鏡野町議会 2021-06-14
06月14日-03号
令和 3年 6月会議 令和3年鏡野町議会6月会議会議録 第 3 日 目 令和3年6月14日 於 議 場1. 出席議員(14名) 1番 鈴 木 大 介 2番 岡 田 高 幸 3番 難 波 達 男 4番 山 本 秀 久 5番 藤 田 照 子 6番 花 房 尚 7番 飯 綱 洋 平 8番 牧 田 俊 一 9番 仲 西 祐 一 10番 片 田 八重美 11番 岸 泰 廣 13番 小 椋 晶 志 14番 長 石 幸 男 15番 原 章 倫2. 欠席議員(1名) 12番 沖 田 清 明3. 遅参・早退議員(1名) 14番 長 石 幸 男4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(19名) 町長 山 崎 親 男 副町長 藤 田 昭 彦 教育長 武 本 吉 正 総合政策室長 瀬 島 栄 史 総務課長 大 塚 英 明 総務課統括参事 松 本 博 巳 まちづくり課長 柳 井 和 彦 くらし安全課長 小 原 克 則 危機管理監 奥 克 彦 住民税務課長 産 賀 雄 史 保健福祉課長 安 道 智 秋
保健福祉課特命参事 石 原 靖 之 産業観光課長 小 椋 正 己 建設課長 岩 佐 誠 己 上下水道課長 中 西 豊 久 学校教育課長 金 平 美和子 生涯学習課長 黒 瀬 豊 国保病院事務長 福 田 紀 彦 会計管理者 安 道 葉 子5. 職務のため出席した者の職氏名(2名) 議会事務局長 金 平 憲 明 同 書記 柳 井 ひとみ6
. 会議録署名議員 5番 藤 田 照 子 6番 花 房 尚 令和3年6月会議議事日程 (第3日)令和3年6月14日日程第1
議会運営委員長報告日程第2 一般質問 午前10時0分 開議
○議長(原章倫君) 皆さん、おはようございます。 6月会議3日目、本日は一般質問であります。 ここで冒頭御報告いたします。 12番沖田清明君から本日の会議に欠席する旨の届けが出ておりますので、御報告いたします。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 これより日程に入ります。
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○議長(原章倫君) 日程第1、
議会運営委員長報告の件を議題といたします。
議会運営委員長から6月7日に開催した
議会運営委員会での6月会議の運営について報告の申出があります。この際、
議会運営委員長からこの協議の結果について御報告を願うことといたします。
議会運営委員長岸 泰廣君。
◆
議会運営委員長(岸泰廣君) 改めまして、皆さんおはようございます。 ただいま議長からありましたように、6月7日開催の6月会議の運営に関わる
議会運営委員会の審議結果について御報告を申し上げます。 議会提出案件といたしまして、会議最終日に
鏡野町議会基本条例の一部改正及び
鏡野町議会会議規則の一部改正2件を上程し、質疑、討論を省略し、直ちに議決することにいたしております。 以上で
議会運営委員会の報告といたします。
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○議長(原章倫君) 次に、日程第2、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げておきます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言時間は制限30分以内、質問と答弁の合計時間は50分までと決定されていますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いをいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、併せて御留意願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず、一括方式により3番難波達男君。
◆3番(難波達男君) 改めましておはようございます。3番難波達男です。 議長の許可をいただきましたので、一括方式にて町長にお伺いいたしたいと思います。 大きく2つの大項目について質問させていただきたいと思います。 まず、鏡野町第2次
総合計画後期計画の大項目1、こころあたたかい福祉の里づくり。 中項目1、高齢者福祉の推進。 鏡野町第2次総合計画については先般、後期基本計画を策定されましたが、ここではまず前期基本計画の高齢者福祉の推進についての状況をお尋ねします。 小項目1、介護給付の適正化を図るため、システムを活用したケアプラン、点検等を行ってきたとのことですが、どのようなことができ、後期計画に引き継ぐべきことはどのようなものがありましたか、お尋ねいたします。 2、高齢者の在宅支援のため、協議会を設けて取り組みましたが、どのようなことに取り組まれ、その成果と今後の方針についてお尋ねします。 3、
ハツラツサークルやサロンは全町で参加率はどれくらいか、目標との差異はありましたか。また、参加者へのアンケートや今後の方針についてお尋ねします。 4、現在、町内の65歳以上の方のうち、要支援が必要な方は何人おられるのか、またその方たちは町の見守り
システム整備事業を知っておられるのか、そして現在見守り
システム整備事業を取り入れている方は何世帯ですか。そして、今後、知らない方たちへの周知はどのように取り組まれていかれるのか、お尋ねします。 続いて、大項目2、快適な生活環境の里づくり。 中項目1、消防の推進。 小項目1、現在の消防団員の数と今後の団員確保に向けた取組についてお聞きします。 2、令和3年4月に総務省より報酬、手当の見直しと個人への支給をとの通達がありましたが、鏡野町の方針と、また現在の報酬、手当について合併当初より変動がありますか、お尋ねします。 3、団員の職場のほうには消防団活動について理解してもらっていますか。また、町としてそのための方策を何かしていますか、お尋ねします。 4、消防団の強化と消防設備等の整備について、今後の取組についてどのように進めていかれるのか、お尋ねします。 以上です。あとは質問席にて質問させていただきます。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 改めまして、皆さんおはようございます。 田植も近隣では終わりまして、だんだん早苗がたなびくいい季節となりました。一番最初に来たツバメはもうひながかえっているような状況であります。 コロナ感染症が大きな話題となっております。オリンピックとともに収束し、またオリンピックが国民の皆さん方の応援の下で無事開催され、成果を上げることを懇願をいたしておるところであります。昨日のニュースによりますと、岡山県下では感染者が1桁だというふうなことでありまして、引き続きの緊急事態宣言、20日まででありますけれども、早急にワクチンの接種が皆さん方の手元に届きますように努力をしてまいりたいと、このように思います。昨日の告知放送で60歳以上の方の受付を16日から始めるというふうなことで、この後、議員からの質問にお答えをしたいと、このように思いますけれども、医師会の皆様方の御協力、あるいは看護師、医療関係者の皆様方の御尽力に敬意を表するところであります。 それでは、一般質問にお答えをしていきたいと思います。 難波議員の御質問であります。 大項目1のこころあたたかい福祉の里づくりの中で、小項目1のその内容と後期計画に引き継ぐべきことということであります。
介護給付適正化支援システムを導入いたしまして、認定調査結果と国保連合会の介護給付実績を突合いたしまして、体の状態、あるいは介護サービスの利用状況につきまして確認を行っております。このような計画書の点検を行うことによりまして、介護給付の適正化だけではなくて、
介護支援専門員のスキルアップ、あるいは利用者への適正なサービス提供につながっていくものと考えております。また、後期計画に引き継ぐべきことにつきましても、介護給付の適正化に努めることであると考えております。 次に、小項目2の御質問であります。医療と介護の両方を必要とする高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるために、地域における医療、介護の関係機関が連携をいたしまして、包括的かつ継続的な在宅医療、介護のサービスが提供できるように、医師、弁護士、介護従事者等で構成をいたします在宅医療・
介護連携推進協議会を設けまして、研修会あるいは会議を行っております。取組の主なものといたしましては、認知症対応といたしまして
SOSネットワーク事業の実施訓練、あるいは
新型コロナウイルス感染症につきまして介護事業所を対象にいたしまして相談窓口を開設したところであります。今後につきましても、高齢者が在宅で安心して生活ができるように、引き続き医療、介護関係機関が連携いたしまして、地域課題の解決に向け協議検討を重ねてまいりたいと思います。 続きまして、小項目3であります。
ハツラツサークルの質問であります。自治会単位で現在、93地区のうち54地区、全体の58%で実施されております。約800人の方が参加されております。令和2年度の目標は57地区でありましたので、少し達成してないというところであります。コロナ禍で休止となったために開催できなかった地区もありまして、目標達成には至りませんでした。ふれあい・いきいきサロンにつきましては、公民館、自治会単位で44か所で開催されております。令和元年度につきましては、
ハツラツサークルの利用者へ対しましてアンケートを実施いたしまして、42地区、約400人の方から回答をいただいております。主な結果といたしましては、体が元気になった、気分が明るくなったと感じられた方が約半数、今後も参加を続けたい方が340人おられました。この結果を参考に、今後につきましても町内全域での開催を目指しまして、リーダー不足等の課題解決に向け協議を行いまして、併せてサロンや新たな通いの場の導入などを検討してまいりたいと思います。 次に、小項目4であります。老人クラブによる
高齢者目配り気配り老人クラブ事業の中で支援が必要な65歳以上の方の把握をしておりまして、人数は令和3年3月現在で約700人であります。この事業につきましては、平成28年度から実施されておりまして、事業開始当初の広報紙、かがみの広報平成29年2月号で内容を紹介しております。その後は、社会福祉協議会も内容を十分把握しておりますので、介護業務の中で対象となりそうな方への周知をお願いしているところであります。また、見守りシステムの整備状況につきましては、令和3年5月末現在で68世帯が設置済みであります。周知につきましては、今後も各地区長、民生委員、
包括支援センター、あるいは
介護支援専門員などを通じましてお願いを考えております。 続きまして、大項目2、快適な生活環境の里づくり。 小項目1であります。現在の消防団員の定数は900人で、実団員数は令和3年4月時点で766人となっております。今後の取組につきましては、報酬、手当の見直し、あるいは定年の引上げ、定数の見直し、
消防団協力事業所表示制度の導入等が考えられますが、消防団からの意見を踏まえまして消防審議会等で検討してまいりたいと考えております。 続きまして、小項目2であります。総務省からの通知につきましては、消防審議会等で検討いたしまして、12月をめどに結論を出していきたいと考えております。また、報酬、手当についてでありますが、合併当初と変わっておりません。 続きまして、小項目3であります。現状での職場理解は不十分であると考えております。町といたしましては、
消防団協力事業所表示制度の要綱を今年度中に策定をいたしまして導入したいと考えております。 続きまして、小項目4であります。消防団の装備基準の中から計画的に装備の充実を図ってまいりたいと考えております。令和2年度には編み上げ安全靴、耐切創手袋等を整備いたしまして、今年度は救命胴衣、トランシーバーを計画しております。令和4年度以降につきましても計画的に装備品の強化を図ってまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 3番難波達男君。
◆3番(難波達男君) どうも答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず、大項目1の小項目1についてから順次お伺いしてまいります。 今御回答いただきました分の中で、介護給付実績を突合し、体の状態、介護サービスの状況について確認を行っておりますとお答えがございましたが、これについてどのような形でどなたがされておるのか、お聞かせいただけたらと思います。そして、今後の取組、引継ぎについてできるだけ分かりやすくもう少しお聞かせいただけたらと思います。 続いて、小項目2のほうですが、高齢者に在宅で安心して生活できるようにされるということですが、検討課題が広報紙等でも紹介されてるんでしょうけれども、住民に見えるような形でなるべく説明ができる場、各地区ごとの懇談会等もよくされると思いますが、できましたらそのような場で説明も入れていただけたらなと思っております。それについてどのように思われてるか、お聞かせください。 次に、小項目3の
ハツラツサークルとかサロンについてですが、各地区、小地区で開催される場合には、地元で開催されてるとこもあろうかと思います。そこについては特段、地元の中の事業の一環でやっておられると思うんですが、当初これを起こされたときに保健福祉課のほうから当初は定期的に保健師さんかどなたかがそこの会にお伺いして一緒に活動されてたようにお伺いするんですが、現在はそのように引継ぎされてるのか、それとあと公民館単位でされてるものについては移動する場合に福祉バス等を利用されたりして現在は活動に臨まれてるとこもあると思うんですが、今後もそういう公共的な交通手段をどのように考えておられるのか、お聞かせください。 そして、小項目4ですが、現在導入されておる見守りシステムの整備の機器について大体1世帯当たりにどのような機材をどのように提供されておるのか、金額等はそれぞれいろいろとまた変わってくるものがあろうかと思いますが、現在どのような機器をどのように提供されておるのか、お聞かせいただきたいと思います。 大項目2の1で、消防団員の現在のなかなか参加率が少ないと、入団の数が非常に少ないというのが現状だと思います。これはもうかなり前から言われてることで、なかなか入団に誘うても応じてくれないという方が非常に多いように思います。なぜそういう入ってくれない方が多いのか、いろいろな事情があろうかと思いますが、現在の町の情勢を見ると、旧鏡野町、4カ町村の中が合併してから、富、奥津、上齋については若者の流出があってなかなか若者がいないということで、消防団への入団率が非常に少なくなっておるのが今現状だと思います。またそれから、町においても、若者は結構おられるんですけど、なかなか入団してくれないというのが現状かなと思います。入団の案内をするに至って、その仕様的なもの、消防団に入る上での報酬の絡みもあるでしょうけれども、保険の制度とか
いろいろ消防団としての取組についてのパンフレットとか、そういうような資料的なものを作成して入団の勧誘等に努めていくというような形を今後取られる予定があるかどうか、お聞かせいただけたらと思います。あと、当町には女性消防団員もおられますが、できましたら現状の女性団員が今どのような活動をされておるのかをお聞かせいただけたらと、また今後の取組についてどのようにされていかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。 小項目2のほうですが、消防審議会等で検討して12月を目途に結論を出していきたいというお答えでございます。また、報酬等については合併当初と変わってないということでございますが、できましたら現状の報酬の金額、それから団の活動にというのはどれぐらいな金額を消防団に対しての支出はどういう形のものを取られているのか、今度新しく総務省が打ち出してきてる金額との差がどれぐらいあるのかが分かればお教えいただけたらと思います。 そして、小項目3ですが、今現在は職場理解は不十分であるというお答えでございます。今年度中に策定してというお答えをいただきましたので、企業に対しての消防団に対する取組の周知というのはぜひともやっていただきたいと思います。活動にしてもだし、報酬等をまたもらうということは各それぞれの企業にとってまたいろいろな相違が出てこうかと思いますので、企業に対してのその辺の周知をして御理解をいただくことによって、消防団を退職するに当たれば退職金等も発生するでしょうから、そのあたりで企業に御理解をいただくというのは非常に大切なことかなと思いますので、ぜひ周知のほうをお願いしたいと思いますが、周知についてどのような取組をされるのか、お聞かせいただけたらと思います。 以上でよろしくお願いします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。難波議員さんの再質問にお答えさせていただきます。 まず、1番目の質問でございますが、ケアプランの点検についてですけども、どのような形でということですが、役場の職員、保健師と事務職員のほうで全件をチェックをしております。分かりやすくという説明ですが、この内容の点検によりまして、矛盾点といいますか、適正な介護給付につなげるために、内容といたしましては寝返りや歩行等ができるのに重度の寝たきり状態で歩行器が貸出しをされたりとか、立ち上がりができたり歩行もできる状態なのに車椅子が貸出しをされてるとかということのチェック等ができて、これからの改善につなげていくということになっております。 2番の御質問ですが、見えるような形で報告、思いということですが、これからできる限り報告のほうはいろいろなツールを使いましてしていきたいと思います。それと、今回、協議会の話をさせていただいたんですけども、在宅介護に対してのその他の支援とか施策のほうはいろいろ展開をしております。それも併せての報告とさせていただきたいと思います。 3番の御質問ですが、
ハツラツサークルの最初の当初、保健師とか理学療法士のほうが監修しました工学的な運動を提案をいたして、保健師のほうが御指導をしておりました。現在につきましては、地元の代表者の方にバトンタッチをさせていただいて、地元の方で開催をしていただいとる現状だと思います。移動につきましてですけども、こちらにつきましては
ハツラツサークル、ふれあいサロン等は住民主体で開催されておりますので、送迎のほうは今現在ありません。ただ、交通手段につきましては重要な課題だとこちらのほうも認識をしておりますので、地域の中での協力体制の構築も含めて協議検討を進めてまいりたいと考えております。 4番目でございます。見守りシステムの貸出し内容とかですが、現在、鏡野町では光ケーブルを引くメリットの一つとしてNTT回線を利用した見守りシステム事業を行っております。その中で、
人感センサー機器を設置をいたしまして、24時間体制で受信することで日常生活における不安の解消と急病、災害等の緊急時には状況に応じて協力員や消防署への要請を行います。また、相談ボタンを押せば健康や悩み事についても相談をできるようになっておりますし、人感センサーのデータを親族の方がパソコンでも確認できるようなシステムになっております。 以上です。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 失礼いたします。難波議員さんの再質問のほうにお答えをさせていただきます。 まず、入団案内のパンフレット等という件でございますが、今現在、各消防団のほうへ消防庁が作成いたしました男性用、女性用の入団加入のパンフレットがあります。それと一緒に鏡野町消防団条例ということで、これには定年のこととか報酬のこと、あるいは手当のこと、それから退職金の支給額のこととかが書かれております。その2つを消防団のほうへお渡しをして、これで加入推進のほうを進めてくださいということでお願いをしてやらせてもらっております。 それから、女性団員の件ですが、鏡野町では女性団員はあげは隊という名前で活動をしてもらっております。救命救急の講習会とか防火の啓発活動とか、あとは消火活動とかというようなことで活躍をしていただいております。 それから、2番目の現状の報酬等の金額ということですが、今現在、鏡野町では団員の報酬が年額で1万4,000円です。それから、活動に対する報酬ということで年額1万円を支給をさせてもらっております。このたび総務省のほうから提示があった額につきましては、団員の年額報酬は団員1人当たり1年間で3万6,500円という金額が提示されておりまして、出動の報酬は災害時は1日当たり8,000円を標準とするというようなことで今回通知のほうが来ております。したがいまして、差ということですが、3万6,500円から1万4,000円を引きまして2万2,500円、現状では報酬については差があります。 それから、3番目の企業に対しての周知はということで、消防団活動をしていただく上で企業の方の理解は必要不可欠なものであると考えております。消防団の
協力事業所表示制度というものがございまして、事業所のほうと協力体制の構築を図りまして、地域における消防防災の体制の充実を図りたいと考えております。これで賛同してくださいました企業がありましたら、そのあかしとして表示書というのがありますので、それを交付させていただいて、協力事業所が地域のほうへ社会貢献をしていただいているというようなことを社会的に評価することによって協力事業所の信頼性が上がるんではないかと考えております。消防団と事業所の連携体制、協力体制が一層強化されることによって、地域における消防の防災活動、この充実強化を図っていけれたらということで、この年度内にはこういう表示制度の要綱を策定して企業のほうに働きかけをしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 3番難波達男君。
◆3番(難波達男君) どうもありがとうございます。 大項目の1、2、3ぐらいに当たっては、今後高齢者が増えていく中で、地域の見守りも非常に大切ではございますが、行政の支援なしには成り立っていかないところもかなりありますので、どうか今後とも温かい見守りを続けていく上で惜しまずに協力していただけたらと思っております。 最後の質問になりますが、小項目の1と2に当たっては今後いろいろと検討されていく必要があろうかと思います。大項目1の小項目3の部分で、今までも保健師さんとかが立ち上げて今各小地区に任せてしておられるという、さっきの御返答でしたが、地元の今されてる方は、時々話を聞く上では、最初のうちは来たけど、もう全然来てくれんなあという声を結構耳にすることがあります。ですから、現状今どういうふうに活動されてるかというのを確認する上でもぜひ、毎週とは言いませんが、定期的に巡回という形で保健師さんなり来ていただけたらなという思いがあります。まず1点、そこの部分のお返事をお聞かせいただきたいと思います。 それから、小項目4の見守りシステムの整備事業についてですが、今お聞きした、親族の方がパソコン等で確認できるようにしてるというお話でしたが、今の御時世ですんでパソコンをできない人はいないとは思いますけど、それでもなかなか独り世帯で親族もままならないという方たちがおられる場合はどのように、もしもそういう方たちの申込みがあった折はどういうふうな体制を取られているのか、お聞かせいただきたいと思います。なるべくそういう方たちに力強い支援をいただきたいと思っております。 それから、大項目2の1、2、3については今後いろいろと課題がこれもありますが、これからいろいろと我々も協力して消防団員の確保について何か考えられる施策があれば、手だてがあれば協力してまいりたいと思いますので、報酬、手当について等も個人給付をどうするかというような案内もありますので、町としてのそこを1点、最後にお伺いしたいと思います。 そして、先ほど質問できてなかったので、小項目4の整備機器、消防団に対する装備品の強化ということで、トランシーバーというものはどのような形のトランシーバーを想定されておるのか。鏡野町に一度、合併した当初、トランシーバーを整備したことがあると思うんです、方面隊長以上だったと思いますが。その折にはその無線機が消防の司令を聞くというようなものだったと思うんですけれど、電波が届かない地域には全く必要性がなくて取りやめた経緯があるんですが、今度計画されてるトランシーバーとはどのようなものかをお聞かせいただけたらと思います。あと、装備品で強化されていかれるんであれば、ぜひ合併してから鏡野町としてのはっぴというのは全然ないんですが、それをどういうふうに思われてるのかをお聞かせいただいて、最後の質問とさせていただきます。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 難波議員さんの再々質問にお答えさせていただきたいと思います。 最初の
ハツラツサークルの件でございますが、こちらにつきましては、議員さんが言われるとおり、再度現状を把握いたしまして何が対応できるかというところを検討していきたいと思います。 2番目の見守りシステムについてです。こちらにつきましては、現状でも高齢者が機器のボタンを押すと緊急相談センターに通報が入ったり、24時間体制での見守りを行っております。この中には協力員さんの連絡をどうしてもいただかないという項目がありますので、その辺も含めて今このシステムを町といたしましても推進していきたいと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 失礼いたします。難波議員さんの再々質問のほうにお答えをさせていただきます。 まず、報酬を個人の口座に振り込むかどうかということのお尋ねだったと思いますが、この件も含めまして消防団からの要望をお聞きしながら消防審議会のほうに諮って決定をさせていただきたいと考えております。 それから、トランシーバーですが、今回、班長以上の方にトランシーバーがわたるように考えております。中継装置兼用の同時通話ができる小型のやつの導入を考えております。 それから、はっぴの件ですが、確かに鏡野町が合併してはっぴのほうはまだ取組ができておりません。今後検討させていただきたいと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 以上で3番難波達男君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により1番鈴木大介君。
◆1番(鈴木大介君) 失礼いたします。1番鈴木大介でございます。 ただいま議長の許可を得ましたので、一般質問通告書に従いまして質問をさせていただきます。 大項目、新型コロナワクチン接種について、大項目2点目、鏡野町第2次総合計画について、一括方式にて町長に御質問をさせていただきます。 中項目、新型コロナワクチン接種について。 鏡野町において65歳以上の高齢者の優先接種が始まっております。また、ワクチン接種順位は、医療従事者、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、高齢者施設等の従事者、65歳未満の順で接種が行われていくと思います。全国の自治体の中には、保育所での相次ぐクラスターを受けて、保育士のワクチン優先接種をすると表明している自治体も出てきております。先日、河野大臣も、7月末までに高齢者の優先接種が終了するのであれば、独自の優先接種の設定をしていただいて構わない旨の発言がございました。現在、子供たちのワクチン接種ができませんし、マスクなどの感染対策も子供の年齢によっては不可能です。子供たちの感染防止のため、また保育士や教員の方のエッセンシャルワーカーの方々の感染予防のためにも、集団接種を保育士や教員の方に集団接種会場で当日キャンセル、余りが生じた場合に優先接種を行う、また優先接種の順位を上げて早くワクチン接種を行っていくなどの必要があると思いますと先週提出いたしました一般質問通告書には書かせていただきましたが、昨日、町内在住の保育士の方々の優先接種が始まったとのことで、大変すばらしい御決断であったと思います。ぜひ町内の保育施設などで働いていらっしゃる町外在住の方にもこの優先接種を拡大していただきたいと思います。 以下、小項目3点御質問をさせていただきます。 1、今後の鏡野町における独自の優先接種枠の設定の予定はありますか。また、今後のスケジュールはどのようになっているか、お尋ねします。 2、全国の希望する自治体にモデルナ製のワクチンが配布されるとのことですが、鏡野町の方針についてお尋ねします。 3、副反応で発熱等があるようですが、どのような対応をされているか、お尋ねします。 続きまして、中項目2番目、後期基本計画1-5障害者(児)福祉の推進について。 現在、障害児福祉の推進について前期基本計画の振り返りとしての課題に障害児通所サービスの利用希望者の増加に対応できる受皿の確保とあり、また1-6の子育て支援の充実の取組方針の中で、専門的な療育支援体制の充実を図り、発達障害の早期発見、早期療育の推進に努めますとあります。早期発見と同時に療育をしっかりと受けられる施設が必要です。 そこで、小項目3点御質問をさせていただきます。 1、現在、鏡野町内に何か所の障害児通所サービスの施設がありますか。また、受皿確保としての今後の施設設置等についてスケジュールをお尋ねします。 2、障害児等の療育、自立訓練施設、通所サービス施段としての上齋原学園等の利活用、また一般の空き家の利活用、小学校の空き教室の利活用などは可能でしょうか、お尋ねします。 3、障害児のための福祉サービスが分かりやすく説明された冊子等はございますか。また、現在ホームページ上でサービスの内容が確認できませんが、どのような福祉サービスがあるのかの周知の方針についてお尋ねします。 以上です。この後は質問席にて進めさせていただきます。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 鈴木議員の御質問にお答えをしていきたいと思います。 小項目1であります。苫田郡医師会の先生方にメンバーとして入っていただいております第8回の鏡野町新型コロナウイルスワクチン接種体制確保協議会を6月4日に開催をいたしまして、今後の接種計画について協議を行ったところであります。その中におきまして、感染リスクが大きくクラスターになる可能性の大きい小・中学校、あるいは幼稚園、保育園、認定こども園、放課後児童クラブ職員の希望者へ優先的に接種することが望ましいとの意見をいただいております。議員御紹介いただきました、昨日から集団接種の枠で接種を開始をしたところであります。続きまして、基礎疾患のある方へ優先的に接種していくことが決定をいたしました。65歳以上の方のワクチン接種が7割を超え、8割近くまで達しております。6月中の予約枠に余裕ができたことから、急遽、60歳から64歳の方への予約を明後日の16日から開始をすることといたしました。60歳未満の方につきましてもできるだけ早く接種ができるよう努めてまいりたいと、このように思います。実は、18日に第9回目の先ほど言いました新型コロナウイルスワクチン接種体制確保協議会が開催をされます。スケジュールにつきましても検討していきたいと、このように思っております。 続きまして、小項目2でありますが、モデルナ社のワクチンであります。これは、接種100回分が最小ロット、最小流通単位とされております。非常に小回りが利かないというところでありまして、病院等への小分け配送が認められないというふうなことから、個別接種を主体とする本町では採用が難しいと考えております。ファイザー社のワクチン供給は十分確保されておりまして、現時点におきましては継続してファイザー製のワクチンを使用する予定であります。 それから、小項目3であります。主な副反応の症状といたしましては、注射部位の疼痛、あるいは頭痛、悪寒、発熱、関節痛があります。目安といたしましては38度以上の熱が3日続くようであれば受診を勧めております。町では、
新型コロナウイルス感染症に係る健康相談窓口といたしまして保健福祉課内に相談窓口を設置しておりまして、電話等で対応しております。医学的見地が必要となる専門的な相談につきましては、かかりつけ医あるいは岡山県新型コロナワクチン専門相談センターを紹介することとしております。これらの相談窓口につきましては、接種券に同封の鏡野町新型コロナウイルスワクチン接種のお知らせあるいは町ホームページでも紹介をしておりますので御覧いただきたいと、このように思います。 続きまして、大項目であります鏡野町第2次総合計画についての御質問であります。 その中で、中項目、後期基本計画障害者(児)福祉の推進についての小項目1であります。現在、鏡野町内には障害児通所サービスを提供できる施設はありません。受皿の確保につきましては、今まで事業者から何件かの問合せがございました。事業実施に至っていないのが現状であります。また、一般社団法人カガミノミライが空き家物件の利活用等を紹介をいたしましたケースがございます。こちらも事業実施には至っておりません。しかし、現在、調査協議中の案件があると聞いております。今後につきましても、事業者からの問合せにつきましては柔軟に対応してまいりたいと考えております。 続きまして、小項目2であります。上齋原学園につきましては、立地の面から施設としての利活用は困難であると思われます。一般の空き家の利活用につきましては、事業者の経営あるいは経済状況によりますけれども、十分可能だと考えております。また、町内の小学校空き教室につきましては、現在ございません。 続きまして、小項目3であります。障害児に特化したものではありませんけれども、平成27年3月に障害福祉ガイドブックを作成をいたしまして、障害者、障害児のための福祉サービスを紹介をしております。障害福祉サービスの周知につきましては、ガイドブック作成から数年が経過をいたしまして、制度も変更されている箇所もあるために、今年度中に新しいガイドブックを作成をいたしまして、ホームページに掲載をしていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) ここで11時10分まで休憩といたします。 午前10時58分 休憩 午前11時10分 再開
○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 1番鈴木大介君。
◆1番(鈴木大介君) 御答弁ありがとうございました。 先ほど御答弁いただきました内容について再度質問をさせていただきます。 中項目1番目の新型コロナワクチン接種についてですが、現在、65歳以上の方は第1回目の接種を何%ほど終えられているのでしょうか。また、今後接種率を上げるために送迎サービス、またコミュニティハウス等での接種の御予定はございますか。 次に、今後スケジュールの前倒しになった場合のアナウンスの方法はどのような方法をされますか。 次に、12歳以上の集団接種、いわゆる子供の集団接種についてどのような方向性をお持ちなのか、お尋ねをいたします。 続きまして、中項目2点目ですが、現在も問合せがあるとのことでした。不調に終わった場合、町として受皿確保に向けて町立の施設の設置などの検討を始める予定はございますか。 次に、民間の施設によっては療育サービスがなかったりするようですが、いわゆる日中一時の預かりのみといった施設、今後、町としてどのように療育に取り組んでいくべきか、方針をお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 失礼いたします。鈴木議員の再質問にお答えいたします。 まず、65歳以上の接種の割合ですけれども、現在接種率のほうは7割を超えております。それから、接種率向上のための方策でございますけれども、コミュニティハウスでありますとかでの接種ということでございますけれども、今現在は集団接種につきましては中央公民館、それから奥津、上齋原、富の各診療所で行っております。この接種でほぼ割合的には十分果たしていると思っておりますので、今後、町民の方に対しまして御要望があれば会場のほうの細分化も考えていきたいとは考えております。 それから、アナウンスなんでございますけれども、スケジュールがなかなか急に決まることが多いことがありまして、なかなか町の広報等でお知らせするっていうのは難しい状況が続いております。ですので、今現在、町長のメッセージということで告知放送が主な伝達方式となっております。町のホームページ等にも上げさせていただいておりますので、そちらのほうで周知のほうを行っていきたいと思っております。 それから、12歳以下の接種につきましては、先ほども町長の答弁にもございましたが、今後、協議会のほうで御協議いただくということになりますが、今後のスケジュールの中でも今後段階的に接種の順序を決めていこうと思っております。今のところですと、12歳以上の方につきましては一番最後の順位となっております。今後、協議会のほうで決めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。鈴木議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。 最初の質問は聞き取れたんですけど、2番目の質問がちょっと聞き取れなかったので、また質問のほうをお願いしたいと思います。 最初の質問でございます。今現在、問合せがあって事業所が調整しているとお答えをさせていただいております。民間同士の話のこともありますので、詳細にはまだ分かりませんが、その案件が不調に終わったときの対応でございますが、今後も町といたしましては柔軟な対応をしていきたいと考えておりますし、津山圏域の定住自立圏共通ビジョンの中で、地域生活支援拠点等の整備の推進をうたっております。その中で、町単独ではなかなか解決できない問題も多々ありますので、津山圏域で取り組んでいくことがより一層大切だと考えております。 すいません。以上です。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 失礼をいたします。鈴木議員の再質問であります。 今先ほどの特命参事への質問であります。 コロナウイルスワクチンの接種を少し住民寄りにしたほうがいいんじゃないか、またそういう意見はないかということだろうと思います。そういう御意見をいただいております。ただ、大多数の方が健常な方というふうなことで、それから疾病を持たれてる、疾患を持たれてる方はかかりつけ医ということであります。送迎サービスあるいはコミュニティー近くにというふうなことにつきましては後の課題として残しておきたい、今すぐというところではない。それから、家におられる年配の方はなかなか言っても出てこれないというふうなことで、今、民生委員さんあるいは区長さん方に封書によりましてそれの洗い出しをお手伝いをいただいてるというふうな現状であります。 それから、答弁の中で、「12歳以下」というふうなことは全て「12歳以上」に変えさせていただきたいと思います。
○議長(原章倫君) ここで1番鈴木議員、質問の中で答えが出てない部分がありますので、質問の内容をもう一遍お願いします。
◆1番(鈴木大介君) すいません。先ほど質問内容がということでしたので、再度御質問させていただきます。 民間の施設によっては療育のサービスがなく、日中一時だけといったサービスを療育サービスだとうたっている施設もあるようです。今後、町としてどのように療育に取り組んでいくべきか、方向性をお伺いいたします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) すいません。申し訳ございませんでした。 今の鈴木議員の療育サービスについてでございますが、町のほうでも基本計画等でうたっておりますので、これから町独自ではなく、先ほども申しましたように、津山圏域でも合わせて取り組んでいきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。
◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。 それでは、最後にもう一度御質問させていただきます。 昨日から保育士の方などの優先接種が始まったといったことでしたが、特に2回目の接種後、副反応が多く出るといった声が多く聞かれております。特に、保育士の方や学校の先生方におかれましては、当日体調が悪い、接種後の翌日が例えば月曜日だったり火曜日だったりすると、子供たちを見ることができないほど体調が悪かったりといったこともあると思いますので、そういった方にはぜひとも金曜日の夕方や土曜日、次の日が休みになるような接種のスケジュールを考えておられるのか、御質問をさせていただきます。 もう一点、再度になりますが、鏡野町の第2次
総合計画後期計画で役割分担、行政、町として、行政は障害の早期発見、適切な療育、教育環境の整備、支援サービスの確保などに努めますとうたわれております。再度、町長にこの整備の方針についてお伺いをして、私の質問とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 失礼いたします。鈴木議員の再々質問にお答えいたします。 昨日行いました学校関係職員の接種でございますが、昨日90人ほど接種を行っております。2回目の接種になりますが、本来3週間後の同じ曜日、同じ時間に打つのが大体決まっておりまして、学校の先生方につきましては3週間後の接種スケジュールにつきまして空いたところの先ほど言われました金曜日とか土曜日がございませんので、3週間後の4日間につきまして分散して接種を行っていただきまして、できるだけ支障のないように人員を分散して接種をしていただくように考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 先ほどの障害児福祉の推進についての御質問であります。 第2次総合計画の前期基本計画の振り返りといたしましてるる記述をしております。それに向かって我々は皆さん方の御意見をいただきながら後期計画をつくり上げておるものですから、当然それに向かって邁進しているわけであります。しかし、圏域でこれをどう捉えるのかというふうなことは、それぞれ市の考え方あるいは取り巻く勝央町、奈義、美咲、久米南、鏡野という取り巻きもあります。そういうふうな圏域の中でまたそれを充実していくためにはどういうふうな協力体制ができるのかというふうなことも同時に協議をしておるわけでありまして、それぞれの町にそれぞれあったほうがいいのか、あるいは拠点が真ん中にあってそれぞれ箇所箇所に必要なものを設けたらいいのかというふうなところが今後の在り方ではないかなと、このように思っております。それぞれのところについては専門家のスタッフも必要であります。そういうふうなところで議員申されたような対応ができるように心がけていきたいと、このように思います。具体的にそれぞれ達成できたものにつきましては報告をしていきたいと、このように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(原章倫君) 以上で1番鈴木大介君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により10番片田八重美君。
◆10番(片田八重美君) 10番片田八重美です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一問一答方式で質問させていただきます。 大項目、高校生通学助成制度の拡充について。 中項目、高校生等通学助成金支給要綱の見直しについて。 小項目に入ります。令和元年12月会議で高校生の通学助成制度の見直しについての一般質問をさせていただいておりますので、今回2度目の質問となります。そのときは、助成金の見直しは考えていないとの答弁で終わっております。ですけども、そのときに中鉄バスとごんごバスの接続に1回200円の乗車賃がかかる、このことについて定期のバス券では乗れなかったものが改善されて乗れるようになったということにつきましてはとてもうれしく思いました。今回こういったことを踏まえて、教育を受ける環境は平等であるべきと思いますので、ここに来て町内の保護者からまたそういう助成制度拡充要望の声が上がってまいりました。鏡野町高校生等通学助成金支給要綱は合併時の平成17年4月適用のものでもありまして、ここでいま一度見直しが必要に思い、再度質問をさせていただきます。 小項目の①通学助成金支給要綱の第2条にある「通学とは、交通手段を問わず本町内の住所地から高等学校等に通学すること及びやむを得ず本町内の住所地を離れ、高等学校等に通学することをいう」とありますが、バス、自転車などで通う、または下宿する、そういった全ての高校生を通学助成対象者であると理解してよろしいのでしょうか。 ②現在、通学助成対象者に該当する、そして助成する高校生は何人いるのでしょうか。 ③第3条に助成金の額として、自宅から学校までの距離が15キロ以上30キロ未満であれば1か月3,000円の助成、30キロ以上であれば1か月5,000円の助成と定められております。これはなぜ距離なのでしょうか。かかる経費に対しての助成のほうが平等に思いますが、いかがでしょうか。 ④保護者の要望案1として、保護者の負担金額を一律5,000円として、その残額、残りは助成していただきたいという、こういう要望も聞いておりますので、町長の所見を求めます。 ⑤要望案2として、定期券の実費額、下宿の実費額などの半額を保護者が負担する、または保護者の負担率を定める、そして残額は助成していただきたい、このような要望について町長の所見をお聞きいたします。 それから、⑥制度の見直しは、平成17年のものでもありますけども、スピードを持って進めていただきたい、このように思います。できれば今年の春から遡って支給するなどスピーディーな検討をお願いしたいのですが、町長の所見をお聞かせください。 この後の質問につきましては、質問席において質問させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 10番片田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目、高校生通学助成制度の拡充について。 中項目、支給要綱の見直しについて。 小項目1の通学助成対象者の解釈であります。議員の御質問にありますとおりであります。現在の鏡野町高校生等通学助成金支給要綱につきましては、バス、自転車等で通う、また下宿する全ての高校生を通学助成対象者としております。そのような解釈で要綱の運用を行っております。 続きまして、小項目2であります。令和2年度で通学助成対象者に該当し助成の申請をされた方は83名であります。その内訳であります。鏡野地域であります、44名、奥津地域18名、上齋原地域13名、富地域8名でありました。過去の申請者数でありますが、平成28年度79名、平成29年度77名、平成30年度79名、令和元年度79名でありまして、毎年80名程度となっております。 続きまして、小項目3であります。高校生の通学助成制度につきましては、保護者等の財政的負担の軽減を図るという目的だけではなくて、町の周辺部から中心部あるいは近隣の市町などへの転出を防ぐという目的も含まれていると考えております。このような転居あるいは転出などを抑制しようと考えた場合、保護者の負担を一律にしてしまうと制度の持つ意味合いが薄れることから、学校からの距離で助成金の額を定めております。 続きまして、回答内容が重複してまいりますので、小項目4と小項目5については合わせてお答えをいたします。 保護者等への平等な経済的支援といたしまして、負担額の一律化、実費に対する助成は必要と考えております。そうした場合、実際に公共交通機関や下宿等を利用された方のみに限定をし、助成をしていくこととなります。その場合、小項目1でお答えしたとおり、通学助成対象者につきまして限定することになりますので、現在の通学距離に応じた助成は継続いたしまして、定期券購入及び下宿等にかかる実費につきましては負担額を定額にするなど、より効果的な制度となるように検討してまいりたいと思います。 続きまして、小項目6であります。もちろん制度を変えていく場合には詳細に検討を行います。スピーディーに実施してまいりたいと、このように思います。今後、早急に財源を含めまして検討してまいりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。
◆10番(片田八重美君) 町長、私は大変うれしい回答をいただきました。ありがとうございます。 これを見ていますと、早急に財源を含め検討してまいりますのでという、もうこの言葉で私はこの質問は終わってもいいのかなと思いますけども、こういう前向きな回答をいただきまして、私もせっかくの機会ですから、質問事項に従ってお尋ねさせていただきたいと思います。 まず、1番の通学とはというところで、これはバス、自転車で通う、また下宿する全ての高校生を対象であるという、これは理解できます。もう一つ質問で言いますと、いろんな生活環境がある中で、今、保護者が送迎しているところが非常に多く見受けられるように思いますが、その方も、送迎も通学対象者に含まれるのでしょうか、お聞きいたします。
○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。
◎まちづくり課長(柳井和彦君) 失礼いたします。片田議員の質問にお答えをさせていただきます。 保護者等によります自動車等によります送迎につきましても助成対象としております。 以上です。
○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。
◆10番(片田八重美君) ありがとうございます。 そうしますと、先ほど令和2年度で通学対象者、助成の申請をされた方が83名で、地区ごとにも示されております。毎年大体80名ぐらいが推移されてるというふうにお答えいただきました。この申請者数に対して、分かればでよろしいんですが、今どれくらい年額お支払いされているのか、お聞きしてみたいと思います。
○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。
◎まちづくり課長(柳井和彦君) 片田議員の質問にお答えをいたします。 令和元年度助成対象額が392万8,000円、令和2年度の実績が397万2,000円と、約400万円で推移をしているところであります。 以上です。
○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。
◆10番(片田八重美君) ありがとうございました。 大体400万円程度ということです。ただ、今回こういった制度の見直しをお願いしているところですから、助成の負担額が多分これよりは多くなるというふうに推察いたしますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 続きまして、③のなぜ距離なのかということを申しました。でも、その中で、町の周辺部から中心部へ、あるは近隣の市町村などへの転出を防ぐといった目的も含まれるといった考えからこういうふうになって、学校からの距離で助成金の額を定めておりますということでありますが、学校からの距離を基準に額を定める、そうした中で自転車通学もあれば入寮の方もいらっしゃれば保護者の送迎の方もいらっしゃるので、決してバス通学だけが通学者ではないというふうに思います。だからこそ、15キロ以上の距離を定めるというのがこの要綱に示されたとおりだと思うんですが、これは私はこの解釈でよろしいのでしょうか。
○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。
◎まちづくり課長(柳井和彦君) 片田議員の質問にお答えをいたします。 今言われたとおりの解釈で結構です。よろしくお願いいたします。
○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。
◆10番(片田八重美君) ありがとうございます。 3番は分かりました。4番、5番についても重複して質問しておる、そして重複して回答をいただいておりますので、その中で、現在の通学距離に応じた助成を継続し、定期券購入及び下宿等にかかる実費については負担額を定額にするなど、より効果的な制度になるよう検討してまいりますとあります。この効果的というのは何をもって示されているのか。知られていることとは思いますが、なかなか難しい問題でもあると思うんですが、前回も言ったかもしれませんが、例えばバス通学の現状を参考までに言いますと、越畑から学校まで大体32キロ、そして1か月の定期代が1万5,500円ぐらい、調べた中で若干の違いがあるかもしれませんが。そして、助成金が5,000円ですから、差引き親御さんの負担は1万500円というような数字に表れております。それから、上齋原、奥津になると、一番遠いのが上齋原ですから、37キロで1か月の定期代が約2万7,000円、それに対しての助成金が5,000円、差引きすると2万2,000円ぐらいっていう数字、それから富になると32キロ、これは共同バスなどが出ております。それから、勝山行きのやませみ号もあったりしますので、若干は違うと思いますが、1か月の定期代が1万8,000円、助成金が5,000円で親御さんの負担が1万3,000円とか、そういったような結構地域格差が気になります。この通学助成、義務教育ではないとは言われても、今回のお答えの中に検討しますというのがありますのでそんなに深くは追求できませんが、これから算定をされるに当たってはこういった地域格差についても町長はどのように思われるのか、お聞きできればと思います。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) これから検討してまいります。十分、鏡野町の地形は存じておりますし、保護者の負担も存じております。そういうことも勘案しながら、効果的な制度になるようにというふうなことでありますので、皆さんが御納得いただけるような制度にしていきたいと、このように思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。
◆10番(片田八重美君) ありがとうございました。 制度見直しも、17年から始まっておりますので考える時期でしょうし、検討されるということで、これ以上の追求はいたしませんけども、もう一つスピーディーな対応っていうところで、この検討してまいりますっていうのは大体いつ頃になるのか、町長の胸のうちがお聞きできれば私は今日帰れるかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 答えにくい質問でありますので、これから検討してまいります。ただ、私が当初から申し上げておるように、スピードを持ってやらないと町民に映らないというふうなことがあります。早急な対応をしていきたいということで御勘弁をいただきたいと思います。
○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。
◆10番(片田八重美君) 町長、ありがとうございます。 私も質問の中に遡って支給をとかというようなことも書いておりますが、よくよく考えると制度上的にも問題がありますので、ぜひとも、ぜひとも見直しを早めていただいて、高校生は3年間の期間です。親御さんの元を離れていってしまいますので、来年度からと言わずに今年度中、途中からでもスピードある対応で私は期待をいたします。将来を担う高校生は本当に大切な鏡野の子供たちだと思っております。こういった住みやすい、暮らしやすい鏡野町を町長と一緒に私も頑張りますので、どうぞ本当によろしくお願いいたします。 以上で私の質問は終わります。よろしくお願いします。
○議長(原章倫君) 以上で10番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 議長の許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 それでは、もう昼が近いので、挨拶なしで大項目です。1、鏡野町の子供たちと子育て世代への応援、支援ということで、中項目、子供たちと子育て世代についてということで、鏡野町の子供たちと子育て世代への町長としての思いを聞かせていただきたいと思います。 私も鏡野町で生まれ育ち、そして鏡野町で最後に鏡野中学校で教師をさせていただきました。鏡野の子供たちの成長あるいはそれを育てている人たちの保護者たちの思いを酌みながら教育を実施してきたわけでありますので、ぜひとも町長へ今の子供たちの子育て世代への思いを語っていただきたいと思います。 2、経済格差と子供の貧困について。 1、新生コロナ禍による経済格差の拡大と子供の貧困の深刻さを今どう捉えておられるか、町長にお聞かせいただきたいと思います。 2、町の子供たちへの経済的支援施策は今どのようなことが行われているかということを教えていただきたいと思います。 3番、給食費の無償化について。 1、コロナ禍で保護者負担の小・中学校給食費を無償化にする考えはないかということを町長にお尋ねします。 大項目2、鏡野町の自然環境の保護について。 中項目①ですけど、この国会で地球温暖化対策推進法の改正が行われました促進区域の設定について。 それでは、小項目、その改正に伴い、再生可能エネルギー導入拡大の地域脱炭素化促進事業についてどう考えておられるか、町長にお聞かせいただきたいと思います。 2、それに伴って、市町村に対する促進区域の設定を促す施策に町としてどう対応されていくかということを町長にお尋ねしたいと思います。 中項目2、自然環境を守る取組について。 1、環境影響評価(環境アセスメント)の手続の簡素化についてどう考えるか、町長にお尋ねします。 2、町の自然環境の保護のため、環境影響評価(環境アセスメント)を独自で条例化する必要はないかということを町長にお尋ねします。 大項目3、町民の個人情報保護について。 中項目1、関連法改正と町個人情報保護条例について。 小項目1、デジタル改革関連法の成立に伴い、法改正と町個人情報保護条例との整合性はどうなってるのか、町長にお尋ねします。 小項目2、町の保有する個人情報(データ)を国へ利活用されていくリスクはないのか、町長にお尋ねします。 3、それに伴う住民サービスの低下の心配はないのか、町長にお尋ねします。 中項目2、国による個人情報集中管理について。 ①情報漏えい、犯罪、事件などに対し、責任はどこにあるのか、町長にお尋ねします。 ②要配慮個人情報(センシティブ情報)の保護はどこが保障するのか、町長にお尋ねしたいと思います。 以上、一般質問とさせていただきまして、これからは質問席に帰らせていただきまして答弁を受けたいと思います。ありがとうございました。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 花房議員の御質問にお答えをいたします。 大項目1であります。鏡野町の子供たちと子育て世代への応援、支援の御質問でありまして、その中で小項目1、鏡野町の子供たちと子育て世代への私、町長としての思いはというふうな御質問であります。私も、子供を育て、今孫と一緒に住んでおります。そういうふうな厳しさあるいは環境につきましても若干耳にし、また手の中でそういうふうな課題に取り組んでいる親の姿も目にしてるというふうなことであります。 それでは、質問にお答えをいたします。 子供たちを取り巻く環境、これは近年大きく変化してまいりました。保護者の多様な働き方に加えまして、子供たちの貧困あるいは児童虐待など様々な視点からの支援が求められておりまして、本町も例外ではないわけであります。そうした中におきまして、第2次総合計画後期基本計画における施策の柱といたしまして、こころあたたかい福祉の里づくりを掲げまして、将来を担う子供たちがたくましく成長する町の実現に向けまして日々取り組んでいるところであります。 御質問の私の思いでありますけれども、先ほど申しましたけども、今も変わらないことが1つあります。子育ては地域で行うもの、関わっていくものと思っております。そのため、第2期鏡野町子ども・子育て支援事業計画を基本といたしまして、保育施設の適正配置、あるいは子供や親子の居場所づくり、また子育てを応援する観点から多様なニーズにお応えをする取組などを行ってまいりたいと考えております。 続きまして、中項目2の小項目1と2は関係がありますので、合わせて答弁といたします。 これまでの子育て世代への支援策といたしましては、国の制度であります児童手当あるいは児童扶養手当の支給に加えまして、満1歳までのおむつの助成、あるいはチャイルドシートの費用助成、あるいはおむつ処理用のごみ袋の支給等を行ってまいりました。さらに、令和2年4月より満18歳までの医療費の保険診療に係る自己負担分の全額助成、あるいは子育て世代の経済的負担の軽減に努めております。また、保育園につきましては、保育料の無償化制度、小・中学生につきましては就学援助制度などによりまして経済的支援を行っているところであります。加えまして、
新型コロナウイルス感染症対応に係る支援策といたしましては、令和2年度に児童手当支給世帯を対象に児童1人当たり1万円、独り親世帯を対象に1世帯5万円の給付金を支給をいたしました。さらに、町独自の取組といたしまして、独り親世帯に対しまして1世帯3万円の給付金を支給しております。また、住民税非課税者及び多子世帯の保護者に対しましては1万円の商品券を配付したところであります。今年度につきましても、独り親及び低所得者の子育て世帯に対しまして児童1人当たり一律5万円の給付金を支給をいたします。 中項目3につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。 続きまして、大項目2、中項目1の小項目1と2は相互に関連しておりますので、一括でお答えをいたします。 地球温暖化対策推進法につきましては、本年5月26日に改正をされました。いまだ国から具体的な事務手続等の情報は入っていない状態であります。そのため、現段階でお答えできる範囲での答弁となりますことを御理解いただきたいと思います。 今回の法律改正は、昨年、菅総理が表明されました2050年のカーボンニュートラル宣言を受けまして、脱炭素化に向けまして再生可能エネルギーの活用を促すためのものと理解をしております。その中におきまして、いまだ町村には策定を義務づけられておりませんけれども、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の内容を拡充しまして、地域の環境保全あるいは課題解決に貢献する再生可能エネルギーを活用いたしました地域脱炭素化促進事業を推進する仕組みの創設、また促進事業に関する事項といたしまして促進区域を設定するとされております。地域脱炭素化促進事業を実施しようとする事業者につきましては、事業計画を作成し、市町村がその計画を審査し、先ほど申し上げました地球温暖化対策実行計画に適合すると認められれば、手続のワンストップ化あるいは環境影響評価法に定める手続の一部の省略の特例を受けることができます。脱炭素化によります地球温暖化防止という地球規模での重要課題対策は、今を生きる私たちが最優先で取り組まなければならないと考えております。各種の再生可能エネルギーの導入に当たりましては様々な問題も見受けられます。しかし、町といたしましては、国、県、周辺自治体等の最新の情報あるいは動向を今後も注視してまいりたいと考えております。 続きまして、中項目2、小項目1でありますけれども、先ほど中項目1の答弁でも触れましたように、地球温暖化対策促進法の改正によりまして、地球脱炭素化促進事業に関する事項といたしまして選定をした区域につきましては、環境アセスメントの手続の一部を省略し、簡素化できるとされております。これにつきましても、まだ国から詳細な情報が届いてない状況であります。しかし、地球温暖化防止策の根幹をなします脱炭素化の達成につきましては、スピード感を持った取組が不可欠であると国が考えているのも理解はできます。今回、国、県からの情報を待ちたいと思いますけれども、スピード感を求めるあまり住民の生活環境が損なわれることがあってはならないと考えております。 続きまして、小項目2でありますけれども、国におきまして環境影響評価が、またその補完といたしまして岡山県環境影響評価等に関する条例がそれぞれ定められております。県に確認いたしましたところ、現時点におきましては今回の地球温暖化対策推進法の改正による環境影響評価条例の改正は考えてないということであります。これまでどおり、住民あるいは市町村の意見を述べる場の確保も担保されていると、このように思われますので、町といたしまして独自条例の制定は現状では考えていないというところであります。県下におきましては独自条例を制定している市町村につきましては岡山市のみであります。 続きまして、大項目3、小項目1であります。町の個人情報保護条例につきましては、平成18年の制定後、平成27年、28年、29年の3回条例改正を行っております。現在までの個人情報の保護に関する法律とは整合しております。今回の新たな法改正によりまして、個人情報保護制度につきましては国、地方自治体、民間で共通化されることとなるために、この後再度の条例改正を行う必要があると思われます。 続きまして、小項目2であります。今回の法改正に当たりまして、国会で数多くの附帯決議がなされておりまして、複数の地方自治体あるいは議会等からも多くの意見が出ているようであります。その内容の多くは、議員御指摘のリスクに関するものと捉えております。国からはいまだ今回の法改正による個人情報保護規定に関するガイドライン等は届いておりません。この後も慎重に対応していくものと考えております。 小項目3でありますけれども、先ほど申し上げましたように、いまだ詳細につきましての情報はないわけでありますけれども、基本的には町民へのサービス向上を目的とした法改正であると判断をいたしております。 続きまして、大項目3、小項目1であります。一般的には情報漏えいの場合は漏えいした機関及び個人に責任がございます。犯罪、事件の場合は犯罪、事件を起こした者に責任があると捉えております。 続きまして、小項目2であります。先ほどから申し上げているとおり、現状では改正法の詳細に関するガイドライン等が示されておりませんので、現在分かっていることを基にお答えをいたします。 今回の法改正によりまして、個人情報保護についてのルールが官民共通化され、また適正な取扱いがなされているかを監視、監督するのも国の機関ということであります。このことから、要配慮個人情報につきましても、その保護につきましては該当する個人情報を所持する機関及び個人が、また保障につきましては国が行うべきであろうと考えております。 後の答弁につきましては教育長がさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原章倫君) ここで13時まで休憩といたします。 午後0時3分 休憩 午後1時0分 再開
○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 ここで冒頭御報告いたします。 14番長石幸男君から早退届が出されております。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 答弁を求めます。 武本教育長。
◎教育長(武本吉正君) 失礼いたします。大項目1、中項目3、給食費の無償化について花房議員の御質問にお答えいたします。 町長へのお尋ねではありますが、教育委員会関連の御質問となりますので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 現在、本町では給食費として1食当たり小学校は280円、中学校は310円を皆様に御負担いただいております。また、経済的な理由により給食費の支払いが困難な家庭については、就学援助制度などにより負担の軽減を図っているところであります。鏡野町学校給食共同調理場は、年間で約6,000万円になる給食費を食材費の財源として運営しております。仮に給食費の無償化を行った場合、全て一般財源で負担することになります。町としましては、可能な御家庭には御負担をいただき、確保できた財源で支援員や講師の充実を図っていくことが鏡野町の子供たちと子育て世代への真の応援につながると、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 昼前で皆さんお昼御飯を食べるんで急いで質問してしまいまして、残った20分間やっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 大項目1の中項目1の①であります。町長の思いでありますけども、どうも聞いて、大変失礼なんですけど、本当に鏡野町で頑張ってる子供たち、あるいはそれを育てる若い人たちに対する町長のメッセージ、決意がもう少し聞きたいので、答弁をお願いします。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) もう少し聞きたいのでというふうなことであります。言えば切りがありません。これぐらいで抑えておきます。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) それでは、大項目1の中項目3、給食費無償についてというとこでありますけども、これについて全国的にかなり増えてきてると思います。特にこのコロナ禍において、大阪市では2020年に無償化に進めております。それから、今年も2021年も大阪市は無償化してる、あるいは全国屈指の子育て施策で知られる兵庫県の明石市も給食費の無償化をしてる、あるいは少数ですけども、いろんな鏡野町と同じぐらいの人口あるいは範囲の市町村でも無償化を進めておられます。答弁は教育長がされたんですけども、財政に関わることでありますので、本当に給食費の無償化に向けて考えていただきたいんでありますけども、町長に答弁をお願いします。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 再質問であります。 給食費の捉え方の差があると、このように思っております。鏡野町では、より教員の充実とか様々なところに気配り、あるいはそういうふうな拡充によりまして、子供たちの教育環境をよりいいものに仕上げております。そういうふうなところで、学校給食費の課題だけで申し上げますとまさにそういうふうな課題になるのかも分かりませんけれども、片方で子育てあるいは子供たちの育つ環境にとりまして給食費だけの問題だけで片づけるというのはいかがなものかと、このように思うわけであります。鏡野町ではチャイルドシートあるいは紙おむつ、そういうふうなきめ細やかなところで工夫をいたしております。トータルでいいますとかなりの町費を投入しながら、子供たちの環境をよりいい環境にしていただくための様々な工夫をしております。それは給食費の無償化というふうなところが世の流れであれば、そういうふうなところにつきましてはそういうふうな無償化を考えていかなければいけないと、このように思いますけれども、片方では、じゃあそこの財源をどうするのかというふうなところになれば、今、教育長が申し上げましたように、一般財源から持ち出すというふうなことであります。どこを削るのかというふうなところになれば、どこかを削らなければそれができないというふうなことで、様々な観点から捉えてこういう判断を今現在のところしているわけであります。そういうふうなところで議員申されたようなところを含み取って、はい、そうしますというわけにはなかなかいかないわけであります。御理解いただきたいと思います。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 大阪市の場合ですけども、財源の問題ですけども、財政調整基金を使って臨時的に去年と今年と給食費を無償にしているわけでありますけども、財政調整基金を崩すということは、これは考えられないでしょうか、町長お願いします。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 財政調整基金の意味、これは財源に不足が生じたときにこれをもって補うというふうなことでありますし、今、鏡野町はいろいろな分野でそういうふうな財源が足りないというふうなことではなくて、トータルに様々な点で財政調整基金を使途しております。皆さん方の要望もありまして様々な形でハード事業もしておりますので、財政調整基金でというふうな大阪市のやり方は鏡野町は取れないと、このように思っております。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 教育は全ての子供たちが家庭の事情や環境に左右されなく等しく受けられなければならないと思います。教育費は全て無償であるべきと考えますけども、今のところ財源的に非常に厳しいということでありますけども、どこかに胸に置いていただきまして、みんなが等しく平等に生活できる学校をつくっていくように、町長、考えていただきたいと思います。 では、次のほうに入ります。今3の小項目が終わりまして、大項目の2の中項目1の②であります。まだ詳細は届いてないということなんですけども、こちらの調べてることによりますと、促進区域、地域を設定する施策を打ち出してくると思います。鏡野町もその促進区域、地域の設定をどうするのかという質問に対して答弁があったわけですけども、もしそういう施策をする考えがあるかないか、町長にお伺いします。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 具体的にそのものが届いておれば、そういうふうな考えは則していかなければいけないと、このように思いますけれども、議員の皆様方にそれを提示するというふうなことには今はなってないというふうなことであります。これからどうするのかということになれば、届いた時点で判断をし、また皆さん方にお知らせをするというふうなことになろうかと、このように思います。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) ②の1の2は終わります。 次へ行って、中項目2の1であります。環境影響評価の手続を簡素化できるというようになっております。今、促進区域についてはまだはっきりしたことは言えないというわけでありますけども、環境影響評価(環境アセスメント)の手続を簡素化するということは、環境アセスメントをどう考えても緩めてくるんじゃないかなと考えざるを得ません。再生可能エネルギー導入を自治体に促してくるこの施策でありますので、鏡野町にも再生可能エネルギーの導入の地域をつくらせて、そこにはっきり言えばここだったら太陽光発電だと思います。太陽光発電を鏡野町につくらせる、それが再生エネルギーをつくるのにはこれはいいんでありますけども、これによって環境が、あるいは生態系が、あるいは自然が保護されなくなった場合が考えられるかもしれません。そのためには、逆に環境影響評価を簡素化するかということについて、もう一度、町長、どう考えておられますか。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 再生可能エネルギーについての御質問であります。 それぞれゼロ炭素社会というのは世界の問題でありますし、そしてまたSDGsにも捉えられております。しかし、今、議員申されたように、ソーラーパネルによります太陽光発電につきましての一定の考えを議員申されたとおりであります。様々な捉え方があろうかと、このように思いますけども、それに代わるというふうなことになれば、様々に鏡野町も対応を考えておりまして、食品残渣の再利用とか様々なことを考えて施策としても議論した過程があります。また、木材の再利用につきましても今着々とそのことを進めておりますし、そしてまた食品の残渣につきましては、片方では学校調理場の残渣につきましては今予算化をしているというふうなところでありますけれども、家庭から出る食品残渣につきましても生ごみの処理費用が高くついてるというふうなことが現実数字として出ております。これらを抑えていくというふうなことが今後の取組になろうかと、このように思いますけれども、先ほど申し上げましたように、中学校の残渣の課題がいい方向で進んでいくならば、各家庭の生ごみにつきましてもそういうふうなものを取り入れていこうと、このように思っております。1点だけ捉えて再生可能エネルギーの導入というふうなことにつきましては収まらないと、このように思いますけれども、しかし無駄なものを廃して必要なものだけ取り入れていく、あるいはペットボトル1つにしても水筒の持参とか様々に皆さんが取り組まれてる、その小さいこと1つが大きい目で見れば課題の一つとして皆さんが参加をしていただいているというふうなことになろうかと、このように思います。私の私見を申し上げました。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 中項目2の1は終わります。 続いて、中項目2の小項目2です。前にも出ましたけど、環境アセスメントの必要性なんですけども、町長は今いろいろと再生エネルギーについて語られましたけども、私が危惧していることは、前出ました地域脱炭素化促進事業というのは太陽光や風力などの再生エネルギー導入を地域活性化につなげる事業としてやっていくということが書かれております。地域活性化につなげるこの事業、鏡野町の地域活性のためには事業を恐らく受け入れられて、そしてその中で鏡野町が事業の対象とする促進区域、地域を設けていくと思います。ここまでは再生可能エネルギー、いわゆる脱炭素施策としてこれはいいことだと思いますけど、その中で、何回も言いましたように、再生エネルギーの導入に伴って鏡野町のすばらしい、美しい景観と、そしていろんな動植物が続いている生態、あるいは騒音などのトラブルが起こる可能性は非常に多いわけであります。ほかの自治体でもこのために条例をつくって導入に制限をかけているところもあるわけであります。岡山県が環境アセスメントの条例を2年前につくっていました。それも物すごい時間をかけてこれができたわけでありますけども、これから逆に今、御存じのとおり、法律ができてしまいました。そして、促進事業が進められてございます。そして、促進地域が生まれてくる。ここをつくるにおいて、ぜひとも環境影響評価(環境アセスメント)を町で条例化し、チェックをするという考えに至らないか、町長にお伺いします。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 先ほど午前中の答弁でも申し上げましたように、27市町村の中で岡山市が独自条例を制定しているというふうなことであります。議員もおっしゃられたような個別のことを漏らさぬように聞いておりますと、独自のアセスをして個別に制約をかけたほうがいいんじゃないかというふうな御質問ではないかと思います。これにはそれぞれ企業が関わっておりますけれども、その企業の事業を町が規制するというふうなことにはなり得ないというところがあります。もう一度加えて申し上げれば、森林の伐採等によりまして、あとはソーラーパネルを皆さん方の目に映らないところでかなり県南あるいは近くのほうでも整備しているところがあります。そういうふうなことで、それによる第2の被害が下流に及んでいる、あるいは20年後の廃棄をどうするのかというところも明らかではないというふうなことも聞き及んでおります。しかし、先ほども言いましたように、行政の考えだけでそれを制約するというふうなことにはならないわけでありますけれども、進んでこれを実施するというふうなことには私はならないのではないかと、このように思っております。鏡野町では水力発電というのが非常に盛んでありまして、中国地方では一番の供給量をつくっているわけであります。全町民の100%以上の供給量を水力発電だけでつくっているというふうなことで、持続可能な町というふうなところでは岡山県では2町がそれに指定されております。そのうちの一つが鏡野町であります。よりいい鏡野町を次の世代に引き継ぐためには、今言われる脱炭素化促進事業に関する事項につきましては注視をして見てみたいと、このように思いますし、その策定に当たりましては近隣の市町村の内容をしっかり吟味して策定をしなければいけないと、このように思っております。 以上であります。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 町長、よく分かりますけども、問題は、事業に反対してるわけじゃないんです。事業をやる前に鏡野町の景観や環境や自然や生態系がどのぐらいそれによって崩されるのか、あるいは評価がどこに出るのかということを調べるようにしなければ、鏡野町の自然、景観が守れないんじゃないかという考えを私は持ってるわけです。鏡野町の自然、景観、環境を守ることは町長の責任じゃないですか。町民の委託を受けて、いつも言ってるじゃないですか、この美しい湖、美しい自然、美しい山、川、これを守るのは、僕は事業は反対してません、ただ環境アセスメントをやることによって保障してくださいということを言ってるわけです。そのために自治体では条例ができるわけでありますので、その点について町長、どうお考えですか、お答えください。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 私は生まれてずっと、議員も知っておるとおり、中谷の山奥におります。そういうところでは、議員よりもよくそのところは踏まえていると、このように思います。これ以上の答弁はありません。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 農道を走っていて津山へ入ったとこの左側にどんどんと山を崩して事業が行われているわけです。そのようなところを見ると非常につらい。つらいというか、津山市といえども、それでもここに本当に太陽光か何かができて、土砂崩れが起きたらどんどん土が流れたり、町長も言われたように、20年たったらもう保障がないわけでありますので、だから20年たった後にこれが廃棄物になってしまうんかなというようなことであります。ぜひとも鏡野町がそのようにならないように、町長、責任を持って鏡野町の自然を、環境を、景観を守っていただきたいと思います。質問じゃなくて意見でお願いします。 以上で続いて③の町民個人情報保護について①についてお伺いします。 今、鏡野町には個人情報保護条例があります。今回デジタル改革関連法成立によって改正が行われた中に、地方公共団体情報システムの標準化法というものがあります。国が定めた表に基づきIT企業がつくったシステムをそのまま使わざるを得なくなり、地方自治が形骸化するんじゃないかという心配があります。まだその詳細については来てないと言われておりますけども、各自治体が国よりも先駆けて早めにつくった、そして実行している個人情報保護条例、これを国が一元化しようとしております。国が一元化すると、せっかくの鏡野町の個人の保護条例が崩されるという危険があるから整合性を聞いたわけですけども、町長はどうお考えですか。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 具体的な意図が、今の質問では量りかねます。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 個人情報保護条例というのが各地ありまして、その個人的、町が集めたデータを国に今度は渡すというようになってくると思うんです。そのときに、例えば町でつくった個人情報保護条例の内容と国の内容とでは明らかに国のほうが大きなエリアでやりますので、だからそこら辺のところが鏡野町の保護条例のほうがすばらしいのに、国に知られたらいろんなリスクが起こるんじゃないかなという質問です。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) デジタル化あるいはIT事業あるいは個人情報保護、そういうふうなものにつきましては将来から今の鏡野町の条例を見てみないと分からないわけでありますけれども、当然子供たちの住む世界というのはGIGAスクールとかそういうふうなIT事業の真っただ中にいて成長していくわけであります。その段階段階におきまして議論は交わされてくると思います。議員申されたように、そういうふうな懸念は確かにないというふうなことは言い切れないと思いますけれども、少なからずそういうふうな問題点が出てきたときに対応するべきではないかなと、このように思いますし、先ほども言いましたように、他町村の動きもよく見定めていきたいと、このように思います。私も国のほうに出ているものですから、その内容は全国町村会のほうで議論されてくると思いますけれども、今具体的にこれを示して国がどうするというふうなことは私は聞き及んでないわけであります。将来的には危ないではないかというふうなことにつきましては答弁するというふうな段階ではないと思います。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 今、大項目3の1の1の辺りが終わりました。 続いて、中項目の2の1に行かせていただきたいと思います。 個人情報は非常に皆さん大切にされてるわけですけれども、それが漏えいするという事件は多々あるわけです。今回この法律改正によって大ざっぱに60ぐらいの法律を一挙にまとめてくくり提案されてるわけで、その中にたくさんの矛盾点が起こってるわけですけど、特に例えば今マイナンバーカードをつくるということを総務省が一生懸命やっておられますけども、まだ恐らく全国で40%から50%しかつくってないと思います。鏡野町は一生懸命に行政の方が働きかけて増えとるかもしれませんけど、なぜマイナンバーカードをつくらないかというと、これは個人情報を渡すと危ないんじゃないか、信用がまだできないという人たちがたくさんおるわけですよ。だから、町がせっかく今持っている個人情報をこの法律によって国に渡すわけですから、国がそれを今度は恐らく民間のIT企業の中のシステムの中に食い込んでいって管理しようとしてるわけであります。ですから、情報が漏えいしたり、犯罪になったり事件になったときに、今日の質問では町長は責任は国にあると言いました。しかし、町民の個人情報は町長が責任持って守るべきじゃないかと思います。どうか町長、鏡野町の町民の個人情報は、これは自分がしっかりと守るんだという決意をいただきたいんですけども。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 鏡野町自らそういうふうな漏えいに手をかすような、そういうふうな制度をするという考えは無論ありませんし、守っていくのは町の使命だと、このように思っております。しかし、先ほど申されたように、犯罪を犯す、犯した者に罪があると、このように思います。それから、便利な方には便利なものだと、このように理解しておりますけども、必要でない方には必要でないと、このように思います。そういうふうなところで、鏡野町はそれを指してマイナンバーが必要ないものだというのはいかがなもんかと、このように思います。この制度設計につきましては、先ほども申し上げましたように、いろいろな角度からものを量りまして、制定をする必要があれば制定していきたいと、このように思っております。
○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
◆6番(花房尚君) 時間がなくなりましたので、今の町長の答弁に対して、個人情報が漏えいした事件は2019年で民間で約4,500件、行政機関や独立行政法人で約2,700件が起こっております。
○議長(原章倫君) 花房議員、終了しました。 (6番花房 尚君「時間が来ましたので、ありがとうございました。質問を終わります」と呼ぶ) 次に、一問一答方式により9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) 9番仲西祐一です。 議長のお許しをいただきましたので、本日大きく2件の質問を一問一答方式で質問させていただきます。 早速中に入らせていただきます。このたび、皆様御存じの方もおられると思いますが、先月の22日頃より体調を崩しまして、発熱等があり自宅にて療養中でしたが、PCR検査を受けた結果、陽性と診断され、
新型コロナウイルス感染症で入院し、先週退院をさせていただきました。関係各所には大変御迷惑をおかけしましたことをおわびいたしまして、保健所及び入院させていただいた病院関係者の皆さんに感謝を申し上げます。実際に感染経験者として感じたことがありますので、本日一般質問にて現状をお伺いします。 大項目、新型コロナ感染症について。 中項目、今後の感染者等への取組について。 ①
新型コロナウイルス感染症対策に係る健康相談窓口を設けているのが周知できていないように感じます。現在の鏡野町の取組をお伺いいたします。 ②同居家族がいる状態での自宅療養の場合の鏡野町の支援策をお伺いいたします。 ③感染者のうわさが結構早い段階で回っている場合もあるように感じます。鏡野町の対策等をお伺いします。 ④自発的にPCR検査や抗体検査を実施する場合の補助などの対策をお伺いいたします。 そして、次の質問に行きます。 全国の市町村において課題となっている人口問題や産業の問題などが自治体の課題でもあり、結果が出ている自治体と出ていない自治体の格差は大きくなっていると思います。我が町もはっきり言ってなかなか結果が難しいと思う、その自治体の側に立っていると思います。今後、町民のためにも必ず取り組んで結果を出すことが求められていると思います。関係部署が連携して取り組む必要があると思いますがということで、我が町の見解を伺います。 大項目、今後の我が町の方向性について。 中項目、移住・定住と産業振興について。 ①何度も話題になっていますが、空き家の利活用が今後の移住・定住施策の重要な部分と考えています。今後どのような取組を検討しているのかをお伺いいたします。 ②空き家所有者に対しての相談窓口が確立できていないと思っています。もっと所有者に対して積極的に利活用の提案を行うべきと考えますが、今後どのように考えているでしょうか、お考えをお伺いいたします。 ③コロナ禍で自然体験等の密を避けた体験及びアウトドアが今人気になっています。鏡野町も自然をもっと利用した観光集客をするべきと考えますが、今後の計画をお伺いいたします。 ④岡山県内でもグランピング施設等の開発が各所で始まっています。アウトドアの需要がかなり人気になっている現状があります。鏡野町でも奥津湖畔等を利用してのアウトドア利用やグランピング施設の開発をするべきと考えますが、どのように考えているのか、お考えをお伺いします。 ⑤移住・定住と産業振興は両方がうまくマッチしないと結果が出にくいと考えますが、今後どのようなプランで進めていくつもりなのか、見解をお伺いします。 ⑥全国的にアウトドア需要が増え、高清水トレイルや大手のアウトドアメーカーとの流れで鏡野町もローカルビジネスの起業支援が必要と思うが、今後の見解をお伺いいたします。 ⑦実際の把握している空き家件数と利活用可能な物件数の把握はできているのでしょうか、お伺いいたします。 以上で壇上の質問は終わります。あとは質問席で行わせていただきます。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 仲西議員の御質問にお答えをいたします。 議員、お疲れさまでした。大変皆さん心配しておられました。 小項目1でありますけれども、先ほどの鈴木議員の御質問でもお答えしました、そのとおりでありまして、チラシ、ホームページ、町広報紙でお知らせをしておるところであります。 小項目2であります。町には感染者に関する情報につきましては保健所から電話で感染者の情報が入ります。内容は、県がホームページでも公表しております患者発生状況と変わりはありません。したがいまして、感染者が特定されない状況では町が介入するということもできないわけであります。結果として、町は対応できておらず、保健所が対応していると認識しております。仮に感染者やその家族が支援を求めてきた場合には、必要な支援を確認をいたしまして、個人情報保護に配慮しつつ、保健所の指導の下、支援を行うこととしております。 次の小項目3でありますけれども、学校、事業所等の場合は特定されないように広い範囲でPCR検査を実施するなどの対策を取っております。また、感染者やその御家族等に対する誹謗中傷をやめまして、人権侵害にならないように気をつけてくださるよう、告知放送あるいは安全・安心かがみの情報メールで啓発してるところであります。 小項目4のPCR検査あるいは抗体検査の補助についてであります。現在、町での補助は行っておりませんが、感染が疑われ、医師の判断によりましてPCR検査を行った場合には保険適用となりまして、また陽性と確認されますと県の補助となり、自己負担はなくなります。PCR検査はできるだけ医師または保健所の指示の下で実施されることが望ましいと、このように考えております。 次に、大項目、今後の我が町の方向性についての御質問であります。 中項目といたしまして、移住・定住と産業振興についての小項目の御質問であります。現在考えている空き家活用法といたしまして、空き家バンクに登録されております物件を町が買い上げる、もしくは借り上げた上で、その物件を町がリフォームを行いまして、その上で売り出す、あるいは貸し出すということを実施していきたいと考えております。また、町ホームページの観光&移住総合サイトによります移住希望者等への空き家情報をよりアクセスしやすく、興味を持っていただけるように充実したものにしていきたいと考えています。 続きまして、小項目2であります。活用できる空き家の相談窓口といたしましては、移住・定住総合相談窓口とまちづくり課が協議をして対応している状況であります。その上で、先ほど小項目1で申し上げましたことを実施していく中におきまして、各空き家所有者に対しましては今以上に空き家活用についての積極的な募集提案を行っていきたいと考えております。その場合の主たる対応窓口につきましては、まちづくり課において行うこととしております。 続きまして、小項目3の御質問であります。御指摘のとおり、このコロナ禍の中、アウトドア施設の人気は新しい生活様式に対応していることによりまして目をみはるものがございます。岡山県の緊急事態宣言以前は町内のアウトドア施設につきましても多くのお客様に御利用いただいている状況でありました。昨年、ジャパンエコトラックに今まで培ってきた10のアクティビティー体験ルートの登録を行いました。今後につきましては、100万人を超えているモンベル会員を中心に周知、集客を行ってまいりたいと考えております。また、現在は中止しておりますけれども、健康の町かがみのプロモーション本部によりまして、自然を中心としたアクティビティー、あるいは里山体験等のツアーの企画を中心に、積極的に集客を行ってまいります。 続きまして、小項目4の御質問であります。グランピングにつきましては、コロナ禍でのアウトドア人気を踏まえまして、従来のキャンプを超えた話題性のある余暇の過ごし方の一つといたしましてメディア等でも取り上げられる機会も多く、皆様方から注目をされ、また我々も注目している手法でございます。町内でも、恩原高原のコテージはその先駆けとして静かな人気を博している施設であります。今後におきまして、奥津湖畔につきましても、この6月会議補正予算で説明いたしました町北部の地域の観光振興ビジョンの策定をモンベルと進めていく中で検討していくこととなります。グランピング等の新たな施設につきましては、現施設の再編整備計画を踏まえて十分な検討を重ねていきたいと、判断したいと思います。 続きまして、小項目5の質問であります。産業振興に限らず、移住・定住との連携は非常に重要だと思っております。我々にとりましても産業振興あるいは産業基盤の強化が移住・定住者の雇用確保につながっていくものと認識しております。今後、商工会あるいは森林組合、観光関連団体あるいは各種事業体等と情報交換あるいは連携を取りながら、関係各課との情報共有を行いまして、移住・定住につなげていきたいと、このように考えております。 なお、この6月会議補正予算で計上させていただきましたが、林業就業者支援事業につきましてはまさに産業振興と移住・定住を見据えた支援策でありまして、モデルケースとしてもしっかり関係機関と連携を取り進めていきたいと、このように思っております。 続きまして、小項目6であります。町内での新規創業者に対しまして独自の起業支援制度がありまして、ローカルビジネスに限らず、広い業種での起業の促進を推進しております。当面の間、現支援制度の周知、広報を図り、事業の推進をしてまいりたいと、このように思っております。 最後に、小項目7であります。平成30年12月から平成31年1月の間に町内の空き家等実態調査を実施した結果であります。空き家と判定された件数は857件でありました。そのうち、利活用可能と判断できる空き家は、ランクAの目立った損傷は認められない51件と、ランクBの危険な損傷は認められない287件の合計338件であると考えております。現在はこうしたデータを基に再度詳細な調査を進めていきまして、空き家活用の推進に努めているところであります。しかし、空き家を所有する方の中には、今はまだ空き家を手放したくないなどと考えておられる方もあります。幾ら空き家でありましても利活用可能な空き家とならないことから、このような方々に向けましていかに利活用していただけるかを考えていくことが大きな課題であると、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) ありがとうございました。 それでは、再質問をさせていただきます。 今のコロナの関連のお話ですが、私も実際感染して一番思ったことは、どこに相談していいか正直分からないというのが現状でした。それは当然、窓口を設けているのは分かるんですけども、そのことを知っている町民の方がもし何か感染してるかもしれないとか、もしかしてと思ったときに相談しやすい場所っていうのが、議員である私も認識が薄かったということなんですね、実際。ですから、町民の方々でそういうような方がもしおられた場合、だからもっとワクチンの予約券とかにも当然配付はしているというお答えはいただいたんですけども、もっともっとそういったことを、物すごい不安になるんです、どうしたらええんかなっていう、うわさにもなるかもしれないとかそういったことが実際になった者として考えたときに本当にすごい不安を感じるんですね。そういったことが気軽に聞ける、ほんでまた自分の将来、家族のことであるとか、そういったことが取りあえず一瞬不安になるので、そういったことを気楽に電話して聞けますよっていうのをもっともっと広い意味で受け付けるような場所をもっと町民の方に、今でもPRはされていると思うんですけども、もっともっと分かりやすくアナウンスをもっともっとしてほしいというのが私が感じた部分であります。今後もっともっとそういった部分で町民の方がみんな知ってると、もしそういう可能性があったときに分からないけど聞ける場所っていうのが必要だと思いますので、ぜひそういったものを今以上に周知していただきたいと思いますが、その見解をお伺いいたします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 仲西議員さんの質問にお答えいたします。 仲西議員さん、実体験をされたということで、こちらのほうも相談窓口につきましていろいろ町のホームページとかももう一回確認をしてみました。そうしましたら、かなり見にくい場所にありまして分かりづらいっていうのがありましたので、こちらのほうはホームページを直して分かりやすいように変えさせていただきたいと思います。 それから、町の広報についてなんですけれども、こちらのほうは毎号1ページを取りまして新型コロナウイルス関連の記事を載させていただいております。その中で、一番下段に相談窓口についてのお問合せ先っていうことで挙げております。6月号につきましては載せておりませんけれども、ほかの号につきましてはなるべく載せるようにしております。ですので、広く皆様に目につくようなことでこれからもしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) ありがとうございます。そういった部分を御理解をいただいて、アナウンスをしっかりとしていただいて、不安に思われた方が気楽に問合せができると、そういったことも個人情報もしっかり守りますと、そういったことも含めてそういった窓口があるよということを町民の方にお知らせいただけたら大変ありがたいのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 そして、保健所から感染者情報として鏡野町に連絡がある内容は、公表している年齢、職業、性別だけだというようなことをお伺いしております。ですから、感染者の疑いがある場合とか、自ら問合せをしないと行政側では町内の人が誰が感染したという情報は把握はどこの誰まで特定はできないということで、私もそれも初めて分かりました。ですので、そういったことが実際それは間違いないんかというのを1つ確認としてお伺いしたいと思います。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 保健所から連絡があるうち、1点だけ、職業についてはアバウトにです。具体的には分からないところを情報が入ります。ですから、特定はなかなかできないというところであります。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) そういった部分も町民の皆さん本当に理解はされてないと思いますので、そういった部分で、要するに自分からおかしいと思うとか感染したということを聞いていいのかどうなのか、言っていいのか、問合せをしていいのかどうなのかということさえもよく分からないというのが現状だと思いますので、そういった部分をしっかりと理解した上で、そういった部分の窓口というのをできればつくっていただいて、それに対してできる情報は案内をする、紹介する場所は紹介するというようなことをしていただけたらというふうに思います。 それで、現在まで感染者の問合せが何件あったか、それらの問合せがどのようなものがあったかというのがもし分かれば教えていただきたいのですが、ございますでしょうか。
○議長(原章倫君) 特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 今まで相談件数につきましては集計はしておりません。ただし、感染に関するお問合せにつきましては、今まで町のほうにあったのは3件ありました。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) そういった件数からしても少ないと思いますので、そういったものをしっかりと今後もっともっと広く周知をしていただけたらと思います。 次の質問に行きます。 ②の分ですが、実際困った部分で、自宅療養の場合、外出ができないので、買物等がすぐ問題になりました。そういったことの支援策は現在あるのか、お伺いをいたします。
○議長(原章倫君) 特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 失礼いたします。先ほどの町長の答弁にもございましたとおり、個人が特定されないということになりますと、本人さんからの申出がない限りはこちらも全然分かりませんので、動くことができません。ただし、保健所と感染者の方と当然情報交換はされると思います。その中で、保健所で対応できない部分につきましては、町のほうに支援を求めてくるということは考えられます。ですので、そういった場合には町としては対応していきたいと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) そうですね。確かにそういった部分で、だから実際そういったことをどこに言っていいのか本当に分からないというのが現状だと思うんですね。ですから、そういったもしそういうことで困っている人がいるんであれば、そういった感染者に対して冊子を用意するであるとか、こういった支援策としてちゃんと名乗り出て支援を求めれば支援策としては町としてできる部分はこういうのがありますよというようなことも今後ぜひ検討していただいて、そういったときの困ったを解決できる鏡野町というようなことも考えていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(原章倫君) 特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 仲西議員さんのおっしゃるように、これから感染者も出てくるかと思いますので、そういった方々が不安に思われないようにこれから対策を取っていきたいと思いますので、また仲西議員さんのほうにも相談に乗っていただきたいと思います。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) ありがとうございます。 そういったことも、私も経験者としてこれが不幸中の幸いといいますか、そういったことも考えていけたらなと思いますので、ぜひ相談をさせていただけたらと思います。 それでは、③の次の質問に行かせていただきます。 うわさが結構早いのに回ってるというようなことがありまして、私も心配したのは感染したことよりも風評被害といいますか、皆さんにどのように思われるかってすごい不安に思ったんですね。私もこういう立場だから、当然こういったことも逆にこうやって発言をしていって、そういった感染した方々の少しでもそういった力になれたらなと思う気持ちでやってるんですけど、なかなかそう思えないというか、不安で仕方がない方って多分かなりいるんじゃないかなと思います。ですので、そういったことを、当然誰が感染したのかというのは日本中みんなそれが関心事であったりというのであります。初期の頃はいろいろな地域で引っ越さないといけなくなったとか、嫌がらせを受けた人とか、そういったことは全国的にも聞いています。もし自分が感染をしたらと皆さん考えてみてください。本当に不安な日々を過ごすことになります。私もそういったことがあるのかなという不安はありました。そして、多くの電話、知人等に連絡が入ったり、感染したのかと、何かうわさで聞いたんじゃけどということがあったのが事実です。誰でも感染する可能性があるということを認識してほしいと思いますし、町民の方が感染した場合のうわさ等の対策は現在どのように取り組んでおられるのか、お伺いいたします。
○議長(原章倫君) 特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 町民の方への周知といたしましては、町内に感染者が発生した場合、その日に町長メッセージを流させていただいております。その中で、人権侵害とか差別とかそういうものについても触れさせていただいております。同時に、安全・安心かがみの情報メールも同じように発信させていただいておりますので、そちらのほうで啓発を行っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) 何もしてないということを言ってるわけではありません。いろんなことを取組をしていただいてることもよく分かっております。ただしかし、なかなか実際誰がなるか分からないし、自分もまさかなるとは思ってもいませんでした。ですから、そういう日がある日突然やってくるわけなんです。だから、そういった部分が何か興味を持った時点で町のホームページであるとか、それも一番最初の辺にそういう部分でぱっと気がついたときにそこへいけるであるとか、そういった見やすく、困ったときに目につきやすいというような部分で、そういった分かりやすい情報発信というのをぜひ今後していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。今後もまたそういったことで検討していただけたらと思います。 次に行かせてもらいます。
○議長(原章倫君) すいません、仲西議員。ここでちょっと休憩を取りたいと思います。 (9番仲西祐一君「分かりました」と呼ぶ) 2時10分まで休憩といたします。 午後2時1分 休憩 午後2時10分 再開
○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) それでは、コロナ関連の最後の質問の部分に行かせていただきたいと思います。 自発的にPCR検査や抗体検査を実施する場合の補助などはということだったのですが、感染してるのかなとかというようなことで調べたい、言うとしたら、人に会うと、そういったことで、生活してる中で人に会わないっていう、基本的には不必要な会合というかそういうなものは避けるべきではあるんですけども、どうしても会わなきゃいけないっていうような場合っていうのは皆さん誰でもあると思います。そういった場合にPCR検査を受けておきたいとかその確認、要するに怖いのは、自分が感染するのも恐ろしいことなんですけども、人にうつすっていうことですね。そういったこともかなり考えることだと思います。だから、未然にそういったことで人に会う前にチェックしたいとか確認したいと、そういった部分も絶対出てくると思います。 ですので、それに対しての補助は、鏡野町として、そういったことも考えたら、感染拡大を防ぐ意味でも必要ではないかと考えます。そういった部分、今後の可能性として検討するというようなことはお考えの中にあるでしょうか、ないでしょうか、お伺いしたいと思います。
○議長(原章倫君)
保健福祉課特命参事石原君。
◎
保健福祉課特命参事(石原靖之君) 質問にお答えいたします。 PCR検査なんですけれども、近隣の市町村が補助金を出すというところもあります。町のほうで一応協議をしましたところ、医療機関の方の意見も聞きながら進めていきましたけれども、検査をするタイミングが違うと陽性であっても陰性で出てしまうというふうなこともあったりしまして、正確でないということになって、逆に感染が拡大する場合もあるということもありますので、町としては個人負担による検査のほうはあまり推進しないということにしました。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) 見解というんがいろいろありますので。私どもの一般的な考えとしては、今の世の中、PCR検査というのが一つの判断基準というふうになっているというふうには皆さん認識しておられると思います。 先ほど答弁の中にあった、必ずしも確定的なものばかりではないというのも、私も、抗体検査ですか、ああいうのも陽性で出る場合と出ない場合もあるというなこともお伺いをしていますので、そこら辺のものっていうのはなかなか判断基準が難しいなという部分もありますが、でも世間一般にPCR検査というのが一つの大きな判断基準となっている以上、そういったことの中での実際の不具合の出た例というのがどの程度あるのか、そういった部分もきちっと判断をしていただいた上で、そういったことも一つ必要なことではないかなと思いますので、どうするか、今の時点ではないということで構いませんが、ぜひ今後もそういったことも検討の一つの材料としていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、コロナの件は終了いたしまして、次の質問に行かせていただきたいと思います。 大項目、今後の我が町の方向性について、中項目、移住・定住と産業振興についてということで、①今後どのようなことを検討しているのかということで、町が買い上げてリフォームとか、売り出す、貸し出すというなことを町長から御答弁いただきました。 それは私も大変賛成でございます。そういった取組をまず町としてやっていただいて、例えば協力隊に住んでいただいたりとか、そういった促進を協力隊の方にもしていただくと、そういったことも当然必要なことだというふうに思います。でも、どのように判断してどういった形でどういった物件を、そしてどのような改修をするのかっていうようなことが、専門性というか、そういったことも必要になってくるのではないかと思います。 ですので、私もいろんなこういうことに興味がありますので大分調べているんですが、全国的にそういったことを取り組んでいる団体であるとか、そういった部分の指南を受けるというのも一つの方向性ではないかなと思います。そういったことも検討してはどうかと思いますが、どういった御見解か、お伺いいたします。
○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。
◎まちづくり課長(柳井和彦君) 仲西議員さんの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 現在、カガミノミライが空き家調査を実施しております。現在のところ、昨年度からですので、39地区、おおよそ300件の調査を行っているところでありますけれども、現在のところ、カガミノミライさんだけで回っていただいてるということで、なかなか詳細な情報まで入手ができないといったところです。今後はまちづくり課の職員も同行いたしまして、所有者の連絡先、調査等、それから細かな情報を収集してまいりたいと思います。 また、独自に空き家調査を実施する予定の地区もございますことから、このような関係機関、先ほど議員さんの言われました各種団体とも意見を参考にしながら、連携、情報共有を行った上で、所有者と利活用に係る協議を行いながら、空き家の利用希望者へのより多い情報提供ができるようにしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) そういったことであれば、ぜひそういったことを進めていただけたらなというふうに思います。 そして、空き家の調査というような件数を今お伺いしたんですけども、先ほど町長の答弁の中にもありましたように、なかなか利活用としての所有者意識ということですね、自分の引き継いだ家やそんなもんが活用できるっていう認識がない方が多数おられます。実際問題、件数が800件ほどあったと、30年から31年の間に、でもこれが年々、一年一年でどんどんどんどん老朽化が激しくなっているというのが当然現状としてあると思います。 ですので、そういった新しい事例を早くつくって、成功事例として、要するに自分らの負の遺産と思っているような方が逆に考え方を変えれば収益物件にもなり得るというようなことをぜひ検討していただきたいし、そういったことを所有者が気づくっていうことで、じゃあちょっと考えてみようかといったことにつながりますので。 調査も大事なんですが、私が一番考えるのは、相談があれば受けるということではなくて、町として積極的に所有者に対して働きかけていくということが、全国的に成功事例としてはそういった動きをしているところがしっかりとした利活用につながっているという結果が出ていると思います。ですので、そういった部分も含めて、今後、やっていることがもっともっと結果につながっていくようにするには、そういった外部の団体であるとか成功しているような団体の力とか知識を上手に利用していくことが今後つながると思いますので、ぜひともそれを前向きにしていただけたらと思います。 それで、実際に私が感じた、今現在でも感じてるんですが、移住サービスを受けて移住される方もおられますが、自ら住宅を探して移住される方も結構多数おられます。その中で、私も、建設業の関係でそういった方でお話を伺う方が結構おられるんですね。でも、そういった方々は、住宅改修の制度であるとか片づけの制度とかというのを知らない方って結構多いというのを感じてます。そんなんあったん、知らんかったわっていう方もおられるので、先ほどのコロナの関係ともつながりますが、順位が当然あるとは思うんですけど、そういったことが早く分かるように周知をもっともっとしてほしいなと。 ですから、ホームページとしてどういった部分を主力としてアピールしていくのかというようなことも一つ考えていかなきゃいけないのではないかなと思いますが、そういったことをどうお考えでしょうか。
○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。
◎まちづくり課長(柳井和彦君) 仲西議員さんの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 今年度は移住・定住に興味のあります地域おこし協力隊を採用しており、この隊員の方はカガミノミライに委嘱をさせていただいております。委嘱期間中に多くのことを学んでいただきまして、来年度以降におきましてもこのような隊員を採用することにより窓口業務に携わっていくことも、充実した窓口を確立する一つの方法だと考えております。 また、現在は観光移住総合サイトに空き家の情報を提供しておりますけれども、あわせてまちづくり課のホームページに空き家に関します、例えば空き家の検索、購入方法、賃貸方法などを分かりやすく掲載していきたいと考えております。 以上です。よろしくお願いします。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) 分かりました。 そういったことも取り組んでいただいとるということで、協力隊の方もそういった方で、実際ツイッターとかで上げられているのも私も常に確認をさせていただいとって、そういった発信もされているということなので、実際そういった部分もしっかり勉強していけばいろんなことが発信できるのではないかなと思うので、ぜひ前向きに検討していただけたらと思います。 それでは、次の質問に行きたいと思います。 相談窓口が確立できていないというなことが私として思ってる部分でもあります。先ほどいろんな話の中であったんですけども、積極的に利活用の提案をしていくというのが今後必要ではないかなと思います。そういった部分もぜひ前向きに検討していただきたいと思いますが、そういったお考えはいかがでしょうか、見解をお伺いいたします。
○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。
◎まちづくり課長(柳井和彦君) 仲西議員さんの質問にお答えをさせていただきます。 先ほどお答えしたとおりで、窓口業務につきましては、地域おこし協力隊を採用していただいたりというところで充実を図っていきたいと考えておりますけれども、所有者への提案に関します具体的な取組といたしましては、今後、鏡野町として、定住・移住に関します取組内容をホームページに掲載すること、また固定資産税の納税通知書等へ同封するなどして、関係部局と協議をしながら皆様への周知を徹底していきたいと、このように考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) そういった情報を共有して、そういった対応に当たって所有者にアピールしていくということは当然必要だと思いますので、そういったことをしっかり考えていただいて、今後そういったPRをしっかりしていただけたらと思います。 ③、次の質問に行かせていただきます。 アウトドアブームになっていますがということで、今後どうですかということでお話をさせていただきました。 鏡野町も自然がたくさんあると。ほんで、先ほど町長のお話の中にもありましたが、モンベルさんですか、そういった部分と連携していろいろやっていくという部分で私が必要だと思っているのが、そういった部分を生かす場所だと思うんですね。質問が前後するかもしれませんが、グランピングというような話でも、全国的にかなり、私もニュースサイトとかを見てるだけでも、キャンプっていうのが物すごくいろんなところから情報が入っています。ですので、そういった自治体は、早い段階でグランピングであるとかそういった施設の支援であったり開発というのをもう実際取り組んでて、今オープンしてるところが結構あるんですね。 需要が実際あるので、みんなそうやって動いてる。だから、二番煎じ、三番煎じであっても、実際、高清水トレイルであるとか奥津温泉であるとかそういった資源がたくさんうちはあるんですね。だから、来ていただけて体験できる場所がたくさんあれば、実際問題そういった部分で集客できるんじゃないかなと、このように思っています。 今後どうしていくかっていうところが重要になってくると思います。今のコテージという話もありましたが、ニーズが変わってきてるですよ。グランピング施設の運営であるとか、そういった部分を実際見に行かれたほうがいいんじゃないかなと思うんですが。それに対して、そういうのを見て、実際、鏡野ではどんなことができるかというのも早急に考えてしていけば全然対応できると思いますので、そういった部分をぜひ検討していただきたいと思います。 今後、湖畔等を利用してのものというのが私も提案としてあるんですが、実際そういったものを進めていこうかなというな計画とかお考えがどの程度あるのかお伺いさせていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 仲西議員の御質問にお答えします。 6月補正予算のときに若干述べさせていただいたんですけど、上齋原を中心とした北部地域の観光振興のビジョンの策定というものを予算計上させていただいております。そちらにおきまして、今議員おっしゃられたように、施設の再編整備というものもメニューの中に入れておりまして、こういったものをモンベルと一緒に検討させていただきまして、必要性がある、それから財源等が確保できたら検討していきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) ありがとうございます。 そういった部分で進めていこうというようなお話でございますので、ぜひとも前向きにしていただきたいと思います。 追加ですが、いろんなところで施設がオープンしてます。県内でいいますと、真庭市、総社市、瀬戸内市、玉野市、倉敷市、勝央町、和気町と、そういったところが今実際グランピングというものを打ち出して施設を運営したりこれから開いたりというようなことをしているのが現状です。 私も、苫田ダムの管理事務所とも縁がありましてお話をさせていただいたんですが、ダム周辺のことであれば鏡野町とも提案していただけたら協力できることをぜひしたいというようなお話を私も伺っております。そういったものを周辺も含めて大きな流れとして活用していって、アウトドアができる鏡野町というような形でPRしていってはどうかと思いますが、いかがでしょうか、見解をお伺いします。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 再質問にお答えをします。 議員おっしゃられるとおりでございます。鏡野町には自然がたくさんあります。それから、アウトドアの施設もたくさんございます。 2日目のときにも若干述べさせていただいたんですけど、モンベルの会員が先日100万人を超えたということでございます。そういったところを中心に、一緒に周知、それから活用方法は検討できたらというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) ありがとうございます。 それが空き家活用であったり産業の活用というのが一緒に活用できたらすばらしい、いいことになるんじゃないかなと私は思っております。 それで、6番の質問の分になるんですが、ローカルビジネスの起業支援が必要ということで、起業支援をしているというのは答弁の中にあったんですけども、地元のいいものを生かして、普通の一般の企業とは別で、それぞれの産地であるとか地域、そういったものを生かしたローカルビジネスというものが、アウトドアの集客とともに、ちょっとしたカフェであったりとかお店であったり、そういったものを引き込んで誘致するというのに、要するに火をともす部分で行政の力が私は当然必要だと思っています。ですので、そういった部分をするのにしても、ローカルビジネスっていうのが実際どうなのかっていうのを気づいてない人が多数おられるんですね。ですから、そういった部分で一つの体験であるとか、ローカルビジネス、そして起業して地元でお金を稼ぐというようなことも実際できなくはないと私は考えております。 ですので、そういったローカルビジネスとしての起業支援というのが、思ってもないけど実際こんなことがビジネスになるんですよ、今いるモンベルとも組んでそういう流れが来れば実際にそういったものが動き出すということも当然考えられます。ですので、今の鏡野町は自然のものはたくさんあるんです。ただ、それを活用したり生かしたりする場所、そしてそれを楽しむ場所がまだまだ少ないと。こういったものをこれから少しずつつくっていくことで大きな産業と移住・定住といったもののつながりが大きくいくのではないかと考えております。 実際にローカルビジネスの起業支援は私は当然必要だと思うんですが、いかがでしょうか、そういったことを今後していこうと考えはございますでしょうか、見解をお伺いいたします。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 仲西議員の御質問にお答えします。 御指摘のとおり、現在増えつつあるアウトドア需要に対するローカルビジネスの起業については、かなり可能性が高いというふうに思っております。 現在のところ、商工会と連携した事業で創業支援の補助をしております。ローカルビジネスに限らず、ローカルビジネスも増えていったら当然でございますけど、限らず、全ての事業について、商工会とも連携をとりまして、より充実した事業としていきたいというふうに思っております。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) 確かに実際やられてるのはよく分かっております。 それで、商工会ともというお話なんですけども、私は実際、もっと気楽にといったらおかしいですけど、起業家支援ビジネスセミナーというようなものを、鏡野町主催で何件かそういうのを開催をして、もうちょっと気軽にやってみようかというそのスタートの部分ですね。だから、先ほどの話も、相談したいんだと言えば支援策はあるんです。しかし、そういうことに気づいてない、してみたいけどよく分かんないっていうレベルの人たちがそこに踏み込むのは、まだなかなか時間がかかると思います。そういった部分で、自分たちでやればこういうことができるんだよという事例をどんどん、真庭市とかでも結構あると思うんで、隣の事例なんかを例に挙げながら、そういったビジネス起業をすればできるんだというようなことを地元でいろんなことをされている人たちに知っていただくというようなチャンスをぜひつくっていただきたいなと、このように私は考えております。というので、ぜひそういったものを一度、二度開催をしていただいて手応えを感じていただけたらと思うんですが、それに対してのお考えをお伺いいたします。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 今までの創業の相談会についてもですけど、なかなか単独での実施というのは難しかったというところもございます。近隣の市町村等の事例とかも検討しながら、どういった可能性があるかということを考えていきたいというふうに思います。 以上です。
○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
◆9番(仲西祐一君) もう時間がありませんが、最後になりますけども、実際起業支援として、興味のある人は来てくださいも必要なんですが、そういったモンベルとの絡みもあり、こういった形になって流れもできる、そういった部分でこういったビジネスなんかをぜひやってほしいと、こういうな部分も事例としてありますよ、こういった成功事例がありますよというなことで、裾を広くして、そういった部分から持ち上げていくような起業支援というなことを、ぜひ協力隊員も含めてそういった部分で動いていただいて、実際それは協力隊はそういうことをやってますので、実際に、そういった形も含めて取り組んでいただければもっともっと大きなうねりになるのかというふうに期待をしておりますので、ぜひともそういった部分を今後とも前向きに検討していただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(原章倫君) 以上で9番仲西祐一君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 8番牧田俊一です。 ただいま議長のお許しを得ましたので、今回一問一答方式にて質問をいたします。 現在、鏡野町は梅雨時期に入っており、出水期を迎え、より一層、豪雨災害、洪水等の備えが必要な時期となりました。 西日本豪雨から今日まで3年を迎えることとなりますが、現在も当時の災害発生により1人の方がいまだ行方不明となっており、その御家族の方も心を痛めておられます。 西日本豪雨の災害の教訓を基に、今後災害対策の見直しの時期として今回質問をさせていただきます。 大項目は、安全・安心のまちづくりに向けての防災対策の推進について、中項目、小項目は、それぞれ一般質問通告書どおり順によって質問をいたします。 まず、個別計画策定についてですが、災害時に高齢者や障害者の方など要支援者の避難を周囲が支援するために1人ずつの行動を決めていく個別計画を、災害対策基本法などの改正案により名称を個別避難計画に変更しました。個別避難計画の作成のための資料、要支援者名簿の作成は鏡野町としてはできていると思いますが、個別避難計画の作成状況は現在どのようになっているのか、お尋ねをいたします。 2番目に、福祉避難所についてですが、2019年時点で全国に約8,700か所の福祉避難所が指定されております。町内には幾つの福祉避難施設が指定してあり、指定に伴う条件等はどのような要項を伴うのか、お尋ねをいたします。 3番目に、受援計画についてですが、災害時に他の自治体からの応援を効果的に受け入れる受援計画の策定が、東日本大震災で応援職員の受入れをめぐって混乱が起きたのを機に、政府が2012年、災害対策基本法に都道府県と市町村の努力義務として盛り込みました。現在、鏡野町として受援計画の策定状況はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 4番目に、病院の浸水に対する助成制度についてですが、厚生労働省は、災害時の医療提供体制を強化するために、浸水が想定される区域内にある病院の医療設備等を上階に移設したり、病院内への浸水を防止するための止水板の設置のための費用を助成すると聞いております。この制度の助成には鏡野町国民健康保険病院は適用となるのか、お尋ねをいたします。 5番目に、避難勧告から避難指示への移行としまして、令和3年5月20日より、災害時に市町村が発令する災害勧告を廃止し、避難指示に一本化する改正災害対策基本法が成立しました。6月の広報紙3ページにも記載がありますが、町民への周知がしてあります。今回の制度運用により、以前の避難勧告と比較し何がどのように制度変更になったのか、お尋ねをいたします。 6番目に、線状降水帯の情報の発表についてですが、気象庁は、令和3年6月17日に、線状降水帯ができたことを確認した場合に速報する、顕著な大雨に関する気象情報の運用を開始いたします。この制度の運用により、町として取り組むことは何があるのかをお尋ねをいたします。 最後に、防災専従職員の状況についてですが、近年、災害発生が連続しており、防災対策の重要性が一層高まり、町としても災害に対する十分な体制の整備が求められております。その中で、全国の自治体では、防災専従職員の配置及び防災専従職員の確保体制が問題となっているということを聞いております。町としては、防災専従職員の配置及び防災に関しての職員の育成状況はどのように取り組んでいるのかをお尋ねをいたします。 以上、後ほどは質問席で質問いたします。よろしくお願いをいたします。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 8番牧田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります安全・安心のまちづくりに向けた防災対策の推進についての御質問であります。 その中におきまして、個別避難計画についての問いであります。 現在、町では、避難行動要支援者名簿は作成をしております。定期的に更新をしてございます。 個別避難計画は、支援が必要な方への同意、あるいは近隣住民の支援方法、また避難手段等の具体的な計画が必要とされます。対象者あるいは地域住民の理解が大変重要であります。 現在、策定状況は十分でないと認識しておりまして、早期策定に向けまして、本年度より社会福祉協議会と連携して進めていくこととしております。 続きまして、中項目であります福祉避難所であります。 現在、町が指定しております福祉避難所は4施設であります。 指定の条件につきましては、福祉施設であり、介助員が配置される、そして避難者の支援あるいは急変に対応できる体制が確保できる施設としております。 なお、該当施設とは協定の締結を行いまして指定避難所としております。 続きまして、中項目の受援計画についてであります。 現在、町受援計画の明文化はしておりませんけれども、町内で大規模災害が発生した場合、町地域防災計画に定めたとおり、関係自治体との広域応援協定等に基づきまして支援体制を整えるとともに、岡山県受援計画に定めました応援要請を行うこととしております。 また、民間企業等の応援あるいは物資提供の協定を行いまして、必要な措置を講ずることとしております。 今年度、指定の地域防災計画との整合性を図りながら早期に計画を策定したいと、このように考えております。 続きまして、中項目、病院の浸水対策に対する助成についての御質問であります。 厚生労働省の令和2年度第3次補正予算、医療施設浸水対策事業といたしまして予算化されておりますが、補助対象は公立を除く施設となってございます。 鏡野町国民健康保険病院は、補助対象外と残念ながらなっておるところであります。 続きまして、避難勧告から避難指示への移行であります。 5月20日から運用が始まりました新たな避難情報につきまして、一番大きく変わった点であります。避難勧告を廃止し、避難指示に一本化されたところであります。先ほど岡山気象台長も来られまして、その説明を受けたところであります。 以前は、避難勧告で避難するのか、あるいは避難指示が出てから避難するのか、タイミングがなかなか分かりにくい部分がありました。避難指示が発令された場合には全員避難していただくとともに、平時から避難場所の確認あるいは持ち出し品の備えに努めていただきたいと、このように思います。 町民の御家庭におきましても、避難場所の確認をそれぞれの家屋におきましてしていただきたい、このように思っているところであります。 続きまして、中項目の線状降水帯の情報発表についてであります。 線状降水帯という用語は、近年、集中豪雨を引き起こす要因といたしまして頻繁に用いられるようになりました。 令和2年7月に九州地方を中心に大きな被害をもたらした豪雨であります。多数の線状降水帯が発生したことが確認されております。皆さん御存じのように、線状降水帯というのは、1か所だけで起こり続けるというのが線状降水帯の被害の内容であります。住民の皆さんに避難行動を促すキーワードになると注目をされております。 町といたしまして取り組むことといたしましては、まず顕著な大雨に関する気象情報が発表されたときの対応を災害時の職員配備基準に位置づけることであります。本情報が発表された場合には、災害発生のおそれが高い大雨、洪水警報レベル4から5の状況になっておるということが想定されます。特別な警戒態勢を取る必要があると考えております。 本町では、大雨警報あるいは土砂災害警戒情報などが発表される段階ごとに災害対策本部の設置あるいは避難情報の発令といった対応をいつ誰がどのようにするかということを事前に時系列に定めました、風水害に対するタイムラインを作成をしております。その中にも本情報の発表時の対応を追加するなど、本情報を判断材料といたしまして活用、あるいは適切なタイミングでタイムラインが発動できるように改善を図ってまいります。 さらに、県内3水系、高梁川、旭川、吉井川の3水系の流域ごとに国や自治体あるいは企業等の対応を定めました流域治水プロジェクトあるいは水害タイムラインにつきましても、関係機関で協議を重ね、また働きかけ、本情報を今後の運用に反映していくよう取り組んでまいります。 様々な情報が発表されても、住民の皆様の避難行動につながらなければ被害を防ぐことはできません。緊急時の情報が有効に活用されるには、住民の皆様の理解が不可欠であります。避難指示への一本化をはじめ、今回の変更点を住民の皆様に丁寧な説明を行いまして、十分な周知に努めてまいります。 続きまして、中項目であります防災専従職員の状況についての御質問であります。 鏡野町では、防災専従職員はおりません。平成25年度からくらし安全課に危機管理室を整備いたしまして、危機管理監1名及び消防・防災担当者2名を配置しております。地域防災計画によりまして、担当職員には各種セミナー、災害時対応訓練等の研修を受講させております。この後につきましては防災専従職員の配置も検討していきたいと、このように考えます。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。 それでは、中項目、小項目、通告書どおり順によって再質問をさせていただきます。 まず、今回、個別避難計画の策定状況についてなんですが、要支援者名簿は毎年作成しており、定期的に更新しておりますという答弁がありまして、個別避難計画のほうまで策定ができてないと、私のほうはそう思っておりますが、まず個別避難計画の策定ができていない条件ですか、どういった理由でまだ策定できてないのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) それでは、牧田議員の質問のほうへお答えをさせていただきます。 個別避難計画におきましては、本人の方の同意やそれから近隣の方の支援方法、あるいは避難する手段という細かいことが計画の中に盛り込まれなくてはならなくなっております。 最近では、地区でいろいろ話合いをしていただいたり、声かけなどいろいろやっていただいておりますが、本人さんの同意とかという点をまだいただいておりませんので、今後早急に進めていきたいということで、今年度から鏡野町社会福祉協議会のお力をお借りしまして進めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 個別避難計画の策定状況ができていない要因といたしまして、本人の同意がなかなか得られないということだったんですが、この同意を得るために社会福祉協議会の方と連携して取り組んでいくということでよろしいんでしょうか。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。先ほど危機管理監のほうが答えさせていただいたんですけども、今年度から社会福祉協議会のほうへ委託を出すような計画で、この6月議会で介護保険の特別会計のほうで補正予算を計上させていただいております。 社会福祉協議会のほうが支援対象者の事情をよく知っておりますし、
介護支援専門員や福祉活動専門員などの福祉専門員の職員もおりますので、その方々に協力をいただいて進めていきたいということで今回計上させていただいております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、今年度から社会福祉協議会と取り組むということで、早急に取り組んでいただきたいと思うんですが。 個別避難計画が策定できていない理由にほかに何か要因があるようでしたら教えていただきたいんですけど、本人の同意以外に作成がなかなか遅れている理由があれば教えていただきたいと思います。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) そのほかの理由ということですが、一番大きな理由は、本人の方の同意、それからその人その人のケースに応じて誰がどのように避難所まで誘導するかというようなところの一人一人の計画がまだできていないというのが個別避難計画が策定できていない一番大きな原因です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、今、今年取り組んでいただけるということなんですけど、具体的にはこの策定計画が大体いつ頃できるのか、予定なんですけれど教えていただけたらと思います。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 今後のスケジュールにもよりますが、数百名の方々の検討が必要と考えております。ですから、今年度から社会福祉協議会のほうへ委託して、町民の方それから行政それから社協のほうと連携をしながら進めていきますが、まだ数年はかかるんじゃないかと、1年ではできないと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 大変な作成状況になると思うんですが、早めの完成を目指して取り組んでいただきたいと思います。 それと、いろいろ資料を見る中で、今回、個別避難計画の策定に当たりまして、現在の防災大臣、小此木防災大臣が、策定費用に当たりましては、要支援者1人当たり7,000円の策定費用を支援するという話を聞いておりますが、実際どういうことになっておるのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) そこら辺の詳細についてまだ把握しておりませんので、また後ほど報告をさせていただきたいと思います。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、後ほどで構いませんので、また教えていただけたらと思うんですが。 最後に、他の自治体では、個別計画の策定に当たりましては、コーディネーター、民生委員の方も協力をしていただいて作成しているという事例があるそうなんですが、民生委員さんの協力はどのように今考えておられるのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 今の民生委員さんの協力というのがありますが、基本的に今回は社会福祉協議会、専門医、ケアマネジャーのほうを中心に進めていきたいと思いますが、その中で地域の方々にも協力をいただかないといけないということはありますので、民生委員さんも含めて協力をいただいて進めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら最後に、個別計画の策定に当たっては、社会的弱者と言われる方ですか、例えば高齢者の方や体に障害をお持ちの方などがこの個別計画の策定には名簿として載っておられるんじゃないかと思うんですが、そういった介護施設や障害施設で働いておられる方の、支援する方の御意見も求めたほうがいいのかと思うんですが、その点についてはどのようにお考えなのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 議員さんがおっしゃられるとおり、いろいろな方々の意見を聞きながら作成のほうを進めていきたいと思います。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、いろんな方に柔軟な意見を聞きまして、一日も早い完成のほうを目指して頑張っていただきたいと思います。 続きまして、2番目の福祉避難所についてなんですが、現在、町内では4か所の施設があると答弁をいただきました。 この中で、また私なりに調べてみますと、岡山県の保健福祉課のホームページには、鏡野町としては4件の指定が確かにありました。この4件の指定は、民間施設となっております。1件は町が管理するものだと思うんですけど。この場合、災害時のときには民間施設は誰がどのように町として管理をするのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) それでは、失礼いたします。この4つの施設におきましては、災害時の協定を結んで指定避難所ということにさせていただいております。 それで、今現在のところですと、福祉避難所のほうに助勢が要る方が避難してこられました場合は、町のほうからそちらの施設のほうへ連絡をさせていただいて、その施設のほうへ移っていただくというような流れにさせていただいております。 この避難所の施設4か所で一応30名ということにさせてもらっておりますが、その施設の入所状況によって多少人数の前後があるかとは考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 再度確認なんですけど、今答弁をいただきましたが、4施設で30名の方を受入れとして今計画をしているということでよろしいんでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 現在のところはそのようになっております。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 今後、災害等や、高齢者、また体に障害をお持ちの方が普通の一般避難者ではなかなか避難ができにくいということになった場合、福祉避難所への要請、要望があると思うんですが、増員についてはどのように今お考えをお持ちなのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 職員の増員ということでしょうか、町職員の増員ということですか。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 一般住民の方と職員の方、両方の見方から教えていただけたらと思います。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 福祉避難所でありますけど、もともとは民間であったりする福祉施設ということにさせてもらっております。当然その福祉施設にも職員の方がおられますし、それから町としても、そこで連絡員という形でその福祉施設のほうには派遣をすることにしております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、今の答弁ですと、職員のほうも増やして、災害時の防災、また避難所での避難運営の責任者としては増やされるということなんですけど、住民からの要望、受入れ要員のほうもこれは比例して増やしていくということでよろしいんでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 先ほども申しましたが、今のところは住民の方が避難できるのは30名ということにさせてもらっておりますが、大規模な災害が発生した折はとてもこの数字では無理であるというふうに考えております。 今後また福祉施設等いろいろお願いをいたしまして、指定避難所の箇所を増やしていきたいとは考えておりますが、民間の方となりますと経営状況等もありますので、その辺も踏まえましていろいろ協議をしながら進めさせていただきたいと考えております。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 岡山県の保健福祉課のホームページでは、鏡野町は4件指定がありますが、こちらの4施設はどちらかというと高齢者の方を対象にした福祉避難施設になっていると思います。 当然、災害では、高齢者の方以外に、例えば身体にどうしても障害がある方、また乳幼児、妊婦さん等も社会的弱者として今は世間に認知されておられると思いますが、こういった多様な方も対応できるような制度設計を今後、町としてはどのように見解を今思っておるのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 牧田議員のおっしゃられるとおり、妊婦さん、それから障害を持っとられる子供さんとか、福祉避難所のほうへ避難する方の該当になる方がおられると思います。その辺も踏まえまして、今後いろいろ協議をしながら、できるだけ福祉避難所のほうを増やしていきたいと考えております。
○議長(原章倫君) 牧田議員、ここで3時10分まで休憩といたします。 午後3時2分 休憩 午後3時10分 再開
○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 牧田議員、先ほどの質問で答弁漏れがありますので、危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 先ほど休憩前に牧田議員のほうから御質問いただきました7,000円の補助の件なんですけど、普通交付税のほうに算入をするということらしいのですが、その基礎になるもの自体まだ分かっていない状態で、今後いろいろ通知が来ましてから検討させていただきたいと思っております。大変失礼いたしました。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。 国からも策定としての仕組みで援助があるようでしたら活用していただきまして、策定のほうに取り組んでいただきたいと思います。 そしたら、休憩前に続き、福祉避難所の件につきまして再度質問をさせていただきます。 現在、国は、福祉施設の避難所の情報を住民に周知するように求めていますが、現在これは町としては周知をしているということでいいんですか、確認です。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 現在のところ、鏡野町では周知をしておりません。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 現在、国は、周知をしなさいということになっておるんですが、今後、町としてはこの周知についてはどういうふうに取り組んでいかれるのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 5月20日付で国のほうから福祉避難所の確保・運営ガイドラインの改定についてという通知が来ました。 当町といたしましても、その辺のところをいろいろ考えていきたいと思っております。ただ、先ほどからも言っておりますように、福祉避難所の数が十分に確保できないとなかなか対応し切れないという問題もあるかと思っておりますので、今後慎重に、なおかつ早急に検討していきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 周知につきましては、今答弁がありましたように、受入れ施設がないということなんで、当然受入れがないとなかなか募集もかけれないし、承知もできないと思いますが。再度同じことになると思うんですが、避難者の方にとられましても、いろんな方が避難を要する、援助を求める方もおられると思いますので、今のところは高齢者の方を対象とした4施設以外の施設のほうの受入れにも十分に取り組んでいただきまして、承知ができる体制を整えていただけたらと思っております。 最後に、福祉避難施設につきましては、避難をするための援助、特に避難所へ行くための足、これがどうしても必要になってくると思うんですが、現在この4施設に対しては町としてはどのように避難を支援していくような体制を取っておられるのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 基本的に、自分たちと家族で行ける方はそれを優先していただいて、ケースによっては町あるいはその施設のほうからの援助で避難所のほうへ行っていただくようにしております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 現在指定の4か所は、どちらかというと旧鏡野町の南部に固まっておると思います。奥津、富、上齋のほうにもどうしても必要ではないかと思いますが、そういった地域性のバランスについては今どのようにお考えなのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 牧田議員の言われるとおり、地域的バランス、私もちょっとおかしいと思っております。でも、先ほどから言っておりますとおり、民間企業の方の協力が必要不可欠なもので、今までお願いをしたことはあるんですけど、話の折り合いがいい具合にいかなかったというケースもありまして、今後、検討課題でやらせていただきたいと思っております。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 地域バランスも踏まえた対策等も取っていただきたいと思います。 続きましては、受援計画に移らさせていただきます。 受援計画につきましては、答弁書では現在明文化していませんという答弁をいただきましたが、今回、受援計画が、例えばこれは策定できていなくとも今のところ問題とか、平成30年の西日本豪雨では福島県の鏡石(町)から町職員の派遣があったと思うんですが、これはこういった策定がなくても、町のホームページでは国内友好都市交流で福島県の鏡石(町)と交流を持っておるからこういう派遣ができたということでよろしいんでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 平成30年の折には鏡石町と相互での災害時の協力協定ができておりますので、それで進めさせていただきました。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 受援計画の策定は、岡山県内では4自治体が策定しておるという資料を読んだんですが、この4自治体からこれを学ぶとかノウハウとか情報交換等が必要ではないかと考えますが、現在どのような取組を考えておられるのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 岡山県下で全体的に見ると、まだまだ受援計画策定ができていないところが多いです。 先ほど牧田議員が言われましたように、幾つかの市町は受援計画を策定しておりますので、そちらのほうをいろいろ参考にさせていただきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 受援計画は今のところ鏡野町としては策定がないんですが、国内の友好都市交流で4つの各自治体との交流により、それぞれ災害等のときにはこの4自治体でお互いに援助等ができ合って鏡野町の不足する部分を補ってもらうということでよろしいんでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) もちろんそれもそうでありますし、あとは岡山県下で消防相互応援協定とか、あるいは鳥取・岡山県境連携推進協議会とか、いろいろほかにも協定を結んでおります。これらの各協定も生かしながら受援計画も生かしていくと、同時並行で進めていきたいと考えております。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) この質問につきましては最後になるんですが、前回、平成30年の西日本豪雨には福島県の鏡石(町)からの町職員のほうを派遣をしていただいて、町としては初めての豪雨災害だったので、町長も非常に助かったという答弁をいただいたと思うんですが。 現在、災害等で今のところまだ鏡野町としては足りない部分、これだけは準備しておかないときいけないというのは、受援計画の中でどうしても策定を早めにしとかないけないものというのは、今のところ見当たるものはあるのかないのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 先ほど申しましたが、市町村といろいろな協定を結んでおるもののほかに、民間の会社等と物資の協定とか輸送の協定とか、あと郵便局のほうと協定を結んだりとか、いろいろ協定を結んでおります。 受援計画の中にもいろいろ盛り込んでいきたいとは考えておりますが、ある程度のところは個別に協定を結んで進めてきておるところです。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 受援計画等の策定が各地域でどんどん進んでおりますので、町としても見直しが必要な時期、また策定のほうが急がれると思いますので、策定のほうに取り組んでいただきたいと思いまして、次の質問に移らさせていただきます。 続きまして、病院の浸水に対する助成制度なんですが、答弁書では、厚生労働省の令和2年度の第3次補正予算で医療施設の浸水対策事業として予算化されておられますが、公立を除く施設となっており、今回、鏡野病院は補助対象外になっておりますという答弁をいただきましたが、現在、鏡野病院は、吉井川水系のハザードマップでは、一部、浸水により被害が予測されるというハザードマップが出ておりますが、この点につきましては病院経営に何か不都合等は予測されることはないのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 国保病院事務長福田君。
◎国保病院事務長(福田紀彦君) 牧田議員さんの質問にお答えします。 現在、町のハザードマップにおきまして、鏡野病院は、一部、浸水区域に入っております。このため、今現在で対応できる方法といたしましては、土のうを積んで避難を早急にする、それに基づきまして浸水対策等を今後取っていきたいと考えておりますが、経営状況におきましては、浸水止水板等の設備等の設置を仮にしたといたしましても、現状といたしましては、避難をする際に避難時間を稼ぐといいますか、時間を確保するためだけになろうと思われます。このため、現状におきましては、水没した際には医療機器等及び診療等におきましてはかなりの損害が出て、医療等に関して当面復旧できないであろうと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) ただいま国保病院さんのほうから答弁がありましたように、浸水により医療器具等に損害等が出る、発生により病院経営等ができないということであれば、何らかの対策等は早めに準備をして取っていただきたいと思います。 次の質問に行かせていただきます。 避難勧告から避難指示への移行についてなんですが、今回5月20日から新しい避難情報に統一されますが、避難勧告から避難指示に制度が変わったことにつきましては、何がどのようになったのか、なかなか町民の方も分かりづらいのではないかと思いますが、改めて避難勧告から避難指示に変わった経緯と具体的にもう少し説明のほうをお願いできたらと思います。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 避難勧告、避難指示、どっちで避難をしたらええんだろうかというのが分かりにくいというのが一番大きな問題でした。 今回は、避難勧告を取りやめて、災害のおそれがある場合は避難指示を出させていただいて、その折にはその地域におられる方は避難を開始していただくというふうなことになっております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 答弁書のほうにも、避難指示が発令された場合は全員避難をしていただくというふうにして答弁も書いてありますが、まず町のホームページにも、公共の避難場所以外にも避難をしても構いませんと書いております。 つきましては、町の避難場所以外へ避難された方の避難所での状況や人数、それと今の避難所の運営状況を確認するためには、町の指定以外の場所へ避難された方への安全確保をどのように取っていくのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 以前から申し上げておりますのが、避難をするときに、親戚の家、知人の家で安全であるようなところ、そういうところに避難をしてくださるのも一つの方法ですよと。それから、町内では少ないですけど、丈夫なビル、あるいは家でも2階以上だったら安全ですよというようなところがあったらそういうところにも避難していただくというふうなことで御説明をさせてもらっておったと思います。 その件ですが、各自で避難所以外に避難をされた方につきましては、本人さんからとか、あと親族の方あるいは地区の方からの情報をいただかないと、今現在のところで町として把握ができない状態です。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、公共施設以外の場所に安全として避難した場合は、そういったところから遠慮なく町のほうに情報提供をするということでよろしいでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) はい、そうしていただければと考えております。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) もう一点ですが、今回、避難指示が発令された場合、安全を第一にして全員に避難をしていただくということなんですが、町としては、避難をするための日頃の行いであるとか住民に対しての避難訓練等は今後どういうふうに取り込んでいくのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 避難訓練等ですが、以前もそのような計画をさせてもらっておったこともありますが、コロナ禍でやめたというようなお話も聞いております。今後もやる方法、時期を考えて検討させていただきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 今コロナ禍の状況でなかなか皆さんと集まる機会もありませんので、このコロナ禍が大体収束に向かいましたらまず安全対策と、より一層周知のほうを徹底していただきたいと思います。 次に、気象情報の発表についてなんですが、線状降水帯等が発生して気象情報を発表した場合は、これは注意報とか警報という形で捉えてもいいんでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 実際のところは、警戒レベルでいいますと4から5の状態、当然警報等が出るような状況だというふうに判断しております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、顕著な大雨に関する気象情報で線状降水帯等が発生した場合は警報に値するという答弁になってくると思うんで、そうした場合は、これは当然学校とかにも警報として注意をして、学校等に通学等も控えるというような形の気象情報の発令というふうに理解してもよろしいんでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) あくまで顕著な大雨に関する気象情報というのは一つの情報でありまして、実際の避難していただくとかなんとかという判断の材料の一つになるとは思っております。 2年前にありました岡山の災害のときですが、あの折は、線状降水帯が発生しましたというような話が出る前にはもう実際被害が起こっていたというふうな状況もありますので、あくまでこれは判断の材料の一つ、町のほうが避難指示等を出す判断の材料の一つにさせていただきたいと考えております。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) 要するに、安全をより一層住民に周知をするための判断材料の一つということで理解をしていきたいと思います。 続きまして、最後の防災専従職員についてなんですが、今のところ鏡野町としては防災の専従職員さんは在籍しておりませんという答弁なんですが、今後は防災の専従職員の配置も検討していきたいという答弁もいただいておりますが、防災専従職員の職員採用の条件というのは何か出てくるんでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 今考えておりますのは、防衛省が規定する地域防災マネージャー制度という制度があります。これにつきましては、自衛隊とかそういうところに勤務しておられた方を採用すれば助成も出るというような制度があります。 鏡野町といたしましても、これについて検討をさせていただきたいと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。
◆8番(牧田俊一君) そうしましたら、専門の知識を持った方が町職員として在住されますとより一層防災対策等が進められると思いますので。 最後になりますが、防災の専従職員さんを設置することによって、より一層、国や県からの防災に対しての支援や補助等が多くもらえるということも出てくるのか、最後にお尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) もし地域防災マネージャーを採用するというような形になりましたら、その人の人件費については助成がありますが、その人を採用しているから特にこの事業とをいうようなことはありません。 以上です。
○議長(原章倫君) 以上で8番牧田俊一君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により5番藤田照子君。
◆5番(藤田照子君) 5番藤田照子です。初めてですので緊張しておりますが、どうぞよろしくお願いします。 私は、子育て支援の充実と人権尊重の取組の2つの大項目で質問させていただきます。 このテーマは、町の後期基本計画の5つの柱の1番目に挙げられている、こころあたたかい福祉の里づくりの中の⑥と⑦の政策実現のための手段となっています。基本計画の位置づけとして、住民自治を基本とし、町民と行政がともにつくるまちづくりのための行動指針とされています。また、目的やテーマに応じて活動するボランティアやNPOなど地域コミュニティーと連携した取組やSDGsに関する視点も重視された計画となっています。今ある資源をしっかりと生かした施策がなされるようにと願って質問します。 最初に、小・中学校になじめず不登校になっているお子さんの支援について質問します。 ①児童・生徒の現状についてお尋ねします。 現在、町内の不登校傾向の児童・生徒は何人くらいいるでしょうか、また学校への復帰を願って様々な取組をされていると思いますが、現状はどうなっているでしょうか。 ②支援の必要性についてお尋ねします。 8050、7040問題とも呼ばれ、大人のひきこもりが心配されています。ひきこもりにつながらないように、また人への不信感が大きくならないように、早期の取組が求められていると思いますが、当事者がどんな支援を求めているか把握されているでしょうか。 ③現在、広域連携で津山にある鶴山塾を利用しているお子さんもいます。しかし、保護者の送迎が必要ですので、利用は困難だと思います。町内に安心して学び直しができ、人への信頼を取り戻せる居場所が必要だと思いますが、お考えをお聞かせください。 次に、子供たちの健康発達課題について質問します。 ①自分専用の端末を持つ小・中学生は急増し、長時間利用の割合も増加し、メディア接触が増えている中、子供たちの視力発達、運動不足、防衛体力、電磁波の影響など全国的にも心配されている中で、1人1台タブレットやデジタル教科書など導入されています。子供たちの心身の発達や健康にどのような影響があると考えられますか。 ②子供たちの豊かな成長発達のために、身近に遊び場が必要です。町内に遊び場が何か所くらいあるか把握されていますか。 ③地域の公園等にある遊具の安全点検は各地区に任されていると思いますが、点検日を一斉に設けるなど安全対策を求めます。 また、男女山公園のトイレが入り口のところにしかなく、急な坂の上り下りが大変なので、公園の中ほどにトイレを設置してほしいという声が多数あります。また、おむつを取り替える交換台を設置していただけたらという声もあります。すばらしい景観の自然豊かな公園で、遠足などで多くの子供たちが利用します。安心して遊べるように改善を求めます。 ④多目的公園ができることになり、多くの町民が楽しみにしています。その中に、あるいはすぐ近くに管理棟を設けて、子供たちが何かあったとき駆け込める場所を併設していただき、運動保育士、理学療法士等、定期的に巡回して適切な指導をしていただければと思いますが、どうでしょうか。 大項目の人権尊重の取組について質問します。 県の家庭教育応援条例についてお尋ねします。 ①町内の子育て支援に関わる団体や個人、地域、行政にどんな施策が求められていると考えられていますか。 ②岡山県が定めようとしている家庭教育応援条例は適切で必要なものだと考えられますか。 ③家庭は多様であり、子育ても上から目線で押しつけられるものではありません。豊かな親子関係を育むためには、家庭の自主性を尊重することが大切です。廃案を求めるべきではないでしょうか。 次に、ジェンダー平等、生理の貧困問題について質問します。 ①性的マイノリティーを含む性の多様性が世界的に認められるようになりました。自分が思う性と体が異なることで思春期になって悩む子供たちがいます。町内の中学生が制服等で登校しづらくなることがないように配慮が検討されているでしょうか。 ②女性の月経、生理をめぐる男女の不平等に目を向け、世界各地で、また国内の自治体や学校でも取組が始まっています。生理に対する否定的な社会の意識を変え、月経衛生を政治の優先課題にと提唱されています。鏡野町ではどのように考えられますか。 ③人権教育の一環として性教育は重視されるべきだと考えますが、現状はどうなっているでしょうか。後期基本計画ではどのように取り組まれますか。 以上、壇上での質問を終わり、あとは質問席で質問させていただきます。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。
◎教育長(武本吉正君) 藤田議員の質問にお答えいたします。 大項目、子育て支援の充実の中項目、児童・生徒の現状、支援の必要性、支援の提案、子供の居場所づくりについての小項目1ですが、令和3年5月末現在で町内の不登校傾向の児童・生徒は長期欠席者を含めて9名であります。学校復帰については、具体的な人数は把握しておりませんが、対応や環境が本人に合い、元気に登校できるようになったケースもあると聞いております。また、そのほとんどは、登校や家庭訪問などにより会うことができていると報告を受けております。 対策ですが、スクールソーシャルワーカーによる働きかけや相談対応、また別室登校の支援、家庭訪問や電話連絡による状況把握とつながりの維持、そして津山教育相談センター鶴山塾の利用などを行っております。 小項目②ですが、不登校傾向がある生徒については、中学校卒業後、スクールソーシャルワーカーが進学先の先生や保健福祉課の担当者と情報を共有し引き継ぐことで継続して支援が行えるよう配慮を行っております。このようなことにより、不登校傾向にあった生徒が高校に入ると毎日学校に通うことができるようになったという事例もあると聞いております。 小項目3ですが、町村の規模では鶴山塾のような不登校児童・生徒支援施設を設置、運営することは困難であることから、津山圏域定住自立圏の形成に関する協定に基づき、鶴山塾を利用させていただいているところでございます。保護者の方には御負担をおかけするわけですが、御理解を賜りたいというふうに考えております。 続きまして、中項目、子供たちの健康発達課題についての小項目1ですが、今後の予測困難な未来社会を生きる子供たちにとって、ICTや1人1台のタブレットの端末などにより情報活用能力を身につけることは大変重要なことだと考えております。本町においても、GIGAスクール構想という全国的な取組の下、推進をしているところでもあります。 しかし、藤田議員が心配されるように、デジタル機器に触れる時間が増えれば増えるほど健康被害を引き起こす懸念もあります。 町では、タブレットを活用した授業づくりはまだ始まったばかりですが、今後においても教科書やノートを中心とした授業の中で効果的に学習を進めるための一つのツールとしてタブレットを活用していきたいというふうに考えております。 また、視力の影響や電磁波については、国の指針や基準など動向を注視いたしまして、確かな根拠、エビデンスに基づき適切に対応してまいりたいと思っております。 続きまして、小項目②ですが、大きなものでは男女山公園や夢広場にあるふれあい交流広場など10か所の公園を条例で定めております。 遊び場といたしましては、小学校の校庭や地区公民館の隣接地などに加え、地域で整備された広場もありますので、幾つあるのか細かく把握はしておりません。 今年度から着工いたします多目的公園と文化スポーツセンターの敷地内にも、低学年のもの、高学年のものの遊具や大人の健康づくりのための健康福祉器具等を整備することといたしております。 続きまして、小項目③ですが、町が整備、管理している公園内の遊具につきましては、各所属担当課にて管理を行っております。 議員が御要望されている一斉点検につきましては、所属ごとにて適正な点検を行っておると認識しており、町内の一斉点検日の設定については現在は考えておりません。 また、男女山公園のトイレにつきましては、利用者からの要望により、平成30年に管理棟に併設しているトイレの洋式化等の改修を行っております。その後、利用者から増設についての要望を伺っていないため、現時点での増設等の予定はございません。 続きまして、小項目④ですが、議員の言われるとおり、子供たちの発達を促す遊びが大変大切であることを認識しております。 町立保育園やこども園では、理学療法士が定期的に巡回し、子供たちに正しい椅子の座り方や歩行なども教えております。 多目的公園に管理棟(児童館)を併設することは、建設計画時に児童館の設置計画がなかったこと、国の社会資本整備総合交付金申請の令和5年度までの計画申請が既に終わっていることなどから、設置は困難なものと考えます。 来年度以降、中央公民館の主催講座など、運動保育士や理学療法士を講師として、子供たちが自分の考えで行動できるよう主体性を持たせることを目的とした、遊びを取り入れた講座を行ってまいりたいと考えております。 続いて、大項目、人権尊重の取組について、中項目1、県の家庭教育応援条例についてですが、こちらにつきましては後ほど町長より答弁をさせていただきます。 続きまして、中項目2ですが、ジェンダーの平等につきまして、SDGsの目標にも掲げられ、誰一人取り残さない、強い気持ちの下で取り組んでいくべきことと考えております。 小項目1ですが、鏡野中学校に確認いたしましたが、現在、制服や性的マイノリティーなどで悩んでいる生徒はいないとのことでありました。 制服の見直しにつきましては、生徒や保護者の声が高まるようであれば、その意見も聞きながら、必要な時期に適切に検討していく必要があると、そのように思っております。 続きまして、小項目2ですが、家庭的な理由により生理用品を準備できない生徒は、今のところ小・中学校では確認されておりません。急に必要となった場合、児童・生徒には保健室に準備してある生理用品を渡しております。 続きまして、小項目③ですが、性教育は、後期基本計画には明記しておりませんが、学習指導要領や学校の年間指導計画により、学校保健とも関連させながら発達段階に応じて指導を行っております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 続きまして、大項目であります人権尊重の取組について答弁をさせていただきます。 中項目1であります県の家庭教育応援条例についての小項目1についてであります。 核家族化、あるいは地域社会のつながりの希薄化など、背景として子育ての悩み、あるいは不安を抱えたまま保護者が孤立してしまうなど、子育て困難な現状がここにあります。身近な地域の人たちが地域のために自主的に保護者などの子育ての相談に乗ったり、内容によっては学校あるいは地域、さらには教育委員会、関係各課などの連携が取れる横のつながりを強化していくことが重要だと考えております。それに伴う人と人との育て合い、あるいは親子の触れ合いを活性化させる施策が必要であろうと考えるところであります。 続きまして、小項目2と3でありますけれども、藤田議員の言われるとおり、家庭教育の県や市町村の役割、これは特定の価値観を押しつけることではないと考えております。格差のない子育て環境、あるいは幅広い教育環境の充実こそが役割と考えています。 岡山県家庭教育応援条例の素案の内容が適切で必要と考えるか、あるいはそうでないかは県議会の判断に委ねますけれども、そこに不適切な表現がありましたら県へ進言してまいりたいと、このように思っております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 5番藤田照子君、どうぞ。
◆5番(藤田照子君) 不登校ぎみの生徒がきっともう少しいらっしゃるかもしれないなと思っています。 一番大事なことは、鏡野町の場合は、人と会えないような重症のお子さんはいないということは聞いているので、今軽いうちに、軽いうちの対応という、人への信頼があるうちに対応していくということが大事ではないかと思っています。 それで、それぞれの学校で対応されていると思うのですが、学校という場所が苦しい場所になっていたり、先生との相性が悪かったり、様々な事情があると思うんです。その中で、子供の行く場所が家か学校しかないっていう状況で、子供が行きたいところを選択する、その選択肢が2つしかないという状況は、鶴山塾というのは保護者の送迎が条件ですので、送迎できない家庭もすごくあると思うんですね。 その中で、町として今ある資源を使いながら何かできると思うんですが、可能性としてこんなことができるのではないかって思うようなことはないでしょうか。子供の行き場所、何かこういうところがあれば行けるのではないかって考えられるようなところはありませんか。
○議長(原章倫君) 武本教育長。
◎教育長(武本吉正君) 藤田議員の御質問でございます。 学校、家庭以外にどこか居場所がつくれないだろうかというお話でございます。 全国的なこういった取組の中でも、民間のお力を借りながらそういった居場所を確保しているケースもあるように認識はしております。 そうした中で、町行政としてそういった取組がなかなかできにくい部分が今まであったということも事実だろうと思います。今後についてどういった形の検討ができるのかっていうことを含めていろいろと協議を進めていく必要はあるのかなと思うんですが、藤田議員さんがそういった今まで取組をされてきていることも存じ上げておる中で、そういった好事例等がございましたらば逆にお知らせをいただきながら、そういう方向のお話も一緒に検討できたらというふうに考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。
◆5番(藤田照子君) 鏡野町には、今、家庭教育支援チームぼちぼちっていうグループが活動されています。生涯学習課の下で活動されています。 また、社会福祉協議会には、こどもサロンという活動が最近始まって、高齢者の方がボランティアで参加してくださっているのですが、子供たちの参加も随分増えてきて、高齢者の方たちもすごく子供が元気でなっていう感じで本当に喜ばれているんです。町内の子供の元気な姿に接すると高齢者も元気になられるんだなっていうふうに思っています。 それと、子育て支援センターがプールのすぐそばにできていて、就学前の子供たちを預かったり、保護者と一緒に子育ての支援をされています。その場所を提供していただいて、今3時には就学前の子供たちは帰りますので、その後そこの場所を提供していただけたら、例えばぼちぼちのメンバー、それからボランティアで退職した教職員の方、それから子育てサロン、社協と関わって、チームの方で、不登校で授業が遅れている子とか、そういう子供たちが来てくれて、そういう場所で安心できる、大人たちと関わって何か信頼感を高めリフレッシュできたら物すごい力になると思うんですけど、そういう場所が町内にできたらいいなって思うのと。 それと、公会堂が地域にあります。公会堂とか公民館を開放してもらって、そこに誰もいないのだったら危ないので、地域の高齢者の方とかそういう方がいてくださって話し相手になってくださったり、本を読んでくださったり、そういうことができると、ボランティアや民間のNPOとかそういうことを一緒に連携しながらという、行政の後期基本計画の書いてあるそのとおりの活動ができるのではないかなと思っています。 ただ、子育て支援センターは、できたら会場をお借りする、借り上げるお金だけ町で支援をしていただけたら助かるのではないかなと思っています。
○議長(原章倫君) すいません、5番藤田議員にお尋ねしますけれども、これは安心してできる居場所の目的、求めるわけですよね、質問が。そういう公会堂とかも含めての話ですか。
◆5番(藤田照子君) はい。
○議長(原章倫君) 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) すばらしい提案をいただきました。前向きに検討してまいりたいと思います。
○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。
◆5番(藤田照子君) ありがとうございます。 では、次の質問の健康課題について質問させていただきたいと思います。 視力の低下が大変増えていて、年々5%ずつぐらい増えてて、小学校も中学校も高校生になると大変な状況になっていく、そんな状態です。私も視力検査をずっとしてきたんですけれども、焦点が合うまでの時間が物すごくかかり出したんです。左右差も非常に開いてきて。県の眼科医会とかそれから政府の文科省なんかも、GIGAスクール構想を入れるに当たって全国的に調査をされて、大変な状況になっている。これは眼軸がすごい伸びて、一回伸びた眼軸っていうのは戻らないので、近視、視力低下の状態が本当に深刻で、将来、今大人の人がかかっている緑内障とかいろんな目の病気になるということが言われています。 特に学校とかで今以上にさらに増えていくようになると思うんですけれども、もしそれを使うとしたら、全体的にはどれくらいまでのスクリーンタイムにしようとか、それから姿勢はこう気をつけようとか、目を使った後はどのくらい休ませようとか、何かそういう約束事はつくっていませんか。
○議長(原章倫君) 藤田議員、ここで4時15分まで休憩といたします。 午後4時2分 休憩 午後4時13分 再開
○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 答弁を求めます。 学校教育課長金平君。
◎学校教育課長(金平美和子君) 失礼します。藤田議員さんの御質問にお答えいたします。 学校でのタブレットの使い方のときの約束事は決めているかという御質問だったと思います。 タブレットは、先ほど教育長が答弁したとおり、まだタブレットを使った授業は始まったばかりでして、そこまで細かな通知は教育委員会のほうから作成はしておりませんが、県から下りてきた国の通知によりますと、目と端末の画面との距離を30センチ以上離すですとか、30分に1回は20秒以上画面から目を離して遠くを見るなどして目を休める、画面の角度や明るさを調節するといったようなことは下りてきておりまして、そちらのほうは学校のほうに通知をさせていただいております。 授業に限らず家庭でもスマートフォンであったりとかタブレットの使用時間が長くなるという傾向にあるということは、いろんなところから報告を受けております。健康への影響も懸念されております。一方で、とても便利なものであり、正しく使う力をつけていくことも大変大切なことだと思っております。 このため、町では、生徒指導推進連絡協議会というものがありまして、そちらを中心に、メディアコントロールの取組を含む基本的生活習慣の形成ということを今年度の重点目標として、各家庭にも協力を呼びかけて行っていくように考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。
◆5番(藤田照子君) ありがとうございます。 学校のほうの教職員もなかなか慣れないことで、負担も大変なようで、だけどICT教育、使いこなせることっていうのは、これからの世の中、大変重要だとは思っています。 ただ、今やっていた例えば板書とかを使った授業というのは、近いところ、ノートとか本とそれから板書とは遠近両方使い分けて目を使いますので、とても大事な授業であり、子供の表情、分かっている、分かってないっていうのちゃんと先生が見て対応できるということで、生身の体でする授業を大事にしていきたいし、先生たちはそれに自信を持ってぜひ授業を大事に取り組んでいただけたらと思っています。 それから、次の質問に移ります。 公園とか遊び場が家に帰ってからすぐあればいいんですけど、なかなか、宿題も多いこともあって、外遊びをする子はとても少なくなっています。 近くにそういう場所があればと思っているんですけれども、例えば私が住んでいるすぐ、公民館にはそういう遊具があって、時々子供たちは使いたいんですけど、本当に大変古くなってて、絶対安全点検しとかんといけん、造り替えないけんという話をしているんですけれども、うちの1か所だけで安全点検をしてもらう業者を呼ぶと大変なお金になるので、もしあちこち一緒に一斉にできたら、みんなで少しずつ出せば簡単に、そんなに経費がかからないのではないかって思う気持ちが私の中にあって、一斉点検日を決めて点検してもらうということをしてもらったら、どの遊び場も安心して遊べるのではないかなというふうに思って、そこに書きました。どうでしょうか。
○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。
◎総務課長(大塚英明君) 失礼します。藤田議員さんの質問にお答えしたいと思います。 答弁にもありましたとおり、細かいものは幾つあるか把握はしておりません。そういう今言われた実情があるようでしたら、また区長さんにでもお諮りして、地域がどういうような状況なのかということを協議して考えていきたいと思います。 以上です。
○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。
◆5番(藤田照子君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。 それから、4番目の項目ですが、多目的公園に管理棟ができたらという思いはすごくあったんですけれども、今からはとても間に合わないし大変遅いということなんですけれども、答弁書に書いていただきました、公民館等で遊びの大切さ、それから実技的なものとか、皆さんにお伝えしていただくような研修的なお話等、どうぞ実現してくださいますようよろしくお願いします。 次の人権尊重の取組についてに移ります。 県の家庭教育応援条例についてなんですけれども、読ませていただくと、子供は将来親になる、子供の親になるので、そのためにちゃんとした家庭教育をしないといけないというふうに書かれていたり、何か所か、こうあるべきっていうふうに書かれているんです。でも、それは選択するのは子供自身ですから、そういうことを決められたくないと思うんです。 子供がいろいろ思うようにいかないこととか、学校にも行かないとか、いろいろ問題が起きたときに、家庭の育て方が悪いんじゃないかっていうふうに思われてしまうっていうのがとてもつらくて、保護者の方は、責められないようにと思うとなかなかヘルプが出せない、助けてって言えないという状況があったりしますので。 先ほど町長さんが言われた、地域で育てる、地域で育てるときも、地域の目が、大変そうだからっていうことで介入してしまうような関わりではなくて、そっと寄り添って話を聞いてくださるような、そういう地域の温かさが、その立場が要ると思うんですけれども。家庭教育応援条例は、その温かさはみじんもないような条例になっていて、またぜひ読んでいただきたいんですけれども。地域の温かい目で、鏡野町の子は鏡野町のみんなで育てようというあったかい目で関わっていただけたらと思っています。 次のジェンダー平等と生理の貧困についてに移りたいと思います。 性的マイノリティーの問題なんですけれども、今はいないっていうふうに思われていると思うんです。実際にそういう子が出てきてから対応するのは本当に大変なので、そういう子がいるかもしれない、きっといるはずなので、そういう状態になるときにどんなことができるかというのは前もって準備しておかないと、急にはできなくて、本当に大変だったことがあったので、ぜひそういう研修なり準備なりを進めておいていただけたらと思います。 次の生理をめぐる不平等っていうか、男性の人はそんなものは要らないのに、女性がナプキンが要って生理用品が要るということで、そういう不平等なんですね。 コロナ禍で貧困の問題が出てきて、NHKで4月に報道されて、大学生や高校生とかがナプキンが買えないから代わりにこんなものを使ってるとかという報道がされて、大変な状況がまだまだあるということが分かって、全国的にすごい運動になって、3か月ぐらいの間に自治体として配布されるところもできましたし、それから学校配布をされたり、それからトイレに設置している学校とかも増えてきました。 今考えると、私が子供の頃なんて絶対にトイレットペーパーなんかはトイレになかったんですけど、トイレットペーパーと同じように生理用品がちゃんと置いてあるととても助かると思うんです。 中学生の休み時間の少なさには私もびっくりしたんですけど、教室移動だけで休み時間が終わってしまうような状況なので、わざわざ保健室に取りに行ってとか先生を探してたらそんなん間に合わないということもあると思うんです。 もしかのときにちゃんと対応できるような、トイレの個室に設置がしてあると助かるだろうなって思いますので、ぜひそれを進めていただけたらと思いますが、どうでしょうか。
○議長(原章倫君) 学校教育課長金平君。
◎学校教育課長(金平美和子君) 藤田議員さんおっしゃられたことは本当にそうだなと思って聞いております。 また、その辺の設置については、学校の先生とも相談して、どのようにしたらいいかということは検討してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。
◆5番(藤田照子君) そのときにぜひ性教育を一緒に取り組んでいただきたいんです。 私もいろいろなことがあって、小学生がたまたま女子が持ってたナプキンをサッカーボールのように蹴って遊んでたりとかというなこともあったり、それから使用したナプキンの処理が、人に見せるみたいな、ぺたっていうか、壁に張ってあったりとか、いろんなお子さんがいらっしゃって。だから、意味が分かってなくってそういうことをしてると思うので、性教育でちゃんと子供たちにどういうことなのか、それを伝えてから設置するっていうことが必要だと思いますので。外部講師を呼んでもいいですし、ぜひ性教育は、性的マイノリティーも含めて人権教育として大切に取り組んでいただけたらと思います。忙しいのはとってもよく分かるんですけれども、何とか子供たちが将来豊かな人生を送るためにはぜひ必要だと思いますので、取組をよろしくお願いしたいと思います。何とかできる時間帯がありますかね。
○議長(原章倫君) 学校教育課長金平君。
◎学校教育課長(金平美和子君) 性教育につきましても、今現在行っているものに加えてそういったことも検討してもらうように、学校のほうには伝えておきます。
○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。
◆5番(藤田照子君) 回答をたくさんありがとうございました。 ぜひこれからも一生懸命子供のことを、町のこれからをつくっていく子供たちが豊かに育つように取組をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(原章倫君) 以上で5番藤田照子君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 本日しんがりを務めます7番飯綱洋平です。皆さんお疲れだと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 議長のお許しを得ましたので、登壇しての一般質問を3つの大項目について一問一答方式にて行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 最初の大項目は、地域経済を支える里づくりについて、中項目は、第2次総合計画後期基本計画、観光の振興についてです。 今年3月末に行われた町長選で再選された山崎町長は、地元新聞のインタビューにおいて、新任期で力を入れる施策はとの問いに、健康づくりを含む福祉、農林業振興とともに観光振興を重点施策の3本柱に掲げられております。豊かな自然など地域資源を活用したエコツーリズムを推進するとし、上齋原地区、奥津地区など町北部、一体的に遊んで食べて泊まれる観光の拠点地域としていく、そしてアウトドア需要に応え交流人口増加を図りたいと述べられておりました。 アフターコロナを見据えて観光産業にも力を入れられると思いますので、山崎町長にお尋ねをいたします。 小項目1、前期基本計画で実現したこととして、町内の主要観光施設の修繕や改修など設備投資を積極的に行い、サービス向上による誘客促進を図った、また岡山県と広域観光団体等と連携し、町内の多様な宿泊への誘客促進を実施したとありますけれども、具体的にはどのような対策を進めてこられたのか、お尋ねをいたします。 2番、
新型コロナウイルス感染症や不安定な気象環境への対策を考慮しながら、自然をメインとした新しい旅の形をつくるため、本町が有する多様な宿泊施設を生かされた滞在型観光を積極的に推進するとありますけれども、具体的な検討はされておられますか、お尋ねをいたします。 3番、地域資源を生かした鏡野ブランドの商品開発を進めるとともに、観光関係者向け研修や案内人の育成等を積極的に進め、魅力の高い着地型プラン等の造成による受入れ環境の充実を図るとありますけれども、どのような対策を行うのか、お尋ねをいたします。 4番、温泉を核としたヘルスツーリズムを推進されてはいかがでしょうか。科学的根拠に基づいた健康増進、維持、回復、疾病予防に寄与する旅行、つまり現代版の湯治です。さらには、病気の早期発見や早期治療を目的としたメディカルツーリズムまで一貫して取り組むことで、健康の町にふさわしい産業の形成につなげるものです。滞在型観光の促進にも寄与すると思いますので、御提案をいたします。 5番、観光振興の好循環を生み出すためには、事業収益化と雇用創出が求められます。例えば、キャラクターのみずりん、おゆりんを活用したグッズ開発や地域特産品の6次産業化による商品開発、販売等です。雇用対策も含め、地域経済を回す取組はどのように今後されていくでしょうか、お尋ねをいたします。 次に、大項目、快適な生活環境の里づくりについてです。 中項目、防災対策の推進について。 近年、集中豪雨等による水害が全国的に頻発しており、短時間で河川が増水したり、堤防が決壊して甚大な被害が発生する事例が全国的に増えております。 ホームページに掲載されているハザードマップを見ますと、浸水想定区域内には地域医療の要である町立鏡野病院や、古川地区には社会福祉協議会等が入る鏡野地域福祉センター、隣接している町立養護老人ホームかがみの園、芳野こども園等が位置しております。 近年の集中豪雨を考慮する中で、公共施設の防災対策について町長にお尋ねをいたします。 1、万が一洪水が発生した場合に備えて、河川に近い医療福祉施設等に入院、入居されている方々、就労されている方々の避難はどのように検討をされておりますか。 2、地域福祉センターから避難する際に香々美川が危険で渡れない場合、避難経路は黒山を登り、長い山道を通り鏡野中学校体育館を目指すことも想定をされます。周辺に暮らす町民の方々とともに安全に避難させるためには、町道に一時避難できる広場等の確保や雨をしのげる屋根つき施設の構想も現実的には必要ではないでしょうか。かがみの園に入居されている御年配の方々もおられる中で、どのように避難させるのか、計画や対策をお尋ねをいたします。 3、かがみの園も含め、鏡野地域福祉センターの立地は、今日的には必ずしも安全ではございません。将来移転、そんなことを検討されるお考えはありませんでしょうか。 4番、町が行う防災対策にはどのようなものが挙げられますか。避難訓練等の安全対策や迅速な情報提供など、被害を最小限に収める取組をお尋ねいたします。 5、町長が選挙公約にも掲げられている鏡野病院の移転、新築計画についてお尋ねをいたします。防災面からも、建物、設備の老朽化の課題からも、災害に強い新しい町立病院は町民が望まれることだろうと思います。パンフレットには現在協議中と書かれておりましたが、鏡野病院移転、新築について現在の町長の展望をお尋ねをいたします。 次に、大項目、創造豊かな教育・文化の里づくりについて、中項目、小・中学校教育の充実について。 1、学校教育の充実を図るため、前期基本計画において実行されたこと、重点的に取り組んでこられたこと、武本教育長にお尋ねをいたします。 2、現在の小・中学校の児童・生徒数をお尋ねいたします。 少子化社会にあって、地域によっては児童・生徒が大変減少しておりますが、時代性と地域性に応じた将来に向けた学校教育の課題点をどのように捉えられておりますか。 3、香北小学校、富小学校は特に児童数が少ない現状にありますが、統廃合も含めた学校の在り方について検討、準備はしておられるでしょうか。児童・生徒の家族や地域の方々の声も聞くような協議会を行うなど取組は行っておられるのでしょうか、お尋ねをいたします。 以上、壇上での質問を終わります。続きは質問席にて続けさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。
◎町長(山崎親男君) 飯綱議員の御質問にお答えをいたします。たくさんあります。順次お答えをさせていただきます。 大項目であります地域経済を支える里づくりについての御質問であります。 小項目であります誘客促進の具体的な対策についての御質問にお答えをします。 前期基本計画期間におきましては、日帰り温泉施設あるいは宿泊施設などの大規模な改修等によるハード面の魅力の向上あるいはイメージアップとともに、快適な環境によるサービス提供を行いまして、地元や近隣地域を含めた誘客を促進してまいりました。 イベントといたしましては、大納涼祭をはじめシートゥーサミットあるいはファンライド鏡野などを開催をいたしまして、鏡野町の魅力を大いに発信してまいったところであります。 他団体との連携につきましては、JRでありますデスティネーションキャンペーン、あるいは晴れの国おかやま観光キャンペーン、美作三湯クーポン券の事業等、集客につながる事業をそれぞれ岡山県、岡山県観光連盟、美作国観光連盟等において広域的に行っております。 今後におきまして、後期基本計画におきましても、現在も進行中であります鏡野町の豊かな自然、そして健康をキーワード等をいたしました観光振興を、SDGsにも明記されております持続可能な目標といたしまして取り組んでおります。 続きまして、小項目2であります。 効果はいまだこれからですけども、昨年度末よりジャパンエコトラックへの登録が対外的にも鏡野町の観光のPRにつなげることができました。 当町の強みであります自然環境を生かしたアウトドア素材あるいはアクティビティーなど、エコツーリズムの推進による滞在型の旅を作成をし、PRしてまいります。 また、観光施設でもあります町内の旅館あるいはホテル、民宿、農家民宿、ログハウス、キャンプ場など、利用者それぞれのニーズに合った多様な宿泊施設との連携、あるいはウイズコロナにおける旅行ニーズの把握、あるいはアフターコロナを見据えた新しい滞在スタイルの検討を健康の町かがみのプロモーション本部にて将来DMOの設立も見据えながら主体的に行ってまいります。 また、本6月会議2日目の質疑で御説明をいたしました、大手アウトドア企業と連携をいたしました好循環創出事業におきましても、民間のアイデアをいただきながら今後の展開を検討してまいりたいと、このように思っております。 続きまして、小項目3であります。 鏡野町の魅力が伝えられる人材を増やす取組といたしまして、観光関係者あるいは案内人等がおもてなし向上につながる研修等を実施してまいります。 さらには、自然アクティビティー等の充実に向けた拠点整備、あるいは旅行商品販売に向けた推進体制を整備していくことで鏡野町ならではのプラン造成が可能となりまして、ファン創出による観光消費額の拡大につながるものと考えております。 続きまして、小項目4であります。 現状では、アクティビティーの充実を積極的に進め、美しい自然環境の中で体を動かしながらいい汗をかき、奥津温泉をはじめとしたすばらしい温泉につかるといった、病気になりにくい健康なライフスタイルの提案等を進めております。 また、湯治からメディカルツーリズムまでの一貫した取組につきましては、健康のまち鏡野町にとりましてふさわしい方向であると思います。病院と連携した受入れ環境の構築、あるいは温泉、宿泊における科学的な根拠の積み重ねなどもありまして、中・長期的な視点で検討を重ねてまいりたいと考えております。 続きまして、小項目5であります。 観光振興のみならず、産業全体での事業収益化と雇用創出は必ず見据えていかなければならないと考えております。 観光部門につきましては、今回の観光振興ビジョン策定の先にありますDMOの設立が大きな好機でありまして、設立準備段階から各種団体との協議の中で事業収益化あるいは雇用創出を視野に入れた検討を図っていきたいと、このように考えております。 また、みずりん、おゆりんを活用した商品開発、あるいは地域経済の取組につきましても、鏡野町のマスコットキャラクターといたしまして多くの皆様に御活用をいただきながら、様々な方法で町の魅力を発信していきたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症の影響によります地域経済へのダメージが続いている中で、キャラクターの使用が気軽にできる形を検討いたしまして、商品開発、販売、雇用創出につなげていくべく、利活用につきましての周知と広報も併せまして進めてまいりたいと考えています。 続きまして、大項目の快適な生活環境の里づくり、防災対策の推進であります。 改正水防法及び改正土砂災害防止法が平成29年6月19日に施行されたところであります。これによりまして、浸水想定区域あるいは土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設の管理者等は、避難確保計画の作成あるいは避難訓練の実施が義務となりました。 避難確保計画を作成あるいは変更したときには、遅滞なくその計画を町に報告する必要があり、計画の点検に際しましては、各施設を所管する都道府県または市町村が関係部局と連携して行います。計画内容も共有することとなってございます。 現在、鏡野町社会福祉協議会におきましては、施設の避難確保計画を策定中であります。災害時の連携等の協定締結など必要なことでもありますので、社会福祉協議会と協議を重ねながら調整を図っていかなければならないと考えております。 続きまして、小項目2であります。 御指摘の事実があることは十分認識しております。これまで様々な議論を重ねてまいりました。現時点で黒山地区に避難場所等の設置計画はございません。しかし、近年の災害発生状況からも、できるだけ早い段階で結論を出すことが重要と考えます。 また、施設利用の方の避難につきましては、施設での避難確保計画に基づきまして行うことといたしまして、必要に応じて町も避難先への移動支援をしていきたいと考えております。 かがみの園におきましても、現在、避難確保計画を策定中であります。今後につきまして、計画内容を精査いたしまして、備蓄品を備え、施設内避難あるいは避難時の連携、また避難場所での居住性の確保等を踏まえた計画を作成することが重要であると考えております。 続きまして、小項目3であります。 鏡野地域福祉センターにおきましては平成3年に新築、またかがみの園におきましては平成4年に新築され、どちらも築後30年を経過しております。社会福祉協議会からも改築の要望があるところであります。 質問がありました移転、改築につきましては、地域の方の利便性、あるいは社会福祉協議会の事業展開等、総合的に勘案して協議をする必要があります。 続きまして、小項目4であります。 町としての防災対策につきましては、防災ハザードマップの更新、あるいは災害時における備えにつきまして広報活動のほか、災害時の情報伝達手段の多重化、あるいは
防災通信基盤の機能強化を図ってまいります。 また、町といたしましては、ため池ハザードマップの作成及び廃池工事を実施しております。 続きまして、小項目5であります。 鏡野町国民健康保険病院の老朽化につきましては、建物、設備の老朽化によりまして、患者さんをはじめとした利用者の方に大変不便をおかけしております。 病院の移転、新築につきましては、町民の皆様をはじめとした地域にお住まいの方に安心して暮らしていただくために不可避な事業と考えております。 毎年のように全国各地で大規模災害が発生している状況でもありますので、災害に強く、かつ今回のコロナウイルス感染症にもありましたように感染症にも対応できる、そして誰もが安心して医療を受けることのできる施設の整備に向けまして、財源の確保も含めまして検討してまいりたいと思います。 以上、答弁とさせていただきます。後は教育長に答弁をさせます。
○議長(原章倫君) ここで申し上げます。 本日の会議時間は、議事の都合により一般質問終了までこれを延長いたします。 引き続き答弁を求めます。 武本教育長。
◎教育長(武本吉正君) 飯綱議員の質問にお答えいたします。 大項目、創造豊かな教育・文化の里づくり、中項目、小・中学校教育の充実の小項目1ですが、教育委員会では、子供たちに楽しいと思ってもらえる学校づくりに取り組んでまいりました。このことは、後期基本計画においても中心に据え、引き続き取り組んでいくことと考えております。 各学校では、岡山県教育委員会が示す学習指導のスタンダードなどにより、児童・生徒が主役となる授業、分かる授業となるよう授業改善に努めてまいりました。 また、施設面においても、エアコンやICT機器を設置することにより、学校生活が快適で充実したものとなるよう努めてまいりました。 令和2年度の学習状況調査では、学校に行くのが楽しいの設問に、小学校では約9割、中学校では約7割の児童・生徒が肯定的な回答をしております。 続きまして、小項目②と③ですが、5月1日現在で町内の小学校の児童は661人となっております。 内訳は、南小学校267名、大野小学校175名、鶴喜小学校95名、香々美小学校43名、香北小学校14名、奥津小学校52名、富小学校15名です。中学校の生徒は313人です。 児童・生徒の多くは、南小学校区並びに大野小学校区など南部に集中し、北部の小学校では次第に児童の数が減少してきております。 このため、教育委員会では、鏡野町立小学校の教育環境のあり方検討委員会を設置し、昨年12月に諮問を行ったところであります。 検討委員会は、関係小学校、保育園等の保護者の代表、校長、区長などで構成し、児童数の増加または減少により教育環境に影響が見込まれる小学校の在り方について協議を行っております。 また、関係の保護者に対してアンケートの調査を実施したところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 町長、教育長、答弁ありがとうございました。 では、順序に従って再質問をさせていただきます。 1の小項目1ですけれども、前期基本計画においては、公共観光施設の大規模改修を行って、快適な環境、サービスの提供や魅力向上につなげていくということで理解をしました。 広域連携のキャンペーン等の誘客事業を積極的に行われておりまして、魅力的な季刊誌、パンフレットの発行もされております。SNSでの積極的な発信も拝見しております。そういったことに取り組まれているんだなというのは見ております。 コロナ禍になり、成果が見えにくい現状ではありますけれども、コロナが収まって観光客が戻ってきたときにその成果を出せるよう、ソフト事業にもしっかり取り組んでいただきたいと思っております。意見で終わります。 2番目ですけれども、これまで入り込み客数に比べて宿泊客数が少なかった現状があります。課題解決のために施策、事業を検討されておりまして、昨年度末からジャパンエコトラックへの登録で全国に向けてPRができつつあると、鏡野の自然環境を生かしたエコツーリズムの推進による滞在型の旅行に力を入れられておるということです。 今後、結果が伴って宿泊客数が伸びるようしっかり取り組んでいただきたいですし、今こういったことが町内へ波及効果が高まると思います。日本を代表するアウトドアブランドのモンベルとの提携、大きな効果を生むだろうと大変期待をしておるところです。 再質問ですけれども、モンベルのアウトドア拠点施設は全国に多数あるんですけれども、例えば高知県の本山町というところには、モンベルアウトドアヴィレッジ本山店というアウトドアの拠点となる複合施設がございます。こちらは、ビジターセンターやモンベルショップ、コテージ形式の宿泊施設、レストラン等を備えた拠点整備を図っています。ネットで拝見したんですけれども、大変魅力ある施設で、訪れてみたくなりました。 鏡野にもそのような施設、こういったものができれば、にぎわいが増えると思います。現時点では検討段階だとは思いますけれども、こういった将来の展望をお尋ねいたしたいと思います。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。飯綱議員の御質問にお答えをします。 飯綱議員おっしゃいますとおり、高知県本山町には、モンベルが監修した全国でも非常に珍しい話題性のある施設ができております。旧中学校の跡地を利用したものというふうに聞いております。 鏡野町としましても、大手アウトドア企業と連携した好循環創出事業におきまして、そういったことも検討しながら実施をしていきたいというふうなことを思っております。 2日目の答弁でも回答させていただきましたとおり、観光施設の再編整備というものをやっていきたいというふうに考えております。その中で、どこまでモンベルさんと一緒に踏み込んでいけるかというようなことを考えていきたいというふうに思っております。可能な限りモンベルさんに対して将来的にも積極的な関与をお願いしたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 大変前向きな答弁がいただけて、そういったものができますと話題性にもつながりますし、ぜひ積極的に進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に行きますけれども、小項目3のおもてなし力の向上を図るために、町の魅力を伝える人材の育成に力を入れられていると確認ができたわけですけれども、御答弁にあった、自然アクティビティー等の充実に向けた拠点整備や旅行商品の販売に向けた推進体制を整備するとあるんですけれども、これはどのような整備を検討されておられるのか、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えをします。 まず、拠点整備でございます。こちらにつきましては、今後、みずの郷奥津湖全体を町全体のアクティビティーの拠点として考えております。こうした中、本年度の予算にも計上させていただいておりますが、プロモーション本部のほかに、湖畔にカヌー等の受付を行うアクティビティーベースとそれからカヌーの保管庫を併設した施設を整備するということにしております。それと、昨年度から実施しております環境省の補助事業におきましてカヤックの購入を考えております。こちらは拠点整備の内容でございます。 それと、旅行消費販売に向けた推進体制についてでございますが、こちらにつきましても、昨年度、誘客多角化の事業におきまして環境省の補助事業を行いまして、観光のホームページにおきましてツアー商品の一元的な予約管理が可能なシステムを構築しております。今後のDMOを見据えた推進体制を構築する中で、企画からそれから誘客まで一元管理のできる体制の整備を行っていきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) ありがとうございます。 奥津湖を拠点とした旅行の拠点をつくっていくということで、大変魅力があるんだと思います。よろしくお願いします。 先ほど答弁にもございましたけれども、DMOの法人ですけれども、これはいつ頃をめどに設立をされる御予定でしょうか。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えをします。 現在、観光協会それからプロモーション本部の中でお互いに設立に向けた協議を行っている状況でございます。 町の希望としましては、今後協議の内容いかんによりますけど、令和5年度を目途に考えていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) DMOの設立については、令和5年度を目途に検討されているということで、これが好機になっていくということですので、期待をしながら注視していきたいと思います。 小項目4に移りますけれども、ヘルスツーリズムの推進について、中・長期的な視点で検討していきたいと確認できたわけですけれども、まずは積極的にエコツーリズムに取り組んでいただいて、それが後に健康の町かがみのにふさわしいヘルスツーリズム、メディカルツーリズムにもぜひ取り組んでいただきたいとは思います。 事例としては、隣の湯原とか、人間ドックが受けられる湯けむりドックとか、旅行と人間ドックを病院で受けられるというような施設もあるというふうに聞いておりますし、こういったことも検討されたらいかがかなとは思います。いかがでしょうか、こういった提案なんですけれども。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えします。 健康と病気それからその治療に関連しましては、健康の町かがみのとしましては非常に大きな関心のあることだと思っております。 先ほど中・長期的に検討すると申し上げたんですけど、大きな部分じゃなくて、飯綱議員が提案されている簡単な人間ドック、それから病院をそれほど引き込まなくてもできるようなところでプロモーション本部で検討できるところについては検討していきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 病院との連携をそこまで深く関わらなくてもできるような取組があれば、ぜひ推進していただきたいと思います。よろしくお願いします。 5番なんですけれども、町のキャラクターでみずりん、おゆりん、大変かわいらしいキャラクターだと思いますが、この活用で例えば役場庁舎1階玄関とかペスタロッチ館の玄関とかに大きなパネルを置いてみるなど、町民の皆様にも身近で親しみやすくなるような取組、発信、そういったものができないかなと思うんですが、いかがでしょうか、御提案です。
○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。
◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問、御提案にお答えをします。 議員おっしゃるとおり、町のマスコットキャラクターでございまして、町の代表的な施設それからペスタロッチ館等には置いてもいいのかなというふうに考えております。 町民に対します日常的、継続的な触れ合いというような面でも必要かなというふうには思っておりますので、既設予算で対応できる部分について、例えばパネルそれからポスターとかについては、関係部署、設置する部署と協議をしまして前向きに検討していきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 先ほどパネルやポスターなど設置を前向きに検討いただけるということで、ぜひよろしくお願いします。子供が大変喜ぶと思います。 では、大項目の2番のほうへ行かさせていただきます。 防災対策の推進のほうですけれども、現在、避難確保計画を策定中ということですが、これから最も災害の危機が高まる時期でございます。町は、施設管理者に避難確保計画を期限を定めて作成するよう指示を出す義務というか責任もあると思います。 平家建てのかがみの園や地域福祉センターでは、上階に避難ができないため、避難は建物から移動しなければなりません。災害は待ったなしで起こりますので、できるだけ早い段階で避難計画の策定がなされ、安全対策を進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか、いつまでに作成されますでしょうか、御答弁お願いします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 失礼いたします。飯綱議員さんの御質問にお答えします。 今回御説明しております福祉センターとかがみの園につきましては、今年度中の個別施設計画の策定をお願いしておるところでございます。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 今年度中につくられるということで、なるべく早い時期で策定していただけたらと思います。よろしくお願いします。 再々質問になりますけれども、ハザードマップについて改善の要望が2点ありまして、御提案させていただきます。 現在、町のホームページで閲覧ができる洪水・土砂災害ハザードマップ、鏡野地域(南部)を例に挙げますと、県が平成18年6月9日に公表した浸水想定区域(計画規模)を基準に示したものになっております。これは、100年に1度起こり得る大雨により氾濫した場合の浸水状況を示しております。2日間の総雨量が255ミリです。 一方で、想定最大規模の洪水浸水想定区域図というものもありまして、こちらは1,000年に1度の大雨による洪水を予測したもので、浸水範囲はより広範囲になって、浸水の深さも当然深くなります。こちらは2日間の総雨量が754ミリというふうにありました。 近年の集中豪雨による災害を考えますと、より厳しく高いリスクを想定した、1,000年に1度の大雨である想定最大規模を基準にハザードマップを作るべきではないかと思いますが、この点はいかがでしょうか。 また、もう一点が、町のホームページでハザードマップを見ると、縮尺が広域過ぎて、知りたい施設や家の想定浸水の深さや危険状況が大変分かりにくいと思います。災害が起こり得る範囲だけでもよいので、縮尺2500分の1もしくは5000分の1程度の地図を作成して、災害予測がより分かりやすいよう工夫をしていただきたいですが、この2点について改善提案いたします。いかがでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) 飯綱議員の御質問にお答えをさせていただきます。 今のところ、ハザードマップは、先ほど言われましたように、2つのパターンで今回も作らさせてもらおうと考えております。 それから、ハザードマップの縮尺の件ですが、今回はもともと範囲を指定するのも、メッシュというか、区域を小さく分けて、以前のものに比べたらより正確なようなものができるようにしておりますので、その辺も含めてやらせていただきたいと思っております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 先ほどの御説明だと、ハザードマップは2つのパターンで作られるということで、計画規模と1,000年に1度の洪水を想定したものですが、町民にとっては分かりにくいので、そこら辺の説明をもう少しより詳しくしていただけるとありがたいんですが、いかがでしょうか。 もう一点のほうは、より分かりやすくしていただけるということで、そちらをまた見せていただきたいと思います。 最初のほうはいかがでしょうか。
○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。
◎危機管理監(奥克彦君) なるたけ御期待に沿えるようにやらせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) よろしくお願いします。 次に行きまして、小項目2のほうですけれども、黒山整備についてですけれど、なかなか難しい状況にあるということです。町が情報収集能力が最も高く、危険な場所とか状況を町民よりいち早く知ることができます。避難に時間がかかる御高齢者、障害を持たれている方への素早い情報提供や移動の手助けなど、手厚い支援を今後とも御支援いただきたいと思いますが、こちらは意見だけで、次の3番のほうに行かせていただきます。 3番のほうで、社会福祉協議会からも改善の要望があるということですが、今のところは協議をされているということですけれども、もし改築をされるのであれば、今の高さだと浸水が懸念されますので、大幅にかさ上げをされるとか、本当を言うと布原とか高台に移転をされたほうがいいのかなという危機意識も感じているところですけれども。いろんな状況があると思いますが、そのあたり、もう一度御答弁いただいてもよろしいでしょうか、移転について可能性はあるのか、お願いします。
○議長(原章倫君)
保健福祉課長安道君。
◎保健福祉課長(安道智秋君) 今の御質問にお答えをさせていただきます。 福祉センターにつきましては、現在、社会福祉協議会のほうから改修の要望はありまして、一応改修の計画も検討をしておりますが、防災等を含めた総合的な判断が必要というところで、先ほど議員がおっしゃられましたように、造成の高さとかというものも含めて今後もう一度検討をいかなければならないということで、現在協議中でございます。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) ありがとうございます。 かさ上げも含めて検討していただけるということで、地元の住民の方も心配をしておりますので、計画を策定した際にはぜひ周知していただきたいと思います。 次に参りますけれども、公共施設の防災対策についてお尋ねをしているわけですけれども、学校の防災対策についてもお尋ねをいたします。 先日、新聞にも取り上げられておりましたけれども、豪雨や台風で被災のおそれのある浸水想定区域や土砂災害警戒区域に立地する学校も避難確保計画を作成し、実効性の確認と避難訓練の実施が重要になってくる、この達成状況はいかがでしょうか。
○議長(原章倫君) 学校教育課長金平君。
◎学校教育課長(金平美和子君) 全ての学校において避難の計画は策定済みです。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 安心いたしました。 5番についてですけれども、病院についてお伺いします。 鏡野病院は、地域医療の要、存続していかなければならない重要な施設です。万が一の災害に備えて、役割や機能も時代に即した施設を今後検討していただきたいんですけれども。財源の確保も必要不可欠ではありますが、不可避な事業というふうに考えていらっしゃるということで、もう少し具体的な展望があればお聞かせをいただきたいです。
○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。
◎総合政策室長(瀬島栄史君) 飯綱議員の御質問にお答えいたします。 病院施設でございますが、常時、入院患者さんがいらっしゃるということで、そのままの状態での改修は困難と考えておりますので、このたびは不可避な事業というふうに回答させていただいております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 分かりました。 引き続き検討していただいて、なかなか待ったなしのところもあると思いますので、そういったときには議会や町民のほうにも知らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に参ります。 学校教育に関してですが、学校施設の改修工事から各教室へのエアコン設置、ICT機器、設備面の充実を図ってくださっていることに大変感謝したいと思います。 学校に行くのが楽しいと肯定的な回答が多いということで、大変うれしいです。保護者をはじめ地域の皆様、学校の先生、教育委員会がそれぞれ御尽力をくださり、地域社会で子供を温かく見守り育てる環境が高い確率でできているんではないかと、その成果が出ていると感じました。 しかし、学校教育に課題は尽きることはありませんので、学校生活が児童・生徒の皆さんにとって快適で楽しく充実したものになるよう、これからも日々努力をしていただきたい、そう思っております。 次の2と3について御答弁をいただきました。 その中で、教育環境のあり方検討委員会を昨年12月に設置をされたと、それで小学校の将来を協議されているとのことですけれども、このあり方委員会についてお尋ねをいたします。 この委員会は何名程度で構成されていて、どんな方が、先ほども答弁にもありましたけれども、教育の専門家の方を交えてるのかとか、もう少し具体的にあれば、あと会が定期的に開催されているのか、議事録は公開される予定があるのか、今後も計画されているのかなど、お尋ねをいたします。
○議長(原章倫君) 学校教育課長金平君。
◎学校教育課長(金平美和子君) 飯綱議員さんの御質問にお答えいたします。 あり方検討委員会なんですが、現在の名簿の人数でいいますと、委員数は24名です。 定期的に開催されてるかということなんですけれども、その会のときに次回いつぐらいにしましょうかということで、議題の内容であったりとかこちらの準備であったりとかの期間をいただくことも考えて次の期間を設定しているので、定期的とは言い難いと思います。 今後の予定ですけれども、次回は6月の下旬に開催を予定しております。その後のことはまだ今のところ決まっておりません。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) あり方委員会、6月下旬に次をされるということですので、またそこで詳しく話し合っていただきたいんですけれども。 先ほども言いましたが、香北小学校が全校生徒が14名、今、富小学校が15名、数年後には、学校運営をどうするのか、判断、答えを求められる喫緊の課題を抱えていると思います。 少人数がよいという考え方もあれば、大勢の仲間がいる学校で学ばせたい、そういう考えもあります。どちらが正解というわけではないのかもしれませんが、教育委員会としては、課題を抱えた学校ごとに、教育の専門家を含めて、先生、保護者、区長や地域の方々、そういった方々の声をなるべく多く聞いて意見を取り入れながら、慎重に、しかし早い段階で突っ込んだ話合いを進めていくことが避けられないと思います。 地域の多数の声をヒアリングするためにも、個別の学校単位でも深い協議が必要だと思いますが、その点はどのように考えられておりますでしょうか。
○議長(原章倫君) 学校教育課長金平君。
◎学校教育課長(金平美和子君) 対象となる小学校に関連のある保護者さんの意見はとても大切だと考えております。 そのことを受けまして、1月に1度、それから4月になってからも、富小学校それから奥津小学校、鶴喜小学校の保護者を対象にアンケートを実施しております。現在はその集計をもって次回の会議で諮っていこうと考えております。 以上です。
○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。
◆7番(飯綱洋平君) 何回も回数を重ねられていて、今アンケートの集計中だということですので、またアンケートの集計でどんな意見が出たのか、いろいろと教えていただきたいと思います。
○議長(原章倫君) 飯綱洋平君、時間が来ましたので、終了をお願いします。
◆7番(飯綱洋平君) ありがとうございました。
○議長(原章倫君) 以上で7番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 これにて一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は6月23日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 大変御苦労さまでした。 午後5時20分 散会...