供に基づいた販売が必要である」とされており、次の5つの留意事項がございます。  1、使用対象者が4歳以上であっても、ブクブクうがいがしっかり行えるかを確認すること。  2、本剤の使用に際しては添付文書や説明文書に基づき、適正な指導を行うこと。  3、むし歯予防のためには、当該フッ化物洗口剤の使用だけでなく、歯みがき及び糖分の適切なコントロールが必要である旨の情報提供もあわせて行うこと。  4、本剤を間違って過量に飲んでしまい、嘔吐や腹痛などの症状があらわれた場合、牛乳または水を飲むこと等の適切な処置方法を指導すること。  5、口腔内や歯に異常を感じた場合は、歯科医療機関への受診勧奨を行うこと。また、むし歯や歯周病等の予防の観点から、定期的に歯科医療機関を受診し、健診や保健指導を受けるよう情報提供に努めること。  以上の留意事項がございます。  これらは、あくまでもフッ化物洗口剤の販売に際しての留意事項ですが、フッ化物洗口剤を使用する立場の学校歯科医の側においても、これらの留意事項を認識する必要があると考えております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   この添付文書については、最高裁において既に判決が出ております。それについての説明を求めます。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   添付文書の取り扱いに関する平成8年1月23日ペルカミンS事件の最高裁の判例では、「医薬品の添付文書の記載事項は、当該医薬品の危険性や副作用等につき最も高度な情報を有している製造業者または輸入販売業者が、投与を受ける患者の安全を確保するために、これを使用する医師等に対して必要な情報を提供する目的で記載するものであるから、医師が医薬品を使用するに当たって添付文書に記載された使用上の注意事項に従わず、それによって医療事故が発生した場合には、これに従わなかったことにつき特段の合理的理由がない限り、当該医師の過失が推定されるものというべきである」とされております。  つまり、添付文書記載の注意事項に従わなかったことで医療事故が発生した場合は、過失責任を問われるということが最高裁判例となっているものと認識しております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   このようなことが明らかになったわけですから、今後、フッ化物洗口を行う際には、保護者に説明、また教職員に説明を当然、この添付文書に基づいて配布して説明、また同意を取る際もこの添付文書を改めて提示して同意書を取るべきだと思います。  見解を求めます。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。
    ◎長嶺達也 健康部長   議員ご指摘のとおり、今後はフッ化物洗口の説明会において添付文書を配布して説明の上、同意書を取ることといたします。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   先ほど冒頭でも述べましたけれども、那覇市の天妃小学校では、いわゆる900ppm濃度の週1回法が行われています。フッ化物洗口には、この添付文書でも書かれておりますが、毎日法450ppm、それと今天妃小学校で行っている900ppm濃度の週1回法で実施されております。  実際、この週1回で実施した場合、食品安全委員会評価書、これは2012年に出ましたけれども、耐容一日摂取量、今後略してTDIと言いますけれども、TDIを超えているのかどうか、皆様の認識を説明してください。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   食品安全委員会の定めるフッ素の耐容1日摂取量(TDI)ですが、これは清涼飲料水評価書において、1日当たり体重1キログラムに対して0.05ミリグラムとなっております。  6歳の平均体重を21キログラムと仮定しますと、TDIは1.05ミリグラムとなります。一方、900ppm濃度によるフッ化物洗口後に口の中に残る洗口液は約1㏄と言われており、これに含まれるフッ化ナトリウム量は1.99ミリグラムで、TDIを超えることとなります。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   少し早口でしたけれども、改めてTDIとはどういうものだったのかを説明しましょう。  TDIとは、環境汚染物質などの非意図的に混入する物質について、生涯にわたって摂取しても健康に対する有害な影響があらわれないと判断される1日当たりの摂取量を指し、通常、1日当たりの体重(ここが大事なんですね)1キログラム当たり物質量であらわされると。  TDIは、重金属等に関する指標として用いられる。これ厚労省なんですよ。厚労省がホームページでTDIとはこういった考え方ですというふうにしております。いわゆるフッ化ナトリウムを口腔摂取する際の安全基準です。フッ化物洗口のことです。の安全基準だと理解しています。  これは2012年に制定されました。これは食品健康影響評価書結果によりますと、TDIを算出することが適切であると判断したということで、アメリカの指標などを例にして、子どもの体重は20キログラム、1当たりの飲水量を1リットルとすると1体重当たり0.05ミリグラムを設定したということです。  計算式は0.05ミリグラムに口腔摂取する対象者の体重を掛けることになります。安全基準は対象者の体重で決定すると言っても過言ではありません。  先ほど説明がありましたけれども、小学校1年生の場合ですと、1.07ミリグラムが安全基準、小学校6年生ですと1.92ミリグラムが安全基準になります。  ところが、天妃小学校で週1回法を行った場合、体の中に入るフッ化ナトリウムは1.98ミリグラムです。これは1日フッ化ナトリウムの安全基準、TDIを超えることになります。過剰摂取していることになるんですね。  それでは、お尋ねしますが、天妃小学校においてフッ化物洗口を週1回実施しても安全とする法的根拠を教えてください。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   小学校におけるフッ化物洗口は、フッ化物洗口剤の添付文書に記載されている用法、用量に従って実施しております。  この添付文書自体がフッ化物洗口剤とともに、薬機法、先ほど申し上げましたけれども、これに基づき承認されておりますので、そのことが法的根拠であると認識しております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   僕は、乱暴な答弁だと思いますよ。それでは、具体的に聞きます。  これが添付文書なんですが(資料掲示)、この添付文書のどこに書いてあるんですか。小学校で週1回法でやっても適切だということ。説明してください。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   添付文書には、当然今おっしゃるように、小学校でこれでやっても大丈夫だというふうな、そういうふうな記載はされておりませんが、この添付文書には洗口液の調整法が記載されております。それが週1回法、それから毎日法、それぞれについての記載がありまして、その添付文書には薬機法に基づいて承認されたことを示す承認番号が付されておりますので、そのことが法的根拠を示す記載であるというふうに認識をしております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   答弁する部長も僕は理解してないと思うんですよ。  天妃小学校で行っているフッ化物洗口剤のオラブリスというのがその薬剤ですが、これはここにある添付文書です。どこにもそれは書いていないんですよ。  この添付文書で書かれていることは、①臨床試験において、毎日法、週1回法ともに臨床試験は実施していない。②副作用情報については、明確となる調査を実施していない。原則として、医薬品の添付文書には、処方は年齢によってその用法用量を厳しく制限されているのが普通です。  しかし、フッ化物洗口剤、今、天妃小学校で使っている薬剤のオラブリスの添付文書には、この用法用量と使用すべき対象者の年齢、いわゆる体重の言及がないんですよ。あるのは週1回法でやる場合はこれぐらいの濃度です。毎日法はこれぐらいの濃度です。そして6歳児は5ミリリットルを口に入れてください。そして6歳以上は7~10ミリリットルを口に含んでください。これだけなんです。  ですから、結論として、小学校でフッ化物洗口を週1回法で行っても安全とする法的根拠を添付文書から説明することはおおよそ不可能なんです。どこを読んでも書いていない。そんなことを言うと、例えば薬局で売られている風邪薬は瓶で売られているのを瓶ごと飲んで安全なんですか。違うでしょう。添付文書で一日何錠とか、子どもには何錠とか、大人には何錠と書いてあるから、それで安全が担保されているというんですよ。  今、部長が述べられたのは、添付文書で週1回法、毎日法を書いているから安全ですと言っているのは非常に乱暴な説明です。  それでは、ちょっと角度を変えてみたいと思います。皆さんはあくまでもTDIについては守る必要がないという立場でしょうから、いや、そうではないということ、別の角度から明らかにしたいと思います。  それでは、アメリカ歯科医師会のフッ化物錠剤の投与基準は幾らか教えてください。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   1994年にアメリカ歯科医師会が定めた投与基準量は、フッ化物が添加された飲料水中のフッ化物濃度が0.3ppm未満の地域においては、6歳以上で1.Oミリグラムとされております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   次に続けます。  水道水の飲料水中、フッ化物濃度は幾らですか。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   日本における水道法第4条に基づく水質基準では、フッ素の量に関して、1リットル当たり0.8ミリグラム以下とされております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   これは両方とも先ほど言ったフッ化ナトリウムのTDI以下なんです。アメリカではフッ化ナトリウムをなめる錠剤を歯科医師のもとで提供されています。これは1.0ミリグラム、TDI以下です。そして日本の水道水は0.8ですよね。これは成人が2リットル、子どもについては1リットルです。ですから、0.8ミリグラムから1.6ミリグラム、これもTDI以下なんです。  要するに先ほど述べましたけれども、耐容一日摂取量(TDI)以外に、フッ化ナトリウムの安全基準を示すものが、この日本にはないんですよ。そういった中で、皆さんはあくまでも週1回法に固執しているんです。繰り返しますけれども、これには毎日法が書かれているんですよ。毎日法でもできるんですよ。なぜ毎日法をやらないんですか。  僕は子どもたちのためにも、TDIの安全基準以下である毎日法を行うべきだと思いますけど、見解を教えてください。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時50分 休憩)            (午後1時50分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   まず、TDIは継続的に接種する飲料水についての評価でありまして、週に1回実施するフッ化物洗口で口の中に残る洗口液と単純に比較することの妥当性については疑義があるため、厚生労働省医政局歯科保健課に確認したところ、全国の小学校で一般的に使用されているオラブリス、これが先ほどご紹介にあったものですが、そのほかにもミラノールがございます。これらは薬機法でフッ化物洗口剤として承認されていることから、900ppm濃度の週1回法での実施は安全であるとの見解でございました。  また、九州管内で小学校におけるフッ化物洗口の実施率が100%である佐賀県や長崎県では小学校1年生から6年生まで900ppm濃度のフッ化物洗口液にて週1回法で実施しておりますけれども、健康被害の報告はないと伺っております。そういったことから、一定の安全性は担保されているものと認識しております。  現在、フッ化物洗口の実施校を拡充するため、本市が推進している方法では、これが週1回法ですけれども、フッ化物洗口剤を水に溶解して、フッ化物洗口液を調整する担当は学校歯科医としております。学校歯科医のほとんどが診療所を開設しており、週に5回、学校に出向いてのフッ化物洗口の実施は、これが毎日法になりますけれども、学校歯科医にとってはかなりの負担となり、協力が得られないものと考えております。今後、安全にフッ化物洗口を実施するためにも、学校歯科医や南部地区歯科医師会の理解と協力は不可欠であることから、毎日法の実施については今現在のところ、厳しいものと考えております。 ○桑江豊 副議長   湧川朝渉議員。 ◆湧川朝渉 議員   今の答弁の中でも、僕は見過ごすことができない答弁だったと思います。厚労省の担当者に問い合わせたということですけれども、ただ問い合わせた中で、このTDIそのものは否定していないんです。TDIは否定しないけれども、なぜかといったら、TDIについては厚労省が出している安全基準だから、それを否定できないわけ。それなのに、いきなり添付文書を持ち出してこれが薬事法で認可されているからいいんだと言っているわけよ。だったら毎日法をやるべきなのよ。厚労省の説明は矛盾しているんですよ。だって皆さんがそう聞いたと言うから、僕も直接電話しましたよ。厚労省の担当者に、なんでTDIを守らないんだと。いやいやと、何言っているかわからないわけ。そしたら、これは皆さんの出している基準でしょといったら、それ以上答えきれないんですよ。  そういった中で、今、天妃小学校で週1回法をやられている。後半のほうでしょ。これは実際に毎日法をやろうと思ったら、歯科医師が対応できないと。これは違うと思うよ。子どもたちの安全を第一とする皆さんであれば、僕はやはり毎日法を実施すべきだと思います。  それでなぜそこまで僕が言い切るかというと、WHOが出した見解に対して、歯科医師会はどういうふうに反論したかというと、これは毎日法で反論しているんです。毎日法をやれば、身体に入るのは、先ほど言ったアメリカの錠剤を飲む基準の半分以下だから安全だと言っているんです。そのときはこっそり毎日法を出しているんです。そして基準をTDIを使わないで、私が質問したアメリカの錠剤の基準を出して反論しているんです。  これは皆さんからもらった資料です。これをもとにして週1回法が正しいということで、この添付文書を読んでくださいということで、調査のときにこれがついてきたんです。  では、これについて読みます。  なぜ薬剤師会が2015年にあの文書を薬剤師会として出したかというのは、ここにある資料を見ればわかるんです。なぜかと。これは薬局でこの薬が売られるようになったから、規制緩和されたからなんです。2015年、売る側の責任として添付文書を見てくださいと、説明する責任が薬剤師についたからなんです。だから薬剤師は徹底したんです。薬剤師会として文書を出して、売るときには必ずこれで説明してくれと。そして市販されているフッ化洗口のものはほぼ9割方が毎日法なんです。週1回法をやったときの濃度はどれぐらいになるかといったら、ここに書かれている。これは皆さんが出した資料ですよ。ここに書かれていて、これは1.0ミリグラムです。TDI以下です。その場合は。  だから今、学校でやっている週1回法がいかに危なっかしいやり方かというのが、僕は皆さんが出している資料、歯科医師会が出している資料を丁寧に読めば理解できると思うんですよ。そこをあえて開業している先生方のことを考えて週1回法しかできないというのは、僕は違うと思いますよ。今、部長がおっしゃっていることが議事録として残りますけど、僕はそういう立場でこのフッ化物洗口をやられるのはいかがなものかと思います。  これはこれ以上やっても時間がありませんので、教育長、これについての考えを聞かせてください。 ○桑江豊 副議長   田端一正教育長。 ◎田端一正 教育長   沖縄県の子どもたちのう歯罹患率、これはむし歯のことでありますけれども、全国で最も高い状況にあります。その状況の改善に向けては取り組んでいかなければならないと考えております。  学校におけるフッ化物洗口の実施については、ガイドラインを参考にして、安全性を最優先に慎重かつ適正、そして丁寧に行ってまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   坂井浩二です。早速、質問に入りたいと思います。  1.教育行政について。  (1)本市内小中学校における体育施設整備計画及び今後の方向性・課題等について伺います。
     (2)学校施設整備に伴う磁気探査方式の基準と安全性の確保について伺います。  (3)公立小中学校への就学を希望する障がいを抱える児童・生徒の受け入れについて現状を伺います。  (4)市内小中学生のスマートフォン等通信機器保持率と現状の課題について伺います。  2.子ども行政について。  社会福祉法人立保育園那覇市園長会及び保護者連合会から陳情書提出がなされている3歳以上児の給食費無償化については、名護市に続き宮古島市でも副食費の無償化実現がなされることになりました。本市において実現に向けての当局の方向性を伺います。  3.公園行政について。  新都心公園にはスポーツ大会やイベント等に参加する女性専用の更衣室がありません。かなりの利用者が出入りする中で必要性は高いのではないかと考えますが、当局の見解を伺います。  4.明るい安全安心なまちづくりについて。  (1)市民憲章をより身近な理念として親しんでいただくために市民が目にしやすいまちなかや架橋下に設置してはどうか。当局の見解を伺います。  (2)本市内における公共物への落書きの現状を伺います。  先日から当局ともお話をさせていただいておりますけれども、特に新都心地域で落書きを結構目にしたりしますので、そのことを含めてお聞きしたいと思います。  また、落書き対策として市民県民に親しめるストリートアートを施してはどうか伺います。 ○桑江豊 副議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   一般質問の1.教育行政についての(1)、(2)について順次お答えいたします。  まず、体育施設整備につきましては、現在、老朽化した屋内運動場等の耐震化に向けて年次的に整備を行っているところでございます。施設整備にかかる課題としましては、屋内運動場や運動場がない期間の運動スペースの確保、備品等の置き場の確保などの課題がございます。  本市としましては、学校とも調整を行いながら事業を進めているところではございますが、児童生徒や学校関係者へも負担が生じている状況もありますので、今後も負担軽減に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、(2)施設整備に伴う磁気探査方式の基準と安全性についてですが、学校施設整備におきましては、建物の基礎工事や造成工事、外構工事などの施工に際し、不発弾等の探査・発掘のための磁気探査を実施しております。これらの磁気探査の実施にあたっては、探査計画、探査方法、解析方法等を取りまとめた沖縄県土木建築部の磁気探査実施要領(案)などを参考にして、工事施工範囲の安全性を確認しながら適切に実施しております。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   質問1の(3)、(4)に順次お答えいたします。  まず、(3)障がいを抱える児童・生徒の受け入れについてお答えいたします。  平成25年の学校教育法施行令の改正により、就学支援委員会で特別支援学校への就学が望ましいとなった場合でも、保護者や本人の意見を最大限に尊重し、市町村立の学校への就学が可能となりました。本市におきましても、施行令改正以前より保護者との合意形成のもと、那覇市立の小中学校へ受け入れを行っております。  特別支援学校への就学が望ましいとなった児童生徒のうち、那覇市立小中学校に就学している児童生徒は、平成27年度45人、平成28年度42人、平成29年度40人、平成30年度49人、令和元年度45人となっております。  次に、(4)スマートフォン等の通信機器保持率と現状の課題についてお答えいたします。  本市の児童生徒のスマートフォン等の通信機器保持率につきましては、平成29年度全国学力学習状況調査に小学校6年生と中学校3年生の保持率の集計がございます。その集計結果によりますと、小学校6年生の保持率は66.3%、中学校3年生の保持率は87.5%となっております。  現状の課題としましては、スマートフォンの長時間使用により昼夜が逆転し、学校生活に影響を及ぼしたり、インターネットゲームによる多額な課金請求の問題、違法、有害サイトヘアクセスし、トラブルに巻き込まれる案件などが挙げられます。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   2.子ども行政についてお答えいたします。  ことし10月からの幼児教育・保育の無償化に伴い、これまで保育料に含まれていた2号認定児の副食費が施設による実費徴収に変更されたことで、1号認定児と同様に、主食費及び副食費を保護者が負担することとなっております。  現在は年収360万円未満相当世帯や第3子以降については、副食費の免除を行っているところでありますが、3歳から5歳児の全ての世帯に範囲を広げて給食費の全額を無償化した場合、現時点で試算したところ、約3億6,000万円となっており、その全てが一般財源となるため、財政的には非常に厳しいと考えております。  なお、今回の無償化で、国が定めた利用者負担額と、市が定めた利用者負担額との差額により、市の負担額が約1億1,000万円軽減されているという部分はありますが、逆にこれまでになかった認可外保育施設等に通う児童分について新たな負担が生じており、推計額約1億3,200万円の負担増となっております。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   ご質問の3番目についてお答えいたします。  新都心公園は、多目的グラウンドやテニスコートなどを有し、スポーツ大会をはじめ、イベント等でも多くの市民の皆様にご利用いただいております。昨今は、スポーツ利用が増える中、男女を問わず更衣室・シャワー室・ロッカールームの設置要望があり、更衣室のニーズがあることを認識しております。  また、民間活力を生かした公園活性化事業において、去る4月に、サウンディング型市場調査を実施しており、21団体の参加がございました。その中で新都心公園においても、民間事業者より、更衣室・シャワー室・ロッカールームなどを含む施設の設置提案がありますので、これらの提案内容及び市民のニーズを踏まえ、具体的な手法や施設等について、今後のあり方について検討していきたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   ご質問の4.明るい安全安心なまちづくりについて順次お答えいたします。  初めに1点目、那覇市民憲章は「公共物を大切にしましょう」等、5つの項目で昭和39年に制定され、その推進と実践を目的に、その趣旨に賛同する自治会や企業、市民が参画する那覇市民憲章推進協議会が設立しております。当協議会では、啓発事業として与儀公園や首里支所、首里公民館等に市民憲章を記した石碑や掲示板を設置しております。今年度は、賛助会員となっている自治会を対象に、市民憲章広報パネル配布事業を実施し、所有する広報掲示板や自治公民館のほか、近隣の道路・公園に許可を得て市民憲章パネルが設置されております。今後とも協議会と連携して、市民憲章を広く普及啓発してまいりたいと考えております。  続きまして、(2)本市内における公共物への落書きの現状についてお答えいたします。  市内全ての公共物への落書きについては把握しておりませんが、議員からお話のありました新都心公園につきましては、落書き被害があり、新都心安全なまちをつくる会を中心に落書きを消し、警告書掲示による再発防止策が実施されております。  また、当該安全なまちをつくる会にて、年末美化清掃活動を行う際、古島駅近くの道路トンネルに、近隣の中学生によるストリートアートを施した事例があります。アートを施した後は落書き被害が見られないと伺っており、落書き対策に一定の効果があったものと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   答弁ありがとうございました。  まず3点目にいきたいと思いますけれども、新都心公園に更衣室がないということで、女性専用ということで取り上げさせていただいていますけれども、今、部長答弁にありましたとおり、男女問わすニーズはあります。しかしながら、特に女性は配慮が必要ではないかと考えておりまして、むしろ取り上げるのが遅いぐらいだったんじゃないかなと感じております。  スポーツ大会やイベント等があった際に、トイレで着がえたり、みんなで布とかビニールを持って目隠しをしたりして、隠してその中で着がえをするというような状況などもありますので、指導者や保護者の方からも要望がかなり出てきておりますので、しっかりと設置していただくよう強く要望したいと思います。きょうは要望です。しっかり取り組んでいただきたいと思います。  4点目の明るい安全安心なまちづくりについての部分でありますけれども、落書き対策の1つとして、ストリートアートを施してはどうかということで話をしておりますけれども、事例を挙げますと、古島駅のトンネル、国道330号の下が松島中学校の子どもたちが興南高校の美術の先生方と一緒になって、暗いトンネルを明るくしようということで、落書きも結構あったものですから、そういった取り組みをしたんですけれども、子どもたちが魚の絵、クジラとかサメとか、いろんな魚の明るい絵を描いて、それからその上書きをして落書きがなされていないという、部長答弁にもありましたとおり、一定の効果はあるものと考えております。  また、沖縄県内にはいろんな芸術家、アーティストなどもおりますので、その高架橋下の落書きですとか、目に余るような落書きがある場所をアーティストに、予算は求めませんので、そこを芸術家たちのある意味、キャンパスとして捉えていただいて、そこに明るい絵を描いていただくとか、明るいまちづくりにつなげていってもいいのかなと考えていますので、今度、実はそういった取り組みが新都心公園の天空橋の下ですかね。アーティストが絵を描くということで楽しみにしておりますけれども、ぜひそういった取り組みで、新しい違った発想でまちなかを明るくするのも1つの手だと考えております。  再質問ですけれども、そのまちなかの話をしましたけれども、例えば公園内、公園の施設、壁面等に関しても落書きされた公共物に対してストリートアートを施すことは可能なのかどうか、答弁をお願いします。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   議員のご提案は、落書き防止に効果的な取り組みだと思います。内容や設置場所等を鑑み、都市公園法や条例等に照らしながら許可してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   部長、ありがとうございます。非常に効果的だということがわかりました。  その公園法に照らして、きょうはちょっとぱたぱたしてしまって、本当は絵を見せたかったんですけれども、すごいきれいなイラストや大きな壁面を使って全国でもやっている事例はありますので、ぜひお願いしたいなと思います。  次に給食にいきたいと思います。  先ほど給食の無償化の話で、3歳以上児の給食費の無償化ということで質問させていただきましたけれども、無償化に伴う市の負担額の変化を改めておさらいをしますと、無償化に伴って市の負担が減った額が約1億1,000万円、この浮いた財源はどこにいっているのかという話がありますけれども、確認をしたところ、認可外保育施設に通う児童分の新たな負担が1億3,200万円が出ているということで、実質浮いた額よりも、また2,200万円も持ち出しが出ている現状がわりました。  これは確認ですけれども、3歳から5歳児の全ての世帯で全額無償化した場合に3億6,000万円の新たな財源が必要となるということで答弁もいただきましたけれども、再質問をしていきたいと思います。  給食費全額が無理であれば、宮古島市のように副食費に限定して免除してはどうか、また、その場合の負担額は幾らになるのか、答弁をお願いします。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   給食費につきましては、そのほとんど多くを副食費で占めております。そのため、仮に副食費に限って減額したとしても、約3億1,000万円の財源が必要となります。また、その全てが一般財源となります。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   副食費だけで3億1,000万円を市が負担することがわかりました。わかりやすく説明をすると、議場の皆さんにも理解を深めていただくために、主食は米とかパンとか麺ですね。副食がおかず、野菜、魚、肉、デザートも含めてでありますけれども、その主食費よりも副食費のほうが3億1,000万円ということで、かなり負担額が増えることが判明しました。  2点目の再質問をやっていきたいと思いますけれども、給食費全額を免除すれば3億6,000万円、副食費だけを免除すると3億1,000万円ということは、主食費の5,000万円、逆に主食費の無償化、減免は可能なのかどうか答弁をお願いします。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   先ほどもご答弁いたしましたが、年収360万円未満相当の世帯や、少子化対策として第3子以降の児童を対象に副食費を減免しているところでありますが、主食費は全世帯から徴収しております。全世帯に対して主食費を減免することは、副食費に比べて財政上の負担は小さいものの、今回の無償化の恩恵の大きかった中・高所得階層を対象とすることとなり、本市としては、応能負担的な観点からは課題があるものと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   今の答弁で、今回の無償化で恩恵の大きかった中所得・高所得の階層も含めた全世帯対象としての市の負担を増加させることは望ましいことではないということの話でありますけれども、それではかぶせて再質問を行いますが、今回、この幾つかの認可保育園が主食費の額を100円から300円ほど増額をしています。  逆に、保護者の負担の増えた低所得階層の世帯があるという話も聞いておりまして、実際にあると思いますけれども、その値上げした施設の数と負担の増えた子どもが一体どのぐらいいるのか。  また、このような世帯に対して配慮ある施策を講じるべきだと本員は考えますけれども、どうでしょうか。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   今回の無償化に伴う給食費の設定で、無償化が始まった10月以前よりも主食費が増額となった教育・保育施設は39施設、この影響により負担が増えてしまった児童は541人となっております。  なお、金額的には平均で月額170円程度と低額ではございますが、議員のご指摘のとおり無償化以前から保育料が0円であった低所得階層の世帯において負担が増えることは望ましいものではないと考えております。  今後、低所得階層に対する施策の展開が必要だと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員 
     主食費の増額を行った施設が39園、そのことにより負担が増えてしまった児童の数が541人もいるということが、新たにわかりました。1人当たり月額約170円ということでありますけれども、少額とはいえ、逆行するかのようなその低所得階層に対する負担が増えているという実態が新たに明らかになっているわけですけれども、これはもうまさに問題だと捉えております。  改めて部長にお聞きしたいですが、その予算措置の必要性もあると考えますけれども、その低所得階層に対して。そのあたりどう考えているのか、答弁をお願いします。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   先ほど答弁差し上げましたけれども、何らかの施策の展開が必要だと考えておりまして、具体的には、やっぱり予算措置でその分の減免等も実施していかなければならないかと考えています。  そのため、関係部局のほうと調整を図っていきたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   無償化によってはさまざまな課題、新しい現状が出てきておりますけれども、低所得層に関してはぜひ負担がないようにしっかりとその辺を捉えながら、まずこの部分だけでも私はやるべきだと考えておりますので、しっかり捉えて予算措置も含めて動かしていただきたいなと思います。  次に、教育行政にいきますけれども、4点目のスマートフォン等の通信機器保持率ということでありますが、先ほどの答弁の中で全国学力学習調査(平成29年度)のスマートフォン所持率の結果が、那覇市内小学校6年生で66.3%、実に3人に2人、中学校3年生が87.5%、9割弱もスマートフォンを保持しているということがわかりました。  そのことを踏まえて、答弁にもありましたけれども、現状の課題としましてスマートフォンの長時間使用ですね。夜寝るときも親に隠れて毛布の中で、布団の中でずっとユーチューブを見たり、いろいろなことをやっている現状なんかも確かにあると思います。  そういったインターネットにアクセスできるようなスマホの危険性といいますか、そこの部分をやっぱり教育の観点から見るとしっかりと捉えていく必要があると思いますけれども、先ほど話した多額の課金の請求の例ですと、私が話を聞いている中では、ある家庭では課金の請求が15万円の請求がきたという家庭もあるという相談は耳にしております。  そういった余計な弊害が出ないようにしっかりとそこも捉えていただきたい。寝不足、学力低下、不登校、引きこもりにつながる、大変憂慮することにつながりかねない事態だと本員は捉えておりますけれども、せっかくなので教育長、スマートフォンの現状の対策について、せっかくなのでちょっと教育長の見解を聞かせてもらっていいですか。 ○桑江豊 副議長   田端一正教育長。 ◎田端一正 教育長   先ほど奥間部長の答弁にもありましたが、議員からもご指摘がありましたように、生活態度の問題だとかリズム、そのことによる学校生活への影響、それから課金という経済的な問題、それからサイトへのアクセスでトラブルに巻き込まれる状況など、非常にスマホなどの通信機器、その他に関してはかなり子どもたちの教育にとって大きな影響を及ぼしているものと考えております。  今現在、全国学力・学習状況調査の保持率しか確認はできておりませんので、そこら辺の子どもたちの保持率について確認をしたり、それから学校教育の中で子どもたちが守るべきスマホの取り扱い方、それからそれをまた保護者にも理解と協力を求めて家庭でもしっかり実施してもらう。PTAとの連携もとても大事だと考えておりますので、その辺をしっかり取り組んでまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   突然の指名でしたけれども、やはり教育のトップとしての言葉をいただきたかったので、ありがとうございます。  今お話にもありましたとおり、学校現場ともよく話をして、もう一度実態解明、アンケートも含めて実施し、その校長会とか、あるいはPTAとの連携を図るとか、そういった部分をしっかりと対応して行っていただきたいなと強く要望したいと思います。  教育行政の体育施設整備についてでありますけれども、特に上間小学校、そして安岡中学校のいろいろな課題等がありましたけれども、その上間小学校の工事に伴って児童の放課後のスポーツ活動に支障が出ていることから、市民体育館にその拠点を移して、そこで使用料が発生しているという現状があります。  市民体育館の使用に際して減免措置などを図る必要があると考えますが、どうでしょうか。 ○桑江豊 副議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  那覇市民体育館の利用につきましては、現在、中学生以下が当日、個人で利用する場合は1人当たり一般利用料金200円であるところ、半額である100円で利用することができます。団体で予約して占有で使用する場合には、現在、条例上の減免措置はございません。  幼児・小学校・中学生が団体で予約して占有使用をする場合の減免措置につきましては、条例の改正が必要でございますし、また、指定管理者との調整も必要となってきますので、今後、検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   もう1点だけ、安岡中学校の例をすると、備品等の置き場所とか女子の更衣室がこれもまたないとか、部室をどうするかとか、学校にはいろいろな課題があります。  学校運営や子どもの成長は何も教職員だけの対応では成り立ちません。保護者や地域があってこその部分もありますので、ちょっと時間ないのではしょりますけれども、しっかりと捉えてやっていただきたいと思います。  磁気探査については1点だけ質問したいと思いますが、部長、同じ学校現場でもより安全な磁気探査が必要と考えますけれども、学校現場によっては工法を変えたりして、ちょっと一貫性が見られないかなというのを感じたりする部分もありますけれども、それはどういうことなんでしょうか。 ○桑江豊 副議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  学校施設の改築現場におきましては、例えば既存施設、近接時の工事である場合やそうでない場合、また地下部分施工のために鋼製の土留め板が使用されている場合やそうでない場合と、現場によって状況が異なります。  また、土質ごとの含有磁気量の違いなどもございます。そのため、磁気探査の実施に際しましては、沖縄県の磁気探査実施要領(案)に基づき、事前に現場の特性に応じた探査計画を策定し、より確実に不発弾等の探査・発掘ができるように留意しております。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   障がい児の受け入れに当たっての課題について伺います。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   お答えします。  課題としましては、指導する教員のより専門的な指導技術の修得、校内支援体制の充実、施設設備の充実などが挙げられます。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   受け入れに当たっての担任、保護者、特別支援教育ヘルパーの役割について伺います。 ○桑江豊 副議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   役割としましては、担任は当該児童生徒の障がいや特性に配慮した支援や指導を行います。  保護者は、自分の子どもに医療的ケアが必要な場合は、学校に待機または時間に合わせて来校し医療行為を行います。  特別支援教育ヘルパーは担任を補助し、必要に応じて担任の指示のもと支援や介助を行います。 ○桑江豊 副議長   坂井浩二議員。 ◆坂井浩二 議員   この件に関しては、どこに話をしたらいいのか、誰と相談したらいいのか、そういった悩みを抱えながら我が子のために必死になって走り回る親御さんたちがおりますので、しっかりと努めていただきたいと思います。以上です。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   ハイタイ。日本共産党の西中間久枝です。これより一般質問を行います。どうぞよろしくお願いいたします。  障がい者雇用について。  障害者雇用促進法は、障害者差別の禁止と、障がい者が働く際に個々の障害に応じて措置を取る合理的配慮の提供を義務づけています。官公庁の障がい者雇用数の偽装を受けて、先の通常国会で、改正障害者雇用促進法が全会一致で成立しました。国が率先して障がい者を雇用する責務を明確にし、国の機関による障がい者雇用の偽装を再発させないための対策などが盛り込まれました。  国や地方機関は改めて、障がい者でない労働者との均等な待遇の確保のために事業主がとるべきとされる同法の指針について遵守することが肝要です。そのためにも障がい者の雇用と福祉を関連づけた施策が欠かせません。  障害者権利条約は、障がい者を受け入れ、障がい者の人権と基本的自由を完全に実現することを締約国に義務づけています。同条約27条では、労働に関する障がい者の権利が実現することを保障、促進するよう締約国に求めています。  障がい者の労働と雇用を安定させるためにも、環境整備だけでなく個々の事情に応じて合理的配慮を提供することが重要です。  2019年3月、公務部門における障害者雇用マニュアルが、策定されました。沖縄県では障がい者の職員採用が行われています。  那覇市での、障がい者の常勤採用について見解と取り組みを伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   公務部門における障害者雇用マニュアルにおいては、障がい者の常勤職員採用を行う方法として、競争試験を実施する方法や、非常勤職員として勤務した後、選考採用する方法などが示されております。  本市におきましては、今後、国のマニュアル等も参考にしながら、常勤職員としての採用や障がい者の種類や程度に応じて、多様な勤務形態が可能な会計年度任用職員の任用についても検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   障がい者の雇用を、公的機関が率先して進めていくことが大切ではないでしょうか、那覇市でも障がい者の常勤採用をされるよう強く要望いたしまして、次の質問に移ります。  障がい者の移動支援について。  障害者権利条約20条では、障がい者自身ができる限り自立して移動することを容易にするため効果的措置を講じるよう求めています。しかし、一方では、重度の障がいのある人など、自力での移動が難しい人にヘルパーやガイドが同行する福祉サービス移動支援は、通勤での利用を除外しています。職業生活に移動支援が適用されないのは、障害者権利条約の趣旨からしても、障がい者の社会参加を助ける制度にはなっていません。  障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業の移動支援でも通勤での利用は対象外になっていますが、日本共産党の高橋千鶴子衆議院議員の質問に対しての国会の答弁で、全国27%の市町村が通勤の支援を事業化しているとのことが明らかになりました。  障がい者が長く働き続けられるよう権利条約に照らして支援していくべきです。  障がい者の通勤のための「移動支援」について、見解と取り組みを伺います。 ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   お答えします。  本市では、屋外での移動が困難な障がい者等の外出時に移動支援を行うガイドヘルパー事業を実施しており、来年度より重度の知的障がいと重度の肢体不自由が重複している重症心身障がい児の通学にも対象を拡大することを予定しております。  議員ご質問の通勤時の移動支援については対象となっておりませんが、対象者のニーズや他市町村の動向、財政的課題などを踏まえ、検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長 
     西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   今回那覇市で実施されます、通学への移動支援の拡充は、以前から多くの要望があった通学時への支援拡充で大きな前進です。  ことし6月に成立した改正障害者雇用促進法の審議では、衆参両院の厚生労働委員会が、通勤に関する障がい者への支援などを求める付帯決議を採択しています。  全国27%の市町村が地域生活支援事業の移動支援による通勤の支援を事業化しています。ぜひ那覇市でも実現できるよう、実施している市を調査することを、通勤のための移動支援の拡充を強く求めまして、次の質問に移ります。  ことし7月に陳情が出されています精神障がい者の軽自動車税減免について、精神障がい者の軽自動車税減免については、2018年6月定例会において質問した際、「第5次総合計画において、障がいのある人が安心して暮らし、働けるまちをつくるということを掲げ、現在さまざまな取り組みが行われている。これらを踏まえて、障がい者福祉政策を進める観点からどのような減免制度が望まれるのか、先進市情報収集に努めていく」との答弁がありました。  その後、今回の陳情を含めて今後の取り組みを伺います。 ○桑江豊 副議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   本市の精神障がい者に対する減免は、手帳1級について該当するものとし、生計同一者の運転または常勤介護者の運転の場合のみ対象としております。  そのような中、昨年10月に関係税目の決算規模が同等の中核市18市、及び県内10市へ調査を行いましたところ、本人運転については全体で72%の市が対象とする一方、手帳3級までの拡大については県内は2市、中核市は5市にとどまり、全体でも約14%と低い割合となっておりました。  これらの調査結果等を踏まえ、本市といたしましては、本人運転につきましては今後、減免の対象としてまいりたいと考えております。  一方、手帳3級までの拡充につきましては税負担の公平性・中立性並びに財政的影響等に課題が残ることから、今後とも慎重に検討していく必要があるものと考えております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   これまで那覇市では減免の対象外になっていた本人運転に関して、今回対象になる方向とのことでした。軽自動車税の3級までの減免の拡充に関しては、現在、県内2市で3級までの減免が拡充されています。その事例も含めて、障がい者社会参加の促進と障がい者の自立、福祉の向上、福祉の立場から減免の拡充に向けて取り組んでください。  次の質問に移ります。  母子父子寡婦福祉資金についての質問です。  母子父子寡婦福祉資金貸付制度の充実について伺います。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   那覇市母子父子寡婦福祉資金貸付事業は、平成25年度の中核市移行に伴い実施しており、修学資金や就学支度資金、技能習得資金、生活資金などの12種類の資金を貸し付ける事業です。  これまでの事績としましては、修学資金、就学支度資金といった子どもの進学に係る利用が約9割を占めております。そのため、市内の高等学校を担当者が直接訪問し、貸付事業の説明を行うとともに、市外の近隣高等学校にもチラシを送付するなどの制度の周知を図ってまいりました。  また、奨学金の充実などを背景に平成28年度以降は、貸付実績が減少している状況でございますが、本市としましては、子どもの進学資金である就学支度資金と修学資金について、よりわかりやすいチラシを新たに作成し、SNSで広報するとともに、高等学校へ配布を行っております。  なお、今回高等学校に配布したチラシには、那覇市のホームページに誘導するQRコードを掲載しております。手持ちのスマートフォンでQRコードを読み込めば、那覇市のホームページから貸付事業の情報が手軽に入手することができるようになっております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   再質問です。  資金貸付の中で、子どもの進学に係る、就学支度資金と就学資金での利用が約9割とのことでした。進学には、進学前や在学中など多くの資金が必要になります。福祉資金貸付の利用できる範囲と、子どもたちの状況に合わせた利用ができるのか。例えば、中学を卒業して数年後に高校進学を考えたとき、高校を中退して再度高校入学するとき、高校を卒業して、一旦社会に出て再度専門学校や大学進学を考えたときなどにも利用することはできるのかを伺います。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   一般的な給付型奨学金につきましては、学費のみの給付など限定的でございますが、就学支度資金につきましては進学に必要な被服やパソコン等の購入が可能となっており、修学資金につきましては授業料だけではなく、交通費や寮費といった生活基盤を整えるための資金にも充てることができます。  ただいま議員のほうからお話がございました、中学校や高校を卒業して数年後に高校や大学に進学したいと希望する場合や、高校中退で再度高校に入学する場合でも、ひとり親に扶養されている子どもであれば、貸付の対象となります。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   再質問です。  先ほどの答弁で、貸付実績が2016年度以降、減少しているとの答弁がありましたが、実際の申請状況と関係課との連携について伺います。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   新規貸付につきましては、平成29年度は26件の申請、平成30年度は45件となっております。また、今年度につきましては現時点で仮決定が4件、本決定が17件となっております。  なお、例年、年度末にかけて各種学校の入試が増えてまいりますので、今後新規申し込みも増えると考えております。  関係課との連携としましては、子育て応援課と本市の給付型奨学金を所管する生涯学習課とで、それぞれの事業に関する勉強会を開催するとともに、双方で貸付事業や奨学金等の必要な情報提供を行うなどの連携を図っているところでございます。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   大学進学だけではなく、私立中学校進学や、県外への進学なども考えられます。早い段階からの進学準備のためにも、貸付制度の早めの周知が必要と思われますが、中学校入学前の周知はどうなっているかを伺います。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   貸付事業につきましては、毎年行われている児童扶養手当の現況届を発送する際に、貸付事業が記載されたチラシを同封し、ひとり親家庭の皆様へ広く周知をしております。そのため、お子様の年齢に関係なく情報が提供されているものと考えております。  なお、過去に県外私立高校などに進学したケースもありますので、中学校も含めてわかりやすい内容での周知、先ほど申し上げたQRコード含めて、そういったところに力を入れてまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   ひとり親家庭の子どもたちへの進学に必要な資金、子どもたちの状況に合わせた幅広い資金の貸付を那覇市で行っていること、チラシをわかりやすく工夫し、QRコードを入れて広報にも力を入れていることがわかりました。  現在は、いろいろな奨学金制度もある中でありますが、子どもたちの希望ある未来のための支援の1つとして、今後もさらなる周知と、寄り添った対応を引き続き頑張ってください。  次に防災計画について質問いたします。  内閣府通達「避難所の生活環境の整備等について」の内容と取り組みを伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   内閣府の「避難所の生活環境の整備等について」は、平成30年7月豪雨災害において災害救助法が適用された11府県に対し通知されたものでございます。  同通知では、避難所における生活環境の改善対策として、特に高齢者や障がい者など要配慮者に十分に配慮することとしており、仮設トイレや簡易シャワー、冷暖房機、仮設洗濯所、簡易ベッドなどの環境整備、間仕切りによるプライバシーの確保、また、炊き出しや食品メニューの多様化、適温食と栄養バランスなどについて留意事項が示されております。  避難所において良好な生活環境を確保することは、避難所の環境衛生を維持し、健康管理する上でも重要であることから、本市では簡易トイレや簡易ベッド、段ボールベッド、毛布、屋内間仕切りテント、衛生用品、備蓄食糧等の整備を進めているほか、災害時応援協定に基づく事業者から必要な食糧や物資等が得られるよう、体制を構築しているところでございます。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   再質問いたします。  厚生労働省の通達「避難所等で生活する障害児者への配慮事項等について」において、災害発生等により避難所等で生活する障がい児者とそのご家族への支援に当たっては、障がい特性等により特段の配慮が必要となることから、別添の内容に留意していただきたいとして、常時介護や見守りが必要な重度障がい者のご家族への配慮では、個別に救援物資を届けるなどの配慮が必要であること、家族を支える体制として、一時的に介助を交代できる支援体制が必要であるなど、きめ細かな配慮を、避難所を運営する側に求めています。  厚生労働省の通達「避難所等で生活する障害児者への配慮事項等について」の概要と那覇市地域防災計画での活動内容を伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   厚生労働省の通知では、避難所等で生活する障がいのある児童とそのご家族への支援に当たり、身体・知的・精神など障がい特性に応じ特段配慮すべき留意事項等が示されており、ニーズ把握から専用スペースやプライバシー確保、見守り・介助体制の構築、医療機関や保健所との連携などについて留意することとなっております。  本市では、那覇市地域防災計画において、避難所での要配慮者に対する応急介護支援措置について定めており、避難所単位で作成する支援対象者リストをもとにニーズを把握し、健康相談やボランティア等による介護、避難スペースの優先的割り当て、聴覚障がいのある方向け掲示板の設置、簡易ベッド整備などの応急ケアサービスを実施するとともに、必要に応じて福祉避難所や病院等に移送することとなっております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   茨城県土浦市では、2011年に東日本大震災で震度6弱を記録。震災後に、障がいのある方やご高齢の方に震災で困ったことや不安だったことを調査。これらの調査結果をもとに、情報を提供することを目的として、「防災の手引」が作成されました。  土浦市が策定している「防災の手引」等を参考に、那覇市でも手引きを作成すべきではないでしょうか。見解を伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   茨城県土浦市が作成している災害時に手助けが必要な人のための防災の手引きでは、障がいのある方と高齢者を中心に避難所において配慮すべき事項がまとめられており、避難所のバリアフリーやトイレ環境の整備、人工肛門や人工呼吸器を使用する方への医療的配慮、視覚・聴覚障がいに応じた情報伝達方法などが示されております。これら配慮すべき事項は、本市地域防災計画や避難所運営マニュアル等に反映してまいりますが、手引書を別に作成することについては、今後、関係部局を含め検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   障がいのある方や高齢の方に配慮した防災計画、避難所運営マニュアルにするよう頑張ってください。  次に、6.家庭ごみのアシスト収集についての質問です。  日常において、高齢者、障がい者、そのほかのごみ出しが困難な世帯への支援として那覇市が行っているアシスト収集について伺います。 ○桑江豊 副議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長 
     お答えいたします。  平成24年度より本格実施しておりますアシスト収集では、65歳以上の高齢者、または障がいのある方等で日常生活においてみずから指定された場所までごみを持ち出すことができず、身近に協力者を確保することが困難な世帯を対象として、個別訪問による週1回の玄関先等でのごみの定期収集を行い、同時に希望者に対しては声かけを行うことにより、利用者の安否確認を行っております。  また、定期収集以外にも、みずから一時多量ごみや粗大ごみを出すことができない世帯に対しても、事前申請の上、収集を行っております。  アシスト収集を定期利用する世帯は、平成29年度末で321世帯、平成30年度末で359世帯、ことし11月末現在で404世帯となっており、毎年利用者が増えている状況にあります。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   ごみの収集を行いながら、利用者の希望があれば、安否確認、声かけもされているとのことでした。安否確認の際、利用者に異常が見られた場合の対応と、これまでに対応した事例がありましたら事例を伺います。 ○桑江豊 副議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   お答えいたします。  アシスト収集員が利用者宅を訪問した際に、利用者が倒れていた事例や本人が体調不良を訴えていたケース等、今年度に入り3件ありましたが、いずれも親族等へ連絡したことで幸い大事には至っておりません。アシスト収集を行う世帯の約88%が独居世帯であることから、週1回のアシスト収集の際の声かけは重要な役割を持っているものと認識しております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   利用者が大事に至らなかったことは本当に安心しました。緊急時に対応した事例もあることがわかりました。安心安全の市民生活のためになくてはならない支援です。これからも頑張ってください。  先ほどの答弁でありましたが、年々利用する世帯が多くなっているとのことでした。今後もアシスト収集を利用する世帯は増えていくと思われます。通常のごみ収集のほかに、粗大ごみの収集、一時多量のごみ収集と多くの支援を実施されていますが、収集車の増車、人材の確保等も必要ではないでしょうか。今後の体制を伺います。 ○桑江豊 副議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   現在、収集車両は3台でアシスト収集を行っておりますが、利用者が毎年増えている現状から、次年度以降は収集体制の再編を図りながら利用ニーズに対応してまいりたいと考えています。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   市民生活の支援のためにこれからも頑張ってください。  次の質問に移ります。7.道路行政について。  都市計画道路真和志線の工業高校前バス停整備についてです。工業高校前バス停ですが、1枚目の写真をお願いいたします。        (モニター使用)  道幅が狭く、交通量もとても多い道路になっています。歩道もほとんど確保されていません。  次の写真をお願いいたします。        (モニター使用)  バス停を利用されている方から、乗り降り時、段差があり、石がゴロゴロしていて足場がとても悪く、高齢者の方からは、杖だと転びそうで怖いとの声がありました。写真ありがとうございました。  また、雨が降ると水が跳ねるため、もう少しよけるスペースがあれば助かるなど、多くの地域の皆さんの声があります。近くには小学校、高校があり、通学路にもなっています。当局の対応を伺います。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   都市計画道路真和志線は、標準幅員19メートルの補助幹線道路で、全長860メートルのうち通称繁多川交差点から松川内科小児科医院前までの延長620メートルの区間について、平成24年度から事業を進めております。  ご質問の工業高校前バス停部分につきましては用地取得済みですが、周辺の用地取得が進んでいないため未整備で、段差がある状態となっております。そのバス停付近の段差を解消するため、年度内に暫定的な舗装等を行い、良好な歩行空間を確保する予定としております。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   対応していただけるとのことで安心しました。  真和志線の今後の計画はどうなっているのかを伺います。 ○桑江豊 副議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   真和志線につきましては、これまで実施設計、物件調査や用地取得を進めており、一部区間については工事に着手しております。令和2年度は、今年度に引き続き用地取得及び建物等の補償を進め、用地取得済みの一部区間について、拡幅整備を予定しております。  事業は、令和4年度までの認可期間となっておりますが、予算の確保や用地の取得状況等から期間の延長を考えております。  今後とも予算の確保、地権者や地域の皆様方のご理解とご協力を賜りながら、早期完成を目指して鋭意取り組んでまいります。 ○桑江豊 副議長   西中間久枝議員。 ◆西中間久枝 議員   この間は地域の方より要望のありました先ほどのバス停付近の雑草の伐採の件は、早急に対応していただきました。ありがとうございました。  真和志線につきましては、今後、道路、バス停などの整備も進む予定と思われますが、まだ時間はかかると思います。ぜひその間の地域の安心安全のためにも対応していただきますようお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○桑江豊 副議長   これで本日の一般質問を終わります。 ○桑江豊 副議長   日程第3、議案第133号、工事請負契約について(上間小学校屋内運動場改築工事(建築))及び議題第134号、工事請負契約について(安岡中学校屋内運動場等改築工事(建築))の2件の追加議案を一括して議題といたします。  提案者の説明を求めます。  山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   議案第133号、工事請負契約について、提案理由をご説明申し上げます。  この案は、上間小学校屋内運動場改築工事(建築)の工事請負契約であります。工事内容は、老朽化している屋内運動場の改築工事を施工するものであります。構造及び階数は、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨、地上2階建てで、床面積は1,215平方メートルとなっております。  本工事につきましては、令和元年9月12日の制限付き一般競争入札の結果、入札者の提出がなく、入札不調となりました。その後、落札制限を一部緩和し、再度、令和元年11月5日に制限付き一般競争入札を実施いたしましたが、前回同様に入札不調となりました。競争入札に付し、入札者がなかったことから、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定による随意契約とすることといたしました。  工事請負契約につきましては、令和元年11月21日の見積合わせの結果、請負金額4億9,520万6,800円で、株式会社野原建設、代表取締役上地修と令和元年11月22日付で仮契約を締結いたしました。  よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第134号、工事請負契約について提案理由をご説明申し上げます。  この案は、安岡中学校屋内運動場等改築工事(建築)の工事請負契約であります。工事内容は、老朽化している安岡中学校屋内運動場及びプールの改築工事、武道場の新築工事を施工するものであります。構造及び階数は、屋内運動場が鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造2階建て、プール及び武道場が鉄筋コンクリート造1階建て、床面積は屋内運動場1,475平方メートル、プール管理棟110平方メートル、武道場300平方メートルとなっております。  本工事については、令和元年9月12日の制限付き一般競争入札の結果、1社から応札がありましたが、この者は同日の先に開札された別の案件を落札したため、不落となりました。その後、落札制限を一部緩和し、再度、令和元年11月5日に制限付き一般競争入札を実施いたしましたが、入札者の提出がなく、入札不調となりました。競争入札に付し、入札者がなかったことから、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定により随意契約とすることといたしました。  工事請負契約につきましては、令和元年11月21日の見積合わせの結果、請負金額7億2,490万円で、株式会社高橋土建、代表取締役玉城俊夫と令和元年11月21日付で仮契約を締結いたしました。  よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○桑江豊 副議長   これで提案理由の説明は終わりました。 ○桑江豊 副議長   以上で本日の日程は全て終了いたしました。  明日、12月10日・火曜日も午前10時に本会議を開き、一般質問を行います。  休憩いたします。            (午後2時57分 休憩)            (午後2時57分 再開) ○桑江豊 副議長   再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。            (午後2時57分 散会) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   令和元年(2019年)12月9日     議  長  久 高 友 弘     副 議 長  桑 江   豊     署名議員  翁 長 俊 英
        署名議員  大 山 孝 夫...