里庄町議会 > 1997-03-13 >
03月13日-02号

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  1. 里庄町議会 1997-03-13
    03月13日-02号


    取得元: 里庄町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    平成 9年 3月定例会        平成9年里庄町議会第1回定例会会議録(第2)1. 招集年月日 平成9年3月13日(2日目)1. 招集の場所 里庄町役場議場1. 開   議 3月13日 午後1時1. 出席 議員 (4番欠番)    1番 高 田 卓 司  2番 辻 田 勝 之  3番 安 田   忠    5番 吉 沢   満  6番 小 野 浩 史  7番 徳 永 和 子    8番 平 野 敏 弘  9番 生 原 保 夫 10番 仁 科 春 美   11番 佐 藤 正 從1. 欠席 議員 な  し1. 地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名   町長      古 山 雅 義     助役      竹 本 嘉 顕   助役      藤 田 正 道     教育長     佐 藤   清   総務課長    辻 田 光 則     税務課長    山 下   昇   経済課長    唐 井 節 夫     建設課長    小 野 隆 生   国土調査室長  岡 本 義 昭     健康対策室長  羽 原 由美子   水道課長    田 辺 敬 造1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長  今 城   朗1. 議事日程   日程第1 委員長報告   日程第2 議案第10号 里庄町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について        議案第11号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について        議案第12号 町長、助役の給料その他の給与条例の一部改正について        議案第13号 里庄町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について        議案第14号 里庄町乳児医療費給付に関する条例の一部改正について        議案第15号 里庄町課設置条例の一部改正について        議案第16号 里庄町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について        議案第17号 里庄町水道事業給水条例の一部改正について        議案第18号 里庄町行政手続き条例の制定について        議案第19号 平成9年度固定資産税の納期の特例に関する条例の制定について        議案第20号 里庄町保健センターレクリェーション室使用料徴収条例の廃止について        議案第21号 平成9年度里庄町一般会計予算        議案第22号 平成9年度里庄町国民健康保険特別会計予算        議案第23号 平成9年度里庄町老人保健特別会計予算        議案第24号 平成9年度里庄町住宅新築資金等貸付特別会計予算        議案第25号 平成9年度里庄町育英奨学資金給与特別会計予算        議案第26号 平成9年度里庄町老人保健施設特別会計予算        議案第27号 平成9年度里庄町農業共済事業特別会計予算        議案第28号 平成9年度里庄町水道事業会計予算   日程第3 議案第29号 助役の選任について   日程第4 一般質問1. 本日の会議に付した事件   日程第1から日程第4まで            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時00分 開議 ○議長(佐藤正從) 皆さんにご苦労さまでございます。 ただいまの出席議員10名でございます。議会が成立いたしましたので、直ちに会議に入ります。 日程第1、去る11日の本会議におきまして総務委員会に付託されました議案第10号より議案第28号までの19議案につきまして、総務委員長の報告を求めます。 3番総務委員長。 ◆総務文教経済委員長(安田忠) 〔登壇〕 ご報告いたします。 去る3月11日の議会におきまして、総務委員会に付託されました議案第10号から議案第28号までの議案19件に対する審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。 平成9年度の国の予算を見ましても、一般会計のうち政策的経費の伸び率は前年に比べ1.5%増と低い伸びにとどまっておりす。景気は回復の方向に向かっていると言われながらも、個人消費の伸び悩みなどにより依然低迷を続けております。このような厳しい状況のなか、少子高齢化時代を向え、総合的な地域福祉政策生活関連基盤の整備が早急に望まれるところであります。本町の場合も例外でなく、税収面では法人町民税が前年に引き続き減収が見込まれております。本町の9年度一般会計予算総額は29億6,336万5,000円で、前年度当初予算と比較いたしまして3億2,308万1,000円の増となり、12.24%増となっております。 まず、土木費では地域間の交流を促進する道路、救急、防災のための道路、通勤通学など日常生活に密着した道路など、町民生活の向上を図るため、道路整備の予算も計上がなされております。 また、老人福祉対策について、老人保健施設里見川荘を核とした各種施策に対してもそれぞれ予算の計上がなされております。高齢化が進む中で、里見川荘の業務も今までにもまして重要な役割を担うものと思われます。9年度から6歳児未満の乳幼児の医療が無料となる予算も盛り込まれ、保健と福祉を一体化し、よりきめ細かな住民サービスが行われるものと考えます。 衛生費では、町民の健康管理を推進するため、保健センター増改築関係の経費も計上され、町民の心と体の健康づくりの拠点となり、有機的、機能的に各種事業が推進されるものと考えます。 教育関係では、中学校屋内運動場外壁改修工事等々、中学校、東西の小学校の教育施設整備のため、予算が計上されております。さらに、新規事業として中学生を対象に国際交流、国際感覚を養うことを目的とした、中学生海外派遣研修費も計上されており、将来を担う若者達にとって貴重な体験学習になると考えます。 ただ今申し上げました以外にも、住民保健福祉対策、防災対策、教育対策等々、さらに特別会計においてもきめ細かい予算編成がなされております。里庄町振興計画の基本構想に基づき6つの重点目標が掲げられており、それぞれ適正に裏づけがされている歳出面であり、冒頭に申し上げましたが、厳しい財政状況の中、経費の節減、合理化と資金の重点的、効率的な配分に努め、行政効果も十分に上がるものと認識をいたすものであります。 厚生建設水道委員会並びに総務文教経済委員会は去る12日に開催をし、関係当局者の出席を求め、慎重に審査を行いました結果、これら議案19件は適切妥当または必要やむを得ない処置と認め、厚生建設水道委員会委員長より全会一致をもって原案を可決すべきとの報告がございました。また、本委員会といたしましては、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 以上報告といたします。失礼しました。 ○議長(佐藤正從) お諮りいたします。 ただいまの総務委員長の報告に対します質疑を省略し、直ちに討論に入りたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤正從) 異議なしと認め、討論に入ります。 まず、反対討論の方。 7番。 ◆7番(徳永和子) 〔登壇〕 失礼いたします。7番徳永和子。議案第10号、里庄町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第12号、町長、助役の給料その他の給与条例の一部改正について、議案第13号、里庄町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について、以上この3議案について反対の立場で討論いたします。 地方議員は、地域住民の要求や意見を議会での審議を通じて自治体の行財政に反映していくことが主な仕事であり、そのためには日常的に地域住民と結びつき、調査研究や政策学習を進め、住民と自治体とのかけ橋ともいうべき活動が求められています。日本共産党は、こうした職務への代価である議員報酬を考える場合、低ければ低いほどいいという立場はとっていません。しかし、景気の低迷、就職難、町民の生活実態や感情を無視しての報酬の引き上げには賛成できません。同じく町長、助役、教育長の給与の改正についても住民の生活実態を考え、据え置きを主張いたします。笠岡市、寄島町では見送りをしていることを申し添え、議案第10号、里庄町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第12号、町長、助役の給料その他の給与条例の一部改正について、議案第13号、里庄町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正についての3議案に反対を表明いたします。 ○議長(佐藤正從) 他に反対討論の方はございませんか。 1番。 ◆1番(高田卓司) 〔登壇〕 1番高田です。議案第10号より13号の議員、特別職の非常勤の者、町長、助役、教育長の報酬及び給与アップに関する条例改正に反対の立場で討論いたします。 今、ちまたでは景気が低迷し、思うように回復せず、ここ3カ月では昨年末よりマイナス10ポイントとなっており、さらにこれから3カ月の予想はマイナス5ポイント、いわゆるマイナス15ポイントと予想がされており、非常に厳しい情勢にあり、リストラを図って一生懸命頑張っている状態であります。行政においても同じであり、厳しい財政事情を考え、大阪府ではこの4月より幹部職員、議員の給与を2%より最高5%カットすることを決めております。また、町長、議長の交際費を減らして、苦しい、深刻な財政危機を乗り切ろうと努力している自治体も多くあります。郡内では隣の鴨方町、船穂町が4%アップしますが、町長で言えば4%アップしてもまだ鴨方町より2万円高く、船穂町より6万円高い状況であります。里庄は昨年の3月にも特別職の報酬を上げており、2年続けてのアップになります。このような財政難のとき、もっと急いでやらなければならないことが多くあり、近隣の他町よりもよい状況で、この時勢に上げるべきではないと考え、反対をいたします。 ○議長(佐藤正從) 他に反対討論の方。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤正從) 次に、賛成討論の方。 2番。 ◆2番(辻田勝之) 〔登壇〕 2番辻田です。ただいま上程されております議案第10号から議案第28号までの19議案について、町長から詳細にわたり説明を受け、また、昨日の委員会において各担当課長の説明を聞き、自分なりに内容を分析、理解する中で、一般会計を中心に賛成の立場で討論を行います。 少子化、高齢化社会の到来を踏まえて行財政改革を推進し、地方分権の受け皿づくり、また、それに伴う人材育成等の問題を解決しながら、新しい21世紀に向けての町づくりをすべく、執行部、議会、さらには町民一体となり、真剣に取り組む必要があると思います。新しい時代に沿った施策と同時に、十分にその機能が発揮でき、また、ソフト面での充実が肝要かと思います。町民の求める文化的で快適な地域づくり生活環境の整備等を中心とした取り組みが不可欠であります。予算編成に当たって最少の経費で最大の効果を上げる配慮は当然であります。 まず、歳入でありますが、町長の提案説明の中に述べられておりましたが、我が国の景気はゆるやかなテンポであるが回復に向かっていると言われ、企業の設備投資等も徐々に回復していると思われますが、雇用情勢の不安定感、個人の消費は伸び悩んでおります。本町の場合、町の将来を考え、早い時期から行財政改革並びに優秀な企業誘致等を行い、比較的財政面において恵まれておりますが、景気の低迷により町税収入が減収となっておるのが現状であります。 歳出に対してでありますが、多様化する町民の要望に沿って均衡ある配分により教育、生活環境の整備を推進し、より平和な地域づくり、文化の香り高い町づくりを目指すための考慮がなされております。特別職の報酬についてでありますが、公務員の人事院勧告及び物価の上昇等を考慮し、2年に1回改訂が行われていると聞いております。この改定につきましてはそれぞれご見解があろうかと思いますが、このたびは1年延長され3年目の改訂で、しかも審議委員会の答申であり、改訂幅を縮小されております。これを機に我々議員は公人として常識と良識を踏まえ、さらに努力、研鑽を重ね、町の基本計画に沿ったまちづくりに全身全霊を打ち込むことが、選ばれた者としての唯一の道であると私は考えます。町の示した6つの重点目標を中核とし、時代に適応した新しい積極的な予算が組まれております。例えばコンピューターネットワークの導入、保健福祉を充実するための新しい課の設置、またそれに伴う保健センターの増改築、特殊学級の新設、さらに言葉の教室への負担金の増額、在宅介護支援センター運営事業委託料など、高齢者をはじめとし、心身障害者等に対するきめ細かい配慮がなされております。更に、6歳児未満の乳幼児の医療費の無料化が実施されます。町づくりの中に人材の育成があります。人づくりということを考えた中学生の海外研修、英語助手等国際感覚を養うための教育にも力を注ぎ、教育の内外の環境づくりの充実を図っております。さらに、分館活動の推進、図書館の整備と中身のある施策が見られます。町政の重点目標の1つである「町の発展は人づくり」このことはずっと継続されなければなりません。生活道路の整備も組まれており、9月議会での補正予算でなお肉づけがなされるものと期待をしております。また、日常生活の中から排出されるごみの処理、平成12年度から実施されるリサイクル法に向けてモデル地区を選定し、分別収集のスタートがなされます。「里庄美しい森」の運営管理は、健康で潤いのあるまちづくりに役立つものです。特別会計では、国民健康保険事業財政を運営するための基金条例を制定し、安定化を図り、一方では医療費と国保税を厳しく算定し、町民の負担の軽減が図られるものと考えます。 以上、新しい主な予算について申し上げましたが、町長の申し上げた6つの重点目標に沿った予算であります。採決に当たりましては、全員のご賛成をいただきますようお願いをいたしまして、賛成者としての私の討論を終わらせていただきます。 ○議長(佐藤正從) 他にございませんか。            (「議長、ちょっと休憩とってください。ちょっと休憩で1つ聞くんですが、ええですか」と呼ぶ者あり) しばらく休憩します。            午後1時20分 休憩            午後1時22分 再開 ○議長(佐藤正從) 議会を再開いたします。 ただいまの出席議員10名でございます。議会が成立いたしておりますので会議を再開いたします。 お諮りいたします。 討論を終結し、採決に入りたいと思いますが、ご異議ございまんせか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤正從) 異議なしと認め、採決に入ります。 議案第10号より議案第28号までの19議案に賛成の方の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤正從) 起立多数でございます。よって、議案第10号、里庄町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第11号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第12号、町長、助役の給料その他の給与条例の一部改正について、議案第13号、里庄町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について、議案第14号、里庄町乳児医療費給付に関する条例の一部改正について、議案対15号、里庄町課設置条例の一部改正について、議案第16号、里庄町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、議案第17号、里庄町水道事業給水条例の一部改正について、議案第18号、里庄町行政手続き条例の制定について、議案第19号、平成9年度固定資産税の納期の特例に関する条例の制定について、議案第20号、里庄町保健センターレクリェーション室使用料徴収条例の廃止について、議案第21号、平成9年度里庄町一般会計予算、議案第22号、平成9年度里庄町国民健康保険特別会計予算、議案第23号、平成9年度里庄町老人保健特別会計予算、議案第24号、平成9年度里庄町住宅新築資金等貸付特別会計予算、議案第25号、平成9年度里庄町育英奨学資金給与特別会計予算、議案第26号、平成9年度里庄町老人保健施設特別会計予算、議案第27号、平成9年度里庄町農業共済事業特別会計予算、議案第28号、平成9年度里庄町水道事業会計予算、いずれも総務委員長報告どおり、原案どおり可決いたしました。 日程第3、次に議案第29号が追加提案されております。 日程第3、議案第29号、助役の選任についてを議題といたします。 この件につきましては、藤田正道君の一身上に関する事件でありますので、地方自治法第117条の規定によって藤田正道君の退場を求めます。            〔助役 藤田正道 退場〕 ○議長(佐藤正從) 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 引き続きご苦労さんでございます。 〔議案第29号朗読〕 これは藤田助役の任期がこの3月末で満了いたしますので、適任でございまして、引き続きやっていただきたいと思って議員さんの同意を求めるわけでありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤正從) 議案第29号は人事案件でございますので、質疑、討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤正從) 異議なしと認め、採決いたします。 お諮りいたします。 本件に賛成の方の起立を求めます。            〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤正從) 起立全員でございます。よって、本件はこれに同意することに決定いたしました。 藤田正道君の入場を求めます。            〔助役 藤田正道 入場〕
    ○議長(佐藤正從) ただいま藤田正道君が議場におられますので、助役の選任につきましては同意されましたので告知いたします。 定例会でございますので、一般質問の通告がございます。これより一般質問に入ります。 まず最初に、9番生原保夫君。 ◆9番(生原保夫) 〔登壇〕 9番生原でございます。お手元に配付いたしております用悪水路の改善の件の中に、2番目に私宅の前から里見保育園までと自筆で書いてございますが、これは場所等が伴いませんので、本来事務局に申し上げましたのは、第8部の古井に建てられておる火の見やぐらの北側50メートルぐらいから里見保育園まででございますので、あらかじめご了承を願いたいと思います。また、まことに申しわけございませんが、ため池整備と用悪水路の件でございますが、全部町内のため池等を把握して出しますと非常に時間もかかるし混迷をいたすわけでございますので、略してため池等については3件の池、用悪水についても3件にさしていただきましたので、最初にご了承をお願いをいたします。 まず最初に、入札に関してでございますが、町長にお尋ねをいたします。平成8年6月議会で入札の透明化についての一般質問に対し、町長は今後は工事の場所、落札業者名、その金額を公表すると答弁をされましたが、そのことについてと、入札参加資格の文書化は今年度中には実施するとも明言されておりましたが、今年度も、もうわずか十七、八日で年度末を迎えるわけでございますが、実施された事実はないがどうなっているのかお聞かせを願います。 ため池の整備についてでございます。私は平成8年9月議会で、農家にとっていかにため池が重要であるかを説明し、しゅんせつ及び整備をするよう強く要望いたしましたが、農家の減少を理由に、まことに消極的な執行部の答弁でありました。もう一度、平成6年の異常気象による水不足を思い出してください。私は一度苦しい経験をしたら、同じような事態が起こっても被害が最少限度に食いとめられるよう指導し、その事態に備えることが行政の責任であると考えています。そこでもう一度町長にお尋ねをいたしますが、ため池のしゅんせつ及び整備に対してどのような基本的なお考えを持っているのかお聞かせを願います。 続いて、3点目の用悪水路の改善についてでございます。過去3年間を振り返ってみて、用悪水路の改善は議会のたびごとにその重要性、必要性を訴えてまいりました。何度も申し上げますが、悪水の垂れ流しは井戸水の汚染、悪臭、川の汚染など、生活環境の悪化の第一原因でもあります。この3年間どの地区のどれだけの用悪水路の改善が行われたのかお聞かせを願います。千里の道も一歩からと申しますように、手をつけなければ何年たってもゼロでございます。計画を立てて改善、改修を進めていく必要があると思いますので、お考えをお尋ねをいたします。 以上です。 ○議長(佐藤正從) 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 生原議員さんの質問にお答えをいたします。 1点目の入札等についてでございますが、6月議会で答弁をして以降の入札につきましては、すべて公表いたしております。 また、次のため池の整備の問題ですが、あるいは用悪水路の改善等については、担当課長から詳しく説明させますが、ため池はおっしゃるとおり大事な池でございます。老朽化をし危険になる、あるいは改修が緊急を要する、そういう事態に至っては、今分館長さんに土木担当的な仕事をしてもらっておりますから、申し出がありましたら改修を実施してまいりたいと思っております。基本的な考えは、老朽化をため池がし、そして改修が必要だということで、緊急度合いに応じて逐次改修をいたしたいと考えております。 詳細につきましては担当課長の方からお答えをいたします。 ○議長(佐藤正從) 総務課長。 ◎総務課長(辻田光則) 〔登壇〕 失礼いたします。先ほど入札参加資格の件でございますけれども、入札の参加資格の文書化については、現在建設課、総務課で協議をしておりますので、まだ整備ができておりません。 それから、ご指摘がございました入札結果につきましては、入札が終了後、担当課から総務の方へ報告をいただきまして、工事名、入札の年月日、工期、落札業者、落札金額等の結果を庁舎前の掲示板に公表いたしております。ちなみに、平成8年の7月9日から公表を始めまして、平成9年3月10日までの間で、今年度入札が行われました36件についてはすべて公表いたしておりますので、ご了承をお願いいたします。 ○議長(佐藤正從) 建設課長。 ◎建設課長(小野隆生) 〔登壇〕 失礼いたします。ただいま生原議員さんからご質問がありましたため池及び悪水路についてお答えいたします。 ため池のしゅんせつ並びに整備についてでありますが、平成6年の異常渇水を教訓にし、議員の皆様もご承知のことと思いますが、ため池のしゅんせつ改修についても毎年事業を進めてまいっておるところであります。ちなみに、平成7年度、8年度においてしゅんせつ並びに改修を含め、分館長を通じて申請のあった件数でございますが、11件ございました。この11件すべて工事を完了しております。ため池の改修の要望については、分館長を通じて申請をしていただき、分館長、水利関係者の方々のご意見をお聞きし、総合的に検討していきたいと考えてりおります。 次に、用悪水路の件でございますが、この件についても分館長を通じて申請なり要望を提出されており、逐次実施いたしております。過去2年間に分館長を通じて申請なり要望されておる件数でございますが、36件に及んでおり、これらにつきましても現在29件改修済みであります。なお、9年度につきましても申請があるものと思われますので、関係機関と協議を図り、技術的に可能な場所から実施していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(佐藤正從) よろしいですか。 次に、8番平野敏弘君。 ◆8番(平野敏弘) 〔登壇〕 8番平野です。3点ほどお聞きしたいと思います。 まず第1に、未登記と固定資産税の還付について竹本助役にお尋ねいたします。1年前の平成8年の3月議会で、税金の過剰徴収について竹本助役はその事実を認め、職員による直接の事務処理及び町有地台帳の整理を約束されました。そして、同年6月議会では、助役は分かったものから税金を返すようにする、早急に解決すると答弁されました。竹本助役、この事実を指摘して丁度1年が経過いたしました。そこでお尋ねいたしますが、まず1年間に税金を返した件数とその合計金額は幾らか、この1年で何件の未登記の土地が分かったのか、具体的な数字を教えていただきたい。また、現在何人でこの未登記の確認作業をしているのかお聞きいたします。 それから、2点目ですが、亀岡精米所前の交差点改良についてお尋ねいたします。昨年の6月議会で、町長はこの交差点改良に関しては県に何回も要望しているし、最大限努力すると答弁されました。この1年間、一体何件の事故が起きたのでしょうか。国道の迂回路としての機能を持つようになると同時に、事故発生ワースト1になってしまいました。難しいという理由で放置しておくことは町の信用にもかかわります。そこで、竹本助役にお尋ねいたします。今までどのような要望を県にしてきたのか具体的にお答えください。その要望に対してどのような回答があったのかお答え願いたいと思います。 3点目、干瓜の林道についてでございます。私も何回か林道は質問いたしました。このたび拠点都市構造の中に毛野無羅公園整備を上げているが、現在工事はストップしたままであります。全体の進行計画はどうなっているのか、助役にお尋ねいたします。 ○議長(佐藤正從) 竹本助役。 ◎助役(竹本嘉顕) 〔登壇〕 ただいまの平野議員さんのご質問にお答えをしてまいりたいと思います。 まず未登記の件でございますけれども、昨年5月から8月にかけまして、総務課、建設課、経済課、税務課、さらに国土調査室の職員の協力を得まして、可能な限り調査を進めてまいりました。それで確認いたしました件数が、現在903件でございます。現在は確認作業を行っておりませんけれども、税の還付及び未登記地の登記につきまして手続を進めておるところでございます。 さらに、亀岡精米所の交差点改良につきましては、早期に完成してほしい旨を再三県には要望をいたしております。 また、林道干瓜線につきましては、用地買収が難航しているというふうに聞いております。詳細につきましては担当課長から答弁いたしますので、よろしくご了承をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 税務課長。 ◎税務課長(山下昇) 〔登壇〕 失礼いたします。平野議員さんのご質問にお答えいたします。 1点目の件でございますが、ご指摘の還付の件につきましては、ただいま平成8年度分を本年度中に還付すべく準備を行っております。なお、平成7年度以前については平成9年度で還付するよう予算措置をいたしておりますので、ご了承願いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤正從) 建設課長。 ◎建設課長(小野隆生) 〔登壇〕 失礼いたします。平野議員さんの亀岡精米所の交差点改良についてでございますが、町としても是非とも改良していただくよう強く要望しているところでございます。既に、県では交差点の路線測量も終わり、計画図面案ができ上がっております。地権者の方々の同意がいただければ、すぐにでも事業に着手したいと考えておるそうでございます。県事業ではございますが、現在町としても早期実現を目指して、地権者の方々にご説明とご協力のお願いをしているところでございます。 続きまして、林道干瓜線についてでございますが、現在30%が完了しております。残りの工事区間につきましては、計画路線の地権者の方々との調整に時間を要しております。地権者のご協力とご理解をいただいて、完成に向かって努力いたしたいと思っております。 茶臼山公園につきましては、林道完成後に考えたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 8番。 ◆8番(平野敏弘) 〔登壇〕 8番平野です。再質問いたします。 未登記は903件と竹本助役は言いましたが、その未登記の税金は、税務課長は8年度分を検討してやるのか、さかのぼって町長はやると言ったんで、そのさかのぼった分から一括でやる気があるんか、ないんかお聞きいたします。 それと、干瓜の林道でございますが、林道は前から入り口も質問したんですが、再度また質問します。工事はまず入り口を整備して奥へ進んでいくべきであります。入り口が整備できておれば大型自動車も入り、すなわち工事をするにも大型が入れば単価も安くなり、交通の安全面から考えても住民の皆さんに迷惑をかけなくて済むと思います。何年も入り口の整備工事をつけていないが、何か問題があるのですか。また、住民の家を建てとる人が3軒か4軒あるんですが、この林道について立ち退きとか、こういうような説明とか言うのがないそうですが、これはおかしいと思いますので、その点について助役に今後どうするのかお聞きいたします。 ○議長(佐藤正從) 竹本助役。 ◎助役(竹本嘉顕) 〔登壇〕 平野議員の再質問にお答えいたしますが、路線の具体的な問題等もございまして、干瓜の以前の公会堂用地等は既に分館と話をしておりますし、具体的な面につきましては建設課長の方から答弁をいたしますので、ご了承いただきたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 税務課長。 ◎税務課長(山下昇) 〔登壇〕 平野議員さんの再質問にお答えします。7年度以前については9年度で還付すると先ほど申しましたが、さかのぼってやると言うことでございます。 以上です。 ○議長(佐藤正從) 建設課長。 ◎建設課長(小野隆生) 〔登壇〕 失礼いたします。県道から干瓜林道までの区間でございますが、現在地元の調整を図っているところでございまして、先ほど助役が申しましたように、公会堂については一部控えているところでございます。 ○議長(佐藤正從) 次に、7番徳永和子君。 ◆7番(徳永和子) 〔登壇〕 失礼いたします。7番徳永和子。通告しております順に3点町長にお尋ねいたします。 1点目、高齢者、障害者に優しいまちづくりのために、福祉対策は国政においても地方自治体でも大きな政治課題であります。さきの臨時国会でも、厚生省、福祉行政での数々の不祥事、政、官、財が癒着して福祉施設、医療器具品への国民の税金である補助金のピンはねで官僚にわいろを贈り、政治家に献金をする、官僚が受ければ犯罪になり、政治家が受け取れば政治献金と合法化される、汚れたお金を受け取った政治家は道義的責任すら感じない、政、官、業者の腐敗は厳しく糾弾されるべきです。その上、福祉の財源といって消費税の引き上げや、また医療費が引き上げられようとしています。この医療費の患者負担増の問題も深刻であります。 こうした中で、町長は平成9年度施策の最重点課題に、高齢者福祉の充実をと位置づけています。そこで私は、高齢者、障害者に優しいまちづくりの一環として、次の事項の実施、拡充を求めたいと考えます。 1、高齢者入院見舞金制度を創設してはいかがでしょうか。老人医療費が有料化されたのが1983年、消費税が導入されたのが1990年。有料化や消費税などでお年寄りの実情を見ると大変なものです。入院見舞金制度を実施している自治体も多くあります。 2、在宅介護者激励見舞金の増額について。この見舞金については社会福祉協議会の方から年間6万円支給されていると聞いています。月額にすると5,000円ですが、紙おむつ代が1カ月に1万円余りかかります。月5,000円では不十分と考えます。介護のために外にゆっくり出かけることもできないと、自宅介護している人の切実な声です。その家庭の慰労や医療費に対して経済的に支援するのが介護福祉手当です。在宅介護激励見舞金を月1万円に増額してはどうか。 3、ホームヘルプサービスの拡充について。高齢者世帯、独居老人、障害者などの援助を要する方々の訪問をパートを含めて4名で行っていますが、里庄町老人保健福祉計画では約10名となっており、半数以下であります。ホームヘルパーを増員し、きめ細かいサービスを拡充することが求められています。孤独死を起こさないために独居老人の1日1回の安否確認も必要と考えます。また、訪問口腔指導の歯科衛生士、歯科医師もこれからの我が町に必要なスタッフじゃないですか。ホームヘルパーの増員、歯科衛生士、歯科医師などのホームヘルプサービスの拡充についていかがでしょうか、町長にお尋ねいたします。 2点目、井笠地方拠点都市地域基本計画に基づく諸事業の進捗状況についてお尋ねいたします。表題の基本計画が発表されましたが、里庄町に関る諸事業の進捗状況はどうなっているのか、町長にお尋ねいたします。 1、公共下水道事業。平成9年から29年とし、事業概要として計画処理区域面積467ヘクタール、計画処理人口1万3,000人、市街地内の生活基盤整備となっています。終末処理場の位置決定が延び延びになり、平成9年度に持ち込まれてきましたが、平成9年度から事業が進められる状況なのか、進捗状況を説明してください。2、総合運動公園整備事業、平成10年から13年。3、町営新庄住宅建設事業、平成10年から12年。4、茶臼山公園整備事業、平成10年から12年の計画事業になっていますが、それぞれの用地買収の進み具合と、それぞれ平成10年から事業掛かれるのか、お尋ねいたします。 3点目、県道六条院東里庄線の改良事業の現状について、この県道の改良事業については、全員協議会の場で県の説明会を早急に開催すると確認して1年半が経過しました。この間、担当課長などとは経過を含めて話を聞いてきましたが、地元関係者からは、もっと詳しい経過と今後の計画を知りたいとの要望が出されています。県道の改良事業の現状について説明をお願いいたします。 以上3点、町長にお尋ねいたします。 ○議長(佐藤正從) 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 徳永議員さんのご質問にお答えをいたします。 1点目の、高齢者入院見舞金制度の創設についてでございますが、社会福祉協議会の方で高齢者及び高齢者以外でも長期入院者に対しましては援護金を差し上げており、さらに寝たきり老人、老人ホーム入所者等にも援護金を贈り、対応いたしております。 第2点目の在宅介護者激励見舞金の増額の件についてでありますが、徳永議員さんもご承知のように、65歳以上の寝たきり老人介護者、療育手帳A級所持者の介護者につきましては、年額おっしゃるとおり6万円、療育手帳B級手帳所持者の介護者に対しては年額3万円を現在差し上げており、さらに障害者につきましても扶養共済制度助成金、テレビ視聴料助成金、歳末援護金等も贈っており、現時点では増額をする考えはございません。既に岡山市、倉敷市等は高齢化社会へ向けてお年寄りの人口が増える関係で祝い金等支給を停止して、別の面で考えているような状態に入っております。我が町でも高齢者が随分ふえまして、今増額するという考えは持っておりません。 第3点目のホームヘルプサービスの拡充についてでございますが、現在ヘルパーが常勤2名、登録ヘルパー2名で対応することとしております。訪問家庭は14戸であります。さらに保健婦3名が介護並びに保健指導に60名から70名を訪問しております。加えて、在宅介護支援センターとともに老人訪問看護ステーションも活用していただくことにより、十分対応をしていけるものと確信しております。 総合運動公園整備についてでございますが、保安林と砂防河川、土砂流出防止堤防とのからみもあり、予定しておりました場所での整備は非常に難しい状態にありますので、計画の見直しを迫られているところであります。 次に、町営住宅建設事業の件でございますが、以前から申し述べておりますように、できれば優れた公営住宅の建設をしたいと考えており、現在必要な用地の拡張も考え、地権者へ二、三、当たっております。 次に、県道六条院里庄線の改良事業でありますが、これも以前、全員協議会において建設課長から説明申しました。しかし、この事業に密接に関係しております建設省の国道2号線バイパス、この計画が平成9年度中に発表されることとなっております。これを受けてバイパス計画と整合するよう、県道の改良計画も見直しがされるとのことです。町といたしましては、両計画の推進を引き続き要望してまいりたいと考えております。 下水道の問題でございますが、平成9年度一般会計の提案理由説明でも申しましたとおり、できるだけ早い機会にご相談を申し上げますので、もうしばらく待っていただけますようにご了解をいただきたいと思います。6月定例まではかからないで、一度全協でも開かせていただきまして説明できるような機会が来ると考えております。 以上であります。 ○議長(佐藤正從) 7番。 ◆7番(徳永和子) 〔登壇〕 失礼いたします。7番徳永和子です。再質問を行いたいと思います。 1点目の高齢者、障害者に優しいまちづくりのために、そういうことで1点目の高齢者入院見舞金制度の創設をしたらどうかというお尋ねをしたわけです。町長は社会福祉協議会の中でやっているというお答えなんですが、私はこの福祉事業というものは本来町がすべきだと考えております。福祉協議会や町がやってもどちらがやっても良いというものでは私はないと思います。このように継続して見舞金を渡すという事業は継続性があるので、町が本来すべきだと思います。その点について、町長、増額を含めての答弁をもう一度いただきたいと思います。 もう一つは、総合運動公園の、2点目の総合運動公園事業が、今土地の買収や色々な面で難しい、見直しをしたいという答弁だったんですけれど、待ち焦がれている運動公園、もちろんその中にはプールを早く開設してほしいという声がある中で、見直しをするなら早い時期に土地決定、位置決定ですか、そういうことをお願いしたいと思います。 以上、福祉協議会の中でやるというのではなく、本来この事業、福祉事業は町がやるということでもう一度答弁いただきたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 徳永議員さんの再質問にお答えをいたします。 高齢者の入院見舞金の問題ですが、現在社会福祉協議会でやっとると言いましたそのとおりですけれども、社会福祉協議会でやっとるといっても、これは結局町のお金を出しています。だから同じことになるから、社会福祉協議会で現在出している、また町の方から出すというのはそんなに例はないと思いますし、まあ一度検討してみたいと思います。 それから、運動公園は今計画している場所を変えなければどうにもならないと思っております。どっちにしてもこれは、なかなか相手があることですから、いい場所があって相手が、地権者が全部了承してくれるというような場所があれば一番早くやれるんですけれども、願いは皆さん方と同じでありまして、そういう現状であります。 ○議長(佐藤正從) 7番。 ◆7番(徳永和子) 〔登壇〕 7番徳永和子です。再々質問を行いたいと思います。 1点目についての、先ほど町長は同一のような言い方、町が補助しているから一緒なんだと言われました。一緒ならば私はもう一方は不必要だと思います。その点についてどうなのでしょうか。福祉協議会というのは寄附を求めてやっている事業なんで、寄附がなければ財政が不十分になり大変なことになる、その福祉協議会の本質と町がやるような福祉事業とは私は違うと思うので、その点同一のものなら片一方は不必要に思います。その点について答弁をお願いいたします。 ○議長(佐藤正從) 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 徳永議員さんの再々質問にお答えいたします。 現在、確かにおっしゃればそのとおりでありまして、社会福祉協議会は寄附金とか篤志家の協力によって行われておりますけれども、しかし、それほど多くはないわけです。例えばご不幸があって町へご寄附くださるとか、あるいは共同募金の配分金が入ってくるとか、そうなんでありますけれども、対して今現在社会福祉協議会を運営しているお金はそういう寄附金ばかりではないということ、一般会計を足してそれを賄っているわけであります。だから、社会福祉協議会で高齢者の見舞金を出し、それをまた町の会計からも別に出していくということはどうかと思います。それはまあどうしても高齢者の増額を社会福祉協議会でしようじゃないかということになると、町の一般会計から出していかなければいけないことになるわけで、ひとつもう一度検討してみたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 次に、1番高田卓司君。 ◆1番(高田卓司) 〔登壇〕 1番高田卓司です。 まず第1点目に、町内の各地区の案内板を設置してはということで質問いたします。最近町外より里庄に住居を移された人が多くおられますが、分館名、位置の分からない人がたくさんおられます。特にグリーンクレスト、浜中団地等の団地の人、あるいは若い人の間で各地区の地区名、境がよく分からない、また町外より里庄に来られた人が何々地区、何々分館と尋ねられても、「さてどこだったかな、聞いたことはあるが」といったことがよくあります。現在里庄に37分館ありますが、すべて位置の分かる人がどれだけいるでしょうか。町内の地区名、位置を皆さんが知ることでコミュニケーションを図り、ハード面の行政とソフト面が一体化し、住民同士の連帯と協調が心の豊かさにつながることになり、町の活性化の1つになるのではないかと思われますが、各分館の入り口に地区名の案内看板を取りつけてはいかがでしょうか、町長にお伺いをいたします。 2点目に、国土調査についてお尋ねします。平成8年6月議会において、答弁で「当初の計画どおり平成19年度完了予定を目指して努力いたします。」「平成9年度には浜中地区の閲覧にもっていきたい。」「新年度からは陣容を入れかえて検討していきたい。」と答弁がありましたが、国土調査が始まって計画の半分の月日が過ぎようとしています。国土調査の重要性、必要性は以前にも説明いたしましたが、いまだ、その後進展がないように思われます。そこでお尋ねいたします。浜中地区の図面化ができているのか、閲覧はいつから始められるのか。2つ目、その他の地区はどのように進んでいるのか、計画どおり19年度には完了するのか。3つ目、新年度はスタッフメンバーをどのように組むのか、竹本助役にお尋ねいたします。 次に、下水道についてお尋ねします。平成6年の6月議会において、平成2年に下水道の調査を開始したが大変おくれているがの質問に対し、町長は国、県に対して終末処理場を今年度中に決めたいと言ってあるのでやりたい、また同年12月議会では、3カ所考えているが今年度中には決める、そして年度末の平成7年3月議会においては、もう少し待ってほしい、同じく同年12月議会では、約束どおりできないことの責任を感じていると答弁しています。1年前の平成8年3月議会には、議員より提案があり大いに検討し進めたい、また同年6月議会には、平成2年調査を開始し鋭意検討を進めておる、終末処理場の決定が事業のほとんどを決めるため、具体的にいつ着手するかの答えは難しい状況である、今年度中には方向づけをしたいと考えていると、3年前の平成6年より、毎年年度内には終末処理場を決めると答弁していますが、だんだんトーンが下がってきています。難しいからということで、始めなければ何も進みません。そこで、3年前より同じことを言っていますが終末処理場をどこに決めるか。これはさきの質問の答えに、6月の議会には出せるということなので、どのように進めていくのか具体的にお尋ねします。 次に、固定資産税の徴収及び町有地について、竹本助役にお尋ねいたします。竹本助役は昨年12月議会で、銀寿観音は神社仏閣に類するものなので課税していないと答弁されました。まず、神社仏閣などのような課税免除の物件についてお尋ねします。近隣の市町村では、神社仏閣などの課税免除の手続は減免申請書などをその法人またはそれに類するものの運営の代表者名で町に申請し、精査の上免除する仕組みになっています。もちろん、建築完了後、町は直ちに固定資産税の課税評価を決定しなくてはいけません。そこでお尋ねしますが、固定資産税の減免は具体的にどういう物件に対して適用するのか、具体的にお願いします。次に、我が里庄町はこうした減免物件に対してどのような事務手続をしているのか、申請の仕方を具体的に教えてください。3つ目に、銀寿観音の場合、何年何月何日にだれの名前で減免申請がされているのか。4つ目、銀寿観音関係の建物等の課税標準額は幾らだったのか。観音様、礼拝堂等それぞれの物件についてお答えをお願いします。 2つ目に、次に、町有地の管理使用についてお尋ねします。銀寿観音関係の建物の土地についてでありますが、この土地の保安林は町が憩いの広場をつくるという目的で解除されており、さらには違法伐採の植林並びに水やりを町の職員が行ったりしています。その管理をすべて里庄町が行ってきました。また、この土地は町の買収した町有地と賃貸土地とに分かれています。賃貸土地に関しては地主との間には賃貸契約が結ばれておらず、口頭による約束であります。将来地主の代がかわって土地を返してほしいと言われたとき、何をもって対抗するのですか。将来問題にならないように手続をする必要があると思いますが、助役の考えはいかがでしょうか。お願いします。 ○議長(佐藤正從) 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 高田議員さんのご質問にお答えいたします。 第1の案内板の設置の件でございますが、地区、地域への入り口も1カ所ではなく、複雑な地区もあることですし、また設置することによって高田議員がおっしゃるような効果が上がるとばかりは考えられませんので、現在の時点では設置する考えは持っておりません。 さらに下水道の問題ですが、先ほど徳永議員の質問にもお答えいたしましたように、6月の定例議会より以前に必ず皆さんにご相談を申し上げることができると思っておりますので、きょうはちょっと具体的な話は控えたいと思います。 その他につきましては、助役なり担当課長の方から答弁をさせます。 ○議長(佐藤正從) 竹本助役。 ◎助役(竹本嘉顕) 〔登壇〕 私にということでご指名をいただいておりますけれども、私が答弁するものはし、さらに担当の課長、室長から答弁をいたしたいと思いますので、ご了解いただきたいと思います。 特に国土調査の新年度のスタッフメンバーというお尋ねでございますけれども、これは職員の人事異動等にも関わってまいります。現時点で答弁することは適当でないというふうに考えますので、差し控えさせていただきます。 次に、土地の管理使用についてでございますけれども、地権者の方との話は善意の中でご了解を頂戴しているというふうに聞いております。したがって、現時点で高田議員のおっしゃるようなことは考えておりません。 以下の件につきましては、担当課長あるいは担当室長から答弁をさせていただきますので、ご了解賜りたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 岡本国土調査室長。 ◎国土調査室長(岡本義昭) 〔登壇〕 高田議員のご質問にお答えします。 浜中地区の図面化でございますが、里道、水路など一部調整の必要なところがございますが、測図の修正あるいは調整を行ってまいる所存でございます。検査の関係がございまして、仮閲覧は10月ごろに予定しております。また、その他の地区の取り組みでございますが、現在のところ所有者あるいは未登記地の調査等を行っております。現状では19年度完了はちょっと難しいのではないかなというように思われております。 以上です。 ○議長(佐藤正從) 税務課長。 ◎税務課長(山下昇) 〔登壇〕 失礼します。高田議員さんのご質問にお答えいたします。 固定資産税の減免は、里庄町税条例第72条第1項により減免いたしております。例えば公会堂用地として無償で貸与を行っている場合等でございます。減免手続につきましては、高田議員さんも十分ご承知のように、里庄町税条例第72条第2項により減免申請を提出していただき、精査、決定しております。 なお、先般の議会で申し上げましたように、神社仏閣またはこれに類するものについては、従来から評価はいたしておりません。したがって、ご指摘の銀寿観音についても神社仏閣またはこれに類するものと考えているため、評価はいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(佐藤正從) 1番。 ◆1番(高田卓司) 〔登壇〕 1番高田です。再質問を行います。 まず最初の地区名の案内板の設置について、出入口が1カ所でなく効果が少ないと言われましたが、これつけることによって費用はそう大してかからないと思うので、2カ所、3カ所つけても大した費用ではないと思いますが、地区名を皆さんが知ることによって何々地区はあの辺かなと言うふうなことを、各町民大会なんかで何々分館何等ですよと言ったときに、あああの地区の人頑張っとるなと言うことがよく分かるのじゃないかと思います。そういう意味で、費用のあまりかからない、簡単にできることだと思うので、ぜひともつけてほしいと思いますが、町長さんいかがでしょうか。 2番目の国土調査についてでありますが、平成3年以来毎年国土調査の委託料を計上していますが、毎年全く使っていません。もちろん作業も進んでいません。そして、人件費が6年間毎年2,000万円以上かかっています。そのことをどう考えていますか。お尋ねします。国調の人数も4人が3人に、3人が2人に、そのうちの1人は未登記の整理作業を行い、実質1人となっていますが、国調の重要性と作業の内容がわかっているのでしょうか。少なければ少ない割にできる作業ではありません。5人1組ぐらいで動かなければ絶対にできない作業です。国土調査がぜひとも必要なことを、また未登記の整理につながることを住民に対してアピールする必要がありますが、どのように考えているか、以上2点、助役にお尋ねします。 次に、下水道についてでありますが、本会議で何回も同じ答弁をしているにもかかわらず進展が見られず、責任を感じているとの答えでしたが、どのように検討努力を今されているのでしょうか。6月に相談できるということは、かなり検討ができておると思われます。どのように検討されたかお聞かせ願いたい。 次に、平成2年調査費1,000万円、平成3年基本計画設計費1,000万円、2,000万円ものお金を使って計画書を見せられないという答えでありましたが、なぜでしょうか。 終末処理場をつくると、そこまでに本管を埋設しなければなりません。本管は道路に埋めなければいけませんが、旧国道には大きな水道の本管が2本も入っています。下水道の管の入るスペースは全くありません。となると新しい道路が必要となりますが、道路1本つくるとなれば10年はかかります。ということは、処理場を何が何でも急いで決定しなければならず、計画性のある道路も早急につくらなければ処理場までいく本管の設置場所がないということになりますが、どういうふうに考えておられますか。町長の考えをお尋ねいたします。 それと、固定資産税の徴収についてでありますが、まず税務課長に事実を確認いたします。先ほども申し上げたように、銀寿観音が建築されている土地は町が管理しています。町有地と賃貸土地であります。2番目に観音様、礼拝堂は町が固定資産税を減免対象となる神社仏閣に類する建物であると認めています。そして今日現在、固定資産税が免除になっております。では、助役にお尋ねします。政教分離という大原則があるにもかかわらず、町有地の上に神社仏閣あるいはこれに類するものを建築していることは、明らかに町の財産の不正使用であります政教分離という大原則をどのように理解しておられるのか、また、なぜ町有地の上に観音様が建てられているのか、以上2点を竹本助役にお尋ねいたします。 ○議長(佐藤正從) 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 高田議員さんの再質問にお答えいたします。 地区の案内板につきましては、費用が余計かからないとか多くかかるとかいうことではなしに、現時点では私は設置するということはまだ考えてございません。先ほど申し上げたとおりであります。 それから、下水道の問題については、先ほどから何遍も言っておるとおりで、6月定例まではかからないで、それより以前に全協でも開いてご相談を申し上げる時が来るから、それまで待ってくださいということであります。 ○議長(佐藤正從) 竹本助役。 ◎助役(竹本嘉顕) 〔登壇〕 高田議員のご質問にお答えしたいと思いますけれども、国土調査の件につきまして金額を上げてご指摘がございましたけれども、全く事業が進んでいないというふうな理解が受けられるようなご質問でございましたけれども、先ほど室長が申し上げましたように、10月には仮閲覧をするというところまで進んでおるわけでございまして、そのことについてご了解をいただきたい。さらに、未登記の処理、未登記地の処理をすることが、国土調査を今後進めていく上で大いに役立つということから、未登記の土地の処理を優先しておるものでございます。 さらに、政教分離あるいは観音像というふうなことをおっしゃっていらっしゃいますけれども、先ほど申し上げましたように、善意の中でご了解いただいた土地の上というふうに私は理解しておりますし、そのあたりでご了解をいただきたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 税務課長。 ◎税務課長(山下昇) 〔登壇〕 失礼します。先ほど申しましたように、神社仏閣またはこれに類するものと解釈しておりますので、私もそのように解釈しております。 以上です。 ○議長(佐藤正從) 1番。 ◆1番(高田卓司) 〔登壇〕 1番高田です。再々質問を行います。 固定資産税についてでありますが、私は今政教分離という大原則をどう理解されておるかということを聞いたので、借地が善意の上でされたというのは先ほどの答弁で私理解できましたけれど、政教分離、町の土地に神社仏閣を建てられとるということについてどういうふうに理解されているか、再度答弁をお願いいたします。 それから、国土調査について、私が金額を上げて質問をいたしましたら、全然進んでないことはない、浜中地区が閲覧に出せますと言われましたが、その他の地区はどれだけ進んだのですか。平成2年から始まっておるので、浜中地区だけが国調の対象ではないと思います。全町が対象なので、浜中地区以外はどれだけ進んでおるのか。それと、新年度のスタッフメンバー、名前をだれだれとかいうことではなくて、人数を何人ぐらいで考えているとか、どういうやり方にするとかというお答えを願います。 それから、下水道についてでありますが、平成7年12月議会において約束どおりできないことに責任を感じていると答弁していますが、下水をやるには道路整備も進めなければならず、建設省補助事業でやるか、区画整理事業でやるか、都市計画図を県へ提出しなければならず、多くの問題があります。平成7年には下水の視察にも行きました。寄島町は9年度より供用開始となっております。鴨方町は本管工事を8年度より始め、終末処理場の用地買収も既に終え、9年度、10年度に処理場を建設することになっております。金光町では7年度より本管工事を始め、終末処理場造成も終わり、処理場の建設に8年度より既にかかっております。どこの町にも問題があったと思われますが、鋭意努力の結果事業が進んでいます。里庄は平成2年より始めているが、いまだ何も進んでいないように思われます。2,000万円ものお金をかけた基本設計書も、我々議員が、私は見たことがありません。なぜ見せられないのでしょうか。平成8年の6月議会において一挙に解決したいと言われましたが、そのようなことができるのですか。お尋ねします。 ○議長(佐藤正從) 本議会におきましては、一般質問につきましては的確な答弁を求めるために通告制度というものを採用しております。ただいま高田君の質問の中に政教分離の件がございましたけれども、この件につきましては通告をいただいておりません。また後日適当な方法で、お尋ねいただきたい。また他の件については答弁をそれぞれお願いします。            (1番高田卓司「議長、異議あり」と呼ぶ) 1番。 ◆1番(高田卓司) 政教分離について通告がなかったということですが、固定資産税に関して銀寿観音の質問を通告してありますし、12月議会も私は同じ質問をしました。その結果、的確な回答がなかったのでまた質問いたしましたが、銀寿観音に関して政教分離の問題を聞いているので、政教分離だけを聞いているんじゃありません。町有地に神社仏閣の観音様が建っているのはどういうことですかということを聞いているんです。 ○議長(佐藤正從) 再度申し上げます。ただいま私が申し上げましたように、その政教分離について銀寿観音との関連、いろんなことについては執行部の方へそのことの通告をいたしておりませんし、通告もいただいたおりませんので、後日他の方法でお願いしたいと思います。 古山町長。 ◎町長(古山雅義) 〔登壇〕 再々質問に対してお答えをいたします。 下水道の問題ですが、先ほども申しましたように、もうしばらくの間待ってくださいということでありますので、同じ答弁ですけれどもご勘弁いただきたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 竹本助役。 ◎助役(竹本嘉顕) 〔登壇〕 先ほどの高田議員さんのご質問でございますけれども、国土調査についての、名前を言えというのではなくて人数あるいは方法ということでございますけれども、人数を申し上げますと人事異動に即つながってくるわけでございます。したがって答弁は差し控えるということでお答えをしたわけでございますので、ご了解を賜りたいと思います。 ○議長(佐藤正從) 岡本国土調査室長。 ◎国土調査室長(岡本義昭) 〔登壇〕 高田議員さんの再々質問のことですが、他の地区の取り組み、特にほかの地区ということであろうかと思いますが、所有者等については次の予定地浜中南分を行っておりますが、そのほかの地区については道路未登記地のいわゆる図面化等の兼ね合いも出てきますので、そこら辺のいわゆる調査なり資料の収集を行っているところです。 以上です。 ○議長(佐藤正從) 次に、2番辻田勝之君。 ◆2番(辻田勝之) 〔登壇〕 失礼します。2番辻田勝之でございます。定例会でありますので、通告をしております2件についてお聞きいたします。 学校現場で非常に乱れがあるとか、あるいは地域社会との中がうまくかみ合っていないということが、非常に最近学校の乱れ、中、高、いろんなところで考えられます。教育現場は全国的にやや荒廃ぎみで乱れている。いわゆる生徒・児童、小学校、中学校ともにやや不安感が感じられて目標が失われているのではないかという懸念があります。まちづくり人づくりとも言われてますので、やはり我が里庄では基本的な方針でもあり、学校の乱れというものは本当は町の乱れであるというような考え方もできるのではないかと思います。差し当たって現在の本町での小・中学校については、全体的に見て平静であろうかと考えます。この安定した状態の中でさらに高い教育レベルの向上を目指していくためには、現在までの過程を点検し、そして反省をし、必要とあらば色々な新しいものを子供たちにぶつけていかなければいけないのではないかと思います。特に私は学校現場の仲間づくりという観点に立って、次の3点、教育長のお考えをお聞きしたいと思います。 教師と保護者の連携、生徒・児童と教師のつながり、生徒・児童の仲間づくりの基本はどういうところに着眼点、ポイントを置かれているのか、お聞かせを願いたいと思います。 もう一件、これは昨年9月議会で私がお尋ねをした件であります。若者の海外交流、国際交流を進めてはどうかという質問をいたしました。その後本年度の当初予算、一般会計の方に上がってきておりますので、幾らか前進した経緯がお見受けできます。より具体的な内容計画がわかる段階で結構ですので、お教え願いたいと思います。 以上2件、お尋ねします。 ○議長(佐藤正從) 佐藤教育長。 ◎教育長(佐藤清) 〔登壇〕 辻田議員さんの質問にお答えをいたしたいと思います。 まず、学校教育の原点と申しますか、そういったことについてのお尋ねでございまして、核心を突いたお尋ねでございます。教育というのは何といいましても教師と児童・生徒、そして教師と保護者の間に相互の信頼関係があって初めて真の教育ができるというふうに考えております。 ご質問の第1点の教師と保護者のつながりについてでございますけれども、ありがたいことに本町では全町的に非常に保護者の皆さん方が学校に深い関心といいますか、信頼を寄せていただいております。これが非常に教育の質を高めるという上でありがたい環境になっているわけでございます。具体的には学校、あるいは教師といたしましては、学校の実情をよく知っていただくということが一番のスタートでございますから、小学校では毎月1回、中学校では学期に1回、参観日を設けてそこで授業を見ていただいたり、あるいはご父兄の色々なご意見等をちょうだいするという場にいたしておるわけでございます。なお、学校と家庭の連絡というのがとかく途絶えがちになりますので、小学校では連絡帳というのを東西小学校とも持たせておりまして、学校から家庭へのメモ、家庭から学校へのメモと、相互に毎日行き交いをするようなことをいたしております。中学校では生活ノートというようなものを、やはり毎日出しておりまして、非常に質の高い教育ができているのではないかというふうに考えております。 第2点の児童・生徒と教師のつながりでございます。何と言いましても教師が児童・生徒を1人の尊い人間であるということを認識する、又、そういったことを思っているということが一番大事なわけでございまして、この点を特に先生方にお願いいたしているわけでございます。教師が上から物を見るんのでなしに、生徒と同じ目線で生徒に向かい合って、しかも正面から対峙して、具体的には1日に1度は声をかけるということを実行するようにお願いもいたしているところでございます。人間は無視されるというのが一番つらいわけで、傷つくわけでありまして、声をかけるというのは信頼の1つの裏づけでもあるわけであります。それを特にお願いいたしているところでございます。 それから、第3点の児童・生徒の仲間づくりでございますけれども、これはやはり何と言いましても、仲間づくりの基本というのは学級にあるわけでありまして、学級づくりが大事であるというふうに認識をいたしております。具体的に申しますと、児童生徒がその学級で居場所があるかどうかということ、居場所がない子供はどうしても人格形成の上で傷ができますし、将来的にも非常に暗いものを持ってくるわけでありまして、居場所をそれぞれが確保するというふうに、特にお願いいたしているところでございます。具体的には十人十色の子供たちでありますから、お互いにばかにするというようなこと、これがどうしてもあるんでありまして、それを厳に慎むよう教師に心がけるようお願いをいたしているところであります。発言をするとか行動をするというときにばかにしたように笑うとかというようなことがありますと、これは非常に子供は傷つくわけでありますし、居場所を失うわけであります。そういったことがないようにお願いをいたしているところでございます。 2点目の国際交流、海外研修についてでございますが、昨年の定例会におきまして辻田議員さんからご質問、あるいはご提案的なものがございまして、その後鋭意検討を重ねてまいりまして、計画実施に取り組んで参りました。このたび派遣費を660万円計上させていただいたところでございます。具体的には、派遣先はお隣の中国あるいはオーストラリア、ヨーロッパ等色々な角度から検討しましたが、最終的にヨーロッパにというふうに考えております。これは、仁科博士がヨーロッパへお行きになりましてヨーロッパでお勉強なさったということで、その地を尋ねて行ったらどうだろうかというようなのが一つございます。そのためにヨーロッパのデンマークであるとか、あるいはイギリスであるとかという辺を候補地に考えております。もう一点は、里庄の中学校がご承知のように県下でもトップのJRC青少年赤十字活動の盛んなところでございまして、その赤十字精神の発祥の地でありますところのスイス、これもどうだろうかなというふうに考えておりまして、その辺の3国から2国を訪問したらどうだろうかと。なお、その前に東京に1泊しまして理化学研究所等も訪問して、従来やっておりました国内研修ともドッキングしたいというふうにも考えております。人員としましては中学生10人、引率を2人、9日間程度ということで現在計画いたしております。またいろいろとご支援を賜りたいと思います。 ○議長(佐藤正從) よろしいですか。 ◆2番(辻田勝之) はい。 ○議長(佐藤正從) 通告のありました一般質問はこれで終了いたしました。 以上で本定例会に予定されておりましたすべての案件が終了いたしましたので、平成9年第1回里庄町議会定例会を閉会といたします。 ご苦労さまでございました。            午後2時45分 閉会   以上会議の顛末を記し相違ないことを証するためにここに署名する。    平成  年  月  日            里庄町議会議長            里庄町議会議員            里庄町議会議員...