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平成 26年(2014年)12月定例会-12月12日-07号

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  1. 那覇市議会 2014-12-12
    平成 26年(2014年)12月定例会-12月12日-07号


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    平成 26年(2014年)12月定例会-12月12日-07号平成26年12月定例会  平成26年(2014年)12月那覇市議会定例会                  議事日程 第7号              平成26年12月12日(金)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問 第3 議案第120号 那覇市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例制定について    議案第121号 那覇市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例制定について    議案第122号 那覇市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例制定について    議案第124号 那覇市指定介護サービス事業者の指定に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第125号 那覇市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について    議案第129号 那覇市保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について    議案第139号 なは市民活動支援センター指定管理者の指定について    議案第140号 那覇市伝統工芸館の指定管理者の指定について    議案第141号 那覇市IT創造館の指定管理者の指定について    議案第142号 那覇市壺屋児童館の指定管理者の指定について    議案第143号 那覇市首里金城村屋(かなぐしくむらやー)の指定管理者の指定について    議案第144号 町の区域の変更について
       議案第145号 那覇市波の上ビーチ広場の指定管理者の指定について    議案第146号 工事請負契約について((仮称)消防樋川出張所新築工事(建築))    議案第147号 那覇市若狭公民館の指定管理者の指定について    議案第148号 那覇市繁多川公民館指定管理者の指定について    議案第149号 議決内容の一部変更について    議案第150号 工事請負契約について(真嘉比小学校校舎増築工事(建築)) 第4 議案第110号 那覇市民会館条例等の一部を改正する条例制定について    議案第111号 那覇市立壺屋焼物博物館条例の一部を改正する条例制定について    議案第112号 那覇市歴史博物館条例の一部を改正する条例制定について    議案第113号 那覇市伝統工芸館条例の一部を改正する条例制定について    議案第114号 那覇市IT創造館条例の一部を改正する条例制定について    議案第115号 那覇市ぶんかテンブス館条例の一部を改正する条例制定について    議案第116号 なは市民協働プラザ条例の一部を改正する条例制定について    議案第117号 那覇市船揚場施設条例の一部を改正する条例制定について    議案第118号 那覇市公設市場条例及び那覇市中心商店街にぎわい広場条例の一部を改正する条例制定について    議案第119号 那覇市総合福祉センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第123号 那覇市老人福祉センター条例等の一部を改正する条例制定について    議案第126号 那覇市立幼稚園保育料等条例制定について    議案第127号 那覇市児童館及び児童遊園条例の一部を改正する条例制定について    議案第128号 那覇市保育の利用等に関する条例制定について    議案第130号 那覇市緑化センター条例の一部を改正する条例制定について    議案第131号 那覇市道路附属物自動二輪車駐車場条例制定について    議案第132号 那覇市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定について    議案第133号 那覇市体育施設条例及び那覇市営奥武山体育施設条例の一部を改正する条例制定について    議案第134号 那覇市立学校体育施設使用料条例の一部を改正する条例制定について    議案第135号 平成26年度那覇市一般会計補正予算(第7号)    議案第136号 平成26年度那覇市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)    議案第137号 平成26年度那覇市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)    議案第138号 平成26年度那覇市下水道事業会計補正予算(第3号)                ~~~~~~~~~~~~~~~                  会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                ~~~~~~~~~~~~~~~ 〇出席議員(39人)  1番  喜舎場 盛 三 議員  2番  大 城 幼 子 議員  3番  野 原 嘉 孝 議員  4番  5番  坂 井 浩 二 議員  6番  宮 城 恵美子 議員  7番  中 村 圭 介 議員  8番  前 泊 美 紀 議員  9番  花 城 正 樹 議員  10番  清 水 磨 男 議員  11番  糸 数 昌 洋 議員  12番  桑 江   豊 議員  13番  翁 長 俊 英 議員  14番  大 浜 安 史 議員  15番  宮 平 のり子 議員  16番  多和田 栄 子 議員  17番  下 地 敏 男 議員  18番  上 原 快 佐 議員  19番  平 良 識 子 議員  20番  亀 島 賢二郎 議員  21番  高 良 正 幸 議員  22番  平 良 仁 一 議員  23番  山 城 誠 司 議員  24番  金 城 眞 徳 議員  25番  翁 長 大 輔 議員  26番  前 田 千 尋 議員  27番  奥 間   亮 議員  28番  金 城 敏 雄 議員  29番  粟 國   彰 議員  30番  久 高 友 弘 議員  31番  屋 良 栄 作 議員  32番  仲 松   寛 議員  33番  瀬 長   清 議員  34番  知 念   博 議員  35番  渡久地 政 作 議員  36番  金 城   徹 議員  37番  我如古 一 郎 議員  38番  古 堅 茂 治 議員  39番  湧 川 朝 渉 議員  40番  安慶田 光 男 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(0人) ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  照 屋 清 光  局長  上江洌 清 尚  次長  南   吉 成  議事管理課長  長 嶺   勝  副参事  金 城   治  主幹  吉 元   陸  主幹  比 嘉 昭 夫  主査  島ノ江 貴 之  主査  石 原 昌 弘  調査法制課長  屋比久 健 治  主幹  石 橋 公 一  主査  徳 永 周 作  主査  高江洲 康 之  主査              (午前10時 開議) ○安慶田光男 議長   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、おはようございます)。  これより、本日の会議を開きます。 ○安慶田光男 議長   この際、申し上げます。
     粟國彰議員から去る12月10日の一般質問3番目における発言中、「オール沖縄という」から「上がりました」まで、及び「前市長の」から「場合じゃないよと思います」までの不適切な発言をした部分についておわびし、取り消しをしたいとの申出がありました。議長に対してありました。  発言の取り消しについては、会議規則第65条の規定により、議会の許可が必要であります。 ○安慶田光男 議長   おはかりいたします。  ただいまの粟國彰議員からの発言の取り消し申し出につきましては、許可することにご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○安慶田光男 議長   ご異議なしと認めます。  よって、同議員からの発言の取り消しの申し出については、許可することにいたしました。 ○安慶田光男 議長   この際、諸般の報告を行います。  本日の一般質問5番目の古堅茂治議員から事前に資料配付の依頼がありましたので、会議規則第157条の規定により、議長において許可し、お手元に配付しておきました。  これで、諸般の報告を終わります。 ○安慶田光男 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、翁長俊英議員大浜安史議員を指名いたします。 ○安慶田光男 議長   日程第2、一般質問を行います。  この際、申し上げます。  議事の都合により、本日の一般質問に関する発言の割当時間は、答弁を除いて、各議員15分以内とし、答弁を含めて30分以内といたします。  それでは、発言通告書に従い、順次発言を許します。  高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、おはようございます)。  一般質問最終日1番手の新風会の高良正幸です。質問の前に、城間幹子新市長、就任、誠におめでとうございます。鏡原中学校校長時代の城間市長の実績が高く評価されております。地元の教え子、PTA関係者、地域の方々から今でも尊敬され、親しまれております。今後とも那覇市、沖縄県のためにご尽力されますようお願い申し上げます。  次に、安慶田議長におきましては、本日の一般質問最終日で卒業されると聞いております。安慶田議長は、めり張りのはっきりした自分の強い信念を持った政治家であります。いざ議会や委員会が混乱したときにはまとめあげる、その力量はまさしく鶴の一声、見事なものでありました。その力強い情熱を翁長県政にしっかりと生かし、翁長県知事をしっかりと支えて頑張ってくださるように期待いたします。  それでは、質問に入ります。  1.道路行政について。  小禄泉原自治会地域私道(旧琉球団地)の市道認定について、この質問は過去にも何人かの議員が取り上げております。私も平成25年度2月定例会、9月定例会でも取り上げました。約50年前に造成された住宅地域であり、団地住民、自治会住民の生活道路であり、宇栄原小学校の通学路でもあります。年月がたち老朽化し、不便な道路となっております。地域住民は長年の夢であり、念願でもありました那覇市道への認定を待ち望んでおります。私ども新風会会派の小禄議員を中心に、金城徹会長、瀬長清議員、平良仁一議員、私と4人で現場調査をいたし、住民の皆様と何度か話し合いをしてまいりました。  25年度9月定例会の一般質問での部長の答弁は、「市道の認定については、道路残地の取り扱いの協議が概ねまとまっております。地主会、自治会で抵当権の設定の解除や相続の手続きが終わり次第、認定の作業を進めていく予定でございます」との前向きな意見でありました。その後の状況と対応を伺います。  次に、2.観光行政について。  観光宣伝誘致強化事業について。  近年、沖縄国際映画祭が大変に注目を浴びております。「島ぜーんぶで大きなこと!」をメインテーマに挙げ、「Laugh & Peace」のコンセプトのもとに開催され、今回から実施された那覇レッドカーペットもさらに華やかな雰囲気へと盛り上げたようです。しかし、このイベントは観光宣伝誘致強化事業の中の一環であるとわかりました。  そこで、この事業の全体の内容を聞き、沖縄国際映画祭へと質問をつなげていきたいと思います。  (1)事業の目的と内容を伺います。  (2)観光誘客トップセールス・那覇の観光展の成果と今後の対策を伺います。  (3)沖縄国際映画祭の第1回から第6回までの経緯と評価を伺います。  (4)那覇レッドカーペットの目的と意義を伺います。  次に、3.環境行政について。  (1)ハブ対策について。  2日目の一般質問で野原議員が取り上げておりました。私の犬も被害に遭いましたので、質問に取り上げました。去る6月14日夜10時ごろ、うちの裏庭で犬がハブに咬まれました。うちの裏は土手になっており、その上が道路になって畑があり、また墓もあり、ハブが十分に棲みつく条件がそろっているわけです。40年以上前からハブの脱皮した皮が何度か見つかっております。しかし、一度も実物を見たことはなく、被害に遭ったことはありません。しかし、犬の顔が大きく膨れているのにもかかわらず、非常に元気な様子でありましたので、とりあえずひと晩置いて翌朝になってまだ膨れていましたので動物病院へ連れていきました。やはりハブが原因でありました。すぐに入院して血清注射をし、毒の血を全身から抜きますとのこと、命は大丈夫だと思いますが顔の皮膚が腐れるおそれがありますと脅かされ、このうちの犬はモモタロウと言いますけど、ただでさえヤナカーギーなのに、これ以上ヤナカーギーになると心配で夜も眠れずおりました。  しかし、なんと1日で退院、何事もなかったかのように元気で顔もまとも、動物の生命力のすごさ、そして現代の医学の進歩に唖然といたしました。しかし、後に待っているのは高額の治療費、まあ自分たち人間の代わりに犠牲になってくれたものだと無理矢理納得いたし、現在では庭の草刈り、手入れをしっかりとやっております。  ここで質問します。  ①県内と那覇市の、これまでの被害状況と今年度の状況を伺います。  ②ハブへの対処法と対策用の道具を伺います。  次に、(2)動物と共生するまちづくりの取り組みについて。  これも2日目の一般質問で下地敏男議員が取り上げておりました。下地議員の動物、特に猫に対する思いの強さには、同じ動物愛好家として本当に感心、感動を受けます。今後とも頑張っていただきたいと思います。  私は19年度の6月議会、それから22年度12月議会、26年度6月議会でも動物愛護管理法について取り上げております。最近の動物に対する事件には、悲しみを通り越して大きな憤りを感じます。さいたま市の盲導犬傷害事件、栃木と群馬県では多数の小型犬が放置され、また栃木では約70匹の死骸も発見されております。  ①動物虐待と遺棄についての見解を伺います。  ②動物取扱業者に対しての指導監督について伺います。  以上の質問にお答えください。あとは質問席にて再質問、または要望を述べます。ありがとうございました。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   高良正幸議員の一般質問1.道路行政の小禄泉原自治会地域私道(旧琉球団地)の市道認定に向けた平成25年9月定例会後の状況と今後の対応についてお答えいたします。  市道認定につきましては、土地を本市に無償譲渡していただくことになっております。当該市道につきましては、無償譲渡に係る抵当権の設定・解除や相続の一部が残っている土地の課題があったことから、市道認定に至っておりませんでした。その後の状況を去る12月2日に地主会に確認したところ、その課題につきましては、解決できたとの報告があり、現在、登記簿等の確認を行っているところであります。  今後の作業といたしましては、土地所有者との譲渡契約の締結や所有権移転登記などの手続きがあり、それが完了次第、議会に諮り議決を得て、市道認定になります。課題解決にあたりましては、地主会及び自治会の皆様が大変ご苦労なさったと聞いております。本市といたしましても、できるだけ早く市道認定ができるように地主会、自治会と協力していきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   ハイサイ。高良正幸議員の一般質問の2.観光行政についてのご質問にまとめてお答えいたします。  (1)点目の観光宣伝誘致強化事業は、本市観光をPRし、観光客の誘客を行うとともに、観光客の声をまとめて本市観光の課題を明らかにすることを目的に行われる事業でございます。  具体的な内容といたしましては、市長による県外都市へのトップセールス、観光統計の作成、多言語ガイドブックの制作、沖縄国際映画祭関連イベントなどを行っております。  次に、(2)トップセールス及び那覇の観光展の成果と今後の対策についてお答えいたします。  平成25年度におきましては、直行便のある仙台市と広島市において、那覇の観光展を開催いたしました。地元テレビ局への出演や新聞社による取材において、那覇市の観光PRを行うとともに、観光展では本市のイベントや観光スポットなどを紹介するパネルの展示や映像の放映を行い、またパンフレットなどを配布し、本市の魅力をアピールいたしました。  今年度は本市と交流連携都市の協定を締結している金沢市と静岡市において、同様の観光宣伝を行いました。こうした取り組みは、その内容を見直しながら継続的に行うことより、一層充実した誘客効果の高いものになっていくものと考えられることから、引き続き実施してまいりたいと考えております。  次に、(3)沖縄国際映画祭の第1回から第6回までの経緯と評価についてお答えいたします。  「Laugh & Peace」をテーマに、平成21年3月に北谷町のアメリカンビレッジを会場にスタートした沖縄国際映画祭も、ことし3月で6回を迎えました。本市は第2回映画祭から後援をいたしており、桜坂劇場及び国際通り周辺が映画祭の第2会場となっております。映画祭への来場者は年々増えており、昨年度はテレビ媒体だけでも349番組で取り上げられ、メディア露出の広告換算では38億円を超えるとの報告を受けております。このことからも本市観光はもとより、冬場の沖縄観光のPRや県外・国外からの誘客にもつながっているものと考えております。  最後に、(4)那覇レッドカーペットの目的と意義についてお答えいたします。  国際通りでの那覇レッドカーペットは、沖縄国際映画祭と連携した企画を実施することで、メディアを通じて本市の魅力を県外・国外へPRするとともに、にぎわいのある創出を目的に開催いたしました。開催当日には、中高生から家族連れ、観光客の皆様まで幅広い年齢層の観客約5万8,000人が訪れました。テレビや映画で見た憧れの俳優や芸人を間近で見ることができ、会場は大変華やかな雰囲気に包まれました。レッドカーペット終了後には多くの観客が中心商店街へと足を運び、飲食店では行列ができるなど大きなにぎわいを創出することができ、大変意義のあるイベントと考えております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   ハイサイ。高良正幸議員の一般質問3.環境行政について、お答えいたします。  最初に、(1)ハブ対策の①県内と那覇市のこれまでの被害状況と、今年度の状況についてお答えいたします。  本市を含む県内のハブ類による咬傷事故は、平成23年度88件、平成24年度は92件、平成25年度は72件発生しており、本市におきましては平成23年度2件、平成24年度3件、平成25年度は発生しておりませんが、今年度は11月末現在で2件発生しております。  次に、②ハブへの対処法と対策用の道具について、お答えいたします。  ハブが目の前にいるなど切迫した状況においては、警察官が緊急対応いたしますので、直ちに110番通報を行っていただきたいと思います。ハブを見かけたとか抜け殻がある場合は、担当部署の環境衛生課へ捕獲器の設置などについてご相談いただきたいと思います。  ハブに咬まれたときの対処法としましては、まずは落ち着いて行動することが最も重要であります。その上で激しい動きをしないで身近な人に助けを求めること、次に応急処置をして傷口から吸引器等で毒を繰り返し吸い出すこと、そして直ちに医療機関で治療を受けることが重要な対処法となります。  対策用道具としましては、ハブの侵入を防ぐ防除ネット、ハブ捕獲器、ハブに直接噴霧し殺傷するハブスプレーなどがございます。これらの道具は、沖縄県公衆衛生協会やホームセンターで販売されております。  次に、(2)動物と共生できるまちづくりの取り組みの①動物の虐待と遺棄について、お答えいたします。  今回の一連の遺棄・虐待事件は、許しがたい誠に遺憾な事件であると思っております。愛護動物の遺棄・虐待は、懲役、あるいは罰金刑に処せられる犯罪であり、本市といたしましては、適正飼養、終生飼養などの動物愛護思想の啓発を通して遺棄・虐待の未然防止に努め、遺棄・虐待が疑われる場合には、関係機関と連携して対応してまいります。  最後に、②動物取扱業者に対しての指導監督についてお答えいたします。  動物取扱業者に対する指導監督は、沖縄県が所管しております市民から動物取扱業に関する苦情や相談が寄せられた場合は、沖縄県へ情報提供を行い、適正な動物取扱業の推進に積極的に協力していきたいと考えております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   新垣部長、大城部長、来間部長、ご答弁ありがとうございます。  それでは、再質問、または要望を述べます。  道路行政について、新垣部長、改めて建設的な答弁ありがとうございます。  実は、地主会の照屋幸栄さんから解決できたとの報告を聞いて、私ども4人の小禄議員は喜んでいたのです。しかし、残念なことに地域住民である元那覇市助役の大城盛三さんが11月10日に死去されました。盛三さんは生前、平良仁一議員に、「私が生きているうちにぜひ解決してほしい」と願っていたそうです。地域の皆さんが元気なうちに早急に市道認定できますようにお願いいたします。  そこで、市道認定がもし決まった後のこの整備計画について伺います。お願いします。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   再質問にお答えします。  市道認定後の整備計画につきましては、市道認定が完了次第、測量、設計を実施した上で早めに整備していきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員 
     新垣部長、ありがとうございます。  ぜひ自治会、地主会の皆さんが元気なうちに市道認定を完了させ、早めに整備計画に入っていただくように強く要望いたします。  次の観光行政についてでございます。沖縄国際映画祭について意見を述べます。  若者のパワーが最も感じさせられる事業であります。県内、国内、世界に広がる可能性を持った事業ではないでしょうか。今後、冬場でもあります、この沖縄観光のひとつの大きな目玉として経済的発展にもつながるものと思います。よろしくお願いします。  3つ目の環境行政について、ハブ対策について再質問いたします。  野原議員の質問で、那覇市内至る所にハブがいることがわかりました。実は小禄も結構多いですし、報告されないことと表に見えないことが原因ではないでしょうか。  そこで、那覇市と各市町村との比較を伺います。また、犬、猫が被害に遭い、病院に連れていっても市のほうには報告されないことがわかりました。それで犬、猫が被害に遭った場合の対応方法について伺います。お願いします。 ○安慶田光男 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   それでは、高良正幸議員のハブ対策についての再質問にお答えいたします。  那覇市と他市町村の被害状況ということでございますが、平成25年度における本市と他市町村のハブ類による咬傷事故につきましては、発生件数上位の市町村として、石垣市13件、うるま市7件、糸満市と南城市でそれぞれ6件となっており、本市では、平成25年度は咬傷事故は発生しておりません。  続きまして、ハブ対策の犬や猫がハブに咬まれた場合、飼い主のとるべき対応と那覇市の対応ということでございますが、飼い犬や飼い猫がハブに咬まれたときは、人への被害を未然に防止するため、警察へ通報するとともに、環境衛生課へもご相談していただきたいと考えております。環境衛生課におきましては、ハブ捕獲器の設置、周辺住民への注意喚起など速やかに行っており、適切な対応を今後も行ってまいります。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   来間部長、ご答弁ありがとうございます。  次に、動物虐待と遺棄について伺います。沖縄県と那覇市の状況を伺います。 ○安慶田光男 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   再ご質問にお答えいたします。  本市におきましては、今回報道されたような動物取扱業者による動物の遺棄事件はございません。本市へ寄せられた遺棄の疑いがある相談については、警察に通報を行っております。  本市における虐待につきましては、平成20年度に漫湖公園で発生した猫の虐待事件で警察により捜査が行われましたが、その後、警察が捜査した事例は把握しておりません。  県内における動物取扱業者による遺棄はないことを沖縄県動物愛護管理センターに確認しており、警察が捜査した動物の虐待については、中部地区でことしは3件ありましたということで報道されております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   高良正幸議員。 ◆高良正幸 議員   ご答弁ありがとうございます。  現在、那覇市では幸いにも虐待と遺棄はないということで安心いたしました。しかし、中部地区での3件の事件の内容を見せてもらいましたが、3件だけの事件とはいえ、非常に残酷な残虐なものであります。これ以上の被害を増やしてはなりません。当局の皆様にはさまざまな動物を取り扱う仕事に、肉体的にも精神的にも非常に気苦労なことと思いますが、今後ともしっかりと取り組んでいかれますようによろしくお願いいたします。これにて私の一般質問は終わります。ありがとうございました。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   ハイタイ、前泊美紀です。  質問に入ります前に、若干、所感を述べさせていただきます。  宮里光雄議員の急逝に接しまして、心より哀悼の誠を捧げます。宮里議員は本当の私の兄のようにいつも温かく、そして時には厳しくご指導くださいました。私はいつしか宮里議員に認められるような議員になりたい、そういった目標を抱くようになったものです。また復帰っ子の私としては、宮里議員のお父様、宮里松正さんのお話をいろいろとお聞きしたいということで、宮里議員に申し出たことがあります。その際にも、まだまだ表に出ていないことで伝えたいことはたくさんあるといろいろとお話をしてくださいました。いずれ機会をみて、復帰っ子の仲間も集めて勉強会を開こうと約束していたところでありますが、かなわぬものとなってしまいました。志半ばで旅立つこととなった宮里議員も願っていたと思います。那覇市の発展、そして沖縄県の発展をその遺志を受け継ぎ、私も皆様とともに頑張っていくことを誓い、ご冥福をお祈りいたします。  それでは、発言通告に基づき、質問をしていきます。  1.知的文化レベルの象徴である図書館行政と読書活動推進について、質問します。  (1)市立図書館の現状と課題について、以下を問います。  ①本市市立図書館の蔵書数と面積は、他の中核市と比較してどのようになっているでしょうか。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   ハイサイ、ご質問にお答えいたします。  本市の蔵書数は、平成25年3月31日現在、雑誌、AV資料を除いて61万5,731冊で、面積は4,923.91㎡となっており、全国の中核市43市の中では蔵書数が38番目で、面積は41番目となっております。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   蔵書数、面積ともに、この中核市と比べて非常に少ない、特に面積が少ないということがわかりました。  さて、となると図書館、実際に市民の皆様が利用するスペース以外に、書庫、また閉架書庫などが必要になってくると思いますが、こういった状態で面積が小さいということであれば、書庫の状況はどうでしょうか。足りているのでしょうか。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  書庫の状況でございますが、中央図書館におきましては、移動図書館の車両があった場所等を閉架書庫として活用しており、各館においては事務所のあいたスペース等を活用しております。また、那覇中学校の空き教室も利用させていただいております。  通常の開架書庫の部分につきましては、今は面積は足りていると思っております。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   那覇中学校の教室も閉架書庫として利用しているということなんですが、普通の教室の場合、光が入ってきたり、あと空調の問題、本を保存、管理するという点ではあまりいい環境とは言えない、むしろ劣悪な状況かと思います。  私も那覇中学校に伺った際に拝見してまいりました。ふだんどのような管理をされているかは存じ上げませんが、その日にはカーテンが引かれていたわけでもなく、そのまま光などが入ると。例えば風通しをよくするために窓を開けてもほこりが入るような状況で、非常に本にとってはよくない環境だなと思いました。  もちろん今すぐ面積を広げるということは難しいかと思いますが、よりよい、よりましな保管の方法をまた検討していただくとともに、これから中央公民館・図書館、将来的にまだ先の話ではありますけども、建設予定でもありますから、今後の図書館のあり方について全庁的に考えていただきたいと思います。  それでは2番目です。図書館司書の資格を有する職員の配置と雇用形態について伺います。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  本市の図書館には本務職員が28人おり、その中で資格を有している6人が各館に配置されております。また、非常勤職員は44人で28人が資格を有しております。  なお、繁多川図書館は一部業務委託をしておりますが、職員12人中11人が資格を有しております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   各分館含めて1人は正職員での司書の配置ということなんですが、以前はもっとたくさん司書の方、有資格者の方が正職員で配置されていたと聞いております。  この図書館の業務というのはただ単に、例えば民間の本屋さんとは違いまいして、人気のある本を揃えておけばいいというものではありませんね。どういった歴史的な、文化的な価値のある本を見極め、それを揃えていく。たとえ1人も借りる人がいなくても、それを収蔵しておくと、そういった役割も担うわけです。  ですから、専門的な知識と、また中長期的な視野でもった図書館運営が司書の皆さんの協力を望まれるわけですけども、今の状況、ちょっと市民から声がありました。なかなかその人数も足りず、司書の方でも煩雑なふだんの業務に追われてしまっているのではないか。そして、研修等でいろいろ知識も深めているかとは思いますが、まだまだ余裕がなくて、例えば沖縄の著名な作家さんの本を、郷土史、郷土書籍のコーナーに置いていなくて、市民の方が探すのに苦労をされた。これは、たまたまかも知れませんが、そういった状況で今図書館司書の配置の状況が危惧されているという市民の声があります。  ぜひ、将来的には司書の皆さんが専門的な知識を発揮できるような配置を検討していただきたいと思います。  そして3番目の指定管理者制度の導入については、先ほど繁多川図書館の業務委託の話がありました。  那覇市におきましては、さまざまな施設を今後、指定管理者制度に移行、あとは民営化も含めてアウトソーシングしていくと思われますが、図書館の指定管理者制度の導入について伺います。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  那覇市立図書館におきましては、繁多川図書館を現在一部業務委託により運営しております。  今後、繁多川図書館のこれまでの一部業務委託の状況や、図書館に指定管理者制度を導入している他市町村の状況を踏まえ、指定管理者制度の導入の是非について検討してまいりたいと思っています。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   全国では多くの、ある資料によりますと300館以上の図書館が指定管理者制度を導入しているということですが、特に沖縄の場合は、こういった指定管理者制度を導入した場合に、それを担える体力のある、力のある団体がどれだけあるのかというところもやっぱり見ながら、もしなければ育成しながらの検討になっていくかと思います。  繁多川図書館の場合は、司書の方々がほとんどということで、非常に優秀な団体で頑張っていらっしゃると伺っていますけれども、今後、指定管理者制度そのものが図書館に導入するということがふさわしいかどうかも含めて、また7館の中ではほしぞら公民館・図書館の図書館もございます。こちらは都市型の図書館で、ちょっとほかの館とは別の趣があると思いますので、どういった形態がふさわしいのか、じっくり先進例も見ながら検討していただきたいと思います。  それでは4番目です。図書サービスの充実を図るため、かつて生涯学習センターを配置する計画があった銘苅庁舎等で、貸し出しができるようなシステムを構築できないか伺います。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  図書を貸し出すためには、本を収容するための場所と貸し出すための人員が必要となり、施設や財源確保の観点から厳しいものと考えております。  なお、現在図書サービスの一環といたしまして、図書館で借りた本を図書館以外の場所でも返却できるよう、銘苅庁舎をはじめ市内公共施設に返却ボックスを設置しております。  今後とも図書サービスの充実に努めてまいりたいと思います。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員 
     生涯学習センターの計画があったころ、新都心地域の皆さんは非常に楽しみにしていましたね。陳情もありました。  もちろん、社会教育施設の整備の計画の中では、あの地域にも公民館・図書館は必要なんですが、せめてそれまでの間、返却はできますけども、借りることができるという環境の整備も検討していただきたいと思います。  例えば、人やスペースが必要という話でしたが、女性センターの図書スペースやこれからできる協働プラザの市民活動センターとの協力のもと、そういったことは少ない人数で、そして少ない機材等で対応できる部分もあるかと思いますので、横断的な連携でちょっと検討していただきたいと思います。  続きまして(2)読書活動の推進について以下を問います。  ①本市の取り組みと、図書館の役割について伺います。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  本市では、平成25年3月に第2次那覇市子どもの読書活動推進計画を策定し、諸施策を展開しているところでございます。  市立図書館におきましては、おはなし会の充実、障がいのある子どものためのデジタル録音図書の充実、職員研修の充実などに取り組んでおります。  市立図書館は、豊富な図書の中から、子どもたちが自分の好きな本を自由に選んで本に親しんでもらうことはもちろん、おはなし会や図書の展示会などのイベントを通して本に興味を持たせること、また、読み聞かせボランティアの育成や地域文庫との連携を図ることなどにより、地域の読書活動の推進を行っております。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   非常に計画に基づいた読書活動の推進を行っていることと伺いました。  それでは②番、それを受けてなんですけれども、この読書と学力の相関についていろいろな関係があるというようなことも聞きますが、その読書と学力の相関について、本市の現状を踏まえ教育長の見解を伺います。 ○安慶田光男 議長   渡慶次克彦教育長。 ◎渡慶次克彦 教育長   お答えいたします。  今年度の全国学力・学習状況調査、いわゆる学力テスト、その中でアンケートがとられております。  いろいろと質問項目があるんですけれど、その中に「読書は好きですか」というこの質問項目、その中で本市の小学校6年生、「読書は好きである」、「どちらかといえば好きである」と答えているのが74.6%、これは全国平均よりも1.6ポイント上回っております。  それから中学校3年生に関しましては、「読書が好きである」、「どちらかといえば好きである」と答えたのが66.5%、これは全国平均より2.9ポイント下回っていると。  それから文部科学省の報告、児童生徒の学習、生活習慣と学力との関係では、読書が好きと答えている児童生徒ほど、国語、算数、数学の正答率が高い傾向がみられるということが報告されていると。この傾向につきましては、本市の児童生徒についても同様であるということです。  読書活動は、学力の向上や豊かな人間性を育むものであり、生きる力の育成につながるものであると考えておりますので、教育委員会としましては、今後とも読書活動の推進に努めていきたいと思っております。以上です。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   本市におかれましては、子どもたちの学力がちょっと伸びてきたのではないかということが、議会でも報道でもありますけども、もっと中期的な視点で、これを見ていかないといけないのかなと思います。  というのが、その学力テストの結果においても、今の読書の調査においても、小学校では結構数字が高いのですが、中学校で落ちていくというと、どこでつまずいているのかなと。そこら辺の分析もしながら、子どもたちが読書でよりよい豊かな教養を育まれるような環境整備に努めていっていただきたいと思います。  やはり中核市にもなりました。知的文化レベルというのは問われてきます。沖縄県を代表したものとして問われてきます。どうぞこの図書館行政について、またより一層の改善、そして取り組みを期待いたします。  では大項目の2番目に移ります。中小企業振興について、那覇市中小企業振興基本条例の実効性を高めるための取り組みについて、以下を問います。  (1)中小企業事業者等の意見を反映させる仕組みと、中小企業振興審議会の位置づけについて伺います。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   お答えいたします。  本市では、中小企業振興に関する必要な事項を調査、審議する、那覇市中小企業振興審議会を設置し、平成22年12月に那覇市中小企業振興基本条例を制定しております。  本年1月に、同審議会に対し、「中小企業事業者等の意見を反映させる新たな仕組みづくり」と「今後の中小企業振興策」の2件について諮問を行いました。1月から7月までの計5回の審議を経て、7月22日に答申がなされております。  答申におきましては、中小企業事業者等の意見を反映させる仕組みについては、同審議会を施策の検証及び評価を行う組織として明確に位置づけることが提言されております。  また、今後の中小企業振興施策につきましては、本市が現在取り組んでいる施策に対する検証及び評価を行いまして、事業承継支援、女性の社会進出支援、観光需要の創出による市内消費の拡大など、基本施策に対する具体的な提言がなされております。  本市では、この答申を受け、審議会の機能強化や沖縄振興特別推進交付金を活用した新規事業の立案など、次年度の予算編成に向けた取り組みを進めているところでございます。  本市といたしましては、このような仕組みを継続し、PDCAサイクルを確立することで、那覇市の中小企業振興基本条例の実効性を高めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   先月、沖縄県中小企業家同友会の皆さんの経営研究集会に参加してまいりました。そこで中小企業振興基本条例についてのグループワークも行ってきたのですが、事業所の皆さんの意見を反映させる仕組みづくり、同友会さんからもいろいろな提案があり、私も議場で提案してきたところでありますが、今回、答申を受けて審議会を充実させて取り組んでいかれると、これから取り組んでいくということですので、ぜひ期待をしながら、また見守ってチェックもしてまいりたいと思います。  続きまして(2)全事業所調査など、実態調査の実施について、これまで行っているのか、またこれからの取り組みについて伺います。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   お答えいたします。  今回の審議会の答申では、多角的な事業検証のための審議会委員の増員ということと、中小企業事業者の課題やニーズ把握がこの答申の中でも求められております。  ご提案の実態調査については、現在、これまでは実施しておりませんが、本市といたしましては、同審議会の意見を踏まえながら、より多くの中小企業の皆様の意見を反映する手法について、今後また具体的に検討していきたいというように考えています。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   今回の質問は全事業所調査、非常に重要なことと捉え、できれば、非常に難しいことと思うんですけどもやっていただきたい。それが無理であれば、できる限りその実態を知るような、顔と顔を合わせる、職員の皆さんと事業所の皆さんが顔と顔を合わせるような調査を行っていただきたいという趣旨の質問であります。  私、今年の1月に、その中小企業振興基本条例の取り組みとして先進地であります墨田区に伺ってまいりました。墨田区の役所の方と、そして事業所の方の話も伺ってきたんですが、非常に両方とも熱く、今でも本当に活性化に頑張っていらっしゃる。非常にパートナーシップがうまくいっているなということを実感したところであります。  その中でもこの墨田区では、全事業所調査を係長級の職員で行った。それから、条例をつくるという、非常にその実態を密に調査した結果での施策運営が功を奏したというふうに聞いております。  ですので、こういった調査、非常に大事ですので、答申にもありますが、しっかり行っていっていただきたいと思います。  そして、先ほどご紹介しました経営研究集会では、愛媛県から和田寿博愛媛大学の教授がお見えになって、松山市や東温市の取り組みを紹介してくださいました。  和田先生によりますと、その基本条例を生かすためには、3つの定石が非常に重要だということでした。その3つというのは、この条例とそして全事業所調査、つまり実態調査、そして3つ目がその意見を反映させるための組織づくり、那覇市でいうと審議会ですね。そういったものが非常に大事だということでした。  松山市では、この審議会に当たる機関が円卓会議ということで、16ぐらいの団体が参加しているんですね。那覇市にいらっしゃるような分野の方々に加えて、金融機関や市民を代表してNPOの方も入っています。この金融機関の方を入れるというのがポイントだそうで、そういった方を入れることによって、円滑な資金調達ができるということでありました。  やはり何事も信頼関係が一番でありますので、また今後こういったことも検討していってはいかがでしょうか。  自治体によっては、この検証機関と意見交換をする場というは、また2つに設けてやっているところもあるようですし、那覇市に合ったスタイルをこれから模索していっていただきたいと思います。  また今回は、その和田先生は同友会の会員でもいらっしゃるということで、大学との連携の重要性についても説いていらっしゃいました。大学で中小企業向けの講座をしたりとか、そういった今はあちこちで自治体と大学とのパートナーシップ協定を結んでおりますので、そういった活用もより一歩踏み込んだ識者の皆さんが入っていますから、取り組みを期待できるかと思います。  そしてやっぱり、どこに行っても口々におっしゃるのは、人材が重要だと、やっぱり熱い気持ちをもった職員とやる気のある中小企業の事業者の皆さん、その信頼関係が非常に大事だということでした。  私もいろいろと那覇市の職員さんを拝見していると、非常に情熱を持ってこの課題に取り組んでいるというふうに感じますし、また中小企業家の皆さんも、那覇市の職員さんは頑張っていますということで声をいただいております。  ぜひ、せっかくこういったいいものがありますから、よりうまく活用できるように、そういったざっくばらんな意見交換の場に、ぜひ市長や副市長、皆さんも呼びながら、巻き込みながらやっていけるようにまた取り組んでいただきたいと思います。  そういった取り組みの中で、やはり必要であれば柔軟な条例改正も必要になってくるかと思います。今後、まだ始まったばかりではありますが、さまざま夢のある要望をさせていただきましたけども、それに向けての決意を部長のほうにお伺いしたいと思います。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   再質問にお答えいたします。  今、産学官の取り組みの提案もございましたし、もろもろ仕組みづくりについても、実は今回具体的に、審議会からのいろんな答申がなされております。  そういったのを踏まえて、私どもやはり今回やってみて、しっかり回す仕組みを初めてできたなというふうに実感をいたしておりまして、それをしっかりまず動かしていこうと。その中で、今ご提案の部分、十分趣旨はご理解しておりますので、意見のお聞きの仕方、委員についても多角的に登用する形で増やそうという考え方も持っておりますので、そういったのも含めて、しっかりこういったのが回っていくようにやっていきたいというように考えています。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   今県内、ほとんどがそうですけども、99%中小企業、ほとんどが小規模事業所でありますね。那覇市においてもそういった状況でありますから、やっぱり地域経済の活性化というのが非常に大きな、重要な政治課題でもあります。  その活性化することによって、雇用も生まれ、そして市民の皆さんの生活が潤っていくわけですね。  協働によるまちづくりを掲げる本市としましては、また企業の皆さんとも一緒に、より住よい那覇市をめざして、共に頑張ってまいりたいと思います。質問は以上です。ありがとうございました。 ○安慶田光男 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   ハイタイ、グスーヨー、チュー ウガナビラ(皆さんこんにちは)。宮城恵美子ンディ イッチョーイビーン、無所属ヤイビーン、ユタシク ウニゲーサビラ(宮城恵美子といいます。無所属です。よろしくお願いします)。  まず、先日ご逝去されました宮里光雄議員に対して、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。  そして城間幹子さん、那覇市長としてご就任なさいました。誠におめでとうございます。  昨日、翁長雄志氏が沖縄県知事に就任されました。今こそ、辺野古新基地を多分押しつけてくるであろう日本政府と真正面から対決する、大変正念場を迎えました。私たち那覇市民も、しっかりとオール沖縄の気持ちでサポートしてまいりたいと思っております。  このたび、また安慶田議長さん、しっかりご支援よろしくお願いします。私らも頑張ります。  さて、通告いたしましたように、まず一般質問に入ってまいりたいと思っております。  まず通告なんですが、1番目に保育行政、特に夜間保育所について取り上げさせていただきました。本議会においても多くの皆さん方が待機児童問題、幼稚園の問題、その預かり延長の問題、あるいは5歳児の行き場の問題、いろんなことを取り上げていらっしゃいます。誠に時代の課題だからだと思っております。  さて、私は夜間保育の問題を、もっと深刻な場面として取り上げてまいりたいと思っていますが、今総務省からデータがございます。こういうデータなんですが、本当に前年と比べますと、月ごとの毎月の前年比較をやっておりますが、月々、月々、2月は前の前年より低い、3月は前の前年よりも低いというふうに、勤労者世帯の収入が厳しくなっているのが、歴然と総務省のデータでもわかります。  ここ沖縄では、それに比べますと、悪い状況がさらに広がっていることは言うまでもございません。所得7割、そして失業率全国一高い、そして有効求人倍率は全国一低い、そして非正規雇用は全勤労者で40.4%ですが、15歳から34歳の若者の場合は50.4%です。  若者の非正規雇用という、つまりボーナス、賞与なし、昇進なし、そして会社の必要な場合にはたくさん雇い入れますが、要らなくなれば削減の対象に真っ先になる。そういう社内の調整弁のような扱いを受けていらっしゃる、不安定な身分でいらっしゃる若い人たちが大変その周辺に広がっているという現状を憂いております。  さあ、その辺をどうして考えていくか。この方々はまた、子育て世代の現役です。まさにその方々の問題が今ピークに達していらっしゃる。こういうふうに今思っております。  (1)まず、那覇市の公立保育園児の数、次に認可保育園児の数、そして認可外保育園児の数は何人でしょうか。そして、園の数はいくつでしょうか、お伺いいたします。
     (2)次に夜間保育園の園児の数、そして実際に夜間を利用している方々の人数、子どもの人数をお伺いします。  (3)さらに、この根底、その背景だと私は考えておりますが、沖縄の離婚者の多さや離婚した年齢状況、離婚理由などの実情から踏まえて、子育て世代の状況についてお伺いします。  (4)子どもを夜間預けざるを得ない若者の子育て中の人々が存在している、貧困状況にある実情が影響していると考えることができると思いますが、そしてそのしわ寄せが、赤ちゃん、幼児に及んでいること等の最悪の事態を予測して、予防的な措置を講ずる必要がなかろうか。そしてその対策の1つとして提案します。  行政側が、夜間保育園と何らかの関係を持てるようなツールのあり方を探る必要はないでしょうか。  専門的、本当に保育士、いろんな免許を持った方々がどうなのか、その視点が夜間保育園にどれだけ入っているのか、素人の方でやっているのか、その有無、パーセント等を把握するとか、実態を顕在化させるためにそのツールが必要かと思っております。  実際に行政がかかわれるための方法はなかろうか、見解を伺います。  そして今まで、日本本土の中の一員、まあ周辺として沖縄が存在してきました。そういう意味では経済的にあえいで長いです。  さて、その視点を発想転換でもって、いかに我が沖縄県がしっかりとした成長の側に向かって行けるかという発想の転換を踏まえまして、次の2の問題を考えてまいりたいと思っております。  このことに関しましては、城間新市長も、いわゆる国際関係、国際観光の友好化、強化をうたっております。そして議事録を調べてみますと、翁長市長さん、いろんな場所で、いろんな箇所で、アジア、東アジア、東南アジアについて言及されてこられております。  そのことを踏まえまして、私もしっかりそこの成長の芽を、しっかりチャンスに生かせればという考えからです。  まず(1)福州市の児童生徒と那覇市の生徒の交流が20年に及ぶ実績がございます。その派遣者数とその取り組みの意義をどのように考えておられるのか、お伺いします。  そして(2)現在、沖縄全体の観光の推移について、外国人観光客の入域客数の動向についてお伺いします。  東アジアという成長地域に隣接している、この好条件をどう生かすかお伺いします。  そして(3)東アジアや中国を視野に入れた人材育成について、お伺いします。  そしてこれとリンクするんですが、3.東アジアは言語が多様化しております。ひと言中国といっても少数民族がたくさんです。ミャンマー、ベトナムもそうです。そういう多様性の文化、実は沖縄も言語ひとつとっても6種類、ユネスコは認定しております。そういう多様性の文化が背景にあるしまくとぅば、このことの意義を私は考えたいと思いまして、しまくとぅばの普及について、現在の課題についてお伺いします。  残り時間は質問席で進行させていただきます。では、よろしくお願いいたします。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   ハイサイ。宮城恵美子議員の一般質問1.保育行政について、お答えをいたします。  (1)まず、保育所などを利用している児童数などについてでございます。  平成26年4月1日現在で、那覇市の公立保育所9カ所に705人、私立認可保育園62カ所に6,680人、認可外保育施設94カ所に3,953人、合計1万1,338人の児童がこれらの施設を利用いたしております。  次に、(2)夜間の保育を実施している園の数、利用人数についてお答えいたします。  同じく平成26年4月1日現在で、私立認可保育園の夜間保育園は1カ所29人、認可外保育施設の夜間保育施設は11カ所117人の児童が利用しているところでございます。  次に、(3)沖縄の離婚者の多さなどの実情を踏まえて、子育て世代の状況を伺うとのご質問にお答えいたします。  沖縄県の実施いたしました平成25年度ひとり親世帯等実態調査によりますと、ひとり親になったときの年齢は30から34歳が最も多く、ひとり親になった理由といたしましては、離婚が約80%を占めております。生活の状況においては、生活費、仕事、子育てなどの面で不安を感じており、特に子育てに関しては、しつけ、進学、学業成績に関する悩み、不安を持っている方が多いというようなコメントになっております。  次に、(4)行政側が夜間保育園と何らかの関係を持てるようなツールのあり方についてのご質問に、お答えをいたします。  本市では、平成25年の中核市移行に伴いまして、認可外保育施設に対する指導監督業務を行っております。これは認可外保育施設に対しまして、保育内容、安全、衛生面等から立ち入り調査、指導を行うもので、これらの業務を通して夜間保育施設を含む認可外保育施設の状況、課題、ニーズなどの把握を行っております。また、調査の際には入所児童の処遇向上を図るための支援、指導なども併せて行っております。  そのほか、認可外保育施設に対する保育支援及び保育の質向上を図る目的で、専門講師派遣事業や保育に関する研修会なども開催しております。保育体制に余裕のない認可外の夜間保育施設からの講師派遣依頼や派遣週3回は少ない状況でございます。  今後とも認可外保育施設に対する指導監督業務や専門講師派遣事業を充実させていくことで、この認可外保育施設に対する支援を強化してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   ハイサイ。宮城恵美子議員の一般質問2.観光産業、経済に関する質問のうち、(1)福州市との児童生徒交流についてお答えをいたします。  本市と福州市は、14世紀から古く琉球と中国を結ぶ交流の拠点都市として結びつきのあった歴史的背景を踏まえ、1981年に友好都市を締結いたしました。1995年からは、両市の児童生徒の交流を深めることを目的に、毎年、那覇・福州児童生徒交流祭を実施し、児童生徒の派遣、受け入れを相互に行い、交流を積み重ね、今年度で20回目の節目を迎えております。これまでの実績として、本市から小中高の児童生徒185人を派遣し、福州市の小中高からは205人の児童生徒を受け入れております。あすを担う両市の児童生徒が顔と顔を会わせた交流を行い、相互理解の絆を築くことは両市の交流を深める上で大変重要な役割を果たすものであり、お互いの歴史や文化などに対する理解を深めていくことにより、平和共存の理念を次代を担う子どもたちが共有していく、このことに寄与していくものと考えております。以上です。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   宮城恵美子議員の一般質問2.観光産業、経済についてのご質問中、(2)及び(3)についてまとめてお答えいたします。  昨年度の本県への入域観光客数は658万300人で、過去最高を記録いたしました。本年度もその好調な状況は続いており、4月から10月までの各月の入域観光客数は過去最高を記録した昨年度をすべて上回っております。その中でも外国人観光客の入域客数につきましては、10月の段階で既に昨年度の実績を上回っている状況でございます。ちなみに、平成25年度が1年間で62万7,200人、26年度は10月現在で63万1,300人という数字になっております。  成長を続ける東アジアの台湾、韓国、中国本土、香港につきましては、沖縄県が策定した平成26年度ビジット沖縄計画において、重点市場と位置づけられており、積極的な誘客活動が展開されております。地理的に近いという利点や本土とは違う沖縄独自の文化を生かし、今後も東アジアからの観光客のニーズに合った受け入れ体制の整備に努めてまいりたいというふうに考えております。  また、東アジアからの観光客の皆様をお迎えするための人材育成につきましては、全県的な課題であると認識しております。そのためにも人材育成拠点施設を整備し、沖縄県や沖縄観光コンベンションビューロー、那覇市観光協会などさまざまな関係団体と連携してリーディング産業である観光産業をはじめ、地域産業を支える人材育成に取り組んでまいりたいというふうに考えています。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   田端一正教育委員会学校教育部長。 ◎田端一正 教育委員会学校教育部長   ハイサイ。宮城恵美子議員のご質問のうち3.しまくとぅばの普及、課題等についてお答えいたします。  まず、しまくとぅばの普及は沖縄の文化継承のために大切な取り組みであると考えています。教育委員会では、市内小中学校の児童生徒が日常生活の中で気軽に親しむことにより、沖縄の伝統文化や芸能等への関心を高めていくことを目的とし、しまくとぅばの普及小冊子「使って遊ぼうしまくとぅば~ちかてぃあしばなしまくとぅば~」を市内全小中学生へ配布しております。  普及の課題等については、発音やイントネーション、教育課程内において活用する時間確保などの難しさなどがありますが、学校におきましてはハイサイ・ハイタイ運動とあわせ、朝や給食の挨拶にしまくとぅばを取り入れたりする姿も見られます。また、運動会やラジオ体操をしまくとぅばで行ったり、学芸会でしまくとぅばによる挨拶を行い、児童生徒がしまくとぅばに気軽にふれる機会を設定している学校もあります。  教育委員会といたしましては、各小中学校へしまくとぅば普及への共通理解と活用例の紹介をし、しまくとぅば普及に努めているところであります。児童生徒への継続したしまくとぅば普及の取り組みを今後とも進めていきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   本当にご答弁誠にありがとうございます。  冒頭から保育行政のお話をさせていただきました。那覇市が1万1,338人の児童が入所している保育所なんですが、認可62カ所に対して、認可外が94カ所もある。これは60%の認可外保育園が那覇市にはあるという実態でございます。全国的な平均では認可外保育園というのは8.1%にすぎません。その意味で圧倒的に沖縄の、那覇市の場合、認可外保育園の存在のほうが数としてのウエートが大きい。そういう意味では極めて沖縄の課題なのかなというふうに思っております。  そして認可保育園には1人当たりうん十万円のいろんな補助金などが入る仕組みになっておりますが、認可外の場合はほとんど微額でございます。  先ほど前泊議員のお話にもありましたが、沖縄の法人企業さん、本当に99%近くが中小零細企業です。保育園という運営業者もその中に入っているわけです。そういう中で、非常に保育所が脆弱な財政基盤のもとで運営されている。そういう実態だというふうに思います。そこに多くの保育問題が実は起こっている。慢性的に、補助金の入らない認可外は脆弱だと申しましたが、慢性的に保育士の待遇改善ができない、だから保育士は定着しない。一方、保育士数が不足ということでなかなか認定されるハードルを越えられない。保育士がないから認可しない。鶏と卵の関係がずっと続いている。  ここの問題を本当にどのように認可外であっても先に補助金を入れる仕組みができないか。そこを知恵を絞っていくことによって、これから先は園としても頑張ってねという、徐々に保育士数を増やしていく、そういう待ち方が可能ではないかと、ここに手が届くような政治が行われないかという、まず要望をいたします。  そして、次に保育所の数の問題、夜間保育所の件なんですが、11カ所あって、117人の子どもがそこの認可外の夜間保育所に預けられているということです。ご存じのとおり、離婚の問題もありました。県の調べたところ、一番離婚理由で多いのは、元配偶者の生活力がないというのが44.1%となっております。そして29歳未満で離婚された方が4割を占めております。つまり、20代の若い女性たちが、夫がお金を入れられないという困窮した状況のもとで離婚に追い込まれたというふうに述べているんです。  そういった状態で夜間保育に預けざるを得ない。そういう意味で預けないで夜間放っておけば虐待です、ネグレクトです。だから夜間保育所というのはそれを防止しているということにも見られます、とらえられます。その意味で、そこへの手当てというのは理想社会が実現するまではとても重要だと考えております。  さあ、そこで皆さん方、非常に活躍されて、本市の保育行政も頑張っているというのは非常によくわかりました。さらに再質問ですが、どうでしょう。課として実情を話されてスタッフの増加を求めることはできないでしょうか。その質問でございます。よろしくお願いします。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   再質問にお答えをいたします。  今、議員ご指摘にもございましたとおり、夜間保育施設の実態というのは我々もいろいろ把握に努めているところでございます。認可外保育施設の支援の強化に向けまして、支援事業のあり方ですとか、それからその職員体制、これも含めて検討してまいりたいと思います。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   ぜひ前向きに職員体制の増加を勝ち取る、私たちも支援したいと思いますので、頑張っていただきたいと思います。  中核市になったということで、県から権限移譲がされた分野です。しっかり中核市の本領を発揮していただきたいなと思っております。  そして今回、福州市の件ですが、本当にいい事業を早々と20年も先にこの那覇市においてなされてきたということを私はとても一歩先に、先見の明があったなというふうに感じている事業です。  さて、このような那覇市なんですが、実は那覇市議会でもいろんないい歴史的な歩みをなさっているようです。  そのことについてぜひ再質問ですが、どのような那覇市として、あるいは那覇市議会としてどのようなことがあったか、そこをお伺いしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   再質問にお答えします。  昭和53年3月27日、那覇市議会において日中平和友好条約の即時締結を要請する決議というものがなされております。その決議書において、地理的にも歴史的にも深いかかわりのある沖縄の立場から、政府が速やかに平和五原則に基づく日中平和友好条約を締結するよう強く要請するとされておりまして、この決議書は内閣総理大臣、それから外務大臣、衆参両議長あて送付されているところでございます。以上です。 ○安慶田光男 議長   宮城恵美子議員。 ◆宮城恵美子 議員   すみません、ちょっと立ったり座ったり間違えまして失礼いたしました。  今、日中平和友好条約の即時締結を要請する決議を既に昭和53年3月27日、那覇市議会が内閣総理大臣あてになさったという、そういう意味では本当に平和外交の先を那覇市は議会として歩んでいらっしゃいます。この先人たちのなさった行動、私たちも今後引き継いでいければなと感じております。  そして、先ほどご答弁いただきました、この東アジアの成長、確かに観光入域客数を見ますと増加しています。やっぱりニーズのあるところに仕事が生まれます。ニーズのあるところが今どこかというと、先ほどの保育所、社会福祉、これは労働力調査を見ると歴然です。ここの分野にまず雇用の安定がしっかりつくれること、そして入域客数が外国人の分野で増えていっている、ここの分野にしっかりした雇用安定をつくること、そして人材育成にみんなで全県的に取り組んでまいりたい、こういうことを私も那覇市の議会の一角から支援していきたいと思っております。今後とも頑張りましょう。以上です。私の質問を終わらせていただきます。  そして、しまくとぅば、先ほど申しましたように、多様な言葉です。多様な文化を東アジアを知ることは沖縄の地域の多様性をまず知ることです。そういう言語について、まずみんなで、これも全県的に学び合うという努力を一緒にやってまいりたいと思います。以上で質問を終わらせていただきます。イッペー ニフェーデービルヤイビタン(どうもありがとうございました)。 ○安慶田光男 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ハイタイ。社民党の宮平のり子でございます。  一般質問に入ります前に、少し所感を述べたいと思います。  12月10日、那覇市総務部平和交流男女参画課所管の実行委員会方式による、うないフェスティバル第30回記念のシンポジウムに行ってまいりました。この30年、何が変わって、何が変わらなかったかについて、8人の方が熱く思いを語りました。  さて、30年前、どのようなことが起き、どのような年でしたでしょうか。うないフェスティバルは、1975年から始まった国際婦人年の最終年、1985年に始まっています。その1985年、テレビのCMでは、ハウス食品のCMで、「私つくる人、僕食べる人」、皆さん覚えていらっしゃいますか。そのようなことがあって、女性たちの大きな抗議にあい、これはすぐに取り下げられたことがありました。  また、似たようなことで、ある銀行の広告では、新聞の広告だったかなと思います。「でかしたぞ、また男」という広告が載って、これも非常に男性の優位を社会的に植えつけるということで、このCMも多くの女性たちの抗議にあうという、いわば沖縄で、那覇市でも女性たちがものを言う、うないフェスティバルが始まり、そして全国的にも女性たちがものを言い始めたのかなというような、そのような一面があったかというふうに思うわけです。  当時の1985年の那覇市議会、そのときは外間久子さんがお1人、女性議員でおられたということが報告がされておりました。そしてそれから10年後、1995年ですか、12歳の少女に対する米兵の暴行事件が起きました。小さな新聞記事の扱いだったんですが、そのことに、非常にこの新聞の記事の小ささに心を痛めていたのは私だけではなかったと思います。その新聞記事の直後に、国際婦人年の北京会議から帰ってきたうないにかかわる皆さん、行動する女たちの会の元那覇市議の高里鈴代さんたちがこの少女暴行事件を取り上げ、その年に大田昌秀政権下で9万6,000人の県民集会に発展していったこともこの間にございました。  女性行政は那覇市も専門管轄課、専管課から複合になり、県のほうでも後退をしています。女性の管理職も見渡す限り本当に、この那覇市の議場にもお1人です。男女雇用機会均等法、DV防止法もできましたが、女性たちを取り巻く環境は男性優位に比べれば、ある意味、マイノリティーです。また、昨今の状況で、沖縄もまた日本政府から基地の過重負担を押しつけられるマイノリティーともいえます。フロアと一体となったうないフェスティバルのシンポジウム、フロアからは月曜日の辺野古運行バスの利用について、あるいは性被害のワンストップ支援センターの必要性、そしてカジノ導入反対などの意見が出ました。城間幹子市長の政策が女性行政の中で大きく進むように期待をしております。  それでは、質問に入らせていただきます。  まず、1.男女混合名簿について。  (1)男女混合名簿の意義について伺います。  (2)男女混合名簿の全国平均、県平均、那覇市導入率について伺います。  (3)那覇市の実態と第三次男女共同参画計画なは男女平等推進プランとの整合性、那覇市の導入率との整合性について伺います。
     2.福祉行政について。  (1)筋萎縮性側索硬化症ALS患者の意思疎通支援事業、2月議会では対応していくというふうに答弁をいただきましたが、その後の対応について伺います。  (2)該当者への事業の周知についてどのようになっているか、伺います。那覇市内に該当する方が何人おられるか、伺います。  3.放課後児童クラブについてです。  (1)那覇市放課後児童健全育成事業実施要項にいう児童クラブの対象児童について。  (2)幼稚園就園児童が利用できない理由。  (3)待機児童数について伺います。  4.那覇市の歴史散歩道整備事業についてでございます。  (1)歴史散歩道整備事業について。  (2)歴史散歩道のこれまでの整備状況と、今後の対応について伺います。  以上が質問で、残りの時間は質問席から再質問、要望をさせていただきます。 ○安慶田光男 議長   田端一正教育委員会学校教育部長。 ◎田端一正 教育委員会学校教育部長   宮平のり子議員のご質問のうち、1.男女混合名簿についての(1)から(3)について、順次お答えいたします。  まず、(1)男女混合名簿の意義についてお答えいたします。  那覇市においては、第三次那覇市男女共同参画計画におけるなは男女平等推進プランを推進しているところでございますが、児童生徒に男女平等意識を身につけさせる方法の1つとして、男女混合名簿の活用は有効と考えております。  次に、(2)男女混合名簿の全国平均、県平均、那覇市導入率についてでありますが、全国平均は、把握はまだできておりませんが、県内の状況については、平成25年9月、県からの資料によりますと、小学校では22校の8.2%が、中学校では16校の10.7%が混合名簿を導入しております。また、本市の状況ですが、平成25年度の教育委員会学校教育課の調査では、小学校は2校の5.6%、中学校は0校となっております。  次に、(3)についてお答えいたします。  教育委員会といたしましては、第三次那覇市男女共同参画計画におけるなは男女平等推進プランに沿って、目的に応じた混合名簿を取り入れ、男女平等教育の推進に努めているところであります。また、校長会や教頭会においても名簿導入について周知しているところでございますが、今後も係活動や当番活動等、必要に応じた混合名簿の活用を推進してまいりたいと思います。 ○安慶田光男 議長   新里博一福祉部長。 ◎新里博一 福祉部長   ハイサイ。宮平のり子議員の一般質問のうち、2.福祉行政について、(1)(2)にまとめてお答えいたします。  重度の障がいにより意思伝達が困難な方が入院となり、医療従事者との意思疎通を行うための支援のあり方について、地域生活支援事業を拡大し、対応していくと、ことし2月議会で答弁いたしましたが、現時点では対象者及び他自治体の実施状況の把握を行っているところでございます。  平成26年12月1日現在、本市における筋萎縮性側索硬化症の患者数は、在宅者は14人、入院者は6人でございます。  筋萎縮性側索硬化症の患者で意思伝達が困難な方の支援を実施するには、財政的な課題や他の地域生活支援事業との調整を図る必要があることから、事業の実施につきましては検討してまいりたいと思っております。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   宮平のり子議員の一般質問3.放課後児童クラブについて、順次お答えをいたします。  初めに、(1)那覇市放課後児童健全育成事業実施要綱では、放課後児童クラブの対象児童は、児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づく保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している概ね10歳未満の児童となっております。  続きまして、(2)幼稚園児が利用できない理由について、お答えをいたします。  原則、これまでも幼稚園児は放課後児童クラブの対象とはなっておりませんが、沖縄県内の学童保育は、公立幼稚園に通う児童の午後の保育ニーズに対応するため発足したという経緯がございます。沖縄県の学童保育の特殊性から沖縄県及び県内各市町村では、これまで国へ幼稚園児も補助対象とする特例承認を受けてきたというところでございます。  次年度から施行予定の子ども・子育て支援新制度では、放課後児童クラブの対象者は小学校6年生まで拡大されますけれども、これまで同様、小学校に就学している児童を対象としているところでございます。  続きまして、(3)待機児童数についてお答えいたします。  市内62の放課後児童クラブにおいて、利用を希望する小学生で、定員超過などにより登録できなかった児童数は、今年5月1日時点で12クラブ、77人でございました。12月1日時点で確認をしましたところ、7クラブ、46人と報告を受けたところでございます。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   宮平のり子議員の一般質問の4番目、歴史散歩道整備事業について、順次お答えします。  まず1点目の事業の概要についてお答えします。  歴史散歩道整備事業は、市民や観光客が歴史的な地域を歩くことで、そのまちの歴史や文化に触れ、また新たな魅力が発見できるような歩いて楽しい散策路を、沖縄振興特別推進交付金を活用し、整備する事業であります。  次2点目の、これまでの整備状況と今後の対応についてお答えします。  これまでの整備状況につきましては、首里城と識名園を結ぶ2ルートの一部と、モノレール牧志駅から壺屋やちむん通りを結ぶルートの一部の約1,200mの整備を完了しております。  また現在、首里城と識名園を結ぶルートの一部に当たる、延長約1,200mの整備を進めているところであります。  今後は首里城と末吉宮を結ぶルートや、首里城と那覇港を結ぶまだま道(真珠道)などの整備を予定しており、引き続き快適な散策ができるよう、歴史散歩道整備事業を進めていきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ご答弁ありがとうございました。  まず、4番目の那覇市の歴史散歩道について要望をしたいと思います。  那覇市には埋もれている観光名所を、歩いて楽しい散策路と一括交付金事業で整備されつつあり、首里城を中心として放射状に整備が進んでいって、大変喜ばしいことです。  私は去る8日真地公民館で、真地における歴史散歩道の整備工事、上間・三原線について、地域住民に対する担当課、そして施工業者も含めてからの説明会があり参加をしてまいりました。  この工事は、工期が11月10日から1月30日となっていますので、この12月のこの時点では、既に始まっている工事の説明会でございました。  店舗の前を、工事のために営業が遮られた営業主や、識名の霊園地域などの特殊性、例えばシーミーの季節ですと、ひと月以上もシーミーの季節は交通混雑に地域の方々が大変悩まされているなど、そういうことで、歩道を拡幅することは歴史散歩道として大変うれしいんだけれども、車道が狭められることについては非常に不安を感じている。このような不安を抱えた地域住民の方たちへの説明会でした。  1つには、工事に入る前の説明が十分でなかった上、またこの申し出を受けて、整備事業が若干の設計変更で工期が延びることなども考えられており、担当課に対する苦情と言いますか、苦言がございました。一部には営業補償が必要かと思われるほどの訴えもありました。  やはり、綿密な工程表を地域住民に示し、市民の信頼の得られる工事の進捗にしていただきたいと思います。  歴史散歩道と言われているのは、中には里道や私有地なども含まれ、一概に非常に簡単に進むようなことでもございません。  しかしながら、そこは生活の場であり、地域の特徴と言いますか、特殊性というか、地域住民への理解がまず得られることが何より不可欠な第一歩目の条件だと思います。  歴史散歩道の整備が一層促進されるよう要望をして、期待をしてこの項は終わります。  次に福祉行政についてですけれども、具体的に取り組みが今回出されてないということで、方向性だけを示していただけたものというふうに思います。  実は、西原町においては、入院された際に意思疎通支援事業を活用した報道があり、私もこれに取り組んだのですが、西原町の状況について伺います。  再質問でお願いします。 ○安慶田光男 議長   新里博一福祉部長。 ◎新里博一 福祉部長   再質問にお答えいたします。  西原町に確認いたしましたところ、平成24年6月に筋萎縮性側索硬化症で在宅サービスを利用していた方が、病状の悪化で入院治療を行うことになり、家族が介護を行っていました。  しかしながら、家族が体調を崩し、ヘルパーに意思疎通を行ってもらう必要があったことから、新たに要綱を整備し、実施したとのことでございます。  要綱の内容ですが、1日の利用時間は4時間で、最長90日間を限度とする内容とのことでございました。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ありがとうございました。  このALSの患者というのは、決して多い数の方たちではございません。那覇市内の入院のほうも先ほどの答弁で6人とわかりました。そして、在宅のほうで14人が治療を続けているということでございます。  この病気の特徴は意識が鮮明なことです。ところが意思表示がなかなか伝えられない、こういうことが非常に難しいところで、家族介護になりますと、何を訴えているのかをつかまえるために、ほとんど24時間体制といいますか、あるいはまた居宅のほうで得られる支援もあるんですけれども、入院となったときは片時も家族がそばから離れられないというような難病です。  ぜひとも、その公的な支援がなされたらどんなに助かるかわかりません。今後の那覇市の地域生活支援事業の現在行っている手話、要約筆記に加えて拡充をしていくことを期待をして、一方向性を示していただいたものとして、よしとしたいと思います。ありがとうございました。  次に、放課後児童クラブですけれども、共働き世帯の悩みは、預かり保育では土曜日の保育がないこと、幼稚園の運動会など、学校行事の振替休日に幼稚園が開設されていないことなどがあります。  幼稚園の預かり保育の拡充について、再質問をしたいと思います。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   再質問にお答えをいたします。  ご質問いただきました、この幼稚園の土曜日の預かり保育、あるいは振替休日等の場合の受け入れにつきましては、現在、小学校に併設されている公立幼稚園の休園日と小学校と同じということもございます。施設管理や安全面、対応する人員、予算など、実施までには多くの課題があるものというふうに考えております。  以上でございます。 ○安慶田光男 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   学童保育として教育委員会が所管していたころから、この5歳児の居場所問題はいまだにずっと続いている課題だというふうに思います。  保育所、幼稚園、小学校のつなぎ、保幼小連携も子ども目線で、市民目線で、働く世代目線で、ぜひ進めていただくようにお願いをして、要望して終わります。  次に、男女混合名簿についてです。男女混合名簿は、児童生徒の性別に関係なく、生年月日や五十音等の順序、あるいは地域の順序で並べられた名簿のことです。日本では、学校において男女別名簿が普通で、男子を先にした名簿が用いられてきました。  99年男女共同参画推進法が国においても制定され、那覇市においても、2005年4月1日男女共同参画推進条例が施行され、また男女共同推進プランの中にも、男女平等の意識づくりとして盛り込まれています。  男女別名簿は男性が先になっています。名前を呼ばれるとき、何かするとき、名簿順だと女性は男性の終了まで待たなければなりません。  女性は男性が終わるのを我慢して待つという、無意識なことが働いています。これが知らず知らずのうちに、男女の役割分担の固定化につながっているものと思います。  先ほど全国平均というふうに、つかんでないというふうにありましたが、全国平均は60%から110%の都道府県で大体84%が全国平均ということでなっております。もちろん100%のところもございます。  そこで再質問ですが、去る9月議会、仲松寛議員、平良識子議員に教育長、そして田端学校教育部長からも混合名簿を導入し、推進するということについて答弁がございました。  この間の取り組みについてお伺いしたいと思います。 ○安慶田光男 議長   田端一正教育委員会学校教育部長。
    ◎田端一正 教育委員会学校教育部長   再質問にお答えいたします。  教育委員会といたしましては、先進地域の事例を尋ね、研究し、校長連絡協議会や教頭連絡協議会などで、その混合名簿の導入について学校のほうに周知を図っていることを行っております。以上です。 ○安慶田光男 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ご答弁にありましたように、校長会、教頭会、あるいは先進地域というふうに言われたんですが、具体的に先進地域のどちらのほうにおいでになったかというのは、お答えできますか。 ○安慶田光男 議長   田端一正教育委員会学校教育部長。 ◎田端一正 教育委員会学校教育部長   お答えいたします。西原町のほうに電話での聞き取りを行っております。 ○安慶田光男 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   平成25年度の小学校が2校、中学校が0というのはずっと変わってないわけなんです。そういうことからしますと、やはり電話で問い合わせをするとか、そういうことではなくて、ここで再質問なんですけでも、導入が進まない1つの理由に、ずっと言われているのは、統計処理、保健行事であるとか、あるいは緊急時の人員確保などということがあるんですけども、こういうことをクリアするために、現場同士が西原町に伺うとか、あるいはそういうことで、研修交流を現場同士の先生方の段階でもするようなことを提案したいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○安慶田光男 議長   田端一正教育委員会学校教育部長。 ◎田端一正 教育委員会学校教育部長   お答えいたします。  まず、先進地の西原町のほうに教育委員会の職員を派遣して、実際に学校のほうの導入状況等、課題、メリット等を確認して、しっかりこれから研究していきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   県内では100%導入自治体では西原町が非常に有名です。そういった意味においては、今教育部長のほうからおっしゃられるように、西原町に教育委員会のほうから派遣とかって、もちろんそれはそうなんですけど、もっと現場サイドで、学校現場のほうが、学校現場のほうと交流をして、どうやってその統計処理をクリアしていくのか、そういうことなどの研修交流を、今おっしゃったようにぜひとも続けていっていただきたいというふうに思います。  また、女性市長を誕生させることができて、市民との約束、公約の中でも、真の男女共同参画社会の最先端都市の実現を目指すと、那覇市はしています。混合名簿はその入り口にあることで、決してゴールではありません。  県都としてもモデルになるような推進を図っていただきたいというふうに要望をして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○安慶田光男 議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時といたします。             (午前11時44分 休憩)             (午後1時   再開) ○安慶田光男 議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   ハイサイ。グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。日本共産党の古堅茂治です。  はじめに、宮里光雄議員が突然の病で倒れ、帰らぬ人となりました。50歳、政治家として志半ばでのご逝去です。同じく、やんばるの血をひく者として、誠に痛惜の念にたえません。心からご冥福をお祈りいたします。  それでは、一般質問を行います。  最初に、城間幹子新市長の政治姿勢についてです。  今回の県知事選挙と那覇市長選挙は、アメとムチで米軍基地を押しつける日米政府いいなりの沖縄になるのか、それとも、日米政府の基地押しつけを跳ね返し、平和で豊かな沖縄への道を切り開くのか、まさに沖縄の分岐点での歴史的一大政治戦でした。  その対決構図は、新基地推進勢力・日米政府対新基地反対勢力・オール沖縄との闘いでした。選挙結果は、「建白書」を団結の要として、新基地ストップ、米軍基地は沖縄の経済発展の最大の阻害要因、平和で誇り豊かな沖縄を、子や孫に誇れる選択をと訴えたオール沖縄の翁長雄志さん、城間幹子さんが圧勝しました。  日米政府の新基地押しつけに立ち向かうオール沖縄の県知事と那覇市長が誕生したことは、沖縄の新しい未来を拓くものとして歴史的な意義をもつものです。見解を伺います。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   ご質問にお答えをします。  市長からは「このたびの選挙結果は翁長市政からのバトンを受け取り、まずは経済の阻害要因である新基地建設に反対する姿勢、そして市民生活に寄り添い、これまで『協働によるまちづくり』を柱に築かれてきた『風格ある県都・那覇市』のさらなる発展を目指すことを訴えた政策が、市民の皆様のご支持を賜ったものと思っている」、「翁長県政の誕生は、オール沖縄でまとまった『建白書』の精神を堅持し、沖縄全体で対抗するんだという考えの下にウチナーンチュ魂が発揮されたものだと思う」との認識が示されております。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   私たち県民が、日米政府の理不尽な基地押しつけを跳ね返すためにつくりあげた、保革を超えたオール沖縄の力で、那覇初の女性市長、32代那覇市長に就任されたのが城間幹子市長です。選挙戦では、共産党主導という相手陣営の宣伝が逆に市民・県民の幅広い信頼を得て、知事選挙は約10万票の大差、市長選挙では初めて10万票を超え、自公陣営にダブルスコアで圧勝しました。そして、ウチナーンチュの不屈の魂、誇りと尊厳を内外にきっぱり示しました。  私は、城間幹子選対本部広報部長として、孫の写真も使い、力を尽くした者として、日米政府に痛烈な打撃を与える歴史的勝利の嬉しさは格別です。美酒も格別でした。  城間市長、県知事、市長選挙の歴史的勝利を踏まえますと、城間市長の役割は、32万市民、県都・那覇のリーダーだけではありません。オール沖縄をさらに強化発展させ、翁長雄志知事と共に沖縄の新しい歴史を前進させていく重責を担っています。  城間市長、さまざまな苦労があると思いますが、市民の声、職員の意見をよくお聞きして、平和、子ども、未来、人、つなぐ、まち、公約の実現と、市民本位の市政、こどもの笑顔輝く那覇市づくりに手腕を発揮されてください。  城間市長のお父さんは沖縄工業高校出身で、私と亀島議員の大先輩にあたります。1級建築士だったと伺いました。お父様のDNAを引き継がれて、那覇市のこれまでの設計、計画を踏まえ、女性の感性で風格ある那覇市づくりへ頑張ってください。  求められる器にふさわしく、大きく成長されることを期待しております。お父様も天国から期待され、見守っておられるでしょう。日本共産党もオール沖縄の一員として城間市長をしっかり支えてまいります。  それでは、次の質問です。議長の許可を得て配付しています。資料をご覧ください。  自民党県選出国会議員が、公約を破り、県民を裏切り、自民党本部・政府の強権と恫喝に屈服したときの新聞報道です。県民の誇りを著しく傷つけた石破幹事長の前にひれ伏す姿は、沖縄県民の誇りを傷つけています。いつ見てもはらわたが煮えくり返り、ワジワジーします。琉球新報の社説は、「公約撤回、犠牲強要は歴史的背任だ、辞職して信を問え」。沖縄タイムスの社説は、「自民議員辺野古容認 公約破棄 議席返上せよ」との見出しです。そして、「厚顔無恥、有権者を愚弄しているほかない。沖縄の将来像を決めるのは自民党本部や官邸ではなく、沖縄の民意だ。」と厳しく指弾しています。  このように、公約を破り、県民を裏切り、屈服した自民党の県選出国会議員と対比して、立派なのはこの本市議会新風会の議員の皆さんと安慶田光男議長ではないでしょうか。自民党本部や県連の強圧に屈することなく、ウチナーンチュの誇りと尊厳をかけて、公約を守り、自民党を除名されながら信念をもって新基地ストップ、オール沖縄の構築と発展に頑張りぬいています。同じ保守の政治家でありながら、屈服した自民党県選出国会議員とは天地の差があります。見解を伺います。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   お答えをいたします。  市長からは「翁長市政からのバトンを受けて、これからの4年間、子どもたち一人一人の笑顔を見つめ、子どもたち一人一人の未来を真剣に考えなければならない責任世代として、将来の那覇市の、そして沖縄県の主役となる子どもたちに、重荷を背負わせてはいけないという強い想いをもち、何よりもオール沖縄でまとまった建白書の精神を堅持していく。ぶれない政治姿勢を貫いていく決意である」との考えが示されております。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   仲井眞前知事は、昨年末「いい正月が迎えられる」と発言し、新基地建設の埋め立て承認を行い、公約を破り、県民を裏切りました。新基地の是非を最大争点とした知事選に約10万票差で敗れ、圧倒的なノーの民意を突きつけながら、退任4日前の12月5日に再び県民を裏切る、辺野古新基地の工法変更を承認する暴挙に踏み切りました。  配付した資料をご覧ください。6日の沖縄タイムスの社説は、「知事駆け込み承認 衆議院選で審判を」琉球新報の社説は「辺野古知事承認、民意に背く『押し逃げ』、晩節汚す愚行 将来に禍根」との見出しです。そして、タイムスは「毒を食らわば皿までというわけか。独断専行、民意無視はここに極まった。公の場に姿を現さず、記者会見さえ開かないというのだから、完全な説明責任の放棄である。これが、4日後に退任を控えた知事のやることか。」と厳しく糾弾しています。見解を伺います。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   ご質問にお答えをします。  仲井眞前知事が退任直前に、辺野古工法変更申請を承認したことについて、市長からは「県知事選挙で翁長雄志知事が当選し、県民の民意が辺野古移設に『ノー』と示された中で行う行為ではない」との見解が示されているところです。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   選挙結果と民意を無視し、安倍政権による工事の進捗を後押しするための承認、仲井眞前知事の恥知らずな蛮行は許せません。県民は今回の総選挙で、キッパリと怒りの審判を下すでありましょう。  新基地ストップ、オール沖縄の翁長雄志前那覇市長が10日知事に就任し、本日開会の県議会12月定例会には、安慶田光男議長の副知事選任議案が上程されました。安慶田光男議長の副知事就任が実現すれば、県都・那覇市と県とのパイプが強まり、連携がスムーズに促進すると思います。見解を伺います。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   お答えします。  本市の実情をよくご理解いただいている翁長雄志前那覇市長が沖縄県知事に就任され、さらに安慶田光男那覇市議会議長の副知事への就任が予定されておりますことは大変心強く思っており、今後とも沖縄県との良好な関係構築に努めてまいりたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   安慶田光男議長の副知事選任議案は、県議補欠選挙で、うまんちゅの会の比嘉瑞己県議、具志堅徹県議が誕生し、翁長県政与党が安定多数を確保したので可決されるのは間違いないでしょう。元気で声の大きい安慶田光男が市議会から去ることは寂しい気もしますが、全議員、全職員も快く副知事に送り出したいと思います。  安慶田議長、那覇市議出身の副知事として頑張ってください。期待しています。  次の質問です。安倍政権は、新基地建設が最大の争点として闘われた知事選挙の結果、民意を踏みつけ、新基地建設を「粛々と進めていく」との強硬な態度をはじめ、県民世論、国民世論に反する政治を暴走しています。この民意無視、許しがたい民主主義否定の安倍政権への見解を伺います。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   お答えをいたします。  市長からは「本土復帰42年を経た現在も、国土面積の0.6%に在日米軍専用施設の約74%が集中する現実は、あまりにも理不尽であり、これ以上継続して基地負担を強いられることには到底我慢がならない」、また「何よりもオール沖縄でまとまった『建白書』の精神を堅持していく。ぶれない政治姿勢を貫いていく決意である」との考えが示されております。  我が国は、立憲主義に基づく民主主義国家であります。政府には、このたびの沖縄県知事選挙や那覇市長選挙で示された「新基地建設ノー」という民意を尊重した行動をとっていただくことにより、「世界に冠たる民主主義国家としての姿勢をきちんと示していただきたい」と考えております。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   全くそのとおりです。それが民主主義国家です。  次に、ひとり親家庭への支援拡充について質問します。
     沖縄県は、本年3月に「2013年度の沖縄県ひとり親世帯実態調査」を公表しています。調査対象4万1,623世帯のうち1,025世帯の調査内容です。調査の精度に課題があります。そこで、児童扶養手当受給者がひとり親家庭の実態を掌握するものに役立ちます。  本市の児童扶養手当受給者から見た母子家庭・父子家庭の現状を明らかにしてください。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  平成26年10月31日現在、本市で児童扶養手当を受給している世帯数は5,116世帯でございます。その内訳として、母子家庭が4,656世帯、父子家庭が422世帯、両親以外の方が児童を養育する養育者世帯が38世帯となっております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   児童扶養手当を受給されている世帯は、本市の全世帯の約3.6%になります。  次に、児童扶養手当の受給理由を明らかにしてください。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  児童扶養手当の受給理由の内訳は、離婚が4,119件で最も多く、未婚594件、配偶者障害が69件、死別67件、遺棄5件、DV保護命令が1件、その他261件となっております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   理由の約8割が離婚です。そこで、就業状況と雇用形態、母子家庭の所得状況を伺います。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  平成25年度沖縄県ひとり親世帯等実態調査によりますと、母子世帯では87.5%の世帯が就労しておりますけれども、その雇用形態は39.4%が正規の職員・従業員で、47.1%がパート・アルバイト・臨時職となっております。  また、母子世帯は自身の年間就労収入では200万円未満の中に約7割が入っている。家族の収入や各種手当等に支えられていることがわかるというようなコメントがされております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   200万円未満の収入が約7割、それをさらに細かく見てみますと、100万円未満が22.5%、150万円未満が55%もあります。政府のひとり親家庭の全国調査によりますと、ひとり親家庭の所得は、一般子育て世帯の約4割しかありません。我が国の子どもの貧困率は15.7%ですが、ひとり親家庭の子どもの相対的貧困率は50.8%で、OECD加盟国34カ国のうち33位です。県民所得が全国の約73%しかない沖縄はさらに厳しいことは明らかです。  そこで、ひとり親家庭に対する本市の体制・支援を伺います。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  本市のひとり親家庭支援の体制といたしまして、まずはその相談体制、ひとり親家庭等に対する相談窓口を2カ所設けております。本庁舎子育て応援課内に母子自立支援員を4人、那覇市総合福祉センター内の母子福祉センターに就労支援員を1人置き、それぞれ相談支援にあたっているところでございます。  また、就労や経済的な支援策として、児童扶養手当をはじめ、中核市移行に伴い実施いたしております母子福祉寡婦福祉資金貸付事業や母子家庭等日常生活支援事業のほか、母子生活支援施設事業、母子家庭自立支援給付金事業、母子家庭等職業自立支援事業奨励金など、各種の支援を行っているところでございます。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   中核市になって体制が強化されています。ひとり親家庭の相談件数、内容はどうなっていますか。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  平成25年度に母子自立支援員、それから就労支援員が受けた相談件数は、主に貸し付けや就労に関する相談など、延べ2,285件となっております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   相談事業の拡充も求められています。  次に、ひとり親家庭に対する減免措置、助成状況を明らかにしてください。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  ひとり親家庭の支援策といたしましては、児童扶養手当の受給者、あるいはその同手当の対象児童を対象といたします医療費の一部を助成する事業を行っております。また、認可保育園の保育料の軽減措置、市営住宅入居申請時の優先案内などがございます。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   一定程度の減免助成もあります。生活が人一倍厳しい、ひとり親の皆さんが仕事と子育てを両立させるために、学童保育料の減免措置や認可の夜間保育の拡充が求められているのではありませんか。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  本市の放課後児童クラブは、民間の事業者が運営主体となっておりまして、保育料については各児童クラブにおいて設定をいたしております。児童クラブによりましては保育料の兄弟割引など、実情に応じた措置を行っているところもございますが、保育料の減免に対する国の補助制度の動きなど、この負担の軽減につきましては、国の動向を注視してまいりたいというふうに考えております。  また、夜間保育につきましては、認可保育園1園で実施しておりますけれども、現在、定員割れの状況がございます。保育士の確保、児童の処遇などの課題も多いことから、利用者ニーズ、それから効果的な実施方法の検討などが必要であるというふうに考えてございます。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   澤岻前部長は、その必要性を認めておりました。あとは財政上の問題だということでした。ちょっと後退しているのではないでしょうか。  ひとり親の雇用確保と支援、子どもの貧困対策の強化など、ひとり親家庭のさまざまな課題に対して、ワンストップの相談窓口など、総合的な支援を促進すべきではありませんか。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  ワンストップの相談窓口の設置など、ひとり親家庭に対する総合的な支援は、さまざまな課題を抱えていらっしゃるひとり親家庭の皆さんにとって有意義な支援の1つになるものというふうに思っております。  一方、専門的な知識ですとか、関連情報の収集、複数の部署にかかわる業務の一本化など、窓口をすぐ設置するということには多くの課題があるとも考えております。関係する部局をまたがる支援体制の構築につきましては重要な課題であるというふうに認識をもっておりますので、現在、さまざまなひとり親家庭の支援業務を行っている関係部局と連携を一層密にして、横断的な対応ができるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   ひとり親が就業し、仕事と子育てを両立しながら経済的にも自立するとともに、子どもが心身とも健やかに成長するよう、また、子どもの貧困対策にも資するよう、ひとり親家庭のさまざまな課題に対して、適切な支援メニューを組み合わせて総合的・包括的な支援を行うワンストップの相談窓口は必要です。ぜひ関係部局で検討を進めてください。  次に3点質問します。  ひとり親家庭への支援を子ども・子育てプランでどう位置づけるのか、伺います。  効果的な施策展開のためにも、ひとり親家庭のニーズを把握するアンケート調査を実施すべきではありませんか。  その上で、先進事例に学んでひとり親家庭支援計画を策定して、積極的に施策を展開すべきではありませんか。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   お答えをいたします。  子ども・子育て新支援制度におけますこの子ども・子育て支援事業計画、これの計画は次世代育成支援行動計画を引き継ぎ、それと一体的に策定することができるものというふうにされております。  ひとり親家庭の支援策につきましては、現在策定中の那覇市子ども・子育て支援事業計画における関連施策の1つとして章立てをして、同計画の一部として位置づける予定をいたしております。  主な内容といたしましては、ひとり親等への貸付事業の活用、日常生活支援事業の利用促進など、国の施策をベースにしながらも、中核市としての支援策を推進する内容とする予定でございます。  沖縄県ひとり親世帯実態調査等そういった調査の内容ですとか、あるいは窓口での情報収集等、そういったことに取り組みながら、ひとり親家庭への支援を子ども・子育て支援事業計画の中に盛り込むことで、そういった総合的な視点から、多様なニーズに対応できるよう子ども・子育て支援に取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   ぜひ先進事例を学んで、積極的な施策展開を進めてほしいと思います。  最後に、城間市長に伺います。選挙戦でも、若いときシングルマザーで、お2人の娘さんの子育てに苦労された体験をお話しされていました。公約でも、ひとり親家庭への支援拡充を掲げています。翁長前市長は、城間市長について、「女性らしい感覚、きめ細やかな気持ちで市政運営できる人。任せて安心です」と訴えておられました。このひとり親家庭への支援拡充も、女性の目線で女性らしい感覚、きめ細やかな気持ちで頑張れるのが女性市長の城間市長だと思います。  ひとり親家庭への支援拡充へ取り組む決意を伺います。
    安慶田光男 議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   お答えをいたします。  私にはありがたいことに働く場、仕事がございました。娘2人本土のほうに大学も行きましたが、教育費についても借り入れができましたし、日本育英会にも大変お世話になりました。また、心の支えとして、精神的にも、親兄弟はもちろんのことですけれども、同僚の理解と、そして何よりも生徒の保護者の皆さんが、子育てのいろいろな苦労を、いろいろなパターンでお話を伺うたびに、私の子育ての参考になっていたように思います。  本市のひとり親家庭の支援につきましても、このような相談業務であるとか、あるいは経済的な支援であるとか、私の経験も含めて、先ほど部長から答弁ありましたように、関係部局と連携を一層密にして、横断的に取り組み、複眼的な視点でもって支援策に取り組んでまいりたいと思います。 ○安慶田光男 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   ひとり親家庭の体験をもつ市長は、全国的にもそう多くはないと思います。ぜひ市長、その体験を生かして施策の拡充に頑張ってください。終わります。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。新風会の山城誠司でございます。  今議会、最終質問でございます。眠いと思いますけど、最後まで聞いてください。よろしくお願いします。  まず最初に、お亡くなりになりました宮里光雄君のご冥福をお祈り申し上げます。  城間市長、市長就任誠におめでとうございます。市長におかれましては、公約のとおり、子どもたちが笑顔輝く那覇市づくりに頑張っていただきたいと思います。  また、安慶田議長、後ろにいらっしゃいますけど、来週からは副知事として翁長知事を支え、県民に寄り添い、沖縄県発展のために頑張ってください。寂しいですけど、頑張ってください。  それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。今回は、これまで質問をしましたいろんな中心市街地の問題、あるいは自動二輪駐車の問題、そして下水道について、進捗確認をしたいということで、一般質問を行います。  まず最初に、1.中心市街地についてでございます。  本市は、沖縄県の玄関口として沖縄観光の中心的な役割を果たしております。早急に魅力的なまちづくりを進めなければならないと本員は考えております。特に、中心市街地に位置する緑ヶ丘公園、牧志南公園、新市民会館、農連市場、那覇バスターミナルの整備は急務であると考えます。開発進捗をお伺いします。  また、それ以外に中心市街地において、上記以外の開発があるか、伺います。  次に、2.自動二輪車駐車場についてでございます。  (1)市長の公約に「自動二輪車の普及に取り組むとともに中心市街地の二輪車違法駐車対策及びアクセス向上を図るため、自動二輪車駐輪場の充実を図ります」とありますが、今後どのように取り組むのか、伺います。  (2)安心・安全なマチグヮー地区の実証実験についての結果及び今後の対応について、お伺いします。  (3)駐輪場条例及び二輪車放置条例並びに二輪車駐車場の付置義務条例を制定する必要があると考えますが、本市の見解を伺います。  (4)モノレール駅には駐輪場設置が必要と考えますが、現状と今後の計画をお伺いします。  3.下水道についてでございます。  本市の下水道普及率はどのようになっているか。また、下水道未整備地区の今後の整備計画についてお伺いします。  残り時間は質問席より再質問、要望を行います。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   山城誠司議員の一般質問1.中心市街地についての建設管理部関連の緑ヶ丘公園及び牧志南公園の進捗について、お答えいたします。  まず、緑ヶ丘公園につきましては、事業費ベースで約90%の進捗となっております。  未整備の箇所につきましては、現在、用地買収や墳墓等の補償を行いながら、文化財発掘調査を進めているところであります。  今年度は、工事につきましては、ニューパラダイス通り沿いにエントランススペースやトイレなどの整備を行い、順次、供用開始を行っていく予定であります。  今後につきましては、用地買収にあたって、権利整理に時間を要している現状もありますが、粘り強く交渉を行うとともに、関係課と十分協議を行い、平成30年度頃までには整備を完了させたいと考えております。  次に、牧志南公園につきましては、事業費ベースで約20%の進捗となっており、現在は、用地買収や墳墓等の補償を先行して進めているところであります。  今後につきましては、緑ヶ丘公園同様、用地買収にあたっての課題はあるものの、平成30年頃の完了を目標に整備を推進していきたいと考えています。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   山城誠司議員の一般質問1.中心市街地についてのご質問のうち、新市民会館についてお答えをいたします。  新市民会館の建設に向けた取り組みといたしましては、平成25年8月に「那覇市新文化芸術発信拠点施設基本構想」、平成26年10月に「同基本計画」を策定いたしました。  今後の予定といたしましては、平成27年度より「基本設計」、平成28年度より「実施設計」に取り組み、平成30年度より建設工事に着手したいと考えております。その後、2年半程度の工事期間を経て、平成32年度末の工事完了、平成33年度の開館を目指しております。 ○安慶田光男 議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   山城誠司議員の一般質問1.中心市街地についてのうち、農連市場、那覇バスターミナルの開発進捗についてお答えいたします。  農連市場地区の再開発につきましては、ことし5月に事業組合が設立認可を取得し、現在、建築物の実施設計、権利変換計画等の作成を行っており、今年度中に権利変換計画認可申請を行う予定であります。  認可取得後は、移転補償、既存建物の解体後、順次工事に着手し、平成30年度の事業完了を目指しております。  また、那覇バスターミナルを含むモノレール旭橋駅周辺地区市街地再開発事業につきましては、ことし3月に旭橋都市再開発株式会社が施行認可を取得し、現在、建築物の実施設計、権利変換計画等の作成を行っており、今年度中に権利変換計画の認可を取得する予定であります。  認可取得後は、移転補償、既存バスターミナル施設の解体後、工事に着手し、平成30年度の事業完了を目指しております。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   山城誠司議員の一般質問1.中心市街地についてのうち、先ほど関係部長が答弁した事業以外の開発計画についてお答えいたします。  現時点で把握している大型の事業といたしましては、民間が主導して進めている牧志一丁目3番地区における再開発事業がございます。  また、本市といたしましては、現在、中心市街地活性化基本計画の策定作業を全庁体制で進めており、重要課題である「第一牧志公設市場」につきましては、再整備の方向で検討しているところでございます。  今後は、市場事業者等との合意形成を図りながら、具体的な整備計画の策定等を進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   山城誠司議員の一般質問2.(1)自動二輪車駐車場の充実についてお答えいたします。  平成21年度に策定した那覇市交通基本計画において、自家用車から公共交通や二輪車など、交通負荷の少ない交通機関へ転換を図り、都市交通環境の改善を図るため、特に中心市街地においては「自動二輪車の駐車スペースを確保すること」を施策の1つとして掲げております。  そこで、昨年度7月より、本庁舎と県議会棟の間のコミュニティ道路、市道泉崎7号において、自動車用コインパーキングを活用し、自動二輪車駐車場の実証実験を行い、一定の需要と違法駐車の抑制が確認できたことから、来年度より本格運営を予定しております。  また、本実証実験の結果を踏まえ、去る11月に中心市街地の駐車場経営者77社に対し、既存の駐車場における自動二輪車用の駐車スペースの確保等の協力について、文書で依頼したところであります。  今後は、既存の道路空間を活用して、新たな自動二輪車駐車場の整備を図るとともに、民間駐車場における自動二輪車の駐車スペースへの転換を促進していきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   山城誠司議員の一般質問2.自動二輪駐車場についての(2)実証実験について、お答えいたします。  議員ご質問の実証実験は、第一牧志公設市場を中心とするマチグヮー地区内において、違法駐車やはみだしなどに関する実態を把握し、周辺通り会及び関係機関と連携した、安心・安全な交通環境の改善を検証することを目的とした事業でございます。  当該事業では、駐輪場を2カ所設置し実証実験を行ったところ、公設市場に近い駐輪場において、利用率が良好であり、周辺の違法・放置車両及びアーケード内への乗入車両の減少が見られました。  実証実験終了後は、当該事業を受託したNPO法人が引き続き駐輪場を運営していることから、違法駐輪等の減少について、一定の効果が維持されている状況でございます。  今後の対応につきましては、周辺通り会等との意見交換を通して、関係機関と連携しながら、マチグヮー地区内の安心・安全な交通環境の改善について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   山城誠司議員の一般質問2.自動二輪車駐車場についての(3)駐輪場条例及び二輪車放置条例について、お答えします。  まず、自動二輪車駐車場条例につきましては、昨年度から那覇市役所前の市道泉崎7号で実施している自動二輪車駐車場の実証実験を受け、次年度から本格実施するため、本議会に「那覇市道路附属物自動二輪車駐車場条例」として上程しているところであり、条例制定後は適切な運用に努めていきたいと考えております。  次に、二輪車放置条例の制定についてでございますが、横浜市や川崎市などの条例によれば、道路、公園、緑地、その他の一般公共の用に供されている場所を含んだ一定地域を規制できるものが主なものとなっております。  このように当該条例は、公物管理者が多岐にわたるため、今後、他都市の先進事例を調査し、関係部局、関係機関と調整を図りながら、本市としての二輪車放置対策に取り組んでいきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   山城誠司議員の一般質問2.自動二輪車駐車場についての(3)と(4)について、順次お答えいたします。  まず、(3)自動二輪車駐車場の附置義務条例について、お答えいたします。  平成25年度に中心市街地を中心に自動二輪車等の駐輪状況を調査しましたところ、多数の違法駐車の実態が確認されたことから、違法駐車対策として自動二輪車駐車場の確保が求められております。  このようなことから、自動二輪車駐車場の附置義務条例の制定の必要性については、先進都市の事例を調査しながら、検討してまいりたいと考えております。  次に、(4)モノレール駅における自動二輪車駐車場について、お答えいたします。  モノレール既存区画15駅のうち、安里駅に30台、赤嶺駅に20台、設置されております。  安里駅につきましては、沖縄都市モノレール株式会社が管理しており、約7割が利用されているとのことであります。  赤嶺駅につきましては、NPO法人モーターサイクル普及協会が管理しており、約7割程度が利用されているとのことであります。  今後、延長区間の仮称石嶺駅につきましては、実施設計において自動二輪車駐車場を設置する計画であります。  また、既存区間も含めたその他の駅についても、関係機関と調整しながら自動二輪駐車場の設置を検討していきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   浜元泰三上下水道部長。 ◎浜元泰三 上下水道部長 
     山城誠司議員の一般質問3.下水道整備計画についてお答えいたします。  はじめに、本市の下水道普及率につきましては、平成25年度末において97.5%となっており、全国の普及率77.0%、県内の普及率69.9%と比較しましても整備が進んでいる状況でございます。  次に、本市の下水道未整備地区は、首里地区や真和志地区など、市内一円に点在をしております。その主な要因といたしましては、私道への布設承諾が得られないことや、地形的に自然流下が困難な低地帯であることが挙げられます。  今後は、私道への布設承諾が得られ次第、整備を進めるとともに、低地帯につきましては、マンホールポンプの設置などを進めてまいりたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   それでは、下水道事業から再質問を行います。  先ほどの答弁によりますと、首里地区や真和志地区など、市内一円に下水道の未整備地区が点在しているということでございましたけれども、私の住んでいる首里大中町の、実は公民館の近くもまだ未整備地区でございます。その大中町の2丁目について、今後どのように考えているか、お聞かせください。 ○安慶田光男 議長   浜元泰三上下水道部長。 ◎浜元泰三 上下水道部長   再質問にお答えいたします。  以前から下水道整備についての要望がございました首里大中町2丁目につきましては、地域の皆様のご理解のもと、現在、実施設計を行っているところでございます。整備につきましては、平成27年度の完了を目指しております。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   答弁ありがとうございました。  この大中町の公民館、もう30年来汲み取りでございまして、地域の悲願でもございまして、特に汲み取りになっているものですから、子どもたちが嫌がって公民館にも行かないと。非常に厳しい状況ございますので、27年度、早急に整備を要望いたします。これについては閉じます。  続きまして、中心市街地についてでございます。  先ほどの答弁によりますと、緑ヶ丘公園、牧志南公園、そして那覇バスターミナル、農連市場、この4つの整備は以前から質問しているとおり、平成30年にはほぼ完成すると。この中心市街地、特にこの那覇の観光を大きく左右するといっても過言ではないかと思います。  その中で、先ほどの答弁によりますと、新市民会館、当局からの説明で、以前は平成30年にでき上がるというふうに聞いておりました。この地域、久茂地小学校統廃合の問題もいろいろありまして、当局の皆さんと我々がしっかり統廃合の問題を片づけた。その後に、久茂地小学校の跡地をしっかり新市民会館に持って行こうという計画でございます。残念ながら、答弁によりますと2年ほど延びているということでございました。それについて答弁を伺います。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   再質問にお答えいたします。  新市民会館につきましては、今年度基本計画を策定する中におきまして、沖縄振興特別推進交付金等の財源の平準化への配慮や、特に施設周辺の環境整備につきまして、地域の方々の協力をいただきながら丁寧に進める必要があることから、このようなことを踏まえ、関係部署と調整を行った結果、平成32年度完成のスケジュールとなった次第でございます。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   続きまして、再質問を行います。市民会館についてでございます。  新市民会館の周辺の歩道がかなり狭い箇所があると思いますが、そのへんの対策はどのように考えているか、伺います。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   再質問にお答えをいたします。  基本計画の策定に合わせて、施設整備に伴う周辺環境への影響を検討するため、自動車及び歩行者の交通量予測等の調査を行っております。  そのシミュレーションの結果、現況の形で最大2,000人の方が訪れた場合ということで、そのような場合、施設来場者等により一時的に自動車交通量が増大し、建設予定地周辺の道路の一部におきまして、走行性の低下や歩行空間の不足が生じる予測となっております。  そこで、本調査結果を踏まえながら、今後、地域の方々のご意見も伺いながら、関係部署と連携をしながら、改善策について検討をしていくこととしております。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   この2年間遅れた結果は、ぜひ今後は議会の我々にも報告していただきたいなと思います。進捗確認していますと、住民説明会も行われて、我々議員は市民の皆様に平成30年にはできるよという説明をしているわけです。そのへんはこれだけ大きな施設ですから、市民も待ち望んでいる施設でございます。このへんはしっかり、我々議会のほうにもできれば早めに報告をしていただくようお願いを申し上げます。市民会館についてはこれにて閉じます。  続きまして、2.二輪車駐車場についてでございます。  二輪車駐車場、私以前から全然足りませんよとずっと訴えておりますけれども、実は二輪車の新聞というのがありまして、これ東京都で発行しておりますけれども、全国北海道から沖縄までの二輪車の違反件数の駐車をしております。その中でも、こちらにも書いてありますけれども、駐車違反件数の中で二輪比率が高い県、近年で、この3年間で調査していますけど、2010年からなんですが。近年では広島が27%、京都26.6%、神奈川26.6%、次に沖縄になっているんです。これを見ても、明らかにこの那覇市、これ沖縄県と書いてありますけど、この新聞社に聞くと、ほとんどが那覇らしいんです。  ですから、いずれにしても二輪車の駐車場が全く足りない。その現況はこの新聞を見てもわかると思います。特に我々庁舎の近く、県庁駅の周りとか、かなりの放置車両が点在しております。ですから、しっかりした二輪駐車場が必要だと思います。そのへんはしっかりと整備していただきたいと思います。  そこで再質問なんですが、先ほどの答弁によりますと、既存の道路空間を活用して、新たな自動二輪車駐車場の整備を図るということで答弁ございましたけれども、具体的に整備予定箇所があるのか、伺います。 ○安慶田光男 議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   再質問についてお答えいたします。  現在、久茂地3丁目の市道久茂地9号7において、道路上に沖縄県警察本部が管理する複数のコインパーキングがございます。当該コインパーキングは、周辺に時間貸し駐車場が増え、場所によっては利用者が減少していることから、沖縄県警察本部より、自動二輪車駐車場への転換を図ってはどうかという意見が本市へございました。  本市といたしましては、関係機関と調整をしながら、積極的に自動二輪車駐車場の整備を進めていきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   ぜひ部長、しっかり整備していただきたいと思います。今の答弁ですと、久茂地の病院通りのほうだと思います。あちらには確かに駐車場がありますけれども、そこを二輪に転用すると、かなり改善が見込まれると思いますので、そのへんはしっかりやっていただきたいと思います。  続いて再質問を行います。安心・安全なマチグヮー地区についてであります。  駐輪場については、公設民営が望ましいと思いますけど、そのへんを検討してみたらどうか、伺います。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   再質問にお答えいたします。  今、公設市場周辺においては、本市が管理している駐車場といたしまして、実はにぎわい広場において駐輪場として提供しているところでございますが、現在は今、空きがあるところでございます。そのため、その周辺の民営駐輪場の充足状況等も把握しながら、ご提案の公共駐輪場のあり方の課題整理をしていきたいというふうに考えています。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   もう一度、再質問を行います。  この実証実験の結果で、周辺通り会等の要望のある、違法放置車両や侵入二輪車についての現状をお伺いします。 ○安慶田光男 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   モデル事業において、いろいろ交通規制、いろいろ取り組みをやった結果、違法駐車とか、また車両の侵入等も改善をされているという報告がございます。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   この放置車両なんですけど、現在、かなりの放置車両が那覇市内にあるというふうに確認をされております。特に私からも、てんぶす館の隣から、いま新しいホテルができている通りとか、これは警察あるいは当局の皆さんにも、道路にずっと放置されているから撤去していただきたいということを言っても、那覇市は実はこの放置条例がなくて、撤去ができないんです。これは当局の皆さんもご存じだと思います。観光立県としてこのように道路に放置されていても、警察も撤去できない。那覇市は違反の切符だけを貼る。ずっと放置されているんです。  ですから、このへんは、先ほど先進事例を学んで条例をつくっていきたいというこがありました。そのへんをぜひ、例えば先ほどの新聞の中でも、実はこの違反切符が切られていない県がかなり多くあります。これは例えば四国は徳島、香川、愛媛、高知とかは、実は警察の切符を切られているケースがゼロなんです。これはなぜかと申しますと、放置車両条例がしっかりでき上がっているからです。このへんをしっかり当局の皆さんもこの事例を参考にしながら、全庁的にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。観光立県那覇として、沖縄として、しっかりとした環境づくり、ぜひともしっかりやっていただきたいと思います。  そして、最後になりますけれども、安心・安全なマチグヮー地区の中では、実験の概要版がまとめられております。行政の対応ということで、1番から6番まで、新たに設置される協議会の参加とか、公共駐輪場の整備検討、あるいは駐輪場整備運営等の助成、道路使用許可等手続きの簡素化とか、いろいろ行政の対応ということで結論が出ておりますので、そのへんもしっかり取り組むよう要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○安慶田光男 議長   これをもちまして、本定例会における一般質問を終了いたします。 ○安慶田光男 議長   日程第3、議案第120号、那覇市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例制定についてから、議案第150号、工事請負契約について(真嘉比小学校校舎増築工事)建築までの18件の事件を一括して議題といたします。 ○安慶田光男 議長   これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ハイサイ、奥間亮です。質疑を行います。  議案第145号、那覇市波の上ビーチ広場の指定管理者の指定について質疑を行います。  先の包括外部監査で指摘されたとおり、波の上ビーチ広場と波の上ビーチは一体的に管理する必要があり、一体的に管理することによって、観光客も若者も地元の人も集う新たな観光拠点になるよう、さらに整備・発展させるべきであるという観点から、質疑をいたします。  今回の指定管理者を選定した理由を詳しく伺います。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   奥間亮議員の議案質疑、「議案第145号、那覇市波の上ビーチ広場の指定管理者の選任について」お答えいたします。  本広場の指定管理者については、旭ヶ丘公園内に位置し、隣接する波の上ビーチとの連携を図ることにより、市民の健康増進及び福祉の向上並びに地域の活性化に資することを目的として行っております。  本広場の指定管理については、平成27年度以降の公募による募集をしたところ、2団体から申請がありました。  選定にあたりましては、那覇市建設管理部及び都市計画部指定管理者選定委員会へ諮問したところ、「施設の効用の発揮や施設管理の運営能力等について審査・評価した結果、波の上ビーチ広場の管理者として一般社団法人那覇市観光協会が指定管理者として適任である」との答申を得たところであります。  そのようなことから、今回、一般社団法人那覇市観光協会を指定管理者として選定し、本議会へ上程するものでございます。
    安慶田光男 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   諮問しましたよね、選定するにあたって。その諮問で答申が出た。その出された結果を、今答弁できますか。つまりどういうふうに選定されたのかというのを聞きたかったんですけど。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   再質疑にお答えします。  先ほど説明したとおり、2者の応募がありまして、その中で施設の管理の効用、あるいは施設の運用能力等について、2者がありまして、1者が今回適任だと答申のあった箇所は継続して、前回今やっているところということで、経験などを理由に評価されたものと思ってまして、6人の委員の方のうちの5対1という評価が出ております。 ○安慶田光男 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ありがとうございます。  それでは3回目の、最後の再々質疑です。  今回の管理者の指定によって、一体的な管理、これは実現するんでしょうか。包括外部監査で指摘されていた一体的な管理は、今回の指定によって実現するんでしょうか。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   お答えします。  今回の平成27年度の指定管理者の選定につきましては、指定管理を平成27年4月1日から28年3月31日と1年間としております。1年間とした理由としましては、那覇港管理組合とビーチと広場の管理運営に向けて一体的な管理ができないかということの調整期間を設けることと、ビーチと広場の双方の指定管理の開始時期を合わせることが必要ではないかという2点で1年間としております。  議員のご質問のビーチと広場の一体的な管理については、平成27年度中に那覇港管理組合と協議を整え、28年度の次回に向けて市民や観光客の多くの方々が集うような、新たな観光拠点としての実現が図れるように那覇港管理組合と調整していきたいと考えております。 ○安慶田光男 議長   これで、通告に基づく質疑は終わりました。 ○安慶田光男 議長   これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております18件の事件については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ○安慶田光男 議長   日程第4、議案第110号、那覇市民会館条例等の一部を改正する条例についてから、議案第138号、平成26年度那覇市下水道事業会計補正予算(第3号)までの23件の事件を一括して議題といたします。 ○安慶田光男 議長   これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  下地敏男議員。 ◆下地敏男 議員   社民党の下地敏男です。議案に対する質疑を行います。  城間市長の選挙公約に、生涯学習を推進し、すべての人々の力が社会に還元され、生きがいが感じられる社会をつくるとあります。今議会に受益者負担の適正化、使用料の見直しに関する指針に基づき、公共施設の使用料の改定が提案をされております。対象施設を利用する市民に適正な負担を求める。いわゆる応分の負担ではあるが、消費税の増税、物価の値上げなど、家計を圧迫している現状では、政策的な判断基準を適用し、据え置きも考えられるのではないか。高齢者の負担についても考慮しなければならない。また、各分類枠の考え方と受益者負担割合に示されている第4分類枠の選択的、利益的、市場的サービスの受益者負担についても検討が必要である。  そこで、議案第110号、那覇市民会館条例等の一部を改正する条例制定について、市民会館の使用料について質疑をいたします。  議案第110号中、市民会館の使用料について、提案理由について適正な受益者負担の観点から見直しとあるが、その考え方を示してもらいたい。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   下地敏男議員の議案質疑、議案第110号、那覇市民会館条例等の一部を改正する条例制定についてお答えをいたします。  適正な受益者負担の考え方についてでありますが、平成26年8月に策定された「受益者負担の適正化(使用料の見直し)に関する指針」では、市民が市の施設を利用する際、利用する人と利用しない人との「負担の公平性」を考え、利用する人が応分の負担(使用料等)をすることによって、はじめて利用しない人との負担の公平性が確保されるとされており、これを受益者負担の考え方としております。  また、市が受益者に応分の負担を求めるためには、使用料の積算根拠を明らかにし、市民にわかりやすく説明する必要があることから、算定方法についても明示しており、この使用料算定の基本方式では、使用料は施設の維持管理や人件費等を基に算定された原価に、各施設サービスの性質別分類に基づき受益者が負担する割合の施設の性質別負担割合を乗じ、算定することとなっております。  今回の使用料の改定につきましては、同指針の考え方に基づく全庁的な見直しとなっております。 ○安慶田光男 議長   下地敏男議員。 ◆下地敏男 議員   2番目の質疑をします。原価算定及び施設の性質別分類から導かれた根拠を示してもらいたい。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   再質疑にお答えをいたします。  原価算定及び施設の性質別分類から導かれた根拠についてでございますが、先ほど述べた算定方式に基づき、まず、恒常的維持管理費や職員人件費等の合計を、施設の面積と年間使用可能時間で割り、1㎡・1時間当たりの原価を算出いたします。  次に、施設ごとのサービス内容に基づく性質別分類を市民会館等におきましては、生活や余暇をより快適にするもので、人によって必要性が異なり、民間でも同種同類のものが提示されているサービスであることから、70%から100%と定められている受益者負担割合を、今回70%と設定し算定を行っております。  市民会館大ホールを例に挙げますと、指針に基づく算定方式から算出される使用料は、1時間当たり1万5,142円となり、これに使用時間帯、市民の文化的活動か興業的かなどの使用目的、また、近傍施設等の使用料金を勘案し、区分ごとに施設使用料を定めております。 ○安慶田光男 議長   下地敏男議員。 ◆下地敏男 議員   最後の質問をします。  新市民会館が完成をする平成33年度まで6年間、現在の市民会館は築45年、経年劣化が顕著であり、見直しで値下げができない理由は何かございますか。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   再質疑にお答えをいたします。  指針の中で、施設は市民全体の財産であり、土地代、建物建設費については、すべての市民に利用の機会を提供するための費用であると考えられ、使用料の対象となる経費からは除外することとされており、土地代や建物の減価償却費は含まないものとしております。また、大規模修繕等についても原価の基礎には含まれておりません。  近年、市民会館施設の光熱水費、人件費等の維持管理費コストにつきましては増加傾向にあり、3年平均では約3.8%、平成24年度から25年度にかけては約7.4%の伸びとなっております。このような状況を勘案いたしますと、今回の指針に基づく使用料等の改正につきましては、やむを得ないものと考えております。 ○安慶田光男 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   質疑を一括して行います。  まず、議案第111号、那覇市立壺屋焼物博物館条例の一部を改正する条例制定について。  学生の皆様に対し本市の伝統文化や芸術を体験してもらうにあたり、その費用も含め体験しやすい環境をつくることは有意義であるとの立場から、質疑をいたします。  今回、一般客の観覧料を引き上げる一方で、学生の観覧料を引き下げたその理由を伺います。  次に、議案第135号、平成26年度那覇市一般会計補正予算第7号。  (1)同予算中、学校教育部教育相談課分「学習支援事業」は、非常にすばらしい事業であり、さらに拡充し継続すべきであるとの観点から質疑をするが、今回の補正によりどのような効果があると見込んでいるのか伺います。  (2)同予算中、生涯学習部生涯学習課分「真和志南地区公民館・図書館(仮称)建設事業」については滞りなく進めるべきであるが、国(内閣府)との調整の結果、用地購入は見送られ、減額補正となっている。内閣府からどのような指摘を受け、なぜ見送られたのか、伺います。  (3)同予算中、総務部総務課分「津波避難ビル建設事業」について、「津波避難ビル1階には店舗が入居する予定となっていることから、国からその部分に係る建設費については一括交付金対象外経費とすべきであるとの指導を受けた。よって、対象外経費を仮算出し、財源更正を行う」との説明を受けたが、このようなことにならないために、今回の国からの指導(内閣府からの指摘)を前もって予測し、防ぐことはできなかったのか。以上、一括して伺います。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   奥間亮議員の議案質疑、議案第111号、那覇市立壺屋焼物博物館条例の一部を改正する条例の制定について、お答えをいたします。  児童生徒等の観覧料につきましては、指針による試算も行いましたが、今回は児童生徒等が学習の場として博物館の展示資料や焼物の歴史を通して、沖縄の歴史や文化に対する理解をさらに深めてもらいたいという趣旨から、観覧料の引き下げを行ったものでございます。 ○安慶田光男 議長   田端一正教育委員会学校教育部長。 ◎田端一正 教育委員会学校教育部長   奥間亮議員のご質疑にお答えいたします。  学校教育部教育相談課分「学習支援事業」の補正についての見込める効果でありますが、学習支援事業は、不登校や不登校傾向にある生徒及び過卒生の高等学校への進学を支援する事業であります。  今回の補正予算の効果といたしましては、臨時教諭の追加配置を行うことで高校受験対策の強化と支援の充実が図られることと考えております。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   奥間亮議員の質疑にお答えいたします。  真和志南地区活き活き人材育成支援施設(仮称)は、「用地を購入する前に、本年度予定している基本構想の中で規模算定などを行い、必要な用地を購入すべきではないか」との指摘を受けております。それを受けまして、建設地について、さらに詳細な検討を行っており、今後、改めて沖縄振興特別推進交付金の申請をする予定でございます。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   議案質疑2の(3)についてお答えをします。  津波避難ビル建設に関しては、地域住民へ実施したアンケート結果及び災害時における食料等の備蓄の必要性を考え、1階には店舗が入居するという前提で、実施設計の段階から内閣府等と調整を重ね、沖縄振興特別推進交付金対象経費としておりました。  しかし、交付申請後の内閣府等との複数回に及ぶ調整過程において、当該ビル1階には店舗が入居し、賃貸料収入が市に入る予定であることから、1階に係る建設費を一括交付金対象経費とすることは適切でないという趣旨の指導を受けております。それを踏まえ、関係部局との調整の後、補助金の適正執行という観点から、当該ビル1階に係る建設費を一括交付金対象外経費として内閣府へ申請しております。以上です。 ○安慶田光男 議長 
     奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   それでは、2回目の質疑を行ってまいります。  まず、議案第111号の件からまいります。今回、受益者負担の適正化に関する指針による見直しということで、全体的に今議会、利用料とか引き上げのほうが圧倒的に多いと思うんです。それは学生の皆さんの利用料というものも全体的に上がっていると認識をしております。  ですから、例えば歴史博物館とかも、学生に関しては引き下げじゃなくてそのまま据え置かれていますし、例えば、那覇市民体育館の利用料についても、学生とかそういうのは引き上がっていますし、ほかのも学生も含めて引き上がっているんです。だけれどもこれだけが引き下がっているということで、その理由を今伺ったんですが、その中の理由としては、学生の皆さんの理解を深めてほしいと。それは大賛成でありますし、みんな賛成なんです。だけれども、こうやって受益者負担の適正化に関する指針というのは、つまりある程度の一定の基準が置かれたわけです。例えば施設の面積から考えてとか。そういった一定の基準から考えてやっているのに、この事業だけ学生の皆さんには理解を深めてほしいからということで下げてしまう。その理由だけで下げてしまうと、整合性が取れない。ほかの市民から言われたときに、「これだけ何で下がって、歴史博物館は別に学生は皆さんいいの」と、こう言われないかというのは非常に懸念しているわけです。  ですから、私たちも議員ですから、市民の皆様に対して説明をしないといけないので、ぜひ納得できる理由、つまりほかの事業との整合性、これを説明してほしいと思います。  それでは、次に135号の再質疑に入ってまいります。  (1)の部分、この事業は一括交付金事業であって、そしてまた比較的、事業費としては多大な負担がかかるというわけではありませんから、さらなる拡充に向けて十二分な補正を行うべきと思っていますが、今回の補正はこの事業目的をしっかりと達成するだけに足りる増額補正であるのか。支持する立場からも、ちゃんとした増額補正であるのか、十二分な増額補正であるのかというのを伺いたいと思います。  次に(2)、これも一日でも早く完成してほしいという要請する立場から再質疑を行いますけれども。今回の用地購入が見送られたことによる今後の事業継続に影響はあるのか、伺います。  そして(3)、これは今回そういう内閣府との調整でそういうふうになったということでありますけれども、今回の財源更正で事業総額の内訳というのはどう変わるんでしょうか。特に那覇市の持ち出しが当初よりどれぐらい増えてしまうのかというのを伺います。一括して再質疑します。 ○安慶田光男 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   再質疑にお答えをいたします。  壺屋焼物博物館は、図書館や公民館と同じく社会教育施設と位置付けられております。児童生徒等に広く教育の機会を提供する学習の場としての役割を担っていることから、この社会教育法及び博物館法の趣旨に鑑みたこと。また、本市が所有しております博物館、同様の施設との均衡を図り、今回児童生徒の観覧料を見直しをしたものです。  なお、今回の引き下げによって、文化財課所管の那覇市歴史博物館の観覧料、こちら学生の観覧料については両施設とも同額となっております。 ○安慶田光男 議長   田端一正教育委員会学校教育部長。 ◎田端一正 教育委員会学校教育部長   再質疑にお答えいたします。  学習支援事業の今回の補正予算は、平成25年度の実績を踏まえた増額補正となっており、事業目的をしっかり達成できるものと考えます。  今後は、今年度の実績を踏まえ、次年度の体制を検討してまいりたいと考えます。 ○安慶田光男 議長   伊良皆宜俟教育委員会生涯学習部長。 ◎伊良皆宜俟 教育委員会生涯学習部長   再質疑にお答えいたします。  今後のスケジュールが平成27年度基本設計、平成28年度実施設計と用地購入、平成29年度建設工事、平成30年度開館を予定しております。現時点でのスケジュールへの影響はないものと考えております。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   再質疑、津波避難ビル建設に係る総事業費は幾らで、そのうち市負担分は幾らになるのかという再質疑にお答えをします。  基本計画、設計にかかる事業費が2,497万5,300円で、その内訳は一括交付金が1,946万1,000円、市負担分が551万4,300円。実施設計に係る事業費が6,508万7,100円で、その内訳は一括交付金が5,206万9,000円、市債を含む市負担分が1,301万8,100円。建設工事に係る事業費が20億1,667万2,000円で、その内訳は一括交付金が12億7,907万7,000円、市債を含む市負担分が7億3,759万5,000円となる見込みとなっており、これらを合わせた津波避難ビル建設に係る総事業費は21億673万4,400円で、その内訳は一括交付金が13億5,060万7,000円、市債を含む市負担分が7億5,612万7,400円となる見込みとなっております。 ○安慶田光男 議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ありがとうございます。  それでは3回目の質疑を行いますけれども、111号の壺屋焼物博物館の説明に関しては、つまり博物館法では、博物館法の中に、これは無償でやるべきだと、無償でこの博物館というのは見てもらうべきだという法律の趣旨からも、これは引き下げる方向に行ったということですよね。これはある程度納得がいくと思うので、これをしっかり市民の方に、何でこれ下がって、これ上がっているのというときには、これを前面に出したほうが納得いくのではないかと思って今答弁を伺いました。  では最後の質疑は、(3)の津波避難ビルのものに関して行いたいと思います。  総額が21億の事業で、市の持ち出しが、結局この1階部分の店舗が入ることによって、その1階部分は一括交付金使えないと。市の持ち出しになるから、これは総額すると市の持ち出し7億になると。市の持ち出し7億の事業になると。これは普通の一般的な一括交付金のやり方であれば、例えば4億強ぐらいで進んでいたやつが7億の事業になるわけです。つまり約3億ぐらいは、当初見込んでいた市の持ち出しが3億ぐらい増えてしまったということになります。これ非常に懸念するところなんです。このような財政状況が厳しい那覇市で、この当初予定してなかった3億の那覇市の持ち出し分をどうやって調整するのかというのを、最後に聞きたいと思います。 ○安慶田光男 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   再質疑にお答えします。  財源については関係部局と調整し、市の施設を整備するために設置しております那覇市施設整備基金から充当する予定となっております。以上です。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   では、発言通告に基づき質疑いたします。  まず1番目、議案第126号、那覇市立幼稚園保育料等条例制定について質疑します。  この議案は、平成24年4月に予定されている子ども・子育て支援新制度の施行に伴う条例の全部改正で、規則において、保育料の額を世帯の状況などに応じて定める応能負担とする内容が含まれています。  那覇市では、保育所の保育料の算定にあたり、非婚のひとり親世帯への寡婦控除の「みなし適用」を、平成24年度より実施していますが、この幼稚園の保育料についても「みなし適用」を行うのか、問います。 ○安慶田光男 議長   浦崎修こどもみらい部長。 ◎浦崎修 こどもみらい部長   前泊美紀議員の議案質疑、議案第126号、那覇市幼稚園保育料等条例制定についてお答えをいたします。  同条例による改正後の幼稚園の保育料の額は、所得による応能負担となることから、これまで減免の対象となっていなかったひとり親世帯などの保育料の額を軽減するほか、保育所の保育料と同じように、非婚によるひとり親世帯に対してもみなし適用し、寡婦控除適用を行う予定でございます。以上でございます。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   幼稚園に対しても、寡婦控除のみなし適用を非婚のひとり親世帯へ行うことがわかりました。  では、続きまして2番目です。議案第130号、那覇市緑化センター条例の一部を改正する条例制定について、質疑いたします。  この議案は、「受益者負担の適正化(使用料の見直し)に関する指針」に基づき、那覇市緑化センターの利用料金を見直すものであります。以下質疑します。  (1)利用者の実際の負担増はいくらでしょうか。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   前泊美紀議員の議案質疑、議案第130号、那覇市緑化条例の一部を改正する条例制定についての質疑にお答えします。  実際の負担額は幾らかにつきましては、今回条例改正において1㎡当たり1時間1円上がることになります。  緑化センター内には、幾つかの提供するお部屋があり、代表的なものとして、講習室について1時間当たり500円から600円になり、100円上がることになります。 ○安慶田光男 議長   前泊美紀議員。 ◆前泊美紀 議員   市民が実際に利用するときの負担増、実感する負担増として100円というのが主だった内容だということがわかりました。  では(2)です。算定の根拠として、原価、施設の性質別分類と受益者負担割合などの詳細はどうなっているか、問います。 ○安慶田光男 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   再質疑にお答えします。  算定の根拠ということでございますが、1㎡当たり1時間当たりの原価として、恒常的維持管理費や備品購入費などに係る経費の実績を施設面積や年間使用可能時間で除することで求められ、その原価は約17.4円となります。  また、施設の性質別分類につきましては、選択的・公益的サービスの第2分類を適用しており、受益者負担割合につきましては50%を採用しております。 ○安慶田光男 議長   3回質疑が終わりました。  どうぞ、最後にまとめるんでしたら、どうぞ。 ◆前泊美紀 議員   この緑化センターについては、平成25年度の包括外部監査におきまして、第2分類ではなくて第4分類のほうが妥当ではないかという指摘がありました。そのような改善の方針を那覇市も示しておりましたが、第2分類となっております。これに関しては、また委員会の審査の中で質疑していきたいと思います。終わります。 ○安慶田光男 議長   これで通告に基づく質疑は終わりました。 ○安慶田光男 議長   これにて質疑を終結いたします。 ○安慶田光男 議長   ただいま議題となっております23件の事件については、お手元に配付の議案付託表のとおり、予算決算常任委員会に付託いたします。 ○安慶田光男 議長   この際、諸般の報告を行います。  本日までに受理いたしました陳情第73号、年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の採決を求めることについてから、陳情第76号、市立中学校で起こった危険行為についてまでの4件の陳情は、お手元に配付の陳情文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしましたので、ご報告いたします。 ○安慶田光男 議長   これで諸般の報告を終わります。 ○安慶田光男 議長   以上で、本日の日程は、すべて終了いたしました。  なお、本日は、本会議終了後、本議場において予算決算常任委員会が開催されます。  また、来週12月15日・月曜日からは、各常任委員会及び分科会を開き、付託案件等の審査を願います。
    安慶田光男 議長   本日は、これにて散会いたします。  イッペー ニフェーデービタン(大変ありがとうございました)。            (午後2時30分 散会) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成26年(2014年)12月12日     議  長  安慶田 光 男     署名議員  翁 長 俊 英     署名議員  大 浜 安 史...