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平成 29年(2017年) 2月定例会-02月24日-07号

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  1. 那覇市議会 2017-02-24
    平成 29年(2017年) 2月定例会-02月24日-07号


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    平成 29年(2017年) 2月定例会-02月24日-07号平成29年 2月定例会             平成29年(2017年)2月那覇市議会定例会                  議事日程 第7号              平成29年2月24日(金)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問                ~~~~~~~~~~~~~~~                  会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                ~~~~~~~~~~~~~~~ 〇出席議員(35人)  1番 喜舎場 盛 三 議員  2番 大 城 幼 子 議員  3番 野 原 嘉 孝 議員  4番 前 泊 美 紀 議員  5番 中 村 圭 介 議員  6番  7番 屋 良 栄 作 議員
     8番 坂 井 浩 二 議員  9番 上 原 快 佐 議員  10番 平 良 識 子 議員  11番 糸 数 昌 洋 議員  12番 桑 江   豊 議員  13番 翁 長 俊 英 議員  14番 大 浜 安 史 議員  15番 宮 平 のり子 議員  16番 多和田 栄 子 議員  17番 下 地 敏 男 議員  18番 宮 城 恵美子 議員  19番  20番  21番 花 城 正 樹 議員  22番 瀬 長   清 議員  23番 亀 島 賢二郎 議員  24番 前 田 千 尋 議員  25番 翁 長 大 輔 議員  26番  27番 奥 間   亮 議員  28番 金 城 敏 雄 議員  29番 粟 國   彰 議員  30番 久 高 友 弘 議員  31番 金 城   徹 議員  32番 金 城 眞 徳 議員  33番 高 良 正 幸 議員  34番 平 良 仁 一 議員  35番 渡久地 政 作 議員  36番 知 念   博 議員  37番 我如古 一 郎 議員  38番 湧 川 朝 渉 議員  39番 古 堅 茂 治 議員  40番 ──────────────────── 〇欠席議員(0人) ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  城 間 幹 子  市長  久 高 將 光  副市長  知 念   覚  副市長  上 地 英 之  政策統括調整監  久 場 健 護  総務部長  渡 口 勇 人  企画財務部長  玉 寄 隆 雄  市民文化部長  名嘉元   裕  経済観光部長  島 田 聡 子  環境部長  新 里 博 一  福祉部長  大 城 弘 明  健康部長  浦 崎   修  こどもみらい部長  新 垣 昌 秀  都市計画部長  上江洲 喜 紀  建設管理部長  宮 内 勇 人  会計管理者  平 良 真 徳  消防局長兼総務部参事監  翁 長   聡  上下水道事業管理者  玉 城 義 彦  上下水道部長  渡慶次 克 彦  教育長  伊良皆 宜 俟  生涯学習部長  黒 木 義 成  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  小 嶺   理  局長  波 平   治  次長  長 嶺   勝  議事管理課長  當 間 順 子  副参事  山 田 裕 之  主幹  比 嘉 昭 夫  主幹  玉 城 紀 子  主査  島ノ江 貴 之  主査  石 原 昌 弘  調査法制課長  島 袋 真左樹  主幹  中 本 順 也  主幹  徳 永 周 作  主査  高江洲 康 之  主査  兼 島   理  主事              (午前10時 開議) ○翁長俊英 議長   ハイサイ、おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  この際、諸般の報告を行います。  まず、本日の一般質問1番目の糸数昌洋議員、3番目の平良識子議員、4番目の宮城恵美子議員、7番目の古堅茂治議員から、事前に資料配付の依頼がありましたので、会議規則第157条の規定により、議長において許可し、お手元に配付しておきました。  次に、来週2月27日・月曜日は、人事案件の表決を行った後、その他の議案及び報告に対する質疑を行います。その質疑についての発言通告書の提出期限は、本日2時までとなっておりますので、遵守し、ご協力のほど、お願いをいたします。  これで諸般の報告を終わります。 ○翁長俊英 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、高良正幸議員平良仁一議員を指名いたします。 ○翁長俊英 議長   日程第2、一般質問を行います。  この際、申し上げます。  議事の都合により、本日の一般質問に関する発言の割当時間は、答弁を除いて、各議員15分以内とし、答弁を含めて30分以内といたします。  それでは、発言通告書に従い、順次、発言を許します。  糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   ハイサイ、おはようございます。  質問の前に所見をいくつか述べたいと思います。  読売巨人軍をはじめ、プロ野球キャンプもたけなわでございます。いよいよ明日は、読売巨人軍対横浜DeNAのオープン戦がセルラースタジアムで行われます。市民、県民の皆さん、ぜひとも足を運んでいただいて、応援をいただきたいと思います。きょうは肌寒いんですが、応援の意義を込めてジャイアンツかりゆしで質問させていただきます。  それから、これも1つお知らせなんですが、那覇市歌の市民意見の募集が始まっております。今月の27日までということで、すばらしい4つの歌が提案をされておりまして、私も読ませていただきました。  少し紹介させていただきたいと思います。
     ちょっと歌うと時間がないので、読ませていただきます。  那覇地域。  「万人(うまんちゅ)にぎわう 1マイル  誇れる郷土(しま)に 笑顔咲く  結の心で ともに生き  平和はぐくむ わが那覇市」  首里地域。  「守礼の邦の 城下町  歴史の息吹 受け継がん  万国津梁 ここにあり  未来(あした)を開く わが那覇市」  ということで、小禄、真和志は時間の都合上、割愛をさせていただきます。  ぜひご覧になっていただいて、27日まで市民意見の募集をしておりますので、多くの市民の皆様の意見をお待ちしたいと思っております。  最後に、代表質問で取り上げましたJ1対応サッカー場建設の件で一言申し上げたいと思います。  既に県は基本計画策定業務を発注しております。決まってからでは遅いのでご要望申し上げたいと思います。  県は、仲井眞県政時代に策定した21世紀ビジョン、これは実施計画にのっとって当初からJリーグ規格スタジアム整備基本構想を打ち立てております。  報道でご存じのとおり、コストセンターではなくて利益を生み出す施設にしたいということで、ホテルとか、商業施設ということも含めて、複合的に考えているという報道でございます。  これは、那覇市は策定委員会に参加をしておりますし、また今月から県と市の連絡会議も立ち上がります。  那覇市の構想では、市民利用の条件、3つの条件もございました。とともに、施設整備方針で示した公園との連続性に配慮した施設配置ということを基本構想でうたっております。  県が主体になるとはいえ、陸上競技場の7割が市有地でございますので、ぜひとも那覇市もここは譲れないという線を明確に定めて臨んでいただきたい。ぜひ頑張っていただきたいということを要望申し上げて、質問に入らせていただきます。  1点目、環境行政でございます。  施政方針にございますクールチョイス(賢い選択)の普及啓発事業は、CO2排出削減促進に向けた国民運動の一環として注目されておりますが、その意義と次年度に事業応募するに至った経緯について問いたいと思います。  2点目、中心市街地の活性化について。  (1)今議会でも前田議員や宮平議員が取り上げておりますが、この農連市場地区の整備事業の進捗と課題について問います。  (2)第一牧志公設市場再整備事業についてであります。再整備基本計画に対するパブリックコメントが行われ、先日は説明会がございました。実施状況について問います。  3点目に、住宅政策についてであります。  老朽化に伴いまして、市営住宅における排水管の破損がたびたび起きております。その状況と対応について問います。  最後、教育行政についてであります。  就学援助費について、先の代表質問で我如古議員も取り上げておりましたが、子どもの貧困対策として重要な課題であります。  特に新入学生に対する学用品費が、これまで入学後の10月に支給されていたのが、中学校については、来年から入学前に支給されるようになったことは、当局の取り組みに対しまして高く評価を申し上げたいと思います。  ここでは、小学校における新入学児童学用品費の入学前支給がなんとか実施できないかどうか、対応を問いたいと思います。  あとは、要望、再質問をさせていただきます。 ○翁長俊英 議長   島田聡子環境部長。 ◎島田聡子 環境部長   糸数昌洋議員の一般質問の1.環境行政についてのご質問にお答えいたします。  地球温暖化対策国際的枠組みパリ協定を、我が国は昨年11月に批准し、2030年に向けて、温室効果ガスの排出量を2013年度と比べて26%削減するという高い目標を掲げております。  クールチョイスは、この目標達成に向けて省エネ、低炭素型の製品、サービス、行動など、地球温暖化対策のために、あらゆる賢い選択をしていこうという国民運動としての取り組みとなっております。  また、本市では2015年3月に策定した那覇市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)において、2030年に向けて、2000年度と比べて15%削減していくことを目標に掲げております。  本市における温室効果ガスのほとんどが二酸化炭素で、その約75%が一般家庭や会社、事業所等からの排出となっており、目標達成に向けては、市民や事業所の皆様と行政が一緒になって二酸化炭素排出量の削減を図っていく必要があります。  このようなことから、去る2月8日に市長によるクールチョイス宣言を行い、日ごろの暮らしの中で、環境によりよい行動を無理なく実践していただくよう呼びかけをしたところです。  また、次年度におきましては、環境省の地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業に応募し、さらに啓発事業の強化を図ってまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   糸数昌洋議員の一般質問の2番目、中心市街地の活性化についての1点目の農連市場地区の整備事業の進捗と課題についてお答えします。  農連市場地区防災街区整備事業の進捗といたしましては、ガーブ川より北側の地区において、建築工事及び道路工事が順次進められており、昨年12月の学校棟の竣工をはじめとして、ことし6月には権利者住宅棟が、9月には市場棟が完成し、オープンする予定となっております。  また、ガーブ川より南側の地区におきましては、権利者への補償や既存建物の解体工事に着手しており、引き続き、分譲住宅棟や保育所を併設した市営住宅棟、駐車場棟の建築工事に着手する計画となっております。  あわせて、牧志壺屋線及び神里原線等の都市計画道路の整備を進め、事業全体の完了を平成31年に予定しております。  今後の課題といたしましては、ガーブ川より南側の地区におきましても、多数の関係権利者がいることから、事業スケジュールに沿った移転が課題であると認識しております。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   糸数昌洋議員の一般質問の2番目、中心市街地の活性化についてのうち(2)の第一牧志公設市場再整備事業についてお答えいたします。  再整備基本計画の策定に当たっては、学識経験者をはじめ、那覇市中心商店街連合会会長及び役員、那覇市第一牧志公設市場組合長を含む幅広い分野の委員からなる外部検討委員会の皆様のご意見を賜りながら進めており、議論が集約されましたことから、去る1月11日から今月10日までの1カ月間、パブリックコメントを実施しました。  いただいたご意見は3人で、15件の意見がございました。  次に、去る15日には、基本計画案について、市民や周辺事業者の皆様から幅広くご意見をいただくため、那覇市ぶんかテンブス館において市民説明会を開催いたしました。  参加者は74人で、基本計画案に関して、概算事業費、新市場の収支計画、運営主体などの管理運営計画が主な質問となってございました。  そのほか、新市場では、既存事業者だけでなく新規事業者が入居できるのか、新市場1階への公衆トイレの設置、仮設市場終了後のにぎわい広場の活用方法などの質問や意見があり、説明会は、参加した皆様の新市場に対する期待の大きさが感じさせられるものでございました。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   糸数昌洋議員の一般質問の3番目、住宅行政についてお答えいたします。  市営住宅における排水管破損は、毎月数件発生しております。ほとんどは個別住戸内の排水管によるものであり、入居者からの通報が入り次第、専門業者を派遣して速やかな対応に努めております。  また、集合管の破損につきましては、平成28年度は1件発生しましたが、既に応急措置を施しております。後日管の取りかえ等を行うことになっておりますが、一時的な断水を伴い、棟全体に影響する工事となることから、あらかじめ通知をするなど、入居者のご理解を得ながら作業を進めてまいります。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   糸数昌洋議員の一般質問の4番目、教育行政についての就学援助費について、小学校における新入学児童学用品費の入学前支給についてお答えいたします。  就学援助の申請は、毎年4月から学校と教育委員会で受けつけを行い、世帯や収入の状況等を審査した上で認定しております。  議員ご質問の小学校入学前の新入学児童学用品費の申請につきましては、入学前であることから、教育委員会のみが受付窓口となり、保護者が直接ご来庁の上、書類を提出していただくこととなります。  世帯の収入が本市の認定基準を越えているか否かの審査は、現在の電算システムでは小中学校へ在籍している児童生徒のみが対象となっており、入学前の場合はこのシステムが利用できておりません。  そのため個別に認定作業を行うこととなり、非常に時間を要するものとなります。限られた期間の中で、認定審査、結果通知、保護者への振り込みのための業務を行い、同時に既に認定を受けている児童生徒の通常の支給業務も行うため、入学前支給は実施が困難であると認識しております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   ご答弁ありがとうございました。  3番目の住宅行政についてなんですが、これ、要望申し上げたいと思います。  毎月数件程度ということでありますけども、住民が大変困っているという状況がございますので、ぜひ全体的な点検と改善を、これは予算づけもあろうかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  それから、次に教育行政についてであります。今部長から、現在のシステムでは大変難しいということで、学務課の作業も大変煩雑なものになるというお話がございました。  ちょっとお手元にきょう配らせていただいたんですが、中核市の中では八王子市がやられているということもあります。  その前に、就学前ということで、就学前の児童を預かる立場から、こどもみらい部なんですが、これ保育料算定時に情報をとっているわけですね。その辺の活用ができないのかどうか、それと、あと何らなの支援というものはできないのかどうか、答弁願いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   ハイサイ。糸数議員の再質問にお答えいたします。  今議員からご紹介がございましたとおりの保育所、あるいは幼稚園の保育料の決定に際しましては、住民税の課税台帳データを使っておりますけれども、保育料の決定に使用することに限る旨のご本人の同意を得て利用しておりますので、その他の手続等に利用することはできないものというふうに考えております。  また、就学前の子どもたち、幼稚園、保育所に通っておりますので、その皆様に対して、この就学援助費の手続に関して、保護者へのチラシの配布ですとか、そういった周知広報活動の面については連携協力ができるものと考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   八王子の事例で、中核市で1カ所だけやっているということで、那覇市ができれば、これはまた2番目で、九州、沖縄でもまだ実施をされてないと。  この就学援助というのは、非常に子どもの貧困問題でも有効な対策ともいわれてますし、中学生よりも小学校入学前のニーズというのが非常に高いんです。  私もやっぱり何件か市民相談を受けておりまして、ぜひ何とかならないものかなと思っております。  八王子の事例でいいますと、右側の流れがあるんですが、この9月中旬ぐらいからスタートをして、就学時の健康診断の案内というのが、これはどこもやっておりますけども、その段階でこの受給申請書を同封して郵送すると。で、1月上旬には、その申請書の提出締め切りをして、2月中旬には支給決定、不決定の通知を発送して、3月1日には準備金を支給するという、こういう流れを八王子は組んで頑張っているんです。  何とか那覇市も、いろいろ難しい側面はあろうかと思うんですが、この八王子等の事例を参考にできないものかどうか、再度、部長の答弁を願いたいと思います。 ○翁長俊英 議長 
     黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   再質問にお答えいたします。  議員ご提供の八王子市教育委員会新入学準備金の入学前支給のご案内等の資料も参考にさせていただきながら、今後教育委員会といたしましても研究させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   よろしくお願いします。  次に、クールチョイス普及啓発事業についてであります。再質問させていただきます。  1点目に、県内の応募自治体の状況と本市の、今回応募するわけですけれども、採択の見込みについて伺います。 ○翁長俊英 議長   島田聡子環境部長。 ◎島田聡子 環境部長   再質問にお答えをいたします。  環境省の地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業は、本年度、平成28年度から実施されており、全国では70自治体が採択を受けておりますが、県内での実施はございません。  次年度につきましては、那覇市と県内の他2市が応募を予定していると聞いております。  次年度、環境省はクールチョイスの取り組みを地球温暖化対策抜本的強化事業と位置づけ、約1,700自治体、115カ所の採択を予定しております。  本市におきましても、温室効果ガスの削減の取り組みを強化するため、事業採択に向け積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   那覇市においては、具体的にどのような事業を考えられているのかお伺いします。 ○翁長俊英 議長   島田聡子環境部長。 ◎島田聡子 環境部長   再質問にお答えをいたします。  本市では、昨年8月から10月にかけ、クールチョイス運動の1つとして、お家のエアコンを消して、涼しいところに集まろうとのキャッチフレーズのもと、事業所や公民館、図書館と共同し、クールシェアの実証実験を行いました。  次年度のクールチョイス啓発事業においては、同クールシェアを拡充実施するとともに、環境に優しい交通の推進や、省エネ機器への買いかえ促進、ライトダウンなど、さまざまな環境に配慮した行動を促すための各種啓発イベントや講演会等を、市民、事業所、団体等と共同で開催していくことを予定しております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   最後なんですが、2月8日にクールチョイス宣言を市長がなされたということで、この宣言の内容と市民参加の周知について伺いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   島田聡子環境部長。 ◎島田聡子 環境部長   再質問にお答えいたします。  2月8日に市長が宣言したCOOL CHOICE(クールチョイス)宣言では、重点項目として、1.クールチョイスの普及啓発、2.クールビズ、クールシェアの推進、3.公共交通機関の利用、次世代自動車の推進による交通の低炭素化、4.省エネルギー機器への買い替えや設備の省エネルギー化の推進の4つを掲げ、市民、事業者の皆様と一緒に、環境共生都市那覇の実現に向けて取り組むこととしております。  また、同日には、地域における総合的な地球温暖化対策の推進を図る目的で設立されました、那覇市地球温暖化対策協議会クールチョイスに賛同し、宣言を行っております。  今後は、同協議会の構成団体を含めた市民、事業者及び団体等へさまざまな機会を通して広く周知を行い、那覇市におけるクールチョイス(賢い選択)国民運動のムーブメントを広げてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   ありがとうございます。  これはもう市民周知、市民参加が大事ですので、ぜひしっかり頑張っていただきたいと思います。  次に、農連市場地区の整備事業について再質問を行います。  6月に権利者住宅棟、9月には市場棟が完成して、全体ではあと2年後に完成ということで、私も非常に感慨深いものがございます。長年取り組まれてきた関係者の皆様のご尽力に敬意を表したいと思います。  1点目に、この市場棟及び権利者住宅棟、保留床の処分状況、どうなっているのか伺います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   再質問にお答えいたします。  保留床の処分状況につきまして、施行者である事業管理組合に確認したところ、市場棟につきましては、保留床は全て売却見込みとのことであります。  また、ことし6月に竣工予定の権利者住宅棟におきましては、全59戸のうち10戸について取得者を募集している状況ですが、最終取得者が決まらない場合は、本事業の特定業務代行者が取得する予定となっております。  そのため、資金計画上の事業進捗への影響は特段ないものと考えております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   ありがとうございます。  いよいよ完成間近ということで、国、県、市、組合事業者等の全体事業費の最終的な費用負担の見込みについて伺いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   再質問にお答えいたします。  現事業計画における全体事業費は約177億円となっております。 収入金の内訳としましては、国費が約76億円、再開発事業費補助と県道部分の整備負担金として、県費が約19億円、再開発事業費補助と市道部分の整備や新設される市営住宅棟の取得費用として、市費が約41億円、保留床処分金を原資とする組合負担額が約41億円となっております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   市と組合事業者の負担が大体41億円ずつということで、順当かなと思っております。  あと、最も懸念されるのが、あの地域、交通アクセスの問題なんですね。県道222号線、開南大通りも今拡幅工事をやっておりますけれども、ここの進捗状況がどうなっているのかと、あと、農連整備事業への影響、接続点が2カ所あると思います。その影響等について伺いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   再質問にお答えいたします。  県道220号真地久茂地線の拡幅整備につきましては、那覇高校前の交差点から与儀交差点に至る延長約800メートルの区間について、沖縄県において平成19年度から4車線への拡幅整備を行っているところであります。  事業を所管しております沖縄県南部土木事務所に確認しましたところ、平成28年度末時点で、事業費ベース約81%の進捗見込みとなっており、平成33年度末の供用開始を予定しているとのことであります。  農連市場地区への影響ということでございますが、施行の組合に確認したところ、事業主体である沖縄県土木建築部、土地開発公社及び事業組合は、事業スケジュールに影響が出ないよう、補償物件の執行スケジュールや対策等を検討しているとのことであります。  そのため、農連市場地区防災街区整備事業で整備する市道や市営住宅棟などへの工事の影響はないものと聞いております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   特に神里原通りの渋滞がひどいんです。やっぱりそこの渋滞緩和策として、早期の開南大通りの供用開始、バスレーンがありますので、ぜひ要望していっていただきたいと思っております。  最後になりますが、完成後の課題はやっぱり集客だろうと思います。どのようにこの地域を活性化していくのかについて問います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   再質問にお答えいたします。  現在建築中の市場棟におきましては、野菜や肉などの生鮮食品を扱う小売店や仲卸売業、飲食店等、農連市場地区で営業されているさまざまな店舗を、業種、業態ごとにまとめて配置する計画となっております。  また現在、早朝営業が多く昼間の営業店舗が少ないため、一般の買い物客にとって不便となっている営業時間についても、基本的な営業時間を定めることで買い物客にとって利用しやすい店舗づくりを進めているところであります。  あわせて、市場棟の1階に、見通しのよい1区画を相対売場として確保しており、農連市場の特色である人と人の触れ合いを通した沖縄特有の雰囲気が味わえる魅力ある店舗づくりを行うこととしております。  さらに、市場棟の3階部分には約100台の来客用専用駐車場を設けるとともに、中心市街地の南の玄関口として約300台収容の駐車場をフリンジパーキングとして整備する計画となっており、農連市場への買い物客だけでなく、周辺地区への来訪者の利便性が向上するものと考えております。  また、本地区には70戸の多子世帯を対象とした市営住宅、108戸の分譲住宅が整備され、まちなか居住が推進されることから、本地区の人口も増える見込みとなっており、農連市場地区の活性化につながるものと期待しております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   ぜひ新たな観光集客施設としても期待を申し上げていきたいと思います。  最後に公設市場の件です。部長、改めて、公設で再整備するその理由について伺います。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長
    ◎名嘉元裕 経済観光部長   再質問にお答えいたします。  第一牧志公設市場は、年間226万人の来場者を数え、中心市街地の活性化やマチグヮーのにぎわい創出に大きく貢献している施設でございます。  その一方、1972年の改築から44年を迎え、建物及び設備の老朽化が進行しており、来場する観光客や地元客、市場事業者の安全・安心を最優先に考えなくてはなりません。その再整備は着実に進める必要がございます。  第一牧志公設市場は、今後も多くの観光客、地元客を誘客するマチグヮーのにぎわい拠点施設として位置づけられること、また沖縄の特色ある食文化を継承・発展を図る施設としての位置づけからも、公設で再整備する必要があるものと考えております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   ありがとうございます。  パブリックコメント、それから説明会で出た主な質問から2点だけ、皆さんの回答を聞きたいと思います。  現在の市場の年間収支、どうなっているのか。それから再整備後の管理運営のあり方、この2点について伺います。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   再質問にお答えします。  まず、第一牧志公設市場の現在の年間の収支でございますが、収入が約9,600万円、支出が約1億1,700万円、その収支差額は2,100万円となっております。  次に、再整備後の管理運営についてでございますが、現在策定中の基本計画において、その考え方をまとめております。  次年度以降に進めます基本設計、実施設計と並行して、直営または指定管理などの運営主体、それから、収支計画などの検討を進めて管理運営計画を策定する予定となっているものでございます。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   年間収支で2,100万円の赤字ということで、こういう状態が40年間続いてきたんです。  ただ、市場の皆さんから、そういうマチグヮー全体のグランドデザインの話も含めて、この年間収支がどうなっているのか、管理運営、どうやっていくのか、そういう意見がどんどん出ているということに対して、部長、なぜそういう意見が事業者から出ているのかということについてどう考えますか。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   再質問にお答えします。  これまでの流れでも、十分しっかりとした会話をしながら進めていくようにということで、我々としましても数多く機会をつくって意見交換等を進めてまいりました。  グランドデザイン等につきましても、それから、収支計画等につきましても、ご質問される方について、しっかりと今後やってまいりますというようなお話は差し上げてございます。ご理解いただけるものと考えております。  それから、赤字につきましても、当然最小の経費で最大の効果を図るべく施設管理運営をしてございます。何分使用料を高額にとるわけにいかず、受益者負担の指針がございまして、その指針に従ったいわゆる賃貸料の設定をしてございます。その範囲内で進めるべきものと考えております。  今後も、ご質問等がございましたら、質問していただき、回答をさしあげるというような形で進めさせていただきたいと、このように考えております。 ○翁長俊英 議長   糸数昌洋議員。 ◆糸数昌洋 議員   要するにマチグヮーからは、先ほどあったように回答していくというのはいいことなんですよ。だけども、これまでみたいなコストのかかる施設にしたくないということと、公設だけれども稼げる施設にしたいと。  それから利益については、マチグヮー全体に還元をしていきたいという意味で、昨日知念副市長のほうから稼げるまちづくりという話もありましたけれども、このようなマチグヮーの思いというものがあると思います。市場の皆さんのですね。  それを含め、そのためにも協働でやっていくということが非常に大事じゃないかというふうに考えるのですが、副市長の見解を伺いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   知念覚副市長。 ◎知念覚 副市長   お答えいたします。  まず市場の皆様がこういう赤字を生む施設にしたくないと、いわゆる今までの公設という概念に、おんぶに抱っこという先入観がありますけども、それから抜け出したいという気持ちは、私も直接対話したことがありますので十分理解しているつもりでございます。  その中で、なぜあえて今回公設という選択をしたかといいますと、やはりこれは今までの公設とは若干違いまして、いわゆる観光資源として、観光戦略の1つという視点が大きいものがございました。  そういう意味においては、市場自体が稼げるまちづくりの稼げる市場という核になっていくというのが必要になろうかと思います。  ですから、その意味で我々の思いと市場の方々の思いというのは一致しているわけでございまして、当然その部分が一致してる部分においては、対話というのは建設的な対話が進めていけるものと考えております。 ◆糸数昌洋 議員   終わります。 ○翁長俊英 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   ハイサイ、グスーヨー チュー ウガナビラ(皆さん、こんにちは)。私も寒くはありません。少し鳥肌が立っているぐらいです。  さて、糸数議員に続きまして、私もジャイアンツ応援かりゆしウェアで質問ボックスのほうに立たせていただいております。ぜひ経済観光部長も、これからはジャイアンツが来ている間は、ジャイアンツのかりゆしウェアでお互い頑張ってまいりましょう。  さて、2月14日からですけれども、今年度読売巨人軍の那覇キャンプが始まりました。糸数議員から先ほどあったように、あす、あさってと那覇において巨人軍のオープン戦が開催されます。  この巨人軍のキャンプも2011年よりセルラースタジアム那覇において開始し、ことしで7回目のキャンプとなります。ことしは天候にも恵まれ、ここ2、3日はちょっと肌寒い日が続いておりますけれども、順調にキャンプの環境も進んでいるものと思っております。  読売巨人軍は那覇キャンプを開始した2011年より、先ほども言いましたようにことしで7年目を迎えるわけでございますが、その間2012年から2014年までの3年間はセリーグ三連覇、そのうち2012年は日本一にも輝いております。    (「すばらしい」と言う者あり)  あすは皆さんも新聞や報道などでもご存じのように、昨シーズン、セリーグ優勝いたしました広島カープの優勝パレードが沖縄市にて開催されるということであります。大きく市内のほうに、市民一体となって盛り上げようというイベントになっているようでございますけれども、巨人軍は優勝した年、那覇においてまだ優勝パレードを行ったことがないということであります。  ぜひ、今シーズン、巨人軍の応援も我々も全力投球で行って、優勝をしていただきまして、その際には優勝パレードをぜひトランジットモールを活用し、本市主催で企画してはいかがでしょうか。市民一体となって激励、お祝いをやっていきましょう。  先ほど糸数議員からあったように、知念副市長が稼ぎましょうというお話がありましたので、便乗して稼ぎましょう。  そして市長、ぜひ市長が旗振り役となってこの優勝パレードを企画して、那覇市全体で盛り上げていきましょう。応援協力会もありますので、ぜひ皆さん一体となって、ぜひやれるという気概が出てくるかと思いますので、お願いしたいと思います。これは所見ですので、答弁は要りません。  それでは関連はしませんけれども、質問に入らせていただきたいと思います。  今回は、地域の防犯・交通安全活動を推進する施策についてということで、2点質問をしていきたいと思っております。  まず初めに、(1)保安灯設置等事業補助金についてでありますが、今那覇市のほうも多くの市民や、そしてまた地域の方々から、この保安灯の設置については要望等が多くあるとお聞きしておりますが、この政策説明資料のほうにも、予算も含め事業対象と目的なども書かれておりますけれども、今一度市民のほうにもわかりやすく説明をいただければと思っております。  次に、平成28年度の現在、本市の保安灯の設置件数と予算を伺います。また、新規設置の要望、申し込みもありましたら、予算と含めて知らせていただきたいと思います。  次に、こちらは自治会、通り会に属していない地域、その対応がどうなっているのかということでお聞きしたいと思います。  そして4点目に、久茂地地域をはじめ、企業や店舗が多い地域、そういうところの保安灯の設置の対応はどのようになっているのかお聞きしたいと思います。  次に(2)スクールゾーンについてであります。  こちらのほうも、今各小学校の校区の父兄の皆さんたちも一体となって頑張っておりますけれども、そのスクールゾーンの定義について、今一度伺いたいと思います。  2番目にスクールゾーンの規制は各自治体によって決められていると聞きますが、本市の規制についてお伺いします。  3点目でありますが、皆さんもご存じのように那覇市内の道路は、近隣の市町村のほうから那覇市のほうに通勤、通学ということで朝からバイクそしてまた車の乗り入れが大変ごった返しております。  また特に真和志地域のほうは、その中心市街地に向かうということもありまして、大変多くの車が、またバイクのほうが抜け道として小さい道路などに入ってくるという環境があります。  スクールゾーンのほうにも入ってきたりもするということで、そのためのトラブルが多いと市民の方からもお聞きしております。  そこで、その取り締まりの件について、どのようになっているかということをお聞きしたいと思っております。  最後に、市内36小学校スクールゾーン委員会に対して補助金を交付しておりますが、補助金の活用などはどのように実施しているのかお聞きいたします。  答弁によりましては、再質問、要望を行いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   ハイサイ。渡久地政作議員の一般質問、地域の防犯・交通安全活動を推進する施策について、順次お答えをいたします。  まず①の保安灯設置等事業補助金の事業対象と目的につきましては、自治会や通り会などの地縁団体が、夜間における犯罪を防止し、公衆の通行安全を図るため設置する保安灯を対象にしております。  保安灯の新規設置及びLED切りかえによる省電力化を支援することで、自治会等が保安灯の整備や維持に対する負担を減少させ、自治会等の活動の充実と治安の維持・向上を図る目的がございます。  また、平成25年度からは電気料補助事業も実施しており、省電力型の保安灯を設置した場合、電気料の9割近い金額を補助金で補うことも可能でございます。  次に②についてお答えいたします。  平成25年度から27年度までの過去3カ年間の保安灯設置等補助事業で、新設157灯、修繕7灯、LED切りかえ560灯の実績がございます。  今年度事業全体の予算額は2,913万2,000円を計上しており、保安灯設置補助に係る交付決定額が約1,527万円を見込んでおります。また、交付決定灯数が308灯、そのうち新規設置の要望に対し、要件を満たすものは全て認め、今年度93灯を交付決定いたしました。  次に③の自治会や通り会等に属さない地域への対応として、自治会や通り会がなくても、5世帯以上のグループを結成することで申請が可能となります。そのような相談があった場合には、補助制度の案内の行うことで保安灯の普及整備に努めております。  次に④についてお答えいたします。  本市の商業地域の多くが居住地域と隣接または混在しているため、商業地域であっても自治会や通り会などの団体は補助の申請が可能です。  しかし、企業等が店舗の利便性向上を目的として設置するものは補助事業の対象外となります。  続きまして(2)のスクールゾーンについてお答えいたします。  ①のスクールゾーンとは、小学校からおおむね半径500メートルの範囲で、児童を交通事故から守るために、市や警察、小学校及びPTAや地域住民が一体となって、学校周辺の交通環境の改善と交通安全活動を集中的に推進するために設定されているものであります。  次に②についてお答えいたします。  スクールゾーンの範囲内では、児童の交通事故防止のため、PTAや交通指導員による立哨活動、バリケード設置など安全対策を講じております。  本市においては、各小学校スクールゾーン委員会からの要望があった箇所にスクールゾーン路面標示を行っており、スクールゾーンを通行する車両に対し安全運転を促しております。  また、スクールゾーンの一部区間では、地域住民等の要望に応じ、警察により児童が登校する時間帯を歩行者専用道路と設定し、車両の通行を規制しております。  次に③の取り締まりについてお答えいたします。  規制区間においては、許可車両以外の通り抜ける車両に対して、警察により適宜指導が行われているほか、一部地域ではPTAやスクールゾーン委員会により交通規制の内容や交通ルールの遵守を呼びかけております。  最後に④についてお答えいたします。  市内36小学校スクールゾーン委員会補助金の活用につきましては、平成28年度、1校当たり5万5,250円を上限として補助金を交付しております。  補助金の活用実績は、平成27年度実績報告によりますと、交通安全啓発看板の購入やPTA立哨活動のための備品購入など、通学路の安全確保のために活用されております。以上です。
    ○翁長俊英 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   部長、どうも答弁ありがとうございました。  保安灯の件から少し確認も含めて再質問を行っていきたいなと思っております。  先ほどこの保安灯の設置の事業対象というものに関しては、自治会や通り会、そしてまた地縁団体ということでお話がありました。また、その自治会、通り会に属していない地域の対応については、5世帯以上のグループであれば補助対象の申請団体に該当するということでありました。  そこで再質問にいきたいと思うんですが、やはりいわゆる自治会などとか通り会に属していない方々、私もいろいろ相談を受ける中で、できるだけ自治会に加入してくださいというお話をするんですけれども、自治会、なかなか仕事の関係もあって、そういうイベントにもいろいろ参加できないからね、ということで加入をされないという方が結構いまして、そういう人たちの地域、5世帯以上住宅があるかなといろいろ考えてる中で、実はこの方がアパートの経営をしてるんですけれども、この5世帯以上の入居があるアパートとかマンション、そういったものも補助の申請団体の対象となるのか、そのあたりを少しお聞かせいただきますでしょうか。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   再質問にお答えいたします。  保安灯設置後も継続的に維持管理をしていただくために、自治会等のない地域では、5世帯以上のグループであることを要件として申請を受けつけております。5世帯以上であれば、グループの構成員が同一のアパートやマンションに居住していても補助の対象になります。以上です。 ○翁長俊英 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   そのようなお答えがありましたよということで、その方にもお伝えしたいと思っております。  次にお聞きしたいのですが、先ほど来、この保安灯の設置というものに関しては、いわゆる公衆の通行、安全を図るためにという目的もあるということであります。  特にこれから夏場に向けては、日が長くなって明るい時間というのが続くかとは思うのですが、ただ秋口とか冬になると、日が結局夕方5時半から6時とかそういったときには暗くなるわけですけれども、その際、中学生とか高校生、また小学校で塾に通うお子さんをお持ちの親御さんは、そのようなときに、街灯がないから暗くて登下校が心配なんだよという声などがあったりします。  その中で、やはり学校周辺にでもいいから、こういった保安灯の設置はできないものかという相談を受けるんですが、保安灯設置の申請団体として学校という施設が含まれることはできないのかなというふうに思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   再質問にお答えいたします。  学校周辺につきましては、校区まちづくり協議会に対し、保安灯設置等補助事業を活用してる事例がございます。  与儀小学校区まちづくり協議会においては、通学路に保安灯が少ないことが地域の課題としてありました。その解決のために同事業の保安灯設置等補助を活用してる事例がございます。以上です。 ○翁長俊英 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   今部長のほうからありました校区まちづくり協議会、そのほうで対応をしていけるというお話を聞きまして、大変安心しております。  ただ、まだ校区まちづくり協議会というのは、市内ではまだ7校ですよね。これから市内全小学校のほうにということで進めていくというお話もありますので、その際にはぜひまた地域の皆さんの要望にしっかりとお応えいただけるように、皆さんよろしくお願いしたいと思います。  先ほどありましたように、25年度から本庁の駐車場の料金を保安灯の電気料補助に行っているというお話がありました。  そのことは大変自治会や通り会、この保安灯を管理している方たちからは、大変助かってるというお話をお伺いしております。そのおかげでいろいろ夏まつりとか、各種自治会、通り会のイベントの費用に活用できているということでありますが、この電気料の補助というものに関してですけれども、ぜひ続けてほしいという声がありますが、継続してこの補助というものは行えるものなのでしょうか。よろしくお願いします。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   再質問にお答えいたします。  平成25年度から本庁地下駐車場貸付収入を見立てることで、自治会等が負担している保安灯の電気料に対する補助金事業を拡充実施しております。  平成27年度の実績として、申請175件、4,679灯、約1,074万円の補助金を自治会等へ交付しております。  なお平成28年度は、申請191件、5,286灯、約1,210万円の交付を見込んでおり、今後も継続してまいりたいと考えております。以上です。 ○翁長俊英 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   ぜひ、今本当にこの補助のおかげでという先ほどお話もしましたけれども、自治会の会費というものが、やはり年額限られた金額でありますので、市民の皆さんの負担が少なくなるように、ぜひ御協力、今後ともお願いしたいと思っております。  次に移りたいと思います。次にスクールゾーンの件であります。  スクールゾーンの定義で、小学校からおおむね半径500メートルということであります。500メートルとなると、幹線道路などもあったりとか、国道があったりとか、もちろん交通の妨げが厳しいというそういうところもありますけれども、その規制については、地域住民の要望に応じて歩行者専用道路を設定して車両の規制を行っているというお話でありました。  その中で、今立哨されている方たち、交通指導員の方たちもいらっしゃいますけれども、ほとんどが各小学校のスクールゾーン委員会で当番表をつくっておりまして、その父母の皆さんたちが立たれるわけでありますけれども、この立哨の仕方というものは人それぞれで違いまして、本当に歩道の真ん中まで入ってきて、車を強引にとめるお父さん、お母さんもいますし、旗だけをこういうふうにやってちょっと見えにくいなというふうに、いろいろそれぞれの立哨を行っておりますけれども、議員の皆さんも立哨などをよく、もちろん職員の方たちもボランティアで立たれている方がいるかと思うんですが、その際、やはり心配なのが、事故に巻き込まれたとき、事故に巻き込まれたときの対応として、大きな事故には多分ならないとは思いつつも、けがをした場合とかの保険の適用というものは、今どういういうふうになっているのか、教えていただいてよろしいでしょうか。 ○翁長俊英 議長   黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   再質問にお答えいたします。  スクールゾーンで立哨する保護者やその他関係者を対象に、那覇市スクールゾーン連絡協議会において傷害保険に加入しているところでございます。 ○翁長俊英 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   本当に事故がないようにということで、皆さん立ってはいるかと思うんですけれども、その際にはしっかりと対応をお願いしたいと思います。  また、これから特にまた那覇市議会は、7月に向けて多くの議員がもう立哨だけではなくて、のぼりを持って手振りをされる方が出てくるかと思うんですけれども、ぜひ立哨をされている方の横には立たないようにしてくださいね。  車から立哨が見えないということで苦情などがありまして、今現在でも新人の方たちが立ってるというのが見えるんですけれども、立哨のお母さんと、のぼりを持ってる方と少し交差して大変見にくい場所がありますので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。  あともう1点だけ再質問をさせていただきたいと思うんですけれども、各校PTAは先ほどお話ししましたように立哨の当番表を作成して、保護者の皆さん、当番制で協力依頼をしておるんですが、やはり強制ではないので、ぜひよろしくという形でしかお願いができないということで、スクールゾーンの各小学校の委員長さんからは、立哨率が低くて大変厳しいんですよというお話をお伺いします。  やはりその際、当番でお願いはしてますが、立ってないところは先ほど言ったように、歩行者専用道路として指定はしていても進入をしてくるということで、子どもたちの安全確保に支障をきたす場合があったりするわけですけれども、そこで私たち会派の中でも、この立哨率が上がるためにはどうなんだろうという話をしながら、やはり学校と一体となって取り組むことが必要ではないかという意見などがあるわけですが、そこで教育委員会のほうとして、スクールゾーンの立哨率の活性化につながるような実例報告などがあれば、お聞かせいただけないでしょうか。 ○翁長俊英 議長   黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   再質問にお答えいたします。  スクールゾーンの立哨活動につきましては、各小学校スクールゾーン委員会において当番表を作成いたしまして、割当日に保護者が活動するということが多いようですが、ある学校では、その当番表に、割当日に活動が難しいようであれば、できる日いつでもよいのでご協力くださいという趣旨の一言を添えたところ、活動してくれる方が増えたという実例を聞いております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   渡久地政作議員。 ◆渡久地政作 議員   今、スクールゾーン委員会の集まりなどもあろうかと思うんですが、やはり皆さんそれぞれ、あの手この手で立哨率を上げようと頑張っているかと思いますので、その際にはぜひまた皆さんからもそのようなアドバイスなどもしていただいて、立哨率、皆さんボランティアで頑張ってはおりますけれども、子どもたちの通行の安全の確保のためにご協力をしていきましょう。よろしくお願いします。以上です。ありがとうございました。 ○翁長俊英 議長   平良識子議員。 ◆平良識子 議員   ハイタイ、グスーヨー チュー ウガナビラ。おはようございます。沖縄社会大衆党の平良識子でございます。  今議会は「ニャーニャーニャーの日」を挟んでおりまして、多くの議員が動物愛護行政について取り上げていたわけですけれども、連日新聞報道でも各紙、とりわけ那覇市のTNR事業、これは県内でも初めての取り組みでありまして、非常に先進的な命を大切にする事業として新聞1面トップを飾ったということもありますし、あるいは全国的な取り組みというのが連日報道されている中で、私たちこれまでこの議場の中においても、動物愛護行政に取り組んできた議員のメンバー、何名もいらっしゃいますけれども、急遽集まりまして、それできょうこの場をお借りいたしまして、イヌネコ議員を代表いたしまして、私のほうから発表させていただきたいと思います。  昨日、2月23日付で私たち那覇市動物愛護議員連盟を結成をいたしました。会長に下地敏男議員、そして副会長に高良正幸議員、そして大城幼子議員でございます。そして私、事務局長をさせていただきまして、中村圭介議員が事務局長補佐ということで、まずは調査研究を始めさせていただきまして、そしてまた行政をしっかりバックアップするように取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  この件は後ほど4番目に取り上げますので、よろしくお願いいたします。  それでは質問に入りたいと思います。  まず初めに1.公共空間と公共トイレについてであります。  私も那覇市の公共施設の中で、あるいは公共空間の中でいくつも好きな場所があるんですけれども、とりわけ一番いいなと思ってるところが、今回取り上げます緑ヶ丘公園の公共トイレなんです。そのスペースであります。  本当にすばらしい取り組みをされておりまして、今回皆様にもぜひ知っていただきたくて取り上げをさせていただきました。  沖縄建築士会が平成25年に開催した那覇市緑ヶ丘公園エントランススペース意匠選定設計競技において、最優秀作品賞に選ばれた設計により建築された緑ヶ丘公園エントランススペース公衆便所が、2015年グッドトイレ選奨、そして2016年にはグッドデザイン賞を受賞をしております。  本日は議長の許可をいただきまして資料配付しましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。  とりわけこのグッドデザイン賞、当然トイレだけじゃなくてさまざまないろんな分野のもののグッドデザインがその年のアワードとして選定されて、この中にこの那覇市のトイレが選定されたわけですけれども、この審査委員のコメントがまさに的を射てると思ったので紹介させてください。  「公園などの公共空間において、トイレは管理や防犯、公園の快適性に対して、常に大きな課題となる。ここでは、街と公園の際をトイレと一体化にデザインすることで、一つの解を与えている」と評価されております。  公共トイレを魅力的な公共空間へとしつらえた本市の斬新な取り組みを高く評価いたします。  設計コンペの経緯、今後の設置の予定の公園等における公共トイレについてお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   ご質問にお答えいたします。  平成27年度に緑ヶ丘公園に完成したトイレは、本市が進める国際通り周辺地区の活性化の一環として、地域に憩いの場をつくることを目的に、緑ヶ丘公園のパラダイス通り側のエントランス部分の整備を行うに当たり、周辺の主要道路からの呼び込み口としての魅力的なトイレ及びエントランスからの公園全体の利用を促し、地域の発展につながる施設とするため、設計コンペ方式を採用し設置されました。  設計案の選定に当たり、実現可能なアイデアを県内の建築士より広く募集するため、公共建築物の設計コンペの実績がある沖縄県建築士会に設計コンペを委託し、専門的な見地から審査し、作品を選定しております。  今後の設置予定の公園のトイレにつきましては、今回のように特に景観を重視した施設設計や創造性を求められる設計業務を行う際には、コンペ方式やプロポーザル方式による手法を採用することを検討してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   平良識子議員。 ◆平良識子 議員   3年前近くなると思うんですけれども、この緑ヶ丘公園トイレ設計コンペ、応募作品10作品ぐらいあったと思うんですけれども、この庁舎の1階のロビーに張り出されてということもありましたので、おもしろい取り組みをしているなということで注目して見ておりました。  そして、選ばれた作品から建築されたこの公共トイレ。まさに公共トイレのイメージを180度変えるものでありました。私自身も公共トイレなかなか入りたいとは思えない、残念ながらいいイメージのないものであったんですけれども、今まさにコンセプトにあるように寄り道したくなるトイレということになっているわけですね。  昼、夜と立ち寄って見ているわけですけれども、先日は小学校の女子生徒がこのベンチに座っているわけですね、1人で。何しているかなと思って見たら、那覇市がTNRをした猫と対話しているわけですよね。非常にいい絵になる風景が生まれておりましたし、あるいは休日、通りがかったときに、ベビーカーを押しているお母さんたちが、そこのベンチで集まっておしゃべりしている空間というのが生まれておりました。本当にすばらしい絵になる風景が生み出されているということであります。  そしてまた、植栽選定もすばらしいんですよね。ローズマリーであったり、オリーブの木を植えておりまして、視覚だけでなくて香りも楽しめるおしゃれな空間になっております。
     そこで、今後の公共トイレの設置のあり方、設計のあり方についてぜひ取り入れていただきたいということがあるわけですけれども、ひとつ公共トイレといいますと、よく落書きをされる、あるいはガラス、便器が割られる破壊行為が行われるということをよく耳にしますけれども、修繕も多いというふうに執行部からも聞きました。  一方で、この緑ヶ丘公園の公共トイレの管理及び修繕状況について伺います。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   再質問にお答えいたします。  当該公園は他の公園と同様に、トイレの管理につきましては公益社団法人那覇市シルバー人材センターに業務委託しており、1日1回のトイレ清掃、点検、ちり拾い、トイレットペーパーの補給等を行っております。  修繕につきましては、比較的新しいトイレのため修繕はこれまでに行っておりません。  なお、平成27年9月に当該トイレの供用開始後、特に破損、損壊の報告もございません。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   平良識子議員。 ◆平良識子 議員   ありがとうございます。今後、公園あるいは公共スペースでの公共トイレを設置する際には、ぜひ今回のようなコンペ方式、あるいはプロポーザル方式でもいいと思うんですけれども、取り入れてぜひその場のすてきな空間づくりを生み出すような取り組みというのを実現していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、2.観光経済政策についてであります。  沖縄・那覇の観光の長年の課題としてあるのが、特にファミリー層を中心とした夜の観光であります。  現在、国際通りで毎週日曜日に実施しているトランジットモールについて、週末夜に実施を拡大して新たなイベントを創出し、観光客の夜の受け皿となることを提案するが、見解をお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   ご質問にお答えいたします。  国際通りトランジットモールは、商店街の活性化や観光振興に資する取り組みとして、毎週日曜日の正午から午後6時までの間、実施されております。  以前より、日中の暑さ対策から実施時間帯を夜にずらしてはどうかなど、各方面からさまざまな意見がありますが、交通規制や標識の変更、バス運行等の課題が挙げられております。  そこで、こうした課題や提言に対して、市民・県民・観光客がトランジットモールを楽しめる目線で議論を進め、道路管理者、那覇警察署、バス協会等の関係機関の協力を得ながら方向性を見いだす事業を予定しているものでございます。  議員ご提案のトランジットモールの実施拡大や新たな夜のイベントの展開については、観光客や来街者へのナイトエンターテイメントの提供にもつながることから、トランジットモール実施主体の国際通り商店街振興組合連合会や関係機関とともに、当該事業において検討してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   平良識子議員。 ◆平良識子 議員   ありがとうございます。  先日、前田千尋議員もこのトランジットモール事業について取り上げておられましたし、これまでも議会の中でこのトランジットモールの取り組みについての是非についても含めて、さまざまな議論がありますし、あるいは商店街の皆さん方からも声もあるということで、今回はビジョンづくり支援事業をやるということであります。  他方において、今、国際通りどのようになっているかと申しますと、とりわけ夜は本当にお祭りなのかなというぐらい外国人観光客も含めて、ものすごい観光客の方が歩いているわけですよね。  そして、また県は1,000万人から1,200万人観光客を目標に修正するほど、今、沖縄の観光業界というのは非常に旺盛な状況になって、しかも第2滑走路もできていく中で、観光客が増えて国際通りの集客というのも非常に見込めるという中で、今、観光業界からも出始めているのは、このトランジットモールの通年型さえも言われているわけですよね。言われております。  しかしながら、すぐにということにもなかなかいかないかなとも思いますし、そしてまた今、近々の課題であります夜の観光のあり方について、ぜひこの国際通りを中心とした取り組みを、まずはしていただきたいなというふうに思っております。  あるいは、きょうはプレミアムフライデーということで、初めてのプレミアムフライデーということでありますけれども、これがやはり観光客ではなくて地元で働いている私たちにとっても、経済効果を生み出し、あるいは楽しめる場所として国際通りを夜開放していくということは、B級グルメとか、あるいは古式行列をやるとか、さまざまな人たちが楽しめる場所に生み出すというようなものが今後必要であります。  それで、再質問を担当副市長の知念副市長にコメントをいただきたいと思っておりますけれども、新年度予算において多くの新規事業、予算も含めてスタートしているわけですけれども、やはり1点残念だったのは、ナイトエンターテイメントの予算、あるいは事業がなかったということもありますので、ぜひ宿泊ホテルが集積する那覇市において必要であると、私は考えております。  ぜひナイトエンターテイメントの必要性、あるいは意義について那覇市で取り組んでいただきたいわけですけれども、見解を伺います。 ○翁長俊英 議長   知念覚副市長。 ◎知念覚 副市長   再質問にお答えをいたします。  先ほど夜の国際通りお祭りみたいですよという議員のご感想がありました。  これは数字で冷静に見てみますと、28年なんですけれども、入域観光客861万人、前年から86万人も伸びているんですね。国内・国外とも最高記録で、インバウンドは200万人を超しているという状況でございます。  また、先ほどありましたけれども、県は第5次観光振興基本計画の中間見直しで、当初1,000万人目標を1,200万人に上方修正。それと、観光収入も1兆円から1兆1,000億円ということで、かなり景気のいいような方向に向かっているなという感じがします。  那覇市においては、平成27年に策定した那覇市観光基本計画、これにおいて平成36年度を目標値として観光収入4,500億円、観光客1人当たり市内消費額9万円、それと延べ市内宿泊客数1,300万人泊を設定しております。  この目標を達成させるためには、市内滞在時間を延ばす。そして消費機会を増やすということが当然重要になってまいります。そのためにも特に重要なのがナイトエンターテイメントなど、魅力的な観光コンテンツの開発、充実が必要であるというふうに以前から指摘されております。  議員ご提案のとおり、トランジットモールを拡大した中で夜のイベントを展開して、オープンカフェ、また夜市など、こういった開催をすることによって、中心市街地のナイトエンターテイメントコンテンツは新たな那覇の魅力づくりにつながるというふうに我々も考えております。  ただ、先ほどあったように、交通規制、それから通り会、通り周辺の事業者の皆様の協力、さまざまな課題がありますけれども、観光産業をはじめ本市の経済産業の活性化に向け、今がチャンスだと思ってますので、新たな取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   平良識子議員。 ◆平良識子 議員   ありがとうございました。ぜひ那覇市が連合会をバックアップをして、一緒になって商店街も支えて盛り上げて、この事業を進めていただきたいと要望いたします。よろしくお願いいたします。  次に、3番目の子育て支援についてです。  妊娠をすると、母子健康法に基づき母子健康手帳が発行されます。  沖縄県においては、この母子健康手帳、親子健康手帳ということでいただきましたけれども、このようなものが(手帳掲示)配布されるわけですね。交付されるわけです。  これを交付されたことによって、親になるんだなということをとりわけ実感する大きなきっかけのひとつになると思うんですけれども、他方において、この中でも男性の育児支援の内容が書いてあるかとは思うんですけれども、今、全国的に男性の育児啓発を目指して、とりわけ1990年代の半ばから、各自治体が独自に作成している父子手帳というのがあります。  きょうは、裏のほうの資料に全国の取り組みがありますので、ごらんいただきたいと思いますけれども、さまざまな父子手帳が発行されて非常に印象がいいわけですが、これをぜひ那覇市としても導入してはいかがと思っておりますけれども、見解をお伺いいたします。 ○翁長俊英 議長   大城弘明健康部長。 ◎大城弘明 健康部長   ご質問にお答えいたします。  親子健康手帳は、妊産婦と子どもの健康の保持増進や子育てのための情報提供などを目的に、妊娠の届出をする方に対して、保健師や助産師が窓口で面談し、使い方などを説明しながら交付をしております。  手帳の内容といたしましては、妊娠や出産の記録、子どもの成長や予防接種の記録、妊産婦や子どもの健康管理及び安心・安全な妊娠・出産・育児のための情報などが掲載されております。  本市では、従来、使用しておりました母子健康手帳の名称では、母と子のみの健康手帳と勘違いされる傾向があり、育児は母親が行うものと捉えられがちであったため、育児は父親と母親が協力して行うものという意識づけにつなげることを目的に、平成21年度に親子健康手帳に改めております。  名称変更とあわせて、内容も国が示している手帳様式に加えて、妊娠期から子育て期における父親の役割を明記するなど、父親向けの内容等を盛り込んできております。  1冊の健康手帳を活用して、妊娠中から母体や胎児の状況をともに理解し共有する時間を持つことを通して、夫婦が協力して子育てを行うという意識啓発につながることを期待しているものでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   平良識子議員。 ◆平良識子 議員   それでは、ご答弁を受けて、これで父親の役割を書いてありますということで説明をいただきましたので、実際はどのように父親としてこれを活用されているのかということを、私は小さいお子さんを持つ子育て中のパパ議員4人に聞き取り調査をいたしました。渡久地政作議員、亀島賢二郎議員、奥間亮議員、花城正樹議員の協力をいただいて、この親子健康手帳を活用してますかという質問をさせていただきました。  そしたら、見たことない、さわったことない、うーん見たことない、あるいはもう1人の議員は、自分は議員であるという意識もあるから、見るようにはしている。でも、なかなか一般のサラリーマンの方は見る機会ないかもねというご意見でした。  残念ながら、行政のほうでたくさん情報も含めてこの中に詰め込まれているというのはよくわかるわけですけれども、しかしながら、もう1人の議員からは、これはもう手帳というより辞典だと。辞典になっているというご意見がありました。それだけ情報がたくさん詰め込まれている一方で、活用されにくくなってしまっている。携帯しにくくなっているという側面もあるわけですよね。  ということも含めて、やはりこれとは別に手帳は手帳で書く。あるいは、資料は資料としてさまざまあるわけですけれども、時間ないんですが、こういうのももう少し集約をして、取り組みを見直していくということも、利用者の視点から必要なのかなと思っておりますので、ぜひ検討していただきたいんですけれども、今回やはり父子手帳、父親の視点として浦崎部長にごらんいただきましたので、ぜひ感想をいただいて、父子手帳の意義、視点、意見を聞きたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○翁長俊英 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   再質問にお答えをいたします。  見ての感想ということでございますけれども、私ども本市でもこういった形で父親、あるいは男性、こういった皆さんが積極的に、あるいは普通に、自然にと申しましょうか、そういった形で育児にかかわることができるように、その親子手帳以外にも情報を提供しておりますので、まずそこをご答弁させていただきます。  具体的には、生後4カ月までの赤ちゃんのいる全ての家庭を訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」におきまして、「こんにちは赤ちゃん情報紙」という冊子ですとか、パパ遊びの内容が記載されております「赤ちゃんが喜ぶふれあいブック」を配布をしております。  平成29年度は、産後うつ病のためのパパができることに関する内容の追加ですとか、さらに充実をさせていくということで予定をしております。  父親あるいは男性が妊娠期から出産後の母親の変化を気遣い、乳幼児とも自然に接することができること。あるいはこの育児の楽しさ、うれしさ、それから成長の喜びだけではなく、育児にかかる悩みを夫婦で共有することができること。また、母親の孤立、産後うつ、育児ノイローゼの予防のためには、この父親の育児参加を啓発するというのが重要なことだと思います。  そういう意味では、そういった情報紙でひとつのきっかけをつくるという意味では非常に効果があるのかなというふうに思います。  私どもといたしましても、育児に積極的にかかわるイクメンの支援といたしまして、育児情報の提供、これについては関連課とも連携をしながら検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   平良識子議員。 ◆平良識子 議員   父子手帳の導入、ぜひ検討ください。よろしくお願いします。  時間ないですけれども、4.犬猫殺処分の取り組みについて、ぜひ飼い主のいない猫の不妊去勢手術実施事業について、事業の内容殺処分数と県への委託料について伺います。 ○翁長俊英 議長   時間です。  まだ残ってますので、答弁はできますか。  島田聡子環境部長。 ◎島田聡子 環境部長   お答えいたします。  本市では、平成26年度から3年間、観光地周辺に生息する飼い主のいない猫を対象に、不妊去勢手術を実施してきたところでございます。  次年度につきましては、観光地周辺だけではなく、市内全域を事業の対象範囲とする予定としております。  住宅地を含めた地域において、飼い主のいない猫の自然繁殖を抑制することにより、生活環境の悪化の低減、収容される猫の減少を目指しており、今後、継続可能で効率的な事業手法について、実施体制も含めて検討してまいりたいと考えております。  次に、犬猫の殺処分数でございますが、犬猫の合計で、平成24年度が537頭、中核市移行後の平成25年度が350頭、平成26年度が295頭、平成27年度が266頭となっており、減少傾向にあります。  また、本市が沖縄県へ委託しております犬猫の収容、管理、殺処分及び焼却等の各年度の委託料につきましては、平成25年度が1,649万7,000円、平成26年度が1,483万6,000円、平成27年度が1,265万7,000円、平成28年度が1,047万円7,000円となっております。
     以上でございます。  (「ありがとうございました」と言う者あり) ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   ハイタイ。那覇市民の皆様、議場の皆様、社民・市民ネットの宮城恵美子ヤイビーン。チューヤユタシクウニゲーサビラ。(社民・市民ネットの宮城恵美子です。きょうはよろしくお願いいたします)。  まず、所見から述べさせていただきます。  皆様にこういう1枚(配付資料掲示)を配付させていただいておりますが、ことしの正月に翁長県知事がこのボードの中のお言葉について説明してくださって共感いたしました。どういうことかというと、これを文字として打ち出してあります。  「芯や天冠(てぃんか)みて 枝や國廣(ひる)ぎ 根(にー)や地の底(すく)に果てぃん無(ねー)ならむ」という言葉です。  知事はおっしゃいました。天、お天道様の言うこと、お天道様は見ているよ。つまり天とは道理、あるいは正義。「天冠みて」、沖縄は道理の通った道を今歩んでおります。「枝や國廣ぎ」とは、万国津梁の精神でアジアの国々や地域間を橋渡ししてきた歴史があります。それが今や世界のウチナーンチュが四十数カ国に住み、そして大会ともなれば7,000人、8,000人の人々が沖縄に戻ってくる。そういう地域です。それが私たちの誇りにも今なっております。  根は地の底に深く入り込んで、果てしなく広がっております。根とはソフトパワー、あるいは歴史・自然・文化・言語など脈々と流れている。その言葉に励まされて、知事は毎日勤務に立たれるそうです。  さあ、私はこの言葉を辺野古で何度もお話ししてまいりました。多くの共感を呼んでおります。そして、ニーチェはじめ西洋の思想にも「みずからの足元を掘れ、そこに泉あり」という、そういう言葉もありますように、泉という豊かさ、未来への展望、幸せ、そこに私たちの立脚点、根本、いわゆるアイデンティティの中にあるんだということを指し示した言葉だと受けとめております。  沖縄の粘り強い戦い、そういうのもその1つだと考えております。  では、早速、質問に入らせていただきます。  1.市長の政治姿勢についてですが、このたび非常に、非常に共感して高く評価するものであります。その上でその先を行きたいということもありまして、質問させていただくものとなっております。  沖縄県知事は、あらゆる手段を使って辺野古新基地を阻止すると公約し、城間市長は翁長知事を支えると公約しました。  衆議院議員選挙、沖縄県知事選挙、参議院議員選挙等を通じて繰り返し表明されている沖縄の意思は、辺野古に新基地をつくらせないということです。この沖縄住民の意思を受け、どのように辺野古新基地の本当の阻止に向けての取り組みをするか、以下伺いたいと思います。  自己決定権という言葉が地方自治における自己決定権という項目をつくられておりまして、これは全国初の快挙だと思います。その上でさらに一歩進めたい。  その意味で、まず(1)全国民の辺野古新基地建設に対する意識と、また、沖縄住民の辺野古新基地に対する意識について伺います。  (2)日本の政権のあり方はどうでしょうか。日米が一体となって沖縄に基地過重負担になっていると思いますが、見解を伺います。  (3)地方自治における自己決定権という方針が示されていますが、自己決定権。地方自治の視点で、この状況を変えて辺野古新基地阻止の見通しが持てるのか。  特に自公政権では、防衛と外交は国の専管事項、あるいは専権事項と主張し、地方自治が及ぶのはその他の、いわゆる民生分野(健康保険・保育)、そういったものに制限するという国会答弁が行われてきていますが、見解を伺います。  それから、(4)沖縄で主張されてきた自己決定権とは何か、見解を伺います。  (5)自己決定権を真正面から規定した法律は何か、伺います。  そして、使える法律をしっかり使うことで、国を沖縄側から動かすことが必要ではないか、見解を伺います。  2番目、民生委員・児童委員について、充足率について伺います。  3番目、子育て世代包括支援センターについて。  (1)子育て世代包括センター、いわゆる沖縄版ネウボラの必要性について。  (2)那覇市は沖縄市、うるま市とともに、県の調査研究事業のモデル地域となっています。その進捗状況について伺います。  (3)関係機関との連携など、今後の体制整備について伺います。  あとは、質問席より行いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   ハイサイ。宮城恵美子議員の一般質問の1番目、市長の政治姿勢についてのご質問に、まとめてお答えをいたします。  復帰45周年の節目の年を迎えますが、いまだ過重な米軍基地の負担を強いられているのが現実でございます。  そのような中、これまでの選挙を通して基地の整理縮小を求める沖縄県民の民意が示されているものと理解しており、この沖縄の民意というものも、徐々に国民の間にも理解が広がってきているのではないかと思っております。  自己決定権につきましては、復帰前から今もなお続く基地の過重負担、事件・事故の絶えない現実を踏まえ、ひとりひとりの切実な願いを胸に選挙を通して何度もその思いを示してきたこと、こうして示されてきた民意がどのように取り扱われるのか、その行く末を注視しなければならないこと、沖縄の基地問題で民意を拠りどころにする地方自治のあり方、ひいては、この国の民主主義のあり方が根幹から問われていると言っても過言ではないこと、地方自治における自己決定権が尊重されるよう、そして明確に示された民意が踏みにじられることがないように、私たちはこれからも声を上げていかなければならないことということが、平成29年度施政方針に明記されております。  また、自己決定権を規定した法律は何かというご質問につきましては、明文はございませんが、憲法92条に地方自治の本旨ということが規定されております。そして、地方自治法において、憲法92条の理念が担保されているものと理解しております。  以上です。 ○翁長俊英 議長   新里博一福祉部長。 ◎新里博一 福祉部長   宮城恵美子議員の一般質問の2番目、民生委員・児童委員についてのうち、充足率についてお答えいたします。  本市の民生委員・児童委員につきましては、平成28年12月1日に一斉に改選が行われており、改選前は定数459人のうち、現任数414人、欠員数45人の充足率90.2%の状況でございましたが、改選後につきましては、定年等による退職もあり、現任者数374人、欠員数85名の充足率81.5%となっております。  なお、沖縄県全体の改選後の充足率につきましては80.7%となっており、本市が若干上回っている状況となっております。  本市といたしましては、充足率の向上に向け、広報紙「なは市民の友」の一面で、民生委員・児童委員の特集を組み、募集を行うなど、広報活動に取り組んでいるところでございますが、定数確保が難しい状況でございます。  なお、来月の3月1日には、新たに20人の民生委員・児童委員を委嘱する予定となっており、現任数391人、欠員数68人の充足率85.2%となる見込みでございます。  今後につきましても、那覇市民生委員・児童委員連合会をはじめ、各民生委員・児童委員の皆様と連携し、充足率の向上に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   大城弘明健康部長。 ◎大城弘明 健康部長   宮城恵美子議員の一般質問の3番目、子育て世代包括支援センターについて、順次お答えいたします。  初めに、(1)子育て世代包括支援センターの必要性についてお答えいたします。  母子保健法の改正により、平成29年度から子育て世代包括支援センターの設置が法定化されました。  子育て世代包括支援センターは、これまでさまざまな機関で個々に行われてきた妊娠期から子育て期までの支援について、ワンストップ窓口において、妊産婦及び子育て家庭の個別ニーズを把握し、情報提供や相談支援を行うことで必要なサービスを円滑に利用できるよう、庁内はもとより医療機関や子育て支援機関、地域の関係団体等とも連携しながら支援を行うこととされております。  本市においても、子育て世代包括支援センターの設置に向けて地域保健課、こどもみらい課、子育て応援課の3課において沖縄県が実施している調査検討事業に参加し、準備に取り組んでいるところでございます。  次に、(2)県の調査検討事業の進捗状況についてお答えいたします。  沖縄県の調査検討事業は、妊娠期からの切れ目のない支援を行う子育て世代包括支援センターの設置に向け、市町村の導入支援を行うことを目的としております。  取り組みといたしましては、産婦人科医会、助産師会、その他医療・福祉・保健の各専門分野の代表と、モデル自治体の那覇市・沖縄市・うるま市の3市の代表で構成されております沖縄県妊娠期からのつながるしくみ調査検討委員会を、これまで5回開催し、課題の抽出や意見交換を行うとともに、県内で唯一、子育て世代包括支援センターを設置している今帰仁村及び県外の先進地調査を行ってきております。  検討委員会では、医療機関とのスムーズな連携に向けて、個人情報の共有のあり方や出産直後の集中したケアの提供などが課題として挙げられ、沖縄県としてできること、取り組むべきこと等について整理検討しているところであります。  最後に、(3)庁内における連携及び体制整備についてお答えいたします。  庁内の体制整備に関しましては、県のモデル事業で得たことなどを庁内の関係機関にフィードバックし、継続的に意見交換を行い、これまで母子保健分野や子育て支援分野での取り組みを整理しながら、今後さらに連携強化できるよう、那覇市の子育て世代包括支援センターの体制整備に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   各部長、質問への答弁ありがとうございました。  久場健護部長のおっしゃった、多分1番目から4番目あたりまで総括的に述べられて、まさに日本国憲法のもとにこのような地方自治法、日本国憲法第8章、その中身が実施されるような国となっておれば、沖縄の今のような地方自治体という、沖縄の地方団体です。そのようなあり方はあり得ません。  そういう意味では、民主主義の本当に根幹にふれる大状況に今なっている。そのしわ寄せが今一番沖縄に押し寄せてきております。その意味で、民意が少しずつ沖縄の理解が全国的にも広がっているという期待はいいとしても、今の国会構成を見ますと、とてもそれはいきません。そして、日本国憲法は第41条で、国会を国権の最高機関とし、唯一の立法機関としております。  そういう意味では、1995年の少女暴行事件、1996年のSACO合意、2+2によって、防衛省、外務省が入って、組んでつくっていく。そういう意味で、この中で辺野古を押しつける実態が生まれて、それに伴って国会では安保法制という10にも20にも及ぶさまざまな戦争法がもう成立していく。  国会という唯一の国権発動の場所がそのようにいっているということを踏まえますと、大変難しい状況にあるということを踏まえますと、私たちは、もう日本国家の土俵で相撲をとり続けるのではなく、国際法においては多くの勧告が日本政府に直接、締約国が云々として寄せられているのが、きょうの資料でお見せしているその中身です。島袋純さんが書いております。  そういう意味で、日本国家の土俵に我々がただ入っているばかりではなく、国際機関が提案した勧告も我々自身が使って、国連にこうして沖縄の内側から日本政府を責めていく。そういうことを我々はもう考えないといけない時期。  そういう意味で、土俵を沖縄側に引き寄せるという戦略を持とうではありませんか。  この辺を再質問です。よろしくお願いします。 ○翁長俊英 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   再質問にお答えします。  先ほど議員からありました条約、勧告等ですね。条約法に関するウィーン条約、いわゆる条約法条約の中でこの合意は守られなければならないというのが第26条にございます。これは、去った平成28年の9月定例会において、宮城議員からもご指摘を受けたところでございます。  一方、我々は国内法である憲法を頂点とする法律に基づいて、我々の行政というのを行わなければならないということがございます。ましてや我々公務員は法令遵守という使命を負っております。それで憲法92条、先ほど私のほうで示したところでございますが、憲法92条の中には2つの項目がうたわれております。  まず第一に住民自治、それから団体自治というところから、先ほど申し上げたように自己決定権というのが導き出されているということ、担保されているということを申し上げました。  その中で、やはりこの民主主義の要素を持つ住民自治という部分と、それから自由主義的、地方分権的要素がある団体自治という部分をしっかり押さえていくことが、まず肝要かというふうに思っております。  一方、憲法学者の中には、先ほど議員からご紹介がありました島袋純琉球大学教授のお話もありましたけれども、木村草太という憲法学者がおられます。その方が新聞報道にございました意見として、米軍基地の設置は地方自治体の自治権制限を伴うと。そして、憲法92条は自治体の組織運営にかかわる事項を法律で決すべき事項としているというところを主張されております。  しかし、米軍基地の設置基準や手続きを定めた法律や辺野古基地建設設置法は制定されていない。したがって、辺野古基地の建設はそもそも違憲であるというような意見が述べられております。  ここらへんが拠りどころかなと思ってはおりますけれども、果たして我々一自治体の中で先ほど宮城議員がおっしゃられた条約、勧告、そういう部分をいかにして具現化していくかということが重要だというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   ありがとうございます。  確かにそうです。そのぐらい日本憲法は、本当は生き生きとできる憲法なんです。さらに憲法98条2項で、日本国が締結した条約及び確立された国際法規はこれを誠実に遵守することを必要とする。これ地方自治もこの条約を遵守する立場にあります。  これ再質問ではありませんので、そういうことを考えますと、日本国憲法を生かしきることも含めて、国際法も我々は視野の中に入れていくことは、多くの市民含めて考えていただきたいと思っております。  次にいきたいと思います。  子育て世代包括支援センターの必要性ですよね。本当に少子高齢化していく中で、赤ちゃんと接すること自体が育ちの中にない、そういう人たち。そして、結婚が高齢化しております。30代に近づいております。そのことによって、初めて赤ちゃんという生身のものにふれることによって初めてパニックになったり、いろいろなことが起こっている。  そういう意味で、我々自身が人生最初の濃厚なかかわり、つながり方をつくっていく場所をあえて設置していく必要が出てきていると。私もそういう意味で、子育て世代包括支援センターの必要性というものを本当に痛感している者の1人です。  そして、先ほどのご答弁含めて再質問をさせていただきたいと思います。  それでは、母子保健推進員の役割があると思いますが、それはどんなものですか。教えてください。 ○翁長俊英 議長 
     大城弘明健康部長。 ◎大城弘明 健康部長   再質問にお答えいたします。  母子保健推進員は、地域の住民目線での子育て相談者として、家庭訪問による子育て相談や予防接種、乳幼児健診の勧奨、各種母子保健事業の周知など、子育て支援活動等を含め市民と行政の架け橋として活動しているところでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   再質問なんですが、この母子保健推進員の身分について教えてください。 ○翁長俊英 議長   大城弘明健康部長。 ◎大城弘明 健康部長   再質問にお答えをいたします。  母子保健推進員は、那覇市母子保健推進養成講座を終了した方の中から、母子保健事業の任務の遂行に必要な熱意と行動力を有した方を市長が委嘱しておりまして、保健ボランティアとして活動しているところでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   さらに似たような事業がございますので、それも教えていただきたいと思いますが、こんにちは赤ちゃん事業というのがございますよね。それについて教えてください。 ○翁長俊英 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   再質問にお答えをいたします。  こんにちは赤ちゃん事業は、こんにちは赤ちゃん訪問員、それから保健師が生後4カ月までの赤ちゃんのいる全ての家庭を訪問する事業でございます。  そのお子様の誕生を祝い、育児用品のほか子育てに関する情報誌の提供をしております。さらに育児に関する相談を受けまして、育児不安が高い場合ですとか、養育環境が気になる家庭に対しましては、関係機関と密に調整をとりながら子育てのサポートをしているというような事業でございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   そういう意味では、赤ちゃん、乳幼児につながるそういう専門職、専門員といいますか、ボランティアだとおっしゃっていますが、いろいろな方がいらっしゃるんだなと思います。しかし、それは地域保健課担当であったり、こどもみらい課であったりと、部署がまた違っているんだなと。これも今回学習いたしました。  そして、こういった今は部署も違う。縦割り行政だとよくわからない。そういうものがどういうふうに見える化していくかというのを、私も課題にしたいと思っているんですが、この関係機関の位置づけについてどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 ○翁長俊英 議長   大城弘明健康部長。 ◎大城弘明 健康部長   再質問にお答えいたします。  子育て世代包括支援センターの役割といたしましては、担当の地区保健師をはじめ、多職種と連携する仕組みづくりが必要であると考えています。中には、今お話があった既存の地域の裏づけ団体等も含め、医療機関含め関係機関として位置づけて、連携していくことを想定しているところでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   いろいろな地域の団体も含めて連携を広げていく方向にあると。うれしいことです。そのネットワークというのが本当に発達していくということが、この沖縄版ネウボラ。そこにつながるという。市長がおっしゃっている、いつもつながる。世代間がつながる。人と横につながる。いろいろな機関がつながる。その方式を今後ぜひいろいろつくっていただきたいと思うんですが、そのような包括支援センター導入によって、今実施している既存の部署ごとの事業というのがございますね。  それはそれで、今までの本当に活動されてきて、多くの市民にそれなりに寄与してきたものがあると思います。でも、事業が1個1個存在して分離している場合、市民から見えない。特に10代の母親からは全くわからない。そういう意味で、見える化していない。あるいは使える事業になっているのか。そういったものが今問われているかと思います。  そこで、包括支援センター導入によって、今、実施している既存の事業がどのように変わるのでしょうか。教えていただきたいと思います。 ○翁長俊英 議長   大城弘明健康部長。 ◎大城弘明 健康部長   再質問にお答えをいたします。  妊娠期から子育て期までの支援に関しましては、大事なことは各相談窓口につないでいく仕組みの構築、そして関係機関との連携しやすい情報の共有、安心して相談できる体制整備などが重要であると考えております。  個別事業が変わるというよりも、連携体制をどう変えていくかというのが重要であるというふうに考えているところでございます。  我々といたしましては、これらの課題を整理しながら、那覇市の特徴を生かした子育て世代包括支援センターの設置に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   それぞれの部門の仕事は残しながら、それのつながり方が工夫かなとおっしゃっていらっしゃったかと思うんですが、使う側からすると、あれはあっち、これはこっち、これはこっち。とても使えるというところに持っていけない。ここをワンストップ窓口にしていく方向だと、私は今受けとめてますが、本当にそのように市民目線、それも10代になって初めて母親、沖縄は10代の母親いっぱいいます。いろいろな障がいを持った、それからリスクを抱えたハイリスクの人たちもたくさんいます。その人たちにとっても当たり前に使えるという方向をぜひ目指して、モデル事業からスタートされるということですから、応援したいと思いますし、那覇市がそのようにモデル事業に手を挙げたということは、もう本当にすばらしいことですから、頑張っていただきたいと思うんですが、既に2年前に今帰仁村がみずからの開拓でこれに手を挙げてつくっていました。  私たち複数の地方議員一緒に、沖縄県庁にもヒアリング行きまして今帰仁村にも行きました。そこでヒアリングしてきたものを、皆様のお手元に配付してあります。そのようなあらゆる機関、ネットワーク、それも市民レベルのボランティアから既存の民生委員まで含めて入っていく仕組み。これがネットワークしていて、今成果が生まれていると。妊産婦への支援と介入がしっかりいくようになっている。台帳や記録様式の整備、作成もされている。  フォローする基準というもので、スクリーニングスコア。もう本当に何度も堕胎している。あるいは夫と合わない。それから、産むか産まないかも決定を迷っている。そしていっぱい借金を抱えている。いろいろな沖縄ならではのハイリスクを抱えた妊婦さんがたくさんいらっしゃいます。その人たちの心の安定、健康の安定、そういう意味では精神的・健康的、いろいろなフォローが必要な人々に直接届いていくネットワークの仕組み。これはフィランドで私が見てきたネウボラなんですね。  ぜひ沖縄でネウボラ型の仕組みが実現しますと、ある意味では虐待防止になります。いわゆるハイリスクの人たちにどこにどのようにいらっしゃるか、それに気づくという多くの目線と、多くの協議会の中で共通認識の話し合いができて、そしてみんなでまとまってこの人のどこを支援しようという協議の中でより見えてくる。  そういうことも手厚い丁寧なフォローが、今、今帰仁村は生まれつつあります。顔の見える連携。それは信頼によってできるんだということです。そういう意味で、児童福祉へのつなぎにもなる。そして学校の教育が安定し、フィンランドの学校の学力の高さはそこに源があるということは、実に多くの分析で言われております。  赤ちゃん時代、世の中に出てきたときのフォローというものがいかに大切か。そこを私たち那覇市が、本当にトップランナーでつくっていく。そういうことをしたいと思います。  市長、最後に、突然ですが、感想等をよろしくお願いしたいと思います。 ○翁長俊英 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   再質問にお答えをいたします。  今、宮城議員からいろいろ提供がありました。我々の子育て世代包括支援センターへの手を挙げたことも評価をしていただきました。ぜひ今帰仁村での取り組みを参考にしながら、那覇市ならではの取り組み、仕組みをつくってまいりたいと思っております。  以上です。 ○翁長俊英 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   突然、市長に質問いたしましたが、回答いただいて本当にありがとうございます。  これは那覇市民みんなが見える仕組みにして、誰でもこれが存在する仕組みにしましょう。  これで質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○翁長俊英 議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時といたします。  休憩いたします。            (午前11時51分 休憩)            (午後1時   再開) ○翁長俊英 議長   休憩前に引き続き会議を開きます。  奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   こんにちは。奥間亮です。  一般質問の前に、きのうの一般質問の自民党会派の久高友弘議員と粟國彰議員、怖かったですね。僕にはああいう大きい声は絶対出せないですね。冗談です。市長も副市長も久場部長もすみませんね、いつも。小禄の先輩もすみません。  僕なりのマナーとそして信念を持って、個人対個人でこんなことを言ったら大変ですけれども、そうではなくて、当然議会ということは、議会の代表とそして、議会の代表というか議員とまた行政の代表としての質問でありますので、これからもよろしくお願いします。  先ほど、糸数議員から何も言わないで渡されまして、那覇市歌の素案の新しいもの、小禄が抜かされましたので、「小禄地域」を読ませていただきます。  「緑の風の 那覇空港」、いいですね。緑から始まる。小禄小学校の校歌も「緑明るい」で緑から始まります。皆さんが全員歌えると思いますが、沖縄県警の警察官の歌、沖縄県警察の歌、これも緑から始まるんですね。当然、全員歌えると思いますけれども。  「緑の風の 那覇空港」。これまた民間専用化とか入れると大変なことになりますからね、(笑)これは入れないように。入れないというか…。  「生業(なりわい)薫る 小禄の里(ち)、若い力の 意氣昴(いきたかし)」、いいですね、旗頭。「未来はばたく わが那覇市」。  真和志は割愛させていただきたいと思います。(笑)冗談です。では、一般質問に入りたいと思います。  1番、子どもの居場所づくり支援について。  本市において子どもの居場所として利用されている各施設の利用ニーズに応じた改修や、子どもたちが使用する学習に係る備品(パソコンや机など)を整備すべきであります。見解を伺います。  2番、アレルギー対応給食について。  食物アレルギーのある子どもたちが、できるだけ教室で友達と一緒に給食が食べられるよう、本市のアレルギー対応給食のさらなる安全かつ充実に向けた施策を推進すべきであります。見解を伺います。  3番、子どもたちとシルバー人材について。  子どもたちとシルバー人材の支え合いをさらに促進すべきであります。そのかかわりについて伺います。  4番、介護福祉行政について。  特養の地域バランスを考えたさらなる増設を求めております。今後の特別養護老人ホームの設置計画と、地域バランスを考えた設置について伺います。  5番、若者に対する支援について。  義務教育を修了した若者のまず最初に思うのは、10代、20代の就職や転職、専門学習、資格取得、学び直し等の支援をさらに充実させるべきであります。現状と今後について伺います。
     6番、小禄クンジーについて。  これは、小禄のかつて先輩方が、平良仁一議員、瀬長清議員、高良正幸議員、上原快佐議員が取り上げたと伺っております。  小禄クンジーの再興と継承発展をさらに支援すべきであります。見解を伺います。  7番、道路交通行政について。  市内に外国人観光客や留学生が年々増えていることから、交通標識の英語表記を進めるべきであります。例えば、一時停止のストップとか見解を伺います。  8番、犯罪被害者支援について。  前泊美紀議員が以前から一番熱心に取り組んでいるように思っております。本市における犯罪被害者支援を進めるべきであります。私も警察官の出身ですので、いろんな現場を見てきました。そういうことも踏まえながら、現状と今後について伺いたいと思います。  9番の公園行政について。  新都心公園は、多くの市民から親しまれております。公園行政として私は高く評価をさせていただいております。さらなるにぎわいと、よりよい管理にまた期待をしております。現在の新都心公園の利用状況や管理状況について伺います。  10番、スポーツ行政(バスケットボール振興について)。  バスケットボールは、市民に親しまれるスポーツ競技として、教育や健康増進、経済観光の推進のみならず、数ある世界的スポーツの中でも、音楽やファッション、カルチャーやエンターテインメント等と密接にかかわっております。素晴らしい国民的スポーツであると私は考えております。  那覇市のバスケットボール振興をさらに推進すべきであります。  近年、国際バスケットボール連盟(FIBA)が正式競技種目として推進している3人制バスケ、これまで「3on3(スリー・オン・スリー)」という言葉があったんですが、正式にルールを決めて統一をして競技化されました。「3×3(スリー・バイ・スリー)」に注目が集まっております。世界的にも日本国内でも人気が高まっております。那覇市においても、「3×3」の周知拡大や競技力向上を後押しすべきだと考えますが、見解を伺います。  お願いします。 ○翁長俊英 議長   新里博一福祉部長。 ◎新里博一 福祉部長   奥間亮議員の1番目、子どもの居場所づくり支援についてお答えいたします。  子どもの居場所づくり支援は、内閣府による補助率10分の10の「沖縄子供の貧困緊急対策事業費補助金」や沖縄県の補助率4分の3の「沖縄県子どもの貧困対策推進交付金」を活用して支援を行っております。  支援を実施するにあたり、子どもの居場所づくりとして利用されている各施設の改修費については、内閣府の補助金や沖縄県の交付金では補助対象経費となっておりません。  また、子どもたちが使用する学習に係る備品費については、沖縄県の交付金で認められておりますが、内閣府の補助金では認められておりません。  ただし、リース料としては認められているため、同費目でパソコンや机などを整備することは可能となっております。 ○翁長俊英 議長   黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   奥間亮議員の一般質問の2番目、アレルギー対応給食についてお答えいたします。  本市における学校給食のアレルギー対応につきましては、文部科学省の「学校給食における食物アレルギー対応指針」及び本市の「学校給食における食物アレルギー対応の手引き」に基づき、児童生徒のアレルギー症状を個別面談で確認し、どのような対応が適切か協議した上で、家庭と連携して安全な給食時間を過ごすことができるよう努めているところでございます。  具体的な対応といたしましては、給食で使用される食材のアレルギー物質の情報を記載した「詳細献立表」をあらかじめ配布し、児童生徒とその保護者へ献立に含まれるアレルギー物質の周知を行っております。  また、より安全な給食提供のために、調理過程でアレルギー物質の混入が起こらないよう、アレルギー対応食専用の調理器具や個別配食用の食器具を導入しております。  さらに、栄養士や調理員の食物アレルギーに対する理解を深めるため、毎年、食物アレルギーに関する研修会を実施しております。  近年、食物アレルギーを有する児童生徒数は増加傾向にあるため、安全・安心な給食提供及び食物アレルギー対応に努めてまいります。 ○翁長俊英 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   奥間亮議員の一般質問の3番目、シルバー人材と子どもたちとの関わり合いについてお答をいたします。  現在、那覇市立幼稚園におきましては、開園時間前を利用いたしまして、地域のシルバー世代の方々との美化活動などを通した世代間交流を行うことにより、幼児の感性と情緒の発達を促すことを目的といたしました情操教育充実事業を実施しております。  各園からは「子どもたちが進んであいさつをするようになった」、「朝の清掃活動を喜んでするようになった」など、子どもたちの成長についての報告も多く寄せられております。同時に、従事していただいているシルバー世代の方々にとっても、子どもたちとの触れ合いが日々の張り合いにつながっているようでございます。  ふだんの生活の中でお年寄りとの触れ合う機会が減少していく中、シルバー世代の方々との交流は、人格形成の基礎を培う幼児期によい影響を与えるものと考えております。  そのような交流事業の実施につきまして、実施の機会をこれからも探っていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   新里博一福祉部長。 ◎新里博一 福祉部長   奥間亮議員の一般質問の4番目、介護福祉行政についてお答えいたします。  特別養護老人ホームにつきましては、第6次なは高齢者プランに基づき、平成27年度に、公募において地域密着型施設5事業所を選定いたしました。これにより既存の市内広域型特別養護老人ホーム7施設に加え、平成28年度中に1カ所、平成29年度中に4カ所の地域密着型特別養護老人ホームが新設され、市内4カ所の行政地区全てに整備されることになります。  また、平成30年度からの第7次なは高齢者プランにおける特別養護老人ホームの整備計画につきましては、今後示される国の施設整備に係る方針を確認しながら検討を進めてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   奥間亮議員の一般質問の5番目、若者に対する雇用関係分野の支援についてお答いたします。  若年者を含む雇用施策につきましては、国が基本的かつ総合的な方針を定め、自治体及び関係団体等と連携しながらさまざまな施策を実施しております。  国の事業としましては、ハローワークが実施する職業あっせん、職業訓練事業や各種給付金の支給等のほか、若年者の就労基礎能力養成を目的とした事業である地域若者サポートステーションの開設、沖縄職業能力開発促進センターでの「技能検定合格のための職業訓練事業」等を実施しております。  また、沖縄県が実施する若年者の就労支援としましては、沖縄県キャリアセンターの設置により、就職に関する情報やサービスの一元的な提供、受け入れ企業で職業訓練を行う「若者ジョブトレーニング事業」、「県立職業能力開発校での支援」、「技能検定に関する助成事業」などが挙げられます。  本市の就労に関する支援事業として、若年者に特化した事業はございませんが、なはし就職なんでも相談センターにおいて、各種相談を実施しつつ、国や県の支援制度の情報提供や関連機関への紹介などを行っております。  今後も引き続き国や県、関連機関と連携しながら、若年者の就労支援の充実に向けた取り組みについて検討していきたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   奥間亮議員の一般質問の5番目、若者に対する支援について、教育関連部門からお答えいたします。  教育委員会といたしましては、学習支援室「てぃんばう」を開室し、中学校卒業後、高等学校進学を希望している18歳までの青少年に対し、高校入試へ向けた学習支援を行うことで高等学校進学につなげております。  また、高校入試へ向けた学習支援員を増員するなどの取り組みを行っており、今後とも学習支援室「てぃんばう」の支援の充実に努めてまいります。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   奥間亮議員の一般質問の6番目、小禄クンジーのご質問についてお答いたします。  小禄クンジーとは、明治初期から昭和初めごろに小禄地域で生産された、細かい絣技術が用いられた濃紺の藍染織物でございます。  戦災等の影響で産業としての生産は途絶えている状況となっております。  本市といたしましては、平成25年度に小禄クンジーの成長、発展の支援を目的に小禄クンジー復元支援事業を実施し、生産技法の確立、技術向上の取り組みとして、小禄クンジーの着物2点を製作するとともに、知名度向上のイベントについても開催いたしました。  小禄クンジーの再興と継承発展の支援につきましては、生産関係団体等からの意見や要望等を把握した上で検討してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   奥間亮議員の一般質問の7.道路交通行政についてと、8.犯罪被害者支援について順次お答えいたします。  観光客や留学生などの外国人が年々増加していることから、交通ルールや日本語に不慣れな外国人が交通事故に遭わないよう対策が必要となります。  交通標識の英語表記に関しては、警察庁の発表によると、見落とすと特に大きな事故につながる可能性のある「止まれ」と「徐行」の標識にそれぞれ「STOP」と「SLOW」を併記する標識へ、今後新設や更新の際に切りかえていくとのことであります。  沖縄県警察本部交通規制課に問い合わせしたところ、国際通りなど観光客が多く集まる那覇市では優先して設置するよう検討しているとの回答がございました。  本市といたしましては、本事業の実施が具体化された後、必要な地域が優先的に整備されるよう、警察等に要請してまいりたいと考えております。  続いて、犯罪被害者支援の現状と今後について、本市では、沖縄被害者支援ゆいセンターへ負担金の支出、職場募金の呼びかけ、ゆいセンターへ古本を提供するブックDEサポートの呼びかけ、犯罪被害者週間に合わせて犯罪被害相談窓口等を市ホームページ及び市広報誌へ掲載、犯罪被害者支援連絡協議会及び相談担当者ネットワーク会議への参加などを行っております。  また、平成28年11月4日に那覇市安全で住みよいまちづくり推進協議会を開催し、ゆいセンターの活動状況などについて、同センター事務局長を招き情報共有を行いました。  さらに、協議会終了後、同センターの課題について意見交換を実施しました。  引き続き、被害者支援施策で重要な役割を担う沖縄被害者支援ゆいセンターを支援してまいりたいと考えております。以上です。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   奥間亮議員の一般質問の9番目、新都心公園における公園行政についてお答いたします。  新都心公園における利用状況につきましては、テニスコートや多目的広場の有料公園施設を使用したテニス大会や学童によるサッカー大会、あるいは地域の交流を兼ねたグラウンドゴルフ大会などが主な利用となっております。  また、大原っぱなどの広場を使用したイベントとしては、地域自治会の祭り、高校生による音楽の祭典、あるいは健康をテーマとしたウォーキング大会など、世代間を超えたにぎわいのあるイベントなどに利用されております。  当該公園における管理状況につきましては、公園内の除草やトイレ清掃などの業務を、公益社団法人那覇市シルバー人材センターに管理委託しており、「市民から親しまれる公園」となるよう日常的に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   ハイサイ。奥間亮議員の一般質問の10番目、バスケットボール振興についてのご質問にお答えします。  バスケットボールは、本市においても競技人口が多く、夜間開放されている学校体育館で多くの愛好者がバスケットボールを楽しんでいます。  また、国際大会やBリーグなど大規模な大会の誘致を念頭に、那覇市民体育館メインアリーナの床面を高強度化する張りかえ工事を現在実施しております。さらに、国際規格のバスケットゴール3セットとバレーボール器具2セットを整備する予定であり、バスケットボールを初めスポーツ振興に取り組んでいるところでございます。  3人制バスケットボールに関しましては、現在のところ「3オン3」バスケットの魅力を市内の子どもたちに感じてもらう取り組みとしまして、体育の日に開催しております「スポーツフェスティバルinなは」において、ストリートバスケット教室を開催したところでございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   9番の新都心公園についてから再質問していきたいと思います。  新都心公園は、ご説明があったように非常ににぎわいがありますよね。とてもすばらしいなと思います。ただ、1つ気になるのが、「水の道」と言われているところです。皆さん、モノレール駅からDFSの連絡通路を通ってエスカレーターをおりてきたところですね、あそこから本体の公園に向かっていく道、あそこと比べますとやっぱりもうちょっとにぎわいがあったほうがいいなというふうにいつも思うわけです。特に、エスカレーターからおりて右側にトックリキワタがありますよね。あのスペースなど、あそこもそうですけれども、あそこは一等地ですよね。特にこの右側とか動線になっていないところも含めて、非常にもっとにぎわいがあったほうがいいなというふうに思うわけなんですね。その「水の道」、もっとにぎわいをつくったほうがいいなと私は思っていますけれども、利用状況とあわせて伺います。
    ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   再質問についてお答いたします。  新都心公園の「水の道」では、昨年6月より地域のつながり、地域のにぎわいの創出を目的とした新たな公園利用の芽が出てきております。  その取り組みでございますが、一般社団法人の団体が中心となって、新都心地域の通り会の皆様と連携により、月に一度、ピクニックと題した意見交換や、ピクニックメンバーを増やす取り組みを行っております。  中でも、昨年末に行ったクリスマスイルミネーションでは、ピクニックメンバーが自宅より持ち寄ったクリスマスツリーなどを輝かせ、道行く親子や友人同士が楽しそうに足をとめ写真を撮るなど、来て楽しいまちになるようにとの目的が達成できた公園利用であったものと考えております。  また、さらなるにぎわいにつきましても、単に人々が行き来するだけではなく、人々が集い交流し、にぎわいを創出できる公園利用が望ましいものと考えております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   さらににぎわいがあったほうがいいということで、那覇市さんと私も同じ認識だなというのがわかりました。  この話は一旦置いておいて、新都心公園の本体のほうの有料のコインパーキング、あの発案をしてリーダーシップをとってやったのが久高副市長だと職員の方からお聞きしました。非常にすばらしいなと思っております。  これは、今、利用者にとっても、また、本当に利用したい人が使えると、機会が増えていると。そしてまた、予算的にも効率的な管理ができていると。那覇市としてすばらしい成果を上げている取り組みだと私は思っていますけれども、改めてこの取り組みに関しての利用者の意見ですとか、委託の状況というのを教えていただけますか。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀 建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   再質問についてお答いたします。  公園駐車場の有料化による社会実験は、公園利用者以外の者と思われる長時間駐車が多く、公園利用者が駐車できないことがあったことから、長時間駐車の抑制を行うことで公園駐車場の適正利用につながることを目的に行っております。  実施から約10カ月がたちますが、今では一定程度の空きスペースができたことから、公園利用者は容易に駐車ができる状況となっており、利用者のご意見といたしまして、多くが公園を利用しやすくなったとの意見でございます。  また、駐車場の委託状況につきましては、民間の駐車場会社へ委託しており、その駐車場運営者が当該駐車場の公園使用料として年額約2700万円を本市に納めているところでございます。  なお、本公園使用料につきましては、本市が管理する公園の維持管理費として使用しているところでございます。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   すごい政策だと思うんですよね。利用者も満足度が上がっていて、しかも使用料として2,700万円、逆に入ってくるということなんですよね。これは、全国的にもこういった取り組みを調べましたら、増えてきていて、これはPRE戦略といって、PREというのはPublic Real Estate戦略といって、要するに日本語で言うと公的不動産の効率的な管理と運用の一種というふうに聞いております。これだけではなくて、「水の道」も含めて、那覇市の公園行政に今、注目が集まっているPRE戦略の考え方を取り入れてはいかがでしょうか。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   再質問についてお答いたします。  議員ご提案のPublic Real Estate戦略につきましては、公共公益的な目的を踏まえつつ、適切で効率的な管理運用を取り組むことであると理解をしております。  公園行政においては、都市公園法や那覇市公園条例に基づく範囲の中で幾つかの利活用があるものと考えております。  なお、先ほど答弁しました一般社団法人の団体の取り組みや、公園駐車場運用につきましても、広義的にはその一例であると思われます。  以上です。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   今、私、ちょっと間違えて、取り入れてはいかがでしょうかと言ったんですけれども、今、ご答弁でわかったように、もう駐車場の管理も含めてもう既にこれは始まっていると。那覇市はこのPRE戦略も含めた形でやっているということで御答弁いただきました。  久高副市長にぜひご意見を伺いたいと思っているんですが、この新都心公園の有料パーキング、これは有料パーキングというか、これだけじゃなくて、つまり民間の皆さんに公的不動産を有効的に管理運営の委託をしているという意味ですね。全国的に広がっておりまして、例えば、ほかの例だと、大阪市の天王寺公園というところがあるんですが、そこはパーキングじゃなくてカフェとかをつくって、公園の管理費600万円かかっていたのがただになって、要するに民間がやるわけですから600万円浮いてもうなくなって、しかも逆に3,000万円使用料として入ってくると。また、市民満足度が上がっていると。もうすごい一石三鳥、四鳥みたいなのが全国的に実例として上がっていて、また、タイミングがいいのは、実は今月、公園法の改正が閣議決定されまして、こういうのは今までもできたんですけれども、まさに今、那覇市がやっていますから既に、今までもできたんですけれども、もっとやりやすくなるということなんですね。というのを踏まえて、この新都心公園の「水の道」もそうですし、また、那覇市の公園行政にこういう形で民間に管理委託も含めて、パーキングをつくるというわけじゃないですよ、あそこに。あそこは僕はパーキングじゃないと思いますね。だから、いろんなカフェとかそういう実例もあるようですから、民間に管理委託を含めて有効活用しようという取り組み、もうスタート、久高副市長されていますから、もっと積極的に進めていくというのはどうでしょうか。 ○翁長俊英 議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   奥間亮議員の再質問にお答えをしたいと思います。  奥間議員が言われるとおり、都市公園法が今度変わりまして、いろんな方向で使えることになっているわけですから、市のほうでもいろんな提案等をいただきましたら、その中で取捨選択しながらやっていきたいと思いますし、また、受益者負担の原則でもありますから、いろんな施設等、今、那覇市でも市営住宅とか漫湖公園もやっておりますし、これは今後も効率的な市有財産の運用をやっていきたいと思っております。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   非常に心強い、ありがとうございます。  時間がないので、次に移りたいと思います。ありがとうございます。  10番の「3×3」ですね。これは毎年、例えば体育の日に開催している「スポーツフェスティバルinなは」、これはキングスとか毎年呼んでいるわけですけれども、これに例えば「3×3」のクリニックとか、こういうのを導入してはいかがでしょうか。 ○翁長俊英 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   再質問にお答いたします。  「3×3」の部分につきましても、周知に努める観点からも、できるだけ取り入れていけるような方向で検討していきたいと思います、 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   よろしくお願いします。  また、公園にもバスケットリングとかコートとか、もっとぜひつくっていただきたいなというふうにも思っています。  次、2番のアレルギー対応給食について、これは、私の住んでいる地元の高良小学校の給食調理場、これも今、進んではおりますが、ぜひこういったのも、これも含めて今後の小中学校建て替え工事に合わせて、アレルギー対応の機能性が高い設備、これは調理場とかまた分けないといけませんから、そういった建て替えに合わせてぜひ多く整備していただきたいと思います。見解を伺います。 ○翁長俊英 議長   黒木義成教育委員会学校教育部長。 ◎黒木義成 教育委員会学校教育部長   再質問にお答えいたします。  現在のところ、今後、3つの調理場を改築する予定としておりますが、いずれの施設におきましてもより安全な給食提供のため、アレルギー対応食を調理する専用スペースの設置や、アレルギー専用器具等の導入を図っていくこととしております。以上でございます。 ○翁長俊英 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ぜひ、これに合わせてアレルギー対応の機能性が高い設備、ぜひ給食調理場、お願いしたいと思います。  残りは、私もいろいろ提案をしていきますが、特別養護老人ホーム、次の第7次なは高齢者プランにおいては、また広域型も含めて特養もぜひ検討いただいて、全体の入所定員をもっと増やしていただいて、また、私の地元小禄地域も相当多くニーズがありまして、いつも言われておりますから、地域のバランスも考えながら、今、北側のほうが多い状況になっていますので、計画を策定していただいて、より充実した介護福祉行政と特別養護老人ホームの増設を進めていただきたいと思っています。  小禄クンジーについて、この小禄クンジーというのは、小禄に以前から染め屋があって、那覇市史には、その史料によりますと、これは字小禄のヌン殿ン地小(ヌンドゥンチグヮー)というんですか、高良議員。徳波平(トゥクハンジャ)、田原のアガリー小(グヮー)、大嶺の玉井(タマイ)と内玉井(ウチダマイ)、宮城の新安次嶺(ミーアシンミ)、具志のタカラ小(グヮー)、高良の前原(メーバル)など染め屋があったというふうに記載をされていて、また、私の周囲にもこういった染め屋の皆さんの家系も多くおられますので、小禄クンジーの再興について、私もぜひやっていきたいと思いますし、お願いをしたいと思います。  最後に、時間がなくなりました。子どもの居場所支援については、今やっている、例えば放課後児童クラブ、就学援助の上乗せの部分とか、また、低所得者の給食費の減免とかそういった、言葉で言ったら悪いですが、対症療法というわけではなくて、私は中間支援、特に市長がやっていただきました中間支援とか、つまり仕組みづくり。おなかがすいた人に野菜をあげるという政策も必要かもしれませんが、農業を教えるというか、特に自立経済をつくっていく。負の連鎖を断ち切るというところに、ぜひお金をつぎ込んで、予算を集中していただきたいと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   一般質問に入る前に、所見を述べさせていただきます。  琉球新報のコラム記事に、先日このような記事がございました。「反日テロリストと呼ばれて」ということで、記者みずからがネット等で叩かれた話がございました。  東京支社に赴任する際、入居を申し込んだ物件の大家から、琉球新報を理由に断られたと。コラムに書いたら、ネット上で「反日テロリストにアジトを貸さなかった大家の英断」などと中傷されたと。日刊紙のコラム記事ですから、ごらんになった方もおられるかと思います。  これは、東京MXの番組「ニュース女子」などで辛淑玉(シンスゴ)さんという方がテロリストの黒幕として名指しをされたり、そして高江で運動をしている方々に対する心ない批判が続いて社会問題化した、今現在も続いている問題です。  「平和」や「反差別」を叫べば、ネットや公共の電波で名指しで攻撃されると、それは明らかに理不尽だと。まさにそのとおりだと思います。  最後の締めを、ナチスの幹部でありましたゲーリングの言葉で締めくくっておりますが、これゲーリングについて書いた本(本掲示)でございますが、このゲーリングという人がどういう人かといいますと、ドイツ空軍の最高司令官、また、ヒトラーの後継者としてみずから自認をしていた人物でございます。  このヘルマン・ゲーリングという人は、ナチス突撃隊(SA)とか、あの悪名高いゲシュタポを創設した人でもございます。  一方、終戦間際にヒトラーのもとを離れて、連合軍に降伏をして、ニュルンベルク裁判で名をはせました。大方の戦犯のドイツの将軍たちが萎縮している中で、舞台の主演俳優のように振る舞って、ある意味、脚光を浴びた人でもございます。  例えば、連合軍側の検察官に向かって反論をして、これが連合軍側のヨーロッパであったり、アメリカの新聞からもゲーリングの一本勝ちみたいな新聞に載ったり、本人は得意の絶頂でございました。  この人が何と言ったかといいますと、「国民は常に指導者たちの意のままになるものだ。戦争を起こすことは簡単なことだ。自分たちが外国から攻撃されていると説明するだけでいい。そして平和主義者については、彼らは愛国心がなく国家を危険にさらす人々だと公然と非難すればいいだけのことだ。この方法はどこの国でも同じように通用するものだ」というようなことで、この記事もそういった趣旨の文言で締めくくっております。  2013年8月に、麻生副総理が憲法改正を巡りドイツワイマール憲法の改正の話をたとえ話で、憲法はある日気づいたら、ワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わったんですよと。誰も気づかないで変わったと。あの手口を学んだらどうかというような、これは講演で発言した講演録の写しでございますが、時代がそのように変化していかないように、我々が国民1人1人が時代の動きを見守っていかなければならないと思っております。  それでは、通告書に従って質問を進めてまいります。  1.建設管理行政について。  真珠道は、尚真王代に首里王府が敷設した国道です。  初めは、首里から真玉橋までの約4キロにわたって敷設されましたが、1553年には那覇湊(ナーファミナト)まで延長されました。総距離は約8キロメートルに及んでおり、石畳が敷かれております。  その当時、東シナ海沿岸部では海賊(倭寇)による被害が多発していたことから、首里王府は防備の強化を進めていました。このような中で真珠道は守備兵の円滑な移動とともに、首里王府から防備の前線となる那覇湊へ迅速に伝令するという役割を有していました。その起点となったのは、守礼門の南東側にある石門(イシジョー)から、首里金城町、識名坂(シチナンダビラ)、前道(メーミチ)、勢頭坂(シードゥビラ)、識名を経て、真珠湊(那覇港南岸)に至る石畳道であります。  つまりこの古い道は、首里城から那覇港の防衛の拠点、垣花の屋良座森城(ヤラザムイグスク)への軍用道路でもありました。  そこで、(1)真珠道の歴史文化的な意義について伺います。  個々に答弁ではなくて、最後の建設管理部のほうでまとめて再質問いたしますので、そのまま続けさせていただきます。  (2)沖縄らしい観光資源の活用の観点から伺います。  (3)地域のまちづくり及び景観強化事業としての見解を伺います。  (4)真珠道の整備状況について伺います。 ○翁長俊英 議長 
     玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   金城徹議員の質問、建設管理行政の歴史散歩道整備についての(1)真珠道の歴史文化的な意義についてお答えいたします。  真珠道は、薩摩侵入以前の琉球王国を代表する道でございます。現在は、道の一部である首里金城町石畳道が県指定の文化財となっており、多くの観光客が訪れる那覇市を代表する名所の1つとなっております。  戦後の都市開発が進む中、真珠道は始点の守礼門付近から那覇港に至る大部分の道筋が現在も残されております。道沿いには、王国時代にさかのぼる井戸や古い墓を見ることができるほか、現在でも地域の拝所となっている場所も点在しております。  また、古地図を頼りに真珠道の経路をたどることで、かつては奥武山公園一帯が漫湖に浮かぶ小さな島々であったことや、漫湖が今以上の広さを有していたことなどを想像し、古(いにしえ)の那覇の姿に思いをはせるとともに、戦後那覇の復興・発展を学ぶ素材ともなります。  このように、歴史文化的価値を有する道は那覇市内でも現存する数が少なく、真珠道は大変重要な意義を有しております。  以上です。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   (2)の沖縄らしい観光資源の活用の観点から伺う、についてお答えいたします。  平成27年6月に策定した那覇市観光基本計画に掲げる取り組みの1つに、「巡って楽しめる魅力的な道づくり・景観づくり」があり、取り組みの内容として、観光客や歩行者が楽しく安全に歩ける道づくりや、街角スポットの植栽化、公共サインの整備などが挙げられております。  沖縄らしさ、琉球の歴史を感じながら、のんびりと市内を散策できる真珠道は、観光客にとっても魅力のある観光資源になるものと考えているものでございます。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   (3)地域のまちづくり及び景観強化事業としてお答えします。  本市では、地域の自然や歴史文化を生かした風景の保全・創出を推進し、個性豊かな魅力あるまちづくりに取り組んでいるところであります。  那覇市都市計画マスタープランでは、道路・交通体系の方針として、地域の顔、生活の場となる道づくりを目指しております。その中で「歴史まーい、地域の散歩道のネットワークづくり」において、楽しく歩ける散歩道の整備を進めることを、道路整備の方針として位置づけております。  また、首里地域や小禄地域などの地域まちづくり方針において、御嶽・井泉(カー)などの歴史的遺産を結ぶ歴史散歩路(みち)づくりを、アメニティ・景観形成方針の1つとして定めております。  歴史的由来のある歩道・真珠道を、市民や観光客が地域の歴史を学び、文化にふれることができる散策路として整備することは、首里・真和志・小禄地区などの地域の魅力向上につながり、個性豊かな地域まちづくり及び良好な都市景観を形成する上で、大変重要な取り組みであると考えております。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   (4)真珠道の整備状況についてお答えいたします。  歴史散歩道整備事業は、市民や観光客が歴史的な地域を歩くことで、そのまちの歴史や文化にふれ、新たな魅力が発見できるような、歩いて楽しい散策路を整備する事業でございます。  これまでの整備状況につきましては、モノレール牧志駅から壺屋やちむん通りを結ぶ延長約600メートルのルートや、識名宮付近から識名園を結ぶ延長約700メートルのルートなどの整備を完了したところでございます。  ご質問の真珠道につきましては、これまで歴史的地区環境整備街路事業において、起点側のシマシービラ、延長約170メートルの整備を行っております。  現在は、終点側の山下町において、沖縄らしい景観と雰囲気の散歩道となるよう琉球石灰岩などを舗装材とした設計を進めているところであり、3月上旬には地域と意見交換を行う予定となっております。  今後、設計をとりまとめ、平成30年度以降に整備を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   ただいま各部長からご答弁がございました。  市民文化部長からは歴史的な意義について、真珠道は歴史的・文化的価値を有する大変重要な意義を有しているとの答弁でございました。  また、経済観光部長からは、観光資源の活用の観点からも有効であると。  それから、都市計画部長からは、御嶽・井戸などの歴史的遺産としてアメニティ・景観形成の方針として位置づけられていると。  建設管理部長からは、歴史的散歩道整備事業に前向きな見解が示されております。  ただいまこの真珠道については、ネットでもよくいろいろな形で載っております。ルートであったり、ブログではその道を約8キロを歩いた感想などが載っておりまして、地元の皆さんも、要するに市民・県民もそうですが、多くの方々が関心を持ちながら、那覇の近代化が一気に進む中でたどれない部分がございます。特に首里から繁多川、真玉橋、そして豊見城、豊見城の中腹を通って小禄から垣花から屋良座森城ということですが、この垣花の屋良座森城は、那覇軍港建設で海没いたしております。  それを全部復元するというのはもちろん不可能でございますが、首里であったり、識名であったり、あるいは小禄、あるいは今言う終点の部分、山下、垣花、これをつくる、修復していくというのは大事だと思うんですが、今各部長からも前向きな答弁がございました。  それを受けて企画財務部長、各部長の見解を踏まえて、部長の所感をお聞かせください。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   お答えいたします。  本市は一括交付金を活用して、平成24年度より沖縄らしい魅力的な観光地及びまちづくりのための景観強化事業として、快適に市内を回遊できることを目的に歴史散歩道整備事業を進めてまいっておるところでございます。  議員ご提案の真珠道については、先ほど関係部長の答弁にありますように、琉球の歴史的価値や観光資源など那覇の魅力あるまちづくりにおいて、大変有意義であるものと認識しております  当案件の予算化につきましては、次年度以降において前向きに検討してまいりたいと、そういうふうに考えているところでございます。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   一括交付金は期限がございますよね。無期限ではないですので、ぜひ全庁的な議論を深めて、整備をしていただければありがたいなと思いますが、この事業化に向けて建設管理部長企画財務部長、決意をお聞かせ願いたいと思います。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   再質問にお答えいたします。  先ほども述べましたが、歴史散歩道整備事業は歴史的由来のある道路や地域を、琉球石灰岩などを用いて整備することにより沖縄らしい雰囲気と景観を創出し、市民や観光客が那覇の歴史にふれ、楽しく歩ける散歩道を整備する事業であり、亜熱帯庭園都市として魅力的なまちづくりのためにも、大変有意義な事業だと考えております。  今後とも真珠道整備事業も含め、事業の推進に鋭意取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   お答えいたします。  先ほど議員からもありましたとおり、一括交付金は平成33年度までとなっておりますので、その間におきまして、この真珠道についても整備ができたらいいなというふうに考えているところでございます。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   ぜひできる部分から整備をして、市民にとってもすばらしい文化財、あるいは観光資源として、あるいは歴史景観上も優れた真珠道を整備していただきたいと思います。  続きまして、2.企画行政について。オープンデータの活用について。  (1)企画財務部としての活用の検討について伺います。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   ご質問にお答えいたします。  オープンデータとは、自治体などが保有する公共データを国民や企業などから利活用されやすいよう機械判読に適した形で、二次利用可能なルールのもとで公開すること。また、そのように公開されたデータを指しております。  オープンデータに取り組む意義といたしましては、国において3点示されております。  1つ目に、行政の透明性と信頼性の向上が図られること。  2つ目に、官民協働による公共サービスの実現が可能になること。  3つ目として、新たなビジネスの創出や企業活動の効率化を促すことにより、経済の活性化につながることとなっております。  オープンデータについては、平成26年6月定例会で議員からの提言を受け、先進都市である神奈川県横浜市及び川崎市へ視察を行っております。  先進都市視察により、国の示す意義に加え、市民との協働が図られるという効果が期待できることもわかってまいりました。  このようなことから、本市においても、オープンデータの公開に取り組んでいく必要があるものと考えております。  今後、本市においてオープンデータを公開していくためには、全庁的な対応や具体的な計画が必要になってくるものと考えております。  また、セキュリティの確保やデータの二次利用にかかる著作権の問題、あるいは費用対効果等についても関係課と連携していかなければならいないものと思っております。  これらを踏まえて、より具体的な検討を進めていきたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   先進都市を視察されて、検討に入っているということで非常にいいことなんですが、意義についてはただいまご説明ありましたが、先進都市を視察されて課題等がもし見えてきていたら、それも説明してください。  例えばすぐ気になるのが個人情報の問題などありますよね。そういったのも含めてどういった課題があるのか、ご説明ください。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   私たち自治体が持っているデータにつきましては、先ほどお話があったとおり個人データ情報等々がございます。それとまた費用対効果等々のこともあります。そして、また著作権の問題もあります。また、私どもがオープンをすることによってそのデータが悪用されるとか、そういったこともまた考えられるということがございますけれども、そこらへんにつきましては、やはり先進都市が持っている課題等も1つ1つ調査をしながら、それと関係課ともどのような形でオープンデータという形でできるのか等々も含めて検討していかないといけないというふうに考えているところでございます。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   次に、(2)建設管理行政における道路台帳の情報のオープンデータ化について見解を伺います。
    ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   ご質問にお答えいたします。  道路台帳は現在、一般市民等からの申し出があれば窓口で閲覧できる紙ベースの資料となっておりますが、誰もが自由に再利用可能なオープンデータにはなっていない状況でございます。  道路台帳につきましては、今年度に電子化を行い、その中の図面データについては4月にインターネットにて公開する予定になっており、積極的な情報公開により市民の利便性向上に努めていきたいと考えております。  道路台帳のオープンデータ化に向けては、膨大な紙媒体の台帳をデジタル化した上、システムの構築が必要と考えております。  また、著作権の取り扱いや公開データの形式、データを活用していただくためのルールづくり、整備コスト等がオープンデータ化に向けた課題となっております。  道路台帳におけるオープンデータの活用につきましては、今後、関係部局と連携しながら検討していきたいと考えております。  なお、スマートフォン等を利用した市民通報サービスにつきましては、類似都市である中核市から導入の意向について情報収集を行っているところであります。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   ただいま答弁の中でもスマートフォンについて言及されておりましたが、もう既に全国的に先行している都市がございます。そういった中で、スマートフォンを利用した市民通報システムなどについて情報収集中とのことでございますが、他自治体との状況等について把握していることがあればご答弁ください。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   再質問についてお答えをいたします。  類似都市であります中核市に確認したところ、スマートフォン等を利用した道路損壊等の市民通報サービスを実施しているところは、現在47市のうち福島県郡山市の1市のみの状況となっておりました。  中核市以外といたしましては、福井県鯖江市、千葉県千葉市、京都府京都市、大分県別府市などの都市がスマートフォンを利用して、地域、まちの課題解決のツールとして活用している事例がございます。  具体的な活用例としましては、道路や公園等の公共施設の損壊等に関すること、不法投棄や災害及び事故などの多様な情報を市民等から提供していただく事例がございました。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   次に、(3)観光行政におけるオープンデータの活用について、課題と検討の経過についてお聞かせください。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   ご質問にお答えいたします。  観光に関するデータで一般の利用に供しているものといたしましては、本市ホームページの那覇市観光情報のデータなどがございます。  約320件の観光資源等について、概要説明、所在地、営業時間、料金、最寄駅、駐車場の有無、地図上の位置などの情報を、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語で提供しております。  現時点では、データ提供が可能であることをホームページに掲載し、ご要望があった際には所定の様式による申請を受けた後に、利用目的以外の利用をしないことなどの条件を付した上で提供する形をとっています。  那覇市観光情報データや、その他の観光情報等を有効活用していただくことは大変有用であることから、今後これらのオープンデータの活用については、公開手法等の方針等に従って関係部局と連携しながら進めてまいりたいと、このように考えております。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   観光経済部は、積極的に一括交付金などを利用していろいろな施策を次々に打ち出して、ホームページ等に観光情報を提供しているというお話でしたね。  それから、4カ国語で対応しているところを見ると、かなり部としてはオープンデータ化に一番近いのかなと思っておりますが、我が会派の高良正幸議員の代表質問に物語性のあるランドマーク事業がありましたね。  これの説明の中で、龍柱やシーサーにストーリー性を持たせ、観光資源をまとめてストーリーづけ、本市の観光地の魅力を向上させるという話がございましたが、まさにそういったものなど、首里城とかそういうのは有名なんですが、そういった1つ1つのものをオープンデータ化すると、観光に訪れた人も利用できるんじゃないかなと思っております。  それで、企画財務部長、最後お聞きしますが、各部長、道路建設部門もデータ化されているわけですね。そういった状況をお聞きになって、今後の取り組み、どのように検討されていくのか。ご答弁お願いします。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   再質問にお答えいたします。  先進都市の事例などから、オープンデータを公開し、その活用においては本市にとっても有効性が高いと考えられることから、次年度策定予定でございます第5次那覇市情報化推進計画において、新たにオープンデータの公開を設けることとしております。  今後、全庁的な組織を構成し、オープン化するデータの公開形式や公開時期など、オープンデータの公開に向けより具体的な方針を定めていきたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   先ほど答弁の中で鯖江市の話もございましたが、鯖江市はかなり早くから取り組んでおります。その中で、これはもう各部いろいろ関連しますが、例えば消火栓の場所であったりとか、雪に覆われるもんで。それから、障がい者のトイレであったり、それを地図にマップしたりとか、先ほど申しました古地図の話。古地図をオープンデータで公開したりで、非常に評判がいいようでございます。  鯖江市の場合は、市長みずからがトップダウンでやっているというふうにも聞きます。ぜひとも那覇市も市全体で取り組んでいただければ幸いだと思います。  以上です。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   ハイサイ、グスーヨー チュー ウガナビラ。オール沖縄、日本共産党の古堅茂治でございます。  一般質問を一問一答方式で行います。  1.平和行政について。  城間市長は、施政方針で、那覇市連合遺族会主催で行われていたなぐやけの碑慰霊祭を引き継ぎ、本市主催の戦没者追悼式として開催することを表明しました。  私が2015年10月10日の慰霊祭で、遺族から要望を受け同年12月定例会、2016年6月定例会で取り上げてきた問題です。遺族の声と議会での提起を受けての城間市政の真摯な対応、高く評価いたします。  そこで質問します。  悲惨な戦争体験は、平和を希求する沖縄の心の礎となっています。戦没者追悼式は、戦争体験を継承し、沖縄の心で恒久平和への決意を固め合う場。戦争のない世界を希求する那覇市民の強い意思を発信する場。未来を担う子どもたちや多くの市民、関係者が気軽に参列できる場とすべきと考えます。対応を伺います  ○翁長俊英 議長   新里博一福祉部長。 ◎新里博一 福祉部長   ご質問にお答えいたします。  本市主催の戦没者追悼式につきましては、これまで那覇市連合遺族会により行われてきた、なぐやけの碑慰霊祭を引き継ぎ、平成29年度より開催することといたしました。  本市主催の戦没者追悼式の目的といたしましては、戦没者の追悼と世界の恒久平和を祈念し、また、戦争の悲惨さを風化させないよう、後世に語り継ぐことを目的に開催を予定しております。  追悼式の日時や式典の詳細につきましては、今後、那覇市連合遺族会をはじめ、関係部局と連携し調整していきたいと考えております。  また、未来を担う子どもたちからの平和のメッセージを取り入れるなど、多くの市民の皆様が参列できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   答弁、評価いたします。頑張ってください。  次に、2.文化行政について。  (1)人々に生きる力を与え、心豊かな暮らしに欠かすことができないのが文化活動です。あの沖縄戦の廃墟の中から県民が立ち上がる力ともなったのが、先人から受け継いできた伝統芸能、伝統文化です。  私は青春時代、ウチナー芝居劇場の沖映に入社し、音響技師として4年間勤めておりました。大宜見小太郎さん、真喜志康忠さんなど、多くの俳優の皆さんが演じるウチナー芝居の音響効果を担当し、微力ながらウチナー文化にも携わりました。  当時の私の上司は、渡慶次教育長のお父様でした。3月4日は三線(サンシン)の日です。2月14日には、本市の伝統文化継承種まき事業の成果発表会もありました。  そこで、沖縄の誇り・伝統文化の継承と新たな文化創造など、文化活動に対する本市の取り組みを伺います。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   お答えいたします。  本市は、第4次那覇市総合計画の施策であるこどもの笑顔あふれるゆたかな学習、文化都市を目指し、多様な文化事業を実施しております。  取り組みとしましては、これまで市内の各地域に継承される芸能の普及、継承活動を支援する補助事業や地域で長年受け継がれ根付いている芸能にふれる地域文化芸能公演の開催、沖縄の伝統文化の源とされるしまくとぅばの普及を図るとともに、市民が優れた文化芸術を鑑賞する機会として組踊り公演や沖縄芝居公演を開催しております。  また、優れた絵画に触れる機会の提供として、那覇市収蔵品展、市民がみずから創作した作品を展示する那覇市民芸術展などの事業を実施しており、広く市民文化の振興発展に努めております。  以上です。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   城間市長は施政方針で、那覇市文化協会への支援を継続すると表明しています。高く評価いたします。文化活動を支えている那覇市文化協会には、人間国宝など各分野で沖縄を代表する第一人者が多くいらっしゃいます。多種多様な文化活動で大きな力を発揮されている那覇市文化協会の役割を伺います。 ○翁長俊英 議長   玉寄隆雄市民文化部長。 ◎玉寄隆雄 市民文化部長   再質問にお答えいたします。  那覇市文化協会は、地域と密着した文化活動や文化を通した交流事業などを積極的に展開されており、同協会にはみずからが文化の担い手となり、各分野ですばらしい活動を実践しておられる多くの方々がいらっしゃいます。  このような多様な文化活動の1つ1つが県都である那覇市の誇れる文化を築いてきたのであり、市民の文化活動をけん引する那覇市文化協会は、本市の市民文化の一翼を担うとともに、文化行政の推進に重要な役割を果たしているものと認識しております。  本市といたしましては、市民の伝統文化の保存・継承をはじめとするさまざまな文化活動の発展に向け、引き続き同協会と連携を図り、支援をしていきたいと考えております。
    ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   誇りある沖縄の伝統文化の継承と那覇の文化を豊かに発展させるために頑張っておられる那覇市文化協会。その役割を高く評価いたします。さらなる支援拡充、連携に頑張ってください。  次は、御茶屋御殿の復元について。  私は、11年前の2006年からこの問題を取り上げてきました。御茶屋御殿は1677年につくられ、琉球王国の迎賓館、芸能の殿堂として琉球芸能の普及と発展の源となった建物です。沖縄戦で破壊され、その跡地には教会などが建設されていて、敷地内には石垣などの遺構しか残っていません。  この御茶屋御殿の復元への取り組みを伺います。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   お答えいたします。  平成19年に国・県・市の関係部局を構成員とするワーキンググループを設置し、これまで16回の会議を開催し、さまざまな観点から情報交換と共有を図ってまいりました。  来る3月23日に第17回のワーキンググループの会議を開催する予定ですので、今年度本市の文化財課で作成した石垣の図面を提供するなど、引き続き情報共有を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   御茶屋御殿の復元には、教会などの移転も含めて莫大な予算がかかります。そのこともあってか、2007年に設置したワーキングチームの会議も、10年間でたった16回しか開催されず、成果も全く見えません。  琉球王国の歴史と文化の象徴である首里城の復元は、国の復帰20周年事業で国営公園として実現しました。御茶屋御殿の復元は、本市議会での全会一致の決議にあるように、国の責務として実施すべきです。  現在、国は首里城公園の約半分を占める、未供用部分での整備を計画的に進めています。  私は、御茶屋御殿の復元を復帰50周年記念事業として、国の首里城公園整備計画の中に組み入れて進めるべきと考えます。国に働きかけるべきではありませんか。 ○翁長俊英 議長   渡口勇人企画財務部長。 ◎渡口勇人 企画財務部長   ご質問にお答えいたします。  御茶屋御殿の復元・整備につきましては、平成18年12月の市議会定例会において可決され、御茶屋御殿の早期復元・整備を求める意見書のとおり、本市といたしましても国の責任においてなされるべきものと考えております。  国・県・市の連携協力は重要であることから、今後とも引き続きワーキンググループにおいて、本市の考え方を伝えていきたいというふうに考えております。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   ワーキングチームで情報を共有するだけではだめだと思います。もっと上のほうに働きかけてほしい。そのことを強く求めます。  首里城の復元は、幅広い県民の一致した力で実現しました。御茶屋御殿の復元も、自民党から共産党まで、全市民・全県民が心をひとつに力を合わせて実現していこうではありませんか。  次は、伝統工芸の振興について。  (2)国際通りの中心のテンブス館に、那覇市伝統工芸館があります。5つの体験工房、販売場、展示室を持っています。この那覇市伝統工芸館の果たしている大事な役割と、本市の伝統工芸振興への取り組みについて伺います。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   ご質問にお答えいたします。  現在、本市における伝統工芸産業の振興及び発展を図るとともに、市民文化の向上を目的に本市伝統工芸産業の拠点施設として那覇市伝統工芸館を設置しております。  施設機能といたしましては、特別展示室や販売場、体験工房、会議室を設置し、伝統工芸品の展示、販売、実演、体験のほか、伝統工芸後継者育成事業やその他研修等で利用されております。  また、本市の伝統工芸産業振興への取り組みといたしましては、一括交付金を活用した伝統工芸館の施設機能の強化をはじめ、伝統工芸のPR強化のための企画展やイベントの開催、若狭クルーズ船ターミナルビルへの伝統工芸品展示ブースの設置、食洗機対応漆器を用いた琉球漆器普及推進事業などを実施してございます。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   首里織、琉球紅型、壺屋焼、琉球漆器などの伝統工芸の継承・発展への取り組みの拡充が求められています。2020年の供用開始に向けて動き出している県の工芸の杜(仮称)の整備と、本市の伝統工芸の振興への連携を伺います。 ○翁長俊英 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   ご質問にお答えします。  沖縄県においては、伝統工芸産業従事者の人材育成や新商品の研究開発、県内の伝統工芸品を集めた展示や商品販売なども行う工芸産業振興拠点施設、いわゆる工芸の杜(仮称)の整備計画が進められております。  本市を産地とする琉球紅型、首里織、琉球漆器、壺屋焼等においても、県の当該拠点施設の活用が進むことになりますが、本市伝統工芸産業の振興に関する施策事業の展開においても、県施設と連携しつつ産地組合との意見交換を重ねながら進めてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   連携を強めて、振興への取り組みを積極的に進めてください。  次に、3.スポーツ行政について。  (1)スポーツ基本法は、「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利である」とうたっています。そして自治体には、その地域に応じたスポーツ施策の充実を求めています。  本市は、昨年の沖縄県民体育大会で、男女総合・女子総合の2年連続優勝の快挙を成し遂げています。スポーツ関係者から評価の高い、担当部局の伊良皆宜俟生涯学習部長の有終の美を飾る見事な成果です。  そこで、本市のスポーツ推進計画の策定、スポーツ施策の拡充への取り組みを伺います。 ○翁長俊英 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   ご質問にお答えします。  スポーツ推進計画の策定につきましては、本市における生涯スポーツ社会の実現に向けた長期的かつ総合的な計画として、計画期間を10年間とする那覇市スポーツ推進計画を平成29年度に策定してまいります。  次に、スポーツ施策の拡充についてですが、現在、全国規模の大会やVリーグ・Bリーグを誘致できるよう、那覇市民体育館メインアリーナ床面を高強度化し、備品整備を行うなど、あらゆる競技に対応する整備を進めてまいります。  また、「ひやみかち なはウォーク」や関連講座などの開催により、市民が運動しやすい環境づくりに努めます。  空手振興の取り組みにつきましては、市内の幼稚園、小中学校、地域スポーツクラブなどを対象に、技術及び指導力に優れたスポーツ専門指導員を派遣し高いレベルのスポーツを。   (「空手は聞いてないよ」と言う者あり)  失礼しました。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   頑張ってください。  沖縄で生まれた空手は、世界中で1億人以上の愛好家がいるといわれ、2020年東京オリンピックの正式種目として決定されています。  県では、空手を独自の文化として保存・継承・発展させるため、「空手発祥の地・沖縄」を国内外に発信し、伝統空手の真髄を学ぶ拠点として、3月4日に沖縄空手会館が開館します。  さらに、翁長知事は、空手振興ビジョン(仮称)の制定と、第1回沖縄空手国際大会の2018年8月開催に向けた取り組みを進めることを、施政方針で明らかにしています。  県と連携した空手振興への取り組みを伺います。 ○翁長俊英 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   失礼しました。再質問にお答えいたします。  空手振興の取り組みにつきましては、市内の幼稚園、小中学校、地域スポーツクラブなどを対象に、技術及び指導力に優れたスポーツ専門指導員を派遣し、高いレベルのスポーツを体感できる機会を提供し、個々の技術の向上、目的意識の高揚を図るために、専門指導員派遣事業などを行っております。  今後また空手につきまして、県民体育大会や東京オリンピックの空手競技種目となっていることから、沖縄県や関係部署と連携して空手の振興に取り組んでまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   頑張ってください。  次に、(2)パークゴルフについて、1月20日開催の議会と市民との意見交換会でも強い要望がありました。  パークゴルフは、1983年、公園で子どもから高齢者まで幅広い年代の人が一緒に楽しめる安全なスポーツとして、北海道の幕別町で生まれました。県内でも、住民の健康増進などに向けてパークゴルフ場を設置する自治体が増えています。そして競技人口も増え、冬場には本土からパークゴルフを目的に来県する方も増加しています。  そこで、本市でも設置が可能な識名公園の未供用部分に、高低差を活用した特色あるパークゴルフ場の設置を進めるべきです。対応を伺います。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   ご質問にお答えいたします。  識名公園につきましては、平成35年度の事業完了を目標に整備を進めておりますが、議員ご提案のパークゴルフ場の設置につきましては、先進事例等の調査研究を行い、他の公園施設の整備も含めて地域住民の意見を伺いながら、識名公園全体の計画の中で検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   識名公園以外にも設置が可能な場所があります。南風原町にある本市の旧最終処分場多目的広場・ちゅらティーダスポーツ広場です。1カ月でわずか7回程度の使用、平日はほとんど使われない活用状況が極端に悪い施設です。
     パークゴルフ場は、健康増進、スポーツ観光にも資する施設です。ごみ焼却施設などで負担をかけている南風原町民も喜びます。この問題では、私たち議会側からも、第5次総合計画づくりの中で、しっかり位置づけるよう提案していきたいと思います。  次に、4.交通問題です。配付した資料をごらんください。  自家用車、レンタカーなどが増加し、交通渋滞が経済活動や観光振興にも悪影響を及ぼしています。(1)渋滞の軽減も目的の1つとなっていますゆいレール延長事業のスケジュールと、石嶺駅の交通広場の特徴を伺います。 ○翁長俊英 議長   上江洲喜紀建設管理部長。 ◎上江洲喜紀 建設管理部長   ご質問にお答えいたします。  モノレール延長事業につきましては、沖縄県に確認したところ、支柱や軌道桁などインフラ部の整備につきましては、平成28年度末で支柱が100%、軌道桁が約86%の契約見込となっており、駅舎につきましても建築工事に着手しており、順調に進捗しているとのことでございます。  また、車両の購入や運行管理システムなど、インフラ外事業につきまして沖縄都市モノレール株式会社に確認したところ、平成28年度末で約80%の契約見込みであるとのことであります。  引き続き関係機関と連携を図りながら、平成31年春の全線開業を目指し、取り組んでいるところでございます。  次に、石嶺駅交通広場の特徴についてお答えいたします。  西側交通広場は、城北中学校周辺地域との段差を石嶺駅とペデストリアンデッキで解消させ、周辺住民が快適にアクセスできるような計画になっております。  東側交通広場は、バス、タクシーの待機場やバイク駐輪場等の配置により交通結節機能を充実させるとともに、地域のイベントにも活用できるような計画となっております。  以上でございます。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   地域のイベントにも活用できる素晴らしい交通広場となります。石嶺町に住む者としてうれしい限りです。  翁長知事は施政方針において、2019年春開業を目指すとした中で、「石嶺駅の先行開業について引き続き検討を進めます。」と表明しています。見解と対応を伺います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   お答えします。  沖縄都市モノレールの延長整備につきましては、平成31年春の全線開業を目指して取り組んでいるところであります。  全体工程がおくれた場合に備え、沖縄県・浦添市・沖縄都市モノレール株式会社と協力し、石嶺駅の先行開業について引き続き検討してまいります。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   先行開業の可能性は高いとみています。翁長知事をバックアップして頑張ってください。  (2)ゆいレールが導入したICカードOKICA(オキカ)を活用した公共交通の利用促進に向けた取り組みも求められています。  そこで、多様な交通機関での利用、モノレール及び路線バスにおける乗り継ぎ割引、時間帯割引、観光客向けの割引、さらなる高齢者向け割引などを促進すべきです。対応を伺います。  また、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)など、全国のICカードとの相互利用を進めるべきです。対応を伺います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   ご質問にお答えします。  ICカードOKICAにつきましては、内閣府が主催し、平成29年1月22日に開催した沖縄の新たな交通環境創造会議において、ICカードを活用した乗り継ぎ割引や観光客向けの割引等、公共交通の利用促進に向けた取り組みについて提言がなされております。  本市といたしましても、乗り継ぎ割引の導入は公共交通の利用促進につながることから、国・県と連携してモノレールやバス事業者、沖縄ICカード株式会社に働きかけてまいります。  なお、Suicaなど全国のICカードとの相互利用につきましては、沖縄ICカード株式会社によりますと、コスト面などから現時点においては難しいとのことであります。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   地元新聞でも、「観光客、オキカに不満、本土のカード使えず、相互利用に課題」との見出しの記事が書かれています。本土からの観光客とビジネス客の利便性の向上へ、相互利用実現を働きかけてください。  次に、(3)本市での渋滞状況と解消に向けての取り組みを伺います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   ご質問にお答えします。  沖縄総合事務局の公表資料によりますと、平成26年度の混雑時における本市の平均旅行速度は時速15.9キロメートルと、東京や大阪などの三大都市圏よりも悪く、全国ワースト1となっており、渋滞による経済損失は大変大きなものと考えております。  交通渋滞の改善を図るため、国・県、県警及び関係市町村などで構成される沖縄地方渋滞対策協議会において、2環状7放射道路の体系的な道路網の整備による交通容量の拡大、及び経路の分散や交通手段の分散、利用時間の分散の3つの分散の取り組みを進め、ワースト1脱却を目指しております。  主な取り組みとしましては、沖縄西海岸道路の整備や主要渋滞交差点の改良、バス停上屋設置及びモノレールとの結節点整備など、さまざまな取り組みを行っているところであります。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   渋滞による経済損失は深刻です。効果のある渋滞解消策の構築と実施が急がれます。  そこで、バス利用者を増やすことも求められています。私は、2011年9月定例会からバス停上屋設置促進を求めてきました。配付資料を参考にされてください。  本市でのバス停上屋の設置状況、今後の計画を伺います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   お答えします。  平成24年度に行った調査によりますと、本市内におけるバス停の数は、国道、県道、市道合わせて414カ所となっております。  平成25年度以降に沖縄県及び本市が設置した上屋の整備状況としましては、平成25年度に5基、平成26年度に14基、平成27年度に13基、平成28年度は整備中のものを合わせて11基としており、合計で43基となっております。  本市内におけるバス停上屋の設置数は、平成28年度末時点で98基となる見込みで、設置率につきましては約24%となっております。  バス停上屋の設置につきましては、那覇市公共基本計画に基づきバス利用環境の向上、充実を図ることを目的に上屋整備に取り組んでいくところであります。  バス停上屋の設置箇所の拡大により公共交通の利用促進、ひいては交通渋滞の緩和につながることから、引き続きバス停上屋の整備を行っていきたいと考えております。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   頑張ってください。最後の質問です。  本市議会は、市民の声、願いを市政に反映させるために、5.首里石嶺町地域住民から提出された陳情、「金城砂販売所の移転による良好な居住及び教育環境の実現に関することについて」を、昨年の6月定例会で採択しました。対応を伺います。 ○翁長俊英 議長   新垣昌秀都市計画部長。 ◎新垣昌秀 都市計画部長   私のほうから、建築指導行政の立場からお答えします。  当該砂販売所については、建築基準法に違反していることから、本市は昨年4月に是正を求める勧告を行いました。  これに対して事業者からは、同年7月に是正計画書が提出されましたが、実効性に乏しいことなど不十分なものであったことから、計画内容について協議を行ってまいりました。  その間、本市においても独自に当該事業者が可能な移転候補地を調査し、事業者に具体的な移転先の提案を行っております。  しかし、事業者側に移転に向けて具体的な動きが見られなかったことから、本市は事業所移転のいかんにかかわらず、一定の期限をもって現在地での操業を停止するよう求めてまいりました。  これを受けて、昨年12月に事業者から再度、是正計画書の提供がなされ、平成31年12月末をもって現在地での操業を停止する意向が示されております。  そのようなことから、本市は、当該是正計画書の内容が、誠実かつ着実に履行されるよう求める旨の文書を発出し、昨年12月27日に事業所に出向き、事業者に対して私みずから直接手交を行っております。  なお、当該事業所に対する本市の一連の対応につきましては陳情者側にも伝えております。 ○翁長俊英 議長   島田聡子環境部長。 ◎島田聡子 環境部長   私のほうからは、環境部関連分についてお答えいたします。  当事業場につきましては、昨年の12月、本市と事業者において公害防止に関する協定を締結いたしました。当協定書では、事業者が平成31年12月末日までに操業を停止することや、その間においても、事業に伴う騒音・振動・粉じんの環境公害の軽減に努めることについて締結をしております。  今後とも、当協定が確実に履行されるよう取り組んでまいります。 ○翁長俊英 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   関係部署の頑張り、高く評価いたします。 ○翁長俊英 議長   これをもちまして、本定例会における一般質問を終了いたします。 ○翁長俊英 議長   以上で本日の日程は、全て終了いたしました。  来週2月27日・月曜日も、午前10時に本会議を開き、本定例会に付議されました人事案件の表決を行った後、その他の議案及び報告に対する質疑を行います。そして、請願及び陳情の委員会付託を行います。  なお、当日は本会議終了後、本議場において予算決算常任委員会が、委員会終了後、引き続き全員協議会が、協議会終了後、会議室において議会運営委員会が開催されます。  休憩いたします。            (午後2時29分 休憩)
               (午後2時30分 再開) ○翁長俊英 議長   再開いたします。  これにて、本日は散会いたします。  イッペーニフェーデービル(大変ありがとうございました)。            (午後2時31分 散会) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成29年(2017年)2月24日     議  長  翁 長 俊 英     署名議員  高 良 正 幸     署名議員  平 良 仁 一...