• PTA(/)
ツイート シェア
  1. 那覇市議会 2019-06-24
    令和 01年(2019年) 6月24日教育福祉常任委員会−06月24日-01号


    取得元: 那覇市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-01
    令和 01年(2019年) 6月24日教育福祉常任委員会−06月24日-01号令和 元年 6月24日教育福祉常任委員会 教育福祉常任委員会記録                        令和元年(2019年)6月24日(月) ─────────────────────────────────────── ●開催日時  令和元年(2019年)6月24日 月曜日 開会 午前10時00分                    閉会 午前11時59分 ─────────────────────────────────────── ●場所  教育福祉委員会室 ─────────────────────────────────────── ●会議に付した事件 【常任委員会】 1 陳情審査   陳情第76号 学校における「集団フッ化物洗口導入」に反対する陳情   陳情第79号 「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(略:教育機会確保法)」に関する陳情   陳情第94号 安岡中学校体育館等新築に伴う地域連携室設置についての陳情 2 議員間討議
     ─────────────────────────────────────── ●出席委員  委 員 長 多和田 栄 子   副委員長 粟 國   彰                 委  員 奥 間 綾 乃  委  員 西中間 久 枝   委  員 當 間 安 則  委  員 湧 川 朝 渉   委  員 上 原 仙 子  委  員 桑 江   豊 ─────────────────────────────────────── ●欠席委員  委  員 永 山 盛太郎 ─────────────────────────────────────── ●説明のため出席した者の職、氏名  仲 程 直 毅  生涯学習部参事兼総務課長  平 良 美 夏  生涯学習部総務課副参事  砂 川 龍 也  生涯学習課長  當 間   弘  施設課長  我喜屋   敬  施設課副参事  佐久田   悟  学校教育部学校教育課長  石 川 泰 江  学校教育課副参事  宇 根   克  教育相談課長  森 田   勝  学務課長  大 城 憲 司  福祉部保護第1課長 ─────────────────────────────────────── ●職務のため出席した事務局職員の職、氏名  又 吉 明 子 調査法制課長  兼 島   理 調査法制課主任主事  高江洲 康 之 議事管理課主査 ───────────────────────────────────────                             (午前10時00分 開会) ○委員長(多和田栄子)  委員会を開会する前に、本日の出欠状況についてご報告申し上げます。  委員会定数10人中、出席8人、1人欠席、永山委員からは所用のため欠席するという連絡が入っております。  以上、ご報告申し上げます。  それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから本日の教育福祉常任委員会・分科会を開会いたします。  休憩いたします。                  (休憩中に参考人入室) ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  それでは、陳情審査に入ります。  陳情第76号、学校における「集団フッ化物洗口導入」に反対する陳情の参考人意見聴取を行います。  本日は、参考人として、■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■様にご出席いただいております。参考人意見聴取の前に委員会を代表いたしまして、ひと言ご挨拶を申し上げます。  本日は、ご多忙の中ご出席いただき、まことにありがとうございます。  本委員会を代表いたしまして、心より感謝申し上げます。  審査の前に、本日に議事について簡単にご説明申し上げます。  初めに、参考人から当該陳情についての趣旨説明とご意見を頂戴したいと思います。その後で、委員から参考人に対する質疑を進めてまいりたいと思います。  なお、念のため申し上げますと、ご発言をする際は、委員長の許可を必要とし、発言の内容は陳情案件の範囲を超えないようにお願いいたします。  また、本日は、委員会が参考人のご意見を聞く会でありますので、参考人から委員に対して質疑をすることは認められておりませんので、ご了承願います。  万一、不適切な言動があったときは、委員長が発言を制止したり、退席を求めることがありますので、ご了解をお願いいたします。  なお、委員各位へのお願いといたしましては、参考人に対する質疑は、疑問点の解明と理解を深めるものとなるようご配慮いただくとともに、仮にその意見と異なるところがありましても、追究するような質疑にはなりませぬよう、ご留意いただきたいと思います。  以上のことを踏まえ、本日はどうか忌憚のないご意見を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  それでは、これより陳情第76号、学校における「集団フッ化物洗口導入」に反対する陳情の意見聴取を行います。  それでは、■■■■様、よろしくお願いいたします。 ◎参考人(■■■■)  ■■■■と申します。よろしくお願いします。  現在、那覇市内の一部の学校で行われているフッ素洗口の中止を求め、新たなる導入については慎重な議論を求めます。  私たち■■■■■■■■■■■■では、去る6月20日に定期大会において、学校におけるフッ素洗口の導入に反対する決議を満場一致で採決しました。  教職員は、子どもたちの健やかな成長に一定の役割を担っています。教職員は家庭の役割をベースに学習活動や行事など、学校でしかできないこと、学校でこそできることを重点として取り組むべきです。教育は、家庭と学校がそれぞれの役割をバランスよく果たしたときに、相乗効果も生まれ、その効果も最大限となります。その視点において、教師は家庭を見守り、また時には役割を促す必要もあると言えるでしょう。  虫歯予防のためのフッ素洗口については、本来、家庭の役割であり、保護者の管理や責任のもとで行われるべきことです。  また、全国的にも働き方改革が叫ばれ、教職員の多忙化が問題となっている今、学校現場フッ素洗口という新たな業務が持ち込まれることについても、慎重な議論が必要です。  文部科学省の調査で、日本の公立中学校の教員の1.7人に1人、小学校教員の3人に1人が過労死ライン、月80時間以上の残業を超える長時間労働を強いられていることが明らかになっています。  沖縄県内の教職員の病休率は、2007年から10年以上も全国ワーストを更新中です。多くの教職員は、肉体的にも、精神的にも限界の状態に置かれていると言わざるを得ません。フッ素洗口が教師の多忙化に拍車をかけ、さらなる疲弊が進めば、学校現場子どもたちの学習環境にも大きな影を落とすことにもつながるでしょう。それでは、子どもたちによりよい生活をとの願いでフッ素洗口を実施しても、本末転倒の結果になります。  さらには、フッ素洗口は専門家の間でも効果や安全性について賛否もあるようです。関係する各箇所は、実施の前にはその安全性について徹底して検証し、市民にもあらゆる面において情報公開しながら、もっともっと議論を重ねるべきだと感じています。また、保護者と教職員の納得と理解も必要だと考えています。  繰り返しになりますが、現在、那覇市内の一部の学校で行われているフッ素洗口の中止を求め、新たなる導入については慎重な議論を求めます。  以上です。 ○委員長(多和田栄子)  ありがとうございます。  これより質疑に入りたいと思います。  どうぞ、ご意見ありましたら。  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  ■■■■■、ありがとうございます。  実は、この陳情書が本市議会に提出された日付を見ますと2月8日。したがって、前年度の年度内の提出の中で、今回の私たちの陳情の審査が年度を超した形になっています。  本市においては、市長の施政方針の中でも、このフッ素洗口をやるということでの方針が打ち出されて、既にもう実施するということになっていますが、それに対してどのような考え方をお持ちですか。  既に始まっているわけですよね。それに対して何かご意見がございましたら。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  去った2月に陳情がありまして、そのときの委員長と■■■はもう現場に戻っています。それで、去った■■■と委員長のほうがより詳しい理解もあるかとは思うんですけれども、できる限りの私なりの理解をして、この場には座っています。  既に始まる意向を市長が示したということではありますけれども、先ほどの保護者や教職員の理解を求めながら、また教職員の働き方改革、今、教職員の心と体の健康が非常に心配な中では、さらなる議論をということでお願いしたいと思って、こちらにはまいりました。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  市長が施政方針の中で打ち出されて、今年度から実施をするという中で、当然、市長としてはこれまで先行実施した学校の実績を見ての判断だったかと思うんですよね。そちらへんはどのようにお考えでしょうか。 ○委員長(多和田栄子)  ■■■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  実績におきましては、医学的な検証等も今どんどんしているところかと思っています。医学的な検証はその医学的な検証の専門家にお任せするとしまして、私の立場からは、学校現場ではフッ化物洗口はそぐわないのではないかという考えと、あと、教職員の健康上の問題、学校のどこの時間帯でこれをできるのかとか、あとは家庭のほうで担っていただくことではないのだろうかとか、ということを考えております。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  陳情書の文書の中に被害者に対する責任の取り方が不透明という、その部分と、もう一つその下のほうに、養護教諭や担任等に責任が及ぶ可能性というのがございます。こちらへんをもうちょっと具体的に詳しく教えていただければと思います。 ○委員長(多和田栄子)  ■■■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  被害者のことに関しましては、先ほどのことのように、私も医学的なことに関しては今から勉強するところで、今のところは勉強不足の面もあります。  養護教諭の責任の問題におきましては、今現在、保健委員が運んでいるとかというような状況であるということを聞いていますので、子どもたちに運ばせることや、養護教諭の責任については心配しています。気にしています。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)
     ですから、市の方針としてこれはやるのであれば、実施することに対して、その責任というのは市にくるのであって、直接、教員や担任のほうには責任は及ばないんじゃないかなという考えがございまして、今お聞きをしたところなんですけれども、これどうなんですかね。そちらへんは。 ○委員長(多和田栄子)  今の質問に対して、■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  市の方針で行うということではありますけれども、実際行うのは現場であると思っています。実際に市の職員がその場に立ち会ったり、歯科医が立ち会ったりすることは、毎日毎日の中ではないと思っていますので、養護教諭の間ではかなりの心配が広がっていると聞いています。 ◆委員(桑江豊)  終わります。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに質問。  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  陳情審査ですので、陳情審査に絞って。  今、口頭で、現在行われている学校においては中止してほしいということですか。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  はい。そうです。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  この陳情の趣旨は、フッ化物による洗口行為医療行為であるという考えですか。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  私も引き継ぎをしたばかりで、医療行為であるのか、それとも医療行為でないのかというところは、少しインターネットなどでも調べたりしましたが、そちらのほうもいろいろな考え方に分かれているようで、私としては勉強中のところです。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  学校における集団フッ化物洗口の実施については、日本弁護士連合会の意見書としては、自己決定権、知る権利及びプライバシー権の侵害の状況及び政策遂行上の違法の疑いがあるということですけれども、皆さんもそのような考え方ですか。  陳情ですよ、陳情審査。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  陳情書を私のほうで目を通して、きょうの最初の説明は私なりにそしゃくをしてまいったところです。  ご質問、すみません。もう一度お願いします。 ◆委員(湧川朝渉)  陳情書、今、陳情審査だから。  委員長、ちょっとアドバイスしてあげて。陳情、陳情者なのよ、僕は陳情に書いていることを現時点でもそういうことですかと、確認しているだけなのよ。  陳情書の下から5行目。 ○委員長(多和田栄子)  書いてあることの確認ですので。 ◆委員(湧川朝渉)  そうそう。 ○委員長(多和田栄子)  これ、書類持っていますか。 ◎参考人(■■■■)  持っています。 ○委員長(多和田栄子)  今、下から5行目あたりかな。 ◎参考人(■■■■)  下から5行目、ありました。 ○委員長(多和田栄子)  自己決定権、知る権利、プライバシー、この辺のことを。 ◎参考人(■■■■)  先ほどお話ししましたように、委員長も■■■も現場に戻っておりますので、私にできる勉強をして、読んだりとか、インターネットで調べてきたところです。  陳情書も持っています。「日本弁護士連合会の意見書でも」というところですけれども、私が読んだところでは、アレルギーがあったりですとか、保護者によってはそういう心配も否定できないところもあるということにおいては、プライバシーにかかわるところもあり、「違法の疑いを放置することももはやできない」というところも今理解を、自分なりにそしゃくをしているところです。 ◆委員(湧川朝渉)  終わります。 ○委員長(多和田栄子)  ほかにご意見。  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  質問しますけど、こういった反対するに当たって、■■■の方々はお医者様とか、そういった専門の知識を持っている方々との勉強会などを行ったことはありますか。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  過去において私も勉強会に参加したりですとか、経験はあります。ただ、そのときは■■■という立場ではなく、一教師として、大勢の中の1人としてという立場で学んだことはあります。  今年度■■■になりまして、4月に新しい年度を迎えてからは、養護教諭とともにこういう勉強会も県内でも、全国的なお医者様をお迎えしてでも計画しようというところを計画中です。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  ちなみに、この勉強会というのは今までやったのは何回ぐらいありますか。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  勉強会は、私は昨年まで現場にいましたので、現場で一度話を聞いて、あと、組合で一度話を聞いて、個人的にはその2回です。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  その勉強の内容なんですけど、こういった経皮毒とか経口毒とかという勉強までなされましたか。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  私が学んだのは、主に委員会のところのものが印象に残っているんですけれども、委員会で学んだものに関しては、フッ素のよい点をたくさん聞きました。賛否もあると聞いていますので、非の部分もあわせて今後勉強が必要だと、個人的に思っています。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  ありがとうございました。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに。  當間委員。 ◆委員(當間安則)  きょうはどうもありがとうございます。  これ、確かにこの内容、争点は幾つかあると思うんですけれども、医療的行為であるか否かであったりとか、そもそもこれが劇薬なのか、体にいいものなのか悪いものなのか。いいとも証明できない、悪いとも証明できないという中での、やはり安全というのが担保されなければ、動揺するんじゃないかという意味も含まれた陳情だと思います。  それで、この陳情の中で@ABみたいに分けて書いてありますけれども、医療的行為の問題であったりとか、今の世の中に逆行しているんじゃないかとか、先生なんかの負担がどんどん増えるんじゃないかという中で、この中でも、例えば■■■さんですので、この医療的云々というのはまず自分らでは結論は出ないでしょうとか、この時代に逆行するというのも、これ過去から来ている話ですから解決もできないでしょうと。  ただ、本来の気持ちとしては、恐らくBのさらなる、今でも残業等々ある中で、やっぱりさらに多忙になると。桑江委員からもあったように、直接原因は先生なんかではないかとは思うんですけれども、例えば保管しているわけですから、保管のときとか、あとは量の違いとか、保管のときに例えば子どもなんかが何か悪さしたとか、そうなったときにこの管理責任とかいうのも含めてだと思いますけれども、やはりこの議員も恐らくどこを争点に持っていって、解釈するかにも出てくるので、この争点ですね。最終的にはこの多忙であったりとか、そこの危険性ですよね。医療的な劇薬というよりも、子どもなんかが何かやったときに責任問題、この多忙の中でどんどん増えてくるというので、ある程度絞っていると言ったらおかしいんですけど、これ陳情ですので、その辺は、今絞りなさいという意味ではないんですけど、最終的にはどのようなお気持ち、この陳情の中に含まれている思いというのを、もし言葉であらわせられるんだったら聞きたいなと思いまして。 ○委員長(多和田栄子)  ■■参考人。 ◎参考人(■■■■)  今のお話のように、劇薬であるとか、効果に関しては医療的な面もあり、なかなか私たちの教師側からいろいろ申し上げたりする立場にはないと思っています。
     私的には、組合としても、教師の多忙化というところを中心に考えていく必要があるなというふうに感じています。 ○委員長(多和田栄子)  當間委員。 ◆委員(當間安則)  これ、今回、陳情の中身を精査するために参考人として来ていただいたと思います。そういった意味で、どういう反対に対する思いというのが大事だと思いまして、質問させていただきました。大体、理解できました。  ありがとうございます。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに質疑。  よろしいですか。                  (「はい」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  ないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめておきます。  質疑を終了するに当たり、参考人にお礼を申し上げます。  本日は、審議にご参加いただき、貴重なご意見を賜りましたことを心より感謝申し上げます。まことにありがとうございました。 ◎参考人(■■■■)  ありがとうございました。 ○委員長(多和田栄子)  休憩いたします。               (休憩中に参考人退室答弁者入室) ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  次に、陳情第79号、義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律を議題といたします。  本件につきましては、まず教育委員会学校教育部学校教育課長より一括して説明をしていただき、その後の各委員からの質疑につきましては、各担当課長より答弁をいただくという形で進めていきたいと思います。  それでは、佐久田悟学校教育課長、説明をお願いいたします。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  ハイサイ。よろしくお願いいたします。  陳情第79号、義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(略:教育機会確保法)に関する陳情についてご説明申し上げます。  陳情者は、沖縄の歴史・言語等を尊重した多様な学び保障法を実現するための沖縄会議となっております。  まず、初めに陳情の趣旨をご説明いたします。  平成28年12月、義務教育の段階における普通教育の機会の確保等に関する法律(以下:教育機会確保法)が成立、公布され、この法律は各地方自治体にその趣旨の具現化を求め、さらに3年後にはより有効なものにするための見直しが求められていること。  沖縄県においては、公立の夜間中学校はなく、2004年4月に開設された自主夜間中学校、民間が運営する夜間中学校珊瑚舎スコーレ夜間中学校1校が現在あること。  珊瑚舎スコーレ夜間中学校に対して、さまざまな方々の努力が実り、現在、戦後処理の一環として、昭和7年から昭和16年生まれの義務教育未修了者に対して助成金が支給されていること。  しかし、戦後処理の一環という政治的な問題としてではなく、学ぶ権利の保障という人権の課題として、年齢制限を外し、義務教育未修了者、不登校や学び直しの機会を求める全ての学習希望者に対する学びの場の提供と、学費の補助を珊瑚舎スコーレは当初から要望していること。  この要望は、教育機会確保法の趣旨にも合致したものでもあり、その実現は早急に行われるべきであるというのが陳情者の主張でございます。  陳情者からは、具体的に6つの要望がございます。陳情者の要望を読み上げ、その後、担当課の対応をご説明いたします。  要望1、自主夜間中学校に対して、那覇市の小中学校などの空き教室の利用や運営費の補助などの支給を要望します。  担当課の対応をご説明いたします。  現在、担当課では、ほぼ全ての教室が普通教室や特別教室、教育相談室生徒指導室等に充てられ、学校教育活動に活用されております。  特別支援学級も年々増えている現状から、自主夜間中学校としての教室利用は厳しい状況がございます。  また、運営補助についても、現時点では制度面や自主夜間中学校の実態等の詳細な把握がなされておらず、現在のところ補助を行う予定はございません。  要望2、自主夜間中学校に通う那覇市在住の義務教育未修了者の学費の全額を補助することを要望します。  担当課の対応をご説明いたします。  義務教育未修了者の対応について、戦中戦後の混乱期の世代については、沖縄県により補助がなされ、一定の成果を上げており、事業も終了を迎える判断となっております。  また、そのほかの年代について、自主夜間中学校義務教育未修了者を認定または確認することは、未修了者の定義があいまいで判断がつかないため、義務教育未修了者の学費の全額を補助することについては、今のところ検討しておりません。  要望3、フリースクール等に通う那覇市在住の児童生徒、保護者に対して学費の直接補助を行うことを要望します。  担当課の考えをご説明いたします。  子どもたちの社会性の育成や基本的な学力を身につけるため、学校教育は非常に重要な役割を果たしてきております。そのため、担当課では不登校児童生徒に対し、学習支援や教育相談等を行い、登校復帰、高校進学や社会的自立に向けて支援しているところです。  現在、学校へ行きたくても行けない児童生徒の出席の取り扱いについては、一人一人に合った学習の多様性も念頭に置き、丁寧に対応しているところです。  また、就学援助制度により、フリースクールへ通っている児童生徒学用品費等の経済的な支援を行っています。学費の直接補助を行うことについては、国においても、今後の検討課題となっております。  要望4、フリースクール等で学ぶことを希望しているのにもかかわらず、学費が障壁となり、入学を諦めざるを得ない那覇市在住の生活保護世帯、準要保護世帯、生活困窮世帯の児童生徒の保護者に対して学費の補助を行うことを要望します。  担当課の対応をご説明いたします。  担当課は、就学援助制度により、生活困窮世帯の児童生徒の保護者に対して学用品費等の経済的な支援を行っているため、フリースクール等で学ぶための学費補助については、現在のところ検討しておりません。  また、生活保護法による教育扶助は、義務教育に必要な経費に限られており、公立学校への就学が原則となっているため、フリースクール等は生活保護の教育扶助の適用外となります。  要望5、高等学校の授業料無償化に伴い、フリースクール等に通う那覇市在住の高校生の保護者に対して、学費の直接補助を行うことを要望します。  担当課の対応をご説明いたします。  学校生活になじめない生徒の進路相談では、多様な学習形態を提案している高等学校等を紹介するなど、生徒の個性に合った進路指導を丁寧に行っているところでございます。保護者に対しての学費の直接補助は困難であると考えております。  要望6、教育機会確保法の見直しに向け、夜間中学校フリースクール等にとどまらず、子どもの人権条約等を尊重した多様な学びの形を保障するための連絡協議会等の早急な設置を要望します。  担当課の対応をご説明いたします。  連絡協議会等の設置につきましては、国や沖縄県の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上で説明を終わります。 ○委員長(多和田栄子)  ありがとうございます。  これより質疑に入ります。  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  陳情審査ですので、陳情審査したいと思います。  まず、担当する課の認識について質疑をいたします。  ちょっと長いので、最初だけ全部読みましょうね。義務教育の段階における普通教育の機会の確保等に関する法律、いわゆる教育機会確保法ですが、それにおける夜間中学校及びフリースクールの重要性について、また、それへの支援の必要性について、同法律でうたわれているということですが、それについての見解を聞かせてください。 ○委員長(多和田栄子)  仲程直樹総務課長。 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  この法律の趣旨等については理解できるというふうに、私ども教育委員会としましても認識をしてるところでございますけれども、諸々の支援策等につきましては国のほうでもまだ検討中という部分もございまして、これを注視していきながら、対応を考えていきたいというふうに考えております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  この法律は、2017年2月に施行されました。この法律、いわゆる教育機会確保法は、各地方自治体のその趣旨の具体化を求めているそうです。  これについての見解を聞かせてください。 ○委員長(多和田栄子)  仲程課長でよろしいですか。 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  今、いわゆるこの法律に関しまして、不登校児童生徒等に関する対策等が盛り込まれているところでございます。これが中心になるかと思っております。  それについては、現段階においても、教育委員会としましては諸々の施策等を展開しているところでございます。  今後、フリースクール等も含めたこの教育機会確保法に基づく施策等については、先ほどお話をさせていただきましたとおり、国の動向、それから県の動向等を注視しながら、対応を図っていけるのかなというふうに考えております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  ちょっとごめんね。じゃ、これ夜間中学校の設置やフリースクールへの支援の必要性は同法ではうたわれてないというふうに認識しているの。  これは不登校だと、不登校に対する支援を求めているという法律だというふうな認識ですか。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田悟教育課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  教育機会確保法は、まず2つ主な柱があると思います。  1つは、不登校児童生徒への支援、あと1点が、いろいろな理由で義務教育を修了できなかった。例えば戦中戦後の方々が一番いい例だと思います。そして、また外国籍にある方々にとっては、出身国においても、義務教育を十分に受けることができなかった方々を対象とした法律であるというふうに認識しております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  もう一回。夜間中学校の設立は求めていないの、この法律は。フリースクールへの支援も求めてないの? ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)
     法律を読んでみると、「求めている」というふうな、求めてはいますかね。しかし、必須では…。  努力義務であって、必須ではないというふうに捉えることができると思います。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  これ、じゃ求めていないというのは、皆さんの理解ですね。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  求めていないとは理解しておりません。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  これ求めているの?  これ大事よ。次、質疑できないよ。求めてないと言うんだったら、質疑できないさ。陳情者と意見が全然違うということだから。 ○委員長(多和田栄子)  仲程課長。 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  国の通知によりますと、フリースクールの設置につきましては特に地方公共団体のほうで設置してほしいということではなくて、これはあくまでフリースクールを何らかの形で支援していっていただきたいと。  夜間中学校につきましては、県に1つ、あるいは地方公共団体で設置をできないかというような通知がございます。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  「ような通知」というのは、求めているの、求めてないの? ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  文科省の方針としては、各都道府県に1つは自主夜間中学校を設置するという方針です。 ◆委員(湧川朝渉)  じゃ、求めているんでしょう。求めているのか、求めていないのかと聞いているんだよ。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長、今の。  休憩いたします。 ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  仲程総務課長 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  文科省の通知によりますと、地方公共団体本法第15条において、協議会の設置とそれから夜間中学校の都道府県への設置に努めるとともに……。  失礼しました。ちょっと休憩お願いします。 ○委員長(多和田栄子)  休憩いたします。 ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  仲程課長。 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  公立夜間中学校につきましては、都道府県への設置を求めているというふうに認識をしております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  2016年に施行された教育機会確保法は、1つ、夜間中学校の設置を都道府県に少なくとも一つを求めています。フリースクールについては、2017年に具体的な施行がされまして、これは支援を、それぞれの自治体に支援を求めている。  それを、施行期間から約3年たった後、これについては具体化しなさいという趣旨の法律だと思います。それでよろしいですか。 ○委員長(多和田栄子)  休憩いたします。 ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  確保法では、「そのほか」の部分に「政府は多様な学習活動の実情を踏まえ、施行後3年以内に検討を加え、教育機会の確保等のあり方の見直しを含め、必要な処置を講ずる」というふうに記されております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  だから、先ほど言った趣旨、2016年に施行された教育機会確保法は、夜間中学校については各都道府県に最低でも1つの設立を求めているし、フリースクールに対しては各自治体が支援することを求めていると。  そして、その施行の3年後には具体的な施策をつくりなさいと。政府もそれに向けて3年後、機会があればその見直しも検討しましょうと。これ、法律の趣旨、全体の確認なのよ。  意地悪な質問をしているんじゃなくて、それをまず確認しないと話が進まないもんだから、そういうふうに理解してよろしいんでしょう? ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  はい。そのように理解していいと思います。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  それで、各都道府県に1校の公立の夜間中学校を求めております。その中で2018年度、沖縄県は設置検討委員会を設けたということですが、事実として確認したいんですけど、それはそのとおり当たってますか。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  平成でよろしいでしょうか。 ◆委員(湧川朝渉)  はい。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  平成29年度に設けられております。そして、28年度と2カ年続けて設置されております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  どうもすみませんでした。この陳情で「昨年度」というふうに書いてあったもんですから。  じゃ、2017年度には沖縄県教育委員会において、夜間中学校の設置検討委員会が設置されたわけですね。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  はい。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  この陳情者は、それを受けて、那覇市においても夜間中学校の設置に向けた具体的な検討を始めてほしいという趣旨だと、陳情の趣旨はそのように理解しております。  それについてですが、沖縄県のこの設置検討委員会に那覇市の教育委員会もメンバーで選ばれてますか。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  先ほどありました珊瑚舎スコーレは、夜間中学校の設立を求めているわけではなく、各種の補助を。 ○委員長(多和田栄子)  今の質問、ちょっと違いますけど。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  というのが1点です。
     あと1点は、那覇市も学校教育部長がメンバーとなっております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  これについて、議場で質疑されたことなんですけれども、ここの議事録に残さないと審査したことにならないものだから、申しわけないね。陳情審査ってそういうものですから。  その会議、27年から28年ですよね。今29年度です。何回行われましたか。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  29年度は3回、そして平成30年度も3回開催しております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  那覇市の教育部長は27年度3回、28年度3回の会議にそれぞれ何回参加しましたか。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  29年度です。 ○委員長(多和田栄子)  29年度と30年度。 ◆委員(湧川朝渉)  29年度、そうそうだから当たっているさ。2018年度3回、2017年度3回の会議にそれぞれ何回参加しましたか。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  29年度については、ちょっと詳細は把握しておりません。出席したこともあるし、また、出席できないときは代理の出席をしたというふうに聞いております。  そして、30年度は3回のうち最初の1回目に参加しております。 ◆委員(湧川朝渉)  休憩をお願いします。 ○委員長(多和田栄子)  休憩いたします。 ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  那覇市は、過去、仲田教育長のときに珊瑚舎スコーレを訪問して、不登校のことも含めて協力を願ったと、陳情の中で書かれているんですが、それを受けて、現在那覇市の小学校、中学校の不登校と認定されている子どもの数を教えてください。 ○委員長(多和田栄子)  宇根克教育相談課長。 ◎教育相談課長(宇根克)  平成29年度の不登校数ですけれども、小学校が173人、中学校が381人、合計554人となっています。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  これ確認なんですけれども、先ほどこの法律、教育機会確保法ですが、この法律に出されている学ぶ権利の保障ですね。これは先ほどから戦中戦後の義務教育を受けられなかった子どもたち、外国籍の方というふうに言われているんですけれども、これは、この法律が対象としているのはそういった方々だけですか。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  不登校児童生徒も対象になっております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  委員長、整理して。後ろ来たら。さっきの質問。 ○委員長(多和田栄子)  先ほどの回数、わかりましたか。  では、部長の出席回数をお願いします。 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  2017年度(平成29年度)は、部長が2回出席しております。そして、1回は副部長が代理出席しております。 ◆委員(湧川朝渉)  2018年度は。 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  2018年度は、部長が1回出席です。2回は欠席となっていて、代理出席はありません。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  先ほど学ぶ権利の、この教育機会確保法で言う学ぶ権利の保障というのは、いわゆる既卒者、形上、形上と言ったら失礼ですね。いわゆる手続上、卒業していることにはなっているけれども、その方が自主的に学び直したいという場合も、その夜間中学校に入る対象になるんですよね。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  はい。対象となります。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  ですから、それから考えると、現在の不登校の方々が手続上、卒業できたとしても、この方々が何らかの理由で学び直したというふうに希望した場合は、当然、夜間中学校の対象になると考えてもいいわけですよね。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  はい。そのような考えで大丈夫です。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  沖縄県の教育委員会が夜間中学校の検討委員会を設置したと。これ2017年、先ほどの会議の数でも述べられましたので、あるということは理解しました。  その中で、この委員会の目的は何でしょうか。設置検討委員会の目的ですね。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長でいいですか。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  少し休憩で。 ○委員長(多和田栄子)  休憩いたします。 ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  長いので完結に述べます。  義務教育未修了者への多様な学習機会の提供等に関する課題整理の必要があると判断し、検討委員会の設置を決めております。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  ちょっとよくわからない。これは公立の、夜間中学校の設置について設けられた委員会ではないんですか。 ○委員長(多和田栄子)  佐久田課長。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  公立中学校夜間学級等設置に係る検討課題を行っております。
    ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  主語が抜けてたので、公立の夜間中学校の設置に向けて検討するわけですよね。 ◎学校教育課長(佐久田悟)  はい。 ◆委員(湧川朝渉)  そのための委員会であって。  その中で、6回のうち3回は参加しております。夜間中学校、過去よ、17年が3回のうち2回、2018年が3回のうち1回だから、6回のうち3回参加しているんでしょう。  夜間中学校の必要性について、どのように今感じておりますか。554人の不登校の児童生徒を抱える那覇市教育委員会として。 ○委員長(多和田栄子)  仲程総務課長。 ◎生涯学習部総務課長(仲程直樹)  本市といたしましては、このような人数がいる中で、その必要性については認識を今現在しているところではございますけれども、県が先ほどの検討委員会の中で検討を進めているところでございますので、それを注視しながら、那覇市としてその対応を考えていきたいとふうに考えております。 ◆委員(湧川朝渉)  終わります。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに質疑。  よろしいですか。                     (質疑なし) ○委員長(多和田栄子)  ないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめておきます。  休憩いたします。                 (休憩中に答弁者入れかえ) ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  次に、陳情第94号、安岡中学校体育館等新築に伴う地域連携室設置についての陳情を議題といたします。  當間弘施設課長、説明をお願いいたします。 ◎施設課長(當間弘)  ハイサイ。施設課です。よろしくお願いいたします。  安岡青少年健全育成協議会■■■■■様から提出されています。  陳情第94号、安岡中学校体育館等新築に伴う地域連携室設置についての陳情書についてご説明いたします。  安岡中学校におきましては、屋内運動場、武道場、プール棟の改築に向けて、現在実施設計を進めています。今年度工事を発注して、次年度末に完成する予定でございます。  これが完成予定のパーツになっております。体育館、それから武道場、プールになっていまして、既存のプール棟のほうに青少協さんとPTAさんが活動している諸室があります。この既存の施設を取り壊す前に、運動場に面している部分に屋外倉庫がございまして、屋外倉庫を改修して学校関係者、それから地域の方々も活用できる多目的スペースとして整備する予定でございます。  陳情の趣旨としましては、この多目的スペースを地域の方々が専用的に扱える室にして欲しいという要望でございます。  それでは、陳情書に2点項目がありますので、ご説明したいと思います。  まず1点目、これまでどおり安岡中学校敷地内に地域連携室を維持することについて。  施設課の見解ですが、安岡中学校に地域連携室はございません。既存のプール棟の一部の諸室を利用して、PTA、青少協は活動しておりました。  屋内運動場、武道場、プール棟の工事に着手する前に、既存の屋外倉庫を学校関係者や地域の方々にも活動できる多目的室として改修いたしますので、地域の方々の活動についてはこれまでどおり維持できるものと考えております。  続いて、2点目。  市担当部門と青少協で積み重ね、確認された事項が覆された経緯について明示することについてですが、昨年12月7日に開催しました学校、PTA、地域の方々を対象にした説明会において、屋外倉庫を改修し、学校関係者、PTA、地域の方々が利用できる多目的室として整備すると説明しています。説明会では、専用室が欲しいなどの要望がございました。  その後、昨年12月の定例会の一般質問で、多目的に利用できるスペースは、学校施設としての役割を持ちつつ、学校関係者や地域の方々にも活動スペースとして幅広く利用できるものと考えていますと、答弁しております。  多目的室の利用については、関係者の方々にもご理解いただけているものと考えておりました。  以上で、説明を終わります。よろしくお願いします。 ○委員長(多和田栄子)  それでは、これより質疑に入ります。  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  この陳情書の中には、倉庫は体育教員との併用というふうに、陳情者はそういうふうな言い方をしていますよね。 ◎施設課長(當間弘)  はい。 ◆委員(桑江豊)  今の答弁では、もう今まで維持できるとなっているんですけど、そちらへんの食い違いをもうちょっときれいに説明してくれる? ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  体育教師の教官室が既存の体育館のほうにありまして、この教官室と、あとは先ほど申し上げましたPTAと青少協さんもプール棟で活動していましたので、今の新しく改修する多目的室については、教官室、それからPTAも、青少協さんも、併用で使える施設にしたいということで説明はしております。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  それに対して体育教員との併用というのは、この陳情者は知らなかったということなのかな。皆さんとしては十分説明したつもりで、要するに今言ったみたいに、今までの青少協とか、地域連携室の機能も含めて体育教員の部屋も含めて使いますよということは、ちゃんと説明してきたのかな。  陳情を見ると、それを理解していないような気がするんだが、どんなですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  12月の説明会においては、この多目的スペースの部分に関して仕切りを入れまして、半分について教官室と、それから多目的に使えるスペースとして説明しています。残りの半分については、そのまま体育倉庫の活用ということで説明していましたところ、この仕切りがあると全て活用できないと。狭すぎるということで、仕切りを取るような形でちょっと検討しましょうということで答えていました。  その後、ことしの2月27日の説明会においては、中の仕切りを取った内容について説明しておりまして、そのときの説明の中では特に、例えばクーラーの設置とか、そういう施設の内容についての要望という形になっております。  ですから、当初からそういう説明はしておりますし、陳情者としては専用的に使いたいという趣旨でございます。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  ですから、やっぱりそちらへんを陳情者はよく理解していない。  先だって、市長と議長にも同様なものがきたと思いますけれども、そのときにはどのようにこの陳情者に対しては説明されて、陳情者は理解したのかどうなのか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  陳情者とは、陳情が出された後に電話で一度お話をしています。そのとき私の説明の中では、学校の教頭先生、校長先生ともお話をしたんですけれども、その際にこれまでのいきさつも説明しながら、仕切りは病院とかに設置していますつい立てですね。こういったものを設置して、空いているスペースについては、教員の机としては大体3台ほど設置するんですが、空いたスペースについては普通に使っていいですよということで、学校側と確認はやっておりました。  一体的に全部使うときには、学校関係者が使ってないときは、つい立てですので、そのまま移動もできるし、広く使えますよという内容の説明はしております。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  要するに、この仕切りを移動できるような形で普段は仕切っているかもしれないけど、大きく広く使う場合には、これを取っ払ってできるんですよという形での説明をしたと。 ◎施設課長(當間弘)  はい。 ◆委員(桑江豊)  それに対してお電話でお話をされたということですが、ご理解をしていただけたと思っていますか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  理解はまだしていないです。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  陳情者としてはどうしても専用が欲しいというふうに言っていると理解していいのかな、陳情は。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。そうです。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員
    ◆委員(桑江豊)  さっきの地図出してごらん。  どこにそれをつくるという。今までがあったものを新しくつくるの、もう一回。 ◎施設課長(當間弘)  新しくつくる体育館、それから武道場、それからプール、こちら運動場なんですが、運動場の面する部分に屋外倉庫があって、現在屋外倉庫です。これが多目的室にかえるという。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  そこは新たにつくるんじゃなくて。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  中を改装するという。今、倉庫という状況ですので改修するという。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  要するに、そこは新たにつくるのではなくて、中をそういうふうに改装すると理解してよろしいですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。そうです。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  終わります。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに質疑ありますか。  粟國委員。 ○副委員長(粟國彰)  陳情者の話では、教育委員会に新しくつくる場合には、地域の連携室を要請したと。しかし、当初、教育委員会はオーケーしたんだけど、今の設計にはこれが入ってないと言ってましたよ。どんなですか。過去にこういった地域の方々と約束したんですか。そんな話だったよ。この陳情者の話は。  それと、今、課長が言っていたプレハブを新たに改修、道具を整理して、こっちに地域の方々に使わせているんだけど、学校側がそういったものはできませんと。そういった話だったよ、陳情者は。  どうですか。どんな、これは。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  当初、5年ほど前に、平成25年度に基本設計を入れています。その際も、地域連携室については小学校に設置することになっていまして、中学校には設置する方針ではないということでの説明はしております。  恐らくそのときには専用的に使える室が欲しいという、そのときから要望があったとは思います。それはそれで要望で受け取っていまして、それから、その当時、安岡中学校が生徒数が増えて校舎の増築が予定されていまして、この校舎の増築にあわせて今の体育館とプール棟の基本設計も当時行っています。そのときの話し合いでございます。  学校側とは、今度4月に校長先生と教頭先生がかわっておりますので、5月に行ったときには説明した中で、今までのいきさつも説明して、最初は仕切りが欲しいとかいう話がありましたが、今までのいきさつを説明したらつい立てでいいという話になって、現在に至っているところでございます。 ○委員長(多和田栄子)  粟國委員。 ○副委員長(粟國彰)  じゃ、教育委員会としては今地域の方々が要望しているようなものについては、ちゃんと協力というか、応えてあげられないということでいいのかな。新しいプレハブのところにちょっとぐらい道具を整理して、そこに連携室をつくってあげると。そういった方向で進んでいるの? ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  地域連携室ではなくて、あくまでも学校施設として整備して、学校関係者、地域の方々も活動できるというようなスペースになります。 ○委員長(多和田栄子)  粟國委員。 ○副委員長(粟國彰)  いや、だから、それは今聞いたんだけど、この陳情者の話では、学校側がどうもそれはできませんと言っているから困っているという話だったよ。  その辺は、教育委員会しっかりと学校側とこの地域の方々と調整して、ちゃんと一緒に使ってくださいという指導しないと、そういった方向に指導しないと困るよ。地域の方々はこれ要望しているんだから。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  今年度、工事を発注して、また次年度には完成ということで、体育の授業も運動場に絞られる、プールもなく体育館もないという状況の中で運動場だけということになりますので、活動はできる幅は、時間帯は十分とれるんじゃないかなというふうには思っていますが、学校側のまた運営にかかわることもありますので、その辺はまた調整させていただきたいと思います。 ○副委員長(粟國彰)  終わります。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに。  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  粟國さんと多分似ているかもしれないですけど、質問させていただきます。  この地域連携室というのは、これまでどのぐらいのペースで使用してきたのかというのは、週1とか、週何回とか。これまでですね。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  学校側から聞いた話によりますと、PTAに関しては大体使うのは仕事が終わって夕方から使うということがあります。  それと、行事の場合には、やはり時間が空いている方が昼間から使っている場合もあるということで伺っています。  それから、青少協さんについても、恐らく定期でやったり、臨時的にやったり、あと行事、祭りとか、それから卒業式のイベント、その辺に向けて忙しい時期もあるというふうには聞いております。ちょっと時間帯についてははっきりとはわからないですが、青少協という構成メンバーは学校の校長先生、そして教頭先生、それから4校小学校があるんですが、各小学校の校長先生、教頭先生、それからPTA会長、また地域の自治会長も含まれての活動になりますので、やはり日中の学校の時間帯ではなくて、それ以外の活動が多いんじゃないかというふうには思っています。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  これ、学校内とかでそういった代がえできるような部屋とかというのは、ひと部屋でも確保できそうもないんですか。全くない? ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  安岡中学校はもう非常に生徒数が増えているような状況もございます。全然余裕がある教室もなく、そういうスペースは今ございません。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  それでは、青少協というのはまたどのぐらいの人数、先生方いろんな構成されていると言いますけど、どのぐらいの人数で成り立っているのか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はっきりした人数は把握はしておりませんが、大体20人程度というふうには聞いています。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  校長、教頭も合わせて、PTA、この地域関係者含めて父兄の方とかも中にはいらっしゃるんですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  父兄と申しますと、もうPTA会長になるかと思います。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  夕方から稼働しているような感じで、朝から誰か常駐している人がいるとか、そういったわけではないんですよね。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)
     そのように認識はしています。あくまで定期・不定期、それから行事の前の忙しさとかあるとは思うんですが、執務スペースとは違うというふうに思っています。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  体育教員の方々との併用、それに対しての不満というか、何が一番不満になるんですか。すみません。表現の仕方がちょっとあれですけど。必ず別で。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  私どもからすると、つい立てを設置してやる分には全然問題ないかなと思うんですが、その真意のほどはこちらでもわかりかねるところがあります。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  一緒に連携とか、先生方、例えば体育の教員と併用と言うんでしたら、またそういう先生方と今連携、協力し合えることがあるんじゃないのなって思うんですけど、いかがでしょうか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  やはり執務スペースとは違いますので、お互い連携するスペースとして大事ではないかなというふうには思っています。 ○委員長(多和田栄子)  奥間委員。 ◆委員(奥間綾乃)  ありがとうございます。以上です。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに質疑。  上原委員。 ◆委員(上原仙子)  確認をちょっとしたいなと思うんですけれども、この安岡中学校区の青少協の皆さんとかPTAの皆さん、これまでというか、これからつくるのであれなんですけど、今現在はどこの場所を使って活動されてきたんですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  現在は、プール棟の諸室を利用して使用しています。 ○委員長(多和田栄子)  上原委員。 ◆委員(上原仙子)  じゃ、今はその部屋をほぼ地域の皆さんというか、そういった方たちが利用する。場合によっては、その学校側もその部屋を使ってというふうに、お互いに共有しながらというんですか、そういう感じで使っているということですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  学校側の運用の中で、今はPTAと青少協が一緒に同じ部屋を共用して使っているということでございます。 ○委員長(多和田栄子)  上原委員。 ◆委員(上原仙子)  今ままでそうやって使っていたところが体育館を建てる、新しく新築されるということで、その移す先としてこの倉庫を使いましょうということなんですよね。 ◎施設課長(當間弘)  はい。そうです。 ◆委員(上原仙子)  体育教員との併用ということなんですけれども、これは教官室という捉え方でいいんでしょうか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。教官室との併用という形になります。 ○委員長(多和田栄子)  上原委員。 ◆委員(上原仙子)  単純にあれなんですけど、教官室であれば、倉庫にじゃなくて、むしろ例えば新しくできる体育館であるとか、プール棟というのかな、そこに一部でも、机3つぐらい置くだけなんですよね。やってもいいのではないかなというふうに思うところなんですけど。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  新しくできる体育館の中には、ちゃんと教官室ができます。ですから、完成後にはもう完全に体育館を使用することになります。 ○委員長(多和田栄子)  上原委員。 ◆委員(上原仙子)  そういったところの説明というのは、この青少協の方たちとかには説明されていますか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。あくまでも仮のスペースですよという説明になっております。建設期間中の使用ですよと、教官室ですよという説明はしております。 ○委員長(多和田栄子)  上原委員。 ◆委員(上原仙子)  実際にその倉庫の中に体育教官室というか、そのスペースと、仕切りというか、つい立てを置くとして、その残ったスペースをPTAの皆さんとかが使うスペースとしては、十分な広さがあるのでしょうか。  青少協だと20人ぐらい、そういった会議を多分持ったりとか、何らかのこの作業を実際やる場にもなるかと思うんですけど、大きさとしてはどんなものでしょうか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  現在の施設が27平米、新しく改修すべく多目的スペースが37平米で、結構大きく、スペース的には。 ○委員長(多和田栄子)  上原委員。 ◆委員(上原仙子)  わかりました。ちょっと見えてきました。 ○委員長(多和田栄子)  ほかに質疑は。  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  多分、今の全く同じことになるんですけれども、確認です。  体育館、プールの建て替えはいつからいつですか。期間を教えてください。 ○委員長(多和田栄子)  我喜屋副参事。 ◎施設課副参事(我喜屋敬)  ことしの末から次年度の末ですね。大体10月か11月ごろに工事を発注して、約17カ月ぐらいになると思いますけど、次年度の2月ごろには完成を目指して頑張っていきたいなと思っています。 ◆委員(湧川朝渉)  2月で、10月発注? ○副委員長(粟國彰)  10月に発注して、何でそのスピード、2月に完成予定するの? ◎施設課副参事(我喜屋敬)  次年度です。 ○副委員長(粟國彰)  約1年余りか。 ◎施設課副参事(我喜屋敬)  そうですね。 ○委員長(多和田栄子
     令和3年ということですか。  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  2020年2月に完成をするというふうに理解してよろしいですか。  2021年? ◎施設課副参事(我喜屋敬)  申しわけございません、2021年です。 ◆委員(湧川朝渉)  2年かかるわけ? ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  じゃ、この2019年、壊すのはいつごろ? ○委員長(多和田栄子)  我喜屋副参事。 ◎施設課副参事(我喜屋敬)  今年度、今からまた。 ◆委員(湧川朝渉)  今、2019でしょ。 ○委員長(多和田栄子)  我喜屋副参事。 ◎施設課副参事(我喜屋敬)  ことしは解体して、引き続きまた。 ◆委員(湧川朝渉)  何月かと聞いてるの。 ○委員長(多和田栄子)  何月ですかと。 ◎施設課副参事(我喜屋敬)  8月ごろから、11月末ぐらいまでかけて解体して、それから改築にシフトしていきたいと思っています。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  この陳情は、現在、運動場のほうにある施設かな、そこに今この陳情を出している青少年健全育成協議会の皆さんが、今、地域連携室の機能をあわせて事務所を今持っているわけだよね。建物を今使っているわけですよね。  どこを使っているのですか、地図で教えて。現在だよ。 ◎施設課長(當間弘)  現在は、こちらが環状2号線になっていまして、こちらが運動場なんですが、これが既存のプール、体育館ですが、このプール棟の一角を使用しています。 ◆委員(湧川朝渉)  プール棟の一角? ◎施設課長(當間弘)  はい。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  今、使っているプール棟の一角にあるAという建物、名前は何て言うの? ◎施設課長(當間弘)  プール棟と呼んでいます。 ◆委員(湧川朝渉)  プール棟の一室を使っているわけ? ◎施設課長(當間弘)  はい。 ◆委員(湧川朝渉)  プール棟の一室が、この工事期間中もう使えなくなるわけでしょう。 ◎施設課長(當間弘)  はい。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。そのとおりでございます。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  そこから、次は工事中は別の場所に移ってくださいと説明しているわけですよね。  別の場所というのは、どこに移るのですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  これは完成後のパーツとなっていますが、運動場がありまして、こちらに既存の屋外倉庫があります。これを改修して使用してもらうということでございます。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  使用してもらう際には、体育の先生の施設も建て壊し中、仮工事期間中、そこと併用になるということですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。そうです。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  プールや体育館が完成した場合、体育の先生方の何て言うんですか、スペースというのは、そのまま工事期間中に移ったところにずっと居座るのですか。どこかに移動するのですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  工事期間中は、今、施設課で考えているのは併用という形です。 ◆委員(湧川朝渉)  完成後は? ◎施設課長(當間弘)  完成後は、施設に新しい体育館の方に教官室ができますので、移動していきます。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  じゃ、完成後ですね。2021年2月にほぼ完成して、4月には多分供用すると思うんですけれども、そうなって体育の先生方の事務室的な空間が完成した施設に移るわけですよね。  そうすると、陳情を出している安岡青少年健全育成協議会の皆さんは、この工事期間中も使っていたこの施設を専用で使えるんですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  あくまで学校施設ですので、施設課としては併用という形で考えています。あと、学校の運営の中で取り扱いがまた決まっていく部分もあるかと思います。 ◆委員(湧川朝渉)  ここさ、問題は。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員
    ◆委員(湧川朝渉)  完成のとき、一緒に使ってくださいねと説明をした。体育の先生方のスペースは、完成後移動するわけですよね。そうすると、実際に青少協の皆さんが工事期間中併用して使っていた体育の先生方、移るわけですから、工事期間中から借りていたこのスペース、建物ですね。これは青少協の皆さんが専用施設として使えるという約束は与えていないわけですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。与えておりません。 ◆委員(湧川朝渉)  ここだよ、この陳情は与えていないということに対して、約束が違うと言っているわけさ。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  何で、出て、体育の先生方が移動して、併用している人たちがいなくなったのに、この施設は皆さんでどうぞ使ってくださいということが、今から約束できないのですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  学校施設ですので、学校側との調整の中で、今後決めていくことかなというふうには考えております。時間的にも、やはり教官室が移動するということは、時間的にもだいぶ余裕ができる、活用の時間の幅としても余裕ができるとは思っています。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  幅の時間じゃない。陳情審査してるのに。皆さんの意見を聞いているわけじゃない。陳情者がどう言っているかというのを確認しているだけですよ。  要するに、皆さんの今説明としては、併用する期間の確認は学校と取れているけれども、体育の先生たちが移動した後の施設の使用については、校長先生の裁量というか、目的外使用との関係があるので、今現時点ではこうですと、併用して使っている人が移動しても、その後はこうですというふうな説明ができないということで理解してよろしいですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。そのとおりでございます。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  先ほど、最初の説明で、地域連携室は小学校にのみという説明だったんですが、中学校には地域連携室はありませんか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  ございます。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  だから、小学校のみではなくて中学校にもあるわけですよね。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  はい。あります。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  先ほどのあれは訂正してください。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  原則として小学校に設置するということで、市の方針でございます。ただ、小学校が、敷地が狭いとか特別な事情があった際には、部内でその案件について個別に状況を確認して、近隣の中学校につくるのか、あるいはほかの公共施設につくるのかということでの審査になるかと思います。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  中学校に地域連携室がある中学校はどこですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  石田中、城北中、上山中、鏡原中の4校でございます。 ○委員長(多和田栄子)  湧川委員。 ◆委員(湧川朝渉)  今の説明も、僕ちょっと違うと思うよ。地域がやはりここにつくってほしいと。学校側もいいですよと、工事をする際にね。やはりそこは、僕は教育委員会は柔軟にこれまでも対応してきたし、これからも対応すべきじゃないかなと思いますね。  ですから、安岡中学校に専用の地域連携施設が設置することは、方針上も何ら間違ったことでもないし、地域の人たちが要望していることも、僕は正しい要望じゃないかなと、要求ではないかなと思います。  これで終わります。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  今、湧川委員の関連ですけれども、地域連携室というのは、1小学校、1中学校、1つあるという考え方ではないということだよね。  そうではなくて、例えばその地域の中学校、小学校、中学校区なのかわかりませんけれども、そこで1つという考え方で教育委員会はやっていると理解していいのかな。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  小学校単位で設置することになっております。小学校区ごとに設置すると。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  小学校区単位で1つ、地域連携室を。  例えば今の安岡だったら、安岡小学校には地域連携室があると言っていましたよね、さっき。小学校にあるから、中学校には必要ないという考え方なんですか。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  安岡中学校の小学校区は、銘苅小学校、天久小学校、安謝小学校、曙小学校、4校あります。そのうちの今現在ないのが、安謝小学校だけないです。  施設整備する際には、校舎増築とか改築があるときに設備整備しましょうというのが今、教育委員会の方針でございます。 ○委員長(多和田栄子)  桑江委員。 ◆委員(桑江豊)  小学校区に1つということであれば、当然小学校に1つはつくらないといけないけども、今、安岡のところで見れば、安謝が1つないという考え方ですよね。  例えば小禄の場合、すみません、ちょっと陳情と外れて申しわけありません。小禄小学校に地域連携室がないから、鏡原中学校の連携室を使ってくださいみたいに前言われたことがあるわけさ。ここらへんがよく理解できないんですね、連携室のつくり方ということに関しては。 ○委員長(多和田栄子)  當間課長。 ◎施設課長(當間弘)  所管課は生涯学習課になるわけですけど、前もってのヒアリングした中では、中学校につくるときには、あくまで敷地が狭いとかの特別の事情がある際には、中学もつくるというようなことでございます。 ◆委員(桑江豊)  わかりました。いいです。 ◆委員(桑江豊)  ほかに質疑ございますか。                  (「進行」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。  休憩いたします。                  (休憩中に答弁者退室)
    ○委員長(多和田栄子)  再開いたします  これより議員間討議に入ります。                  (「なし」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  特にないようでありますので、討議を終了いたします。  次に、付託議案の表決についてであります。  付託議案の表決を議題といたします。  委員のお手元に付託議案の一覧を配付しておりますので、その取り扱いについて休憩して協議したいと思います。  本委員会に付託され、審査した議案の取り扱いについて休憩をして協議いたします。  休憩いたします。 ○委員長(多和田栄子)  再開いたします。  休憩中に協議しましたとおり、議案第57号、議案第65号につきましては、質疑を終結し、討論を省略して、採決することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  ご異議なしと認め、さよう決しました。  それでは、これより一括して採決を行います。  議案第57号、那覇市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について、及び議案第65号、那覇市立森の家みんみん条例の一部を改正する条例制定についての2件については、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。  次に、陳情の取り扱いについてを議題といたします。  本日、審査しました議案第76号から議案第94号までの3件の取り扱いについて、休憩をして協議をしたいと思います。  休憩いたします。 ○委員長(多和田栄子)  それでは、再開いたします。  休憩中に協議しましたとおり、陳情第76号、陳情第79号については、今後とも十分に審査をする必要があるため、継続審査とすることにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  第94号につきましては、あす10時より生涯学習部を呼んで、もう一度お話を聞いていきたいと思います。  あす10時より陳情審査をすることにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  ご異議なしと認め、さよう決しました。  休憩します。 ○委員長(多和田栄子)  再開いたします  ただいま休憩中に話しましたとおり、5番の閉会中継続審査申し出について、6番の第12回議会報告会における市民意見・要望等の取り扱いについて、それから時期委員会への申し送り事項につきましては、あす陳情審査終了後行いたいと思いますけど、それにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と言う者あり) ○委員長(多和田栄子)  ご異議なしと認め、そのように決しました。  以上をもちまして、本日の審議日程は全て終了いたしました。  これにて散会いたします。                             (午前11時59分 閉会) ───────────────────────────────────────  那覇市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。   令和元年(2019年)6月24日    教育福祉常任委員長 多和田 栄 子 (備考)   ・ 本文中「■■■■」の表記については、那覇市情報公開条例(平成3年条例第21号)第12条の2の不開示情報に該当するため掲載していない。...