那覇市議会 2019-10-01
令和 01年(2019年)10月 1日都市建設環境常任委員会(都市建設環境分科会)−10月01日-01号
清水委員。
◆
委員(
清水磨男)
それで、今回
陳情をいただいた内容だと、実際に
那覇市と相談している中で、ここは要は
市場取り壊しがあるから間違いなくかかってくると。その中で、ただ、なかなか厳しい
現状があると。
例えばどういった項目が、柱を置く
土地がないのかとか、抜け道がないのかとか、いろいろな指摘があると思うんですけど、どの面が
那覇市から難しいですねということで
皆様と相談されている箇所になりますか。特にでいいんですけど。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
そういう詳しい
説明は聞いていないんですけれども、国の
基準というのは、例えば45メートルの間に道路がないといけないとか、そういう何かいっぱいあると思うんですよ。だから、そういうのになかなか
基準としては適合していないというような話がありました。
○
委員長(前
泊美紀)
清水委員。
◆
委員(
清水磨男)
わかりました。まずは今どこの場所でどういったことが課題になっているかというのが、やはり紙で2ページ読むだけではなかなかわからないところもあるので、今少しお伺いしたので、一回閉じて、ほかの方の
意見を伺いながらまたお伺いできればと思いますので、以上です。
○
委員長(前
泊美紀)
ほかに
質疑はありませんか。
仲松委員。
◆
委員(
仲松寛)
参考人の
皆さん、きょうはご苦労さまです。
アーケードも今具体的に
陳情をいただいていますけれども、
平和通りもありますし、ちょっと延ばせば栄町にも
アーケードらしきものがあって、この国の
設置基準というものが非常に厳しいからなかなか
那覇市も、はい、そうですというふうに、すぐに即答できない
状況であるわけですよね。私どもも当局から
説明を受けておりまして、
勉強会の資料でありますとか、あるいは国の
設置基準、それから大阪市の
設置基準というような地方のものも
参考にしつつ、
説明を受けました。
現状は、
建築基準法であれは適合されていない
建築物ということで、またこの際、
老朽化もあるので建てかえの話が進んでいると。
公設市場の建てかえも絡んでのことになっているわけですけども、質問の
1つは、
皆さんの
陳情をいただいた
市場中央通りアーケード協議会の
構成員は何名ぐらいで構成されているんですか。何
店舗と言うんでしょうかね。それを聞かせてもらいたい。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
ガーブ川が14
店舗で、
公設市場の周囲が14
店舗ぐらいですかね。みんなで28
店舗ぐらいになると思います。今現在は
市場の移転で
市場側の14
店舗はいないんですけれども、一応は28
店舗ぐらいになるのかなと思います。
○
委員長(前
泊美紀)
仲松委員。
◆
委員(
仲松寛)
この28
店舗の
皆さんで構成されていて、この
陳情についても当然、この28
店舗の
皆さんの全て同意を得てここに出されているわけですよね。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
そうです。
○
委員長(前
泊美紀)
仲松委員。
◆
委員(
仲松寛)
設置基準が一番メーンになってくると思うんですけども、国の
設置基準をこのままやると非常に厳しい。
中でも当局からは
ただし書きというところがあるから、そこで工夫できる
可能性もあるとお伺いもしているんですよね。
ただし書きにどれだけ書けるかどうかが非常に大事なところだと思っていますので、私どももこの問題については非常に重要なことだと思っていますから、またこれからも当局からいろいろな
説明も伺うこともあろうかと思いますが、中身についてはこれから研究されていくと思うんですよ。これが
1つ。
それと、
皆様方は
那覇市の
設置基準ができて、
現状を回復してもらいたいのか、それとももっと奇抜な、お客さんも呼び込めるような、あるいは世界にはどこにもないような、そういったものを希望されるのか。
例えば、フランスのパリにはパサージュという
アーケードがあるんですね。これは18世紀の末から19世紀の前半にかけてつくられていて、これが21世紀までずっと続いているわけです。
観光地化されて、非常に魅力的な
アーケード街になっているものですから、そういうものを目指していくのか、ただ
現状のように屋根がつけばいいと。暑さをしのげればいいよ、雨風をしのげればいいよというようなもので考えているのか。その辺だけお聞かせいただけないですか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
今のところは、業者がやはり28
店舗ですから、予算というのもあるものですから、どうしても
自分たちの体力に応じた
アーケードがいいのかなという考えは持っています。ただ、これはいろいろこれから詰めないといけませんけれども、今のところは予算というのは
自分たちができる範囲の
アーケードがいいのかなという考えを持っています。
○
委員長(前
泊美紀)
仲松委員。
◆
委員(
仲松寛)
わかりました。この
アーケードがないとなかなか商売にも支障を来すというところが原点だと思いますから、できればせっかく建てかえますから、
皆さんのほうでもいろいろと研究なさってみて、制度、
設置基準等については、
那覇市のほうで研究されると思いますので、夢を持って、いろいろとまたご提言もいただきたいと思っています。以上です。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
9月24日の
委員会を傍聴しましたけれども、その中で
當間副委員長が市のほうに、今の
基準に対して
進捗状況はどうですかという質問に対して、何パーセントとは今言えませんけれども、半分ぐらいかなというような答えをしていましたけれども、我々もその
基準でどういったところが不備になっているのか、どういった
基準が合わないのかというのが余り知らされていないんですよ。
だから、半分ということは、あと半分はやはり課題があるわけですよね。そういうところもぜひ市のほうには課題を示していただいて、
専門家を交えて
協議をしていただきたいなということがあります。
それから、もう一つは、
前泊委員長からもお話がありましたけれども、我々としてはそういう非常に厳しい
状況の再
整備の中で、撤去する日にちというのはどんどん迫ってきているわけですね。そしたら、契約もしないといけないわけですよ。契約するためにどのような判断をすればいいかというのが、まだなかなか検討ができないというようなところもありますので、撤去する前に何らかの
協議をして、お互いが納得できるような形で契約はしたいなという思いもしております。
○
委員長(前
泊美紀)
ありがとうございます。
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
今、
仲松寛委員からお話のあった今後の
アーケード整備に関しましては、実は今
アーケード整備につきましては、第一
アーケード会の
協議会にいろいろデザイナーとか、
沖縄県
建築協会の方々とかが入って、いろいろ
勉強会をしながらやっている
流れで、提案がありましたやはり
1つの、ただ
アーケードをつくるんじゃなくて
那覇の
マチグヮーのシンボル的な
アーケードも必要じゃないのかなという
流れです。
今、第一
アーケード会の議論の中で、もっと
観光客、市民にPRするために、第一段階で
ロゴマークのデザインの作成に入ったりとか、先だっては名古屋市の円頓寺のほうの
アーケードに視察に行ったりとか、やはり今後の
アーケードに関しては
公設市場、
アーケードというのは
那覇の魅力の
1つですので、今後いろいろな多様的な
アイデアを生かしながら、ある意味では設備も
維持管理もやりやすくて、だけど、
那覇市の
マチグヮーに来てこの
アーケードすごいなという
1つの魅力的な
アーケードをある意味では模索していきたいなということで、実は今議論が始まっていますけども、ただ、■■■がおっしゃったとおり、
設置基準が一定の
方向性を出さないとワンステップ上がれないということで、また、
アーケードというのは
財産系の
流れで、第一
アーケード会からの同意をもらえないと
アーケード自体の撤去ができないのが
現状なんですね。そういう形で、まず
設置基準に関してはいろいろクリアするものは多いんですけども、やはり第一
アーケードの
皆様方が次のワンステップにつなげるような
環境づくりをしないと判断ができないのかなと。そういう
流れで
陳情を上げているということで、我々としては、本来ならば
設置基準を前もって知らせて、これを超えた次の段階でいろいろ
アイデアを出してやろうかなと思ったんですけども、やはり
設置基準が引っかかってしまったという
流れになっているという
状況です。以上です。
○
委員長(前
泊美紀)
仲松委員。
◆
委員(
仲松寛)
休憩。
○
委員長(前
泊美紀)
休憩いたします。
○
委員長(前
泊美紀)
再開いたします。
大浜委員。
◆
委員(
大浜安史)
今回、
お忙しい中、来ていただいてありがとうございます。
陳情審査でいろいろ
説明を聞いているわけなんですが、
アーケードの
必要性というのは、やはり
商店街にとっては、ある、ないによって大きな影響があると思うんですけれども、もしなかった場合のマイナス的な試算とか、ああいうのもあるのか、その点を教えてもらえますか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
沖縄の場合は、気候的に太陽も強いし、雨も多いし、風も吹きますから、そういうことで今の
市場の中で
アーケードがなくなったら商売というのはできないんじゃないかなと思っております。
ガーブ川のほうなんか、
かなり店も小さく、例えば1メートル50ぐらいの間口もありますから、そういうところで少しでも商品を前に出さないと全然商売はできないと思うんですよ。
それもありますし、また、ちょうど
中央通りはその中間になっていますから、それから
公設市場通り、
大平通りまでも一直線になっていますから、かなり影響が出るんじゃないかなと思っておりますし、
アーケードというのは、今から町が活性化するためにはこの
アーケードがないと非常にまずいんじゃないのかなと思うし、例えば
観光客が来ても、要するに
観光客は気持ちよく
観光をして、使用していただいて帰ったほうがいいわけですから、そういうときに雨が降ったり、風が吹いたり、日中非常に天気のいいときなんかは日焼けもしますし、そういうときにはやっぱり
アーケードは非常に大事じゃないのかなと思っております。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
今のことにつけ加えたいんですけど、
沖縄の場合は台風がよく来ますね。台風のとき、
国際通りを歩いていた
観光客の方は濡れて歩けなくなってしまうので、
ドンキの前から、また、
平和通りのほうから中に入ってきまして、あの中にかなり長い時間滞在するんですね。
今は周りが全部
アーケードに囲われていますので、人がぐるぐる回って、いい形でお客様も時間が過ごせるし、それにあわせて売り上げも上がるしという形になっていまして、この形がやはりお店にしても
観光にいらした方にしても一番いい形なんですね。今、
アーケードがなくなりそうだというところがちょうど
公設市場の周りですので、ここに
アーケードがなくなってしまうと、
ドンキからお客さんが入っては来た。でも、途中の十字路のところで
アーケードが切れてしまう。
公設市場に、新しくできた後の話ですけど、行こうかなと思っても、そこに雨がザーザーで台風の風が吹き込んでいるとなると、どうでしょうね。
今はうまくあの界隈で人が回っているのが途切れてしまいますね。ですので、その辺のことを考えても、やはり
アーケードがなくなるということは、
観光客の方に対しても、今までぐるぐる回れたのがもう回れなくなっちゃったな、ホテルに帰っちゃおうかなとか、そういう考えになりますので、やはり今の形でぜひとも再
整備をしたいと考えております。
○
委員長(前
泊美紀)
大浜委員。
◆
委員(
大浜安史)
ごもっともだと思うんですよね。
どこの
商店街に行っても、
沖縄県内を含めても、うちらの視察でも東京、大阪とかに行っても、
商店街は
アーケードがあるというのが基本的な
流れで、もう一点、
アーケードを考案してやろうということでやってきたと思うんですが、この経緯はわかりますかね。今、第一、第二、第三がありますよね。戦後の復興で
那覇市の台所を預かる。どこに行っても
平和通りとか、
向こうの商店へ行って買い物して帰って、今は
大型店舗ができたものですから、ある面では
観光客が増えているということ、昔は
沖縄県民の台所だったと。今でもそうなんですけど、その当時の方にかなり影響は出ていると思いますが、老朽に伴って
店舗の建てかえが今始まっているわけですけれども、スタートのころはわかりますかね。
アーケードはどなたが提案してやったか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
これは
先輩方の話になりますけれども、
那覇のほうにダイエーさんが来たときに、そのダイエーさんのスーパーが来たときにかなりの影響があるということで、
アーケードをつくったというような話を聞いております。
それに関連して言いますと、今でもその背景というのは余り変わらないと思うんですよ。
例えば近隣の市町村にも、浦添なんかにもかなりの大きい商業地域が出てまして、かなり
観光客を目当てにした設備とか、品ぞろえもしておりますから、今の
マチグヮーはそのたびハード面とかソフト面も
整備していかないと、みんな
観光客がそういう近隣の大型店に
流れていくということになりますと、非常に
マチグヮーとしても、これから後、今までどおり
観光客が来るかということも考えられませんので、なるべくはそういう
整備をするというのも非常に大事じゃないのかなと思っております。
○
委員長(前
泊美紀)
大浜委員。
◆
委員(
大浜安史)
今の
説明の中で、やっぱり
先輩方の
市場の活性化、県民の
観光客のおもてなしの食どころと言いますか、そういった面での大きな
流れが必然的に発生し、今後も継続し、また、重要であるということを認識することができました。
先ほどの話を聞いていると、当局の
説明の中で
設置基準が合わないということで、ほかの例で他所の
設置基準をやって、国の
拘束力はないという話も聞いていますので、しっかりまたそういう形で、
通り会としても、行政、もう一度確認しますけども、詳しい
説明がなかったということがあったんですが、そういう
勉強会というのを今取り組もうとしているわけですよね。具体的にはこれを今やっているわけですか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
もう1年ぐらい前から、
勉強会とかいろいろ月に1回ぐらいはやっております。
○
委員長(前
泊美紀)
大浜委員。
◆
委員(
大浜安史)
勉強会は当然やっているんですけど、当局からの
説明は一度受けて終わったということで、その後の内容の細かい話はないということだったんですけど、そこだけ。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
ないですね。
○
委員長(前
泊美紀)
大浜委員。
◆
委員(
大浜安史)
わかりました。重要な
アーケードでありますので、今後ともしっかり
設置できるようしっかり
協議をしながら、安全が一番大事なので、安全確保という意味では重要ということがわかりましたので、ほかの
委員もいますので、私のほうは以上です。
○
委員長(前
泊美紀)
ほかに
質疑はありませんか。
多和田
委員。
◆
委員(多和田栄子)
お疲れさまです。
アーケードの
必要性は、県民の
皆さん、本当に必要であるということは実感していると思います。
きょうの
陳情ですけれども、
商店街の
店舗の
皆さんが28
店舗ということでしたけれども、これは全員賛成ということで理解していいですか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
そうです。
○
委員長(前
泊美紀)
多和田
委員。
◆
委員(多和田栄子)
その
商店街の
皆さんが全員一致で、
陳情も出されていますけれども、市のほうへの申請というんでしょうか。そういった補助金の申請も含めて、そういったものは検討されているんですか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
補助金のほうは、
陳情書を出して3分の2の補助金というのが決定していると思います。
○
委員長(前
泊美紀)
多和田
委員。
◆
委員(多和田栄子)
決定しているというのは私自身は理解していますけれども、その申請書をちゃんと出されているんですかということです。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
出していません。
○
委員長(前
泊美紀)
多和田
委員。
◆
委員(多和田栄子)
出されていないということですけれども、この辺を
商店街の
皆さんと話し合いをもって、
勉強会の中でもって、申請を検討をしていってほしいと思うんですけど、どうでしょうか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
わかりました。申請というのは、予算が決まった後に申請するんじゃなくて、どうなるんですかね。予算はもう決まっているんですか。
○
委員長(前
泊美紀)
休憩いたします。
○
委員長(前
泊美紀)
再開します。
多和田
委員。
◆
委員(多和田栄子)
わかりました。撤去も含めて、これからの申請だと思いますけれども、
市当局とお互いに
意見交換をしながら、ぜひ
設置に向けて頑張っていただきたいということで、要望で終わります。
○
委員長(前
泊美紀)
ほかに
質疑はありませんか。
古堅
委員。
◆
委員(古堅茂治)
きょうは本当にお疲れさまです。
那覇市の
マチグヮーのなりわい、商売を支えてこられる大きな役割を果たしているのが、この
アーケードだと思います。これはなりわいを行っている
皆さんも、そして市民も、そのことは理解されていると思います。
9月1日の日曜日かな。ウチナー紀聞で
アーケードの役割についての全県的なあれで、
那覇の■■■さんもテレビに出ておられましたが、そういうことがあって、そのこと自体については全ての市民、県民が理解するところだと思います。
しかし、今の
アーケードでは、安全、安心という面では消防法だとか、
建築基準法だとか、いろいろクリアすべき課題が多くあるということは
皆さんも認識されていると思います。そういう面で、
公設市場の再開発に当たって、なはまち振興課は
皆さんと何度も
意見交換をして努力をされていると思うんですが、その成果があって、撤去の押しの問題、それから、新たな
アーケード設置についての効率的な補助ということになっていると思います。
しかし、この前のいわゆる建築
基準を担当する部署と消防の
説明で、
皆さんはびっくりすることが多々あって、それでこういう
陳情に至ったと思うんですが、そこら辺、やはり初めてそういう
説明を受けて大分ショックを受けましたか。感想をお聞かせ願えますか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
とてもショックを受けました。我々としては再
整備はできるものだと思って、1年前からいろいろなところで勉強をしてきまして、初めて
基準の
説明を受けたときにことごとく全く
基準に合わないというような非常に否定的な
説明だったものですから、これまでやってきたのは何なのかなというような、非常にショックを受けまして、それで先生方に
お願いして
陳情したというところです。
○
委員長(前
泊美紀)
古堅
委員。
◆
委員(古堅茂治)
担当部署、
建築指導課とか消防などの場合には、
基準に基づいて仕事をきちんとやらないと、彼らにもまた責任問題が生じてきますので、そういうことがあってそういう
説明に至ったと思うんですが。
そういう場合であっても、やっぱり
皆さんと膝を交えて、
アーケードを再
整備できる方向でどう努力するかということが問われていると思うんですよ。このことが一番僕は肝心だと思います。
基準がこうだからできませんよと突っぱねるんじゃなくて、
基準はそうだけど、先ほどもありましたけど
ただし書きでどう適用されるのか。50メートルの道路の問題についても、いろいろ知恵を出せばやれる方法はあると思うんですよ。そうやって
皆さんと対話を重ねて、できる方向でどう努力するかが大事だと思うんですが、そこら辺はどうでしょうか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
古堅
委員がおっしゃったように、この
アーケードの問題というのは実は僕のほうが結構いろいろかかわってきて、
平和通りの
アーケードの問題、まち全体の
アーケードの問題もある中で、やはり
1つの
安全性ということで、特に消防は
アーケードがトンネル火災並みになった場合の危険性も出るということで、消防は消防の
考え方、また、
建築指導課は安全の
考え方ということで、やはり
1つの
基準があるというのもあるんですけども、それも踏まえながら、先ほどおっしゃったとおりに今の
アーケードの国の技術的な助言の
設置基準につきましては、
ただし書きもそうなんですけども、一定の特例の条文もございます。
それも含めて、やはり
アーケードの
必要性というのは、議員、また、第一
アーケード会、
マチグヮー全体の人の共有の部分でありますので、この点は
設置基準の中でどのような模索ができるのか。これは特に
建築指導課、消防、第一
アーケード会、また、やはり我々は素人ですので、一級建築士の
専門家を入れて、どのようなクリアができるかどうかというのは
勉強会をしながらやる
必要性はあるのかなということで、これも踏まえて当局とも密にやっていきたいなと思っていますので、よろしく
お願いいたします。
○
委員長(前
泊美紀)
古堅
委員。
◆
委員(古堅茂治)
この
アーケードの
必要性については誰も否定しないわけだから、これなしには
マチグヮーの今後の発展、そして
沖縄の
観光、そして台所を支えるという面からも非常に大事な問題なので、この前の当局の審査のときにも私は
発言しましたけど、やはり
皆さんと寄り添って、
アーケードをつくる立場から何ができるのかという視点で、当局もいろいろ知恵を出さないといけないと思うんですよ。これは
皆さんも一緒だと思います。やはり安全、安心にかかわる問題ですから、それは避けて通れない課題ですので、そういうクリアすべき課題を、ぜひお互い心を開いて話し合いを行って。
なはまち振興課はそういう努力をこれまで何度もやられて、やっと打ち解けて、何回もやってこられているでしょう。だから、
建築指導課と消防もなはまち振興課のように
皆さんと心を開いて対処できるように、私からも強く
委員会等で指摘していきたいと思いますが、ぜひそういう努力を重ねてほしいと思います。
○
委員長(前
泊美紀)
ほかに
質疑はありませんか。
當間副委員長。
○副
委員長(當間安則)
お疲れさまでございます。ありがとうございます。
これはいわゆる国の
基準を持ってきたということで、なかなか難しいということになって、地方分権一括法によって、これは独自でできますよと。技術的助言が
拘束力はないということでスタートして、今
那覇市
建築指導課のほうが独自のできる方向で取り組んでいきたいということで進んでいるということは、まずは承知をしていただきたいと思います。
私は今度の質問で取り上げるために、問題を整理しないと余りにも
基準が多すぎて、まず整理して難しそうなものをピックアップしないと、どういうふうに解決していくかというのがなかなか見出せないと。
私が前回
委員会で聞いた進捗というものを、やはり話はしているけどどこまで進んでいるかが全くわからない。問題が何かもわからないみたいな議論では、結果的に時間ばかりがたっていくという中で、そのときに一番大きな問題になっているのが避難通路だったんですよね。避難通路と、二番目が今ある
アーケード、例えば50メートルで切ったとして、もともとの
アーケードにつなぐわけにはいかないと。今自体が結局トンネル状態なので、延焼してきたときに新しいものまで移ってしまうというのがあって、これに直接つなぐと緩和する規制にも消防上も難しいと。ですから、ここはやっぱり開けないといけないと。だけど、開けるとなると、やはり開閉式にすればいいだけのことですから、じゃあそうしましょうとか。3番目が、今度は
皆さんのことになるんですけど、側面の
建築物の構造物のある意味耐火強化とか、あとは防火装置をつけてもらうとか、この3つが大体大きな問題なんですけども、ちなみに
皆さんはこの大体3つだというのはこれまでご存じだったでしょうか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
今ご指摘にあった3点は、私どもが9月11日に
建築指導課と
説明を受けたときに認識はしております。ただ、ほかにもいろいろあったんですけども、その後に私たちで
勉強会を独自に開いたりしながら、問題を大きな問題としてさらっていたところ今指摘された3点をクリアしなくてはいけないという認識は私どもも持っております。私どもの考えでは、その一つ一つも、素人なりですが、何とかうまくいくのではないかなというような考えは持っています。
先ほど別の
委員からご指摘があったように、
建築指導課とはまだ1回しか会っていませんので、話もしていません。その前の段階では、なはまち振興課の方とは月に何度も何度も会って、また、約束がなしでもいろいろぐるぐる回ってきていただいて、顔が会えば当然これはどうなのどうなのという話ができるレベルまでなっていまして、そうしますと、非常に物事が進みやすくなりますね。話もしやすい。ただ、
建築指導課とはこの前の9月11日の1回だけですので、これからもっともっとそういう機会を設けて、担当の方と話をしていきたいと思っています。
たまたまかもわからないんですけど、この前の
建築指導課の
説明された方が非常に厳しく言われまして、もちろん私は何度かその方に質問したんですけども、
アーケードをつくりたいという気持ちはあるんですかとまで質問したんですね。全く敵同士みたいな会話になりまして、なはまち振興課の方とは、
皆さんで何とか協力して
アーケードをつくりましょうという雰囲気で話ができるんですけども、
建築指導課の方はもうできませんから、だめですから、もう不可能です。本当にこういう強い言い方だったので、ただ、もちろん担当の方も立場があるのでああいうふうに言われたのもわかるので、機会を持って2回、3回、4回と会って、
アーケードの
設置基準も当然つくっていかなくちゃいけないわけですから、そのように進めていければと思います。
1点気になるのが、そのときに
建築指導課の方が言われたのは、今年度中に国の
基準をもとにして市独自の
基準をつくっていきたいという話があったんですが、今年度といったらまだ数カ月ありますね。私どもが聞いている話では、11月末くらいまでに
アーケードの取り壊しを始めたいというタイムテーブルの中で予定があるので、その前に今ついている
アーケードを取り壊していいですよという合意書か何かに
通り会としてサインをしなくてはいけないわけですね。ただ、今の時点で
設置基準が今年度末にできる。
設置基準がどういうものか見ないと、サインしてしまった後にやはり
アーケードが難しいですねとなってしまうと大変なことなので、サインをするタイミングですよね。これも非常に迷っている。
ただ、サインをおくらせることによって下手にもめて、
公設市場の新しく建てかえに関しての予定がおくれるということも心苦しいですから、その辺のことも踏まえながら
建築指導課の方とまた何度もお話しして、年度末というよりは年末くらいにでもそういうふうに出れば、私たちも気持ちよく、こういう
基準であればできるんだなと確信が持てればサインもできますので、その辺を考えながら
建築指導課の方と進めていきたいと思っております。
○
委員長(前
泊美紀)
當間副委員長。
○副
委員長(當間安則)
■■■さん、ありがとうございます。やはりこの問題は今後ずっと続いていく
アーケード問題にもつながっていきますけども、今はともあれ、やはり
公設市場の建てかえというタイムの中で決められているのがあって、おっしゃるとおりにやはりいたずらに延ばす気持ちではないけども、ある程度の確約はほしいよねという気持ちは重々わかるつもりでございます。この辺は、とにかくまだ1回しか
建築指導課と話をしていないということがございますので、その辺をある意味、深めながらやっていくしかないのかなと、その辺に関してはそう思いますので、また我々もそのようにできるように努めていきたいと思います。
それで
皆さん、
勉強会としまして名古屋の円頓寺のほうに行って見てきたということでございますけども、そのときに例えばそこ独自の
設置基準等々という話はありましたか。それとも、そういうのはなかったのか。どんなでしょうかね。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
聞いたところによりますと、前から
アーケードは
設置されていたということで、改めて
設置基準をつくるようなことはなかったと聞いております。
前もって
アーケード自体があったということですから、という話をしていました。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
前もって
アーケードがあったということと、名古屋という町自体の特性で、50メートルと言わず、数十メートルごとに道が碁盤のようになっていまして、避難経路ですとか、建物自体─避難経路は問題なかった。
ただ、建物に関しては防火、準防火でないものはあった。ですけども、木造のものなんですけども、
向こう何年間のうちにそれを改修しますよということで了承してもらって、特例ということでそれは通したという話は聞きました。
ただ、
公設市場の近辺のように道が狭くて密集してはいませんので、そういう意味ではある程度、国の
設置基準で問題はなかったと聞いています。
○
委員長(前
泊美紀)
當間副委員長。
○副
委員長(當間安則)
それから言っても、その
土地、
土地のいろいろな問題があって、今回の場合は恐らく建物はほぼ鉄筋コンクリートなのかなということで、ちょっとした改築でできるかと思うんですけども、やっぱり木造であったら、それなりに何年か猶予を与えるとか、その独自の
設置基準を設けていくという方法をやはりとらないといけないかなということで、自分らとしても
商店街を全国調べたら1,000近くあると思うんですよ。そういった中でどこどこが
設置基準を設けているのかどうかということもあるかと思いますけども、とりわけ今回の問題に関しては、なんせ日にちというのがございましてやっていますので、担当
委員会がございますので、深めながら、
皆さんとまた膝も交えていろいろ話をしながら今後進めていきたいと思いますので、ぜひ今後ともともにやっていきたいと思います。よろしく
お願いします。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
今
當間副委員長がおっしゃったとおり、■■■さん、■■■がおっしゃったとおり、実はこの
設置基準につきましては、当初7月か8月ぐらいに
設置基準の案が示される予定ということで、我々は
勉強会の中で聞いていたんですけども、僕も
建築指導課の
勉強会に参加してどういう
状況になっているのかと聞きますと、やはり年度内と。年度内で
設置基準の
方向性を出していきたいと言うんだけども、第一
アーケード会としては
設置をちゃんとめどがたたないような
設置基準にしないと困るんじゃないかということで、おっしゃったとおりになるべく年内に一定の
方向性を出してもらいたいというは申し上げております。
それと、基本的には名古屋市と
那覇の
マチグヮーの違いというのは、
那覇の
マチグヮーというのは戦後の闇市からできていて、戦後の復興の
流れで自然発生的につくって、多分都市基盤
整備、都市計画を含めて、それもある意味ではできないといいますか、課題を残したまま
アーケードを
設置しているという
状況もありますので、やはり他府県とは事例的に違うのかなということもあります。やはりこの点につきましては
那覇の
マチグヮーの今までの都市計画的な経緯も含めて、先ほど当
委員会でも都市マスの所管事務調査もやると思いますけども、過去の都市計画、また、いろいろな経緯も含めて
現状に至っているということもありますので、その点も配慮した
設置基準も模索するべきじゃないのかなということもあります。
ただ、今
現状から見ますと、今後の課題としては、やはり第一
アーケードの
設置の周辺の道路の問題、広場の問題の確保が本当にこれはどこなのかというのは、多分これから当局と第一
アーケード会のメンバーと一緒に現場確認もしないといけないですし、当局から言われているのは、後ろの
アーケードもある意味では連動しますので、これもちゃんとクリアしないと第一
アーケード会の
設置基準は認めることはできませんよという話もあって、そういうのが9月11日の
勉強会で話があって、今回の
陳情になった経緯があって、やはりまず優先的な課題をどう一緒になって考えてクリアするかというのが急務じゃないかなと思っております。
○
委員長(前
泊美紀)
ほかに
質疑はありませんか。
大城
委員。
○副
委員長(大城幼子)
本日は
お忙しい中、大変にありがとうございます。
先ほど、現
アーケードを撤去する中で、また、新しく
設置する中でどの辺が難しいか、困難であるかという細かい
説明はまだ受けていないということだったんですけれども、今後、例えばまだ1度しか話し合いを持てていない
建築指導課と一緒に現場を
通り会の
皆さんと確認をする作業の予定ですとか、そういう申し入れとか、
建築指導課のほうにされているんでしょうか。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
これから
お願いしようかなと思っております。僕らも素人ですから、
専門家を含めてそういう
協議会ができればなという思いをしております。
○
委員長(前
泊美紀)
大城
委員。
◆
委員(大城幼子)
どこがどうなのかということをぜひ現場の
皆さんのほうからしっかり目で、また、耳で確認をしていただいて、私たちも
委員会で視察をぜひさせていただければなと思っておりますので、本日はありがとうございました。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■。
◎
参考人(■■■)
簡単な現場の
説明をしますと、
アーケードの構成は3方になっていますけれども、東側だけが
アーケードをつくることになっているんですよ。そしたら、北側も西側も道路になるわけです。そして、その第一
アーケードのちょっと横のほうに4メートルぐらいの通路もあって、また今からつくられる
公設市場の後ろのほうにも1メートル50から1メートル80ぐらいの通路ができるという話も聞いていますので、今からつくる
公設市場の後ろ側のほうに。
だから、そういうのを考えたら割と避難経路もある程度はできるんじゃないのかなという思いもしているんですけど、ぜひ、きょう現場の視察もしていただけたらいいなと思うんですけどね。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
今、大城
委員のお話があったとおり、実は先週、なはまち振興課の職員と
建築指導課の職員が
現状把握に見えていたという話は承っております。それと、我々としても今月、今週中に第一
アーケードの周辺の
状況について、
沖縄県建築技師協会のまちづくり
委員会のメンバーと一緒に、再度この点は周りの
状況も一緒に確認しながらの
勉強会を開催しようかなという段取りをつけております。この
アーケードの
状況というのは、本当に現場をきちんと見ないとなかなか難しいものがあって、ぜひ
委員の
皆様方にもこの第一
アーケードの周辺の
状況とか、現場を確認していただければありがたいなと思っておりますので、その点も配慮のほど、よろしく
お願いいたします。
○
委員長(前
泊美紀)
ほかに
質疑はありませんか。
古堅
委員。
◆
委員(古堅茂治)
この問題、
那覇市の行政側のほうにもいろいろ課題があります。
やはりなはまち振興課の
皆さんと寄り添って、何十回、何百回も会ってそういうことを進めてきて、ほぼそれがまとまりかけたときに、この
建築指導課が来てぶち壊したという形になっているものですから、これは縦割り行政の弊害というのが如実にあらわれた事例だと思うんですよ。だから、そういう縦割りだけじゃなくて、なはまち振興課が中心になって、
建築指導課もそういう立場も全部踏まえて
皆さんと寄り添ってやるべきだということを
委員会として強く指摘していきたいと思います。
○
委員長(前
泊美紀)
■■■さん。
◎
参考人(■■■)
今、古堅
委員がおっしゃったとおり、実は僕も第一
牧志公設市場の再
整備、
アーケード会、いろいろな今までの
中心市街地の活性化、いろいろかかわった人間としてぜひこれは議会としてもちゃんと抑えてもらいたいのは、なはまち振興課、いろいろございましたけど、今本当に一生懸命、
市場側、
アーケード関係者に寄り添って動いているというのは本当に僕はありがたいなと思っております。ただ、やはりなはまち振興課はなはまち振興課ということで、権限がある、ないというのがありますので、これは本当に議会からもそうなんですけども、やはり経済
観光部を中心にして
アーケード設置に向けたプロジェクトチームみたいなものをつくって、横断的なこともしながら、それを第一
アーケード会の
皆さんともいろいろ考えながらやるべきじゃないのかなと思って、その点を含めて、議会でも例えば厚生経済
委員会と都市建設環境
委員会の連合審査とか、それもやりながら、やはり横越を入れないとなかなか当局も課でできることと、部でできることがありますので、その点の横の連携といいますか、縦割りをどのように、今回その教訓を得てうまく乗り越えていくのかというのが、やはり
マチグヮーの全体の活性化を今までやった側としては、これは大切な視点ではないかなと思っていますので、この点は議会でもよろしく
お願いいたします。
○
委員長(前
泊美紀)
古堅
委員。
◆
委員(古堅茂治)
アーケードはなくてはならないものですから、それをつくるためにどう知恵を出してお互いが心を開いてできる方向で知恵を出していくかということが問われています。
一緒に頑張っていきたいと思います。終わります。
○
委員長(前
泊美紀)
ほかに
質疑はありませんか。
(
質疑なし)
○
委員長(前
泊美紀)
ないようでありますので、本件につきましてはこの程度にとどめておきます。
質疑を終了するに当たり、
参考人の
皆様にお礼を申し上げます。
本日は審議にご参加いただき、貴重なご
意見を賜りましたことを心より感謝申し上げます。まことにありがとうございました。
休憩いたします。
(休憩中に
参考人退室)
○
委員長(前
泊美紀)
再開いたします。
ただいま休憩中に
協議いたしましたとおり、今後の予定としましては、担当課である
建築指導課及びなはまち振興課の調査を行うと。その後に現場の視察をするという
流れで、できるだけ早いタイミングでスケジュールを正副
委員長で組んでいきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
委員長(前
泊美紀)
ご異議なしと認めますので、そのように決しました。
休憩いたします。
(休憩中)
○
委員長(前
泊美紀)
再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。
委員の
皆様、お疲れさまでした。
(午前11時35分 閉会)
───────────────────────────────────────
那覇市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。
令和元年(2019年)10月1日
都市建設環境常任委員会 委員長 前泊 美紀
(備考)
・本文中「■■■」の表記については、
那覇市情報公開条例(平成3年条例第21号)第12条の2の不開示情報に該当するため、掲載できない部分となります。...