美咲町議会 > 2020-09-02 >
09月02日-03号

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  1. 美咲町議会 2020-09-02
    09月02日-03号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    令和 2年第 6回( 9月)定例会第 3 日 (令和2年9月2日)(1)会議の開閉時刻   開   議  午前 9時30分   解   散  午後 2時11分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1山田雄二出席松田英二出席2藤井智江〃9江原耕司〃     欠員10岩野正則欠席4形井 圓出席11貝阿彌幸善出席5延原正憲〃12山本宏治〃6左居喜次〃13金谷高子〃7林田 実〃14松島 啓〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長青野高陽建設課長前田有輝町長忠政堅産業観光課長立石克之政策推進監宇佐見卓也徴収対策室長櫻井 実政策推進監井上博登会計課長貝阿彌美和総務課長稲谷雄治旭総合支所長赤木郁貞理財課長篠原 恵柵原総合支所長石戸光也地域らい課長光嶋寛昌旭総合支所 住民福祉課長池上久子くらし安全課長浦上 彰柵原総合支所 産業建設課長梶尾勝幸住民税務課平 一範福祉事務所長牧野雅明保険年金課長山崎秀仁教育長黒瀬堅志健康推進課長清水嘉浩教育総務課長神坂健治上下水道課長牧野英一生涯学習課長平賀慎一郎(4)職務の為出席した職員の職・氏名   事務局長  水 島 寛 之   書  記  杉 山 慶 介         池 上   恵(5)日   程日 程議案番号件         名1  一般質問2  議案に対する質疑3  決算特別委員会の設置4  決算特別委員会の委員長・副委員長の互選5  議案並びに陳情等の委員会付託 ○議長(松島啓君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は11人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) なお、10番岩野議員から、一身上の都合のため欠席する旨の通告、また12番山本議員から、一身上の都合のため遅参する旨の通告がありましたので、報告いたします。 本日の日程を報告します。 第1に一般質問、第2に議案に対する質疑、第3に決算特別委員会の設置、第4に決算特別委員会の委員長、副委員長の互選、第5に議案並びに陳情等の委員会付託、以上のとおり定めますので、ご了承願います。 これから日程に基づき議事を進めます。 日程第1、一般質問。 これから一般質問を継続します。 それでは、4番形井議員の質問から行います。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 皆さん、改めておはようございます。4番形井でございます。 私は、いつも申し上げておることでございますけども、平素町民の皆様方のご意見をお聞きし、その町民の皆様方のご意見を町に届ける、このことを議会活動基本姿勢としてまいりました。この9月議会におきましても、町民の皆様のご意見をお聞きするため、そして議会で議決された重要案件をお知らせするため、町内を回ってきました。ちょっと見てください、真っ黒になってます。大変日焼けをしてきましたけども、今回は大変重要な案件がたくさんありましたので、そのお知らせをしてまいりました。 特に、今回におきましては、コロナ対策関係の予算で、住民の方に直結するものが大変多かった。このため、7月の臨時議会以降――10万円の特別給付金がありましたね、また高校生、大学生に対する給付金もありました――こうしたことをお知らせし、そして皆様方のご意見をお聞きしてまいりました。その中で、町民の皆様方のご意見を、町長、お聞きいただきたいと思います。 1つは、役場の職員の皆様方、少し冷たいんじゃないかなというお話がありました。そして、もう少し親切な対応が欲しいなと、そんなご意見をちらほらとお聞きしました。そこで、町長にお伺いいたします。 私は、役場とは、町民の方に役に立つ場所、町民の方に役に立つ場所、これが役場であり、職員の方が仕事上で知り得た知識、その知識は美咲町の町民の方のために100%いかしていただきたい。町民の方に知り得た知識を還元していただきたいと、このように思っております。それが行政に携わっていただいている職員さんの責務じゃないかと思います。 そして、総務課長にお尋ねしたいと思います。近年、職員の研修が――幹部会とか調整会議とか――いろんな会議が頻繁に開催されているとお伺いしてますけども、職員として町民の方にどう接するのか、そうした姿勢をどう指導しているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 皆さん、おはようございます。 答弁に先立ちまして、本日は井原市から上田勝義県議会議員が傍聴にお越しであります。地元の松島県議もお越しであります。連日、岡山県の監査委員がお越しでありますが、特に何かあるということではありませんので、よろしくお願いいたします。 形井議員からの、住民に寄り添った行政運営についてというご質問にお答えをさせていただきます。 美咲町職員の人材育成基本方針の中で求められる人材として、町民の幸せのために自ら学び、考え、行動する職員、自立した行動により成果を上げる人材を掲げております。厳しい行財政環境のもとでは、全ての職員が複雑、多様化した住民ニーズにしっかりと対応することが重要であり、職員の能力や意識をさらに向上させるための質の高い人材育成に取り組む必要があると考えております。 私からは以上であります。 ○議長(松島啓君) 稲谷総務課長。 ◎総務課長稲谷雄治君) おはようございます。総務課の稲谷でございます。 形井議員のご質問にお答えをさせていただきます。 毎年、職員研修を任されまして、職員個々の知識の面では向上しているというふうに思いますけども、全ての町民が満足していただけるような行政運営、まだまだ不十分だというふうには感じております。一人でも多くの町民の方から、いい役場になったなあ、いい職員が育っているなあと、お褒めの言葉がいただけるような行政運営を目指し、人材育成方針に沿って育成、指導をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 再質問ではありませんけども、今、町長なり総務課長のほうから、知識ということのお話がありましたけども、知識だけでは少しさみしいですね。町民の方に優しく接していただける、そうした行政を進めていただきたいと思います。 今日、実はこんな話を聞いたことがあるんです。菅原文太がおりますね、俳優の、あの人があるときこんなことを言ってました。行政に求めることとは、食える者、それを食えるようにしていく、このことを言っておられましたけども、また優しい、国民に優しい行政を求めると言っておられましたけども、大変感動したことを覚えております。ぜひとも情け深い行政を進めていただきたい、町民に優しい行政を進めていただきたい、そのことを求めまして、次の質問に入らせていただきます。 ○議長(松島啓君) それでは、4番形井議員の次の質問に移ります。 ◆4番(形井圓君) 次に、農業施策についてお伺いしたいと思います。 町民の皆様方のご意見をお伺いして回っているということは、先ほど申し上げたとおりであります。この質問も農業に従事されている方々の町に対する切実なご要望であったことをお伝えしておきたいと思います。 青野町長は、県議時代、ミスター中山間、こう言われておったというように記憶いたしておりますけども、農業に対する熱い思いがあったと思います。県議時代の熱い思いを思い出しながら、ご答弁いただければ幸いに存じます。 まず、お伝えいたしておきます。町民の方からのご意見でございます。伝言ですね。 青野町長は、県議時代、よく地域に回ってきていただいた。そこで意見をよく聞いてくれておった。しかし、町長に就任されてから、あまり――多忙だと思いますけども――顔を見せていただけない。少しさみしいんだと、少しは地域を回っていただきたいなというようなご要望がありましたので、お知らせしときたいと思います。 本題に入ります。 そうした中で、美咲町で農業に力を注いでいただいている方からのご意見、ご要望であります。 高齢化が進むこの美咲町の農業の現状を憂いておられました。高齢化により農業をやめていく方が多くおられる。農地を誰かに貸したい、しかしながら受け手がいない、こうした現状はご承知のとおりだと思います。こうした中で、美咲町の農業政策についてどのように取り組んでいくのか、基本的なところをお伺いしたいと思います。 また、地域の農業を守っていただいてる方々のご要望、ご意見をお伝えしたいと思います。地域の高齢者の方々から農地を借り受けていただいて、農作業をしていただいとる、農地を守っていただいている方々の意見でございます。 農地を、周辺地域の多くの方々から引き受けておると。しかしながら、引き受ければもちろん面積が増えますね。そうすれば、大型機械を導入しなければならない。これ当然のことであると思います。あわせて、この地域の農地は畦畔面積も広く、農作業に大変な労力を要しております。こうした方々が、農地を受けていただいてる方々がいらっしゃる、こうした方々がおられるから、農地が守られていると言っても過言ではないような状況になっているというように思います。 そこで、お伺いいたします。 一つの提案でございますけども、農業を広めて地域を守っていただいている方、こうした方々の農業機械の導入等に対して何か補助制度ができないか、お伺いしたいと思います。 次に、農業振興地域指定解除についてお伺いいたしたいと思います。 これは、高齢化等で農業をやめたいという方々の相談であります。何件も相談を受けております。しかしながら、農地が農業振興地として指定されている場合、所有権移転等に制限がされております。高齢化、病気等により、農業の継続が困難だと、こうした場合、農業振興地域の解除の要望がなされた場合、農家に沿う何かいい方策はないものか。本当に困っておられとんですよ。百姓したくとも、年でもうできないと、しかしこれを誰かに売りたいといったような時も、農業振興地域の指定があるために大変縛りがあります。何かいい方策がないか、お伺いしたいと思います。 次に、農地中間管理機構についてお伺いいたします。 ここに、農地管理機構パンフレットがあります、貸付希望申出書。農地中間管理機構が、本当に目的に沿った事業ができておるのか、ちょうど県議も後ろにいらっしゃるんでお聞きいただきたいと思います。私は全く、もう全くと言ってもいいほど、仕事ができてないっていうふうな気がいたしてなりません。 実は、お伺いして聞こうかと思ったんですけども、電話で聞きました、こう聞きました。高齢で仕事ができないんだけども、農業をやめたいんだけども、中間管理機構パンフレットを見させていただいたと、おたくへ届けをすれば何とかなるんですかと聞きました。お答えはこうでした。書類は預かりますと、受け手がおったら間に入りますと。私は、情けなくてなりませんでした、県が、ちょうど映っておりますんで。これが中間管理機構かなと思いました。中間管理機構に役場も携わってると思うんですけども、中間役、仲介役をしていただいてますんで、本当に機能してるかどうか、ここをお伺いしたいと思います。もし機能してないんであれば、町としてこの管理機構に、県に強く要望をしていただきたいというように思いますんで、よろしくお願いいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(松島啓君) 立石産業観光課長。 ◎産業観光課長立石克之君) おはようございます。産業観光課立石でございます。よろしくお願いいたします。 形井議員のご質問でございますが、農業施策についてということで、3点ご質問をいただいております。 初めに、農地の荒廃化が進む現実に、町としてどう取り組むか、農機具等への補助制度は考えられないかということでございますが、美咲町内に限らず、全国的に中山間地域における課題は、高齢化による担い手不足後継者不足農業離れ等に起因する耕作放棄地の増加など、共通した悩みであると思います。 従来、農地の貸し借りは小作料を支払って耕作していましたが、近年では貸主が管理料名目で支払い、耕作をお願いするという構図が出来上がってきております。時代が変われば変わるものだなという思いではございます。 厳しい経営環境の中山間では、集落営農や農業生産法人の設立、中山間地域直接支払制度など、農家経営や農地の保全の観点から様々な制度が制定され、現在に至っております。農地の荒廃化を防ぐための方策は打ち出されておりますが、それを上回る勢いで農地の荒廃化が進んでいるのが実態でございます。耕作放棄地解消のため、現行制度にのっとりながら、各地で事業に取り組んでいるところでありますが、特効薬と呼べるものが見つかっていないのが現状でございます。 先ほど、議員ご指摘もございましたが、本町におきましても、作り手が確保できなくなった農地について、利用を最適化するための仕組みを、貸手、借手のそれぞれの立場に立って今後も研究していく必要があると考えております。 また、農家を守るために農機具購入等補助制度はできないかというご質問でありますが、近隣の自治体では類似の制度を制定しているところが見受けられます。高齢化による担い手不足や後継者の確保が課題でありますが、近年の農機具の大型化、高性能化の波はその問題に拍車をかけております。規模拡大を目指す認定農業者や地域の中心経営体になる方など、今後の地域の担い手となる方にとっては、頭の痛い問題であると考えます。この制度について、今後研究をさせていただきたいと思います。 次に、高齢化等により農業の継続が困難で、農振地域の解除要望がされた場合、農家の意向に沿うような方策はないかとのご質問でございます。 十分制度をご承知であると思います。まさに釈迦に説法かもしれませんが、農振地域についての制度の概要を申し上げます。 農業振興地域内の農用地区域は、一般的に農振地と呼ばれ、農業上の利用を確保するために定められた区域であることから、その区域内にある土地の農業以外の目的への転用は、農振法及び農地法によって制限をされております。やむを得ず農用地以外の目的へ転用する必要がある場合は、農振法に定められた要件を満たす場合に限り、農業振興地域整備計画を変更して、該当農用地を農振地から除外することが可能となっております。 ご質問のように、高齢化、病気等により離農される農家の方が所有する農地について、農振地から外す方策でございますが、単に離農によって農振地から外すことは、除外する理由として適当ではないのが現状でございます。一方で、高齢で離農し、農業収益部分確保のため、農地を転用するケースも増えていることは事実でございます。農家の方からご相談いただきましたら、真摯に対応をさせていただきます。 続きまして、中間管理機構は機能しているのかというご質問でございます。 機構が取り組んでおります農地中間管理事業は、農業経営の拡大を図る意欲ある担い手に対して、離農や規模縮小を考える農業者の農地をお貸しすることにより、農地の有効利用と農業経営の効率化を実現する事業で、機構が農地の出し手と受け手を結びつける役割を担っております。 機構自体は公的機関になりますので、農地の所有者にとっても借主にとっても、安心して契約することができます。農業委員会の定例総会にも貸借契約の案件は度々提案されていますので、地域の方には周知が進んでいると考えております。 一方で、受け手と出し手の情報は一元管理されているので、契約状況等はいち早く知ることができますが、貸借に関するマッチングの作業は町の職員が担う部分が多く、機構の職員が新たなマッチングに関する作業や情報収集に関わることは多くありません。条件が整った案件は迅速に処理されますが、マッチングできていない案件は残ったままとなることがあります。このあたりは何らかの促進策あるいは改善策が必要かもしれません。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 私も農業に携わっておりますけども、大変だろうと思います。ぜひとも、青野町長、若き時代を、今も若いんですけども、ご熱心に中山間地域に燃えておった頃を思い出していただいて、少々無理なことがあるかも分かりませんけども、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。特に、農業機械の問題については、農業機械を購入されておる方々から相談を何遍も受けております。やっぱり借りれば耕作してくれないかなっていうお年寄りがいる。じゃあ、したあげようかと、そうすれば面積が増える、機械が大きくなる。農地は大きい農地ばっかりじゃないんですね、中山間地域ですから、小さい田んぼもあるんですよ。そうすれば小さい機械も要る、大型の機械も要る、大変だというようなこともあります。重ねて申し上げたいのが、こうして頑張っていただいている方々が、美咲町の農業を、農地を荒廃から守っておるといっても私は過言じゃないと思うんですよ。課長、町長、副町長、ぜひともそうして頑張っておられる方々のご支援をお願いしたいと思います。 それから、農振の関係も、課長の法律に基づいた答弁はよく分かるんですよ。けど、現実に、現実にもう農業ができないと。1つ言いましょう、私の仲間ですから。加美小学校があります、加美小学校の西側、川を渡ったところを見てください。3反ほど、20年、あっ、30年ぐらいやったかな、私の友が亡くなってから30年ほどになりますから、あっ、25年ぐらいかな、できなくて荒廃、荒れてしまっております。女手一つですからできません。ここを何とかしたい、買手がおられました、相談に来ました、農業振興地域だから駄目ですと。売りたい時に売れなんだんですね、農地外に転用したかったんですけども。現状をしっかり把握していただきたい。現状に応じた、法律ももちろん大事ですけども、現状に応じた対応をお願いしたいというように思います。 それから、中間管理機構であります。先ほど申し上げましたように、電話を入れたら申請書は受け付けますよと、ただし借手がおらなんだらどうしようもありませんよと、待つだけですよという答弁でした。県議、よく聞いとっていただきたいんですよ、私は人からのうわさ話じゃありません、私が直に電話しました。何のための中間管理機構かなと。パンフレットを見てください、パンフレットを見ると、貸したいと、もう農業ができないと、助けてくださいといって申請書を書いたら受け付けてくれるんかなと、農地中間管理機構が何とかしてくれるんかなと、こういうに受け取れますね、あのパンフレットでは。しかしながら、全くと言ったら大変失礼ですけども、機能できていない。課長もおっしゃいましたけど、いい田んぼなら、水便利のいい、道路便利のいい、面積も広い、大型機械が入ると、こういう農地であれば受けてくれる方はいらっしゃいます。しかし、私もそうですけども、大きな田んぼもありますけども、小さい田んぼもある。じゃあ、その小さい農地があると受けてくれない。こういうなんが現状なんですね。ぜひとも中間管理機構に対して、もう少し機能を上げるように要望を、ご指摘をしていただきたいと思います。 あわせて、副町長、ちょっと再質問なんですけども、さきの議会で、補助金の制度の関係で、補助事業の見直しが必要じゃないですかという質問をしたと思いますね。今の補助事業で対応できておるもの、できてないもの、たくさんあるんじゃないんですかと、見直しが必要じゃないですかというようなお願いしたと、お願いじゃないですね、ご指摘したと思います。答弁では、しっかりと検討していくというような答弁をいただいたと思うんですけども、その後何か検討会でもされたかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 忠政副町長。 ◎副町長(忠政堅之君) 失礼いたします。 今、理財課を中心に、行革の取組の中で事業の見直しを含めていろいろ検討しておりますが、その中で補助金についても全ての補助金について洗い出しをして、一件一件検証を今進めているところであります。 以上でございます。            (4番形井 圓君「はい、分かりました」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) あと2点、答弁は。 立石産業観光課長
    産業観光課長立石克之君) 産業観光課立石でございます。 形井議員の再質問でございますが、農機具の補助の制度でありますが、これは私が産業観光課長を拝命してからもそうですが、いろんな方から、いろんな団体さんからもお問合せ、要望等をいただいております。ただ、全ての農家の方の要望を満たすというのは不可能でございます。ある程度集約された形になろうかと思いますが、いずれにしても近隣市町村の類似の制度をお調べした上で、検討を重ねていきたいと思います。 それから、農振地域のお取扱いであります。生産基盤である農地を守ることが第一の仕事でありますので、転用行為を積極的に推進するわけにはまいりませんが、後継者もおらず、離農を考えざるを得ない方など、困惑な状態にある方の意見として、機会がありましたら、関係機関地域住民の方の声として伝えていくことを考えていきたいと思います。 それから、機構に対するご意見でございますが、そのような場面もちらりほらり散見されますので、機構に対する申入れ行っていきたいと思います。 以上であります。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 町長、私は、この農機具の補助なんかについて、私は6反ほどですけど、6反とか7反とか零細、全く面積の小さいところに対して補助してくれと言っとんじゃないんです。もう2町も3町も、地域の方々の農地を守るためにと思うんですよ。一生懸命拡大していただいておる方、農地を守っていただいておる方、条件はいろいろあろうと思いますけども、そこらの条件を勘案しながら、ぜひともこの補助制度については考えていただきたい。そのことが美咲町の農業を守っていく一つの手だてだと思いますんで、ぜひとも検討をお願いして、次の質問に入ります。 ○議長(松島啓君) それ答弁よろしいですか。 ◆4番(形井圓君) 町長、意気込みをちょっと教えてください。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 収穫の秋を迎えられまして、今年は連日35度を超えるような暑さの中で、現在、稲刈りや、あるいはブドウの収穫が行われておられます。そうして美咲町の農地を守ってくださっておられる方には、心より敬意を表する次第であります。形井議員におかれましては、そうした農家の思いを代弁をしていただきまして、感謝を申し上げますし、農地の維持に何かいい方策はないかというご提案に対しましては、思いとしては非常に共感する部分が多くございます。 まず、農地中間管理機構のことにつきましては、県内でも県南部と県北部を見たときに、いわゆるマッチングの割合ですね、マッチング率が非常に差があるんですね。県南部は、やはり耕作条件のいい農地が多いですから、非常にマッチング率がいいんですが、極端にこの中山間地域になりますと、パーセンテージが下がるということは、非常に私も以前から問題意識を持っておりまして、そのことは県議会でも言ってきました。 先日来、相次いで国会議員の方が私のとこを訪ねてこられた際にも、文書にしてそのことはお伝えし、できれば全ての農地とは言いませんが、受けられるほうですね、農地を受けられるほうに支援をするべきではないかと、こういういわゆる中山間地域においては、農地を出すほうではなくて、受けるほうに出すべきでないかということをお願いもしておりますし、そうした中国四国農政局国会議員、あるいは県の担当者と話をするときは、これからもそういったことを要望をしていきたいと思いますので、応援をよろしくお願いをいたします。 それから、農機具の補助につきましては、昨年から政策調整会議で検討をしております。しかし、どういう制度にしたらいいかということが、大変難しい面があります。一方で、県にも、農機具更新の際の補助については要望も続けてまいりたいと思います。いずれにいたしましても、農地の荒廃という大変大きな課題にしっかり向き合って、さらに中身を協議をしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) それでは、4番形井議員の次の質問に移ります。 ◆4番(形井圓君) すいません、次の質問に入る前に、町民の方のご意見を忘れておりましたんで、ちょっと言わせて。 実は、キュウリとか、いろいろなしょうがとか、種代の補助ができましたね。柵原へちょっと行ったら、柵原でたくさんキュウリをつくっとる方がいらっしゃいまして、大変助かったと言われておりました。感謝の意を伝えてくれと言われてましたんで、これ忘れてました。すいません。そういう農家の方が何人かいらっしゃいました、しょうがの方もいらっしゃいましたので、お伝えさせてください。すいません。 じゃあ、次の質問に入らせていただきたいと思います。 新型コロナウイルス対策給付金事業についてお伺いしたいと思います。 まず、美咲町事業継続支援助成金等、また高校生とか大学生の支援等、地域の住民の方への助成金が、7月25日の臨時議会において可決されております。町民の方への制度の周知のためにも、直接町民の方に支給される事業内容を、具体的に個々に少しお示ししていただければと思います。そして、あわせてその周知の方法をどのようにされたのか、お伺いしたいと思います。 そして、事業継続支援助成金では、対象となる事業者として町税等を完納していることと、こう条件が付されていますけども、生活苦の中で支払いたくとも支払えない、そうした方もいらっしゃるんじゃないかと思います。国の地方創生臨時交付金での各種補助金、給付金についてこのような条件がついていたのか、これをお伺いしたいと思います。 また、支給方法の検討次第では、未納のある方にも支給できる方法もあるんじゃないかと思いますので、その検討をされたかどうかをお知らせいただきたいと思います。 そして、次に高齢者の方への対策についてでお伺いします。 このことを、給付金のことをチラシをつくってずうっと回りました。家へおられるのはお年寄りの方が多いかったんですけども、多くのお年寄りの方から同じようなご意見を聞いとります。コロナ対策において、子供たちに対する支援金などは当然なことであると、高校生、大学生に出してもいいんじゃないですかというようなお話も聞きました。そうした中で、わしらにはどうしてくれるんならと、高齢者には何もねえなあというお話がありました。介護保険料は相変わらず高いし、何か高齢者に対しても支援策を考えてほしい、そんなお話が何度もありましたので、お伺いさせていただきたいと思います。高過ぎる介護保険料につきましては、過去幾度となく私は指摘をさせていただいております。決算書によりますと、第7期での積立金は1億8,600万円、令和元年度の黒字額は9,400万円、合計額は2億8,000万円、黒字ですね。このことは、過去も何度か言っておると思いますけども、2億8,000万円の黒字なんですね、介護保険料がですよ。被保険者の方は、昨日も担当課長の説明がありましたけど、5,675人。これを1人当たりに割りますと、4万9,500円、1人当たり4万9,500円ですよ。これ9段階ありますから、9段階の方は、基準額の1.7倍でありますから8万4,000円。これだけの金額を町民の方は払い過ぎていると、私は思っております。町民の皆さん、2億8,000万円払い過ぎております。私はそう思っております。 介護保険料は3年間で調整していくものと、こう考えておりますけども、そうであるならば、この金額を高齢者コロナ対策として第7期の最終年度の本年度でお返しするようなことはできないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 立石産業観光課長。 ◎産業観光課長立石克之君) 産業観光課の立石でございます。よろしくお願いいたします。 まず、新型コロナウイルス対策に係る給付事業についてでありますが、対象者への周知と各種制度のご説明でございます。 8月広報紙に、個人事業主の皆様へと題した事業説明用のチラシを折り込みしております。また、9月広報紙に、記事掲載で制度の案内をお示しする予定でございます。またあわせて、町のホームページにも掲載しております。これとは別に、事業要件に該当する可能性のある方にお知らせを発送しております。 制度の概要でありますが、令和元年以前から事業収入を得ており、令和2年2月から令和2年10月までのいずれかの月におきまして、前年同月比で売上高が2割以上減少した事業主で、次のいずれにも該当する場合が対象となります。 1番目としまして、令和2年1月1日の時点で町内に住民登録があること。 2番目として、令和2年4月1日時点で事業の継続をしている事業主であること。 3番目に、平成31年(令和元年)分の確定申告を済ませている方で、主たる収入が事業収入であること。 4つ目として、令和元年度の末日までに納期の到来した町税等を完納していること。 5つ目として、暴力団等の反社会勢力との関係を有していない事業主であること。 6番目として、社会通念上不適切であると判断される事業主でないこと。 助成金額は、1つの事業主に対して10万円1回限り。 受付期間は、令和2年8月24日から11月30日まで。 提出書類は申請書、平成31年分所得税住民税申告書写し等、事業内訳が分かるもの、月別売上表などとなっております。 なお、申請書の提出先は久米郡商工会で、原則郵送でお願いをいたしております。 次に、2番目の国の地方創生臨時交付金に条件が付されていたのかということでありますが、国から条件が付されていたのかというご質問でありますが、特段の条件が付されていたことはございません。 また、支給条件に工夫が必要ではないかとのご質問についてでありますが、助成金の目的でございますが、ご承知のとおり、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、消費行動の自粛を原因とした売上げの減少に対し支援を行う必要からこの制度を創設しております。新型コロナを原因とした経済活動の停滞によりまして売上げが減少した個人事業主に対する支援策であることから、令和2年度の町税等の完納については条件をつけておりません。しかしながら、これ以前の未納分については、新型コロナの影響とは捉えがたいと考えております。経済的困窮により支払いができていないご家庭があることは想像に難くないところでございますが、繰り返しになりますが、この制度は売上げ減少に対する支援策として創設しておりますので、ご理解を賜りたいと思います。また、未納がある方への対応についてでありますが、担当課といたしまして、未納の有無は確認できても、内容、金額等については担当課としては知り得ない情報になっております。未納の内容は、申請者本人が徴収対策室に確認するほかはございません。助成金の不交付決定通知が万が一お手元に到着した場合には、未納分についての完納したことが確認できましたら、申請期限内に再度の手続で該当すれば、助成金をお支払いすることになります。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 光嶋地域みらい課長。 ◎地域みらい課長(光嶋寛昌君) 地域みらい課の光嶋です。よろしくお願いいたします。 それでは、私のほうからは、高校生等みらい応援給付金等、学生等生活支援給付金についてお答えをいたします。 この2つの給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている高校生等の学習活動や、大学生等の大学生活、学校生活を応援するために、5万円の給付金を支給するものです。 周知の方法につきましては、告知放送、町のホームページ、SNS――LINEやツイッターといったソーシャル・ネットワーキング・サービス――それから今月発行の「広報みさき」9月号、またみさきテレビでの放送を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 清水健康推進課長。 ◎健康推進課長(清水嘉浩君) 健康推進課の清水でございます。 形井議員地域住民への助成金対象者への周知と各種制度を具体的に示されたいとのご質問にお答えをさせていただきます。 健康推進課関係の町民の皆様への助成につきましては3種類ございます。 第1に、妊婦特別定額給付金でございます。対象は、令和2年4月27日現在に妊娠しており、母子手帳を交付している方に1万円を給付するものでございます。周知につきましては、母子手帳の交付で対象者が特定できることから、その方に対し直接文書で案内をし、原則郵送で申請をしていただき、交付をいたしました。 第2に、医療機関支援事業給付金でございます。対象は、町内の内科等医療機関と歯科医院でございます。周知につきましては、医療機関、そして歯科医院のほうも特定できるということから、これも直接文書でご案内をし、原則郵送で申請をしていただき、交付をさせていただきました。 第3に、乳児育成支援事業給付金でございます。対象者は、令和2年4月28日から令和3年3月31日の間に出生した乳児で、1人10万円を給付するものでございます。周知につきましては、8月4日に要綱を制定し、事業を開始いたしましたので、4月28日から8月3日までに出生があった乳児の保護者については直接文書で案内をし、原則郵便で申請をしていただき、交付をしております。8月4日以降につきましては、順次出生届と同時に申請をしていただいて、交付をいたしております。また、対象が3月31日までに出生した乳児で、長期に及ぶことから、申告漏れがないようさらにホームページ、広報紙において周知を図る予定でございます。 以上です。 ○議長(松島啓君) 牧野福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(牧野雅明君) 失礼いたします。福祉事務所の牧野でございます。 4番形井議員の質問にお答えさせていただきたいと思います。 福祉事務所所管の給付事業は、子育て世帯への臨時特別給付金、ひとり親世帯臨時特別給付金の2事業でございます。 まず、子育て世帯臨時給付金でございますけれど、対象者は児童手当の受給資格のある方で、3月の受給の方を対象としております。金額につきましては、1万円の支給でございます。別に単町で子育て世帯への給付事業もございまして、1万円を支給しておるところでございます。これにつきましては、高額所得者の方も対象としております。 次に、ひとり親世帯の臨時特別給付金でございます。 これにつきましては、基本給付につきましては5万円、2子以降につきまして3万円、追加給付につきまして5万円、あと単町の事業として5万円を支給しておるところでございます。 対象につきましては、令和2年6月分の児童扶養手当の支給される方を対象としております。 また、周知方法でございますけれど、2事業とも個人郵送で周知をしております。また、ホームページでも掲載をして周知を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長(山崎秀仁君) 保険年金課山崎です。 私のほうからは、3番目の介護保険事業につきましてのご質問にお答えをいたします。 介護保険は、3年間の計画期間ごとに、その期間を通じて同一の保険料を、介護サービスの見込料に見合って設定するという、中期財政運営方式を採用しております。そして、介護給付費が見込みを下回るなどの場合は、剰余金を準備基金に積み立て、介護給付費が見込みを上回るなどの場合は、前年度以前に積み立てられた準備基金から必要額を取り崩し、また計画期間の最終年度において残高がある場合には、次期保険料を見込むに当たり、準備基金を取り崩すことが基本的な考え方となっております。介護保険給付費準備基金は、財源不足時に取り崩して充当するために設置される基金でありますので、この基金を取り崩して介護保険加入者へ新型コロナウイルス対策支援の一環として配付することは考えておりません。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 町民の方へ直接支給されるこうした事業につきましては、大体理解できました。町民の方もお聞きされた方は理解できとんじゃないかなというように思います。 私の質問におきましては、8月21日の全員協議会の場においても予備的な質問をしておりますんで、簡潔に次からは答えていただきたいと思います。 まず、高校生、大学生に対する支援金であります。 私は、議会議決されて以降、先日までほぼ毎日といったらおかしいんですけども、こうした制度がありますよってお知らせをつくって配ってまいりました。おかげさまで真っ黒になっとんですけども。 この配布時に、皆さん方のご意見をお聞きいたしました。そうするとね、町長、知らない方が多いんですよ。光嶋課長、この制度を知らない方がたくさんいらっしゃった。町長、役場の職員でさえ、割と役職の高いとこですよ、の方の家族でさえ知らなかった。こういう実例もあります。皆様方のご意見をお伝えいたします。 高校生、大学生のこんな制度があるとは知らなんだと、そして町は高校生に支給するんであれば、高校生の把握はできておるんじゃないんですかと。高校生の把握ができておるんであれば、ほかの課は、光嶋課長、申請書を送ったとこもありますね、高校生の把握ができるんであれば、そういう高校生に対して送付するべきじゃなかったんかなあと、これからでももしそれができるんであれば、申請されてない高校生の方に対して、こういう制度がありますよというチラシだけでも送付することはできないかなあと思います。 そこで、もう一つ申し上げたいんですけども、実はホームページを開くと、古いホームページの中には、収入が減少した方というんがあったんですね、古いホームページの中ね。これ今見ると、改正、そこを削除されて収入のところはなくなっておりますけども。ちょっと心配するのが、収入が減少された方が対象ですというホームページを見られた高校生の家族等が、あっ、自分とこは対象にならんのんじゃないかなという方もいらっしゃるんじゃないかなという気がしてなりません。ぜひとも高校生、大学生に対する支援金については、再度給付の方法を、周知の方法をご検討いただきたいというように思います。 続いて、ひとり親世帯臨時特別給付金についてお伺いいたしたいと思います。 これ非常に分かりにくい。ホームページを開きますと、町長からのメッセージというのがあるんですね、町長。ここには、ひとり親世帯の皆様へ、対象者の方には案内を送付していますと、こうあるんですね。そして、ひとり親世帯臨時特別給付金のホームページを開きますと、これ全部読めないんですけども、基本給付とか追加給付があるんですけども、特に追加給付の中には、コロナの影響を受けて収入が減少された方と、こうあるんですよ。収入の減少された方が対象であるんならば、条件であるんならば、収入の減少を、申請書を送っとると言われたんですから、どうやって収入の減少を把握されたんですか。対象者の方に送っておると言われましたね。どうやって収入の減少を把握して、その対象者に送られたのか、お伺いをしたいと思います。このホームページを見ると、本当に難しいんですよ。 もう一つ聞きたいのが、このひとり親世帯特別臨時給付金については、国の制度なのか、国が決めた制度なのか、町独自の制度なのか、これについてもお伺いしたいと思います。 あわせて、未納者の方の対応でございます。 臨時議会において、補正予算の歳入歳出の主たる財源がありましたけども、この財源は国からの新型コロナウイルス対策感染症対応地方創生臨時給付金であったと思います。ここに交付金制度要綱を持ってきておりますけども、この交付金の目的には次のように書いております。 新型コロナウイルスの感染拡大の防止や、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援、家賃支援を含む事業継続や雇用維持等への対応、新しい生活様式を踏まえた地域経済の活性化への対応を通じた地方創生を図ることを目的とすると、こう記されております。つまり、コロナウイルス感染拡大の影響を受けている住民生活の支援と、これなんですね。 そこでお伺いいたしますけども、やむなく税金等未納されている個人の方とか事業所の方、法人の給付金も含めて、この支援から除外されることはこの交付要綱に沿ったものなのか、お伺いしたいと思います。もう時間がありませんので、そこら辺までで答弁をお願いいたしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 光嶋地域みらい課長。 ◎地域みらい課長(光嶋寛昌君) それでは、形井議員の再質問にお答えします。 まず、高校生等の把握についてでございますが、現状把握はできておりません。今後、岡山県教育庁のほうに問合せをして、県内に在学してる高校、なおかつ美咲町出身の情報をいただけるかどうかというのは確認してまいりたいと思います。 それから、周知の方法につきましては、今後できるだけ対象となられる方が給付漏れのないように、その方法については工夫をしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 牧野福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(牧野雅明君) 失礼いたします。形井議員の再質問でございます。 収入減少をどうやって把握するのかということでございますけれど、これにつきましては、窓口に来られたときに収入減少の証明を、今、源泉等をいただいて確認はして、申請をしていただいてるところでございます。 あと、制度につきまして、国か町かということでございますけれど、国の制度は、国の分につきましては国の制度でやっておりますので、町の事業につきましては町の要綱を定めて事業を行っておるところでございます。また、申請の必要な方につきましては、窓口で対象になるか聞き取りをして、今後もそういう申請が出てないところにつきましては、また個人通知などいたしまして、お知らせをして周知をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 ◆4番(形井圓君) 議長、答弁漏れ。 ○議長(松島啓君) 答弁漏れ、はい、どうぞ。 ◆4番(形井圓君) 時間がありませんので。ひとり親の関係......。 ○議長(松島啓君) あっ、立って言ってください。答弁は、時間はカウントしません。 ◆4番(形井圓君) あっ、すいません、失礼しました。 ひとり親の中で、先ほど申し上げましたように、収入が減少した方と、こうはっきり明記されとんですね、収入が減少された方、で、その方が本当に収入が減少しないと出ないのかどうか、これがちょっと答弁漏れですね。 それと、町長のページと整合性が取れてないんじゃないんですかと、もう既に送っとると言われとんでしょう、収入の減少をどうやって調べたんですか。これの答弁漏れなんで、ひとつお願いします。 ○議長(松島啓君) 牧野福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(牧野雅明君) 失礼いたしました。答弁漏れにつきましてでございます。 収入減少につきましては、同一のものを全該当者のほうへ郵送で送らさせていただいておりますので、その中で収入減少の記載となりますチラシも同封させていただいております。ですので、該当者の方、問合せ等もございますし、今後またそういう方には通知を送らさせていただいて、対応させていただきたいと思っております。            (4番形井 圓君「議長、答弁になってないと思います」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) 再々質問で言うてください。答弁はされとんで、答弁漏れは済みましたので、次の再々質問で。            (4番形井 圓君「いや、答弁漏れですわ。議長......」と呼ぶ) 再々質問でお願いします。            (4番形井 圓君「いや、答弁漏れですよ。整合性が取れてないんじゃないんですかって言っとるのに、何で、整合性が取れとんですか。だから、収入の減が条件であるならば、その対象者に送っとるってことですよ。収入減をどうやって調べたんですかっていうんです。町長の欄では、既に対象者の方には送っておりますというように書いておりますし。で」と呼ぶ) 形井議員形井議員。            (4番形井 圓君「はい」と呼ぶ) 答弁漏れだけにしてください。            (4番形井 圓君「はい」と呼ぶ) 牧野福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(牧野雅明君) 対象者の方に、該当する方ですね、もう収入減少以外の方ですね、も含めて全世帯に、該当する全世帯のほうへ同じ文章を送らさせていただいておりますので、収入減少について把握は、そのところでは把握はできておりません。 以上です。            (4番形井 圓君「分かりました」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 時間がありませんので、相当資料を用意しとったんですけど省きます。 町長、過去にね、私、未納者の方への対応なんですけども、過去にこんな実例があります。 4万円の補助金があった。しかし、その方に500円の未納がありました。旧中央町時代です。オフトークですね、オフトークの場合500円になったんですね、旧中央町時代。その500円の滞納があったから、4万円の支給をしません。決定してからですよ、出んというのを決めてから。で、役場に来たら、先ほど言いましたように、あなたには500円の未納があるから4万円が出ませんでした、終わり。これが血の通った行政でしょうかね。何か最近そういうことがあるような気がしてならんのです。先ほど、菅原文太の話をしましたけども、食える者を食わしていく、食えるようにする、これが行政の基本だと私は思っとります。ぜひとも、今回未納者に対しての回答が出ないんであれば、十分血の通った行政のためにもご検討をお願いして、終わります。 ○議長(松島啓君) 答弁。 ◆4番(形井圓君) あっ、町長、未納者に対する私の思いを、何かありましたら。 ○議長(松島啓君) 忠政副町長。 ◎副町長(忠政堅之君) 失礼をいたします。 形井議員の熱い思いは、我々も十分受け止めております。ただ、行政サービスの提供をということにつきましては、公平な負担と十分な行政策の受益という、いわゆる負担と受益の観点がございます。これは、誠実に納付の義務を履行しておられる方々が不公平感を感じないようにということで、原則的にそういう考え方があるわけですけども、先ほどから申し上げてますように、滞納の方、未納の方につきましては、担当課が丁寧な納付相談を行っております。今後も一層していかなければならないというふうに思っております。そういうことで、もし現在そういう方がおられましたら、一刻も早い早期完納に我々も力を注いで、導いていきまして、給付が受けられるようにといった方向にいくように努めてまいりたいと思います。 以上でございます。            (4番形井 圓君「はい」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) 以上で4番形井議員の質問を終了します。            (4番形井 圓君「再度、心優しい行政をお願いして、一般質問を終わらせていただきます。終わります。ありがとうございました」と呼ぶ) ここで、ただいまから午前11時まで休憩します。(午前10時37分) ○議長(松島啓君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午前11時00分) ただいまの出席議員は12人です。 続きまして、2番藤井議員の質問に入ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 2番藤井です。コロナ禍で事業が大変な状況であったり、お仕事が減って大変な方、持病を抱え病院に行くのが極めて不安な方、様々な影響を受けられている皆様に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、柵原地域に建設予定の義務教育学校は、16人の準備委員会が設置され、今ある柵原中学校、柵原西小学校、柵原東小学校よりも、子供たちにとってよりよい教育がなされるように、今より不自由にならないように、よりよい環境の学校が創設されるものと大変期待をしております。16人の委員の方々は、現在の教育課題などについての研究、これからの教育の在り方などについて、深い考察をされた上での議論を重ねておられることと、大変なご苦労に感謝をしています。 このコロナ禍で、都市部では密にならないようにするため分散登校が行われ、40人前後のクラスから20人前後のクラスを体験した先生方は、一人一人の子供たちをより細やかに見ることができ、子供たちに寄り添うことができることを実感したとの感想を多く現場で上げられています。子供たちも、少人数学級の居心地のよさを感じ、家に帰ったときの子供の表情が今までと全く違っていたと、保護者の驚きと喜びの声が上がったと聞きます。 こういうことを踏まえて、全国知事会、全国市長会、全国町村会の3会長が、萩生田文科大臣に直接新しい時代の学びの環境整備に向けた緊急提言を出し、子供たちの学びを保障するため、少人数編成を可能にする教員の確保などを早急に図るよう強く要請されました。全国の小・中・高、特別支援学校の4校長も文科大臣に要望されています。日本の教育学会は、小・中・高校の教員を合わせて10万人増やし、40人学級の抜本見直しへ議論を急ぐよう提言をされています。こうした動きが、政府が長年変えようとしなかった小学校、中学校の40人学級編制を、経済財政諮問会議の骨太方針2020に、「全ての子供たちの学びを保障するため、少人数指導によるきめ細やかな指導体制の計画的な整備」について、関係者で丁寧に検討することを盛り込むなど大きな変化が生まれ、少人数学級実現に向けた大きな機運が高まっています。萩生田文科大臣は、7月22日の文科委員会で、少人数の有効性も深掘りしていきたいと答弁されています。 さて、この柵原地域に建設予定の義務教育学校の建設は、地域住民の納得を得ながら進めているのかをお伺いします。 地域住民への説明は十分なされ、住民の意見は十分反映されていますか。パブリックコメントは何人がコメントされ、どのような意見が出され、どのように反映されましたか。プールは設置されないのですか。20人学級についてどういう見解ですか。6年生問題についてどう対応されますか。 以上、お願いします。 ○議長(松島啓君) 黒瀬教育長。 ◎教育長(黒瀬堅志君) 藤井議員のご質問にお答えいたします。 1点目の質問でございますけれど、地域住民の代表である専門部会において、鋭意、精力的に協議がなされているものと認識しています。今まで合計3回の施設、備品専門部会を開催いたしました。それ以外に、その間、第2回目では、保護者から提出された要望書について協議をいたしました。その後、第3回目の前には、保護者の皆様、夜でありますけれど、40数名の方が出席されましたが、そこと信頼関係の上で意見交換を開催ができたと考えております。それらを踏まえて意見を集約しているところでございます。 2点目でございます。 以前の議会において、議員から同様の質問があったと記憶しております。お答えしたとおりでありますが、思い出してみますと、約20人の方から約80件のコメントがありました。内容については、ホームページで公表いたしておるとこでありますので、ご覧いただいているものと思っております。が、議会におきましても、柵原義務教育学校等の特別委員会がありますが、そのときに議員の人にもお示ししたと思いますけど、ちょっと幾つか、どういう意見が出ましたかというご質問ですから、皆さんではなかったと思いますので、幾つか今手元にあるものを、皆さんにお配りしたものを羅列的に述べてみます。 段落であります。現在の3地域の交流促進や、生徒のために町内の中学校を統合し、1校の中学校の創設を期待する。地域と学校の連携が重要になり、ハード面の充実と同時にソフト面はどのように進むのですか。用地買収面積は、6ヘクタールから10ヘクタールになったのはなぜか。教育課程の区切りを4・3制にする根拠が示されていない。教育課程の区切りを4・3制にすることに賛成である。文科省基準では、40人学級では不安、現在より不自由になるのではないか。学童保育施設の併設を望む。体育館にエアコン設置を望む。給食調理場は空調設備等を充実させ、温度、湿度管理が行き届く環境が望ましい。教育へのチャレンジ精神は、大いに町が活性化される。我が子が通うことを想像し、どんなすばらしい学校になるのか楽しみである。通学路に防犯灯の増設を望む。これは基本構想だろうと思いますけど、簡潔かつ要領よく、多角的視点でまとめられて、完成度も高いと評価する。自主財源の少ない中で、大事業に取り組む決断を評価する。国の補助事業採択に向けて奮闘を願う等でありますし、これについては議員の皆さん、特別委員会のほうでこれもお配りしておると、こういった意見が出ております。 パブリックコメントの結果についてはどういかされたかということでありますけど、美咲町立義務教育学校柵原学園(仮称)でございますが、創設基本構想に反映されており、その趣旨を踏まえて、現在開校準備委員会や各部会で審議がなされているところでございます。 3点目でございます。プールの件ですね。 今後、開校準備委員会等で審議されるものと考えています。 4点目でございます。20人学級です。 国の学級編制標準法に基づいて編成することといたしております。 最後であります。 6年生問題でありますけど、私は各学年どの学年でも問題はあると認識しておるとこでございます。私は、最近いろんな学者等から、学校の先生、大学の先生等やいろんな者から聞いとるのは、私がそういうふうに認識しておるのは、今では3年生問題とか4年生問題もあるとお聞きしているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 ◆2番(藤井智江君) 答弁漏れです。私は、パブリックコメント......。 ○議長(松島啓君) 立って、立って言うてください。 ◆2番(藤井智江君) パブリックコメントの意見をどういうふうに反映されたのかとお尋ねしましたが、基本構想に入っているということで省略されましたが、具体的に教えてください。 ○議長(松島啓君) 黒瀬教育長。 ◎教育長(黒瀬堅志君) 先ほどお答えしたような点を、この柵原学園の創設基本構想の中に全般的に反映されており、法的にというか、例えば40人学級等につきましては国の基準があります、いろんな先ほど議員が言われたように、国の動向があったり、いろんな要望があるというのを多少理解しておりますけれど、できないものはできませんので、そういうことを踏まえながら、その基本構想の中に踏まえていって織り込んだところでございます。そして、それを、議員がおっしゃられたい何か思いもあるんでしょうけど、その中に入っとる、入ってないもんもあると思いますけれど、それを基に、今、いろんな部会でいろいろな意見を出していただいて、協議をしておるということでございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 私は、住民への説明は十分されているのかとお尋ねしましたが、専門部会とか準備会で検討されているので、それで十分というご見解のようでした。しかしながら、この前の講演会の土佐山学舎についても、人口が922人、その中で本当に地域住民が学校を一生懸命支えている、こういうお話がありました。やはり住民がそこに関わっていないと、こういうふうなことにはならないのではないでしょうか。そしてまた、先ほどのお話の中に、PTAが急遽説明会と意見交換会を開かれて、プールをつくってほしいとかいろいろな要望を出されたとお聞きしておりますが、今後は定期的に準備会で話し合われたことを報告と説明、そして意見交換会を持つことが必要ではないでしょうか。先ほどの20人学級を前提とした学校建設は難しいとのことでしたが、今、国は、教育長もおっしゃいましたが、国は大きく動いています、せめて1年から6年までは1学年を2クラスにできませんか。柵原地域だけを特別に20人クラスというわけではありません。今まで西小、東小で、それぞれ1クラスずつありました、それをこのままの状況に、新しい学校でも後退しないようにというお願いです。子供たちにとって最善と言える学校を建て、一人一人の学びを保障するためには、地域住民の参画がどうしても必要なのではないでしょうか。子供たちがふるさとのぬくもりを全身で受け止め、地域への愛着を育んでいく、こういう美咲町でなければならないと思います。青野町長がおっしゃったように、この新しい学校が柵原地域の拠点として、みんなが夢を語り合いながら知恵を寄せ合って、私たちの学校と言える地域に愛される学校でなければなりません。教育長はご存じと思いますが、国は来年から動きます。令和6年に開校の学校です。しっかり考えていただかなければなりません。 教育長はご存じと思いますが、8月4日に、文科省は、教員増や施設改修に一定の時間は必要としながらも、やるとなれば今までとはスピード感を変えて、しっかり前に進みたいと説明し、改めて少人数学級の実現に意欲を見せた。会見終了後の同日夕方には、発言内容を補足する報道向けのコメントを出し、文科省として来年度からの段階的な実施を含め検討したいと踏み込んだ考えを示されました。そして、9月末の来年度予算要求に向け、少人数学級を実施するため必要な教員の確保などを本格的に検討すると思われるということも言われております。そして、8月25日の教育再生実行会議が首相の官邸で開かれ、その会議の冒頭、安倍首相が、ポストコロナ期において、子供たちを誰一人取り残すことなく、学びを保障していくことが何よりも重要であり、こうした観点から、ICTの本格的活用による個別最適な学び、少人数による指導体制などの環境整備について、改めて検討する必要がある、こういうふうに言われ、その後、文科大臣は、出席した委員から、少人数学級を進め、30人未満の学級にしてほしいとの意見が出、これに対する異論や反対意見が出ておりません。そして、会議終了後に記者会見した萩生田文科相は、多くの人が方向性として共有できる課題ではないか、できることから速やかに行っていきたいという意欲は持っていると述べ、来年5月に予定されている教育再生実行会議の提言部分を前倒しして、少人数学級を来年度から段階的に進めるため、予算要求を行いたいとの考えを明らかにされております。 そこでお尋ねをいたします。 今後は定期的に準備会が話し合われたことの報告と説明、そして意見交換を持つことができませんか。せめて1年から6年までは1学年を2クラスにできませんか。6年生問題をどう勘案していくか、再度お答えください。 ○議長(松島啓君) 黒瀬教育長。 ◎教育長(黒瀬堅志君) まず、藤井議員に、いろいろと勉強をされておることに敬意を表します。私も全ては熟知しておりませんが、大臣の中で、できるところは実行したいという、裏を返せばできないとこは法律によって今はできないっていうふうに、私は理解しておりますけれど。 まず、1点目でございますが、再度いろんな会合等は開くことができないかということでございましたけれど、冒頭議員がおっしゃられたように、今現在16人、以上の委員もおるわけですけど、今動いておるのはそれですけど、ご苦労に感謝いたしますというのを、たしか言われたと思いますけど、本当に週2回ぐらい集まっていただきまして、いろいろと夜の会合でやっていただいとります。私も、頭の下がる思いであります。その中で、自分たちが代表として意見を述べられておられるわけでありますけれど、それでもその委員の人にいろいろと意見が、地域で拾い上げた意見があって、それを集約して持ってこられ、そして再度それを返し、そしてそれでももう少し詰めたところの話をしたいということで話をしたということでありますから、私は非常に改めて、委員も言われましたけど、委員の方々、本当にその地域の代表としていろいろと頑張ってくださるなと、思いで、頭の下がる思いでございます。代表の方も、地域や保護者の意見をいろいろ集約してくださっておりますので、その意見を誠実に受け止めながら、協議を今後も進めてまいりたいと思っておるところでございます。 それから、順不同になりますが、20人学級ということでございますけれど、先ほどの中に20人がよかったという子供のご意見もあったといいますけれど、そのときは、町なんかは特にそうですけれども、分散登校というのをやっておったと、議員ご存じかも分かりませんけど。要は、密集というようなことがありますので、学年とか人数が多いわけですから、その学校は、倉敷市でもそうですけれども、登校日を変えて、クラスを半分ずつする、それでそういう形で20人と。それで、それが良かったという声を聞かれたということを議員は言われましたけど、私もそれは聞きました、いや、聞いたか、あまり聞いてないですね。逆に、クラスが分かれてつらかったとかというような意見もあったようです。いろいろだろうと思いますね、その受け止め方は。あったということですが、議論の一部だけつまんで言わないようにしていただきたいと思いますけど、いろいろとあるということでありますが。40人がええとか、20人がええっていうことではなしに、どこまで行けば分かりませんけれど、国のいずれにいたしましても、動向というものを注視しながらやっていきたいもんだと、こういうふうに考えております。 それから、いろんな国の動きも、議員から勉強させていただきましたけど、その中にはこういうような動きもあると。コロナウイルスで、家でICT等の授業をやっておると、大学ではなおさら大学に行けずにそういうような形でやる。そういうふうなところがもし次に進むとしたら、学校の勉強や学校の制度はどうなるんだろうかということで、そこで履修と習得という問題が起きるんだと。ご存じのように、履修というのは同一年齢で、同一学年で、ずっと今の日本の制度、ところが習得っていうのは、個人個人でやると非常に差が出てくる、その中で今後どういう学校体制、どういう学校の在り方をするか、そういう委員会ももう立ち上げとることは、議員、ご存じだろうと思いますけど。そういう中で、いろいろと我々学校のほうも、コロナウイルスの中で一人一人をきっちり勉強させて、学習を保障するという観点から、それも組み合わせていかなければ、これがいい、右がいい、左がいいということじゃなしに、いろんなことが行政にも、教育委員会にも求められておるとこであります。 それから、もう一点あったと思いますね、何でしたかな。 ○議長(松島啓君) 6年生問題。 ◎教育長(黒瀬堅志君) はい、すいません。6年生問題であります。申し訳ありません。6年生問題というのは、議員、どういう認識をされておるか分かりませんけど、私はこれ一般論でなしにいろんなとこで言われてるうちの一つというふうに、私は認識しておりますけど。いわゆる今は小学校の5年生、6年生の中に、いろいろ小学校の先生が、小学課程の先生が、全ての教科を勉強するというわけにはいきません。非常に難しくなってる。じゃあ、そういったところで、特に5年生、6年生の学年においては、理科とか、算数、数学とか、英語とか、そういうようなものがかなり高度になっております。そういうところに、小学校5年生、6年生は、そういう教科の専門の先生を入れようと思ったら、中学校課程のそういう専門の先生を入れる。そうすると、小学校1年生からずっと慣れ親しんだ学級担任から教科担任に変わるので、6年生の辺から、上から入れていきますから、そこら辺戸惑いがあるんではないかという形の話が6年生問題というふうに認識しておりますけど。今、現場では、3年生、4年生問題、それは何かと言ったら、3年生、4年生の辺から、結構急に難しくなって戸惑いが出てくるんだというようなことがありますので、そういう意味で、私はいろいろと全学年でいろんなそれぞれの課題があり、それに対応する必要があるんではないかと考えておるとこでございます。 また、少人数に変わりますけど、少人数問題も、もう最初から20人ありきでなしに、ケース・バイ・ケースで、この教科においては少人数指導がいいよりは、余裕教室をつくっておいて、そこに代わってやっていくと、いろんな方法を考えながら、いろんな課題をやっていくと。その一つが義務教育学校でもあろうかと思いますけれど、しんどいけれども、楽しみでもあり、そういうふうに考えております。そして、学校というのは、つくるまでも大変ですけど、実はつくった後が一番大変なのでありまして、そこに皆さんが意思を統一して、地域の人、いろんな人がみんなが学校を盛り上げていただき、子供たちのために地域も活性化させるというような形で、むしろそこからもまた一頑張り、二頑張りしなければいけないというふうに考えておるとこでありまして、いずれにしても今関わっていただいとる人が、協議をほんまに一生懸命してくださっておられます。かなりいろんな動きがありますけれど、そう議員が言われるほど、出てこい、話をせえっていうようなことを、私のほうや教育委員会の者は聞いてないんですけど、あればまた後ほど教えていただきたいと思います。前に向けて、粉骨砕身私としては頑張っていきたいと思いますので、どうぞご理解、ご協力、よろしくお願いいたします。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 準備会とか、やっぱりその中に、教育長、私は公募枠を入れていただきたいというお願いもいたしました。どうしても充て職の方で集まって話し合われても、やはり住民の意見がそこにストレートに伝わるわけではありません。そしてまた、お忙しい中集まってくださっている、十分ないろいろな研究をしていくこともできません。しかし、公募枠の中で、自分がやってやろうという方は、一生懸命勉強してくださると思います。私は言いたいのは、本当に令和6年4月に開校に向けて、今までの学校よりももっといいもの、そして今まであった小学校が統廃合されて、一カ所に集められる、そこに中学校も集められる、地域の中で本当に子供たちがなかなか見えなくなる、そういう中で地域の方の支援を受けようと思えば、地域の方が立てる段階から参画することが非常に大事だというふうに繰り返し申し上げたいと思います。 それから、20人学級の、さっきの登校の問題で、クラスが分かれてつらかったと、こういうふうなことをおっしゃいました。初めから20人に、少人数であれば、クラスが分かれてつらいと、こういう思いをさせることはなかっただろうと思います。今、生物学者などは、これからはいろんなウイルスが出てくるのではないか、それは人間が自然を破壊した、そしてコウモリなど細菌を持ったものと人間が近くなってきている、こういうふうなことが言われています。コロナが終息したとしても、次の問題がまた出てくると、世界の学者は言っているわけです。そして、それを受けて、国も今動いているわけですから、令和6年に開校する学校であれば、それに対応できるものをつくるのが筋ではないでしょうか。 そして、6年生問題を、教育長は戸惑い、こういうふうにおっしゃいました。戸惑いではありません。教育者のグループが、義務教育学校の子供たちを対象に、そして先生方を対象に、大がかりな調査をされております。その中で、発達段階に合わせた6・3制と比べ、6年生のリーダーシップが、発達段階に合わせてリーダーシップが執れる、その力がその子たちが生きていく、将来に大きな力になってくる、こういうふうな研究の結果を出しておられます。3、4年生問題があるとおっしゃいましたが、少人数で細やかな指導ができれば、教育長が言われた3、4年生問題は解決するのではないでしょうか。 時間がありませんので、次の質問に移りますが、新しい学校が、柵原地域に住む住民誰もが、私たちの学校として心から子供たちを愛し、学校に愛着を持って、子供たちを温かい地域の中で育むことができるように、そのために教育委員会として、官僚的とは言い過ぎかもしれませんが、そういうやり方ではなくて、本当に心を通わせることができるように進めていただきますことを強く求め、次の質問に移ります。 ○議長(松島啓君) それでは、2番藤井議員の次の質問に移ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 次に、中央公民館、中央図書館、調理室など、特別養護老人ホーム白寿荘から譲渡してほしいという要望が町長宛てに出され、4地域で意見交換会が行われました。教育長から、4地域で行われた意見交換会で出された意見をまとめて報告するとの約束が守られていないのでないでしょうか。意見交換会後に何か進展はありましたか。今後、どのような方針で、どのように進められますか、教育長にお答えいただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 平賀生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(平賀慎一郎君) 生涯学習課の平賀でございます。よろしくお願いいたします。 2番藤井議員のご質問にお答えします。 議員のご質問の中央公民館、中央図書館譲渡について意見交換会後の進展はあるかですが、教育委員会が中央地域4会場で開催いたしました意見交換会は、旧厚生小学校跡地利用意見交換会でございます。住民の皆様からご意見をお聞きするために開催したものでございます。中央公民館、中央図書館譲渡についての意見交換会ではございませんので、申し添えます。 この意見交換会の経緯は、平成30年10月に、当時の美咲町長及び美咲町議会議長へ、社会福祉法人中央福祉会から、旧厚生小学校跡地グラウンド及び土地、建物を含めた厚生小学校体育館の譲渡の要望がなされ、平成31年3月22日の3月議会定例会において、特別養護老人ホーム白寿荘の新築移転に伴うご協力の要望が趣旨採択されています。 さらに、令和元年9月には、中央福祉会から、現在の施設規模を維持するためには、グラウンド、体育館の面積だけでは不足することが分かり、公民館及び図書館等についても譲渡してほしいとの要望書が提出されました。また、役場庁内でも、3回の旧厚生小学校跡地活用検討会議で協議を重ね、令和元年11月21日の議会全員協議会へ報告をし、地域住民の皆さんの意見をお聞きするために、意見交換会を開催したものでございます。この意見交換会の意見のまとめについて報告が遅延していることについてはおわびを申し上げます。 次に、2つ目の、意見交換会後に何か進展はあったかのご質問でございます。 すぐに結論を出すというものではなく、地域住民の皆様の意見をお聞きして、今後の参考にさせていただく意見交換会です。現在の進展はございません。 3つ目の、今後どのような方針で、どのように進めるかのご質問ですが、社会福祉法人中央福祉会においては、町内の福祉の充実、向上に寄与されており、一方中央公民館や中央図書館等は生涯学習の推進の上から重要な施設です。教育委員会としましては、町の社会教育委員の方々や図書館協議会等で議論を深めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) おわびをされたんですが、あの説明会は何月でしたでしょうか。そして、今何月でしょうか。なぜそんなに時間がかかるのでしょうか。僅か4回の意見交換会です。柵原の義務教育学校の準備会の会議録などはちゃんとできております。できないわけが何かあるのでしょうか。 次に、意見交換会後に何の進展もないということですが、白寿荘もお急ぎではなく、本町の庁舎建て替えなどに絡めての進展をお待ちということでしょうか。本町としての方針は、既に固まっているのではないですか。再度、この今後の方針についてお尋ねします。 ○議長(松島啓君) 平賀生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(平賀慎一郎君) 1つ目の期間でございます。 1月29日から2月6日までの期間で、4会場において開催をいたしております。4会場での議事録は、正確な議事録にするためにお時間をいただいております。いましばらく猶予いただきますようよろしくお願いいたします。 また、進展につきましてですが、今後の町の施策を検討する上で、このたびの意見交換会、大いに参考となっております。また、方針についてでございますが、美咲町第3次振興計画に基づきまして、全庁的なプロジェクト等で今後検討されると考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 質問ではありませんが、3次振興計画に沿っていくということでございますが、やはり地元住民の方々が十分納得でき、不信感を抱かれることのないように配慮が必要なのではないでしょうか。常に透明性を持った対応がなされることを強く求め、次の質問に移ります。 ○議長(松島啓君) それでは、2番藤井議員の次の質問に移ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 次に、第8期介護保険計画の進捗状況についてお尋ねします。 介護を社会化する目的で創設された介護保険は、今年で20年を迎えています。介護保険制度が開始された頃は、地方分権の試金石として市町村にサービス充実を求めた国は、今や制度縮小、自助、共助化を求めています。介護保険は、介護給付費用の2分の1を保険料で賄うことから、需要が増すとそれに連動し保険料が高くなってまいります。急激な保険料が高額になることを抑えるために、要支援1、2の方の訪問介護、通所介護を介護保険給付から外し、町の総合事業で行うように、また施設入所を原則要介護3以上の方に限定されました。 全世代型社会保障改革担当の西村大臣は、第6回会議の冒頭で、介護サービスについて生産性向上をテーマに議論をと発言し、生産性、品質向上が議論されていますが、危惧されるのは、介護労働など福祉労働の専門性を無視して、生産性を論じていることです。介護専門職は人間の発達を保障する高度な専門性を求められ、業務を規格化、画一化し、技能労働を充てるというわけにはいきません。生産性の立場から利用者との時間を削減する方向が認められると、コミュニケーションが損なわれるおそれがあります。時間短縮、人員削減というような財界的発想では、高齢社会の介護労働は担えません。 また、2020年3月6日付の厚労省ほか事務連絡で、訪問介護員は資格がない者であっても、他の事業所等で高齢者へのサービス提供に従事したことがある者であり、利用者へのサービス提供に支障がないと認められる者であれば、訪問介護員として従事することとして差し支えないと介護業務の柔軟化を要請していますが、高齢者の命を守る行為を、事業者の責任に転嫁しているだけです。介護労働者の確保ができないのは、仕事に見合った十分な介護報酬の設定をしないからです。 介護現場では、コロナ感染の恐怖と経営危機の中にあります。厚労省は、4月18日から、コロナ重症者を受け入れた病院の診療報酬の上乗せをしています。しかし、介護事業所には、介護報酬、人員、施設、設備及び運営基準を柔軟に運用するようにとだけなっています。このことは、コロナが収まった後、規制緩和の口実になるのではないかと危惧をしております。高齢者の命と暮らしを守る介護の専門性を守るために、介護保険者である町は公共性をいかに守るか、生産性では計り得ない人権としての社会保障の視点が、極めて重要だと考えます。 そこでお尋ねします。 介護保険計画の策定が進んでいると思いますが、8期の介護保険計画の特徴について、次に8期の介護保険料のおおよその見通しについてお答えください。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長(山崎秀仁君) 保険年金課山崎です。藤井議員のご質問にお答えします。 美咲町高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画は、老人福祉法に基づく老人福祉計画と介護保険法の規定に定める介護保険事業計画とを合わせ一体的に策定するものです。美咲町が目指すべき高齢者福祉の基本的な方針を定め、具体的に取り組むべき施策を明らかにすることを目的として策定することにしています。 介護保険法に基づきまして、国は介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針を定めることとされています。また、市町村は、この基本指針に則して介護保険事業計画を定めることとされております。基本指針は計画作成上のガイドラインとなっております。 第8期計画におきまして記載を充実する事項といたしましては、2025年、2040年を見据えたサービス基盤、人的基盤の整備、地域共生社会の実現、介護予防、健康づくり施策の充実、推進(地域支援事業等の効果的な実施)、認知症施策の推進、地域包括ケアシステムを支える介護人材確保及び業務効率化の取組の強化、災害や感染症対策に係る体制整備、近年の災害発生状況や新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、これらへの備えの重要性について記載することなどが挙げられます。 保険料のおおよその見通しでありますが、6月下旬から7月上旬にかけまして、介護保険事業計画策定に係るアンケート調査を実施いたしました。現在、アンケート調査を集計して、第7期計画の検証、評価を行い、8期計画のサービス見込料等の調査検証を行っている最中であります。したがいまして、今現在、まだ具体的な保険料をお示しできる段階には至っておりません。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 質問ではありませんが、先ほどの形井議員の質問の中でも、基金が2億8,000万円、こういう数字が言われております。今、本当に高齢者の生活は大変です。そういうことを踏まえながら、払える介護保険料、本当に心を寄せていただきたいと思います。国は制度の持続可能の確保と言いますが、それは利用者や家族の生活の継続でもなければ、事業所の安定経営や介護労働者が働き続けることを保障するものでもありません。ただ、保険財政を持続するために、負担増と給付抑制を行っています。介護保険制度は支援を必要としなくなる、自立を目指すのではなく、必要な支援をすることで自立した生活の実現を約束した制度です。昨日の山本議員の質問にあったような、ヤングケアラーの存在をそのままにするのではなく、それ以前にそういうことが起こらないように、保険者として町民にしっかり寄り添い、家族介護者を犠牲にすることがないように、高齢者が尊厳を保ち、最後まで生き生き生きることができるような介護保険制度が運営されるように強く求めて、次の質問に移ります。 ○議長(松島啓君) それでは、2番藤井議員の次の質問に移ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 次に、町長の政治姿勢についてお尋ねします。 青野町長は第3次振興計画を制定され、「ひと輝くまちみさき」をキャッチフレーズにされました。人が輝くためには、住民一人一人が大切にされていることを実感し、自分もまた地域のために頑張りたいと思い、生き生きと暮らすことではないかと理解していますが、どうでしょうか。自治体の大きな役割は、住民の健康と福祉の向上であり、町民の命と暮らしを守る構えが必要です。町民に寄り添い、町民が美咲町民でよかったと実感できるまちづくりは、力の要る仕事だと考え、その責任の一端を担う者としてどうしたらいいのかと、日々微力ながら考え続けています。青野町長のご苦労は、大変なものだと理解しております。 同時に、今回のコロナ禍の中で、新自由主義が世界の中で大きく見直されています。イギリスのジョンソン首相がコロナ感染で集中治療室に入りましたが、無事退院したとき、コロナウイルスは社会というものがまさに存在することを証明した、我々の国民保険サービスを守れと発言したことは、世界で驚きを持って受け止められたと言われています。今、新自由主義が世界の中で見直され、政治の在り方、お金の使い方が変化する、せざるを得ない事態と思っていますが、これに関連し、美咲町のこれからのまちづくりへの影響はいろいろ出てくるのではないかと思っています。 また、2014年の教育委員会制度の改定によって、首長が教育長を直接任命することになりました。2月27日に、安倍首相が、政府として何よりも子供たちの健康、安全を第一に考え、多くの子供たちや教職員が、日常的に長時間集まることの感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、3月2日から春休みまで臨時休業要請しますと発言し、文科省の次官名で通知が出され、子供たちから学校で友達や先生方と過ごす貴重な時間を奪いました。 3月10日には、既にユネスコのホームページには、休校した場合の弊害が9点示され、各国政府に注意喚起をされていたようです。美作市と井原市は、一日も休校せず、子供たちは通常どおり登校しました。美咲町は、比較的休校が短期間であったため、この猛暑の中、夏休みを削って登校しなければならなかった他の町村に比較し、保護者も子供たちも先生方も、町長や教育長の英断に感謝をされていると思います。 そこでお尋ねします。 「ひと輝くまちみさき」を築くためには、町民に寄り添うことがとても大切と思いますが、どうでしょうか。 そして、町長としてのリーダーシップは十分とれているでしょうか。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 藤井議員のご質問にお答えをいたします。 第三次振興計画で、幅広い世代の住民の意見を取り入れ、課題解決を図るため、タウンミーティングやワークショップ、アンケート、パブリックコメントなど、複数の手法を駆使していくとしております。町民の皆様との対話を大切にし、重要な決定時には意見を出し合って議論をしていくという過程を踏んでいきたいと考えております。 また、パブリックマインド――いわゆるみんなのために役立つことをしようとする気持ち――を持ち、自分で考え、決定し、実行する、そうした自立した町民の皆様と一緒にまちづくりを進めていきたいと考えております。 次に、町長としてのリーダーシップにご質問にお答えをいたします。 平成30年12月に町長に就任した後、数々の課題に懸命に取り組んでまいりました。見直しが出来ていなかった町振興計画は、令和2年3月に第3次振興計画として策定することができました。数年来の懸案でありました柵原地域の学校建設問題については、昨年10月に義務教育学校を新設することを決定し、令和6年度開校に向けて準備を進めているところです。旭地域では、拠点施設の整備計画を今年度中に策定すべく、検討委員会のご協力をいただいています。中央地域では、老朽化した加美小学校の大規模改修を進めており、校舎などの改修はもうすぐ終わり、生徒は新しい教室で勉強できるようになります。さらに老朽化した役場本庁舎の整備についても、先週検討委員会を立ち上げることができました。また、行財政改革についても、審議会を先週から開催し、行財政改革大綱の策定に取りかかりました。 私が町長に就任して間もなく、年末ですが2年がたとうというところであります。道半ばですが、停滞していたこれらのことを再び起動させることが出来たという自負はあります。これはまず何よりも町民皆様、また議員の皆様のご協力、ご支援があってのことであります。役場内部につきましても、人材を登用し、外部から優秀な人材を招聘し、町政を推進する体制をつくり上げられたことも大きいと思います。 私の町長としての責務は、私たちの子や孫の世代が大人になった頃、当時の大人は何をしていたんだと言われたり、指を指されたりすることのないような町を築いていくことだと考えておりまして、その結果でご判断いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 町民にしっかり寄り添い、リーダーシップも執られているというご答弁でございました。昨日の山田議員の質問で、この近辺で美咲町だけが行政主導で創設される義務教育学校であるということを言われました。町長はご自分が任命された教育長を信頼され、任されているのはよく分かりますが、そのことは別にして、町長として住民説明会などに出席され、住民の意見をご自分で聞かれることも大切ではないでしょうか。ご多忙であることも十分承知していますが、町長の顔が見えるのと見えないのでは、町民の気持ちは大きく変わるのではないでしょうか。 また、29日の臨時議会で可決されたコロナ対策事業に、ひとり親に対して町独自で5万円が給付されますが、6月分の児童扶養手当を受給した人が対象であり、5月末でひとり親に認定されている人が対象です。同じように、町独自で乳児育成支援事業として、4月28日から来年の3月31日に生まれた乳児に10万円が給付されます。ひとり親の方は、コロナで大きな打撃を受けられていると考え、対象期間を6月分の児童扶養手当を受給した人だけでなく、来年の3月31日までにひとり親になった方にも給付すべきだと考えました。既に、実態はひとり親の状態でも、話合いがつかなくて、児童扶養手当を受給できていない方もあると思うのです。そういう方は、精神的にも、経済的にも、一番厳しい状況に置かれていると思います。このことについて、町長は29日のご自分のフェイスブックに、日本共産党議員が1人反対と書き込まれていました。何人かの方から、コロナ支援に反対したのかという......。 ○議長(松島啓君) 藤井議員、藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) はい。 ○議長(松島啓君) 時間が来ましたので、もう最後、まとめてください、質問。 ◆2番(藤井智江君) はい。 ○議長(松島啓君) もう質問だけにしてください。 ◆2番(藤井智江君) はい。町長は、本当に住民の苦しみをわかってくださっているのか、こういうことを考えております。時間がありませんのでこれで終わりますが、公務員は公僕です。町長が先頭に立って町民に寄り添い、リーダーシップを発揮していただき、町民との信頼が深められ、「ひと輝くみさき」が一日も早く実現することを願いながら、質問を終わります。 ○議長(松島啓君) 町長。 藤井議員、答弁をされて、答弁を聞かれてから。 ◆2番(藤井智江君) あっ、お願いします。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 藤井議員の再質問にお答えをいたします。 地域には、失業者や不安定な雇用状態にある方、お金に困っておられる方、金銭管理ができない方、家族や地域との断絶や孤立、虐待やDV、ひきこもりなど、様々な心配事、困り事が数多くあるということは認識をしております。行政としてそれらの方への支援策を講じているわけですが、弱い立場の方々はなかなか声が上げられないというのが実情であります。そういった弱い立場の方の声を聞くことは、行政として必要なことだと認識をしております。ただ、行政として制度を組み立てないといけないという立場もあるということも、ご理解をいただきたいと思います。何でもかんでもありというのは大変難しいということでありますので、行政として公平性、公益性とともに、将来に向けてまちづくりの方向性を示すために、政策として一定の制限やルールを設けることは必要であると考えております。 住民の皆さんにもっと寄り添えという趣旨のご提言だと思いますので、そうした指摘はこれからも常に踏まえて町政運営に当たってまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 以上で2番藤井議員の質問を終了します。 ここでただいまから午後1時まで休憩します。(午後0時02分) ○議長(松島啓君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午後1時00分) ただいまの出席議員は12人です。 続きまして、7番林田議員の質問に入ります。 7番林田議員。 ◆7番(林田実君) 議長、着席の許可をいただけますか。 ○議長(松島啓君) はい、許可いたします。 ◆7番(林田実君) 失礼いたします。改めて、7番林田でございます。 一般質問2日目のお昼です。皆さん、大変お疲れのところ、どうぞよろしくお願いいたします。 本日は、通告のとおり、黄福タクシー制度の多様化について執行部の皆様とともに考えてまいりたいと思います。 質問の要旨につきましては、黄福タクシーについて、町民の方々から多様性を反映したきめ細やかなサービス展開を望む声がある。さらなる利便性の向上に向けて、制度を検証する必要があると思われる。現在の状況と課題、また今後の展開を問うであります。 私は、町長から委嘱を受け、身体障害者相談員をしております。そのため、平素より、様々な方から様々なご相談をいただいております。このたびこの質問に至ったのは、人工透析を受けている後期高齢の男性からの通院の手段についての相談でありました。その方は何とかご自身で運転ができるため、今のところ何とかなっているとのことでありますが、同様に透析を受けている方の中には、高齢のため運転免許を返納された方、また山深い地に住む方は、麓の公共交通機関を利用するために、片道30分以上もかけてシニアカーでバス停まで行ってるとのことです。また、ご家族がいないため、知り合いに無理をお願いしている方がいらっしゃるようです。一部の方ではありますが、通院の手段に四苦八苦されているようです。福祉事務所総合支所に問い合わせたところ、現在約43名の方が人工透析を受けているとのことであります。この中には、ご自身の運転で通院できる方、また家族の運転で通院できる方がいらっしゃるわけですから、本当に通院困難な方は、この中の一部であろうと思われます。 ここで、黄福タクシーの料金設定にふれてみたいと思います。黄福タクシーの利用料金として、旧町内の移動は330円、現在の美咲町内の移動は1,000円を上限として、町外の場合は1万円を限度に半額の補助となっております。透析の治療のために中央地域、柵原地域から津山市の病院に通院する場合、おおむね片道5,000円程度になると思われます。また、旭地域から真庭市へも、ほぼ同様と思われます。単純計算ではありますが、1回の通院費、通院交通費は約5,000円程度であろうと思われます。現在の透析治療は週3回で、月平均13から14日とのことであります。現在の黄福タクシーの料金設定では、1か月の通院費が約6万5,000円から7万円程度になると思われます。年金で生活をされている高齢者の場合、相当の出費となります。国の光が当たらない、また県の光が当たらない、そこに光を当てるのが町行政の役目であり、責任であると私は思っております。人工透析の方に限らず、町外の病院等で治療を受けている方々に対して、黄福タクシーのさらなるきめ細やかなサービスが望まれると考えます。 ここで、くらし安全課長にお尋ねいたします。 制度の検証、また料金設定の検証も含め、今後の課題と今後の展望をお伺いいたします。 ○議長(松島啓君) 浦上くらし安全課長。 ◎くらし安全課長(浦上彰君) 失礼いたします。くらし安全課の浦上でございます。 林田議員の黄福タクシー、こちらのほうの現状と課題、それから今後の展望について問うというご質問に対してお答えさせてもらいます。 黄福タクシー制度につきましては、平成25年10月に、旭地域で試行運転を開始し、その後町内全域に拡充し、試行運転を行いながら、本年4月より本格運行を実施いたしておるところでございます。 個人の負担額につきましては、議員ご指摘のとおり、地域内、各旧町でございますけども330円、町内につきましては1,000円を上限といたしまして、町外の利用では1万円までは半額を町が負担して運行いたしておるものが基準でございます。 令和元年度の実績で申しますと、運行回数としましては約3万9,800件の運行がございまして、利用者としましては約5万1,000人の方が利用なさっております。この黄福タクシー制度につきまして、町の負担額といたしましては、約7,200万円程度の支出となっております。年々タクシーの利用者が増えてるということもございますので、今後もこちらの方の傾向は続くものと考えとるところでございます。 通常の移動手段以外にも、通いの場の移動手段として、また福祉施策といたしましても、障害者の方のイベント参加や町内の移動にもご利用いただいとるところでございます。今後、高齢者人口や運転免許証を自主返納される方の増加が予想され、通院や買物の移動手段として黄福タクシーの利用増が見込まれております。今後の課題といたしましては、現在の年齢要件、それから料金体系などもございますけれども、議員ご指摘の特定疾患の方を含めました町外への病院への移動手段等につきましても、関係各課とそれぞれの施策を検討しながら、美咲町地域公共交通会議でも協議してもらい、高齢者等の移動手段の確保に努めてまいりたいと考えとるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 7番林田議員。
    ◆7番(林田実君) 今、くらし安全課長から、特定疾患についてお話がありました。ここで、福祉事務所長にお伺いいたします。 福祉事務所の所管に、特定疾患等通院交通費補助金があると思います。これは、特定疾患を持つ方の、1日の通院に対して日額500円、1か月の上限7,000円を補助するものであります。この事業は、単町での事業と聞いております。また、この事業費は、年間で約250万円程度とも聞いております。黄福タクシーと同様に、さらなる検証も必要と考えますが、この事業に対して今後の課題、今後の展望についてお尋ねいたします。 ○議長(松島啓君) 牧野福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(牧野雅明君) 福祉事務所の牧野でございます。 7番林田議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。 議員のおっしゃられるとおり、特定疾患等通院交通費給付金事業につきましては、通院1日につき500円、月額7,000円を上限として、半期申請で昨年度は87件、248万5,000円の支出をしており、交通費の補助を給付しております。議員ご質問の通院1日の金額及び月額の金額の増額につきましては、通院されている方の年齢や交通手段が自家用車、公共交通機関、タクシーなど様々であり、個々に通院方法が違うため、検討が必要と考えております。今後は関係各課等と協議の上、検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問はありますか。 7番林田議員。 ◆7番(林田実君) 再々質問でありますが、質問の前に、このたびご相談に来られた方よりお手紙をいただいております。その手紙をちょっと読ませていただきます。 美咲町議会議員林田実様。日頃は大変お世話になっております。議会での活躍ありがとうございます。先日はお邪魔いたしまして、いろいろ悩み事など数々のことをお聞きいただきありがとうございました。さて、お話しさせていただきましたように、我々人工透析を受けてる者の共通した悩みです。現在、人工透析病院は、美咲町から通院できるのは津山市、勝央町、真庭市で、美咲町内にはありません。そこで、現在一番困っているのは通院手段です。自動車免許証を持ってなかったり、返納した方々が、病院までどんな方法で行くかということです。Hさんは高い不便なところに住んでおり、自動車の免許証がないため、電動車椅子で急な坂道2キロを30分以上かけてバス乗り場まで出て、そこから中鉄バスで津山まで行き、病院までタクシーでの通院です。また、Nさんは、90歳を過ぎた高齢ですが、何とか頑張ってご自分の自家用車で通院、また80歳の方は、半年ばかり前までは、自分で自家用車を運転したり、タクシーなどを利用しておられましたが、今は大分弱られ、知り合いの人を頼んで、その方の車で来られています。また、75歳過ぎの女性Iさんは免許証がないため、もう10年以上もご主人が送迎されております。ある人は、体も弱ってきたが、交通費で財布も弱ってしまった。死にたいと漏らされます。今、美咲町から病院にタクシーを利用すれば、片道5,000円から6,000円かかります。黄福タクシーを使っても、片道で2,500円から3,000円ぐらいかかります。透析は週3回で、月に13、4回になります。全部黄福タクシーを使うとなれば、1回の往復で5,000円から6,000円、月に6万5,000円から7万円がかかります。私らのように高額な医療を受けても、生きていても役に立つほどのこともできない。早く終末をと思ってもそれも出来ない。もう少し生きていたいのですが、たくさんの費用が要るようになればどうしてよいか。ある人が死にたいと言われたのがよく分かります。私も車で通院できるのはそんなに長くないでしょう。そこでお願いですが、人工透析、難病のように町内で受診できる病院がないものについては、黄福タクシーをできれば身体障害者割引、町内料金を適用していただけないかと願う次第です。何とぞ議会本会議での質問で実情を話してください。 ここで町長にお伺いいたします。 今日で透析患者の方々の現状について把握いただけたと思います。黄福タクシーのさらなるきめ細やかなサービスを提供するために、さらなる検証が必要であると思われますが、町長のお考えをお示しいただけたらと思います。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 林田議員の再々質問にお答えをいたします。 各所属長が申しましたとおり、関係の所属が検討した結果を踏まえ、判断をしていきたいと考えております。 以上でございます。            (7番林田 実君「議長、質問ではありませんけど、人の命ほど尊いものはありません。ぜひとも町民の皆さんが安全に安心して生活できることを期待いたしまして、私の質問を終わります」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) 以上で7番林田議員の質問を終了します。 ここでただいまから午後1時30分まで休憩します。(午後1時16分) ○議長(松島啓君) 一般質問を継続します。(午後1時30分) ただいまの出席議員は12人です。 続きまして、13番金谷議員の質問に入ります。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 皆さん、こんにちは。13番金谷でございます。 今は、本当にコロナと猛暑、酷暑というか本当に毎日暑い日が続いておりますけれども、皆さんどうかお体に気をつけて毎日を過ごしていただきたいなと、このように思っております。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 今回は3点の質問をさせていただいておりますので、順次追って質問に入らせていただきます。 まず最初に、GIGAスクールについて質問させていただきます。 コロナ禍を契機にして、ICT――情報通信技術――を活用した教育の環境整備と活用の期待が高まっておるということであります。そして、先般新聞を読んでおりますと、経済協力開発機構が、世界の15歳を対象に、18年に実施した国際学習到達度調査では、日本の子供はネット上の膨大の情報の中から、必要なものを探し出し、信頼出来るのか、その見極めの能力が十分育まれていないというような状況も出ているということであります。そういうな中を踏まえて質問させていただきます。 国の新たなITに関する基本計画に、GIGAスクール構想が盛り込まれております。GIGAスクール構想の実現では、児童・生徒が1人1台のパソコンやタブレット端末を持ち、クラス全員が一度にアクセスできる通信環境が整備される予算が計上されていることであります。美咲町もその予算が計上されております。また、今年度には、インターネット接続で使用するモバイルルーターを家庭に貸し出すといったオンライン授業を支援する施策も盛り込まれておりますが、本町ではどのように取り組んでいかれるのでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 神坂教育総務課長。 ◎教育総務課長(神坂健治君) 失礼いたします。 13番金谷議員のGIGAスクール構想についてのご質問にお答えをさせていただきます。 最初に、若干授業概要につきましてご説明をさせていただきます。 GIGAスクール構想の実現とは、令和時代のスタンダードな学校像として、全国一律のICT環境の整備が急務となっており、このため1人1台端末整備、及び高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するとともに、並行して関連する施策を推進することで、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させることを目的としまして、国が推進する事業のことでございます。 本町におきましても、本構想の趣旨に鑑み、補助制度を積極的に活用し、ICT環境の充実に努めることで、子供たちの学びの機会を多角的に確保するべく、本年度から令和5年度までの4年間で事業実施する計画でございましたが、今般のコロナ禍を受けまして、本年度1年間で前倒しして整備を行うものでございます。 議員が申されますとおり、本事業が整いますと、町内の全小・中学校においてICT環境の充実が図られ、通信環境も整うものと考えてございます。また、ご家庭でのインターネット接続環境に関しましては、本年5月に町内全小・中学校の児童・生徒のご家庭を対象としたアンケートを教育委員会が行いまして、722世帯中、約93%に当たります671世帯から回答をいただいております。このアンケートの結果からは、インターネットが接続できない環境のご家庭は6世帯という結果を得ておりますが、引き続きまして未回答の約7%に当たります51世帯への追跡調査を行いまして、全容を把握したいと考えてございます。 議員がご質問のオンライン授業を支援する施策への取組でございますが、このアンケートの結果から、国の補助制度にございますLTE通信環境――いわゆるモバイルルーター――の整備を支援するメニューの選択が妥当なのか、または町が行いますみさきネットへのご加入をお勧めすることのほうが適切なのかといったことにつきまして、各ご家庭のご負担が少なくて済む方法を、現在比較検討いたしております。 いずれにいたしましても、町内の小・中学校全ての子供たちの学びの機会を、ICT環境の整備により確保するべく、事業を推進してまいります。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 今、課長が詳しく説明をしていただきました。 インターネット接続に関するアンケートの中で、6所帯の接続ができていないということでありました。そして、その家庭については、負担が少なくて済む方法をこれから検討されるということでありますので、この辺は本当にしっかり検討していただきたいなと、このように思っております。そして、私が今回この質問をしたのは、あるお母さんから、子供が不登校になって、学校に行くのは行くんだけれども、やはり教室の中には入れない、何とかこれができないだろうか。今、コロナの関係でオンラインを使って皆さんがしているけれども、そのようなことができたらいいのになあという思いをお聞きして、今回この質問をさせていただきました。 そして、今課長は、全ての子供たちの学びの機会を確保すると言われましたけれども、子供たちの中には、何らかの事情で学校に行けない子供、または学校には行けるけれども、教室に入れない子供さんもいるとお聞きしております。以前、外国籍の方が転入してこられ、日本語の読み書きが難しくて困ったということも聞いたことがあります。そして、視覚や聴覚が不自由な子供さんたちへのこれからのサポートをどのように対応されていかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 神坂教育総務課長。 ◎教育総務課長(神坂健治君) 失礼いたします。 13番金谷議員の再質問にお答えいたします。 議員がご指摘のとおり、町内には何らかの事情で学校に来ることができない子供さんや、学校までは来ることが出来ても、教室に入ることが出来ない子供さんが複数いらっしゃることも事実でございます。タブレット端末を活用した学習を行いまして、学力を維持・向上させるといった取組も今後の検討課題になると考えております。他方で、学校に来ることが出来ない子供さんに、タブレット端末を貸し出すことによりまして、学校に行かなくてもよい土壌といいましょうか、学校に行かなくても済む環境をつくってしまわないかといったことも懸念されるところでございます。そうした事情を抱えている子供さんにつきましては、保護者の方、子供さん、学校が連携を取りながら、個々のケースに丁寧に対応していくことにより、問題解決しなければならないと考えております。 また、日本語の読み書きが困難な外国の方が転校、転入してこられた場合や、視覚、聴覚が不自由な子供さんへの対応はどうかということでございますが、言語につきましては、言語変換ソフトといったものが今頃はあるようでございますので、そういったもので対応が可能ではないかというふうには推察いたします。また視覚、聴覚が不自由な子供さんには、パソコン上の文字を点字で出力する点字ディスプレー、音声を文字化し、手元のパソコンに表示する音声文字変換システム、視線の動き――目の動きのことでございますが――この視線の動きにより、パソコン上の文字等の入力を可能にする、視線入力装置といったものがあるようでございます。そうしたご事情の子供さんに、一人一人に応じたどういった支援ツールが効果的であるのか、今後研究させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 再々質問ではありませんけど、お願いです。 特別な支援がやっぱり必要な子供さんたちを、一人も取り残さない教育の実現に果たすこのICTの役割というのは、本当に大きいもんだと思っております。ICT、そういう情報、その機械をしっかり使って子供たちが勉強するように、いろんな新聞を見てますと、GIGAスクールを使って、いろんなタブレットを使うことによって、子供たちの問題も物すごく多く使うことができるというような、本当にすばらしいものだというようなことで、私も新聞を見ただけですけどもそのように感じておりますので、これからこういう都会におっても、田舎におっても、そういう全てのものが同じように使えるというのは、これからすばらしくなってくるんじゃないかなと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に入らせていただきます。 ○議長(松島啓君) それでは、13番金谷議員の次の質問に移ります。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 2つ目ですけども、心身障害者の医療助成制度についてですけれど、これは前回1回質問させていただいて、今回が2回目ですけれども、その後あまり進展がなかったのかなというような感じを受けておりますので、もう一度質問させていただきます。 平成18年度に施行されました障害者の自立支援法においては、身体、知的、精神の3障害の福祉サービスが一元化され、障害者基本法の改正に伴い、平成25年からは障害者総合支援法に引き継がれました。 現在の制度では、身体障害者、または知的障害者は、内科、外科など診療費は1割負担でありますけれども、精神障害者の方は基本的には3割の自己負担であります。自治体の医療費給付制度は、国と違って医学的に病気等を治療するためではなく、生活への支え、また暮らしの中で必要な医療に対しての給付制度であると思っております。平成31年の定例会で一般質問させていただきましたそのときの答弁は、町長からの前向きな答弁をいただきました。医療助成制度の格差を解消すべく、精神障害者も診療費1割負担の対象となるよう制度の見直しはできないでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 金谷議員の心身障害者医療費助成の質問にお答えをいたします。 精神障害者の方の診療費1割負担につきましては、以前から金谷議員から問題提起をいただいておりまして、前向きな検討を指示しておりました。今年度中に、心身障害者医療費給付制度の改正について、その対象者など具体的な制度設計を詰め、来年度からの実施に向けて検討してまいります。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 再質問ではありませんけれども、町長にその思いの決断をしていただいたことを、心から感謝を申し上げます。家族の人たちは高齢になっておられます。その方々が長年のその思いを何とか議会で言ってほしい、この思いの中を訴えてまいりました。なかなか国も、県も、まだ出来ておりません。岡山では岡山市が、今出来ている状態の中で、この小っちゃい美咲町で、何とか皆さん方が安心して生活が出来るような思いを訴えられましたので、ここで一般質問をさせていただき、今日は町長がそのような判断をしていただいたことを、きっと今日これを見ていらっしゃる皆さん方は、喜んでいらっしゃるんじゃないかなあと、このように思っております。 そして、「ひと輝くまちみさき」、これはこの小さな声を聞いていただき、その小さな声が大きくなって、私はこの美咲町が輝いてくるんじゃないかなあと、このように感じたわけであります。本当に今日はありがとうございました。 それでは、続いて次の質問に行かせていただきます。 ○議長(松島啓君) それでは、13番金谷議員の次の質問に移ります。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) これも前回質問させていただいた妊孕性の温存治療についてであります。 令和2年、第4回の議会の定例会におきまして、妊孕性温存治療について一般質問をさせていただきました。その際、治療については、まだ認知度も低いが、本町の少子化対策、またがん対策として十分学習し、検討するとの前向きな回答をいただきました。その後の結果を、どうなったのかをお示しいただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 金谷議員の妊孕性温存治療についてのご質問にお答えをいたします。 6月定例会での一般質問で、議員から提案のありました妊孕性温存治療費の助成につきましては、少子化対策及びがん対策の観点から、私が担当部署に実施するよう指示をいたしました。そして、現在、ほぼ準備も整っており、今定例会に補正予算を計上しておりますので、承認されれば10月1日から開始することとしております。県内では、今年度から実施しております真庭市に続いて2例目の制度創設ということになります。今後、詳細につきましては、ホームページやチラシなどで周知をいたします。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 妊孕性の温存治療というのは、自己負担であり、なかなか思い切って治療ができないという方もいらっしゃるんじゃないかなと、このように思っております。そうした中、また今回のこの事業にも大きな決断をしていただきまして、一人の人でもこういうことが美咲町にはあるんだなというように、しっかりとこれからはPRをしていただきまして、一人の人でも子供さんが救えるような、そういうやはり美咲町になっていただきたいなと、このように思っております。本当にありがとうございました。 以上で質問を終わります。 ○議長(松島啓君) 以上で13番金谷議員の質問を終了します。 質問の通告は以上です。 これをもって一般質問を打ち切りたいと思います。ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。これで一般質問を終わります。 ここで、ただいまから午後2時まで休憩します。(午後1時50分) ○議長(松島啓君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後2時00分) ただいまの出席議員は12人です。 日程第2、議案に対する質疑。 これから提出されております議案に対する質疑を行います。 それでは、順次質疑を願います。 8番松田議員。 ◆8番(松田英二君) 皆さん、お疲れさまです。8番松田です。 私のほうからは、議案第119号令和2年度美咲町一般会計補正予算(第5号)の中の、ちょっと歳入と歳出の数値が合わないような感じがしますんで、教えていただきたいことがあります。 13ページに、町債の一覧を記入されてらっしゃいます。一つ一つ行きますが、6番の農林業債で、自然災害防止事業、8,260万円の借入れを予定されてますね。この歳出のほうが、20ページに目の6番、防災対策事業費で7,500万円支出されるようになっております。差額の760万円ってのがどこ行ったんかなあと思います。 それから、10番の教育債なんですけど、義務教育学校建設事業で850万円の借入れをして、教育委員会の事務局費ですから、24ページに地方債を繰り入れて、一般財源との財源調整をされてるようなんですが、このもともとの財源何に使われた分だったんでしょうか。 さらに、11番の災害復旧事業債、3,660万円の借入れを予定されていらっしゃいます。これの歳出が27ページと28ページ、農業用災害復旧費と農業用施設災害復旧費、それぞれ1,280万円と1,300万円、合わせて2,580万円支出になるんですが、差額の1,080万円はどこに行ったんでしょうか。 最後に、臨時財政対策債2,088万5,000円、これは何かな、地方交付税の別便として一般財源に組み入れられてるんでしょうか。分かりますかね、4点ほどありますけど。 ○議長(松島啓君) 篠原理財課長。 ◎理財課長(篠原恵君) 失礼いたします。理財課の篠原でございます。 松田議員から今いただきました質問なんですけど、複数ございましたので、少し時間をいただいて精査して、まとめて答えさせていただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 8番松田議員。 ◆8番(松田英二君) まあ急に申し上げましたんでね。総務産業常任委員会の場でご説明をいただければと思いますので、そのときによろしくお願いします。 ○議長(松島啓君) ほかに質疑はありませんか。 11番貝阿彌議員。 ◆11番(貝阿彌幸善君) 委員会付託をされますんでと思いましたけど、私の総務委員会ではありませんので、ちょっとお聞きをしたいと思います。 16ページの民生費の中の、障害者福祉の国庫支出金の精算返還金が251万7,000円、それから18ページの生活保護費の中の民生費で、国庫支出金、やっぱりこれも精算返還金が1,395万8,000円上がっております。これ返還するんだろうと思うんですけど、どういうことでこういうこと、多額の金額を返還するようになったかということだけちょっとお知らせください。 ○議長(松島啓君) 牧野福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(牧野雅明君) 失礼いたします。 貝阿彌議員の国庫支出金の件でございます。 251万7,000円の件のものにつきましては、平成31年度の障害者サービス等の給付費における国庫負担金及び県負担金の受入れの超過分を返還するものでございます。            (11番貝阿彌幸善君「いらなんだということですな」と呼ぶ) はい。 それともう一つ。            (11番貝阿彌幸善君「もう一つ。18ページ」と呼ぶ) すいません、あと1,395万8,000円の返還金につきましては、これは生活保護費の実績に伴う返還金でございます。            (11番貝阿彌幸善「実績に、ああ、返還するんでしょ」と呼ぶ) 31年に、30、確定した......            (11番貝阿彌幸善君「難しゅう、簡単に教えてくれりゃあええんじゃが」と呼ぶ) はい、すいません。生活保護の実績に伴う返還金でございます。            (11番貝阿彌幸善君「返還金じゃなあ。はい、以上です」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) ほかに質疑はありませんか。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) これで議案に対する質疑は終わります。 日程第3、美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の設置について議題とします。 お諮りします。 このことについて令和元年度の決算審査が終了するまで議員全員13人をもって構成する決算特別委員会を設置し、決算審査をしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。よって、本件については、議員全員13人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決定しました。 日程第4、美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の委員長及び副委員長の互選について議題とします。 お諮りします。 本件については、議長において指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。よって、本件については、議長において指名することに決定しました。 美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の委員長に8番松田議員、副委員長に6番左居議員を指名します。 日程第5、議案並びに陳情等の委員会付託を議題とします。 お諮りします。 町長から提案されております議案第118号から議案第135号の18議案並びに要望1件については、お手元に配付している付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。したがって、議案第118号から議案第135号の18議案並びに要望1件について、それぞれ所管の委員会に付託し、審査することにしました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 今後の日程につきましては、明日9月3日から17日までを休会とし、9月18日午後3時から会議を再開します。したがって、休会中に各委員会を開催し、付託案件の審査を願います。 本日はこれをもって散会といたします。(午後2時11分)...