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平成 30年(2018年) 2月定例会-02月13日-目次
平成 30年(2018年) 2月定例会−02月13日-01号

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  1. 那覇市議会 2018-02-13
    平成 30年(2018年) 2月定例会−02月13日-01号


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    平成 30年(2018年) 2月定例会−02月13日-01号平成30年 2月定例会             平成30年(2018年)2月那覇市議会定例会                  議事日程 第1号              平成30年2月13日(火)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 平成30年度市長の施政方針 第4 議案第2号 那覇市職員の自己啓発等休業及び修学部分休業に関する条例制定について    議案第3号 那覇市監査委員条例の一部を改正する条例制定について    議案第4号 那覇市職員の給与に関する条例及び那覇市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第5号 那覇市事務分掌条例及び那覇市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について    議案第6号 那覇市頑張るマチグヮー支援基金条例の一部を改正する条例制定について    議案第7号 那覇市中心商店街にぎわい広場条例の停止に関する条例制定について    議案第8号 那覇市手数料条例の一部を改正する条例制定について    議案第9号 那覇市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例制定について    議案第10号 那覇市介護保険条例の一部を改正する条例制定について    議案第11号 那覇市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第12号 那覇市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について
       議案第13号 那覇市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第14号 那覇市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第15号 那覇市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第16号 那覇市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第17号 那覇市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第18号 那覇市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第19号 那覇市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第20号 那覇市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第21号 那覇市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第22号 那覇市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第23号 那覇市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第24号 那覇市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第25号 那覇市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第26号 那覇市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第27号 那覇市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について    議案第28号 那覇市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第29号 地方独立行政法人那覇市立病院評価委員会条例の一部を改正する条例制定について    議案第30号 那覇市緑ヶ丘公園集会所条例制定について    議案第31号 那覇市児童館及び児童遊園条例及び那覇市安謝福祉複合施設条例の一部を改正する条例制定について    議案第32号 那覇市保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について    議案第33号 那覇市公園条例の一部を改正する条例制定について    議案第34号 那覇市消防手数料条例の一部を改正する条例制定について    議案第35号 那覇市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第36号 那覇市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第37号 那覇市学校給食センター設置条例の一部を改正する条例制定について    議案第38号 平成29年度那覇市一般会計補正予算(第6号)    議案第39号 平成29年度那覇市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)    議案第40号 平成29年度那覇市市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)    議案第41号 平成29年度那覇市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)    議案第42号 平成29年度那覇市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)    議案第43号 平成29年度那覇市病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)    議案第44号 平成29年度那覇市水道事業会計補正予算(第1号)    議案第45号 平成29年度那覇市下水道事業会計補正予算(第1号)    議案第46号 平成30年度那覇市一般会計予算    議案第47号 平成30年度那覇市土地区画整理事業特別会計予算    議案第48号 平成30年度那覇市国民健康保険事業特別会計予算    議案第49号 平成30年度那覇市市街地再開発事業特別会計予算    議案第50号 平成30年度那覇市介護保険事業特別会計予算    議案第51号 平成30年度那覇市後期高齢者医療特別会計予算    議案第52号 平成30年度那覇市病院事業債管理特別会計予算    議案第53号 平成30年度那覇市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算    議案第54号 平成30年度那覇市水道事業会計予算    議案第55号 平成30年度那覇市下水道事業会計予算    議案第56号 平成30年度包括外部監査契約の締結について    議案第57号 地方独立行政法人那覇市立病院定款の一部変更について    議案第58号 工事請負契約について(大名市営住宅第3期建替工事(E棟・建築))    議案第59号 市道の路線認定及び廃止について                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇出席議員(40人)   1番 永 山 盛太郎 議員  2番 翁 長 雄 治 議員  3番 奥 間 綾 乃 議員  4番 上 原 安 夫 議員  5番 西中間 久 枝 議員  6番 仲 松   寛 議員  7番 中 村 圭 介 議員  8番 前 泊 美 紀 議員  9番 當 間 安 則 議員  10番 新 崎 進 也 議員  11番 上 原 快 佐 議員  12番 下 地 敏 男 議員  13番 多和田 栄 子 議員  14番 小波津   潮 議員  15番 古 堅 茂 治 議員  16番 湧 川 朝 渉 議員  17番 我如古 一 郎 議員  18番 前 田 千 尋 議員  19番 宮 里   昇 議員  20番 喜舎場 盛 三 議員  21番 野 原 嘉 孝 議員  22番 大 城 幼 子 議員  23番 上 原 仙 子 議員  24番 大 嶺 亮 二 議員  25番 吉 嶺   努 議員  26番 新 垣 淑 豊 議員  27番 清 水 磨 男 議員  28番 金 城 眞 徳 議員  29番 平 良 識 子 議員  30番 宮 平 のり子 議員  31番 翁 長 俊 英 議員  32番 桑 江   豊 議員  33番 糸 数 昌 洋 議員  34番 大 浜 安 史 議員  35番 上 里 直 司 議員  36番 坂 井 浩 二 議員  37番 大 山 孝 夫 議員  38番 奥 間   亮 議員  39番 粟 國   彰 議員  40番 久 高 友 弘 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(0人) ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  城 間 幹 子  市長  久 高 將 光  副市長  知 念   覚  副市長  上 地 英 之  政策統括調整監
     久 場 健 護  総務部長  渡 口 勇 人  企画財務部長  徳 盛   仁  市民文化部長  名嘉元   裕  経済観光部長  玉 寄 隆 雄  環境部長  長 嶺 達 也  福祉部長  新 里 博 一  健康部長  浦 崎   修  こどもみらい部長  城 間   悟  都市計画部長  上江洲 喜 紀  建設管理部長  上 原 はつみ  会計管理者  平 良 真 徳  消防局長兼総務部参事監  兼 次 俊 正  上下水道事業管理者  玉 城 義 彦  上下水道部長  渡慶次 克 彦  教育長  屋比久 猛 義  生涯学習部長  黒 木 義 成  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  小 嶺   理  局長  波 平   治  次長 長 嶺  勝  議事管理課長  當 間 順 子  副参事  山 田 裕 之  主幹  比 嘉 昭 夫  主幹  玉 城 紀 子  主査  喜屋武 太 一  主査  石 原 昌 弘  調査法制課長 島 袋 真左樹  主幹  中 本 順 也  主幹  山 城 泰 志  主査  高江洲 康 之  主査  兼 島   理  主事            (午前10時4分 開会) ○翁長俊英 議長   ただいまから、平成30年(2018年)2月那覇市議会定例会を開会いたします。 ○翁長俊英 議長   それでは、定例会の開会にあたりまして、城間幹子市長のご挨拶をお願いいたします。 ◎城間幹子 市長   ハイタイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。  平成30年(2018年)2月那覇市議会定例会を開会するにあたりまして、ご挨拶を申し上げます。  初めに、議員の皆様方には、平素から市政運営に対しまして、格別のご理解とご協力をいただいておりますことに、深く感謝を申し上げます。  さて、本定例会におきましては、平成30年度の予算案を初め、多くの重要議案を提出いたしております。議案等の提案理由につきましては、各主管部長から説明させていただきますので、なにとぞよろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。  なお、今後の市政運営に関する私の所信につきましては、後ほど述べさせていただきます。  以上、開会にあたっての挨拶とさせていだきます。イッペー、ニフェーデービル(大変ありがとうございました)。 ○翁長俊英 議長   これより、本日の会議を開きます。 ○翁長俊英 議長   この際、諸般の報告を申し上げます。  読売巨人軍の那覇キャンプが、沖縄セルラースタジアム那覇において、2月1日から28日までの日程で始まっております。  このため、本日は、読売巨人軍を歓迎し、那覇キャンプ成功の願いを込めて、議員及び当局の皆様が、読売巨人軍那覇キャンプ記念オリジナルかりゆしウェアを着用しております。 ○翁長俊英 議長   次に、市長から、本定例会に付議する事件の送付並びに同説明員の委任及び嘱託通知がありましたので、タブレット端末へ配信をしておきました。  本件につきましては、後刻、議題といたします。  次に、議案及び報告に対する質疑の通告期限につきましては、去る2月6日の議会運営委員会におきまして協議した結果、今定例会においては、質疑日の前日午後2時から、質疑日2日前の午後2時へ、変更することとなりましたので、お知らせいたします。  以上で、諸般の報告を終わります。 ○翁長俊英 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、當間安則議員、新崎進也議員を指名いたします。 ○翁長俊英 議長   日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から3月19日までの35日間といたしたいと思います。 ○翁長俊英 議長   これに、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   ご異議なしと認めます。  よって、会期は本日から3月19日までの35日間と決定いたしました。  なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付をいたしました会期日程表のとおりでございます。 ○翁長俊英 議長   次に、休会の日程についてお諮りいたします。  2月14日から16日までは議案研究、2月28日、3月1日、5日、6日、8日、9日、12日、そして、15日は委員会、3月2日、13日、14日、そして、16日は事務整理により本会議を休会といたしたいと思います。  これに、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   ご異議なしと認めます。  よって、さよう休会とすることに決しました。 ○翁長俊英 議長   日程第3、平成30年度市長の施政方針を聴取いたします。  城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   はいたい ぐすーよー ちゅーうがなびら。  私が「平和・こども・未来−ひと つなぐ まち−」を高く掲げ、那覇市長に就任してから、はや3年の歳月が流れました。この間、政策の一丁目1番地とした、待機児童の解消をはじめとするこども政策や新たに二丁目1番地に位置づけた、経済振興政策を中心に幅広い施策を積極的に進めてまいりました。  また、皆様との約束である公約についても、多くは順調に推移し、概ね達成しつつあると自負をいたしております。  これまで、ご理解とご協力をいただいた市民の皆様、厳しくも愛情のある叱咤激励をいただいた本市議会の皆様に改めて心より感謝を申し上げます。  私に与えられた任期も残すところ9カ月となりました。  「人がまちを創り、社会を創り、世界を創る」。この言葉に託した初心を忘れず、今日までの歩みを謙虚に振り返りながら、引き続き、情熱と覚悟を持って、全力を傾けていく所存であります。  ゆたさるぐとぅ うにげーさびら。  それでは、平成30年度の施政方針と予算案、主要事業をあわせてご説明申し上げます。 (未来を拓く第5次那覇市総合計画)  未来への夢が広がる第5次那覇市総合計画がいよいよ動き出します。なは市民協働大学院での熱心な議論を基に、次代を担う中高生や経済を支える事業者などの幅広い声を紡ぎながら、有識者の専門的な意見を重ねてきました。また、本市議会も、議会基本条例のもと、精力的にご参画いただき、互いに多角的で真摯な議論を交わしてきました。  それぞれの熱き想いが託された新たな総合計画は、協働を深化させるとともに、まちづくりの羅針盤として、今、私達の間で確実に共有されたと考えています。  総合計画では、まちづくりの基本的な姿勢として、「協働・平和・共生・活力・共鳴」の5つの「絆」を築くことを掲げました。これらの「絆」が、私達を結びつけ、やがて面として、市全体に広がりゆくことは、私の目指す「ひと つなぐ まち」そのものとも言えます。これからも、まちづくりの担い手一人ひとりの結びつきを強く意識していきます。  さて、本市は、この計画期間中に、市制施行100周年の大きな節目を迎えます。目先の10年にとどまることなく、次の100年にも想いを馳せなければなりません。先人が築いてきた伝統に、新たな発想と視点を重ね、本市に、さらなる輝きと揺るぎなき風格を生み出し、次世代の笑顔が未来に広がるよう、新しい総合計画とともに、確実な一歩を踏み出してまいります。
    (平和で活気溢れる風景を求めて)  「またか」と、ため息がでるほど、米軍関係の事件事故が後を絶ちません。無謀な飲酒運転により尊い命が奪われ、こども達が安全な日常を過ごすべき場所に空から部品が落下し、ヘリ不時着が相次いだことに言葉を失いました。命が脅かされる日常に強い憤りを禁じえません。  これらの事件事故は、米軍専用施設が集中する過重負担と米軍に認められる特権的な地位の不条理を、より一層あらわにし、平穏な生活を願う私達を苦しめています。  日米安全保障条約と日米地位協定。今、真正面から向き合わなければならない大きな問題です。  安全保障を米国に委ねる我が国において、日米安全保障体制の維持に伴う負担は、国民すべてが等しく負わなければなりません。また、不平等な内容であり、理不尽さが際立つ地位協定は、日本国内のどこであれ、国民の生命財産、尊厳を守るために、直ちに改定されなければなりません。  県民の大多数が戦後生まれとなり、米軍基地に翻弄される沖縄の現実は時として、さも当たり前の風景であるかのような錯覚に陥ることがあります。しかし、これだけは絶対に当たり前の風景にしてはなりません。平和で活気に溢れ、人々の明るい声がこだまする、この地にあるべき本来の風景を取り戻さなければなりません。  米軍基地の整理縮小、日米地位協定の抜本的改定を強く求め、これからも市民の皆様、本市議会の皆様と心をひとつに、しっかりと声を上げてまいります。 (未来を生きるこども達のために)  私の市長就任後、待機児童は解消に向け、大きく前進しました。市民の皆様、何より多くの保護者の皆様から直接、たくさんの喜びの声をいただきました。市政を預かる者として、大きな励みになるものです。  しかしながら、待機児童問題の解消は、こども政策、子育て支援の一部、ほんの入り口の問題に過ぎません。  保育の受け皿拡大と同様、就学後の受け皿づくり、こども達の放課後の居場所づくりについても、あるべき姿を考え、追い続けていかなければなりません。  さらには、子どもの貧困対策、妊娠期から始まる子育て世代への支援、児童虐待予防、ひいては学力向上と、さまざまな場面で量や質の向上が求められています。  近年、喜ばしいことに、子どもの貧困対策をその大きな契機として、地域やNPO等の各種団体、そして企業へ、こども政策、子育て支援に対する理解が深まるとともに、支援の輪が拡がりを見せ、活発化しています。  こども政策、子育て支援は、行政だけで成し得るものではありません。何より子育てに関わることは、私達大人を人間として成長させてくれます。家庭、地域、企業、そして、社会全体がこども達を見守り、一緒に育て、こどもと大人が共に成長していく。それがこのまち全体に浸透し、共有されていくことを私は望んでいます。  未来を生きるこども達のため、共に取り組んでまいりましょう。 (稼ぐ力を高める)  県経済は堅調な観光業が牽引し拡大を続けています。入域観光客数1,000万人時代もすぐそこまで迫りました。加えて、本市は民間会社のランキングにおいて、そのポテンシャルの高さが評価され、成長可能性の高い都市としてトップテン入りを果たしています。本市の持つ成長可能性を着実な経済成長につなげるべく、経済振興政策を展開し、本市の「稼ぐ力」を高めていきます。  復帰以降、本県のインフラ整備は急速に進展しました。しかし、県民所得は依然、全国最下位であり、本土との経済格差が大きな問題として残っています。  経営思想家、ピーター・ドラッカーは、あらゆる組織は自己中心的に振る舞うが、能力を損なわない限度において社会的責任を負い、社会全体の問題は組織のリーダー達の共同責任であるとしました。そして、戦後間もない日本の大企業の経営者が「日本のため、日本の社会のため、ひいては日本経済にとって最善とは何か」という問い掛けから事業を考えたことが戦後の復興、経済的な発展につながったと紹介しています。  私は、組織のリーダーのひとりとして、沖縄社会が抱える本土との経済格差という問題に向き合い、その縮小を目指します。「沖縄のため、沖縄の社会のため、ひいては沖縄経済にとって最善とは何か」。この思いを共有する、志高き企業や起業家等との連携、あるいは支援を通して、本市は次なるステージへの飛躍を目指してまいります。 (健康、差し迫った危機を乗り越えるために)  昨年12月に、厚生労働省がまとめた「2015年都道府県別生命表」が発表されました。  本県の平均寿命順位は、男性が36位、女性は7位と前回調査よりも後退しました。しかし、何より残念であることは、65歳未満の働き盛り世代の死亡割合が、男女共に全国ワーストであり続けているという事実です。  報道に併せた特集記事を読み、私は胸を引き裂かれる思いがしました。「家族に迷惑をかけているという罪悪感にたびたび襲われる。病気になったらその時はその時と言っていた過去の自分に、今の生活を見せたい」。この偽りのない男性の言葉は、長寿県の復活といったこと以前の差し迫った危機を伝えるものであり、働き盛りの市民の皆様、特に、これまでご自身の健康にあまり関心を寄せてこなかった市民の皆様へ改めて伝えたい、伝えなければならない、そう、私は痛感いたしました。  病気になることを自ら望む人はいません。それでも、喫煙や多量飲酒、栄養の偏った食事や運動不足等の生活習慣の乱れは、体を徐々に蝕んでいきます。差し迫った危機を乗り越えるためにも、まずは、健康状態を知ること、健康診断を受けることから始めてください。そして、生活習慣を見直し、健康づくりに取り組みましょう。  本市は、高齢者からこどもまで、市民全世代の健康づくりを引き続き支援するとともに、生活習慣病の重症化予防に向けた取組みをより一層、強化してまいります。 (文化芸術、伝統芸能の継承と発信)  道ジュネーの響きに家から駆け出した幼き日々。夕暮れ時、家路を急ぐ私の歩みを止まらせた、どこからともなく聴こえた優しい三線の音色。  この地の気候風土、異文化との交流の中、先人達が花開かせ、独自に発展させてきた文化芸術、伝統芸能の数々に、私達のアイデンティティは育まれてきました。これらの誇り高き伝統を継承、発展させ、確実に次世代へつないでいかなければなりません。  一方、残念なことですが、一昨年、耐震性等の課題から、長年、文化の殿堂として親しまれてきた那覇市民会館を休館せざるを得なくなりました。安全確保のためとは言え、こども達を始めとする市民の皆様の大切な機会を閉ざしたことに、私も大変、心苦しく思っています。  現在、久茂地小学校跡地に建設を進めている新文化芸術発信拠点施設は、これまで市民会館が果たしてきた機能や役割を引き継ぐとともに、新たな文化を創造し、未来へ発信する施設となります。そこから生まれる豊かな文化は、ソフトパワーとして、本市のまちづくりに大きな力を与えてくれるものと確信しています。  市民が優れた舞台に接する機会をつくるとともに、新たな担い手の育成・交流を促進し、地域文化をさらに発展させるため、3年後の市制施行100周年という、節目の年の開館を目指し、関係者が待望する新文化芸術発信拠点施設の整備に全力で取り組んでまいります。 (協働のさらなる高みを目指して)  新しい総合計画には、身近で助け合う「近助」というキーワードが盛り込まれています。自助、共助、公助と連なる枠組みのなかで、「近助」は、思いやりや譲り合いの心を基本に自然に出てくる助け合いを指しています。  私達の日常の営みは、社会が多様化し、複雑化する中で、様々な考え方や価値観が対立し、意見がまとまらないこともあります。しかし、「人間は社会的動物である」と言われるように、他者との関わりなしには生きていけません。だからこそ、沖縄の黄金言葉の「ちゅい 助き 助き」「ちゅい たれー だれー」にも通じる、「近助」という言葉に、改めて大きな意義を感じています。  さて、本市では、小学校区単位での新たなコミュニティをつくる、校区まちづくり協議会の設立を推進し、設立に向けた支援を行っています。  今後は、校区まちづくり協議会をより発展させるべく、人材データバンクとの連携を始め、医療、介護、保健、福祉、さらには企業といった、さまざまな地域資源が地域住民と結びつく、新しい地域社会の創造に向けた仕組みづくりに取り組みたいと考えています。  「公助」としての責任を果たしつつ、市民の皆様に「近助」を身近に感じていただき、自助、近助、共助、そして、公助が連動する新しい仕組みを創りあげ、人と人、人と地域が支え合う社会を築き、私達が追い求めてきた協働を、さらなる高みへと昇華させてまいります。 (交通問題への挑戦)  ゆいレールが街中を走り出し、まもなく15年を迎えます。多くの市民県民、観光客に親しまれている一方で、沖縄は変わらず車社会であり続けています。市内の至る所で渋滞が発生し、本市の交通渋滞は全国一ひどい状態だと言われています。  渋滞は、市民生活の負担となり、貴重な時間と労働力を奪い、経済的損失を多大なものとしています。また、今後の沖縄観光に対する悪影響も懸念されています。今こそ、自動車主体の社会から公共交通機関を主体とする社会へ転換を図る必要があります。  ゆいレールの浦添延伸、沖縄自動車道との接続によりパーク&ライドが実現することで公共交通機関利用の促進が期待されています。また、バス利用を促す取組みとして、関係機関による基幹バス導入を中心とした、路線網の再編、高校生を対象とした社会実験等、さまざまな取り組みが実施、検討されています。しかし、これらの取り組みを成功させ、確かなものとするためには、市民自身がこの問題の当事者であり、自分事であるという意識を強く持ち、行動を変えていくことが何より重要となります。  私は、本市のまちづくりについても、自動車に頼り過ぎず、高齢者などの交通弱者や環境にも優しく、また、市民の健康づくりにも貢献することを意識していきます。そして、本市を取り巻く交通問題に対する市民の意識を変え、行動を変える仕組みを作ることを目指し、国や県と連携しながら、力強く取り組んでまいります。 予算編成と主要事業の説明  (予算編成の説明)  それでは、平成30年度予算案の概要を申し上げます。  一般会計予算は、1,475億7,100万円で、対前年度比43億1,100万円、3%の増となっております。  歳入予算では、景気上昇や収納努力による市税の着実な増を見込む一方、財政力の向上に伴う地方交付税の減額を見込んでおります。  歳出予算では、待機児童解消や子どもの貧困対策、子育て世代包括支援センター等の子ども分野、学校施設や市営住宅の建替え事業等のほか、「稼ぐ力」を実践する観光や産業などの経済分野へも予算を計上してまいります。  結果として、約23億5,000万円の収支不足が生じますが、財政調整基金から前年と同規模となる、同額を取り崩して対応しております。  企業会計を除く特別会計予算は、総額699億3,147万円で、対前年度比約113億円、13.9%の減となっております。  特別会計予算の減額は、国民健康保険事業特別会計、市街地再開発事業特別会計などの減によるものとなっております。  国民健康保険事業につきましては、全庁を挙げた徹底した財源捻出により、前期高齢者財政調整制度に起因する累積赤字については、完全に解消いたしました。  厳しい財政状況のおり、多様化する市民ニーズに引き続き適切に対応してまいりますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願いします。 (主要事業の説明)   次に平成30年度の主な事業を、第5次那覇市総合計画で掲げた5つのめざすまちの姿に沿ってご説明します。  まず、「多様なつながりで共に助け合い、認め合う安全安心に暮らせるまち NAHA」について、ご説明いたします。  (小さな「わ」が大きな「Wa」に広がる協働によるまちづくり)  校区まちづくり協議会支援事業では、「小学校区コミュニティ推進基本方針」に基づき、新たに3校区程度の協議会に対する設立支援を行い、また、地域の情報を集約した「校区まちづくり協議会カルテ」を作成します。  「なは市民活動支援センター」の利活用を充実させ、協働大使や自治会等の利用団体と市民の皆様が連携する自主的な取り組みを促し、地域の活性化につなげていきます。また、地域の人材情報を集約し、地域のニーズとマッチングさせる「那覇市人材データバンクモデル事業」を実施します。  自治会長連合会など地域の拠点となる、小禄支所の建替えに向け基本設計を進め、真和志支所については、中央図書館や中央公民館等との複合化を視野に、建替えに向け、具体的に進めていきます。 (地域の力が重なる安全安心のまちづくり)  市民の安全安心の確保のため、アナログ防災行政無線のデジタル化を推進し、災害情報等を迅速に伝達する体制を強化します。  消防力強化のため、小禄支所建替えに合わせ、新たに「小禄南出張所(仮称)」を設置します。さらに、神原出張所の救急隊を1隊増やすとともに、同出張所を中央消防署の分署として格上げし、消防体制を整備します。  また、消費者被害の未然・拡大防止に向けて、地域や学校への出前講座等、啓発活動及び消費者教育の推進に取り組むほか、相談体制の充実・強化を図っていきます。 (交流の輪を広げ平和を希求するまちづくり)  ハワイの沖縄プラザ建設への支援を行い、サンビセンテ市へは、姉妹都市提携40周年という節目の年を迎えるにあたり、友好な親善交流に向けて取り組みます。  高齢化する遺族に寄添い、引き続き「戦没者追悼式 なぐやけの碑慰霊祭」を本市主催で実施いたします。  旧軍飛行場用地問題の解決に向けて、旧地主の慰藉につながる施設の早期建設に取り組みます。 (人権が尊重され、誰もが心豊かに安心して暮らせるまちづくり)  いじめやデートDV防止、将来のDV防止につなげるため、中学1年生を対象に、人権に関する意識啓発事業を実施します。こどもや高齢者、障がいのある方に対する虐待への対応、ハンセン病療養者に対する支援などについても、人権問題として、継続して取り組みます。  また、トップランナーとしての誇りを持ち、一人ひとりの個性やLGBTを含む性の多様性を尊重する取り組みを引き続き行っていきます。  男女共同参画分野の人材育成に資する、国内外研修の参加費の助成を行います。  次に、「互いの幸せを地域と福祉で支え合い誰もが輝くまち NAHA」について、ご説明いたします。 (地域で暮らし地域で支えるまちづくり)  自治会等による訪問活動を行う地域見守り隊の結成拡充により、地域で悩みを抱える方が孤立しないような地域作りを目指します。  高齢者が、より身近な地域で医療及び介護などのサービスを受けられる「地域包括ケアシステム」を推進するため、地域包括支援センターを12カ所から18カ所に増設するとともに、介護予防に向けた認知症予防教室や、地域リハビリ教室などの総合事業を継続していきます。また、地域に密着した特別養護老人ホームやグループホームの整備をさらに進めてまいります。  障がいのある方が安心して暮らし、働けるよう、就労支援や身体的な介護、生活訓練等の障がい福祉サービスを引き続き提供します。  こどもの貧困問題に対処する自立支援員を配置し、子ども食堂等の居場所づくりを継続して進め、さらに学校や地域、企業などと連携して、社会全体にこども達への支援の輪が広がるよう、取り組んでまいります。 (すべての人が健康で生き生きと暮らせるまちづくり)  妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行う子育て世代包括支援センターを設置します。  本市の健康課題である、肥満、多量飲酒と飲酒の習慣化、喫煙、生活習慣病の重症化の予防等に取り組み、平均寿命や健康寿命の延伸に努めてまいります。  特に、働き盛り世代が職場や地域で自主的に健康づくりを行い、特定健診を受診して、生活習慣病や早世の予防につながるよう支援を行います。  また、健康づくりの一環として、「ひやみかちなはウォーク」を引き続き開催していきます。
    (身近な地域で良質かつ適切な医療が受けられるまちづくり)  休業補償のない骨髄提供者の入院等に対し、助成を行う「骨髄移植ドナー支援事業」を新たに開始します。  糖尿病等の重症化予防の取り組みに向け、CKD登録医をはじめとするかかりつけ医等と連携を図り、人工透析への移行を防止する取り組みを強化します。  また、小児医療や救急医療等、地域の中核病院である那覇市立病院の現在地での建て替えに着手します。 (衛生的で快適に暮らし、健康危機にも強いまちづくり)  食品、生活及び保健衛生の監視指導を行い、衛生管理の向上に努めていきます。  感染症等、市民の生命・健康を脅かす事態に対して、拡大防止、治療等に関する業務を円滑に行っていきます。また、平常時から、健康危機管理対策の連絡会議等を開催し、関係団体と連携を図ってまいります。  次に、「次世代の未来を拓き、豊かな学びと文化が薫る誇りあるまち NAHA」について、ご説明いたします。 (子育てが楽しくなるまちづくり)  一丁目1番地の政策として掲げた、待機児童対策では、保育所の創設等による保育定数の拡大を図った結果、待機児童は大幅に解消されてきております。  新たに、潜在保育士の認可保育園等への就職を促すため、就職応援祝い金を支給するほか、正規雇用化の促進や賃金等の処遇改善を通して、保育士確保を図り、待機児童解消につなげていきます。  地域のコミュニティと児童の健全育成を支援する公園施設として「緑ヶ丘公園集会所(仮称)」を設置します。  また、放課後児童クラブについても施設の拡大を図るとともに、クラブへの補助を通して、児童支援員の賃金等の処遇改善を図ります。  子育て世帯の支援として、こども医療費助成事業では、病院の窓口で現金を支払う必要がない現物給付方式の10月導入を目指して準備を進めます。  小学校新入学児童のいる、生活に困窮する世帯に対し、ランドセル等の学用品を購入するための準備金を、入学前に援助します。  成績優秀で意欲があるにも関わらず、経済的な理由で県内大学等への進学が困難な学生に対し、進学及び修学を支援するため、入学支度金及び授業料を全額給付する、本市独自の給付型奨学金を創設いたします。  こどもの貧困対策に活用する「こどものみらい応援プロジェクト推進基金」に、市民への幅広い協力を呼びかけるとともに、本市としても1億円を積み立てます。 (自らの力で未来を拓く子ども達を応援するまちづくり)  本市の児童生徒の学力は、小中一貫教育を柱とした授業改善等の取り組みにより向上が図られています。今後は、地域等との連携をさらに進め、人間性豊かな人材育成を目指します。  全中学校区に子ども寄添支援員を派遣し、貧困家庭の児童生徒への細やかな支援を行います。また、不登校の児童生徒には、学校や家庭と連携し、アウトリーチを行うなど、こども達の状況に応じた支援に取り組みます。  学校施設については、要望が大きいトイレの洋式化や遊具の改修を着実に進めるとともに、引き続き校舎の耐震化や改築事業を行います。 (生涯学習を推進し、地域の教育力を向上させるまちづくり)  真和志南地区に、人材の育成と地域コミュニティの拠点施設として、「活き活き人材育成支援施設(仮称)」の整備を継続して行います。  小学校等が、地域の人々や団体等をつなぐ場、子育て・健康・福祉サービスを行う等のコミュニティの拠点の場となるよう、学校のオープン化を進めます。 (郷土の歴史、伝統文化・芸能にふれあい、新たな文化を創造するまちづくり)  伝統文化を継承し、市民の芸術活動の拠点となる新文化芸術発信拠点施設の建設工事に着手し、3年後の開館に向け事業を着実に推進していきます。  伝統文化の保存・継承・発展と、市民の文化芸術・芸能活動の支援にあたり指針となる、文化振興基本計画の策定に向けた基礎調査を行います。  重要な伝統文化の礎である「しまくとぅば」の保存・継承・発展を図るため、「うちなーぐち講座・成果公演」を実施します。  次に、「ヒト・モノ・コトが集い、育ち、ひろがる万国津梁のまち NAHA」について、ご説明いたします。 (ビジネス・リゾートと歴史・文化が融合する観光まちづくり)  那覇港へのクルーズ船寄港回数の増加や新規航空路線の就航に伴い、今後も外国人観光客の増加が見込まれることから、その体制整備を目指します。  空港や港などがある本市独自の特性に則した実態調査を行い、災害時の観光客への対応から、災害後の観光産業の回復までの観光危機管理計画(仮)を策定します。 (さまざまな産業が集い・育ち・ひろがるまちづくり)  独自の目線・切り口で市内経済産業の振興をアピールすることに特化した「なはけいざいMAGAZINE」の発刊を継続します。  中小企業実態調査の結果を踏まえ、本市の「課題」と「効果的な施策」の分析を行い、支援施策を検討します。  企業へ投資が促進されるよう、投資家と企業のマッチング環境整備を行います。また、新商品や新サービス開発を支援し、さらなる経済発展及び雇用創出を図ります。  情報通信関連産業と他産業の融合による高度化を積極的に推進する「沖縄ITイノベーション戦略センター」の設立に参画します。  『魅力的な「うみ業」のまち』の実現に向けた水産業振興発展のため、泊を拠点とする漁業関係団体等が行う冷凍冷蔵施設の建設や、漁業関連施設の機能強化を積極的に支援します。 (産業を支える市民とその労働環境を整えるまちづくり)  「なはしスタートアップサロン(仮称)」を活用し、市民の創業や就業に関する相談、セミナー開催やビジネスマッチング等の支援を行ってまいります。  「働き方改革」を踏まえて、ワークライフバランスの推進や職場環境改善策について、広く周知していきます。 (中心市街地を活かしたまちづくり)  第一牧志公設市場のにぎわいを継続していくため、にぎわい広場に仮設市場を建設するとともに、現在地での新たな市場建設に向けた実施設計を行います。  また、商業の活性化を図るため、従来の中心市街地のみならず、市域全体の商店街や通り会等についても、創意工夫した積極的な取り組みに対し、頑張るマチグヮー等支援基金の活用を通して、支援していきます。  次に、「自然環境と都市機能が調和した住みつづけたいまち NAHA」について、ご説明いたします。 (省エネを実践し、資源が循環するまちづくり)  地球温暖化対策の一環として、住宅用省エネ設備に対する費用の一部助成を継続して実施します。  好調な経済活動に伴い増加している事業系ごみの分別、資源化など適正処理の指導を継続します。  また、家庭から出された紙や缶類等の資源化物の持ち去り防止を徹底し、地域等と協働して、拠点回収を進めます。 (自然環境が育まれた那覇らしい亜熱帯庭園都市のまちづくり)  市民に自然環境保全の意識を高めてもらうよう、環境啓発事業を推進していきます。  また、公園遊具の改修を行うとともに、公園ボランティア等、市民の主体的な活動や、民間活力を活かした公園の効果的な整備・再生・活用を進めます。  街路樹の緑化や美化についても、市民や企業ボランティアなどの美化活動との連携を図りながら、観光都市にふさわしい景観づくりに取り組みます。  伝統的な素材である赤瓦屋根や石積みなどの景観をもつ首里地区や壺屋地区において、継続して助成を行い、歴史・文化に彩られた景観づくりを広げていきます。 (暮らして良し歩いて楽しい快適なまちづくり)  のうれんプラザを核とする、農連市場地区の再開発事業について、分譲住宅の整備を促進するとともに、道路や市営住宅、保育所の整備を推進します。  平成15年度に事業着手したモノレール旭橋駅周辺地区の再開発事業は、8月に完成を予定しており、新たなバスターミナルとモノレール駅の交通結節点として、機能強化を図ります。  沖縄都市モノレール延長事業については、次年度の開業を目指し、石嶺駅舎及び周辺の整備に取り組みます。  密集住宅市街地の再生に向けた基礎調査に引き続き取り組み、中心市街地へのまちなか居住などを推進していきます。  石嶺、宇栄原、大名の各市営住宅の建替工事を継続するとともに、真地市営住宅の建替に向けた基本設計を実施します。  動物愛護管理思想の普及啓発を図り、飼い主のいない猫への不妊去勢手術の実施を通し、生活環境悪化の低減に努めます。 (災害に強い都市基盤の整備で安全安心のまちづくり)  橋梁やモノレールインフラ等の長寿命化修繕計画に基づき、効率的な予防対策を行います。  交通渋滞の緩和や歩行空間の確保等、安全安心で快適な道路整備を行うために、一銀線を含む都市計画道路7路線の事業を進めていきます。  水道水の安定供給のため、強靭な水道を目指し、水道施設の耐震化を引き続き推進します。  公共下水道の整備による生活環境の改善及び浸水被害の軽減を図るため、汚水未普及地区の解消、首里石嶺町4丁目地区の雨水調整池の整備、下水道ストックマネジメント計画の策定などを進めます。  今後も施設の延命化等を図りながら、災害に強いまちづくりの形成に取り組んでまいります。 (那覇の魅力と特性を活かした土地利用を進めるまちづくり)  まちづくりの基本的な方針である都市計画マスタープランについては、専門家や市民の意見を取り入れながら、改定作業を進めるとともに、立地適正化計画についても、策定に向け取り組みます。 那覇軍港の跡地利用については、地主会等と連携しながら、跡地利用計画の策定を進めてまいります。  最後に、「市民との信頼を深め、効率的で効果的な行財政運営を行う」について、ご説明いたします。 (市民との信頼を深める職員の育成と組織づくり)  那覇市人材育成基本方針に基づき、知識や技能等の能力開発を図り、社会変化に対応できる職員を育成します。  オンラインで利用できる行政サービスの周知や利用を促進し、新たなサービスの導入検討、拡大を図ります。  庁内組織においては、新たに「都市みらい部」と「まちなみ共創部」を再編設置し、都市機能を適正に誘導し、経済活動を活性化させるなど、より効率的に施策を実施してまいります。  また、防災や国民保護法に定められた危機管理に対応するため、総務部内に「防災危機管理課」を新設します。 (効率的で効果的な行財政運営を行う)  マイナンバーカードで、住民票の写しや税証明書等の交付が、コンビニで取得できるサービスを継続します。  また、組織目標を活用した事業の進捗管理を行いつつ、施設更新時においては、適切な規模の見直しを行うなどファシリティマネジメントの視点をもち、行財政運営の効率化を図ってまいります。
    (結びに)  市政運営にかける私の思いと、平成30年度の予算案や主要事業の概要などについて説明いたしました。最後に、もう一言、私の思いを添えたいと思います。 (あじまぁの創出)  毎年、多くの市民県民、そして観光客の皆様が那覇大綱挽きに参加されています。舞台となる久茂地交差点で、世代を超え、さまざまな人々が力の限り大綱を挽き合う光景は、圧巻そのものであり、見る人を魅了してやみません。  さて、交差点は、しまくとぅばでは「あじまぁ」と言います。そこに引き寄せられるかのように人々が集い、一体となり、大きな力を生み出す様子を見るに付け、私は、「あじまぁ」とは、ヒトとヒトが出会い、ヒトとモノが集まり、そして、新しいコトが生みだされる場所ではないかと感じています。実は、その言葉の語源は、綜(あぜ)という、織り機で縦糸を操る道具に由来するそうです。  私はこれまで、まちづくりにおける市民の持つ力を、縦と横の糸に喩えてまいりました。「あじまぁ」の語源を知ったとき、人々の織りなす布が次世代の下地を作り、さらに次世代が布を織る。その積み重なりが、やがてまちの風格、文化や歴史を誇り高く彩っていくという、私が抱いていた想いに連なるものであったと実感しました。  市民の持つ力が布を織りなしていく上で、市政はどのような役割を果たすべきでしょうか。私は、その役割は、市民の持つ力、その可能性に想いを馳せ、まちづくりのプロセスのひとつひとつに「あじまぁ」を創りだし、新しいコトが生み出される準備をしていく、これに尽きるのではないかと思います。  でき上がった「あじまぁ」で市民が出会い、集まり、それぞれの次の未来へ踏み出していく。そのようなイメージを胸に刻み、引き続き、市民の皆様から寄せられる期待に応えるべく、市政運営に臨む決意であります。  市民の皆様、並びに議員各位のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げ、私の施政方針の結びの言葉といたします。  いっぺー にふぇーでーびる。  平成30年2月13日。ありがとうございました。 ○翁長俊英 議長   以上で、施政方針聴取は終了いたしました。 ○翁長俊英 議長   日程第4、議案第2号、那覇市職員の自己啓発等休業及び修学部分休業に関する条例制定についてから議案第59号、市道の路線認定及び廃止についてまでの58件の事件を一括して議題といたします。 ○翁長俊英 議長   順次、提案者の説明を求めます。  久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   ハイサイ。それでは議案第2号、那覇市職員の自己啓発等休業及び修学部分休業に関する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市では、来年度から施行する「第5次那覇市総合計画」の政策として、「社会の変化に対応できる職員の育成と組織づくり」を掲げており、そのため「那覇市人材育成基本方針」に沿った各種研修等の充実を行い、課題を解決する力と意欲を持った職員を育成していきます。  本案は、本市の研修計画以外に、職員が申請した場合において、公務の運営に支障がなく、かつ、当該職員の公務に関する能力の向上に資する学習等になると認めるときに休業を取得することができる地方公務員法第26条の5に規定する自己啓発等休業及び同法第26条の2に規定する修学部分休業の制度を設けるものであります。  具体的には、自己啓発等休業については、大学等課程の履修又は国際貢献活動のため、3年を超えない期間取得することができる休業制度であります。  また、修学部分休業については、教育施設における就学のため、1週間を通じて、20時間を超えない範囲内で、30分を単位とし、2年を超えない期間取得することができる休業制度であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第3号、那覇市監査委員条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  監査制度の充実強化を趣旨とする地方自治法の改正が行われ、その一部が平成30年4月1日から施行されることに伴う、条例改正でございます。  具体的には、本市の議員のうちから選任される監査委員の数を1人とし、併せて字句の整理を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第4号、那覇市職員の給与に関する条例及び那覇市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、平成29年10月10日付けの沖縄県人事委員会の給与勧告を考慮して、本市の一般職職員の給料及び初任給調整手当の月額並びに勤勉手当支給率を引き上げるため、那覇市職員の給与に関する条例等の一部を改正するものであります。  具体的には、行政職給料表及び医療職給料表並びに行政職給料表を基に決定している任期付職員の給料表の給料月額を平均で0.19%引き上げるとともに、医師に支給される初任給調整手当を医療職給料表(1)の改定状況を勘案して上限額を41万3,800円から41万4,300円に引き上げます。  勤勉手当につきましては、年間の支給割合を0.1月分引き上げます。この結果、年間の期末・勤勉手当の合計は、4.3月分から4.4月分に引き上げられるということになります。  なお、今回の改定は、民間給与実態調査の結果、民間給与との均衡を図る人事院の給与勧告に準じたものであることから、年間給与において均衡を図ることとし、平成29年4月に遡って差額分を支給することといたします。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   ハイサイ。議案第5号、那覇市事務分掌条例及び那覇市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  この案は、平成30年度の組織機構改正として、都市計画部及び建設管理部について、部の名称及び事務分掌の変更等を行うため関係条例の整備を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   ハイサイ。議案第6号、那覇市頑張るマチグヮー支援基金条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、那覇市頑張るマチグヮー支援基金条例に基づく支援の対象を拡大し、及び基金の名称等を改正するため、那覇市頑張るマチグヮー支援基金条例の一部を改正するものであります。  具体的な改正内容としましては、これまで同基金は中心商店街の活性化に向けた事業を行う者を支援対象としておりましたが、中心商店街以外の地域の商店街等の活性化に向けた取り組みも支援するため、全市域の商店街等を対象にするよう改めるものです。名称の変更につきましても上記改正内容に合わせた改正となっております。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第7号、那覇市中心商店街にぎわい広場条例の停止に関する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、那覇市第一牧志公設市場の建て替えに伴い、にぎわい広場に仮設店舗を設置することから、那覇市中心商店街にぎわい広場条例の施行を停止するものであります。  内容は、平成30年度には仮設店舗の建設工事を始める予定となっており、にぎわい広場の供用について、平成30年6月末で停止する予定であることから、当該条例の停止に関する条例を制定するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   ハイサイ。議案第8号、那覇市手数料条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案による改正内容としましては、まず1点目に、介護保険法の改正に伴い、介護医療院の開設許可に関する手数料を新設いたします。  2点目に、沖縄県の事務処理の特例に関する条例の改正に伴い、本市への委譲事務である医療法に基づく病院の開設許可に関する事務及び手数料を削除し、また、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(旧薬事法)の改正等に伴う字句の整理並びに手数料の額を改定いたします。  3点目に、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の改正に伴い、2以上の事業者による産業廃棄物の処理に係る特例認定に関する手数料を新設し、また、「使用済自動車の再資源化等に関する法律」に基づく破砕業の事業範囲の変更許可について、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に伴い、手数料の額を改定いたします。  以上につきまして、那覇市手数料条例の規定を整備するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   長嶺達也福祉部長。 ◎長嶺達也 福祉部長   ハイサイ。議案第9号、那覇市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  介護保険法の改正により、介護医療院が創設され、介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準省令が制定されたことに伴い、独自基準を加え基準条例を制定するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第10号、那覇市介護保険条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  介護保険法の一部改正により、被保険者等に関する調査に従わなかった場合等における過料の対象者の拡大を行うこと、利用者負担が3割となる者についての災害時等における給付の特例に関する規定を定めるものであります。  介護保険法施行令の改正により、介護保険料の段階の判定に関する基準について現行の合計所得金額から長期譲渡所得及び短期譲渡所得に係る特別控除額及び公的年金等に係る雑所得を控除した額を用いる規定を定めるものであります。  また、第6期の介護保険事業計画(第6次なは高齢者プラン)が今年度で終了することから、介護保険法第129条に基づき、第7期介護保険事業計画期間である平成30年度から平成32年度までの3年間の65歳以上の高齢者、いわゆる第1号被保険者でございますが、この介護保険料を定めるため、あわせて提出するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第11号、那覇市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の地域包括支援センターの事業に関する基準については、介護保険法施行規則に基づいて条例を定めておりますが、同規則の一部改正に伴い、那覇市地域包括支援センター職員のうち主任介護支援専門員に関する基準の改正及び字句の修正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  議案第12号、那覇市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定介護予防支援等の事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、関係規定の改正及び字句の修正を行うものであります。 よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第13号、那覇市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定介護予防サービス等の事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、特定介護予防・日常生活支援総合事業に移行する介護予防の訪問及び通所に係る規定を削除し、共生型サービスに係る基準を設ける等の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第14号、那覇市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の特別養護老人ホームの設備等に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、身体的拘束等の適正化の文言追加等、所要の規定の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第15号、那覇市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定居宅サービス等の事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、共生型サービスの基準を設ける等の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第16号、那覇市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定地域密着型サービスの事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、共生型サービスの基準を設ける等の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第17号、那覇市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定居宅介護支援等の事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、医療と介護の連携の強化等に関する改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第18号、那覇市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定地域密着型介護予防サービスの事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、身体的拘束等の適正化の文言追加等、所要の規定の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第19号、那覇市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の養護老人ホームの設備等に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、身体的拘束等の適正化の文言追加等の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。
     続きまして、議案第20号、那覇市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定介護老人福祉施設の事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、身体的拘束等の適正化の文言追加等、所要の規定の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第21号、那覇市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の介護老人保健施設の事業に関する基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、身体的拘束等の適正化の文言追加等、所要の規定の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第22号、那覇市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の指定介護療養型医療施設の事業に関する基準につきましては、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、身体的拘束等の適正化の文言追加等の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第23号、那覇市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本市の軽費老人ホームの設備等の基準については、厚生労働省令に基づいて条例を定めておりますが、当該省令の一部改正に伴い、身体的拘束等の適正化の文言追加等の改正を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第24号、那覇市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、厚生労働省令である「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準」の改正に伴い、那覇市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正するものであります。  主な改正点は、一般就労をしている障がいのある方への職場定着をサポートする就労定着支援、一人暮らしを希望する障がいのある方への地域生活を支援する自立生活援助という2つのサービスが創設されることでございます。  その他、既存の障害福祉サービスについて所要の規定の整備を行い、併せて字句の整理を行うものであります。  よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。  続きまして、議案第25号、那覇市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、厚生労働省令である「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準」の一部改正に伴い、那覇市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正するものです。  具体的には、指定障害者支援施設等の従業員の員数及び設備に関する特例を廃止するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第26号、那覇市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、厚生労働省令である「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準」の改正に伴い、那覇市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正するものであります。  具体的には、職場への定着のための支援を拡充し、通勤のための訓練を追加する等所要の規定の整備を行い、併せて字句の整理を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第27号、那覇市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づき、個人番号を利用する事務を新たに追加する等、所要の規定の整備を行うため、那覇市個人情報保護条例の一部を改正するものであります。  具体的には、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条第2項の規定に基づき、那覇市重度心身障がい者医療費等助成に関する事務、那覇市小児慢性特定疾病児童日常生活用具給付に関する事務及び那覇市軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成に関する事務、これらの3つを個人番号利用事務として定め、庁内連携ができる事務として規定するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   ハイサイ。議案第28号、那覇市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  高齢者の医療の確保に関する法律の改正により、平成30年4月から、国民健康保険において入院等に係る住所地特例の適用を受けている被保険者が後期高齢者医療に加入する場合には、当該住所地特例の適用を引き継ぐことになります。  これに伴い、那覇市後期高齢者医療に関する条例に規定する保険料を徴収すべき被保険者に関し、所要の規定を整備し、併せて字句の整理を図るものでございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第29号、地方独立行政法人那覇市立病院評価委員会条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本件は、地方独立行政法人法の一部改正により、地方独立行政法人那覇市立病院の業務実績評価は、設立団体の長が行う事となりましたが、当該実績評価に関し、市長の諮問に応じ意見を述べるなど、地方独立行政法人那覇市立病院評価委員会の所掌事務等の整備を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   ハイサイ。議案第30号、那覇市緑ヶ丘公園集会所条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、地域における交流の場及び児童の健全な遊びを提供すること等により、地域のコミュニティ活動を支援し、及び児童の健全な育成を図ることを目的として、那覇市緑ヶ丘公園集会所を設置するため、この案を提出するものです。  同集会所については、集会室及び乳幼児利用室を設けるほか、利用許可を得た場合には、午後10時までの専用利用を可能にすることなどで、地域における交流の場及び児童の健全な遊びの場を提供することといたしております。  なお、本条例の施行日は、供用を開始する平成30年7月8日といたしております。  また、本条例付則において、久茂地児童館を平成30年7月1日に廃止することとしております。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第31号、那覇市児童館及び児童遊園条例及び那覇市安謝福祉複合施設条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、若狭児童館ほか9館の児童館において、日曜日のうち規則で定める日を休館日とするため、那覇市児童館及び児童遊園条例及び那覇市安謝福祉複合施設条例の一部を改正するものです。  具体的には、現在、日曜日を休館日としている金城児童館以外のすべての児童館において、施設の適正な維持管理等を行うため、「日曜日のうち規則で定める日」として休館日とするものです。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第32号、那覇市保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、平成17年策定の那覇市市立保育所の民営化の方針を踏まえ、平成30年4月1日付けで、那覇市松川保育所を廃止するとともに、那覇市大道保育所施設の老朽化に伴い、同保育所を廃止後の松川保育所施設へ移転することから、その位置を改めるため、那覇市保育所設置及び管理条例の一部を改正するものでございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   ハイサイ。議案第33号、那覇市公園条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案の具体的な改正内容としましては、まず、都市公園法施行令の一部改正に伴い、1つの都市公園に設ける運動施設の敷地面積の総計の当該都市公園の敷地面積に対する割合について定めるものであります。  なお、当該割合につきましては、同政令で示す基準を参酌し100分の50としております。  また、本議会において、那覇市緑ヶ丘公園集会所を設置するための条例案を提案することと合せて、那覇市公園条例中の管理の特例に係る規定を整備し、併せて字句の整理を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   平良真徳消防局長兼総務部参事監。 ◎平良真徳 消防局長兼総務部参事監   ハイサイ。議案第34号、那覇市消防手数料条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  那覇市消防手数料条例は、危険物の貯蔵及び取扱いがある者から徴収する手数料等を定めたもので、当該手数料は「地方公共団体の手数料の標準に関する政令」に基づく手数料の標準額に準じて定めたものとなっております。  今回、同政令の一部改正に伴い、標準額の見直しが行われることから、本市においても改正後の同政令の標準額に準じた手数料に改めるため、付議するものです。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   玉城義彦上下水道部長。 ◎玉城義彦 上下水道部長   ハイサイ。議案第35号、那覇市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、職員が申請した場合において、公務の運営に支障がなく、かつ、当該職員の公務に関する能力の向上に資すると認められる場合に承認することができる休業制度を設けることに伴い、大学等課程の履修や国際貢献活動のため自己啓発等休業を利用する企業職員、及び大学等課程の修学のため一週間の勤務時間の一部につき勤務しないことができる修学部分休業を利用する企業職員の給与に関する規定の整備を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   屋比久猛義教育委員会生涯学習部長。 ◎屋比久猛義 教育委員会生涯学習部長   ハイサイ。議案第36号、那覇市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、平成30年度から実施を予定しております那覇市奨学金の給付対象者の選考等について審議する那覇市奨学生選考委員会を設置し、及び平成30年度の組織機構改正に伴う附属機関の名称等の変更を行うために、那覇市附属機関の設置に関する条例の一部を改正するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   ハイサイ。議案第37号、那覇市学校給食センター設置条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を申し上げます。  この案は、上間小学校及び寄宮中学校の給食実施を担当する上間学校給食センターを平成30年度に新たに設置し、給食調理と配送を行うための提案でございます。  なお、施行期日は、建築工事の進捗が遅れていることを考慮し、別途教育委員会規則で定めることとしております。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   議案第38号、平成29年度那覇市一般会計補正予算(第6号)について、提案理由をご説明申し上げます。  今回の補正は、市税等歳入見込額の変更や国庫補助金等の額の確定等により補正の必要が生じましたので、歳入歳出予算をそれぞれ10億6,714万円減額補正するものであります。  これにより補正後の一般会計予算額は、歳入歳出それぞれ1,438億2,345万1,000円となります。  まず歳入予算の概要をご説明申し上げます。  第1款 市税は、個人市民税、固定資産税の増などにより、6,714万8,000円の増額補正となります。  第6款 地方消費税交付金は、2億3,767万1,000円の増額補正となります。  第14款 国庫支出金は、保育所等整備交付金の減などにより、6億5,397万7,000円の減額補正となります。  第15款 県支出金は、沖縄振興特別推進交付金、沖縄振興公共投資交付金の減などにより、3億9,675万5,000円の減額補正となります。
     第21款 市債は、学校教育施設債の減などにより、10億2,490万円の減額補正となります。  次に歳出予算の概要をご説明申し上げます。  第2款 総務費は、那覇市ふるさとづくり基金積立金、新文化芸術発信拠点施設整備事業の減などにより、2億1,979万4,000円の減額補正となります。  第3款 民生費は、国民健康保険事業特別会計への繰出金の増などにより、16億470万1,000円の増額補正となります。  第8款 土木費は、市営住宅ストック総合改善事業、公園整備事業の減などにより、7億2,981万6,000円の減額補正となります。  第10款 教育費は、小学校及び中学校校舎建設事業の減などにより、11億7,675万4,000円の減額補正となります。  なお、繰越明許費につきましては第2表、債務負担行為につきましては第3表、地方債につきましては第4表のとおりであります。  以上が、議案第38号、平成29年度那覇市一般会計補正予算(第6号)の概要でございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   議案第39号、平成29年度那覇市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)について、提案理由をご説明申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出ともに5億3,360万9,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額を、それぞれ485億7,541万3,000円とするものでございます。  説明の便宜上、まず歳出予算の主なものについてご説明申し上げます。  第2款 保険給付費は、2億9,090万2,000円の減額で、療養給付費等の減額が見込まれることによるものでございます。  次に、歳入予算の主なものについてご説明申し上げます。  第1款 国民健康保険税は、3,782万6,000円の増額で、一般被保険者のうち介護支援現年度分の増額が見込まれることによるものでございます。  第3款 国庫支出金及び第6款 県支出金は、それぞれ2,993万3,000円と499万5,000円の減額であります。これらは歳出第2款 保険給付費のうち一般療養給付費の減額に伴うものでございます。  第4款 療養給付費等交付金は、1億188万2,000円の減額で、これは歳出第2款 保険給付費のうち退職療養給付費等の減額に伴うものであります。  第9款 繰入金は、15億4,737万1,000円の増額で、保険基盤安定繰入金等の減額及び赤字補てんのための一般会計からの政策的繰入金16億1,141万9,000円の増額によるものであります。これにより政策的繰入金は、31億1,141万9,000円となってございます。  第10款 諸収入は、19億8,199万6,000円の減額で、これは主に歳入欠かん補填収入の減額によるものでございます。  なお、債務負担行為につきましては、第2表のとおりでございます。  以上が、議案第39号、平成29年度那覇市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)の概要でございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   城間悟都市計画部長。 ◎城間悟 都市計画部長   ハイサイ。議案第40号、平成29年度那覇市市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由をご説明申し上げます。  今回の補正は、国庫補助金の確定に伴う建設補助金等の減額及び公債費の償還見直し等、当初予算に変更を加える必要が生じたことにより、歳入歳出とも1億6,738万5,000円減額補正するものであります。  補正後の予算総額は、24億9,474万8,000円となります。  まず、歳入予算の概要をご説明申し上げます。  第1款 国庫支出金は、5,940万5,000円の減額補正となっております。  第2款 繰入金は、6,220万8,000円の減額補正となっております。  第3款 繰越金は、32万8,000円の増額補正となっております。  第4款 市債は、4,610万円の減額補正となっております。  次に、歳出予算の概要をご説明申し上げます。  第1款 都市再開発事業費は、1億1,033万9,000円の減額補正となっております。これらは、主に、農連市場地区及びモノレール旭橋駅周辺地区の市街地再開発事業において、国庫補助金の確定に伴う建設補助金等の減額によるものであります。  また、第2款 公債費は5,704万6,000円の減額補正となっております。  これは、公債費の償還見直しに伴い、元金を5,456万4,000円、利子を248万2,000円減額補正するものであります。  次に、繰越明許費についてご説明申し上げます。  繰越明許費は、農連市場地区及びモノレール旭橋駅周辺地区の市街地再開発事業費の14億8,123万5,000円を計上しております。  これは、農連市場地区市街地再開発事業においては、ガーブ川南側地区の建設工事に伴う建物や工作物の移転等にかかる補償交渉に時間を要したことにより、建設補助金及び建設負担金を繰り越しするものであります。  モノレール旭橋駅周辺地区市街地再開発事業においては、ペデストリアンデッキの委託設計に係る関係機関との調整に時間を要したことにより、本体工事の発注に遅れが生じたことから、建設負担金を繰り越しするものであります。  以上が、議案第40号、平成29年度那覇市市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)の概要であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   長嶺達也福祉部長。 ◎長嶺達也 福祉部長   議案第41号、平成29年度那覇市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由をご説明申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出予算をそれぞれ7,141万1,000円減額するものであり、補正後の歳入歳出予算額は、それぞれ258億8,923万4,000円となります。  初めに、歳入予算の主なものをご説明申し上げます。  第1款 介護保険料は、1億1,662万4,000円の増額補正で、介護保険料の賦課・収納見込みを考慮し再算定したことによるものであります。  第3款 国庫支出金は2億637万4,000円の減額補正で、主に調整交付金等の実績見込みの減によるものであります。  第5款 県支出金は1億9,945万2,000円の減額補正で、主に地域医療介護総合確保基金事業補助金の実績見込みの減によるものであります。  第7款 繰入金は、1億6,730万5,000円の増額補正で、主に保険料必要額に対する実績見込みによる不足分について、介護給付費準備基金からの繰り入れによる増であります。  次に、歳出予算の主なものをご説明申し上げます。  第1款 総務費は、2億3,309万5,000円の減額補正で、主に地域医療介護施設整備等助成事業の実績見込みの減によるものであります。  第2款 保険給付費は、1億9,875万1,000円の増額補正で、主に介護サービス給付費等の実績見込みの増によるものであります。  なお、繰越明許費につきましては第2表、債務負担行為につきましては第3表のとおりであります。  以上が、議案第41号、平成29年度那覇市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)の概要であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   議案第42号、平成29年度那覇市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、提案理由をご説明申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出ともに6,406万6,000円を増額し、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ34億1,781万6,000円とするものでございます。  初めに、歳入予算についてご説明申し上げます。  第1款 後期高齢者医療保険料は、4,824万8,000円の増額で、現年度分の特別徴収保険料及び普通徴収保険料の増額が見込まれることによるものでございます。  第3款 繰入金は、1,581万8,000円の増額で、保険基盤安定繰入金の確定によるものでございます。  次に、歳出予算についてご説明申し上げます。  第2款 後期高齢者医療広域連合納付金は、6,406万6,000円の増額で、歳入の保険料の増額及び保険基盤安定繰入金の増額に連動して保険基盤安定負担金が確定したことによるものございます。  以上が、議案第42号、平成29年度那覇市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の概要でございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   議案第43号、平成29年度那覇市病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)について、提案理由をご説明申し上げます。  今回の補正は、利子額が確定したことにより、補正の必要が生じましたので、歳入歳出をそれぞれ56万円減額補正するものであります。  これにより補正後の病院事業債管理特別会計予算額は、歳入歳出それぞれ4億2,072万2,000円となります。  歳入予算は、第1款 諸収入で、56万円の減となっております。  歳出予算は、第1款 公債費で、償還利子56万円の減となっております。  以上が、議案第43号、平成29年度那覇市病院事業債管理特別会計補正予算(第1号)であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   玉城義彦上下水道部長。 ◎玉城義彦 上下水道部長   議案第44号、平成29年度那覇市水道事業会計補正予算(第1号)について、提案理由をご説明申し上げます。  まず、収益的収支についてご説明申し上げます。 水道事業収益は、4,586万2,000円増額し、補正後の額は83億5,498万8,000円となります。これは主に有収水量の増加に伴う水道料金の増額によるものであります。  水道事業費用は、1億3,661万9,000円減額し、補正後の額は74億5,773万8,000円となります。これは主に職員給与費の減額、委託料の落札差額等による減額及び除却資産の減少に伴う資産減耗費の減額によるものであります。  次に、資本的収支についてご説明申し上げます。 資本的収入は、3,053万8,000円減額し、補正後の額は4億1,644万円となります。これは主に市道石嶺線配水管移設工事に係る補償金の減額によるものであります。  資本的支出は、1億3,835万1,000円減額し、補正後の額は17億2,386万7,000円となります。これは主に市道石嶺線配水管移設工事の減少に伴う工事請負費の減額によるものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第45号、平成29年度那覇市下水道事業会計補正予算(第1号)について、提案理由をご説明申し上げます。  まず、業務の予定量は、年間総排水量3,566万3,174立方メートルを3,580万2,060立方メートルに、一日平均排水量9万7,707立方メートルを9万8,088立方メートルに改めます。  次に、収益的収支についてご説明申し上げます。  下水道事業収益は、2,543万4,000円増額し、補正後の額は55億4,783万3,000円となります。これは主に排水量の増加に伴う下水道使用料の増額によるものであります。  下水道事業費用は、3,804万6,000円減額し、補正後の額は50億4,750万8,000円となります。これは主に補助事業費の予算を資本的支出の工事請負費へ組み替えたことによる減額であります。
     続きまして、資本的収支についてご説明申し上げます。  資本的収入は、395万4,000円減額し、補正後の額は14億8,051万円となります。これは主に職員給与費の減少に伴う他会計負担金の減額によるものであります。  資本的支出は、1,277万4,000円増額し、補正後の額は25億966万8,000円となります。これは主に補助事業費の予算を下水道事業費用から工事請負費へ組み替えたことによる増額であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   議案第46号、平成30年度那覇市一般会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  平成30年度一般会計の予算額は、1,475億7,100万円で、前年度に比べ43億1,100万円、率にして3.0%の増となっております。  それでは、歳入予算の概要をご説明申し上げます。  第1款 市税は、475億3,832万6,000円で、対前年度比3億3,513万2,000円、0.7%の減となっております。  第6款 地方消費税交付金は、59億3,843万7,000円で、対前年度比6億8,719万7,000円、13.1%の増となっております。  第10款 地方交付税は、83億6,272万4,000円で、対前年度比8億6,250万6,000円、9.3%の減となっております。  第14款 国庫支出金は、416億8,749万1,000円で、対前年度比36億6,920万9,000円、9.7%の増となっております。  第15款 県支出金は、196億5,082万円で、対前年度比11億830万円、6%の増となっております。  第18款 繰入金は、43億1,693万5,000円で、対前年度比2億2,664万2,000円、5%の減となっております。  第21款 市債は、111億7,690万円で、対前年度比1億7,942万7,000円、1.6%の増となっております。  次に歳出予算の概要について、ご説明申し上げます。  第1款 議会費は、7億7,820万5,000円で、対前年度比1,864万8,000円、2.5%の増となっております。これは議員報酬などの増によるものであります。  第2款 総務費は、115億2,936万円で、対前年度比14億8,867万5,000円、14.8%の増となっております。これは新文化芸術発信拠点施設整備事業、旧那覇飛行場用地問題解決事業などの増によるものであります。  第3款 民生費は、759億4,682万1,000円で、対前年度比17億2,331万1,000円、2.3%の増となっております。  これは、認可保育園等への運営負担金、児童クラブ運営補助金、放課後児童支援員等の処遇改善等事業、障害福祉サービス等給付費などの増によるものであります。  第4款 衛生費は、88億5,950万4,000円で、対前年度比2億5,612万3,000円、2.8%の減となっております。これは住宅騒音防止対策事業などの減によるものであります。  第7款 商工費は、18億4,457万3,000円で、対前年度比4億2,740万1,000円、30.2%の増となっております。これは、なは産業支援センター駐車場整備、第一牧志公設市場再整備事業などの増によるものであります。  第8款 土木費は、161億2,379万2,000円で、対前年度比7億6,926万3,000円、5%の増となっております。これは、市営住宅建替事業、沖縄都市モノレール延長事業などの増によるものであります。  第9款 消防費は、29億9,531万6,000円で、対前年度比2億3,122万7,000円、9%の増となっております。これは那覇市防災行政無線デジタル化整備事業、高規格救急車購入事業などの増によるものであります。  第10款 教育費は、170億7,190万3,000円で、対前年度比1億2,656万円、0.7%の増となっております。これは高良小学校校舎建設事業、小学校トイレ整備事業、給付型奨学金事業などの増によるものであります。  なお、債務負担行為につきましては第2表、また地方債につきましては第3表のとおりでございます。  以上が、議案第46号、平成30年度那覇市一般会計予算の概要であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   休憩いたします。            (午前11時49分 休憩)            (午前11時50分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。 ◎渡口勇人 企画財務部長   申しわけございません。訂正させていただきます。  歳出の分でございますけれども、第9款 消防費でございます。29億というふうに申し上げましたが、正しくは第9款消防費は、27憶9,531万6,000円でございます。訂正しおわび申し上げます。 ○翁長俊英 議長   城間悟都市計画部長。 ◎城間悟 都市計画部長   ハイサイ。議案第47号、平成30年度那覇市土地区画整理事業特別会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  平成30年度那覇市土地区画整理事業特別会計の予算総額は、歳入歳出とも2,264万8,000円となり、前年度と比較して1,279万7,000円の減額となっております。  まず、歳入予算の概要をご説明申し上げます。  第3款 繰入金は、1,145万9,000円で、主に一般事務費及び土地区画整理事業費などに充てるため、一般会計からの繰り入れとなっております。  第6款 保留地処分金は、458万9,000円で、真嘉比古島第二地区におけるものとなっております。  第7款 清算徴収金は、658万6,000円で真嘉比古島第二地区などにおけるものとなっております。  次に、歳出予算の概要についてご説明申し上げます。  第1款 土地区画整理総務費は、428万8,000円で、一般事務費及び清算徴収金の一般会計への繰出金となっております。  第2款 土地区画整理事業費は、683万2,000円で、真嘉比古島第二地区における委託料及び工事費となっております。  第3款 清算費は、501万5,000円で、真嘉比古島第二地区清算交付金となっております。  第4款 基金積立金は、459万3,000円で、主に那覇市真嘉比古島第二土地区画整理事業基金の積立金となっております。  以上が、議案第47号、平成30年度那覇市土地区画整理事業特別会計予算の概要であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   議案第48号、平成30年度那覇市国民健康保険事業特別会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ383億9,720万2,000円で、対前年度比109億825万3,000円、率にして22.1%の減となってございます。  説明の便宜上、まず歳出予算の主なものについてご説明申し上げます。  第2款 保険給付費は、260億3,582万円で、対前年度比8億8,388万6,000円、3.3%の減となっております。  第3款 国民健康保険事業費納付金は、108億5,144万5,000円で、平成30年度からの国保制度改正により新設されたものとなってございます。  次に、歳入予算の主なものについてご説明申し上げます。  第1款 国民健康保険税は、56億4,987万5,000円で、対前年度比1億3,739万2,000円、2.4%の減となっております。  第5款 県支出金は、273億6,571万9,000円で、対前年度比244億7,985万1,000円の増となっております。これは平成30年度からの国保制度改正により、保険給付費等交付金が新設されたことによる増額でございます。  第7款 繰入金は、34億7,103万6,000円で、赤字補填のための政策的繰入金等の減額により対前年度比15億8,961万5,000円、31.4%の減となっております。  平成30年度からの国保制度改正により、沖縄県へ移行する予算費目の廃止や新設につきまして整理を行ってございます。  なお、債務負担行為につきましては、第2表のとおりでございます。  以上が、議案第48号、平成30年度那覇市国民健康保険事業特別会計予算の概要でございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   城間悟都市計画部長。 ◎城間悟 都市計画部長   議案第49号、平成30年度那覇市市街地再開発事業特別会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  平成30年度那覇市市街地再開発事業特別会計の予算総額は、歳入歳出とも14億453万6,000円となり、前年度と比較して12億5,759万7,000円の減額となっております。  まず、歳入予算の概要をご説明申し上げます。  第1款 国庫支出金は、6億9,885万円で、農連市場地区及びモノレール旭橋駅周辺地区の市街地再開発事業への国庫補助金であります。  第2款 繰入金は、2億7,950万5,000円で、主に公債費などの一般会計からの繰り入れとなっております。  第4款 市債は、3億8,470万円で、農連市場地区及びモノレール旭橋駅周辺地区の市街地再開発事業の補助金充当分であります。  第5款 県支出金は、4,148万円で、農連市場地区市街地再開発事業の県補助金であります。  次に、歳出予算の概要についてご説明申し上げます。  第1款 都市再開発事業費は、11億8,880万3,000円で、主に農連市場地区及びモノレール旭橋駅周辺地区の市街地再開発事業における補償費、建築工事費等に係る建設補助金や建設負担金となっております。  第2款 公債費は、元金及び利子の返済として2億1,573万3,000円を計上しております。  地方債については、第2表のとおりであります。  以上が、議案第49号、平成30年度那覇市市街地再開発事業特別会計予算の概要であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   長嶺達也福祉部長。 ◎長嶺達也 福祉部長   議案第50号、平成30年度那覇市介護保険事業特別会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出予算ともに262億1,363万7,000円で、前年度に比べ7億7,029万5,000円、3%の増額となっております。  初めに、歳入予算の主なものをご説明申し上げます。  第1款 介護保険料は、53億4,343万7,000円で、前年度に比べ7億5,435万6,000円、16.4%の増額となっております。  第3款 国庫支出金は、65億5,034万円で、前年度に比べ2億1,385万9,000円、3.4%の増額となっております。  第4款 支払基金交付金は、67億843万1,000円で、前年度に比べ1億3,228万9,000円、2%の増額となっております。  第5款 県支出金は、35億9,373万6,000円で、前年度に比べ6億881万円、14.5%の減額となっております。  第7款 繰入金は、40億1,368万2,000円で、前年度に比べ2億7,856万1,000円、7.5%の増額となっております。  次に、歳出予算の主なものをご説明申し上げます。  第1款 総務費は、6億6,472万8,000円で、前年度に比べ8億749万7,000円、54.8%の減額となっております。
     第2款 保険給付費は、235億3,126万7,000円で、前年度に比べ8億3,104万5,000円、3.7%の増額となっております。  第5款 地域支援事業費は、20億693万6,000円で、前年度に比べ7億4,654万1,000円、59.2%の増額となっております。  以上が、議案第50号、平成30年度那覇市介護保険事業特別会計予算の概要であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   議案第51号、平成30年度那覇市後期高齢者医療特別会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ33億7,923万円で、前年度に比べ2億1,613万1,000円、率にして6.8%の増となってございます。  初めに、歳入予算の主なものについてご説明申し上げます。  第1款 後期高齢者医療保険料は、26億9,815万4,000円で、対前年度比1億8,992万7,000円、7.6%の増となってございます。これは後期高齢者医療加入者の増加に伴う保険料の増額によるものでございます。  第3款 繰入金は、6億6,987万2,000円で、対前年度比2,950万1,000円、4.6%の増となってございます。  次に、歳出予算の主なものについてご説明申し上げます。  第2款 後期高齢者医療広域連合納付金は、33億3,208万4,000円で、対前年度比2億1,758万4,000円、7.0%の増となってございます。これは、歳入における第1款 保険料及び第3款 保険基盤安定繰入金の増額に連動するものでございます。  以上が、議案第51号、平成30年度那覇市後期高齢者医療特別会計予算の概要でございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   議案第52号、平成30年度那覇市病院事業債管理特別会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  平成30年度那覇市病院事業債管理特別会計の予算額は、3億8,635万2,000円となっております。  歳入予算は、第1款 諸収入で、病院事業債貸付金元利収入3億8,635万2,000円となっております。  歳出予算は、第1款 公債費で、元金の償還3億8,467万1,000円、利子の支払い168万1,000円となっております。  以上が、議案第52号、平成30年度那覇市病院事業債管理特別会計予算であります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   議案第53号、平成30年度那覇市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ1億2,786万5,000円となっており、前年度の2億1,117万6,000円と比較して39.5%の減となっております。  まず、歳入予算の概要をご説明いたします。  第1款 繰入金は、1,148万4,000円で、一般会計からの繰入金となっております。  第2款 諸収入は、2,731万円で、主に貸付金に対する元利収入となっております。  第3款 繰越金は、6,907万1,000円で、前年度の繰越金でございます。  第4款 市債は、国からの借入金で2,000万円となっております。  次に、歳出予算の概要についてご説明いたします。  第1款 民生費は、1億2,786万5,000円で、主に貸付金となっております。  以上が議案第53号、那覇市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算の概要でございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   玉城義彦上下水道部長。 ◎玉城義彦 上下水道部長   議案第54号、平成30年度那覇市水道事業会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  まず、平成30年度予算の業務量は、年間総配水量を3,892万立方メートル、一日平均配水量を10万6,630立方メートルと予定しております。  次に、収益的収支についてご説明申し上げます。  水道事業収益は、84億3,289万3,000円で、前年度と比べ1億2,376万7,000円、1.5%の増となります。これは主に有収水量の増加に伴う水道料金収入の増額や水道施設の移設工事に伴う補償金の増額によるものであります。  水道事業費用は、76億6,326万2,000円で、前年度と比べ6,890万5,000円、0.9%の増となります。これは主に退職給付費の増加に伴う職員給与費の増額や修繕費の増額によるものであります。  続きまして、資本的収支についてご説明申し上げます。  資本的収入は、3億3,963万3,000円で、前年度と比べ1億734万5,000円、24.0%の減となります。これは主に国庫補助事業費の減少に伴う補助金の減額によるものであります。  資本的支出は、16億6,673万8,000円で、前年度と比べ1億9,548万円、10.5%の減となります。これは主に国庫補助事業費の減少に伴う工事請負費の減額によるものであります。  なお、資本的収支における不足額については、建設改良積立金等で補てんいたします。  併せて、債務負担行為等についても提案しております。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第55号、平成30年度那覇市下水道事業会計予算について、提案理由をご説明申し上げます。  まず、平成30年度予算の業務量は、年間総排水量を3,594万4,920立方メートル、一日平均排水量を9万8,479立方メートルと予定しております。  次に、収益的収支についてご説明申し上げます。 下水道事業収益は、55億2,990万4,000円で、前年度と比べ750万5,000円、0.1%の増となります。これは主に排水量の増加に伴う下水道使用料の増額によるものであります。  下水道事業費用は、51億4,747万1,000円で、前年度と比べ6,191万7,000円、1.2%の増となります。これは主に支払利息の減額があるものの、排水量の増加に伴う汚水処理負担金の増額によるものであります。  続きまして、資本的収支についてご説明申し上げます。  資本的収入は、20億441万円で、前年度と比べ5億1,994万6,000円、35.0%の増となります。これは主に国庫補助事業費の増加に伴う補助金及び企業債の増額によるものであります。  資本的支出は、29億3,994万4,000円で、前年度と比べ4億4,305万円、17.7%の増となります。これは主に首里石嶺町雨水調整池工事の増額によるものであります。  なお、資本的収支における不足額については、損益勘定留保資金等で補てんいたします。  併せて、債務負担行為等についても提案しております。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   議案第56号、平成30年度包括外部監査契約の締結について、提案理由をご説明申し上げます。  この案は、地方自治法第252条の36第1項の規定により、包括外部監査契約の締結について議会に提案するものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申しあげます。 ○翁長俊英 議長   新里博一健康部長。 ◎新里博一 健康部長   議案第57号、地方独立行政法人那覇市立病院定款の一部変更について、提案理由をご説明申し上げます。  本件は、地方独立行政法人法の一部改正に伴い、監事の職務や任期等について、地方独立行政法人那覇市立病院定款の一部を変更するものでございます。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   議案第58号、工事請負契約について、提案理由をご説明申し上げます。  この案は、大名市営住宅第3期建替工事(E棟・建築)の工事請負契約でございます。  工事内容は、老朽化した市営住宅の建替工事を施工するものであります。  構造は鉄筋コンクリート造で、延べ床面積6,695.08平方メートル、地上12階建、住戸数79戸の規模となっております。  工事請負契約につきましては、平成29年12月21日開札の制限付き一般競争入札の結果、請負金額11億9,706万9,192円で、照正組・オリジン建設・大匠アーキプロ共同企業体請負代表者、株式会社照正組 代表取締役 照屋義実が落札し、平成30年1月9日付けで仮契約を締結いたしました。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。  続きまして、議案第59号、市道の路線認定及び廃止について、提案理由をご説明申し上げます。  本案は、市道の路線の認定及び廃止を行うため、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定に基づき、議会の議決を得る必要があるので提出するものでございます。  認定する路線は、石嶺64号、具志73号、三原識名線、識名28号、識名29号であります。  廃止する路線は、上間三原線、識名東線であります。  初めに、石嶺64号の路線認定についてご説明します。  石嶺64号につきましては、石嶺市営住宅建替事業開発行為に伴い、道路の帰属のため市道の路線認定を行うものであります。  次に、具志73号につきましては、都市基盤整備に伴い、市道の路線認定を行うものであります。  次に、県道真地久茂地線街路事業に伴い、上間三原線、識名東線を廃止し、三原識名線、識名28号、識名29号の市道の路線認定を行うものであります。  よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○翁長俊英 議長   以上で、提案理由の説明は終わりました。 ○翁長俊英 議長   この際、諸般の報告を行います。  まず、市長から、去る12月定例会において採択された陳情の処理経過及び結果報告書の提出がありましたので、タブレット端末へ配信いたしました。  また、監査委員から、平成29年度定期監査(工事監査)について、また、水道事業会計、下水道事業会計及び一般会計・特別会計の平成29年度12月分の例月現金出納検査結果についての報告書が、議長あてに届いておりましたので、ご報告いたします。
     次に、代表質問発言通告書の提出期限についてでございます。  まず、来週2月19日・月曜日に割り当てられたニライ、日本共産党の発言通告書の提出期限につきましては、明日、2月14日・水曜日でございます。  また、来週2月20日・火曜日に割り当てられた自民党、公明党、なはの翼f協働、維新・無所属の会及び無所属の会の発言通告書の提出期限につきましては、2月15日・木曜日でございます。  いずれも、午後2時までに提出をお願いいたします。 ○翁長俊英 議長   最後に申し上げます。2月21日・水曜日から行われます一般質問の発言順位の抽選を、本会議終了後、事務局において行いますので、ご協力をお願いいたします。  これで、諸般の報告を終わります。 ○翁長俊英 議長   以上で本日の日程は、すべて終了いたしました。  次回は、2月19日・月曜日、午前10時に本会議を開き、代表質問を行います。 ○翁長俊英 議長   本日は、これにて散会いたします。  イッペー ニフェーデービル。ありがとうございました。            (午後0時19分 散会) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成30年(2018年)2月13日     議  長  翁 長 俊 英     署名議員  當 間 安 則     署名議員  新 崎 進 也...