那覇市議会 2018-05-02
平成 30年(2018年) 5月臨時会−05月02日-01号
以上で、諸般の報告を終わります。
○
翁長俊英 議長
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
議長において、
上里直司議員、
坂井浩二議員を指名いたします。
○
翁長俊英 議長
日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本
臨時会の会期は、本日から5月9日までの8日間といたしたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
異議なしと認めます。
よって、会期は本日から5月9日までの8日間と決定をいたしました。
なお、会期中の
会議予定につきましては、お手元に配付いたしました
会期日程表のとおりでございます。
○
翁長俊英 議長
次に、休会の日程についてお諮りをいたします。
5月7日は
委員会により、また8日は
事務整理により本会議を休会といたしたいと思います。
これに、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
異議なしと認めます。
よって、さよう休会とすることに決しました。
○
翁長俊英 議長
日程第3、
議案第74号、
那覇市
国際親善名誉市民の選定の同意を求めることについてを議題といたします。
提案者の説明を求めます。
久高將光副市長。
◎
久高將光 副
市長
ハイサイ。
ボン・ヂーア・ベンビード・ア・那覇。
議案第74号、
那覇市
国際親善名誉市民の選定の同意を求めることについて、
提案理由をご説明申し上げます。
本市と
ブラジル連邦共和国サンパウロ州
サンビセンテ市が1978年に
姉妹都市を提携してから、ことしで40年目になります。この間、両市の
市民・
団体相互において数々の
親善交流が図られ、
市民間の
相互理解と
相互信頼が深められてきました。
このたび来覇された
サンビセンテ市長ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル氏は、2016年より
市長を務められ、
那覇・
サンビセンテ両市の
友好親善に尽力されました。
本日は、遠路はるばる本市の賓客として、
訪問団一行とともに来訪されています。
ついては、この機会に、
サンビセンテ市長ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル氏を本市の
那覇市
国際親善名誉市民に選定したいので、
那覇市
名誉市民条例第3条の規定に基づきこの案を提出いたします。
よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。
○
翁長俊英 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
これにて質疑を終結いたします。
○
翁長俊英 議長
お諮りいたします。
ただいま議題となっております事件については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
異議なしと認めます。
よって、本件については、
委員会の付託を省略することに決しました。
○
翁長俊英 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
これにて討論を終結いたします。
○
翁長俊英 議長
これより採決を行います。
○
翁長俊英 議長
議案第74号、
那覇市
国際親善名誉市民の選定の同意を求めることについては、同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
異議なしと認めます。
よって、本案は同意することに決しました。
○
翁長俊英 議長
この後、議場におきまして、ただいま
全会一致で可決をされました、
那覇市
国際親善名誉市民の
選定議案にかかる
顕彰式を行うことになっております。
その間、会議を休憩いたしたいと思います。
休憩いたします。
(午前10時12分 休憩)
(午前10時17分 再開)
○
翁長俊英 議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
ただいま、本市の
城間幹子市長から、
サンビセンテ市の
ペドロ・ゴウヴェア市長に、
那覇市
国際親善名誉市民としての栄えある称号が贈られました。まことにおめでとうございます。
議員各位をはじめ、議場におられる
皆様、そして、32万
那覇市民とともに心から祝福をいたしたいと思います。
○
翁長俊英 議長
ここで、
サンビセンテ市長のご挨拶をいただきたいと存じます。
ペドロ・ゴウヴェア市長、よろしくお願いいたします。
◎
ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル 市長
那覇市長城間幹子様、
那覇市議会議長翁長俊英様、
那覇市役所及び
那覇市議会の
代表者の
皆様、
関係者の
皆様、
那覇市民代表者の
皆様、
ハイサイ、
グスーヨー チューウガナビラ。
本日お集まりの
皆様に感謝申し上げます。日々のチャレンジに挑む元気とエネルギーに満ちあふれた
皆様のお姿を拝見できて、大変うれしく思います。
このたび
那覇市
国際親善名誉市民の称号を授与いただき、大変光栄に感じております。このような素晴らしい称号はこの上ない名誉であり、特に
那覇市と
サンビセンテ市の
友好関係の
強化促進に対する努力の報いとして、私の
政治家人生を飾る賞となり、
大変誇りに思います。
書いた演説から離れまして、私の今正直な
気持ちを申し上げたいと思います。
本日こういうふうに、この議会、議場にいることを大変光栄に思っております。
私も
議会議員として8年の経験がありまして、そして今現在
市長でありますけれども、この議会での経験は大変すばらしいものでして、議会と
市長との関係、この
関係性が大変重要であります。まちをうまく営むためにはこの
関係性、ハーモニーのあるバランスのとれた、こういう
関係性が大変重要になっておりまして、
皆さんが日々励んでいることに対して、私は本当に深い尊敬の念を抱いております。
そして、
皆様と一緒に私もこの議会における経験を生かして、
サンビセンテ市の運営に取り組んでおりますけれども、
皆さんも同じ
気持ちで日々邁進して努力されていると思いますので、
皆さんに対して本当に尊敬して、私はここにいること、
皆さんにお会いできたことを本当に光栄に思っておりますし、非常に大きな喜びでもあります。
本日いただいたこの称号は、私にとって特別な意味を持っています。なぜなら、私は心身の力を鍛え、規律や相手を敬う心を養う柔道という
スポーツを通して、日本の文化や哲学に感銘を受け、深くかかわってきたからです。
子どものころから、そして
思春期を経て大人になってからも、いつも大切にして諦めずに追いかけてきた夢があります。この夢は多くの人にとって何の意味もないもので、また、簡単に実現できるものかもしれません。しかし、私にとってとてつもなく大きく、特別なものでした。それは日本の地を踏むことです。
この夢をこの厳粛な瞬間に大きな
感動ともに実現することができました。
那覇市と
サンビセンテ市は、
姉妹都市提携が結ばれた1978年からともに手を携えて歩んでまいりました。そして、ことしで40周年を迎えます。
この期間に世の中にどんな変化が起こったのでしょうか。想像を働かせて40年前の1978年に時間を巻き戻してみると、私たちはどのような格好をして、何にチャレンジして、どのような
人間関係を築き、どんな夢を持っていたのでしょうか。
当時の
ヒット曲、アートやファッションのトレンドはどんなものだったのでしょうか。そして、人類は進化の過程のどの段階にあったのでしょうか。
私たちは、日々の歩みの中で困難や障害を乗り越え、人間として成長しさまざまな経験を積んでいきます。これらの経験は
自己形成に影響を及ぼし、現在の状態や性格、感性を決定づけ、大切な人や住んでいるまちの
住民たち、そして地球に対する
連帯感と
責任感を育みます。
過去を見つめると、年をとってしまうと心配する人に私は言いたい。
魂は老いることはありません。成熟と進化を遂げ、私たちがよりよく生きるため、また、親戚や友人とより充実した有意義な時間を過ごし、自然の美しさを楽しみ、そして人々のためによりよい奉仕ができるように成長するのです。
ことしの8月に
那覇市ご一行は
ブラジルを訪問されますが、ここに重要なポイントが1つあることにご注目いただきたいと思います。
当時、
サンビセンテ市長だったマルシオ・フランサ氏が
那覇を訪れたとき、当時
那覇市長だった
翁長雄志氏の歓迎を受けました。お二人は8月に再会されますが、今回はそれぞれ沖縄県・
サンパウロ州の知事としての再会となります。
私に
那覇市
国際親善名誉市民の称号が与えられましたが、この称号は私をここまで導き、現在の私を形成してくれた全ての人々のかけらでできています。私の祖先、両親、兄弟、妻、
子どもたち、親戚の方々、友人、そして私の人生に何らかの影響を与えた人々、これらの
方々全員にこの称号を捧げます。彼らの
おかげで、私は本日この称号を賜りました。彼らがいなかったら、今の私はいませんでした。
今いろいろな方々を申し上げたんですけれども、この賞をいただいた
おかげは、本当に数百人、数千人の人々の贈り物というふうに私は感じておりますけれども、本日このような賞をいただいたのは、私は特に二方の
おかげだと思っております。こちらにいらっしゃいます
伊波正哲さん、そしてナイェネさんです。
(
両氏一礼)
(拍 手)
私は、かねてより
那覇市に対して大きな憧れと尊敬の念を抱いておりましたが、
名誉市民の称号を与えられたことで、これからは
那覇市に対する責任は倍増し、身の引き締まる思いでございます。
現実は期待以上のものでした。ずっと日本の地を踏みたいという夢を見ていた私が、本日、
那覇市民になりました。
私の兄弟、姉妹となった
皆様に全力で頑張ることを誓います。そして、地理的な距離を乗り越えてお互いに身近な存在となるよう、友好の絆を深めていきたいと思います。
人生の
マイルストーンとなるこのような名誉ある称号をいただいたことを大変感激しており、心から感謝申し上げます。
奉仕することは自然の法則であり、自分が幸せであることはとてもよいことだと言われております。しかし、周りの
人たちを幸せにすることはそれ以上によいことです。
私は、
那覇市長をはじめ
那覇市議会議長及び一行の
皆様を、我が
サンビセンテ市でお迎えすることを
大変楽しみにしております。
姉妹都市提携40周年は再会、そしてともに時間を過ごし、新たな経験を共有し合う機会であるため、私
たち全員にとって大きな喜びとなることでしょう。
イッペー、
ニフェーデービル(ありがとうございました)。
(拍 手)
○
翁長俊英 議長
ペドロ・ゴウヴェア市長、どうもありがとうございました。
ここで、本
市議会を代表いたしまして、私からもご挨拶を申し上げたいと存じます。
ハイサイ、
グスーヨー チューウガナビラ。
ボン・ヂーア。おはようございます。
サンビセンテ市長、市のご一行の
皆様、この議場にお越しいただき、
ペドロ・ルイス・デ・フレイタス・ゴウヴェア・ジューニオル市長の記念すべきご挨拶を拝聴することができましたことは、私
ども那覇市並びに
市民にとってこの上ない喜びでございます。
那覇市議会を代表いたしまして、心から感謝を申し上げたいと思います。
さて、ことしは沖縄の
先人たちが
移民船「
笠戸丸」で
ブラジルサントス港に第一歩を記した1908年から110周年、そして
サンビセンテ市と本市が1978年10月23日に
姉妹都市を提携してから40周年の節目を迎える年でございます。
このような中、
ペドロ・ゴウヴェア市長が
那覇市
国際親善名誉市民の称号を授与されたことは、
サンビセンテ市と本市にとりまして、これまでの交流がなお一層深められた契機となるものとして確信をしております。
40年前に交わされました
姉妹都市の
協定書には、両市間の
友好親善と理解を深め、さらに世界恒久平和に貢献することを念願すると記されております。この精神にのっとり、
サンビセンテ市と
那覇市は教育、文化、
スポーツ、経済など多岐にわたる分野で交流を深めてまいりました。
この40年にわたって築かれた絆は何ものにもかえがたい、両市にとって大切な財産であると言えましょう。
このたびの
姉妹都市提携40周年を契機に、一層の
友好親善に努めるとともに、
那覇市民の
皆様にも、
サンビセンテ市並びに
ブラジル連邦共和国のすばらしさを伝えてまいりたいと考えております。
結びになりますけれども、
サンビセンテ市ご一行の
皆様のご多幸とご健勝を心からお祈りするとともに、
サンビセンテ市民のために、さらに両市の
発展交流のためにご活躍をされますよう、ご祈念を申し上げます。
イッペー、
ニフェーデービル。ムイトオブリガード。ありがとうございました。
(拍 手)
○
翁長俊英 議長
それでは、
サンビセンテ市長ご一行を、この議場からお送りすることにいたします。
全員、ご起立の上、拍手でお送りいたしたいと思います。
しばらくの間、会議を休憩をいたします。
(午前10時41分 休憩)
(午前10時44分 再開)
○
翁長俊英 議長
休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第4、
議案第75号、
那覇市
住宅宿泊事業の実施の制限に関する
条例制定についてを議題といたします。
提案者の説明を求めます。
新里博一健康部長。
◎
新里博一 健康部長
ハイサイ。
議案第75号、
那覇市
住宅宿泊事業の実施の制限に関する
条例制定について、
提案理由をご説明申し上げます。
ここ数年、
民泊サービスが日本でも急速に普及し、多様化する
宿泊ニーズへの対応及び
公衆衛生の確保や
地域住民等との
トラブル防止、無許可で
旅館業を営む
違法民泊への対応も急務になっております。
これらのことを踏まえ、本年6月15日より
住宅宿泊事業法が施行されます。
本
条例案は、同法第18条の規定に基づき、
住宅宿泊事業に起因する
騒音等による
生活環境の悪化を防止するため、必要があるときは、合理的に必要と認められる限度において、区域を定めて
住宅宿泊事業を実施する期間を制限するものであります。
具体的な内容としましては、
1つ目に
都市計画に定める第一種・第二種
低層住居専用地域及び第一種・第二種
中高層住居専用地域の全域について、また、
2つ目に第一種
住居地域において、
住宅宿泊管理業者による
管理業務が行われる場合で、
当該管理業者の
事務所等が
届出住宅と同一の
建築物内にないとき等について、
連休期間を除いて、日曜正午から金曜正午までの営業の制限を行うこと。そして、
3つ目に学校の敷地の周囲100メートル以内の区域や
都市計画に定める
文教地区について、土・日や
連休期間、
長期休暇といった学校の
休業日を除いて、日曜正午から土曜正午までの営業の制限を行うものでございます。
よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。
○
翁長俊英 議長
以上で、
提案理由の説明は終わりました。
○
翁長俊英 議長
これより質疑に入りますが、質疑の通告がありますので、発言を許します。
新垣淑豊議員。
◆
新垣淑豊 議員
ありがとうございます。この
議案第75号、
那覇市
住宅宿泊事業の実施の制限に関する
条例制定について、質疑をさせていただきます。
まず、(1)制限する区域、日数に対して
条例違反(申請なしの
違法闇民泊を含む)をする
事業者に対して摘発をするための
那覇市の体制を伺う。
(2)
生活環境の
悪化防止を理由とした区域の制限並びに日数の制限であるが、この内容の検証はいつ、どこで、だれが、どのように行うのかを伺います。
(3)今回の制限による
那覇市の
メリット・
デメリット(経済的な部分を含む)についてどのような見込みなのかをお伺いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
○
翁長俊英 議長
新里博一健康部長。
◎
新里博一 健康部長
新垣淑豊議員の
議案に対する質疑、
議案第75号、
那覇市
住宅宿泊事業の実施の制限に関する
条例の制定について、順次お答えいたします。
初めに、(1)制限する区域、日数に対して
条例違反(申請なしの
闇民泊を含む)をする
事業者に対して摘発をするための
那覇市の体制についてお答えいたします。
本
条例案につきましては、
住宅宿泊事業法第18条において、
住宅宿泊事業に起因する騒音の発生その他の事象による
生活環境の悪化を防止するため必要があるときは、合理的に必要と認められる限度において、区域を定めて、
住宅宿泊事業を実施する期間を制限することができる旨、規定されており、制限する区域や日数の違反につきましては
住宅宿泊事業法に基づく
罰則規定が定められております。
闇民泊につきましては、
旅館業法に基づく
罰則規定が適用されることになっております。
現在、本市におきましては、
環境衛生監視員2人に加え、
環境衛生監視補助員として
警察OB2人を配置し、
違反施設の把握及び
監視指導を強化しているところでございます。
次に、(2)
生活環境の
悪化防止を理由とした区域の制限並びに日数の制限でございますが、この内容の検証はいつ、どこで、だれが、どのように行うのかについてお答えいたします。
住宅宿泊事業法の附則第4条において、政府はこの法律の施行後3年を経過した場合において、この法律の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときはその期間について必要な措置を講ずるものとする旨、定められております。
本市も当
条例の施行後、
生活環境の悪化、届出の現況及び本市に寄せられる苦情や相談の内容を精査した上で、
条例改正を行う必要が生じた場合には、早急に検討してまいりたいと考えております。
次に、(3)今回の制限による
那覇市の
メリット・
デメリットについてですが、
メリットといたしましては、本市が
条例を制定することによって制限をかける区域の静穏な
環境保持に加え、
学校周辺及び
文教地区における静穏な環境及び
児童生徒の安全・安心な
通学環境の保持が可能になる点でございます。
一方、
デメリットといたしましては、
文教地区や第一種
住居地域を制限区域に加えることによって、本市の
都市計画地域の約56%で制限がかかることになりますが、民泊を活用した文化交流等についての影響が懸念されるところでございます。
○
翁長俊英 議長
名嘉元裕
経済観光部長。
◎名嘉元裕
経済観光部長
新垣淑豊議員の
議案に対する質疑、
議案第75号、
那覇市
住宅宿泊事業の実施の制限に関する
条例の制定についての(3)のうち経済的な部分についてお答えいたします。
那覇市
住宅宿泊事業の実施制限に関する
条例案における区域と期間の制限については、観光的側面からも
市民の安心と安全を確保し、安心して暮らせる住みよい
生活環境を守ることが最優先という本市の方針を
市民の
皆様に示すことができた点が重要ではないかと考えております。
そのことにより、
市民の
皆様にも適切な民泊の運用等について関心をお持ちいただき、地域社会及び実情を理解し、今後の協力体制の構築などにつながることができればと考えております。
一方で、宿泊の制限を行うことにより、将来における観光客増加に伴う宿泊施設不足の懸念も考えられるかと思います。
この懸念に対しましては、平成29年度に実施しました
那覇市民泊施設実態調査報告書におけるホテル
関係者等からのヒアリング結果から、現状においては、ホテル・旅館等の宿泊施設の供給不足は生じてはいないとのことでございます。
今後、法律施行後の社会的影響に注視しつつ、本県並びに本市の観光客受け入れの状況を踏まえながら、より適切な
住宅宿泊事業が展開できるよう、関係機関と連携を図り取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○
翁長俊英 議長
新垣淑豊議員。
◆
新垣淑豊 議員
ありがとうございます。
今、先進的に
違法民泊の件について動かれているのが大阪市の事例がありまして、平成28年の10月31日から通報のシステムをつくって、4,400件の
市民からの通報があったというふうな話を聞いております。
そこに対しては、担当課が約31人、
警察OBが30人、補助者として30人配属されているという話もございますので、ぜひ
那覇市も今2人、2人というお話がありましたので、これをスピーディーにやっていただけたらなというふうに感じましたので、ありがとうございました。
あと、2番の件に関してなんですけれども、こちら、いつ、どこで、だれが、どのように行うのかということですけれども、これは3年という目安を先ほどおっしゃっておりましたけれども、この3年以内に日本の中で、例えばラグビーのワールドカップがあります。東京オリンピックがありますということで、この間に例えば走らせながら検証していく、そしてチェックをしていくということが必要だと思いますけれども、そちらについては何かお考えはございますでしょうか。
こちらが2点目の再質問になります。よろしくお願いします。
○
翁長俊英 議長
新里博一健康部長。
◎
新里博一 健康部長
再質疑にお答えいたします。
条例改正を随時行うことが可能かという部分でありますが、18条の本来の意味からすると、地域独自性というのがどうしても出てきます。ですから、地域で考えていかないといけないというのが18条の基本的な部分にあると思います。
その部分で全てクリアしているかというと、そうでもない部分はやはりいろいろな状況、走り始めてからわかる部分もたくさんあると思いますので、ここの部分に関しましては、やはり必要性が生じるというのを、アンテナを敏感に張り巡らせて対応していきたいというふうに考えております。
○
翁長俊英 議長
新垣淑豊議員。
◆
新垣淑豊 議員
敏感に張り巡らせてという話ではありますけれども、やはりここはできるだけ見て、
那覇市としては定めておくべきではないかと思っておりますので、そちらもご検討いただければと思います。
もう1点、最後になりますけれども、今回、
那覇市の
メリット・
デメリットの部分で、安全で安心なというところの
那覇市の対応を見せることができたという話でありましたし、あと、ホテルの供給に関しては、事前の説明でも非常に多くの宿泊施設ができてくるという話はありますけれども、こちら私の知っている情報によりますと、今、
旅館業の申請と、小型の旅館の申請というものの準備が少し増えてきているのではないかという話を聞いております。
今現在、これは1番のほうにかかわるんですけれども、
旅館業の多分民泊にかかわってくる話が出てくると思いますので、例えば今の体制について強化の見込みというか、予定があるのかどうか。これを最後にお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
翁長俊英 議長
新里博一健康部長。
◎
新里博一 健康部長
再質疑にお答えいたします。
民泊新法への対応、また
旅館業法に基づく旅館等の増加に対して、職員の対応はどうかというふうに理解しておりますが、平成30年度、今年度から最低1人の増員、臨時でございますが、これ専門も含めて薬剤師の部分が望ましいかと思いながら、今、募集をしている途中でございます。
その部分は、やはり作業量がどうかというのが1つはっきりわからないというのが課題の1つにもありますので、今後も関係機関と調整しながら対応していきたいと考えております。
(「観光にとってもいい機会だと思いますので、しっかりと対応していただければと思います。以上で終わります。ありがとうございます」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
前泊美紀
議員。
◆前泊美紀
議員
議案第75号、
那覇市
住宅宿泊事業の実施の制限に関する
条例制定について質疑を行います。
この
議案については、この後
委員会で丁寧に審査されることと思いますので、私のほうからはちょっと気になる概要的なところをお伺いしたいと思います。
さて、民泊事業でありますが、2020年の東京オリンピックを前にしたこの時期、とりわけ関心の高まっている事業の1つかと思いますが、多様なニーズに応え、そして住宅政策、住宅事業の柔軟な対応ができるということで期待される一方、期待されることとして、国としてもガイドラインで事業の実施そのものを制限するような過度な制限を課すべきではないというふうな考えを示している中で、一方、地方の自治体においては、やはり
生活環境への悪い影響があるのではないかという懸念が示されているというのも事実でございます。
さて、この中で
那覇市は今回の
条例案を上程しているわけですが、そのことに関して次のとおり質疑をいたします。
(1)
那覇市の
条例案では、沖縄県
条例より厳格な制限をかけていますが、その理由を問います。
(2)京都市では、宿泊者にゲストパス(身分証)を交付し携行させることや、貸し手に自治会への加入や地域活動への参加を求めるなどの独自ルールを設けています。
協働によるまちづくりを標榜する
那覇市においては、このような独自ルールや地域との協働の観点についてどのように考えているか、問います。
(3)6月15日施行の改正
旅館業法は、自治体に無許可営業物件への立ち入り検査を認め、罰金も引き上げています。
条例や規制の実効性を高めるための市の取り組みについて問います。
○
翁長俊英 議長
新里博一健康部長。
◎
新里博一 健康部長
前泊美紀
議員の
議案に対する質疑、
議案第75号、
那覇市
住宅宿泊事業の実施の制限に関する
条例についての質疑にお答えいたします。
まず、(1)
那覇市の
条例案では、県
条例より厳格な制限をかけている理由についてお答えいたします。
本市の観光課のほうで昨年度実施した
那覇市民泊施設実態調査におきまして、市内の民泊施設622件中522件が
旅館業法の許可を取得していない施設であるとの報告がございました。
また、昨年度、健康部生活衛生課において、民泊に関する苦情・相談が延べ450件を超えて寄せられました。これらの相談に対して延べ327件の
監視指導を行い、うち40件について営業停止等の措置を講じております。
寄せられる相談内容といたしましては、夜間の騒音やごみ出しルールの無視、違法駐車といった項目が多く報告されており、近隣住民の不安を取り除くための対策が必要であると考えております。
また、3月に行った
市民説明会やパブリックコメントに寄せられた意見内容も踏まえた上で、県
条例の内容に加え、
文教地区や第一種
住居地域についても期間を制限する区域に加えております。
なお、本市の制限する期間においては、同法施行規則の宿泊される日数の算定に合ったものとなっており、県
条例の部分のこの期間とは若干異なっております。
次に、(2)京都市では、宿泊者にゲストパス(身分証)を交付し携行させることや、貸し手に自治会への加入や地域活動への参加を求めるなどの独自ルールを定めているが、このような独自ルールや地域との協働の観点についてどのように考えているかについてお答えします。
本
条例案の制定に関し、3月に行った有識者への意見聴取において、本市の自治会長会連合会の4自治会長からの意見として、住民が安全・安心に暮らせる
生活環境を優先すべきであるが、宿泊者に対する日本文化も含めた地域の状況の周知が必要であることなどが挙げられておりました。
これらのことを踏まえ、地域とのかかわりについては、自治会及び関係機関との意見交換を行いながら検討していきたいと考えております。
次に、(3)6月15日施行の改正
旅館業法は、自治体に無許可営業物件への立ち入り検査を認め、罰金も引き上げる。
条例や規制の実効性を高めるための市の取り組みについてお答えいたします。
現在、本市におきましては、
環境衛生監視員の2人に加え、
警察OBの
環境衛生監視補助員を2人配置して、
違反施設の把握及び
監視指導に当たっておりますが、違法な民泊施設に対する指導においては、
市民からの情報提供に頼るところが大きく、把握に苦慮している現状がございます。
しかしながら、本
条例の施行及び
旅館業法の改正に伴い、より多くの情報提供が行われることが期待され、その結果として違法施設を確認する機会が増えることが想定されております。
なお、悪質な
事業者に対しては、これまで以上に警察や他関係機関と連携しながら、対応してまいりたいと考えております。以上でございます。
○
翁長俊英 議長
前泊美紀
議員。
◆前泊美紀
議員
2回目の質疑の前にですが、(2)の協働の観点については、やはり非常にいい民泊といいますか、地域の
皆さんともうまくやっていくという業者さんにはどんどん頑張っていただきたい。
そして、それがリピーターにつながるかもしれませんので、ぜひ検討していただきたいという観点から質疑を行いました。
規制の観点で質疑をいたします(3)ですけれども、今後これからガイドラインもつくられることだと思います。その中で細かなことが決まっていくことかなと思いますけれども、警察との連携というのがございました。
確かに実効性を高めるためには各機関との連携というのが必要になってくると思いますが、先ほどの
新垣淑豊議員からの質疑の中にもありましたけれども、やはり今答弁を聞いていて、情報の収集の仕方にもう少し市の工夫も必要かなと思うんです。先ほど答弁にございました
市民からの情報提供によってわかるという部分も多いということでしたので、そのことに絡めて質疑をいたしたいと思います。
さまざまな
条例を実効性のあるものにしながら、いい民泊は伸ばしていくという中で、やはり情報提供、ホームページ等での情報提供や地域住民への周知、そしてさまざまな形の情報公開が考えられると思うのですが、例えば
事業者を市のホームページ等で公表したり、あと、もし違反をした
事業者がありましたらそれを公表すると、そういった措置を検討しているような自治体もあるようでありますけれども、
那覇市においてはその点いかがでしょうか。
○
翁長俊英 議長
新里博一健康部長。
◎
新里博一 健康部長
再質疑にお答えいたします。
まだ細かい要領等というのが、
那覇市には取り決めがございません。
基本的には、国から定められたガイドラインに準じて今行っている部分でございますが、今言ったように、地域住民に対しての状況の提供とか、そこの部分はガイドラインの中にも「望ましい」という表現ではございますが、そういう部分は推奨しているという部分もありますし、また、今、
議員がおっしゃったように、自治体の中にはここのほうを
条例の中にきちんと定められている部分もございます。
やはり地域と一体感を持った民泊が望ましいという観点からは、こういう状況も含めてお互いの
事業者にしても、宿泊者にしても、地域の
皆さんにおいても、ここらへんの情報の周知とか、そこらへんの関係づくりがどのような形でできていくかというのを、また考えていきたいというふうに思っております。
(「休憩お願いします」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
休憩いたします。
(午前11時9分 休憩)
(午前11時10分 再開)
○
翁長俊英 議長
再開いたします。
新里博一健康部長。
◎
新里博一 健康部長
ホームページ等で
事業者、または違反の部分を提供したらどうかという部分でございますが、今この部分はまだはっきりどうするという取り決めが、今、市の中ではできておりませんので、ここらへんは各自治体等の状況も見ながら検討していきたいというふうに思います。
(「ありがとうございました」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
これで、通告に基づく質疑は終わりました。
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
翁長俊英 議長
これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております事件については、
議案付託表のとおり厚生経済常任
委員会に付託をいたします。
○
翁長俊英 議長
日程第5、報告第11号、
専決処分の報告について(
那覇市
旅館業法施行条例の一部を改正する
条例制定)の事件を議題といたします。
ただいまの報告書は、本
臨時会における
議案と一緒に、
タブレット端末へ配信をしておきました。
これより質疑に入りますが、通告に基づく質疑はありません。
○
翁長俊英 議長
これにて質疑を終結いたします。
○
翁長俊英 議長
以上で本日の日程は、全て終了いたしました。
次回の本会議は来週の5月9日・水曜日でございます。当日は午前10時に本会議を開き、付託いたしました
議案について所管の委員長の審査報告を求め、質疑、討論、表決を行います。
休憩いたします。
(午前11時11分 休憩)
(午前11時12分 再開)
○
翁長俊英 議長
再開いたします。
本日は、これにて散会いたします。
(午前11時12分 散会)
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上記のとおり会議録を調製し、署名する。
平成30年(2018年)5月2日
議 長 翁 長 俊 英
署名
議員 上 里 直 司
署名
議員 坂 井 浩 二...