鏡野町議会 > 2012-12-12 >
12月12日-03号

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  1. 鏡野町議会 2012-12-12
    12月12日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
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    平成24年12月定例会           平成24年12月鏡野町議会定例会会議録                                定例会第 3 日目                                平成24年12月12日                                於   議   場1. 応招議員(16名)   1番  河 田   紘            2番  中 西 省 吾   3番  原   章 倫            4番  日 並 克 己   5番  水 田 喜 富            6番  小 原 將 歩   7番  岸   泰 廣            8番  大 林 周 二   9番  山 崎 博 嗣           11番  藤 田 多喜夫  12番  居 森   彰           13番  小 椋 晶 志  15番  櫻 井 邦 紘           16番  長 石 幸 男  17番  浦 矢   薫           18番  沖 田 清 明2. 不応招議員(0名)3. 出席議員応招議員に同じ4. 欠席議員は不応招議員に同じ5. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(17名)   町長      山 崎 親 男       副町長     有 元   充   教育長     年 岡 康 雄       総合政策室長  戸 田   治   総務課長    赤 木 郁 夫       総務課統括参事 高 田 雅 司   まちづくり課長 堀 家 隆 司       くらし安全課長 本 山 繁 基   住民税務課長  近 藤 克 己       保健福祉課長  牧 野 精 志   産業観光課長  牧 野 康 平       建設課長    利 岡 憲 一   上下水道課長  松 隆 孝 之       学校教育課長  谷 口 強 志   生涯学習課長  阪 手   博       国保病院事務長 上 山 雅 民   会計管理者   西 村 明 芳6. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  有 本 昌 充       同 書記    瀬 島 道 子7. 会議録署名議員   3番  原   章 倫            4番  日 並 克 己             平成24年12月定例議会議事日程                           (第3日)平成24年12月12日日程第1 一般質問              午前9時55分 開議 ○議長(河田紘君) 皆さんおはようございます。 年の瀬も大分迫ってまいりました。衆議院議員選挙ももう今半ば、皆さん方毎日大変お忙しい中、本日、本会議3日目、御参集いただきましてありがとうございます。 本日は一般質問、初めての一問一答方式も入ります。どうかよろしくお願いしたいと思います。 それでは、ただいまより会議を開きたいと思います。 ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(河田紘君) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 7番岸 泰廣君。 ◆7番(岸泰廣君) おはようございます。7番岸 泰廣です。 ただいま議長に発言の許可をいただきましたので、通告書に従いまして質問させていただきます。 私は未来・希望基金についてお尋ねをいたします。 未来・希望基金が施行されて発足当初の組織づくりには戸惑いもあり、大変苦労したと聞いております。3年がたち、組織も軌道に乗りつつあります。また、未来・希望基金の事業の目的は、町民の主体的な地域活動を推進し、町民が自主自発的に行う広域的なまちづくりに、活動に対し経費の一部を支援することにより、活力ある地域づくりと新たな支え合い、助け合いの担い手を多数創出し、町民と町の協議によりまちづくりを推進しとあります。施行されて3年がたち、各地区の事業も終盤になろうとしています。町長は発足当初の思いと各地区の事業内容をどのように検証されましたか、お尋ねをいたします。 次に、地域によれば、継続していきたい事業、また新たに取り組みたい事業などの希望があるようでございます。2年後に第2次の未来・希望基金にかわる事業の計画は考えられておられますか、お尋ねをいたします。 以上で私の質問を終わります。あとは自席にて質問いたします。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 改めまして、皆さんおはようございます。 先日からの雪でありまして、上齋では50センチの積雪があったと聞いております。それぞれの地域に近年の長い冬がこれから来るわけでありますけれども、極度な降雪によりまして倒壊の危険あるいは緊急車両の入りにくい路線の除雪等、町民の皆さん方にはボランティアを含め、地域の取り組みにより一層お願いをしていきたいと、このように思います。昨日、上齋で会議をいたしました折にも、ところのお年寄りの方からそのような皆さん方が頼りだという声も聞かれております。そういうことでよろしくお願いをするところであります。 7番岸議員からの御質問であります。未来・希望基金事業についてというふうなことで、事業の内容あるいは検証の結果についての御質問であります。 活力のある地域づくりあるいは自立するまちづくり、町民と行政による協働のまちづくりの推進を図ることを目的といたしまして、町内12の公民館単位にそれぞれ地域づくり協議会を立ち上げていただきまして、ふれあいのまちづくり事業、安らぎのまちづくり事業、快適なまちづくり事業と、それぞれの部会におきまして地域の課題の抽出、あるいは課題解決のための方策などについて協議をなされまして、地域の特性を生かした事業に積極的に取り組まれております。高齢者等福祉対策あるいは健康づくり事業地域コミュニティー事業、さらには生活環境整備事業などにおきまして継続的に取り組まれておることなど考慮をいたしますと、地域ごとに成果が上がっておるものと考えられます。 今後におきましても、昨日の開催の地域づくり協議会情報交換会での意見も参考にいたしまして、その制度が地域にどのように受け入れられ、どのように運営されたか、その活動内容、問題点を検証する必要があると考えております。昨日の情報交換会におきましては、活発な意見がそれぞれに出されまして、またそれぞれに関係のある地域の代表あるいはまちづくり協議会、その代表の方が答弁に立たれておりました。時間の経過をするのも忘れて、かなり多くの意見が出されたものと、このように思いますし、交わされたものと、このように思います。 次の第2項目めの今後の事業計画についてでありますが、未来・希望基金補助金につきましては区長会からの要望もあります。また、協働のまちづくりを今後も進めるために必要であると認識しており、先ほど申し上げましたが情報交換会での意見も大いに参考にしまして、第2次未来・希望基金補助金のあり方を検討してまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(河田紘君) 7番岸 泰廣君。 ◆7番(岸泰廣君) 昨日地域づくりの会議があったということなんで、その意見にいろんな意見が出されたと思いますけど、ちょっと聞いたところによれば、これにそぐわないようなものが補助金で示されとんじゃないかというような意見もちょっと耳にしました。そういう部分を検証されながら、また2次に向けてこういう皆さんの喜んでくれることは進めてもらいたいと、このように思います。 また、2次の未来・希望基金に対しては、いろんな地域で自主防災の道具の関係とか伝統文化の問題、それから高齢者サポート関係のこともぜひ続けていきたいというような要望が来とりますので、その辺を酌みながら2次の未来・希望基金を27年度からもまた検討してもらいますようにお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(河田紘君) 5番水田喜富君。 ◆5番(水田喜富君) 皆さんおはようございます。5番水田でございます。 私は、4項目について伺いたいと思います。通告書に従いまして行わせていただきます。 まず、第1点目でございます。 町長はさきの9月定例議会において、同僚議員一般質問において来春の町長選挙に出馬するという意向を示されました。約4年前の21年に町長の2期目に当たりまして、私は6月だったと思いますが、一般質問で町長の所信をお伺いをいたしまして、町長はそれに対しての抱負を述べられたと思います。それを受けての総括ということでお伺いをしたいと思います。 これまで2期の町政を担ってこられた各種施策の中で、総括として町長なりにどう評価をされておりますか。また、反省すべき点があるのか、いやそれはないのか。それから、成果とか評価できる点、できる施策があるかどうかをお伺いをしたいと思います。 次に、再選の意思を固めるに当たりましてどのようなまちづくりに力を入れたいのか、どのような施策に力を入れたいのかを伺いたいと思います。 そこに書いております2番目の公約というといろいろと縛られると思いますので、町長の思いとか決意をお願いしたいと思います。さきの9月の定例会の答弁でも町長は自立を目指す町政を行いたいという思いの一端を答弁をされておりますが、改めて本日お伺いをしたいと思います。 次に、2番目でございます。 観光振興についてということで、観光看板についての質問です。 昨年、国道179号沿線に大きな観光看板が次々と設置されております。町内の主な観光地がわかりやすい大型の看板によって案内されていることは、観光振興に大きな成果があると思います。しかし、塚谷の交差点にある奥津湖を案内する看板の写真は何の看板かよくわからないと思います。晴天の天気のよい日には奥津湖と表示してありますのでダム湖とわかりますが、曇りや雨の日は写真が暗くて何の写真かわかりません。もっとよい写真に取りかえるべきと思いますが、どうでしょうか。 それから、プロポーザル方式という提案型の入札制度によって導入していますが、事業をされておりますが、提案当時からあのような写真だったんでしょうか。提案の時点で写真の取りかえの指摘とかをしなかったのでしょうか。 それから、あの写真の採用で机の上ではよく見えたとしても、あそこに掲げるとよくわからない絵となっている場合、業者の瑕疵というものは生じないのでしょうか。竣工検査で指摘すべきではなかったのでしょうか。この点は、詳細については後段、後で中西議員のほうが観光看板の件は詳細に質問されるようにここにありますので、余り細かいところまではいいのですが、変えるべきと私は思いますので、回答をお願いします。 それから3番目には、情報公開ということについて伺います。 町は常々町民に情報公開という言葉を言っております。まず町の条例等の例規は町のホームページから見ることができます。しかし、鏡野町の例規は条例、それから規則までの掲載で、要綱とか規程などは余り載っておりません。ホームページに規程、要綱の一部は載っているものもございますが、なぜ全部載せないのでしょうか。津山市などの近隣市町村の例規は要綱、規程まで載っております。誰でも見ることができます。市民でなくても、当然ホームページですから我々も閲覧することができます。 それから次に、各課の施策は数多くございます。町民が知りたい各課の施策の内容、それから手続、助成制度など、なかなかわかりづらいものがございます。ホームページに載せている課もありますが、どうも統一されておるように思えません。以前、鏡野町が発行した暮らしの便利帳というようなものがあれば大変便利で、町民にもよくわかると思いますが、再度発行ができないのでしょうか。 それから最後に、地域主権一括法の関連についてお伺いします。 9月の定例会や本12月定例会に、国の第1次一括法、第2次一括法による条例改正案が多く提案されております。一括法によって国や県の権限が市町村に移譲されますが、移譲される事務事業は現在どの程度あるのかをお伺いします。 それから次に、1次、2次の一括法で改正された条例は何件で、まだこれから提案する予定の条例がどのくらいあるのかをお聞きしたいと思います。 それから次に、今まで議員に説明されるのは条例を提案したときに国の法律により町の条例を制定する必要があるのでとかという説明で、なかなかわかりづらいという点があります。我々議員がよく独自に勉強すればよいのでしょうが、一括法の概要、そのうち鏡野町に関係ある条例や今後提案予定の条例など、全体像、これらを資料を示してわかりやすく全議員に説明をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 以上、よろしく御答弁をいただきたいと思います。あとは自席で行わせていただきます。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番水田議員の御質問にお答えをいたします。 議員からの御質問でありますけれども、2期を担っての反省点ということであります。 町長に就任以来、鏡野町総合計画に基づきまして、誰もが安心して心豊かに暮らせる魅力ある鏡野町の創造を目指して取り組んできたところであります。また、健全な財政運営によります持続可能な町政運営を行うために第1次行財政改革を行いまして、現在第2次の行財政改革に取り組んでおるところであります。 皆様方にその都度お知らせをいたしておりますけれども、第1次行財政改革ではやはりそのところによる大きな財源、貴重な財源につきましては子育て支援あるいは福祉の充実等に多く利用してきました。そのところにつきましては、議員の皆さんに報告し、それぞれ評価を得ておるところであります。このような中におきまして、まちづくりには終点があるものではなく、これからもこれらの事業を着実に実行していくことが重要であると考えております。 続きまして、成果とそして評価というところであります。 3月の一般質問でもお答えしておりますけれども、先ほど申し上げましたように行財政改革を着実に進めることとともに、重点施策といたしまして中学生までの医療費の無料化、あるいは放課後児童クラブの新設など子育て支援、あるいは雇用定住化の促進に向けて企業誘致、協働のまちづくりにつながる未来・希望基金事業など、さまざまに取り組んでまいりました。町民アンケートでも子育てしやすい町といたしまして高い評価を得ておるところであります。企業誘致につきましては、この2年間で6社の誘致が決まっております。県下でもこのような自治体はないと聞いております。また、安心・安全なまちづくりにつながります危機管理センターの整備、あるいは地域情報化の推進にも取り組んでおりまして、鏡野町が目指すまちづくりに多くつながっていると考えております。 次の御質問でありますけれども、再選に向けての所信、施策ということであります。 議員申されたように公職選挙法に抵触するということも考えられますので、具体的な内容は控えさせていただきますけれども、まちづくりにつきましては鏡野町総合計画にもありますように、誰もが安心して心豊かに暮らせる魅力ある鏡野町の創造を通じまして、住みよいあるいは住んでよかったと思える町にしていきたいと考えて、今も取り組んでおるところであります。 観光振興についての御質問であります。 課題となっております観光看板の取りかえということでありますけれども、看板につきましては天候等で少し見にくく感じられるというところがあるようであります。しかしながら、状況を見ながらでありますけれども、現状のままでの運用をしていきたいと、このように思います。あるいは看板の写真というのは鏡野町が提供しております。でき上がりの看板は仕様書のとおり完成しておりますので、瑕疵には当たらないと考えておるところであります。 続きまして、情報公開についての御質問であります。 まず、町の例規のホームページへの掲載ということであります。 まず1項目めでありますけれども、現在条例及び規則につきましては町のホームページに掲載しておりますけれども、要綱、規程につきましては掲載できていない状況であります。各自治体の掲載内容には差があります。本町でも掲載できる環境が整いました関係から、掲載すべき準備を進めておるというところであります。 続きまして、2項目めであります。 先ほどの答弁と一部重複しますけれども、例規をパソコンで運用するためのサーバーについてであります。経費節減のために既に使用しておりましたサーバーを利用してきたために、保存容量に限界が生じたために条例と規則のみの掲載としたものであります。本年7月よりサーバー例規関係の委託業者のデータセンターに移行したために保存容量が支障がなくなった関係から、要綱、規程等につきましても、掲載すべく準備を今しておるところであります。 続きまして、各課の具体的な施策の周知であります。 暮らしの便利帳は平成17年の町村合併の際に作成をいたしまして、全戸配布したものでありますが、その後の社会情勢によりまして一部内容についても現状と乖離したものとなっております。確かに町民が生活していく上で有益であることは認識しておりますけれども、先ほど申し上げましたとおり、社会趨勢の変化によりまして制度等が変われば誤った情報にもなりかねませんし、誤解を招く要素にもなるわけであります。 このようなことから、可能な限り鏡野町の広報紙、また町のホームページ等で最新の各課の行政上の施策の手続あるいは制度の紹介に努めてまいりますので、御理解をいただきますようお願いを申し上げます。 続きまして、地域主権一括法についての御質疑であります。 まず、第1次、第2次一括法に対する対応状況についてでございますが、まず1項目めにつきましては第2次地域主権一括法では地域主権戦略大綱を踏まえまして関係法律の整備を行いまして、基礎自治体への権限移譲といたしまして47法律の整備を行い、都道府県の権限を市町村へ移譲を行うものであります。 なお、第2次地域主権一括法関係で、県からの対象となる移譲事務は現在把握している範囲では10件程度を想定しております。平成11年に施行されました分権一括法におきまして、地方自治法の改正がなされ、いわゆる特例条例によりましてそのうち既に4件は移譲されております。 続きまして、2項目めの条例の関係でありますけれども、条例制定等につきましては第1次及び第2次地域主権一括法による義務づけ、枠づけの見直しとともに、条例制定権の拡大によりまして、本町では平成23年12月の定例議会におきまして条例制定2件、条例の一部改正10件の合計12件を提案をいたしました。本定例会で条例制定4件、条例の一部改正3件、計7件を提案しております。したがいまして、条例制定及び一部改正で制定済み12件、現在提案審議中7件となっております。今後の条例制定等の予定といたしましては、道路法の改正に伴うもの3件、河川法の改正に伴うもの1件、計4件を予定しております。なお、第3次地域主権一括法による条例制定等につきましては、未定であります。 3点目の概要説明の件でありますが、12月定例議会におきまして議会運営委員会からの要請もあります。条例の制定につきましては、政策等の形成過程の説明資料、特に添付をせよというふうなことでありますので、それにのっとりましてさせていただくようにしております。今後、説明資料配付につきましても、議会からの要請があれば対応してまいる所存でありますので、よろしくお願いをいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(河田紘君) 5番水田喜富君。 ◆5番(水田喜富君) いろいろと御答弁いただきまして、ありがとうございます。 まず1点目の、町長の所信についてでございますが、ここにも答弁書をいただいてございますが、大体町長の考えられておることはわかりました。ただ1点、反省点はありますかという質問したと思うんですけども、ないということですか。ないならないということを言うてください。 ここの答弁書の中に公選法に抵触すると考えられますということで、具体的な内容は控えさせていただきますがとありますが、9月の議員の質問にもある程度踏み込んで答えられておりましたので、公約ということまでは私は求めませんが、それからいろいろ他町村の再選をどうするかどうかという質問をされておりますが、それについて結構踏み込んで答えられとる市長さんがおりますし、広報紙とか新聞とか載っております。その公約ということを言うと公選法に触れるんかもしれませんけども、町長の決意とかという形でお答えをいただきたかったということで、これにつきましては町長の思いですから、どうこうということは申しませんが、私からは次期町政に挑むに当たりまして周辺地域の住民が暮らしやすい町政、温かい心を持った町政を常に持ってしていただきたいということを思います。今までも言われた中にそうした言葉は言われとんですけども、特に地域周辺の住民に対しての、地域に対しての配慮をよろしくお願いしたいと思います。 それから、観光看板についてということでもございますが、塚谷を通るたびに私はいつも思います。何とかならないのかなという思いにかられます。町長あっこを通られるときに何も思われませんか。確かにここの答弁書にあるように暗いというようなことも書いてありますけども、仕様書のとおりにできておりますのでということです。瑕疵はなかったにしても、せっかくあっこに上げた看板が死んどると思います。奥津湖のイメージダウンになるんじゃないかと思いますので、私は掲げて役に余り立ってないような、内容のよくわからないような看板は変えるべきだということを思います。改めてお聞きします。検討できないものでしょうか。 それから、情報公開についてということで、システムのサーバーとかの問題があるためと、容量に限界が生じたために条例と規則のみを掲載したということも答弁の中にありました。しかし、全体から判断すれば、掲載すべく準備をしておりますということで、前向きに考えていただけるんじゃないかと思っております。町の職員は見れるんですね。町民は見れません、要綱とか規程とか。そこらやっぱりサーバーの関係があるんですか。職員は見れて町民は見れないというのは。どうもそこのところが私よくわからないんですけど。 それで、ちなみにホームページで、前向きに検討しておるということですので深入りはしませんが、ホームページで見られる、今衆議院選挙の期間中ですから言いますが、ホームページで見られる選挙管理委員会関係の例規をちょっと調べてみたんです。それを例にとりますと、鏡野町は我々がホームページで見れる選挙管理委員会関係の例規は条例が1件だけなんです。津山市のホームページを見ると13件載っとんです、条例を含めて。条例は余りたくさんありませんが、ほとんどが規程です。細かい規程。それが13件載っとん。余りにも大差があると思います。今後検討するということですからよろしいですが、よろしくお願いします。 それから、暮らしの便利帳のことです。 私、津山市の暮らしの便利帳をちょっときょうももらってきて、ここに持っとんですが、本当に分厚いんですけど、こねん分厚くなくてもいいと思うんですけど、これ見させていただきますと、全ての課の津山の行政の情報というのがこの中にもうびっしり詰め込んであります。これが昨年発行されとんです。町長これ御存じですか。見られたことありますか。1回見てください。結構これ役に立つと思うんです。各課のいろんな施策とか手続など幅広く載って、大変わかりやすいと思います。 先ほどの答弁の中に、ホームページとかに載せておりますというような答弁もありましたが、全ての住民がホームページを見れる環境であるとは思われません。津山市の場合を言いますと、津山市と民間の企業と共同でこれ発行しとんです。広告も結構、中にたくさんあります。これの経費は広告収入で賄っておって、市の経費は0ということらしいです。そういうこともありますので、発行の手法も含めて、できるものならこうしてお年寄りでも目にした場合に見やすいことができるようなものを、便利帳を発行していただきたいなと思います。ぜひ検討をいただきたいと思います。 それから、地域主権一括法についてでございますが、第3次の一括法も今後予定されておるという、さきの総務課長の答弁もありましたし、独自の取り組みも条例に入れることができるということですので、全議員へのこの概要を説明をいただきたいと思うんです。先ほどの答弁の中に、今定例会から新しい条例の制定については政策等の形成過程の説明資料ということで、新しく個々の条例の説明は詳しいのが資料提供をいただきましたので大変よくわかります。しかし、その全体像を議員に説明いただければ、この一括法関係のがよく理解できるんじゃないかと。その上で個々の条例の検討をすればよりわかりやすいんじゃないかと思いますので、勉強会とかという形でもよろしいから、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 以上、再質問で、漏れがあったところとか、先ほど私が指摘しましたことをお願いします。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番水田議員の再質問にお答えをいたします。 まず最初の、今2期目の中途におきまして2期を振り返るときの反省点はあるかないかというふうなことでありますけれども、反省すべきところは議員皆さんから御指摘をいただいておりまして、その都度修正を加えながらその施策に加えておるというところでありまして、より町民にわかりやすい方法でそれぞれの先ほどもるる申し上げました施策に取り組んでおるというふうなことで理解してほしいと、このように思っております。 しかし、その反省するところでは、大いに周辺の地域というところに重きを置かれて再質問でありますけれども、もとよりそういうふうな所存でもあります。いろいろな方から御意見をいただいておりまして、その整合性を図るとともに、昨日の未来・希望基金を使っての総括したお答えでも申し上げましたけれども、そういうふうな周辺地域の住民の抱えている問題も鏡野町の町民全体の思いとして、それをどう判断するかというのは行政でもあり、議員の皆様方の今後の活動において明らかになること、このように思っております。これでいいというところは決してないと思っておりますので、十分今までの施策が実を結ぶように努力をしていきたいと、このように思います。 それから、観光案内板の件であります。 言われましたようにあそこはたびたび通るわけでありまして、皆さん方から御指摘をいただきまして、より一層見るようにしております。本当に奥津方面に行っておりますと、これからは特にそうですけれども、全体に曇っておるところを背景にして見る場合は大変見にくいと言われるのはごもっともであります。設置をしてまだ期間も少ないというところ、あるいは本当に夏時分見たら反対などからもよく見えるわけでありまして、そういうふうなことも考えながら、あるいは町が所有しておる写真でありまして、どの写真がいいのかというところをある程度は選考しておりますけれども、幅広い町民の方からあるいは関心のある町外の方からそういうふうな提供はいただいておりません。 そういうところから、それを頼りにして判断をしていきたいと、このように思っておりますので、ただいまの御質問に関しましては適切な答弁となっておりませんけども、そのことを御承知おきまして御理解賜りたいと、このように思っております。 それから、各課の具体的な施策の周知を町民に対するサービスの一つといたしまして、先ほども申し上げましたように平成17年に行いました便利帳を全戸に配布したというふうなことで、引き続きしたらどうかというふうなことであります。 先ほども申し上げましたように、随時その方法が、施策というものが変わっております。そういうふうなところから、ある時期を見まして皆さんで検討してまいりたいと、このように思います。そういうふうな成果があったということは承知しております。そういうふうなところで、さまざまな方からも同じように意見をいただいておりますので、今、次の質問でも出ます地域主権一括法に基づくところのあるいは2次主権一括法に基づくところ、そういうふうに法律が改正をされているというふうなところの関係もありますので、それの時期を見まして判断をしていきたいと、このように思いますので、便利帳の配布につきましては御了解いただきたいと、このように思います。 最後の質問であります、全体像をしっかり捉えた対応をしてほしいというふうなことであります。 その件につきましては、担当課長、総務課長に答弁をさせますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(河田紘君) 総務課長赤木君。 ◎総務課長(赤木郁夫君) 失礼いたします。5番水田議員の再質問につきまして、私のほうから少し説明をさせていただきます。 まず、情報公開につきましては、町のホームページの関係でございます。 職員は見れるのかということでございますが、ホームページ上からは見ることはできません。ただ、システムで新旧対照表とか、そういったものを作成する上でのシステムがございます。そちらにつきましては、稼働しておりますので見れておる状況でございます。 現在、条例で数でいいますと269件だったと思います。それと規則におきましては167件、合計約430件程度の例規がホームページ上では見れておる状況でございます。しかし、全体からすれば他の要綱等含めますと、860件程度ございます。先ほど申しましたように、データセンターが移動したということがありまして、その容量が確保されましたので、今年度末をめどに努力して、全てが見れるという形に持っていきたいというふうに考えております。 なお、これら条例、規則等が見えるようになったのは、たしか平成19年ごろからだったというふうに記憶しております。そういった関係で、選挙につきましては条例が数が1件というようなことで、ほかにも規程等がございます。こちらにつきましても、見れるように努力してまいりたいというふうに思います。 あわせまして、地域主権一括法の関係でございます。 非常に見にくいといいますか、非常に複雑という感がいたしておりますこの法律につきましては、議員御指摘のありました権限移譲につきましては現状一括法だけでなく、分権一括法によってもう既に市町村へ県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例、いわゆる特例条例によりまして各自治体に権限移譲が行われております。その後、一括法ができまして、さらにそれが加速しておるというふうに認識しておるところでございます。 したがいまして、職員につきましても、そういった制度につきましては研修をいたしております。そういった形で、議会からの要請があれば細かく説明できるような資料も提示させていただき、あわせて説明もさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(河田紘君) 5番水田喜富君。 ◆5番(水田喜富君) ありがとうございます。 観光の看板の件でございますが、町長、夏はよく見れると言われましたけど、私は夏も見れんと思います。一年中見れんのじゃないか思うんです。ですから、これだけはちょっと検討していただきたいなと、強く要望いたします。 あとは、ホームページの例規集なんかも見れるようになるということでございますし、地域主権一括法につきましても議会のほうから要望があれば説明をいたしますということでございますので、了解をいたします。よろしくお願いをしたいと思います。 以上で私の質問を終わります。
    ○議長(河田紘君) 3番原 章倫君。 ◆3番(原章倫君) 失礼をいたします。3番であります。 議長の許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。 その前に、ちょっと私5日ほど前から風邪ぎみでございまして、質問の途中にせきが出るかもしれませんけど、お聞き苦しいかもしれませんけど、よろしくお願いをいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。 それではまず初めに、鏡野町地域情報通信施設整備事業についてでありますが、町長にお尋ねをいたします。 この整備事業においては、地域間において行政サービス、情報サービスの格差が生じている。この12月3日、議会本議会初日でありますけれども、内閣府、消防庁、気象庁の共同で緊急地震速報の全国的な訓練の実施がありました。自動的に音声告知放送を流す試験放送がありましたが、鏡野町の対象地区、奥津、上齋原、富地区に設定している屋外拡声器と各家庭の告知放送受信機から放送が流れる試験放送がありましたが、前々から鏡野地域においても緊急告知のできる行政連絡の必要性を一般質問でも要望してきましたが、この事業が奥津、上齋原、富地区と同様に鏡野地域の全戸に光ファイバーを整備し、住民サービスの均一化を図るものでありますが、この計画の内容説明が議会にあったのが平成24年3月だったと思います。そして、各地域の代表である区長幹事会で平成24年4月に情報化の全体のイメージの説明をされたと思います。 実質、この整備の運営の費用等の概要説明はこの11月19日の全員協議会の場で説明がありましたが、設計施工費と15年間の維持管理運営費、総事業費、102億3,700万円の試算が出されて、15年間の利用料を除く債務負担行為設定額が85億8,900万円であります。合併特例債を利用しての事業でありますが、初期費用の一般財源16億4,100万円、15年間の管理運営費の中において5年目、8年目、13年目において耐用年数8年である機器更改費として22億2,000万円でありますが、この機器更改費は合併特例債の対象外とお聞きしておりますが、8年目においては3地区分、14億6,400万円の整備が必要となってくるわけでありますが、町財政において特定目的基金を除く財政調整基金、地域振興基金、減債基金ともに基金繰り入れによって、合わせて60億円程度今現在あると思いますが、地方債残がふえるわけでありますが、平成27年度から合併特例法の終了に伴い地方交付税も5年間で段階的に縮減されると思われますが、まず町民が思うのは将来において行政サービスの低下がするのではないか、負担がふえるのではないかと思うと思いますが、町財政の中・長期的な将来負担並びに基金の推移をどのように数値を想定されているのか、お尋ねをいたします。 次に、町税、使用料、利用料の滞納に対しての徴収についてでありますが、町長に9月定例本議会での答弁に対しての再度質問をさせていただきます。 9月本議会でも述べさせていただきましたが、先ほどの情報通信施設整備の質問の中にも申し上げましたように、合併特例法の終了、そして電源立地交付金等も減少傾向の想定をされる中、自主財源である町税の住民税、固定資産税、軽自動車税、国保税、使用料、利用料である有線テレビ、保育、上水道、下水道、町営住宅、学校給食等の利用料でありますが、町民の皆さんに負担をお願いをして、歳入に対して最大限の行政サービスを行うことが全てだと思っております。町長、そう思いますよね。 それで、不納欠損処理をするということは、町民の公平性が保てないとともに、町民の信頼を得ないと思うわけであります。町長、9月本会議の答弁の中において、6課による鏡野町徴収金収納調整連絡会議を充実し、滞納額の減少に努めるとの答弁でありました。連絡協議会にどのような成果が見られているのか。そして、連絡会と町長での協議をしながら徴収体制を目指したいとの答弁でもありました。どのような協議結果が出されたのか、お尋ねをいたします。 以上、登壇での質問はこれで終わります。あとは自席で質問させていただきます。 ○議長(河田紘君) ここで11時5分まで休憩といたします。              午前10時53分 休憩              午前11時2分 再開 ○議長(河田紘君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 3番原議員の御質問にお答えをいたします。 まず、鏡野地域情報通信施設整備事業についての御質問であります。 奥津地域は平成16年度に、上齋原地域は平成18年度に、富地域は平成21年度に光ファイバーによる情報通信網を整備して、それぞれ町民の方に利用していただいております。そして、安心・安全のまちづくりのための屋内、屋外告知放送をはじめといたしまして、ケーブルテレビ、インターネット、農業気象といったサービスも住民に提供しております。しかし、鏡野地域につきましては、光ファイバーによる情報網がなく、あるいはかつてありましたファクス通信手段も経費等の問題もありまして今は廃止をされております。 地域の情報インフラの整備が喫緊の課題とされておりましたけれども、近年増加傾向にあります自然災害に対応するためにも、将来のまちづくりのためにも、通信の重要性を深く認識をしまして、この際、この大事業を実施する決断をしたところであります。同時に、先駆的なさまざまな事業もいろいろ研究いたしましたけれども、現状でき得る施策といたしましては当事業と相なったということであります。 議員が将来の機器更新時に発生する多大な財源を御心配をされることにはごもっともなことと存じ上げます。そのためにもPFI事業を実施することにいたしまして、15年間の運営期間中に総費用を平準化をいたしまして、毎年の負担を軽減する、あるいは支払いが円滑にできるよう運営していくようにいたします。そうすることによりまして、議員が8年後の機器更改費15億6,400万円の経費負担を御心配されていらっしゃいますけれども、実は平成31年度に富、平成34年度には鏡野、39年度に奥津と、それぞれ機器更新が発生する際に必要となります機器更新費が約22億2,000万円という高い峰となります。それをPFI事業で平準化することによりまして、機器更改費に関しましては15年間にわたりまして毎年の負担は約1億4,800万円ずつで済むことになります。 最後に、今後とも執行部は一丸となりまして将来の有利な財源を探すために調査研究を行いまして、住民に財政上の不安を与えないようにしてまいります。財政の詳細につきましては、担当総務課の参事に説明をいたさせます。 続きまして、税の質問であります。 税の公平性につきましては長年の課題でもありますし、県を初め、国でも協議がなされておるという大きな課題でもあるわけであります。町税、使用料、利用料の滞納につきましてでありますけれども、この件につきましては議員申されたように9月議会の再質問と捉えております。町税につきましては、本町の重要な歳入財源といたしまして、行政サービスを支える基幹的自主財源でもあります。各種使用料、利用料におきましても、事業を運営する上で重要な財源でもあります。 本町では、厳しい財政状況の中におきまして、財源確保のため町税等、未収入額の解消に努力しておるところであります。町税におきましては、滞納者は税負担の公平性を確保するために、財産等を差し押さえするなど、法的措置を講じております。既に実行しておるというふうな件数もかなりに及んでおります。使用料、利用料につきましては、職務的に十分な措置ができていない現状でありますけれども、御指摘の現況の6課、6課と申しますのは税、利用料を徴収する課でありますけれども、住民税務課、くらし安全課、保健福祉課、上下水道課、建設課、学校教育課で構成をしております鏡野町徴収金収納調整連絡会議におきましては、10月に開催をいたしまして議会や毎年の決算審査意見書での指摘を受けまして、税、使用料、利用料の一元化による徴収事務の専門部署の設置に向けて協議中でありまして、来年度に設置する方向で予定をしております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(河田紘君) 総務課統括参事高田君。 ◎総務課統括参事(高田雅司君) 失礼をいたします。3番原議員さんのまず1点目、鏡野地域情報通信施設整備事業につきましての財政的な負担につきまして、命を受けましたので、説明をさせていただきたいと思います。 この事業につきましては、大変大規模な事業ということで認識をいたしておりますが、この財政負担につきましてはまず第1にその経費につきましての財源、これはまず行財政改革、現在第2次に取りかかっておりますけれども、それの経費の削減、これがまず第一だと考えております。そういう形で、現在も平成26年度の当初予算査定等を進めておりますけれども、いろいろな事業を取捨選択をしながら、よりよい財源を探しながら、一般財源の確保に努めておる現状を踏まえまして、まずそれに取り組みたいというふうに考えておりますし、現在財政調整基金45億円程度ございます。そういった負担を考えながら、財政調整基金を積んできたわけでございますけれども、その財源的なもの、基金で補填をいたしながら進めてまいりたいというように思っております。 それから、今後年間生じます維持管理につきましては、それに充当可能な財源、ものがないか、そういったものを調査研究を行いたいというふうに思っております。なお、本事業につきましては、鏡野町町村合併をいたしたことによりまして、合併特例債事業でございますが、これの借入可能限度額というものがございます。鏡野町におきましては70億9,000万円、事業費ベースにいたしまして74億6,000万円の事業までは合併特例債をお貸ししますという国の特例がございましたが、そういった大規模な合併特例債を利用しながら執行するものでありまして、その執行には平成31年度までという期限が定められております。そういったことを踏まえまして、この起債を有効に活用してまいりたいということで計画した事業でもございます。 いずれにいたしましても、今後詳細が明らかになった時点で再度事業内容を含めまして財政負担、そういったものもお示ししたいと考えておりますので、御理解、御協力をいただければと思っております。よろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(河田紘君) 3番原 章倫君。 ◆3番(原章倫君) 町長と担当の部署の説明をいただきました。 最初の情報通信の設備でありますけれども、町長の今答弁の中でちょっと私の思いと違う部分がございまして、34年度に鏡野町、39年度に奥津の機器更新が行われるということを答弁でありましたが、私、全協で資料をいただいとる部分におきましては、34年度に鏡野地域、奥津地域、上齋原地域を同時に変えていくという説明を受けておりますが、このあたりの説明もお願いをいたします。 それから、今財政のほうから説明をいただきましたけれども、今後に維持運営に対しまして新たな財源を見つけていくという、努力していくという説明でありますけれども、こういう整備におきましては私は減災、最小限に被害を食いとめるものだと、このように思っております。そういう方向性からも、検討にもその部分のことを十分にお願いをしてもらいたいなと、このように思っております。 次に、徴収問題でありますけれども、町長のお答えの中で連絡協議会等10月開催し、協議した、それにおいて来年度に設置する予定であるということでございますが、町長、次期再選をされましたら是が非でもやっていただけますね。その点をお答えをいただきます。 ○議長(河田紘君) 総務課長赤木君。 ◎総務課長(赤木郁夫君) 失礼します。3番原議員さんからの御指摘でございます。 町長答弁の中で、誤りがございました。平成31年度に富地域でございます。34年度に鏡野地域、奥津地域、上齋原地域、そして39年度に富地域の機器更新が発生するというふうに御訂正をお願いいたします。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 原議員の再質問にお答えをいたしたいと思います。 税の公平性から見ても、あるいは課題の大きさから鑑みましても、その専門部署あるいは対応する組織というものは必要であると、このように考えます。こういうときだからこそ、町民と一丸となってその整備に向かう、その所存でありますので、時期と言われましても今考えるのはそれで精いっぱいでありますので、御理解を賜りたいと、このように思います。 ○議長(河田紘君) 3番原 章倫君。 ◆3番(原章倫君) 再質問の答えと最初の答えが少し微妙にちょっと違ってきたんじゃないかな、このように思うわけでありますが、最初の答弁におきましては予定であるという答えでありました。再質問でそれでまた答えが少し微妙に弱まってしまったということは、私ちょっとこの再々質問を引くわけにいかないんで、質問をさせていただきます。 ここで、この徴収におきましては、私も10月でありましたか、真庭市、別の件で視察研修に行かせていただきました。市役所入りますと、正面左に大きな看板で徴収課と、市の姿勢が見られたところでありましたが、この徴収課を一元化して町民の皆さんに不公平のない、例えば、町長、食べ逃げ、飲み逃げじゃないですけど、それを過ぎれば払わなくていいという考えの方が出られたら、全体の町民の皆さんが不公平じゃないかと。私たちも、僕たちも、税金を払わんぞというような感じにそういう風潮になってはいけない。そのためにも最大限努力をして徴収率を上げるということが重要であります。もう一度お聞きします。来年度、町長再選されたら、この課をつくっていただけますか、どうですか。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 強い意志で臨みたいと思います。来年度に向けて今既に協議中であります。絶対そういうふうな課をあるいは係を設置するというふうなことで、御認識をお願いをいたしたいと思います。            (3番原 章倫君「終わります」と呼ぶ) ○議長(河田紘君) 11番藤田多喜夫君。 ◆11番(藤田多喜夫君) 11番藤田でございます。 去る10月に松尾誠司議員が亡くなりました。私と同じ62歳でありました。議員任期途中で大変残念だったろうと思いますが、今はただ御冥福をお祈りするばかりであります。 さて、今回私の質問は2点、1つは雇用問題について、町臨時職員等の待遇改善について。もう一点は、教育の問題では、いじめ問題についての教育委員会の対応やそのあり方について質問し、答弁を求めたいと思います。 まず、雇用問題ですけれども、今の私たちの暮らしはその土台部分と考える分野で国や地方自治体が行う行政施策と公共機関の民間事業によって支えられております。役所などへの公的な施設、道路や上下水道、電気、ガス等の、また通信、交通、医療、福祉、教育、文化等、日々の暮らしに沿って思いをめぐらせば、数々の公的な施設やサービスが浮かび上がってまいります。これらの公的な機関が行う生活基盤、インフラ、災害時にはライフラインの整備や暮らしにかかわる社会サービス、公共サービスとも言いますが、これの提供を直接担っているのは国や自治体の公務労働者と、事業を受注し、あるいは委託された民間事業所の労働者の人たちです。 先般の9月議会では、公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書の提出を求める請願書が採択をされたところであります。公共サービスとは今さら執行部の皆さんを前にして私がここで声高に言うのもなんですけれども、役務の提供そのものによって町民、住民ニーズに応える業務であります。一定期間で建造物を完成させることが目的である公共工事とは異なり、業務が必要とされる限り継続する仕事であります。したがって、公共サービスにおいては安定した雇用が基本とされております。公務員であれ民間労働者であれ、長期間その仕事に従事し、熟練と専門性によってサービスの質を高めていくことを可能とする、そういう労働によって支えられております。 ところが、最近の公共サービスのこうした現場では、正規職員ではなくて有期契約の不安定な雇用形態で働く労働者がふえております。仕事の内容は正規職員がやっているものと同じなのに、賃金は正規職員の2分の1か、それ以下程度で、官製ワーキングプアと形容される状態であります。コスト削減を優先させ、不安定な雇用は専門性と熟練がないがしろにされ、サービスの質の低下を招きかねません。 そこで、町長にお尋ねをいたしますが、1つは公共の職場におけるパートや臨時職員の待遇改善についてのどういう考えかお尋ねをいたします。もう一つは、町職員に占めるパートや臨時職員の比率は一般職ではどうか、保育園ではどうか。現在と10年ほど前についての比較についてお尋ねをいたします。 もう一点は、公共サービスの場での公的財源を使ってのこういった賃金の格差についての見解を求めます。 教育のいじめ問題について教育委員会にお尋ねをいたします。 こういったいじめは、暴力であり人権侵害であります。いじめられる子供は周囲から孤立させられ、絶えず自分の仕草や言動に気を使う過緊張の状態に置かれております。抵抗すると徹底した制裁の暴力が加えられ、人間的な主体性そのものが打ち砕かれてまいります。多くの被害者が人間というものを信じられなくなり、人間関係を結ぶことや社会に出ることができなくなるケースも少なくないと言われております。 こういったいじめは、過去と比べ深刻化、日常化しているということは過去と比べ物にならないほど強いストレスが子供を襲っているということではないかと思います。塾通いや習いごとで子供たちは大変忙しくなり、遊ぶ時間が奪われております。遊びは子供の成長には欠かせない、ほかではかわりのきかない絶妙な役割を持っていると言われております。子供たちは毎日毎日遊ぶことで心を開放するとともに、トラブルを解決したり年少者をいたわるなど、共感的な人間関係を結ぶ経験を積んでいくとされております。 こうした時間が奪われれば、子供の中にいらいらや不安感が生まれざるを得ません。家庭では貧困によって家庭的生活が破壊され、悩みを受けとめる人がいない、また社会に目を移せばリストラや派遣労働、社会保障制度の削減などで社会的な弱肉強食の政治が横行し、大人社会は随分ぎすぎすしたものになってまいりました。今子供たちをこのような状態に追い込んでいることを教育と社会のあり方として考えるべきときに来ているのではないかと思います。いじめは先生や親の耳に達したときには相当深刻な段階で、機敏に対応しなければ取り返しのつかない可能性があるときと言えるのではないかと思います。 そこで、教育委員会にお尋ねしたいのは、各地でいろんないじめ、また自殺が報じられるなど、子供のいじめ問題は社会的に大きな問題となっておりますけれども、こういったいじめに対する教育委員会の対応、そのあり方について質問をいたします。 以上です。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 11番藤田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 雇用問題に関してということでありまして、その中でも町の臨時職員等の待遇改善についての御質問であります。 まず、パート、そして臨時雇用の職員の待遇改善につきましてですけども、現状臨時職員につきましてはそれぞれ職域におきましての資格に応じた基準を設け、給料月額の決定をしております。また、手当におきましても、正規職員とほぼ同様の率で期末手当等を支給しております。なお、勤勉手当につきましては、一部人事評価による成績率も適用しております。その他、休暇等、福利厚生につきましても職員に準じておりまして、通勤手当についても平成22年4月より支給しておりまして、賃金、一時金、諸手当を初めとする労働諸条件の改善は図られていると、このように認識をいたしております。 続きまして、保育園職員に占める臨時あるいはパート職員の比率であります。10年前との比較でありますけれども、10年前、平成14年ということでありますが、合併前でありますので比較が非常に困難というふうなこともありまして、合併時の平成17年との比較でお答えをさせていただきたいと思いますので、御了承願いたいと思います。 保育園での全職員に占める臨時職員、パート職員の比率でありますが、平成17年におきましては臨時職員が45.9%、パート職員18.0%で、平成24年度につきましては臨時職員48.2%、パート職員20.0%となっております。なお、この比率につきましては、保育士、調理員を含めた率でありますので、御了承願いたいと、このように思います。 続きまして、賃金格差の御質問でありますけれども、職場の業務内容、勤務形態、専門性などの点から、一律に同一の賃金体制はとれないというのが現状であります。とりわけ、資格を有しなくては業務に従事できない職場もあります。こういうことから、一律の賃金ということには至りませんけれども、御理解をいただきたいと、このように思います。先ほど行われました職員組合等の話し合いにおきましても、そういうところにつきましても十分理解のいただけるような説明をしておるというふうなこともあわせて御認識を賜りたいと、このように思います。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 失礼いたします。11番藤田議員さんのいじめ問題に対する教育委員会の対応等でございます。この件につきまして、御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 平成23年度のいじめ件数7万件に対しまして、平成24年の緊急調査14万件ということで、非常にいじめの認知件数がふえて、1年間でふえたのではないかというふうな思いもございますが、これにつきましては今まで私ども鏡野町教育委員会としましては平成18年度文部科学省の提示されましたいじめの定義、これに基づきまして細かく報告をしておりまして、その23年度、24年度の報告につきましての大きな差異はございません。本日、山陽新聞の美作欄に津山管内の問題行動の報道もございまして、津山管内は徐々に減少に向かっていると。ただ、教育事務所といたしましても、その件につきましてはしっかり対応していかなければ、安堵してはいけないというふうな姿勢で臨んでおりますし、鏡野町教育委員会としてもその姿勢で今後も臨んでまいるつもりでございます。 鏡野町教育委員会といたしましては、この問題に限らず、不登校、暴力行為、いじめ問題に関します問題行動に対しまして、従来から町費によりまして指導主事1名を配置しております。保育園、幼稚園も含めました生徒指導推進連絡協議会、校長会等で事案の説明でありますとか対応指示でありますとか研修等を実施いたしまして、特に近年ふえております支援を要する児童・生徒に関しましては支援員を町費で配置し、その対応をしてまいっております。 基本的には軽微なものまで学校より報告してもらい、状況を細やかに把握し、必要に応じた対応をするというスタンスをとっております。平成24年度より、現在では問題行動等月例報告といたしまして、月ごとに全小・中学校から件数や状況を上げていただき、問題が生じた場合にはその都度、月例報告を待たずに報告する体制を進めております。また、いじめ問題に関する学校の取り組み指針を定めまして、学校には小さなことでも見逃さないよう指導する、問題行動の未然防止や問題があればきめ細かな指導を行い、家庭との連絡等を密にして、早期解決を図るように指示しております。また、本年度よりこの取り組み指針に基づきまして、全ての小・中学校より2回以上の学校における全アンケートをとることの指示もしております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(河田紘君) 11番藤田多喜夫君。 ◆11番(藤田多喜夫君) それぞれ御答弁をいただきましたが、まず雇用の問題ですけれども、待遇改善については資格に応じた基準を設けてるということとか、賃金格差についてはその業務内容とか専門性などから同一の賃金体制はとれないということでありますが、それは当然のことでありますが、私がお伺いしたいのは地方自治体、公的な職場での労働者に対する本来あるべき姿をお聞きしているわけであります。 どうしてこういう、民間もそうですけども、地方自治体でもこういう非正規の労働者が多くなったかということでちょっと歴史的な背景を述べてみたいと思います。 まず、1980年代では中曽根内閣による3公社、国鉄、専売公社、電電公社の3公社が行革で民営化となりました。90年代では橋本政権によって規制緩和、規制緩和と言われ、地方や民間への業務権限の移譲が、国民が求めるサービスを最少の費用で提供できる行政をと、当時はうたっておりました。2001年からは小泉政権、構造改革、これも構造改革、構造改革ということで官から民へ、こういったことを叫んで、行政の減量化が加速され、またマスコミ等を動員した公務員バッシングを背景に行革は公務のリストラを軸として進められてまいりました。こうした流れが行政におけるいろんな事務事業の再編、整理、公務員の定数削減と給与の削減、地方公営企業等の見直しがこのとき強行されております。 ちなみに、公務員の削減がどれほど多いかったということについては、全体の数字ですけども地方公務員は1994年の328万人から2010年には281万人、国家公務員もピーク時の1972年の90万人から2010年度には31万人に減少しています。地方自治体数も平成の大合併で1999年の3,232自治体から、2010年には1,728自治体へと激減をしております。こういったことは先進諸国で最も少ない人数で運営されている日本の行政機構です。これがますます小さくなって、業務のアウトソーシングが進められ、一方で公務の職場では定数外の臨時、非常勤、パートなどの非正規職員が増大をしたと言われているのが現状です。 先ほどの町長の答弁で、特に保育園職員に占めるパートの比率で、17年度は45.9%、24年度は48.1%、約半分の方が臨時職員ということであります。合併前、合併してからも職員の待遇改善については何回か質問してきたところでありますけれども、最初質問したときには特に保育園の当時保母さんというまだ時代でしたけども、子供の数が将来少なくなるから正規職員は増員できないというような答弁もありましたし、本庁舎職員の待遇改善の質問のときには非正規の人が正職になったら正規の職員の仕事が奪われてしまうというような、納得いかないような答弁もあったことを今思い出しておりますが、繰り返しますけれども、民間でも確かに非正規、パート、臨時職員、いろんな名称がありますけれども、そういう雇用関係が大きく崩れてしまってる、せめて公共サービスの場ではそういった解消をすべきじゃないか、それが本来地方自治体、公的な財源を使って雇用する地方自治体の本来の姿じゃないかと思いますが、その点について再度答弁を求めます。 教育問題でいじめの問題ですけれども、教育長の答弁はどんな小さな案件でも報告してもらう、また見逃さないという答弁がありました。それはまさしくそのとおりだと思いますし、先般滋賀県の大津市で起こった一連の問題で教育委員会のあり方が批判をされてまいりました。教育委員会はもう必要ないんじゃないかというようなことまで言われた経過がありますが、いじめの訴えがあれば本当に真実かどうか確認してからとか、しばらく様子を見てからというような、先ほど申しました大津市の教育委員会の姿勢が批判されております。 教育長の答弁は、そうではなくて教育委員会として総力を挙げてそれに対応しようという姿勢でありますけれども、1つは、そうはいっても教育の現場は先生方が超多忙だということが今言われております。そういった先生たちの多忙化が深刻で、深刻ないじめに対してその問題に本当に立ち向かうことができるのか。その解決のためにはそのほかに少人数学級の推進とか、養護教諭やスクールカウンセラーの増員をするとか、専門機関の増員や体制強化などの条件整備が必要と思いますけれども、特にいじめを解決する問題でお聞きしたいのは、いじめの解決のためにはどういう方策があるか。教育委員会としてそれをどうする、解決策についてどういう施策をお持ちかということについて、再度御答弁を願います。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ただいまの藤田議員の御質問であります。 鏡野町におきましては、先ほども申し上げましたとおり、それぞれの職場の代表の方が職員組合との定期的な協議の場にのぞかれておりまして、その実情の改善に向けて意見発表がなされております。そしてまた、理解が得られておるものと、このように思っておるわけであります。 不正規な雇用というふうなことを言われましたけれども、鏡野町における藤田議員の質問につきましては、あえて公務員あるいは公務員の仕事に準ずるところを行っていただく、臨時職員とかパート職員とか、そういうふうなことに特筆して言われれば協議は十分行われておるというふうなことで理解をしております。 それから、正規職員の機会を与えられずにというふうなことでありますけれども、そういう方は臨時の雇用あるいはパートの雇用というところで、それぞれ初めにその目的を定めて雇用しておるというふうなところにつきましては十分その考えを充足しておるものと、このように思っておるところでありまして、改めまして御理解いただきたいと、このように思います。 さらに、貴重な財源でもありますので、加えましてどうあるべきかというところも、これからのまちづくりにあるいは機構改革につきましてはそれぞれ現状に合わせた改革をするというふうなことは惜しみないものでありますので、そのような改革はしてまいります。してまいりたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 藤田議員さんの再質問の中のいじめ対策のための方策はということでの御質問でございますが、先ほどの御答弁でも申し上げましたように、やはりいじめが重大化しないためには早く発見し、早く対策をとるというのが一番でございます。学校現場の教職員の基本姿勢が一番大切だと思います。公務の部分で非常に大変な部分もございますが、鏡野町におきましても先生方の子供たちに接する時間を少しでもとっていただくということの中で35人学級の推進もしておりますし、来年度には南小学校におきましては35人学級への弾力運用につきまして教育委員会としての施策を入れていきたいと思います。 先生方には、どの学校でもどの子にも起こり得る、いつもいじめがあるのではないかと、こういう認識でもって子供たちに接していただきたいと思いますし、学校のいろいろな授業等を通じまして、いじめは人間として絶対に許されない行動であるということをしっかり教えていただく。それから、先生方がしっかり子供たちと共感し、コミュニケーションを大切にし、いい人間づくりをしていくことでこの問題の解決につながっていくのではないかと。遊びの延長ということで、子供たちにいじめの意識はなくてもいじめられたという側の意識に立った、このいじめに対する対応ということを学校のほうにはしっかり指示しておりますし、先生方もそのように見てくださっていると思いますので、これが教育委員会として学校現場に指示をしている対策ということになるというふうに感じております。 以上でございます。 ○議長(河田紘君) 11番藤田多喜夫君。 ◆11番(藤田多喜夫君) 雇用の問題です。 町長が答弁されたように、臨時職員についてもさまざまな形態があります。全てのパートの人たちや非正規の人たちを正規でしてくださいと言うんじゃなくて、非正規職員の雇用形態、半年ごとに雇用契約を結ぶ、それがそういいながら何年もそういう繰り返しで雇用をされてる方も中にはおると。さっき言いましたように、国家公務員も地方公務員も非正規が雇用を拡大して削減をされていると。地方自治体もそうですし、そういった進む中で、一方では国もこういったことにその歯どめをかけるために法律をつくっております。2009年5月、公共サービス基本法が成立をして、同年7月に施行されたということですけれども、どういう中身かということは、その11条には国及び地方公共団体は安全かつ良質な公共サービスが適正かつ確実に実施されるようにするために、公共サービスの実施に従事する者の適正な労働条件の確保、その他の労働環境などの整備に関し、必要な施策を講ずるよう努めるものとすると書き込まれております。 しかし、その後の2010年7月に閣議決定された公共サービス改革基本指針などではこの法律で全く生かされていない。国や地方自治体は従前の構造改革路線に縛られて、相変わらずの議員定数の削減や職員削減と退職者不補充、公務員賃金の引き下げ、非正規化が進まれてる、これが実態であります。先ほど申した公共サービス基本法の制度に立ち返って、ぜひとも公務現場における待遇改善に取り組んでおられたいという意見を申し添えておきます。 教育の問題ですが、いじめの問題は教育長が答弁されたようにいつでもどこでも起きる可能性がある。そういったときに、また深刻化をしてる、そういうことに対して教育やまた社会、行政の構造的な問題としてそれをいじめ問題を捉えて解決していくことが必要じゃないかという意見を申し上げて、私の質問を終わります。 ○議長(河田紘君) ここで1時まで休憩といたします。              午前11時55分 休憩              午後0時57分 再開 ○議長(河田紘君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。 ただいまより一問一答方式で行います。 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) 15番櫻井邦紘でございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いましてお尋ねをさせていただきたいと思います。 今回は、御案内のように議会が議会改革を進めている中で試行的に一問一答方式でのお尋ねと、こういうことでお尋ねをさせていただきたいと思います。鏡野町議会初めてのやり方でございまして、大変不安を持っておりますので、よろしく御指導を賜りたいと思います。 私は、県教委が公表いたしました文部科学省児童・生徒問題行動調査の中で岡山県が平成22年度と23年度、2年連続して小・中高生による暴力行為と小学生の不登校の発生率が全国最悪の状態であったことを受けて、鏡野町の児童・生徒の実態はどうであったか。学校の荒れを中心に、学校教育の問題点についてお尋ねをしてみたいと思います。 まず、文科省の行う学校基本調査の調査内容とはどういうものか、どういうやり方で調査をされているのか、教えていただきたいと思います。 次に、23年度の状況についてでございますが、全国の小・中高生のいじめが7万件以上に上ることが文科省の問題行動調査でわかりました。その中で、岡山県は先ほど述べましたように2年連続で全国最悪となり、岡山の教育現場の荒れを裏づける結果となっております。 そこで、それでは鏡野町の児童・生徒の問題行動の実態はどうであったのか、お尋ねしてみたいと思います。 3番目でございます。いじめにつきましては先ほども藤田議員からも御質問がございましたが、文科省は大津市の中学2年生男子のいじめによる自殺を重く見て、毎年行う児童・生徒問題行動調査とは別に、本年4月から9月の半年間のいじめの緊急調査を行いました。それによりますと、全国の小・中高などが把握したいじめは14万件以上に上り、昨年度1年間の2倍を超えたことがわかりました。そのうち、命や身体を脅かすおそれの重大ないじめは約280件で、暴力を受けた子供が自殺をほのめかしたケースも報告されております。現に報道によりますと、9月2日にいじめを受けて兵庫県川西市の高校2年生の男子が自殺をいたしました。また、これは10月のことになりますけれども、鳥取県の境港市でいじめを苦にした中学3年の男子が校舎から飛びおりて大けがをする事態がございました。本年度は問題意識の高まりで掘り起こしが各地で進みまして、報告件数が急増したと見られておりまして、いじめ被害の深刻さと広がりが改めて裏づけられた形と報道されております。 そのような中で、鏡野町の調査ではいじめの実態はどうであったのか、お聞かせ願いたいと思います。 次に4番目となりますが、平成22年度、一昨年でありますが、鏡野町の調査結果は中学校でいじめが県下最悪の発生率であり、暴力行為も中学校でワースト5番に入る実態でありました。岡山県の最悪の実態を受けて、県教委、校長会などで改善方策が協議されたと思いますが、鏡野町としてはどのような改善の取り組みがなされたのか、お聞かせいただきたいと思います。 次に、その他の協議の問題点についてお尋ねをさせていただきます。 1番目でございますが、報道によりますと岡山市の10月の話でありますが、深夜徘回の複数の中学生がゲームセンターから現金220万円を盗んだり、民家の車からガソリンを抜いたりした事件が起きております。また、鏡野町でも高校生による窃盗事件が先般起きておることが伝えられております。万引きなどの非行も懸念をするところでございますが、鏡野町での児童・生徒の校外での問題行動について把握されました事例がありましたらお聞かせください。 2番目に、生徒の健診が制度になったことから、運動中の突然の事故が減少しておると聞いておりますが、本年から正課として取り入れられました武道での事故や問題点は起きていないのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 3番目でございます。経済的に困窮する家庭に学用品や給食費などを補助する就学援助制度が設けられております。今年7月、昨年度に支給対象となった県内の小・中学生は約2万5,000人であったことが県教委の調査でわかっております。これは平成10年度以降、最高の補助率となっておるとのことでございます。鏡野町では合併以降、この制度の利用者があるのでしょうか。あるとすれば、その実態を年度別に教えていただきたいと思います。 次に4番目でございます。最近教員の不祥事も相次いでいることは否めません。9月には浅口市で小学校の教員が事務所兼住宅に侵入をして住人にけがをさせたり、三原市では11月に児童に犬、猫と言って頭をたたいたり足を蹴ったりして懲戒処分を受けております。こうした教育関係者の不祥事は鏡野町では起きておらないのでしょうか。合併以降についてお聞かせいただきたいと思います。 最後になりますが、一般的な話として先生方、教員もまた保護者からの理不尽な要求やクレームなどで自殺に追い込まれたり、中途退職をされたり、あるいは鬱病やノイローゼにかかり、長期休業するなど、深刻な問題もあるやに私は認識しております。このような事態は鏡野町では起きておらないのでしょうか。実態があればお聞かせいただきたいと思います。 以上、登壇でのお尋ねを終わらせていただきまして、あとは自席でお尋ねをさせていただきたいと思います。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 失礼いたします。それでは、15番櫻井議員さんの御質問に対しましてお答えをさせていただきたいと思います。 まず、学校教育の問題点に関しての文部科学省児童・生徒問題行動調査の実態と改善策についてから、御質問の順番にお答えをさせていただきたいと思います。 1番目の学校基本調査の内容とやり方はどうなのかということでございますが、例年文部科学省児童・生徒問題行動調査は4月下旬に、児童・生徒の問題行動の件数、中身等、学校でのそれに対する対応等、学校調査、それから教育委員会調査、児童・生徒調査の3項目に関しまして質問用紙が参ります。これにつきまして、各部局におきましてお答えをさせていただいております。 また、学校基本調査、これは5月1日現在の調査でございますが、児童・生徒数の状況、学級の状況等も含めた中でございます。これは5月初めに県へ報告することになっておりまして、学校基本調査の中では不登校がその報告順位でございます。この不登校につきましては、年間30日以上の長期欠席者のうち病気等を除いたものが該当するということの、この1点の調査項目がございます。文部科学省児童・生徒問題行動調査内容の判定基準と同様でございまして、計上数値が異なることのないように報告をさせていただいております。 続きまして、2点目の平成23年度の鏡野町の実態でございますが、暴力行為の状況は小学校ゼロ件、中学校7件で、1,000人当たりの出現比率は小学校が平成22年度の8.9件に比べましてゼロ件に、中学校が45.8件に比べまして19.23件に減少しております。いじめの状況は小学校ゼロ件、中学校4件で、1,000人当たりの出現率は小学校が平成22年度の3.0件に比べましてゼロ件、中学校が48.5件に比べまして10.99件に減少しております。また、ネット上のいじめはございません。 不登校の状況につきましては、小学校3人、中学校5人で、1,000人当たりの出現率は小学校が平成22年度のゼロ件に比べまして4.4件に増加しておりますが、中学校は27件に比べまして13.7件への減少となっております。 また、学級がうまく機能しない状況、いわゆる学級崩壊や授業が成立しない状況、授業エスケープの状況は見られませんでした。 続きまして、平成24年度いじめ緊急調査、4月から5月の鏡野町の実態への御質問でございますが、この件につきましては小学校、中学校ともゼロ件でございました。 平成22年度の岡山県の最悪の状態を受けての鏡野町の対応をどうしたのかという件でございますが、この件につきましては午前中の11番藤田議員さんの御質問と重複する部分はございますが、この問題に関しましては従来から町費によります指導主事を1名配置しております。生徒指導推進連絡協議会や校長会等での事案の説明、また県教委、国からの指導に伴います教育委員会としての指示、研修等を行いまして、特に支援を必要とする児童・生徒への教育支援員の配置も町費で行って指導対策をしております。 基本的には軽微なものも学校より報告してもらい、状況を速やかに把握して必要に応じて対応をとっております。現在では、平成24年から問題行動等、月例報告といたしまして月ごとに全小・中学校から件数や状況を上げてもらっており、問題が生じた場合には月例報告を待たずにその都度報告し、対策をする体制で進めております。 また、必要に応じまして、早期外部関係機関と連携し、解決を図るように努めております。例えば、岡山県生徒指導関連事業でございますスクールカウンセラーの活用、スクールソーシャルワーカーの導入、医療機関、不登校支援であります津山の鶴山塾等との関係機関との連携を図っております。また、学校には小さなことでも見逃さない指導による問題行動の未然防止、問題があればきめ細かな指導を行い、家庭との連携を密にして、早期解決を行うように指示をしております。問題がある場合には家庭に連絡したり、家庭訪問したりするケースがほとんどで、学校内だけで処理することがないような状況にございます。 また、学力向上と生徒指導を指導の両輪の輪と捉え、児童・生徒の成長を9年間継続して見守るという方向性を提示し、町の連絡協議会だけでなく、中学校区の連携を強く進めているところであります。中学校区の小・中の教職員が共同で学力向上や生徒指導についての協議をしたり、本年度から取り組んでおります学力向上事業等の町の単独補助事業を使いまして、授業参観や授業研究、公開授業を行うようになってきており、協力体制が進んでまいっております。 また、生徒指導連絡協議会の中には保育園、幼稚園についても参加しておりまして、同様の連携が図れるようにさらに協議を進めてまいりたいと考えております。 なお、文部科学省の問題行動等の結果につきましては、毎年鏡野町の結果を分析し、今後の改善につながるよう町校長会や町生徒指導連絡協議会を通じて学校に説明をしております。今後の対応もこれまでと同様、小さな問題行動も丁寧に指導し、軽微な事案まで計上し、解消率を重視し、これまでの取り組みをさらに継続してまいりたいと考えております。また、学校間や保護者との連携をさらに強化してまいりたいと考えております。 次に、学校教育の問題点についての御質問でございますが、続いてその他の項目について質問にお答えをいたしたいと思います。 合併後、児童・生徒の万引き等非行の実態はどうなのかということでございますが、合併後ということでありますと合併後1件の万引き事件がございました。現状では、関係機関、学校、警察等からも生徒の深夜徘回、そういう万引き等の事例の報告は受けておりません。 平成24年度から中学校で武道が正課となったことに関しまして、事故や問題点の御質問でございます。今年度は鏡野町では剣道を奥津中学校と富中学校、柔道を鏡野中学校が、相撲を上齋原中学校が実施しております。事故につきましては、4中学校とも授業中の多少のすり傷等はあったものの、病院等にかかることのあるような案件は一件も発生しておりません。また、授業を行うに当たりまして、指導面等の問題点についても特にございません。 次に、合併以後の就学援助制度の利用でございますが、これを年度別実態ということで御報告をさせていただきたいと思います。就学援助費につきましては、生活保護関係の要保護並びにひとり親世帯等が関係します準要保護援助費及び特別支援教育就学援助費といたしまして、学用品、給食費を支給しております。17年度から順次申し上げますと、17年度小学校48、中学校32の80人、18年度、小学校46、中学校33、合計79、19年度、小学校45、中学校27、計72、20年度、小学校51、中学校26、77、21年度、小学校67、中学校34、合計101、22年度、小学校61、中学校38、合計99、23年度、小学校67、中学校34、合計101、年々増加傾向にございます。 続きまして、合併以後の教育関係者からの理不尽な不祥事はということでございますが、昨今の報道では教職員の不祥事が非常に新聞等で報道されておりますが、鏡野町につきましては平成17年度以降、不祥事は一件もございません。校長会等につきましても、特に教職員の綱紀粛正につきましては津山教育事務所からの指示を的確に伝え、学校の中で交通違反も含めまして、そういうことのないようにということを重々注意をしておるつもりでございます。 また、合併以後の保護者からの教育対象暴力やクレームの実態はどうかということでございますが、クレームというのが学校の運営に支障を来すような不当なクレームということで判断するということになりますと、その教育対象暴力、クレームについてはございません。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) ありがとうございました。 私の多くのお尋ねに対しまして一括御答弁をいただきました。これから1問ごとに再質問をさせていただきたいと思います。 まず、文科省の小・中高生の問題行動というのは、報道によると1,000人当たりの人数とか件数、こういう形で表現されておるわけですけれども、いじめ、不登校、問題行動の3つの行動について調査の中でのカウント、人数とか件数とか、そういうカウントについてはそのとり方について教えてもらいたいんです。例えば櫻井がいじめに遭ってる、かばんを隠されたあるいは嫌がらせをされた、小突かれた、そうしてるうちにだんだんエスカレートして暴力行為が起きて、そしてとうとう我慢し切れなくなって不登校になった。こういう場合はそれぞれのカウントはどういうふうな形で表現されるのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) このカウント方法でございますが、いじめが原因で不登校、いじめが原因で長期休業等もございますので、その件につきましてはどういういじめがあったか、中身につきましてはいじめの種類いろいろございます。とり方ですが、冷やかしやからかいであるとか、悪口、おどし文句、嫌なことを言われる、こういうものから、仲間外れにされる、こういう件数をその個々カウントしていきますので、いじめで1件、不登校で1件ということで2件のカウントになります。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) それから、今のは被害者である櫻井を中心に1件というふうになるわけですね。加害者でなしに、被害者を中心に1件というふうなことでカウントされていくということですね。 それから、御答弁にもありましたように、不登校については例えば同年度に不登校に私がなりまして自宅におりましたけども、元気を出して再び登校したと。しかし、やっぱりいじめに遭って、我慢し切れなくなってまた不登校に入ったという場合は2度になりますか、2件になりますか、どうなりますか。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 同一年度ですと1件というカウントになります。1人の生徒が年間通してということになりますので、一旦ある程度解消ができて登校していたけど、またいじめに遭うのか、その生徒間の中での自分の存在がなかなか教室に入れないという中でまた休み始めますということになりますと、年間通しては1件と考えています。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) わかりました。 次に、暴力でございますけれども、私は暴力というのは殴る、蹴る、先生に対しての暴力もあるかもしれません。そういうふうな認識を持っておりましたけれども、ただいまの答弁の中にありましたように授業中に、まだ授業中なのに教室を出てしまうとか、あるいは先生の注意も聞かずにたばこを吸うとか、そういったことも暴力行為の中にカウントされるんですか。その辺はどうですか。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 暴力行為として文部科学省のほうから調査に項目に上がっておりますのは器物損壊、対教師暴力、生徒間暴力、校外暴力、こういうものが上がっておりますので、エスケープとか喫煙等につきましては暴力という形での調査報告はいたしておりません。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) わかりました。 次に、2010年度は先ほども述べましたように鏡野町は中学生のいじめが1,000人中48.5件と、県内市町村の中で最も多かった年です。さらに、中学校の暴力行為についてもたしか県内ワーストファイブに入ったと思うんです。ところが、2011年度、昨年度の状況は御答弁をいただきましたように、中学校のいじめは県内平均よりやや多いものの、暴力行為は平均以下となって、22年度からすれば好転して、改善をされたと、こういうふうなことになっております。このことは数値だけを見ると改善されたことになります。現実の実態が本当によくなったのか、荒れが静まって、学校が明るくなり、生徒の笑顔がふえたのでしょうか。岡山県は2年連続で最悪の調査結果が出たにもかかわらず、鏡野町のこの調査結果について実態に沿うておる調査結果というふうに年岡教育長は考えておられますでしょうか。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 岡山県の数値を見まして私ども非常にびっくりいたしまして、中学校のほうにもしっかりと校長のほうに対応をお願いしておりました。ただ、暴力行為というのが、先ほども申し上げましたように器物損壊等も中に入っておりました。よく学校等を精査しますといたずらで追っかけっこをしてて、壁にぶつかって穴をあけた、これも暴力行為というふうな事例もございました。個人、生徒間で例えば殴るとか、そういう形の暴力件数よりはそういう器物損壊的な部分の数値をきちっと学校が上げておったものが数に影響していたものと思いますし、現状確かに学校で生徒間暴力等がゼロかというと決してそうではございませんが、平成22年度から比較しますと、相当な学校の努力の中で減ってきたものと、私は認識しております。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) くどいお尋ねで大変失礼かと思いますけれども、私は全国の学校の調査結果とその実態が必ずしも一致しているとは考えにくいというふうに思っております。調査結果と実態とは開きがあるんではないかという疑問を持ってるわけですが、2011年度、都道府県でいじめでは最大54倍の開きがあるわけです。そういった中で、実態確認の難しさというものが指摘されております。 例えば、先生方がしっかりと生徒に向い合って生徒をよく見ているならば、生徒の問題行動の実態がよく見えると思います。このことはあるいは調査の数値をふやす結果にもなる。問題行動を早く見つけて大事に至らないようにするのが、先ほども教育長言われとったように問題なんですが、その点、私は学校を離れて学校の様子がよくわかりませんので、唐突なお尋ねとなるかもしれませんが、教育委員会、学校先生方の改善に努力をした結果が功を奏したのか、あるいは、問題を持った子供が卒業したとかということで少なくなったのか、あるいはその他の理由があったのか。前年より改善された数値になった理由について、もう一度お尋ねしてみたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 議員おっしゃるとおり、件数が減った理由の中には課題のあった子供の卒業という事象もございます。が、学校全体として早く取り組んで、早く解決させるということを各中学校におきましても学年団ないしは全ての教員が全体の認識として立ち向かうということで減ってきたものと思っておりますので、こちらも県の指導もいただきながら、学校現場にしっかりとそういう問題行動の早期把握、早期解決ということに努めていくように指示を出しておりますので、これに学校がこたえていただいたものと、私は感謝をしているところです。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) 調査につきましては、今後とも軽微なことも含めて実態により即した御報告をしていただきたいと、このようにお願いして、次の質問に入りたいと思います。 次に、本年度上期のいじめに関する緊急実態調査についてでございますが、まず解決率というのはどのくらいだったのでしょうか。教えていただきたいと思います。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 平成24年度のこの緊急実態調査におけます事案につきましては、月別にしておりますが、鏡野町の場合には9月に1件いじめがございましたと報告をさせていただいております。小学校1件です。中学校が3件。解消率等でございますが、まだまだ様子を見て、完全に解消したということを確認するまでということで残っておりますので、90%は解決して、まだ様子見のところがございますから、そこは解消していないものと見て様子を見ております。解消率は90%以上確保しております。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) それでは、次のお尋ねをしてみたいと思います。 大津市のいじめを参考にお尋ねするわけですけれども、昨年11月に起きた大津の中学生の自殺をめぐって、学校や市の教育委員会の対応が厳しい批判にさらされております。この事の真相というのは第三者委員会の調査を待たなければわからないわけでございますが、その中で学校も教育委員会も生徒のために何もしてくれなかったという不信感が生徒の中に広がっておることが大きな問題であると、このように私は思いますが、鏡野町では生徒のいじめを認知した場合、どのような手順で対応されておるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 認知をした場合の対応ということでございますが、まず発見者が教員である場合、それから御家族である場合、本人の訴えである場合等いろいろございますが、当然被害者がおれば加害者がおるということで、まずその学校の教職員の中で対処方法を協議し、まず生徒間同士でのお話し合いをさせて和解をさせるというのが第一義でございます。その中で、保護者等にもその実態をきちっと知っていただくということも必要でございますので、家庭との連携ということで保護者とその加害児童が被害児童の保護者、被害児童に親子で謝罪をするというような形をとる例もございます。その都度都度の対応ではございますが、早い発見につきましては生徒間同士での和解というか、もう一回仲よくなろうという指導をもって対処しているのが現状でございます。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) 続けてお尋ねをします。 大津市の中学校のいじめでは、事件の後で鉢巻きで首を絞めていたとか、トイレで殴ったり蹴られたりしていた、万引きをしてくるように強要してた、金をせびっていたなど、全校アンケートに生徒が答えていることがマスコミで報じられております。しかも教員がその現場を認知しているにもかかわらず、報告をされてないということが生徒の証言でわかっております。 いじめは今やどの学校にもあり、クラスに2人や3人はいじめられている子があるというふうなことまで言われております。いじめられている現場をほかの子供が見ても、自分が介入したりあるいは先生に告げ口をすると自分が今度はいじめられるというふうなことで、なかなか介入ができない。さらに、先生方も授業のほかにこれ以上面倒なことを背負い込みたくないということで、傍観者になるというふうな事態が見受けられるわけです。鏡野町ではないんですけれども、そういうことが報道もされておるようですけれども。 文部省の調査につきましても、鹿児島県教委はアンケートの方式を子供たちが答えやすいように工夫をして、ごく軽微なものも報告したと。そういうふうなことも報道されておりまして、しかしその一方で複数の教員が協議していじめと判断したものだけを報告したと。こういうふうに、いじめの捉え方との差が、さっきの話のようになりますけども、差が大変あるわけでございまして、教育現場にはいじめやその兆候に気づいても指導不足だと、こういうふうな批判をされることを恐れて表に出したくないと、こういう空気があるとも指摘をされております。それでは子供や親から先生方は信頼を得られず、いじめをなくす意識が育たないと思います。そういうことで、鏡野町ではこのような実態は見られないのでしょうか。あるとすれば、どういうふうな対応をされておるのか、お聞きしてみたいと思います。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 議員御指摘のとおり、この緊急調査で都道府県によりましては年間1,000件未満という報告をしていた市町村が、県が一遍に3万件という鹿児島県のような例もございます。これは議員おっしゃるとおり捉え方の違いだと思います。 鏡野町につきましては、従来18年の文科省のいじめ等に関する指針に基づきまして、きめ細やかな報告を全てするようにということで指示をしておりますし、先生方もそのような中で小さな軽微なもの、遊びの延長であるかもしれないがいじめにつながる可能性あるものにつきましては、いじめと受け取られた生徒がおる以上はいじめとして上げていっていただいておりますので、正しい真っ当な数字が、私は町内の小・中学校におきましてはつかんでいただけているものと確信はしておりますし、そのことを校長、教員集団にもきちっと伝えておるつもりでおりますので、本来ならば上げなきゃいけない数字を上げない、教員集団の中で調整して上げないというようなことは鏡野町ではないものと、そのように確信はしております。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) 教育長の答弁、確かに受け取りました。ありがとうございました。 続けてお尋ねをします。 大津市の事件は、先ほど述べましたように明らかに立派な犯罪である、暴力行為や恐喝行為であるということで、警察の介入となりました。これらのいじめの内容は、校内であるからいじめととられる場合が多いようですけれども、校外となると犯罪行為として扱われます。悪質ないじめの行為についてはいじめをした生徒等、粘り強く指導をして、解決していくことが求められておると思いますけれども、指導の限界を超えるような場合は第三者に支援を求めたり、警察との連携強化も必要になると思います。 先ほどお答えをいただきましたように、それぞれ連携をとっているという話でございましたけれども、学校側としても毅然とした処置をすることが必要と思います。鏡野町ではそのような罰を与えたような事例がありましたら教えてください。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) ただいまの御質問の事例は今のところはございませんが、私は中学校長には対教師暴力等に当たりまして毅然とした態度をとってほしいということは申し上げております。家庭との問題で学校が家庭との連携がうまくできなくなるからという遠慮は要らないと、きちっと対教師暴力等につきましては本当に必要ならば警察のほうにしっかり連絡をとってくださいと、あとは教育委員会のほうで責任を持って対処するというふうな指示を出しておりますが、今のところそういう事象は発生しておりません。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) 教育再生会議というのがございまして、いじめ対策として積極的に活用を明言しておるようでございますが、最近はいじめを理由としてのこうした処置は少ないというふうに聞いております。 もう一つお尋ねします。 2011年度、いじめを受けての転校は353人にも上っておると報じられておりましたけども、加害者が被害者を学校から追い出すというふうな格好で、非常にまずい結果だというふうに思っておりますが、転校したというふうな事例は、合併後ありませんか。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 鏡野町でも今中学校4校、小学校8校ございますが、教育委員会の中に区域外就学という制度がございますが、これにつきましてはいじめ等によりましてその学校におりにくい子供を受け入れるが、別の区域の学校に行くことを許す条項もございますが、鏡野町の場合、私が22年からでございますが、22年から以降につきましてはそういういじめ等が原因で区域外就学を行った生徒はおりません。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) ありがとうございました。 学校では、基本的人権や平和の大切さというのを授業の中でも教えておられると思いますが、いじめについて特別な教育をされていることがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 学校におきますいじめに対する学習でございますが、社会科の時間でありますとか総合学習の時間でありますとか、そういう今学校に求められている子供たちの規範意識、道徳意識の含めました授業の中でいじめ問題を取り上げることもございます。 以上でございます。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) ありがとうございました。 授業の中で社会の規範を教えて、なぜいじめが許されないかと、こういう理解をさせることが肝要だと思います。いじめ対策としていろんな試みが全国でなされております。鏡野町近辺でもいろんなことを行って、いじめに対する認識を深めておることが知らされております。どうぞそういういろんな対策を検討していただきまして、鏡野町でもいじめのない明るい学校に指導してほしいと思います。 もう2点お尋ねしたいと思いますが、まず文部省は11月にいじめの未然防止、早期発見ができたり問題を隠さず適切に対応するなどした教員や学校をプラス評価するよう、都道府県教育委員会に通知をしていることを明らかにされておるわけですけれども、これは当町の教育委員会まで今届いておるかどうかわかりませんけれども、そういった文部省のプラス評価、教員に対してあるいは学校に対して評価をされるようなことを当町でも取り組まれるかどうかお聞きしてみたいと思います。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 議員御指摘のとおり平成24年11月27日付でいじめの問題に関する児童・生徒の実態把握並びに教育委員会や学校の取り組み状況に係る緊急調査を踏まえた取り組みの徹底についてという通知が県を経由して12月の初めに参っております。この中で、教育委員会とか学校の取り組みの徹底とかという中と、それから学校評価、教員評価における留意点についてという中で、しっかりといじめに向き合っていく教員につきましては、今教職員も人事評価というのが出ております。この中で低い評価じゃなくて、しっかり取り組んで、問題を問題として解決していこうという努力した人は問題を発見する力もございますので、そういう意味でのきちっとした評価をしなさいという指示が出ておりますので、校長が教職員は評価しますし、校長の評価は私ども教育委員会がいたしますので、しっかり評価をしていきたいと思います。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) 時間がなくなりました。 最後にお尋ねをしてみたいと思います。 真庭市では不登校対策の教職員マニュアルをつくられております。鏡野町ではそういった児童・生徒の問題行動に対して教職員の対応をどうしたらいいかとか、きめ細かいマニュアルはつくられておるのでしょうか。その点をお尋ねします。 ○議長(河田紘君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 最初、藤田議員さんの御質問にもお答えいたしましたが、鏡野町教育委員会としましては、いじめ問題に関する学校の取り組み指針というものをつくりまして、これと、これの中で日々学校のほうで問題に関するチェックシートを確認をいただき、これを年に何回かやってくださいという指示もしておりますし、それから点検要項等につきましても教育委員会としての点検要項もつくりまして対応しております。 それから、アンケート等によるということで、これは平成19年3月に岡山県教育委員会がつくりました子供たちの明るい未来のためにという資料でございますが、この中のアンケート項目等をうまく活用して、その学校、学校、規模も違いますし、実情も違いますので、そういうものの中でしっかり子供たちの状況をつかんでいただきたいということでの指示も、先日の校長会のほうでもきちっと指示をしたところでございます。 ○議長(河田紘君) 15番櫻井邦紘君。 ◆15番(櫻井邦紘君) 私の持ち時間があと2分となってしまいましたわけでございますが、その他、教育上の問題についてもお尋ねをしておりますけれども、就学援助制度につきましては長期の経済不況を反映しておるというふうに思っております。 その他の項目についてはないということでございますが、今後とも注意をしていただきまして、このようなことが起きないように努めていただきたいと思います。 教育の危機というものは、何か私も大きくなりましたけど、いつの時代にも叫ばれてきたように思います。伊原木新知事も岡山の教育の再生を念頭に入れております。学校は子供たちにとって最も安全で、笑顔があふれ、居心地のいい場所でなくてはなりません。先ほど鏡野町の中1の学力テストの結果が市町村を上回る成果であったという報道がなされておりましたし、けさの新聞も理数の学力が日本の学力が向上したというふうなことも新聞に出ておりましたけれども、私は大変うれしく思っております。今後とも基礎学力の向上に一層努めていただきたいと、このように思います。 それと同時に、心の教育の充実にもっともっと力を入れていただきますようにお願いをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問の通告書のとおり一問一答方式でさせていただきます。 その前に、去る10月22日の松尾誠司議員の御逝去に接し、謹んで哀悼の意を表します。松尾議員は信念を貫く人でした。その意志と行動は誰もが尊敬するたまものであったと思います。その精神を学び、今後の政治活動に生かしたいと思います。松尾議員ありがとうございました。 それでは、一般質問を行います。 まず、大きい項目3点ありますが、最初の項目の上水道の現状について、不良箇所の対策はという点でありますが、1、町内の上水道の配備の中には民地に本管が埋設されている箇所があります。その位置は把握できておりますか。 2、その箇所の塚谷地区でことし半年間に埋設管の破裂や漏水が二、三回発生しております。凍結する時期到来に当たり、その対策はできていますか。 3、本管が通っている民地所有者に対し、誠意ある姿勢で状況説明や今後の対応等の配慮はどうされておりますか。 次に大きな項目で、観光案内板整備事業についてお聞きします。 まず、それの発注形態についてです。 1、町内業者に看板に関する企画、制作、取りつけの品目で指名願提出者がいたにもかかわらず、そのような業者はいなかったため、地元業者の発注は想定していなかったと、過去の議会のほうで一般質問で執行部は答えておりますが、これはどういうことなんでしょうか。 2、鏡野町観光案内板整備事業仕様書作成の見積徴収についてですが、業者は委託内容を理解し、それぞれ必要な費用を積み上げ、見積書を提出したと思うと執行部のほうは言っておられますが、見積もりの業務名や項目が違っております。どのような委託内容の説明を執行部はしたのでしょうか。 3、仕様書作成の見積もり提出日が2社とも平成23年10月24日となっておりますが、そのうちの1社の日付だけが手書きになっております。この日付は業者が書いたものですか。4つ目、仕様書作成の見積もりを徴収された業者の1社は、職員からこういうように書いてほしいと依頼され、見積もりを書いたと言っておりますが、これは本当ですか。 次に、契約についてお尋ねをします。 1、仕様書作成における業務委託契約書の委託場所が鏡野町内となっておりますが、整備箇所は町外にもあったはずです。これでよいのでしょうか。 2番目、施工監理業務の見積書に日付がないことを以前指摘しましたが、その後どうしたのでしょうか。 3番目、鏡野町からの施工監理業務の発注書の場所に津山市内がないのはなぜですか。実際はあっとります。 4番目、業者からの施工監理業務の受託業務請書の実施場所にも津山市がないのですが、津山市内の施工監理は行ってないのでしょうか。同様に、監督日誌の実施場所欄にもありません。それでよいのですか。 続いてですけれども、契約についてですが、5番目です。施工監理業務が仕様書作成業者だから安い範囲で対応してくれたのではと言われていますが、そうあるならば仕様書作成費が最初から高かったのではないですか。 続いて、デザイン重視についてです。 1、観光案内板整備事業はデザインを重視したため、全国に町のホームページで公募したと言いますが、業者の提案書に2社ともデザインは外注であるとの表現が記載されています。この内容でよいのなら、町内業者への発注もできたのではないですか。 2、業者の独自のデザインでなくてもよかったのですか。 続いて、4つ目の施工監理についてです。 1、施工中の管理基準、特に品質、出来形管理基準は町発注の建設工事並みの管理基準で行ったのですか。 2、建築確認申請の物件が中にありますけども、確認者の完了検査を受けたのでしょうか。また、その検査内容はどのようなものですか。 続いて、大きい寄付金紛失についてお尋ねいたします。 その中の職員の記憶力について。 1、紛失した寄付金の受け付けに記憶がないと関係職員が言っていると聞きますが、寄付金台帳の受け付け記憶はどれぐらいの期間あるのでしょうか。 2、寄付金受付者は寄付金の都度社会福祉協議会に寄付金を振り込むための入金票を書き、出納室にて農協の出納担当に寄付金と入金費用を渡すことを行っていると聞きますが、過去に入金忘れはなかったのでしょうか。 3つ目、10月16日の議員全員協議会で寄付金不明は3件だけと確認をしましたが、4件目が出たと聞きます。実態はどうなっているのですか。 続きまして、今後の対応についてお尋ねをします。 1、警察に被害届を出し、結果を見て町民に報告するとのことを町長は9月議会で述べていますが、一日も早く寄付者並びに町民に謝罪と経緯説明、原因究明と再発防止の徹底を表明する必要があると思うのですが、本当に警察の結果が出るまで表明しないのですか。 続いて2番目、今回の3件は問い合わせにより発覚したのであって、内部から見つけ出した件ではありません。寄付者は領収書をもらえば安心して、誰も疑わないのが普通です。しかし、こんな状況になっているからには、今回の3件は氷山の一角かもしれない。その可能性がある限り、外部に対して寄付金確認の御協力をお願いすべきではないでしょうか。 3番目、9月議会の閉会前の町長挨拶に、文教厚生委員会から社会福祉協議会への綱紀粛正を指摘されたというような発言がありましたが、文教厚生委員長は今後の対策及び職員に対して綱紀粛正を厳しく促すように求められています。そういう発言の中で、町長はどこに対して綱紀粛正を行ったのですか。 4番目、寄付金を紛失された寄付者はこのようになって行政不信を抱いておられると思いますが、その方々に対してどのような経緯説明と謝罪をしたのですか。また、それにより信頼回復ができているのですか。 以上であります。あとは自席にて再質問のほうをさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(河田紘君) ここで2時15分まで休憩といたします。              午後2時0分 休憩              午後2時12分 再開 ○議長(河田紘君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 2番中西議員の御質問にお答えをいたします。 まずは1項目めでありますけれども、まず現状といたしましては鏡野上水道地域で昭和46年前後に布設されたものと思われる3地区を把握しております。 続きまして、2項目めでありますけれども、確かに半年間で3回埋設管が破裂し、その都度修繕を行っております。凍結する時期に対策でありますけれども、埋設位置はもともと農地等に水道管が埋設されておりまして、その後、何らかの理由によりまして盛り土等がなされ、現在の埋設深さは約1.5メートル程度となっておりますので凍結のおそれはないと思われますが、なお注意してまいる所存であります。 続きまして、3項目めでありますけれども、既設埋設管が破損した際、修繕時に土地所有者へ経過及び状況説明をさせていただいた後に作業に取りかかっているのが現状であります。今後の対応でありますが、塚谷地区につきましては来年度事業実施予定の農業集落排水事業で下水道管を布設予定でありますので、下水道整備の進捗と相まって配水管を公道等へ布設する予定であります。 次の質問でありますが、観光案内板整備事業についてであります。 まず、1項目めでありますが、6月議会あるいは9月議会で答弁したとおり、デザイン重視といたしましてプロポーザルで公募しております。公募は町内業者にも応募可能であります。 続きまして、2項目めでありますが、観光案内板整備事業のプロポーザルに必要な基本設計の作成及び設計監理業務の見積もりをお願いをいたしております。 3項目めでありますが、業者から空白で出てきたものに手書きで記入をしたものであります。 続きまして、3項目めでありますが、さきにも述べましたように観光案内板整備事業のプロポーザルに必要な基本設計書の作成及び設計監理業務の見積もりを文書で依頼をしております。 続きまして、契約についての質問であります。 まず、1項目めでありますが、鏡野町内及び近隣地域と書かれるべきでありました。 続きまして、2項目めでありますが、見積業者に後日書き入れていただきました。 3項目めでありますが、津山市院庄の1基を鏡野町内に含めて発注書を作成しておりまして、記入漏れ等を認めます。添付の別図1では院庄も指示されております。 続きまして、4項目めでありますが、発注書と連動して作成しておりますので、津山市の記入漏れとなっております。監督日誌につきましては、受託業者請書に記載をされました実施場所を記載をしておるために同様であります。現場確認監理事項欄には院庄看板撤去確認の記載はあります。 続きまして、5項目めでありますが、前回も述べましたように適正であったと理解をしております。 続きまして、デザイン重視の質問でありますが、1項目めでありますが、デザイン重視であるため広く公募をかけたものであります。 続きまして、2項目めでありますが、先ほどの答弁と同様でありまして、デザイン重視であるため広く公募をかけたものであります。 続きまして、施工監理についての御質問にお答えをいたします。 まず、1項目めでありますが、準じて行っております。 続きまして、2項目めでありますが、指定認定検査機関の建築基準法第6条の2第1項の規定による確認済証及び建築基準法第7条の2第5項の規定によりまして、検査済証により建築基準関係規定に適合しているということの証明を得ております。 続きまして、寄付金紛失についての御質問にお答えをいたしたいと思います。 1項目めの質問であります。これは寄付金の紛失について、職員の記憶力についての質問であります。 まず、1項目めでありますが、個人差等があると思います。一概には言えません。なお、寄付金台帳につきましては、法定の範囲内で社会福祉協議会が管理をしております。 続きまして、2項目めでありますが、過去がいつまでのことを言われているのかわかりませんけれども、紛失発覚時期から見て、23年以前にはないと確信をしております。 続きまして、3項目めでありますが、9月28日の新聞記事掲載以降、問い合わせが1件ありました。内容は津山警察署に伝えております。 続きまして、今後の対応についての質問であります。 1項目めでありますが、現在警察で捜査が行われておりまして、捜査結果をもちまして経緯説明等をいたしたいと考えております。 再発防止につきましては、寄付金の受け付け体制等を含めて既に取り組んでおるところであります。 次の2項目めであります。紛失発覚時期から見て、23年以前にはないと確信しております。現在、警察で捜査中であります。推移を見守りたいと、このように思っております。 3項目めでありますが、7月の緊急幹部会、8月の朝礼等で全職員に対しまして綱紀粛正を求めたところであります。また、社会福祉協議会の職員に対しましても、同じように綱紀粛正を求めたものであります。 続きまして、4項目めでありますが、御寄付をいただきました方を含め、町内の方々には大変御迷惑をおかけしております。警察の捜査結果により、経緯説明と改めて謝罪を要するものと考えております。今後につきましても、綱紀粛正に努めることによりまして信頼回復に努めたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 一括の答弁ありがとうございました。 それでは、一問一答方式で行わさせていただきます。 まず、上水道の件ですけれども、3地区把握されてるということで、3地区はどこですか。 ○議長(河田紘君) 上下水道課長松隆君。 ◎上下水道課長(松隆孝之君) 3地区とは寺元、郷、塚谷でございます。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。
    ◆2番(中西省吾君) その所有者や地区民に対して説明はされているんでしょうか。 ○議長(河田紘君) 松隆君。 ◎上下水道課長(松隆孝之君) 塚谷地区におきましては、私はこの4月に決まってから地区の区長さん、塚谷地区の区長さん並びに馬場地区の区長さんがおいでになられたときに一応説明はしておると聞いております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) それで、はっきりしてないので、ぜひ所有者や地区民に説明をしていただきたいと思います。 続けて、半年間、塚谷地区が埋設管が破裂しておるわけですけれども、1.5メートル下ぐらいに現在あるので大丈夫ではないかということも言われておりますが、全部が把握できてないと私思うんで、浅い部分もあるんじゃないかなと。または今まで昭和46年からというたら長い年月がたってますので、緩みとかも発生してる可能性もありますので、そういった点についての再度説明、配慮していただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(河田紘君) 上下水道課長松隆君。 ◎上下水道課長(松隆孝之君) 中西議員御指摘のとおり、昭和46年からといえばかなり管が老朽化してきておると思います。これら含めて今後、説明というのがなかなか非常に個々の民家の中に埋設されておる部分、逆に言えば当時46年ごろには皆様方に理解を得て管を埋設しておったものと思われますけども、代がわり等がしておりますので、その辺の若い方々につきまして今後説明が必要であろうかとは思っております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 年明けますと、早々新年総会等が各地区であると思いますので、できれば年内、それまでにその対象地区についてはそういった配慮をお願いしたいと思います。 続いて、もう現在発見されている私有地、要するに民地ですが、その方にはぜひともそういった内容説明や御理解をわかっていただいているとは思うんですけど、わかっていただいているかどうか、お答えください。 ○議長(河田紘君) 上下水道課長松隆君。 ◎上下水道課長(松隆孝之君) 改めまして今後説明をしていきたいと考えております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) ぜひよろしくお願いします。 続きまして、観光案内板整備事業についてお尋ねをいたします。 まず、この指名願提出者がいたにもかかわらずと私書いてるんですが、過去の2回の議会の一般質問で、最初は指名願業者がいなかったと議場で述べられて、その後に指名業者がいたと。そういうところがどうしてそういうことになったんかということを聞いておるわけです。 この答弁は、デザイン重視でプロポーザルで公募して、町内業者も応募可能ですという答弁書ではちょっと理解ができないんで、その辺の確認事項、どういうふうにされていたのか。それ以外にもこういうことが起こってはいけませんので、それについての答弁を求めます。よろしくお願いします。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 1番の看板の件でありますけども、当初は町内の業者につきましては観光案内板というよりも道路の案内標識等の施工監理者は業者がおったようですけども、観光案内板という意味でのもう視点で立ちまして該当いなかったということで作業が進められていったように聞いております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 実はその建設業者ではなくて、観光案内板整備に関する企画、制作、取りつけの品目で町内業者は出されていたということが後で執行部サイドの確認でできたわけです。ですから、この件については今後このようなことが絶対起こらないようにしていただきたいと思いますし、その業者にも一定の経緯の説明をお願いしたいと思います。 続いて、観光案内板整備事業仕様書の作成の見積徴収なんですけども、執行部の答えはそれぞれ必要な経費を積み上げ、見積書をしたと。それをそういった形で説明をしておりながら、業務名や工務名が違っていたんです。この答弁によりますと、必要な基本設計書の作成及び設計監理業務を見積もりをお願いしました。これではどのような委託内容を説明したかという答弁になってないので、私が聞いているのはどのような委託内容を業者に見積徴収のときにしたかということを聞いてるんで、その点をお願いいたします。答えてください。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 業者への指示でありますけども、基本的には町長答弁いたしましたように文書で業務名の仕様書の仕方を含めまして文書をそれによって書いていたということでありますけれども、御指摘のように2つの業者で少し名目が違っておったようでありますが、そのチェックが最終的にできてなかったんだろうというふうに思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) それは次の次の答弁のところの要点ですけども、要は委託内容は先ほど課長が申されたように文書で依頼したけども、依頼文書に違うことが書いてあったということですね。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 文書で依頼しておりますけど、出てきた業者の名目が違っておったようであります。もっと細かく、例えば何とか事業名とかというような形で細かく記載をしておればよかったんでしょうけども、何々業務についてというような書き方を案内をする段階で書いておったようであります。若干不備があったんだろうかというふうに思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 課長は当時いらっしゃらなかったので、今おられる方々に聞いての答弁になろうかと思うんですけども、2社の方には同じ文書の依頼が行っていたのか、別の文書の依頼だったのか、この点だけお尋ねで、答えてください。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 同じ文書を出しているというふうに聞いております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) それでは次の、業者が空白で見積書を出していたけど、それに手書きを日付をしたというふうな答弁ですが、これは続いての質問で見積業者に後日書き入れていただきましたという答弁があるんですが、この件も業者に後日書き入れていただいたのかどうかを聞きます。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 業者からいろんな資料をとっております。中に空白のものがあったというように伺っておりまして、それにつきましては担当職員が聞き取りをしながら書いたものもあるように聞いております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) わかりました。 続いて、あとは津山市内にも整備箇所があったんですが、それは近隣地域と書くべきでした、そのほかに記入漏れがありましたと認められておられますので、それについてはそのようだと思いますけれども、これは一連に前課長の方から、国の交付金で行っている事業であって、国の監査がいずれ絶対と言っていいぐらい入りますと。情報開示された資料どおりのものが監査対象となると聞いておりますけれども、こういった点はこういうような言いわけ等で監査は大丈夫なんでしょうか。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 一応あったものを説明させていただきますけども、監査の指摘等がありましたらその時点での対応になろうかと思いますけども、あったことを事実として御報告申し上げると。ある書類をお見せするだけになろうかと思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 監査のときはしっかりとお願いしたいと思います。 続いて、まず見積書の件ですけれども、最初から仕様書作成業務が100万円弱の契約となっておりまして、その後その方と監理業務も見積もりをとって行ったと。それが安かったんですが、そのことについて仕様書作成業者で決まった業者だから、安い範囲内で監理業務を見積もってくれたんだなというようなお話だったと思うんですけれども、そうすると仕様書作成費が最初から高かったと私思うんですけども、適正であったという答えなんですが、この点について、最初これ適正だと思ったんですね。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) たびたび答弁申し上げておりますけども、出てきた書類は、前回もお話ししましたが事業費に対しての何%というような目安もございますし、そういう範囲から極端な逸脱をしていないということで、適正に処理をされて決裁をとっておりますので、適正であったんだろうというふうに判断をしております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) もうそういう答えがいつも返ってくるんで、これ以上聞きません。 では続いて、デザイン重視についてですが、デザイン重視のところ、提案書を2社出されておりますけども、デザインは外注であるとのような表現が提案書に盛り込まれていますが、これについて外注であれば町内業者への問いかけもできたんじゃないかと。それによってはホームページで募集したら見ればわかるんじゃないかというような答弁ですけれども、今まで町長が地場産業の育成であるとか中小企業の振興であるとかということに関しては、余りにもそれは、見ればわかるという話なんですが、配慮が足りないと思うんですけど、これについてお尋ねします。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 当時は先ほど申し上げましたように道路標識の案内板と観光案内板との違いというような認識をしておったようでありますので、当然町内の業者を想定しないということでプロポーザルをしたんだろうと思いますし、ただ公にホームページで出しておったんで見れなくはなかったんだろうと思いますけども、若干の配慮を欠けたかなという感じはいたしますけれども、当時はそういうふうに考えて作業を進めておったというふうに聞いております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 課長が当時おられなくて、答弁で本当に思われますの表現しか無理と思うのはわかるんですけど、町長、副町長、当時その管理職の上におられる立場として今の質問に答えていただきたいんですけど。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今課長が申し上げましたように、地場企業の育成というふうな点からも十分なる配慮が足らなかったということで反省しております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) それでは、ありがとうございます。 まず、次にそのデザイン重視の件についてお尋ねしますが、先ほど言いましたようにデザインは外注での表現が提案者からされとるんですけど、これは業者の独自のデザインでなくてもよかったんですか。これ答えがデザイン重視であるため広く募集したと書いてあるということは。この点についてお尋ねします。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) あくまでデザイン重視ということでありますけども、業者から出てくるまでは何もわかりませんし、結果として外注があったんか、そこまでちょっと確認しておりませんけども、今御指摘のいただいた文書は業者の文面の中に出てきておりました。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) この点について、町長の答弁をお尋ねします。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 具体的なことにつきましては、今担当課長が答弁したとおりでありまして、私のほうから加えてということではありませんけれども、広く公募するという手法が、今ではインターネット等でできるというふうな観点からそういう手法だったと思うんですけども、先ほどの質問でもありましたようにデザイン重視であるため広く公募したものであるというふうなことにつきましては、地場企業の育成の点から十分配慮が足らなかったというところでは反省しておるというふうなところで、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) それはよくわかったんですけど、この募集において業者の独自のデザインでなくてもよかったのですかという質問なんです。だから、外注でしてもよかったといえばそれでいいし、いややっぱり独自じゃないと困るんだというて言われるのか、もうどっちか答えていただきゃいいんで、よろしくお願いします。 ○議長(河田紘君) 有元副町長。 ◎副町長(有元充君) 独自のデザインでなくてもよかったんではないかということでございますけども、まずこういったデザイン重視ということで発注といいますか、お願いをしておるわけでございますので、基本的にはそこの業者さんの独自のデザインというのが基本になってきておるということでございます。その中で私たちはデザイン、独自のものかどうかというのは出てきたものを見ながら判断をするわけですが、これがどうかというのは判断がつかないという状況にもあるかと思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 副町長の答弁ではどっちでもよかったというふうにしか捉えることできないんですけども、そういうことでの判断をされたということで、とりあえずきょうの水田議員さんからの御質問で、奥津湖の写真が役場からここに使いなさいという形で与えられたものであって、そのほかのロゴであるとか文字であるとか距離であるとか方角であるとか、あと文字のスタイル、色、そういったものがデザインというふうに一つは思うんですけども、実際隣の鳥取県で平成12年にこういう事業で県内の標識案内板の背面利用をやってる例がございまして、全くというくらい同じように見受けられるんですが、そういうことは事前に業者の提案を執行部のほうは知っておられたんでしょうか。 ○議長(河田紘君) 有元副町長。 ◎副町長(有元充君) 私どものところまでそういった事前の状況といいますか、そういった情報は入っておりません。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 以前にもお願いをしましたけれども、今後こういうことに関しては全国に募集する限りは全国の事案例をある程度は調査されて、特に近隣の県でこういうことをされとるわけですから、もう少し慎重に募集をかけていただきたいと思います。 続いて、施工監理についてですけれども、答弁のほうでは施工中の監理基準、特に品質や出来形監理は町発注の建設工事並みの管理基準で行ったと聞いとるわけですけども、準じて行っていますという答弁です。これについて、その資料等は現在役場で保管されておりますか。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) 施工監理でありますけども、施工監理をした業者の監督員、それが町の職員とも立ち会いを行いまして、鉄筋の配筋検査でありますとか、アンカーボルトの確認とか、そういうなものをやったということ日誌が出ております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 建設課長もいらっしゃっとんで確認ですけども、町発注の土木工事等では品質管理表や出来形管理表等々、一連の工事が終わったら検査資料をもらうわけですが、そういったものがもらっているということですけども、確認はされたことがありますか。 ○議長(河田紘君) 建設課長利岡君。 ◎建設課長(利岡憲一君) 失礼いたします。この物件に関しては、私は確認はしておりません。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 準じて行っておられるそうですので、確認をお願いしたいと思います。 続いて、建築確認申請は完了検査を受けたかの質問で、一応この規定に適合していることの証明を得てるということなんですけれども、検査内容はという問いかけに答弁がございません。検査内容についてもう一度答弁をお願いします。 ○議長(河田紘君) 産業観光課長牧野君。 ◎産業観光課長(牧野康平君) これにつきましては、民間の業者にお願いをしてるようであります。岡山県分については岡山県の業者と、鳥取県分については鳥取県の業者がやってるようでありますけども、これにつきましては図面には強度計算でありますとかそれから大きさでありますとか、それからもうでき上がっておりますので、あとについては出来高等の途中の写真等も踏まえて検査をされたというふうに聞いております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 確認されてるということでわかりました。 続いて、寄付金紛失についてお尋ねをします。 まず、答弁のほうですけども、職員さんの記憶力、こういうことを言うたら失礼になるんかもしれませんが、こういう重大な不祥事が起こっておりましたらそういうことも尋ねなきゃいけなくなったわけですが、個人差があるというのはわかるんですけども、大体寄付をされて約2カ月後ぐらいに確認で発覚をしております。その辺のところの個人差がどの程度あるのかということは、寄付金台帳は社協にありますけれども、私、情報開示でいろんなところをマジックで黒く塗られたものをいただきましたが、こういう形でもいいですので、一度そういう形の確認もすべきだと思って聞いたんですけど、それについてはどうでしょうか。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そのような資料全て、警察のほうに書類として提出しておりますので、当方では、調べるというのが警察のほうに委ねているというふうなことで、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 寄付金台帳は社協にありますので、先ほど言いましたようにこの日付の役場での受け付けは皆さん記憶にありますかというて、はっきり処理されたものの確認をしたらどうですかという質問です。どうですか。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そのような内容でございましたら、協議をして、できる限り私のほうでできることがあればさせてもらいたいと思っております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) よろしくお願いします。 それから、入金忘れはなかったかの質問で、23年以前にはないと確信してるという、その根拠について教えてください。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) この件につきましては、内部でも検討しておりまして、その結果、ないんだろうと、このように確信をしておるところであります。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) それは思いであって、確信は私はできてないと思います。後でもう一度質問します。 次に、9月28日の新聞掲載以降、1件の問い合わせがあったと。これは3件今あって、控えもなくなり、受付者もいないという状況の中で、同様のことが起こった案件でしょうか。 ○議長(河田紘君) 保健福祉課長牧野君。 ◎保健福祉課長(牧野精志君) 失礼いたします。3項目めでございました件で、9月28日の新聞記事掲載以降、1件の問い合わせがございました。今まで中で1件ということでございます。 7月12日に被害届ということで社会福祉協議会のほうが出されておりますが、それ以外の1件ということでございます。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 過去3件と同様の内容ですかと尋ねたんで、よろしくお願いします。 ○議長(河田紘君) 保健福祉課長牧野君。 ◎保健福祉課長(牧野精志君) 大変失礼いたしました。過去3件が広報紙を見られてということでございました。この方につきましては、新聞記事を見られてということでございました。その中で、お問い合わせいただいた折に広報紙に載っていないということも申されておりましたので、同様の案件だろうと思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 説明していると質問時間がどんどん少なくなるので、同様というのは過去の3件の方は領収書をお持ちで広報紙に載らないから問い合わせがありましたと。確認したらその控えもなく、それから領収書あるんだけど、控えがないと。お金も当然入金されてないと、そういうことが同様ですかと聞いとるんです。 ○議長(河田紘君) 保健福祉課長牧野君。 ◎保健福祉課長(牧野精志君) この4件目につきましては、9月28日以降、問い合わせをいただいたわけでございますが、その折に領収書等の控えについては、その時点でございますが所持されていなかったということでございます。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。
    ◆2番(中西省吾君) わかりました。 そういうことも含めて庁舎内での調査をお願いしたいと思います。 それから、町長のほうに対してですけど、この経緯の説明は捜査の結果をもってというお話なんですけれども、現状の状態を説明するのは、僕は必要だと思うんですけど、それについてやはり捜査の結果が出てになるんでしょうか。お尋ねします。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 現況の報告というふうなことでありますけれども、議会の初日に私のほうからその所在と、それから内容につきまして若干触れさせていただきました。 そのことをもちまして、私のほうでは一応説明しておると、このように思っておりますけれども、警察の内容というか、その経過というふうなものを踏まえまして、町民の皆さんに謝罪を申し上げ、またその職員に対しましても処分を科せる必要がありますので、厳重に調査をし、真摯に対応していきたいと、このように思っております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 町長の気持ちもわからんでもないんですけれども、現状はどういう警察の結果であれ、紛失をしていることにはかわりがありませんし、寄付者に対して非常に信頼を失墜をしている状況は続いていると思いますので、改めての議場でのお話は聞いておりますけれども、町民の方が皆さんそれを把握されているかどうかわかりません。ぜひとも広報紙等を通しまして、まず現状の状態の報告並びにそれに関する対応をしていただきたいと思います。 それで次に、警察のほうの捜査が進んでおるとは思うんですけども、紛失したという結果になるのか、それともそれ以外の重大なこととして結果が言われるのかわかりませんが、捜査結果はいつごろに大体なると思われますか。 ○議長(河田紘君) 有元副町長。 ◎副町長(有元充君) 捜査結果につきましては、実は担当課長のほうからお答えをさせていただきましたが、やはり警察署のほうにおきましては現在捜査中ということで、時期、そしてまたいつまでということは申し上げられませんということでございました。私たちも一日も早い解決を願っておるというのはお伝えしましたが、そういった状況ですので、きょうのところは答弁をさしひかえさせていただきたいと思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) そうですね。警察のほうはそんなしっかりしていただいとると思いますけど、時期についてはそりゃ無理だと思います。 しかしながら、行政の執行部サイドの調査を被害届を出した時点で打ち切ってると。その後さらに1件の問い合わせがあってるということは、これ氷山の一角かもしれないという予想は先ほどないと確信をしてるという点に踏まえてもお尋ねしますけれども、全く本当にないと思われとんですか。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) さっき御答弁を申したとおりであります。そういうところでは、捜査中というふうなところで推移を見守りたいというところに包含されておると思いますけれども、それ以前についてはないと確信をしております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 私の質問でもお話しさせてもろうとりますが、内部から見つかった案件ではないですね、これは。外部の問い合わせですので。ということは、先ほどの私の氷山の一角かもしれないという可能性は私は捨て切れないと思います。ですから、過去に寄付金をされた方に対して確認の御協力のお願いなんかも早急にすべきだと思っておるんですけど、こういうこともしないですか。 ○議長(河田紘君) 保健福祉課長牧野君。 ◎保健福祉課長(牧野精志君) 失礼いたします。今の御質問でございますが、先ほど町長が答弁で申し上げましたように、いろいろな書類、こういうものを警察のほうに提出させていただいております。これについては、警察のほうからこういう資料をいただきたいであるとか、それについてはその中に過去のものもございます。そうした中での捜査をいただいているというふうに思いますので、先ほど町長申し上げましたように23年以前については外部からの御指摘ではございましたが、ないというふうに担当させていただいとる者としてもそういうふうに確信をさせていただいております。申し上げましたように、そういう資料も警察のほうには提出をさせていただいております。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) なぜ言うかというと、もうたびたび言ってますけれども、寄付金申込書には本人が広報紙に記載するかしないかを選ぶところがあるんです。記載しないというふうにチェックをされたら、広報紙に載らないんです。本人さんは領収書をもらって帰ってます。今課長が言われたように、資料を警察のほうに提出されていると言われておりますが、それは控えのある資料であって、今回3件は控えも残っていないのが現状であります。ですから、寄付した人が掲載しないにチェックされた方が本当にきちんと寄付の処理をされているかどうかの確認のしようがないでしょ。ですから、広く皆さんに確認に御協力願を出す必要があるんではないかということを私は思ったわけです。それについて答弁いただきます。 ○議長(河田紘君) 保健福祉課長牧野君。 ◎保健福祉課長(牧野精志君) 広報紙に掲載するしないはございます。 広報紙にするしないを含めて、両方含めてでございますが、そういう資料はどういう資料かということになりますけど、過去24年以降に亡くなられた方というものの資料でございまして、詳細については申し上げられませんが、今議員御指摘のように広報紙に掲載するしない含めたものということでございます。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 何度も言うてあれなんですけど、要はその発覚中の申込書が平成20年ぐらいから使われたらしいです、改善される7月何日まで。ですから、その間については非常に受付者の人のサインもないような申込書並びに領収書になってますので、ぜひそこのとこをさらに検討していただきたいと思います。 最後に、もう残りが少ないので、現在寄付者に対して経緯説明と謝罪が同じような形でされているのかどうかということと、それと信頼回復がされているのかどうか聞いておるんですけども、警察の捜査の結果によりとここにも書いてまして、この結果がいつ出るかわからんということはそれまで本人さんたちに共通の経緯説明とか謝罪とかということはしないんですか。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 内部で検討しながら、粛々とその推移を見守りたいとは思いますけれども、皆さん方にお示しをしたように、それ以上のことはなかなかできにくいあるいは捜査の妨げになる、弁護士等のいろいろ御助言もいただいておりますけれども、信頼回復に、あるいは皆さんあるいは社会福祉協議会の理事あるいは評議委員会、それぞれの皆さんに説明をし、また謝罪をしておるわけであります。そのところにつきましては、それ以上申し上げるところはないわけでありますけれども、この後については何らかの広報に載せるあるいはそれに準ずるところのものに載せる、記載するというふうなことは必要であろうと考えております。ただ、時期については、今すぐ申し上げるというところにはなっておりませんけれども、必要であろうと、このように思います。 ○議長(河田紘君) 2番中西省吾君。 ◆2番(中西省吾君) 3件の方、そして1件の問い合わせがある方におかれましては、本当に心を込めた経緯の説明と謝罪をお願いをしたいと思いますし、結果が出ればより一層の内容について信頼回復に努めていただきたいと思います。それをしていただけるかどうか、最後の質問といたします。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ただいま謝罪するつもりはあるかというふうなところでありますけれども、それは先ほど説明したとおりでありまして、時期を見ながら謝罪する時期は必ず必要になるというふうに思っておりますし、謝罪をいたします。 ○議長(河田紘君) ここで3時15分まで休憩といたします。              午後3時0分 休憩              午後3時12分 再開 ○議長(河田紘君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。 9番山崎博嗣君。 ◆9番(山崎博嗣君) 議長より発言の許可を得ましたので、私は富地区のグループホーム建設についてお尋ねをいたします。 さきの9月の定例会の際に執行部より、平成25年並びに26年、2カ年にわたってグループホームの建設を予定しておるんだという話を伺いました。その後どうなっているのか、また建設者の募集をかけておるということを聞きましたが、それについて答えを願いたいと思います。あとは席で質問いたします。 ○議長(河田紘君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 9番山崎議員の富地区グループホーム建設についての御質問であります。 お答えをいたします。 富地区のグループホーム建設につきましては、とりあえず国・県の補助もありますので、25年度事業といたしております。ワンユニット9名入所でありますけれども、11月広報かがみので広報告知をしておりまして、12月3日から募集の受け付けを行っております。募集期間は12月28日までとしております。現在でありますけれども、1件応募があります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(河田紘君) 9番山崎博嗣君。 ◆9番(山崎博嗣君) 応募期間が12月28日ということで、細部にわたっての審査はできてないんだろうとは思いますけれども、富地区の住民としては大変期待を持っておりますので、なるべく審査に合格するよう私たちも期待しております。行政といたしましても、しっかりした指導をお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(河田紘君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、12月21日午前10時に開議いたしますので、本会議場に参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。              午後3時15分 散会...