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令和 01年(2019年) 9月30日都市建設環境常任委員会(都市建設環境分科会)−09月30日-01号

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  1. 那覇市議会 2019-09-30
    令和 01年(2019年) 9月30日都市建設環境常任委員会(都市建設環境分科会)−09月30日-01号


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    令和 01年(2019年) 9月30日都市建設環境常任委員会都市建設環境分科会)−09月30日-01号令和 元年 9月30日都市建設環境常任委員会都市建設環境分科会都市建設環境常任委員会都市建設環境分科会)記録                        令和元年(2019年)9月30日(月) ─────────────────────────────────────── ●開催日時  令和元年(2019年)9月30日 月曜日 開会 午前10時00分                    閉会 午後0時22分 ─────────────────────────────────────── ●場所  都市建設環境委員会室 ─────────────────────────────────────── 常任委員会 1 所管事務調査   那覇市都市計画マスタープラン改定に関する所管事務調査(3回目)   第4章(1 那覇新港周辺地域 2 首里北地域 3 首里地域) 2 議員間討議 ─────────────────────────────────────── ●出席委員  委 員 長 前 泊 美 紀   副委員長 當 間 安 則
     委  員 多和田 栄 子   委  員 古 堅 茂 治  委  員 大 城 幼 子   委  員 吉 嶺   努  委  員 清 水 磨 男   委  員 大 浜 安 史  委  員 仲 松   寛   委  員 粟 國   彰 委員外議員 喜舎場 盛 三   野 原 嘉 孝       金 城 眞 徳   奥 間 綾 乃 ─────────────────────────────────────── ●説明のため出席した者の職、氏名  内 間   章   都市みらい部副部長  島 袋 正 吾   都市計画課長  平 良 正 樹   都市計画課担当副参事  金 城   聡   都市計画課都市デザイン室長  知 花   豊   道路管理課長  崎 山 順 冶   道路建設課長  中 山   秀   花とみどり課長  中 本   徹   公園管理課長 ─────────────────────────────────────── ●職務のため出席した事務局職員の職、氏名  當 間 順 子 議事管理課長  喜屋武 太 一 議事管理課主査  山 城 泰 志 調査法制課主査 ───────────────────────────────────────                             (午前10時00分 開会) ○委員長(前泊美紀)  おはようございます。  それでは、本日の出欠状況についてご報告申し上げます。  委員会定数10人中、出席10人となっております。  以上、ご報告申し上げます。 【都市建設環境常任委員会】 ○委員長(前泊美紀)  定足数に達しておりますので、これより都市建設環境常任委員会を開会いたします。  まず、お手元に資料等が2つございますのでご確認ください。1つは、去る決算審査、9月25日分の當間副委員長から質疑のあった件についての回答が手元にございます。ご確認ください。  そして、先日協議しました27日・金曜日分の課題と提言についてとりまとめておりますので、休憩して内容を確認したいと思います。  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  本日の議題に入る前に、委員外議員の出席についてご確認します。  喜舎場盛三議員、野原嘉孝議員金城眞徳議員奥間綾乃議員委員外議員として出席及び発言を許可したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と言う者あり) ○委員長(前泊美紀)  異議なし認め、このように決定しました。  休憩いたします。                  (休憩中に答弁者入室) ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  これより那覇市都市計画マスタープラン改定(案)に関する所管事務調査を行います。  初めに、本日は第4章 地域まちづくり方針の1.那覇新港周辺地域について審査を行います。マスタープラン素案の60ページです。  島袋正吾都市計画課長、説明をお願いします。 ◎都市計画課長島袋正吾)  都市計画課、島袋です。皆さん、おはようございます。  説明に入る前に、きのうのきょうでございますので、きのうの沖縄都市モノレール延長開業記念式典都市モノレール延長開業記念出発式にあわせて、その後の延長開業の祝賀会、那覇市議員の皆様も延長開業の門出を祝っていただきましてどうもありがとうございます。  それでは、60ページ、第4章 地域まちづくり方針についてご説明いたします。那覇市を9つの区域に区分しまして、それぞれの地域のまちづくりの方針を定めることは、平成11年の現都市計画マスタープランに引き続き、この区域で進めております。  60ページにつきましては、先週までの第3章 分野別まちづくりの9つの方針を地域別は少し集約しまして、例えば土地利用の方針は引き続き土地利用交通体系交通体系、4番目の安全安心な地域形成の方針については、この市街地形成防災まちづくりに集約した。暮らしと交流については、環境とかを集約したということで、これは後ほどご説明いたします。  それでは、62ページをお開きください。まず、1.那覇新港周辺地域についてのまちづくり方針であります。構成は、どの地域も同じような構成で進めております。まず位置と地勢ということで、この新港地域の位置がこうですよと。下の成り立ちということで、戦前は高橋町があって、こうこうしかじか。5行目あたりから、戦後はこういうような記載をしている。下から3行目に、整備後の新港ふ頭地区は元年に総合物流センターが開業し、旅客船バースが予定されているなどの記載をしております。  63ページは、地域の特性ということで特性を記載しています。@埋立によって形成されたまちです。A那覇港の機能強化が進められていますということで、真ん中あたり総合物流センターが供用開始していますとか、第2クルーズバースの整備も予定していますというような記載です。B沖縄県の主要漁港である泊漁港がありますという記載であります。  次は64ページ、これまでタウンミーティング、あるいは地域別のワークショップをしたときに、市民の方々から結構多く出てきた意見、市民の意見はこんなものがありましたということで、こういうスタイルで記載しています。これはどの地域にも同じようなスタイルで記述しております。  65ページ、地域の将来像ということで、新港周辺地域につきましては、大型旅客船バースを中心とした魅力的なゲート空間の形成を図る。市の中心部や隣接する新都心地区などの新市街地と有機的に結ぶことにより、ウォーターフロントを生かした活気のある地域づくりを推進しますというような記載をしております。  続きまして66ページから、ここから先ほど申し上げましたように、地域の土地利用の方針ということで、上のほうにこういう記載をしております。■低中層住宅地区、■中高層住宅地区という並びで記載しています。  その中で、今回の特徴的なところは、■地域型生活サービス地区ということで、安謝市場通りなどは空き店舗の利用やリノベーションなどにより、日常の生活を支える地域のマチグヮー商店街としての土地利用を図りますということで、右の67ページに方針図がありますが、ちょうど真ん中あたりに安謝の市場のところ、ここを地域型生活サービス地区として土地利用を図るということが今回、この延長が結構大きくとっております。これが現マス、都市計画マスタープランの特徴的なものかなと思います。  次に68ページ、地域の交通体系の方針ということで左上に幾つか項目立てしていますが、5段目に、第2クルーズバースと各拠点との交通軸の形成、あるいは新たな公共交通システム導入との連携等を記載しております。  69ページが体系図ということで、左上横に第2クルーズバースということで表示があります。左下の凡例のところで、将来公共交通ネットワークということで、今回は公共交通軸を記載しております。この公共交通軸につきましては、各地域それぞれにこういう表現をしております。  次に70ページ、安全安心な地域形成の方針ということで、3番目の■防災のまちづくりのところで、浸水リスク土砂災害リスクのあるエリアでは、災害リスク及び被害軽減に向けた意識啓発を進めますという表現をしたり、地域の西側は海抜の低い地域が広がっており、耐浪性のある構造や浸水を逃れる階数・階高の確保など、被災後も居住機能を維持できる建築物についての情報発信を図ります。  ■避難場所・避難所・樋川・井泉のところでは、地域の湧水は、飲料以外の生活に必要な水を確保するため、状況把握や保全などの取り組みを進めますというような記載をしております。  71ページに、その方針図がありまして、凡例の真ん中に今回は防災を入れております。先週もお話がありましたように、地域の樋川・井泉にしずくのマークをプロットしているところがそういう箇所でございます。  次に72ページ、暮らしと交流の方針ということで、4段目、新たな交流拠点を中心とした魅力的なゲート空間の形成のところが今回、特徴として挙げられるのかなと思っております。  ■公園・広場・緑・水辺の部分でも、天久緑地、あるいは安謝川、港湾などの水辺の親水プロムナードの創出を促進するとか、豊かな湧き水によって育まれた坂中樋川などの地域に残る水辺空間は、水辺周辺の緑地の保全を促進しますという記述をしております。  次に、■景観・眺望につきましては、夕陽が美しく映え、魅力を感じるウォーターフロント景観形成を図りますなどを記述しております。  下のほうで、■歴史・文化遺産・歴史の散策路ということで、泊外人墓地、あるいは黄金ウタキ坂中樋川安謝川沿い新屋敷公園ガジュマル群などの記載をしております。  ■交流スポット、第2クルーズバースの記述、下から3行目、泊漁港はマグロの有数の水揚げを誇っている。泊いゆまちは、市民や観光客が訪れる商業交流スポットとしてにぎわいの創出を図ります。安謝市場周辺では、身近な買い物や地域のサードプレイスとしての機能の創出を図りますという記述をしています。  73ページに、暮らしと交流の方針図ということで記載しております。  那覇新港周辺地域の説明は以上です。よろしくお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  これより質疑に入ります。  大浜安史委員。 ◆委員(大浜安史)  今、説明した72ページの交流スポットのほうですけれども、「整備が予定されている第2クルーズバースは多くの観光客が訪れる新たな玄関口となるため」とありますけれども、第2バースはこれからでありますけれども、今のバースのように外国人が来た場合の受け入れのターミナルビルも予定しているのかなと思って、ちょっと確認だけです。将来的に。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  第2クルーズバース官民連携事業、正式名称ではないのですが、官民連携した事業を進める予定になっておりまして、例えば護岸やふ頭の埋め立ては行政です。ターミナルは民間で船社が行うような事業の進め方をしておりまして、このターミナルビルの建設も予定しています。ちなみに、供用開始の予定は令和4年度と那覇港管理組合のほうから聞いております。 ○委員長(前泊美紀)  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  もう1点、説明はなかったんですが、61ページの2.地域区分で番号が打たれて、ぱっと見たらよくわかるのですが、表示として番号も入れたほうがいいのではないかと、見てわかるようにとの指摘です。  その点についてどうぞ。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  ひと目見て番号がわかるように図にも表示していきたいと思います。 ◆委員(大浜安史)  終わります。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)
     今の大浜委員の指摘は大事だと思うんですね。皆さんは頭の中に入っているけれども、一般の方が見るときに、すぐ目で見て、読んでわかりやすいようにやるべきであると思っています。  それで64ページなんですけど、市民のまちづくりとありますが、これはいきなり市民のまちづくりで、先ほどの説明の中ではアンケート調査によってこういう声があるということなので、ぱっと見た目、いきなり市民まちづくりから入っているので、だからこれが何かというものを、例えば市民の声とか、市民の意見、アンケート調査によるとか、入れたほうが丁寧じゃないかと思っているんです。  それからこの絵ですよね。後にもアンケート調査の中にこういった絵がいっぱい続くわけですけれども、もうちょっとよくならないかなと思ったりもするんだけれども、いかがですか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  まず、タイトル市民まちづくりというのがわかりにくいというご指摘は、市民の声というふうなタイトルにするとイメージしやすいというお話は、非常に参考になるなと思いました。その辺の表現の仕方を検討させていただきたいなと思います。  もう1点は、この絵ですよね。  ちょっと休憩してよろしいですか。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  いろんな市民からの声を表現したいということで、こういう表現にいたしました。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  わかりました。  それから66ページですけど、■地域の土地利用の方針という見出しの中で、このチェックがあるじゃないですか。それとその下に■がありますよね。このチェックは入れる必要があるんですか。どうなんですか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  特にチェックという意味合いでもなくて、要は箇条書きにするときのめりはりの意味合いでつけたものなんですね。このチェックのマークにどういう意味があるというわけではないです。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  意味がないのは入れなくてもいいんじゃないかと思ったりするし、別のわかりやすい●にやったほうがまだいいんじゃないかと思うんだけど、どうですか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  箇条書きにめりはりをつけるという意味の表現を検討させていただきたいなと思います。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  ぜひそのようにやったほうが見やすくなると思います。どうせこれはカラー刷りですよね。 ◎都市計画課長島袋正吾)  はい。 ◆委員(仲松寛)  だからカラーを使ってもよろしいのかなと思いますし、それから■は、右の図のほうに説明というか、この地域が割り振られているわけじゃないですか。例えば低中層住宅地区はここですよと、皆さんの右のカラーであるから、この色を■ではなくて、その色を使うべきじゃないかなと思うんですけど、そのほうがもっと見やすくないでしょうか。どうですか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  都市計画マスタープランを作成する際には、委託を受けたデザイナーも連携しながらやっているところもあるものですから、その辺の見映え的なものも確認しながら、本日のご意見も含めて、また検討させていただきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  今、一般の市民が見てどのようなものかわかりやすくつくっていくために提案をしているわけなんですが、それで71ページの公園緑地の斜線は、この地図の方針図の斜線とは逆になっていないですか。どうなんでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  ご指摘のとおり、逆になっていますのでこれを統一したいと思います。すみません。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  そのように正確に合わせたほうがいいと思っています。  それから65ページなんですが、ちょっと戻ります。商業交流スポットは円で囲まれてサークルになっていますよね。そこは泊漁港、いゆまちのところですか。ここだけ表示がないんです。第2クルーズバース、それから新港ふ頭ターミナルとか、みんなサークルになっているところがあるわけじゃないですか。天久緑地とか、ここはそのままあけたほうがいいのか、いゆまちと明確に入れるべきなのか、泊漁港と入れるべきなのか、その辺はどうなんでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  65ページに表示のあるものもありますので、泊いゆまちについても表示したいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  はい、よろしいです。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  古堅委員。 ◆委員(古堅茂治)  5次総計では、本市水産業の拠点である泊漁港及び泊いゆまち一帯の再整備の実施に向け、国や県なとどと連携し、積極的に取り組みますというふうにうたわれています。そして施政方針でも市長がそういう方向性を示して、今年度は泊漁港経済効果分析調査かな、それが行われています。これもその再開発に向けてと思うんだけど、トーンが弱いんじゃないかなと思うんだけど、どうなのか。マスタープランにぎわいをという言葉で出しているけど、本来であれば、まちづくりと一帯というと、再開発や再整備とか、明確な方向性を示したほうがいいんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  72ページをご覧ください。下の交流スポットの記述の中で、泊いゆまち、あるいは泊漁港の記述があって、にぎわいの創出を図る。今、委員のご指摘の中の記述であります。この整備についての記述についても担当部署と調整させていただきたいなと思います。 ○委員長(前泊美紀)  古堅委員。 ◆委員(古堅茂治)  當間委員もこの前、2月議会かな、この問題を取り上げて、議会でも多くの方が整備を求める、議会の声としてもそういう言葉は大きいものがあります。全県一水揚げを誇る泊漁港をさらに整備していくという、稼ぐ力を高めるまちづくりとの絡みでも、再開発や再整備の記述は、私は入れたほうが、今、再開発基本構想を出している7団体の皆さんも激励する意味になるのではないかなと思います。  以上で終わります。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  64ページの市民の声のところなんですが、ちょうど真ん中に那覇新港周辺地域での公共交通に対する満足度が他の地域に比べて低いようですとあるんですけれども、タウンミーティングワークショップ等では、この点について特に要望の声は強く挙がっていなかったでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  金城聡室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  市民アンケート調査の際に各地区に分けて集計をした際に、やはりモノレールやバスの路線が少ないということで、公共交通に対する満足度が低いエリアとなっておりました。実際に市民ワークショップなどの際には、新港周辺地域那覇西地区、若狭や前島あたりと合同で開催したのですが、直接新港地区公共交通についてという大きなご指摘はなかったのですが、ただアンケートとか、実際の交通の状況を見て、こちらについては市民の声として入れさせていただきます。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  合同でワークショップを開催したということなんですが、新港周辺地域単独ワークショップを持つことができなかったんですか。そのときのワークショップの場所が天妃小学校でしたかね。               (「上之山中学校。」と言う者あり) ◆委員(大城幼子)  上之山中学校。多分、この周辺の地域の方がワークショップに足を運ぶことも多分、遠くて行けなかった市民が多かったんじゃないかなと思いますけど、どうでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)
     金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  今回、ご指摘のように9地区にある中で、小禄と空港周辺を1つにしてということで7地区で開催したわけなんですが、今、委員がご指摘のように、那覇新港地区でもできれば一度開催したいという意向はあったんですが、なかなか日程等、あとは地域のイベントと予定していたタイミングが合わなかったりして開催できなかったものですから、そちらについては今回、少し足りなかったなと思っております。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  議会としても議会報告会も曙小学校であったときに、フロアから、地域の方からも、こちらは交通の便が悪いということで対策をということは今に始まったことではなくて、前のマスタープランの現状の中にも、路線バスが1路線しか確保されていないという記述があるのですが、20年たっても現状が同じ状況にあるので、今回は次の20年のマスタープランの中には、具体的に公共交通の充実、新港周辺地域は第2クルーズバースもできますし、西海岸道路も整備されて人のにぎわいが創出されていくところだと思いますので、次の20年を見据えて、ここの地域に住んでいる方々の声もぜひくみ取っていただいて充実を図っていきたいなということで、今、真和志地域にLRTを積極的に導入する方向性にあるのですが、例えば臨港道路がありますよね。曙3丁目と2丁目を挟んでいる大きな道路にLRT、那覇市のまちづくりを支える公共交通をこの地域にこそ導入できないかなということも考えるのですが、見解を伺いたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  平良副参事。 ◎都市計画課担当副参事(平良正樹)  今、ご指摘のとおり、我々のほうもこの地域については、路線バスが1系統ということもありまして、公共交通が不便な地域であることは認識しております。  今回、マスタープランにおいては、こちらで公共交通の軸として、第2クルーズバースを結ぶような軸はございますが、これも含めて地域に何らかの公共交通が通せないのか、地域の足としてどういった公共交通システムがいいのか、網形成を今年度は策定する予定ですが、それを踏まえて検討していきたいと考えております。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  やはり誰が移動しやすいまち、今回はSDGsと整合性をとって計画をつくっていくということで、誰1人取り残さないという理念だけではなく、この地域の交通弱者の方々、真和志地域も含めて真剣に本気で考えていただきたいことをぜひ訴えさせていただきます。 ○委員長(前泊美紀)  内間章副部長。 ◎都市みらい部副部長(内間章)  委員ご指摘のとおり、この地域の交通については、ほかの地域とこれまでも少し弱いところがあることを認識しております。この地域の公共交通の充実に向けて今、鋭意、網形成計画等の策定に取り組んでおりますので、しっかりとこの辺のことを理解しながら取り組んでいきたいと考えております。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  吉嶺委員。 ◆委員(吉嶺努)  70ページ、71ページなんですけど、防災のまちづくりに関して少し弱いような気がしています。きょうは危機管理課がいないので答えられるかどうかなんですけど、24ページを開いていただいて、津波と土砂災害のリスク、この71ページの図と比べるとわかるとおり、2メートルから4メートルの津波が来る可能性が一番広い面積であるのが安謝なんです。そんな中で、この防災まちづくりのの考え方がとても弱い気がします。  なぜかというと、第2クルーズバースもできる中で、地域の避難場所が図示されているのが2カ所、それから一番津波が来るのが4メートルと、24ページの図と比べるとわかるとおり、緑地から高台に上がる経路があるのかどうかなど、新しいまちをつくる考え方の中で災害に対する考えがとても薄いなというのが印象です。  5次総計にもあるとおり、観光客の安心安全の確保となると、第2クルーズバースが来ると観光客はだいぶ多いと、1回に5,000人程度の規模で外国人が来るとなれば、避難所のあり方は考え直さないといけないのかなと思っています。避難所となると、地域の形成という中では、公民館などのこの辺のエリアもないということで、高台とか津波からの避難場所となれば、公共性を持った建物もこの辺にはないということで、そういったイメージも持ちながら新しいまちづくりを考えていっていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  まず、都市計画マスタープランは、5次総合計画があって、ハード部門を中心にした都市計画マスタープランがあって、各アクションプランも各計画を所管している計画との整合性をとっていくという流れの中で、まず、70ページの防災まちづくりについては、浸水リスク、あるいは土砂災害リスクのあるエリアでは、意識啓発を進める。地域の西側は海抜の低い地域が広がっているから、階数、あるいは階高の確保を図るなど、被災後の居住機能を維持できる建築物についての情報発信を図る。観光の方の避難経路も含めて情報発信を図るというような。 ◆委員(吉嶺努)  休憩をお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  この地域の防災まちづくりに関しまして、避難場所や避難所も含めて担当部署と調整して、ここの記述の仕方等についても検討させていただきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  国とか県と連携するのは当然なんですけど、エリア的に那覇港管理組合がやらないといけない仕事とかも、那覇ではできない道路とか港湾の整備とかあると思うんですけど、那覇港管理組合という文字が出てこない気がするんですけど、どこかに出てきていますか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  この都市計画マスタープランを策定する、これまでの中で那覇港管理組合とのヒアリングをしたりとか、そういったものの中で進めてきています。  ちょっとお待ちください。記述について確認します。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  今、委員ご指摘のとおり、この地区は那覇港管理組合との連携が抜きに語れないのではないかというご指摘がありました。検討させていただきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  冒頭にも言ったとおり、国とか県とか、さまざまな事業とか、さまざまなアクターが出てくるのはもちろん当然なんですけど、民間も含めて。とりわけ、この地域は那覇港管理組合の港湾の整備とか、港湾道路の整備とか、そういったものとどうしても一体とならざるを得ないところがあると思うので、そこはもう一度、ご検討いただければというのが1点と。  もう1点だけ、先ほどから少し話になっている防災関連のところで、これは那覇市じゃないんですけど、この先には伊奈武瀬があるじゃないですか。以前、議会でも1回指摘したんですけど、例えば那覇で大災害が起こったり、場合によっては病気が流行ったとか、何でもいいんですけど、あったときに那覇が使える火葬場は、現状として近隣で直接使っているところはほぼ伊奈武瀬しかないわけですよね。  そうなると、そういったところは実際、皆さん検討の中では何か出てきましたか。例えば遺体の処理にしても何にしても、場合によっては、津波が出たから僕はあのときに議会に伺ったのは、伊奈武瀬がつぶれたらどう対応するんですかと、例えば夏場だったりしたら腐敗も進んでそこから病気とかも広がるかもしれないわけで、そういったところは何か検討されたのかなと思いまして。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  この伊奈武瀬の葬祭場の件だと思うんですけれども、検討しておりません。 ○委員長(前泊美紀)  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  地域がどうしても浦添市の中にあることであったり、民間の施設も絡むところもあるのですが、防災の観点からすると、どうしてもこの地域がそこと一帯となっているところはあるので、そこは実際に記述する、しないは別にしても、それこそさっきの防災の観点からじゃないですけども、担当課とはぜひ検討して、非常事態時には何かそういった対応がとれるのかとか、そういった点は、書く、書かないは別にしてもぜひご検討をお願いします。  以上です。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  本日から9つの地域別、具体的に入ってきているわけなので、まず最初の地域ですから、それで冒頭に申し上げておきたいんだけども、この地域別で大事なことは、地域の将来像だと思うんですよね。この地域にはこういう課題がある、問題があるから、このように将来像を描いていますというのが書いていますよね。 ◎都市計画課長島袋正吾)  はい。 ◆委員(仲松寛)  65ページにもありますけれども、5行で集約されているわけですが、それで一番最後のところで、結論、「安全で快適な生活環境の形成を目指します」となっていますよね。当然、都市マスは方針であるから、こういったことを総合的に進めていきますという指針ではあるわけですが、ここは「目指します」と書いているんだけれども、ほかの地域を見ますと、例えば真和志、それから那覇西地域、小禄地域は、この最後のまとめの言葉は、「進めます」と書いているんですよ。「進めます」と「目指します」の違い、どういうふうに書き分けをしたのか、それをお伺いしたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  今、委員ご指摘のとおり、「目指します」という語尾とか「進めます」があります。これは統一したいと思います。それで「進めます」という記述のほうに合わせることを検討したいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  そうですね。「目指します」よりも「進めます」がかなり積極性を感じますので、ぜひそのようにやってもらいたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  今回の新港周辺地域は、国道58号線から西側の地域になっていますが、前回のマスタープランでは、安謝小学校地域も含まれているのですが、今回はそこは別の那覇北地域に編成されていますが、その理由を確認しておきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)
     前回の当初策定の際には今、ご指摘の国道58号線の東側の安謝小学校のエリアについても地域に入れておりましたが、今回は那覇新都心エリア、那覇北地域と行き来もできるように、完全一体化しているということを、やはり58号線という物理的な分断もかなりあるということで、かなりこちらも検討した結果、今回は58号線と東と西で分ける形になっています。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  わかりました。ありがとうございます。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  先ほど吉嶺委員が言ったように、安謝の地域の防災の点で確認ですけれども、危機管理課になるかと思うんですが、避難場所の数が少ないんですが、通常、どの地域も海岸沿いとか民間の高層ビルと連携しながら避難ビルも設定するという考え方は多分一緒だと思うんです。これも表示は入っていませんが、それも検討されていますでしょうか。確認の意味で。 ○委員長(前泊美紀)  金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  民間と連携した津波避難ビル等につきましても、防災危機管理課のほうで検討を進めていると確認しております。 ○委員長(前泊美紀)  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  もう1点確認したいのですが、浸水リスクがあるエリアということで、考え方は地域自体が埋立地域なので、東日本大震災と大阪で液状化が起きたとか、地形上の構造とか、大きな構造的な課題もあるんじゃないかなということで、そういったものを見据えて、しっかりと防災意識を持った形で取り組んでほしいなということを要望して終わります。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  當間副委員長。 ○副委員長(當間安則)  お疲れさまでございます。  仲松委員からもあったんですが、きょうから地域まちづくりということで、いの一番のスタートということで、私はこの地域の出身ではございませんので、地域云々というよりも、まず全体的な表記の仕方なんですが、仲松委員も言っていましたし、前に清水委員も言っていたんですけど、この図面の表記の色と計画的なもので、点線というのかな、四角いあれでやっているんですけど、太さとか、要するに図面に図としてあらわしているものと、凡例として下にあらわしている太さとの関連が全然わからないんです。太いものなのか、細いものなのか。  例えば65ページの公共交通のところで、2番目の公共交通軸と、その下の新たな公共交通システム、太さ的には変わっていますよね。これと青い四角いぽつぽつが、公共交通軸は同じ距離の中に5本なんですよ。その下は7本入っているんですよ。これが上の図にきたときに違いが見えないんです。言っている意味は理解できますでしょうか。  文例と図が見にくい。恐らくこれから全体的に全部の地域に関係してくると思うんです。その辺が自分で見て、太いものを意味しているのであれば、図上も太くないと、色が一緒だからわかるんじゃないかというのは、さすがにわからないんです。凡例で太くするのであれば、図示するときも太くするとか、四角いものの間隔をあえて広げるのであれば、図上でも広げてもらわないと、これが上がってきたときに非常に見にくいので、前も清水委員からもあったと思うんです。表記の仕方、色合いとか、よく似ている色なんだけど、これは違う意味なのか、微妙な色があるので、この辺は全体的になんですけど、この地域ではなくて、それは検討していただきたいなということで、回答はいいんですけど、そうしていただきたいなというのが1つです。  そして先ほど来、出ていますけども、例えば清水委員が言った那覇港管理組合であったり、災害であったり、確かにここでしか津波の話は出てこないですよ。ある意味。高台であえて防災と津波なんですよ。必要もなくて。特化したものは、これからいろいろ地域の出身の方から出てきますので、その地域に特化した防災の仕方であったり、これはこれから出てくると思います。  ですから、先ほど出た津波は、ここが非常に特化したものですから、確かに古堅委員も言いましたけど、防災で先に湧き水ではなくて、この地域はやはり津波の避難でしょというのが、地域の特色だと思いますので、意見はこれから各地域で出てくると思います。この辺はまたお願いしておきたいということでございます。  市民の声がありますね。ほかの地域はまだ見ていないんですが、この地域は声が6つ載っています。この地域でワークショップをやったときに、声がどれぐらいあって、これぐらいに集約したのか、これぐらいしかなかったのか。僕が言いたいのは、例えば20あったのに、もし6つを選定したのであれば、その理由があるじゃないですか。それと、この地域でワークショップをした人は、自分の声が書かれていない可能性もあるので、今はこの地域で構いませんけれども、載っているのはどれぐらいあって、どれぐらい載せたかはわかりますか。この地域で結構ですが。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  ワークショップの進め方を少しご説明いたします。各テーブルがあって、ここに用紙を置いて、ここの地域の将来像、あるいは防災についてご意見があると、付せん紙に書いて貼り付けていく。それを貼った後にこういうくくりの中で、避難所の関係ですね。こっちは湧き水の関係がある。こんなふうにして付せん紙は取り外しができるものですから、集約していく。ということで、市民の声を付せん紙に書いたものを記録にとっているんです。その声の代表的なもの、あるいは結構多かったものをここに載せています。  数字的な集計はしていないです。 ○委員長(前泊美紀)  當間副委員長。 ○副委員長(當間安則)  ということは、例えば議会報告会みたいに誰かがこの意見を言ったということではなく、ある意味、ちょっとしたグループ的なものでやっているので、例えば自分の声が反映されていないことは、見た方がそれは感じないということでよろしいでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  市民の皆さんからいただいたワークショップアンケート等の意見について分類して、代表的な意見としてこちらに載せております。  また、その他の意見につきましても、いただいた意見のエッセンスや本質的なものについて取り入れられるものにつきましては、各ページで取り入れるように努めております。 ○委員長(前泊美紀)  當間副委員長。 ○副委員長(當間安則)  この辺は今の説明を聞いたので、ある程度、地域から聞いた声は必ずやどこに落とし込んでいるのではないかということで理解をしておきたいと思います。  であるならば、地域の声も聞きながらつくりましたよというのが成り立っているのであればいいのかなということで、それはよしとしておきます。  終わります。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  委員外議員の皆さんいかがですか。  喜舎場盛三議員。 ◆委員外議員(喜舎場盛三)  すみません、委員外議員で。  1つだけお聞きしたいのですが、68ページの誰もが移動しやすい公共交通ネットワークの体系方針とありますね。先ほど大城委員からは、一般市民が利用する公共交通の話がありましたけれども、この下に第2クルーズバースと市内主要観光施設や拠点とを結ぶ公共交通軸の形成を図りますとありますが、ここに来るクルーズ船は不定期で、しかも不安定ですよね。何かあったら来なくなる可能性も十分あります。  それで、公共交通軸の形成を図りますとありますが、どのようにしてつくっていくのか。例えば第1バースはできてからもう何年もたっていますよね。具体的にここの例を示して、現在は交通形態、那覇市内の乗客をどういうふうにしているのか、国際通りは歩けるからいいんですけど、第2バースは歩行は困難ですから、何かの交通機関を利用しないといけない。その場合に、第1バースのあれを例に出して、具体的にどうなっているのかお聞きしたいのですが。 ○委員長(前泊美紀)  平良副参事。 ◎都市計画課担当副参事(平良正樹)  今、委員がおっしゃるとおり、もう既に若狭クルーズバースは開港しておりまして、そこからの観光客の中心市街地へのアクセスだったり、主要な交通軸への結節については、実際にまだ実施されていないところはございます。今回、第2クルーズバースも先ほどお話がありました令和4年度には供用開始の予定もありますので、それも含めて、二次交通として観光客の足をどういうふうに確保していくのかは、今後、網形成の中で検討していきたいと考えております。 ○委員長(前泊美紀)  喜舎場議員。 ◆委員外議員(喜舎場盛三)  令和4年でしたっけ。それ以降は果たして今みたいにクルーズ船が来るのかどうか。それもわからないですよね。  国際情勢も見ながらきちんと計画を立てないと、せっかくクルーズ船が来ても、沖縄にお金を落とすことができないようなことにもなりかねませんので、よろしくお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。                 (「質疑なし」と言う者あり) ○委員長(前泊美紀)  ないようでありますので、本件につきましてはこの程度にとどめておきます。  次に、地域まちづくりの方針の3.首里北地域について審査を行います。  それでは、島袋正吾都市計画課長、説明をお願いします。 ◎都市計画課長島袋正吾)  首里北地域まちづくり方針について御説明いたします。  88ページから101ページまでとなっております。  まず、88ページ、位置と地勢がありまして、その下に成り立ちということで、首里北地域の成り立ちを表記しております。  右の89ページ、地域の特性ということで、@市内で一番北側のモノレール駅があります。  4行目あたりに、駅周辺拠点づくりなど新たなまちづくりも期待されているという表記をしております。  A大規模な市営住宅がありますということで、石嶺、石嶺第二、大名、久場川、汀良など市営住宅があってというような記述があります。  B豊かな緑と歴史文化を感じられる地域でありますということで、風致地区に指定の末吉公園とか、首里城から続く緑の稜線、それぞれの歴史文化遺産が点在しているというようなことで表記しておりまして、下から2行目に歴史文化遺産が点在しており、これらの遺産に市民が身近に触れ合える環境が望まれているというような表記をしております。  90ページについてもアンケートあるいは市民ワークショップからの御意見を表示しております。  91ページ、地域の将来像といたしまして、末吉の森などの地域に残る緑地を保全するとともに、モノレール駅を中心とした公共交通の利便性向上を図り、歩行者や自転車の利用環境の整備を進め、良好な住宅地の形成を進めますというふうに、現在は「目指す」ですが、進めますというような表記としております。  92ページ、地域の土地利用の方針というところで、3列目、モノレール駅を中心とした地域の拠点の形成を図っていくということで、ここも各地域ありますが、3番目の■低中層住宅地ということで総合福祉センター周辺の土地利用を進める。  石嶺駅周辺では、低層の戸建て住宅と調和した低中層の共同住宅や日用品を扱う店舗などが共存する土地利用を図ります。  そういったところが今回の都市マスの特徴的なところとしてあります。  93ページがその方針図。  94ページが地域の交通体系の方針ということで5項目を主に上げている中で4行目、モノレール駅を中心とした公共交通の利便性向上と歩行者、自転車の利用環境の整備を図るというふうにしております。おのおの広域的な幹線あるいは地域幹線、95ページの主要生活サービス道路などの記述をしております。その図面が96ページ、地域の交通体系図として表示しております。  次に、97ページ、安全安心な地域形成の方針につきましても、■集落形態保全型とか■基盤整備済型地区とかある中で、■防災まちづくりについては先ほど来ありますが、首里北地域につきましては、集中豪雨による浸水リスクのあるエリアでは、主要河川の治水機能の向上のほか、道路や敷地内の浸透機能の強化や緑化などを進め、総合的な治水対策を図る。  また、浸水リスク土砂災害リスクのあるエリアでは、災害リスク被害軽減に向けた意識啓発を図る。  ■避難場所の項目では、避難場所である末吉公園、小中学校などの避難所は、多様な使われ方が可能なオープンスペースの確保、耐震性バリアフリー化を図る。湧水についての記述もしてあります。そして、98ページに方針図を記載してあります。  次に、99ページ、暮らしと交流の方針ということで、これについては末吉公園の記述あるいは地域の核となる公園の整備、既存公園のアプローチ路の改善。  5行目に水と緑が映える眺望景観の形成としております。  それぞれ■公園・広場・緑・水辺のところでは久場川公園あるいは末吉の森、伊江御殿別邸庭園の記述、次の段落で安謝川、石嶺など消火栓の水質浄化云々としております。
     次の■景観・眺望ということで、末吉の旧集落の記述。次の次の段落で末吉宮、久場川公園、伊江御殿などの眺望点の確保などを記述しております。  下のほうの■歴史・文化遺産・歴史の散策路についても、歴史の散策路と一体となった歴史文化と触れ合える場所の創出を図るといったような記述をしております。  100ページ、交流スポットということで、交流の視点をここに入れているところが特徴的かと思いますが、都市の中で自然の緑や水辺を感じられる末吉公園は、緑・レクリエーション拠点に加え、観光交流の拠点として大きな可能性を持っておりますというようなくだりを記述しております。  101ページが方針図としてまとめております。  以上で、首里北地域の説明を終わります。よろしくお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  これより質疑に入ります。  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  先ほども申し上げたのですが、地域の将来像というのが非常に大事と申し上げました。  この首里北地域の地域の将来像を見ると、わずか2行しか書かれていないわけです。  これを見ると、ここに住んでいる地域の方々は、那覇市は積極的にこの地域に対して思い入れがないのかなというふうに思われるのではないかと思うぐらいあっさりと書いてしまっています。  それで、89ページに地域の特性とあって、@、A、Bがありますよね。そこにモノレールは当然将来像としてあります。  それから石嶺、石嶺第二、大名、久場川、汀良とか、市営住宅がある住宅街であるということもあり、また末吉公園、末吉の森というのは冒頭に書いているけれども、やはり2行だけで収めるというわけにはいかないのではないかと。  特に、89ページの地域の特性のBの下のほうに、御嶽や拝所、樋川とかありますよね。歴史・文化遺産が点在しているという地域ですから、次の首里地域はさらに格調が高くなって首里城を中心とするものなので、そこに皆さんは歴史伝統文化というものを強く書き込むつもりだったかもしれないけれども、ある意味、城下町というか、首里城の周辺でもあるわけですから、もう少しそういった記述を書き込む必要がないかなと思うのですけど、どうですか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  ある意味、都市計画マスタープランが地域の将来像というような意味合いの中で、例えば今おっしゃった首里北地域、88ページから101ページまで、いろんな項目の中でこれが地域の将来像というときに、この89ページのこういった地域の特性とかのくだりがあって、91ページの地域の将来像が2行ということなんですが、その次のページも将来像というときに、この首里北地域が一言で言えばどんな地域か、あるいはどんな将来にいきたいかということを1行、2行でキャッチフレーズ的にと言いますか、あらわしたいところがこの91ページの意味合いを持っているところであります。  ですから、足りないんじゃないかというよりも、キャッチフレーズ的な、一言で言ったら首里北地域はどういう将来像かというときにこうですというようなことを入れているところであります。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  おっしゃることもわかるけれども、余りにも書き足りないと思いますよ。  ここの地域にどれだけの人口があると考えていますか。市営住宅も先ほど言ったようにあれだけありますよね。  だから、この地域の特性というのは、たったこの2行で終わらせるのじゃなくて、もう少し工夫して書き込むべきだと言っているのです。どうですか。 ○委員長(前泊美紀)  内間章副部長。 ◎都市みらい部副部長(内間章)  今、委員ご指摘のとおり、首里北地域というところは住宅地で、居住者がたくさんいる地域でございます。  前回の都市マスでは身近な生活環境の向上を図るというような、暮らしに基づいた言葉が入っているので、その辺は少し工夫して生活密着型の都市まちづくりみたいな、そういう生活を中心としたまちづくりの言葉を少し含めたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  ぜひ、前回も書いてあるわけですから、今回あえて抜く必要もないわけで、逆にさらに進化させて書くべきであると思います。  今、金城眞徳議員もあそこにいますから、あとで多分強烈な質問が来ると思いますけど、地域の議員もいるので、ぜひこの2行で終わらせずに、ある程度のボリュームアップをして記述してほしいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  多和田委員。 ◆委員(多和田栄子)  今、仲松委員から将来像の件がありましたが、私からもよろしくお願いしたいと思います。  89ページのA大規模な市営住宅のところですが、そこの文言の後ろから3行目、「市街化も進んでおり、道路や公園などの都市基盤整備が進んでいないエリアも多い地域です」と記述されていますけれども、進んでいないエリアが多いというのは、何かとても消極的な書き出しに見えるんです。  これは20年のマスタープランですので、「基盤整備の形成が期待されます」というような書き出しに変えていただきたいなと思っています。  感想ですけど、どうですか。20年を見据えてのプランですよね。 ○委員長(前泊美紀)  休憩します。 ○委員長(前泊美紀)  再開します。  島袋課長。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  この表現につきましては、ちょっと工夫するように検討させていただきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  多和田委員。 ◆委員(多和田栄子)  92ページ、地域の土地利用の方針ですけれども、この黒いマスのちょうど真ん中あたりですか。■地域型生活サービス地区というのがありますね。そして、これと一番下の■地域拠点の二通りあると思いますが、これは何か似たような表現なのです。ですから、これを一つにまとめることはできないでしょうか。  スーパーなどの商業サービス施設や店舗や飲食店舗などのなどの生活利便施設を配した集合住宅が実施する活気ある商店街としての土地利用。  そして下のほうも、日用品を扱う店舗や飲食店、日常生活の利便性を高める機能やコミュニティ活動につながる機能などの集積・充実を図りますとありますけれども、似たような文言であるので一つにまとめることができるかなと思っています。それが1点。  あと一ついいですか。その上の■幹線沿道地区と地区内幹線沿道地区、これも同じような意見ですけれども、2つに分けた理由というのはどういうことでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  実際の書き方の話でもあると思うんですけれども、例示しながらご説明いただけますでしょうか。  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  ご指摘の地域型生活サービス地区と地域の拠点ということで、あらわしているものが別々の、地域型サービス地区については、そのエリアの日常的なサービスを確保していくような地区という位置づけになっております。  地域拠点につきましては、首里地域のエリアの拠点というような位置づけをしております。  ただ、30ページのほうの将来都市構造図のほうであらわしている概念図的なものと、92ページで言っている地域拠点について場所がわかりにくいということにつきましては、何らかただし書きを書くか、追記するか、少し検討させていただいて区別がつきやすくなるようにしたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  多和田委員。 ◆委員(多和田栄子)  ありがとうございます。ぱっと市民が見てもわかりやすいような地図の表記、先ほどから地図の表記の件については出ておりますけれども、この点はよろしくお願いしたいと思います。  それと、97ページ基盤整備済地区というものがありまして、この中で石嶺福祉センター沿道地区の隣、首里石嶺農住地区とありますが、これは地図から見たらどこになりますか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  98ページをごらんください。図面がありまして、位置的には右上といいますか、石嶺小学校の前にあるのが石嶺福祉センター線。その道路があってそれをずっと浦添方向に行ったときに点線で囲ってあるところが見えるかと思いますが、石嶺小学校から上のほうに行きますと点で表示しているところがあると思いますが、そこが石嶺農住地区であります。 ○委員長(前泊美紀)  多和田委員。 ◆委員(多和田栄子)  わかりました。何かちょっとよくわかりにくいのです。  私も地元でありながら、ちょっとわかりにくいですので、表示をよろしくお願いしたいと思います。  また後で質問したいと思います。以上です。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  古堅委員。 ◆委員(古堅茂治)  石嶺四丁目に住まいを構えている者として質問したいと思います。  私は、この将来像は的確に地域の特徴を捉えていると思います。  緑地の保全、公共交通の整備、そして歩行者や自転車の利用環境の整備ということと、良好な住宅地の形成という意味合いでは、今求められているこの地域の課題が全てこれに網羅されていると私は認識しております。  特に、交通問題。先ほど多和田委員からありましたが、この地域は土地区画整備事業が行われていない地区で、地図上でまちが整備されたところなので、そういう弱点はきちんと書くべきだと思います。  それに基づいて災害対策だとか、今後のまちづくりの方向が出てくるわけだから、そういうまちの特徴はそれが悪いからということで記述を外すことはよくないのではないかと思います。  交通問題ではきちんと東西の地域幹線道路の整備ということもうたわれていて、その中で城東城北線、その延伸と。これはこの前もこの委員会で陳情審査したときに、城北小学校に行く4メートル弱しかない細い道路が子どもたちの通学にとっても非常に危険だという指摘もありました。  そういう意味で、良好な住宅地環境をつくるという面で、交通の面もしっかり押さえられていると思いますが、そこら辺はどうですか。 ○委員長(前泊美紀)  平良副参事。 ◎都市計画課担当副参事(平良正樹)  我々も今お話のありました城北小学校前の道路につきましては、やはり子どもたちの通学において非常に通過交通が多いこととあわせて、非常に危険な場所というところで認識をしております。ここは城東城北線の今現在事業中のところの状況を見ながら早期に延伸できるような形でマスタープランにも位置づけをしているというような状況でございます。 ○委員長(前泊美紀)
     古堅委員。 ◆委員(古堅茂治)  頑張ってほしいと思います。  それから、石嶺四丁目は、大雨が降るたびに浸水があるという那覇でも珍しい、解決が急がれている地域で、今その工事も着手されています。  そういう面での記述もきちんとあって、そして安謝川の河川の問題も県とタイアップして、それも進めるということがうたわれています。  それから、大きな公園がたくさん、末吉公園とか、久場川公園とか、そういう問題もあるんだけど、石嶺地域は公園が市内でも特に少ない地域で、1人当たり平均にすると20分の1でしたか。それぐらいしかない、遅れている地域なんです。  そういうその中にある空き地などを活用した小公園や広場、ポケットパークなどの憩いの場の創出ということが非常に大事な地域が石嶺地域だと思います。そういう面で個数がきちんとうたわれているわけだから、それを具体化できるように都市計画課の担当課は特に小さな公園の計画化に向けて頑張ってほしいと思いますが、答弁をいただけますか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  例えば、101ページに暮らしと交流方針図の中で公園未整備地域というようなことで記載しております。そのあたりのエリアが公園未整備地域というときに、今言うように進め方としては先ほど委員がおっしゃったようなものを含めて充実を図っていきたいというふうに考えております。 ○委員長(前泊美紀)  古堅委員。 ◆委員(古堅茂治)  現状認識がきちんとされていて、石嶺地域のものは非常にいい提起だと思います。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  私も首里に住んで長いものですから、石嶺に対する思いもありますけれども、それは置いておいて、地域のためのことですので一緒であります。89ページ、B豊かな緑と歴史文化が感じられる地域で、下から3行目、「末吉宮、宜野湾御殿の墓など多くの指定文化財」云々とありますけれども、言葉ではなどと含まれるという表現がありますが、特に大名においては蔡温の墓とか、大きな有名な歴史的な墓があるんですけど、それを代表して宜野湾御殿の墓などという「など」の中に含まれるという理解でいいのかどうか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  この「など」の中にそのほかのものも含んでおります。 ○委員長(前泊美紀)  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  多分そうではないかと思いましたが、確認の意味で質問しました。  あと、交通機関の地域の県道がありますけれども、最近、コミュニティバスとかいろんな面で鳥堀12号線の将来的な交通の有無とか、これからだと思いますが、これは今後しっかり取り組んでいくということがあったので、確認ということで。  もう1点、大名の場合は緑豊かな地域ということはありますが、目の前に大きな公園、末吉公園があります。向こうは緊急時や避難の場合は、学校とかそういう場所になるかと思いますが、大きな公園も避難場所としてあるわけです。  向こうに行くには非常に小さな道しかなくて、以前に馬場通りという歴史的な道路がありますが、以前は那覇市も末吉のほうに道路を開けて通すというような構想があったような気がするのですが、それは今現在どうなっているのか。確認の意味でわかる範囲で。 ○委員長(前泊美紀)  2点ですね。  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  今、委員のお話のありました大名の馬場通り周辺については特に計画はありません。 ○委員長(前泊美紀)  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  過去に質疑をして担当部長から開けたいという話はあったんですけど、将来的にちょっと厳しいということもあって、住民の関係もありますので、それは置いておいて。  もう1点、確認です。97ページの防災まちづくりということで、集中豪雨による浸水とありますが2段目の総合治水対策とありますが、浸水リスク土砂災害リスクのあるエリアでは、災害リスク及び被害軽減に向けた意識啓発を進めますとあるんですけれども、石嶺地域は先ほど古堅委員からも浸水地域ということで下水道も浄化槽をつくって、将来公園にという構想もあるわけですが、首里の場合は高低差があって、大名あたりは急傾斜の地域も結構多いのです。  また、向こうの汀良県営住宅では、以前大きな地滑りが起きてアパートが沈下して使えなくなったという大きな被害もあるわけなんですが、そういった意味でそういった浸水も含めた土砂災害リスクのあるエリアということは、言うなれば首里というのは高低差があって急傾斜地域もあるわけですから、それも含めた考え方が入っているということでいいのかな。両方だと思いますが、どうですか。県が指定地域の看板などつくってあるんですけど。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  このあたりは土砂災害リスクのあるエリアの中にあると考えますが、そういうエリアでは災害リスク及び被害軽減に向けた意識啓発を進めていきます。  地域の方々もこういう現状を認識して防災に関する意識を高めていくということも含めて意識啓発を進めていくという記述をしております。 ○委員長(前泊美紀)  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  わかりました。確認の意味でちょっと質問しました。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  地域はそれぞれ、僕も首里中ですが首里北の方がたくさんいらっしゃるで、その方にメーンは任せますが、1点だけ、99ページのところで、実際道路とか交通とか地域のあれもあると思いますが、一番最後の歴史文化遺産、歴史の散策路というところで、歴史についてはありますが、あまり文化的なところはないかなと思って、例えば末吉だと執心鐘入の舞台だったりとか、そういった文化的なところもあると思うので、検討されたのかなかったのかわかりませんが、そういったところも例えば言及されたら、もう少し最初でほかの委員からもあったような首里らしさというか、重さが出るのかなという気もしたので、それはぜひまた御検討いただくのはいかがでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  今、委員ご指摘の文化的なものを含めて、より充実した首里北というような意味合いからも検討していきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  金城眞徳議員。 ◆委員外議員(金城眞徳)  石嶺の北地区の成り立ちの中でも88ページに記述がございますが、大正9年、1920年ですか。首里区に編入されて今の石嶺があるわけですけれども、戦後も結構孤児院があって、福祉村としても形成されておりますし、先ほどの仲松委員のおっしゃる地域の将来像の中にはもう少し歴史散策の場としての将来像なども入れたらどうかなと思いました。  先ほどお話がございました執心鐘入の件、それから高平良萬歳の発祥地、それから石嶺には御殿墓が3つ、伊江御殿の名勝もございますし、それと同時に火立毛もございます。そういった歴史的なこと、そしてまた大名には歴史に残る人物のお墓がいっぱいございます。  こういったものも地域の大名推進会の皆さん方が歴史マップをつくっていらっしゃるし、こういったことも活用すればぜひ歴史散策の場としての将来像も入れてみたらどうだろうかと思います。  特にきょうの新聞を見ますと、すぐ目についたのが石嶺は宝石に例えると原石である、磨かざる原石であるというふうにきょうの沖縄タイムスに書かれております。そういったことからも歴史散策と今の将来像の中に入れていただければいいのかなと思います。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  金城議員の今のお話も含めて検討させていただきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)  最後でいいです。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  今、金城眞徳議員から戦後石嶺は福祉の村としても発展してきたというお話があったんですけど、県の総合福祉センターもあることから、やはり石嶺は福祉というイメージが私の中にもあります。  今、気づいたのですが、地域包括支援センターは、前のマスタープランには載っていない特徴になるのかなと。やはり、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく生活を日々送っていけるように、市内18地域にセンターが展開されているのですが、例えば101ページの暮らしと交流の方針図の中に包括支援センターを書き込むのか、もしくは金曜日に審査しました54ページの福祉交流まちづくりの方針に、地域包括支援センターが市内に18カ所あるという記述があったほうがいいのかなと気づいたのですが、見解を伺いたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  今回、都市計画マスタープランの9地区、それに地域包括支援センターの18地区とか、小学校区の地区など、それぞれの地区の割り方や重なりというものをもう一度詰めようと思って検討しております。今、ご指摘のように地域包括支援センターについても少し大きな施設ではない場合も多く、場所の変更とかもあり得るかと思いますので、エリアごとに場所として落とし込むことは少し難しいかとは思いますが、文章としてご指摘の内容をどこかに盛り込むようにしたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  54ページの7-3、住み続けられる良質な住環境の形成という項目がここに出てくるといいのかなと。さらに、この下に18地区にセンターがあるということも今後また増やしていくのか、そういう方向性ももしあるのであればちょっと書き込むことはどうかということを検討していただければと思います。 ○委員長(前泊美紀)  金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  ご指摘の内容を含めて何カ所という箇所とか、今後の方向性含めて所管課とも確認をして書き込める内容をぜひ書き込みたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  仲松委員。 ◆委員(仲松寛)
     きょうは地域に入ってきた最初の日なので、地図がいっぱい出てきますよね。本当にたくさん毎ページ出てくるわけですが、地域の議員もここどこかなとわからない声が出ていたので、どんな地図にも方位表示があるわけです。あそこにもありますから、ちょっと細かいかもしれないけれども、これはやはり地図ですから入れておいたほうがわかりやすいかと思います。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  そのように検討させていただきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  喜舎場盛三議員。 ◆委員外議員(喜舎場盛三)  97ページの防災まちづくりがありますが、この中には集中豪雨による浸水リスクがあるエリアとありますけれども、これは検討なさったかどうか、私は末吉に住んでいるのですけど、下のほうに市営住宅がありますよね。あの辺は海抜が大分低いのです。以前の東北大震災によると、津波が川を遡上してくると。そしてあの辺まで十分来るのではないかというおそれがあるとは思うんですけど、そういったものは検討されていますか。  遠いように見えて大分海抜もそんなに高くはありません。安謝の港から何キロメートルあるのかわかりませんが、こういったことは検討されなかったのか。 ○委員長(前泊美紀)  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  24ページに防災の記述があります。「那覇市防災マップ」出典の中で大きな地震があったときの災害のリスクということで表示しております。  先ほどの話のように、西側のほうはこういう色がありますが、安謝川を遡上していくというようなところについては特にそういうリスクはないということであります。 ○委員長(前泊美紀)  喜舎場議員。 ◆委員外議員(喜舎場盛三)  そういう結論であればいいのですが、これはもう一度よく調べたほうがいいのではないかという気がします。  以前の震災では、かなり億まで何キロメートル先まで遡上して、末吉と安謝川を結んだらそんなに遠くありません。  一応それで結構です。ありがとうございました。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  防災を所管する部署にこういう御意見があったということで伝えたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。                 (「質疑なし」と言う者あり) ○委員長(前泊美紀)  ないようでありますので、本件につきましてはこの程度にとどめておきます。  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  次に、地域まちづくり方針の4.首里地域について審査を行います。  それでは、島袋正吾都市計画課長、説明をお願いします。 ◎都市計画課長島袋正吾)  102ページをお開きください。  102ページから首里地域まちづくりとなります。  同じく102ページ、位置と地勢というものがあります。  そして、首里のこのエリアについての成り立ちというのがこの102ページ、首里の起源、三山時代から次の2段落目に17世紀ごろの記述、そして戦時中の記述、平成4年首里城復元を契機にとか、次の段落に2000年に世界遺産に登録されたといったような成り立ちを記述しております。  103ページ、地域の特性として、@は世界遺産、そして多くの歴史文化遺産を有しているという中で@の下から2行目、近年大型バスやレンタカーなど過度な流入により地域の生活環境に影響を及ぼしているという記述をしております。  A低層の戸建て住宅が集まる暮らしのエリアです。  B伝統工芸、泡盛づくり、伝統芸能が息づいています。  C豊かな自然と湧き水があるという記述をしております。  次のページ、104ページについても市民ワークショップあるいはアンケートの記述でございます。  105ページ、地域の将来像につきまして先ほど来ありますので読みます。  「首里城を中心とする地域に残る数多くの歴史・文化遺産や、地形・水系などの自然環境を活かしたまちづくりを進めます。また地域に根差した伝統産業(泡盛、紅型など)の育成に向けた環境整備を進め、歴史と文化の薫る首里の街を目指します」ということであります。  105ページ、図面の表記があります。  106ページ、土地利用の方針ということでありまして、真ん中のほうで地域型生活サービス地区についてりゅうたん通りの沿道は首里城など歴史文化遺産と調和した日常で、さらに日常の生活を支える店舗や首里城などを訪れた観光客を市街地散策へ誘導するような飲食店などが立地する土地利用を図るというような記述をしております。  107ページがその方針図となっております。  次の108ページ、地域の交通体系の方針ということで、これも上から2行目に地元客や観光客が快適に歩ける歩行空間の整備をします。それから一番下の6行目に、貸切バスの乗降場所や待機場所の適正化の推進を図るといったような記述をしております。  道路体系として広域的な幹線、地域の幹線、109ページに主要生活サービス道路についての路線名、方針を掲載しています。  それが110ページ、体系図としてこのように記述しております。  111ページ、安全安心な地域形成の方針につきましては、■防災まちづくりのところを読みます。「本地域は、首里城を初め、観光スポットに多くの観光客が訪れる地域です。災害時に観光客がスムーズに避難できるよう地域住民や事業者の協力による安全に避難できるよう仕組みづくりを進める」という記述を今回しております。そして、下のほうで■避難場所・避難所・樋川・井泉などの記述をしております。  112ページで地域形成の方針図を記述しております。  113ページ、暮らしと交流の方針ということで、その中の7行目、暮らしと訪れる人のバランスのとれた交通環境の形成、オーバーツーリズムといったものを意識して記述しております。  次に、■公園・広場・緑・水辺ということで虎瀬公園、崎山公園とか、弁ヶ岳、金城ダム、真嘉比川、安里川などの記述をしております。  次に■景観・眺望につきましても記述しており、真ん中あたりに高台に位置する首里城から首里杜一帯、緑の稜線を望むことができる弁ヶ岳、虎瀬公園、ニシムイ御嶽などの眺望点、眺望景観の保全を図る。  そして、首里の家並みの保全とかの記述をしております。  下のほうで■歴史・文化遺産・歴史の散策路についても、歴史の散策路と一体となった歴史文化に触れる場の創出や一番下の行に首里金城町の大アカギ、県立芸大のガジュマルなどの記述もしております。  次のページ、114ページ、■交流スポットということで、この地域は泡盛、紅型、首里織など伝統的な産業があるとともに、養蜂などの特徴的な産業も行われているということで、伝統産業の継承、新しい産業育成などにより、観光交流のスポットとしてにぎわいの創出を図るという記述をしております。  次の行は、夜景が望める眺望点の確保など、新たな魅力の創出を図ることについて記述しております。  次に、観光客が地域を散策する機会を創出することで地域に暮らす人との交流を促進する。観光客の急激な増加により慢性的な渋滞や生活道路へのレンタカー進入など流入交通の抑制、歩行者優先ゾーンの導入など、都市基盤の不足を補いながら都市観光と市民生活の共存を図るといった記述をしておりまして、この辺が特徴的かなと考えております。  それが115ページの方針図ということでまとめております。  首里地域の説明は以上でございます。よろしくお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  これより質疑に入ります。  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  アンケートの最初の市民の意見でもトップに出てくるんですけど、やっぱり今首里は結構レンタカーが中まで入って来ることが地元でも問題になっていて、よく意見で伺います。  114ページのほうで生活道路へのレンタカーの進入などは流入交通の抑制、歩行者優先ゾーンの導入を行うと書いてありますが、108ページ、地域の交通方針の体系のところで広域的な幹線道路、那覇インターアクセス道路のところで、首里地区内の通過交通の抑制とあって、地域の幹線道路でも龍潭通りについても通過交通の抑制とあるんですけど、この流入交通、通過交通の抑制というのは実際具体的どういったことができたり、どういったものがあるんですか。教えていただければと思って。 ○委員長(前泊美紀)  平良副参事。 ◎都市計画課担当副参事(平良正樹)  今、こちらにも記載していますが、やはり地域の方々とお話する中でレンタカーの増大や観光バス、そしてレンタカーが地域の狭い道にも入って来るという現状は我々も把握しておりまして、そういったことから4月に首里城周辺まちづくり連絡調整会議ということで、城西小学校まちづくり校区のエリアになるのですが、連絡調整会議を立ち上げまして、その中でまずは交通という観点からレンタカーと観光バスに特化した形で現状を把握し、それに対する取り組み、対応を進めているところでありまして、具体的にまだこれからどういった対応策がとれるのか、これはまた地域の方々と話し合いを持って地域が望む対応策が必要だと考えておりますので、その辺はしっかり地域と意見交換をしながら、対応策については今後とりまとめていきながら実施できるように取り組んでいきたいと考えております。 ○委員長(前泊美紀)  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  もちろん今回具体的な事業ではないので、それは今後これをもとにどういったものをつくっていくかだとは思いますが、ただ問題は抑制と書いてもなかなか抑制できないから現状があると思うので、そこはぜひ引き続き意見交換を進めていただきたいということと、今答弁を伺う限りだと、城西小学校区というのが一義的に今答弁をいただいたかと思うんですけど、実際、地元の話を聞いていると、城南あたり、いわゆる首里城の裏のほうですが、住宅街の中を車で抜けて行ったりとか、場合によっては弁ヶ岳とか首里中近辺とか、そのあたりも非常に増えているので、城西校区も首里城の入り口、芸大あたりだけの問題ではなくなっているので、これについてはぜひ範囲を広げながら今後この方向性で議論していただけるかという点だけ伺っていいですか。 ○委員長(前泊美紀)  平良副参事。 ◎都市計画課担当副参事(平良正樹)  こちらについては、城西小学校区まちづくりのエリアと申しましたが、こちらについては平成28年ぐらいだったかと思いますが、各自治会、首里のまちづくり期成会等々から要請文を受けて、それに基づいて連絡調整会議を立ち上げております。  今おっしゃるように城南校区から瑞泉側のほうもレンタカーの進入とかが多くなってきているということも伺っておりますので、こちらについては小学校区のまちづくり協議会の中で交通に対する対策とか、そういったところで取り組んでいければというふうには考えております。 ○委員長(前泊美紀)  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  まち協もいいですが、まち協議会も含めてそれぞれ確認して展開していただけるようにぜひお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  吉嶺委員。 ◆委員(吉嶺努)  今の抑制のお話ですが、金城町出身の私としては、金城町周辺の交通体系からちょっと漏れがあるのかなと。要は、ダム通りというのはやはり公共交通も少ないと言われている中で、ダム通りから首里城までの傾斜に住んでいる方々の不便さというのは解消していかなければいけない問題かなと思っているのですが、それに関して108ページの中でダム通りの記載はありますが、やはりダム通りというよりもダム通りの沿線に住んでいる方々をどう交通弱者として捉えて改善していくかという全体的なイメージはお持ちでしょうか。 ○委員長(前泊美紀)  平良副参事。 ◎都市計画課担当副参事(平良正樹)
     今年度、地域公共交通網の形成計画を策定している中で、公共交通のネットワークについてしっかり観光、まちづくり、交通、福祉など、さまざまな視点を踏まえてネットワークを組んでいきたいと考えています。  それとあわせて、公共交通の不便地域というところも見えてきますので、そこの方々の対応については、どういった交通システムがいいのかというのは地域の方々とも意見交換をしながら我々も誰一人取り残さないということでまちづくりを進めていく、公共交通のあり方にも取り組んでいきたいと考えております。 ○委員長(前泊美紀)  吉嶺委員。 ◆委員(吉嶺努)  それと同時に、レンタカーの通路進入の抑制などですが、やはり金城町付近も生活道路に入ってきているというような話も伺っていますので、特に石畳周辺は駐車場も少ない中で観光客も増えていると。実際、大アカギの記載などもあるので、あの周辺のことに関してはもう少し記載があると嬉しいなというところです。  要望です。以上です。 ○委員長(前泊美紀)  金城眞徳議員。 ◆委員外議員(金城眞徳)  私の小さいころから虎頭山(トラズ山)、トラジと習っていましたが、これが今、虎瀬公園になっていますよね。これは変えるという話もありましたけど、そのまま虎瀬でいきますか。 ○委員長(前泊美紀)  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  現在、都市計画公園の読み方としては虎瀬公園と呼んでいますが、今後、地域の声とかそういったものを含めて名称の変更の可能性はあるかと思います。現時点は虎瀬公園と呼んでおります。 ○委員長(前泊美紀)  金城眞徳議員。 ◆委員外議員(金城眞徳)  首里城から虎瀬山か末吉公園までの稜線を見ると、虎がちょうど寝そべっているような感じの、頭、こっちは背中というふうな感じのイメージがありますし、そういうような形で虎頭山と言われてきたので、虎瀬、いつから背中になったのかなという気もします。頭ではなくて、背中になったと。そこのところは確かにお話を伺って昔の名前がいいのではないかと思います。そういったところも調べて直せるところは直したほうがいいのではないかと思います。  以上。 ○委員長(前泊美紀)  公園関係の答弁はいいですか。  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  ほかに質疑はありませんか。  野原議員。 ◆委員外議員(野原嘉孝)  111ページのところで、首里地域での防災まちづくりの観点で、防災というと今までも地震、津波、水害、浸水、地滑りと、こちらにも地滑りと書いてありますが、首里には文化財、また道が狭あいな地域があるというところで、都市計画上の見方で火災に対する観点からも何か記述ができないのかなと思っています。  昔で言えば、都市計画というか、まちづくりという形で換地を置いて畑にしたりして文化財を守ったり、重要な建物を守ったりとするような計画とかは首里王朝時代にあったようです。  今はそういうことはいろいろな消防の技術もあるのでそれは必要ないかもしれませんが、特に首里城もありますし、いろいろな文化施設があるということも含めて、そしてまた金城町地域はかなり道の狭いところ、坂もあるというところで火災という観点からの検討というのもどうなるのかなと思ってお伺いします。 ○委員長(前泊美紀)  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  金城室長。 ◎都市デザイン室長(金城聡)  今、議員ご指摘の火災に対する備えにつきましては、全体的な方針として51ページの6−1、災害に強いまちづくりの推進というところで、6−1の上から5行目、火災による延焼拡大を防ぐため建物の不燃化を促進します。  その後に、木造建築物が密集している地域など各エリアにある密集市街地含めて狭あい道路の問題とか、それについて防災火災に対する方針につきまして、全体的なものを記しておりますので、今ご指摘の特に文化財などについての項目を踏まえて地域に記述するかということについては検討させていただきたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  野原議員。 ◆委員外議員(野原嘉孝)  ぜひ検討してください。世界遺産という形でありますし、それをどのようにまちづくりの中で守っていくのかなというところの観点もあったほうがいいのかなと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  清水委員。 ○委員長(前泊美紀)  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  112ページに防災の避難図があって各小学校と公園がなっていますが、首里城公園は避難場所にはならないのですか。 ○委員長(前泊美紀)  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  避難場所の位置づけではないです。 ○委員長(前泊美紀)  清水委員。 ◆委員(清水磨男)  なぜでしょうか。一番安全だし、これを見ても土砂災害浸水リスクも何もなくて、結構大広間もありますし、物の保存とかもできそうなスポットもありそうで、観光客は実際あそこにいるわけですから、そうなるとあそこにいる人がわざわざ首里中とかに移動することを考えると、これは実際に公園を運営しているところと連携してそういった防災協定なり、公園の避難所としてなり、何かしらつくっていったほうがいいのではないかという気はしますが。何か課題があるのだったらあれですけれども。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  今、委員お話の首里城公園については所管課と確認させてください。 ◆委員(清水磨男)  はい。確認いただいてお願いします。 ○委員長(前泊美紀)  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  私のほうからは、弁ヶ岳のほうですが、向こうは生活道路として利用されているところなのですが、20年後の計画ですけれども、いろいろ新しい道路の整備とかいろいろな意味でこれからされますが、弁ヶ岳に関しては道路はあるんだけど文化財的な指定で整備できない、触れないという部分があります。  向こうも隣接したところでは地滑りがあった地域で、高台になりますけど、何かあった場合に生活道路と言っているので、今後そういった向こうの整備というのは考えているのか、いないのかという。文化財指定の関係があって厳しいという理由もわかりますが、将来的には必要ではないかなという、その点お聞きします。 ○委員長(前泊美紀)  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  平良副参事。 ◎都市計画課担当副参事(平良正樹)  今の弁ヶ岳に通ずる道路につきましては、恐らく鳥堀中央線と言われるところなのですが、ページでいきますと109ページの主要生活サービス道路の下から2段目の鳥堀中央線などということで、体系方針としては、鳥堀、久場川町の生活基盤となる道路であり、開邦高校や首里中学校などの周辺道路となっていることから歩行者に安全安心で快適な整備を図りますというような位置づけをしており方針を立てております。 ○委員長(前泊美紀)  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  では、その答弁からすると、整備ができるということで理解します。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  102ページですが、最後の文節のところで「世界遺産登録されたほか」という記述の部分に今回琉球王朝時代の琉球料理、泡盛、芸能が日本遺産にことし認定されたので、それも書き加えてはどうかと思いますが。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  日本遺産も一つの大きなインパクトがあるものだと思いますので、記述を検討したいと思います。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  ぜひよろしくお願いします。  あと、御茶屋御殿の復元について、議会でも2回意見書が決議された経緯もありますが、野原議員からももしあればと思うのですが、御茶屋御殿の復元も検討しているというようなところも記述は必要ないでしょうか。
    ○委員長(前泊美紀)  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  113ページをお開きください。その中で今、御茶屋御殿のお話がありましたが、御茶屋御殿に関する検討の会を進めているところで、具体的になかなか記述ができないところがありまして、上から6行目に「首里城を中心とした地域に残る昔ながらの集落形態、歴史文化遺産を活かしたまちづくりの推進」をしていくという表現の中に包含されると考えております。 ○委員長(前泊美紀)  大城委員。 ◆委員(大城幼子)  わかりました。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  當間副委員長。 ○副委員長(當間安則)  1点だけ。私は地元が小禄なので首里は遠いですが、首里のイメージというと、正月に拝みに行きますが、龍潭池のことが全然記述されていないのですが、これはあえて龍潭池と書かなくても、僕らが首里と言えば龍潭池というイメージが何となくありますが、いかがでしょうか。  全く記述がないと、龍潭池に関して、例えば、きれいにしたりとか、今は、地元の人間からしても濁っている、汚れているとか、そのへんのちょっとした龍潭池に関するのがあってもいいのかなと思います。私は小録ではありますが。 ○委員長(前泊美紀)  島袋課長。 ◎都市計画課長島袋正吾)  龍潭は首里城公園区域の中に入っているということで、首里城公園という記述はいろんなところで出てきます。その中に龍潭も入っているということであります。 ○委員長(前泊美紀)  當間副委員長。 ○副委員長(當間安則)  終わります。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。  大浜委員。 ◆委員(大浜安史)  1点だけ、114ページの下から2行目、これはコミュニティの文字が抜けていないかと思って気になって。 ◎都市計画課長島袋正吾)  直します。 ○委員長(前泊美紀)  ほかに質疑はありませんか。                  (「なし」と言う者あり) ○委員長(前泊美紀)  ないようでありますので、本件につきましてはこの程度にとどめておきます。  休憩いたします。                  (休憩中に答弁者退室) ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  これより課題と提言についての協議に入ります。  ただいま審査してきた項目の中で課題や提言などの御意見等はございませんか。  いろいろときょうも上がっておりまして、那覇市新港周辺地域のことでは公共交通の課題をもうちょっとしっかりしたほうがいいのではないかということ。  また全体的には市民にはわかりづらい方位等々もちゃんと表示したほうがいいのではないかと、これは全体的な話です。  そのほか、防災関係のこともございましたけど、とりあえずこちらでもとりまとめますが、今、これはぜひというようなことでありましたら伺います。                     (意見なし) ○委員長(前泊美紀)  ほかに御意見ございませんようでしたら、本日の審査内容の課題と提言を先ほど申し上げたとおりでまとめまして、また改めて御提示いたします。  休憩いたします。 ○委員長(前泊美紀)  再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。  委員の皆様お疲れ様でした。                             (午後0時22分 閉会) ───────────────────────────────────────  那覇市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。   令和元年(2019年)9月30日    都市建設環境常任委員会 委員長 前泊 美紀...