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06月10日-02号

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  1. 浅口市議会 2024-06-10
    06月10日-02号


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    令和 6年第4回 6月定例会        令和6年6月浅口市議会第4回定例会会議録(第2)1.招集年月日 令和6年6月10日(7日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 6月10日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  妹 尾 義 信            2番  斎 藤 貴 士   3番  竹 本   寛            5番  早 苗 ネ ネ   6番  沖 原 有 美            7番  山 下 周 吾   8番  石 井 由紀子            9番  藤 井 立 子  10番  伊 澤   誠           11番  佐 藤 正 人  12番  加 藤 淳 二           13番  桑 野 和 夫  14番  藤 澤   健           16番  香 取 良 勝  17番  井 上 邦 男1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(1 名)  16番  香 取 良 勝1.欠 席 議員(な し) 欠員11.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     松 田 勝 久  教育長     中 野 留 美      企画財政部長  石 田 康 雄  生活環境部長  新 田 直 哉      健康福祉部長  富 田 直 弘  産業建設部長  倉 田 裕 史      上下水道部長  武   弘 一  理事      竹 本 好 之      教育次長    難 波 勝 敏1.出席した事務局職員  議会事務局長  平 本 仁 至      書記      齋 藤 利 充  書記      内 田 哲 司      書記      山 崎 敦 史            午前9時30分 開議 ○議長(伊澤誠) ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(伊澤誠) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可します。 まず、16番香取良勝議員。 どうぞ。 ◆16番(香取良勝) おはようございます。 では、通告に従って質問しますので、きちっと答弁してください。逃げとか、訳の分からん答弁はやめてくださいよ。 最初に、議選の監査委員についてお伺いします。 以前、監査委員、加藤氏が議選で出られてた。このときに、市長は、私が監査委員すると言うたら、それを消してこの人にしたん。そうですね。せえで、水道の水を取っとるから何とかじゃかんとかじゃ言うたんですけど、まだそのときには何も出てなかったんですけど、まあそりゃあいいでしょう。そして、この加藤氏、政和会の会派に入って、そこで代表から10万円払え、おめえ、ようけえ取っとんじゃねえかということが出て、10万円返金しとん。市長、これ、知っとったんですか、知っとってないんですか。説明してください。 ○議長(伊澤誠) 栗山市長。 ◎市長(栗山康彦) ちょっと質問の意味がよく分かりません。議選の監査委員についての御質問だと思いますけど、今、いろんなことを言われましたけども、いつどこで誰にそのようなことをお聞きになられたのか、あるいは誰かの自作自演なのか、私には分かりませんけども、今言われたようなことは私も存じ上げないし、全く分かりません。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 知らんというのがおかしいんですよ。このとき、2人じゃったと思うんです。代表が金を返せと言うたから10万円返したんだと。市長は、何を言うても知らん、勘違い、そういうことが多いんですよ。だから、私がきちっとした答弁してくださいと最初から言よんじゃないですか。知らんの、本当に知らんのですか。これ、調べりゃあ分かることですよ。どうなんですか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 先ほどお答えしたとおりで、私は存じ上げません。議員こそ、ちゃんと調べて言ってください。想像で物事を言われたり、でっち上げを言われたりすることはいかがなものかと思います。私がそういうことを知ってるっていうんなら、360度、ありとあらゆる方向から、ありとあらゆる調べ方をして調べてみてください。そうすれば、そんなことはないということがよく分かります。私に関しては知りません。何度も申し上げます。知りません。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 何回も繰り返さんでも分かっとることですよ。これは井上邦男議員が代表なんですよ。この人を、おたくは、この前にどういうことをしたか御存じ。政務調査費の、ありゃあ誰じゃったかな、〇〇〇〇、ここがこの人を落選さそう思うて、あれをやっとんですよ。            (市長「関係あるんですか」の声あり) あるが。今言うたからあるじゃろうが、関連しとるじゃろうが。自分が不利になったら関係ねえんか。今言うたから、説明せえ言ようるから説明しょんでしょうが。住民監査請求したんですよ。そのときに、どうなっとんか説明しなさい言うたら、何も分かりませんと言うて、書類を1,000ページぐれえ持ってきといて、何も分からん人がそれを出したんですよ。市の職員が書いたもんじゃということは分かっとんですよ。そういうことがあるわけですよ。その人が言うとんですよ。こういうことがあったんだと、代表じゃから。市長は知りません言うけど、裏じゃあ分かっとるけど、それがないということは、その人を落選さそうと思うてやったんじゃないんですか。私はそう見えるんですよ。へえで、私は関係はねえ、一切ない。悪うなったら逃げるんですか。こういうこともあったんですよということを言よんですよ。 へえで、今回また、公明党の佐藤議員監査委員になっとります。この件は、占見区の金を、今の占見区の里山の副会長をしょうたんです。そのときに、〇〇〇〇が会長です。もめました。金を使うとんじゃねえかということで。それでもめて、前の顧問弁護士、女性の、あれは誰じゃったかね、みどり法律事務所。辞めたが、すぐ、これがあった後に。警察が入ったから。その人が今、監査委員になっとんですよ。どうなっとんですか。泥棒が監査委員やこうしたら、どがんなるんか分かっとんですか。私はそう思うとんですよ。説明してください。何でもないんですか。これ、表へ物すげえ出たですよ。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 今の御質問は、一体何年前に起きたことなのか分かりません。通告にそういうことをしっかりと書いといていただけたら。あなたのは、議選の監査委員についてというだけで、膨大なものがあります。やり方、仕組み、いろんなことがありますので、そういうことをお尋ねになるんなら、前もってここにきちっと書いといていただけたら、しっかりとした御答弁ができるんじゃないかなと思います。 じゃあ、今、同僚議員のお名前、井上議員という名前が出てきましたけども、これ、何年前のことなのでしょうか。それを反問権として、議長、お尋ねしたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 反問権ですか。 ◎市長(栗山康彦) はい、反問権です。 ○議長(伊澤誠) どうぞ。時間を止めてください。 ◎市長(栗山康彦) 何年前のことなのか、教えてください。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) これは、はっきり言うて、当局がやっとるから調べとる、やってください、そっちのほうで。分かります。ずっとやっとんですから。へじゃけん、みどり法律事務所の女性の顧問弁護士、その後、すぐ辞めました。分かりますか。首をひねらんでもええん。私はその当時、調べとるから。辞めました。そして、今度、新しい顧問弁護士を入れました。そういうことがあったんだから、調べりゃあ、すぐ分かることですよ。市長がどうということないですよ。職員に調べさしゃあ、あんた、政務調査費の、議員を落選さそうと思うてやったようなことができるんじゃから。職員がやりゃあ、すぐできましょう。どうなんですか。
    ○議長(伊澤誠) はい。 ◎市長(栗山康彦) 質問の答えに全くなってないです。何年前のどういったことなのか、全く分かりませんので。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) これは、市長が当局に調べさしゃあ、すぐ分かることでしょうが。            (市長「そんなこと、聞いてません。何年前のこと」の声あり) ○議長(伊澤誠) 挙手の上。 市長。 ◎市長(栗山康彦) 私も何年前のことか分かりません。だから、かなり前のことであったら、要はあなたもお分かりにならないぐらい前のことだろうと思いますし、それから佐藤議員の里山のお話も出ましたけれども、監査がしっかりと、監査委員の監査が通りまして、それから決算審査も通った事項でありますので、盗んだとか、何か暴言を吐かれる、それは非常に不適切な言葉であります。私は適任者だと思ったから、私が選任したわけでございますので、何ら問題ないと思っております。 ○議長(伊澤誠) ちょっと待ってください。今、反問権の最中ですが、反問権の質問として。 ◎市長(栗山康彦) じゃあ、反問権、もう一度。じゃあ、あなたは何年前のことか分からないっていうことですね。それについてお答えください。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 今のみどり法律事務所顧問弁護士が辞めたとき、市長が私と一緒に食事に行ったりしょうたとき、それから言やあ、もう5年も前じゃないと思うんです。はっきりしとります。それはきちっと監査でもやっとることですから、分かるはずです。ここで言うかと、市長は市長で職員に聞きゃあ、すぐ、私でも聞きゃあ分かりますが、すぐ。ここに持ってないだけで、5年、6年前じゃないんですから。今は時効になっとるから、何でも言うてええもんじゃないんですよ。どうなんですか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 5年も6年も前じゃないっていうぐらいなことでしょうか。だったら、ちゃんとここの通告書に今言われたようなことを書いて、ちゃんと提出していただけたら、我々は御質問に対して真摯にお答えしよう、一生懸命お答えしようという気持ちでこの場に立っているわけでございます。人を困らせようとか、そういうようなことの質問では困るわけでございますので、ちゃんと今言われたようなことを書いてくだされば、私たちはきちっとしたお答えが、何年前でこうだったのかということも、こんな想像で、あるいは記憶で言うと、テレビで放映されて、それが違ってたら困りますので、これは……            (16番「早うしょうやあ。分かったから」の声あり) 議員さんも同じことだと思います。だから、今度は……            (16番「反問権じゃねえんじゃろ、ほんなら」の声あり) きちっと書いといていただきたいと思います。 じゃあ、この反問権は、分からないということで理解をさせていただきました。 ○議長(伊澤誠) 反問権は質問なしでよろしいですか。時計を進めてください。 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 私がそれを、そこの委員会、おたくの課へ聞きゃあ、どう言う思う。何遍も聞いとんですよ。そしたら、きちっとした書類をもっと出せと言われとんだよ。書類、もっと出せと。そうせにゃあ、それを出せれんのだと言われとるから、出さっと質問しとんだよ。市長がそういうことをやっとんでしょうが。香取が出したもんに書類を出すな言うとんじゃないですか。だから、出してくれと言うても出してくれんのんですよ。ほうほうほほう言うな。そういうことを言うたんじゃ。だから、私は職員に何人も聞いとんだよ。出してくれと言うた、出せれんっちゅうんだよ。だから、それがねえから、ここで質問だけしょんですよ。ええ加減なことを言われな、あんた。あんたが市役所の中へへえるなとか、書類は出すなとか、指示しとんじゃないんですか。へえで、今度はそういうことが出たら、出せ出せというて。昔は言うたらすぐ出してくりょうたん、課長や部長が。議会でする言えば。分かりますか、今になったら出されんちゅうんだよ。君になっておかしゅうなったんじゃろ、ここが、議会が。 それでは、次に行きます。何ぼ言うてもおえまあ、ああじゃこうじゃ言うけえ。もういいです。あんたはうそが多いから。            (市長「議長、ちょっと」の声あり) いいです。質問はよろしいです。            (市長「今のことでちょっと」の声あり) もういいです言よんじゃ。 ○議長(伊澤誠) 挙手が上がっておりますので。 ◆16番(香取良勝) 上がっとっても、駄目じゃというんじゃろうが、わしが質問しょんじゃから。            (市長「それでは……」の声あり) 何を言よんなら。 ○議長(伊澤誠) 栗山市長。 ちょっと待ってください。            (16番「訳の分からんことを言うな、おめえ」の声あり) ◎市長(栗山康彦) 香取さんが言われたのは……            (16番「もうええって」の声あり) 開示請求のことだと思います。            (16番「もううそが多いんじゃ」の声あり) 開示請求は一つのルールがあります。            (16番「ルールがあっても、昔は出してくりょうたんです」の声あり) 昔は昔、今はきちっとしたルールにのっとって、開示請求の書類を出してください。書類を出したら、きちっと2週間以内にお出しするというルールが決まっております。            (16番「わしが立てっとんよ」の声あり) それを、私が……            (16番「立てっとんよ。まだ質問しょんよ」の声あり) 出すなとかというようなことにはなりません。 ○議長(伊澤誠) ちょっと待ってください。            (16番「質問しょんよ」の声あり) ◎市長(栗山康彦) だから、今度、開示請求をされるときは、書類を出してから、それからお待ちいただけたら、きちっと出せれるものは出しますし、出さないと言ったことは一度もございません。今までも、香取議員開示請求をされたことは全て、時間があれば、きちっと書類が出てれば、今までもきちっとお出ししたはずでございます。何か誤解を招くような言い方はやめていただきたいと思います。ルールはルールです。守ってください。お願いします。 ○議長(伊澤誠) 市長、監査請求のことは守秘義務違反となりますので、その点のことは、また。香取議員もそちらのほうは気をつけてください。 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 次へ行きます。 次は、職員の不祥事について。 これ、大分、不祥事が続いたですね、市長になって。前の市長、私も金光町のとき、4期、議員しましたけど、不祥事が職員に続くことはないんですよ。今、私も三十何年、議員しょうるけど、何で市長になったらこんだけ続くんですか。不祥事が、市の職員が18万円取ったというて、懲戒免職。そうですね。へえで、建設課長、6か月前に辞めさせてくれというても辞めささなんだ。懲戒免職にして、退職金も出さっと首にした。自分の気に入らん者は全部首なんだ。へえで、今の18万円は全額返金したんだと。普通、全額返金したら、裁判所でも執行猶予付なんですよ。懲戒免職でしょ。それで、今の飲酒運転、これなんかは何ですか、これ。10分の1、3か月、それで終わりですか。飲酒運転なんか懲戒免職なんです、本当は。自衛隊で、牛乳2本取って懲戒免職よ。分かりますか、自衛隊で。牛乳2本取ったん、懲戒免職飲酒運転、そんなことがあるんですか。私ら考えられん。自分の好きな人は無罪、罪も軽い。自分が気に入らん者は懲戒免職か。それが市長の考えてやっとることか。弱い者を助けるんが、議員とか市長のすることじゃないんですか。それについてどういうように思っとんか、説明してください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) この職員の不祥事、確かに何件か起きたことは、大変申し訳ないと思っております。これも、職員の不祥事についてだけしか通告書には書いてございません。恐らく六、七年前のことじゃないかなと思っておりますけども、その当時の課長が不祥事を起こして辞められたというのは、結果的にはそういうふうなことになりましたけども、自らが身をお引きになられたということでございまして、飲酒運転についても、後で部長からその当時のことを、もし記憶にあれば答えさせますけども、その当時の決まり事の中で一番大きなものを、最大限のものを運用したと、使ったというふうに御理解ください。そのときには、たしか飲酒運転に対しての処罰は、懲戒免職はなかったわけであります。その後、きちっとルールも決めまして、改正しまして、今ではそういうようなこともちゃんと明記してあります。決まり事以上の罰を科せるっていうことはできなかったので、これからはしっかりとそういったこともやらなきゃいけないなというふうに思っております。 では、その不祥事について、担当から説明をさせます。 ○議長(伊澤誠) 石田企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼いたします。 先ほど飲酒運転で軽いんじゃないかというような御質問がございましたので、こちらのほうを説明させていただきます。 本市における職員の飲酒運転に関する処分につきましては、浅口市発足時に制定をしました、交通事故等を起こした職員に対する懲戒処分等の基準で定められておりまして、事案発生当時の基準では、酒気帯び運転で自損事故を起こした場合の懲戒処分は、減給または戒告と定められておりました。その当時の基準の中でより重い処分である減給処分としております。 なお、本市職員が酒気帯び運転をして自損事故を起こすといった事案が発生したことを受け、このようなことを受け、飲酒運転の根絶のためにはより一層の取組が求められるという考えから、本市の懲戒処分の基準について、より厳罰化を図るという方向で基準の改正を行っております。改正内容ですが、現在の人事院の指針では、免職とされない場合に……            (16番「すまんけど……」の声あり) おきましても……            (16番「関係ねえことを言われな」の声あり) 免職という選択肢を掲げ……            (16番「たらたらたらたら」の声あり) 減給や戒告といった……            (16番「何を言よんなら、君は」の声あり) 選択肢をなくすことで……            (16番「議長」の声あり) 飲酒運転を……            (16番「そがんことは言ようりゃあへまあが」の声あり) した場合の処分は免職及び停職とし……            (16番「やめさせえ」の声あり) 人的及び物的損害を与えた場合は、原則免職とする……            (16番「何を言よんな」の声あり) という厳しい対応で臨むこととしております。 以上でございます。            (16番「聞きょうらんことを言うな、ちゃあちゃあちゃあちゃあ」の声あり) ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) わしゃあ、君に聞いてねえんで。ここの答弁を求める者は市長なんよ。君、市長か。栗山康彦に聞いとんだよ。誰が考えても、昔から懲戒免職に決まっとんだよ。自分に選挙応援してくれたりしとる人、例えば事務局長しょうた〇〇がおったときに、30万円のうしたんだよ。おらんようになったんだと。私はそばへおったんだよ。ずっとおったんだよ。ほとりに金庫があったんだよ。その金庫しか私は知らなんだんよ。その中の30万円がのうなった。へえで、私にある人が言うた。今でも覚えとる。ちょっとこの人、おかしいから、もう香取君、言わんようにしたってくれ。そういうことが私の耳に入ってきたんだよ。それで、その人は退職したけど、普通の局長、私も事務をしょうりました。商社へ行っとりました。金がなかったら、自分でポケットから、足らなんだら出すんですよ、黙って入れとくんですよ。自分はそけえおるんだから。それが普通なんですよ。金も払わっと、ぱっと帰っとんですよ。何もないんですよ。へえで、今度は飲酒運転、ああだこうだ、すったかもんだか。今の私がさっき言うたような、自衛隊で、牛乳2本盗んだら懲戒免職。何でこういうことが浅口市、選挙応援した者は無罪放免か。そがんなええ加減なことを言うて、へえで分からんようになったら、訳の分からん、部長、あんたが答弁ちゃあちゃあ。あんた、いつから市長になったんですか。私はこけえ書いとんだ、市長と。 それで、これ、まだほかにありますよ。浅口市の女性の職員、新聞に載った。辞めていった。これは、2歳の子がどう言うとるん。トラブルメーカーボンレスハム、これ、お父さん、お母さんに言うたから、いじめじゃというて新聞に載せた、中国新聞のゴロ新聞が。辞めていった。2歳の子がトラブルメーカーじゃ言うか、ボンレスハムじゃ言うか、親に。それで辞めていっとんだよ。結局、先生が気に入らんから辞めさせたるの、理屈つけたんじゃないんですか。それを調べもせっと、中国新聞が報道したんだよ。こがんことは調べりゃあ分かることだ。2歳の子が家へ帰って、ボンレスハム、お母ちゃん、こう言うたんじゃ、トラブルメーカーじゃ言うたんじゃ。言うか、2歳の子が。そがんことを調べりゃ、私もそけえ調査というて行ったんですよ。行ってなかったら言やあへんですよ。そういうような訳の分からん、市長にはんめをくらわしたら、それ、理屈つけてやるんじゃないですか。私が昨日まで一緒に食事に行きょうて、目が覚めたら泥棒じゃ。質問やめてくれやめてくれと言うから、私は市民の議員じゃ、市長の議員じゃねえんじゃ、言うたことあるでしょうが。うちの母ちゃんまで呼んで、市長室へ呼んで、やめてくれ……。 ○議長(伊澤誠) 香取議員、それは通告に関係ないと思います。 ◆16番(香取良勝) これは関連しとんですよ。 ○議長(伊澤誠) 関連……。 ◆16番(香取良勝) 関連しとったら言えるんですよ。調べてみられえ。そういうことがあったでしょうが。市長に不利なことは全部止めるんか、君が。 ○議長(伊澤誠) 全部止めとるわけじゃありません。 ◆16番(香取良勝) 止めとるが。 ○議長(伊澤誠) この件で……。 ◆16番(香取良勝) もう止めるんですか。そうしたら、そういうふうに取りますわ。 ○議長(伊澤誠) 先ほどの母ちゃんとかというせりふもそうですけど、その辺は全然通告に関係ないと思います。 ◆16番(香取良勝) ないけど関連しとるが、中で、こうこうじゃというて、議員にやめさすようにしとんだから。これ、やめんようにしてくれとうちへ言うて、わしが1回、質問をやめたんじゃから。 ○議長(伊澤誠) 不祥事の件で、今、通告に載ってますんで、通告に沿って質問を続けてください。 ◆16番(香取良勝) 何を後ろじゃ前で訳の分からんことを3人で物を言よんで。部長と副市長と。ちゃらちゃらちゃらちゃら言ようるが、市長に言うとんだから、またそこの部長、訳の分からん答弁しよう思よんか、おめえは。 ○議長(伊澤誠) 香取議員、質問を続けてください。 ◆16番(香取良勝) そういうことで、この件についても、どうしても考えられん。職員を守ったりするのが、市長の気に入らん者は全部辞めていった。 それと、もう一点、言いますけど、建設部長〇〇氏は、辞めてどこも行ってない。〇〇、寄島の課長も辞めたけど、普通じゃったら、辞めたら2年ぐれえ、どっか行くんですよ、3年ぐらい。行ってない。それで、〇〇総務部長、これ、辞められた。55で辞めた。絶対辞めん言ようた、子供がおるから辞めれんのんだ。すっと辞めた。私、電話しても連絡つかない。分かりますか。何でこういうことになるんですか、市長。前の市長はそういうことなかった。金光のハタナカもでえぶ悪かったけど、ここまで悪うなかったよ、言うとくけど。この件について説明してください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) すいません、関連だと言われて、いろんなことを言われましたけども、メモするのに困るぐらい言われましたね。 まず、前の、名前は申し上げませんけども、事務局長をされてた方のところから、議会のお金がなくなった。これはちゃんと警察に捜査を依頼して、警察もそれを調べました。ところが、それは犯人が特定できなかったということで、これは警察の判断によるということでございまして、結局、特別な方をどうとかこうとかというようなことは、これは避けていただきたいと思います。思い込み、間違い、曲解、そういったことは名誉を著しく傷つけますので、避けていただきますようにお願いをいたします。 それから、先ほどまた元部長の名前等々も出てきましたけども、それはあなたのまるで誤解でございます。私は、早くお辞めになられたのはそれなりの理由はちゃんと知っておりますし、今も私は連絡を取れる仲でもあります。そういったことで、御心配なさらないように、あなたの心配してるようなことではございませんので、これははっきり申し上げておきます。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 今言われたけど、警察は30万円取ったのを特定できなかった。それで結構です。しかし、トップへおった者が、そけえおって、金がのうなったら、自分で責任取って払うんが普通なんですよ。自分は取ってのうても、のうなったときには、自分が責任者じゃから。ほいで、そのときに、何があったですよ。その金を何に使おう思うたん。これは研修の費用じゃったんです。だから、研修へ行ってないんですよ、金がないというて。だったら、責任者、そけえおって、金を金庫に入れとるのが、私なら自分の金を入れますよ。何もせっとええてえて、何かあったから払わあと帰ったんじゃと取れるでしょうが。 それともう一点、思い込み、思い込みやこうで物を言ようらんですよ。一応、全部調査しとんですよ、私。ボンレスハムについても、今の6か月で、普通じゃったらこれこそが懲戒免職なんですよ、誰が見ても。昔から私も航空自衛隊行っとったけど、昭和37年に入隊したん。そのときからですよ。ずっとそういうことはあったですよ。飲酒運転、事故、これについては重たい処罰は食らようたんです。今から六十何年前。せえが今で、浅口市はそれがないんですか。考えられんですよ、私は。同じ公務員であって、そういうことがあるんですか。これについては、まだああだこうだ言われるんで、一応、この不祥事についてはこれだけにしといて、次に移ります。 工業団地、これについて、一旦工業団地はしないんだと、できないんだと。地域の区長、〇〇〇〇、へえで共産党、それでヒラタジョウジ、これらが全部反対したんですよ、工業団地反対っちゅうて。分かりますか。そのときに、前副市長がどがんかしてくれというて私のとこへ来たんですよ。市長、知っとってないですか、これ。私が中へ入って、できるような方向に持っていったんですよ。そのときの議長は、誰じゃったかな、亡くなったユノキ議員じゃったんです。ツヨシさんです。副議長はナカニシ議員じゃったんです。へえで電話したんです、議長に。連絡取れない、出ない。だから、ナカニシに電話したん、副議長に。香取君、ええようにやってくれえ、頼みますというて。その親分が〇〇〇〇、絶対しなんだ言ようた。へえで話して、途中まで進んだ。ええように行きょうるなと思うた。そしたら、佐方地域で、市長、知っとるでしょう。私、副市長と話をしょうるときおったから。どがんかしてくれ。どうしょうたんな。アンケートを取りょうる。やめさすように。首ひねらんでも、知っとるが、あんた、ほとりへおったんだから。タムラがおったんだから。へえでできるようになったんじゃないですか。困ったときには私のとこへ持ってきょうたんじゃないんですか、タムラのときに。へえで、それ、今、工業団地できた。それで中でもめるんだ。ほんなら、2期工事、3期工事になった。2期工事はできるようたけどできんようになった。いまだできてない。3億円、4億円使うとる。その金は塩漬けで何もできてない。その件について、今の明星産商に何億円という金とお礼をやっとる。しかし、コロナになってしもうて、マスクを作りょんじゃ、岡山で、明星は。私は何遍も言った。学校と病院へは無償で配ってくれ。部長に何回も言った。もうそれだけのことは済んどんじゃと言われたよ、部長が。何かええことがあったんですか、あれ。私は何遍も言っとんよ、明星産商へ。話をしとんならしてくれと。今、こういうような時代じゃから。そしたら、三菱自動車は、こけえある何とかというのをくれたでしょうが。しかし、そこはくれなんだ。へえで、私は、前の副市長にも言うた。市民を使うちゃってくれと。市民を一番に使うちゃってくれと。何回も私、言うた。それは間違いねえ、使う。使うとりゃあへんでしょう。前も質問したとき、使うてなかったでしょうが。覚えとるか、前、質問しとんだよ。使うてないんだよ。外人ばあだよ。浅口市民に来てくれというて、報道もしてないです。へえで言やあ、もうええ話になっとんだというようなこと、何かええことがあったんですか。私はそうしか取れんですわ。行って聞いてみてください。そういうことがあったんだということを、市長、どう思うとん。説明してください。勘違いはいかんよ。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) すいません、話が長過ぎて、なかなか何についてどうお答えしてるのか、メモするのが大変でございましたけども、今、いろんな物語を話されました。物事をいいようにいいように自分なりに捉えてらっしゃるようでございますけども、はっきりしてるのは、工業団地の件で、私はあなたにお願いしたようなことは一度もございませんし、お願いする気も全くありませんでした。結果としてできましたけども、それはここにいらっしゃる前の議員さん、皆さん方の賛成の下にできたわけでございます。これは、香取さん、勘違いのないようにお願いをいたします。 それから、もう一つ、最後の浅口市民を使ってほしいと、これはその企業さんにも、どの企業さんにもお願いをいたしております。しかし、企業には、求めてる人の能力、こういった人を求めてるんだよというのがあります。香取さんが入れてくれって言われた人がその能力を持ってらっしゃったのか持ってなかったのか、それは私は企業の立場でないので分かりませんが、結果としてそれは残念なことだったと思いますけれども、これからもいろんな企業が来てくださいますが、その能力に応じた方はしっかりと浅口市から取っていただけるものというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 私は自分の知っとる人を入れてくれと言うたのは一回もないですよ、言うとくけど。そがん下心があって仕事しょうらんですから。私は、タムラ氏に、入れるんなら、来るんなら、市民を使うてくれと言うたら、タムラ氏は、市長に言っとるから間違いありませんということを私に言うとんだから。今、おらんようになったから、ああじゃこうじゃというようなことは言わんですよ。ええ加減なことを言われたらいけんですよ。タムラ氏が亡くなったから、おるときには、一緒にタムラ氏が、副市長が運転手で、栗山市長と私は後ろに乗っていきょうたでしょう、食事に。ポプラも行った、ラーメン屋も行った、すし丸も行っとるでしょうが。ずっと行きょうたんですよ、終わったら。へえで、いけんようになったら、おお、質問やめてくれというて、やめん言うたら、泥棒にして、落選さそうとした。誰が見ても、そりゃあ私が言よんじゃないんよ。市民が言よんだよ。 ○議長(伊澤誠) 香取議員、質問を簡潔にお願いします。 ◆16番(香取良勝) だから、きちっとしたことをやってくださいよ、答弁を。答弁せられえ。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) また何を御質問なのかよく分かりません。同じ回答にはなろうかとは思いますけれども、これからも企業には、同じ状態であるなら、浅口市民を取っていただきたいというのは、引き続きずっとお願いをしてまいりたいと思っております。 それから、お亡くなりになられた前副市長のことは、もう香取さんが、あなたがいつもそういうふうに言われますけども、そこも大きな勘違いが発生しているようでございますので……            (16番「ええ加減なこと言うな」の声あり) このことはもう言わないでいただきたいと思います。御本人も今はもういらっしゃらないわけでございますので、これから先のことを、皆さんと一緒に浅口市の発展のためにやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) 発展のために、ほんなら水を取ったとか、人を陥れるようなことをするんか、昨日まで飯を食いに行きょうて。そんなことをのうのうと言うて、勘違いじゃというようなことを言われな、あんた、恥ずかしい。私はうそを言うのは大嫌いじゃから、うそを言わっと、まともな仕事をしょうたから、岡山でもヘイワ、ヒノマル、タマチ、コスモ、キョウドウ、シンヨウ代行を私が全部しょうたんです。〇〇〇〇がしょうたのを私がもろうてえて、普通じゃったら殺されとりますよ。うそを言わんから、きちっとしょうるから、みんなが私を応援してくれて、やってきたんですよ。分かりますか。そんなええ加減なことをしょうたら、商売なんかできませんよ。ええ加減なことを言われな。私は今までしてきたけど、間違ったことはしてないんですよ。口は悪い。航空自衛隊へおったときでも、けんかはするけど、皆、私をカバーしてくりょうた。だから、ずっとおれたんだ。今じゃったら、ああいうことをしょうたら、すぐ懲戒免職ですよ。そりゃあ、はっきり言うて、私が自分で分かりますけど、今回も私は市民を守るために議員になっとんじゃから、市長を守るためになっとんじゃねんだ。市長を守るための、後ろの議員が皆そうじゃろ。市長、市長というて言ようるでしょうが。私はそういう者じゃないんだから、市民のための議員だから、だから言いてえことを言う。 ○議長(伊澤誠) 香取議員、通告に沿って質問を続けてください。 ◆16番(香取良勝) まだわしが立てっとるときに手を挙げな。 ○議長(伊澤誠) ちょっと待ってください。 ◆16番(香取良勝) まだ言いてえことがあるかも分からんし、考えよんじゃから。わしももう年ですけえな。市長みたいに若うねえから。どうぞ。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 盛んに私と御飯を食べに行ったっていうふうに言われてます。確かに14年間の間には何度か食べに行ったことはございますが、御飯を食べに行ったことと盗水とは別問題でございます。これはちゃんと別なもんとして考えていただきたいと思います。 それから、うそを言わない、これはもう人間として当たり前のことであります。            (16番「うそばあ言ようるが」の声あり) 当たり前のことでございますので、どうぞ私に対してもうそを言わないでください。そして、市民のためにもうそを言わずに、真実のみを皆さんの前でお話ししていただきたいと思います。少なくとも、私に対してはかなり違うことを言われてる。誤解、曲解、でっち上げ、思い込み、想像、そういったことが当てはまるようなことが多々ございますので、御注意していただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) そがんなことは一切ございません。私も何十年も、君たあ10年以上長生きしとんだから。そがんうそを言ようたら、人が相手にしてくれませんわ。商売もできませんわ。分かりますか。何やかんやしてきとんですよ。おたくの10倍ぐれえしとんじゃ。おたくはおやじのために仕事をしてきたようなもんだから、全然違うんですよ。 それでは、工業団地についてお伺いします。 この工業団地、いまだに前へ進まない。これは何で進まんのですか、2期工事。できとったんです。途中から、栗山市長が入ったから、土地は売らん、言い出えたんです。だから、宙に浮いてしもうとんじゃないですか。私はそういうふうに聞いたんですよ。地域の人は、私のとけえ仕事に来ようる人もおるんです。何で売らんのんだ。何でできんのんな。わしら、売りとうていけんけど、市長が入っとるから、売らねえ言うんがおるんじゃ、困っとんじゃという人が、地域の人がおるんですよ。何でできんのんな。栗山市長が入っとるけえ、前へ進まねえっちゅうん。前のことがあるんだというようなことを言われるんです。これ、勘違いですか。悪うなったら勘違い。うそを言わんでくれ。私も調査してきて、ここで質問しょんですから、何でもかんでも勘違いじゃうそじゃないんですよ。何でできんのんですか、市長。もう4億円も5億円も使うてんでしょう。それで何で前へ進まんのんですか。市民の税金を使うとんですよ。今、2円、3円が、これが高え、これが安いというて買い走り回るような奥さんらおるのに、何でこういうところに何億円も使うて、塩漬けにしとんですか。説明してください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、工業団地の御質問でございますけども、これも、ただ通告書には工業団地についてとしか書かれておりません。きちっと、今、言われたようなことを御質問になるんであれば、ちゃんとそれを、1行、2行でいいですから、その通告書に書いといてください。昔のことでございますから、ここで記憶でお話をして違ってたら困りますので、よろしくお願いをいたします。担当部長も替わっておりますので、担当部長のほうから今までの経緯、そういったものも、記憶の中であろうかと思いますけども、答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) もうええ、そりゃあ言わんでも。市長に言うとんじゃから。市長ができにゃあええ。 ○議長(伊澤誠) 香取議員。 ◆16番(香取良勝) これなんかは、もうはっきり言うて、勉強するせんじゃないん。決まっとるんですよ、これ、前から。逃げよう思うて、部長にさせたり、ほかの者にさしょんじゃないんですか。私がこれをしとんのは、ずっと、タムラのことを言うなとか、あれを言うなとか、それがあるから今があるんじゃないですか。市長はお父さんがおったから、今そけえおるんじゃないですか。前があるから今があるんじゃろ。だから、それを今、言よんのに、自分で判断して、市長に言うとんじゃから、市長が答弁せえ。何で部長な。前の部長の質問、聞いとっても、同じような訳の分からん答弁しとったから、私が言よんですよ。前はトクダ部長じゃったん。だから、こういうことについて、陰へ隠さっと、正しいことを言うてください。これから、言うちゃあ悪いけど、いろいろとありますよ。全部これが表へ出ますよ、はっきり言うて。私をちいとばかにしとんじゃねんか。うそを言やあ通ると思うて。そがんわけにいかんですよ。もうごとごと言うてもしょうがない。この辺で質問をやめます。ありがとうございました。 ○議長(伊澤誠) ここで休憩とします。            午前10時16分 休憩            午前10時35分 再開 ○議長(伊澤誠) それでは、再開します。 次に、11番佐藤正人議員、どうぞ。 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 11番、公明党の佐藤正人です。通告に従いまして質問させていただきます。 まず、栗山市長のカンボジア訪問についてお聞きします。 議会へは、3月の全員協議会で、市長がカンボジアへ行かれるということは報告があったんですが、また新聞報道でもありましたが、市長、行かれてどうだったのかお聞きします。 まず、今回のカンボジア訪問に至った経緯とその内容の詳細についてお聞きします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、カンボジア王国への訪問について、まず経緯と内容についてお答えをさせていただきます。 私は、日本一の生産量を誇る手延べうどんやカキに代表される豊富な海産物、また備中杜氏の技により醸される日本酒、果物の加工品など、浅口市には多くの特産品があり、これらを広く世界にPRし、販路を拡大させていく方策を、これまでも検討してまいりました。カンボジア王国と日本は友好関係を構築していますが、2023年11月に38年ぶりに政権交代が行われたことを機に、カンボジア政府は、新たな戦略として、中小企業にフォーカスを当てた経済発展と日本の地方自治体との技術協力の連携を進める方針が決定されております。そうした中、労働・職業訓練大臣が、日本の地方自治体における農業、漁業関係の特産品や高い加工技術の習得に強い関心があり、地方自治体との生産技術協力の連携を熱望していることから、日本カンボジア協会に連携先のマッチングについて依頼がありました。日本カンボジア協会はこれを受け、連携可能な地方自治体を探しており、その情報を私がトップセールスの中でお聞きし、同協会に対し、本市の特産品の販路開拓や生産技術協力について強い関心があることを伝えました。日本カンボジア協会からも、海と山があり、温暖な気候で特産品にも恵まれている本市の特性を調査された上で、連携先として可能性があるとの御判断をいただき、労働・職業訓練省に本市を紹介していただいたところ、大臣からカンボジア王国への招待状が届きました。これを受け、手延べ麺やカキなどの海産物、日本酒や果物等の農産加工品等の販路拡大や技術協力について、市内事業者に聞き取り調査を実施したところ、特に手延べ麺や酒造などの関係事業者から同国への販路開拓等を期待する意見があったため、今回の招待を受諾し、私自らがカンボジアを訪問し、市の特産品の販路開拓や技術協力等の実現に向け、大臣や企業代表者との面会や市場調査を行うことといたしました。 4月1日から5日までの滞在中、労働・職業訓練省、商務省、環境省、人事省を表敬訪問し、各省大臣4人及び事務次官と協議を行ったほか、カンボジア王国有数の企業グループの会長とも協議も行いました。また、日本カンボジア協会の現地事務所の開所式にも参加し、駐カンボジア日本大使、カンボジア日本人商工会会長、国際協力機構及び日本貿易振興機構のカンボジア事務所長など、多くの要人と面会したほか、浅口市の日本酒や手延べうどん等の特産品をPRいたしました。そのほか、カキの養殖場や農業施設等を訪問し、技術連携の可能性を調査したほか、現地マーケットや日本から進出しているイオンモール等も訪問し、日本産品の進出状況等の市場調査も実施いたしました。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 市長のほうから経緯のお話があったんですけども、カンボジアと日本は友好関係があるということで、今回は日本カンボジア協会の仲介といいますか、そういうことで、私もカンボジア協会のホームページを見させていただいたら、その様子が詳しく出とったんですけども、その上で、そういうことに至った経緯は分かったんですけども、その後、これも新聞報道でありましたけれども、カンボジアの企業グループがこの浅口市を訪問されましたけれども、その内容もお聞きします。 ○議長(伊澤誠) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(栗山康彦) すいませんでした。手持ち資料がちょっと混雑してまして。 カンボジアの企業グループの来訪についてお答えをさせていただきます。 今回、私が訪問中の行事として、カンボジア王国において有数の企業グループであるソカグループのソク・クン会長と面会し、協議を行う機会がありました。ソカグループは、カンボジアに拠点を置く企業グループで、石油製品の輸入やインフラ整備、ホテル、リゾート施設運営、運輸事業等を手がけており、同国内の経済に大きな影響力を有しておられます。面会で本市の特産品や観光資源についてPRしたところ、本市に高い関心を寄せていただきました。その際に本市への訪問を要請したところ、5月11日に会長とその御家族の来訪が実現いたしました。本市では、手延べ麺づくりの体験や酒造、せいめい望遠鏡などの観光資源を視察していただいたほか、市内9つの事業者とマッチング協議を行い、双方の事業内容の紹介等を行いました。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 市長が行かれて、向こうから企業さんが来られたということで、その中で協定のようなものは何かあるんですか、結ばれたんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 協定というか、今後の展開についてお答えをさせていただきます。 成果につきましては、帰国後、間もないため、まだこれからでございますけども、先ほど申し上げたソカグループと本市の事業所をマッチングできたことは、一つの成果であると考えております。ソカグループの会長は、日本酒や手延べ麺を大変気に入ってくださったほか、各事業者の技術等に強い関心を示されております。今回の機会が本市の事業所のカンボジア進出につながることを期待しているところでございます。 今回の展開でございますけれども、今回の訪問を機に、カンボジア王国の労働・職業訓練省のヘン・スアー大臣からも、浅口市との連携協議を行いたいとの申出を受けております。同省とは、1つ目にカンボジア人材の浅口市における労働市場の拡大について、2つ目は浅口市の特産品のカンボジアにおける販路拡大について、3つ目は中小企業の技術連携に向けたマッチングについて、4つ目が自治体間の交流についての、4項目について連携協議を進めていくこととなり、同省内に担当職員を配置していただき、各項目のワーキンググループを設置してくださることになっております。浅口市も秘書政策課を中心に、各連携項目を所管する部署に対し連携に向けた調査研究の開始を指示するなど、体制を整えております。本市といたしましても、これを絶好の機会と捉え、同省との協議を中心にカンボジア王国との連携を深め、市内事業所の販路拡大などを積極的に支援してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 連携協議ということでございますけれども、ちょっと確認ですけれども、先ほども言われました浅口市の特産品の販路開拓については、これは道筋ができたということでよろしいでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) これからそれを模索していくという段階でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 分かりました。これからということでございますけれども。浅口市にはたくさんの、先ほど言われましたように資源があります。この資源を今後生かして、カンボジアとの友好が浅口市の今後の発展につながるよう、よろしくお願いしたいと思います。 この件については以上で終わります。 次に、大きな2点目の縁結びサポーター事業と人口減少対策についてお聞きします。 この縁結びサポーター事業ですけれども、私もこれを久しぶりに質問させていただきます。今から11年前に、平成25年のときに、若者の婚活支援について質問しましたけれども、先般の山陽新聞にもカップルが成立したという新聞記事が出ておりました。その上でお聞きするんですけども、まず初めにサポーターの推移と現状、役割及び今までの実績をお伺いします。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 それでは、縁結びサポーターの推移と現状についてお答えをいたします。 市では、独身男女に対し新たな出会いのきっかけを支援することにより、未婚化、晩婚化の対策を図るとともに、結婚による定住人口の増加を目指すことを目的として、縁結びサポーター事業を実施しております。市から委嘱する縁結びサポーターは、結婚の相談や個別の引き合わせ、婚活イベントの企画、運営などを行っていただいており、出会いの場を提供していきます。本事業は平成26年10月から開始しておりますが、開始当初はサポーター5名を委嘱しております。現在は7名の方に縁結びサポーターとして御活躍いただいております。 なお、実績ですが、これまで二組のカップルが成婚されております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 現在は7名の方が活躍されておられますけれども、資料を配らせていただいとります。これは浅口市のホームページから出したものですけども、現在7名の方、先ほど部長が言っておられましたけども、その方々は、男性が4名で女性が3名ということですけれども、鴨方町の方が5人、金光町が1人、寄島町が1人ということでありますけれども、これはボランティアで応募した人がしてくださっとんですけども、もうちょっと金光町とか寄島町の方々にもなっていただいたらと思うんですけども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 縁結びサポーターの地域が偏っているのではないかというような御質問だと思います。 サポーターにつきましては、先ほども申しましたとおり、当初は5人ということで、現在は7人ということでございますが、サポーター制度ができてからこの間、いろんな方にサポーターとして御活躍をいただいておりましたが、今後、サポーターを、これはボランティアで行っていただいておりますが、地域性等も今後は考慮してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 今後も積極的に募集していっていかれるということでありますけども。 それと資料の右側なんですけれども、これ、市民課で調べたんですけども、浅口市の婚姻届の件数、ここ10年の件数でございます。平成26年から昨年度までで、すいません、資料の真ん中の平成30年と令和1年、31年で訂正したいと思うんですけども、この件数なんですけども、多いときで120件、当初、平成26年、昨年度が70件ということであります。この数についてはどういうふうに認識されておりますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼いたします。 婚姻届の件数ということで、年々減少しているという状況でございます。市といたしましても、先ほど申しました縁結びサポーターの制度というものもございます。事業内容としては、独身男女の出会いの機会の仲介でありますとか、独身男女の結婚に関する助言、それからサポーター同士の研修ということで、イベントのカップルや個別に支援している登録者の情報をサポーター間で共有しているということも、今現在、実施しております。今後もこのサポーター事業、充実させていくとともに、市の子育て政策、これもいろんな子育て施策を行っております。こちらのほうも充実させてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員
    ◆11番(佐藤正人) 関連してもう一点、お聞きするんですけども、この結婚相談の件数というのは、詳しい数は分からんかも分かりませんけども、例年、どれぐらいの相談があるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 結婚相談に関する件数についてでございますが、それぞれの方が複数回、受けられているということは聞いております。 サポーターのこの事業ですが、婚活イベントというのも行っておりまして、昨年度で申しますと11月に行いまして、男性が17名、女性が14名ということで、31名の方が参加をされまして、カップルが5組成立という状況もございます。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 分かりました。 じゃあ、次、2番目の質問に入ります。 次に、これも縁結びサポーターに関連すると思いますけれども、岡山県が今年度の補助金事業として制度化しています同窓会開催支援事業なんですが、これ、県知事の肝煎りといいますか、知事査定で復活した事業の一つでありますけれども、この内容はどういう内容なんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 それでは、岡山県の制度であります、同窓会開催支援事業についてお答えをいたします。 岡山県では、今年度、結婚への関心の向上や出会いの機会の創出、Uターン、定住の促進等を後押しすることを目的として、同じ世代の交流を推進する、岡山県同窓会開催支援事業が実施されるということとなっております。具体的には、市町村が実施する同窓会開催支援事業の対象経費に対し、県から補助率2分の1、50万円を上限に補助金を交付するというものと、市町村が実施する出会いイベント実施事業の経費に対して、4分の1から2分の1の範囲で補助金を交付するという事業でございます。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 制度は分かるんですけども、これは浅口市にはその適用はされるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 浅口市といたしましても、本事業の活用を検討いたしました。しかしながら、同窓会開催支援事業につきましては、これまで実施しておらず、参加対象者が市民だけでなく複数の自治体の住民となることなど、補助対象者の把握が困難なこと、また市費の支出も必要であり、費用対効果が限定的であると、こういったことなどを考慮し、浅口市単独での同窓会開催支援事業は、現時点では見送り、縁結びサポーターを中心に実施している婚活イベントでの活用を検討してまいりたいというふうに考えております。 また、近隣市町で構成する井笠圏域振興協議会におきましても、この制度を活用した婚活イベントの実施について検討が進められているとお聞きしております。市といたしましても、事業の実現に向けて協力してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 直接、同窓会の開催については補助が難しいということでありますけれども、今現在、浅口市がしている出会いイベントや井笠圏域でのそういうイベントにはこの補助金が使えるということでございますけれども、知事も、同窓会を開催することで、結婚や子育て、働き方、ふるさとへ戻るUターンなど、ライフデザインを考えるきっかけになってほしいという、そういう思いがあるようでございますけれども、考える余地があればまた考えていただければというふうに思います。独身者に限らずUターンということもありますので、よろしくお願い思います。 次に、3番目の人口減対策の観点からお聞きします。 先ほどもありましたが、この縁結びサポーター事業がスタートした平成26年、2014年ですが、この年は非常に全国的に衝撃的なというような話題がありました。それは、人口戦略会議が、いわゆる増田レポートが発表になりまして、消滅可能性自治体ということで、全国で896自治体がそういうふうになったわけでございます。そのときから地方創生といいますか、政府にこの本部ができたんですけれども、そのとき、私も浅口市のまち・ひと・しごとの総合戦略、また人口ビジョンの審議会の委員もさせていただいとったんですけども、実質ここ10年前、そういう発表があってから、ほいで地方が本当に人口減対策に大きく動き出したということでございます。その中で、一番テーマになったのが、東京一極集中を是正すると、あと地方に若者の仕事をつくるという、もう一つは若い女性が活躍できる環境をつくっていくということだと思います。要するに持続可能な地方自治体を目指すということだったと思うんですけども。また、つい先日といいますか、ゴールデンウイーク前には、10年たった検証が出ておりました。10年たったときに、当時、10年前は896自治体あったのが、今度は744自治体になったんですけども、どちらも浅口市は含まれなかったわけでございます。ほいでも、岡山県下でも、今、10市町村がそういう消滅可能性自治体になっているということもございますけれども、その中で、今、言われているのの一つに婚姻率を上げるということが人口減対策で一番大事なことだと思います。コロナ禍もありましたけども、お聞きします。その上で、3番目ですけども、今後の浅口市の結婚支援と人口減対策についての展望はどうでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) それでは、今後の市の結婚支援、そして人口減少対策についてお答えをいたします。 人口減少の背景には、経済的な不安定さや出会いの機会の減少、仕事と子育ての両立の難しさ、子育ての孤立感や負担感、子育てや教育に係る費用負担など、結婚だけでなく、妊娠、出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が複雑に絡み合っていることが原因とされております。浅口市では、平成27年度から2期10年にかけて、浅口市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、加速する人口減少や少子高齢化に対応し、地方創生の取組を進めているところでございます。 今年度、この計画を引き継ぎ、地方創生の取組にデジタルの力を活用して、加速化、進化させる新たな総合戦略を策定することとしております。総合戦略の策定に当たりましては、結婚、妊娠、出産、子育ての希望をかなえるということも政策の柱の一つとして検討し、切れ目のない支援の充実を盛り込んでまいりたいというふうに考えております。市といたしましては、国、県とも連携し、人口減少対策に引き続き取り組んでまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 総合戦略にこれからしっかりと盛り込むということでございますけれども、令和2年の浅口市の人口ビジョンの改訂版では、合計特殊出生率、2025年には1.8で、2040年以降は2.07を維持していくという、そういうことが盛り込まれておりますけれども、非常に高いハードルではあると思いますけれども、この総合戦略を踏まえて、しっかりと取り組んでいくことが大事だろうと思います。この件について、市長からまとめてお願いします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、人口減少対策についてお答えをさせていただきます。 全国的に少子高齢化が進み、2023年の合計特殊出生率が1.20となり、過去最低を記録していることなどから、国は、少子化は我が国が直面する最大の危機であるという認識の下、2030年代までをラストチャンスとして、異次元の少子化対策に取り組むこととしています。先ほど部長が申し上げましたとおり、人口減少は様々な要因が複雑に絡んでおります。市といたしましては、2020年以降、20歳から29歳の若い方の定住が増えてきており、2022年には年間の転出者数が転入者数を上回り、その増加数は岡山県一となりました。これは子育て世帯である若者への施策の結果であると考えており、今年度、策定する新たな総合戦略においても、結婚、妊娠、出産、子育ての切れ目ない支援の充実を引き続き盛り込み、国、県とも連携し、人口減少対策に総力を挙げてしっかりと取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。            (市長「すいません、訂正を」の声あり) 訂正。 栗山市長。 ◎市長(栗山康彦) ごめんなさい。文章に謝りがありました。すいません。「転入者数が転出者数を上回り」でございました。大変失礼いたしました。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 市長からまとめていただいたんですけども。 先ほどの婚活支援で、もう一点、東京都がマッチングアプリという、スマホでマッチングをするというような、そういう事業も手がけているということでございます。浅口市も今後の研究材料として、そういうようなことも考えていただければというふうに思います。 じゃあ、次に3番目の質問に行きます。 一般国道2号玉島笠岡道路についてお聞きします。 まず、現在の工事の進捗状況はどうなんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 倉田産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 一般国道2号玉島笠岡道路は、浅口市金光町の浅口金光インターチェンジから笠岡市の笠岡東インターチェンジ──仮称ではございますけれども──までの延長約9.4キロの区間において、国土交通省により工事が進められておる状況でございます。令和5年度末の時点での進捗率でございますが、事業費ベースで約62%であると伺っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 現在62%がどれぐらいな進捗状況なのか、分かりにくい分もあるんですけども、その上で、令和7年度での供用予定ということになっておりますけども、その辺の見通しはどうなんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 現時点では、国土交通省から令和7年度に供用開始予定であると伺っております。引き続き、予定どおり令和7年度に供用開始するよう、国に対しては、国道2号玉島笠岡間整備促進協議会の場を活用するなどしまして、市としても要望してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 関連してですけれども、同じ時期で、笠岡バイパス、要するに里庄から向こうの笠岡バイパスも供用予定ということですけれども、これも同時で供用開始になるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 笠岡バイパス、笠岡西インターチェンジまでのことと存じますが、ここにつきましても、令和7年度供用開始予定であると伺っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 7年度供用開始ということでありますけども、心配する声もありますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 さらに関連して聞くんですけども、鴨方インター──仮称ですけども、西六から寄島に抜けるこの接続道路が、今、整備中ですけども、これは今の玉島笠岡道路のバイパスと同じタイミングで供用開始になるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 こちらにつきましては、事業主体、県になりますけれども、令和7年度よりは若干遅れるという情報をいただいております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 分かりました。本当にこの2号線バイパス、これの完成は非常に我が市にとっても大きな利益なることだろうというふうに思いますけれども、完成によって浅口市の今後の展望というのはどうでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、国道2号玉島笠岡道路についてお答えをさせていただきます。 一般国道2号玉島笠岡道路、つまり俗名、よく国道2号バイパスというふうに言われておりますけども、この供用開始は、沿線地域の利便性向上や市内産業の生産性向上につながり、鴨方町のみでなく寄島町の地域振興への寄与も期待をいたしております。この国道2号バイパスは、浅口市における交通の新たな東西軸となり、加えて、現在、岡山県が事業実施中の寄島町と鴨方町を結ぶ県道矢掛寄島線バイパスは、交通の新たな南北軸となります。これらが交差する鴨方町六条院西地区は、市内外をつなぐ交通結節拠点となり、利便性の高さを生かした産業の集積等が見込まれます。市では、国道2号バイパスの整備効果を最大限活用し、活力、人口の拡大と地域の発展を図っていきたいと考えており、現在、鴨方町六条院西地区のインターチェンジ周辺の土地利用計画を策定しているところでございます。民間のニーズ等を踏まえ、地域の特性を生かし、周辺環境と調和した土地利用を誘導し、持続可能な浅口市を実現してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 佐藤議員。 ◆11番(佐藤正人) 市長からまとめていただいたんですけども、三便益といいますか、時間短縮とか経費の節減、また交通事故の緩和とか、そういうようなことだけでなくて、今後、浅口市のにぎわい創出、隣の笠岡市なんかは笠岡のベイファーム、道の駅ありますけども、年間80万人が来ているようでございますけれども、そういった浅口市のにぎわい創出もしっかりと考えていかなくてはいけないというふうに思います。浅口市の今後の発展につながるよう、どうかよろしくお願いいたします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(伊澤誠) 次に、7番山下周吾議員、どうぞ。 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 7番山下周吾です。質問をさせていただきます。 まずは、市民の移動、簡単に言うと、歩行者、自転車、それから自動車、公共交通機関、そういうものを全て含んだ意味の市民の移動の話なんですけど、その中で今回は限定して、自転車や車椅子の方でも住みやすいまちづくりが必要なことと考えていますので、質問させていただきます。 まずは、市内の自動車交通量、交通事故の増減を教えてください。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 それでは、市内の自動車交通量、交通事故の増減についてお答えをいたします。 まず、市内の交通量についてでございますが、国土交通省がおおむね3年から5年間隔で、全国道路・街路交通情勢調査を実施しておりまして、浅口市におきましては、一般国道や主要地方道など、市内15地点のデータが公表されております。市内で比較的交通量が多い国道2号、これが観測地点が旧鴨方ドライブイン付近となりますが、これについて申し上げますと、24時間の交通量、推定値ではございますが、平成27年度の調査で2万8,380台、それから令和3年度の調査で2万3,222台となっております。 次に、市内の交通事故についてでございますが、市町村別で公表されております交通事故の人身事故件数で申し上げますと、令和3年中が44件、令和4年中が39件、令和5年中が54件となっております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 自動車の交通量がちょっと減ってるみたいなんですけれど、事故が令和5年で増えてるんですかね。事故が増えるというのは、何かしらの原因があるとは思うんですが、今、自転車を乗るにもヘルメットをかぶりましょうっていう、行動というんか義務ができたと思います。自転車用ヘルメットの着用率の向上のために、今、市が行っていることがあったら教えてください。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) それでは、自転車用ヘルメットの着用率向上のための取組についてお答えをいたします。 昨年度の主な取組といたしましては、玉島警察署等の関係機関の御協力を得まして、自転車シミュレーター体験会や街頭指導での自転車用ヘルメット着用の啓発、そして交通安全テント村や駅頭広報での啓発チラシの配布など、自転車用ヘルメットの着用について、啓発活動に努めてまいりました。このほか、市内3高等学校に出向き、自転車用ヘルメット着用の推進、啓発についてお願いをしたところでございます。 また、本年度は、自転車用ヘルメットの盗難を心配する声があったことから、盗難防止用にヘルメットホルダーとダイヤルロックのセットを駅頭広報の啓発用品として配布いたしております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 高校生とか学生とかには、何かそういうことをされとる、メインでされとるみたいなんですけど、これから免許返納とかいろいろ考えていったときに、一般市民の方、それから例えば、若者であればアマゾンだとか、そういう商品を探すということはいっぱいできるんですけれど、市として、一般の方々に物品です。もう実際の物を提示するとか、こういうのがあるんですよっていうのを出していくとかというのをやってみたほうがいいのではないかなと思います。そういうふうなことをしていくことで、年齢層も関係なく、みんなで自転車とか、そういう交通について考えれるんではないかなと思いますんで、できればそのようなことも行っていっていただけたらと思います。 次に入ります。 市内の道路で、脇道の周りに草が生え、利用できる幅が狭くなっており、自転車やシニアカーなど、擦れ違いが難しくなっているところを見かけます。国道、県道、市道、それぞれの現状の把握等、それに対する対策はどうなっていますか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 国道、県道につきましては、管理者、もしくは委託業者が、定期的かつ有事の際にパトロールを実施し、脇道の周りの草の話も含めてですけれども、異常箇所を発見したときには随時対応していると聞いております。市道、浅口市が管理する道路につきましては、主には各担当が、現場への復路で異常等の観察でありますとか、市民等からの通報などにより把握しているところです。安全な走行のため、見通しの確保の必要な交通量の多い箇所につきましては、効果的と思われる時期に年1回、除草作業を実施しているところでございます。また、その他の道路につきましては、日常行っている道路パトロールに加えまして、住民、市民の皆様から寄せられる情報により現地を把握し、緊急性などを考慮して、順次対応しているところでございます。 道路の維持管理につきましては、市民の皆様の御理解と御協力が不可欠でございます。道路の異常箇所を発見した場合には、浅口市産業建設部建設業務課へお知らせいただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 一応、建設業務課に連絡をすればできるということなんですけれど、道路って、要は田んぼの脇の道路と、それから現国道2号線のような場所では、人の移動をする量、それから仕方、もう大分違うんではないかと思うんです。全体的に同じレベルで全てを進めるというのは、市としても無理があると思いますんで、国とか県とかに要望できるところはしっかりしていただきたいと思います。それも踏まえて、次の質問に入らせていただきます。 先ほどもありました2号線バイパスが令和7年度の供用開始ということなんですけれど、そうすると、玉島にバイパスができたとき、その後、玉島の町の中の2号線は、国道何号線じゃったか忘れましたけど、多分、何か別の名前になったと思うんです。そのときに、町の中ですから、基本的に人が移動することが多い。そこでは、あまり草とかが生えてるのは見かけないんですけれど、今後、国道2号線が身近な生活道路となることを考えていただいて、自転車やシニアカーが安全に通行や横断ができるように、歩道や横断歩道の改修、増設や既存の横断トンネルへ続くスロープなどの整備を、国と連携して充実させてみてはということです。昔、鴨方駅から西側、先ほど言われた鴨方ドライブインの前で、バイクと自転車による接触事故があったはずです。ありました。にもかかわらず、その頃と何も変わらず、安全対策、横断をできるところっていうのが何もされてないんです。既存の地下道があっても、それに通じるスロープに自転車で降りていくということは非常に難しい状態になってるんです。例えばそういう場所なんですけれど、国との連携をしっかりとしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 御質問のような国道2号線の改修でありますとか沿道環境の整備につきましては、利用されている地域の皆様方の御意見を聞きながら、国との連携を含めて検討していくことが必要だろうと考えております。その際には、通行する車両等の状況の変化、議員も言われておりましたけれども、自転車でありますとか、高齢化によるシニアカーの利用者増も含めまして、見極めながら、必要となる整備を検討していくことが重要かと考えます。 なお、一般論となってしまいますけれども、時代の変化によって、道路をはじめとする各種施設に求められる、もしくは期待される機能っていうのは変わってくるのではないかと考えております。予算でありますとか、各種制度の制約はありますが、当初目的に合致する限りにおきましては、これらの変化には計画的かつ柔軟に対応していくことが必要であろうかと考えております。その際には、求められる機能でありますとか、事業実施による効果を定量的に把握して、事業実施後も定期的に評価できるような仕組みを併せて構築していくことも不可欠であろうかと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) ほとんど国に対する要望をしっかりやってくださいということなんですけれど。さっき鴨方ドライブインの話をしましたけど、鴨方駅から駅前を通って鴨方ドライブインの方向に2号線の北側を通っていくと、草が生えとって、自転車が擦れ違えない。それから、鴨方駅から東に向かっていったときに、セブン-イレブン、陸橋のある交差点があるんですが、それから金光町の境目まで横断歩道はない。実際に、今、そういう状態になってます。自転車なりシニアカーの方とか車椅子の方が、実際に渡れるような状況にはなってませんので、しっかりとやっていただきたいと思います。これに対して、市長、お答えをお願いします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、市民の移動について、総括してお答えをさせていただきます。 市民が快適に安全に道路を移動するには、自動車交通量や交通事故の発生状況、またふだんの生活に使用する自転車、シニアカーなどについても、様々な状況を把握して、安全対策や改修事業を、議員が言われるように考える必要があろうかと思います。市民の生活道路であります市道につきましては、自転車を含む車両の交通量や高齢化によるシニアカーの利用など、時代の流れとともに変化する状況をしっかりと把握し、これらの交通事故対策を踏まえた道路整備を、国や県などの関係機関としっかりと連携し、進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 連携してやっていただくことは当然なんですけど、市長としての思いというのはないでしょうか。何かこれはやってやるぞというのは、1つぐらいはないですかね。どんなでしょう。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 声を大にして、国や県に申し上げます。要望していきます。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) よろしくお願いいたします。しっかりと要望していただきたいと思います。 では、次の質問に入らせていただきます。 次は、公共施設についてです。 先ほども話をした、自転車の話からの続きというか、関係がないわけではなくて、ウォーカブルシティ、デジタルトランスフォーメーションのほうは、うちの町、結構頑張ってると僕は認識しておりますが、人の移動ということに対して、さっきお話ししたんですけど、人の移動には拠点っていうのが必要になってきます。公共施設はその大きな指針となるものだと考えてますので、この質問をさせていただきます。 現在、大規模な建築物の改修、修繕について、どのような計画があり、どれぐらい進んでいるのか。 また、予定の総額等を教えてください。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 大規模な建築物の改修や修繕等についてお答えをいたします。 建築物の改修、修繕につきましては、平成28年に策定した浅口市公共施設等総合管理計画に基づき、施設をできるだけ長もちさせ、市民の方などが安心・安全で快適に公共施設等を利用できるように、必要に応じて改修や修繕を行っているところでございます。 大規模な建築物の改修、修繕における進捗状況につきましては、例えば各施設の耐震化につきましては、建築基準法等の耐震関係基準に適合しない施設について、順次、耐震改修を進めてきておりまして、おおむね完了しているところでございます。 また、現在、具体的に予定している改修、修繕計画で申しますと、金光総合支所の耐震改修等や浅口市立寄島小学校の義務教育学校の改修、浅口市ふれあい交流館サンパレアの防水改修等がございまして、それぞれ令和6年度、本年度の当初予算に計上しておりますが、当初予算ベースで、金光総合支所が5億7,107万6,000円、寄島小学校が3億2,292万7,000円、サンパレアが2,838万円で、合計9億2,238万3,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 大体9億2,000万円ぐらいの改修の予定、それから具体的に3か所。その中で、金光総合支所についてお伺いしますが、金光総合支所の中に、たしか前も質問させてもらったコミュニティセンターがあったと思います。コミュニティセンターの解体というのがあるんじゃないかという話を聞いてるんですけれど、そこについて詳しく教えていただけますか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼いたします。 議員おっしゃられますコミュニティセンターというのが金光庁舎の北側にありまして、こちらにつきましては、今年度、老朽化に伴い撤去を予定しております。このコミュニティセンターにつきましては、その南側の本庁舎側に移設をするということを予定しております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) ほんならコミュニティセンター自体は、なくなさずに継続してあるという認識でいいんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) おっしゃるとおりでございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) コミュニティセンターだとか公会堂とかというのはなくすということにはならないとは思ってたんですけれど、実際にそういうふうに、ただ解体をしますという話だけを聞いたんでは不安な部分も出てきますので、できればこういうふうにしますっていうのを、公共の建物だけの話でなくて、内容まで詳しく教えていただけたらと思います。教えていただけたらというのは周知です。市民に対して周知していただけたらと思います。 次の質問です。 浅口市には公共施設等総合管理計画というのがあります。平成28年につくって、令和5年度に改定をされております。何ページか忘れましたけど、幼稚園がまだこども園になってなかったり、多少のミスはあるかもしれませんけど、字の間違いとかはあるかもしれませんけれど、その総合管理計画っていうのは、ある程度の金額が書かれております。それとの整合性は、令和8年度までの根拠はどのようになっているのか教えてください。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) それでは、2番の質問でございます。総合管理計画との整合性、それから8年度までの根拠、使用していない施設や除去を予定している施設についてお答えをいたします。 各施設の改修、修繕につきましては、職員が年1回行っております公共施設等の一斉点検でありますとか、随時点検の結果等を基に、浅口市公共施設等総合管理計画の方針に基づき行っておりまして、当計画との整合性を取りながら実施しているものでございます。 次に、令和8年度までの根拠につきましては、当計画は期間を平成29年度から令和8年度までの10年間の計画としておりますが、この10年という期間は、平成26年に総務省から示された公共施設等総合管理計画の策定に当たっての指針によりまして、10年以上の計画期間とされていたため、今後、起こり得る社会情勢等の変化にも対応できるものとして、下限の10年としております。 また、使用していない施設につきましては、旧寄島学校給食センター、それから旧寄島公民館、旧金光の吉備幼稚園がありまして、除却を予定している施設といたしましては、金光総合支所の分庁舎と鴨方地域の小学校にある旧学校給食調理場を予定しているところでございます。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 山下委員。 ◆7番(山下周吾) 根拠の部分なんですけど、期間10年は分かりましたが、令和8年度までの根拠なんで、もう既に令和8年度だったら、計画がねかったら数字は出てこないと思うんです。このグラフにはちゃんと数字が出てますんで、ある程度、何かを考えられとんかなと思って質問したんですけど、そういうのはないですか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) それでは、お答えします。 浅口市の公共施設等総合管理計画につきましては、公共施設等を効果的、効率的に整備、運営するための方針を示しているものでございまして、具体的な改修、修繕等を明記しているものではございません。これの試算につきましては、今後50年間で総額で744億円の費用がかかるということがございますが、これにつきましては、一般社団法人が有する試算ソフトにより算出をしております。今現在、公共施設が約120施設ほどあるんですが、これの耐用年数であるとか築年数、これを入力することによりまして算出している数値ということになります。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) これが平成26年にできたものだったら、僕もあんまり突っ込みたくないんですけれど、これ、去年、改定されてるんです。ここ二、三年の話はもう分かってると思うので、ある程度、グラフに反映されてあってもええんじゃないかなと思います。実際に、来年、令和7年度が一番多くて、少し、今言われた9億円ぐらいの事業があるというのは計画されとったんかもしれんですけど、ほんなら令和8年度の幾らか、5億円か、そのぐらいの分の予定っていうのは何なのかなと思って、お話をお伺いしております。実際にうちの中央公民館などはエレベーターもないような、そういう公民館ですし、実際に建て替えていかなければならない、今さっきも言いましたが、拠点として大事な場所の修繕、改修、それから新設になるとは思うんです。こういう計画を立ててあっても、数字が全然反映されていかんのんであれば、ただ何のための計画なんかなっていうとこがあると思います。これについて、市長のお考えをお伺いします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 私のほうから公共施設全般についてお答えをさせていただきます。 公共施設全般の管理につきましては、平成28年度に浅口市公共施設等総合管理計画を策定いたしまして、市民が安心・安全で快適に公共施設等を利用できるよう、施設の整備、管理運営を行っております。また、住民皆様の御意見も真摯にいろいろお聞きいたしまして、随時対応をできるようなものは対応していきたいなというふうにも考えております。今後も将来の財政力や市民ニーズに応じた行政サービスの水準を検討し、公共施設等の適正化を進め、効果的かつ効率的な運営を目指してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) その効果的なことを考えていく上で、多分、計画っていうのは大変重要な指針となるんではないかと思います。その指針が適当につくられているという形になってしまうと具合が悪いのかなと思いますので、しっかりと考えていただいたほうがええんかなと思って、この質問をさせていただきました。 次の質問に入ります。 次の質問に入るんですけれど、これも続いて拠点の話を、さっき、公共施設についてさせてもらったんですけど、拠点をつくっていくのには、今度は住民パワーっていうのが要ります。実際に、法律で多分出来上がっとると思うんですけど、労働者協同組合というものができてる地域が多くあって、ホームページとかで見てみると、地域の活性化のために重要なシステムなのかなという感じを見受けました。この労働者協同組合とは、あとメリットとデメリット、また注意点などが分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 新田生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) それでは、労働者協同組合について、メリット、デメリット、注意点についてお答えをしたいと思います。 労働者協同組合は、令和4年10月に施行されました労働者協同組合法により設立できるようになった新規法人格で、働く人が自ら出資し、組合員の意見を反映させ、事業の運営に携わり、そして事業に従事する協同労働を基本原則とする組織でございます。 メリットといたしましては、行政の許認可が不要で、発起人3人以上が集まって登記すれば法人格が付与されることですとか、株式会社などのように株主や経営者の意向に左右されることなく、自分たちで意見を出し合って主体的に働くことでやる気も起きやすいことが上げられます。 一方、デメリットといたしましては、組合員自らが労働を提供し賃金を支給するため、低賃金労働が起きやすく、労働条件が悪化する場合があることですとか、組合員間の意見がなかなかまとまらず、決断が遅れて事業に悪影響を来すおそれがあることが上げられます。 注意点といたしましては、組織の名称の中に労働者協同組合を用いなければならないこと、1人の出資口数に制限があること、主たる事務所の所在地の都道府県に届出が必要なこと、営利を目的とした事業や特定の政党のための利用は認められていないことが上げられます。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 営利を取ることを認められていないということは、具体的に教えていただきたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) 対価を、当然、求められるという、これは可能かと思いますけども、必要以上に営利を求めるということは認められていないということでございます。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。
    ◆7番(山下周吾) ちょっと分からなかったんですけど、NPO法人との違いはどうか。 あと、浅口市はサービス事業所というんか、いろんな事業所もあってなんですけども、まだまだ、若干少ないんじゃないかなと思うとこもあったりして、NPO法人との違いとか、一事業所として考えてもらえるのかどうかというのを教えていただきたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) NPO法人との違い、あるいは事業所なのかどうかについてお答えをしたいと思います。 まず、違いについてでございます。 設立の際、必要な組合員の人数が、NPO法人の場合は10人以上が必要なのに対しまして、労働者協同組合は3人以上であること、それから資金の調達方法が、NPO法人では会費や寄附であることに対し、労働者協同組合では組合員による出資であること、事業目的が、NPO法人では特定非営利活動20分野であることに対し、労働者協同組合では労働者派遣事業を除く持続可能で活力ある地域社会の実現に資する事業であれば認められること、それから法人市民税均等割が、NPO法人では最低税率であることに対し、労働者協同組合では資本金額や従業者数に応じて税額が変わることが上げられます。 また、事業所とは、営利、非営利を問わず事業活動が行われる一定の場所を意味する点からすれば、労働者協同組合は事業所として言えるものと思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 何か地域の人が3人ぐらい集まって出資するからつくります言うたらできそうな感じの労働者協同組合なのかなと、何かやりますよっていうのが、つくりやすいのかなという感じはしました。 補助金やら助成金とかというのはありますか。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) 補助金、助成金についてお答えをいたします。 令和6年5月21日現在で、浅口市内に労働者協同組合は設立されていないこともございまして、組合の運営経費に対する補助金、助成金制度は設けておりません。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 地域の問題を解決していく組織がつくりやすくなっていくのではとは考えるんです。市の今後の考えの対応で、今、助成金とかもなかったっていう話なんですけど、こういう事業所が増えていくことはええことだと思うんですが、それに対しての市の考えはどんなでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) 労働者協同組合に対する今後の市の考えや対応についてお答えをいたします。 労働者協同組合は、多様な働き方を実現し、少子高齢化が進む中、介護、障害福祉、子育て支援といった地域社会の課題に取り組むための選択肢の一つとして、持続可能な地域づくりを担う組織であると考えております。法律が施行されてまだ2年にも満たない制度であることから、労働者協同組合の魅力ですとか可能性をしっかりと情報発信し、市としてどのような支援ができるか、制度を研究し、検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 浅口市には令和6年度あさくち協働のまちづくり事業っていうのがあって、最大5万円、補助率100%かな。5人以上の団体で構成員の半数以上が市内在住、在勤していること、こういう制度がもう既にあるのは知ってますが、今言われた話とよく似かよっとると思うんです。実際に労働者協同組合のほうは3名だったり、それから自分たちの責任においてこういうふうにしていきたいっていうのを考えていくっていうことで、本当に地域の方々が考えていただけるんであれば、大変いいシステムじゃないかなと思います。これを今後、発展させていくとか、いろんな考え方があると思うんですが、市長はこのことについてどうお考えでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、労働者協同組合についてお答えをさせていただきます。 労働者協同組合は、全国的に見ましても、現状で約90程度の組織しか設立されていませんが、福祉、子育ての分野以外にも、建物の管理や家事の代行など、地域の問題解決に取り組んでいる事例が報告されています。浅口市内に労働者協同組合はありませんが、これまでと違う働き方を可能とするこうした組織があることを皆様に知っていただき、持続可能で活力あるまちづくりにも活用いただけるよう、制度の内容を研究し、組合に対する支援の検討や情報の提供、また設立に向けた相談体制の充実を図ってまいりたいと思っております。私自身は、これからの時代、大変いいことだと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 山下議員。 ◆7番(山下周吾) 大変いいシステムじゃということを皆さんで認識していただいたということで、今後、しっかりと検討していただき、制度、補助とかも考えていただけたらと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(伊澤誠) ここで休憩とします。            午前11時47分 休憩            午後 1時30分 再開 ○議長(伊澤誠) それでは、再開します。 次に、3番竹本寛議員、どうぞ。 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 3番竹本寛でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。 では最初に、浅口市のこども園、保育園についてをお尋ねいたします。 現在の日本社会において、共働き世帯数の増加に伴い、こども園や保育園の利用率は年々増加傾向にあります。働いている方々にとりましては、安心して子供を預ける場所があるからこそ、精いっぱい仕事に打ち込むことができると思っております。しかしながら、待機児童や保留児童の解消や職員数の不足など、全国的に様々な問題があり、利用者や現場サイドからは早急な課題の解消が望まれております。 では、1つ目の質問ですが、浅口市内には、公立、私立、合わせて11園のこども園、保育園があると認識しております。昨年の12月議会におきまして、先輩議員が待機児童と保留児童数の質問をしたところ、執行部からは、待機児童はゼロ人、保留児童は74人との答弁でございました。では、現在の待機児童や保留児童は何人いるのでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 難波教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 現在の待機児童、保留児童の人数についてお答えいたします。 まず、待機児童につきましては、国の定義に基づき、市内全ての園への入所を希望し入所ができない児童が待機児童になりますが、令和6年4月1日現在でお一人いらっしゃいます。 また、入所希望者のうち特定の園を希望し入所ができない児童を保留児童と言いますけれども、保留児童につきましては、同年4月1日現在で25人となっております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 保留児童が25人、そして待機児童が1人ということでございました。 では、その待機児童、保留児童の人数なんですが、これ、増加傾向なのか減少傾向なのか、過去5年間の推移をお示しください。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 過去5年間の推移についてお答えいたします。全て当該年度4月1日現在でお答えいたします。 まず、待機児童ですけれども、平成31年から令和4年まではゼロ人となっております。令和5年度はお二人いらっしゃいました。 また、保留児童につきましては、平成31年度が13人、令和2年度は7人、令和3年度は13人、令和4年度は7人、令和5年度が29人となっております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 保留児童は1人から2人ということ、あ、ごめんなさい、待機児童がゼロから1人、2人ですね。保留児童が、5年前が13人、それで昨年が29人と、今年が25人ということなんですが、その推移を見ますと、増えたり減ったりということでありますが、この理由といいますか原因というのは、市のほうは把握されてるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 原因につきましてはいろいろあると思いますので、なかなか全てを答えることは難しい部分はありますけれども、保育の無償化でありますとか、低年齢児から預ける方の希望が増えてきたというようなことがございます。また、早朝預かりであったり、延長預かりなんかもありまして、それに保育士の確保も必要というようなこともあって、全体的には保育士不足の影響等もありまして、こういった状況になってるというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 原因として、保育士不足が原因と考えられるということでありました。現在、市として、保育士不足等に限らずにはなってくるんですが、待機児童、保留児童の解消に向けて、どのような施策を実施してるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 中野教育長。 ◎教育長(中野留美) 解消に向けた施策、そして効果についてお答えをいたします。 これまで待機・保留児童対策として、公立の幼稚園のこども園への移行や私立のこども園への新設、それから令和4年度に私立の小規模保育施設2施設の整備、そして令和5年度に井笠管内の3市2町で広域入所を開始、そして認可外保育施設などの利用料の補助、そういったいろいろな保育の受皿拡充に向けた取組を行ってまいりました。しかしながら、先ほど次長のほうも答えましたが、幼児教育の無償化による保育需要の増加とか、それから早朝、延長保育の利用、こういったものが増えたことなどから、保育士の確保に苦慮しており、希望する全ての児童を受け入れるということが困難な状況にあります。そのため、待機児童、保留児童解消に向けた取組として、保育の受入れに必要な保育士確保、これが喫緊の課題というふうに考えています。現在、保育士の人材確保対策として、公立、私立園が連携した保育士等就職フェアの実施や、市独自の補助事業として、市内私立園に対して、保育士等雇用のための募集の広告の経費や人材紹介に係る経費などを補助する、浅口市保育士等雇用促進事業、こういったものを実施しています。 その効果ということになりますが、就職フェアでは、令和5年度に参加した12人のうち3人が市内の私立園に就職しております。それから、浅口市保育士等雇用促進事業、これについては、令和5年度に6園に対して交付、今年度は現時点で2園からの申請を受け付けております。また、昨年10月より、市内の私立園に1年以上の勤務をすることを条件として、新たに就職する保育士に対して、常勤職員に20万円、非常勤職員に10万円の就職支援金補助の実施などを行っています。令和5年度は2件、今年度はこれまでに3件の補助金を交付しています。これらの取組を引き続き進めるとともに、さらなる保育士確保に向けた支援方策を検討してまいります。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) ありがとうございます。様々な施策を展開されとって、主に令和5年度のフェアによって、12人応募があって、3人、市内で採用されたということでございました。その課題として、保育士の確保が課題ということでございましたが、では保育士の方、先生のほうの人数、職員数についてお尋ねいたします。 冒頭でお話ししましたように、全国的に先生方の人数が不足しており、教育長様のほうからの答弁でも不足しているということでございました。人材の確保が大きな課題となっております。先生の数が足らないと、一クラス当たりの園児の数は少なくなってしまいます。この件につきましても、昨年12月議会のときに、保留児童が解消できないのは保育士不足が影響してるとの答弁でございました。 では、現在の浅口市内のこども園、保育園の職員の数は定員には達しているのでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 現在の職員数が定員に達しているかどうかについてお答えいたします。 認可保育所を運営するに当たりましては、子供たちの安全な環境を整備するために、年齢に応じた保育士の配置基準が決まっております。そのため、各園とも利用園児数に応じた通常の配置基準は満たしているものの、幼児教育の無償化による保育需要の増加でありますとか、先ほども言いましたけど低年齢からの申込が増えていること、さらには早朝、延長保育などの増加によって、子供の特性に合わせた、また保育等も必要となっていることから、保育士が不足しており、多くの園で利用定員に達していない状況にございます。 また、国からの通知において、経過措置はあるものの、3歳児の配置基準を、園児20人に対して職員1人から園児15人に対して1人、また4歳、5歳児につきましては、園児30人に対して職員1人だったものが園児25人に対して職員1人に改善されたことにより、新たな課題となっております。公立、私立園とも、工夫をしながら保育に当たっているわけでございますが、全国的な保育士不足の問題につきましては、浅口市も例外ではございません。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) ありがとうございます。定員には達していないということだったんですが、これ、大体定員の何割程度、今、職員の数はいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 失礼いたします。 手持ちに正確な資料等はないんですけれども、大体9割弱、8割5分から9割ぐらいというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 大体定員の8.5割から9割ということでございましたが、もし職員数が定員に達しますと、受入れ可能な園児の数というのは増えるという解釈でよろしいですか。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 失礼いたします。 年齢に応じて定員を決めておりますので、特に保育需要の高いゼロ歳から2歳児につきましては、保育士を確保することで増えるという部分もありますが、逆に3歳から5歳につきましては、幼稚園等、様々な選択肢がございます。そういうことから、定員数までいかないような応募というような状況もございますので、一概には言えませんけれども、保育資格によってさらなる受入れというのは可能と認識しております。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) ありがとうございます。 では次に、職員確保のために現在行っている施策についてお尋ねいたします。 先ほど教育長様のほうから、年2回実施している、公立、私立が連携した保育士等の就職フェア、そして昨年10月から、私立園に対して1年以上勤務を条件として、常勤職員に20万円、非常勤職員に10万円の就職支援金補助の実施等を行っているということでございました。その施策の効果は、12人中3名が就職できたという格好で、効果が出ていると思います。 では、現在、それ以外で何か新しい施策をされているのでしょうか。もしくは何かされる予定はありますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 失礼いたします。 職員確保に向けた現在の施策とか効果、今後のことについてお答えいたします。 まず、公立園につきましては、コロナ禍の影響で実施できていなかった市役所職員採用説明会というのを、ウェブでの開催も含めまして、令和5年度では3回、また今年度では2回実施をしております。今年4月に岡山で実施しました、近隣4市合同での職員採用説明会では、浅口市のブースへの参加者は60人、そのうち幼稚園教諭、保育教諭、保育士の受験を希望された方が12人いらっしゃいました。令和5年度の職員採用試験では、幼稚園教諭、保育教諭、保育士の募集枠で12名の方が受験をし、この4月1日では4人の職員が入庁しております。また、昨年度からは採用試験の回数を増やし、職員確保に努めているという状況です。 私立園に関しましては、先ほど待機児童、保留児童の解消に向けた施策の中で、同じ内容になりますが、就職フェアでありますとか、浅口市保育士等雇用促進事業、それから就職支援金補助などの施策を行っており、一定の効果が出ているものと考えております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。こども園、保育園の先生方、職員につきましては、今後も各自治体において人材不足が予想されます。そのような中でも、浅口市のこども園や保育園を選んでもらえるような環境整備が必要と考えます。保育士不足の原因には、業務量が多い、就業時間が不規則になりやすいなどのほかに、給料が低いことが原因に上げられています。厚生労働省が発表した令和4年賃金構造基本統計調査を基に職業別の給与額を平均してみますと、全職種の平均給与額は約34万円に対し、保育士は約26万円となっております。このようなデータを見ますと、やはりもう少し高くてもいいのではないかなというふうに感じます。人材を確保するために、待遇の改善等のお考えはありますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 人材確保に向けた待遇改善などの考えについてお答えをいたします。 公立の幼稚園、こども園、保育園における幼稚園教諭や保育士などを含め、本市の正規職員の給与額の決定は、地方公務員法の均等の原則に基づき、人事院勧告準拠を基本としているところです。今年1月の給与条例の改正では、職員の月例給については人事院勧告どおりに給与表の水準を引き上げ、期末勤勉手当についても年間の0.1月分引き上げる改正を行っているところです。会計年度任用職員については、職員の給与表に準じて給与の改定や令和6年度からの勤勉手当の支給が始まるなどの改善がされています。また、兼務ではありますが、寄島こども園と六条院こども園に事務補助員を配置し、園全体には生活支援員を配置するなどして、保育士の業務負担を軽減し、離職防止に努めております。先ほどと重複しますが、浅口市において、現在行っている施策について、一定の効果も認められることから、今後もこれらの取組を引き続き進めるとともに、岡山県との連携や市町村の事例なども参考に検討してまいりたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。一定の効果が出ているということでございましたが、現場サイドからも、そういった格好で、保育士さん、足りてるよ、困ってないよということではなかったと思うんですが、現場サイドの意見も反映しての回答ということでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 先ほど申しました事務職員補助について、現場からの声も反映しながら、そういった対応をしましたし、生活支援員の配置につきましても、実態に応じた配置をしているということでございます。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。また、別の方策として、結婚や育児などの理由により退職された保育士さんも一定数いらっしゃるのでないかと思います。そういった30代から50代の一度職場を離れた保育士さん、育児が落ち着いたり、あるいはもう一度、経験を生かして働きたいという保育士さんが、会計年度任用職員ではなく正規職員として、再度、即戦力として活躍できるような環境整備はできないでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 一度職場を離れた保育士が、正職員として復帰できるような環境整備はできないかということについてお答えします。 浅口市の正規職員の募集については、新規学卒者に限らず、一度職場を離れた方も含め、30歳までの方を対象として実施しています。さらには、公立幼稚園、こども園、保育園における幼稚園教諭や保育士などの年齢分布の状況を分析し、中堅層の職員が必要と判断した場合には、職員採用試験において、一定の職務経験を受験資格とした経験者枠を設け、育児や介護などで一度職場を離れた保育士の方などを対象とした採用も実施しています。今後も採用担当課との協議を含め、保育士の確保に努めてまいりたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。 では、最後に栗山市長にお尋ねをいたします。 この待機児童、保留児童の解消、そして保育士さんの不足、親御様にとっては、働くためには子供を預ける場所が必要でございます。しかしながら、施設の広さのこともございますが、保育士さんの人数が足りていないことで園児の定員が増やせない、こういった問題について、子育て王国あさくちのために、今後、どのような取組を行っていくお考えでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、まず待機児童、保留児童についてお答えをさせていただきます。 先ほど教育長が申し上げたとおり、これまで待機児童、保留児童への対策として、公立幼稚園のこども園への移行や私立こども園の新設のほか、令和4年度には私立小規模保育施設2園の整備、井笠管内の広域入所を開始するなど、保育の受皿の確保に取り組んでまいりました。また、保育士の人材確保についても、市の独自施策を打ち出し、積極的に取り組んできたところですが、今後もこれらの取組を引き続き進めるとともに、さらなる保育士確保に向けた支援方策を研究してまいりたいと思っております。 また、職員数についてでございますけども、処遇改善等につきましては、人事院勧告準拠を基本にした正規職員の改定や、会計年度任用職員の改善、事務補助員や生活支援員の配置などに努めてまいりました。また、保育士不足は全国的な問題となっておりますが、必要な人員が配置できるよう、教育委員会とも連携しながら、引き続き保育士確保に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。待機児童、保留児童の解消や職員数の確保など、こども園、保育園の課題について、解消に向けての早急な取組をお願いいたします。 では次に、寄島学園の開校を契機とした寄島町地区のまちづくりについてお尋ねいたします。 浅口市初の施設一体型の義務教育学校が、寄島町地区において、来年度、開校となることが予定されております。小学生と中学生が同じ校舎で学び、また地域学でもある寄島学を地域の方の協力を得ながら学習することで、地域愛を深めて、少人数ならではのきめ細やかな教育が期待されております。このような魅力ある学校ができるわけでございますので、これを契機とし、市として寄島町の課題等も含めて、まちづくりをどのように展開していくのかをお聞かせ願いたいと思います。 まず1つ目に、児童・生徒数についてお聞きします。 浅口市の中でも寄島町の人口減少率は大きく、それに伴い、小学校や中学校の人数も年々減少しております。人数の減少の歯止めはなかなかかかりにくいと思いますが、せっかくの義務教育学校でございます。児童・生徒数を増やしていくお考えはありますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 児童・生徒数を増やすための施策はについてお答えをいたします。 教育施策だけでは児童・生徒数を増やすことは難しいですが、移住してでも通いたいと思われるような学校づくりを目指していきたいと考えています。 具体的には、次のような特色に取り組んでいます。まず、地域と学校が、教育目標である、育てよ、生きる力ともやいの心を持つ子供、これを共有し、地域と学校が連携協働しながら、持続可能な教育を実現してまいります。次に、寄島の魅力や課題を発掘し、ICTや英語も駆使しながら発信できる、寄島好きな子供の育成、これを目指します。さらに、地域クラブ活動を組織し、子供たちが主体的に運動や文化活動などに触れる機会を持てるように、夢中になれる子供の育成、こういったものを目指してまいりたいと思っています。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 人数を増やすこととして、教育だけでは難しいかなと。移住してでも通いたいという学校をつくっていきたいということだったと思います。寄島学園として、目玉と言える教育は、さっきおっしゃった英語とかICTを駆使するといったことが主な目玉かなというふうに認識をいたします。 では、先ほどの答弁の中で、移住してでも通いたいというお話があったと思うんですが、寄島以外、金光町や鴨方町をはじめ、市外にもPR、情報発信をして、移住を進めるというか、通いませんかというようなPRをしていくということでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 今後、しっかりとした特色が出てきて、そういった希望が出るかどうかというところで、努力していきたいということでございますが、今時点では、学区、区域に関する規則によって、それぞれ学区が決まっていまして、その学区に通うことになっております。さらに、浅口市の区域外就学に関する取決め等によって承諾する基準を定めていますので、それに従って行うようになっております。今後、そういったところも研究しながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。ありがとうございます。区域外通学というお話が出ましたが、これは、寄島町以外に住んでおると寄島町の学校へは通えないということですか。それとも何か条件を満たせば、鴨方、金光、もしくは市外に住んでおっても寄島の学区に通えるということですか。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 区域外就学に関する取決めの要綱というのがございまして、身体的事情とか家庭の事情によってということで決まりはありますので、それに合致すれば通えるということでございます。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。今後の話になってしまうんですが、もし寄島町外から通いたいなといったときには、通学の足という面になってくると思います。その際には、鴨方のほうから寄島に向かうバスとか、もしくは寄島学園の生徒を対象にしたスクールバスというのを設定するのも一つの方法かなと思うんですが、そういったことのお考えについてはいかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 町外からの通学希望者がいた場合の交通手段についての考えをお答えいたします。 町外からの通学者がいた場合、子供の安全面の確保のために、原則といたしましては保護者による送迎をお願いしたいと考えております。また、通学距離や学年などによっては、自転車による通学についても検討していきたいと思います。町外からの通学希望者がどれぐらいいるか分からない現状では、スクールバスなどの検討は難しいかと考えております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 分かりました。 では、栗山市長にお尋ねをします。 寄島町には、おいしい魚やアッケシソウ自生地、三郎の三ツ山など、様々な見どころがあります。しかしながら、そういった魅力がある一方で、旧3町の中でも著しい人口減少や空き家の増加など、解決すべき課題も多岐にわたります。そんな中、この寄島学園の開校をはじめ、令和7年度には、午前中の佐藤議員の質問にありましたが、玉島笠岡道路の供用開始も予定されており、寄島町を取り巻く環境が少し変わってくるんではないかと感じています。今後、そういった寄島町の課題に対しましてはどのように取り組んでいくお考えなのか、お示しください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、寄島町地域のまちづくりについてお答えをさせていただきます。 先ほど教育長が申し上げましたとおり、寄島学園の児童・生徒数を増やすための施策といたしましては、移住してでも通いたいと思われるような学校づくりを目指して、教育委員会や学校、そして学校運営協議会の方々が具体的な検討を行っているところでございますけども、現段階では、町外からの通学希望者がいる場合でも、スクールバスなどの検討は難しいというふうに考えております。 また、国道2号玉島笠岡道路が令和7年度に供用予定であり、寄島地区も含めた周辺地域の交通利便性の向上が期待されます。このバイパス整備を最大限活用し、活力、人口の拡大につなげていきたいと考えており、現在、市では、鴨方町六条院西地区の新たなインターチェンジ周辺における土地利用計画策定に取り組んでいるところでございます。一方、近年は、寄島地区も含め、人口減少、空き家の増加が進んでいることから、持続可能なまちづくりの必要性が増していると認識をいたしております。そのために、市では立地適正化計画の策定に取り組んでおります。空き家や福祉、子育て、地方公共交通、防災等の関係部署と連携し、持続可能で安心・安全なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 様々な取組を行っていくということでございましたが、昨年12月議会におきまして、私、施策立案の質問をさせていただきました。それらの質問に対しての答弁の中で、重要な施策の実施や複数の部署等の所掌に関わる事業を実施する場合にプロジェクトチームを設置することができるとの答弁がございました。教育長の答弁にありましたように、移住してでも通いたいというお話もありましたが、移住の話というのは産業建設部の管轄かな、企画財政部かな。そして、寄島学園は教育ということになります。せっかく寄島学園の開校や玉島笠岡道路の開通もありますので、教育委員会さんや産業建設部、企画財政部の部署同士が連携して、寄島町の課題解決やまちづくりに取り組んでいくためのプロジェクトチームを設置してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) これからいろんな、どんな方法があるのか、具体的にしっかりと検討してまいりたいと思っております。 ○議長(伊澤誠) 竹本議員。 ◆3番(竹本寛) 市長の答弁の中にもございました、各部署が連携してまちづくりを取り組んでいくと。連携するためにはプロジェクトチームが必要ではないかなと考えます。人口減少や空き家の増加につきましては浅口市全体の課題でありますが、特に寄島町地区ではそういった課題が顕著でございます。地域のメリットを生かした前向きな施策、また早急な課題解決に向けた取組をお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(伊澤誠) 次に、13番桑野和夫議員、どうぞ。 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) それでは、質問させていただきます。 まず初めに、訪問介護報酬の引下げに伴う利用者や事業所への影響と対策についてお聞きをしたいと思います。 保険あってサービスなし、これが今の介護保険制度を端的に表す言葉であります。全国的に、介護保険料は上がるのにサービスが低下をしております。そうした中で、国は4月から訪問介護の報酬が引き下げられることを実施をしております。そうした中で、訪問介護の新規利用ができなくなるんではないかとか、あるいは介護事業所が縮小、閉鎖されるんではないか、こういうことが危惧をされております。 その上でお聞きしますけども、訪問介護報酬引下げによる浅口市内の利用者と事業者への影響はどうなのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 富田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 浅口市内の利用者や事業者への影響についてお答えをいたします。 まずは、介護報酬について説明いたします。 介護報酬とは、事業者が利用者に介護保険サービスを提供した場合に、その対価として事業者に対して支払われる報酬であります。この報酬は国が定め、3年ごとに見直しが行われております。このたびの令和6年度介護報酬の見直しは、主に2つの考え方で改正をされました。1つ目は、訪問介護事業所の収支が介護サービス全体と比較して高いことから、調整のための引下げであります。2つ目は、介護現場で働く職員の賃上げなどの処遇改善を推進するための加算の充実であります。 さて、浅口市内の利用者や事業所への影響につきましては、この4月からの改定であり、客観的な情報がないことから、把握ができてない状況でございます。 また、利用者から訪問介護の新規利用ができない、また事業者から縮小、閉鎖に係る市への相談は、現段階ではございません。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 訪問介護報酬の引下げの2つの理由が説明をされました。 まず1つは、事業所の利益が高いということでありますが、これは一部の事業所が広範にわたる場合、そういう事業所は高くなりますけども、中小の事業所については利益率が低いので、現状とすれば、そういう事業所は利益率が低くて赤字で苦しんでいると、そういう事業所が多いと思います。 それから、もう一つ、処遇改善加算をしてるからいいという話でありましたが、この処遇改善加算については、働く人の手当だけに充てますから、事業所全体では使えないということになりますので、事業所全体とすれば、訪問介護の基本報酬が一番大事でありますけども、これが下がるということは非常に苦しくなるというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 訪問介護は、在宅高齢者の日常を支える重要なサービスだと認識をしております。このたびの令和6年度の制度改正では、国の介護事業の経営事業実態調査におきまして、訪問介護の利益率が介護サービス全体の平均を上回ったことから、報酬が引下げになったものであります。これら法律に基づきまして、国が事実に基づいた数値、根拠をもって、さらには審議会の意見を聞いて定めたものであると認識をしております。 以上でございます。
    ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) いろんな考え方があるんでしょうけども、私は先ほど言いましたように、2つの問題については当たらないというふうに考えております。 それで、訪問ヘルパーですけども、全体的には低賃金で重労働をされとりまして、ヘルパーが退職せざるを得ない、こういうことも含めて、訪問ヘルパーがいなくなる、こういうことも心配されております。今、超高齢化社会が進む中で、地域から頼みの綱である訪問ヘルパーが消えたら、在宅生活の維持が厳しくなり、介護難民が増えることになります。この今回の措置というのは国ですけども、次期介護保険の改定の3年を待つことなく、必要なものは浅口市として対策を取るべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 様々な業種や職種での人材不足は、全国的に深刻な問題だと認識をしております。介護職員が安心して働き続け、サービスを必要としている方に安定的に提供ができる環境を整えることは必要であると認識をしております。これまで浅口市では、市長会を通して、将来にわたり安定的な制度とするため、持続可能な介護保険制度の確立を図るよう、国へ働きかけを行ってまいりました。このたび令和6年度の報酬改定におきましては、プラス1.59%の改定率が示されました。事業所の実態を伺いながら、そして処遇改善の加算も、今回、行われた国の令和6年度の介護報酬改定の今後行われる調査結果等を踏まえまして、必要に応じまして、国に対して適切な要望をしてまいろうと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 必要な要望をしてほしいと思いますけども。 質問を変えますが、浅口市高齢者保健福祉計画及び浅口市介護保険事業計画というものが、こういう冊子で発表されております。これと介護報酬の引下げとの関係についてお聞きをしますけども、この計画は令和6年から令和8年度までの計画でありまして、この中に高齢者施策の将来ビジョンというものがあって、5つの基本目標が書かれております。その中で、介護保険制度の円滑な運営という基本目標5というところでこのように書かれておりまして、介護サービスの提供体制の確保はもとより、将来にわたって安定したサービスが提供できるように、介護給付の適正化等に取り組んでいきますというふうに目標が書かれております。この目標と今回の介護報酬の引下げで、この目標が十分できるのかどうか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 浅口市高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画と介護報酬改定との関係についてお答えをいたします。 本年3月に高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を策定いたしました。この中で、今後の介護給付を推計するに当たりまして、令和6年度の改定後の報酬を用いており、今回の計画にも反映しております。また、この計画の中の持続可能な制度運営につきましては、浅口市におきましても、将来にわたり安定したサービス提供ができることを目標としております。市内の利用者や事業者の意見を聞くとともに、同じ答弁になりますが、持続可能な介護保険制度となるよう、必要に応じまして、国にも要望してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 要望はしてほしいんですけども。介護サービスを持続しようと思ったら、やっぱり事業所がきっちりあって、ヘルパーもしっかりおって、そういうことがないと持続できないんですけども、それが今回の訪問介護報酬の引下げで事業所が運営できなくなる可能性もあるというふうに私は思いますが、それは将来的に大丈夫なんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 先ほども申しましたが、この改定につきましてはこの4月から始まったばかりでございます。国のほうも、今後、この改定によります調査をしてまいります。この調査も踏まえまして、また事業所とも意見を伺いながら、一緒に持続可能な制度に向けて、浅口市も取り組んでまいろうと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) それでは、市長にお聞きをします。 マスコミなどでは、訪問介護事業所の経営が悪化するとか、あるいは事業の継続が難しくなった、こういう声が上げられております。先ほど部長の答弁にあったように、4月からの引下げですから、影響が出るのはこれからかもしれませんが、引き続き事業所の状況を把握して、浅口市として必要な対策をするべきと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、訪問介護報酬の引下げ等々の影響、そして対策についてお答えをさせていただきます。 訪問介護は、他のサービスと同様に、高齢者の日常生活や介護を支える重要なサービスであると認識をいたしております。浅口市の高齢者人口は増加傾向にあります。介護サービスの利用者も増加していくものと見込んでおります。一方、担い手となる現役世代は減少傾向にあり、事業所で働いている方の処遇改善等による人材確保が必要であります。このような状況を踏まえ、介護事業の持続的な運営のための課題解決や介護予防事業の充実などに取り組み、住み慣れた地域で安心した生活を送ることができるまちづくりを進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) では、次の質問に入ります。 学校体育館へのエアコンなど、空調の設置についてお聞きをしたいと思います。 昨年の夏は、平均気温が1898年の統計開始以来、最高を記録する猛暑となりました。そして、今年の夏も大変な暑さが予想されております。そうした中で、学校体育館への空調の設置が、児童・生徒の熱中症対策や、また災害時、体育館での避難所設置時の環境改善の観点から、急務となっていると考えております。その上でお聞きしますけども、市内での学校体育館への空調の設置状況はどうなっているのか、お聞きします。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 学校体育館への空調の設置状況についてお答えいたします。 浅口市には、小・中学校、合わせて10館の体育館がございます。運動などを行うフロア部分にエアコンを設置している施設はございません。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 今のところ、どこの体育館も空調の設置はないということでありました。 浅口市の指定緊急避難所と指定避難所には、市内全ての公立中学校が指定をされております。災害発生時に主に市民が避難する場所は、学校内のどこになりますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) お答えをいたします。 避難所ですけれども、過去の例から見ると、まずは体育館ということになっております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 体育館が避難場所の主に使われるということでありますが、こういう点から見ても、環境改善が必要だと考えております。同時に、児童・生徒は、暑い中でも体育館で授業が、今後あると思いますし、クラブ活動もあると思いますが、この体育館での空調の設置の必要性についてどうお考えか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 空調設備設置の必要性についてお答えをいたします。 小・中学校の体育館には、教育活動の場としてだけでなく、災害時には避難場所となることから、換気扇の設置や地窓への網戸設置などを進めてきており、暑さ対策、熱中症防止対策に努めているところです。体育館へのエアコン設置は、本市としても重要な課題であるというふうに認識しており、国への要望を行っているところです。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 国への要望を行っているということでありますが、体育館への空調設置は、全国的には2022年9月1日現在の調査で15.3%の設置率ですから、緒に就いたばかりだと思います。そうした中で、政府は2023年7月31日付で、避難所における空調設備の設置についてという事務連絡を、都道府県の防災担当と教育委員会宛てに出しております。その中で、指定避難所に指定されることが多い学校施設については、熱中症対策として、防災部局と教育委員会が連携をして、積極的に空調設備の設置を検討することが重要だと指摘しており、同時に活用できる財政措置、2つですけども、これも紹介をしています。緊急防災・減災事業債と学校施設環境改善交付金があるんですけども、これを活用して空調を設置するという検討はされているんでしょうか、お聞きします。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 先ほどおっしゃられました2つの、地方債であったり国の交付金を活用した計画ということでございますけれども、空調設備、エアコンの設置につきましては、おっしゃるとおり、緊急防災・減災事業債、それから学校施設環境改善交付金といった財政措置がございます。ただこの整備には多額の費用がかかるほか、ランニングコストが多くかかってくるというような課題もありまして、現時点では整備が困難というふうに考えております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 教育長は必要だというふうにおっしゃいましたが、今後、計画として上がってくるのかどうか、その辺、全然もうそういう気持ちはないのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 失礼いたします。 先ほど教育長のほうからも国への要望という話があったと思います。やはりもし実施するということになりますと、整備費用だけではなくてランニングコストもかかるということから、そういったことも踏まえた財政措置というのを、現在、国に要望しているところでございます。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) それでは、市長にお聞きしますけども、能登半島地震を受け、災害対策の抜本的強化が求められております。同時に、児童・生徒の命と健康を守ることも含め、学校体育館への空調の設置、必要だと思いますけども、どういう見解か、お願いします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、学校体育館への空調設備の設置についてお答えをさせていただきます。 現在、全ての小・中学校の普通教室と常時使用している特別教室については、県内でもいち早く空調設備の整備が完了しております。また、これまで体育館での暑さ対策、熱中症対策では、換気扇の設置や地窓への網戸設置、スポットクーラーや大型扇風機の導入など、積極的な教育環境の整備に努めてまいりました。先ほど教育次長が申し上げましたとおり、体育館へのエアコン設置につきましては、私も確かに必要であるとは思いますけれども、非常に多額の設置費用やランニングコストが必要であることから、現時点では、財政面から見ても、整備は困難であると考えております。議員から提案のあった学校施設環境改善交付金につきましても、もう少し、市町村が現実的に活用が可能となるよう、補助率のかさ上げや運用経費を含め、体育館の空調設備に係る十分な財政措置を講じるよう、市長会を通じて国に要望を、今現在も行っております。今後も引き続き、機会を捉え、国への要望を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 引き続き努力していただくようお願いをします。 では最後に、市役所内の業務内容の市民への周知についてお聞きをします。 この間、寄島、金光の支所機能の変更や工業団地推進室のまちづくり課への統合、あるいは健康福祉部内の課の再編や課の名称変更などが行われてきました。そのため、改めて市民への業務内容等の周知が必要だと思っとります。その上でお聞きしますけども、こういう変更点について、今までどういう方法で市民への周知をしてきたのか、まずお聞きします。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 それでは、業務内容の市民への周知についてお答えをします。 御質問の支所機能の変更を目的とする組織再編は令和6年4月1日付で、健康福祉部内の課の再編を目的とする組織再編は令和5年4月1日付で、いずれも実施をしております。いずれの組織再編も、市の広報紙でのお知らせのほか、市のホームページにその内容を掲載するとともに、令和6年4月1日付の組織再編につきましては、笠岡放送のテレビ広報あさくちでも市民皆様へお知らせしているところでございます。 その周知内容といたしましては、令和5年4月1日付の健康福祉部における組織再編は、所管業務の変更を内容とするものであったことから、変更とする業務名とその所管課を周知の内容といたしました。また、令和6年4月1日付の各総合支所の産業建設課を産業建設部と上下水道部の各課へ集約し、産業建設部を現在の分庁舎に、上下水道部を金光総合支所へ配置した組織再編については、所管業務の変更ではなく主に所在地を変更する内容であったことから、集約先の本庁の課や変更後の所在地を周知の内容といたしました。また、支所業務の本庁への集約により市民サービスが低下しないよう、令和6年4月1日から遠隔相談窓口を設置し、笠岡放送にてその内容を紹介いたしました。現在は、ユーチューブ、浅口市公式チャンネルにて公開をしております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) そういう周知をしてこられたということであります。ここに暮らしの便利帳という冊子があります。防災のことや、あるいは公共施設の紹介、市役所担当窓口等が紹介されておりますけども、これは平成25年6月に発行されたもので、10年以上たっております。この便利帳の改訂版の発行についてはできないものか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼いたします。 暮らしの便利帳についてお答えをいたします。 暮らしの便利帳の改定についてでございますが、本市がデジタル化を進めていることでありますとか、冊子では更新に時間がかかり情報がすぐに古くなってしまうということから、現在、冊子での配布は行っておらず、ホームページに最新の情報を記載しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 質問を変えますが、ホームページが新しくなりました。トップページに魅力的な写真もあり、評価を得ているものだと思いますが、ただ業務内容について、もっと上に、そしてもっと大きく分かりやすく、そういう改良はできないものかお聞きします。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) それでは、お答えをいたします。 本市のホームページにつきましては、3月末にリニューアルをしておりまして、メニュー枠を大きくし、視覚的に探しやすくしているほか、AIチャットボットを導入して、欲しい情報を探しやすくするなど、利便性の向上を図っているところでございます。市役所内の業務内容につきましては、このリニューアルしたホームページに掲載をしており、また組織再編があれば、広報紙でもお知らせをしているところでございますので、こちらを御覧いただければと思っております。 先ほど議員のほうからもっと見やすくするようにという御質問がございました。リニューアルしたホームページにつきましては、運用開始から、今、2か月ほど経過したところでございます。先ほどの意見を含めまして、皆様からの意見を伺いながら、改善できることは改善してまいりたいというふうに考えております。ホームページに関し、御不明な点がございましたら、遠慮なく市役所のほうへお問合せいただければと思っております。今後もより見やすいホームページとなるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 最後に市長にお聞きをしたいと思います。 市民が一番知りたいのは、イベントなどの情報もさることながら、新しいことが起こったり、困ったことが起きたときに、市役所のどこに電話したりどこに行ったらよいかだと思っております。また、高齢の方は紙ベースでの一覧表等も必要だと思います。市民への業務内容の周知について、見解をお願いします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 市役所業務の周知ということでございますけども、先ほど担当部長が申し上げましたとおり、組織再編により、市民皆様に御不便をおかけしないよう、広報紙やホームページ等で適切な広報に努めております。質問にあります暮らしの便利帳につきましては、改訂版の発行は考えておらず、デジタル化を進める意味でも、ホームページ上に最新版を掲載しております。今後も組織再編を実施する必要が生じた際には、その内容に応じて様々な広報媒体を活用するとともに、適切な内容を市民皆様に周知してまいりたいと考えております。 御高齢の方の紙ベースということですけれども、分からなかったら遠慮なく市役所のほうに御連絡いただけたらと思います。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 桑野議員。 ◆13番(桑野和夫) 市民が知りたい情報が的確に知ることができるよう、引き続きの改善を要望して、質問を終わります。 ○議長(伊澤誠) 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会とします。 明日は本会議を午前9時30分より開議しますので、御参集ください。 御苦労さまでした。            午後2時32分 散会...