美咲町議会 > 2019-03-22 >
03月22日-04号

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  1. 美咲町議会 2019-03-22
    03月22日-04号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    平成31年第 2回( 3月)定例会第 4 日 (平成31年3月22日)(1)会議の開閉時刻   開   議  午後 3時 00分   解   散  午後 5時 39分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1山田雄二出席松田英二出席2藤井智江〃9金谷高子〃     欠員10江原耕司〃4形井 圓出席11岩野正則〃5延原正憲〃12山本宏治〃6左居喜次〃13松島 啓〃7林田 実〃14貝阿彌幸善〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長青野高陽産業観光課長牧野雅明町長池上康夫徴収対策室長櫻井 実政策推進監山本翔紅会計課長平 一範総務課長桑英昭旭総合支所長畑尾周まちづくり課長光嶋寛昌柵原総合支所長木谷正弘情報交通課長立石克之旭総合支所 産業建設課長前田有輝税務課長浦上 彰柵原総合支所 産業建設課長山本 資住民課長山崎秀仁福祉事務所長稲谷雄治保険年金課長鈴鹿 滋教育長柴原靖彦健康推進課長清水嘉浩教育総務課長石戸光也上下水道課長牧野英一生涯学習課長赤木郁貞建設課長國宗 順        (4)職務の為出席した職員の職・氏名   事務局長  神 坂 健 治   書   記 高 山 尚 子         杉 山 慶 介(5)日   程日 程議案番号件         名1  議案訂正2  委員長報告3  委員長報告に対する質疑4  討    論5  表    決6議案第55号 ~ 議案第65号追加議案の報告並びに上程7  提案者の説明8  議案に対する質疑9  討    論10  表    決   閉    会 ○議長(貝阿彌幸善君) 休会前に引き続き本日の会議を開きます。(午後3時00分) ただいまの出席議員は13人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 本日の日程を報告します。 第1に議案訂正、第2に委員長報告、第3に委員長報告に対する質疑、第4に討論、第5に表決、第6に追加議案の報告並びに上程、第7に提案者の説明、第8に議案に対する質疑、第9に討論、第10に表決、以上のとおりと定めますので、ご了承を願います。 これから日程に基づき議事を進めます。 日程第1、議案訂正。 議案第2号美咲町ふれあい陶芸館設置条例の訂正並びに議案第25号平成30年度美咲町柵原公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の字句の訂正の件を議題とします。 町長から訂正理由の説明を求めます。 町長。 ◎町長(青野高陽君) 今定例会に提案いたしております議案の一部を訂正したく申し出いたしますので、よろしくお願いいたします。 内容は、3月議会定例会へ提案しております中の、まずは提案書の見出しの議案第2号美咲町ふれあい陶芸館設置条例を、議案第2号美咲町ふれあい陶芸館設置条例の全部を改正する条例へ訂正いたします。同じく、ページ3の議案第2号の本文中の見出し、美咲町ふれあい陶芸館設置条例を、美咲町ふれあい陶芸館設置条例の全部を改正する条例へ訂正いたします。 次に、議案第25号平成30年度美咲町柵原公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の第2表、繰越明許費表中の事業名、特定環境保全公共下水道施設整備費国庫補助汚水)を、特定環境保全公共下水道施設整備費国庫補助雨水)に訂正いたしますので、お取り計らいいただきまして、ご英断を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) お諮りします。 ただいま議題となっています議案第2号美咲町ふれあい陶芸館設置条例の訂正の件並びに議案第25号平成30年度美咲町柵原公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の字句の訂正の件について許可することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 異議なしと認めます。したがって、議案第2号美咲町ふれあい陶芸館設置条例の訂正の件並びに議案第25号平成30年度美咲町柵原公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の字句の訂正の件を許可することに決定しました。 日程第2、委員長報告。 各委員会に付託した諸案件を一括議題とします。 これらについては、それぞれ委員会が開催され審査されておりますので、その結果について各委員長の報告を求めます。 それでは、総務産業常任委員会に係る審査報告を委員長に求めます。 12番山本議員。 ◆12番(山本宏治君) 失礼いたします。12番山本でございます。 総務産業常任委員会の今定例会におきます3月11日及び13日に開催をいたしましたので、審査の結果と経緯についてご報告をいたします。 なお、今定例会では、町長の専決事項の指定及び条例案件4件、平成30年度一般会計補正予算(第9号)の各所管の款項と特別会計14件、過疎地域自立促進市町村計画変更及び辺地に係る公共施設総合整備計画の策定及び変更についてと、請願1件、陳情1件、要望2件の25件の審査をいたしました。 報告に当たりましては、議案番号順にご報告をさせていただきたいと思います。 それでは、議案第1号町長の専決事項の指定については、平成19年6月22日の議決の案件の整備及び新規に設定をするもので、総務課及び徴収対策室の室長より、7件の専決処分ができる事項について審査をいたしました。委員から、損害賠償の50万円を超えない金額と140万円以下の訴えの提起及び調定とあるが、金額が高額になることがあるが、対応はどのようにするのかに、担当者からは、余り大きい金額にはならないと思われるが、いち早い解決に向けて対応したいとの説明であり、委員会といたしましては、何でも専決処分でなく、取り扱いについては十分に気をつけていただくとの意見もありましたが、全会一致承認可決といたしました。 次に、議案第3号課設置条例の一部改正する条例については、いろいろな意見がありました。委員から、なぜ課を変えるのか、第2次振興計画との整合性は、効率化、またまちづくり課を理財課、地域みらい課にするメリットなど、いろいろな意見が出ました。担当者からは、まちづくり課は現在財政を担当していない、以前には企画財政課なる課もあった、振興計画については5年ごとに見直しているが、町長の改革でもあり、改正をするとの説明でした。なお、事務室の配置については、現状の位置づけで考えていきたい、また災害時の連絡網にくらし安全課と総務課、宿直との119番の緊急対応も視野に入れているとの説明でした。町民がやっと覚えた各課の名称であるが、名称変更をすれば混乱があるのではないのかの質問に、十分PRしていきたい、今回の課の統廃合、名称変更については、町長の思い、また関係職員でけんけんがくがく議論をしての結果との説明であり、議案第3号については、やってみるしかないとの意見など踏まえ、全会一致承認可決といたしました。 次に、議案第4号みさきネットの設置及び管理に関する条例の一部改正ですが、両支所のコアセンターの設置場所の変更に伴い、番地の変更また受信点の設置場所の変更であり、委員会といたしましては全会一致承認可決といたしましたが、条例の提案書の中で、第3条第6号以降については、機器設置のルールを定めたものなどの説明でした。 議案第5号コミュニティーセンターの条例改正ですが、柵原地域の小瀬ふれあい会館を柵原本庁コミュニティーセンターに名称変更し、位置づけるものであるが、担当者から、柵原文化センターの改修時の代替施設としての利用ができるなどの説明でした。委員から、柵原本庁コミュニティーセンターの名称であるが、どのように考えているのかに、担当者から、地元自治会関係の方との協議であり、今後協働のまちづくりに利用してほしい、また地域活性化が進むことを願っているなどの説明がありましたが、以前の施設整備の経緯などの意見がありましたが、委員会といたしましては全会一致承認可決といたしました。 次に、議案第6号非常勤職員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正ですが、美咲町消防団の機構改革により内容を変更するもので、組織図等の説明をいただき、委員会といたしましては全会一致承認可決といたしました。 以上、条例改正等の報告といたします。 次に、議案第10号平成30年度美咲町一般会計補正予算(第9号)について、各担当課から説明等を受けました。なお、今回も委員会といたしましては、ペーパーレス審査をいたしましたが、ペーパーとの併用も行いました。各担当課の今回付託されました補正予算の款項について、審査の結果と経緯について報告をいたしますが、全ての報告をいたしますとかなりの時間がかかりますので、各課の審査の結果と経緯だけを報告いたしますが、委員長報告に対する質疑については十分にご配慮をお願いいたします。 それでは、総務課関係の報告をいたします。 各歳入について報告がありました。町税については4,650万4,000円、補正前比3.7%増の計上であるが、町民税、固定資産税軽自動車税の増額によるとの説明、またたばこ税については減額との説明でした。地方交付税利子割交付税などの交付税については、増額であるとの説明でした。負担金、分担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金など、減額補正で繰入金については2億4,410万円の減額ですが、当初予算で財政調整基金を繰り入れたが、繰入金の戻し入れを行うものであるとの説明でした。町債では1億9,030万円の減額の計上ですが、要因は、年度末での事業の完了により、財源不足に伴う地方債の借入額を調整、当初の見込んでいた起債額の減額、また今年度過疎ソフトについては、国への要望額を2億3,740万円を予算計上して申請をしておりましたが、最終的に認められた金額は1億9,560万円で、今回4,180万円の減額補正の計上であるとの説明でした。 総務課関係の補正の歳出については、消防関係の施設管理費及び防災対策管理費などの減額補正であるとの説明でした。 また、旭総合支所関係では、経常管理費の減額及び公用車経常管理費減額補正でありました。 総務課より、災害等緊急時における支援協力に関するピースウィンズ・ジャパンとの協定書(案)の資料配付があり、今後検討をするとの報告でした。 次に、まちづくり課について、歳入については減額補正であるとの説明でした。 歳出について、主なものについてご報告をいたします。 財産管理費で、小瀬ふれあい会館の照明修繕35万7,000円、少子化突破モデル事業のセンターの閉鎖に伴い減額補正、三保及び飯岡まちづくり協議会に対する集落機能再編強化事業の未実施で各77万円の減額補正であるが、今回は各地域に出向いていき、再編整備をしたいとの説明もありました。地域おこし協力隊活用事業では、応募がなく減額、中山間地域等活力創出応援事業150万円減額については、食のまちづくり事業であるが、効果などを検討したが、事業未実施であったとの説明でした。委員から、三保、飯岡の事業の未実施について質問がありましたが、机上だけの計算であった、今後は地域と話し合いを進めたいとの説明でした。 まちづくり課は、美咲町地域新エネルギービジョンの経過について説明があり、平成23年度ごろからの経緯についての説明があり、町主体事業化を断念及び民間事業者への事業移管の意向などの説明がありました。なぜ民間移管になったかは、美咲町が事業の詳細についての理解がないことが大きな原因であると思われるとの説明でした。 次に、情報交通課関係では、公用車の購入事業の減額補正であるが、日赤よりいただいたため、2台の予定が1台となった。地方バス路線運行維持補助金については、当初予算との確定金額の減額、黄福タクシー地域公共交通活性化再生総合事業では485万2,000円の増額補正であるが、運行委託料を見込んでいるとの説明でした。 みさきネット事業特別会計への繰出金の計上があります。委員からは、地方バス路線運行維持補助金の減額は何かに、12月に予算要求をしていたが、額が確定したとの説明でした。ちなみに、中鉄バスと有本観光の路線バス維持費との説明でした。 情報交通課から、黄福タクシーの利用状況、高校生に対する通学定期乗車券補助金運転免許保有状況及びみさきネットの31年度からの事業の概略説明があり、宅内工事を6月ごろから開始するが、今回の事業についての説明等が必要な地域においては、各自治会長等を通して連絡をいただきたいとの報告でした。 次に税務課、徴収対策室の審査ですが、税務課では、一般会計の個人町民税法人町民税固定資産税などの歳入の説明及び国保関係の一般被保険者、退職被保険者などの歳入の説明がありました。委員から、たばこ税の収入が減っているがの質問に、税額の変更も一因であるとの説明、また委員から、手数料と諸収入の違いについての質問があり、手数料は納税証明等の手数料、諸収入は町税延滞金であるとの説明でした。その当時申告時期であるが、順調に手続が進んでいるとの報告がありました。 徴収対策室については、議案第1号の専決処分についての説明がありました。 産業観光課については、10日に実施されましたギネスに挑戦が成功裏に終わってほっとしている、町民の皆さん、参加された皆さんに感謝をされておられました。 産業観光課では、有害鳥獣駆除費などの農林水産業費減額補正が主であります。大きい金額では、システム化事業費の660万円の減額。理由は、法人、営農組織等からの申請がなかったこと、農作物鳥獣被害防止対策事業補助金の国及び県事業は、国庫補助の内示額の変更により728万6,000円の減額、県事業では取り組みの地域がなかったための減額が主な減額補正との説明でありました。また、百々の公衆トイレベビーシートの設置及び鉱山資料館のモニターのふぐあいにより、買いかえの予算も計上がされております。委員から、鳥獣対策の国、県事業が利用されていないが、何か要因があるのかに、いろいろと縛りがあり、町の補助金の活用が人気があるとの説明でした。また、新規就農者総合支援などに応募が少ないのは調査をしているのかの質問に、補助金制度を活用した場合、手続きとか報告文書などの作成、5年間の追跡調査などがあり、余分な労力もいるとの意見もあり、現在では親元などでの新規就農などの後継者は、かなりの方がピオーネなどに取り組んでいるとの報告でありました。また、百々の公衆トイレの改修は、以前総産委員会で現地視察をしたときの指摘事項であり、早急に対応をされたそうです。委員から、鉱山公園の鉱山資料館運営協議会の開催がされていないが、どのようになっているかの質問に、現状では開催をしていないので、早急に検討をし、開催をするとの説明でした。 次に、建設課関係では、農林水産業費アスベスト改修工事費の申し出がないため100万円の減額、工事請負費の確定、原材料費の確定により、減額補正が主であるとの説明でした。委員から、県事業の負担金の減額の要因はの質問に、災害等で事業が進んでいないとの説明でした。また、災害復旧費の現年災害復旧事業、農地補助の減額9,619万6,000円は事業が確定したためであり、当初は予定金額を計上していたとの説明、及び災害復旧事業公共補助についても、及び公共単独の減額補正が多額であるが、当初の災害状況などを調査し計上しており、今回事業費が確定したもので大幅な減額補正であるとの説明でありますが、委員会といたしても、事業費の確定に伴ったものであり、理解をしたところであります。 藤原排水事業は、以前は地元企業が地元対応をしていたが、現在は美咲町が管理するもので、藤原地区排水路土地借り上げであるとの説明でした。なお、本件につきましては現場確認も行いました。 建設課では、今まで道路維持管理集落支援員等で対応をしておりましたが、今後は集落支援員の採用ができない、そのため町内の関係機関に業務委託の契約をしたいとの説明でした。ただし、4月からの運用であり、早急な対応をするとの説明でした。 最後に、上下水道課審査報告ですが、繰出金の組み替えであるとの説明、また中央下水道事業特別会計への繰出金220万円が計上しているとの報告でした。 上下水道課からは、岡山県における水道事業の広域連携に関する報告があり、水道事業の位置づけで、社会的要因水道事業の経営に対しては、今後は水道料金の見直しなども考えられる、国の動向に注視しながら広域連携で対応をしている、広域連携推進検討会地域部会については、岡山市、備前市などが県東部地域部会、倉敷市、玉島市などが県南西部地域部会、美咲町など津山市、真庭市、美作市など10の市町村及び岡山県広域水道企業団県北部地域部会で協議をしているとのことで、今後の県北部の予定は委託に対する意向を勘案して、各団体が共同での委託等をして相手方と交渉をするなど、検討をしながら具体化するとの報告でありました。 以上、総務課から、上下水道課の所管の議案第10号平成30年度一般会計補正予算については全会一致承認可決といたしましたので、よろしくお願いいたします。 次に、特別会計補正予算についてご報告をいたします。 議案第11号みさきネット事業特別会計補正予算(第4号)については1,199万5,000円の追加補正で、運営費の歳出が主なものであり、事業費のみさきネット経常管理費コンビニ収納手数料などの役務費及び委託料、臨時管理費みさきネット設備保守業務委託料等が主であり、委員会といたしましては全会一致承認可決といたしました。 次に、議案第12号から議案第14号の共同バス運行事業及び沿線バス事業特別会計補正予算に関しては、バスの乗車料の減額に伴い、県補助金の地域振興特定路線維持費補助金で精査をするもので、議案第12号から議案第13号、議案第14号の3議案については委員会といたしましては全会一致承認可決をいたしました。 次に、議案第19号柵原飯岡簡易水道補正予算は、組み替えによるものとの説明。 議案第20号柵原北部簡易水道事業補正予算1,260万円は、減額の補正で、工事請負費の減額などであるとの説明。 議案第21号柵原中央簡易水道事業補正予算3,949万2,000円の減額補正は、委託料及び工事費等の減額補正との説明でした。 議案第22号統合簡易水道事業補正予算は、組み替え。 また、議案第23号中央簡易水道事業補正予算では、1,170万円を追加する補正予算では国庫の統合整備事業などが主であるとの説明でした。 議案第24号下水道事業補正予算については、10万円を減額するもので、施設管理費などで予備費を減額するとの説明でした。 議案第25号柵原公共下水道事業補正予算では、4,140万円の減額補正で、公共下水道事業国庫補助及び起債単独の事業の減、及び雨水対策事業雨水処理施設整備費減額補正との説明でした。 議案第26号中央下水道事業補正予算は、組み替えであるとの説明です。 以上、議案第19号から議案第26号までの簡易水道事業特別会計及び下水道事業特別会計補正予算については、委員会といたしましては8議案について全て種々協議をいたし、全会一致承認可決といたしました。 次に、議案第27号用地取得造成事業特別会計補正予算については、組み替えの補正予算との説明であり、委員会といたしましては全会一致承認可決といたしました。 議案第52号過疎地域自立促進市町村計画の変更及び議案第53号辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定及び変更については、岡山県と協議を行い変更等を行うもので、委員から、変更等の時期についての質問等がありましたが、担当者から、事業を早期に取り組みたいとか、岡山県との協議が2月に内示等をいただいた事業などもあり、提案したとの説明であり、委員会といたしましては2議案について全会一致承認可決といたしました。 最後に、今定例会で付託をされております請願1件、陳情1件、要望2件及び継続審査中の陳情1件について報告をいたしますが、報告については結果のみを報告をさせていただきます。 まず、請願第2号消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の請願については、委員会といたしましては不採択といたしました。委員会といたしましては不採択といたしました。 陳情第2号奥山等のスギ・ヒノキ放置人工林を、森林環境譲与税(仮称)で順次計画的に皆伐を進め、天然林に戻すことを求める陳情書については、委員会といたしましては趣旨採択といたしました。 要望第1号林業再生と森林の保全に関する要望については、委員会いたしましては趣旨採択といたしました。 次に、要望第2号柵原町土地改良区が所有する土地の美咲町への受け入れを願う要望については、委員会といたしましては趣旨採択といたしました。 最後に、陳情第3号種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める要請については、委員会といたしましては趣旨採択といたしました。 請願、陳情などについては委員会で協議をいたしましたので、ご理解をお願いしたいと思います。 以上、長くなりましたが、報告の数字及び議案番号等誤りがありましたら、お手元の提案書が正しいものであり、ご理解をいただき、委員会の報告のとおり取り計らいをお願い申し上げ、11日及び13日の総務産業常任委員会の報告といたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) ご苦労さまでした。 以上で総務産業常任委員会に係る審査報告を終わります。 次に、民生教育常任委員会に係る審査報告を委員長に求めます。 9番金谷議員。 ◆9番(金谷高子君) 9番金谷でございます。 それでは、民生教育常任委員会の報告をいたします。 平成31年3月7日午前9時から本庁3階の小会議室で民生教育常任委員会を開催いたしました。 出席議員は7名全員と副議長に出席していただきました。 本定例会で当委員会に付託されました議案は、条例4件、予算5件、請願1件、陳情1件、継続審査1件、計12件につきまして審査をいたしましたので、ご報告をさせていただきます。 まず最初に、条例を報告させていただきたいと思います。 議案第2号美咲町ふれあい陶芸館設置条例の全部を改正する条例であります。 提案の理由としては、所管を見直すとともに、柵原総合文化センター内の陶芸施設もふれあい陶芸館に位置づけ、管理するためのものであります。使用料ということで、第8条では、陶芸館を利用するときは1回5,000円の使用料が必要になるということであります。委員の中から、錦織の陶芸館は無料だったが、今後は使用料が必要になるのか、また地元の方とは話し合いができているのかとの問いに、説明として、所管が住民課から生涯学習課に変わったことと、また使用料についても承認をいただいたとのことでありました。 以上で議案第2号は全会一致で可決承認されました。 議案第7号美咲町犯罪被害者等支援条例の一部を改正する条例であります。 この条例は、犯罪被害者等基本法の基本理念の実施に伴い、本町における犯罪被害者等の支援に関する施策の基本となる事項を定めるものであります。第4条の表題で、町の責務ということを新たに加えております。支援金の支給ということで、第7条、町は犯罪被害者が受けた被害による経済的負担の軽減を図るため、犯罪被害者等に対し、別に定める施行規則により支援金の支給を行うものです。犯罪被害者の支援については、県の支援金はありませんけれども、国は、支援金として遺族に対しては3,000万円、また重傷病に対しては上限120万円、障害に対しては障害等級によるものであります。美咲町としては、遺族に対しては30万円、そして重傷病に対しては5万円から10万円ということであります、障害はないということであります。そして、県内の27自治体で給付の制度をしているところは、総社市と備前市、和気町、瀬戸内市であります。この議案第7号についても全会一致承認可決されました。 議案第8号美咲町心身障害児(者)福祉手当支給条例の一部を改正する条例であります。 知的障害児(者)の次に、及び精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に定める精神障害児(者)(知的障害者を除く)、それから療育手帳または精神障害者保健福祉手帳を加える、この精神障害者の方々に福祉手当の支給を対象として拡充するものであります。この議案第8号は全会一致で可決されました。 それから、議案第9号美咲町国民健康保険診療所使用料等条例を廃止する条例についてであります。 提案の理由としては、西川診療所を閉院するために、美咲町国民健康保険診療所条例に使用料等の条項を設けたものであります。使用料については、今項目を上げておりますので、3月で落とすためのものでもあります。議案第9号は全会一致で承認されました。 条例は今ので終わりました。 続いては、議案第10号平成30年度美咲町一般会計補正予算(第9号)。 民生教育常任委員会の所管の款項について審査しましたので、歳出の主なものを担当課ごとに報告させていただきます。 まず、福祉事務所でありますが、民生費の中で緊急通報装置設置事業、これは30万円の減であります。不用額を計上しているところであります。 在宅介護支援事業105万5,000円の減、これは要介護4以上の認定を受けている方で、6カ月以上在宅介護している非課税世帯の方々に月1万円、課税世帯の方には5,000円、町から支給されているものであります。 続きまして、老人憩いの家臨時管理費146万6,000円の減、これは修繕料について不用額が出たものであります。この老人憩いの家の修繕しているところは、打穴中の老人憩いの家、そして藤原の老人憩いの家、これは向原ふれあいプラザがあります。その3件を修繕料の減ということであります。委員の中からは、緊急通報装置についてはひとり暮らしの高齢者が対象になっているけれども、2人住んでいても高齢になると不安があるとの相談があり、担当課としてはどう思われるのかというような質問がありました。説明としては、この制度を創設して年数もたっているので、社会情勢も変わってきているので、制度も見直しをする時期が来ているのではないかなと、このように答弁としてありました。 続きまして、保険・年金課であります。 民生費の中で、高齢者住宅改造費補助金63万3,000円の減額です。これは、介護保険制度により行う住宅改修費が少なくなってきているということであります。介護保険の特別会計繰出金587万8,000円の減、これは事務費部分と介護給付部分、それから地域支援事業部分の減となっております。それから、乳幼児及び児童・生徒の医療費224万円の減、これは不要が見込まれているということであります。 続きまして、健康推進課。 民生費の中で、健康衛生総務費の中、経常管理費、健康管理のシステム保守料、これが31万3,000円の減額であります。これは、11月から3カ月が不要になるための減額であります。続きまして、母子健康事業6万円の減、これは計画しておりました会議が不要になったために減になっておるところであります。これは、お医者さんの自動車の借り上げをしている6万円であります。それから、自殺予防対策事業9万9,000円の減額、これは今年度講師をお願いして講座を開く予定でありましたが、今年度は中止にして、来年度に計画をするということでありました。これは、愛育委員の方々の集まりがあって、そのときに講座をすると言われておったんですけれども、ここで愛育委員がかなり多くかわられるということで、来年度にこの講座をされるということになりました。それから、保健衛生費の中で、診療所費、地方債で1,800万円の減になっているけれども、これは過疎債を借りるのに無理だと言われたということで、基金を取り崩して行うというものでありました。 住民課。 雑入、その他の雑入で、旧津山圏域西部衛生施設組合ごみ焼却場の解体撤去事業完了に伴う返還金です。これは、1,428万3,000円です。続きまして、就職定住促進祝い金100万円増、就職定住促進祝い金については要求予算以上に申請があったとのことでありました。2月末では38人に交付をしているということであります。これは、少しずつ美咲町に働く人がふえてきているのかなと、このように思っておるところであります。それから、保健衛生費、墓地公園の経常管理費69万2,000円の減額。これは、美咲霊園の委託料の不要額の減額と永代使用料と返還金の不要額の減額であります。それから、じんかい処理の経常管理費、柵原ストックヤード管理業務委託料の精査による不要額の減であります、これは194万2,000円です。それから、住宅費、住宅管理臨時管理費の中で、町有久木住宅の除却事業が完了による手数料が10万円の減によるものでありました。委員の中からは、永代使用料の返還金はどうなっているのかと、このようなお話がありまして、説明としては、1年未満で永代使用料の方にお支払いするのが95%、そしてずっとまた2年では90%、これは1年未満で永代ですから、2年未満で使用料を90%、それから3年未満では85%、4年未満では80%、5年未満では75%ということで、永代をもし建ててなく、土地だけがこれからもう要らなくなった、返したい、売りたいというときに、今度永代使用料というのがこの5年間の間にパーセントでお支払いするということでありました。 それから、教育総務課。 児童福祉費、保育所広域入所委託料120万円の追加。小学校費、臨時職員の人件費13万4,000円の追加。これは、支援が必要な児童の支援員の勤務時間の増によるものであります。次に、小学校の維持補修費40万5,000円の追加、これはなでしこ教室、多目的教室の電灯安定器の交換18台分であります。それから、小学校臨時管理費24万円の追加、これは美咲中央小学校新年度に生徒がふえるために、児童用の机と椅子を購入するためのものであります。委員の中からは、教育総務課に昨年からこども課が今度担当になっているけれども、何の弊害もなく健やかにいっていますかという問いがありました、説明として、当初は本当に事務的にも多くふえ、そして施設がふえたことでどたばたと大変であったけれども、今はスムーズになってきたとのことでありました。 それから、生涯学習課。 社会教育費111万2,000円の減額、これは旭町民センターの改修工事に伴う管理費の減額であります。それから、文化財の保護費464万4,000円の減額、これは本山寺常行堂のり面の復旧工事を次年度に執行するために、この464万4,000円の減になったということであります。保健体育費71万2,000円の減額、これは柵原のプールと旭の北プールであります。これは、柵原のプールは災害があったために利用が少なかったということであります。そして、旭の北プールは、ポンプの故障のために利用がなかったということであります。 以上で議案第10号は全会一致で可決承認をいただきました。 続きまして、特別会計に入らせていただきます。 議案第15号平成30年度美咲町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)であります。 歳入歳出それぞれ3,208万4,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ18億4,662万6,000円とするものであります。 主な歳出といたしましては、一般被保険者の高額療養費50万円の追加、これは高額療養費が不足見込みのためであります。そして、出産一時金84万円の減額、これは対象者の減少によって、今後不要が見込まれるためのものであります。これは、1人42万円の一時金として出るものであります。それから、葬祭費は、当初90万円を予定していましたが、対象者が減少するということで、見込み額として21万円の減額、1人の葬祭費は3万円ということでありました。委員の中からは、葬祭費の3万円は安いのではないでしょうか、他の市町村では5万円のところがあるということでありました。説明として、5万円という市町村は多くなってきている、3万円というのは額が少ないと担当者としても感じているとのことでありました。 以上で議案第15号は全会一致で可決承認されました。 議案第16号平成30年度美咲町介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第4号)。 歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ3,081万4,000円を減額し、歳入歳出の予算を歳入歳出それぞれ25億4,932万6,000円とするものであります。 歳出の主なものは、保険給付費、介護予防のサービス給付費が2,000万円の減、これは不要の見込みであります。介護予防サービス計画給付費、これは500万円の減であります。これも計画が不要になったということであります。高額医療合算介護サービス費690万円の減、これは次年度で支払いをするということで不要見込みになっております。 それから、地域支援事業、一般介護予防事業80万円の減、これは通いの場に参加する人の送迎の交通費を予定していたけれども、不要が見込まれたということで80万円の減額になっております。 それから、認知症地域支援ケア向上事業、これは87万5,000円の減であります。これは、認知症のケアパス作成を予定していたところが、ほぼできているけれども、まだ印刷に間に合えないということで、今年度は難しいということで87万5,000円の減であります。このケアパスというのは、皆さんが認知症という状況をしっかりとわかりやすくしている冊子のことであります。これが来年度にはできてくると思いますので、ご報告いたします。 それから、第1号生活支援事業100万円の減。これは、配食、入浴サービスの委託料、事業対象者が少なかったということで100万円の減になっております。そして予備費として9,113万2,000円、この9,000万円の予備費をしっかり地域支援事業にも使っていけるということであります。今健康寿命ということを言っておりますし、そうした中で通いの場で皆さんが来られて、元気で生き生きとされている、そういうところには、いつも言っておりますけれども、専門職を入れていただきながら、また新たな事業をそこに取り入れて、しっかりとこの予備費は有効に使っていただきたい、このように思っております。 議案第16号は全会一致で承認されました。 議案第17号平成30年度美咲町国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第2号)でございます。 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ36万3,000円を減額し、歳入歳出の総額を542万4,000円とするものであります。 歳出ですけれども、診療所の経常管理費、これは7万9,000円の減、これはお医者さんの車代とか、また印刷製本をしなかったということであります。それから臨床検査委託ということで、これも不要ということで1万7,000円の減であります。そして、医療費の衛生材料費、これも材料を買っていないということで20万円の減ということであります。 よって、議案第17号は全会一致承認可決いたしました。 それから、議案第18号平成30年度美咲町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。 歳入歳出それぞれ2,719万円減額し、歳入歳出の総額を2億1,772万6,000円とするものであります。歳出といたしましては、後期高齢者の医療連合会へ2,637万5,000円の減額し、納付するものであります。これは、額の確定に伴い、不要が生じたことに伴う減額であります。 議案第18号は、これも全会一致で可決承認いたしました。 以上で特別会計予算は終了いたします。 それでは、要望、陳情それから請願。 12月に継続になっておりました要望がありますので、ご報告をいたします。 まず、陳情第1号「美咲町地域温暖化防止活動推進センターの設立について」検討の陳情であります。 これは、久米郡美咲町錦織1901番地3、岡山県地球温暖化防止活動推進員美作地区協議会代表の浦島文男氏から来たものであります。陳情の中身は、温暖化防止また災害対策、そしてこれから未来の町をつくっていくということで、しっかりと地域また企業、いろんなところに取り組みをしていただきたいというような陳情書でありました。これを踏まえて、委員会としては趣旨採択といたしました。 それから、請願第1号「後期高齢者医療の窓口負担の見直しにあたり、原則1割負担の継続を求める」請願書であります。 岡山市北区下伊福西町1番53号、岡山県社会保障推進協議会会長三上雅弘氏から来ております。これは、紹介議員は藤井智江議員であります。委員の中でしっかり議論いたしましたけれども、その皆さんの思いというのは、1割から2割になるということは本当に少し抵抗はあるけれども、高齢者が70歳以上の人数がふえ続けてきているこの日本のこれからの社会保障を考えると、医療も1割のままでとどめておけばいいんでしょうけれども、国民全体で収入に応じて相互に負担していくとの考え方から、2割も仕方ないかなとこのように感じているところでありますし、またその中でも低所得者の方には必ずや守られるようになっているんではないかなということの中で、この請願第1号は趣旨採択といたしました。 それから、平成30年12月において継続審査となっておりました要望第3号特別養護老人ホーム白寿荘の新設移転に伴うご協力の要望について審査いたしましたので、ご報告いたします。 継続審査でありましたので、3月8日の常任委員会に11時より白寿荘の方に来ていただきました。山本荘長と松本次長に出席いただき、説明をお聞きいたしました。その白寿荘のお話の中では、まだ町との具体的な話はできていないということであり、またどれだけ譲っていただけるかということも、それによって計画を立てていきたいということであり、ほかの場所も探しているけれども、できれば美咲町で考えていきたい、この思いの中で、委員会としては全会一致で採択といたしました。 以上で民生委員教育常任委員会の報告は終わらせていただきます。 また、字の間違い、数字の間違いがありましたら、提案書が正しいものでありますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) ご苦労さまでした。 以上で各常任委員会に付託した諸案件の報告を終わります。 次に、予算特別委員会に付託した諸案件全部を一括議題とします。 予算特別委員会において審査されたその結果について委員長の報告を求めます。 8番松田議員。 ◆8番(松田英二君) 失礼いたします。8番松田でございます。 3月定例議会3日目となりました3月6日、議案第28号から議案第51号までの24議案を審査するため、全議員13名をもって構成する平成31年度美咲町議会予算特別委員会が設置されました。これを受けて、3月14日、3月15日、3月18日の3日間にわたって各担当課からの説明を受け、当初予算案の審査を実施いたしました。この内容についてご報告いたします。 平成31年度美咲町当初予算案は、一般会計に100億5,120万円、23特別会計に合計して70億3,448万円を計上しております。合計した予算総額は170億8,568万円となっており、前年度対比103.4%であります。前年度予算との比較は、一般会計総額では3億3,975円の増額、23特別会計総額では2億1,439万円の増額となりました。一般会計おいては、昨年発生した豪雨災害に対応するため、また特別会計においては、簡易水道の再編に伴う予算が増額されたことによって、前年と比較して5億円を上回る予算編成となったものです。このうちの主な事業といたしましては、みさきネット施設更新の継続事業費に5億4,379万円、役場庁舎内のネットワーク機器更新事業費に1億1,783万円、防災カメラ更新事業費に4,048万円、消防用ポンプ車両1台の購入費に2,268万円、柵原文化センター防災拠点施設改修事業費に3,200万円、学校施設長寿命化計画策定事業費に907万円、プレミアム商品券発行事業費に346万円、昨年の災害に対応するための復旧事業費に2億4,059万円、簡易水道再編推進事業費に2億5,506万円、柵原公共下水道雨水対策事業費に1億7,200万円などが計上されております。このほか加美小学校校舎大規模改修事業が計画され、この設計費として2,609万円が計上されておりますが、国の補助金に採択されるかどうかが未確定であるため、事業実施については延期の可能性もあることが示されております。また、国民健康保険は、平成30年度から岡山県と市町村が共同保険者となって運営する広域運営に切りかわりましたが、岡山県から提示された標準保険料率を精査した結果、平成31年度の保険税額は、1人につき年額400円程度値上げとなる見込みであります。 今回の審査では、9月定例議会の決算認定審査において提案された議会からの指摘事項が新年度予算編成及び役場の運営にどのように反映されているのかといった点を中心に慎重な審査を行ってまいりました。議会からの意見については、業務の効率化を目指した役場機構改革、柵原総合支所の防災機能強化、町内全域にわたる防災カメラの再配置、水道管漏水調査の強化、滞納金整理に向けた体制確立、例規の一部の見直しなど、予算措置を含めて、対応できるものから取り組みを進めている状況があり、おおむね評価すべきものと判断しております。しかし、議会予算特別委員会においては、直面する課題解決や町の将来に向けた展望などに対して厳しい意見が続出しております。ここからは委員会としての重立った意見を付しておきます。 まず予算案全体に関すること。 12月定例議会及び3月定例議会の2度にわたって町長の所信表明が行われたが、表明された項目の中で、役場内の機構改革は提案されているものの、その他の具体的な項目は新年度予算案に反映されていないように見受けられる。予算案に計上された事業は、いずれも既定の路線で進められているものであり、骨格とまでは行かないまでも、消極的予算となった感は否めない。昨年12月に就任し、時間的な制限があったことは理解できるが、今後の予算編成に当たっては、町民の期待に応えるべく、所信で表明した内容を予算案の中にしっかりと反映し、所信と予算の整合性がとれるような工夫が求められる。 行財政改革に関すること。 平成18年3月に策定された美咲町行財政改革大綱は、平成22年度以降、たなざらし状態となっているが、合併特例の終了や人口減少による地方交付税減額など、今後予測される財源の減少を見きわめた上で、早急に行財政改革大綱の見直しを行い、町を経営する方向性を指し示し、新町建設計画、町勢振興計画、過疎計画、地方創生総合戦略、公共施設等総合管理計画など、各種の計画に反映させ、強い危機感を持って本町の将来に向けた展望を広く町民に訴えかける必要性を強く感じるものである。 町税の適切な課税と滞納整理に関すること。 予算編成に際しては、地方交付税が年々減少していく状況では、歳出を賄うための財源確保には困難をきわめる状態が続いていくことは必定であろう。自主財源の柱となる町税の適切な課税と徴収、さらに滞納整理はますます重要性を増してくることになる。予算の歳入を確定させる上で、町税の算定方法は前年度実績でなく過去3年平均で算出し、徴収率も100%に近いもので行われるのが望ましい。また、滞納整理額も目標数値を立て100%の回収率を目指すべきであり、これらを合わせて歳入額を算出し、住民要望に応えるための歳出にも対応できるような予算編成に努めなければならない。 適正な人員配置に関すること。 行財政改革大綱の策定に当たっては、職員定数の見直しも必須条件となることが予想されるが、高齢化率が50%を超える地域を抱える町の情勢を考慮すれば、安易に職員を減らせばよいという考え方は避けなければならない。事務系職員と技術系職員のバランスを考慮しながら、国が唱えている働き方改革で注目を浴びているAI、RPAそしてICTを活用した職務の省力化と効率化を推奨し、職員の採用及び適正な人員配置に努めなければならない。現状においては、新規採用が困難をきわめる保健師などの専門職については、既存職員による専門職育成も視野に入れた十分な配慮が必要である。 業務の引き継ぎに関すること。 機構改革や職員の人事異動、退職などによって業務の引き継ぎが行われる際に、前任担当者と町民との間で交わされた約束事が新任担当者へ十分に引き継がれなかった場合、トラブルが発生し、そのトラブルが原因となって後年他の事業にまで影響を及ぼし、事業そのものが中止に追い込まれてしまう可能性も出てくる。最悪の状況を回避するためにも、業務の引き継ぎに際しては、伝える側も受ける側も細心の注意を払って臨まなければならない。可能であれば課の中で事務分掌の弾力的な運用を行い、二、三人の職員が情報を共有することによって、職務の効率化と職員間で連携できる体制づくりを具体化させる必要がある。 要望書への対応に関すること。 毎年各自治会などから行政に対する要望書が提出されている。過去5年間の状況を見てみると、平成26年度から平成30年度までの5年間に522件の要望書が提出されているが、このうち実施済み案件が179件、約34%、現在実施中の案件が188件、約36%、未実施の案件が155件、約30%と、約3分の1が実施されていない状況である。昨年指摘した状況よりは幾分改善傾向にはあるものの、まだまだ不十分と言わざるを得ないが、建設課においては、要望対応マニュアルを新たに作成していることから、今後の対応に期待するものである。対応可能な要望であれば、国、県の補助金はもとより、起債や基金を活用して、早期の解決を図ることが住民との信頼関係構築にもつながるものであり、要望事項の実施状況を把握できる体制の整備を強く望むものである。 合併特例債の有効活用に関すること。 住民の安全を確保する上において、防災機能を充実させた庁舎の整備は喫緊の課題として捉える必要性を感じる。新年度予算案には、柵原文化センターの防災拠点施設改修事業費が計上された。町長は、今後の本庁舎や旭総合支所の整備に関して、合併特例債の活用について言及している。さきの国会において、期限延長された合併特例債の有効期限まで残された時間は6年間、決して余裕のある時間ではない。本町に残された特例債枠52億円の有効活用策について、広範囲にわたる協議を早急に進め、31年度末までにはその道筋が示されることを望むものである。 以上の内容を意見として申し添えた上で、平成31年度美咲町当初予算案を全会一致で承認といたしました。 美咲町議会は、政策を積極的に提案する議会を目指しております。これまで申し上げてきた委員会の意見はほんの一部であり、予算特別委員会での意見70項目を集約したものをここに文書としてまとめております。これをこの場において、本委員会からの報告書として美咲町議会議長に提出いたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) お受けいたします。目を通しまして執行部へ提出させていただくようにします。 ◆8番(松田英二君) この後行われる表決において当初予算案が承認となれば、議長、副議長の手で内容を吟味の上、議会からの要望事項として美咲町長に申し入れを行っていただくことを強く望みます。 以上で平成31年度美咲町議会予算特別委員会のご報告といたします。失礼いたしました。 ○議長(貝阿彌幸善君) ご苦労さまでした。 以上で予算特別委員会に付託した諸案件全部の報告を終わります。 日程第3、委員長報告に対する質疑。 これから委員長報告に対する質疑を行います。 それでは、順次質疑を願います。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 2番藤井です。 総務産業常任委員会で消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の請願を不採択にされた審議過程について、詳細に教えていただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 山本委員長。 ◆12番(山本宏治君) 総務産業常任委員長の山本です。 2番藤井議員のほうから請願第2号の消費税10%の委員会での話を詳細にと言われました。どこまで詳細に言えばよろしいか。            (2番藤井智江君「できるだけ詳しく教えてください」と呼ぶ) それでは、総務産業常任委員会は今6人です。私が委員長で、最終的な判断には、私が採決があったらしますが、5人の委員の中で不採択の意見がありまして、5人のうち1名は趣旨採択でもという意見がありました。あとの4名は不採択、そういうことでございます。内容について、全てを申し上げるべきではない、そのように思っております。            (2番藤井智江君「再質問よろしいでしょうか」と呼ぶ)
    ○議長(貝阿彌幸善君) 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 委員長、大変失礼ですが、消費税の増税に対する軽減策について、十分討議されたのでしょうか。町内の小規模事業者の置かれている立場について、十分な審議をされた結果でしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 12番山本議員。 ◆12番(山本宏治君) 藤井議員にお答えをいたします。 10%の消費税については、今国の借金の形態、またこれにつきまして、この8%から10%に上げる社会保障費に充当するというようなご意見もいろいろ出ました。そういうことで、審査内容の中では、先ほども言いましたように趣旨採択の方もおられますし、軽減税率、そしてシンプルなほう、10%になるんだというのは今まで段階的にやってきているんだというようなご意見もございまして、10%に対しての認識は皆さん持っておられるということでございます。 以上です。            (2番藤井智江君「結構です」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) ほかにはありませんか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 予算特別委員会の委員長のお伺いをしたいと思います。 議会の大きな責務の中で予算を見るとき、歳入が適切に算出されておるか、これは大事な議会の役目だと、調査することが、審議することが、という私は発言をしたと思います。そうした中で、予算は、歳入は税については目標設定値が92%、国保税においては何と90%、これを徴収率として設定されております。議会としてこのことが、この数値が私は正しくないというように発言したと思います。適切な歳入が見込まれる、一般の過去3年間の徴収率を見ますと、92%や90%じゃないと思うんです。やっぱり適切な数値を予算委員会として私が示したわけですから、ただそうした目標値を小さくすることはまずいんじゃないかと思うんです。目標値については、積極的に徴収していくんだというようなそうした姿勢が必要だと思うんですけども、委員会で私は積極的にやるべきだというような発言をしたと思いますけども、全く数値が出されてないということで、この点について、委員長はどうお考えかお伺いをいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 8番松田議員。 ◆8番(松田英二君) 形井議員のご指摘について、お答えになるかどうかはわかりませんが、先ほども読み上げました文章をもう一度読ませていただきます。 予算の歳入を確定させる上で、町税の算定方法は前年度実績ではなく、過去3年平均で算出し、徴収率も100%に近いもので行われるのが望ましい。また、滞納整理額も目標数値を立て100%の回収率を目指すべきであり、これらを合わせて歳入額を算出し、住民要望に応えるための予算編成に努めなければならない、私は形井委員の意見をこう理解をして報告をさせていただきましたが、いかがでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 私は、具体的に町民の方に細かく示していく必要があると思うんです。先ほど申し上げましたように、国保税なんかは90%なんです、徴収率が、そういう予算です。一般町税については92%です。こうしたことが数値をはっきりと示すことによって、今の予算編成に少し間違いがあるんじゃないかなということを適切に指摘すべきだと私は思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 松田委員長。 ◆8番(松田英二君) 予算委員会の中での発言のとおり、細かな内容までを申し上げると、はっきり言いまして文章が5枚も6枚も必要になってまいります。あくまでも予算委員会として、執行部に対して指摘をするとすれば、今後の対応について、しっかりと対応するようにという申し入れをするのが望ましいという私の判断でありました、いかがでしょうか。            (4番形井 圓君「はい、わかりました。よろしいです」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) ほかに質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で委員長報告に対する質疑を終わります。 日程第4、討論。 これから討論を行います。 なお、議案第54号については同意案件のため、質疑を省略します。 それでは、順次発言を願います。 討論はありませんか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 2番藤井です。 ここで。 ○議長(貝阿彌幸善君) 討論はこちらでやってください。 ◆2番(藤井智江君) 委員長報告の消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の請願について、委員長報告では不採択でありますが、私は反対の立場で討論いたします。 10月から予定されている消費税10%引き上げは、次々と発表される統計からも、日本の経済を根底から破壊するのはもちろん、私たち国民の暮らしを破壊するのは火を見るより明らかです。厚労省が発表した全労働者の実質賃金は、平成29年度まで7年連続減少し、全国で3割以上の世帯が貯蓄高0円という日銀の報告です。消費税引き上げ後の経済を落ち込ませないようにとの今回の軽減対策は大きな矛盾をはらんでおり、低所得者対策と称しながら、高額所得者が恩恵をより受けるということがあります。税率も実質負担率は3%、5%、6%、8%、10%と5段階に分けられ、お店の中で食べるか持ち帰るかで税率が変わる、買うお店によっても税率が変わる、カードで購入すれば還元率がよくなるなど、本当に奇々怪々なものです。カード手数料の3.25%の上限が設けられるのは9カ月間だけです。カード手数料に補助がつくのも増税後9カ月間だけです。あとはカード手数料の上限も手数料の補助もなく、細々と営んでおられる小規模事業者の方にとっては軽減対策が大きな痛手となり、経営を続けられなくなります。町内の残り少ないお店も大きな打撃を受けることは避けられないでしょう。これ以上町内のお店がなくなることは、私たちの日々の暮らしにも大きな影響が出てまいります。何よりも消費税は低所得者ほど負担が大きく、高額所得者ほど負担が少ないという逆進性の強い悪い税制です。国が高齢者がふえ、お金がなくて困っている、冗談ではありません。国が本当に困っているのであれば、大金持ちの中の大金持ち、大企業の中の大企業から応分の負担を求めるべきです。消費税増税分2%分のお金はおつりが出るほど改善されるはずです。国に本当にお金がなくて困っているのであれば、武器の爆買いなどしないでしょう。国にお金がなくて困る前に、目の前の美咲町民があすの暮らしに困るのではないでしょうか。 以上の理由から、総務産業委員長の報告に反対をいたします。 議長、続けてよろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) ほかにまだ討論があるんですか。 ほんなら、続けてやってください。 ◆2番(藤井智江君) 続いて、後期高齢者医療窓口負担の見直しに当たり、原則1割負担の継続を求める請願について、委員長報告では趣旨採択でした。私は反対の立場で討論をいたします。 請願の趣旨は、経済的な理由で必要な受診ができない高齢者がふえている。総務省家計調査によれば、高齢夫婦の無職世帯で生活費が毎月5万円余り不足し、預金を取り崩して生活し、国民生活基礎調査によれば、預金なしの高齢者世帯は15%余りというのが高齢者の実態であり、後期高齢者医療の窓口負担が1割負担から2割負担への引き上げは受診抑制につながる、受け取る年金額も年々減額されています。厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会でも、2割に引き上げられることによって受診抑制が広がることが懸念されているという、これが請願の趣旨です。国民年金を40年間かけ続けて、今もらえる年金額は6万4,000円を切っています。高齢になればさまざまな体の不調が出てくるのは必然です。入院すれば、1日の食費だけでも1,380円です、30日入院するとすれば4万1,400円必要です。もし部屋代が要ればどうなるのでしょうか、とても支払えない状況が生まれます。その上に医療費の負担が1割から2割に引き上げられたとしたらどうなるでしょうか。今若い人たちの暮らしも大変ですが、そういう中でも老親の生活を支えなければなりません。 この請願を審議したとき、安いにこしたことはないが、国も高齢者がふえ、お金がなくて困っているから、こういうことで趣旨採択となりました。先ほどの消費税増税反対の請願について、反対討論の中でも申し上げましたが、国が困る前に、目の前の美咲町民が医療にかかれなくなるかもしれないという本当に深刻な苦しみをどう考えるのでしょうか。地方自治体の役割は、住民の福祉の増進です。私たち美咲町議会が何を基準に考え、判断しなければならないのか、もっと慎重に考えなければならないと思います。 以上の理由から、民生教育常任委員長報告に反対をいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) ただいま請願第1号、請願第2号の反対討論がありました。 それについて賛成討論のある方はいらっしゃいませんか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 先ほど総務産業常任委員長の報告で、消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の請願に対して、委員会では不採択という結論を出したことに対して、今反対の意見が出されております。 それに対して、私は委員長報告を支持する意味から、討論に参加いたします。 税負担は、国民にとって少しでも少ないほうがいい、これは当然のこと心情としてもよくわかります。今回の消費税の10%へのアップについては、軽減税率とかいろんな混乱を招くような状態もあることも承知しております。個人的には税はシンプルなほうがいいという意見も持っております。 さて、委員会の中ではいろいろな意見が出ました。先ほども委員長がお話ししたように、趣旨採択という意見もありました。私どもはそこの中では、皆さんご存じのように、国は、国家予算、一般会計約100兆円ぐらいの10倍の1,000兆円も超えるような借金をしながら、地方公共団体とかに交付金や補助金を出しながら今日本の国は動いてきているわけです。ですから、藤井議員が言われるように、町民、町民というのは確かにそうだろうと思いますけれども、こういう情勢の中で消費税増税で対応しようという考え方の中で方向性がもう出てきているところであります。もうこの10%に引き上げるということについては多くの議論をされ、国民にももう周知されていることだと思います。きょう今藤井議員が言われる趣旨は、主張されることは主張されればいいと思いますけども、地方議会として、この10%引き上げを中止しろということをどうやって国へ求めるんですか。そういうふうなことは、我々はできない、無理だということで、そういうふうな結論に達したということで、総務産業常任委員会の結論を支持したいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 請願第1号の賛成討論はございませんか。 よろしいか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) ほかに討論はありませんか。 9番金谷議員。 ◆9番(金谷高子君) 請願第1号の継続審査に対しての……。 ○議長(貝阿彌幸善君) 請願第1号で反対討論をされたから、賛成討論がありますかというて。 請願第1号。 ◆9番(金谷高子君) 請願第1号です、済みません、請願第1号。 請願第1号に関してですけれども、委員会の中でも1割から2割になるというのは、本当に大変なことではないかなと、このような意見も出たわけでありますけれども、この前のこういう資料もいただいておりますけれど、70歳以上の人がこれからどんどんどんどんふえてきていくということで、国民の医療費が年々何兆円もどんどんふえていくっていう中でいたし方ないなと、2割になってもそうですけれども、やはり低所得者の方は必ず守られるような、この中にもありますけれども、限度額の適用の認定書、そういうなものがあったりして、必ずや低所得者の人に対する処置はこれからされるんじゃないかなという話の中で、委員会としては趣旨採択をしたわけであります。 以上であります。 ○議長(貝阿彌幸善君) ほかに討論ありませんか。 よろしいか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で討論を終わります。 日程第5、表決。 これから採決します。 まず、議案第1号を挙手により採決します。 議案第1号の委員長報告は原案可決であります。議案第1号を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第1号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第2号を挙手により採決します。 議案第2号の委員長報告は原案可決であります。議案第2号を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第2号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第3号を挙手により採決します。 議案第3号の委員長報告は原案可決であります。議案第3号を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第3号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第4号から議案第9号までの6議案を一括して挙手により採決します。 各委員長の報告はいずれも原案可決であります。議案第4号から議案第9号までの6議案を各委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第4号から議案第9号までの6議案はいずれも各委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第10号一般会計補正予算を挙手により採決します。 各委員長の報告は原案可決であります。議案第10号を各委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第10号一般会計補正予算は各委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第11号から議案第27号までの特別会計補正予算17議案を一括して挙手により採決します。 各委員長の報告は原案可決であります。特別会計補正予算17議案をいずれも各委員長の報告のとおり原案可決とすることに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第11号から議案第27号までの特別会計補正予算17議案はいずれも各委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第28号平成31年度美咲町一般会計当初予算を挙手により採決します。 議案第28号の委員長報告は原案可決であります。 議案第28号を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第28号平成31年度美咲町一般会計当初予算は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第29号から議案第51号までの特別会計当初予算23議案を一括して挙手により採決します。 委員長の報告はいずれも原案可決であります。 議案第29号から議案第51号までの特別会計当初予算23議案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第29号から議案第51号までの特別会計当初予算23議案はいずれも委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第52号を挙手により採決します。 議案第52号の委員長報告は原案可決であります。 議案第52号を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第52号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第53号を挙手により採決します。 議案第53号の委員長報告は原案可決であります。 議案第53号を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、議案第53号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第54号を挙手により採決します。 本案を原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案に同意することが決定されました。 次に、陳情第1号「美咲町地球温暖化防止活動推進センターの設立について」検討の陳情について挙手により採決します。 陳情第1号について委員長の報告のとおり趣旨採択に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、陳情第1号は趣旨採択とすることに決定されました。 次に、要望第1号林業の再生と森林の保全に関する要望について挙手により採決します。 要望第1号について委員長の報告のとおり趣旨採択に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、要望第1号は趣旨採択とすることに決定されました。 次に、請願第1号「後期高齢者医療の窓口負担の見直しにあたり、原則1割負担の継続を求める」請願書について挙手により採決します。 請願第1号について委員長の報告のとおり趣旨採択に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手多数です。よって、請願第1号は趣旨採択とすることに決定されました。 次に、陳情第2号奥山等のスギ・ヒノキ放置人工林を、森林環境譲与税(仮称)で順次計画的に皆伐を進め、天然林に戻すことを求める陳情書ついて挙手により採決します。 陳情第2号について委員長の報告のとおり趣旨採択に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、陳情第2号は趣旨採択とすることに決定されました。 次に、要望第2号柵原町土地改良区が所有する土地の美咲町への受け入れを願う要望について挙手により採決します。 要望第2号について委員長の報告のとおり趣旨採択に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、要望第2号は趣旨採択とすることに決定されました。 次に、請願第2号消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の請願について挙手により採決します。 請願第2号について委員長の報告は不採択であります。よって、原案について採決します。 請願第2号を採択することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手少数です。よって、請願第2号は不採択とすることに決定されました。 次に、継続審査中でありました平成30年陳情第3号種子法廃止に伴い岡山県の取り組みが後退しないように岡山県条例の制定を求める要請について挙手により採決します。 陳情第3号について委員長の報告のとおり趣旨採択に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、陳情第3号は趣旨採択とすることに決定されました。 次に、同じく継続審査中でありました平成30年要望第3号特別養護老人ホーム白寿荘の新築移転に伴うご協力の要望ついて挙手により採決します。 要望第3号について委員長の報告のとおり採択に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、要望第3号は採択とすることに決定されました。 それでは、ここで会議時間を延長したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 異議なしと認めます。本日の会議を午後6時30分までとします。 ここでただいまから午後5時5分まで休憩します。(午後4時50分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後5時05分) ただいまの出席議員は13人です。 日程第6、追加議案の報告並びに上程。 お手元に配付しておりますとおり、町長から追加議案11件が送付されております。 職員に朗読させますから、お聞き取りください。 議会事務局長。            〔議会事務局職員朗読〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 次に、議員提出案件1件が提出され、所定の賛成者がありますので、これを受理しています。 職員に朗読させますから、お聞き取りください。 議会事務局長。            〔議会事務局職員朗読〕 ○議長(貝阿彌幸善君) ただいま職員が朗読しました議案を一括本会議に上程します。 日程第7、提案者の説明。 議案第55号から議案第65号までの11議案について町長から提案理由の説明を求めます。 町長。 ◎町長(青野高陽君) 今定例会において11件の追加議案を提案させていただきます。つきましては、その理由と概要をご報告させていただきますのでお聞き取り願います。 提案しますものは、条例改正を5件、平成30年度一般会計補正予算、その他の件3件、そして人事案件2件であります。 まず、議案第55号美咲町行政手続条例の一部を改正する条例であります。 これは、行政運営における公正の確保と透明性の向上を図り、もって町民の権利、利益の保護をする目的で制定しています美咲町行政手続条例の一部を改正し、必要な事項を規則に委任するための改正であります。この条例の施行は、平成31年4月1日から施行するものです。 次に、議案第56号美咲町国民健康保険税条例の一部を改正する条例。 これは、国民健康保険税の見直しを行い、より健全な運営を図るものです。被保険者の皆様方にご負担がふえますが、制度の趣旨をご理解いただき、よろしくお願いいたします。条例の施行は、平成31年4月1日であります。 次に、議案第57号美咲町空家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例であります。 これは、同条例により規定しています美咲町空家等対策協議会が現在10名の委員で組織していますが、さらに2名の委員を加え12名で特定空き家等の認定やその措置等の協議を充実させるものであります。こちらにつきましても、条例の施行は、平成31年4月1日から施行するものです。 議案第58号美咲町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、上位法令の改正に伴う条例改正でありますが、まずは災害被災者への貸付利率を下げるもの、そして償還方法も年賦償還または半年賦償還でありますが、月賦償還を加えて、借り受け人の利便を図るものです。さらに、保証人を立てることができない実情も考慮した見直しがなされています。こちらも施行は、平成31年4月1日であります。 次に、議案第59号美咲町開発事業の調整に関する条例の一部を改正する条例であります。 これは、町内の開発事業の実施基準や手続等を定める同条例の一部を改正し、町からの勧告へ正当な理由がなく従わない者に対して、当該勧告の内容並びにその者の対応の内容を公表するため、条例改正するものです。施行は、平成31年4月1日からといたします。 次に、議案第60号平成30年度一般会計補正予算(第10号)でありますが、既存の予算に歳入歳出それぞれ2,578万2,000円を減額し、総額を113億5,757万8,000円とするものです。また、繰越明許費として追加並びに変更を加えておりますのでよろしくお願いいたします。そして、債務負担行為並びに地方債においても補正をさせていただいています。 それでは、主な補正内容でありますが、歳入では、款10地方交付税で605万円、款14国庫支出金に8,307万1,000円を追加しています。これは、地方交付税に追加の交付が認められたものと、現年公共土木施設災害復旧費として国庫負担金がふえたものが主な内容であります。 次に、歳出ですが、全てが款11災害復旧費に関する補正であり、項1農林水産業費、施設災害復旧費で150万円の追加、項2公共土木施設災害復旧費で1,122万6,000円の減額、項3文教施設災害復旧費で28万円の増としており、いずれも精査の補正でありますので、よろしくご判断をお願いいたします。 議案第61号美咲町公の施設に係る指定管理者の指定についてであります。 これは、このたび西川診療所を新たに町営の診療所として運営するに当たり、その業務を社会医療法人緑壮会金田病院へ指定管理するためのもので、地方自治法の定めにより議会の議決を経るものであります。指定の期間は、平成31年4月1日から平成32年3月31日までの1年間とするものです。 議案第62号美咲町道路線の変更認定について。 改良工事等を行いました町道普毛田祖母前線ほか2路線において変更が生じていますので、認定をお願いいたします。 次に、議案第63号美咲町道路線の廃止について。 これは、西垪和の町道森畝高畝線について、農道へ変更するため廃止するものです。 次に、議案第64号副町長の選任についてであります。 平成31年4月1日から新たに副町長を選任したく、議会へ同意を求めるものであります。住所は、津山市弥生町93番地2、氏名、忠政堅之氏。生年月日は昭和32年6月6日生まれであります。詳細な履歴等は議案に添付していますので、お目通しくださるとともに、優秀並びに温厚なる人物でありますので、よろしくお願いいたします。 次に、議案第65号教育長の選任についてであります。 こちらも教育長の選任について同意を得るものであります。住所、美咲町打穴下1370番地、氏名、黒瀬堅志氏。生年月日は昭和22年9月24日生まれです。こちらにつきましても、詳細なる履歴書を添付していますので、お目通しをお願いいたします。こちらについても、非常に教育行政に経験豊富で、専門性にたけた方でありますので、あわせてよろしくお願いいたします。 以上、11議案を提案いたしますので、慎重審議をお願いし、適切なる議決を賜りますようお願い申し上げます。 議案書との差異がありましたら読み違いであり、議案書が正しいものとご判断いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) ここでお諮りします。 発議第1号については、会議規則第39条第2項の規定により提案理由の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 異議なしと認めます。したがって、発議第1号については提案理由の説明を省略することに決定しました。 日程第8、議案に対する質疑。 これから議案に対する質疑を行います。 なお、議案第64号及び議案第65号の2議案については人事案件のため、質疑を省略します。 それでは、順次質疑を願います。 質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で議案に対する質疑を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっています議案第55号から議案第65号までの11議案及び発議第1号については委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 異議なしと認めます。したがって、議案第55号から議案第65号までの11議案及び発議第1号については委員会付託を省略することに決定しました。 日程第9、討論。 これから討論を行います。 なお、議案第64号及び議案第65号の2議案については人事案件のため、討論を省略します。 それでは、順次発言を願います。 討論はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で討論を終わります。 日程第10、表決。 これから採決します。 まず、議案第55号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。もう一度。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第56号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第57号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第58号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第59号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第60号平成30年度一般会計補正予算(第10号)を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第61号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第62号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第63号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第64号副町長の選任同意について挙手により採決します。 本案を原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手多数です。よって、本案は原案に同意することが決定されました。 ここで選任同意を受けました忠政堅之氏の入場を許可します。            〔忠政堅之君 入場〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 忠政堅之さんに同意を得られたことを報告いたします。 それでは、ここで忠政氏よりご挨拶をいただきます。 ◎(忠政堅之君) 失礼をいたします。私忠政堅之と申します。 選任ご同意を賜りましてまことにありがとうございます。青野町長のもと、職員の皆さんと一丸となりまして、議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力を賜りながら、微力ではございますが、「人輝くまちみさき」の一層の充実と推進に向けまして精いっぱい誠心誠意努力してまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) ありがとうございました。 忠政氏にはここで退席いただきます。            〔忠政堅之君 退場〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 次に、議案第65号教育長の選任同意について挙手により採決します。 本案を原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手多数です。よって、本案は原案に同意することが決定されました。 ここで選任同意を受けました黒瀬堅志氏の入場を許可します。            〔黒瀬堅志君 入場〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 黒瀬堅志さんに同意を得られたことを報告いたします。 それでは、ここで黒瀬氏よりご挨拶をいただきます。 ◎(黒瀬堅志君) ただいまの本議会において、教育長への議決同意をいただきました黒瀬堅志と申します。ありがとうございました。 もとより、浅学非才の身でありますけれども、今までの学校現場、教育行政経験を生かして、未来の美咲町にあう子供たちのために、また住みよい生涯学習社会の充実、発展のために、誠心誠意尽力してまいりたいと思います。議会の議員の皆様方には、ご支援、ご協力よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(貝阿彌幸善君) ありがとうございました。 黒瀬氏にはここでご退場をいただきます。            〔黒瀬堅志君 退場〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 次に、発議第1号を挙手により採決します。 原案に賛成の方は挙手を願います。            〔賛成者挙手〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 挙手全員です。したがって、発議第1号は原案のとおり可決されました。 以上で追加議案に対する表決を終了します。 以上をもって今期定例会の議事は全て終了しました。 この際、町長の挨拶をいただきます。 町長。 ◎町長(青野高陽君) 3月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。 議員の皆様方には、ご提案いたしました諸議案に対し、精力的にご審議いただき、適切なるご議決、ご決定を賜りましたことにつきまして厚く御礼申し上げます。また、審議中にいただきましたご意見、ご提言につきましては真摯に受けとめ、これからの町政運営に生かしてまいりたいと考えています。 さて、ご審議、ご議決いただいた議案の中でも最も重要だったのが平成31年度当初予算です。平成31年度一般会計の当初予算総額は約100億5,000万円で、前年度比で約3億3,000万円のプラスと3年ぶりの増額となりました。この主な要因として、昨年7月の豪雨災害からの復旧工事に伴う経費が上げられます。昨年7月の西日本豪雨災害は、本町においても公共施設、農地等に多大な被害をもたらしました。現在国の災害査定を終え、順次復旧工事を進めているところですが、被害件数が多く、翌年度へ繰り越し、継続して事業を実施しているところです。このほかにも今定例会冒頭の所信でもご説明したとおり、福祉、教育、農林業振興など、町民の皆様の日々の生活に密接に関連する各種施策に必要な予算を計上しています。このたびお認めいただいた予算を最大限に活用し、子供から高齢者までの多世代がお互いに支え合い、生き生きと暮らすことができる地域づくり、そして地域力の強化につなげてまいります。 しかしながら、本町の財政状況は決して余裕のある状況ではありません。合併のメリットでもあった普通交付税の水増し部分が平成31年度で終了するだけでなく、人口減少による税収の減少が予想されるなど、歳入の確保には依然として大きな課題が残っています。歳出につきましても、公共施設の老朽化への対応、超高齢社会の進行による一層の社会保障関係経費の増などによる財政の硬直化などが危惧されているところです。 以上のような状況ではありますが、地域住民の皆様方からお寄せいただくご要望につきましては、優先順位を見きわめながら取り組んでいるところでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 さて、皆様ご存じのとおり、先日3月10日に、卵スプーンリレーでギネス世界記録を樹立することができました。当日は私も町長としてまた一参加者として競技の様子を見守っていましたが、記録達成の瞬間にはこれまでにない一体感と達成感が生まれ、大変誇らしく感じました。いわば希望の卵をつなぐ小さな町の大きな挑戦ではありましたが、このたびの世界記録達成は、議員の皆様を初め、ご参加いただいた429人の町内外の皆様、協賛いただいた美咲ファーム様のお力添えなくしてはなし得なかったものです。当日の様子は、在京キー局のワイドショーを初め、多くのメディアに取り上げられ、美咲町の元気をPRすることができました。町長として改めて感謝申し上げます。 加えてもう一つうれしいお知らせがあります。 美咲町消防団では、昨年の7月豪雨災害時に、団員が地域住民の安全確保と被害軽減に尽力したとして、総務大臣から感謝状をいただき、消防庁長官、岡山県知事から表彰を受けました。また、美咲町女性消防隊においては、昨年の全国女性操法大会準優勝が評価され、先日の第71回日本消防協会定例表彰で優良婦人消防隊表彰旗の受賞もしております。近年の美咲町消防団の活躍には目覚ましいものがあります。ますますのご活躍を期待いたしますとともに、役場としましても、消防団と緊密に連携をとりつつ、安全・安心な町民生活の実現に向け取り組んでまいります。 所信でも述べましたとおり、私が国は、平成から新しい時代へ移り変わっていく、その歴史的転換点にあります。役場におきましても、新年度に向け機構改革を断行するなど、変革期を迎えています。中でも池上副町長、柴原教育長におかれましては、3月31日をもって退任となります。これまで町の発展のため日夜ご尽力をいただいたことに深く感謝申し上げますとともに、今後とも町政全般に対しましてご支援をお願いするところであります。 さて、本日は平成17年3月22日の美咲町発足から15年目を迎えた日であります。いわば美咲町の誕生日であります。合併に力を尽くされた先人たちに改めて感謝と敬意を表するとともに、私としても決意を新たにした次第であります。先ほどご同意をいただきました忠政新副町長、黒瀬新教育長、そして全職員一丸となって「人輝くまちみさき」の理念のもと、新時代にふさわしいまちづくりに全力で取り組んでまいりますので、町民の皆様、議員の皆様におかれましては、引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 終わりになりますが、私は先日加美小学校6年生が総合学習で美咲町の教育、福祉の充実を願ってというテーマで、急速に加速する美咲町の人口減少や高齢化を見据え、子供と高齢者が集まる施設の整備、宅配、農業、災害支援へのドローンの導入、高齢者がインターネットを使いやすい環境づくりなど、子供たちが町の課題をみずから見つけ、その解決策を具体的に示してくれたことに大変感動をいたしました。 柵原東小学校6年生がまとめた美咲町の黄福論という学習成果も読ませていただきました。少子・高齢化に根本の問題があるとして、人口減対策や幸せな美咲町づくりに向けてしっかり調査し、具体的な提言をいただきました。特にこの中で印象に残ったのは、美咲のみ、みんなで、美咲のさ、支え合い、美咲のき、協力するというメッセージです。これは、町が掲げる「人輝くまちみさき」の理念と全く同じであります。子供たちは最後に、誰かに任せるのではなく、僕たち自身が自主的に美咲町の幸福について考えること、町の幸福について本気で考えることが大切とまとめられていました。私たちは、町のことを純粋に思うこうした子供たちの思いに応え、こうした子供たちが美咲町に残り、あるいはいつか帰ってきてもらう、そのようなまちづくりに邁進していかなければなりません。 いよいよ4月1日から新年度がスタートするわけでありますが、職員一丸となって、新しい時代にふさわしい新しい美咲町づくりに全力で取り組んでまいりたいと存じますので、町民の皆様、議会の皆様には今後とも適切なるご指導とご支援をよろしくお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 私のほうからも閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 3月定例議会閉会に当たり、新町長の思いの込もった新年度予算を全会一致で可決いたしました。今議会での一般質問、所信表明質疑、また各委員会での審議におきまして議論を尽くしました。 孔子の論語に、巧言令色鮮し仁、口ばかりうまく外見を飾る者にはほとんど仁はないものだ、また己の欲せざるところ人に施すことなかれ、自分がされたくないことを人にはしないというとのことであります。私が申し上げるまでもありませんが、人の心と心は空のように全てつながってこそ大きな力となるものです。美咲町町民全員の皆さんで考え、子供たちにとって輝ける未来のあるまちづくりを進めていきたいものであります。我々議会もその一端を担い、新年度に向けて努力していくことをお誓い申し上げ、挨拶といたします。 これをもって平成31年第2回美咲町議会定例会を閉会します。(午後5時39分) 以上会議録の次第は書記の記載したものであるが、その内容の適正であることを確認し、ここに証明する。 令和   年   月   日            美 咲 町 議 会 議            美 咲 町 議 会 議            美 咲 町 議 会 議...