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  1. 那覇市議会 2018-05-02
    平成 30年(2018年) 5月臨時会−05月02日-01号


    取得元: 那覇市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-01
    平成 30年(2018年) 5月臨時会−05月02日-01号平成30年 5月臨時会             平成30年(2018年)5月那覇市議会臨時会                  議事日程 第1号              平成30年5月2日(水)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第74号 那覇国際親善名誉市民の選定の同意を求めることについて 第4 議案第75号 那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例制定について 第5 報告第11号 専決処分の報告について(那覇旅館業法施行条例の一部を改正する条例制定)                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇出席議員(40人)  1番  永 山 盛太郎 議員  2番  翁 長 雄 治 議員  3番  奥 間 綾 乃 議員  4番  上 原 安 夫 議員
     5番  西中間 久 枝 議員  6番  仲 松   寛 議員  7番  中 村 圭 介 議員  8番  前 泊 美 紀 議員  9番  當 間 安 則 議員  10番  新 崎 進 也 議員  11番  上 原 快 佐 議員  12番  下 地 敏 男 議員  13番  多和田 栄 子 議員  14番  小波津   潮 議員  15番  古 堅 茂 治 議員  16番  湧 川 朝 渉 議員  17番  我如古 一 郎 議員  18番  前 田 千 尋 議員  19番  宮 里   昇 議員  20番  喜舎場 盛 三 議員  21番  野 原 嘉 孝 議員  22番  大 城 幼 子 議員  23番  上 原 仙 子 議員  24番  大 嶺 亮 二 議員  25番  吉 嶺   努 議員  26番  新 垣 淑 豊 議員  27番  清 水 磨 男 議員  28番  金 城 眞 徳 議員  29番  平 良 識 子 議員  30番  宮 平 のり子 議員  31番  翁 長 俊 英 議員  32番  桑 江   豊 議員  33番  糸 数 昌 洋 議員  34番  大 浜 安 史 議員  35番  上 里 直 司 議員  36番  坂 井 浩 二 議員  37番  大 山 孝 夫 議員  38番  奥 間   亮 議員  39番  粟 國   彰 議員  40番  久 高 友 弘 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(0人) ──────────────────── 〇サンビセンテ市長一行歓迎及び説明のため出席した者の職、氏名  城 間 幹 子  市長  久 高 將 光  副市長  知 念   覚  副市長  上 地 英 之  政策統括調整監  渡 口 勇 人  総務部長  仲 本 達 彦  企画財務部長  徳 盛   仁  市民文化部長  名嘉元   裕  経済観光部長  玉 寄 隆 雄  環境部長  長 嶺 達 也  福祉部長  新 里 博 一  健康部長  末 吉 正 幸  こどもみらい部長  玉 城 義 彦  都市みらい部長  城 間   悟  まちなみ共創部長  上 原 はつみ  会計管理者  島 袋 弘 樹  消防局長総務部参事監  兼 次 俊 正  上下水道事業管理者  金 城 康 也  上下水道部長  田 端 一 正  教育長  屋比久 猛 義  生涯学習部長  奥 間 朝 順  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  小 嶺   理  局長  長 嶺   勝  次長  當 間 順 子  議事管理課長  根路銘 安 彦  副参事  山 田 裕 之  主幹  仲宗根   健  主幹  玉 城 紀 子  主査  喜屋武 太 一  主査  又 吉 明 子  調査法制課長  宮 城 勝 哉  主幹  中 本 順 也  主幹  山 城 泰 志  主査  高江洲 康 之  主査  兼 島   理  主事            (午前10時4分 開会) ○翁長俊英 議長   ただいまから、平成30年(2018年)5月那覇市議会臨時会を開会いたします。 ○翁長俊英 議長   それでは、城間幹子市長のご挨拶をお願いいたします。 ◎城間幹子 市長   ハイタイグスーヨー チューウガナビラ皆さん、こんにちは)。ボン・ヂーア。  本日は、本市の姉妹都市でありますブラジル連邦共和国サンパウロサンビセンテ市より、ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル市長、並びにご家族、そして関係者皆様にお越しいただいております。  遠路よりお越しなられましたご一行の皆様を、32万那覇市民を代表し、心より歓迎申し上げます。  これを機に、両市の絆が一層強まり、さらなる友好発展へとつながりますことを強く祈念申し上げます。イッペーニフェーデービル(ありがとうございます)。ベンビード・ア・那覇。  2018年5月2日。那覇市長城間幹子。 ○翁長俊英 議長   本日は、本市の姉妹都市サンビセンテ市の市長ご一行、総勢7人の皆様がこのように議場にご出席をいただいている中で、本市議会臨時会を開会できますことは、まことに意義深く、32万那覇市民はもとより、各議員ともどもに心から喜んでおります。 ○翁長俊英 議長   これより本日の会議を開きます。 ○翁長俊英 議長   この際、諸般の報告を行います。  まず、市長から、本臨時会に付議する事件の送付、並びに同説明員委任通知がありましたので、タブレット端末へ配信をしておきました。  本件につきましては、後刻、議題といたします。  次に、本臨時会における議案付託表につきましては、タブレット端末へ配信をいたしております。
     以上で、諸般の報告を終わります。 ○翁長俊英 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、上里直司議員坂井浩二議員を指名いたします。 ○翁長俊英 議長   日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  本臨時会の会期は、本日から5月9日までの8日間といたしたいと思います。  これに、ご異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   異議なしと認めます。  よって、会期は本日から5月9日までの8日間と決定をいたしました。  なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付いたしました会期日程表のとおりでございます。 ○翁長俊英 議長   次に、休会の日程についてお諮りをいたします。  5月7日は委員会により、また8日は事務整理により本会議を休会といたしたいと思います。  これに、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   異議なしと認めます。  よって、さよう休会とすることに決しました。 ○翁長俊英 議長   日程第3、議案第74号、那覇国際親善名誉市民の選定の同意を求めることについてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。  久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   ハイサイボン・ヂーア・ベンビード・ア・那覇。  議案第74号、那覇国際親善名誉市民の選定の同意を求めることについて、提案理由をご説明申し上げます。  本市とブラジル連邦共和国サンパウロサンビセンテ市が1978年に姉妹都市を提携してから、ことしで40年目になります。この間、両市の市民団体相互において数々の親善交流が図られ、市民間の相互理解相互信頼が深められてきました。  このたび来覇されたサンビセンテ市長ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル氏は、2016年より市長を務められ、那覇サンビセンテ両市友好親善に尽力されました。  本日は、遠路はるばる本市の賓客として、訪問団一行とともに来訪されています。  ついては、この機会に、サンビセンテ市長ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル氏を本市の那覇国際親善名誉市民に選定したいので、那覇名誉市民条例第3条の規定に基づきこの案を提出いたします。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   これより質疑に入ります。      (「なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   これにて質疑を終結いたします。 ○翁長俊英 議長   お諮りいたします。  ただいま議題となっております事件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。  これに、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 ○翁長俊英 議長   これより討論に入ります。      (「なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   これにて討論を終結いたします。 ○翁長俊英 議長   これより採決を行います。 ○翁長俊英 議長   議案第74号、那覇国際親善名誉市民の選定の同意を求めることについては、同意することに、ご異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。 ○翁長俊英 議長   この後、議場におきまして、ただいま全会一致で可決をされました、那覇国際親善名誉市民選定議案にかかる顕彰式を行うことになっております。  その間、会議を休憩いたしたいと思います。  休憩いたします。           (午前10時12分 休憩)           (午前10時17分 再開) ○翁長俊英 議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  ただいま、本市の城間幹子市長から、サンビセンテ市のペドロ・ゴウヴェア市長に、那覇国際親善名誉市民としての栄えある称号が贈られました。まことにおめでとうございます。  議員各位をはじめ、議場におられる皆様、そして、32万那覇市民とともに心から祝福をいたしたいと思います。 ○翁長俊英 議長   ここで、サンビセンテ市長のご挨拶をいただきたいと存じます。  ペドロ・ゴウヴェア市長、よろしくお願いいたします。 ◎ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル 市長   那覇市長城間幹子様、那覇市議会議長翁長俊英様、那覇市役所及び那覇市議会代表者皆様関係者皆様那覇市民代表者皆様ハイサイグスーヨー チューウガナビラ。  本日お集まりの皆様に感謝申し上げます。日々のチャレンジに挑む元気とエネルギーに満ちあふれた皆様のお姿を拝見できて、大変うれしく思います。  このたび那覇国際親善名誉市民の称号を授与いただき、大変光栄に感じております。このような素晴らしい称号はこの上ない名誉であり、特に那覇市とサンビセンテ市の友好関係強化促進に対する努力の報いとして、私の政治家人生を飾る賞となり、大変誇りに思います。  書いた演説から離れまして、私の今正直な気持ちを申し上げたいと思います。  本日こういうふうに、この議会、議場にいることを大変光栄に思っております。  私も議会議員として8年の経験がありまして、そして今現在市長でありますけれども、この議会での経験は大変すばらしいものでして、議会と市長との関係、この関係性が大変重要であります。まちをうまく営むためにはこの関係性、ハーモニーのあるバランスのとれた、こういう関係性が大変重要になっておりまして、皆さんが日々励んでいることに対して、私は本当に深い尊敬の念を抱いております。  そして、皆様と一緒に私もこの議会における経験を生かして、サンビセンテ市の運営に取り組んでおりますけれども、皆さんも同じ気持ちで日々邁進して努力されていると思いますので、皆さんに対して本当に尊敬して、私はここにいること、皆さんにお会いできたことを本当に光栄に思っておりますし、非常に大きな喜びでもあります。  本日いただいたこの称号は、私にとって特別な意味を持っています。なぜなら、私は心身の力を鍛え、規律や相手を敬う心を養う柔道というスポーツを通して、日本の文化や哲学に感銘を受け、深くかかわってきたからです。  子どものころから、そして思春期を経て大人になってからも、いつも大切にして諦めずに追いかけてきた夢があります。この夢は多くの人にとって何の意味もないもので、また、簡単に実現できるものかもしれません。しかし、私にとってとてつもなく大きく、特別なものでした。それは日本の地を踏むことです。  この夢をこの厳粛な瞬間に大きな感動ともに実現することができました。那覇市とサンビセンテ市は、姉妹都市提携が結ばれた1978年からともに手を携えて歩んでまいりました。そして、ことしで40周年を迎えます。  この期間に世の中にどんな変化が起こったのでしょうか。想像を働かせて40年前の1978年に時間を巻き戻してみると、私たちはどのような格好をして、何にチャレンジして、どのような人間関係を築き、どんな夢を持っていたのでしょうか。  当時のヒット曲、アートやファッションのトレンドはどんなものだったのでしょうか。そして、人類は進化の過程のどの段階にあったのでしょうか。  私たちは、日々の歩みの中で困難や障害を乗り越え、人間として成長しさまざまな経験を積んでいきます。これらの経験は自己形成に影響を及ぼし、現在の状態や性格、感性を決定づけ、大切な人や住んでいるまちの住民たち、そして地球に対する連帯感責任感を育みます。  過去を見つめると、年をとってしまうと心配する人に私は言いたい。  魂は老いることはありません。成熟と進化を遂げ、私たちがよりよく生きるため、また、親戚や友人とより充実した有意義な時間を過ごし、自然の美しさを楽しみ、そして人々のためによりよい奉仕ができるように成長するのです。  ことしの8月に那覇市ご一行はブラジルを訪問されますが、ここに重要なポイントが1つあることにご注目いただきたいと思います。  当時、サンビセンテ市長だったマルシオ・フランサ氏が那覇を訪れたとき、当時那覇市長だった翁長雄志氏の歓迎を受けました。お二人は8月に再会されますが、今回はそれぞれ沖縄県・サンパウロ州の知事としての再会となります。  私に那覇国際親善名誉市民の称号が与えられましたが、この称号は私をここまで導き、現在の私を形成してくれた全ての人々のかけらでできています。私の祖先、両親、兄弟、妻、子どもたち、親戚の方々、友人、そして私の人生に何らかの影響を与えた人々、これらの方々全員にこの称号を捧げます。彼らのおかげで、私は本日この称号を賜りました。彼らがいなかったら、今の私はいませんでした。  今いろいろな方々を申し上げたんですけれども、この賞をいただいたおかげは、本当に数百人、数千人の人々の贈り物というふうに私は感じておりますけれども、本日このような賞をいただいたのは、私は特に二方のおかげだと思っております。こちらにいらっしゃいます伊波正哲さん、そしてナイェネさんです。          (両氏一礼)          (拍 手)  私は、かねてより那覇市に対して大きな憧れと尊敬の念を抱いておりましたが、名誉市民の称号を与えられたことで、これからは那覇市に対する責任は倍増し、身の引き締まる思いでございます。  現実は期待以上のものでした。ずっと日本の地を踏みたいという夢を見ていた私が、本日、那覇市民になりました。  私の兄弟、姉妹となった皆様に全力で頑張ることを誓います。そして、地理的な距離を乗り越えてお互いに身近な存在となるよう、友好の絆を深めていきたいと思います。  人生のマイルストーンとなるこのような名誉ある称号をいただいたことを大変感激しており、心から感謝申し上げます。  奉仕することは自然の法則であり、自分が幸せであることはとてもよいことだと言われております。しかし、周りの人たちを幸せにすることはそれ以上によいことです。
     私は、那覇市長をはじめ那覇市議会議長及び一行の皆様を、我がサンビセンテ市でお迎えすることを大変楽しみにしております。  姉妹都市提携40周年は再会、そしてともに時間を過ごし、新たな経験を共有し合う機会であるため、私たち全員にとって大きな喜びとなることでしょう。  イッペーニフェーデービル(ありがとうございました)。          (拍 手) ○翁長俊英 議長   ペドロ・ゴウヴェア市長、どうもありがとうございました。  ここで、本市議会を代表いたしまして、私からもご挨拶を申し上げたいと存じます。  ハイサイグスーヨー チューウガナビラボン・ヂーア。おはようございます。  サンビセンテ市長、市のご一行の皆様、この議場にお越しいただき、ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル市長の記念すべきご挨拶を拝聴することができましたことは、私ども那覇市並びに市民にとってこの上ない喜びでございます。那覇市議会を代表いたしまして、心から感謝を申し上げたいと思います。  さて、ことしは沖縄の先人たち移民船笠戸丸」でブラジルサントス港に第一歩を記した1908年から110周年、そしてサンビセンテ市と本市が1978年10月23日に姉妹都市を提携してから40周年の節目を迎える年でございます。  このような中、ペドロ・ゴウヴェア市長那覇国際親善名誉市民の称号を授与されたことは、サンビセンテ市と本市にとりまして、これまでの交流がなお一層深められた契機となるものとして確信をしております。  40年前に交わされました姉妹都市協定書には、両市間の友好親善と理解を深め、さらに世界恒久平和に貢献することを念願すると記されております。この精神にのっとり、サンビセンテ市と那覇市は教育、文化、スポーツ、経済など多岐にわたる分野で交流を深めてまいりました。  この40年にわたって築かれた絆は何ものにもかえがたい、両市にとって大切な財産であると言えましょう。  このたびの姉妹都市提携40周年を契機に、一層の友好親善に努めるとともに、那覇市民皆様にも、サンビセンテ市並びにブラジル連邦共和国のすばらしさを伝えてまいりたいと考えております。  結びになりますけれども、サンビセンテ市ご一行の皆様のご多幸とご健勝を心からお祈りするとともに、サンビセンテ市民のために、さらに両市の発展交流のためにご活躍をされますよう、ご祈念を申し上げます。イッペーニフェーデービル。ムイトオブリガード。ありがとうございました。          (拍 手) ○翁長俊英 議長   それでは、サンビセンテ市長ご一行を、この議場からお送りすることにいたします。  全員、ご起立の上、拍手でお送りいたしたいと思います。  しばらくの間、会議を休憩をいたします。            (午前10時41分 休憩)            (午前10時44分 再開) ○翁長俊英 議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第4、議案第75号、那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例制定についてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。  新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   ハイサイ議案第75号、那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  ここ数年、民泊サービスが日本でも急速に普及し、多様化する宿泊ニーズへの対応及び公衆衛生の確保や地域住民等とのトラブル防止、無許可で旅館業を営む違法民泊への対応も急務になっております。  これらのことを踏まえ、本年6月15日より住宅宿泊事業法が施行されます。  本条例案は、同法第18条の規定に基づき、住宅宿泊事業に起因する騒音等による生活環境の悪化を防止するため、必要があるときは、合理的に必要と認められる限度において、区域を定めて住宅宿泊事業を実施する期間を制限するものであります。  具体的な内容としましては、1つ目都市計画に定める第一種・第二種低層住居専用地域及び第一種・第二種中高層住居専用地域の全域について、また、2つ目に第一種住居地域において、住宅宿泊管理業者による管理業務が行われる場合で、当該管理業者事務所等届出住宅と同一の建築物内にないとき等について、連休期間を除いて、日曜正午から金曜正午までの営業の制限を行うこと。そして、3つ目に学校の敷地の周囲100メートル以内の区域や都市計画に定める文教地区について、土・日や連休期間長期休暇といった学校の休業日を除いて、日曜正午から土曜正午までの営業の制限を行うものでございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   以上で、提案理由の説明は終わりました。 ○翁長俊英 議長   これより質疑に入りますが、質疑の通告がありますので、発言を許します。  新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。この議案第75号、那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例制定について、質疑をさせていただきます。  まず、(1)制限する区域、日数に対して条例違反(申請なしの違法闇民泊を含む)をする事業者に対して摘発をするための那覇市の体制を伺う。  (2)生活環境悪化防止を理由とした区域の制限並びに日数の制限であるが、この内容の検証はいつ、どこで、だれが、どのように行うのかを伺います。  (3)今回の制限による那覇市のメリットデメリット(経済的な部分を含む)についてどのような見込みなのかをお伺いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   新垣淑豊議員議案に対する質疑、議案第75号、那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例の制定について、順次お答えいたします。  初めに、(1)制限する区域、日数に対して条例違反(申請なしの闇民泊を含む)をする事業者に対して摘発をするための那覇市の体制についてお答えいたします。  本条例案につきましては、住宅宿泊事業法第18条において、住宅宿泊事業に起因する騒音の発生その他の事象による生活環境の悪化を防止するため必要があるときは、合理的に必要と認められる限度において、区域を定めて、住宅宿泊事業を実施する期間を制限することができる旨、規定されており、制限する区域や日数の違反につきましては住宅宿泊事業法に基づく罰則規定が定められております。  闇民泊につきましては、旅館業法に基づく罰則規定が適用されることになっております。  現在、本市におきましては、環境衛生監視員2人に加え、環境衛生監視補助員として警察OB2人を配置し、違反施設の把握及び監視指導を強化しているところでございます。  次に、(2)生活環境悪化防止を理由とした区域の制限並びに日数の制限でございますが、この内容の検証はいつ、どこで、だれが、どのように行うのかについてお答えいたします。  住宅宿泊事業法の附則第4条において、政府はこの法律の施行後3年を経過した場合において、この法律の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときはその期間について必要な措置を講ずるものとする旨、定められております。  本市も当条例の施行後、生活環境の悪化、届出の現況及び本市に寄せられる苦情や相談の内容を精査した上で、条例改正を行う必要が生じた場合には、早急に検討してまいりたいと考えております。  次に、(3)今回の制限による那覇市のメリットデメリットについてですが、メリットといたしましては、本市が条例を制定することによって制限をかける区域の静穏な環境保持に加え、学校周辺及び文教地区における静穏な環境及び児童生徒の安全・安心な通学環境の保持が可能になる点でございます。  一方、デメリットといたしましては、文教地区や第一種住居地域を制限区域に加えることによって、本市の都市計画地域の約56%で制限がかかることになりますが、民泊を活用した文化交流等についての影響が懸念されるところでございます。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   新垣淑豊議員議案に対する質疑、議案第75号、那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例の制定についての(3)のうち経済的な部分についてお答えいたします。  那覇住宅宿泊事業の実施制限に関する条例案における区域と期間の制限については、観光的側面からも市民の安心と安全を確保し、安心して暮らせる住みよい生活環境を守ることが最優先という本市の方針を市民皆様に示すことができた点が重要ではないかと考えております。  そのことにより、市民皆様にも適切な民泊の運用等について関心をお持ちいただき、地域社会及び実情を理解し、今後の協力体制の構築などにつながることができればと考えております。  一方で、宿泊の制限を行うことにより、将来における観光客増加に伴う宿泊施設不足の懸念も考えられるかと思います。  この懸念に対しましては、平成29年度に実施しました那覇市民泊施設実態調査報告書におけるホテル関係者等からのヒアリング結果から、現状においては、ホテル・旅館等の宿泊施設の供給不足は生じてはいないとのことでございます。  今後、法律施行後の社会的影響に注視しつつ、本県並びに本市の観光客受け入れの状況を踏まえながら、より適切な住宅宿泊事業が展開できるよう、関係機関と連携を図り取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   ありがとうございます。  今、先進的に違法民泊の件について動かれているのが大阪市の事例がありまして、平成28年の10月31日から通報のシステムをつくって、4,400件の市民からの通報があったというふうな話を聞いております。  そこに対しては、担当課が約31人、警察OBが30人、補助者として30人配属されているという話もございますので、ぜひ那覇市も今2人、2人というお話がありましたので、これをスピーディーにやっていただけたらなというふうに感じましたので、ありがとうございました。  あと、2番の件に関してなんですけれども、こちら、いつ、どこで、だれが、どのように行うのかということですけれども、これは3年という目安を先ほどおっしゃっておりましたけれども、この3年以内に日本の中で、例えばラグビーのワールドカップがあります。東京オリンピックがありますということで、この間に例えば走らせながら検証していく、そしてチェックをしていくということが必要だと思いますけれども、そちらについては何かお考えはございますでしょうか。  こちらが2点目の再質問になります。よろしくお願いします。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   再質疑にお答えいたします。  条例改正を随時行うことが可能かという部分でありますが、18条の本来の意味からすると、地域独自性というのがどうしても出てきます。ですから、地域で考えていかないといけないというのが18条の基本的な部分にあると思います。  その部分で全てクリアしているかというと、そうでもない部分はやはりいろいろな状況、走り始めてからわかる部分もたくさんあると思いますので、ここの部分に関しましては、やはり必要性が生じるというのを、アンテナを敏感に張り巡らせて対応していきたいというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   新垣淑豊議員。 ◆新垣淑豊 議員   敏感に張り巡らせてという話ではありますけれども、やはりここはできるだけ見て、那覇市としては定めておくべきではないかと思っておりますので、そちらもご検討いただければと思います。  もう1点、最後になりますけれども、今回、那覇市のメリットデメリットの部分で、安全で安心なというところの那覇市の対応を見せることができたという話でありましたし、あと、ホテルの供給に関しては、事前の説明でも非常に多くの宿泊施設ができてくるという話はありますけれども、こちら私の知っている情報によりますと、今、旅館業の申請と、小型の旅館の申請というものの準備が少し増えてきているのではないかという話を聞いております。  今現在、これは1番のほうにかかわるんですけれども、旅館業の多分民泊にかかわってくる話が出てくると思いますので、例えば今の体制について強化の見込みというか、予定があるのかどうか。これを最後にお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   再質疑にお答えいたします。  民泊新法への対応、また旅館業法に基づく旅館等の増加に対して、職員の対応はどうかというふうに理解しておりますが、平成30年度、今年度から最低1人の増員、臨時でございますが、これ専門も含めて薬剤師の部分が望ましいかと思いながら、今、募集をしている途中でございます。  その部分は、やはり作業量がどうかというのが1つはっきりわからないというのが課題の1つにもありますので、今後も関係機関と調整しながら対応していきたいと考えております。  (「観光にとってもいい機会だと思いますので、しっかりと対応していただければと思います。以上で終わります。ありがとうございます」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   議案第75号、那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例制定について質疑を行います。  この議案については、この後委員会で丁寧に審査されることと思いますので、私のほうからはちょっと気になる概要的なところをお伺いしたいと思います。  さて、民泊事業でありますが、2020年の東京オリンピックを前にしたこの時期、とりわけ関心の高まっている事業の1つかと思いますが、多様なニーズに応え、そして住宅政策、住宅事業の柔軟な対応ができるということで期待される一方、期待されることとして、国としてもガイドラインで事業の実施そのものを制限するような過度な制限を課すべきではないというふうな考えを示している中で、一方、地方の自治体においては、やはり生活環境への悪い影響があるのではないかという懸念が示されているというのも事実でございます。
     さて、この中で那覇市は今回の条例案を上程しているわけですが、そのことに関して次のとおり質疑をいたします。  (1)那覇市の条例案では、沖縄県条例より厳格な制限をかけていますが、その理由を問います。  (2)京都市では、宿泊者にゲストパス(身分証)を交付し携行させることや、貸し手に自治会への加入や地域活動への参加を求めるなどの独自ルールを設けています。  協働によるまちづくりを標榜する那覇市においては、このような独自ルールや地域との協働の観点についてどのように考えているか、問います。  (3)6月15日施行の改正旅館業法は、自治体に無許可営業物件への立ち入り検査を認め、罰金も引き上げています。  条例や規制の実効性を高めるための市の取り組みについて問います。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   前泊美紀議員議案に対する質疑、議案第75号、那覇住宅宿泊事業の実施の制限に関する条例についての質疑にお答えいたします。  まず、(1)那覇市の条例案では、県条例より厳格な制限をかけている理由についてお答えいたします。  本市の観光課のほうで昨年度実施した那覇市民泊施設実態調査におきまして、市内の民泊施設622件中522件が旅館業法の許可を取得していない施設であるとの報告がございました。  また、昨年度、健康部生活衛生課において、民泊に関する苦情・相談が延べ450件を超えて寄せられました。これらの相談に対して延べ327件の監視指導を行い、うち40件について営業停止等の措置を講じております。  寄せられる相談内容といたしましては、夜間の騒音やごみ出しルールの無視、違法駐車といった項目が多く報告されており、近隣住民の不安を取り除くための対策が必要であると考えております。  また、3月に行った市民説明会やパブリックコメントに寄せられた意見内容も踏まえた上で、県条例の内容に加え、文教地区や第一種住居地域についても期間を制限する区域に加えております。  なお、本市の制限する期間においては、同法施行規則の宿泊される日数の算定に合ったものとなっており、県条例の部分のこの期間とは若干異なっております。  次に、(2)京都市では、宿泊者にゲストパス(身分証)を交付し携行させることや、貸し手に自治会への加入や地域活動への参加を求めるなどの独自ルールを定めているが、このような独自ルールや地域との協働の観点についてどのように考えているかについてお答えします。  本条例案の制定に関し、3月に行った有識者への意見聴取において、本市の自治会長会連合会の4自治会長からの意見として、住民が安全・安心に暮らせる生活環境を優先すべきであるが、宿泊者に対する日本文化も含めた地域の状況の周知が必要であることなどが挙げられておりました。  これらのことを踏まえ、地域とのかかわりについては、自治会及び関係機関との意見交換を行いながら検討していきたいと考えております。  次に、(3)6月15日施行の改正旅館業法は、自治体に無許可営業物件への立ち入り検査を認め、罰金も引き上げる。条例や規制の実効性を高めるための市の取り組みについてお答えいたします。  現在、本市におきましては、環境衛生監視員の2人に加え、警察OB環境衛生監視補助員を2人配置して、違反施設の把握及び監視指導に当たっておりますが、違法な民泊施設に対する指導においては、市民からの情報提供に頼るところが大きく、把握に苦慮している現状がございます。  しかしながら、本条例の施行及び旅館業法の改正に伴い、より多くの情報提供が行われることが期待され、その結果として違法施設を確認する機会が増えることが想定されております。  なお、悪質な事業者に対しては、これまで以上に警察や他関係機関と連携しながら、対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   2回目の質疑の前にですが、(2)の協働の観点については、やはり非常にいい民泊といいますか、地域の皆さんともうまくやっていくという業者さんにはどんどん頑張っていただきたい。  そして、それがリピーターにつながるかもしれませんので、ぜひ検討していただきたいという観点から質疑を行いました。  規制の観点で質疑をいたします(3)ですけれども、今後これからガイドラインもつくられることだと思います。その中で細かなことが決まっていくことかなと思いますけれども、警察との連携というのがございました。  確かに実効性を高めるためには各機関との連携というのが必要になってくると思いますが、先ほどの新垣淑豊議員からの質疑の中にもありましたけれども、やはり今答弁を聞いていて、情報の収集の仕方にもう少し市の工夫も必要かなと思うんです。先ほど答弁にございました市民からの情報提供によってわかるという部分も多いということでしたので、そのことに絡めて質疑をいたしたいと思います。  さまざまな条例を実効性のあるものにしながら、いい民泊は伸ばしていくという中で、やはり情報提供、ホームページ等での情報提供や地域住民への周知、そしてさまざまな形の情報公開が考えられると思うのですが、例えば事業者を市のホームページ等で公表したり、あと、もし違反をした事業者がありましたらそれを公表すると、そういった措置を検討しているような自治体もあるようでありますけれども、那覇市においてはその点いかがでしょうか。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   再質疑にお答えいたします。  まだ細かい要領等というのが、那覇市には取り決めがございません。  基本的には、国から定められたガイドラインに準じて今行っている部分でございますが、今言ったように、地域住民に対しての状況の提供とか、そこの部分はガイドラインの中にも「望ましい」という表現ではございますが、そういう部分は推奨しているという部分もありますし、また、今、議員がおっしゃったように、自治体の中にはここのほうを条例の中にきちんと定められている部分もございます。  やはり地域と一体感を持った民泊が望ましいという観点からは、こういう状況も含めてお互いの事業者にしても、宿泊者にしても、地域の皆さんにおいても、ここらへんの情報の周知とか、そこらへんの関係づくりがどのような形でできていくかというのを、また考えていきたいというふうに思っております。   (「休憩お願いします」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   休憩いたします。            (午前11時9分 休憩)            (午前11時10分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   ホームページ等で事業者、または違反の部分を提供したらどうかという部分でございますが、今この部分はまだはっきりどうするという取り決めが、今、市の中ではできておりませんので、ここらへんは各自治体等の状況も見ながら検討していきたいというふうに思います。  (「ありがとうございました」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   これで、通告に基づく質疑は終わりました。  ほかに質疑はございませんか。      (「なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております事件については、議案付託表のとおり厚生経済常任委員会に付託をいたします。 ○翁長俊英 議長   日程第5、報告第11号、専決処分の報告について(那覇旅館業法施行条例の一部を改正する条例制定)の事件を議題といたします。  ただいまの報告書は、本臨時会における議案と一緒に、タブレット端末へ配信をしておきました。  これより質疑に入りますが、通告に基づく質疑はありません。 ○翁長俊英 議長   これにて質疑を終結いたします。 ○翁長俊英 議長   以上で本日の日程は、全て終了いたしました。  次回の本会議は来週の5月9日・水曜日でございます。当日は午前10時に本会議を開き、付託いたしました議案について所管の委員長の審査報告を求め、質疑、討論、表決を行います。  休憩いたします。            (午前11時11分 休憩)            (午前11時12分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  本日は、これにて散会いたします。            (午前11時12分 散会) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成30年(2018年)5月2日     議  長  翁 長 俊 英     署名議員  上 里 直 司     署名議員  坂 井 浩 二...