那覇市議会 2017-03-06
平成 29年(2017年) 3月 6日建設常任委員会(建設分科会)−03月06日-01号
予算分科会
1 議案審査
議案第22号 平成29年度那覇市
一般会計予算中関係分
議案第11号 那覇市手数料条例の一部を改正する条例制定について
2
議員間討議
───────────────────────────────────────
●出席委員
委 員 長 喜舎場 盛 三 副委員長 上 原 快 佐
委 員 桑 江 豊 委 員 瀬 長 清
委 員 久 高 友 弘 委 員 渡久地 政 作
委 員 知 念 博 委 員 古 堅 茂 治
───────────────────────────────────────
●説明のため出席した者の職、氏名
新 垣 昌 秀
都市計画部部長
城 間 悟
都市計画部副部長
比 嘉 和 則
都市計画部参事兼
都市計画課長
狩 俣 輝 夫
都市計画部都市計画課都市デザイン室長
幸 地 貴
都市計画部都市計画課担当副参事
宜 保 勲
都市計画部建築指導課長
中 城 盛 光
都市計画部建築指導課副参事
知 念 馨
都市計画部技術管理課長
城 間 清 光
都市計画部技術管理課副参事
───────────────────────────────────────
●職務のため出席した事務局職員の職、氏名
石 原 昌 弘
調査法制課長
島ノ江 貴 之
議事管理課主査
島 袋 真左樹
調査法制課主幹
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(午前10時 開会)
【
建設常任委員会】
○委員長(喜舎場盛三)
おはようございます。
委員会を開会する前に、本日の出欠状況についてご報告申し上げます。
委員会定数10人中、出席8人となっております。以上、ご報告申し上げます。
それでは、定足数に達しておりますので、これより
建設常任委員会を開会いたします。
初めに、
都市計画行政に関する
所管事務調査として、がじゃんびら公園の眺望景観について、参考人、意見聴取を行います。
休憩いたします。
(休憩中に
参考人入室)
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
本日の参考人として、大晋建設■■様、同■■様、同■■様にご出席をいただいております。
委員会を代表いたしまして、参考人の皆様に一言ご挨拶を申し上げます。
本日はご多忙の中、ご出席いただきまして、まことにありがとうございます。委員会を代表いたしまして、衷心より厚く御礼を申し上げます。
審査に入る前に、本日の議事について簡単にご説明を申し上げます。
本日は、
都市計画行政に関する
所管事務調査として、がじゃんびら公園の眺望景観について、旧
バプテスト教会跡地に
マンション建設の計画中である、大晋建設の皆様方からご意見をお伺いするため、このような機会を設けさせていただきました。
皆様方には、大変ご多忙な中と存じますが、貴重なお時間をいただきましたことを、重ねて感謝を申し上げます。ありがとうございます。
審査を進めるにあたっては、初めに、皆様方のご意見を頂戴したいと思います。その後で委員から皆様方に対しまして、質疑を進めてまいりたいと思います。
なお、ご発言をされる際は、委員長の許可を必要とし、皆様方から委員に対して質疑をすることは認められておりませんので、ご了承願います。
以上のことを踏まえ、本日はどうか忌憚のないご意見を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
それでは、これより
都市計画行政に関する
所管事務調査、がじゃんびら公園の眺望景観について、意見聴取を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
これより質疑に入りますけれども。
大変失礼いたしました。
なお、質疑する場合は、委員の皆様、今お配りした、これがございますけれども、参考人の意見と自分の意見が異なる場合であっても、委員の質疑は、参考人の意見を追求することのないように、よろしくお願いいたします。大変失礼いたしました。
それでは、参考人の皆様に意見をよろしくお願いいたします。
◎参考人1
ありがとうございます。
今回、この機会、本当に感謝申し上げます。
今回、
参考委員会として、弊社は、今、先ほど話したように、がじゃんびら公園の下のほうで
マンション事業を行っているんですけれど、私たちはこの事業をするにあたって、今回この機会でちょっと一言申し上げたいと思います。
まず最初に、許認可は法律及び条例等に基づいて履行されると認識しています。
ですので、弊社は、地権者の権利として、現状の法律規則に基づいて事業を計画しました。
しかし、今回の許認可作業でいろいろなことで大幅に計画がずれて、大きな損害が生じております。
その請求は、業務停止ですか、それともジクツと、私たちはそれも疑問を持っています。
私たちは早期の事業を行いたいということで、この機会にちょっと発言させていただきます。
以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
ご意見ございませんか。
それでは、■■様。
◎参考人2
ありがとうございます。■■でございます。
本日は、このような時間を頂戴しまして、ありがとうございます。
改めて、私ども大晋建設のほうでは、今回の計画事業につきまして、いろいろと協議を重ねてまいりました。那覇市のほうからも要請が出て、近隣の住民の方々との協議も進めてまいりました。
もちろん、皆様のご希望に全て沿えることとなったわけではないと思っておりますけれども、これ以上、私どもが事業を保留させて、これから進められないとなりますと、企業の
経営そのものにも厳しいものが出てまいります。
そういった意味で、真摯にご意見には耳を傾け、その意向について、当局のほうと
打ち合わせをさせていただき、今回、確認申請を出させていただきましたので、もうじき確認申請がおりるものと思われますが、私どもとしては、早期に事業のスタートをかけさせていただきたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いします。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかにご意見ございますか。よろしいですか。
それではこれより質疑に入ります。
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
きょうはお忙しい中、ありがとうございます。桑江と申します。
この件については、私ども議会としても、住民の意向を踏まえて、委員会の総意として、住民、考え方を十分に配慮するような建築をお願いしたいという形で決議をしました。
市のほうから、そういう要望が御社のほうにいかれたかと思いますが、それを受けて、これまで住民の皆さんと、何回お話をされたのか。そして、皆様方のほうから、どのような提案をされたのか。そちら辺を教えていただければと思います。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
ただいまのご質問についてお答えさせていただきます。
私ども、大晋建設といたしましては、住民の皆様との面談は、計4回行っておりまして、その内容につきましては、眺望を守る会の皆様のご意向をお聞きすること、私どもで既に許可をいただいていました、開発の事業の内容をご説明させていただくこと、その中で、どうにかご希望に沿える要素があるのかどうかについて、何度か協議を集中してやらせていただいております。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
その中で、守る会の皆様方からは、L字型、あるいは逆L字型、凸型ですか、そういうふうなこともできないかという要望もあったかと思いますが、そちら辺の、守る会の皆さんの要望に対する考え方の答弁としては、どのような形になっていますでしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
私ども、今回の
打ち合わせのときに、検討させていただいた内容を説明させていただくことになりますが、まずは公園からの眺望がどこなのか、ポイントを絞らないといけないというふうに考えておりました。
私どもとしても、既に開発を許可を受けるまでに1年超の時間を要しておりまして、経済的、時間的損失が現状、発生しておりました。
また、開発許可をいただいた後の案件でございましたので、計画自体が大きく変わることを我々としてもよしとする状況ではなかったと、そういう観点から計画案は、減築案という形でのご提案をさせていただきました。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
減築案ということは、全く当初の建築のとおりの提案しかできなかったというふうに理解していいんでしょうか。
それとも、大晋さんのほうから、こういう形でどうですかという提案もなさったということでしょうか。ご説明願います。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
住民への説明の中では、当初を数戸の住戸を減らす形でお話をさせていただきました。
また、その後、市当局との
打ち合わせ、指導の中で減築案をもう少し積極的に進めることのお話もございましたので、むしろ我々もそのご意向に沿えるように、社内的な
打ち合わせも経て、最終的に63戸の戸数から59戸の減築案という結論に至りました。
これについては我々の事業をバックアップしてくださる銀行、金融機関、あわせて一緒にやる事業主、取締役会等を経て最終決定した内容をお伝えしております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
ただいまのお話の中で、63戸から59戸という提案をなされたということですけれども、具体的に、これは高さですか、それとも幅、どういうふうな戸数を減らす提案なんでしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人3
大晋の■■と申します。
形なんですが、減築するにあたって、自分たち大晋建設と那覇市の
都市計画部建築指導課と、今回のがじゃんびら公園の眺望というところ、まず今回、眺望という言葉が一番出てきましたので、そこに論点をおいて考えたところ、がじゃんびら公園は横に長い公園ですので、当社のほうの建物が、端のほうというと、ちょっと語弊があるかもしれませんけれども、中心部ではない場所に位置しております。
そのときに、どこをもって建物の高さを、幅を縮めるないし、高さを抑える等を考えたときに1カ所、うちのすぐ近くに東屋があるんです。その東屋が近隣の方々が、ちょっと雨が降っても休める、あとは眺望できるというふうに自分たちのほうの会社も考えましたし、その旨を那覇市様のほうにも伝えて、そこの眺望を守るような形で建物を上のほうを削って、なおかつ横幅も減るような形で、南東側の一番正直なことを言えば、一番
分譲マンションとしては理想的な場所なんですが、そこにちょうど東屋がありましたので、そこの角度、眺望がもう少し広がるような形で削っておりますので、高さと幅、両方の観点から、減築していると当社のほうでは思っております。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
ただいまのお話ですと、このポイント、東屋がある場所、私もわかるんですけれども、そこからの眺望というのをポイントにおいて、戸数を減らし、高さ幅で調整をさせていただいたと理解してよろしいですか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人3
はい、そのとおりでございます。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
そちら辺の提案は、守る会の住民の皆さんには十分ご説明していただいて、その結果はいかがだったんでしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
最終案から基本計画に入ってまいりますまでに、さまざまな協議を市の当局と行った上で、確認申請の準備をしてまいりました。
今年の1月14日に住民の方々にお集まりいただき、今回、申請させていただいている事業計画の内容をご説明いたしました。
残念ながら、私どもが計画をしたことについて、わかったというような声にはなりませんでしたけれども、我々も当初申し上げたとおり、経済的にも時間的にも、かなり厳しい状況におりますので、この旨で進めさせていただくということで、お話を終了しております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
冒頭で■■参考人のほうからお話があったとおり、皆様方の考え方としては、建築申請において、法的な瑕疵はないというふうに、こちらも理解してよろしいでしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人1
私たちは、これだけ時間をかけて指導課の指導も受けながらやってきた。
ただし、一番今回の問題は、眺望を損ねるという定義があるところが、そもそも眺望というだけで、私たちの視点の妨げているのが、今回の総論だと私は思っているんです。
この眺望という定義を明確にしないまま、どこで視点でやるかという中で、私たちがたまたま事業が公園より高くなったから、眺望の妨げとなっておると。
それはあくまで、法律に基づいて私たちは都市計画上、建築申請を申請しているということだけは、まずそれがまず僕は、伝わっていないんじゃないかなと思ってはいるんです。
その場所で、私たちはきちんと、県、例えば減築案という時点も、それが行政が指導するのにも私たちは納得いかないですよ、本来は。
ただそれは、私たち事業ですから、その辺の配慮も踏まえて、減築したことであって、眺望を守るということが、どうのこうのではなくて、その地域が不適合だったのか、逆にその辺が僕は納得いかないのも、少しちょっと伝え不足だったんですけど、ぜひ、その辺もご理解いただきたいなと思ってるんです。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
皆さん方の建築申請というのは、もう既に終わったというふうに理解してよろしいですか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
はい、申請はすでに完了しております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
申請に対する行政からの許認可というのは、まだだと理解していいんでしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人3
今申し上げたとおり、確認申請の事前協議を去年の11月29日に、事前でまず提出しております。
本受付が今年の2月7日をもって本申請となりまして、消防のほうの同意にも回っておりまして、今、
建築指導課のほうで、消防同意が終わって、戻ってきておりますので、もう間もなく当社のほうとしては、確認申請がおりるというふうに思っております。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
それは先ほど、大晋さんおっしゃった、63戸から59戸に変更したものを申請しているというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人3
はい、そのとおりでございます。
◆委員(桑江豊)
以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
知念委員。
◆委員(知念博)
開発行為の申請も、事前協議か何かで必要なんですか。
それは開発行為の申請も必要なの。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人3
今の質問ですが、今回の建物自体で開発が必要なわけではなくて、今回の地域、場所、考えますと、どうしても山肌に立つような形になってきますので、その土地の区画、形質の変更ということで、まずは建物ではなくて、土地に対する開発の変更、申請が必要になっておりましたので、そのときに、建物の概要等が決まっていなければ開発のほうも動けませんので、その時点での本体を63戸というふうに設定して、うちのほうでは開発の申請を出して、今年の2月12日に許認可のほうがおりております。
それをもって、確認申請を提出する運びとなりました。以上です。
◆委員(桑江豊)
知念委員。
◆委員(知念博)
開発行為の申請で2月11日、約1年ほどかかったということを先ほど言っていましたけど、この1年かかったというのは、言わば陳情が影響して延びたというのがあるのですか。それとも、それとは関係なくして、1年かかるものなの。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
はい、お答えします。
開発行為そのものの許認可については、かなり時間を要するものであることは、我々も認知しておりまして、今ご質問のように、陳情があがったからおくれたということではございませんでした。
○委員長(喜舎場盛三)
知念委員。
いいですか、■■参考人。
◎参考人2
失礼しました。開発許可を受けるまでに1年超の時間を要したというのは、私どもで申請で許可を受けるために時間がかかったという話でありまして、直接、陳情があった云々の行為で、それがおそくなったということではございません。
また、今現在出している建築確認の申請においても、それが影響しているということではないと考えています。
○委員長(喜舎場盛三)
知念委員。
◆委員(知念博)
建築申請を一応2月7日に本申請を出したということですけれども、近いうちに出るだろうということではあるんですけど、先ほど■■参考人から、計画に大きなずれが出てきていると、この陳情によって、このずれというのは、期間的にずれは、どういったものなのか、また影響という形においては、例えば、先ほど銀行さんの話も出ていましたから、銀行からの借り入れをして、延びたことによって、金利がかさんで、金額的な影響がどれぐらいあったとか、また協力してくれる会社とか、そういったところも予定を組んでいると思うんですけど、そこら辺に対する影響というのは、どういった影響が今の状況で考えられるんですか。
思いつくまま、全部言っていいですよ。
◆委員(桑江豊)
■■参考人。
◎参考人2
自由な発言という形になりますけれども、まず資金を融通していただいておりますので、そこら辺の金利の負担が金銭的には出ております。
また、確認申請を行うにおいて、当初計画していたプランを大きく変えることになりますので、そこら辺の修正事項についての作業と費用がかかってまいりました。
さらには、私どもがもともと計画している流れで、仮に確認がおりていますと、既に販売が開始されているという
スケジュールでございましたので、そういった意味では、まだそちらのほうも一切、確認がおりていないまま、発売化することはできませんので、その辺も、私たちとしては、機会がまだ到達していないと、
スケジュールのおくれということで考えております。
マンション事業そのものは、土地の仕入れから始まり、設計、施工、そして販売、完成した後のお引き渡しまでの大きな長い事業になりますので、そういった大きなプロジェクトを動かすにおいて、大きなリスクも抱えて、我々は動いているということを承知の上で、この事業を進めさせていただいておりますので、1年ぐらいの事業がおくれるということについては、かなりの痛手ということでご理解いただければと思っています。
○委員長(喜舎場盛三)
知念委員。
◆委員(知念博)
時期的に大きなずれというのは、期間でいうと、何日ぐらい、あるいは何カ月、あるいはどれぐらいですか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
今ちょっと手元に資料を持っておりませんので、簡単な概略ですけども、1年から2年近く、ずれているということになります。
◆委員(知念博)
はい、ありがとうございました。
○委員長(喜舎場盛三)
よろしいですか。
ほかに質疑はございませんか。
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
どうもご苦労様です。
市民は市政に対する意見、要望があるときには、陳情書を提出することができます。
それに基づいて、昨年の3月、がじゃんびら公園の眺望景観を守る会から本委員会に陳情書が提出されて、この委員会で全会一致、本会議でも全会一致で陳情書が可決されました。
その主な内容は、いろいろ眺望景観の問題を指摘されて、がじゃんびら公園の眺望景観を保護し、影響を与えない建築計画への変更をご指導いただけるよう陳情をいたしますという、その趣旨のものが全会一致で、可決されました。
それに基づいて、市当局は皆さんとの調整、皆さんも守る会の皆さんと話し合い、いろいろ重ねてきたと思います。
しかしまだ、それが折り合いがついていないという現状だと思うんですが、全会一致で可決されたことに対する皆さんの思いというのですか、どう捉えているのか、そこをお聞かせ願えますか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人1
これは7月8日の話ですか、去年の、要望というのは、要請が来たというのは。
市長宛から私たちのところに来たのは、
◆委員(古堅茂治)
議会で陳情書、全会一致で可決したんです。
○委員長(喜舎場盛三)
休憩いたします。
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
■■参考人。
◆委員(古堅茂治)
全会一致でやったことをどう思うかということなんだよ。
◎参考人1
逆にどう思うとかというのは、納得はいきませんでした。
なぜなら、意見を聞いて、即それが採択されたって、私たちの声も聞かないで採択されるのかなと。
私たちは、法律に基づいて申請したのに、その眺望が、じゃ都市計画に対しての意見なのか、私たち一地権者に言うことではないんじゃないかなと。
その地域がどうかというのは、行政が都市計画に基づいて、用途指定をされると私は認識しているんですけれど、それを一企業に対して、採択されたことを報告するのは、私としては逆にどうかなっていうふうに思っています。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
そのときの審査の中でも、法律的には規制は厳しいという話もありました。
そういうことを承知しながら、議会として、これは意見を言わないといけないと、この
都市計画マスタープラン、那覇市景観計画に照らしても、こういう眺望、がじゃんびらのそれを保全するということは、もうこれも書かれていて、景観計画も書かれていて、そして、その規制も不足しているということで、規制のあり方もやるべきだということまで書いてあるんですよ。
そういう中でやられたものですから、そういうことで議会としても意思表示が必要だということでの採択になっています。
先日、守る会の皆さんから要望がありまして、私は議会を代表して、私と委員長の喜舎場さんが、要望を受けました。
そのときに、今、減築されているところをさらに広げて、それをL字型というのかな、上乗せしてやれば、両方、言葉がちょっとあれですけれども、痛み分けで、ほぼ納得できるんじゃないかという、守る会の皆さんの声もありました。
そういうことについての検討などもされたんでしょうか。そこら辺教えてもらえますか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人3
今の質問に対する回答になりますが、以前、市民のほうから5階建て案とか、L型、凸型というのは、確かに出てきまして。
当社のほうも、本来であれば、まず自分たちは、自分たちの土地に対する都市計画法、建築基準法、これに基づいてやっておりますのでというところは、大前提でありました。
ただし、それが要望としてそういう声、あと書面できましたので、検討と言いますか、社内で話し合った結果、今おかれている中で、こちらニチエイ、ちょっと細かい建築の話になりますけど、日影問題、航空法、いろいろなものを加味して、今の計画よりもさらに建物を高くするというのは、よろしくないと、そのよろしくないという中の一番初めに考えたところが、開発行為を提出した際に、
都市計画部のデザイン室のほうから、今回のがじゃんびら公園のこの辺りを見たときに、眺望と稜線という言葉がしっかり出てきているんですよ。
稜線というのは何ぞやと、そこまで説明する必要はないと思うんですが、やはりあの港とかその辺から見たときの建物のでっこみ、ひっこみをなるべくなくして、きれいに見せるというところも、うちのほうが考えましたので、そうなったときは、これ以上高くするよりは、もう事業としては、本来やりたくはありませんでしたが、減築して、その減築する場所も好き放題やるのではなくて、やはり先ほど説明したとおり、どこにポイントをおくか、がじゃんびら公園の眺望といわれましても、端から端まで全部なのかとなったときには、当社だけが飛び出ているように見えないんです。
ですからその部分を吟味して、この場所だという設定して、今の減築案等、全てしていきましたので、住民側から、あと那覇市側から出てきたL字型とか、凸案というのは、当社のほうでは稜線の部分で考えてもおかしいのではないかという判断で、今の計画になっております。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
法的にクリアできないということではないわけですね。
稜線でおかしいというだけのことであって。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人3
建物の計画上、いろいろな計画はできると思いますので、それはまっさらな状態から考えれば、できないことはないと思いますが、当社のほうでは、ここまで計画も進んでおりましたので、これは慈善事業で当社のほうもやっているわけではなくて、やはりこの土地を購入する際、いろいろな検討をして、自分の立場としましては、先ほども言ったように、都市計画法、こちらの景観条例とかいろいろなものを加味して、このぐらいの規模が建つということでやっておりますので、それを塔状のあの場所にタワーのマンションを建てるとか、そういったものが当社のほうでは、できる、できないではなくて、そういう考えをしませんでした。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
この事業の概要を教えてもらえますか。
予算の規模、戸数が先ほど60何戸か、54戸ぐらい、総事業費だとか、先ほど事業者という皆さんと、また違う方も入ってるんで、そこら辺ちょっと細かく教えてもらえますか。
◆委員(桑江豊)
■■参考人。
◎参考人1
お答えします。
計画自体は、現在59戸の
分譲マンションの計画となっております。
売上総額は、おおよそ20億となります。
共同事業主といたしまして、これは必ず明らかにしないといけないのですか。
○委員長(喜舎場盛三)
いや、できればで結構ですけど。
◆委員(古堅茂治)
皆さんが嫌であれば、それで。
◎参考人1
現在、最終の協議を進めているところで、協定をまいている状況ではございませんので、ここでの社名は、発言いたしませんけれども、私どもと共同で仕事をしていてくださる企業がございます。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
那覇市の都市計画づくりに、戦争で那覇市が灰燼に帰したあとに、1953年に早稲田大学教授の石川栄耀先生をお招きして指導を受けて、本市の年次計画を立てたという経過があって、その先生が、どういう視点でお話されていたかということを、那覇市の当時の都市計画課まちづくり推進グループの主幹の方がお話、今現在、市民文化部の副部長されている方がそういうことを「しまたてぃ」、皆さんもよくご存じだと思うけど、「しまたてぃ」のそれに書かれています。
それをちょっと読みますと、「都市美化運動としての緑化運動、花運動、道路及び河川の保護運動等の必要性についても説いていますと、このことについて石川博士は、法律で定める都市計画とは別に、法律外の都市計画として企業体の事業の協力による都市計画や、市民個々の仕事の協力による都市計画というものがあります。
こういうものによって、外国の都市計画に近づける我々の都市改革というのは、そういう形のものだと思うのであります」と解説していますと。
「これは現在、本市が進める協働のまちづくりの理念そのものであり、半世紀余のときを経ても、なお現在に通ずるものがあると感嘆しております」というふうに書いてあります。
やはり市民協働でまちづくりをして、皆さんの事業主も、そこに住まわれている地域住民も、喜ばれるまちづくりを私は進めてほしいと思います。
そのために守る会の皆さんともよく話をされて、よりよい解決策、改善策、努力をしてほしいというふうに思います。終わります。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
上原委員。
○副委員長(上原快佐)
本日はありがとうございます。
もし、お答えできる範囲で結構ですので、もし、教えていただけるならなんですけれども、最初のご説明のときに、時間的また経済的な大きな損害が生じているというお話だったんですけれども、これはおそらく逸失利益、本来ならば得られるはずだった利益の話だと思うのですが、63戸から59戸に減築した分とか、本来得られるべき利益を得られなかった差額というか、もし逸失利益の分を教えていただけるのだったら、金額的なもの、どれぐらいの利益があったのかというのを教えていただけますでしょうか。
◆委員(桑江豊)
■■参考人。
◎参考人2
参考にということになりますけれども、1部屋あたり3,500万前後の価格を設定して販売をしてまいろうというふうに計画をしておりましたので、1億2,000万から1億5,000万ぐらいの、得られる利益を喪失させたということになります。
○委員長(喜舎場盛三)
上原委員。
○副委員長(上原快佐)
1億2,000万余り、相当大きな金額ではありますけれども、そのほか、もし集計というか、しているんだったらで結構なので、お答えいただきたいんですが、部屋数以外にも、例えば先ほど説明があった時間的な損失なり、金利負担なりというのがあるんですが、そこら辺の逸失利益というのは、どれぐらいなのかを教えていただけますか。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
金利負担については、現在年間で600万から700万ぐらいの金利が発生しておりますので、それを今先に払っているという状況です。
また、本来この事業をそのまま推進した場合というところにおいて、事業側としては、容積をめいっぱい使わせていただいて、全ての法律をクリアした上で、事業の算定をしてまいりますけれども、そういったところからしても、用途地域は一種中高層の指定を受けておりますので、当然そこに建物が建つということで想定して購入をしております。
決して安くない土地を購入してやっておりますので、仮にご要望どおりに建物を3層、ないし4層減らすということになれば、そもそもの事業として成り立たないということはありましたので、減築案でしか進められなかったということが我々の回答です。
○委員長(喜舎場盛三)
上原委員。
○副委員長(上原快佐)
今の話だと、戸数プラスその金利なり、時間的な負担でいくと1億4,000万ぐらい、今のところ逸失利益が生じて、また、負担が生じているということがわかりました。
そのほかに、例えば本来ならば、そのまま
スケジュールどおりにいけば、実際に建築される事業主とかとの契約というのもあったと思うんですが、そこら辺の契約の変更等も生じているのですか。
◆委員(桑江豊)
■■参考人。
◎参考人2
私ども設計施工、販売を一手に行う今回の事業になっておりましたので、基本的にその部分については調整をしてきております。
ただ、当初、着工時期を見据えて、事業を行いますから当然、それに対する売り上げ期、会社としての売り上げ期自体も、今、2期後ろにずれてきているというところもあって、現状、事業が進まない場合は、こういうリスクも想定しながら行いますが、さらにもう1期ずれるということになれば、やはり本当に会社の経営においては、大きな打撃を受けてしまうというところがありまして、すべての満場の企画で満足していただけることではないと思いますけれども、我々もやむを得ない段階での判断をさせていただきました。
○委員長(喜舎場盛三)
上原委員。
○副委員長(上原快佐)
ありがとうございます。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
よろしいですか。ほかに質疑はございませんか。
久高委員。
◆委員(久高友弘)
非常に難しい問題だなと感じております。
先ほどからいろいろ意見があって、やはりできたら、市民の要望に沿ってやっていただきたいのは、我々議員として、やはり立場ではあるんですよ。ただ、しかし、やはり行政の立場もわからないわけでもないわけです。
その中で、どこまでが折り合いがつけられるのかというのが、今回の焦点だと思うんですよ。
だから非常に頭の痛い問題で、我々はもう最初に、陳情採択したときには、あくまでも、陳情に沿ってやっていただきたいという要望したんですが、しかし皆さん方には、皆さん方なりの事情があると。
できるだけのことはやったんだと、ただ、しかし、法的には全く問題がない形で皆さん方は進めておられるということは、皆さん方は、もし、つっぱった場合、最初から、陳情が出されたけれども、この陳情に自分たちは沿う気がないとなった場合、それは法的には、やはり問題がない形で、建築確認をおろさなくてはいけない、役所の立場があったということで理解していいのでしょうか。
皆様方の考え方で教えてください。
○委員長(喜舎場盛三)
■■参考人。
◎参考人2
少しちょっと理解できないところがありましたけれども。
○委員長(喜舎場盛三)
休憩いたします。
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
■■参考人。
◎参考人2
他府県の事情でいえば、それをやって強制的に進める企業もあると思います。
ただ、今回はやはり直接お会いしてお話をさせていただくことも踏まえて、実際に要請が出たということを重く受け止めて、きちっと我々でできる範囲のどこまでできるかを、真剣に取り組んだ結果が、今回の結果だというふうに考えています。
実際に真摯に取り組まなければいけないことだと考えて、取り組んだのが現在の結果ということで、ご理解いただきたいと思います。
○委員長(喜舎場盛三)
久高委員。
◆委員(久高友弘)
ということは、要するに先ほどから、法律に乗っ取らない形でも、やはりそういう環境保全のためにはやらなくてはいけない、そういうことも提言としてあるわけですね、学者の、ただ、しかし、これはあくまでも提言は提言だって、今日も法律ですか、法律に乗っ取って、法律に瑕疵がなければ、これは行政としても、やはり認可をしなければいけない立場になるわけですよ。
もし、それが本当に効力を発するのであれば、先ほどに市民の方たちからの陳情が、その以前に法律が制定をされておる、いなくちゃいけなかったというような、やっぱり大晋さんの考え方があったわけですよね。
やはり行政が後追いになっている、皆さん方も法律があれば、これはこんなことはできなかったと思いますよ。
だから今、がじゃんびら公園をやはり文化財として、保護する形の陳情も出ております。
ただ、しかし、この法律ができないと、法は齟齬しないわけです。法にはやはりつくられて初めて、それに乗っ取った形でできるわけですから。
そういう中での難しさを、お互いの難しさ、我々は市民の立ち場に立ちたい、果たして皆さん方は、強引にもっていく、もっていけるぐらいのそういうやはり法的な力はあるわけです。
それを踏まえて、どこで決着をつけるか問題なんですが、ただ我々が今言えることは、あくまでも、やはり市民の方の要望に、古堅議員も話しておられたのですが、要はもう、できたら最大限の努力をどうにかやっていただきたいなというのが実際の考え方なんですよ。
皆さん方は、やはり皆さん方の立場があるから、「はい、そうですか」というわけにはいかない部分があるだろうだけれども、ひとつあくまでも、こちらは議員としての立場で、できたらもう最大限に生かせる部分は、生かせていただきたいというような要望しかできない状況なんです。
だからいろいろあるでしょうが、ひとつ、最大限の努力をよろしくお願いします。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
(「進行」という者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。
質疑を終了するにあたりまして、参考人の皆様に御礼を申し上げます。
本日は、皆様方におかれましては、長時間にわたる審議に参加いただきまして、貴重なるご意見を賜りましたことを心より感謝申し上げます。まことにありがとうございました。
休憩いたします。
(休憩中に参考人退室)
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
次に引き続き、がじゃんびら公園眺望景観について、現在までの経緯及び状況等について、当局の説明を聴取いたします。
比嘉和則参事兼
都市計画課長、説明をよろしくお願いいたします。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
がじゃんびら公園の眺望景観についての状況について、ご説明いたします。
同陳情に対します、平成28年6月29日の議会採択を受けまして、本市では7月8日付で、がじゃんびら公園の眺望景観の配慮について、
マンション事業者に対しまして、文書による要請を行っております。その要請を受けまして、事業者が検討した建築計画の内容などについて、ご説明いたします。
まず、がじゃんびら公園の眺望景観を守る会の
マンション事業者に対します要望内容につきましては、建物高さをがじゃんびら公園東屋間の遊歩道の眺望景観の影響が少ないと考えられる5階建てで建築してほしい。
それから、それが不可能な場合は、現在の横長の形態をL字型、逆L型、遊歩道の形状に沿った階段状などに変更することにより、がじゃんびら公園東屋間の遊歩道、約90メートルからの那覇市街・軍港・御物城の眺望を半分程度は確保してほしいというような内容であったとのことであります。
次に、事業者のマンション建築計画に対する考え方につきましては、まず、営利企業として当然優先すべきことは、採算性、収益性がとれる計画であること。
次に、建築基準法の適合性、それから景観まちづくりの配慮、それらを総合的に判断し、計画を進めるということでありました。
陳情者の要請に対する事業者の建築計画見直しについての説明としましては、まず、5階建てにしてほしいという要望については、9階建てを4層落とすことになり、当初の62戸の計画から26戸、約42%の大幅な戸数減となる。また、収益率の高い中高層部ということもあり、事業計画が成り立たなくなるため、困難であるとのことでした。
次に、現在の横長形態をL型、逆L型、または階段状などにし、半分程度の眺望を確保できないかという要望につきましては、建築計画の配置、高さに関しては建築基準法による日影規制や、隣地車線によって制限されているため、5階以上の半分の戸数を削って上乗せしてL型、逆L字型、または階段状などにすることは、不適合要素が大きいため、見直しは困難である。
また、上乗せなしで5階以上の半分の戸数を削ることも同じく13戸、約21%の大幅な戸数減となり、事業計画が成り立たなくなるため困難であるとのことでした。
次に、事業者として可能な眺望景観への配慮につきましては、がじゃんびら公園の遊歩道の全てから眺望を確保することは困難であるとし、そこで日ごろの公園利用者の休憩場所である東屋を眺望地点の重要な場所と位置づけ、できる限り効果的な見直しを検討したとのことでした。
結論としまして、東屋からの眺望に対し、少しでも視界を広げるため、建築計画の東屋から約10メートルのスパンを対象とした5、6、7、8階の4層、30戸分を削ることにより、円形、中形の眺望が西側へ約13度広がり、より広角的な視界が確保できたのではないかということでありました。
ちなみに3戸を削ることにより、約1億円の収益減となり、これ以上の減築は採算性からも厳しく、当該見直しは、最大限の企業努力をしたと理解していただきたいとのことでありました。
同建築計画の見直しにつきましては、平成29年1月14日、土曜日に説明会を開催しまして、陳情者に対して説明を行ったということであります。以上でございます。
○委員長(喜舎場盛三)
宜保勲
建築指導課課長。
◎
建築指導課長(宜保勲)
都市計画課長の説明を詳しく図面で補足させてください。
まず、これはがじゃんびら公園側からの立面図です。5階建てにしてほしいというのが赤のラインで、4層分削られることになります。62戸の計画から26戸、42%減ると事業が成り立たないということで、事業者側からすると、この提案は受けられないという内容のものでした。
戸数では26戸、42%の減ですが、実質、中高層部分に収益率の高い容積率の大きい住戸、あるいは2層型のメゾネット住戸があるため、収益率が半減するということもおっしゃっていました。
続いて青のラインが建築基準法に基づく北側に対する日影規制、そして隣地への圧迫感、日照に対する隣地車線制限により、これ以上高くできないというものです。そのため提案のあった半分を削って上にのせる、上乗せをするというL型、凸型の計画も難しいということになります。
そこで事業者が見直しを行った内容が緑の部分です。東側から1住戸分の約10メートルの範囲で5階、6階、7階、8階の一部を削るというものです。
その結果、がじゃんびら公園側から見た形状が、こういう形になるということです。これは公園利用者の休憩所である東屋をコントロールポイントとして眺望を考えたものです。広角的な眺望が西側に約13度、西側に広がったという計画になっております。
次に、これは断面図ですが、茶色のラインが計画地です。がじゃんびら公園の高低差を示しています。図面上では約18メートルから20メートルの段差があります。
紫の部分が東屋の位置で、昨年、議員の皆さんも現場視察をされた場所です。
事業者は眺望に対して、先ほどの広角的だけではなく、多少見下ろす幅と、下を見下ろす配慮も必要かということで、5階部分も1層削って、少し見下ろすような角度ができていると思います。こういう配慮をしたということも理解していただきたいというお話がありました。
以上が、見直し計画の内容でございますが、現在の進捗状況としては、見直しされた建築計画の内容で、平成29年2月7日に建築確認申請の受け付けがなされています。これは構造適合性判定も済んでおります。それと消防同意もおりております。
現在、建築基準法及び関係法令をもとに、その他の審査中でございますが、書類が整い適合と判断されれば、建築確認をおろすこととなります。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
これより質疑に入ります。
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
今、建築確認の話でしたけれども、開発行為については、2月11日に許認可をいただいたと、先ほど参考人意見聴取の中であったんですが、今年の2月11日で理解していいですか。
○委員長(喜舎場盛三)
宜保
建築指導課長。
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
失礼しました。約1年前に開発行為の許認可をいただいて、さらに今回、2月7日に建築確認の受け付けがあったと。それを受けて今消防同意とか、あらゆる角度で審査をしているということですけれども、参考人の意見聴取の中では法的な瑕疵はないという話の中で、これからの
スケジュール間でいくと、皆様方の予定としてはいつごろ建築確認がおりるという予定でしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
宜保
建築指導課課長。
◎
建築指導課長(宜保勲)
2月7日に受け付けがされて、建築基準法的には受け付けから35日以内に確認をおろすことになっております。
期日からするとそうなんですが、今現在、消防の同意も得て、構造の適合性判定も終わっております。ほぼ建築基準法上の審査も終了しております。書類が整い次第、建築確認がおりる予定でございます。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
これからすると、年度内には十分確認申請がおりるということがわかりましたけれども、私ども議会としては、去年の6月議会で委員会、その他の本会議で全会一致で住民に配慮した景観を確保するような努力を企業のほうへ、業者のほうへお願いをしたいということで、先ほど7月8日でしたか、市長名でそういうこともやったというんですが、企業のほうもそれなりの今まで努力を重ねてきたんだけれども、やっぱりもうこれが最低限のものだということが、先ほどの参考人招致でありました。
それに対してなかなか住民の皆さんに納得がいくものが得られていない。そちら辺の状況はどのように考えますか、行政として。
○委員長(喜舎場盛三)
どちらが答えますか。
比嘉都市計画課参事兼課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
なかなか難しい問題ではありますけれども、行政としましては、法的なルールに従って対応せざるを得ないという状況がございますので、厳しいかなというふうに考えております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
景観を確保することについては、あくまでも努力義務であって、当然、努力もなさったかと思いますけれども、これ以上、行政としてはそういう申請がきたら認めざるを得ないというふうに理解していいですか。
○委員長(喜舎場盛三)
宜保
建築指導課課長。
◎
建築指導課長(宜保勲)
建築基準法的にはもう法令事項ですから、それに従うということになります。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
今後の問題ですけれども、万が一そういう問題がまた起こりかねない状況が、市内の中にもあるかと思います。
そちら辺の今後の対策はどのように考えているんですか。
○委員長(喜舎場盛三)
狩俣輝夫都市計画課室長。
◎都市計画課室長(狩俣輝夫)
眺望景観の保全につきましては、那覇市にとっても重要な景観資源だと思っております。それで重要な地域に関しましては、今後、京都や神戸市などの先進事例都市を調査、研究し、今後、専門家の意見も聞きながら、眺望景観の保全について取り組んでまいりたいと思っております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
非常に大事なことだと思います。やはり努力義務だけではなかなか景観が保てない。那覇市内もいくらでもあると思いますので、今後、ぜひその件をお願いして終わりたいと思います。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
久高委員。
◆委員(久高友弘)
桑江議員からあるものに、補足追加なんですけれども、要するに沖縄県はやっぱり神戸、あるいは京都に次ぐ文化財の多いところと言われている。皆さんよくわかると思うんですよ。特に首里には非常に多いですよ。
ただ、しかし、要するに史跡とか文化財に対する那覇市の取り組みとか、考え方が非常におくれている。都市計画上も。
文化財、あるいは史跡等に関係した、要するに文化財と皆さん方が話し合いをして、そして都市計画上、こういう眺望だけの問題だけでもなくて、その地域をどうするかという問題についても、全く何もなされていない状況が非常にゼロに近い。
例えば1つの例をとると、今の首里の公民館、あっちはリング向いているのがありましたね。運玉ギルーが入ったと。ああいうのも本当は史跡なんですよ。
ただ、史跡が全部普通財源にかわって、売買している、那覇市が。一般財源としてこれを組んでいる。そういうのが見受けられるんです。
金城敏雄議員が浦添から来て、那覇市は非常にこういうのが全くされていないと。がじゃんびらについてもそうなんだけど、要するにこれを文化財に指定してもらいたい。眺望も制限できるようにしてもらいたいという要望がありましたよね。それも今まで何もなされていない、行政の怠慢さのゆえにそういう問題が起きてきた。あれで以前にされていれば、こういう問題は文化財との眺望との問題は、これはやはり皆さん方は最初から取り掛からなくてはいけない問題だったんだけど、行政が何もやっていないがために、全て法律にふれないようになっている。だから自由に建物がどこにでもできる。建物ができた後でそういう問題が起きてくる。そこが問題なんですよ。
皆さん方は京都とか、奈良、眺望、景観についても勉強なさるということで、これは結構なことですよ。ただ、非常におそい。だからいつからやっていく考えがあるか。そして、ここだけの問題じゃなくて、史跡についてももっと皆さん方がいろいろ気を遣ってやっていかないと、行政が。行政がやらなくては、民間は当然これは法律をつくる皆さんたちの立場で押し切られるわけだから、そういう問題がどんどん起こってくる可能性がある。
それについて、いつごろから皆さん方は取り組んで、いつごろまでにそういう考え方をして、そしてこれを条例、あるいは法律において対応できるようにしていく考えなのか、ちょっと考え方を聞いてみたい。
○委員長(喜舎場盛三)
狩俣都市計画課室長。
◎都市計画課室長(狩俣輝夫)
眺望景観の保全につきましては、片方では高さを規制するという個人の財産を制限するということがありまして、やはり開発と規制のバランスも両方を見ながら、眺望景観を検討していく必要があるだろうと考えております。
それでどうしても眺望景観を保全する、高さを規制する地域住民の合意形成も図らないと、眺望景観の基準は設定できないという前提がありますので、今後、先ほど申しましたように、先進事例の都市を調べまして、あと、技術的にどういった、住民合意の形成を図るためにどういった取り組みをしたのか、こういったものを次年度以降、調査、研究して取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
久高委員。
◆委員(久高友弘)
私が言うのは、眺望景観、もちろんこれは取り組んでいくのは結構なことだけど、何にあわせて、例えば史跡とか、文化財とか、何か裏づけがあって眺望景観の問題が出てくるわけでしょう。だからそういう史跡とか、文化財とか、そういうことも全く切り離してできる問題なんですか。この眺望景観の問題は。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉都市計画課参事兼課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
久高議員ご指摘のとおり、この件については、見る対象と視点場、場所がどこでどういうものを対象にして、それを保全するかというのが大きな課題になります。
この間、今回の委員でも花城議員からそういう点もありまして、お答えしているんですけれども、基本的には視点場と、それから見る対象、これは文化的な価値ということで、例えば首里は今ご指摘のように首里城を含めてありますので、そういう対象をどうするかというのは、これは文化財行政を携わってます文化財課とも調整しながら、今後、次年度以降はやっていきたいというふうに考えております。
○委員長(喜舎場盛三)
久高委員。
◆委員(久高友弘)
そういう意味では、文化財の取り組みが非常に遅い。何もやられてない状況が多すぎる。だからちょっと喝を入れてもらいたい、皆さん方のほうでもね。早目に連携をしてそういう対応ができるようにしてもらいたい。ほかのものもあるから、要望しておきます。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
先ほどL字型で、建材の解除を上乗せしてやるのは厳しいという話がありました。これは到底無理な話なのか、ほかに手があるのかどうか、そこら辺ちょっと可能なあれがいくらかでもあるのかどうかを含めて説明願えますか。
○委員長(喜舎場盛三)
宜保
建築指導課課長。
◎
建築指導課長(宜保勲)
先ほども説明したとおり、建築基準法の北側に対する日影について、例えば今、こういう図面があります。
日影図を1時間ごとに描いていくんですが、敷地から5メートル、10メートルぐらいに3時間、5時間の連続した影をつくってはいけないというルールがあります。この部分で青の部分が赤の部分を超えてしまうと、連続した時間を超えてしまうと。こことこの上の部分の赤の部分を青が超えてはいけないと。この辺のラインからすると、この建物の高さがほぼいっぱいということです。
高さについては、これ以上難しいというのは、そういう理由からです。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
皆さんも全会一致の陳情を受けて、業者とも要請書というの、要望書というの、要請書というの。出していろいろ努力されたと思うんですけれども、そういう守る会の皆さんの意見も入れて、どのような解決策が、今だと解決策が一切ないというのが、余地はないということで理解していいの。
皆さんはどういう形で業者の皆さんと、どういう立場で調整したの。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉都市計画課参事兼課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
市としてはどういうふうにしなさいとか、そういうことは法的に言える立場にございません。
やはり眺望景観をできるだけ保全することを考えていただけないかということで、お話しております。
その結果として、東屋が近くにあって、そこからかなり公園利用者がいるということで、そこを中心にして少しでも広がる眺望景観が確保できるようにということで、業者のほうで提案してきたというふうに考えております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
法的に皆さんも要望、お願いの範囲しかできないという厳しい面はあると思うんですが、そういう中で先ほども久高委員からも、それから桑江委員からも強く指摘されて、そういう景観、眺望保全の市の規制が弱いということがあります。
この
都市計画マスタープランでも、ほかの重要なところを述べて、がじゃんびら緑地など那覇の景観形成の骨格となる保全すべき斜面緑地が宅地開発や、墓地開発などにより壊されつつあり、早急な対策を要していると。これは皆さんの景観まちづくりの方針での現状と課題というところで、現況の認識は皆さん、これは平成11年につくって、平成24年に改定して、その段階で皆さん認識しているわけですよ、そういうことを。
しかし、そういうことを認識していながら、それを規制する取り組みが後手後手となっているということです。
そして、景観計画をつくったときにも、これは私も議会で取り上げましたが、新住空間などは10戸あらしめるために、そういう単なる計画じゃなくて、それをどう生かしていくかというメンテの努力を進めていくようにと、私もそういう意見を述べましたが、それが進んでいない、それがこういう事態を生んでいる一番の原因だと思います。
そこら辺はどう、今後、改善進めていくおつもりですか。
○委員長(喜舎場盛三)
どなたが答えますか。
狩俣都市計画課室長。
◎都市計画課室長(狩俣輝夫)
まず、眺望景観には高さ規制なんですけれども、首里の龍潭通りで平成14年に景観形成地域指定しております。景観形成地域指定に当たり、先輩たちの話を聞くと、4、5年ぐらいは地域の合意形成にかかったということで、首里の龍潭通りは高さ15メートルということと、あと、大きなものとして屋根に赤瓦を載せましょうという景観形成基準をつくって、景観業に取り組んでおります。
やはり、景観形成地域指定もそうなんですけれども、やはり個人の建築の自由というんですか、それを制限するということは、やはり時間がかかるということで、今後、那覇市のほうも先ほど申したように、次年度以降、眺望景観については、先進事例のやり方を参考にして取り組んでいきたいと考えております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
この景観法による行為の制限に関する事項ということで、景観法第8条第2項、第3項に、そのための景観形成基準というのがあります。
「建物の配置や規模は、地域の特性や周辺の景観との調和に配慮します」ということで、縷々述べられていて、そして、歴史的、文化的な資源に配慮した位置とします。そして、色彩などについても、都市に統一感を与える色彩としますと。
那覇市は色彩の件については、いろいろ細かいのがあって、その面では先進的になっていると思いますよ。色彩については。
しかし、今言ったそういう歴史的な、文化的な価値のあるところだとか、そういう皆さんが景観計画、都市計画でも守るべき緑地と、そして眺望だといっている場所への規制がかかってないと。
だから財産権とのあれもありますけれども、こういう歴史的な重要な場所については、そういうことも鑑みて、私はもっと規制に努力すべきと思うんですが、これはもう副部長に聞くしかないね。
○委員長(喜舎場盛三)
城間悟
都市計画部副部長。
◎
都市計画部副部長(城間悟)
これは一昨年からがじゃんびらの景観についても、いろいろ部内でも協議してきて、
建築指導課、それと都市計画は都市デザイン室に係る案件として、部内でも相談してきております。
これまでご指摘を受けているように、
都市計画マスタープラン、それと景観計画などにはそういった眺望景観の保全の必要性というのをうたってきておって、それがなおざりというか、少し取り組みがおそいんじゃないかというのは、もうそのとおりかなと思っております。
ただ、これから、先ほど室長、課長もお話申し上げたように、具体的に研究もして、今も事例収集も始めておりますので、それがどういった形で、どんなテンポで進んでいくのかというのは、もう少し細かく相談していかないと思うんですけれども、眺望景観については、先ほどもお話があったように、高さを規制するということについては、個人の資産の規制も伴うわけですから、コンセンサス形成、それと専門家の意見も聞きながら、那覇市内で一気にやるというのは、結構難しいかもしれないんですが、必要なところ、特に先ほど龍潭通りの沿道という話もありましたが、基本そういった重要なところというふうに、皆さんの合意形成ができるというところを少し重点的に取り組んでいくと。
この前までそういったことで、
都市計画部としては取り組んでいこうというふうに話しておりますので、そのあたり取り組みが少しでも前に進むように、努力していきたいと思っております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
法にのっとれば、何でもできる、そういうまちづくりになると、本当に那覇の「らしさ」、那覇の歴史や文化も壊されていく、そういうことになると思います。そこら辺もきちっと踏まえて、対策を早急に進めていくよう要望しておわります。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
(「進行」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
いいですか。
では、ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。
(※休憩宣言せず)
(休憩中に答弁者退室)
○委員長(喜舎場盛三)
では、再開いたします。
これより
議員間討議に入ります。
(「進行」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
では、ないようでありますので、
議員間討議を終了いたします。
(※休憩宣言せず)
(休憩中に答弁者入室)
【
建設常任委員会】
○委員長(喜舎場盛三)
では、再開いたします。
次に、議案第34号、
公有水面埋立承認願書に関する意見について議題といたします。
比嘉和則参事兼
都市計画課長、説明をよろしくお願いいたします。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
それでは、提案理由をご説明いたします。
那覇港管理組合から平成29年1月16日、那覇港管理組合諮問第1号により、那覇港新港埠頭地区の公有水面埋立について、意見が求められております。
公有水面埋立承認願書に関する意見につきましては、公有水面埋立法3条以降、及び港湾法58条2項の規定により、埋立区域に係る市町村の意見を求めることとなっております。
那覇市としましては、異存のない旨、答申したいと考えております。
那覇市長が意見を述べるときには、公有水面埋立法第3条4項の規定により、市議会の議決を経て行うことが必要であることから、この案を提案するものであります。
なお、今回の埋め立ては、那覇港において就航船舶の大型化に対応するため、護岸を延長するものでございます。
お配りしました資料の航空写真、場所がこの部分を50メートルほど埋め立てるという内容でございます。
2ページのほうを見ていただきまして、10号岸壁が50メートルほど延長になりますけれども、これにつきましては、今、貨物船が6万トン級、当初の計画の中では4万トン級の船を対象としておりましたけれども、現在、運航しているのが6万トン級がほとんどだということで、ちょっと船の長さが長いので、現在の護岸ではおさまりきれないということで、50メートルほどを延長するという内容でございます。
これについては、所轄の事業のほうで工事をするということになっております。以上でございます。
○委員長(喜舎場盛三)
これより質疑に入ります。
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
これは第2バースとは、全く関係ない埋め立てと理解していいですよね。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
第2バーストは関係ございません。第2バースはこのあたりに12号から14号岸壁がありますので、その部分が第2バースの位置になっております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
これは今、国直轄ですね。国直轄に対して自治体の意見を述べるための話なんですけれども、これは平成29年度事業で、国は何年間かけて、どれぐらいの予算でやる予定ですか。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
この承認を受けまして、29年度から着工することになるかと思いますけれども、工期としましては、3年3カ月ぐらいかかるというふうに聞いております。
事業費としましては、63億2,600万円ということでございます。そのうち地元負担ということで、管理者のほうで、組合のほうで5%、3億1,480万円程度の負担があるというふうに聞いております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
そこは9号、10号岸壁、ガントリークレーンがあるところですけれども、今の若狭のバースは確か13万トン級までしかとめられなくて、それ以上の15万トン級、16万トン級のクルーズが来たときにも、ここにつけるようになっているんですけれども、今の話ですと、貨物だと4万から6万ということですけれども、十分今までもそれだけクルーズの15万、16万が来ていたわけだから、対応はできたんじゃないですか。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
これにつきましては、貨物船がクルーズ船であれば、大きな船であれば、9号、10号あわせてできるんですけれども、今後、例えばもっと小さな船とか、貨物船が2隻来た場合に対応できるようにという考え方です。
クルーズ船と貨物船が同時に2隻接岸できる、貨物船2隻が接岸するようにということで、50メートル延長ということでございます。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
わかりました。
あくまでも貨物バースですから、そういう考え方だと理解できました。ありがとうございます。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
これは水深も13メートル、15メートルするという理解でいいのかな。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
はい、そうでございます。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
その場合には、掘り下げるの。どうするの。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
浚渫ということで掘り込むということです。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
それによって利用価値というか、利用効果はどのように変化がありますか。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
クルーズ船でもかなり大きな船になると、水深がそれだけ必要になってきますので、その分長くすることで対応ができるというふうに考えております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
現在のターミナルは何メートルかな。
あれも13メートルか。
○委員長(喜舎場盛三)
休憩いたします。
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
ちょっとこちらにある資料によりますと、マイナス9メートルというふうになっております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
大型のクルーズ船がさらに寄港しやすくなるということで、3年3カ月かかるというあれなんですが、これもっとスピードアップしてできるようなあれはないの。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
ちょっと組合のほうからは、総合事務局を経由してですけれども、3年3カ月というふうに聞いております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
それが今第2のターミナル建設、予定されているでしょう。あれはいつから工事が始まって、いつごろ完成する予定、そういう大まかなもの、
スケジュールを教えてもらえるの。
○委員長(喜舎場盛三)
比嘉課長。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
第2クルーズバースの整備につきましては、まず明確にいつから着工という予算の確認ができておりません。
ただ、期間としては、現在の若狭バースは暫定供用まで事業着手から4年ぐらいかかったというふうに聞いております。
今回は埋め立てを伴いますので、着工しても5年ぐらい、あと1年ぐらいは必要だということで、工事だけで5年ぐらいです。あとは環境アセスとか、調査とか、いろいろございますので、そういうのを含めると7年とか、それぐらいかかる可能性があると思います。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
それまでの代替施設としての役割、非常に大きいものがあると思うので、ぜひもっとスピードアップしてやるように。
それからまた、そういう貨物のところにつくるものだから、そこの利便性についても、管理者とよく検討されてください。終わります。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
(「進行」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
では、ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。
(※休憩宣言せず)
(休憩中に答弁者退室)
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
これより
議員間討議に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
では、ないようでありますので、
議員間討議を終了いたします。
(※休憩宣言せず)
(休憩中に答弁者入室)
【予算決算
常任委員会建設分科会】
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
次に、予算決算
常任委員会建設分科会の議案審査に入ります。
議案第22号、平成29年度那覇市
一般会計予算中、技術管理課関係分についてを議題といたします。
知念馨技術管理課長、説明をよろしくお願いいたします。
◎技術管理課長(知念馨)
ハイサイ、チューウガナビラ。技術管理課課長の知念と申します。ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。
それでは、議案第22号、平成29年度那覇市
一般会計予算のうち、技術管理課関係分について、ご説明いたします。
歳入はございませんので、歳出についてご説明いたします。
予算書の143ページ、今回、配付いたしました説明資料の1ページをご覧ください。
第8款土木費第1項土木管理費第1目土木総務費でございます。
一般管理費でございますが、本年度予算額223万4,000円を計上しており、対前年度比較で9万7,000円の減となっております。
その内訳として、03節の職員手当等は、時間外勤務手当の費用として37万円。
11節の需用費は、図書などの消耗品購入費用として、18万円。
13節の委託料として、電子納品保管管理システム保守管理業務委託などの費用として、89万1,000円。
14節の使用料及び賃借料として、コピー機使用料等電子納品保管管理システムのサーバー機器賃借料など、79万3,000円でございます。
以上が、技術管理課、平成29年度分の予算となっております。
よろしくご審議くださいますよう、お願い申し上げます。
○委員長(喜舎場盛三)
これより質疑に入ります。
(「進行」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
では、ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。
休憩いたします。
(休憩中に答弁者入れかえ)
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
次に、都市計画課関係分について議題といたします。
比嘉和則参事兼
都市計画課長、説明をよろしくお願いいたします。
◎
都市計画部参事兼
都市計画課長(比嘉和則)
それでは、議案第22号、平成29年度那覇市
一般会計予算中、都市計画課分につきまして、お配りしました資料でご説明いたします。
1ページをお願いします。まず、1ページの歳入について、ご説明いたします。
表の左端が予算書掲載のページとなっております。主なものに節ごとにご説明いたします。
なお、歳入と歳出は関連していますので、詳細については歳出でも重複してご説明することとなります。
上から2枠目、14款2項4目2節都市計画費補助金1,068万8,000円、これは下記の3つの国土交通省所管の国庫補助金で、景観形成推進事業、総合公共交通の推進事業、それから立地適正化計画策定事業を実施する補助金であります。補助率はそれぞれ右枠に記載のとおりとなっております。
次に、15款2項5目2節都市計画費補助金、4億7,898万7,000円、これは下記の01から04の補助金でありますが、モノレールインフラ外整備事業を実施します04沖縄振興公共投資交付金(モノレール事業)の4億7,622万8,000円が主なものであります。補助率は10分の5.5となっております。
次に、飛びまして2ページ、18款2項2目1節那覇市都市モノレール整備基金繰入金、6億2,834万3,000円、これは沖縄都市モノレールインフラ外整備事業と、それから沖縄都市モノレール株式会社への追加出資を実施します財源で、那覇市都市モノレール整備基金からの繰入金であります。
次に、20款3項3目1節沖縄都市モノレール株式会社貸付金元利収入、1億9,480万6,000円、これは沖縄都市モノレール株式会社への貸付金に対する元金と利息の償還金、償還収入となっております。
次に、5項4目7節土木費雑入、1億4,691万4,000円、これは那覇港管理組合派遣職員18人の人件費の収納金であります。
次に、21款1項2目4節港湾負債、2億1,250万円、これは那覇港管理組合補助金(沖縄振興特別推進交付金事業)の一般財源分に充当します市債であり、充当率は100%となっております。
歳入額の合計が16億7,466万円で、前年度比較7億5,954万8,000円の増額となっております。
次に3ページをお願いいたします。
歳出の主なものについてご説明いたします。
2款1項13目那覇市都市モノレール整備基金費、4億2,020万1,000円、これはモノレールの整備に必要な資金を積み立てるための基金積立金であります。
次に、8款3項1目港湾費、16億2,484万7,000円、これは下記の01から05の事業を実施する予算でありますが、03那覇港管理組合負担金の5億4,056万7,000円と、それから那覇港総合物流センターなどの整備を実施します05那覇港管理組合補助金(沖縄振興特別推進交付金)の10億7,915万円が主なものとなっております。
次に8款4項1目都市計画総務費11億7,607万円、これは下記の01から26までの事業を実施する予算であります。
主なものについて、ご説明いたします。
4ページの2段目、13景観形成推進事業、1,041万円、これは首里金城地区、首里龍潭沿線地区、壺屋地区の3景観形成地域におきまして、伝統的な素材である琉球石灰岩、赤瓦などを活用した建築工事に費用の一部を助成する事業であります。
次に、1つ飛びまして、15沖縄都市モノレールインフラ外整備事業、8億6,587万1,000円。これはモノレールの延長区間などのインフラ外の整備を実施する実施する事業であります。
次に、3つ飛びまして、20沖縄都市モノレール株式会社追加出資金2億3,870万円、これは沖縄都市モノレール延長事業に伴う沖縄都市モノレール株式会社への追加出資金であります。
次に、1つ飛び出して、25
都市計画マスタープラン策定事業584万6,000円、
都市計画マスタープランは、都市計画法18条の2の規定に基づき、おおむね20年を見据えた市町村の都市計画に関する基本となる方針であります。
当該事業は、那覇市
都市計画マスタープランが策定からおおむね20年を迎えることから、本市の今後の将来の都市像の実現に向けて、同計画の見直しを行う新規事業であり、平成29年度から31年度の3年間で策定を予定しております。
次に、26立地適正化計画策定事業、341万5,000円。立地適正化計画は、都市再生特別措置法81条の規定に基づき、居住機能や福祉、医療、商業施設などの都市機能増進施設の立地、それから公共交通の充実などに関し、包括的に作成する計画であります。
当該事業は、本市の今後の人口減少、高齢化社会を見据え快適な生活環境の実現や、持続可能な都市経営を可能とするため、同計画を策定する新規の事業であり、
都市計画マスタープランの策定にあわせまして、29年度から30年度の2年間で策定を予定しております。
歳出額の合計が32億2,111万8,000円で、前年度比較15億1,142万1,000円の増額となっております。
なお、歳入歳出の増額の主な理由としましては、那覇市都市モノレール整備基金積立金が約4億2,000万円、那覇港管理組合補助金(沖縄振興特別推進交付金)が、約4億4,000万円、それから沖縄都市モノレールインフラ外整備事業が約5億2,000万円、沖縄都市モノレール株式会社追加出資金が約1億5,000万円、事業費が前年度より増額になったことによるものであります。
次に5ページをお願いいたします。
5ページは、債務負担行為の説明となっております。
先ほどもご説明しておりますけれども、8款4項1目の25、
都市計画マスタープラン策定事業、13節委託料、事業費が1,911万1,000円、設定年度予算額が29年度539万4,000円、限度額が1,371万7,000円、負担年数2年、債務負担設定額が平成30年度が564万4,000円、31年度が807万3,000円で、財源は一般財源となっております。
次に、26立地適正化計画策定事業、13節委託料、事業費が1,088万7,000円、設定年度予算額が29年度、326万6,000円、限度額が762万1,000円、負担年数1年、債務負担設定額が30年度、762万1,000円であり、国土交通省所管の国庫補助事業で補助率が2分の1となっております。
以上でございます。ご審査お願いいたします。
○委員長(喜舎場盛三)
それでは、これより質疑に入ります。
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
4ページの事業、それぞれ26ある中で12番の総合公共交通の推進事業、自転車ネットワーク計画、今、説明資料でみますと、これ自転車については新規になるのかな。
これまではバス停上屋の設置とかやってきたようですけれども、この事業の概要を説明願えますか。
○委員長(喜舎場盛三)
幸地貴都市計画課担当副参事。
◎都市計画課担当副参事(幸地貴)
それでは、ご説明いたします。
自転車ネットワーク計画につきましては、那覇市の交通基本計画に基づく、多様な移動手段としての自転車の利用環境向上を図るものです。
主な業務の内容としては、ネットワーク計画の基本方針の策定、路線の選定、走行空間の整備の検討、整備
スケジュール等の検討を行うものとなっております。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
これは那覇市としての自転車道をどのように計画するかというものを、計画をつくるということで理解していいですか。
○委員長(喜舎場盛三)
幸地貴都市計画課担当副参事。
◎都市計画課担当副参事(幸地貴)
はい、そのとおりです。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
例えば小禄にモノレール通りあたりは、あれは県ですか、国ですかね、自転車道ができて、計画としては確か奥武山を国道に出てくるというのもあるような計画があったように思えますけれども、途中で途切れているんですよね、あれもね。
だからそちら辺の、例えば県道、国道との連携といいますか、私はそちら辺もやっぱり十分考えてやらないと、それぞれがやって、なんら実績が出てない状況の中で、那覇で、今後、例えばどの地域をどのようにそういう自転車道を導入しようと、そういう案があるのか。そちら辺また国、県道との連携というのはどのように考えているのか。教えていただきたいと思います。
○委員長(喜舎場盛三)
幸地貴都市計画課担当副参事。
◎都市計画課担当副参事(幸地貴)
国道、県道も含めて那覇市道も当然そうなんですが、含めて、今回ネットワークということですので、その連結をいかに連絡を図っていっているかどうかというところが、検討することになると思います。やはり検討する上では、道路管理者である国、県との協議もしながら、進めていくことになります。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
確かにそうですよ。非常に大事な視点で、かなり自転車は増えているような気がします。特にモノレールの山下橋からイオン向けというか、ネパール人がよく自転車乗っています、外国人が。
そういったことを考えると、また、自転車による事故も発生していることを考えると、ちゃんと整備していくことは非常に大事。確か名護市がそれに力を入れているんですかね。そちら辺もぜひ参考にして、頑張ってもらいたいと思います。よろしくお願いします。
それから、もう1つ、すみません。
LRT導入事業の件ですが、19番です。これについては、補正でもお伺いをしたんですけれども、明繰をして28年度の取り組みを、大体29年度6月ごろまでに策定と言っていましたかね。そうじゃなかったかな。
28年度の事業を引き継いで、29年度で完成させるような答弁がありました。それでもって29年度の予算がかなり落ちて250万という中で、この間の話ですと8路線を設定をしていくという中で、どうなんですか、これ実際のLRT、可能性のこのルートというのは、29年度までに示せるんですか。
○委員長(喜舎場盛三)
幸地副参事。
◎都市計画課担当副参事(幸地貴)
27年度に交通まちづくり、観光の視点から8つの軸を選定いたしました。その8つの軸から28年度には複数、3つの軸程度を選定したいと思っております。3つのルートを選定して、そのルートの中で、その3つに対して費用であるとか、採算性であるとか、効果について検討するということで考えております。
それがおおむね9月ごろを目安に、場合によっては少し延びるかもしれませんけれども、そのあたりを目安に3つのルートを選定しているということで、実際28年度に行うものはその3つのルートを選定しながら、那覇市としてLRTを導入する可能性があるのかどうかというのを議論、検討していきたいと思っております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
この3つのルートの中から最終的には1つに絞るということはしないということで、理解していいんですか。
○委員長(喜舎場盛三)
幸地副参事。
◎都市計画課担当副参事(幸地貴)
はい。現時点では3つのルートの選定のみで、それを1つに絞るというのは、28年度の業務としては予定しておりません。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
じゃ29年度は何をするんですか、250万円で。
○委員長(喜舎場盛三)
幸地副参事。
◎都市計画課担当副参事(幸地貴)
28年度、3つのルートを選定しますが、そのルートについて実際に道路幅員はどうなのか、勾配はどうなのか、その道路沿線の建物の立地状況はどうなのか。その辺についてより詳細な調査を実施するということになります。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
より詳細な調査をするというほどの予算ですかね。
そういう中でどうなんですか、最終的に3つの中から1つに絞るという作業はしないんですか、どうなんですか。
○委員長(喜舎場盛三)
幸地副参事。
◎都市計画課担当副参事(幸地貴)
最終的には当然絞り込みは出てくると思いますが、29年度の中でその辺が絞り込めるかどうかというのは、今後の検討委員会であるとか、推進本部、市の中の検討する中で議論していきたいと思っております。
○委員長(喜舎場盛三)
桑江委員。
◆委員(桑江豊)
この事業取り組んで非常に長いんですけれども、なかなかルートが出てこないなというのが印象です。それは当然、事前の調査というのは大変必要かと思うんですけれども、やはり市長も公約の中に掲げた1つであるのであれば、明確に市民に対してこうなるよというのは、早目に示していくことが私は大事だと思っておりますので、ぜひ、ある程度、29年度でめどをつけて、30年度あたりには発表できるように頑張ってもらいたい。以上です。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
都市計画マスタープランの策定事業が入っていて、新規に立地適正化計画というのが入ります。これとの関連を教えてもらえますか。包括的にという説明があるけど。
○委員長(喜舎場盛三)
平良正樹都市計画課主幹。
◎都市計画課主幹(平良正樹)
都市計画マスタープランは、都市づくりの基本目標を定め、都市づくりの方針として土地利用の方針や、道路、交通体系の方針などを定める都市計画の基本となる計画であります。
また、一方で立地適正化計画は主に土地利用や公共交通ネットワークの再構築などの計画を踏まえ、都市機能施設などの効率的な立地を誘導するということから、
都市計画マスタープランと非常に関係性、整合性を図る必要がございますので、同時に進めていくということで考えております。
立地適正化計画につきましては、包括的な計画ということでありますので、福祉、医療、そういった各まちづくりに関連する分野の課題等を洗い出して、それを解決するような施策等が連携がとれるのかどうか含めながら、検討をして策定をしていきたいというふうに考えております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
本市の一番重要な課題は渋滞、ワースト全国1位という状況が経済活動、生活活動でも大幅な影響を及ぼしているという、これはもう解決が急がれていると思います。それで総合事務局、国も第一先頭になって、解決を図らなければいけないということで今取り組みを進めていると思うんですが、そういうことも立地適正化計画、その中で解決策の方向というのか、そこも具体的に進めていくということで理解してよろしいんでしょうか。
○委員長(喜舎場盛三)
平良主幹。
◎都市計画課主幹(平良正樹)
立地適正化計画につきましては、公共交通のネットワークの再構築というところの検討も必要になってきますので、今、議員がおっしゃる交通渋滞等につきましては、公共交通の利便性の向上を図りながら、具体的な解決策が見いだせるか検討していきたいと思っております。
○委員長(喜舎場盛三)
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
頑張ってください。
休憩を。
○委員長(喜舎場盛三)
休憩いたします。
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
古堅委員。
◆委員(古堅茂治)
休憩で。
これで十分です。
○委員長(喜舎場盛三)
ほかに質疑はございませんか。
(「進行」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
それでは、ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。
休憩いたします。
(休憩中に答弁者入れかえ)
○委員長(喜舎場盛三)
再開いたします。
次に、
建築指導課関係分についてを議題といたします。
宜保勲
建築指導課長、説明をよろしくお願いいたします。
◎
建築指導課長(宜保勲)
よろしくお願いいたします。
議案第22号、平成29年度那覇市
一般会計予算、
建築指導課分について、ご説明いたします。
資料をお配りしております。
歳入が1ページ、2ページ、歳出が3ページ、4ページでございます。
初めに、歳入の主な内容をご説明いたします。
資料の1ページをお願いいたします。予算説明書では、35ページでございます。
第13款使用料及び手数料第2項手数料第6目土木手数料第1節土木管理手数料の1,716万1,000円中、
建築指導課分は1,676万3,000円でございます。
主な内容といたしましては、第1細節建築確認申請手数料1,200万円、第3細節開発許可等申請手数料120万円、いずれも過去の5年間の実績から算出した額でございます。
第7細節建築物エネルギー消費性能適合性判定手数料321万6,000円につきましては、平成27年の建築物省エネ法制定に基づき、平成29年度より床面積が2,000平方メートル以上の非住宅建築物の新築、増改築に対し、適合性判定を受けることが義務づけられたことにより、その審査事務手数料を新設いたしました。
その詳細につきましては、この後の議案審査、議案第11号でご説明させていただきます。
続きまして、資料の1ページをお願いいたします。予算説明書では38ページでございます。
第14款国庫支出金第2項国庫補助金第4目土木費国庫補助金第3節住宅費補助金の20億4,792万4,000円中、
建築指導課分は第4細節社会資本整備総合交付金住宅建築物安全ストック形成事業補助金の3,091万3,000円でございます。
その主な内容といたしましては、那覇市民間建築物耐震化促進事業の国の負担分2,350万円と住宅建築物アスベスト改修事業707万4,000円となっております。
続きまして、資料の2ページをお願いいたします。予算説明書では、43ページでございます。
第15款県支出金第2項県補助金第5目土木費県補助金第2節都市計画費補助金の29億7,273万9,000円中、
建築指導課分は1,292万1,000円でございます。
主な内容としましては、第8細節の沖縄県民間建築物耐震診断事業費補助金の県負担分1,150万円となっております。
歳入総額といたしましては、6,060万6,000円でございます。
続きまして、歳出の主な内容をご説明いたします。
資料3ページ、4ページをお願いいたします。予算説明書では145、146ページでございます。
第8款土木費第1項土木管理費第2目建築指導費でございます。建築指導費は、第1節の報酬から第19節の負担金補助及び交付金までございますが、主なものをご説明いたします。
資料の4ページをお願いいたします。予算説明書では、146ページでございます。
第13節委託料第1細節業務委託料の782万円につきましては、主に住宅建築物アスベスト改修事業の委託料となっております。
第19節負担金補助及び交付金第2細節補助金の149万3,000円につきましては、狭隘道路整備事業補助金となっております。
第3細節建設補助金の4,700万円につきましては、那覇市民間建築物耐震化促進事業となっております。
歳出総額といたしましては、6,375万2,000円で、対前年度費2,747万8,000円の増額となっております。
説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(喜舎場盛三)
これより質疑に入ります。
(「進行」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。
次に議案第11号、那覇市手数料条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。
宜保勲
建築指導課課長、説明をよろしくお願いいたします。
◎
建築指導課長(宜保勲)
議案第11号、那覇市手数料条例の一部を改正する条例制定について、ご説明いたします。
わかりやすいようにパネルで説明させてください。
資料をお配りしております。あわせてご覧ください。
まず、この手数料の条例の制定に至る根拠となるものが、平成27年7月に「建築物エネルギー消費性能の向上に関する法律」、略して「建築物省エネ法」が制定されております。
これは世界的な地球温暖化問題、温室効果ガスの排出抑制、削減目標と定めた昨年度の2016年のパリ協定がもとになっております。
日本国内におけるエネルギー消費量の産業部門、運輸部門については減少しているんですが、建設部門の建築はエネルギーの消費量が著しく増えているということで、省エネ対策の抜本的な解決が必要不可欠となっているということです。このような背景のもと、建築部門の省エネ性能のため、建築物省エネ法が制定されております。
その内容は、まず、義務とする規制措置、この部分です、と任意とする誘導措置の2つで構成されております。
まず、任意とする誘導措置については、省エネ性能向上のための設備を設置するための機械室などの床面積を不算入とする。認定制度です。この部分です。
それとまた、建築基準に適合している旨の表示制度の認定となっております。この両方です。
それと今回の義務とする規制措置については、平成29年度より2,000平方メートル以上の非住宅建築物の新築、改築、増改築の際にエネルギー消費性能基準の適合義務、適合性判定を受けることが義務づけられることになります。
また、住宅を含めた300平方メートル以上の建築物の新築、増改築に係る計画の届け出も必要となります。
これによって適合性判定の対象となる建築物は省エネ基準に適合していなければ、建築基準法の確認済証の交付を受けることができなくなります。そこで今回、次年度、平成29年4月から施行されている義務とする規制措置の省エネ基準適合義務について、所管行政庁である那覇市による適合性判定事務の手数料を定めるものであります。
今回、手数料分については、お手元の右下の表になります。評価対象面積に応じて国が示した表示の審査次官に、本市の職員給与から算出した時給をかけて適正に算出しております。
具体的には那覇市手数料条例の、資料の46ページから52ページの別表第4、第2条例関係建設に関するものにつきまして、改正後、主に6項、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律に基づく事務に今回の義務とする規制措置を1号から3号までの手数料を追加するものであります。
以上が説明でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(喜舎場盛三)
それでは、これより質疑に入ります。
(「進行」と言う者あり)
○委員長(喜舎場盛三)
ないですか。
では、ないようでありますので、本件については、この程度にとどめておきます。
休憩いたします。
(休憩中に答弁者退室)
○委員長(喜舎場盛三)
では、再開いたします。
これより
議員間討議に入ります。
特にないようでありますので、討議を終了いたします。
以上をもちまして、
予算分科会の議案審査を終了いたします。
以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。明日、3月7日、火曜日は各派代表者会議終了後に、
予算分科会を開議いたしますので、ご参集ください。
本日は、これにて散会いたします。
(午後0時12分 閉会)
───────────────────────────────────────
那覇市議会委員会条例第30条第1項の規定により、ここに署名する。
平成29年(2017年)3月6日
建設常任委員長 喜舎場 盛 三
(備考)
本文中「■■■■」の表記については、那覇市情報公開条例(平成3年条例第21号)第12条の2の不開示情報に該当するため、掲載できない部分となります。...