美咲町議会 > 2015-12-02 >
12月02日-02号

ツイート シェア
  1. 美咲町議会 2015-12-02
    12月02日-02号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    平成27年第 4回(12月)定例会第 2 日 (平成27年12月2日)(1)会議の開閉時刻    開   議  午前 9時30分    解   散  午後 4時15分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1林田 実出席9金谷高子出席2小林達夫〃10江原耕司〃3左居喜次〃11三船勝之〃4片山 剛〃12松島 啓〃5延原正憲〃13下山和由〃6形井 圓〃14山本宏治〃7松田英二〃15岡田 壽〃8岩野正則〃16貝阿彌幸善〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長定本一友産業課長畝本 一副町長岡部初江建設課長矢木史朗総務課長木谷正弘会計課長村瀬智子まちづくり課長畑尾周一旭総合支所長難波寛治郎情報交通課長遠藤 透柵原総合支所長森廣恒男税務課長山崎秀仁旭産業建設課長山本 資住民課長高田美智子柵原産業建設課長國宗 順こども課長稲谷雄治福祉事務所長福田芳幸健康福祉課長桑英昭教育長泉 和男地域包括支援センター長村島眞由美教育総務課長石戸光也上下水道課長山下一巳生涯学習課長鈴鹿 滋(4)職務の為出席した職員の職・氏名     事務局長  神 坂 健 治     書  記  宗 近 由 利(5)日   程日 程議案番号件         名1  一般質問 ○議長(貝阿彌幸善君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は15人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) なお、5番延原議員から一身上の都合のため欠席する旨の通告がありましたので、報告いたします。 次に、本日の日程を報告します。 第1に一般質問、以上のとおり定めますのでご了承を願います。 これから日程に基づき議事を進めます。 日程第1、一般質問。 これから一般質問を行います。 なおこの際、申し上げておきます。 会議規則第54条の発言内容の制限及び第55条の質疑回数の規定を遵守願うとともに、第56条の発言時間の制限により質問時間が30分までと決定されていますので、ご了承願います。 それでは、13番下山議員の質問から行います。 13番下山議員。 ◆13番(下山和由君) おはようございます。13番下山でございます。 本年最後の議会、一般質問に入らせていただきます。 まず、新年度へ向けての定本町政の姿勢と抱負を問うであります。 本年も種々問題点を残しながら新年を迎えようとしているが、この1年間を振り返ってみると歴史に残る行事としては合併10周年記念事業が開催された。また、友好協定を結んでいるニュージーランド・テムズ町から副町長夫妻、コミュニティー委員会副委員長夫妻の来町で、一段と本町とのきずなが深まったように感じる。 また、その反面、介護保険料が全国3位、県下では1位となり、脚光を浴びることにもなった。果たしていつまで続くのか、他の保険料についても懸念の声が町民から聞かれる。今後の状況はどうか。 ほかに人口減少、町の活性化、少子化対策、有害鳥獣対策、農林業の振興と問題も山積している。 定本町政も来年1年で任期満了、来年こそ町民の関心が高く、評価される定本カラーを前面に出してはいかがか。 来年は官民一体となって大きな事業に取り組み、人口増大につながる要素も見出すべきではないか、ご答弁をお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 桑元健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(桑元英昭君) おはようございます。健康福祉課の桑元でございます。 町長に対してのご質問というふうには捉えておりますけども、担当課の部分がございますので、一言答弁をさせていただきたいと思います。 13番下山議員のご質問の中で、前段、中段部分、後段というあらわれの中で、真ん中辺に、中段部分に介護保険料のこと、それから今後のことについてというご質問がございましたので、その部分のみお答えをさせていただきたいと思います。 本年は介護保険料が県下でも一番高いというような状況の中で、高負担を町民の皆さんにお願いしておりますことは、非常に心苦しいところでございます。 この状態がいつまで続くのかというお問いでございますけども、今までもご答弁の機会をいただいておりますたびに申しておりますけども、介護保険料は3年を1期ということでしております。本年から3年間の保険料の給付を見込みまして、保険料を設定しておりますことから、ことしから3カ年は同額の保険料をお願いするということに基本的にはなりますので、ご承知おきいただきたいと思います。 ただし、国の社会保障制度の見直しの中で消費税等の10%への増額等も見込まれておる中で、低所得者層に対します軽減措置というのは行われるという約束の上に立っております。29年4月からは第1段階、第2段階、第3段階までの方につきましては、ただいまの保険料よりは幾分か軽減がなされるということでございますので、そこの部分では3年間、約束した保険料でございますが、安くなる方向へ軽減がされるというふうに聞いておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、他の保険料等々についても懸念の声が町民から聞こえるんだがということでございますが、一番には国民健康保険のほうになろうかと思います。国民健康保険の場合は、保険料ではなく保険税という扱いの中で取り組んでおりますけども、美咲町の状況でございますが、実は国保の保険税につきましては、一番高いのが県下では早島町という状況でございます。 安いほうからいきますと一番安いのが新庄村というふうに26年度の実績では出ております。その次に、安いほうでいきますと本町でございます。美咲町は県下で2番目に安いんだということでございます。ご承知のように国民健康保険につきましても、先ほどの介護保険も一緒なんですけども、給付に対するものを補うために保険料、保険税が設定されております。介護保険料もここまで高くなったのには、それなりの給付があったから、国保につきましても今現在は安いんですけども、健康状態というのはやっぱり幾分か給付のほうはたくさん出ておりますので、非常に安い保険料のところに設定がなされておる関係からいきますと、本来であれば中辺ぐらいまでは持ってあがらにゃいけん保険料設定かなというふうには考えております。 そうしたところの中に加えて、新聞報道等にも出ておりますが、平成30年度からは国民健康保険の運営主体は県が持つんだというふうに出ております。そうしたことなんかを見据えた中で、本町の国民健康保険税につきましても幾分か、多少なりとも上げさせていただかにゃいけんだろうという見込みが立っております。詳細な内容につきましては、国のほうから流れてきておりませんし、県のほうからも指導が来ておりませんので、具体的なものはできませんけども、いずれにしても幾分かは高くせにゃならない時期が来ますけども、平成30年度を待って増額すると一遍に余波が来るように考えられます。そうしたことからも、できるだけ早目に少しでも保険料を上げねばならないというふうに思っておりますので、いずれはっきりした時期が参りましたらご公表をさせていただこうと思っておりますので、その節にはよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 下山議員のご質問でございます。来年度に向けましての抱負というようなことかと思いますけれども、最初からの質問にお答えをさせていただきますと、本年度は合併10周年ということで5月に式典を行いました。皆様方のご協力を得ながら手づくりの式典をやっていこうということでやってきたわけでございまして、各方面に迷惑かけたかもしれませんけれども、十分この10年が美咲町にとりまして活性化の礎になったことが皆様方に伝わったことと私はこのように確信をしておるところでございます。 また、議員が指摘になりました友好協定を結んでいるニュージーランド・テムズですね。テムズにつきましても副町長と議員の方が、ご夫妻がお見えになられまして、より一層のつながりを約束、議員も指摘されましたけれども、約束をしたところでございます。 それから、介護保険と国保につきましては、今担当者が申したとおりでございまして、介護保険と国保と後期高齢者医療というのが連動しております。そういうことで、一連の流れとしてこれを読み取っていかなければならないわけでございますけれども、さきに申しましたように国保税が美咲町、県下では下から2番目ということでございますけれども、いま少し上げさせていただきたいという裏に何があるかといいますと、1人当たりの給付額、医療費が24年度までは美咲町は高く、一、二を争っておったというようなことでございますけれども、ここになりまして10番目程度、26年度におきましては10番目程度になったということでございますけれども、県下27市町村におきましてはまだ高いということになってきます。そういうことで国保税が26番目、給付率が10番目というのはやはりアンバランスということになりますんで、少しは上げさせていただかねばならないんかなというように思っておるところでございます。 それから、下山議員のここからが本題の質問であると思っておりますけれども、下山議員が言われるように、私も議員の方々も1年で任期満了というようなことでございます。政治とスポーツは結果が全てでございまして、結果によって人は判断していただきます。それぞれの経過につきましては、人はそれを評価をしていただけないというようなことでございまして、いつか申しましたように、やっぱり絵に描いた餅になってはいけませんし、それから夢を描いて、それが実現できなくて町民の方に迷惑かけるというようなこともなるわけでございますんで、私は今までの評価を、実績を評価してもらうという以外に手がないんではないかと、このように思っておるところでございます。 私も就任以来、協働のまちづくり事業につきまして積極的にやっていこうということを考えておりましたし、皆様方もそれに連動していただきまして、かなりご協力をいただいたというようなことでございまして、各地域地域で、やはりそのような機運が高まってきまして、かなり協働のまちづくりが進化していったんではないかなと、このように思っておるところでございます。 そういうことも評価していただきたいなと、このように思いますけど、ハード面につきましてはまだまだ美咲町にとって不便な点もございますので、やっていかなければならないわけでございますけれども、ことしから来年にかけまして政府のほうといたしまして平成27年6月、ことしの6月に義務教育制度というのを政府のほうで法律が可決をされております。1月1日から規則、要綱が、これから政府のほうが発表いたしまして、それに対しまして我々が応募していくというような形になっていくわけでございますけれども、予算についてはまだこれが成立しておりません。そういうことで来年度の新年度予算におきまして、それを成立さすべき我々も努力をさせていただいておるところでございますし、それが成立しないと、予算が確定をしないと、それこそ絵に描いた餅になるというようなことでございまして、何ぼ要望してもそれはできませんということになります。 そういうことで、先ほども文部科学省のほうに私も行かせていただきまして、担当課から種々お話を聞かせていただきまして、やはり義務教育制度小中一貫教育、これはやはり岡山県ではどこもないということでございますんで、この方向づけを研究してみたい、まだまだでございますので、まだ採択されたわけでもございませんし、研究をことし、来年についてやっていきたいと、このように思っておるところでございます。 それから、公共施設等の総合管理計画につきましても、ことしから専門家にお願いをいたしまして種々協議をしておるところでございまして、公共施設をどう管理計画していくかということが、これからの重要な課題になるということでございますんで、それもやっていこうと、このように思っておりますし、前日議員の皆様方にご報告させていただきました代替エネルギーの施設事業です。この件についても少し後退をしておるということを申し上げさせていただきましたけれども、どうもこの夢が捨て切れません。そういうことで、これは美咲町にとりまして大きな事業になるんではないかなというようなことでございまして、美咲町が入りますと3分の2の補助金は出るということでございますんで、20億円かかりますと15億円は補助金というようなことでございます。そういうことで事業主体がはっきりもう一度しますと、この分について希望を捨ててはないというようなことでございます。 それからまた、中山間総合整備事業も、これも着実に進んでおりますので、28年度ぐらいから本格的に始まっていくということになりますんで、これもやっていかなければならないというように思っておるところでございます。 具体的なことにつきましては、種々都度、その都度、皆様方にご報告をさせていただきますけれども、有能な職員に恵まれております。私はありがたいなと思っております。そういうことで、必ずこれをやっていただけるものと深く確信をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁漏れはありませんか。 ◆13番(下山和由君) よろしいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、再質問ありますか。 再質問、下山議員。 ◆13番(下山和由君) 抱負も聞きました。 もう少し町民からおお町長、こねえことをやるんかというようなあれもちょっと聞きたかったんですが、それは今もおっしゃったように予算の伴うこともあるので、慎重に行かれるのもそれもいいとは思うんですが、今この7日には石破大臣も新見市に見えるんですけど、地方戦略型交付金、この件のタイプⅠのことにつきましても今回、本町は申請しとったけども漏れたということなんですが、来年もそういう制度があるということなんで、一つ何か大きなことを心がけてほしいと、こういう交付金を次はぜひとも交付いただけるような、ひとつこれは職員等も全体、官民一致となってやっていただいて、とにかく大きな大型交付金をいただかんと恐らく今のうちの財政じゃ無理やと、そういうことにも考えております。恵まれた土地もあり、いろんなこともあるんで、いわゆる農業を振興するならば大きな農業大学を誘致するとか、人材教育の専門学校を誘致するとか、いろんな点もあるとは思うんですが、その辺はひとつ来年こそ、定本町長の本当に強い意志と決意を実行できるようにぜひともやってもらいたいと思います。 そういうことで執行部も職員も、本当に来年は一層危機感を持って行政執行に邁進してもらいたいと、これが私の切なるお願いでもありますし、町民の皆さん方もそうしたことで定本町政にはこれから本当に大きな希望も期待も持っておられると思いますんで、ひとつしっかりやっていただきたいと思います。この面はこれで結構です、よろしいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁はよろしいですか。 ◆13番(下山和由君) はい。 ありますか、町長、もう一遍どうしても言わないといけないことがあったら言ってください。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、自慢ではございませんけれども自慢話になりますので、町政の基本は私は財政じゃと思うんです。財政がかなり好転したとはいえ、まだまだ不十分だというようなことでございます。基金のほうも69億円ほどできましたし、それから実質公債費比率も13.6、かなり低くなったかなと思うたんですけど、これよそも低くなってきよんですね、物すごくですね。そういうことで、総体的にいうたら順位をつけましたらそう立派な順位ではないというようなことでございますけれども、将来負担比率ですね。子供たちのためにこれからの借金を残してはいかんということで、将来負担比率、財政規模を分母といたしまして、分子のほうに借金から基金を引いた額、これが53ほどになったということでございまして、53ということは2分の1ということでございますんで、かなり好転したかなというように思っておるとこでございまして、それを踏まえて来年、再来年、今後の将来に向けまして計画を立てていこうと、このように思っておるとこでございますので、ご理解のほどをひとつよろしくお願い申し上げます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 ◆13番(下山和由君) ありません。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、13番下山議員、次の質問に移ります。 13番下山議員。 ◆13番(下山和由君) 今の町長の質問に対して後段に書いとることにつきましては、まず担当課長のほうからご答弁いただきもしまして、次の質問に入ります。 私はここで各課、特に町民に関連の深い課をよって質問をしておりますので、各課の課長のほうのご答弁をよろしくお願いしたいと思います。 まず、総務課でありますが、全体的に町民に特に関係する課長には来年に向けての抱負を問うという大きな主題でありますが、総務課におきましてはさらに職員一人一人の意識向上に努めるべきである。町民は職員は行政のプロと信じている。しかしながら、職員の対応が悪いとの声も聞かれる。各課との連携を密にして、日ごろの業務に自信を持ち、総括する課として業務に励むべきではないか、この件につきましてはここに総務課と書いておりますけど、この席に各総合支所の支所長もおられますんで、そのことも肝に銘じてお聞き取り願いたいと思います。 まず、今町民からいろいろとどうしても言われております。こういうことを年内に申し上げておかんと来年というわけにいかんのであえて申し上げるんですが、特に職員の対応が悪いという声もまま聞かれます。例えば電話の応対一つにしてもわからないとか、ちょっと待ってくださいがしばらく待ってくださいにもなるし、それと特に皆さんがおっしゃることは、日直宿直者にいろいろと行事の予定なんか尋ねてもちょっとわからんので、担当がおらんとかという声も聞かれるということなんで、これは私の提案ですけど、とりあえず岡山県あるいはその出先機関、そして津山を中心として大きな公共施設、その辺のことの行事とか、その辺のことはやっぱり何か早見表というんか、それなどをつくって、やっぱり各課が連携を持って、どの課にあっても、例えば教育委員会なら教育委員会の電話何番かなと言うたらすぐわかるように、そういうことも私はぜひ心がけておきたいと思います。ひどいことになったら町のファクス番号何番かというたらわかりませんというような職員もおられたんで、そういうことは初歩的なあれなんで、ひとつ本当に来年は総務課が一体となって各課と連携を持って町民の皆さんに今以上に住民サービスがいくよう私は心がけてほしいと思います。この件についての抱負をご答弁願いたいと思います。 それで、申しおくれました。各課を続けて申し上げますんで、ご答弁のほうはその都度お願いしたいと思います。 今、ご指摘ありましたら申しわけありません。 続いて、まちづくり課でございますが、若者定住や建設工事の入札関係など、仕事の範囲が非常に広い。町民からは課の存在がいま一つとの声も聞く。課としての強いイメージを町民に再度示してはどうか。 こども課、町民全体に課の存在意識が乏しいようだ。将来を担う夢ある子供たちの健全育成に教育委員会との連携を密にして、来年はどう取り組むのか。 産業課、特に農地問題は深刻である。政府も種々制度を示しているが、中でも農地中間管理機構の存在がいま一つ理解されておらず不評である。新年度は、本町としての農林業に明るい情報を期待するが抱負はどうか。 そして、住民課、マイナンバー制度が導入され、各市町村で対応に追われている。本町においてもカードの配達が12月上旬と報道されているが、受け取ったときの対応についていま一度町民に示してほしい。 健康福祉課、保険・年金課と健康増進課が統合され、健康福祉課となり、課の対応も2分されている。担当部署も1階と2階に分かれており、利用する町民にいま一つ理解されていない。事務の効率化を図っての統合か、町民主体の課の統合か、詳しく説明をお願いしたい。また、新年度へ向けての抱負はどうか。 以上の点を各課にお尋ねします。ご答弁、よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 木谷総務課長
    ◎総務課長(木谷正弘君) 13番下山議員のご質問にありましたまず最初の総務課の関係についてお答えさせていただきます。 議員の言われる職員一人一人が職務の意識向上に努めることは当然のことであります。 総務課といたしましては、まず職員に研修の機会を多く与えて参加していただくともう一つ、人事評価制度、こちらを本格導入することによって新年度も各自の自己啓発の応援をしていきたいと考えております。 まず、研修のほうでございますが、少し具体的になりますが、昨年1年間に岡山市町村センターのほうでの研修に77名を参加させております。また、町主催の研修には延べで1,130名、27年度では11月末現在で県の研修に70名、町独自の研修には654名の参加をしていただいております。この中には職務に関する専門的知識の習得をするものから各階層での接遇等の基本的な研修も職員に意識啓発をしていただいておるところでございます。 引き続き28年度も継続いたしまして職員研修への積極的な参加を行ってまいります。 また、職員みずからが自己啓発を行うために人事評価の新年度から本格実施をさせていただきます。これは年度初めに自分の仕事の年間目標を定めていただきまして、10月の中間評価、それから3月に年間評価で達成度を職員みずからが評価していただくものでございます。 仕事の目標と同時に、職員の能力や態度、それからコミュニケーション力といったさまざまな観点から協調性など、多方面からも評価をさせていただきます。これにつきましても、5月と11月に全職員を対象に評価者研修、被評価者研修を行っております。 この制度で自己評価されたシートというものが、評価シートというものを各自でつくっていただくわけでございますが、こちらを上司が1次評価、さらには2次評価をいたしまして、その上で本人と面談することによりまして各自の評価をどういうふうに評価されているかフィードバックさせて自己評価に役立てるものでございます。 また、本年度、職員の基礎能力向上のために若手がみずから中心となりまして、若手職員が中心となりまして自発的にでございますが、勉強会を自主開催されております。講師には管理職の職員等が当たっておるようになります。職員の資質向上を図る上でも単に総務課だけではなくて、全課でこういったことに協力できる応援体制つくりを行うことも大切なことかなと考えます。 さらに、議員の言われる職員の対応や態度、あるいは挨拶などにつきまして、住民の方からご指摘もいただいているところでございます。 幹部会議などの機会を利用させていただきまして改善指導も行っておりますし、場合によりましては総務課あるいは執行部のほうへいただいたものを担当課長のほうに具体的な報告も行って接遇の改善に努めておるところでございます。 さらに、先ほど議員言われました土日の宿直者の対応ということで、6月議会にもご指摘をいただきまして、その後、津山近隣とまではいかんのですが、町主催、あるいは町内で行う行事につきましての資料を各宿・日直者が見えるような手配をさせていただきまして、極力お問い合わせにご迷惑をかけないように対応しておるところでございます。 以上、総務課のほうの課長としての回答をさせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) まちづくり課の畑尾でございます。13番下山議員のご質問にお答えいたします。 議員ご指摘のとおりまちづくり課は幅広い業務を持っておりまして、また公共施設の管理の問題、空き家の問題、そして地方創生など新しい取り組みも少なからずあり、各方面から情報を集め、学び、取り組みを進めてきた業務もございます。もちろんそうした中で、各業務におきましては前例にとらわれることなく業務改善も進めてまいっております。 議員のご指摘、課の存在が見えないとのご指摘でございますけども、地方創生総合戦略の取り組みにも見えますようにこれからの施策の実施は、横断的な取り組みがますます必要となってまいります。また、地域全体におきまして行政と関係機関、団体、地域住民との連携、そして協働した取り組みがより重要性を増し、このことが美咲町の将来のあり方を左右すると言っても過言ではないと考えております。来年春には、国におきまして一億総活躍社会実現に向けてのプランも策定されるというように聞いております。 こうしたことから、来年度に向けましては公共施設等の総合管理計画の策定、空き家対策基本計画の策定、総合戦略の達成に向けた関係施策の見直し等、課題が山積はしておりますが、まちづくり課の大きな役割としましては、さまざまな連携協働が進展していくようしっかりつないでいく、このような取り組みがより重要となってくるのではないかと考えております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 稲谷こども課長。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 失礼いたします。こども課の稲谷でございます。 まずは、町民全体に課の存在意識が乏しいようだというご指摘をいただいております。 こども課が誕生いたしまして1年8カ月が経過した現在におきまして、存在意識が乏しいようだという評価については、全て私の不徳のいたすところでございます。 存在感のあるこども課を目指しまして課員一同、一層努力してまいりたいと思っております。今後ともご指導、ご鞭撻賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 さて、将来を担う夢ある子供たちの健全育成に教育委員会との連携を密にし、来年はどう取り組むのかというご質問でございますが、児童福祉法第1条に全て国民は児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ育成されるように努めなければならないとありますように、教育委員会との連携だけでは児童の健全育成は不十分であると考えております。行政全体が、そして全ての町民がかかわりを持ってこそ、児童の健全育成が図れるというふうに考えております。 現代社会での経済、社会情勢等の変動によって家庭における児童養育機能の低下、児童の生活環境の悪化、住民相互の連帯意識の希薄化など、児童を取り巻く問題を解決するために対策を講じていかなければならないというふうに思っております。 簡単に申し上げますと、家庭に恵まれない児童、非行等を犯した児童、体が不自由な児童など、全ての児童の養育の目標が児童の健全育成であるというふうに考えております。このようなことを踏まえまして、児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ育成されるよう、町全体が連携し、取り組んでまいりたいというふうに思っております。 私からは以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畝本産業課長。 ◎産業課長(畝本一君) 産業課の畝本です。よろしくお願いします。 13番下山議員の農地問題は深刻である。中でも農地中間管理機構の存在がいま一つ理解されておらず、不評である。新年度は明るい情報を期待とのご質問にお答えをいたします。 中間管理事業は、平成25年12月に農地中間管理事業の推進に関する法律及び農業の構造改革を推進するため、農業経営基盤法等の一部を改正する等の法律が成立しました。この法律は、我が国農業の構造改革を推進するため、農地利用の集積集約化を行う農地中間管理機構を県段階に創設するとともに、機構の設立にあわせ遊休農地解消措置の改善、青年等の就農促進策の強化、農業法人に対する投資の円滑化等を講じるもので、事業の内容としましては地域集積協力金、経営転換協力金、耕作者集積協力金及び青年就農給付金、経営開始型でございますが、等があります。 現在の状況ですが、26年度で貸付人数が6人、受け手人数が4人でマッチングができ、面積が2.66ヘクタールでございました。白紙委任は貸付農家が4人で面積が1.37ヘクタールありましたが、3人の農家1.07ヘクタールは希望者がなく、取り下げられ、残りの1人の農家は、機構以外への受け手への賃貸、売買でございました。 27年度では10月末現在、貸付人数3人、受け手が2人で、1.25ヘクタールのマッチングができました。予定では13人の貸付人数で4.59ヘクタールの希望があり、マッチングは地区別に中央地区が0.63ヘクタール、貸付希望農家が1名、受け手が1名、旭地区が0.58ヘクタール、貸付希望が2名、受け手が2名、柵原地区が3.38ヘクタール、貸付希望が10名、受け手が1法人と2名でございます。 白紙委任は6.21ヘクタールで、貸付希望12名で、地区別には中央地区が5.03ヘクタール、貸付希望が11名、旭地区が1.18ヘクタール、貸付希望が1名で途中経過ではございますが、貸付希望2人の1.35ヘクタールの農地に6名の希望者が出ている地区もございます。 また、青年就農給付金は町内5名の方が給付を受けられておりまして、今後も農地中間管理事業のPRを進め、集落営農組織の設立及び任意組織から法人組織への移行を推進し、機構を通じ、なお一層の遊休農地の解消に向け、中間管理事業の活用に努めてまいりたいと存じます。 昨日も一つの集落営農をお訪ねし、中間管理事業の地域集積協力金等の説明を行い理解をいただいており、この事業の取り組みを計画されておられます。他の集落営農への推進も図りたいと考えております。 また、特産物の振興ですが、ことしのブドウの単価は例年になく高く、農家の所得も向上したと聞いております。本町の栽培面積は43ヘクタール余りあり、JAつやま管内では最大の面積ですが、今後とも面積の拡大に努め、気象条件で有利な本町の特性を生かし、高単価での販売と高品質の作物の生産、流通を図るよう、JAと連携し、推進してまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 失礼します。住民課の高田と申します。 13番下山議員のマイナンバー制度が導入され、市町村で対応に追われている。本町においてもカードの配達が12月上旬と報道されているが、受け取ったときの対応をいま一度町民に示せというご質問です。 平成27年10月5日以降、全国民へマイナンバー通知カードの発送がされています。美咲町におけますマイナンバー通知カードの送付は、国のほうから11月の中旬、それから11月19日から配達予定と郵便局のほうで確認しております。実際、11月19日からは町内の方へ順次配達されている状況です。皆様の自宅、住所地ですね。住民基本台帳へ登録されている住所へ届いていることと思います。 受け取ったときの対応ですが、こちらの文書は世帯主の方へ簡易書留郵便の封書で配達されます。封筒の表には通知カード個人番号カード交付申請書在中、それから転送不要と表示をされております。この表示は赤色で表示をされております。世帯主の住所氏名の記載されたこの封筒の中に世帯主の住所と氏名を記載された、ちょっとこれ拡大してきてますが、まだなかなか小さくて見えないんですけど、こちらが送り状、真ん中から上、送り状が封筒の一番最初のページに入ってます。 それから次に、通知カードと個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書がセットとなった1枚物の用紙、こういうふうな形で入ってます。これが通知カードが上のこまいカード、その下が個人番号交付申請書兼電子証明書発行申請書の用紙です。これが入っております。これはそれぞれ表面、裏面と書くところがあります。 それから次に、大切に保管してください。この冊子が7ページ物なんですが、入っております。マイナンバーの個人番号のお知らせ、個人番号カード交付申請のご案内、これがこちらのほうに総務省、それから地方公共団体情報システム機構、J-LIS(ジェイリス)と読むんですが、パンフレットとしてA4判の7ページにわたるものが入っております。 それから、個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書を送付する場合の封筒、こちらの下の段を見てください。これから下の段を見てください。こちらの封筒が1枚入っております。こちらのほうが日本郵便株式会社川崎東郵便局宛ての私書箱行きです。この用紙が入って4件、皆様のお手元に入っております。 まず、マイナンバーの通知カードですが、あなたのマイナンバー、個人番号の12桁が記載されております。こちらの通知カードのこの一番上のところに4桁、4桁の12桁が通知されております。それから、こちらのところに個人番号、氏名、住所、生年月日、性別が書かれておりますので、このカードで確認をしてください。 次に、個人番号交付申請及び電子証明書の発行を申請される方は、通知カードの下部分、切り取り線の表面と裏面ですね。こちらに必要事項を記入の上、指定サイズの写真を添付して、個人番号カード交付申請書受付センター行きの封筒に入れて送っていただくことになります。だから、個人番号カードの申請をされる方は、ここに薄い切り取り線っていうのがあるので、こちらの下部分を書いて、裏面、表面、書いて、写真を張って、封筒に入れて送ってください。 美咲町では、お手元に届いたマイナンバーの通知カードの取り扱いについて告知放送を初め、みさきテレビを活用してPRを予定しています。また、地域で活用していただきますようDVDの貸し出しも予定しています。今、ちょっとDVDの複写のほうを手続してますので、準備ができましたら各総合支所の窓口のほうへ置いておきたいと思いますので、よろしかったらご利用いただきたいと思います。 それから、マイナンバーカードについてのお問い合わせなんですが、個人番号カードコールセンター、それから公式サイトでは個人番号総合サイト、こちらのほうで検索できます。これについてもこちらのほうのチラシの一番後ろ、きょうちょっと持ってきてないんですが、最後の裏面に電話番号書いておりますので、そちらをご確認ください。 マイナンバーについては、各個人で利用方法が異なります。不安に感じたり詳しく尋ねたいと思われる方は、お気軽に本庁住民課、または各総合支所住民課の窓口へご相談ください。 最近、窓口、電話での問い合わせは殺到しております。皆様にご迷惑をおかけしておりますが、対応に少しお時間をいただくことも多々あるかと思いますけれど、ご理解とご協力をお願いいたします。 お手元に届きました通知カードは、大切なカードですので、マイナンバーをみだりに他人に知らせることのないよう、届きました関係書類は大切に保管をお願いします。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 桑元健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(桑元英昭君) 失礼いたします。13番下山議員で6番目の課、最後の課になりますが、健康福祉課ということでご質問を受けたことにつきまして答弁をさせていただきたいと思います。 健康福祉課は、保険・年金課と健康増進課が7月に統合されて新しく誕生した課でございまして、事務の効率化を図っての統合か、またその課の統合の内容を詳しく説明しろと、それから新年度に向けての抱負はということでございます。 健康福祉課は、ご指摘のとおり保険・年金課と健康増進課を一つにしております。具体的には、私のほうで捉えておりますのは、その中を健康医療班という一つの班、それから介護保険班という一つの班、それから健康づくり班という一つの班、それから地域福祉推進班という班、それからもう一個加えますと地域包括支援センターということで、おのおのの関係が強いところを一つのグループに分けてお仕事をしていただいておるというふうに私は理解をしております。 非常に大きな組織となっております。議員からの指摘のように1階と2階にまず分かれておる。それから、保健センターということで国道の向こうにも分かれておるという非常に変わった課であろうかとも思います。 町民の皆さんには理解しにくいという部分でございますが、集団としましてはおのおのの通知文書等々、たくさん出ておりますが、全て健康福祉課という課でございますが、その後に先ほど申し上げましたように健康医療班という各班の名前をつけて分別しやすいようにと思っては行ってきております。 また、電話番号をできるだけ記載させていただいておりまして、迷ってお尋ねがないようにというつもりではおります。その辺をきょうも改めてご紹介をさせていただいておきたいと思います。 何を目指してということでございますが、もちろん町民皆さんの健康と福祉の向上を目指しということに尽きるんではないかと思います。しかしながら、もう少し申し上げるとするならば、健康づくりと介護予防とかそういったものを重点的に連携を持って進めるために一体的に取り組むには、こういった形が望まれるのかなということでたどり着いたところであろうと思っております。 先ほどもご質問に答えさせていただきましたが、例えば介護保険料が上がったり、国民健康保険料が上がる、全て給付がふえるからだという中で、給付を抑えるには町民の皆さんが健康づくりを一生懸命進めていただいて、健康寿命を延ばしていただき、少しでも長い間、元気なんだという期間を多く持っていただくことに尽きるんだろうと思います。そういった意味で、連携を持ちながら課を進めてまいりたいと思っております。 それから、新年度に向けての抱負ということでございますけども、今申し上げたようなことを一生懸命進めていく上におきまして、町長のほうにもお願いしておりますけども、できるだけ一体的に業務を進めやすいように1階と2階というんじゃなしにできれば1つのフロアで統一して仕事ができるような環境をつくっていただきたいというお願いもしております。 それから、専門職がかなりおります関係上、専門職を1カ所に集合化していただきまして、なお連携が持ちやすいような体制をつくっていけたらというふうに考えておるところでございます。 また、新しい業務としまして地域福祉推進班ということで設けておりますが、こちらもご承知のように平成30年度に向けて介護保険制度が大きく変わる中で、地域のよりよいきずなを高めていくような施策が必要になってまいります。そういったものも今後進めていけたらと思うところでございます。 そして、先ほども申し上げましたが、何よりも自分の健康は自分で守るんだと、自分の体は自分だけのものではなくて、地域のものでもあるんだというような意識を持ちながら、健診をどんどんどんどん受けていただくとか、健康づくりをみずから進んでいただくんだというようなことが行えたらなと思っておるところでございますので、今後もご指導いただけたらと思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 村島地域包括支援センター長。 ◎地域包括支援センター長(村島眞由美君) 下山議員のご質問にお答えしたいと思います。 今、健康福祉課長、桑元課長のほうから課の統合の意味合いとか業務内容についてお答えさせていただきましたけども、私のほうからは特にその中でも地域福祉推進班と地域包括支援センターについて、少しお答えさせていただきたいと思います。 ご存じのように介護保険の中での地域包括支援センターが動いているわけなんですが、特に平成30年度以降の新総合事業を打ち立てなければいけないということで、7月の異動の中で力を入れていかなければいけないというところを酌み取っていただきまして、地域福祉推進班という班をつくっていただきました。ここで新しい総合事業をどのように進めていくかということを今協議しております。 ただ、この事業につきましてはなかなか県内、同じ方式でできるわけではありません。それぞれの地域で住民の皆さんと一緒に考えなければいけないということで、県内でも研究会を持ちながら進めているところですけども、当町におきましても今1段階として生活支援サポーターの方を3回、各地区で集まっていただいて、どのように取り組むかっていうようなお話し合いができ、これを踏まえて、これから地域で説明会等をさせていただこうと思ってます。 まずは、住民の皆さんと一緒にこれを進めていく、そういうことを共有化しながら協働していくっていう、そんな役割が地域福祉推進班に課せられておりますので、今積極的に取り組んでいるところです。 しかしながら、地域包括支援センターとしましては、現在の要支援1、2の方がもう既に180人ぐらいプランを立てて動かしておりますので、そこの業務も継続しながら、今言った新しい事業に取り組んでいくということで、場所は中央の保健センターのほうで、少し離れておりますけどもさせていただいております。 やはり介護給付が伸びている美咲町を振り返ってみますと健康づくりっていうところに町全体で取り組んでいかなければ、これからも大変な状況っていうのは改善していかないと思ってますので、そういう意味では一体的に課が一つになって情報を共有しながら取り組めるというのは、メリットがあるんではないかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) ここで、総務課に出されておりました部分の中で、前段言われておりました両支所長ということですが、両支所長、職員の対応とか各課の連携、日ごろの業務を統括するということでご答弁をいただけますか。 まず、難波旭総合支所長。 ◎旭総合支所長(難波寛治郎君) 下山議員の質問の中で、総合支所の状況をということでございますが、先ほどご指摘のありましたように休みの日の日直業務におきまして、種々行事があった場合の問い合わせの対応について、町民の方から不満等があるんではないかというご指摘のようにお聞きしました。 できる限り行事についての把握とか施設の問い合わせ等については対応できるように便利帳といいますか、そういったものを整備してまいっております。しかし、小さな行事等についてはやっぱり漏れていることは確かにあります。そういった場合には、待たせるのではなく、しばらくして調べる時間をいただいて折り返しの電話をするようになど、対応に努めてまいりたいと思います。 しかし、できるだけアンテナを広く広げて、地域の行事等についても把握してまいりたいというふうに思っております。 それから、窓口業務につきましての対応については、公務員としてモラルを持って対応していきたいというふうに職員にも指導していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 森廣柵原総合支所長。 ◎柵原総合支所長(森廣恒男君) 失礼いたします。柵原総合支所長の森廣でございます。 13番下山議員のご質問でございますけれども、支所業務というのは持つ範囲が大変広うございます。本庁の議会事務局と一部の課を除いた部署、全てのことに対して対応しなければならないということで、職員の経験等もございますので、中には来られて少しお待ちくださいと、本庁と確認して間違いがあったらいけませんのでという対応になることもございます。 その中で、また接遇でございますけれども、個々の職員、柵原支所につきましてはある程度、経験ある職員がいてくれますけれども、中には接遇面でのお言葉をいただくこともございます。そういった中で職員の指導はそのたびにさせていただいております。 それから、行事等の対応でございますけれども、議員がご指摘されるように確かに以前は例えば旭の支所の町民センターである行事だというようなことは、ちょっと支所の日直業務に十分反映してない場合もございまして、議員の方から何時に始まるんだというようなことが柵原の支所へあった場合には、即座にお答えできないというような場面も私のほうも職員のほうから聞いております。 そういう中で、総務課長が先ほど申しましたように土日の日直業務については事前に本庁の総務課等に情報を集約して、それを支所で日直業務に当たる職員にわかるようにつづりにして提示しております。 ただ、今の感じで言いますと県内の行事とか、そういうところまでは及んでおりません。あくまで、町内の業務で担当課が自発的に提出したものということでございます。感じるところでは何日の分の行事ということで今はしておりますけれども、問い合わせ等については実際はもっと先というんですかね、今現在ではその週にある行事ということで情報が集まってきておりますけれども、事前問い合わせ等を考えれば、もっと先の行事についての情報も把握しておく必要があるかなという状況でございます。 いずれにいたしましても今後とも情報を収集いたしまして、十分な回答ができるような体制を整えてまいりたいと思いますので、今後ともご指導をよろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 下山議員。 ◆13番(下山和由君) 時間も答弁の時間が大分あったわけですが、二、三点だけ再質問させていただきたいと思います。 まず、まちづくり課、この件につきましては畑尾課長がいろいろと本当に熱心にご苦労が多いということも承知するわけですが、先ほどちょっと申し上げたんですけれど、地方創生先行型交付金の申請、これにつきましてはよくご存じだろうと思いますけど、自治体の参考になる事業対象がタイプⅠと、それから地方版総合戦略策定が前提のタイプⅡとあるということで、ともに11月10日に交付されております。本町においては新聞等の記事によりますとタイプⅠは申請したけど漏れたというようなことも載っとります。申請しながらゼロだったのは岡山市、矢掛、鏡野、美咲町、こういうふうにうとうとります。したがって、美咲町はタイプⅡの配分で1,000万円交付されたと聞いとります。 この件につきましても政府は来年、平成16年度予算で新型交付金を創設すると、予定も伺っとるわけでございますが、今回はそういうふうに回答がゼロだったことに対しまして、来年度はこういう制度に挑戦されるんかどうか、そういうことで先ほど町長に申し上げましたけど、そういう交付金は本当に職員一体となって美咲町の将来を担うような大きな事業を一つ策定するような考えでぜひとも申請して交付金をいただくように、これは最大の努力をしてほしいと思うがいかがなもんかということでございます。 それから、産業課におきましては中間管理機構のことをるる、成果もご回答があったわけでございますが、なかなか一般農家の方には本当にまだ理解できんことたくさんあります。一番身近な問題は、いわゆる4期策になっとる今の中山間地域総合整備事業であります。この件については一応内容もわかりやすいということなんで、したがってこのことも4期策目で相当の減反、いわゆる脱会された方もおります。そういった、したがって荒廃農地がふえていくという段階にあるわけですから、この件についても中山間の整備事業等を踏まえて、そういう脱会しとる方に対してもこういう中間管理機構の対象になるようなひとつご説明をともにしていただいて、ぜひともその理解をもらって、これ以上農地荒廃にならんようにそういう防止策を考えておられるかどうかということでございます。 それから、住民課でございます。高田課長も初めての制度で大変ご苦労も多いと思いますが、まずちょっと二、三点お聞きしますけど、何か局に言いますと、これは書留で私のとこへも来たんですが、局によると一般集配の後にマイナンバー専用に配達はさせてもらいようると。したがって留守があれば持って帰るというようなことが繰り返されるようで、まだ全戸には浸透してないんじゃなかろうかと、そういうふうに思うわけでございます。 また、受け取ったときの内容で、国も県もある程度返送率というんか、私たちには用がないと、そういうふうに受けとめる方は返送をされようるということも聞きました。大体4.5%ぐらいの返送を見とるんですが、奈義町については1.3%か2%も返送は確かにあると、そういうことが実際できる、本町でもそういうことができるんかどうか。 それと、何回配達しても届かないとこはある程度行政が負担すると。聞くところによると3カ月の保管はというようなこともあるんですが、本町に対してはそれはどういうふうになるんか、それとこれが特に心配されるのは悪用されるんじゃないかというようなことも聞きます。その辺も踏まえて住民課として今窓口も設置してやられると思うんですが、マイナンバー制度のその返送に対しての対応、それから保管、それから悪用されるような問題があるんか、実際あるんかないんか、その辺だけご答弁をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 13番下山議員のご質問にお答えいたします。 先ほど地方創生の交付金ということで多分おっしゃられてるのは地方創生先行型の上乗せ交付のタイプⅠ、タイプⅡということで、新聞にも掲載をいただいておりましたが、今のご指摘のとおりタイプⅡにつきましては要件を満たしておるということで10月30日までに策定も行いましたし、有識者会議による仕組みもつくりました。ということで、交付決定をいただいておりまして、1,000万円ということで、これは町の魅力発信事業ということでホームページの更新の財源として活用させていただきたいと考えております。 また、タイプⅠにつきましてはちょっと説明させていただきますけど、地方創生、地方のアイデアをということで手を挙げれば頑張る地域を応援しますというような流れなんでございますけども、なかなか最近のものを見ておりましても事業というのを限定をされている傾向が出てきております。このタイプⅠにつきましても対象事業分野といいますのが仕事づくり等に資する人材の育成確保のための事業、農林水産業等の分野における地域資源を見出しブランド化、販路開拓等の事業、観光資源の開発を行う事業、コンパクトシティー、日本版CCRCを行う事業、小さな拠点に関する事業、この事業で先駆的な取り組み、他の自治体の範となるような先駆的な取り組みについて特別に上乗せ交付分ということで交付しようということでございまして、私たちは拠点整備というような形で他の自治体の範となる、これからのモデルになるであろう黄福タクシーの事業を提案をさせていただきました。これが8月31日期限ということで、期限までに提出をさせていただきましたが、新聞報道でもありましたが残念ながら不採択ということでございますけども、不採択の理由書というのは参っておりませんので、何が原因で不採択になったかというのはわかりません。 ただ、やはりその事業分野というのが影響しているものではないかなというふうには思っております。来年度、新型交付金、またひょっとしたら今年度、27年度についても何らかの措置があるというような情報も出ておりますけども、そのトライは、チャレンジはいろんな部分でチャレンジをしていきたいと思いますが、私たちが進む方向とちょっと違うような方向性のものがかなり出てきておるようなので、その辺は内閣府のものだけではなく、各省庁もそれぞれ交付金の措置をとっておられます。それをやはり情報収集しながら、もらえるものはもうきちっともらっていきたいということで、それは今後とも取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畝本産業課長。 ◎産業課長(畝本一君) 失礼します。 下山議員の再質問でございますが、ご指摘のとおり中山間地域等直接支払制度、各種代表者会等で啓発し、荒廃地の防止に努めてまいりたいと思います。また、生産調整を含めたもので地区の説明会等ございますので、啓発に努めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 13番下山議員の再質問です。 マイナンバーのことなんですが、一旦国から岡山の中央郵便局に届きます。美咲町の管轄といたしましては亀甲郵便局と旭の郵便局、2局にわたって配達がされております。 国のほうから美咲町の全世帯に送付された件数、こちらのほうは6,377件となっております。そのうち11月27日に返戻されたものが49件、これは旭地域のものです。それから、きのうですね。12月1日に返戻されたものは8件、これは中央地域です。全体的に今現在57件の郵便局から美咲町に返戻されたものが参っております。 郵便局の配達の関係なんですが、1回目は通常の配達、これも亀甲局管内と旭局管内で配達は、その局にどういうような配達するかということで局によって違うようです。一番近い亀甲の局にお尋ねさせてもらったら1回目は通常の配達しますよ。そのときにいらっしゃったらそこで簡易書留ですから署名か印鑑もらってお渡しします。そのときにそれでいらっしゃらなかったら郵便局は帰ります。2回目に配達をしたときに受け取っていただけたらお渡しします。このときに不在の方については、留守の場合なので不在のお知らせ、不在通知をポストの中に入れさせていただきます。そのポストに入れさせていただいた不在通知を見られたら、郵便局のほうで7日間、土曜日曜を含めて7日間、局で保管をされます。この7日間の間に郵便局へとりに行っていただくという形になります。さらに、この7日間を過ぎたものが美咲町の本庁のほう、住民課のほうに返ってきます。この本庁に返ってきた配送できないものについては、住民の方がとりに来ていただくようになりますので、本庁と各エリアごとの総合支所のほうに該当の封筒をお渡しして、そちらのほうで受け取り手続をしていただくように事務処理を行うようにしております。 国のほうからあるのは、町のほうでは3カ月の保管をお願いするということになっております。 それから、悪用されることを心配されるということなんですが、確かに重要な書類ですので、美咲町の職員もきのう各支所の職員と本庁の職員と打合会をさせていただきまして、このマイナンバーの返送されたものの取り扱いについて間違いがあってもいけませんので、それから国のほうではこの管理台帳というもので記録を残しなさいっていうところもありますので、そういった事務手続のほうを打ち合わせをさせていただいております。 それから、被害届がどうかなと思いまして、美咲の警察管内でそういったことは何かお聞きされてますかということで問い合わせをさせていただきました。まだ今のところ、そういった事案はないというふうに警察署のほうからは回答をいただいております。 ただ、電話で問い合わせのときに、マイナンバーを教えてくださいって言われますっていうふうな問い合わせがあるときは、大体こういった事案についてはそこではマイナンバーを電話等で言うべきところではないとご説明をさせていただいて、再度言われた方、手続上、要られる方にもう一度確認してください。うちの窓口のほうもマイナンバーはむやみやたらにはお知らせできないので、よく確認してしていただきたいということを来庁者、それから電話での照会でご回答させていただいております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 ◆13番(下山和由君) ありません。 ○議長(貝阿彌幸善君) 13番下山議員の再質問なしで、以上で13番下山議員の質問を終了します。 ◆13番(下山和由君) 町長、要は2016年度は、大きく脱皮した美咲町の存在を全国にアピールするぐらいの意欲を持って、定本町長に強いカラーを出していただくことを強く切望して質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で13番下山議員の質問を終了します。 ここでただいまから11時まで休憩とします。(午前10時47分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午前11時00分) 一般質問を継続します。 ただいまの出席議員は15人です。 それでは、続きまして11番三船議員の質問に入ります。 11番三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 皆さんおはようございます。何とか午前中に、2番目ということで立たせていただきましたが、きょうのことになるんだろうかなというような感じもいたしておるところでございます。 それで、私の一般質問になりましたが、もう既に私の質問も下山議員のほうで大方の質問はしていただきまして、本当に私はパスしたほうがよかったんじゃなかろうかなというような感じでおりますが、通告いたしておりますので、ご答弁の用意もしていただいとると、こういうふうに思っておりますので、重複する一般質問になろうかと思いますが、ひとつよろしくお願い申し上げます。 それでは、早速でありますが、私が通告申し上げとります質問につきましては、美咲町の総合戦略はということで、畑尾課長には早くからこのまち・ひと・しごと創生法に取り組んでおられるという姿は十分に拝見しとるわけでありますが、先般の新聞を見たときに県北というよりか、県北と言っていいんでしょうかね。19市町村の中で、岡山県では27市町村ですけど、この県北では少ない中で申請ができてない町村もあるんだというような新聞報道を見たわけでありまして、本町も有識者会議等々で意見をいただく中でおくれとんではなかろうかなという心配の中で、私もこうした質問をいたしたということでございまして、先ほども下山議員のほうから交付金のほうもお話がありましたように昨日の町長の予算の説明の中でも1,400万円の地方創生のこの予算を提案されておるというようなことで、本町もしっかりと対応していただいて、地方創生の10月30日までに策定すれば1町村当たりに1,000万円を上限として交付するというようなことでありましたから、その1,000万円の交付が決定しとるんだろうなと、交付決定もなされておるんだろうなというふうに思っております。そうした点もあと畑尾課長のほうからご答弁願いたいと、このように思いますが、また美咲町の特色を生かした事業計画がなされておるんだろうかと、そのことによってまた上乗せの交付金もあるんではなかろうかというふうに思うわけでありまして、その辺がどうなっておるかということをまずお聞かせ願いたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 11番三船議員のご質問にお答えいたします。 地方創生の交付金についてということでございます。 先ほど私が頑張ってるというお話がございましたけども、この総合戦略の策定、人口ビジョンの策定につきましては18名のプロジェクトチームを中心に進めてきております。そのプロジェクトチームによって素案をつくり、有識者会議でたたき上げ、また皆さんの意見公募をいただきながら、そして議員の皆さんにも審議していただきながらということで、当初2月から10月末には策定したいなということで進めてきておりまして、10月30日までに策定ができました。また、有識者会議の設立、重要業績評価指数の設定等ということで、国のほうで審査をしていただきまして、1,000万円の交付決定がなされたということでございます。 タイプⅠ、もう一つの上乗せ交付についてでございますけど、先ほどもお話をさせていただきましたが、事業分野が5つ程度の事業分野がありまして、その中の先駆性を認めるということで、8月というような時期の事業計画の提出ということがございましたので、美咲町としては出せるものとすればやはり黄福タクシーかなということで申請をさせていただきましたところ、不採択になったということでございます。 それで、来年度以降でまだこれ概算要求ベースなんですけども、今のところ1,080億円の補助ベースということで、事業費ベースでは2,160億円を要望されておると。また、地方財政計画において1兆円、これは5年間続けるということでございますけども、その他各省庁が関連予算ということで7,763億円という要望をされるということでございますけど、この地方創生の深化のための新型交付金というものでございますけども、やはり今のところ見ておりましたら小さな拠点とか日本版DMOとか、それから地域連携です。官民協働、地域連携というような取り組みに重点的にというようなお話ですので、その辺のちょっと内容をもうちょっと見させていただきまして、私たちも官民連携の取り組み、これから進めていきたいとも考えておりますし、小さな拠点についてもやはり調査もしていきたいというようなことも考えております。該当するようなものについては予算措置をさせていただきたいと思いますが、これがおおむね4月以降の多分申請業務という形になりますので、この当初予算のほうではなかなかそういう関連したものが出せるかどうかというタイミング的にはちょっとなかなか難しいのかな。出せるとしても来年度の補正のほうでというような形になるのかなというようなことは考えておりますけども、先ほども申しましたようにいただくものはいただいて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 18名でやられたんだというふうに言われておりますが、そのトップを畑尾課長がやられとったので、私はそういう意味で畑尾課長もトップでやられたということには努力と敬意を表したということでありますんで、あなたはまたその18名の力が必要なんじゃと、またそういうことが私は本当に意識を共有する本当にチーム美咲のような感じがいたしましたので、今後ともそうした皆さんの力で、こうした創生の総合戦略を築き上げたということに関しては、本当に敬意を表する次第であります。 そうした中で、今度はそうした新年度へ向けての交付金ということが大事になってくるだろうなというふうに思うわけでありまして、なかなかどことて人口ビジョンであるとかというようなものは、どこの自治体も取り組んできておるようでありまして、何か目玉のものがないと、またその新型交付金というものはつかんのじゃないかというような話も聞いておりますので、その辺をしっかり調査をされながら取り組んでいただきたいなと。 特に、私はいつも言っとるんですが、本町の特色は農業の町でありますから、農業の活性化の事業等もしっかり計画に盛り込んで、そうした中で予算を獲得できるというような方向に取り組んでいただければ本当にその地方創生のお金が生きてくるんではなかろうかというふうに思っておりまして、特に創生大臣はそのことを強く言われております。地域の特色を生かした事業をやりなさいよということを言っとるわけでありますから、その点については十分肝に銘じて、そうした予算の配分を受けられるように努力をしていただきたいと、このように思っております。 そして、今般の私もう一つこれは違った話になるんですが、これだけの地方創生戦略をつくるにしてみても、また人口ビジョン等々もつくり上げる中で、私はやっぱりコンサルタントの力も大分おかりしとんではなかろうかと。そうするとやっぱりコンサルタント料が生まれているわけでありまして、そうした中で果たしてコンサルタントがどのくらい要ったんだろうかなという私なりに考えたわけです。1,000万円の交付金をいただいて十分、1,000万円いただいたという中には、その裏にはこれだけの総合戦略を仕上げるにはお金が要っとんではなかろうかなという感じがいたしたので、その辺も概略、わかればお話しいただくんと、それから今後の新年度に向けての新型の交付金いただくのには、本町とすればやっぱり地域の特色を生かすということになれば、私はやっぱり農業しかないんではなかろうかなと。この農業戦略、何かいい案がなかろうかなと、このように常々思っておりますので、その点について課長のほうから再度答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) なかなか難しいご質問をいただきました。 コンサルにつきましては、第2次振興計画との整合性ということで同じところ、同じコンサルタントにお願いいたしましたが、やはり国のほうも地方でやっぱり作成をしなさいということになっておりますので、従来なかなかコンサルタントがかなりこう形をつくってきてということもあるんですけども、やはり自分たちの言葉で書き込むということでございます。それで、どの程度のということでございますが、何百何十万円というところまでちょっとできませんが700万円程度であったというふうに思っております。ですから、やはり1,000万円がじゃあ使い切ったのかといえば、まだもう少し活用できないかなというふうに考えております。 また、もう一つは今後の、来年度に向けてということでよろしい。            (11番三船勝之君「新型交付金で農業の振興策、何か」と呼ぶ) 農業の振興策は、ちょっと私がお答えするかどうかというのはあれなんですけども、やはり地域資源を活用しての取り組みというのが、やはり大きな農業政策の目玉になっておりますので、その辺で美咲町にどういうものがあって、どういうものをこれから進めていくかというところは産業課のほうが中心になって考えられると思いますけども、その辺の分野での十分活用できるものは私はあるのではないかというふうに考えております。            (11番三船勝之君「議長、よろしい」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 農業はええですか。            (11番三船勝之君「私があれしますけえ」と呼ぶ) ほんなら、再々質問ありますか。            (11番三船勝之君「再々質問」と呼ぶ) 三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 産業課長に答弁をと言いましても通告しておりませんので、何かあったらそれはご答弁いただきゃあええんですけど、そうした面では産業課長にも農業の面での振興策というもんも十分考えていただきたいし、前回も質問したときに産業課長は今後早急に農協団体でやるとか普及団体でやるとか、県の指導を受けながら新しい果樹作物か稲作物か、野菜づくりになるか、その辺を検討するということをここでお約束もいたしておりますので、そういう中で何かこういう案があるんだというんならお話をいただきゃあいいです、答弁いただきゃあいいですが、それでなかったら結構であります。 そこで、これからの地方創生にしっかりと前向きで取り組んでいただきますようにお願いいたしまして、私のこの質問は終わりたいと、このように思っておりますが。 ○議長(貝阿彌幸善君) 産業課長、何かありますか。 畝本産業課長。 ◎産業課長(畝本一君) 失礼します。 三船議員の新たな農作物はということでございますが、美咲町の特産品をメーンにいたしまして、特産品といいますとピオーネあるいは黄ニラ、キュウリ、アスパラ等ございますが、それをメーンとして考えさせていただきながら、新たな作物にも取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、11番三船議員、次の質問に移ってください。 ◆11番(三船勝之君) やっぱり前回と進展してない答弁ですから要らないというて私言よるのにやっぱり。 それでは、次の質問へ行かせていただきます。 私は市町村民経済計算を独自でというようなことで質問いたしておるわけでありますが、このことは県会議員の一般質問に答えた答弁でありまして、県の政策局長が市町村民所得経済規模、産業構造などの指標を市町村ごとに計算をし、28年1月末には公表すると、このようなことを一般質問に答えて、答弁をされておったわけでありまして、こういう新聞記事を見て、私は本町でも独自にまとめて町民の経済計算をすることによりまして、本町の独自の政策立案の参考にも大いになるんではなかろうかとこのような考えの中で、執行部の町長のお考えをお聞きしたいなというふうに思っておるわけであります。 そして、この経済計算については岡山県とすればやはり国勢調査であるとか、工業統計調査等々を、また人口調査等々をもとに計算されておるんではなかろうかなというふうに思うわけでありますが、この点について経済計算はどういう形でやられるんかということが、まずこの辺がお聞きをいたしたいなと、この辺は総務課長のほうになろうかと思うんですが、その辺は毎年もう送ってきよるわけでありますから、その辺をどのようになされておるんだろうかなというふうに思っておりますし、また今国勢調査の話がありましたが、ことし国勢調査の結果では人口が1万5,000人切っとんではなかろうかと、このようなことも耳にしとりますので、そういうような人口の動向もどうかなと、それでまた住民課長にもこれ急なことなんですが、おたくの窓口ではいつも人口の調査は日々変わっておるわけですが、11月末現在で実際に人口がどのくらいおられるか、今頭で把握があればひとつご報告願いたいと、このように思いますが、以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 11番三船議員のご質問にお答えします。 市町村民所得経済規模、産業構造などの指標をということで28年1月に県がまとめられるということでございます。これは、既に多分その新聞にもあったかもしれませんが、かなり公表されてる県もございまして、もうそれぞれ市町村ごとの所得です。市町村民所得、経済規模、産業構造などの指標について市町ごとにもうデータ化されておるものでございまして、中にはもう5年間ぐらいをずっと比較したような形でどういうような生産額がふえたか減ったかというようなものも出されているような県もございます。これじゃあどういう指標をということでございますけれども、県のほうにも確認をさせていただきましたが、総務省のほうで管理をされているようなデータとか、その計算についても内閣府が経済計算標準方式というのを定めておりまして、その方式によって関係する統計指標に基づいて案分する方式などをとっておるということでございます。 じゃあ、ほんなら町独自にもっと細分化したようなことができるのかということもお問い合わせをさせていただきます。案分方式を使っているということもあるので、これはかなり難しい作業であろうということでございます。それで、今後の政策立案の参考になるという面では、どういう詳しいものが出たりするというところがまだ未確定のところはございますが、もし今までの5カ年とか数カ年の流れとか、他の市町村との比較というのが当然出てくると思いますので、このあたりでどういう産業構造の中が伸びて、減少していくかというようなこともわかると思いますので、議員がおっしゃられております独自にというのがちょっと私、済みません、意味がわかりかねておりますが、町としてのある程度の実態は明らかになるのではないかなと思いますので、このことは今後の政策を立案していくための指標となるというふうに考えております。 また、続けてよろしいでしょうか。 国勢調査、これは本当に5年に一度ということで、本当に町民の皆様には大変お世話になりまして、この場をおかりして改めてお礼を申し上げます。 何とか今集計作業、指導員さんの作業が終わりまして、これからちょっと中にまだまだ記入漏れというのがありますんで、今支所も含め作業を進めております。 これは来年の2月にまず人口速報集計というのが公表されまして、それから6月から再来年の12月にかけて集計区分、さまざまな集計区分がございますので、それごとに随時公表がなされていくということでございまして、現時点でここでお話をできる数値は持っておりません。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 失礼します。 三船議員の質問ですが、住民課窓口のほうに表示している住民基本台帳に基づく登録者数、11月末現在で1万5,137人です。男性が7,233人、それから女性が7,904人、以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 突然に住民課長に申し上げて申しわけなかったんですが、多分住民課長なら日々の窓口で人口の流動はおわかりじゃろうからと思ったんですが、一方畑尾課長のほうが来年でなけにゃわからんというようなことですけど、国勢調査は全く町村では集計も何もしないんですか。その辺、私はやっとることだろうなというふうに踏んどったんですけど、その辺でそういうちょっと耳にいたしたんですけど、まだ1万5,000は割っとらへんだろうなという気持ちはあったわけですが、今住民課長のご答弁で1万5,000、何とかキープしとるなという感じがいたしたわけであります。 そこで、先ほどのもとに戻りますが、今の市町村民経済計算、県は毎年町村のほうには送っとるというんですが、どういうものかというのを見られたことはないんですかな。ことしも新聞ではその県会議員の一般質問に答えとるのは、ことしも28年1月には公表すると、こういうふうに言っておるわけでありまして、そういう中で本町の総務課の財政担当だったら十分この経済計算はできるだろうというふうに私は踏んだものですから、これは独自でやったら本当に本町の政策立案に大きな役をかくんではなかろうかなというふうに思うわけでありまして、その辺でまだどういうもんであるとかどうこう、総務課長が大体担当ですけど、見たことありませんかな、そういうものは。ほんなら、何かご答弁ありますかな。 ○議長(貝阿彌幸善君) 木谷総務課長。 ◎総務課長(木谷正弘君) 11番三船議員の市町村民経済計算、先ほど言われておりますように県下の統計基礎資料からいろんなものを出されておると思っております。 残念ながら私のほうはまだそちらのほうは確認したことがないんでございますが、中身といたしましては県内の総生産、仕事、働かれとる方の生産額から中間投入経費を差っ引いたもの、これが分配されて県民がどのように使われておるか、雇用者の報酬であるとか企業の所得とか、そういったものにどういうふうに使われておるか、それで雇用者がいただかれた所得とかでどのようなものを買われておるとか、あるいは町村がどのような公共投資をしておるかというようなことが、いろんな統計の中から引っ張り出されて活用されておるもんだろうと考えております。 県民経済計算、先ほど国勢調査とか言われましたが、こちらの中でいろんなものから引っ張り出してわかるのは県の経済の規模とか、あるいは産業構造、それから所得の構造、どれぐらいの所得層がどれぐらいおられるかというようなものが算出されるように聞いております。 こちら県のほうの活用策といたしましては、経済構造の分析に役立てる、各産業の構成比、1次産業、2次産業、3次産業とかサービス業とか、いろいろなものの構成比とか成長率といったものに有効に活用していく、あるいは諸政策、県の政策ですね。こちらのほうの評価、あるいは分析に役立てるというのを県のほうからお聞きをしております。 先ほど議員が言われました町で独自に計算するということでございますが、こちらの統計資料、恐らく美咲町は美咲町で全部をまとめての額、あるいは人数等が把握できるかと思うんですが、例えばこれを各地域とか小字とか、そういったものに分けて独自で計算しようと思いますと調査書そのものを全部分類し直すというような必要が出てくるかと考えます。とりあえず、議員の言われます1月の県の公表を待って、そちらのほうを各課のほうへ、まちづくり課さんとも協力しながら配付をさせていただいて、それで活用できるところは活用させていただきたいと、このように考えております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 私もわからんなりに一般質問をしよるわけでありまして、県も国の指標によってやっとるというようなことも新聞に書かれておったので、その辺もしっかり私は勉強されて、美咲町は美咲町独自の私はそうしたものができたらなというふうに強く感じたわけでありまして、その辺も私は大いに美咲町なら産業構造なら産業構造、こういうもんが弱いんだとか、農業では前からいえばこれだけ今は低下しとんだというようなのが経済指数の中であらわされてくるんだろうというふうに思うんで、そういうようなことが本当に独自でできたらなというふうに思っております。 県のそれじゃあ、今総務課長が言われるように県が来年1月に公表すると言いよりますから、その辺が来ましたら各課でなしに我々議員にも一つお配りいただいて、今後の我々も美咲町の発展につながるような政策もつくり上げていきたいと、このような感じでおりますので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁、よろしいですね。 ◆11番(三船勝之君) 答弁よろしいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) ご苦労さまでした。 以上で11番三船議員の質問を終了します。 続きまして、3番左居議員の質問に入ります。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) 皆さん、こんにちは。3番左居でございます。 お昼までにはとてもと思っとったんですが、早く順番が回ってまいりまして、安心してお昼御飯が食べれるんじゃないかと思います。 私も質問がちょっと短いんで、その前に質問ではないんですが、けさほどごみの出し方が変わりまして、初めてリサイクルごみの収集日がやってまいりまして、我が家ではごみの担当は私になっておりまして、きょうごみステーションのほうにリサイクルごみを持っていきました。これまでにごみ箱を1つ、2つふやして、それできょうに至ったわけですけど、ごみを持っていきましたら缶類が今まではアルミとスチールに分けるようになってたんですが、それが一緒でいいということで持っていきましたら、アルミとスチールを分けてありまして、ちょっとそこでどきっとしたんですが、自信を持ってもう一緒に入れておきました。これからずっとその新クリーンセンターへ出すということになりますんで、頑張って分別をして、ごみを少なくしてまいりたいと思います。 これから先は、ごみ担当班長だったのを今度リサイクル担当班長ということで家でも名前を変えていただこうかと思います。 ということで、私の質問に入らさせていただきます。 私からは2問の通告をさせていただいております。一部、町行政とは直接的には関係のない部分もございますが、町民が安心して安全に快適に生活できることを願っての質問とお考えいただき、ご理解いただきたいと存じます。 それでは、冬季道路管理についての質問から入らさせていただきます。 気象庁が発表した長期予報によると、ことしの冬も寒い冬となる見込みであるとのことです。美咲町では1メートルを超えるという大雪が降るようなことはないわけですが、気温が氷点下を下回るということは日常的であります。積雪で移動が困難になる、あるいは凍結による事故などが懸念されるわけですが、冬季においての道路管理はどのように行っているのか、まず町道における積雪、凍結防止対策の状況、そして次に県道での積雪、凍結防止対策は、どのように行われているのか、お尋ねいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 3番左居議員の冬季の道路管理についてという質問にお答えをいたします。 まず、町道における積雪、凍結防止対策の現状はということですが、積雪につきましては毎年、町内の建設業者宛てに道路除雪依頼書というものをお送りしまして、除雪作業のお願いをしております。 年間、そんなに大雪が降ることは最近は少ないんですが、実施期間は12月から一応3月までの期間としておりまして、除雪作業の基準は15センチ以上の雪が降った場合に出動をしていただくということとしております。 それから、凍結防止対策につきまして、これにつきましては毎年凍結防止剤、1袋25キロの袋でございますが、これを毎年1,000袋程度注文しております。1年間で大体はけてはおるんですが、これにつきましては町道等に係る凍結防止剤支給要綱によりまして希望する地区及び箇所ごとに1回の支給限度を3袋を基準ということとして、支給をしております。ただ、実情に応じて袋のほうは出しておるのが現状です。 また、今年度につきましては、凍結防止剤の散布機を2台、リースで借りることとしております。現在1台、塩まき機のほう、散布機が旭地区にありますので、合わせて3台の機械を使用しまして、中央地区、旭地区、柵原地区、それぞれの地域の中の主要路線が中心になるかと思いますが、職員による散布のほうも考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 県道は誰がやられますか。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼しました。 県道での積雪と凍結防止対策は、どのように行われているかということの質問でございます。 県道につきましては、一応冬季の対策としまして県道の場合は積雪10センチ以上で除雪作業を地元の業者に依頼をしているとのことです。 それから、凍結に関しましては一応寒波が来て、凍結の心配がある場合に、県のほうから地元業者に依頼し、凍結防止剤を散布してもらっているということでございました。 以上でございます。大変失礼しました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) 町道に関しましては、思った以上の対応をしていただいてると思います。 ただ、とりに来て3袋ということですね。とりに来られて、希望者の方がとりに来て3袋ということなんですが、あらかじめ凍結して危険な箇所というのは大体はわかると思います。そういったところに配布はできないか、改めてご答弁いただきたいと思います。 また、県道なんですが、私が聞いたり見たりしている限りでは、旭地区とそれから柵原地区の路線です。旭地区が国道429号、それから落合建部線、大垪和西小山旭線、坪井下栃原線、江与味上河内線とそれから柵原地区が津山柵原線、勝央仁堀中線、国道374号線での凍結防止剤の散布がなされていると思います。 中央地区においては、県のほうは凍結防止剤の散布を対応してないといった形になっております。柵原地区において国道374号線、高下になるんですが、美咲町の南端までまいているわけなんですが、中央地区におきましては大垪和であるとか、また打穴であるとか錦織であるとか、緯度が高いにもかかわらずまかれてない、対応されてない。これは県のほうに強く要望していただきたいと思います。そちらの中央地区の路線が久米建部線、それから久米中央線ですか。それから、栃原久米南線に大戸上中央線とあると思うんですが、こちらのどの路線にもまかれてないと思います。町長、そして矢木建設課長も久米中央線なり久米建部線を通ってこられてると思うんですが、国道429号ですか、通ってこられて凍結しているなりうっすら雪が降ってるときでも快適に通ってこられてると思うんですけど、凍結防止剤がまかれて、それで中央地区に入った途端に凍結していたりとかそういったことも何度も見られてると思います。強く県に要望していただきたいと思います。そういったことでご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 左居議員の再質問ですが、まず町道において凍結している場所へ、もうかなりあるかということで、あらかじめ配布をしておくということはどうかということですが、それも考えれないことはないんですが、凍結防止剤自体の数もそれこそどれだけ要るかわからないというような状況もあります。今年度は特に塩まき機械をリースで借りたという部分もありますので、そういった部分には状況のほうをうちのほうもお聞かせいただいて、あらかじめ散布のほうをしておくということも考えれるのかなと思いますので、ことしからの対応もう少し検討をこれからしていきたいなというふうに思います。 それから、県道ですが、旭地域と柵原地域においては、県のほうが対応しているということで、中央地域になってないということなので、これは毎年事業要望をする中で、これは維持管理のことになるかと思うんですけど、そちらのほうにも中央地域で県道で標高の高いとこでありますとか、先ほど言われたように低いとこでも毎年凍結をする場所とかもありますので、これについては県のほうに要望のほうをしていきたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) ぜひ、要望を強くお願いしたいところです。 県道でいえば当然スクールーバスも走っております。子供の通学路もあります。危ないところを子供たちが歩いている様子も何度も見かけました。ぜひ強く、建設課長なり町長のほうから要望していただきたいと思います。 それから、町道におきまして、こんなことがありましたというのをちょっと紹介させていただきたいと思いますけど、4年ほど前になるんですが、凍結により下り坂なんですけど、1台の車がもう滑って、前に進めないから立ち往生しておりまして、それを見て後続の車がブレーキを踏んで、それに追突して、1台の車は側溝にタイヤを落としたと、脱輪したと。それからまた、その後、また後続の車が来まして、その当たってるのを見てブレーキを踏んで脱輪したといったことがありまして、今度話はそれだけで終わらんわけでして、事故処理をお願いせにゃいけんわけで、今度事故処理にお願いしたらしみが溶けるまでそこまで上がってこれんということで、しばらく待ったという話も聞いております。本当は凍結に対しての十分な対応ということは、本当凍結防止剤がどれだけあっても足らんというようなことにもなると思いますけど、本当あらかじめ危険な箇所を把握しておいて、それで行政で対応できるものは対応していただきたいと思いますし、建設業者に依頼される建設業者の方とも連携を密にして対応を願いたいと思います。 その事故処理の車が、車両だったからけがもなくよかったんですが、もしけがをされてそれが救急車であるとかだったら残念なことにもなりかねませんし、そういった部分での対応をお願いします。 ご答弁があれば、町長なり課長、よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) よろしいですか、答弁。 ◆3番(左居喜次君) ご答弁があればお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 左居議員のご質問でございます。 積雪に対して凍結の防止対策ということでございますけれども、今課長も申しましたように、今年度から2台を塩化カリウムの散布機をリースいたしまして、各それぞれ柵原地区、それから中央地区を散布させていただこうと、このように思っております。 旭地区には従来からあったということでございまして、その3台によって町道に関しましてはやっていこうと、このように思っておるところでございます。 それから、積雪につきましては県道は10センチ以上積もったら除雪するということで、町道については15センチまでというようなことでございますんで、これをやっぱり一律にして、やはり県道と同じように10センチ程度に積もりましたら町のほうもそれに何らかの対応をしていきたいと、このように今建設課長とお話をさせていただいておるところでございます。 そういうことで、県道につきましては県が管理ということでございますけれども、できるだけ町のほうも凍結してどうにもならんとこにつきましては、町のほうもそれについて対応せにゃいけんとこも出てくるんではないかなというように思っておるところでございまして、極力県のほうにやっていただくというようなことにさせていただこうと、このように思ってます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、3番左居議員の次の質問に移ります。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) ぜひよろしくお願いします。 中央地区において凍結防止剤を町がまいて県がまかんというような不細工な話になってくるかと思いますんで、ぜひ強う言うてください。よろしくお願いします。 それでは、次の質問に入ります。 災害防止対策についてお尋ねいたします。 災害といいましても地震であったり風水害であったり、多岐にわたるわけですが、今回主に治山、砂防に関することをお尋ねいたします。 先月ですが、先月も終わりに近くなりまして、これから冬になろうかとしている折に、川の濁りが出るほど雨が降りましたが、時期を問わず大雨が降る状況になってまいりました。 昨年は広島でバックビルディング現象による豪雨、ことしは北関東から東北を襲いました線状降水帯による豪雨など、前々からある気象用語なんでしょうが、私たちにとりましては毎年新しく耳にするものであり、雨の降り方は異常としか言いようのない状況であります。 美咲町におきましても、過去豪雨を原因とする痛ましい災害も発生しております。適切な災害防止対策が望まれるところであります。 昨年3月には、美咲町地域防災計画が整備され、ことしの4月には美咲町災害ハザードマップが配布されております。それには土石流警戒区域とか、土石流危険渓流とか掲載されておりますが、改めてお尋ねいたします。 現在、美咲町内で人家があって、土石流の被害のおそれがある箇所はどれくらいあるのか、次に危険箇所における砂防ダムなどの整備計画及びその進行状況、また過去に建設されました砂防ダムの中で、土砂でいっぱいになっているところがありますが、土砂撤去の必要はないのか、以上3点、お尋ねいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 木谷総務課長。 ◎総務課長(木谷正弘君) 3番左居議員の災害防止対策についてというところの1)番、現在美咲町内の土石流の被害のおそれのある箇所はどれくらいあるのかということについてお答えさせていただきます。 県が現在公表しております平成27年5月20日までに指定をされました土砂災害警戒区域、美咲町内で473カ所ございます。この土砂災害警戒区域は、3つに大別されます。 1つは、急傾斜警戒区域、これが美咲町内288カ所、もう一つ地すべり警戒区域、こちらが7カ所、さらにご質問の土石流警戒区域、こちらが178カ所指定されております。 5月20日にこちら指定されたんですが、今後美咲町内の警戒区域の指定が今年度中には完成するとお聞きしております。完成された場合、さらにこの指定がふえることも考えられます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。私のほうからは2番と3番という形でよろしいですかね。 では、失礼します。私のほうからは危険箇所における砂防ダムなどの整備計画及びその進捗状況はというご質問のほうにお答えをいたします。 ちょっと済みません。これにつきましては、砂防ダムの建設につきましては、県営事業というふうになっております。現在、美咲町の砂防ダムの整備計画といいますか、事業要望をしている状況につきましては、中央地域で1カ所、それから旭地域で3カ所、それから柵原地域で2カ所の砂防ダムの要望のほうを行っております。 事業化された箇所につきましては、整備に向けて作業を進めているところでございますが、現在の状況としまして、砂防ダムの内訳でございますが、今要望しているもの、それから新規の要望のものということで、中央地域の1カ所、打穴里地内でございますが、湯谷地区でのダム、これは事業化されまして、現在は堰堤までの仮設道の設計、それから地質調査等の作業を実施中でございます。 それから、旭地域で3カ所と言いましたが、栃原地内で栃原川、これは継続地区でございますが、堰堤自体は完成をしております。 それから、南地内で吉谷川、これも継続地区でございますが、12月に砂防地指定の予定ということで、その後、用地買収のほうに進んでいくとのことでした。 それから、新規で西川地内で西川大橋の周辺ですが、旭小学校のすぐ上になりますが、新規要望のほうをしております。それから、柵原地域におきましては、松尾地内、宮の奥谷川、ここへの砂防ダムの要望を新規にしております。それから、小瀬地内で黒谷川、ここへも砂防ダムの新規要望のほうをさせてもらっております。 それから、治山ダムのほうで旭地域で西川上地内に1カ所、新規要望の箇所があります。 それから、3番目の過去に建設された砂防ダムの中で土砂がいっぱいになっているところがあると、土砂撤去の必要はないのかというご質問でございますが、砂防ダムの土砂の計画堆積量の基準線っていうか、たまった土砂の勾配は一応平常時の堆砂土砂の勾配、これはダムのある河川、渓流のもともとの勾配の2分の1までが計画堆積土砂の量という形になります。ですから、ダムができていっぱいになります。水平面でいっぱいになっても現河川の2分の1の勾配までは、もともと計画しておる堆砂量ということで、それより上に堆積したもんが上がった場合に、土砂の撤去を行うというような形で、土砂の撤去は堰堤の高さに水平レベルまで土砂をとっていくと、水平か水平より水平ラインの下まで土砂をとるというふうな形になっとるようです。ただ、砂防堰堤自体は、土砂災害防止の面から土砂をためたことでそのもともとの河川の洗掘の防止をする、もう一つはたまったところの両脇の山林の崩壊を防止するという役割もありますので、たまったからすぐに土砂をとるというような形には今なってないようです。 現在、美咲町内にありますダムの場合、県のほうが全て管理しておりまして、毎年県において定期的な点検を行っておるということで、現在のところ土砂をとる、除石をする必要がある堰堤はないとのことでした。 ちなみに、砂防ダム、美咲町内にありますのは74カ所、砂防ダムのほうが設置をされております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 左居議員。 ◆3番(左居喜次君) 大変わかりやすく教えていただきまして、ありがとうございます。理解できました。 先ほどの総務課長の数字なんですけど、全部で危険箇所が473カ所、急傾斜88、地すべり7カ所、土石流178カ所で……。            (「73」と呼ぶ者あり) 3ですね。ちょっと足し算が合わんような気がするんですけど。 ○議長(貝阿彌幸善君) どうぞ、総務課長。 ◎総務課長(木谷正弘君) 288カ所。 ◆3番(左居喜次君) 200、はい、済みません。ありがとうございます。 美咲町地域防災計画の中に資料編として入ってた部分に土砂災害警戒区域一覧表が入ってるんですが、これとは大きく数字が違うんですが、考え方が違うんでしょうかね、これは。また、後ほどいただきたいと思います。 それから、先ほど計画的な整備が必要ではないかということで申し上げたんですけど、その美咲町地域防災計画の中で第3節に自然災害予防対策ということで治山対策、2項に実施内容、防災工事の実施と記載されておりまして、治山対策は近年災害が発生した箇所、危険度の高い箇所、山地災害の犠牲となりやすい高齢者、幼児などの災害時要援護者に関連した病院、老人ホーム、幼稚園などの施設を保全対象に含む箇所を重点的に整備するとあります。 それから、同様に第3、砂防対策としまして、その中で実施内容、同様に4項に防災工事の実施では、土砂災害から生命、財産を守るため、危険箇所のうち、土砂災害時に自力避難が困難な入所者、入院患者がいる災害時要援護者施設などのある箇所、過去の土砂災害発生箇所など、緊急度、危険度の高い箇所から地域と連携しながら整備すると書かれておりますが、町内におきまして該当の箇所があるのかないのか、あれば今後どのような対策をお考えなのか、教えていただきたい。よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 木谷総務課長。 ◎総務課長(木谷正弘君) 失礼いたします。 3番左居議員の再質問について、私なりの考えをさせていただきますと、確かに避難施設、あるいは介護施設等の中にもこういった土砂災害警戒区域の中に含まれておるところも多々あると考えております。今後、今町長ともちらっと話をしたんですけど、順次その箇所を特定しながらやっていくということが必要になろうかと思います。お答えになったかどうかわからんのですけど、検討課題と考えております。            (3番左居喜次君「議長、先ほどの数字の違いは」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 数字の違いはわかりました。さっき自席で、はいどうぞ。            (3番左居喜次君「最初はわかりましたけど、その次の数字の違い、振興計画の中の数字と……」と呼ぶ) 振興計画の中の数字と違うという食い違いですね、それについて。 ◎総務課長(木谷正弘君) 作成時期の関係も多々あろうかと思いますし、その件につきましてはちょっと帰って検討させて、確認をとらせていただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 左居議員の再質問で計画的な砂防ダムを、それから治山工事の今後についてですが、砂防ダムにつきましてはかなり採択基準も厳しいものがあります。ですから、現在できたとこ、済んだら次の箇所を県のほうに事業要望をしていくという形で対応のほうをさせていただくようになるかなというふうに思います。そういった形で土砂災害に対しての危険箇所の減少のほうを図っていきたいというふうに思っております。 それから、治山事業でございますが、これにつきましては砂防ダムと基本的に同じような治山ダムではあるんですけど、治山事業につきましては一応林野庁の管轄になりまして、基本的に山を守るという部分での目的があります。ですから、一概にはこの渓流、この渓流、この山をというのがなかなか美咲町の場合は前もって探すとかなりの数にはなるかなというふうに思いますが、順次危険なところから事業できるように県のほうに要望をしてはいきたいというふうに思います。 最近でしたら何年か前に旭地域で大雨があったときに2件ほど、家の裏に土砂が来たというとこがありまして、1カ所については治山ダムのほうを要望して1カ所はもう完成しております。それから、もう一カ所、先ほど申したように西川上にもう一カ所ありますということと、それから昨年、旭総合支所の前の谷の、これは治山ダムなんですが、ダムの中の堆積物を一応排除しまして、新たにもう少し中に土砂がたまるような構造に復旧したという事例があります。 それから、治山の場合は治山ダムだけでなくて、山を守るためなんでさまざまな工法とかがありますので、そういったいろいろな工法とあわせながらの計画になるかなというふうに思います。 以上です。答えになってないですが、済みません。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) 災害はいつもなんですが、起こってみないとわからないという部分もかなりあると思います。しかし、平常時での点検であり、それからまた確認等、地域の方々の情報も取り入れながら対策というか、予防に当たっていただきたいと思います。 先ほどの今後の整備に関しまして、重点的に整備するということで地域防災計画の中へ書かれておりますが、そのあたりで町長、ご意見があればお聞かせいただければと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 左居議員のご質問でございますけれども、緊急度の高い部分からどうしても先にしていかないかんということになってくるわけでございまして、そのことも十分にこっちも把握していかなければならないということでございます。 人間は自然には勝てないというようなことを言われております。しかしながら、極力その自然に対して災害がないような形をつくっていくんが我々の務めではないかなと、このように思っておりますので、それもやっていきたいと、このように思います。 過去には治山ダムにつきましては保安林をつくっとらなければならないということで、割と持ち主が渋ったというようなこともありましたけれども、今になってみたら保安林の指定を山主もしていただけるような状態になっております。そういうことで、我々も県のほうに極力要望していきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 一応、再々質問まで終了しました。何か言うことがあればおっしゃってください。 ◆3番(左居喜次君) 先ほども申し上げました。地域とそれから行政と連携をとって災害を防止すると。行政だけに無理は申しませんが、その連携がよりよい防災につながるものと思います。よろしくお願いします。 終わります。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で3番左居議員の質問を終了します。 ここでただいまから午後1時30分まで休憩します。(午後0時11分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後1時30分) 一般質問を継続します。 ただいまの出席議員は15人です。 なお、執行部説明員の岡部副町長より公務のため欠席する旨の通告がありましたので、報告をします。 続きまして、2番小林議員の質問に入ります。 2番小林議員。 ◆2番(小林達夫君) 失礼いたします。昼からですが、2番小林達夫の番がやってまいりました。寒い中ですが、皆様、体には気をつけて、仕事などを頑張ってください。 私、2週間ほど前からせきがとまらず、声があまり出ませんので、ご迷惑をおかけするとは思いますが、最後までよろしくお願いいたします。 さて、先日のグルメフェスティバルでは執行部の皆様、また職員の皆様には準備から片づけまで、多くの方々に休日にもかかわらずボランティアに出ていただきましてお世話になりました。実行委員会皆で感謝いたしております。 皆様の力がなくてはイベントも成功できなかったと思い、反省しているところでございます。特に、畝本産業課長には深夜まで続く実行委員会の会議にたびたび参加していただき、近隣の駐車場の段取り、警察との打ち合わせ、テント、机、椅子の段取りなど、全てのことをやっていただき、連日忙しい中にもかかわらず、グルメフェスティバルのために寝る時間を削ってでも動いていただいたことに感謝いたしております。 畝本産業課長のやる気、行動力、まとめる力を感じ、このような動きのいい、働きのいい方は特別に自分からもう働けないと言われるまで雇用を延ばしていただきたく、町のため、町民のためにもいつまでも働けるようにしていただきたく、町長にお願いしたいと思います。 同僚議員の中に議場ではお礼を言うなという方もおられますが、私はあえて言います。お世話になったことに感謝しまして、畝本課長を初め執行部の皆様、職員の皆様、今回は大変お世話になり、ありがとうございました。 みんなの力で、何かまたこういうことをやれればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 さて、本題でもあります私の一般質問に入りたいと思いますが、前回の議会の一般質問のときにイベントなどで中央中学校のグラウンドの使用ができるまで何回でもやると約束しておりましたが、教育長の理解ある行動をいただき、今回のグルメフェスティバルでは使用許可をいただいたので、私はもうこの質問はやりません。 次の質問にかえさせていただきたく思います。今回は、今後の美咲町について、力を合わせて若者の代まで残る美咲町づくりができる施策はないかという質問でございますが、今回のグルメフェスティバルでは執行部、職員の方々に出ていただき、大変盛り上げることができました。私が感じたことは、各課がちょっと一体化されていないんじゃないかという他人任せのような気がしました。例えば、担当課に電話したところ、イベントは産業課が仕切っているので産業課に聞いてくださいとか、休日なので職員がおりません。一つのものをみんなで成功させようということを感じないような気がしました。自分が働いている町を盛り上げるためなら、課を超えてのやる気が役場で働いている者の務めだと思います。公務員だからそういうことがなかなかできないんかもしれませんが、一般の会社がイベントをするのであれば、会社の社運をかけて全社員でやるのが当然のことであります。今後、若者が楽しみ、盛り上がるようなイベントなどを課を超えて、みんなの力で合わせてやれるような考えはあるのでしょうか。それを質問いたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 私がお答えさせていただきます。 小林議員の課を挙げてばかりでなく、課を超えて縦断的に役場がイベント等に参加したらどうならというようなことでございます。 先ほどの11月29日に行われましたグルメフェスティバルinみさきのイベントに対する感想だと、このように思っておるところでございます。 第1回ということで、実行委員会を組まれて、それぞれイベントをいたしたところでございますけれども、天候にも恵まれて、本当にたくさんの人がおいでになられました。予定人数1万2,000人というようなことでございますけれども、新聞報道によりますと1万人の方が来られたというようなことでございまして、それは入れかわり立ちかわりだと思いますけれども、一瞬的には何千人の方というようなことだと思います。ご挨拶の中で実行委員長の梶尾洋子さんが申されておりました。小さな町村でありますけれども、合併して10年、これを一つのきずなに持ちながら美咲町活性化のためにイベントをやったんだというようなことでございまして、その趣旨につきましては私も大変感動しておるところでございますし、実行委員会の方々、町内外から出店された方々に対しまして、本当に感謝を申し上げておるところでございます。 県の観光協会の常務さんの中田さんという人ですかね。あの人もかなりお褒めをいただきまして、よくこういう町村でこんなことができたなと、町主導ではなくって民間主導のそういうような実行委員会をつくってようやられたなということを褒めていらっしゃいましたけれども、まさに私もそのような感想を持ったところでございます。 そういう中におきまして、今回の役場に対する、よくやったんだけど、つながりができてなかったというようなことでございますけれども、そういうことが多々あったように今お聞きいたしましたけれども、私といたしましてはそれぞれ役場から約50人ほどが出て、これ全くのボランティアということで出たというようなことでございまして、この辺も評価していただきたいなと、このように思いますし、畝本課長をお褒めにあずかったわけでございますけれども、畝本課長の立場も役場から産業課長として出たんではなくって、一ボランティアというようなことで出たというようなことでございまして、なかなか実行委員さんとの兼ね合いですね。実行委員さんとの兼ね合いがうまいぐあいにいってなかったんではないかなと。畝本課長の立場といたしましては、自分もボランティアの一人だというような感覚で出られたんですけれども、持ち前のバイタリティーある男でございますんで、必要以上に本当にお世話ができたというようなことでございます。 こういうことを踏まえまして、これからもいろんなイベント、大きなイベントがございます。そういうときには、我々といたしましても今後ともできるだけの皆様方にご支援をしていきたいと、このように思っております。 美咲署のほうにもお礼を申し上げたんですけれども、美咲署も本当に全面的に出ていただきまして、署員35名ですかな。ほとんどの署員が出て警備をしていただいたというようなことでございまして、本当に大きなイベントが美咲町でできたということに対しまして、私も敬意を払うところでございます。 以上におきまして、これからも官民一体でこういうイベントに対しましても盛り上げていきたいと、このように思っております。よろしくお願いいたします。
    ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 小林議員。 ◆2番(小林達夫君) 超えて、みんなの力で今後もやることがあるということです。 イベントをやるのにお金がかかります。今回、たくさんの方が来てもらいまして、結構金がかかっとんですが、こういったことに金を使うのは僕はいいと思うんです。今までいろんな補助金やら、それから指定管理、僕が思うに要らんのんじゃないかというようなそういったのもあるんで、今後そういったのを見直すような考えもしていただき、個人的なとこにだけお金を使うんじゃなく、こういうイベントにそういうお金を回してもらって、たくさんの人に楽しんでいただける生きた金の使い方というものをしていただきたいと思います。 僕の質問が若者の代まで残る美咲町づくりということなんで、今後そういった、さっき言うた補助金、それから指定管理を見直して、その金を生きた金の使い方をしてもらい、私たちの代まで残るような美咲町、借金が少しでもないような美咲町、プラスになったような美咲町をつくっていただきたいと思うんですが、そういった見直すような考えはないんでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 小林議員のご質問でございます。通告がなかったわけでございますけれども、今までの補助金体制の見直しというものは、ここでも条例も上げさせていただきましたように子育て支援について、家賃について見直しをさせていただいたり、それから結婚祝い金をさせていただいたり、留町奨励金についてもここで見直しをさせていただくというようなこと、やっぱりある程度の期間が来ますと金属疲労じゃないですけども、やっぱりかえていかんと、その時代時代に合った補助金制度が必要だと思います。そういうことで新陳代謝を行っております。また、今のようなイベントにつきましてもどうかというようなことでございますけれども、企画立案を十分していただきまして、その企画立案につきまして審査をさせていただきたいと、それによって補助金云々という話につながってくるんではないかと思いますので、そこら辺もひとつよろしくお願い申し上げまして、回答とさせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) その続きで指定管理はどうされとんかな。 ◎町長(定本一友君) 指定管理、どうですか、指定管理。            (2番小林達夫君「ちょっと見直しを」と呼ぶ) それはその都度その都度によって見直してくるかと思います。そやから、指定管理の分についても今までしとる人ばっかりではなくって、ほかの人がするということも必ずできてきます。そういう場合もありますんで、そういうことでございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 小林議員。 ◆2番(小林達夫君) もう質問ではありません。もう声がおかしいんでちょっと終わろうと思いよんですが、先ほど言うた生きた金の使い方というものをしていただいて、私たちの代まで残る美咲町というのをつくっていただきたいと思います。 あと、一番最初に言うたやる気のあるような職員の方は、もう60で定年が来ても何歳まででも働けるようにぜひともそういうふうにしていただいて、畝本課長には残っていただきたいなと思っておるんです。よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 役場には再任用制度というもんがございますんで、手を挙げていただきまして、そのようについて評価をさせていただきまして、残っていただくか残っていただけないかということになるかと思いますので、そういうことにつきまして畝本課長がどう思われとんか知りませんけれども、じっくり今後についてもお話を聞かせていただきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ◆2番(小林達夫君) ぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。 短かったですが、これで終わります。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で2番小林議員の質問を終了します。 続きまして、6番形井議員の質問に入ります。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 6番形井でございます。 私はいつも同じ話から質問に入らせていただいております。それは私の選挙公約であります地域住民の皆様方のご意見を行政に届けるということであります。そうしたことから、今回までの一般質問も町民の皆様方のご意見を中心に行ってまいりました。今12月議会におきましても町民の皆様方の行政に対するご意見をお聞きしておりますので、それを基本に質問させていただきたいというように思います。 まず、平成28年度の行政方針並びに28年度の主要事業についてお伺いしたいと思います。 同僚議員もお聞きしておりますんで重なるかと思いますけれども、お許しいただきたいと思います。 町民の皆様方の大きな期待を得て定本町政が発足し、7年が経過しようとしています。28年度は定本町政2期目の最終年度であり、町民の皆様方も大きな期待を寄せられているんじゃないかと、そのように思っております。 町民の皆様方も定本町政の心に残る手腕を期待されているものとこのように思っております。そこで、既に平成28年度の予算編成に向けて検討されていると思いますけども、28年度の行政方針ですね。または計画されております主要な事業についてお聞かせいただきたいというように思います。 特に、若者定住対策とか老人対策等、いろいろお聞きしておることもありますけども、議員としてはお聞かせいただいてることはありますけども、まだ町民の方にはお示しできてないということも多々あろうかと思いますので、できれば具体的にここでお示しいただければと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 形井議員の質問でございます。 行政方針並びに事業計画を具体的に言えというようなことでございまして、予算編成につきましては決算審査や監査の方の指導を受けて、それを是正しながらやっていくというのが大きな建前でございまして、これから交付税も減額されてきます。財政運営、本当に私は厳しくなってくると思います。今の状態がもう3年も5年も続くとはゆめゆめ思っておりません。それは議員言われるように、小林議員が言われたように次の若者のために借金を減らしていくと、私はこれは一番大事なことだというように思っておりますし、そうしていかなければならないと、このように思います。 しかしながら、やはり財政ばっかりを思っても事業をしてないというわけにはいきません。行政ですから、守りにばっかり入るわけにはいきませんので、それは必ず事業を何かしていかないかんということになってくるわけでございます。そういうことで、私も今7年目でございます。そういうことで一つ最初に公約しましたら、どっかでお話をさせていただいたかと思いますけども、五、六年はやっぱりかかると思います、一つ事をするのに。そういうことで、平成20年でお受けいたしまして、25年までにある程度公約をさせていただいたというように思っております。 それから、ことし27年、そして28年となるわけでございますけれども、その27年、28年は、やはりこれからの町の方針を決定した事業をつくっていかないかんというようなことでございます。 議員言われるように、今までの補助金制度について新しいものを言えということでございますけれども、細かに言うたほうがいいんですか。            (6番形井 圓君「できれば」と呼ぶ) 細かに、例えば例を挙げますと子ども・子育て支援につきまして、格段の今まで配慮を図ってきたということでございますけれども、やはり高齢者の方々に対する福祉も私は必要だと思います。そういうことで、来年度におきましては給付金をお配りさせてもらおうと、65歳以上の人に対しまして、収入があるなしにかかわらず配らせていただこうと、このように思っております。 それから、基本的には私は地域地域でどういう形の行政がいいんかといったときに、やっぱりある程度若者中心の行政になってくると思います。そういう中におきまして、やっぱり教育するなら美咲町というような合い言葉の中で美咲町、幼児教育の推進ということを、私はこれに力を入れていくべきではないかなと、このように思います。そういうことで、保育所をやっぱり中心といたします幼児教育、私はこれが必要ではないかなと、このように思っておるところでございますし、保育所の先生方にあらゆるところに研修に行っていただいておるということでございまして、こども課を中心といたしまして、本当によくやっていただいておるなあと、このように、表面には出てきませんけれども、よくやっていただいておるなというように感じておるところでございます。 それと、個々に物を申せということでございますんで、下山議員のときに報告させていただきましたように、今中央地区には町民の方が全部で集まるという施設がございません。そういうことで、これは長年の課題になっておるわけでございますけれども、公共施設等の総合管理計画を今策定をしております。そういうことで公だけがやるんではなくて、民間の人も入っていただいて、そういうふうなものをできたらいいなというようなことを今考えておりますし、ほんならこれが国の補助金制度にのっとったかというたらそうでもありません。まだ全然そういう段階でもありませんし、その策定をしていくという段階でことしからやっておりますんで、来年が仕上げの年かなというように思っております。 それから、お話をさせていただきましたように代替エネルギーについて太陽光とそれからバイオマス、そして空圧電池を組み合わせたような再生可能なエネルギーを発生させるような仕組みをつくって、24時間使えるというような形もやっていきたいなというようなことを思っておりますし、また二度言うようになるかと思いますけれども、義務教育学校制度、これも取り入れさせていただきまして、これから将来を担う子供たちのため、学校生活、よりよい学校生活が営めるような状態もつくっていきたい。それには小中一貫校というような形になるかと思いますけれども、そういうようなこともやっていきたいと、このように思っております。希望というような形、まだ全然これにつきましてほんなら補助金が何ぼつくとかどこにするとか、どこに何するんならという話もありませんけれども、大まかな枠だけをつくらせていただきまして、構想だけ練らせていただいておるというようなことでございまして、その都度その都度、議員の皆様方には報告をさせていただきたいと、このように思っておるところでございます。 そういうことですかね、よろしいですか。そういうことでございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 定本町政の今までの歩みをちょっと見ますと、中央中学校にしても、また柵原の保育所にしても、大きなものがたくさんできておると思います。形跡が、足跡が残っとると思うんです。これからもやっぱりそうしたものを、そして皆さん方のご意見を聞きながらどんどん進んでいっていただきたいなというように思います。 そこで、ちょっとお伺いしたいんですけども、介護保険の関係でちょうど1万円、65歳以上についてお支払いすると言われておるんですけども、これは単年度ですか、それともずっとですか、それをちょっとお聞きしたいのと、それから留町奨励金、ここできのうですかね。全協の中で書類配付、いただいておるんですけども、留町奨励金の問題とかこうしたものをどのようにかえていかれるのか、これは私だけじゃない、皆さん方に配っていただいておるんですね。 ○議長(貝阿彌幸善君) そうです。 ◆6番(形井圓君) ここら辺についても、先ほど申し上げましたように私たち議員はわかるんですけども、町民の方にはわからないので、来年からはこうやっていくんだという町長の姿勢をできれば示していただきたいと思います。何かもう少し具体的なもんがあれば。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 高齢者福祉に対する給付金というのは、65歳以上の人が今6,000人弱おるわけです。仮に今議員が言われるように1万円ですと6,000万円ということになってきます。そういうことで、今考えてるのは単年と、このように思っております。 それから、今言う留町奨励金とか結婚祝い金とかという分につきましては、ここで条例を議員の皆様方に出しておりますんで、それが通りましたら町民の方々に交付をさせていただくということになるかと思います。 それなら、内容をちょっとここで、課長から。 ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 失礼します。 今、形井議員の質問なんですが、今回の独自事業の補助金制度と見直しというところで詳しく説明させていただきたいと思います。            (「今言うてくれりゃええんじゃけど」と呼ぶ者あり) ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 失礼します。 それでは、3番の事業の見直しのところ、前倒しで説明させていただきます。 町独自の補助金制度の見直しということで、住民課にかかわるものについて、昨日、平成28年4月1日以降に変更しようというものについて一覧表をお配りしました。今、現行としましては美咲町民間活力利用型若者向け住宅施策条例、これについては今回の条例ですので、条例改正で議案を提出させていただいております。 それから、美咲町留町奨励金実施要綱、こちらは要綱ですので、今回議案に入っておりません。そちらについてどちらもなんですが、説明させていただきます。 今回の見直しにつきましては、平成28年度、28年4月1日以降の制度について見直しを行っております。こちらのほうにつきましては、まだ28年度の予算の要求実行もありますので、一応予算計上しまして、要綱整備をしまして、皆さんにご活用いただけるということで、担当課としましては前に進めております。 それではまず1番に、民間活力利用型若者向け住宅施策事業についてですが、こちらは町が指定をしました民間のアパート、それから住宅等に入居される方を対象に家賃の補助を交付していたものです。この交付内容が平成28年4月1日以降、今まで月額最高限度額1万5,000円の支払いをしておりました。これが5年間支給でしたが、改正後につきましては月額1万円、支給年間が3年間、これは金額も減額しておりますし、支給の対象期間も2年の減となっております。 それから、同じく家賃補助なんですが、町有やなはら住宅、書副にあります住宅のほうです。現行が限度額が月額1万円、これも5年間支給でした。こちらについても家賃のほうを27年4月1日以降、階数によって家賃額は減額となっておりますので、今回改めて28年4月以降につきましては月額5,000円の限度額で期間は3年間、これ民間アパートと同じ期間としております。ただし、こちらには経過措置といたしまして平成28年3月31日までに請求のあったものについては古い条例の経過措置をもっていくということで、設定を設けます。 次に、留町奨励金制度です。こちらは新規学卒後、美咲町に引き続き定住し、就職した場合に支給するものです。現行を1年目に3万円、2年目に3万円、それから3年目に4万円ということで3年間で10万円を支給するものとなっております。 こちらのほうは平成28年4月1日付をもって全て廃止とさせていただきます。 それで、こちらのほうも経過措置の規定を設けて、平成27年度の決定者、3月31日までに決定した者については3年間の支給という形になりますが、28年4月1日からは新しく美咲町留町就職お祝い金実施要綱として新たなものを制定します。こちらのほうは、新規学卒後、1年以内に就職をした方で、この方に対してお祝い金として5万円を支給するというものです。こちらについてはもう3年間にわたりじゃなくて、もう単年度でお渡しするという形をとらせていただきたいと思います。 それから、あわせて新しい要綱を創設させていただこうと考えております。こちらについては、若者の定住促進を推進するためということで、美咲町定住・結婚祝い金実施要綱として新たな制度を創設しようというものです。 支給要件といたしましては、夫婦のどちらかが40歳未満、再婚の場合も対象になります。しかし、復婚の場合は対象といたしません。請求期間といたしましては、婚姻届け出後、1年以内の請求ということで、一応美咲町にとどまっていただく年数としましては3年以上の居住を求めております。 こちらのほうは、結婚祝い金も金額といたしましてはお祝い金ですので5万円の支給をするようにしております。 制度の詳しい内容につきましては、みさき広報、それから告知放送、みさきテレビ等を通じお知らせするような予定にしておりますが、これは新たな制度ですので、28年度の予算の可決が必要となりますので、その折はよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 新しい制度をつくるということで、若者も幾らか張り切っていただけるんじゃないかなと、美咲町に残っていただけるんじゃないかなというように思います。 そこで、お願いしときたいのが、いつも申し上げてますこうしたことをきめ細かく対象者にお知らせをしていただいて、100%の方が受給できるように、そのご努力をお願いしたいというように思います。 また、私もこれから美咲町をどうするかというときに、幾らか考えたことがありますんで、提案だけさせていただきたいというように思います。 まず、集落再編ができないかなというように考えております。私は西幸、頼元で、名前を上げて悪いんですけども、頼元地区も小さくなっております。人口も減ってます。そこで、西幸、頼元で一緒にやらんかということでいろんな事業をやっております。集落再編が何かの形で検討できないかというように思っております。 また、こうした中で住宅団地です。住宅団地なんかについても新設をされてはどうかなと。団地をたくさんつくっておりますけども、それにつきましても町外からの方もたくさんこちらへ来られておるというようにお聞きしております。また、そこでは子供さんもたくさんできておるというようなこともお聞きしてますんで、まだまだ団地も必要じゃないかと思いますんで、もし集落再編というような形で団地もつくっていただけたらどうかなというようなことを一つ提案しておきます。 また、これいつも言っておるんですけども、地元で残るために住宅を建てた方、ここに対しても税金の減額はありますけども、住宅団地を買われたら100万円の補助金もあるわけですから、ここ地元で残って頑張ってる方に、やっぱりご支援をするためにも地元で住宅等を新築した場合、補助金を出すような制度をつくっていただいたらどうかなと。 また、低所得者の家庭に対する高校進学、今、低所得者の方いろいろ問題になっております。進学のことも問題になっとると思います。そこらに対する補助制度はできないかなと。 また、地元に残って起業、事業をしていきたい、西幸にも1人いらっしゃるんですけども、何とかやっていきたいなという方もいらっしゃいます。そうした方への補助制度はできないかなと、あちこちでもやってると思います。 それから、柵原中学校の問題が出ておると思いますけども、やっぱり教育の問題も大変重要な課題だと思いますんで、この柵原中学校を改築していくのか、新築していくのか、こうしたことにも早急に、できれば現町長のときに方針を出していただいたら大変いいんじゃないかなと、こう思いますんで、提案をさせていただきたいというように思います。 この中で、もし町長、これがということがありましたら。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 形井議員のご質問でございますが、本当にいい提案をしていただきまして、集落再編ということにつきましては、我々もそのことにつきまして行政主導ではできないけれども、自主的に再編していただければありがたいなと、このように大きいとこに小さいとこがつくか、小さいとこ同士が一緒になるかというようなことをしていただくとありがたい。というのが、今自主防災組織が81%でとまっとんです。それで、これを100%にするためには、集落で7軒とか8軒というとこがあるんで、ここらが自治会と自主防災と今までは分けんとおえなんだわけですので、それをもう分けずにほんなら7軒、8軒あるとこはもう自治会と自主防災組織ともう一緒にやってもらってもいいですよというようなことも言おうかなと思うたりしとんですけれども、そうせんと100%つくらんと、いざ災害になったときに、その地区だけが避難の仕方もできなかったというようなことになってはいけないというようなことでございまして、それを緊急の課題として我々も持っております。 それから、住宅団地につきましてはまだ場所は言えませんのですけど、計画をしております。計画をしておりまして、まだ地図上だけでここはどうならというようなとこを思っておるところでございます。 それから、地元で頑張ってる人で、家を地元に建てられたというようなことで何らかの、これやそれから高校進学について、低所得の人に配慮したらどうとかというようなことについては、まだ今お聞きしましたんで、考えさせていただきたいと、このように思いますし、柵原中学校の改築の件につきましても、この件につきましてもいずれはそういうときが来るわけですから、このことにつきましてもそういうことで、口を濁すんじゃないですけども、そういうこと、どうしても要るもんだと、このように認識をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、6番形井議員、次の質問に移ってください。 ◆6番(形井圓君) ぜひとも今の定本町政の間に方針を決めていただきたいということを切に希望いたしまして、次の質問に入らせていただきます。 職員の人事評価制度についてお尋ねしたいと思います。 まず、質問書のとおりですけども、第1に職員の人事評価は実施されているのかどうか、そしてまた昇給とか期末・勤勉手当の支給は全職員一律に行われているのかどうか。 先ほど同僚議員が頑張っとる職員がおるというように言われておりましたけども、その頑張っておる職員とそうでない職員も幾らかいらっしゃるんじゃないかと思うんですけども、ここら辺の格差があるのかどうか、その辺を少しお尋ねしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 木谷総務課長。 ◎総務課長(木谷正弘君) 6番形井議員の職員の人事評価制度などについてということで、ご質問にお答えさせていただきます。 まず、職員の人事評価は実施されているのかということで、こちらにつきましては現在、正規職員を対象に人事評価を試行的に実施をさせていただいております。 ここで美咲町の人事評価の経緯を若干ご説明させていただきますと、平成20年に美咲町人材育成基本方針というのが策定されました。それに伴いまして人材育成人事評価検討委員会というものを設置しておるところでございます。 その後、経年的にこの検討委員会で審議されまして、外部から講師をお呼びして制度の周知並びに評価のポイント、あるいは判断基準等を順次整備していったところでございます。 平成24年度に幹部職員を対象に人事評価を行ってまいりました。翌25年度からは一般職員にも幅を広げまして、人事評価を試行実施して、本年度が完全施行実施で3年目となっております。 国が平成28年度、来年度から人事評価を完全実施することに伴いまして、美咲町でも来年度、28年度から本格実施へ移行させてまいりたいと思います。 2番目のご質問にございます昇給、期末・勤勉手当の関係でございます。 現在の人事評価制度の導入によって、この基本的目標というのが一人一人の能力開発、こちらと育成を進めると、能力の育成を進めるということで、人事評価のプロセスを通して、組織の活性化を図ることを目的とされております。現在のところ、試行実施でございますので、昇給、期末・勤勉等への反映はしておりません。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 試行的に実施というのは、ちょっと意味がよくわからないんですけども、いやいやまあいいです。後で答えてください。 同僚議員からも同じような質問があったと思いますけども、まだ今もこう回答がありましたけども、この人事評価制度についてはやっぱり数年前から、聞きますと平成20年ですね。からの問題でありまして、大きな課題だったと思います。ぜひとも早急に実施していくべきではないかと思っております。 私が質問したのは、何人かの職員の方から直接話をお聞きいたしました。仕事に意欲が湧かないと、やっても何も変わりゃあせんというようなお話聞いております。直に聞いております。私はこんな言葉を聞いて、町長、大変残念に思っておるんです。これいつも言っておることですけども、役場といったらやっぱり町民の方に役に立つ場所、これが役場だと常々私は申し上げておると思います。 そしてまた、役場の職員の皆さん方は美咲町の頭脳であって、機関車であり、また町民の方を乗せる客車であると思うんですよ。職員の皆様方の考え方一つで、先ほどの同僚議員もおっしゃっておりましたけども、すばらしい美咲町ができていくんじゃないかなと私も思っております。 その例として、先ほどのこともありましたし、またたまごかけごはんとか旭のさくらまつりとか柵原のぽっぽまつりとか夏の花火大会とか、また子育て支援に対する美咲町の独自の支援策とか、いろいろ考えられて頑張っておられる職員さんもたくさんいらっしゃると思います。町民の皆さん方からもあの人は本当にすばらしいと、よくやってくれると、挨拶もよくされるし、とても助かるという言葉もよくお聞きいたしております。やっぱり頑張っておられる職員の方には、やっぱりそれなりの評価をする必要があろうかというように思っております。しかしながら、時々残念な話を聞くこともあります。宿直の問題を先ほど話がありましたけども、同僚議員から。私も時々役場に電話かけます。美咲町役場の誰々ですという言葉を、お名前を言われる方、多分半分ぐらいしかいらっしゃらないかと思います。やはりここらに対しても、町長、もう少し指導すべきじゃないかと思いますし、ここら辺も評価の対象に必要じゃないかなというように思っております。 また、この前問題になっておりますけども、ひとり親家庭医療費の給付の未処理問題とか、体育館の鍵の紛失の問題とか、またこれはちょっと公にまだまだできませんけども事務処理のミスがあったようにお聞きいたしております。 私は、やっぱり頑張っておる職員とそうでない職員については、町長、ぜひとも格差をつけて、頑張ってよかったなと思えるようなそういう美咲町の職場にしていただきたいというように思います。 ここに美咲町の給与に関する条例っていうのがあります。第6条には、初任給、昇格、昇給等の基準というのがありまして、第4項にはこう記されております。職員の昇給は規則で定める日に同日前、1年間におけるそのものの勤務評定成績に応じて行うと。また、規則の第28条には給与条例第6条第4項の規定による昇給は、当該職員の勤務成績について、そのものの職務について監督する地位にある者の証明を得て行わなければならない。この場合において、当該証明が得られない職員は昇給しない、こう書かれてますね。 そこで、お伺いしたいんですけども、この条例に基づいた勤務成績の証明を実施されているんかどうか。 次に、給与に関する規則、第24条の4にはこう記されております。これは勤勉手当ですね、成績率です。アとして、基準日以前、6カ月以内の期間における勤務成績の特に優秀な職員は100分の83.5以上、100分の135以下、イとして評定期間における勤務成績が優秀な職員、100分の74以上、100分の83.5未満、評定期間における勤務成績が良好でない職員、100分の64.5未満となっております。 そこで、お伺いしたいんですけども、この規定による成績率、これを提供されているのかいないのか、多分今聞いたらしていないということでありますけども、先ほどの回答では、答弁では、平成20年から基本方針をつくってやっておるということです。もう7年もたってるわけです。ぜひとも早急にこれを実施して、本当に頑張っとる職員については、やっぱりきちっとこういう条例に基づいて格差をつけて実施すべきだと思うんですけども、再度この点について町長のお考えを示していただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 勤務評定について差をつけなさいというようなことでございまして、人事評価制度ということで今導入をしておるわけでございますけども、今現在までやってることは、一人一人の能力の開発とか育成を見て、それが人事評価をしていく上のプロセスの中で、どのようにその人が役に立っておるかということを今調べておるというようなことでございまして、その調べるほうの目くばせも要るわけです。評価する者、今課長が評価しなさいと言うわけですが、その評価の仕方も目くばせをして、それを標準化せないけんと。この人の見方とこの人の見方は違うたというようなことじゃいけんと。それから好き嫌いによって、その人の評価が違うてもいけんというようなことでございまして、割と難しい面がある。今議員言うように、その評価された人はありがたいからありますけれども、評価されなかった人、評価されなかった人が、いや私はあの人よりは本当は一生懸命仕事をしよんじゃけど、何で私だけこねえなるんならというような人も出てくるというようなことでございますんで、まず評価する側の目くばせが私は必要だというようなことでございますけれども、今はそういうことも必要だし、一人一人の能力を開発していくということも必要ではないかなと、このように思っております。 そういうことで、それについて研修もたくさんしていただきましたりして、その評価を自分自身の評価を上げていくというようなことにしていっているというのが現状でございます。そういうことで、30年度からはそれぞれそういう評価をしなさいということでございますんで、標準はそこに合わせておるようなところもありますんで、その点を一つ、進んでないかもしれませんけれども、これは慎重にやらんと、その人間人間の評価、全体の評価につながっていくことにもなるわけでございますんで、その辺もこっちも考慮しよるということを十分考えていただければと、このように思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁漏れありませんか。よろしいか。ほんなら、再々質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) これは私も幾らか思ってましたし、頑張っとる職員の方も多分思っとられる方もいらっしゃるんじゃないかと思いますし、町民の方の声でもあります。あそこへ行っても全然挨拶もせん、頭も下げんというような職員もいらっしゃると思いますし、本当に先ほどの同僚議員が言われたように頑張っとる職員もおられるわけですから、そこは早急にその格差をつけるようにご努力をお願いして、次に入らせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、6番形井議員の次の質問に入ってください。 ◆6番(形井圓君) それでは、一般質問に対する回答事項の実施状況等についてお伺いしたいと思います。 まず、今回のこの議会の開催に当たり、町民の皆様方のご意見を幾らかお伺いしてまいりました。 そこで、何回もあったんですけども、よく言われたのが形井さん、要望書出しても何の返事も来んのだということをまだ聞きます。前回、町長にお伺いしたとき、町長はすぐ回答するけんと、骨を折って頑張っとるというように言われたようなこともあると思います。ぜひとも、町民の皆様方から要望書が出れば、即現場へ行ったりして、その回答をしていただきたいというように思います。 やっぱりこれは町政に対する信頼関係じゃないかと思うんです。要望書を出した。すぐ現場へ来てくれた、ええか悪いかも判断してくれた、そうすれば町民の方も安心して行政を信じていくんじゃないかというように思いますんで、その点、お伺いしたいと思います。ちょっと待って、まだまだあります。 あわせて、今までの回答に対する実施状況についてお伺いをしていきたいと思います。 まず、加美小学校の校門のとこからプールに向けての道路です。あそこの質問をしたとき、地元から要望書があったんで、町長も現場をよう知っとると、橋があって大変危険なと、冬は危ないと、早急に改修していきたいというようなことがあったと思いますけども、こういうこととか、それからこれはもう私ばあでなくして同僚議員も質問してあったと思うんですけども、町道の所有権移転です。移転登記、具体的に言いますと小原、越尾地内の所有権登記は、町で実施しますというように明快な回答があったと思います。職員の方も所有者の方にお会いして、町がやっていくというように回答されておると思います。しかし、それができていないんじゃないかなと思うんです。できておるかできてないのか。 また、県のこれも質問があったんですけども、県の要望があれば随時提出されてもよいというように言われたと思うんです。私も県へ行って話をしました。これも原田、新城、金堀地区から、また地元から事故の写真までつけて要望書が出ておったと思いますけども、そうした県へ対しての、それは一つの例ですけども、県に対する要望書は、県の事業に対する要望ですね。それがもう県まで届いているのかどうか。 そしてもう一つ、先ほど町長も保育所の問題は大変重要だと、幼児の教育問題ですね。大変重要だと、こう言われてましたけども、私はいつも保育所の職員について随時正規職員をふやしてやっていただきたいというように発言をして、町長も正規職員を採用していきたいと言われておりましたけども、現在の正規職員と嘱託職員の構成比がどうなっているのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) もう一つはいいですか。 ◆6番(形井圓君) それはもう先ほど……。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町独自の補助金制度はもう聞いておるからよろしいんですね。 ◆6番(形井圓君) はい。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 形井議員の質問でございます。私には1点だけ、答えさせていただきたいのは、地元からの要望について回答が遅いということでございますけれども、この件につきましては、それは見に行くのは見に行きます。見に行きますけれども、すぐほんならここについてさあ道を整備しますとか、ここは橋を直しますとかということは、予算が伴うことであって、それはすぐに判断ができんと思います。そういうことで、3月ですか、4月ですか、課長。            (「年度内です」と呼ぶ者あり) 年度内、3月の年度内に要望があったところについては、継続して審議するとか、次の年度に改修するとかというような回答はしております。そういうことで、すぐにはなかなか予算が伴います。議会の承認も得ずに予算だけ先につけて執行するわけにはいきませんので、その辺は理解をしていただきたい。形井議員も役場へ長いこと出られたんですから、そのことはよくわかっておるんではないかなと、このように思います。 そういうことで、極力そこについての改良は、地元の要望ですから、できる限りのことはしていきたいという気持ちはありますけれども、気持ちだけでは通じません。そういうことで、お金が伴うことだということもご理解いただきたいと、このように思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 6番形井議員の一般質問に対する回答事項の実施状況はということで、私のほうからは通学路整備、加美小学校付近等の実施状況ほかということと町道などの所有権移転登記についての回答のほうをさせていただきたいと思います。 今、町長のほうから地域からの例えば自治会長さん、それから常会長さんからの要望書、出ている部分につきましては町長のほうから回答させていただいたとおりで、最終的に年度でまとめて、現地のほうも実際見に行っておりますし、それから回答書のほうも最終で職印をついたものを要望された方のほうに対してお返しをしております。 それから、一般質問でも出ましたこれはどうなるんかとか、例えば加美小学校の通学路付近、これにつきましての前回もありました安全施設、これについても予算等を今調整中でありまして、年度内には何とかしたいなというふうに設置する方向で検討等もしております。 それから、小学校付近の橋の部分については、河川改修の要望も県のほうに引き続きやっておりますので、それとあわせて町のほうは考えていくほうがええのかなというふうに思っております。 あと町道などの所有権移転登記、これにつきましては町道として認定されながら所有権移転登記がなされていない土地は、本当にいまだ数多く残っております。現在の状況につきましては、前回の一般質問でも回答しておりますように、町民の方からの申し出やそれから他の事業の関係で判明した箇所から順次対応をしているのが現状です。 今年度の状況としましては、先ほど形井議員のほうからありました小原地区の部分でありますとか、その他中央地区以外に旭地区、柵原地区、中央地区で現在3路線の処理をしております。それから旭地区で4路線、柵原地区で1路線の所有権移転の登記をするべく、作業のほうを進めているのが現状です。 今後につきましても判明し次第、順次対応をしていくというような形になるのかなというふうに思っております。 あと、登記をする部分につきましても分筆登記、丈量関係でコンサル委託したり予算をかなり伴いますので、そういった部分についても調整しながらやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 以上です。よろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 稲谷こども課長。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 失礼いたします。形井議員のご質問、保育園における正規職員と嘱託職員の構成比はということで表にしてまいりましたので、議長のお許しがいただければ活用させていただいてご説明をさせていただきたいと思います。いいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 許可します。どうぞ。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 済みません。少々大き過ぎるパネルをつくってまいりました。ごらんいただけるかと思いますが、保育園の職員数の内訳ということで26年度4月1日時点、それから27年度4月1日時点、それから来年度、28年4月1日時点の見込みということでつくってまいりました。 職種といたしましては、保育士、調理員、それから栄養士、園務員といった職種がございます。議員、恐らく一番保育士について、一番数が多ゆうございますから、このことについてということだろうと思いますので、保育士に特化をさせていただいて検証をしていきたいというふうに思います。 まず、26年4月1日時点、正職員が、上段がこれ人数です。下が比率というふうに見ていただきたいと思います。正職員が30人に対して嘱託職員が53人、比率が正職員が36.14%、嘱託が63.86%ということでございました。それから、27年4月1日時点では正職員が32名、37.65%、嘱託が53名で62.35%、それから来年度、28年4月1日時点の見込みでございます。来年、新採用が4名という見込みでお聞きしております。正職員が36名、嘱託が55名ということで比率が39.56、それから60.44ということになっております。 これ3年間の経過を見ていただきますと若干ではございますが正職員の比率というのが少しながら右肩上がりに来ております。それから、一つ申し上げておきたいのが、平成28年4月1日時点の正職員の36人の中には育児休暇、それから産休、こういった長期休業の職員が7名おられます。ということは嘱託職員をそれだけ多くとらなくちゃいけないということで55人にプラスされとるということでございますので、そういったことを勘案しますとこの7名が出てきた場合、正職員の比率が42.86%ということになるということでございます。 まだまだ形井議員のお気持ちをお察ししますと不十分であるというふうに考えております。しかしながら、若干ではございますが多少是正の方向に向かっておりますので、ご理解をいただけるというふうに思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 町長、ちょっと勘違いされとるんじゃないかと思うんですけども、私も即回答というのは、例えば国の補助金とか県の補助金とか、そんな大きい事業じゃないんですよ。小さい事業、例えば課長決裁でできるような事業もあると思うんです。そうしたことについては、もう課長に任せていただいて、課長の判断ですぐしなければならないものはすぐしていくというような形にしていただければ大変ありがたいと。町民の方もそこら辺を願っておると思うんです。そこら辺をひとつ誤解のないようお願いしたいと思います。 それと、いろんなことで年度内に実施するというご回答もいただいたんで大変ありがたいんですけども、再度登記問題です。小原と越尾、同僚議員も私が質問した後、質問されたと思いますけども、この方は大変困っていらっしゃいます。町が要望して道路をした。町がお願いに行った。ご存じだと思うんですけども細かく言わんでも、それがいまだにできてないっていうのは町民の方は納得できないと思うんですよ。 それで、もし職員が足らないんであれば、町長、ここから提案です。職員が足らないんであれば、登記等については業者委託してもいいんじゃないかと思うんですけども、どうでしょうか。 それともう一点、先ほど保育所の正規職員、徐々にふやしていただいて大変私もありがたいなと思っておるんですけども、先ほども申し上げました、町長も言われたと思うんですけども、幼児教育の推進したいと。確かに、やっぱりここらのこういう幼児教育は大変、教育という言葉がいいかどうかちょっと教育長にお叱りを受けるかもわかりませんけども、やっぱり幼児教育関係で一番大事なところですから、正規職員を徐々にふやしていく、正規職員で安心して保育をしてもらえる、そういう職場にしていただくようにぜひともお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 形井議員の再質問ですけど、先ほどの答弁の中で小原については今作業をやっております。それから、もう一点の分については書類を今つくっているところだと思います。 それと、地域からの要望ですが、自治会長さんから出される要望書とそれからそれこそこの道路が穴があいたとか、ここが危ないんでという行政相談、この行政相談で出される分については建設課の判断ですぐに対応しております。 だから、この二通りがありますので、町宛てに出される要望書、ここの道路を改良してくださいとか当区画を切ってくださいとか、そういった部分については年度まとめて最終的に緊急性のあるものはやりましょうと。もう少し待っていただく分については来年度以降でというような形で要望をされた方のほうに、これは町長に現場を見ていただいて、判断をいただいて、それから全件、お返しのほうはしておるのが現状です。            (6番形井 圓君「済みません、ちょっと聞き漏らした。県の関係、要望」と呼ぶ) 県の関係の要望は、これも前回の一般質問のほうでありましたように、町のほうが優先順位をつけて必要であるという判断をされたら追加の要望という形で、4月、5月に出す要望書につけ加えるということはできるということでたしかお答えをしとると思います。 議員がおっしゃるとこの件については、通常でも県ともお話のほうをしております。踏切のとこかなとは思うんですけど、あそこの場合は現在踏切のところ、工事をしておりますので、それができてから引き続きという形にもなるのかなというふうには考えれるとこなんで、もう少しお待ちいただければいいかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 保育所の正規職員、幼児教育の大切さということで、正規職員につきましては、まず担任から正職員にしていこうというような計画を立てております。そういうことで、正職員の方を担任にしていっておるわけでございますけれども、今課長から話があったように、やはり産休とかで前もたくさん休んで、ええことなんですよ。ええことなんですけれども、休まれておるというようなことでございまして、その人らが復帰するという前提で次も考えていっとかんと、正規職員以上にふえたときに、今の現状が打破するときにはなかなか難しいんじゃないかなと、このように思っております。そういうことでございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長、職員不足についてという質問については、課長のほうですかね。 ◎町長(定本一友君) 今、所有権移転の分については、業者にお願いしたらどうかということでございますけれども、これについてはまた考えさせてください。お願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 再々質問じゃないんですけども、やはり町民の方からいろいろ要望とか出てきましたら、即対応というようなことをしていただければ町長の株も大変上がっていくんじゃないかと思いますんで、また職員の株も上がっていくと思いますし、行政に対する信頼性も高まっていくと思いますんで、よろしくお願いしておきたいと思います。 ちょっと質問してなかったんですけども、質問事項出してなかったんですが、課長にちょっとお伺いしたいんですけども、ちょっと困っとることがありますんで、地元で。以前、柵原地域において町道の道路に個人の方が土砂を放置されておって、この件について町として厳しく指導をしていくべきじゃないかというように指摘したと思うんです。撤去もされたんですけども、公共の土地を個人の方が無許可で占用しとる場合、町としてどのように対応されるのか、ちょっと私ども地元でも困ってることがありますんで、地元が指導せんといけんのか、ちょっとそこら辺だけ教えてください。 ○議長(貝阿彌幸善君) 形井議員、その件については質問にもありませんし、その部分では後段でもう直接お聞きをしていただいてということで、次の質問に移ってください。 ◆6番(形井圓君) わかりました。 児童館の運営についてお伺いをしたいと思います。 まず、町内3児童館の運営状況、特に施設の利用状況についてお伺いしたいと思います。できれば曜日ごととか、時間帯で表にしていただければというようにお願いしとったと思うんですけども、お示しいただきたいと思います。 これは一番の目的は開館時間の延長ができないだろうかなと、してもらえないかなというようなお声を聞いておりますんで、まずそこの辺からお伺いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 稲谷こども課長。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 失礼いたします。6番形井議員のご質問にお答えをさせていただきます。 児童館の運営状況はというまず第1の質問でございます。 議員ご承知のとおり児童館は児童福祉の第40条の規定に基づく児童の健全な遊びを与えて、その健康を増進し、または情操を豊かにすることを目的とする児童厚生施設として設置をしております。 平成26年度の各児童館の利用状況についてパネルにさせていただきました。            (6番形井 圓君「パネルね」と呼ぶ) はい、よろしいでしょうか。議長、お許しをいただければ。 ○議長(貝阿彌幸善君) 許可します。 ◎こども課長(稲谷雄治君) またまた大きなものになっております。これは子供たちが利用している状況、月ごとの延べ人数、こういったものを書いております。 議員皆様方、ご承知のとおり町内には3児童館、加美児童館、旭児童館、柵原児童館、3館ございます。利用状況につきましては、一番右側の計というところを見ていただきますと加美児童館のトータルが延べ1万3,179人、1日平均にしますと49人、旭児童館では年間4,356人、1日平均が16人の利用ということでございます。柵原児童館につきましては1万108人で、1日平均が38人という利用状況になっております。 トータルで、これを足し上げますと全町で2万7,643人、1日平均が3館で104人といった数字になってまいります。 次に、開館時間の変更と、延長はできないかというご質問でございますけども、現在柵原児童館管理規定に定めております開館時間は午前9時15分から午後6時まで、それから夏休み等の長期休業中は午前7時30分から午後6時までということになっております。 一方、平成27年度から保育園につきましては新たな制度ということで、保育園の開園時間、これが7時15分から午後6時30分までということで、従来6時までだったのが6時30分ということで、保育園も延長になっております。これは新たな子育て支援制度の中で保護者の就労形態の多様化や就労希望者の増加による保育ニーズにきめ細かく対応するために行ったものでございます。 このようなことから考えますと児童館の開館時間の延長を考慮した際、私どもこども課といたしましては子育て支援、保護者支援の一助になり得るということから、開館時間を延長することが必要だということで感じております。 私からは以上でございます。            (6番形井 圓君「ちょっと待って、保育所は何時と言われた」と呼ぶ) 6時半までです。            (6番形井 圓君「保育規則見たら午後7時までなんです」と呼ぶ) 保育園は通常保育時間が6時30分までです。            (6番形井 圓君「保育規則を見ると午後7時まで」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ですか。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 午後7時までは延長保育を含めてという話じゃないですかね。            (6番形井 圓君「延長保育」と呼ぶ) はい、30分の延長保育をやります。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 今のご回答で大変多くの児童が利用されておられて、お母さん方も大変助かっておるんじゃないかなと思います。ほんまに人数が多いのでびっくりしました。 児童館の管理規定の中で9時15分から午後6時までですね。ちょっと私、勘違いしながら聞いたんですけども、保育規則見ると午前7時15分から午後7時まで、保育規則にはそう書いとんですね。 もしできれば、課長のほうはこの児童館についても延長が必要じゃないかなと考えておるということなんですけども、町長のお考えをお聞きしたいというように思います。 あわせて、ちょっとこれは児童館条例を見ると児童という言葉と学童という言葉が出てくるんですけども、これどう違うんですか。ちょっとこの辺もお伺いしたいと思います。 とりあえず、課長は延長したほうがいいんじゃないかなという考えなんですけども、町長としてのお考えをぜひとも聞きたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 形井議員の質問でございますが、開館時間の変更はできないかということでございますけれども、暗に延長せえというようなことを言われ……            (6番形井 圓君「そうです」と呼ぶ) そのような感じがしますが、それは合わせてもええと思いよんですわ。保育所が6時半までの通常保育ですので、児童館のほうも6時半まで通常時間というように定めてもいいと思いますけれども、区切りがええとこで28年4月1日からやりたいなと、このように思っております。 以上でございます。 児童とあれはちょっとようわかりません。 ○議長(貝阿彌幸善君) 稲谷こども課長。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 失礼いたします。 形井議員のご指摘でありました美咲町児童館条例、この中で言葉が児童であったり学童であったり、どっちならということでございますけども、この児童館を利用できる方、これは18歳未満の児童ということで、児童福祉法に規定してあるゼロ歳から18歳までの児童ということでございまして、条例にあります第3条第2号ですね。学童の保育に関すること、これは文言が間違っているというふうに思います。これは改めて改正をさせていただきたいと思います。失礼いたしました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 町長のほうから大変ありがたい答弁をお聞きし、要望されておったご父兄の方も大変お喜びになるんじゃないかと思いますんで、心から感謝申し上げたいと思います。 ただ、その中でこの児童館の規則を見ると、開館時間が9時15分からとあるんですけども、平日こういうときからあける必要があるんですかね。 私は延長してもいいんじゃないんですかという質問のときにお聞きしようと思ったのが、実際に子供さんがおられないときに開館する必要はないんじゃないかと思うんです。そこら辺はどうなんですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 稲谷こども課長。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 失礼します。形井議員の再々質問にお答えをさせていただきます。 規定では9時15分からということでございますけども、子供たちの実態を見ますと長期休業中を除いては9時15分から来られる児童はいないということで加美児童館、旭児童館、柵原児童館確認をいたしております。 ですから、どうしても9時15分に、規定を変えれば9時15分が9時30分でもという……            (6番形井 圓君「13時でもえんじゃない、おらんのじゃから」と呼ぶ) そらまあ規定を変えればですね。でも、ひょっと来ることがあるかもわからないので、今のところはないです。学校のある時期についてはないです。            (6番形井 圓君「町長、その点をちょっと町長のほうから、子供がいない時間帯に」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、実態を十分調査いたしまして規則に定めたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 稲谷こども課長。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 済みません。申しそびれておったんですけども、通常のお子様たちは来られることはないと思います。しかしながら、母子クラブ、それから支援センター、こういった方たちが午前中、利用されたり施設を利用していろんな活動をされたりしております。こういったことを踏まえれば、時間の調整で幾らかの前後っていうのは可能なのかなという思いはあります。            (6番形井 圓君「終わります」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で6番形井議員の質問を終了します。            (6番形井 圓君「ぜひとも実態に合わせた保護者たちの要望に合うように、そのことをお願いいたしまして終わります」と呼ぶ) ここでただいまから午後3時10分まで休憩といたします。(午後2時53分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後3時10分) 一般質問を継続します。 ただいまの出席議員は15人です。 それでは、続きまして8番岩野議員の質問に入ります。 8番岩野議員。 ◆8番(岩野正則君) 皆さんこんにちは。8番岩野でございます。お疲れでしょうけどよろしくお願いいたします。 それでは、質問をさせていただきます。 人口減少に対して積極的な取り組み、政策を。 明確な回答をいただけば、すぐ終わりたいと思っています。 1、さらなる結婚支援策を。2、出生率向上策を。3、移住、定住支援を。就職、転職支援、町なかへ移住支援などの取り組みを。4、起業者に支援を、資金の利子補填などを考えられないか。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 8番岩野議員のご質問にお答えします。 私は私の課が関係してる部分という形になりますけども、1から4番まで、取り組みの中で私のほうでお答えできることをお答えしたいと思います。 まず、さらなる結婚支援ということでございますけど、まちづくり課におきましては結婚推進ということを重点課題ということで取り組みを行っておりまして、11月8日にはおもしろ心理学で婚活ということで、心理カウンセラーの方を講師にワークショップを婚活の中に取り入れたセミナー方式ということで開催いたしております。男女それぞれ7名の方の参加をしていただきましたが、この取り組みについては男性については事前にセミナーを開催をして、当日の流れの確認、またはスピーチの講習等、事前準備のアドバイスをいただいて本番を迎えたというような取り組みになっております。このような事前準備の取り組みというのは、本当に有効な取り組みであるなというふうに感じております。当日は、最終的に2組のカップルが誕生いたしております。 今年度におきましては、まちづくり課単独、または委託事業を含めまして4回、体験型のイベントを開催する予定にいたしております。 ご質問の出生率の向上策にも関係いたしますけども、日本では出産の98%が法律婚夫婦から生まれておるということでございまして、こういうことからもこの晩婚化や未婚化をできるだけ抑制できるような結婚推進の取り組みというのは、先ほども申し上げましたけど重点課題として位置づけ、より充実した取り組みを今後とも進めてまいりたいと考えております。 また、就職、転職支援、町なかへ移住支援でございますけども、就職、転職支援につきましては、近隣市町村で就職活動における交通費の一部助成を行っているところもございます。現在、津山圏域の担当者会議での取り組みも進められておりまして、起業者への支援のあり方も含めて、この枠組みの中で検討していければというふうに考えております。 また、町なかへの移住支援でございますけども、現在全地域を対象に空き家の調査を実施しております。結果をデータ化し、町なかの良好な空き家につきましては空き家等情報バンクへ登録を進め、移住希望者、より多く、よりよい物件が紹介できるよう充実に努めてまいりたいと考えております。 移住・定住の推進につきましては、今後とも議員の皆様のご意見をいただきながら必要な施策を進めてまいりたいと考えておりますが、一方まず美咲町を訪れていただくこと、そして何より気に入っていただくことという、この取り組みが大切であるというふうに感じております。全国で地域づくりに取り組んでおられますある高名な学者は、若者が本当にその地域を好きになったら、仕事は自分で探したりつくり出したりする。地域にとって、まずは地域を磨き、魅力的にすることだ。仕事がないという前にやるべきことがあるのではないかという移住先進地のリーダーの言葉を紹介されておられます。私たちは、この視点を心にとめ、今後の取り組みを進めてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畝本産業課長。 ◎産業課長(畝本一君) 失礼します。先ほど指名を受けまして、急遽資料をつくらせていただきました。私のほうからは起業者に支援をとの質問にお答えをさせていただきたいと思います。 商工業起業者の利子補填はございませんが、ことし美咲町では創業支援事業計画を策定し、10月に認定されたところでございます。 このことによって登録免許税の軽減、信用保証協会の創業関連保証枠の拡充が受けられることとなります。また、農業部門につきましては要件はございますが利子補給制度の資金がございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 岩野議員。 ◆8番(岩野正則君) 今、全国が地方の町の維持、存続を苦慮されとると思います。町長もご存じでしょうけど、島根県の邑南町ですね。日本一の町をつくるって、たまたまこの前、研修に行かせていただきました。アドバルーン、目標は高くあって、努力していくべきだとリーダーは思うんですけど、定本町長とされては今以上の政策なりお考えがあられたらぜひともご意見をお聞きしたいし、この町のためにいま一つ景気のよいアドバルーンを上げていただけばありがたいと思います。このことに対してお考えがあれば、よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 岩野議員のご質問でございまして、岩野議員は一貫いたしまして人口問題、結婚問題、それからまた定住、移住問題について一般質問をされてきたところでございまして、振興計画にございます定住促進と、キーワードとしてあります定住促進は岩野議員のためにあるようなもんだというように思っておるところでございます。 そういう中におきまして、いろんな視点から提案をいただいたところでございまして、それぞれの項目について今課長が申したようなところでございます。 先ほどのご質問の中にございましたように、やっぱり定住につきまして定住、移住につきましてはもう若い人が来てもらうということには、若いお母さん方にどういう魅力があるか、この町はということが一番だと思います。そういう中にあって、やっぱり教育という問題が一番大きな課題になるんではないかなと、このように思っております。 そういうことで、子育て、子供支援には、今まで美咲町としてみてもあらゆる補助金制度を設けて補助金を出したわけでございますけれども、それも一定で限りがございます。1万5,000人の町村と1,000人、2,000人の村と、やはりそういうことをやってきましても、必ず負けていきます。そういうことで、例えば新庄村におきましては保育料は無料とか給食がただとか、そういうことまで美咲町はできないわけでございまして、それでは何によって美咲町をアピールするかということをいいますと今言うた教育だと、このように思います。それで、幼児教育の充実を図っていくことが美咲町が魅力あるまちづくりを発信できるんではないかなと、このように思っておるところでございます。 そういうことで、きのう当初に提案理由の中で申しましたように15歳から65歳までの働き盛りの人とゼロ歳から14歳、子供ですね。ゼロ歳から14歳までの子供の割合につきまして、全国統計を藻谷浩介さんという人が出されておりまして、1冊の本にまとめておりますけれども、「里山資本」という皆さんもお聞きになったかと思いますけれども、こういうことを進めておられる人でございますけれども、その中で美咲町の位置を見ますとかなり15歳から65歳までの比率とゼロ歳から14歳までの比率については、子供の比率がかなり高いです、全国的に見て。それは1番とか2番とかという割合じゃないですけれども、かなり3,000ある全国の市町村の中でもかなり高いところにおるというようなことでございまして、また社会減、社会増を縦軸にとって、横軸に自然減です。自然増、自然減を横軸にとったところで美咲町を当てはめますと、かなりゼロ原点に近いところに美咲町が書かれておるというようなことでございまして、それにつきましてもかなりの人が入ってきていただいておるか、子供さんが生まれておるかな、人口の割にはですよ、人口の割には生まれておるかなというような気がいたします。 そういうことで、今まで定住促進を進めてきたわけでございますけれども、それもあながち方向づけとしては間違ってなかったかなと、ある程度は、今まではですよ。今まではそういう方向で間違ってなかったかなというところがございます。しかしながら、やはりこれで満足するわけにはいきませんし、やっぱり地元産業の育成とか、農業問題とか、これが大きな問題にこれからなってくるかと思いますんで、そういうものを行政ができる限りのことをやっていかないかんのやないかなと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 岩野議員。 ◆8番(岩野正則君) 町長の説明ありがとうございました。 さらなる、県北で元気な美咲町をつくるという意味で引き続き頑張ってほしいと思います。 美咲町の出生率はどうだったかなっていうことと、それ以上に他町に負けないだけの県北美咲町、津山は地震にも強いと聞いております。国道もあります。JRもあります。地の利もいいと思います。あと新しい産業なり6次化というんですか、農業なり応援体制をぜひともつくっていただきながら美咲町の生き残りを、さらなる活性化をお願いしたいと思っております。 補足があれば町長、お願いしたいことと出生率ですね。うちは全国で、岡山なり、どの位置におるのかがちょっと気になりましたんで、それと移住者数がおおよそわかればなという、聞いてないことを急に言うてごめんなさいね。どのくらいおられるかって、大体でいいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) 稲谷こども課長。 ◎こども課長(稲谷雄治君) 失礼いたします。出生率ということですね。議員がおっしゃいます出生率というのは新聞等で報道されております合計特殊出生率のことだと思います。 合計特殊出生率は、1人の女性が一生に生む子供の数をあらわしたものでございます。先日も新聞のほうで大きく報道をされておりましたけども、2014年、平成26年度の数値では国が1.42、県が1.49、美咲町が1.62ということになっております。辛うじて県、国の平均は上回っておるものの、まだまだ足らないという状況でございます。
    ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 岩野議員のご質問にお答えいたします。 転入数ということでございます。これもう皆さんお持ちの美咲町人口ビジョン、これが26年1月から12月までの岡山県毎日流動人口調査というもので集計をさせていただいたものでございまして、この数値が掲載をされております。本当にうれしいことではございますけども、平成26年1月から12月の間におきましては、転入数が407、転出数が398、社会動態がプラスの9ということでございます。このプラスというのをこれからも美咲町は目指していきたいと思っておりますが、なかなかそれまでの25年、24年の数値を見ますと、やはりマイナス107、マイナス36というような数字でございますので、これを社会増を達成できるように皆さんと一緒に取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(貝阿彌幸善君) よろしいか。            (8番岩野正則君「もう町長、よろしいですね。課長の回答で」と呼ぶ) 活性化に向けてというのは町長のお言葉をいただけたら。            (8番岩野正則君「町長としての思いはもういいですから、もう今十分プラスになっとるけえ、引き続きやってもらえばいいんです。ほんならいいです」と呼ぶ) ないようでしたら、それでは8番岩野議員、次の質問に移ってください。 岩野議員。 ◆8番(岩野正則君) ありがとうございました。 引き続き前向きな努力をよろしくお願いします。たまたま島根県にすばらしい邑南町というのがありますんで、ぜひ、私は勉強してきましたけど、職員の皆さん、トップの皆さん、行ってこられたらと思っています。 次の質問に行きます。先に質問します。 公共用地(遊休地)、公共施設の見直し状況は。 未利用地、不用施設の売却処分、払い下げの状況はどうなっているか。(施設の統廃合などの検討状況はどうか)よろしくお願いします。 先ほど平成27年の管理計画は策定できたんですかね、策定中でしたかね、そこらも兼ね合わせてよろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 8番岩野議員のご質問にお答えいたします。 未利用地、不用施設の売却処分、払い下げの状況はどうなっているのかということと総合管理計画の策定状況はというようなご質問でございます。 この議会でも何度かはご答弁させていただいておりますけども、未利用地、不用施設など遊休地、遊休施設につきましては、原則公募による払い下げを進めております。 公共施設等の管理総合計画というのは28年度策定を目指しておりまして、現在はその財産の洗い出しを今年度中には行い、来年度からは策定委員会等を設けまして、また必要に応じてアンケート等を実施しながら、広く皆様に情報提供するような形で計画を立ててまいりたいと思います。 その後、個別計画ということで、じゃあどういう結果が出るか、まだわかりませんが、もし今の現有、実際使っている施設が今後ともそのまま維持管理できるかどうか、もし維持管理できないとすれば、どの程度の削減をする必要があるか、そのためにじゃあどういうところから優先的に残していくかというようなところを総合管理計画の中で方針を定めます。その後に、じゃあ実際の統廃合等の個別計画に移るということで、この個別計画につきましては29年度、30年度ぐらいになるのではないかなというふうに思っておりますが、総合管理計画につきましては28年度中にもう実施ということで、ここで公言をさせていただきますので、必ず実施してまいりたいというふうに考えております。 その状況の中で、やはり一番大事なんは先ほど申し上げましたけども、現在使っている施設をどうするかという本当に町民の皆様にとっては大変な問題でございますので、広く皆様のご理解をいただきながら、また策定委員の中にも町民の方にも入っていただきながら進めてまいりたいなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 岩野議員。 ◆8番(岩野正則君) 管理計画が策定されるということで、よろしくお願いいたします。 なぜこの質問をしたかと言いますと、やはりこれだけの統廃合をしたときに、やっぱり未利用地、もったいないですから、そこらの精査をお願いしたいということと、町民の方からも町なかに、旧町村単位ですけど、例えばうちでは原田地区です。町なかに行きたい、土地がないかという問い合わせも実際多いんです。旭も柵原もそうでしょうけど、そういう要望、どういう形で進むか、美咲町のこれからですけど、やっぱり町なかに行きたい人は結構おられまして、特にそういう意味で使われとる町民の方たちと協議しながら、そういう不良施設なり危険施設は当然処分されるんでしょうけど、使える土地の要望も多いということで、あわせてできるだけ早急に処分なり精査をお願いしたいという内容でございます。補足があれば、回答いただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) いわゆるスクラップ・アンド・ビルドということでございまして、スクラップのほうが先に来ております。それで、アンド・ビルドなんです。めいで建てるということでございまして、これが難しいけどやっていかないかんというようなことでございますけれども、計画の策定委員会もつくりますけれども、何よりも大事なのは町民の方の理解がないと、そらめいだらおえんでというのをめいでというようなことになることもたびたび出てくるかと思います。そういうことで、その辺のとこを町民の方の理解を得ながら進めていくということが、私は大事じゃないかなと、このように思います。 それから、今言われるように原田地区に移住したいという方がたくさんおられると今さっき言われました。岡田議員のときの質問にお答えしましたように住宅団地、何らかの住宅団地は考えたいなと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 岩野議員。 ◆8番(岩野正則君) もう質問は以上で終わりますけど、とりあえず大事なことは危険な施設を事故のないような形で維持管理、チェックを再度お願いしたいと思います。 前向きな町民の要望に応える分譲地の話も出ました。ぜひともご検討いただきまして、町民の声を聞いていただきながら、美咲町がさらに発展できますようによろしくお願いしまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で8番岩野議員の質問を終了します。 続きまして、12番松島議員の質問に入ります。 12番松島議員。 ◆12番(松島啓君) 失礼いたします。12番松島でございます。 私の質問は何かいつも長いって言われてるそうでありますが、実は時間内で質問しております。答弁が長いのかなというふうにも思っておりますが、きょうが一般質問初日で、私が最後の質問になりますが、いつも時間延長を議長にしていただいておりますけど、きょうはまず必要ないというふうに思いますので、頑張りますのでよろしくお願いいたします。 まず、今回2件の通告をさせていただいておりますが、まず1件目、美咲創生総合戦略及び人口ビジョンについてということで、もうけさほど来から下山議員であったり三船議員であったり、もうこの総合戦略に関しての中身については質問のほうもあったかと思います。私はどちらかというと手法について、また今後についてということを中心に質問をしたいというふうに思っております。 まち・ひと・しごと創生法のもと、本町の今後5カ年の施策の方向及び長期の人口ビジョンというのが策定をされておられるわけですが、策定までの行程及び手法はということで、また地域住民の意見、これはよく何の計画であったり、いろんな戦略、いろんなもので言われておりますが、これは反映されているのかどうかというのをまずお聞きしたいと思います。 また、戦略の中には基本目標であっり数値目標ということで設定もされておりますので、達成するために地域住民、各種団体、また企業などの連携というのは不可欠であります。そのことが具体的にはどのように進めていかれるのかということで、まず答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 12番松島議員のご質問にお答えをいたします。 1番目、策定までの行程及び手法はと、地域住民の意見が反映されているのかということでございます。 美咲町におきましては、この総合戦略、人口ビジョンの策定につきまして、本年2月2日、美咲創生総合戦略推進本部というのを立ち上げまして、本格的に準備作業に入りました。素案の策定に当たりましては、各課横断的、これは各課から推薦をしていただいた若手の職員による18名のチームで策定作業を行ったということでございます。10回の会議を重ねてまいっております。 また、7月からは有識者会議ということで、これは国のほうがもう義務づけられておりますので、産官学金労言、また地元代表の方を含めまして有識者会議を4回開催をさせていただきまして、素案各段階での修正を行っております。また、議員の皆様にも審議をいただいております。 町民の皆様に対しましてはホームページ上、または告知放送でお知らせをし、11月5日から19日間の短い期間ではございましたが、意見の募集を行っております。59項目のご意見をいただいたところでございます。ご意見につきましては有識者会議におきまして各項目ごとに詳細に検討を行い、総合戦略にも反映させていただきました。 こうした経過を経まして、10月26日の美咲創生総合戦略推進本部においてビジョン及び総合戦略の承認をいただいたものでございます。 2番目の戦略には基本目標、数値目標を設定しているが、達成するには地域住民、各種団体、企業などとの連携が不可欠であるということで、具体的にはどのように進めていくかということでございます。 もう全く議員のおっしゃられるとおりでございまして、総合戦略の中に推進方針というのを書き込んだ部分がございます。この部分、ここにこの総合戦略的取り組みを町民、地域、団体、企業、行政などが共有し、それぞれが主体性を持ちながら問題解決と成果をもたらす新たな施策を展開していくことが重要であるということを明記いたしております。 美咲町の将来推計は大変厳しいものとなっております。まず、有識者会議、これからも随時開催をする予定にしておりますけども、それぞれの意見をもちろんいただくことは大事でございますけども、さまざまな機会を捉えて、まず皆様と共有していく、そのためにどのようなことができるかなということで、今課内で検討を行っております。 ホームページ上では、今公開をしておりますが、このままでよいのか、それともどのような形でお知らせするのがよいのかということで、まずは皆さんにやっぱし知っていただきたいなというふうに考えておりまして、その取り組みを今検討をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 松島議員。 ◆12番(松島啓君) 今、課長のほうから答弁いただいて、2月から推進本部という形で立ち上げながら、18人の若手でプロジェクトチームという形で頑張ってこられ、そして有識者会議も産官学金労言ですかね。いうような形でやられたということで、手法的には本当しっかり、もうこれ短期間ですよね。10月いっぱいということで、本当に半年少々しかなかったというようなことで、そういったことで、この中でこれから出されたものを今度は住民にという形になってくると思います。今までも私よく質問させていただいたのが、今よく、もう基本的には住民とのワークショップ方式というのをどの計画であったり素案であっても取り入れられるということでありますが、これをやられてる近隣市町村もありますが、ほとんどはやはり時間がない、今回はもう期限が限られていた、昨年の末にようやく閣議決定されたようなことで、もう本当時間がなかったというのが実際じゃなかったかなというふうに、かなりこれ自体に物すごく無理があるんじゃないかというふうに私も思ったわけであります。これからが一番大切なことじゃないかというふうにも思いますし、また新型交付金というふうに言われている、これに関しては、まだまだ来年度に関してはまだはっきりはしてこないということですが、ゼロではないとは思いますが、そういう部分で出されたものに関して、これから町民の方にも先ほど言ったように共有していかなきゃいけない、そういう意味で私はワークショップというのは必ずやっていくべきではないか。 特に、この地方創生というような言葉で言われておりますが、本当はこれ地方創生じゃなしに地域創生をしていかなきゃいけないというふうによく言われております。そういう意味でも大きな、美咲町、一つの地方でしょうけど、その中にもまた各地域というのも細かくありますので、どの単位でされるか、小学校単位でされるのか、中学校区単位でされるのかというのはあるかと思いますが、その辺をしっかり検討していただいて、必ずワークショップという形は取り入れていただきたいというふうに思います。 また、けさ、これ三船議員からもありましたが、今回この策定に当たって、どうしてもコンサルタント、これは特に第2次の振興計画との整合性という意味であったり、あと人口ビジョンに関してはほとんど見せていただいてもデータになってくるので、このデータ収集というの恐らくもう職員さん、限界があるのかなというふうに、やはりコンサルタントという専門的なところ、特に分野分野で得意なところがあるかと思いますが、そういった形にどうしてもなってくるのかなというふうには思っておりますが、これからワークショップ等をされるのに、どういうふうな形でやっていかれるのか、私はやっぱりコーディネートというか、あれはファシリテーターというんですか、進行役というのは、もうこれ職員さんであったり、逆に言うともう町民の方にやっていただくぐらいの形でやっていくべきじゃないかというふうに思います。そのためには、やはりこれ研修をしっかりやっていくべきではないかというのは、これ私、2年ぐらい前から質問させていただいてるところですが、その辺に関して今後どういった形、これからやり方は検討されるとは言われておりましたが、具体的に考えておられたらちょっと答弁いただきたいというふうに思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 松島議員の再質問にお答えをいたします。 ワークショップ、この手法といいますのは、地域でのいろいろな取り組みにおいてもかなり効果的なものでございます。そのファシリテーター、これはやはり第1回目はこういうワークショップを行う場合、やはり専門的な方をお呼びするほうがよりスムーズに進むんではないかと私は個人的には考えております。 今の美咲創生の皆さんに知っていただくために、それとも一緒に取り組んでいくためのワークショップというところ、一方では今地域づくりの取り組みも進めております。徳野先生をお招きして、地域のあり方ということで各地域で3回講習会をして、実際に中に入っていただいて、地域を点検していって、地域の中でどのような力があるのか、またどういうのをみんなで補っていかなければならないかというような地域の実情を明らかにするというような取り組みがあります。 また一方、美咲町におきましては13の自主活動組織という組織が、本当に地域の課題解決のために頑張ってて取り組みを進めておられます。 どのような方法ということなんですけども、私が今考えておる具体的なことはございませんが、このような組織の中で一緒になって考えていけるようなことができればなというふうには思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 松島議員。 ◆12番(松島啓君) もう今回は中身のことは通告もしておりませんので、もうやり方という形で今後どうされるかということなんで、はっきり具体的には考えられてないということですが、やはり地域の一番今頑張っていただいとる組織が13の地域づくりというか、自主活動の協議会というか、組織で頑張っておられるということなんで、その単位ぐらいではそういったワークショップの手法でやられるか、先ほど言われたまちづくりとの兼ね合いもあるのかなということで、その辺、もう一緒にしても最終的にはこれまちづくりの話になってくるのかなということで、この間の徳野先生の話もそうですけど、やはりこれ地域におりていただいて、いろんなあれはT型集落点検でしたかね。そういったものも各地域地域でやっていかなきゃいけないという形になってくるかなというふうに思いますので、先ほど言われた13の単位でというふうに今考えられているということかと思いますが、しっかりその手法、ワークショップというような形で頑張っていただいて、皆さんの本当声をしっかり聞いていただきたいというふうに思います。 また、先ほどパブリックコメントを19日間されたということで、これは51項目あったということですか。            (「59項目」と呼ぶ者あり) 51じゃなく59項目、そういうあれがあったということですね。 これは当然、公開もされ、また行政のほうからも回答をされとるということで、もうこれも回答もされてますか。私、ちょっとまだネットで見てないんですが、その辺も大変すばらしいかな、いいことじゃと思うんです。パブリックコメントというのは、本当はやるといろんな先進地であったり、いろんな近隣市町村で聞いてみても、ほとんどもう反応がないと言われる市町村は多いんですが、前回福祉の関係でもやられたときでも結構いろんな、ちょっとこれパブリックコメントとはかけ離れたような要望みたいな形のもんもあったかと思いますけど、そういった反応というのが町民の方、美咲町はあるなというのは、私は非常に感じているんで、そういう声を本当しっかりこれから反映していただきたいというふうに思っております。 例えば、この59項目の中から何項目かを今回の素案の中に反映されたんだと思いますけど、ちょっと具体的にもし紹介できるようなもんがあったら、課長お願いしたいんですが。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 松島議員のご質問にお答えをいたします。 手元に、提案書というのは実は用意をしてきております。やはり語句の訂正という部分もかなりありまして、適切な表現はこういう表現じゃないですかというようなところのご指摘をいただいた部分も直させていただいたりとかというのもございます。実は、59項目ということですけども、実際がダブって、同じような質問も重なっておりまして、実はもう少し多くいただいておいたものを事務局サイドで同じようなものに集めたらそういう項目になったということでございます。例えば、具体的といっても物がないのでなかなか難しいんですけど、17ページに物産センターだけでなくやさい畑とかみち停あさひ等の表現を記載してはどうかというような表現がありまして、これはそうだなということで2施設を追加したりというようなことがありまして、割合細かく見ていただいたようなものをいただいておりますので、それを一々、一つ一つ精査をさせていただいて必要なものを追加をさせていただいたり修正をさせていただいたりということでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁漏れはありませんか。 ◆12番(松島啓君) 答弁漏れはないですが、もう総括で町長、いいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 松島議員の美咲創生総合戦略及び人口ビジョンについてという題でございます。 まち・ひと・しごと創生のことでございますけれども、何よりも財政がこれつきまとうんで、これ財政的に資金がつかなんだらどうにもならんというようなことでございます。そういう中で、来年度におきましては地方創生の深化、深く掘り下げてやるというようなことで1,080億円出る、事業ベースにつきましては2,160億円がつくと、そのうちの2分の1が補助金でつくというようなことや、それから1年ごとに1兆円がついていくというようなことや、それから総合戦略を踏まえた各省が7、700億円をばらまいてくれるということや、それから補正について今決定しとるのは27年度で1,000億円が、これがつくんではないかなというようなことを言われておりますけれども、ここであれなんですが、地方創生先行型でタイプⅠ、タイプⅡに分かれて300億円ついた中で、タイプⅠがつかなかったということですわね。黄福タクシーを上げておって、斬新的な事業というようなことで上げておったんですけれどもついてなかったというようなことでございまして、県主導なのか、政府主導かわかりませんけど、それに沿った事業でないとなかなかつかんというような感じもして、斬新的なことをやれというても斬新的なことをやると、それは政府のめがねにかなわんというようなことになってくるというようなこともございます。 議員言われるようなワークショップなんかで皆さんの意見を聞くと、それはもうええことだと思います。たくさんの人の意見を聞きながら具体的にやっていくということもいいことでございますけれども、基本的にはそういう骨子が、基本骨子があるということを思いながらやっていくと、事業計画を立てていくというようなことになってくるんではないかなというように私は思っておるとこでございます。 そういっても、我々もそういう補助金をもらわないと前に進みませんので、それの獲得のためにはそういう要綱に当てはまるような形のものもつくっていかないけんのではないかなというような、要するに一方では斬新的なものを、一方では基本路線に乗ったようなことをして、やっぱりジレンマですかね。そういうもんもあるかなというのを感じておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、12番松島議員、次の質問に移ってください。 ◆12番(松島啓君) 次の質問ですが、今町長言われたそのとおりだと思うんです。これ期限も10月30日までとか、あと中身についても骨子というか、条件が物すごくあって、本当地方創生と言いながら、これ実際審査される方も地方の方がされるんじゃない、お国の方がされるような話で、本当いろんな形で課題はあろうかとも思いますが、しっかり本当頑張っていただきたいというふうに思います。 では、次の質問に入ります。 国際交流事業についてということであります。これ中学生のニュージーランド・テムズ町への短期留学は、これちょうど4年目をことし迎えて、本年8月も11人の生徒がホームステイも行い、異文化交流、語学研修など貴重な体験をされたということで、また本年11月5日にはテムズ町の副町長夫妻及びコミュニティー委員会副委員長夫妻が来町もされたわけでございます。この国際交流事業、特に町長は英語圏との交流ということで進められてきた、議会も承認してということで、また現地も確認してということで進められてきたわけですが、今後姉妹都市縁組などに向けて、どのように事業を進めていかれるのか。 また、保育園、小・中学校では、これは教育委員会のほうになるかと思いますが、小・中学校ではALT、外国語指導助手が授業を行い、英語力の向上を図っておられますが、これは以前から要望もあったり、旧町時代、各町でやられてたんじゃないかと思います。私も参加したこともあるんですが、大人向け、高校生以上の英会話教室というのが地域地域で、ALTの先生方にもご理解いただきながら企画ができないか。 そして3番目ですが、ホームステイ事業、常任委員会のほうでも、先日の審査のほうでも私も質問したところではあるんですが、再度ちょっと質問させていただきますが、本年で4年目を迎えて、年々希望者というのがふえております。これ基金は3,000万円ということで、3年前からでしたかね。2年、4年前じゃない、恐らく3年前でしたね。から10年ぐらいをということで、ですから年間、一応300万円ぐらいめどにというような形で基金を積まれておったんじゃないかというふうに思います。そういう意味で基金とあと自己資金、あとこれ当時、4年前と今とではかなりレートが違ってきて、特に旅費の部分がかなり高額になってきているという状況の中で、大変なかなか予算的にも厳しいところもあるかと思いますが、何とか補正もつけていただいたりしながら対応していただいてるとは思いますが、自己資金というのをふやしてでもできる限り多くの生徒が、希望した生徒は体験できるように、選定方法も年々ちょっと変わっているようなので、これも統一されて検討すべきではないかということで質問しておりますので、答弁お願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 畑尾まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(畑尾周一君) 12番松島議員のご質問にお答えをいたします。 私のほうから1番、今後姉妹都市縁組に向けてどのように事業を進めていくかということにつきまして、お答えをさせていただけたらと思います。 今回、初めて調査団ということでピーター・フレンチ副町長とレスター・イエーツ副委員長をお迎えいたしました。3日間でございます。調査報告書に基づいたテムズの町からの正式な文書はまだ届いておりませんが、その中に今後どのように両町の関係を進めていく考えかというようなお考えが示されるのではないかと期待をしております。 今後の事業展開でございますが、美咲町の取り組みといたしましては今まで行ってまいりました中学生の交流に加え、広く一般の方々にも交流していただけるよう補助金交付要綱の整備を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 鈴鹿生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(鈴鹿滋君) 12番松島議員の大人向け英会話教室は企画できないかということについて、お答えをさせていただきたいと思います。 外国語力を身につけることは、世界に向かって扉を開くとともにグローバル化が進む昨今、英語力を身につけ、コミュニケーションをとることができることはすばらしいことだと思います。 ご指摘のように現在美咲町にはALTが旭、中央、柵原地域にそれぞれ1名、合計3名いらっしゃいます。それぞれ週3日は中学校に、週1回、小学校へ、旭地域のほうにつきましては小学校が1校ということなんで保育園に1回ということで、週1回、必ずどちらかの学校で授業を行っているのが現状でございます。 英会話教室ということになりますと日本人の方が英語がしゃべれる方というよりは、やはり外国人の方と話をするというほうのが実践的だと思います。 これらのALTの方々は、契約会社から派遣をされておられて、ALTの方、本人と交渉するということは難しいと思いますので、契約会社と大人向け英会話教室の開催の条件面、開催日時であるとか頻度、場所、それからもちろん経費等につきましてもできる方向、やっていただきたいという方向で話をしてみたいと思っております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 石戸教育総務課長。 ◎教育総務課長(石戸光也君) 失礼します。教育総務課石戸です。 12番松島議員のホームステイ事業についてのお答えをさせていただきます。 ホームステイ事業、これはニュージーランド・テムズ町へ中学校生徒海外短期留学事業として平成24年度から行っているものです。例年、町内の各中学校を通して募集をしております。参加者の選考に当たっては、中学生海外短期留学運営委員会を開催し、応募者多数の場合、その中で選考を行っています。 過去の応募状況及び参加者につきましてですが、平成24年度応募者27人、参加者12人、平成25年度、応募者15人、参加者10人、平成26年度、応募者17人、参加者12人、ことし平成27年度が応募者23人、参加者12人となっております。参加者の負担金額はいずれの年も10万円です。 ご質問にありましたできる限り多くの生徒たちが参加できるようにということについてですが、今までは募集に当たり毎年10名程度ということで募集をさせていただいております。せっかくの機会でありますので、より多くの生徒に体験していただきたいとは思いますが、いろんな面から考える必要があると思います。まず、テムズ高校で受け入れてもらえるかということです。例年の留学の様子から見ますとテムズ高校での授業の内容、受け入れるための学校施設の体制等からあまり多くの生徒を受け入れていただくということは、少し難しいのではないかと思います。今までは1教室を1週間借り切っていただいて、テムズ高校の生徒が1人に1人ぐらい程度はついていただくような形で対応していただいております。そのほかホームステイ先が受け入れ可能かどうか、また参加者がふえることにより必然的に町のふえる経費について、それからまた随行をどうするかということ、そういったいろんな面からの検討が必要になってくると思っております。 それからまた、ご質問の中で自己負担金をふやしてでもということについてですが、今までの参加者及び保護者に帰国後アンケートを実施しております。その中で自己負担金額につきましては、金額として適当であるというお答えが、ご意見が大半にはなっております。1人当たりの費用が、初年度の平成24年度と比較して円安の影響等もあり、年々高額になってきております。負担金額を上げさせていただきたいという思いもありますが、負担金額を上げることによって生徒が参加しづらくなるということも考えられます。今後、全体の経費も考慮しながら検討させていただきたいと思います。 以上のようなことから留学の募集人数と負担金額につきましては、もうしばらくの間は今までどおりで実施させていただきたいと思っております。 それから、最後のご質問にありました選考方法についてです。今までは例年4月から5月にかけて募集をかけています。応募者多数の場合に運営委員会の中で選考をしていただく際、応募された生徒の様子を全て把握して決定するということは期間的にも困難な面がありまして、公平に選考するということで抽せんという形をとらざるを得ない面がありました。 今後についてですが、留学による成果をさらに引き出すために、もう少し早い時期に募集をかける、これは例えばなんですが、前倒しをして2月から3月にかけて募集をさせていただき、学校の春休みなどを利用しながら面接等により応募者の選考を行い、留学生を決定する。ただし、この場合は中学校2年生、3年生が対象ということになってくるんですが、今までより募集して、留学までの準備期間を長くとることによって事前研修であるとか、それから留学生本人の準備、それからやってやろうという意欲とか、そういうものにつながってくるんじゃないかということで、今検討しておる段階です。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 松島議員。 ◆12番(松島啓君) 再質問でありますけども、まず国際交流の姉妹都市縁組に向けてというのは、もう畑尾課長のほうが答弁いただきましたが、先日来られて、調査団ということで来られて、その後、今後調査団の方からの返答を今待っているという状態かと思います。うちのほうの思いとしてはどういう思いなんかというのをひとつ答弁いただきたいというのが、町長なら町長、いただきたいのが一つです。 あともう一つが、中学生の今ホームステイをやられてますが、大人の方もホームステイというような形、交流というのがそういう意味ですよね。ホームステイも考えているんだということがあったんで、これもちょっと具体的に今言えることで教えていただければというふうに思います。 それから、これは教育委員会のほうです。 まず、英会話教室のほうですね。これ以前から、各合併前には各町、やられてたんじゃないかと思います。先ほども言いましたが私も旭町時代には私も参加させていただいたり、10人前後でしたかね。参加されたんですけど、非常に皆さん、物すごく評判がよかったという形なんで、これ契約のほうがあると思うんで、先ほど課長のほうも積極的にこれから契約会社と交渉もしてみたいという形で言われたんで、これもう答弁いいです。しっかり進めていただければというふうに思っております。 あと最後ですけど、ホームステイ事業で、そういった形で過去に年々選考方法が変わっていたというところもありまして、考え方によれば中学3年生が最後なんで、もう一回のチャンスしかないんでという形でやられてた時期もあったかと思いますが、逆に言えば恐らく1年生、2年生はまだこれからそういった形で経験を義務教育の期間に生かせるという考え方もあるということで、以前課長も言われておったかと思いますが、そういうところもありますので、選考方法、これから考えていきたいと言われておりました。特に、早い時期に募集をかけるというのは大変私もいいことじゃと思いますし、また今までは作文を出されていたと思います。ただ、ことしは作文を出されても抽せんされたということは、これ作文、何の意味があったんかなというふうに委員会でも私言いましたけど、そういう意味で今度面接というのも考えられとるということではないかというふうに思いますが、また円安でどんどんどんどん旅費が高くなっている。特に、飛行機の関係、航空券の関係かと思いますが、アンケートされると恐らくそれは安かった安かったとか言われる方は恐らくおられないし、10万円で恐らく1人が今40万円ぐらいかかっとんじゃないかと、以前は30万円ぐらいで行けた、1人当たり行けたんじゃないかと思いますが、今は40万円少々かかってるんじゃないかというふうに思いますので、そういう意味でも皆さんアンケートされれば、大体ちょうどいいというふうに言われる、もう経験されて帰ってこられとんで言われるんじゃないかと思いますが、その辺も含めていい形でいい選考方法というのを考えていただきたいというふうに思いますので、もし答弁があったらお願いします。 ちょっとだらだら長く言いましたけど、まずほんなら町長のほうからお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 松島議員のご質問でございますけれども、国際交流事業についてでございます。 英語力の強化というようなことでありまして、英語は世界の言葉というようなことになっております。そういうことで、標準的な英語というのはイギリス英語ということになっておりますんで、それに一番近いのが近くではニュージーランドというようなことでございまして、なまりがないということで、オーストラリアやカナダやアメリカについてはなまりがあるというようなことでございまして、ニュージーランドを選ばせていただいたというようなことでございます。 そういう中で、今後どうするかということでございますけれども、美咲町の思いといたしましては今までどおりの交流をより深く進めてまいりたいと、この前、テムズの副町長と議員の方が来られまして、議員も会っていただいたというようなことでございますけれども、より深く進めてまいりたいというようなことでございます。 副町長がいわく、来年あちらも選挙があるというようなことでございまして、今の町長はやめられるというようなことでございまして、次に来られた副町長が立候補するんだとというようなことでございます。そういうことで、その人が町長になったら、またより一段進んだ交流をしていきたいというように言われておるところでございます。 それから、向こうの副町長から出された文書には、美咲町は町も議会も大変友好的でとてもすばらしいホストとして迎えてくださいました。副町長いわく、私から美咲町に対しての正式なお礼状を作成していきますので、よろしくお願い申し上げますと。その中で、可能であればどのようにテムズ町と美咲町との関係を前に進めていくかをお手紙に加えていただきたいと思いますというようなことで、向こうも、先方さんもやっぱりより深く交流をしていきたいなというように思われておりますので、この意に沿ったような形で、我々の当初の目的であります交流もそうですし、そして子供たちが留学して英語をより習得して帰るということにもつながるんではないか、また異文化の吸収にもつながっていくんではないかと思っておるところでございます。 それから、2番目の質問でございますけれども、大人の人も交流はできないかというようなことでございますけれども、要綱もありまして、今まではベトナムという言葉がありましたけど、その次にニュージーランドというのを加えまして要綱ができますので、その分につきましても10万円の補助金というようなことも書いております。そうことで、そんなら10人も20人もというわけにはいきませんので、来年度予算といたしましては3人程度前後ぐらいを予算化いたしまして、ぜひ一般の方も行けそうでありましたら行っていただきたいなと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 松島議員の中学生の短期留学につきましてのご質問に、今再度のご質問にお答えさせていただきます。 いわゆる選考方法と、それから経費の問題であったかと思うんでございますが、まず選考方法につきましては先ほど課長申しましたように、今いろいろ検討をしとるとこでございます。といいますのも、4年を経過しまして、あと報告会をさせていただくわけでございますが、その動きが特にことしの場合には留学の効果上がっておるかなあというようなことをちょっと考えなきゃならんような状況も見られたこともございまして、選考方法も考えないけんなあ、今までの流れの中では先ほど議員がおっしゃってましたように3年生が最後だからというて優先をしたときもありますし、それからいや2年生も入れたほうが今後の中学校のそういう国際交流の前進につながるということもあって、そういういろんな動きの中で本年度を迎えたわけでございます。その中で、ことしのような状況が見られましたので、結局人数もたくさん応募していただくことになりますと、ある程度、今のような手間暇をかけた本人の思いや人柄がわかるような選考方法を取り入れていく必要があるんかなというふうに思っているところでございまして、今後効果がありますように考えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 ◆12番(松島啓君) もう以上で。 ○議長(貝阿彌幸善君) 最後申し上げることはありません。 ◆12番(松島啓君) はい、ありません。 ○議長(貝阿彌幸善君) よろしいですか。 ◆12番(松島啓君) 以上で質問を終わります。 ○議長(貝阿彌幸善君) ということで、以上で12番松島議員の質問を終了します。 以上で本日予定しておりました一般質問の日程は全部終了しました。 次回の議事日程は12月3日午前9時30分開議で、本日同様一般質問から行います。 本日はこれをもって散会します。(午後4時15分)...