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  1. 那覇市議会 2017-09-19
    平成 29年(2017年) 9月19日厚生経済常任委員会(厚生経済分科会)−09月19日-01号


    取得元: 那覇市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-01
    平成 29年(2017年) 9月19日厚生経済常任委員会厚生経済分科会)−09月19日-01号平成29年 9月19日厚生経済常任委員会厚生経済分科会厚生経済常任委員会厚生経済分科会)記録                        平成29年(2017年)9月19日(火) ─────────────────────────────────────── ●開催日時  平成29年(2017年)9月19日 火曜日 開会 午前10時                    閉会 午後4時 ─────────────────────────────────────── ●場所  厚生経済委員会室 ─────────────────────────────────────── ●会議に付した事件  分科会  1 議案審査    認定第1号 平成28年度那覇市一般会計歳入歳出決算中関係分  2 議員間討議  常任委員会  1 陳情審査  (1)陳情第1号 「虎瀬公園」の名称を「虎頭山の御殿公園」に改称し、「佐藤惣之助の詩碑」を現在ある場所に残すとともに、同公園と同詩碑を那覇市の文化財に指定することについて
     (2)陳情第3号 「佐藤惣之助詩歌碑」の移設に関することについて  2 議員間討議 ─────────────────────────────────────── ●出席委員  委 員 長 平 良 識 子   副委員長 大 城 幼 子  委  員 上 原 安 夫   委  員 小波津   潮  委  員 前 田 千 尋   委  員 野 原 嘉 孝  委  員 宮 平 のり子   委  員 上 里 直 司  委  員 大 山 孝 夫   委  員 奥 間   亮 ─────────────────────────────────────── ●説明のため出席した者の職、氏名  渡慶次 一 司 市民文化部副部長  当 山 浩 子 参事兼ハイサイ市民課長  石 川   修 ハイサイ市民課担当副参事  上 原 り か ハイサイ市民課担当副参事  末 吉 正 睦 ハイサイ市民課真和志支所長  我那覇 明 美 ハイサイ市民課首里支所長  高 良 淳 男 ハイサイ市民課小禄支所長  又 吉   弘 まちづくり協働推進課長  池 原 興 春 まちづくり協働推進課副参事  座 安 まり子 市民生活安全課長  新 垣 和 彦 文化振興課長  山 里   実 文化振興課新市民会館建設室長  岸 本   修 文化財課長  島     弘 文化財課副参事  上 原   克 公園管理課長 ─────────────────────────────────────── ●職務のため出席した事務局職員の職、氏名  波 平   治 次長  比 嘉 昭 夫 議事管理課主幹  中 本 順 也 調査法制課主幹 ───────────────────────────────────────                               (午前10時 開会) ○委員長(平良識子)  おはようございます。  委員会を開会する前に、本日の出欠状況についてご報告を申し上げます。  委員会定数10人中、出席10人となっております。  以上、ご報告申し上げます。 ○委員長(平良識子)  それでは、定足数に達しておりますので、ただいまより本日の厚生経済分科会を開会いたします。  本日は、決算議案の審査で、市民文化部関係分となります。  これより審査に入ります。  休憩いたします。                  (休憩中に答弁者入室) ○委員長(平良識子)  再開いたします。  初めに、認定第1号、平成28年度那覇市一般会計歳入歳出決算中、ハイサイ市民課関係分を議題といたします。  それでは、当局の説明を求めます。  当山浩子参事兼ハイサイ市民課長、説明をお願いいたします。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  ハイタイ。おはようございます。ハイサイ市民課の当山でございます。  それでは、平成28年度那覇市一般会計歳入歳出決算書中市民文化部ハイサイ市民課分についてご説明いたします。  お手元の平成28年度一般会計歳入歳出決算説明書により、歳入・歳出とも規模の大きな費目を中心にその概要を説明いたします。1,000円以下は切り捨ててご説明いたします。よろしくお願いします。  まず、歳入について、説明資料1ページ、決算書は57ページをご覧ください。  説明書の下の段、手数料、第1細節証明手数料につきましては、小禄、真和志、首里3支所、銘刈証明発行の窓口及び平成28年12月末で終了となった自動交付機6台と、平成28年10月から開始したマイナンバーカードによる、コンビニで発行する所得、資産、納税等の各種税証明の手数料でございます。予算現額1,287万円に対し、実績として1,377万円の収入がありました。  次の下のほうに続きます。第1細節条例に基づく手数料については、本庁、3支所、銘刈証明発行センターの窓口及び自動交付機及びコンビニで発行する住民票や印鑑証明書、戸籍謄本等の証明手数料でございます。予算現額1億3,748万円に対し、実績として1億4,296万円の収入がありました。  続きまして、説明資料2ページ中段のほう、決算書66ページをご覧ください。  こちらのほうでは、個人番号カード交付事務費補助金個人番号カード交付事業費補助金についてご説明いたします。まず、個人番号カード交付事務費補助金は、マイナンバー制度を円滑に導入するため、市町村におけるカードの交付事務に係る補助金でございます。窓口交付のための人件費や業務委託料が補助の対象となります。マイナンバーカードの交付枚数に応じて算定された金額と補助対象分に係る実際の支出額を比較して、少ないほうの額が補助額となります。平成28年度は予算現額1,551万円計上し、1,918万円の収入となっています。  次に、個人番号カード交付事業費補助金につきましては、これは各市町村が地方公共団体情報システム機構J-LIS(ジェイリス)へ委任している通知カードやマイナンバーカードの作成、発送などに係る経費として、市町村がJ-LISへ支払う交付金に係る補助金でございます。補助対象分については、補助率10割となっております。予算現額は、国からの交付通知に基づき9月に補正増額し、1億537万円を計上しておりましたが、事業実績として4,911万円の収入がありました。  次に、説明資料3ページ上段、決算書72ページをご覧ください。こちらは第1細節国民年金事務費について説明いたします。  国民年金事務費については、法定受託事務である国民年金受給のための各種届出、裁定請求や年金保険料の免除申請についての受付、相談業務の実施に要した経費、並びに加入期間の確認など、その他相談業務や年2回の年金だよりの発行など、連携協力事務に要した経費に対する事務費交付金でございます。予算現額9,935万円に対し、9,133万円の収入がありました。  続きまして、歳出についてご説明いたします。  説明資料5ページの2段目、決算書は124ページをご覧ください。こちらのほうでは、個人番号カード交付事業につきまして説明いたします。  この事業の主なものといたしましては、マイナンバーカード交付業務などに対応するための、この資料でいきますと、7節臨時職員賃金として、予算現額2,366万円に対し、2,134万円。  13節のコールセンター及び交付関連事務の業務委託料として、予算現額5,181万円に対して、5,085万円の支出。  そして、歳入でもご説明いたしました19節については、J-LISへの個人番号カード関連事務の委任に係る交付金として、予算では1億536万円に対して、5,070万円の支出がありました。  次に、説明資料6ページ上段、決算書は124ページをご覧ください。こちらのほうは、事業としてはコンビニ交付事業について説明いたします。  この事業は、平成28年10月からマイナンバーカード活用の一環として、コンビニ交付事業が開始となりました。主な歳出予算として、13節の業務委託料、予算現額175万9,000に対し、支出済額48万3,000円となっています。  次に、説明資料7ページ下の段、決算書137ページをご覧ください。一般事務費についてご説明します。  支出額の主なものとしては、住民異動届書などの内容や証明発行の際の審査業務、戸籍関連の届出審査業務等の非常勤職員の報酬として、予算現額3,279万円に対し、3,234万円の支出。臨時職員の賃金として、予算現額1,231万円に対し、1,118万円の支出。住民異動届などの入力、オペレーター業務委託料として、予算現額2,706万円に対し、2,706万円の支出となっております。  続きまして、説明資料9ページの上段、決算書は137ページをご覧ください。窓口業務外部委託事業について説明いたします。  この事業は、民間の有する専門性と柔軟性、ノウハウを生かし、質の高い市民サービスの提供と行政コストの節減を図ることを目的に、平成25年2月より実施している事業でございます。業務委託料として1億927万円委託し、その金額が主な支出となっています。  最後に、9ページの下の段、国民年金事務費について説明いたします。  この事業につきましては、歳入の際にご説明いたしました国民年金関係事務の実施に要した経費となります。主なものといたしましては、免除申請の受付や相談業務を行う非常勤職員や臨時職員の人件費といたしまして、それぞれの支出額が1,840万円と、それから631万円の支出がございました。また、周知のための国民年金だよりの印刷製本費として、255万円の支出がございました。  以上が平成28年度、ハイサイ市民課分の歳入歳出決算についてのご説明でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長(平良識子)  これより質疑に入ります。  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  9ページの上のほうの13節の細節1の業務委託料、那覇市役所の市民課の窓口が民間委託になってからのことだと思うんですけれども、これは始まってからとこの間の予算の推移といいますか、決算の推移というか、わかるだけでいいですので、お願いします。 ○委員長(平良識子)  石川修担当副参事。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  お答えいたします。  始まったのが平成25年2月12日から平成27年8月31日で、これが最初の契約でございます。その次に、平成27年9月1日から平成30年10月31日までが、今現在の契約の期間でございます。  あと、申しわけございません。契約金額につきましては、この複数年の契約額しか今はわかりませんけれども。 ◆委員(宮平のり子)  通年。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  通年ですか。  お調べしてという形でよろしいですか。 ◆委員(宮平のり子)  そうですね。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  よろしいですか、申しわけないです。 ○委員長(平良識子)  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  県内では、非常に突出して那覇市が大きく民間委託に職員が直営でやっているところをしたということで、いろいろと議論もあったんですけれども、直でやっているときよりも、例えば、経費的に落ちているのか、そういった特徴のところを、何のために民間委託をして、これから向かう先はどうなのかというところを教えてください。 ○委員長(平良識子)
     石川修副参事。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  ちょっと休憩お願いできますか。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  石川修副参事。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  当初、費用対効果の面で導入する場合には、おっしゃいますように、職員がやった場合と委託した場合、当初は検証して、やはり確実に費用が落ちて、民間のサービスの持っているノウハウを使えるということで推進したところでございます。  将来につきましては、やはり私たちのほうは、こういったことを実行している側なんですけれども、将来そのまま続けるか、そうではないかというのは、今、判断をいたしかねますので、もう少し企画財務とか、少し上の段階の判断になるのではないかなと思います。  以上です。 ◆委員(宮平のり子)  ありがとうございました。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑。  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  私も今この窓口業務外部委託事業ですか、ちょっと聞こうと思っていたので、引き続き質問したいと思うんですけれども、3年間の契約がされて2年間が終わって、1年ずつ決算がありますので、その都度どれぐらいの効果があったかというのは、このアンケートのところにも出ているんですけれども、もともと那覇市の窓口業務は、確か90%以上の満足度があって、好感が高かった場所だと思うんですけれども、その中で、市民からの声というのは、繁忙期、特に待ち時間がすごく大変だったというところでは、これが改善されたのかどうか、決算でわかるのかどうかを教えてほしいですけど、この2年間が終わったので、そういったところが、満足度につながっているかどうかわからないので、改善のところというのは、そういうのができているのかどうか。委託業務事業なので、それがちゃんと反映されているのかどうか、私たちは見ないといけないと思うんですよね。その辺はわかる範囲でいいんですけども、対応する職員が委託業務になって、増えていると思うんですけれども、その辺の様子とかも教えていただけますか。 ○委員長(平良識子)  石川修副参事。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  確かに、平常のときと3月、4月のいわゆる繁忙期というときには、委託業者さんのほうが、やはりプラス何名かを増員して、その柔軟性でもって対応していただいております。また、土日をあけることによって、別の次の平日に少しお客さんが平準化されるということも効果がありますので、効果は出ていると思います。  以上です。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  効果は出ているんですけれども、大体、どのぐらいの時間がどのぐらいに短縮されたというところまでは、まだわからないんですね。 ○委員長(平良識子)  石川修副参事。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  すみません、ちょっとその時間帯については、具体的に数字をとっているわけではありませんけれども、やはり体感的に審査に入りますので、その辺は短くなっているのかなという感じはします。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  ちょっと体感的にと言われもわからないんです、正直。なので、私たちは、先ほど宮平委員からも、なぜこの質問があるかというと、やっぱり窓口事業の外部委託事業というのが、契約としては2回目のことですけれども、ちゃんと3年間やるのは初めてなので、それが本当にどうなのかというのを見ないといけないときに、決算ってとても大切だと思うんですよね。今、このお金の出し入れだけじゃなくて、皆さんがよく費用対効果だとか、いろんなものがどんなふうにあらわれているのかなというのは、市民の声だとか、実際にどういうふうに業務が改善されて、窓口の対応が変わってきたのかというのもないといけないことだと思うので、今後、その比較ができるような調査というのを現場でもしっかりしていかないといけないと思います。  ぜひ、それをやっていきながら、今回は3年目なので、契約が終わる年になりますから、29年度は。それをちゃんと示せるような数字を出していただきたいなと思って、これは要望としていきたいと思います。  あと、ちょっと同じことなのかもしれないんですけれども、結局、予算残額が残るというのは、これは通常のことなんですか。何か100%使い切るのかなって、予算現額、支出済額とあるので、75万1,000円の差は何だったのかを教えてください。業務委託料の。 ◎ハイサイ市民課担当副参事(石川修)  今のところは751円ですよね。 ◆委員(前田千尋)  751円か、1,000円じゃないんですね。じゃいいです。わかりました。ありがとうございます。  もう1つあったな、何だったかな。 ○委員長(平良識子)  先ほどの要望に対してですよね。 ◆委員(前田千尋)  はい。 ○委員長(平良識子)  当山浩子参事兼課長。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  先ほどの金額的なものをきちんと今お示しすることはできないんですが、業務委託に関しては。今、私たちはISOの市民満足度というところで、この業務委託に関して調査アンケートをとっているところなんです。それによると、平成28年度は94.5%、かなり高い数字になっています。平成24年からのデータしか今は持っていないんですが、平成24年は93.8%市民満足度があって、そこから少しずつ上がっていって、平成28年は94.5%になっています。ただ、27年度は94.6%ということで、28年度は0.1%下がったんですけれども、そこは多分、マイナンバー関係のことで、すごく窓口が混乱したということがあらわれているのかなというふうに思っています。  あと、民間委託に関して、職員の満足度を別にとっておりますが、これも年々高くなっておりまして、平成28年度は、職員から業者への委託に対する満足度93.6%というふうになっています。  こういう形で委託に関しての信用というか、そういうのがアンケート調査から、私たちは把握をしているところでございます。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  わかりました。  職員との連携というのが本当に一番大切だと思いますし、今までやっぱり職員の皆さんが市民と接しながら、本当に声を聞いて、職員自身も育てていくというところだったとお聞きしておりますので、その辺の職員の満足度が高まればいいと思いますけれども、それにかわるような職員の育成の仕方というのもいろいろ出てくるのかなと思いますけれども、3年目ですので、もう一度、ぜひ、これプラス、先ほど言った時間だとか数字だとかいろいろ出していただきたいなと思っていますので、頑張ってください。  以上です。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  確認だけさせてください。  5ページの19節のマイナンバーカードの通知の件の、予算執行率が低いというのは、申込数に対して発行が間に合わなかったということの理解でよろしいんでしょうか。ほかにも理由がありますか。  3万2,000件余りの申請があって、1万9,000件しか年度内に発行が間に合わなかったということでいいのかな。政策説明資料には数字は一応、出ておりますけれども。  僕らがもらった政策説明資料は35ページ。 ◆委員(奥間亮)  申請数と交付数との違い。 ◆委員(野原嘉孝)  というだけの話なのかという、単純な話だと思うんですけれども。 ○委員長(平良識子)  当山浩子参事兼課長。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  今回、執行率が悪かった理由としましては、個人番号カードの交付関連事務の委任先であるJ-LISに行う市町村からの交付金というのは10割補助で支払をしておりますが、この個人番号の交付事業が、当初は2,953万4,000円という形で当初予算を計上しておりました。その後、J-LISのほうから見込額通知というのが後で来まして、7,583万7,000円を増額して、予算額で1億5,537万円という形で、ちょっと当初予算が膨らみました。  しかし、マイナンバーカードの発行状況がシステムのエラーとかいろいろあって、発行状況が思ったより伸びなかったということと、平成28年10月から開始したマイナンバーカードを活用したコンビニ交付についても、当初の見込みをちょっと私たち、見込んでいた数字よりも大幅に下回る状況になったことと、それから、さらに昨年、自動交付機が12月末に、それから銘苅市民サービスセンターの廃止等がありました。マイナンバーカードがそれに伴って申請交付件数の実績増を見込んでおりましたが、微増にとどまったという結果、この5,465万6,000円という不用額が生じています。  ただ、本事業については、前半は申請がすごく多くて、予想できなかったということもございまして、3月までの実績見込みを予想することが困難だったために、補正減をすることが昨年はできませんでした。結果的には、大きな金額が執行残という形で残るような形になっておりますが、これが理由でございます。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  わかりました。  マイナンバーという形で、これは今現在じゃなくて、その28年度時点でもいいんですけれども、どれだけ発行されているという総数と、全体の中の何パーセントかというところをお願いします。 ○委員長(平良識子)  当山浩子参事兼課長。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  マイナンバーカードの申請件数と交付件数に関しましては、最新情報、J-LISからの情報なんですが、申請件数は累計3万6,009件、今現在11.1%の申請率になっています。交付件数につきましては、2万5,414件、現在7.8%になっています。県外の交付件数の交付率、県の平均は7.5%ですので、那覇市はその少し上をいっている状況になっています。また、中核市と比較した場合には、中核市は9.1%ですので、そこよりは少し低い交付率になっています。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  わかりました。  これは、申請に対して順次発行して3万6,009件にしていくということでよろしいんですか。 ○委員長(平良識子)  当山浩子参事兼課長。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  はい、そうでございます。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  わかりました。  以上です。
    ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  先ほどの野原委員の質疑にちょっと加えて質疑させていただきますが、中核市の平均よりは下回るけれども、県平均は少し上回るという説明でしたけれども、そもそも見込みとして、皆さんはどれくらい申請が来るのかなと、この今後の目標というか、見込みを立てていらっしゃいましたか。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  当山浩子参事兼課長。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  この事業につきましては、新規事業ということもあって、予測をすることがかなり難しい状況でございましたが、国のほうから、中核市の平均6.4%ということで指示がありまして、那覇市の人口でいきますと、この6.4%に対しては2万480人ぐらいの予定でございました。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  これは国からも受けている事業であるし、新しい新規事業だというのは重々承知はして質疑していますので。そうなると、国から言われている中核市の見込みというのはクリアしているということは、恐らく、住民、市民の皆さんにとってもある程度便利なものだという受けとめ方だと思うんです。これが6,000とおっしゃったじゃないですか。だから今後の那覇市がどれだけ交付をしていくかとか、そういう見込みというものについては、今はどういう状況なんですか。先ほどおっしゃったのは、約6,000強が増えたと説明がありましたので、今後、29年度はこれぐらい、30年度はこれぐらいというような目標、あるいは見込みみたいなものというのはお持ちなんでしょうか。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  ちょっと休憩お願いします。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  当山浩子参事兼課長。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  ことしのマイナンバーカードの申請件数は、目標値4万1,000件を予定しています。 ◆委員(上里直司)  全体、累計で。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  累計でございます。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  最後に、ここまで私は難しいことを言っているつもりはないんですけれども、市民の皆さんに申請をしてもらうと、そのために、皆さんが課題だなと思っていることってなんでしょうか。そこを教えていただけますか。 ○委員長(平良識子)  当山浩子参事兼課長。 ◎市民文化部参事ハイサイ市民課長(当山浩子)  なかなか今、申請状況が少しずつ伸び悩んでいるところがあります。私個人的にしても、申請に関しては、なかなかご自身で自宅のほうから、今はインターネットを使ったり、携帯電話と使っての申請ができるんですが、なかなかこれを1人では申請がやりづらいという部分もあります。  それと、このカードについてのきちんとした周知がまだ足りない部分があって、これがちょっと伸び悩んでいるのかなということがあって、今現在、市民課のほうでは、今後、市民に寄り添って、実際に窓口のほうで申請、実際には市民がJ-LISのほうに申請をして、その後、市町村が交付の事業をすることになっていますが、今後、申請に関しても、うちのほうでタブレットを活用して一緒に申請をしていく。そして、このマイナンバーカードの活用についての説明を丁寧にしていくということを今予定しています。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いいです。ありがとうございます。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。よろしいですか。                  (「進行」と言う者あり) ○委員長(平良識子)  ないようでありますので、本件についてはこの程度でとどめておきます。  休憩いたします。                 (休憩中に答弁者入れかえ) ○委員長(平良識子)  再開いたします。  次に、まちづくり協働推進課関係分を議題といたします。  又吉弘まちづくり協働推進課長、説明をお願いいたします。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  ハイサイ。まちづくり協働推進課の又吉と申します。よろしくお願いします。  それでは、平成28年度決算のうち、まちづくり協働推進課分についてご説明いたします。  初めに、まちづくり協働推進課では、昨年10月、小学校区コミュニティ推進基本方針を策定いたしまして、希薄化する地域コミュニティを再建するための新たな仕組みづくりとして、校区まちづくり協議会支援事業に鋭意取り組んでいるところでございます。  それでは、歳入、歳出の順に、その要点をご説明いたします。  まず、歳入についてご説明いたします。お配りしております市民文化部の説明資料12ページ下の段をご覧ください。  歳入予算現額1,488万1,000円に対し、収入済額1,504万5,858円となっており、16万4,858円の増となっております。  その主な原因は、説明資料11ページ、決算資料は52ページになります。  第13款使用料及び手数料、1節なは市民活動支援センター使用料、予算現額135万9,000円に対し、収入済額147万4,250円となっており、11万5,250円の増となっております。  また、2節なは市民協働プラザ目的外使用料、予算現額14万9,000円に対しまして、収入済額19万1,629円となっており、4万2,629円の増となっております。なお、なは市民活動支援センター使用料におきましては、未収金が2万4,000円ございます。  お手持ちの議会決算資料19ページをご覧ください。  これは、なは市民活動支援センターの貸事務室1室分の2カ月分の使用料の未納によるものでございますが、出納閉鎖期限内の5月31日までに納付ができなかったことによりまして生じたものでございます。なお、納付は、出納閉鎖期限の翌日、6月1日に入金されておりまして、平成29年度の歳入として処理されております。  続きまして、歳出についてご説明いたします。説明資料の20ページ下の段をご覧ください。  平成28年度現年度予算、歳出予算現額3億5,361万8,000円に対し、支出済額3億4,668万8,158円となっており、692万9,842円の残となっております。また、繰越明許、予算現額115万5,800円に対し、支出済額115万5,600円、200円の残となっております。  では、主なものをご説明いたします。説明資料の14ページ、決算の審査資料は124ページになります。説明資料の14ページ下の段、事業30協働によるまちづくり推進事業でございます。  予算現額581万3,600円に対しまして、支出済額574万6,624円で執行率98.8%となっております。この事業は、市民主体の協働によるまちづくりを推進し、協働の輪を広げる、那覇市協働大使の委嘱、また、協働大使で構成される市民組織、那覇市協働によるまちづくり推進協議会の活動を後押しするための補助金を交付する事業が主な内容でございます。  当課におきましては、協働大使委嘱者の年間目標を80人に設定し、その委嘱式を3回に分けて実施することを目標としておりました。その結果、80人の大使の委嘱目標を達成しつつ、3回の予定されていた委嘱式も2回で済んだことによって、支出を抑えることができたことによる予算残となっております。  次に、15ページのほうをご覧ください。決算資料は124ページでございます。  事業36校区まちづくり協議会支援事業、予算現額472万3,000円に対しまして、支出済額413万9,433円で執行率87.6%となっております。  この事業は、小学校区内で活動する自治会やPTCA及び地域で活動する個人、企業、事業所等、地域の全ての方々で構成する団体が合意形成を図った上で、主体的に校区まちづくり協議会を設立できるよう、アドバイスや助言等の人的支援や設立された当該協議会に対し補助金を交付する事業で、実績による不用となっております。  次に、説明資料の20ページ上の段、決算資料は134ページになります。  事業01那覇市協働によるまちづくり推進基金積立金、予算現額1億9,983万6,000円に対し、支出済額1億9,983万5,214円で100%の執行率となっております。  この事業は、本市が進める協働によるまちづくりを推進するために財源を確保することで、柔軟かつスピード感を持って事業を実施することを目的として、平成23年度に1億円を積み立て創設された基金でございます。平成29年度末には、当該基金が底をつくことが予測されたことから、今回、28年度に新たに積み上げをしたものでございます。  最後に、20ページ中段、決算資料129ページでございます。  繰越明許、事業07くもじ地域自治会等(活動拠点)支援事業、予算現額115万5,800円に対し、支出済額115万5,600円で執行率100%となっております。  この事業は、旧久茂地小学校運動場管理仮設事務所分プレハブ解体撤去費用でございます。これは、くもじ地域自治会が活動拠点としていたプレハブ事務所の使用が平成27年度から28年度に延長されたことを受けて繰り越したもので、ことし3月にプレハブ事務所の解体を終了しております。  以上がまちづくり協働推進課関係分でございます。  ご審査のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長(平良識子)  これより質疑に入ります。いかがですか。  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  最後のくもじ地域自治会活動、これはプレハブの撤去費用ということだったんですけれども、撤去したらなくなって使用するところはないわけです。今現在、いっぱい団体、政策説明資料ではたくさん、デイサービスとか盛鶴保存会とか、いろんな形で利用していたと思うんですけれども、それはちゃんとスライドして宛がって新しい場所ができるまで、ちゃんと宛がって相談してきたということでよろしいんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  くもじ自治会につきましては、このプレハブが撤去された後もいろんな活動をされていますので、その集会所機能を有した貸事務所とか、そういったものを地域内であるかということで探していました。実は、私ども自治会に対する補助事業の中で、自前の集会所がない自治会に対しては、アパートとかを借りた場合に家賃の一部を補助する制度がございます。その制度で対応することを想定して、くもじ自治会のほうと調整しておりましたけれども、なかなか区域内に適当な事務所が見つからなかったということがございました。  これを受けまして、私どものほうが、那覇小学校の地域連携室を使えないものかということで相談をしたところ、あいている時間には十分お使いくださいということを受けまして、そこを紹介して、くもじ自治会のほうはそこを活用しているというのが今の現状でございます。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  久茂地の皆さんが一番難儀してきて、本当に地域活動コミュニティの拠点がないということで、今回、新市民会館のスケジュールからして、プレハブを壊さなくちゃいけなくなったというのは理解できるんですけれども、もっと地域の皆さんの意見を聞いて、平成30年はまた新しいコミュニティの建物ができるということなんですが、1年間そのまま、はい、どうぞという感じで、そのまま皆さんの現場の苦労をやっているという形になっていますが、補助に関しても、またいろんな相談に関しても、いろんな狭いところで、今はデイサービスも大変な思いをしながらやっていると、早く完成できませんかというような現場からの声もありますので、そういった声を受けとめていただいて、まちづくりの事業は早目早目にしていただくように頑張っていただきたいと思います。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  今おっしゃるとおりでございまして、実は、今、くもじ地域自治体はプレハブに旗頭とかいろんな備品がございました。今は集会所がなくなって置き場所がないという相談を受けて、実は私どもは、プラザの事務所の中に置けるスペースがございましたので、そこで今、集会所ができるまでは預かっている状況で、一応、その辺につきましては、寄り添った支援を今後とも引き続き行っていきたいと思っています。 ◆委員(野原嘉孝)
     ありがとうございます。よろしくお願いします。  以上です。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  私も久茂地のところで、今、活動するものをプラザのほうに置けたということは、職員の皆さんが本当に地域の皆さんの声をどうしようかなと解決するために出されたことだと思うんですけれども、市民会館、新文化芸術発信拠点施設の計画の中でプレハブを3月に撤去ということだったんですけれども、本当はもう少し延ばしてもよかったのかなと思いました。地域の皆さんが、今、活動拠点がなかなかなくて、那覇小学校にたまたまあったからよかったけれども、本当にそれがなかったらどうしたのかなという声も聞こえていましたので、今回、緑ヶ丘公園のほうにいよいよ地域の拠点となる場所があるので、本当によかったなと思うんですけれども、このプレハブの拠点、プレハブをつくった、今回は撤去費用ですけれども、これをつくった効果ってとても大きかったと思うんです。  その辺のことを、活用についてはいろいろ書かれていましたけれども、やっぱりこの地域になくてはならないものだったんじゃないかなと思うので、少し関連しているんですけれども、そこのほうを教えてください。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  今、前田委員がおっしゃいましたように、このくもじ自治会につきましては、単なる自治会活動だけではなくて、いろんな地域のデイサービスだったりとか、民児協関連だったりとか、あるいはお子さんのいろんな見守り活動とかもやっています。本当に地域が抱える問題を自治会が受けて、いろいろな活動をしていることに対しまして、私たちまち協のほうもできるだけの支援をしていきたいということです。  これまでもいろいろと相談に乗ったり、一部できないこともございましたけれども、できるだけ今後とも地域の要望を受けて、できる限りの支援をしていきたいと思っています。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  先ほど野原委員のところで、那覇小学校の活動の拠点を今やっていると言っていたんですけれども、緑ヶ丘公園で拠点施設ができた場合は、那覇小学校は使えないですか、併用して使えるんですか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  那覇小学校に限らず、各小学校内の地域連携施設につきましては、地域の自治会等、そういったコミュニティ施設としても使う機能も有していることから、拠点ができたからといって使えないということではないと考えています。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  まちづくり協働推進課の皆さんにおきましては、本当に地域の皆さんの声を聞いていただく場所となっていますので、引き続き、緑ヶ丘公園内に、あそこはこどもみらい部と一緒に連携してやられていると思いますけれども、引き続き様子を見ながら、本当に地域の活動を見守っていただきながら、声を聞いていただきたいなと思います。頑張ってください。 ○委員長(平良識子)  ほかに。  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  以前に、牧志のテンブス館のほうに事務所がありましたが、そこが移ったのが市民協働プラザになっていると思うんですけれども、そこで、19ページの市民協働プラザ施設管理運営費の業務委託料、このことについて、例えば業務委託先であるとか、活動の内容であるとかというところを教えてください。 ○委員長(平良識子)  池原興春副参事。 ◎まちづくり協働推進課副参事(池原興春)  お答えいたします。  委託料については、消防保守設備点検とか、清掃、警備とか、10種類契約しておりまして、消防設備保守点検については、沖縄ニッタン株式会社、清掃につきましては有限会社近代とか、警備につきましては有限会社沖縄埠頭警備保障会社とか、そういった形で契約を交わして執行しているところでございます。 ○委員長(平良識子)  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  この3,100万円の内訳が10通りぐらい契約先があるということなんですね。一番大きい、例えば管理運営というか、市民協働プラザの清掃とか消防とか警備とか、そのほかの本来のというところはどこになるんですか。今、3つぐらい、警備と清掃とか3つぐらいは伺ったんですけれども、市民協働プラザの管理運営というのは、本来のというか。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  それでは、市民活動センターの管理運営の業務委託料というか、その管理運営がどのような形態であるのか、そこのところを教えてください。 ○委員長(平良識子)  池原興春副参事。 ◎まちづくり協働推進課副参事(池原興春)  お答えいたします。  こちらについては、センター管理運営は、平成28年度、去年度から、従来は指定管理でありましたけれども、直営に変わりました。去年度からです。それで、直営に移行して初めてなものですから、自分たちで施設管理運営をすることについては。それで整理把握に時間を要しまして。その委託料については、講座を外部に委託するという形で当初予定しておりましたけれども、先ほど申し上げましたような形で、業務の煩雑さに追われて業務委託ができなかったということで、執行は27万2,000円となっております。 ○委員長(平良識子)  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  ありがとうございます。  執行が例えば23%ということで、外部委託で講師を呼んで講座をしたいということがなかなかはかどらなかったということがわかったんですけれども、例えば、これは決算では確かにあるんですけれども、その後、29年度とか、どのような経緯になっているか教えてください。 ○委員長(平良識子)  池原興春副参事。 ◎まちづくり協働推進課副参事(池原興春)  29年度、今年度も同じような形で、今進めております。 ○委員長(平良識子)  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  ありがとうございました。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑。  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  16ページの地域(防災)案内付き掲示板設置改修補助事業、一括交付金で最終年度だったと思うんですけれども、政策説明資料などでもまとめてやられていますけれども、これは、各自治体が自分の地域の掲示板のリニューアルだとか、新たな設置だったと思うんですけれども、要望に叶えることができたのかというところをまず1点教えてください。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  お答えします。  今、前田委員がおっしゃいましたとおり、一括交付金を活用して行った掲示板設置事業でございました。那覇市の場合は、28年度当時は158自治会の連絡事務委託を行っていますけれども、その8割に当たります124自治会が一括交付金を活用した掲示板設置をしておりまして、それからすると、自治会の声を聞けたのかなと思っています。ただ、残りの手が挙がらなかった自治会に関しましては、やっぱり掲示板は大体10万円から20万円とか、高いもので30万円とか、そういった形でどうしても費用が高うございます。それで、例えば1基設置するのがやっととか、なかなか設置ができないとか、どうしても補助金という性格上、自分たちの持ち分が出ますので、それをなかなか捻出できないという自治会は手が挙がらなかったところなのかなというふうに考えています。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  那覇市内を回っていると、私は壺屋に住んでいるので、壺屋はきれいにリニューアルされたものとかありましたけど、ほかのところだと自治会が小さなところだとか、今おっしゃったように持ち分が出せないのかなと思って、やっぱり古いままだったりとかするところあるんですよね。そもそもの目的というのは、防災の観点からも避難場所だとかいろいろ掲示するわけですよね。その2割が自分たちの、1割ですか、補助が9だから、出せないところへの補助ってもう少し何とかならなかったのかなという思いもあって、今後、一括交付金は終わりますけど、こうした今、自治会自体の組織率も少ないじゃないですか。自治会自体もどんなふうにつくっていくのかという中で、やはりこういった細かいところなんですけども、お金がなかなかないところにはもう少し、1つ工夫をしながら支援していただきたいなと思ったので、これをやりました。  2割のところがなかなか自治会が手を挙げられなかったというのが課題だと思うので、また何かしらの手立てを考えていただきたいと思いましたので、聞いてみました。以上です。頑張ってください。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑。  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  先ほどあった、なは市民協働プラザが指定管理から直営になった理由、簡単でいいので理由と、その費用面でどっちのほうがよかったのか、教えてもらっていいですか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  理由につきましては単純なんですけども、指定管理者を募ったところ手が上がらなかったということを受けての直営でございます。  よく議会でも質問を受けたことが、今後、指定管理者につきましては導入するのか直営で行くのかっていうことで、よく質問がございました。費用対効果等を勘案してということで当初は考えていたんですけども、市民活用支援センターのほうが、市の重要施策として位置づけられています人材データバンク事業を持っています。そういったことから、市の重要施策を位置づけられている市民活用支援センターという機能からすると、当面は直営で運営していく方が望ましいということで、直営ということで判断しております。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  そもそもの指定管理の業務の内容を委託するかどうかを別に市がやってもいいと思うんですけど、ただ施設の維持管理については、僕は指定管理を入れたほうがまだ安いかどうかはわからないんですけど、そこの事業と切り分けないといけないかなと思うんですけど、どうですかね。  もし答えられなかったら後日に、先ほどの説明だと足りないのかなと。その事業の内容については、市が重要案件ならやりますと、ただ建物施設管理については、例えば指定管理を募ります、入札入らないかもしれないんですけども、例えば税金のほう、維持管理費を下げていかないといけないのかなと思いますので、僕もこの運営自体がどこまで切り分けているのかわかりませんので、ご検討いただきたいというところであります。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  今の大山委員がおっしゃいましたように管理部門については、業者のほうに委託はできないものかということで、今、検討をしているところでございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)
     ありがとうございます。修繕費なんですけども、30万に対して99.2ということで、29万、ほぼフルで使っているんですけども、僕も自衛隊のときにあったんですけども、予算がぎりぎりだから直したいのに直せないとあったんですよ。だから実際のところでいうと、直せているのか、修繕費が足りているのか、足りていないのかというのはわかりますか。 ○委員長(平良識子)  池原興春副参事。 ◎まちづくり協働推進課副参事(池原興春)  お答えいたします。  今の件について、平成15年の建物なんですね、それを平成27年に改修して造っておりまして、改修をしたとはいっても、あちこち傷んだところもまだございますので、修繕は予算内で今回は執行しておりますが、いろいろまだ修理するところがあるのは事実でございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。市民プラザの件は以上でいいです。  あと、市と提携している158の自治会に広報等というところで、具体的にどういうことをやっているのか、簡単でいいので説明してもらっていいですか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  那覇市はいろんな部局が、いろんな事業をやっている中で地域に周知をする際に、自治会の定例会を活用してございます。例えば、那覇市は158の自治会が本庁・真和志・首里・小禄・市営住宅、5つの支部に分かれて、毎月定例会を行っていましてその定例会の場で、各部局課が事業のお知らせ、あるいはご協力を呼びかけているということで、そういった活用の仕方をしています。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。地域の人が入りにくいということで、こちらもある程度、何らかの形で補助といったらおかしいですけど、やることは大変いいとは思うんですけども、それの件と、もう1つが自治会長連合事業補助交付金とかいうので、政策説明資料のほうにあると思うんですけども、26ページのです。273万5,000円。  自治会関係については、ある程度その地区のことは地区の融通をきかせたりとかいろいろあると思うんですけども、任せるのはわかるんですけども、これに対する市としての監査とか指導というのはやっているんですかね。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  今の自治会長連合会に対して、那覇市は補助金を入れてございます。それに対しましては、毎年度末に実績報告書を提出していただきまして、予算が適正に執行されているかどうか確認をして、清算をして処理をしているというところでございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  開示請求をすれば、一応、金額の内訳とか、内容とか、議事録とかは公表できるということでよろしいでしょうか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  実績報告時には、決算式用も添付して提出していただいていますので、その辺は開示できるものと考えております。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  この中で、できれば自治会の加入率が低いとあれば、市としてほかの加入率が高い他県でもいいので、その自治会の勧誘と言ったらおかしいですけど、入れ方であったりとかいうのを併せて指導じゃないですけども、こういうふうにやったらどうですかというのを説明をしてもらわないと、防災のパネルもそうですけど、地域のコミュニティというのは強くならないので、市としてそれを単体の自治体にお願いするのはなかなか難しいと思いますので、市として情報収集をして、決算が出たときにこういうのは新しい予算をつけてくださいとかいうふうに指導したほうがいいのかなというふうに、ちょっと思いました。以上でOKです。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑ございませんか。  上里直司委員 ◆委員(上里直司)  15ページの校区まちづくり協議会支援事業についてお尋ねいたします。  主要施策の説明書にもあらかたこの事業の説明が書いていますが、「平成28年度末6校区において協議会が設立されており」とありましたけれども、この補助金325万2,556円というのは、この6校区に支給されたということなんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  市内36小学校区がございまして、今その協議会が立ち上がっているのが6校区でございます。  協議会に対しましては、50万6,600円の補助金を入れてございます。  今後は毎年3校程度公募しながら、協議会の立ち上げ支援を行っていくということで、現在は6校区で、去る8月の上旬に、小禄南と城西のほうで協議会を目指した準備会が今、立ち上がってございますので、その2校が協議会として格上げした際には補助金を交付するということになろうかと思っております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員 ◆委員(上里直司)  主に、実績ベースで結構なんですけども、補助金の使途はどういうものなんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  主に、校区が、まちづくり協議会が活動されている事業の補助が主でございます。  既存の6校区を例に言いますと、各6校区とも地域の課題に特化した活動をされています。例えば例で申しますと、若狭とかは一番低地帯で、地震とか来た場合にはすぐ津波の被害が拡大する恐れがあるということで、避難訓練を主にやっていたり、バースがございますので外国から受け入れるお客さんが最初に目にする地域ということで、環境美化活動に力を入れてございます。  それと逆なのが、銘苅小学校区も防災に力を入れているんですけども、あちらは逆に高台ということで地震があったら、津波が来たら、逆に避難者が来るだろうと。その受け入れをどうするかという勉強会を主にやっているとお聞きしております。  さらには仲井真というのはもともと国場川こいのぼりまつりとか、地域に特化した事業に力を入れているところとか、それなりに6校区ともそれぞれが地域の課題あるいは目的に応じて、事業も別々にやっているところでございます。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員 ◆委員(上里直司)  ありがとうございます。28年度の実績をご紹介いただきましたけども、29年度も同様にこの6校区が補助金を受ける団体として登録されているんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  協議会として一度認定すると、毎年要綱の中で決められた範囲で補助金を交付してございますので、例えば、今の6校区が廃止しない限りは、毎年度予算を計上して補助金を入れてございます。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員 ◆委員(上里直司)  防災の活動を通じて、コミュニティの結束を図っていくということもいいでしょうし、期待をしていきたい事業なんですけれども、やっぱりコーディネーターの存在は非常に大事なんだと、これは上原仙子議員も代表質問で指摘されていました。そういう意味では職員の皆さん随分ご検討されているんですけど、増やすにあたっての職員の負荷がかからないようにというか、もっと頑張れるように予算をしっかり要求するなどして取り組んでいただければなと思うんですけども、最後にそのお答えいただけますか。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  お答えします。今おっしゃいましたように、小禄南と城西が協議会を立ち上げる準備会として手を挙げております。私どもそれぞれの区域にこれまで10回程度入りまして事業説明をしたり、去った土曜日には城西のほうでワークショップがございまして、そこの支援という形で、ワークショップの中で職員が1グループに1人張りつけてフォローをしたという経緯がございまして、協議会の立ち上げの前からそういう支援をしているところでございます。  また、協議会が立ち上がった後は校区に1人担当職員を張りつけまして、毎月の運営委員会だったり、地域のイベントだったり事業に協力していくという体制を整えてございますけども、この議会でもございましたように、校区が増えていけばその分私ども職員が必要だと思っていますんで、その辺は適正な職員定数につきましては、今後も要求してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑ございませんか。  奥間亮委員 ◆委員(奥間亮)  協働のまちづくりなんですが、28年度の実績も決算も確認した上で、協働大学院は協働大学を卒業して、あるいはいろんな人が集まって、さらにその磨きをかけてやるという理念でやっていらっしゃるのはいいなと思います。ただもう1つは、私自身が感じているのは、協働のまちづくり自体を知らない市民の皆さんはもっともっといらっしゃいますので、広げていく部分も同時並行で必要だと思っているんですけど、前は協働大学というのがあって、今は大学院になっているわけですけれども、その辺の広がりの部分について、28年度の取り組みもそうですけど、今後も含めてどういった形でやられているのかというのを教えてください。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  補足させていただきますと、協働大学も大学院も同時で併設しております。大学は平成21年から立ち上げて、現在も開校しておりまして、大学院につきましては、その上級編として、平成27年度に開校しました。  これはやっぱり大学は、那覇のまちを知って楽しく人のつながりをつくることがメインでございました。その上級編として大学院は、昨年の実績で言えば第5次総計の市民案を作成したというような形で広がっておりますので、今後もそういった大学、大学院を継続して併設しながら、もっと市民のほうにもPRをしていきたいというふうに考えております。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員 ◆委員(奥間亮)  私も協働大学入ったんで、申し上げたかったのは、同時並行でやっていらっしゃるんですが、当時私も協働大学に入ったときに課題としてあったのが「同じ人たちが、メンバーが結構固定化していますよね」みたいな形があって、今の大学院にもつながっていると思うんですけども、もっと広がりが必要だと思っているんですよ。  それで、話はさっきの小学校区コミュニティになるんですけどね。小学校区コミュニティも今、大変な状況ということを私も存じ上げています。つまり簡単に言っても増やすというのは難しいですから、そしたらあと10年くらいかかるのかなとか、毎年3つですか公募していて、そしたらあと何年くらいかかるのかなというふうにも思っているのですが、その辺のコーディネーターも必要という中で、もっと増やすという、何かアイデアというか、協働のまちづくりも広げていく、小学校区コミュニティも増やしていくっていう中で、皆さんの中で28年度の取り組みも踏まえて、何かこれだというアイデアみたいなのはあるんですかね。 ○委員長(平良識子)  又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  例えば、校区まちづくり協議会に関しましては、実例としまして小禄南が手を挙げたんですけども、なかなか地域の横の連携が取れなくて一旦ぽしゃりかけました。そのときに地域に協働大使の方がいらっしゃって、その大使の方に相談したところ、その大使が中心になって無事、今回の準備会立ち上げまでいった実例がございますので、今、那覇市のほうには協働大使が約680名ほどいらっしゃいます。この方々をもっと活用できないのかなということで、今年度は大使の方々で構成されている協働まちづくり推進協議会のほうといろいろ連携して取り組みを始めているところでございます。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員 ◆委員(奥間亮)  わかりました。最後に聞きたいのが、市民防災室との連携はどのようにされているのかというのを聞きたいのですが、なぜそれを聞くのかというと、前、私総務委員会で同じことを言って同じこと提案したんですけれども、あそこもまた自主防災組織を結成率を上げないといけないという課題がある。そして何をやっているかというと、そのインセンティブを高めるため防災資機材40万円分交付しているわけなんですね。これはまさに市民防災室と一緒に連携して、この防災資機材とこの校区の交付金があれば、ものすごい活動の可能性が広がるわけですよね。そういったものも含めながら、全庁的に防災室と連携をして防災組織もやりながらコミュニティもつくりながら、そしてまたそこに協働大学の要素も含めながら、協働大使の委嘱も増やしていくみたいな、そういったのをやったほうがいいなと思っているものですから、防災室との連携、28年度はどういうふうにされたかというのを聞いて終わりたいです。 ○委員長(平良識子)
     又吉弘課長。 ◎まちづくり協働推進課長(又吉弘)  まさに、おっしゃいましたように、自主防災組織の立ち上げというのはこれも一番大事なことだと思っています。今、市民防災室とはその件で昨年度から調整をしておりまして、私ども協議会立ち上げのためいろいろ地域に入っていくんですけども、その立ち上げがなったときに、そのタイミングで防災も一緒に入って、協議会の立ち上げと同時に自主防災組織も立ち上げができないのかということで、今、一緒に連携して進めているところでございますので、2校区が準備会として今、進めていますけどもそ協議会に立ち上げがなったときに、そのときに防災のほうも一緒に入って、同時に自主防災組織が立ち上げられるように連携していきたいと思っています。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑ございませんか。  ないようでありますので、本件につきましては、この程度にとどめておきます。  休憩いたします。                 (休憩中に答弁者入れかえ) ○委員長(平良識子)  再開いたします。  次に市民生活安全課関係分を議題といたします。  座安真理子市民生活安全課長、説明お願いをいたします。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  平成28年度、一般会計歳入歳出決算について市民生活安全課分についてご説明します。  資料の21ページをご覧ください。歳入について、決算の現額のほうは520万5,000円に対して、歳入済額のほうが406万3,103円、差額が114万1,897円の減額となっております。  その減額理由につきましては、18款2項8目1節の沖縄県消費者行政推進補助金を財源とする事業の実績に伴うものであり、歳入未済額はございません。  次に、歳出についてご説明いたします。資料21ページ。成果説明書33ページをごらんください。本課は安心・安全・明るく住みよいまちづくりを目的に、市民憲章推進協議会、自治体等への保安灯設置等補助金及び関係機関への負担金を支出しております。おおむね予算現額を執行しております。こちらのほうに33ページ、34ページのほうが負担金のほうと支出の状況がわかる資料となっております。  また、成果説明書35ページ、資料の24ページには市民の相談、広聴の窓口、専門家により特別相談事業もおおむね予算現額で執行していることがわかります。25ページのほうが相談広聴になります。24ページの後ろから25ページにかけましても、ほぼ100%の執行率となっております。  次に、資料の25ページ、成果説明書の36ページをごらんください。こちらは行政資料の整備及び情報公開・個人情報保護事業につきまして、説明いたします。こちらは那覇市情報公開個人情報保護運営委員会の開催が5回から2回になったため、審議会開催時に支出する報酬等の未執行による予算残高34万6,955円が不用となり、執行率が64.3%となっております。  次に、空き家等事業が、本年度確定する空き家等対策計画の基本資料として実行したものでございます。  続きまして、成果説明書37ページは交通安全に関する事業。関係団体への補助金・負担金となっております。こちらも執行率約100%となっております。  続きまして、交通安全に関する事業で、こちらのほうは団体への補助金・負担金も出しているということで、こちらのほうも執行率100%となっていまして、次に27ページのほうは、消費生活対策として、消費生活相談員報酬、相談員用の電話料などを含む消費生活相談事業及び計量関係の事業を実施しております。消費生活相談員等のレベルアップ事業、一元的相談窓口緊急整備事業、消費者教育啓発活性化事業は沖縄県消費者行政推進補助金を100%財源とする事業であり、本事業は一元化相談窓口緊急整備事業を活用して、本年度は消費生活相談員を1人増員し相談窓口の強化を図りましたが、その相談員が12月に退職し、その後代替職員も採用できないことから、報償等の未執行による予算残高、63万9,830円が不用となり、執行率が70.8%となっております。また、消費生活相談員等レベルアップ事業に計上された研修旅費等の未執行による38万930円が不用となり、それらの合計額が県補助金で生じた差額になっております。  以上が、こちらの全部の事業になりまして、最後に平成28年度支出について予算現額6,874万3,000円に対し支出済額6,636万2,888円、予算残高238万112円。執行率は96.5%となっております。  以上、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(平良識子)  これより質疑に入ります。  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  まず、今説明ありました消費生活相談員等レベルアップ事業と一元的相談窓口緊急整備事業、12月に退職されて、その後、代替職員がいなかったということですけど、これは相談体制には影響はなかったんですか。市民からの相談を受けるときの体制について。 ○委員長(平良識子)  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  現在、3人に対して、そのときに1人計上していて4人でしたが、その1人が欠けたということですが、あとの3人でその分を補ったということで、大きな変更、影響はなかったということです。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  4名にしたかったのが現状の3名ということで、それだけ相談内容も複雑化して多様になってきて、すごく忙しい。多くの市民の皆さんの相談を受けている場なので増やしたんだけれども、途中で亡くなったということだったので、体制としては今後も4人を計画する予定ですか。  現在はどうなのか、教えてください。 ○委員長(平良識子)  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  現在、4月に新しいこの予算を使って、4人体制となっております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  4人になって、引き続き皆さんが求めていたとおりの体制になっているということで、わかりました。ありがとうございます。  続きまして、空き家調査業務、新年度になって空き家条例などもいろいろ制定する動きもありますけれども、28年度は確か市内の空き家を調べる業務だったと思うんですけれども、その中で件数などもわかりますけれども、改めて教えていただきたいのと、この調査をした中で、まずは件数と現状を教えてください。それをすることになった経過も教えてください。 ○委員長(平良識子)  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  こちらは去年、防災のほうで行っている事業になっておりますが、対象が604件のうち外観で調査ができたものということで、空き家を推定した建物が332件と、外観から調査不可の建物を合わせて473件に、推定空き家を確認したということで、その間、ゼンリンのほうに平成28年8月から29年1月までの現地調査を委託契約で行っているということになります。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  確か去年、防災室のほうでいろいろ対応していただいて、空き家の実態が那覇でわかったんだけれども、じゃ、これからどうするのかというところで、皆さんの市民生活安全課のほうに移ったというのは承知しているところなんですけれども、今年度細かくこの地主の人だとか大家さんだとかに連絡をしながら、改善をしていかないといけないと思うんですけど、決算なんですけれども、それを受けた後のことしのやっていること、今、含めて教えていただけますか。 ○委員長(平良識子)  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  現在、こちらでは庁内の副部長を中心とした関係の副部長で会議を何回か行っておりまして、それで計画を立てる支援を行う委託事業者のほうをプロポーザルで決定したところです。あと、9月の議会のほうでもそれとは別に外部機関ということで諮問機関の審議会の設置ということで、今、かけているところですので、それが成立しましたら、そちらの議員の任命等を行って、委託事業者、庁内の委員とまた審議会と一緒になって計画を練っていくところになっております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  今、この業務はすごく求められていて、やっと調査も終わって、皆さんの手元で条例制定などいろいろ、プロポーザルもしたということなので、期待するところなんですけれども、空き家から発生する木々のことだとかいろいろ、本当に空き家をなくしていただいて、安心安全に暮らしたいという市民の声は大きいですので、頑張っていただきたいなと思います。これは終わって、もう1つ。  23ページの保安灯設置等事業がありましたけど、執行率も99.8%ということで、地域の皆さんから大変望まれているものになっているんですけども、28年度で申請に対して足りなかったものはなかったのかどうか、決算ですので教えてください。  申請分全部、市民の皆さんが設置してほしいと思っていることに対して、補助金を交付することができたのかどうか。  例えば予算が足りなくて、新年度にといったのがあったかどうか。 ○委員長(平良識子)  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  今、数字のほうは計算しているところですが、保安灯については各団体から5台ということでこちらのほうになっておりますが、こちらのほうを3灯と少なく求めたところも何件かありますし、あと電気料についても若干灯数が。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開します。  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  保安灯は先ほど言ったものと変わりはないです。  電気料につきましては、申請のある分については全部申請のとおりに決定し、お支払いのほうは済んでおります。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  よくわかりました。地域では、これまでお隣ご近所で1,000円ずつ出しながらやっていたものが、那覇市が自治会があるところは自治会で取りまとめしながら出すことによって、関係を保っていくところではとても喜ばれている事業ではあるんですけれども、まだそういったグループがつくれないところとかいろいろあるので、そういったところへの支援というのがとても大切じゃないかなと思っているんですけれども、新年度は5灯を3灯にしてとか、いろいろおっしゃっていましたけれども、29年度は今やっている途中ですけれども、28年度できなかった、できるだけやろうとしていたところも含めて順調にやってきているのか、流れとして教えてください。 ○委員長(平良識子)  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  今年度は緊急整備事業もありますので、新設についてはこちらのほうを使ってやっていただいています。ただ、補修とか今あるものをLEDにということになると設置事業になりますが、こちらのほうは今年度もやはり3灯で設定するところがありますが、去年に比べると、だいぶ希望どおりに、申請どおりに事業を進めております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  29年度も引き続きそういうふうにやっていただいて、今年度も続いているんですけれども、了解しました。  今後は、先ほど言ったように、自治会とかいろんなところはある程度整備ができてきていると思うんですよね。それに対してなかなかまとまって申請することができない地域というのは、本当にどうにかしてほしいという市民の声はすごく高くて、この事業の一環としてやっぱりそういったところにどうするかというところを課題にしていただきながら、しっかりと取り組みをしていただきたいと思っているんですけれども、どうですか。 ○委員長(平良識子)  座安まり子課長。 ◎市民生活安全課長(座安まり子)  議会のほうでも、こちらについては広報等、自治会とかそれ以外のところにも広がるような形で「なは市民の友」の掲載の仕方を変えながら、そういう小さいグループのほうにも広報していきたいと思っております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  広報しながら出向いて行ってもらいながら、説明もしていただきたいと思いますので、頑張ってください。 ○委員長(平良識子)
     ほかに質疑ございませんか。  よろしいですか。  ほかに質疑はないようでありますので、本件につきましてはこの程度にとどめておきます。  休憩いたします。                 (休憩中に答弁者入れかえ) ○委員長(平良識子)  再開いたします。  次に、文化振興課関係分を議題といたします。  新垣和彦文化振興課長、説明をお願いいたします。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  ハイサイ、文化振興課でございます。よろしくお願いします。  お手元にお配りした市民文化部の説明資料は30ページから38ページでございます。決算書では、歳入は51ページから、歳出は130ページから134ページになります。  まず、歳入のほうからご説明をさせていただきます。  13款01項01目の総務使用料につきましては、市民会館使用料が主な歳入科目となっております。市民会館歳入済み1,128万7,385円となっております。  続いて14款02項04目の土木費国庫補助金につきましては、現市民会館の耐震診断業務への補助金であります。事業期間としましては、平成28年3月30日から平成28年9月30日となっております。  続いてお手元の資料、31ページをご覧ください。財産収入、16款01項03目の基金運用収入につきましては、ともに利息収入となっております。12節01細節那覇新市民会館建設基金収入、利息収入としまして453万4,445円、文化振興基金収入としまして利息5万9,908円となっております。  続きまして決算書は93ページとなっております。18款02項04目の文化振興基金繰入金、これは文化協会への助成金に充てるために100万円を繰り入れしているものでございます。  続きまして決算書の104ページ、20款05項04目の雑入は現市民会館の自動販売機の電気料実費徴収金などでございます。収入金額の合計として21万3,827円となっております。自動販売機につきましては、7台の販売機がございました。  以上が28年度の総収入ということで、総収入額2,215万5,165円でございます。  次に歳出のほうをご説明差し上げます。  説明書は33ページをご覧ください。決算書は130ページでございます。2款01項10目の過誤納付金は予約取り消しとなった祭事2件の使用料の還付金でございます。28万260円となっております。  続きまして決算書131ページ、132ページ、2款01項12目の文化費ですが、まず01団体負担金についてですが、全国公立文化施設協議会大会、沖縄県文化施設協議会会費として3万8,000円を支出しております。次の02市民文化支援事業につきましては、本市の地域に根差した伝統芸能の継承活動を支援する目的で5団体に合計101万4,240円を補助金として交付しております。団体として赤田のみるくウンケー実行委員会、首里王府路次楽御座楽保存会、上間伝統芸能保存会、字大嶺地バーリー保存会、首里クェーナ保存会等がございました。  続きまして03文化協会助成事業についてです。これは那覇市文化協会の運営費として180万円を助成しております。  続きまして09市民会館管理運営費は、34ページから35ページとなります。28年の支出総額で9,020万2,421円の総支出となっております。  35ページの業務委託料につきましては、舞台技術業務や清掃業務、警備業務、各設備等の保守点検業務等への委託契約によるものでございます。また、使用料及び賃料は、県有地の賃借料が主なものとなっております。  続きまして文化芸能ふれあい事業、こちらは4つの事業を行っておりまして、1つ目に指定無形文化財団体等を一堂に集め、広く市民に伝え、伝統芸能に触れ合う機会として地域文化公演などを開催しております。2つ目に沖縄の伝統芸能の1つである組踊の開催、3つ目に、広く市民に芸術品に触れ合う機会として市が収蔵している絵画を展示する収蔵品展、4つ目に市が収蔵している絵画修復等の各業務となっております。合計金額1,689万5,559円となっております。  続きまして新文化芸術発信拠点施設整備事業につきまして、平成28年度に実施しました主な業務といたしましては、拠点施設の基本設計業務の実施と管理運営基本計画の策定、建設用地の拡大のための補償物件調査業務等を実施いたしました。  繰越明許の予算もございまして、新文化芸術発信拠点整備施設の繰越明許分につきましては、補償物件調査算定業務に係る支出となっております。  続きまして、13市民文化育成発信事業は、市民から応募のあった優秀な作品を表彰展示するなは市民芸術展の開催の事業内容となっております。  続きまして、14パレット市民劇場等指定管理運営事業、これはパレット市民劇場、なは市民ギャラリーの管理運営のための指定管理料となっております。現行の指定期間は平成28年度から平成30年度までの3年間となっております。支出額7,077万5,000円となっております。  次に16那覇市文化振興事業等補助金として、1つ目に那覇市市制施行95周年記念の開催事業として「なはの誇らしゃ」事業、2つ目に第6回世界ウチナーンチュ大会関連イベントとして空手古武道のまち、那覇シンポジウムを開催しております。総事業費支出額が226万3,941円となっております。  14目の01文化振興基金積立は利息分の5万9,908円を積み立てております。  最後に、20目の那覇市新市民会館の建設基金積立金につきましても、利息分の453万4,445円を積み立てております。  平成28年度の文化振興課の歳出合計は、3億2,392万6,932円でございます。明許繰越分に関しては、2,265万5,808円となっております。  以上が文化振興課分の事業概要でございます。ご審議のほどよろしくお願いします。 ○委員長(平良識子)  これより質疑に入ります。  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  市民文化支援事業についてお聞きしたいんですけれども、平成15年からというふうに書かれているんですが、これはいつからこの財源が一括交付金になったのかというのと、前年度と比べるとこの決算額というのが、前々年度から比べてもだんだん違ってきているんですが、この違いも含めてちょっとご説明お願いします。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  お答えします。  一括交付金の事業となりましたのは、平成24年度からでございます。  あと、年度の予算の執行状況に関しましては、申請団体の増減によるものでございます。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  参考までに、今手元にあるのは26年、27年、28年があるんですが、その団体の増えたり減ったりの団体名、差がある団体名まで今答弁できたら、お願いします。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  赤田のみるくウンケー実行委員会、首里クェーナ保存会、上間伝統芸能保存会、首里末吉町の獅子舞保存会、首里王府路次楽御座楽保存会、字大嶺獅子舞保存会、字大嶺地バーリー保存会、那覇市首里汀良町獅子舞保存会、国場民俗伝統芸能保存会、安里フェーヌシマ保存会、泊地バーリー研究会等になっております。  その中から平成24年度は5団体、平成25年度は5団体、平成26年度は5団体、平成27年度は4団体、28年度が5団体となっております。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  すみません、これは5団体というのは決まっているわけですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  前年度に各団体に補助金の趣旨をご説明した上で、予定を聞いた上で予算計上をするんですけれども、その中で実際に執行が団体のほうで計画がなかったりとか、計画していたけれども期限内に予算執行ができなかったりとかで、増減しているものでございます。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  イメージなんですけれど、そういう団体は毎年度補助を受けたいというところもあるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、毎年その5団体ずつでやったりというのはどういう、予算がこれだけと決まった中で5団体ずつしかできないという意味なのか、それとも5団体ぐらいしか毎年出て来ない、手を上げないという意味なのか。どうなんですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  先ほど申し上げたとおり、前年度に対象団体に次年度もこういう形でありますよということで趣旨を説明させていただいております。その中で、やりたいということで手を上げた団体で、ちょっと枠は大きくとったりするんですけれども、対象経費を計算した上で上限30万という形になっていますので、実績で対象経費外があったときには減額される場合があります。  もう1つ、議員からご質問がありました、毎年もらいたい団体もいるんじゃないかというご質問でしたけれども、ちなみに26年から28年、3年連続で赤田のみるくウンケー実行委員会等は受給しております。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  じゃ、ちょっとまた違う聞き方をしますけど、仮に毎年度やりたいというところは赤田みたいな形でやれば、それは5団体とか決めずに、あるいは最初に予算を組んで、その団体を超えた場合には補正をやってでもその団体を補助しているのか、あるいは毎年大体これぐらいというのを決めて選んでいるのかというのが1つと。  もしその補助を受けて、例えば24年度受けました、だけどそれ以降受けていませんという何かそういう団体があれば、その受けない理由というのが何か聞いている範囲であるのか、手続きが大変でしたという意味なのか、それとも自分たちの事業予算でやりますので補助は必要なくなりましたという形で増えたり減ったりしているのか。  この2点を教えてもらいたい。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  予算取りの段階から超えたような事例は、最近はございません。なので、事前にその団体の事業計画のほうで次年度はないよという形で、ほぼ予算内におさまっております。  もう1つのご質問の、前は受けていたけど最近は受けていないという代表的なものは、やっぱり地域伝統芸能がなかなか若いメンバーが入らないとか、休みの状態というか活発に活動されていない状態で実際こちらの補助のほうにも今回はいいよというようなお話があったようです。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  もし仮にそうだとすれば、この事業の意味はすごい大きいのかなというふうに思います。  最後に、単純な質問ですけど、一括交付金の前は、財源は単費でやっていたのか、別の何か補助金があったのかというのもお聞きしたいと思います。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  交付金が活用できるようになって始めた事業のようです。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  山城泰一主査。
    ◎文化振興課主査(山城泰一)  こちらの市民文化支援事業につきましては、一括交付金以前は2つの補助事業を行っておりました。1つが舞台公演補助金というものがありまして、そちらは伝統芸能に限らず、若い方、若い方に限らないんですけど、舞台を自分たちで活動されている方に対して、同じような形で補助事業を行っていたんですけれども、こちらに対しては、同じ団体が補助金を受けられているという時期が続いていたもので、今、行っている伝統芸能継承発展補助金については、指定無形文化財などを対象としたもので、同じ団体に交付するということでの趣旨として問題はないということで継続したんですけども、舞台公演補助金につきましては、自立という意味も含めまして、一括交付金が始まって、27年度まで実施したんですけれども、それ以降、同じ団体が続いていたということもあって、28年度からは実施していないという状況です。 ◆委員(奥間亮)  舞台公演補助金が15年度からあったという意味なんですよね。 ◎文化振興課主査(山城泰一)  はい。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  わかりました。ありがとうございます。  別の事業も聞きたいんですけども、文化芸術ふれあい事業についてなんですが、これも28年度実績で決算額を見ていますけど、これも結構、26年、27年と比べると決算額に違いがあるんですけど、この内容が違っているのか、例えば組踊公演の内容だったりそれが違って、この決算額が違うのかということの説明をお願いします。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  文化ふれあい事業に関しましては、前年度が地域文化芸能公演、組踊公演、那覇市の収蔵品展、27年度が地域文化芸能公演、沖縄芝居公演、那覇市の収蔵品展等となっております。大きいのが沖縄芝居公演と組踊公演の予算額の差、約300万円ぐらい、規模が大きかったために、27年度の沖縄芝居公演のほうが800万円ぐらいだったものですから、そこら辺で予算額の差が出ております。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  わかりました。  そしたら28年度は組踊公演とか展示会とか3つですか、ありますよね。それぞれの内訳を教えてもらえますか。この事業費の。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  地域文化芸能公演のほうが473万9,751円、組踊のほうが469万834円、収蔵品展などが134万8,283円となっております。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  わかりました。  この事業に関して聞きたいのが、政策説明資料の事業評価のところを見ると、大いに盛り上がったとか、満足との声が多かったというのは、それは非常にいいことなんですが、一方で、事業の目的というところでは、最後の部分では、文化の担い手の育成へとつなげるというところだと思うんですよね。特に一括交付金の本来の趣旨からすると、文化の担い手がこの事業によって3年間、こういった組踊とかをやって、子どもたちがどういうふうに担い手になってつなげっていっているのかという具体的な評価みたいなものが、恐らくこれを継続するとなると、一括交付金が終わるときに、この事業でどれだけ文化の担い手が育ったんですかという質問は、市民からされる可能性はあると思います。  この文化の担い手育成につながるという部分では、ちょっと厳しそうかもしれませんけど、28年度の取り組みとして、どの程度つながったのかというふうに考えていらっしゃるのかというのをちょっと聞かせてもらえますか。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  渡慶次一司副部長。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  ただいまご質問のありました文化芸術ふれあい事業ですけれども、一括交付金のこちらが申請しております際の成果指標ということで取り合ったものが、この文化芸術にふれるという趣旨から、この芸能公演などの入場者数、来場者数を一括交付金の指標にしているところです。  先ほどお話がありました担い手育成の部分につきましては、この事業を使った二次的な効果という部分で、その辺の効果が期待できるのではないかということになっておりまして、具体的な成果指標というところまではこちらのほうは定めていないのが実情です。  今後、そういった部分についてもアンケートとかもあわせて実施していますので、そういった部分の中から拾える部分は確認をしていきたいなと思っております。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  今のおっしゃった答弁がひとつのきっかけになっていただければなというふうに、今、決算審査をさせていただいて思うんですけれども、27年度とか26年度に比べて2,000万円という大きな事業が一括交付金で新たに実施されて、そして2,000万円の大きな事業でふれてもらうと、子どもたちやいろんな市民の皆さんにそういった文化にふれてもらうという、その中で事業目的に育成をつなげるという大きな、ある意味、目的が入っているのであれば、これはいろんなアイデアは必要ですけど、興味を持った学生や子どもたちを追いかけて調査をしていって、その子たちがまたどういうふうにふれた段階で、興味を持って勉強してというところまでいくのかとか、あるいはまた別事業で、そのふれた子どもたちに対して、また今度は体験をするとか、わかりませんけれども、これも大きな予算の事業なので、恐らく一括交付金、最終年度には、どういった効果があったんですかというような形にはなってくるんじゃないかなというふうに思いますので、今、決算審査等をして、私もそう思いましたので、今のおっしゃった答弁はつなげていってほしいなというふうに思います。  とりあえずとめます。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  36ページ、新文化芸術発信拠点施設整備事業のことですが、細かい話なんですが、この中の02の普通旅費の項目で6万5,000円を挙げていましたけども、これはどういう目的で、そしてなんでなしになったのかということを教えてください。 ○委員長(平良識子)  山里実新市民会館建設室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  ご質問にお答えいたします。  この普通旅費は、内閣府との調整用として一応、予算計上しておりましたけれども、28年度は、その調整がなかったものですから、不用という形になっております。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  了解しました。  01の業務委託料なんですけど、これは文化財発掘調査業務委託ほか5件とあったんですけど、これは1社に委託したのか、複数なのか、政策説明資料を見ると、文化財発掘調査の業務というのは、細かく内訳には書いてないんですよ。その辺の説明をお願いします。 ○委員長(平良識子)  山里実新市民会館建設室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  委託料の内訳につきましては、文化財発掘調査ほか5件ということになっておりますが、ほかの業務につきましては、管理運営基本計画、補償物件調査、労務関係を含めてトータル6件分、別々の業者にという形でやっております。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  02の設計工事等委託料というのは、これは設計業者1社という形で考えてよろしいですか。 ○委員長(平良識子)  山里実新市民会館建設室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  設計業務につきましては、施設本体の基本設計業務と解体校舎の解体校舎実施設計業務、この2つの業務になっております。別々の業者になっております。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  わかりました。  それぞれ01、02も実績により不用額という形に出ていますけど、これは契約の調整という形での出た不用額という形だけなのか、それとも事業の内容によって出たものなのか、そこまで教えてください。 ○委員長(平良識子)  山里実室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  02の設計業務等につきましては、実績残ということになります。  01の委託料につきましては、補償物件の調査業務等が入っておりまして、これにつきましては、合意を得て物件調査に入るという形になるものですから、合意の得られなかった物件については残額が出たという形になっております。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  予想した分、マックスは17だと思うんですけれども、その内訳を再度確認をお願いします。合意が得られた、得られていないも含めて。 ○委員長(平良識子)  山里実室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  敷地拡大用地につきましては、全体で17区画あります。27年で9区画の物件調査を終えまして、28年は残り8件分を予定しておりましたけれども、2件分については実施しておりまして、残りについては合意に至らずに執行していないという形になります。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  状況がわかりました。ありがとうございました。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。  山里実室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)
     先ほどの一部訂正ですけれども、残りにつきましては、今年度、29年度に1件、調査に入っているところであります。 ◆委員(野原嘉孝)  残り7件ですね。ありがとうございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  34ページの市民会館運営管理費の中で、質問ですけど、節11、06の修繕料(施設等)で391万680円とあるんですが、これはいつぐらいに、この修繕費はやられたのかわかりますか。  というのはなんでかというと、10月13日で閉めるのがわかっていながら、この修繕が必要だったのかどうなのかというのをちょっとお伺いしたいんですけども。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  主な中身としましては、工事請負費として、市民会館の安全対策工事、あちらに金網をやっていますよね。その部分が366万1,200円となっておりますので、ほぼそのほうの中身となっております。契約が28年12月からやっております。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  残りの30万円は何ですか。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  新垣課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  会館の電力切りかえ修繕ということで、33万円余り出ております。 ◆委員(大山孝夫)  日にち、請負の。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  29年2月20日になっております。これは大型。 ○委員長(平良識子)  渡慶次一司副部長。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  すみません。補足させていただきます。  現市民会館は、休館にあたりまして、特別高圧の電力引き込みを一旦切りかえて、高圧電力を切り離す作業が生じたものですから、それに伴って29年2月に契約して、その作業を行ったということになっております。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  閉鎖に向けての必要な措置の工事をともに両方やっているということでよろしいですか。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  はい。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。  今後、これは閉鎖する見込みが立ったのか、来年度の予算の話なんですけれども、この閉鎖期間中はお金、確か誰か質問したと思うんですけど、これは幾らかかっているのかとか、いつごろ壊すのかと、これは決まっているんですかね。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  今、閉鎖は決まっておりません。課内、庁内で今後のあり方を検討中でございまして、またほかのところから、真和志支所の候補地という形での答弁もございましたけれども、それもまだ確実ではございませんので、決まっておりません。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  とりあえず今のままでいくとお金がかかっているんですよね。施設の維持管理もやらないといけない。崩壊するわけ。早めに壊したほうがお金はかからないんじゃないかなと思って、どうせ今のものをリニューアルする構想はないんでしょうから、早く壊して、早くお金がかからないようにしたほうが、実は先ほど言った三十何万円も使うときに、壊すのも頭に入れて実際にかけたほうが、30万円が無駄にならなかったのかどうかというのもやらないと、もちろん壊すのにお金がかかると思うんですけど、その辺もしっかり詰めて、閉館しているものの維持費と管理費とランニングと壊すタイミングというのも一緒にしたほうがいいのか、それとも別々に先にやったほうがいいのかというのを十分検討していただきたいと思います。  以上です。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  今のに関連して、大山委員に関連して質疑をさせていただきますけれども、市民会館の閉鎖なのか、リニューアルなのか、これを決める委員会というのは、どこに所属しているんですか。どの課が担当しているんですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  現時点では私どもでということで、企画財務部と一緒に協力しながらやっているところでございます。委員会の立ち上げも今、準備をしていまして、課内で問題点とか、あとは他部署の方も一緒にご意見を聞いているところでございます。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  これは本会議での質疑も聞きながら、少し疑問、疑問というか、もやもやとした、わかりづらいところがあるんですけれども、これは実際、真和志支所の複合施設の検討と、今の閉鎖なのか、あるいは取り壊しなのか、あるいは現存建物の利活用なのかというのは、同じ委員会ということなんですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  別でございます。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  今おっしゃった委員会があって、それはいつ現存建物に対する方針が決まるんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  これは未定でございます。話し合った中で、みんなの意見を聞きながら、話し合った中で決めていこうということですので、いつということの日付は確定しておりません。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いや、今の大山委員の質疑を聞きながら、現存建物を活用しないのであればという方向で今、質疑されていて、それの予算を不用に、お金を出さなくても済むじゃないかという質疑だったんですね。でもいつに決めるというか、今、決まっていないと言うんですけれども、めどとしては、いつ決める方向なんですか。年度内とか、年内とか、あるじゃないですか。その方向性というのはいつ決めるようにという目標みたいなものはないんですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  年度内とか年内というのは厳しいと考えております。話し合っていく中で、どのぐらい必要なのかというのも私どもとしては未知数なので、保存を望む団体の件もございますので、そこら辺はいつという形では申し上げることは現時点ではできません。 ○委員長(平良識子)  渡慶次一司副部長。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  すみません、少し補足させていただきます。  実際に現市民会館、建物についての今後のあり方等について、結論を出すのはまだ未定ということではありますけれども、やはり現状のまま、そのままというところは私どもも何らかの道筋を立てないといけないなというところは、市長をはじめ考えているところでございます。  ただ、この建物については、先ほど課長のほうからもあったように、保存を望む団体の声もございますので、その部分についての声、あるいは実際、休館に至った老朽化の現状もございますので、そういった部分を実際に判断していただくべき学識経験者などの声、あるいは実際に行政が行政施設として、どういったものとして実際に施設を仮に使う、あるいはその跡地を使うということになった場合に、どういった目的で今後、議論をするかという部分についての観点など、いろいろ関係する部門が出てくるものですから、今、企画財務部のほうで音頭をとっていただいて、真和志支所等の複合施設等の考え方の候補にもなっているものですから、その場所が。そういった部分の展開も見ながら、私どもが考えるべき現市民会館のあり方についての検討の組織、委員会等を検討していきたいなというふうに考えています。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  わかりました。確認の意味で質疑をさせていただきました。  文化振興課のパレット市民劇場等管理運営事業についてお尋ねしますけれども、これは政策説明資料というか、稼働率が出ていましたが、劇場の稼働率は74.2%とあるんですけれども、これは皆さんが想定している稼働率からして、どの程度のものなのか、お答えいただけますか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  中央都市にある劇場としましては、上位の水準だと、館長のほうからも伺っております。
    ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いや、それは結果なんですけれども、どれぐらいを目標とされていて、どれぐらいの結果だったかというのがお聞きしたかったんですよ。ですから、今、上位のと言われてもよくわからないので、どれぐらいに向かっているのか、ちょっとお尋ねしたいんですよ。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  目標ということでよろしかったですかね。 ◆委員(上里直司)  はい。目標。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  今の稼働率を維持という形で考えております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いや、365日の中で稼働できないという日にちがあるんでしょうね。恐らく。それをさっ引くとどれぐらいの稼働率、実質稼働率というのはどれぐらいなんですか。上位というのは大変評価をしていますけれども、いかがでしょうか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  劇場の稼働率が、年間の保守点検とか休館日を除いた日数の割合という形で、利用できるのと、今言った、実際、こちらで点検とか休館日を除いたもので積算しております。だから365ではないということですね。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  わかりました。  それでは、新文化芸術発信拠点施設整備事業の37ページの用地補償物件調査等についてお尋ねいたします。  これは先日の予算のときにもお尋ねした件に絡みますけれども、実際に現在、拡大する敷地に対する物件補償額というのは、11億7,000万円ということでよろしいんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  山里実室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  現時点の概算額で17区画の全体として、11億7,000万円を予定しております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  ちょっと不思議だったのは、27年に用地補償物件調査に入った区画が9件で、28年度で2件で、今年度は1件加わって12件が加わったとおっしゃっているんですけど、17区画ある中で、結局、対象に入っていない地域というか、物件があるわけですよね。その部分の用地補償額も11億7,000万円に含まれているんですか。 ○委員長(平良識子)  山里実室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  現在、合意に向けて鋭意努力しているところですけれども、全部含めて17件分の予算として予定しております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いやいや、私が確認しているのは、この用地補償物件調査等の事業でもって、いわゆる合意をしている、合意というか、調査に合意している対象物件、あるいは対象者に調査していると受け止めていいですか。それともこの888万6,240円というのは、17区画全体の用地補償物件調査に取りかかったということなんですか。 ○委員長(平良識子)  山里実室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  この決算であります888万6,240円分につきましては、全体ではなくて、同意をいただいた分という予算になっております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  だから非常に疑問なのは、皆さん、17区画分の用地拡大における物件補償予定額ということで、11億7,000万円を見積もったんですか。  聞きたいのは、調査を入れていない物件があるんじゃないかと思うんですけれども、そこの物件補償額というのはどのように算出しているんですか。あるいは算出したのかどうか、そこは基本的なところなのでお答えいただけますか。 ○委員長(平良識子)  山里実室長。 ◎文化振興課新市民会館建設室長(山里実)  合意をいただけなくて調査ができていない部分につきましては、これまでの実績等も参考にしながら、一応、概算値という形で計算しております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  ですから、皆さん、今回の増額補正の分の説明、あるいは答弁の中で、結局、補償物件の額は見込みでしかないし、増額するかもしれないけれども、概算を出していないようなお話ぶりだったんですよ。お話ぶりというか、受け止めたんですけれども、そうすると、調査をしなくても、ある程度、皆さんの課内、あるいは室内で概算額というのは出させるということなんですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  今、委員がお聞きになっているのは、この11億7,000万円以外の件ですか。 ◆委員(上里直司)  11億7,000万円の件。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  それと補正に関しては概算ではなく、27年と28年で調査を入れた分のということで、概算ではなくて、その件数も入れた件数の分の再鑑定、再計算というか、単価入れかえということでご説明させた。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いや、私が聞いているのは、今回の補正も含めて、補償の単価の算定をもう1回するわけですよね。プラス、その土地の鑑定評価も入れるわけですよ。これは対象となる物件に対してのものだと聞いているんですけれども、今、私が聞いている11億7,000万円というのは、皆さんは概算で積算している部分があるわけなんですよ。  つまり、調査は入っていない物件だけれども、皆さんの中で、周辺の土地の価格等を参考にしながら積み上げてきたものなんですよねと、だから、それは皆さんの中で、今後の拡大敷地部分に関する用途地域変更後の概算というのは出せるんですかということでお答えいただけますか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  今回、用途変更でどのぐらいの上昇率とかもこちらのほうでも現時点で想定できませんので、現時点での概算は厳しいものだと考えております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いやいや、別に現時点と申し上げているわけではなくて、物件補償額が決まるわけですよね。大体単価の算入や土地の鑑定評価が決まるわけじゃないですか。結局、決まってくると、単価というのが見えてくるわけですよね。いや、この地域での大体標準の価格というのは。そうすると、調査に入れない、今現段階で5区画の対象物件も、そうすると概算を今後、出せるということになるんですねということなんですよ。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  今後ですか。 ◆委員(上里直司)  今後、今後。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  たびたび休憩しましてすみません。  委員のご質問、補正で再鑑定、もしくは単価入れかえをした後だったら、概算額を今後、出せるかということですけれども、概算であれば出せると。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  わかりました。それはそれで確認で質疑させていただきました。  最後に、28年度で実施されました、ここにも委託費用が計上されている発掘調査、これは発掘調査にかかった期間というのは、後ほど文化財課でも聞きますけれども、発掘調査に要した期間というのはどれぐらいあったのかということと、発掘調査で得られた知見というか、さらなる調査の方向性ということからすると、今後の、次の、次のというか、校舎解体後の発掘調査の期間というのはどれぐらい要するかというのを皆さん、お持ちでしょうか。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)
     再開いたします。  仲尾次弘主査。 ◎文化振興課新市民会館建設室主査(仲尾次弘)  お答えいたします。  委員ご質問の現在、28年度に入った文化財発掘調査の期間につきましては、申しわけございませんが、手元がないので正確なお答えができないところです。  今後、新たな調査があった場合ということでご質問があったかと思うんですが、現在、昨年度の発掘調査として、発掘調査よりももう少し遺構の部分が延びている箇所があるということは伺っております。それについては、ある程度場所が限定されているので、ひと月からふた月ぐらいでできるのではないかというふうに伺っております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  いや、決算なので、どれだけの月日を要したのかという、要するに予算をかけているわけですから、実績ベースで聞きたくて聞きましたので、副部長、また文化財課もいらっしゃるので、確認しておいてもらえますか。  もう1つ、そこはこの文化財の発掘調査というのは、戦前の久茂地小学校の遺構が出てきたというだけではなくて、これは基本なんですけれども、それがどうやって校舎全体の状況がというのが、これが明るみになっていくような報告だったわけなんですね。現地で聞きますと。  もう1つ、大事なのは、王国時代に高級旅館の建物があったわけなんですよ。ここが敷地の中に含まれるだろうということで、今後、それは29年度中に発掘調査を含めていきたいというような意向を現地で聞いたわけなんですよ。だからそこからどうなるのかなということなので、文化財課でも改めて聞きますけれども、副部長、後でお答えいただけますか。後でお答えしますよということで、答弁していただけますか。 ○委員長(平良識子)  渡慶次一司副部長。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  今のご質問につきましては、久茂地尋常小学校跡のほか、琉球王朝時代の大阿母志良礼(おおあむしられ)という遺構があったということの文献はあるようで、その件を文化財課のほうが現場調査の説明会への際にご説明したものかと思います。それについては、先ほども担当職員のほうからお話ししたように、今年度の校舎解体工事と期間を調整しまして、その中で追加調査をするということで部内調整を今後進めてまいりますので、そのとおり、文化財課のほうでまた詳細は説明させていただきたいと思います。 ◆委員(上里直司)  ありがとうございます。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  すみません、ちょっと議論は元に戻るんですけれども、先ほど重要かなと思ったところがあって、34ページの市民会館運営管理費の中で、先ほど修繕費のところを説明されていましたけれども、ちょっとダブるかもしれませんけれども、改めて確認したいのでお答えいただきたいなと思います。  先ほど391万円ですね。その中の内訳は、安全対策工事だとかいろいろ高圧電線の切りかえとかありましたけど、28年度でやらないといけなかったことだったと思うんですけれども、その辺をもう一度お答えいただきたいということと、安全対策をいろいろやっていると思うんですけども、今年度は引き続きどんなことをしているのかを含めて教えてください。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  安全対策に関しましては、先ほど申し上げましたけれども、電力の引き方の切りかえとか、あとは大きく目に見えるものが、鉄格子で中に入れないような形、今年度に関しては、警備の契約をしておりまして、一日3回、安全確認をしていただいております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  わかりました。  これは時期が、先ほど質問もあったので、28年度に安全対策はやっぱり必要だったということでよろしいですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  老朽化のブロック等の落下の危険性もありますから、囲って中に入れないようにすることは必要でありました。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  わかりました。  もう1つ、先ほど関連していたので、今後、これがどんなふうになるのか、早めに解体されたほうがいいとか、いろいろありましたけど、いろんな市民の意見がある中で、やはり議論というのを大切にするところが大切だと思うんですけど、どういった観点で、そういうところがあると思うんですけども、市民のいろんな声を聞くというところで、皆さんが期間を設けているということでよろしいですか。判断するための期間を設けていると。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  委員のおっしゃるとおりでございます。先ほど副部長からもありましたけれども、専門的知見とか、市民のご意見とか、いろいろなものを勘案して、今後、検討していくものだと考えております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  わかりました。  以上です。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  2つだけ。1個目は、火災保険料なんですけど、これは途中で運営はやっていないから、もう切ったということでよろしいでしょうか。  35ページです。上から3つの火災保険料ですけど、執行率59.6%なんですけども。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  予算費目上は火災保険なんですけれども、中身は保険的なものがございまして、簡単にいえば、イベントが中止になった際の、こちらが払う補償費等を含めてございましたので、大きなものとしては、公立文化施設貸館対応興行中止保険とか、公立文化施設保険とか、そういったものを休館にあわせて減額させていただいたと考えております。 ◆委員(大山孝夫)  了解しました。  火災保険はまだ入っているでいいんですよね。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  普通の保険というか、管財課で入っている部分もございますし、建物の保険としてやっています。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。  いや、これは建物の火災保険に入ってなかったら火事のときは大変だなと思って。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  費目上がそういった形であります。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。ありがとうございます。  もう1個、副部長からあったんですけれども、施設を残す声があるといったところは、これは残すとなると、同じように市民会館として使うということでよろしいでしょうか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  市民会館機能としては、既に機能が停止しているものも現在ございます。休館前から。また、袖とかいろいろ使い勝手が悪いということで利用者からの声等もございました。もし、やるとなったときに施設をまた入れかえる中の市民会館の施設もという形で考えないといけなくなると思うんですが、現時点では私どもとしては久茂地のほうに走っていますので、こちらを市民会館としての機能を回復するということは考えておりません。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  外は使うとしても、外の建物自体が耐震基準を満たしていないので、その耐震工事をなおかつして、しかもなおかつ中身も新しいように施設をつくりかえるというふうな構想もあるということでよろしいでしょうか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  まずは、躯体の耐震化になると思います。中の利用に関しては、今後のあり方のほうで検討していくものだと考えております。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。  その中でいうと、本当に高電圧のシステムを三十何万円かけて、小さい電力をかけたんですけれども、これはまた高電圧のほうに変えないといけないというのも想定はされていたんですか。 ○委員長(平良識子)  休憩します。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  渡慶次一司副部長。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  少し誤解を与えている部分があるかと思いますけれども、私ども現市民会館の建物につきましては、そのままリニューアルして使うということを既に決定したわけではまだございません。実際にこれが使えるかどうかも含めて、有識者、あるいは市民の声も聞きながら検討を行うということの段階でありますので、今現在、高圧の電力をとめた部分が、さらに回復できるかというのは、また別の議論として、実際にリニューアルするときにはどういうふうな形が対応ができるかという部分は、また別途検討をさせていただきたいというふうに考えております。 ○委員長(平良識子)
     大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  これは例えば大型のほうが基本電気料が高いという理由があるのか、それともそれ自体をとめられるのかというのとか、いろいろあると思うんですよ。ランニングの寝ている状態のときにお金が幾らかかると、削減しないといけないと思うんですけど、それを決まっていないけれども、とりあえずお金をかけていろいろ変えるといったときに、根拠性が薄いというか、例えばランニングのときは、高電圧だったら月々10万かかりますと、これも沖電に言ったけど、いや、これだけは絶対かかるんですと言われたのか、それとも言われていないのかとかありますし、それとも小型にしたほうが、月5,000円で終わるんですよと、だからランニング上はそこからもう1回、工事を変えたほうが安いですよというビジョンを持っているのか、でもそこまで言ったんですけど、さっき上里委員からもあったんですけども、じゃいつまでに決めるという、決めていない状況で、そうやってやるということは、ちょっと計画がないというか、申しわけないですけど。行き当たりばったりで、とりあえず小さい電力にしましょうというような感じに見えるんですよね。  この期間で貸せる、この期間をもって、どこで新しいものに建て替えるのか、壊すのかというのを決めてないまま、とりあえず工事だけを先にやっているものの、またそれをやり返さないかもしれないというような、計画がない中で予算を執行しているわけですよ。たった30万かもしれませんけども。  それをもう少し、どこがいろいろ、部門が分かれて、課が分かれて難しいところはあると思うんですけども、もう少し新しい新市民会館と言ってしまいますけれども、新しい芸術拠点と今の既存の市民会館をつなぎというのを、もっとタイムスケジュールをつけないと、無駄な予算をどんどん使ってしまう可能性があるよというのは、市の当局としてもしっかりその辺を意識してやってもらわないと、もしかしたら今回の30万がそのままでよかったのか、駄目だったのかわかりませんけども、だからその30万という話を聞いたときに、閉館して壊すつもりでどんどん市としては話が進んでいるんだろうなというような印象だったんですよ。市民の声で残してくれというのは知っていますけれども、その辺が、いえ、残して耐震工事をするかもしれませんと言ったときに、確かに市民の声は大事ですけども、市としても財政がある中で、例えば耐震工事をしたら幾らかかるんだとか、いや、つぶしてきれいに建て替えたほうがもっと使いやすいとか、その辺も極端にすごい小さいお金までとまでは言いませんけど、大体概算では多分出るとは思うんですよ。大体雰囲気というか、例えばプラマイ1億とかあるかもしれません。1億でも大きいですよ。その辺をちゃんと見据えた上で、ロードマップというか、道をつくっていかないと、小さい金がどんどん無駄になくなっていくとまずいなと思いますので、この辺については市の当局については、早めに各課でとりまとめて、ロードマップをつくった中で、予算の執行というのをやっていかないといけないと思います。ぜひともよろしくお願いします。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  簡潔に聞きますので。  市民会館と市民劇場の使用料の中で、平成28年度、不納欠損が出ていると思うんですけれども、この説明をしていただけますか。決算で大事なことなので。いただいたものにはないです。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  過年度分の不納欠損に関しましては、平成28年度が4,242円、そして28年度分、13万6,233円、この使用料は、機器の管理の際に出てくるもの。通常は貸館の際には、このホールを借りますよと言ったときには前払い制となっております。ただその中で、クーラーとか機器を別個お借りしたいときは、実績で追加でいただくような形で、その日で何時間クーラーを使いましたということで、その日で納付書をお渡しする形になるんですけれども、その28年度分の不納欠損になっております。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  市民劇場は13万6,000円、ちょっと大きいですけど、これも電気料ですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  機械とかの部分になるんですけれども、こちらは実際に終わった後に申込相手に電話したりとかやって、文書もやったりとかしたんですが、文書も返戻と、電話もつながらないと、東京リサーチに調べても、もう既に倒産しているという形で不納欠損になっている部分ですね。  先ほど申し上げたとおり、一般的には部屋を借りる、ホールを借りる代は前金、機器の部分という形です。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  13万6,000円というのは大きすぎるんじゃないかという話なんですけど、何件かになるんですか。そういったものを含めて1件ですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  クーラーとかバイクとか、その他もろもろの機械になっておりますね。これは1件分です。先ほど申し上げたリサーチのほうを調べた1件であります。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  ちょっと細かすぎるんですけど、4,242円、13万6,233円という形なんですけど、この不納欠損分もわかるようにみんなに配ってもらえますか。これは決算なので、平成23年のものの不納欠損ですけども、これをしっかり提示していただかないと審査できないので、よろしくお願いします。  以上です。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  わかりました。後でお持ちします。 ○委員長(平良識子)  不納欠損分の資料を後ほどお願いいたします。  ほかに質疑はございませんか。よろしいですか。                  (「進行」と言う者あり) ○委員長(平良識子)  ないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめておきます。  休憩いたします。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  池城安史主任技師。 ◎文化振興課新市民会館建設室主任技師(池城安史)  先ほど大山委員と前田千尋委員の質問の中で、修繕費についてあったんですけれども、まず、大山委員からの質問で、10月以降、休館なのに修繕費390万円程度使ったのかということがあったんですけれども、10月以降行ったのは、確かにバリケードの工事と電力切りかえの修繕費でした。実際はバリケードの工事については、修繕料からではなくて、新設改良工事費、費目が違っております。実際に4月から使った修繕費というのが390万円程度ありまして、4月から使った、修繕した内容としては、冷房設備だとか、施設の修繕費なので、会館を運営するのに必要な修繕だったということで390万円程度使っております。金額が全く一致していたので、勘違いして説明してしまいました。申しわけございませんでした。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  390万円、全部クーラーでいいのか。 ◎文化振興課新市民会館建設室主任技師(池城安史)  ではなくて。 ◆委員(大山孝夫)  360万円か。 ◎文化振興課新市民会館建設室主任技師(池城安史)  はい。360万円ぐらいになるんですけれども、冷房施設だとか、あとはシャッターも確かあったと思うんですけど、とにかく必要なものですね。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  これは時期はいつになっていますか。工期は。 ○委員長(平良識子)  池城安史主任技師。 ◎文化振興課新市民会館建設室主任技師(池城安史)  4月から10月までの範囲になるんですけれども、大体工期としては1週間、1件ごと、1件当たり1週間程度の工期の修繕という格好になります。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  聞きたいのは、これは閉まるとわかっているのに修理をしたのかどうかというのが知りたいんですよ。 ○委員長(平良識子)  池城安史主任技師。 ◎文化振興課新市民会館建設室主任技師(池城安史)  外壁の修繕もあったんですけれども、そちらも利用者の安全を保つためにも必要な経費だったものだと考えております。 ○委員長(平良識子)  渡慶次一司副部長。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  追加で説明させていただいてよろしいですか。  実際に平成28年度は耐震調査をやっていますので、結果によっては、場合によっては休館になるだろうというところはあったんですが、見込みですぐ予約を取り消すわけにはいかないので、既に予約を受け付けていた時期もございますので、そういった部分としては適正に館を運営して、利用者の皆様にご提供するという意味から、機能は保全しないといけないということで、修繕料は使っています。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  後で資料で、使用中止の指針を決定した日と、あとは修理した項目、その日付、受注した日、工期、これをもらわないと、本当にその工事は妥当だったかどうか判定できませんので、次によろしくお願いします。 ○委員長(平良識子)  後ほど資料提供をお願いします。 ◆委員(大山孝夫)  とりあえずもらって、もらってからじゃないと多分、このままずっと待つことになると思うので、多分、集めないといけないと思いますので。 ○委員長(平良識子)  2時までに出せますか。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  2時までに大丈夫ですよ。 ○委員長(平良識子)  じゃ2時にこちらから再開しましょうか。 ◆委員(大山孝夫)  はい。 ○委員長(平良識子)  一旦休憩いたします。                  (休憩中に答弁者入室)
    ○委員長(平良識子)  再開いたします。  午前に引き続き文化振興課関係分を議題といたします。  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  今、お手元に資料2枚を送付させていただいております。  1つが野原委員からご質問のありました不納欠損、そしてもう1つが28年度の修繕料という形です。よろしくお願いします。 ○委員長(平良識子)  質疑に入ります。質疑はございますか。  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  私も工事の専門家ではないので見てわからないのですが、補修は絶対しないと、途中の運用の用には供しなかったという考え方でいいんですか。それとも、ここは壊れているけど、このままやり過ごそうと言ったら変ですけど、そういったことがなかったのか。ちょっとこれがどれなんですかというのは1個1個は言えないんですけども、例えば4番の照明スイッチの修繕は、このスイッチ・・・ほかのところはなかったのかとか、実際に、今、新聞報道になってしまうんですけど、4月26日の時点で、城間市長の記者会見で、再館する見通しはないということを述べているんですけど、その後で工事が幾つか入って、先ほどの答弁の中では、すぐキャンセルということはできないからということで、最低限の補修だと思うんですけど、本当にこれが最低限の補修に入るかどうかというのは。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  休館に関する城間市長の記者発表に関しては、10月12日でございます。  4月のお話は、耐震改修に関しての記者発表でございます。現市民会館に関しましては、10月13日からの休館となっております。このほうで12番が、先ほど高圧から低圧に変わった電気の切りかえ、そして13番がPCBを含有している変圧器がありまして、13番に関しては定期検査の結果、漏れが発覚したために、それの修繕。14番に関しては、シャッターで低圧でも分けられるようにという形のものの修繕でございます。  なので、先ほど言ったように、毎月の基本料金、高圧だったら約8万円、低圧だと1万円、だけれども、運び出すために必要なものもまだ入っていますので、シャッターを開けるための動力設備の修繕というのが14番になります。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  すみません、もう1回確認したいので、休憩前にも質問したんですけれども、いつ市民会館は使用停止しますというのが決まったんですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  休館の発表ではなくて、今後、市民会館として使わないという認識でよろしかったですか。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  いや、じゃなくて、とりあえず休館をしますというふうに決めた指針の日、発表の日でもいいですけども。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  10月12日でございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  28年? ◎文化振興課長(新垣和彦)  はい、そうです。平成28年10月12日に決定記者会見発表の後、翌13日からの休館でございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  それ以降の予約というのは入っていたのを全部キャンセルしたということですか。 ○委員長(平良識子)  新垣和彦課長。 ◎文化振興課長(新垣和彦)  今年度、ちょっと心配だったものですから、通常は1年間の施設予約の受け付けをしているのですが、28年度に関しては、結果が出てからということで、6カ月間の予約をしていましたので、後半に関しては予約は受け付けておりませんでした。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  概要についてはわかりました。  ただ予算が本当にこれを使わないといけなかったのかとか、不安定だというのがわかっていたというお話もありましたので、そのときに発表したから終わりではなくて、それまでに相場観というか、大体危ないというのがわかっていたんだったら、ある程度、本当にこの予算をこれだけつけるかどうかとかというのもあったでしょうし、多分、これぐらい大きい、閉める、閉めないんだったら、多分、議事録とかも残さないといけないような事案だったかなというふうには思います。  その中で、今度、閉鎖、取り壊しするのにしろ、残すにしろ、残すだと31億円以上と書いていますけども、その費用をどうやってするのかとか、閉めるためにはどうするのかというマイルストーンだとかロードマップ、計画、いろいろ言い方はありますけれども、それを決めないとどんどん今回使った予算が適当だったとおっしゃったとしても、今後、例えば29年度、30年度となったときに、無駄な予算を使う可能性があるので、そこについてははっきりと、できれば早急にマイルストーンを決めて、いつまでに閉めるのか、それとも残すのか、予算はどこからとるのかというのをしないと、多分、これが波及してしまうと、今度は新市民会館のほうにも、どっちともお金がかかってしまうというふうになると大変なので、その辺については市としてもしっかりとマイルストーンを決めてやっていただきたいと思います。  以上です。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございますか。                  (「なし」と言う者あり) ○委員長(平良識子)  進行いたします。  ないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめておきます。  休憩いたします。                 (休憩中に答弁者入れかえ) ○委員長(平良識子)  再開いたします。  次に、文化財課関係分を議題といたします。  岸本修文化財課長、説明をお願いいたします。 ◎文化財課長(岸本修)  それでは、お手元、決算説明資料に沿ってご説明をさせてください。よろしくお願いいたします。  平成28年度一般会計決算中、文化財課所管分についてご説明をさせていただきます。決算説明資料の39ページから42ページにかけて歳入予算の収納状況でございます。歳入予算につきましては、博物館における企画展示や識名園等の文化財の維持管理及び補修など、歳出予算の執行に伴う国及び県補助金並びに博物館や識名園等の入館料を計上しております。事業執行に伴う補助金につきましては、100%収納を完了しております。歳入予算、全体の収納率については、対予算98.5%の収納を完了しております。  なお、歳入予算について、恐れ入ります42ページをご覧ください。  42ページは、20款諸収入についての内訳となっておりますけれども、そのうちの4段目に雑入がございます。こちらは埋蔵文化財の発掘調査報告書の未刊行に関連いたしまして、全14件中、1件につきましては、契約業者に関して、平成28年度に解散による特別清算の手続が那覇地方裁判所において行われました。印刷業者側から保有財産に基づく債務の弁済案が提出されまして、裁判所における債権者集会において、那覇市を含む全債権者5社による弁済案に対する裁決の結果、那覇市を除く4社が提案に同意したことによりまして、弁済案が可決されまして、裁判所において特別清算の手続が決定されました。  その結果、本市の債権249万9,000円に対しまして、分配額、お手元の収入済み額になりますけれども、9万8,142円が確定しまして、平成28年10月14日、那覇地方裁判所において、特別清算終結が確定いたしました。本市は分配額を収納しまして、特別清算の終結によりまして、分配額を除く債権が消滅いたしましたので、それにより不納欠損の事務処理を行っております。文化財課といたしましては、このような事態の再発防止を徹底するために、新たに発掘調査及び報告書作成並びに支出事務に至る手順書を作成いたしまして、発掘調査関連業務の進捗管理を担当者、グループ長及び管理職が審査し、支出に際しては現物の添付を義務づけ、二度とこのような事案が発生しないよう課内チェック体制の整備を行い、昨年度から実施をしております。  今回の事案を重く受けとめまして、深く反省するとともに、再発防止を徹底してまいります。  次に、歳出予算についてご説明させていただきます。44ページをご覧ください。  平成28年度は、歴史博物館、こちらからは歴史博物館の事業になりますけれども、歴史博物館の主要事業といたしまして、2款総務費、国宝「琉球国王尚家関係資料」修理事業では、国庫補助のほか、住友財団及び朝日新聞文化財団の補助を活用いたしまして、文書記録類22冊の保存修理を行っております。  次に、45ページをお願いいたします。歴史博物館企画展事業では、7つの企画展示を実施いたしました。企画展の開催中、展示解説会及びギャラリートークなどの展示会場を使っての講座のほか、那覇の港ぶら歩きと題しまして、屋外の史跡を巡る解説会を開催いたしました。  次に、46ページの8款土木費、こちらは埋蔵文化財発掘調査報告書の未刊行により、国土交通省所管の補助金に係る返還金でございます。償還金294万3,150円、還付加算金154万8,657円、総額で449万1,807円を返還しております。  次に、46ページから57ページにかけましては、識名園、玉陵等の指定文化財の運営管理費並びに埋蔵文化財の発掘調査に係る経費でございます。  識名園につきましては、識名園御殿東側の屋根漆喰補修工事、伊江殿内庭園では東側斜面地の整備工事、安谷川(アダニガー)につきましては、屋根及び石積みの修理工事を行っております。埋蔵文化財関連では、大規模開発事業に伴う8カ所の調査、個人住宅等の建設に伴う試掘調査とそれぞれ試掘調査及び資料整理を行っております。  58ページから60ページにかけては、壺屋焼物博物館の管理運営に係る経費でございます。主要事業といたしまして、恐れ入ります59ページにございます出前子ども博物館事業では、小中学校に出向きまして、焼物の出前展示、さらに出前事業、さらに学校からの要望に対応する形で教材を作成しますゲストティーチャープログラムを行い、教育普及に努めたところでございます。  また、60ページの特別展事業では、朝鮮人陶工が沖縄に陶器技術を伝えてから400年目の節目に当たるところから、特別展を実施しております。期間中、県立芸大講堂におきまして、国際シンポジウムを2回開催しました。シンポジウムでは国内の研究者のほか、韓国からも研究者をお迎えいたしまして、基調講演並びにシンポジウムを行っております。  さらに、焼物博物館館内の企画展示室においては、企画展示室を活用しまして8回の展示会を実施いたしました。なお、市内遺跡発掘調査と県道153号外1線街路改良工事に伴う発掘調査につきましては、平成27年度事業の一部を繰り越しまして、28年度に事業を執行しております。なお、平成28年度事業から29年度への繰り越しはございません。  歳出予算全体の執行率は96.4%でございます。  以上が決算の概要でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(平良識子)  これより質疑に入ります。  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  それでは、忘れないうちに。先ほど文化振興課関連の決算での質疑で少しわからなかった部分についてお尋ねいたします。  久茂地小学校跡の発掘調査について、28年度に調査を行っておりましたが、調査の期間と発掘からわかったことと、その文化財発掘調査によってどういうことがわかったのかということをご説明いただけますでしょうか。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  当該事業につきましては、担当の玉城主査から説明をさせていただきます。 ○委員長(平良識子)  玉城主査、お願いします。 ◎文化財課主査(玉城安明)  久茂地小学校跡の発掘調査を担当しました玉城です。よろしくお願いいたします。  平成28年度の発掘調査ですけれども、調査の期間としましては、10月7日から翌年の2月28日までの期間で実施しております。実際の調査は、現地での作業は1月31日までの期間で行っておりまして、残りの約ひと月については調査の成果のとりまとめを行い、その成果物を取り揃えるという期間として設定しております。
     具体的な成果としましては、当初、久茂地村跡ということで、王府時代から成立しております集落になっているものですから、その集落の包蔵されている可能性が非常に大きいのではないかと、特に当該地においては、那覇の大阿母の屋敷があったとされている場所でもありますので、そういった遺構が確認される可能性が非常に大きいということで調査を実施したわけですけれども、調査の結果としまして、現時点で確認されているのは、戦前まで当該地にあったとされています尋常小学校、厳密にいいますと、国民学校ということになりますけれども、成立した時期が、いわゆる尋常小学校ということでしたので、名称としましては久茂地尋常小学校跡ということで私どもは認識しております。  以上です。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  この28年度の調査を踏まえて、今後、校舎のほうが取り壊しになりますから、皆さんとしては残りの部分、28年度に終わった部分ではない。残りの部分についての発掘の計画だというものがありましたらお答えいただけますでしょうか。 ○委員長(平良識子)  玉城主査。 ◎文化財課主査(玉城安明)  今年度は既存の施設、校舎の取り壊しが行われる予定になっておりますけれども、その際に、私どものほうでぜひ立ち会いを行いまして、その箇所に万一、その他、文化財の包蔵されているのが確認されますと、それに対応できるような形で準備をしております。具体的には、新市民会館建設室のほうで発表しておりますけれども、この秋までに工事が行われるということですので、私どももそれに対応できるような形で準備をしております。それについての予算についてもある程度確保しておりますので、それに対応できるような形でいるというところです。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  決算ですので、28年度の発掘調査から見て、皆さんの現場での説明では、要するに運動場の部分がほぼ中心に発掘されましたけれども、校舎の部分についてはある程度何が発掘されるのかというのは多分、戦前の写真だとか、ある種遺構から見た何が出てきそうだというのは予想ついていると思うんですね。あとは大阿母志良礼の居住跡というか、そういうものについては、資料の整理というのはされていらっしゃるんですか。 ○委員長(平良識子)  玉城主査。 ◎文化財課主査(玉城安明)  今回の当該地に大阿母の屋敷があったということではございますけれども、発掘調査及び事前の試掘調査においては、具体的な大阿母の屋敷の存在を示すような遺構は、残念ながら確認されておりません。これは結果的に判明した状況でありますけれども、ただ28年度の調査においては、当初想定した発掘区分の範囲を超えて遺構が広がる可能性が確認されております。ですので、今年度は、とりあえずグラウンド部分について延びるであろう遺構部分、それと先ほど申しました既存の建物を取り壊した部分について、新たに遺構が確認される可能性がありますので、それを含めて今回、一括して調査をするつもりでおります。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  ありがとうございます。ぜひ副部長、しっかりと調査する時間と、あとは公開が大事ですから、随分多くの方がお集まりになられて現場説明会にも参加されていたのを、私も参加しましたので、そういう機会をぜひ設けていただければなと思いますので、ぜひ答弁をお願いいたします。 ○委員長(平良識子)  渡慶次一司市民文化部副部長。 ◎市民文化部副部長(渡慶次一司)  文化財につきましては、これまでも発掘調査の時点で現場の遺構などが発見された場合は、その資料の状況を市民の皆様にご報告、あるいは説明会をするような形で提供しておりますので、今回もそのような形で、ぜひ機会をつくっていくべきというふうには考えております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  ありがとうございます。  それであと1点だけ質疑をさせていただきます。  これは事業とかには書いていない部分なんですけれども、恐らく皆さんの中で、埋蔵文化財での発掘調査における収蔵品というのか、発掘したものを保管する場所というのを持たれていると思うんですね。それが何箇所あって、どれぐらいの予算をかけているのかということについてお答えいただけますか。 ○委員長(平良識子)  島弘副参事。 ◎文化財課副参事(島弘)  埋蔵文化財発掘調査をした際に遺物ということで収蔵品が出てくるんですけれども、それを今、那覇市内において。  失礼しました。  那覇市内のほうで5カ所に分けて置いてあります。分散して収蔵している状況です。単箱みたいなコンテナ数にすると確か2万箱近くあったかなという記憶をしております。それで予算を、資料数の予算額としては1,035万4,817円を支出しています。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  すみません、もう一度、今、聞き取りづらかったんですけれども、その5部屋を借りて、年間の賃料が幾らかというのをもう一度お答えいただけますか。 ○委員長(平良識子)  島弘副参事。 ◎文化財課副参事(島弘)  5つの部屋を借り、倉庫を借りまして、1,035万4,817円です。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  ただいまのご説明に若干補足をさせていただきたいと思います。  ただいま申し上げました一千数十万につきましては、これはまず、とまりん内にございます資料室の賃借料として、そして南風原に倉庫として借用している場所がございます。この2カ所に対する支出額として、以上の執行があるということでございます。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  この2カ所というのはずっとお借りしているんでしょうか。何年も前から借りていらっしゃいますか。 ○委員長(平良識子)  島弘副参事。 ◎文化財課副参事(島弘)  とまりんの資料室については、平成25年からです。南風原のほうにまた1つ借りているんですけれども、これは平成24年から借りています。約5年ということですね。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  また、この以前はどうだったのかというのは聞きたいところなんですけれども、こうやって発掘調査を手がけていて、当然、収蔵品というか遺物というか、発見されるわけですよね。特に開発が進んでいって、開発をかけるたびに発掘調査を皆さんが手がけられているから、増えるのは当然だと思うんですよ。でもこれはずっと1,000万円を10年かけても1億円かかるわけですから、そろそろ、ここはちゃんと皆さんの方針の中には、埋蔵文化財センターというか、そういう収蔵品みたいなものの建設というのはかつてあったわけですから、それを何か見ないふりしてやり過ごすのではなくて、抜本的な収蔵庫の確保というのは、やっぱり検討されるべきというか、皆さんの中で課内で検討して、今後、どれぐらいかかるのかというのを計算した上で、他の施設、公共施設との検討がかなり必要だと思いますから、そういうのを挙げていただければなと思うんですけども、課長、いかがですか。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  ご指摘のとおり、埋蔵文化財センターというのは、これまでの大きな課題でございます。それに加えまして、今後のことを考えていきますと、やはり発掘調査というのはこれからも継続していく、当然、そういう作業でございますので、その中ではどういう遺物をどの程度まで保存していくのかというところも、やはり今後の課題としては検討していく必要があろうかと考えております。やはりこれにつきましては、文化庁からもその内容につきましては通知がございますけれども、各地区において、文化財遺物の保存する方針、あるいは基準というものを明確に定めた上で、今後、どういう形で保存していくのかというところは重要な課題ですよということを指摘も頂戴しているものでございますので、ご指摘の埋蔵文化財センターの建築とあわせて、どの程度のものをどのような形で保存を継続するのか、あるいは場合によっては、その中で廃棄するものはないのかというところの基準も含めて、今後、大きな課題として検討してまいりたいと思っております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  以上です。ありがとうございます。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございますか。  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  例の文化財でつくられるべき資料、報告書がつくられていなかったということで、先般、議会でも大変な審議になりましたけれども、先ほどもあったんですが、これは新しい議員もいますので包括的に聞きたいのが、今、把握している時点で実害といいますか、どれぐらいの那覇市としての損害が生じているのか、簡単にまとめられるのであれば、経緯も含めて答弁をもらえますか。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  ただいまの点につきましては、まず、先ほども歳出の中でご説明いたしましたとおり、返還金というものが発生しております。これが総額として449万1,807円、これが実質に返還として支出した金額となっております。  具体的に新たな予算の支出という形では、現状においては約450万円近い数字、この部分が新たな支出というふうになっているものというふうに考えているものでございます。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  一応、決算審査なので、念のため確認の答弁をもらわないといけないなと思っているのは、先ほど再発防止のところで手引きを作成したということでありますけれども、28年度、そして今年度も10月目前ですけれども、その手引きに基づいて再発防止にしっかりやっているということでよろしいですか。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  同様な事案が再発することがないよう、昨年、策定いたしました手順書に沿って、現在、その手順書の実施を徹底しているところでございます。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  当時も議論になりましたけれども、我々はこういう決算審査もそうですけれども、調査をして報告書が上がったということで報告を受けているわけですから、それが予算になっているわけですので、本当に1つ1つ監査ではないので、委員会で議員が物まで確認しませんよね。当時、議論になったのは、じゃ物まで議員が確認しないといけないのかというぐらいの話までになってしまうので、それはあり得ない話かもしれませんので、我々は決算資料として上がってきたものをちゃんと報告書をつくっているというようなことで審議にいかなければならないと思いますので、それはしっかりとやっていただきたいと思います。  最後に、別件なんですけれども、識名園なんですね。28年度、水質浄化業務ですか。これの水質悪化が見られたということですけれども、その事業の結果というか、実施結果の詳しいところを教えてもらえますか。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  識名園については、園内の池については、表面に藻が浮いているというふうなところからのご指摘が以前よりあったところでございます。その水質浄化の対応につきましては、ルミライトという鉱物を散布することによりまして、表面に浮いてまいります藻の発生を抑えるというふうな効果を期待しておりまして、それを実施しているところでございます。その実施期間が今年度でちょうど5年目というところになっております。  その間の水質の科学的な数値につきましては、まず透明度につきましては、実施前よりも改善をされているというふうな形で報告書の数値をいただいているところでございます。また、成分的な部分でも非常に浄化は数値的には進んでいるというふうな報告をいただいております。ただ現状からしますと、やはり表面にはまだ藻が浮いている状況がまだ継続しているというところはどうしてもまだ改善が十分されていないというところではございますので、私どもとしては、ルミライト以外の浄化の方法がないものかというところで今、調査をしているところでございます。  以上でございます。
    ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  ちょっと聞きたいのが、水質浄化業務に関しては、これは補助金とか、国のほうからあるんですか。単費でやっているんですか。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  現在のルミライトの実施につきましては、文化庁からの補助金を一部受けまして実施をしているところでございます。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  これは議員としていろんな市民の方からも意見も聞くので、応援する意味で聞きたいのが、例えばその方法で28年度で実施されたということなんですけれども、ほかの方法というのも検討されたのか、要するにそれは今後のこととして僕は聞きたいから聞くんですけれども、何かもっと予算をかければ、もっと水質改善できるというような、何か選択肢もほかにありはするんですか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  水質の浄化につきましては、ルミライトの投入前から調査をしているところではございますけれども、画期的な手法という部分がまだ明確には見出せていないというところが現状ではございます。当時、検討した内容につきましては、やはり水質の浄化に直接影響があるであろう水量の減少部分、それについての対応策として、水を外部から導入するという方法についても検討がなされたようでございます。  ただ、水を外部から導入することにつきましては、その池に隣接する部分にシマチスジノリの発生地としての育徳泉がございます。そこへの既存の生物への影響ということもやはり十分に考慮しなければならないというところがございまして、当時は外部からの水の導入というところにはなかなか踏み切れなかったというふうな経過があるというふうに聞いているところでございますけれども、現状については、ルミライト以外の方法として具体的に何があるかというところはまだ明確には確認できていない。今、調査の最中というところでございます。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  わかりました。  今、聞いた理由は、市民の方からは、幾らかけてもいいから、あそこはきれいにしたほうがいいんじゃないかという声も聞くものですから、技術的な部分で難しいということを理解しました。わかりました。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございますか。  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  数字のところで教えていただきたいのですが、46ページの教育費01事業一般事務費の中の使用料及び賃借料というのは、先ほど言った、何か借りて、どこの賃借料とか、何でしょうか。一番下の枠の中にある上から6番目ですね。使用料及び賃借料、これは何のお金でしょうか。 ○委員長(平良識子)  根路銘敦子主幹。 ◎文化財課主幹(根路銘敦子)  これはタクシーの借り上げですね。タクシーチケット代です。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  これは来た方がそういうふうに配っているのか。 ○委員長(平良識子)  根路銘敦子主幹。 ◎文化財課主幹(根路銘敦子)  職員用で、現場に行くときに使うように、タクシーチケットでございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  ちなみに、これはこの金額分を全部渡して使って終わったということなんですか。それともチケットだけ先に買っているのか。このタクシーチケットのシステムがよくわからないのですが。 ○委員長(平良識子)  岸本修課長。 ◎文化財課長(岸本修)  このタクシー使用料につきましては、まずタクシーチケットというのが金額の記入されていない使用可能なものが配布されます。それを実際に使った分だけの金額を記入しまして、タクシー会社のほうにお支払いをするという形をとりまして、それがひと月まとめて幾らの実績でしたという形で請求がきまして支出をするという内容になっております。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。  あと、例えば51ページの那覇市内遺跡発掘調査のところの印刷製本費とかで、これは金額部分で180万円を超えているような入札ですけれども、あとはほかの印刷製本を見ると1万円ぐらいで終わっているやつもあるのですが、この差というのは、なんで印刷製本費を事業によって変えているというのはあるんですか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  ご指摘のありました発掘調査に伴います印刷製本費の中には、180万円というのは繰越明許費に含まれている印刷製本費についてのご指摘かと思いますけれども、それにつきましては、発掘調査に伴います報告書の作成のために要する金額として、やはり多額になりますので、100万円を超える場合がございます。それ以外の事業に関する印刷製本といたしましては、まず印刷費として、ポスター、チラシ等を事業によっては印刷がございますので、金額にそれだけの差が出ているというものでございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。  あと、これはどこの部分かわからないのですが、主要政策の実績効果等の説明の51ページのもので、(2)広報活動、オの項目で、観光パンフNAHA NAVIや航空会社の機内誌等を活用し、情報発信を図ったとあるんですけれども、航空会社の機内誌を作成するということは、ほぼお客さんというか、観光客向けてにこの事業は展開したと思うんですけれども、それで観光客については何名入ったかというのは、効果についてはどういうふうに評価していますでしょうか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  まず、広報活動につきましては、経費として、こちらが負担しているということではなくて、先方のほうが載せたいというふうなご要望をいただきまして、画像等を協力するという形で掲載していただいております。経費については特に、予算的な支出はございません。  ただ入館者の内訳として、観光客が内訳として何名というふうな統計的なデータはなかなかお一人ずつに観光客ですかというふうに聞けない部分もあるものですから、統計的な数値はまだ全体的には把握はできておりませんけれども、入館者についてはアンケートをお願いしておりまして、県内ですか、県外ですかと、県外の場合はどちらからでしょうかというふうな項目を設けまして、その中で極力把握するように努めておりますけれども、残念ながらアンケートそのものがなかなか低い回収率にとどまっているというところで、観光客がどの程度なのかというふうな内訳までは把握しきれていないというのが現状でございます。 ○委員長(平良識子)  大山孝夫委員。 ◆委員(大山孝夫)  わかりました。  ほかの他県でやっているところは券売機の中に、同じ500円同士なんですけど、県内と県外と、市内・市外だったかな、というやつでとっているところはありましたので、だったらお金は一緒なんですけど、押すボタンはそこで変えて、利用客のパーセンテージをはかっているところもありましたので、お金をかけて利益をとるところにかけないと意味がないと思いますので、その辺も十分研究していただきたいと思います。  以上です。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございますか。  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  お疲れさまです。  いろいろ事業を行われているので、決算ですので、その28年度の事業の効果とかもお聞きしたいと思うんですけど、まず、歴史博物館の企画展事業では、政策説明資料の事業評価では、全体の入館者は減となったが、学生の入館者は増加したとあったんですね。全体がなかなか伸びないというのは課題の1つだと思うんですけども、学生の入館者が増加したという学校への働きかけというのがありましたけど、その取り組みについて、効果があったのかどうか教えてください。 ○委員長(平良識子)  新屋佳代文化財課主幹。 ◎文化財課主幹(新屋佳代)  28年度の学生の入館者数についてお答えいたします。  学校現場に働きかけを行いまして、27年度から連携している平和学習の一環として、上山中学校ですとか、あとはうるま市などの市外からも来館者がありました。来館者の総数につきましては、対前年度比244名の増となっております。  以上です。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  学校現場でどんなふうに働きかけたのかなというのをもう少し知りたかったのですが、上山中学校とかもありましたけど、できれば市内の小中学校をもっと使って、文化財のことだとかいろいろ歴史だとか知ってもらうきっかけになったらいいなと思うんですけど、28年度は少し増えましたけど、ことしも含めて、今後の展開としては学校への働きかけをどんなふうにするのか、もう少し教えてもらえますか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  ご指摘のとおり、やはり入館者の増については大きな課題でございますので、特に小中学校への働きかけにつきましては、例えば今年度、29年度からは特に直接各学校のほうへ、特に歴史博物館については、近隣の小中学校、あるいは壺屋焼物博物館についても、その周辺の小中学校という形で、直接職員が出向きまして、壺屋焼物博物館の場合には出前事業なども行っておりますので、こういうふうな事業がありますという形と、新たに昨年度からゲストティーチャープログラムという形で、学校側が望む時間数であったり、その内容であったりというのを学校側と調整しながらプログラムをつくり上げていくというふうな事業を立ち上げております。そういう形で壺屋焼物博物館のほうでは極力、博物館を教材としてご利用いただけるような環境を整えまして、営業活動に努めているという状況があります。  歴史博物館につきましても、例えば今年度実施しました絵手紙の展示会につきましては、所有者でございます方が直接ギャラリートークをしたいというふうなご希望もございましたので、そういう内容でプログラムを、例えば学校のほうでもできますよというふうな形で、学校側のほうへお話を持っていくというふうな形で、より具体的な形での提案を今後は継続していきたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  出前のほうもあるということで、その連携場所が歴史博物館と壺屋焼物博物館なのかなと思いますし、頑張っていただきたいと思います。  あと、どうしても触れないといけないのは、未刊行の返還金ですけれども、しっかりと処理をしたというところでは再スタートなのかなと思いますけど、先ほどの質疑の中でも、手順書に沿ってやっているということでした。  この中で、28年度でも刊行物を今後発行するというのがありますけれども、その準備というのはちゃんとしているのかどうかをお願いします。 ○委員長(平良識子)
     岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  まず、28年度中の報告書の刊行予定につきましては、2種類、2冊予定しておりまして、その2つの調査につきましては、予定どおり刊行を完了しているところでございます。その2件については、市政情報センターのほうへも送付を完了しております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  大切な作業ですので、二度とと同じようなことがないようにしっかりと努めていただきたいと思いますし、この刊行物は今後残す、引き継ぐものとしてはとても大切なものだと思いますので、頑張ってください。  以上です。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございますか。  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  関連して。今、前田委員に関連して、未刊行の刊行物、この中で、去年も定例会で質疑もしましたけれども、不納欠損になりそうな部分がありますということでも答弁を受けていました。その辺の、最終的に不納欠損が1件出たと思うんですけど、その数字とその辺の状況をいま一度、丁寧に説明をしていただけますか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  まず、不納欠損につきましては、先ほどご説明の中でも若干触れましたけれども、本市が主張しておりました債権額として249万9,000円でございました。そのうち、分配額として確定したものが9万8,142円であります。差し引き、ごめんなさい、今すぐには計算できないんですが、債権額249万9,000円から分配額の9万8,142円を差し引いた残額、それが不納欠損額というふうになるものでございます。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  240万858円ですね。になると思います。ここにもう着地したということだったので、ちょっと確認をさせていただきました。  一応、大変大きな額なものですから、決算のときにもしっかり前もって説明してあげればなと思いましたので、以上です。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございますか。                  (「進行」と言う者あり) ○委員長(平良識子)  ないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめておきます。  休憩いたします。                  (休憩中に答弁者退室) ○委員長(平良識子)  再開いたします。  これより議員間討議に入ります。自由討議でございます。  きょう議論をしていただきました決算の市民文化部関係分について、この質疑を深めた中で重要なポイントとか、あるいは意見を付しておきたいこととかを挙げていただければ助かります。  前田委員。 ◆委員(前田千尋)  ちょっと思い起こしながらですけれども、まず最初に、まちづくり協働推進課の地域(防災)案内付き掲示板設置の改修補助事業があったんですけれども、質疑の中では、150自治会の8割が活用できたとあったんですけども、2割は自分たちの持ち出しが1割あるものですから、捻出することが難しいなどの理由でできなかったところがあったんですよね。そういったところへの必要とされる、この案内板、掲示板というのは防災のためだとか、さまざまな活用がされる中で、活用できなかった自治体への補助のやり方、支援のあり方というのが課題として残っているんじゃないかなと思います。  また、自治会がない場所のところの掲示板設置のあり方とか、まだまだ課題があるのかなと思いましたので、今回、一括交付金で終わりますけれども、今後の課題として、さらに充実させてほしいなという意見が私はあります。  一旦、ここで終わります。 ○委員長(平良識子)  ほかにどうですか。 ◆委員(前田千尋)  さっき市民会館の運営費ですか、管理費がありましたけど、大山さんとかの議論にありましたけれども、修繕費、その時期で正しかったのかなというところの聞き取りがありましたけれども、やっぱり安全性も含めて、休館になったとしても、それの修繕は必要だったというところが明らかになったのではないかなと思いますので、今後、活用に関してはどのようにするのか、議題となっていますけれども、引き続き休館中でも安全性を保っていくことが求められているのかなと思います。  あと、さっき終わったばかりですけど、未刊行の解決の問題はやはり触れないといけないと思うんですよね。28年度であった部分がいよいよ決着したんですけれども、その分の二度ととこのようなことがないように取り組んでいるというところもありましたので、これをよしとしたいと思いますけれども、今後二度と起こらないように、しっかりと努めるようにというところは、もう一度示していただきたいなと思いました。  以上です。 ○委員長(平良識子)  ありがとうございます。  ほかに何かこの点でありますか。  野原委員。 ◆委員(野原嘉孝)  委員長報告には結びつかないかもしれないけど、今の不納欠損の大事な部分の説明というのは、やっぱり積極的に大変な部分があるかもしれないけど、やってほしいなと思いました。文化振興課と文化財課、未刊行の刊行物の件もそうですけど、去年、相当いろんな質疑があって、大事な部分であるべきものがあったので、これは前もってきちっと説明資料にも載せながら、先に説明をしっかりしておく姿勢が大事じゃないかなと思いました。  また、文化振興課の場合は未収金があって、平成23年、5年たったので、不納欠損という形になったんですけど、数字が大きかったので、本当に決算書を全部見ておかないと質疑できないという形になって、これは当たり前なんですけど、当局から出した説明資料で大体みんな見て、質疑するというのが定例になっているので、ここに載せなかったら多分スルーされてしまう形になるので、この辺の大事な部分は、言いにくい部分というのはあるかもしれないけれども、ちゃんとしっかりと説明をしっかり果たすということはやってほしいなと思いました。 ○委員長(平良識子)  ありがとうございます。  ほかにございますか。よろしいですか。                  (「進行」と言う者あり) ○委員長(平良識子)  特にないようでありますので、討議を終了いたします。 ○委員長(平良識子)  引き続き、厚生経済常任委員会を開会いたします。  休憩いたします。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  岸本修文化財課長、説明お願いいたします。 ◎文化財課長(岸本修)  失礼いたします。先ほど決算説明の中で、私どもで46ページ、一般事務費の中の使用料賃借料について、タクシー使用料のみの内容のようなご説明をさせていただきました。先ほど確認しましたところ、実はそれ以外に複写機、コピー機の使用料及び公用車としての使用料賃借料もその中に含まれておりました。現在、それぞれの個別の内訳については、積算の最中でございますけれども、大まかな部分からいきますと、まず公用車としての使用料がこの76万全体のほぼ4割を占めます。さらに、複写機、コピー機の使用料としてもほぼ同様に4割を占めるところでございます。タクシー使用料につきましては、2割弱というような状況でございます。大変申し訳ございませんでした。以上、修正してお詫び申し上げたいと思います。失礼いたしました。 ○委員長(平良識子)  それでは、陳情審査に入ります。  初めに陳情第1号、「虎瀬公園」の名称を「虎瀬山の御殿公園」に改称し、「佐藤惣之助の詩歌碑」を現在ある場所に残すとともに、同公園と同詩歌碑を那覇市の文化財に指定することについてを議題といたします。  本件については、文化財課及び公園管理課から、関係箇所についてそれぞれ説明をいただき、その後、質疑を行いたいと思います。  初めに岸本修文化財課長、説明をお願いいたします。 ◎文化財課長(岸本修)  それでは文化財課の管轄分としては、陳情の後段のほうにございます。まず詩歌碑を現在の虎瀬公園に残すという点と、新たに文化財の指定をしていただきたいと、この2件について文化財課のほうからご説明させていただきたいと思います。  まずこの佐藤惣之助の詩歌碑につきまして、現在地にそのまま継続して残すという点につきましては、私ども文化財課としては、現状につきましてはやはり川崎市との深い交流とのかかわりと加えまして、その川崎市民からの熱いご要望をいただいているという状況を踏まえまして、本会議中にもご答弁申し上げましたけれども、やはり移設についてまず検討をさせていただいているという状況でございます。  加えまして、文化財の新たな指定ということにつきましては、文化財として指定可能なものかどうかということについて、文化財指定に関する基準というものを那覇市として設定しておりますので、その中で該当するかどうかということについて今後慎重に調査をまず進めていく必要があるものと考えております。文化財の指定につきましてはその後、慎重に検討を加えさせていただきたいと思っているのが現状でございます。以上でございます。 ○委員長(平良識子)  次に、上原克公園管理課長、説明をお願いいたします。 ◎公園管理課長(上原克)  それでは、虎瀬公園の名称を虎頭山の御殿公園に改めることについて説明いたします。  虎瀬公園につきましては、昭和60年の供用開始から30年以上、地域住民をはじめ多くの市民から憩いの場として親しまれている近隣公園であります。  名称の変更につきましては、地域住民、それから公園利用者のご意見、要望等を伺うとともに当該名称の歴史的な背景の検証を行いながら、今後の対応について検討をしていく必要があると考えております。以上です。 ○委員長(平良識子)  これより質疑に入ります。  奥間亮委員。 ◆委員(奥間亮)  公園の名称ですか、地域の人たちと話し合いをしながらということでしたけど、現時点では話し合いも含めて名称についてどこまで話は進んでいるんですか。 ○委員長(平良識子)  上原克公園管理課長。 ◎公園管理課長(上原克)  名称変更の陳情についてですけれども、6月の上旬に陳情内容について赤平自治会の自治会長、それと陳情人らとお会いして、陳情内容について説明を受けるとともに意見交換を行ったところであります。  その中で確認した事項が、次の4点を確認されたので、改めて説明したいと思います。  まず1点目、これまでに赤平自治会から公園名称の変更の要望、陳情を行ったことはないと、今が回初めてである。  2点目に、地域の会合等の場では、今でも「公園名称がなぜ虎瀬公園なのか」との疑問の声が挙がることがある。  3点目、首里中学校の校歌の中に虎頭山という歌詞があるように、地域では虎頭山が定着している。  4点目、公園名称の変更はすぐにということは難しい、このためまずは地域との意見交換や文献等の調査を行っていく必要がある。  以上の4点についてお互いで確認したところであります。  その後、よく首里地域の公園について地域から陳情・要望がある機会があります。その際には地域の方々の意見を聞いて、特に自治会の会員の方であれば、「今、虎瀬公園についてこういう話があるんですけど、皆さんどう思いますか」と意見を聴取しているところであります。その中で自治会の方々の大半の意見は、「あそこは虎瀬公園とは言わずに自分らはトゥラジ山とかトゥラズ山と呼んでいますよ」ということは伺っています。  今後については、自治会の会員以外に一般公園利用者の方々の意見も聞きながら、多くの意見を集約していきながら、本当にこの公園の名前を改めるほうがいいのか、それとも現在のままでいいのか、ほかにもっといい方法がないかを、意見聴取をしながら検討をしていくことになると考えております。以上です。 ○委員長(平良識子)  奥間亮委員。
    ◆委員(奥間亮)  すぐには難しいという話もありましたけれども、今の形でいろんな人からの意見を聞いて集約して、その後に仮に名称変更ということになれば、今までその例があるのかというのも聞きたいですし、また乗り越えないといけない何か課題とかがあれば、先ほど調査というのもありましたよね。仮に意見を集約した後のこと、何か課題というか、困難な壁があるのか、懸念している点とかがあれば、聞かせてください。 ○委員長(平良識子)  上原克公園管理課長。 ◎公園管理課長(上原克)  名称についての変更、過去の事例としては新都心公園でありました。新都心公園地区にある公園約10カ所ぐらい、近隣公園2カ所、それから街区公園8カ所、合わせて10カ所の公園があるんですけれども、そこについては区画整理以前に公園の名称を仮の名称を付けておいて、公園の整備後には正式の名称にしましょうということを地域と、それから行政側で話し合いをして進めたケースがあります。  その場合は、地域の方々が地域の公園は自分たちで親しみを持てる公園の名前にしたいというようなことがあって、行政側もそういうことであればお互いに協力しましょうということで、当初は仮の名称を付けて、それが平成7年に仮の名称を付けて、10年後の公園整備が終わった平成17年に、改めて地域提案型の名称にしたケースがあります。  乗り越えないといけない課題としては、先ほど説明したんですけれども、虎瀬公園として昭和60年の供用開始から30年以上経っています。そうすると30年間「虎瀬公園」となじんでいる方が、「今回名称を変えますよ」といったときに「なぜ変えるの」ということになるので、その辺のことは行政、それから今回陳情人だけではなくて、こういう一般利用者の方も「こういうことがあったのか、じゃ、名前についてどうしよう」と地域が盛り上がって、その中でそのままがいいのか、改めたほうがいいのか、その意見を聞きながら判断をしていくことになると思います。それが一番の課題かなと考えております。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑ございませんか。  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  よくわからないので、現状を教えていただきたく。  先ほど地域の皆さんとありましたし、6月上旬に陳情者の方と赤平の自治会長とお会いしたということがありましたけど、自治会長ではあるんですけど、自治会自体がそういうふうにしてくれと言っているのか、地域の市民の人たちがどのくらい変更したいと言っているのか、そのお声の強さがよくわからないんですけれども、実態がわかりますか。 ○委員長(平良識子)  上原克公園管理課長。 ◎公園管理課長(上原克)  そこについては、この陳情書の内容とか前回お会いした範囲から申しますと、陳情書の中に書かれていることとして、首里赤平町と首里久場川町の両町民は公園名をトゥラジ山またはトゥラジ山公園と呼んでいる方々がいると、1点目ですね。それを前回お会いしたときに言われたことが、先ほども説明したんですけれども、地域の会合等の場で今でも公園名称がなぜ虎瀬公園なのかと疑問の声が挙がることがあると、それが2点。それ以外に、先ほど説明しましたように、首里地域で公園に対する陳情・要望があるときに自治会の会員の方に聞くと、自分たちは向こうはトゥラジ山、虎頭山と呼んでいるよということを聞いていますので、ある限られた範囲ですけれども、その人たちの中では名称については改めたほうがいいんじゃないかなと考えている人がいると思われます。  ただし、先ほど課題といいました一般公園利用者の方、もともと地域に住んでいない方は虎瀬公園ということで供用開始から30年以上なじんでいますので、それを変更するのであれば、その辺の説明もきれいにしていかないといけないのかなというふうに考えております。以上です。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  先ほど例として新都心公園が開園して10年ぐらいで変わったといいましたけど、もうこちらは30年以上になっていて、いろんな方々が、地域だけではなく市民だったり、いろんな方たちが活用していると思うので、その意見も大切かなと思いました。  この陳情は、今回は公園の名前のこともあるんですけど、佐藤惣之助さんの詩碑をそのまま置いてくれというのがあったので、改めてこれを読んだら佐藤さんの功績というのはとても大きいとわかるんですけど、どういった方なのか、改めて基本的なことですけれどもお聞きしたいのと、本当に深い川崎市との交流と、川崎市民の要望は移転なわけですよね。もっといろいろ目につくところにという要望がありますので、那覇市としては改めてどういう方向性を持っているのかお聞きしたいですが、いかがですか。 ○委員長(平良識子)  岸本修文化財課長。 ◎文化財課長(岸本修)  まず私のほうからは、ご質問の中の川崎市との交流の関わりの中で、本市として移設に関しての方針というところでご説明をさせていただきたいと思います。  現状におきましては、私どもとしてはやはり当初の要請をちょうだいしました際に、川崎市の市議団の多数の移設に関する要望についてご署名をちょうだいしております。その多数の市議団の方々のご署名ということは、そのバックにはそれ以上に多くの川崎市民の声が反映されたものというふうに私どもとしては認識をしておりますので、やはりこれまでの川崎市との交流並びに川崎市の詩歌碑、それ自体が川崎市からの寄贈によって設置されたものであるという状況から考えていきますと、やはり私どもとしては川崎市側の非常に移設についての強い思いについては尊重していく必要があるものというふうに受け取っており、移設に向けて現在調整を進めているところであります。  なお、惣之助氏の業績等につきましては、歴史博物館の学芸員から申し述べさせていただきます。 ○委員長(平良識子)  外間政明文化財課主幹。 ◎文化財課主幹(外間政明)  惣之助の碑なんですが、この佐藤惣之助、1890年(明治23年)に生まれまして、もちろん川崎市出身でございます。大正11年から2カ月余りにかけて沖縄を旅行して、那覇で滞在するんですが、足繁く首里に通いまして、首里で11篇ほどの詩を残しております。また、本土のほうでも沖縄出身の文化人、津嘉山一穂とか伊波南哲という文化人を指導しておりまして、本土においても沖縄側の面倒を見たといいますか、沖縄との関係をずっともっていました。しかし、1942年(昭和17年)の5月15日に享年53歳で死去しております。1959年になりまして、古江亮仁という川崎出身の文化協会の理事なんですが、その方が川崎市民に呼びかけまして、本土復興で頑張っている沖縄県那覇市に対し佐藤惣之助氏の詩歌碑を送ろうと、浄財を集めましてお金をつくりまして、さらに同じく川崎出身の浜田庄司に詩碑をデザインしていただいて、惣之助17回忌に当たる1959年5月11日に琉大の地に場所を選んで除幕式が行われております。経緯については以上です。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  沖縄と、そして那覇市と本当に親交が深い方だったということがわかりましたし、川崎市民の皆さんがこの詩歌碑に思いを寄せることがどれぐらい重たいのかということが、今の説明でわかりました。  本市は、移設に対する要望というのが市議団から多数あったと。確かに川崎市民の多くの要望があるんだなということもわかりました。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑ありますか。  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  まず、公園管理課のほうから。昭和60年に虎瀬公園がスタートしてから三十数年、32年ですか、まさにあるんですけど、その間にこの名称の件についての議論というのは当初も含めてこの30年間も含めて、何回かあったんでしょうか、全くなかったんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  上原克公園管理課長。 ◎公園管理課長(上原克)  その件なんですけれども、赤平自治会長のほうにも改めてその件を確認したんですよ。そうすると、赤平自治会長さんからは公園名称の変更の要望、陳情を行ったことはこれまでにはないと、今回が初めてでありますということで、地域からは初めてかと思います。  ということもありますので、行政側も名前を付けてそのまま虎瀬公園という名称を改めるという議論はこれまでになかったかと考えております。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  わかりました。文化財課にまた確認。この碑の序幕は琉大のほうで行ったということなんですけど、ここの虎瀬公園に設置をしたというのはどういう経緯でどういう背景があってのことなんでしょうか。そのときには移動、移設した、そこに置いたときには川崎関係の方たちはいらっしゃらなかったのかどうか。琉大のときも含めてですね。 ○委員長(平良識子)  外間政明文化財課主幹。 ◎文化財課主幹(外間政明)  まず琉大のほうに設置された経緯なんですが、川崎市から先ほどご説明したような事情をもって、那覇市との友好関係もあるので那覇市側に建立をしたいという旨がきております。当時の市長、兼次佐一市長の段階で場所を琉大跡地に選んでおります。それは惣之助の詩に「宵夏」という首里の風景を詠んだ歌が刻まれているので、首里の夜景、首里を見渡せる場所として首里城、当時の琉大内に建立されたかと思います。平成3年に首里城の復元に伴いまして、首里城城跡内に建立されました近代遺物、いわゆる琉大の校舎だったり、そして惣之助の碑も1959年に設置ですので近代遺物ということで、琉大内から近代遺物はすべて撤去という方針が国のほうから示されております。  これを受けまして、那覇市のほうはその撤去先をどこにするかという議論をしているようなんですが、申し訳ないですが、この点については情報公開等の請求もあって、調べた経緯はございますが、当時の文書等が残っておりませんので、どういう経緯で虎瀬公園に選ばれたかというのは正直、不明であります。  ただ、当時の工事関係者に聞き取り等を行いまして、やはり当時公園整備を行っていた虎瀬公園、そして首里からの、頂上からの展望を考えまして、虎瀬公園に決定をしたというふうには聞いております。  平成4年の6月に虎瀬公園で除幕式をしておりまして、当時の新聞によりますと、惣之助の従弟等々もお呼びして、除幕式を親泊市長の下、そしてまた当時の兼次市長もお呼びして、除幕式をしているようです。以上です。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑ございませんか。  よろしいですか。  ないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめておきます。  当局の皆様、お疲れさまでした。  休憩いたします。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  次に、陳情第3号、佐藤惣之助詩歌碑の移設に関することについてを議題といたします。  初めに、岸本修文化財課長、説明をお願いいたします。 ◎文化財課長(岸本修)  当該詩歌碑の移設につきましては、本市といたしましても移設に向けての対応を進めているところでございます。これまでの経過といたしましては、より多くの方々に見ていただける場所、加えて当初設置された琉大構内により近い場所というところでの大きな2点の柱を持ちまして、県の担当課と調整をしてまいりました。  それが、首里城レストセンター前の芝生広場内に設置させていただきたいという形で調整を進めておりましたけれども、当該芝生広場につきましては県のほうでも今後、公園整備の計画があるということで、そのような設置をしますと、公園整備の今後の整備に支障を来すという理由がありまして、芝生広場内については設置は許可できませんというふうな回答をいただいたところでございます。  その後、私どもとしてはより多くの方々に見ていただける場所ということで、首里城公園内の箇所で現在担当部署と調整を継続しているというのが現状でございます。以上でございます。 ○委員長(平良識子)  これより質疑に入ります。  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  この虎瀬公園で佐藤惣之助の碑があるということで、ここで平成3年か4年に除幕式をして、20数年もそちらにずっとあると。20年、25年以上も過ぎたら歴史になると思うんですけれども、この間、そこでのイベントとか何周年記念とかいう形のイベント等はやったことはあるんでしょうか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  当然、詩歌碑をテーマといたしまして何らかのイベントということは、私ども主催では少なくとも行った実績はございません。 ○委員長(平良識子)  野原嘉孝委員。 ◆委員(野原嘉孝)  わかりました。今、いろんな問われている姿勢があると思うんですけれども、本当にいっぱい人が目につくところに持っていけばいいのかなという移設のそういう姿勢であれば、同じような形で川崎の人から怒られてしまうのかなという気がします。これまで20数年間放っといたということが1つの問題なのかなという感じがしています。ただ移設だけすればいいということで捉えると、ちょっと間違ってしまうのかなという気がしてなりません。これは所感なので、いいです。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  先ほどの陳情1号のほうでも議論しているので、大体わかりましたけど、今、那覇市として首里城の中でより多くの人に見てもらえる場所を検討しているということでしたけれども、今回も何らかの理由でやめられたわけで、その次の場所というのが案があるのか、教えてください。 ○委員長(平良識子)  岸本修課長。 ◎文化財課長(岸本修)  ご質問の点につきましては、現在、県との調整の中で意見交換をまだ、事前協議という段階でございますので、まだ具体的にご提示できるような段階ではないと考えております。 ○委員長(平良識子)  前田千尋委員。 ◆委員(前田千尋)  わかりました。今、野原議員からもただ移せばいいわけじゃないというところは、私もそうだなと思うんですよね。移した後、どのように活用されていくのかというところがとても大切かなと思いますけれども、移転を考える中で、今後、川崎の皆さんの思いも含めてどんなふうに取り扱っていくのか、いきたいという構想があるのか教えてください。
    ○委員長(平良識子)  岸本修課長。 ◎文化財課長(岸本修)  移設後の活用については、ご指摘のとおり、ただ移せばいいというところではないものというふうには考えております。現在、私どもではまだ具体的にこうするという段階ではございませんけれども、案というレベルではございますけれども、やはり移設後にまず移設した場所にたどり着けるような表示板などの設置も、今後は必要ではないかというふうに考えているところでございます。  それを踏まえまして、この詩歌碑そのものの意義を説明し得る説明板というのも併せて設置しなければいけないのではないかというふうに現在考えております。  移設後には、そういうふうな形で周辺情報も含めて、移設とともに整備をしていきまして、詩歌碑の意義、加えてその意味合いを今後活用し得る環境を整えていきたいというふうに考えております。 ○委員長(平良識子)  前田委員。 ◆委員(前田千尋)  わかりました。頑張ってほしいんですけれども、議論の中で今の詩歌碑が、私も壺屋に住んでいるんで、浜田さんのお名前が出てきましたので、確かあれは新垣家の皆さんと一緒にアガリの窯かな、でつくったということで、その辺が壺屋にいて、もし場所が決まったら、壺屋でもそういった紹介もしていただきながら、多くのところで期待されながら佐藤惣之助さんの詩歌碑に壺屋の文化が息づいているとなると、とてもうれしいことだなと思いましたので、ひとつ思いましたので、早めに設置していただければと思いますけれども、あとこれは移動する際にはまた修復なども必要になってくるんですか。その辺は壺屋の陶工の皆さんの関わりが出てくるのか、少し情報を教えてください。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  現在の詩歌碑につきましては設置後、かなりの年数を経過しております。具体的に陶板の一部には、若干の内部の金属部分の膨らみと思われる部分を原因とするであろうとみられる部分の変形が目視できる状況がございます。移設につきましては、移設そのものについて今の状況でどのような移設ができるのかというところも含めて、慎重に対応していく予定にしております。 ◆委員(前田千尋)  はい、わかりました。以上です。 ○委員長(平良識子)  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  仮に移設後、表示板の中には意義とか、あるいは説明板というふうにおっしゃってくださったので、例えばこの詩歌碑の中に「宵夏」の詩の冒頭部分があるんですけれども、全部を入れた説明板、そういったことなども考えていらっしゃるでしょうかと思って、ぜひこれは要望したいと思っているんですけれども、いかがですか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  実際に具体的にその説明板がどういう規模になるかということにつきましては、具体的な設置場所によって、やはり対応がまた変わってくる部分も出てこようかと思いますので、設置場所あるいは移設そのものが確定した段階で改めて検討させていただきたいと思います。 ○委員長(平良識子)  宮平委員。 ◆委員(宮平のり子)  ありがとうございました。  やっぱり詩の一部ですので、ぜひそれも含めた意義であるとか、全体の詩であるとか、やはり歴史的にも、例えばレストセンター前の詩の中にうたわれている200年ぐらい前の徐葆光ですか。徐葆光の碑が建立されているあたりがいいというのも、この歌の中に徐葆光がうたわれているというのが思われる、かなりそのような研究が進んでいることもあって、思うところですけれども、ぜひそういうところも将来考えていただきたいというふうに要望したいと思います。  以上です。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  1点確認なんですけど、県との設置場所の検討というのか、意見交換という中で、レストセンターが望ましいといって断れた理由というのをもう一度説明していただけますか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  県担当課との事前協議においては、まずレストセンター前の芝生広場が県の管理地としての設置許可基準というのがあるようでございまして、その中で、公園整備に今後支障を来すものではないことというところがありまして、公園整備につきましては、具体的な計画という形ではお示しいただけなかったんですが、その調整の中で、今、予定している、計画している部分では、芝生広場内にステージを設置する計画があると、その広場の活用のひとつとしてですね。  それがあるということと、加えて、その芝生広場そのものが緊急時の避難場所も想定しているというところがございまして、詩歌碑のような大きな構造物は極力避けていくというのが芝生広場についての県の基本的な考え方であるというふうなご説明をいただいております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  それでは、西のアザナの下のほうにいくという話がどこかでずっと見た覚えがあるんですけれども、その部分については、確かバッファーゾーンというのか、あるいは歴史的な建造物以外のものは建てないという方針があってという説明なんですけれども、それは具体的にどういう方針で、今のところは設置が難しいというふうに言われているのか、お聞かせいただけますか。 ○委員長(平良識子)  岸本修課長。 ◎文化財課長(岸本修)  実は、芝生広場以外の場所をお互いで意見交換する中で、史跡指定範囲内についても検討できるかというところで、実は県の文化財課のほうにもその点、確認をとったところでございます。その中で、文化財課としては史跡指定している範囲内については、当然、当時、そこに設置されていたもの、歴史的に史跡とかかわりのもの、要するに当時、史跡とともにあったもの以外については、設置することは許可できないというところがございまして、史跡指定の範囲内については、やはり移設そのものが厳しいものというふうに現在は考えております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  それは文化財課の見解で、文化財法の範囲ではどうなんでしょうか。つまり、文化財課を所管する教育長なのか、知事なのか。いずれにしてもその判断が優先されるものなのか、そもそも、そもそもですよ。法律的に史跡指定されている範囲内には、今おっしゃったような、その当時の建造物以外のものは復元にならないということなのか、その辺の皆さんが受け止めている見解をちょっとお聞かせいただけますか。 ○委員長(平良識子)  岸本課長。 ◎文化財課長(岸本修)  まず、文化財指定範囲につきましては、何らかの手を加える、これは改修も含めてですけれども、それについては現状変更というふうな手続が必要になってまいります。現状変更の手続については、まず一時的には所在市町村、那覇市だったり、あるいはそれを経由して県、そして最終的には、国指定であれば文化庁というふうな流れになってまいりますけれども、その中で、現状変更するにやむない場合でなければ原則として、現状変更は認めないというところが基本としてあるものと私どもは認識しております。  そこからいたしますと、やはり詩歌碑そのものは、例えば首里城のアザナ周辺になりますと、首里城設置復元当初にそれが併設されていたかというと、それは当然ないわけでございますので、そこに持っていくということは、やはり原則に反するのではないかというふうに考えております。 ○委員長(平良識子)  上里直司委員。 ◆委員(上里直司)  わかりました。  皆さんの見解を確認した上で、また私もいろいろ考えていきたいと思っています。  ありがとうございます。 ○委員長(平良識子)  ほかに質疑はございませんか。よろしいですかね。                  (「はい」と言う者あり) ○委員長(平良識子)  ないようでありますので、本件についてはこの程度にとどめておきます。  当局の皆様、お疲れさまでした。  休憩いたします。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  決算審査の中での文化財課関係分についての修正があるということなので、ご説明を岸本課長、お願いいたします。 ◎文化財課長(岸本修)  たびたび申しわけございません。  まず、一般事務費の使用料及び賃借料76万1,612円の内訳について、改めてご説明をさせていただきます。  まず、タクシー使用料として5万9,670円、公用車のリース料金としまして35万6,720円、コピー機の使用料等といたしまして34万5,222円、この3件でトータル76万1,612円となります。  以上が決算内容でございます。大変申しわけございません。訂正させていただきます。 ○委員長(平良識子)  お疲れさまでした。                  (休憩中に答弁者退室) ○委員長(平良識子)  再開いたします。  これより議員間討議に入ります。  意見等はございませんか。  宮平のり子委員。 ◆委員(宮平のり子)  佐藤惣之助の詩歌碑の移設に関することについての、委員会で現場を、あるいは候補に挙がっている現場とかを1回見たらどうかなというのと、視察ですね。  それから移設を考える会の、大変失礼いたしました。代表者などの参考人招致はいかがでしょうか。この2点をお願いします。 ○委員長(平良識子)  今、宮平委員から提案があって、現場視察ということと参考人招致を求められましたが、いかがですか。 ◆委員(上里直司)  参考人というのは、双方を呼ぶのか。 ◆委員(宮平のり子)  移設をする方向ということで、当局がそのように答えたので、移設に関することについての・・・考える会の皆さんのうち、お呼びしたらどうかなというふうに思います。 ○委員長(平良識子)  宮平委員は、今、■■■■さんの参考人招致をされたいわけですね。 ◆委員(宮平のり子)  はい。 ◆委員(野原嘉孝)
     反対している人にはちょっと失礼だな。 ○委員長(平良識子)  いかがですか。  では、まず現場調査なんですけれども、ちょっと休憩いたします。 ○委員長(平良識子)  再開いたします。  議員間討議で意見等、再開中にありますか。 ◆委員(前田千尋)  陳情に関してですか。 ○委員長(平良識子)  陳情について。                  (「進行」と言う者あり) ○委員長(平良識子)  ないようでありますので、討議を終了いたします。  以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  今週9月22日・金曜日も午前10時より委員会及び分科会を開会いたしますので、ご参集ください。  本日はこれにて散会いたします。                               (午後4時 閉会) ─────────────────────────────────────── 「■■■■」で表記している部分については、那覇市個人情報保護条例第12条の2の不開示情報に該当するため掲載していない。  那覇市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。   平成29年(2017年)9月19日    厚生経済常任委員長 平 良 識 子...