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平成 25年(2013年) 6月定例会−06月14日-06号

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  1. 那覇市議会 2013-06-14
    平成 25年(2013年) 6月定例会−06月14日-06号


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    平成 25年(2013年) 6月定例会−06月14日-06号平成25年 6月定例会             平成25年(2013年)6月那覇市議会定例会                  議事日程 第6号              平成25年6月14日(金)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                  会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇出席議員(39人)  1番  平 良 識 子 議員  2番  宮 平 のり子 議員  3番  下 地 敏 男 議員  4番  前 泊 美 紀 議員  5番  野 原 嘉 孝 議員  6番  大 浜 美早江 議員  7番  花 城 正 樹 議員
     8番  山 川 泰 博 議員  9番  亀 島 賢二郎 議員  10番  仲 松   寛 議員  11番  前 田 千 尋 議員  12番  坂 井 浩 二 議員  13番  新 屋 清 喜 議員  14番  宮 國 恵 徳 議員  15番  桑 江   豊 議員  16番  喜舎場 盛 三 議員  17番  大 浜 安 史 議員  18番  糸 数 昌 洋 議員  19番  翁 長 俊 英 議員  20番  清 水 磨 男 議員  21番  玉 城   彰 議員  22番  平 良 仁 一 議員  23番  山 城 誠 司 議員  24番  與 儀 實 司 議員  25番  宮 里 光 雄 議員  26番  山 川 典 二 議員  27番  比 嘉 瑞 己 議員  28番  我如古 一 郎 議員  29番  古 堅 茂 治 議員  30番  湧 川 朝 渉 議員  32番  高 良 正 幸 議員  33番  瀬 長   清 議員  34番  渡久地 政 作 議員  35番  金 城   徹 議員  36番  永 山 盛 廣 議員  37番  屋 良 栄 作 議員  38番  久 高 友 弘 議員  39番  安慶田 光 男 議員  40番  唐 真 弘 安 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(0人) ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  翁 長 雄 志  市長  久 高 将 光  副市長  知 念   覚  政策統括調整監  久 場 健 護  総務部長  渡慶次 克 彦  企画財務部長  島 田 聡 子  市民文化部長  大 城 弘 明  経済観光部長  来 間   淳  環境部長  新 里 博 一  福祉部長  砂 川   敦  健康部長  澤 岻 郁 子  こどもみらい部長  兼 次 俊 正  都市計画部長  新 垣 昌 秀  建設管理部長  島 袋 庄 一  会計管理者  玉 城 則 雄  消防長兼総務部参事監  翁 長   聡  上下水道事業管理者  上 地 英 之  上下水道部長  城 間 幹 子  教育長  佐久川   馨  生涯学習部長  喜 瀬 乗 英  学校教育部長  亀 島 賢 優  選挙管理委員会委員長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  平 良 克 己  局長  照 屋 清 光  次長  上江洌 清 尚  議事管理課長  長 嶺   勝  副参事  新 里   進  主幹  池 原 興 春  主幹  金 城   治  主幹  山 城   裕  主査  比 嘉 昭 夫  主査              (午前10時 開議) ○永山盛廣 議長   ハイサイ、おはようございます。  これより、本日の会議を開きます。 ○永山盛廣 議長   この際、諸般の報告を行います。  来週、6月17日・月曜日は、一般質問終了後、人事案件の表決を行った後、他の議案及び報告に対する質疑を行います。  その質疑についての発言通告書の提出期限は、本日午後2時までとなっておりますので、ご協力の程、お願いいたします。  次に、本日の一般質問9番目の唐真弘安議員から、事前に資料配付の依頼がありましたので、会議規則第57条の規定により、議長において許可し、お手元に配付しておきました。  これで諸般の報告を終わります。 ○永山盛廣 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、仲松寛議員、前田千尋議員を指名いたします。 ○永山盛廣 議長   日程第2、昨日に引き続き、一般質問を行います。  この際、申し上げます。  議事の都合により、本日の一般質問に関する発言の割当時間は答弁を除いて各議員15分以内といたします。  なお、各派代表者会議及び議会運営委員会において、答弁を含めて30分以内とすることが確認されておりますので、議員及び当局におかれましては、今定例会においても引き続き遵守されますようご協力をお願いいたします。  それでは、発言通告書に従い、順次、発言を許します。  山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   市民の皆さん、議場の皆さん、ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(こんにちは)、山川泰博です。  今日のトップバッターですので、元気よく、質問、発言をさせていただきたいと思います  質問の前に所見を述べたいと思います。  先日、観光と地域活性化に関する特別委員会高良委員長から報告書が提出されました。  私も副委員長として、市の観光振興のために委員会活動を一生懸命させていただきました。  高良委員長はじめ10人の委員の皆さんや、協力いただいた関係団体の皆様、本当にありがとうございました。  そこで、これまでの35回の特別委員会で、私が気づいたことを少しお話をさせていただきたいと思います。  皆さんご存じのとおり、来年、那覇空港の国際線ターミナルビルが完成をします。第2滑走路も2019年の完成に向けて、工事が12月から着工します。
     本市として、さらなる観光行政の取り組みを強化しなければならないと感じています。  現在は、一括交付金などを活用し、観光に対する事業の取り組みが行われていますが、私が思うに各論はどんどん進んでいるんですけれども、総論部分が市民にうまく伝わっていないのではないかなと、発信ができていないような感じがします。  これからの那覇市の取り組みとして、観光は那覇市の産業の柱であり、観光立市に向けてのメンソーレの心、おもてなしの心を全市民が持つようにソフト面、ハード面の市の取り組みをさらに強化すべきだと思っております。  当局の皆さんは、特別委員会が作成した報告書を、単なる報告書としてとらえるのではなく、10人の委員の血と汗と涙の結晶であることを十分理解して、私も観光政策にこれからも一生懸命取り組みますので、よろしくお願いしたいと思います。  そのことを強く訴えて質問に移りたいと思います。  1.公園整備について。  (1)奥武山公園モノレール駅側の野球ができる多目的広場に、屋根付きベンチの設置を求める声が多数あるが本市の考えを伺う。  (2)那覇港管理組合が、4月27日にオープンした波の上緑地公園には、多くの課題が山積していると聞いているが、どのような課題があり、解決に向けてどのように取り組むのか伺う。  2.防災行政について。  (1)防災訓練は年間、何回行っているのか。またこれまでに、延べ何回の訓練を行ったか伺う。  (2)防災資機材購入補助や防災活動に対する助成金事業を本市でも取り組むべきと思うが考えを伺う。  (3)本市で夜間防災訓練を行った事があるか。また行う必要があると思うが、本市の考えを伺う。  3.タブレット型端末の活用について。  (1)小中学校においてタブレット型端末を活用した授業を導入したモデル校が県外にはあります。本市で導入した場合のメリット・デメリットを伺います。  (2)中心市街地や主要観光地において、タブレット型端末を活用した外国人対応通訳システム機能を導入する考えはないか伺います。  4.長期未着手都市計画道路について。  この案件は、何度も取り上げている案件ですが、早速(1)に移らせていただきます。地域において住民説明会があると聞いているが、いつ頃開催するのか。また路線見直しがあるのか伺う。  (2)以前から何度も要望している建築制限への緩和措置について、本市の考えを伺う。  以上でここでの質問を終わり、残りは質問席にて要望、再質問を行います。 ○永山盛廣 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   ハイサイ。山川泰博議員の一般質問の1番目、公園整備についての(1)奥武山公園モノレール駅側多目的広場に、屋根付きベンチを設置することについてお答えいたします。  現在、多目的広場のベンチに屋根を設ける整備計画はございませんが、今後利用状況等を確認しながら、関係部署と調整してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○永山盛廣 議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   ハイサイ。山川泰博議員の一般質問、1番目の2点目、波の上緑地の課題についてお答えいたします。  波の上緑地の主な課題としましては、施設案内標識の設置と波の上ビーチ辻側供用開始等の課題があるとのことです。  施設案内標識の設置については、平成23年度に那覇港管理組合で策定した那覇港サイン計画に基づき、平成25年度中に波の上緑地の案内標識設置を含めた那覇港港湾施設の案内標識設置工事を発注する予定で作業を進めているとのことであります。  当該工事の施工完了までの期間の対策としまして、仮設の案内板を指定管理者により臨港道路から波の上緑地への入り口付近へ2基設置したとのことであります。  波の上ビーチ辻側の供用開始については、現在、7月下旬の供用開始に向けて、南部国道事務所のほうで、那覇西道路工事仮設構造物撤去に伴う原状回復の一環として、安全対策工事が進められているところであります。  那覇港管理組合としても、指定管理者へ施設を引き渡す前に、トイレ、シャワー室及び防砂ネット等の修繕を行うとともに、粗大ごみの撤去や草刈り等を行ってきたとのことです。  また、指定管理者のほうでも、4月に砂浜の細かいごみ等の除去作業を実施したとのことで、7月下旬の供用開始に向けて、再度、砂浜の清掃を行うことになっているとのことです。 ○永山盛廣 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   ハイサイ。山川泰博議員の一般質問の2番目、防災行政について(1)から(3)まで、順次お答えをします。  まず初めに、(1)の防災訓練の実施状況についてお答えをします。  本市では、災害対策基本法及び那覇市地域防災計画に基づき、各種災害を想定した訓練を実施することにより、関係機関の連絡・協調体制を確立し、迅速・的確な行動の実施と、市民への防災思想の普及・啓発を図ることを目的に、昼間の災害を想定した那覇市総合防災訓練を平成13年度から昨年度まで、漫湖公園、新都心公園、波の上ビーチなどで、これまで計12回実施しております。  次に(2)の防災資機材購入補助についてお答えをします。  阪神・淡路大震災で救出された方の、実に約95%が自力、家族あるいは隣人などに助けられたとの統計があります。  このようなことから、本市でも自主防災組織結成に取り組んでおり、現在、5団体が組織を結成し、4団体が認定に向け最終的な調整を行っております。  なお、災害訓練及び災害時の避難誘導または救出活動などに活用していただくことを目的に、認定を受けた自主防災組織に対し、1回限りの上限40万円の防災資機材等を交付しております。  最後に(3)の夜間の防災訓練についてお答えをします。  本市による夜間の災害を想定した防災訓練は、実施しておりませんが、災害はいつ何どき発生するか予測できないことから、夜間の災害を想定した防災訓練の必要性は認識しているところでございます。以上です。 ○永山盛廣 議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   ハイサイ。山川泰博議員の一般質問の3、タブレット型端末の活用についての(1)のご質問にお答えします。  議員ご指摘のように、佐賀県の武雄市や東京都荒川区など各地域において、タブレット型端末が導入され、学習における効果の研究が進められております。  授業での活用事例では、個別に漢字や計算などのドリル教材に取り組んだり、タブレット型端末の画面を電子黒板に映し出して、個人やグループの考えを全体の場で説明したりするなどの実践が報告されています。  これらの先行事例から、導入のメリットといたしましては、次のようなことが考えられます。  タブレット型端末を活用することで、児童生徒が学習に自主的に取り組んだり、自己の考えを説明する場面を多くつくることができること。  また、板書の時間が短縮されることから、児童生徒の思考場面や問題解決に時間をかけることができるようになること、さらに電子黒板などとの連携により、効果的な学び合いの学習が可能になることなどです。  デメリットといたしましては、教師が効果的な活用法を身につけていなければ、使って楽しかっただけで終わってしまうことが考えられます。  児童生徒のわかる喜びにつながるよう、教師にはタブレット型端末のよさをいかした指導法を身につけることが求められるものです。 ○永山盛廣 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   山川泰博議員の一般質問の3番目、タブレット型端末の活用についての(2)についてお答えいたします。  なはまちなか振興課では、平成24年度より国際通りを中心とした那覇市ICT利活用モデル事業による、WiFi化計画を実施しております。  現在、当該事業においてタブレット型端末を活用した外国人向けサービスの可能性について、検討しているところでございます。  以上でございます。 ○永山盛廣 議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   山川泰博議員の一般質問の4番目、長期未着手都市計画道路について順次お答えいたします。  まず、1点目の住民説明会についてお答えいたします。  都市計画道路の古波蔵上線につきましては、一括交付金を活用して調査・設計を実施しているところであります。  その中で、国道取り付け交差点の安全確保のため、関係機関と協議し、見直しの検討を行っております。  その結果を踏まえ、見直しによる影響のある交差点付近の住民に対しては、今月から個別説明を開始し、その後、沿線の住民説明会を行う予定でございます。  また、都市計画道路の楚辺線につきましても、一括交付金を活用し、今年度から調査・設計に着手し、その結果を踏まえ、地域住民へ説明をしていきたいと考えております。  次に、2点目の都市計画道路内の建築制限についてお答えいたします。  現在、仙台市や横浜市などが、都市計画施設の内容や建築物の敷地条件などによる緩和措置を実施しております。  第2次一括法による都市計画法の一部改正により、建築許可に係る権限が、平成24年度に沖縄県から那覇市へ移譲されております。  今後、他都市の事例等を参考に調査研究を行ってまいりたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   各部長の皆様、答弁ありがとうございました。  それでは、順次、再質問、要望をしたいと思います。  まず、公園整備についての奥武山公園の野球場の屋根付きベンチの件ですけれども、これに関しては、現在整備計画はないということで、ぜひお願いしたいのは、補正でももしできるのであれば、補正を組んでもらいたい、もしくは次年度の計画として取り入れていただきたいのですけれども、皆さん、ジャイアンツのキャンプの場合には、土の入れ替えで2,000〜3,000万をすぐ使うんですね。私はジャイアンツのキャンプを非常に推進していますので、これは非常にいいことなのでどんどんジャイアンツに対しては、取り組んでいただきたいんですけれども、市民のためにもしっかり屋根付きのベンチを付けることによって、向こうは日中、とても暑いんですよ。また雨が降ると、皆さん濡れるので、それに対して隠れるところが周りにないということで、ぜひベンチに関しては頑張って取り付けしていただきたいというふうに、これは要望したいと思います。  次に、那覇港管理組合がオープンした波の上緑地公園ですけれども、向こうも、飛行機の離発着があって、またサンセットが眺められて、非常にいいロケーションでありますので、那覇市の唯一のビーチとして、もっと充実させる施設にしてほしいというふうに思っています。  先ほどの答弁では、施設看板の設置とか、あとはビーチの供用開始の課題があるという説明だったんですけれども、私が聞いている範囲はほかにもまだありまして、橋の高架下の利用制限が今あるとか、もしくはビーチ内に売店がないとか、また、夜、向こうは利用制限8時9時までになっているんですけれども、少し暗くなると女性がちょっと行きにくいような場所もあるらしくて、そこに外灯も設置してほしいという声もありますので、そういう声をしっかり聞いて、那覇港管理組合のほうには伝えていただきたいというふうに思います。  また再質問なんですけれども、先日、私、視察というか2、3回あの場所を訪れましたが、辻側のビーチがありますね。向こうは遊泳もできるようになると思うんですけれども、今は遊泳もできない。そしてまた砂浜のほうもごみが散乱したり、石ころがたくさんあったり、ブロックが落ちていたりして、とてもじゃないけど沖縄の白い砂浜というようなイメージには程遠いんですね。  そういう意味ではしっかりビーチクリーンをして、砂も整地して、そこにビーチバレービーチハンドボール、もしくは子どもの遊べるような遊具を設置していただきたいと思うんですけれども、部長の答弁をお願いします。 ○永山盛廣 議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   再質問についてお答えいたします。  指定管理者の自主事業といたしまして、ビーチバレーや子どもが遊べる遊具等の設置が計画されているとのことであります。 ○永山盛廣 議長   山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   ぜひ、設置に向けて早めに取り組んでいただきたいと思います。  4月から供用開始になっているわけですから、ある意味、昨日も坂井議員からも質問がありましたけれども、ある程度、完璧とは言わないんですけれども、それなりに取り組みができるような、施設利用ができるような状況にして、しっかり引き渡しをするというような状況にもっていただきたいと思いますので、ぜひ頑張ってください。  次に、防災訓練について、再質問したいと思います。  先ほどの答弁では、年1回の総合防災訓練が行われて、これまでに12回の訓練を行ったと。しかも昼、行ったということで、もちろん部長もご存じのとおり、災害というのは今寝ているから今はこないでくれというわけにはいかないですよね。夜中起きるかもしれないし、朝方起きるかもしれないということで、私は夜間の防災訓練も必要ではないかなというふうに思っています。  そういう意味で、この那覇市総合防災訓練を、夜間に実施する考えはないか、答弁をお願いします。
    ○永山盛廣 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   再質問にお答えをします。  東日本大震災を契機に、市民の皆様方が災害に対する認識が高まる中、訓練のための訓練ではなく、より現実に沿った訓練を実施することが重要であると考え、市職員が災害時の初動対応マニュアルに沿って割り当てられた場所へ参集できるか、給水応急手当等の任務を遂行できるか、または消防・警察・自衛隊など関係機関との連絡体制の確認などの基本的な訓練を実施することを努めております。  那覇市総合防災訓練の夜間訓練の実施につきましては、場所の確保や、訓練参加団体の有無、参加者への安全配慮などがあり、さまざまな問題があると認識しております。  現段階において実施することは厳しい状況にありますが、基本的な訓練を積み上げた後に、実施することを計画してまいりたいと考えております。  以上です。 ○永山盛廣 議長   山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   私は総合防災訓練も、早めに夜間訓練を行ったほうがいいというふうに思っていますが、基本訓練を積み上げてというような答弁でした。  ぜひ、早めに夜間訓練ができるようにしっかり取り組みをしていただきたいと思います。  例えば、自主防災組織の自治会とか通り会、そういう方々から、夜間に訓練を行いたいというような協力要請があったときには、どういうふうに対応するのか答弁をお願いします。 ○永山盛廣 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   再質問にお答えします。  自主防災組織、自治会及び通り会といった小さな組織から、那覇市がやっているような大きな組織ではなくて、そういったある固まったような自治会等から夜間の災害を想定した訓練をしたいという希望、協力要請があったときは、まず訓練の規模、どのぐらいの規模を想定しているのか、それから参加人員がどれぐらいなのか、それから参加者の安全確認が、夜間ですので、やはりそこは子どもたちがいたりお年寄りがいたりということがあって、訓練をしたために、逆に安全性が阻害されるということがあってはならないと思っておりますので、そういうことを調整しながら、対応可能な限り、我々としても協力していきたいと考えております。以上です。 ○永山盛廣 議長   山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   先ほども言いましたが、災害というのはいつ起こるかわからないということで、夜間にもくるかもしれないというような備えも私は必要だと思いますので、ぜひ協力体制をしっかりとっていただきたいと思います。  もう1つ、先ほど防災資機材、もしくは防災活動に対する補助金の答弁があって、1回限り上限40万円の交付をしているというような答弁でした。  これはあくまでも組織に対する補助だと思うんですけれども、個人に対する私は補助もしたらどうかというふうに思っているのですが、答弁をお願いします。 ○永山盛廣 議長   久場健護総務部長。 ◎久場健護 総務部長   再質問にお答えをします。  大規模災害時にはすべての地域に救助の手が行き渡ることができない可能性があります。  行政による支援にはやっぱり限界があるということは思っております。  日頃から、自分の身は自分で守るという自助の考えが基本的な考えだというふうに考えております。  防災資機材等の個人購入に伴う助成は、現在行っておりません。  しかし、今後、他自治体がどう助成を行っているのかどうか、どういう方法で助成を行っているか、こういう部分については調査・研究をしてまいりたいと考えております。以上です。 ○永山盛廣 議長   山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   個人に対しての補助に関しては、県外のほうは静岡県とか東京都とか導入しているところもありますので、そういうところも参考にしながら助成に向けてぜひ検討していただきたいと思います。  次に、3番目のタブレット型端末の活用についての再質問と要望をしたいんですけれども、きょうは議長の許可を得て、私個人のタブレットの端末を持ってきました。  議員の皆さん、ご存じだと思うんですけれども、市長もご存じだと思うんですけれども、こういうタブレット型端末はいくつか種類があって、私が持っているものはこういうものなんですけれども、(タブレット型端末掲示)タッチパネルでいろいろ画面が動くんですね。画面を見ることができます。  昨日、清水議員からも電子図書の質問がありました。これで、本を読むこともできます。  実は、私の祖父の書いた「沖縄戦記」という本がありますけれども、その本も、近々、電子書籍に今なる予定で、今いろいろ業者の皆さんと調整をしているところです。今月中には電子書籍になると思います。  こういう、本も読むこともできる、もしくは学校の教科書と同じ画面がここに出て、文字を書くこともできる、そしてまた、参考書、ドリル、そういうものもアプリとしてこの中にソフトとして落とし込んで、子どもたちが家に持ち帰って宿題や家庭学習をすることもできる、学校でももちろん授業もできるということで、先ほど部長からも答弁があったとおり、非常に効果があるというふうに私は聞いています。  県外のモデル校もすべての学校で学力が上がったというふうに私は聞いていますので、ぜひ2020年には、政府は生徒一人一人に、すべてに配布するという計画もあるみたいですので、那覇市は、沖縄県では、やはり率先してこのタブレット型端末の教育を導入していただきたいというふうに思っています。  ここで再質問なんですけれども、タブレット型端末の導入を視野に入れた研究チームもしくはプロジェクトチームを立ち上げてはどうかと思うんですけれども、部長の答弁をお願いします。 ○永山盛廣 議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   山川泰博議員のご質問にお答えします。  本市の子どもたちの学力向上においても、ICT教育の環境整備は、有効であると考えております。  そこでまずは現在導入を予定している電子黒板の、十分な活用を図るための取り組みに力を入れることが重要であると考えております。  将来的には、国や県の動向を踏まえながら、必要に応じてさらなるICT教育の環境整備の充実に努めるとともに、その活用推進に対する研究を進めていくことを考えております。 ○永山盛廣 議長   山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   研究チームを立ち上げるということで、答弁したと認識していいんですか。 ○永山盛廣 議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   研究チームというネーミング等の問題もあるので、その形が今、明確には私も見えませんので、そういう意味で、研究推進に対する研究、あり方をどうあれば一番いいのかということを含めて、考えて進めたいということでございます。 ○永山盛廣 議長   山川泰博議員。 ◆山川泰博 議員   部長、ぜひ頑張ってください。これはいずれは導入しないといけないものですので、早めに研究をして、しっかり那覇市の子どもたちが、この端末を使って学力が上がったと、子どもたちの学習意欲が上がったということを証明していただきたいと思います。  次に、タブレット型の端末の外国人向けサービスに関しては、これは要望なんですけれども、今可能性に向けて検討しているという答弁でしたので、非常に私は可能性があれば導入してくれるんだなというふうに受け取っています。  これは、今、外国語に対する教室を開いたり、もしくは留学生制度を設けたりと、県やコンベンションビューローが一生懸命取り組んでいますけれども、やはり人材育成というのは時間がかかるということで、その人材育成をしながら、人を育てながら今やらないといけないものがあるものですから、これはやっぱりやるのは今でしょうということで、可能性があればぜひ導入をしていただきたいと思いますので、頑張ってください。  最後に、都市計画道路、これに関しては何度も取り上げているんですけれども、ぜひ早期着工、また早期見直し、そしてまた住民に対する説明をしっかり丁寧にやっていただきたいというふうにお願いを申し上げたいと思います。  一銀細街路でどうしても見直しをされて困った方々がやっぱりいて、私のところに相談に来ていましたので、今回この古波蔵上線、楚辺線が見直しをされることによって、やはり被害といいますか、何らかの影響が出てくる住民が必ず出てきますから、そういう方々に対しては親切丁寧にしっかり事前に説明をして、それから住民説明会、そしてまた着工に移っていただきたいと思います。  私の質問を以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○永山盛廣 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ。玉城彰ヤイビーン。ユタシク ウニゲーサビラ(皆さん、こんにちは、玉城彰です。よろしくお願いします)。  我が会派の山川泰博議員に引き続き、一般質問を順次させていただきたいと思います。  まず初めに、1.市営住宅の安全管理対策についてであります。  石嶺市営住宅のA1、A2号棟の共用エレベーターの停止事故が平常時にたびたびあると聞いておりますが、次のことについて伺います。  (1)建替市営住宅の発生件数、これは各市営住宅別にお願いをいたします。  (2)原因及び対策について。  (3)緊急時の連絡体制について。  (4)自家発電装置の設置状況について。  次に、2.子育て支援策についてであります。  小学校施設内に設置しております児童クラブの次のことについて伺います。  (1)利用契約の期間について。  (2)専用施設としての認定状況について。  (3)臨床心理士の配置状況について。  (4)空調設備の設置状況及び体調不良時の休憩場所について。  次に、3.教育行政についてであります。  小中学校の行事、これは運動会、学芸会、文化祭、授業参観、学習発表会などにおける警備員の配置状況について伺います。  次に、4.児童の健康行政についてであります。  本市は、5月24日、市内の小学校で結核の集団感染があったと発表いたしました。患者数は67人、そのうち発病者は6人となっておりますが、小学校で結核の集団感染した現状と対策について、伺います。  壇上での質問は以上でございますが、残りの時間は質問席より要望、再質問などをさせていただきたいと思います。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   玉城彰議員の一般質問1.市営住宅の安全管理対策について、順次お答えいたします。  (1)建替市営住宅の平常時のエレベーター停止につきましては、この1年間で石嶺市営住宅が5件、久場川が1件、宇栄原4件で、識名市営住宅はございませんでした。  (2)原因及び対策について、お答えいたします。  原因で最も多かったのが火災報知器の誤作動によるものであります。エレベーターは、火災報知器と連動し停止するようになっております。石嶺市営住宅で5月に3件発生していますのは、いずれも梅雨時の湿気による誤作動と考えております。誤作動を起こした器具につきましては、その都度取り替えておりますが、今回の石嶺につきましては現在、取り替えの準備をしているところであります。また、火災報知器を含む消防設備につきましては、年2回の点検を実施しており、今後も誤作動の未然防止に努めていきたいと考えております。  次に多いのが、扉のレールの部分へ異物の付着によるものであります。エレベーターは、毎月定期点検を行っておりますが、異物の除去をさらに徹底するとともに、入居者への注意喚起も行っていきたいと考えております。  (3)緊急時の連絡体制についてお答えします。
     エレベーターの異常発生時には自動的に警備会社へ信号が送られ、保守点検業者などへ連絡することとなっております。  (4)自家発電装置につきましては、多額の費用がかかることや公営住宅への設置事例が見られないことから、建替市営住宅も設置をしておりません。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   玉城彰議員の一般質問のうち、2.子育て支援策について順次お答えいたします。  初めに、ご質問の(1)利用契約の期間につきましては、那覇市公有財産規則第31条第2項に基づき、1年以内としております。  次に、(2)専用施設としての設定状況につきましては、現在、学校、または幼稚園敷地内に23児童クラブが設置されており、年度内に真嘉比小学校敷地内においても設置される予定でございます。  次に、(3)のご質問、臨床心理士の配置状況につきましては、臨床心理士を配置している児童クラブはございませんが、障がい児受け入れ支援といたしまして、研修を受けた指導員1人を配置する分の人件費を補助しているところでございます。  次に、ご質問の(4)のうち、空調設備の設置状況につきましては、学校または幼稚園敷地内の23児童クラブ中、10児童クラブにおいて設置している状況です。ちなみに、学校以外の公共施設内の5児童クラブでは2児童クラブが、民間施設における児童クラブについては14児童クラブが設置しており、合計しますと26児童クラブが空調設備を設置しております。  最後の体調不良時の休憩場所の有無につきましては、学校または幼稚園敷地内の23児童クラブ中、16児童クラブにおいて設置されているところでございます。なお、学校または幼稚園敷地外で活動する25児童クラブについては20児童クラブが設置しており、合計しますと36児童クラブが体調不良時の休憩場所を設置しております。 ○永山盛廣 議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   玉城彰議員の一般質問の教育行政についての、小中学校の行事における警備員の配置状況についてお答えします。  現段階では、行事における警備員の配置はございません。現在、小中学校において運動会等の行事では保護者、青少協、地域の住民の参加で、児童生徒のために不審者対策や安全管理等を協力していただいております。地域の皆さんの参加があることで、先輩、後輩、地域住民のつながりができ、日常的に予防対策がなされております。  また、中学校の中体連等の行事では、教育相談課の街頭指導員や各学校の生徒指導主事、警察等と連携して安全管理、生徒指導に努めております。  今後も、小中学校における行事等では関連機関と連携し、児童生徒の安全対策にしっかり努めてまいります。 ○永山盛廣 議長   砂川敦健康部長。 ◎砂川敦 健康部長   ハイサイ。玉城彰議員の一般質問4.児童の健康行政についてのご質問に、お答えいたします。  小学校における結核集団感染につきましては、平成25年2月25日に那覇市内の小学校の児童の結核発生届けを受けて、接触者健診を行ったところ、結核発病者5人、感染者61人を確認いたしました。うち児童については、発病者と感染者を合わせて57人です。さらに、児童の万全な健康管理と学校生活を安心して行う観点から、健診対象者を児童全員の659人に拡大し、健診を実施し、分析を行っているところであります。なお、感染させるおそれのあった患者は初発患者のみで、感染性は既にありません。また、感染が確認された方は、保健所で適切に予防の内服治療を行っております。  現在、いずれの児童も学校生活やクラブ活動を行うなど行動の制限もなく、普段どおりの生活をしております。  これまで行った対策としましては、初発患者が児童で集団感染が学校ということもあり、教職員や接触者健診、保護者への説明会や全保護者への文書やチラシ等により、結核の正しい知識や病態、予防等の啓発を行ってきました。  その中でも発病者や感染者が偏見等を受けないよう、「発病した人は最大の被害者である。患者さんを特別視しないで温かく迎えてください」など、人権尊重には十分な配慮と理解が得られるよう強調して、呼びかけてまいりました。  また、小中学校の管理職及び養護教諭を対象とした研修会を教育委員会と連携し、実施しました。今後は、医師会向けの研修会も那覇市医師会などと連携して行う予定でございます。  発病者や感染者については、6カ月間の内服治療、2年間にわたる管理健診等を行っていきますが、学習活動に支障がないよう、また精神的な支援もあわせて十分配慮して対処してまいります。  保健所としましては、今後も結核対策について関係機関と連携し、結核発生、蔓延防止を図るための市民への注意喚起、さらに今回の集団感染における児童等への支援について、引き続き万全を期して取り組んでまいります。 ○永山盛廣 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   答弁ありがとうございました。  それでは、順次、再質問、要望を交えてさせていただきたいと思います。  まず初めに、市営住宅の安全管理対策についてであります。先ほどの答弁によりますと、緊急時の連絡体制については、エレベーターの異常発生時には自動的に警備会社へ信号が送られ、保守点検業者などへ連絡することとなっているとの答弁でありました。  しかし、本員が5月25日に、居住者から「エレベーターが停止して1時間以上たつが、回復のめどがたっていない」との連絡を受け現場に行ってまいりました。即、緊急連絡先の番号を調べて電話したところ、警備員が応対に出まして、緊急の事情を説明し、「指定管理者はいないのか」と尋ねましたら、「帰って、いません」とのことでございました。  そこで、土曜日の連絡体制が不適切であったと言わざるを得ません。部長の答弁を求めたいと思います。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   再質問にお答えします。  当日の警備連絡体制につきましては、議員が連絡した警備会社と、エレベーターが自動的に停止したときに、自動的に送信される警備会社は別でありまして、その送信された警備会社が保守点検業者へ送る。議員が連絡した警備会社は、トータル的に管理していまして、そこから指定管理者に連絡する。そのときに指定管理者にうまくつながなかったことに対して、大変申しわけありませんでした。  当日は25日の土曜日、やっぱり誤作動によるもので、その誤作動の点検をしながら3時間以上も現場でエレベーターが動かなかったということに対して、連絡体制も含めて、そして停電時の緊急な処置も含めて、今後しっかりやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○永山盛廣 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   緊急時の連絡体制についても、しっかり周知徹底も含めて取り組んでいただきたいと思います。  警備員から指定管理者のほうに連絡されるのはいいんですけれども、そこに市の職員、あるいは関係者が立ち会っていないということについても私なりに問題認識を持ちました。やっぱりこのような緊急時においては、建物も高層であるだけに、そこには高齢者の皆さんも多数いるわけでございまして、ちょうど私が連絡を受けて現場に行った際にも、既にデイケア、あるいはサービスを受けられて帰ってきたお年寄りがお二方いらっしゃいまして、居宅に帰ろうにも階段をのぼっていくには体がきついということもございまして、待機している状態でございました。  今後、エレベーターが火災報知器などの誤作動でたびたび停止することについては、安心安全の確保からも、徹底した原因究明を行いまして、ぜひ再発防止に努めていただきたいと思います。  次に、建替市営住宅にエレベーター用の自家発電装置の設置につきまして、してないとの答弁でございましたけれども、昨年の台風時に1日以上停止したことがございます。そのことについては、現在、副市長になられております久高副市長のほうからも、皆さんに対して強い要望がなされたことにつきましても記憶に新しいことかと思っております。この自家発電装置の設置につきましては、私は経費の問題ではないと思っております。やはり、そこに居住する皆様が安心して暮らせる快適な住環境の確保を優先に、調査検討していただくことを要望するわけでございます。  次に、子育て支援策についてでございます。先ほどの答弁によりますと、ほとんどの学校施設内の児童クラブにおいては、休憩場所が設置されているとのことでございましたけれども、私が聞くところによりますと、1学級・約50人の子どもたちを収容しているようでございまして、1教室の敷地面積も大変手狭ということもありまして、体調不良の子どもたちを安心して休憩させる場所においては、ちょっとやっぱり心細い面もあるということでございます。そのようなことからして、学校保健室、努めて養護教諭がいる勤務時間帯において利用することができないのかどうなのかといことでございます。  なぜ、保健室の利用ができないということなのか、その理由について答弁を求めたいと思います。 ○永山盛廣 議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   玉城彰議員ご質問の、児童クラブの児童が体調不良時に保健室をなぜ利用できないかというところのご質問でございますけれども、基本的に児童クラブとの関係性から、児童クラブは子どもたちの安全を確保するためということで、学校施設の一部の利用を認めているところでございます。さらに、保健室においては、学校生活の中で子どもたちの健康を管理するために設置されており、学校の教育活動の中で利用していくということが基本となっております。緊急時には、学校職員も対応に努めております。  今後とも同様な方向で対応していきたいというふうに考えております。 ○永山盛廣 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   答弁ありがとうございました。  私が質問している趣旨は、頻度の問題でございまして、日常的にそう体調不良を訴える児童はいないと思っております。ですから、児童クラブの子どもたちといえども、私は学校としても支援をしていくということについては平等でなければいけないと思うわけでございます。そのためにも、何も無理して養護教諭が勤務終了した後もと言っているわけではなくて、その勤務時間帯にちょっとした時間でもいいから、安心して休ませる場所があればいいのではないかということでございますので、ぜひ、かたくなにならずに柔軟に検討をしていただきたいなと思います。  そこは教育長のほうに答弁を求めたいなと思います。よろしくお願いいたします。 ○永山盛廣 議長   城間幹子教育長。 ◎城間幹子 教育長   再質問にお答えをいたします。  先ほどの部長の答弁の一番最後のほうに、それで答えになったのかなと私は思っておりました。緊急時には学校職員も学校内で過ごす子どもたちについては対応しておりますということのように私はとらえているんです。緊急時の場合には、学校全体で対応していくというような受け止めをしていただきたいと思います。 ○永山盛廣 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   ありがとうございました。  臨床心理士の配置についてでありますけれども、本市としては、配置を1人、契約して配置をしているとのことでございましたけれども、児童クラブ内において、指導員による知的及び発達障がい児に対するいじめや児童虐待もなきにしもあらずでございます。それは、家庭においても同様なことだと考えております。臨床心理士を配置することによって、いじめや児童虐待を見抜きやすく、保護者への精神ケアにもつながることだと考えております。  西原町では、臨床心理士職員を配置いたしまして、定期巡回指導を行っているとのことであります。ぜひ、前向きに検討していただきたいと思います。  それから、空調設備の設置についても、沖縄はいうまでもなく亜熱帯気候という特殊性からして、一括交付金の活用ができないのかどうなのか、それについても検討をお願いしたいと思います。  次に、教育行政について要望を申し上げたいと思います。  小学校の行事に際して学校、保護者、地域連携のもとに、事件事故の事例はないとの答弁でございました。近年は、2001年の大阪池田小学校での無差別殺傷事件以降、各学校施設でのセキュリティシステムが登場いたしまして、不審者対策については強化されていることだと思います。しかしながら、父母などが出席参加する学校行事の際には無防備になりがちで、だれが一般人で、だれが不審者なのか、見分けがつきにくいことが多々あろうかと思っております。事件事故を未然に防止し、安心安全を確保する観点から、小中学校の行事に際して警備員の配置を強く要望したいと思います。  次に、児童の健康行政についてであります。  今回の集団感染は1993年以降、県内で感染者が67人、皆さんの答弁では62人になったとのことではありますけれども、これについては最多でもありますし、学校での集団感染は12年ぶりと言われている。特に沖縄県は結核が発症した患者。 ○永山盛廣 議長   時間です。 ◆玉城彰 議員   これでぜひ徹底した再発防止策と予防や風評被害に全力で取り組んでいただきたいということで、終わります。どうもありがとうございました。 ○永山盛廣 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。  一般質問をこれより始めてまいります。  建設行政について。  遊歩道の整備について伺います。  政策説明資料によれば、歴史散歩道整備事業の目的として、歴史的景観を取り入れた散歩道を整備し、観光客が那覇の歴史に触れることとしています。  以下について伺います。  (1)事業対象について。  観光に資する主要な路線(歴史的な位置付け等がある市道及び里道)となっているが、その具体的事業内容と事業効果について説明を求めます。  (2)山下町遊歩道の整備について。  真珠道のルートとして位置付けをして整備ができないか当局の見解を伺います。  次に、子ども行政について伺います。  今議会は、特に待機児童等の問題、多くの議員から質問が出ております。この中で、子ども・子育て3法が成立をして、まさに今、制度が変わろうといたしております。  この重要な事柄を、子ども・子育て会議の中で議論をしていくわけですが、去る2月定例会では、早急にこの対策をすると、対応していくという答弁でございましたが、この子ども・子育て会議の進捗状況について、詳しく述べてください。  次、(2)拠点保育所の位置付けと役割について伺います。
     それから(3)の国が待機児童解消加速化プランを発表しましたがという質問については、昨日の質問で答弁がありましたので、省略をし、これについては後ほど要望を述べさせていただきます。  なお、時間がありましたら、質問席で再質問をさせていただきます。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   金城徹議員の一般質問、1番目の建設行政の遊歩道の整備について、順次お答えいたします。  まず、1点目の歴史散歩道整備事業の内容と効果についてお答えいたします。  歴史散歩道整備事業は、本市の都市計画マスタープランにおいて、「道路・交通体系の方針」の中で、「歴史まーい、地域の散歩道のネットワークづくり」を進めるとの位置付けがされており、市民や観光客が歴史的な地域を歩くことで、そのまちの歴史や文化に触れ、また、新たな魅力が発見できるような「歩いて楽しい散策路」を整備する事業であります。  具体的な事業内容としましては、沖縄らしい魅力的な道路景観を創出するために、琉球石灰岩などを活用した路面の改良や、歴史案内板の設置などを行うものであります。  対象路線としましては、「琉球王朝時代の国道」である真珠道や、モノレール牧志駅から壺屋やちむん通りを結ぶ路線などを予定しております。  事業効果につきましては、歴史・まちづくりの資源を掘り起こすことで、改めて歴史・文化を感じ、まちのよさを発見し、あわせて都市景観の向上が図られ、観光振興・地域の活性化に寄与するものと考えております。  次に、2点目の山下町遊歩道の整備についてお答えします。  真珠道のルートは、首里城から南下して識名方面を通り、国場川に架かる真玉橋、豊見城グスク、山下町を経由し那覇港南岸の垣花の屋良座森城(やらざむいぐしく)まで至る街道となっております。  ご質問の山下町遊歩道の整備につきましては、歴史的街道である「真珠道」ルートである屋良座森城等が眺望できる「がじゃんびら公園」への散策路として整備できないか、実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   金城徹議員の一般質問の2.子ども行政について順次お答えいたします。  まず、(1)の子ども・子育て会議の進捗状況についてお答えいたします。  新しく制定される子ども・子育て支援法の規定に基づき、各市町村では、子ども・子育て会議を設置し、その中で今後の各市町村での子ども・子育て支援に関する施策の必要な事項及びその施策の実施状況について、調査審議することとなっております。  本市では、既存の那覇市こども政策審議会に、子ども・子育て会議の役割を持たせることで決定しており、現在会議メンバーの選定作業を進めております。  メンバー決定後、7月の上旬には、第1回目の会議を予定しており、今後は、要所要所で会議を開催し、支援に関する審議を図っていく所存でございます。  次に、(2)の拠点保育所の位置づけと役割についてお答えいたします。  本市では、平成17年度の那覇市立保育所の民営化方針に基づいて、公立保育所の民営化を推進してまいりました。  これは、保育の公的保障の理念を踏まえつつ、積極的に民間活力を活用し、多種多様な保育ニーズに対応することで、保育サービスの量的な確保と質的向上を図り市民サービスの向上を目指したものでございます。  この方針の中で6カ所の公立の拠点保育所は、保育の公的役割を踏まえ、通常保育や特別保育以外に、地域の認可保育園や認可外保育施設への指導監督的な役割を目指しております。  以上でございます。 ○永山盛廣 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   それでは順次、再質問をしてまいります。  建設管理部長、ご答弁ありがとうございました。  この山下町と、お隣の金城は地図で見ると隣同士なのですが、崖で分かれていて、隣同士でありながら行き来ができない。また、がじゃんびら公園、那覇市の区画整理事業で素晴らしいものができておりますが、目の前にあるのですが利用できない。それと、この山下町は、復帰前に那覇市の区画整理の本当に当初の事業としてスタートをしました。  その当時の職員も定年されておりますが、その話をよく聞く機会がございましたが、大変な苦労があったとも聞いております。  そのときに、今の時代であれば区画整理、減歩をすることについて、当たり前の常識としてみんな理解しておりますが、当時はそういったことさえも含めて、理解をさせるのに、地域住民を説得するのに苦労をしたと聞いております。  その時に、現場をご覧になったらわかると思いますが、この区画整理によってつくった道路が、ちょうど崖に向かって突き刺すようにできて、そこで終わっているんですね。  この区画整理をするときに、やがては、当時はまだ米軍基地、米軍住宅地でございましたが、そこに将来はつながるようになるんですよという説明もございました。  ですから、山下町の区画整理後、あるいはそれ以前から住んでいる皆さんも、いつかは那覇市がそういうふうにして整備をしてくれるんだという思いをずっと抱いておりましたが、この問題を、私、議員になる以前から、あるいはなって当初からも何度か質問をいたしておりますが、なかなか実現してまいりませんでした。  道路は、道路から始まって道路に終わるんですよということを、そういった意味からすると、これはなかなか事業として成り立ちませんというお話でしたが、今、部長のお話を聞くと、一括交付金も含めて文化的事業として、あるいは真珠道のルートの、要するに最後の末端ですよね。屋良座森というのは今、那覇軍港の中に入っているわけですから、そこにいけないですが、このがじゃんびら公園から見下ろすというような、ぜひ、これは大きな行政として仕事であり、また画期的な話だと思っております。  ぜひ、国との交渉、これから難しい交渉があるだろうし、また土地の買い上げ等もやらないといけないし、この場所が危険急傾斜地域でもあります。そういった難しい問題もございますが、ぜひ今の部長の答弁の中にはそれも含めて検討していきたいというふうに理解はできますので、今後、注目していきたいと思います。  ぜひ、頑張ってください。  さて、子ども行政でございますが、この子ども・子育て会議で、ニーズの調査、そして保育、教育、子育ての内容も議論されていくわけですが、那覇市は今、非常に待機児童が多いという、たくさんの議員から指摘がございましたが、その解消策は並大抵の努力、あるいは一夜にしてできるという方策はございません。  横浜方式の話も出ておりましたが、これはこれで横浜市が頑張っているのは敬意を表しますが、横浜市と那覇市では、財政規模もまた環境も違います。  そういった意味で、ぜひこの待機児童対策について、今、部長が特に子育て会議で反映させていきたいものとして、どういう方策を考えられているのか、ご答弁をお願いします。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   再質問にお答えいたします。  子ども・子育て会議の中では、今後の那覇市の保育、教育、就学前の教育もその需要について議論をしながら、どんな提供をしていくかの議論になっていくと思っています。  その中では、那覇市は保育所が今、認可園が61カ所、そして公立が9カ所ございます。そして認可外保育施設が90カ所あります。そして、それ以外、就学前の教育施設として市立幼稚園が37カ所あります。そして私立の幼稚園が6カ所あります。それが今現在の那覇市の環境です。それをうまく融合させて、本当に子どもたちのニーズ、あるいは保護者の利便性に適ったこの施設の提供というものがうまくできないかということを議論していくことになるかと思います。 ○永山盛廣 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   この中で、この間の議論を聞いておりますと、ちょっと気になることがございます。  今、400人余りの待機児童を解消するには、まず受け皿をつくらなければならないと。そういう中で、現在、認可保育園の皆さん、大変頑張って定員拡大に努力をしております。  園長によれば、足の踏み場もないぐらいに受け入れて、これ以上無理ですよと、悲鳴に近い声を上げている方もおります。  そして、無認可についても、認証保育園、あるいは認可化に向けて取り組んで努力している無認可の園長さんもおられます。それも1つの受け皿になるでしょう。  それから分園の話も出ております。この分園は、部長、現場はよくおわかりだと思いますが、認可保育園は分園を受けると、定員が拡大して保育単価が下がるんです。ですから、分園を受けるということは、園にとって、一般からすると規模が拡大していいんだろうと考えてしまいますが、分園を受けるということは、園にとっては、管理責任も含めて園長の負担も、そして職員の負担も増えてまいります。もちろん給食の問題等もありますよ。部長がおっしゃっていたようにね。  そういった中で、分園の設置を1カ園1つと要綱によって決まっていますという答弁を、この間、下地議員の質問に対してやっておりました。  これは要綱で決めるのは勝手でいいんですが、議会で質問をするときに、私はこれに見直しも含めて検討してもいいんじゃないですかと再度申し上げたいと思います。  要するに、平等にやるというのもわかります。しかし、分園というのは、すべての園が希望してやりたいという話ではありません。  条件があったり、あるいは法人の持ち出しがかなり伴ったりします。  そういった意味では、今現在は要綱によって1カ園1つとやっているかもしれませんが、それについては、今後検討する余地があるのかどうかも含めてご答弁お願いします。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   再質問にお答えいたします。  分園につきましては、那覇市は要綱の中で一本園一分園というのを決めて募集をかけております。これにつきましては、先ほど議員からもご説明がありましたように、これは園長が分園も兼務をしてみないといけないとことのそういう人的なところもです。そして給食の提供も本園からしますので、やっぱり安心した保育を実施していただくには一本園一分園が望ましいのではないかというのが、私たちの今の考えでございます。  今、分園につきましては、ことし3園、既に決定して進めておりますが、分園はこれからも多分希望する園は出てくるかと思います。まだ分園を設置していなくてさらに希望するところもありますので、そのへんの実施状況を見ながら、さらに分園が必要な時に、じゃあ2園目についてどうしようかということの議論をしてまいりたいと思います。 ○永山盛廣 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   部長、これは失礼な話です。要綱というのは皆さん方がつくるものでしょう。議会からこのような議論が出て要綱を見直すつもりはないというのは、こんな失礼な答弁はないんじゃないですか。例えば、これまではそういう方向でやってきた。しかし、状況を見ながら変えることだって可能じゃないですか。今、この場で押し問答をやる気はございませんが、別に議会は条例をつくる権能もあるわけですよ。そこで今、議論をしているわけですから、頑なに要綱を持ち出して、この間もそうでしたが、これは大変、聞いていて不愉快でもありますし、検討をしていただきたい。これにとどめておきたいと思います。  それと、この分園については、先ほども述べましたが、法人がやるのにかなりの負担を伴います。建物を作ったりあるいは借りたり、あるいは給食設備を作ったり。これは、こどもみらい部だけでの話ではなくて、予算も伴いますし、那覇市全体の方針にも関わってまいります。政策統括調整監に質問いたしますが、那覇市有地も含めて公立で箱物をつくって、どうですかと手を挙げさせるのも1つ手法かと思います。私は、そういった手法も考えて取り組まなければ、この待機児童問題はなかなか解決をしていかない、あるいは前に進まないんじゃないかなと思います。  実は、質問を取り下げた国のプランも、国有地すべてを使わせるという話じゃないんです。国が、余った土地を必要であれば分園あるいは園の設置も含めて提供しますよということで、部長の答弁からしてもあまり適当な土地ではないという話をしておりました。そういうのを考えると、思い切った方策も必要かと思いますが、いかがでしょうか。 ○永山盛廣 議長   知念覚政策統括調整監。 ◎知念覚 政策統括調整監   では、お答えいたします。  これは全国的に今から議論されるだろうということで、公共施設のあり方、これについて維持費などの将来負担を含めて、どの視点から切り込んでいこうかという大きな問題がございます。  一般にいわれているのが3点ほどあって、まず大型施設、これについては各自治体1個というのでいいのか共有ということもあり得るのではないかという点。  2点目が、学校、保育所、児童館、福祉施設を複合化することによる多機能効率化といいますか、その視点がございます。  あと1点が、民間を利用といいますか、いわゆる自治体が資産を持たないソフト化、この3点が今後の議論の対象になってくるだろうと思われております。  今、議員のご提案は、2点目と3点目これが仮にあったご質問だと思うのですけれども、先ほど、複合施設化という件については、公立保育所ではなされてきた経緯がございます。  これを認可保育園等に適用した場合、例えば公設民営、それと公有地の売却または貸付、これが民間が担い手となりやすい環境を整えて保育施設の絶対数を拡大していくということは、まだ細やかな視点が必要になってくるだろうと思ってます。  また、例えば、必要とされている場所に公有地があるかどうか、それから既存の公共施設を建て替えと同時にやるとき、それが時期的にマッチングするのかどうか、それから財政的な視点では、当然、公設民営になると負担が重くなるわけでございますけれども、民間の投資意欲という視点で、これとの関連を綿密に精査していきながら判断していく必要があるだろうと、それに、さらに現時点で平成29年度に待機児童の解消というめどを立てております。  その中で、期間内に成就できるものかどうか、この視点もきちっと精査する必要があるだろうと。待機児童につきましては、市長から重要政策として、とにかく強い指示がございました。議員提案のときにつきまして、今年度取り組んでおります、子ども・子育て支援事業計画の策定作業の中で十分に検討してまいりたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   今までになかった視点ですので、すぐに右から左にやりましょうという話にはならないと思いますが、そういった思い切った方策も含めて待機児童解消にあたってください。  市長が就任してから、率にして約60%余り待機児童の解消、努力しているにもかかわらずどんどん増えてきているんです。やはりこの点は、今、答弁の中で市長からの強い指示があったということですが、考えていることは一緒だと思います。  しっかりといろいろな方策を考えていただきたいと思います。  それから、老朽保育園の建て替えですが、これも子ども・子育て会議で次世代育成支援計画の評価、見直し等もやります。その中に入っているわけですが、これまでは建て替えは57年の耐震基準が1つの基準としてあって、57年以前に建てられたものしか建て替えの基準になっておりません。  しかし、現実にはそれ以後建てられた建物も、天井の落下とか、壁面の裂け目ができたりとか、保育の環境として非常に適さない状況もある園もございます。新しい行動計画では、私は57年度の耐震基準という線は見直すべきだし、また「安心こども基金」という性格からすると、これを入れなければならないという話にならないと思うんです。ご見解をお述べいただきたいと思います。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   お答えいたします。  現在、本市では認可保育園の建て替えは、昭和56年以前に建てられた旧耐震基準の施設を優先して実施しているところでございます。
     また、平成27年度までの認可保育園の建て替えは、本市の待機児童対策の1つとして保育定員の増を見込んだ計画と位置付けております。  今後のこの建て替え計画につきましては、現行の安心こども基金の継続またはその他、国の補助メニューを活用しながら建て替え対象への拡充を検討してまいりたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   ぜひ検討してください。  最後に時間がなくなりましたが1点だけ。  認証保育園についての答弁もこれまでございましたが、認証保育園は1つの手法として私はいいと思います。無認可保育園を認可化して、最低基準の中で子どもを育てていくという考え方を、この認証保育園の中にしっかり盛り込んでいただいて、基準を満たす努力を求めて、その中で待機児童を解消していくという方向性をぜひ示していただきたい。これについても、ご答弁をお願いします。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   お答えいたします。  認証保育園につきましては、今まだ国のほうの一括交付金のほうで保留の状態になっておりますが、議員が今ご説明がありましたように、私どものほうも、子どもたちの保育の場としてぜひ質的向上を図ってまいりたいと思います。  今後とも認可外保育施設の保育の質の向上に向けて努力してまいります。 ○永山盛廣 議長   金城徹議員。 ◆金城徹 議員   認可定員の拡大、そして無認可の育成、指導、ぜひ力を存分に発揮してやってください。  以上で終わります。 ○永山盛廣 議長   與儀實司議員。 ◆與儀實司 議員   ハイサイ、チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)、與儀實司でございます。  一般質問を行います。  まず、教育行政について。  市立中学校PTA事務職員による横領事件が発覚した。約12年間におよぶ長期にわたる公金の着服である。以前にも同様な事件があったように記憶しているが以下について伺う。  まず(1)過去同様な事件があったが、いつ頃どのような内容か。  (2)PTAの目的及び役割。  (3)現在のPTA活動の歴史的背景。  (4)学校徴収金の項目(種類)はいくつあるか。  (5)PTA活動にこんなに運営費がかかるようになったのはなぜか。  2番目に、健康行政について。  子どもの定期健診について、通知(お知らせ)はどのようにしているか。  3番目に、子ども行政について。  (1)現在、保育所で行われている一時預かり事業は予約制になっているので、急用な時に活用しづらいとの保護者の意見があるが、一時保育預かりの現状はどうなっているか。  (2)現在、預かり保育が実施されている幼稚園はいくつあるか。  (3)給食を実施している園は何園あるか。  以上、壇上で、残り時間については質問席で要望と再質問をしたいと思います。 ○永山盛廣 議長   佐久川馨教育委員会生涯学習部長。 ◎佐久川馨 教育委員会生涯学習部長   與儀實司議員の一般質問1.教育行政についての(1)から(5)に順次お答えいたします。  1点目に過去同様な事件があったがいつごろどのような内容かについては、本市ではこれまでPTA事務による同様な事件の報告はございませんでした。  2点目のPTAの目的は、日本PTA全国協議会では、社会教育、家庭教育の充実に努めるとともに、家庭、学校、地域の連携を深め、児童生徒の健全育成と福祉の増進を図り、もって社会の発展に寄与することと定めております。  また、PTAの主な役割としましては、その目的を実現していくため、PTA組織の充実と活性化をはじめ、家庭教育の充実、環境浄化などが挙げられます。  3点目の現在のPTA活動の歴史的背景につきましては、昭和21年、戦後の日本の教育の民主的改革を進めるために来日しました米国の教育使節団がPTAの結成を奨励したことを受け、当時の文部省がPTAの普及を積極的に進めたことから始まっております。PTAの全国組織は昭和27年10月に、「日本父母と先生の会全国団体結成大会」の開催が始まりで、当時のPTA活動の大きな柱として戦後の学校関連、諸制度の整備充実について文部行政に対する要請があり、その後、教育制度、教育条件の整備充実に多くの貢献を果たしたようでございます。  4点目の学校徴収金の項目(種類)は幾つあるかにつきましては、各小中学校に違いはございますが、おおむね個人教材費として、それから教科教材費、実習費等。集団的教材費として学級会活動費、部活動費など。校外活動費として修学旅行費、遠足費等。その他個人的経費として学校給食費等がございます。また、PTA会費の項目(種類)としましては、PTA活動費や周年事業積立金等がございます。  5点目のPTA活動にこんなに運営費がかかるようになっているのはなぜかにつきましては、PTA事務費・人件費・各専門部活動費、周年事業のための積立及び学校支援としての部活動派遣に対する補助等に充てていることが要因と考えられます。本市の場合、PTA会費が、小学校では1世帯当たり年平均が約1万円ほど、中学校では同平均額が1万5,000円ほどでございます。  なお、学校徴収金につきましては、学校事務の取り扱いでやっておりますが、市内の小中学校に差があり、全校の状況は把握しておりませんが、学校給食費がおおむね4万円程度、教科教材費が1万5,000円程度、修学旅行費等が2万円ほど、部活動費として4,000円等、その他含めまして年額約9万円を徴収している事例もございます。以上でございます。 ○永山盛廣 議長   砂川敦健康部長。 ◎砂川敦 健康部長   ハイサイ。與儀實司議員の一般質問中、2.健康行政の子どもの定期健診についてのご質問に、お答えいたします。  本市での子どもの定期健診は、3〜5カ月児を対象とした前期乳児健康診査及び9〜11カ月児を対象とした後期乳幼児健康診査、1歳6カ月健康診査、3歳児健康診査を実施しております。  乳幼児健康診査は、子どもの健康保持増進と疾病や障がいを早期に発見し、健全な発育・発達を促し、親への総合的な指導助言や支援などを目的に、医師、歯科医師、保健師、栄養士、心理相談員などのスタッフがチームで集団健康診査を行っております。  定期健診のお知らせの通知は、受診漏れを防ぐため、実施対象日の約3週間前に届くよう個別に封書にて案内し、その際には保護者の都合のよい日程を選択できるよう、指定日以外にも2回分の日程を併せてお知らせしております。今年度から、未受診者に対しては受診率向上のため再通知も行っております。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   與儀實司議員の一般質問の3.子育て行政について順次お答えいたします。  まず、(1)一時預かり保育の現状についてお答えいたします。  本市においては、保育所を利用していない地域の子育て家庭に対する支援を積極的に行い、「一時預かり保育事業」についても那覇市の24カ所の公立保育所、認可保育園で実施をしております。  「一時預かり保育事業」は、保護者の疾病、出産、冠婚葬祭等により一時的に家庭での保育が困難な場合に実施をしております。通常の集団保育の状態とは異なることから、お預かりするお子さん一人一人の健康状態や給食(アレルギーの有無)などに対して集団保育が可能かどうかを把握するため、まず登録を行っていただき、万全な状態で受け入れができるよう体制を整えております。  実際の利用にあたっては、定員等の関係から保育所で受け入れられない場合もございます。そのため、原則は利用日の1週間前までにはご希望の保育所にご確認の上、受け付けをお願いをしております。しかし、保護者の急病、事故などの緊急の場合はできるだけ受け入れできるよう、周辺保育所とも連携をしながら対応しております。  次に(2)のご質問、預かり保育が実施されている幼稚園について、お答えいたします。  平成25年度現在では、那覇市立幼稚園37園中、35園で預かり保育を実施しております。  次に(3)のご質問、給食を実施している園について、お答えいたします。  幼稚園の給食実施につきましては、平成24年度に開園いたしました「あめくみらい幼保園」の1園で実施をしております。 ○永山盛廣 議長   與儀實司議員。 ◆與儀實司 議員   ご答弁ありがとうございました。  さて、順を追って再質問したいと思います。まず、教育行政について。  PTA事務の横領事件の件についてですけど、ここに6月の5日、6日と、ずっと新報、タイムス両紙に掲載されている新聞がございます。その中で一番目立っているのは、実は教育委員会、特にこのPTAの事業については、自主性に任せているというコメントがほとんどです。確かにこのPTAに関しては、答弁、答弁というか、コメントもそうとしか言いようがないかもしれないですけど、しかし、実はこのPTAの事務、今先部長の答弁でもありましたけど、父兄の方々は大変なお金を学校側というか、PTA会費として納めているわけです。  そうすると、これでも年間1,500〜1,600万円の予算という形になっています。それと、高等学校になると2,500〜2,600万円、3,000万円近い予算になっているわけですよ。これをその自主性に任せるとか、そういう答弁そのものが私は不思議でたまらないわけです。というのは、PTA事務ということで学校側で採用している。ところが、この決裁者は、実はPTA会長なんです。印鑑を押すのは。出金・入金、何につけても。ところがPTA会長は常駐してないわけです。常駐してない。ましてや、4〜5年もPTA会長としてこの役割を担っているかというと、そうじゃないわけですよ。PTA会長という役職は1年、長い人で2年で終わるんです。そうすると、常駐しているのは学校のいわゆる校長であって、教頭なんです、決裁者というのは。それをこういう事件が発覚したときに、自主性に任せていますというコメントというのはいかがなものかというふうに私は思っているわけです。  確かにこの件で、僕は歴史的背景の話も今その答弁してもらいました。これも戦後時期にアメリカさんの指導の下でこのPTA活動というのはスタートしているわけです。我が日本の憲法、ほとんどそうですけど、アメリカの指導の下にできた憲法なんですね。これは教育に関してもそうなんです。PTA活動という中で。そういう意味では、もうこれからやっぱり日本、この教育というのは100年の計だとよく言います。実際、やっぱり我々教育行政についてしっかり考えていただきたい。  特に、よく共産党の皆さんがおっしゃる義務教育については無償とすると、憲法でうたっているわけです。ところが、これだけ父兄からお金が出ているんですね。全くおかしいですよ。それを考えたときに、これだけの金を集めるんだったら集めるで、教育委員会も含めて運営についてはしっかり目を行き届かせるような形をとらないと、こういう不幸な事件が起こってくるわけです。  ですから、私は私の意見としてですけど、長年PTA活動に携わった関係上、これは一企業なんです。事業なんですよ。そうすると、やっぱりそういう責任者をしっかり置いて、その人に給料を与えて、それで運営したほうがなおわかりやすい話なんですよ。ところが、このお金というのは意外とPTAの活動費の中でそんなに使われていない。意外と学校の事業のために使われているものが多いわけですよ。これはPTA会長をやった私が言うんですから、間違いないですよ。ですから、その辺を踏まえて学校、教育委員会もしっかり監視していただきたいというのが私の希望なんです。そうしないと、また同じような不幸な事件が起こります。僕は氷山の一角だと思っているんですよ、この件については。  ぜひとも教育長、その辺の答弁をちょっと、私からのこの話について答弁いただきたいですね。 ○永山盛廣 議長   城間幹子教育長。 ◎城間幹子 教育長   與儀實司議員の再質問にお答えをいたします。  今回の事件につきましては、本当に誠に遺憾という言葉であらわせると思います。今、與儀實司議員がおっしゃった内容の中で、ちょっととらえが違うかなと思ったのが、PTA事務の方の任用の責任者は各単位PTAの会長であるということですね。それと各単位PTAの、いわゆる法的な教育委員会との関わりの中で踏み込めないというところはぜひとも押さえていただきたいと思います。  ですが、それを踏まえましても、学校側の、いわゆる責任等々、あわせますと、新聞もごらんになったと思うんですが、校長はしっかりと教育委員会に報告をし、教頭とともに、そしてまさにPTA会長とともに社会的な責任を負うべく、記者会見もしていますし、保護者会も開いておりますし、謝罪もしているという状況があります。  また、教育委員会の関わりとしましては、各単位PTAを束ねている市のPTA連合会の会長さんにもお出でいただき、今後どのような手立てが必要かということを助言してまいりました。  そのほかに與儀實司議員が懸念されている、いわゆる日常的にPTA事務と勤務場所を共有している校長、教頭におきましては、今後、校長会あるいは教頭会等々で事件を重く受け止めて、対岸の火事ではないよということと、それから再発防止、それから子どもたちの動揺を防ぐなどなど、いろいろな場面で注意を促していきたいとは考えております。 ○永山盛廣 議長   與儀實司議員。 ◆與儀實司 議員   教育長、ありがとうございました。  実は今、教育長のおっしゃっている任用の問題についても、実際は学校がPTA会長も一緒になって採用していくんですけど、学校側のほうが、いわゆるご父母の皆さんをよく知っているものですから、学校が中心となって、それでOKしているという部分も一部あるわけです。いや、全部とは言わないですよ。ですから、その責任の一端というのは、当然、PTAの側にもあるし、父兄の皆さんにもあるんですけど、再三申し上げるように、これは常駐者じゃないわけですよ、PTAの役員というのは。その場所に。ですから、その辺を踏まえて、学校の校長、教頭先生というのはしっかりしてもらいたいというのは、そこにあるわけです、私が言いたいのは。はい。  ですから、そういう意味で教育長、教育委員会のほうで指導を徹底してほしい。これだけの公金を学校が預かっているわけですから。父兄の皆さんにも責任はあります。それはなぜかといいますと、皆さんは徴収金なんてというのは各家庭からすると、わずか200〜300円という感覚でとらえる。そうすると、これが掛けるの生徒数の数になると1,600万円のお金になるわけですよ。個々人で出す分については大したお金じゃない感覚なんです。  ですから、私はPTA総会のたびごとにそういう話をしているんですよ。「皆さんよく考えてくださいよ」と、個人個人で出すお金というのは、1,000円、2,000円程度かもしれない。ところが、これが集まって学校が預かるという状態になったときに、今言ったみたいに1,000万円を超えるようなお金になるという部分になってくる。そしてこれを運用していくという形になってくるものですから、父兄の皆さんもそのような感覚に欠けている部分がある。  ですから、そういう意味では、お金出す側も、受ける側も、しっかりやっぱりこの金額を踏まえたところでやらないといけないんじゃないですかという話を僕は再三しているつもりですけど、なかなか感覚が行き届かないというか、わからないという部分も一部あります。  ただ、今回のこういう事件というのは、少なくとも、本当に不幸な出来事で、今後ぜひ学校側と父兄の皆さんと、指導的な立場の教育委員会のほうもしっかり連携を組んで、今後、二度とこういうことが起こらないように、ともに考えていければというふうに思っています。よろしくお願いします。  PTA事務についてはその程度にして、いずれにしてもぜひ、今後、二度とこういうことが起こらないように、ご指導方よろしくお願いしたいと思います。  それでは、(2)健康行政について。  再質問ですけど、二次検査が必要な場合、無料で受け入れることができるかどうか、伺いたいと思います。 ○永山盛廣 議長 
     砂川敦健康部長。 ◎砂川敦 健康部長   お答えいたします。  乳幼児健診等で二次健診が必要な場合は、子ども医療費助成等を含めて自己負担分は公費で負担して受け入れられることになっております。 ○永山盛廣 議長   與儀實司議員。 ◆與儀實司 議員   部長、ありがとうございます。  タイミングの問題なのか、この前、ちょっと知り合いの父兄、親御さんからの話だったんですけど、すぐこういう話ができなかったということがありました。それは若干、説明不足の中で今部長がお話ししたような無償の部分ができなかった部分なのか、タイミングはあったのかなと思っていますけど、いずれにしろ子どもたち、若いお父さん、お母さん、子育てで大変頑張っています。ぜひ応援方、行政の側もぜひやっていただきたい。特に、再三、議員の皆さん方も話しているんですけど、待機児童の問題等、やっぱり一番の関心事です。それで将来の若い親御さんたちが、やっぱり那覇市で子育てをやっていける環境づくりというのをしっかり行政のほうもやっていただきたいというふうに思っています。  給食を実施している園については、まだ天久の新しい園の1カ所だけだという話も部長やっていましたけど、今後できる限り、そういう部分も展開していただいて、特にこの給食についてはやっぱり親御さんとしては保育園で給食を食べることができるというのは、どうも栄養士がいて、バランスのよい食事が出るということで、将来の好き嫌いもなくせるということで、ぜひそれも多くの園で実施してもらいたいという話もありましたので、頑張っていただきたいと思います。  これで私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○永山盛廣 議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時といたします。  休憩いたします。            (午前11時50分 休憩)            (午後1時   再開) ○翁長俊英 副議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。日本共産党の我如古一郎です。一般質問をさせていただきます。  初めに、所感を述べさせていただきます。  先日、PTA事務の横領事件が報道されました。私は、小学校と中学校のPTA会長を務めてまいりました者として、大変な衝撃を受けました。この学校のPTA会計の監査に、甘さとなれ合いがあったことが主な原因だと思っていますが、しかし、すべての学校がそうであるとは思いません。  この事件の影響で、各校のPTA事務の皆さんが疑いの目で見られ、そして委縮をしてしまうことは大変憂慮いたします。PTA事務はPTA活動を担う要です。だれでもできるものではなく、仕事の半分はボランティアで頑張っている皆さんであります。子どもたちの健全育成に頑張るPTA活動の裏方として欠かせない存在であるPTA事務の皆さんに、これからも頑張っていただきたい。これを機会にエールを送らせていただいて、私の一般質問を行いたいと思います。  学校教職員の駐車有料化について、質問いたします。  小中学校の構内に駐車する教職員に駐車料金を課すようになってから、5年になろうとしています。教師の皆さんからは、「学校は一般企業や一般行政施設と違い、児童生徒を指導育成するという特殊性があり、教師は教科指導以外に生活指導や部活指導などに時間を割かれている実態がある。自家用車はその指導の上で重要な機能を発揮しており、有料化の撤回を強く求めています。せめて賃金が低い正規職員でない人たちは免除してほしい」との要請を受けました。とても道理がある提案ではないでしょうか。  経済的に困難な立場にある臨時・非常勤職員や時間講師・教育相談員や教育ヘルパーなどは徴収を免除すべきではないか。見解を問います。  2点目、昇給もなく安い賃金の幼稚園の臨時職員からの徴収は免除すべきだと思います。見解を問います。残り時間は、質問席にて行います。 ○翁長俊英 副議長   佐久川馨教育委員会生涯学習部長。 ◎佐久川馨 教育委員会生涯学習部長   我如古一郎議員の一般質問1.学校教職員の駐車有料化についての(1)について、まとめてお答えいたします。  職員駐車料金の設定につきましては、本市の行革運動における事務事業見直しの一環として全庁的に行われたものであり、平成19年度に策定されました職員駐車場有料化に関する方針に基づき、平成20年度から実施しております。  当該方針の趣旨は、本市財政の適正管理の観点から、行政財産である土地の使用許可を与えた職員に対して、その対価を求めるものとなっております。  土地を利用している職員からの対価の徴収につきましては、正職員や臨時職員、非常勤職員の職種にかかわらず、同等の取り扱いを行うべきものと認識しております。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   では、再質問をいたします。  学校施設を教職員が使うことは目的外使用だという規定、これには大きな違和感を覚えます。教育のために自家用車が重要な働きをしていることは、現場で働く教職員の声であります。他の公共施設とは同じではないと思います。  では、再質問いたします。学校の駐車料を徴収している自治体は、沖縄県、全国でどの程度あるのか、示してください。 ○翁長俊英 副議長   佐久川馨教育委員会生涯学習部長。 ◎佐久川馨 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  学校教職員の駐車場を有料化している自治体は全国でどれぐらいあるかというご質問に、お答えいたします。  鳥取市や松江市、八王子市、浦添市と、幾つかの自治体で実施していることを承知しておりますが、全国の実施自治体につきましては十分把握はしておりません。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   幾つかしか挙げきれないほど、全国の自治体でほとんど実施されてないのが実情であります。本市の有料化は検討し直すべきだと思います。  再質問いたしますが、幼稚園の臨時職員は日給7,000円程度、どんなに長く勤めようと給料は上がりません。その労働条件の悪さから、募集をかけても集まらない。新年度ぎりぎりまで幼稚園の担任が決まらない。そのようなことが言われています。それは事実でしょうか。  また、そういう中で、安い給料なのに残業も多くて、駐車料まで取られることで、那覇市以外の市町村の幼稚園に勤務をかえてしまう。そういうことにつながっているとも言われています。  再度、正規職員以外の教職員の駐車料は免除することを検討すべきだと思いますが、答弁をお願いします。 ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   お答えいたします。  平成24年度は年度開始時にクラス担任の欠員があって、当初のクラス運営に支障を来したところでございますが、平成25年度につきましては、臨時幼稚園教諭の賃金を日額6,670円から7,000円に改訂いたしました。また、採用募集時期を早めて、10月には新規卒業者の募集案内を行いましたので、25年度開始には37幼稚園、全クラスへ幼稚園教諭の配置ができたところでございます。  そのため、駐車料金が課せられることと、臨時幼稚園教諭が那覇市以外の他市町村への勤務へと流れていることは一概に関連があるとの認識はしておりません。 ○翁長俊英 副議長   佐久川馨教育委員会生涯学習部長。 ◎佐久川馨 教育委員会生涯学習部長   再質問にお答えいたします。  再度免除を求めるということについて、お答えいたします。  職員駐車料金は、先ほども申し上げましたように、土地の使用許可を与えた職員に対する対価であり、正職員や臨時職員、非常勤職員の職種に関わらず同等の取り扱いを行うべきものと認識しております。  また、学校以外の施設にも臨時職員、非常勤職員もおります。学校と他の施設との臨時職員、非常勤職員の間に駐車料金の差別化を行うことは適当じゃないと考えております。したがいまして、駐車料金につきましては、現状のまま実施していく考えでございます。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   先ほど申し上げましたように、一般行政施設と学校施設は条件が異なる。全く先生たちの思いとかけ離れた仕事をやっぱりしないほうが市民にも理解できるんじゃないかと私は思います。  働きやすい環境をつくる、これも行政の仕事だと思います。那覇市に良い人材を呼び寄せる。そういう意味では働く環境づくりの条件の1つに、やはり駐車料金、安い賃金も大きく影響があることを指摘をしておきたいと思います。給料の少ない人にはそれなりの配慮をしてあげる。これは他の行政の制度にも当たり前につくられている制度ではありませんか。なぜ、かたくなにそこまで平等だ平等だと主張するのか、わかりません。まず、検討から始めることを強く要求しておきたいと思います。  次に、公共交通について質問いたします。  本市が実施をしている実証実験バスの目的と実施しての状況を問います。  バス交通に関する市民からの要望・苦情はどのようなものがあるのか。具体的に説明願います。  3点目に、だれもが移動しやすいまちという点で、真和志地域はどういう状況にあると認識をしているのか。見解を問います。 ○翁長俊英 副議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   公共交通について、順次お答えいたします。  1点目の、本市が実施している実証実験バスの目的と実施しての状況についてお答えいたします。  本実証実験は、真和志地域に将来的にはLRTなどのような新たな公共交通の機関軸を形成することを目的に、実証実験バスの運行を行っているものであります。  その中で、実証実験バスの利用者、沿線住民へのアンケート調査及び交通状況調査等を行い、新たな基幹的公共交通の導入に向けた課題の把握を行っているところであります。  運行開始から60日を経過し、沿線施設や住居へのチラシ配布、広報誌による周知効果もあり、利用者は徐々に増えてきております。また、国際通りへのアクセスが便利であるとの市民の感想も寄せられており、運行期間の延長について、現在、運行事業者と調整中であります。  次に、2点目についてお答えいたします。  那覇市が把握している、バス交通に関する市民からの要望、苦情は、時刻表や路線図の見づらさへの改善を求める声や、バス停上屋、ベンチの設置を求める声など施設に関すること、通学のためにバス路線の新設を求める声や運行本数の増便を求める路線や運行頻度に関すること、手を上げてもバスが停車しなかった、案内が不親切といった運転手マナーに関することなどがあります。  次に、3点目についてお答えいたします。  真和志地域は、大学や教育機関が集積しており、通学目的の交通が多い地域であります。また、狭あい道路が多く、バス停まで遠いなど、アクセス性に問題がある地域がございます。  那覇市総合交通戦略にも示されているように、新たな基幹的公共交通の導入と、それを軸としたバスルートの設定による公共交通不便地域の解消、地域内幹線道路の整備が必要と考えております。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   今回実施をしている実証実験は、路線図を見て大変がっかりいたしました。広報那覇に載っている路線図、これを見たら、路線の半分は既存の識名・開南線とほとんどかぶっております。全く同じ道をたどっていくんです。幹線に無駄に多くの本数を走らせることが利便性の向上につながるとは全く考えません。空気を運ぶようなものであります。幹線から離れた場所に住む交通弱者の利用拡大、これが実験には求められるんではないでしょうか。  今回の実験そのものをすべて否定はいたしませんが、既存の路線と同じルートでは意義が半減していると言わなければなりません。  真和志地域の特徴は、高低差が激しく、至るところに坂道があって、道が狭く住宅が密集し、バス路線が限られたところしか走らない。ようやくバス停についても、上屋がなくてカンカン照りにさらされる。風雨にさらされる。おまけにベンチもない。そして、その上、バスは時間どおりに来ない。これが、バス離れの最大の要因なんです。  公共交通特別委員会の報告書にございましたように、真和志地域の悩みは、モノレールの駅から遠くて、バス路線が少なく、既存の公共交通の恩恵を受けていない、こういう声があることもこの報告書に書かれています。  そしてそれを受けて、コミュニティバスの運行について、「行政の共同運行も視野に入れて、実現に向けて計画的に取り組むこと」を提言しています。  そこで、再質問いたします。真和志地域を運行する路線バスは、中心市街地と新都心向けの一部の方向に限られています。そのため、幹線の路線から外れる地域をカバーし、路線同士をつなぐコミュニティバスの導入がこの不便の解消には大いに有効だと考えます。  お出かけ支援、買い物支援という位置づけで、今後実験を行うべきではないのか、見解を問います。 ○翁長俊英 副議長 
     兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   再質問についてお答えいたします。  真和志地域におけるコミュニティバスの導入につきましては、市民からの要望や那覇市議会からの公共交通と交通施策に関する要請決議の中でも、住民ニーズをしっかり調査把握した上で、実現に向けて取り組むこととされております。  市民にとって利便性の高いコミュニティバス等の導入について、バス事業者関係機関による那覇市都市交通協議会の中で取り組みを進めてまいります。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   公共交通についての、市民からの声を紹介いたします。  繁多川にお住まいの方からは、14番線、これは開南から繁多川を通過する路線でありますけど、夕方7時以降は1時間に2本運行されていることになっています。  ところが、間引き運転が目に余ると指摘を受けました。この方は、先日は夜の9時から10時まで1時間待たされて1本も来なかった。  薄暗い与儀公園で1時間も立ったままで、ベンチも壊れた状態で大変疲れたと苦情を言っています。  ようやく来たバスの運転手に苦情を言っても、何も答えてくれなかったそうです。交通弱者の老人の苦しさをわかってほしいと訴えられました。  国場に住む方からは、この地域から首里駅や市立病院、とまりんなどに行こうと思えば、必ず2回乗り換えなければいけない。直接行けない不便さと2倍の料金は不平等だと言っています。バス利用が便利でない地域の状況が、この一端であります。  そこでぜひ、市長に一言、答弁いただきたい。 真和志出身の翁長市長、ぜひ、この議論を聞いていて、どのような将来的な思いを持っていらっしゃるのか、どのような改善をしなければならないと思っておられるのかぜひ、答弁をお願いします。 ○翁長俊英 副議長   翁長雄志市長。 ◎翁長雄志 市長   我如古一郎議員の再質問にお答えいたします。  実は、昨日もある集会がありまして、そこで質疑がありまして、識名からこの中心市街地に来ることの不便さの指摘がございました。  7、8年前からワンコインバスということで、 コミュニティバスをやりながらいろいろ試行錯誤するのですが、なかなか定着もしてない中で既存のバス会社、あるいはまた警察等との調整の中で理想的な形で物事が進まないというのが状況であります。  しかし、今回、実証実験バスとか、そういったものが、いわゆる取っ掛かりが出てまいりましたので、ぜひとも、モノレールの単線をこのバスに結びつけながら、いわゆる環状線にして、それが将来路面電車につながるように仕組みづくりをつなげていきたいなということを、日頃から担当の部局と話をしながら一歩一歩進めているのですが、この一歩一歩が市民から見たら、まだまだ大変遅く見えるということに、大変私も胸を痛めておりますけれども、特に真和志地域は、その意味ではおっしゃるとおり、一番遅れているところでありますので、これからも力を注いでまいりたいと思っております。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   市長ありがとうございます。  人口が一番多い地域が真和志地域、この真和志地域のお年寄りが活性化すれば、那覇市全体の活性化にもつながると思います。  市内のバス交通は、民間企業であります。  しかし、主役は市民であるべき。難しいから財政が大変だからと、真和志を後回しにしないでください。よろしくお願いいたします。  次に、市民体育館の利用・利便性向上について質問いたします。  市民体育館は大きなイベントがあると、出入りするのに、環状2号線の信号機で大変な渋滞になります。  利用者の利便性という点でどのように考えているのか。出入り口の狭さを改善するべきではないのか見解を問います。 ○翁長俊英 副議長   佐久川馨生涯学習部長。 ◎佐久川馨 生涯学習部長   お答えします。市民体育館の利用・利便性の向上についてお答えをいたします。  現在2,000人規模のイベントでは、議員ご指摘のとおり、体育館入り口付近にて交通渋滞が発生している状況がみられます。  渋滞改善に向けましては、指定管理者を通して、イベント主催者へ真地側の出入り口の活用を促すなど、真和志側の入り口へ誘導する対策によって、渋滞緩和に努めてまいりたいというふうに考えております。  また、同施設の入り口付近の対策につきましては、指定管理者と関係部局との協議の上、調査研究してまいりたいというふうに考えております。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   今回、6月定例会の議案にも、体育館利用率向上策の冷房機の設置が計上されています。これは大いに評価したいと思います。  ところが、かつてプロバスケットボール、bjリーグが開催されたときは、大型バスは駐車場に入れず、環状2号線は大渋滞に見舞われました。  先日の高校総体、インターハイの時も、全県から乗用車が押し寄せて大変な渋滞でありました。  駐車場の台数の確保も、大変重要です。駐車場へのスムーズな出入り、これは早急な検討を行って改善をお願いしたいと思います。これの件は終わります。  次に、景観資源について質問いたします。  (1)景観資源の樹木の指定に当たって、近隣住民にどのように周知されているのでしょうか。市内で何か所、指定されていて、どのように保存されているのでしょうか。  (2)真地小公園にあるホウオウボクは、撤去してほしいという地域住民の意見もございます。行政としてはどのように対応するのか。見解を問います。 ○翁長俊英 副議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   景観資源樹木について順次お答えいたします。  まず、1点目についてお答えいたします。  本市では、那覇市都市景観条例に基づき、平成5年から都市景観資源の公募を行い、都市景観の向上と市民意識の高揚を図っております。  これまで39件の樹木や樹木群を都市景観資源として指定を行っております。  指定の際には、本市公報により告示を行っております。  また、昨年度から一括交付金を活用し都市景観資源の説明板設置を行い、周知に努めているところであります。  維持管理につきましては、基本的に所有者の管理となりますが、昨年度、所有者の負担が大きい物件について、一括交付金を活用し、樹木選定3件と樹木診断1件を行ったところであります。  次に2点目についてお答えいたします。  都市景観資源につきましては、都市景観の形成上、重要な価値があると認められるものについて、指定を行っております。  当該ホウオウボクにつきましても、都市景観資源に指定されていることから、樹木選定等による適切な維持管理を行い、地域住民のご理解とご協力を得て、保存・活用を図っていきたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   私が声を受けた真地小公園は、わずかな敷地に実に6本もの巨大なホウオウボクが林立しています。3年前に害虫が大量発生した時は、歩道を歩くこともできないほど、虫が垂れ下がってくるという状況でした。  台風などで枝や葉が隣の駐車場の乗用車に傷もつけるということもあって、地元の皆さんは、この木は迷惑だという思いがやはり広がってしまいました。  敷地に対して本数が多いのが問題かと私は思います。では、移植などで減らすことも可能なのかどうか、見解を問います。 ○翁長俊英 副議長   兼次俊正都市計画部長。 ◎兼次俊正 都市計画部長   再質問についてお答えいたします。  現在、真地小公園の敷地は、約160uとなっており、樹木としましてはホウオウボク6本が植栽されております。  当該ホウオウボクは、都市景観の形成上、重要な価値があると認められるものとして指定を行っていることから、造園を専門とする都市デザインアドバイザーを活用し、剪定等による適切な維持管理に努め、今後とも現在の場所への保存活用を図っていきたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   景観資源の保存と、市民生活が両立することが大変望ましいことだと思います。  今後も適切な管理で、住民の皆さんが迷惑に思わないような管理をぜひお願いしたいと思います。  まちの潤いと良好な景観に大きな役割を発揮している、景観資源の樹木は毎年、変化をしています。生き物でありますので、どんどん枯れたりもします。  2003年に作成されたこの那覇市がつくった景観資源の冊子には、今では枯れて存在しない木もあります。  唐真議員が愛した繁多川のトックリキワタも今はありません。識名園のランドマークであったガジュマルの大木も枯れてしまいました。  道路拡張が進む開南バス停のトックリキワタ、これも有名でありますが今後どうなっていくのか大変、気になります。  マツやデイゴの害虫対策の予算が付いたことも大変評価しながらも、ぜひ後手後手の対策はやらないで、生きている木をぜひ、守るような対策をお願いします。  当局のさらなる努力と市民の皆さんの協力もお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   クトセェー、市会議員ヌ選挙ヌ年ナトーィビン。勇退シミセールチュン、副市長フクミティ、ユッタイメンセーンディルクトヤイビン。ナママディ那覇市ヌ発展ヌタミニ、ハタラチウタビミソーチ、イッペーニフェーデービタン(ことしは、市会議員の選挙の年です。勇退する人、副市長を含めて4人いらっしゃる。これまで那覇市の発展のために働いてくださり、大変ありがとうございました)。  また、現役シ立候補シミセール方々、ンナスリティ当選シウタビミセールグト神カキティウニゲーサビラ(また、現役で立候補する方々、みんな揃って当選しますように、神様にかけてお願いします)。  チュウヤぶんかテンブス館FMサテライトスタジオにチーティ質問サビン(きょうはぶんかテンブス館FMサテライトスタジオについて質問します)。  平成25年1月7日付けで那覇市ぶんかテンブス館指定管理者からFM琉球株式会社代表取締役に対し入居許可期間満了に伴う退室についてという通知が送られました。  その中身は「那覇市ぶんかテンブスサテライトスタジオの貴社の入居期間は平成25年2月14日で満了となります。那覇市と協議を重ねた結果、既存のAM、FMラジオ局も含め全てのメディアが利活用でき、かつポッケトパークで行われるイベントや整備予定である大型ビジョンとの連動が可能なスペースとして、整備する予定であります。  つきましては、入居期間満了月の平成25年2月末までに退室くださいますよう通知いたします」ということでございます。  それに対しまして、FM琉球株式会社は弁護士を代理人として那覇市ぶんかテンブス館指定管理者に、那覇市ぶんかテンブス館サテライトスタジオ入居についてという文書を発送いたしております。  その中身は、「FM琉球株式会社の委任により、委任者に対する貴協同組合の平成25年1月11日付け文書に対し次のとおり通知いたします。委任者が現在使用している、那覇市ぶんかテンブス館の部屋の明け渡し請求をうけて大変に困惑しています。委任者は当然法定更新ができるものとの前提で番組を企画制作し従来どおり市民による市民のための放送を継続することになっています。  それゆえ、いきなり本年2月14日までに明け渡しと要求されても、これに応ずることはできません。そして、期間更新の上、委任者に使用させてくださいますようお願いいたします」ということで結ばれております。
     そこで、質問をいたします。  (1)那覇市以外のコミュニティ放送局、例えばFMいとまんや、FM久米島、FM読谷等の運営に行政からの予算措置がどれだけなされているか伺います。  また、沖縄で16局のコミュニティ放送局があるとのことだが、行政からの予算措置がなされていない放送局と予算措置しない理由を伺います。  (2)FM那覇(現タイフーンFM)の移転を想定してテンブス館のFMサテライトスタジオが設置されたということだが、FM那覇はなぜ退去したのか、退去理由を伺います。  (3)平成25年1月7日にFMレキオに対し那覇市ぶんかテンブス館から退室通知がなされた。退室理由は何か伺います。  (4)那覇市ぶんかテンブス館FMサテライトスタジオ施設利用に関する覚書の第3条に、那覇市ぶんかテンブス館FMサテライトスタジオを那覇市ぶんかテンブス館に設置することによって相殺するとあります。その理由を伺います。  あとは質問席から質問をさせていただきます。 ○翁長俊英 副議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   久高友弘議員の一般質問、那覇市ぶんかテンブス館FMサテライトスタジオについて、順次お答えいたします。  初めに、1点目の那覇市以外のコミュニティ放送局についてお答えいたします。  那覇市ぶんかテンブス館に設置されているFMサテライトスタジオは、市内にあるコミュニティFM局が那覇市ぶんかテンブス館におけるイベント開催などの情報を発信するために設置しているものであります。  ご質問にありました糸満市のFMたまん、久米島町のFM久米島、読谷村のFM読谷につきましては、各市町村の広報担当部署より広報に関する業務委託を受託しており、その業務委託料はFMたまんが年間172万8,000円、FM久米島が年間240万円、FM読谷が年間250万円となっております。  また、FM久米島につきましては、町より平成24年4月開局から3カ年間、別途に運営補助として年間270万円を助成しているとのことでございます。  県内のコミュニティFM全体での状況につきましては、全て把握はできてはおりませんが、概ねコミュニティFMを開設している市町村全域に対しての広報に関する業務委託として予算措置がなされているものではないかと考えております。  次に、2点目のFM那覇(現タイフーンFM)の移転についてお答えいたします。  FM那覇の退去理由は、新社屋の設置に伴い、使用料金の負担が厳しくなったことによる退去であると伺っております。  なお、FM那覇は現在、自社社屋において放送を行っております。  次に、3点目のFMレキオへの退室通知についてお答えいたします。FMサテライトスタジオの入居期間は、那覇市ぶんかテンブス館に設置されているSOHO室、交流サロンと同様に条例により3年間となっており、指定管理者において入居の許可・不許可を決定することとなっております。  FMレキオの入居許可期間は、平成22年2月15日から平成25年2月14日となっており、期間満了が近づいたことから、手続き上、退室通知を送付しているものであります。  その後、平成25年1月に市及び指定管理者に対しFMレキオより入居継続についての依頼文が送付されたため指定管理者と協議の上、平成25年2月4日に、本市よりFMレキオと直接面会し、今後の入居及び、スタジオの活用の考え方について説明を行っております。  内容といたしましては、次年度からの大型ビジョン設置に伴うスタジオの整備の可能性があるため、一時的に入居を見合わせてほしいこと、再入居の際には、改めて、入居契約の締結及び利用料金の支払いをしていただきたい旨などの考えを伝えております。  最後に、4点目の覚書についてお答えいたします。  那覇市ぶんかテンブス館FMサテライトスタジオへの入居の際には、条例に基づき入居期間を定めて許可を行っており使用料金についても、条例により規定されるものであります。  しかしながら、FMサテライトスタジオ入居の際には、放送に関する設備投資を行う必要がありますので、入居者に負担が生じることとなります。  本市としては、コミュニティFMの経営状況等を鑑み、入居にかかる負担を軽減しFMサテライトスタジオの円滑な利用を図るために、本市と指定管理者の協議の上で、入居許可に付随して覚書を締結したものと理解をしております。  以上でございます。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   コミュニティFMの意義として、行政情報発信拠点となっているわけであります。  他の市町村では、所在する市町村から広報費という名目あるいは、業務委託料という名目で予算が組まれ、そしてFMコミュニティを支援している。  それは今、部長が答弁されたとおりであります。FMレキオでも、那覇消防の「FD那覇119情報」、また那覇警察の番組「那覇警察PS情報」、那覇市環境部の番組「にこにこエコエコ」、その他、那覇地域のお知らせなどを毎日流している状況であります。それは部長、ご存じでしたか。 ○翁長俊英 副議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   再質問にお答えいたします。  先ほど、環境の「にこにこエコエコ」というのも、実は私、前任が環境部でございまして、職員がその番組に出演していたというのもお聞きしております。  そういった意味では、FMレキオが本市の環境行政とか消防行政含めて、いろいろご協力いただいていることに関しまして、この場を借りて改めて御礼を申し上げたいと思います。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   今、FMコミュニティに対して、那覇市は一銭の予算も組まれてないような状況であります。  しかし、他の市町村では組まれている。全ての市町村において。  だから、その点において、今後、皆様方が、やはりFMコミュニティを地域のコミュニティとして受け入れていく。  そして行政情報を発信していく、そういう基本的な目的があるわけですから、それに対して今後そういうことを踏まえながら考えていくべきだと思いますけれども、部長どうでしょう。 ○翁長俊英 副議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   再質問にお答えいたします。  現在、那覇市内には先ほどもお答えいたしましたけど、FMレキオとタイフーンFMの2社がございまして、それぞれ放送局を持ってがんばっております。  ご質問のコミュニティ放送局は、ご指摘のとおり、それぞれの地域に身近な存在として、地域活性化の一定の役割を果たしているというふうに認識しておりますが、本市におきましては、やはり現下の厳しい財政の中、他市町村のように包括的に業務を委託することは簡単ではないのかな、厳しいものがあるのかなというふうに考えております。  しかしながら、先ほども申し上げましたように、各部局が個別の業務の周知を図るためにコミュニティFMを数ある広報のツールとして活用することに関しましては、必要に応じてその部局が個別に検討していけるものと考えております。  以上でございます。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   ご案内のとおり、前FMサテライトスタジオの入居者も使用料の滞納で利用できなかった。  そして今回も、非常に厳しい状況である。  皆様方は、FMを立ち上げる、挑戦していこうということでやってきたわけだから、それに対して行政はどう対応するべきか、あるいはどう協力をしていくべきかそういうことも考えるべきではないですか。  今、ごたごたしている一番の要素として、皆様方が「那覇市ぶんかテンブス館FMサテライトスタジオ施設利用に関する覚書」というのがございます。  これは、もちろんFM琉球と、そして産業計画のほうで覚書がなされておりますけれども、その第3条には那覇市ぶんかテンブス館FMサテライトスタジオ施設の利用料はFMレキオサテライトスタジオを那覇市ぶんかテンブス館に設置することで相殺するとあります。非常に意味がわかりにくい。要するにFMサテライトスタジオを、FMレキオを設置することによって家賃が出ない、使用料が出ないということになっている。  これは両契約者は今言った両人なのですが、当然これは那覇市の指導もあって、その覚書がつくられたということで理解してよろしいですか。 ○翁長俊英 副議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   那覇市ぶんかテンブス館のスタジオが空いたことから本市において、FMレキオのほうに入居をお願いしたという事実は、私も理解しております。  今の利用料に関する覚書に関しましては、先ほども答弁申し上げましたが、もろもろの設備もございますし、立ち上げの部分の配慮も含めて指定管理者と協議して作成したものと理解しております。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   ということは、役所が間に入って覚書を締結をさせていった。  前のサテライトスタジオ料、入居者が退去をして2年間そのまま空いていた。  そして、役所はそれに対して早めにどこか入ってもらわないといけないというようなことで、FMレキオさんに入居をお願いした。そういうことですよね。 ○翁長俊英 副議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   そのとおりでございます。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   この時に覚書も締結をした。締結をしたならば、この中に相殺する、相殺の意味がわかりにくい。入る人は、FMレキオは300万円かけたんです。  この機器に、放送機器に300万円かけた。そして、相殺するということになったらどういう相殺ができますか。300万円の相殺ですか。  300万円の相殺とするならば、月5万円、年限60万円、6×5=30、5年間。相殺は5年かかる。  このFMレキオも、入る時に、いやいやいや、3年ぐらい入りません、できませんよ、こんな金もかかるんだからと、そういう話をしたんだ。  そしたら、那覇市は何と言ったか。いやいや、大丈夫です。延長できますという話をしたんです。  そして、3年ならぬうちにすぐ出て行け。そういう話ですよ。皆さん、これ理屈に合いますか。  どうですか。これのごたごたにした原因は、那覇市にあるんです。  今両方、FMさんと指定管理者、気まずい思いをしている。気まずい思いをさせたのは誰か。那覇市なんです。  入る時にちゃんと指導して、いつまでですよ、そして、これを延長する時には、延長するなりの手続きがいりますよ、誤解のないようにやってくださいよと。皆さん方はそういう話をなさいましたか。どうですか。 ○翁長俊英 副議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   再質問にお答えいたします。  その当時、そういった説明がされたかどうかということに関しましては、確認はできておりません。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   細かい説明はないです。だから、入ったほうとしては、今から継続してやっていけると思っている。
     しかし、貸すほうとしては家賃も払わない、こいつらは早く出ていけと言いたい、それは、人情でしょう。  私の言うのが間違っていますか。だから、ちゃんと指導して納得のいくようにやっていれば、そういう誤解を生まなかったんですよ。  そうして、もし、最初から退室「出て行け」というような文書を出した。これも善意じゃないですよ。  もし、約束どおり、これが継続をしていくというのであれば、これは退室ではなくて継続をするための手続きをやってもらえませんかという、親切な文書であるべきなんです。そうではないですか。  だから、皆さん方はこの問題について、相殺の問題についても、もし家賃の相殺だったら、300万円かけたら5年かかる、あと2年残っている。いつまでという話も何もしていない。わけのわからんような、とにかく早めに入れてしまえというようなことでやっているように受け取られても仕方がない。そうでしょう。どうですか。  その件に関して、時間もありませんから、もう答弁を必要とはしませんが、要するに、この件に関して誠意を尽くして両者がお互いに歩み寄りをして、そして、お互いがある程度の不満を残すであろうけれども、那覇市が間に入って、責任を持ってこの問題を解決していくという、そのことだけについては、答弁してください。 ○翁長俊英 副議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   再質問にお答えします。  いずれにしても、この問題、新しく条例等を改正して、向こうの大型ビジョンを設置するために運用そのものも変えていくということになりますので、そういったものも含めて私ども、しっかり話し合いはやっていきたいというふうに考えております。 ○翁長俊英 副議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   これは役所が引き起こした責任は、役所がちゃんと責任をもってやっていくということで、よろしくお願いします。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   こんにちは。日本共産党の比嘉瑞己です。  「4・28政府の式典に抗議をする『屈辱の日』沖縄大会」に、私も参加してまいりました。「固き土を破りて、民族の怒りに燃える島」。1万人を超える参加者が腕を組んで歌った「沖縄を返せ」に、多くの先輩たちが目を赤くしていたのが、大変印象的でした。  大会でひときわ大きな拍手が起こったのが、中部地区青年団協議会長のあいさつでした。4・28が「屈辱の日」と呼ばれていることを知らなかったこと。3日間、青年たちが話し合いをし、大会決定を決めたこと、こうしたことを告白しておりました。「沖縄の問題を沖縄だけで考えるのではなく、日本国民一丸となって解決を模索する、その大事な一歩にしたい」、会長の結びの言葉にはこれからの沖縄と日本を担っていく、その決意にあふれておりました。  同世代の私も、アメリカ言いなりの従属国家としてではなく、沖縄と日本が本当の意味で主権回復を目指していく、その新たな決意の日となりました。  それでは、一般質問を行います。最初に、1.沖縄戦後史の継承についてです。  サンフランシスコ講和条約と日米安保条約が発効された4月28日は、「従属と屈辱の日」です。安倍政権による「主権回復の日」と称した政府主催式典の強行は、沖縄県民の大きな怒りを呼びました。  米軍基地問題をはじめとする現代の沖縄が抱える問題について理解するためには、沖縄の近代史を系統的に学習する必要があると思います。  学校教育における沖縄戦後史の継承について、教育長の見解を問うものです。  残りの時間は質問席より再質問を行います。 ○翁長俊英 副議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   比嘉瑞己議員の一般質問1.沖縄戦後史の継承についてお答えします。  現代の沖縄が抱える問題について理解するためには、沖縄の近代史を学習する必要があると考えます。  現在、小中学校では平和学習と関連して、戦争体験者による講演、各資料館の訪問、映像、本や新聞など身近な資料の活用を通して、沖縄の近代史を学んでおります。  また、小学校6年生から中学校2年生にかけて行われている歴史の学習や、中学3年生の公民の学習で、戦後の日本史を学んでおります。沖縄に関わる内容では、サンフランシスコ平和条約や沖縄本土復帰などを含んでおります。  教育委員会としましては、今後も平和教育と関連させながら、沖縄の近代史を学べるよう、地域資源・人材の活用を推進してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   このほど、沖縄市が市民約1万人を対象にして行った平和意識調査結果についての新聞報道がありました。学校全体で平和教育や学習カリキュラムを実施していると答えた先生が61%だった一方で、33%の先生たちが「指導方法がわからない」と答えたという結果が出たそうです。  そこで、城間教育長に改めてお聞きしたいと思います。戦後68年、本土復帰からも41年がたちました。未来を担う子どもたちに、私たち沖縄県民がどんな道のりを歩んできたのかを伝えていくことは、学校教育現場でも大きな課題であると思います。一方で、沖縄戦後史をきちんと伝えることに不安を抱えている先生も多く、そうした先生たちが沖縄戦後史を学ぶ機会をつくっていくことも大変重要だと思います。  こうした課題も含めて、子どもたちに沖縄戦後史をどう継承していくべきか、長年教壇に立ってきた城間教育長の見解をお聞かせください。 ○翁長俊英 副議長   城間幹子教育長。 ◎城間幹子 教育長   比嘉瑞己議員の再質問にお答えをいたします。  現在、すべての学校で6月23日・慰霊の日を挟む6月に、平和を考える日・月間という取り組みを行っております。その際、多くの教師は子どもたちと共に考え、そして教材研究、平和教育に関する教材研究を行うことによって、沖縄の戦後史を学んでいると考えております。  教育委員会では、今年度から小中学校の平和教育担当者を集めまして、一堂に会しまして、対象とした研修会を8月に予定しております。この研修会のみならず、いろんな場面を通して平和教育の充実を図るとともに、教師自身が沖縄戦、沖縄戦後史を学び、現代の沖縄が抱える問題について理解する場を設定してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   もう少しで6月23日、慰霊の日がまたやってきます。沖縄戦で捨て石にされ、戦後も米軍統治下で基本的人権も命さえも踏みにじられた歴史、4・28サンフランシスコ講和条約によって日本から切り離され、復帰後も日米安保条約によって米軍あるがゆえの事件や事故に苦しめられ続けている歴史、私たちの先輩たちが歩んできた道のりは、深い悲しみと苦難が伴った歴史でした。しかし一方で、そうした不条理に対して島ぐるみで闘ってきた歴史でもあると思います。  本土復帰によって日本国憲法を自らの手で勝ち取り、その民主主義の理念を生かすために、島ぐるみでみんなで団結をし、日米両政府という大きな大きな相手と今なお対峙して頑張っております。  私たち沖縄県民の歩んできた歴史は、世界史に刻まれるほどの誇りある歴史だと私は信じております。ぜひ、先輩たちの歩んできたその歴史を次世代にしっかりと継承していくために、教育委員会も頑張っていただきたいと思います。  それでは、次の質問に移りたいと思います。那覇市新市民会館建設についてです。  那覇市文化行政審議会は、那覇市新市民会館基本構想策定の答申において、建設場所についての結論を出しませんでした。久茂地小学校統廃合跡地とする市長案について、どのような議論があったのでしょうか。幅広い市民の声を反映させた基本計画を策定すべきであると思いますが、見解を問うものです。 ○翁長俊英 副議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   ご質問にお答えいたします。  現在、新市民会館の基本的な考えを位置づける「基本構想」の策定に向けて取り組んでおります。去る5月15日には、那覇市文化行政審議会会長より市長へ「那覇市新市民会館建設に関わる基本構想について」という形で答申をいただいております。  ご質問の建設場所における議論につきましては、当審議会及び各分野の専門家で構成される「建設部会」での審議において、交通アクセス、市街地活性化、駐車場スペースなどの観点から、さまざまなご意見をいただきましたが、本基本構想の策定目的が「新市民会館の基本的な考え方を位置づける」ことであったため、具体的な建設場所についての議論は行っておりません。  なお、基本構想の基本理念におきましては、「沖縄文化の核となるコミュニティ・タウンにふさわしい立地としていくこととともに、中心市街地の活性化等、市のまちづくりの方向性ともリンクした拠点としていくことが求められる」ということが記されております。  今後、新市民会館の「基本計画」を策定する過程におきましても、これまで同様に、市民の皆様や有識者等のご意見をいただきながら進めてまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   当局は、新市民会館の大事な建設場所について、那覇市文化行政審議会には諮問しなかったとの答弁でした。  しかし、1月21日に行われました第2回審議会での議事概要録には記録が残っております。この日の審議会では、事務局である那覇市市民文化部から、市長がかねてから提案をしている久茂地小学校跡地案が示され、実際には建設場所についての議論が行われております。審議会の委員からはこういった意見が述べられておりました。「一銀通りから松尾に出て那覇高校前までは以前よりはスムーズになり改善されているが、出入りがしづらい。この問題を解決できないと、せっかくつくった市民会館がそっぽを向かれてしまう。交通についても専門の方の意見をしっかりと聞いて、きちんと問題をクリアした構想をつくるべき」。  また別の委員からは、「久茂地小学校跡地だが、そんなには広くない。交通問題は考える必要がある。それも含めて候補地に適切な施設をどのようにつくるか」など、重要な意見が議論されております。  それにもかかわらず、3月28日に行われた第3回審議会において、事務局である那覇市当局から「建設場所については諮問をしないことになった」と、突然議論が打ち切られております。  部長、一体どういったことなんでしょうか。  建設場所について当初は諮問をしていたのではないのですか。諮問をしていなかったことにしたその理由について答弁を求めます。 ○翁長俊英 副議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   お答えをいたします。  当初、諮問につきましては建設場所についてということではなく、新市民会館の基本的なあり方についてということで諮問を行っているものでございます。しかしながら、文化行政審議会におきましては、市長が選挙公約として久茂地を挙げていることから、各委員からは、建設場所についてもさまざまな観点からご発言があったものでございます。  しかしながら、ご指摘の第3回目の審議会におきましては、基本構想のとりまとめの時期に入ったこともありまして、本来の諮問の趣旨に立ち戻って、新市民会館の基本的な考え方を位置づけることに重きが置かれて議論を行ったと認識をしております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   建設場所も決めない基本構想なんて聞いたことありませんよ。  それでは、一体、新しい市民会館の建設場所については、今後どのように決めていくのでしょうか。  市民の意見はどのように集約をし、どこで議論をして、最終的な決定はどこが行うのでしょうか、答弁を求めます。 ○翁長俊英 副議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   再質問にお答えいたします。  市民会館の建設場所につきましては、平成23年12月、市長の私案として発表した後、内部でさまざまな角度から検討を進めてまいりました。学校統合を受けた学校設置条例の可決、そして、新市民会館基本構想案の答申を受けまして、ようやく時期が整いましたので、今月中にも建設候補地を案として確定したいと考えております。その後、新市民会館の基本構想案と並行をして、市民意見提出制度により幅広く市民意見を募ってまいりたいと考えております。  昨年の市長選挙におきまして、市長は中心市街地の活性化やモノレールを中心とする公共交通機関の利用推進のためにも、学校統合後の久茂地小学校跡地に新市民会館を建設するという公約を掲げて4選を果たしております。  市長公約の内容は、その目的共々大変重く受け止めなければならないものと考えております。候補地案の確定につきましても、当然、市民との意見交換を積み重ねることも大切なものと位置づけ、これまでもさまざまな機会を見つけては市長自ら意見交換会を積極的に開催してまいりました。  昨年度は10月に国際通りを中心とする商店街の代表の方々と、今年度は去る5月21日に美栄橋商店会からの要望を受けまして、久茂地小学校跡地へ市民会館を建設することについての意見交換会を開催しております。  市民会館が移転していく真和志地域の自治会長の皆様につきましても、4月、5月、意見交換会を開催して、おおむねご理解いただけたものと考えております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   市民の意見は聞くけれども、結局、那覇市内部だけで決めていくんじゃないですか。審議会の先生たちも、交通問題は専門家の意見を聞くべきだと指摘しております。こうしたやり方では市民は納得しません。市長、今からでも遅くありません。久茂地小学校跡地ありきの議論ではなく、もっと市民の多様な意見を聞いて、市民と協働の力で基本計画をつくっていくべきです。そのことを指摘して、次に進みたいと思います。  学童保育の拡充についてです。  最初に、那覇市の児童クラブにおけるクーラーの設置状況について問うものです。  亜熱帯気候の沖縄県の特殊性に鑑み、一括交付金を活用したクーラーの設置を進めるべきだと思います。見解を問います。
    ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   ご質問にお答えいたします。  那覇市の児童クラブのクーラーの設置状況につきましては、48児童クラブ中、26児童クラブにおいてクーラーを設置しております。  設置している児童クラブにおいては、補助金や保育料等の予算の中から捻出し設置をしているところでございます。また、一括交付金を活用してクーラーを設置することは、その交付要綱に「個人・法人の負担に充当する事業又は事務及び専ら個人・法人の資産を形成するための事業又は事務」には「原則として、交付金を充てることはできない」とあることから、難しいものと考えております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   部長に2点、再質問したいと思います。  これから暑い夏がやってきます。那覇市の48ある児童クラブのうち、夏休み期間も活動しているクラブは幾つあるでしょうか。夏休みの児童クラブの活動状況を教えてください。  またもう1点、先ほど答えたクーラー未設置の22の児童クラブのうち、学校などの公的施設を利用しているクラブと、アパートなど民間施設を利用しているクラブの内訳はどうなっているでしょうか、答弁を求めます。 ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   再質問にお答えいたします。  夏休み期間中については、48児童クラブすべてで日曜祝祭日を除き開設をしております。早いところでは朝7時半から、遅いところでは夕方7時半まで開設をしております。  2点目のご質問、先ほど答弁いたしました22の児童クラブのうち公的施設で活動する児童クラブは、16児童クラブでございます。  また、民間賃貸物件など公共施設外で活動する児童クラブにおいては6児童クラブでございます。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   48のすべての児童クラブが夏休みも活動しております。このことからも、子どもたちが学校で過ごす時間よりも学童クラブで過ごす時間が長いことがわかるかと思います。また、実は学校などの公的施設を利用しているクラブのほうがクーラー未設置の場所が多いということもわかりました。  最初の答弁では、一括交付金を活用した児童クラブへのクーラーの設置は難しいとの答弁でしたが、一方で、教育委委員会が所管をする小中学校の普通教室には一括交付金を活用したクーラー設置は認められております。また、こどもみらい部が所管する幼稚園でも、このクーラーの設置に一括交付金は活用できました。どうして放課後児童クラブでは一括交付金が活用できないのでしょうか。  学童保育は、1997年児童福祉法の改正によって法制化されました。保護者の就労と子育てを支援し、子どもたちの安全で健やかな成長をはぐくむ放課後の子どもたちの居場所として、学童保育は極めて公的な役割をもった施設です。法制化によって、学童保育の実施主体は市町村であることが明記されました。今、実施主体者としての那覇市の役割が大きく問われていると思います。  そこで部長にお聞きしたいのですが、放課後児童クラブへのクーラー設置について、一括交付金の活用は難しいとの答弁でしたが、そもそもその難しいと判断したのはだれですか。  所管課であるこどもみらい部として、一括交付金の活用を申請したことがあるのですか、お答えください。 ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   再質問にお答えいたします。  このクーラーの設置につきまして、一括交付金の活用が難しいと判断しましたのは、その交付金の交付要綱に基づき、先ほどご説明したとおりの、結局、個人・法人の負担に充当する事務、そして個人・法人の資産を形成するための事業には交付金を充てることはできないということで、私たちは難しいと判断したものでございます。  申しわけありません、もう1つの質問、もう一度お願いします。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   部長、那覇市の子育て支援を担う皆さんの部署は、市民ニーズの特に多い部署だと思います。大変な重責を担い、ご奮闘されていることに、私も敬意をもって毎回議会に挑んでいるつもりです。これまでも学童保育園の一括交付金の活用については皆さんは職員の英知を結集し、民間アパートを利用しているクラブへの家賃補助なども実現していただきました。ぜひ、今度はクーラー設置についても努力をしていただきたいと思います。  米軍統治下のもとで沖縄の子育て支援の環境整備は全国と比べて大変遅れました。そのことは学童保育も例外ではありません。全国では公設の学童保育が8割以上に対して、私たちの那覇市の48の学童保育すべてが民設民営です。公的支援が少なく、そのため保育料も全国平均が4,523円に対し、那覇市は約9,000円、全国の2倍です。  このような高い保育料から、さらにクーラーの設置や維持費などをどうしても工面することはできません。また、全国で唯一の亜熱帯気候のもとで、ほとんどの公共施設にクーラーが設置されている現状もあります。  澤岻部長、那覇市の放課後児童クラブの置かれている現状は、まさに沖縄の特殊事情ではありませんか。那覇市の学童保育48施設のうち22施設、46%がクーラーが付いておりません。  一括交付金を活用したクーラーの設置を皆さんは頑張って求めていくべきだと思いますが、改めて見解をお聞かせください。 ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   再質問にお答えいたします。  クーラーの設置につきましては、私どもは児童クラブの方たちに、これ運営費の中で生み出して設置をしていただくことを基本に、これまでずっと指導してまいりました。ただ、確かに沖縄県の、那覇市は児童クラブ全部が民設民営になっております。そういったところで、他府県の公設公営のところに比べると、やはり基盤というところでは弱いものがあると思います。  今回の一括交付金の中で、沖縄の特殊事情というところで、どれだけ説明ができるかわかりませんが、一応は検討してみたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   ぜひ一括交付金、本当に知恵の出しどころだと思います。頑張ってください。  それでは、次に2点目の質問をします。真和志児童クラブは長年にわたって真和志幼稚園園舎内で活動を続けております。真和志幼稚園は築38年を迎え、雨漏りやコンクリートの剥離など、老朽化が深刻です。真和志幼稚園園舎を建て替え、あわせて真和志児童クラブ専用施設も建設すべきだと思います。見解を問います。 ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   お答えいたします。  真和志児童クラブの専用施設の建設につきましては、平成26年度に真和志幼稚園舎建て替えの基本設計を行うことから、児童クラブの活動場所の確保のため、那覇市児童クラブ施設整備計画に基づき、次のとおり関係機関との調整を行いたいと考えております。  まず第一に、空き教室の活用の可能性を検討いたします。次に財政面や学校の施設条件を考慮しながら、学校施設等の改築に合わせた整備について、関係機関と調整を行い、それでも厳しい場合は、民間施設等の活用も視野に入れるなど、総合的に検討してまいりたいと考えております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   現在、真和志児童クラブでは、幼稚園の空き教室で67人の児童が利用しております。小さな部屋に足の踏み場もないほどぎゅうぎゅう詰めです。  そこで別の角度から質問いたしますが、真和志児童クラブ児童1人当たりの面積は、国のガイドラインが示す児童1人当たりの面積基準を満たしているでしょうか、答弁を求めます。 ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   お答えいたします。  真和志児童クラブでは、今現在、67人のお子さんを預かっております。児童クラブの施設面積は75uで、67人が活動しておりますので、児童1人当たり面積は1.12uとなります。これは国のガイドラインでは1.65uですので、基準を満たしていないことになっております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   先ほど部長のほうから、那覇市の児童クラブの施設整備計画が示されました。国のガイドラインで示す基準を満たす整備計画にしないといけないと思います。しかし、那覇市の計画では、優先順位としてまず第一に空き教室の活用を検討し、その次に専用施設建設を考えるというものです。しし、それでは学童保育の質の確保という面でも、また那覇市の主体性を発揮しているとは言えません。学校や幼稚園の改築や新築というのは、そう何度もあるものではありません。何十年に一度しか機会はめぐってこないんです。こうした機会があるときには、積極的に学童専用施設の建設を検討すべきです。  部長、どうでしょうか。真和志幼稚園の建て替えに合わせて、積極的に専用施設の建設を検討していくべきではありませんか、答弁を求めます。 ○翁長俊英 副議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   再質問にお答えいたします。  児童クラブにつきましては、今22、23ぐらいの児童クラブが公的施設に入っておりますが、学校の建て替えのときには、もし空き教室が使えない場合には、専用施設等を調整をしているところでございます。  真和志児童クラブにつきましても、やはり先ほども答弁したところでございますが、まずは空き教室の有無について関係課と調整することから始めたいと思っております。 ○翁長俊英 副議長   比嘉瑞己議員。 ◆比嘉瑞己 議員   部長、空き教室もその翌年度は使えるかどうかもわからないわけです。ぜひ、専用施設の検討を積極的にやっていただきたいと思います。  時間もないんですが、市長に少しお話だけ。学童保育のクーラーについてなんですが、この質問を準備するにあたり、真和志児童クラブに行ってまいりました。真和志もクーラーがないんです。そして子どもたちが、市長あてにクーラーを付けてほしいという手紙を書いたそうです。先生たちが、放課後子どもたちが帰ってくると、毎日、「市長からの返事はまだですか」という質問を受けていて、先生たちも困っているそうです。ぜひ部長も検討すると言いましたので、市長もよい返事を子どもたちに書いていただけるようにご尽力いただきたいと思います。  どうもありがとうございました。 ○翁長俊英 副議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ。公明党ヌ桑江豊ヤイビーン。一般質問ウンヌキヤビークトゥ ユタサルグトゥ ウニゲーサビラ(皆さん、こんにちは公明党の桑江豊です。一般質問を申し上げますのでよろしくお願いいたします)。  質問の前に、所感を申し上げます。本日6月14日は、東京都議選の告示日であります。首都東京決戦は、続く来月の参議院選挙を占う極めて重要な選挙戦であることから、向こう23日の投票日まで各党総力戦が展開されると思います。  一方、7月14日の那覇市議選の告示日まで、ちょうど1カ月となりました。  各候補自らの公約を掲げ、当選へ向けて全力で取り組んでいると思いますが、先の喜舎場盛三議員の一般質問所感の中であったとおり、電柱やガードレール等、公共物への政党や候補のポスター、のぼりの掲示が多く見受けられるようになりました。所有者の許可を得て、掲示するのは大いに構わないと思いますが、いくら立派な政策・公約を掲げても、自らまちの景観を汚すような行為は、決して許されるものではないと思います。  このような政党や候補者には、自ずと市民の厳しい審判が下されることを期待しているものであります。  自身も含め、各候補は市民の選良としての自覚を持ち、正々堂々と選挙戦を戦ってもらいたいことをお願い申し上げ、一般質問に入ります。  はじめに、選挙行政、期日前投票について伺います。  期日前投票の増設について、本員は多くの市民の要望を受け、平成19年9月、平成20年6月、平成22年6月、平成23年9月、平成24年2月とこれまで5回取り上げてまいりました。昨年6月の県議選から銘苅庁舎に加え、首里支所、真和志庁舎、小禄南公民館に期日前投票所が増設され、より近くで投票することができるようになったと市民に喜ばれていることを高く評価するものであります。  さらに、本年1月新庁舎完成に伴い、選挙管理委員会も銘苅庁舎から、新庁舎へ移転したことにより、期日前投票所の見直しが行われ、新庁舎と首里支所・真和志庁舎に加え、小禄地域でイオン那覇店、新都心地域でサンエー那覇メインプレイスと市内合計5カ所で、期日前投票ができるようになることが、去る2月定例会で、前泊美紀議員の質疑で明らかになりました。  特に大型商業施設に期日前投票所が設置されることは、買い物ついでに1票を投じることができると市民に喜ばれており、投票率の向上につながるものであると大いに期待しているものであります。  そこで、お伺いします。  (1)昨年の県議選、市長選、衆議院選での投票所増設4カ所によるその成果と課題。
     (2)来月予定の参議院選、那覇市議選における期日前投票の取り組みと概要について答弁を求めます。  次に、道路行政、宇栄原市営住宅付近市道についてお伺いします。  宇栄原市営住宅の建替えが進む中で、付近の道路状況も大きく変わりつつあります。平成23年6月定例会で宇栄原団地北側線と、宇栄原団地線が交通量の変化に伴い優先変更を訴えたところ、当局から優先変更が必要との答弁があり、その後、8月に宇栄原団地自治会長と一緒に、豊見城警察署に要請をし、平成24年1月から優先変更が実現し、団地住民をはじめ地域の皆さまに大変喜んでいただいているところであります。  今回、交通量の増加に伴い、優先になった宇栄原団地線上に歩道が切れた箇所があり、近くには認可保育所があり、子どもの送迎時に急カーブから頻繁に通過する車両のため危険な状態が続いている現状にあります。  先月、隣接する宇栄原市営住宅6棟・7棟・8棟の起工式を終えたばかりではありますが、建替え工事の中で、団地側にセットバックすれば、歩道の確保と急カーブを緩やかにすることが可能であると考えます。  次に、宇栄原団地北側線と宇栄原17号が交差する地点において、特に標識や路面表示もなく、どこが優先なのかわからない状況が続いております。何らかの表示が必要であると考えます。そこでお伺いします。  (1)市道宇栄原団地線歩道の確保と急カーブの解消について。  (2)市道宇栄原団地北側線と宇栄原17号が交差する地点における優先とその表示について、当局の見解を求めます。  最後に、住宅行政宇栄原市営住宅新棟について伺います。  宇栄原市営住宅は既に、1棟・2棟・3棟に続いて、4棟・5棟が完成し、本年度から入居が始まりました。  本員は平成23年12月定例会で、宇栄原市営住宅1棟・2棟・3棟のトイレに手洗い場がない問題を取り上げ、今後、建替えにおいて、手洗い付き便器の設置を要望したところ4棟、5棟については、手洗い付き便器が設置され、入居者の皆さまには喜んでいただいているところであります。  しかしながら、既設の1棟、2棟、3棟の入居者から、同じ家賃を納めているのに、不公平であるとの不満の声が多くあります。  また、網戸についても、先の湧川議員の一般質問とかぶるところがありますが、既設の棟、1棟、2棟、3棟及び6階以上の入居者から同様の不満の声があります。  次に、入居者から新棟の駐車場にかなりの空き区画があるとの声があります。確かに入居者の高齢化で駐車場を必要としない方が、多くいらっしゃると思われます。現状、駐車区画は1世帯1台を認めており、2台以上所有する世帯については、団地から離れているところで借りている方もいると聞いております。空き区画については、2台以上所有世帯への貸出しや他の市営住宅にもあるような来客用駐車場等へも有効利用できるのではないかと考えます。  そこで(1)手洗い付き便器設置について既設の1棟、2棟、3棟への対応。  (2)網戸について既設の1棟、2棟、3棟及び6階以上の階への対応。  そして、(3)新棟における車両駐車場の空き区画数及びその有効利用について当局の見解を伺います。  以上、壇上での質問を申し上げ、答弁によりましては質問席より、再質問・要望等をいたしたいと思います。ニフェーデービル(ありがとうございます)。 ○永山盛廣 議長   亀島賢優選挙管理委員長。 ◎亀島賢優 選挙管理委員長   桑江豊議員の一般質問にご答弁を申し上げます前に、来る7月21日に執行が予定されております那覇市議会議員選挙に向けて立候補を予定されている議員各位におかれましては、諸準備をされているかと推察いたしておりますが、公職選挙法を遵守されるとともに、まちの美化にも配慮した行動をされますよう市民の選良としての皆様方の自覚に期待をいたしております。  それでは、ご質問にお答えいたします。  まず、期日前投票について、昨年の投票所増設による成果と課題についてお答えいたします。  平成24年度においては、沖縄県議会議員選挙、那覇市長選挙、衆議院議員総選挙の3回の選挙が実施されております。  それらの選挙から、これまで2カ所で行っておりました期日前投票所を増設して4カ所で実施をいたしました。  その成果についてでありますが、3回の選挙とも前回の選挙と比較いたしまして、期日前投票者数、投票率とも低下をいたしており、選挙管理委員会といたしましても、期待していた投票率の向上という成果は得られませんでしたが、有権者の皆様からは、投票が近くでできるようになって便利になったとの声をいただいております。  課題といたしましては、投票環境のさらなる向上を図り、引き続き投票率のアップにつなげることと効率的な選挙事務の執行に向けての改善、期日前投票に従事する者の安定的に確保できる、体制づくりを行うことなどが挙げられます。  また、来月予定の参議院選挙、那覇市議選挙における期日前投票の取り組みと概要についてでありますが、首里支所、真和志庁舎、那覇市役所本庁舎の完成に伴い、本庁舎及びサンエー那覇メインプレイス、イオン那覇店の2カ所の商業施設の5カ所で期日前投票を実施いたします。  有権者の利便性を考慮し、参議院選挙と市議選挙を7月21日の同日に実施いたしますが、期日前投票の投票期間が、参議院選挙が7月5日から7月20日、市議選挙が7月15日から7月20日までとなっており、有権者の皆様には混乱のないように周知を図ってまいりたいと考えております。  参議院選挙の各期日前投票所の開設期間は、本庁舎においては、公示日の翌日の7月5日から7月20日まで、その他の期日前投票所においては7月15日から7月20日までとなっております。  市議選挙の各期日前投票所の開設期間は、全部の期日前投票所で告示日の翌日の7月15日から7月20日までとなっております。  なお、投票時間につきましては、本庁舎、首里支所、真和志庁舎は、午前8時30分から午後8時まで、サンエー那覇メインプレイス、イオン那覇店は営業時間の都合によりまして午前10時から午後8時までとなっております。  以上でございます。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   桑江豊議員の一般質問の2番目(1)市道宇栄原団地線歩道の確保と急カーブの解消についてお答えいたします。  議員ご指摘の道路につきましては、現在、一部歩道がなく急カーブで見通しが悪い状況であります。当該道路は、宇栄原市営住宅再生団地計画に合わせ都市計画決定された地区計画において、歩道の設置が位置付けられております。  現在事業中の宇栄原市営住宅第3期建替え事業におきまして、平成26年度に道路改良工事を予定しており、当該工事において、両側に歩道を整備し、道路の線形を緩やかにすることで、児童等歩行者の安全確保と車両の円滑な通行を図れるようにしていきたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   桑江豊議員の一般質問の2.道路行政の(2)市道宇栄原団地北側線と宇栄原17号が交差する地点における優先とその表示についてお答えいたします。  当該交差点について、どちらの市道が優先になるかを豊見城警察署に問い合わせしましたところ、現在は特に優先の区別はなく、従いましてその表示もないとのことでありました。  また、交差する市道の標識設置や路面表示については、地域の要請に応じて、同交差点の整備状況をみながら判断していきたいとの回答がございました。  市としても現場を確認しましたところ、交差点進入時における事故の危険性があることを認識しましたことから、豊見城警察署に標識の設置等をしていただくよう要請してまいりたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   桑江豊議員の一般質問3番目の住宅行政について順次お答えします。  はじめに、1点目の手洗い付き便器への対応については、洗面所を経由しないで直接トイレに行くタイプの住戸は、手洗い付き便器を市で設置することとしており、建替えを行った4号棟、5号棟と同様に、既設の1号棟、2号棟、3号棟にも設置することとしております。  次に2点目の網戸の既設の棟及び6階以上の階への対応についてお答えいたします。  既設の市営住宅の5階以下については、今年度から計画的に網戸を設置することとしております。  また、6階以上の階についても、台風時の安全性などが確認できれば、必要に応じ設置していきたいと考えております。  次に、3点目の駐車場の空き区画数及びその有効利用についてお答えいたします。  新しい棟の駐車場は、現在367区画中85区画の空きがございます。  その有効利用については、介護などのサービス車両の駐車スペースなどについて、入居者用のスペースを確保しつつ、また今後の建替え事業の駐車場計画と勘案しながら、有効利用が可能か検討していきたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   各部長、選挙管理委員長答弁ありがとうございました。  2点目の道路行政のほうからいきたいと思います。  先ほどの答弁で、宇栄原市営住宅第3期建替え事業の中で、平成26年度に両側に歩道を整備し、急カーブを緩やかにする道路改良工事が行われることがわかりました。  児童と歩行者の安全確保と車両の円滑な通行が図れることにより、団地居住者や近くの保育園の保護者をはじめ、地域の皆さまにとって大変喜ばしいことであり、当局の対応を高く評価したいと思います。着実に事業が遂行されることを期待し、この件は終わります。  次に、2点目の先ほどの答弁で市道宇栄原団地北側線、小禄中学校から入ってくる道路です。そしてもう一つは宇栄原17号線、宇栄原小学校から入ってくる道路が交差するところなんですが、この優先表示については、当局も危険性を認識し、豊見城警察署に標識の設置を要請しているということですが、当該地点は宇栄原市営住宅再生団地計画の中で、道路の形状に変更が生じると伺っています。今後どのように形状が変更されるのか、またそれがいつごろになるのか、答弁を求めます。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   再質問にお答えいたします。  議員ご指摘の交差する地点につきましては、現状はいびつな交差点となっておりますが、現在、宇栄原市営住宅再生団地計画ではT字路への形状を変更する予定であります。  なお、当該工事は建替え事業の最終の平成35年ごろに行う予定であります。 ○永山盛廣 議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   ただいまの答弁で建替え事業の最終、平成35年ごろにはT字路になるということがわかりました。  しかしながら、危険性を認識しながら、10年も現状のまま放置するわけにいかないと考えておりますので、早急な当局の対応をお願いし、この件は終わりたいと思います。  次に、住宅行政にいきたいと思います。  先ほどの答弁で新棟の駐車場で85区画の空きがあることがわかりました。介護サービス車両の駐車スペースを確保したとしても、なお空きがあると思われます。  ぜひ2台以上所有する世帯への貸出しや、来客用駐車場の確保等を検討していただきたいことを要望し、この件は終わります。  次に、網戸の件ですが、先ほどの答弁で既存の市営住宅の5階以下については、今年度から計画的に設置をしていくことがわかりました。  6階以上については安全性を確認しながら、設置をしていくということですが、宇栄原市営住宅新棟において入居者によれば、最近、白蟻が12階、13階まで入ってくるということなんですよ。白蟻が入ってしまうと急速に老朽化が進むことになりかねません。6階以上の網戸の設置についても、しっかり調査をしていただきたいことを要望し、この件は終わります。  次に、手洗い付き便器について、先ほどの答弁で洗面所を経由しないで直接トイレに行くタイプの住居には、手洗い付き便器を市で設置するとのことですが、4棟、5棟は170戸あります。全て手洗い付き便器が設置されております。4棟、5棟は全てこのようなタイプであると理解してよろしいでしょうか。  また、既設の1棟、2棟、3棟については、平成23年12月定例会の答弁では、トイレから洗面所までの動線が長く、台所を越えて3LDK、36戸については、手洗い付き便器の設置を検討するとのことでありましたが、あれから1年6カ月、何ら動きがありません。1棟、2棟、3棟ほかのタイプの住戸も含めて、今後、どのように対応していくのか、再度答弁を求めます。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   再質問にお答えいたします。  4棟、5棟は全て洗面所を経由しないで、直接トイレに行くタイプの住戸となっております。既設の1、2、3号棟も同様なタイプですので、今年度から設置することとしております。 ○永山盛廣 議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   答弁ありがとうございました。  ただいまの答弁で既設の1棟、2棟、3棟、196戸あるんですが、全て手洗い付き便器と取り換えることが確認できました。居住者にとって大変喜ばしいことであり、当局の対応を高く評価いたします。  市営住宅のつくりがトイレを個室にしていくのであれば、トイレの中に手洗い場があるのが常識であると本員は考えます。  だからお手洗いというと思います。本年度から設置するということですので、早めに取り組んでいただくことを要望し、この件は終わります。  そして最後に、選挙行政でございますが、選管委員長答弁ありがとうございました。  先ほどの答弁で、昨年の県議選、市長選、衆議院選から期日前投票所を4カ所に増設したにも関わらず、3回の選挙とも、前回の選挙と比較して、期日前投票者数、投票率とも低下をしたということがわかりました。このような結果をどのように分析しているのか答弁を求めます。 ○永山盛廣 議長   亀島賢優選挙管理委員長。
    ◎亀島賢優 選挙管理委員長   ご答弁申し上げます。期日前投票者数、投票率とも前回の選挙と比較いたしまして、3回の選挙とも、経過した結果について、選挙の執行状況等を客観的に観察しての印象といたしましては、立候補者数が極めて少数であったこと。  また、対立候補の擁立が遅れたこと。そしてマスコミ等にありますように、各政党間の選挙公約が有権者にわかりにくかったこと等が挙げられるかと思いますが、投票率は選挙当日の天候や候補者の数など、さまざまな要因が総合的に作用するものでありますので、投票率低下の要因を特定するのは、極めて困難であると考えております。 ○永山盛廣 議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   次に、参議院選と那覇市議選の期日前投票期間に違いがあります。入場券は別々になるのか、1つになるのか、お伺いします。  1つになるのであれば、先に参議院選の期日前投票を行う場合は、入場券の取り扱いがどのようになるのかお伺いします。 ○永山盛廣 議長   亀島賢優選挙管理委員長。 ◎亀島賢優 選挙管理委員長   今回は、同日選挙であることから、1枚の入場券で両方の選挙の受付を行うことになります。  7月5日から7月14日までに期日前投票に来られた方につきましては、参議院選挙だけしか、期日前投票ができませんので、宣誓書を兼ねた入場券は投票の際に回収し、後日市議選挙の期日前投票を行う場合は、新たに市議選挙の宣誓書を記入していただいて、期日前投票を行うことになります。 ○永山盛廣 議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   ただいまの答弁で、参議院選挙を先に投票して、後日、市議選の投票をする際には、入場券が回収されることから、期日前や投票日当日は何も持たないで投票所に行くことがわかりました。身分証明書を提示すれば、投票は可能だと思いますが、参議院選の期日前投票の際に、参議院選投票済のスタンプ押して本人に返し、市議選投票の際に再度入場券を持参していただくとか、あるいは入場券に代わるものを交付するとか、何かあったほうが市民にとっては安心感があるのではないかと本員は考えます。  ぜひ、再度入場券の取扱いについては、検討してくださるよう要望いたしたいと思います。  先ほどの答弁で、参議院選、那覇市議選の期日前投票所が大型商業施設含め5カ所に増設され、それぞれ午後8時まで投票が可能になることは、市民が大いに喜ぶことであり、高く評価したいと思います。そこで大型商業施設での期日前投票所は、具体的に何階のどの場所になるのか、現時点でわかるのであれば教えていただきたいと思います。 ○永山盛廣 議長   亀島賢優選挙管理委員長。 ◎亀島賢優 選挙管理委員長   大型商業施設での期日前投票場所は、新都心のサンエー那覇メインプレイスは5階中央出入り口、小禄のイオン那覇店は5階西側エレベーター乗り場を予定いたしております。 ○永山盛廣 議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   わかりました。ありがとうございました。来月予定の参議院選、那覇市議選から、また県内で始めて投票済証を発行すると聞いておりますが、具体的な取り組みとどのような活用が予定されているのかをお伺いします。 ○永山盛廣 議長   亀島賢優選挙管理委員長。 ◎亀島賢優 選挙管理委員長   今年度の選挙から、必要としている選挙人に対して、投票済証の交付を行います。  なお、投票済証を活用して、商店街などとのタイアップ等を行うことにつきましては、本来の選挙啓発と営利を目的とした商店街の経済活動とは、全く異なるものであります。本市選挙管理委員会として、関与すべきではないと認識をしております。  しかしながら、商店街が独自に投票済証を活用いたしまして、キャンペーンを行うことは、経済的利益をもたらすことによって、投票を促すこととなり、結果的に投票率向上にもつながればと期待をいたしております。 ○永山盛廣 議長   桑江豊議員。 ◆桑江豊 議員   選管委員長、ありがとうございました。  来月の参議院選、市議選はダブル選挙になる予定ということで、市民にとっては3回投票する複雑な選挙となります。  しかも、今回から大型商業施設での期日前投票や投票済証の交付など新たな取り組みが始まります。  選管の皆様にとっては、1つのミスも許されない大事な事業となると思いますが、どうか市民にわかりやすく丁寧に周知をし、一つ一つの取り組みが投票率の向上につながることを期待し、私の一般質問を終わります。  イッペー ニフェーデービタン(大変ありがとうございました)。 ○永山盛廣 議長   唐真弘安議員。 ◆唐真弘安 議員   とうとう来てしまいました。私の議員生活最後の一般質問でございます。ご清聴のほどよろしくお願い申し上げます。  少しばかり、時間はございませんが、所感を申し上げたいと思います。  41年前の那覇の市会議員選挙で、私は32歳で、初当選をいたしました。そして31歳には、松茂良興辰という議員がおりました。そして30歳には、我那覇祥義という青年議員がおったのであります。この3人は、特に若うございまして、あとはみんなおじい、おばあばっかりでございましたので、特に注目を集めておったのであります。  きみまろでございませんが、あれから40年、もう前期高齢者にどっぷりとつかりまして、今ここに最後の質問をしようとしているところでございます。これは私個人に関することではございますが、沖縄の政治について、一言またピシッときめておきたいと思うのでありますが、沖縄の歴史は日本、米国、中国この大国に常に振り回されましてとにかく能動的にやられて私たちは常に受動的であったでありましょう。  多くは申し上げません、時間がないから。  沖縄の政治を振り返りながら私は、その時々の沖縄を代表する政治家の言葉は非常に興味がございます。  喜屋武真栄先生の言葉には「小指の痛みは全身の痛み」、西銘順治先生には「沖縄の心は日本人になろうとしてなりきれない心である」、ヤマトンチュウになろうとしたけれどもなかなかなれない。  この次に、私にどうしても、衝撃的に受けた言葉が翁長雄志市長の「甘えているのは沖縄ですか、それとも日本ですか、本土ですか」、この言葉は、これまでの沖縄の歴史を踏まえた上でこれから将来に向けて沖縄が心を1つにして、どういうふうに進んでいくかというときに、ものすごい意味を持つ言葉でございます。  その意味におきましては、もはや翁長雄志市長さん、偉人の1人に入ったでありましょうね。  時間がありません。11分50秒、お許し願いたい。棒読みになるところがございますので、よろしくお願いいたします。全部、言わないと心残りになるからであります。  オオゴマダラを市蝶にしようとする運動は、「首里城下にチョウを翔ばそう会」の皆様をはじめ那覇市議会の亀島賢二郎委員長のご努力により、総務常任委員会において1人の反対委員もなく、全会一致でオオゴマダラ市蝶を決議・推挙されたのであります。  さらには、翁長雄志市長も「市長として市蝶はオオゴマダラ以外は考えられない」と発言されておるのであります。本員としては「機は熟したり」と思う次第であります。  今はやりの林修先生の「いつやるか、今でしょう」と申し上げたいのであるが、当局のお取り計らい方はどうなっているのでしょうか。  ちなみに本員が、初めて個人質問上オオゴマダラを取上げたのがきょう、平成19年6月14日であります。今から6年前であります。  あれから6年が経過いたしました。不思議なことではありますが、本日も同じく6月定例会の6月14日ではありませんか。  オオゴマダラの皆さんが、翁長市長に「早く市蝶にしてくれ」と発信しているのじゃないのかというふうに、もつれてまいりました。  続きまして、2.文化財行政について質問をいたします。  首里金城町の大アカギ群は、天然記念物に指定されております。樹齢が200年とも、300年とも言われているのでありますけども、今年1月29日の地元新聞記事には、大アカギピンチと写真付きで報道されております。  大アカギについて質問させていただきます。  (1)大アカギはピンチの状態から抜け出すことができたのでしょうか。  (2)一番大きなアカギは巨大な根っこの部分が空洞になっており、その空洞が神棚として利用され、線香がたかれた形跡が散見されることもあった。また、生木の根っこに火をたきだすこともあったと聞くが、今日ではどうなっていますか。  (3)の質問ですが、一番大きなアカギは隣接して民家が2軒建築されております。最近、部長の話ではあと1軒増えたそうです。  記憶では20年ほど前のことで、本員はこの壇上から当時、大アカギに何らかな圧力にならないかと、大丈夫かと一般質問をいたしております。  この一番大きな大アカギについて、気になるのがアカギの木全体の生命力、樹木としての勢いであります。  専門家の樹医に健康診断をさせたことがありますか、答弁をください。  引き続きまして、通告してあります3.学校行政について質問させていただきます。  往年の大横綱曙さんに、曙小学校のたくさんの生徒たちから「同じ名前の曙だからぜひ曙小学校にきて頂戴。訪問してください」というラブコールに答えて、曙さんは大横綱が子どもたちの夢を実現させようと曙小学校を訪問していただきました。  大変、大変ありがたいことでございました。この際、曙関の手によって植樹された記念木が今日ではだいぶ成長をしておりますが、当初設置された「大横綱曙訪問記念木」と大書されていた標柱が風雨により朽ち果て、今はなくなっておる次第であります。  大横綱曙の曙小学校訪問の効果があったのでしょうか。  そう私は思いたいのですけれども、曙小学校から沖縄初の大横綱誕生かと言われている、私と同じ名前でありますけれども、當眞継斗君が世の中に知られるようになっていることは、皆様もご案内の通りだとございます。  先に申し上げました、あの標柱の再建をあらゆる意義において再建をお願いし、当局の見解をお聞かせください。  次に、通告してあります4.保育行政について質問いたします。  この質問は、議長の許可をいただき資料配布をさせていただきました。  羽田空港に大いなる参考になる保育所があるとのことでございます。  那覇空港は、市街地と空港の距離が全くない、全国的に見ても優れた空港であります。  保育所の設置を提言をいたします。  当局の見解をお願いいたします。  次に、5に通告してあります観光行政について質問いたします。  平和通り公設市場の醸し出す独特の雰囲気、ムード、空間は、本員が考えるには那覇市民の戦後の歴史が60年、70年かけてできあがった本市唯一の宝物だと信じて疑いません。  この宝物の価値を高め近い将来、来るであろう観光客1,000万人時代には世界に名前の知れたマチグヮーにする必要がございます。  今日は、皆さん知ってのとおり、サンエーだ、そしてあっちこっちのファミリーマート、それからローソン。もう昔あったトウヤマ商店とか、比屋根商店とかいうものは皆消えてしまった。そして行くところ行くところどこに行っても同じです。  しかし、ただこのマチグヮーだけはどうしても皆、那覇市民が今後「1カ月に1回は買い物に行こう」、こういうようなことをお互い確認し合いながら、マチグヮーに足を運ぶこと、これは大事だと思う。  あそこがなくなるということは、那覇の心がなくなるということに匹敵すると、私は思っているのであります。  そして、このためにどうすることを第一に必要かというと、研究に研究を重ねて大きな納得のいく日本一のトイレでございます。  世界一の評価が受けられるトイレの実現は、観光資源としてまた、観光振興に大いに役立つと確信提言する次第であります。  当局の見解を聞かせてください。  世界一のトイレでございますから、答弁は慎重にお願いしたいものであります。  引き続きまして、6に通告してあります教育行政について、質問を申し上げます。  本員は、常々「六論衍義」については、その内容もさることながら、程順則(名護親方)が中国から持ち帰り、今から約300年前の1714年に薩摩藩主の島津吉貴公に、献上されたのであります。  5年後の1719年、吉貴公は程順則から献上された「六論衍義」を当時の徳川吉宗将軍に献上されているのであります。  このことによって、「六論衍義」は日本国の学校教育の源であるところの寺小屋での子弟教育の教科書として、当時の日本全国で使用されていたのであります。  東恩納寛惇先生によりますと、明治44年(1911)年までに、その間で30冊以上が刊行されたとのことであります。  このような「六論衍義」の持つ歴史的な事実は、今日、世界に冠たる我が国・日本の学校教育の教科書の源流を訪ねると、何と沖縄の程順則先生が島津吉貴公に献上された「六論衍義」にたどり着くのでございます。  このことは、沖縄県民の子弟教育に欠くことのできない自立自尊の精神プライドを子どもたちに考えを植え付ける、この上ない歴史の教材だと考えるのであります。  当局の答弁お願いいたします。  最後に、私はこの世に生んでくれた故郷八重山に恩返しの意味を含めて、人生最後の質問をいたしたいと思うのであります。
     7に通告してあります街路樹行政について、質問いたします。  私は、41年前から市会議員としての那覇市内の国際通りをはじめ、多くの街路樹を見てきたが、今日、市内に「チュラヤシ」と言われる八重山ヤシは、これまでのどの街路樹よりも、断然、格段に美しい姿を見せ、その分、町が美しくなっている。多くの市民はそう実感をしているものと、私は信じて疑いません。  八重山ヤシのさらなる活用を、本員は市議会議員としての最後のお願いと訴えにさせていただきたいと存じます。  当局のすばらしいご答弁を期待しながら、質問席に着きたいと思います。  よろしくお願い申し上げます。 ○永山盛廣 議長   翁長雄志市長。 ◎翁長雄志 市長   唐真弘安議員のこれまでの長きにわたる議員活動において、いよいよ有終の美を飾る締めくくりのご質問となりますので、那覇市会議員としての10期36年に及ぶ輝かしいご経歴に心より敬意を表し、1つ目の一般行政についてのご質問に、私からお答えをいたします。  昨年12月に、那覇市の蝶の選定を求める陳情が市議会にて全会一致で採択されましたこと、また市民の機運の高まりなどを受け、本市として市の蝶の選定に向け取り組むことになりました。  今後につきましては、市の蝶の候補を選定する市長の附属機関として那覇市の蝶選定委員会を設置するため今定例会において、那覇市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定案を上程しているところであります。  条例制定案の議決をいただいた後、市長から当該委員会へ諮問を行った上、選定に向け審議を行うこととしております。  また答申を受けた際には、約1カ月間、パブリックコメントに付し市民の意見を聴取した上、最終的に市の蝶の決定をする予定であります。  市の蝶が制定された後は、市民の皆様へ周知を行うとともに、蝶が舞う自然豊かな街づくりの推進、環境共生都市としてのイメージアップ等に向け、市の蝶を活用していく所存であります。  ちなみに、私も10年前から屋上緑化を楽しんでおりますけども、今年は例年以上にオオゴマダラが屋上に翔んでまいります。  唐真議員はじめ多くの関係者の努力が実ってきたなと、心から感謝をしております。  唐真弘安議員は、今日まで議場で大変格調高い情熱的な議論をユーモアを交えながら、今日までやって来られました。今日という最後の日も格調高い中にも、たくさんのユーモアを交えながら、すばらしい演説をしていただきました。多くの後輩議員がその姿勢に励まされ、目標にしてきたと思っております。  唐真弘安議員の先日の代表質問も、奥様をはじめお孫さんでしょうか、皆お出ででありました。傍聴しておりましたけども、きょうも奥様はじめお孫さんもお出でのようであります。奥様も、大変ご苦労さまでございました。それから、きょうのジィジィの格調高い姿はお孫さんにも深く脳裏に刻まれて、これからの人生の大きな励みになるのではないのかなとこのように思っております。  それから、40年支えてきた支持者の方々、また関係者の方々もきょうはおいでのようでありまして、唐真議員も大変感無量になるものがあるのではないのかなと思っております。確か、奥様とも40数年前の三大選挙のときに一緒に選挙をして結ばれたというふうに聞いております。文字どおり人生そのものが政治であり、那覇市議会とともに歩んでこられた人生であります。今後とも、後輩政治家にご指導ご鞭撻をお願いを申し上げたいと思います。  唐真弘安議員の新たなる人生は、まさにオオゴマダラのように華麗で、そして優雅で、また力強いものになることを心から祈念いたしまして、私の答弁といたします。  ニフェーデービタン(ありがとうございました)。 ○永山盛廣 議長   島田聡子市民文化部長。 ◎島田聡子 市民文化部長   唐真弘安議員の一般質問の文化行政について、順次お答えいたします。  (1)について、昨年9月29日の台風17号で6本あった大アカギの大木のうち1本が倒れてしまいました。その状況は、専門家の判断によると「再生が困難だ」ということでありました。  そこで残りの5本につきましても、それぞれどのような生育状況にあるかを把握し、今後の対策を講じることが喫緊の課題であると考え、今年度大アカギ活力度調査に取り組み、樹木医をはじめとする植物の専門機関の判定を経て、適切な対応を講ずるところでございます。  次に(2)につきましては、過去におきまして大きなアカギの木がご神木と認識されていることから、そこに線香を供える方がおり、場合によっては着火して参拝する方もおりましたが、地域の方々が粘り強く声掛けをしてくださったことから、現在では着火をしての参拝は見られなくなっております。  (3)につきましては、唐真議員のご指摘により、平成4年に樹木医の診断のもと、それぞれのアカギに対して治療を施しました。平成8年にも、同様の対応をいたしましたが、その後、診断は行われておりません。  そこで、今年度の大アカギ活力度調査の成果を踏まえ、それぞれの木の状態に合わせて、適切に対処していきたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   唐真弘安議員の3.教育行政、横綱曙関が曙小学校に植樹した記念木標柱の再建について、お答えをします。  平成7年12月の大相撲沖縄場所で曙関が来沖する際に、兼ねてからの関係者の要請に応じて曙小学校を訪問され記念木を植樹されたと伺っております。  大横綱曙関の記念木や標柱は、子どもたちに夢や希望を与える意義のあるものと考えております。  現在記念木は大きく成長しておりますが、標柱については朽ち果てて、なくなっております。  今後、教育委員会としましては、標柱の再建についてしっかりと働きかけていきたいと思っております。 ○永山盛廣 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   唐真弘安議員の一般質問の4.保育行政について、お答えいたします。  議員ご質問の羽田空港内の保育園は、株式会社が運営し、東京都が認証し、東京都と大田区が補助をし、一時保育も実施している認証保育園との情報を得ております。  那覇空港は、比較的市街地に近く、バス・モノレール、うみそらトンネル等によるアクセス等の利便性の良い施設であり、近年では観光客のみならず、多くのビジネスマンなどの発着施設として利用され、また空港施設内は飲食店、小売店舗や銀行など、多様な付帯施設が入居しております。市民・県民の雇用の場ともなっていると考えております。  このような事業所内での保育施設につきましては、当該事業所が従業員の福利厚生の一環として設置する場合も考えられます。  今後、ご質問の空港内への保育施設の設置支援という手法も含め、待機児童対策を総合的に進めてまいりたいと思います。 ○永山盛廣 議長   大城弘明経済観光部長。 ◎大城弘明 経済観光部長   唐真弘安議員の一般質問の5.観光行政について、お答えをいたします。  平和通りや公設市場周辺のマチグヮーに対する唐真弘安議員の思いにつきましては、しっかりと受け止め、那覇市の観光資源として大切にしていかなければならないものと考えております。  マチグヮーの活性化、観光振興につなげるにはどのような施設がふさわしいか、ご提言を踏まえ、今後検討してまいりたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   喜瀬乗英教育委員会学校教育部長。 ◎喜瀬乗英 教育委員会学校教育部長   唐真弘安議員の一般質問の教育行政の、「程順則について」お答えをいたします。  江戸時代に日本全国の寺小屋教本となった程順則の「六論衍義」は、この沖縄から全国へ発信した大変すばらしい道徳の教えであります。  小中学校においては、沖縄県編成の道徳の郷土資料「守礼」にも取扱われています。小中学校ではこれを活用し、「豊かな心」の育成に役立てております。  さらに、上山中学校においては、1年生の総合的な学習の時間で地域学習として「六論衍義」を学ぶとともに、これを学校の重点目標として教室掲示し、日常的に道徳教育に取組んでおります。  今後も、学校教育を通して児童生徒に那覇市の偉人・程順則の生き方から郷土を愛し、郷土を誇りに思う精神を育んでまいりたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   新垣昌秀建設管理部長。 ◎新垣昌秀 建設管理部長   唐真弘安議員の一般質問の7.街路樹行政について、お答えいたします。  議員の提案の八重山ヤシは、世界でも石垣島と西表島だけに自生し、一属一種の珍しいヤシで、その高さは約20mに達し、赤褐色の葉頂部から世界の美しいヤシの1つであると言われております。  八重山ヤシは、現在のところ、本市が管理する市道の街路樹としての植栽の事例はございませんが、県道39号線国際通りや沖銀本店前の県道42号線には街路樹として植栽されており、「チュラヤシ」の名のとおり、その美しい樹形は潤いのある街路景観を創出しております。  議員ご提案のチュラヤシ、八重山ヤシの市道における活用につきましては、若狭旅客船バースから、中心市街地への玄関口となります都市計画道路松山線の中央分離帯への植栽ができないか、検討しているところであります。  今後も、他の市道への活用についても検討していきたいと考えております。 ○永山盛廣 議長   唐真弘安議員。 ◆唐真弘安 議員   あと1分20秒ございますので、お礼を申し上げさせてください。  旧庁舎の本会議場、仮庁舎の本会議場、そして新庁舎の本会議場、この3つの本会議場、特に演壇を見ながら、このもの言わない演壇たちに心からお礼を申し上げたいと思います。  次は、平良良松市長、親泊康晴市長、翁長雄志市長をはじめ、当局の皆さんの大変なお世話になったことお礼申し上げたいと思います。  それから、議会事務局の調べによりますと、本員が当選して今日まで160人の市会議員が議員になったり去って行ったりしたようであります。すべての市会議員160人に対して、お世話になりましたとお礼を申し上げたいのであります。  最後になりますが、あと26秒ですか。私の後援会の皆様、後援会長も大浜博貞先生、東清志先生、宮良當祐先生、嘉手苅恒英先生と、務めてくださいました。ありがとうございました。4代にわたった皆様のご苦労、他の後援会会員の皆さんのおかげさまでございます。  私1人の力では何もできなかったことをここに宣言いたしまして、感謝の意を表明し、私の個人質問を終わりたいと思います。 ○永山盛廣 議長   これで、本日の一般質問を終わります。 ○永山盛廣 議長   以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。  次回は、6月17日・来週月曜日、午前10時に本会議を開き、まず本日同様、一般質問を行います。  その後、本定例会に付議された人事案件の表決を行い、その他の議案に対する質疑、委員会付託、報告に対する質疑、そして陳情の委員会付託を行います。  また、当日は、本会議終了後、本議場において予算決算常任委員会が開催されます。  休憩いたします。             (午後3時15分 休憩)             (午後3時16分 再開) ○永山盛廣 議長   再開いたします。  本日は、これにて散会いたします。             (午後3時17分 散会) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成25年(2013年)6月14日     議  長  永 山 盛 廣
        副 議 長  翁 長 俊 英     署名議員  仲 松   寛     署名議員  前 田 千 尋...