那覇市議会 > 2011-02-28 >
平成 23年(2011年) 2月定例会-02月28日-07号

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  1. 那覇市議会 2011-02-28
    平成 23年(2011年) 2月定例会-02月28日-07号


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    平成 23年(2011年) 2月定例会-02月28日-07号平成23年 2月定例会              平成23年(2011年)2月那覇市議会定例会                   議事日程 第7号               平成23年2月28日(月)午前10時開議 第1  会議録署名議員の指名 第2  個 人 質 問                ~~~~~~~~~~~~~~~                  会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                ~~~~~~~~~~~~~~~ 〇出席議員(39人)  1番  野 原 嘉 孝 議員  3番  桑 江   豊 議員  4番  花 城 正 樹 議員  5番  山 川 泰 博 議員  6番  前 泊 美 紀 議員  7番  下 地 敏 男 議員  8番  宮 平 のり子 議員
     9番  糸 数 昌 洋 議員  10番  翁 長 俊 英 議員  11番  大 浜 安 史 議員  12番  清 水 磨 男 議員  13番  玉 城   彰 議員  14番  前 田 千 尋 議員  15番  比 嘉 瑞 己 議員  16番  平 良 識 子 議員  17番  喜舎場 盛 三 議員  18番  宮 里 光 雄 議員  19番  坂 井 浩 二 議員  20番  新 屋 清 喜 議員  21番  宮 國 恵 徳 議員  22番  我如古 一 郎 議員  23番  古 堅 茂 治 議員  24番  湧 川 朝 渉 議員  25番  山 川 典 二 議員  26番  金 城   徹 議員  27番  久 高 友 弘 議員  28番  山 城 誠 司 議員  29番  亀 島 賢二郎 議員  30番  平 良 仁 一 議員  31番  仲 松   寛 議員  32番  與 儀 實 司 議員  33番  高 良 正 幸 議員  34番  瀬 長   清 議員  35番  渡久地 政 作 議員  36番  屋 良 栄 作 議員  37番  永 山 盛 廣 議員  38番  久 高 将 光 議員  39番  安慶田 光 男 議員  40番  唐 真 弘 安 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(1人)  2番 大 浜 美早江 議員 ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  翁 長 雄 志  市長  神 谷 博 之  副市長  仲 村 家 治  副市長  知 念   覚  総務部長  渡慶次 克 彦  企画財務部長  上 原 郁 夫  市民文化部長  新 里   勉  経済観光部長  来 間   淳  環境部長  大 嶺 英 明  健康福祉部長  大 城 弘 明  健康保険局長  澤 岻 郁 子  こどもみらい部長  翁 長   聡  都市計画部長  小橋川 邦 也  建設管理部長  大 城 幸 子  会計管理者  宮 平   智  消防長兼総務部参事監  宮 里 千 里  上下水道事業管理者  前 原 常 雄  上下水道部長  城 間 幹 子  教育長  新 城 和 範  生涯学習部長  盛 島 明 秀  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  高 嶺 哲 彦  局長  米 須 哲 夫  次長  新 里 和 一  副参事  双 森 文 雄  主幹  山 里   実  主幹  長 嶺   勝  主幹  津波古 文 雄  主幹               (午前10時 開議) ○金城徹 議長   これより本日の会議を開きます。 ○金城徹 議長   この際、諸般の報告を行います。  明日3月1日・火曜日は、人事案件の表決を行った後、その他の議案及び報告に対する質疑を行います。  その質疑についての発言通告書の提出期限は、本日午後2時までとなっておりますので、ご協力のほどお願いいたします。  次に、本日の個人質問1番目の花城正樹議員から、事前に資料配付の依頼がありましたので、会議規則第150条の規定により、議長において許可し、お手元に配付しておきました。  これで諸般の報告を終わります。 ○金城徹 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、湧川朝渉議員山城誠司議員を指名いたします。 ○金城徹 議長   日程第2、個人質問を行います。  この際申し上げます。  議事の都合により、本日の個人質問に関する発言の割当時間は、答弁を除いて、各議員15分以内といたします。  なお、各派代表者会議及び議会運営委員会において、答弁を含めて30分以内とすることが確認されておりますので、議員及び当局におかれましては、今定例会においても引き続き遵守されますようご協力をお願いいたします。  それでは、発言通告書に従い、順次、発言を許します。  花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   皆様、おはようございます。  朝一の質問ですので、1月1日に描いた私の議員としての立場ではなく、個人的な目標の1つを紹介させていただきます。  まずは、自動車での移動時間を活用して、中国語のCDを聴くこと。「イー(1)アル(2)サン(3)スウー(4)ウー(5)リュウ(6)チー(7)パー(8)。ニーハオ、ワォー シャオ シンチュ(我是花城正樹)」自己紹介でございます。  そして、これまでやってきた書道、空手道、茶道、そしておもろさうしなどの習い事をさらに磨くことでございます。  さて、ことしの正月に開催されました那覇市文化協会の「2011清ら遊び・新年会」の幕開け演奏で、琉球王朝禮学部会としまして、安仁屋眞昭先生やほかのメンバーとおもろさうしの「あおりやへが節」を詠(フ)かせていただきました。よむ、うたうことを「ふきゅる」とおもろさうしでは表現します。人間国宝であり、琉球古典音楽で有名な照喜名朝一先生をはじめ、沖縄の伝統芸能、美術工芸の著名・文化人が集い、その磨き上げられた技を披露する場でした。こちらに、きょう議長の許可を得てパンフレットをもたせていただいていますが、「あけもどろ総合文化祭」、こちらに音楽部会長高良正幸議員も紹介されております。  少し紹介させていただきますが、3月13日に琉球王朝禮学演奏会琉球王朝禮学部会主催の「山内盛彬先生 生誕120年記念」をしまして、パレット市民劇場で舞台がございますので、ぜひ後ほどまたPRをさせていただきますので、その際はよろしくお願い申し上げます。  その文化がしっかりと受け継がれていくことは重要ですし、人材育成などの課題は多く、継承発展のためには行政の力も必要とすることでしょう。  以上、所見は終わりますが、次の質問につなげさせていただきます。  1.本市の文化行事について。  これは、配布の資料は「文化行政」となっていると思いますが、「文化行事」の誤りでございます。  ジュリ馬祭りにつきましては、私が小学校低学年のころ、琉装をして二十日正月行列に参加した経験があり、興味をもたせていただきました。  那覇女性史近代編によりますと、この祭りはもともと辻の繁栄と農村の豊年を祝う祈りの行事であると記されています。ここで質問です。
     (1)ジュリ馬祭りに対し、今後の支援する可能性について伺う。  (2)ハーリー参加料について。  これは今年度より那覇ハーリーへの参加料として、各チーム当たり3万円を徴収することを決定した那覇爬竜船振興会に対し、企業ではない中学生やPTAのチーム、そして大学生のチームからも3万円の参加料を徴収するのかと昨年の9月議会で取り上げさせていただきました。そのあとの進捗を問うものでございます。  続きまして、2.公園行政についてでございます。  仲井真、上間地区における1人当たりの公園面積を問う。  これは代表質問でも取り上げさせていただきましたが、那覇市民全体では5.69㎡ということでしたが、エリア別での数字を問うものでございます。  続きまして、3.教育行政についてでございます。  去る1月9日に行われた私の母校である仲井真中学校区成人式に足を運びました。那覇市内中学校区では初めてだったのではないでしょうか。  式典での二十歳の記念講演、同窓生代表の私からも少しご紹介をさせていただいて、沖縄ダルクリハビリテーションセンター 森広樹様から、「社会を脅かす薬物の恐ろしさ」という演題でお話をちょうだいいたしました。真剣な表情で耳を傾ける新成人の姿勢から、大人の自覚と強い意志を感じました。また、地域や父兄の方々からもとてもよかったと感想をいただきました。過去にあった、いわゆる「沖縄の荒れる成人式」のイメージが払しょくされたような瞬間だったと私は感じたわけでございます。ここで質問です。  (1)上山中学校に焦点を当てたNHKで放映「目指せ!日本一の成人式」について。  続きまして、これは代表質問でも取り上げさせていただきましたが、コミュニティスクールに関する沖縄県教育長の答弁で、「規則に関しては市町村によって中身を変え、必要なところはつくることができる」とあります。ここで伺います。  (2)コミュニティスクールについて、どの条約、規則、規約などを、どのように変更すれば制度導入につながるか。  次に性教育についてでございますが、厚生労働省研究班の調査において、若いころの最初の性交に関して、避妊具などを使用しなかったという統計があり、その方法を教師や学校の授業で知ったという人の割合は低く、正しい性教育を受けられなかった可能性が示唆されております。ここで質問です。  (3)性教育と増加傾向にあるといわれている児童生徒の妊娠について見解を伺います。  次に、事前に資料として配付させていただいておりますが、東京都や大阪府・名古屋市などで既に取り組まれ、教師を目指す学生の段階から、将来リーダーとなる教員を育成する教師養成講座導入について伺います。  以上、壇上での質問は終わりますが、残りは自席にて再質問・要望等をさせていただきます。 ○金城徹 議長   上原郁夫市民文化部長。 ◎上原郁夫 市民文化部長   花城正樹議員の個人質問、本市の文化行事についてのうち、(1)ジュリ馬祭りに対し、今後の支援する可能性について伺うについてお答えします。  ジュリ馬祭りは、ジュリ馬行列が演じられる「辻旧二十日正月祭り」の愛称で、毎年辻町で旧暦の正月二十日に重要な祭祀として行われてきました。  祭りの奉納演舞の中心舞踊であるジュリ馬行列が好ましくないと、平成元年に中止されましたが、平成12年に地域の皆様の熱意により復活したところであります。  ジュリ馬行列は、琉球王府時代から辻町地域の豊年祈願の奉納演舞として、女性たちによって演じられ、戦後復興期、市民の苦しい生活の中において大きな励ましとなったと聞いております。  ジュリ馬祭りで演じられるジュリ馬行列は、首里王府時代の奉納演舞を今に伝える貴重な舞踊で、伝統芸能として継承されるべきものであり、また祭りは地域おこしの1つの担い手になる側面もあると考えております。  今後、地域活性化を図る上で、どのような支援ができるか検討していきたいと考えております。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   花城正樹議員の個人質問中、ハーリー参加料についてお答えいたします。  那覇爬竜船振興会では、次回の第37回大会から、参加料を徴収したいということでしたが、那覇ハーリー実行委員会幹事会で再検討すべき課題が多いということで、引き続き参加料は徴収しないということになっております。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   花城正樹議員の個人質問2番目の公園行政についてお答えいたします。  仲井真、上間地区の1人当たりの公園面積は、平成22年3月末現在で、0.11㎡となっております。 ○金城徹 議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   花城正樹議員の個人質問3.教育行政(1)から(4)について順次お答えいたします。  まず(1)のNHKで放送された「目指せ!日本一の成人式」についてお答えいたします。  同番組は、沖縄の成人式は荒れるというイメージを払拭したいとの思いで、感謝というテーマを掲げ、日本一の成人式を目指し、1年前から実行委員会を立ち上げ、精力的に活動してきた那覇市立上山中学校区での成人式の様子であります。同番組の内容は、5人の実行委員会を中心に、成人式をつくり上げる様子を、成人式前日から当日までの密着取材によるドキュメンタリー番組になっております。成人式では、新成人が地域の方々に感謝の言葉を述べたり、両親に感謝の気持ちをつづった手紙を直接手渡したり、会場での手紙を読んだ多くの母親や父親が涙ぐむ場面もございました。さらに、新成人による伝統的な旗、あるいはエイサーの演舞も披露され、感動的で思い出に残る成人式になったと考えております。  教育委員会といたしましては、今後も上山中学校区成人式のような心温まる成人式をバックアップしてまいります。  なお、本式典では、翁長那覇市長も直接ご本人の祝辞を述べていただき、新成人たちがとても感激したという報告も伺っております。  次に(2)のコミュニティスクールについては、どの条例をどう変更すれば、制度導入が可能かについてお答えします。  教育委員会規則で必要な整備をすれば、導入することは可能であります。当制度につきましては、文科省でも導入を推奨しておりますが、本市では、2年ほど前から学校評議員制度学校関係者評価を通して、学校運営への地域住民の参画を目的として取り組みを始めたばかりであります。同制度がスタートしたばかりなので、さらに充実させていく必要があると考えております。  次に(3)の性教育と児童生徒の妊娠についてお答えいたします。  那覇市内の各小中学校における性教育は、児童生徒の発達段階を踏まえ、計画的、体系的に指導しております。とりわけ、中学校におきましては、妊娠や出産が可能となるような成熟が始まるという観点から、受精・妊娠まで取り扱うものとしております。  また、身体の機能の成熟とともに、性衝動が生じたり、異性への関心が高まってきます。そこで、異性の尊重、インターネットの有害サイトや有害図書等の様々な情報への適切な対応も指導する内容として取り扱っております。  最後に(4)の教師養成講座導入についてお答えいたします。  教師養成講座は、教員を志望する学生を対象に、教師としての資質や意欲の向上を図るため、教職課程をもつ大学と教育委員会が連携した取り組みであると伺っております。  本市教育委員会では、学生のための教師養成講座に類似したものといたしまして、①県内の大学と学校、研究所が連携した教育実習の充実、②現職教師・指導主事による大学での講義の実施、③大学生の授業指導補助の体験などを実施しており、今後はこれらの取り組みを充実させてまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   各関係部長の皆様、ご答弁ありがとうございました。  まずは、公園行政について再質問させていただきます。  市民1人当たりの公園面積目標は、平成29年までに9.75㎡というような資料もございます。それに対し、仲井真、上間地区は、先ほど答弁にありました現状が0.11㎡になっているわけでございます。これは、目標の数字まで0.011%となっており、数字を比較してもいかに緑地や公園が少ないかおわかりになるかと思います。この地域、公民館もない、図書館もない、公園緑地もない。今回は公園行政ですが、部長、今後のこの地域に対する救済の答弁、公園整備計画について伺います。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   花城正樹議員の再質問にお答えいたします。  今、仲井真、上間地区における今後の公園あるいは緑地計画ということですけれども、現在、当該地区におきましては、今後、仮称でありますけれども「国場川くねくね緑地」が計画されております。整備の時期につきましては、平成23年度に都市計画決定を予定しておりますけれども、それが順調にいけば、平成24年度に実施設計を行いまして、平成25年度には工事の着手が可能になるものと考えております。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   ありがとうございます。  周辺住民の皆様や自治会などからは、憩いの場所、みんなが集まれるような場所がほしいという声が上がっておりましたので、自信をもって回答していきたいと思います。ありがとうございます。  次に、本市の文化行事について再質問をさせていただきます。  ハーリー参加料につきましては、金銭的な心配をすることなく、学生やPTAをはじめ、親睦がとれるイベントになると期待したいと思います。ありがとうございます。  ジュリ馬祭りに関しましては、私なりにいろいろな書物を読んで、例えば男女共同参画や教育の視点での問題など経緯を理解しているつもりでございますが、久高島のイザイホーや各離島の神事を含むお祭りなど、大切な伝統文化が消滅してしまった例も少なくないわけでございます。  ここは、ぜひ翁長市長にお伺いをしたいのですが、市長も施政方針の中でおっしゃっております。少子高齢化と都市化が進み、人間関係が希薄化していく中で、心の豊かさも失われつつある。  そういう意味では、後継者不足の懸念もあり、今後は地域だけで自主的に開催していくことは難しいのではないでしょうか。ここはいい意味でのおせっかいをするところだと思いますが、翁長市長の見解を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○金城徹 議長   翁長雄志市長。 ◎翁長雄志 市長   花城正樹議員の再質問にお答えいたします。  今、答弁にもありましたとおり、ジュリ馬の行事の件につきましては、平成元年に男女平等という視点の中で、おそらく取りやめになったと思うのですが、その後のいわゆる文化の大きさ、それから深さ、そして地域に根差した人間の豊かさみたいなものも含めて、総合的な見地から、平成12年に復活をして、今日にきていると思います。  またあれは、なかなか一般の方々で構成することが難しいと思いますので、今おっしゃるように行政を含め、那覇市民全体でこういった沖縄に本当に根差した、あるいは那覇に根差した文化というものは、みんなで支え合いながら継承していく中に、私たちは先祖のことも思いながら、その思いの中から将来に向けてつなげていくものを、文化というものを通してやっていくという意味では、議員ご指摘の行政がかかわるということは重要ではないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員   翁長市長、ご丁寧なご答弁ありがとうございました。  実は先日、辻の歴代自治会長にもお話を伺ってまいりました。やはり以前のように、二十日正月のイベントを盛り上げていきたいというような意見でしたので、私もいい形ができ上がるよう対話を重ねていきたいと思っております。  それでは続きまして、教育行政についてでございます。  成人式につきましては、仲間とのお祭りだけではなく、やはり父母や地域に感謝する儀式だと思っております。これからも、行政としてもしっかりフォローしていただきたいと思います。  続きまして、コミュニティスクールに関しましては、全国では既に600カ所以上が実施をされておりますので、今後も研究を重ねていただきたいと、今回は要望にとどめておきます。  続きまして、教師養成講座導入につきましては、割と前向きな答弁でしたので、今後の大量退職や臨時教員の本採用、そして新人教師の即戦力が求められておりますので、今後の取り組みに大いに期待したいと思います。  最後に、性教育について再質問ですが、10代の母は学校を中退し、義務教育を受けられないことも考えられます。その進路や将来に対するマイナス面というものは、人生を大きく左右することですので、そこに対する見解と、ちょっとまた別の角度になりますが、性同一性障がいに関しましても、中学校卒業までに違和感を覚え、その9割以上が自殺未遂をしたり、または自殺したいと考えたと統計がありました。文部科学省が求めたように、性教育の一環で、小学校高学年までに性同一性障がいについて説明する必要があるというふうにうたっておりますが、それに対する見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○金城徹 議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   花城正樹議員の再質問にお答えいたします。  2点あったかと思います。  1点目は、10代で義務教育の中退というのはございませんが、義務教育はずっと続きますので。ただ、その進路の件も重要じゃないかということが1点と、それから性同一性障害についての今後の取り組みということでお答えいたします。  まず、10代の母親は、義務教育の中では当然中退というのはございませんので卒業するわけですが、ただ、もし仮に、今特に教育委員会にはそういう報告は届いておりませんが、進路につきましては、当然、例えば臨床心理士あるいは教育相談員、あるいは養護教諭、学校全体でしっかりと対応しながら、しっかり進路指導をしていく必要はあるかと思います。  今後、これにつきましては、しっかり検討しながら取り組んでまいります。  それから、性同一性障がいにつきましては、9割以上が自殺というお話もありましたが、最近話題になっておりますので、教育委員会としてもこの課題については、取り組むように検討してまいりたいと思います。 ○金城徹 議長   花城正樹議員。 ◆花城正樹 議員 
     ありがとうございました。  非常にデリケートな問題ですので、性に関するバランスのとれた情報を提供することが重要であると私も考えますので、今後も力を入れていただきたいと思います。  以上で、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   市民の皆さん、議場の皆さん、おはようございます。  私ども民主党会派花城正樹議員に引き続き、個人質問をさせていただきたいと思います。  質問に入る前に所感を述べさせていただきたいと思います。  昨日、読売ジャイアンツオープン戦、最後の試合を観戦させていただきました。天気にも恵まれまして、読売ジャイアンツの選手の皆さん方は、全員が日に真っ黒に焼けて、充実したキャンプではなかったかなと思っております。試合につきましては、第1試合の楽天の試合においては1対1の引き分けでございましたけれども、昨日もかなり白熱した試合展開でございました。最後には巨人軍が3対2で沖縄キャンプ、紅白試合、オープン戦を含めて初の1勝を挙げていただきました。私ども、観戦した皆さんにとっても、満足した試合ではなかったのかなと思っております。  これを機会に、ぜひ来季もご当地那覇のほうにキャンプに来られることを祈念をいたしてやまないものでございます。  それから、建設管理部の部長はじめ、職員の皆さんには、昨年、古波蔵の市道の歩道のど真ん中にある電柱の撤去や、そしてまた石嶺地域におかれましては、私が12月定例会で取り上げました、有名な石嶺でこぼこ道路緊急舗装工事が先日完了されております。  また、久場川地域におかれましても、浸水地域の対策工事に着手されていることもお聞きをいたしまして、感謝をしている次第でございます。  今後とも、地域の要望や課題に対しても、積極的に取り組まれることを要望して、所感に代えていきたいと思います。  それでは、順次発言通告に基づき、個人質問をさせていただきたいと思います。  まずはじめに、沖縄振興計画についてであります。  現行の沖縄振興計画は、2012年に最終年を迎えることになっております。沖縄県は、新たな振興策にカジノ導入を検討しているようでございますが、本市の見解をお伺いいたします。  次に、衛生的な環境の確保についてであります。  (1)犬・猫の飼い方指導等の年度開催件数について、過去3年分を含めて伺います。  (2)本市の飼い犬頭数に対する登録数、未登録数は幾らか伺います。  (3)動物愛護管理センターへの犬・猫の年間搬送件数について伺います。  (4)動物の適正飼養に係る予算額は幾らですか。  次に、道路行政についてであります。  狭隘道路の拡幅整備を促進するため、鋪装整備等への助成金等を交付することになっておりますが、その内容について伺います。  次に、交通安全行政についてであります。  (1)飲酒運転撲滅に向けた具体的な取り組みと市職員に対する懲罰はどのようになっているのか、伺います。  (2)向こう5年間の那覇市交通安全計画の策定に当たっての基本的な考え方を伺います。  壇上での質問は以上でございますが、時間の許す限り要望、再質問などは自席においてさせていただきたいと思います。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   玉城彰議員の個人質問のうち、沖縄振興計画に係るご質問にお答えいたします。  平成21年3月に沖縄県でまとめられたカジノ・エンターテイメント検討事業調査報告書によりますと、カジノ・エンターテイメント導入のメリットは、新たな沖縄観光の魅力向上につながり、観光消費支出の増大や外国人観光客の誘致など、リーディング産業である観光・リゾート産業のさらなる飛躍向上が期待できることから、沖縄県の自立経済の構築に向けた起爆剤になるとしております。  一方、デメリットとして、青少年への影響やギャンブル依存症など、県民生活への悪影響が懸念されるとしております。  最近の新聞報道によりますと、仲井眞知事は沖縄振興特別措置法にかわる新法に、カジノ付統合型リゾートの導入に係る法的対応を盛り込むことについて検討を始めたようであります。  大阪府や神奈川県などが、観光振興を目的としたカジノ導入を検討している状況を鑑みると、カジノ導入は観光産業の競争力を高めるなどのメリットがある一方で、先ほどの県の報告書にあるデメリットも強く懸念されることから、本市としましては、カジノ導入については、何よりも県民・市民のコンセンサスが最重要視されるものと考えております。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   玉城彰議員の個人質問の2.衛生的な環境の確保について、順次、お答えいたします。  はじめに、(1)本市における飼い方指導などの開催件数についてお答えいたします。  まず、犬のしつけ教室についてですが、平成19年度、20年度に各4回、平成21年度、22年度に各2回実施しております。  また、平成21年度からは、犬猫の飼い方相談会を年3回実施しており、毎年9月の「動物愛護週間キャンペーン」や11月の「環境フェア」においても、犬・猫の飼い方相談会を実施しております。  次に、(2)本市の飼い犬の頭数についてですが、犬の登録数は今年1月現在で1万983頭となっております。  WHOやペットフード協会の推定方法によると、犬は人口の10%が飼育されていると言われておりますので、本市の犬の総数は約3万頭、約2万頭の未登録犬がいるのではないかと推測されます。  (3)次に、犬・猫の動物愛護管理センターへの搬送件数でございますが、犬は、捕獲と引き取り依頼によるもの、猫は所有者不明で引き取り依頼によるものを搬送しております。  平成19年度は犬233頭、猫437匹。20年度は犬158頭、猫493匹。21年度は犬238頭、猫391匹。22年度は本年1月現在で犬276頭、猫143匹を搬送いたしました。  最後に、犬・猫の適正飼養事業に係る費用についてお答えいたします。  平成22年度の予算総額は545万8,000円で、主なものとしては非常勤報酬が155万8,000円、狂犬病予防注射のお知らせ等に係る印刷製本費及び新聞広告費が98万8,000円、犬の登録などの業務委託料が103万5,000円、しつけ教室などの講師謝礼が42万円などとなっております。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   玉城彰議員の個人質問3番目、道路行政についてお答えします。  今回の拡幅整備の促進に係る狭隘道路とは、幅員4m未満のうち建築基準法第42条第2項に規定する道路を言っています。  狭隘道路に面して建物等を建てる場合は、原則として道路中心線から2mの敷地後退を行い、幅員4mの道路にすることが義務づけられております。  しかしながら、道路の整備までは義務づけていないことから、本市では、平成23年4月1日から狭隘道路整備事業を実施することとしております。  事業概要としましては、後退部分のアスファルト舗装整備費として1㎡当たり4,000円、上限を10万円までとして助成金を支給いたします。また、角地においで隅切用地を確保した場合は、1カ所当たり2万円を奨励金として支給する内容となっております。 ○金城徹 議長   上原郁夫市民文化部長。 ◎上原郁夫 市民文化部長   玉城彰議員の個人質問の4.交通安全行政について、順次、お答えいたします。  はじめに、飲酒運転撲滅に向けた取り組みでありますが、議員ご承知のとおり本県では、平成21年まで飲酒絡みの死亡事故が15年連続全国ワーストワン、同交通事故が20年連続全国ワーストワンという不名誉な記録の中、「沖縄県飲酒運転根絶条例」が平成21年10月1日に施行され、毎月1日を飲酒運転根絶の日として定め、様々な取り組みが行われております。  本市では、那覇警察署及び那覇地区交通安全協会などと連携して、主要交差点における飲酒運転撲滅のボード・桃太郎旗作戦で、ドライバーへの交通安全意識の啓発等を行っております。  また、市独自の取り組みとしましては、市民に対し、市のメールマガジンを利用しての飲酒運転撲滅の啓発や市庁舎への横断幕の掲示を行うとともに、市職員に対してイントラを活用してのポップアップメッセージ、公用車運転前のアルコールチェックの実施などに努めているところであります。  次に、市職員に対する懲罰につきましては、平成14年4月に「交通事故の処分の目安」を定めており、その中で、職員が酒酔い運転、または酒気帯び運転をした場合は懲戒免職処分とするなど厳しい対応をしております。  次に、(2)交通安全計画の策定の基本的内容についてでありますが、この計画は交通安全対策基本法の第26条に基づき、交通安全対策を全般にわたっての総合的かつ計画的な施策を定めるものであります。  現在の第8次那覇市交通安全計画の主な内容としましては、1、道路交通環境の整備。2、交通安全思想の普及徹底。3、道路交通秩序の維持。4、救助・救急体制の整備。5、交通事故被害者支援の推進となっております。  次年度は、これを踏まえて、平成23年度から平成27年度までの計画を策定してまいります。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   答弁ありがとうございました。  それでは順次要望、再質問などをさせていただきたいと思います。  まず、沖縄振興計画についてでございます。  先ほどの答弁にもございましたように、沖縄県は新たな観光振興の魅力的なものとして、あるいは沖縄県経済の振興という観点から、カジノ導入について検討されているようでございます。既に検討委員会も設置されていて、何回か開催もされているということもお聞きしております。  本員は、このカジノの問題につきましては、何と言っても経済に左右されやすい。今日、世界同時的な経済不況の影響などもございまして、カジノの本場でございます中国のマカオや、あるいは韓国の済州島、そして、最もメッカでございますアメリカのラスベガスにおいても、かつてのほどの活況はないということもお聞きをしております。  また、沖縄の地理的条件からしても、なかなか世界の富裕層、県外も含めてなんですけれども、沖縄に来るということは考えにくい面も指摘されているわけでございます。そのような立場から要望を申し上げたいと思います。  仲井眞県知事におかれましては、開会中の2月定例会(県議会)で、カジノ導入について県民からは慎重意見や反対意見もあり、懸念事項に対する対策などについて研究していると述べております。そのようなことから、県知事はカジノ導入の可能性を模索していると言わざるを得ません。  本員は懸念される1.ギャンブル依存症、2.青少年や県民生活への影響、3.治安悪化等の問題をクリアすることは、極めて困難だと考えております。  沖縄県は、新たな振興計画の施策のとりまとめを4月までに行う考えのようでございますが、カジノ導入については、本市として明確に断念すべきであることを求めることを要望いたします。  次に、衛生的な環境の確保についてでございます。  再質問をさせていただきたいと思います。  犬や猫の登録にマイクロチップ化を実施している市町村の事例についてお聞かせ願いたいと思います。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   玉城彰議員の再質問についてお答えいたします。  マイクロチップの導入ですが、平成19年度の犬における普及率は全国平均で2.95%となっており、本県は21番目の1.35%となっております。  また、市町村で導入している事例では、犬山市で犬の新規登録者で希望する方にマイクロチップに関する補助を行っております。  津島市及び竹富町では、ヤマネコの保護を目的とした猫に関する使用条例を定め、マイクロチップを導入しております。  同様の猫に関する使用条例といたしましては、国頭村、東村、大宜味村でヤンバルクイナの保護を目的としたものがあり、マイクロチップを導入しております。  さらに、国頭村では安田区で飼い犬に対するマイクロチップを、NPOの協力のもとで試験的に導入しております。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   答弁ありがとうございました。  動物用のマイクロチップは、個体識別のため動物の体内へ直接埋め込む型のもので、長さ20㎜、直径2㎜程度の縁筒型のようでございます。  埋め込みの手数料につきましては約5,000円で、チップは専用リーダーで識別番号を読み取り、管理センターに個体情報や所有者を照会することができるものであります。  沖縄県におきましては、国頭村安田区が迷い犬や捨て犬による希少動物の補食を防ぎ、適正飼育を推進するため、初めてマイクロチップの取り組みを行っているようでございます。
     本市の飼い犬登録数が約1万1,000頭で、未登録数が約2万頭いるということが先ほどの答弁でわかりました。  今日、迷い犬や捨て犬等に見られるように、無責任な飼育に歯止めをかけるには、取り外しが可能な鑑札ではなく、手術しなければ取り除けないマイクロチップを義務化する考えはないのかどうか、伺います。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   玉城彰議員の再質問にお答えいたします。  犬の登録の推進や犬猫の適正使用の推進を図る上で、マイクロチップの果たす役割及び効率的な業務のあり方を検討していきたいと考えております。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   答弁ありがとうございました。  部長、ぜひ補助も含めてマイクロチップ化に向けて、真摯なるご検討をよろしくお願いいたします。  次に、道路行政についてであります。  本市に狭隘道路いわゆる二項道路と言われるものはどのくらいあるのか、答弁を求めたいと思います。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   玉城彰議員の再質問にお答えします。  本市における狭隘道路いわゆる二項道路につきましては、現在、約1,500本あると認識しております。 ○金城徹 議長   玉城彰議員。 ◆玉城彰 議員   答弁ありがとうございました。  本市の狭隘道路につきましては、私の質問取りの段階で約2,300カ所あるようでございます。そのうち二項道路、現況道路幅員1.8m以上が先ほどの答弁で約1,500カ所存在していることがわかりました。  狭隘道路整備事業の助成金等の交付は、狭隘道路に面して建物を建てる場合や狭隘道路に接する塀等を設ける場合に、幅員4mの道路にすることが対象になっております。しかも、平成23年度の予算は280万円と少額であります。  今後、徹底した調査、指導を行いまして、既存の建築物も対象に含め、拡幅整備、鋪装の促進のために予算の増額をぜひとも検討していただきますことを要望いたします。  次に、交通安全行政についてであります。  沖縄県は飲酒運転に関する道路交通法が平成19年9月に改正され、罰則が強化されているにもかかわらず、検挙率は旧態依然として全国一であります。また、飲酒による事件・事故は後を絶たないのが現状であります。近年は、検挙される割合が、夜間帯よりも早朝の出勤時間帯のほうが最も高いと言われております。  本市も、職員の飲酒運転事故に対する厳罰は大変厳しい内容になっておりますが、罰則を強化するだけではなく、飲酒運転撲滅に向けて家族を含めた日常普段の意識啓発活動が重要であると考えます。  今後とも、なお一層の取り組みを強化していただきますことを要望いたしまして、私の個人質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城徹 議長   屋良栄作議員。 ◆屋良栄作 議員   皆さん、おはようございます。  まず、質問に入ります前に、去るニュージーランドで起こりました大地震で被災に遭われた皆様、犠牲になられた皆様に対し、お悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  さて、個人質問に入ります。  今回の個人質問は、大枠で観光行政、観光産業というものについて、2つの切り口から質問を投げかけてみたいというふうに考えております。  1つ目は、私のキャラクターとマッチしているんですが、ミス・ユニバースについてでございます。笑いが出ておりますけれども、ありがとうございます。  お互い議員は「師走」という言葉に象徴されますように、12月は忙しく、特に12月31日かなり忙しいと思いますけれども、たまたま私家にいてテレビがついているのを見たときに、12月31日にRBCでミス・ユニバース沖縄地方大会のドキュメンタリーが放映をされておりました。  それを見た後に、私なりにいろいろ資料を集めたり関係者とお話をする中で、世界大会を誘致できないかということで今考えておりまして、那覇市としても積極的に取り組むべきではないかというふうに思い、質問をさせていただいております。  実は、ミス・ユニバース、初めての方もいらっしゃると思うんですけれども、1952年に開催されております。いろいろなミスコン、世界規模がございますが、ミス・ユニバースについては特に知性という部分で力を入れていると。項目に加えているということであり、教育・文化・歴史の知識、国際問題への関心、多言語力というのが問われておるのでございます。  ミス・ユニバース・ジャパン、これは日本の大会を運営する団体でございますが、団体の言葉をかりますと、世界一の美女を目指す。オピニオンリーダーをプロデュースし、成長プロセスを描く美の祭典を目指していくということになっております。  昨年の初めて行われました沖縄大会につきましては、セミファイナルが10月31日にロワジールホテル那覇で、ファイナル決勝が11月23日にオキナワマリオットリゾートで行われ、3人の方が日本一を決める東京で行われる大会のセミファイナルに参加することになっております。  また、沖縄大会のほかにも地方6エリアで地方大会が開催されておりまして、沖縄から東京、北関東大会に出てもいいし、全国から沖縄の大会に応募してもいいということになっているようでございます。  テレビなどでもドキュメントで追っかけられておりましたが、おもしろいことにこの書類審査を経て集まった方々が、地方大会の決勝まで行く間の約3週間の間にビューティキャンプというものを行ってトレーニング、それからさまざまな座学の学習も含めて行うことになっているようであります。100項目100時間、3週間にわたって彼女たちが己を磨いていくということでございます。  1つ講座の例を挙げれば国際儀礼、プロコロールですね、それから人命救助、それから、これは那覇の沖縄セルラーパークで行われたようですが、ジャズのリズミカルな動きをトレーニングするジャズサイズなども行われておるようでございます。  2006年に世界第2位の知花くららを生んだ沖縄、那覇でございます。    (「松島校区だ」と言う者あり)  ありがとうございます。  地方大会をやって、ことしもまた地方大会をやるようでございますが、これはこれで毎年行事として行っていただきたいなと思っておりますが、何と1952年以来の世界大会、まだ日本国で一度も開催したことがないということでございます。2012年に日本の本部が立候補をしておりますが、関係者の話によると2013年あたりに日本開催が濃厚であるということでございます。  2013年あるいは2012年で世界大会誘致に名乗りを上げているエリアが、通告書に書いておりますように、名古屋、北海道、九州、沖縄ということでございます。仮に世界大会が開催されましたたら、その年の沖縄地方大会、そして日本一を決める大会、そして世界大会、3つの大会を那覇を中心に本島で行うということになろうかと思います。  その際には、世界80カ国以上からその代表、マスコミ、また主催団体関係者、家族等応援団が沖縄へ詰めかけるということになり、しかも、その世界規模のビューティキャンプが展開されることで、2週間、3週間かもしれませんが、沖縄が1つの発信基地として世界にこのイベントを発信する中で、沖縄を売り込む、那覇を売り込む大チャンスになると本員は考えております。  そこで、お伺いいたします。  昨年、沖縄地方大会が始まったばかりのこのミス・ユニバースでございますが、世界大会に向けまして本市として積極的に取り組み、沖縄県や主催団体、観光業界などと連携しつつ、実現に向けて汗をかいていくべきではないかと考えております。  当局の見解を伺います。  例えば、てんぶす那覇あたりでビューティキャンプを誘致できれば、歩き方の練習とかてんぶす前広場で行うなどして、国際通りからミス世界一、それから日本一が出ていく1つの成功物語、こういうのができていけば、またすてきな那覇市の1つの物語ができていくのではないかというふうに考えております。よろしくご答弁ください。  それから、2つ目でございますが、展示会産業のまちおこしについてでございます。  展示会産業というのも、私も言葉を知ったのはつい先日でございますけれども、昨年、経済産業省のほうでも展示会産業活性化方策検討委員会というものを立ち上げ、展示会産業育成に本腰を入れはじめたようでございます。  展示会産業というのは、英語でMICEの一環ということでございます。ミーティング、インセンティブ、コンベンション、エキシビション、これらを通して観光客を誘客して産業の育成、経済の活性化を図っていくというもので、そういう概念でございます。  人・もの・情報の交流を促進していくこと。また、展示会を通して第1次・第2次産業の底上げも期待されるものと本員は考えております。  一例を挙げれば、ものの流通ANAによります那覇空港の貨物ターミナルが非常に成功をおさめていることは、皆様ご承知のとおりと思います。  このことにつきまして、本市として日本の中の沖縄(那覇)、アジアの中の沖縄(那覇)を視野に入れて戦略を練るべきであると考えます。  国も昨年から本腰を入れたわけでございますが、あわせて待ちの姿勢ではなく私どもも戦略を練らなければならないと思います。  本年は、折しも那覇市と福州市の友好都市締結30周年の年にも当たります。また、世界のウチナーンチュ大会の開催の年にも当たります。那覇ナイトも企画していると思います。戦略を練って活用すべきではないでしょうか。  2つ目、沖縄セルラーパーク那覇(那覇市営奥武山屋内運動場)でございますが、昨年11月に離島フェアが知事選の忙しい中でしたが開催されました。私も中をのぞいて関係者ともユンタク(おしゃべり)をさせていただきましたが、あの場所の活用としてはかなりいいのではないかなと思った次第でございます。  沖縄セルラーパーク那覇の活用を今後展示会産業のまちおこしと絡めて、宜野湾市にコンベンションセンターというのがありますけれども、奥武山地域をスポーツコンベンションのみならず、文化的なもの、ビジネス的なもの、様々な角度からコンベンション、展示会産業の拠点として位置づけ、育てていかなければならないのではないかと思っております。  以上、大切り口で観光ということで質問をさせていただきましたが、答弁によりましては自席から再質問させていただきます。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   屋良栄作議員の個人質問中、ミス・ユニバース世界大会誘致についてお答えします。  昨年11月に、ミス・ユニバース・ジャパンの地方大会が沖縄で初めて開催されました。沖縄開催の事務局を担った事業者によりますと、選出大会前の約3週間、最終選考に残った約20人が那覇市内の専門学校や美容室などでトレーニングを行ったとのことです。  現在、ミス・ユニバース・ジャパン開催の所有権を有する東京在の事業者では、ミス・ユニバース世界大会の日本への誘致を行っているということですが、日本開催が決定し、沖縄で開催できますと、世界50カ国以上からの最終選考に残った皆さんと、その関係者が2、3週間滞在するとのことで、大きな国際コンベンションの誘致となります。  今後、事業者の要請の動向を見ながら、県観光振興課、沖縄観光コンベンションビューローと連携を図り沖縄への誘致をしていきたいと思います。  続きまして、展示会産業のまちおこしについての質問にお答えします。  経済産業省によりますと、今年度、展示会産業活性化のための標準の確立及びビジョン策定等に関する調査事業の実施に伴い、展示会産業活性化方策検討委員会を設置したとのことです。  当該事業は、展示会産業に係る定義、統計データの基準の統一、ビジョンの策定を通じて展示会産業の国際競争力の強化を図ることを目的としており、ことし3月には報告書を公表するとのことです。  展示会産業は、第一次、第二次産業も含めた裾野の広い産業であると認識しており、沖縄セルラーパーク那覇や市内の各種公共施設における展示会の実施を支援していきたいと考えております。  来月に公表されます報告書の内容を踏まえ、沖縄県、観光関連業界等と連携し、展示会を含む観光・コンベンション産業の振興を図っていきたいと考えております。  次に、離島フェアについてですが、2009年までは沖縄コンベンションセンターで開催されていましたが、2010年からは、沖縄セルラーパーク那覇において開催されております。  沖縄県離島振興協議会によりますと、入場者数は同程度となっていますが、参加事業者は2009年が102に対し、2010年が117へと増加しており、出展品目も825から990へと同様に増加しております。  参加業者数や出展品目の増加は、フェア参加者の満足度を高める上で重要なことから、2010年の離島フェアはすばらしい展示会になったのではないかと考えております。  空港や港湾からのアクセスのよさや、モノレールの活用を含めたメリットの積極的なPR等により、沖縄セルラーパーク那覇を会場とした各種イベントを支援していきたいと考えております。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   屋良栄作議員ご質問のうち、2番目の展示会産業のまちおこしについての(2)沖縄セルラーパークの活用策等についてお答えいたします。  沖縄セルラーパーク那覇で、昨年11月26日から28日にかけて開催されました離島フェアにつきましては、先ほど答弁もございましたが、盛況のうちに終了したところでございます。  その結果を受けて、次年度も利用申し込みの予約をいただいております。今後も継続して同様な展示会等の開催につきましては、引き続き誘致の努力をしたいと考えております。  なお、県外で成功している事例につきましては、東京ドームや東京ビッグサイトのような大型施設では、多種多様なイベントが開催されているようです。  しかしながら、沖縄セルラーパーク那覇と同規模程度の他府県の施設(鹿児島市の鴨池屋内運動場、あるいは愛媛県西条市の屋内運動場)に確認したところ、セルラーパークで開催された離島フェアと同様な、産業フェアで活用されている事例がありました。他の施設においては、イベントの活用の事例はございませんが、今後とも情報収集に努めていきたいと考えております。 ○金城徹 議長   屋良栄作議員。 ◆屋良栄作 議員   答弁ありがとうございました。  それでは、所見を述べたいと思います。  まず、ミス・ユニバースの世界大会の誘致ですが、これは多くの方が賛同、共感していただけるものではないかと思っております。ただ、まず足元の第2回沖縄地方大会というものを魅力的なものにして成功させなければ、日本大会、それから世界大会を沖縄、那覇で行うというのは、やはり難しいと思っておりますので、この地方大会の段階から戦略的に担当部局には動いていただきますことを要望させていただきます。よろしいですね。はい、ありがとうございます。  続きまして、セルラーパーク那覇についてでございますが。セルラースタジアムについては、多くの皆さんが今回の定例会でもご質問をされておりますし、市民意識調査ではプロ野球の公式戦、それからコンサート、20代、30代女性はコンサート、男性の中高年はプロ野球公式戦という趣向の差はございますが、そういうアンケート意識調査も出ているようでございます。セルラースタジアムについては、その方向でまた努力していただきたいと思っております。  それから、セルラーパーク那覇に限らず、私は県外で成功している事例について、いくつかご紹介をさせていただきます。そして、それを皆さんヒントにしていただいて、ぜひ持ち帰って検討していただきたいなというふうに思います。
     1つは、埼玉スーパーアリーナというところがありますが、そこで2000年から2010年まで、「ジョン・レノン展」というのをやっているんです。この前契約の関係で終わりましたが、大盛況とのことでございます。六本木ヒルズでは、引田天功さんが所有しているマイケル・ジャクソンの遺品を展示して、しかも、カフェなども設けて行っており、これも大盛況ということでございます。  あと、これはぜひとも、生涯学習部長、教育委員会には聞いてほしいんですけれども、このジョン・レノンミュージアムのミュージアムスタジアム館長の言葉というのを紹介させていただきたいと思います。  「スーパーアリーナの建物が完成に近い状態になってから、イベントのない日は閑散とする。何かアイディアはないかということになり、100ぐらいの案が出された。最後に残ったのが水族館と、苦しまぎれにひねり出したジョン・レノン博物館の構想だった。しかし、アリーナは大水槽の重量には耐えられない構造だと、建設を請け負っていた大成建設の4人の社員が、ミュージアムのミニチュア模型をニューヨークのオノ・ヨーコのところへ運び、プレゼンテーションした。絶対に断られると思っていたのに、なぜかオーケーした」ということでございます。埼玉とジョン・レノン、脈絡はないんですけれども、知恵と熱意でいろんなまちおこしができるという示唆だと思っております。この話を聞いた上で、指定管理者をある意味で指導監督、あるいは共同作業で、この分野の責任をもちます教育委員会に答弁をいただきたいと思います。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   屋良栄作議員の再質問にお答えいたします。  いろいろな情報をありがとうございます。  教育委員会としましても、セルラースタジアムに限らず、パークについても有効な活用ができるよういろいろ努力を重ねてはいるのですが、なかなか具体策としては現在まで目立つようなヒット作品はございません。  しかしながら、この施設はこの3月で1年を経過いたします。これから、さらなる可能性を秘めている施設でございますので、今のご助言を承りながら、さらに情報収集とその具体的な施策の誘致に努めてまいりたいと思います。 ○金城徹 議長   屋良栄作議員。 ◆屋良栄作 議員   部長、スタジアムもパークも含めてでございます。その他の施設も含めて、活性化するという議会への約束、全庁的に取り組むという約束、これは市民への約束でございます。ぜひとも全力で頑張って、結果を出してください。指定管理者とも密に連携をしていただきますことを要望して、質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城徹 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   市民の皆様、議場の皆様、こんにちは。  自民・無所属連合の山城誠司でございます。  きょうは、個人質問に入る前に2点お話をさせていただきたいなと思います。  まず最初に、きのうありましたジャイアンツキャンプについてでございます。きのうは天気もよくて、無事約1週間のキャンプが終わりました。市長、本当にお疲れ様でした。市長をはじめ当局の皆様、本当に皆様のおかげで1週間のキャンプが大成功に終わったと思います。  昨日、このキャンプに携わった皆さんとも、夕方懇親会を交えながらいろんなお話をさせていただきましたが、特に経済効果も非常に大きくあったなというふうに聞いております。飲食店、ホテル、リネンの皆様が、これまでにない2月の那覇の景気のよさが感じられたと、本当にすばらしいキャンプになったと思います。  ぜひ、このキャンプを来年もしっかり誘致していかなければならないと思います。  そこでなんですけれども、議場の皆様にもお願いなんですけれども、3月25日に行われます開幕戦の試合がありますね。議場の皆様も、市長が後援会長で行きますので、約200人の皆様を応募しているということですので、ぜひ応援に行きましょう。これは、私も、例えばベイスターズが横浜スタジアムで、宜野湾市自体が約100人ぐらいで応援しに来ているのを見たことがあるんですけれども、やはり球場でその市をアナウンサーが、「どこどこから応援に来ています」ということで、しっかりアナウンスもして、取り組みもその場でしっかりわかるようなことになっていますので、3月25日は、ぜひ応援に行くようにお願いいたします。  次に、もう1点だけちょっとお話をさせていただきます。ジャイアンツのキャンプとは違うんですけれども、職員の勤怠について、少しだけお話をさせていただきたいなと思います。  私は以前、社会人1年生に対する職場の正しいルールの指導を行っておりました。  特に、出社・退社のあり方については、非常に厳しい話をしておりました。それは何かと言いますと、例えば9時出社で6時退社だとしましょう。職員の中には、出社時間が9時だから9時ちょうどに出社してタイムカードを押す職員、また6時退社だから6時前から退社の準備をして6時ちょうどに帰ると大きな勘違いをしている職員がおります。万が一、このような職員がおりましたら、大変な問題だなと思います。  仕事の基本は、準備をしてから9時ちょうどにはしっかり仕事を始める。6時までしっかり仕事をして退社するというのが基本です。もし、そういったことがこの役所の中にあっても大変だなと思っております。これは基本的な職場のルールですから、そのへんはしっかりやっていただきたいなと思います。  特にこの問題は、那覇市の財政は非常に厳しいところがございますけれども、その中で例えば朝の10分のロス、夕方10分のロス、この20分のロスがありますと、通常、土日祭日お休みで約1カ月で約400分、年間にすると4,800分のロスになるわけです。時間にすると、年間80時間になるんです。  ということは、お金に換算すると、例えば時給1,000円の職員がそういうふうなことをしておりますと、年間1人8万円ぐらいのロスが出るわけです。ということは、那覇市の職員は約2,300人ぐらいおりますから、その中で100人の方がそういうことをしておりましても、やはりかなり大きな損失が出るということですので、本日は議会ですので、部長の皆さんが全員いらっしゃいますので、4月の新年度に向けてしっかり現場の点検もお願いをいたします。よろしくお願いいたします。  それでは、先に通告いたしました通告書に基づきまして、質問をいたします。  1番目、産業の振興についてでございます。  (1)通訳サポートの派遣など、外国人観光客の受入環境の整備と充実の内容について伺います。  (2)那覇空港からの観光ルートについて、県と連携しながら「モノレール駅舎多言語表記整備事業」を行うとあるが、該当事業の内容を伺います。  (3)那覇まち歩きガイドや電動アシスト自転車を活用した那覇の着地型観光の支援について伺います。  (4)中小企業者の扱う商品サービスの県外・海外への販路拡大支援事業について伺います。  (5)那覇市IT創造館のインキュベーション機能を活用した新規創業の支援について伺います。  (6)市の魚「マグロ」の周知方法について伺います。  次に2番目、西海岸地域の整備事業についてお伺いします。  那覇港大型旅客船バース事業、波の上緑地整備事業、都市計画道路那覇市西道路整備事業、これらの3事業の概要及び進捗状況をお伺いします。  次に3番目、就労支援についてでございます。  地域人材育成事業を活用したIT事業について伺います。  次に4番目、文化行政についてでございます。  沖縄県が建設を予定している文化・芸能・空手会館の誘致活動を行っているかを伺います。  以上で、壇上の質問を終わります。残り時間は、自席より要望・再質問を行います。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   山城誠司議員の個人質問、産業の振興について、(1)から(6)まで順次お答えします。  はじめに、外国人観光客受入サポート事業についてですが、平成21年度より平成23年度まで市観光協会へ事業委託を行い、増加する外国人観光客の受入体制を整備しております。事業内容としましては、店舗や事業所の皆さんへの英語・中国語・韓国語の語学講座や、店頭での急な対応に、電話によるアドバイスを行うおもてなしコール、店舗にサポート要員を派遣するサービスを行っております。語学講座におきましては、年間61回開催し、延べ250人の受講がありました。さらに、サポート要員の派遣につきましては、46店舗に337回の要請をいただきました。ほかに、店舗内の展示物等への翻訳依頼が274件、おもてなしコールセンターへの相談が186件となっております。  また、モノレール駅舎多言語表記整備事業につきましては、モノレール15駅舎外壁の駅名表示板に、英語・中国語・韓国語の訳を加えるという事業です。  次に、着地型観光の支援についてですが、まち歩き整備事業、首里を回遊型の観光拠点にする事業、自転車エコツアー観光活性化事業の3事業を観光協会とNPO法人団体に委託をし、これまで観光客に紹介されることのなかった地元の観光資源を、専属ガイドによりツアーを行うほか、電動自転車で回れるコースを案内しているところです。  実績といたしましては、昨年12月に開始のまち歩き整備事業が、1月現在で約50%の稼働率、首里を回遊型の観光拠点にする事業、自転車エコツアー観光活性化事業の自転車レンタル事業については、周知期間が短いこともあり、緩やかな滑り出しとなっております。  次に(4)の販路拡大支援事業の概要についてですが、市内の中小企業者が、新規開発した商品・サービスを、県外・海外において販売することにより、県外・国外から得られる利益と雇用を増やすための事業を支援することを目的としております。  本事業は、県外・海外で実施される展示会、見本市等の出展に関する経費の一部を助成することを予定しております。  今後の事業スケジュールですが、助成に関する要綱、募集要項、審査基準等を作成し、平成23年上半期に公募を開始することを予定しております。  次に(5)の那覇市IT創造館についてお答えします。  那覇市IT創造館では、インキュベート室8室と5つの企業が共同利用できるインキュベートブースにおいて、創業支援を行っております。入居期間は原則として3年間となっており、平成15年6月の供用開始以降、27社が卒業し、うち14社が那覇市内へ立地しております。  市内に立地した企業のIT創造館入居時の雇用者数は40人、退去時が75人となっており、立地後引き続き、雇用を拡大している企業もございます。  その一方で、市内に立地しなかった主な理由としましては、事業計画の変更による進出の取りやめ等となっております。  今後とも新規創業の支援のため、那覇市IT創造館を中心として、国や県の関係機関と連携しなから、市内への立地が増加するよう取り組んでまいります。  次に(6)市の魚「マグロ」の周知方法についてお答えいたします。  昨年8月、水産業振興のシンボルとして市の魚「マグロ」を制定しました。そのことを広く市民へ周知するため、各種イベントや店舗等で「マグロ」の解体ショー等をして市の魚「マグロ」をPRしてまいりました。  また、10月10日のマグロの日に合わせて、市内11カ所の保育所で給食献立への活用、市長と子どもたちとの給食交流会、読売巨人軍へのマグロの贈呈など、各団体等と協力しながら、広報活動を展開しております。  新年度も引き続き、県漁業関係団体等と協力しながら、市の魚マグロを積極的にPRしてまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   山城誠司議員の個人質問の2番目、西海岸地域の整備について順次お答えします。  那覇港大型旅客船バース事業につきましては、県内観光リゾート産業を積極的に支援するとともに、国際交流拠点の形成を図るため、中心市街地に近接する若狭地先に大型国際クルーズ船に対応した、専用の旅客船バースの整備が進められており、平成21年9月から暫定供用されております。  現在は、国直轄事業である取り付け道路と、旅客ターミナル基礎部分を平成25年度完成に向けて整備が進められているとのことであります。  また、那覇港管理組合事業である旅客ターミナルビル整備は、次年度から基本・実施設計が行われ、平成25年度完成に向け、建設工事か進められていくとのことであります。  次に、港湾管理組合事業としての波の上緑地整備事業につきましては、緑地面積は5.5ha、若狭緑地の約2倍の大きさであり、平成21年度に策定された那覇港みなとまちづくりマスタープランをもとに、供用中の波の上ビーチ等のレクリエーションゾーンと連携し、海と親しむための体験シュノーケリングやダイビングの場として利用者が休息することのできる東屋、多目的広場、展望広場、管理棟、トイレ及び約480台収容可能な駐車場などの整備を進めており、平成24年度完成予定とのことであります。  最後に、国の直轄事業であります都市計画道路那覇西道路整備事業につきましては、国道58号における慢性的な交通渋滞の緩和や、那覇港と那覇空港のアクセス向上を図るため、沈埋トンネル区間、0.8㎞を含む延長3㎞の地域高規格道路として整備が進められ、平成23年夏ごろに供用開始する予定とのことであります。  なお、供用開始後は、那覇空港から那覇新港までの所要時間が、現在17分でありますが、その約半分にあたる9分で結ばれるとのことであります。 ○金城徹 議長   新里勉経済観光部長。 ◎新里勉 経済観光部長   山城誠司議員の個人質問3.地域人材育成事業を活用したIT事業についてお答えいたします。  本事業は国の緊急経済対策として創設された地域、人材育成事業を活用して実施しております。  職種が多様化している情報関連産業における求職者と、求人企業とのミスマッチを解消し、適材適職による就労及び定着を事業目的としております。  その実施状況を申し上げますと、第1期から第4期までの合計114人を受講者として雇用しております。  現在、2期までの受講生51人が終了しており、そのうち病気等や自己都合により、中途離脱いたしました5人を除く46人中41人の方は、受講終了後もOJT先のIT企業で新たな雇用契約を結び、継続雇用となっております。  このことから、平成23年度も同事業を継続し、さらなる雇用定着に結びつくよう考えております。 ○金城徹 議長   上原郁夫市民文化部長。 ◎上原郁夫 市民文化部長   山城誠司議員の個人質問、文化行政についてお答えいたします。  沖縄県が建設を予定をしております県立郷土芸能会館(仮称)及び空手道会館(仮称)については、平成21年の県立郷土劇場の閉館後、伝統芸能関連団体が新たな郷土劇場再建するよう強く求めていることもございまして、県立郷土芸能会館の必要性については、認識しております。  また、空手道会館につきましても、沖縄発祥の世界に誇る空手・古武道の普及・発展に大きく寄与するものと認識しております。  したがいまして、沖縄県において建設に向けての具体的な動きがあれば、本市への誘致に積極的に働きかけていきたいと考えております。 ○金城徹 議長   山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   それでは、要望と再質問を行います。  まず、最初の外国人観光客受入サポート事業についてですが、非常にすばらしい事業だなと思っております。  特に私どももそうなんですが、外国人の方は本当に言葉がわからない、あるいは行き先がわからないとか非常にとまどっている場合にも、このサポート事業がしっかり寄与しているものだと思います。  外国人の方が安心・安全に観光できるように、外国語表記事業とともにしっかりやっていただきよう要望いたします。  次に、着地型観光支援についてでございますが、これは那覇市の活性化に大きく寄与するものだと思います。これまで観光客に紹介されなかった地元の観光資源をしっかりPRして、本当に経済にもしっかり寄与できるようにお願いをいたします。  この事業は、本当に地元の観光資源ですからしっかりPRしていただきたい。
     先日、那覇の物産展も行ってきましたけど、この物産展はリウボウで行ってましたけれども、少し寂しい思いがしたんですね。そういったものも含めて地元の観光資源ということももう少ししっかり取り組んでいただきたいなと思います。その辺で那覇市の観光の起爆剤にしてみたらどうかなと思います。ぜひよろしくお願いをいたします。  次に、販路拡大事業についてですが、昨年、中小企業条例が制定され、この事業は絶対に必要な事業だなと思います。市内中小企業者が県外・国外に出て商品を販売することにより、外資を稼ぎ利益と雇用を増やすために事業の支援をするというふうに聞いております。  これからは本当にグローバルの時代です。東南アジアとか外国といろいろ貿易をしたくても、資金に全くゆとりがないという声も多々聞こえておりますので、その辺の中小企業の支援をしっかりやっていただきたいと思います。  ただ、先ほど屋良議員からも全日空の貨物空港の話がございましたけれども、全日空の貨物空港は非常に成功だなと思いますが、港の問題は非常に航路が少ないということも聞いております。  これは、昔、ある大きな港運会社が倒産しまして、その航路が全部なくなったというふうに聞いております。ですから、当局の皆さんも港湾の皆さんとその辺の航路の問題もしっかり解決していただきたいなと思います。  例えば台湾とか中国にものを運びたくても、この航路の問題がなかなか厳しいと。金額的にも非常に高いというふうに聞いておりますので、これは那覇市ももう少し県としっかり話をして、また貿易協会もございますので、どの辺が困っているのか話をして、その辺の貿易の問題もしっかりやっていただきたいなと思います。  ぜひこの販路の拡大事業、その辺細かく現場の声を聞いていただいて、ぜひしっかりやっていただけるようにお願いします。  こういった事業は、特にマチグヮーの活性事業もそうなんです。これは私の考え方ですけれども、こういった資金を中小企業の皆さんに充てるという事業は非常にすばらしいと思いますけれども、実際は現場の皆さんがこういったことをやりたいと。例えばマチグヮーの活性化事業もこの事業もそうなんですけれども、やはりこういったところがこういったことをやりたいんだけれども、こういった資金が足りないとか、できれば現場の声もしっかり吸い取って、ぜひこういった事業も今後ともつくっていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  次に、那覇市IT創造館のインキュベート機能を活用した新規総合支援についてです。  平成15年6月の供用開始以降、27社が卒業して、14社が那覇市に立地しているということでしたけれども、27社中那覇市に立地していない企業はどうなっているか。また、この那覇市へ立地している14社の現在の雇用数をお聞かせください。よろしくお願いします。 ○金城徹 議長   休憩します。            (午前11時35分 休憩)            (午前11時36分 再開) ○金城徹 議長   再開いたします。  山城誠司議員。 ◆山城誠司 議員   先ほどの質問は取り下げます。  この立地している14社の雇用がしっかりできているよう望みます。特にこのインキュベート施設ですね。  実は、私も以前インキュベートの施設の中で起業していることがありまして、なかなか厳しさはあります。というのは、このIT産業は県が観光産業と次の産業としてITというふうに考えていますけれども、やはりなかなか県内のお客さんの数ではビジネスは成り立たないところがございまして、その辺も皆さんがしっかりやっていただけるよう要望して、この件に関しては終わります。  次に、市の魚マグロについては、いろいろな議員からもお話ありましたので、こちらのほうは先ほど答弁ございましたように、那覇市に大きなイベントとか那覇ハーリー、大綱挽とか、先週行われたジャイアンツのキャンプにもしっかりやっていくということですので、しっかりやっていただきたいと思います。  できれば、本当はいろいろなところで解体ショーとかもやっていったらどうかなと思いますね。その辺をできれば、私もなかなか見たことないんですけれども、もうちょっと大きな解体ショーをしていただいて那覇のマグロをPRしていただきたいと思います。  時間がありませんので、西海岸の整備事業についてですが、この事業はすごく市民が注目しておりまして、私も市民からよく聞かれます。特に沈埋トンネルの開通、そして緑地がどう整備されるかよく聞かれます。  この事業は那覇の西海岸を大きく変えて、市民の憩いの場のメインスポットになると思います。特に夏は海水浴、ダイビング、バーベキュー等、本当に市民の皆さんがしっかり楽しめるような大きなスポットになると思いますので、もう少しPRしたほうがいいと思います。  ここで少しお伺いしたいんですけれども、この事業を進めるにあたり、シーパラダイス協議会というのが協議会と一緒にいろいろな意見を言っているかと思いますけれども、その中でこういった副読本を「シーパラダイス 那覇の海の魅力」という副読本を出しているはずです。  これは、西海岸ですから、那覇市の上山中、天妃、那覇中とか若狭小学校の生徒の皆さんには配布されているようです。中身を見てみると非常にすばらしいんですね。西海岸のあり方からビーチでの遊び方、大人が見ても非常によくできています。いろいろな父兄の皆さんからも問い合わせがあるらしいです。また、先生方からも実は問い合わせがあるらしいんですね。できれば、この那覇市内小中学校の皆さんにしっかり配っていただきたいと思います。  ぜひ、これ教育長、これよろしくお願いします。  以上で終わります。 ○金城徹 議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   皆様、こんにちは。公明党の喜舎場でございます。  きのう終了いたしましたジャイアンツのキャンプ。職員の皆様、長い間準備に携わってきて、またキャンプの間中も裏方に回っていただいた職員の皆様、本当にご苦労さまでございました。  そして、昨日の試合、皆さんご覧になったでしょうか。4回と7回に入る前に、この桑江議員中心にそれから市長、副市長でかなり盛り上げてもらいまして、来年度からはもっときれいな方々に頑張ってもらって応援をやってもらいたいと思います。準備いたしましょう。ご苦労様でした。  質問に入る前に、若干の所感を述べさせていただきます。  ここ沖縄は周囲を海に囲まれておりますが、かつて琉球は海を外国との壁として見るのではなく道としてとらえ、外国との交易に利用しておりました。日本も海に囲まれた資源のない国と普通は考えられておりますが、領海、そして国際海洋法条約により沿岸国が他国を排して経済的な利益を認められた排他的経済水域を合わせた面積は世界第6位であり、海に目を向けると日本は資源大国だそうです。  最近、注目されている海底資源にメタンハイドレートがあります。  メタンハイドレートとは、海底の低温高圧下での水の分子がメタン分子を取り込みシャーベット状になったもので「燃える氷」と呼ばれており、燃焼時の二酸化炭素排出量は石油や石炭の2分の1だそうで、日本近海には日本の消費する天然ガス消費量の94年分に相当する量が分布し、経済産業省では10年内の商業化を目指しているそうです。  また、銅・鉛・亜鉛・金・銀・エアメタル等を含んだ「海底熱水鉱床」と呼ばれるものがかなり発見されており、沖縄近海でも水深400m~600mと浅いところで発見され、実用化の可能性が高まっているようです。  そして、またよく知られておりますが、1970年代に行われた調査によりますと、尖閣諸島近海には世界第2位のイラクの埋蔵量と同量の石油が海底に存在していることがわかり、700兆円にも値する量のようです。  そのほかにも最近は、海底に生存する生物やバクテリアなどが医療や環境保全に応用できる可能性も高く期待されているようです。  このように日本の海は資源の宝庫であり、海洋環境に配慮しながらの開発を大いに期待したいものです。  それでは、質問に入らせていただきます。  教育行政について伺います。  先日、NHKテレビでプロ野球楽天イーグルスの星野監督と久米島の小学生3人との交流の様子が放映されておりました。  それは、キャンプ初日の練習終了後、星野監督が宿舎に歩いて戻るときに道に迷ってしまい、通りがかりの3人の少年に1時間ほど道案内してもらいながら会話を交わしたそうですが、野球少年にとってはそれが大きな激励になり、それから少年は自分で決意して普段の3倍の努力をして練習に取り組んでいると紹介されておりました。  そこで伺います。  (1)スポーツに頑張っている少年・少女にとっては、プロ・アマを問わず、その分野の一流の人と触れ合う、また一流の人に指導を受けることは大変刺激を受け、また触発されることと思います。本市においては、少年・少女にそのような機会を設ける取り組みはなされているのか伺います。  (2)スポーツに限らず文化芸術、また科学などの様々な分野における、その道の達人に教えを受ける機会を少年・少女に与えてあげる取り組みはあるのか伺います。  次に、福祉行政について伺います。  (1)本市の療育センターは県内唯一の療育機関として、支援を必要としている子どもたちとその保護者の支援に長年携わって、非常に大きな役割を果してきたと思います。そして、その子どもたちと保護者の大きな希望になり支えになってきたと思いますが、本市の療育センターの役目とそれに対してどういう評価がなされているのか伺います。  (2)療育センターは発達相談、医療相談や言語訓練、親子通園など様々な業務を担っておりますが、その業務の中で保育園への巡回相談業務を担っているのが保健師ですが、その保健師さんの立場は非常勤となっているため、当然期限がきたら退職せざるを得ません。  その代わりの保健師さんが見つからず長い間欠員となっておりますが、それを補充するためにも身分の安定した正職員を配置すべきだと思います。伺います。  また、平成22年度発達障がい者・児支援コーディネーター事業で、発達障がいを支援する各部署から上がってきた課題では、量的・質的マンパワー不足の問題がありました。対応を検討すべきではないか、伺います。  次に、厚生労働省は日本脳炎の予防接種が中断していた2005年から2010年までの間に未接種だった人も、公費負担で定期接種を受けられるようにすることを決めたようですが、本市においては未接種の人はどのくらいの人数がいるのか伺います。  次に、救急医療情報キット事業について伺います。なお、本市では緊急医療情報キットの名称になっております。  私は、22年2月定例議会で取り上げましたが、その緊急医療情報キットについて少し説明をさせていただきます。  救急隊の出動要請があり、現場に到着すると救急隊員はまず患者に声を掛け、意識、呼吸数、脈拍等を観察するなど応急処置を実施し、それと同時に家族の方から姓名や生年月日、病歴、通院先等の情報を詳細に聴取するようです。しかし、ひとり暮らしの高齢者や障がいのある方で、そういった情報を救急隊員に伝えることができない場合があるため、前もってかかりつけ医、薬剤情報提供書、持病などの医療情報や診察券の写し、健康保険証の写しなどの情報を専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫などの決められた場所に保管し、救急隊がそれにより情報を入手し、より迅速で適切な措置につなげ、また、家族・親族にも連絡がとれます。これが緊急医療情報キット事業です。  (1)本市における進捗状況を伺います。  (2)消防当局は、緊急医療情報キット事業をどのように進めているのか伺います。  次に、末吉公園の森の中にはデイゴの大木がそびえておりますが、最近その大木が枯れて倒れているのが目立ちます。公園外でもデイゴの木の立ち枯れが広がってきていますが、対策はどうしているのか伺います。  次に、市道与儀国場北線の道路は、コンビニのローソン前がカーブになって見通しが悪くなっています。しかし、交通量が多く、しかもスピードを出す車が多いため危険である。地域の方々から安全対策を望む声が多いが、どういう対策が取れるのか伺います。  続きは、自席にて再質問をさせていただきます。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   喜舎場盛三議員のご質問の1番目、教育行政に関する(1)についてお答えいたします。  本市では、平成15年度より広く子どもたちに技術力・指導力に優れた一流の指導者と触れ合い、スポーツの楽しさ、技術力の向上を図る目的でスポーツ専門指導員派遣事業を実施しております。  現在、市内の幼稚園、小学校、中学校、スポーツ少年団等を対象に、空手、卓球、テニス、サッカーの4種目について派遣を実施し、平成21年度におきましては、派遣回数361回、延ベ1万3,795人の子どもたちが指導を受けております。  また、今年度は、沖縄セルラースタジアム那覇の落成に伴う少年野球教室や、民間企業主催による少年野球教室が開催され、約900人の子どもたちが元プロ野球選手より技術指導を受けております。  去る体育の日には、琉球ゴールデンキングスによるバスケットクリニックを開催し、那覇市内の小学生112人が直接プロ選手と触れ合い、トップレベルの技術を体感できる機会を提供しております。 ○金城徹 議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   喜舎場盛三議員の個人質問1.教育行政について(2)文化・芸術、また科学等のさまざまな分野の小中学校の取り組みについてお答えいたします。  まず、文化・芸術の面におきましては、各学校では、例えばオーケストラ等の本物の楽団や劇団を招いて音楽鑑賞会や演劇鑑賞会を開催しております。  次年度9月に劇団「結い座」によります「ぬち・どぅ・たから」がパレット市民劇場で開催され、那覇市内の子どもたち約30人が出演し、本物の芸術を学び表現いたします。  また、書写学習では、書道家の指導を仰いだり、クラブ活動では、華道・茶道・琉球舞踊の専門家を活用したり、本物に触れ、学ぶ場を多く取り入れております。  科学の分野におきましては、経済産業省事業「社会人講師活用型教育支援プロジェクト」の「あまくまリカちゃん学校へ行こうプロジェクト」への呼びかけを行っております。毎年数校が参加し、プロによる実験や体験が行われ、その道の達人から理科学習を学ぶ場となっています。先週は松川小学校でその授業が行われました。大好評でありました。  さらに、本市の「NARAEネット」により琉球大学の教授を学校へ派遣し、理科学習や総合的な学習の支援体制を整えております。  今後も多様な人材を活用し、児童生徒が感性を磨き、本物に学ぶ環境を充実させるとともに、児童生徒の夢や希望を育み、力強く生きる社会人の育成を図ってまいります。 ○金城徹 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   喜舎場盛三議員の個人質問2、福祉行政について順次お答えしいたします。  本市療育センターは、1981年の国際障害者年記念事業として翌1982年に開設され、市民の期待や要望に応えながら、これまで28年間サービスの充実を図ってまいりました。この間、障がいを持つ子どもたちを取り巻く環境は大きく変化し、施設生活中心から地域での在宅生活中心へと流れ、生活に密着した環境で福祉サービスの提供を受けることが求められてきました。  療育センターはその市民の要望に応えるべく、障がいを持つ子どもたちとその保護者の皆さんを支援してまいりました。  療育センターは、通園事業に加え、相談事業、訓練事業の3本柱で、効率的かつ専門的に組まれており、また市直営という運営形態が、発達の気になるお子さんを育てる若い保護者に大きな安心を与えており、地域に密着した療育事業として高い評価を受けております。  次に、障がい児保育事業担当の非常勤保健師は長く欠員になっており、事業の安定執行に支障を生じております。  引き続き、正職員の配置要求を今後も続けていき、さらに、他の専門職についても質的・量的な強化について検討していきたいと思います。 ○金城徹 議長   大城弘明健康保険局長。 ◎大城弘明 健康保険局長   喜舎場盛三議員の個人質問の3.予防接種についてお答えいたします。  日本脳炎の予防接種につきましては、従来のフクチンによる重症の副反応の発生を踏まえ、2005年5月から積極的な接種勧奨をさし控え、希望する者のみにワクチン接種を実施しておりましたが、新しい日本脳炎ワクチンが開発・承認されたことから、2010年4月から第1期対象年齢の3歳児に限って、個別通知等による積極的な接種勧奨を再開しているところであります。  お尋ねの2005年から2010年までの接種中断期間における本市の未接種数でございますが、第1期対象者の1回目が約1万6,000人、第1期対象者の2回目が約1万7,000人、第1期の追加接種対象者が約2万人、第2期対象者が約1万9,300人で総数が約7万2,300人と推計しております。  本市としては、接種中断期間における未接種者につきましては、今後の厚生労働省からの通知を踏まえ、適切に対応していきたいと考えております。 ○金城徹 議長   大嶺英明健康福祉部長
    ◎大嶺英明 健康福祉部長   喜舎場盛三議員の個人質問4、救急医療情報キットについての(1)についてお答えいたします。  緊急医療情報キット配布事業は、昨年4月より那覇市社会福祉協議会の事業として開始されており、健康に不安を抱えることが多い高齢者や障がいのある方がいざというときに備えるものであります。救急隊や医療機関へかかりつけ医、投薬、医療情報、緊急連絡先等が迅速に伝わるという安心感があり、現在、民生委員等の協力のもと135世帯に配布しております。  また、本事業は利用者からも好評であり、市民からの問い合わせや要望が多く寄せられ、社会福祉協議会では来年度200世帯を目標に、今後も事業の拡大を図るとのことであります。 ○金城徹 議長   宮平智消防長兼総務部参事監。 ◎宮平智 消防長兼総務部参事監   喜舎場盛三議員の個人質問4、緊急医療情報キットについて(2)消防当局は緊急医療情報キットの事業はどのように進めているのかのご質問にお答えいたします。  これまで救急出動時に活用したことはまだありませんが、消防にとって緊急医療情報キットは、傷病者の詳細な情報が容易に得られることから、迅速な応急処置、迅速な病院搬送が適切に行え、救命率の向上につながるものと考えております。  これからも関係機関と情報の共有を図り、連携を図ってまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   喜舎場盛三議員の個人質問、5番目の公園行政についてお答えいたします。  本市の管理している公園において、立ち枯れたデイゴの木につきましては、伐採をし、草木と同様にリサイクル処理を行っております。  なお、平成22年度はこれまでに34本の処理を行っております。  続きまして、6番目の交通行政についてお答えいたします。  当該道路につきまして、早速、現地を確認しましたところ、議員ご指摘のとおりカーブになっているため、一部見通しが十分でない箇所があります。  本市としましては、交通事故防止対策として見通し確保のため、高木及び低木の剪定を行うことや、運転者に対し速度を低減させる注意喚起のための表示を行うことなど、歩行者や運転者の安全対策を講じていきたいと考えております。 ○金城徹 議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   答弁どうもありがとうございました。  順を追って再質問とか要望をさせていただきます。  まず、教育行政なんですが、子どもたちにこのプロの人たちの一流の技術を見せること、これはとても刺激的で大事なことだと思います。ぜひこれからもよろしくお願いいたします。  それから科学の分野、それから文化・芸術の分野でも本当の一流の人たちの芸を見せることによって、生徒たちの大きな励みになると思います。よろしくお願いいたします。  再質問させていただきます。  確かにスポーツ面での技術面、その指導は大事だと思いますけれども、もう1つ大事なのが、私、前にも取り上げたことありますが、トレーニングのトレーナーの方々の面ですね。  例えばプロのスポーツでは必ずメンタル面、それからフィジカルな面からトレーナーがアドバイスをしている。練習のときに効率よく練習ながらも、決して故障させることないようなトレーニングを指導していると思います。  確かに、少年たちのスポーツでは部活の顧問とかコーチの皆さんが頑張っていらっしゃると思いますけれども、こういったトレーニングの方法、プロのトレーナーでしかわからないようなさまざまなこともあると思いますので、そういうプロのトレーナーの方々との交流など、また講習を受けることができないかどうか伺います。よろしくお願いします。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   喜舎場盛三議員の再質問についてお答えいたします。  本市では、各競技団体における指導者養成の取り組みを奨励するとともに、資格取得についての啓発や情報提供を行っております。特にスポーツ少年団に係る指導者、父母等については、那覇市スポーツ少年団指導者研修会を実施し、専門知識の習得に努めております。  内容といたしましては、平成19年度は那覇市立病院整形外科部長を講師にお招きし、少年期のスポーツ障害と外傷の講話を実施しております。平成20年度は市内の歯科医院院長による「かみ合わせ治療の脳と体の影響について」、平成22年度はスポーツ心理コンサルタントによる「今だから育てたい自分自身を導く才能」について講話を実施してもらいました。 ○金城徹 議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   どうも答弁ありがとうございました。  次に、療育センターについてお伺いいたします。  療育センターを利用している保護者の方々の間では、この療育センターが指定管理になるのではないかという心配する声が挙がっております。あと、最近、提出された陳情書にも指定管理をせずに本市の直営方式を継続してほしいというのがありました。  確認したいんですけれども、指定管理の考えがないのかどうか、1点目伺います。  2点目に、発達障がい者支援法が施行されて、県の中部に発達障がい者支援センターが設置されましたけれども、それは療育センターの機能を持った施設ではないかと最初期待しておりましたけれども、これは相談機能しか持っていない施設であります。先ほどの歴史的な経緯もあると聞いておりますが、総合的な療育センターは本市の療育センターが県内で唯一のものだと思いますが、これなぜなのか。なぜ県はこれ設置してないのか。県とか国にもっと総合的な療育センターの機能を持つ施設を設置するように求めるべきではないか、伺います。 ○金城徹 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   喜舎場盛三議員の再質問にお答えいたします。  1点目の療育センターの運営形態についてでございますが、この件につきましては今後も直営を続ける予定でございます。  2点目の療育センターの形態ですね。県内唯一というところであるんですが、実は本市の療育センターは国際障害者年記念事業として1982年に当時の通達事業である身心障がい児通園事業の法外支援施設として設立いたしました。施設の設置には義務的な根拠法はなく、当時の職員及び関係者の熱意によりできたものと思います。  障がい者及び障がい児に対する社会的認知等が低かったことから考えますと、大変な事業であったと思います。  また、療育センターは現在は2006年度の4月から通園事業に加え、障がい者自立支援法に基づく児童デイサービス事業も導入しております。  また、議員からご質問のありました発達障がい者センターを国や県に要望していく必要性なんですが、県への要望につきましては関連として11市の役割もあると思いますので、今後、県内の福祉事務所の所長会があります。そこのほうにでも提案をしながら、全県的にどう考えていくかということを議論してまいりたいと思います。 ○金城徹 議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   どうも答弁ありがとうございました。  療育センターの後、保健師さんについて保育園の巡回相談とか、また大学の専門家も一緒に訪問するそうなんですが、そのスケジュール作成とかさまざま忙しくて、あと、その専門家としての力量、それから経験・蓄積が非常に大事であると思います。  非常勤ではその積み重ねができない。あと、職務内容が大変きついのに身分が安定していないのでは、誰も希望する人はいないと思います。  障がいを持っている子で、この年齢が一番大事で、発達障がいではなく、そのほかの知的障害を持っている子でも、現在は発達の、障がい者もそうですけれども、訓練して自立を支援することで就職して完全に自立している人たちもたくさん私は知っております。  そういう自立させる施設がございますので、そこを卒業して、たくさん自立している子どもたちもいますので、できるだけ支援して、療育して、たくさんの人が自立していくことによって、それだけ長い目で見れば本市の財政負担も小さくなるのではないかと思います。ぜひ早目の療育支援が大変重要だと思います。  それで、渡慶次財務企画部長にお伺いします。  本市は中核市を目指しておりますけれども、職員定数、それとともに見直す必要もあるのではないかと思います。大変重要な役目を果たしている療育センターの質的、また量的なマンパワー不足を解決してあげることが非常に大事であると思います。  発達障がいの子は申し込んでから約1年半も待たされているそうです。その点、どう考えているのか。よろしくお願いいたします。 ○金城徹 議長   渡慶次克彦企画財務部長。 ◎渡慶次克彦 企画財務部長   喜舎場盛三議員の再質問にお答えいたします。  現在、本市では中核市移行に伴う組織体制の検討について、中核市移行準備室を中心にそれぞれの担当課において進めているところであります。  また、これに伴う職員の配置につきましても、組織全体の再編や業務の効率化の可能性及び新たな需要への対応など、市全体の総合的な判断から必要な人員の確保に努めていきたいと。そのように考えております。 ○金城徹 議長   喜舎場盛三議員。 ◆喜舎場盛三 議員   どうも答弁ありがとうございました。  本当にこれ一日も早く配置を、マンパワー不足、また量的・質的・マンパワー不足を解消してあげるのが、子どもたちのためにも、またその将来にとっても非常に大事だと思いますので、一日も早い対策をぜひよろしくお願いしたいと思います。  そこで、節水器具設置事業がありまして、そこで約10%学校の2,000万円節減されるということになっているようなんですが、これで2,000万円節減できるんで、予算の組み方はあまりわかりませんけれども、そういった予算を最初学校に使ってほしいと要望していましたけれども、こどもみらい部に予算を増加したりすることはできないのか。それも考えていただきたいと思います。  次に、デイゴの立ち枯れについてお伺いいたします。  このままただ伐採するだけでは、デイゴはこの沖縄県、那覇市から消えてしまうと思います。22年度さまざまな事業があったようですが、このデイゴのヒメコバチ防除に関する事業というのがさまざまあって、グリーンコミュニティー支援事業、それから森林病害虫等防除事業などさまざまな事業があったそうなんですが、そういった事業を本市は取り入れることはできなかったのか。  また、石垣市では重点分野雇用創出事業でこの対策をしているそうなんですけれど、伐採するだけではなくてこれを防止する事業を何か考えられないか、よろしくお願いいたします。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   喜舎場盛三議員の再質問にお答えいたします。  議員ご提案のグリーンコミュニティー支援事業、あるいは森林病害虫等防御事業など、県の支援事業の活用につきまして、関係部署と連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。 (「どうもありがとうございました」と言う者あり) ○金城徹 議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時10分といたします。  休憩いたします。            (午後0時10分 休憩)            (午後1時10分 再開) ○金城徹 議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   日本共産党の古堅茂治です。個人質問を行います。  今、構造改革路線によって、貧困と格差が広がり、苦しめられる子どもが増大し、育児放棄、児童虐待、非行、子どもの施設収容、進学断念など、胸がしめつけられる深刻な状況が続いています。  日本政府が初めて発表した我が国の相対的貧困率は15.7%、子どもの貧困率は14.2%、ひとり親家庭の貧困率は54.3%です。我が国の国民の6人に1人、子どもの7人に1人、ひとり親世帯の2世帯に1世帯が貧困状態に陥っているということになります。ひとり親家庭の貧困率は、世界の先進国・OECD加盟30カ国中、最悪となっています。  沖縄は、全国一高い失業率、全国一低い県民所得で、広大な面積を持つ米軍基地が経済発展を妨げていることから、貧困状態に陥っている割合はさらに高くなっています。  そこで、貧困と格差が集中していますひとり親家庭への本市の子育て支援と保育行政について質問します。  (1)母子家庭の実態を明らかにして下さい。
     (2)若年母親率、離婚率と父子家庭の実態を問うものです。  (3)夜間保育所、夜間学童施設の状況と、その必要性をお答えください。  次は、何度も質問で取り上げ、施策の拡充を求めてきました発達障がい支援について質問します。  (1)本市の発達障がい支援の基本方針、計画の策定に向けた取り組みについてお答えください。  (2)発達の気になる子どもや障がいを持つ子どもたちを対象に、子どもと保護者の支援を実施し、評価が高い本市の療育センターの役割と課題について答弁を求めます。  次は、発達障がいを含む特別支援教育についてです。  私は、昨年2月議会で、特別に支援が必要な子どもたちへの支援体制の強化、施策の拡充を求めてきました。それを踏まえて質問します。  (1)本市における特別支援教育の現状と課題を明らかにしてください。  (2)教育委員会の基本方針、総合推進計画の策定に向けた取り組みについて答弁を求めます。  次は、保護者や地域の住民から大きな批判と怒りの声があがっています、久茂地小学校の統廃合問題で質問します。  (1)文部科学省からの通達(1973年)でも、学校統合を計画する場合には、学校の持つ地域的意義等を考えて、十分に地域住民の理解と協力を得て行うよう努めることとなっています。  そこで、(1)保護者や地域住民などの理解と協力、合意が得られてない中での統廃合は不可能ではありませんか。  (2)久茂地小学校の統廃合推進の理由は、財政的なメリットと跡地売却・跡地活用などにあるのではありませんか。  最後に、本市のホームページの改善について質問します。  沖縄タイムスのホームページでは、写真と動画で見るニュースで、金城議長と原監督が一緒に写った画面サイト「巨人初の沖縄キャンプ入り」をクリックすると、市長の喜びで高揚した挨拶や原監督の大歓迎に感動した挨拶など、那覇空港での歓迎セレモニーの模様を2分間の映像でリアルに追体験できます。  そこで、本市のホームページも、市政情報や観光情報などを動画で積極的に配信し、わかりやすい魅力あるホームページへ改善を図るべきです。答弁を求めます。  あとは、自席より再質問を行います。 ○金城徹 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   古堅茂治議員の個人質問の1.ひとり親家庭の子育て支援と保育行政について順次お答えいたします。  初めに、(1)母子世帯の世帯数及び割合についてでございますが、平成17年の国勢調査によると、本市における母子世帯数は3,631世帯であり、総世帯数における割合は約3%となっております。  また、雇用状況につきましては、本市における統計資料はございませんが、平成20年度沖縄県ひとり親世帯実態調査によりますと、県内の母子世帯の約80%が、月収15万円未満の世帯となっており、本市におきましても同様な状況であると考えられます。  生活保護受給者数につきましては、1月末現在で441世帯となっております。  次に、(2)平成21年における20歳未満の若年出産率につきまして、本市では2.6%となっており、全国1.4%の約2倍となっております。  また、離婚率につきましては、平成21年度では人口1,000人に対し2.5人となっており、全国平均2.01人と比較し高い割合となっております。  平成17年度における父子世帯数につきましては、363世帯であり、平成20年度沖縄県ひとり親世帯実態調査報告書によりますと、月収20万円未満の世帯が約70%となっており、本市でも同様な状況であると考えられます。  (3)夜間の子どもの居場所の支援につきましては、その必要性を感じているところです。  夜間保育所は、市内認可保育園に1カ所設置されており、約30人が在籍しております。認可外保育施設においては8カ所設置されており、約120人が在籍しております。  また、夜間学童保育施設につきましては、国の放課後子どもプラン推進事業には、その概念はございませんが、現在、夜間に児童を預かる施設としましては、認可外保育園施設で5カ所となっており、約13人が在籍しております。 ○金城徹 議長   大嶺英明健康福祉部長。 ◎大嶺英明 健康福祉部長   古堅茂治議員の個人質問の2.発達障がい者・児支援についての(1)についてお答えいたします。  本市における発達障がい者・児支援につきましては、平成22年度の発達障がい者・児支援コーディネーター事業として、発達支援に実際に携わっている専門家を委嘱し、庁内関係課に対するヒアリング等を行い、各課の現状や課題を整理しているところであり、平成23年度も引き続き取り組んでいく予定であります。  また、平成23年度の新たな取り組みとしまして、発達障がい者・児支援コーディネーター事業で整理した課題を踏まえ、現場に即した支援策を検証するための発達支援モデル事業を実施する予定であります。  議員ご質問の基本方針、計画策定につきましては、コーディネーター事業及びモデル事業で検証した結果をもとに検討していきたいと考えております。 ○金城徹 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   古堅茂治議員の個人質問の2.(2)療育センターの役割、課題についてお答えいたします。  本市の療育センターはこれまで28年間、障がいを持つ子どもたちを取り巻く環境の変化に対応し、生活に密着した環境での福祉サービスを提供を図ってまいりました。  療育センターでは、通園事業に加え、相談事業、訓練事業の3本柱で効率的かつ専門的に事業が組まれており、また、市直営という運営形態が発達の気になるお子さんを育てる若い保護者に大きな安心を与えております。  地域に密着した療育事業として、障がいを持つ乳幼児期の子どもたちとその保護者の皆さんを支援する役割を担っております。  療育センターの課題は、現在の施設規模と人員体制で通園希望者すべてに対応することができず、待機者がある状況ですが、これ以上の対応は難しいと考えております。  また非常勤保健師につきましては、長く欠員になっており、正職員の配置要求を今後も続けていきたいと思います。 ○金城徹 議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   古堅茂治議員の個人質問の3.特別支援教育(1)、(2)について順次お答えいたします。  (1)の現状と課題についてでありますが、特別支援学級の設置数と在籍児童生徒数は、小学校は59学級で243人、中学校は26学級で101人となっております。通級指導教室は4教室設置されており、45人の児童が通級しております。  発達障がい児童生徒数は、各学校からの報告データに基づき確認できている範囲内で小学校約730人、中学校約280人、合わせて約1,110人でございます。全児童生徒に占める割合は約3.4%となっております。その中には発達障がいと診断を受けてない児童生徒も含まれており、その数は小学校では約610人、中学校では約240人、合計850人で、全児童生徒数に占める割合は約2.8%となります。  課題としましては、1つ目に各学校でのコーディネーターを中心とした校内委員会の充実、2つ目に指導力向上のための教員研修、3つ目に特別支援教育ヘルパーの質やあるいは人数の確保等であると考えております。  従来からの課題の1つでありました担当部署の強化につきまして、次年度から非常勤臨床心理士2人を新規に配置予定しており、グループで学校支援ができる体制が整っております。  次に、(2)基本方針、総合推進計画の策定に向けた取り組みでございますが、特別支援教育の充実を推進していくことは重要なことだととらえております。  特別支援教育については、学校教育課で重点施策等をまとめております「那覇市の学校教育」という冊子の中で、取り組みの重点、現状と課題、対応策を掲げて推進しております。  今後、国や県の動向、先進の自治体に学びながら市の基本方針、総合推進計画の策定については検討してまいります。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   古堅茂治議員の個人質問のうち4.久茂地小学校の統廃合についての(1)(2)について、順次お答えいたします。  まず、(1)住民合意ができてない中での実施は不可能ではないか、についてお答えします。  これまで、統合の対象校となっております久茂地小学校で1回、前島小学校で2回の地域説明会を開催したところです。  教育委員会としましては、今後とも、学校規模としては1学年複数学級であることが学校の基礎的条件であり、教育水準の維持向上を目指す上で重要なものであるということを丁寧に説明し、保護者をはじめ地域関係者の理解が得られるよう、その推進に努めてまいります。  次に、(2)財政的なメリット、跡地売却・活用が推進の理由ではないか、についてお答えいたします。  平成15年9月の審議会答申で「児童生徒の教育の機会均等の実現と教育水準の維持向上を図るため、教育的観点から望ましい学校規模は、小中学校とも12学級ないし24学級とする」との提言がなされました。  今後、財政的な取り扱い、あるいは跡地利用についての件が課題となってまいりますけれど、教育委員会としましては、当該答申を受けて策定された学校適正配置基本方針に基づき、次代を担う子どもたちのよりよい教育環境を整えるという観点から、今回の適正配置計画素案を策定したところです。 ○金城徹 議長   知念覚総務部長。 ◎知念覚 総務部長   古堅茂治議員の個人質問の5.市のホームページの改善についてのご質問にお答えいたします。  那覇市の公式ホームページにつきましては、改善を図るための新たなシステムを導入し、現在移行作業を進めているところです。  動画配信は、本市の魅力をわかりやすく伝える効果的な手段の1つと考えておりますので、今後は、調査研究してまいりたいと思います。 ○金城徹 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   久茂地小学校の統廃合の問題について再質問を行います。  教育委員会がそのデメリットを強調しています、適正規模でない小規模学校は、本県と全国で何校ありますか。その占める割合も明らかにしてください。  併せて、久茂地小学校用地の所有形態についても答弁を求めます。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   古堅茂治議員の再質問にお答えいたします。  公立学校に関してでございます。  平成22年度学校基本調査結果がございます。紹介いたします。  沖縄県内の小学校271校中11学級以下の学校が122校で、その割合は約45%でございます。全国的には2万1,189校中、11学級以下の学校が1万17校で、その割合は約47%となっております。  このことについては精査されてございませんけれど、全国的には山間・僻地、その他の学校の形態があると理解をしております。  それと、久茂地小学校用地の所有形態を問うということでございますが、久茂地小学校の校地面積は9,220㎡で、すべて那覇市有地でございます。 ○金城徹 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   本県の45%、全国の47%は小規模学校です。小規模校のメリットを生かして教育している学校が多いのが実態です。  教育委員会が強調している小規模校のデメリット論、小規模校は問題だとのレッテル張りは、統合のための方便と言われても仕方がないと思います。世界の流れ、教育界の意見は、いじめや不良行為、非行が多い大人数学校より、小規模校の良さを伸ばした少人数で行き届いた教育です。  そこで、質問します。  教育委員会が必要性を強調する学校の適正規模は、学校教育で必須条件、必ずなくてはならない条件なのか、答弁を求めます。  また、久茂地小学校を維持する経費は国からの交付税で措置されていると思うが、その経費と市の単独持ち出し額を明らかにしてください。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   古堅茂治議員の再質問にお答えいたします。
     学校教育で適正規模は必須条件なのか、についてお答えします。  那覇市立学校適正規模等審議会答申において、学校の適正規模、適正配置及び適正通学区域は新しい学校づくりの基礎的条件であり、児童生徒の教育の機会均等を図り、教育水準の維持向上を目指す上で重要なものであると述べられております。  また、学校教育法施行規則第41条において、12学級以上18学級以下を標準とする定めがございます。  さらに、義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令第4条では、学級数はおおむね12学級から18学級までを適正な規模の条件としております。  このようなことから、適正規模の確保を図ることが、子どもたちに対しよりよい教育環境を提供することになるものと考えます。  続きまして、久茂地小学校を維持する経費についてでございます。  国の交付税措置の補てんなどを考慮した経費を算出することは、ちょっと厳しい面がございますが、平成21年度決算の小学校費から学校建設費を除いた維持管理費、いわば学校管理費及び教育振興費になりますけれども、このことについては1校当たり約4,800万円ほどとなっております。 (「議長、答弁漏れ」「必須条件を聞いているんだよ」「それだけ答えればいいのに長々と答えて」と言う者あり)  必須条件かというご質問でございますけれども、学校の適正規模は、これはもう基本的にあるべき規模が当然ございます。40学級、50学級ということが当然のことながら望まれるわけではございません。したがいまして、適正規模の学級というのが必要だというふうに考えております。 ○金城徹 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   苦しい言いわけです。全国の半分以下が小規模学校です。  それでは、教育長に質問します。  皆さんは、2002年(平成14年)から審議会などで検討を続けて、市民の意見を聴取して進めてきたと弁明しています。  昨年11月の久茂地小学校のPTAのアンケート調査では、回答した73人の保護者全員が久茂地小学校の統廃合を知らなかったと答えています。この事実からでも、教育委員会のやり方は不適切・不十分だったことは明らかです。  そこで、久茂地小学校の統廃合について、保護者、地元住民の理解と協力、住民合意が得られていますか。明確に答弁をお願いします。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   現在、久茂地小学校、前島小学校、両校ともに説明会を開催しているところです。  したがいまして、今後の説明を丁寧に進めることによって理解が、あるいは協力を得られるものと考えております。 ○金城徹 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   教育委員会がトップダウンで一方的に決め、子どもや保護者、地域住民はそれに従うのが当然、不退転の決意で実施を進めるとする強圧的な手法は、市民との協働からも、教育行政のあり方としても許されません。  学校がなくなると風俗営業、パチンコ店などのこれまでにあった規制がなくなり、地域の環境が悪化する。その声も挙がっています。学校は、地域コミュニティーの核です。地域住民相互の信頼関係を築き、情報の共有、協働したまちづくりを進める基本です。  市長は、我が党の代表質問で「ぜひとも住民の皆様方との対話を通じて慎重に進めていただきたいと思っています」と答弁しています。  そこで、教育長に質問します。  地元住民の理解と協力、住民合意がなくても、予定どおりに実施するおつもりですか。それとも、地元住民の理解と協力、住民合意ができない場合は、延期ないし撤回もありうるのか。明確な答弁をお願いします。簡潔にお願いします。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   現在、提案している素案について、教育委員会は適切なものだと考えております。そのことについて丁寧に説明し、理解とご協力を求めて推進してまいります。 ○金城徹 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   市長は施政方針で、「10年がかりで進めてきた協働の取り組みをさらに進めて、協働大使をはじめとする市民との協働によるまちづくりの総仕上げに向けたスタートの年にしていきたい。」、市民が主役のまちづくりへの決意を述べています。  PTAとの合意もない、久茂地小学校の名を冠した地域コミュニティー、久茂地小学校区自治会との合意もない。久茂地小学校の統廃合は撤回すべきです。これが本当の市民主役・協働のまちづくりではありませんか。  日本共産党那覇市議団は、久茂地小学校の統廃合の白紙撤回を強く要求し、次の質問に移ります。  児童福祉法で保育の公的役割は明確です。しかし、沖縄の保育所の待機児童の待機率は5.1%で、全国一悪い状況にあります。那覇市の認可・認可外園での夜間保育利用者は150人です。  国勢調査で那覇市のひとり親家庭の子どもの数は6,891人で、母子家庭の8割が仕事をしています。そして、夜、飲食店などで働いている方が多いことから、夜に子どもだけで過ごす家庭が増えています。  小中学校の教員を対象に、沖縄タイムスが行った子どもの貧困に関するアンケート調査では、「夜に子どもだけで過ごしている家庭」があると答えた教員は56%、「育児放棄があると思われる家庭」が39%です。夜、親が家庭にいない。このことが子どもの深夜徘回、飲酒、非行にも連鎖しています。教育上からも大きな課題となっています。  夜間保育は潜在的ニーズがあるのに、利用者が少ないのは保育料が高くて払えないことも要因の1つとなっています。  そこで質問します。  全国の先進自治体では、ひとり親家庭など子育て支援にどのような施策を行っていますか。お答えください。 ○金城徹 議長   澤岻郁子こどもみらい部長。 ◎澤岻郁子 こどもみらい部長   古堅茂治議員の再質問にお答えいたします。  先進自治体での夜間保育の取り組みについてでございますが、先進自治体においては、休日一時預かり保育、夜間緊急時一時預かり保育、年末保育、宿泊保育、24時間保育などを実施しているところもあります。  ご質問は保育所だけでよろしいでしょうか。    (「はい」と言う者あり) ○金城徹 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   4月1日から中核市に昇格します群馬県高崎市では、こども発達支援センターが中核市と同時にスタートします。柏市、熊本市など中核市では独自の発達支援センターを設置しています。  そこで、療育センターは施設が老朽化し、市民のニーズに応えきれない課題が明らかになっています。この課題を克服するためには、療育センターの拡充と併せた複合施設として、市長が市長選挙公約しています発達支援センターの設置を促進すべきと考えますが、見解を伺うものです。 ○金城徹 議長   大嶺英明健康福祉部長。 ◎大嶺英明 健康福祉部長   古堅茂治議員の再質問にお答えいたします。  発達支援センターの設置につきましては、中核市への移行や障がい者自立支援法の改正を踏まえ、モデル事業やコーディネーター事業の中で検証し、関係部局や沖縄県と協議の上、検討していきたいと考えています。 ○金城徹 議長   古堅茂治議員。 ◆古堅茂治 議員   子育て支援、子育てがしやすい社会に変えるのには、子ども手当などの現金給付だけでなく、仕事と子育ての両立支援、教育の経済的負担の軽減、子どもの貧困の解決、待機児童解消など、多様化する保育ニーズに合わせて、総合的な支援策を積極的に進めていく必要があります。  憲法と児童福祉法の精神にのっとった施策の拡充が求められています。  当局の一層の頑張りを求めまして、質問を終わります。 ○金城徹 議長   宮國恵徳議員。 ◆宮國恵徳 議員   議場の皆さん、こんにちは。  質問に入る前に、所感を述べたいと思います。  日本の国技として国民が楽しみにしている大相撲春場所が八百長問題で中止になってしまいました。以前から大相撲については八百長の有無についていろいろとあったが、裁判の結果、一度も八百長はなかったとの判定であった。  しかし、今回、去年の夏の野球賭博事件で警視庁が力士から押収した携帯電話に記録されたメールで大相撲にも八百長があった事実が発覚しました。まさか野球賭博が相撲にまで波及するとはだれも予想すらしなかったでしょう。  日本相撲協会では、野球賭博問題で大相撲から離れかけた客足を戻そうと頑張っていた矢先だけに、この不祥事には断腸の思いであろうと察するのであります。大相撲の歴史に最大の汚点を残す結果となってしまいました。八百長疑惑が二度と繰り返されるようなことになれば、大相撲ファンからも見放され、しまいには地に落ちてしまうことになるでしょう。  ここで大相撲にまつわる小話をしてみたいと思います。  名護市にある授産施設の比嘉先生の講演で聞いた話ですけれども、お隣に住んでいるおばあちゃんが相談に来て「うちのラジオからゴショウイッパイ、ゴショウイッパイと言っているけど、グソーはもう一杯になったのかねー、これから死ぬ人はどこへ行けばいいかねー」と聞いたそうです。話を聞いた先生は、おばあちゃんに本当にラジオがグソーは一杯していると言っていたのと聞き返したら、間違いなくラジオが言っていたということでした。先生は、「それじゃー調べてから教えるからねー」と言って調べてみると、その時期は大相撲の場所中のラジオ中継だったことがわかった。先生はおばあちゃんに、「大丈夫、あれは相撲の勝ち負けの話だから、グソーはゆっくりあわてなくていいよ」と説明したとのことです。きょとんとしたおばあちゃん、ほっとしたのかどうか、先生にはオバーの心の内はわからずじまいだったようである。5勝1敗は、年をとるといかにも理解しにくいようであります。  また、去る2月18日は、ご先祖様を迎えての正月、旧暦の十六日祭でありました。久しぶりに故郷に帰り、親族一同が集い楽しい日を過ごしました。  その中で95歳になるおじいちゃんが、私に「カニー、テレビから八百長(ハッピャクチョウ)で今回は相撲がないと放送しているようだけど、ハッピャクチョウとはどういうことかねー」と質問を受けました。「オジー、これは八百長と言ってねー」と、あれこれ説明をしました。おじいちゃんはうなずいておりましたけれども、しばらくして「カニー、ハッピャクチョウは相撲取りよりも強いんだねー、ウトゥルスムヌヤー」と言っておりましたが、おじいちゃんの頭に中には相撲取りを監視する八百名の村長がいるかのようなそぶりでしたが、そんな心配性のおじいちゃん、元気で島で暮らしております。  八百長疑惑の調査が難航しているようだが、きれいさっぱりとうみを出し切って、おじいちゃんの大好きな大相撲が一日も早く開催されることを期待して、質問に入ります。  国技と言われる相撲まで中止に追い込む文明の機器、携帯電話がもたらすネット社会の弊害について質問いたします。  日常生活に欠かすことのできない携帯電話やインターネットであるが、使い方を一歩間違えると危険な持ち物ともなってしまいます。そこで、ネット社会において少年(児童・生徒等も含む)に及ぼす影響が社会問題となっていることから、質問をさせていただきます。  少年非行につながる社会環境として何が問題かを内閣府が調査したところ、「携帯電話やインターネットの普及により、簡単に見知らぬ人と出会える環境にある」が最も多く、次に、「簡単に暴力や性・自殺に関する情報や、それらを扱ったビデオ、出版物等を手に入れることができる」が上位1位、2位でありました。携帯電話やインターネットが少年非行の引き金となっていることがわかった。  数年前まではコンビニ、漫画喫茶などの深夜営業や、酒、タバコ、ポルノ雑誌などの自動販売機が少年非行の一番の温床とされていたが、今はネット社会、少年(児童・生徒)を取り巻く社会環境は大きく変わり、非行の温床の場はネット上での有害サイトにかわってしまったようです。  (1)本市において、児童や生徒の携帯電話やインターネットによる被害について実態調査をしたことはあるのかお伺いいたします。  (2)携帯電話やインターネットで、児童、生徒にどのような被害が予想されるのかお伺いいたします。  (3)携帯電話やインターネットで、被害にあった報告はあったのかお伺いいたします。  次に、那覇の港湾の整備について質問いたします。  那覇港湾は沖縄を代表する物流の拠点として、復帰前から今日に至るまで相当の整備が行われてきたことは承知のとおりでございます。しかし、那覇港湾全体の整備計画からすると、まだ道半ばであることは確かで、本県の発展を期する上でも早急なる整備は不可欠だと認識をいたしております。  そういう中において、那覇ふ頭三重城側と那覇空港側を結ぶ沈埋トンネルの那覇港臨港道路空港線の供用開通が間近に迫ってまいりました。  最近、政府において港湾整備のあり方が見直され、その結果、那覇港湾は重点港湾として位置づけられ、引き続き整備は進められるものと期待を寄せているところでございます。  しかし、我が国の港湾整備を見ておりますと、ほとんどの港湾が産業港湾と言っても過言ではありません。私は産業港湾の整備を否定するものではございませんが、沖縄県のように観光がリーディング産業として本県経済の中心をなしている現状を考慮した場合、那覇港湾は観光に資するための整備も当然進めなければならないと考えるのであります。  以下、質問いたします。  (1)那覇港湾の一角にクルーズ船専用のバースが建設され、昨今は那覇港湾へ外国のクルーズ船の寄港が目につくようになりましたが、外国船からの利用客に満足いただける施設になっているかと問われたら、まだまだの感があります。外国人観光客に優しく、かつ利便性の高い施設へと、さらなる整備が求められることになるだろうと思慮します。今後の整備計画についてお伺いいたします。  (2)泊港において、渡嘉敷村や座間味村等離島への観光客の利用状況を見てみますと、乗船するのに四苦八苦する光景が見受けられます。泊港の離島便は観光客にわかりやすく、利便性の高い施設になっているのか疑問に思います。本市は那覇港管理組合と検証の上、観光立県にふさわしい施設に改善する必要があると考えます。当局の見解をお伺いいたします。  本員は、那覇港湾のもつ多様性を考えた場合、効果的で利便性の高い港湾の整備を図るためには、行政当局をはじめ、私ども議員も積極的に港湾整備に関して提言をする必要があると思う次第であります。  ご承知のように、那覇市も他の市町村と同様に海に面し、波の上ビーチは遊泳の場所として観光客や市民に活用され、大変喜ばれているところでありますが、その他の大部分は港湾施設に組み込まれています。  そこで本員から提起したいのですが、本市にも市民のファミリーや観光客がつり大会等で楽しめる指定された場所があったら、釣り好きな方々が大変喜ぶと思います。
     (3)他の都道府県では港湾整備を行う際、市民でも楽しめる施設として港湾の中に「釣り公園」がつくられて多くの太公望に喜ばれているとのことです。  現在、那覇市に隣接する海では、所構わず釣りをしている方を目撃しますが、えさやごみの投げ捨て等が目につき、マナーの面でもいささか問題があります。  そこで、安全面、環境保護、マナーの向上、市民へのサービスを含め、那覇港湾内にも「釣り公園」を導入してはいかがかと考えますが、市当局の見解をお伺いいたします。  以上、終わりまして再質問は自席よりしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○金城徹 議長   盛島明秀教育委員会学校教育部長。 ◎盛島明秀 教育委員会学校教育部長   宮國恵徳議員の個人質問1.社会環境問題について(1)から(3)に順次お答えいたします。  まず(1)の児童や生徒の携帯電話やインターネットによる被害の実態調査についてでございますが、平成19年9月に小学校4年生から中学3年生までの児童生徒と保護者を対象に「携帯電話アンケート」の抽出調査を実施いたしました。さらに市内全小中学校を対象に、携帯電話の取り扱いや取組状況に関する調査も行っております。また、中学3年生、小学6年生を対象に実施しております全国学習状況調査の中でも携帯電話やインターネットに関する調査項目がございます。  次に、(2)の携帯電話やインターネットで児童・生徒にどのような被害が予想されるかについてでございますが、先にアンケート結果から考察できることは、学年が進むにつれ携帯電話を持っている児童生徒の割合が増加しております。そのことに伴い利用する機会が増えることなどから、メールやインターネットでのトラブルが考えられます。  具体的には、特定の児童生徒に対する誹謗中傷が行われるなど、新しい形のいじめの問題や有害な情報にアクセスし、犯罪に巻き込まれる可能性が考えられます。  今年度の全国・学習状況調査におきましても「携帯電話で通話やメールをしますか」との質問では、本市の5割以上の中学3年生が「ほぼ毎日している」と答えるなど、被害には至らなくても携帯電話の利用が深夜に及ぶことや長時間にわたって利用し続け、携帯依存からくる生活の乱れが心配されるところでございます。  最後に、(3)の携帯電話やインターネットで被害にあった報告についてでございますが、過去には数件ございましたが、幸いなことに今年度は被害の報告は特にございません。  しかしながら、児童生徒の深夜徘回や学校間の生徒との那覇市を越えた広域での交流のツールとして携帯電話が使用されている可能性があります。今後とも各小中学校において情報モラルを高める指導の徹底と警察機関と連携した「サイバー犯罪に関する講話」などを行い、さらなる充実を図ってまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   宮國恵徳議員の個人質問の2番目、那覇港湾の整備について順次お答えいたします。  (1)那覇港大型旅客船バース事業につきましては、県内観光リゾート産業を積極的に支援するとともに、国際交流拠点の形成を図るため、中心市街地に近接する若狭地先に大型国際クルーズ船に対応した専用の旅客船バースの整備が進められており、平成21年9月から暫定供用されております。  現在は、国直轄事業である取付道路と旅客ターミナル基礎部分を平成25年度完成に向け、整備が進められているとのことであります。また、那覇港管理組合事業である旅客ターミナル整備は次年度から基本・実施設計が行われ、平成25年度完成に向け建設工事が進められていくとのことであります。  次に、(2)の泊ふ頭の施設改善につきましては、那覇港管理組合が平成23年度に那覇港内における利用者等の利便性向上や利用促進を図るため、港湾施設の案内表示に関するサイン計画のマスタープランを策定予定とのことであり、当該ふ頭においてもその中で検討していきたいとのことであります。  (3)の「釣り公園」の導入につきましては、那覇港管理組合に確認したところ、那覇港内において現在、整備計画はないとのことであります。  しかしながら、那覇港内への「釣り公園」の導入は、家族連れやお年寄りなど、多様な年齢層の市民にとって、楽しく身近なレクレーションの場を提供することと思われることから、那覇港管理組合へ調査・研究していただけるよう要望していきたいと考えております。 ○金城徹 議長   宮國恵徳議員。 ◆宮國恵徳 議員   ご答弁、大変ありがとうございました。  この携帯電話やインターネットの被害についての実態調査、平成19年度に実施したと今、部長のご答弁でありましたけれども、時代はもうだいぶ変わっております、世界も変わっております。もう4年目になりますので、ここでまた新たに児童生徒の調査をしたほうがいいんではないのかなと思っておりますので、ぜひお願いをしたいと思います。  それから被害はないということなんですけれども、非常にいいことだと思います。だけども、児童生徒の行動は監視をしながら、見ていただきたいと、こう思っております。  きのうのニュースで、京都大学の入試問題が試験中にインターネットの質問サイトに投稿されるという前代未聞の出来事が起きております。他の2~3校の大学でも、入試ネット不正の疑いがあると、きょうのニュースでもやっておりました。大変な時代になりました。  そこで教育長にお伺いいたしますが、児童や生徒たちが携帯電話やインターネットによるトラブルや犯罪に巻き込まれないための防止対策についてお願いいたします。 ○金城徹 議長   城間幹子教育長。 ◎城間幹子 教育長   宮國恵徳議員の再質問にお答えをいたします。  児童生徒が携帯電話やインターネットによるトラブルや犯罪に巻き込まれないための防止、あるいは対策については、有害サイトの閲覧を制限することができるフィルタリングサービスというものがあります。それを利用することが最も有効な手段であると考えております。フィルタリングは確実に行うということを児童生徒、あるいは保護者の皆様方にも呼びかけていきたいと思います。  また、パソコンはリビングに置くこと。家族の目が届く場所に置くことというような提言も過去に聞いたことがあります。それも有効な手段かと思います。  教育委員会の取り組みといたしましては、今後とも各小中学校に対し、インターネット安全教育ガイド等を保護者へ周知するとともに、那覇市PTA連合会や警察機関と連携した学校や地域ぐるみにおける未然防止策について取り組んでまいりたいと思います。 ○金城徹 議長   宮國恵徳議員。 ◆宮國恵徳 議員   教育長、大変ありがとうございます。  去る2月20日にも、沖縄市民体育館におきまして、インターネットの利用に伴うネットいじめ等の被害から子供たちを守ろうということで、県のPTA連合会でも研修会が開催されております。ぜひ、今教育長がおっしゃったことを、地域住民にも、また父兄にも、ぜひ広めていただきたいとこう思っております。  次に、那覇港湾整備についてであります。  (1)については、先ほど私の前に質問がありました山城議員も取り上げておりますので、(2)からいきたいと思います。  (2)の泊港整備についてでありますけれども、渡嘉敷村や座間味村等、離島へ行く方が利用する泊港内にはタクシー乗り場がなく、同港を利用する皆様が不自由な思いをしていることはご承知のとおりであります。  前回の議会でも取り上げましたけれども、那覇市として、いつまでにタクシー乗り場を整備する予定にしているのか、港湾管理事務組合とも話したと思うんですけれども、ひとつどういう状況かをお願いいたします。 ○金城徹 議長   翁長聡都市計画部長。 ◎翁長聡 都市計画部長   宮國恵徳議員の再質問にお答えします。  議員ご指摘のタクシー停車帯につきまして、港湾管理組合で現在概略的な設計が行われております。次年度の早い時期に整備を行う予定とのことであります。 ○金城徹 議長   宮國恵徳議員。 ◆宮國恵徳 議員   部長、大変前向きなご答弁、ありがとうございます。ぜひ観光立県としての那覇市であります、実現に向けて頑張っていただきたいと思います。  次に、「釣り公園」なんですけれども、これは要望にしておきたいんですが。今、部長の答弁の中にもありましたように、計画はないというようなことなんですけれども、全国でこのように65カ所、北海道から鹿児島まで「釣り公園」はございます。ぜひこの那覇市にも市民、家族連れで楽しめるレクリエーションの場所「釣り公園」を、今、部長の答弁にもありましたように、波の上緑地整備事業と関連して、相当な車の480台とか、いろんな施設もあるようでありますので、ぜひ整備していただきたいと要望をいたしまして、私の個人質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   声変わりしておりますので、ひとつお聞き苦しさはご容赦願いたいと思います。  それから、前議会で安謝火葬場に対する本員の質問に対し、裁判であるというやじが飛びました。本員は「おまえの勝手か」と応酬しましたが、どうも2人とも大人気なかった気がします。しかし、そういうこともたまにはあったほうが議会の活性化に結びつくこともあるんじゃないかと弁明をしておきたいと思います。  本員は、今日まで議会で裁判ざたになった2件の事件に対する質問をさせていただいております。その中で、行政側との裁判の難しさ、これは痛いほど感じております。  事件によって当然扱い方も変わるだろうが、行政側に責任が及ぶような事件に関しては、裁判所は行政側の追認あるいは追従機関であり、擁護機関であるとはっきり言えるほどであります。相手方の弁明主張を一切認めず、行政側の不利な点を擁護する始末であります。相手方とは当然行政側に対する弱者の市民であります。行政側が裁判という名の下に、市民を徹底的に痛めつけているのが安謝火葬場の問題であります。  安謝火葬場の営業免許の許可は、安謝火葬場以外に代替施設がないことを前提に、公営火葬場が創業するまでの間、安謝火葬場を存続させておかなければならない県や市の要請から都合のよいように行われてきたのでありまして、法的手続きは行政が法律に従って行われたとの免罪符をやるための道具でしかなかったわけであります。過去の経緯や裁判の準備書面の中から、説明も交えながら質問をいたします。  (1)平成8年株式会社那覇葬祭安謝火葬場が延長されたときの市長と担当部長名を伺います。  (2)平成13年、2度目の火葬場の延長があった。そのときの市長と担当部長名を伺います。  (3)親泊市政から翁長市政に変わった時点で、安謝火葬場に対する市の方針は変わったか、あるいは継続か。もし変わったとしたら何がどう変わったか伺います。  (4)那覇市から株式会社那覇葬祭安謝火葬場に対し、炉の改修の補助金として3,000万円が交付されました。火葬場を継続使用するため、老朽化した炉の改修に要した費用を伺います。  (5)平成14年9月24日付けで株式会社那覇葬祭安謝火葬場から那覇市に対し「公営火葬場『いなんせ斎苑』の業務開始による株式会社那覇葬祭安謝火葬場の火葬業務閉鎖に伴う補償要求について」という要望書が提出されました。それに対する当局の対応はどうされたか伺います。  (6)平成7年1月17日付け環生第1588号沖縄県環境保健部長名で、那覇市長あてに提出された「安謝火葬場の経営許可に際しての条件について」の4項に明記されている「安謝火葬場が47年の長期にわたって那覇市にかわり公益的事業を遂行した実績を高く評価し、公営火葬場の管理運営の参画に配慮すること」という条件が付けられるまでの経緯をお伺いします。  あとは自席から再質問いたします。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   久高友弘議員の個人質問、安謝火葬場について順次お答えいたします。  最初に、(1)平成8年当時の市長と担当部長名についてお答えいたします。  平成8年2月23日に、沖縄県より株式会社那覇葬祭安謝火葬場に経営許可が交付されておりますが、その当時は、親泊康晴市長と野原広太郎保健衛生部長となっております。  次に、(2)平成13年当時の市長と担当部長名についてお答えいたします。  平成13年2月22日に、沖縄県より株式会社那覇葬祭安謝火葬場に2度目の経営許可が交付されており、その当時は、翁長雄志市長と並里利彦市民環境部長となっております。  次に、(3)親泊市政から翁長市政に代わった時点で、安謝火葬場に対する市の方針は変わったか。あるいは継続か。もし変わったとしたら、何がどう変わったかについてお答えいたします。  平成12年12月に親泊市政から翁長市政になっておりますが、その時点では安謝火葬場に対する市の方針は変わっておりません。  次に、(4)那覇市から株式会社那覇葬祭安謝火葬場に対し、炉の改修の補助金として3,000万円が交付された。火葬場を継続使用するため、老朽化した炉の改修に要した費用についてお答えいたします。  平成8年度、9年度にそれぞれ1,500万円、計3,000万円の補助をしております。改修に要した費用は、補助金の交付申請書が出されておりますが、それによると1億4,980万円となっております。  次に、(5)平成14年9月24日付けで(株)那覇葬祭安謝火葬場から那覇市に対し、「公営火葬場『いなんせ斎苑』の業務開始による株式会社那覇葬祭安謝火葬場の火葬業務閉鎖に伴う補償要求について」という要望書が提出をされました。それに対する当局の対応についてお答えいたします。  平成14年9月24日付け、公営火葬場いなんせ斎苑の業務開始による株式会社那覇葬祭安謝火葬場の火葬業務閉鎖に伴う補償要求の陳情が、株式会社那覇葬祭安謝火葬場より提出されました。  また、同年10月18日に、別の方々からこの陳情に対しまして、「相続人として安謝火葬場に関する多々の民事裁判の係争及び提訴があるので、対応を保留していただきたい」との異議申立の陳情もございました。  当局の対応としましては、平成14年11月18日付け、那市環保第308号「公営火葬場『いなんせ斎苑』の業務開始による株式会社那覇葬祭安謝火葬場の火葬業務閉鎖に伴う補償要求について」回答しておりますが、「許認可権については沖縄県に権限があり、県の許可期限が終了したことによる火葬場閉鎖に伴う補償はできないものと考えております。」と、それぞれの陳情者に対して、時期は異なりますが、回答しております。  最後に、(6)平成7年1月17日付け環生第1588号沖縄県環境保健部長名で那覇市長あてに提出された「安謝火葬場の経営許可に際しての条件について」の4項に明記されている「安謝火葬場が47年の長きにわたって那覇市に代わり公益的事業を遂行した実績を高く評価し、公営火葬場の管理運営の参画に配慮すること。」という条件が付されるまでの経緯についてお答えいたします。  平成6年7月15日に、具志川火葬場が経営者死去に伴い業務を停止いたしました。それを受けて、本市と沖縄県は、平成6年7月下旬に2回、具志川火葬場の二の舞にならないように協議を行っております。  その後、本市と沖縄県は、平成6年8月と9月にも公益法人化の話し合いを行い、平成6年9月下旬には、本市と沖縄県、そして株式会社那覇葬祭安謝火葬場を交えて、2回、公益法人化に向けた話し合いを持っております。  その際に、沖縄県からは、株式会社那覇葬祭安謝火葬場に対し、公益法人化しないと火葬場のこれからの経営は難しい。できないというふうに話があり、公益法人化するよう指導を行っておりますが、親族間で合意に至らないとのことで進展しませんでした。  その後、平成6年12月12日に本市から沖縄県に対し、「株式会社那覇葬祭安謝火葬場に公営火葬場の供用開始までの間、暫定許可を与えてほしい。」と要請し、それを受けて沖縄県から、平成7年1月17日付けで、「安謝火葬場の経営許可に際しての条件について」という、先ほどの項目を加えた4項目の条件を付した文書が発出されております。  以上でございます。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   親泊市政から翁長市政に代わっても、安謝火葬場に対する市の方針は変わっていないと。要するに、行政は継続されたということですね。  それで、1つ聞きますよ。  並里市民環境部長の後継はどなたでしたか。教えてください。
    ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   久高友弘議員の再質問にお答えいたします。  並里利彦部長の後継は大田和人経済観光部長でございますが、担当はその当時の経済環境部参事の与儀弘子となっております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   では、行政の継続性は維持されたわけですから、与儀弘子環境保健部副参事と並里部長の安謝火葬場に対する考え方は、1つであると。これ確認をしておきます。  それでは、平成7年1月17日、沖縄県環境保健部長より那覇市長へ「安謝火葬場の経営許可に際しての条件について」の文書の中で「下記の条件を付して許可を与えることもやむを得ないと考えております」と。そして、「安謝火葬場が47年の長きにわたって那覇市にかわり公益的事業を遂行してきた実績を高く評価し、公営火葬場の管理運営の参画に配慮することとある。  (株)那覇葬祭安謝火葬場は、この一文が命綱である。市や県の誠意だと最後まで信じていた。あんたたち、このことをよく理解せんといけん。  だから、そのとき対応した裁判所の見解、皆さん方の見解を教えてください。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   久高友弘議員の再質問にお答えいたします。  これは平成18年9月の裁判結果でございますけれども、「被告市あるいは被告県において、原告が公営火葬場の管理運営に参加できるように配慮すべき法的責任や法的義務を負うような事情は伺えない」と判断されております。    (「市の見解も」と言う者あり)  市の見解も同様でございます。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   今まさに部長がおっしゃったように、要するに、管理運営の参画については義務、規則ではないが、最大限努力して炉前業務、あるいは(株)那覇葬祭安謝火葬場を随意契約を5年させたと。しかし、那覇市長あてのこの47年の長きにわたって苦労した、それに報いなさいというのはただの手紙であると。  これを守る必要もなければ、管理運営を言及した記載は全くない。だから、法的にも全くやることもなければ配慮もないと。裁判所の判決も言っているわけだな。そうでしょう。  では、並里部長の平成13年、本員の議会でのその件について質問をした。どう考えているかと。そしたら、並里部長の答弁を引用しますよ。「平成7年1月11日付けで県知事が、要するに安謝火葬場に営業許可を与えた際に、那覇市長に示された条件、すなわち同火葬場が47年の長きにわたって那覇市にかわり公益的事業を遂行した実績を高く評価し、公営火葬場の管理運営の参画に配慮するという条件でございます。そのことにつきましては、南部広域から北斎場の管理運営方針が示された段階で、株式会社那覇葬祭安謝火葬場と話し合っていくということで合意に達しております。」ちゃんと話をしていた。  議会の意思は全く無視する。そういうことでいいんですか、部長。教えてください。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   久高友弘議員の再質問にお答えいたします。  これも裁判の争点でございましたけれども、いなんせ斎苑の業務のうち炉前業務については、安謝火葬場さんに委託をしております。そこで、裁判所の判断としては、被告市が原告を公営火葬場の管理運営に参加させるよう配慮すべき義務に違反したということはないというような判決が出ております。 (「ちょっと待てよ。質問は、私は議会を無視してこれでいいのかと言っている。議会の答弁は全く無視していいのかって。答弁漏れ」と言う者あり)  失礼いたしました。久高友弘議員の再質問にお答えいたします。  市の見解としましては、管理運営を一部安謝火葬場に委託したということで、市のほうでは、やはりある程度配慮すべきであったというような見解で、実際、配慮は行ったと思っております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   時間については、次の議会の代表質問もあるし、一般質問もあるから、継続してやれば問題ないことではあるんだけれども、ただ、はっきりさせていただきたい。  今、皆さん方はいつも炉前をさせたじゃないかと。この従業員13人の中で、ただ2人分ぐらいの給料しか当たらない分をさせておいて、恩に着せるような話をしている。ただ、しかし、これを事実として見るならば、皆さん方は最初から株式会社那覇葬祭安謝火葬場を参加させようという気は一切なかった。これはっきりしている。議会でも答弁している。これは末吉部長が言っている。  どういうことか。最初から外部委託をするつもりでございましたと。だから、彼らが話しているとおり、責任を何も伴わないというような形で理解をしていた。だから、南部広域圏北斎場で一度もそのことを話しされてない。県の意向を受けて話は一度もされてないというのが実情なんです。これを、私はそのとき議員だからよく知っている。  議会の答弁の前に、本員がちょうど我那覇生隆議長の部屋に私と我那覇生隆議長、それから与儀弘子副参事、それから末吉、あのときどういう職に就いていたかわからんが、呼んで「どうするつもりなんだ」と言ったら、安謝火葬場を参加させるのかと。「やりません」と議長室ではっきり言った。  そしたら、「ふざけるな、おまえら。約束したことを平気で破るのか」と言った。2人青ざめていた。そしたら、その1週間もしないうちに決まった。それも炉前だけ。  そして、その中でちょっとあれだな。南部広域圏北斎場建設委員会で記録も残っている。どういうことかというと、これは平成13年、そして助役の山川一郎、それから企画部長の与那城、副参事の与儀弘子、そして浦添からも入っている。そして、その中で「那覇市においては検討委員会で安謝火葬場の受け入れについて何度も検討したところであるが、平成7年に県から出された文書の内容からして、どうしても受け入れざるを得ない感じである。適当な部署としては炉前業務と見ている。」こう言っている。  そして、浦添市側は、炉前業務に関してはある一定期間まではメーカー側と随意契約したほうがよいのではないかという話が出ている。だから、それまで那覇市の検討委員会では話をしている。どうするかって。やらんでおこう、別にと。こういうような感じになっている。しかし、こちらも強く出た。そして、じゃ形だけでもやろうかといってやったのが、炉前業務なんです。誠意が全くない。県の意向を全く無視した形で対応している。これでいいのかということなんです。  それでは、引き続いて質問に移るけれども、平成13年2月、那覇市の平成12年9月12日付で株式会社那覇葬祭安謝火葬場から那覇市長あてに提出された「安謝火葬場廃業に伴う土地建物及び関連施設の補償について」の要請に対する裁判所、そして当局の対応を伺います。  そのときには、「安謝火葬場の補償に関する覚書の締結について」ということで、要請が平成12年になされている。そのことについて当局の見解、裁判所の見解を聞かせてください。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   久高友弘議員の再質問にお答えいたします。  先ほどの答弁でも話しましたけれど、損失の補償については那覇市がやるべき性質のものではないと。これは法規見解も交えて回答しております。裁判所も、裁判の判決の中で同様な判決をしております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   では、あなたたちは何もやるべきではない。裁判所を後ろ盾にして、そして、責任をすべて裁判所のせいにして、県のせいにして逃げているというのが今の那覇市のやり方なんです。  これで、あんたたちが今後、公益事業をする場合、公共事業をする場合、市民は一切協力しないという立場になってくる。これ、よくあんたたちは頭に入れておかないといけないよ。そういうことしか言えなくなる、我々も。きょうの質問だと。  那覇市は裏切るよ、那覇市の言うことを聞いたら大変なことになるよとしか言えなくなってしまう。そういう那覇市でいいのかということなんだよ、私の言い分は。  それで、皆さん方が、じゃ平成12年に、この今の対応、そしてこれできないということをいつ出した、平成12年に出したか聞きます。要するにどういうことを聞きたいか。皆さん方は延長していますね。8年から13年まで5年延長した。そして1年延長した、4年延長した。その延長する前にやったのかどうか。聞かせてください。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   久高友弘議員の再質問にお答えします。  この損失補償に対する回答につきましては、平成14年11月18日に那覇市長翁長雄志より「公営火葬場『いなんせ斎苑』の業務開始による株式会社那覇葬祭安謝火葬場の火葬場閉鎖に伴う補償要求について」は、先ほど答弁いたしましたけれど、県の許可期限が終了したことによる火葬場閉鎖に伴う補償は、本市ができないものと考えているというような回答を出しております。 ○金城徹 議長   久高友弘議員。 ◆久高友弘 議員   はっきり言うと、皆さん方は、利用できる間は補償しますよ、あなたたちのことも考えますよと言いながら、そして、自分たちのやるべき仕事だけはやって、そして用が済んだらお払い箱。一銭の補償もしない。それがあなたたち行政の対応なんです。  だから、これで果たして行政の行為として許されるのかどうか。これは確認して、納得するまで質問をさせていただきますので、その点については市民が納得できるような答弁を用意して、そして十分答えられるようにやっておいていただきたい。  次に質問をします。 ○金城徹 議長   下地敏男議員。 ◆下地敏男 議員   市民の皆さん、議場の皆さん、こんにちは。社社連合の下地敏男でございます。  質問の前に、先月29日・30日の両日、寒さと雨の中ではありましたが、県立武道館、那覇市民会館で九州各県から2,000人余の体育指導員が参加をし、第53回九州地区体育指導員研究大会が開催をされました。大会成功に向けて、本市体育指導員の方々のご尽力に深く感謝を申し上げます。  大会は、地域でスポーツ振興を進めていく上での課題や実践活動の成果等について研究・協議することで、体育指導員の資質向上はもとより、生涯にわたってスポーツに親しむ社会を実現していく趣旨で行われました。  初日の興南高校の我喜屋監督の講演や2日目の高齢化社会における健康と体力づくりなど、活発な研究・協議になりました。  体育指導員が一堂に会し、研究大会が本市で開かれたことは、野球場の完成と今後の奥武山公園総合スポーツ施設整備と相まって、本市のスポーツ振興にとって意義のあるものであります。  また、体育指導員は、日頃から市内各地域で青少年や高齢者のスポーツ指導及び教室、本市主催のスポーツ大会、PTA主催の各スポーツレクリエーション大会に取り組み、市民の体力増進に大きく貢献をされております。  私も、体育指導員協議会の活動に精一杯協力をしていきたいと思っております。  以上を申し上げ、発言通告に従い質問をいたします。  1番目の質問は、生涯スポーツについてであります。  奥武山公園スポーツ施設整備基本構想基本計画に基づき沖縄セルラースタジアム那覇が完成をし、プロ野球オープン戦には3日間で5万人近くの観客数があり、1,200本に及ぶ協賛企業名の入った読売巨人軍、那覇キャンプの上りが野球場の回りと北明治橋の欄干にまで立てられているのを見ると、プロ野球誘致のすごさを感じているところであります。  公式サッカー場建設計画も施政方針で示され、29年竣工、その後の供用開始で奥武山公園総合スポーツ施設がほぼ整います。  チャンピオンスポーツの魅力もさることながら、加えて第4次那覇市総合計画にある、どこでもだれでも生涯スポーツができるまちをつくる施策を遅滞なく進め、市民の健康維持・増進と潤いのあるまちづくりに取り組まなければなりません。  以下、質問をいたします。  (1)市民の健康維持・増進を図るためにも市民グラウンドゴルフ大会などが開催できるよう、くじら公園を整備できないものか、伺います。  (2)日常生活でウォーキングを習慣化している方々が多くいらっしゃいます。市民の一層の健康づくりを目指す市民ウォーキング大会を開催してはどうか、伺います。  2番目の、動物愛護管理について質問に移ります。  動物愛護運動を提唱した広井辰太郎氏が動物虐待防止対応会を設立したのが明治35年であります。70年を経て昭和48年、動物の保護及び管理に関する法律が当時の自民党、社会党、公明党、民主との4党によって提案をされ制定をされました。  同法は平成11年、動物の愛護及び管理に関する法律に改正をされ、さらに18年に見直され、より実効性の高いものになっております。動物を保護動物から愛護動物、動物を単なるものから命あるものへと改められ、今日に至っております。  昨年の漫湖公園での猫の虐待、虐殺事件については、その後、愛護団体の夜間パトロールの強化や環境保全課の動物の遺棄、虐待防止啓発活動によって公園内で虐待、虐殺された猫を見ることはありません。  しかしながら、公園や地域にいる飼い主のいない猫の問題は、まだまだ解決しているわけではありません。中核市移行後の動物の取扱についても課題はたくさんあります。以下、質問をいたします。  (1)動物の遺棄・虐待・虐殺の防止対策について伺います。  (2)猫の繁殖制限について伺います。  (3)公園や地域にいる飼い主のいない猫との共生について伺います。  3番目の質問は、地域還元施設の環境の杜ふれあいについてであります。  環境の杜ふれあいは、スポーツ、レクリエーション活動や地域コミュニティー及び環境の場として設置をされ、体育施設、トレーニングルーム、浴室など住民に広く利用されております。  指定管理者制度の導入しており、その運用にあたっては公共サービスの維持向上と本市財政負担の軽減が求められます。質問をいたします。  (1)今回の公募で2回目となった指定管理者の同施設利用者料金契約内容と指定管理期間中の指定管理料について伺います。  (2)本市が負担する施設周辺維持管理に係る費用についても伺います。
     最後の質問は、沖縄の杜ゾーンについてであります。  私は、去る2月10日、担当課職員に同行してもらい、整備計画途中ではありますが、危険は伴いますけれども、沖縄の杜ゾーンの現状を見てまいりました。  天久総合公園の約40%を占める沖縄の杜ゾーンは、今のこの時期、ちょうどオオバギやアカギの若葉が芽吹いているのが橋の上からよく見ることができます。  天女から舞い降りた羽衣伝説のスグルクガーの周り一帯は整備が比較的行き届いておりますが、予定されている管理用道路あたりには廃棄物が散乱をしております。多目的広場ゾーンなどの整備計画について伺います。  壇上での質問は以上ですが、あとは自席で再質問等を行います。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   下地敏男議員の個人質問1番目の1点目、市民がグラウンドゴルフを十分楽しめるよう、くじら公園の整備についてお答えいたします。  本市管理の公園において、グラウンドゴルフとして利用されている多目的広場は、漫湖公園など17カ所にあります。  議員ご質問の漫湖公園につきましては、地域の自治会やお年寄りの皆様のご要望に応えるべく、古波蔵側にグラウンドゴルフ専用の広場を設置しており、鏡原側(通称:くじら公園)の芝生の多目的広場につきましても、グラウンドゴルフ場として活用されております。  また、本公園は、芝生の多目的広場や遊歩道などの施設があり、周辺地域の子どもたちや保育園児など多くの市民の皆様に利用いただいております。  このような状況のもと、小さなお子さまからお年寄りまで各年齢層の皆様の公園利用が多いことから、新たなグラウンドゴルフ場の設置は困難だと考えております。 ○金城徹 議長   新城和範教育委員会生涯学習部長。 ◎新城和範 教育委員会生涯学習部長   下地敏男議員ご質問の1番目、生涯スポーツについての(2)市民ウォーキング大会の開催について、お答えいたします。  ウォーキングは手軽にできる有酸素運動として人気が高く、市民の健康づくり、体力づくりに大いに寄与しているものと認識しております。  本市においては、那覇市ウォーキング協会が毎月定例で実施しているものや、那覇市医師会主催の健康ウォーキング大会、沖縄都市モノレール株式会社主催の「ゆいレール健康ウォーキング」、毎年体育の日に開催される那覇市ウォーキング協会主催の「市民ウォーキング大会」が行われております。  また、個人単位でも新都心公園や漫湖公園等において楽しみながら行われております。  これらの大会等については、今後とも充実していくよう努めながら、議員ご提案の件につきましては、関係団体と情報交換を行いながら調査し研究してまいりたいと思います。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   下地敏男議員の個人質問2.動物愛護管理について順次お答えいたします。  はじめに、(1)動物の遺棄・虐殺・虐待の防止対策といたしましてですが、遺棄・虐殺・虐待が犯罪であるとのチラシ、ポスターの配布やパネル展示等による啓発を行っております。  また、地域や動物愛護団体の皆様と情報交換し、適宜、看板等の設置や、警察・動物愛護管理センターなどの関連機関と連携したパトロールを行うことで、防止に努めております。  次に、(2)の繁殖制限についての対策ですが、避妊去勢手術の啓発については、多頭飼育や餌付け等による苦情があった際に、当該地域へのチラシ配布を行っております。  さらに、動物愛護週間、環境フェアなどのイベント時の啓発や、公民館等などの公共施設、店舗等でのパネル展による啓発を、年間を通し実施しております。  最後に、(3)飼い主のいない猫との共生についてお答えいたします。  まず、飼い主のいない猫、いわゆる野良猫の増加防止策としましては、遺棄対策、繁殖制限等の動物愛護思想の普及、その地域に住んでいる皆様の合意形成が必要となっております。  また、動物が苦手な方、アレルギーを持っている方への配慮や動物由来の感染症対策も十分に行う必要があり、さらに、避妊去勢手術の徹底、餌やりや片づけ等のルールの整備も必要になってまいります。  このように、飼い主のいない猫との共生につきましては、解決しないといけないさまざまな課題がありますので、一つ一つ整理をしながら検討していきたいと考えております。  引き続き、下地敏男議員の個人質問の3.環境の杜ふれあいについて、まとめてお答えいたします。  はじめに、(1)今回の公募で2回目になる指定管理者の契約内容と指定管理期間中の指定管理料についてお答えいたします。  環境施設組合に確認いたしましたところ、契約内容・施設の利用料金は、「那覇市・南風原町環境施設組合の環境の杜ふれあい条例」第7条第2項に、利用料金は別表第1から第3までに定める額の範囲内において指定管理者が管理者の承認を得て定めるものとすると規定されているとのことです。  なお、環境の杜ふれあい条例施行規則第4条第4号で、65歳以上の市民、町民が施設を利用するときは、利用料金は2分の1と規定されております。  これは、本市の65歳以上の市民が公共施設を利用するときの方針がありまして、それが2分の1になっております。それを参考にしたということでございます。  なお、環境施設組合が支払う指定管理期間中の指定管理料は、平成22年度から24年度までの3年間で7,185万円で、そのうち那覇市は6,107万3,000円の負担予定となっているとのことでございます。  次に、(2)本市が負担する施設維持管理にかかる費用についてですが、平成21年度は環境施設組合が負担した修繕費はないとのことであります。  平成22年度の修繕費の予算額は104万5,000円で、うち那覇市負担は88万8,000円となっております。  また、平成22年度は、環境の杜ふれあいの下水道接続工事及び駐車場補修工事費が、環境施設組合の工事請負費予算として2,210万5,000円計上されており、そのうち那覇市負担分は1,878万9,000円の見込みとなっているとのことでございます。 ○金城徹 議長   小橋川邦也建設管理部長。 ◎小橋川邦也 建設管理部長   下地敏男議員の個人質問4.沖縄の杜ゾーンについてお答えいたします。  新都心公園の沖縄の杜ゾーンは、本公園面積約18haのうちの約7.3haの部分で、新都心の中で貴重な自然環境が残された空間となっております。  整備計画につきましては、沖縄の杜ゾーンの大半を占める約5.3haを、自然環境を保全する区域として、必要最小限の整備等にとどめ、園路と広場を2カ所設置する計画としております。  事業の進捗状況につきましては、現在、広場の一部の整備を完了しており、次年度以降、残りの広場部分や保全区域内の園路等を順次整備してまいりたいと考えております。 ○金城徹 議長   下地敏男議員。 ◆下地敏男 議員   それでは、順を追って要望等、再質問を行います。  まずは生涯スポーツでありますけれども、くじら公園については、私は専用するとは言っておりません。県内でグラウンドゴルフ場が公認専用されているのは、宮古、石垣、渡嘉敷島、この3カ所であります。そういった状況の中ででも、やはり多目的広場としてグラウンドゴルフ場が整備をするということは可能であります。全国グラウンドゴルフ愛好家は約20万人いると言われております。そして、本市には約6,000人の方々がグラウンドゴルフを楽しんでおります。  そこで、ぜひセルラースタジアム、あるいは公認サッカー場と連動をした公認スポーツ施設として、クジラ公園を約1,000人規模のプレイができるグラウンドゴルフ場、そして大会ができるグラウンドゴルフ場に整備をしていただきたいと思っております。市長杯、3世代ゴルフ大会もあります。そうしたことができるのも、くじら公園を整備することで可能になります。ぜひお願いをしたいと思います。その際、那覇市グラウンドゴルフ協会とも意見の交換も必要かと思われます。よろしくお願いをいたします。  それから、ウォーキングについてなんですけれども、これはやはり今この時期必要だと思います。車社会の便利さに依存する生活習慣からくる歩くことの絶対的な不足が今あります。ウォーキングを習慣化、一日に1万歩、時間にすると40分、距離であらわすと約6㎞です。こうしたことを日常生活に取り入れるということで、ぜひ市民の健康推進と市民大会の開催、これを提言をしたいと思います。ぜひ、ご検討よろしくお願いをします。  それから、環境の杜ふれあいについてであります。条例の第7条関係の料金設定については、先ほど部長からご答弁がありましたように、6,100万円の指定管理料、それから修繕維持費として1,800万円、これだけを那覇市から財源の持ち出しをしております。そうしますと、当然、低料金で設定が可能になってきます。  事業を展開する場合には、経営を左右する料金設定については、ちゃんと損益分岐点を考慮しなければなりません。第7条関係の料金設定、これが適正であるかどうか、いま一度検討を見直しをする時期にきている、私はそのように考えております。  また、先ほど部長、方針を参考にしたと言っておりましたけれども、この方針は那覇市公共施設における高齢者割引制度導入に関する基本方針であります。それを見てみますと、目的が観覧と健康増進ということがあります。対象施設、これは那覇市ぶんかテンブス館、伝統工芸館、歴史博物館、壺屋焼物博物館、玉御殿、識名園、首里石嶺プール、那覇市民体育館になっております。もちろんこうした施設が、高齢者の方々への割引制度は大変重要であります。  ところが、環境の杜ふれあいの浴室を対象施設にしている、この割引制度については、今、考える時期にきているかと思います。ぜひ、検討をお願いします。  それから、動物愛護について再質問をいたします。  議長の許可を得て持ってきております。        (写真提示)  この連続した写真は、昨年の7月、漫湖公園である人物が、散歩中の人が通り過ぎるところを見計らって、猫の親子を餌でおびき寄せ、いきなり子猫の首筋を押さえ、ビニール袋に入れて、そして自転車で持ち去るということをカメラでとらえたものです。  私は動物管理の推進に力を入れておりますので、こうしたことは絶対に許すことはできないと思っております。何としてもこういったことを止めていきたい、そのように考えております。動物の遺棄・虐待は法律で罰則が規定をされ、犯罪であります。  再質問をいたします。この一連の写真について、部長は既に承知されているかと思いますが、その対応について伺います。  次に、繁殖制限の有効な対策として、避妊去勢助成事業が新年度予算でもカットをされております。その理由を伺います。 ○金城徹 議長   来間淳環境部長。 ◎来間淳 環境部長   下地敏男議員の再質問にお答えいたします。  最初に、漫湖公園内で猫を捕獲している方がいるという情報は職員のほうから確認しております。情報については、動物愛護団体から提供されております。その対応といたしましては、今後そういう動物愛護団体等のNPO、そして沖縄県動物愛護管理センター、また警察等、そういう関係機関と連携しながら対応していきたいと考えております。  それから、動物愛護法等については、やはり現状からするとかなりペット等のそういう動物に関する需要が高まっておりまして、ルールがかなりまだ未確定な要素があることから、国のほうも力を入れたいということで、那覇市もそれに向けて検討していきたいと考えております。  それから、去勢手術の補助金でございますけれども、適正飼育の推進に必要な施策の1つでございますので、これからもまた予算確保に取り組んでいきたいと考えております。 ○金城徹 議長   下地敏男議員。 ◆下地敏男 議員   ご答弁ありがとうございました。  この避妊去勢事業なんですけれども、繁殖制限の有効な手段でありますので、ぜひここは予算計上をお願いしたいと思います。  去る去年の10月、愛護団体が2日間でこの犬や猫の避妊去勢公費負担の署名活動を行いました。そのときに、2日間で3,000人の署名を集めました。その報告は仲村副市長に報告しております。ぜひ予算計上についてもお願いをしたいと思います。  それから、この一連の写真についてなんですけれども、ぜひ動物の、犬や猫の虐殺・虐待、これを抑止をするためにも必要ですので、関係機関との話し合いも進めていってもらいたいと思っております。  「沖縄の杜ゾーンについてであります。沖縄の杜のゾーンは、自然が残る極めて貴重な場所であります。整備計画にある、水鳥の池の水面を広げるため、隻を設置して、そして市民の憩いの場所とする、夢が広がる大変いい場所であります。そしてまた、組踊が世界文化遺産に認定をされ、玉城朝薫の組踊5番銘苅子は、沖縄の杜ゾーンにあるスグルクガーから生まれたと言われております。本市の文化遺産として沖縄の杜ゾーンの価値もますます高まってまいります。  今、ゾーンには電化製品、廃棄物の投棄が見られます。その対策が急がれますが、地域住民と協力をしながら、公園整備事業が25年度完了に向けて一日も早く進むことを要望し、個人質問を終わります。ありがとうございました。 ○金城徹 議長   これをもちまして、本定例会における個人質問を終了いたしました。 ○金城徹 議長   以上で、本日の日程は、すべて終了いたしました。  明日3月1日・火曜日も、午前10時に本会議を開き、本定例会に付議されました人事案件の表決を行い、その他の議案に対する質疑、委員会付託、報告に対する質疑、そして陳情の委員会付託を行います。 ○金城徹 議長   本日は、これにて散会いたします。            (午後2時56分 散会) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   平成23年(2011年)2月28日     議  長  金 城   徹
        署名議員  湧 川 朝 渉     署名議員  山 城 誠 司...