鏡野町議会 > 2022-09-13 >
09月13日-03号

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  1. 鏡野町議会 2022-09-13
    09月13日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    令和 4年 9月会議           令和4年鏡野町議会9月会議会議録                                   第  3  日 目                                   令和4年9月13日                                   於   議   場1. 出席議員(14名)   1番  鈴 木 大 介              2番  岡 田 高 幸   3番  難 波 達 男              4番  山 本 秀 久   5番  藤 田 照 子              6番  花 房   尚   7番  飯 綱 洋 平              8番  牧 田 俊 一   9番  仲 西 祐 一             10番  片 田 八重美  11番  岸   泰 廣             13番  小 椋 晶 志  14番  長 石 幸 男             15番  原   章 倫2. 欠席議員(0名)3. 遅参・早退議員(0名)4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(19名)   町長      山 崎 親 男         副町長     藤 田 昭 彦   教育長     武 本 吉 正         総合政策室長  瀬 島 栄 史   総務課長    大 塚 英 明         まちづくり課長 柳 井 和 彦   くらし安全課長 松 本 博 巳         危機管理監   奥   克 彦   住民税務課長  産 賀 雄 史         総合福祉課長  安 道 智 秋   健康推進課長  石 原 靖 之         子育て支援課長 金 平 美和子   産業観光課長  小 椋 正 己         建設課長    岩 佐 誠 己   上下水道課長  廣 澤 秀 樹         学校教育課長  黒 瀬   豊   生涯学習課長  小 原 克 則         国保病院事務長 福 田 紀 彦   会計管理者   安 道 葉 子5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  金 平 憲 明         同 書記    柳 井 ひとみ6. 会議録署名議員   1番  鈴 木 大 介              2番  岡 田 高 幸              令和4年9月会議議事日程                              (第3日)令和4年9月13日日程第1 一般質問追加日程第1 「議第65号令和3年度鏡野町一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について」に対する答弁について              午前10時0分 開議 ○議長(原章倫君) 改めまして、皆さんおはようございます。 9月会議3日目、一般質問であります。どうかよろしくお願いをいたします。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 日程に入るに先立ち、町長より行政報告の申出がありますので、これを許可いたします。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) おはようございます。 本日は一般質問の日であります。何とぞよろしくお願いをいたします。 行政報告が2件ございますので、させていただきます。 9月中旬を迎え、朝夕はめっきり涼しくなりました。しかし、日中はまだ残暑が厳しい日が続いております。先日でありますけども、鏡野中学校の体育祭、無事終え、静かな校舎も戻ってまいりました。町内の圃場には稲穂が実り、収穫の最盛期を迎えているところであります。今年の米価は、昨年に比べ、若干引上げ傾向にあると聞いております。資材高騰あるいは燃料高騰によりまして、生産者には厳しい状況にあります。 それでは、行政報告といたしまして2件いたします。 まず、仮称でありますけれども、多目的公園の整備事業の中途経過についてであります。 B&Gプールの西側の工区でありますけれども、天然芝を張りまして、幼児用の遊具が整備されたところであります。公園全体の完成は、まだ先でありますけれども、本年10月1日よりプレオープンとして、一般に開放することにいたしました。この件につきましては、町内の保護者から度々でありますけれども、伺いがございました。そのことによりまして、10月1日からプレオープンということに踏み切るということであります。近日中に広報紙、ホームページを通じまして公表する、そして周知をいたします。 次の報告であります。 エネルギー、食料品価格等の物価高騰への対策についてであります。 報道されていますように、国は電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金といたしまして、低所得者層に対しまして1世帯当たり5万円を支給する施策を打ち出しております。鏡野町におきましても同様でありまして、農業資材高騰対策補助あるいは学校給食費支援介護福祉施設支援に加えまして、今後、町民を対象といたしました給付事業を計画する方向で考えております。議会におかれましても、御協力をお願いをいたします。 ○議長(原章倫君) 以上で行政報告を終わります。 ここでお諮りいたします。 町長から、本会議2日目に13番小椋晶志君の質疑中答弁ができなかった件について、本日答弁したいとの申出があります。よって、これを日程に追加して、追加日程第1とし、日程の順序を変更して直ちに議題としたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原章倫君) 御異議なしと認めます。よって、追加日程第1を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(原章倫君) それでは、追加日程第1、「議第65号令和3年度鏡野町一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について」に対する答弁についてを議題といたします。 答弁を求めます。 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。本会議2日目、小椋議員の質疑に対し、答弁をさせていただきます。 令和3年度歳入歳出決算書9ページ、3、債権のうち、第三セクター経営資金貸付金についてでございます。 まずは、本会議2日目は詳細の償還表を持参していなかったため、本日となりましたことを御了承いただけたらと思います。 本償還につきましては、平成22年鏡野町の第三セクター、こちらは株式会社未来奥津でございます。こちらに対し、運転資金として8,000万円の貸付けを行い、償還期間15年──当時、最終年度、平成37年度でございます──の元利均等償還として、計画的な償還を行っておりました。しかしながら、厳しい経営状況の中、平成28年度より民間経営者に経営を委ねて、経営力の向上を目指しておりましたが、御承知のとおり、安定的な経営に至らなかったばかりではなく、当時の西日本豪雨による国道の通行止め、風評被害、さらには台風の影響等により、集客数の激減による売上減少が顕著になったことに伴い、平成30年12月、議会産業常任委員会及び議会全員協議会において説明、了承いただき、当該年度の償還は利子のみとし、最終償還年度を10年延長し、平成47年(令和17年)とする期間の延長を行いました。以降、第三セクターによる毎年計画的な償還が実施されており、滞納とも生じていないことを改めて報告させていただきます。 なお、令和3年度の償還元金は290万2,883円、残高は4,094万6,485円です。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 以上で答弁が終わりました。 13番小椋晶志君、以上の答弁でよろしいでしょうか。 13番小椋晶志君。 ◆13番(小椋晶志君) 13番小椋でございます。 詳細な答弁、誠にありがとうございました。 以上です。 ○議長(原章倫君) これをもって、議第65号の答弁に関する件を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(原章倫君) 次に、日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言時間は30分以内、質問と答弁の合計時間は50分以内と決められているので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、併せて御留意願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず、一括方式により7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) おはようございます。7番飯綱洋平です。 議長のお許しを得ましたので、通告書に従い、一括方式にて一般質問を行います。よろしくお願いします。 大項目、第2次総合計画・かがみの創生総合戦略について。 中項目1、子育て支援の充実、子育て世代に選ばれる環境について。 小項目1、放課後児童クラブを民間に業務委託する案を検討されています。慎重な議論が必要な案件ですので、ここでも質問をいたします。 A、民間委託に移行する経緯、このタイミングで検討された背景や最大の理由、現在の町営施設の課題、委託により解消される課題、年間予算(現状と委託料)についてお尋ねいたします。 B、民営になればノウハウが得られる等の利点も多くあると思いますが、委託業者に町の方針や保護者の思いが伝わりにくいのではないかとの危惧があります。これに対する対策はありますか。 C、町民、特に利用する保護者への丁寧な説明が要ると思いますが、十分な説明はされておりますか。民営化に反対の声は上がっていませんか。 D、指導員の方々への説明はされておりますか。民営になった場合、現在の指導員の中で希望する者は継続雇用が可能でしょうか。 E、町内にある児童クラブを1社が一括管理するため、委託業者により児童クラブの特色や質が左右されます。町が求める規則、基準をどのように遵守させますか。トラブルや問題が起きた際、早急に問題点が可視化できるのか、町も委託業者と一体になり解決に向けて対応できるのか、見解を伺います。 中項目2、住み続けたい魅力あるまちをつくるについて。 小項目1、鏡野町立図書館を含めたペスタロッチ館について質問をいたします。 A、ペスタロッチ館の改修工事が10月から始まります。工事期間中、図書館が3か月間利用できなくなりますが、それを補う対策は講じられますか。 B、工事期間中、津山市立図書館移動図書館車、ぶっくまるを派遣してもらう、施設を巡回して読み聞かせを行う等、ふだんできないイベント企画を行ってはいかがでしょうか。 C、全国の自治体では、公立図書館に指定管理者制度を活用した民間企業による管理運営方式を採用する施設が増えています。そこで、鏡野町立図書館を含むペスタロッチ館の管理運営について、業務委託または指定管理者制度に移行する計画はあるのか、お尋ねをいたします。計画がある場合、業務委託または指定管理者制度へ移行させる長所と短所はどんなことが考えられますか。また、計画スケジュール等はあるのか。ペスタロッチ館全ての一括管理なのか。図書館業務に絞って検討をされるのか。また、現在のペスタロッチ館及び図書館管理費をお尋ねをいたします。 小項目2、役場庁舎、ペスタロッチ館、中央公民館、振興センター等、日常的に多くの利用がある公共施設の外部にベンチを設置されたいが、いかがでしょうか。現在は、ベンチの数が少なく休憩ができません。特に、年配者が休憩したり、会話が楽しめたりできるベンチがあると、小さな憩いのスペースになり、施設をより快適に利用できて町民に喜ばれると思います。町産材を活用したベンチを創作すれば、地元の林業支援や町のPRにもつながり、町の魅力が向上すると思います。 以上、壇上での質問は終わり、後は質問席にて続けさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 7番飯綱議員の御質問にお答えをいたします。 大項目、第2次総合計画・かがみの創生総合戦略についての御質問であります。 中項目1、子育て支援の充実、子育て世代に選ばれる環境についてであります。 小項目1のAであります。 地方分権が進むにつれまして自治体職員の業務は複雑化し、また多様化する住民のニーズに応えるためにも、鏡野町は他の自治体と同様に、民間でできるものは民間に任せていく方向で検討しております。 放課後児童クラブにつきましては、対象を6年生までに拡大をいたしました平成31年度頃から課題として捉えておりましたが、その時点では民間の事業者がほとんどなかったために、検討に至りませんでした。さらに、令和2年度には、大野学区の放課後児童クラブの定員拡大、あるいは支援を必要とする児童の増加等によりまして、指導員の確保が一段と厳しくなったところであります。しかしながら、年々全国的に放課後児童クラブの民間委託の流れが進みまして、事業者も増え、複数の中からよりよい事業者を選択することが可能となってまいりました。令和3年度の終わり頃から、鏡野町にもそうした事業者が営業に来るようになり、4年度に入り、複数の事業者から詳細な説明を受けることができたところであります。担当職員の配置の変更が必ずあること、あるいは他の自治体の意見も聞く中で、令和5年度からの実施が適当であると判断をいたしまして、このタイミングになったものであります。 見直しの対象となりました背景は、現状の課題にもつながりますけれども、人員確保が難しいこと、あるいは均質かつ良質なサービス提供に必要な指導員の資質向上、充実した研修の実施が町単独では難しいこと、あるいは適正な人員配置が困難で管理費が年々増加していることなどが挙げられます。これらの課題は、民間業者が持つノウハウを効果的に取り入れることで解消されると考えております。そればかりではなく、独自の学習、遊びのプログラム、あるいは保護者連絡のツールの導入などは、保護者や児童にとりましてサービス向上となり、民間委託に移行するメリットは大きいものと考えます。 年間予算ですが、令和4年度の放課後児童クラブ事業費は、当初予算で1億500万円上げております。このうち、光熱水費や利用料徴収に係る費用等を差し引きまして、委託業務に相当する額は約1億円となります。現在、それぞれの事業者は、独自のコスト削減を図りながら事業管理費等を算出をいたしまして、約1億円から1億1,500万円の概算見積りを提出いただいているところであります。この額は今後精査され、これよりも契約額は低くなると見込んでおります。委託後の予算は、引き続き町が負担する光熱水費、利用料金徴収に係る費用等と委託費を合わせた金額となります。 次に、Bであります。 委託事業者とは、業者選定終了後、直ちに細かな打合せを再度にわたりまして行ってまいります。その際、仕様書に加えまして町の方針、保護者、指導員からの意向を伝え、できる限り事業の実施に反映していただくよう、協議を行う予定であります。また、委託後も事業者から必要な報告を受けるとともに、保護者あるいは指導員からの要望あるいは苦情等があれば、その都度委託業者と協議を行いまして、場合によっては改善を求め、適切な放課後児童クラブを運営してもらえるよう、努めてまいります。 続きまして、Cであります。 利用する児童の保護者に対しましては、現在、アンケートを行っているところであります。196世帯を対象としておりまして、昨日現在で60世帯の方から回答をいただいておりますので、一部御紹介をさせていただきます。 楽しく通えているのかの項目につきましては、5段階評価の上から「そう思う」が43世帯、「ややそう思う」が10世帯で、約9割を占めております。指導員の対応につきましては、上から「満足している」が30世帯、「やや満足している」14世帯で、約7割を占めるという状況になっております。よい評価では、楽しく安心して利用できている、あるいは丁寧な対応をしてくれているなどがございました。要望では、指導員の継続雇用や開設時間の延長、学校との連携など、書かれておりました。今のところ、民間委託に関しまして、保護者からの反対の意見はございません。 次に、Dであります。 9月1日、2日両日にわたりまして、指導員説明会を実施したところであります。希望する職員でありますが、雇用の継続と現給保障につきまして、契約の条件に盛り込むこととしております。指導員の現状は会計年度任用職員でありまして、雇用期間は1年間で毎年の更新が必要になります。民間業者の場合は幅広い雇用の形がございます。本人に意欲があり、一定の採用基準を満たした場合には正職員等となりまして、今以上の給料や安定した身分を獲得することも可能となります。 次に、Eであります。 事業者は、厚生労働省が定める放課後児童健全育成事業の設置及び運営に関する基準のほか、関連する法律、鏡野町の条例、規則等に従いまして、放課後児童クラブを運営する必要がございます。そのことは、基本的事項といたしまして仕様書に盛り込むとともに、他の自治体での実績を十分に持つ事業者を選定することから、基準に沿い、適切な運営がなされるものと考えております。 トラブルや問題が起きた際の対応でありますが、日々の細かな出来事につきましては、委託業者が指導員と共に責任を持って対応いたします。事故や重大な問題等が生じた場合は、事業者に直ちに第1報は電話等で、その後、詳細な事項を書面で報告をさせます。そして、町は事業者の原因究明を基に、必要により現地調査を行いまして、再発防止に向け、協力して改善するように努めます。適切な対応は可能と考えます。 次の中項目2であります。 住み続けたい魅力あるまちをつくるの小項目1につきましては、こちらは教育委員会に関する質問でありますので、後ほど教育長に答弁をさせます。 次に、小項目2であります。 来場者の障害にならない場所に、町産材を使用した木製等のベンチを試験的に設置してみてもよいかと思います。検討してまいります。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 失礼いたします。7番、飯綱議員御質問の中項目2、住み続けたい魅力あるまちをつくるについて、順番にお答えをいたします。 小項目1のA、ペスタロッチ館改修工事期間中の図書館業務についてです。 まず、個人で御利用の方につきましては、かなり規模は小さくなりますが、中央公民館1階の会議室1室をミニ図書館として、貸出し、返却を可能にしたいと考えております。学校や放課後児童クラブ、地区公民館などの団体貸出しにつきましては、9月末までにお申込みいただければ、通常、上限50冊までの貸出冊数を200冊までに、返却期限も通常30日のところを、工事期間が終わる1月末までとして対応を行います。 続きまして、Bですが、津山市立図書館のぶっくまるについては、他町が図書館イベントの一環として招請したこともありますが、貸出しについては津山市立図書館の会員登録済みの方に限られることから、御要望があれば検討したいと考えております。また、出張読み聞かせ等については、現在でも御要望いただければ職員が出向いておりますので、休館中も変わらず対応したいと思います。 続きまして、Cの図書館を含むペスタロッチ館の業務委託、指定管理ですが、令和4年6月会議でも答弁をしましたとおり、現在、検討、研究を進めているところでございます。 長所、また短所についてということでございますけども、一般的には、長所としては民間事業者等が有するノウハウが活用できること。また、例えば開館日や開館時間など、施設運営に柔軟性を持たせやすいことなどが挙げられると思います。短所は想定しにくいのですが、課題としては、業者の選定と業務の範囲設定が重要となると思っております。 導入スケジュールについてですが、現在は検討、研究中でありますので、お答えできる状況には至っておりません。 委託または指定管理の範囲ですが、施設担当課としては図書館業務全般ペスタロッチ館の施設、設備の管理及び貸し館の受付対応業務を考えております。 ペスタロッチ館及び図書館の管理費ですが、令和3年度決算ではペスタロッチ館経常管理費と人件費が約3,000万円、図書館の経常管理費、人件費、図書購入費合わせて約4,000万円で、ペスタロッチ館と図書館を合わせて約7,000万円となっております。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 答弁ありがとうございました。 では、再質問のほうに移りたいと思います。 中項目1、小項目1、Aへの再質問です。 町営から民間委託にしたいという経緯や人員不足など、現在の放課後児童クラブが抱える課題を解決するために行いたい趣旨は理解できます。しかしながら、そのプロセスに違和感を感じざるを得ません。放課後児童クラブの町営から民間委託へ、これは大きな転換期と言えます。関係者と議論しながら、慎重に進めるべき計画だと思います。 町長の御答弁からは、町が主導で民間委託を検討しており、複数の事業者から他の自治体での実績や成功例を聞いたり研究しているという中で、町もこの方針で進めたいということになったとの経緯でありますが、保護者や町民からは民間委託の要望はなかったということでしょうか、これをお尋ねいたします。 次に、小項目1、Bへの再質問です。 保護者や指導員からの要望、苦情、都度対処していくとのことでありますが、関係者だけでは問題が解決しない場合が多々あります。リスクマネジメントの観点から、冷静な判断ができる公正な第三者の視点を入れることも大切ではないでしょうか。委託業者と協議を行うと言われておりましたが、識者や専門家を交えた保護者や指導員など当事者が集まって、活発な意見交換ができる定例会を義務化するなど、問題を複雑化させない仕組みが要ると思います。風通しのよい当事者間の定例会を行うことはできませんか、見解を伺います。 小項目1、Cへの再質問です。 アンケートの集計について、今分かっているところをお答えをいただいたと思いますが、実は保護者へのアンケート内容を拝見をしております。これは民間ありきの設問をされておりました。児童クラブを利用している保護者から話を伺うことができたんですが、民間委託をされることは聞いていなかったので大変驚いたと。民間に業務委託をされることを積極的に否定はしないんですけど、業者選定の前に保護者の要望を聞いてもらいたい。集約した要望を選定業者に示して、選定の判断に生かしてほしい。そういう要望が、意見がありました。アンケートでの一方的な調査にとどまらず、業者選定の基準となる貴重な意見が得られる場になりますので、保護者の声をきちんと聞く説明会を開くべきだと感じますが、いかがでしょうか、見解をお尋ねいたします。 また、その保護者アンケートなんですけど、回答期限が9月16日となっていまして、同日に文教厚生常任会が開催されます。ある程度の意見集約の結果を同委員会に示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。また、アンケートには、民間委託への賛否が問われておりませんでした。賛否を問う設問、これ大変重要で、これを追加項目として保護者にすぐに再調査をしていただきたいです。これができるか、お尋ねをいたします。 また、次ですけども、小項目1、Dへの再質問です。 指導員の説明会を開催されたと聞いておりますが、それに関してどのような意見や声があったのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目1、Eへの再質問です。 民間委託した業者がトラブルや不祥事を起こした際、当然事業者がしっかり対応するんですけれども、選定を行った町も責任を引き受ける覚悟、これを明確にしていただきたいですが、いかがでしょうか。9月5日付の保護者への連絡の中で、重大な事故が発生した場合は町が責任を持って対応しますと書かれております。また、業者から事業内容を定期的に報告させることも必要です。何かトラブルが起きたら町も現地調査を実施し、改善を求める。契約内容を遵守しているか。管理体制は適正かなど、多岐にわたりしっかり管理していただきたいです。年4回でも定期的に報告義務化するなど、業者の管理には厳正な対策が必要と思われますが、どのような対策をなさいますか。 次、中項目2に移りまして、小項目1への要望です。かなり詳しく聞けましたので、要望にしたいと思います。 中央公民館のミニ図書館の情報、まだどんだけ決まってるか分かりませんが、なるべく早く、どんなことが行われるか、開示、告示をしていただきたいと思います。開館時間はどうなのかとか、どんな本がどれくらい、どんな冊数が置かれるのか等、情報を町民に早めに知らせるよう、お願いをいたします。 次に、小項目1、Bへの要望です。これも要望なんですが、本は借りなくても、ぶっくまるという本当に楽しい車が来るだけでもすばらしいイベントになります。車の周りに簡易的なテーブルや椅子を並べて読書体験をしてもらうなど、皆さんが楽しめるイベントをぜひ企画、検討していただけたらと思います。 次ですけれども、小項目1、Cへの、これも要望になりますけれども、民間企業による管理運営方式について、よく研究をしていただきたいです。将来的には、民間委託や指定管理者制度の導入をする場合、早く情報を開示していただきたいと思っております。 中項目2、小項目2への意見となりますけれども、ありがとうございます。ぜひ、町産材のベンチなどを配置していただきたいです。特に、中央公民館は多くの中学生が下校時に車を待っていまして、ベンチ等があれば今よりもより快適に過ごせるのではないかなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。 以上で再質問を終わります。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 失礼いたします。飯綱議員さんの御質問にお答えしたいと思います。 まず、1点目ですが、保護者からの要望があったのかどうかということでございます。 こちらにつきましては、保護者からの直接の要望は聞いておりません。ただし、今回行っておりますアンケートの中でも、開所時間の延長でありますとか、長期休暇中の配食サービスなどの要望は出ております。そういったことの対応は、直営の状況では難しいと考えております。 続きまして、2つ目の質問で、風通しのよい運営をするための、当事者の定例会の開催をということでございます。そちらにつきましては、今回準備していく予定の仕様書のほうでも、責任者、受託者、町職員等の参加による連絡調整会を定期的に開催することということで、条件づけております。現在でも、放課後児童クラブの責任者が集まって、毎月定例的に責任者会議ということを行っております。そちらのほうの内容を充実させて、実施をしていくことが可能と考えております。 続きまして、今回の保護者のアンケートの内容で、その要望を事業者に伝えていただきたいということになっておりますが、放課後児童クラブは利用する児童と、その保護者のための事業であります。民間委託は、利用者によりよいサービスを持続的にお届けするためのものだと考えております。お尋ねのあった保護者のアンケートですけれども、中には保育の質が落ちないように、指導者の方の継続雇用をお願いしますといったことがありました。こちらについては、民間委託することで、民間委託しても指導員の継続雇用は契約により保障するとともに、安心して勤めていただく取組のほうも一層推進していくこととしております。また、中には、一部の指導員の対応に対する御意見のほうも承っております。その点に関しましても、事業者による各種研修、例えば人権であったり、相談、援助研修などを通して改善されるものと考えております。また、同じ利用料で事業所の指導員の数を確保することで、業者の持つ手段を通じて希望する子どもさんの受入れが可能となり、職員の研修などにより、指導員が今まで以上のよい保育を行え、アプリによる保護者との連携、実費にはなりますが、長期休暇中の弁当提供など、児童と保護者にとって多くのメリットになるものであるということは思っております。加えて、来年度以降の課題であります人員確保でありますとか、指導員の相談体制についても解決できるものと考えております。保護者の要望については、しっかりと事業者のほうに伝えていきたいと考えております。保護者に対する説明会ですけれども、こちらのほうも事業者が決まり次第、必要な時期に行いたいと考えております。 それから、現在のアンケートの集約ですけれども、現在の集まった数については、先ほど町長のほうから約3割ということでお答えをさせていただいております。今日返ってきてるのが5通、このままいくと恐らく半分程度の回答が得られるのではないかと思っておりますが、その集約できたものについては、皆さんのほうにお示しすることができると思っております。 続きまして、指導員からの意見、どのような意見があったかということです。 指導員からは、委託となった経緯、それからもっと早く教えてくれることはできなかったのか。委託後の勤務時間や勤務条件、仕事の内容や、来年度に向けてどんなふうに準備をしたらいいんですかといったような質問がありました。それぞれの質問につきましては、現在書面にまとめておりまして、近日中に指導員にお返しし、共有させていただこうと考えております。 指導員に対する説明会なんですけれども、指導員さんの質問の主な内容につきましては、業者が決まらないことには、今後の勤務はどうなるのかといったことであったりとか、それから雇用の形態であったりとか、保育の、鏡野町に配置される予定の鏡野町担当者の業務内容であったりとか、そのようなことになりまして、こちらではもう詳細な内容になってきますので、業者が決まり次第、指導員さんにはきちんとした説明ができたらということを考えております。 続きまして、トラブルが起きた際の定期的な指導、報告等につきましてですけれども、まずは定期的な指導、報告です。現在考えております仕様書のほうでも、受託者は各月における学年別利用児童数であるとか職員の出勤状況、その他、町が指定する事項について毎月報告をいただくこととしております。加えまして、事故その他重要な事実が生じた際は、速やかに町に報告していただくこととしております。 そのほかですけれども、例えばですけれど、事業者が不祥事を起こしたなどの対応につきましては、債務不履行の措置としまして、町が改善を求めたとき、委託者がこれに応じない場合には契約解除を求めていきます。これにより生じた損害賠償につきましては、請求をしていこうと思っています。また、契約解除された事業者については、町が指定する者に業務の引継ぎを適切に行うよう、求めていくこととしております。 以上です。
    ○議長(原章倫君) 生涯学習課長小原君。 ◎生涯学習課長(小原克則君) 失礼いたします。飯綱議員さんからいただきました御要望、御意見につきましてお答えさせていただきます。 まず、中項目2の小項目1、Aでございます。 ペスタロッチ館休館中のミニ図書館の情報でございますが、近いうちに町内告知放送等も予定しております。それから、町のホームページ、館内掲示等によりまして、早めに周知のほうを図っていきたいと思っております。 それから、小項目1のBでございます。 ぶっくまるでございますが、これは津山市の図書館の方から御協力はいただけるというお話もいただいたりもしておりますが、何かのイベント等に合わせてというような形になるかもしれませんが、検討のほうをさせていただきたいと思います。 それから、小項目1、Cでございますが、指定管理、委託管理についてでございますが、もうおっしゃるとおりでございまして、しっかり研究して何らかの方針が出た際には、早めに情報のほうを公開したいと思っております。 それから、ベンチでございますが、特に中央公民館のほうを御指名いただきましたので、それについてでございます。中央公民館のほうは、ちょうど屋根がかぶっている部分というのが、消防署に届け出ている避難経路にほとんど当たっておりまして、その辺にベンチを置くことは可能なのかどうかということについては、慎重に考えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) すみません。先ほどの飯綱議員さんの質問に1点回答の漏れがありましたので、回答させていただきます。 保護者に改めて賛否を問う調査ができないかという御質問でした。こちらにつきましてですけれども、現在行っているアンケートは、保護者に対して町は放課後児童クラブの事業を民間委託という方向で考えていますということ、それから民間委託になったらどうなるかといったことを、簡単にまとめたものをお示しした上でのアンケートということでしております。回答の内容は、そんなに今のところ、積極的に反対する意見はいただいておりません。様子を見ながら、必要であれば行っていきたいと考えます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) では、再々質問を行わせていただきます。 中項目1、小項目1、Aへの再々質問ですが、これは町が主導的に行っている計画です。この大きな方向転換を関係者があまり知らないうちに、そして彼らにあまり意見を聞くことなく、求めることなく、現場をおざなりにしているような計画を進めているように、私には思えてなりません。8月17日に、議会への報告が全員協議会でありました。その際、議会に初めて、来年4月から民間委託する計画を話されました。なぜ、これほどまで早急に、来年4月開始に向けて進めないとならないのでしょうか。ほかの自治体では、民間業者の運営がうまくいかず、保護者から不満の声が多数上がり、事業者が1年で撤退したケースもあります。また、ほかの自治体では、支援員の雇止め問題が発生し、裁判になったケースもございます。 そのような問題や不祥事が現実に起こっている中で、町としては厳密で慎重な事業者選定が必須であり、かつ、関係者である保護者と指導員への丁寧な説明が求められる、よほど慎重に計画を遂行しないとならない案件だと思っております。腰を据えて遂行されるべきものが、これから半年間という短い期間の中で民間委託に移行しなければならない最大の理由をお尋ねをいたします。 また、民間委託の理由の一つには、指導員の人員確保があります。町の総合計画の中のまちづくりの指針には、町民と行政が共存、協働の心を持ち、対話や交流を重ね、理解と共感を大切にし、協力し合う関係を生み出し、目指すべき将来像の実現に向けてまちづくりを進める。このように書かれているんですけれども、その理念に沿って考えれば、関係者と協議を重ねる必要がありませんでしょうか。課題をどう乗り越えるのか。関係者間でワークショップを開催してアイデアを出し合うとか、建設的な議論を重ねるなど、行われてしかるべきだと思います。来年春には、新体制で事業をスタートさせたい。それだけ急いでいるのなら、なぜもっと早く議論を深めなかったのか、見解を伺います。 次に、小項目1、Dへの再々質問です。 突然、民間委託に移行すると聞いて、一部の指導員から不安や不満の声が届いております。放課後児童クラブのある指導員の方は、町の一方的な方針や、きちんとした説明がなく、委託ありきの決定事項として話が下りてくることに、困惑をしていると話されておりました。今まで積み上げてきたことが否定されたように感じたとの声もありました。また、半年後に雇用主が変わるわけですから、雇用条件はどうなるのか、よく分かっていない企業の中で働いていけるかなど、不安に感じるのは当然だと思います。また、町の意図することと話が擦れ違っているように感じる点も多々ありました。率直に話合いが足りていないのではないでしょうか。これらの指導員が現在抱えている不安や不満に真摯に向き合うべきだと思いますが、どのような対策を取られますか。 また、現在の指導員が民間委託になっても、主として運営に携わっていかなければ児童クラブは存在できません。指導員の方々が長年にわたり、運営に携わる中で話し合い、工夫を積み上げてきたからこそ、今の形があります。人員確保のための民営化を行う中で、離職者を出しては本末転倒です。現在の指導員の管理運営方式が基礎になって、その上に民間の効率的な考え方やノウハウ、豊富な研修が加わることによって、よりよい関係が築かれるものと思います。 ちょっと感情的な、わだかまりのようなものを私は指導員の方々に感じておりますので、業者が決定してからっていうよりは、なるべく早期にこういったところをケアしてあげるのも仕事ではないかと思いますので、指導員との真摯な話合いの場をぜひ持っていただきたいんですが、いかがでしょうか。 最後になりますが、放課後児童クラブを私自身訪ねてみて、とても子どもにとっていい場所だと思っております。利用する子どもが笑顔で楽しんで過ごせる場所を町は持続可能な方法で支えていかなくてはなりません。町の宝である子どもを守る環境整備に全力で取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 再々質問は以上です。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 失礼します。飯綱議員さんの再々質問にお答えいたします。 保護者、指導員に対する丁寧な説明をということで言ってくださいました。こちらにつきましてですけれども、先ほどとの繰り返しになりますが、指導員さんのうち、私たちがいただいている疑問、質問の多くは、今後の雇用はどうなるのかといったこと。それから、鏡野町に配置してくださるエリアリーダーはどのように動いてくださって、そのことで自分たちがどんなふうに負担軽減をしていただけるのかといったこと。そのような、具体的なことのお尋ねが多かったように思います。そのことにつきましては、業者が決まらないことにはお答えできないところでございまして、業者選定が出来次第ということで説明はしていきたいと思っています。保護者についても同じようには考えております。指導員の方が否定された気持ちを持たれたっていうことについては、とても申し訳なく思っております。 すみません。真摯に向き合う対策をということでございます。 今回、指導員の方からいただいている質問につきましては、近日中にしっかりとお返しするとともに、今後、可能な情報についてはきちんと指導員の方にお伝えして、ともに進んでいこうと思っております。あと、それから早期の、早くに指導員の方の不安払拭ということですけども、そのことで、きちんと情報を伝えていくことで、不安を少しでもなくしていただけたらと思っています。指導員の方に早くに次の業者を決めて、次の雇用がどのようになるかということをお知らせすることが大切かなと思っています。 指導員なんですけれども、会計年度任用職員でございまして、例年におきましても、12月頃にその年度の人事評価を行いまして、12月頃に次の、翌年度の任用の可否を決定して、任用可となった者が翌年度勤務していただいているということになります。現在のうちが想定している流れも、タイミング的にはそんなに変わらないものと思っています。 以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で7番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 ここで11時5分まで休憩といたします。              午前10時53分 休憩              午前11時4分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一括方式により3番難波達男君。 ◆3番(難波達男君) 改めまして、よろしくお願いいたします。3番難波達男です。 議長の許可をいただきましたので、通告書に従い、一括方式にて質問をさせていただきたいと思います。ひとつよろしくお願いいたします。 大項目1、快適な生活環境の里づくり。 中項目1、JRE鏡野風力発電について。 小項目1、鏡野町後期基本計画の中で、自然環境、景観の保全の中に、目標達成のための取組方針で、省エネの推進と環境に優しいエネルギーの利用促進が明記されていますが、現在計画されているJRE鏡野風力発電に対してどのように思われているのか、お尋ねします。 小項目2、JRE鏡野風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する鏡野町長としての意見書の中で、保証契約する等とありましたが、事業者と誰が契約をするのか、分かればお尋ねします。 小項目3、町として今後事業者に要望や意見書を出していくつもりがあるのか。また、町として町民に例えば口頭で説明されるのか、文書にて説明されるのか、どのような対応を取ることができるのか、お尋ねします。 大項目2、創造豊かな教育、文化の里づくり。 中項目1、閉校校舎の跡地利用について。 今年度末で香北小学校、上齋原学園、富小学校が、大変残念ではありますが、閉校となることが決定されました。 小項目1、それぞれの地区では跡地利用について相談されていることかと思いますが、現在分かる範囲での進捗状況をお尋ねします。 小項目2、越畑地区の校舎跡地にある越畑ふるさとセンターは現在どのように利用されていますか、お尋ねします。 あとは、質問席に着いて再質問させていただきます。どうかよろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 3番難波議員の質問にお答えをいたします。 大項目、快適な生活環境の里づくり。 中項目であります。JRE鏡野風力発電についての御質問であります。 小項目1であります。 鏡野町第2次総合計画後期基本計画で掲げております省エネの推進と環境に優しいエネルギーの促進には、再生可能エネルギーの導入は有効な手段と考えております。一方で、生活環境の観点から、地域でのトラブルが発生する事案もございます。事業実施につきましては、事業者の地域への十分な説明が必須であると考えております。このJRE鏡野風力発電事業につきましては、地球温暖化対策、エネルギー問題あるいは環境保全の調和を考えていかなければならないと考えております。 続きまして、小項目2であります。 事業者と保証会社間の契約を想定しております。意見書の内容は、倒産時の施設撤去者を明確にするよう求めたものでありまして、保証契約につきましては一例として挙げたものであります。 続きまして、小項目3であります。 環境影響評価法の手続の中におきまして、事業者が準備書を作成した後、岡山県から鏡野町に意見照会がございます。したがいまして、その際には意見書を提出することになります。また、町民への説明につきましては、本事業の実施主体は事業者であることから、事業説明につきましては、事業者が町民に対しまして行うべきであると考えております。説明方法につきましては、町民に分かりやすい手段で丁寧な説明をいただきますよう、事業者に要望してまいりたいと考えております。先般8月31日、町民への説明不足との声があることから、事業者に対しまして再度説明会を要請をいたしました。開催する方向で調整中であるとの回答を得ております。 続きまして、大項目2、創造豊かな教育、文化の里づくり。 中項目であります閉校校舎の跡地利用につきましての質問であります。 小項目1につきましては、教育委員会に関する質問でありますので、後ほど教育長に答弁をさせます。 小項目2であります。 平成20年度までは、越畑ふるさとセンターとして利用してまいりました。宿泊、食堂施設としての利用を休止してからは、産業観光課の倉庫として、また2階の1室を使いまして、津山圏域消防組合の無線中継基地局として使用しております。 なお、令和30年度までは、毎年11月3日開催の越畑ふるさと村紅葉まつりの会場として利用しておりました。3年間の休止がありましたけれども、本年度につきましては地元主催のイベントとして、会場を県道下の越畑ふるさとの家周辺で実施する予定であります。 以上、答弁とさせていただきます。              (「平成30年」と呼ぶ者あり) もとい、平成30年度末までというふうなことに訂正させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 3番難波議員の御質問にお答えをいたします。 大項目2、創造豊かな教育、文化の里づくり、中項目1、閉校校舎の跡地利用についての小項目1ですが、各地区に御意見の取りまとめをお願いをしてありましたが、このたび、香北地区については、香北小学校の跡地利用に関する地区要望案が町に提出され、跡地利用として林間学校、田舎宿泊施設や部屋ごとに貸出し、またシェアハウスプラス軽食喫茶などの意見がありました。上齋原地区からは、上齋原学園跡地利用に係る各区の意見、要望ということで、多くの御意見が寄せられております。その一部として農業体験ができる施設、老人福祉施設、宿泊施設等への活用の意見がございました。富地区については、富小学校跡地及び校舎の利活用に関するアンケート調査を実施されておりますが、その結果が町に提出され、利活用の方向性として、スポーツの拠点、合宿施設、宿泊研修施設の項目の意見が一番多く、次いで高齢者福祉施設、障害者福祉施設、次に観光交流、宿泊施設の順番で御意見がございました。 町としましては、各地区の意見を踏まえ、国が実施しているみんなの廃校プロジェクトへの申込み等を行っていく予定にしております。今後、活用希望者との調整を行うとともに、それぞれの地区の要望や特色に合った活用ができるよう、努力をしてまいります。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 3番難波達男君。 ◆3番(難波達男君) どうも、答弁いただきまして大変ありがとうございます。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず初めに、この質問を今回させていただいたのが、地元の方々とかそれぞれ話をしていく中で、大変大きな事業でございます。それで、民間の事業で入ってきてはおるんですが、町民として、町はどういうふうに考えておるんかという意見をよく耳にしておりました。私も一住民として、そのあたりが全く判断がつかないところがございまして、話をしていく中でどう答えてよいものか、分からないところがございました。ぜひ、町としての方針、立ち位置というものをできましたら明確にしていただけたらなという思いがございまして、今回質問させていただきました、風力発電については。 それで、まず小項目1についてでございますが、区長さんともお話している中で、大変苦慮されておられます。事業者と住民との間に入って、どのように取りまとめをしていったらよいのかっていう、大変苦慮されております。 その中で一つ、次の小項目1としては、この風力発電の、町としての方針をもっと明確に、住民の方に分かりやすく、町の立ち位置をもう少し分かりやすく説明していただけたらなという思いがありまして、その返答はいかがなものか、お伺いしたいと思います。 小項目2については、大変大きな規模のものが建つわけですが、将来的にそのものについて住民が不安視をされております。その不安視されたものを、事業者の説明でなかなか拭い切れない面もあります。そこには、町としてのアドバイスなり、サポートがいただけたら大変心強いのではないかなと思っております。そのあたりがもしいただけたらと、いただけるかどうかの回答をお願いしたいと思います。 小項目3については、今も申し上げましたように、町民に対する説明を事業者側にもう少し、もっとしっかり声をかけていただいて、町のほうからも声をしっかりかけていただいて、説明会を密に開いていただけるように、町民の、住民の方の不安を払拭できるように、説明をしていただけるように、もっと働きかけていただきたいと思いますが、そのお答えをいただけたらと思います。 それから、大項目2のほうです。 その中の小項目1ですが、今後閉校となる校舎跡地についてですが、もし民間からの要望があれば、売却を前提というか、売却の要望があれば売却される意向があるのか。また、町としての建物については指定管理という形をしてお願いされるのか、そこのところをお伺いしたいと思います。 小項目2の部分では、越畑のほう、ふるさとセンターについては、今現在、今お伺いしたように、例年でしたら秋の紅葉まつり等開催されているが、コロナ禍で中止ということで、今年度は何とかされるということでお伺いしておりますので、ぜひ旧校舎の跡地についても、できるだけ住民の意見が反映できるような形を取っていただけたらなという思いがございます。越畑のふるさとセンターについては、何とか今年、紅葉まつりが順調に行っていただけたら、大変住民の方も喜ばれるんではないかなと思います。 各地区の学校が廃校になるということは、大変住民にとっても残念でほかならない気持ちになっております。何とか、そこを住民の意見が反映できるような形を取っていただけたらなという思いがございます。その点について、改めて町なり教育委員会としての気持ちをお伺いできたらなと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) くらし安全課松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 難波議員の質問にお答えいたします。 まず、小項目1の御質問で、町としての立ち位置についての御質問でございました。 町としては、現在、はっきり反対という立場には立っておりません。今後、業者のほうが環境影響評価法に基づきましてこの事業を進めるに当たり、環境影響評価法の意見のほうを町のほうに求めてくることになると思います。その際に町としては、この事業を進めていくに当たり、町としてこういうことをしてくださいよとか、住民に説明してくださいよとか、そういったことについて求めながら、この事業については進んでいくのではないかと思っております。 次の小項目2についての質問でございます。 保証契約についてでございますが、本来であれば、これについては用地を貸し出す、借りるか、買われるかっていうのは直接土地の持ち主が決めることではございますが、貸し出す期間が契約時に条件をつけるべきものであると考えております。実際、今の段階では、事業者がどこの位置に風車を建てるとか、どこに作業路をつけるとかということについてはまだはっきり決まっておりませんので、配慮書のときにこういった意見をつけたのは時期尚早であったのかなとも思いますけれども、近年、様々な物件、よその地方自治体とかでありましても、いろんな施設が事業が終了した後も、撤去とか、倒産したときの撤去問題について報道もされていたりするところもありまして、配慮書の中でこういった意見を出させていただいたところです。 小項目3でございますが、説明会をもっとするように、町のほうから働きかけていただきたいという御質問であったと思いますけれども、例えば地区長さんとか住民の皆様方から事業者のほうへ、説明会をもっと開いてほしいというような意見がこちらのほうへ届きましたら、業者のほうにこういった意見があるので説明会を開いたらというような意見を申し上げますけれども、それがない段階で、こちらのほうから説明会のほうをするようにというようなことは考えておりません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 難波議員の質問に対し、私のほうから補足をさせていただきます。 課長は反対していないというふうなことでありましたけども、あくまでも町はまだまだ意見を固めて皆さん方にというふうなところではございません。あくまでも中立の立場で捉えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 難波議員の御質問にお答えします。 民間からの要望があれば売却があるのかという御質問ですが、それも視野に入れております。 それと、指定管理の問題なんですけど、指定管理も要望があれば、いろんなあらゆる面で視野に入れて、協議してまいりたいと思っております。 それと、住民の意見が今後も反映していただきたいという御質問ですけど、今後、みんなの廃校プロジェクト等にも利用申請者が手を挙げますと、協議を、マッチングを行っていくんですけど、当然、地元と教育委員会として話をしながら、誠意を持って進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 3番難波達男君。 ◆3番(難波達男君) どうもありがとうございます。 じゃ、再々質問でお話をお伺いしたいと思います。 まず、本日の私の意見じゃないです、ごめんなさい、聞きたいことは、メインとして風力発電の件でございます。 小項目1で、町の立ち位置は一応中立の立場ということで、それは私も担当課の課長ともお話をしていく中で、分かり得たことでございます。住民の方が、町としてどういう対応をされるのかっていうのは、話をしてみないと分からない部分は大変あろうかと思います。その部分において、今回のこの本会議の質問で、見てくださってる方は御理解いただけるかと思いますが、それ以外の方法を用いて何とかそういう、町としての意見的なものが分かるような対応を取っていただけないものでしょうか。最後の、そこは質問させていただきたいと思います。 それから、学校のほうの売却や管理も視野にということで、これはまだ先のことでありますが、でも、もうあと半年もすれば閉校を迎えるような時期がやってくるわけでございます。富においては、もうアンケートのほうも集約もされました。報告のほうも上がっておると思います。それから、その他の学校においてもその地区で、それぞれの地区で多分話等、跡地利用についての相談等もされておるものだろうと思います。それを進めていくに当たって、町の支援がないと十分、進めていくのが大変難しいかと思います。できましたら、そこも改めてお伺いしたいのは、ちゃんとした支援をしていただいて、住民の方が納得いただける方向にいけたらという思いがございますので、再度、そこだけ質問させてもらいまして、私の再々質問とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 町長、山崎町長、難波議員の部分は住民の皆さんが不安に思っている部分で、しっかりと町としてサポートしてほしいと。積極的に説明会等々の分のサポートをしっかりやってほしいんだという意味合いだと思うんですけど、その辺の答弁を。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 再々質問にお答えをいたします。 当然、難波議員も県のほうの当局のほうに伺われまして意見も聞かれておると思いますし、資料も見られております。町も業者に対しまして、かなり厳しい意見書を持ち合わせて出ております。 そういうふうなことは御存じだと思いますけれども、町民に対してというふうなことでありますけど、後段でいろいろな議員さんのほうから御質問がございます。その中で逐次説明してまいりたいと、このように思っております。用意もしてございますので、そういうことで、町としてそのことを捉えて、要するに右か左かというときに、少しでも右に、少しでも左に行けば、そりゃ賛成の意見に取れる、反対の意見に取れるということでありますので、町民に対してサポートしていくというのはその後のことになろうかと思います。その方向で行政はするべきだと、このように思います。 町民が、地区の人が説明会においてどのような意見を出されているのかというふうなところ、それに対してどのような答弁をされているのか、あるいは県として、町として、経済産業省としてどのように捉えているのかというふうなところをしっかり見据えて、私どもの意見を、どのような形で構えるのかというところを決めていきたいと、このように思います。事は大事なことでありますので、慎重に対応してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 難波議員の再々質問のほうにお答えをさせていただきたいと思います。 しっかりと住民の意見を反映できるよう、町のほうでしっかり後押しをしていただきたいというお話をいただいております。 私どものほうも、この3校が閉校になるということで、大変寂しい、残念な思いには変わりございません。そうした中で、各地域、地区の皆さんが真摯にそれを受け止めて、今後の活用についてしっかりと御意見を届けてくださっております。そういった御意見を無駄にしないように、しっかりと町としてもそれを踏まえて、先ほど答弁させていただきました廃校プロジェクト、そういったものも活用しながら、マッチング作業も行っていくということでございます。 そうした中で、どういう活用希望者がおいでいただけるか分かりませんが、活用の方法を、いろいろ先ほど売却等も含めて、排除せずに検討していくということも含めてでございますけども、そういう部分も踏まえながら、またそういった調整をしっかりとさせていただきますし、なかなか待っているだけではお客さんはいらっしゃらないかも分かりません。そういう部分の中で、いつも気に留めながら、機会あるごとにこういう活用についてお話をさせていただきながら、地域の皆様方と一緒に調整、御相談、そしてきちっとした活用が望めるように、進めてまいりたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で3番難波達男君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 1番鈴木大介でございます。 議長より発言の御許可をいただきましたので、これより一般質問通告書に従いまして質問をさせていただきます。 まず、大項目、鏡野町の未来について。 中項目①鳥獣被害対策について。 この一、二年において、町内で鹿の被害、目撃情報が非常に多くなっています。また、目撃場所においても、これまで以上に範囲が拡大しています。 そこで、お尋ねいたします。 小項目①直近3年間の鳥獣被害件数について、どのように推移しているか、お伺いします。 ②直近3年間の駆除件数について、どのように推移しているか、お尋ねします。 ③令和2年策定の鏡野町鳥獣被害防止計画について、計画の最終年度です。これまでの振り返りと令和5年度以降の計画について、重点ポイントをお伺いいたします。 次に、中項目②デジタル田園都市国家構想などデジタル化社会に向けた鏡野町内の取組について。 デジタル田園都市国家構想基本方針が令和4年6月7日、閣議決定されました。今後の進め方として、国は2024年度までの地方創生の基本的方向を定めたまち・ひと・しごと創生総合戦略を抜本的に改定し、構想の中・長期的な基本的方向を提示するデジタル田園都市国家構想総合戦略(仮称)を策定、地方公共団体は新たな状況下で目指すべき地域像を再構築し、地域版総合戦略を改定し、具体的な取組を推進、国は様々な施策を活用して地方の取組を支援ということで、早急な対応が我が町にも求められています。デジタル化社会に向け、質問をいたします。 小項目①鏡野町におけるデジタル人材の現状、今後の方針についてお伺いします。 ②津山圏域でのデジタル人材の共有化についてお伺いいたします。 ③デジタル田園都市国家構想について、町自ら目指すべき理想像を描き、その実現に向けた取組が必要となってきます。あわせて、推進交付金等、どう活用していくのか、鏡野町の現状で描いている理想像、今後の取組方針についてお伺いいたします。 この後は、質問席で再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 1番鈴木議員の御質問にお答えをいたします。 大項目、鏡野町の未来について。 中項目、鳥獣被害対策についてであります。 小項目1、過去3年間の鳥獣被害件数の推移についての御質問であります。 件数の把握はどの機関も実施していないために、県内の被害状況を集約している、岡山県の実施する農林水産業被害状況調査の結果により、回答をさせていただきます。 近年の被害状況であります。令和元年度におきましては、被害金額が1,950万円、内訳といたしまして、イノシシ被害538万円、鹿被害812万円、その他被害が600万円でありました。令和2年度につきましては、被害金額は1,768万円のうち、イノシシ被害が529万円、鹿被害が607万円、その他被害632万円。令和3年度につきましては、被害金額は1,742万円のうち、イノシシ被害が517万円、鹿被害が671万円、その他被害が554万円となっております。 なお、この調査数字につきましては、鏡野町を通じまして岡山県農業共済組合、作州かがみの森林組合、またカワウの件もありますので、各漁業協同組合等に対する調査でありまして、決して全体数を正確に把握しているものではないことを御承知いただければと、このように思います。 続きまして、小項目2の質問であります。 令和元年度が全体で1,339頭、そのうち、イノシシが914頭、鹿が328頭、その他カワウ等鳥類あるいはヌートリア、野ウサギ、タヌキ等が97頭となっております。令和2年度は1,581頭、そのうち、イノシシが905頭、鹿が586頭、その他90頭であります。令和3年度につきましては1,625頭、うち、イノシシが557頭、鹿が978頭、その他90頭で推移しております。 次に、小項目3でありますが、令和2年度によりまして捕獲及び防除の推進を軸に取組を進めまして、令和4年度が最終年度であり、最終的な検証はこれからであります。現時点での振り返りといたしまして、鹿につきましては、岡山県の東部におきましては減少傾向にあると伺っております。西部では依然として多く、鏡野町ではイノシシ、鹿の捕獲の割合が逆転しつつも、捕獲頭数が増えている状況であります。被害額は、依然として高い水準であると認識しております。 計画での令和4年度のイノシシ、鹿被害の削減目標値につきましても、令和3年度ベースでは約8割の達成でありますが、防除といたしましての地域柵、あるいは個人での設置柵への補助と併せまして、被害防止対策を進めておるところであります。令和5年度以降につきましても、捕獲及び防除の推進を基本といたしまして、有害鳥獣駆除班の皆様と強く連携しながら、より広域での連携、あるいは岡山県単位での取組の強化を働きかけてまいりたいと、このように思っております。 次に、中項目でありますデジタル田園都市国家構想など、デジタル化社会に向けた鏡野町内の取組について申し上げます。 小項目1であります。 令和3年度地方創生人材制度を活用いたしまして、人材派遣を要請をいたしましたけれども、その対象者が少ないということもありまして、マッチングができませんでした。引き続き、要請をしてまいります。また、町村会から県に対しまして、人材派遣の要請もしているところであります。 次に、小項目2であります。 令和3年度、津山市、真庭市に対しまして、人材の共有化につきまして提案してまいりましたが、不調となりました。今後も引き続き、共有化につきまして検討を重ねてまいりたいと、このように思っております。 次に、小項目3であります。 地方創生交付金におきまして、デジタル技術の活用により、町北部地域の観光資源を生かしながら地域を活性化し、持続可能な経済社会を目指すデジタル田園都市国家構想を推進する事業につきまして、交付金を所管する内閣府と協議を重ねてまいっております。 現在、地方創生による交流人口の増加、魅力あるまちづくりのための、町北部地域で観光拠点を整備をし、その観光交流拠点施設に、テレワークも可能になるようにWi-Fi環境を整備する、地方を支えるデジタル基盤の整備を計画しております。 令和4年6月に公表されましたデジタル田園都市国家構想実現基本計画(案)では、まち・ひと・しごと創生総合戦略を構想の総合戦略といたしまして改定され、地域社会、課題解決、魅力向上の取組をより高度、あるいは効率的に推進するとされております。地方創生の各種交付金につきましても、令和5年度からデジタル田園都市国家構想交付金と一体化させる内閣府の概算要求となっております。構想並びに交付金に関する説明会が9月下旬に開催される案内も受けておりますので、新たな動きへの情報収集をいたしまして、ハード、ソフトの両面からデジタルインフラの基盤整備、デジタル人材の育成確保、誰一人残さないための施策を展開してまいりたいと、このように考えております。 以上であります。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず、中項目、鳥獣対策についてですが、イノシシの被害より鹿の被害が上回っていると、逆転しているということです。そこで、鏡野町鳥獣被害防止計画において、捕獲した鳥獣の食肉等の、有効活用するための処理加工施設の整備や商品開発、販売、流通経路の確立など、地域資源としての活用の検討とありますが、現状と今後の取組方針についてお伺いいたします。特に、鹿の被害が多いということで、あまり鹿肉を使った料理とかは有名ではございませんので、今後しっかりとそういったところをする必要があると思い、質問させていただきます。 また、次に鳥獣被害に対する取組につきまして、中項目2の項目にかぶるのですが、ICTを活用した新たな取組など、現状と今後の方針について、何かあったら教えてください。また、従来のイノシシ対策であれば、おりやわな、また電柵についても低い位置で設置できるということですが、鹿になりますと軽く2メートルとか跳躍をして飛び越えてしまう。また、わなにもなかなか入りづらい、おりも入りづらいといったこともあります。そういった、鹿に対する新たな取組が、方針がありましたらお尋ねをいたします。 次に、中項目2のデジタル田園都市国家構想など、デジタル化社会に向けた鏡野町内の取組についてでございます。 小項目①、②につきましては、なかなかマッチングが進んでいないということでした。これは、国の方針としては、2024年までにデジタルの実装に取り組む地方公共団体、1,000団体達成を目指すということになっております。本年、2022年ですから、残り少ない中で1,000団体に達成を目指すということは、そこに国が全力でバックアップ、サポートをしてくれるという意思表示でもあります。早期にデジタルの人材の確保を進めていただきたいと思いますが、不調に終わりました。新たにまたマッチングをしていきますということですが、より魅力的な方をマッチングしていただきますよう、早急に、また様々な方面にしっかりとアピールをしていただきたいと思います。特に、何かこれまで以外の取組、①、②について、デジタル人材の確保へ向けて、新たな取組があればお答えください。 そして、③なんですが、先ほど来申しておりますデジタル田園都市国家基本方針では、2024年度までにデジタル実装に取り組む地方公共団体、1,000団体の達成を目指すとあります。また、地方公共団体が地域の実情に応じ、自主的、主体的に地方創生に取り組むとともに、地域が抱える課題のデジタル実装を通じた解決に取り組めるよう、地方財政計画に所要額を計上し、地方財政措置を講ずるとあります。早急に課題の掘り起こしを求められているわけでございますが、例えば先ほど難波議員の一般質問でもございました廃校活用をいかにするのか、地域の声を聞くとともに、このデジタル化について私が調べたところによりますと、廃校を活用したサテライトキャンパスの誘致、また地方創生テレワークの推進、これについては、自治体運営施設として整備をする場合には、こちらの資料によりますと、最大9,000万円前後出るといったことも書かれております。これが地方創生テレワークの場所として、ある一つの教室を使う。そのほかは、先ほどあった宿泊施設、また売店とか食事をする食堂とか、そういったものも併せて整備をすることができると思います。 また、あわせて先ほど町長答弁でいただきました町北部の交流人口の増加ということで、温泉、自然を活用した、観光を活用した新しいワーケーション・アンド・プレジャーという取組が観光庁で進められております。これについてのお考え。そして、子育て支援としてデジタル母子手帳の推進、取組をされている地域がございます。こういったデジタル母子手帳を今後推進していくのか。また、災害時のデジタル運用について、例えばスマートフォンの持つカメラ機能、撮影機能と位置情報を合わせて取得をすることによって、災害支援の即時の通報システム、これは例えば消防団の方がカメラで撮影をして、位置情報を加えて災害対策本部にこのデータを送ると、災害対策本部ではデジタルの地図上に即座に写真と位置情報が提供できると。そこで、いかに迅速に対応するといったことも対応は可能かと思います。そういった、防災についてのデジタルの運用。また、こちらのデジタル田園都市国家構想推進については、マイナンバーカードの普及についても、地方でしっかりと実践をしてくださいということがうたわれておりますが、例えば図書カードなどの町民カードとしての利活用、そういった取組がありますか。デジタル化の取組は、現状、どの程度課題の掘り起こしが行われていますか。デジタル化に向けた個別の取組があれば、お伺いをいたします。 そして、前回一般質問で質問させていただいて、返答をいただきましたホームページの件につきまして、トップページが、新着情報が分かりやすくしていただきまして、ありがとうございます。まだまだホームページの活用については、非常に進めなければいけないといった点があると思います。例えば、ホームページの多言語化。スマートフォンの対応、こういったことは、先ほどの放課後児童クラブの件で、民間に任せるべきところは民間にと。これこそ、まさに外部発注をして、民間の技術でより見やすく、より分かりやすいホームページ、情報発信をしていただければと思いますが、お考えはいかがでしょうか。 以上、再質問とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。鈴木議員の御質問にお答えをさせていただきます。 鏡野町鳥獣被害防止計画の今後の取組方針に記載されております、捕獲した鳥獣の食肉等の利用についての御質問だということでございます。 計画では、地域資源として利活用できないか検討するということでございまして、現状としましては、近隣の自治体におきましては、獣肉の処理施設を運営されており、食肉やペットフードへの活用がされているようではございますけど、鏡野町におきましては、個人で保健所の許可を得られて、処理加工施設を整備されている方がいらっしゃる程度でございまして、十分利活用ができているということには至ってないというふうに、町としても理解しているところでございます。 現状の課題として考えられるのは、捕獲後に食肉として活用できる状態での搬送や保存に人手やコストがかかるということでございまして、それに対するジビエ肉の需要が見合うかどうかというのが、大きな課題ではあるのではないかというふうに思っております。 こちらにつきましては、従前より猟友会とも協議を重ねておりまして、猟友会の意見として、維持管理、それから売り先等の問題もあり、なかなか整備することは厳しいだろうというような御意見もいただいておるところでございます。ただ、いずれにしましても、引き続き猟友会と利活用できないかというようなことを検討してまいりたいというふうに思っておるとこでございます。 それと、続いてはICTの新たな方針等でございます。 こちらにつきましては、現状につきましては、昨年度議会でも御説明させていただきましたが、温度センサー搭載のドローン、それからGPSマーカーを装着したドッグナビを導入を行いまして、これを猟友会のほうに貸与しておるところでございます。これは、導入の初年度ということで、昨年度が、十分実績が上がっているかというようなところは、まだまだ言い難いということではございますけど、成果は少しずつ上がっているというふうに思っております。今後、計画的に、猟友会の皆様方にオペレーター等の養成、確保を行いまして、効率的な捕獲につなげていきたいというふうに思っているところでございます。 また、令和4年度、本年度につきましては、猟友会の方の労力の削減、それから農家の鳥獣害に対する意識改革ということも含めまして、県の事業を活用させていただきまして、遠隔監視カメラがついた捕獲おりを、試験的に一部地域で導入をさせていただいております。こちらにつきましても、有効な結果が得られれば、またさらに導入を検討していきたいというふうに思っているところでございます。 それと、特に鹿に対する何かないか、新たな取組というような御質問があったかと思います。こちらにつきましては、ICT、これからどんどんいろんなとこで開発や提案がされるものというふうに思っております。そういったものを排除することなく、猟友会と協議を重ねながら検討していきたいというふうに思っております。現状では、地域柵を囲った2メートルの国庫補助事業の柵を推進しているという状況でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) 鈴木議員の質問にお答えいたします。 デジタル人材の件でございますが、昨年度の交渉では不調に終わったということでございます。本年度も、例年ですと9月下旬に内閣府のほうから案内がまいりますので、そちらのほうにまた登録のほうをして、交渉のほうを進めてまいりたいと思います。 近隣の市町村もデジタル人材のほうを導入したところがございますが、問題点といたしまして、企業から派遣された場合、そこの企業の色が出過ぎるというような問題もありますので、そのあたりもどうしていくかということを踏まえた上で、交渉に臨んでいきたいというふうに考えております。新たな取組というのが、なかなか今のところは考えていない状況でございます。 続きまして2点目の御質問ですが、廃校等の活用ということで、恐らく地方創生のテレワークの交付金のことをおっしゃられていると思います。 こちらにつきましても、来年春には3校が閉校するということで、そちらが対象になろうかと思います。サテライトオフィスの整備でありますとか、進出支援事業というのがございまして、企業さんが進出する場合の支援もできるということがございますので、こちらのほうもマッチングができれば進めていきたいと思っております。しかしながら、難波議員の御質問のときにもありましたが、地域で施設を使いたいということもありますので、これから企業さんとのほうの交渉なりを進めていく必要があろうかと思います。 それから、サテライトキャンパスという点でございますが、先日、全国展開されている専門学校が廃校利用につきまして視察に訪れられました。結果から申しますと、うまいことお話のほうが進まず不調に終わったということなんですが、またこういったことにつきましても、アプローチをかけていきたいと考えております。 それから、町北部の交流人口、温泉のほうですが、こちらに続きましても、ワーケーションでありますとかプレジャー、こちらができるように、交付金のほうで対応していきたいというふうに考えております。こちらにつきましては、昨日も内閣府のほうと相談をさせていただいておりますので、今のところ、順調に進んでいるのかなというふうに考えております。 それから、防災の関係でございますが、防災関係ですと、今、防災時の情報ということで、河川情報カメラ、こちらのほうを町内何か所か設置をしております。それによる情報収集。それから平成30年7月豪雨の後に、民間会社から防災対応のタブレットということで、先ほど鈴木議員が申されました、GPS機能をつけたタブレットを寄附していただいているというのがございます。こちらにつきまして、現在のところ、運用はできてないんですが、先ほど言われましたスマホで消防団員さんが取っていただく情報と併せまして、運用のほうを進めていきたいというふうに考えております。 それから、母子手帳の関係なんですが、こちらにつきましては、この春から町のほうで、デジタル母子手帳については鏡野子育てナビというものを、アプリで導入をもう済んでおります。 それから、マイナンバーカードの利用等についてなんですが、こちらにつきましても、可能なものについては、導入していければというふうに考えております。 それから、課題の掘り起こしですが、各分野でいろいろなデジタル化ができるものがあろうかと思います。デジタルだけでなくて、アナログとデジタルの相互補完できるような体制を取っていきたいと考えております。現在ですと、オンライン申請等もできるようなシステムができております。それから、母子健康手帳のアプリでありますとか、病院におきましてはオンライン診療、学校におきましてはGIGAスクール構想に伴いますオンライン授業、そういったものもできるようになっております。それに加えまして、今後、交通関係でオンデマンド交通に対するデジタル化でありますとか、あとGISの活用をした森林整備の運用、そういったものについても、取り組むことができるのかというふうに思っております。 民間におきましても、ドローンを使ったスマート農業、スマート林業、先ほどもありました鳥獣害対策につきましても、掘り起こしのほうをしております。観光、文化、それから仕事、金融等につきましても、あらゆる施策におきましてデジタルのほうを、今後、避けては通れないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 書記さん、ここで時計を止めてください。鈴木議員、休憩後に再々質問を受けますので。 ここで13時まで休憩といたします。              午後0時5分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 1番鈴木大介君の再質問に対して、答弁漏れがありましたので答弁を求めます。 くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 町のホームページの件であったように思います。 ホームページのリニューアルについては、6月議会の一般質問の町長答弁で、スマートフォン向けホームページと同時に検討していくようにお答えしたところでございます。その後、業者とも協議を行っておりますが、スマートフォン向けアプリ、外国語対応の提案もいただいております。ただ、費用対効果も含め、今後そのことについては検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 御答弁ありがとうございました。 中項目1の鳥獣被害対策につきましては、今後ともニホンジカの対策について、しっかりと対応していただきたいと思います。特に、鏡野町から鳥取に抜ける国道沿い、例えば大きな鹿が飛び出して交通事故が発生とか、通学中の子どもに体当たりをしたりとか、家の中に入ってきたりとか、そういった被害が増えてまいりますと非常に困りますので、しっかりと今後も対応をよろしくお願いいたします。 そして、中項目2のデジタル田園都市国家構想などデジタル化社会に向けた鏡野町内の取組についてでございますが、今御答弁いただきましたホームページにつきましては、町外の方から、まず最初に検索をされるのは、鏡野町のホームページであります。鏡野町の言わばデジタルの顔という立場でございますので、しっかりと対応をお願いをいたします。 そして、どうしてもホームページ内の用語について、いろいろな検索エンジンで、キーワード検索で引っかかるような対策というのも、そういった外部の業者ですと、しっかりとそういうキーワード検索向けの対応もできたホームページになると思いますので、何か検索をして、鏡野町と引かなくても鏡野町って出てくる。しっかりとそういった検索システムに引っかかる。キーワード検索で違う用語を引いても鏡野町が出てくるといった、そういった対策も、いろいろノウハウを持った民間のホームページ作成業者だったらできると思いますので、費用対効果、こちら非常に高いと思います。ぜひとも、前向きな御検討していただいて、さらなる鏡野町としての顔、これをしっかりとつくっていただきたいと思います。 そして、再々質問ですが、デジタル化、これについては現状、役場内の総括部署は総合政策室でしょうか。デジタル化について、先ほど答弁でもいただきました地方創生の各種交付金について、令和5年度からデジタル田園都市国家構想交付金に一本化されるということです。国からの交付金をしっかりと取ってくる。これが非常に重要になってくると思います。 そこで、私は例えばデジタル推進室やデジタル推進課など、抜本的な組織改革、組織の見直しが必要になってくるんではないかと思います。各課しっかりとお考えを出していただいて、それを取りまとめる本丸のような、そういった新たな組織がどうしてもこれは必要になってくるんではないかと。また、そこに先ほどの小項目の1で言いましたデジタル人材、この活用をそこに当てはめていただいて、ぜひそういった組織の改革、新たな組織再編、こちらもしっかりと進めていただきたいと思いますが、この組織改革については、町長のお考えをお聞きをしたいと思います。このデジタル田園都市国家構想につきましては、非常に取っつきづらい。デジタル、デジタルと言われてすぐに実行ができるか、そういったことはなかなか難しいと思いますが、この交付金を活用できるいいチャンスでもあります。しっかりと進めていただきたいと思います。 そこで、ここにおられる執行部の皆様、各課において、今後どういったことをデジタル化について取組ができるか、そして現状どういった取組をしているかについて、各担当課の課長の皆様に御質問させていただきたいところですが、持ち時間がちょっと足りませんので、こちらについては次回の一般質問で、皆様に今後の計画の取組として、どういった部分をデジタル化できるのか。そして、日本中探してもほかにない取組をぜひ各課の課1つずつでも新しく発見をしていただいて、次回、私の一般質問でお答えをいただければと思います。 ぜひとも、次回の一般質問では、デジタル化について皆様一言ずつお考えを述べていただきたいと思いますので、前向きな準備をよろしくお願いいたします。 それでは、先ほど言いました抜本的な組織改革について、町長のお考えをお聞かせください。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(原章倫君) 鈴木議員、デジタル改革課の創設とか、そこの部分だけでいいですか。              (1番鈴木大介君「はい」と呼ぶ) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 鈴木議員の再々質問にお答えをいたします。 組織改革、デジタルを多くうたうべきではないかということであります。 まだまだ、どちらかといえばアナログのほうが若干多い、あるいはデジタルがはっきり浮かんでこないというふうな現状であります。 国のほうに行きましても、デジタル、デジタルといえども、声は聞こえるんですけど姿が見えない。あるいは、人材がいない。デジタルゼネコンというのが今はびこっておりまして、システムをつくったほうが勝ち。恒久的に、そこにお金が入るというふうなことで、私たちも、使う側もよく考えていかなければいけない。知恵が要ると思います。 今、デジタル担当といえば、各課横断というのが必要でありますし、調整会議等々もあります。そこで十分議論を重ねながら、デジタルというものが町民に対して分断をしない。二極化しない中でするっと入っていけるような、そういうものが必要になるんであろうと、このように思います。そういう部分では、各自治体に負けないような、柔軟な対応策を考えていかなければいけないと思っておりますので、次の質問で、また後日はっきり申し上げたいと、このように思いますので、各課長さん、よろしくお願いします。 以上であります。 ○議長(原章倫君) 次に、一括方式により2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) 失礼いたします。2番岡田高幸です。 議長のお許しをいただきましたので、一括方式にて質問させていただきます。 まず、冒頭に、町長並びに執行部の皆様に再びお礼を申し上げます。 コロナ禍やウクライナ情勢による燃料費、農業資材の高騰に対して、国の政策に先立っての町独自の価格支援の交付を決めていただきまして、誠にありがとうございます。鏡野町は本当にいい町だなと実感しております、まだもらってませんけど。 さて、本題に戻らせていただきます。 まず、一般質問、大項目でございますが、移住定住促進事業について。 中項目、空き家等実態調査について。 小項目1、今年度プロポーザル公募で決定した業者の調査(A)と平成30年くらし安全課が行った調査(B)、町内の委託業者がここ何年か行ってきた業務(C)との違いをお聞かせください。 小項目2、空き家の状況は年々変化していきますが、今後も定期的に調査を実施されるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ③今回の調査結果を今後の施策にどのように生かしていくのかをお聞かせください。 中項目2、お試し住宅の整備について。 小項目1、今年度予算計上されております奥津、上齋原地区に1棟ずつの住宅整備の進捗状況をお聞かせください。 ②来年度は富地区に1棟の計画ですが、鏡野地区の整備は考えないのか、お聞かせください。 ③お試し住宅の管理運営はどこが行うのか。また、期間、家賃、対象利用者をお聞かせください。 ④中間管理住宅という制度が存在しているそうですが、先進地視察をするお考えはありませんか。 次に、中項目3、小項目①近年では移住希望者が増えていると確信しております。すぐにでも移住したい方への対応はいかがされますか、お聞かせください。 ②町内既存の集合住宅を一時的にでも利用する考えはないのか、お聞かせください。 以上でございますが、この後は質問席にて進めさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 2番岡田議員の質問にお答えをいたします。 大項目、移住定住促進事業についての御質問であります。 中項目、空き家等実態調査、小項目1の調査の違いについてのお尋ねです。 平成30年度にくらし安全課が実施いたしました調査(B)につきましては、町内にある全ての空き家を対象に、外観目視による判定を行うことによりまして、空き家等に関する諸施策の基礎資料とすることを目的としております。また、町内の委託業者が実施いたします調査(C)につきましては、くらし安全課が実施いたしました空き家調査データを基に、外観の再調査及び所有者等への意向調査を実施しております。 今回プロポーザルで決定いたしました業者の調査(A)は、現在までに把握できていない新たな空き家及び利活用可能な空き家を再調査をいたしまして、町が把握している空き家データとの一元化を図り、そのデータを基に、登記簿情報等によりまして所有者を特定し、また利活用可能な空き家に関する意向を調査するものとなっております。 続きまして、小項目2であります。 現在では、地域づくり協議会の活動で、空き家調査を実施いただいている地区もあります。今後につきましては、地域の皆さんの協力を得ながら、空き家の把握を行いたいと思っております。 続きまして、小項目3であります。 所有者が意向調査の結果によりまして、利活用を希望されている方に対しまして、既存制度の空き家情報登録制度の案内、あるいは長期お試し住宅の打診等を行いまして、移住希望者の様々なニーズに応えられる物件情報を少しでも多く提供し、移住・定住施策を実施してまいりたいと、このように思っております。 続きまして、中項目でありますお試し住宅の整備についての御質問であります。 奥津、上齋原地区の空き家所有者に意向調査を行ったところであります。奥津地区1件、上齋原地区2件の申請がございました。長期お試し住宅選定委員会を開催いたしまして、物件の確認を行いましたけれども、奥津地区1件と上齋原地区1件につきましては、改修に多大な費用がかかると判断をいたしました。現在、上齋原地区1件を長期お試し住宅として整備するよう、改修内容の設計中でありまして、10月中に入札を行いまして、改修を開始する予定であります。 次の小項目2につきましては、移住希望者のニーズの状況にもよりますけれども、令和5年度は富地区をはじめ、国庫補助を視野に入れ、3棟の整備を検討しております。鏡野地区への整備につきましても、コロナ禍の中、都市部からの移住希望者が増加しているようであります。相談内容等を分析をいたしまして、検討してまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目3であります。 現在は1件のみの整備段階のため、管理運営は町が行うことと想定しております。今後、長期お試し住宅の件数が増えてきた際には、管理運営を外部に委託することも検討しております。賃貸期間につきましては、1年単位、最長10年間を単位更新で運営してまいります。家賃につきましては、改修の金額により設定したいと、このように考えておりますが、現段階では決まっておりませんけれども、月額2万円程度が適当であろうというふうなことを考えております。また、対象者につきましては、町外からの転入者を対象といたしますが、災害発生時には帰宅困難者にも貸し出せるような制度を検討してまいりたいと、このように思っております。 次の項目4につきましては、コロナ禍ということもあります。視察はできておりませんが、先進的に中間管理住宅を設置している自治体のホームページと、不明な点につきましては電話等で問合せを行いまして、住宅整備に関しましての情報収集を行っているところであります。 次の中項目、急を要する案件の取扱いについてという質問であります。 小項目1でありますけれども、現在、移住希望者に紹介できる空き家につきましては、賃貸を含め32件ございます。また、移住・定住総合相談窓口におきまして、民間の賃貸物件の紹介も行っております。しかしながら、より多くの移住希望者を受け入れるためには、利活用可能な新たな物件の掘り起こしが急務でございます。令和4年度に実施しております空き家の意向調査によりまして、移住希望者のニーズに幅広く対応してまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目2でありますけれども、現時点では、町として既存の集合住宅等を借り受けるなどの一時的な利用は考えておりません。小項目1でもお答えしたとおり、民間が所有するアパート等の賃貸物件などを紹介しております。契約内容によりましては、短期間での入居は困難な場合もございます。御利用いただきたいと、このように思っております。 また、一部の町営住宅につきましても、移住希望者の受入れが可能と考えております。町といたしましても、より多くの移住希望者に鏡野町を知っていただくために、賃貸に対応できる空き家を掘り起こしを行いまして、移住・定住総合相談窓口のホームページ等におきまして、民間の賃貸物件あるいは町営住宅等の詳細な情報を提供してまいりたいと考えております。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) 御丁寧な答弁、ありがとうございました。 突き詰めて再質問していくような内容はほぼないんですが、1点、2点、今回の調査業者に大家、地主までの交渉をお願いするのか。それとも、町がそれを担当するのか。既存の委託業者にも聞き取りをさせてもらったら、空き家はある。ただ、大家との交渉が一番難航するんだと。その辺が一番大変なんだという声を聞いております。その辺を業者にお任せできるのか、それとも町が担当するのか、それとも今までのように委託業者に丸投げするのか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいなと思います。 小項目1の2は、随時調査を行っていくということで理解しておきます。 1の3、移住者に対しての情報公開は、今までどおりしっかりとやっていただけるということで理解します。 それから、中項目2、未着手の理由も理解をいたしました。ただ、経費がかかるから見送るというのは、事業が始まってから判断するべきことではないと思うんで、予算を取ったということは事業が始まるという意味だろうと僕は理解したんですけど、そうでなかったのかなと。今後、このようなことがないように、しっかりと調査をしていただいて、予算を含めて事業展開をしていただきたいなと思います。鏡野地区についても、短期のお試し住宅が1軒あるのは認識しておりますが、長期的なものを今後何件か、早急に考えられているのか。その辺をちょっとだけお聞かせください。 それから、近隣の自治体にお手本となるべきところがたくさんあるんです。特に盛んなのは、四国です。こちらのほうも、かなりすばらしい活動をされておるようでございます。近々では、一番近くでは西粟倉、ここが移住者の迎え入れ体制が非常にできているというふうに聞いております。その辺も勉強の対象にしていただいたらなと思っております。ですから、もう再質問という形ではなく、理解させていただきます。 中項目3の急を要する案件の扱いについてですが、私、今PLANT内に事務所を置いておりますカガミノミライ、これの前身であります、かがみのツーリズム研究会、ここの初代の会長でございまして、そのときから移住者の迎え入れを結構やってきました。最近では離れておりまして、なかなか活動に参加できてないんですけど、僕が知る限りで、僕の直接話したお客さんの中に、ここ数年で1件、津山市に流れました。もう一件は真庭市に流れました。これ、理由はすぐに住むところがないということでした。アパートもあるんですけど、アパートに一旦越して、また引っ越しというのもネックになるようで、その辺を加味していただいて、早急に中期のお試し住宅の整備をしていただければなと思います。 ですから、再質問としてはもう一件のみです。大家、地主との交渉をしていただけるのかなと。 最後に、お願いしたいことが1件ございます。人口減少、若者の都市流出、それから限界集落問題の解決のため、危機感を共有して、スピード感を持って事業を展開していただきたいと思います。また、住居問題が全てではないと思います。仕事の創出も大きな課題になろうかと思います。この辺のところは、次回、また質問に立たせていただきたいと思いますが、ぜひとも町長の本気度の見せどころだと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、失礼いたします。岡田議員の再質問にお答えをさせていただきます。 空き家実態調査についてというところ、小項目1、所有者との貸し借り、売買についての交渉についてということでございます。 今年の空き家実態調査につきましては、登記簿情報を取りまして、この登記簿情報によって所有者の皆様に意向調査を実施したいと考えておりますことから、従前の調査よりはたくさんの方からの御回答がいただけるのではないかと思っておるところです。 そういうところも併せまして、調査ではっきりしないところにつきましては、役場内でまた地区の方々とか区長様、そういう方にお話を伺いながら調査を実施をしていきたいと思いますけれども、その結果によりまして、あとは、交渉については、委託業者の方にお願いをするということではなくて、役場のほうで、例えばお試し住宅が必要であれば、お試し住宅に関わることについて詳細な交渉をしていきたいと思っておりますし、また先ほども言われたとおり、賃貸の物件がとても手薄で、賃貸の物件で一時的に入居していただくようなことも考えていかないといけないと思っておりますので、その辺も併せまして、所有者の方と役場の職員とで交渉していければと、このように考えております。 以上です。              (2番岡田高幸君「ありがとうございました」と呼ぶ) ○議長(原章倫君) 以上で2番岡田高幸君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 10番片田八重美です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一問一答方式で質問をさせていただきます。 大項目、快適な生活環境の里づくりについて。 中項目、JRE鏡野風力発電事業計画について。 小項目、3月会議、6月会議でそれぞれの議員が風力発電事業について一般質問をされております。羽出西谷地区、富地区に合わせて25基の風車の設置が予定されていること。その土地の大半が国有林であり、所有者は国、岡山県、鏡野町、羽出財産区、富財産区、西谷上自治会、上分自治会、羽出西谷下自治会及び個人の所有地であることは、前回までの答弁で確認しております。 ただ、この事業を進める上で最も重要なことは、町民に知ってもらうことであると思っております。果たして、現時点でどれくらいの町民がこのことを知っているのでしょうか。最近になり、少しずつ地域からの声が聞こえ始めましたが、その声は様々でございます。雄大で美しい自然を保有する鏡野町にとって、どう判断することが賢明なのか。設置後、後世に不安を残さないためにも、責任ある判断が必要に思われます。その判断は土地所有者だけですることなのでしょうか。そこには、行政の導きも必要ではないのでしょうか。町長の所見を伺いたいと思います。 小項目の①この事業計画についてどれくらいの町民が認識されているのか、把握をされていますか。 ②まずは町民にこの事業を知ってもらうことが何より重要なことでございますが、まだまだ情報が行き届いていないのが現状であります。町民に知れ渡るよう、町ができる告知方法があるとしたらどのようなことが挙げられますか。 ③業者は事業内容を決定するに当たり、調査、予測、評価を行い、結果を公表し、公共団体などから意見を求めます。既に、計画段階配慮書、影響評価方法書まで進んでおります。その際に、県知事、関係市町村長の意見書も提出されます。町は何に基づいて意見書を作られていますか。また、町民の声はその意見書に反映されているのでしょうか。 ④現在事業を進める中で、事業者はどこを窓口にして環境調査や報告などを行っているのでしょうか。 ⑤事業主体が町でないことから、業者から富地区、羽出地区の区長幹事に事業の相談が来ていると聞いております。町は、この事業を区長幹事に委ねているのでしょうか。もし、委ねているとしたら、どこまで委ねる事業なのでしょうか。これは当たり前のことなのでしょうか。 ⑥鏡野町は恵まれた自然環境を町民共有の財産として認識し、次世代へ引き継いでいくとともに、全ての町民が安心・安全で快適に暮らせるよう、環境整備を進めることを目指していますと総合計画にもあります。さらには、岡山県下でも数本の指に入ると言われている、景観の美しい鏡野町だと思っております。その山並みに25基の風車が設置されることは大変大きな事業であり、大規模な開発であると思います。町民の正しい判断を仰ぐには、声が届きやすい窓口が必要であり、行政と連携が取れる体制が必要に思います。富地区、奥津地区の各振興センターには、窓口をつくっていただきたいと思っております。町長の所見を伺います。 ⑦異常気象が続く現在の状況を考えると、想定外の災害も予測されます。工事開始から風車設置後の20年間の責任の所在は業者にあると思っておりますが、撤去後の責任の所在はどこになるのでしょうか。 ⑧例えば、町民の総意で事業が導入されたとします。風車25基に対して20年間、固定資産税が町に入ることになります。その一部をもしかの備えに風力基金という名目で積み立てておくような、20年先のことになりますけども、そんな使い方は可能でしょうか。そのような考えはありませんか。 以上が私の質問です。この後の質問につきましては、質問席において質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 片田議員の質問にお答えをいたします。午前中の質問で、難波議員の質問にも答えたところであります。 大項目、快適な生活環境の里づくりについての御質問でありまして、中項目、仮称でありますけれども、JRE鏡野風力発電事業計画についての①でありますけれども、この事業計画につきましては、どれくらいの町民が認識しているのか、把握しておりませんけれども、事業者が住民説明会等を実施した記録を申し上げます。令和3年9月14日の富地区、区長あるいは羽出、羽出西谷自治会長に対しましての説明会に、合計15名の参加がありました。令和3年11月27日の富地区の地区長及び役員に対しての説明会には、12名の参加があったと伺っております。そして、同年、令和3年12月5日の羽出西谷上の自治会住民に対しての説明会に、16名の参加があったと伺っております。令和3年12月10日に、コロナ禍の対応を勘案いたしまして、要望がありました富地区住民向けに事業説明資料を回覧をしていただいております。また、同日に羽出地区の自治会に対しまして、事業説明資料を全戸配布しております。 環境影響評価方法書に関する説明会につきましては、令和4年4月9日に富地区に対しまして説明会を開き、28名の参加がありました。令和4年4月10日の羽出地区に対しての説明会には22名の参加。令和4年6月14日の鏡野遊歩会に対しての説明会に5名の参加。令和4年6月15日の上齋原ふるさと掘り起こし委員会に対しましての説明会には1名の参加。また、同日、鏡野ノルディックウオーク同好会に対しての説明会に1名の参加があったと聞いております。 説明会に参加された方の人数は、先ほど申し上げたとおりでありますけれども、関係地区へ全戸配布した資料、あるいは回覧した資料などで認識された住民もおられると聞いております。 事業者が実施したもので、町が把握しているものは以上であります。 また、町民に対しましては、環境影響評価配慮書の縦覧が令和3年12月16日から令和4年1月20日まで行いまして、縦覧の公告は令和3年12月号の広報紙と、山陽新聞には令和3年12月15日に掲載されております。環境影響評価方法書の縦覧は、令和4年3月31日から令和4年5月2日まで行いまして、縦覧の公告は縦覧期間中に町のホームページへ、また山陽新聞には令和4年3月31日に掲載されております。 次に、小項目2でありますが、今後この事業が進んでいけば、着工までに環境影響評価準備書あるいは評価書の縦覧の情報は、広報紙あるいは町ホームページ等で町民の皆様にお知らせすることとなります。その他の本事業の告知につきましては、事業者がすべきと考えております。 続きまして、小項目2であります。 令和4年4月に、岡山県から鏡野町に対しまして、本事業に係る環境影響評価方法書に対する意見照会がございました。森林法、県文化財保護条例など各法令の所管部署の意見を酌み取りまして、岡山県に回答したところであります。町民も含め、一般の方の御意見は、縦覧期間中に、くらし安全課及び各振興センターに設置しておりました意見箱に提出がありました。意見箱は直接県に提出しているため、県の意見に反映されているものと考えております。 続きまして、小項目4であります。 環境影響評価の窓口は、経済産業省は電力安全課で、岡山県は環境文化部環境企画課であります。 続きまして、小項目5であります。 町が区長幹事に本事業を委ねているということはありません。事業者が富、羽出地区での説明会開催の連絡と、必要な情報を届ける役割を区長幹事にお願いしているものと理解しております。 続きまして、小項目6でありますが、振興センターに職員はおりますので、各振興センターに意見を届けていただければ、くらし安全課まで意見が届くと思います。 次に、小項目7であります。 風車等施設の撤去後の責任は土地所有者にあると考えますけれども、撤去時の瑕疵の度合い、あるいは事業者と土地所有者の契約内容等により異なるものと考えます。 次に、小項目8であります。 制度的には可能でありますけれども、本事業はまだ計画中でございます。基金の積立ては現在のところ、考えていないというとこであります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 答弁ありがとうございました。 冒頭に申し上げましたように、3月とか6月、先ほどの難波議員もこの質問をしております。 私も、人ごとではないと思うようになりまして、今回に至ったわけなんですけども、どれぐらいの町民が認識されているのか、把握されていますかという質問をまずさせていただきましたところ、認識はしておりませんということでした。ただ、説明会がずっと、これは列記されておりますとおりで、実は私も今年4月9日の富地域に対しての説明会には出席をさせてもらって、初めてそのさわりを聞かせてもらったという経緯はあります。 ですから、認識はしていないということではあるんですけども、関係団体とか、そういったところにも逐次連絡がしてあるということは分かったんですが、何分にも参加されている方がそんなに多くの人ではないということですよね。町が事業主体ではないので、これについて、町のほうからどんどんどんどん言ってくださいということは、できないことは分かるんですが、何か方法があるんではないかなという気はいたします。 地区内に93名、区長さんがいらっしゃいますが、そのうち幹事が12名、全ての区長さんにこの事業は伝わっているのでしょうか、改めてお聞きしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) それは当然、伝わっていると思います。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 少し前に、幾人かの区長さんにも確認はしてみたんですが、関心がないのか分かりませんけども、まだ安気に構えていらっしゃって、漠然としたこと、あまり知らないという、ほとんど知らないという方もいらっしゃったので、大変これは気になるところでございます。どうしろと言うわけにはいかないと思うんですが、把握されているか、してないかという質問のところでは、まあまあ理解をいたしました。 2番目の、この事業が進んでいくことによって、町ができる告知方法がありますかという質問をいたしました。 町民には、町としては、広報紙や町のホームページに知らせているということでございますが、もっと町民皆さんが関心が持てるように、鏡野テレビなんかも、そういったところで告知するというようなお考えはないのでしょうか。これは、事業主体が違うからできないっていうのは分かるんですが、告知方法として、皆さんに知っていただくということが一番であると私は思ってますので、例えば町民の皆さんが目につくように、広報紙にももっともっと掲載するとか、鏡野テレビを使うとかというようなお考えは、今後はありませんか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 片田議員の質問にお答えいたします。 今後、町として住民の方々にお知らせする機会としては、町長答弁の中にもありましたが、準備書、評価書の縦覧についての公告については、しなくてはならないことになるものと思います。その際、議員のほうから今お話がありましたテレビについて、広報することについては、業者がすることでございますので、業者のほうにそのような意見があったということは伝えてみたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) これから日がたつと、もっともっといろんな声が町のほうにも届くようになるんではないかなと思うんですが、町が声を出す、告知するとしたら、広報紙とか、ホームページとか、鏡野テレビということになろうかと思いますけども、例えば広報紙なんかにも、これ大変大きな事業だと思いますので、段階的に紹介するなど、シリーズ化させるとかというような、そういった考え、私はそれが大事ではないかと。知っていただく、判断する上での材料とすることにもつながるので、大事だと思っているんですが、そういったことはどんどん私はやってほしいなと思うんですが、もう一度お聞きしますが、そういう考えはございませんか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 難波議員にもお答えしたんですけれども、この件につきましては、非常にデリケートなところであります。資源が入らない、あるいはエネルギーの供給に当たっては、皆さん生活にも大分支障があるというふうな中で、判断せざるを得ない、あるいは広報等につきましても、再生エネルギーの件ですから、どちらかに偏る方法というのは差異があろうと、このように思います。ですから、十分議論しながら広報はしなければいけないというふうなことで、方法につきましてはいろいろな段階で考慮していきたいと、このように考えております。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) そういうふうな捉え方として、今後、多分ますますいろんな声が出てくると思いますので、対応をよろしくお願いしたいと思います。ぜひとも、町民の皆さんに、いろいろ行き渡るように、業者のほうに言われてされているとは思いますが、町としてもそういう努力をしていただければと願っておりますので、よろしくお願いいたします。 3番目の質問で、何に基づいて意見書を作られているかとか、町民の声が意見書に反映されてるかという質問をいたしました。これにつきましては、環境評価方法書等に対する意見照会があって、森林法とか各法令の所管部署の意見を酌み取って県に回答するということで、理解をいたしました。 3番目はいいんですが、4番目に行きたいと思います。 4番目のどこを窓口に環境調整や報告などを行っているかという私の質問に、窓口が経済産業省電力安全課、岡山県は環境文化部環境企画課でありますという御回答です。でも、町としては窓口が明確ではないんですけども、今、町には事業者からのお知らせや相談、環境調査の報告などは、どこが窓口になっているのでしょうか。そういう報告、相談なんかはどこに入っているんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 環境影響評価案に対する窓口といたしましては、くらし安全課のほうに縦覧書とか、評価書とか届いて、縦覧とかもしておりますので、環境影響評価のほうの担当としましては、くらし安全課であります。 それから、環境影響評価を事業者が進めていく上で、地元の土地の所有者を訪ねたりだとか、これから現場に入る連絡とかっていうものについては、こちらに入ったり、それから各、富の振興センターであったり、奥津の振興センターであったりに入って、連絡とかもする場合もございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 今のところ、まちづくり課ということで……。 ○議長(原章倫君) くらし安全課。 ◆10番(片田八重美君) すいません。くらし安全課ということで、分かりました。 次に、⑤になるんですが、私の質問が、この事業は区長幹事にどこまで委ねている事業なのかという質問なんですが、回答によりますと、本事業を委ねているんではなくて、説明会開催の連絡とか、必要な情報を届ける役割を区長幹事にお願いしているものと理解しておりますということでした。今現在はそういうことだという回答でございますが、果たして現場のほうは、区長幹事さんたち、少し地元でも、それを認識されているのかどうか、区長幹事さんたちはどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。地元に、地区に混乱を招いたりはしていないのでしょうか、そこをちょっとお聞きしたいと思います。              (町長山崎親男君「反問権」と呼ぶ) ○議長(原章倫君) 認めます。 山崎町長。 反問権行使だそうです。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) お尋ねをいたします。 お尋ねになられた区長幹事さんは、片田議員に対して……。 ○議長(原章倫君) ちょっと時間を止めて。 ◎町長(山崎親男君) どのようなことを求められていたんでしょうか。 ○議長(原章倫君) よろしいか。 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 久しぶりに反問権をいただきました。 別に、私に何も求めてはおりません。ただ、説明会へ行ったりとか、それから地元の方たちの声を聞いているときに、実は区長幹事さんも戸惑っていらっしゃるんですよっていうようなことが聞き取りの中であったんです、町長の耳には入ってないかどうか知りませんが。こんなに大きな事業をわしらに、知らんという言葉は変ですけども、区長幹事として窓口になることが本当にいいのだろうかっていうようなことがあったものですから、この質問をさせていただいたんです。じゃ、区長幹事さんにはどこまで町が委ねているのかなということをお聞きしたかったので、そのような経緯を経てお聞きをいたしました。 ○議長(原章倫君) よろしいか。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ある区長幹事さんと話をしました。町は事業主体ではありませんので、立場上、説明会に行って、反対とか、賛成とかの立場では出席できませんし、むしろ知らないことを知ったふりで物事は言えませんし、これは事業に関わることですので、私が、あるいは行政が進んで出るべきでないということを申し上げました。ですから、その区長幹事さんも分かっておられると思います。 ただ、業者さんのほうから、どのように区長幹事さんのほうにお願いされたかというのは、知る由もございません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 今の続きでいいんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 続けてください。 ◆10番(片田八重美君) 区長幹事さんは12名いらっしゃいますから、町長さんに対してはどなたの区長幹事さんかは知りませんけども、戸惑っていることは事実です。 どのように、区長幹事ですから、地区全体を網羅するのが当然でしょうけども、その声を皆さんに、この大きな事業を判断するには、ちょっと戸惑いがあるというふうなことを言われている幹事さんもいらっしゃいましたので、この質問を聞いたわけです。ですが、町のほうとしては、全部委ねているわけではないということで理解はできましたが、この質問、事業主体じゃないところからなかなか難しいことなんですが、私が言いたいのは、実は私もこのことに対して、いいとか悪いとかそういった立場ではなく、難波議員が質問されたときも、町長は中立の立場ですって言われました。私も、実はそうなんです。判断もつきませんし、これから先20年、工事から始まるともう30年ぐらいかかりますから、この先の後世に汚点を残さないためにも、どのように判断させるのが一番いいのかなということでこの質問をさせてもらったんですが、12名の区長幹事さんたちが本当にこのことを真剣に網羅されて、真剣に取り組まれて、言い方が悪いんですけど、されているのであれば、私も安心して判断を待てばいいのかなと思っております。何か、変な質問になりました。すいません。 ○議長(原章倫君) ここで休憩を取ります。 14時10分まで休憩といたします。              午後2時1分 休憩              午後2時10分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 小項目6に行きます。 小項目6の質問は、町民の正しい判断を仰ぐには、声が届きやすい窓口が必要という私の認識で、行政と連携が取れる体制が必要と思いますということで、富地区とか、奥津地区の各振興センターに窓口をつくっていただいたらどうかという質問をいたしました。回答のほうが、答弁書によりますと、各振興センターには職員がおりますので、意見を届けていただければ、くらし安全課まで意見が届きますという回答でございます。これはとてもいいことだと思っております。 これ、なぜこの質問をしたかという、今回のこの質問の理由は、私、実際にあった話なんですが、民間の自然保護団体の方が自然環境に関する資料を配りたいと。地区の皆さんに配布したいということがありました。まず、その窓口がなかなか分からなかった。その方も、町外の方ですからというのもあったんでしょうけども、あっちへ行きなさい。こっちへ行きなさい。こっちじゃありません。あっちじゃありませんというところから、やっとたどり着いたという経緯があったようです。何日かかかったというふうに聞いております。これだけでも、そういう所在が明確でないから、そういうことが起きるんだなと思うことで、今回の質問をさせていただきましたが、来ていただければ各センターで、職員がいるので意見を届けるというふうに言われておりますが、毎日やる仕事ではないにしても、各センターに、窓口に何か分かるようなものを貼られて、誰か一人、担当というものをつけられるような、今はなっていないと思うんですが、そういったことは、お考えはないでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 片田議員の質問にお答えします。 今後、次々たくさんの意見とか、要望とかが振興センターとかに出てくるような事態になりましたら、そういったことについて検討していくことが必要ではないかとは思いますけれども、今の段階では、まだそういう状況ではないのかなと考えておりますので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ありがとうございます。 状況を見ながら、そういったことも視野に入れていただければ、町民の方も、窓口があることだけでも安心すると思います。声が届きやすいと思いますので、御検討をお願いしたいと思います。 次の7番目の質問なんですが、工事開始から風車設置後の20年間の責任の所在は業者にあるということですけども、これから建てられて撤去後の責任の所在はどこになるんでしょうかという質問をいたしました。そういたしますと、答弁書によると、事業者と土地所有者の契約内容等により異なるものと考えますということでございます。今22年で、全体スケジュールからいくと25年、今予定ですから。予定をいただいたのを見ると、25年から工事を開始して、28年ぐらいから稼働ということで、その後、20年間ということですから、30年近くたった先の話になりますけども、大変大きな事業であり、責任ある判断になると思います。30年後の災害補償とか健康補償まで考えなければならないという、これはそれぞれの契約者が考えることなんでしょうけども、町としてはそうしたことの指導といえばおかしいんでしょう。事業主体でないからまた指導、そういうことはできないということになるんでしょうけど、そういったことの何か、これから先起きてくることを考えると、そういった説明会なり、指導会みたいなものは、考えられているんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 片田議員の質問にお答えします。 先のことなので分かりませんけれども、基本的には事業者と土地所有者の契約条項の中で、そういったことについてはうたわれるべきものであると思います。 大半が国有林でありますので、我々よりか詳しい国が判断することですので、そこについて、町がどうしなさいっていうようなことは、意見書のほうでは、撤去後についてこういうことをしなさいというようなことは、先ほど難波議員の質問でも答えましたけれども、意見として述べているところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。
    ◆10番(片田八重美君) 先のことではありますけど、そういったことも視野に入れながら、町によろしくというのも変なかも分かりませんけども、町から業者さんのほうに伝えるとか、そういったことも含めてよろしくお願いしたいと思います。 最後の8番目の質問につきましては、これもできた、町民の総意で25基建った場合の20年間の固定資産税が町に入るということからのあれですが、そういった基金の積立てということはどうでしょうかという質問には、考えておりませんという回答をいただきました。状況が刻々と変わってくると思います。町にもいろんな声が入ってきたりするようになると思いますので、町のほうも柔軟な対応でよろしくお願いしたいと思います。これは質問ではありません。 もう、最後になりますが、今日、大変自分の中でも、事業主体でない町の、この風力発電を質問するに当たっては、すごい迷いがあって、混乱する部分もありましたし、町長のほうにも迷惑をかけたり、これを聞かれた区長幹事さんたちも迷惑になったとは思いますけども、私が言いたかったことは、町民にこの事業をどうしても知ってもらう働きかけをしてほしい。富、奥津の各センターに窓口をつくってほしい。これが私の今回の質問の願いでありました。 最後に、いろんな意見を聞いておりますと私も申しましたので、1つだけ、ある町民の会の声が届いておりますのでお聞きください。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君、何番に戻ったんですか、分からないので。 ◆10番(片田八重美君) いや、もう8番で。 ○議長(原章倫君) 総括で。最後の、もうそれだけは。 ◆10番(片田八重美君) 最後で終わらせていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 許可します。 ◆10番(片田八重美君) これだけは聞いていただきたいと思います。 町民のある会の声です。 十分な話合いがなされないまま、住民置き去りで計画が進んでいることがとても不安です。風力発電計画は、国が導入を後押しする形で、全国で急増しています。温暖化対策として、再生可能エネルギーを導入することは必要なことですが、そのために自然を破壊することは矛盾を感じます。風力発電の耐用年数はたった20年です。事業者は20年後の原状復帰をうたいますが、天然林を伐採して元の森に戻るのは400年かかると言われています。目先の利益のために、貴重な自然環境、そして私たちの生活、健康を犠牲にしてもいいのでしょうか。JRE、行政、地域の方、専門家を交えた話合いの場を求めたいです。風力発電のことを一緒に考えさせてください。 ある会の方の切実なる今の意見です。町長に聞いてほしかったので言わせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。 これで終わります。 ○議長(原章倫君) 片田議員、そういう発言の場合はその項目でお願いします、今後は。              (10番片田八重美君「失礼しました」と呼ぶ) 以上で10番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせております。 それでは、早速、大項目ですけど、国民宿舎いつきについて。 中項目、閉館について。 ①広報6月号、6月議会で発表したが、いつ頃どこで決められたのか。町長の判断なんでしょうか。 ②2020年を振り返り、指定管理者施設管理評価結果では、担当課はD評定、委員会はC評定であったが、町長としてこれをどのように捉えていたのか。改善への取組を促しましたか。 次、新宿泊施設について。 ①いつきに代わる宿泊施設建築を発表しましたが、いつ頃、どこで決められましたのか。町長の意向なのですか。 大項目、町指定管理者、鏡野光サービス。 中項目、役員について。 ①2013年会社設立後の役員変更はありましたか。 2、役員の本店、本社は、鏡野町井坂495への勤務実態はどうなっていますか。 3、役員への報酬はどうなっていますか。 続いて、株式について。 ①発行済株式の総数は幾らですか。変更はありますか。 ②町は株式を保有していますか。 続いて、大項目、(仮称)JRE鏡野風力発電事業。 予定地選定について。 ①事業者は町に対して予定地選定の理由、根拠をどのように説明されましたか。 環境影響評価方法書について。 ①事業者の方法書について、町長はどう捉え、審査し、町長意見としてどのように反映させて県知事に提出しましたか。 ②経済産業大臣への知事意見を町長としてどう捉え、事業者にどう対処するのでしょうか。 地域住民説明会について。 ①今までも出てきたんですけど、地域住民への説明が不十分と思います。町長は、住民意見を述べる場として説明会を要請すべきと考えますが、どうでしょうか。 大項目、特定外来生物防除、駆除。 改正特定外来生物法について。 ①5月に成立した改正特定外来生物法では、特定外来生物対策が自治体(町)の責務と明記されましたが、町としてこれから拡大防止、防除、駆除の取組はどうされますか。 オオキンケイギクの駆除について。 町内に、既に自生、定着しているオオキンケイギクの駆除を町民に広報し、行政と町民の協働で町の自然環境を守る取組の第一歩としてはどうでしょうか。 以上、壇上で質問させていただきまして、あとは後ろへ下がって質問の答弁を受けたいと思います。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 6番花房議員の御質問にお答えをいたします。 大項目、国民宿舎いつきについての御質問であります。 中項目、閉館について。 小項目であります国民宿舎いつきの閉館、これにつきましては6月会議冒頭でも申し上げましたとおりであります。大規模改築から25年が経過したわけであります。利用者のニーズも変わりつつある中、施設の老朽化が著しく、修繕工事を重ねてまいりました。そのたびに予算もつけてきたわけでありますけれども、抜本的な解決にはつながらず、指定管理者であります一般財団法人上齋原振興公社内でも協議を重ねたところであります。最終判断は本年4月7日、私、町長が行ったところであります。 続きまして、小項目2であります。 評価結果につきましては、担当課といたしましては、利用客数が数年にわたりまして逓減していること、あるいは収支赤字が連続して5年以上続いているということから、D判定といたしましたけれども、評価委員会としては、コロナ禍であり、抜本的な改善ではなく一部改善が必要と、このように判断され、C判定等としたものであります。 改善の取組への働きかけであります。 積極的な運営、特に新たなスポットである高清水トレイルを利用した宿泊パック、あるいは文化スポーツ合宿等のプロモーション等への取組の提案を行ってまいりました。実際に、関西圏などへのPRも行ったようでありますが、現コロナ禍での現状は議員も御理解いただけると、このように思います。 続きまして、中項目であります新宿泊施設についての御質問であります。 公に発表したことはありませんが、6月会議で、冒頭及び一般質問で、方向性につきましては答弁させていただいたとおりであります。この方向性につきましては、国民宿舎いつきの閉館を決める段階で、町の一つの案として検討しておりまして、これも6月会議で申し上げましたが、今後、早急に国の交付金等を受けまして、計画策定を行ってまいりたいと考えております。 続きまして、大項目であります町指定管理者、鏡野光サービスの件であります。 役員についての質問で、小項目1であります。 株式会社鏡野光サービスは、鏡野町地域情報通信施設整備運営事業のために設立されたSPC(特別目的会社)であります。代表企業につきましては株式会社NTTデータ、構成員は日本コムシス株式会社、そして株式会社オービス、株式会社リレーションとなっております。株式会社鏡野光サービスからは、会社設立後の役員変更時に、それぞれ書面にて報告を受けております。 次に、小項目2、3でありますけれども、役員については非常勤であるために勤務実態はなく、報酬は無報酬と伺っております。 続きまして、中項目、株式についての御質問であります。 これは決算書にも、普通でしたら決算書にある、御案内のようにありません。そういうことから、これまで変更はございません。鏡野町の保有はございません。令和3年度の当社の決算書類によりますところ、1,000株となっておるということであります。 続きまして、大項目であります(仮称)JRE鏡野風力発電事業の件であります。 中項目であります予定地選定についてというふうなことで、小項目1についてであります。 事業者は、予定地の選定理由を次の3点に上げていると説明しております。 1点目であります。 NEDO、皆さん御承知のように、これは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が公開をしております局所風況マップによると、年平均風速が高いこと。風のエネルギーを電力として効率的に利用するための地理的な利点があると考えられること。 2点目であります。 発電事業では、発電した電気を送電線に送る必要がございます。事業予定地の近辺に送電線が立地しておりまして、送電の接続が可能であると考えること。 3点目であります。 風車は大型であるため、事業区域まで輸送が可能か机上で調査をいたしまして、一部既存道路の拡幅が必要な箇所はありますけれども、運搬可能であると考えられること。 事業者は、以上3点を予定地の選定理由として説明をいたしております。 続きまして、中項目であります環境影響評価方法書についての御質問であります。 小項目1でありますが、先ほど片田議員に答弁した内容と同じであります。 続きまして、小項目2であります。 環境影響の回避または低減に努めるようなどの知事意見を参考にいたしまして、事業者が今後実施する調査の結果をまとめた環境影響評価準備書に対する町の意見を述べてまいります。 次に、中項目、地域住民説明会についての御質問であります。 これは、小項目1でありますけれども、先ほど難波議員に答弁したとおりであります。 続きまして、大項目であります特定外来生物防除、駆除の御質問であります。 中項目、改正特定外来生物法についての御質問であります。 小項目1であります。 今年5月に改正されました特定外来生物法によりますと、国と地方公共団体による防除対策の円滑化による強化のため、国の防除体制に加えまして、都道府県は特定外来生物による被害防止のために必要な措置を講ずるとされてまいりました。また、市町村においては、都道府県の施策に準じて、被害防止のために必要な措置を講ずる努力義務が課せられたところであります。 なお、この法律の施行は、立入り権限の拡充及び輸入品等の検査対象の拡充の規定について、公布の日から3月以内、その他の規定につきましては1年以内の政令で定める日となっております。現在、岡山県では改正法施行に向けまして、必要な措置が検討されると聞いております。本町におきましても、改正法に従いまして、都道府県の施策に準じまして必要な措置を検討してまいりたいと考えております。議員の皆さんにも御協力をお願いをいたします。 次に、中項目、オオキンケイギクの駆除についての御質問であります。 小項目1でありますけれども、オオキンケイギクにつきましては、町内でも道路及び河川沿いなどに自生している様子を度々見受けます。道路沿いに、コスモスによく似た植物であります。全国的に見ても、自生は定着しております。現状におきまして、駆除することは極めて困難と見えます。駆除につきましては、各地域で可能な範囲での対応をお願いしたいと考えております。 以前も広報紙、これは平成24年6月と平成30年5月、またホームページでも令和元年6月で啓発しております。今後も啓発を続けていきたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、一問一答で質問させていただきます。 最初に、国民宿舎いつきについてというとこですけども、老朽化が25年たって、進んでいたということで、4月に大体考えながら町長が決断したというわけですけど、25年、これはもうある程度、閉館しようという考えが前からあったということでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 前からあったというのは、前は新しかったんです。25年もたって、かなり老朽化が目立ち出したというふうなこと。それから、漏水もございましたし、様々なアクシデントがございました。そのたびに改修を重ねてきたというふうなことでありますけども、これが新たな展開には至らなかった。改修しても改修しても追いつかなかったというふうなことで、こういう結果になったというふうなことであります。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 振り返りの説明を受けたんですけども、振り返りのときに評価が非常によくない結果を生み出しているわけで、これコロナの影響もあったということも伺ったわけですけども、全体として、このいつきの経営状態というのは、コロナと関係なしでも悪化していたと判断されますか。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚議員、これは2番にもう移っていますか。              (6番花房 尚君「2番です」と呼ぶ) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 花房議員の御質問にお答えさせていただきます。 いつきの経営状況でございます。 こちらにつきましては昨年度、臨時の支援金を支出させていただいたときにも御説明をさせていただいたと思います。コロナの影響は当然ながらあるところではございますけど、ここ5年間の収支につきましても、マイナス2,000万円というような状況でございまして、先ほど町長が申し上げたとおり、利用者のニーズが大分変わったというところもございます。こういったところを加味しまして、閉館という結論に達したということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 続いて、次の新宿泊施設ですけども、ある程度そういうことも考えているけど決定事項ではないと思うんですけども、僕としては今言ったように、新しい宿泊施設を建築するにおいても、ある程度、以前のいつきの在り方についての検証をしながらやらなければいけないと思うんですけど、そこはどう思われますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そのとおりでございます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) そのとおりということですので、ぜひとも建設の検討委員会を立ち上げて、いろんな人の意見を聞きながら、新しい施設を造るのであれば、これ、国の補助金も入るということなんですけども、実際にスタートすると、指定管理施設になった場合は、町から維持管理費が支出されますので、その辺のところを非常に危惧するわけですけども、ぜひとも全体的な委員会をつくっていただきたいと思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほど花房議員が申されたのは、いつきがこういうふうになったというふうなことの検証を行うというふうなことで、私はそのとおりだと申し上げたところであります。ただ、新しい施設につきましては、様々な要件がありますので、その都度、検討させていただきます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 新しいものをつくること自体で、それに生まれる、例として高清水トレイルの活用とか……ぜひともそこら辺のところをトータルに考えて、建築の検討をしていただきたいと思います。これはお願いです。 もう、次。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) すいません。それでは、次の鏡野光サービスについてですけれども、役員も勤務実態は非常勤で、報酬もないということです。データによると、代表企業はNTTデータで、あと構成員はというように聞いたわけですけども、実際に鏡野光サービスの決算報告は出ていますね。これは、鏡野光サービスが会社として出しているものと考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 失礼します。花房議員の質問にお答えします。 今の光サービスの事業につきましては、年1回モニタリングを行っておりまして、その中で光サービスの決算書を役場のほうへ提出するようになっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 分かりました。 どうもここの、鏡野町として予算がかなりの額をここに、鏡野光サービスのほうに出しているわけで、その辺のところのお金の動きというか、予算の執行の動きというのを知りたかったわけですけども、今、答弁がありまして、モニタリングを適切に実施してるということで、安心しました。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) じゃ、続いて次に行きたいと思います。 株式なんですけども、発行総数は1,000株で変更はないということになっています。株式については、これは、町が保有していないというのは例の決算書でも分かったわけですけども、この保有している部分については、これは全然シークレットなんでしょうか。保有している、町は株式を保有してませんね、これは。ほんなら、それはよろしい。すいません。 ほんなら、次へ行きます。 (仮称)JRE鏡野風力発電事業ですけども、予定地選定については3項目挙げていただきました。その3項目は分かるんですけども、町にこの話が来たときに、町長としては25基も風力発電を建設して、かなり美しい自然が破壊されて困ったなという気持ちは起こらなかったんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) まず、合併する前に、上齋原村でその計画が既にございました。県のほうにも出向きましたし、旧上齋原村でもその計画が中途でありましたので、その件の把握と今後の動向について相談をしたわけでありますけれども、様々に、議員も勉強されたとおり、段階がございまして、その段階の入り口のところで、これは駄目だというふうなことであります。 様々に、その箇所箇所によって可否があるようでありますけれども、今回のこのJREの件は、物理的にもNEDOによりまして、その風力が担保されているというような結果も出ておるようです。 ただ、一番最初に私のところに来たときには、想像もできないぐらいの大きい施設でありましたので、大変苦慮して話を伺ったというふうな経緯がございます。 以上であります。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 続いて、環境影響評価方法書についてですけども、片田議員の答弁で同じ内容だということですけども、10月8日に、県知事の意見のところに町長の意見を添付されておりました。これを見まして、非常に私は町長がすごい環境に理解を持って、県知事のほうに意見を述べているなというように思ったわけです。今日も私は中立ですと言われているわけで、これも一つ、私は安心しているわけですけども、特に質問したいのは、方法書から町長意見が県知事へ行った段階で、町長はこれをぜひとも県知事に届けて、県知事から経産省のほうへ意見を出していただきたいという気持ちを強く思ったでしょうか、お答えください。 ○議長(原章倫君) 町長しか言えんだろう。町長だろう。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 答えに困るわけですけど、そのとおりでございます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 本当にありがとうございます。ありがとう言うのはおかしいんですけど、町のことを考えて、町の環境を守るために、町長は県知事へ意見を出しているということがうかがえます。 続いて、2ですけども、ではこのすばらしい町長の意見を踏んで、県知事は経産省のほうへ知事意見を出しているわけでありますけども、この町長並びに知事意見を反映した事業所の、今度準備書が出てくると思いますけども、それに対して町長はどういう思いというか、どう対処されるかというのを、もう一遍教えていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 今回、町長意見を出しまして、知事意見と町長意見、それから町民の皆さんの意見等が経済産業大臣のほうへ参ります。そこで、その意見を踏まえて業者のほうが準備書を作るわけですけれども、その準備書を作った時点で、我々が出した意見についてどのように回答しているかをまた確認した後に、そこの準備書で町の意見のほうを作成したいと考えております。 当然、そこの中で、こちらが出した意見についてきちんと応えていただけるものと思っておりますけれども、きちんと応えていただけなかったら、その次の意見書の段階で、ちゃんと応えてくださいっていうような意見を提出するようなことになるのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 知事意見も読みましたけども、知事意見も環境アセスメントに基づいて出されております。後は、業者がそれを参考にして、いかに準備書を作っていくかということになるわけです。今、課長から回答があったように、ぜひともここで鏡野町としては、環境を守るために踏ん張っていただきたいと思いますけど、どうですか、町長。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) あくまでも中立であります。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) ありがとうございます。ありがとう言うたらいけん。中立であるということは良いことだと思いますので、中立の中で冷静な判断をしていただきたいと思います。 急に声が詰まりまして……。 すいません。続いて、地域住民説明会についてですけども、これも難波議員ですか、答弁と同じだということですけど、実際にざっと見た場合、事業者の説明は不十分だと私は考えます。どういう方法を取れば事業者が説明をしていくのかと考えると、中立な町がそこの間に立っていかなきゃいけないと思いますけども、それは、町長はできるだけやると言われたんですけど、もう一度確認します。していただけますね。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 説明会を要望しております。再度、その方向で検討しているというふうな事業者のお答えがございました。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 何回か説明会とか、懇談会に傍聴させていただいたわけですけども、大変失礼なんですけど、事業者がすごく不親切な態度で説明されるんです。だから、そこを地域の人々の、住民の方々の気持ちを踏んで、事務的な説明ではなくて、説得するような説明をしていただきたいと思いますので、ぜひともそれを事業者のほうに要請をしていただきたいと思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 解釈が難しいんですけど、事務的な説明でなくて感情的な説明と申しましょうか、事務的な説明に終始するとは思うんですけど、そういうふうなところで、意見あるいはお答えに不十分なところがあれば、また意見等も各振興センターに預けていただきましたら、県のほうにも届けるというふうな準備ができておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 最終的には、地域の住民の方々がどう判断される、そして受入れするかということは、その人たちの気持ちの問題だと思います。ぜひとも丁寧な説明と、それからできるだけ環境を悪くしないようにやっていただきたいということを、私は思いを持っております。実際には、気持ちは反対なんですけども、終わります。 続いて、次の特定外来生物の防除、駆除についてお聞きします。 特定外来生物法が改正されまして、これからいろんなところで外来の生物が防除の取組や、駆除の取組がしなきゃいけない。自然環境が破壊されていく可能性が強いということを国も指摘されています。 鏡野町の場合もそういうものに、自然のものが外来種に駆逐されないように、ぜひとも頑張っていただきたいと思いますけども、小さなことかもしれませんけども、やっていかなきゃいけないと思いますので、ぜひともこれを取り組んでいただきたいと思います。もう一度、お聞かせください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 失礼します。花房議員の御質問にお答えします。 先ほども町長が答弁したとおり、この法律については公布されたばかりのところでございまして、県のほうも今後、このことについての対応を検討しているところでございます。それに合わせて、県の対応に合わせて、町のほうも対応のほうを検討していきたいと考えておりますので、御理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 外来種につきましては、町民の皆さん方の協力が必要であります。同様に、セイタカアワダチソウなんかにつきましても、きれいだな、美しいなというんでなくて、外来生物だというふうなことを認識していただいて、もし議員のお近くにもあるかも分からないです。進んで駆除していただきたい。タンポポの類にもございますし、いろいろな外来種がはびこっております。それを研究し、駆除しようと思う気持ちを町民と共有したいと、このように思いますので、いろいろな方法を取りましてPRに努めていきたいと、このように思います。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚議員。 ◆6番(花房尚君) 御存じのとおり、生物多様性保全推進交付金というのが増額されておりますので、環境省から。まだ、予算は通ってませんけど、これから決まると思いますので、県と連携しながら取り組んでいただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で6番花房 尚君の一般質問を終わります。 ここで15時5分まで休憩といたします。              午後2時56分 休憩              午後3時5分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 9番仲西祐一です。 議長の許可をいただきましたので、一問一答方式にて質問をさせていただきます。 放課後児童クラブの民間委託が議論されております。ほかの議員さんからも、説明不足の指摘がありました。この案件をしっかりとした議論を経て検討されるべきものだと思いますが、執行部の説明準備が大変不足していると思われます。しっかりとした検証やアンケートを経て議論すべきことだと思いますので、本日、放課後児童クラブの民間委託について伺います。 大項目、鏡野町の子育ての在り方について。 中項目、放課後児童クラブ民間委託について。 小項目1、民間委託の構想をいつ頃から検討していたのでしょうか。8月17日、8月29日の全員協議会の説明で、納得のできる説明ができていると執行部側は考えているのでしょうか。もっと細やかな調査、報告が必要と思いますが、見解を伺います。 2番、8月17日の全員協議会の資料で、放課後児童クラブの課題として、①指導員の確保。②サービス等のばらつきと研修体制。③人件費の増加とありますが、現状、何が問題でその状況になっているのか、見解を伺います。 小項目3、同じく同日の資料で民間委託に関する課題といたしまして、1、これからの指導員はどうなるのか。②これまでの伝統や雰囲気が壊れたり、保育の質が低下したりしないか。③利益優先で不適切な運営にならないか。④責任の所在が曖昧なるのではないか。⑤委託により予算が増えるのではないかとあります。それに対する調査結果が明確に示されていないと思いますので、明確な説明を求めます。 4番、同資料で、民間委託による効果という部分で、1、指導員不足の解消。②指導員研修の充実。③急な欠員に対する人員配置。④統括責任者等の配置による指示、指導体制の充実。⑤児童クラブ間の均質化とサービスの向上。⑥事業者による独自の体験、学習支援、遊びのプログラムの提供とありますが、現状がそんなに満足できていない状況になっているのか、見解を伺います。 5番、また同資料のまとめ、民間委託の留意事項という項目で、①安定して運営をしてもらえる適切な業者を選定するとありますが、どのような方法で適切な業者を選定するのか、具体的な方法を伺います。 ②仕様書等により指導員の処遇の維持、行政における適切なトラブル対応、責任の所在を明確化とありますが、仕様書でそのようなことがどのように解決できるのかを、具体的に説明をお願いいたします。 ③民間のノウハウを効率的に導入し、経費削減に努める。委託により増える予算の対応とありますが、適正な予算は幾らだと考えていますか。人員数や1人当たりの金額等でお答えください。 6、8月29日の全員協議会の資料で、近隣町村では久米南町が運営委員会、勝央町が保護者会、美咲町は社会福祉法人に運営を任せています。奈義町と西粟倉村は自治体で行っています。それをどのように判断していますか、お答えください。 7番、同資料の民間委託のメリット、デメリットの説明の中で、オンライン体験プログラム、遊びの体験プログラムが充実している。アプリによって連絡、密な連携ができる。指導員の資質向上により内容が充実するとありますが、それは現段階において全ての候補業者ができる体制なのですか、お答えください。デメリットとして費用が増加するとありますが、会計年度任用職員になったことにより費用が増えているはずだということになっておりますが、幾ら増えると試算していますか、お答えください。 8番、8月に2回の全員協議会で説明されたが、もっと早くから議論していたらもっといい意見や議論ができていたと思いますが、そういった議論はなかったのでしょうか。 9番、行政側は何が問題で委託したいのか。何を目的にしているのかが今までの説明で見えてきません。一番に何を改善したいのでしょうか。 通告書の質問は以上で終わります。後の質問は質問席でさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 9番仲西議員の御質問にお答えをいたします。 大項目、鏡野町の子育ての在り方について。 中項目であります放課後児童クラブ民間委託についての御質問であります。 小項目(1)ですが、検討の時期についてですが、飯綱議員にお答えしたとおりであります。また、全員協議会での説明につきましては、8月17日の説明が十分でなかったことから、8月29日に改めて説明をさせていただいたところであります。 小項目(2)でありますが、①の指導員確保の問題点は、子どもを安全にお預かりするために必要な人数の指導員が配置できない場合、利用をお断りせざるを得ないというふうなところであります。結果、待機児童が発生するということになります。急な退職などの場合、町でも職員募集を行いますけれども、ハローワーク、ホームページ掲載ではなかなか応募がないのが現状であります。民間事業者の場合、法人としての運営する求人検索エンジンや人材紹介会社との連携を効率的に活用、あるいは本社や関連事業所からの応援などによりまして、速やかに欠員の補充を行うことが可能であります。 次に、②であります。 サービスなどのばらつきの問題点でありますけれども、放課後児童クラブの運営は住民サービスの一環でございます。同じ利用料を御負担いただく以上、どの児童クラブにおきましても、一定以上の質の確保が必要になります。そのために、研修体制を整え、指導員の資質向上を図ることが重要になります。事業者の場合は、採用時に個人情報保護研修、マナー研修、危機管理研修、救急救命研修などを行うとともに、採用後も指導員、主任指導員、統括責任者、それぞれの段階に応じた研修を実施いたします。現状では、採用時に放課後児童クラブ支援等ガイドブックを配付いたしまして、県主催あるいは総務課主催の研修会に参加するのみとなっております。 続きまして、③人件費の増加でありますけれども、8月29日の説明資料にもお示ししているとおり、約50人の利用がある児童クラブと十数人の利用する児童クラブでは、指導員の数が同じ日、あるいは逆転している日もございます。支援が必要な児童への対応や行事などのために、単純に利用者数だけで判断はできませんけれども、適正な人員配置は適正な人件費となり、それが適正なサービスにつながると考えております。このあたりの判断が事業者の持つ専門的なノウハウによりまして、改善されるものと考えております。 次に、小項目(3)でありますけれども、①については繰り返しになります。今いる指導員のうち、希望する者は継続して雇用していただくというふうなことになります。加えまして、報酬単価につきましても、町の直営時と同等額以上となるよう、業者選定審査会の仕様書にも明記する予定であります。 続きまして、②であります。 基本的に、指導員の皆様には今までどおりの保育を行っていただくよう、説明しているところであります。なお、伝統あるいは雰囲気は大きく変わらず、質の低下も考えにくいところであります。同じ指導員がこれまで行ってきた保育に、事業者のほうが行う研修や独自のプログラム等を加えることによりまして、よりよいものになると考えております。 続きまして、③であります。 児童クラブの運営につきましては、指定管理ではなく、公共性が担保される業務委託としております。これによりまして、管理権限が町に留保され、町は強い権限で保育事業を管理、監督することができます。具体的には、事業者は鏡野町内に法人窓口担当を設置いたしまして、毎月の利用状況や事故発生時の報告、年度ごとの実績報告、あるいは決算書等の必要書類を町に提出するとともに、町は必要によりまして現地調査を行い、場合によりましては改善を求めることとしております。適切な運営が継続できるよう、しっかりと監督してまいります。 次に、④であります。 全体的な管理監督は町が行うとともに、細かな内容につきましては、リスク分担あるいは業務分担等を示すことで、責任の所在を明確にいたします。 次に、⑤であります。 業者の見積りのうち、町の予算にはない事業管理費が増額部分となるわけであります。事業管理費につきましては、鏡野町内に設置予定の事務所運営あるいは統括責任者の人件費、労務管理システムの利用などに使われる経費があります。ただし、消耗品の一括購入など事業者独自の工夫、あるいは当該事業費以外におきましても、役場の児童クラブ担当者や給与担当者の事務量の軽減を時間給に換算をいたしまして、軽減部分と考えることができます。このほか、総務課で管理してきました指導員の福利厚生費は、今後も委託費に含まれることから、減額分と考えられます。増額部分と減額部分を相殺いたしますと、具体的な計算は難しいですが、大きく増額するものではないと考えております。また、増額したとしても、それは利用する児童及び保護者にとってのサービスの向上のための経費であると考えております。 次に、小項目(4)であります。現状は、飯綱議員に答弁したアンケートの内容と同じであります。ただし、支援を必要とする児童の増加によりまして、指導員の負担増、あるいは対応方法は課題となります。特性に合わせた指導や対応を行っていく必要がございます。現在も、子育て支援課の発達支援コーディネーターが指導員の相談に応じておりますが、指導員からは発達支援コーディネーターが忙しく、相談したいときにはなかなかできないといった御意見があります。事業者ですと、法人に所属する専門職によるサポートチームによりましてバックアップ体制が取られ、発達支援コーディネーターあるいはスクールソーシャルワーカーによります従来どおりの支援とも併せまして、今よりもタイムリーで充実した対応が可能となります。 次に、小項目5の①であります。 業者の選定は入札ではなく、公募型プロポーザル方式で行う予定であります。各事業者は、鏡野町が示す仕様書に沿いつつ、独自のアイデアあるいは取組を盛り込み、鏡野町放課後児童クラブをどのように運営していくかということを企画書にまとめ、審査会におきましてプレゼンテーションをしていただきます。審査員はプレゼンテーションの内容につきまして、質の高いサービス提供ができるか、あるいは保護者、小学校、地域との連携をどのように行うか。危機管理体制が適切かなどの基準に基づきまして採点を行いまして、高い点数を獲得した事業者を選ぶことになります。 次に、②であります。 先ほどの説明と重複いたしますが、各事業者はあらかじめ示した仕様書に基づきまして、事業の企画提案書を作成をいたします。そして、仕様書に書かれていることを基本として契約を行います。指導員の処遇、トラブル対応、責任の所在などが契約どおり履行されない場合は、契約書に基づき、必要な対応を行ってまいります。 次に、③ですが、放課後児童クラブに関しましては、児童を安全に預かり、適切な保育を行うために必要な経費が適切な予算と考えますけれども、児童の特性や取組状況が毎年変動することから、具体的な金額は、申し上げることはできないわけであります。人員数につきましても、同様であります。今年度の1人当たりの金額につきましては、町の基準に沿った金額が適正であったものと考えております。 次の小項目(6)であります。 令和3年5月1日時点の岡山県が取りまとめたものによりますと、県内には425の児童クラブがあります。そのうち、95%であります405クラブは委託となっております。仲西祐一議員の御指摘のとおり、久米南町は運営委員会、勝央町は保護者会、美咲町では社会福祉法人に、直営ではなく業務委託等で運営をしております。市町村が直営で運営している児童クラブにつきましては、奈義町、西粟倉村を含む7市町村、20クラブで5%となっております。全国的な傾向でありますが、放課後児童クラブは、市町村の直営や運営委員会、社会福祉法人、保護者会によるものは人員確保や運営主体の負担が大き過ぎることなどから、減少の傾向にあります。県内でも、直営20クラブの約半数を占める高梁市、赤磐市が民間委託の検討に取りかかっていると伺っております。放課後児童クラブを直営で運営している市町村は、同じ悩みを抱えると認識をしております。放課後児童クラブは、民間でできるものは民間への流れに沿っていける事業であると考えております。 次に、小項目(7)であります。 それぞれ特殊に細かな違いはありますけれども、全ての事業者が子どもの遊び、学習のプログラム、指導員の充実した研修を行っております。アプリ等による保護者との連携につきましても、仕様書により全ての事業者に条件をつける予定であります。デメリットとして挙げられる費用の増加につきましては、小項目3の⑤で申し上げましたことと重なります。大きく増額するものではなく、増額部分は利用する児童及び保護者のサービス向上のための経費であると考えております。 続きまして、小項目8であります。 このタイミングとなりましたのは、飯綱議員にお答えしたとおりであります。仲西議員御指摘のとおり、もっと早くから議論できていたらと思いますけれども、放課後児童クラブ事業の受益者は利用する児童とその保護者にあるわけであります。民間委託は、受益者である児童と保護者にとりまして、同じ利用料で今まで以上のサービスが期待できるものでありまして、よりよい住民サービスをできるだけ早く開始できるよう努めてまいりたいと、このように考えております。 次に、小項目(9)であります。 委託の目的は、住民サービスの持続的向上であります。民間の手法の導入によりまして、効率よく今よりも質の高いサービスを、利用する児童や保護者に提供していきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) それでは、質問をさせていただきたいと思います。 まず、一番最初の、なぜ説明がこういった2回、2回といっても1回で終わる予定だったんですけど、十分でなかったから29日にも説明をさせていただいたということなんですが、そもそもその計画自体が甘いと、私ははっきり思うんです。何でもっと早い時期から議論ができなかったのか。それで、説明、アンケート、そういった、どういう原因が、こういうことがあるという資料をもっと早めに出して議論すべきだと思うんですが、なぜこの8月17日、1日で済むと思ったのか、そこが私は理解できません。そういった議論がもっとなかったんでしょうか、それをまず教えてください。 ○議長(原章倫君) 総務課課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 仲西議員の御質問にお答えしたいと思います。 飯綱議員の答弁にもありましたが、課題として取り上げてきたのが平成31年、令和元年度であったんですけど、その当時は受け入れる業者が少なく選択肢がなかったということで、提案にまで至りませんでした。できるかどうか分からないことを提案することはできず、分からないけど、アンケートを行うこともできておりませんでした。 沿革としまして、児童クラブは平成18年に南、大野、香々美、23年に奥津、24年に鶴喜と、6年生まで引き上げられた27年に富、元年に香北と、次第に大きくなってまいりました。ということは、それに従って指導員の数も必要となっていきまして、その確保に苦慮していた状況があります。そういったことで、その当時は受け入れる業者は少なく、検討というか、提案に至らなかったということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 私が言っているのは、問題点があったからこそ改善するためにどういう方策があるかという中の選択肢の一つとして、民間委託も一つだと思うんですが、さきほどの説明だと、その業者がいなかったからできなかった。それより前に、問題点があったわけでしょう。そうじゃないんですか。そういったことをまず議論してから、これからどうしようかっていうことを考えて、改善することを考えた結果、民間委託という方法も一つあるという結論に至るのが常識的な話です。だけど、あなた方の話は、基本的にもう委託するとこがあるかないかの話になっているんでしょう。分かります。住民のサービス、利用者のサービスを考えるのであれば、もっと違う考えがあるはずなんです。それをどう考えますか。今の答弁じゃったら説明になってないです。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 再質問にお答えしたいと思います。 先ほど、課題として取り上げてきたということを言ったんですけど、ですから課題としては業者に委託することが正しいのではないかと、いいのではないかという判断をしたんですが、受け入れるとこがないということで、断念しているということです。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 私の質問している意図が御理解されてないと思うんですけど、業者に行く前に検討することがあったんじゃないんですかという話なんですよ、そもそも。それをやった上で、業者委託、民間委託するという手法も一つの手段です。ほかに考えはなかったんですか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今の御質問にお答えをいたします。 ほかの考えは、当方としては持ち合わせておりませんでした。事業を業者委託、隣の津山市なんかは当初から保護者のほうに委託されていたというふうなことでも考えます。ただ、鏡野町では当初から全校に放課後児童クラブを配していたわけじゃなくて、限られたとこでありましたので、難なくそういうふうなことは解決されましたけども、それは年度ごとに法改正もされまして、次々、6年生まで上がったり、そういうふうな希望、そこに利用される人が増えてきたりというふうなことで、年度ごとに、課題が増えてきたというふうなところでありまして、その都度、そういうふうな壁にはぶち当たっておりましたけども、乗り切ってきたというふうなところであります。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) どちらの方も、よう僕と話がかみ合っていないと思うんですけど、もともと、じゃ、放課後児童クラブが今の状態でうまく回らないと。問題があって困った時点の一番の問題は何なんですか。それを教えてください。 ○議長(原章倫君) 町長ですか。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) それは人であります。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 人がいないからすぐ民間委託という手段、それ以前にもっとどないかして探す方法はなかったですか。検討していないんですか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 直営の下ではなかったということです。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) この議論をいつまでしても同じ答えの言い合いになるだけですので、もう次に行かせてもらいます。 人員の確保が問題ということでありますが、今、どこでも人員の確保は難しいと思いますが、なぜ民間委託をすれば人員が確保できるというふうに思えるのでしょうか。その理由を教えてください。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 人員確保の問題点ですけども、町のほうでも思いつく方法はもう全てやろうということで、ハローワーク、ホームページに加えて、今年度は各公民館であったりとか、人の目に触れるところ、施設に募集のチラシを貼らせていただきましたが、応募がなかったっていうことがあります。ほかにいい方法があったら、何でもやろうとは思ってはいるんですけれども。 業者のほうなんですけれども、来られている業者さん全てが求人採用力には自信がありますということでおっしゃっていました。内容としましては、求人検索エンジンの活用であったりとか、連携している人材紹介会社との連携であったりとか、そういったことができますということでした。 実際、一つの業者さんなんですけれども、今年度4月に約140の放課後児童育成事業の施設を受託して、その全てに人員が配置されたということを言われておりました。ホームページのほうを検索させていただいて、各事業者を入れている、民間委託を入れている自治体の声であったりとか、検索をしましたが、人員が配置できなくて、業者を入れたけれど人員が配置できなかったということも全く見当たりませんでした。そのあたりで、業者に任せれば大丈夫だろうという判断をさせていただきました。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そりゃ、こちらとしては、仕様書で人数を守ってもらわんと困りますというようなことで、業者が、それは皆さん取りたいでしょうから何とかするという体制。要するに、手が離れていいというような答弁に聞こえるんですが、先ほど言いました委託にすることでしっかり人員を確保できるという話なんですけれども、そのサービスというのもどうなるかというような話もありますし、先ほどお話に出た委託先は、皆さん答弁にも、話が前後飛ぶんで、話が出たけえ質問するんですけど、今、応募されておる企業というのは、会社名はいいんですけど、どういった団体が応募される予定で、どういったサービスができるのか。みんなそのサービスができる。アプリが使えると。アプリはこっちが指定するとかというふうになってますけど、そこら辺の部分がどこまでしっかりとした業者選定ができる、プロポーザルにその枠の中に入れれるのか、それを分かる範囲で教えてください。 ○議長(原章倫君) 9番仲西議員、この大きな(2)に対して、そのサービスの部分ですか。 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) いろんな質問をしているんですけど、後半に出てくる部分もここで、答弁で出てきているので、それで聞いている部分になって、今、2番のとこではあります。
    ○議長(原章倫君) 2番ですけど、現状の何が課題、問題かとかという部分での……。 ◆9番(仲西祐一君) そうなりますね。ただ、ほかの部分で聞いている部分も今話に出てきているので、そこら辺はどうしようもないかなと思いますけど。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 4月になって説明を受けた業者は4社ありまして、3つが株式会社、1つが特定非営利活動法人となっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 話がいろいろややこしくなるので、次に行きます。 では、3番、これまでの指導員はどうなるのかというようなことと、今後どうなのかというようなことで今答弁もありましたが、基本的には指導員はそのまま、希望すればというようなお話がありましたが、以前、給食調理場の話でも、それは大丈夫だという話で伺って、僕たちもまあまあそれならということがあったんですけども、結局、資格を持ってないと駄目ですよというような、後で話が出たりとか、しかも、私も委託が悪いと言うとるわけではありません。いい部分もある、全体的にあるんですけども、その職員の採用されて、ほぼ同じメンバーが職場に就くんであれば、何が変わるんですかという話になるでしょう。民間委託の知識やノウハウが使えますって言いますけど、そのままおられる職員さんが何か不足しているから、今、そういうことを言われてるんじゃないんですか。ですから、そこの面をちゃんと言わないと。両方に対していいことを言って、じゃ、結果が出ますっていうのは、私はおかしいと思うんです。 だから、身を切るところは、身を切る部分も必要であるということもきちっと言わないと、両方に対していい顔をしても、結局、じゃ、一番の目的は、私が言いたいのは子どもたちのサービスの向上とか、よくなることが目的なんであるんであれば、そこら辺のこともきちっと課長や町執行部が説明をするべきです。何でもかんでもいいというのはおかしいと思いますので、そういった部分をきちっと説明をしてください。 だから、そのまま使えるというようなことが本当に可能なのか。みんなが希望者した場合、じゃ、どうするんですか。それは可能なんですか。しかも、お金は、それは今よりいいか、もうちょっと優遇するというんであれば、元の形でやってもいいんじゃないかと思うんですが、そこら辺の見解をちゃんと説明してください。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 指導員を希望する方については、来年度も継続して勤めていただくということで、その辺はしっかりとお約束ができると思います。資格がある、なしにかかわらず、継続して勤めていただくことを考えております。 何がよくなるかということなんですけれども、指導員の方、皆さん例年そうなんですけども、年度末までしか勤めることができませんと言われる方も何人か毎年いらっしゃいます。その方の補充ということが、毎年苦労しながら行ってきているわけです。加えまして、最近新型コロナということで、職員が感染した、あるいは職員の家族が感染して、しばらく出勤ができないといったときに欠員ができております。その補充にも、大変今苦労しているところですけれども、事業者であれば、近隣で行っている事業者のグループの職員に派遣いただくとか、緊急の対応はもうきちんとしてくださるということになっております。 あと、それから指導員の研修体制ですけれども、現在の研修体制は先ほど町長が申し上げたとおりですけれども、事業者でありますと、最初の採用時の研修から、それから年間定期的な研修を充実させた研修が、今、町が行っているよりもしっかりと行っていただくことができますので、それにより、指導員のそれぞれのスキルも上がっていくものと思っております。そのことがサービスの向上、保育の内容の向上につながっていくものと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 今のお話ですと、行政側として研修の回数と、そういったものがあまりできていないということは認めるということですか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 業者さんが示されているほどの研修を、講師を見つけてきて、日にちを組んでということは今出てきておりません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そういったことも検討に入れていくのが改善方法の一つではないかと思うんですけど、それを回数、そういった研修をもうちょっと増やすということは、検討はされなかったんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) そのあたりを、民間のノウハウを借りて進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 今の説明をすると、もう民間委託でしか検討していないということだと判断されるような状況になっております。もう少し、それまでの努力とかということが必要なのではないかと思います。 次へ行きます。 4番、民間委託の効果ということで、先ほどいろいろ研修の充実、急な欠員に対する人材配置というのができるということですが、どこの企業もなかなかそんなに余裕を持って、どういった、例えば急な欠員に対する人材配置というのは、よそのところから回してくるというか、よその人員がぱんぱんのときじゃなくて、余裕人員を抱えているという解釈でよろしいんでしょうか、そこを教えてください。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) そのあたりは事業者に確認をしておりませんので、申し上げれません。申し訳ございません。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そこを確認しておかないと、じゃ、それができるという確証は取れないわけじゃないですか。どういった体制、できますということじゃなしに、じゃ、どういうふうに具体的に準備できているんですかということを確認しておかないと、それはできると言って、いや、そう言われたんですっていうのは、もう一つ突っ込んだ確認が必要だと思いますが、それはどう思われますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) その件につきましては、業者選定のときに確認できるということであります。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 町長、業者選定のときにと言いますけど、その話をしている段階で、どの程度対応能力があるかという判断をしないと選定できないんじゃないでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) その前に、仕様書等もございますし、それから確認する事項にも当然入ってくるものと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そういったことを、私どもが町民の方々の代表として議会をやっているわけですから、それのためにしっかりとした説明をやらないといけないんじゃないんですかということが最初に聞いていることなんです。だから、そういった議論を執行部でしっかりやった上で、こういった議論があるんじゃないかとか、こういう質問が出るんじゃないかということで、もうちょっと早めに説明をしたり、議論をするべきじゃないんですかというのが私のもともとの質問でございます。そこをどう思われますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そのとおりでありました。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) ありがとうございます。 それでは、次へ行きます。 それで、これは令和4年度一般会計補正予算(第3号)の中にも債務負担行為の補正というので、放課後児童クラブの運営業務委託事業での予算が、令和4年度から7年度までの予算の計上をされてますよね。これの細かい金額は言えませんということを言われているんですが、これはある程度金額を算定してるんじゃないんですか。そこを説明しください。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 仲西議員の御質問にお答えします。 答弁の中にもありましたが、概算で見積りをいただいてます。1億500万円の、今現在4年度の予算があるんですけど、そのうち委託に出すところは約1億円としております。その中で、業者が経費の削減努力をして、管理費を算出して、その中で概算見積りをいただいております。その中の一番大きな額といったところで、組ませていただいております。債務負担行為ですので、それ以下の支出ということになります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) その業者の見積りはどこから取っとんですか。 そりゃ、参考数値ではいいんですけど、実際、予算が3億5,677万3,000円を見られとんですね。実際、運営している今の現状で、2021年は8,500万円ぐらいの人件費がかかってると思うんです、45名で。だから、その辺の計算はどういうふうにある程度算出しているんか、予算根拠を簡単に説明できる範囲内でしてください。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 再質問にお答えします。 算出根拠、中の細かいことではなくて、一応明細は、ある程度の内容はあるんですが、これはプロポーザルを行うための予算取りでございまして、こっから精査して、仕様書を作りまして、幾ら以下で出してくださいというような提案をする予定です。ですので、プロポーザルに向けて、枠いっぱいの債務負担行為ということで計上させていただいております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 分かりました。次へ行きたいと思います。 間が飛びます。もう、時間もありませんので、まとめのほうに行きたいと思います。 それで、もともと、もっと早い段階から保護者や指導員、関係者等の意見や議論するべきだと皆さん思っていると思いますが、話を聞いていると、申し訳ないですけど、委託したいのがありありと答弁へ出ているという感じがします。 そもそも保護者のほうからもっと改善してほしいとか、こういうことが困っているという話ではなくて、行政が委託したいと思っているようにしか思えない。それを、きちっとした議論をして、そこを検証した上で、理由づけをして委託をするというのが本当の流れじゃないかと私は思うんです。それを執行部の方々はどう思いますか。 ○議長(原章倫君) どの項目なんかな。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほども私が答弁したとおりであります。人件費、今、人は指導員がなかなか当たらなかったということ、待機児童が出るんではないかという、危惧されるところも多々あったということであります。 指導員は、片方では充実している、あるいは保護者のほうには何ら注文をつけるような、そういうことはなかったとはいえ、こちら、行政のほうで十分対応をしているものの、なお、急な欠員に対応できるだけの人が、いつもということではなくてなかなか見当たらないという、苦慮していたというふうなところは当然の話であります。顕著になりましたのは、コロナ禍でも顕著になったところであります。 それにも十分対応しておりましたけども、それには役場内におる職員がもうかなり時間を割いて対応をしておりました。泣きながら対応しておりましたけど、それでも対応はなかなかし切れない。これから先のことを考えますと、今やらなければなかなか行政では対応し切れないというふうなところまで、今現状来ております。そのことを、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 全て反対してるわけではございません。きちっとした議論を行った上で、理由づけをして、きちっとした形へということを私はお伝えしているだけです。 では、次、9番の内容に行きますが、先ほど飯綱議員さんの答弁でも、運営状況に不満がないようなアンケートがありましたということで、以前、課長が答えておりましたが、議会の全員協議会とかそういったときには、アンケートの設問であったり、そんな内容などの説明は一切受けていないと思います。なぜ、そういったことを、順序立ててやらなきゃいけない。だから、そういった理由もきちっと説明を受けてするべきだと思いますので、我々も町民の方々の代表として話を聞いていますので、しっかりとした説明、理由づけがないと、私たちも言うたら議会、町民、そういったもののことをしっかり考えてやっていないというふうに判断されます。ですので、きちっとしたアンケート、そんで民間委託だけを悪いというわけではないんです。今の進め方に私は疑問を持っているので、だからそういった部分もきちっとアンケートにして聞くべきだと思うんです。だから、そのアンケートの内容も、逆に私どもも見たいですし、もっとこういうことを聞いたほうが本当の意見を聞けるよというようなアンケート、あくまで抽出したい、意見を聞きたいだけのアンケートをするんでは、全く意味がありません。どちらの立場に立って物事を進めているのかというのをしっかり考えていただきたいというふうに思いますので、そこをどのように、実際、もう一度きちっとアンケートをするべきじゃないかと思いますが、それはどのようにお考えですか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) その件につきましては、飯綱議員さんへの御質問にお答えしたのと同じになりますが、今後の状況を見て考えさせていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) ですから、今言われる、利用者の方がこういうことに困っている。もっと改善してほしいという声をしっかり集めるべきだと思うんです。だから、私が言うように、行政がしたいだけじゃないんですかっていう話になって、総合戦略にある子育て支援の充実とか、子育て世代に選ばれる環境というのがなっているわけです。ですから、それは子育て支援課の業務効率化が優先されていませんかというのが、私が正直言いたいことなんです。だから、それじゃなくて、もっとそっちのことを大事に考えないといけないのではないかというのが、私が言いたいことです。 あまり長い話をして、もう時間もありませんので、この後、文教厚生常任委員会で議論されると思いますが、委員会の議員さんにも、行政側の方々にも、子育て支援の充実、先ほど言いました。子育て世代に選ばれる環境を目指して議論をしてほしいと思います。そのために、本当にこのままで民間委託していいのかということを、しっかり検証及びアンケートなどを行って進めるべきではないかと思いますので、そこは再度、委員会のほうでしっかり議論をしていただきたいと思います。 以上、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で9番仲西祐一君の一般質問を終わります。 ここで16時5分まで休憩といたします。              午後3時52分 休憩              午後4時5分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 8番牧田俊一です。 ただいま議長のお許しを得ましたので、一問一答方式にて質問いたします。 現在、様々な職種において働き方改革が進む中、小学校、中学校の教員の長期労働が慢性化していることがあります。長期労働で教員の心身が疲労している状態では、教育の質にも大きく影響し、教員の働き方改革を改善することは、児童・生徒への教育指導が充実し、子どもたちの学力の成果、教員の仕事満足度と幸福度も向上していくために、より一層の学校現場への支援が町としても必要ではないかと考え、今回質問いたします。よろしくお願いいたします。 まず、中項目、教員の超過勤務時間の実態についてですが、政府は2019年に公立学校の教師の勤務時間に対するガイドラインを策定しました。具体例といたしまして、勤務時間目安として1か月に45時間、特別延長として1か月100時間未満を策定していると思いますが、現在の町内の小・中学校の教員の勤務時間帯はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 次に、教員の業務負担削減の取組についてですが、教員の長期労働時間の背景には、多大な担当業務があると聞いております。町としても、教員の多大な業務の削減に向け、例えば小・中学校では業務アシスタントの方を配置し、教員の業務作業の負担削減に取り組んでいると思います。現在、学校現場から、授業以外の業務負担の軽減に向けた声や意見に対し、町としてはどのように取り組んでいるのかをお尋ねをいたします。 次に、部活動の在り方についてです。 現在、全国の中学校等では、部活動の取り巻く状況が働き方改革の一つの問題となっています。今日まで、教員による献身的な勤務によって支えられた実態が働き方改革の妨げになっており、スポーツ庁や文化庁の部活動指針からも、地域に応じた議論をとの指摘があります。今後、鏡野町は、部活動に関わりたい生徒が不利益を得ずに、また部活動に携わる教員の働き方の負担減に向けた取組に、今後どのように取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。 次に、全国学力・学習調査状況調査結果についてですが、義務教育の機会均等とその水準維持向上の観点から、全国的に児童や生徒の学習状況を分析、把握し、教育施設の成果と課題を検証する目的で、全国学力・学習状況調査が行われました。今年度も4月19日に実施され、7月28日には結果公表がありました。この結果から、今後鏡野町の教育方針や学習要項等をどのように取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。 次に、これから高校受験を控える生徒、保護者、家庭についてですが、県北の私立高等学校が来年春より県南に移転することとなります。移転に伴い、これから高校受験を控える受験生には、県北の進学校の選択肢が減少となります。また、公立高校では、特別入学者選抜における募集人員も近年高まっており、高校受験における対策と準備期間がさらに必要になってくると考えます。これらの状況を鑑みて、これから高校受験を控える生徒や保護者、家庭には、どのようにして中学校と町が共同して受験対策を取り組んでいくのか、お尋ねをいたします。 最後に、通学路の危険箇所の対応についてですが、中学校の通学路の危険箇所として、中学校北西位置のJAEA鏡野社宅付近前の交差点箇所が大野地区と鶴喜地区の生徒の横断箇所となっており、長年、交差点を横断するときに車の通過数が多く、危険箇所となっておりました。幸いに、今日まで大きな事故になっていませんが、通学路の危険箇所としての対応が急がれます。この危険箇所には、町としてどのように対応していくのか、お尋ねをいたします。 以上、質問席でさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) では、8番牧田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目、学校教育の充実を目指して。 中項目、教員の超過勤務時間の実態についてでございます。 令和4年度の小学校の教職員数107名中、月45時間以上の超過勤務を行った教職員は、4月は28名、5月は27名、6月は31名でした。月80時間以上の超過勤務を行った教員については、4月は1名、5月は2名、6月は1名でした。また、令和4年度の中学校の教職員数34名中、月45時間以上の超過勤務を行った教職員は、4月は22名、5月は20名、6月も20名でした。月80時間以上の超過勤務を行った教職員は、4月は6名、5月は3名、6月は4名でした。このことからも、多くの教職員で超過勤務が常態化しているということになります。 続きまして、中項目、教員の業務負担軽減の取組でございます。 授業以外の業務負担の軽減については、校務のICT化を図るため、校務支援システムを整備し、児童・生徒の記録や学期末の通知表、年度末の指導要録等作成の効率化を行っております。また、学校に留守番電話や複合機の導入を行い、事務の負担軽減も図っております。教育委員会では、勤怠システムにより各教職員の在校時間の把握を行い、学校の管理職に報告することで負担軽減への助言を行い、学校経営、学校運営の状況を考えた取組や依頼等、配慮に心がけています。今後も引き続き、学校現場からの声や意見に沿った業務負担軽減に努めてまいります。 続きまして、中項目、部活動の在り方についてでございます。 令和4年6月にスポーツ庁から、8月には文化庁から、部活動の地域移行についての提言がございました。その後、岡山県からも説明を受けておるところでございます。提言では、令和5年度から休日の部活動を令和7年度を目途に地域へ移行するというものでございます。そうした場合、その受皿、また指導者の確保、活動の場所等、多くの課題が想定されますが、現時点でははっきりと示されていない部分もあることから、生徒や保護者が不利益を受けることなく、教職員の働き方改革が進められる手だてを講ずるよう、全国町村会から国へ要望が出されているところであり、町としましても状況に応じた地域移行を進める必要があると考えております。 岡山県では、地域移行支援コーディネーターを委嘱し、各市町村の検討委員会などへ派遣をし、支援する体制を整えておりますので、町としましては、国、県の動向を注視しながら、令和4年度中をめどに鏡野町立中学校部活動地域連携検討委員会を立ち上げ、今後の部活動の在り方について協議を行ってまいりたいと思います。 続きまして、中項目、全国学力・学習状況調査結果についてでございます。 令和4年度の全国学力・学習状況調査結果では、町内小学校6年においては全国平均よりも低い結果でございました。中学校3年においては、ほぼ全国平均レベルでした。同時に行われた岡山県学力・学習状況調査の結果では、小学校4年と5年においては全国平均よりも低い結果でしたが、経年推移では令和3年度の結果よりも改善傾向が見られました。今回の結果を真摯に受け止め、改善への取組を2学期から強く学校にお願いをしてまいります。 具体的には、毎月行っている校長会において結果の共有を行い、校長に組織のリーダーとして、学力向上の取組を推進するようお願いをいたします。また、町内各校の学力向上担当者で組織する学力向上委員会を、令和4年度から、今年度から町教育委員会が主導し、学力・学習状況調査結果を基に、教職員間の共通認識や意識改革を行い、各校には学力向上推進プランを作成してもらい、年間の計画を基に、学校での取組の推進をお願いしております。3学期初めには、小学校3年から中学校2年まで、国語と算数・数学において町独自の鏡野町標準学力調査を行い、現学年での学習の定着状況を確認するとともに、年度当初との変容度を確認するよう計画をいたしております。何より大切なことは、日々の授業を改善していくことであり、児童・生徒に身につけさせたい資質、能力を明確にした授業や、きめ細かな指導を積み重ねていくことが重要と考えております。 今後も引き続き、家庭、地域の教育力向上と知、徳、体の調和の取れた教育の推進に努めるとともに、メディアコントロールを含めた家庭学習の定着や意欲、やる気といった非認知能力の育成にも取り組んでまいります。 続きまして、中項目、これから高校受験を控える生徒、保護者、家庭についてでございます。 県北の私立高校1校の県南への移転については、令和2年1月に決定し、3年前から県南での開校を踏まえた募集が行われております。令和5年度が県南での募集の最初の年となりますが、県南移転が決定してからは進学者が減少しており、令和3年度に進学した生徒はおりませんでした。生徒や保護者の方は既に認識されておられることと思いますので、今年度の進路決定には大きな影響はないものと考えますが、私立高校の選択肢が減るということは大変残念なことと思っております。 鏡野中学校では、入学時から進路指導を丁寧に行い、3年生になると高校進学のための指導の充実、オープンスクールへの参加、保護者への進路説明会の実施等を行っております。町としましては、希望する高校へ全員が進学できるよう、入学制度の動向を踏まえ、中学校と共同して、学力の向上に加えて自ら進路を切り開く力の育成に努めてまいります。 続きまして、中項目、通学路の危険箇所の対応についてでございます。 JAEA鏡野社宅付近前の交差点の横断歩道については、現在、中学校体育館側の道路横に注意喚起看板を設置しておりますが、令和4年7月11日付で鏡野町区長会会長、鏡野中学校PTA会長、鏡野中学校校長からの連名で改善の要望書が提出され、建設課と協議を行っております。協議が調いましたら、横断歩道の上り下りの路面に危険箇所を示す着色を行い、その上に歩行者優先等の文字を入れ、加えて減速の文字と減速を促す破線を路面に新設したいと、このように考えております。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 詳細な答弁をありがとうございました。 それでは、答弁書に基づきまして再質問を行っていきます。 まず、教員の超過時間の実態についてですが、答弁書では45時間、また80時間以上の超過勤務を行った職員数が結構、数名おるということが分かりました。特に、月80時間以上の超過勤務は、俗に言う過労死の基準ボーダーラインと思いますが、まず今回、この80時間も超えておる職員、これが超過勤務になっておる原因というのは、まず町としてはどういうことを把握をしておるのか、その点についてお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 牧田議員の再質問にお答えします。 超過勤務の原因でございます。 学校教育に求められていることは、年々増加しているように思います。働き方改革と言いながらも、多くのことが求められている実態があります。 例えばGIGAスクール構想などの対応や、コロナ禍で急速に進み、負担に感じている職員も多いと思われます。また、学校指導要領の改正に係る授業改善、部活動、生徒指導、教育相談、学校行事、どれも大切な業務であり、超過勤務の削減はなかなか進まないのが現状であります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 先ほど課長から答弁がありましたが、今求められることが非常に多い。このためによって超過勤務がなくなっていかないということになるんですが、改めて、今後町としては、この超過勤務の削減には、当然取り組んでいただかないと質の高い教育環境がつくれないと思いますが、現時点ではどのように取り組んでいくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 牧田議員の質問にお答えをしたいと思うんですけども、先ほど黒瀬課長のほうから答弁をさせていただいたとおり、なかなか実態的には、中学校も含む、小学校もですが、やっていかなければならないことっていう使命感によって先生方は頑張っていただいておるところでございますけども、なかなか業務量が目に見えて減っていかないっていうのは、正直なところあろうかと思います。ただ、コロナの問題、それからGIGAスクールの構想、こういったものが、突然に降って湧いて、大変学校現場も混乱をしたということもございますけれども、これらが少しずつでも軌道に乗って落ち着いていった中では、若干明るい兆しも見えてくるんではなかろうかなという期待もしているところではありますけども、抜本的な取組にはならないと思います。 そうした中で、人員の確保っていうことの中で、負担を共有していく、人材が増えていくっていうことが求められるんだろうとは思います。ただ、今の現状を見ていきましても、なかなか教員になりたいという希望者の人が少なくなってきている現状もございます。これらを、教員のやりがいであるとか、そういったものも含めて、しっかりと広報、周知をしながらやっていければありがたいなと思っておりますし、また、今取り組んでおります岡大との共同で、県北の教員を養成するプログラム等も、実際、今年度からホームタウンとして名乗りを挙げて進めておるところでございまして、こういったことも根づいていけば、県北の学校に先生が、潤沢にとは言いませんけども、少しでも足しになっていくような要素もあるんではなかろうかなっていうことで、そういったことも含めて、全て1つずつ対応できることはしながら、学校と調整協議を行いながらやっていくというようなスタンスで進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) ここ近年、特にコロナ環境とかで、なかなか業務等が大変だということで、教育長からの説明がありました。 その中で、今、教育長の言葉から出たように、今回の一般質問でも皆さんがキーワードとなっている人員確保、特に教員、そして鏡野町が独自で支援を行っている非常勤講師の方の確保、これが超過勤務等が改善されないと、成り手の方が少ないと思います。結局、成り手の不足ということは、学校の教育の質が下がる。子どもたちの成績も向上しないという悪循環になってくると思いますが、改めてこの人員確保、成り手についての一番の原因としては、教員の超過勤務の実態を改善していくことがまず一番に求められると思いますが、このことについては最後の質問になりますが、改めてこの改善策について思いを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 先ほどの答弁と重なる部分もあろうかと思いますが、人員の確保をしていく上で、教員が、成り手がないという現状をどうやって転換をしていくかっていうことを考えた折には、教員っていうのはこんなにすばらしい、人を育てる意義を持った職業なんだということを、皆さんにしっかりと伝わるように広報していくことが肝要かと思います。 それともう一つは、保育士にしてもなんですが、免許は持っているけども自宅でおられる方、そういった方もおられるようでございます。そういった方にもしっかりと働きかけができるように、そういったツールができていけばいいなというふうに考えておるところでございます。なかなか、現在も学校に、4月からスタートを切った状況の中で、1人欠け、2人欠けというような状況も出てきております。途中で補充がなかなかできないという現状もございます。そういうことを踏まえますと、しっかりと、教員という世界が本当に明るくて働きやすく、意義深いもんなんだということを皆さんに分かっていただけるような、そんな業種にしていかなければならないということですので、しっかりその辺を、働き方改革を踏まえてしっかりとやっていきたいというふうに考えておりますし、またその辺のいい情報をしっかりと集めながら、皆さんの御意見も賜りながら進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) なかなか、すぐには解決する問題ではないと思うんですが、まずこういった課題点等をもう認識されておられますので、教育長をはじめ、課長さんにはしっかりと、学校支援に取り組んでいただきたいと思います。 次の質問に移らさせていただきます。 教員の業務負担の削減についてですが、業務負担の削減イコール超過時間の削減にもつながってくると思いますが、今答弁書の中では、様々な業務削減の取組を行っていると答弁書であります。 その中で、まず今、小・中学校でも連絡事項はまだ紙ベースだと思うんですが、USAGIメールであるとか、こういったデジタル機器の活用が何か使えないかなと、ふだんからほかの保護者の方とも話をしております。特に、USAGIメールにつきましては、配布物がありますよという通知が各家庭に来るんで、子どもたちが紙ベースを学校に忘れたとしても、保護者はこういった配布物があったんではないかという確認は取れるんですけど、詳細な中身は、実は見ることができません。 例えば、今のUSAGIメールなんですけど、PDF機能を添付していただくような形でバージョンアップしてもらうとか、学校へのアンケートの答弁とかを、できれば鈴木議員も言われたように、デジタル社会になってきますので、今後、親の負担も、そして教員の負担もなくなるような改革に向けての取組は、今、どのように考えを持っておられるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 牧田議員の再質問にお答えします。 USAGIメールのPDF添付機能の追加の質問だったと思います。 添付は可能です。ただ、2メガと容量が小さいため、現在では活用ができておりません。これを今後どうしていくかということになりますが、前向きに検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 課長、ありがとうございました。 こういったことも、保護者にとっても、いつでもどこでも、また過去の資料も振り返ることもできますし、また紙ベースによって資源を削減していくこともできますが、一番は、学校環境の業務負担削減にはデジタル機器の活用をしていただきたいと思います。 それと、今回一般質問を、資料を作成するに当たりまして、全国では様々な取組が行われておられます。まず、例えば下校時間の繰上げとか、職員に関する作業確保のため、外部委託できるものはもう外部委託にお願いをする。教員は、一番求めるところは、子どもたちの教育が一番で学校に来ております。今、校務員の方もおられますが、教頭になると学校の修繕や施設管理、点検等、これは必要なことでもありますが、そういった作業にも時間が取られておられるというふうに聞いております。 つきましては、今後、本来学校の先生のあるべき姿を追求するためには、外部委託できるものは外部委託にして、全てを任せるんではなく、最終的な判断は学校の運営者並びに町が管理をするということでもいいと思うんですが、改めて業務委託の削減について、今後の取組とか、こういったことを考えておるということがあれば、その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 学校で、本来先生方が行っていただくべき業務に専念できるようにということで、ほかの外部でできることは外部にという考え方、これは当然、今現在そういう方向の形になっていっておると思っております。 私ども教育委員会といたしましても、一応、施設の改修であるとか軽微な改善、そういったものについては、委員会から出向いて対応を一緒にさせていただくっていうことで、負担軽減になっているかどうかは分かりませんが、そういう対応も今現在行っているところでございます。 また、話がずれてしまうかも分かりませんが、外部委託にする部分の中で、何ができるかなっていうことで、このコロナ禍において、清掃を外部の方にお願いをするっていう取組をされている学校も少なくないと思ってます。そういう部分。 さらには地域との連携っていうものを今、学校の中で言われておりますので、そういった部分の中で、地域のノウハウを持った方に学校に関わっていただいて、そのあたりでやっていただけることをその方にお任せするというような形で取組をしていくための仕組み、コミュニティ・スクールっていう形のものも、今後は町内の各学校で全て実施をしていきたいという思いもございます。 そういった取組の中で、少しずつでも先生方の御負担を取ってあげれればというような思いの中では進んでおるところですが、じゃ、今この仕事、この仕事という具体的な検討が全てできているわけではございませんので、今後において、先ほどのUSAGIメールの件もしかりですが、取れること、何かできないだろうかっていうことを、まず学校と膝を交えてお話をお聞きし、うちのほうでできること、考えられることを御提案もし、その取組を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 答弁書にもありますが、授業以外の業務の負担の削減については、ICTを利用したり校務の支援システム、そして児童や生徒の記録や学年末の通知表を電子化で行う等、時代に応じた取組をされておられると思います。 私たちのときにありました、例えば家庭訪問は今ありませんし、PTA新聞のほうも、たしか今年からだと思うんですけど、今までずっと保護者並びに学校の先生が請け負っていたものを、もう資料の要約だけをして後は業者に任せるといったように、いろいろ改革をしていこうと思えばたくさんできると思います。ただ、学校の先生方もいろいろ転勤をしてくる中で、鏡野中学校の風土を守っていくということで、なかなかそういった改革の声を上げることは難しいんではないかと私なりに感じておりますが、今後も教育長をはじめ、課長さんには学校での声を改めて詳細に聞いていただき、できるものは改革していただきたいと思いますが、最後に、同じ質問になるかもしれませんが、学校の先生方の支援や声にはどのように対応していくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 先生方の声、しっかりと耳を傾けていくっていうことだろうと思います。そうした中で、学校経営を行う上では、校長先生がリーダーシップを発揮し、いろんな取組をやっぱり検討されております。「あすかぶた」っていうような合い言葉の中で、合わせるであるとか、捨てるであるとか、そういったものをしっかりと浸透させて、少しでも負担軽減を図っていきましょうというような取組をされております。 そうした中で、鏡野中学校の風土っていう部分の中で、何が何でも学校全てでやってしまいましょうということではないと思います。しっかり風穴が開けられる部分は開けていくというような取組が必要なんだろうと思っておりますし、そうした中で、先生方の業務の負担というのを、先ほど来御紹介しておりますように、増えていっている部分はございます。家庭とのつながりの中での対応、そういったものも先生方の負担には当然なってくるんだけど、必要なものは必要なん。ですから、その辺を効果的、効率的にどうやって少しでも縮めていくかなっていうことを校長先生と、しっかりと教員のお話を校長先生の声で届けていただくっていうことを努めてやってきているつもりなので、今後もしっかりとその辺を耳を傾けながら、改善に向けて少しでもできることをやっていくというスタンスで、やらせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) それでは、教育長、よろしくお願いいたします。 次に、部活動の在り方について質問をさせていただきます。 まず、答弁書の中では、今、部活動の在り方が問題となっておりますが、答弁書の一部に、町としても状況に応じて地域移行を進める必要があるという考えが示されておられますが、まずこれを地域移行に移行する場合は、様々な課題点や問題点があると思います。その中で、なかなかこれは学校、町だけでは単独に進めることはできないと思いますが、もし今後、地域移行にするにはどのような過程でプロセスをして、そして令和7年度には地域移行を目指していくのか、その過程が今、計画があればお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 牧田議員の再質問にお答えします。 外部指導者導入につきましては、休日の部活動の地域移行に伴う地域の指導者のことですが、教育長答弁にもありましたとおり、現在、鏡野町立中学校部活動地域連携検討委員会設置要綱に基づきまして、検討委員会の設置に向けて取り組んでいます。検討委員会では、休日の指導者の確保については、運動部はスポーツ協会やスポーツ少年団へ、文化部は町文化協会に協力を求めることを含め、協議を進めております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 先ほど課長の答弁で、鏡野町立中学校部活動地域連携検討委員会の立ち上げという言葉があるんですけど、これには大体、構成メンバーというのはどの方が入られるんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 牧田議員の再々質問にお答えします。 構成メンバーといたしまして、文化スポーツ団体関係者、PTA等保護者関係者、教育行政機関関係者、学識経験者を有する者となっておりまして、15名以内となっております。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) この中に、生徒は授業は当然平日はあると思うんですが、生徒の声というのはどのように反映されるんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 牧田議員の御質問にお答えします。 生徒の声ですが、学校長にも入っていただきますんで、学校長から意見を募るということもございます。学校の現場をよく知っとる学校長ですんで、意見を吸い上げていただくように、お願いをしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) それと、現在中学校の部活動なんですが、14の部活動があると思います。その中で部活動を管理、また監督する教員のうち、部活動の実際に実務、経験がある職員数というのはどのぐらい割合としておられるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 牧田議員の御質問にお答えします。 経験者、未経験者です。競技経験者ですが、14の運動部活動がございます。競技経験者ですが、経験者は14部活中6名となっております。未経験者は8名でございます。率でいいますと、半分以下が経験者ということになります。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今回、この質問をした意味なんですけど、実は子どもたちに聞くと、部活動する以上はしっかりとした指導員に教育をしてもらいたい。また、対外試合、試合等ではしっかりと勝ちを喜びたいということの声も聞いております。しかしながら、大体、14名中、もう半数以上の方がその競技とか部活動に対しては未経験で、当然、これは先生方の負担にもなっておるという声も聞いております。その解消をするには、今、鏡野中学校でも一部教員以外の外部指導者の方が入って指導されておられると思いますが、鏡野中学校でも外部指導員が採用となった経緯は、例えばいつからどのようにしてこういう形になったのか、これ、鏡野町が先進的に取り組んでおられるのか、その点をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) すいません、ただいまの牧田議員の質問の中で、いつからということで御質問をいただいておりますが、私が把握をしている限りは、多分4年前だと思います。4年前から3名の指導員を選任をいただいて、これは町で一応会計年度任用職員で契約をさせていただいていく中で、報酬は県から一部負担をいただいておるというような制度を利用して、実施をしておるところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
    ◆8番(牧田俊一君) その方の活動は、もうほとんどボランティアみたいな活動でされておられるんじゃないかと思いますし、専門性の指導員が当たることによって、子どもたちも非常に、未経験の先生から以外に指導をいただけるというのは本当にうれしく、本人、子どもたちに聞くと、それは部活動も有効になっておりますし、ボランティアみたいな形で活動されている指導員の方には、保護者としては感謝をしておられます。 例えば町内にもこういった専門指導員をやってみたい。さらに、中学校の子どもたちと関わってみたいという人がおられましたら、今後どのようにして町に問合せをしたらいいのか。また、町としてはこういった人材をどのように今後採用していくのか。今のところ、計画があればお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 外部指導員の確保計画はという御質問だと思います。 現在、そういった詳細の部分については検討に至っておりませんが、今後、検討委員会を実施をしていく中で、そういった部分が多分、核となる議題になっていくんだろうと思っております。 国のほうとしても、そういうことを踏まえて、一応想定をしながらこの提言をされているのは間違いないんですが、誰がその報酬を負担するのっていうことは、まだはっきりと示されていないということもございます。ですから、その辺の情報も今後入れながら、しっかりと確保できるような体制を整えていきたいなという思いはしております。 そういった、一応、リストを作りながら、どこが受皿でどういう形で配置ができるかっていうことを、今後その辺を詰めながら、検討委員会で協議を進めていきたいというふうに考えている段階です。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今後、今さっきお話ししたように、外部の指導をやってみたいと、また子どもたちと関わりたいという方がおられるんであれば、しっかりとした採用、並びに学校の先生方も負担軽減にもなりますし、子どもたちにとっても専門的な指導を受けられるということは、約2年半の部活動の活動の中でも有意義に過ごせることだと思いますので、俗に言う三方よしではないですけど、皆にとってメリットがあるんであれば、しっかりとした運営を取っていただきたいと思います。 時間がありませんので、次に行かせていただきます。 全国の学力・学習状況調査についてですが、まず答弁書におきましては、小学6年生は全国平均よりも少し残念な結果であったと。中学校3年生においては、全国平均レベルでしたという答弁がありました。今年度、令和4年度には、岡山県学力調査結果が行われ、先般の7月28日には岡山県の教育委員会の報道発表資料にはこの結果が出ておりまして、私もこれをダウンロードしてまいりました。 まず、この中で調査は2通りあり、国語と数学・算数、理科の理解度と各児童・生徒の学習状況の調査が、それぞれ生徒と教員に対して2通りの調査があると思うんですが、まず教育長にお尋ねをいたしますが、この国、数、理科のそれぞれの各教科の理解度水準というのは、鏡野町としてはどこを求めておるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) どこを求めているのかという御質問だと思います。 鏡野町総合計画の中にお示しをしておりますけども、一応、令和7年度に全国平均を1ポイント上回る、そういった水準を求めていこうという目標を持って、今取り組んでおるところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) それと、もう一点なんですが、分かりました、各教科の水準は全国平均よりもプラスにしていくということが目標ということなんですが、もう一つの調査結果で、児童・生徒への質問結果により、岡山県の教育委員会報道発表資料には、それぞれ学習状況の調査結果も出ております。その中で、肯定的回答割合というのが学習の状況調査の結果として出ておりまして、中学校の分は載ってないんですが、各小学校の分と全国平均との平均点の差がここに載っておるんですが、まずこの肯定的回答割合、例えば主体的な学びであるとか、対話的に深い学び、自己肯定感等、点数が出ておりますが、このことについて、この結果から町としてはどのようにこの結果を今、状況を見ているのか、教育長のお考えがあればお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) ただいま学習状況調査の、どうこの結果を捉えているかという御質問だろうと思います。 この結果で一番思いをいたしましたのは、まず鏡野の子どもたちは自分のことを認めてくれているなっていう思いをして過ごしている子どもたちの割合が非常に多いということに正直安堵しておりますし、今後もそういう町であり続けるように努力をしてきたいなというふうに思っております。 それに対しまして、やはり問題視されていくんであろうというのが家庭学習の時間、これが全国平均よりも低い、そしてSNS等のゲームとか、そういったことに時間を費やす割合が高い、そういった結果が見て取れるように思っております。 ですから、この辺を家庭学習を含めて家庭の御協力もいただきながらしっかりと、中学校ではスマホサミットっていうことで中学生御自身が各管内の学校と協働しながら在り方をしっかりと今後見詰め直す機会にもなっておりますので、その辺を十分に活用しながらやっていきたいなというふうに考えておるところでございます。 まずは子どもたちが、自分たちが今見通しの利きにくい社会の中で生き抜く力をどうやって育んでいくかということを焦点に置いて、教育のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) では、最後の質問になるかと思いますが、答弁書の中に、3学期の初めには小学校3年生から中学校2年生まで、国語と算数・数学において町独自の鏡野町標準学力調査を行いますと記載があります。これは、岡山県の学力・学習調査、全国の学力・学習調査とはどのように何が違い、また鏡野町としてはどういう方針でこの調査を行っていくのか、最後になると思いますが、教えていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 3学期に、昨年度から取組をしております。県内でも、なかなかこういう取組はされてないんだろうと思いますが、今、来ております指導主事の助言もありまして、1学期、2学期、それぞれテストの状況を確認しながら、3学期最終、詰めができないとどんだけ成果が上がってきているかっていう確認ができないし、子どもたちもそういうテストを受ける気構えを持って生活をしていけば、前向きに学習に取り組む姿勢が出てくるんだろうというような意味合いから、この取組を昨年からやっております。まだ、成果が、どういう状態になっていくかというのは、今後見ていかなければ分かりませんが、きっとこのことが無駄にはならないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で8番牧田俊一君の一般質問を終わります。 ここで皆さんにお伝えします。 本日の会議時間は、議事の都合により審議終了までこれを延長いたします。 ここで17時5分まで休憩といたします。              午後4時55分 休憩              午後5時5分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 5番、日本共産党の藤田照子です。 議長のお許しを得たので、できるだけ短く進めたいと思いますが、どう転んでも6時には終わると思いますので、最後までよろしくお願いします。 早速、質問に入らせていただきます。 大項目1、快適な生活環境の里づくり。 中項目、鏡野風力発電事業について。 再エネの導入拡大は、脱炭素とエネルギーの重要政策となっています。しかし、最近は森林伐採型で、山奥まで改変する補助金目当ての無秩序な開発が大問題となっています。現在400余りある計画の中で、鏡野町での風力発電事業は問題ありと指摘されている風力発電のワーストテンに入っていると、日本自然保護協会作成の資料に載っています。 8月18日に、岡山で県環境影響評価方法書についての審査委員会があり、傍聴しました。県知事の意見書が反映されていないということで、審査委員の皆さんから不信感いっぱいの質問が出ていました。この事業は、環境破壊につながる大型開発であり、町民の生活や健康に及ぼす影響は大きいと考え、6月議会で質問したのですが、さらにその思いを強くしました。もし、この事業が進んでいけばどうなるのか、考えると不安な気持ちでいっぱいです。今回は、開発には町長の同意が必ず必要ということで、この事業に対しての町長の考えを問います。 小項目1、この事業の進行状況をどのように把握されていますか。事業実施が決定するまでの工程と、現在はどの位置にいるか、お尋ねします。 小項目2、前回、事業対象地域は土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律により指定されている箇所ではないと回答されました。それでは、環境大臣の意見の2、(4)に示されている、土地の改変に伴う自然環境に対する影響についてはどのように考えられていますか。そこに示されているのは、急傾斜地の崩壊、それから砂防指定地である。また、土砂流出防備保安林。それから、山地災害危険地区。地滑り危険地区等が存在しているとあります。 続けて、小項目3、その文の続きに、既設道路が少ないことから大規模な造成工事や道路工事に伴う土砂崩落や、河川、沢筋等への土砂または濁水の流出等による動植物の生息、生育環境への影響が懸念される。このため、風力発電設備等の設置等の検討に当たっては、専門家等からの助言を踏まえ、調査、予測及び評価を行い、複数案を比較検討を通じて、土砂崩落及び土砂流出の可能性の高い箇所の改変を回避することとあります。しかし、県の審査委員会でも、事業者からの複数案は示されていません。事業者への不信感を信頼に変えるためにも、環境破壊から地域を守るために、専門家を招いて事業者と専門家、町担当課、町民と合同で公開討論会をするなど研修が必要だと考えますが、どう思われますか。 小項目4、今後、調査を業者任せにせず、町独自で調査できないでしょうか。県と連携し、特別予算を取るなどして調査させることはできませんか。 小項目5、風向きや地形の影響を受け、上から下へ下りてきて谷間で重複するという低周波音や超低周波音の健康被害については、よく勉強してみたいと前回答弁されました。理解が深まったことはありましたか。 小項目6、保安林の解除、国有林野の貸付けには町長の同意書が必要です。町が同意を出す立場になったとき、町長の判断は町民の命と財産を守る立場に立ってもらえるはずだし、その条件を明示されるはずと期待されています。一般町民に同意書は公表されますか。 大項目2、子育て支援の充実について。 中項目1、子どもの居場所づくり。 昨年の6月会議と今年の3月会議で、子どもの居場所を求める質問をしました。質問のたびに、我が子の経験を話に来てくださった方がいました。誰が不登校になってもおかしくない。子どもや保護者が安心して育ち合える居場所は必要と、関心を持っている方も多いと感じています。学校が苦手で苦しいと感じている子どもたちが家庭だけで過ごすのではなく、家族以外の大人の仲間と安心して過ごせる居場所が町内にできるよう、支援が必要です。 小項目1、登校できずにいる子どもが現在何人いますか。 小項目2、鶴山塾を利用している子どもは何人いますか。 小項目3、学校の別室登校ができている子どもは何人いますか。 小項目4、悩んでいる保護者が相談しやすい窓口はありますか。 小項目5、ネットで町内の居場所や相談窓口を発信できませんか。 小項目6、子育て支援センターや公民館の活用ができないでしょうか。 大項目3、生活安全対策の推進について。 中項目1、旧統一教会の被害等について。 政治家との癒着、合同結婚式、高額寄附、印鑑やつぼ、教本などの霊感商法による購入など、町内に被害者がいることを知り、心配になり質問します。 小項目1、町民が被害に遭っている実態を把握されていませんか。 小項目2、信者や家族が相談できる窓口はありますか。 小項目3、被害防止のために、カルト集団や洗脳などについて啓発が必要ではないでしょうか。対策を考えられませんか。 小項目4、国葬に反対する立場に立てますか。反対できないなら、その理由は何でしょうか。 以上で登壇での質問を終え、後は質問席にて続けさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番藤田議員の御質問にお答えをします。 大項目1であります。 快適な生活環境の里づくりの御質問であります。 中項目1、鏡野風力発電事業について。 小項目1であります。 現在、事業者は環境影響評価法の方法書の手続中であります。9月8日に、岡山県知事が経済産業大臣に意見書を提出したところであります。経済産業省は、事業者が作成した方法書、知事意見及び一般意見に対する事業者の見解を踏まえて、方法書の審査を行います。そして、方法書の審査後、経済産業大臣から事業者に対し、勧告が行われる予定であります。 本事業に係る環境影響評価法に基づく手続は、全部で4段階となっており、現在2段階目の方法書の手続中であります。今後、3段階目の準備書の手続に移る見込みでありまして、最終は評価書の作成、そして経済産業大臣による確認を得て、評価書は確定となります。その後、事業者は経済産業大臣に工事計画の認可申請を届出、認可を受けた後、事業を実施することとなる見込みであります。 次に、小項目2であります。 方法書に対する町長の意見といたしまして、事業対象地域は土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律によって指定されておる箇所ではない。しかし、本事業で生じる地形改変に伴う土砂災害が生じないよう、十分な調査、予測、さらには評価及び対策を講じることと記載をしております。また、環境大臣意見のとおり、事業者が専門家等からの助言を踏まえて調査、予測及び評価を行いまして、土砂崩落及び土砂流出の可能性の高い箇所の改変を回避すべきであると考えております。 次に、小項目3であります。 環境大臣意見、あるいは県知事意見等を踏まえまして、今後におきましては経済産業大臣の審査に入ります。その後、方法書に対する経済産業大臣の勧告があります。それを踏まえて、事業者が準備書の中での環境影響の調査結果、あるいは専門家による調査分析を実施いたしまして、どのように事業計画を具体化してくるかを注視してまいりたいと、このように考えております。事業者には町民の信頼が得られるよう、十分な説明をしていただきたいと考えております。町といたしましては、現在のところは公開討論会の開催は考えておりません。 次に、小項目4でありますが、本事業に関わらず、他の大規模事業においても、実施者であります事業者の調査すべきものでありまして、町が予算を取って実施すべきではないと考えております。 次に、小項目5についてであります。 風力発電施設から発生する超低周波音と聴力影響、頭痛、耳鳴り、糖尿病、高血圧、循環器疾患等の健康影響の関係につきましては、国内外で様々な研究が行われております。環境省におきましては、平成25年度から、風力発電施設から発生する騒音等の評価手法に関する検討会を設置をいたしまして、平成28年11月に検討会で報告書が取りまとめられております。この報告書によりますと、風力発電施設から発生する低周波音と影響評価につきましては、明らかな関連を示す知見は確認できないとのことであります。このことによりまして、令和2年8月に経済産業省は、風力発電施設に係る環境影響評価項目から低周波音の項目は削除されましたけれども、住民の方の不安を払拭するには、事業者による環境影響評価は必要であると考えております。 次に、小項目6であります。 保安林解除等につきましては、申請手続を行うに当たり、町の同意書を添付することとなっておりますけれども、今のところ、公表することとなっていないために、公表はいたしません。 次の、大項目2、子育て支援の充実につきましては、教育委員会に関する質問でありますので、後ほど教育長に答弁をさせます。 続きまして、大項目3の生活安全対策の推進。 中項目1であります。 旧統一教会の被害等についての質問であります。 小項目1であります。 今のところ、旧統一教会の被害等について、町民からの相談は受けておらないとこであります。 次に、小項目2でありますが、消費者問題につきましては、くらし安全課、人権、心配事相談及び弁護士相談につきましては総合福祉課が窓口になっております。内容に応じまして、各関係機関と連携してまいりたいと思います。また、国におきましては、旧統一教会問題相談集中強化期間といたしまして、内閣官房、警察庁、消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、厚生労働省などの関係機関による合同電話相談窓口が9月5日から30日までの間、開設されておりまして、町のホームページでも案内をしております。 次に、小項目3についてであります。 カルト集団の定義も確立されていない中、いろいろな立場の方、いろいろな考えを持たれている方がおられます。答弁は控えさせていただきます。ただ、被害相談に来られる方がおられましたら、個別に対応させていただきたいと、このように思っております。 次に、小項目4であります。 今回の国葬につきまして、賛成、反対を表明する思いはありませんので、答弁は控えさせていただきます。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) それでは、5番藤田議員の御質問、最後にお答えをしたいと思います。お疲れのところ、御苦労さまでございます。 では、大項目2、子育て支援の充実について。 中項目1、子どもの居場所づくりの小項目1ですが、令和4年度8月末現在、30日以上欠席している長期欠席者数は、小学校においては3人、中学校においては10人です。 続きまして、小項目②ですが、令和4年度現在、津山市教育相談センター鶴山塾を利用している児童・生徒の数は合わせて5人です。 続きまして、小項目3ですが、鏡野中学校には以前よりオープンクラスを設置しており、不登校など学校に登校しにくい生徒が別室で過ごすことができる教室を用意しています。現在、登録している生徒数は5人です。オープンクラスの担当として不登校解消支援員を1名、町費で配置をし、利用している生徒の対応を行っております。小学校においては教室に入りづらい児童や落ち着かない児童の対応として、保健室を利用したり、空き教室を利用したりしています。南小学校では、この2学期から新たに特別支援学級の一角にステップルームを設置し、教室に入りづらい児童の居場所や学習場所として支援を行っています。 続きまして、小項目4ですが、相談窓口として学校教育課に配置しているスクールソーシャルワーカーや子育て支援課の発達支援コーディネーターが随時、学校や保護者からの相談に対応しており、ケース会議で情報共有や支援策を協議をしております。 続きまして、小項目5ですが、相談窓口については、鏡野町ホームページの子育て支援のページの中で、子育てに関する相談窓口を紹介をさせていただいております。子どもの居場所についても、学校や家以外の子ども自身がほっとできる場所として、取組や該当する施設等があれば、同様に発信していきたいと思います。 小項目6ですが、子育て支援センターの利用は、原則就学前の児童とその保護者としております。ただし、今後、不登校の子どもなど対象の拡大ができないか、検討を始めているところでございます。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 再質問をさせていただきます。 大項目1の小項目1ですが、この業者が環境調査書を回覧、説明会をするときに、山陽新聞に掲載したという記事を、案内を見られましたか。3月31日に、それは一つの大きな広報をしているよっていう証明のものなんですけれど、実際にその記事を見られましたか、お尋ねします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今、はっきりお答えすることはできませんけど、見たと思います。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 大変、見つけにくいところにありました。私も、ほとんどの人が気づかなかったと思うんですけど、図書館に行って調べてどこにあるんだろうと思ったら、山陽新聞のテレビ欄の一番下にこんな小っちゃな案内でした。それは、もう絶対に皆さん見逃してると思います。なので、本当に分かりやすく、明快、はっきりした広報をお願いしたいと思います。 それから、あっちこっちのところでも、モンタージュ写真を見て初めて実感されると思うんです。風車がどのように鏡野の地区で山頂に並んでいくかっていう、想像できるようなモンタージュ写真を、ぜひ業者のほうに提供してもらえるようにお願いしたいんですけど、それはいつ頃できるか、御存じでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 藤田議員も県に行って見られたと思います。そういうふうな意見が出ているようであります。いつ頃できるかというのは定かでありませんけれども、注視して見ていきたいと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 先ほど、町長がずっと経過を言ってくださったんですけれども、例えば町長の同意書っていうのは、一番最後になると思うんですけれど、どのあたりまでが、ひょっとして私たちが意見を言って例えば計画が左右できるか、計画が進められるか、ストップできるかっていうのは、どのあたりまでが可能なんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君に言いますけれども、どの項目、今、1番の進捗状況の把握っていう……。 ◆5番(藤田照子君) 1番です。 ○議長(原章倫君) 一気に、小項目の6番に飛んだわけではないですね。 ◆5番(藤田照子君) 1番の経過の中で、どこまでですかっていう、①の。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 町が反対する、事業が止められる時期という御質問だと思いますが、町が反対する時期というのは、準備書の意見書を書く時期で、よほど事業者が作った準備書に問題があるとか、そういったことがあるとか、地元の住民の方の反対運動とかがすごい出ているとかというようなことがあったら、よその公共団体でもそこで反対して事業がストップしたというような事例もございますので、その時期でそういうことがあれば、町として反対の意見を申すことはあるかとは思いますが、それで事業、業者が止めるかどうかというのは、我々が判断するところではございませんので、そこについては分かりかねるところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 小項目の2に移ります。 かなり県の、地図の上に書かれた危ないところを見ると、いろんなところが計画のところに混じって見えるんですけれども、どこに風車を建てるかというのはまだ示されていませんので、全然分からないんですよね。それで、これを見ていて、どこに建てても危ないじゃないと思ってしまうんですけれども、危なくないように配慮すれば何とかなるとお考えでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 何とかなると思いますかというよりは、何とかならないですよね。課長に答弁させます。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 町としましては、事業対象地域については、事業者が実際に事業を予定している箇所で、環境大臣の意見中の想定区域は富地域、羽出地域を指しているものと考えております。6月の町長答弁で、事業者に指定している箇所ではないが、土砂災害等が生じないよう、事業者が十分な調査、予測、評価及び対策を講じることと意見を述べているところでございます。また、方法書の町長意見でも同様に、意見書に記載をしたところでございます。 この意見に対して業者が、先ほど申しましたように、土砂災害が起きないように事業を考えて、進めていくわけでございまして、この段階で大丈夫とか、危ないとかっていうようなことを我々が判断する段階ではないと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) それでは、安全に災害が起きないように、事業、工事とかを進めることも可能だということですか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今の段階で、個々にその位置が示されておりませんので、評価ができないということであります。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 県の段階では、個々に指定してちゃんと環境評価ができるように、その箇所を指定して、その指定したのを2種類、複数案出してくださいよと、環境省も、県知事も言っているのに、それを出してなくて、今度は県知事もかなり厳しい意見書を書かれていますが、その意見書が環境省に行って、業者の皆さんは環境省の御指導をちゃんと受けなさいよということで出されているんですけれども、かなり大変な、私たちが判断するにも判断できないような環境調査書だったと思います。ぜひ、よく見ていただいて、私たちが判断できないというか、専門家ではないので、専門家の防災の関係の人とかの意見も入れながら判断していただきたいんです。課長さんたち、くらし安全課だけとかじゃなくて、県とかも関係していると思いますので、意見も聞きながらぜひ考えていただけたらと思います。 では、小項目の3に行きます。 新しい搬入路というか、2車線の林道をつけないと、大型の羽根も、それから支柱も運べないということで、その支柱の重さは200トンと言われていますし、羽根の長さは60メートルですか。それを頂上に運ぶ道を新しく造らないと上まで運べないという状況です。そのことについてはどのようにお考えでしょうか。かなりの、道を造るのに木を伐採することにもなると思いますし、それから道路もかなりそこに、新しくない道路にしても傷みやすくなると思いますし、災害も起きやすくなると思うんです。水が下にしみないで、だあっと出てしまうので危ないと思うんですけれど、そのあたりのことは、新しい道を造るというところではどう感じていらっしゃいますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 心配されるのは分かりますけども、専門家でありませんので、あらゆる方向から意見をいただきまして判断をしていきたいと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 富地区で説明会を受けた後、自然保護団体の方たちが、白賀渓谷のほうで、いろいろ大学の先生とかが集まっている、研究している団体の方々の資料が、議員たちにも学習会のまとめとして送られてきました。きっと各地区にも配布されたと思うんですけど、その中に京都大学の竹門康弘先生の文書がありました。その中に、急峻な地形に──急激な坂ですよね──大量の盛土をすると、大雨によって盛土自体が崩落して土石流の引き金になる。切土や盛土の侵食を防ぐために土壌改良や舗装を行うと、雨水の地下浸透が阻害されて表面流出が増えるため、雨のたびに表土が流出し、谷底に堆積していく。3つ目に、道路建設によって、本来斜面全体に浸透していた雨水が道路の路面水として流出すると、表面流出の割合が増加するとともに、路面水の流出が特定の地点に集中する結果、ピーク流量の増大と表土流出の増加を招く。上記の2、3の過程で、谷底に堆積した土砂が数年に一度規模の大雨によって、両岸の土砂を巻き込んで一気に崩落するっていうようなリスクを書かれています。 7月の豪雨のときに、大雨が降ったときに、奥津のゴルフ場に行く行きがけの道が大変な大水が出て、被害に、道がもうここら辺まで水が通ったんだなと思って、土砂というか、汚れた欄干がありましたので、だから急にそういうことが起こる可能性はかなり出てくるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 今、藤田議員がおっしゃられたことも含めまして、先日町長名で提出をしました方法書の意見書の中で、工事用道路について、事業完了後も含め、災害対応等の維持管理計画を関係機関と協議することということで、意見を申しております。 そこら辺も含めまして、業者のほうは、今、藤田議員がおっしゃられたようなことについても考えて、次の準備書等を作成するのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 小項目の6に行きます。 低周波音のことですが……。 ○議長(原章倫君) 藤田議員、何番に行かれますか。 ◆5番(藤田照子君) ごめんなさい。5番です。今日、目の調子が悪くて、すいません。 風向きや地形の影響を受けっていうところなんですけれども、いろいろ読んでくださっているんだなということも分かりますし、この間、六ヶ所村に行かれた研修報告を読ませていただいてその中に後で住民トラブルが起こっているということも書かれていました。 問題点としては、周辺住民から苦情、騒音、低周波等による体調不良が増えているようで、低周波に関する苦情は、専門家が調査しても原因不明で対応困難な状況であり、苦情が増えている要因としては、設置後に周辺住民への説明を行っていないことも考えられるとのことだったっていうふうに書かれています。 どうしてそういう、後で問題にとなるかというところに、設置後に周辺住民への説明を行っていないことも考えられるというふうに書かれているんですけど、設置後で説明して間に合うんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 私に聞かないでほしいと思います。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 配慮書の町長意見において、超低周波音を含む低周波音の影響について、風力発電機と民家との距離を十分確保し、その離隔距離の安全性の根拠を示すよう、意見を述べているところでございます。その回答として、業者からは距離を十分確保し、根拠を示すというような回答がございました。 また、方法書の県知事意見では、稼働に伴う騒音について、基数配置──風車の基数ですが──を明確にした上で、環境影響の予測及び評価を行い、施設稼働後に影響が確認された場合の対策についても、次回の準備書に示すことと知事意見のほうではついておりますので、次の準備書で、今、藤田議員がおっしゃられたようなことについての対応についても、業者のほうは記載するものと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) すいません。もう、すごく時間が少なくなっているんですけれども、私、最後に行きますね。 いろいろ、今日前半のお話というか、学童保育のことや、もう全て思うんですけれども、地方自治法のことなんですけれど、日本国憲法の92条に、地方公共団体の組織及び運営に関する事項は地方自治の本旨に基づいて法律でこれを定めるとありまして、地方自治の本旨って何かなって思うんですけど、分かります。ごめんなさい。 地方自治の本旨とは、1つ目は住民の自治、そして2つ目は団体自治ということで、住民自治というのは住民の意思に基づいて行われるということです。住民の意思をしっかりと聞くということを大事にしていただきたいのと、それから団体自治というのは国から独立した団体に委ねられているということで、独立しているということなので、しっかりと町長は町長の判断を持っていただきたいと。住民のために必要なときは、言われたとおりでなくても、ちゃんと住民の言うとおりに頑張っていただけたらと思っています。よろしくお願いします。 もう少し時間があるので、早く終わりなさいと言われているんですけれども、子どもの居場所で、さっき鶴山塾にお世話になっている子どもと、それから学校の、中学校なら中学校の部屋に行っている子と、5人ずつの回答だったんですけど、それは重なりはありますか。13人のうちの5足す5を引いて、3人の方が関わりがなかなか持てないでいるという感じではなくて、重なっている人がいますか。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 藤田議員の再質問にお答えします。 重なりはないものと聞いております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) それでは、かなり皆さん頑張ってくださって、学校のほうに子どもたちが毎日通えている状態だと思いますので、まだ、でもどうしてもその中に入っていけない子どもたちもいるということで、いろんなところにぜひ声をかけていただいて、民生委員とか、児童委員とかいろいろ連携しながら、何とか社会と接点を持ちながら成長できるように、ぜひよろしくお願いしたいと思います。その中で、居場所として子育て支援センターなどを使っていただいて、子どもの可能性、居場所としての可能性が広がっていくように、よろしくお願いしたいと思います。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で5番藤田照子君の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は9月26日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集願います。 本日はこれで散会いたします。 御苦労さまでした。              午後5時52分 散会...