那覇市議会 2005-06-20
平成 17年(2005年) 6月定例会-06月20日-08号
第7 議案第59号 那覇港
港湾区域内の
埋立地用途変更に関する意見について
(
建設常任委員長報告)
第8 陳情第187号
(社)沖縄県
公共嘱託登記司法書士協会ご活用について
陳情第188号
公共事業における
嘱託登記業務の
共同発注に関することについて
(
建設常任委員長報告)
陳情第103号 県道49号線における
日雇い労働者等に対する支援について
(
厚生経済常任委員長報告)
第9 陳情第17号
那覇市立安謝保育所の
管理運営に関することについて
陳情第32号
安謝保育所民間委託の
慎重検討及び
保育環境の整備を求めることについて
(
教育福祉常任委員長報告)
第10 閉会中継続審査申出
~~~~~~~~~~~~~~~
会 議 に 付 し た 事 件
〇
議事日程に同じ
~~~~~~~~~~~~~~~
〇
出席議員(42人)
1番 糸 数 昌 洋 議員
2番 大 浜 美早江 議員
3番 喜舎場 盛 三 議員
4番 上 里 直 司 議員
5番 島 尻 安伊子 議員
6番 我如古 一 郎 議員
7番 大 城 朝 助 議員
8番 湧 川 朝 渉 議員
9番 松 田 義 之 議員
10番 翁 長 俊 英 議員
11番 大 浜 安 史 議員
12番 玉 城 彰 議員
13番 平 良 正 邦 議員
14番 比 嘉 憲次郎 議員
15番 宮 城 宜 子 議員
16番 渡久地 修 議員
17番 当 真 嗣 州 議員
18番 瀬 長 清 議員
19番 宮 里 光 雄 議員
20番 我那覇 生 隆 議員
22番 国 吉 真 徳 議員
23番 島 田 正 博 議員
24番 崎 山 嗣 幸 議員
25番 山 川 典 二 議員
26番 高 里 良 樹 議員
28番 喜 納 信 也 議員
29番 宮 國 恵 徳 議員
30番 玉 城 仁 章 議員
31番 座 覇 政 為 議員
32番 久 高 友 弘 議員
33番 屋 良 栄 作 議員
34番 永 山 盛 廣 議員
35番 大 城 春 吉 議員
36番 与 儀 清 春 議員
37番 知 念 博 議員
38番 仲 村 善 信 議員
39番 久 高 将 光 議員
40番 亀 島 賢 優 議員
41番 唐 真 弘 安 議員
42番 高 良 幸 勇 議員
43番 金 城 徹 議員
44番 洲 鎌 忠 議員
────────────────────
〇
欠席議員(0人)
────────────────────
〇説明のため出席した者の職、氏名
翁 長 雄 志 市長
當 銘 芳 二 助役
伊 藝 美智子 助役
名嘉元 甚 勝 収入役
松 本 親
総務部長
宮 本 信 弘
経営企画部長
神 谷 博 之
財務部長
饒平名 知 孝
市民文化部長
川 條 三 明
経済観光部長
末 吉 正 幸
環境部長
与 儀 弘 子
健康福祉部長
大 城 則 明
都市計画部長
砂 辺 長 盛
建設管理部長
仲 田 美加子 教育長
糸 数 健二郎
教育委員会 生涯
学習部長
平 良 嘉 男
教育委員会 学校教育部長
與 儀 實津夫
病院事業管理者
宜 保 哲 也
市立病院事務局長
大 田 和 人 消防長
高 嶺 晃
上下水道事業管理者
渡嘉敷 哲
上下水道部長
────────────────────
〇職務のため出席した
事務局職員の職、氏名
島 袋 庄 一 局長
高 嶺 哲 彦 次長兼
庶務課長
島 袋 盛 彦
議事課長
照 屋 清 光 主幹兼係長
上 原 俊 主査
崎 枝 智 主査
平 良 真 哉 主査
町 田 務
主任主事
島 袋 純 子 主事
(午前10時4分 開議)
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
我那覇生隆 議長
次に、議案第56号、那覇市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
我那覇生隆 議長
次に、議案第57号、那覇市
消防危険物手数料条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
我那覇生隆 議長
日程第4、議案第53号、那覇市
地区計画区域及び再
開発地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを議題といたします。
建設常任委員長の
審査報告を求めます。
与儀清春議員。
◎
与儀清春 建設常任委員長
おはようございます。
ただいま議題となりました、議案第53号、那覇市
地区計画区域及び再
開発地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する
条例制定について、本委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
現在、
石嶺地区におきましては、
石嶺農住組合施行による
土地区画整理事業及び本市による
石嶺福祉センター線道路整備事業が行われております。
本案は、この両事業に合わせて、土地の有効利用や
営農環境と
居住環境が調和した良好な
市街地形成を誘導するために行われました、
石嶺農住地区地区計画及び
石嶺北翔・
福祉地区の
地区計画の変更の
都市計画決定に伴い、同区域内における建築物の制限に関する条例を改正するものであります。
委員から、両地区の
地区計画及び
地区計画の変更の際、地域及び
関係住民に十分説明し、納得されているのかとの質疑がありました。
これに対して、当局からは、両地区の地域の方々と勉強会を重ねての
用途地域変更による建ぺい率や容積率の変更及び
壁面後退等の計画であり、地権者や
地域住民の方々と十分な協議を経て策定された
地区計画であることが、
石嶺農住組合が作成した冊子の中でも紹介されているとの答弁がありました。
また、他の委員から、狭隘な市域面積に31万人余が居住する本市では、十分な土地がないため大型の
公共施設も誘致できず、市民も容易に住宅を建設できない状況にあり、この計画の中で、用途の制限や外壁面の位置制限などいくつかの制限をする、
プラス面と
マイナス面は何かとの質疑がありました。
それに対し当局から、この計画は、
まちづくりのために緩和と制限を行ったものであり、
地域関係者の方々との
合意形成により策定されたものである。
例えば
石嶺北翔・
福祉地区の
沿道地区においては第1種
中高層住居専用地域から第2種
住居地域への
用途地域変更に伴い、500㎡以上の
店舗事務所等の建築ができるようになったが、その一方で
規制緩和に伴い
パチンコ店等遊戯場の建築も可能となったことから、落ち着いた
まちづくりのために、今回の
改正条例では、
遊戯場等の建築を規制したとの答弁がありました。
以上、審査の概要を申し上げましたが、結論として、
全会一致により、議案第53号については可決すべきものと決しました。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○
我那覇生隆 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて質疑を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて討論を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより採決を行います。
○
我那覇生隆 議長
議案第53号、那覇市
地区計画区域及び再
開発地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
我那覇生隆 議長
日程第5、議案第52号、那覇市
附属機関の設置に関する条例の一部を改正する
条例制定についてを議題といたします。
厚生経済常任委員長の
審査報告を求めます。
屋良栄作議員。
◎
屋良栄作 厚生経済常任委員長
議場の皆さん、市民の皆さんこんにちは。
今任期中、最後の
委員長報告になると思いますので、気合を入れて読み上げたいと思います。
ただいま議題となりました、議案第52号、那覇市
附属機関の設置に関する条例の一部を改正する
条例制定について、本委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
今回の改正は、那覇市地域新
エネルギービジョンの策定に関することを調査審議する
附属機関として設置した那覇市地域新
エネルギービジョン策定審議会を、去る3月に策定を終了したことに伴い、廃止するものであります。
また、那覇市
環境基本計画策定審議会については、那覇市
環境基本条例に基づき設置された那覇市
環境審議会に
審議内容を引き継ぐものとして、廃止するものであります。
委員から、新
エネルギービジョンの策定を受けて、今後、具体的にどのようなことを実施する予定なのか、との質疑がございました。
当局からは、庁内の
関係課課長クラスを中心に新
エネルギー導入プロジェクトチームを編成し、それぞれの
プロジェクトの
導入目的、目標数値の設定等、導入に向けての協議を重ねながら推進していく計画である。
また、三役を対象とした
ハイブリット車の導入や市内の学校・
公共施設における
太陽光発電の導入を検討しており、今年度中に
プロジェクトチームを立ち上げ、具体的な目標について議論を進め導入していく予定であるとの答弁がございました。
これを受けて他の委員から、
ハイブリット車の導入には、高額な費用がかかるため、時期的問題も勘案しながら慎重に行うべきではないかとの指摘がありました。当局からは、購入価格とその後の
燃費効率性を比較考量した場合、3年後にはプラスに転じるであろうとの試算結果が出ており、環境面だけでなく、経済、財政的にも優位性があると判断しているとの答弁がありました。
また他の委員から、
電気自動車は、CO2(二酸化炭素の)の排出が少なく環境にやさしい自動車であるが、電池の寿命が2~3年と短く、廃棄物となった場合、逆に
環境汚染につながるのではないかなどの危惧の念が指摘されました。その問題を踏まえた上で、今後どのように事業を展開していくのか、との質疑がありました。
当局からは、
電気自動車のCO2削減効果は認めるところではあるが、維持に関するコストが非常に高いことや使用後の電池の
廃棄処理方法等に様々な問題があることも認識している。何を優先的に解決しなければいけないのか、今後、
プロジェクトチームで検討を重ね、諸々の課題の解決を待ったのち、
電気自動車の本格稼動を進める予定である旨の答弁がありました。
それを受けて他の委員からは、
先進都市の状況等も参考にしながら、今後の課題として全力で取り組んでほしいとの強い要望がありました。
以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、結論として、議案第52号については、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○
我那覇生隆 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて質疑を終結いたします。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて討論を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより採決を行います。
○
我那覇生隆 議長
議案第52号、那覇市
附属機関の設置に関する条例の一部を改正する
条例制定については、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
我那覇生隆 議長
日程第6、議案第58号、平成17年度那覇市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
総務及び
教育福祉常任委員長の
審査報告を求めます。
総務常任委員長、
翁長俊英議員。
◎
翁長俊英 総務常任委員長
ただいま議題となりました、議案第58号、平成17年度那覇市
一般会計補正予算(第1号)中、関係分について、本委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
まず、歳入第20
款諸収入、雑入の
ICカード標準システム実証実験事業助成金3,000万円については、
住基カードに機能を追加し、
自動発行機で、
住民票等の証明書を同カードでも発行できる
実証実験としての委託料3,000万円の財源として計上されたものであるとの当局の説明がありました。
委員から、この事業は本市の負担がない10割助成であるが、財源もとはどこか、との質疑に対し、当局は、総務省の外郭団体である
財団法人地方自治情報センターであるが、同
センターがこの事業の財源をどこから得ているか、把握していないとの答弁がありました。
それに対し委員から、財源の出所は、しっかりと確認するべき、との指摘がありました。
次に、情報通信技術を利用することにより、地域の新たな社会的価値の創造を目指すビジネスを行う民間事業者に対しての助成事業であるe-地域ビジネス助成金交付事業1,000万円については、本補正予算上程後の平成17年6月9日に同事業の不採択通知が沖縄県を通じてあったために、事業実施ができなくなったとの説明がありました。
なお同事業の歳入・歳出の補正減については、9月補正で対応することになるとの説明がありました。
本委員会におきましては、これらの当局説明をおおむね了とし、審査を終了いたしました。
以上、申し上げましたが、結論として、議案第58号、平成17年度那覇市
一般会計補正予算(第1号)中、本委員会関係分については、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○
我那覇生隆 議長
教育福祉常任委員長、島田正博議員。
◎島田正博
教育福祉常任委員長
ただいま議題となりました議案第58号、平成17年度那覇市
一般会計補正予算(第1号)中、関係分について、本委員会における審査の概要を、ご報告申し上げます。
はじめに
教育委員会、学校教育課関係分について申し上げます。
当局から、今年度新たに銘苅小学校が豊かな体験活動推進事業のモデル校として追加指定されたことに伴い増額補正を行った、との説明を受け、委員から、他のモデル校は当初予算で計上されているが、なぜ銘苅小学校だけ補正で予算を計上することになったのか、との質疑がありました。
当局から、今年1月に文部科学省から追加募集があり銘苅小学校が応募をしたが、3月下旬にその決定があり、当初予算の編成に間に合わなかったため今回の補正になった、との答弁がありました。
また委員から、現在この事業はモデル校7校でのみ実施しているとのことだが、教育の公平性の観点からも、今後、全小中学校で実施できるよう努力していただきたい、との要望がありました。
次に、健康福祉部こども課関係分について申し上げます。
当局から、今回の補正は、認可保育園3園の増改築に伴い、施設整備費を補助するため予算を計上した。保育園の施設整備補助金については、国の三位一体改革に伴い、今年度から交付金化され、また、これまで県が負担していた補助分を市が負担することになったが、この負担分については交付税で措置される見込みである、との説明がありました。
それを受け委員から、保育運営補助に関しては、交付金化された場合、実際に措置される金額はその8割程度との調査結果もある。今度の改正で、不足分についても市が負担することになることが予想されるが、当局は県に対しその対策を講じるよう求めるべきではないか、との質疑がありました。
当局から、交付金で全額措置されない可能性もあるため、財源措置を含め何らかの対処ができないか県とも相談していきたい、との答弁がありました。
次に、健康福祉部健康推進課関係分について申し上げます。
委員から、精神障害者小規模作業所から通所授産施設への移行申請において、今年度不採択となった作業所があるが、その理由は何か。また、今後再申請等の見通しはどうなっているか、との質疑がありました。
当局から、国からは不採択との結果のみ通知され、明確な理由は示されていない。今回申請した作業所については、昨年、沖縄県社会福祉法人認可審査会で認可されていることから、今後、再申請についても可能かどうか、県とも十分相談し検討していきたい、との答弁がありました。
また、他の委員から、今回不採択になった作業所に対し、直接関係者を激励するなど、通所授産施設への移行に向け積極的に支援していただきたい、との要望がありました。
以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、結論として議案第58号、平成17年度那覇市
一般会計補正予算(第1号)中、本委員会関係分については、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決しました。
議員各位のご賛同、よろしくお願いいたします。
○
我那覇生隆 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて質疑を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて討論を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより 採決を行います。
○
我那覇生隆 議長
議案第58号、平成17年度那覇市
一般会計補正予算(第1号)は、原案のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、本案は 原案のとおり可決されました。
○
我那覇生隆 議長
日程第7、議案第59号、那覇港
港湾区域内の
埋立地用途変更に関する意見についてを議題といたします。
建設常任委員長の
審査報告を求めます。
与儀清春議員。
◎
与儀清春 建設常任委員長
ただいま議題となりました、議案第59号、那覇港
港湾区域内の
埋立地用途変更に関する意見について、本委員会における審査の概要をご報告申し上げます。
本案は、那覇港管理組合管理者から平成9年12月24日那覇市指令港総第2094号で取得した地先の、公有水面
埋立地用途変更について意見を求められたものに対し、異議のない旨の答申の議決を求めるものであります。
当局から、今回の埋立地の用途変更は、平成15年3月の那覇港港湾計画の改訂により、新港ふ頭地区において、アジア・太平洋地域における沖縄の地理的優位性を活かした、国際海上コンテナ輸送の中継拠点として、国際流通港湾機能の拡充を図るため、土地利用計画が改訂されたことに伴い、那覇市港町1丁目205番及び5番の地先、港湾関連用地の一部3万2,500㎡をふ頭用地へ、道路用地の一部2,500㎡をふ頭用地へ、港湾関連用地の一部3,937.5㎡を道路用地へ変更するものであるとの説明がありました。
本件については、採決に先立ち、委員から、11号ふ頭以降の埋立てをする必要はない。用途変更により、倉庫建設予定地をコンテナヤードにするのは、次の埋立てにつながっていくものであり、反対であるとの討論がなされました。
以上、審査の概要を申し上げましたが、結論として、採決の結果、議案第59号については、起立多数により、同意すべきものと決しました。
以上、ご報告いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて質疑を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより討論に入ります。
大城朝助議員。
◆大城朝助 議員
私は、日本共産党那覇市議団を代表し、議案第59号、那覇港
港湾区域内の
埋立地用途変更に関する意見について、反対する立場から討論を行います。
同議案は、当局の用途変更の理由によると、「平成15年3月の那覇港港湾計画の改訂により、アジア・太平洋地域における沖縄の地理的優位性を生かした国際海上コンテナ輸送の中継拠点として、国際流通港湾機能の拡充を図るため、土地利用計画が変更されたことにより、本変更は、港湾計画の改訂に伴い埋立地の用途変更を行うものであります」となっています。
この用途変更の理由でも明らかなように、今回の埋立用地用途変更の目的は、平成15年3月改訂の那覇港港湾計画以前の計画にはなかった、水深15m岸壁1バースの建設計画が新港ふ頭地区に新たにふ頭用地№11として計画されたが、そのふ頭用地の一部が、平成9年12月24日那覇市指令港総第2094号で取得した公有水面埋立用地の保管施設用地と重なるため、その保管用地などの一部をふ頭用地などに用途変更し、11号ふ頭用地に組み込むためのものであります。
新港ふ頭地区には既に岸壁2バースがあり、現在工事中のこの10号バース用地が完成すれば、合わせて40万個のコンテナ取り扱いが可能です。
しかし、那覇港新港ふ頭地区の外国貿易貨物コンテナは、現在、約7万個余り、しかも外貿ふ頭管理を行う合弁会社も、15年後の再工事の貨物取扱量を25万個と推計しており、既に合わせて40万個の取り扱い可能なふ頭用地が完成しつつある現在、これ以上の外国貿易のためのふ頭用地の埋立てと建設は必要ではなく、莫大な税金の無駄遣いであります。
私たち日本共産党那覇市議団は、この用途変更によって、突如として11号ふ頭用地の一部が出現し、11号ふ頭用地の全面的な埋立建設につながる議案第59号、那覇港
港湾区域内の
埋立地用途変更に関する意見については、反対するものです。
議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げるものです。
○
我那覇生隆 議長
ほかに討論はございませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて討論を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより起立により採決を行います。
○
我那覇生隆 議長
議案第59号、那覇港
港湾区域内の
埋立地用途変更に関する意見については、同意することに、賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○
我那覇生隆 議長
起立多数であります。
よって、本案は同意することに決しました。
○
我那覇生隆 議長
日程第8、陳情第187号、社団法人沖縄県
公共嘱託登記司法書士協会ご活用についてから、陳情第103号、県道49号線における
日雇い労働者等に対する支援についてまでの3件の事件を一括して議題といたします。
○
我那覇生隆 議長
ただいま議題となっております3件の事件は、いずれも
全会一致で 委員会の結論をみております。
○
我那覇生隆 議長
おはかりいたします。
3件の事件については、
会議規則第39条第3項の規定により、委員長の報告を省略したいと思います。
○
我那覇生隆 議長
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なし と認めます。
よって、委員長の報告は、省略することに決しました。
○
我那覇生隆 議長
これより討論を省略して、採決を行います。
○
我那覇生隆 議長
おはかりいたします。
ただいま議題となっております3件の事件は、委員会の
審査報告書のとおり決することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
○
我那覇生隆 議長
日程第9、陳情第17号、
那覇市立安謝保育所の
管理運営に関することについて及び陳情第32号、
安謝保育所民間委託の
慎重検討及び
保育環境の整備を求めることについての2件の事件を一括して議題といたします。
○
我那覇生隆 議長
教育福祉常任委員長の
審査報告を求めます。
◎島田正博
教育福祉常任委員長
この陳情案件については、既に民間委託がなされています。何で今さらというお考えもあるかと思いますが、市民からの陳情をやはり議会の意思を示してきちっと市民に返していくという立場から、あえて採決をしたものであります。ご理解の上、よろしくお願いいたします。
ただいま議題となりました陳情第17号、
那覇市立安謝保育所の
管理運営に関することについて及び陳情第32号、
安謝保育所民間委託の
慎重検討及び
保育環境の整備を求めることについての2件の陳情について、審査の概要をご報告申し上げます。
本陳情は、平成13年9月及び12月に委員会に付託され、これまで審査を行ってまいりましたが、意見の一致を見出すことができず、現在に至っております。
本陳情の趣旨は、平成14年4月から安謝保育所を民間委託するとの方針が示されたが、当局は保護者等に十分な説明を行っておらず、また委託実施により保育内容の低下が懸念されることから、到底容認できない。
保護者に対し十分な説明責任を果たすよう求めるとともに、多機能保育所として多様な保育ニーズに応えてきた安謝保育所を、今後も公営として堅持していただきたい、との内容であります。
本委員会が平成13年11月に行った審査において、当局から、民間委託実施に向けて、保護者等に対しこれまで説明会を開催、民間委託実施で低減される経費を認可外保育園の補助に充てることなどを説明し、理解を得られるよう努力している。
また、委託先の決定に際しては、3年以上の経験を持つ保育士を一定数配置すること、休日保育や産休明け保育の実施などを提案するよう求めており保育内容は良くなる、との説明がありました。
委員からは、民間委託を実施する前に十分な説明や議論を行い、保護者等の理解を得る必要があるのではないか。突然、民間委託の方針が提示され、混乱している現状での委託実施は問題がある、との指摘がありました。
本委員会において、これまで3回にわたり陳情審査を行ってまいりましたが、安謝保育所は既に平成14年4月に民間委託されていることから、2件の陳情の取扱いを協議しましたが、
安謝保育所民間委託に対する考え方については、委員の意見の一致を見ることができませんでした。
結論といたしまして、採決の結果、陳情第17号及び陳情第32号については、賛成少数により、不採択とすべきものと決しました。
以上、審査の報告を申し上げます。
○
我那覇生隆 議長
これより質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて質疑を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
これより討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
これにて討論を終結いたします。
○
我那覇生隆 議長
陳情に対する委員長の報告は不採択でありますので、可をはかる原則により本陳情は、採択することに賛成かどうかについて、起立により採決を行います。
○
我那覇生隆 議長
陳情第17号及び陳情第32号の2件の事件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立少数)
○
我那覇生隆 議長
起立少数であります。
よって、陳情第17号及び陳情第32号の2件の事件は、不採択とすることに決定いたしました。
○
我那覇生隆 議長
日程第10、閉会中継続審査申出を議題といたします。
各
常任委員長から、目下、委員会において審査中の事件につき、
会議規則第104条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中継続審査 の申し出があります。
○
我那覇生隆 議長
おはかりいたします。
各
常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに、決定いたしました。
○
我那覇生隆 議長
この際、諸般の報告を行います。
本日までに受理いたしました陳情第212号、地域経済の活性化と地域給与制度に反対する意見書の採択についてから、陳情第214号、義務教育費国庫負担制度を維持することについてまでの3件の陳情は、お手元に配付の陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託しましたので、ご報告いたします。
○
我那覇生隆 議長
おはかりいたします。
ただいま付託しました陳情については、会期等の都合により、閉会中の継続審査に付することにいたしたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、ただいまの3件の陳情については、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
○
我那覇生隆 議長
次に、議決事件の字句及び数字等の整理について、おはかりいたします。
本定例会において、議案及び意見書等が議決されましたが、その条項・字句・数字その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
我那覇生隆 議長
ご異議なしと認めます。
よって、条項・字句・数字その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。
○
我那覇生隆 議長
次に、今期をもちまして退任なさいます、名嘉元甚勝収入役のご挨拶を願います。
◎名嘉元甚勝 収入役
本日付をもちまして、収入役を退職させていただくことになりました。1年間という短い期間ではございましたけれども、私には数年間にも思えるような、毎日が緊張した日々であったような気がいたします。
そして、貴重な多くの経験をさせていただき、大変充実した1年であったと、今振り返ってみて、感謝の念でいっぱいであります。
私にその機会を与えてくださいました翁長市長をはじめ議員の皆様方に対し、改めて心からお礼を申し上げるものであります。本当にありがとうございました。
今後は、一市民として、役所のOBとして、今、翁長市政の下で進められている市民との協働の
まちづくりのために、何らかの形で関わって協力していく所存でございます。
今後とも変わらぬご指導、ご厚誼を心からお願い申し上げますとともに、那覇市政のますますのご発展と、市民の皆様、議員の皆様、翁長市長、そして職員の皆様のご健勝、ご多幸、ご活躍を心から祈念申し上げまして、退職に当たってのご挨拶といたします。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
(拍手)
○
我那覇生隆 議長
名嘉元甚勝収入役におかれましては、市政の発展のためにご尽力いただきまして、誠にご苦労さまでございました。
○
我那覇生隆 議長
以上で、本日の日程は、すべて終了いたしました。
○
我那覇生隆 議長
これをもちまして、去る6月1日に開会した任期最後の定例会を閉じるわけでございますが、閉会にあたり、一言、皆さんにご挨拶を申し上げます。
本日ここに、議員並びに当局の皆様のご協力のもと、無事、議長としての職責を果たすことができました。衷心より厚く御礼を申し上げます。
私は、平成13年8月9日に議長に就任以来、微力ながら公平無私の基本原則にのっとり、議員の発言権を最大限尊重し、議会の権能が十分に発揮できるよう議会運営を心がけてまいりました。
今省みますと、私自身、反省すべき点も多く、また皆様にとりましては、ご不満の点、至らなかった面も多かったかと思いますが、ご容赦のほどをよろしくお願い申し上げます。
在任中の4年間を振り返りますと、市民県民が長年待ち望んだ都市モノレール「ゆいレール」の開通をはじめ、沖縄の自立的発展や豊かな住民生活の実現をめざした沖縄振興計画の策定、世界中の人々を恐怖に陥れた米国中枢同時多発テロ、自然災害に対する防災体制の重要性を改めて認識させられた新潟県中越地震の発生や度重なる台風の襲来、そして県民を震撼させた沖国大への米軍ヘリコプター墜落事故等、実にさまざまなできごとがありました。
事あるごとに、本市議会におきましては、市民の生命・財産を守り、公共福祉の向上を図る観点から、意見書や決議を行うなど積極的に対応してまいりました。
平成13年9月11日に発生した米国中枢同時多発テロの影響を受け、観光客や修学旅行の相次ぐキャンセルなど沖縄の観光産業が危機的な状況に陥った際には、本市議会は、いち早く、観光都市なはの安全を県内外にアピールするため、「めんそーれ那覇宣言決議」を行うとともに、直接、衆参両院議長をはじめ、政府関係者及び本県出身国会議員に対して、損失補償や支援策を求める要請行動を展開してまいりました。
併せて、当初、東京で開催予定でありました全国市議会議長会の都市行政問題研究会総会を本市にて開催してもらうなど、苦境に立つ観光産業への支援ができたと自負しております。
また、議長就任後まもなく、沖縄県市議会議長会の第32代会長に選任していただき、地方自治の発展に寄与する多くの機会を得ることができ、深く感謝しております。
とりわけ、内閣府に設置された 沖縄振興審議会の委員として 沖縄振興計画の策定等に向けて、本県の市議会議長を代表し、参画できたことを大変誇りに思います。
なお、市議会議長会の運営につきましては、前会長時代に本格的に論議され、平成12年11月29日の沖縄県市議会議長会総会において改革案が決議されました。
同決議に基づき、平成15年4月1日から、市議会議長会の事務局長を、会長市の事務局長が兼任することになりました。
これによって、各市の負担金を従来の半額以下に減らし、その他の改善も着実に進めることができましたことをご報告いたします。
さらに、市民により身近な市議会をめざして、市制80周年記念事業の一環として、すべての世代を網羅した市民議会の開催をはじめ、市民が気軽に市議会を訪れることができるよう、市民相談室の設置や委員会室の市民傍聴スペースの拡充、そして、市議会ホームページを開設し、積極的に議会活動の情報提供を行うなど、市民に親しまれ・開かれた市議会に努めてまいりました。これもひとえに、現市長の愛情の賜物であります。
その他、本市議会は、定例会ごとにほぼ全議員が個人質問を行う、全国的にも活発な議会として新聞報道もなされ、注目を浴びております。
これもひとえに、
議員各位のご理解とご協力の賜物と感謝を申し上げます。
ところで、今期を最後に勇退される皆様には、これまでの幾多のご功績とご活躍に対し、深甚なる敬意と謝意を表するものでございます。
皆様におかれましては、今後とも、市政の発展のためにお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。
また、引き続き、次期選挙に出馬される皆様におかれましては、相当厳しい選挙戦が予想され、皆様の表情からも、内なる闘志がひしひしと伝わってまいります。
どうぞ、ご自愛、ご自重の上、見事に当選の栄を勝ち取られ、全員そろって、再び本議場に相まみえますことを衷心より、念願する次第でございます。
昨今の地方自治を取り巻く状況は、
地方分権の推進、国・地方財政の三位一体改革、市民が参画する自律した行財政運営など、大変重要な時期を迎えており、チェック機関としての議会の権能の充実・強化が一層求められ、市民の期待はますます高まっております。
議員各位におかれましては、主義主張は違えども、市民の幸せを願い、市民の負託に応えて、市民が誇りと愛着の持てる都市づくりのため、なお一層のご奮闘をお願いするものであります。
最後になりましたが、当局の皆様にとりましては、手厳しい質問や指摘を受けたこともあったかと思いますが、これもみな31万市民の福祉向上と那覇市の繁栄を願う一念からでございまして、ご理解を賜りたいと思います。
ここに、戦後60周年という節目の年の任期最後の定例会を閉じるにあたり、那覇市民をはじめ、
議員各位、執行部当局の皆様のご健康とご多幸を心から念じまして、閉会のご挨拶といたします。