鏡野町議会 > 2022-03-14 >
03月14日-03号

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  1. 鏡野町議会 2022-03-14
    03月14日-03号


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    令和 4年 3月会議           令和4年鏡野町議会3月会議会議録                                   第  3  日 目                                   令和4年3月14日                                   於   議   場1. 出席議員(14名)   1番  鈴 木 大 介              2番  岡 田 高 幸   3番  難 波 達 男              4番  山 本 秀 久   5番  藤 田 照 子              6番  花 房   尚   7番  飯 綱 洋 平              8番  牧 田 俊 一   9番  仲 西 祐 一             10番  片 田 八重美  11番  岸   泰 廣             13番  小 椋 晶 志  14番  長 石 幸 男             15番  原   章 倫2. 欠席議員(0名)3. 遅参・早退議員(0名)4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(19名)   町長      山 崎 親 男         副町長     藤 田 昭 彦   教育長     武 本 吉 正         総合政策室長  瀬 島 栄 史   総務課長    大 塚 英 明         総務課統括参事 松 本 博 巳   まちづくり課長 柳 井 和 彦         くらし安全課長 小 原 克 則   危機管理監   奥   克 彦         住民税務課長  産 賀 雄 史   保健福祉課長  安 道 智 秋         保健福祉課特命参事                                   石 原 靖 之   産業観光課長  小 椋 正 己         建設課長    岩 佐 誠 己   上下水道課長  中 西 豊 久         学校教育課長  金 平 美和子   生涯学習課長  黒 瀬   豊         国保病院事務長 福 田 紀 彦   会計管理者   安 道 葉 子5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  金 平 憲 明         同 書記    柳 井 ひとみ6. 会議録署名議員   8番  牧 田 俊 一              9番  仲 西 祐 一              令和4年3月会議議事日程                              (第3日)令和4年3月14日日程第1 一般質問              午前10時0分 開議 ○議長(原章倫君) 失礼をいたします。改めまして皆さん、おはようございます。 3月会議3日目、一般質問でございます。どうかよろしくお願いをいたします。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(原章倫君) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際申し上げます。会議規則及び議会運営基準の規定により発言時間は30分以内、質問と答弁の合計時間は50分以内と決められていますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、併せて御留意願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず、一括方式により、3番難波達男君。 ◆3番(難波達男君) 改めましておはようございます。3番難波達男です。 それでは、議長の許可をいただきましたので、通告書に従い一括方式で町長に伺いいたします。大きく2つの大項目について質問をいたします。 大項目1、みんなでつくる里づくり、中項目1、効率的な行財政運営の推進、小項目①公共施設の総合的かつ計画的な管理に関する基本方針について現状や課題に関する基本認識で示された品質、供給、財務が上げられていますが、改めて公共施設等の総合管理にどのように取り組んでいくのかお尋ねいたします。 小項目②現在、町指定管理施設が85施設がありますが、その施設についてどのように取り組んでいくのかお尋ねします。 小項目③昨年9月会議で町の基金を取り崩したとの報告がありましたが、改めて決算額を教えてください。そして、今後どのように運営を取り組んでいくのかお尋ねします。 小項目④各振興センターの日直を取りやめるという話を聞きましたが、町として今後の取組についてお尋ねします。 続いて、大項目2、快適な生活環境の里づくり、中項目1、公共的交通機関の充実、小項目①利便性の確保、向上による利用の促進についてどのように取り組んでいくのかお尋ねします。 小項目②現在無料で運行している福祉バス有料化の話が出ているようですが、方向性についてお尋ねします。 小項目③昨年12月から取り組まれているタクシー補助について、現在の申込み状況と今後の取組についてお尋ねします。 以上です。あとは質問席にて質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 改めまして、皆さん、おはようございます。昨夜の雨、久しぶりでございました。一雨ごとの暖かさということで、だんだん春めいてまいりました。 それでは、本日は3月会議3日目、一般質問に対します町長答弁であります。今回、質問をいただいております議員は10名ということであります。簡潔明瞭に、そして丁寧にお答えをしたいと、このように思います。1日よろしくお願いをいたします。 それでは、難波議員の御質問にお答えをいたします。 大項目でありますみんなでつくる里づくり、中項目の効率的な行財政運営の推進ということでありまして、小項目①であります公共施設の総合的な管理についての御質問であります。 鏡野町公共施設等総合管理計画についてであります。本年度、改定を進めておりまして、ただいま最終段階というところまで来ております。その計画におきまして、厳しい財政状況が続く中におきまして、今後人口減少等によりまして公共施設等の利用需要が変化していくことが予想されます。それを踏まえまして、公共施設等の全体の状況を把握をいたしまして、長期的な視点を持って更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うこととしております。 また、過疎、少子・高齢化対策、人を呼び込む魅力ある鏡野町のまちづくりを目指しまして、安心・安全で質の高い行政サービスの提供と併せまして、次世代への過度の負担を残さない持続可能なまちづくりを行うために、ニーズに応じまして施設の統廃合あるいは用途の変更を行いまして、存続の必要性の低い施設あるいは目標を達成した施設につきましては、廃止、民間への譲渡によります施設の総量の適正化を図りまして、今後につきましても必要な施設につきましては更新、長寿命化を計画的に進めるとしております。この計画に沿いまして進めてまいりたいと思っております。 続きまして、小項目②の質問であります。 こちらにつきましては、それぞれの用途、経過年数、利用者など様々な要因があります。一概には答えられませんが、先ほどの取組の中で一昨年に策定をいたしました公共施設個別計画を活用いたしまして、必要性等を考慮しながら更新、統廃合、長寿命化などを行ってまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目③であります。 令和2年度の決算であります。財政調整基金はマイナスの11億8,400万円余りと大きく減額をいたしました。こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染症対策が主な原因であります。財政の安定化を図るために積み立ててきた基金をこのような非常時に対応するということに充てるということによりまして、有効に使えたものと理解をしております。普通会計に設置をいたします20の特定目的基金につきましては、各増減がありますけれども、全体では約1億2,600万円の増額という決算となりました。 今後の運営をどのように取り組んでいくのかということの質問であります。3月会議初日の施政方針でも述べております。限られた財源を有効に活用いたしまして、活力のある地域社会の実現、持続可能な行政運営との均衡を図ってまいりたいと、このように考えております。 続きまして、小項目④であります。 日直廃止につきましては、昨年12月の区長幹事会におきまして、総務課から提案をさせていただいております。今のところ決定ではございません。振興センターの日直業務におきましては、近年では簡易な業務が僅かあるだけでありまして、効率化を図ることから検討し、提案したものであります。もちろん、住民に対する安心・安全の提供も大切であると認識しております。特別警戒体制などの災害への対応も十分考慮しながら、地域の理解が得られる方策を考えてまいりたいと、このようにしております。 続きまして、大項目②であります快適な生活環境の里づくり、中項目①であります公共的交通機関の充実、小項目①であります。 鏡野町では、令和3年6月に鏡野町地域公共交通計画を策定しておりまして、町営バス含む全ての公共交通の整備、見直しを進めております。この計画については、公共交通の問題点を洗い出し、快適で安心して暮らせるまちの発展を支え、地域の特性に応じた持続可能な地域公共交通を実現するための施策を令和7年度まで5か年で検討、実施してまいりたいと、このように捉えております。 令和3年度実施事業につきましては、タクシー利用助成制度の創設あるいは町営バスなど路線バスとの結節点となりますPLANT─5バス停の待合所整備がこの計画に上げられたところであります。公共交通機関の利便性確保、利用促進につきましては、鏡野町地域公共交通計画を基に順次進めております。 続きまして、小項目②の質問であります。 福祉バスの有料化は、受益者に一定の負担を求めることによりまして、路線の維持を図ることあるいは町全体の公平で明確な運賃体系の構築を目的といたしまして、地域公共交通計画に掲げております。 令和4年度からは、有料化に向けての本格的な協議を始め、令和7年度までに実施したいと考えております。地域の実情に応じた運行あるいはより利便性が高く、持続的で安定した運行体制を構築していけるように、地域との調整を図りながら公共交通会議で協議を進めてまいります。 続きまして、小項目③であります。 3月30日現在の申請者数は、321名であります。地域別では、鏡野地域が一番多く280名、奥津地域が23名、富地域が14名、上齋原地域が4名となっております。 申込みを行いやすい取組といたしまして、介護を必要とし、直接役場や振興センターに来ることができない方に対しましては、包括支援センターあるいは各事業所の介護支援専門員と連携をいたしまして、代理申請の受付を行っております。その効果もありまして、日々数名の方が申請に来ておられます。 今後につきましても、この働きかけを継続して、関係機関との連携を図りながら、対象者に事業案内のチラシを配布をいたしまして申請促進に努めてまいりたいと思っております。また、4月の広報紙でタクシー利用助成制度につきましては、再度掲載を行う予定としております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 山崎町長、答弁漏れ。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 訂正をさせていただきます。早速ですみません。 大項目②の中項目①、小項目③であります。 タクシーの利用者の申請者数であります。3月10日のところを30日と申し上げました。訂正をいたしまして、おわびを申し上げます。 ○議長(原章倫君) 3番難波達男君。 ◆3番(難波達男君) 3番難波です。お答えありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず、大項目1の小項目①についてですが、今年度、1月会議でも説明がありましたが、公共施設等総合管理計画の中に、公共施設の維持費用については2035年までに総量の適正化を65%進めることが重要であるというふうに指摘がございました。どのような行程で予定されておりますか。分かれば、計画があればお聞かせいただけたらと思います。 小項目②、指定管理施設について、町が支出する費用の上限、下限などがあれば教えていただきたいと思います。また、予算が特別に必要なときは補正を組まれていかれると思いますが、それぞれの施設について全て取り組まれていかれるのかお聞かせいただけたらと思います。また、指定管理施設においても総量の適正化を図っていかれるのか、分かる範囲でお聞かせいただけたらと思います。 小項目③、基金につきましては指定管理施設にも必要になってくるのではと思いますが、国や県の補助金との関連性もあるんだろうと思うんですが、分かる範囲でお聞かせいただけたらと思います。できれば、指定管理施設も合併当初から組み込まれてきた施設もありますので、かなり老朽化してきているものもあると思います。このあたりの長寿命化とかも関連性もあるでしょうが、お答えいただける範囲でお聞かせいただけたらと思います。 小項目④ですが、住民からは日直制度についてはぜひ続けてほしいという声を聞いております。このたび、日直廃止という話を聞いたときに、町民の方からだんだんと日直もやめるようになれば振興センターとしてはどうなるんだろうかという心配の声を聞いております。そのあたりについて、今後振興センターとしての位置づけをどのようにお考えなのか改めてお伺いしたいと思います。 次に、大項目2の小項目①ですが、それぞれの地域の意見を取り入れて公共の交通機関を利用してもらえるように取り組んでいっていただきたいと思いますが。バスの形態によっては一律200円で運行できるところもありますが、運行形態によってどうしても料金がバスの通路、遠路によっては料金が加算されるような料金体系の場所もあると思います。その辺の料金の見直し等について、今後見直し等が考えられているのかお聞かせいただきたいと思います。 小項目②についてですが、結論から進めていくのではなく、まず住民の意見を聞いてから進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 小項目③のタクシーについてですが、今の利用者の方からお話を聞く限りでは、大変ありがたい制度をしていただいたと喜びの声を聞いております。ただ、その中で、申請をされた中に、今回の制度では運転免許証は全て駄目というくくりがございます。ですが、地域性によっては、オートバイは持っておって近いところはオートバイに乗って動けるんだけど、ちょっと遠くへ行く場合には、もしタクシーの利用ができたらありがたいなと、申込みをされた方が運転免許持っておられるから駄目だと。それから、今後考えられるであろう農耕車に乗っておられる方なんかは、これは公道を走る場合は小型特殊という運転免許証が必要になります。その方々も利用できないというのは、いかがなものかなと思います。今後とも高齢化が進むと、農耕車はどうしても乗らにゃいかんから、そういう小型特殊の免許証は持っておきたいという方は増えてくるんではないかと思います。そういう方々に対しての申込みの緩和、規制緩和、条項を改定してでも申込みを受けていただくようなことが取組ができないかお伺いします。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 失礼します。難波議員の再質問にお答えしたいと思います。 鏡野町公共施設等総合管理計画において、65%の縮減ということを書いております。これをどう進めていくかでありますが。基本的には、古いもの、必要性等を検討してまいりますが、ここで改定ができますので、4年度以降から開始すると思います。基本的には、先ほど言いました古いもの、必要性など、できるだけ、65%はかなり厳しい目標数値だと思いますが、財政運営のため、これを目標としております。4年度から行っていきたいと思います。 続きまして、指定管理の上限、下限につきましてですが、上限、下限はありません。補正が必要となった場合ですが、こちらは年度協定となっておりますので、変更はないと。ただし、施設の修繕等がありましたら、それは協議していくということになっております。 それから、基金のほうで指定管理施設も対象であるのかということですが、これも対象であります。ただ、今、この基金が10億円ほどあるんですが、1月31日の全員協議会のほうでもお伝えをさせていただきました。この後40年間で約662億円ほどの改修費用が必要になってくるという試算が出ております。年平均で16億6,000万円ほどということになります。ただ、これをこの計画の中で長寿命化をしていくことにより施設の寿命を80年まで延ばすということで、もっと縮減できるものと考えております。ただし、この基金を今現在確保することは到底無理なことでございまして、事業自体も一気にするものではありませんので、こちらはまた計画的に積み上げていきたいと思っております。 それから、日直についてでございます。やめてほしくないというお気持ち、聞いております。また、やむを得ないという意見というのがあるのも事実でございます。それから、今回、区長幹事会のほうで現状についてお話をさせていただいております。 この要因ですけど、単なる業務が少ないからというだけでなく、年間120ほどある休日に対して、1日当たり5名の職員を配置しております。これが延べ600人となります。さらに、夜間は365日宿直がありますので、1,000人近い人が業務以外で当番に当たっているという現状があります。各振興センターごとに約15人の職員をローテーションで当てておりまして、例年でありますと、大納涼祭などのイベントや事業、最近ですとワクチンの集団接種など、休日出勤があります。 また、近年の気象の変化や平成30年7月豪雨以降、警報等が早めに発表されるようになるなど、職員が参集して対応する機会が大変多くなってきております。警報が発令された場合には、警戒体制として危機管理室の職員ほか4課の管理職員が本庁に待機し、各振興センターにも職員を配置しております。その他の職員は自宅待機としておりまして、この体制は警報が解除されるまで続きます。昨年では、避難所の開設が7月と8月にありまして、その際の職員配置などで、延べ169名の職員により昼夜を問わず対応したところであります。その際には、職員が疲弊したまま日直または宿直に当たるなどの事態が実際に起きておりますので、こういったことも御理解をいただきたいと思います。 振興センターの位置づけですね。 それについては、今までと変わらず、防災機能を含めた基幹的な支所ということで変わりはございません。 以上です。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、難波議員さんの再質問にお答えをさせていただきます。 まず、中項目1、小項目①であります公共交通に係ります料金等の見直しを地域の皆様の意見を聞いた中で取り組んでいただきたいというような質問であったと思います。 まずは、小項目②の福祉バスの有料化にも関わってくることとは思いますけれども、現在、鏡野地区を運行しております町営バスが定額200円をいただいております。これらのこともありますけれども、有料化をすることにより、上齋原、奥津、富地区につきましては、乗り継ぎがまた必要になってきます。そうしますと、料金のほうも少し割高になってくる、このようなことも考えられますので、割引等そのようなことも含めまして、全体の料金体系については今後検討を進めてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、小項目②の福祉バスの有料化につきまして、住民の皆さんの意見を聞きながら進めていただきたいというような御質問だったと思います。 これにつきましては、現在福祉バスが運行しております3地区につきまして、上齋原地区につきましては区長会等で町の方針をお伝えしまして、利用者の皆様の意見等を集約していただくようにお願いをしているところです。また、富地区におきましては、地域づくり協議会の事業の中で公共交通のことをされておられますので、協議会の方々から利用者の意見等をお伺いしているところでございます。また、奥津地区に関しましても、区長の皆様には概要を説明をしているところですけれども、今後どのような方法になるかまだ検討中ではありますが、住民の皆様の意見をお伺いしたいと思っております。 いずれにいたしましても、住民の皆様の御意見を第一に考えながら事業を進めてまいりたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。それでは、難波議員さんのタクシー助成の要綱の緩和についての御質問でございます。 こちらにつきましては、議員さんがおっしゃられるとおり、原付小型特殊免許証のみの所有の方からの問合せが幾らかありました。議員さんがおっしゃられたとおり、免許証所有ということでお断りのほうをしてまいりました。今後の課題であるということは、十分認識をしております。 しかし、まだ事業がスタートして3か月でございます。まずは、利用申込者を増やす取組を継続して高齢者や障害者の方の外出支援につなげていきたいと考えておりますので、御理解のほうをお願いいたします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 難波達男君。 ◆3番(難波達男君) ありがとうございます。再々質問に入らせていただきますが。 まず、大項目1のほうの公共施設等については、長い目で見ていかないといけないということで、今すぐにはどういうことはないかと思いますが、小項目①、②、③番の指定管理等についても関連性がありますので、ここは1つの再々質問にさせていただきたいと思いますが。関連性が、よろしいですかね。 ○議長(原章倫君) 続けてください。 ◆3番(難波達男君) 長い目で見ていかにゃいかんということで、指定管理施設については指定管理者が管理していかれる中で、それ以外のところでもそうでしょうけど、経営をしていかれる中でどうしても老朽化、古いものはかなり傷みというものは出てくると思います。その都度補正を組んでという形を取るよりは、今後に向けてそういう目的的な施設に対しての財政のほうを積み立てていくような形で対応できるような形を取っていただかないと、だんだんとそういう施設が増えていきますので、何とか対応していただけたらと思いますが、そこのお答えができるかどうか、再々質問でお答えいただけたらと思います。 あと、小項目④の日直のほうですが、これは住民の方の意見を聞いてということでお答えいただきましたが。最終的には、この方向になるかとは思うんですが、住民の方がどうしても反対の要望があれば無理強いはしないのか、そこだけ改めてお伺いしたいと思います。 大項目2の小項目①のほうですが、料金の改定ということでお答えいただいたんですが、割引等もという形でお答えはいただいたんですが、なるべく住民の方が困らないような対応をしていただきたいと思うんですけれど。全部が同じようにはいかないと思いますけれど。 あと、料金体系の中には、富から津山へ行く、これは鏡野町だけではないので、料金が距離制で発生しておると思います。それから、上齋から出ているの通常の中鉄さんの運行してるバスも距離制の料金体系のもあろうかと思います。その辺も含めて何とか頑張っていただいて、町のほうで料金が一律になるような見直しをしていただけたらなという要望があるんですが、そこについてお答えいただけたらと思います。 あと、小項目③のタクシーの料金のほうですが、そこのくくりを何とか緩和していただいて、住民の方の要望に応えていただいて、利用者の増員を目指すのであれば、そこは項目を見直しをしていただいて、少しでも利用ニーズに応えるようにしていただきたいと思いますが、最後のお答えをいただけたら、私の最後の質問とさせていただきます。
    ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 失礼します。難波議員の再々質問にお答えしたいと思います。 指定管理者が行っている施設の改修についてですが、基本的にこの計画により20年ごとの大規模改修及び長寿命化というのを計画をしておりますので、大きな修理はそこであらかたやってしまうというような計画でございまして、年度、年度というわけではございません。 それから、日直の件でございますが、必ずしも1人が反対されていればしないというわけにもいかないのですが、できるだけ地域の理解が得られる方策を考えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、難波議員さんの再々質問にお答えをさせていただきます。 料金体系について一律化ができないかというような御質問であったと思います。 まずは、現在、運行体系また事業者等がばらばらであることもありまして、料金の一律化ということをするのはなかなか難しいところではあると考えております。 今後は、利用者の皆様にダイヤの改正でありますとか、そのようなことをもって利便性を高めていって、皆様に十分理解していただけるようにしていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。それでは、再々質問にお答えしたいと思います。 タクシー助成の要綱改正につきましては、今現在の申請の申込みがなくなって止まってしまったといった場合や住民の方々の声が大きくなった場合には検討しなければならないと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で3番難波達男君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により、2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) 2番岡田高幸です。議長のお許しをいただきましたので、一括方式にて質問させていただきます。今回は、ほぼ農業に特化した質問です。6月会議の一般質問の答弁と、それから令和4年度当初予算についての説明の中からお伺いしたいなと思っております。 当初予算の中に農業振興センター事業費575万円が計上されております。内訳等は産業委員会にて質問があると思いますので触れませんが、予算が計上されたということは、ある程度の構想が確立されたからであろうと思われますので、そのあたりの質問をさせていただきます。 まず、大項目は農業の未来像について、中項目は第三セクターの再編成について、小項目1番目は旧鏡野・奥津・富の第三セクターの再編成をどのような形に組み立てられるのか、町長の考え、構想を具体的にお聞かせいただきたいと思います。 小項目2番目でありますが、第三セクターと町内各地に点在する他の営農組織との連携・統合についても町長の考え・構想を具体的にお聞かせください。 続きまして、中項目2番目でありますが、農業全体の担い手について、農業者の高齢化、離農問題に対してどのような取組を考えておられるのかお聞かせください。 2番目でありますが、農業に特化した移住・定住支援の取組を考えるつもりはありませんか、お尋ねいたします。 以上でございます。この後は質問席にて進めさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 岡田議員の御質問にお答えをします。 大項目であります農業の未来像について、中項目であります第三セクターの再編成について、小項目であります再編成に対する考え・構想についての御質問であります。具体的にというふうなことでありますので、どうかよろしくお願いします。 農業関係の第三セクターは、鏡野町振興公社、夢アグリ鏡野、未来奥津、ファーム登美の4団体がございます。これらの再編成につきましては、私の公約であります。農業振興センターの設立に向けた受皿としての体制づくりの一つとして進めております。本件は、令和2年度に第三セクターに対する農業機械の貸与を行うに当たりまして、鏡野町議会の皆さんからも再編統合の提案を受けました。令和3年度より岡山県の農業アドバイザーの意見を聞いておりまして、その関係機関と協議検討を進めております。 その中におきまして、鏡野町内にあります農業関係の第三セクターの統合による農業振興センターの設立の協議を開始をいたしました。将来的に高収益作物の推進、生産から加工、販売まで一貫した地域の農業を支える体制づくりあるいは人材育成をも視野に入れました活力の見いだせる組織づくりを検討していきたいと、このように考えております。まずは人材等を資機材の有効利用を図るために統合を行いまして、組織としての基盤強化を図ってまいります。その後、第三セクターが持つ生産から販売までのノウハウを生かしながら、第三セクター先導による奨励作物等の検討を行っていきたいと考えております。 次の質問であります。小項目、他の営農組織との連携・統合についての御質問であります。 数年前に実施いたしました集落営農組織に対するアンケート、その結果あるいは個別の聞き取りを行いましたが、集落営農組織においても高齢化あるいは後継者不足が危惧をされております。第三セクターの統合の先には、町内集落営農組織等との連携あるいは統合も必要だと認識をしております。集落営農組織の中には、高齢化によりまして今後新たな耕作はできないと言われている組織もございます。早急な第三セクターの統合を望み、受入先として活用したいという声もございました。当面、個別の対応になるかも分かりませんが、将来的に集落営農組織等との協議を重ねまして、全町の農業をリードする農業振興センターとして考えていきたいと思っております。 次に、中項目の農業全体の担い手の御質問であります。 小項目であります高齢化あるいは離農問題に対しての取組であります。こちらにつきましても、全国的に大きな問題であります。従前より国あるいは県の補助事業を利用して、新規就農者に対する補助事業を行ってございます。そのほか、鏡野町独自の施策につきましては、新規就農者の確保を大きな目標としております、近隣市町村にはない制度であります新規就農奨励事業を行っております。年間3名から5名程度の新規就農者を迎えてございます。 また、昨年度から進めております人・農地プランの実質化において、各公民館単位で協議を開始をしております。本プランにつきましては、実質化を完了させないと、当該地域において今後国の新規就農等の補助金を受け取ることができないという厳しい条件をクリアするためという理由もあります。地域の現状や課題を話し合いまして、課題を把握し、5年から10年後の状況を想定をし、今後誰がどのようにして農地を集約あるいは守っていくか等の方針を地域自ら考えていくものであります。本年度中に地区実質化は完了する予定でありますけれども、令和4年度以降、地域計画としての法定化も予定されておりまして、改めて鏡野町としてどのような取組ができるのか十分検討していく必要があると、このように思われます。 次に、小項目であります農業に特化した移住・定住支援の取組についての御質問であります。 第三セクターの統合によりまして、地域農業センターとして組織の基盤強化の後には、就農希望者の受皿として一時もしくは年間雇用が可能な体験、働く場の確保を図るとともに、兼業農家とは少し異なります半農半Xなどの新しいライフスタイルにも対応した人材活用の機会を持たせたいと考えております。 当然、現在の移住・定住窓口との連携は十二分に行う必要があると、このように考えておりますが、将来的には農業振興センターにおきまして移住者の農作業の相談等、適切にアドバイスできるような営農指導的な役割の人材の確保も必要と考えてございます。第三セクターをはじめ、幅広い皆様方からの御意見を聞きながら、鏡野町の農業をリードする組織づくりを行ってまいりたいと。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) ありがとうございました。もう少し具体的なものが出てくるのかなと思って期待はしておったんですけど。再質問なんですけども、例えば第三セクターをまとめるということをどのように捉えられているのか、大きな拠点を1つどんとつくって、そこから全体に広げていくのか、今ある拠点、アグリ、それから未来、それからファーム登美、ここはこのままで置いといて、その上に頭となる組織がくっつくのか、そういう具体策があるのかなと思って質問させていただいたんですけど。その辺ももし構想としてあるのなら聞かせていただきたいと思います。もちろん、構想段階、考えですから、町長の、できる、できん、可能、不可能は先の話として置いといて、どういう方向性でいきたいのかというのをお聞かせいただきたいと思っております。 そこがまとまれば、必然的に小項目2の第三セクターと営農組織との連携は見えてくるんだろうと思うんで、このほうはその先にまた期待しておりますので、再質問はいたしません。 それから、中項目、全体の担い手について、農業者の高齢化、離農問題というところでありますけども、まさに先日、11日に、会合があったんです、農業者の。そのときに聞いた数字が、町全体2,314ヘクタール、そのうち60歳以上が80%、70歳以上が50%、80歳以上に至って15%の方がいまだに農業をやられていると。これはもう先が見えてしかるべきだと思いますので、その辺をこれからどうしていくのか、もう少し具体策があればと思うんです。前回、6月の一般質問のときにも言わせていただきましたけども、私脱サラして農業を始めて20年以上になりますけども、全く同じことを繰り返し言っているような気がします。進展がないんです。そこをどのように真剣に捉えられてるのか、もう少し踏み込んでお答えいただければと思います。 それから、最後になりますけども、農業に特化した移住・定住の支援の取組ですけれども、こちらは先進地と言われるところがたくさんございます。例えば家と田んぼがついて農業者に特化した移住を促進させるというようなところもございます。町長がどこまで真剣に考えておられるのか。となると、移住者が何を基準に移住を決めるかというと、すぐに住める住宅がある、すぐにできる仕事がある、これが物すごく大きなことだと思うんです。今、もちろんお試し住宅として整備を始められてますけども、もう少しスピードアップをしてやっていかれるつもりはないのか、町長の真剣さを伺いたいなと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 最初の第三セクターの構想、町長、よろしいか。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 私が答弁した後に、具体的には課長が答弁をさせていただきます。 考え方は、方針としては、第三セクターがそれぞれ地域の特異性、旧村、旧町の特異を保持して農地を守っております。そういうような中で合併したわけですから、当然、鏡野町全体の農業はどうあるべきかというふうなことを図るためには、そこをなくしては、外しては考えられないというところもあります。 ただ、アバウトに農業がもうかる産業になるかどうかというふうなところについては、一貫性がないともうからないというふうなこともあります。ですから、施策的なもの、実働するところ、2つが合わさらないとできないというふうなことです。 ですから、先ほど2つの例を言われましたけど、2つを1つにしようと、施策と、それから実働というふうなところで、実働を4つを1つにする。それから、今度は、施策的なものは、今度は消費者に近いもの、それから資材を提供するもの、そういうようなものも含めて施策的なものは1つにする。それが直接実働する組織に連携をしていけば、より効果的な鏡野町、要するに株式会社カガミノアグリみたいな感じで1つになるというふうな考え方です。 あとは課長に答弁させます。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。岡田議員の御質問にお答えをします。 先ほど町長が答弁していただいたとおりではございます。私も岡田議員からの御質問をいただきまして今考えたことは、各三セク、かなり地域性がございます。そちらは、担当課としても大変重要だというふうに思っておりまして、その地域性を十分生かしながら今ある拠点を中心に考えていきたいというふうには思っております。 ただ、統合するということで地域性だけに限っての経済活動というのはできないというふうに思っておりますので、ある程度資機材等も統一するというようなことでございますので、協力体制を取って町全体のことを考えて活動していきたいというふうに思っております。 それと、2番目の御質問でございます。3月11日は、人・農地会議だと思います。そちらのほうに出席していただいたということでございます。ありがとうございます。 20年以上農業の方策が変わってないというような御意見だったと思います。鏡野町としましては、数年前、農機具の抜本的な補助事業ということで、全国的にもかなり注目を集めたところではございます。これをまた続けるかというようなところの議論にはなるのかもしれませんけど、財政的にも、それから長期的に考えて農機具の助成だけではいけないなというふうな認識はしております。国のほうでも、今国会で農地の取得についての限度を撤廃するというような方針も出されております。それから、農地につきましても、農業利用するところ、それから保全利用する区域というのをはっきり分けて、これを人・農地で法制化していくということでございますので、国のそういった方針を見極めながら町として何ができるかというようなことを再度検討していきたいというふうに思っておりますので、御理解いただけたらと思います。 移住対策についてでございます。スピードアップしてくださいということでございます。農業に限らず、住宅というのは必要だというふうに思っておりますので、こちらにつきましては、移住・定住の所管課でありますまちづくり課と連携して進めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) ここで11時10分まで休憩といたします。              午前10時58分 休憩              午前11時10分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 一般質問で2番岡田高幸君。 ◆2番(岡田高幸君) いろいろと答弁ありがとうございました。もともと明確な答えを求める質問ではなかったので、再々質問はいたしません。 ただ、もうかる農業と町長が言われましたけども、もうかる農業をしたくてもできてないんです。したくてもできてない農業に若者を引っ張り込もうと思ったら、最初軌道に乗るまでは給料制で雇ってやるとか、そういう案も必要なんじゃなかろうかと思っております。 それから、高齢化問題については、これもみんな年を年々取っていくんでしょうがないことなんですけど、できれば早いうちに若者の取り込みを真剣に考えていただきたいと思っております。 それから、農業に特化した移住・定住についても、先進地を調べていただければ、高知県四万十市、四万十町ですか、なんかは1軒1,000万円をかけて住宅を整備して若者を呼び込んでいると。そこまで真剣に取り組んでいただければなというふうにお願いをして、私の質問は終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で2番岡田高幸君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により、1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 1番鈴木大介でございます。ただいま議長より御許可を得ましたので、一般質問通告書に従い、一括方式にて御質問をさせていただきます。 大項目、鏡野町の未来について、中項目、第2次鏡野町男女共同参画基本計画書について、小項目、LGBTQ、これはレズビアン、女性同性愛者のL、ゲイ、男性同性愛者のG、バイセクシュアル、両性愛者のB、トランスジェンダー、生まれたときの性別と自認する性別が一致しない人のT、クエスチョンズ、自分自身のセクシュアリティーを決められない、分からない、また決めない人のQなど、性的マイノリティーの方を表す総称などです。そういった性的少数者の方に対する全国の自治体の制度が変わりつつあります。 第2次鏡野町男女共同参画計画書の第4章に推進する施策、LGBT等についての理解の促進について、性別にかかわらず全ての人権が尊重されるよう男女共同参画の理解に加え、LGBT等への理解を促進しますとあります。講演会等の開催による学習機会の充実、広報紙等の情報提供について、これまでの取組と今後の取組の予定についてお伺いをいたします。 小項目②各自治体が同性同士のカップルを婚姻に相当する関係と認め、証明書発行する制度としてパートナーシップ制度があります。2015年11月に東京都渋谷区、世田谷区をスタートに、2022年4月には、来月です、全国161市町村で施行がされ、岡山県内では岡山市、倉敷市、総社市、備前市、真庭市の5市で施行されております。パートナーシップ制度について、鏡野町の今後の方針をお伺いいたします。 小項目③パートナーシップ制度を拡充したファミリーシップ制度について、鏡野町の今後の方針をお伺いします。 次に、中項目、BNCTについて、小項目①岡山大学との寄附研究部門の設置に関する協定が今月31日で終了いたします。協定を結ぶに至った経緯についてお尋ねいたします。 小項目②先日、再度の協定は結ばないと町長は表明されましたが、再度協定を結ばないことになった経緯をお伺いします。また、今後、岡山大学とどのような関係性を持っていくのかお伺いします。 次に、中項目、鏡野町の創生総合戦略について。 小項目①全転入、転出に対する子育て世代、20歳から49歳の直近5年間の転出、転入の割合についてお伺いします。また、子育て世代の転入、転出は直近5年間どのように推移していますか、お尋ねします。あわせて、推移の増減の要因と思われるような取組があればお尋ねします。 次に、小項目②定住化の促進について。町のよさ、独自性を町民や町外者にPRしていきますとありますが、県北の近隣市町村、例えば津山市などと比較して子育て世代が転入したい、住み続けたいと思うような独自の行政サービスについて、現在どのようなものがあるかお尋ねします。 小項目③備前市では、報道によると、市内に移住・定住する子育て世代を増やしたいということから、小・中学校の給食費無償化などを本年4月からスタートするそうですが、今後、子育てしやすいまちとして新たな取組予定についてお伺いいたします。 次に、小項目④地域産業の活性化と雇用の拡大、若者の定住を目的として企業誘致を積極的に推進していると思いますが、津山産業・流通センターの鏡野分は完売となっています。今後の新規の流通センターの用地取得など、企業誘致の方針についてお伺いいたします。 この後は質問席にて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 鈴木議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります鏡野町の未来についての御質問であります。 中項目、第2次鏡野町男女共同参画基本計画書について、小項目についてであります。 岡山県男女共同参画推進センターなどが行います講演会、ゼミナールのチラシを庁舎内や中央公民館などの窓口に設置、配布をしております。現在は、生涯学習課、保健福祉課による人権啓発などの講演会を実施しておりまして、今後はよりよい町民の理解を深められるよう、LGBTQ等を演題とした講演会の実施について検討してまいりたいと、このように思っております。 次に、小項目②であります。この制度につきましては、多様な性の在り方あるいは人権が尊重され、未来に希望を持てる社会を実現するために必要な制度であると、このように認識をしております。しかし、日本政府におきましては、パートナーシップ制度の法整備に慎重な態度を保持しておりまして、異性間の婚姻時に保障される税制、社会保険の優遇措置の同性間への適用などについても難色を示しております。重要であるからこそ、国、県、近隣市町村の動向にも注目しながら制度導入に向けまして、慎重に検討を加えておるものであります。 続きまして、小項目③であります。LGBTQなどの子どもも家族として公認できるようにしていくなど、性的少数者の抱える生きづらさに対する理解を深め、先ほどのパートナーシップ制度と並行いたしまして、制度導入に向けて慎重に検討してまいりたいと、このように思っております。 続きまして、中項目でありますBNCTについて、小項目①であります。 平成29年2月1日に鏡野町と岡山大学との間で寄附研究部門の設置に関する協定書を締結したことによりまして、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの期間において寄附講座を設置をしております。協定を結ぶ前提におきまして、平成26年12月5日に岡山大学が鏡野町を訪れまして、議会の皆様方に対し、鏡野町に加速器型の中性子発生装置を導入し、BNCTに関わる基礎研究を行いたい旨の説明がございました。平成28年度には、岡山大学が本格的にBNCTの研究に取り組むこととなりまして、文部科学省に対しまして教育研究組織整備について平成29年度概算要求をいたしまして、鏡野町に対しましてもその内容の説明がございました。大学側から鏡野町の大学内での位置づけを行うために、BNCTの研究についての寄附講座開設を打診をされまして、議会と協議をさせていただき、最終的には平成28年8月26日の議会全員協議会におきまして寄附講座を設けることが了承されたところであります。 以上が大学側との協定締結の経緯となります。 続きまして、小項目②の質問でございます。 本年1月31日に、岡山大学から議会の皆様方に対しまして5年間の総括と今後についての考え方を説明をいただきました。その中におきまして、中性子医療関連研究拠点構想については継続していくという明確な説明もございました。ただ、この5年間において確かに研究は進んでいるものの、コロナウイルス感染症等の影響も大きく、予定されていた大学への投資話などが裁ち切れになったということも事実でありました。大学側からの説明におきましては、今後においても大学側での研究は継続します、しかし町からの支援につきましては一旦終わりにして、今後改めて協議を進めていきたいということでございましたので、鏡野町といたしましても、現在の状況を鑑み、大学の考え方にも配慮した上で、寄附講座を終了するという判断に至ったところであります。 ただし、岡山大学との関係につきましては、今後も継続して薬剤開発あるいは施設などに対しての資金投資などの状況を見ながら、ある程度事業が見込めると判断できた場合には、大学との協議を行いまして、当初定めた目標に向かいまして進んでいくということを考えております。寄附講座が終了いたしたとしても、今後も構想は続いていくということであります。 岡山大学中性子医療研究センターとの関係につきましては、今後も今までどおり情報交換を行い、岡山大学発のベンチャー企業であります粒子線医療研究所などとも連携を図っていくことを確認をしております。 一方におきましては、今まで築いてきた関係の中で、大学といたしましてもいろいろな面において大学を活用してくださいといった申出もいただいておるところであります。例えば鏡野病院の建て替えに関して、岡山大学病院の先生を派遣をしていただきまして、アドバイスをいただくなどの新たな連携も行い、大学との関係性を保っていきたいと考えております。 次の質問であります。中項目、かがみの創生総合戦略について。 小項目①であります。子育て世代、20歳から49歳までの直近5か年の転入、転出者数についてであります。平成29年1月1日から12月31日までの転入者数は202人です。転出者数は282人、80人の転出超過。平成30年は、転入者が220人、転出者が259人、39人の転出超過。令和元年度におきましては、転入が215人、転出が263人、48人の転出超過。令和2年度におきましては、転入が218人、転出が226で、8人の転出超過。令和3年は転入が221人、転出が207人で、この年につきましては14人の転入超過となりました。 また、全転入者数、全転出者数に対する割合は、それぞれ転入者につきましては、平成29年61.2%、平成30年66.7%、令和元年65.2%、令和2年66.1%、令和3年が67.0%でございました。転出者につきましては、平成29年68.8%、平成30年63.2%、令和元年64.1%、令和2年55.1%、令和3年50.5%と推移をしていったところであります。平成29年から令和3年を通じましての動向につきましては、転入者数につきましては多少の増加、転出者につきましては減少の傾向と、このようになっております。 増減の要因といたしましては、鏡野町が実施する子育て支援施策あるいは移住・定住事業等の促進が徐々に浸透しているものと、このように考えられます。 続きまして、小項目②についてであります。鏡野町では、特徴的な子育てサービスの取組といたしまして、不妊治療に係る助成のこうのとり支援事業、育児を応援する行政サービスガイドのサイト・アプリ導入事業、おむつ、ごみ袋の助成の育児用品助成事業あるいはチャイルドシート購入補助、また高校生年代までの医療費の助成、子ども医療費補助事業、高校生等通学助成などを行っております。また、高校生等通学助成につきましては、来年度からより有効的な助成となるよう、助成内容の変更を予定しております。 続きまして、小項目③についてであります。鏡野町の令和2年度の合計特殊出生率は、試算値で2.07となっております。この数値につきましては、国や県の数値と比較をいたしまして、かなり高い数値であります。前項目で申し上げました子育て世帯への経済的な支援と仕事と子育ての両立支援施策への取組等の効果が見られたものと考えております。 今後につきましては、かがみの創生総合戦略の基本目標「子育て世代に選ばれる環境づくり」を目指し、子育て世帯への支援メニューの充実あるいは子どもを安心して産み育てることができるよう、相談支援体制の充実を図ってまいります。 令和4年4月から機構改革により子育て支援課が誕生いたします。妊娠期から子育て期にわたりまして、切れ目のない伴走型の支援を一体的に行っていくために、関係課、関係機関あるいは地域と連携をしながら子育て支援の一層の充実に努めてまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目④についてであります。 津山産業・流通センターにおける鏡野区画分は、平成25年度までに全て完売をいたしました。近隣市町の事例からも、誘致を促しやすい工業団地などが町内にあれば、企業誘致を推進する上で有利かと考えております。多大な財政負担が必要となることも、同時に考えられます。今後、慎重に検討してまいりたいと、このように思っております。 当面の間は、民有地の取得推進あるいは学校跡地など、可能な公共施設について譲渡を進めるなどの対応によりまして企業誘致を進めてまいりたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 御答弁ありがとうございました。それでは、再質問に入らせていただきます。 まず、中項目、第2次鏡野町男女共同参画計画書についてのところなんですけれども、小項目の①について、今度は教育長にお尋ねをいたします。こちらについてはいじめの対象と。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君、質問相手が町長のみになってますので。 ◆1番(鈴木大介君) 分かりました。 それでは、町長にお尋ねをいたします。いじめの対象にもなることですから、今後、学校でも理解推進を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、小項目の②、③についてお尋ねいたします。 パートナーシップ制度、ファミリーシップ制度については、国の進捗が遅いことに端を発しまして、全国で様々な市町村で導入が進められております。制度の在り方について慎重に検討していく必要があると思いますが、今後具体的にどのように検討が進められていくのかお伺いいたします。 そして、中項目のBNCTについての小項目②について、先般大学から説明を受けた際の資料では、脳腫瘍、乳がんの治療に有効的な新薬の開発に成功し、臨床試験が早ければ2025年から始まるようです。また、今後の方向性として、鏡野町立病院の建て替えに伴う助言を、また岡山大学の中性子医療センターの今後の方針としてBNCTの施設を町内に設置するため検討を継続するとありました。 臨床試験であっても、新薬での治療を望まれる方は町民の方には多くいらっしゃると思います。しかし、治験の対象になるためには、まず岡山大学病院の患者であることが第一条件になってくるかと思います。岡山大学病院の医師の方に鏡野町立病院で外来診察をしていただければ、治験の対象になる可能性も高いかもしれません。将来的にBNCTの施設を町内に設置されたとしても診察が岡大ですと、鏡野町内から岡大までは朝などは2時間以上かかることもあります。鏡野病院で岡山大学の医師の診察を受けることができれば、患者さんの負担軽減、治験のチャンスにつながると思います。今後、月に1回からでもいいですから、岡山大学の医師の派遣をしていただくなど、お考えはありますか。お伺いをいたします。 次に、中項目、かがみの創生総合戦略についてですが、小項目の①について、施策が浸透し、転入者が若干増えた、そして転出者が減ったということです。これは大変すばらしいことだと思いますが、今後もしっかりと施策について、鏡野町はせっかくいい施策をされているのに、PRが下手といいますか、ホームページを一つ見てみましても、なかなか目的のところにたどり着くまでが分かりづらい、見づらいということになっております。今後、そういったPRの仕方も工夫をしていただきたいと思います。 そして、小項目の②についてですが、小・中学生向けの取組について、先ほど御答弁いただいたものですと、あまりインパクトがないように感じます。子育て世代、小・中学生、一番お金もかかってくる世代であると思います。そういった今後小・中学生向けの支援策についてお伺いします。 そして、小項目③について、備前市の給食無償化は、子育て世代の定住・移住希望者にとってインパクトのある施策だと思います。子育て世代の定住・移住の増加を図るという目的での視点からお考えをお聞かせください。 小項目④についてですが、今後の工業団地の新設については行わないということです。町単体での取組では多大な財政負担を背負うことになるのはよく分かります。県、近隣市町村との連携が必要不可欠になると思います。今後、近隣市町村等の取組についてしっかりと見極めて進めていただきたいと思います。 御質問いたします。令和4年度の企業誘致の数値目標、目標達成のための取組をお伺いいたします。 以上、再質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。それでは、鈴木議員さんの再質問にお答えさせていただきたいと思います。 まずは、大項目の鏡野町の未来についての中項目の1番目の小項目②と③についての御質問です。制度について国が遅れているが、今後町としてはどのように進んでいくかという御質問だったと思います。 こちらにつきましては、鏡野町としましては、男女共同参画推進条例がございます。制度の制定は、やりやすい体制づくりは基本的には町としてはできているのかなと考えておりますので、まちづくり課と連携しながら専門家や町民の意見を聞くことができる体制づくりをまず行いまして、慎重ではありますが、前向きに検討しなければならないというふうに考えております。 続いて、保健福祉課の関係しております一番下のかがみの創生総合戦略の2番です。小・中学生の施策に対して少しインパクトがないのではないかという御質問でございました。 確かに町としましては、現在、乳幼児や高校生に対しての特徴的な手厚い事業というのは行っているかなとは、担当課としても思っております。小・中学生世代に対しても何らかの支援メニューは考えていかなければならないなというのは今考えておりますが、今具体的な案というのは出ていません。ただ、例えばですけれども、節目節目での何らかのお祝い金みたいなものは考えていってもいいのではないかなというのは考えておりますので、この辺も含めて併せて今後検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、鈴木議員さんの再質問にお答えをさせていただきます。まちづくり課といたしましては、中項目、かがみの創生総合戦略についての小項目③と小項目④についてお答えをさせていただきたいと思います。 まず、小項目③について、子育て世代の定住・移住の増加を図るとの目的では、どのような視点からお考えを持っておられるかという質問だったと思います。まちづくり課といたしましては、子育て世代に向け、移住・定住希望者の相談会やホームページ等を利用して鏡野町で現在行っております特徴的な子育て支援策を全面にアピールをしていき、子育て世代の移住意欲の向上に努めてまいりたい、このように考えております。 続きまして、小項目④、令和4年度の企業誘致の数値目標及び目標達成のための取組についてについてをお答えさせていただきたいと思います。 企業誘致の目標数につきましては、明確な数字としては持っておりませんけれども、令和5年度に廃校となります上齋原学園、富小学校などの校舎について、廃校活用のマッチングなどを行う国の事業を活用するなどの方法により、企業誘致を促進してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長、BNCTについての岡大との関係において、医師の派遣をお願いしたいという質問があったと思うんですけど、そこの答えを。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 鈴木議員の再質問にお答えをいたします。 まず、大項目の鏡野町の未来についての1番であります。 教育委員会ともよく相談をしながら進めてまいりたいと、このように思っておりますので、お答えさせていただきます。 それから、BNCTの御質問でありまして、岡山大学との関係において鏡野町のBNCTにかかわらず、鏡野病院の新築移転というふうなところについての構想で将来的に岡山大学を利用しておられる患者さん、治験が必要になるというふうなことで、患者さんに関しましては遠距離にあるものですから、そういうふうなことが治療というか、医療が困難になるというふうなことで、鏡野病院に月1回ぐらい来ていただければ、それが容易になるのではないかなという御質問であります。 当然、そういうふうなことも考えられます。同時に、川崎医大とか、ほかの他県のというふうなところも考えられると思います。鏡野病院の構想の中では、そういうことも将来的に必要になるのではないかなと、地域間の格差を是正してバリアフリーというか、そういうふうな感じで病院あるいは大学病院との関わりをフラットにしたほうがいいんじゃないかというふうなことも対象にしながら考えていく必要があるんじゃないかなと。はっきりと言うのは今の時点では難しいかなと思いますけども、構想としてはあるのではないかなというふうなことを答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。それでは、再々質問に入らせていただきます。 中項目の第2次鏡野町男女共同参画基本計画書についてでございます。 多様性を認め合える社会づくりとありますので、パートナーシップ制度、ファミリーシップ制度について、早急な御検討を今後お願いいたします。また、理解の促進についてですが、講演会の実施も大切ですが、理解の促進について、今後、興味のない方にも知っていただくことが重要だと思います。 そこでお尋ねをしたいんですけれども、LGBTQについて興味のない町民の方、そういったことを知らない町民の方に向けて、今後どのような理解促進を進めていきますか。お尋ねをさせていただきます。 次に、中項目のBNCTについてですが、今後寄附講座を終了するということですが、岡山大学病院と良好な関係を継続していただきたいと思います。先ほど、医師の派遣についても構想は持っていきたいという町長のお言葉がありました。実際に、私の娘が心臓の緊急手術をした経験がございます。その際は、津山の中央病院でたまたま月に1回岡山大学の医師の方が診察に来られておられて、そこで、これは緊急手術が必要なのですぐに岡大に救急車で転院をして、すぐその日に手術をしましょうということで一命を取り留めました。そういった経験がございまして、そういった関係性からいろいろしていただきたいというお願いをさせていただきます。 そして、中項目最後のかがみの創生総合戦略についてですが、出生率については、全国、岡山県などとしても非常に高いようですが、今後も維持するためにも、2人目、3人目の子どもも育てやすい環境を整えていただきたいと思います。 これは御提案になりますが、小・中学校の給食無償について、備前市の定住・移住者数などの動向をしっかりと注視をしていただいて、導入に向けて今後しっかりと御検討をお願いいたしたいと思います。 そこで、まずは3人目以降、給食無償化、こちらについては財政負担もあまり大きくはならないと思います。試算をしていただいて、御検討をお願いします。 ④についてですが、先ほど企業の誘致について、数値目標は持ってはおられないということです。どの仕事においてもそうなんですけれども、しっかりと数値目標を設定をしていただいて、その数値目標を達成をするためにどういったことをしなければいけないのか、また検証していくためにも、数値目標と照らし合わせて、何%目標が達成できたか、達成できなかった何%については今後どういった政策をしなければいけないのかということにもつながりますので、今後そういった数値目標はまちづくり課だけではなく、全ての課にしっかりと数値目標を設定をして、いろいろな政策を進めていただきたいと思います。そういった目標について、数値、何%達成できましたというのはこういった議会の場で説明をしていただきますと、町民の方もこれはこういうふうに町がよくなってるんだというのが分かりやすいと思いますので、そういったことの発表もできるよう、今後よろしくお願いいたします。 そして、今後、若者の人口の流出を防ぐためにも、しっかりとした企業誘致、既存企業の支援を行うようにお願いをいたします。 最後にお尋ねします。先ほど御答弁いただいた廃校活用マッチングについて、町民の皆様も廃校利用ということで興味がおありかと思いますので、もう少し詳しく御説明をお願いをして最後の質問とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、鈴木議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まずは、中項目、第2次鏡野町男女共同参画基本計画書についての小項目の①についてであります。興味のない町民、また知らない町民の方々に理解促進をどのようにされますかという御質問だったと思います。 今後は、講演会等の実施に加えまして、町のホームページ、広報紙等への掲載により理解の促進に努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、中項目、かがみの創生総合戦略についての小項目④企業誘致の件でございます。 国の廃校のマッチングについてということで、詳しくということでございましたので、少し国からの資料等を見させていただいて御説明をさせていただきたいと思います。 廃校施設は地方公共団体にとって貴重な財産であり、地域の実情やニーズを踏まえながら有効活用していくことが求められていることから、文部科学省において平成29年からみんなの廃校プロジェクトという事業を立ち上げまして、活用使途を募集している全国の廃校施設の施設状況や賃貸または譲渡などの条件に関する詳細な情報を集約、発信する取組や、廃校活用マッチングイベントの開催、また廃校活用の事例等の発表など、このようなことを通じまして廃校施設の活用を推進する事業となっております。 利活用希望者の募集やマッチングイベントの内容につきましては、文部科学省のホームページに掲載をされております。また、令和4年2月1日現在ですけれども、岡山県ではこの事業に6校が募集申請をされているようです。 説明は以上とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 鈴木議員、先ほど給食の無償化ということが出ましたけど、鈴木議員の質問内容にはこれは例として挙げられておるだけなんで、またちょうど議員が質問する部分がありますので、その辺を御参考にしていただきたいと思います。 以上で1番鈴木大介君の一般質問を終わります。 ここで13時まで休憩といたします。              午前11時53分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 一括方式により5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 5番藤田照子です。今回は、子育て、教育を中心に質問をさせていただきます。 大項目1、住民のまちづくりの推進について、中項目(1)町民参加の必要性について、小項目①3月2日締切りで町民にパブリックコメントを求められた町公共施設総合管理計画はどの程度町民に理解されたと考えられますか。まちづくりの推進に対する町民参加の現状をどのように捉えられているのか、町長の所見を伺います。 小項目②自治体職員が働きやすく、住民が信頼を寄せ、住みやすい地域にするために行政として大切にしていること、町民に期待することはありますか。町長の所見を伺います。できれば各地域で参考にして生かせるように、今までの取組で具体例を挙げてお話しください。 大項目2、子育て支援の充実、中項目(1)子どもの願いについて、小項目①子どもたち自身が幸せを感じて鏡野町に育つために大切にしていることは何か、町長の所見を伺います。 中項目(2)保育の取組について、小項目①集団保育の仲間の中で子どもたちは豊かに育ち合います。保護者が安心して働くため、保育園は必要、しかし入園できるかどうか3月になっても分からず、職場復帰ができるかどうか、また内定をもらっても返事ができず困っているというお母さんの声を聞きます。決定を早めることはできないでしょうか。 小項目②母親が出産後2か月過ぎると、入園している上の子を家庭で見るようにと退所させられます。遊び盛りで活発に動き回る子を乳児を抱えながら見るのは大変です。子どもにとって仲間との楽しい遊びを奪われ、行動を制限され、大変不自由になると思います。希望があれば、退所させず、そのまま続けて保育することはできないものでしょうか。 小項目③町内各園の保育士が生き生きと保育の経験を積み重ねながら、研修を深め、保育の力量をつけていくための支援ができていますか。また、どのような支援が必要と考えておられますか、お尋ねします。 中項目(2)ファミリーサポート体制、小項目①町内のファミサポ体制の現状はどうなっているか、また令和4年度当初予算額は8万7,000円となっていますが、具体的にどのような活用をされるのかお尋ねします。 小項目②多様なニーズに対応するためにどんな課題があると考えていますか。また、その課題を解決するための方策と今後の展望について町長の所見を伺います。 中項目(4)子どもの居場所づくりについて、小項目①いじめや虐待、学習の遅れなどで家庭や学校に居場所がない子どもがいます。人に対する信頼を早期に取り戻すことが必要だと考えます。鏡野町の子もお世話になっている津山の鶴山塾は保護者の送迎が必要であり、鶴山塾だけでは町内の子どもにとっては不十分だと思います。子どもの育成環境の充実、改善を図るためには、町内に家庭と学校以外の居場所、安心して大人や仲間と交流できる場が必要ではないでしょうか。町長の所見を伺います。 小項目②町内にある子どもの居場所として活用できる場所を示したマップづくりをしてはどうでしょうか。支援センターなどNPOの施設や社協、公民館、公会堂など、連絡先、使用条件を記入したマップにして周知すれば、少しでも支援になると思います。鏡野町子どもの居場所マップができないでしょうか。 大項目3、学校教育の充実について、中項目(1)GIGAスクール構想について、小項目①教員の研修や安全対策をし、4年かけて順次進める予定だったGIGA構想が、新型コロナ感染予防対策で急遽1人1台タブレット予算がつき、導入となりました。学校現場は、感染対策と併せて大変な負担を負うことになっています。この間の町内の現状と課題について教育長にお尋ねします。 小項目②1人1台端末の利用に当たり、保護者等との間で事前に確認、共有しておくことが望ましいポイントが示されています。文科省から実施に当たっての通知が出ていましたが、どの程度実施されていますか。お尋ねします。 以上で登壇での質問を終わらせていただいて、あとは質問席で質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 藤田議員の御質問にお答えをします。 大項目1、住民のまちづくりの推進について、中項目1の町民参加の必要性について、小項目①についてであります。 鏡野町公共施設等総合管理計画の改定案に対しますパブリックコメントの実施につきまして、2月1日から3月2日までの期間中、町ホームページあるいは本庁舎及び各振興センター、公民館等で公表をいたしております。募集期間を通じまして、9件の御意見が寄せられております。内容につきましては、町民の理解度につきましてまだまだ不十分と感じております。創意工夫しながら多くの町民の皆様に町政への関心を持っていただけるよう、情報発信を行ってまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目②であります。 町民と行政が共存あるいは協働の心を持ち、対話や交流を重ね、協力し合う関係を生み出していくということが大切であると考えております。本町では、鏡野町未来・希望基金事業を創設いたしまして、町民が自主的に行う公益的なまちづくり活動に対しまして町が支援をいたしまして、町民と行政による協働のまちづくりを推進しているところであります。この事業におきまして、それぞれの地域が抱える課題に対しまして、地域で考え、アイデアを出しながら活力のある地域活動を進めていただいているところでありまして、引き続き支援を行っていきたいと、このように考えております。具体的には様々な事業がありますので、一言では言い尽くせないということを御理解いただきたいと思います。 大項目2であります。子育て支援の充実、中項目、子どもの願い、小項目①であります。 生きる力を育み、子どもたち自身が幸せを感じ、育つためには、周りの大人がたくさんの愛情を注ぐ環境が大切であると思っています。そのためには、鏡野町では保護者支援あるいは子育ての負担軽減の充実などに取り組んでいるところであります。 また、地域の皆様には、地域学習あるいは各種行事、登下校の見守りなど様々な場面で学校や園を支えていただいておりまして、深く感謝を申し上げるとともに、鏡野の子どもたちの育成に今後とも御協力をお願いしたいと思っております。こういうことが、先ほどの話のように、若い世代の方が鏡野町に移り住む要因の一つであろうと思っております。 次の中項目2、保育の取組につきましては、内容が教育委員会に関するものでありますので、後ほど教育長より答弁をさせます。 続きまして、中項目3、ファミリーサポート体制、小項目①についてであります。 鏡野町では、津山圏域定住自立圏の連携事業といたしまして、令和元年7月より事業を開始しているところであります。鏡野町におきましては、会員の登録あるいはサービスの調整、会員を対象とした講習会の開催等は津山ファミリー・サポート・センターが行いまして、保健福祉課の窓口では主に事業の普及啓発あるいは会員の拡大、制度の利用、問合せ等の対応を行っております。現在、会員の登録状況は、会員全員が10名であります。提供会員が13名、両方会員が1名でございます。 実績につきましては、依頼提供会員、実施延べ回数になりますが、令和元年度が66回、2年度が80回、3年度はコロナ感染症拡大の影響が大きく、6回の実施のみとなっております。 令和4年度の当初予算についてでありますが、会員の方々へ「ふぁみ・さぽミニ通信」等を送付するための郵送料、あるいは地域のまとめ役といたしまして会員の相互援助活動の調整等を行うサブリーダーへのへ委託料が主なものであります。 続きまして、小項目であります。②についてであります。 今後の課題といたしましては、依頼会員の援助の申込みに対しまして、顔合わせを行いました提供会員が援助できない場合、あるいは新型コロナウイルス感染症によりまして保育園や小学校が休校になった場合の対応等が考えられます。このような課題を解決するためには、広報紙あるいはホームページ等により、制度のさらなる周知、広報を行いまして、会員の拡大に努めていく必要があろうと考えます。また、圏域での取組を行うことによりまして、提供会員へのマッチングの選択肢が広がるなどメリットが十分ございまして、今後もこの連携事業を継続していきたいと考えております。 続きまして、中項目(4)の子どもの居場所づくりの小項目①であります。 現在、鏡野町社会福祉協議会が鏡野地域福祉センターにおきまして、月に2回程度、小学生から中学生を対象といたしました「社協DEこどもサロン」を開催をしております。令和3年度につきましては、コロナ感染症拡大の影響によりまして13回のみの開催にとどまりました。平均して13名の子どもたちの参加がございました。この後は、地域の方々の協力を得ながら子どもの居場所づくりの拡大に向けまして検討を進めてまいりたいと、このように考えております。 また、生涯学習課内の家庭教育支援チーム「ぼちぼち」と町内の子育て支援活動団体「Momテラス」が鏡野町内の中高生のための居場所づくりの検討を行っておりまして、令和3年12月に初めての試みといたしまして、中高生居場所づくり事業を開催いたしました。今後は、子どもたちの意見を聞きながら、事業の本格実施に向けまして検討してまいりたいと思います。 次に、小項目②であります。子どもの居場所づくりでありますけれども、先ほどの項目で申し上げた事業の検討だけでなく、放課後児童クラブあるいは放課後子ども教室の充実、子どもたちが安心して遊ぶことができる公園の建設、公民館における中高生に配慮した事業の実施等、様々な取組によりまして生み出されていくものと考えております。まずは、居場所づくりに関するニーズを的確に把握することが重要であろうと、このように考えます。その上で地域の中で子どもの居場所といたしまして活用できる場所を検討していきたいと、このように考えております。 現時点では、マップづくりは考えておりませんけれども、居場所づくりに関する取組につきまして情報の発信に努めてまいりたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 失礼いたします。大項目2、中項目(2)保育の取組と大項目の3、学校教育の充実の質問につきまして、私のほうから答弁をさせていただきます。 中項目(2)保育の取組の小項目①でございます。 鏡野町では、保育園入園の申込み受付を10月下旬から11月中旬にかけて行っております。ちなみに、令和3年度は10月25日から11月19日までが受付期間でした。そこから書類の不備や内容の確認等を行った上で、1月上旬までにその審査、入園調整を行い、1月下旬に審査結果を発送しておるところでございます。 次に、小項目②についてでございます。 鏡野町では、翌年度の利用申込みを年度途中の育児休業復帰見込みの方も含め、先ほどお伝えした期間にしていただくようお願いをしております。そして、この申込みを基に各園の受入れ可能な園児数を調整し、年度途中の退所と育児休業復帰見込みの方などのバランスを考慮した上で職員配置を行って、新年度を迎えるようにしております。 妊娠、出産が理由の利用は産後2か月までで、育児休業期間中は原則保育を必要としないものとさせていただいております。現状では受入れに余裕のない状態で運営をしており、やむを得ず育児休業の延長のお願いをしている方もあることから、御理解をお願いしたいと思います。 ただし、特別な事情がある場合には、状況に応じて短時間保育や一時預かり、3歳児以上の認定こども園の利用の方につきましては、幼稚園部での受入れなども行っておりますので、個別に御相談いただけたらと思います。 次に、小項目③についてでございます。 町内の保育園では、県や久米、苫田の保育協議会など各種関係機関による研修にも積極的に参加しているところでございます。このほか、鏡野町保育協議会が主催で担当する年齢別研修や職員の年代別研修なども開催し、保育士間の情報共有と資質向上を図っております。また、各園では、研修で学んだことを持ち帰って実践につなげる「かがみのフレーム」なども行っているところでございます。 鏡野町の保育園では、学び合い、高め合う自主的な研修や勉強会も行われております。その自主的な活動を応援することこそが、必要な支援だと考えております。ちなみに、公開保育で御縁のできたノートルダム清心女子大の教授からは、保育研究で学んだことを保育に生かす鏡野町の取組に高い評価をいただいております。このほど、その取組を書籍にしていただけることになりましたので、御紹介をさせていただいておきます。 続きまして、大項目3、学校教育の充実、中項目(1)GIGAスクール構想について、小項目①についてでございます。 鏡野町では、令和2年度に1人1台端末を整備し、今年度から本格的な活用が始まったところでございます。町内の現状ですが、小・中学校ではインターネットによる調べ学習、カメラ機能を利用した体育や学習発表会の動きの確認や実験の様子のまとめ、スライド機能によるプレゼンテーション、Zoomによるオンライン交流や全校朝の会、ドリル学習など、タブレットを活用した様々な取組を行っております。このほか、不登校の児童・生徒が家庭学習に活用している事例もございます。 現場の先生方がタブレットを活用した授業の進め方や指導の方法に苦慮している状況から、対策の一つとして町が配置しておりますICT支援員の助言などを参考にし、試行錯誤しながら有効な活用方法を模索しているところでございます。 また、指導用タブレットの台数も十分とは言えない現状にありますが、今後、計画的に整備を進めていきたいというふうに考えております。 次に、小項目②についてでございます。 鏡野町でも、タブレット使用のルールを定め、各家庭に周知を図っているところでございます。内容は、児童・生徒それぞれの発達段階に応じ、タブレットを使用するときの姿勢や画面との距離、使用時間の目安、SNSや個人情報などの書き込み禁止、不具合が生じた場合の連絡先などとなっております。ルールを守り、正しく使用できるよう、各学校では児童や生徒や保護者に対して指導や研修も行っているところでございます。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 御答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。 ホームページを開いて施策とかを見ている町民がどれくらいいると思われているでしょうか。それから、今まで町民に求められたパブリックコメントには、何人くらいが回答されているのか教えてください。 今回の公共施設管理計画の中に1,000人に直接郵送でアンケートを取られた結果が活用されているようですが、それが40.3%の回収率とありました。その結果についてはどのようにお考えでしょうか。町民の意見を聞くことが大切ですが、どのような方法で、さっき町長さんが創意工夫しながらというふうに言われたんですが、どのような創意工夫をされると町民の意見が出てきやすいと、つかみやすいと思われているのか教えてください。取りあえずパブリックコメントを求めたら、町民がもし意見を言わなかったら、公開してるけど問題がないんだなというふうに捉えて終わってしまうということはないかと危惧するところです。 それから、小項目の②、私が質問したかった意図は、町民が職員の皆さんに問合せをしやすかったり、それから頼りにしたり、相談したりというふうにできやすい関係というのがもう少しできたらいいかなと思うんです。職員を採用されるときに、面接とか試験とかあるんだと思うんですけれども、どういうことを大切に、若い職員の人たちに基準というか、観点を持たれて採用されているのかということもお尋ねしたいと思います。 それから、大項目2の子育て支援の充実、小項目①の子ども自身が自分が本当にやりたいこと、楽しいと思えることを見つけていくことが一番大切なことだと思います。個性を大切に安心して子育てできる鏡野町にするための取組というものが、どのように工夫されているか教えてください。子どもの自己肯定感や自信を失わせてしまうことがないように工夫されていること、瞳が輝くような子育てをするために大切なこととして次の保育のところに質問を移しますので、そこの回答はよろしいので、続けて中項目の(2)、小項目の①なんですけれども、きっと待機待ちというのが、入園できませんという結果だと思うんですけれども、その結果をもらった方は何人今回いるんでしょうか。 それから、保育士不足のためなのか、施設が不足しているのか、待機待ちの原因としては何が考えられるのか教えてください。 それから、手だてとしては幾つか言われました。一時預かりとかを利用してもらう方法というふうにありましたが、一時預かりとかで仕事が続けられるかというと、なかなか難しい状況があると思うんです。その点について、何かもう少し条件や補助がないものかと思うんですけれども、いかがでしょうか。津山などの町外の保育園では、上の子を退所させるということにはなっていないと聞いています。ですから、一時預かりでは、保育士の不足のため町内の保育園で断られて、近隣の保育園に通っている方がいます。また、町内でパート保育士として勤務したいという希望があった方が、通勤距離が長いのか、交通費が高くつくからということで断られたというふうな話も聞きました。負の連鎖が起きていないか尋ねます。 それから、小項目③です。 子どものための研修が十分職員の皆さんにできているかというと、すごくお忙しくされているので、ゆとりがなかなかないのではないかという気がします。こども園や保育園というのは、自分の親とは違う大人の人と出会って、集団の中で子どもたちと一緒に過ごす仲間の中で人間として育っていく土台を築く大切な場で、そこで働く保育士さんたちが意欲というか誇りを感じながら現場で経験を積むことで、先輩たちの仕事ぶりとか、実際に現場で力をつけていく、それが本当だと思うんです。なかなか現場でないと実際に気づく力とか、そういうのは育っていかないと思うんで、講演を聞くとか、何かの本を読むとか、そういうことではなかなか力をつけていくことはできないと思うんです。保育とは何か、それぞれの保育園で抱えているお子さんのこととかを通して一緒に事例研究したり、どういうふうにしてこの子を育てようかということを保育所の仲間と一緒に方向性をつくっていくことが、それこそ若い職員を育てていくということになると思うので、そういう機会が保育園でできるだけあるように、ゆとりを持った採用をしていただけたらと思うんです。 職員の皆さんの状況を見ると、期限付採用の方がほとんどになってしまっていて、町職員として採用されている方がとても少なくなっているのではないかと思うんです。そのあたりの関係があるような気がして、チームワークをつくる面でなかなかつくりにくい現状があるのではないかと思うんですけど、そのあたりは関係ないでしょうか。 それから、中項目(2)のファミリーサポート体制の小項目の①ですが、まだまだファミリーサポートって理解できてない方が多いと思いますので、もっともっと知らせていただけたらと思います。例えば、先ほどの保育所に入れなかった場合に、どうしても子どもを見てもらいたいということでファミリーサポートの支援を頼むというときに、それをずっと頼むと大変な経費がかかると思います。そういう場合に、支援が出るとか、何かもう少し活用しやすいような町内独自の制度ができればと思いますが、そのあたりはどうでしょうか。お尋ねします。 それから、中項目(4)子どもの居場所づくりです。 不登校の子どもが孤立しがちです。子どもを温かく見守る地域の力が必要だと思います。それで、町の取組として各地域の民生委員、愛育委員、栄養委員、ボランティアとの連携を持って、地域の公民館や公会堂など各施設を活用し、子どもたちの豊かな育ちを町全体で担っていけないでしょうか。先ほどの答弁の中に、社協の「社協DEサロン」の話がありましたが、芳野地区とか、南小からの帰りというか、その近くの人は利用できるんだけれど、そういう条件のある子どもたちは少ないと思いますので、あちこちで必要と求められる子どもたちがいたら、そういう場を提供していただいて、子どもの居場所ができたらいいなと思います。 特に不登校の子どもたちは、大勢の場所に行くのが苦手なわけですから、小ぢんまりした話がしやすい場所が求められると思いますので、個人情報のこともありますが、本人が希望すればそういう紹介をしていただいて、そういうボランティアに関わるような人との交流ができるような居場所をつくらないと、いずれそのままそういう出会いがないまま過ごすと、引き籠もっていくような状態が生まれると思いますので、御検討していただきたいと思います。 小項目の②については、以上です。 ○議長(原章倫君) 藤田議員、GIGAスクールのほうはよろしいか。中項目の(1)で、学校教育の充実の部分でGIGAスクール。 ◆5番(藤田照子君) 大項目の学校教育の充実で、私、GIGAスクールって、タブレットとかスクリーンタイムが増えるから駄目だ駄目だという気持ちがすごくあったんですけれども、一番推進している一番基の経産省の浅野大介さんという人が書いている本を見たんです。そうすると、すごいすてきなことがたくさん書いてあって、いいことはちゃんと進めるんだけれど、マイナス面のことの対策をしっかり取らないとこれは大変だなと思ったんです。大介さんの書いてあることが、探求、協力、試行錯誤の時間が最も大事にされるべき、最大限にその時間をひねり出すために、答えの分かっている問いについてはこのGIGAスクールで教科的なこと、答えがちゃんとみんな同じ答えのところはやればいいんだけど、それをいざもう試行錯誤しながらみんなでつくり上げていくために、その時間を生み出すツールがこのネットというか学習にあるということや、それから鏡野町のいろんな課題についても、例えば子どもたちに当事者意識を持たせて対立やジレンマを克服して、今よりよりよい状態を責任を持って仕上げる力を身につけられる教育にするというふうに書かれているんです。だから、もっと子どもにいろいろ知恵を借りていけるような可能性もこのGIGAスクールの中にはあると思ったんです。 それから、日本の教育は主体的に判断して行動する訓練が圧倒的に不足しているということで、人生をつくっていったり、社会をつくっていったりする、そういう力を主体的、対話的、深い学びってどうやってやるんだろうと思ってたんですけど、そういう学びをGIGAスクール構想を通してやっていけるのではないかと。教職員がそういう意識で取り組んでいただければ、鏡野町にとってもすごい未来が開けてきそうな内容だなと思ったんです。 マイナスのことが起きないように、私は視力が一番心配なんですけど、そういう注意をしっかりと、保護者の方にも、どういう注意が必要かということを具体的に伝えていってほしいんです。よさと、それから問題点についても両方が必要だと思いますので、特別に必要なことだと思いますので、それをただ何かパンフレットとかチラシとかを配るだけじゃなくて、伝えていってほしいなと思います。 保護者の中には、ネット依存や子どもにとって弊害もあることを知っている方もあって、家庭で配慮している方もありますから、子どもの中にはネットゲーム依存で大変な状況になってる子もいたり、朝起きられなかったり、学習に弊害が起こっていると思いますので、そういう価値観が異なる保護者にもよく説明をしてあげていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 藤田議員、残り時間が8分ほどしかありませんが、答弁ができるかどうか分からない状態なってきたら困るので、その辺のバランスを。 ◆5番(藤田照子君) MDM用の制限をかけるとか、時間制限とか、ネットの制限とか、そういう安全対策がどのようにできているかお尋ねします。 以上です。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼いたします。藤田議員さんの御質問に関係の部分をお答えさせていただきます。 町のホームページの閲覧でございますが、毎年度終了後に総数幾ら、それからトップ3位ぐらいのアクセスのページの実績は毎年取っております。その中で、パブリックコメントのページであるとか、そういったところについては、残念ながらトップ3には入ってなかったということで、どれぐらいのアクセスがあったかは今は把握しておりませんが、その辺はまた今後把握していきたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) すみません。失礼いたします。パブリックコメントにつきまして、御回答のほうをさせていただきたいと思います。 パブリックコメントのほうですが、今までパブリックコメントを求めた件数が34件ございまして、そのうち9件に対しまして御意見を頂戴している状況でございます。今回は9件という件数でしたが、過去にありましたものにつきましては、1件から3件というものがほとんどでございまして、残りの25件については意見はございませんでした。 それから、1,000人アンケートの件ですが、こちらにつきましては鏡野町輝くまちづくり基本条例という条例ございまして、その中にまちづくりの基本理念といたしまして町民及び町が互いの情報を共有し合うということで、相互の参加及び参画を図りながらまちづくりを進めるということで、町民には地域づくり協議会等の機会を設ける、それから審査会等への町民参画の推進、それから政策形成段階からの町民の参画というようなこともございまして、1,000人アンケートを実施している次第でございます。回答率のほうは、議員がおっしゃられましたように50%にも満たない状況でございますが、こちらのほうも見やすい設問等にしてなるべく回答をたくさんいただくようにしたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 藤田議員の御質問にお答えいたします。 先ほど、パブリックコメントのところで、コメントがない場合はそのまま計画が策定されるというような状況になります。 それから、どう周知していくか、創意工夫して等でありますが、例えば表示手法としてナッジ、誘導する手法です、表示をいかに見やすくこちらの思うところに読んでいただけるかというような表示というものがあります。こういったものの研究も進めてまいりたいと思います。また、藤田議員さんが御質問してくれたことに対しても、広報になっているのではないかと考えております。 それから、町民が相談しやすい環境をつくっていただきたいということで採用基準でございますが、公務員としてふさわしい、最近では心の弱い人も多くございまして、15分から20分の面接で限りはありますが、多様な業務に耐えれるかどうか、また最も重視しているのは鏡野町へ貢献していただけるかどうかというところであります。そこを重視しております。もちろん、その後の人材育成が一番大切と思っていますので、これからも続けてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 中項目の子どもの願いというのは答えはいいということなんで、次に行きます。 保育の取組ということで、学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) 藤田議員さんの御質問にお答えします。 まず、今年度の待機児童、待機の方が何人かという御質問でした。20人の方に保育の不承諾ということをお伝えをしておるところです。 原因ですけれども、保育士なのか、施設なのかということですけれども、こちらは両方だと思います。保護者の勤め先の関係で入園の希望は中央こども園であったり芳野こども園にとても偏っています。そちらのほうではもう施設がいっぱいということで、次に近い鶴喜保育園であったりとか、それから香南保育園のほうも紹介するんですが、奥津保育園となると遠いので難しいというようなことで、あとは富保育園なんかでも、空きはある状態でも保護者の方が遠慮されるというか、そういった傾向にありました。 一時預かりで仕事が続けられるかという御質問なんですけれども、今回お断りした方につきましては全て育児休業を取られている方ということで、対応としては育児休業を続けていただくというような方法を取られている方もあると聞いております。 それから、保育園のほうで事例を研究しながら方向性をつくっていくということでの取組です。なかなか保育士さんも忙しくされている中ではありますが、短い中でも少しずつ工夫しながら中での研修も進められていると聞いております。一例ですけれども、芳野こども園では、保育室で見かけた子どもたちのつぶやきとか気づきとかを職員室の壁に付箋に書いて貼っていって、それをみんなで見て、この子はこんなことが言えるようになったんだねとか、この子大きくなったねとか、そういったことがまた保育士の励みにもなって、よりよい保育につなげていくような工夫にしているということを聞いております。 それから、タブレットを使うときの安全対策ということですけれども、令和4年度の予算のほうでIフィルターというものの予算をつけていただいております。ネットの閲覧、ネットですとか使用の制限をかけていきたいと思います。ただし、時間の制限についてはそういった機能はまだつけれてないというか、そういった機能の研究もできておりません。家庭に持って帰った場合、家庭の使用については、保護者の方としっかり約束をしたことを子どもたちに守るように、そういったような指導、それから研修とかそういったことが必要になってくると思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 保健福祉課長安道君。 ◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。ファミリー・サポート・センターの活用しやすい支援はないかという御質問だったと思います。 その中で、保育園、認定こども園等を利用できていない方に対してになりますが、ファミリー・サポート・センター事業の利用料の無償化というのをホームページのほうで紹介をさせていただいております。条件等はあります。その辺の内容も書かせていただいておりますし、それからゼロ歳から2歳児につきましても、住民税非課税世帯の子どもさんについては、限度額がありますけども、無償化になるというような内容も記載しておりますので、その辺も令和4年度の予算の中で扶助費として上げておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で藤田照子君の質問を終わります。 ここで14時まで休憩といたします。              午後1時51分 休憩              午後2時0分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 一問一答方式により、11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 11番岸 泰廣でございます。議長に発言の許可をいただきましたので、通告書に従って一問一答方式にて質問をいたします。 大項目、安全・安心なまちづくり、中項目、ライフラインについて、小項目1、上水道についてお尋ねいたします。 最近、水道管の老朽化にて全国的に破損等の事故が多発をしております。昨年10月、和歌山市において水管橋が腐食により落下をいたしました。多くの市民が不便な生活をされたという報道がございました。我が鏡野町においても他人事ではないと思い、心配をしております。この水管橋ですけど、水道管専用の橋だそうでございまして、鏡野町にもこれがあるかないかということも次にお聞きしたいと思います。 ①町内で該当するような水管橋はありますか。 ②水道管の耐用年数は何年でしょうか。 ③老朽化の水道管は今後取り替える工事の計画はありますか。 ④漏水等は昨年確認できた範囲でどのくらい漏水がございましたでしょうか。 小項目2、下水道についてです。 町内の下水道工事もかなり進んでおります。お尋ねいたします。 ①今後の工事計画はどのようになっておりますか。 ②下水道の普及率はどのくらいですか、また今後普及率を上げる対策は考えられておられますか。 小項目3、災害時の対応についてです。 災害はあってはいけないことですが、最近、全国的に地震が多発しております。今年も1月に大分県にて大きな地震が発生しました。また、中国地方も多発をしております。災害時に上水道、下水道の使用が制限され、使用ができないと思います。お尋ねをいたします。 ①上水道は災害時に断水したときには給水車での対応が一般的でございます。断水時に対応できる対策はありますか。また、水道の不通になった箇所の発見等はどのようになっておられますか。どのような対策で考えられておりますか。 ②下水道は地震の発生後、液状化現象でマンホール等の突起により接続不良、また道路の陥没等により下水道が使用できないときの対応の対策はあるでしょうか。また、これも先ほどと同じように、どういった形で検査をされるかお聞きしたいと思います。 以上で登壇での質問は終わります。後ほどは質問席にて質問いたします。 ○議長(原章倫君) 岸議員、すみません。小項目3の災害時の対応についての①の小項目の質問で、ここに提出されているのは、上水道は給水車の対応が一般的ですが、町民への対応をする対策はありますかという質問なんですが。 ◆11番(岸泰廣君) ほんなら、それでよろしいです。これで、質問通告書通りでご答弁ください。 ○議長(原章倫君) これでよろしいか。 ◆11番(岸泰廣君) 先ほどの②も。小項目3の②のところも、原因をというのも、これもよろしいですから。 ○議長(原章倫君) よろしいというのは。 ◆11番(岸泰廣君) 今のように、調査を多分言うたと思うたんですけど。 ○議長(原章倫君) 町民への対応はどのようにされますかと、災害時の対策はあるのでしょうかという質問でよろしいですか。 ◆11番(岸泰廣君) それでよろしいです。 ○議長(原章倫君) それでは、進めてください。 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 岸議員の御質問にお答えをいたします。 まず、上水道、下水道、これは住民の生活インフラといたしまして欠くことができない施設であります。常に安心・安全な水を安定して供給いたしまして、下水道につきましても整備をもって公共衛生の向上、あるいは生活環境の改善に寄与するために整備を図っていくものと考えております。 大項目であります安全・安心なまちづくり、中項目のライフラインについての小項目でありますけれども、上水道についての御質問であります。現在、鏡野町に該当する水管橋はございません。 次に、②であります。 管種により異なりますけれども、水道法による法定耐用年数は40年となっております。事業実施計画に用いております標準耐用年数でいいますと、硬質塩化ビニール管が60年、ダクタイル鋳鉄管が80年となってあります。 次に、③であります。 鏡野町では、平成29年から令和2年までの4か年、国庫補助事業によりまして幹線路の老朽管更新整備を計画的に図ってまいりました。現在、老朽管はございません。令和5年度に上水道事業総合整備計画を策定する予定となっております。 続きまして、④についてであります。 令和2年度は配水管本管の漏水事故が3件発生しております。対応といたしまして、ループ管により配水ルートを変更し、対応できたことにより、ほぼ断水することなく復旧をしております。 続きまして、小項目2であります。2の下水道事業についてであります。 ①につきましては、今後の工事計画といたしましては、公共下水道事業で継続整備をしております郷地区の未普及の整備工事を令和7年度までに概成する計画であります。 また、令和4年度の新年度予算にも計上させていただいておりますけれども、令和5年度以降の鏡野町汚水処理計画「クリーンライフ100構想」の見直し業務、また農業集落排水事業における長寿命化に伴う最適化整備構想の計画概要書を策定をいたしまして、令和5年度以降の事業を計画的に実施したいと考えております。 次に、②であります。 鏡野町の下水道普及率は、令和2年度の決算数値で92.2%となっております。 普及に対する対策といたしましては、下水道整備につきまして、下水道管への接続をすることによりまして初めて効果が表れる事業であることから、供用開始後3年以内に接続をいただいた家庭には、排水設備補助金といたしまして10万円の補助を行っております。既に供用開始している地区につきましては、下水道への早期の接続、また使用者へは下水道の正しい使い方等を町の広報紙あるいはホームページ等に掲載いたしまして、啓蒙に努めているところであります。 続きまして、小項目3であります。災害時の対応について御説明を申し上げます。 まず、大規模災害が発生した場合、町といたしましては、鏡野町地域防災計画にのっとりまして対応しております。また、上下水道課が管理いたします水道、下水道施設は、上下水道業務継続計画に基づきまして、大規模な災害、事故、事件等で職員、庁舎、設備等が相当な被害を受けても優先実施業務を中断せずに、たとえ中断したといたしましても許容される時間内に復旧させるため、計画的に対応したいと考えております。 それでは、①について説明を申し上げます。 鏡野町内におきましては、現在、町内に7か所の浄水場と岡山県広域水道企業団からの受水施設を整備しております。飲料水の確保、保持については、大丈夫と考えております。また、飲料水等の配水につきましては、現在上下水道課に容量1トンのステンレス製給水タンク2基と容量0.5トンのポリ製タンクを2基確保しております。また、今月中には容量2トンのステンレス製給水タンクを2基追加する計画であります。 住民への配水につきましては、トラックに積載し、避難所へ給水する計画であります。鏡野町は給水車を保有しておりませんが、日本水道協会岡山県支部の会員でありまして、出動を要請すれば、給水車を含む人員の派遣が早期に可能になるネットワークが既に構築できておりますので、それを活用し、緊急対応したいと考えております。 次に、②であります。地震の発生によりまして下水道が使用できない場合の対応につきまして御説明を申し上げます。 被災の規模、箇所、原因により対応が異なると思いますが、大地震によりますライフラインの全てが機能不全の場合は、避難所への避難を願い、仮設トイレ等の設置によります対応になると、このように思っております。平成28年に策定をいたしました下水道事業業務継続計画に基づきまして、平成30年3月28日に優先対応が可能となるように、町外の維持管理委託業者5者と災害時における下水道の復旧支援協力に関する協定、これを締結しております。鏡野町の下水処理場は、現在、集落排水処理場10か所、公共下水道処理場を1か所所有をしております。奥津下水道処理場を緊急対応施設に位置づけまして、自家用発電機等を整備をいたしまして、他の処理区からの汚水をバキュームカーにより搬入等が可能となるよう整備を図っております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) ありがとうございました。小項目の①番でございますけど、水管橋は鏡野町にはないという答弁でございましたけど、類似した管はありますか。例えば橋梁等に接続をして水道管を送水するような管はございますか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) 失礼します。岸議員の御質問にお答えしたいと思います。 類管はないかということでございまして、和歌山県で言っておりましたのは、水道部局が管理しております専属の水管橋で、鏡野町の橋梁等にわたっております類管としては、道路管理者が設置しています橋梁に添架をさしている添架管がございます。和歌山の事故が発生しまして、早速全国の調査ものが入りました。その結果内容で御報告をしますと、町内に53か所の幹線添架管があります。総延長にして1,335メーターとなっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) ありがとうございます。これは、道路管理者ですけど、管に関しては水道課のほうで管理されとるということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) この管は風雨にさらされるということが多い部分と思いますので、さび、腐食等があるかないかというのをしっかり検討していただきたいと、このように思っております。 それでは、②についてお伺いいたします。 耐用年数は40年ということで答弁ございましたけど、鏡野町には40年以上の水道管がございますでしょうか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) 失礼します。先ほど町長の答弁にもありましたように、40年以上の法定年数のものが国費事業の対象となるということで、令和2年度までの4年間をかけてやっております。今現在は、長寿命化の絡み、経営戦略等々を見据える中で、標準的に水道管も60年というものを重きに置いておりますので、それにおきましては、鏡野町の幹線の水道管としてはございません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 40年以上の水道管はもう町内にはないということで、安心をしております。 ③老朽化の水道管等は、先ほどもございましたように、計画的には順次替えておるということでしております。 それから、④の漏水等については、これは工事のパイプの変更のときの漏水という形でよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) これにつきましては、先ほど40年以上の老朽管の更新工事を行った路線の1年前に発生した、老朽に対する破損、漏水事故でございます。具体的に言いますと、老朽によって管が亀裂して、道路の脇から水が出た、この案件が2件、もう一件は、入の浄水場になりますけども、本体のところから出てきておるフランジで止めてあるパッキンの劣化によって水が漏れたと、この3件が大きな案件でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 漏水等はなかなか地下に埋もっとって分かりにくい部分がありますので、そういう対応もしっかりやっていただきたいと、このように思います。 それでは次に、小項目2、下水道について、①についてお伺いします。 下水道工事は令和7年度までには終わるという計画でございますけど、再度お尋ねします。今後、新規の下水道計画はございますでしょうか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) 先ほど町長からの答弁にもありましたが、今継続しているものにつきましては、令和7年までに概成させたいと考えております。ただ、それ以降のものにつきましては、今年度予算にも計上させていただいとんですけども、鏡野町の汚水処理計画「クリーンライフ100構想」というものを令和4年度で新たに見直しをかけます。この見直しの中で、次にまたやっていかにゃあいけない箇所もしくは今のものを維持拡張していかにゃあいけない箇所等々が出てくると思います。それによって対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 今後、そしたらまだ見直しのあるところには、そういう考え方もあるということでよろしいですね。              (上下水道課長中西豊久君「はい」と呼ぶ) ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) それでは、②についてお伺いいたします。 下水道の普及率が92.2%という、かなり普及率がいいほうだと、このように思っておりますけど。先ほども、町長からの答弁で接続後10万円の補助金が出るということなんですけど、設置工事が終わったときにはかなり普及率が地元でも上がると思うんですけど、何年かしたら下水道を忘れられて、普及をしにゃあならんというような人もかなりおると思いますけど、その辺を含めて再度普及率をアップする方法がここにも出ておりますけど、その辺はもう順次やっていただくようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) 先ほど鏡野町内の普及率が92.2%ということで答弁をさせていただいておりますが、これが岡山県の平均で申し上げますと、87.6%でございます。約5ポイントほど鏡野町のほうが普及率が進んでいるということでございます。 それと、供用開始された後の未普及の方につきましては、広報紙、ホームページ等ではお願いをしとんですけども、特にこの2年間コロナの関係がございまして、いろんな面での国からの対策等々を踏まえて、なかなか出費の要ることでございまして、強くお願いすることのできない状態が続いておりますけども、これからも早期に接続していただくように要望を続けていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。
    ◆11番(岸泰廣君) 排水設備補助金をもう少し延期をするような方法は考えられませんか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) ありがとうございます。ただ、下水道は、先ほど町長の答弁にもありましたけども、下水道事業が終わり、個人の部所にかかったときに接続をしていただいて初めて効果が出るものでございますので、この3年間という縛りは、国もそうなんですけども、これは大事に持って継続していきたいと、それ以外に延長というのは難しいのではないかと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 10万円の補助金を何年か延ばして、そういうことで家庭のほうにも負担がかからないような方法ができればと思って質問させていただきました。 それでは次に、小項目③災害時の対応についてでございます。 災害時の対応には、上水道の町長答弁でございましたように、鏡野町とすれば上水道のストップしたときの対応がかなり充実しとるようにお伺いできますけど、これもたまたまこの給水車が鏡野町だけではないというような、全般的に災害が起きてますので、その辺の給水車が来ていただける、タンクが来ていただけるような、タンクの水が十分対応できるというようなことにはなかなかならないと思いますけど、その辺はどのような感じでおられますか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) これも先ほどの答弁にもありましたが、実は今月中にステンレス製の2トン級のタンクを2基、防災用の総務課分と上下水道課用の1台ということで整備する計画になっております。 30年の7月豪雨のときに、これは富地域なんですけども、給水タンクを2トンダンプに2台積んで持っていきました。そういう形で、給水車はないんですけども、対応が可能に、より広範囲にできるように台数を増やしております。 それと、先ほどの日水協の会員であるということが既に構築されておりまして、日本各地で発生しております災害時には、鏡野町にも岡山県支部、それから鏡野町、全て出動要請があるかないか、要請した折に何人出れるかというのが即座に入ってきております。ですから、逆にうちで被災をした場合には、そこを通していきますと、西日本で大きな地震があった場合に隣の町にお願いをしても多分同じことになっとると思いますので、東日本、南九州からというすばらしいネットワークができておりますので、それはそこを頼っていくのが一番堅いと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 中国地方でもかなりのネットワークができとるということで安心をしております。 それでは次に、②について再度質問いたします。 下水道の管が、例えば接続部分が中断して下水道が使えないとなれば、例えば上から入れるものは我慢してでも、出すほうは我慢できないというのが、かなり住民の皆さんとしても不便な部分だと思います。ですから、いろんな形で簡易のトイレとか、例えばいけなんだら避難場所へ避難をするとかという方法しかないと思うんですけど。避難場所に行っても、仮設用のトイレをすぐに持っていかなければならないというのが現実だろうと思いますけど。その辺の仮設用のトイレの部分、以前にも若干予備があると、買い置きもあるという形でございますけど、住民にこれから何かあったときの対応策というものは考えられておりますか。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長中西君。 ◎上下水道課長(中西豊久君) 仮設トイレ等々の対応ということで、一昨年から防災公園等々の計画が上がっていく中で、今災害時に仮設トイレの話が下水道部局で出ているのが、簡易トイレということで公共ますの中にトイレを並べていくというのがあるんですけども、それにはまたいろんな問題が発生いたしまして、すぐ詰まって流れなくなるとかいろいろありますから、今公園を造っておられる防災面の一部を兼ねた公園の対策として、その辺を調整のお話をさせていただいて、移動可能な仮設トイレ、工事現場に置いとるような仮設トイレの台数を確保するというような格好で今お願いをしておるところです。 それにしても、先ほど議員言われましたように、くみ取ってやらにゃあいけんので、そのくみ取りにはどうしてもバキュームカーが必要です。それは先ほどありました災害協定、これは岡山県でも2つぐらいしかないと思うんですけど、すぐに来ていただいて対応できる体制を整えております。いろんな規模の災害によって対応の内容が物すごく変わってくると思うんですけども、必要最低限度に早く動けるような体制はこれからも考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 下水のほうも災害時の協定がかなり進んどるようでございますので、今後ともそういう形を含めていろんな形で皆様方とよく話をしていただいて、いざとなったときの対応が十分できるような対策を立てていただきたいと思います。 以上で私の質問は終わりたいと思いますけど、少し時間をいただきます。 長年勤務されました中西上下水道課長さんにおかれましては、大変お疲れさまでございました。 今後は後輩の指導という形で、今後とも体に気をつけてお過ごしいただければと、このように思っております。 以上で終わります。 ○議長(原章倫君) 以上で11番岸 泰廣君の一般質問を終わります。 ここで先ほど岸議員の再質問に対しまして、私が一括と一問一答を勘違いいたしまして大変申し訳ございませんでした。 次に、一問一答方式により、8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 8番牧田俊一君です。ただいま議長のお許しを得ましたので、このたび一問一答方式にて質問をいたします。よろしくお願いいたします。 大項目、地域経済を支える里づくり、中項目、第1次産業の振興支援策と今後の取組について、有害鳥獣の対策と取組について、順によって質問をいたします。 まず、小項目、稲作分野についてですが、昨年度米価は大幅に下落し、町内の稲作生産者の農業所得と生産意欲が大幅に減少することで田の荒廃等を危惧しています。令和4年度以降、持続可能な経営支援にはどのように取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。 林業分野についてですが、昨年は世界的な木材不足により木材の単価の高騰となりました。加工後の木材の製品の単価は、一昨年の木材単価と比較しても2倍となっている製品もあります。このことは消費者にとっては木材単価の抑制を望むこととなりますが、山林を所有する方にとっては丸太を伐採し、搬出する費用も捻出できる時期になっているのではないかと聞いております。鏡野町は森林づくりセンターを拠点として林業分野の振興に取り組んでいくこととなりますが、このウッドショックという危機を好機に転換し、持続可能な林業分野の振興にはどのように取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。 次に、野菜、果実、花卉、水産業分野についてですが、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、稲作分野については町から議会にも随時報告があり、またその分野に対し対策や支援策も行ってきたと考えております。その中で、稲作、林業分野以外の産業についても、コロナ禍の状況により、経営状態は少なからず影響が発生したのではないかと推測いたします。現在、野菜、果実、花卉、水産分野に携わる方の経営状況や町に対し支援策を求める声などはどのようなことがあるのかをお尋ねをいたします。 最後に、鳥獣対策についてですが、鏡野町は四季を感じることができ、自然との調和により地場産業の充実を図ってきました。現在、人と野生の鳥獣生活の生活環境バランスが崩れ、農林水産業に対し、鳥獣による被害対策が課題となっております。第1次産業の持続可能な発展及び私たちの生活環境の維持にも、鳥害被害の軽減策がより一層求められます。今後の町の対応と方針についてお尋ねをいたします。 以降、質問席にて質問をいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 牧田議員の御質問にお答えをいたします。 御質問の第1次産業に対する課題は、我が鏡野町だけではない、全国的にも大きな課題であります。それぞれの自治体で試行錯誤を繰り返している状況だと、このように思います。 大項目であります地域経済を支える里づくり、中項目であります第1次産業の振興支援策と今後の取組について、小項目、稲作分野についての御質問であります。 令和3年度、米価の記録的な下落に際しましては、鏡野町議会からも米価下落に伴う農業者支援を求める決議をいただきまして、緊急の支援策といたしまして米の生産継続の支援金といたしまして交付を決定をいたしまして、年度内での支払いを進めているところであります。次年度以降につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響あるいは需要バランスの状況は厳しく、また米価上昇を見込むことは非常に困難であると思います。 しかしながら、令和3年度同様の対応を行うことは、財政的にも厳しい状況であると認識をしておりまして、米価等の状況を見据えながら対応する必要はあると、このように思います。 また、岡田議員の御質問で答弁したとおりであります、令和4年度に計画をいたしております農業振興センターの設立、まずは農業関係第三セクターの統合であります。将来的に後継者不足等に対しましても対応できる組織といたしまして体制づくりを目指すとともに、広く皆様方の御意見を伺いながら、米作以外の作物への転換も見据えた持続可能な作物作り、あるいは農業に関する経営支援につきましても検討していかなければならないと、このように思っております。 いずれにいたしましても、全国的な米の需給バランスの状況によるなど、稲作からの転換は避けて通れない問題、課題であると、このように思っております。国、県の方針あるいは制度等をしっかり見据えながら、鏡野町の稲作を継続して行うことのできる方法を模索していきたいと、このように考えます。 次に、小項目であります林業分野についてであります。 欧米からの木材の輸入量が減少いたしまして、日本国内の木材需給バランスが崩れたことを起因とする原木価格の高騰、ウッドショックの状況であります。近隣の市場の状況から、ヒノキ普通材の平均単価は昨年の5月より上昇を始めまして、7月から8月にピークを迎えております。先月末の段階で昨年4月と同程度の価格水準となっておりまして、搬出等を行う場合には相当の費用が必要な状況であります。 そのような中、ウッドショックを好機にということでありますけれども、現在、町内外を問わず、深刻な林業の担い手不足によりまして、必要な時期に必要な伐採等の事業ができず、原木価格の高騰時にも有効な対応ができないことから、担い手育成あるいは確保に向けまして、林業新規就業者あるいは林業事業体の経済、技術支援を目的といたします林業就業者支援事業を活用いたしまして積極的に担い手確保の取組を進めているところであります。 また、木材集積基地といたしまして貯木場整備を進めまして、小規模分散型の集積方法から効率化を図りまして、合板会社等との一括取引あるいは木質バイオマス利用を推進をいたしまして、森林所有者あるいは林業事業体の収入確保、将来的な町産材のブランド化を見据えた安定供給基地といたしまして、町産材利用あるいは森林整備の拡大を図りながら、鏡野町森林づくりセンターが各種林業施策のワンストップの窓口となり、林業課題の解決に向け、豊かな森林資源の持続的活用と人づくりあるいは森林づくり、未来づくりの取組を進めているところであります。 続きまして、小項目であります野菜、果樹、花卉、水産業分野についての質問であります。 コロナ禍でありまして、鏡野町では経済対策のキックオフ事業といたしまして、農業に限らず、中小企業者に対しまして多くの単独事業を実施してまいりました。実施に当たりまして、経営状況等の聞き取りアンケートを行いまして、その結果等につきまして令和2年度の全員協議会で説明をさせていただきましたけども、その後の状況等につきましてお答えをさせていただきます。 野菜、果実、果樹につきましては、町に対する支援要望は届いておりません。野菜は売上減少があったと聞いておりますけれども、反面、夢広場におきましては近年にない好調な売上げであったとも聞いております。 花卉につきましては、令和2年度当初、一部品種につきまして市場価格が下落いたしましたけれども、その後価格は持ち直しております。ただし、燃料の高騰による経営の圧迫につきましての支援要請がありましたので、国の補助事業を御紹介いたしております。 水産業につきましては、昨年度、イベントの自粛等によるヒラメの出荷額の減少という状況下でありました。一部でありますけれども、給食用といたしまして買取りを行うとともに、町内の河川への追加放流を行ったところであります。本年度も給食用としての買取りのほか、水産業の労働力減少に対しまして、生産者の負担軽減を目的といたしまして、ICTを活用した設備導入支援事業補助金を予算化をいたしております。 次に、中項目であります。鳥獣対策と取組についての御質問でありまして、今後の町の対策と方針についてお答えをいたします。 鏡野町といたしましては、鏡野町鳥獣被害防止計画に基づきまして、捕獲及び防除の推進を中心に取り組んでおります。まずは捕獲でありますけれども、有害鳥獣の捕獲につきましては、近隣自治体より手厚い補助金を交付しております。鳥獣被害対策実施隊員を中心といたしまして積極的な捕獲活動を実施いただいております。令和3年度の傾向といたしましては、全町的に鹿の被害が顕著であります。その結果、年間捕獲頭数1,500頭余りのうち、捕獲したイノシシ、鹿の割合が逆転をいたしまして、4対6程度となっております。鏡野町といたしましては、この直接的な捕獲活動に対する精度を上げるべく、令和3年度に国庫補助事業を受けましてICTを利用した捕獲を行うべく、機械を整備あるいは実施隊への貸与を行いまして、実証実験を行っております。今後、成果を見極めながら台数等の検討へつなげていきたいと、このように考えております。 また、防除対策といたしまして、国の鳥獣被害防止総合対策交付金を受けまして、地域の柵の設置を推進しておりまして、地域全体で取り組み、また従前から実施しております町単独での防護柵設置事業も引き続き実施いたしまして、被害の減少に努めたいと、このように考えております。 今後につきましては、有害鳥獣の動向に変化が見られない限り、同様の対策を実施していく必要があると考えますが、異常気象あるいは環境の中、国や県に対して積極的な対策の検討を提言していくとともに、森林環境あるいは生態系等への配慮を進めていく必要があると考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。それでは、再質問に移らせていただきます。順によって質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、今回、稲作分野についてなんですが、答弁書のほうでは、令和3年度に米価下落に伴う支援策として議会からも要望いたしましたが、生産継続支援金として事業を昨年度行ってまいりました。つきましては、令和3年度の生産継続支援金について、この制度自体は支援を受けた方とどうしても受けられなかった方がおられると思うんですが、それぞれ受けられた方、受けられなかった方からの要望や声というのはどういうものがあったのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。牧田議員の御質問にお答えします。米の支援事業につきましての皆様方からの御意見ということでございました。 この事業につきまして、基本的に鏡野町でもよかった、それからありがたかったという意見は多く、大きな不満は基本的には聞いておりません。 小さな個別的な意見としましては、手続的な意見のほかに、例えば営農計画書の未提出者についても直接通知しろというような厳しい御意見もございました。それとうちが条件としてつくっております小規模農家に対する自家保有米の10アール当たりの減分について、これは近隣の市町村でどこもされてることでございますけど、こちらについて減分については疑問があるというようなことを連絡された方がいらっしゃいました。 それと、これは意見というようなことでもなかったのかなと思いますけど、基本的にもらえるのはありがたいし、金額が多過ぎるのではないかというような方もいらっしゃいました。 それと、それから1つの営農組合から提案といいますか、あったんですが、大変ありがたいことですけど、今年だけの補助金ということなんで先が見通せないなというようなことをお聞きしましたので、今後そういったことも大きい意味で考えていかないといけないなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 全体的としましては非常によかった制度という声でよかったと思いますし、もらい過ぎという、そういう方も実際には一部おられたんでしょうけど。今後、令和4年度も、答弁書を見ますと、米価の上昇というのはなかなか見込めないという答弁書、ここにも記載があります。もし、令和4年度以降、今後もこういった米価の下落が続きますと、どうしても米作りを離れる方が絶対に増えると思います。 つきましては、稲作の離農を防ぐためには、秋の収穫後に米価の価格が大体決定していくとは思うんですけど、米価、収穫後ではなくて、例えばこれから今、田の準備をしておりますが、田を耕作する時期に肥料代であるとか除草とか田起こしに係るトラクターの経費とか、そういった田を起こすときにも少しでも鏡野町独自の支援策、当然予算配分等もあるとは思いますが、そういった収穫後ではなくて、途中でも例えばそういった支援策があれば、今後若い方、そして親の代から引き継いでいく方にとっては、少しでも田に対する魅力が出てくると思いますが、予算配分もあると思いますが、現在町としてのそういった見解はどのように考えておられるのか、1点お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 農家というのはその年だけで終わるものではなくて、毎年毎年同じことをするわけでありまして、先ほど言いましたように、臨時収入が入りましたらまた田植時期に使うとかということも考えられます。 次の質問でお答えで出てきますけれども、要するに耕作する田んぼあるいは畑で収穫量を年間通して上げていく、米価、水稲だけで農業を終わるでなくて、年間通して農業をすることができる、それで収益も上がるということを考えていかなければ、これからの農業というものは解決できないのではないかなと、このように考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 確かに町長がおっしゃられるとおりだと思います。つきましては、今、米価の下落の原因、これは当然コロナ禍の状況というのが一番だと思いますが、米の供給と需要のバランスが崩れておるということも考えられます。 つきましては、今後、町としても米の生産量、生産者に対する生産量と米の消費、供給と需要のバランスがこれは必要だと思うんですが、今後町としては生産者の方への生産調整と消費者にとりましては米の消費、購買意欲を促す施策をどのように今考えておられるのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えします。 まず、生産調整につきましては、鏡野町農業再生協議会が2月に皆様方、農家の方に通知をさせていただいております。これは、国の方針に基づいての県の目安、それから町の目安でございますが、そちらで今までの転作と同じような率でお願いをさせていただいております。基本的に短期的に見ると、そのお願いしか今のところないのではないかというふうに思っております。 ただ、長期的に考えますと、岡田議員の御質問に答弁させていただきましたけど、第三セクターの統合という大きな課題がございます。そちらで奨励作物等の研究を重ねまして、将来的にそうしたものへの転換を図っていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) ここで15時5分まで休憩といたします。              午後2時53分 休憩              午後3時5分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) それでは、質問を再開させていただきます。 ただいまの答弁の中で、今回米の需要と供給のバランスが崩れているということで答弁をいただいたんですけど、農業生産調整ということで米の減反、米の生産について調整をしていかなければならないというふうな答弁もあったと思うんですが、現在町としてはどのように減反、そして生産量の調整を指示しているのか、その点をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。牧田議員の御質問にお答えします。 こちらにつきましては、町としてといいますか、鏡野町も会員でございます鏡野町再生協議会で水田農業の推進ということで2月に送らせていただきました。そこに記載がございます。水稲の作付率は52%、転作の目標率は48%というような、指示じゃないです、これは目安でございますので、お願いしますという文書でございます。その中に、前回の議会でも御指摘がございました水田活用の直接支払交付金等の記載があるということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 私もすみません。制度自体のことを100%理解してなかったもので、指示でなく目安ということなんですけど。転作の目安が今48%と課長のほうから答弁がありましたが、実際に今後転作するにも、鏡野町としては自然豊かな風土があり、鏡野町は四季を感じられる地域だと思うんですが、鏡野町にとっては何が一番農作物、転作に適しているのか、実際に転作をしようと思う方にはどのような転作のことを考えていけばいいのか、そういった資料とか要綱、そういったことは町としてはどのように支援をしているのか、その点をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) なかなか厳しい御質問だと思います。こちらにつきましては、先ほど申し上げました農業振興センターでも長期的に考えていきたいというところではございますが、今回の再生協議会の資料でも若干そこについては長い間触れさせてはいただいております。 奨励作物としまして、北部につきましては花卉、それから南部はブドウ、アスパラガス、ナス等というようなことで、転作はこういったものがいいですというようなことは記載をさせていただいております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 当然、これは農家をされる方が選択をされて、一番自分にとって有益な選択をしていくということで、町が一本化の方針というのはなかなか難しいことだと思うんですけど。今後、田んぼを守っていくには当然転作も必要なんですが、耕作放棄地、これが増えていくと、田というのはいろんな面で多機能に影響を及ぼすこととなります。まず、今回、今後も田を維持していく、田を守っていく施策といたしましては、田に携わる人、この方をどんどん見つけていかないと、持続可能というのは難しいこととなります。 つきましては、まず鏡野町が今後スマート農業、デジタル機械やICTを利用した、こういったデジタル化の方針、この施策については今町としてはどのような考えがあるのか、その点をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) スマート農業の件についてお答えをさせていただきます。 スマート農業につきましては、後継者不足となっております農業の切り札として国も率先して進めている事業でございます。今後、国の補助事業が拡充されることが期待されるところでございます。町としても、町民、農家の方々の期待に沿えるように、そうした要望を検討して取り組みやすいようにしていきたいと思います。ただ、御承知のとおり、国の基準等につきましてはかなりハードルが高いものになるというふうに思っております。そうしたものにつきましては、少しハードルの低い県のもの、それから上乗せの事業として町の事業を考えるというようなことも考えていきたいというふうに思っております。 余談ですけど、令和4年度につきましても、町内ではスマート農業に取り組んでおられる農業者の方もいらっしゃると、それは岡山県の事業ですけど、紹介させていただきます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 田の荒廃等を防ぐために、今後とも町としては方針並びに力強い支援のほう、後押しを今後ともお願いいたします。 時間の都合上、次の林業分野について、質問に移らせていただきます。 まず、現在、ウッドショックにより木材を搬出する方にとっては好機なんですけど、問題点は深刻な林業の担い手不足ということが答弁書にも記載があります。その中で、担い手の育成、確保に向けましては、林業新規就業者の支援策を取り行っているという答弁書がありましたが、この林業新規就業者支援策というのは具体的にはどういった制度なのか、その点を1点お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。林業担い手事業について御説明をさせていただきます。 こちら、町独自の事業としまして、令和3年度より担い手の育成の確保に向けて事業を開始をしております。昨年、令和3年度の6月の補正予算に計上させていただいておりまして、外に向けても周知をさせていただいているということでございます。こちらにつきましては、全国的にもかなり例がない制度だというふうに自負をしているところでございます。まず、本人に対しての就業支援金としまして引っ越しの支援金、それから家賃の支援金、それから支援の一時金として最大100万円を支給させていただきます。あわせて、認定事業体の方が雇うに当たりまして、雇用確保の支援金、それから育成の指導の支援金としまして最大216万円ということで、最大316万円の支援をする事業でございます。 昨年度は年度途中ということもあり、それからコロナ禍ということもあり、あまり周知に時間をかけなかったということもありますけど、今年度につきましては近隣の林業大学校、それから県内の高校、就業ガイダンス等に積極的に出て、こちらのほうをPRしていきたいというふうに思ってます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今回の林業新規事業者制度は全国的にも珍しく、また鏡野町としても全国に先駆けて手厚い事業ということで、私もこれは非常にいい制度だと思いますが、今課長も答弁されましたように、コロナ禍であったとしても周知、これに積極的に取り組んでいただきまして、今年度の目標は大体どのくらいの方を担い手として、また就業者としては計画を立てておられるのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。お答えをさせていただきます。 今年度つきましては、予算的には3名の方を予定しております。令和3年度につきましては、年度途中ということもあったんですけど、5名の方を予定しておりましたけど、1名の方にとどまっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今年度も3名という目標が3名以上になるような形になってくれればうれしいなと思いますし、積極的な周知等を今後ともよろしくお願いいたします。 次に行きまして、まず木材や山林に関心を持つことは、どの世代、どの年代層にも必要なことだと思うんですが、まず次世代を背負う子どもたちにも関心を持ってもらうことが今後の林業分野の発展には必要ではないかと考えますが、現在子どもたちへの森林への関心を持つ木育というんですか、そのこのことについては町としては現在どういう取組があるのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。木育についての取組でございます。 こちらも昨年度からになります。中学校の生徒に対しまして、学習机の天板の貸与を行っております。こちらは入学時に天板のセットを皆様、個人各自で組み立てていただきまして、脚は業者のほうで取付けをするんですけど、卒業時に、3年間使っていただいて、それを持って帰っていただくというものでございます。3年間愛着を持っていただいて使っていただいて、それを改めて記念として持って帰っていただくというものでございます。 それと、木育プロジェクト、それから森のプレゼントとしまして、町内の乳幼児を対象にした鏡野町産材を使用したファーストトイをプレゼントする事業に取り組んでおります。この事業につきましては、生まれたときから木のぬくもりに触れていただきまして、鏡野町の自然の豊かさを感じていただくというものでございまして、令和3年4月1日以降に生まれた乳幼児を対象にファーストトイをプレゼントするというものでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 先ほど小椋課長から答弁がありましたように、先般、中学校の卒業式が挙行されました、教育長も参加をしていただきまして。その中で、卒業生の答辞で3年間の思い出として町産材のヒノキを使った木というのが思い出として答辞の言葉の中に1つ入っておりました。卒業式の終了後、各3年の生徒たちはその机を持って自宅に帰りました。その中で子どもたちからの声として、この木を再利用して使いたいんですけど、脚がないと、できれば脚部も一緒にセットにしていただければという意見も子どもたちから聞いておりますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 回答させていただきます。こちらにつきましては、当初から卒業時に持ち帰ってどうするんならというような御意見もいただいたところでございます。課内、それから役場の中でも検討させていただきまして、持ち帰った天板をローテーブルや補助机としてできるように、小さい脚、ドライバー等で簡単に取り付けられる脚をつけて使えるようなものを今開発をしております。何種類かのバリエーションを考えながら、完成した暁には、ホームページ等で公表させていただきまして利用していただけたらということになると思います。当然、これは有料になるということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 追加して補足いたしますけども、思い出として持って帰ってもらう分ですので、脚をつけて机にしてというふうなことは、いろんなところに利用してもらえるんじゃないかなと、このように思ってます。 それから、さきの乳幼児にプレゼントするというのは、にぎにぎとか、そういうような0歳児でも感触として味わっていただける、そういうふうなプレゼントでありますので、紹介させていただきました。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) どの世代も関心を持っている施策のほうを今後とも進めていっていただけたらと思います。 もう一点、答弁書の中に今後令和4年度以降で木材の集積基地として貯木場の整備を進めていきますという答弁があります。これは非常にいいことだと思うんですが、今後貯木場を整備して合板会社等への一括取引や木質バイオマスの利用の促進と答弁書に書いてありますが、私といたしましては、町産材がいつでもどこでも誰でも手に入る体制を一日も早く築いていただきたいと思います。特に木材の角材、角材は使用用途が多岐にわたってあります。例えば一般の方、町民の方がDIYとか、建築、建設分野につきましても、角材というのは非常に使用用途が優れております。つきましては、貯木場の整備の後の加工については今どのような考えがあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 牧田議員の御質問にお答えをします。 加工という御質問でございました、最終的には。現在のところ、貯木場につきましては、製材、加工については、今の時点では整備する予定はないです。ただし、貯木場を整備することにより、町産材の安定供給を行うということでございまして、整備の管理体制、それから今後の流通の計画などにつきましても、令和4年度に認定事業体、それから大手のコンサルを入れて計画を立てていくわけでございますけど、このうちの貯木場につきまして、製材分野、それから加工の分野が必要ということになりましたら、整備をしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) これは私の意見ですけど、できれば加工まで流通をしていただけましたら、循環社会としてより一層木材の消費につながるのではないかと思って質問をさせていただきました。 時間の関係上、次に行かせていただきます。 現在、野菜、果実の分野につきましては、町に対して支援要望は届いてないということなんですけど、野菜、花卉につきましては、現在原油の高騰により油代等が高騰しているということは答弁書にもあるんですが、それ以外については今後この分野の方に対しましての支援や施策というのは、今現在どういう考えがあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えします。 燃料価格の高騰につきましては、花卉の組合の方から御要望があって、国の制度を紹介したというところでございます。それは、イコール、町としては今のところ補助事業は考えてないというところでございまして、ほかの事業者の方からも、現在のところ、町長答弁にありましたように要望をいただいてないということでございますので、現段階では考えてないというところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) はい、分かりました。 それともう一点、答弁書の中に1点気にある字句がありまして、今回、野菜の売上げは減少があったと聞いておりますが、反面、夢広場におきましては近年にない好調な売上げといううれしい言葉がここに記載がしてあります。つきましては、今後、花卉を含め水産業者、野菜を作られる人、果実を作られる人全体を捉まえまして、今後町としては町内で生産された農作物の販売、それと情報発信をもう少し力強く発信していただければ、今後とも農家に携わる方にとってはうれしい施策と思いますが、今後そういった情報発信や販売ツールにつきましての拡張につきましてはどういう考えがあるのか、その点をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えします。 情報発信につきましては、今後どういった形ができるかというようなことを関係の各課と相談しながら考えていきたいというふうに思います。 販路拡大でございます。こちらにつきましては、大阪の夢広場等いろいろな売り先についてはあるというふうに認識はしておりますが、町長の答弁にありましたとおり、夢広場につきましてはコロナ禍でもあって日常の野菜ということでかなり売上げが増えたのではないかというふうに思っております。ただし、町内の夢広場もそうですけど、道の駅につきましても町産材、町の中の野菜の供給が十分できている状況ではないというところでございます。品不足もかなりあったというところでございまして。そうしたことも第三セクターが統合した後にはもう喫緊の課題というふうに認識しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今後とも、鏡野町としてはおいしい農作物の情報発信等をより一層推し進めていただけたらと思っております。 次に時間の関係上、移らせていただきます。 有害鳥獣対策としての質問に移らせていただきますが、現在、鏡野町は鏡野町鳥獣被害防止計画に基づいて捕獲及び除去を執り行っておるという答弁書がありますが、年間捕獲数1,500頭のうち、イノシシと鹿の割合が4対6、600と900程度で鹿のほうが増えているという答弁書がここにもありますが、まず有害鳥獣も含めまして有害鳥獣による被害額、例えば山林にはどのくらい、田にはどのくらい、水産にはどのくらいといった、そういった金額の把握、これは課としては把握しておられるのか、その点をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 答弁させていただきます。 被害額の把握でございます。こちらにつきましては、毎年、岡山県による農林水産業被害状況調査というのございまして、被害額の把握はしております。ただし、こちらにつきましては、林業被害につきましては森林組合、それから漁業につきましては各漁業協同組合、それから農業につきましては農業共済組合等に照会をしているという状況でございます。 それから、あわせまして、鏡野町単町で行っております鳥獣被害の防護柵の補助金の交付に当たって、農家からの聞き取り、それから現地調査を行った推計としての被害額の把握というところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) おおむねの金額提示という表示というんですか、そういったことはできるんでしょうか。1点お尋ねいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えをします。 先ほど申し上げました岡山県による農林水産業被害状況調査の結果につきましては、総額で申し上げます。被害面積が15.9ヘクタール、金額が1,742万1,000円というところでございます。こちらにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、各事業体での把握ができている範囲での被害額でございます。それも恐らく推計でございますので、隠れたところではかなり大きい数字がまだあるというところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) おおよその目安としまして15.9ヘクタールの約1,740万円、プラスアルファということなので、この分が生産者並びに農作物が被害を被っておるということで、額としても大きいんじゃないかと思います。つきましては、今後も積極的な被害防止のための施策を打っていただけたらと思うんですが。 もう一点、被害がイノシシから鹿に逆転したという答弁書があります。つきましては、イノシシよりも鹿のほうが今後さらに農産物や山林のほうに被害を及ぼしていくおそれがあり、今後被害額も膨れていく、増大していくと思うんですが。鹿の対策といたしましては、柵をするにしても、約2メーターとかの高い柵が必要ですし、捕獲のわなのおりわなにつきましても鹿が入るように設置費や材料費も高騰になってくると思うんですが。つきましては、今後町としても鹿の対策については具体的にどういうふうに取組を考えているのか、その点があれば1点お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) お答えをします。鹿の対策でございます。 こちらにつきましては、現在、鏡野町内でも既に取り組んでおります国庫補助事業での地域柵、こちらが高さが2メートルのメッシュの防止柵を設置しておりまして、2メートルという高さは鹿に対しては100%ではございませんが、かなり有効な手だてであるというふうには認識しております。こちらのほうを町としてはまずは推進していくというところでございます。 それと、山での鹿対策でございますが、立木に対しての全体的な柵というのはかなり現実的には難しいというふうに理解しておりまして、鏡野町内の森林づくり協議会でも今年度の令和3年度の協議事項の大きな一つとしまして、新植をしたところの鹿ネットの設置につきましての補助事業についての協議を重ねているところでございまして、そちらの提案を受けて、来年度、対応ができるところはしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 鹿の対策に対しても今準備しておるということで分かりました。 それともう一点ですが、鏡野町では有害鳥獣の被害対策につきましては、県内でも有数の先進地の自治体というふうに聞いております。先般、新聞での報道もありましたが、ICTの機械を利用した駆除等が導入されておられると思いますが、このICTの導入については、これは誰の発案か、例えば町の発案か、現場からの声によって導入したのか、まずその点をお尋ねいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) お答えします。こちらにつきましては、猟友会駆除員でもあります町の職員のほうからの提案がございまして、こうしたICTを使った有効な手法があるということで。こちらにつきまして、猟友会の分会長等とも協議をしまして導入するに至ったというところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今、職員の方の声というのもあったと思うんですけど、現場の声、現場に行かれてるから職員の方もこれに気づかれたのではないかと思うんですけど。今後、現場の声をより一層聞いていただくとともに、若い方、若年層の鳥獣に対しての取組には、ICTとかデジタル機械の導入というのは関心を持っていただける事業だと思うんですが、今導入している機械以外に今後とも導入する機械の予定とか、こういった検討しているものがあればお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 現在のところ、今ドローン、それからドッグナビにつきまして導入させていただいております。こちらにつきましては、この機器を導入させていただきまして、今年度実証実験をした結果、有効であればまた追加等も考えるというようなことをしておりまして、ほかの機器につきまして今のところ考えてはおりません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 分かりました。時間が押し迫っておりますが、最後の質問になるかといたしますが。今現在、捕獲した後の処理、これは食肉にしたり、あと焼却したりというふうに聞いておりますが、有害鳥獣の捕獲後の利活用、これがさらに対策として、また方針として新たな導入を検討されてはいかがと考えますが、現在、捕獲後の利活用については町としてはどのようなお考えをお持ちなのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 捕獲後の処理につきまして回答させていただきます。 こちらにつきましては、従前より猟友会等とも協議をさせていただいているところではございます。ただ、捕獲後の施設の位置、それから運営方法、それから肉の需要と供給のバランス等、それから処理施設までの搬入方法等、近隣でもジビエカーを整備されたところもあるというふうに聞いておりまして、そういった情報も得てはおります。ただ、なかなかそれが販売に結びついてないというのが現実でございまして、猟友会のほうからも積極的な要望というのは今のところは受けてないという状況ではあります。今後、特に鹿のほうが頭数が増えてきたので、考えていかなければいけないとは思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で8番牧田俊一君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により、10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 10番片田八重美です。議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一問一答方式で質問をさせていただきます。 大項目、地域コミュニティーづくりの推進について、中項目、地区公会堂建設事業費補助金交付要綱の見直しについて、小項目、地域住民の活動拠点となる地区公会堂の建設設備事業をすることに対して事業補助金交付要綱が平成17年3月1日に施行され、補助限度額は新築の場合が800万円、増改築改修及び施設用地復旧の場合は500万円とあります。町村合併と同時期に交付要綱がつくられ、17年が経過しており、果たしてこの交付要綱で今の時代に合った対応ができているのでしょうか。例えば消費税の増額、木材、燃料費の高騰などなど、大きく時代は変化しています。公会堂は地域コミュニティーの大切な拠点であり、今こそ財政の健全化の意味においても見直す時期にあるのではないでしょうか。 小項目①93地区に公会堂は何軒ありますか。 ②現在の交付要綱を使ってこれまでに新築、増改築、改修及び施設の用地復旧などをされた地区は何件ありましたか。 ③この補助金交付要綱の見直しはこれまでに4回されております。しかも、平成28年には2回も見直され、地域のニーズに合った対応をされてきたことがうかがえます。4回の見直しはどのような内容だったのでしょうか。 ④現在、新築や増改築などを計画をされている地区はありますか。また、公会堂建設や改修などについての問合せなどはありませんか。 ⑤各地区の財政状況は分かりませんが、各地区が公会堂の新築や増改築を実施しなければならなくなったとき、特に新築の場合は相当な自己資金が必要になります。各地区が建て替えなどを計画したとき、現在の補助金制度では自己資金確保が相当厳しく、困難が生じるのではないかと懸念をいたします。早急な見直しが必要に思いますが、今後の方針を伺います。 ⑥要綱の第2条に「公会堂の新増改築、改修及び施設用地の復旧に要する工事額が50万円以上である事業を対象とする。」とあります。もう少し軽微な改修にも使えるように、50万円の限度額を例えば30万円にするなど、限度額の引下げも検討されてはと思いますが、これはいかがでしょうか。 次に、大項目、観光資源を生かした町民おもてなし意識の醸成について、中項目、高清水トレイルでの赤和瀬側トイレを通年型にすることについて。 小項目①年間4万人のトレッキングで人気の高清水トレイルは、冬山でも大変な人気があります。ですが、赤和瀬地域からの登り口にあるトイレは、冬期間なのに凍結防止を理由に閉鎖しております。困惑する姿を見受けております。山登りを観光と位置づけ、人形峠側と赤和瀬側の登り口にすてきなトイレを完備され、山登りの方々へのおもてなしとしてすばらしい取組をされています。しかし、すてきな景色を求めての登山者には、秋も冬もありません。雪は弊害ではないのです。せっかくトイレを完備されたなら、凍結を理由の閉鎖は登山者にとっては理由にならないと思います。凍結しない管理方法を模索し、冬期間も利用できるようにしてはいただきませんか。 この後の質問につきましては、質問席において質問させていただきます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 片田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります地域コミュニティーづくりの推進について、中項目であります地区公会堂建設事業補助金交付要綱の見直しについての御質問であります。 小項目①についてお答えをいたします。 こちらつきましては、町が設置したものもあれば、地元の方が独自に建てられたものもある中であります。集会施設に利用されているものといたしまして把握している軒数は147軒であります。 次に、小項目②についてであります。 町村合併後の件数で申し上げますと、災害による修繕を除き、38件の補助金申請がございました。このうち、新築の申請はありません。全ての申請が増改築、改修及び施設用地の復旧という内容でございました。 続きまして、小項目③であります。 1回目でありますけれども、平成20年3月に施設用地の復旧を新たに認めることといたしました。2回目の変更でありますけれども、平成28年2月に補助金限度額につきまして、地域内における戸数の増加もありました。大規模な改修を必要とする地区が出てきたことから、新築については補助金を500万円から800万円に、そして増改築につきましては300万円から500万円にそれぞれ引き上げたところであります。3回目でありますが、平成28年3月に「連絡区」を「地区」に呼称を改めました。4回目でありますが、翌年の平成29年8月に、それまで1人の区長について1つの施設しか補助対象としておりませんでしたが、実態といたしまして、区長1人につき、複数の施設を有している地区がございました。その中には、建設時に県や町の補助金を活用して整備された施設もありましたので、地区内における不平等等を解消するために、国・県、町などの補助金を活用いたしまして整備された施設につきましては、補助対象となるように改正を行ったところであります。 続きまして、小項目④の質問であります。 来年度の当初予算には計上しておりませんけれども、1地区につきまして新築を計画されている地区がございます。また、問合せ等につきましては、年に数件寄せられております。 続きまして、小項目⑤であります。 現在の要綱につきましては補助率を3分の2以内としておりまして、補助限度額を800万円もしくは500万円と定めているところであります。消費税の増税あるいは原油高騰の影響などによりまして建築資材などが急騰している状況であります。補助金限度額の見直しの要否につきまして、町の財政に鑑みながら検討を行っているところであります。 続きまして、小項目⑥についての御質問であります。答弁させていただきます。 地元の皆様方が地元で使う集会施設につきましては、維持管理及び運営に関する経費あるいは施設維持のために行う小規模な修繕は地元で行っていただきたいと考えております。現時点におきまして、限度額の引下げにつきましては考えていないところであります。ただし、現在、各地域が地域づくり等のために集会所を利用され、そのための少額の修繕、エアコンの設置等の施設維持につきましては、未来・希望基金事業を利用しての対応をしていただいております。当面はそうした状況を見守りたいと考えております。 続きまして、大項目であります。観光資源を生かした町民おもてなし意識の醸成についての御質問であります。中項目に入ります。高清水トレイルでの赤和瀬側のトイレを通年型にすることについての御質問であります。 まず、高清水トレイルにつきましては、コロナ禍ではありますが、多くの方にお越しをいただきまして、鏡野町の雄大な、そして美しい自然、おいしい空気を吸っていただきまして、心から健康になっていただいているものと理解をしております。来訪される登山者にとりましては、四季は関係なく、どんな環境でも楽しめるアクティビティの一つだと、このように思いますが、御承知のとおり、冬期の上齋原の気候は非常に厳しいということであります。気温の低いときにはトイレの便器の水も凍るために、居住してない建物では常時暖房を入れる必要も生じております。新たな費用が発生すること、さらには駐車場等の積雪による除雪費用も多額になる、発生するということであります。登山される方からその費用をいただいてはございません。冬期の清掃等の維持管理の受託者もいないということであります。そういうことを理由として閉鎖をしている現状であります。 今後、周知等の看板等も設置しながら、利用される方々にもこうした理由を御理解をいただけるように努めてまいりたいと、このように思います。 そして、冬期の登山には、いつもニュースで取り上げられておりますけれども、行方不明等々、崩落事故ということもございます。そういうふうなこともありまして、冬場の登山には十分気をつけていただきたいと、このように思っております。 以上、答弁とさせていただきます。
    ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 御答弁ありがとうございました。それでは、随時質問をさせていただきます。 まず、①の93地区に公会堂は何軒ありますかという質問をさせていただきました。147軒、こんなに私あると思ってなかったものですから。ということは、1地区が複数軒持たれて管理されているということを認識いたしました。これはまた維持管理も大変だろうなという感想を今持ちました。ここは理解でき、分かりました。 ②に入らせていただきまして、現在の交付要綱を使ってこれまでに新築、増改築、改修及び施設も用地復旧された地区は何件でありましたかという質問に対しまして、新築の申請はないということで、全ての申請が増改築、改修及び施設用地の復旧という内容であるという、これ38件ですが、細かいことを言っても仕方がないかなとは思いますが、どのような増改築、改修、用地の復旧だったのでしょうか。分かる範囲でお聞きしたいと思います。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 片田議員の質問にお答えをさせていただきます。 増改築あるいは施設用地の復旧がどのような内容だったかという御質問だと思いますが、文字どおり増改築と改修です。こちらにつきましては、38軒のうち、35軒が増改築、改修ということになっております。例えば炊事場の改修でありますとか、もちろん中の畳ですとか、そういうものの張り替えでありますとか、多岐にわたるものでございます。あと、施設の用地復旧につきましては、38件のうち4件ということになっております。こちらにつきましては、施工後、年数もたちまして、土地自体が変化をしまして、施設に影響を及ぼす、土地の空洞化でありますとか、そのようなことが原因で、土地の復旧を4件しておるというような状況でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ありがとうございました。細々といろいろされたんだなという、用地復旧が4件ということは理解いたしました。 3番目に入るんですけども、質問した中で、この要綱改正が4回、様々にいろいろ、ニーズに応えられて、変えられたという御努力があったんだろうと思いますが、補助要綱がつくられて今17年ですけども、補助金の改正がされた中で、新築に対する補助金が500万円から800万円に引き上げられたこと、これの経緯とか根拠、分かりますでしょうか。 それから、増改築の場合は300万円だったのが500万円に引き上げたこと、これについての経緯と根拠についてもお尋ねしてみたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 片田議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 補助金の限度額の改正につきまして、500万円から800万円ということでございますけれども、こちらは、その当時の物価の上昇率、そのようなものを鑑みて、500万円から800万円ということで、金額を上げさせていただいているようです。それに併せまして、改修につきましても300万円から500万円という、同じような率で上げさせていただいておるという状況です。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 分かりました。物価上昇、どんどんどんどん時代変わってきますから、仕方ないのかな、上げていただいて、各地区の方が少し増改築とかいろんなことに緩和されていくということはいいことだと思います。根拠は理解できました。 小項目4のところに入りまして、現在、新築、増改築など計画されている地区はありますかということ対して、1地区、新築を計画されている地区がありますと。問合せなどについては、年に数件、寄せられております。この問合せというのは、新築についての問合せなのでしょうか。 それから、この1地区についての新築計画は、計画であって実施というのはどのようなことになっているのか、今の現状、お分かりになりますでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 片田議員の質問にお答えをさせていただきます。 数件あるお問合せにつきましては、新築に関するお問合せは一件もございませんでした。土地の復旧、あとは増改築に係るものということで御相談がありました。 新築につきましてですけれども、こちらは上齋原地区の集会所ということで、集会所を建設されるという御相談を受けております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ありがとうございます。課長も私も同じ地区なので、答弁、お互いにやり取りしにくいところでもあるとは思いますが、今、多分この1地区について計画されているということで、これは新築されるのかどうかは、計画だろうと思いますが、町のこの800万円、これで見合うかどうかというのも、また計り知れないところではありますけど、こういったところも今回質問したことの一つでありまして、少しずつでも今のニーズに合わせたような補助内容を検討していただければと思います。これはさらりと流しまして。 小項目5のところで、私の質問が、各地区が建て替えなどを計画したときは、今言ったようなことでございます。現在の補助金制度では、本当に自己資金確保は相当厳しい。ですけども、やっぱりコミュニティーの場であるので、建て替えをしなければならない状況にあるとすれば、やっぱりここは一番問題点であろうと思います。この回答の中には本当に簡単にしか書かれておりません。現在の要綱では補助率を3分の2以内とし、補助限度額800万円、もしくは500万円と定めている。消費税の増税、原油高騰の影響、いろいろ書かれておりますが、そして補助金制度の見直しの要否についても、町の財政を鑑みながら検討しておりますという回答いただきましているんですけども、やっぱり細かく言うと、公民館を新築するには必ずしなければならない工事があるはずです。多分、私よりも皆さんのほうがよく御存じだと思いますが、建築の中には、新しいところで言うと、地盤の調査をしたりとか、それからどうしてもそういった人が集まる建物を建てようとすれば、トイレだったり、必ず炊事場も要りましょうし、それに付随する工事費がかかります。集落排水につなぐ公共ますだったり配管だったり空調設備だったり、いろんなものが付随して係ってくると思います。経費もかさむと思います。この答弁書に書かれている、まさにそのとおりで、消費税だって上がっております。それから、原油の高騰、これも大幅に上がっております。そうすると、これらを加味しながら、今後改正していただくとすれば、期待をしたいと思いますが、町長の御意見お伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) どうですか。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 片田議員の再質問にお答えをしたいと思いますが、先ほど言われていたこと、大ざっぱな書き方しかしてないと言われているんですが、消費税の増税、具体的です。それから、建築資材が上がっています。どの程度のボリュームでものを建てる、何人ぐらい要るというのが、総額になってきますから、アバウトなことしか言えないわけなんで、具体的にどこの何を建てると幾らぐらい費用がかかるかとか、そういうふうなことも考えながら、また負担金もそれぞれの集会所でも、利用される人数にもよります。そういうふうなところから割り出してきますので、どうしても割合とか、何割、3分の2補助しますとかというふうな答えしかできないわけですので、それが大ざっぱな答えだと言われればそれなんですけども。ですから、いろいろなことを鑑みながら、今検討中ですというふうなことでありますし、今担当課長が言われてましたように、具体的な建設場所もあります。ですから、そういうふうなことも踏まえて言われてるんだと思いますが、ここで私からの答弁は、議員の立場もありますので、答弁を差し控えたいと、このように思っております。今、一般的に公会堂の建設補助金等につきましては、検討中であります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 町長、ありがとうございました。本当に町の財政を鑑みながら検討しております、前向きに少し思わせていただければいいのかなと。どうしても各地区、本当にたくさんの施設をそれぞれがお持ちになって維持管理をしておられますので、やっぱり今コロナで集まることが大変な時期でありますけども、そういった場所は地域にとって必要なところでありますので、本当に、これから少しずつ状況を見守りながら検討したいともし思われるようでしたら、先ほど言ったような、時代に合わせた改正、お組みいただいて、改正に期待をしたいと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(原章倫君) 片田議員、ここで休憩を取りたいと思いますんで。 ここで16時10分まで休憩といたします。              午後4時1分 休憩              午後4時10分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 町長にお断りをします。すいません、私、答弁書をちょっといいかげんに読んどりました。5番目の質問で、補助金限度額の見直しについては、町の財政を鑑みながら検討しておりますと書かれております。ありがとうございます。検討しておるということで、私はちょっと今日は帰ってゆっくり寝れるかなと思いますが。町長、ぜひとも、同じことの言葉の繰り返しになりますが、消費税の増税とか、いろいろいろいろと、今の時代に合ったもので、高騰しておりますことも含めながら、よりよいその地域のコミュニティーの場の公会堂がよくなるように、ぜひとも前向きによろしくお願いいたします。ちょっとお断りをいたします。 その次に、項目6ですが、これも少額の修繕については、エアコンの設置等の施設維持については、未来・希望基金事業を利用しての対応をしていただいておりますと。これも、私、把握しておりませんでした。未来・希望基金事業をもう現在使われているということでありますが、これは50万円以下、少額の修繕になりますが、これ、未来・希望基金事業との兼ね合いは、私が心配せんでもいいかも分からんのですが、うまく浸透しながら進めていっているのでしょうか。これについては、何件っていうのがありましたですかね。どれくらい未来・希望基金を利用しているのかとか、そういうなのがもし分かれば教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 片田議員の再質問にお答えをいたします。 まず、補助金と未来・希望基金との調整がうまくできているかというところの御質問だと思いますけれども、施設修繕の相談に来られた区長様方につきましては、50万円以下の小規模修繕については補助金の対象外であることは十分に説明をさせていただきまして、未来・希望基金での対応を地域づくり協議会に相談していただくようお伝えをしているところです。 また、例年、町の広報紙の8月号だと思うんですけれども、公会堂の修繕なども含みました未来・希望基金事業の内容を記載したものを、一覧をお載せしております。ですので、こちらに目を通していただきまして、事業の中で公会堂の修繕を何件したかというようなところは御確認いただければと思います。ただいま手元に事業でした公会堂の件数は持っておりません。申し訳ありません。失礼します。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 分かりました。私、少額に、30万円に落としてもいいんじゃないかとは思いましたけども、未来・希望基金のほうでそういう調整ができているんであれば、特に、ここの答弁書にもあるように、当面はそうした状況を見守りたいと考えておりますとありますので、見守っていただいて、よりよい方向で示していただければと思います。ちらっと耳に入ったりしたのでいくと、未来・希望基金との活用が何かうまくいってないところもあったというふうに聞いたもんですから、ちょっと聞いてみました。よろしくお願いをいたします。 それでは、公会堂につきましては質問を終わらせていただきます。 続きまして、観光資源を生かしたおもてなし意識の向上ということで、赤和瀬トイレの冬期間の凍結についてお伺いをいたしました。 答弁書によりますと、冬期の上齋原の気象は非常に厳しくて、気温の低いときにはトイレの便器の水も凍る、誰も住んでいないので、暖房を入れる必要も生じないし、新たな費用が発生することで、駐車場等の除雪費用も発生するとか、いろいろ書かれておりますが、やっぱり最初言ったように、この高清水トレイル、トレッキングにかかわらず、山登り、冬山までに登られる方っていうのは、本当に雪があろうがなかろうが、寒かろうが暑かろうが、台風だろうが、登りたい人は登るという、そんな現実のようです。特に観光地にトイレは、私は重要な位置にあると思っております。この高清水トレイルについては、特に冬でも遠方から多く来られております。これ、私も気になって、もうこの冬、何度も行かせていただいて、除雪もちゃんとできておりました。大きな山になっておりましたけど、できておりました。で、トイレのほうも奥ばったところにあって、そこはやっぱり大勢の人がトイレを求めて歩いた足跡がいっぱいあるんです、雪を越えて。でも、閉まっている。残念にされて、その辺、周辺に住む方からもちょっと苦情も聞いたりもしたんですけども、トイレは本当に困っとられます。これが分かってる人は、トイレは途中から、道の駅とかされて上がられるんでしょうけども、やっぱり私は、8.7キロのこの縦走する山でトイレがないというのは、非常に、特に冬、厳しいんだろうと思っております。これは閉鎖するんではなくて、凍結しない方法をすればいいんではないかなと思いますが、凍結しない方法、お金もかかるし、今いろいろ書いてありますけども、こういったことを検討されたことはあるんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今、片田議員の質問を聞いておりますと、嵐の中、あるいは豪雪の中、すごいしばれる中、来られる人におもてなしとか言われますけど、登山者の方もマナーとか、体調とか、それも十分気をつけてこられます。そういうふうなことで、先ほどから、一番最初の質問者の方から、町の財政とか、いろいろ言われてます。そういう中で、必要最小限、あるいは町としては最大限の、冬場、厳寒期を除いてはさせていただいております。そういうふうなところを鑑みて、今事業をしておりますので、登山者自らの体調管理とか、そこらを最大限に講じていてほしいと思います。鏡野町はそういうところを、やはり皆さん方の健康を一番に考えて、高清水トレイルに設置をしました。そういうふうなところから、やはり健康管理は十分講じて、あまり厳寒期には、あるいは嵐のときには来ないようにしていただきたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) それもよく分かります。ですけども、ちょっと気になったんですが、答弁書の中に、冬期の清掃等の維持管理の受託者もいないっていうことは、これはどういうことでしょう。春から秋にかけては誰かがされておりますよね。その方々たちに何とか、町のほうとしても、そんなに毎日というわけにはいかないかもしれませんけど、やっぱり管理は大事だと、私、思うんですが、冬期間、これも年間通して、トイレも使えれて、掃除ができて、凍らないでというふうなことを努力をされて、でもいなかったのか、される人がね。これはどうなんでしょう。私は何か違うような気がするんですけど。もっと本当に真剣に、失礼なことを言います。探されればいたのではないのかな。これから先でもいいんですけど。先ほどの質問と一緒なんですが、凍結しない方法を検討されたのか、もう冬は駄目って思われてしまっているのか、監理する人も探せば、する人は私はいると思うんですが、これはいかがなもんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。 片田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 先ほど町長が答弁させていただいたとおりではございます。今、片田議員がおっしゃられました、管理者、冬期間にいないかというようなところにつきましても、現在、冬期間以外には管理をされている方がいらっしゃいます。その方等にお聞きをしました。で、雪の間、積雪があった場合には、もう雪があるので行けれないというような答弁をいただいておりますので、それはできないということの理由の一つということで、御理解いただけたらと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 何か非常に残念に思います。まず、凍結しない方法、そんなにお金かけなくっても、あの地区もいっぱい人が住んでおりますから、凍結しない方法でいろいろやってると思いますし、それからやっぱりおもてなしとして、高清水をアピールしていって、町長肝煎りで一生懸命、ウエルカム鏡野でされてるわけですから、それが浸透されて、冬山も随分増えてるんだと思うんです。そうした人たちに、ガイド冊子とかホームページとか、トイレを全部表記されておりますので、何とかもう一度、新たなお考え、前向きな考えをされて、凍結防止策とか、地域でなくてもいいです、誰か管理される方を、団体とかグループとか、探されるなど、努力していただければと思います。私はこれで、投げかけで質問を終わらせていただきますけど、どうぞよろしくお願いいたします。ぜひとも御検討お願いいたします。 ○議長(原章倫君) 以上で10番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 9番仲西祐一です。 議長のお許しをいただきましたので、本日、大きく2件の質問を一問一答方式で質問させていただきます。 それでは、早速中に入らせていただきます。 1件目、大項目、鏡野町地域情報通信施設整備運営事業について。 中項目、事業実施に係る内容について。 この事業は、鏡野町の通信事業の大きな事業である鏡野ケーブルテレビについての質問であります。契約期間が15年で85億円という大きな事業ですが、契約方法や事業者の選定方法に不明な点も多く、数人の議員さんが何度も質問して、調査してきた事業ではあります。いまだ不明瞭な点があり、本当にこの事業が適正なのか、利用者の町民の方々からも不満もたくさん伺っています。もっと適正な事業実施を行うべきと考え、質問をさせていただきます。 ①平成26年3月14日に交わした覚書の価格提案表には、備考欄の4として消費税の記載があります。消費税の税率は、平成25年度は5%、平成26年度から平成27年9月30日まで8%、平成27年10月1日から10%として計算してくださいとあります。しかし、実際は平成31年(令和元年)10月1日より10%に変更されています。国の方針によって消費税が変更された場合は、減額した契約と追加の契約が必要ではないかと考えられますが、その契約を行わずにそのまま契約した経緯の説明を求めます。 ②契約後、業者と3回の覚書を交わしていますが、3回目の覚書だけ印紙を貼っています。以前の答弁では、税務署に相談すると答弁されていましたが、その後、どうなったでしょうか、それをお伺いいたします。 次の質問です。 大項目、ウランのふるさと研究エリアの整備について。 中項目、本事業の進捗状況について。 この事業も、将来の鏡野町の未来を豊かにするために計画された事業であります。既に計画開始から5年経過しており、岡山大学のがん研究の寄附講座に1年2,000万円で5年間、合計1億円を支出しております。何度も数名の議員が進捗状況の説明や計画の妥当性について説明を求めてきましたが、大きな金額を伴う事業にもかかわらず、しっかりとした説明はなされておりません。議会に詳細な説明がないまま、どうなるのかの方向性も示されておりません。しっかりとした説明を町民の方々にしていただくために、質問をさせていただきます。 小項目、①令和4年度の予算には、岡山大学の寄附講座に寄附する予算は計上されていない。それについて議会にも詳細な報告はされていない。この計画は継続するのか、それとも中止するのでしょうか、それをお伺いします。 ②以前の私の一般質問(令和3年9月)の半年前の答弁では、町長は何ら方針は変えていないと言われていましたが、何がどのように変わったのか、お伺いいたします。 ③寄附講座に1億円を投資していると町長は以前言われていましたが、1億円の投資は大きな投資だと思います。この結果を踏まえて、町民にどのように説明されますか、それを伺います。 ④広報紙でも、2021年2月よりウランのゆりかごという名前でBNCTをPRを開始いたしましたが、事業開始の2017年より4年も経過してからの開始で、2022年3月には寄附を停止していると。どう見ても、対応と見通しが甘いと思いますが、どのように認識されていますか。 ⑤町民の福祉の充実のために大きな費用を使いましたが、事業の見直しは評価しています。全てがうまくいく事業はないが、あまりにも大きな計画を実施するには考えや取組が甘かったと言うしかないと思います。今後の方針を伺います。 以上で壇上の質問は終わります。あとは質問席で行わせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 仲西議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります鏡野町地域情報通信施設整備運営事業、中項目であります事業実施に係る内容について、小項目1であります。 当時、政府が公表をいたしております消費税率変更スケジュールに沿った費用算定をするようにと指示しておりましたが、実際には税率引上げ時期が、御存じのように令和元年10月に延期されたところであります。それに伴いまして、当初算定をされました費用の消費税増税分は減税となるわけであります。その減税相当分を機器、設備の更新に充てております。これにつきましても、以前、説明をしたところであります。こちらにつきましては、利用者の利便性向上、あるいは機器、設備の長寿命化に資するとの判断の下、鏡野町と鏡野光サービスの双方で協議を重ね、決定したものであります。 続きまして、小項目2であります。 3回締結をしております覚書の収入印紙の件であります。 令和3年3月会議でも御質問いただきました。この件につきましては、税務署にも指示を仰ぎ、鏡野光サービスとの間で協議を行ったところであります。収入印紙を貼っていなかった1回目、2回目の覚書につきましても、内容、内訳の変更に該当すると思われることから、納税義務者でもある鏡野光サービスへ必要額の収入印紙を貼るように指示をいたしまして、完了したことを確認をいたしたところであります。 続きまして、大項目でありますウランのふるさと研究エリアの整備について、中項目であります本事業の進捗状況についてお答えをいたします。 小項目1についてであります。この計画は継続するのか、それとも中止するのかということであります。 計画といたしましては継続してきます。こちらにつきましては、鈴木議員の答弁の中で申し上げましたように、本年1月31日、岡山大学からの説明では、研究は継続しますが、町からの支援に関しましては本年度末で終わりにして、今後改めて協議を進めていけばいいのではないかという内容でございました。大学といたしましては、鏡野町に対しまして無責任なことは言えないために、コロナ禍の収束、あるいは薬剤及び機器の開発などがある程度めどが立った時点で協議を再開をしたらというふうなことであります。この提案であったと、このように思っております。町といたしましては、大学の意思も尊重しながら、こうした考えの下で今後も計画は継続してまいりたいと考えております。 続きまして、小項目2でありますけれども、町として目指す目標は、岡山大学との協定にも掲げておりますとおり、大学に設置する中性子医療研究センターにおいて、がん、稀少疾患医療を対象とした中性子医療分野を確立した上で、町に新たに設置しようとする中性子医療関連研究拠点において、さらなる医学と薬学と理工学の最先端技術を融合した医療人材育成とを研究を行う環境を整えていくことであり、5か年、5年間、これに向かって進んでまいったところであります。今後につきましても、寄附講座は終了いたします。しかし、方針を変えることなく進めてまいりたいと、このように考えております。 続きまして、小項目3であります。 岡山大学とも話をする中におきまして、大学としても、町民の皆さんに対しまして説明責任があるということで、先般、大学から議員の皆様方に説明をいただいたように、5年間の成果の取りまとめと今後の進め方などにつきまして御理解をいただけるよう、現在、大学において、研究内容の成果報告書の概要版の取りまとめをしていただいております。これにつきましては、完成次第、広報紙とともに配布をさせていただきたいと考えております。 また、町が主体となりまして、研究あるいは各所との交渉を進めているわけではありません。しかし、施設の設置、あるいは薬剤開発につきましては、多額の費用を伴うわけであります。仮に投資の話が来ましても、投資する側はどこよりも有利な状況で話を進めようとするため、大学側から各所といろいろな交渉を行ってまいっても、それを外に向けて公表するようなことはないと伺っております。そのため、町から詳細な説明はできないということもありますが、今後におきましては、大学との協議の上、公開できる情報につきましては、積極的に公開するよう努めてまいります。 続きまして、小項目4であります。見通しが甘いのではないかということ、あるいは最後の項目であります、小項目5の今後の方針ということにつきまして、関連ありますので、併せて答弁をさせていただきます。 この5年間、大学といたしましても、町としても、掲げた目標が達成できるよう努力してまいったところであります。薬剤開発のように研究が進んでいるものもあれば、施設に対する投資の話につきまして、コロナ禍の影響を受け、協議途中で頓挫したという話もございました。寄附講座が開始した時点におきましては、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るうということは想定できておりません。仮に途中でコロナが発生せず、施設への投資が頓挫していなければ、現在の状況は変わっていたものと思います。今後につきまして、当初定めた目標に向かいまして、岡山大学との連携を継続して、最善の構想を模索してまいります。事業の見直しを行ったことなどを含めまして、他の事業内容につきましても検証してまいりたいと、このように思います。この5年間を顧みて総括することによりまして、今後の行政経営に反映させてまいります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) ここで本日の会議時間は、都合により一般質問が終了するまでこれを延長いたします。 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、ケーブルテレビの件ですが、消費税の導入がずれたというのは、これはもうどうしょうもないことですから、それは致し方ないと思うんですけど、実際に当初と消費税の導入がずれて幾らの差額が生じたのか、分かりましたら教えてください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 仲西議員さんの御質問にお答えいたします。 ケーブルテレビのその辺の経緯につきましては、令和2年12月等の会議でも度々御質問をいただきました。消費税の差額がどの程度になるのかということにつきまして、手元のほうの資料、いろいろ探しまして、およそ1,700万円程度ではないかというふうに、資料が出てまいりました。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 先ほどの答弁書でも、その減額相当分を機器、設備の更新に充てて、利用者の利便性向上や機器、設備の長寿命化に資するとの判断の下、協議を重ね決定したということですが、具体的にどのような、何を変更したんでしょうか。これじゃあ全く分からないんで、その利用者の利便性向上、機器、設備の長寿命化、何をしたんですか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) お答えいたします。 覚書、3回しておりまして、1回目はその内容の変更等はないんですけれども、2回目につきましては、インターネットサービス利用向上に向けた設備の追加と、それから有線テレビ放送の設備の追加をしておるようでございます。で、3回目の覚書のほうで、また有線テレビ放送の設備の追加、更新を行っておるようでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 私が伺っているのは、それはどういう必要性があってそれをしたのかというのを聞いてるんですよ。それを説明してください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 必要性につきましては、町長答弁にもありましたように、利用者の利便性向上や機器、設備の長寿命化にということで整備をしたわけでございますが、内容的には、例えばインターネットにつきましては、故障とか、そういった支障が出た場合に、いち早く察知するための機器の整備に使ったとか、テレビにつきましても、当初契約にあった更改予定の機器から漏れていたものを変えて長寿命化させましょうというような内容であったというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) それは、これが性能発注というか、そういうような話になってますけど、漏れてたっていう話だったら、それは業者が負担するべきもんじゃないですか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) これらの機械を更改しましょうねっていうことで契約を、発注者がそういった仕様をつくって、それを受けて受注者が、ならこの金額でってことで契約をしております。で、発注者の仕様から漏れていたものがあった場合については、町のほうでその差額で対応できるものということであったので、対応したのだと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 課長も当時の課長ではないので、あまり聞かれてもちょっと難しいというところは正直あると思うんですけど、それはあまり突っ込んでもいけないので、まあこれぐらいにしておきますけども。じゃあ、今の追加の金額、差額が1,700万円出たわけですよね。それを追加の、いろいろせなきゃいけないこと、抜けたこともあったというようなお話もありますけど、1,700万円を、今の差額だけ上手に合わせて契約というのはできるのか。私は奇跡的な計算をしたんかなと思うんですけど、そこに対してどういうふうに思われますか。今の時点での感じることで結構ですよ。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) これは昨年の議会で申し上げたことではございますが、私自身が、覚書で契約の内容を変えていくというようなことをこの事業で初めて聞いたようなことでございまして、長期契約ということもあって、そういうこともできたのかなとは感じたところでございますという答弁を、昨年させていただいております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 時間の関係もあるんで、あまりしつこく聞いてもいけませんので、1個だけ確認させてください。 そもそも最初に私が聞いとる、減額した場合、契約の変更とか追加の契約をしなきゃいけないと思うんですが、それは今のやり方で問題ないんでしょうか。それを教えてください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) この件につきましても、昨年の議会でもお答えしておる内容でございますが、法令変更、それから不可抗力等によりまして額が増減する場合には、当然、契約についても減額することができますっていうことを、まず書いてあります。で、それとは別に、そういうことが起きた場合は、両者協議して決めましょうねっていうことも書いておりまして、この覚書につきましては、まさに両者が協議を重ねてこのような形にしたということですので、契約書上は問題ないものと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 大変、今の説明では説明不足だなと感じておりますが、まああまり突っ込んでも正確な答えは出てこないと思いますので、次に行きたいと思いますが、そういった内容のことをしっかりと説明するべき必要があるのではないかなと思いますので、それは頭に入れていただけたらと思います。次に行きます。 2番目、3回の覚書をしていますということで、確認したら書類の印紙が必要だったから、これはちゃんとやったということではあるんですが、そもそもそういう認識がちょっと、85億円の契約をする内容として、そういった部分の認識がやはり甘いんじゃないんかなと思うんですが、それをどのように考えられますか。そのときちゃんと確認しとくべきじゃないんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) それは全くおっしゃるとおりだと私も思います。税務署のほうの指導といいますのが、まず原則としては変更等につきましては、契約の総額を見るんですが、内容とか内訳の変更があれば印紙を貼っていただきますということと、物品の売買のみであれば印紙税の特例によって非課税になりますという、そのような回答でございまして、その辺の内容のチェックが少し不十分だったのかなと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 分かりました。あまりしつこく聞いてもいけないんですけど、ちょっとそういったところも、本当に実際どういう工事があったのかっていうところ、それと以前、インターネットも使えるようになったけど、遅くなってみんな困ってたというようなこともあります。それと当初の設計、計画、そういった部分がちょっと弱いのかなと感じておりますので、時折を見てまた質問させていただきますので、人事異動等で引継ぎできてないから分かりませんというようなことがないようにだけしっかりしていただいて、次に行かせていただきます。 2番目、ウランのふるさと研究エリアの整備についてということです。 ①番、議会に報告がしっかりされていないというようなことを説明を私のほうがさせていただきました。継続するということで、町長からお話がありましたが、前任の課長がほぼ実際に事業実施をされていたと思いますが、私たちも何度も、BNCTだけのことではなくて、全体の構想としてどのように進んでるんか説明をしてくださいというのは、何度も申し上げたはずです。しかし、岡山大学のみの説明をずっとしてこられました。やはりそれは明確な説明をちゃんとしなきゃいけないんです。構想をつくっとる以上はしてほしいと思います。それが今までできてないということに対して、町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 仲西議員の再質問にお答えをします。 研究部門につきましては、具体的なことは大学で研究されている、あるいはその進捗度合いも大学でそれぞれ重ねてきておりますので、それを説明を受ける、あるいは議会のほうに答弁するというよりは、直接議会の皆さん方に説明を加える、そして質問を受けて、また説明をするというふうなことは、直接的でいいというふうなことで、度々、あるいは1年1回は必ず大学のほうから来て説明いただいているというふうなことであります。それから、その都度、鏡野町の行政のほうから加えることにつきましては、お話をさせていただいたと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) このウランのふるさと研究エリアの整備というのは、がんの部分だけではないですよね。当然、ウランの環境研究所の取組とか、そういうのもありますよね。そういった説明が一度ぐらいはありましたでしょうか。詳しい説明がどこまで進捗していると。国立研究開発法人日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターというか、あそこの話の説明はありましたが、鏡野町がどういうふうな話をしているかというのは、私はほとんど説明を受けてませんけど。そこら辺の認識が違うんでしょうか。そこに対してちょっと説明をお願いします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 説明できる範囲は説明をさせていただいております。認識が違うと言えば認識が違うところだと思います。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そう言われますけど、はっきり説明をされたことはほとんどないと思います。ウランの環境研究所の進み具合はどうなったんですかという説明はほとんど、どのようになっているという詳細は説明はほぼされていないと私は思うので、見解の違いと言われていましても、私からすれば説明が全くできていないというのがおかしいんじゃないかなと思いますが、それはそれで認識の違いですので、まあ仕方がないですけども、次に行きます。 じゃあ、今のウラン研究所との取組はどういうふうに、今現状、進んでいるのかを教えてください。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 研究所の話ですけども、原子力研究開発機構の環境技術センターにおきましては、ペスタロッチ館の中にそれぞれ研究施設の広報担当が常駐しております。サテライトがございます。そういうふうなところが、延長線上では研究エリアというふうな構想の中に入っていくというふうなことであります。そういうふうなことも、議会の皆さん方にも説明をさせていただいていると、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) その説明は何度も受けましたが、業務内容は、じゃあ実際そうなっているのかというたらそうではないと思いますし、そのためだけにそれを設置したというよりかは、向こうからの依頼によってこっちが場所を提供したのではないかと私は認識していますが、そこら辺は違うんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 多分、認識が違うと思います。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そこを説明してください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 仲西議員の質問にお答えをさせていただきます。 ペスタロッチ館に今設置をしておりますサテライトオフィスにつきましては、仲西議員の言われる、機構さんのほうから依頼があってということだろうと思います。しかしながら、結果といたしまして、そのような構想の中で、機構、あるいは岡山大学がいろいろな施設を設置するに当たり、鏡野町としましては、そういう施設開発でありますとか施設の設置について、できる限りの協力をしていくというスタンスで進めさせていただいているものと思っております。ですので、今回、どちらが先にというところがあると思いますけれども、そういうところの施設の場所を鏡野町として提供したということにつきましては、鏡野町も協力をして行っているものと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そういうことであれば、今後、構想に沿って、少しでもどういう、具体的にこういうふうに進んでいるんだと。あくまで設置したということは前から伺っていますが、その後、どういったことが進んでいるのか。話合いとして何回協議をやったとか、そういうこともいいと思うんです。そういううまく進んでいるっていうのは、なかなか協議するのは難しいことではありますが、実際協議を、そういうのが実際あって、そういう話をしているのかということまでは聞きませんけども、そういったことを、実際進めていっているという形の説明でもできると思うんで、そういった説明をしていただきたいと思います。 では、次、3番目、行きます。 寄附講座の寄附ということでしているということでありますが、町長、これは投資であるというお話を以前もされとったと思いますが、町民の財産である1億円を寄附する以上、当然、投資と私も考えてもらわないと困ると思います。それに対する対価を、私は寄附するだけで終わったということでは済まないと思いますので、今後、どういった対価を、鏡野町として得ることができるのかというのを、町長にお伺いしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 対価というのは、研究の成果が思うように進んで、そのものが一般に皆さん方に、患者さんに提供できる、それが対価だと思います、究極の。ただ、その過程としては、薬剤の研究を成功に導く、そういうふうなところを成功させるために、研究の施設を、大学のほうと一緒に町内に建設していくんだというのは、もう既に皆さん方に説明しているとおりでありますので、それがちょうど答弁したとおりでありますので、控えさせていただきますけれども、それが鏡野町が求めているその成果であります。そういうことです。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) それは、投資っていうものを、全てこれも全部、確実に成功することなんてできないことを、皆さん、僕らも取り組んでいますし、我々もそれがちゃんとできるようにチェックをして、一応、一生懸命、僕らなりにも、もっとこうしたほうがいいんじゃないのとか、もうちょっとこういうふうな考え方でやったほうがいいんじゃないですかというのが、お互いに協力し合って、そう部分をもっともっとよりよくしていったらいいと私は思ってます。ですので、この件に関しても、我々ももうちょっとこういう説明してほしいとか、そういうことを真摯に受け止めてやっていただけたら、もっと話も変わっとったんかなというふうに思いますので。ただ、今回の寄附講座の中止というのは、私は正しい判断だったと思います。難しい判断で、町長にばっかりそれをどうなんだどうなんだというのも大変申し訳ないんです。そもそも議会はそれを承認してるわけですから、我々も、私が入る前の話ではありますけども、しっかりとそういった内容を吟味した上でちゃんと議決して、しかも途中経過をちゃんとチェックして、もっとこうしたほうがいいああしたほうがいいというのが、そもそも我々議会が、それを承認した後のチェックできていないというのも、大きな問題だと私は考えております。 それで、今後、さっきの話ですと、施設自体の設置は難しいということで、一旦、研究成果が出てからもうちょっと考えていこうというようなことであって、それ以外にできることをやっていこうというふうに、町長のお考えとしてはあると思いますが、そういった認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そういう認識でおりますけれども、当然、岡山大学さんとの協議もありますので、必要があればというふうなことでは、到底できないわけでありますけれども、岡山大学から公開できるというふうな内容につきましては、積極的に公開するというふうな答弁をさせていただきました。そのとおりであります。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 大体、お互いそこらは認識ができたと思いますので、今後ともそういった部分、しっかりやっていけたらと思いますので、よろしくお願いします。 4番目、行きます。 一応、広報紙にもその資料、いろいろ載せてPRしてたっていうのも実際あるんですけど、それが開始が遅かったというのが、私が説明したことなんですけども、これはやはり正直、その見通しが甘かったんじゃないんかなっていう話を私がせざるを得んっていうところは、やっぱり物事の流れを見たらどうしても、やりたい、本当は進めたいんだという気持ちはよく分かります。しかし、現状を見るとなかなか難しいというようなところになってしまうので、やはりだからそういった早い段階での、やっぱりちょっとこれは考えとかにゃいけないなっていう認識が遅かったんかなと私は感じてるのです。そこら辺は町長、どのように思っておられますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) コロナが発生したのが中国でありまして、当然、そのときには、こういうふうに拡大するとも到底思ってもおりませんでしたし、その経過につきましては、逐次、教授のほうから連絡が入っていたようでありますけれども、最終的に教授のほうから、そういう投資の話が切れたというふうなことは、私のほうでは想像はしておりませんでしたけども、そういうふうな結果について報告があったと。その間には、お互い協議をするいとまがないかったというふうなことであります。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) その投資案件がコロナでなくなってしまったっていう話も確かにありますが、それ1個だけに関わって、その投資案件に関わっていたっていうんであったら、かなり危険な話じゃないのかなと思います。やはりそういった技術的なもので、もう僕ら、何遍も確認しましたが、医療技術の進歩はすさまじいときがありますので、本当にこれが先進技術になるのか、後から追い越されることはないのかなとかというようなお話も大分したと思うので、そういった部分もしっかり今後検討しながら、考えていってもらいたいなと思います。 そして、1億円というような大きなお金を実際もう出している状態ですから、少しでもそういったものをうまく生かせる、先ほど何人の議員さんも話がありました。鈴木議員からも、可能か不可能か分かんないですけど、そういった部分で病院のほうにも岡大の先生がしっかり来てもらえるような体制づくりをするとか、そういうところも一つの結果につながってくると思うんです。そういった部分を、しっかり使える分をしっかり活用して、今後できる形をもっともっと模索していくと。基本的な方向性は変えてないというお話ですので、その構想の部分でどの部分をどのように今後していくのか、それを町長、町長でなくてもいいんですけど、方向性をちょっと、今考えとる方向性をお伺いしたいと思います。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。
    まちづくり課長(柳井和彦君) 仲西議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まちづくり課長といたしましてはという答弁になると思いますけれども、岡山大学から、今後も施設建設については諦めていないというようなお答えをいただいておりますので、鏡野町といたしましては、岡山大学の今後の方向性を注視しながらという形にはなると思いますけれども、土地の提供であるとか、そういうところで岡山大学に連携して貢献をしていければ、このように考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 今後できることしっかり考えて検討していって、できる形にしていかなきゃいけないと思いますし、開発の段階が変わってくれば、また状況も変わると思いますので、そういった部分の準備をしっかりと、今まで私どもが、もうちょっと説明をしっかりやってほしいということに対して、そういうことにも真摯に取り組んでいただいて、私たちも事業をやめさせようと思ってるわけではありません。やっぱり基本的には町民の皆さんがしっかりとした、充実したまちづくりで、ああ、してよかったなと思っていただけるようなまちづくりをお互い目指していくべきだと思いますね。それに対してしっかりとした議論をやって、していくことが必要だと思いますので、よろしくお願いします。 今、今後の方向性というお話はいただいたんですが、今後も、大きなお金も使ってますし、今度大きな流れ、どういうふうになっていくのかというのが、私らもどうなるんかなというのは心配というか、懸念しているところであります。それを、町民の方にもしっかりと今まで以上に説明をしてほしいですし、町長の言葉として、どういった形で、細かいことまでは今の時点で判断できないと思うんですけど、しっかりと町民の皆さんに対して恩恵が受けるような形にしていきたいというような部分を、具体的にちょっと説明をしていただけたらなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほど答弁の中でさせていただきましたように、岡山大学で今作成中の冊子ができつつあります。それを広報紙とともに全戸に届けるというふうなことが最大の成果だと、このように思いますけれど、私の声で町民の皆さんにお話をするというのは、議会のこの放送でも実況で流れております。ユーチューブでも流れております。そういうふうなことを私のメッセージとして捉えていただければいいと思いますけど、今ここでお話をするというふうなことは、今のところ具体的な資料がそろっておりませんので、大学の事情もありますので、具体的な皆さん方へのメッセージというのは、今する用意がないということであります。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 岡山大学から私どもがいただいたBNCTの資料とお配りしするということでしょうか。それだけ、ちょっと確認させてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 仲西議員の再質問にお答えいたします。 議員の皆様にお配りした冊子、これの概要版ということで、今考えておりますのは、A3の用紙に表裏ぐらいなイメージの概要版を住民の皆様にお配りをしたい、このように考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) お配りするのは必要なことだと思います。ただそれは、何度も私が先ほどから言ってるように、岡山大学の研究の成果についてのことだけです。私が言っているのは、ちゃんとした計画を、構想を立ててやっているわけですから、それに対しての説明も必要だと思うんです。技術がどうだったこうだっただけではなく、町としてはそういう構想をつくって、そこで町民の皆さんが利益を受けれる形にしたいというのが構想だと思うので、あくまでも岡山大学の研究はその一部でありまして、やっぱりもう少し全体的な説明もしないと、やっぱお金を使っただけの説明責任を果たせてないと思うので、それ以外の説明する方法というのを、きちっと検討するべきだと思いますし、する必要があると思いますが、それはどうお考えでしょう。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 仲西議員のおっしゃられるとおりだと思います。今後につきましては、町の今後の方針でありますとか計画でありますとか、このようなものを、中で少し検討させていただかないと、すぐにできるものではないと思いますけれども、そういうものも町民の皆様、また議会の皆様にお知らせをすることができるよう、検討してまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そういうふうな前向きなお言葉をいただけたらいいと思いますし、時間はかかるとは思いますが、その説明責任のほうをしっかりとしていただいて、町民の皆さんにも理解して、なかなかうまいこといってないけど、前向きにまた考えて、もっともっとうまい形にしようと考えているんだなというふうに思っていただけるような説明をしっかりとすれば、町民の方々も分かっていただける。しかも、全てのことがうまく何でもいくというわけではありませんので、その中でベストな状態を求めていくということになりますので、それをしっかり、お互い、私たちもそういったお話もさせていただきますので、お互い協議しながら前へ進んでいけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で9番仲西祐一君の一般質問を終わります。 ここで17時15分まで休憩といたします。              午後5時6分 休憩              午後5時15分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 一問一答方式により7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 7番飯綱洋平でございます。 議長の発言の許しを得ましたので、通告書に従い一問一答方式にて一般質問を行います。よろしくお願いいたします。 大項目、デジタル社会の実現に向けて。 中項目、先端技術を用いたデジタル化の推進について。 小項目1、昨年、デジタル庁が発足したことは記憶に新しいですけれども、国が進めるデジタル技術を応用した社会の実装に向けて、業務のデジタル化、オンライン申請等の住民サービスの利便性向上など、町はデジタル技術を活用した取組をどのように推進されますか。町長がデジタル化の推進により目指される将来の社会の在り方や基本理念、どのような戦略に基づいて地域の課題解決に取り組まれるのか、お尋ねをいたします。 また、DX(デジタルトランスフォーメーション)により、何が改善され、住民にとってどのように便利になるのかをお尋ねいたします。 2、令和4年度当初予算についての中で、情報化の推進について、自治体DX推進手順書やデジタル田園都市国家構想など、最新の情報に留意しつつ庁内の体制を整え、住民の利便性向上を第一に、業務の効率化を進めるとありますが、現在の本町のデジタル化への取組状況及び今後のDX推進計画、推進体制をどうされるのか、展望をお尋ねをいたします。 3、自治体DX推進手順書にも、人材育成、デジタル人材の採用について示されております。政府は、地方活性化のため、デジタルを推進する人材を令和4年度から5年間で230万人確保すると発表されております。本町としても、職員に向けたデジタル活用への意識向上を図る研修会や人材の育成、DXに特化した専門職員、デジタル化推進員の採用も含め、デジタル推進事業を遂行する施策が求められております。人材育成、採用について計画があるのか、町長の見解を伺います。 4、政府は、高速・大容量の通信規格5Gについて、人口カバー率を令和5年度までに9割に引き上げるとしております。地域の課題をデジタルで解決していく取組が、コロナ禍の中、切実に望まれてもいます。これを好機と捉え、若年層を呼び込むためのサテライトオフィスの設置や閉校した校舎を活用した新しい取組、医療でのリモート診療、遠隔操作の導入、自動運転技術の実証実験、ドローンを活用したサービス、温泉地でのワーケーション誘致など、地域を活性化させる新たな取組や高齢者にも優しい取組が、デジタル技術の進歩によって可能になると考えます。デジタル社会が実現するSociety5.0を見据えて、革新的な先端技術を使い、取り組んでみたい施策はありますでしょうか、お尋ねをいたします。 5、緊急性の高い行政報告からイベント情報まで、鏡野町のニュースがスマホで簡単に閲覧できるサービスがあれば便利ではないでしょうか。町内ニュースが見られる情報発信専用アプリをつくる工夫などをしていただきたいのですが、いかがでしょうか。提案です。 6、マイナンバーカードの普及率は、現在どれくらいでしょうか。 また、保険証として町内で利用は現在できますでしょうか。 7、オンラインサービス推進のため、行政のデジタル化にはスマートフォンに不慣れな方への支援が必要ではないでしょうか。スマホの操作に慣れつつ、便利さを実感してもらうため、一定期間、スマホを貸し出す事業や、相談会を開催する、デジタル人材によるスマホ講座を頻繁に行うなどの支援を行ってはいかがでしょうか。 8、岩手県山田町は、閉校した小学校に残る楽器や音響機材等の不用備品を、インターネット上のフリマアプリ大手会社に不用品を出品する取組を始め、大変人気を呼んでおります。不用になった財産の活用と財源の確保、町のPRにもつながっています。鏡野町でも、閉校した学校等公共施設に残る備品で同様の取組を行ってはいかがでしょうか。 9、通信機器を使い、自動で検針できる水道スマートメーターというものがあるそうです。東京都が導入しており、1時間ごとの水道使用量のデータだけでなく、漏水や逆流トラブル発生時のアラーム情報を得ることができるそうです。情報は、1日1回、通信機器により遠隔地に自動で届き、特定のIDのメーターが把握した水道使用量やトラブル状況が分かるようになっています。こういったスマートメーターが導入されれば、業務の効率化と人件費も削減できます。研究されたいが、いかがでしょうか。 登壇の質問は以上にしまして、この後は質問席にて続けさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 飯綱議員の御質問にお答えをしたいと思います。 大項目、デジタル社会の実現についてということであります。 中項目、先端技術を用いたデジタル化の推進についてということのお答えをしたいと思いますが、デジタル普及をいたします。それを使いこなす若い方もおられますけれども、やはり災害になれば、アナログがいかに大切かという、昨今の事象もあるわけでありまして、どちらも大切に使いこなせなければいけないものと、このように考えております。目指すべきデジタル社会の理念といたしましては、国の示した、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」であろうと考えております。例えば、鏡野町では、マイナンバーカード、あるいはスマートフォン等の通信機器があれば、窓口に来なくても各種申請等の手続が可能であります。また、安価でも使用できるということでもあります。閉庁時間になってから急に住民票などが必要になりましても、マイナンバーカードがあれば、コンビニエンスストア等で入手できるわけであります。このように、デジタル化の進展によりまして、住民の利便性が向上する余地はまだまだ残されているものと、このように考えております。そのためにも、まずは令和2年度に総務省が策定をいたしました自治体DX推進計画、それとともに、同手順書によりまして着実に事業を進めるとともに、先進事例等の最新情報を参考にしたい、このように思っております。 次に、小項目2の質問でありますけれども、本町では、先ほどの自治体DX推進計画に記載のあります重点的に取り組むべき6項目につきまして、おおむね着手できております。ただ、御質問がありますように、推進計画、あるいは体制づくり、人材育成等につきましては、取組が遅れております。他の団体の事例等を参考に、例えば広域での取組の可能性等も模索しながら進めていきたいと、このように思います。鏡野町のみならず、全国でも人材が不足しているというふうなことも伺っているところであります。 続きまして、小項目3についてであります。 昨年末に国が実施しておりますデジタル専門人材派遣事業に応募いたしました。民間2社の紹介を受けまして、人材派遣について協議を行いましたけれども、全国の自治体が同様の動きをする中において、民間企業側の派遣可能人材不足等によりまして、今回は断念をいたしました。 しかし、DX推進につきましては専門的な立場の人材は非常に有効であると考えることから、人材確保、あるいは業務委託等につきましても、今後、検討を続けてまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目4であります。 現在の4Gがスマートフォンのためのモバイルネットワーク技術でありまして、5Gにつきましては社会を支えるネットワーク技術であるとも言われております。通信速度は、理論上、最大100倍、遅延につきましては10分の1、同時接続台数は10倍という、桁違いの数字になるわけであります。5Gにつきましては、大手携帯キャリアが建設をいたしまして、スマートフォンなどに利用するものと、ローカル5Gと呼ばれております企業等が設置し、自動運転等の実証実験などに利用するものがありまして、総務省に確認したところ、中国地方では鳥取県で民間CATV会社が整備しております。しかし、岡山県内では整備事例はないということであります。中国地方でも鳥取県でというふうなことで示したように、まだまだ自治体では遅れていると、このように思っております。 ローカル5Gにつきましては、通信免許取得、あるいは整備、また維持管理等、多大な経費、あるいは事務作業が必要となることもありまして、既に整備済みのFTTH網を活用した取組を検討してまいりたいと、このように考えております。 続きまして、小項目5であります。 現在、町では、緊急情報等につきましては、安全・安心かがみの情報メールなど、主にメールの機能を使いまして、登録いただいた方に発信をいたしております。情報発信サービスにつきましては、近隣でも大変参考になるサービスを行っている自治体もあるため、今後も研究をしていきたいと、このように考えております。 続きまして、小項目6であります。 現在、鏡野町でのマイナンバーカード普及率は、2月28日現在の交付率が50.6%、申請率は55.3%となっております。 また、保険証利用が可能である医療機関、薬局は町内で3件ありまして、今後の普及に期待をしているところであります。 続きまして、小項目7であります。 これにつきましては、デジタル・ディバイド対策事業といたしまして、国の補助メニューがございます。デジタル・ディバイドとは情報格差でありまして、インターネット、あるいはパソコン等の情報通信技術が使える人と使えない人の間に生じる格差を意味します。要するに二極化というふうなところであります。この差を解消するために、例えばスマートフォンの使い方を、基礎編、あるいは応用編等に分けて講座を行うような事業につきまして、現在、担当課で検討しているところであります。 続きまして、小項目8であります。 鏡野町での取組として、大きな機器、あるいは自動車につきましては、平成28年からヤフージャパンの官公庁オークションサービスを利用をいたしまして、不用となりました財産を売却してまいりました。令和3年7月からは、同サービスを引き継いだ、紀尾井町戦略研究所株式会社の運営によりますKSI官公庁オークションを利用いたしまして、令和3年度におきましては2回出品し、計4台の車両を売却しているところであります。古くなったバス等も、思いがけない額で売却をしたところであります。今後につきましても、インターネットオークション等を活用いたしました資産売却を行うことで、売却収入によります財源を確保するように努めてまいりたいと、このように考えております。 町ではこれまで、旧大野保育園、旧富振興センター、あるいは公民館、旧上齋原振興センターなどの解体の際にフリーマーケットを開催をいたしまして、約1,500点以上の物品を持ち帰っていただいている実績があります。その際には、広報紙で告知したことによりまして、多くの町民の皆さんに喜んでいただけたものと感じております。学校等の備品につきましても、まずはフリーマーケットを中心に行いまして、その後、町外の方にも紹介をいたしましたフリマアプリなど、有効な手段を検討してまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目9であります。 水道スマートメーターの設置の検討についての御質問であります。 現在、鏡野町は、町内全域を個人及び法人への委託契約をいたしまして、2か月に1回の検針業務を行っております。近年は検針員の人員確保が非常に厳しく、安定した検針業務を継続させるためにも、鏡野町でも一部地域を対象にスマートメーター設置を以前より検討してまいりましたけれども、結果といたしまして、1戸当たりの設備費、設置後のランニングコストが非常に高く、費用対効果が見込まれないため、導入を断念をいたしております。 なお、水道水の送水及び配水設備等につきましては、遠方監視システムによりまして、異常が発生した場合は即座に自動連絡を受けまして、24時間対応で職員及び管理委託業者が対応することとなっております。今後につきましても、安全で安定した水量を配水できるように、管理に努めてまいりたいと、このように存じております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 町長、ありがとうございました。 では、再質問に移らさせていただきます。 私も大変アナログな人間で、私もアナログのほうが好きなんですけれども、これからいろんな、未来の次代を担っていくためにはこういったことも必要かと思い、このたび質問させていただきます。よろしくお願いします。 では、再質問で小項目1なんですけれども、町長答弁の中では、デジタル社会の理念、国が示していることを、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」、書いてくださっておるんですが、私、町長の、何ですかね、個人的な思いというか、熱い熱意っていうか、そういったものがあれば、お聞きしたいなと思って質問をさせていただいたところであります。 あと、鏡野町は各種申請等、いろんな手続等は今発達をしているという、現状を教えていただきました。国としても、デジタル化、強く進めていく方向性を示されておりまして、着実に事業を進めていくんだと、先進事例の情報を参考にしたいとの答弁をいただいております。その上で、町長の、先ほども言いましたけれども、デジタル化への思い、熱意をお尋ねをいたします。デジタルと言えば鏡野町でしょ。そんなふうに言われるくらい、他の自治体に先駆けてデジタル社会をつくっていこうという構想、熱意とか、そういったものがないと、こういったものは進展が望めません。先ほどもありましたけども、スマート農業、いろんな言葉もありましたが、農林業分野や公共交通、医療体制、人口減少など、中山間地域である鏡野には社会的な課題が多々あります。町長が、これから始まるデジタル社会の中で、先端技術を使ってどんな課題、どんな分野に着手していきたいのか聞きたくて、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) デジタルというのは、国民に平等に、あるいは格差をなくするというふうな点では非常に有効な手段だと、このように思います。ただ、先ほど答弁でも申し上げましたように、二極化ということが確実に目の前にぶら下がっております。今の時代を担う子どもたちには当たり前の社会、空間でありますけれども、現実、厳しい社会を切り抜けてつくり出してきた皆さん方、そういう時代に育っていないというふうなことで、使い慣れてないというふうなことが、日本の国内でも、先ほども申し上げましたように、技術者不足というのがいい例だと、このように思います。また、大きな履き違いをされている方も多くおられます。そういうふうな点では、我々も学ばなければいけないことが多々あると思います。しかし、先ほどから申されておりますデジタルというふうなことにつきましては、新見市がかなり早い先駆的な事例を、皆さん方に、選挙をするにもそういうふうな機器を利用して、文字が書けない方にもしっかり対応できるというふうなことでは、格差社会を是正するというふうな、いい前例がございます。それからもう10数年たっている今日、それが常態化をしているというふうなことには、我々に積極的に取り組んでいかなければ、飯綱議員が言われるように時代に乗り遅れるというふうなところであろうかと、このように思います。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 町長、ありがとうございます。確かにおっしゃるように、私もデジタル、デジタルと言ってますけど、アナログな人間ですので、切り裂かれる思いがあるんですが、おっしゃったように、時代の流れっていうものに、町もやはりしっかり乗っていかないといけないということで、質問させていただきます。 先ほどの新見の選挙の話も、これは本当、住民皆さんにとって有効になってきますので、こういったことも鏡野町も考えていかれたらいいのかなとは思いました。先ほども申し上げたように、でも既に結構、鏡野町のほう、電子申請、進んでおりまして、行政のオンライン化サービス、実はすごい進んでいると聞いています。情報システムの標準化、共通化も進んでいて、職員の方々に聞いてみると、リモート会議も頻繁に行っているということで、テレワークの推進っていうのも進んでいるなと思っております。この点はすばらしいなと思っているんですが、その一方で、町民の利便性を向上させる取組に改善できることがあると思うのが、私もスマホで電子申請をしたいと思って使用してみたんですが、結構分かりにくい、理解できないところがたくさんあって難しくて、役場窓口のほうで職員さんに教えていただきながら進めた経緯もあります。これが実感で、なかなか分かりづらいっていう方、多いと思うんです。マイナンバーを使ってやってたんですけども、マイナンバーカードの読み取りからしてやり方が分からなかったりして、それをまた検索をするというようなことがあって、結構時間をとったりしまして、感覚的にやっぱり使えるような情報発信、これが必要ではないかと思います。せっかくある機能ですから、簡単に使えるような、情報発信をどんどんしていくことで、今ある機能を十分に生かしてもらえる、誰でも優しく使いこなせるように、改善、研究、必要ではないかと思うんですが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 私が答えるのにはちょっと荷が重過ぎるかと思いますが。音声をキャッチするというのは一つの例だと、このように思います。それは開発もされておると思いますけれども、使いやすく、また便利なものになるように、私たちも研究して、また皆さん方に紹介をし、また財政が許せば取り入れていきたいと、このように思います。 詳しいことは担当課長が用意をしておりますので、課長に任せたいと思います。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼をいたします。 電子申請につきまして、確かにおっしゃるとおり、ある程度、スマートフォン等、使い慣れた方でしたら、直感的にやっていけるっていうこともあるのかもしれませんが、大半の方はなかなかちょっと使いづらいのは、特に最初は難しいなっていう感想を持たれると思います。これにつきましては、運用を開始してからまだ半年程度でございまして、これから皆様の御意見等、お声をいただきながら、改善進めていきたいと思っております。 また、先ほどの答弁にもありましたが、デジタル・ディバイド対策事業等によりまして、その辺の実際の具体的の使い方等も学んでいけたらいいのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 確かにオンラインサービスが始まってまだ半年ですか、まだまだこれからだと思うんですが、今、どうなんでしょう。件数っていうのが、コンビニとか、自宅のほうからアクセスをして、こういったものを使われているのか、そういったものを把握されているようでしたら、教えてください。 ○議長(原章倫君) 住民税務課産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) 飯綱議員の御質問にお答えいたします。 鏡野町電子申請届出システムの利用状況でございます。 昨年の9月1日から運用を開始しております。内容につきましては、補助金でありますとか、住民税務課で言いますと郵送請求とかも、このシステムでできます。総利用件数につきましては399件、またこれからの利用を促進をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 400件ほどの利用があるということで、なかなかすごいなと思っているんですが、これからもどんどん周知をして、広めていっていただきたい。あと、またより利活用しやすい環境をつくっていただきたいと思います。今は本当に転換期だろうと思うんです。町長の考えというのが、町を動かす骨子、骨となりますので、町の方向性がそれで決まっていくと。デジタル化社会向けて本町も推進していただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 では、次に入りますが、小項目2のほうです。 自治体DX推進計画書にある重点的に取り組むべき6項目、おおむね着手できておりますということなんですが、一応確認のため、この6項目、教えていただけますでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼いたします。 6項目につきましてですが、まず1つ目が行政が持っております情報システムの標準化、共通化っていうことになります。2つ目につきましてが、マイナンバーカードの普及促進、3つ目が行政手続のオンライン化、それから4つ目がAIでありますとかRPAの利用促進です。続きまして、5個目がテレワークの推進、で6個目がセキュリティー対策の徹底ということになっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 6項目の確認できました。ありがとうございます。政府、デジタル田園都市国家構想を打ち上げておりますけど、スマートシティーやスーパーシティー構想など、大きな地方創生事業を行おうとしております。私は、先ほども言いましたけども、鏡野町にもぜひ先進的な事例に取り組んでいただきたいと思うんですが、くどいかもしれませんが、もう一回、そういった都市国家構想に参画される意思、そういったものがあるか、お聞かせいただけますでしょうか。町長からお願いします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ちょっと聞き取れなかったんで、もう一回お願いします。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) すいません。政府のほうがデジタル田園都市国家構想、スマートシティーとかスーパーシティー構想、そういったもので地方を活性化しようとしていますけれども、そのような事業に、交付金がつくので、鏡野町としても取り組んでみてはいかがかと思うんですが、町長の所感を伺います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 積極的に取り組んでまいりたいと、このように思っております。 ただ、どうしてもそういう人材がいないというふうなこと、あるいは、いつも言うわけですけども、町民であるがゆえに、鏡野町のことは分かっていると自負しながらも、よそから来た人材は、見抜けないところを見抜いて即座に答える、これが足りないじゃないか、これが過ぎるじゃないかということを即座に答える、そういう人材がDXの社会でも言えることだと、このように思います。先ほど言いましたように、6項目というよりはもっともっと多岐にわたると、このように思います。そういうふうなところで、優れた人材、心の通うような人材を募集したいというか、射とめていきたいと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 7番 飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 町長、ありがとうございます。積極的に取り組んでいきたい、デジタル人材が必要なんだけども、取り組んでいきたいということで、ぜひよろしくお願いいたします。 電子申請の件で、先ほど私の感想も申し上げたんですが、1点、前からも言ってるんですが、町のホームページがどうしてもちょっと使いにくいんじゃないかという個人的な思いもあったんですが、今日、鈴木議員のほうも申されていたので、やはりそういった感想を持つ方も少なくないのかなと。せっかくいいコンテンツが詰まっているホームページですから、何か使いやすい、私ができるわけではありませんけれども、もう少しデザイン性に富んだ、もっと魅力化されたホームページの作り込みというのをぜひお願いしたい、これはお願いしたいと思っているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) ホームページのデザインにつきましては、以前から再々御指摘をいただいておるところでございます。なかなか抜本的な改善に至っていないのが現状でございまして、その辺につきましては大変申し訳ございませんと言うしかないんでございますが、その辺、一応、今各課にホームページ担当等も置いておりますので、若手の職員が中心になるんですが、その辺の意見も聞きながら、デザイン性とか使いやすさを考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 若手の職員の方の意見も聞きながら、踏まえながら、改善をしていっていただきたいと思います。 また、推進計画、体制づくりが遅れているっていうような話もありました。今後、デジタル推進班のような専門チームをつくる検討、これはなされませんでしょうか。ほかの自治体の事例ですと、各課から人を出してデジタル班をつくったりして、デジタル化を推進している、そういった自治体もあるんですが、職員のデジタル人材の育成も必要だと思いますので、検討されたいが、いかがでしょうか。お願いします。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) デジタル推進につきましては、先ほどから人材不足ということが言われております。その中でも、職員でもいろいろ得手不得手がございまして、デジタルにたけた職員もいますので、そういった中でプロジェクトチーム的なものをつくりまして、進めていくのも一つの方法かなというに考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) プロジェクトチーム、ぜひ立ち上げてつくっていただきたいと思います。 では、次、小項目3に移りますけれども、デジタル専門人材派遣、協議をしたけれども、全国的に引く手あまたで、なかなか不足しているということで、昨年断念された。残念なんですけれども、次回も引き続き人材確保、業務委託、これは検討されるということですよね。このデジタル専門人材、大変重要なポストだと思います。この間、断念してしまったんですが、そのときはどんな方を探されていて、何名ほど採用枠があって、役職とか待遇、業務の目的など、分かれば教えていただければと思います。お願いします。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 昨年末、デジタル人材の派遣を国のほうに要望したわけですが、その際にこちらで考えました役職でありますが、町のトップに直接アドバイスができる程度の役職、参事級ぐらいでどうでしょうかということを国のほうに伝えました。待遇につきましては、民間企業との話合いになりますので、そこは全く考えておりません、まだ。業務の目的につきましては、今の答弁にもありますように、今ちょっと遅れております計画でありますとか、体制づくり、研修等による人材育成、そのようなことに対応していただけるような方をお願いしました。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) ありがとうございます。参事級ですか。これ、1名でよろしいんですかね。              (くらし安全課長小原克則君「はい」と呼ぶ) 前回同様、全国的にも引く手あまたということなので、次年度も人材不足する可能性、大きいんですけれども、そこら辺の確証というか、人材を採られる確保ができる、できない場合も考えられますが、できなかった場合、その際はどうされるんでしょうか。また1年延ばすんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 今回の交渉の中でも、人材派遣的には対応できる職員がちょっと不足してますというようなお断りはいただいたんですが、例えば計画をつくりましょうとか、人材育成しましょうとかという業務としての発注を、委託業務として受託するのであれば可能ですというお答えもいただいておりますので、そのあたりも検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 最悪、人材確保できなくっても業務発注ができるということで、滞らないということで安心をいたしました。 それでは、次、再質問、小項目4に移りますが、現在のFTTH網でも十分、例えばITベンチャー企業、こういったものも誘致も行えるレベルのものだと思っております。高速インターネットサービスを利用して、地域課題の解決のためにデジタル技術をどういった分野に活用していくのかっていうのが大切かと思うんですが、農林業とか観光もあれば、防災・減災に至るまで、幅広く展開できる可能性がある中で、具体的な施策を、通告書でお願いをしてたんですが、ちょっと具体的にはならなかったので、ここでもう少し具体的な内容があれば、取り組んでみたい事業について、教えていただけますでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 既に鏡野町では先駆的に取り組んでおります。林材の体積とか、それから形状とか、そういうふうなものがそういうふうな機器を利用して、あるいは情報を取り込んでおります。農業につきましても、そういうふうな機器を使いまして、今、地球温暖化ではありますので、適した栽培、それから病害虫とか、作物の育成状態とか、そういうふうなものを瞬時に把握をして、肥料の追肥とか、そういうふうなこともできると、このように思いますし、市場の動向は、それとかみ合わせば収穫時期も把握できて、それも調整できて、付加価値をつけた商品が、作物が市場に出るというふうなことでもあります。様々に、利用につきましては多岐にわたると、このように思います。 それから、鏡野町に育つ子育て環境、あるいは今日も課題となっております、子どもたちの生活する環境が大きく変わる、あるいは保護者の勤務状態が著しく、多岐にわたるというふうなことで、鏡野町の行政としては捉えようのない状況になりますけれども、そういうふうな機器を使いますと、情報を画一化して、整理整頓して、またキックバックすることができるというふうなことで、施策にも反映できると、このように思っております。あまりにも漠然とした御質問でありますので、そういう答えようしかありません。課長、できましたらお願いをいたします。 私としては以上です。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 情報通信技術を使ったいろんな先端事例っていうのが、デジタル庁ができた効果でもありまして、たくさん届いております。そういった中で、今の鏡野町でできること、これから頑張ったらできることっていうのはピックアップしていきながら、財政等とも相談しながら、考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 大きな、ふわっとした漠然とした質問をさせていただいたんで、申し訳なかったんですが。ただスマートシティーやそういう国家構想に積極的取り組んでいきたいということで、これからいろいろ研究していっていただきたいと思っております。 では、次、小項目5に入りますけれども、現在、緊急情報等メールサービス、安全・安心かがみの情報メール、こういったものを使って、登録いただいた方に発信をしているということなんですが、この登録している方はどれくらいいるんでしょうか。 また、発信する内容は、夕方に告知放送が入りますが、ああいったものと同様なんでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 失礼いたします。 鏡野町の安全・安心情報メールの登録数は、今年の3月1日現在で724名ということになっております。1年前と比較して150人ほど増えているような状況でございます。 放送内容といたしましては、町長が夕方、コロナの情報等を流しておりますし、それからあと災害時には避難情報等、避難所を開設しましたとかというような情報も流させてもらっておりますし、行方不明の方が出たらそのような情報も流させてもらっておったりと、いろいろなことで皆さんにお知らせできることは流させてもらっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 724名ということで、多いのか少ないのかちょっと分からないんですけど、メール、確かに便利なんですが、開くのに手間がどうしてもいってしまってて、提案ではあるんですが、スマホのアプリを利用したプッシュ型の情報で、ニュースメッセージがぽんと流れるようなものがあると思うんです。登録者もリアルタイムでそれが目に見えたりして、使いやすいんじゃないかなと思うので、御提案をさせていただきます。そういったスマホのアプリを使うようなニュース情報を流す仕組み、いかがでしょうか。研究されたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 失礼をいたします。 先ほどの答弁で触れましたのは、まさにそのポータルサイト的なものが近隣の自治体のほうで採用されておりますので、そちらのほうの研究をしたいという思いで書いております。 プッシュ型につきましては、ちょっと自治体で導入している事例というのがなかなか私も存じませんので、その辺の可能性も考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) ポータルサイトのほうを研究されるということで、ぜひ進めていただきたいと思います。 次に行きますけれども、小項目6のほうで、マイナンバーカードについてですが、マイナンバーカードを作る作らないにかかわらず、ゼロ歳児からマイナンバーっていうものは付与されると思いますけれども、町内でマイナンバーカードを交付している人数は何名になるのでしょうか。現在50%の普及率との御答弁でしたけれども、これはゼロ歳児から全ての町民が対象になっているのか、そのあたりをお尋ねいたします。 ○議長(原章倫君) 住民税務課長産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) 先ほど町長が述べました、交付率が50.6%、この対象人数でございますけれども、6,445名でございます。率の出し方といたしまして、令和3年1月1日の人口の1万2,739人がベースで、割合を積算しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) ありがとうございます。分かりました。 マイナンバーカードを持っていない場合っていうのが、先ほども申し上げましたけど、電子申請サービスっていうのは、これ、利用できないんでしょうか。ただ番号はあるので、番号が分かれば申請はできるのでしょうか。そのあたりをお尋ねいたします。 ○議長(原章倫君) 住民税務課長産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) 基本的にマイナンバーカードを持っている方が対象になります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) それでしたら、もうデジタル化を進めるためには、マイナンバーカード普及率の高さが絶対条件になってくるんですけれども、今後、今50%ですが、どのような目標で、どのような対策で普及を図っていかれるのでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(原章倫君) 住民税務課長産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) 今まで、窓口のほうでもマイナンバーカードの申請は受け付けておりますが、地道な取組といたしまして、出張して申請受付、これをずっと、前々年ぐらいからやっています。最初の年は公会堂とか回らせて、全地域回らせていただいたようなこともあります。で、現在の取組といたしましては、中央公民館であるとかペスタロッチ館であるとか、健診の、小さいお子さんを連れたお母さん方とか、ペスタロッチ館でお楽しみ会であるとか、若年の方に作っていただけるような促進の取組を行っております。また、今、申告の時期でありますので、昨日も中央公民館でありますとか、申告の会場でちょっと別ブースつくりまして、そういう取組をさせていただいております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君、終了しますか。              (7番飯綱洋平君「分かりました」と呼ぶ) 質問時間が終了しましたので。              (7番飯綱洋平君「すいません。申し訳ない」と呼ぶ) 7番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 ここで18時15分まで休憩をいたします。              午後6時6分 休憩              午後6時15分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 一問一答方式により、6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) いよいよラストです。議長の許しをいただいたので、一般質問をさせていただきます。 大項目、(仮称)JRE鏡野風力発電事業計画について。 中項目1、JRE鏡野風力発電所建設について。 このことを知ったのは、私は鏡野町の広報紙でした。 1、建設計画は、いつ、どこから、町へ意向打診、説明がありましたか。 2、事業予定地選定の根拠について、どのような説明がありましたか。 3、事業による町にとってのメリットは何でしょうか。 4、土地利用計画の所有者はどこか。 5、地域説明会が行われたが、どこから、どの地域に、どのような内容であったか。また、町への事前連絡は、ありましたか。 中項目2、計画段階環境配慮書について。 ①配慮書縦覧が終了し、今後の動き、スケジュールはどうなっていますか。 2、環境影響評価(環境アセスメント)と岡山県条例についての関連性を説明してください。 ③関係首長及び関係地域住民及び岡山県環境影響評価技術審査委員会の意見を勘案し、県知事意見が出されますが、町としてどう捉えますか。 大項目2、町地域情報通信整備運営事業について。 ①新規開通工事について。 小項目1、工事申込みの際、施工業者の見積書に基づき、町長として納付(入金)させるのは、どうしてですか。 ②施工業者とは誰ですか。 ③施工後、工事費用を清算して、返金、追加金をしていますか。 中項目2、町内転居時工事について。 町内で転居した場合、再度ケーブル回線の引込み工事が必要となり、新規契約の場合と同じ工事費用が発生するのはどうしてですか。 大項目3、子育て世帯支援について。 中項目、小・中学生の給食無償化について。 小項目1、町の宝は子どもたちとうたっている鏡野町です。新型コロナウイルスの感染が先行きの見えない今、生活に困窮する子育て世帯は増えています。子どもたちの未来のため、子育て世帯への手厚い公的支援として、給食費の無償化を実現できないでしょうか。 ②今までの答弁でも、財政的に困難であるなら、せめて小・中学校に在籍する第2子以降を無料にしてはどうでしょうか。 以上、一般質問をさせていただきまして、この後、後ろに下がって答弁を受けたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 花房議員の御質問にお答えをしたいと思います。 大項目であります(仮称)JRE鏡野風力発電事業計画についての質問であります。 中項目でありますJRE鏡野風力発電所の建設について、①についての御質問にお答えをしたいと思います。 令和3年、昨年の4月20日に、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社が来庁いたしまして、事業概要について説明を受けております。 次に、小項目2についてであります。 事業予定地の富地域及び羽出地域は、環境省が公表しております風速データにおきまして、年間平均約8メートルの風が期待でき、風力発電に適しているということから、選定されたと伺っております。 次に、小項目3についてであります。 税収の増加でありますとか、発電施設の建設工事に伴います地元企業の事業参入、あるいは発電施設のメンテナンス等の維持管理に係る雇用の創出、あるいは長期的には低炭素社会への貢献などが、メリットとなるものと考えております。 また、事業者は、地元催事への参加、あるいは寄附を含めた地元貢献につきまして、考えられておられるようであります。 次に、小項目4についてであります。 当事業予定地の所有者につきましては、国、県、鏡野町、羽出財産区、富財産区、西谷上自治会、上分自治会、そして羽出西谷下自治会及び個人の所有地となっております。 次に、小項目5であります。 令和3年9月及び11月に富地域、令和3年9月及び12月に奥津地域への地元説明会を実施されたようであります。また、令和3年12月10日に、説明会未実施の自治会等につきましては、コロナ禍によりまして対面での説明会が困難となり、説明資料の回覧を希望される自治会等の全戸に資料を配布されております。 地元説明会の内容につきましては、事業者から事業概要の説明があり、地元住民からは、鏡野町を予定地と選定をされました理由、あるいは風車の騒音、地元への貢献などにつきまして、質疑応答があったようです。町への事前連絡につきましては、令和3年4月20日の来庁時に、地元説明会の実施予定がある旨を伺っております。 続きまして、中項目2であります計画段階環境配慮書の小項目1についてであります。 今後の動きにつきましては、環境影響評価法に定められました手順といたしましては、さきの配慮書に対しまして、寄せられた意見を基に、事業者が本事業に係る環境保全の観点から、どのような方法で予測、調査、評価をするかを示します環境影響評価方法書を策定をいたしまして、縦覧手続を行います。その後、実際に環境影響評価を行いまして、その結果とそれに対する事業者の考えを示します環境影響評準備書を策定をいたしまして、縦覧をし、意見照会した後に環境影響評価書が作成されまして、所管官庁であります経済産業省に提出をし、確定通知が得られれば、一連の環境影響評価手順は終了となります。その後の施工、計画等は、経済産業省が審査をし、適正と認められれば認可されることとなります。 次に、小項目2の質問であります。 平成11年6月から施行されました岡山県環境影響評価等に関する条例につきましては、環境への影響程度が著しいものとなるおそれがある事業につきましては、環境影響評価及び環境管理が適切かつ円滑に行われるために制定がなされました。参考に申し上げますと、風力発電事業につきましては、出力1,500キロワット以上の事業が県条例の対象であります。出力5万キロワット以上が必ず環境影響評価を実施する必要がある第1種事業であります。今回計画されております事業につきましては、計画最大出力が9万2,400キロワットでありますから、環境影響評価法に基づき、経済産業省が審査等を行うこととなります。 続きまして、小項目3であります。 町では、関係各課の意見について取りまとめまして、令和4年1月25日、今年の1月25日に県へ意見書を提出したところであります。その後、県は2月22日に事業者に対しまして意見書を送付したところであります。その内容につきましては、環境への影響を可能な限り低減すること、それができない場合には、抜本的な事業計画の見直しを行うこととなっております。町といたしましては、引き続き事業者に対しまして環境影響を低減する具体的な事業計画を示すとともに、地域住民へのきめ細かな事業説明を行うよう要求してまいります。 次に、大項目であります、町地域情報通信整備運営事業についての御質問であります。 その中項目であります、新規開通工事についての御質問であります。 新規開通工事につきましては、施工業者に対しまして町が全額を支払うものであります。申込者からは、その工事費に係る受益者負担分といたしまして町に納付していただいており、町の歳入となることから、町長名で納付書を発行しております。これは、事業運営当初から行ってきたところでありますけれども、やはり分かりにくい等の御意見を賜っております。また、実際の負担金は定額であることから、令和4年4月、来月から見積書を廃止いたしまして、納付書のみの発行に変更します。 次に、小項目2であります。 業務単価契約によりまして、日本コムシス株式会社岡山営業所が施工しております。 次に、小項目3についてであります。 利用者負担金は宅内設備単価表による定額であるため、清算による返金、追加金はございません。 次に、中項目2、町内転居工事についての御質問であります。 小項目についてお答えをいたします。 利用者の町内転居につきましては、転居前の家屋の解約撤去工事と転居先家屋での新規引込工事が発生をいたします。解約工事につきましては、町が全額負担をしております。新規引込工事につきましては、通常の負担金を負担をしていただいております。この負担金につきましては、令和3年度から有線テレビ利用料収入の7%を町が受け取ることとなったことから、利用者への還元策の一つといたしまして、令和4年度より減額することとしました。内容につきましては、有線テレビホームページに掲載しているところであります。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) では、失礼いたします。 本日最後の御質問になります、花房議員の質問にお答えをいたします。 大項目、子育て世帯支援について、中項目、①小・中学生の給食無償化について、小項目①、②でございます。 食材費となる給食費につきましては、令和4年度は歳入予算として約6,600万円を計上いたしております。これを公的支援とするためには、ほかのどの予算を削るのかといった検討が必要になってまいります。学校教育課関連の予算の大きいものは、スクールバス経常管理費や、小学校、中学校の支援員配置事業などでございます。支援員配置事業は、令和3年9月議会で町長がお答えをしたとおり、鏡野町は他市町村と比較しても十二分な数の支援員や講師を配置しております。このことにより、鏡野町における長期欠席者の新規発生率は、津山教育事務所管内全体の数値と比較いたしまして、小学校は6分の1、中学校は10分の1とかなり低く、支援を要する児童・生徒にしっかりと手を差し伸べていることができていると感じているところでございます。援員配置事業の予算を給食費の財源に充てることは適切でないと考えております。議員からは、第2子以降の無償化の御提案もいただいておりますけれども、非課税世帯や児童扶養手当受給世帯などの児童・生徒につきましては、給食費を全額、町が負担をしております。保護者の方々には、給食費を御負担いただくことにつきまして、今後とも御理解を賜ってまいりたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、一問一答でやらせていただきます。 まず最初に、JRE鏡野風力発電事業計画についての小項目の1ですけど、4月20日JREのほうから来庁したということですけども、1つは誰が対応されたということと、説明を聞いた人と、それからこれも事前に4月20日に行かせてもらいたいという連絡がどのような方法で行われたかということを教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、花房議員の質問にお答えをさせていただきます。 4月20日に来庁されましたときに対応させていただきましたのは、山崎町長、まちづくり課長、産業観光課長、あと担当者の4名になっております。 また、どのような方法で来庁を説明、お話を聞いたかということですけれども、産業観光課長よりだったと思います。羽出地区の小椋区長様のほうから依頼を受けたというふうに記憶をしております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
    ◆6番(花房尚君) そういう関連ですけども、じゃあ羽出地区の小椋区長から産業観光課長のほうに、こういう話があるんだということになったということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 花房議員の御質問にお答えをします。 そのとおりでございます。羽出西谷上の自治会長からお話があったということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) ちょっとそこが分かってきました。 2番目ですけども、事業予定地選定の根拠ということで、風速等を言われましたけども、これは4月20日にそのことを提出してきたということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 花房議員の質問にお答えをさせていただきます。 議員さんのおっしゃられるとおり、4月20日に概要説明がありまして、その折に適している場所ということで、羽出地区、それから富地区、このあたりの状況もお伺いしたところです。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 富、羽出地区に話があったという、町よりもそちらのほうに先に話があったということで解釈してよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 私のほうにお話がありましたのは、羽出西谷のほうに先にJREからお話があったということで、町として西谷の区長さんのほうから会っていただけないかというようなことで、お会いはさせていただきました。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、そのときに来られたのは、JREの方と、今言われた町長以下の課長級でその説明を受けたということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) おっしゃるとおりです。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) このことは、これからはさらに、計画段階やこう見てみますと、2025年ぐらいから始まる話ですので、これからもいろいろと質問させていただきたいと思いますけども。 3番です。 事業による町のメリットというとこで、町長は税収を言われました。関連する税収というたら何でしょうか。 ○議長(原章倫君) 住民税務課長産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) 花房議員の質問にお答えいたします。 状況のほうが、これが固定資産税の償却資産ではないかと思われます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 思われますって、固定資産なんですか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 答弁でお答えをさせていただいております税収の増加、これにつきましては、固定資産税の償却資産を考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、4番なんですけども、土地利用計画書でかなりたくさんの方の名前とか地域とか出ましたけども、地図を見ますと、もうほとんどが国有林、保安林だというように、だから所有地というのは国有林、保安林で、所有者は国が大部分だというように思うんですけども、それは間違ってますか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 花房議員の質問にお答えをいたします。 図面に関しては、私どもも入手をしておるんですけれども、細かな内訳を、現在把握ができておりませんので、また後ほど詳細を御説明させていただきたいと思います。申し訳ございません。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それじゃあ、小項目5に行きます。 地域説明会が行われた、今後も行われるという話なんですけども、ここには町としては参加されましたか、お答えください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 花房議員の質問にお答えをいたします。 町といたしましては、令和3年4月20日に概要説明を事業者からお聞きをしております。事業者から地元説明会につきましての御案内等も役場にはございませんでしたので、役場としては出席をしておりませんけれども、富の振興センターで開催されました地元の説明会につきましては、管理者ということで富のセンター長が出席をしているようでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 分かりました。分かりましたというて、一応説明を受けたわけです。 じゃあ、2の中項目に行きます。 配慮書縦覧、私もやりましたけども、非常にページ数が多くて、要覧でも非常に多かったんですけども、意見等が何ぼか、縦覧時期に入ったと思いますけども、カウントはされてないかもしれませんけども、縦覧の意見書は幾らぐらいあったでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 縦覧期間中に何名かの方が来られまして、資料を見られて、中には実際に御意見書かれた方もおられるかと思いますが、意見集約のための容器が町のほうでは開けれないようなものでありまして、事業者さんが回収に来られるというものでしたので、実際何件あったかというのは把握しておりません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) じゃあ、2に行きます。 環境アセスメント、私が議員になって、6月議会で町にも環境アセスメントの条例をつけてほしいと言うたら、一応県の条例で十分対応できるというような答弁だったわけです。ここを質問させていただいたんですけども、県の条例の部分と、県がこの環境アセスメントについて照らし合わせて、もう既に2月22日に意見書を出したということでよろしいんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 県のほうは、先ほどの答弁でもありましたように、意見書のほうを提出しております。その内容につきましては、町のほうも参考としていただいております。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 今の県の意見書というのは、これは公開できるんですか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 県の意見書の内容につきましては、県のホームページのほうに掲載されておりますので、どなたでも御覧になることはできます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) ありがとうございます。じゃあ、ホームページのほうでこれから見ていきたいと思います。 続いて、3ですけども、県知事の意見がもう出てるということなんですけども、それを見て、今さっきも町長が答弁されましたけど、町としてはどのように捉まえましたか、もう一度、お答えください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 先ほどの答弁のとおりでございますが、県の意見としましては、周辺への環境影響を極力抑えなさい、それができなかったら大幅に変更しなさいということで、これにつきましては、町のほうからも周辺への環境影響を極力低減するように、それから地元への説明を十分するようにという意見を県知事のほうに提出しておりますので、町の意向を十分酌んでくださっている意見書だと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) じゃあ、ホームページ見せていただきまして、また関連の質問を次回させていただきたいと思います。 基本的に、このJRE鏡野風力発電事業ですけども、非常に唐突に始まって、今その計画が進められてると思いますけども、これからもこれについてはチェックを、環境アセスメントの観点からも注目していきたいと思います。次回も議会で質問させていただきたいと思います。 続いて、大項目の2に入ります。 いわゆる新規開通工事なんですけども、今までは見積書で見積額を納入させていたわけですけども、この件については、もう改めてと言われていますけど、以前の段階では、これはやっぱりおかしかったという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 以前から、このケーブルテレビの業務が始まってからのことでございますが、見積書も町長名の見積書で、納付書も町長名の納付書ということで発行しておりました。その見積書の発行につきまして、ちょっと分かりにくいという御意見もいただきましたので、4月からは改善、改良いたしますということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 流れとしては、新規開通工事の申込みをした場合に、納入書が有線テレビの封筒に入ってやってくるんです。なぜ鏡野ケーブルテレビの封筒に入って請求書が来るというところが、私には分からないんですけども、説明していただけますか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 流れとしまして、新規の申込み等、申込みがありましたら、ケーブルテレビ、鏡野光サービスのほうにその申込みを伝えます。で、そちらのほうで加入者の情報等を入力しまして、見積書の試算をケーブルテレビが作って、町のほうに送付してまいります。で、答弁にもありましたように、お支払いいただくものにつきましては町の歳入になりますので、町長名で納付書を作ってお送りしております。封筒がケーブルテレビのものを使っておりますのは、その事業開始からのことでございますので、何とも分かりがたいところもあるんですが、事務の省力化といいますか、そのようなものではないかと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 今後、改められたんですけども、今までのことについて、これ関連的な話なんですけども、見積書を何ぼか見させてもらいましたけども、大体形式は似とんです。で、まず今日、質問しましたように、日本コムシス岡山営業所が施工業者だと言われとんですけども、日本コムシス株式会社岡山営業所から見積り、家によって違いますわな、場所によって。それは、見積りにやってきていたんですか。お答えください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 先ほど申しました流れで言いますと、申込み等ありましたら、鏡野光サービス、鏡野有線テレビのほうに伝えます。その内容につきまして、実際に施工します日本コムシスのほうに有線テレビのほうから連絡が行きます。で、施工します日本コムシスが実際に現地に行って、施工状況であるとか、そういった確認をして、見積書の試算を町に送ってくるという流れになります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 大変失礼ですけど、岡山営業所はどこにあるんですか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 申し訳ございません。岡山市にございます。岡山市の先につきましては、ちょっと今、手元には資料がないんでございますが。コムシスにつきましては、鏡野にも出張所的なものを設けておりまして、そちらに職員常駐しておりますので、実際は鏡野出張所のほうが対応しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、鏡野出張所のほうから見積りに、現場へ行かれているということで解釈してよろしいですか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) はい、そうでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) では、2番の施工業者は誰かというのは、コムシスですね。 で、3番目に、施工後の返金、追加金はしてないと言われるんですけども、ある作業では、安全対策費で、高所作業車損料ということで1万2,000円の金額を出しておられます。そこの次に、安全対策費ということで、交通移動員Bというのが1万2,500円の見積書になっとるわけですけども、実際に工事をやった段階のときに、2の交通移動員の方は来られてないんですけども、この場合はあれですか。値引きしないんですか。値引きというか、返金しないんですか。そこをお答えください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) まず、見積りにあります単価につきましては、毎年度、岡山県が策定します電気工事の単価に基づいたものになっております。実際に交通誘導員が来てないというのが、そこは私も把握ができておりませんが、そこにつきましては施工業者のほうに確認させていただきたいと思います。具体的な事例等、また教えていただければと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 3番の工事費用なんですけども、金額が20何万円、額なんですけども、その中で小計がそれで、出精値引きというとこもかかっとんです。僕、出精値引きというのがちょっと分からないんで、説明してください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 工事の負担金につきましては、実際にはもうこの額でやりなさいっていうことを取り決めております。その見積書にあります小計につきましては、実際にはこれだけかかってますよっていうお知らせで、出精値引きっていいますのが、実際にはこれでやりなさいっていう額がありますので、それに合わせるものとなっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) もう一つだけ、その下に鏡野町負担分ということで、9万円とか7万円とかという額があるんですけども、これは実際に鏡野町から負担して、業者に払っているお金と考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) ケーブルテレビの申込みをいただいた際に、告知放送の受信機を同時に申し込んでいただきますと、安全・安心という観点からも、町のほうで工事費の半額を助成しますよという制度があります。ですので、実際に支払う額は出精値引き後の額になります。町からの助成につきましては、町のほうが負担しておるということになります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 見積書等をずっと見させていただきまして、屋外成端箱、MONTという箱がありますね。これは、もし要らなくなったら撤去して、どうされているんですか。業者じゃなきゃ分からないことなんですかね。これ、町から支給品になってるんですよ。鏡野町支給品ということで、例えば引っ越しするときに、もう要らなくなったけん、それは外して、それは廃棄されとんですか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 通常の工事も同じでございますが、撤去品等につきましては、法に基づいて適正に処理するようにということで、指示しております。ですので、産廃処理が必要なものは産廃処理というようなことです。で、それをためておくというようなことはしてはおりません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) ちょっと4月から変わるということで、それでこれからはクリーンになっていくんかなということで、この質問を終わらせていただきます。 最後ですけども、給食の無償化について、非常に財政的なことが上げられます。本当に町の財政は非常に逼迫しとるかもしれないけれども、子育てをしている世代の子育て家族、非常に厳しい状態に追い込まれています。前にも非課税世帯とか、家族とか、そういうところは給食費は町が負担していますと言われていますけども、子どもがたくさんいて、本当に一生懸命働いて、で給食費を払ってるわけですけども、小学校、中学校に例えば3人子どもがおったら、かなりの額になるわけですよ。だから、1人分は、そりゃあいいけど、いいけどということはないけど、せめて複数、小・中学校に子どもたちを送っている世帯については、町のほうで負担していただきたいという気持ちがあります。答弁はいつも変わらないわけでありますけども、そこら辺のところは、各自治体のほうでかなり給食の無償化に向けての動きは出ておりますので、御検討をしていただけますか。教育長。 ○議長(原章倫君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 検討していただけるかどうかというような御質問でございます。現段階で、先ほどの財政的なお話もさせていただいたところなんですが、私独自の判断でやらせていただきます、検討しますというようなことは、ちょっと今の時点、言いづらい部分がございます。鈴木議員、冒頭もお話ございました。そうした中で、花房議員のほうからも本年度3回目になると思います。この御質問の内容の中でしっかりと受け止めをさせていただいておるつもりです。そうした中で、こういった御質問をいただきますと、一応、幹部職員、顔を合わせた中で、一応考え方を整理しながら、本日に臨んでいるという状況でございます。そうした中で、できることは全て町のほうで持って財政支援すれば、それは見やすい話なんだろうと思いますけども、そのあたり、やはり限りある財源の中で何を優先的にどうしていくんだろうということを、真摯に検討していく必要があるということでございます。一応今の段階では、御負担いただける御世帯にはやはり給食費を御負担いただきながらやっていく。そして、来年度、4月からは新たな体制の中で、子育て支援というものを一からまた考えていく部分の中で、違う観点からも、子育て、どういった支援が必要だろうということも、しっかりと検討いただくという思いはしておりますので、今の時点でそれを前向きに検討していくという段階にはないというふうな思いをして、答弁とさせていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 実際に就学援助で給食費を無償にされている方が、聞きますと100人弱、小・中学校でおられます。でも、その子たちの気持ちを考えてみてください。僕、学校現場へおったんですけども、どこかで子どもたちは、自分がその立場に立っているということを認識してしまうんですよ。だから、やっぱりそれじゃあいけない。みんな平等に給食費無償化すれば、あるいは2子以降は無料にすれば、その子どもたちはその傷を負わなくても済むんですよ。何ぼ隠しても、何で僕だけ給食費は申請によってただなのかなということを、やっぱり感じてしまう。それはもう僕はひしひし感じておりますので、ここにこだわっているわけであります。これはもう質問じゃなくて意見であります。ぜひともこれから、もう今年でも来年でもよろしいですから、検討していただいて、一歩進めていただきたいと思います。期待がありますんで、もうこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で6番花房 尚君の一般質問を終わります。 これで一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は3月23日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。              午後7時3分 散会...