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平成 30年(2018年) 9月定例会-09月07日-02号

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  1. 那覇市議会 2018-09-07
    平成 30年(2018年) 9月定例会-09月07日-02号


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    平成 30年(2018年) 9月定例会-09月07日-02号平成30年 9月定例会             平成30年(2018年)9月那覇市議会定例会                  議事日程 第2号              平成30年9月7日(金)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 代 表 質 問                ~~~~~~~~~~~~                会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                ~~~~~~~~~~~~ 〇出席議員(40人)  1番  永 山 盛太郎 議員  2番  翁 長 雄 治 議員  3番  奥 間 綾 乃 議員  4番  上 原 安 夫 議員  5番  西中間 久 枝 議員  6番  仲 松   寛 議員
     7番  中 村 圭 介 議員  8番  前 泊 美 紀 議員  9番  當 間 安 則 議員  10番  新 崎 進 也 議員  11番  上 原 快 佐 議員  12番  下 地 敏 男 議員  13番  多和田 栄 子 議員  14番  小波津   潮 議員  15番  古 堅 茂 治 議員  16番  湧 川 朝 渉 議員  17番  我如古 一 郎 議員  18番  前 田 千 尋 議員  19番  宮 里   昇 議員  20番  喜舎場 盛 三 議員  21番  野 原 嘉 孝 議員  22番  大 城 幼 子 議員  23番  上 原 仙 子 議員  24番  大 嶺 亮 二 議員  25番  吉 嶺   努 議員  26番  新 垣 淑 豊 議員  27番  清 水 磨 男 議員  28番  金 城 眞 徳 議員  29番  平 良 識 子 議員  30番  宮 平 のり子 議員  31番  翁 長 俊 英 議員  32番  桑 江   豊 議員  33番  糸 数 昌 洋 議員  34番  大 浜 安 史 議員  35番  上 里 直 司 議員  36番  坂 井 浩 二 議員  37番  大 山 孝 夫 議員  38番  奥 間   亮 議員  39番  粟 國   彰 議員  40番  久 高 友 弘 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(0人) ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  城 間 幹 子  市長  久 高 將 光  副市長  知 念   覚  副市長  上 地 英 之  政策統括調整監  渡 口 勇 人  総務部長  仲 本 達 彦  企画財務部長  徳 盛   仁  市民文化部長  名嘉元   裕  経済観光部長  玉 寄 隆 雄  環境部長  長 嶺 達 也  福祉部長  新 里 博 一  健康部長  末 吉 正 幸  こどもみらい部長  玉 城 義 彦  都市みらい部長  城 間   悟  まちなみ共創部長  上 原 はつみ  会計管理者  島 袋 弘 樹  消防局長兼総務部参事監  兼 次 俊 正  上下水道事業管理者  金 城 康 也  上下水道部長  田 端 一 正  教育長  屋比久 猛 義  生涯学習部長  奥 間 朝 順  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  小 嶺   理  局長  長 嶺   勝  次長  當 間 順 子  議事管理課長  根路銘 安 彦  副参事  山 田 裕 之  主幹  仲宗根   健  主幹  玉 城 紀 子  主査  喜屋武 太 一  主査  又 吉 明 子  調査法制課長  宮 城 勝 哉  主幹  中 本 順 也  主幹  山 城 泰 志  主査  高江洲 康 之  主査  兼 島   理  主事              (午前10時 開議) ○翁長俊英 議長   これより、本日の会議を開きます。 ○翁長俊英 議長   ここで、皆様に申し上げたいと思います。  去る9月4日から5日にかけて日本列島を縦断し、暴風と高潮をもたらしました台風21号では11人の方が亡くなられました。  また、1,000棟を超える住宅被害や交通機関にも大きな影響を及ぼすなど、近畿地方を中心に全国各地が被災いたしました。  また、昨日9月6日未明に発生しました平成30年北海道胆振東部地震では、道内各地が大きな揺れに襲われ、直後にほぼ全域が停電し、大規模な土砂崩れや家屋の倒壊、けが人が多数出ているという状況にあります。  亡くなられました方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。また、被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げたいと思います。何よりも皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈りいたしたいと思います。 ○翁長俊英 議長   ここで、諸般の報告を行います。  今定例会における質問に関する資料につきましては、事前に議長において許可し、タブレット端末へ配信することにしております。  次に、今後の議会活動の資料としてご活用いただくために、中核市54市の主要事業をまとめた平成30年度中核市の主要事業(新規・継続)調査資料及び平成29年度議会決算審査資料を作成いたしましたので、それぞれタブレット端末に配信いたしました。  これで、諸般の報告を終わります。 ○翁長俊英 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、上原仙子議員、大嶺亮二議員を指名いたします。 ○翁長俊英 議長   日程第2、代表質問を行います。  この際、申し上げます。  議事の都合により、本日の代表質問に関する発言の割当時間は、答弁を除いて、ニライ45分、自民党35分以内といたします。  それでは、発言通告書に従いまして、順次、発言を許します。
     金城眞徳 ◆金城眞徳 議員   ハイサイ。会派ニライの金城眞徳でございます。  代表質問に入る前に、翁長雄志沖縄県知事のご逝去に際し、謹んで哀悼の意を表します。翁長知事は常々おっしゃっていました。「我々県民が望んだわけでもない米軍基地を挟んで、経済だ、平和だと県民同士がいがみ合うのはよくない。そのような状況を乗り越え県民の心をひとつにすることで初めて本当の意味で沖縄が将来に向けて飛躍していけると思う」と話されておりました。  その気持ちを端的にあらわしたのが「イデオロギーよりアイデンティティー」という言葉でした。これは私たちウチナーンチュの心に深い感銘を与えてくれました。那覇市そして沖縄県の発展に尽くされたご功績に深く敬意を表し、心からご冥福をお祈り申し上げます。  60年前、私が中学生のころ、アメリカの施政権下の時代、市内各地の広場では演説会がよくありました。内容といえば、小禄具志の土地強制接収、宜野湾市伊佐浜や伊江島の土地闘争、そして四原則貫徹などの内容でございました。  沖縄の将来を案じ、熱のこもった弁士の話に会場の大人は声援を送っておりました。  私も子どもながら事の重大さを肌で感じ、裸電球の下で一生懸命聞いたことを今でも鮮明に覚えております。  食にも事欠く時代に、夜遅くまで広場を埋め尽くす群集は何を考え、どんな行動をしたのだろうかと考えてしまいます。  先人が残した沖縄の方言に「ニントゥチヌミグイ」という言葉があります。この意味は、いいことであれ悪いことであれ、数年または数十年ごとに同じことが起きるという意味でございます。  翁長雄志県知事は先人の政治家のニントゥチヌミグイで回ってきた偉大な政治家だったと思います。それに続く次の立派な政治家が私たちのこの市議会から生まれることを期待いたします。  それでは、発言通告に従い代表質問をいたします。  城間市長の政治姿勢について伺います。  城間市長は、この4年間、女性としての視点、母としての視点、そして教育者としての視点、さらに政治家としての視点と、いろいろな角度からの視点をもってさまざまな市政課題の解決に邁進されてこられました。  特に待機児童の解消や子どもの貧困問題などの子ども・子育て政策については、目に見える形で大きな成果を上げております。  そのほかにも新たなコミュニティーとして小学校区まちづくり協議会の設立を進め、地域づくり、まちづくりを強力に進めてこられました。  そのほか、ご自分の掲げた公約の実現についても真摯に取り組まれており、その卓越したリーダーシップと行動力は市民からも高く評価されております。  そこで質問します。  (1)公約の達成状況も踏まえて、この4年間の実績について、市長ご自身はどのように評価しておられるかお伺いいたします。  次に、城間市長が4年前に掲げた公約達成状況は、私から見れば100点満点と言ってもいいぐらいすばらしい実績だと思っております。それでも日々、市民生活に密着したさまざまな解決すべき課題は尽きることはありません。特に本市も観光産業を中心に景気は拡大傾向にありますが、それでも人材不足、人手不足という問題に突き当たります。教育者でもある城間市長の一番の強みは、いかに人材育成が大切であるか、十分おわかりのことだと思います。  そこで、(2)2期目に向けた重点政策課題として順次お伺いいたします。  まず、①若者の就職を後押しする、キャリア教育、資格取得、スキルアップの支援、そして女性の就業活動の支援など、人材育成支援策について伺います。  ②小中学校における子どもたちの人材育成に資する学習環境の整備、そして教職員の働く環境の整備について伺います。  ③安全安心なまちづくりに向けて、防災士などの人材育成や人材登用、また期待される役割についてお伺いします。  ④都市機能の利便性向上に資する渋滞解消に向けた道路整備や公園及び公共施設などのユニバーサルデザインについて伺います。  最後に、⑤こども医療費について、中学生までの無料化について伺います。  以上、残り時間は質問席から再質問、要望等をいたします。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   ハイタイ。金城眞徳議員の代表質問(1)についてまとめてお答えいたします。  私は市長就任以来、常に市民の安全安心な暮らしを守ること、那覇市の発展に尽くすことを心に走り続けてまいりました。  また、平和をつなぐ、輝きをつなぐ、人をつなぐ、市役所をつなぐ、そして未来へつなぐという5つのキーワードのもと設定した116項目の施策も着手率96%となり、ほぼ全ての公約の実現にめどをつけることができたと自負いたしております。  特に、長年教育に携わってきた経験から、小中学校の入学準備金や本市独自による給付型奨学金事業を開始し、さらに事前給付を行うなど、生活困窮世帯の子どもたちの夢をつなぐ施策が展開できたことは無上の喜びでございます。  また、「ひと つなぐ まち」をキャッチフレーズに掲げて協働によるまちづくりを強く推進するほか、待機児童の解消に向けて認可保育所等や認定こども園を拡充し、定員増化を図りました。  さらに、放課後子ども教室への支援や児童クラブ数拡充による子どもの居場所づくりの促進、人権問題であるLGBTを含む性的マイノリティーに対する理解促進、高齢者を支援する地域包括支援センターの拡充など、全ての市民が生き生きと笑顔で暮らせるまちづくりを目指し、形にしてまいりました。  加えて、中小企業支援として、のうれんプラザのオープンによる中心市街地の活性化や、金融機関や県内ベンチャーキャピタル、民間投資家等と市内企業をつなぐ新たなマッチング事業を行うなど、市内経済の振興政策を積極的に進めてまいりました。公約実施率については100点満点ではございませんが、合格点をいただけるのではないかという思いを持っております。  次に、2期目に向けた重点政策課題についてお答えいたします。  初めに、若者の就職への後押しや女性の就業活動支援など、人材育成支援策についてお答えいたします。  沖縄県の経済は、本市のリーディング産業である観光産業や情報通信関連産業などの堅調な動きに牽引されて景気拡大が続き、有効求人倍率は復帰後初めて1倍台となり、完全失業率は23年ぶりに3%台となるなど、雇用環境は大きく改善されつつあります。  一方、県民所得は依然として全国最下位であり、本土との経済格差は大きな問題として残っております。  若者の就業については、離職率の高さや雇用のミスマッチ、女性の就業につきましては、出産後の社会復帰や仕事と家庭の両立における環境整備の必要性など、多くの課題が指摘されております。  さらには、人手不足問題が顕著になっており、それらの課題への対応も求められております。  今後は、人材確保の推進、キャリア教育、資格取得等のスキルアップ、生産性向上を目指した人材育成、多様な働き方の支援等を推進し、若者や女性を含め、市民が生き生きと躍動する地域社会の実現に向けた取り組みを展開してまいりたいと考えております。  次に、小中学校の学習環境等についてお答えいたします。  私は月に1回、教育長からさまざま報告を受ける場を設けて、教育課題等に関する意見を交わしております。  現在、教育委員会では小中一貫教育を柱に、那覇市学力向上推進計画ふくぎじんぶな~プラン」に基づく授業改善等が取り組まれております。  本計画は、児童生徒1人1人が大切にされ、よさや可能性を伸ばす学級経営、確かな学力の向上、基本的な生活習慣の形成、学力向上マネジメントの推進の4つの取り組みが中心となっております。  また、変化の激しい情報化社会に対応できる児童生徒を育成するために、ICT機器の充実も必要だと感じております。  さらに、学校施設等の整備は、多様な学習形態に対応し、よりよい学習環境に配慮して取り組まれております。  また、大阪府北部の地震による事故を教訓に、ブロック塀の撤去を積極的に進め、子どもたちの安全安心の確保に努めたいと考えており、本定例会に補正予算を提案しているところでございます。  教職員の働く環境につきましては、9月より全小中学校にICカードによる出退勤管理システムを導入しており、また、教職員の校務支援システムを全小中学校への導入を検討してまいります。これによりまして、教職員の出退勤時間の適正な管理や校務改善の負担軽減により、児童生徒とかかわる時間の確保が図られ、よりよい教育環境づくりが前進していくものと考えております。  これからもみずから学び心豊かに成長する那覇市の子どもたちを応援するまちづくりに努めてまいります。  続いて、安全安心なまちづくりに向けての防災士などの人材育成や人材登用、また期待される役割についてお答えいたします。  本市では、地域の防災力の向上を図ることを目的に、ことし7月28日、29日の2日間、本市主催により那覇市防災士養成講座を開催いたしました。  本講座には、市内に在住・在勤する方47人を含む106人の方が受講し、全員が防災士の試験に合格しております。新たに106人の防災士が誕生する意義は大変大きく、本市を含め県全体の地域防災力の向上に寄与するものと考えております。  防災士は、平時から地域や団体、事業所等における防災リーダーとして、総合的な防災力向上の中心となって自助、共助の活動の場で主動力となる重要な役割があり、災害時においては、公的支援が到着するまでの被害の軽減を図る対応など、多岐にわたる活動が期待されております。今後は、地域や職場等において、防災に関する専門的な知識や技能を有する防災士の皆様と連携しながら、地域防災力の向上に努めてまいります。  次に、都市機能の利便性向上に資する渋滞解消に向けた道路整備や公園及び公共施設などのユニバーサルデザインについて、まとめてお答えいたします。  本市では、「なはの自然・文化が息づく交通まちづくり~人中心のまちづくりをめざして~」を基本理念とし、過度に車に頼りすぎず、公共交通や徒歩・自転車などで、まちのどこへでも快適に移動できるまちを目指して取り組んでおります。  本市における交通渋滞は、沖縄総合事務局の公表資料によりますと、混雑時における平均旅行速度が時速15.9kmと、東京や大阪など三大都市圏よりも悪く、全国ワースト1となっております。  渋滞の主な要因としましては、好調な観光客の増加に伴うレンタカーを含む自動車保有台数の増加と、過度な自家用車への依存、また、通勤・通学時間帯への交通の集中などとなっており、渋滞による経済損失は大変大きなものであると考えております。  交通渋滞の改善を図るため、国や県、県警及び関係市町村などで構成される沖縄地方渋滞対策協議会において、経路の分散や交通手段の分散、利用時間の分散の3つの分散の取り組みを進めております。  また、国が開催し、県、民間団体などや私も委員として参加いたしております沖縄の新たな交通環境創造会議において、渋滞ボトルネック対策早期成果実現課題として挙げられており、国道及び県道において交差点改良による対策が進められております。  現在、中心市街地の一銀線において、久茂地橋及び松尾交差点の改良や歩道拡幅の整備に合わせ、一銀線とニューパラダイス通りを結ぶ道路を整備することで、交通渋滞の改善を図るとともに良好な歩行空間を確保する予定です。  また、道路及び公共交通ネットワークの構築を目的に、都市計画道路真和志線、城東城北線の整備及びモノレールの延長にも取り組んでおります。  公園等のユニバーサルデザインにつきましては、平成31年度にバリアフリー基本構想の策定を予定しております。  高齢者、障がい者、妊産婦、けが人等の移動や施設利用の利便性や安全性向上を促進するために、公共交通機関、建築物、公共施設のバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進してまいります。  現在、障がいのある子もない子も利用しやすいブランコや、機能に沿って正しく利用できる案内表示をした健康遊具を本市末吉公園や真嘉比中央公園に設置するなど、公園にユニバーサルデザインを取り入れた遊具の整備を進めております。  今後も施設のバリアフリー化を進めるとともに、どこでも、誰でも、自由に使いやすくというユニバーサルデザインの考え方を取り入れた公園や公共施設整備を進めてまいりたいと考えております。  最後に、こども医療費の中学生までの無料化についてお答えいたします。  こども医療費の無料化・現物給付方式の導入については、沖縄県や他市とも連携を図りながら、平成30年10月実施に向けて準備を進めております。  今回の改正で、特に市民の皆様の期待の高い就学前の子どもたちの医療費の窓口無料化が実現します。子どもたちの健やかな育ちを支援し、子育て世帯の負担軽減につながるこども医療費の中学生までの年齢拡充は、市民の切なる願いの1つであると考えています。  実現のためには、事業費の財源確保、国保のペナルティーの問題などのさまざまな課題はありますが、県とも歩調を合わせつつ、必ずや実現につなげたいと思っております。以上です。 ○翁長俊英 議長   金城眞徳議員。 ◆金城眞徳 議員   上のほうから順序よく再質問、要望をいたします。  (1)の4年間の実績評価につきましては、市民目線の行財政改革の取り組み、そして職員の頑張りにより、大変いい評価につながったものと思っております。  (2)の1番目でございますが、雇用環境は大きく改善されていることは肌で感じます。若者の就業については、多くの課題があることがよくわかりました。今後の環境整備に取り組まれるよう頑張ってください。  それから2番目でございますが、学習環境の整備では教材、教具、ブロック塀の安全対策、また学力向上の推進計画、そして教師の校務改善、その取り組みに対し高く評価いたします。  本市の小中校生2万8,000人の人材育成にますますのお励みを期待申し上げます。  3番目でございますが、再質問いたします。  災害時には地域の自主防災組織が被害を軽減するために重要な役割を担うことになります。現在の自主防災組織の結成数についてお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   本市における自主防災組織の育成、指導等の取り組みは、平成24年度から開始しており、自治会や学校PTA、小学校区まちづくり協議会女性防火クラブなどの組織を自主防災組織として認証しております。  自主防災組織の結成数は、平成26年4月時点では23団体でありましたが、平成30年8月現在、76団体と、この4年間で大幅な増となっております。  今後とも地域防災力の向上を図るため、自主防災組織の結成を促進してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   金城眞徳議員。 ◆金城眞徳 議員   それでは、これから自主防災組織の立ち上げを検討している団体等への支援はどうなっているのかお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   自主防災組織の結成を検討している団体等への支援につきましては、防災危機管理課職員による防災講話の実施や団体等が実施する防災訓練の補助、自主防災組織規約等の作成支援などを行っております。  なお、自主防災組織を結成した団体へは、市民の防災意識の向上と自主防災活動を促進することを目的として発電機、救急工具セット等の防災資機材等々を交付しております。 ○翁長俊英 議長   金城眞徳議員
    ◆金城眞徳 議員   近ごろ頻発する自然災害、それに対応できるように市民の防災意識を高めて結成団体が増えるように今後も頑張ってください。  それから4番目の質問をいたします。  モノレールの開業に向けて延長部分の進捗状況と今後のスケジュールはどうなっているのかお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   モノレール延長開業の進捗率につきましては、支柱や駅舎等のインフラ部工事及び車両や駅舎内装等のインフラ外工事ともに平成29年度末時点で約87%となっております。  また、スケジュールにつきましては、去る9月4日に全ての軌道桁が連結されました。今後、沖縄都市モノレール株式会社が行う軌道桁への電気通信線の取り付けや駅舎の内装整備を進め、年明けにも軌道桁上に車両を走らせてのシステム総合試験を実施し、試験終了後に運転手の習熟運転や、国や県の検査を経て、来年夏に延長区間の開業を予定しております。  沖縄都市モノレールは、県内唯一の軌道系交通機関として慢性的な交通渋滞の軽減に寄与するものと期待しております。以上です。 ○翁長俊英 議長   金城眞徳議員。 ◆金城眞徳 議員   ありがとうございます。この延長部分の市民の皆さんは当初の予定どおりの開通ができることに大変喜んでおります。  また、石嶺駅では地域の皆さんが開通の祝賀会の準備も始まっております。開通間近でございますが、ぜひ頑張ってください。よろしくお願いします。  それから5番目のこども医療費の助成事業の中で、10月から導入する制度の内容、また現在の準備状況、財政負担についてお伺いいたします。  また、無料化の拡充に関する課題や今後の取り組みについてお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   お答えいたします。  今年度から国保のペナルティーが一部廃止され、沖縄県においても現在、現物給付方式の導入に向け準備を進めており、本市も歩調を合わせて準備を進めているところでございます。  今回の改正は、3歳から就学前の子どもたちの通院の一部自己負担金を廃止するとともに、就学前の全ての児童の通院費及び入院費について窓口での医療費の支払いが不要になり、現物給付方式を導入する内容となっております。  それにより市民の皆様からの期待が高い就学前の子どもたちの医療費の窓口無料化が来る10月より実現いたします。  現在の準備状況としましては、システムの改修を終え、今月中には対象者へ受給者資格証、これはピンク色の証になりますが、これを送付する予定となっております。  また、その際には、市民向けに医療機関の適正利用についての協力をお願いする予定です。  今回の改正による財政負担といたしましては、現物給付方式を1年間通して実施することとなり、平成31年度の助成金総額は6億7,000万円程度と試算しております。  その2分の1は県が補助することとなっており、今回の改正に伴う市負担の増加額は年間で1億円程度になるものと想定しております。  議員ご質問の中学生までの無料化、対象年齢の拡充につきましては、子どもたちの健やかな育ちを支援し、子育て世帯の負担軽減につながる市民からの期待の高い政策であり、先ほど城間市長から必ずや実現したいとの強い決意が示されております  そのため、現物給付方式の導入の影響、財政負担や国保のペナルティーなどの課題はありますが、県との歩調を合わせつつ課題を1つ1つ整理し、実現したいと考えております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   金城眞徳議員。 ◆金城眞徳 議員   市民の期待が高い就学前の子どもたちの医療費の窓口無料化、これが実現して大変よかったと思っています。高く評価いたします。  最後に、城間市長に再質問いたします。  去る7月24日に2期目への出馬表明をなさいました。その席上、協働によるまちづくりや市民所得向上のための経済振興について、2期目も継続して取り組み、市民目線の政治、市政を市民とともに紡いでいきたいと述べられ、力強い出馬表明であったと思っております。  さらに、次の4年間も城間市政を継続させて、より大きな成果を積み上げてほしいと期待しているところでございます。  改めて2期目に向けた力強い決意をお聞かせください。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  私は市長就任以来、多くの市民の皆様をはじめとする方々からご理解、ご協力をいただいて、さまざまな課題を乗り越えてまいりました。  連綿と続く市政運営の中では課題は尽きることはありません。そのような中、風格ある県都那覇市をさらに高みへ押し上げるためにも、今、私自身の持てる力を全て注ぎ、那覇市の発展に一層尽くしたいという強い思いを持って臨みます。  これまでの積み重ねにより芽吹き出した成果、そしてもうすぐ形をあらわそうとする成果を市民の皆様や職員と一丸となって、さらなる高みへ押し上げていきたいと、そのように考えております。  これまで以上に協働によるまちづくりを土台といたしました諸施策に市民とつないだ絆を縦と横、そして、まさにそれを縦横無尽に紡いでいって市民目線の政治、そして政治を担う者として、より一層、その絆を皆様とともに高めて強めていきたいと思っております。以上です。 ○翁長俊英 議長   金城眞徳議員。 ◆金城眞徳 議員   市民の皆様も大きな期待をしております。頑張ってください。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○翁長俊英 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   会派ニライの宮平のり子でございます。  1.市長の政治姿勢についてからお伺いします。  (1)8月8日逝去された翁長雄志知事の辺野古埋立承認撤回の遺志が、8月31日、沖縄県から示されました。謝花喜一郎副知事、富川盛武副知事は、辺野古埋立承認の撤回を、「辺野古埋立の違法状態をこれ以上放置できない」として、さらに次のように述べています。  環境保全対策に問題がある、承認要件を充足しなくなった、行政の観点から撤回が相当と判断、留意事項の違反行為がある、翁長知事の熱い思いを受け止めたと記者会見で明らかにしました。  そして、翌9月1日の新聞紙上に、翁長雄志知事のパートナーの樹子さんが「県民が諦めなければ辺野古の基地はつくられない」と翁長知事が信じているとコメントを述べておられます。  今後、国との間で県は法廷闘争が予想されていること、そして今回の知事選挙の争点について市長に伺います。  (2)市長は、市政の一丁目1番地として、待機児童ゼロに道筋をつけてきました。保育所を増やし、保育定員を増やし、この4年間の待機児童対策は目覚しいものがあります。  また、こども医療費窓口無料化や子どもの貧困対策、自立支援員の配置、無料学習塾、子ども食堂への支援、小中学校の入学準備金事前支給など、思いやりの姿勢を展開、高齢者、要介護者、障がい者に対しても介護水準のトップクラスを進めてきました。  市政の二丁目1番地として経済振興策として、市民の所得の向上も視野に経済振興にも尽力してこられました。  那覇市の経済成長率は全国9位。観光客数はハワイを超える957万人余。那覇市の魅力度は全国13位です。行政課題の施策の96%に着手してこられた市長に市長選挙の相手候補との争点について伺います。  次に、2.人権問題についてでございます。  医科大学の女子学生の入学点数を操作して、女性の入学を低く抑えていた、あるいは障がい者の雇用を阻む法定雇用率の水増し問題、そしてLGBT支援の無理解と逆行が国会議員から発言されるなど、最近世間をにぎわしている諸問題、悲しく、腹立たしいと憤っているばかりではない社会の深いゆがみが感じられます。  女性、障がい者、LGBT、この時代、今日にあっても差別の対象であることがあらわれたものと受けとめます。  (1)障害者雇用率について、中央省庁から雇用率の水増しが発覚、中央省庁に限らず、地方自治体にも及んでいると報じられています。市長の見解を伺います。  (2)LGBT支援について、LGBTカップルは子どもをつくらない。つまり生産性がない。そのような人たちに税金を使う必要があるのだろうかと、現職の自由民主党衆議院議員が月刊誌に寄稿、波紋を呼んでいます。  時代錯誤も甚だしく、憲法の根幹である基本的人権の尊重、国民主権が脅かされています。先進的に取り組みを進めてきました那覇市、そして市長の見解を伺います。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   宮平のり子議員の代表質問のうち、1番目の私の政治姿勢についてのご質問に順次、お答えいたします。  初めに、(1)につきましては、4年前の沖縄県知事選挙では、辺野古への新基地建設反対を掲げる翁長雄志沖縄県知事が誕生しました。  翁長知事は生前、「あらゆる手段を用い、辺野古に新基地を造らせないという公約の実現に向けて、不退転の決意で臨んでいく」と強く熱い思いを述べておられました。  このたびの沖縄県による埋立承認の撤回につきましては、公有水面埋立法の定める承認要件を満たさないため、行政手続として埋立承認の撤回を判断したと記者会見で説明されたことは承知しております。  また国は、法的な対抗措置を検討しているとの報道があることも承知しておりますので、しっかりと注視してまいりたいと考えております。  そして、沖縄県知事選挙の争点につきましては、県民生活に関係するさまざまな課題や施策等はもちろんのこと、今回の埋立承認の撤回の是非についても争点の1つになるものと考えております。  次に、(2)につきましては、私はこの4年間、偉大な先達が塗り重ねてきた那覇市政というキャンパスに、女性としての視点、発想、気配り、新しく優しい温かな色彩を加えたまちづくり、自分らしく心豊かに暮らせるまちづくりに邁進してまいりました。  公務に邁進する中、私が常に自分自身に問いかけてきたことは、多様化する市民ニーズの1つ1つに対し、どのような対応や方策を講じることで、求められる成果につなげていくことができるのかということです。  私の考えでは、具体的には、数量的な側面から質的な側面、いわゆるきめ細やかさに施策の重心をシフトしていく時期にきているのではないかと思っております。  まず、協働によるまちづくりにつきましては、新たなコミュニティーとして期待される小学校区まちづくり協議会の設立を推進いたしました。  平成28年度には小学校区コミュニティー推進基本方針を策定し、現在7校区で協議会が活動されております。間もなく8校目が誕生の予定でございます。  私も何度も活動の場に足を運び、お話をさせていただく中で、多様な地域ニーズへの理解を深め、諸施策への反映に努めてきました。  待機児童解消につきましても、認可保育所等を70園から141園に拡充し、定員も7,163人から1万1,405人に増加を図りました。児童クラブにつきましても62クラブから86クラブに拡充し、放課後の子どもたちの居場所づくりを促進できました。  ハード面が整い、次はソフト面のステージへと進む段階にきたと考えています。  その1例が、生活困窮世帯の子どもたちの夢をつなぐ小中学校の入学準備金の事前支給や、大学進学希望者に対して本市独自の給付型奨学金制度の創設です。  その他、県内で初めてとなる骨髄ドナーの休業休職に伴う経済的負担を軽減する移植支援事業や、無料低額診療事業の対象となる市民の院外処方の薬剤費の助成実施、放課後子ども教室の児童支援員の賃金改善、高齢者への支援となる地域包括支援センターの拡充などを実現できましたことは、市政の大きな前進だったと思っております。  また、経済振興政策につきましても、本市中小企業の支援として、金融機関や県外ベンチャーキャピタル、民間投資家等と市内企業をつなぐ民間資金調達のための新たなマッチング事業を行っており、本市経済の振興に向けて積極的に取り組んできたところでございます。  こうした1期4年間の取り組みの根底にあるのは、多様化する市民ニーズに対応するために、各々の施策の質、いわゆるクオリティーに目を向け、きめの細やかさを重視した施策の最適化であったと自己分析をいたしております。  まさしく、このたびの那覇市長選挙におきましては、それぞれの施策の質、クオリティーが問われているのであります。施策のきめの細やかさという点が最大の争点になるのではないかと私自身は捉えております。以上です。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   宮平のり子議員の代表質問の2番目、人権問題について、障害者雇用率についてお答えいたします。  国や地方自治体、民間企業は障がい者の雇用促進と職業安定を図るため、障害者の雇用の促進等に関する法律で定められた一定の割合以上の障害者の雇用が義務づけられております。  この基準となる割合が法定雇用率であり、国が示した平成30年度の法定雇用率は、国や地方自治体で2.5%、教育委員会で2.4%となっております。  今般、マスコミで報道されておりますように、一部の中央省庁や地方自治体などにおいて、障害者雇用率の水増しがされたことは、国民の行政への信頼を裏切るものであり、非常に残念であると思っております。  本市におきましては、障害者手帳を確認し、障害者雇用率の算定を行っており、法定雇用率を満たしております。
     今後とも法定雇用率を遵守するなど、障がい者雇用の促進に努めてまいります。  次に、(2)LGBT支援についてお答えいたします。  報道によりますと、ご質問の寄稿文につきましては、「LGBTカップルは子どもをつくらない」、「生産性がない」、「そこに税金を投入することがはたしていいのかどうか」という点について、多くの方々からさまざまなご意見、反響があり、LGBTを含む性的マイノリティーの方々のみならず、障がい者や難病患者らでつくる団体や女性団体等からも非難・抗議声明が上がっております。  なお、本市では、性の多様性を尊重する都市・なは宣言、いわゆるレインボーなは宣言において、人がどのような性を生きるかは人権であり、誰もが多様な生き方を尊重されなければならないという本市の姿勢を表明し、那覇市パートナーシップ登録や性の多様性の尊重に関する施策を実施しております。「LGBTカップルは子どもをつくらない」、「生産性がない」、「そこに税金を投入することがはたしていいのかどうか」ということに関しましては、生きづらさを抱える人々の支援に取り組んでいる本市の方針とは全く相入れないものだと感じております。 ○翁長俊英 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ご答弁ありがとうございました。  まず、知事選、市長選の争点について伺いましたが、沖縄にとっては大きな政治決戦を迎える中に現在あると思います。  知事選挙の公開討論会で先日、相手候補が普天間飛行場の名護市辺野古移設への賛否について、「安全保障問題は国が決めることだ。我々には努力の限界がある」と答えています。  国土面積の0.6%に過ぎない沖縄に70%の米軍基地を負わせ、なお、辺野古新基地を造ろうという国の負担押しつけに甘んじなさいというものです。  保守政治家でありながら、イデオロギーよりアイデンティティー、基地問題は県民が一丸となって解決するしかないと訴えて闘ってきた故翁長雄志知事の思いを受け継いで市長を支え、今回の知事選挙を戦ってまいりたいと思います。  次に、人権問題についてのところで、障害者雇用率についてですけれども、法定雇用率と那覇市における障がい者雇用の実態、どのように算定され、雇用者数あるいは雇用率の推移がわかれば教えてください。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   直近の3年間の市長部局における障害者雇用率について、雇用率算定上の職員数は、平成28年度1,923人、障がい者数51人で、障害者雇用率は2.65%。  平成29年度の職員数1,950人、障がい者数48人で、障害者雇用率は2.46%。  平成30年度の職員数2,018.5人、障がい者数57人で、障害者雇用率は2.82%となっております。  平成28年度、平成29年度の法定雇用率2.3%、平成30年度の法定雇用率2.5%を上回っております。  なお、教育委員会の障害者雇用率については、平成28年度2.4%、平成29年度2.37%、平成30年度2.56%となっており、教育委員会の平成28年度、平成29年度の法定雇用率2.2%、平成30年度の法定雇用率2.4%を上回っております。 ○翁長俊英 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ありがとうございました。真摯な取り組みを障がい者雇用に対してしていることがわかり、大変安堵いたしました。  次に、LGBTについてですけれども、男と女だけではない性自認があり、自分の性的指向に違和感を持つのは13人に1人といわれています。  社会が変わり、誰もが生きやすくしようというのがLGBTの支援です。  しかしながら、学校生活ではこれまで男女の2つの性が前提になり、性的少数者が見えない存在にされてきました。  学校の性別出席名簿がその最たるものと考えられ、これまで男女混合名簿への転換を多くの議員が取り上げ、求めてまいりました。  那覇市教育委員会では、学校におけるLGBTへの配慮に関する指針を策定、取り組みの1つとして男女混合名簿の整備を推進し、平成30年度から小中学校への導入を推進すると、平成30年2月定例会でニライ会派の平良識子議員に答弁をしています。新年度に入りましてからもう間もなく半年、現在の取り組み状況について伺います。 ○翁長俊英 議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   教育委員会におきましては、レインボーなは宣言を受け、平成29年度に学校におけるLGBTへの配慮に関する指針を策定し、その施策の1つとして、男女混合名簿の出席簿の導入についても校長連絡協議会等で周知し、今年度より全小中学校において実施しております。  そして名簿の順番につきましては、五十音順、または住所順となっております。 ○翁長俊英 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ありがとうございました。  100%という県外の都市もたくさんございます。そういった意味においては、県内でも那覇市が100%実施になったということは、その底上げにもなりますし、また他市町村へも波及していくものと大変いいことだというふうに思います。  2015年にはレインボー宣言、そしてパートナーシップ登録制度を翌年、2016年に行っているのも市民として生きやすい那覇市をつくる市長の大きな実績の1つといえます。  前の金城眞徳議員の質問にもありましたように、実績の評価、また今後、那覇市はどのように舵取りをしていくか、市長の決意をお聞きしました。ぜひきめの細かい女性ならではの市民に優しい政治を進めていくために、ともに頑張って戦っていきたいと申し上げたいと思って、私の代表質問を終わります。 ○翁長俊英 議長   上原快佐議員。 ◆上原快佐 議員   ハイサイ、上原快佐でございます。会派ニライを代表して質問を行います。  まず冒頭に、先ほど議長からもありましたけれども、6日未明、北海道で震度7の大地震が発生しました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。そして、いまだ安否不明の方もおられるということでございます。それらの方の無事を心から祈っております。  同時に救助に当たっておられます消防、警察、そして自衛隊、海上保安庁の皆様、また多くの役所の職員の皆様、関係者の皆様が尽力されていることに心から感謝申し上げます。引き続き頑張っていただきたいと思っております。  私ども会派ニライとしても、今回の被災者に対してどのような形の支援になるかわかりませんけれども、全力で支援に取り組みたいと思っております。  それでは早速ではございますが質問に入ってまいります。  冒頭で触れました大災害は、我々の都合で起きるわけではありません。突然として起こります。先々月も西日本豪雨が発生し、死者は岡山、広島、愛媛3県を中心に15府県で225人に上り、平成で最悪の豪雨災害となりました。  また、多くの方がいまだ避難所生活を余儀なくされております。これらの自然の猛威に対して人間はあまりにも無力でございます。  しかしながら、さまざまな備えをすることはできます。そして、政治や行政の役割というのは、その備えをどのようにして活用して、そして、どのようにして被害を最小限に抑えるかだと思います。  そこで本市において、どのような形で防災が行われているのか質問をさせていただきます。  1.防災行政についてです。  (1)防災マップ、今現在、全世帯に配布されていると思いますけれども、この概要及び現状についてお伺いいたします。  そしてもちろん災害時には防災マップも活用されますけれども、それ以外の(2)災害時の対応についてお伺いいたします。  次に、これも防災にかかわることですけれども、6月に大阪府の北部で起きた地震で小学4年生の女児が倒壊したブロック塀の下敷きになって死亡するという痛ましい事故が発生いたしました。  この女児が亡くなったのは、地震という自然災害に起因することですけれども、明らかに防げた人災の部分もやはり大きいのではないかと思われます。  そこで、2.本市の学校施設のブロック塀についてお伺いいたします。  (1)そもそもこのブロック塀を設置する意味というもの、またブロック塀設置の経緯についてお伺いいたします。  そして、(2)今後の方針及び対応についてお伺いいたします。  次に、先日、天妃小学校で不発弾の処理が行われました。沖縄県内では、幼稚園、小中高校、そして大学など学校施設の敷地内で不発弾の発見件数が2013年から2017年度の5年間で67件に上ることが、県防災危機管理課のまとめでわかっております。  そこで本市についてですけれども、3.学校施設の不発弾についてお伺いいたします。  (1)本市の不発弾撤去の状況についてお伺いいたします。  (2)今後の方針及び対応についてお伺いいたします。  最後に、先ほど私ども会派の宮平のり子議員からもありましたけれども、宮平議員から質問があったのは障がい者の直接雇用の件ですけれども、それ以外にも障がい者の方々は就労支援という形で、直接雇用にいく前の準備段階という形で頑張っておられる方々が多くいます。  4.障がい者の就労支援についてでございます。  (1)就労支援事業の概要についてお伺いいたします。  (2)就労支援事業所等の現状と課題についてお伺いいたします。  残り時間につきましては、質問席より再質問、そして要望をいたします。お願いします。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   上原快佐議員のご質問のうち、私のほうからは3の学校施設の不発弾についての(1)についてお答えいたします。  本市においては、自衛隊が統計をとり始めた昭和47年からの不発弾の安全化処理及び爆破処理件数については、平成30年4月現在、333件となっており、日本復帰してからこれまでの間、数多くの不発弾を処理してきたところでございます。  最近では平成30年8月13日に、天妃小学校の校舎建替工事に伴う文化財試掘調査の磁気探査において不発弾が発見されました。  私も現場視察いたしましたが、子どもたちが毎日のように利用している運動場から不発弾が発見されたことに大変驚愕いたしました。  できる限り迅速に処理が行えるよう関係部局に指示し、その不発弾処理が先週日曜日に実施され、市民の皆様のご理解とご協力をいただき、現地での安全化処理を終えたところでございます。  学校敷地内における不発弾の処理状況については、平成28年度、29年度に上間小学校内で処理された2件、今回、天妃小学校の不発弾処理を含め、過去3年間で3件の処理件数となっております。  先の大戦において、沖縄は激しい艦砲射撃、砲爆撃を受けたことに加え、熾烈な地上戦闘の場となり、戦後70年たった今でも沖縄の地には約2,000トンの不発弾が埋没していると言われております。  不発弾が発見されるたびに、地域住民の皆様、事業者の皆様、観光客の皆様など多くの皆様にご不便、ご心配をおかけしておりますので、今後も引き続き迅速な処理作業が行えるよう各機関と調整・連携し、対応してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   上原快佐議員の代表質問の1番目、防災行政について順次お答えいたします。  初めに防災マップの概要及び現状についてお答えいたします。  那覇市防災マップは、市内における土砂災害、高潮、洪水、津波による被害のおそれがある地域、公園等の避難場所や公立小中学校等の避難所に関する情報などを掲載したマップで、市民の皆様に日ごろから自分の住む地域に潜む災害リスクを知っていただくとともに、災害時に円滑な避難行動等を行えるようにするためのものでございます。  市民への周知方法として、電子版の那覇市防災マップをホームページに掲載しており、また昨年12月には全世帯へ配布しております。  次に、災害時対応についてお答えいたします。  例えば本市に震度6弱の地震が発生した場合には、防災行政無線、那覇市防災気象情報メール、緊急速報エリアメール、本市ホームページ、SNSなどの広報媒体を駆使し、迅速に市民の皆様へ周知を図ります。  あわせて、市長を本部長とし各部局長を本部要員として構成する災害対策本部を設置し、被害状況の把握や応急対策に関することなど、総合的な応急対策を実施することとなります。  全職員が災害対策配備要員として自主参集し、市内における家屋、道路等の被災、損壊状況及び避難所となる施設の安全状況を確認した上で、避難所として指定している公立の小中学校のうちから開設する避難所を決定し、避難所の開設後は被災者等の支援に当たることとなっております。 ○翁長俊英 議長   屋比久猛義教育委員会生涯学習部長。 ◎屋比久猛義 教育委員会生涯学習部長   ハイサイ、上原快佐議員の代表質問の2番目、学校施設のブロック塀について順次お答えいたします。  まずブロック塀設置の経緯についてでございますが、学校施設においては、児童・生徒・園児の安全を確保するため、不審者等の侵入を防止する対策が必要でございます。  その安全対策の一環として、過去に整備された市内の学校施設においては、特に安価で手に入りやすい資材であったコンクリートブロックを使用した塀を道路沿いや敷地周囲に設置してきたという経緯がございます。  当該ブロック塀については、建築基準法の改正を経て現在の基準に適合しないと思われるものや、老朽化によって劣化しているものも確認されている状況でございます。
     次に(2)今後の方針及び対応についてお答えいたします。  現在学校施設に設置されているブロック塀については、児童・生徒・園児の安全確保を図るため早期に撤去を行い、フェンス等の設置を進めてまいります。  まず本年度より危険性の高い道路沿いのブロック塀について撤去等を行います。そのための費用として本定例会に補正予算を提案しているところでございます。  その他学校敷地内のブロック塀については、次年度中に対策を完了できるよう、関係部署との調整や学校周辺関係者の理解を得ながら取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   上原快佐議員の代表質問の3番目、学校施設の不発弾についての(2)今後の方針及び対応についてお答えいたします。  沖縄県市町村支援事業補助金交付要綱等に基づき、公共工事を行う際には、工事予定地の磁気探査、発掘、処理に係る経費など、予算の範囲内において交付されることとなっております。  しかしながら、公共工事以外での磁気探査については補助の対象外となっているため、補助対象となるよう関係機関等へ要望を行っていきたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   長嶺達也福祉部長。 ◎長嶺達也 福祉部長   ハイサイ、上原快佐議員の代表質問の4.障がい者の就労支援についてお答えします。  障害福祉サービスにおける就労支援としましては、一般就労に必要な訓練や求職活動支援を行う就労移行支援、適切な支援により雇用契約に基づき就労する就労継続支援A型、通常の事業所に雇用されるに至らなかった方のために必要な訓練や支援を行う就労継続支援B型、それから障害福祉サービス事業所を利用した後、一般就労に移行した方の職場定着を支援する就労定着支援がございます。  次に、本市の現状としまして、平成30年8月現在、就労移行支援事業所23カ所、就労継続支援A型事業所18カ所、B型事業所53カ所、就労定着支援事業所5カ所となっております。  また課題としましては、特に就労継続支援A型において、収益の上がらない仕事を提供し、利用者へ最低賃金を支払うことが困難な事例など、一部で不適切な事業運営を行っている事業所の存在が全国的な課題として取り上げられました。  こうした事業所の運営改善を目的に、平成29年4月に就労継続支援A型の指定基準に関して、障害者総合支援法の改正が行われまして、本市におきましても改正の趣旨を踏まえ対応しているところでございます。 ○翁長俊英 議長   上原快佐議員。 ◆上原快佐 議員   市長、また部長、答弁ありがとうございます。  それでは、最初のほうから一つずつ再質問及び要望させていただきます。  現在、防災マップ、全戸に配られているということですけれども、これ見てわかるとおり、非常に細かくいい地図になっています。(資料提示)  ただ、これを配られたからといって、全世帯が大事にとっておいて、例えば壁にとか見やすいところに張ってるかというと、なかなかそうではないと思います。  自分の住んでるところがどこなのかなと思って見て、さらにこれはさすがに細かすぎるので、ホームページ上のマップで大きくしたら自分の住んでるところがわかると思うんですが、さすがにそこまでやる防災意識の高い方というのはなかなかおられないのかなと思います。  なので、これはせっかくつくったいいものなのでぜひこれは周知して、これ見ると、今回の地震でも、また西日本豪雨でもありました土砂災害、結構危険箇所というのが那覇市内でもこれを見るとありますので、最低でもこういった危険箇所やまたそのおそれがある地域の方とか、また津波浸水想定マップというのも裏側にありますけれども、こういったものをぜひ多くの市民の皆さん、利用していただいて、防災意識をさらに高めるような取り組み、また最低でも自分の住んでる場所がどういった地域なのかというのをきちんと理解して、お互いの連携がとれるような取り組みをぜひ行政として進めていただきたいと思います。  答弁でありましたけれども、災害時には消防や防災危機管理課の職員など市の職員が防災対応に当たることになりますけれども、大規模災害のときには行政だけではやはり対応できないことが想定されます。  そのため、被害を軽減するためには地域の横のつながりというのを強化する必要があると思います。  実際に西日本豪雨でも、自治会なりで横のつながりがあった地域は、お互いに声をかけ合って避難所に行こうよという形で、行って助かったという事例も今回のケースでありますので、今那覇市としては自治会の加入率というのがちょっと低下しておりますけれども、こういった横とのつながりというのはふだんの生活の中でももちろん大事になってくるんですが、いざというときに、そういえば隣のおじい、おばあ、ひとりだったなとか、足悪かったなというのがふだんのつながりでわかると、こういった災害が起きたときに、あっちのおじい、おばあ大丈夫かなとか、そういえば車椅子の方がいたなとか、そういった心配な地域の方々を事前に知っておくということも非常に大事になります。  その一例として、自主防災組織とか校区まちづくり協議会等の組織が連携して取り組みを実施することによって被害を軽減することにつながるのではないかと考えておりますけれども、部長のお考え、お聞かせ願えますか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   本市では、平成30年8月現在で自治会等の組織を中心とする76団体の自主防災組織が結成されております。  今般の平成30年7月豪雨のような大規模災害時には、一時的に行政の機能が低下するとともに、多数の負傷者が発生することが想定されるため、被害の拡大を防ぎ、より多くの人命を救うためには、地域住民等による自助・近助・共助の取り組みが重要であるというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   上原快佐議員。 ◆上原快佐 議員   ぜひ引き続き防災の意識を高めることに尽力していただきたいと思います。  防災に関してはやってやりすぎということはありませんので、大災害のときに一人でも多くの命が救えるような取り組みを加速していただきたいと思います。  次に、学校施設のブロック塀についてでございますけれども、これそもそもなんでブロック塀である必要があったのかというところで、最大の理由はその当時安価だったからということがございます。  それを今後、今答弁の中で、今回予算で補正予算をとって、さらに次年度中に完成できるように対応していくということでございます。  このブロック塀をフェンスに変えていくということなんですけれども、フェンスに変えることによって、今までブロック塀が果たしてきた役割というのが果たせるのかというところが1つ疑問に思うところでありますけれども、そこら辺お答えいただけますか。 ○翁長俊英 議長   屋比久猛義教育委員会生涯学習部長。 ◎屋比久猛義 教育委員会生涯学習部長   ブロック塀を撤去し、見通しのよいフェンスを設置することで、これまでどおり不審者などの侵入防止対策などの役割を果たせるものと考えております。  また、水泳プール等についての目隠し機能もございますけれども、そういったことにつきましては、設置したフェンスへネットなどを張るなどの対策を検討してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   上原快佐議員。 ◆上原快佐 議員   ぜひフェンスに変えたことによって、逆にいろんな不安が起こらないように、学校の水泳の授業とかありますので、そういったときには外から見えると不都合がありますので、そういった対応もしっかりとしていただければなと思います。  また、フェンスに変えることによって運動場とかの土ぼこりとかありますよね。そういった対応も必要になってくると思いますが、引き続き丁寧な対応をしていただければと思います。  次に、学校施設の不発弾についてでございます。  答弁を聞いて、非常に多いなと。実際に工事するまでなかなか見つけることができないということで、ただ工事する前まではグラウンドの上で子どもたち何も知らずに遊んで、また体育の授業等で活用しているわけです。そういった状況というのは、本来ならば国の予算で、学校の施設内全部に磁気探査等々をする必要があると思いますけれども、ただ現実的にはなかなか。話を聞くと50センチ掘って、さらに磁気探査当てて、またさらに50センチというふうに相当な時間と予算がかかるので、校舎建て替え等大規模な工事のときにしかなかなかできないという現実的に非常に部分があるかと思いますけれども、引き続き不発弾はまだまだ多くございますので、丁寧に慎重にこの事業を進めていただければと思います。  最後になりますけれども、障がい者の就労支援についてでございます。  答弁の中で、現状でさまざまな対応をしているということですけれども、この就労支援A型、B型の説明はありました。そのほかにも生活訓練とか、さまざまな障がいを持った方が働くことができるように、誇りを持って働けるような形での支援というのが今現在さまざまな事業所によって行われております。  A型の事業所に限らず、障がい者の就労を支援する福祉事業者というのがおりますけれども、民間企業が直接雇用する場合もありますけれども、業務の請負の機会を確保しやすくなるように、福祉事業者と民間事業者が今現在でもそのやりとりはしておりますけれども、さらにこの需要と供給をマッチングするような仕組みというのが今後沖縄においても必要になってくるかと思います。  現在でも事業者と事業所同士で取り組みされておりますけれども、さらにマッチングの仕組みというのを那覇市独自でつくれないかということをお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   長嶺達也福祉部長。 ◎長嶺達也 福祉部長   障害福祉サービス事業者と民間企業等との間の請負等につきましては、基本的には民と民の間の契約になろうかと思いますが、行政でできる役割につきまして、先進事例等を踏まえまして、調査・研究してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   上原快佐議員。 ◆上原快佐 議員   ありがとうございます。  もちろんこれは民と民の事業でありますので、行政が云々というのはなかなか難しいことだとは思います。  ただ、今回これを質問するに当たってさまざまな事例を見させてもらいました。  ある市では、確か中国地方の市だったと思うんですけれども、ホームページ上で、例えばどこどこの企業がこういった仕事を紹介しますという形で、こういった人材を募集してますというのでいくつか事業があって、それに対して、生活訓練とか就労支援とかされている事業所が応募をする、入札のような形です。それでマッチングをして、ホームページ上でそういった障がい者と企業をつなぐマッチングの仕組みというのをやってるところもございます。  また宮崎の日向市というところでは、マッチング会というのを中小企業支援機構というところが主催して、A型とかB型の事業所が参加して、何をやるかというと、例えばうちの事業所の障がいをお持ちの方、身体なり精神なりいろいろあると思いますけれども、この方々がどういった仕事ができるのか、もちろんフルタイムはなかなか難しいけれども、適性に応じて例えば2時間、3時間だったらできますよとか、例えば長時間の集中力が必要とされる仕事がありますよね。ただ、長時間1つの単純作業でもできるというような障がいの特性もあります。  さまざまな障がいの特性がございますので、そういった方々でも輝いて仕事ができるようなマッチングというのは、企業の皆さんも障がい者の特性というのは熟知しているわけではないので、マッチングというのがなかなかうまくいってない事例があると思います。  なので、ぜひ那覇市でも、那覇市独自でやるのが一番望ましいのですけれども、宮崎では中小企業支援機構というところが実際やっておりますので、ぜひ那覇市もこういった取り組みを進めていただきたいと思いますけれども、所管の経済観光部長、見解を伺いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   議員ご提案の障がい者と中小企業をつなぐマッチングにつきましては、中小企業が抱える課題の解決にもつながる部分があるものと考えます。  市や中小企業支援団体等での実施手法を含めて、調査・研究してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   上原快佐議員。 ◆上原快佐 議員   那覇市は中小企業が非常に多い市でございます。また雇用不足というのも近年問題となっておりますので、企業側と障がい者の支援をやっている方々、事業所のお互いのニーズを満たせるような、お互いウィンウィンとなるようなそういった事業というのを今後ぜひ調査・研究して進めていっていただきたいと思います。  以上で私の代表質問を終わります。ありがとうございました。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   ハイサイ。ニライ会派、最後に代表いたしまして、私清水磨男からも質問を行いたいと思います。  まず1点目に新文化芸術発信拠点施設であります。  これまでも繰り返し議会の場で議論されてまいりました。またその際に、常々与野党どのような立場からも言われたことは、やはりこの事業、注目も集めておりますし、いろいろ議論にもなっております。  ですので、その内容は逐一市民の皆様、そして関係者の方々にお伝えする必要があると思います。ですので、先月の臨時議会を受けて、現在の進捗状況をまずはお伺いいたします。  そして2点目に、この文化芸術発信拠点施設だけではなくて、もう1つ那覇市で大きな注目を集めているものは、第一牧志公設市場の建て替え、そして中心市街地のこれからのあり方というところであると思います。  ですので、(1)まずは第一牧志公設市場の建て替えの現状がどうなっているのか、この点をお伺いいたします。  これにつきましては、かねがね市長は、自身の子どものころの原風景として、道ジュネーの音が聞こえ、家から飛び出し、そしてまちを歩いていると三線の音が聞こえて思わず歩みをとめたということを申されてまいりました。  私自身も子どものころ、今はなき三越の上のレストランのようなところに亡くなったおばあちゃんに連れていってもらって、あそこで中華丼を食べるというのが非常に思い出として残っていて、それとその窓から平和通りを初めアーケードが見えるというのが、子どものころの一つの思い出としてあります。  アーケードを上から見たらこうなっているんだと子どものころ思ったものでありますが、今はこのアーケードが老朽化をし、建て替えをしなければいけないのか、これからどういったあり方があるのかということに仕事で携わらせていただけているというのは、非常に不可思議な縁を感じるところでもあります。  ですので、(2)このアーケードと中心市街地、商店街の現状をお伺いさせていただきます。  3点目でありますが、これも先般報道にも出ておりますのでご質問させていただきます。  いわゆる保育料につきまして、未婚世帯へは寡婦控除のみなし適用というものが行われますが、しかし、それの恩恵が受けられていない方がいるのではないかと、そしてそれは那覇市の告知不足があるのではないかということが報道されております。  ですので、(1)まず今問題となっている課題の概要についてお伺いをいたします。
     そして(2)課題があるのであれば、その対応策について那覇市の考えをお伺いさせていただきます。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   清水磨男議員の代表質問のうち、私は2番目の牧志公設市場と中心市街地についての(1)についてお答えをいたします。  第一牧志公設市場は、戦後の混乱期から長きにわたり、市民・県民の台所として私たちの生活を支え、そして現在も国内外から多くの観光客が訪れるなど、本市の重要な観光拠点として活況を呈しております。  第一牧志公設市場再整備事業につきましては、平成18年の耐力度測定調査で建て替えの時期にきているとされたことから検討を開始し、平成28年度に再整備事業基本計画を策定、現在は仮設市場の建設という段階となっております。  公設市場再整備に伴い、市場事業者は基本的に仮設市場に移転し営業する必要がございますが、これまで全ての事業者からのヒアリングを終え、そのほとんどが営業を継続したいとの意向を伺っており、大変頼もしく思っているところでございます。  一方で、再整備事業を進める中ではさまざまな課題への対応が必要となっておりますが、地域住民の方々や商店街事業者、市場関係者など、多くの方々からご意見をいただいております。  一つ一つ課題を整理することで事業を進めることができ、関係者の方々のご理解とご協力に非常に感謝をいたしております。  来年には現在の市場から仮設市場へ移転し、新たな環境で営業を開始する計画となっておりますので、多くの市民・県民、観光客の皆様に完成した仮設市場にも足をお運びいただくことを期待いたしております。 ○翁長俊英 議長   徳盛仁市民文化部長。 ◎徳盛仁 市民文化部長   ハイサイ。清水磨男議員の代表質問の1番目、新文化芸術発信拠点施設についてお答えします。  現在の進捗状況としましては、建築工事は8月21日付、電気設備工事及び機械設備工事については8月22日付で公告しております。  建築工事につきましては9月14日に開札、電気設備工事及び機械設備工事につきましては9月18日に開札を予定しております。  落札業者が決まりましたら、仮契約を締結した後に速やかに9月定例会に追加議案として上程したいと考えております。  議会で可決されましたら、10月に工事に着手し、2021年3月に完成、2021年度中の開館を目指してまいります。  また、去る8月臨時会での附帯決議を受けて、議決後の議案の内容について市ホームページへ掲載し、さらに8月31日付で総事業費及び財源構成、スケジュールについて市ホームページに掲載しております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   清水磨男議員の代表質問の2番目、第一牧志公設市場と中心市街地についてのうち(2)のアーケードと商店街の現状についてお答えいたします。  本市の中心市街地は、商業施設や業務施設、公共施設等が集積し、商業や観光などの産業の中心地であります。  その中の中心商店街のアーケードについては、亜熱帯地域特有の強い日差しや雨天時への対応にうまく機能しており、独特のにぎわいを有する小空間を生み、商店街の活性化にこれまで重要な役割を担ってきております。  しかしながら、アーケードの老朽化や法的な基準に適合していない問題、防災上の安全性が課題となっており、早急な対策が必要となっているところでございます。  また、第一牧志公設市場周囲のアーケードについては、直接公設市場の壁に固定し設置されていることから、市場建て替え工事を進めるに当たってはこれを取り外す必要がございます。  本市としましては、アーケードを撤去することについては市場周辺への影響が大きいことから、周辺事業者や関係者と意見交換を重ねており、アーケード機能は必要であるとのご意見、陳情をいただいております。  アーケードを再整備する場合においては、建築基準法及び消防法などに適合した合法的なアーケードとするため、側面建築物の改修工事や消火活動に必要な消防用設備の設置が必要となります。また、アーケードの再整備及び維持管理を行うためには、アーケードに面する建物の所有者及び店子など、関係権利者による組織体制の構築、整備費及び維持管理費に対する費用負担の課題等がございます。  公設市場周囲のアーケードの解決すべき課題については、引き続き周辺事業者や関係者の皆様と意見交換を重ねてまいりたいと考えているものでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   清水磨男議員の代表質問にお答えする前に、報道にもございましたが、厳しい経済状況の中で懸命に子育てを行っているひとり親世帯のうち、みなし控除を受けることができなかった世帯が結果的に発生している状況につきまして、この場をお借りして心より陳謝いたします。  改めて、清水磨男議員の代表質問の3.保育料の未婚世帯への寡婦控除のみなし適用についてお答えいたします。  寡婦控除とは、配偶者と離婚し、または死別し、生計を一にする子がいる場合、税法上の所得控除が受けられる制度ですが、未婚のひとり親には適用がございません。  保育所などの保育料は、市町村民税の課税状況に応じて算定しており、同じひとり親世帯であっても寡婦控除適用の有無によって保育料の額が異なる場合がございます。  そのため、本市においては、平成24年度から県内に先駆けて未婚のひとり親を寡婦とみなして控除を行い、保育料を算定しているところでございます。  寡婦控除のみなし適用の対象でありながら申請をしていない事例につきましては、改めて調査をしたところ、該当する世帯があることを確認しております。  そのため、制度の周知についてわかりやすい説明を行うこと、さまざまな機会を活用することなどの工夫が必要だと考えております。  また、申請に訪れた保護者が担当者不在により受け付けされなかったとの報道がございましたが、担当のこどもみらい課では、相談や申請があった場合、担当者不在でも受け付けを行っており、誤解があるものと考えております。  具体的には、みなし控除の確認には時間を要することから、保育料の変更が生じる場合、後日改めて連絡をさしあげ、戸籍謄本などの必要な書類の提出を依頼しております。  そのため、一連の対応の中で受け付けされなかったとの誤解が生じたものと考えており、申しわけなく思っております。  そのようなことからも、議員のご質問の課題としては、必要な情報をどのように周知するのかといったことや誤解を与えないための対応の徹底などが挙げられると考えております。  次に、(2)対応策につきましては、寡婦控除のみなし適用により保育料を減額される世帯については、個別に抽出し、申請を依頼する通知を8月末に発送しております。  なお、対象となる世帯の保育料の変更、減額については、4月にさかのぼり実施する予定でございます。  また、周知については、市ホームページにおきまして、去る8月7日には改めて寡婦控除のみなし適用に関する説明を掲載したところでございます。  さらに、市内保育所等の各施設に対し、寡婦控除のみなし適用に関するポスターなどの配布や、窓口においてもひとり親世帯に向けた制度周知を図るチラシを新たに作成し、配布する予定となっております。  職員の対応につきましても、このようなことが生じないよう窓口対応などを課内で再度確認を行ったところでございます。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   ご答弁ありがとうございました。  今聞いたところなので寡婦控除のみなし適用からもう1点少しお伺いしたいのですが、今お伺いしたご答弁を確認すると、那覇市としては、実際にはこの制度というものを県内でも先駆けて取り組んできのだけれども、その制度にどうしても手続上二度手間をおかけするところがあったり、また制度を活用したから必ず安くなるというわけではなくて、中には保育料が変わらない方もいらっしゃるといったところから、非常に誤解につながってしまったり、また中にはそのようにご迷惑をおかけしたりといった点があったのかという点が今答弁で明らかになったと思います。  ということは、例えばこども医療費の無料化なんかも、やはり役所に来るというのは、働きながら子育てとか、家族がいながら非常に負担になるということで、この窓口無料化を全国的に求めているということは、那覇市も求めてきたということがあると思いますが、同様にこういった手続の簡素化とか、そういったものを今後図っていけないのか、やはりいくら適用して家計の負担を少しでも助けるためとはいえ、役所に二度来るということ自体が非常に大きな負担でもありますので、そういったところへの取り組みというものを今後どう検討していくのか質問いたします。 ○翁長俊英 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   申請手続の簡素化につきましては、今回の件を受け、ひとり親の保護者の負担軽減のため、役所のほうに二度足を運ぶことがないよう見直しの検討を行っているところでございます。  現状では、こどもみらい課において未婚世帯である旨の確認が困難なことから、戸籍謄本の提出を後日お願いしている状況にございますが、今後は戸籍の情報を取得している他課との連携により、戸籍謄本の提出を省略する方向で検討しているところでございます。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   ありがとうございました。  こういった取り組み、それこそ縦割りをなくして、役所の中でまさに市民のためのサービス産業としての市役所をつくっていくということで非常に重要だと思いますが、また同時に、今度は個人情報の扱いというもので非常にデリケートな問題にもなってまいりますので、また別の問題を起こさないように、しかしこういった取り組みができるように、ぜひ引き続きご対応いただければと思います。  それでは、あわせてこの新文化芸術発信拠点施設については、これはもうこれからの工事を見守るというところでありますので、公設市場とアーケードの件について少し再質問をさせていただければと思います。  先ほどご答弁いただく中で、今後また対応していく、そういった説明会も行ってきたということでありましたが、まずは公設市場のほうにつきまして、公設市場は多くの事業者の方で構成されている市場になるわけでありますが、こういった方々がこの仮設に移って多くの方々が営業を継続するということで伺っております。  それはどういった割合でされているのか、もしくはいまだに反対して動かないような方がいらっしゃらないのか、ちゃんと全事業者に確認がとれているのか、まずはお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   移転対象となります全108事業者に、仮設市場及び新市場への移行の確認を先月実施いたしております。  その結果、内訳としまして仮設市場及び新市場への移転希望の方は85事業者でございます。仮設市場へは移転しないけれども新市場へ移転希望の方が7事業者、そして仮設市場及び新市場への移転を希望しない方が16事業者となっているものでございます。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   ありがとうございます。  108事業者が全部であって、85+7+16ということで、108事業者全てに確認がとれて、もちろん継続する方もいらっしゃれば、引っ越し2回やるのはちょっと大変だよという方もいらっしゃれば、これを機に商売を店じまいしようかという方もいらっしゃるのかと思います。  これは確認がとれてしっかり次へ移行されているということであればいいのですが、その際にはやはりどうしても移転の際の引っ越しが、この行政の建て替えという作業の中で起こってきたり、またその間休業を要する、休まなければいけない日も出てくるかもしれないと考えますが、それでは、この85の多分移転の事業者が中心になるかと思いますが、こういった方々に対して那覇市は補償というものを考えているのかどうか、考えていればどういう状況かお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   移転対象となります全108事業者には、移転補償の内容説明及び金額の提示を先月までに実施しているものでございます。  移転補償の具体的内容につきましては、市場事業者の所有する商品や陳列棚などの動産、看板や冷蔵ショーケースなどの工作物に係る移転料、いわゆる引っ越しに係る経費でございます。そして、店舗を移転するために一時的な営業休止に係る補償費となっておりまして、総額として約2.2億円を見込んでいるところでございます。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   今この移転の補償に2億2,000万円かかると。これについて事業者のことを考えると非常に重要な点ではありますが、ただ全市民的に見ると、この中心市街地のにぎわいという重要性も理解しながらも、それだけの予算を一部民間事業者にかけるというわけですから、このあたりは丁寧にしっかり財源や内訳についても今後引き続き広報をしながら進めていただければと思います。  それともう1点、以前から議会でも質問させていただいていたのが、このように引っ越しを繰り返してやる、場合によってはその際に冷蔵庫とか設備投資を新たに行わなければいけないといったときに、この事業継承がうまくいかなければ、例えばもううちのおばあちゃんの名前でずっと店をやってきたんだけれども、おばあちゃんも高齢で次の次の移転までできるかわからないと、ただそれを家族ぐるみでやってきたのに、おばあちゃんの個人名で入っているから、その子や孫が引き継げないといったことになると、新たに設備投資しても場合によっては抽選で漏れるとか、場合によってはこの仕事ができなくなると、非常に結局この補償費やそういったものも無駄になってしまうかもしれない、逆に家計に負担がかかるかもしれないといったことで、事業継承の課題が上がってきたかと思います。  この点については、どのように検討されているのかお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   市場事業者からご要望がございました事業継承につきましては、公設市場管理運営に関する事務処理要綱を改正しておりまして、市場事業者への説明を行っております。  その概要としまして、円滑な事業継承のために、小間使用者の要件として法人についても認めていくとしております。市場事業者の皆様にはご理解をいただいているものと考えております。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   誰か一部の人を優遇するというよりは、従来どおり使っていたものを右から左に移して、またもとの場所に戻すわけですから、しっかりこれまで頑張ると言った方には頑張っていただける仕組みづくりを今行っていただけているのかと思います。
     事業者に関しては、このように取り組みが明らかになってきたわけでありますが、やはりにぎわい広場に一度移るということで、このにぎわい広場は、またその周辺の方々の影響というものを多くの方が心配されているかと思います。  まずは、それではこのにぎわい広場に仮設で移る、その仮設で移る概要とか、契約状況とか、予算とか、内容について少しお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   にぎわい広場に建設する仮設市場につきましては、制限付一般競争入札を実施しておりまして、先月賃貸借契約を締結しております。3年間の賃貸借としまして、賃貸借料金の総額は約4.3億円という状況となってございます。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   工事の概要はそれでいいんですが、周辺の方々とか、私も久茂地地域自治会に協力させていただいているので、所属しているのでよくわかるんですが、周囲としては、過去説明会に私も参加すると、例えばうちの営業大丈夫かとか、今ただでさえレンタカーとかの違法駐車が多いのに本当に工事車両が入れるのかとか、実際に浮島通りを含めて周辺は細い道とか一方通行も多いのに通れるのかとか、そういった実際の工事のかかる周辺の方々からの意見というものが多く上がっているかと思いますが、これはどう認識されていて、どういった対応を現時点で考えているのか、お伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   にぎわい広場の仮設市場設置に関する説明会を昨年12月、そしてことし3月と6月に開催してきております。仮設市場の施工業者が確定しましたので、施工方法やスケジュール等に関する第4回目の説明会を本日、9月7日に開催する予定でございます。  これまでの説明会においては、違法駐車対策、それから工事車両の通行に係る検証の実施を求める意見、要望がございました。  このことから、本日の説明会では、駐車禁止の路面塗装の実施、そして工事車両の通行の検証状況もあわせて説明を行ってまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   ありがとうございます。  本当に、周辺の方々からの説明会のこれまでの意見では、うちなんか古い家なんだから、今でもトラックが通ったら家が揺れるのに大丈夫なのかとか、実際にうちは前で商売をやっているんだけど大丈夫かと、ただでさえ今いろんな観光客が、特に外国人の観光客の方々なんかを中心に、もう駐車場がいっぱいだからといって路駐をしたり、ちょっとの買い物だからといってとめているから、その間に搬入が入れないと、なのに大きなトラックが来て大丈夫かという意見が本当に多数出ているかと思います。  また、そういったところがあると、実際にやはり車の物陰から人が飛び出したりといった今後の工事の安全性につながることもありますので、ここは那覇市だけではおそらく対応は難しくて、今後警察等の協力も必要になってくるかと思いますので、ぜひ、前議会に陳情に上がっていた、マンションの方々から、実際にそこに暮らしていて一方通行を逆走する車も多いのでこれへの対応もお願いしたいという件もあって、これも取り組みを進めるという話もあったと思います。  ですので、これは複合的にかかわってきますので、ぜひ皆様には引き続き対応と周囲の意見と、それとこういった取り組みについてはしっかり告知も行って、市民説明も行いながら対応していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  これ今、今度は事業者の話をして、にぎわい広場の話をしたんですが、もう1つ、先ほどアーケードの質問をすると、やはりアーケード、私が昔三越の屋上から見た国際通り側の部分から、多くの、それこそ開南、昔うちのおばあちゃんの思い出では、開南のほうがむしろ入り口で、向こうからみんな集まって来たんだよと、バスに乗ってあそこに来たんだよと言っていましたが、そのつながる一体のアーケード、さらには公設市場の取り壊しに当たっては、その周囲、どうしても重なってくるアーケードの部分とさまざまな課題があるということでありました。  それでは、とりわけこの公設市場周囲は、これはもう公設市場の取り壊しとともに当たるということなので、こういったところの説明とか地域の意見というものはどうなっているのか、まずはお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   公設市場周囲のアーケードの説明会の主な内容としましては、周囲3面のアーケードの概要と状況でありますとか、それからアーケード設置の場合の法的要件や設置基準、そして既存アーケードの撤去に伴う残存価値補償の概算額、そしてアーケードの今後について検討を行う協議会設置の提案等となっております。  そこで出てきました主な意見については、アーケード撤去後の公設市場工事期間中の対応でありますとか、公設市場工事終了後のアーケードの再整備に関する要望となっております。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   ありがとうございます。  今お答えいただいたように、これまで那覇市は、そうだね、お金かかるね、けどこれ皆さんのだけどどうしようかねという把握でとどまっているんですね。  ただ市長、やはりこれは先ほど質問の中の答弁でもあったように、老朽化や法的な基準に適合していないことや防災上の問題と、本当に多くの問題を実は何十年と抱えてきた問題であるわけです。  ですので、スコールもあり、そして日差しも強く、観光客の方々や、そしてさまざまな世代にとって原風景は自分の若いころがいつかによりますが、しかし多くの那覇市民、沖縄県民にとって、その原風景とも言えるこの中心市街地、これに対してしっかりと市長は財政支援、その裏づけまで持って、意欲を持って取り組んでいただけるのか、市長のご意見をお伺いしたいと思います。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えをいたします。  私にとっても本当になつかしい思い出深い場所です。少なくとも清水磨男議員よりはアーケードを闊歩した時間は長かったかと思います。  この中心市街地のアーケードは独特のにぎわいを有する小空間を生み出しており、私ども那覇市の商店街の活性化にこれまで重要な役割を担ってきたと思っております。  先ほど、部長からありましたように、各種法令に合致したアーケードを整備し、これを適切に維持管理することを前提といたしまして、商店街の皆様が高額な整備費用を負担することを軽減するために、その費用の一部を補助する考えを私は持っております。  今後とも、引き続き商店街の皆様を支援してまいりたいと思っております。以上です。 ○翁長俊英 議長   清水磨男議員。 ◆清水磨男 議員   長く放置されてきたこの中心市街地の原風景を、しっかり予算の裏づけでもって守ると言っていただいた今の市長の発言こそまさに那覇市のリーダーシップでありますので、引き続きこれは取り組んでいただきたいと思います。 ○翁長俊英 議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時といたします。  休憩します。             (午前11時47分 休憩)             (午後1時   再開) ○翁長俊英 議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  粟國彰議員。 ◆粟國彰 議員   自民党会派、粟國でございます。  北海道で6日未明、震度7を観測した地震を受け、政府や企業・自治体の早期始動対応に全力を尽くしました。西日本豪雨や台風21号の対応に追われた直後の大型地震で、現場には悲壮感も見える。短期間で連続して起きる複合災害対応には、限られた人員では限界が浮かぶのであると思う。  自然災害や安全保障問題は想定外の事態が起きるリスクがあり、危険管理への対応力を強化し、被災地の皆様が一日も早くもとの生活に戻るように祈るものであります。  それでは、通告に従いまして質問いたします。  1.教育行政について伺います。  (1)学識別不良行為補導状況について。平成29年度の学識別検挙状況、全体の20%が小学生、32%が中学生になっているが、検挙内容には飲酒や自転車等万引き、オートバイ等、その他いろいろあります。平成30年度6月まで那覇署の管区内には小中学生の検挙率が大幅に増加しているとのことであります。本市の学識別不良行為補導について伺います。  (2)学習支援室について。  この事業は、不登校児童生徒等の学習支援を行い、社会的適用を促す過卒生で高校入学を希望、伺っている青少年の高等学校入試に向けた学習支援を行うことで、社会的自立を促す目的と思うが、その内容を伺います。  2.防犯行政について。  (1)防犯カメラ設置取り組みについて、公共空間、例えば学校や通学路、公園、駐車場等における犯罪の未然防止策等、安心感の醸成のために防犯カメラの設置は極めて重要と思う。防犯カメラ設置推進について伺います。  (2)保安灯設置事業の拡充について、地域の安全で快適な生活環境促進のため、保安灯の設置、改善、省電力型への取りかえを行うことは、地域コミュニティーに対し重要です。保安灯設置取り組みについて伺います。  (3)自主防犯活動支援事業について、犯罪のない安全・安心な地域社会を実現するためには、行政、自治体、学校、警察、地域住民が一体となり、コミュニティー運動が必要である。自主防犯活動の支援の取り組みについて伺います。  (4)市内全域に自転車盗難被害が多いと聞くが、本市の被害防止策の指導等の取り組みについて伺います。  (5)子どもの安全・安心、見守り事業について、新潟で女子児童殺害事件や児童に対する切りつけ事件等の被害者が多くなっております。凶悪事件がたて続けに発生したことにより、日常生活に対する不安感が増大している。このような事件を発生させないよう、どのような子どもの安全・安心を見守りするのか、見解を伺いたいと思います。  以上、残り時間は質問席で行います。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   粟國彰議員の代表質問、私は2番目の防犯行政についての(5)子ども安全・安心、見守り事業についてお答えをいたします。  新潟市で発生しました女子児童殺害事件など、子どもたちが痛ましい被害に遭う事件が報道されるたび、胸を痛めております。  子どもたちの通学路の安全確保は、本市だけではなく、関係機関や地域住民、事業者などが一体となって取り組む必要があります。  本市や警察、自治会、地域ボランティアなどで構成する那覇地区安全なまちづくり推進協議会では、去る7月6日に、子どもたちの安全・安心、見守りについて、私も議論に加わり、各機関の取り組みを共有いたしました。  本協議会では、子ども安全・安心、見守り事業として、本市や構成する各機関が、それぞれできる日常活動を通じて、子どもたちの通学路での安全の確保、さらには地域住民が安全で安心して暮らせる環境の実現に向けて取り組むことを確認いたしました。  本市といたしましても、保安灯などの普及促進や、学校PTA、PTCA、防犯ボランティアへの活動支援など、安全で安心して暮らせる那覇市の実現に向けて、各機関と協働して取り組んでいく所存でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   粟國彰議員の代表質問の1番目、教育行政についての(1)についてお答えいたします。  本市における学識別不良行為補導件数につきましては、沖縄県警察本部の平成29年少年非行等の概況によりますと、小学生が13件、中学生が579件となっております。  次に(2)学習支援室についてお答えをいたします。  那覇市教育委員会では、不登校等で学習に不安を抱えている児童生徒への支援として、学習支援室てぃんばうを設けております。  ここでは、教員免許を持った支援員3人を配置しており、児童生徒一人一人の実態に合わせ、個別または少人数形式でのきめ細やかな対応で学習の遅れを取り戻し、登校復帰につながるよう支援を行っております。  また、中学校を卒業した後、進学を希望する青少年に対しましても、高校入試に向けた学習支援を行っております。特に1月から3月は通常支援に加え夜間の学習支援も実施しており、高校等への進学に結びつくよう支援に努めております。 ○翁長俊英 議長   徳盛仁市民文化部長。 ◎徳盛仁 市民文化部長   粟國彰議員の代表質問の2番目、防犯行政について順次お答えいたします。  (1)防犯カメラ設置の取り組みについてお答えいたします。  本市では、平成24年度に、松山地域の若松通り会、琉石通り会及び国際通り商店街振興組合連合会の要望に基づき、一括交付金を活用し防犯カメラ設置の補助を行いました。  近年、市民の防犯意識が高まり、学校PTCAが中心となり、児童へのICタグ配布と校門へ防犯カメラ整備を市内4校が利用するなど、公共空間への防犯カメラの設置が進んできております。  一方、防犯カメラの映像は個人情報であり、プライバシーに配慮する必要があるため、本市は現在、防犯カメラに関する条例の制定に向けて、去る8月22日に開催した那覇市安全で住みよいまちづくり推進協議会で議論し、条例制定に向けて取り組んでいるところでございます。  次に(2)保安灯設置事業の拡充についてお答えいたします。
     保安灯設置事業は、本庁地下駐車場の貸付収入を財源に、自治会や通り会などの地縁団体が管理する保安灯の設置補助を行い、これまで市内に約6,900灯の保安灯が整備されております。  また、平成24年度から実施している自治会等電気料補助金事業では、近隣5世帯などで組織する地縁団体などの利用者が伸びており、全体の申請件数も増加傾向にあります。  次に(3)自主防犯活動支援事業についてお答えします。  防犯パトロールなどを行うPTAなどの団体へ、腕章やメガホンなどの軽易な装備品の支給を行っております。また、新都心地域や首里地域の地域防犯パトロールに参加し、広報などの支援を実施しております。  次に(4)本市の自転車盗難への被害防止策等の取り組みですが、警察が把握した犯罪のうち、およそ7割近くが窃盗犯で、そのうち自転車を含む乗り物の盗難被害は3割を占めていることから、自転車への盗難対策は喫緊の課題とされております。  本市や警察、民間団体で構成する那覇地区安全なまちづくり推進協議会では、自転車ツーロックの普及促進を掲げ、被害に遭わないよう自転車施錠への意識啓発や広報の取り組みを行い、盗難防止を推進しております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   粟國彰議員。 ◆粟國彰 議員   部長、ありがとうございました。  まず、防犯カメラ設置取り組みについて、今部長の答弁を聞きまして、大変今安心しました。  この防犯カメラというのは、皆さんご存じのとおり、事件や事故発生のときに証拠保全や早期解決や地域住民の安心感の醸成となりますので、ぜひとも早期の進捗を要望していきたいと思います。これは、市民の安心・安全のためでございますので、ぜひよろしくお願いします。  (3)自主防犯活動支援事業について、いろんなボランティアの方々から、ボランティアがあるんだけどいろんな金銭面の負担が多いですよと、そういったものをよく聞かされるんですよ。  ですから、本市としては、このボランティアをする方々の金銭的な負担軽減の見解をちょっと聞かせてください。 ○翁長俊英 議長   徳盛仁市民文化部長。 ◎徳盛仁 市民文化部長   ボランティアの皆さんの協力でもって那覇市の防犯は相当助かっているところがございますので、その負担の部分については、行政がどういうことができるか検討して頑張りたいと思っております。 ○翁長俊英 議長   粟國彰議員。 ◆粟國彰 議員   また、この不良行為の補導状況につきまして、今答えがありましたが、どんどんどんどん、29年より平成30年の6月までが、かなり増加しているということを聞かされておりますので、今後、市としては、補導や検挙や、こういったものの取り組みについてどのようなお考えなのか、ちょっと見解を聞かせてください。 ○翁長俊英 議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   教育委員会といたしましては、各中学校に生徒サポーターを配置し、遊び非行の生徒に対し、校内での居場所づくりや学習等の支援を行っております。  また、教育相談課の自立支援教室きらぼし学級において、体験活動等を通して居場所を確保し、学校社会への適応促進及び将来の社会的自立に向けた支援を行っております。  各学校においては、県警少年サポートセンターに依頼し、少年犯罪防止教室等の特設事業を行い、犯罪の未然防止に取り組んでいるところです。  また各学校は、各中学校区青少年健全育成協議会等、地域の方々と連携し、夜間街頭指導等の未然防止に取り組んでおります。  今後とも教育委員会といたしましては、学校、地域、警察機関と連携をし、児童生徒の健全育成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○翁長俊英 議長   粟國彰議員。 ◆粟國彰 議員   ありがとうございました。  それでは、その学習支援室事業について、部長から非常に不登校の子どもたちを抱えて、しっかり高校入試に向かって指導していると聞きましたが、この学習支援事業の効果について伺いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   事業の効果でございますが、平成29年度は95人の児童生徒の支援を行いました。そのうち71人が高校を受験し、全員が合格しております。 ○翁長俊英 議長   粟國彰議員。 ◆粟國彰 議員   どうも、非常にいい効果が出ていると報告を聞いております。では、それで今後またどのような方法で取り組みをするのか、ちょっと聞かせてください。 ○翁長俊英 議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   今後の取り組みでございますが、これまで同様児童生徒に寄り添ったきめ細やかな学習支援を行い、高校進学等を初めとした将来の社会的自立に向けた支援を継続してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   粟國彰議員。 ◆粟國彰 議員   どうもありがとうございました。  子ども安全・安心、見守り事業について、今市長からもいろいろ答弁がありましたが、各自治体の話を聞けば、地域の皆さん方が助言をしたりするときに、お互いコミュニケーションをとって、こういった地域の子どもたちの見守り隊をするとか、あるいは朝の水かけとか、いろんなこういったもので地域の方々が見守り隊をやっているとか、また夜間パトロールとか、いろんな見守り隊があると聞いておりますので、やはり昨今いろんな事件も起きるし、事故も起こっておりますので、地域の方でしっかり子どもたちを見守りたいということが大事でありますので、今後ぜひこういった地域の防犯力を強化して、推進にぜひ取り組むように要望したいと思います。  (4)の市内全域で自転車の盗難被害が多いと聞くが、被害防止策の指導の取り組みについて。  年々増加する観光客や外国人の留学生等は、つまり異国で生活する上でルールや生活習慣などを知らないことが多いと聞いております。ですから、各種事件や事故の被害に遭う可能性が多いと思う。  外国人留学生の多くは、移動手段として主に自転車を利用している反面、あるいはまた駐輪場では、要するに鍵をかけるという習慣が外国人はないようであります。しかし、外国人の留学生が被害者になるケースが増えている傾向があると聞いております。この自転車被害防止には、注意カードもしくは多言語版を作成など、外国人の自転車や盗難被害の未然防止をしたほうがいいんじゃないかなと言われております。  なぜなら、私の知り合いの娘が外国人の学校で教員をしているので、非常に沖縄に来るときには借金して、こっちまで頑張ると思うんだけど、沖縄に来たら1万円、2万円で自転車が買えるんだけど、あそこの国では非常に高額と言われ、盗難があったら非常に不憫な思いをしているのをよく聞いております。  ですから、それは必ずしも外国人じゃなくて、むしろ市内の自転車を持っている方々の被害も多いと思いますので、ぜひこういった自転車被害の防止活動と言いますか、こういったものはしっかりと重点的に考えながら、本市をあげてこういった盗難事件がないようにしっかりと対策を組めるようにお願いしまして、私の代表質問にかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   続きまして、自民党会派2番目の代表質問をさせていただきます新垣淑豊でございます。通告書に沿って進めてまいります。  まず、1.新商品開発支援事業について。  新商品開発支援事業の商品別とありますが、こちらは商品の売り上げと現状についてお伺いさせていただきます。  (1)商品の売上高について伺う。  (2)開発された商品の支援について伺う。  そして2番、一括交付金について。  城間市長就任以来、一括交付金で不用となった額と返還となった額についてお伺いします。  (1)年度ごとの不用額とその総額を伺います。そして、(2)予算執行後に返還した事案について伺います。  3番目、市長のスケジュールについて。  新聞報道では、本年8月23日に福井沖縄担当大臣を訪ねたとあるが、この内容について伺います。  4番、市長の政治姿勢について。  市長としての政治姿勢について伺います。(1)風格ある県都を目指し、さらなる高みを目指したいと話をされておりましたが、さらなる高みとはどのようなところかを伺います。そして、(2)その高みを達成するためにはどのようなことを計画し、実行するのかをお伺いさせていただきます。  以上、残り時間は質問席にて行います。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   新垣淑豊議員の代表質問のうち4番目の私の政治姿勢についてのご質問に順次お答えをいたします。  初めに(1)についてお答えいたします。  本市はかつて琉球王国の王都であり、また大交易時代におけるアジアの国際交流拠点としての役割を担ってきた歴史がございます。現在においても、我が国の南の玄関口として、また32万規模の人口を有する県都として、政治、経済、文化、教育、行政などのあらゆる面で沖縄県の中心的役割を担う県内唯一の中核市でございます。  そのため、本市には、市政に関連するあらゆる分野で県内他自治体をリードするフロントランナーとしての役割や、リーダーシップを発揮することが求められていると考えております。  私は、こうした県都としての役割を担うためにも、市民生活の営み、歴史、文化、自然景観などにおいて、豊かさやゆとり、美しさの感じられる平和で豊かなまちづくりに取り組む必要があると感じております。そして、その思いを風格ある県都という言葉であらわしております。  まちづくりのさらなる高みを目指すということは、まさしく風格ある県都という理想を目指してまちづくりに取り組むという私の決意だと捉えていただきたいと思っております。  次に、その高みを達成するためには、さまざまな取り組みの積み重ねが必要であるとともに、ソフト面とハード面の2つの側面から考える必要があると考えております。  まず、ソフト面で取り組んでいる数ある施策の中から一例を申し上げますと、自治会、学校関係者、企業など、地域に集う多くの方々が主体的に連携・協力する新しいコミュニティー、小学校区まちづくり協議会の推進があります。平成28年度には小学校区コミュニティ推進基本方針を策定し、現在7校区で協議会が設立され、活動されております。まもなく8校目が立ち上がる予定でございます。  この小学校区まちづくり協議会には、私も何度も足を運び、協議会構成員の皆様と意見を交わしてまいりました。こうした意見交換などを通して、私の風格ある県都を目指す協働によるまちづくりにご理解をいただき、それぞれの地域で大きな成果を上げられております。皆様、大変熱心にまちづくりに取り組まれており、今後さらに市内全域への広がりに期待をしているところでございます。  次に、ハード面につきましては、経済の活性化、産業振興、都市基盤の整備充実などの諸施策の取り組みが挙げられます。  いずれも市民生活に大きくかかわるものであり、一つ一つが発展、振興を図られることで、風格ある県都としての高みへと押し上げてくれるものと考えております。  本市は3年後に市制施行100周年を迎えます。先達が100年にわたり築き上げ、守ってきた那覇市の風格に、私たちはさらに厚みと高みを加えながら、次の100年に向け新たな礎を築いていくことが求められております。  私は、市民との協働によるまちづくりを通して、風格ある県都那覇として、さらなる高みへと押し上げていくことに持てる力の全てを注ぎ、那覇市の発展に尽くすことに邁進していきたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   新垣淑豊議員の代表質問の1.新商品開発支援事業についてお答えいたします。  初めに(1)商品の売上高についてですが、平成29年度に22品目を開発した6事業者の平成30年7月末までの売上額でお答えいたします。  インスタントスープを開発した事業者が321万9,288円、Tシャツやバッグなどを開発した事業者が49万3,900円、琉球泡盛商品を開発した事業者が140万9,520円、ちんすこうやバームクーヘンなどの菓子類を開発した3事業者が、それぞれ350万2,800円、17万7,056円、113万3,000円となっております。  次に(2)開発された商品の支援についてお答えいたします。  本事業は、本市の地域資源を活用した新たな商品を開発する事業者に対し、試作品の開発、テストマーケティングまでの開発段階の支援を行うことを目的としております。  本市としましては、開発された商品のPR支援として、市広報紙「なはけいざいMAGAZINE」での紹介記事の掲載、那覇の物産展事業や各種イベントへの優先出展などを実施しております。さらに産業まつりへの出展案内と補助などを行ってまいりました。
     今後は、県外海外向け販路拡大事業の活用案内、国や県の各種支援制度の紹介などを実施してまいりたいと考えております。  また、「なは土産龍柱会議」の活用の促進、認知度向上を図る取り組みも実施する予定でございます。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   新垣淑豊議員の代表質問の2番目のご質問について順次お答えいたします。  沖縄振興特別推進交付金の本市への当初配分額と執行額との差額につきましては、平成26年度が約9億6,900万円、平成27年度が約21億4,400万円、平成28年度が約18億7,500万円、平成29年度が現在執行中の繰越分を除きますと約5億5,000万円となっております。これらの総額は、4年間で約55億3,800万円となっております。  なお、このような中にありましても、特別支援教育充実事業などのソフト事業は着実に推進してきたところでございまして、また比較的執行額が低かった年度の配分額につきましては、市町村間流用に活用していただき、同交付金の沖縄県全体としての執行率の維持に努めてきたところでございます。  また、予算執行後に返還が生じたのは、平成26年度に那覇・福州友好都市交流シンボルづくり事業で返還額が4,719万2,000円でございました。  そのほか、錯誤等による軽微な返還が4年間の総額で212万5,131円ございました。  引き続きまして、代表質問3番目のご質問にお答えいたします。  市長は、去る8月23日に福井照沖縄担当大臣を訪問し、要望書をお渡ししております。  市長からは、沖縄振興特別推進交付金の所要額の確保、沖縄振興公共投資交付金の所要額の確保、こどもの貧困対策に係る長期的な財政支援の実施の3点について、特段の配慮を賜りたいとの要請がなされております。  福井大臣からは、要請の趣旨については理解した旨のご発言があったほか、ご自身が子どもの貧困対策の現場を視察したことに触れ、同事業の今後の展開について強い意欲が示されておりました。  なお、市長は直後のマスコミの取材に対し、しっかり受けとめてもらったとの感想が述べられております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  新商品開発支援事業につきまして、まずはこちら、私、表をいただいたのですけれども、2月のお披露目商品から既に終売という商品がいくつかありますけれども、こちらはなぜでしょうか。理由をお聞かせください。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   平成29年度に開発された22品目のうち、現在販売が終了している商品が4品目ございます。  委託事業者からの報告では、販売終了の理由としては、価格設定やコンセプト設定の練り直し、販路の開拓、拡大が見込めないことなどとなっておりました。現在、その内容の詳細については販売事業者に確認をしているところでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  こちら新商品開発の支援を行ったということで、これ市費で行っております。もちろん一括交付金、公金も使っております。  本当に半年足らずで、こういった終売の商品が出るというのは非常におかしなことだと思っておりますので、ことしもこの事業が続いておりますので、ぜひこちらはしっかりと、新商品開発、ぜひその辺はしっかりとやっていただきたいというふうに考えております。  また、こちら県内ではない製造をやっているという話がうちの大山議員からありましたけれども、そちらについては今後どのような方針を行うのか、6月定例会でも今後方針を考えますというご答弁があったのですが、その後どうなったのかちょっとお聞かせいただければと思っております。 ○翁長俊英 議長   休憩いたします。            (午後1時33分 休憩)            (午後1時34分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えいたします。  製造業が脆弱な我が那覇市、それから県域もそうでございますけれども、なかなか商品の原材料となる部分についての調達については非常に厳しいものがございますので、こういった規制と言いますか、条件をつけるところに非常に苦慮してまいりました。  今年度につきましても、条件をつけているものではございません。  今後は、そういった部分も含めて検討はさせていただきたいと思いますが、先ほど申し上げたとおり、非常に厳しい条件をつけますとなかなか対応できる事業者が少ないということとなってございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   これはあくまでも市費を使う、私どもの市税を使う事業でございますので、厳しい条件を使ったら参加者がなくなるということではなくて、しっかりこのあたりは市の企業の発展というものについて考えていただきたいと思っております。  続きまして、3番にかかるんですけれども、福井大臣のご訪問時に、もちろんこの商品についてはお土産でお持ちになったのかをお聞きをさせていただきます。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   お答えいたします。  今話題となっているようなお土産は持参してございません。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   こちら一括交付金を使って、また一括交付金の要請等々に行っているのですから、ぜひこういったものをつくりましたというようなご報告も含めてやるべきではないかというふうに感じております。  このあたり、もう少しお金の使い方、どのように使ったかというのも明確にするべきじゃないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、東京の出張に関してですけれども、こちら福井大臣とお会いしたときの感想を市長にお聞きいたします。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   8月23日、沖縄にとってはお盆の中日でございましたが、大臣にとりましては、公務のお忙しい中お時間をとっていただいたことに感謝をいたしております。  持参いたしました要望書については、先ほど部長のほうからお話がありましたとおりでございます。  ただ、大臣とお話をしている中で、これも先ほど部長の話の中にありましたが、ご自身が経験なされた、体験なされたことに対してお話をしておられ、沖縄の抱えている問題に対して、特に子どもの貧困対策については、ウチナーグチで言えばナダグルグルー(涙うるうる)と言いますか、そういうふうな様子でしっかりとご自身のお考えを述べておられました。  そのほかの一括交付金につきましても、私のほうからは多少コメントをつけてお話をさせていただきましたので、先ほどのぶら下がりでしっかりと受けとめてもらいましたということの感想を述べたところでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  資料をお願いします。        (モニター使用)  これ要望書になりますけれども3点ございます。先ほどご答弁がありましたけれども、これ以外に何か福井大臣にお渡しした資料等々はございますでしょうか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   お答えいたします。  お渡しいたしましたのは、今お示しいただきました要望書のみでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   それでは、福井大臣以外にほかにどのような方とお会いしましたか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   福井大臣を訪問した際に、あわせまして沖縄県選出の国会議員、あるいは関係の国会議員、そのほか内閣府を訪問いたしまして、同様に要望書をお届けし、またご協力とご理解を賜るようお願い申し上げてまいりました。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   本来要望というのはもう少し細かくやるべきではないかと思っておりますが、その内容についてお伺いします。  まず、この一括交付金、両方あります。ソフト交付金、ハード交付金、これを那覇市はどのように、どれぐらい必要であるかということをお伝えしたんでしょうか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   大臣との面談の際には、具体的な所要額についてはこちらから申し上げてございません。要望書にございますとおり、確保というところをお願いしてまいりました。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   金額が定まっていない、金額が伝えられないのに確保ができるものなんでしょうか。
    ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   沖縄関係予算につきましては、8月の上旬、沖縄県が市長会、そしてまた町村会、あわせまして要請活動を行ってございます。  その際には、ソフト約800億円、ハードにつきましては900億円、合わせまして1,700億円の要望をしてございましたので、私どもとしましては、今回またそれを後押しするというような意味合いで特段の金額は申し上げてはなかったというところでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   8月23日に行きまして、8月28日には概算要求締め切りでございますが、その後のボールは財務省に渡されると思いますけれども、こちら財務省への訪問というのは考えなかったんでしょうか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   私どもがまいりました8月23日、まだ内閣府から概算要望を行っていないタイミングでございましたので、まずは内閣府のほうにお願いにまいりました。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   では、なぜこのタイミングに行かれたんですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   かねてから議会でもご指導いただいておりましたとおり、国に対する要望は足しげく行うべきだというようなご助言も頂戴しておりました。  そのタイミングで沖縄県が先に8月の上旬にまいりましたので、私ども那覇市としても、このタイミングを捉えてまいったと。ただ、いろいろ難しい日程設定がございましたので、日程が折り合ったのがこの8月23日という日付でございました。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   それでは、内閣府に概算要求3,190億円、これが提示される前に内閣府に行くべきではなかったでしょうか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   今回はこのようなタイミングとなっておりますが、やはり効果的な要請という、今議員からのご指摘でもあろうかと思っております。やはりしっかりと、これが効果を発現するというタイミングで、今後とも将来にわたりまして、しっかりと見きわめて今後の対応につなげてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   来年度においては、これは効果がないという認識でよろしいでしょうか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   今回まいりました際に、残念ながら沖縄振興特別推進交付金、そしてまた沖縄振興公共投資交付金、これにつきましては県の要望額に及ばなかったわけでございますが、一方、子どもの貧困に係る予算につきましては、面談時に大臣もご感想を述べられたとおり、非常に前向きな対応をしていただきまして、結果として要望額に反映をしていたというふうに私どもも認識をしてございます。  このことから、今回の訪問につきましては一定の成果があったのではないかというふうにも感じているところでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   子どもの貧困対策、こちらの財政支援、長期的とありますけれども、長期的とはどのような期間でしょうか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   この制度が創設されまして、6年というスパンで当初の期間が区切られてございます。今はまだまだ緒についたばかりでございますが、この問題、まだまだ息の長い問題だというふうに思っております。  具体的な期間は明示はできませんが、引き続き国のほうの手厚いご支援を賜りたいという旨でお願いをしております。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   長期的、6年と言われておりますけれども、具体的に子どもの貧困対策、この那覇市ではどのようなことをやりたいから内閣府に対して要請をしたのか教えてください。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   お答えいたします。  具体的な内容につきましては、こちらからまとめてお話をしたということではございませんで、市長も初め、この子どもの貧困対策の重要性について説明を申し上げてまいりました。  大臣におかれましても、私どもの説明にしっかりと耳を傾けていただいたというふうに感じているところでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   大臣以外にも多分内閣府の役人の方ともお会いしたと思いますけれども、そういった方にもこの要望書1枚ぺらを渡しただけで何か効果があるのか、それは私はないと思っております。  例えば、これを実際に役所でぺら1枚持ってきて、どうにかしてくださいと言ったらやってくれるんですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   今回、直接的に効果がどの程度反映したかというところは、なかなかはかりにくいところもございますが、やはりこのような要請と申しますのは、ふだんの取り組み、しかも多方面からの取り組みが重要だと思っておりますので、引き続きしっかりと声を上げてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   まあいいでしょう。  平成29年12月の定例会でも、私この件についてお話をさせていただきましたが、そのときには国保財政への支援というのもメニューに入っておりましたが、今回なぜ国保財政支援は入ってないんですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   国保の問題につきましては、平成29年度に沖縄県に移管するという大きな一つの山が越えております。  引き続き、沖縄県、国保財政は脆弱でございますので、私どもとしましては財政をしっかりとコントロールしていかなければいけないというふうに思っておりますが、今回何よりもやはり大きなテーマでありましたのは、このソフト、ハード両交付金の所要額の確保ということでございましたので、そこと子どもの貧困とあわせまして、そこに集約をしてお願いをさせていただいております。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   具体的に、例えば一括交付金を使うということで、市民会館、8割にも満たないという話がありましたけれども、ではしっかりと資料を持って、これぐらいの金額が必要ですということを、市長みずからこれをやるべきじゃないのかと僕は思うのですけれども、この点、市長いかがでしょうか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   個別の案件につきましては、これまでも過去において内閣府をお訪ねしまして、個別の案件についてもお話を申し上げたこともございます。  今回は全体的なお話でございましたので、このような取り扱いになってございますが、引き続きタイミングを捉えて、また個別具体的な事例に即した対応をさせていただきたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  先ほど、後ろからもいろいろありましたけれども、この4年間で分配額50億円以上の金額を那覇市は使い切れなかった。確かに市町村流用はあったかもしれません。市町村流用がなくてもしっかりと使えるようなメニューをつくっていくのが、これは役割だと思っております。なぜ、これ市長、これを看過してこの4年間を過ごしたのか教えてください。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   先ほどご答弁申し上げましたとおり、この間多くの不用、執行額との差額がございました。一番の原因といたしましては、事業規模の大きな大型建設事業の有無に左右されるということがございます。  本市としましては、施設の維持を見据えた場合、大型建設事業については必要な施設にとどめるべきだというような考えを持ってございますので、どうしてもこの年度の中で事業費の割り振りが一様ではなかったというような実態もございますので、その点についてはご理解をいただきたいと思います。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   だから、なぜそのような事業計画を市長はそのまま見逃したかということについてお聞かせいただきたいと言っているんです。
    ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  見逃したという言葉は、私にとりまして不適切だというふうに考えております。今部長からありましたように、いろいろな方向から検討した結果、こうであった、それをご理解いただきたいと。そのようなことでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   実際にこの50億円という金額が使われなかった、別のものに付け替えもできなかったというわけですから、なぜそういうことをしっかりと前もって計画を立ててなかったかということが問題だと僕は言っているんですよ。  これについて何かございますか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   沖縄振興特別推進交付金は、これは自由度の高い交付金でございます。この間、当該交付金を活用しましてソフト事業を幅広く展開をしてまいりました。福祉、そして教育の分野、なかなか手の届かなかった分野まで十分に活用させていただきました。  残念ながら一部執行額との差額が生じたという部分がございまして、その点につきましては今議員のご指摘をこれは甘んじてお受けしなければいけないというふうに考えております。  今後もこういった有効な財源をしっかりと活用させてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   しっかり、やっぱりこの予算については、適切に使用するということをやはり考えていただかなければならないと思っていますので、よろしくお願いします。  そして次、政治姿勢についてお伺いします。  さまざまな課題があったかと思いますけれども、この中で、市長がこの4年間、最も大きな政治課題というのは何だったんでしょうか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   市長はかねがね、「平和・こども・みらい」ということで、この3つのキーワードで市政運営をしていただいているところでございます。     (「もう一回」と言う者あり) ◎渡口勇人 総務部長   市長はこれまで、「平和・こども・みらい」ということで、この3つのキーワードでこれまで市政運営をしてきたと考えております。  平和については、これまでいろいろなことを、施策を展開してきておりますし、こども政策についても貧困問題等々についてもきちんと対応させていただいたということでございます。  それから、未来へつなぐ、あるいは平和をつなぐ等々もございますので、そしてまたひとをつなぐということもございます。そういったキーワードを重点に施策を展開してきたということでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   こういうことはやっぱり市長に答えていただきたかったですね。市長が何が課題かということを、なぜ総務部長が答えるのかは、私はちょっとおかしな話だと思っております。  さて、この課題を解決するために協働というお話をされましたけれども、実際に現場の方とどのような話をされてきたのか。  例えば市長が一丁目1番地とお答えになった、いつもお答えになっていますね。子どもの待機児童の問題、そこの保育園、例えば園長会、そして那覇市には2つの保育園の団体があるかと思いますけれども、そちらとどれだけの対話を繰り返してきたのか教えてください。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   まさにおっしゃるとおり、私の市政運営の基盤の1つである協働、協働によるまちづくり、これに沿ってこれまでも市政運営をさせていただきました。  具体的にというような指摘もございましたが、今何回とか、どんな場面でというのを言いますと時間もかかりますけれども、いろいろ場面で、できるだけ私は市民の皆さんと、あるいはいろいろな団体の皆様のほうに、あるいは声を聞いて足を運んだというふうに思っております。まだまだ足りない部分のご指摘がありましたら、どうぞご指摘いただきたいと思います。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   保育園の団体、実際に何回行ったのか、多分この4年間のスケジュールでわかるかと思います。  私が聞いているのは、保育園の団体、一方はゼロ、役員会との話はない。もう1つは1回です。  これで待機児童対策をどのように進めてきたのか。だからこそ保育園の不適切な配置、こういうものが起きたんじゃないかというふうに私は団体からも言われております。  そして、今那覇市の中の中心商店街、そこでもアーケードの問題、そして公設市場の問題がありますけれども、こちらでも市長の顔が全く見えないというふうな話を伺っております。  実際に、そこで担当の部長、もしくは副市長、いらっしゃるかと思いますけれども、やはり市民は、大きな問題に対しては市長が顔を出してくれる、それだけで少し落ち着くんですよ。安心するんですよ。  そういったことが全くされてないというのを、この4年間の話、私議員になって1年ですけれども、そのような話を伺っております。  そのあたりはいかがでしょうか。実際に市場とのお話、今何回ぐらいされたのかお聞かせください。    (「全くないということはないよ」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   中心商店街ないしは第一牧志公設市場の事案に関しての市長との対話につきましては、要請もしくは要望等がなされたときに積極的に対応するようにいたしております。  回数については、今ここで何回ということはちょっと申し上げられませんが、できる限りのスケジュールがあればお会いになっていろいろお話をしてきたというところでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   こちらは、平成26年の9月定例会でございます。これは前市長の発言の中で、当時の大問題、ごみ問題がございました。1年間で90回以上現地に足を運んだという話がございます。  やはり今この那覇市、この中心市街地の問題とか、あといろいろこの議会でもありましたけど、市民会館の問題とか、本当に大きな問題、山のようにある中で、実際に地域の住民と対話をする、何のために部長があるんだという話がありましたけれども、それこそやっぱりリーダーがやるべきことだと私は思っております。  この市長の政治姿勢について、非常に私は今回疑念というか、先ほどの東京行きについても本当にこれで、今このタイミングで必要なのか、本当にやるべきことは何なのかということを、やはりもう少し考えていただきたいというふうに思っておりますので、どうかこのあたり、もう少ししっかりと役所の内部でもお話をして、さまざまな事業を進めていただければいいと思っておりますので、よろしくお願いします。  これで私の質問を終わります。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   こんにちは。奥間亮です。続けて代表質問を行います。  1番、市長公約について、城間市長に以下伺います。  (1)まだ完全には達成できていないもの、もしくは実現できていないものは何か。  (2)療育センターの機能強化について。  (3)現市民会館跡地に新真和志支所を建設するとともに、教育研究所等の教育施設を併設するという公約について。  2番、浦添新基地建設とも言われている那覇軍港の浦添移設計画に関し、現状と今後についての市長の考え方を問います。  3番、市長が政府に対して行う各種要請行動(一括交付金に係る要請など)について、城間市長のこれまでの実績や取り組み、考え方について問います。  4番、本市の財政の課題と経済政策との関連について問います。  5番、観光防災を推進し、新たな施策を講じていくべきであります。今後の取り組みについて問います。  6番、那覇市都市計画マスタープランの策定と立地適正化計画の策定について、進捗状況と市長の考え方、今後について問います。  7番、都市計画道路の整備について、進捗状況と今後の予定について問います。  8番、那覇市の福祉のまちづくり条例に関する今後の市長の考え方を問います。  9番、浮島通りと国際通りが接続する交差点の信号機を停止させる実証実験について、内容と実施結果、今後の考え方を問います。  10番、那覇市立小中学校における施設や備品等の維持管理や修繕、購入等の予算について、またこれらに係る各学校に割り当てられる予算について問います。  11番、城間市長が掲げた待機児童をゼロにするという公約は、今年度当初までに達成できなかった。那覇市はもっと力を入れるべきであります。これまでの取り組みと実績、評価、今後について問います。  12番、こども医療費無料化の拡充について、今後の予定と取り組みを問います。  お願いします。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   奥間亮議員の代表質問、市長公約についてお答えをいたします。  公約においてまだ完全には達成できてない事業、また実現できてない事業といたしましては、療育センター、保健センター建て替え事業、真和志支所建て替え事業、住宅リフォーム支援事業、沖縄独特の音楽を活用したナイトライブ事業の充実化事業、生涯学習センター施設の整備事業等がございます。  療育センターの建て替えについては、真和志支所建て替えにおける複合施設として現在検討いたしております。  また保健センターにつきましては、同様な機能を持った新たな施設整備に着手しているところでございます。以上です。 ○翁長俊英 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   奥間亮議員の代表質問の1.(2)の療育センターの機能強化についてお答えいたします。  療育センターの建て替え等につきましては、城間市長の重要な公約の一つであると認識しております。  療育センターについては、築36年が経過し、建て替えを検討する時期にきております。  一方で、就学前の発達支援児の支援については、本市の第1期那覇市障がい児福祉計画において、児童発達支援センターの整備を目標の一つとして掲げております。
     そのようなことを踏まえ、こどもみらい部としては、昭和57年に県内で先駆けて設置した療育センターについて、保育所などへの訪問支援などの地域支援をより一層充実させることを目的とした、児童発達支援センターへの発展的な移行を検討しているところでございます。  療育センターの建て替えなどにつきましては、時代に応じて求められる機能拡充の観点を重視することを主眼に、その場所については、保健所などとの近接性など地理的な側面を考慮する必要があると考えております。  具体的には、真和志支所建て替えにおける複合施設としての検討を、現在具体的に行っているところでございます。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   奥間亮議員の代表質問の1番目のうち(3)のご質問にお答えをいたします。  老朽化しています真和志支所の建て替えに向けましては、平成28年5月に真和志自治会長連絡協議会から新たな地域コミュニティーの活動拠点として、現市民会館敷地への早期建て替えの要請がなされております。  これを受け、本市では新真和志支所建設等に関する庁内の検討委員会を設置し、議論を重ねてまいりました。また、地域の代表者の意見を聞く会を設置し、新真和志支所を含む複合施設のあり方などについて関係者の皆様の意見を伺っております。  一方で、現市民会館につきましては、保存を望む声もあることから、外部の有識者で構成されます那覇市民会館保存可能性等検討委員会において今後のあり方を検討いただいているところでございます。  本市としましては、新真和志複合施設の建設に向け、引き続き作業を進めてまいる所存であります。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   奥間亮議員の代表質問の2番目、那覇軍港移設についてお答えいたします。  那覇軍港の移設につきましては、国、県、浦添市、那覇港管理組合、本市を構成員とする那覇港湾施設移設に関する協議会において、平成13年度の協議会設置から16年間、これまで24回にわたり、民港の港湾計画との整合性を図りつつということを基本として協議が進められております。  平成29年4月27日に開催された第24回那覇港湾施設移設に関する協議会において、那覇港管理組合から代替施設の配置案と民港に与える影響・支障の評価結果の報告がなされ、代替施設の民港に与える影響・支障は、南側配置案が非常に大きく、北側配置案は小さいとの確認がなされたところです。  その際、構成メンバーである浦添市の副市長から、代替施設の配置案の選定については、持ち帰り、時間をかけずに後日改めて回答したい旨の発言があったことから、評価結果を踏まえた代替施設の配置案の選定については、浦添市の回答を確認した上で改めて協議を行うことが確認されております。  今後とも、那覇港管理組合を初め、関係機関と連携を図りながら、また那覇港湾施設移設に関する協議会において協議を進めてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   奥間亮議員の代表質問の3番目のご質問にお答えいたします。  市長は、就任以来、機会があるごとに沖縄振興予算や国民健康保険事業に対する財政支援、軍用地転用促進など、幅広い課題に関し、国に対し積極的な要請活動を行ってまいりました。  一例では、子どもの貧困問題に関し、沖縄担当大臣出席のもと行われた平成27年12月の内閣府との意見交換会の場において、市長が直接本市の学習支援等の取り組み等を説明し、学校現場への人的資源の投入の必要性について理解を求め、その後の制度設計に反映していただいたといった成果もございました。  今後とも、本市にとりまして重要な課題等につきましては、時宜を捉え直接声を上げていくことが重要であると認識しております。  続きまして、4番目のご質問のうち財政の課題についてお答えいたします。  那覇市中期財政運営方針におきましては、今後の本市の財政運営を展望する上で、中核市と比べても高いとされております扶助費の増加や、この先展望されます公共施設の更新に対応することが課題になるものというふうに考えております。  このような課題に対応するために、市税収入の維持・増加、これはすなわち本市の稼ぐ力を高めることが重要であるというふうに明示し、雇用促進、経済活性化、土地の高度利用、人口誘導等に留意することとしております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   奥間亮議員の代表質問の4番目、財政と経済政策についてのご質問に、中期財政運営方針に示す雇用促進及び経済活性化に関する経済政策についてお答えいたします。  経済政策については、今年度からスタートした第5次那覇市総合計画に掲げる「ヒト・モノ・コトが集い、育ち、ひろがる万国津梁のまちNAHA」の実現に向け、地域の稼ぐ力を高める視点のもと、4つの政策と11の施策を示し、市民所得の向上などを指標として各種事業を推進しているところであります。  中期財政運営方針に示す雇用促進に関する施策推進としては、国や県が進める雇用施策の展開のほか、誘致活動サポート事業や企業立地促進奨励助成事業、なはし創業・就職サポートセンター運営事業などを実施しております。  また、同方針における経済活性化に関する施策の推進として、新商品開発支援事業や民間資金調達促進マッチング事業、新たな観光コンテンツ創出支援事業などを実施しております。  各種事業の効果として、雇用の促進、企業収益の向上、市民所得の向上、これによる地域経済の活性化が期待され、ひいては本市の税収への貢献など、本市財政運営上の課題解決にもつながるものと考えております。  続きまして代表質問の5番目、観光防災についてお答えいたします。  県が策定した沖縄県観光危機管理基本計画においては、地域の実情に応じた観光危機管理計画の策定が市町村に求められており、本市においても今年度中に那覇市観光危機管理計画を策定する予定となっております。  有事の際における観光客の所在の把握などは、関係行政機関のみならず、観光関連団体、事業者等との協力連携が必要であるため、本計画においては関連機関と連携した最善の対策をとるための基本的方針を定める予定としております。  本市の観光客への防災対策については、那覇市地域防災計画に基づき、庁内の各部署が連携して、広報活動、避難誘導、食糧供給、臨時輸送などに当たることとされておりますが、こうした危機への対応に加え、日ごろの減災対策、危機対応への準備、危機後の回復までを、観光客も視野に入れた事業展開が必要であると認識しているところでございます。 ○翁長俊英 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   奥間亮議員の代表質問の6番目、都市計画行政についてお答えいたします。  都市計画マスタープランは、都市計画法第18条の2に基づく都市計画に関する基本的な方針を定めるもので、昨年度より現マスタープランの改定作業に取り組んでいるところでございます。  また、立地適正化計画は、都市再生特別措置法第81条に基づく計画で、人口減少と高齢化の進展に伴い、都市全体の構造を見直し、居住機能や福祉・医療・商業等の都市機能の効率的な立地の促進を図る計画となります。  両計画ともに、昨年度からこれまでに市民アンケート調査、2回のタウンミーティング、市内7地域でのワークショップなど、市民協働による策定に取り組んでおります。  策定に当たりましては、これまでの人口増加や都市の拡大を前提としたまちづくりから、将来的な人口減少や少子高齢化を初めとする新たな社会情勢の変化や、これに伴う持続可能な都市づくりの視点が非常に重要であると考えております。  これらの解決に向けた新たなまちづくりの方針として、市民の日常生活に必要な生活利便施設を身近なエリアで維持することや、各地域における拠点づくり、広域的な利用が想定される商業・業務施設や文化施設等の中心拠点への立地誘導・充実を図ります。  計画の策定に当たっては、多様なテーマを取り入れながら、将来にわたって住み続けたい魅力あるまちの姿を市民の皆様とともに描いていきたいと考えております。  今後の予定といたしましては、パブリックコメントを実施するとともに、各分野の専門家、那覇市都市計画審議会、那覇市議会の皆様のご意見等もお伺いしながら、両計画ともに次年度中に策定し、2020年度より取り組みを始めたいと考えております。  続きまして、7番目の道路行政についてお答えいたします。  国道、県道を含む本市域内における都市計画道路につきましては、平成29年3月末時点で177路線、総延長約170キロメートルが都市計画決定されており、そのうち事業着手を含めた整備済み路線は152路線、改良済み延長は約148キロメートルで、整備率は86.8%となっております。  うち本市所管分の都市計画道路につきましては、140路線、総延長約79キロメートルあり、そのうち事業着手を含めた整備済み路線は、平成29年3月末時点で117路線、総延長約67キロメートルとなっており、整備率は85.1%となっております。  現在、本市では、車両交通の円滑化や歩行者の安全性・快適性の確保等を図るため、7カ所、21路線の街路整備事業を実施しており、石嶺線においては、平成33年度末完成予定で、約90%の進捗などとなっております。未着手となっている路線は、9カ所、27路線となっております。以上です。 ○翁長俊英 議長   長嶺達也福祉部長。 ◎長嶺達也 福祉部長   ご質問の8番目、那覇市福祉のまちづくり条例についてお答えします。  本条例は、年齢、障がいの有無にかかわらず、個人を尊重し、多様な生き方ができるよう、ソフト面の事業の充実化を図る内容となってございます。  ソフト面の事業としましては、子ども向け心のバリアフリーセミナー、一般向けのサービス介助セミナー、障がい当事者講話等を実施しております。セミナーでは、車椅子操作の基本やアイマスク、白内障ゴーグル体験等の疑似体験を通して、高齢者や障がいのある方の気持ちに気づき、みずから行動できる実践講座を開催しているところでございます。  昨年度の実績としまして、子ども向けのセミナーを実施した学校が5校で535人、一般向けのセミナーの受講者は、運輸・宿泊・サービス業関係者を中心に26人、障がいのある方本人による講話は、2校で受講者240人となっております。子ども向けセミナーにつきましては、今年度1校増やしまして6校で開催することとなっております。  今後の取り組みとしましては、セミナーの開催数や内容を拡充し、心のバリアフリーを推進してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   奥間亮議員の代表質問の9番目、交通関連実証実験についてお答えいたします。  本実験は、中心市街地における一銀通りや国際通りと接続する、浮島通り、ニューパラダイス通りの混雑緩和を目的に、平成30年7月18日から実施しております。  内容につきましては、浮島通りとニューパラダイス通りが接続する国際通りの交差点の信号機について、一時的に幕をかぶせ、信号機による交通処理を解除し、あわせて実証実験前と実証実験期間中に、浮島通り、ニューパラダイス通りにおいて、方向別交通量や渋滞の延長などを計測し、信号処理のあり方を検討するものでございます。  実施の結果につきましては、信号があるときの交通量調査と信号を解除したときの交通量調査を7月9日と9月3日に実施しており、現在集計中でございます。  当初、実証実験期間につきましては、効果検証期間も含めて平成31年1月18日まで計画をしておりました。しかしながら、実験開始前と比べて、これは主に視覚障がい者の方でございますけども、横断歩道を安心して渡ることができなくなったとの声も寄せられたことから、本実験により歩行者の安全性の低下を招くことは本実験の意図するところではないため、9月13日・木曜日に実証実験を終了し、信号機の運用を復旧することといたしました。  今後、交通量調査の結果を踏まえ、総合的に判断し、信号処理のあり方について関係機関と調整しながら検討をしていきたいと思っております。 ○翁長俊英 議長   奥間朝順教育委員会学校教育部長。 ◎奥間朝順 教育委員会学校教育部長   奥間亮議員の代表質問10番目、教育行政についてお答えします。  小中学校における予算は、施設の維持管理に必要な経費として、施設修繕料、電気水道等の光熱水費、ごみ等の処分に係る委託料等があります。  また、学校の運営や児童生徒の教育に必要な経費として、用紙やインク代等の消耗品費、机や教材等の備品購入のための備品購入費、備品修繕料、公用車のリース代としての使用料及び賃借料などがあり、各課で予算を執行しております。  その予算のうちで、消耗品費や修繕料、原材料費等の品目は、学校長の権限において予算執行ができるように、各学校に割り当てております。  以上です。 ○翁長俊英 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   奥間亮議員の代表質問の11.待機児童対策についてお答えいたします。  これまでの取り組みと実績につきましては、城間市長が就任をいたしました平成26年度においては、保育施設が70施設、保育定員は7,163人でしたが、認可保育所等の新設や公立幼稚園の認定こども園移行などにより、平成30年度には施設数は約2倍の141施設、定員は約1.6倍の1万1,405人へと大幅に増加をしております。  その結果、この4年間での待機児童の推移としては、平成27年度は539人、28年度は559人、29年度は200人、そして今年度は138人で、ピーク時の平成28年度と比較して、421人、75%の大幅な減となっております。  待機児童の解消に向けては、施設整備に重点的に取り組んだ成果が実を結び、現時点で申し込み児童数を超えた保育定員を確保していることから、待機児童ゼロを達成できる状況になりつつあると考えております。  今後とも必要な施設の整備に加え、保育士の確保と保育ニーズを交えたきめ細やかな入所調整を引き続き行ってまいります。  続きまして12番目、こども医療費無料化の拡充についてお答えいたします。  こども医療費助成事業は、子どもの健やかな育成に寄与することを目的として、お子さんの医療費の自己負担の一部を助成する事業で、本市では平成5年度の乳幼児に始まり、これまで助成対象の年齢や申請方法等について事業の拡充を図ってまいりました。  今年度も未就学児の医療費について、医療機関窓口で医療費の支払いを要しない現物給付方式を10月診療分から開始するため準備を進めており、今月中に現物給付の対象である未就学児の保護者宛てに受給資格者証を発送する予定となっております。  今後の検討課題といたしましては、通院の対象年齢の拡充、これは中学校卒業までに引き上げる考え方なんですが、だと認識しております。  事業の拡充に向けては、現物給付方式導入の影響や財源の確保、国保のペナルティー等、クリアすべきさまざまな課題はございますが、市長からは必ずや実現したいとの強い決意が示されており、県とも歩調を合わせつつ、課題を1つ1つ丁寧に整理し、実現してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、3番から再質問してまいります。  今回、8月23日、福井大臣にこの要請に行かれたということですけれども、これは、じゃ東京に行こうと、最初に提案したのは城間市長ご自身から提案したんですか、行こうということで。 ○翁長俊英 議長 
     城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  かねがね私はこういう機会があればということは職員に申しておりました。  今回、調整がついてこの日に行くことになったということで行動をいたしました。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   以前から行こうと思っていて、今回のやつもそれを城間市長から提案したということですか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   職員との会話の中でふだんからそういうことはありました。ということで、この訪問について、今回の訪問だけではなく、私のほうからは機会があればと、先ほど申し上げましたように、機会があれば行く準備はあるぞということの姿勢を職員に示し、今回動いてもらったということになります。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   これまでこういう一括交付金について、那覇市単独で、そして城間市長が直接要請したというのは何回目ですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   一括交付金を含めました沖縄振興予算に関する要請は、過去に一度ございましたので、今回と合わせまして二度目でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   大体1回目はいつですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   昨年末に参っております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   大臣に会えたのは何回目ですか。城間市長、直接。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   昨年の要請に引き続き、ことしの要請におきましても、関係の皆様のご尽力も賜りながら大臣の日程を頂戴したところでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、やっぱりあれですか、役人に会うよりも安倍自公政権の大臣に直接要請するのはやっぱり効果があると思いますか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  私としましては、やはり大臣に会うということは、トップに会うということは、沖縄担当のトップに会うということですから、沖縄の那覇市の気持ちは受けとめてもらっているというふうに思っております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   いや、役人と会うよりも大臣と会うほうが効果が高いと思っていらっしゃるから行ったわけですよね。どちらが高いと思っていますか、効果は。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   そういうふうな、どちらがというような比較で私は考えたことはございません。  内閣府の担当の方々ともそのときはお会いしていますし、大臣単独でお会いしたということではなかったように私は記憶しております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ大臣に会っても、普通の役人に会っても、そんなに効果は変わらないということですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   まず私のほうからお答えさせていただきます。  今回、大臣にお会いしまして、またその行程の中で内閣府をお訪ねし、局長、そしてまた政策統括官という皆様にお会いをいたしました。  しっかりと多方面に要請するということが非常に重要であろうというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   答弁はよろしいですか。  奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長の気持ちを聞いている。城間市長しかわからないじゃないですか。どちらのほうが、これは効果が高いと思って、どういう考えで行ったんですか、今回は。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   どちらがという、これは比較するものかなと私はちょっと答えようがないなというふうに思っておるんですが、それなりに両方の効果があろうかと思います。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ役人と会うのと大臣と会うのは、そんなに効果は変わらないという認識なんですね、城間市長は。こういう感覚なんですね。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   これは言葉の捉え方の違いですね。じゃどっちかという白黒の問題じゃないように思うんですが、効果があるないか、いや、どちらもありますと、そういうふうに私は捉えております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   どちらの効果が高いと思いますか。同じぐらいの効果と思いますか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   いや、比較したことは、比較できないと思っております。どちらもそれなりの効果があるということでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   効果がわからないという、どちらか比較できないというのであれば、じゃなんで大臣に会うんですか。じゃ役人の人でもいいんじゃないですか。なんで大臣に会ったんですか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   大臣にお会いしたときに私の考えや思いを述べさせていただきました。そういう思いを述べてご理解いただく、そういう思いでお会いしました。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。
    ◆奥間亮 議員   いやいや、なんで大臣、役人じゃなくて大臣に会ったんですかと聞いているんですよ。大臣に会おうとやっていたわけでしょ。なんで調整してたんですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   昨年の大臣の要請活動もそうでございます。ことしの活動もそうでございますが、大臣のご訪問に合わせまして内閣府のほうにもお訪ねしております。大臣と合わせまして内閣府にもお訪ねして、しかるべき要請をさせていただきました。 ○翁長俊英 議長   休憩します。            (午後2時28分 休憩)            (午後2時28分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   役人の方に会っても大臣の方に会っても、どちらの効果が高いかわからないと、比べたことがないと。  じゃ今回の手応えはどうですか。福井大臣に会って、今回の手応え。いけそうですか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   福井大臣にお会いして一番長く時間をいただいたように思います。お互いに特に、特にです。子どもの貧困対策に対してはお互いに思いを述べ合ってご理解をいただいたような感触がございます。効果があったかどうかということですが、その後、子どもの貧困対策についての額が多少伸びていたというふうにも伺っておりますので、そのように受けとめていただいたんじゃないかなと、あるいは大臣の思いが反映されたのではないかなというふうに受けとめております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   今回、個別の話は全くしてないということでよろしいですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   要請書では、いわゆるソフト交付金、ハード交付金、そして子どもの貧困対策にかかる支援を包括的にお願いしてまいったという状況でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   新市民会館の予算の話はすべきだったんじゃないですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   今回、大臣への要請におきましては、申し上げましたとおり、包括的なお話をさせていただきました。  それは既に沖縄県のほうが先んじて要請をしておりますので、その後押しをするというような意味合いからでございます。  また同じ行程の中で内閣府をお訪ねいたしまして、直接事務を担当しております参事官にお目にかかる機会もいただきました。参事官に対しましては、この状況、新文化芸術発信拠点の状況等につきましてもお話をしまして、さらなるご支援もお願いをしてきたというものもございました。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ3年目に最後、75億円、配分額をお願いしますと言いましたか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   個別具体的な金額についてはその場では申しておりません。やはり国の金額は毎年度、単年度の予算の中で規定をされていくものでございますので、私どもの今の必要性について十分とお話をさせていただいたというものでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   全然要請してないじゃないですか。  じゃこの子どもの貧困と言っていますけど、そしたら今回、島尻安伊子、当時の大臣が創設した今回の子どもの貧困対策予算、城間市長は、これは高く評価した上でこれを要請しているんですか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   子どもの貧困対策については、そのようにスタートを切ってくださったということでの評価はございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   この3年間、大きな補助というのは子どもの貧困対策予算として、那覇市としては非常に助かっているんじゃないですか。城間市長、どうですか。 ○翁長俊英 議長   ちょっと調整してください。2人一遍に手を挙げるとわからない。  仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   子どもの貧困につきましては、今回、国のほうで特段の予算措置がございまして、この6年間、かなりの大きな金額を頂戴することになりました。  また、補助率につきましても当初は3年間の10割補助というご高配をいただいたところでございますので、本県、また本市の極めて大きな課題であります子どもの貧困に直接的に寄与しているというふうに私どもは考えております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、どう思いますか。やっぱり助かっているんじゃないですか。この3年間は。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   本市のみならず沖縄県全体でこの取り組みについては、子どもの貧困対策については効果があったというふうに受けとめております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   時間がないので次に移りますけれども、1番の市長公約のところ、完全に実現できていないもの、もしくは達成できていないものはどれですかと聞いて、答弁の中で、最後に生涯学習センター等とつけたんです。等って、ほかにないですか、本当に。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   先ほど答弁したとおり、この5つの事業等々については完全には実現できてないということでございます。  我々が前回の市長選で公約を挙げた部分について全て確認したところ、その5つでございます。  しかしながら、先ほどお話ししましたとおり、療育センターと真和志支所については検討しているということでございまして、保健センターについては、その同機能を持った施設に着手をしているということでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   順番を変えますけど、真和志支所の公約というのは、保存可能性検討委員会でしたか。これはやっていると思うんですけど、これは現市民会館を残した状態で、この公約というのは現市民会館跡地に新真和志支所を建設するとともに、教育研究所等の教育施設を併設するという公約は、これは達成できるんですか、これ残したまま。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   市長の公約では「現市民会館跡地に真和志支所を建設するとともに」というふうな記載となってございまして、これまで議論としましては、久茂地のほうに新市民会館をつくるということでございましたので、そういう前提で今、作業を進めているところでございますが、ただその過程の中で現市民会館の保存を求めるという声も出てまいりましたので、その声にも丁寧に対応するため、現在、お時間を要しているというところでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ公約は変える可能性もあるということですか。それとも公約は堅持するか。どちらですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   お答えいたします。  現在、作業を鋭意進めているところでございます。今、内部の議論の中で、ここに複合化をするという候補施設の選定などを進めているところでございます。ただ同時に、やはり現市民会館の保存を求めるという声もございますので、十分にこれらの声にも丁寧に対応しながら、最終的な結論を出していきたいというふうに思っております。
    ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、ご自身の公約ですよ。城間市長、この公約は堅持するんですか。変える可能性はあるんですか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  今、部長からお話がありましたように、現市民会館のことにつきましては、保存可能性の検討委員会においてあり方を検討していただいております。その結果を待ちたいとは思うのですが、今のところ、その公約は堅持をしていたいと思います。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、この検討委員会の答えによっては、この公約は変わる可能性はあるんですか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   先ほど企画財務部長からも説明がございましたとおり、現市民会館については保存検討委員会があります。  しかしながら、地域の皆様からは、公約どおりの複合施設をつくってほしいという声もございます。そういったことがございますので、今しばらく、その公約についてはそのまま堅持ということになろうかと思います。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   おかしいじゃないですか。正々堂々と代表質問で議論しているんですよ。市長公約なんですから。みんな見ているんですよ。城間市長はどうするんですか。だから、この検討委員会の答えによっては、この公約は変わる可能性はあるんですか。ないんですかと聞いています。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   検討委員会の結果はまだ私どもは受けとめておりません。結果によってどうするのかという前に、公約ですので、その公約は堅持したいと申し上げているわけでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   これは、今、じゃ検討委員会の答えを待たずに真和志支所の建て替え、複合施設と教育施設の併設というのを認めたことになりますよ。  今の答えでいいんですか。じゃ現市民会館を残す、あるいは壊すかわかりませんけど、その答えは分けずに、現市民会館が残ったとしても、この公約は堅持していくと、こういう答えですけど、いいんですか、これで。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   公約は夢を語り、あるいは現実を見据えて、未来を見据えて市民に約束するものでございます。  公約の実現に向けては精いっぱい頑張らせていただきたい。そういう意味で堅持をしていくということなんです。  デザインはしても、検討委員会のあり方で変えるのか変えないのか。そしたら最初から検討委員会にお任せしますでいいじゃないですか。  公約は私どもが那覇市としてこのようなものをつくりたいというデザインです。それを申し述べているわけであって、それが検討委員会によってどうするのか、公約はどうなるのか。公約は公約としてあくまでも堅持していくというふうに申し上げているところでございます。 ◆奥間亮 議員   意味がわからないんですけど、検討委員会の結果は関係なく、公約を堅持するということですね。市長、これはいつまでにやりますか。今回、達成できなかったわけです、4年間で。いつまでにやるんですか、城間市長。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   今、両庁内、そしてまた外部の皆さんによる検討委員会が同時並行で進んでございます。  市長は先にそういう公約を示してございますが、いずれにしましても、この両方の結論をしっかりと受けとめまして最終的な判断がなされるものというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   ちょっと休憩しましょうね。            (午後2時40分 休憩)            (午後2時41分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   大変失礼いたしました。  現在、外部の皆様によります検討委員会が進んでおります。この検討委員会につきましては、今、期限を明確に切っているわけではございませんで、十分なご議論をいただくというところで作業をお願いしております。この作業の進捗と、そしてまた市長の新たな公約、現在の公約をどのように整合を図っていくかということは、今後、この状況を踏まえながら取り扱われるものというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ逆に部長に聞きますよ。今、市長はこの検討委員会が残す残さない、結果にかかわらず、この現市民会館跡地に真和志の複合施設と教育関連施設を併設するというのは断言したんですか。部長、これでいいですか。 ○翁長俊英 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   まず、私どもとしましては、最も身近な地域の皆様からここの現敷地に建設してほしいというような強い要請を頂戴しておりますので、そこは十分に受けとめておくべき必要があろうかというふうに思っております。また同時に、やはりこの検討委員会がございますので、そちらのほうの声にもしっかりと耳を傾けて最終的な判断が下されていくというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   全然答えてないじゃないですか。  城間市長、いつまでに真和志複合施設をつくるんですかと聞いているんです。4年間達成できなかったんですよ。期間を明示すべきじゃないですか、いつまでにって、城間市長、自分の公約なんですから。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  今、部長からもお話がありましたように、鋭意取り組んでいるところですので、ぜひお見守りいただきたいと思います。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   公約は夢を語りながらと言いながら期間も示さない。  じゃさっきの話に戻りますけれども、この公約ですよ。ほかにもあると思いますけれども、さっきないという話でしたけど、J1サッカー場とか達成できていますか、これ。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   J1サッカー場につきましては、一昨年度から県のほうで事業をするということになりまして、市としては連携してそれを達成に向けていくということで今、進んでいるところでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   だから達成できてないですよね。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   本市で事業を行うということではなくて、そこにJ1サッカー場のスタジアムをつくるという公約については、県と連携がとれてきたということでございまして、本市の事業としてではなく、県の事業として行われるということの調整が今なされているということでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ、このサッカー場をつくるという公約はどうなったんですか。いや、というよりもサッカー場をつくるんですよね、県と連携して。これは実現できてないじゃないですか。実現できているんですか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   サッカー場そのものが今できているかというと、今できてないわけでございまして、それについてはその構想、それから取り組みについて今、進んでいるということでございます。
     以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃなんでさっき聞いたのに、これほかにないんですかって、あると思うけど、ないんですかと聞いたら、ないと言っている。じゃ答えは違うじゃないですか。さっきの答弁を修正してくださいよ。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   さっきの答弁につきましては、物が全てできているということではなくて、今、鋭意取り組んでいるところについては、我々としてはサッカー場については、公約の進捗状況としては全然できてないということではなくてできていると、取り組んでいるということでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   私は市長公約の中で、まだ完全に実現できていないもの、まだ達成できていないものは何かと聞いているんですよ。これはできてないんですよね。なんでさっき言わなかったんですかって。答弁修正してくださいよ。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   そういった意味でいえば、着手ということが議員の言うとおりであれば、それはできてないというふうにお答えをしたいと思います。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   いやいや、通告に書いてあるんですよ。何日前ですか。まだ完全にできてないものは何かと聞いているんですよ。さっきの答弁は違うじゃないですか。つけ加えるんですか。整理してください。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   そのように言われましたら、完全にできてないということでございますと、サッカー場でありますとか、MICEについても、両方についてもできてないということでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ほかにありませんかと聞いているんです。ほかにありますか。今言った2つ以外に。ほかにありませんかというのは何日前に聞いているんですか、私は。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   今、私のほうで把握する限りでは、先ほど答弁したとおりでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   僕が見た限り、石嶺駅の先行開業、これできていますか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   公約について、現時点でできているかできてないかということで、完全にというようなことを言われますと、完全にできてない部類に入るかとは思いますけども、先行開業というのは我々市だけではなくて、県あるいは浦添市等々との調整もございますので、現時点ではできてないということでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   何日か前に着手したのかと聞いていませんよ。もう書いてあるからわかるじゃないですか。口頭で言ったんじゃないですから。こんなことが、こんな答弁をずっとやるんですか。プロ野球、オールスターゲーム、アジア大会の誘致、これできてますか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   116ある項目について、それぞれ我々も精査したわけでございますけれども、その文言の1つ1つが全てということになりますと、その文言1つ1つができているかできてないかでいうと、できてないものもあるんですけれども、総じて96%はできているということでお答えをしているわけでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   何日も前に通告しているんですよ。じゃ今、言ったもの以外に、ほかに完全にできてないものは何ですか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   我々といたしましては、現時点では先ほど答弁したとおりでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ストリートダンスやバンドの練習場の整備というのはできていますか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   先ほどもお話ししましたけれども、そういった細かいところ、その公約にとっては非常に大事ではございますけれども、そこについてもまだできてないということでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   休憩お願いします。 ○翁長俊英 議長   休憩いたします。            (午後2時49分 休憩)            (午後2時50分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  休憩いたします。            (午後2時50分 休憩)            (午後2時50分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   お答えします。  今、お話があるように、項目の1つ1つについて具体的に集計ということはしておりませんけれども、我々といたしましては、着手率で集計をしましたところ、96%の実現ということでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員、発言を続けてください。 ◆奥間亮 議員   何のために通告したんですか。まだほかに完全にできてないもの、公約、完全に実現できてないものは何ですかと聞いているんですよ。ほかに何ですか。精査してないんですか。 ○翁長俊英 議長   休憩いたします。            (午後2時51分 休憩)            (午後2時52分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長 
     先ほどお話がありましたストリートダンス等々についてはまだできてないということでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   だから、ほかに完全に達成できてないもの、実現できてないものがありますかと聞いているんですよ。ほかにないんですか。精査してないんですか、それとも。これ議会ですよ。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   具体的な精査はまだなされていないというところでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃこの公約、あれは着手率と言いたいわけですか。じゃそうですね、城間市長。着手率は何パーセントですか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  思わず口に出てしまいまして、拾っていただきありがとうございます。  着手率は96%ということで、実現したかしなかったかということにつきましては、ただいま部長の述べたとおりでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、この公約というものは、達成できていたか、できたかできていないか、私は精査するべきだと思いますけど、城間市長はどう思いますか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   今後ともおっしゃったとおり、着手率だけではなくて、具体的に精査を進めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、公約というものはしっかり達成できたかできてないか、4年間で最後の議会、この任期もありますし、これは精査すべきじゃないですか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。おっしゃるとおりだと思います。以上です。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   たくさんあったんですよ、ほかにも。これは。ちょっと1回飛ばしましょうね。  軍港移設について、これは城間市長、1年ぐらい移設協議会はとまっていますよね。これ順調に動いているという認識ですか。それとも膠着状態、とまっているという認識ですか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   先ほどのご質問で答弁いたしましたとおり、平成29年4月27日に開催されました第24回那覇港湾施設移設に関する協議会が最後でございまして、その際には浦添市のほうで持ち帰り検討したいということがございました。それですので、まだその後、進んでいないということでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長も同じ認識でよろしいんでしょうね。城間市長、どうやったらこの軍港移設、これを動かすことができると思いますか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   この協議会を一日でも早く進めるためには、那覇港湾施設移設に関する協議会の開催に向けて、まずは那覇港管理組合の構成団体の調整会議において、技術的な面も含めて課題や意見の相違を整理する。そして方向性を導き出す必要があるものと考えております。以上です。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、この三者協議というのをやったと思いますけど、1回か2回ですか。何回か。これ城間市長がみずから三者協議に声かけしたことはありますか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  私みずからはありません。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、那覇軍港を一日でも早く浦添に移設したいという熱意はありますか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   那覇軍港につきましては、資料によりますと、これまで平成13年の那覇港湾施設移設に関する協議会が設置されて16年の間に24回にわたって協議会の会議が進められております。ですので、私たちとしては一日でも早く、その協議会の結論がいただければというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長ご自身は一日でも早く返還したいという熱意はありますか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  ただいま話がありましたように、できるだけ早くという気持ちはございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   そしたら城間市長からこの三者協議、声かけすべきじゃないですか。なぜしてないんですか。城間市長、熱意がありながら。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  この移設問題に関しましては、那覇港湾施設移設に関する協議会、これが議決機関というか、協議の機関でございます。  そこにおいて国、県、浦添市、那覇港管理組合、本市を構成員とする那覇港湾施設移設に関する協議会でございます。そこでしかるべき話し合いがなされて決定をされていくほうがもっともなことだと思います。以上です。 ○翁長俊英 議長   休憩します。            (午後2時58分 休憩)            (午後2時58分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   訂正させていただきます。那覇港湾施設移設に関する協議会の構成員につきまして訂正をさせていただきます。  「国、県、浦添市、那覇港管理組合、本市を構成員とする那覇港湾施設移設に関する協議会」ということに訂正をさせていただきます。 ○翁長俊英 議長 
     休憩します。            (午後2時59分 休憩)            (午後2時59分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   大変失礼いたしました。  先ほど構成員につきまして、「議員」ということを申し上げました。これを訂正させていただきます。  正しくは、「国、県、浦添市、那覇港管理組合、本市を構成員とする那覇港湾施設移設に関する協議会」でございます。以上です。 ○翁長俊英 議長   ただいまの市長の訂正につきましては、議長において許可いたします。  奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   あえて一旦戻しますけど、城間市長、公約の中に、城間市長ご自身の公約だからわかると思います。城間市長の公約の中に、那覇軍港の早期移設というのは入っていましたか。この4年間で、公約の中に。 ○翁長俊英 議長   休憩いたします。            (午後3時 休憩)            (午後3時 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   4年前の公約につきましては、「那覇軍港の早期返還を実現し」ということで公約のほうに入れてございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、今は何でこんな時間かかったんですか。ご自身の公約ですよ。なぜこんなに今、答弁に時間がかかったんですか。確認しないとわからないんですか。 ○翁長俊英 議長   答弁する?よろしいですか。  奥間亮議員、質問を続けてください。 ◆奥間亮 議員   これは城間市長みずから那覇軍港移設の熱意があるのであれば、県や浦添市を、首長を巻き込んでやるべきだったんじゃないですか、これまで4年間。なぜみずから三者会議に呼びかけなかったんですか。呼びかける必要はないと思ったんですか。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   ただいまの那覇港湾施設移設に関する協議会、これは国、県、浦添市、那覇市が一体となって、那覇港管理組合も入っている。一緒になって構成されて進めているわけです。それが全体の構成の中でどうあるべきかという意見を出し合いながら進めていくわけですね。移設協議会がいつでしたか、29年4月27日、私も参加しましたが、そのときに移設協議会にもっていく事前の調整を各構成団体でやるわけですが、それが成立したということで国のほうに行きましたが、そこのほうでは、実質的には浦添の副市長さんが持ち帰りをやったわけです。それも期間を置かない間に結論を出しますということで帰ってきたわけですが、その結論を出したのが移設協議会に出される状態まで熟度が高まってないということであって、那覇市がさぼっているということではありません。  これは全体の構成団体の協議の中で出てくるわけであって、奥間議員が言われていること、これはできれば那覇市も早々に移設していただきたいわけですが、それができるような状況まできてないということです。よろしいですか。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   副市長、2点あって、浦添は南側という結論を出したんですよ。その後の話をしている。  そして、私は城間市長ご自身の気持ちを聞いている。三者協議というのは、城間市長みずからが積極的に南側って浦添が出した後にでも呼びかけるべきだったんじゃないですか。その必要性はないということですか。ないというふうに感じているわけですか。城間市長。城間市長に聞いていますよ。これは市長公約にもしているんですよね。城間市長、答弁してくださいよ。城間市長。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   何度も申し上げているんですが、実際、三者の話し合い、県、浦添、那覇の首長の話し合いというのは、実際、現実には移設協議会の中でやられる前の構成団体での調整、専門的な集団での話し合いをまずやるべきだということでスタートしているわけですから、那覇市としてはその移設協議会に出せる構成団体の専門家の皆さんで進められるのが筋だという考えを持っております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、市長なんですから、公約なんですから、城間市長の気持ちを聞いているんですよ。同じ質問をします。城間市長の気持ちを答えてください。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   その移設協議会、港湾管理組合には市長の任を受けて私のほうが行っておりますので、私の考えは市長の考えです。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   三者協議は城間市長が出ています。城間市長の気持ちを聞きたいんです。城間市長の内面の気持ちまで久高副市長は答えられないじゃないですか。三者協議をして、ひざを突き合わせて首長同士が話し合った実感とかいろいろあるじゃないですか。そういった話し合いを、必要性を感じてないんですか、これからは。これまでなぜ浦添が南側と結論を出した後にでも三者協議の必要性は感じなかったんですか。城間市長に聞いているんですって。城間市長がなぜ手を挙げないんですか。城間市長、こんな大事な話を、さっきも。城間市長、お願いしますよ。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   三者会談は非公式の会談でありました。県と浦添市と那覇市とでそれぞれの思いを、内容は公表されてないかと思います。ぶら下がりにおいて松本市長も、そして私も述べました。各自治体を預かる者としてのまちを大事にする、背負ったものに対しては理解はできるが、全体的なとか、いろいろな話を本当に本音で話した覚えがあります。ですが、大事なことではありましたけれども、やはり決定機関として、協議会としてやるべきことをしっかりやっていただきたいというふうに思います。  私の思いとしては以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   だから城間市長の思いとして、今後、三者会議をやりたいという気持ちはないんですかと城間市長に聞いているんですよ。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人総務部長。 ◎渡口勇人 総務部長   まず、この移設を一日も早く進めるということは、那覇港湾施設移設に関する協議会が開催されなければなりません。  その前には、まず那覇港管理組合の構成団体の調整会議において技術的な面や課題、その他意見の相違を整理しなければ方向性が決まらないものだと考えます。その必要性があるものですから、それを先に進めて、それから協議会のほうへ議題として上げていくという必要があるというふうに考えております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   部長の気持ちは聞いてないんですよ。これは議会ですよ。代表質問ですよ。城間市長は三者協議を今後やるべきだと、そういう気持ちはないんですかと聞いています。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  議会だからこそ自分の気持ちをしっかりと整理しながら発言したいと思っているからであります。その点はご理解いただきたいと思います。  この問題、三者会談につきましては、今後、そのような時期がくればもつことができるかとは思いますが、私はやはり三者会談の前に、この協議会のほうでしっかりとテーブルに上げることが大事なのではないかなというふうに思っております。  以上です。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長は、この南側案と北側案、どちらがよいと思っていますか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   首長としての意見でしょうか。それとも私個人の意見でしょうか。  北側案・南側案、那覇市としてはどちらがいいのかということは、皆さんもお考えになっていると思うので、那覇市としては調整会議において、その考えを述べたいと思います。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   今の隣の副市長の答えないでいいというささやきは何ですか。城間市長。城間市長は市長ですよ。南側案と北側案、どちらがいいと思いますかと聞いているんですよ。何ですか、今の答えは。どちらがいいと思っているんですかと、那覇市の認識を聞いているんです。市長が答えないでどうするんですか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長 
     久高副市長は那覇市の代表として協議会に参加をしていただいております。彼のほうが具体的な内容については詳しいということもありまして、先ほどからアドバイスをいただいているわけですが、那覇市としてのということは協議会にて話し合われるものだと、那覇市としての考えではなくて、協議会において北側案・南側案ということが論議なされるものだと思っております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   副市長のほうが詳しいんですか。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   今の質問は何か気になるんだけど、代理で出ているから私のほうが詳しいのは当然だと思っております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ副市長にというわけにもいかないですよね、やっぱり市長ですからね。  城間市長、那覇市の認識、この南側案・北側案というのは、那覇市はだから構成員として出ているわけですよね。  しかし、これは久高副市長、那覇港管理組合で、これは那覇港管理組合が北側のほうが安全性が高いというようなニュアンスの答弁をして、久高副市長も確かそのような答弁を同じくというような感じで言っていたと思うんですけど、那覇市はだから北側案と南側案、どちらがよいと判断しているんですかと聞いているんですよ。これは答えないとおかしいじゃないですか。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   今の話は、現実的には決定されていたことなんですよ。それが調整を持ち帰りやっていた後、浦添のほうで懇話会ができ上がって、その中で結論を出してきたのを、現実的には正式に議題に上がってないわけです。議題に上がってないまでは、今まで決まっていたのがそのまま生きているという認識です。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   北側案と南側案はどっちがいいというのはまだ決めてないということですか、那覇市としては。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   いや、決まってないんじゃなくて、決まっているわけです。北側案で。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   浦添がずっと南側と仮に言い続けたら、これは膠着ということになるんですよ。これは北側から譲るという気は全然ないんですか。今後もないんですか。北側から譲るという気は。もう城間市長、答えてくださいよ。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   これは、だから調整会議に諮る必要がありますよと言っているんですよ。決定機関は国と県と那覇市と浦添市と管理組合で行われている、移管に関する協議会が決定機関なんです。  それを一旦機関が決定したものを新たに変えるためには、それなりの段取りを踏んでいかないといけないと言っているわけです。これは感情的な問題ではなくて、正式な処理の仕方を言っているわけです。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   那覇市は北側案から譲る気はないのかと、今後もと聞いているんです。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   何回も言っていますよ。譲る譲らないじゃなくて、今まで決定されたものを浦添市さんが持ち帰りして、新たな提案を正式に議題に上がってないわけです。それを新たな提案を。  だから那覇市は移設協議会で一度決定したものを支持しています。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃその決定したものを今後、那覇市から変えたほうがいいんじゃないかと、こういう気は今後はないということですか。 ○翁長俊英 議長   ちょっと休憩しましょうね。            (午後3時15分 休憩)            (午後3時16分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   今後、事情の変化等で浦添市から提案をされますと、それをもって調整会議のほうで検討していただいて、その調整会議ででき上がったものに対しては、もちろん同意していく気持ちでおります。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、中3までのこども医療費の無料化、これは時期を示して実現するというお気持ちはないですか。城間市長。 ○翁長俊英 議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   こども医療費の無料化につきましては、市民からの期待の高い政策だと考えております。できる限り早期に実現したいと考えております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   じゃ市長、時期は決まってないということですか。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えいたします。  できるだけ早期に取りかかりたいと思っております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   9番の実証実験、障がい者団体の皆さんからクレームが上がっています。これは市長はお詫びしたとありました。どういう認識ですか。最後。      (終了告知のブザー音) ○翁長俊英 議長   玉城義彦都市みらい部長。 ◎玉城義彦 都市みらい部長   お答えいたします。  実証実験にあたり、周辺施設の確認や事前調整の連絡を実施しておりましたけれども、その沖縄県視覚障害者福祉協会については失念しておりましたので、これは反省すべき点だと思っております。 ○翁長俊英 議長   これで、本日の代表質問を終わります。 ○翁長俊英 議長   以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  来週9月10日・月曜日も午前10時に本会議を開き、本日同様、代表質問を行います。 ○翁長俊英 議長   休憩いたします。            (午後3時19分 休憩)            (午後3時19分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。 ○翁長俊英 議長   本日は、これにて散会いたします。            (午後3時19分 散会) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
     上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成30年(2018年)9月7日     議  長  翁 長 俊 英     署名議員  上 原 仙 子     署名議員  大 嶺 亮 二...